下諏訪町議会 2021-06-22
令和 3年 6月定例会−06月22日-05号
令和 3年 6月定例会−06月22日-05号令和 3年 6月定例会
令和3年6月
下諏訪町議会定例会会議録
(第5日)
議員の席次並びに出欠
1番 森 安 夫 出 8番 大 橋 和 子 出
2番 樽 川 信 仁 出 9番 松 井 節 夫 出
3番 田 嶋 彰 出 10番 中 山 透 出
4番 増 沢 昌 明 出 11番 野 沢 弘 子 出
5番 林 元 夫 出 12番 中 村 光 良 出
6番 岩 村 清 司 出 13番 金 井 敬 子 出
7番 青 木 利 子 出
出席議会事務局職員 出席総務課職員
議会事務局長 田 中 美 幸
庶務人事係長 岩 波 美 雪
庶務議事係長 山 田 英 憲
説明のために出席した者
町長 宮 坂 徹
保健福祉課長 小 松 信 彦
副町長 高 木 秀 幸
産業振興課長 増 澤 和 義
教育長 松 崎 泉
建設水道課長 北 澤 勝 己
総務課長 河 西 喜 広
消防課長 小 野 裕 之
税務課長 堀 内 憲 隆
会計管理者兼
会計課長
吉 池 泰 宜
住民環境課長 中 澤 務
教育こども課長 樫 尾 光 洋
本日の
会議日程 令和3年6月22日(火)午後1時30分
1.本日の議員の出欠並びに
会議成立宣告
1.
会期日程の変更及び議案の
取り扱いの決定
1.
付託議案の
委員長審査報告、質疑、討論、採決
1.陳情の
委員長審査報告、質疑、討論、採決
1.
意見書案、決議案の上程、説明、質疑、討論、採決
1.
議会運営委員会、
バイパス対策特別委員会及び
広報特別委員会の閉会中の
継続調査について
1.
追加議案の上程、説明、質疑、討論、採決
1.閉会に当たっての
町長挨拶
本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
開 議 午後 1時30分
△<本日の議員の出欠並びに
会議成立宣告>
○議長 大変御苦労さまでございます。ただいま定刻の午後1時30分でございます。本日は、令和3年6月
下諏訪町議会定例会第5日目、最終日であります。
本日の議員の出欠を御報告いたします。ただいま出席している議員は12人であります。遅刻を予定されている議員は、7番、
青木利子議員であります。よって、本会議は成立いたしました。
報道による
ストロボ等を使用した撮影を許可しますので、よろしくお願いいたします。
ただいまから会議を開きます。
△<
会期日程の変更及び議案の
取り扱いの決定>
○議長 日程第1、第2
会期日程の変更及び議案の
取り扱いについて御報告いたします。
本定例会の会期中におきまして、
追加議案1件、
意見書案4件、決議案1件、
委員会提出議案1件が提出されました。この取扱い及び日程の変更について、
議会運営委員会を開催し、協議をいたしましたので、その結果につきまして
議会運営委員長から御報告願います。
中村委員長、登壇の上、御報告ください。
○議長
中村委員長。
◎
議会運営委員長(中村) 大変御苦労さまでございます。
議会運営委員会から御報告いたします。本日、午前9時から
議会運営委員会を開催し、議長の手元に提出されました
追加議案1件、
意見書案4件、決議案1件、
委員会提出議案1件の取扱い及び
会期日程につきまして協議をし、それぞれ取り扱うことといたしましたので報告いたします。
議事日程につきましては、
議事日程表に示されているとおりでございます。
初日に提案された全議案の取扱いの決定に続いて、
意見書案及び決議案の上程を行い、提案者から
提案理由の説明を願い、質疑、討論を経て採決を行います。
次に、
議会運営委員会、
バイパス対策特別委員会及び
広報特別委員会の閉会中の
継続調査の決定をお願いいたします。
続いて、
人事案件に関する
追加議案のため、上程に先立ち本会議を一旦休憩し、直ちに
全員協議会を開き、御協議を願い、議案の態様を整えて本会議を再開し、議案の上程、説明を行い、質疑、討論を経て即決といたします。
最後に
委員会提出議案の上程、説明、質疑、討論を経て採決を行い、6月定例会の全日程を終了することにいたしました。
以上、
議会運営委員会からの協議の結果について御報告いたします。よろしくお願いします。
○議長 ただいま
議会運営委員長から御報告がありました、日程及び議案の取扱いについて、質疑のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 質疑ありませんので、日程及び議案の取扱いについて、委員長報告どおり決定することに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声)
○議長 異議ないものと認めます。よって、日程及び議案の取扱いにつきましては、ただいまの委員長報告どおり決定いたしました。
ただいま7番、
青木議員が午後1時34分に着席しております。御報告いたします。
△<
付託議案の
委員長審査報告、質疑、討論、採決>
○議長 それでは、
総務経済常任委員会の
審査報告をお願いいたします。
中山透常任委員長、登壇の上、御報告ください。
○議長
中山委員長。
◎
総務経済常任委員長(中山)
総務経済常任委員会報告をいたします。
議案第36号 下諏訪町
固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例について
議案第39号 下諏訪町町道の構造の
技術的基準を定める条例の一部を改正する条例について
議案第40号 令和3年度下諏訪町
一般会計補正予算(第4号)
議案第41号
消防団資機材搬送車及び
消防ポンプの購入について
本委員会は、令和3年6月11日に付託された
上記議案について審査した結果、それぞれ原案どおり可決したから、
会議規則第73条の規定により報告いたします。
それでは審査の内容について御報告いたします。
議案第36号 下諏訪町
固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例については、質疑、討論なく、
挙手全員で可決いたしました。
議案第39号 下諏訪町町道の構造の
技術的基準を定める条例の一部を改正する条例について。
質疑では、現在の既存の町道では該当する道路はない。将来的な整備に対して対応していくための改正である。規定で歩行者の多い道路では歩道が6.25メートル以上必要であり、県内では松本市などで指定されている状況。現在進行中の
西大路交差点から東山田に向かう
道路改良工事、
都市計画道路赤砂東山田線は歩道が3.5メートル、勾配もあり難しい状況である。今回の改正では、国では11月に行われているが、町では県の規則の
改正通知を待って
条例整備を行ったため、6月の議会での上程となっているとのことであります。
討論では、改正によって
事故防止や歩行者の
利便増進を推進できるので賛成との討論があり、採決の結果、
挙手全員で可決いたしました。
議案第40号 令和3年度下諏訪町
一般会計補正予算(第4号)。
質疑では、総務課の
コミュニティ助成金では下諏訪町から
一般コミュニティ助成金に6件の申請のうち2件が採択。
防災関連については2件の申請で2件が採択されたということであります。
産業振興課の
空き店舗活性化補助金の内容は、当初予算を含めて6件、その
うち町内在住者は2件、町外者は4件。
チャレンジ起業支援事業補助金については、当初予算を含めて5件、
うち町内在住者1件、町外からの
転入予定者は4件とのことであります。
討論では、
コミュニティ助成金は地域のために役立つ。AEDについては今後も各区、公会所で要望があると思うので配慮をしてほしい。寄附については有効的に活用してほしい。県の補助金による
財源振替は評価をする。
空き店舗活性化補助金、
チャレンジ起業支援事業補助金は
移住定住にもつながるので賛成との討論があり、採決の結果、
挙手全員で可決いたしました。
議案第41号
消防団資機材搬送車及び
消防ポンプの購入について。
質疑では、入札の最高額、最低額との差は約300万円。
トラックシャーシ等の艤装により差額が出ていると考えられるとのことであります。今回の
資機材搬送車は非常時に可
搬ポンプを積載するもので、通常時には
資材運搬をメインとする車両で、
菅野温泉横の屯所に配備される予定です。車両の選定については、配備する第3分団と協議を行い、分団としては
風水害対策にも主力として活動できるものと考えて選定したとのことであります。
討論では、分団への
非常呼集の
出動要請が変化してきている中で、
資機材搬送車の購入は理解できる。今後の活動に力を発揮してほしいとの
賛成討論があり、採決の結果、
挙手全員にて可決いたしました。
以上、
総務経済常任委員会の報告といたします。
○議長 次に、
生活文教常任委員会の
審査報告をお願いいたします。
増沢昌明常任委員長、登壇の上、御報告ください。
○議長
増沢委員長。
◎
生活文教常任委員長(増沢) それでは、
生活文教常任委員会から報告いたします。
議案第37号 下諏訪町
手数料徴収条例の一部を改正する条例について
議案第38号 下諏訪町
国民健康保険条例の一部を改正する条例について
議案第40号 令和3年度下諏訪町
一般会計補正予算(第4号)
本委員会は、令和3年6月11日に付託された
上記議案について審査した結果、それぞれ原案どおり可決したから、
会議規則第73条の規定により報告します。
審査の内容について報告します。
議案第37号 下諏訪町
手数料徴収条例の一部を改正する条例についての質疑及び討論はありませんでした。採決の結果、
挙手全員で可決しました。
議案第38号 下諏訪町
国民健康保険条例の一部を改正する条例についての質疑では、「中華人民共和国から発生した」という文言は国が確定したということでいいか。アメリカなどの調査で武漢から発生したという確証が出なかったが、国としてこれで上位法を改正されたのかとの質疑に対して、国などの機関において現在、
新型コロナウイルス感染症については、この文言どおり定義されている。今後、国が評価を変更すれば、その際はそれに準じて改正していく。今回、上位法の改正に従って改正するものであるという答弁がありました。
討論はなく、採決の結果、
挙手全員で可決しました。
議案第40号 令和3年度下諏訪町
一般会計補正予算(第4号)で、
住民環境課に関わる部分の質疑では、
個人番号カードの
交付状況、6市町村の中で状況についての質疑があり、5月末で
申請件数8,328件、
交付累計は6,081件である。6市町村では富士見町が一番多く、次が下諏訪町であるとの答弁がありました。また、
個人番号カード利用の利点は何か、国の施策で町としてもアップしようとしているが、どのように捉えているかとの質疑があり、国が進めているもので、町として従っている。下諏訪町は当初、順位が高かったが、小さい自治体は交付率が上がっていくとの答弁がありました。
保健福祉課に関わる部分の質疑では、
情報センタ委託料の
具体的内容と開始時期及び今町にあるデータを組み替えたり、個人健診
データ等を
医療機関と結ぶ考えはあるかなどの質疑があり、令和4年度スタートを目指している。国としては、いずれデータの一元化まで考えていると思うが、まずは自治体が持っているデータを
中間サーバーに取り込んで共有できるようにする。町実施の
健康診断や
がん検診の情報などを標準化し、
マイナンバーカードとひもづけて
システムに取り込むことで
保健指導する者や本人も閲覧可能となり、将来にわたる
健康づくりを進める一環としての
システム改修であるとの答弁がありました。また、町の健診を受けない人のデータもないのか、対象者は何人ぐらいかとの質疑があり、今回の改正では町で持っているデータのみ。
年間延べ4,000人から5,000人が健診を受けて、
マイナンバーの法律で利活用できる情報の中に入っているとの答弁がありました。
教育こども課に関わる部分の質疑では、
小学校漏水の状況はとの質疑に、
補正予算が通れば工事を開始する予定。建物内ではなく埋設された
水道管自体の腐食と想定し予算計上したとの答弁がありました。また、これからの修繕や
改修工事の見込みについて質疑があり、想定できない緊急の修繕、改修が発生するので、4小中学校の緊急性や安全性を優先して順位をつけて進めるとの答弁がありました。
討論では、国の方針に沿ってではあるが、個人の健康に関わるデータが
中間サーバーに保存され、本人や
保健指導の際に閲覧可能になる
システム導入に伴う
情報センタ委託料の計上については、
マイナンバーカードとのひもづけに関わる部分になってくる。
マイナンバーカードの
情報漏えいに不安を感じる人は少なくない。今回の補正は国方針に従ってということもあり認めたいと思うが、不安は今でも残っていることを町は十分に頭に留めておいてほしい。
健康管理における
データヘルス構想は、未来社会において当たり前になる。最適な
健康管理と相まって
情報管理が大きい問題となるので、しっかりとした管理が求められるなどの
賛成討論があり、採決の結果、
挙手全員で可決しました。
以上、
生活文教常任委員会からの報告といたします。
○議長 次に進みます。日程第3 議案第36号 下諏訪町
固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例についてについてを議題といたします。
これより
総務経済常任委員長報告に対する質疑を行います。質疑のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 質疑ありませんので、質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 討論ありませんので、討論を終結いたします。
これより採決を行います。本案に賛成の方は挙手願います。
〔
挙手全員 〕
○議長
挙手全員。よって、本案は原案どおり可決いたしました。
○議長 次に進みます。日程第4 議案第37号 下諏訪町
手数料徴収条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。
これより
生活文教常任委員長報告に対する質疑を行います。質疑のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 質疑ありませんので、質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 討論ありませんので、討論を終結いたします。
これより採決を行います。本案に賛成の方は挙手願います。
〔
挙手全員 〕
○議長
挙手全員。よって、本案は原案どおり可決いたしました。
○議長 次に進みます。日程第5 議案第38号 下諏訪町
国民健康保険条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。
これより
生活文教常任委員長報告に対する質疑を行います。質疑のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 質疑ありませんので、質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 討論ありませんので、討論を終結いたします。
これより採決を行います。本案に賛成の方は挙手願います。
〔
挙手全員 〕
○議長
挙手全員。よって、本案は原案どおり可決いたしました。
○議長 次に進みます。日程第6 議案第39号 下諏訪町町道の構造の
技術的基準を定める条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。
これより
総務経済常任委員長報告に対する質疑を行います。質疑のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 質疑ありませんので、質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 討論ございませんので、討論を終結いたします。
これより採決を行います。本案に賛成の方は挙手願います。
〔
挙手全員 〕
○議長
挙手全員。よって、本案は原案どおり可決いたしました。
○議長 次に進みます。日程第7 議案第40号 令和3年度下諏訪町
一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。
これより
総務経済常任委員長報告及び
生活文教常任委員長報告に対する質疑を行います。質疑のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 質疑ありませんので、質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 討論ありませんので、討論を終結いたします。
これより採決を行います。本案に賛成の方は挙手願います。
〔
挙手全員 〕
○議長
挙手全員。よって、本案は原案どおり可決いたしました。
○議長 次に進みます。日程第8 議案第41号
消防団資機材搬送車及び
消防ポンプの購入についてを議題といたします。
これより
総務経済常任委員長報告に対する質疑を行います。質疑のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 質疑ありませんので、質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 討論ありませんので、討論を終結いたします。
これより採決を行います。本案に賛成の方は挙手願います。
〔
挙手全員 〕
○議長
挙手全員。よって、本案は原案どおり可決いたしました。
△<陳情の
委員長審査報告、質疑、討論、採決>
○議長 次に、陳情の
審査報告に入ります。
総務経済常任委員会の
審査報告をお願いいたします。
中山透常任委員長、自席で御報告願います。
○議長
中山委員長。
◎
総務経済常任委員長(中山) それでは、
総務経済常任委員会から報告をいたします。
陳情第1号 「
最低賃金の改善と
中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める陳情
本委員会は、令和3年6月11日に付託された
上記陳情について審査した結果、
趣旨採択としたから、
会議規則第73条の規定により報告いたします。
それでは、審査の内容について報告いたします。審査に当たり陳情者の長野県
労働組合連合会より説明を受けました。
説明では、
最低賃金の
都道府県格差により
最低賃金の高い都市圏に人口が流入している。これは地方の活性化の弊害になっており、
最低賃金を全国一律としていただきたい。また、当連合は
最低賃金の統一を、高い1,013円にしていきたいが、根拠を得るため試算したところ、長野市における
単身世帯の生活費は時間当たり1,699円となったことから、
最低賃金1,500円を要求していきたい。さらに、賃金が上がることで保険料の負担となる
中小企業に対して政府による支援策を要望する。以上の内容の
意見書採択を求め、陳情をお願いしていくとのことでありました。
質疑では、
最低賃金1,500円については国会でも改正も視野に入れて数年かけて1,500円にしていきたい。働き方改革によって、正規、非正規の
賃金格差がある。同一賃金、同一労働だと思うので、社会の仕組みを変えていく上でも意見書の提出をしていきたい。
最低賃金を上げても雇用の縮まらない地域もある。賃金アップすると消費も刺激される。
中小企業に対しては大企業に物が言えない状況でもあるので、
中小企業を潰さない支援は必要であるとのことでした。
討論では、苦労して働いている方の収入増に異論はないが、
労使交渉をしっかり行ってもらうことが大切。よって
趣旨採択。1,500円まで数年かけて上げることは可能だと思う。それによって
経済業況もよくなる。経済も回れば、さらに賃上げも可能となるので採択との討論があり、採決の結果、挙手多数で
趣旨採択となりました。
以上、
総務経済常任委員会の報告といたします。
○議長 続いて、
生活文教常任委員会の
審査報告をお願いいたします。
増沢昌明常任委員長、自席で御報告ください。
○議長
増沢委員長。
◎
生活文教常任委員長(増沢)
生活文教常任委員会から報告をいたします。
陳情第2号
義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める陳情
陳情第3号 さらなる少
人数学級推進と、
教育予算の増額を求める陳情
本委員会は、令和3年6月11日に付託された
上記陳情について審査した結果、それぞれ採択し、国会及び
関係行政庁へ意見書を提出することとしたから、
会議規則第73条の規定により報告します。
審査内容について報告します。両陳情の審査に当たり、
教育こども課長及び
担当係長に同席いただきました。
陳情第2号
義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める陳情の質疑等はなく、討論では、
教育現場で
ICT化が進められる中で、教師の負担もさらに大変になっている現状がある。意見書を国に上げ、
子供たちの学ぶ環境をよりよいものにしていければという立場で採択したいとの討論があり、採決の結果、
挙手全員で採択されました。
陳情第3号 さらなる少
人数学級推進と、
教育予算の増額を求める陳情の質疑では、1学年33人いた場合、2クラスにしなければならないのか。理想とする1クラスの生徒数については、国は示しているのか。人数が少なければいいのかという疑問が残る等の質疑に対し、30人学級となった場合、1学年33人なら2クラス編制となる。昨年コロナによって
分散登校したときは、少ないほうが行き届いた学習をという意味では、しっかり指導ができるという意見を先生方から聞いている。
また、長野県では国に先行して35人学級を行っているが、
教員配置に関わるお金が国から県に余計に来るのか等の質疑に対し、今までは県で見ていたが、これからは
教員配置の基準が40人から35人になったことで、県に来るお金は増えるのではないか等の説明が
教育こども課からありました。
討論では、長野県では35人学級を既に行っているが、
コロナ対策で
分散登校を実施した際、少人数ほど指導しやすいとの声が強かった。学校では、いじめや不登校などの問題が山積している。
コロナ禍での様々な課題に対応し、
子供たちの豊かな学びの目標や
先生たちの働き方改革を進めるためにも少
人数学級は必要であるなどとの意見が出されました。
採決の結果、
挙手全員で採択されました。
以上、
生活文教常任委員会からの報告といたします。
○議長 続いて、
バイパス対策特別委員会の
審査報告をお願いいたします。
岩村清司特別委員長、自席で御報告を願います。
○議長
岩村委員長。
◎
バイパス対策特別委員長(岩村)
バイパス対策特別委員会より報告いたします。
陳情第4号 国道20
号バイパス整備に関する陳情
本委員会は、令和3年6月11日に付託された
上記陳情について審査した結果、陳情第4号は採択としたから、
会議規則第73条の規定により報告いたします。
それでは、審査の内容について御報告いたします。審査に当たり、陳情者、
武居智子、
比留間希生子、
小口富明氏
ら陳情者の説明を受け、
建設水道課職員にも同席をいただきました。
説明では、1.国道20
号バイパス整備に関わる
関係法令の審査に際し、町民の声が反映されるべく十分な配慮がされるよう
関係部署を指導することを町長に提言していただきたいとのこと。2.
環境保全については、現状の温泉や地下水、自然環境を考慮し、綿密な調査の後、豊かな自然を
子供たちに残せるよう、また時代に沿い、かつ町民の声を反映したものであるべく、中長期的に見直しを検討していただきたいとのことです。
質疑では、町民の声がどこに根拠を求めるか難しいと思うが、温泉が守られればいいのですかに対し、バイパスができることはいいかもしれないが、未来を生きる人のため、温泉や水など自然環境を考えていただきたいとのことでした。バイパスの目的の一つに、渋滞する国道20号線の交通量を減らし、市街地を歩く方の安全確保をし、まち歩きを進めようとしている。観光に携わる方からしたら、観光に寄与する点などをどう受け止めているかに対しては、計画当初の交通量は多く危険もあったが、現在お客様からは危険を感じたといった声は聞かないとのことでした。バイパス建設については反対するものではない。しかし、議論をオープンにし、一人一人の意見を酌み上げていただきたいとのことでした。
討論では、実際にバイパスができたときに使うことになる若い世代や
子供たちをターゲットにした調査ができないか、若い世代を巻き込んだ議論がもっと必要であり、陳情を採択したい。2番目の項目の中長期的な見直しについては、具体的ではないものの願意は理解できるので採択に賛成との討論があり、採決の結果、
挙手全員で採択とされました。
○議長 次に進みます。日程第9 陳情第1号 「
最低賃金の改善と
中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める陳情を議題といたします。
これより質疑、討論を行います。陳情第1号について質疑、討論のあります方は御発言願います。
○議長 野沢議員。
◆野沢議員 委員長報告に賛成の立場で討論いたします。
最低賃金の引上げについては、国において生産性を高めるための設備投資などを行い、事業所内
最低賃金を一定額以上引き上げた
中小企業、小規模事業者に対しては、改善助成金等による支援が行われていると理解しています。また、国による
中小企業支援については、事業の継続や雇用の維持を支援するための資金繰り対策や給付等による支援、雇用調整助成金の拡充などの支援が行われています。
最低賃金の引上げについては、
新型コロナウイルス感染症拡大により経済情勢や雇用環境が悪化し、雇用を守ることが最優先課題となる中で、国の中央
最低賃金審査会や長野県地方
最低賃金審査会で慎重に審査された対応がされていると思うので、本陳情に対し委員長の報告どおり
趣旨採択に賛成の討論といたします。
○議長 ほかに質疑、討論ございますか。
○議長 金井議員。
◆金井議員 お願いします。それでは最初に、委員長に質問いたします。この陳情が採択ではなく
趣旨採択にとどまった理由について、その大きなものが何なのかお聞きしたいと思います。先ほどの委員長報告の中で報告された
趣旨採択の討論をお聞きしても、その点が私には不明確と感じましたので、お願いいたします。
○議長
中山委員長。
◎
総務経済常任委員長(中山) それでは、お答えをさせていただきます。質疑の中で、1,500円については高いのではないかというような質問がありました。それに対して、お答えをいただいた連合の方にしてみれば、これは目標でありますと。要は徐々に1,500円にしていきたいというような部分のものが含まれると。本来であれば、今までは1,000円を訴えてきたということでありますが、それを確証するために、先ほどの報告で言わせていただきましたが、長野県の生活費に対しては、時給換算にすると、連合のほうが計算した数字ですが、1,699円かかってくるので1,500円にしていくというようなところでありました。
内容的には1,500円は高過ぎるのではないか。徐々に上げるというところが願意からは、要するに言葉では言えるんですが、文章の中の願意からは酌み取れないので、そこら辺の部分については討論にもありましたけれども、十分に労使の関係の話合いを持った中でやっていくところが本来の姿であるのではないかというような部分等もありまして、
趣旨採択になったという形になります。
○議長 金井議員。
◆金井議員 私は本陳情を
趣旨採択ではなくて採択を求める立場で討論を行います。
陳情の趣旨が分かるのであれば、ぜひその願意を酌み採択すべきです。多くの非正規労働者が8時間働いても健康で文化的な生活をするためには不十分な低賃金に置かれているだけでなく、
最低賃金における地域間格差は都市部への労働力の流出と地方における購買力の低下を招き、地域経済の疲弊を生み出しています。その上、この1年以上続く
コロナ禍が多くの非正規労働者の生活破綻を招き、また地域経済の疲弊に拍車をかけています。
最低賃金を抜本的に引き上げることと全国で一律の額にしていくことは、格差と貧困をなくすという点では福祉政策であり、地域経済を守るという点では経済政策です。そして、
最低賃金1,500円という時給数値は、最低生計費試算調査の結果から導き出された根拠ある数字であることは陳情書にも明らかにされています。
そして、
最低賃金を底上げするためには、企業にのみ、その責任を押しつけるのではなく、特に厳しい状況に置かれている
中小企業への政府の大胆な支援策が不可欠と考えます。陳情の願意に沿い、政府に意見書を上げていくべきと考え、本陳情の採択を求める意見といたします。
○議長 ほかに質疑、討論あります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 以上をもちまして、質疑、討論を終結いたします。
これより陳情第1号を採決いたします。
お諮りいたします。陳情第1号に対する委員長報告は
趣旨採択であります。本陳情を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。
〔 挙手多数 〕
○議長 挙手多数。よって、陳情第1号は
趣旨採択とされました。
○議長 次に進みます。陳情第2号
義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める陳情を議題といたします。
これより質疑、討論を行います。陳情第2号について質疑、討論のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 質疑、討論ありませんので、質疑、討論を終結いたします。
これより陳情第2号を採決いたします。
お諮りいたします。陳情第2号に対する委員長報告は採択であります。本陳情を委員長報告どおり決定することに賛成の方は挙手願います。
〔
挙手全員 〕
○議長
挙手全員。よって、陳情第2号は採択とされました。
○議長 次に進みます。陳情第3号 さらなる少
人数学級推進と、
教育予算の増額を求める陳情を議題といたします。
これより質疑、討論を行います。陳情第3号について質疑、討論のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 質疑、討論ありませんので、質疑、討論を終結いたします。
これより陳情第3号を採決いたします。
お諮りいたします。陳情第3号に対する委員長報告は採択であります。本陳情を委員長報告どおり決定することに賛成の方は挙手願います。
〔
挙手全員 〕
○議長
挙手全員。よって、陳情第3号は採択とされました。
○議長 次に進みます。陳情第4号 国道20
号バイパス整備に関する陳情を議題といたします。
これより質疑、討論を行います。陳情第4号について質疑、討論のあります方は御発言願います。
○議長 増沢議員。
◆増沢議員 私は陳情に賛成する立場で発言をしたいと思います。
バイパスルート案に対しては賛成意見がある一方で、様々な疑問や不安の声を多く聞いています。出された疑問や不安が払拭されないまま事業を進めることは将来に禍根を残すことになります。また、そもそもこのバイパス計画が決定された昭和47年当時とは、人口も社会情勢も大きく変わっています。将来の人口減少も予想されているのに必要なのかという声もあります。このバイパスを利用することになる若い世代や
子供たちを含めた議論が必要ではないでしょうか。推進一辺倒ではなく町民の声をよく聞いてと一般質問で町長は答弁されました。その姿勢の堅持を求める意味でも陳情に賛同したいと思います。以上です。
○議長 ほかに質疑、討論ございますか。
(「なし」の声)
○議長 以上をもちまして、質疑、討論を終結いたします。
これより陳情第4号を採決いたします。
お諮りいたします。陳情第4号に対する委員長報告は採択であります。本陳情を委員長報告どおり決定することに賛成の方は挙手願います。
〔
挙手全員 〕
○議長
挙手全員。よって、陳情第4号は採択されました。
△<
意見書案、決議案の上程、説明、質疑、討論、採決>
○議長 次に、日程第10
意見書案の取扱いに入ります。
意見書案第2号
義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める意見書を議題といたします。事務局長に
意見書案のタイトルのみ朗読させます。
○議長 事務局長。
◎
議会事務局長(田中)
意見書案第2号
義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める意見書の提出について
義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める意見書を、別記のとおり下諏訪町議会
会議規則(昭和45年下諏訪町議会規則第1号)第14条第3項の規定により提出します。
令和3年6月22日
下諏訪町議会議長 森 安 夫 様
提案者 下諏訪町議会
生活文教常任委員会
委員長 増 沢 昌 明
以上です。
──────────────────────────────────
別記
意見書
昨年3月には、
新型コロナウイルス感染症対策として全国で一斉臨時休業が行われ、4月以降も、再開する学校、休業が延長された学校、
分散登校を行う学校などがありました。新年度になっても、学校現場では学びの保障や心のケアや感染症対策など教職員が不断の努力を続けています。
義務教育費国庫負担制度については、小泉政権下の「三位一体改革」の中で、国庫負担率が2分の1から3分の1に引き下げられました。厳しい財政状況の中、独自財源により人的措置等を行っている自治体もありますが、自治体間の教育格差が生じることは大きな問題です。国の施策として定数改善に向けた財源保障をし、子どもたちが全国のどこに住んでいても、一定水準の教育を受けられることが憲法上の要請です。ゆたかな子どもの学びを保障するための条件整備は不可欠です。
よって、国会及び政府におかれては、地方教育行政の実情を十分に認識され、地方自治体が計画的に教育行政を進めることができるように下記の措置を講じられるよう、強く要請します。
記
1 教育の機会均等とその水準の維持向上のために必要不可欠な
義務教育費国庫負担制度を堅持し、負担率を2分の1に復元するなど拡充すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
提出先 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣、文部科学大臣 あて
──────────────────────────────────
○議長 本案につきまして提案者に
提案理由の説明を求めます。増沢昌明委員長、登壇の上、御説明ください。
○議長
増沢委員長。
◎
生活文教常任委員長(増沢)
提案理由を説明します。
本意見書は、
生活文教常任委員会において、陳情第2号の採択を受け、委員会として提案するものです。
昨年、
新型コロナウイルス感染症対策として一斉臨時休校が行われました。学校再開後も感染拡大防止策や
コロナ禍の中での
子供たちの学びの保障や心のケアなど、教職員による不断の努力が続けられています。
義務教育費国庫負担制度については、小泉内閣当時、国庫負担率が2分の1から3分の1に引き下げられたままとなっています。厳しい財政状況の中で自治体間での教育格差が生じており、大きな問題となっています。
子供たちが全国どこに住んでいても一定水準の教育が受けられなければなりません。
地方自治体が計画的に教育行政を進めることができるよう、国は必要不可欠な
義務教育費国庫負担制度を堅持し、負担率を2分の1に戻すなどの措置を要望するものです。
議員各位の賛同がいただけますよう、よろしくお願いいたします。
○議長 これより質疑を行います。質疑のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 質疑ありませんので、質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 討論ありませんので、討論を終結いたします。
これより
意見書案第2号の採決をいたします。本案に賛成の方は挙手願います。
〔
挙手全員 〕
○議長
挙手全員。よって、本案は原案どおり可決いたしました。
なお、本案につきましては、議長において態様を整え、国会及び
関係行政庁へ提出いたします。
○議長 次に進みます。
意見書案第3号 さらなる少
人数学級推進と、
教育予算の増額を求める意見書を議題といたします。事務局長に
意見書案のタイトルのみ朗読させます。
○議長 事務局長。
◎
議会事務局長(田中)
意見書案第3号
さらなる少
人数学級推進と、
教育予算の増額を求める意見書の提出について
さらなる少
人数学級推進と、
教育予算の増額を求める意見書を、別記のとおり下諏訪町議会
会議規則(昭和45年下諏訪町議会規則第1号)第14条第3項の規定により提出します。
令和3年6月22日
下諏訪町議会議長 森 安 夫 様
提案者 下諏訪町議会
生活文教常任委員会
委員長 増 沢 昌 明
以上です。
──────────────────────────────────
別記
意見書
本年度から5年計画で小学校での35人学級が実現することになりました。全学年での実施は実に40年ぶりであり、歓迎するものです。しかし、35人では不十分であり、中学校は40人のままです。
長野県では、平成25年度に35人学級を中学校3年生まで拡大し、小中学校全学年で35人学級となりました。しかし、「新たな生活様式」における身体的距離の十分な確保のためにも、少
人数学級はさらなる推進が必要です。昨年3月には、
新型コロナウイルス感染症対策として全国で一斉臨時休業が行われ、4月以降も、再開する学校、休業が延長された学校、
分散登校を行う学校などがありました。新年度になっても、学校現場では学びの保障や心のケア、感染症対策など不断の努力を続けています。新学習指導要領への対応や、貧困・いじめ・不登校など解決すべき課題が山積し、子どもたちのゆたかな学びを実現するための教材研究や授業準備の時間を十分に確保することが困難な状況となっています。ゆたかな学びや学校の働き方改革を実現するためには、早急に30人学級を実現するなど、さらなる少
人数学級推進と抜本的な定数改善計画に基づく教職員定数の改善が不可欠です。
よって、国会及び政府におかれては、地方教育行政の実情を十分に認識され、地方自治体が計画的に教育行政を進めることができるように、下記の措置を講じられるよう強く要請します。
記
1 どの子にもゆきとどいた教育をするために、さらなる少
人数学級推進と
教育予算の増額をすること。また、複式学級の学級定員を引き下げること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
提出先 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣、文部科学大臣 あて
──────────────────────────────────
○議長 本案につきまして提案者に
提案理由の説明を求めます。増沢昌明委員長、登壇の上、御説明願います。
○議長
増沢委員長。
◎
生活文教常任委員長(増沢)
提案理由を説明します。
本意見書は、
生活文教常任委員会において、陳情第3号の採択を受け、委員会として提案するものです。
長野県では既に先行して実施されていますが、本年度から5か年計画で全国の小学校での35人学級が実現することになりました。しかし、コロナ感染拡大防止対策としての人的距離の確保などから、さらなる少
人数学級が求められています。また、一斉臨時休校で
分散登校が行われた際、多くの教員から1学級の人数が少ないと行き届いた指導ができるなどの声が聞かれ、長野県でもさらなる少
人数学級推進が課題となっています。
どの子にも行き届いた教育をするために、さらなる少
人数学級推進と、地方公共団体に財政負担を強いることなく
教育予算を増額すること、また複式学級の学級定員を引き下げることを国に求めるものです。
議員各位の賛同をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
○議長 これより質疑を行います。質疑のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 質疑ありませんので、質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 討論ありませんので、討論を終結いたします。
これより
意見書案第3号を採決いたします。本案に賛成の方は挙手願います。
〔
挙手全員 〕
○議長
挙手全員。よって、本案は原案どおり可決いたしました。
なお、本案につきましては、議長において態様を整え、国会及び
関係行政庁へ提出いたします。
○議長 次に進みます。
意見書案第4号
最低賃金の改善と
中小企業支援策の拡充を求める意見書を議題といたします。事務局長に
意見書案のタイトルのみ朗読させます。
○議長 事務局長。
◎
議会事務局長(田中)
意見書案第4号
最低賃金の改善と
中小企業支援策の拡充を求める意見書の提出について
最低賃金の改善と
中小企業支援策の拡充を求める意見書を、別記のとおり下諏訪町議会
会議規則(昭和45年下諏訪町議会規則第1号)第14条第1項及び第2項の規定により提出します。
令和3年6月22日
下諏訪町議会議長 森 安 夫 様
提案者 松 井 節 夫
賛成者 増 沢 昌 明
金 井 敬 子
以上です。
──────────────────────────────────
別記
意見書
厳しい日本経済に
コロナ禍が追い打ちをかけ、深刻な危機に直面しています。
コロナ禍でライフラインを支え続けている労働者の多くが非正規雇用労働者で、
最低賃金近傍の低賃金で働いています。2020年の地域別
最低賃金改定は、最高の東京で時給1013円、最も低い沖縄県などの7県では792円で地域による格差があります。このことは地方から都市部への労働力の流出を招き、地方の高齢化と地域経済の疲弊の原因と言われています。また、
最低賃金が低い地域ほど中小零細企業が多く、経済的ダメージはより深刻となっています。
この難局を乗り越えるには、GDPの6割を占める国民の消費購買力を引き上げるため賃金の底上げを図ることが不可欠です。格差と貧困を縮小させるために、
最低賃金大幅引き上げと地域間格差をなくすことがこれまで以上に重要になっています。
世界各国の制度と比較すると、日本の
最低賃金は、OECD諸国で最低水準であり、ほとんどの国で地域別ではなく全国一律制をとっています。そして、政府として大胆な財政出動を行い、公正取引ルールを整備するなど具体的な
中小企業支援策を確実に実施し、
最低賃金の引き上げを支えています。日本でも、
中小企業への具体的で使いやすく十分な支援策を拡充する必要があります。
労働者の生活と労働力の質、消費購買力を確保しつつ、地域経済と
中小企業を支える循環型地域経済の確立によって誰もが安心して暮らせる社会をつくるため、下記を要望します。
記
1
最低賃金法を全国一律
最低賃金制度に改正すること。
2 労働者の生活を支えるため、
最低賃金1500円以上をめざすこと。
3
最低賃金を引き上げても経営が継続できるように
中小企業への支援策を拡充し、
中小企業の経営と労働者の生活といのちを守ること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
提出先 内閣総理大臣、厚生労働大臣、中央
最低賃金審議会会長 あて
──────────────────────────────────
○議長 本案につきまして提案者に
提案理由の説明を求めます。松井節夫議員、登壇の上、御説明ください。
○議長 松井議員。
◎松井議員 陳情第1号が
趣旨採択となりましたが、陳情の内容に沿って提案する意見書です。
経済が停滞している現在、景気好転のための手だてをしなければなりません。現在の不景気の原因は、
コロナ禍で旅行や飲食の自粛などがありますが、それより前から、度重なる消費税の引上げなども要因として挙げられるのではないでしょうか。消費税が上がって、国民の購買力が低下し物が売れなくなり、賃金低下を招きました。それにより、ますます購買力が低下というデフレスパイラルに落ち込んできました。政府はデフレ脱却のための物価値上げを図りましたが、改善されないところにこの
コロナ禍が加わり、さらに深刻になってきております。
日本が高度経済成長に沸いた1980年代を振り返ってみますと、いろいろな製品が出て、それを買うため物価上昇が起きました。毎年春闘が繰り広げられ、1割ぐらいの大幅なベースアップも行われました。その結果、購買力が上がり、さらなる物価上昇もあり、インフレ経済になりました。しかし、確実に経済は活気を帯びていました。
80年代、バブルがはじけまして、消費税導入の影響もあり、景気は一挙に低迷し、それにベースアップどころか給料低下を招きました。その後、低迷した経済がよくなりかけると消費税値上げです。ますます国民の購買力が低下してきました。
国の経済の根幹は国民の消費にかかっていることは明白です。長く続いた賃上げゼロを改めることが景気回復になるのです。
最低賃金の引上げが必要ですが、その際、地方にしわ寄せが行かないように、全国一律の
最低賃金にすることが求められます。全国どなたでも速やかに1,000円以上とし、さらに数年かけて1,500円を目指すことは国際的にも必要なこととなっております。
賃金が上がれば、
中小企業など支払い能力がなくて無理と言われます。そのために国による特別な支援が必要です。さらに
中小企業は下請が多いのですが、親企業からコスト削減を求められることが多くあるので、コスト削減要求を制限することも必要かと思います。
国による公的支援の原資は、使い道に困るほどの480兆円にも上る大企業の内部留保に0.5%の税金をかけることで、毎年2兆円以上の財源が生まれます。このことは自民党の最賃議員連盟事務局長の長野県選出の務台俊介衆議院議員も提案していることです。
最低賃金が上がれば労働者全体の賃金に波及し、購買力が飛躍的に上がることが想定されます。さらに、それにより景気が回復し所得税も上昇し経済の好循環ができ、デフレ脱却になります。
コロナ禍で先が見えにくい今だからこそ、早急に全国一律
最低賃金制を確立し、誰もが8時間働けば生活できる健康な生活を営む社会の構築を求めるときだと思います。
議員各位の賛同をいただくことを願い、提案いたします。
○議長 これより質疑を行います。質疑のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 質疑ありませんので、質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論のあります方は御発言願います。
○議長 中山議員。
◆中山議員 私は本意見書に反対の立場で討論したいというように思います。
現在の景気状況はK字型の回復と言われているように、
中小企業の状況は二極化しており、特に飲食、宿泊などのサービス業、建設業は極めて厳しい状況に置かれていると理解をしています。現状、
最低賃金の引上げは結果として弱い立場の労働者をさらに追い込むことにつながりかねない状況でもあります。
昨年7月に行われた中央
最低賃金審議会の答申では、
新型コロナウイルス感染症の拡大による目下の経済、雇用への営業を踏まえ、引上げ額の目安を示すことは困難であり、現行水準を維持することが適当としているわけであります。
また経済三団体は、今月4日の経済財政諮問会議で議論されている賃金水準の引上げを通じた日本経済の引上げについては、その重要性に異論はないとした一方、
コロナ禍で多くの
中小企業、小規模事業者が経営危機の直面している状況下において、赤字企業にも一律に強制力をもって適用される
最低賃金の引上げは慎重にあるべきと述べています。
当町は中小・小規模事業者が多く、このタイミングでの引上げに対する意見書は、
中小企業、小規模事業者の切捨てに取られる懸念もあります。
よって、本意見書に対し反対の討論といたします。
○議長 ほかに質疑のあります方は御発言願います。
○議長 金井議員。
◆金井議員 私は本
意見書案に賛成の立場で意見を述べます。
日本の
最低賃金が低水準のまま推移し、地域間格差もなかなか解消されません。
コロナ禍の下で一層広がる貧困と格差の是正、地域経済の再生のための
最低賃金引上げや全国一律の賃金制度の実現が必要不可欠です。
コロナ感染を防ぐために活躍しているエッセンシャルワーカーの労働現場の多くを支えているのは非正規労働者であり、とりわけ女性の割合が高くなっています。皆さん低賃金かつ不安定な雇用による失業への恐怖や、自らも感染しかねない恐怖と闘いながらも毎日奮闘されています。
格差と貧困の拡大は家計の厳しい状況も生み出しています。全国的な調査で明らかなように、今や
単身世帯の40%、2人以上世帯の25%は貯蓄がないという状況であり、蓄えがない世帯の収入が断たれることは生存権に関わる深刻な事態を招きかねません。
労働者の雇用と生活を守る企業責任は
中小企業も有しており、
コロナ禍で疲弊している
中小企業に対する政府の大胆な支援策なくしては、労働者を守るどころか
中小企業の経営そのものも破綻してしまいます。
コロナの収束がなかなか見えない現状ではありますが、既に欧米ではコロナ後の経済回復を見据えた
最低賃金の引上げも行われています。賃金抑制が経済復興の足かせとなってはならないことも望まれます。
以上のことから、本
意見書案に賛成です。
○議長 ほかに討論ございますか。
○議長 林議員。
◆林議員 反対の立場で意見を述べさせていただきます。
地域の産業構造の違いなど地域経済特性がそれぞれあり、賃金に対する考え方も多様性に満ちております。全国一律は難しいと考えているところであります。また、1,500円という金額は現実性から見て程遠いのではないかと。もう少しステップ・バイ・ステップがよろしいのではないかと思っております。
以上の理由により反対したいと思います。
○議長 ほかに討論ございますか。
(「なし」の声)
○議長 以上をもちまして討論を終結いたします。
これより
意見書案第4号の採決をいたします。本案に賛成の方は挙手願います。
〔 挙手少数 〕
○議長 挙手少数。よって、本案は否決されました。
○議長 次に進みます。
意見書案第5号 国民健康保険税の減免制度において、国、県の財政支援の拡充を求める意見書を議題といたします。事務局長に
意見書案のタイトルのみ朗読させます。
○議長 事務局長。
◎
議会事務局長(田中)
意見書案第5号
国民健康保険税の減免制度において、国、県の財政支援の拡充を求める意見書の提出について
国民健康保険税の減免制度において、国、県の財政支援の拡充を求める意見書を、別記のとおり下諏訪町議会
会議規則(昭和45年下諏訪町議会規則第1号)第14条第1項及び第2項の規定により提出します。
令和3年6月22日
下諏訪町議会議長 森 安 夫 様
提案者 中 山 透
賛成者 野 沢 弘 子
金 井 敬 子
以上です。
──────────────────────────────────
別記
意見書
新型コロナウイルス感染症の拡大は、低所得者の多い国民健康保険被保険者の生活を直撃しています。
厚生労働省は、令和2年5月1日付け、保国発0501第1号厚生労働省保険局国民健康保険課長通知に基づき、令和3年3月12日、「
新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した被保険者等に係る国民健康保険料(税)の減免等について」を発信しました。通達では、「できる限り速やかに保険料(税)の減免に係る周知や申請受付を開始していただきますよう」と記載されています。これに伴い、当町でも減免期間を1年延長する要綱の改正が行われています。
令和2年度の減収分については、国の災害臨時特例交付金と県の特別調整交付金が交付されました。しかし、令和3年度の減収分については、当該市町村における保険料(税)減免総額が市町村調整対象需要額に占める割合に応じて、それぞれに定める割合に相当する額を特別調整交付金で財政支援される予定であり、当町の試算では減免総額の10分の4相当額となっています。
財政力の弱い当町では、国保財政の被保険者負担軽減に苦慮しており、さらなる被保険者の負担増や保険税の引き上げになりかねない状況も生まれます。
新型コロナウイルス感染症の影響は長期化しており、住民の生活の困難拡大を考えれば、継続的な財政支援策が必要です。国民皆保険制度は、誰もが安心して医療にかかることのできる、医療保険制度の最後の砦となっています。
よって、減免制度の減収分に関して、令和2年度と同様の財政支援を要望します。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
提出先 内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣、厚生労働大臣、長野県知事 あて
──────────────────────────────────
○議長 本案につきまして提案者に
提案理由の説明を求めます。中山透議員、登壇の上、御説明願います。
○議長 中山議員。
◎中山議員 それでは、
提案理由の説明をいたします。
本意見書は、令和2年5月1日、
新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した被保険者に関わる国民健康保険料(税)の減免に対する財政支援の基準について、通達を令和3年3月12日の事務連絡にて延期したことによる財政措置を求める意見書であります。
令和2年度の通達では、減免分の全額を国・県の財源で対応いただいておりますが、令和3年度の事務連絡では、減免分に対する財政支援として当初は10分の2、今定例会の同僚議員の一般質問の答弁の中では、制度の変更により10分の4となっている状況であります。
よって、国・県に対して令和2年度と同様、財政支援を行うよう要望するものであります。議員各位の御賛同をお願いいたします。
○議長 これより質疑を行います。質疑のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 質疑ありませんので、質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 討論ありませんので、討論を終結いたします。
これより
意見書案第5号の採決をいたします。本案に賛成の方は挙手願います。
〔
挙手全員 〕
○議長
挙手全員。よって、本案は原案どおり可決いたしました。
なお、本案につきましては、議長において態様を整え、
関係行政庁へ提出いたします。
○議長 次に進みます。決議案第1号 国道20
号バイパス整備に関する要望についての決議を議題といたします。事務局長に決議案のタイトルのみを朗読させます。
○議長 事務局長。
◎
議会事務局長(田中)
決議案第1号
国道20
号バイパス整備に関する要望
国道20
号バイパス整備に関する要望についての決議を、別記のとおり下諏訪町議会
会議規則(昭和45年下諏訪町議会規則第1号)第14条第3項の規定により提出します。
令和3年6月22日
下諏訪町議会議長 森 安 夫 様
提案者 下諏訪町議会
バイパス対策特別委員会
委員長 岩 村 清 司
以上です。
──────────────────────────────────
別記
国道20
号バイパス整備に関する要望書
昨年9月には諏訪バイパスのルート構造原案が示され、また都市計画原案、環境影響評価準備書についても説明がなされるなど国道20号バイパス事業も動きがありました。
全長10.3kmに及ぶ道路の8割がトンネル工事である本整備工事に対し、事業促進の声がある一方、周辺地域の地下水、温泉、自然環境、及び生活環境に対する影響を不安視する声が上がっています。これらの点について、科学的根拠に基づいた調査の実施と結果の開示を望むところです。
下諏訪町は「中山道と甲州街道が出会う 大社といで湯の宿場まち」であり、先人たちが大切に守り残してくれた、信仰と歴史と文化、温泉のある暮らしや自然環境が、この先を生きる
子供たちのために、50年100年先まで誇れるように維持されることを望みます。
つきましては、以下の項目を町へ要望します。
記
1 国道20
号バイパス整備に関し、町民の様々な声が反映されるべく町
関係部署を指導すること。
2
環境保全については、現状の温泉や地下水、自然環境を考慮し豊かな自然を
子供たちに残せるよう、また、時代に沿うよう町民の声が反映されるべく十分な配慮をすること。
以上、決議します。
令和3年6月22日
下 諏 訪 町 議 会
──────────────────────────────────
○議長 本案につきまして提案者に
提案理由の説明を求めます。岩村清司委員長、登壇の上、御説明願います。
○議長
岩村委員長。
◎
バイパス対策特別委員長(岩村) それでは、決議に対する
提案理由を説明します。
諏訪バイパスについては、昨年9月に国からルート、構造原案が公表され、11月には県から都市計画原案の公表がされ、環境影響評価準備書について意見書の募集も行われてきました。この間、町長宛てにも各団体等から、
環境保全の見地から様々な御意見が寄せられたことと思います。住民の中にある疑問や不安の声に耳を傾け、納得いただく説明や調査結果を示していくことが必要です。
下諏訪町は中山道と甲州街道が出会う大社と出湯の宿場町であり、先人たちが大切に守り残してくれた信仰と歴史と文化、温泉のある暮らしや自然環境が、この先を生きる
子供たちのために、50年、100年先まで誇れるように維持されることが望まれます。
よって、ここに下諏訪町議会として、国道20
号バイパス整備に関して、次の事項を町に要望することについて決議を提案するものです。
1、国道20
号バイパス整備に関して、町民の様々な声が反映されるべく町
関係部署を指導すること。
2、
環境保全については、現状の温泉や地下水、自然環境を考慮し、豊かな自然を
子供たちに残せるよう、また時代に沿うよう、町民の声が反映されるべく十分な配慮をすること。
以上、議員各位の賛同をお願いします。
○議長 これより質疑を行います。質疑のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 質疑ございませんので、質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 討論ありませんので、討論を終結いたします。
これより決議案第1号の採決をいたします。本案に賛成の方は挙手願います。
〔
挙手全員 〕
○議長
挙手全員。よって、本案は原案どおり可決いたしました。
△<
議会運営委員会、
バイパス対策特別委員会及び
広報特別委員会の閉会中の
継続調査について>
○議長 次に進みます。日程第11
議会運営委員会、
バイパス対策特別委員会及び
広報特別委員会の閉会中の
継続調査についてを議題といたします。
議会運営委員長、
バイパス対策特別委員長及び広報特別委員長から、
会議規則第71条の規定により、お手元に御配付してあります申出書のとおり、閉会中の
継続調査の申出がありました。
お諮りいたします。各委員長からの申出のとおり、これを閉会中の
継続調査に付することに異議ございませんか。
(「異議なし」の声)
○議長 異議なしと認めます。よって、各委員長から申出のあった調査については、閉会中の
継続調査に付することに決定いたしました。
△<
追加議案の上程、説明、質疑、討論、採決>
○議長 次に、追加日程に進みます。
ここでお諮りいたします。次の追加日程第1 議案第42号 教育委員会委員の任命については
人事案件でありますので、議案整備のためここで暫時休憩とし、直ちに
全員協議会を開きたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声)
○議長 異議なしと認めます。よって、ただいまから暫時休憩といたします。ただいま午後2時40分であります。直ちに
全員協議会を行いますので、
全員協議会室に御参集ください。再開は追って御連絡いたします。
休 憩 午後 2時40分
再 開 午後 3時10分
○議長 ただいま午後3時10分でございます。休憩前に引き続き本会議を再開いたします。
青木議員から退席の申出がありましたので御報告いたします。
それでは、追加日程第1 議案第42号 教育委員会委員の任命についてを議題といたします。事務局長に議案の朗読をさせます。
○議長 事務局長。
◎
議会事務局長(田中) 議案第42号 教育委員会委員の任命について
下記の者を教育委員会の委員に任命したいから、地方教育行政の組織及び運営に関する法律(昭和31年法律第162号)第4条第2項の規定により、議会の同意を求める。
令和3年6月22日 提出
下諏訪町長 宮 坂 徹
記
住 所 下諏訪町6143番地8
氏 名 網 野 美 秀
生年月日 昭和44年11月29日
以上でございます。
○議長 次に提案者に議案の説明を求めます。
○議長 町長。
◎町長 御説明を申し上げます。下諏訪町教育委員会は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づき設置しているもので、教育長及び4人の教育委員で構成をしております。
現在、教育長職務代理をお務めいただいている萩田均さんの任期が、この8月11日をもって満了となることから、後任として網野美秀さんを任命したく、御提案申し上げるものでございます。
なお、任期につきましては、本年8月12日から4年間でございます。
萩田さんにおかれましては、これまで教育行政の発展に御尽力をいただき、また、平成30年度の小中学校や保育園への冷房機器の設置の際には専門的見地で御助言をいただくなど、改めて感謝を申し上げる次第でございます。
ここで、網野さんの主な経歴を御紹介申し上げます。網野さんは、平成2年3月に飯田コンピュータ専門学校を御卒業されました。平成16年度は下諏訪町保育園保護者会連合会長を、平成23年度は下諏訪南小学校PTA会長を、平成29年4月からの3年間は下諏訪町消防団第3分団長を務められるなど、児童福祉、学校教育、また防災の面においても精通をしており、心豊かな人づくりを推進する下諏訪町の教育委員会委員として最適任者でございますので、任命について御同意を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○議長 本案につきまして、質疑のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 質疑ありませんので、質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論のあります方は御発言願います。
○議長 野沢議員。
◆野沢議員 ただいま御提案のありました網野美秀さんにつきまして、同じ地区に住む隣組の者として賛成の立場から討論をさせていただきます。
網野美秀さんは、第3区南四王2部にお住まいでございます。先ほどの提案説明でも触れられておりましたが、平成16年度には町の保育園の保護者会連合会長を、また平成23年度には南小学校のPTA会長をそれぞれ歴任され、実績を残された方でございます。
地域におかれましても大変信望の厚い方であり、人格が高潔で、令和2年には四王8町を取りまとめ、四王の先任町内会長を務められ、
コロナ禍においてのかじ取りに手腕を発揮されました。
これまでの経歴も踏まえ、教育に関し識見も申し分なく、下諏訪町の教育委員として誠にふさわしい方と考え、一層の御活躍をしていただけるものと確信し、
賛成討論といたします。
○議長 ほかに討論ございませんか。
(「なし」の声)
○議長 以上をもちまして討論を終結いたします。
本案につきまして、これに同意することに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声)
○議長 異議なしと認めます。よって本案については、これに同意することに決しました。
○議長 次に進みます。追加日程第2
委員会提出議案第2号 下諏訪町議会
会議規則の一部を改正する規則についてを議題といたします。事務局長に議案の朗読をさせます。
○議長 事務局長。
◎
議会事務局長(田中)
委員会提出議案第2号
下諏訪町議会
会議規則の一部を改正する規則について
下諏訪町議会
会議規則(昭和45年下諏訪町議会規則第1号)第14条第3項の規定により、下諏訪町議会
会議規則の一部を改正する規則を別記のとおり提出する。
令和3年6月22日 提出
下諏訪町議会議長 森 安 夫 様
下諏訪町議会
議会運営委員会
委員長 中 村 光 良
別記の朗読は省略いたします。
以上です。
──────────────────────────────────
別記
下諏訪町議会
会議規則の一部を改正する規則
下諏訪町議会
会議規則(昭和45年下諏訪町議会規則第1号)の一部を次のように改正する。
第2条中「疾病、出産その他の事由」を「傷病、出産、育児、看護、介護、配偶者の出産補助その他のやむを得ない事由」に改め、同条に次の1項を加える。
2 前項の規定にかかわらず、議員が出産のため出席できないときは、出産予定日の6週間(多胎妊娠の場合にあっては、14週間)前の日から当該出産の日後8週間を経過する日までの範囲内において、その期間を明らかにして、あらかじめ議長に欠席届を提出することができる。
第85条第1項中「、請願者の住所及び氏名」を「及び請願者の住所」に、「名称及び代表者の氏名」を「所在地」に、「押印」を「請願者(法人の場合にはその名称を記載し、代表者)が署名又は記名押印」に改める。
附 則
この規則は、公布の日から施行する。
──────────────────────────────────
○議長 次に、提案者に
提案理由の説明を求めます。中村光良委員長、登壇の上、御説明願います。
○議長
中村委員長。
◎
議会運営委員長(中村) それでは、
提案理由の説明を申し上げます。
最初に、下諏訪町議会
会議規則につきましては、地方自治法第120条の規定により、普通地方公共団体の議会は
会議規則を設けなければならないとされており、
会議規則の改正に当たっては、議員または委員会の提出により本会議の議決が必要であるとされていることから、委員会提案議案として提出させていただくものです。
今回の改正は、令和3年2月9日、全国町村議会議長会で決定された標準町村議会
会議規則の一部改正を受けて、下諏訪町議会
会議規則の一部改正をお願いするものです。
内容について説明させていただきます。今改正では、議員活動と家庭生活との両立支援策をはじめ、男女の議員が活動しやすい環境整備の一環として、出産、育児、介護など、議員として活動するに当たっての諸要因に配慮するため、議会への欠席事由を整備するとともに、出産については母性保護の観点から産前産後の欠席期間を規定するものです。
また、議会への請願手続について、請願者に一律に求めている押印の義務づけを見直し、署名または記名押印に改めるものです。
なお、この規則は公布の日から施行することとしています。
議員各位の御賛同をお願い申し上げ、提案説明といたします。
○議長 これより質疑を行います。本案につきまして質疑のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 質疑ありませんので、質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 討論ありませんので、討論を終結いたします。
これより採決を行います。本案に賛成の方は挙手願います。
〔
挙手全員 〕
○議長
挙手全員。よって、本案は原案どおり可決いたしました。
○議長 以上をもちまして、本日の日程に定められました議事は終了いたしました。
△<閉会に当たっての
町長挨拶>
○議長 ここで町長から御挨拶があります。
○議長 町長。
◎町長 6月定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
議員の皆様方には、去る6月8日に開会されて以来、本日まで15日間の長きにわたり慎重かつ精力的に御審議をいただき、厚く御礼を申し上げます。
開会冒頭に町から御提案を申し上げました15議案のうち6議案につきましては初日に、残る9議案に
追加議案を含めた10議案につきましては、本日全て原案どおり御議決を賜り、誠にありがとうございました。
本定例会の御審議の過程でお寄せをいただきました貴重な御意見、御要望につきましては、町の行財政に反映するべく、関係各課に十分検討させていただきます。
梅雨に入り、本格的な夏へ移り変わるこの時期でございます。議員の皆様におかれましては、健康には十分御留意をされ、町政発展、また議会改革の実現に向け、ますます御活躍、御尽力をされますよう御期待を申し上げ、閉会の挨拶とさせていただきます。大変御苦労さまでございました。
○議長 以上をもちまして、令和3年6月
下諏訪町議会定例会の会期中に定められた日程の全てが終了いたしました。
ただいま午後3時20分でございます。これをもちまして、令和3年6月
下諏訪町議会定例会を閉会といたします。大変御苦労さまでございました。
閉 会 午後 3時20分
令和3年6月22日
下諏訪町議会議長 森 安 夫
下諏訪町議会副議長 金 井 敬 子
署名議員 樽 川 信 仁
署名議員 田 嶋 彰
署名議員 増 沢 昌 明
下諏訪町議会役員構成
議 長 森 安 夫
副 議 長 金 井 敬 子
○
総務経済常任委員会 ○
生活文教常任委員会
委 員 長 中 山 透 委 員 長 増 沢 昌 明
副委員長 松 井 節 夫 副委員長 大 橋 和 子
樽 川 信 仁 林 元 夫
田 嶋 彰 岩 村 清 司
青 木 利 子 野 沢 弘 子
中 村 光 良 金 井 敬 子...