下諏訪町議会 2017-02-27
平成29年 3月定例会−02月27日-01号
平成29年 3月定例会−02月27日-01号平成29年 3月定例会
平成29年3月
下諏訪町議会定例会会議録
(第1日)
議員の席次並びに出欠
1番 中 村 奎 司 出 8番 森 安 夫 出
2番 欠 員 9番 岩 村 清 司 出
3番 宮 坂 徹 出 10番 金 井 敬 子 出
4番 田 嶋 彰 出 11番 中 村 光 良 出
5番 林 元 夫 出 12番 藤 森 スマエ 出
6番 青 木 利 子 出 13番 小 池 忠 弘 出
7番 河 西 猛 出
出席議会事務局職員 出席総務課職員
議会事務局長 高 木 秀 幸
庶務人事係長 吉 池 泰 宜
庶務議事係長 樫 尾 光 洋
説明のために出席した者
町長 青 木 悟
健康福祉課長 増 澤 功 生
副町長 小 林 繁 人
産業振興課長 伊 藤 俊 幸
教育長 松 崎 泉
建設水道課長 山 田 順 一
総務課長 山 田 英 明 消防課長 北 澤 浩 司
税務課長 河 西 正 訓
会計管理者兼会計課長
吉 澤 計 一
住民環境課長 高 橋 孝 一
教育こども課長 高 橋 良 司
監査委員 星 野 岳 生
本日の会議日程 平成29年2月27日(月)午前10時00分
1.本日の議員の出欠並びに
会議成立宣告
1.開会に当たっての町長挨拶
1.
会議録署名議員の指名
1.
会期日程及び議案の
取り扱いの決定
1.
湖北行政事務組合議会の議員の
補欠選挙について
1.議案の上程、説明、一部即決、一部
委員会付託
1.付託議案の
委員長審査報告、質疑、討論、採決
1.議案の上程、説明
1.平成29年度
予算議案の上程
1.町長の
予算施政方針の説明
本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
開 会 午前10時00分
△<本日の議員の出欠並びに
会議成立宣告>
○議長 おはようございます。大変御苦労さまでございます。ただいま定刻の午前10時でございます。ただいまから平成29年3月
下諏訪町議会定例会を開会いたします。
本日の議員の出欠を御報告いたします。ただいま出席している議員は12人であります。よって、本会議は成立をいたしました。
本日は、報道と
議会事務局による
ストロボ等を使用した写真撮影を許可いたしますので、よろしくお願いいたします。
ただいまから会議を開きます。
△<開会に当たっての町長挨拶>
○議長 町長から招集の御挨拶があります。
○議長 町長。
◎町長 おはようございます。3月定例会の開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
本日は、議会の招集をお願い申し上げましたところ、議員の皆様におかれましては、何かとお忙しい中、御出席を賜り、ここに開会することができましたことに心より感謝を申し上げます。
去る1月31日、
津金裕美議員が急逝をされました。
津金議員におかれましては、平成16年12月、ちょうど私と時を同じくして初当選をされて以来、副議長を初め
生活文教常任委員会委員長、
議会選出の
農業委員会委員、
監査委員など数多くの要職を歴任され、町民の福祉向上及び町政発展のために大変な御活躍をいただきました。突然のこの早過ぎると言える逝去は、町にとって、そして私にとっても大変残念なことでございます。本日、御遺族の皆様方もお越しをいただいておりますが、改めて
津金議員の生前の御功績に対しまして敬意を表しますとともに、謹んで哀悼の意を表したいと思います。
さて、本定例会で御審議をお願いいたします案件でございますが、
人事案件が1件、条例関係が10件、その他が3件、
補正予算が5件、各会計の平成29年度予算が10件、
報告事項が1件の合わせて30件となります。
各議案の内容につきましては、後ほど提案説明をさせていただきますが、ここで概略を申し上げます。
議案第1号は、
監査委員の故津金裕美さんの後任をお願いする
人事案件であります。
議案第2号は、土地の取得についてでありますが、旧
労災リハビリテーション跡地につきまして本年度中に引き渡しを受けるため早期の契約締結が必要なことから、初日の議決をお願いするものです。
議案第3号から議案第12号につきましては、それぞれ条例の制定また一部を改正するものであります。
議案第13号は、
広域連合規約の変更について
関係地方公共団体の議会の議決を経なければならないとされていることから、お願いをするものでございます。
議案第14号は、町道路線の変更であります。
議案第15号から議案第19号につきましては、平成28年度の
補正予算であり、一般会計のほか三つの
特別会計及び
下水道事業会計をお願いするものです。
議案第20号から議案第29号まで、平成29年度の予算案10件につきましては、後ほど
予算施政方針で御説明をさせていただきます。
また、報告第1号といたしまして、災害賠償に係る専決処分につきまして御報告をさせていただきます。
なお、新年度予算当初予算に計上しております儀象堂の改修事業につきまして、平成28年度の国の
補正予算を活用した補助事業に要望したところ、3月中に採択の見込みとなったため、通知を待ちまして
補正予算の追加上程をさせていただきたいと考えております。
以上、概略を申し上げましたが、新年度の施策を推進していくための予算案や条例など、町政を執行するための幅広い内容の議案を御審議いただきます大事な議会でございます。よろしく御審議の上、御議決を賜りますようお願いを申し上げ、開会に当たっての御挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
△<
会議録署名議員の指名>
○議長 次に、日程第1 本定例会の会期中における
会議録署名議員を議長から指名いたします。11番
中村光良議員、12番
藤森スマエ議員、13番
小池忠弘議員、以上の3議員にお願いいたします。
○議長 ここで議長から一言申し上げます。前
生活文教常任委員長、副議長、また
議会選出の
監査委員でありました
津金裕美議員におかれましては、去る1月31日に御逝去されました。まことに痛恨のきわみでございます。ここにありし日の故人をしのびまして、深く哀悼の意を表するため、追悼の言葉と黙祷をささげたいと思います。
なお、御遺族様をお招きしてございますので、御報告いたします。
初めに、追悼の言葉をささげます。議会を代表して、
青木利子生活文教常任委員長、登壇の上、追悼をお願いいたします。
○議長
青木利子委員長。
◎
生活文教常任委員長(青木) 追悼の言葉。
春の足音も聞こえてきそうな今日ここに、3月
定例議会に臨み、皆様のお許しをいただき、去る1月31日、62歳のとうとい御生涯を終えられた
津金裕美議員の御遺影をお迎えし、謹んで哀悼の言葉を申し上げます。
あなたが逝かれてから1カ月余りがたち、あのころの厳しい寒さも和らぎ、花の便りも聞こえてきそうな春に近づきました。裕美さん、裕美さんと、議員はもとより職員を初め町内外の皆さんから慕われていたあなた。あなたがそこにいるだけで場が華やかになり、笑いの絶えない輪が幾重にも広がって、周りの人全てに気配りされていたあなたの姿が思い出されます。左手に
ビールジョッキ、右手で肩を抱き、みんなで合唱することが大好きでしたね。
あなたには幾つもの伝説があります。最も忘れられないのが石けんの問題一つで
一般質問を60分間されたということです。裕美さんは平成16年12月、1期目の
青木悟町長が就任されるのと同じ時期に
町議会議員として当選され、そのすぐ後の3月議会のことでした。
若葉マークの新米議員にもかかわらず、
一般質問で裕美さんは15分だけでもやりますと堂々と登壇され、それが何と
石けん一つをテーマに60分フルに質問され、町長を初め理事者や課長、聞いている私たち議員も圧倒されたことが昨日のことのように思い出されます。
裕美さん、あなたのパワフルな行動からたくさんのエピソードがありますが、その中でもあなたのボートに対する情熱は誰にもまねできるものではありませんでした。
ボート監督として早朝練習では、私たちのような
ボート初心者へ愛情のある叱咤激励、差し入れの数々。
全国交流レガッタへは毎年
議員全員で参加するんだよと強いリーダーシップ、それが実を結び
チーム下諏訪として一致団結し、裕美さんが一番望んでいた男女ともに優勝という快挙につながっていったと思っています。
5人の女性議員がいる議会はほかには余りなく、こぐ選手もコックスも
全員女性議員で全国大会に出場したことは私にとってとても誇らしい思い出です。昨年の全国大会には残念ながら裕美さんは参加できませんでしたが、
議会チームは2年連続で予選を通過し決勝へ進むことができました。あなたに見てほしかった。
議会活動では、副議長や
生活文教常任委員長として、また
議会選出の
監査委員を2期務められ、その手腕は大変見事でした。
月例監査報告時などには必ず職員の皆さんへ慰労の言葉を述べられたとお聞きするたびに、あなたの細やかな心遣いに感服していたところでもありました。
地域では町内会長の奥様として伴侶を支え、地域の活性化のために御尽力され、また裕美さんの応援団体である
生活クラブでは、さまざまな活動を通じて、会の発展のために御尽力され、特に庁舎と学校給食の食器洗いへの石けんの導入には精力的に取り組まれ、
諏訪湖浄化のために活動もされてきましたね。
裕美さん、いまだにあなたの今年の
名刺交換会でのあでやかな着物姿が忘れられません。「母からのプレゼントの着物よ」と、うれしそうに話され、いかにお父様、お母様に愛され慈しまれて育ったことか、あなたは輝いていました。裕美さん、あなたの大きな心で包み込んでくださった12年間、ともに
議会活動ができたことを本当に光栄に思います。今、あなたの存在の大きさをひしひしと感じています。あなたのいなくなった空白を私たち12人の議員が力を合わせて町民の皆さんの福祉の向上のために尽くします。裕美さん、1月25日に
諏訪赤十字病院に伺ったのが最後になってしまいました。別れ際に、「また来るね」と笑顔を交わしたのに、あなたは逝ってしまわれ、とてもせつないです。
62年間、全力投球で議会に子育てに地域のために駆け抜けた御生涯に心より拍手を送ります。これからは天空から私たちをいつまでも見守りください。たくさんの思い出と御指導に感謝し、みたまの休まらんことをお祈りしながら、お別れの言葉といたします。
平成29年2月27日
下諏訪町議会生活文教常任委員長 青木利子
○議長 それでは、ここで黙祷をささげたいと思いますので、全員起立し、御遺影のほうへお向きいただきたいと思います。
〔 全員起立 〕
○議長 黙祷。
〔 黙 祷 〕
○議長 お直りください。
それでは、御遺影をお送りしたいと思いますので、そのままでお願いいたします。
ありがとうございました。御着席ください。
〔 全員着席 〕
△<
会期日程及び議案の
取り扱いの決定>
○議長 次に日程第2、第3 本定例会の
会期日程及び議案の
取り扱いについて、
議会運営委員長から報告願います。林
元夫委員長、登壇の上、御報告願います。
○議長 林
元夫委員長。
◎
議会運営委員長(林) 大変御苦労さまでございます。
議会運営委員会から御報告いたします。
本定例会に当たり、去る2月22日水曜日、午前9時から
議会運営委員会を開催し、会期及び
議事日程につきまして協議をいたしましたので、その結果について御報告いたします。
会期は、2月27日月曜日から3月22日水曜日までの24日間といたしました。
会期日程につきましては、皆さんのお手元に御配付してあります
会期日程表に示されているとおりでございます。
本日は日程に従い、現在欠員となっております
湖北行政事務組合議会の議員の選任について
補欠選挙を行います。
次に、議案第1号につきましては
人事案件でありますので、上程に先立ち本会議を一旦休憩し、直ちに
全員協議会を開催し御協議を願い、議案の態様を整えて本会議を再開し、議案の上程、説明を行い、質疑、討論を経て即決といたします。
続いて、議案第2号につきましては、本年度中の土地の引き渡しにかかわる事務処理を速やかに行うことが必要であるため早急に議決すべき議案と判断し、議案の上程、説明、質疑を行い、所管の
総務経済常任委員会へ付託いたします。そこで本会議を一旦休憩し、直ちに
総務経済常任委員会を開き、議案の審査をお願いいたします。委員会が終了した時点で本会議を再開し、委員長から
審査報告を願い、それに対する質疑、討論を経て採決を行います。その後、議案第3号から
議案番号順に従い議案の上程、説明を行います。
議案第20号から議案第29号までの平成29年度
会計予算につきましては、一括上程した後、町長から
予算施政方針の説明をいただき、本日の日程を終了といたします。
2日目の2月28日から5日目の3月3日までは
議案調査日として休会といたします。
6日目の4日、7日目の5日は土曜日及び日曜日のため休会といたします。
8日目の6日は、
議案調査日として休会といたします。
9日目の7日は、午後1時30分から本会議を開会し、議案に対する質疑を行い、所管と目される委員会に付託いたします。引き続き、陳情につきましても、その所管と目される委員会に付託いたします。議案及び陳情の付託先につきましては、お手元に御配付してあります付託表に示されているとおりでございます。続いて、
報告事項1件が提出されておりますので、質疑を行い、9日目の日程を終了といたします。
10日目の8日、11日目の9日は、午前9時から本会議を開会し、
一般質問を番号順に行います。
一般質問は2日間といたします。
12日目の10日は、午前10時から各
常任委員会の審査をお願いいたします。
13日目の11日、14日目の12日は、土曜日及び日曜日のため休会といたします。
15日目の13日から18日目の16日は午前10時から各
常任委員会の審査をお願いいたします。
19日目の17日は、午前9時から
広報特別委員会、午前10時から
バイパス対策特別委員会、午前11時から砥川治水・
赤砂崎防災公園化等対策特別委員会の審査をお願いし、午後は
委員長報告書の作成日といたします。
20日目の18日から22日目の20日までは、土曜日、日曜日及び祝日のため休会といたします。
23日目の21日は
委員長報告書の作成日といたします。
24日目の22日は、午前9時から
議会運営委員会を開催し、予定されます
意見書案等の
取り扱いについて協議いたします。続いて、午前10時30分から
全員協議会を行い、午後1時30分から本会議を開会いたします。まず、各委員会の
議案審査報告を委員長にお願いし、それに対する質疑、討論を経て採決を行います。続いて、陳情の審査結果について
委員長報告を願い、質疑、討論の上、その
取り扱いを決定します。
なお、平成28年度及び平成29年度の
一般会計補正予算に関する議案が、今会期中に追加提案される予定でありますので、提案のありましたところでお願いし、3月定例会の全日程を終了することにいたしました。
以上、
議会運営委員会の協議の結果について、御報告いたします。よろしくお願いいたします。
○議長 ただいま
議会運営委員長から御報告がありました
会期日程及び議案の
取り扱いについて、質疑のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 質疑ございませんので、
会期日程及び議案の
取り扱いにつきましては、ただいまの
委員長報告どおり決定することに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声)
○議長 異議ないものと認めます。よって、
会期日程及び議案の
取り扱いにつきましては、ただいまの
議会運営委員長の報告どおり決定いたしました。
△<
湖北行政事務組合議会の議員の
補欠選挙について>
○議長 次に進みます。日程第4
湖北行政事務組合議会の議員の
補欠選挙についてを議題といたします。
津金裕美議員の御逝去に伴い、
湖北行政事務組合議会の議員が欠員となっておりますので
補欠選挙を行います。
お諮りいたします。選挙の方法につきましては、
地方自治法第118条第2項の規定により指名推選により行いたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声)
○議長 異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決しました。
お諮りいたします。指名の方法については、議長において指名したいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声)
○議長 異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決しました。
議員に宮坂 徹議員を指名いたします。
お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました宮坂 徹議員を、
湖北行政事務組合議会の議員の当選人と定めることに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声)
○議長 異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました宮坂 徹議員が当選されました。
ただいま当選されました宮坂 徹議員が議場におられますので、本席から
下諏訪町議会会議規則第32条第2項の規定により、当選告知をいたします。
ここでお諮りいたします。次の日程第5 議案第1号
監査委員の選任については
人事案件でありますので、議案整備のため、ここで暫時休憩とし、直ちに
全員協議会を開きたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声)
○議長 異議なしと認めます。よって、ただいまから暫時休憩といたします。ただいま午前10時23分でございます。再開は
全員協議会終了後といたします。それでは
全員協議会室へ御参集願います。
休 憩 午前10時23分
再 開 午前10時40分
○議長 ただいま午前10時40分でございます。休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。
△<議案の上程、説明、一部即決、一部
委員会付託>
○議長 次の日程は、
監査委員の選任であります。
地方自治法第117条の規定により、田嶋 彰議員には除斥を求めます。
〔田嶋 彰議員 退席〕
○議長 日程第5 議案第1号
監査委員の選任についてを議題といたします。
事務局長に議案の朗読をさせます。
○議長
事務局長。
◎
議会事務局長(高木)
監査委員の選任について
下記の者を
監査委員に選任したいから、
地方自治法(昭和22年法律第67号)第196条第1項の規定により、議会の同意を求める。
平成29年2月27日 提出
下諏訪町長 青 木 悟
記
住 所 下諏訪町3134番地7
氏 名 田 嶋 彰
生年月日 昭和20年9月4日
以上です。
○議長 次に提案者に議案の説明を求めます。
○議長 町長。
◎町長
監査委員の選任につきまして御説明を申し上げます。
議会選出の
監査委員につきましては、平成25年5月より
津金裕美議員にお願いをしてまいりました。3年9カ月の間、町の
行財政全般の執行につきまして、公平な立場で精力的に監査業務をお務めいただきましたことに改めて感謝を申し上げる次第でございます。
このたび
津金議員の御逝去に伴い、後任といたしまして田嶋 彰議員を選任いたしたく、ここに御提案を申し上げます。
田嶋さんは御田町にお住まいでございます。
東京工業高等学校を卒業され、昭和39年
株式会社ヤシカに入社、昭和52年には
有限会社オサチセイコウを共同で設立、その後独立し、平成14年
ティーテックを設立されました。平成15年4月
下諏訪町議会議員に初当選され、現在2期目でございます。その間、
バイパス対策特別委員会委員長、
一般会計決算審査特別委員会委員長などを歴任されました。また、平成16年度には下諏訪町
衛生自治会連合会会長を務められ、町の環境衛生のために御尽力をいただきました。平成19年
株式会社ケアサポートふきのとうを設立し、
居住介護支援事業所、
訪問介護事業所、グループホームの運営に携わっておられます。
田嶋議員におかれましては、長年培われました豊富な経験と卓越した識見をお持ちでありまして、複雑多岐にわたる町行財政を精査していただく
監査委員として、まさに最適任者と考え、御提案を申し上げる次第でございます。よろしく御同意を賜りますようお願い申し上げます。
○議長 これより質疑を行います。質疑のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 質疑ありませんので、質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論のあります方は御発言願います。
○議長
藤森スマエ議員。
◆藤森議員 ただいま町長から提案されました田嶋 彰議員に対しまして、賛成の立場から討論をさせていただきます。
田嶋議員は現在まで5年9カ月にわたり議員を務められております。地域からの信頼も大変厚い議員であり、その間に先ほど町長からの説明があった役職以外にも
湖北行政事務組合議員、
特別会計決算特別委員会の委員長など歴任され、どの職についても申し分なくその職責を遂行されていることは、皆さんも御承知のとおりであります。豊富な経験から広い見識をお持ちになり、
監査委員として存分な活躍が期待できるものと確信し、賛成討論といたします。
○議長 ほかに討論ございますか。
(「なし」の声)
○議長 以上をもちまして討論を終結いたします。
本案について、これに同意することに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声)
○議長 異議なしと認めます。よって、本案につきましては、これに同意することに決しました。
田嶋 彰議員、お入りください。
〔田嶋 彰議員 着席〕
○議長 次に進みます。日程第6 議案第2号 土地の取得についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
産業振興課長。
◎
産業振興課長(伊藤) 御説明申し上げます。本議案につきましては、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、し
ごと創生拠点施設用地の取得について議決をお願いするものでございます。
取得を予定している土地につきましては、
議案書別記のとおり下諏訪町
社字小田野7001番、1万2,143.62平方メートル及び下諏訪町
社字山ノ神7183番1、1,040.87平方メートルの2筆で、合計面積は1万3,184.49平方メートル、約4,000坪の土地となります。
土地の所得に当たり、
厚生労働省との協議により価格交渉を重ねてまいりましたが、このたび町の要望を受けた
厚生労働省と財務省との売り払い協議が整い、町へ売り払い決定通知があったことから、本年度中の土地の取得を計画するものでございます。
土地の取得価格につきましては、財務省との協議の結果、売却金額が確定し、5,812万円となりました。単価といたしましては、1平方メートル当たり約4,408円、坪単価では約1万4,523円であります。
国としては土地と建物の一括売り払いという方針でありますが、国においての建物の評価額はゼロ円となり、建物については無償で譲渡を受ける形となっております。契約の相手方は
厚生労働省労働基準局となります。
今後の予定としましては、土地の取得について議決を賜り、直ちに
厚生労働省労働基準局と売買契約を締結し、本年度中に土地代金を納付して土地の引き渡しを受け、4月早々に不動産登記を完了する予定としております。しかしながら、この用地の取得について議会最終日の3月22日に議決をいただいてからの事務処理の手続となりますと、今年度中の土地の引き渡しが難しくなりますので、早急な議決をいただく必要があるということで即日決済をお願いするものでございます。
以上、説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長 これより質疑を行います。本案につきまして質疑のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 質疑ありませんので、質疑を終結いたします。
本案につきましては、
総務経済常任委員会に付託いたします。
ここで、お諮りいたします。暫時休憩にしたいと思いますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」の声)
○議長 異議なしと認めます。ただいま午前10時48分でございます。暫時休憩といたしますが、
総務経済常任委員会の皆さんは直ちに委員会を行いますので、
全員協議会室へ御参集ください。再開は
総務経済常任委員会終了後といたします。暫時休憩といたします。
休 憩 午前10時48分
再 開 午前11時20分
○議長 ただいま午前11時20分でございます。休憩前に引き続き本会議を再開いたします。
△<付託議案の
委員長審査報告、質疑、討論、採決>
○議長 それでは、休憩中に御審議いただきました議案について、
総務経済常任委員会の
審査報告をお願いいたします。中村光良常任委員長、登壇の上、御報告願います。
○議長 中村光良委員長。
◎総務経済常任委員長(中村光) それでは、
総務経済常任委員会より報告させていただきます。
議案第2号 土地の取得について
本委員会は、平成29年2月27日に付託された上記議案について審査した結果、原案どおり可決したから、会議規則第73条の規定により報告いたします。
審査の内容について報告します。
去る12月定例会で
補正予算が可決された旧
労災リハビリテーション跡地について、議会の議決に付すべき契約及び財政の取得に関する条例第3条により、国との土地の引き渡しに向けて本日の議決を求められたものです。
補正予算金額6,100万円に対し、最終的に5,812万円と決定した。土地は2筆合計1万3,184.49平米、平米単価は約4,408円、建物については無償とされた。
厚生労働省労働基準局との契約となるということです。
質疑では、地方創生推進交付金については、土地取得は対象外である。基盤整備交付金のほうでは、ソフト部分で検討がなされていくという説明がありました。なお、最終日の議決の場合と比較した点については、最終日では引き渡しが5月ころまでずれ込んでしまうという説明がありました。
価格について、解体の費用の面で考慮されているんですが、その中で豊中市の例もあり、PCBについては該当がしないと。アスベストが若干の予想もありまして、対策をとる場合300万とか400万とか、そういったレベルの量ではないかという判断がされています。
土壌の問題については、問題がないという判断がされていますが、豊中市の例もあり事後の瑕疵の判明については、今回の契約書の中に明示して万全な対策を講ずるという説明がありました。
討論では、
補正予算に反対したので取得にも反対である。また、町の将来にありがたい。産業面でも将来に向けてありがたい取得であると。価格も安く取得できて大変よかったと。それぞれの討論がありました。
採決の結果、挙手多数で可決しました。
以上、
総務経済常任委員会からの報告です。
○議長 次に進みます。議案第2号 土地の取得についてを議題といたします。これより総務経済常任
委員長報告に対する質疑を行います。質疑のあります方は御発言願います。
○議長 河西 猛議員。
◆河西議員 1点、質問をさせていただきます。取得価格につきましては相当実勢価格より安く購入されていると思いますが、これについての町の努力とか、またいろんな経緯についてお話はありましたか。
○議長 中村光良委員長。
◎総務経済常任委員長(中村光) 厚労省と財務省との間での数字がそういうふうになって、多分、先ほど報告した解体時の負担の可能性等も考慮されたのではないかという説明を受けたというふうに理解しています。
○議長 中村光良委員長。
◎総務経済常任委員長(中村光) 委員からの価格について交渉の成果なのかという質問に対して、そのとおりであるという答弁を受けています。
○議長 そのほかに質疑ございますか。
○議長 林 元夫議員。
◆林議員 土地の取得価格についてですね、普通の民間取引でいくと解体費用というのは、古い建物については差し引くというような取引をされております。要するに土地からまだ引くというような形になっていますけれども、その辺の討論というのはあったんでしょうか。質疑はありましたでしょうか。
○議長 中村光良委員長。
◎総務経済常任委員長(中村光) 先ほど報告した解体時に必要なのかなと、例えば蛍光灯とか、いろいろなそうした部分の処理代等も含めての価格かという質問が出て、今回の決定額に至ったという説明を受けたように記憶しています。
○議長 そのほかに質問ございますか。
(「なし」の声)
○議長 以上をもちまして質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 討論ありませんので、討論を終結いたします。
これより採決を行います。本案に賛成の方は挙手願います。
〔 挙手多数 〕
○議長 挙手多数。よって、本案は原案どおり可決いたしました。
△<議案の上程、説明>
○議長 次に進みます。日程第7 議案第3号 下諏訪町農業委員会の委員の定数を定める条例の制定についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
産業振興課長。
◎
産業振興課長(伊藤) 御説明申し上げます。本議案につきましては、平成28年4月1日から施行された改正後の農業委員会等に関する法律により、農業委員の選出方法について従前の選挙制と市町村長の選任制を廃止し、市町村長の任命制とする農業委員会改革が行われたことを受け、同法第8条第2項の規定に基づき下諏訪町農業委員会の委員の定数を定める条例を制定するものでございます。
それでは、内容について別記により御説明いたします。第1条では、趣旨として、委員の定数について政令で定める基準に従い定めることを明記しております。第2条では、農業委員会の定数を8人と定めております。
また、附則におきまして、この条例の施行日を公布の日からとするとともに、従前の下諏訪町農業委員会の選挙による委員の定数条例は廃止しております。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどよろしくお願いいたします。
○議長 日程第8 議案第4号 下諏訪町埋蔵文化財センター条例の制定についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
教育こども課長。
◎
教育こども課長(高橋良) 御説明申し上げます。本議案につきましては、国の史跡指定を受けました星ヶ塔黒曜石原産地遺跡を広く紹介するための展示・研究・保存管理施設として、また星ヶ塔遺跡を初めとする遺跡や町内の埋蔵文化財に対する町民の学習の場として、さらには文化の向上や観光振興に寄与する拠点施設として運用を開始する埋蔵文化財センターの設置及び管理について必要な事項を定めるため制定するものでございます。
第1条に趣旨を、第2条に設置を、第3条に埋蔵文化財センターの名称と位置を規定しています。
第4条、職員では、館長及び学芸員のほか必要な職員を置くこととし、第5条、休館日及び開館時間では、隣接する儀象堂に合わせた管理運営を行うため年中無休とし、3月から11月までは午前9時から午後5時30分まで、12月から翌年2月までは午前9時から午後5時までの開館としております。
第6条の入館料は、基本的には時の科学館儀象堂の入館料に含まれるものとしますが、29年度につきましては儀象堂の改修工事が予定されているため、工事期間中に限り諏訪湖博物館赤彦記念館の入館料と同額といたします。30年度以降は儀象堂との一体的な運営を考慮する中で、適正な入館料の額や減免規定等について改めて検討する予定としております。
第7条で儀象堂の工事期間中の減免について、第8条で運用に関し必要な事項は教育委員会が別に定める旨を規定しております。
なお、附則第1項では施行日を平成29年4月1日とし、第2項では埋蔵文化財センターの供用開始の日は告示で定めることを規定しています。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長 日程第9 議案第5号 下諏訪町職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長 総務課長。
◎総務課長(山田英) 御説明を申し上げます。下諏訪町職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、近年の少子高齢化の進展や育児・介護と仕事の両立を支援していく社会情勢の中にあって、民間を含めた労働法制の見直しが行われ、地方公務員の育児休業等に関する法律の一部が改正されたことを受け、職員も働きながら育児や介護のしやすい環境整備を進めるものです。
主な改正点としましては、第4条は人事院規則及び県の準則に基づき、現在の就業時間の運用状況を踏まえて休息時間の規定を廃止するものです。
第5条の2第1項では、子を常時養育する者として主に配偶者と限定していましたが、この要件を拡大し実際に養育が開始されている養子縁組などについても育児休業等の対象の子とする規定を新たに追加するものです。
第5条の3は、これまで深夜勤務の制限と時間外勤務の制限の規定を一つにまとめたものであります。第2項において、3歳に満たない子のある職員については、災害その他避けることのできない事由に基づく臨時的な勤務以外にあっては、時間外勤務を免除する規定を新たに加えております。
第8条は、後ほど御説明する介護時間を追加するものです。
第12条は、現在、介護休暇の期間を要介護者の一つの要介護状態ごとに連続する6カ月の期間内として認めておりますが、これを3回まで分割して休暇取得ができるよう改め、要介護状態の変化にも対応ができるよう改正するものです。
第12条の2は、介護時間の規定を新たに加えるものです。介護については急性期のニーズとは別に日常的なニーズへの対応が求められることから、第1項では介護のため勤務しないことが相当と認められる場合には連続する3年までの期間を承認できることとし、第2項は1日につき2時間を超えない範囲で承認する規定となります。
第14条は創設した介護時間の字句追加となります。
なお、附則については施行日を平成29年4月1日からとし、条例改正前に介護休暇の承認を受けている場合の経過措置を設けております。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 日程第10 議案第6号 職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長 総務課長。
◎総務課長(山田英) 御説明申し上げます。職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、下諏訪町職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部改正と同様に、職員が働きながら育児や介護のしやすい環境整備を進めるため、地方公務員の育児休業等に関する法律の一部改正に基づき制度の拡大を図るものです。
最初の題名の改正については、町の例規整備の一環で頭に「下諏訪町」の文字をつけることとしたものです。
主な改正点といたしましては、第2条については育児休業をすることができない職員の要件を緩和し、一定の要件を満たす非常勤職員についても育児休業を取得することができることとするものです。また、職員が配偶者の就労状況や育児休業取得の有無等にかかわらず育児休業を取得できるよう改正しております。
第2条の2では、これまで育児休業の対象となる子の範囲が、法律上の親子関係にある子に限定されていましたが、その要件を拡大し養育里親である職員に委託されている子も対象とするものです。
第2条の3では、非常勤職員が育児休業を取得する場合は、第1号で子が1歳に到達する日まで、第2号で配偶者が育児休業している場合は1歳2カ月まで、第3号で子の保育園の入所を希望していても入所できない場合など、特に必要と認められる場合には1歳6カ月まで育児休業の取得を可能とするものです。
第2条の4では、子の出生後に最初の育児休業をした場合、特別の事情がなくても再び育児休業が取得できる期間を国家公務員と同様に、子の出生日から57日と規定するものです。
第3条は、育児休業の承認について特別な事情がある場合には再度取得ができることとするものです。主なものといたしましては、非常勤職員について勤務の任期が引き続き更新され、子の1歳到達日以降に育児休業が継続的な勤務のために必要である特別な事情がある場合などを定めております。
第5条は、職員以外の子の親が常時その子を養育できる状態となった場合でも育児休業の取り消し事由とはしないとするものです。
第7条では部分休業をすることができない非常勤職員について第2条との整合性を図って緩和するとともに、第8条では部分休業についての根拠を明示しております。
なお、附則については施行日を平成29年4月1日からとしております。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第11 議案第7号 下諏訪町一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長 総務課長。
◎総務課長(山田英) 御説明を申し上げます。下諏訪町一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例につきましては、下諏訪町職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部改正と同様に、介護に当たり時間単位の休暇取得を可能とするため所要の改正を行うものです。
内容といたしましては、第37条の給与の減額規定から新たに追加する介護時間を除外するための改正となります。
附則については施行日を平成29年4月1日からとしております。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 日程第12 議案第8号 下諏訪町一般職の職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長 総務課長。
◎総務課長(山田英) 御説明申し上げます。下諏訪町一般職の職員の特殊勤務手当条例の一部を改正する条例につきましては、現在、一般職の職員に支給されている特殊勤務手当のうち、二つの手当についてそれぞれ廃止、見直しをさせていただくものです。
まず第6条の清掃作業手当については、湖周ごみ処理施設の稼働により当町の清掃センターにおいての業務従事が終了となることから廃止するものです。
また、第9条第2項の図書館等勤務手当については、週休日が相違する教育こども課の文化センター、図書館、体育館、博物館に従事する職員に対して支給されている手当であり、これまでは月額3,000円の支給としておりましたが、県の指導もあり、休館日を除く土日、祝日に従事した場合には勤務実績によって1日当たり300円を支給するよう見直しを行うものです。いずれも事前に職員組合と交渉を行い、了解を得ているものでございます。
附則については、施行日を平成29年4月1日からとしております。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 日程第13 議案第9号 下諏訪町税条例等の一部を改正する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長 税務課長。
◎税務課長(河西) 御説明申し上げます。下諏訪町税条例等の一部を改正する条例につきましては、社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための地方税法及び地方交付税法の一部を改正する法律等の一部を改正する法律が、平成28年11月28日に施行されたことを受け、所要の改正を行うものです。この一部改正条例は、新たに改正する1条と平成28年度改正条例を改正する第2条の2条立てとなっています。
まず初めに1条関係ですが、第36条には特定非営利活動促進法の一部改正により、「仮認定特定非営利活動法人」が「特例認定特定非営利活動法人」と改められたことによる名称変更です。
次の附則第7条の3の2は、消費税率の引き上げ時期が平成31年10月に先送りになったことに伴い、個人住民税における住宅ローン控除制度の適用期限を延長するものになります。
続いて第2条による改正ですが、地方税法等の一部を改正する等の法律に基づき、平成29年4月から消費税率10%への引き上げが行われる前提で、平成28年3月31日付の専決処分にて条例改正を行いましたが、消費税率の引き上げ時期が平成31年10月に先送りになったことに伴い、整合性を図る上から関係部分の施行日前に一部改正条例の規定を改め、適用年度の改正を行うものです。基本的に第2条による改正の前段部分は、一旦改正前の状態に戻すためのものになります。次に、2ページから6ページにわたって追加する第1条の2の改正は、前段で改正前に戻した内容を消費税率が10%となる平成31年10月に合わせて改めて整備し直すものとなります。
主な改正点としましては、次の18条の3は軽自動車税において自動車取得税を廃止し新たに環境性能割を創設することとし、環境性能割との整合性を図るため、「軽自動車税」を「種別割」に名称変更するものです。
次に、第34条の4は法人町民税の税率を現在の9.7%から6%に引き下げるものです。これは地域間の税源の偏在性を是正し財政力格差の縮小を図るため、法人町民税の税率を現在の9.7%から6%に引き下げ、地方交付税の原資とするための改正です。
第80条は軽自動車税の納税義務者等に伴う規定を整備するもので、「軽自動車税」を「種別割」に名称変更するものです。
第81条は軽自動車税のみなす課税、取得者として軽自動車税を課する規定について規定するものです。
3ページの第81条の2は、税条例において規定することとされている日本赤十字社の所有する軽自動車等に対する軽自動車税の非課税の範囲の規定。81条の3は環境性能割の課税基準の規定。81条の4は環境性能割の税率の規定。第81条の5は環境性能割の徴収の方法の規定。第81条の6は環境性能割の申告納付の規定。第81条の7は環境性能割にかかわる不申告等に関する過料の規定。81条の8は環境性能割の減免について規定するものです。
3ページの下段から5ページにかけての第82条から第91条は、現行の「軽自動車税」を「種別割」に名称変更する等の整備を行うものです。
次の5ページの附則の関係では、15条の2は軽自動車税の環境性能割の賦課徴収の特例。第15条の3は軽自動車税の環境性能割の減免の特例。第15条の4は軽自動車税の環境性能割の申告納付の特例。第15条の5は軽自動車税の環境性能割にかかわる徴収
取り扱い費の交付。第15条の6は軽自動車税の環境性能割の税率の特例の規定を新設しております。
5ページの下段から6ページにわたります附則第16条は、軽自動車税の種別割のグリーン化特例の1年延長及び環境性能割の導入に伴い現行の「軽自動車税」を「種別割」に名称変更する等の規定の整備となります。
続いて、6ページの上段の附則第1条第1号は、法人税割の税率引き下げ及び軽自動車税の環境性能割の導入の時期が変更となったことに伴う規定の整備。附則第2条の2は、法人税割の税率引き下げが変更となったことに伴う規定の整備。附則第4条は、軽自動車税の環境性能割の導入の時期が変更となったことに伴う適用年度の変更となります。また、附則第3条の2は、軽自動車税の環境性能割の導入の時期が変更となったことに伴う軽自動車税のグリーン化特例の1年延長にかかわる経過措置となります。
なお附則において、この条例の施行日は公布の日からとしております。ただし、第1条中第36条の2第1項ただし書きの改正規定は平成29年4月1日から施行となっております。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第14 議案第10号 下諏訪町老人福祉センター条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
健康福祉課長。
◎
健康福祉課長(増澤) 御説明申し上げます。下諏訪町老人福祉センター条例の一部を改正する条例につきましては、町内の各種団体が会議等で利用されていましたホテル山王閣が3月31日をもって事業廃止するに当たり、老人福祉センターの休館日であった日曜日及び祝日を開館し利用することができるようにするものです。
附則により施行期日は平成29年4月1日からとなります。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 日程第15 議案第11号 下諏訪町おんばしら館条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
産業振興課長。
◎
産業振興課長(伊藤) 御説明申し上げます。おんばしら館につきましては、平成28年4月24日にオープンし、4月、5月の御柱祭後も多くの方に御来館いただき、今年度の目標である1万8,000人を11月末に達成いたしました。1月末現在の有料入館者数は1万9,405人、免除団体等を含めた総入館者数は2万641人となっております。
本議案は、本年度運用する中でより多くの方に来館いただくため、年間を通じての開館、団体等の割引について、観光客、旅行業者、観光事業者の御意見をお聞きし、来館しやすい体制づくりと旅行商品としてのプランニングしやすい条件を整えるため、下諏訪町おんばしら館条例の一部を改正するものでございます。
それでは、別記により御説明いたします。主な改正点といたしましては、第4条第1項第2号の休館日を年中無休に改め通年開館といたします。また、入館料等の減免を規定する別表1において団体割引及び身体障がい者等の割引を追加し、大人の団体割引後の入館料を1人250円、身体障がい者等の入館料を150円、子供の団体割引後の入館料は1人150円、身体障がい者等の入館料を100円とさせていただくものでございます。
備考の2では団体割引の要件として20人以上を団体とし、3においては割引となる身体障がい者等の要件を追加させていただきました。
なお附則において、この条例の施行日を平成29年4月1日としております。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 ここでお諮りいたします。暫時休憩にしたいと思いますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」の声)
○議長 御異議ございませんので暫時休憩といたします。ただいま午前11時55分であります。再開は午後1時30分を予定いたします。暫時休憩といたします。
休 憩 午前11時55分
再 開 午後 1時30分
○議長 ただいま午後1時30分でございます。休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。
日程第16 議案第12号 下諏訪町都市公園条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
建設水道課長。
◎
建設水道課長(山田順) 御説明を申し上げます。下諏訪町都市公園条例の一部を改正する条例につきましては、都市公園の供用開始に伴う名称及び位置の追加、また整備に伴う赤砂崎公園における有料公園施設及び使用料を追加するものでございます。
改正の内容としましては、駅前広場の供用開始に伴い、第2条の表の都市公園に名称として「駅前広場」を、位置として「下諏訪町5315番地18」を追加するものです。また、赤砂崎公園左岸の整備に伴い、別表第1の表中「赤砂崎公園」へ有料公園施設として「多目的グラウンド」を追加しております。
この使用料の額については、別表第2の5赤砂崎公園の有料公園施設にかかわる使用料に「多目的グラウンド」を追加し、団体などが占用して使用する場合で営利、営業を目的としない場合は1時間につき500円、営利、営業を目的とする場合は1日につき5万5,000円とするものでございます。
なお、附則において施行日を平成29年4月1日としております。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いをいたします。
○議長 日程第17 議案第13号 諏訪
広域連合規約の変更についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長 総務課長。
◎総務課長(山田英) 御説明申し上げます。諏訪
広域連合規約の変更につきましては、平成29年度から平成33年度までの5年間を計画期間とする第4期諏訪広域連合広域計画の策定に当たり、広域連合が処理する事務と広域計画の項目の名称及び順番を整理するための一部改正です。
一つ目は、第4条及び第5条の第6号並びに別表第2の第6項に規定する諏訪広域連合の基金の運用に関する事務について、規約中の略称を「広域連合」に統一するため整理を行うものです。
二つ目は、第4条及び第5条の第12号並びに別表第2の第12項に規定する関係市町村の電算処理の調整に関する事務について、広域計画の策定委員会から「電算処理の調整」は古い用語なので表現を改めたほうがよいと、こういう意見があったことを踏まえ、「行政情報システムの導入及び共同化」と変更するものです。
三つ目は、第4条及び第5条の第15号並びに別表第2の第15項に規定する行政不服審査会の設置及び運営に関する事務について、昨年3月の規約変更では新たな事務として項目の一番最後に追加しましたが、広域計画の検討の中で関係する号及び項の順番の整理を行うものでございます。
なお、今回の規約変更によって追加や廃止をする事務はなく、平成29年度においても今年度と同様の事務を引き続き行っていくこととなっております。
また、附則については施行日を平成29年4月1日からとしております。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長 日程第18 議案第14号 町道路線の認定についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
建設水道課長。
◎
建設水道課長(山田順) 御説明申し上げます。町道矢木町3号線の路線認定は、道路法第8条第2項の規定により議会の議決を求めるものでございます。
別記の次に添付してあります図面をごらんください。赤い表示箇所が認定をお願いする部分となりますが、都市計画法第29条第1項の規定により、民間事業者が県知事から開発許可を受けた3,000平方メートル以上の開発行為により設置された道路であり、同法第39条の規定により当該道路は下諏訪町の管理に属します。また、同法第32条の規定により適切な管理を確保する観点から、あらかじめ協議を行い設置された道路であります。
起点は、下諏訪町字福ノ神101番17先で、町道蚊無川道線に接続し、終点は区域内を周回し下諏訪町字矢木西102番9先で、同路線に接続する延長203.82メートル、幅員5メートルから9.64メートルの道路で、町道認定基準に適合をしております。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第19 議案第15号 平成28年度下諏訪町
一般会計補正予算(第8号)を議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長 総務課長。
◎総務課長(山田英) 御説明申し上げます。平成28年度
一般会計補正予算(第8号)につきましては、歳入歳出それぞれ1億4,420万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ86億5,373万6,000円とするものでございます。
繰越明許費については、3ページの第2表繰越明許費のとおり設定をさせていただくものです。
2款3項戸籍住民基本台帳費の個人番号カード関連事業については、国における個人番号カードの円滑かつ安定的な発行に向けた対策の中で、全国的なカード発行の状況に鑑み、予算繰り越しの手続を進めることとなったため、町においても国に準じて対応するものです。
7款1項商工費の木落し坂広場公衆便所整備事業は、安全対策工事の進捗状況を見ながら着手する予定でいましたが、安全対策工事の現場には急傾斜地もあり、また冬場の積雪を伴う工事であることから、安全面への配慮を最優先する必要があると判断したため繰り越して実施させていただくものです。
8款4項都市計画費の八幡坂高札ひろば整備事業は、昨年12月に取得した高札ひろばの隣接地を県との協議により、街なみ環境整備事業として今年度の社会資本整備総合交付金を活用して公園として整備する計画ですが、冬場の施工となること、また十分な工期が確保できないことから繰り越して整備をするものです。
10款4項社会教育費の埋蔵文化財センター展示製作事業は、国の
補正予算を活用して昨年11月から製作を進めてまいりましたが、原寸大ジオラマ展示の、より詳細な復元に時間を要していることから、国・県との協議により繰越明許費で対応させていただき、ゴールデンウイーク前のオープンを目指してまいります。
それでは主な内容につきまして、歳入歳出予算事項別明細書で説明をいたします。
まず歳出の11ページをお願いいたします。2款1項4目財産管理費19節負担金補助及び交付金の1億688万8,000円は、今年度、町土地開発公社において公有用地として取得した3件の土地をそれぞれ売却いたしましたが、売却額が簿価を下回ったことから損失が生じており、いずれの土地も町にかわり公社に先行取得させたものであることから、大きな金額にはなりますが、本年度の決算見込みを踏まえ、後年度に負債を残さないよう一括して損失補填をするものです。
1件目は、高木の旧養護学校跡地グラウンドの売却に伴うもので、街なみ環境整備事業において公園として整備するため町へ売却いたしましたが、簿価の1億5,776万7,244円に対して売却額は6,390万円であり、損失補填は9,386万7,244円となります。
2件目は、国道20号西大路口交差点改良工事に伴い社東町用地の一つを国へ売却したことによるものですが、簿価の1,528万5,547円に対して売却額は615万7,128円であり、損失補填は912万8,419円となります。
3件目は、同じく町道東山田東町線道路改良工事に伴い、社東町用地の一部を町へ売却したことによるものですが、簿価の641万6,851円に対して売却額は252万4,714円であり、損失補填は389万2,137円となります。
25節積立金の489万5,000円は、一般寄附金として3件、23万円を賜りましたので財政調整基金に、またふるさとまちづくり寄附金として52件、466万5,000円を賜りましたので、ふるさとまちづくり基金にそれぞれ積み立てをさせていただくものです。年度末における財政調整基金の残高は10億1,511万6,492円、ふるさとまちづくり基金の残高は960万2,455円となる見込みです。
2項1目税務総務費8節報償費の130万円は、ふるさとまちづくり寄附金の増加に伴い、お礼の品となる記念品代に不足が生じたことから補正をするものです。
12ページの3款1項1目社会福祉総務費28節繰出金の308万円は、国民健康保険
特別会計において出産育児一時金の給付対象者が、当初予算時の想定18件から29件と大幅にふえたことから、国保会計で行う給付に対し一般会計が負担すべき3分の2の額を繰り出すものです。
2目障害者福祉費20節扶助費の1,356万円は、介護給付費及び訓練等給付費を利用される方の増加に伴うものであり、また23節償還金利子及び割引料の979万1,000円は、平成27年度障害者自立支援給付費国庫負担金精算返納金の確定により補正をするものです。
13ページの3目老人福祉費19節負担金補助及び交付金の83万5,000円は、社会福祉法人サン・ビジョンが運営する特別養護老人ホームグレイスフル下諏訪等の施設における防犯対策強化事業に対し、国庫補助金の内示を受けたことから、町を経由して同額を補助金として交付するものです。また28節繰出金の21万円は、ハイム天白の整備充実のために、ふるさとまちづくり寄附金7件、21万円を賜りましたので、特別養護老人ホーム事業
特別会計へ繰り出すものです。
4款1項2目母子衛生費13節委託料の203万8,000円は、妊婦一般健診の受診者が当初見込みの130人から152人に増加する見込みとなり、予算の不足分を補正するものです。
14ページの7款1項4目ものづくり支援センター費19節負担金補助及び交付金の80万円は、町内企業から販路開拓、受注拡大に向けた設備投資や展示会出展等への補助申請がふえたことにより、ものづくり支援センターしもすわへの補助金を増額するものです。
10款1項3目基金貸付事業費25節積立金の81万円は、ふるさとまちづくり寄附金として未来を担う子供たちの健全な成長を願い、こども未来基金に4件、81万円を賜りましたので積み立てをいたします。年度末におけるこども未来基金の残高は830万2,000円となる見込みです。
次に、お戻りいただき歳入の6ページをお願いいたします。9款1項1目地方交付税の1億73万9,000円は、今回の補正に必要となる一般財源の不足分を地方交付税に求めたものです。
13款1項1目民生費国庫負担金の678万円は、障害者自立支援給付費負担金で、補助率は2分の1となります。
2項2目民生費国庫補助金の83万5,000円は、地域介護・福祉空間整備等施設整備交付金で、社会福祉法人サン・ビジョンへ町を経由して交付いたします。
14款1項1目民生費県負担金の339万円は、障害者自立支援給付費負担金で、補助率は4分の1となります。
7ページの16款1項1目一般寄附金の23万円は、故清水満喜子様から10万円、故津村孝正様から10万円、故津金裕美様から3万円をそれぞれ賜ったものであり、財政調整基金へ積み立てをいたします。
2目ふるさとまちづくり寄附金の568万5,000円は、63件の御寄附によるもので、夏目麻美子様から1万円、小林紀雄様から2万円、横山博文様から10万円、芦垣栄二様から5万円、山崎晃樹様から10万円、鎌田三郎様から5万円、石川友洋様から1万円、根本直人様から10万円、岩本萬蔵様から1万円、小林寛様から2万円、濱田俊彦様から10万円、8ページに入りまして、西一行様から1万円、千原博幸様から3万円、荒井袈裟治郎様から1万円、荒井たつ子様から1万円、小野聖昭様から1万円、西村憲夫様から10万円、高橋佐智子様から1万円、岩崎佳貴様から1万円、9ページに入りまして、椎名宏行様から5万円、池田和久様から1万円、中川敬輔様から50万円、岩下勝様から10万円、黒坂裕子様から1万円、増沢幸江様から1万円、大木満様から10万円、柴田勝義様から5万円、青井せつ子様から5万円のほか、匿名の方35人から合わせて404万5,000円を賜ったもので、ふるさとまちづくり基金に466万5,000円、特別養護老人ホーム福祉施設基金に21万円、こども未来基金に81万円をそれぞれ積み立て、活用希望事業に充当してまいります。
10ページの18款1項1目繰越金の2,654万8,000円は、今回の補正に必要となる一般財源の不足分を前年度繰越金に求めたものであり、補正後における留保財源は8,054万2,969円となります。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第20 議案第16号 平成28年度下諏訪町国民健康保険
特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
住民環境課長。
◎
住民環境課長(高橋孝) 御説明申し上げます。平成28年度国民健康保険
特別会計補正予算(第4号)につきましては、歳入歳出それぞれ5,754万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ25億8,882万4,000円とするものでございます。
それでは主な内容につきまして、歳入歳出予算事項別明細書で説明いたします。
まず歳出の6ページをお願いいたします。2款1項1目一般被保険者療養給付費19節負担金補助及び交付金の4,586万5,000円は、一般被保険者診療報酬の増額分になります。2目退職被保険者等療養給付費19節負担金補助及び交付金の705万6,000円は、退職被保険者診療報酬の増額分になります。いずれも医療給付費が伸びたことによるものでございます。
3項1目出産育児一時金19節負担金補助及び交付金の462万円は、出産一時金の増額分になります。当初予算では前年度実績から出産一時金の交付を18件と見込みましたが、29年1月末現在で17件を交付済みであり、母子手帳の交付状況から、今後、年度内に9件の申請があるものと見込まれます。さらに転入等を考慮し11件分462万円の増額としました。2目支払手数料12節役務費の3,000円は、出産育児一時金を振り込む際に国保連合会に支払う手数料です。
7ページをお願いいたします。4款1項1目前期高齢者納付金19節負担金補助及び交付金の2,000円は、前期高齢者納付金の増額分になります。前期高齢者の加入割合が0.22%増加したことに伴うものでございます。
戻っていただき、歳入の5ページをお願いいたします。5款1項1目2節過年度分精算交付金956万4,000円は、療養給付費過年度精算交付金でございます。
9款1項1目1節一般会計繰入金308万円は、一般会計から国保
特別会計への繰入金です。出産一時金はその3分の2を町の一般会計から繰り出すこととして地方財政措置が講じられております。
2項1目1節財政調整基金繰入金の1,330万円は、今回の補正に必要となる財源の不足分を財政調整基金に求めるものであり、補正後の基金残高は2万3,719円となります。
10款1項2目1節その他繰入金の3,160万2,000円は、今回の補正に必要となる財源の不足分を前年度繰越金に求めたものであり、補正後における留保財源は1,788円となります。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第21 議案第17号 平成28年度下諏訪町後期高齢者医療
特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
住民環境課長。
◎
住民環境課長(高橋孝) 御説明申し上げます。平成28年度後期高齢者医療
特別会計補正予算(第2号)につきましては、後期高齢者医療の被保険者から納めていただきました保険料を後期高齢者医療広域連合へ納付するもので、被保険者数の増加により補正をお願いするものでございます。
内容につきましては、歳入歳出それぞれ672万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億3,570万5,000円とするものです。
それでは主な内容につきまして、歳入歳出予算事項別明細書で説明させていただきます。
まず歳出の6ページをお願いいたします。2款1項1目後期高齢者医療広域連合納付金19節負担金補助及び交付金の672万4,000円は、後期高齢者医療広域連合納付金の増額分になります。
戻っていただき、歳入の5ページをお願いいたします。1款1項2目普通徴収保険料1節現年度分普通徴収保険料の672万4,000円は、現年度分普通徴収保険料の増額分となります。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 日程第22 議案第18号 平成28年度下諏訪町特別養護老人ホーム事業
特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
健康福祉課長。
◎
健康福祉課長(増澤) 御説明申し上げます。平成28年度下諏訪町特別養護老人ホーム事業
特別会計補正予算(第4号)につきましては、歳入歳出それぞれ23万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2億6,365万円とするものでございます。
それでは内容につきまして、歳入歳出予算事項別明細書で説明いたします。
5ページ、歳入をお願いいたします。3款1項1目総務費寄附金1節施設費寄附金の2万円は、今井保様から1万円、高木宏様から1万円を賜ったものでございます。
4款1項1目一般会計繰入金の21万円は、特別養護老人ホームハイム天白の整備充実のためにふるさとまちづくり寄附金として7人の方から賜りましたので、特別養護老人ホーム事業
特別会計に繰り入れるものです。
6ページ歳出をお願いいたします。1款1項1目施設管理費25節積立金は、寄附金として賜った2万円と、ふるさとまちづくり寄附金として賜った21万円を特別養護老人ホーム福祉施設基金に積み立てさせていただくものです。補正後の基金残高は48万4,592円となります。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第23 議案第19号 平成28年度下諏訪町
下水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
建設水道課長。
◎
建設水道課長(山田順) 御説明を申し上げます。平成28年度下諏訪町
下水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、資本的収入・支出において収入で1,440万円を減額し、資本的収入の総額を1億8,500万円とし、支出では1,210万円を減額し、資本的支出の総額を3億5,530万円とするものです。第3条の企業債の変更は、事業費の確定に伴い起債額が確定したことによる補正でございます。
それでは、主な内容を
補正予算(第1号)に関する説明書で御説明申し上げます。2ページの予算実施変更計画をごらんください。
まず支出の1款1項2目流域下水道事業費1,210万円の減額は、諏訪湖流域下水道で実施している処理場内の設備改築や流域下水道管渠の改築、更新などの建設事業費の確定により町の負担金が減額となるものです。
次に、収入の1款2項1目企業債1,440万円の減額は、流域下水道事業債の確定に伴い整理をさせていただくものになります。
3ページ、4ページは予定キャッシュフロー計算書、5ページ、6ページは予定貸借対照表を記載してございますが、ともに減額に伴う変更でございます。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 ここでお諮りいたします。暫時休憩にしたいと思いますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」の声)
○議長 御異議ございませんので暫時休憩といたします。ただいま午後1時57分であります。再開は午後2時10分を予定いたします。暫時休憩といたします。
休 憩 午後 1時57分
再 開 午後 2時10分
○議長 ただいま午後2時10分でございます。休憩前に引き続き本会議を再開いたします。
△<平成29年度
予算議案の上程>
○議長 日程第24 議案第20号から日程第33 議案第29号までは、平成29年度予算関係議案でありますので、一括上程をいたします。
事務局長にタイトルのみ一括朗読させます。
○議長
事務局長。
◎
議会事務局長(高木) 議案第20号 平成29年度下諏訪町一般
会計予算
議案第21号 平成29年度下諏訪町国民健康保険
特別会計予算
議案第22号 平成29年度下諏訪町駐車場事業
特別会計予算
議案第23号 平成29年度下諏訪町後期高齢者医療
特別会計予算
議案第24号 平成29年度下諏訪町交通災害共済事業
特別会計予算
議案第25号 平成29年度下諏訪町温泉事業
特別会計予算
議案第26号 平成29年度下諏訪町特別養護老人ホーム事業
特別会計予算
議案第27号 平成29年度下諏訪町東山田財産区
会計予算
議案第28号 平成29年度下諏訪町水道事業
会計予算
議案第29号 平成29年度下諏訪町
下水道事業会計予算
以上です。
△<町長の
予算施政方針の説明>
○議長 それでは、町長から平成29年度
予算施政方針の説明があります。
○議長 町長。
◎町長 平成29年度の予算案の御審議をお願いするに当たり、新年度の町政運営に対する所信の一端と主要な施策につきまして御説明申し上げ、町民の皆様並びに議員の皆様の御理解と御協力を賜りたいと思います。
我が国の経済は、英国のEU離脱などの影響による景気低迷の懸念に加え、米国のトランプ大統領の経済政策により、為替相場、株価が変調するなど、先行きは予測困難であり、景気の下振れリスクも伴うため、今後の動向に注意をしていかなくてはなりません。
国内に目を向けると、政府は、名目GDP600兆円、希望出生率1.8、介護離職ゼロの「新・三本の矢」を掲げ、成長と分配の好循環を確立し、誰もが夢に向かって頑張れる一億総活躍社会を実現するとともに、地方創生にチャレンジする自治体を全力で支援するとしております。
町といたしましても、地方創生に積極的に取り組み、過日、御田町商店街の空き店舗を活用し、古材を使った温かみのある移住交流拠点を開設いたしました。移住相談や情報発信のほか、地域の方々との交流を通じ、人の優しさや町の魅力を感じていただき、移住定住に結びつくよう期待をしているところであります。
さて、迎える平成29年度は、私にとって4期目の初年度を迎えるわけでありますが、これまで積み上げてまいりました、地域の宝を生かした「まちづくり、人づくり」の基本理念である下諏訪力の「創造」から「発信、展開」へつなげるため、協働のまちづくりをさらに進め、住民満足度の向上を目指した町政運営に努めてまいる所存です。
予算編成に当たっては、まちづくりの指針となる「第7次総合計画」や「未来を創る総合戦略」を基本とし、地方創生をさらに推進するとともに、重点目標として、「安全に、健康で暮らし続けることができるまちづくり」、「安心して子どもを産み、育てることができるまちづくり」、「安定的に働き続けることができる地域、まちづくり」、「住んでいることに誇りが持てる住民主体・協働のまちづくり」を掲げ、知恵と工夫を凝らしながら、夢と希望にあふれたまちづくりに向けて、全職員が一丸となって積極的に取り組むよう指示をしてまいりました。
予算の基本方針としましては、「高齢者・障がい者にやさしい町」、「安心して産み、育てることのできる町」、「安心・安全、防災意識日本一の町」、「活力ある産業振興と若者支援の町」、「健康長寿、スポーツの町」、「観光客にも魅力ある町」の6項目を新たな重点施策と位置づけ、住民に寄り添い、期待に応えるための具体的な事業を全力で実現するとともに、築き上げてきた健全財政を堅持しながら中長期的な視点に立ち、計画行政をさらに推進してまいります。
それでは、平成29年度下諏訪町一般会計、
特別会計、企業会計、それぞれの予算案につきまして御審議をお願いするに当たり、施政方針を述べさせていただきます。
一般会計の予算総額は76億7,000万円で、対前年比6.2%、5億1,000万円の減となりますが、これは、国史跡に指定をされました星ヶ塔遺跡を再現する埋蔵文化財センター整備事業や循環型社会の構築を推進する旧清掃センター解体整備事業など、大型建設事業に伴う予算が減額となったことなどが影響したものです。
本年度は、継続事業となります赤砂崎公園整備、街なみ環境整備事業を計画的に進めるとともに、埋蔵文化財センターと一体的に町の歴史や文化を体験・体感できる、まち歩きの観光拠点として儀象堂を整備してまいります。
予算の概要といたしましては、歳入において、国の経済対策による効果が個人町民税や法人町民税にも若干見られることから、前年を上回る税収を見込みましたが、国の動向等に注視しながらさらなる財源確保に努める一方、歳出では、限られた財源をより住民要望に沿った施策として展開するため、高齢者なんでも相談室の開設、未満児保育・一時保育の充実、防災意識日本一の町を後押しする家庭用災害備蓄品のあっせん、減災設備・リフォーム補助制度の新設、健康長寿を推進する健康ポイントの導入などのソフト事業に重点的に配分をいたしました。
また、老朽化が進む公共施設の維持補修や公衆トイレの洋式化など、公共施設等総合管理計画等に沿って整備を進めるとともに、町民の皆様からの要望の多い道路関連事業につきましては、今後5年間で10億円ほどを目安に予算措置し、優先順位をつけながら計画的に取り組むなど、「住民満足度100%の実現」に向けて、よいスタートとなる予算を編成できたと考えております。
それでは、歳入の主なものについて御説明をいたします。
町税総額は、対前年比2.0%、5,290万円増の26億4,090万円を計上いたしました。主要3税のうち、個人町民税は、経済政策により給与所得は若干の伸びが期待できることから2,400万円の増、法人町民税は、税率改正の実施時期が延期されることや業種間にばらつきがあるものの、企業収益の改善傾向を考慮して2,330万円の増、固定資産税は、地価下落による土地の減価、設備投資の低迷などがあるものの、大規模な家屋の新築と滅失棟数の減により570万円の増を見込みました。
地方交付税は、地方公共団体への配分ベースで対前年比2.2%の減となっていますが、引き続き地方財政計画に「まち・ひと・しごと創生事業費」として1兆円が普通交付税で措置されていること、また、移住定住促進対策事業における「地域おこし協力隊」やホストタウン推進事業に係る経費などが、特別交付税の算定対象となることから、対前年比2.0%、3,000万円増の15億5,000万円を計上いたしました。
国庫支出金は、対前年比24.7%、2億1,156万7,000円減の6億4,368万3,000円となっていますが、大幅な減となった主な要因は、昨年度進めてまいりました、旧清掃センター解体や埋蔵文化財センター改修などの事業終了によるものです。
繰入金では、温泉事業
特別会計からの貸付金の返済として昨年同額の1億9,700万円を繰り入れするほか、地域開発整備基金から赤砂崎公園整備事業、街なみ環境整備事業などへ5,257万2,000円、社会福祉基金から福祉タクシー等助成事業へ2,250万円を充当し、有効活用してまいります。
また、下諏訪町を応援する多くの方々から御寄附をいただいた、ふるさとまちづくり基金からは958万5,000円を繰り入れ、それぞれ御寄附をいただいた方々の活用希望事業に充当してまいります。
なお、本年度においても財政調整基金からの繰り入れは見込まず、引き続き、健全財政の堅持に努めます。
町債は、対前年比26.6%、2億2,420万円の減となる6億1,980万円を計上いたしました。主な起債としては、赤砂崎公園整備事業の9,780万円、儀象堂整備事業の7,030万円、街なみ環境整備事業の3,730万円、臨時財政対策債の3億4,000万円となりますが、将来世代への負担を考慮し、いずれも交付税措置のある有利な起債のみの借り入れとするとともに、行財政経営プランに沿いながら起債残高の縮減に取り組んでまいります。
次に、歳出につきまして、それぞれ主な事業を説明いたします。
一般行政では、第7次総合計画基本構想に基づく前期基本計画や補完する第5次行政改革大綱、第2次行財政経営プランなどの各種計画に沿って、各種事務事業を積極的に推進します。引き続き、未来を創る総合戦略に基づき、人口減少、少子超高齢化等の重要課題に対する地方創生に向けた取り組みを柔軟かつ着実に実施するとともに、現在の住民満足度を把握するためのアンケート調査を実施し、今後の施策に生かしてまいります。
本年度の職員数は、昨年度より1人減の214人でスタートいたします。職員の資質向上、能力開発を図るための各種研修のほか、長野県や岡谷市との職員交流による人材育成を進めます。また、職員の健康増進に努めるとともに、各部署の業務量や事業の進捗状況を見ながら、適正な職員数を把握して柔軟な配置を心がけてまいります。
土地開発公社への損失補填補助につきましては、温泉事業
特別会計からの貸付金の返済を充て、簿価と時価との差額解消に向けて計画どおり実施をするとともに、赤砂崎公園の左岸完成により、町と土地開発公社が保有する公園北側用地につきまして、エコタウン構想に基づく湖周最後の一等地の宅地分譲に向け、具体的な検討を進めます。
本年度よりポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理に関する特別措置法に基づき、高濃度PCB廃棄物である使用済み蛍光灯安定器を計画的に処理します。
公会所整備事業では、公会所等の耐震化の取り組みを支援するとともに、バリアフリー改修や省エネ推進に対する補助を行い、地域における公共的施設整備へ支援を行います。
企画関係では、諏訪広域公立大学事務組合による公立諏訪東京理科大学の平成30年4月開学を目指し、圏域市町村と連携して魅力ある大学づくりを支援します。
プロジェクト推進事業では、8年目を迎える出会い・婚活事業のほか、テレワーク・クラフトタウン構想、健康スポーツゾーン構想、結婚新生活支援、こども食堂や居場所づくり等の事業について、住民の参画を得ながらプロジェクトを立ち上げ、具体的に検討してまいります。
友好都市交流事業では、愛知県南知多町との交流が5年目を迎えますが、本年度は南知多町へ小学生を派遣し、海辺の暮らしを体験しながら、先方の小学生との交流を深めます。また、友好交流をさらに発展させ、より幅広い世代の方々の交流が促進できるよう検討してまいります。
協働推進事業では、個性とアイデアあふれる活力あるまちづくりを推進するため、下諏訪力創造チャレンジ事業を継続し、協働によるまちづくりに取り組む自主的・主体的な活動に対して支援を行ってまいります。
男女共同参画推進事業では、第5次男女共同参画計画に基づき、県と連携しながら、男女がともにつくる活力ある未来を目指し、率先して男女共同参画を推進します。
広報広聴事業では、下諏訪力の発信・展開に向けて、町のさまざまな行事や事業を編集した番組をテレビで放映し、町政について理解を深めていただくとともに、映像アーカイブとして、移住定住を考える方などに町を紹介するツールとしても活用します。
あらゆる分野の著名人、学識経験者などを招いての町民講演会は本年で5回目となりますが、多くの町民の皆様方に参加いただけるようさらに工夫して実施をします。
また、未来を担う子供たちがまちづくりに対する意見や提案を行う「しもすわ未来議会」を引き続き開催いたします。
防災対策では、特に大規模災害の際、圧倒的に不足すると指摘されているトイレについて、上下水道などの生活インフラが使用できない状況も想定し、ダンボールトイレと凝固剤の配備を進めるなど、防災備品を計画的に整備いたします。
また、対象地区を拡大して1年前倒しで進めている地区防災計画の策定は、地域住民が主体となって地域の危険箇所を把握し、住民主導で避難ルール等を決定する自助、共助の取り組みをさらに強化、推進します。
防災意識日本一を目指す取り組みとしては、災害時に備えそれぞれの家庭でそろえていただきたい食料などの家庭用災害備蓄品を町が安価であっせんし、災害に対する自助の心構えと防災に対する意識を高めていきたいと考えております。
昨年度から取り組んでいる避難所設置運営訓練は、地区の自主防災会役員や防災士の資格を持つ方々を対象に、大規模災害の発生により町内の複数箇所が被災した状況を想定するなど、より現実に即した訓練を通じて、地域防災リーダーの育成と地域防災力の向上を図ります。
また、小学5年生が行う野外キャンプにあわせて、ジュニア・サバイバル教室を実施し、水不足や機器類の使用ができない被災時において自分の命を守る行動を学び、地域防災力向上の新たな担い手として期待されるジュニア世代の育成を図ります。
町の防災行政無線は、現在アナログ波を利用していますが、法改正により平成34年度には使用できなくなる状況を踏まえ、デジタル化に向けた実施設計を行います。
情報関連では、本年7月に予定されている自治体間のマイナンバーの情報連携を控え、サイバー攻撃などへの対策を強化するため、町の情報ネットワークの強靱化を図ります。
インターネットの出入り口には、県の情報セキュリティクラウドを利用し、システム上の安全レベルを上げるとともに、運用面での対策としてセキュリティポリシーを見直し、情報漏えい事故を発生させない仕組みを構築してまいります。
選挙関係では、選挙権年齢の満18歳以上への引き下げに対応し、年賀はがきを活用した啓発による若者世代の投票率の向上に努めます。
予備費には、不測の支出に備えるため800万円を計上いたしました。
会計業務につきましては、
会計管理者のもと、引き続き適正な会計事務の執行に努めてまいります。
議会関係では、議会運営に必要な経費のほか、引き続き開かれた議会運営を目指して、議会だよりを
定例議会終了後の年4回発行する経費を計上いたしました。
監査関係では、公正で効率的・効果的な行財政運営の確保と地方自治の健全な発展に貢献するため、定期的な監査を実施するとともに、必要に応じて臨時監査を実施いたします。
税務関係では、将来を担う小中学生を対象とした租税教室を一層推進し、税の仕組みや役割の学習を通じて税金に対する興味や関心を高め、理解が深まるよう積極的に取り組みます。
また、下諏訪町への思いを寄せてふるさとまちづくり寄附金のお申し出をされる方々に、当町らしいお礼の品を贈呈するとともに、御寄附いただいた意向に沿って活用してまいります。
賦課徴収業務では、税負担の公平性や財源確保の観点から適正な課税を行うとともに、収納対策室を中心にきめ細やかな納税相談と納税折衝を進め、収納未済額の減少に努めます。
総合窓口業務では、各種届け出や証明等の正確・迅速な処理と窓口のワンストップ化によるサービス向上に努めるとともに、証明書の発行につきましては、現在の時間延長に加え、新たに休日窓口を月2回開設し、平日の開庁時間内に来庁できない方に対応してまいります。
また、利用拡大が進められているマイナンバーカードについては、普及促進に努めるとともに、適正な管理を徹底してまいります。
新和田トンネル有料道路の時間帯割引券の販売は、通勤、通学、通院等で利用される方々への負担軽減を図るため、継続して行います。
消費者行政では、巧妙化している特殊詐欺や悪質商法等に関する相談のほか、複雑・多岐にわたる相談に対応するため、相談員のより一層のレベルアップを図るとともに、気軽に相談できる場として、消費生活センターのさらなる周知と迅速で丁寧な対応に努めます。
生活関連事業となる「あざみ号」と「スワンバス」につきましては、利用者、学識経験者等による検討委員会を設置し、利用者の要望を取り入れながら、より効率的で利便性の高い運行形態を構築してまいります。
各種相談事業では、弁護士会や司法書士会等に御協力をいただき、身近な相談窓口の運営に努めてまいります。また、人権擁護委員や保護司などの活動を支援しながら、人権を尊重し差別や犯罪のない明るい社会づくりを目指します。新たに、低年齢化している薬物乱用から子供たちを守るため、薬物乱用防止教育認定講師の養成を支援し、学校などにおける啓発活動を推進します。
子育て支援関係では、「子ども・子育て支援事業計画」に基づき、夢を持って安心して産み、育てることができる町を目指すとともに、子供たちが心身ともに健やかに育まれる環境づくりを進めてまいります。
保育園では、保育を必要とする全ての御家庭が利用できるよう、保育士の増員により、未満児保育と一時保育の受け入れ体制を拡充し、待機児童ゼロを維持してまいります。
また、新たに保健師を保育園に配置し、園児の健康状態や発達段階に不安を抱いている御家庭からの相談をお受けするなど、保健センターと連携、協力を図りながら、安心・安全な保育を実施してまいります。
子育てふれあいセンター「ぽけっと」では、子ども同士、親同士の交流の場とともに、保護者の養育に対する相談のほか、各種講座の実施により、子育ち、親育ち、孫育てのお手伝いをさせていただきます。施設においては、利用者から御要望のあった遊戯用のカーペットを更新し、楽しく過ごせる時間を大切にいたします。
また、地域で支え合う子育てを推進するため、線路下地区への子育てふれあいセンター設置に向けた検討を進めてまいります。
いずみ湖公園研修の家では、屋内トイレの洋式化を図るなど、利用者の利便性の向上に努めてまいります。
福祉医療給付事業につきましては、昨年より子育て世帯の経済的負担を軽減するため、医療費給付の対象年齢を満15歳から満18歳までに拡大いたしましたが、引き続き医療費負担の軽減を図り、子育て世帯を支援してまいります。
社会福祉関係では、消費税率の引き上げ再延長に伴い、所得の底上げに寄与するとともに所得の低い方を対象に、平成29年4月から平成31年9月までの2年半を前倒しで、臨時福祉給付金を一括支給いたします。
善意銀行生活つなぎ資金につきましては、低所得者の生活安定のための貸し付けを初め、小中学校の就学援助制度における入学準備金について、入学前に利用できることを周知しながら、制度の充実を図ります。
障がい者福祉事業では、障がいをお持ちの方が地域で自立した生活が送れるよう、在宅介護サービスや日常生活用具の給付などのほか、諏訪圏域障がい者総合支援センター「オアシス」やサービス事業者と連携した相談支援体制の強化を図ります。
また、本年度は、障がい者計画とその実施計画に当たる第5期の障がい福祉計画を策定しますが、障がい者を取り巻く状況等を踏まえ、障がい福祉サービスを充実させ、優しく住みやすいまちづくりを目指してまいります。
高齢者福祉事業では、町に住む全ての高齢者が住みなれた地域でいつまでも暮らし続けることができるよう、地域の課題把握と具体的な対策を講じるとともに、関係機関との連携を強化しながら、地域包括ケアシステムの構築に向けた取り組みを継続してまいります。
福祉タクシー等助成事業につきましては、タクシー助成券、バス助成券または入浴助成券のいずれかを選択していただいておりますが、引き続き対象者へのPRに努めながら、高齢者等の外出支援を強化してまいります。
高齢者が日常生活でお持ちの困り事や相談事に対し、職員が町内各地に出かけて直接お話を伺う、高齢者なんでも相談室を開設し、新たに事業を展開してまいります。
一般介護予防事業では、各種健康教室への参加を促しながら、身体の機能低下や認知症に対する予防や啓発に取り組むとともに、住民による主体的な活動を推進し、心身ともに健康な生活が続けられるよう支援をいたします。
包括的支援事業では、町民への認知症に対する理解と普及啓発を一層推進するために、関係機関と連携しながら認知症地域支援・ケア向上事業を実施し、認知症になっても住みなれた環境で暮らし続けられるよう、地域全体で支え見守る体制を構築いたします。
高齢者福祉計画策定事業では、昨年に実施をいたしましたアンケート結果を踏まえながら取り組むとともに、平成30年度に予定されている介護保険法の改正を見据え、諏訪広域連合との連携を図りながら福祉施策の充実を図ってまいります。
老人福祉センターでは、山王閣にかわる集会施設を確保するため、本年度から日曜日、祝日も開館し、憩いの場として利便性の向上を図ります。
母子保健事業では、妊娠期から出産・育児までの切れ目ない支援体制の充実を図るため、産前産後サポート事業や産後ケア事業を実施し、安心して出産・育児ができる環境整備に努めます。また、妊婦健診の助成及び不妊症・不育症に悩む方への治療費助成を継続して実施し、子供を授かりたいと願う方をサポートいたします。
生活習慣病検診事業では、新たに肺がん検診と健康寿命の延伸に欠かせない口腔ケアへの早期取り組みとして、30歳の歯科健診を実施いたします。
健康づくり推進事業では、特定健診やがん検診の受診率の向上を図るほか、生活習慣の改善と健康づくりへの動機づけや定着に向けて健康ポイント事業を導入し、町民の健康増進に努めます。
高浜健康温泉センター「ゆたん歩°」では、健康づくりの拠点施設として歩行浴プールでのレッスンや運動講座、健康相談などを実施いたします。
環境施策では、衛生自治会や
諏訪湖浄化推進連絡協議会などの関係団体と協働して、安全で快適な生活環境を維持するとともに、環境基本計画に基づき事業を推進いたします。
湖北火葬場及び湖北衛生センター事業につきましては、引き続き構成市町との連携を図りながら適正な管理運営に努めます。
湖周ごみ処理施設整備事業につきましては、昨年12月に本格稼働した諏訪湖周クリーンセンターの適正な管理運営に努めます。また、湖周地区最終処分場の整備につきましては、周辺地域の要望にも配慮しながら慎重に検討してまいります。
生ごみ減容リサイクル事業では、推進委員会の御協力のもと参加世帯の拡大を図り、生ごみ減量を促進するとともに、引き続き、生ごみ処理機器購入に対する補助や堆肥化促進剤の配布を行い、燃やすごみのより一層の減量に力を注いでまいります。
清掃関係では、昨年度に引き続き国の循環型社会形成推進交付金を活用し、旧清掃センター跡地へストックヤードの整備を行い、さらなるリサイクルの推進を図ります。
また、焼却施設としての役割を終了した町清掃センターは、資源物や埋め立てごみの受け入れ業務のほか施設管理等を民間業者へ委託し、民間活力によるサービスの充実に努めてまいります。
労務対策では、労務対策協議会などの関係団体と連携し、町内企業を担う人材の確保を図るとともに、企業への補助を通じて雇用の拡大、勤労者の健康や待遇の改善に努めます。
また、勤労者福祉対策では、中小企業の勤労者に対する福祉向上と生活安定を図る事業に取り組んでまいります。
農業施策では、農業者の高齢化や後継者不足により耕作放棄地が増加するなど厳しい状況にありますが、農地の現状を把握し、農地貸借のサポートや町民菜園としての活用等により遊休農地の解消に努めます。また、農業者支援では、農業振興補助制度を活用した優良種苗の導入や農業技術の向上を図り、果樹生産者に対しては、後継者育成のほか、八王子メッセ、南知多町産業まつりでのリンゴ販売による需要の拡大や6次産業化を視野に入れた特産品の開発を支援します。
鳥獣被害対策では、ニホンジカなどによる農林業への鳥獣被害防止のため、猟友会への委託による個体数の調整や近隣市町村との協力による広域捕獲を図るとともに、鳥獣被害対策実施隊と連携し、年間を通した捕獲対策に取り組みます。また、農地の被害防止対策として、電気柵設置などの補助制度を引き続き実施してまいります。
林業では、町有林を計画的に整備するとともに、民有林につきましては、補助事業を活用し森林所有者の負担軽減を図りながら集約と整備を促進します。また、間伐材の活用を図るための路網整備を間伐施業と一体的に進め、災害に強い健全な森林づくりを目指します。
水産業では、引き続き魚類増殖事業や外来魚駆除対策事業などへ補助を行い、漁獲量拡大に向けた支援をいたします。
商工業の振興につきましては、設備投資を支援する商工業振興助成を初め、各種の補助制度により企業の活動を支援いたします。また、下諏訪商工会議所、ものづくり支援センターしもすわ、下諏訪町金融団などの関係機関と協力して、創業支援窓口のワンストップ化を図り、個人、企業の創業をきめ細かに支えてまいります。
広域的な取り組みでは、諏訪圏工業メッセ、SUWAブランド創造事業など、諏訪圏6市町村が一体となり、地域の強みである高度な精密加工技術と恵まれた自然環境を活用した成長産業分野へ進出を図るため、技術発信と企業連携をバックアップいたします。
中小企業対策では、町内の中小企業が運転資金や設備資金などを低利で融資を受けられる町制度融資のほか、町・県の制度融資に対する信用保証料の補給制度などにより、円滑な資金の調達を支援してまいります。
町内商店街の活性化では、空き店舗を商業施設等に活用する空き店舗活性化事業、チャレンジ精神をもって初めて商業活動を行う場合のチャレンジ起業支援事業の補助率を引き上げ、さらなる起業を促します。
減災設備・リフォーム補助金につきましては、従来の制度から補助率、限度額を引き上げるとともに、減災設備には減災工事のほか、耐震シェルターや耐震ベッドなども対象とし、また、リフォームでは住宅のほか店舗を対象に加えるなど活用範囲を拡充し、安心安全のまちづくりと地域産業の活性化を目指します。
ものづくり支援センターしもすわでは、6年の経過を踏まえ、ワンストップによる支援を充実させ、「売れる・売る・ものづくり」をコンセプトに、町の工業技術を効果的に生かした企業連携を強化するほか、情報発信の充実、経営力への支援、製品開発、受注確保に向けた事業を推進いたします。
観光事業では、秋宮周辺の歴史体験エリアの拠点施設として、儀象堂を埋蔵文化財センターと一体的に整備し、町の歴史文化を体験・体感できる空間とするとともに、外国人観光客を含む多くの観光客への情報発信と牽引式車椅子の配備によるユニバーサルツーリズムへの対応を整え、さらにまち歩き観光を進めてまいります。
また、近年の観光形態の多様化を踏まえ、観光振興計画の見直しを行い、観光客の滞在時間の延長や観光消費額の増加に向けた調査・研究を進めてまいります。
おんばしら館管理事業につきましては、昨年の御柱祭の映像に更新するとともに、長持ちや騎馬行列の展示解説を新たに設置いたします。また、旅行会社と提携して団体客の誘客を図るほか、体験・体感、周遊プランなどの商品メニューを充実し、入館者の増加に努めてまいります。
国、県とともに進める山岳観光の推進では、引き続き八島高原の木道修繕を計画的に進めるとともに、3年目を迎える夏のイルミネーション事業につきましては、住民、企業の協力をいただきながら民公協働の事業として、地域全体の活性化につなげてまいります。
移住定住促進対策事業では、首都圏を中心に町をPRし、移住定住スタイルの提案と実際に体感できる企画を実施いたします。
また、新たに移住お試し宿泊事業を展開して、住居や仕事探し、気候風土の体感、町の移住イベントなどで町を訪れ、移住を検討するため町内の宿泊施設を利用する方に補助をし、移住定住の促進と地域の活性化を図ります。
新たに募集する地域おこし協力隊員につきましては、地域活性化の担い手となる人材を地域外から募り、御田町に開設した移住交流拠点を中心に、移住希望者の案内人として、移住相談、移住ワークショップ、町の情報発信などに携わるとともに、移住者による起業・創業、事業継承のモデルとなることも期待しながら、斬新な視点による町の活性化を進めてまいります。
結婚新生活支援事業では、婚姻に伴う新生活を経済的に支援するため、国・県と連携し、新たに婚姻した世帯に対して、新規の住宅賃貸借料などへの補助を行います。
また、新婚世帯が安価で入居できる専用住宅の建設について、民間活力による整備も含め、検討してまいります。
移住定住促進住宅改修事業では、空き家を購入して定住するために行う住宅改修の補助制度を拡充し、下諏訪町空き家情報バンクに登録された物件を購入して改修した場合の補助額を加算いたします。
しごと創生拠点施設整備事業では、旧
労災リハビリテーション跡地について、クラフト技術の習得、コミュニティ、シェアオフィスやコワーキングスペースなどとしての活用を含むテレワーク・クラフトタウン構想に向けて、市場ニーズ調査を行い、移住定住と連携しながら具体的な活用方法を検討してまいります。
土木関係の道路維持補修事業につきましては、各区からの要望が多い、安全で快適な道路環境を維持するための予算を増額し、きめ細かな整備を進めてまいります。
道路新設改良事業では、赤砂崎公園に接続する町道西赤砂3号線の新設改良工事のほか、国道20号西大路交差点の拡幅事業と一体で進めている町道東山田東町線の道路用地の取得や物件調査等を継続して実施いたします。また、町道中央通り線の改良工事に向けた測量や老朽化した町道湖岸通り線の街路灯をLEDに更新するための設計を行います。
橋梁改良事業では、近接目視による点検を計画的に実施し、適切な維持管理に努めるとともに、橋梁長寿命化修繕計画に基づく補修と改良を進めてまいります。
住宅・建築物耐震改修促進事業につきましては、大規模地震による倒壊の危険性が高い昭和56年以前に設計された木造住宅について、さらに多くの方が耐震診断を行い、必要な耐震補強や改修を実施できるよう、耐震改修補助金限度額を60万円から100万円に引き上げるとともに、住宅耐震化緊急促進アクションプログラムによる重点地区の戸別訪問や事例紹介などの広報活動に努め、耐震事業を促進します。
公園整備事業では、公園施設の安心安全な環境を維持するとともに、利用環境の向上を図るため、計画的に公衆トイレの洋式化を進めます。また、未来議会での提案を受け、赤砂崎公園多目的広場に移動式のバスケットゴールを設置するなど、多くの方が利用しやすい環境を整備してまいります。
赤砂崎公園整備事業につきましては、多目的広場駐車場の整備により左岸公園が完成することから、右岸エリアの用地買収を行い、「子供の輪」、「丘の輪」からなる右岸広場の基盤整備に着手いたします。
また、赤砂崎公園と諏訪湖畔を一体的に管理し、多くの町民の方が安心して集い、利用できるよう良好な緑地環境を維持すると同時に、地域防災拠点として必要な機能強化に努めてまいります。
街なみ環境整備事業では、町道御田町線の道路美装化工事に着手するほか、柿蔭山房を訪れる観光客や地域の方などの憩いと交流の場として、高木津島公園の整備を行います。
県関連の事業といたしましては、砥川の河川改修につきまして、医王渡橋下流の左岸、赤砂橋下流の左岸、鷹野橋下流の左岸の工事着手を予定しておりますが、砥川の未改修区間の事業期間が4年間延伸し、平成32年度までの工期となりましたが、事業延伸ありきではなく、一刻も早い事業完了を目指し、県と連携を図りながら、継続した予算確保と事業の早期推進に努めてまいります。
また、承知川の河川改修、大沢川の砂防事業、武居地区の急傾斜地崩壊対策事業についても、県と協力して進めるとともに、十四瀬川JR中央東線渡河部の早期事業化を関係機関へ要望してまいります。
バイパス対策では、下諏訪岡谷バイパス第1工区の工事着手に向けて、詳細設計、用地測量、物件調査、用地買収を関係機関と協力して進め、諏訪バイパスにつきましても、対応方針決定後の都市計画道路変更手続、環境アセスメントの作業について、関係機関との協議を進めてまいります。
都市計画道路事業では、「都市計画道路見直し方針」に沿って、国道20号西大路交差点から国道20号下諏訪岡谷バイパスまでの区間となる都市計画道路赤砂東山田線がスムーズにアクセスできるよう、国、県、地元と協議を行い、都市計画道路の変更を行うための手続を進めてまいります。
常備消防につきましては、消防一元化による出動体制等の運用がスタートして2年が経過しますが、昨年からは消防団と連携・強化を図るための合同訓練を計画的に実施しており、今後さらに諏訪広域消防と町及び地域防災組織等による連携が図れるよう、協力体制の強化に努めてまいります。
消防団活動事業では、災害時等における団員の安全を図るため、ヘッドランプ等の購入をし、資機材の充実による防災力向上を図ります。
消防防災施設の整備では、住民要望のある地上式消火栓の設置や改修を行うとともに、老朽化した防火水槽についても計画的に耐震性貯水槽に切りかえるなど、火災等における消防用水利の確保と利便性の向上を目指します。
教育関係につきましては、コミュニティスクールを推進し、学校・保護者・地域住民が一体となって学校運営に携わり、児童、生徒の健全な育成や地域とともにある学校づくりに努めてまいります。
チャレンジ事業で実績を上げたこども研究所事業は、本年度から町の事業として実施するとともに、地域の方を講師として、工作やワークショップなどの体験を通じ、子供がみずから考え、工夫する力を育みます。
海外研修事業では、町内在住の中学2年生を対象にニュージーランドへのホームステイを行い、英語教育の実践の場とするほか、異国の文化や交流体験による視野の広い人づくりを推進いたします。
こども未来基金につきましては、多くの方から善意の御寄附をいただいており、現行の中学生海外研修への貸し付けのほか、子供の孤食防止や居場所づくりにつながる、こども食堂の開設など、基金を有効活用していくためのプロジェクトを立ち上げ、寄附者の思いに応え未来を担う子供たちを応援してまいります。
学校施設では、南小学校体育館トイレの洋式化、北小学校放送設備の改修、社中学校受水槽の取りかえなど、子供たちを取り巻く環境を整備します。また、学校給食用の食器については、昨年の小学校に引き続き、本年は中学校を対象に更新いたします。
生涯学習では、町民の皆さんがみずから進んで学習に取り組み、その成果を生かして潤いのある生活や豊かな自己実現を果たすことができるよう、公民館、勤労青少年ホーム、総合文化センターが連携して、多様な学習機会の提供に努めてまいります。
総合文化センター事業では、地域文化の振興を図るため、家族で楽しめる「子ども映画会」や「しもすわ人形劇まつり」、住民が主体の「町民総合文化祭」、町民参加による「北欧音楽祭すわ」を開催するとともに、人と人とのふれあいを大切にするコミュニティハウスとして、施設を快適に利用していただけるよう維持管理を行います。
諏訪湖博物館・赤彦記念館では、収蔵資料を活用するためのデータベース化を行うとともに、体験教室や講座などを通して、町民の皆さんに地域の自然や文化を学んでいただく機会を設けてまいります。
旧中山道につきましては、西餅屋茶跡から古峠までの区間の国史跡指定を目指して、関係団体の協力をいただきながら、ルートの現状を確認する調査を実施いたします。
埋蔵文化財センターにつきましては、ゴールデンウイーク前までの開館を目指し整備を進めておりますが、国史跡星ヶ塔遺跡の再現と町の歴史文化を学び、体験・体感できる施設として運営してまいります。
図書館においては、生涯読書支援活動推進計画に基づき、町民の生活力や学習力の向上に役立つ情報の提供に努めるとともに、家庭読書の日の推進や小中4校と向陽高校の図書委員会で立ち上げた、下諏訪BOOKプロジェクトの活動を支援し育ててまいります。
また、新たに地域資料保存事業として、住民の皆さんが所有する歴史的映像や写真をデジタル化し、地域の宝として活用するとともに、後世に伝承いたします。
体育関係では、「生涯一町民一スポーツ」を基本理念に掲げ、スポーツのまち下諏訪として地域に根差した生涯スポーツ社会の実現を目指してまいります。町スポーツ推進計画の目標に掲げる「ラジオ体操のまち」として、本年8月に夏期巡回ラジオ体操を誘致いたします。
また、計画期間の最終年度となるスポーツ推進計画は、住民アンケートを実施し、平成30年度から5年間の実効性ある第2次推進計画を策定します。
スポーツ用具整備事業では、引き続き経年劣化の見られるスポーツ用具を計画的に更新するため、施設修繕費とあわせて枠配分方式による予算を計上し、利用者のニーズに沿った整備を進めてまいります。
健康スポーツ施設整備事業では、健康福祉の増進に向けて湖畔の拠点となるよう進めてまいりますが、東京オリンピック・パラリンピック事前合宿誘致も見据え、本年度は、新艇庫建設予定地の測量、基本設計及び地質調査を実施いたします。
東京オリンピック・パラリンピック事前合宿誘致事業では、県内唯一の漕艇場を生かし、世界の方々にボート競技の事前キャンプ地として誘致を進めるとともに、長野県が進めるホストタウン事業に参加し、スポーツの振興、教育文化の向上と共生社会の実現にも取り組んでまいります。
次に、
特別会計及び企業会計について御説明いたします。
特別会計につきましては、7会計で総額35億2,620万円を、また、企業会計の水道事業会計では、収益的支出に2億6,260万円、資本的支出には2億330万円、
下水道事業会計では、収益的支出に5億8,620万円、資本的支出には7億2,660万円を計上いたしました。
国民健康保険
特別会計では、高齢者と低所得者層の構成比率が高いことや、医療の高度化による医療費の増大など内在する課題は多く、また、脆弱な財政基盤を補うため、一般会計から基金へ法定外繰り入れをする非常に厳しい状況にあります。平成30年度からは国保の財政運営が県に移行しますので、その動向を注視するとともに、保険者として住民の健康を守り、より安心な医療制度の構築を目指して、適正かつ安定的な支え合いの事業運営を図ってまいります。
国保税率改定につきましては、平成23年度から6年間据え置きの状況であり、本年度の国保財政の状況を注視する中で、慎重に検討したいと考えております。
特定健診・特定保健指導事業につきましては、集団健診のほか、新たに一般の医療機関における個別健診を設けるとともに、医療機関から受診データをいただき特定健診結果とみなす受診データ受領の三つの方法で受診率のアップを図ってまいります。
また、健康ポイント導入を契機に、特定保健指導の動機づけ支援や積極的支援に結びつけ、重症化予防などによる医療費削減にも努めてまいります。
駐車場事業
特別会計につきましては、引き続き健全経営に努めながら四ツ角駐車場を運営いたします。
後期高齢者医療
特別会計では、国の制度改正に大きく影響を受けるため、動向を注視しながら、今後も安心して医療を受けていただだけるよう適正な運営を図ります。
交通災害共済事業
特別会計につきましては、万一の交通事故等に備えての相互扶助事業として継続し、より多くの住民の皆さんに加入していただけるよう努めてまいります。
温泉事業
特別会計では、長期計画に沿って債務の償還を着実に行えるよう健全経営に努めるとともに、安定的な温泉供給のための事業に取り組みます。本年度は、ゆたん歩°南源湯の施設整備事業、高木配湯センター設備更新工事などを実施し、自然の恵みを大切に利用しながら、安定供給を目指した維持管理、適正な事業経営を行ってまいります。
特別養護老人ホーム事業
特別会計では、「一人ひとりが、人として敬愛される温かで豊かな生活の場を創る」を運営方針に掲げ、利用者が安心して生活できるサービスの提供に努めてまいります。本年度は、食事配膳用の専用昇降機を設置し、衛生面に配慮するとともに配膳の効率化を図ります。また、基金の枯渇が見込まれるため、一般会計から繰り入れをいたしますが、一層の健全経営に努め、県内唯一の公設公営施設を維持管理してまいります。
東山田財産区会計につきましては、引き続き東山田財産区管理会とともに山林の維持管理に努めてまいります。
水道事業会計では、町の貴重な財産である良質な水道水を廉価かつ安定的に供給するため、昨年度策定しましたアセットマネジメントをもとに、計画的な施設更新や資金確保に取り組み、持続的な水道事業の経営に努めてまいります。
また、配水管の耐震化を年次計画に沿って進めるとともに、現行のマッピングシステムを水道GISと統合し、災害時等の緊急対応に備えてまいります。
下水道事業会計では、昨年度策定いたしました中長期的な基本計画である「経営戦略」をもとに、経営基盤の強化と財政マネジメントの向上に取り組んでまいります。
管路施設の耐震化では、引き続き国道20号において実施し、あわせて、老朽化した幹線施設の割合が最も高い市街地、国道20号、県道八島高原線において長寿命化対策を実施いたします。
雨水排水対策事業では、御田町を中心とした市街地の浸水被害を防ぐため、平成31年度の完成を目指し、引き続き国道20号の雨水渠布設工事を実施してまいります。
以上、一般会計、
特別会計、企業会計について御説明いたしましたが、今後の経済動向には特に注視しながら、効率的かつ弾力的な行財政経営を心がけてまいります。
結びに、私は、年頭の一文字に「発」を掲げさせていただきました。町長4期目の初年度に当たり、町民の皆様にお約束した公約実現に向けた、新たなまちづくりへの出発であり、また、町民の皆様との協働で築き上げてきた下諏訪力の創造をもとに、下諏訪町のすばらしさを発信する、そんな思いであります。
地方の力が試されている今、愛する下諏訪町のため、新たな決意と自覚を持ち、「小さくてもきらりと光る美しいまち」の実現を目指し、住民主体、協働による個性豊かな活力あるまちづくりを全力で進めてまいります。
町民並びに議員各位の御理解と御協力をお願い申し上げ、施政方針とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長 大変御苦労さまでした。
以上をもちまして、本日の日程に定められた議事は終了いたしました。
ただいま午後3時12分でございます。本日はこれにて散会といたします。大変御苦労さまでございました。
散 会 午後 3時12分...