えびの市議会 > 2019-09-20 >
令和元年 9月定例会(第 5号 9月20日) 閉会

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  1. えびの市議会 2019-09-20
    令和元年 9月定例会(第 5号 9月20日) 閉会


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    令和元年 9月定例会(第 5号 9月20日) 閉会                           令和元年九月二十日 午前十時開議 第  一  議案第五十八号〜議案第六十二号、議案第六十四号〜議案第七十三号       認定第  一号〜認定第  七号       陳情第  七号 第  二  議員派遣について           本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件                         令和元年九月二十日 午前十時開議   一  議案第五十八号〜議案第六十二号、議案第六十四号〜議案第七十三号      認定第  一号〜認定第  七号      陳情第  七号   二  議員派遣について 出 席 議 員(十五名)     一番   上 原 康 雄  君     一〇番   北 園 一 正  君     二番   小 宮 寧 子  君     一一番   竹 中 雪 宏  君     三番   吉 留 優 二  君     一二番   西 原 義 文  君
        四番   金 田 輝 子  君     一三番   西 原 政 文  君     五番   中 山 義 彦  君     一四番   蔵 園 晴 美  君     六番   遠目塚 文 美  君     一五番   栗 下 政 雄  君     七番   小 東 和 文  君     八番   田 口 正 英  君     九番   松 窪 ミツエ  君 欠 席 議 員(なし) 議会事務局職員出席者   事務局長     坂 本 和 彦 君  議事運営係    遊 木 凡 子 君   事務局次長    外 村 幸 一 君   議事運営係長   鶴 田 淳一郎 君 地方自治法第一二一条による説明のための出席を求められた者   市長       村 岡 隆 明 君  市民環境課長   林   敏 廣 君   副市長      杉 元 真 一 君  福祉事務所長   萩 原 博 幸 君   教育長      永 山 新 一 君  健康保険課長   原 田 和 紀 君   総務課長     宮 浦 浩 二 君  介護保険課長   田 中 良 二 君   企画課長     谷 元 靖 彦 君  税務課長     川 野 利 光 君   財政課長     山 口   忍 君  会計管理者    永 田 祐 雄 君   建設課長     森   隆 秀 君  水道課長     馬越脇   浩 君   農林整備課長   寺 園 久 志 君  市立病院事務長  藺牟田 順 子 君   畜産農政課長   米 倉 健 一 君  企業立地課長   松 葉 洋 之 君   学校教育課長   白 濱 美保子 君                     開議 午前 十時  〇分 ○議長(上原康雄君)  おはようございます。  ただいまの出席議員は、全員であります。  これより、直ちに本日の会議を開きます。  本日の会議は、議席に配付いたしております議事日程第五号によって進めます。  これより本日の日程に入ります。  日程第一、議案第五十八号辺地に係る公共的施設総合整備計画の変更(第一次)についてから、議案第六十二号えびの災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正についてまで、議案第六十四号えびの企業立地促進条例の一部改正についてから、議案第七十三号令和元年度えびの水道事業会計予算の補正(第一号)についてまで、認定第一号平成三十年度えびの一般会計歳入歳出決算の認定についてから、認定第七号平成三十年度えびの病院事業会計決算の認定についてまで、及び陳情第七号グリーンツーリズム体験イベント企画運営事業について地方自治法に基づく百条委員会の設置を要望する陳情書、以上一括議題といたします。  この際、各委員長の報告を求めます。  まず、総務教育常任委員長の報告を求めます。遠目塚文美総務教育常任委員長。 ○総務教育常任委員長遠目塚文美君)  おはようございます。  それでは、本定例会において総務教育常任委員会に付託されました議案六件、認定二件について審査をいたしましたので、総務教育常任委員会としての報告をいたします。  本定例会で当委員会へ審査を付託されましたのは、議案第五十八号辺地に係る公共的施設総合整備計画の変更(第一次)について、議案第六十号えびの市一般職の職員の退職手当に関する条例の一部改正について、議案第六十一号えびの市使用料及び手数料条例の一部改正について、議案第六十五号えびの消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について、議案第六十六号えびの水道事業給水条例の一部改正について、議案第七十三号令和元年度えびの水道事業会計予算の補正(第一号)について、認定第六号平成三十年度えびの水道事業会計決算の認定について、認定第七号平成三十年度えびの病院事業会計決算の認定についてです。  議案審査については、去る九月四日の一日間で審査をいたしました。  審査結果につきましては、討論はなく、採決の結果は、いずれも全会一致で原案のとおり可決及び認定すべきものと決しました。  付託議案につきましては、特に報告すべき事項について報告いたします。  まず、議案第六十一号について報告いたします。  執行部からの説明内容においては、議案書並び提案理由説明書に沿って行われました。  委員からの質疑として、工業標準化法の一部改正により、日本工業規格から日本産業規格に改正されたとのことだが、工業が産業と名称が変わった内容について問われ、答弁としては、これまで日本工業規格については、日本国内工業製品に関する規格や測定法などで定められた日本の国家規格で、これまでは鉱工業分野のみが対象となっていたものが、今回の改正により、これまでのこの鉱工業分野に加えてデータやサービス分野なども含まれることとなり、産業標準化法と名称が改正されたとのことでした。  次に、認定第六号について報告いたします。  執行部からの説明内容においては、決算書並び説明書に沿って行われました。  委員からの質疑として、決算書十八ページの供給単価一百五十二円六十二銭に対して給水原価一百七十六円五十九銭となっている。努力しての最小限のマイナスにとどめているとは思うが、今後の推移の予想はいかがかと問われました。  答弁としては、現在逆転現象となっているが、本来供給単価給水原価を上回ることが理想であると認識している。今後の見込みとしては水道の未布設要綱による給水人口、あるいは給水戸数の拡大や現在着手している大迫、妙見地区簡易水道から市水への加入により、ある一定の増収が見込まれると考えている。  また、現在造成が始まった産業団地に関しても、まだどのような企業が立地されるかは示されていないが、少なくとも企業立地により増収が図られるのではないかと考える。  また、減価償却費が一年間の決算の四〇%近くを占めており、内部の留保資金は着実に増加をしている状況である。今後も安定的経営を見込めるように努めるとのことでした  次に、認定第七号について報告いたします。  執行部からの説明内容においては、決算書並び説明書に沿って行われました。  委員からの質疑として、決算説明書五ページから六ページに記載してある未収金七千六百九十万六千四百七十二円について、年度末三月三十一日時点から現時点までに回収できた金額についての問いがありました。  答弁としては、令和元年八月三十一日現在での入金額は、七十万六千七百八十八円とのことでした。  また、入院時の書類に記載いただく保証人について、医療費の未収金が生じた際の取り扱いについての問いがありました。  答弁としては、基本的には本人への請求を行い、未納の場合も本人への督促を行っているが、支払いが滞っている場合もある。今後は保証人への請求も検討するべく考えていくとのことでした。あわせて外来診療時の未収金についても問われました。  答弁としては、外来に関して平日とあわせて土・日も急患が来られて、その際預かり金として症状に応じて三千円または五千円で一律預かっているが、その後、預かり金以上の金額となった患者さんが、お見えにならずに滞納が発生しているということもある。病院収益に大きく関係するので、そのようなことが発生しないように協議して改善に努めたいとのことでした。  審査結果につきましては、討論はなく、採決の結果は全会一致で原案のとおり可決及び認定すべきものと決しました。  なお、水道事業会計並びに病院事業会計決算説明書内の記載内容について要望がありました。水道事業会計は、説明書三ページの資産の部の二、流動資産(二)の未収金箇所について。病院事業会計は、説明書三ページの四、医業外費用(二)の経常損失箇所についてです。両事業で文言等の表記をあわせて記載されたとの説明であり、記載内容は間違いではないものの若干わかりづらい表記であったため、できれば再度協議いただき、今後改善いただくことを申し添えておきます。  以上、総務教育常任委員会委員長報告とさせていただきます。 ○議長(上原康雄君)  次に、産業厚生常任委員長の報告を求めます。西原義文産業厚生常任委員長。 ○産業厚生常任委員長西原義文君)  それでは、本定例会において産業厚生常任委員会に付託されました議案及び認定について審査をいたしましたので、報告いたします。  また、継続審査としていた陳情第七号グリーンツーリズム体験イベント企画運営事業について地方自治法に基づく百条委員会の設置を要望する陳情書について、本定例会の委員会審査において採決に至りましたので、あわせて報告いたします。  本定例会で当委員会へ審査を付託されましたのは、事前に配付されました議案付託表のとおり、議案七件、認定四件であります。  審査については去る九月四日の一日間で審査をいたしました。  議案の審査結果につきましては、議案第七十二号令和元年度えびの産業団地整備事業特別会計予算の補正(第二号)については、反対の討論があり、挙手による採決の結果、賛成多数で可決すべきものと決しました。その他の議案六件については、討論はなく全会一致で可決すべきものと決しました。  認定の審査結果につきましては、認定第五号平成三十年度えびの産業団地整備事業特別会計歳入歳出決算の認定についてのみ討論はなく、全会一致で承認すべきものと決しました。  その他の国民健康保険特別会計後期高齢者医療特別会計介護保険特別会計の認定三件については、いずれも反対の討論があり、挙手による採決の結果、賛成多数で承認すべきものと決しました。  以下、特に報告すべき説明内容、または質疑等があった議案等について報告いたします。  まず、議案第五十九号えびの印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正について報告いたします。  執行部からの説明では、現在ほとんどの女性の方が婚姻に際し男性側の氏を名乗ることが女性の社会進出の妨げになっているのではないかとの議論が国においてなされ、これを受け、住民基本台帳法施行令が改正され、公証的な住民票などに婚姻前の氏を併記することができるようになるが、印鑑登録については、印鑑条例を各自治体で定め、これにより運用されている状況である。印鑑登録について婚姻後の氏による印鑑登録しかできないとなると、女性の方が代表を務める会社などで代表者の印鑑、銀行印、口座、契約書などの氏名を変える必要が生じるなど不自由な部分があるため、そういった事態が生じないように、住民基本台帳法施行令の改正にあわせ、本市の印鑑条例についても婚姻前の氏で印鑑登録ができるように改正を行ったという説明でありました。  また、あわせて印鑑登録において、現行では印鑑証明書に印影、住所、氏名、生年月日、性別の記載があるが、性別表記があることにより、性同一性障害の方が精神的な苦痛を受けることに配慮し、窓口で性別について印鑑登録証明書に記載しないでほしいとの申し出があった場合、性別を記載しない印鑑登録証明書を発行できるように、今回その条文も規定したとの説明でありました。  委員から、もう既に婚姻され、男性側の氏を名乗られている方はどういった手続をすればよいのかとの質疑に対し、今回の改正内容の施行後、申し出をすることにより、婚姻前の氏を名乗ることは可能であり、また婚姻と離婚を繰り返し、旧氏が複数ある場合であっても、その中から一つの氏を選択して申請することにより、旧氏を登録することが可能であるとの答弁でありました。  次に、議案第六十四号えびの企業立地促進条例の一部改正について報告いたします。  執行部からの説明では、今回の改正の主な理由として、一つ目が指定企業指定基準について、情報サービス施設に対する投資基準二千万円の除外を行うもの。二つ目が奨励基準の一部見直しにより、これまで新規雇用者が五人以上でなければ助成金の交付ができなかったものを、雇用増加が新設五人以上、増設三人以上により交付する改正を行うもの。三つ目が雇用促進助成金について一十五万円を二十万円、障がい者については二十万円を三十万円に増額するものであるとの説明でありました。  今回の改正による効果及び影響としては、情報サービスに対する投資基準が外れることで、コールセンターなどこれまでなかった業種の新規立地が期待されること。奨励基準の緩和により、企業が進出しやすい環境づくりを行うことができること。雇用促進助成金を増額することで、市内居住者雇用促進を図ることができること。以上三点を見込んでいるとの説明でありました。  委員から、雇用促進助成金について、今までは障がい者に二十万円ということだったが、今回の改正により一十万円増額し三十万円ということだが、指定企業の中で障がい者にあっては三十万円という金額に至った経緯について質疑があり、答弁としては、市内でも障がい者の方はかなり人数もいらっしゃるため、その方たちを積極的に企業に雇っていただきたいということで、一般の方は五万円増額ということであるが、障がいのある方については、さらに雇用促進させるために一十万円ということで多目に増額し、三十万円としたとの答弁でありました。  また、現在の指定企業の障がい者の方の雇用状況について質疑があり、平成二十九年十月十八日時点で、指定企業の一部ではあるが、七企業において三十名が雇用されているとの答弁でありました。  次に、議案第七十号令和元年度えびの後期高齢者医療特別会計予算の補正(第一号)について報告いたします。  委員より、予算書二ページの歳入、後期高齢者医療保険料が五百五万円増額されているが、その要因について質疑がありました。  答弁として、一番の要因としては、後期高齢者医療保険料について、低所得者に対し七割、五割、二割という形で軽減措置があるが、制度開始から昨年度まで特例が設けられ、このうち七割軽減の対象者は九割または八・五割軽減という形で軽減措置が適用されていた。その軽減措置が、本年度から三年間をかけて本来の軽減割合の七割軽減に戻すことになっており、その初年度の本年度については、昨年度まで九割軽減だった方々が八割軽減になるため、増額の補正予算を計上した。またその対象者については、千三十四人であり、保険料については昨年が四千八百円だったものが九千六百円に増額になっているとの答弁でありました。  次に、議案第七十二号令和元年度えびの産業団地整備事業特別会計予算の補正(第二号)については、反対討論がありましたので、その内容について報告いたします。  この産業団地計画そのものは、今後とも大きくえびの市に多大な負担をかける事業ではないかとこれまでも言ってきた。現在産業団地計画は進められる中で、西郷地区にある優良な農地の工事が進んでいるが、当初の計画よりも事業予算が膨らむことが予想される。そしてこれが本当に完成するなら非常に喜ばしいことだが、本当にえびの市に優良な企業を誘致することができるか、不安に思うばかりである。  そういった中で、今回も補正予算として三百七十五万六千円が積み増しされた。この特別会計というのは今後どこまで膨らむものか当初の一十七億円をはるかに超えるのではないかとの心配もされている。このようなことから反対であるとの討論でありました。  次に、認定第四号平成三十年度えびの介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について主な質疑等を報告いたします。  委員より、決算書三百三十一ページ、不納欠損四百二十七万三千七十三円に対し、何年度分の保険料であり、その人数について、またその要因はどのように分析されているのかとの質疑がありました。  答弁としては、年度については平成二十三年度から二十八年度まで、人数としては八十八名分であり、この内訳としては死亡十二名、転出三名、職権消除、所在不明者が一名、制度を拒否される方が六名、低所得者が六十六名であるとの答弁でありました。  また、委員より、この低所得者六十六名については、減免措置等の対象にならなかったのかとの質疑に対し、減免対象にならなかった方であるとの答弁でありました。  次に、委員より、収入未済額一千二十四万四千七百四十一円に対し、その内容について質疑があり、答弁としては、人数では現年度と過年度あわせて百六十九名である。低所得者の方がかなり占めているのではないかと考えており、担当課としては、五月、十二月に介護保険係と課長、センター長を含めて徴収月間を設けながら徴収を実施し、少しずつであるが徴収率を上げているとの答弁でありました。  認定第二号、第三号、第四号、この三件は健康にかかわる問題、また高齢者にかかわる問題を大きく抱えているとして反対討論がありましたので、その内容について報告いたします。  まず、国民健康保険の問題であるが、今日健康が脅かされている中で国民健康保険税が高く、払えずに困っておられる方も多い。本来国が当初五〇%近い補助率であったものを、現在二〇数%まで補助率を下げたことにより、市民への影響が多大になっているため、これについては認めることはできない。  次に、後期高齢者医療保険制度については、当初はそれぞれの自治体が責任を持っていたが、これが広域化される中で、一律的に保険料が決められ、今えびの市でも払えない方々がふえている。調べると、えびの市では百名を超える方々が普通徴収で払えないという実態もあり、そしてその中には、財産の差し押さえ、これは貯金を差し押さえたという事例がえびの市でも発生している。こういった低所得者を苦しませる、またお金がないために病院すら行くことができないお年寄りがあらわれているのが実情である。  あわせて介護保険については、普通徴収の方々で納められずに一部には所在不明の方もおられ、それは市民環境課等で調べてもわからない。本当に大変な事態が起きているのではないかと心配している。この介護保険制度は創設当時からお金がある人、ない人、これによって介護サービスすら受けられない方が発生すると指摘してきた。それがいよいよ現実になってきたというのが実態ではないかと思う。よって健康にかかわる認定第二号、第三号、第四号については承認できないとの討論でありました。  最後に、陳情第七号グリーンツーリズム体験イベント企画運営事業について地方自治法に基づく百条委員会の設置を要望する陳情書について、六月定例会以降のこれまでの閉会中審査を含め、その審査内容について報告いたします。  この陳情第七号については、閉会中審査として六月二十六日、七月十九日、八月十九日、三回にわたり審査を行いました。  まず、六月二十六日の審査では、陳情者を参考人としてお呼びし、陳情を出された経緯、また添付書類、説明文にある十項目について、具体的にその内容について説明いただきました。  次に、七月十九日の審査では、担当課である畜産農政課をお呼びし、審査を行いました。  委員からは、前回審査時の陳情者からの説明内容を受け、陳情書にある十項目について、また観光協会が作成し、陳情者が取得された資料一の一から一の四にあるグリーンツーリズム体験イベント企画運営事業経過記録の内容について、その他にも陳情書にある資料の内容について質疑がありました。  最終的に、委員から、担当課のほうでこの事業にかかわる平成二十五年度及び平成二十六年度の補助金交付申請から支出までの一連の流れがわかるようにまとめたもの、補助金交付の根拠となる当該補助金交付要綱を資料として提出すること、陳情書にある説明の十項目については、観光協会等にも確認を行うこと、また各年度の決算書に添付されている事業費内訳書の金額の確認及び企画事業の実際の開催状況の確認も行い、これらについては、次回委員会の際に報告いただきたいとの意見があり、継続審査といたしました。
     次に、八月十九日の審査では、前回の委員会審査を受け、要求していた資料について提出していただきました。また、陳情書にある十項目についても、担当課のほうで観光協会に確認され、項目ごとに報告されましたので、その主な内容について報告いたします。  まず、説明文項目一については、会社設立が平成二十五年三月四日である、えびのびより社長が、同年二月四日開催された事業説明会になぜ出席していたのか疑問であるという内容であります。  報告では、同社長については、平成二十三年八月から平成二十五年三月まで地域おこし協力隊員としてグリーンツーリズムイベントなどの企画、開発、運営に携わっていただいた。地域おこし協力隊員については、任期中に退任後に向けた起業の準備を行うことは認められており、同社長についても、任期中に退任後に向けた起業の準備をされていた。  二月四日の説明会時点では、まだ地域おこし協力隊員であり、その役職で説明会に出席されていたものと認識している。  また、陳情書にある経過記録については、平成二十五年四月以降、観光協会が作成され、作成時点での役職で記載していると観光協会からは説明があったとのことでした。  次に、説明文項目二については、陳情書経過記録では、平成二十五年四月一日に観光協会とえびのびよりが委託契約を締結、同日、補助金交付申請観光協会が市に提出、四月五日に市が受け付け、四月九日に補助金交付決定観光協会が市から受けたことになっているが、本来であれば、観光協会は、補助金交付決定を受けてから委託契約を行うべきであり、また、四月一日に提出された補助金交付申請を市はなぜ四月五日に受け付けているのか疑問であるという内容であります。  報告では、事務処理がおくれたことについては指摘のとおりである。今後適正な事務処理に努めたいと考えている。また、補助金の交付先は観光協会であり、観光協会とえびのびよりとの契約締結の日時については認識していなかったとの報告でした。  次に、説明文項目五については、陳情書経過記録では、市は平成二十六年三月三十一日に事業実績報告書を受け付けているが、観光協会が提出したのは同年四月二十四日となっている。なぜ市は実績報告書の提出前に受け付けができたのか疑問であるという内容であります。  報告では、補助事業においては事業完了が三月三十一日の場合、書類作成や支払い処理の都合上、三月三十一日の書類提出がおくれる場合もあり、市において実績報告書や交付額の確定の日付を会計処理上、年度末三月三十一日までに行う必要があるということで、調整せざるを得ない場合もあるが、指摘のとおりであるため、今後市の各補助事業の対象者については、補助事業完了後速やかに実績報告書を提出していただくよう周知徹底を図って、適正な事務処理に努めたいと考えているとの報告でした。  次に、説明文項目六については、経過記録では、平成二十六年度の補助金交付申請を市は平成二十六年四月一日に受け付けているが、観光協会が市に同申請を提出したのは五月七日とある。なぜ市は提出前に受け付けができたのか疑問であるという内容であります。  報告では、項目二と同様、事務処理のおくれ等については指摘のとおりということで反省しているが、今後同様の事務処理のおくれがないように適切な処理に努めたいと考えているとの報告でした。  次に、決算書に添付されている事業費内訳書の金額の確認及び企画事業の実際の開催状況の確認については、帳簿及び関係証拠書類が保存年限期間内であるにもかかわらず観光協会にないということで、当時のえびのびより社長に連絡し、同社長が当時の事業に関する関係書類を保管されていたため、担当課のほうで一時預かり、事業費内訳書の金額については、預かった書類をもって領収書のあるものについて確認を行った。  また、企画事業の実際の開催状況についても、預かった書類の中で実績報告書のつづり、それとイベントごとに個別資料ファイルをつくっておられ、これらにより確認を行った。今回預かった資料でそれぞれイベントごとに対する経費について確認したが、結果としては、市の補助金は適正に使われていることが確認できた。  また、当事業の実施により、道の駅の認知度の向上であったり、交流人口の増に大きな効果があったということで評価しているとの報告でした。  最後に、今期定例会の委員会審査については、前回に引き続き、担当課をお呼びし審査を行いましたので、その主な質疑等について報告いたします。  委員より、当該事業に係る関係書類等が保存期限内であるにもかかわらず観光協会にないという説明であったが、その点について再度説明を求めるとの質疑がありました。  答弁として、このことについては陳情者の疑念というところで、観光協会の方に保存期限内であるにもかかわらず書類がないという指摘があった。観光協会に確認したが、観光協会にその書類については保管されていないということで確認したところであり、市が保存年限を定めているが、その期間内であるにもかかわらず保管されていないということについては、遺憾であるということを伝えたところであるとの答弁でありました。  また、委員より、この補助金平成二十五年度、六百三十万円、平成二十六年度、六百四十八万円が本当に有効活用され、市民のためになったと評価しているものかとの質疑がありました。  答弁として、この事業は、平成二十五年四月に道の駅えびのが開業するということで、そのことを受け、農産物の直売、加工施設、レストランの整備される道の駅えびのを、都市と農村または消費者と生産者の交流の場として位置づけ、交流人口の拡大と地域活性化を目的とし、予算化したものである。創業したばかりの道の駅についてフェイスブックを通じた情報発信、それとグリーンツーリズムにおける農業体験の企画立案により、道の駅を拠点に都市と農村、生産者と消費者の交流の場を創出し、これまでにない取り組みが展開されたということで、道の駅そのものの認知度の向上や交流人口の増に大きな効果があったものと評価しているとの答弁でありました。  この陳情の取り扱いについて継続審査とすべきという意見と、採決を行うべきとの意見がありました。委員会として採決を行うことと決しました。採決に当たり、反対、賛成の討論がありましたので、その内容を報告いたします。  まず、反対の討論として、この事業は平成二十五年度は六百三十万円、平成二十六年度は六百四十八万円が観光協会に補助金として支出されたものであり、この補助金が適正に支出、そして活用されていることが大きな課題、問題点と考えており、また当常任委員会の審査が及ぶ権限は補助金についての権限だと考えている。今までの審査の中で畜産農政課、書類等を審査したところ、畜産農政課においては補助金は適正に支出されているということが確認できたという説明であった。  委員会としても、提出された資料、そして担当課の説明から判断すると、この補助金については適正に支出されているものと判断できると考える。陳情書にあるように、この補助金の事務手続においては、補助団体である観光協会の書類等の整備が不十分であり、陳情者がそういったような疑念を抱かれることは十分理解できるが、この補助金は適正に支出され、活用されたものと判断するので、この陳情については不採択とすべきものとの内容でありました。  次に、賛成の討論としては、平成二十五年度、平成二十六年度にあわせて一千二百七十八万円もの補助金がこの事業に使われたが、果たして、この事業がどれだけえびの市の事業として生かされたかは疑問に思うところが多大にある。その裏づけの証拠として本来は保存すべきものがない。そして、それはえびのびより社長が持っていた。本来は、当委員会としてはこの当事者にも意見を聞くべきではないかと考える。これまで担当課に確認したところ、正確であったとの答弁であったが、その裏づけは安心して聞けるものではなかったように感じた。そのため、今後さらに担当者の事情を聞くなり、またそういった証拠書類なども、当委員会として確認すべきではないかと考える。  そして、これまで行われた平成二十五年度、平成二十六年度の事業がどの程度であったものかもまだ検証がされておらず、また、中にはイベントを計画して、それが行われなかったにもかかわらず、余剰金が出ていないという問題も報道されている。  こういったことも含め、百条委員会を立ち上げ、この問題をただすべきじゃないかと考え、今回の陳情に賛成であるとの内容でありました。これらの討論を受け、挙手による採決を行った結果、賛成少数で不採択とすべきものと決しました。  今回、この陳情第七号の審査を行ってまいりましたが、最後に委員長から申し上げます。  この中で、陳情書経過記録にある市の補助事業に関する補助金交付申請や、実績報告書事務処理について一部疑念を持たれておりました。この点については、担当課も「今後適正な事務処理に努める」と答弁されていますので、今後補助事業事務処理に関しては、補助金交付先への周知等も含め、これまで以上に適正な事務処理に努めていただくよう申し添えておきます。  以上、産業厚生常任委員会委員長報告とさせていただきます。 ○議長(上原康雄君)  次に、予算等審査特別委員長の報告を求めます。北園一正予算等審査特別委員長。 ○予算等審査特別委員長(北園一正君)  予算等審査特別委員会委員長報告をいたします。  今期定例会において当特別委員会に付託されましたのは、議案第六十七号消費税及び地方消費税の税率引上げに伴う関係条例の整備に関する条例の一部改正について、議案第六十八号令和元年度えびの市一般会計予算の補正(第四号)について、以上二件であります。  この議案は、令和元年九月六日の一日間の日程で審査を行いましたので、その結果を報告いたします。  議案第六十七号消費税及び地方消費税の税率引上げに伴う関係条例の整備に関する条例の一部改正については、えびの市使用料及び手数料の一部を改正する条例、令和元年えびの市条例第十六号の施行に伴い、プラスチック製容器包装の処理区分を事業系一般廃棄物及び産業廃棄物に追加する改正を行っていたので、産業廃棄物区分からプラスチック製容器包装の区分を削除するための条例の一部改正であるとの説明でありました。  審査については、条例改正の手続についての質疑はありましたが、特段報告すべき質疑はありませんでした。  議案第六十八号令和元年度えびの市一般会計予算の補正(第四号)について七款、商工費、一項、商工費、目二、商工振興費、企業立地対策事業費について、質疑、新聞・雑誌の広告のことであるが、新聞社、雑誌はどこかという質疑がございました。  答弁として、西日本新聞及び日本経済新聞を想定している。西日本新聞は九州最大六十九万部、日本経済新聞西部支社版は十七万部の発行部数である。また、雑誌は流通研究社の月刊誌「マテリアルフロー」という雑誌を想定しているとの答弁でありました。  次に、十二款、公債費、一項、公債費、目一、元金、目二、利子について、元金に対する質疑があり、平成二十年度に借りた臨時財政特例債の十年後の金利見直しによるものであり、元利均等償還方式の再計算を行うことにより、償還できる元金が増額との説明でありました。  また、利子については、利率の見直し及び平成三十年度借り入れた地方債の総額が確定したことにより、減額したとの説明でありました。  審査の結果につきましては、議案第六十七号消費税及び地方消費税の税率引上げに伴う関係条例の整備に関する条例の一部改正について、及び議案第六十八号令和元年度えびの市一般会計予算の補正(第四号)については討論はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で予算等審査特別委員会委員長報告を終わります。 ○議長(上原康雄君)  次に、決算審査特別委員長の報告を求めます。北園一正決算審査特別委員長。 ○決算審査特別委員長(北園一正君)  決算審査特別委員会委員長報告をいたします。  今期定例会において当特別委員会に付託されましたのは、認定第一号平成三十年度えびの一般会計歳入歳出決算の認定についての一件であります。この案件は、令和元年九月六日から十一日までの四日間の日程で、事業等の成果や執行状況を中心に審査を行いましたので、その結果を報告いたします。  まず、款二、総務費、項一、総務管理費、目十九、市民協働推進費のぷらいど21事業費であります。  質疑として、ぷらいど21事業は、民間活力を導入するための事業であるが、最近は自治会のものを買うだけに終わっている。考え方を示していただきたいとの質疑がございました。  答弁として、平成三十年度は民間団体の活用が一団体であったので二次募集を行ったが、一団体となった。今後増えるように取り組みたいとの説明でございました。  次に、二、総務費、項一、総務管理費、目十九、諸費、霧島ジオパーク推進事業費について。  質疑、霧島市が事務局となっているが、事務局は各自治体を廻っていくか、霧島市が中心となって運営していくかとの質疑であります。  答弁として、事務局は設立当初から霧島市ジオパーク推進課となっている。質疑の二番目として、世界ジオパーク申請も検討されているが、鹿児島桜島との関係もあり、進捗状況を教えていただきたい。  答弁として、霧島ジオパーク、桜島ジオパーク、それぞれ日本ジオパーク認定は四年に一回あるが、霧島ジオパークは鹿児島県湧水町が入っていないので、次回の日本ジオパーク再認定の通過は困難になる。まずこれを解決しないと、霧島ジオパークとしては世界ジオパークに申請できないところである。霧島と桜島錦江湾が一体となって世界申請すべきとの意見があり、調整の段階であるとの答弁であります。  款三、民生費、二項、児童福祉費、目一、児童福祉総務費、放課後児童クラブ運営事業費、放課後児童クラブ事業委託料についてであります。  質疑として、事業実績が延べ人数で書いてある。児童の利用者数を知りたいとの質疑であります。  答弁として、平成三十年度実績で飯野小児童クラブ九十二名、上江小児童クラブ二十五名、加久藤小児童クラブ六十二名、真幸小児童クラブ十八名、学童保育まさき三十名であるとの答弁であります。よって、計二百二十七名が放課後児童クラブを利用していることになります。  なお、平成三十年度は岡元小学校については実施されておりません。  款四、衛生費、項一、保健衛生費、目二、保健事業費、健康づくり推進事業費、各種検診等委託料についてであります。  質疑として、検診の受診者数は載っているが、受診率はどうかという質疑がございました。  答弁として、胃がん検診七・七%、大腸がん検診七・六%、肺がん検診四・四%、子宮がん検診八・八%、乳がん検診七・五%であるとの答弁であります。  質疑として、健康診断を促進することによって、ある程度の年齢になったときの健康を保たれると思う。受診率の向上を図っていただきたいとの質疑がございました。  答弁として、各種受診率を上げていきたいと考えておる。課題も認識しているとの答弁であります。  次に、款六、農林水産業費、項一、農業費、目八、総合農政推進対策事業費、担い手対策推進事業費、認定農業者育成指導員報酬についてであります。  質疑として、認定農業者育成指導員の説明を求めるとの質疑がございました。  答弁として、認定農業者の認定を受けるためには五年後の農業経営、安定的な農業経営を行う計画書を作成し、審査会での審査を経て認定を受ける必要がある。基本的には、農業者が自分の農業経営について計画書を作成することになるので、計画書作成のアドバイス、サポートをするための育成指導員を設置しているとの答弁であります。  次に、款六、農林水産業費、項一、農業費、目八、総合農政推進対策事業費、農業継承推進事業費についてであります。  質疑として、事業は三年にもなる。三年たって当初予算からすると低くなっている。一番のネックは何か、事業が余り見えてこないとの質疑がありました。  答弁として、事業は近いうちに離農される方と市外等から移住され、新規就農される方のマッチングをして研修をしていただき、農業技術や資産等を継承する事業である。推進の中で苦労しているのは、農業者が農業をやめるその判断、タイミングに一番苦労している。  質疑、事業は継続するということで、来年度以降五名の方が考えられておると思うがとの質疑がございました。  答弁として、取り組みとしては、認定農業者の六十五歳以上の方で後継者のいない方々を対象として意向調査を実施してきたが、ここ数年で離農する方はなかった。事業は継続する予定であるので、認定農業者を中心に事業を周知しながら調査を継続していきたいとの答弁であります。  次に、款十、教育費、項一、教育総務費、目二、事務局費、三十人学級事業費であります。  質疑として、三十人学級の成果についての質疑がございました。  答弁は、一番の成果は生徒一人一人と向き合うきめ細かな指導ができる。それに伴い基礎学力の向上、生徒指導の観点から問題行動等にいち早く先生方が気づく、学級ですべき児童生徒の役割をより多くの子供たちが経験することができることが成果と考えている。  その他三十人学級の審査に当たりましては、三十人学級は多額の経費を要している。少ない年金で暮らしている高齢者もたくさんいらっしゃる。財源は全て市が出しているわけだから、今後考えていただきたいとの質疑もありましたので、申し添えます。  審査の結果、認定第一号平成三十年度えびの一般会計歳入歳出決算の認定については、討論はなく、原案のとおり認定すべきものと決しました。  以上で決算審査特別委員会委員長報告を終わります。 ○議長(上原康雄君)  以上で各委員長の報告は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原康雄君)  質疑なしと認めます。  以上で、質疑を終結いたします。  しばらく休憩いたします。                     休憩 午前十一時  三分                     開議 午前十一時 十五分 ○議長(上原康雄君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。  討論通告のため、そのまま休憩いたします。                     休憩 午前十一時 十五分                     開議 午前十一時 十八分 ○議長(上原康雄君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  まず、議案第七十二号に対して反対、認定第一号、第二号、第三号、第四号に対して反対、陳情第七号に対して賛成、十三番西原政文議員の発言を許します。西原政文議員。 ○十三番(西原政文君)  それでは、今定例会に提案されております議案の中から賛成できないもの、承認できないもの、理由を述べて討論に参加いたしたいと思います。  まず、議案第七十二号令和元年度えびの産業団地整備事業特別会計予算の補正(第二号)についてであります。  この補正予算については、賛成ができません。まず産業団地計画そのものは今後えびの市に多大な財政負担をかける事業と考えます。現在湯田西郷地区での産業団地造成が進められています。今回のえびの企業立地促進条例改正を行う提案がされているように、当初の計画よりもますます事業予算がふえることが予想されます。これが当初の予定どおりに完成を見たときに、完成したとしても五億円からの市税をつぎ込む計画です。このほかにもこの計画をするための予算が膨らむ事業計画ではないかと考えます。  確かにえびの市では労働の場も少なく、企業誘致を望む声は多くあります。しかし今現在市内の事業所なども働く労働者は少なく、慢性的な労働力不足というのが現実です。今日の政治経済状況を見ても、韓国との関係悪化やアメリカとのFTAの関係などを見てみても、本当にえびの市の希望に沿うような優良な企業が誘致できるかと不安に思うのは私だけではなく、多くの市民の声ではないかと思います。  現実、高原町の県営フリーウェイ工業団地、鹿児島臨空工業団地なども誘致企業が少なく、人吉市の中核工業団地などは全く進んでいっていないというのが実態です。この地はえびの市がPRとして使う交通の要衝、高速道路に近いというそういったことも含めて、人吉市においては今回スマートインターまで整備をしなければならないというか、整備がなされました。今回特別会計補正予算として提案されている三千七百万円補正予算化がされようとしていますが、今後もこれがますます増大するのではないかと心配をいたします。  また、造成されることによって、湯田西郷島内地区が豪雨時に浸水するなどの心配もされ、おだやかで静かなこの地域の治安も心配されます。  よって、令和元年度えびの産業団地整備事業特別会計予算の補正(第二号)については反対であります。  次に、認定第一号平成三十年度えびの一般会計歳入歳出決算の認定について及び認定第二号平成三十年度えびの国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第三号平成三十年度えびの後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第四号平成三十年度えびの介護保険特別会計歳入歳出決算の認定については、関連をしていますので、一括して討論を行います。  まず、認定第二号、第三号、第四号です。これは健康にかかわる問題、高齢者にかかわる問題を多く抱えています。  まず、平成三十年度国民健康保険特別会計決算についてですが、これは今日、貧困の格差が広がる中、健康が脅かされ、市民の皆さんは国民健康保険税が高くて払えずに困っている方も多い。もう払えないというそういった声を多く聞きます。健康と福祉というのは、本来国と自治体が責任を持つべきであって、もっと大きな責任を果たすべきだと考えます。この健康保険制度というのは、当初は五〇%近い負担率であったものを、事あるごとに減らしてきて、現在では二〇数%にまで減らしてきていました。こういったことによって、全国で国民健康保険被保険者への保険税負担がふえ、この影響が課題になっており、これにより、どこでも国保が高い、高くて払えない、苦労している、こういった声を聞くようになりました。市民の中には支払い限度を超えています。国民健康保険制度は他の健康保険制度と同様の負担率にすべきであります。
     次に、認定第三号であります。えびの後期高齢者医療特別会計決算の認定でありますが、これも高齢者にかかわる問題で、今この保険制度については、当初は国民健康保険税の保険の扶養家族であったお年寄り、七十五歳以上を後期高齢者と称して別枠の保険制度といたしました。そしてこれを広域化する中で、県内一律的に保険料が決められ、今えびの市でも、年金収入など所得が少なくて払えない方々や苦労されている方がふえています。えびの市では、百名を超える方々が年金の受取額が一万五千円にも満たない方々がいるのが実態です。  こういった本当に高齢者やとりわけ低所得者を悲しませる制度は許せません。そしてその中には、保険料を払えずに差し押さえを受ける事態が全国で今起きて、これが報道されています。えびの市でも、預貯金通帳を差し押さえたという事例も発生いたしました。そしてその所在が市民環境課で調べてもわからないというとんでもない事態です。これを委員会の中で報告を受けたときは唖然といたしました。普通徴収の中の方々が納められずにおられるという方々もほかにもいるという、苦労しているという報告もあり、現実を見る中で、高齢のただですら年金受給者のわずかな預金を差し押さえる制度、絶対に許せません。こうした状況から、お金がないがために病院にすら行くことができないということが全国でも今広がっています。  次に、介護保険特別会計でありますが、本当に高齢者と高齢者を抱える方々に大変な事態が進んでいます。この介護保険制度は創設当時からお金がある人、ない人、これによって介護すら受けられない方々が発生すると指摘をしてまいりました。それがいよいよ現実におもてにあらわれてきて、皆さんの周りにもこういった実態があるのではないでしょうか。こうした国民や市民の健康と福祉というのは、国や自治体が責任を持つべきです。よって健康と福祉にかかわる認定第二号、第三号、第四号については承認できません。あわせてこれらが反映している平成三十年度一般会計決算の認定についても賛成できません。  あわせて、先ほどの討論の中で、特別会計予算を「三百七十万円」を「三千七百万円」と申し上げたようでありますが、これについては訂正をさせていただきます。  次に、陳情第七号グリーンツーリズム体験イベント企画運営事業について地方自治法に基づく百条委員会の設置を要望する陳情書について賛成であります。この陳情書は、グリーンツーリズムの体験イベント企画運営事業について地方自治法に基づく百条委員会の設置を要望する陳情書であります。私は百条委員会を設置すべきだと思います。その理由として、これまで平成二十五年度、平成二十六年度にあわせ一千二百七十八万円もの補助金が使われ、しかしこの補助金がどれだけえびの市の事業として生かされたものかは疑問に思うところが多大にありました。これが二年で中断され、平成二十七年度においては、えびの観光協会に対して、えびのびより町元氏より和解案としての請求書が内容証明郵便で送られる不可解な話であります。またこれらにかかわる領収書なども当初は保存すべきところには現在ないという報告をされていました。  そしてそうした中で、観光協会においては会計監査も正しかったという報告がなされました。ところが、この関係書類は、町元華奈氏が関東に在住しているということで、当初はどこにいるかもわからないという報告でありましたが、関東に所在しており、面談をしたと、そしてこの関係書類を確認し、正しかったという担当課の報告もありました。  しかし、本来はこうした書類などは関係団体のところで保管しなければならないものを保管していないなど、これも不可解であります。この事業や領収書などを点検したところ、正確であったとする担当課の説明を私は正しく安心して聞けるものではなく、疑問を残したのではないかと考えます。  陳情書には、一項目から十項目までの疑問点が投げかけられ、先ほど委員長報告の中で正しく詳細に報告がなされましたが、このうち投げかけられた疑問、これが全ては産業厚生常任委員会の中ではこの調査を進めることは限界がありました。ですから、私は産業厚生常任委員会の中では、今回取り上げられた陳情書の疑念に対して晴らすことはできず、この陳情書の主題である権限を持つ百条委員会の場において、関係団体や関係された方々、またあわせて残っている資料、必要な証拠書類などの審査を十分に行い、この補助金が正しく正当なものであったものか、妥当なものであったものか否かを調査し、ただすべきではないかと思います。  このことは委員長報告の中で、産業厚生常任委員会からの指摘にもありました。担当課も今後適正な事務処理に努めると答弁されています。もとい、委員長報告の中での指摘について、この中で陳情書経過記録にある市の補助金事業に関する補助金交付申請実績報告書事務処理日については、一部懸念を持たれておりました。これについては担当課も今後適正な事務処理にも努めると答弁されていますので、今後補助事業事務処理に関して、補助金交付先へ周知なども含め、これまで以上の適正な事務処理に努めていただくよう申し添えておきますと、委員長報告で述べられるなど、これはこれまで異常であります。  こうした理由に基づき、私は陳情書の主題である権限を持つ百条委員会設置について、これは立ち上げるべきだという考えであります。  議員各位の賛同を求めて討論を終わります。 ○議長(上原康雄君)  次に、陳情第七号に対して反対、十番北園一正議員の発言を許します。北園一正議員。 ○十番(北園一正君)  グリーンツーリズム体験イベント企画事業について地方自治法に基づく百条委員会の設置を要望する陳情書の採択に反対する討論を行います。  それでは陳情書の採択に対する討論をいたします。  これについては、グリーンツーリズム体験イベント企画運営事業について地方自治法に基づく百条委員会の設置を要望する陳情であります。みやざき・市民オンブズマンを代表されて陳情されておりますが、反対の趣旨を申し上げます。  この事業については、平成二十五年度において六百三十万円、平成二十六年度において六百四十八万円が観光協会に補助金として支出されたものでありまして、この補助金が適正に支出、そして活用されているかということが焦点、問題点と考えております。  また、産業厚生常任委員会の審査が及ぶ権限が、先ほど申し上げました補助金についての審査であると考えております。これについては今までの畜産農政課への聞き取り、そして書類等を審査しましたところ、畜産農政課の説明では、事業を観光協会から委託を受けた事業者が保管していた書類から、補助金は適正に支出されていることが確認できたという説明でありました。委員会といたしましても、提出された資料、そして担当課の説明から判断しますと、この補助金については適正に支出されているものと判断できると考えております。  しかしながら、陳情書の趣旨にありますように、この補助金の事務手続においては、補助団体である観光協会の書類等の整備が不十分であり、陳情者がそういったような疑念を抱かれたことは十分理解できます。しかし、先ほど申し上げましたように、平成二十五年度の六百三十万円、平成二十六年度の六百四十八万円は適正に補助金を支出し、適正に活用されたものと判断いたします。  よって、陳情書にあります百条委員会の設置については必要ではないと判断し、陳情書の採択には反対であります。  議員各位の賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(上原康雄君)  ほかに討論の通告はありません。  以上で討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  議案第五十八号 辺地に係る公共的施設総合整備計画の変更(第一次)について  議案第五十九号 えびの印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正について  議案第六十 号 えびの市一般職の職員の退職手当に関する条例の一部改正について  議案第六十一号 えびの市使用料及び手数料条例の一部改正について  議案第六十二号 えびの災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について  議案第六十四号 えびの企業立地促進条例の一部改正について  議案第六十五号 えびの消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改          正について  議案第六十六号 えびの水道事業給水条例の一部改正について  議案第六十七号 消費税及び地方消費税の税率引上げに伴う関係条例の整備に関する条          例の一部改正について  議案第六十八号 令和元年度えびの市一般会計予算の補正(第四号)について  議案第六十九号 令和元年度えびの国民健康保険特別会計予算の補正(第二号)につ          いて  議案第七十 号 令和元年度えびの後期高齢者医療特別会計予算の補正(第一号)に          ついて  議案第七十一号 令和元年度えびの介護保険特別会計予算の補正(第二号)について  議案第七十三号 令和元年度えびの水道事業会計予算の補正(第一号)について  以上、十四件を一括採決いたします。  本案に対する各委員長の報告はいずれも可決であります。本案は、各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原康雄君)  御異議なしと認めます。よって、本案はいずれも各委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第七十二号 令和元年度えびの産業団地整備事業特別会計予算の補正(第二号)については、起立により採決いたします。  本案に対する産業厚生常任委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 ○議長(上原康雄君)  起立多数であります。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。  次に、認定第五号平成三十年度えびの産業団地整備事業特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第六号平成三十年度えびの水道事業会計決算の認定について、認定第七号平成三十年度えびの病院事業会計決算の認定について、以上三件を一括採決いたします。  本案に対する各委員長の報告はいずれも認定であります。本案は、各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原康雄君)  御異議なしと認めます。よって、本案はいずれも各委員長の報告のとおり認定されました。  次に、認定第一号 平成三十年度えびの一般会計歳入歳出決算の認定については、起立により採決いたします。  本案に対する決算審査特別委員長の報告は認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 ○議長(上原康雄君)  起立多数であります。よって、本案は委員長の報告のとおり認定されました。  次に、認定第二号 平成三十年度えびの国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定については、起立により採決いたします。  本案に対する産業厚生常任委員長の報告は認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 ○議長(上原康雄君)  起立多数であります。よって、本案は委員長の報告のとおり認定されました。  次に、認定第三号 平成三十年度えびの後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定については、起立により採決いたします。  本案に対する産業厚生常任委員長の報告は認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 ○議長(上原康雄君)  起立多数であります。よって、本案は委員長の報告のとおり認定されました。  次に、認定第四号 平成三十年度えびの介護保険特別会計歳入歳出決算の認定については、起立により採決いたします。  本案に対する産業厚生常任委員長の報告は認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 ○議長(上原康雄君)  起立多数であります。よって、本案は委員長の報告のとおり認定されました。  次に、陳情第七号 グリーンツーリズム体験イベント企画運営事業について地方自治法に基づく百条委員会の設置を要望する陳情書については、起立により採決いたします。  本陳情に対する産業厚生常任委員長の報告は不採択でありますので、原案についてを採決いたします。本陳情は、原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 ○議長(上原康雄君)  起立少数であります。よって、陳情第七号は、不採択とすることに決定いたしました。  日程第二、議員派遣についてを議題といたします。  お諮りいたします。えびの市議会会議規則第百六十二条の規定により、令和元年九月二十五日に今期定例会において可決した硫黄山からの泥水対策に伴う水質改善処理施設整備を求める意見書を中央省庁に要望するため、西原義文議員、田口正英議員、金田輝子議員、中山義彦議員、蔵園晴美議員、北園一正議員及び上原康雄議員を、令和元年十一月十二日に高原町で開催する西諸県市郡議会議長会、議員研修会に全議員をそれぞれ派遣いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原康雄君)  御異議なしと認めます。よって、ただいまお諮りのとおり、議員派遣することを決定いたしました。  お諮りいたします。ただいま議決された議員派遣についてやむを得ず変更が生じる場合には、議長に委任されたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原康雄君)  御異議なしと認めます。よって、ただいまお諮りのとおり議長に委任することに決定いたしました。  次に、各委員会の所管事務調査の申し出についてお諮りいたします。各委員会の委員長から、それぞれ議席に配付いたしております申出書のとおり、閉会中の日程を許可していただきたい旨の申し出があります。各委員長からの申し出のとおり、許可することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原康雄君)  御異議なしと認めます。よって、各委員長からの申し出のとおり、許可することに決定いたしました。  お諮りいたします。ただいま議決されました各委員長からの申し出の日程許可に基づく委員派遣要求書による承認以外の委員等派遣の承認については、議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原康雄君)  御異議なしと認めます。よって、お諮りのとおり決定いたしました。  お諮りいたします。今期定例会において議決されました議決案件などの条項、字句、数字、その他の整理を要するものにつきましては、会議規則第四十一条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上原康雄君)  御異議なしと認めます。よって、議決案件などの条項、字句、数字、その他の整理を要するものについては、その整理を議長に委任することに決定いたしました。  これで、本日の日程は全部終了いたしました。  以上で、今期定例会に付議された案件の審議は、全て議了いたしました。  これをもって、令和元年九月えびの市議会定例会を閉会いたします。                     閉会 午前十一時 五十分...