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11月28日-趣旨説明、委員長報告、質疑、討論、採決等-01号

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  1. 上田市議会 2000-12-18
    11月28日-趣旨説明、委員長報告、質疑、討論、採決等-01号


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    平成12年 12月 定例会(第4回)議事日程 第 1 会期の決定 第 2 議案第104号から第127号(趣旨説明) 第 3 議案第78号 第 4 議案第79号から第81号 第 5 議案第82号 第 6 議案第83号から第86号 第 7 議案第87号から第90号 第 8 議案第91号及び第92号本日の会議に付した事件 日程第1から第8まで出席議員(28名)     1   番   外   山       愷   君     2   番   宮   入   英   夫   君     3   番   山   浦   能   人   君     4   番   南   波   清   吾   君     5   番   田   中       明   君     6   番   井   出   康   生   君     7   番   堀       善 三 郎   君     8   番   武   藤       弘   君     9   番    欠             員     1 0 番   宮   下   昭   夫   君     1 1 番   柄   沢   荘   一   君     1 2 番   丸   山   正   明   君     1 3 番   土   屋   陽   一   君     1 4 番   小 宮 山       仁   君     1 5 番   藤   原   信   一   君     1 6 番   小   泉   連   夫   君     1 7 番   井   出       実   君     1 8 番   金   井   忠   一   君     1 9 番   田   中   正   雄   君     2 0 番   倉   沢   俊   平   君     2 1 番   石   川       幸   君     2 2 番   川   上       清   君     2 3 番    欠             員     2 4 番   手   塚   克   巳   君     2 5 番   茅   野   光   昭   君     2 6 番   小   山   正   俊   君     2 7 番   桜   井   啓   喜   君     2 8 番   成   沢   捨   也   君     2 9 番   南   雲   典   子   君     3 0 番   高   遠   和   秋   君説明のため出席した者    市    長   平   尾   哲   男   君    助    役    欠             員    収  入  役   中   沢   宮   彦   君    総 務 部 長   寺   沢   勝   一   君    企 画 課 長   土   屋   朝   義   君    秘 書 課 長   中   村   明   久   君    財 政 部 長   藤   城       孝   君    財 政 課 長   鈴   木   栄   次   君    市民生活部長   池   田   博   文   君    商工観光部長   須   藤   清   彬   君    農 政 部 長   小   林   隆   利   君    都市整備部長   石   黒       豊   君    建 設 部 長   下   林   幸   雄   君    消 防 部 長   宮   下       温   君    健康福祉部長             前   沢   憲   一   君    福祉事務所長    水 道 局 長   田   口   邦   勝   君    教  育  長   我   妻   忠   夫   君    教 育 次 長   内   藤   政   則   君    監 査 委 員   石   井   俊   夫   君事務局職員出席者    事 務 局 長   田   鹿   征   男   君    事務局 次 長   山   崎   正   幸   君    議 事 係 長             鳴   沢   宏   紀   君    調 査 係 長    主    査   宮   沢   英   雄   君    主    任   上   原       晶   君   午前 9時 30分   開会 ○議長(石川幸君) ただいまから平成12年12月上田市議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 会議録署名議員の指名 ○議長(石川幸君) 議事に入る前に会議録署名議員の指名を行います。 今定例会の署名議員は会議規則第81条の規定により、議長において、16番小泉連夫君、17番井出実君を指名いたします。 △諸般の報告 ○議長(石川幸君) この際、諸般の報告を行います。 今定例会に提出されました陳情について、事務局長をして報告いたさせます。 ◎事務局長(田鹿征男君) ご報告申し上げます。 今期定例会までに受理いたしました陳情は、お手元へ配付申し上げてございます陳情文書表のとおりであります。 朗読は省略させていただきます。 ○議長(石川幸君) 陳情については、事務局長の報告のとおり、それぞれ所管の委員会において審査お願いいたします。 次に、市長から、地方自治法第180条第2項の規定により、市長専決処分事項の規定に係る報告書の提出がありましたので、お手元に配付しておきましたから、ご了承願います。 次に、監査委員から、定期監査結果及び出納検査結果の報告がありましたので、お手元に配付しておきましたから、ご了承願います。 △日程第1 会期の決定 ○議長(石川幸君) 日程第1、会期の決定を議題といたします。 今定例会の会期は、本日から12月18日まで21日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石川幸君) ご異議なしと認めます。よって、会期は21日間と決定いたしました。 △日程第2 議案第104号~第127号 ○議長(石川幸君) 次に、日程第2、議案第104号から第127号まで24件一括議題といたします。 まず、市長から提案の理由を求めます。市長。          〔市長 平尾 哲男君登壇〕 ◎市長(平尾哲男君) 本日ここに、平成12年12月市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、ご多忙のところご出席を賜りまして、まことにご苦労さまでございます。 本年も残すところあと一カ月余りとなり、まさに新世紀に向けてカウントダウンが始まろうとしています。世紀の節目に当たって、日本は、明治以来の規格大量生産の工業社会から、多様な個性沸き立つ知恵の社会へと大きな転換期を迎えています。だれもが同じ目標に向かって頑張ったキャッチアップの時代が終わり、進むべき方向を外部から与えられる時代も終わりつつあります。 私たちは、21世紀にどのような社会を築き、どのような道筋を歩んでいくか出発点に立って真剣に考えなければならないときを迎えています。これからの行政は、地域に住む皆さんがみずから考え、地域づくりや人づくりをしていくことを支援し、市民参加から市民主体のまちづくりへ展開することが重要であり、主導型から提案型に転換していく必要があると思います。上田市が取り組まなければならない課題は山積していますが、第3次上田市総合計画後期基本計画で念頭に置いた、自然との共生・循環型社会の実現、少子高齢化社会への対応、活力ある地域づくり、豊かな個性と創造性あふれる人材の育成、分権型社会市民参画型行政の実現を市政運営の指針として新世紀のスタートを切ってまいりたいと考えています。 さて、政府は10月19日「景気の自律的回復軌道の確立と多様な知恵の時代にふさわしい未来型社会の出発」を目標に総事業規模11兆円ほどの「日本新生のための新発展政策」を決定し、これに伴う関連補正予算が編成されました。地域経済の動向調査の結果を見ましても、小売関連の個人消費については引き続き低迷し、雇用情勢も常用雇用者数の低下が続くなど、地域企業や市民にとっては、いまだ景気の回復は実感できない状況が続いているものと認識しています。 国の補正予算への対応につきましては、平成13年度予定事業の前倒しについて県と協議を行っている案件もあり、国庫補助の内示等の状況を見守っております。 また、経済対策をより推進するため、地方単独事業の積極的な追加実施もあわせて要請されているところであり、これらの状況を踏まえて、次年度計画事業のうち今年度事業として実施可能なものにつきましては、今後の財政状況も勘案した上で今年度へ前倒ししての予算化を検討しているところであります。 地方分権の時代を迎え、主体的なまちづくりを進めるためには、地方財源の確保、とりわけ自主財源の根幹である税収の確保は大きな課題です。市税につきましては、これまでも収入の確保に力を入れ取り組んできたところですが、滞納額が年々増加している状況の中、秋の収納対策に続き、本年は緊急収納対策といたしまして、11月、12月の二カ月間、部課長級と収税課職員による大口滞納者特別収納対策を実施しているところです。今後も税負担の公平性の確保と収納率の向上に向け、収納事務の効率化や納税意識の高揚に努めるとともに、粘り強く収納対策を進めてまいりたいと考えています。 地域交通の利便性を高めることを目指し、計画しておりますしなの鉄道(仮称)国分新駅につきましては、本年2月に用地買収が完了し、地元対策委員会とともに県及びしなの鉄道に早期の開業を強く要望してまいり、ようやく実現の見通しがついてまいりました。本年は、しなの鉄道に新駅の詳細設計を委託し、平成14年度の開業を目指し、建設に向けて準備を進めております。 しなの鉄道は、全般に利用者の減少傾向が続いてきており、特に沿線の新駅につきましては、収支が厳しい見込みとなっているところですが、地域の皆様のご協力をいただきながら駅の利用促進の方策を考えてまいります。 路線バスの廃止に伴い、平成8年から運行を始めた循環バスは、現在千曲川の左岸と右岸にそれぞれ2コースずつ計4コースが運行されておりますが、利用者が少ないなどの問題が生じております。このような状況の中、運行を委託しているバス会社との契約の期限が平成13年となっていることもあり、循環バス全体を総合的に見直すため、本年7月循環バス検討委員会を発足いたしました。老人会や婦人団体、福祉や経済団体など市民の皆様から循環バスのあり方についての意見をお聞きし、来年度の見直しに生かしてまいりたいと考えています。 将来の上田市の新たな産業の創出や起業家の育成、支援に役立つことが期待される産学官連携支援施設建設につきましては、関係機関と協議をする中で準備を進めてきたところです。 このたび、施設の運営につきましては、財団法人浅間テクノポリス開発機構で行うことが決定し、建設場所である信州大学繊維学部敷地内の土地の借用につきましては研究交流促進法による文部省の認定と国有財産の使用許可をいただける運びとなりました。このため施設建設の諸条件が整備されましたので、通商産業省の補助金を活用し建設を進めてまいりたいと考えています。 さて、介護保険制度につきましては、10月から第1号被保険者の保険料の徴収が始まるため、9月に特別徴収開始の通知を申し上げ、10月には普通徴収に係る納付通知を発送いたしました。保険料に関するお問い合わせや苦情は10月の末までで900件余りに達していますが、社会全体で介護を支え合う制度の趣旨や徴収の仕組みを説明し、ご理解いただくとともに、必要に応じて個別に訪問も行うなどして、制度の浸透に努めているところです。 10月末現在の要介護、要支援認定者数は2,356人で、4月末から10%程度増加しており、これにあわせて居宅サービスの利用者、介護給付費もふえつつあります。 サービス提供事業者については、9月以降新たにデイケア、デイサービスを行う事業者の指定があったほか、今後の整備計画も含め、さらに介護基盤の整備が進むものと考えております。これらサービス提供事業者については、サービスの円滑な提供と質の向上を図るとともに、情報の交換や研修を行う組織として独自の連絡協議会の設立に向け、現在準備が進められております。 また、被保険者や事業者の代表などで組織する介護保険運営協議会についても近々設置を予定しております。 制度自体は、いまだにさまざまな課題を抱えておりますが、だれもが安心して老後を迎えることのできる社会の実現に向けさらに努力してまいりますので、市民の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。 中心市街地活性化の方策の一つとして馬場町に、優良建築物等整備事業を活用し、特別養護老人ホームを中心とした複合福祉施設と集合住宅を建設する計画につきましては、関係する皆様と調整を進め、このほどその全体計画がまとまり、平成13、14年度の整備に向け作業を開始したところです。 この福祉施設は、上田市介護保険事業計画及び高齢者保健福祉総合計画に基づいた介護保険基盤整備の一環として位置づけた施設であり、110床の特別養護老人ホーム及びショートステイ、定員30人のデイサービスセンター等のほかに、上小地域初めてとなる定員26人の介護利用型軽費老人ホームの併設を予定しております。 施設には、地域交流スペースボランティア室等を配置し、積極的に近隣住民の皆様との交流を進めていくことを目指しております。 上田菅平インター周辺地域振興施設の整備については、関係する皆さんと協議をしながら全体整備計画の検討を進めてまいりましたが、おかげさまで一定の計画案がまとまってまいりました。 国道144号の4車線化に伴い神科小学校用地が大きくつぶれ、この用地を新たに確保するため、現JA信州うえ神科支所南側へ上野が丘公民館を移転し、物産館及び神科支所も含めて一体的に整備し、さらに道の駅構想も県に要望しながら進めてまいりたいと考えています。この計画の詳細につきましては、さらに関係機関と協議し、年次計画で整備を進めてまいりたいと考えておりますので、地元や地権者の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。 また、国道18号上田坂城バイパス計画路線沿いに建設予定の「上田道と川の駅」につきましても地域の皆さんと研究を重ねており、10月30日には関係団体の代表の皆さんによる地域振興施設研究委員会も開催したところです。今後、施設の内容や運営方法等について検討していただき早期開業に向けて準備を進めてまいりたいと考えています。 農村の有する豊かな自然、伝統、文化等を再評価し、景観や施設保全に配慮しながら各種基盤整備事業を行う田園空間整備事業上田青木地区については、集落間道路仁古田越戸線の用地測量を実施し、関係地権者の皆様のご了解をいただき用地買収を進めております。工事については浦野川橋梁下部工事と一部道路工に着手してまいります。 旧西塩田小学校については、地元の皆様と利用計画について協議を行っているところですが、地域活動の拠点となるとともに、塩田、川西、青木地域の田園空間博物館の核施設となるよう多くの皆様のご意見をお聞きしながら設計を進めてまいります。 また、神科、豊殿地区と真田町をエリアとした古城の里地区については、地元自治会関係機関等検討委員会を組織し、地域の伝統的農業施設農村景観等の掘り起こしを行っております。今後県とも協議し、関係する皆様とも連携を図りながら、構想を策定してまいりたいと考えております。 窓口の対応につきましては、一部カウンターを低くし、いすに座って応対ができるようにするなど訪れた皆様に好評をいただいております。日ごろから職員の接遇の向上には努めているところですが、特に市民課の窓口につきましては、転入、転出届など、時期によって集中するため、届け出窓口が大変混雑いたします。この混雑を緩和するため、自動受付や呼び出しができるシステムを導入し、さらに市民カードを提示していただくことにより申請書などの記載を簡略化して、お待ちいただく時間を短くできるようサービスの向上を図ってまいりたいと考えています。 男女がともに生涯を通じて個人として尊重されあらゆる分野において個性や能力を生かし、豊かに、生き生き生活できる上田市を目指して、第3次男女共同参画行動計画の策定を進めているところです。 計画策定に当たっては、公募による皆さんを含め市民の代表15人に委員を委嘱し、これまでに7回の策定委員会を開催し、活発な討論をしていただいているところです。 計画では、男女共同参画社会基本法の理念に基づき、第2次行動計画の成果及び残された課題を踏まえ、男女共同参画のための意識づくり、共同参画の社会づくり、心豊かで安心できる生活づくりを骨子とし、市と市民の皆さんがともに行動していく目標・施策を明らかにしてまいります。 生涯学習都市宣言につきましては、教育委員会より社会教育委員に諮問し、今回、生涯学習都市宣言(案)が答申されました。 市制施行と時を同じくし、自由画教育上田自由大学が始められた生涯学習の長い歴史を持つ上田市において、生涯学習都市宣言が行われることは、まことに意義深いものと考えております。 市民のだれもが人生のすべてのステージにおいて、生き生きと輝き、充実した人生を送れるよう、みずから学ぶ、みずからつくるという生涯学習の精神を、継承していくことは、市政の大きな責務であり、新しい時代を迎えようとする今こそ、それを実行するときであると考え、今議会にお願い申し上げました。 「誰もが豊かに生きる 生涯学習のまち うえだ」を実現すべく、関係する皆様のご協力をいただきながら、市民の皆様とともに「学びのまち」となるよう努めてまいります。 次代を担う子供たちが国際的な視野を広げ、国際感覚を養うことを目的に、一般公募した市内の中学生10名がことしの夏休みを利用してカナダ・ハンツビル町を訪問し、町への表敬訪問や地元の中学生と環境問題について意見交換するなど交流を深めてまいりました。このハンツビル町は、平成9年に海外友好提携都市選定委員会で選定されました英語圏の友好提携候補都市であり、友好提携にも前向きでありますので、今後は当市を訪問していただくなどさらに交流を深めてまいりたいと考えています。 また、中国寧波市との友好提携5周年を記念して、この4月に提携以来最大の市民訪中団が寧波市を訪問したところですが、これを受け、11月6日から、寧波市の代表団16名が当市を訪問いたしました。市への表敬訪問、記念植樹、市内視察の後の記念式典においては、寧波市から記念に贈られました景徳鎮のつぼ一対の披露なども行われ、祝賀パーティーでは140名を超える皆様にご出席をいただき熱烈な歓迎と同時に友好を深めることができました。この5周年を契機に市民の皆様を中心として、教育、文化、スポーツなどの各種交流や未来と希望を担う青少年の交流がさらに深まることを期待するところです。 下水道事業への地方公営企業法の適用につきましては、かねてより調査、研究、検討を進めてまいりましたが、来年4月1日からの地方公営企業法の適用に向け今議会に条例案をお願いいたしました。これまでは、機構改革の一環として上水道事業下水道事業の事務の一元化を進め、事務事業の効率化と住民サービスの向上に努めてまいりました。今後は、下水道事業地方公営企業法を適用し、さらなる事務の効率化と財務諸表による事業経営の明確化、透明性の向上に努め、下水道事業の安定した経営を目指してまいります。 下水道使用料及び農業集落排水施設使用料は、いずれも平成12年度で料金算定期間が終了し改定時期を迎えておりますが、現状の使用料のままでは収入不足が見込まれるため、使用料改定について上田市水道料金等審議会に諮問を申し上げ、慎重にご審議をいただいたところであります。現在の厳しい経済情勢の中で使用料を改定することは大変心苦しいところでございますが、市民要望の強い下水道の整備促進と施設の維持管理に万全を期するために、10月31日に審議会からいただきました答申を尊重し、使用料の改定を今議会にお願いいたしました。経費の節減、事務の効率化等なお一層の経営努力を行い、下水道財政の安定化を図るとともに下水道の整備促進に努め、生活環境の向上、河川等の水質の向上、保全に努めてまいりますのでご理解とご協力をお願い申し上げます。 以上、当面する課題について、その一端を申し上げました。 次に、今回提案いたしました案件は、条例案8件、予算案11件、事件決議案5件の合計24件であります。 その主なものの概要を申し上げます。 まず、条例案でありますが、職員の再任用に関する条例につきましては、本格的な高齢化社会の到来に伴い、高齢者の知識経験を活用することと、年金制度の改正に合わせ60歳代前半の生活を雇用と年金の連携により支えることを目的に制定するものであります。 続きまして、農村広場条例中一部改正につきましては、現在の中組農村広場を廃止し、新たに旧オルガン針東塩田工場跡地の一部に設置するというものであります。 なお、上田市下水道事業地方公営企業法の規定の全部を適用する条例、上田市下水道条例中一部改正及び上田市農業集落排水施設条例中一部改正につきましては、さきに申し上げたとおり下水道事業地方公営企業法を適用するための条例及び下水道使用料等を改定するための所要の改正であります。 続きまして、補正予算の概要について申し上げます。 まず、一般会計補正予算第4号は、予算の総額にそれぞれ8億5,380万6,000円を追加いたしまして、補正後の予算の総額を418億9,370万6,000円といたしたいというものであります。今回の補正予算産学官連携支援施設の建設費の計上、去る9月の大雨により発生しました災害の復旧経費の計上のほか、既決事業費の調整が主なものでございます。 歳入の主なものについて申し上げます。国庫支出金は3億860万円余を計上いたしました。生活保護費保育所運営費等福祉関係事業費の増加に伴う国庫負担金の計上、産学官連携支援施設建設に対する国庫補助金などであります。県支出金は2,682万円余の計上であります。国庫負担金に連動した県の負担金のほか、災害復旧に対します県の補助金などを計上いたしました。市債につきましては、適債事業の事業費に対します所定の充当率による計上及び調整でございます。 一般財源所要額といたしましては、地方交付税2億628万円余を現段階で収入可能な範囲で計上いたしました。地方特例交付金、繰越金につきましては額の確定に基づく計上であります。 また、市政のためにとのご寄附をいただきました21万円余を計上させていただきました。ご寄附いただいた皆様のご厚意に対しまして厚く御礼申し上げます。 次に、歳出について主なものをご説明申し上げます。 まず、民生費は1億1,247万円余の増額でございます。児童扶養手当事務の市への移管に先立ち電算処理システムの導入に要する経費のほか、対象者が増加しております生活保護費等の扶助費の追加などでございます。 農林水産業費でありますが、被害の拡大が見られます松くい虫の防除対策を今年度に前倒しして実施するため所要経費を追加計上いたしました。 また、殿城地区流通業務用地整備計画基本調査に要します経費、中山間地域等直接支払交付金の追加計上など1,487万円余の計上であります。 続きまして、商工費でありますが、産学官連携支援施設建設工事費5億5,300万円、中小企業のISO審査登録に対する助成金の追加など、5億6,270万円を計上いたしました。 次に土木費でありますが、できるだけ多くの入居希望者にこたえるため、市営住宅の改修工事費750万円などを追加計上したほか、馬場町地区優良建築物等整備事業費など既決事業費の増減による調整を行いまして、全体では3,364万円余の減額であります。 教育費でありますが、上田西高等学校創立40周年記念事業に対します補助金など3,418万円余の計上であります。 公債費につきましては、健全財政の維持と後年度の公債費負担を軽減するため、既発行債の繰上償還2億386万円を計上いたしましたほか、平成11年度債の借り入れ利率の確定による利子の減額であります。 災害復旧費でありますが、去る9月11日から12日にかけての大雨により、林道や農地、農業用施設に災害が発生いたしました。その復旧事業費といたしまして2,078万円余の計上であります。 続きまして、特別会計の補正予算についてご説明申し上げます。 今回提案いたしました特別会計の補正は8会計でございまして、合計で1億3,280万円余の追加計上であります。主な特別会計につきまして内容をご説明申し上げます。交通災害共済事業特別会計ではチャイルドシートの購入費補助金の追加計上など212万9,000円を計上いたしました。 今年度新設いたしました介護保険事業特別会計は介護認定を行っている広域連合への負担金を調整したこともありまして896万6,000円の減額であります。 市街地再開発事業特別会計につきましては、事業推進に伴う用地購入費の追加計上のほか、既決事業費、公債費の調整を含めまして2億4,087万9,000円の増額であります。 次に公共下水道事業特別会計では既決事業費の調整とともに、平成11年度市債の借り入れ利率確定に伴う公債費の減額によりまして、全体では2,412万3,000円の減額でございます。農業集落排水事業特別会計につきましても同様でありまして、5,975万4,000円の減額補正であります。 企業会計につきましては、産院事業会計及び水道事業会計とも事業費の調整に伴う減額であります。 事件決議案につきましては、市道の認定、市道の廃止、字の区域の変更、農業集落排水事業処理施設工事山田地区請負契約の締結及び生涯学習都市宣言の制定であります。 以上、今回提案いたしました条例案、予算案、事件決議案の主なものの概要を説明いたしました。 各提出案件の内容につきましては、それぞれ担当者から説明いたしますので、よろしくご審議の上、適切なご議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(石川幸君) 続いて、担当者から順次説明を求めます。総務部長。          〔総務部長 寺沢 勝一君登壇〕 ◎総務部長(寺沢勝一君) お手元に申し上げてございます議案集の1ページをお願いをいたします。議案第104号、職員の再任用に関する条例制定についてご説明申し上げます。 地方公務員法等の一部を改正する法律が平成11年7月22日に公布され、平成13年4月1日から施行されます。この法律改正の背景でありますが、一つといたしまして、本格的な高齢社会の到来に伴い、高齢者の知識経験を活用すること、二つ目といたしまして、年金制度の改正に合わせ60歳代前半の生活を雇用と年金との連携により支えることであります。このたび条例準則が示されましたので、それに従い条例を制定いたしたいというものであります。 第1条は、趣旨でありますが、一週間当たり40時間勤務する再任用常勤職員、一週間当たり16時間から32時間勤務する再任用短時間勤務職員等に関し、必要な事項を定める旨の規定であります。 第2条でありますが、再任用できる者について定年退職者のほか、これに準ずる者を1号、2号に定めたものであります。 第3条でありますが、再任用の任期は1年を超えない範囲内で定めることになっており、任期の更新に当たっては、一項でありますが、勤務成績が良好である場合、また二項でありますが、あらかじめ職員の同意を得ることが条件となっております。 第4条は、任期の末日を定めたものであります。 次に、附則でありますが、第1条は、施行日を定めたものでありまして、この条例は平成13年4月1日から施行したいというものであります。 2ページをお願いをいたします。附則の第2条は、本則第4条の任期の末日に関する特例を規定したものでございます。 次に、附則の第4条は、職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部改正でありますが、再任用短時間勤務職員の勤務時間、週休日等を定めたものであります。 次に、3ページをお願いをいたします。真ん中よりやや上でありますが、第6条は一般職の職員の給与に関する条例の一部改正であります。給与条例の第3条は、給与の種類を定めたものでありまして、同条に新たに次の1項を第2項として加えたいというものでございます。第2項といたしまして、再任用常勤職員及び再任用短時間勤務職員に支給される給与を定めたものでございます。 次に、給与条例第8条の2に新たに次の一条を加えるというものでございます。第8条の3、再任用職員の給料月額を定めたものであります。 6ページをお開きをいただきます。別表の一番下欄、下の欄でございますが、再任用職員の級別給料月額であります。 3ページにお戻りをいただきたいと思います。第2項でありますが、これは再任用短時間勤務職員の給料月額の算定方法等を定めたものであります。 4ページをお願いをいたします。4ページの真ん中よりやや下でございますが、給与条例の第33条第1項に次の一項を新たに加えるという規定でございます。2項として加えるというものでございますが、これは再任用職員の期末手当について定めたものでございます。 次に、35条の3の規定でございますが、これは勤勉手当について規定したものでございます。 次に、5ページをお願いをいたします。別表を次のように改めるということでございますが、先ほどごらんをいただきました6ページでございますが、再任用職員の給料月額を定めたものでございまして、昇級制度はございません。 次に、7ページをお願いをいたします。7ページの附則第8条、真ん中よりやや上でございますが、附則第8条は一般職の職員の退職手当に関する条例の一部改正でありますが、再任用職員に退職手当を支給しない旨の除外規定などであります。 次に、8ページをお願いをいたします。8ページの真ん中でございますが、附則第11条、企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正でありますが、先ほどご説明申し上げました一般職の職員の給与に関する条例に準じて定めたものでございます。 次に、9ページをお願いをいたします。議案第105号、議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例等中一部改正についてご説明申し上げます。 中央省庁等改革のための国の行政組織関係法律の整備等に関する法律が平成13年1月6日から施行され、中央省庁の組織が1府22省庁から1府12省庁に大幅に改編されることに伴い、上田市の条例中の所要の改正を行うというものであります。10の条例改正をお願いしてございますが、省庁の名称の変更、所管の変更等でございます。 第1条、議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正でありますが、第5条の2「自治大臣」を「総務大臣」に改める。 また、第2条は、一般職の職員の退職手当に関する条例の一部改正でありますが、第10条の「労働大臣」を「厚生労働大臣」に改めると。 次に、10ページをお願いをいたします。10ページの上でございますが、第5条、上田市公共物管理条例の一部改正でございますが、第2条中「建設省」を「国土交通省」に改める等、名称の変更であります。 第8条の上田市下水道条例の一部改正でありますが、第12条中「総理府令」を「環境省令」に改めるというものでございまして、これは所管の変更であります。 そのほか法令の名称変更等により改正をお願いしてございます。 附則といたしまして、この条例は平成13年1月6日から施行をするというものでございます。 以上、議案104号、議案105号についてご説明申し上げました。よろしくお願いをいたします。 ○議長(石川幸君) 健康福祉部長。          〔健康福祉部長 前沢 憲一君登壇〕 ◎健康福祉部長(前沢憲一君) 議案集の11ページをお願いいたします。議案第106号、上田市介護保険条例中一部改正についてご説明申し上げます。 提案の趣旨でございますが、この介護保険条例は厚生省が示した条例準則に沿って制定をしたところでございますが、保険料の減免申請の期限を規定した部分で特別徴収の対象者と普通徴収の対象者との間で不均衡が生じるということから、特別徴収対象者が不利益とならないように今回条例改正をしたいというものでございます。 改正の内容ですが、第7条第2項中の改正は、特別徴収対象者の減免申請の期限を普通徴収対象者と同じに年金支払日前7日に改めたいというものでございます。 第8条中の改正は、字句の改正でございます。 附則におきまして、この条例は公布の日から施行したい。また、第2項は、平成12年10月と12月に特別徴収された保険料に係る減免申請の期限を特例といたしまして平成13年1月31日までとする経過措置でございます。なお、今までに保険料の減免申請は出されておりません。 以上、議案第106号につきましてご説明いたしました。よろしくお願いをいたします。 ○議長(石川幸君) 農政部長。          〔農政部長 小林 隆利君登壇〕 ◎農政部長(小林隆利君) 議案第107号、農村広場条例中一部改正についてご説明を申し上げます。 農村広場条例の一部を改正する条例を次のように定めるというものでございます。農村広場条例第3条の表中「上田市大字富士山3,049番地1」を「上田市大字富士山3,313番地10」に改めたいというものでございますけれども、これは中組の農村広場でございまして、中組地区にあります塩田構造改善センターに隣接をしてあります広場を農村広場としていくための必要な改正をお願いするものであります。 附則として、この条例は平成13年1月1日から施行するというものでございます。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(石川幸君) 都市整備部長。          〔都市整備部長 石黒 豊君登壇〕
    都市整備部長(石黒豊君) 議案集の13ページをお願いいたします。議案第108号、上田市営住宅等に関する条例中一部改正についてご説明申し上げます。 提案の理由でございますが、上田市営住宅等に関する条例中で引用する公営住宅法施行令の一部を改正する政令が平成12年10月1日から施行されたことに伴い、条例中関係部分についての所要の改正を行うものであります。 改正の内容でありますが、市営住宅の入居資格を規定した条例第6条で引用する公営住宅法施行令第6条が改正されまして、新たに2項が加わり、第2項と第3項が4項、5項に繰り下がったことに対応するための改正で、施行日は公布の日から施行したいというものでございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(石川幸君) 水道局長。          〔水道局長 田口 邦勝君登壇〕 ◎水道局長(田口邦勝君) 議案集の14ページをお願いいたします。議案第109号、上田市下水道事業地方公営企業法の規定の全部を適用する条例制定についてご説明申し上げます。 提案の理由でございますが、下水道事業への地方公営企業法の適用につきましては、これまで市の行政改革の一環として進めてまいりました上下水道事業の一元化を踏まえ、今後の下水道事業も考慮しまして慎重に検討を重ね、準備を進めてまいりましたが、下水道事業の経営状況及び財政状態の明確化、透明性の確保と経営基盤の強化安定を図り、市民要望の強い下水道の整備促進を図る上から、これまで特別会計で実施してまいりました公共下水道事業、農業集落排水事業のそれぞれに複式簿記による企業会計方式を平成13年4月1日から採用することとし、下水道事業地方公営企業法の規定の全部を適用する条例制定をお願いするものでございます。 条文の内容でございますが、地方公営企業法第2条第3項につきましては、法律の適用を受ける企業の範囲のうち、条例で定める法適用事業についての規定であります。 次に、地方公営企業法施行令第1条第2項は、法の適用について同法を受けて条例の定めにより法規定の全部または一部を条例で定める日から適用するための規定であり、それぞれの規定により上田市が経営する公共下水道事業、農業集落排水事業及び小規模集合排水処理施設事業、これにつきましては小規模農業集落排水事業として下之郷布引地区で行っている事業のことでありますが、これらのいずれの事業においても地方公営企業法の規定の全部を適用したいというものでございます。 附則でありますが、この条例は平成13年4月1日から施行をお願いしたいというものでございます。 以上でございます。 続いて、15ページをお願いいたします。議案第110号、上田市下水道条例中一部改正についてご説明申し上げます。 提案の理由でございますが、現行の下水道使用料につきましては、平成11年4月1日から平成13年3月31日までの2年間の料金算定期間についてのものであります。これが今年度で終了するところから、現行の使用料のままでは今後建設投資に伴う起債元利償還金等の増加による多額の収入不足が見込まれ、下水道財政に支障を来すことになります。この収入不足額については、全額を一般会計からの繰入金に依存することは厳しい財政状況のもとで一般会計に及ぼす影響も大きく、また限度もございますので、使用料の改定について受益者負担の原則を基本に平成13年度、平成14年度の2年間における収入を確保するため、本年8月24日に上田市水道料金等審議会に平均改定率21%の諮問を申し上げました。審議会では、5回にわたる慎重なご審議をいただきまして、10月31日に「厳しい経済情勢のもとでは市民の理解を得るためにも経営努力を行い、改定率を抑える配慮が必要である」といたしまして、平均改定率を18.6%とするという答申をいただきました。この答申を尊重いたしまして、今回使用料の改定をお願いするものでございます。 条文でございますが、別表に定めてございます使用料の一カ月料金について、平均18.6%で改定をお願いしてございます。一般用といたしまして8立方メートル以下の基本料金について「1,140円」を212円引き上げまして「1,352円」に、6段階あります超過料金につきましては、それぞれ使用水量の区分により1立方メートルにつき30円から45円引き上げまして「161円」を「191円」に、「180円」を「214円」に、「198円」を「235円」に、「208円」を「247円」に、「228円」を「271円」に、「238円」を「283円」にいたしたいというものであります。また、公衆浴場用につきましては、1立方メートル当たり「13円」を3円引き上げ「16円」に改めさせていただきたいというものでございます。 附則といたしまして、この条例は平成13年4月1日から施行をいたしたいというものでございます。 以上、議案第110号についてご説明申し上げました。 次に、16ページをお願いいたします。議案第111号、上田市農業集落排水施設条例中一部改正についてご説明申し上げます。 提案の理由でございますが、現行の農業集落排水施設使用料につきましては、平成11年4月1日から一般用として下水道使用料と同一の内容の料金表を適用してまいりましたが、2年間の料金算定期間が今年度で終了し、現行の使用料のままでは今後多額の収入不足が見込まれるということから、下水道使用料の改定に合わせまして議案第110号でご説明申し上げましたとおり、上田市水道料金等審議会に諮問を申し上げ、答申をいただきましたので、今回使用料の改定をお願いいたすものでございます。 条文でございますが、これも別表に定められている一般用の使用料でございますが、8立方メートル以下の基本料金につきましては、「1,140円」を212円引き上げ「1,352円」に、6段階あります超過料金につきましては、1立方メートル当たり30円から45円までの範囲でそれぞれ改定をお願いしてございます。 附則といたしまして、この条例は平成13年4月1日から施行したいというものでございます。 今後下水道事業といたしまして経費の節減、事務の効率化等になお一層の経営努力を行い、下水道財政の安定を図るとともに下水道整備促進に努め、市民の生活環境の向上、河川等の水質の向上、保全に努めてまいりますので、よろしくお願いします。 なお、公共下水道使用料金及び農業集落排水施設使用料金の改定に関する参考資料をお手元に配付させていただいておりますが、参考にごらんいただきたいと思います。説明につきましては、省略させていただきますので、よろしくお願いします。 以上、議案第109号、議案第110号、議案第111号について一括ご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(石川幸君) ここで15分間休憩いたします。          午前 10時 28分   休憩          午前 10時 45分   再開 ○議長(石川幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 財政部長。          〔財政部長 藤城 孝君登壇〕 ◎財政部長(藤城孝君) それでは、別冊になっております平成12年度上田市一般会計・特別会計補正予算書をお願いいたします。 1ページをお願いいたします。議案第112号、平成12年度上田市一般会計補正予算第4号についてご説明申し上げます。 次のページをお願いいたします。条文予算でございますけれども、第1条で歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ8億5,380万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ418億9,370万6,000円としたいというものでございます。第2条の債務負担行為の変更でございますけれども、第2表、債務負担行為補正の方で、第3条、地方債の追加、変更につきましては、第3表、地方債補正の方で後ほど申し上げます。 それでは、歳出の方から申し上げますので、24、25ページをお願いいたします。今回の補正予算につきましては、新しい事業もございますけれども、国庫補助等追加内示あるいは額の確定等による調整が主なものでございます。それでは、歳出について主なものをご説明申し上げますが、24、25につきましては、特段のものはございませんものですから、次の26、27ページをお願いいたします。 26ページでございますけれども、款2総務費、目1戸籍住民基本台帳費で101万2,000円の補正減でございます。説明欄の方ごらんいただきまして、住民基本台帳事務費全体としては101万2,000円の減額でございますけれども、新たなものといたしまして説明欄の中ほどでございます受付呼び出しシステム賃借料ということでございまして、これは市民課窓口のローカウンター化に伴いまして、受付呼び出しのシステムを導入するというものでございまして、そのための賃借料をお願いするというものでございます。 次の28、29ページをお願いいたします。目2身体障害、知的障害者福祉費でございます。1,220万4,000円の補正増でございますけれども、これも説明欄ごらんいただきまして、主なものといたしましては説明欄の中ほどになりますけれども、障害者施設福祉事業費で845万円をお願いするというものでございまして、これは過年度国庫補助金の返還金で身体障害者デイサービス事業等補助金の確定によるものでございます。 次に、同じページでございますけれども、款3民生費、目1老人福祉総務費で2,635万9,000円の補正減でございます。説明欄の方でございますけれども、主なものといたしましては、高齢者在宅福祉事業費の委託料、配食サービス事業委託料で769万2,000円をお願いしてございます。これは、利用者の増加に伴う追加の計上でございます。 次に、32、33ページをお願いいたします。款3民生費、目1児童福祉総務費でございまして、6,230万2,000円の補正増でございます。説明欄の方でございますけれども、まず一番上の児童福祉事務費で児童手当システム機器等購入費で1,247万4,000円をお願いしてございます。これにつきましては、児童手当支給対象年齢の引き上げと児童手当事務の市への委嘱に伴います児童手当システムを導入するというものでございます。 次の民間保育所助成事業費で障害者保育事業費補助金444万3,000円の補正増をお願いしてございますけれども、これについても対象事業の増加により補助金の追加計上でございます。 一つ飛んで、開所時間延長促進事業補助金1,293万1,000円をお願いしてございますけれども、これも国庫補助基準額の加算分の増加による追加計上でございます。 その一つ飛んで、民間保育所費運営事業費でございます。保育所費運営費負担金でございます。2,961万3,000円をお願いしてございますけれども、これについても入所児童の増による追加計上でございます。 その下の障害児在宅福祉事業費で心身障害児タイムケア事業扶助費190万円お願いしてございますけれども、これにつきましても利用者の増加による追加計上でございます。 一番下の目6児童館費でございます。50万円の補正増でございますけれども、これにつきましては、豊殿保育園での児童館機能立ち上げに伴う経費をお願いするものでございます。 34、35ページをお願いいたします。款3民生費、目2扶助費でございます。6,055万5,000円の補正増でございますが、これは生活扶助費の補正でございまして、医療扶助等の増加に伴う追加計上をお願いするというものでございます。 次に、36、37ページをお願いいたします。中ほどの款4衛生費、目1清掃総務費でございまして、3,268万5,000円の補正減でございます。これにつきましては、説明欄にもございますように、広域連合負担金のクリーンセンター特別会計負担金の減額でございます。これは、上田クリーンセンターの排ガス高度処理工事費の負担金の確定による減額でございます。 次に、款6農林水産業費でございます。目3農業振興費で791万7,000円の補正増でございます。説明欄の方でございますけれども、農業振興対策推進事業費で中山間地域等直接支払交付金749万7,000円をお願いするというものでございまして、これも交付対象面積の確定に伴う追加計上をお願いするというものでございます。 次に、38、39ページをお願いいたします。目8の農業改善事業費で335万4,000円の補正減でございます。全体としては、これ減額でございますけれども、中ほどに農産物等流通基盤整備事業費で535万円お願いしてございます。これは、流通業務施設整備計画策定業務委託料ということで、卸売市場の整備の方向性を決定して第7次県卸売市場整備計画に盛り込むための基本調査をお願いするというものでございます。 次に、40、41ページをお願いいたします。款6農林水産業費、目1林業総務費で5,100万円の補正増でございます。これは、松くい虫の防除委託料ということでございまして、松くい虫被害木二千立米の伐倒駆除を委託するというものでございます。 二つ飛んで、目9林業構造改善事業費でございます。548万円を新たに計上するというものでございますが、説明欄でございますけれども、林業構造改善事業費、細節の報酬から負担金補助及び交付金までで548万円でございますけれども、これは上小地域8市町村で計画策定いたしました林業生産流通総合対策というものを効果的に推進するために共同で実施するということになりまして、事業費を一括上田市で予算化するというものでございます。 次に、款7商工費、目2商工振興費で5億6,270万円の補正増でございます。これにつきましては、地域産業の振興及び新規産業の創出を図るため、大学と企業が技術協力、交流を行うための施設を建設するというものでございまして、工業振興事業費の委託料600万円、これは現場管理委託料でございまして、工事請負費が5億5,300万円でございます。この施設は、鉄筋4階建て、建築面積449.6平方メートル、延べ床面積1,796平方メートルということでございます。 42、43ページをお願いいたします。同じく商工振興費の説明欄でございますけれども、3行目でございます国際規格認証取得支援事業補助金120万円お願いしてございます。これは、市内中小企業のISO取得にかかる補助金の追加計上でございます。 次に、少し飛びますけれども、46、47ページをお願いいたします。目5市街地整備費で4,920万4,000円の補正減でございます。説明欄の方でございますけれども、市街地再開発事業費で優良建築物等整備事業補助金の7,320万円の補正減ということでございますけれども、これは馬場町地区優良建築物等整備事業の事業区域の変更等による減額でございます。 次に、款8土木費、目1住宅管理総務費でございます。789万1,000円の補正増でございます。説明欄の方でございますけれども、市営住宅の営繕工事費750万円が主なものでございまして、入居希望者が多数ということから市営住宅のうち修理可能な部分について修復し、整備するというものでございまして、一応15戸を対象としてございます。 一番下でございますけれども、款10教育費、目2事務局費で309万6,000円の補正増でございます。この説明は、48、49ページの方でさせていただきますが、説明欄でございますけれども、上田西高等学校創立40周年記念事業の補助金で300万円ということでございます。 次に、52、53ページをお願いいたします。目5博物館費で65万円の補正増でございます。これは、施設整備工事費65万円をお願いするわけでございますけれども、これは国分寺資料館の駐車場門扉を撤去するというものでございます。 次に、54、55ページをお願いいたします。款11公債費、目1元金で2億386万円の補正増でございます。説明欄でございますけれども、償還金利子及び割引料ということで、市債の元金償還金をお願いするものでございまして、これは起債制限比率が単年度14%を超えないために必要な繰上償還を行うというものでございます。 次に、款13災害復旧費、目1農地災害復旧費で985万8,000円の補正増でございます。これにつきましては、農地災害復旧工事費で9月の豪雨により被災いたしました農業用施設等災害復旧工事費680万円が主なものでございます。 次に、目2林業施設災害復旧費で1,092万4,000円を新たに計上するというものでございますけれども、これは林業施設災害復旧事業費で、同じく9月に被災いたしました林道等災害復旧工事費1,028万6,000円が主なものでございます。 歳出については、以上でございます。 次に、歳入について申し上げますので、14、15ページをお願いいたします。それでは、歳入につきましても主なものについてのみご説明申し上げます。 まず、款8地方交付税でございますけれども、これは一般財源といたしまして地方交付税を充当したいというものでございまして、年間見込める範囲内で計上させていただきました。 それでは、16、17ページをお願いいたします。16ページの中ほどでございますけれども、款12国庫支出金から20ページの款13県支出金までは、歳出に計上いたしました事業の補助金等としてルールにより計上させていただきました。ほか事業の確定、変更等により調整しているものでございますので、説明は省略させていただきます。 20ページをお願いいたします。20ページの款15寄附金、目1民生寄附金21万4,000円の補正増でございます。1社会福祉寄附金1万5,000円でございますけれども、これは愛知県豊橋市の山本勤様からのご寄附でございます。2の老人福祉寄附金19万9,000円でございますけれども、これは上田市吉田、宮沢唯則様、上田市岩下、佐々木由夫様からのご寄附をいただいたものでございます。 それでは、22、23ページをお願いいたします。款19市債でございますけれども、市債につきましては、第3表の方で申し上げます。 戻って7ページをお願いいたします。7ページ、第2表、債務負担行為補正でございますけれども、変更といたしまして、農業経営基盤強化融資利子補給事業費でございまして、期間と限度額について、そこにございます表のように変更したいというものでございます。 次の8ページをお願いいたします。第3表、地方債補正でございますけれども、1の追加といたしまして、発展基盤緊急整備事業費4億610万円ほか2件、合計6億2,820万円を新たに追加したいというものでございます。2といたしましては、変更でございますけれども、一般会計出資債ほか4件でございます。合計3億3,400万円を減額し、地方債の限度額を39億4,490万円といたしたいというものでございます。 以上、一般会計補正予算第4号につきましてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(石川幸君) 総務部長。          〔総務部長 寺沢 勝一君登壇〕 ◎総務部長(寺沢勝一君) 同じ予算書の63ページをお願いをいたします。議案第113号、平成12年度上田市塩田有線放送電話事業特別会計補正予算第1号についてご説明を申し上げます。 次のページ、64ページをお願いをいたします。条文予算でございますが、第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ201万4,000円を追加いたし、歳入歳出予算の総額をそれぞれ5,933万4,000円といたしたいというものでございます。 歳出から申し上げますので、74ページをお願いをいたします。款1総務費、目1の一般管理費でございますが、33万2,000円の補正増をお願いしてございます。説明欄でございますが、負担金補助及び交付金でございます。これは、上田市有線放送電話共同施設協会の中継線にかかわる工事負担金でございます。 次に、款2事業費でございますが、目1事業費で168万2,000円をお願いしてございます。これは、有線放送設備の工事請負でございまして、石神地区、保野地区の分配線、それから分枝線の更新工事費であります。 歳出については、以上でございます。 次に、歳入について申し上げますので、72ページにお戻りをいただきたいと存じます。款6繰越金、目1繰越金でございますが、歳出でご説明を申し上げました経費に充当するため、繰越金201万4,000円をお願いするものでございます。 以上でございます。よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(石川幸君) 市民生活部長。          〔市民生活部長 池田 博文君登壇〕 ◎市民生活部長(池田博文君) 補正予算書の77ページをお願いいたします。議案第114号、平成12年度同和地区住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算第1号についてご説明申し上げます。 次のページをお願いいたします。条文予算でございますが、第1条で歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ31万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1億4,894万1,000円といたしたいというものでございます。 歳出から申し上げますので、88ページをお願いいたします。総務費の一般管理費でございますが、31万5,000円の補正をお願いしてございます。主なものは、住宅新築資金等貸付事務費で住宅資金貸付滞納者に対する不動産競売申し立てに要する民事執行予納金でございます。 公債費の利子でございますが、財源振りかえでございます。 歳入について申し上げますので、前のページをお願いいたします。一般会計繰入金で14万1,000円の補正でございますが、財源調整によるものでございます。 繰越金でございますが、前年度繰越金の確定によるものでございます。 雑入で29万2,000円の補正でございますが、11年度に行いました不動産競売申し立てにかかわる民事執行予納金の還付金でございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 続きまして、91ページをお願いいたします。議案第115号、平成12年度上田市交通災害共済事業特別会計補正予算第1号についてご説明申し上げます。 次のページをお願いいたします。条文予算でございますが、第1条で歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ212万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ6,277万7,000円といたしたいというものでございます。 歳出から申し上げますので、102ページをお願いいたします。歳出の主なものは、事業費で198万3,000円をお願いしてございます。チャイルドシート購入費補助金でございます。 歳入について申し上げますので、前のページをお願いいたします。繰越金で212万9,000円の補正でございますが、前年度繰越金の確定によるものでございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(石川幸君) 健康福祉部長。          〔健康福祉部長 前沢 憲一君登壇〕 ◎健康福祉部長(前沢憲一君) 同じ補正予算書の105ページをお願いいたします。議案第116号、平成12年度上田市国民健康保険事業特別会計補正予算第2号についてご説明申し上げます。 次の106ページをお願いいたします。条文予算でございますが、第1条で歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1,969万2,000円を減額し、総額をそれぞれ76億1,345万4,000円としたいというものでございます。 歳出から申し上げますので、116、117ページをお願いいたします。歳出ですが、保険給付費の目1一般被保険者療養給付費につきましては、前年度負担金の確定に伴います財源の振りかえをお願いするものです。 次の目2退職被保険者等療養給付費につきましても、前年度交付金の確定に伴い、2,014万2,000円の補正減とこれに伴います財源の振りかえをお願いするものです。 次の結核精神給付金でございますが、実績見込みによりまして45万円の補正増をお願いしたいというものです。 歳入について申し上げますので、戻って114、115ページをお願いいたします。歳入ですが、国庫支出金の目2療養給付費等負担金で1,867万円の補正減、それから次の療養給付費交付金で3,500万円の補正減ですが、いずれも平成11年度分の療養給付費の確定に伴うものでございます。 次の繰越金で3,397万8,000円の補正増をお願いしておりますが、一般被保険者分の前年度繰越金を計上したものでございます。 議案116号につきましては、以上でございます。 続きまして、119ページをお願いいたします。議案第117号、平成12年度上田市介護保険事業特別会計補正予算第2号についてご説明いたします。 次の120ページをお願いいたします。条文予算ですが、第1条におきまして歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ896万6,000円を減額し、総額をそれぞれ39億5,173万3,000円としたいというものでございます。 歳出から申し上げますので、130、131ページをお願いいたします。歳出の主なものでございますが、まず総務費の目2広域連合負担金で896万6,000円の減額をお願いしております。これは、平成11年度上田地域広域連合介護保険特別会計におきます12年度への繰越金の確定による各構成市町村の負担金の減額につきまして、ルールに基づいて上田市分の減額をお願いするものでございます。 続いて、保険給付費の目1居宅介護サービス給付費で1,185万8,000円の減額を、次の目6居宅介護住宅改修費で同額の1,185万8,000円の補正増をお願いしておりますが、これは不用額が見込まれますサービス給付費を減額し、不足が見込まれます住宅改修費に振りかえたいというものでございます。 歳入について申し上げますので、戻って128、129ページをお願いいたします。歳入につきましては、繰入金の目1一般会計繰入金につきまして896万6,000円の減額をお願いするものでございます。 以上、議案第116号及び117号についてご説明申し上げました。よろしくお願いをいたします。 ○議長(石川幸君) 都市整備部長。          〔都市整備部長 石黒 豊君登壇〕 ◎都市整備部長(石黒豊君) 同じ補正予算書の133ページをお願いいたします。議案第118号、平成12年度上田市市街地再開発事業特別会計補正予算第1号についてご説明申し上げます。 次の134ページをお願いいたします。条文予算でございますが、条文の第1条におきまして歳入歳出の額をそれぞれ2億4,087万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ11億2,569万1,000円にしたいというものであります。第2条の地方債の補正につきましては、後ほど第2表によりご説明いたします。 初めに、歳出から申し上げますので、144ページ、145ページをお願いいたします。款1市街地再開発費、目1の1般管理費は、職員人件費でありますが、補助事業の事務費の増額等に伴う財源の調整をお願いしてございます。 次に、目2の市街地再開発事業費では、総額で2億4,587万9,000円の増額をお願いしてございます。内訳でございますが、13節委託料では施設建築物実施設計及び管理処分計画作成委託料の不用額2,331万7,000円の減額であります。次に、15節工事請負費は、1,050万円の減額でありますが、内容は施工時期の調整に伴い、今年度予定をしておりました公共施設工事の一部を次年度へ送ったことによるものであります。次に、17節公有財産購入費では、2億1,225万1,000円の増額をお願いしてございます。内容は、地区外転出者にかかる用地費の増額であります。22節補償補てん及び賠償金は、6,744万5,000円の増額をお願いしてございますが、用地費と同様に地区外転出者の補償費であります。 款2公債費、目1の利子でありますが、平成11年度分の起債借入額の確定に伴い、500万円の減額をお願いいたしました。 続きまして、歳入について申し上げますので、142、143ページにお戻りをお願いいたします。款1の使用料及び手数料は、事業用地の貸付使用料でありまして、20万4,000円の増額であります。 款2国庫支出金の目1市街地再開発費補助金1,930万円の増額及び款3県支出金の目1の市街地再開発費補助金516万円の増額につきましては、ルールによる計上でありまして、内訳は説明欄の記載のとおりでありますので、省略をさせていただきます。 次に、款4繰入金、目1の一般会計繰入金は、一般会計からの繰入金の補正で、2,399万6,000円の増額をお願いしてございます。 款5の繰越金の目1繰越金は、前年度繰越金の確定に伴いまして、71万9,000円の増額をお願いしてございます。 款7市債、目1市街地再開発債につきましては、1億9,150万円の増額をお願いしてございます。 第2表、地方債の補正について申し上げますので、136ページをお願いいたします。内容につきましては、先ほど歳入の市債のところでご説明申し上げましたとおり、起債の限度額を1億9,150万円増額し、5億6,040万円に変更したいというものでございます。 以上でございますが、よろしくお願いいたします。 ○議長(石川幸君) 水道局長。          〔水道局長 田口 邦勝君登壇〕 ◎水道局長(田口邦勝君) 同じ補正予算書の147ページをお願いいたします。議案第119号、平成12年度上田市公共下水道事業特別会計補正予算第3号についてご説明申し上げます。 148ページをお願いいたします。条文予算でございますが、第1条において歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ2,412万3,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ87億6,122万2,000円といたしたいというものでございます。第2条、地方債の補正につきましては、後ほど第2表、地方債補正でご説明申し上げます。 歳出から申し上げますので、160ページ、161ページをお願いいたします。歳出の款1公共下水道費で目1一般管理費でございますが、51万2,000円の補正増をお願いするものでございます。 次に、目2公共下水道建設費は、事業費の内訳の変更であります。主なものは、地下埋設物移転補償で補償にかかる補償補てん及び賠償金で1億9,430万円の増額をお願いし、工事請負費で1億6,450万円の減額をそれぞれお願いいたしたいというものが主なものであります。 次に、目3特定環境保全公共下水道建設費でございますが、これにつきましても公共下水道建設費と同様に事業費内訳の変更でありまして、説明欄のとおりの変更をお願いしたいというものでございます。 目4処理場費でございますが、2,136万5,000円の増額でございます。主なものでございますが、処理場管理事業費として下水浄化センターの各種設備点検修繕等修繕料で2,000万円の増額、また管渠管理事業費でマンホール等管渠補修工事費といたしまして1,000万円の増額などをお願いするものでございます。 次に、162、163ページをお願いいたします。款2公債費で目2利子でございますが、4,600万円の補正減で、これは利率確定に伴う市債利子の減額でございます。 続いて、歳入について申し上げますので、156、157ページに戻ってお願いいたします。歳入の款1分担金及び負担金、目1公共下水道負担金で519万1,000円の補正増でございます。 款2使用料及び手数料、目1下水道使用料で5,549万2,000円の補正減でございます。 款3国庫支出金、目1公共下水道補助金で1,000万円の補正増でございます。 款4繰入金、目1一般会計繰入金で573万5,000円の補正増でございます。 款5繰越金、目1繰越金で924万1,000円の補正増で、これは前年度繰越金でございます。 款6諸収入、目1雑入で999万8,000円の補正減でございますが、内容は消費税還付金でございます。 次のページをお願いいたします。款7市債、目1公共下水道事業債で1,120万円の補正増でございます。 以上、歳入につきましては、収入見込みによるものと事業内容の変更に伴い、それぞれルールに基づいて計上をお願いするものでございます。 次に、地方債補正について申し上げますので、150ページに戻ってお願いいたします。第2表、地方債補正でございますが、内容は限度額の変更でございます。公共下水道事業費で1,120万円を増額して補正後の限度額を28億7,790万円に変更いたしたいというものでございます。 以上、議案第119号についてご説明申し上げました。 続いて、165ページをお願いいたします。議案第120号、平成12年度上田市農業集落排水事業特別会計補正予算第1号についてご説明申し上げます。 166ページをお願いいたします。条文予算でございますが、第1条でありますが、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ5,975万4,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ32億9,350万8,000円といたしたいというものでございます。第2条、地方債の補正につきましては、後ほど第2表、地方債補正でご説明申し上げます。 歳出から申し上げますので、176ページ、177ページをお願いいたします。歳出でございますが、款1農業集落排水事業費の目1一般管理費で12万円の補正増でございます。 目2農業集落排水施設建設費で5,463万円の補正減をお願いしてございますが、内容は各地区で実施しております事業につきまして事業費を精査いたしまして委託料で984万5,000円の増額、工事請負費で4,027万5,000円、補償補てん及び賠償金で2,420万円をそれぞれ減額いたしたいというものでございます。 次に、目3処理場費で1,476万3,000円の増額でございます。内容でございますが、処理施設の増加等に伴う薬品費等処理場維持管理に必要な諸費用の補正増をお願いしてございます。 次に、款2公債費で目2利子で2,000万7,000円の減額でございますが、これは利率確定に伴う市債利子の減額でございます。 続いて、歳入について申し上げますので、前のページ、174、175ページに戻ってお願いいたします。歳入でございますが、款1分担金及び負担金、目1農業集落排水負担金で459万3,000円の補正減で、これは現年度受益者負担金でございます。 款3県支出金、目1農業集落排水事業費補助金で1,740万円の補正減でございます。 款4繰入金、目1一般会計繰入金で1,120万4,000円の補正減でございます。 款5、目1繰越金で1,094万3,000円の補正増で、前年度繰越金でございます。 款7市債、目1農業集落排水事業債で3,750万円の補正減でございます。 以上、歳入につきましては、主にこれも収入見込みと事業内容の変更に伴い、ルールに基づいてそれぞれ計上をお願いするものでございます。 次に、地方債補正について申し上げますので、168ページに戻ってお願いいたします。第2表、地方債補正でございますが、内容は限度額の変更でございます。農業集落排水事業費で3,750万円減額して補正後の限度額を16億4,980万円に変更いたしたいというものでございます。 以上、議案第120号についてご説明申し上げました。 議案第119号、議案第120号について一括ご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(石川幸君) 健康福祉部長。          〔健康福祉部長 前沢 憲一君登壇〕 ◎健康福祉部長(前沢憲一君) 別冊となっております上田市産院事業会計補正予算書をお願いいたします。議案第121号、平成12年度上田市産院事業会計補正予算第1号についてご説明申し上げます。 2ページをお願いいたします。条文予算でございますが、第2条で収益的収入及び支出の予定額を1,908万5,000円減額をいたしまして、総額をそれぞれ2億7,608万4,000円としたいというものでございます。次に、第3条ですが、議会の議決を経なければ流用することのできない経費でございまして、職員給与費を1億7,380万7,000円に改めたいというものでございます。 支出から申し上げますので、6ページをお願いいたします。支出の項1医業費用の目1給与費でございますが、1,918万5,000円の補正減をお願いしてございます。この主なものは、職員2名が兼務となったということに伴います減額でございます。 次に、項2の医業外費用の目1雑支出で10万円の補正増をお願いしております。これは、8月に母乳育児をすすめる赤ちゃんに優しい病院として認定を受けたことに伴いまして、母乳の会に講演会の費用として支出をしたいというものでございます。 次に、収入について申し上げますので、5ページをお願いいたします。収入の項1医業収益の目1入院収益で1,908万5,000円の補正減をお願いしておりますが、これは患者数の調整減に伴うものでございます。 以上、議案第121号につきましてご説明いたしました。よろしくお願いをいたします。 ○議長(石川幸君) 水道局長。          〔水道局長 田口 邦勝君登壇〕 ◎水道局長(田口邦勝君) 同じく別冊になっております水道事業会計補正予算書をお願いいたします。議案第122号、平成12年度上田市水道事業会計補正予算第1号についてご説明申し上げます。 1ページをお願いいたします。条文予算でございますが、第2条の業務の予定量でございます。予算第2条に定めた建設改良事業費で13億2,969万4,000円を12億3,979万7,000円に改めたいというものでございます。第3条の収益的収入及び支出でございますが、予算第3条に定めた収益的収入及び支出の予定額を補正するもので、歳入におきまして第1款水道事業収益で4,255万5,000円を減額し、支出におきまして第1款水道事業費用で142万3,000円の減額をお願いするものであります。内容につきましては、後ほどご説明申し上げます。第4条、資本的収入及び支出でございますが、予算第4条に定めた資本的収入及び支出の予定額を補正するものでございます。 次のページをお願いいたします。収入におきまして第1款資本的収入で1億7,869万円の減額、支出におきまして第1款資本的支出で8,989万7,000円の減額でございます。内容につきましては、後ほどご説明申し上げます。なお、資本的収支にかかる計の収入の不足額5億5,547万6,000円につきましては、前のページに記載してございますとおり、補てん財源により補てんをしてございます。 次に、第5条、企業債でございますが、予算第5条に定めた起債の限度額の変更でございます。上水道事業で8,000万円を増額して変更後の限度額を6億円に変更いたしたいというものでございます。 それでは、収益的収入及び支出についてご説明申し上げますので、5ページをお願いいたします。収入につきましては、目2受託工事収益で4,255万5,000円の補正減であります。他工事関連の補償基準の変更に伴うものであります。 支出でございますが、主なものについて申し上げたいと思います。目4受託工事費で4,863万5,000円の補正減でございますが、これは給水管布設工事減に伴うものであります。目7減価償却費で768万円の補正減でございますが、平成11年度取得資産確定に伴う減額でございます。目8資産減耗費で5,000万円の増額でございますが、上半期の除却費確定に伴う計上でございます。 次に、資本的収入及び支出について申し上げますので、6ページをお願いいたします。収入につきましてその主なものについてご説明申し上げます。項1負担金、目1工事負担金で2億5,839万円の減額でございますが、これも他工事関連の補償基準につきまして新補償基準によるものでございます。 次に、項3企業債、目1企業債で8,000万円の増額でございますが、これは上の工事負担金の減額に伴う財源の振りかえであります。 次に、支出につきましては、項1建設改良事業費で目2建設費で4,000万円の補正減、目3改良費で4,980万円の減額でございますが、これも他工事関連の減による建設改良事業として工事負担金で9,000万円を減額するものであります。 以上、議案第122号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(石川幸君) 建設部長。          〔建設部長 下林 幸雄君登壇〕 ◎建設部長(下林幸雄君) 議案集の18ページをお願いいたします。議案第123号、市道路線の認定についてご説明申し上げます。 市道認定基準に適合いたします各路線を道路法第8条第2項の規定によりまして認定をしたいというものでございます。今回提出いたしました認定議案の路線数は、9路線でございまして、総延長は1,653メートルでございます。その内訳でございますが、整理番号1から6までは、建築基準法による位置指定道路の6路線で、735.5メートルでございます。整理番号7から8は、農道からの所管がえの2路線で、830.5メートルでございます。整理番号9でございますが、公共事業により新設される道路で、87メートルの計9路線でございます。18ページから19ページに記載のそれぞれの路線名で認定をしたいというものでございます。認定する道路箇所の略図は、20ページから28ページにございますので、ごらんをいただき、路線ごとの説明は省略させていただきたいと思います。 次に、29ページをお願いいたします。議案第124号、市道路線の廃止についてご説明申し上げます。 道路法第10条第3項の規定によりまして市道路線を廃止したいというものでございます。今回提出いたしました廃止路線は1路線で、延長は183.6メートルで、個人の申請によるものでございます。路線名は、金井第3号線で、幅員につきましては90センチメートルでございます。略図は、30ページをごらんいただき、省略させていただきたいと思います。 以上、議案第123号、議案第124号一括説明を申し上げました。よろしくお願いをいたします。 ○議長(石川幸君) 農政部長。          〔農政部長 小林 隆利君登壇〕 ◎農政部長(小林隆利君) 議案集31ページ、議案第125号、字の区域の変更についてご説明申し上げます。 土地改良法による区画整理の実施に伴いまして、地方自治法第260条第1項の規定により小字の区域を換地した線に変更したいというものでございます。 変更の原因となりました事業は、平成11年度から平成12年度の2年間にわたり施行しました棚田地域等緊急保全対策事業東前山地区を区画整理したもので、範囲は大字において大字前山、小字においては字拾弐ほか2字にまたがり、面積は全体で1.5ヘクタール、受益者は9名でございます。これにかかわる字界変更図は、32ページのとおりでございます。変更調書につきましては、33ページに記載のとおりでございますので、説明は省略させていただきます。 以上、議案第125号について申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(石川幸君) 水道局長。          〔水道局長 田口 邦勝君登壇〕 ◎水道局長(田口邦勝君) 議案集の34ページをお願いいたします。議案第126号、農業集落排水事業処理施設新設工事山田地区請負契約の締結についてご説明申し上げます。 農業集落排水事業処理施設新設工事山田地区の請負契約を締結したいので、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 契約の目的でございますが、農業集落排水事業処理施設新設工事山田地区でございます。契約の方法は指名競争入札で、契約の金額は2億2,785万円でございます。契約の相手方は、東急・安藤建設共同企業体、代表者、長野市県町460―2、東急建設株式会社長野営業所所長、上條俊一氏でございます。工事概要でありますが、鉄筋コンクリート地上1階、建築面積136.6平方メートルで、計画処理人口550人であります。工期は、平成13年3月を予定し、処理場といたしましては17施設目になります。 以上、議案第126号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(石川幸君) 教育次長。          〔教育次長 内藤 政則君登壇〕 ◎教育次長(内藤政則君) 議案集の35ページをお願いいたします。議案第127号、生涯学習都市宣言の制定についてご説明申し上げます。 生涯学習の世紀と言われる21世紀を迎えるに当たり、教育委員会及び社会教育委員に生涯学習都市宣言と生涯学習振興のための推進体制の整備について諮問をいたしまして、7回にわたる審議を経て、今回生涯学習都市宣言文が答申されました。なお、推進体制につきましては、今後さらに検討をいただき、答申をいただくことになっております。 市制が施行されるのと時を同じくし、自由画教育上田自由大学が始められた生涯学習の長い歴史を持つ上田市において、市民のだれもが人生のすべてのステージにおいて生き生きと輝き、充実した人生を送れるよう、みずから学び、みずからつくるという生涯学習の精神を継承していくことは、市政の大きな責務でありまして、新しい時代を迎えようとする今こそそれを実行していくときであると考え、ここに生涯学習都市宣言をいたしたいというものでございます。宣言後は、「だれもが豊かに生きる 生涯学習のまち うえだ」を実現すべく、関係する皆様のご協力をいただきながら市民の皆様とともに「学びのまち」になるよう努めてまいりますので、よろしくお願いをいたします。宣言文の朗読をもって提案説明とさせていただきます。 生涯学習都市宣言。わたくしたちの上田市では 自由画教育上田自由大学がはじめられ 生涯にわたり 学習する気風が満ちています。わたくしたちは ふるさとの自然と文化を大切にして 一人ひとりの個性を尊重し ともに学ぶ喜びを知り だれもが豊かに生きる 「生涯学習のまち うえだ」 とすることを宣言します。 以上、議案第127号についてご説明申し上げました。よろしくご審議をいただき、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(石川幸君) ここで午後1時まで休憩といたします。          午前11時 46分   休憩          午後 1時       再開 ○議長(石川幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △日程第3 議案第78号 ○議長(石川幸君) 次に、日程第3、議案第78号を議題とし、決算特別委員長の報告を求めます。決算特別委員長。          〔決算特別委員長 茅野 光昭君登壇〕 ◎決算特別委員長(茅野光昭君) 決算特別委員会は、まず9月14日にふれあい福祉センター、農産物総合集出荷施設、市道川辺町国分線及び南部終末処理場について現地視察を行いました。その後、10月2日から5日にかけて委員会を開催し、付託案件の審査を終了いたしましたので、その概要について順次ご報告申し上げます。 なお、審査に入る前に、平成11年度上田市一般会計・特別会計決算及び基金の運用状況審査意見書中の記載誤りについて訂正の申し出があり、委員会としてこれを承認したことを申し上げておきます。 議案第78号、平成11年度上田市一般会計決算認定について申し上げます。 まず、消防部担当分において、消防施設整備に関する地元要望にどれくらい対応できたのか。またこれからの整備計画はどうなっているのか。 これに対し、消火栓の新設要望が10件あったうち、次年度以降の事業に組み込んだものが5件あるが、そのほかについては当年度に対応した。今後の整備については、地元要望にも配慮しながら水利調査等の結果に基づき、防火水槽は2基、消火栓は11基それぞれ毎年新設していく計画となっている。 次に、たき火の不始末、ガスコンロの消し忘れが毎年火災発生原因の1位、2位を占めているが、予防対策の効果は上がっているのか。 これに対し、「広報うえだ」、有線放送及び消防自動車等による広報、各種講習会、訓練を通じた啓発を行っている。火災件数の増減はあるが、損害額は年々減少しており、火が小さいうちに消しとめられている。今後も火災予防に努めていきたい。 次に、財政部担当分において、経常収支比率は改善されたものの、公債費比率、起債制限比率は上昇の一途をたどっている中で、収入確保及び経費の節減に当たってどのような点に力を入れたのか。 これに対し、収入の確保においては滞納分を含めて市税の収納率の向上に努力したこと。起債については交付税の裏打ちのあるものを積極的に活用するとともに、一般財源を充当していた部分について調整債の確保を図ったこと。国、県の有利な補助金の確保に全力を挙げたことであるが、とりわけ経済対策絡みの起債の有効活用には相当配慮してきた。経費の節減においては、経常経費を引き続き5%カットしたほか、経常的な予算の削減に努めたことである。 次に、市税の収入未済額については、昨年の決算特別委員会においてその解消に向け附帯意見を申し上げているが、11年度はさらにふえ、滞納繰り越し分が14億円余に達していることに対し、どのように考えているのか。 これに対し、昨年の附帯意見については大変重く受けとめ、滞納整理を進めた結果、前年に比べ滞納整理額そのものは大幅にふやすことができた。14億円のうちには、裁判所の競売や差し押さえとなっているものが3億6,000万円余あるが、十分な調査をした上で今後は不納欠損も多目にしていきたいと考えている。 次に、財源確保の観点から今後どのような考えに基づき、財政運営に当たるのか。 これに対し、税収における減収分の75%は交付税で補てんされることになるが、交付税制度そのものの今後の見通しが不透明であるため、交付税に大きく頼ることなく、税の収納率向上により自主財源の確保を図る一方、過去の高利な起債については減債基金等を活用し、繰上償還に努め、利払いの圧縮に努めるとともに行政改革を一層進め、歳出全般の抑制に努めていきたい。 次に、総務部ほか担当分において、市制施行80周年記念事業の成果をどのようにとらえているのか。 これに対し、多くの市民に主体的に参加いただいた上、数々の事業を実施することができ、中には山本鼎版画大賞などが今後も継続されることに決まるなど、多くの成果が上がったと考えている。 次に、庁内LANの稼働により、事務の効率化等がどのくらい図られたのか。 これに対し、庁内LANが目指すものは、行政事務の効率化及び住民サービスの向上であるが、内部事務については電子メール、電子掲示板の利用がふえ、ペーパーレス化に向け、大分改善されている。住民サービスについては、今後の課題であるが、各種申請書をインターネットを使って住民に提供することなどを検討している。 次に、職員の派遣研修をもっと積極的に行うべきだと考えるがどうか。 これに対し、研修は職務に直接的、間接的に反映できるため、職員の資質向上に大変役立っており、できるだけ多くの職員を派遣していきたい。 次に、教育委員会担当分において、学校からの施設整備や備品購入への要望はどのくらい満たされているのか。また特に配慮した点があるのか。 これに対し、施設については緊急性の高いところから整備を進めているが、要望はかなりの比率で満たしていると考えている。特に最近は、小学校高学年及び職員トイレの男女別化に力を入れてきた。備品については、各学校のクラス数及び児童生徒数により予算を配分しているほか、ピアノ等は順次均衡をとって配置している。 次に、学校関係の予算が手厚いように感じられる中で、高齢化社会、生涯学習社会と言われており、社会教育、保健体育への予算をふやす必要があると思うが、今後どう進めていくのか。 これに対し、老朽化している校舎等があり、どうしても緊急性の高いところから取り組まなければならないが、生涯学習社会を迎え、すべての人が生きがいを高めていけるように整備する必要性を強く感じている。 次に、商工観光部担当分において、中小企業制度融資預託金を大幅に増額したにもかかわらず、実際の融資が減少しているのはどうしてか。また中小企業の経営安定のために融資以外のどんな対策を考えているのか。 これに対し、国の施策である中小企業金融安定化特別保証制度が11年度も引き続き実施され、融資希望者のうち国の制度の利用者が400人余りいたためと考えている。融資以外にもさまざまな施策を展開しているが、他市にはないような施策を研究して商工業の振興に努めていきたい。 次に、上田観光コンベンション協会へ負担金を支出しているが、どのような効果があったのか。 これに対し、コンベンションの誘致を目指して活動するとともに、国際会議観光都市をPRした結果、11年度においては国際会議が2件、全国会議等が29件上田市で開催され、3億5,000万円余の経済効果が得られている。 次に、中心市街地の活性化に向けた取り組み状況及び成果はどうなっているのか。 これに対し、中心市街地活性化基本計画が策定されたが、まちづくりに積極的に取り組んでいただける方が少ない中で、商業者の人材育成を図るため、ワークショップを開催してきた。その結果、12年度に上田まちづくりワークショップが組織され、ほていや跡地で各種イベントに取り組まれている。 次に、農政部担当分において、松くい虫の被害状況と防除をどのように進めていくのか。 これに対し、標高800メートルぐらいまで被害が拡大しており、特に塩田、川西、神科方面の被害が大きい。防除の方法としては、空中散布が被害の発生をかなり少なくさせる効果があるが、住宅が近くにある場所では実施できない。そのため、伐倒処理が中心となるが、山奥については空中散布もあわせて行っていきたい。 次に、市民農園の状況と今後の進め方はどうか。 これに対し、市内に14カ所あり、158区画のうち152区画が利用されている。今後については、市街地に近い場所で貸していただける農地があればもう少しふやすとともに、遊休荒廃地対策としても市民農園を活用していきたい。 次に、農産物総合集出荷施設建設事業費15億円余のうち、市の直接の負担額はどのくらいか。また施設の設計に構造的な問題があるという話を聞くが、どう考えているのか。 これに対し、市債が7億7,000万円余、一般財源が800万円余となっており、市債は交付税の裏打ちがないが、起債の償還に合わせて施設を借り受ける農協から建物の使用料として平成12年度から26年度まで返していただくことになっている。事業を経済連に委託した関係で、施設の設計は経済連と農協で詰めていただいたが、施設の有効利用を図るため、農家の方や農協と話し合いを進めていきたい。 次に、市民生活部担当分において、各自治会へ支払われる自治会事務委託料の算出根拠と携わる仕事がふえてきている中で、金額の妥当性をどう考えているのか。 これに対し、11年度に見直しを行い、各自治会を世帯規模により4段階に区分した上で、均等割と世帯割の合計額を支払っている。この金額が高い低いという判断は難しいが、見直しにより全体的に底上げされた結果、県内の市としてはトップクラスの金額になっている。 次に、部落解放運動団体補助金の支出に当たっては、事業内容を十分に審査する必要があると思うが、どう考えているのか。 これに対し、昭和44年から交付されている中で補助金の見直しを行ってきているが、さらに実績報告書を十分点検し、何が必要なのか洗い直しをしながら差別撤廃人権擁護審議会の中で検討をしていきたい。 次に、室賀の最終処分場が満杯になるのはいつごろの見込みか。 これに対し、このまま進むと17年ごろには満杯になる見込みであり、現在は廃プラスチックを減容化して埋め立てているが、それを埋め立てない別の方法を検討している。 次に、健康福祉部担当分において、市立保育園の状況はどうなっているのか。 これに対し、住民の高齢化といった地域性の問題があり、定数を大幅に割っている保育園もある。そのため、施設の統廃合、移転改築、保育サービスのあり方を検討する中で、保育サービスの充実改善に努めていきたい。 次に、保育料の収入未済額及び不納欠損額とも増加しているが、その対策はどう考えているのか。 これに対し、滞納を認識してもらうため、督促状を滞納者に毎月送付したり、園長から保護者に話をしていただくほかに、今年度から8月と12月に強化月間を設けて夜間訪問を行うなど、滞納解消に努力していきたい。 次に、緊急通報装置の設置要望及び活用状況はどうなっているのか。 これに対し、11年度に150台設置した段階で設置をお待ちいただいていた方は解消したが、その後も設置要望が続いて、現在は270人の方にお待ちいただいている。活用状況については、331件の通報があり、そのうち21件については救急車が出動している。 次に、高齢者福祉対策の中で今後はもっと生きがい対策にも力を入れていく必要があると思うが、今後どう進めていくのか。 これに対し、介護を必要とする人は高齢者の1割程度であり、介護以外にも健康づくり、生きがい対策及び介護予防対策を充実していく必要性を認識しており、その充実によってできるだけ介護が必要とならないようにしたいと考えている。 次に、建設部担当分において、自治会から要望される道水路の改修等は内容により何年もかかるものがあるが、どのような考え方に立って対応しているのか。 これに対し、多くの要望が出される中で、緊急を要するものは別にして、他の事業をやらないでも急いでもらいたいという事業もあり、自治会の役員方と十分協議させてもらいながら進めている。 次に、繰り越しを行っている工事が大分あるが、どのような理由によるものか。 これに対し、繰り越しを行った事業は道路9路線、水路3路線あるが、用地交渉の難航及び地下埋設物工事のおくれによるものである。 次に、道路の亀裂や穴など特に幹線道路から外れた道路における危険箇所の把握をどのように行っているのか。 これに対し、市内を6地区に分け、地区ごとに1週間に一度は見回るようにしているが、市道の延長が930キロメートルほどあるので、市民や自治会の通報等をいただきながら修繕に当たっている。 次に、都市整備部担当分において、街路事業における用地価格の設定はどのようにしているのか。 これに対し、路線価、近傍類地の取引価格、不動産鑑定士による評価価格を参考にして単価を設定しているが、大きな変動がある場合を除くと、2年に1回程度見直しを行っている。 次に、秋和常磐城土地区画整理事業において事業費が現在までにどのくらいかかっているのか。また今後も事業を続けていくのか。 これに対し、現在までに調査設計費等で1億7,000万円ほどかかっている。当地区は、住居地域ということで、基本的には区画整理を推進していく方針だが、進めるには全員の同意が必要で、土地区画整理組合において原点に戻ってこの事業の方向性を考えてもらっており、現在のところ事業を進めるとか、やめるとかいう状況にはない。 次に、市営住宅において使用できない状態のものはどのくらいあるのか。 これに対し、修理は比較的お金がかからないところから優先的に行っているが、かなり老朽化が進み、とても修理をしたぐらいで入居できる状態ではないという住宅もある。現地調査をし、修理すれば貸し出しが可能なものについては、貸し出す方向で考えていきたい等々の質疑応答がありました。 なお、討論に先立ち、一般会計ほか計15会計の決算に対し、委員全員の総意による附帯意見として、現在の経済情勢はようやく回復の兆しが見えてきているとはいえ、個々の家計から国の財政状況に至るまで依然として厳しい状況下にあり、平成11年度決算においてもそういった状況を反映し、市税を初めとする収入未済額が一般会計、特別会計合わせて前年度より3億1,000万円余も増加している。また、滞納額、滞納者とも近年増加傾向にあり、強く憂慮せざるを得ない。 一方、このような状況において市側においても行政改革大綱に基づき行政改革を進めているが、さらに事務事業の徹底した見直し等を通じ、経費の節減を図る必要がある。 ついては、平成11年度の決算審査内容を十分に踏まえ、次の事項について適切なる対応を要請する。1 財政の健全化及び納税者負担の公平性維持等の観点から、未収金解消に向け 一層の努力を傾注すること。2 各種事業の実施に当たっては、事業の必要性や効果を事前に十分検討し、長 期的展望を持った上で実施すること。3 予算執行に当たっては、最少の経費で最大の効果を上げることが求められて おり、委託をする際はできる限り競争入札に付すなど競争原理の導入に努め、 適正価格での契約とその適正執行に努めること。4 補助金等の支出に当たっては、事業内容等を精査するとともに、受益者負担 の原則に基づき既得権的な補助金等の見直しを一層進めること。 以上の附帯意見を申し上げたことをご報告しておきます。 討論において、第3次上田市総合計画に基づき、多くの市民要望に対応して市民生活に結びつく関連事業に力を入れる方針のもと、各種事業の予算執行が進められている一方、先ほどの附帯意見も触れていたように、幾つかの指摘しなければならない点もあり、その徹底した点検が必要だと考えている。また、行財政運営を進めていく上でも、幾つかの反省点も見受けられる。地方分権が進められる中で、これらの反省点を行政側として重く受けとめ、行政改革大綱に基づき事務事業の一層の見直しを進めて、新しい時代にふさわしい上田市を目指し、新年度予算編成に反映されることを強く要望して、認定に賛成するとの賛成討論があり、本案は認定すべきものと決定いたしました。 ○議長(石川幸君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石川幸君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石川幸君) これより採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者 起立〕 ○議長(石川幸君) 起立全員であります。よって、本案は認定されました。 △日程第4 議案第79号~第81号 ○議長(石川幸君) 次に、日程第4、議案第79号から第81号まで3件一括議題とし、決算特別委員長の報告を求めます。決算特別委員長。          〔決算特別委員長 茅野 光昭君登壇〕 ◎決算特別委員長(茅野光昭君) まず、議案第79号、平成11年度上田市土地取得事業特別会計決算認定については、土地取得の状況等について説明を求め、本案は認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第80号、平成11年度上田市塩田有線放送電話事業特別会計決算認定については、使用料の収納状況及び有線放送設備の整備状況等について説明を求め、本案は認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第81号、平成11年度上田市地域振興券交付事業特別会計決算認定について申し上げます。 質疑において、地域振興券はどのような場所で使われたのか。 これに対し、登録された特定事業者2,400余のうち、実際に券が使われた業者はその約半分となっているが、大規模小売店舗において券の6割が使われている。 次に、地域振興券の交付が上田市に与えた効果をどう見ているのか。 これに対し、市独自の調査をしていないため、はっきりしたことは不明だが、経済企画庁の調査によると、消費をふやさずに家計の足しにした世帯が4分の3を占めており、地域振興券は家計のためにはなったが、使われた場所から見ても地域の中小商店を潤すまでには至らなかったと思われる等々の質疑応答があり、本案は認定すべきものと決定いたしました。 ○議長(石川幸君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石川幸君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石川幸君) これより第79号から第81号まで一括して採決いたします。本案3件、委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石川幸君) ご異議なしと認めます。よって、本案3件認定されました。 △日程第5 議案第82号 ○議長(石川幸君) 次に、日程第5、議案第82号を議題とし、決算特別委員長の報告を求めます。決算特別委員長。          〔決算特別委員長 茅野 光昭君登壇〕 ◎決算特別委員長(茅野光昭君) 議案第82号、平成11年度同和地区住宅新築資金等貸付事業特別会計決算認定について申し上げます。 質疑において、貸付金元利収入の収入未済額解消に向け、どのように対処し、その実績はどうだったのか。 これに対し、職員、徴収相談員が臨戸訪問して滞納者の状況を把握した上で、細かく返済指導を行った結果、その成果が出てきている。また、市としては、初めて不動産の競売のための法的措置をとり、償還金の回収を進めている等の質疑応答と、今後も適切な方法によりさらに収入未済額の解消に努めてほしいとの要望があり、本案は認定すべきものと決定いたしました。 ○議長(石川幸君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石川幸君) これより討論に入ります。金井議員。          〔18番 金井 忠一君登壇〕 ◆18番(金井忠一君) 議案第82号、平成11年度同和地区住宅新築資金等貸付事業特別会計決算認定について反対の立場から意見を申し上げます。 28年間に及ぶ同和対策に関する特別対策の中で、総額14兆円にも及ぶ同和対策事業が実施をされてまいりました。このような中で、国は1996年に同和地区内外の格差はほぼ是正をされたとの認識の中で、特別対策としての法律に終止符を打って一般対策への移行の方向を示したわけであります。上田市における本決算の住宅改修資金の貸し付けは、1件であります。前年度も1件だけでありました。このことは、同和地区内の住宅等の物的生活環境については改善が進み、全体的に同和地区と周辺地域との格差は基本的に見られなくなっていることを示すものであり、事業の目的そのものの必要性を失っていると言わざるを得ません。 さて、このような中で本決算状況を見ると、収入未済額では貸付金収入の収入率は77.8%、貸付金利子の収入率は75.1%であります。しかし、滞納繰り越し分は、調定額5億2,171万7,000円に対し、収入済額はわずか1,042万1,000円で、収入率は2%という状況であります。その結果、収入未済額は昨年度と比較しても5.3%増の2,852万円増額し、総額では実に5億5,023万7,000円にも達しております。この5年間で22.5%、1億94万5,000円もふえているのであります。 以上のことからして、本事業における現在の最大の課題は、この貸付金の適正な整理をどう行っていくか、こういうことであろうかと思います。現状は、努力をしているとしているが、その金額は年々増加しており、どう見ても正常な状態とは言いかねるわけであります。しかも、住宅新築資金等貸付事務費として委託等の業務も含めて232万円余の改修のための事務費も出しているわけであります。監査委員は、審査意見書の中で、「貸付金元利収入の未済額については、滞納繰り越し分を初め年々増加するばかりですので、その解決に向け関係者が納入指導等鋭意努力されているところですが、さらに適切な方策を講じ、収入確保に引き続き格段の努力をされますよう望むものです」と指摘をしているわけであります。本事業は、同和地区の環境改善を果たしていく上での特別の目的を持った貸付事業であります。そのために、国等の援助などの恩典があるわけであります。今までもその都度強く指摘をしてまいりましたが、収入未済額が年々ふえていくことが容認されるならば、きちんと返済している方や市民から批判が出てくるのは当然のことであります。市が主体性を持って法的措置をとることなど、その責任を果たさなければならないことは、申すまでもないことであります。新たに不動産競売申し立て実行業務などの準備のために予算も支出し、弁護士の協力を得たにもかかわらず、その具体的効果が目に見えるように見えてはおりません。それは、本当に事の重要さをきちんと認識をして、過去の問題の本質を明らかにし、今までのように運動団体におもねくのではなくて、期限を区切ってでもきちんと解決をしていくという主体たる上田市の毅然たる積極的な対応の弱さから来るものであります。市民にとって公平な市政運営を行う上からも、市はその責任を果たし、適切な具体的措置の方法をとりながら、解決をしている全国の先進自治体の施策に学び、早急な収入未済額の確保がされますことを強く要望をいたすものであります。その目的を果たすための努力の中で、真に部落差別のない社会の貢献ができるとともに、上田市の発展に寄与できるものであることを申し添えて討論といたします。 ○議長(石川幸君) これより採決いたします。本案は委員長の報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者 起立〕 ○議長(石川幸君) 起立多数であります。よって、本案は認定されました。 △日程第6 議案第83号~第86号 ○議長(石川幸君) 次に、日程第6、議案第83号から第86号まで4件一括議題とし、決算特別委員長の報告を求めます。決算特別委員長。          〔決算特別委員長 茅野 光昭君登壇〕 ◎決算特別委員長(茅野光昭君) まず、議案第83号、平成11年度上田市交通災害共済事業特別会計決算認定について申し上げます。 質疑において、共済の加入状況及び加入促進をどのように進めているのか。 これに対し、自治会等を通じて加入をお願いしているが、ひとり世帯や学生の未加入が多く、昨年度に比べ優良加入者が1,900人余減少している。加入促進については、広報に掲載したり、チラシ等を配布して、いろいろな機会を通じPRを努めている等の質疑応答と、さらに交通災害共済の周知を図って加入促進に努めてほしいとの要望があり、本案は認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第84号、平成11年度上田市福祉事業センター事業特別会計決算認定について申し上げます。 質疑において、仕事の状況はどうなっており、仕事を発注してもらっているオルガン針以外からの仕事の話はないのか。 これに対し、作業員は現在54名いるが、工場等の納期の関係上月末になると要請が来て忙しくなる状況が続いている。また、オルガン針以外からも仕事の話はあるが、センターの作業員に向いた仕事ではないので、難しいとの質疑応答があり、本案は認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第85号、平成11年度上田市国民健康保険事業特別会計決算認定について申し上げます。 質疑において、国民健康保険税を納めている被保険者に不公平を抱かせないよう不納欠損金解消に向けどう対応しているのか。 これに対し、本年度は徴収員の増員等を図るなど収納特別対策を行っている。また、来年度からは、資格証明書を発行するようになるので、その機会も利用しながら不公平にならないよう国民健康保険事業を進めていきたい等の質疑応答があり、本案は認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第86号、平成11年度上田市老人保健事業特別会計決算認定について申し上げます。 質疑において、老人医療費がこの3年ぐらいの間に大幅にふえており、抜本的な対策が必要だと思うが、どのように考えているのか。 これに対し、終末医療に一番お金がかかっており、できるだけそうならないよう保健事業の充実が必要と考えている。 次に、この会計から介護保険への移行分をどのように見ているのか。 これに対し、まだ詳しい数値は不明だが、おおむね1割が介護保険に回ると見られている。ただし、老人医療費が毎年10%程度伸びており、この会計の合計額が大きく減ることはないと考えている等の質疑応答があり、本案は認定すべきものと決定いたしました。 ○議長(石川幸君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石川幸君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石川幸君) これより第83号から第86号まで一括して採決いたします。本案4件、委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石川幸君) ご異議なしと認めます。よって、本案4件認定されました。 △日程第7 議案第87号~第90号 ○議長(石川幸君) 次に、日程第7、議案第87号から第90号まで4件一括議題とし、決算特別委員長の報告を求めます。決算特別委員長。          〔決算特別委員長 茅野 光昭君登壇〕 ◎決算特別委員長(茅野光昭君) まず、議案第87号、平成11年度上田市市街地再開発事業特別会計決算認定について申し上げます。 質疑において、用地買収補償の状況はどうなっているのか。 これに対し、全体の65%が済んでいる。土地家屋が平成9年度当時から比べると大分下落しているため、転出者には厳しい状況にあるが、説明をする中で理解をいただいている。 次に、厳しい経済情勢の中で再開発ビルの見通しはどうなっているのか。 これに対し、第1街区の再開発ビルの3分の1については、特定建築者制度により民間活力の導入を考えており、残りの部分については3階までを商業店舗、その上の6階までを公共施設と考えているが、公共施設については、できるだけ少なくしていきたい。年内ぐらいには方向づけを行い、15年度の完成に向け13年度後半には再開発ビルの建築工事に着手していきたいと考えている等々の質疑応答があり、本案は認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第88号、平成11年度上田市駐車場事業特別会計決算認定について申し上げます。 質疑において、駐車場等使用料として相当額の収益を上げているが、駐車場の回転率はどのくらいか。 これに対し、上田駅お城口自動車駐車場は270台の駐車台数に対して年間16万7,000台余の利用があり、回転率は1区画につき1日1.69台となっている。 次に、市営駐車場の駐車料金はどのようにして決めたのか。 これに対し、近隣の民間駐車場料金を参考にして、それより安くならないように設定した。 次に、JRが先ごろ新幹線利用者であれば安い料金で利用できる2カ所目の駐車場を駅の近くにオープンさせたが、市営駐車場への影響はどう見ているのか。 これに対し、若干の影響はあると思うが、正確なものはまだつかんでいない等々の質疑応答があり、本案は認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第89号、平成11年度上田市公共下水道事業特別会計決算認定について申し上げます。 質疑において、公共下水道負担金及び下水道使用料の収入未済額が毎年増加しているが、その解消に向けどのように対処していくのか。 これに対し、負担金については事業の前倒しにより事業が先行しているため、積み立てがなくて払えないという方もいて苦慮しているが、職員による特別徴収を強化するなど、何とか事業につながるような形で進めていきたい。使用料については、上下水道同時収納の方法をとっているが、口座振替の移行をさらに進めるとともに、特に若い人がコンビニエンスストアで支払う割合が顕著な数字としてあらわれてきているので、さらに努力をしていきたい。 次に、公共下水道における管渠実施設計の約7割が市外の業者に委託されているが、どういう理由によるものか。 これに対し、今までの下水道の実績等を踏まえ、業者を選定しているため、市内の業者の中でもできる業者は絞られており、県内、県外の業者を含めた中から業者を選定している。 次に、上田下水浄化センターの修繕が9,700万円余にも達しているが、今後どのように対処していくのか。 これに対し、供用開始からかなりの年数が経過して老朽化が進み、処理場の新設等についても今後の課題として検討に入っている。修繕については、先を見ながらできるだけ少なくしていきたい。 次に、繰越明許費が2年続けて16億円以上となっているが、その解消に向けどのように考えているのか。 これに対し、景気対策のため非常に多額の予算をいただいたが、工事を進める場所の道路状況により工事がなかなか進捗せず、繰り越しとなった。しかし、国の今後の動きについては、不確かな部分があるので、国から補助をいただける部分については全力を挙げて確保した上で工事を発注して、できるだけ早く竣工する方法を考えている。発注形態等をよく検討して、できるだけ繰越明許費を少なくする努力をしていきたい等々の質疑応答があり、本案は認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第90号、平成11年度上田市農業集落排水事業特別会計決算認定について申し上げます。 質疑において、事業完了後にかなり本管から離れた場所にある住宅新築に伴って出される管渠の接続要望にどう対処するのか。 これに対し、経費の関係もあり、今後どういう取り組みがいいのか、農業集落排水連絡協議会を交えながら方向性を出していきたい等の質疑応答があり、本案は認定すべきものと決定いたしました。 ○議長(石川幸君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石川幸君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石川幸君) これより第87号から第90号まで一括して採決いたします。本案4件、委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石川幸君) ご異議なしと認めます。よって、本案4件認定されました。 △日程第8 議案第91号及び第92号 ○議長(石川幸君) 次に、日程第8、議案第91号及び第92号、2件一括議題とし、決算特別委員長の報告を求めます。決算特別委員長。          〔決算特別委員長 茅野 光昭君登壇〕 ◎決算特別委員長(茅野光昭君) まず、議案第91号、平成11年度上田市産院事業会計決算認定について申し上げます。 質疑において、当年度未処理欠損金3,000万円余を計上し、3年連続の赤字決算となった状況をどう受けとめ、その改善に当たってどのような対策を考えているのか。 これに対し、経営状況については大変重く受けとめているが、公共市民病院という使命を忘れずに、収益の改善に努めていきたい。その対策として、経費の節減を図るとともに、患者数の増加を図るため、産科の予約制の導入や医師2名体制での外来診療の実施のほか、助産婦が多い特徴を生かして保健指導にも力を入れたり、不妊治療を積極的に行うなど、一般病院とは違う特色を出していきたいと考えている等の質疑応答があり、本案は認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第92号、平成11年度上田市水道事業会計決算認定について申し上げます。 質疑において、上水道事業に対して下水道工事は相当な影響を及ぼしていると思うが、どのように考えているのか。 これに対し、上田市の上水道事業は既に設備の維持管理時代に入っており、一部を除き本来ならば老朽施設の更新や補修が中心となる状況にあるが、数年来下水道工事に伴う水道管の布設がえ等の工事が非常に増加している。下水道は、生活水準の向上という目的で進められている重要な施策であり、下水道工事に合わせて上水道施設を更新できるという意味もあるため、現時点では費用がかかるとしても、長期的視野に立って今後とも下水道事業に臨んでいきたい。また、企業債も下水道事業の増加に伴い相当伸びて111億円となり、財政的には厳しい運用となるが、投資したもののほとんどが減価償却費で内部留保資金に回る仕組みになっているため、そのことがすぐに資金運用上著しく困ることにはならないと考えている。 次に、水道事業において一番重要なのは、安心して飲める水の供給であるはずだが、給水原価に占める薬品費が前年度に比べ大幅に減っているのはどういう理由か。 これに対し、前年に比べ河川の水質が若干よく、河川の泥を沈殿させるための薬品の使用量が少なくて済んだこと。滅菌のために使う薬品の使用量を水道法上の規定を守った上で過剰に投入しないよう努力した結果、薬品費が減ったものである。 次に、未収金が8億4,000万円余と前年より一気に3億円余り増加しているが、どのように考えているのか。 これに対し、未収金の主なものは、水道料金と工事負担金等であるが、企業会計経理上発生するものであり、内容的には未納になるものではないので、水道事業へ直接影響を与えることはない等々の質疑応答があり、本案は認定すべきものと決定いたしました。 ○議長(石川幸君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石川幸君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石川幸君) これより第91号及び第92号一括して採決いたします。本案2件、委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石川幸君) ご異議なしと認めます。よって、本案2件認定されました。 以上で本日の日程は終了いたしました。 お諮りいたします。明29日から12月3日までの5日間は議案検討のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石川幸君) ご異議なしと認めます。よって、明29日から12月3日までの5日間は議案検討のため休会することに決しました。 次回は12月4日午前9時30分から会議を開きます。 本日はこれにて散会いたします。   午後 1時 51分   散会...