大崎市議会 2020-03-03
03月03日-04号
○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。
◆11番(
中鉢和三郎君) まさしくやっぱり両輪でやるわけですから、伴走型でもう少しいろいろな意見を盛り込んだ形で計画を立案、そして決めていくという姿をぜひ今後お願いをしたいというふうに思います。 議会としても
議会改革推進協議会の中で議決要件をかけているものについては、固定的にではなくて、やっぱり毎年のようにその見直しも含めて考えていこうといったことも今議論が始まっておりますので、ぜひ次回はそういうふうな形で進めていければなというふうに思っているところでございます。 では、まず第3章の基本的な方針及び施策ということで、3-1の誰もが誇れる自然環境をみんなで守るという中の(2)の施策の方向ということで28ページになりますけれども、④の野生動物の管理というのがあります。ここにはイノシシ、熊等から始まりまして、2行ほどでざっと書いているわけですけれども、この2行だけ読むと、これまでさんざん野生動物、特にイノシシ、熊等について、この場で様々議論していることから見ると、随分丸めて書いてしまったなというようなイメージしかないわけです。つまり、今いろいろな努力を産経部を中心にやり始めていただいているのですけれども、これ今後10年間のこの計画の中に、これでいいのだろうかという感じなのですが、その辺のお考えはどうでしょうか。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) お答え申し上げます。 まず初めに、この
環境基本計画策定に当たって、1次計画との違いというのですか、そこの部分をまずお話しさせていただきます。 まず、新しいこの計画につきましては、市民にもわかりやすくするためという、まず1つの大前提に立って、あと前回ですと、
アクションプランも一緒にその計画案に盛り込んで実施いたしました。その場合、ちょっと結構細かい部分まで記載されるということもありますので、先ほど申しましたように、わかりやすくということで、今般
アクションプランを別冊という形で切り離して策定しております。そういった意味で、今、御質問にありました内容につきましては、具体的な施策については大崎市
鳥獣被害防止計画、こちらのほうに記載されております。なので、個別のその施策については、そういった
アクションプランとか、それぞれの個別の計画で表現するということにしておりますので、今般、この本計画については、こういった記載の内容になっております。
○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。
◆11番(
中鉢和三郎君) 10年間の計画なので、
アクションプラン的なものをここに書いてしまうと、ある意味抜き差しならないという部分もあるのかもしれませんけれども、その事情はよくわかるのですが、ただ、ここに書いていることだけ、生息の拡大により深刻化している農作物や農地への被害を防止するため、里山や森林の適切な管理により鳥獣対策に努めますですでは、あまりにもちょっと何か、何もしないということを宣言してしまっているようなイメージなのです。 やっぱりこれまで議論しているように、鳥獣管理には3つの考え方があるということ、共通認識に最近なってきたと思うのです。その共通的な部分をやっぱりこの辺には書いて、あと、その共通的な考え方の中で具体的に何をやっていくかという部分は、当然
アクションプランのようなものに落としていくということでいいと思うのですけれども、やっぱりもうちょっと読んでわかるという意味では、むしろこれではわからないのではないですか、あまりにも丸め過ぎて。対策に努めますですから、対策とは何だという話です。要するに、捕獲もあるし、出てこないようにする柵みたいなのもあると、あとは畑に残渣を置かない、これ地域と一緒になってという、そういうやっぱり3つの大きな核になるようなもの、こういったものはしっかり書いていかないと、わかりやすいというよりも逆にわからなくないですか、これ。これでいいのですか。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) 今、議員おただしのとおりなのかもしれませんが、まず
環境基本計画というのが第2次大崎市総合計画、これを上位計画として、その環境分野の基本計画として位置づけた計画でございます。なので、先ほども御答弁いたしましたが、ある意味、10年後の目標、そういった施策の指針という形では記載はいたしますけれども、あとそれを超えるような細かな、そういった施策については個別の関連計画並びに
アクションプランのほうで位置づけながら実施してまいりたいというふうには考えております。
○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。
◆11番(
中鉢和三郎君) 結果として、その
アクションプランでしっかりやっていただければいい話なので、これ以上、言い及びませんけれども、一番最初に言ったどこまで書くのかということのコンセンサスをやっぱり得ながら、こうやって完成させていただかないと、本当にこれでいいのという話になってしまうのだなというふうに思います、このことは、ぜひ記憶にとどめていただきたいと思いますけれども。 続きまして、3-2の心の豊かさを感じる快適環境をつくるという部分の施策の方向ということで、③に空き家の適切な管理、有効活用の推進ということなのですが、空き家等の対策については、本市への移住や定住の促進を図りながら、適切な管理、有効活用を推進しますということで、これも随分味気のない表現だなというふうに思いました。 本市への移住や定住の促進を図りながらというのは、これは別に空き家の問題ではないです。空き家を活用する一つの方策としてこういうことがあると言っているだけのことで、これまでもこの場でいろいろ議論していますけれども、空き家の対策の問題、その空き家を出さないという問題とか、出た空き家をどう流動化していくかと、やっぱりそこの根本的な指針、これがなぜここにのらないのだろうかというのは非常に疑問なのです。どういう考えなのでしょうか。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) ただいまの質問にお答えいたします。 先ほどと答弁重複するかと思いますが、ここの空き家の部分につきましては、有効活用とか具体の内容については大崎市空家等対策計画、こちら平成30年1月に策定しております。こちらのほうに具体のそういった内容を記載しておりますので、今般、
環境基本計画につきましては、こういった表現にとどめてございます。
○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。
◆11番(
中鉢和三郎君) だから、さっきと同じ議論になってしまいそうですけれども、そうではないのです。やっぱり、だったら移住や定住の促進を図りながら、これだって
アクションプランにのせればいい話でしょう。そうではなくて、空き家というのは何で発生するのだと、それをそういうふうに発生させるタイミングでアクションしていないから発生してしまうのだ。そこのところからまず入っていかなければいけないという話と、では、あと方向性として発生したときはどうやって流動化を促進していくのだと。今、結局、空き家が空き家のままでいるのは誰も手をつけないからということでしょう。そういうことをここに書かないと私はいけないのかなというふうに思うのだ。ということを言ってもなかなか変わらないでしょうから、そういうことをぜひ考えながら、今後運用していっていただきたいというふうに思います。 では、続きまして、34ページ、次のページです。次のページの地産地消の推進というところについてお聞きをいたします。 この地産地消の話は、私も非常に重要な取り組みだというふうに思っています。地産地消という言い方もあるし、あと、ある方は地消地産という言い方もしていますけれども、その地消地産は地元で消費できるものを作ろうという考え方です、だから、そういったことも含めて地産地消というのは非常につくる側にも、利用する側にも重要な概念だなというふうに思っていますけれども。 ここを読むと、学校、家庭、幼稚園、保育園、地域及び行政が連携しと、こうなっているのですけれども、一番消費をいっぱいやっているのはやっぱり企業というか、事業者だと思うのです。だから、その事業者がなぜここに出てこないのかなということとか、あと市内の飲食店、宿泊施設、やっぱりその地元のものをどんどん使っていきたいという思いはあるはずなのです、これはここで細かいことを言っていてもしようがないと思うのですけれども。ただ、なかなか実際には、道の駅に行って買うなり何なりはできるかもしれませんけれども、やっぱり大口で物を仕入れる場合に、一番課題になるのがやっぱり流通がしっかりしていないという問題です。要するに、新鮮なものをタイムリーに流通できる体制が整っていないと、そのことのやっぱり考察がない中で、こういう一般論で書いてみても、何も解決しないと私は思います。そういう認識はないですか。
○議長(佐藤和好君) 大塲世界農業遺産推進課長。
◎
産業経済部世界農業遺産推進課長(大塲一浩君) 流通の仕組みの関係についてお尋ねがございました。 今回の
環境基本計画に当たっての地産地消の部分なのですけれども、こちら第3章の中の心の豊かさを感じる快適環境をつくるという、そういったテーマの中で記載した内容ということで御理解いただきたいと思います。 具体に、ただいまお話がありました流通の関係に関しては、例えば産業振興計画、あるいは食育推進計画の中でという形で考えているところでございます。ということで、今回につきましては、食を通して農産物に対する関心や理解を深めるというところをこちらに記載させていただいているという内容でございます。
○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。
◆11番(
中鉢和三郎君) 言っている意味はわかるのだけれども、結局、では今まで、今言っているようなことが具体にちゃんと取り組まれているのかということです。取り組んでいないから、今後何とかしてほしいから、ここにしっかり書くべきではないと、これが上位計画なわけでしょう。ここの上位計画にそういう方針が示されない中で、なかなか具体の計画のほうでも進まないということなのではないですかという問いかけなのです。だから、そっちでやりますからと言っても、こっちに書いていないことは多分できないし、現実に今やっていないわけでしょう。その辺はどうなのですか。
○議長(佐藤和好君) 大塲世界農業遺産推進課長。
◎
産業経済部世界農業遺産推進課長(大塲一浩君) 1つは地産地消の中でも、先ほど申し上げました食を通した関心、理解度を高める、そちらを今回はこちらに記載にさせていただいて、さっきお問い合わせのありました仕組みの部分、こちらに関しては産業振興計画の中で、例えば市内の飲食店、宿泊施設に流通させる仕組みというところで、そちらの記載については、そういった産業系の計画の中にうたわせていただいているという内容でございます。
○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。
◆11番(
中鉢和三郎君) わかりました。 では、その所管部門はしっかりやるということでいいですね、ここに書いていないですけれども。しっかりやるという答弁してください、ここで。
○議長(佐藤和好君) 大塲世界農業遺産推進課長。
◎
産業経済部世界農業遺産推進課長(大塲一浩君) 現在の地産地消の取り組みに関しましては、ただいま御指摘ありましたとおり、流通の仕組みに関しては、非常に難しい問題というふうに捉えておりますし、また重要な課題であるというふうに認識してございます。 それで、現在、我々として取り組んでいますのが、例えば学校給食であったりとか、あるいは飲食店への地場産のイベント的な取扱いという中で取り組みはさせていただいてございます。流通の仕組み等に関しては、やはり1つは供給側、生産者です。あとは、要は需要側、宿泊業者あるいは旅館業者、こちらの方との折り合いの部分が非常にやはり重要だと思っていますので、その辺については今後の課題というふうに認識してもおりますし、また今後、食育推進計画の見直しの中でも、その辺についてはテーマとして議論をしてまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。
◆11番(
中鉢和三郎君) 中には、ツーリズムということもよく挙げていますけれども、やっぱり外から来たお客さんが大崎市に来て、本当に大崎市のものを食べられないという状況がこれ本当に悔しいことだと私は思うのです。だから、ここに地産地消と書くのであれば、そのことをしっかりやれる仕組みをつくるべきではないの。ここに書くか書かないかではなくて、やる気があるのかという話です。やれない理由は、今までできていないからやれない理由はいっぱいあるのでしょうけれども、それを何とかしてやりますという話にしていかないと、この計画をつくる意義そのものを否定とは言いませんけれども、あまり高めていないのではないですかという話です。 ぜひ、これ以上は言いませんけれども、ここに書けばいいという話ではなくて、真剣に取り組んで、確かに道の駅に来て、地元のものを買ってもらうのはありがたいのだけれども、やっぱり来て食べてもらうということが大崎市のブランドという意味合いでは、非常に大事なことだと思うのです。そのことに今本当に取り組めていないというのはしっかりと反省をして、今後に生かしてもらいたいというふうに思います。 では、次にいきます。 放射性物質です。37ページの⑤放射性物質への対応の部分をお聞きします。 きょうもちょっと前段ありましたけれども、ここに書いているのは、適切な処理の推進に努めますということで、農林系の廃棄物の話を言っているのだと思いますけれども、たしか予算審査の中でもあったかもしれませんけれども、木質バイオマスの利活用の話の中で、市内産といいますか、要するに山の木材を燃やした後の焼却灰の処理についてですか、やっぱり明確なルールというか、明確にどうしたらいいのだというのがない、そのことでなかなか出口のほうが見えないという指摘がありました。これ、何とかしなければいけないのではないかと思うのだけれども、そういうことをここにしっかりとうたわないといけないのではないかと思うのですが、そういうことではないですか。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) ただいまの御質問について、まず市内産木材のチップの燃料の利用普及に当たっては、平成23年に林野庁から調理加熱用の薪及び木炭の当面の指標値の設定についてというのが出されております。それに基づいて対応しているところでございまして、例えば家庭で利用された、その後に発生する焼却灰については一般廃棄物としてする、あと事業活動によって発生した焼却灰については産業廃棄物として処理していくことになっております。
○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。
◆11番(
中鉢和三郎君) 理屈どおりでいけば、そうだと思うのです。ところが、持っていく事業者という言い方も変だけれども、収集してくれる事業者が、結局、放射性物質が含まれていることを理由に引き取らないというような話を聞きます。そういう話は聞いていませんか、執行部のほうは。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) 済みません、そういった内容はちょっと耳にはしてございません。
○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。
◆11番(
中鉢和三郎君) 耳にしていないということは、そういう事実がないのであれば事実がないでいいのですけれども、よく調べていただきたいと思いますけれども、そういうことが理由でバイオマス、特に木質バイオマスの要するに生産から流通、そして最終処分までがスムーズにいかないということがもしあったら、これは大変なことだと思います。本当にないのか、ちょっと確認をしたいと思いますけれども、産経部どうですか。
○議長(佐藤和好君) 小野寺産業商工課長。
◎
産業経済部産業商工課長(
小野寺晴紀君) お答えいたします。 先ほど環境保全課長が申したとおり、基本的には廃棄物の処理及び清掃に関する法律というところがございまして、そのほかに独自に受け入れる業者も含めて、その受入れ基準というのを持って基本的には受け入れているというふうな認識でございます。 その項目の中には、溶出試験であったり、含有試験、あとは放射能も試験としてはございます。そのほかに、自主的な管理ということで、業者ごとに溶出試験というのもさらに設けている場合がございまして、ちょっと私どものほうのところで、予算のところで申し上げたのは、その自主管理項目の一部のちょっとホウ素というところが割合が高いということの御指摘で、そういった形ということで引き取りというのが難しいということのお話を受けている状況でございます。また、それに対して、ちょっと我々のほうも何が原因なのかというのを今調査しているところでございまして、その原因究明を含めて、搬出の方法を含めて調査、研究しているところでございます。
○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。
◆11番(
中鉢和三郎君) いずれにしても、8,000ベクレル以下のものは一廃にしろ産廃にしろしっかり引き取っていただくということで、事業者を指導していただくぐらいではないと、なかなかこういったものは進んでいかないと思います、やっぱりすぐなくなるわけではないから。やっぱり環境中に浮遊しているわけなので、やっぱり木が放射性物質を吸収するというのは当然あると思います。ですから、そこの部分はしっかり安全なのだということの中で、ぜひ指導していただく、そういう意味でもここのところにはそういった文言もぜひ明確に書いていただきたかったなというふうに思います。 続きまして、3-4、地球に暮らす一員として行動し、地球環境を思いやるということで、これも施策の方向のほう、41ページですか、省エネルギー対策のところでお聞きをしておきます。 省エネルギーということで、エネルギーを無駄なく効率よく使う高効率機器等への更新や導入というふうに書いていますけれども、高効率、例えばLEDのようなものにかえていくというのは一つの方向性だというふうに思いますけれども、ただ、一番大事な省エネルギーはやっぱりエネルギーを使わないということだと思うのです。それはやっぱり小まめにスイッチを切るということが単純に言えば求められるでしょうし、あとはライフスタイルを環境に合った形に変えていくと。簡単に言えば、あまりぜいたくをしないということなんかも含めて、そういう啓発、そういったことをやっぱり考えていかないと、どんどんどんどん省エネだ、省エネだと新しいものを導入していけば、やっぱりそれはエネルギーもどんどんつくるために使うわけです、開発するためにも。やっぱりそれは持続可能な社会にとっては、それほどいいことではないのかなと。やっぱり省エネというのであれば、市民のライフスタイルを省エネ型にしていくということも本来は言い及ぶべきではなかったかと思うのですが、その辺の考えはいかがですか。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) 今の現在行っている事業は、またこれは地球温暖化防止、あと市民の環境意識の高揚を図るためということで、太陽光パネル、住宅の設置した方とか、あと高効率の給湯器とか、そういった蓄電池とか設置したものについてはエコ改善推進事業ということで補助金を出したりとか、あと先ほど議員おっしゃられたように、LED化とか、公共施設のそういったものを積極的に導入しているという状況でございます。 あと、市のほうでは、大崎市地球温暖化対策、今、実行計画というのも平成30年度に策定してございます。具体的には、クールビズとかウオームビズ、これの実施とか、あとグリーンカーテンの設置なんかも取り組んでおるところでございます。そういった部分と身近なところからできる部分、あと家庭への普及ということで出前講座とか、あと先ほど言ったエコ改善の補助等あったり、あと小学校、中学校に対しての環境学習、そういったものを一応実施しているところでございます。
○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。
◆11番(
中鉢和三郎君) 今、言ったのは個別の、ですから
アクションプランに出てくるような話だと思うのですけれども、その前提に市民のライフスタイルをやっぱり環境対応型に変えていって、もう生活の質はなるべく低下させたくはないと思うのですけれども、だけれども、その生活の質の向上だけを目指すのではなくて、やっぱり持続的な社会というのはこうあるべきだということで、省エネルギーだとか省資源、そういったことに精神面も含めて取り組んでいくというようなことをやっぱりここには書かないといけなかったのかなというふうに思うわけなのであって、ぜひ
アクションプランのほうでは、そういう意味合いも入れた形で実施をしていっていただきたいというふうに思います。 続きまして、②環境配慮型ライフスタイル等の推進ということですけれども、環境配慮型ライフスタイルとフロン等の回収がどういう関係にあるのか、ちょっと意味がわからなかったので、何でここにフロンのお話が出てくるのかお聞きします。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) まず、環境配慮型ライフスタイルという定義というのですか、どういった意味合いかというと、ここでは環境目標、地球に暮らす一員として行動し、地球環境を思いやる、そういったものに向けた、環境に配慮した生活、行動、そういった意味で使っておるところでございます。 特に、その環境配慮型ライフスタイル、こちらについては地球温暖化の原因となる温室効果ガスであるフロン類の回収、そういったものを大気中への放出抑制に寄与する活動を推進するものでございます。そのために、このライフスタイル、事業スタイルにおいては温室効果ガスの排出抑制に努めるものであって、その部分でフロン類にも着目する必要があるというふうに考えてございます。
○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。
◆11番(
中鉢和三郎君) ちょっと苦しい説明だなというふうに思いますけれども、フロンを毎日排出しているわけではないです、個人が、市民が。ライフスタイルというのは毎日の話でしょう。それなのにフロンを排出するなと言ってみてもほとんどの人は排出していないです。もっと言えば、今、千葉課長が言いましたけれども、フロンが温暖化ガスと言っていましたけれども、温暖化ガスではないです。これは、要するにオゾン層を破壊するガスですから、全く違う話だと思います。やっぱりその辺はちょっと思い違いがあるのかなというふうに思うので、ちょっとここはよく見直されて
アクションプランをつくったほうがいいと思います。 続きまして、3番、地産地消型の再生可能エネルギー、これも鳴子の総合支所のチップボイラーの話もなかなかこうやって書いているのだったら本当にやってくれという話だったのですけれども、なかなかペイできないという中で計画が頓挫してしまったわけですけれども、ここにまたそういいながらも森林資源を生かした再生エネルギー、そして温泉資源を生かした再生エネルギーということでまた出てきました。これ、具体的に何をやるのですか。
○議長(佐藤和好君) 小野寺産業商工課長。
◎
産業経済部産業商工課長(
小野寺晴紀君) お答えいたします。 基本的なこちらは方向性のお話を記載しているというところでございまして、実施に向けましては産業振興計画であったり、バイオマス産業都市構想、あとは産業振興に向けた再生可能エネルギーの導入方針ということで、具体的なものを進めていくというところではございますが、新年度予算といたしまして、そのバイオマスの産業都市構想のほうの中間評価ということを新年度やる予定になっております。その中で、今まで挙げた目標に対しまして、もう一度検証を含めました評価をしまして、再構築していかなければならないというところの認識もございます。 基本的な森林資源を有効に利用し続けるためにはということで、これらにつきましては、手入れの必要性があるということをまず1つ認識しておりますし、そのための一つとしては適切な間伐というところが必要になってきます。それらの間伐を活用したまきやチップ、ペレット等の木質燃料を生産販売することの振興面の有益性、またさらに供給する、需要する側のボイラーの供給というところに現在とどまっているところではございますが、原材料の調達、燃料化、供給までを担う民間業者のほうで、大崎森林組合のほうで取り扱っていただいているのですが、もう少しちょっと連携し、協力して、どういったふうに導入のほうができるかというのは、今回の新年度の中間評価のほうでもう一度検証したいと思っております。その上で、ペレットボイラーやストーブの供給など、さらには一般家庭のほうの販売システムの構築に向けて研究してまいりたいというふうに認識しております。 また、温泉資源を生かした再生可能エネルギーの利用というところでございますが、昨今、観光振興ビジョンのほうの温泉事業指針において、温泉事業の管理を含めたあり方の中で、温泉熱等の余剰エネルギーの活用による地域内での経済循環の可能性を検討すべきというふうな意見も出ておりますので、そういったところは地域の皆様の理解が得られる活用を調査、研究してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。
◆11番(
中鉢和三郎君) 要するに、産経部というかでやることをつらつら並べていただいたのはそれはそれでいいのでしょうけれども、ここで目指しているのは利用促進ですから、やっぱり民間事業者が地産地消型の再生可能エネルギーをどんどん導入していって、環境に優しい世の中になっていくということを目指すということが施策の方向だと思うのです。だから、何をやります、かにをやりますと、やったけれども、成果が出ませんでしたという話しされても困る話なのであって、もともと鳴子の総合支所をつくるときのあの議論からしたら、そんなにあれやればいい、これやればいいというのだったら、何でできなかったのという話です。結局、ペイできないから駄目でしたという話で終わってしまったわけでしょう。では、そのペイできないのをどう変えていくのだという見通しがあるのですか。
○議長(佐藤和好君) 小野寺産業商工課長。
◎
産業経済部産業商工課長(
小野寺晴紀君) はっきり言いまして、具体的に今すぐにペイできるというところでお答えするところは申し上げていないのですが、どうしても先進事例含めた中でのもので調査、研究してまいりたいというところで考えております。
○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。
◆11番(
中鉢和三郎君) ここでこれ以上言ってもしようがないでしょうけれども、やはりあのときあれだけやって駄目なものをここにこうやってまた出してくるのは、私はちょっと信頼できないというか、信用できないのですけれども、考えられないのですけれども、やっぱりあれで駄目なのだったら違うことを考えなければならないと思うのです。その違うことは何なのかというのをやっぱりもうちょっと知恵を絞ってやっていかないとだめではないかなと思います。ぜひ、本当にここにもしこうやって書くのであれば、本気になってやっていただきたいと思います。期待を込めて申し上げたいと思います。 ちょっと、では時間もなくなってきたので、飛ばして、⑥のリデュース、リユース、リサイクルという話ですけれども、これもリデュースが一番大事なのです。リユース、リサイクルはそこそこ進んでいると思いますけれども、リデュース、1日1人当たりのごみの排出量950グラム・パー・人日、ここから全然動いていないという事実は、これは重いと思うのですけれども、これはどうなっているのですか。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) お答えいたします。 実際、その3Rの推進、取り組みについては、毎年、一般廃棄物の処理計画に基づいて数値目標を定めて大崎広域と協力しながら、ごみの減量化に取り組んでいるわけなのですが、なかなか1日当たりのごみの排出量がそれほど変化がないという状況からして、この辺をもう少し精査しながら、あと逆にそういった身近なごみの問題を考えるための出前講座なり、そういった環境学習について啓蒙活動を進めていくというふうなことでは考えてございます。
○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。
◆11番(
中鉢和三郎君) やっぱり10年に1回こうやって見直しをかけているのだから、やっぱり課題となる部分についてもっと深掘りして、具体の話をもう少し議論しないと、誰だって3R推進というのは、これは総論賛成です、はっきり言って。だけれども、進まないのはなぜか。そこのところをもっとやっぱりしっかりここで検証して、今後の10年間にその答えを出していくというふうにしていかないと、またこうやって同じことを書いていてもあまり意味はないと思います。ぜひ反省してもらいたいと思います。 続きまして、気候変動は置いておいて、4章、環境配慮指針をお聞きします。 4-2の市民の環境配慮指針ということの中で、心の豊かさを感じる快適環境をつくるということですが、市民にこんなことをということ、指針ですから示すのだと思いますけれども、ここになぜ空き家の話が出てこないのかなというのが不思議なのです。行政が幾ら旗を振っても、さっきも言ったように、空き家ができてしまったらなかなか流動化しないという話なので、空き家をつくらないなんてというのは本当に市民に何とかお願いするためには大事なことだと思うのです。なぜここに出てこないのですか。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君)
環境基本計画の場合ですと、先ほども申しましたように、環境分野の総括ということなので、そういった個別の空き家の関係につきましては、大崎市空家等対策計画のほうで表記してございます。
○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。
◆11番(
中鉢和三郎君) いや、だからそっちがそっちに書いているというのだったら、庭やベランダ等の緑化を進めますも書く必要はない、ここに、違うの。いいです。ですから、そのことはやっぱり大事だから、市民にぜひ配慮指針として伝えていただきたいと思います。 それと、あと、地元産木材の話もここに載っていないです。それもぜひ書いてほしかったなと思います。ぜひそこはちょっと反省してもらいたいなと思います。 それと、安全・安心な暮らしを支える生活環境ということですけれども、ここは一番最後のところに化学物質に関する正しい知識を身につけ、環境に配慮した商品、サービスの選択に努めますと書いていますけれども、化学物質に関する正しい知識とは何ですか。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) こちらは、まず放射性物質とかそういったものを、適正な処理に主眼を置いた記載となっております。化学物質、これを正しく理解していないと、例えば化学品による事故が発生したり、あと適切に廃棄しないと、これが環境汚染につながる、そういうことも想定されます。なので、購入するときなど人の健康や環境に配慮した製品を選択することができるということで、正しく理解することが必要であると、そういった意味を込めて、こういった記載になっております。
○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。
◆11番(
中鉢和三郎君) 何かこう言うと重箱の隅をつつくようだから、ちょっとあまり言いたくないですけれども、もしそう書くのだったら、これはやっぱり事業者のほうに書くべきであって、あまり市民のほうに書いてもしようがないのかなという気がしますし、むしろ市民のところには、きょうもありましたけれども、さっきちょっと課長も言いましたけれども、放射性物質とのつき合い、このことのほうがもう今喫緊の課題になっているのかなというふうに思いますので、そういう意味でも化学物質だけではなくて、放射性物質に関する正しい知識ということの啓発啓蒙もしっかり実施計画のほうで入れ込んでいってもらいたいなというふうに思います。 あと、(4)地球に暮らす一員として地球環境を思いやるということの中には、例えばグリーンエネルギーだとか、要するにグリーンエネルギー、太陽光発電でできた電力だとか、あと環境対応車の購入、そういったのはここには当然載ってくるのかなと思ったのだけれども、それも全然ないのですが、その辺はどうしたのでしょうか。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) まず、市民が自ら行う取り組みの指針ということで、まず無理のない取り組みを今回挙げさせていただいております。環境対応車の購入、そういった部分については記述を記載するかどうか検討した経緯はございます。ただ、多額の費用負担がこれは伴うということで、ちょっと指針には入れないほうがいいかなということで、今回は、その部分は入れてございません。
○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。
◆11番(
中鉢和三郎君) そうはいってもプリウスを買っている人は相当いますから、環境対応車といってもいろいろなカテゴリーがあると思いますけれども、それは入れてもよかったのではないかなというふうに思いますし、グリーンエネルギーの問題も電力自由化で相当家庭でも買える時代になってきていますから、ぜひそういったことも今後の行動計画には入れてもらいたいなというふうに思います。 あと、最後に、4-3の事業者のほう、心の豊かさのところには、先ほども言いましたように、やっぱり地元の木材だとか地元の農産物、これはやっぱり事業者の方たちに積極的に使っていってもらうというのは、経済というか、産業振興という意味合いも当然あると思いますけれども、やっぱり環境のためには必要なことだと思うのです。やっぱりそういったことの言及が抜けているというのは非常に寂しいことだなというふうに思いますし、あと、4の地球に暮らす一員として行動し、地球環境を思いやるという意味では、今いろいろ叫ばれているレジ袋だとか、プラ製ストロー、食器、この無償提供の話は本来はここに書くべきだったのではないかなと思うのですけれども、そういったものがない、あと過剰包装です。特に、悔やみ返しというのはすごく空気ばかり入っているような包装なのですけれども、こういったことをなるべくやめたほうがいいのではないのというようなこととか、さっき言ったグリーンエネルギーの利用、そういったことも含めて、やっぱりもう少し必要なものを精査して盛り込まないといけなかったので、やっぱり議会も一緒になってやればよかったなというふうな気がいたします。 では、最後に、最初に戻って計画の視点、9ページのところですけれども、ちょっとこれも重箱の隅をつつくような話ですけれども、大崎市は東西に80キロもあるのですか。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) こちらの表現につきましては、現在の計画でも使用してございます。こちら具体的に距離を特定したというものではなくて、東西に長いがゆえに自然環境や土地利用等の特性も多様という、その部分を強調したものでございます。第2次大崎市総合計画とか第2次大崎市国土利用計画、こちらにおいても同様の表現を使っておるということで整合を図ったところでございます。
○議長(佐藤和好君) 中鉢議員。
◆11番(
中鉢和三郎君) 整合ではなくて、誤りは正さなければならないのです。多分、1次計画は誤った記述をしていただけなので、だって統計表には、東西60.何キロ、南北60.何キロと書いています、統計表には。やっぱり間違ったものを正していかないと、だからこうやって見直しをしているのだから。大体その辺からもう間違っているような気がします。 終わります。
○議長(佐藤和好君) 次に進みます。 20番
相澤孝弘議員。
◆20番(相澤孝弘君) 私からも通告をしておりますので、幾つか質問させていただきます。 まず、今、中鉢議員との質疑のやり取りを聞いて、非常に疑問を感じました。どうも質疑答弁がかみ合っていない。細かいところを掘り下げればもっともっとかみ合わない部分がいっぱい出てくるのだろうなというふうなことの中で、では、私が中鉢議員の後にどのように聞くべきか、聞きながらちょっと悩んでしまいました。 ただ、計画ですから、見直し案としての今回示された部分は、これからの10年間ということであります。その冒頭の中に、いわゆる第1章に基本的な事項として本計画の策定の背景というふうなことがありました。その中には、第1次計画から社会情勢の変化等に対応するというふうなことでありますが、果たしてこれからの10年間、これが一つの計画として進めた場合にどれぐらいの比率で実行、それが実施できるものかどうか、さっきの中鉢議員のやり取りを聞いて非常に疑問を感じております。 率直に言って、全て計画どおりに実施されればどのような地域になるだろうという予測がちょっとさっきのやり取りでは湧きませんでしたので、計画だけで、ある程度どこまで実行できると、どこまでやろうというふうな考え方なのか、まずその辺の入り口のところからお尋ねをしたいと思います。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) お答えいたします。 この
環境基本計画、こちらにつきましては、基本的に大崎市の総合計画、こちらがございまして、それの環境分野に特化した計画ということで位置づけてございます。今般、現計画が平成22年1月に策定され、10年間ということで期間を設けて、今年度が最終年度ということなので、先ほど議員がおっしゃられたように、これまでの経過、いろいろな情勢等を踏まえて、今後の、10年後の施策という形で盛り込んだ、策定したわけなのですが、こういった基本的な指針というのですか、そういうのを策定した後に、これに基づいて、その施策を実施するに当たって、この
アクションプラン、こちらのほうを作成していくことにしております。その部分について、今、市が行っている事務事業なんかをいろいろすり合わせをしながら、その計画、
環境基本計画に沿った10年後の目標に向かった展開をしていきたいなというふうに考えてございます。
○議長(佐藤和好君) 相澤議員。
◆20番(相澤孝弘君) そうすると、具体的な
アクションプランの中で、もう少し市民の目線に傾けて具体的に示していくというふうな形に受け止めてよろしいのですね。 その中で、地球温暖化防止の取り組みというふうなものは第3章の中でもうたっていますが、その社会情勢の変化ということになると、地震があったり、水害があったり、いろいろな災害、自然災害、そして今は、いわゆるどの分野に属するかわかりません、新コロナとか、全く想定のつかないことがあって、いわゆる計画にないけれども、早急に対応しなくてはいけないというふうなものも出てくるかもしれません。そういったものを環境という名のもとに全てどこかに、いわゆる包含してやっていかなくてはいけないと思うのです。 そういう中でのいわゆる総合計画との整合性を取っていかなければならないのですが、そうすると私が危惧するのは対象範囲あるいは地域として、これから人口減少あるいは高齢化社会というふうなことが大きく叫ばれている中で、2つの地域、3つのゾーニングに無理がないのかということです。幾らやろうとしても、人口減少あるいは高齢化というものがいわゆる非常に大きな問題になると思うのです。地域に皆さんによく計画なり、皆さんの協力いただきながらと言葉では簡単に言えますが、現実は非常に難しいところがもう10年前と今を比較しても出てきています。その辺の取り方もやっぱりこれもこれから考える
アクションプランの中で具体的に検討した形で出てくるのですか、そのように受け止めてよろしいのでしょうか。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) 今の議員のおただしの中で、2つの地域、あとゾーニングですか、その辺に無理はないのかということでございます。 こちらについては大崎市第2次の総合計画と、あと第2次の大崎市国土利用計画、こちらと関連する計画と整合性を図っておるところでございます。それで、環境の保全及び美しい市土の形成の観点から、今回、国土利用計画で定めている地域区分、区域等と整合を図って、2つの地域、あと3つのゾーンという形で一応規定のほうはさせております。この部分、実際のいろいろな取り組みについては、今後いろいろな個別の計画、実施計画に向けて取り組んでいくことになりますので、一応これに逸脱することのないように策定のほうを進めていきたいなというふうに考えてございます。
○議長(佐藤和好君) 相澤議員。
◆20番(相澤孝弘君) ありがとうございました。 そうしますと、これらを推進する主体としてのいわゆる協働での取り組みを推進するための条件といいますか、体制の構築というふうなものが大事です。絵に描いた餅に終わらせるわけにいかないでしょう。全てできなくても50%ぐらいは最低でもやってもらわないと、私たちがこの計画を見ていろいろ議論した意味がなくなってしまうわけです。そうすると、さっきも言いました人口減少、高齢化社会の中で、この推進体制というものは、これまでと同じようなやり方で考えているのか、また違う形でやろうとしているのか、その辺のことは十分検討されているのかどうか。いわゆる絵に描いた餅に終わらせないために、具体的にどのようなことを進めようとしているのか。 やっぱり10年、将来に向かうわけでしょう。過去の10年を検証して、まずかったなという部分も含めて見直し案として第2次、今回出てきているわけですから、その辺はきちっと検討されているのですか。具体的なものが示せなくても、やっぱり検討して、まだ結論が出ていないとか、そうすると戻りますが、2つの地域、3つのゾーニングというふうなものに無理がないような形ではめることができるのかどうか、その辺はいかがですか。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) 例えば、今、市内の各地域に公衆衛生組合連合会というようなものがございます。こちらは各地域の環境美化事業とか、あと地域の一斉清掃、あとごみ集積所の管理等、市民の公衆衛生の向上と環境衛生の改善に寄与しているものだと認識してございます。そのほかにも川の清掃とか、あと清流化を推進する目的で結成した組織なんかも実際問題現在ございます。そういう組織と今後とも継続的に協力連携しながら、この環境問題を取り組んでいかなければならないなというふうに考えてございます。 なかなか10年先も今の体制が維持できるかということなのですが、そういったものをいろいろ考慮に入れながら、10年後も市民を巻き込んで、行政と市民、事業者が本当に連携を図れるような体制というのは常に考えていかなければならないなというふうには考えてございます。
○議長(佐藤和好君) 相澤議員。
◆20番(相澤孝弘君) ありがとうございます。 今、答弁の中で、具体的な公衆衛生とか各地域の組織のことが挙げられましたが、その分野だけではなくて、いろいろな方々の、活動している方々の現状はやっぱり高齢者の方が多いのです。消防防災だって一つの例で申し上げれば、いわゆる年配の方々がやめられて、若い方々は入ってこないでしょう。それだけもう社会情勢が変わってきているのです。ですから、地域のボランティア的な事業だってなかなか大変な中でどうやって連携を取っていくのかと、非常に難しいと思います。いろいろな例を挙げることは簡単です。現実はそうではないです。ですから、具体的に進めるときに、やっぱり我々も非常に悩んでおるところですが、常に計画を発信する側は、やっぱり市民をもっとわかりやすくリードできるような発想といいますか、考え方で10年後しっかりやるのだというふうなことをまとめて、いわゆる出していただかないと、なかなか理解し難い部分が出てくるということです。 それで、そうすると第2章のほうにちょっと移ります。 計画の目標の中で環境目標等々ありますが、いわゆる環境分野ごとの目標設定と市民意識をどのように喚起していくのかということにつながるのです。今はほとんどがごみのいわゆる集積所も含めて、ごみの関係でもやっぱりそれぞれの組織がやっている、だから自分が特別指定されたときに持っていけばいいだけだ。何かそのもう決まったルールの中で余計なことをしないと。そのルールさえも守らない市民、住民もいっぱいいるわけです。それで、地域の方々が大変悩んでいる、そういう現実の中でどうやってやはり最低限度ルール的なものを市民に守ろうという意識を喚起していくのかと。 よその地域、例えば一つのごみの指定日の問題、私が十数年前に函館に行ったときに、函館は集積所がないのです。指定したところに道路に歩道に置いてネットを置くだけ、しっかりとそういうルールができ上がっているのです。そういうふうなことも考えると、私たちの地域はそういったものをどのように目標を持って市民にきちっとルール化をしていくのか、意識を高めていくのか、これいろいろな今回の基本計画全てに通じるわけです。そういったこともきちっとやっていくのですか。現状のままだからいいや、あるいはいわゆる不満が一部だけでも、まあ全部ではないからいいや、そんな安易な考えではなくて、新たな形で解決、そしていわゆる教育という部分も含めて環境の配慮指針の中でも4章でうたっていますが、やっぱり教育の中で子供たちもそういった意識を育てなくてはいけない。 今の制度、現行に慣れてしまっている、当たり前だと思っている方々、我々の年代も含めて、やっぱり変えなくてはいけない。10年かけて変えますなんていっても変わらないです。やっぱり意識的に取り組んでいく、そういうふうなことの必要性というのは考えていないですか、いかがですか。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) 今回新しいこの計画をつくったときに、10年後の目標というのを文章表現でまず表現したということが新しく挙げた点でありますけれども、ここの部分については環境審議会委員のほうから目指すべき姿がわかりやすいということで、この部分については評価をいただいたところでございます。 ただ、今、議員がおただしのように、では、それをどのように持っていくかというところについては、まず現在、市のほうでは、毎年、おおさき環境フェア、こういったものを実施して、いろいろ環境に関するイベントを実施しているわけなのですが、それ以外に環境の学習、教育というのがやはり一番身近なところから、そして子供たちにそういったもの、環境に関するものを勉強、学ばせておきながら、そうすることによって親が関わってくるということで、そういった教育に力を入れていきたいなというふうに考えてございます。これまでもそういった学習とか出前講座、そういったものをやっているのですが、そういった啓蒙活動については、引き続きというか、一層力を入れていかなければならないのかなというふうに考えてございます。
○議長(佐藤和好君) 相澤議員。
◆20番(相澤孝弘君) 全く、教育というのは常に大事なのです。いつの時代でもその状況状況に応じて正しい知識をやっぱり提供していく、主義主張を与えるのではなくて、やっぱり人間としてしっかりとした行動規範ができるような、そういうのをやっぱりこういったものもいわゆる教えていかなくてはいけないと思うのです。 ただ、私と今、環境保全課長でやり取りしているのは、皆さんは聞いているわけですけれども、全ての皆さんがやっぱり同じような形でそれぞれの仕事の分野でどう関わっていくかというふうな気持ちを共通して持たない限り、はっきり言って絵に描いた餅になってしまうのです。 多分、では、逆に一つの例を申し上げます。 さっき環境衛生関係も言いました。新コロナの関係、環境というふうなものからどうなのというようなことを考えれば、例えば私たちが今ここにいる状態で、政府はマスクを着用、手洗い励行をうたっています。でも、マスクしている方は全員ではないです。議会で議運では、いわゆる議場内のマスクは本人次第だけれども、マスクをしましょう、質疑、答弁するときはマスクを外しましょう、そういうふうな一つの暗黙のルールみたいな了解は議運では議論いたしました。これが一つのさっき言った市民意識、どのように喚起していくのか、環境教育というふうなものはどうなのかということにつながるのです。そうでしょう。私たちがきちっと模範を示さないで、市民に言ってもやっぱりだめなのです。 もう一つ申し上げます。 新コロナの関係言いました。平成十二、三年頃ですか、公衆衛生法の改正によって各地域のいわゆる防除体制というのですか、防虫対策の衛生組合それぞれが機械で、いわゆる敷地内、あるいは水路関係、排水路関係含めて防除関係の作業をしておりました。その頃は日本脳炎とかいろいろな害虫防除というのですか、そういうのをベースに徹底しておりました。あれが法改正、変わった途端に、今もやっていますが、今は非常に環境に優しい薬剤です。環境に優しいがゆえに効き目は弱いのです。こういうのが各地区でやっています。当時までは、いわゆる油剤なのです。相当強烈なのです。そういうふうなことがありました。 今、新コロナの外国の風景を見ていますと、日本国内ではダイヤモンド何とかというクルーズ船もそうですが、噴霧をしている部分というのはあまり見ないです、国内ではニュースで。外国では徹底しています。ああいうふうなことも突然社会情勢がこういうふうな突発的に出てきたときにどこでやるのかというと、計画にありません、それだけで通らないでしょう。いつでもできる体制をやっぱり取って、必要であれば先んじてもうぱっとやれる状態も常に思っていなくてはいけない。現実問題、今年もいわゆる公衆営生連合会の窓口でやっている防除体制は水和剤でしょう。 もし、これから先収束しなくて、もっと流行して感染が広がったと、徹底的にいわゆる足元からやりましょうというとき、手配して間に合うのですか。現実にそういうふうな問題も常にいわゆる皆さんは持たなくてはいけないのです。その辺はいかがですか、考え方は。
○議長(佐藤和好君)
門脇市民協働推進部長。
◎
市民協働推進部長(門脇喜典君) やはりあらゆる事態を想定して我々は対処しなければならないという認識には立っているところでございますが、何せやはりどうしても経験値から想像してしまうところがございまして、今、議員が例として挙げていただきました今回の新コロナに関しましては、やはり経験値からいうと、なかなか想像ができない部分があるということでどうしても後手後手に回ってしまう部分もあるのかもしれません。 ただ、御意見がありましたように、この環境分野は、我々市民生活の中で基本となる分野でございますので、その辺はできるだけ想像力を働かせながら、あるいは常日頃から危機管理の意識を持ちながら対策を講じていきたいというふうには考えているところでございます。
○議長(佐藤和好君) 相澤議員。
◆20番(相澤孝弘君) ぜひ、そういった緊急時の場合もいつどうなるかわからないという中では、やっぱり危機感を持つべきです。想定外と言うかもしれないけれども、毎日テレビの状況は変わってきているでしょう。ただ、県内では、いわゆる感染源、濃厚接触とか云々で一般の方が出ていないから、何となくまだ余裕があるような、余裕のような感じですが、これが1人が2人、3人になったら、全ての施設、例えば市民病院もそういう施設があるというのは聞いているから、いざとなったらこういう施設があるというのは気持ちは楽かもしれません。しかし、それと同時に、それだけのものであれば、それだけのいわゆるきちっとした消毒もできる体制を取らないと、現によその外国ではやっている。いわゆる国内でも何か病院とか何かは一生懸命消毒液の拭き掃除をしてドアノブまでやっている。そういうふうなことの中から、私たちの地域からはそういった形では絶対出さないぞ、出さないためのやっぱり手段というか、準備はやっぱり意識的に心がけるべきだと思います。我々市民が、私たちのような市民が申し上げて、そうですねというふうにやっぱり言われる前に、そういうふうな意識を持つ、これが10年の計画で今回提案されているものは、いわゆる相当達成率を高める要因に私はなると思います。 さっき中鉢議員とのやり取りを聞いてどうもかみ合わない。私は聞いて、逆に
アクションプランで具体的に我々あるいは市民が共通理解ができるような形まで具体的に出てくるのはこれからなのだろうというふうに思いますけれども、ぜひそういったことを考えるべきで、常に注意してやっていただきたい。 それで、この
アクションプランを具体的に毎年度見直しを行うとしております。そうすると、見直しするに当たって、誰がどのような形で見直していくのか。いわゆる議会で指摘があれば簡単に見直せると、そんな問題ではないでしょう。いわゆる、では、環境審議会で云々というけれども、そんなに審議会の皆さんに見直しの是非をやれる組織ではないはずです。やっぱりどこかに評価に対して何かを変える、見直しを行う、あるいは最初からやる
アクションプランでおろす場合のことも含めて、何かそういったものを議論する場があっていいと思うのですが、その辺はどう考えていらっしゃるかお尋ねします。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) お答えいたします。
環境基本計画、この施策を実施するためには、まず
アクションプラン、これを作成して、毎年そういった実施した事業をいろいろ評価しながら進めていく必要があるのかなというふうに考えてございます。 まず、今般、2次計画の各施策ごとの方向性、指針というのをこの本計画のほうでお示しするわけなのですが、具体に今、市で行っている事務事業について、目指すべきその施策の中にぶら下げる形で
アクションプランというのをつくっていくというふうな考えでございます。それを毎年度、年度末にそういった事務事業をいろいろな評価しながら、それが目指すべき10年後の目標に進んでいくのか、そういった達成度合いを見るためには、これ毎年そういった評価をする必要があるのかなというふうには考えてございます。
○議長(佐藤和好君) 相澤議員。
◆20番(相澤孝弘君) ぜひ見直しに時間をかけて、短期間で見直しをかけて、各部課のいわゆる施策に関連する部分が相当ありますので、しっかり横の連携も取りながらやるべきだというふうに思います。でなければ、全く絵に描いた餅で終わってしまう。あくまでも、これから少子化というときにそれだけのいわゆる収入も減るわけですから、資金が潤沢に使えるわけでもないとすれば、いかに行政のいわゆる投資を最大限に生かさなければなりません。ですから、ぜひその辺の視点を持ってやっていただきたい。 アンケートというふうなことを第6章ではうたっていますが、アンケートについてもやっぱり広く聞かないとまずいでしょう。必要があれば、やっぱり定期的に取る必要もあると思います。 最後に、今、放射能関係からいろいろな問題等について、直接関係ないかもしれませんが、女川原発の再稼働の問題も、今、市民は意見が真っ二つの状態でしょう。いわゆる再稼働することによって温暖化現象の火力発電所が減らせるというふうな、簡単にそういうふうに受けとめる人もいれば、いや、女川の原発の再稼働までのお金のことを考えると、今の火力発電所だって同じだと、お金のかけ方が、ほとんど変わらないというふうなことがもう専門家がテレビの前で堂々と解説しているこの時代です。暗に、そうすると今度避難計画の問題、美里町の町長は避難計画がはっきりしないうちは同意をできない、賛成できない。宮城県では村井さんが、それは国の責任だと。市民からすると、住民からすると、その辺がどうなのと不安を持つばかりです。 ですから、そのエネルギー関係も含めて、やっぱりさっき正しい化学物質がどうのこうのとかという中鉢議員の質疑にもありましたけれども、やっぱり教育の中でしっかりと現状、そして将来に向けたリスク、あるいは経済的な負担というふうなものもやっぱりきちっと……。
○議長(佐藤和好君) 相澤議員、具体の質疑に入ってください。
◆20番(相澤孝弘君) そうですか。やるべき、そういったことも本年度の事業の中で、
アクションプランの中でどこか織り込まれるというふうなことの受けとめ方をしてよろしいでしょうか、いかがでしょうか。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) 今、考えてございますのは、先ほど申しましたように、各環境分野、施策ごとに関連する事務事業、まずそれを洗い出しするということで、これを全部、全庁内いろいろな照会をかけながら取りまとめをし、あと関係課のその意見を踏まえながら、そういったプランの作成について考えてございます。 いろいろな情勢の中で盛り込まなければならない部分についてはいろいろ協議しながら、策定のほうを考えてまいりたいなというふうに考えております。
○議長(佐藤和好君) 相澤議員。
◆20番(相澤孝弘君) 議長、御指導いただきまして、脱線するところをとめていただいて感謝申し上げます。 私、あくまでもこの基本計画は、いわゆる基本となるものとすれば、しっかりと市民に短期間で今までの考え方をきちっと正しく認識していただく、そして私たち市民もやっぱり変わろうと、いい形で変わっていこう、取り組んでいこうというふうなことが、この基本計画にうたった、これから出てくる事業の中で示していただきたいことを強くお願い申し上げ、私の質疑を終わります。 以上です。
○議長(佐藤和好君) 次に進みます。 28番佐藤勝議員。
◆28番(佐藤勝君) では、私からも質疑をさせていただきます。 門脇部長にお伺いをします。 先ほど中鉢議員もお話ししましたけれども、議決事項のほうの
環境基本計画、今後のあり方も議会と相談していきたいと、こういうことを申し上げました。今の考えでは、これで議会からいろいろ先ほど2人からありました。5人あります。いろいろな議会から意見を述べて、それを全部しろとは言いません。基本的なことは、あなたたちはそうだなと。言葉では執行部の政策集団が提案したのだから全部頑張るでしょうけれども、これはしようがない。ただ、議員の言うことももっともだな、小さいことはどうでもということになったら、今後どうしますか、この基本計画は。どういう手続で、つまり公表をするのかということです。取り組むのかということをまずお聞きします。
○議長(佐藤和好君)
門脇市民協働推進部長。
◎
市民協働推進部長(門脇喜典君) これまでお二人の議員からいろいろな御質疑をいただきました。正直我々の提案した中で、十分にもしかしたら書き切れていない部分もあるのではないかという思いは持っております。 今後のことでお話しさせていただければ、千葉課長が何度も答弁しておりますように、今後具体的な取り組みについては、実施計画となる
アクションプランでいろいろな事業は位置づけてまいりますが、その前段として、この
環境基本計画と
アクションプランの間をつなぐ、十分に
環境基本計画の中で、もし書き切れなかった部分の方針的なものを
アクションプランの一番上に書き足させていただいて、今日いただいた意見等々を踏まえて、十分に市民に理解いただけるような方針を立てながら、
アクションプランで進行管理をさせていただければなと、今日お二人の質疑を聞いて、今、我々ができるのはそういうことかなというふうに感じております。
○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。
◆28番(佐藤勝君) 私は議会の議決事項というのは、門脇部長の言うこともわかります。まないたにもう上げたのです。我々も修正権もあります、つまり、あと否決権まではちょっと無理でしょうけれども。そういうたたき台にのせたものを我々議会として賛成すれば、もういかに
アクションプランどうこうといったってゴーです、
アクションプランはこまいことですから。ですから、それに、つまり我々の考えを
アクションプランに方針として示していきたいと、こういうことですが、自分には通じますけれども、出すときに、やはりまないたにのせる心境で出してほしいと、中身を見ろと、それは、あとは答弁は当たり前のことだから聞きませんけれども。 それで、担当課長に聞きますけれども、よく私は答えているなと。その
アクションプランに持っていく筋道も、千葉課長よく答えているなと。私は、今回は主に辺りに振りますから、これから、何でかということはないのですけれども。千葉課長のお父さんと私は農林の同級生なのです、親友なのだ、親友。親友で、早く亡くなったのですけれども、ですからかわいそうという意味ではなく、答えるべき人がちゃんと答えなきゃならない。この人が一切答えているのだ。ちょっとこれは執行部も何だと私はこう言いたいのだ。 聞きます。 それでは、課長の登竜門だから、これはしようがないと思ってやっているのでしょうけれども、よく答えていると私は、特にやっぱり門脇部長は同じ集落だからかわって、答えられないのはやっぱり門脇部長の権限で答えてもらいたい、部長の権限で、よろしく。 それで、
アクションプランですけれども、
アクションプランではない。最初はアンケート調査、アンケート調査とパブリックコメントで一つ聞きたいのですけれども、どういうのが出たのかなということと、考え方、それから82ページ、これはちょっと開いてください。アンケート調査の結果なのですけれども、これページ数が違うのですけれども、全体の結果というか、あるいは中学生のアンケート調査の結果でしょうか。それから、パブリックコメントは何件でと。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) まず、アンケート調査の関係でございます。こちらは大崎市民、こちらは無作為抽出ということと、あと市内の事業者、それとあと市内の市立中学校の生徒、こういった全てで3区分実施いたしております。細かく言いますと、配布部数、一般市民については1,100通、市内事業者については100通、市立の中学校生徒については355通ということで、大崎市民については36%の回収率、市内の事業者、こちらは45%の回収率、中学生に至っては93.5%の回収率ということでございます。 それで、そのほかにパブリックコメント、こちらは1団体からいただきまして、内容についてはコラムの部分の修正という、文書の修正ということでございます。 あと、実際のアンケート調査の具体の資料について、こちらの冊子のほうには記載しているのですが、ページ数の誤り……。(「それから、80ページというか、議長、ちょっと聞いていて、ちゃんと指示してください。82ページだ」と呼ぶ者あり)
○議長(佐藤和好君) 門脇部長、答弁終わってから指示してください。 佐藤勝議員。
◆28番(佐藤勝君) もう一回いきます。 82ページのアンケート調査の結果が前のページの中学校の結果か、あるいは全体を通じた結果かと、ここを聞いたのです。いいです、また聞く。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) お答えいたします。 こちらはそれぞれアンケート調査、先ほど言ったように、一般市民、あとは市内事業者、あと中学校という形で掲載しておりますので、ここの部分につきましては、中学校の回答ということで記載してございます。
○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。
◆28番(佐藤勝君) では、
教育委員会に聞きます。 82ページお開きいただきます。 つまり、学校のアンケート、ずっと下のほう、下の4つ、自然体験や里山を守る活動などに参加、学ぶときに自然と触れ合う機会をつくると。今も取り組んでいる、今後も続けたいと思うのが非常に少ないのです、最後の環境についての話し合い。これは学校だからしようがないにしても、あまりにも少ない。ところが、いろいろな形でこれまでの一般質問の答弁では、つまり環境あるいは土なり田舎、田舎暮らしの講師なんかも呼んで地域の伝統行事など、勉強している割には、今回、世界農業遺産の副読本も小学校にはあるのですけれども中学校にないのですけれども、これどういう今まで指導をしていたのですか。この結果はちょっとおかしいかなと、これから見ると、本当に言葉どおりやっていたのかと、答弁どおり、お答えをいただきます。
○議長(佐藤和好君) 佐藤教育部長。
◎
教育委員会教育部長(佐藤俊夫君) 学校での環境教育は、今「わたしたちの大崎市」という副読本、これ小学生向けなのですけれども、作成して、小学校の総合だったり、社会や理科の時間でごみのリサイクル、または水のことについて全校的に学んでいます。また、地域を、ふるさとを愛するという、そういう思いから環境を大切にするという考え方から、例えば田尻地域では蕪栗沼、鹿島台ですとシナイモツゴなどを教材にその地域のよさを感じ取って、それをもってこの地域の環境を守ろうという自覚を生み出す。そして、それでそのために毎日自分たちがどういうことをすればいいのかという、その行動をさせるという教育をしていますが、これはやはり小学校での授業に非常に重点を置いております。これが今回、中学校のアンケートということで、中学校へ進んでからの子供たちの環境に対する自覚というものがこういうアンケート結果につながったものなのだなと思っています。 今後、世界農業遺産の副読本も先ほど出ましたが、小学校用に作りましたが、今後、中学生向けのそういう環境教育の教材や機会についてもちょっと考えていかなければならないのだろうなというふうにこのアンケート結果からちょっと感じています。
○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。
◆28番(佐藤勝君) 大体は理解しました。 つまり、小学校時代にはやっていると。中学校になるとおろそかになるのでない、勉強にと。そこが大事なのです、そこが。小学校時代から子供たちはずっとやっぱりそういうことをやっているでしょう、あの学校の近くで田んぼ作ったり、サツマイモ植えたり。つまり、そういう教育を一貫性を持ってやらないと、小学校で教えたからいいのではないのです。 ただ、今、副読本も中学校と私も最初にそうお話ししたのですけれども、そして、今回非常に委員が、さっきも、この間も語りましたか、
アクションプランの策定委員会があったとき、委員の一人が副読本は小学校だけと言った。うちに持っていって、今教科書を置くのだ、学校に。うちに持っていって1週間に1回なり、お父さんとお母さんとみんなでその本で勉強会をするようにと、こう作ったらしいのです、と発言を。おお、これはすばらしいなと。学校の先生が、副読本をつくる先生がそう語ったので、そういうことで策定をしております、つくっていますと大体できたのでしょうけれども、1月の
アクションプラン。これはいいな、すばらしいなと。教育長、そういうもとにやっぱり環境教育を小中一緒にずっとやる。小学校は何となく覚えた。ただ、中学校は考えていくのです、その環境についてどうかと、そこが一番大事、私は大人になる寸前の。では、教育長にお答えをいただきます。振ると言ったから、教育長答弁、その件についてはどうか。
○議長(佐藤和好君) 熊野教育長。
◎
教育委員会教育長(熊野充利君) 環境教育、私も非常に重要な点だと認識しております。ふるさとを知り、そしてふるさとを愛し、ふるさとをつくるという言葉を合い言葉にしながら、小中での一貫した環境教育に徹していきたいと思います。 私自身もかつて環境教育で論文を書いて出して、経験があります。そのときにはふるさとの御神楽を題材にして子供たちが全校で御神楽をやって、それを論文に書き上げて、子供の変容を見たという経験があります。環境教育のみならず、文化、芸術、それから伝統、歴史についても合わせて地域に触れるということの重要さは生涯、子供たちが大人になってもやはり心の中に基本として置くべき大切な宝物であろうと認識しております。 今回、環境教育の副読本ということでつくらせていただきましたが、焦点を当てないとつくるものの視点がずれてくるという可能性があって、小中高幅広くつくるよりは、焦点を小学校のいわゆる中高学年に合わせてということをしないと、例えばルビを振るとか、そういう意味で小学校を中心につくらせていただいているところですが、どうぞ見ていただきたいと思います。3月末にはでき上がる、製本になる予定、それで中は記述式といいますか、さまざまな書き込みもできる、親子でも話ができる、大人でもそれを取り組んでいく面白いつくりになっています。それを先生方、それから業者共々力を込めてつくらせていただいたものであります。その後は、ワークシートとか、それを利用する、またいろいろな工夫をしていきたいと思っております。中学生にも活用できる、そういうものも今後考えていきたいと思っております。 以上です。
○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。
◆28番(佐藤勝君) 82ページ、10年後にはこの10%台、倍にしてやっぱり30%台に、いわゆる中学校の子供たちがアンケートに、こういう10人に3人がそういう答えになってほしいと祈念を私申し上げて、別なのに移ります。 それから、ゾーニングなのですけれども、相澤議員も質疑をいたしましたけれども、ゾーニングが3つに分けているのです。何でそんなに分けなければいけないのでしょうかということです。 13ページ、1番目の広域交流拠点ゾーン、本当の町なか、何で自然、つまり
環境基本計画、都市計画でもないのに、こんな分け方をするのですか。辺りの、ほかのほうには自然生活拠点ゾーンと自然環境保全ゾーンに大体分けているのです、大きく分ければ。何でこういうややこしく自然環境、環境計画を分けなければいけないのでしょうかと。一つ、1番目はというのは、広域交流拠点ゾーンは要らないと、こう思っているのですけれども、どうしてでしょうか。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) お答えいたします。 こちら、先ほども答弁してございます。まず、第2次大崎市総合計画、こちらと大崎市国土利用計画、こちらと整合性を図って、まずそのゾーン、区域を設定しているところでございます。特に、環境の保全とか、あと美しい市土の形成の観点から、土地利用計画で定めている地域区分、区域等と整合を取るということで、このような地域ゾーンの区域を設定してございます。
○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。
◆28番(佐藤勝君) 言わんとするところはわかりますけれども、では、なぜ9ページ、9ページ開いてください。 計画策定の視点、先ほど中鉢議員も指摘しましたけれども、2段目でこうあります。多様であると。多様ではあるけれども、大した変わりはないです、山間部と田園地帯と、ここでは。田園地域、山間地帯に区分してと、ここではこの2つに区分して。そして、こっちには国土利用計画なり、都市計画なりある、それは当然組むのでしょう。申請しなくてはだめでしょう、計画立てるのに。ただ、環境計画までそれに倣う必要があるのかと。大崎市は、これは交流拠点だって古川のまちだけです、まち。辺りはみんな田んぼです、まちも。だから、2つでいいと思います。門脇部長、何でこういう。
○議長(佐藤和好君)
門脇市民協働推進部長。
◎
市民協働推進部長(門脇喜典君) いろいろな考え方はあろうかと思います。ただ、我々計画をつくる中で、やはりこれまでの計画との整合性もある程度は図るべきというふうな考え方に立っております。まして、国土利用計画につきましては、国土の健全な利用を目的とした計画でございますから、この国土計画の地域区分及びゾーニングの3地域のゾーニング、その部分については、
環境基本計画においてもやはり整合を図るべきだろうという考え方で今回は使わせていただきました。もしここの部分で、また
環境基本計画で新たなゾーニングをしたとした場合、また違ったゾーニングになってしまうことが果たして市の計画上いいのかどうかという、そんな観点でも検討した中で、国土利用計画と同一のゾーニングの中で進めさせていただいたということでございます。
○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。
◆28番(佐藤勝君) ゾーニングでなくてもいいのです、区分でいいのです、区分で。 では、次に移ります。 これ、本当に大事なことですけれども、この大きなやつ。望ましい環境というのは、このタイトルというのかな、これあまりくど過ぎませんか。市民がこれ見て暗唱もできないし、大変長いのですけれども、何でこういうふうになったのでしょうか。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) お答えいたします。 まず、この環境像、これを設定するに当たって、まず現計画のこれまでの環境像というのが豊かな自然や田園環境の中で人と自然が共に生き、環境に配慮したまちやライフスタイルを先導する環境創造都市おおさきというふうになってございます。前段、この豊かな自然や田園環境の中で人と自然が共に生きというここの部分は、現計画との整合性を図りつつ、今後新たな視点としてSDGsの考え方を生かした持続可能な循環・共生型社会、この文言に修正してございます。 あと、健康的という部分、この部分につきましては、こちら宮城県の
環境基本計画、こちらのほうでも健やかで快適な暮らしが次世代へ受け継がれる県土というような将来像を示してございます。この部分で国とか、そういった県の部分と整合を図った次第でございます。
○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。
◆28番(佐藤勝君) これはつくる人の感性ですから、これは意見は違うと思って、当然そうやれということでもありません。ただ、この豊かな自然や田園環境、この言葉と健康的で持続可能な循環が同じです。人と自然が共に生きと、左側の共生型社会の実現と、同じ言葉が続いているのです。もう少し簡潔に、第1次総合計画との整合性とは言いますけれども、それはどんどん変えていっていいのです、おかしいなと思ったら。誰もこの審議会の委員というよりも、指摘はしませんでしたか。 それから、主にこれに出ているのですけれども、修正、あまり審議会委員の意見を非常に大事に扱っていませんか、あまりにも。あまりにもくどくなっています。原案でいいのもいっぱいあります。これ、あまりくどくなって修正に、審議委員の意見を大事に扱い過ぎているのではないですか、その辺のところ。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) お答えいたします。 先ほどの環境像、こちらにつきましては、環境審議会の中でも県の環境像との整合性という形で、先ほどお話ししたように、健やかなという、そういった文言があったということで、ぜひ大崎市のこれから目指す環境像もその部分をつけ加えたらどうかということで、そういった意見もございました。それを踏まえて全会一致というか、おおむねそれで了ということで、そういった環境像になった次第でございます。 あと、そのほかにいろいろな修正点、かなり多岐にわたってございました。こちら、素案の段階では、ほかの関係課で作成している関係する関連計画とかそういったものといろいろ整合を図る意味で、かなり多様な計画がございます。その部分の文言と修正した部分、あといろいろな言い回しとか、その部分については、今、議員おただしのとおり、くどいというような意見もあったのですが、いろいろ整合を図った意味でそういった修正が出てきたということでございます。
○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。
◆28番(佐藤勝君) 息子みたいなものだから、あまり言いませんが。ただ、もう二、三点聞きます。ここの中で2つ、3つ。 里地里山という表現、私は里山でいいと思う。 それから、さっき中鉢議員も指摘した4ページ。 家庭、学校、幼稚園、保育所、これは幼稚園、保育所は要りません。事業所でいいです、事業者の事業所。----------------------------------
------------------------------------------------------------------------------やっぱり事業所のほうがいいと思う。 それから、もう一つは、農業従事者というのがあるのですけれども、農業従事者ありました。どこかに農業従事者というのが2カ所、3カ所ありました。これ、農家を農業者をちょっとさげすんでいるような、私がちょっとひねくれているかもしれませんけれども、農業従事者ではないのです、我々。昔はそれでいいのだった。今は農業者のほうがずっと農家に対して敬意を払った言葉で、そこは答弁要りません。私のことが本当だなと思ったら直してください。いや、それでないといったら、それでもいいです。 では、答えてください。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) 今の議員おただしのまず里地里山、こちらの部分については環境省の里地里山の保全活用という部分にも掲載しておるのですが、環境省で出しているこういった部分、自然環境とかそういった部分については、里地里山というその用語がまず統一を図られているということで、この文言をこちらの大崎市
環境基本計画の部分についても整合を図ったということでございます。 それから、あと、農業従事者、こちらについては、いわゆる今農業経営体とか農業経営者、農業者という、そういった名前については農業を経営する主体を指していると言われ、基本的には家族によって担われている農家を想定している部分が多いということで、今般、
環境基本計画では、農業に従事している一人一人、そういった観点で農業従事者というふうに使わせてもらってございます。 あと、もう一つ、幼稚園、保育所、こちらについては子供たちというよりも、そこの学校、幼稚園、保育所に勤めているそういった先生方とか、そういった部分もございますので、事業所ということではなくて、あくまでも個別にそういった施設の名前を記載してございます。
○議長(佐藤和好君)
門脇市民協働推進部長。
◎
市民協働推進部長(門脇喜典君) ちょっと幼稚園、保育所の部分については、もう少し補足をさせていただきたいのですが、現在、大崎市の取り組みとして、例えば田尻地域ですと生きものクラブなどの観察などのNPO法人等が活動をいただいておりまして、そういうところに幼稚園であったり、保育所の子供たちが生き物を観測することによって自らこの地域にどのような生き物があって、そのことを通して、自分たちは環境をしっかりと守っていかければいけないのだなという、その子供たちに体験を通して考えていただくという、そういうのが幼稚園だろうが小学校だろうが早ければ早いほど子供たちにとっては将来にわたっていい経験になるのではないかというふうな思いを持っておりますので、そこの部分はやはり今後も活動を通して、そこはやっていきたいなというふうに思っています。
○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。
◆28番(佐藤勝君) ここで議論している場でもないので、そこの辺りは、幼稚園あたりまでいいのですけれども、保育所は自らどうこうではないです。もっと事業所をプラスできないですか、これ、では事業者、それを忘れている、事業者。 あと、では、次に進みます。 それで、先ほどのこの中で、私のつくったタイトルはこんなのです。一回読みましょう。豊かな自然と市民が共生する循環社会を目指すと、これでいいのだろうと思います。 それで、そのことは別にして、ここで千葉課長がパブリックコメントを団体が1カ所あったと。これ、コラムであるというふうな、化女沼だろうと思いますけれども、その化女沼、27ページですけれども、世界農業遺産推進課か、農林振興課にお伺いします。 この亜種ヒシクイが主体的で化女沼がラムサールになったり、原因者というよりも全国でいっぱい来ているからと。それが毎年毎年減って、今10分1ぐらいと。六、七百羽と。ほとんど平筒沼に行ったと。つまりは、原因はどうかということは考えましたか、あるいは渡り鳥の研究家がその原因はやっぱりどこかということで、一回、平筒沼に戻ったものは戻らないと、こういうことを言っているし、そのヒシクイがいなくなったら、あのラムサールが指定解除になるものなのか、それもあわせてお伺いします。この10年間検証してきて、何をやりましたか、ヒシクイの減少に。
○議長(佐藤和好君) 武元世界農業遺産推進監。
◎
産業経済部世界農業遺産推進監(武元将忠君) ラムサール条約に指定された化女沼についてですが、亜種ヒシクイというのは、その中の登録の上での非常に重要な鳥類の一つだということで、これまでもNPOの方々が環境を守る活動というのを取り組んでいただいてきたと思っております。その中で、大崎市におきましても、世界農業遺産推進課の中で自然共生担当というのを設けまして、NPOの方とともになって、またおおさき生きものクラブ、子供たちと一緒になって、その環境保全活動に取り組んできたところでございます。 その中で、亜種ヒシクイの変動というのがちょっとどういう要因かというのは申し訳ありませんが、私も勉強不足ですので、少し専門家の方と、お話も伺いながら、その化女沼の環境をどのように保っていくかというところは研究していきたいというふうに思っております。
○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。
◆28番(佐藤勝君) では、一般質問のとき追って答弁を、補正予算の審議のとき。 つまり、亜種ヒシクイが減った原因と、それからガンなり、鳥類学者は少し俗化し過ぎたと。それで、人のいないところに、人間が出ないところに行ったと、こういうことで、あとはその鳥がいなくなったら、ラムサール指定解除はならないのかということをお聞きします。 それから、非常に大事なことでありますけれども、快適環境、この中で、私、いぐねの場所で入れていただきたいのは、やはりこれは幼稚園なり、保育所でもいいと思うのです。鎮守の森、昔からある神社、集落にあるでしょう、地域に。あの鎮守の森というのは、やっぱりこれは大事な、いぐねと同じように大事なものだと思います。あれをやっぱりきちっと地域で守らなければならないのですけれども、何かここの文章にも入っていない、鎮守の森なんてどこだか忘れたようなことになっている時代です。あのこんもりした木が鎮守というのだから、あれをもっとここら辺に書くとか、小中学生が、俺は夏休み日陰で、ああいうようなところで学校の宿題なんかやったものです。あれは入れられないのかと。この快適環境の歴史的な建築物や街道なり、いぐねなどの田園景観に鎮守の森は入れられないかと。
○議長(佐藤和好君) 武元世界農業遺産推進監。
◎
産業経済部世界農業遺産推進監(武元将忠君) 快適環境というところの中で、いぐねというのは一つ大きな要素だとは思ってはおります。これについては捉え方というのがいろいろあるかと思うのですけれども、里地里山の中の一つの形態という捉え方もございますし、良好な町並みというところの捉え方というところもあるかと思いますので、ちょっといぐねという言葉をこの中に具体に記載をしているということではないのですが、今、世界農業遺産推進協議会においてもいぐねの保全活用の検討会が具体の動きもしておりますので、そのような中でいぐねの保全活用、景観についての議論は深めてまいりたいというふうに思っております。
○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。
◆28番(佐藤勝君) 何か武元推進監、全然答えていないような、わかりますか、鎮守の森。地域に、例えば何々行政区と、大分昔から社です、神社。その土地を守ってくれる神社という地域の人たちは崇拝の念を抱いて年に1回お祭りをして、みこしを歩いてやっているとか、子供たちにもそれに参加するようにやっているのです。それわかりますか、わからないでしょう、わかる。だったら、そういう答弁ではだめです、もう一回。
○議長(佐藤和好君) 武元世界農業遺産推進監。
◎
産業経済部世界農業遺産推進監(武元将忠君) 各地域地域でその鎮守の森、地域の方々が大事にされてきた環境というのがあるということで、そこは承知しているところでございますので、そういうところも含めてということになるのだと思いますが、地域の、これを一つのいぐね環境と言うかどうかというのはまた議論があるところかもしれませんが、その地域の良好な環境を守るというところにおいては、産業経済部、または世界農業遺産推進協議会の中でも、また具体の取り組みというのは各機関と連携しながら議論できればと思っております。
○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。
◆28番(佐藤勝君) いぐねというのは個人で守らなければならないのです。鎮守の森というのは集落で守るものなのです。そこの違いです。だから、きちっと世界農業遺産で、つまりいぐね保存ということでこの鎮守の森もという、全く違うのです、いぐねと鎮守の森は。わかりますか。だから、門脇部長、やっぱり鎮守の森は、みんな後ろからもバックアップ入れたほうがいいと思いますけれども、御答弁。
○議長(佐藤和好君) 門脇部長、鎮守の森。
◎
市民協働推進部長(門脇喜典君) 21ページの10年後の目標の中では、歴史的な建築物や街道、史跡周辺の景観等の保全活用が図られているという、どちらかというと大きなくくりで記載をさせていただいておりますので、その鎮守の森云々につきましては、環境分野でどうのこうのというところがいいのか、もう少し違った面からのアプローチがあるのか、そこは
アクションプランを作成する中で検討させていただければと思います。
○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。
◆28番(佐藤勝君) 執行部は、政策集団がつくったやつだから、ああ、そうですかとは絶対言わないから、それがプロですからしようがないのですけれども、やっぱりそう思ったら
アクションプランと言わないで、これで完成品で直してもらえればありがたいです。 それから、大事なことですけれども、
アクションプランとか何とか言いました、毎年度の見直し。私、ここを見たのです。道路計画にも毎年度見直し、
アクションプランが全部ついていますけれども、この
アクションプランの50%しかやっていません、平均5割、個別計画。18あるのですけれども、こう数えてみれば、この総合計画以下、ここに載っていました、18、数えてみれば、総合計画から各計画から。 何ページですか、10ページ、見てください。 この基本計画ごとに見直しをし、5年に一遍、10年に一遍、ちょうど10年に一遍だ。毎年度大体
アクションプランを、ではない、検証して見直しをしていくと、個別計画で。私、それはそれとして、役所の職員というのはちょっと俺も言い過ぎかもしれません、計画をつくるのが仕事だと、ずっと昔から私は言っているのですけれども、計画はなおさら計画行政ないところには行政ないのですけれども、あまりにも計画なり見直しに力点を置いては過ぎないかと。仕事、私は本来の仕事する暇がないと思う。だから、3年に一遍なり、5年に一遍でいいですから、環境なんてそんなに変わるものではないです、これ。毎年度見直しなんか、
アクションプランだって、そんなに世の中ひっくり返っても環境は変わらないのですから、だから仕事が増えて増えて、18の計画というけれども、それを見直しして、大変だと思う。だから、毎年はする必要ないと。大幅に変わったときでいいと思います。これはやっぱり政策課長か、政策課。
○議長(佐藤和好君) 渋谷市民協働部参事。
◎
市民協働推進部参事(渋谷勝君) 御指名いただきましたので、この
環境基本計画案におけます10ページです。 やはり本市は総合計画を大きな柱といたしましての体系的な計画、こういったものを行政として掲げている以上は、やはりそれぞれの計画に必要な変更が生じる場合は、これはやはり見直す、その過程においていろいろな議論を頂戴する、そして市民あるいは議会のほうとのそういったプロセスを経ながら見直すことにより、また新たな先の方向性が定まる、このような仕組みがやはり必要であろうというふうに思ってございます。なので、今回はこの議決を得ます
環境基本計画でございますけれども、この先2年後には、総合計画後期がやってまいりますので、このような今回の御指摘などは、その部分で、大きな部分はやはり総合計画のほうの方向性にも入れていく必要があるだろうというふうなことで考えております。 そのようなことから、ちょっと計画が多いのではないかという御指摘もございまして、私もその点は実感もしているところでもございますが、それぞれ意味がある計画でございますので、推進する体制を持ちまして進めてまいりたいというふうに思ってございます。
○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。
◆28番(佐藤勝君) 議長、もう少しで時間になりますので、やめますけれども。 計画が多過ぎるのではないかと。それから、この
環境基本計画に絞りますと、
アクションプランをつくって毎年見直しをしていくと。個別計画でしょうから、それは各課に任せていいと思うのです。また、見直しの会議開いて審議、どうかわかりませんけれども、そうやって毎年毎年、環境です、環境。戦争になったとか、原爆が落ちてきたとかなら、これ見直ししければいけないと思うのですけれども、世の中大混乱、そんなにそんなに変わるものでないです。10年前と何が変わりましたか、そんなに変わらないです。ですから、これは何年に一遍でいいです。そういう仕事を別な方向に向ける考えはありませんか。では、人材育成基本計画はなぜできないのですか、これは大事な。まだ出ないのだ。なぜそれはできないのですか。
○議長(佐藤和好君) 勝議員、先ほどから冒頭申し上げましたように、自分の意見及び要望が多いようであります。今、必要性は認めまして、執行部のほうで答えさせますので、あと議決で判断してください。意見の食い違いはやっぱり仕方ありません。
門脇市民協働推進部長。
◎
市民協働推進部長(門脇喜典君)
アクションプランを3年に1回でいいのではないかという御指摘ですが、
アクションプランを今想定しておりますのは、進行管理表を兼ねている
アクションプランを考えておりますので、進行管理をしていく上では、やはり毎年、その進捗状況を把握する必要がある、そういう意味での見直しが1つでございます。 あと、事務事業につきましても、進んだもの、進まなかったもの、てこ入れするもの、必要があればそこでてこ入れをしていくという見直しも出てくるかと思いますし、それは環境保全課だけがやるものではなくて、この
環境基本計画は各分野においてそれぞれの課一緒になって取り組んでいくものでございますから、その中で実際の見直しをしていただく、あるいは進捗管理もしていただくと、その事務局を環境保全課が担っていくというふうに認識をしております。 また、議員御指摘のように、やはり仕事改革の中で計画に没頭するのではなくて、実務的なところで頑張ってほしいという、その思いは重々承知をしておりますので、そういう面でも頑張ってまいりたいというふうに思います。
○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。
◆28番(佐藤勝君) ちょっとずれただけだと思ったのですけれども、しようがないです、議長の主観だから、今までもいっぱいありますけれども。 それで、最後聞きますけれども、最後に書いています。今、
アクションプランに、ここの最後のことです。環境教育を市民参画、協働の中の5番目、環境教育を支える人材の育成と活躍促進、さっきも幼稚園、保育所と出ましたけれども、こういうものをトータルした専門性の学校を市長は12月の答弁で県の総合計画の中で位置づけていきたいと、この大崎市をと、大崎1市4町をと。これは大丈夫ですね、議長。議事進行に値しますか。黙っているからいいようです。それらの
アクションプランを作成するとき、いわゆる方針として示すかということを聞きます。
○議長(佐藤和好君)
門脇市民協働推進部長。
◎
市民協働推進部長(門脇喜典君) 国際的な環境の専門学校ということかと思いますが、それは議員御指摘のように、前回の議会で市長が答弁したとおりでございまして、なかなかそれを市単独で事業を
アクションプランの中に計画として入れていくというのはかなり無理があるのではないかと。やはりここは県等が定める県の総合計画の中で県北の中の位置づけとして大崎市をどうしていくのかという観点の中から、そのような視点を盛り込んでもらうのが一番いいのではないかというふうに思います。 ただ、ちょっと議員に賛同する部分がございまして、実はこの計画の中でも位置づけてはおるのですが、2005年のときに、まだ合併する前でございましたが、仙台広域圏RCEという国連大学が2005年に環境分野に特化した地域、広域指定の中で世界で最初に指定された7カ所のうちの1カ所が仙台から田尻方面にわたるこの広域圏が環境分野において優れた活動している地域だという指定をいただいておりますので、その土台はあるのだというふうには認識をしております。
○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。
◆28番(佐藤勝君) では、市長にもう一回、考え方をお伺いしてやめますから、ちょっとでもいいですから。
○議長(佐藤和好君) 伊藤市長。
◎市長(伊藤康志君) この大崎市、宮城県の県北の持っております優位性というのをぜひこの地域の宝だけではなくて、宮城県、東北、全国の宝として、ぜひフィールドとして、あるいはモデルとして位置づけできるような計画なり、人材育成の拠点にしていきたいと思っております。それをぜひ県の計画なり、国の計画のほうとに発信をしていきたいと思っております。
○議長(佐藤和好君) 佐藤勝議員。
◆28番(佐藤勝君) 最後に、私、伊藤市長であれば、10年後にそういうふうになっていると思います、10年後に。県に働きかけて、国に働きかけて、それだけのやっぱり洞察力と行動力と持っていますから、頑張ってください。10年後にそういうのを出るかもしれません、出るかもではない、できますので、その上で頑張ってください。 終わります。 〔「議長、議事進行」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤和好君) 21番富田文志議員。
◆21番(富田文志君) ただいまの佐藤勝議員の質疑の中で、素案からの主な修正点の34番、幼稚園と保育所を取り上げた部分があります。------------------
------------------------------------------------------------------------------と受けとめましたので、議長におかれましては、精査の上、対応していただきたいと思います。
○議長(佐藤和好君) わかりました。精査の上、対処いたします。 暫時休憩いたします。 再開は午後3時30分といたします。 ----------- 午後3時14分 休憩 午後3時30分 再開 -----------
○議長(佐藤和好君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 質疑を続行いたします。 23番後藤錦信議員。
◆23番(後藤錦信君) 23番後藤錦信でございます。 私からも
環境基本計画(案)について質疑をいたします。 前段の議員の質疑でかなりの部分を理解することはできました。そして、またさらに、かなり広い範囲にわたって質疑できるのだなと理解をさせていただきましたので、その点を踏まえながら、通告に基づいて質疑をさせていただきたいと思います。 私は、この計画でいいますと山間地域、それも超山間地域に住んでおりますので、日々暮らしている中での思いを持ちながら、山間地域に暮らす1人として質疑をしたいなというふうに思います。 第1次が作成された10年前は、私は59歳でした。この第2次計画が終了するときには79歳になります。この10年間で私の住んでいる山間地域の環境は大きく変わりました。環境は日々変わっております。そういう思いの中で、第1次計画を10年間、これまで進めてこられましたが、この第2次計画の策定に当たって、第1次計画をどのように検証、総括されたのか、そこからお聞きをしたいと思います。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) お答えいたします。 まず、第1次の計画の検証に当たっては、次の3つの項目に基づいて整理してございます。 まず1点目、こちら
環境基本計画に基づいた取り組みとして、1次計画の基本的な方針ごとに各課で取り組んでいる事業、今後の課題等をまず整理してございます。 次に、2点目として、アンケート調査、こちらを実施いたしました。1次計画の策定に当たって行ったアンケート調査と、今般、2次計画の策定に当たって実施したアンケート調査の共通項目、これらの市民の意識の変化、こちらも整理してございます。 3点目、市民の意識調査、この結果として、平成20年度から実施している市民意識調査の中から、総合計画第6章の環境に関する分野の項目について調査結果の比較を行っております。 これら3つの検証を踏まえて、今般、第2次の計画の策定作業に取り組んだところでございます。
○議長(佐藤和好君) 後藤議員。
◆23番(後藤錦信君) わかりました。では、今回のこの第2次基本計画(案)、これは第1次でかなり分厚いものでございました。今回の計画はかなりコンパクトになったなと。それは、これからの
アクションプランとかそういったものがこの第2次では抜けておりますので、そういった面で薄くなった点もありますけれども、この第2次の計画に第1次の今のいわゆる評価も含めて、どういうところに一番思いを込めて、重点を置いて、この第2次計画はつくられたのでしょうか。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) お答えいたします。 まず、今般見直し策定作業を行う中で、まず市民にも分かりやすい
環境基本計画にしようということが一つございます。具体的には、いろいろな自然環境ですとか、生活環境ですとか、そういった環境分野の項目あるのですが、それを統一して何々環境という形にしたこと。 あと、現状と課題、施策の方向性を一体的に示す、そういった形に一応工夫をしてございます。 あと、先ほど議員おただしのとおり、
アクションプラン、こちらについては別冊ということで、今後その施策の進捗状況について、そういった
アクションプランを作成しながら進めてまいりたいということでございます。 あともう一つ、大崎市らしさを表現したことでございます。こちら、今般、コラム等でこれまでも大崎市内のいろいろな観光地ですとか、あと、災害関係の部分も掲載いたしました。それらを見て、一目で大崎市の
環境基本計画だなといったことをまず目指したことでございます。 最後に、SDGs、こちらを取り入れたことでございます。こちらについては、基本的な部分のいろいろな施策の中で、一応目標という形の掲載にとどまってございますが、そういった国際的な流れの部分も取り込んだところでございます。
○議長(佐藤和好君) 後藤議員。
◆23番(後藤錦信君) 大崎市の中で、いわゆる山間地域と今回言われております鳴子温泉エリア、面積的には大崎市の約半分です。さらにその4分の1が、鳴子温泉地域の半分が私が住んでいる鬼首地域です。そして、この計画にも書かれていますように、この山間地域のいわゆる林野率、山は90%。さらにその90%は国有林が占めています。今回この大崎市の環境を考えるに当たって、この膨大な森林の中の国有林という位置づけをどのように捉えているでしょうか。
○議長(佐藤和好君) 安部農林振興課長。
◎
産業経済部農林振興課長(安部祐輝君) お答えいたします。 ただいま議員お話しのとおり、大崎市全体の森林面積、約4万3,000ヘクタールと捉えております。そのうち国有林の面積は約1万9,000ヘクタールという形で捉えているところでございます。こちらも民有林同様、大きい面積を占めているということです。 この森林につきましては、二酸化炭素の吸収、また、環境におきまして多面的機能の発揮という意味で、非常に重要な役割を果たしているというふうに思っています。 今回の大崎市
環境基本計画の中では、施策の方向性の中でですけれども、国有林という言葉の記載では記載されていないのですけれども、森林保全、そして、活用の必要性について言及して訴えているところでございます。
○議長(佐藤和好君) 後藤議員。
◆23番(後藤錦信君) 国有林という具体的な名前はないけれども、今おっしゃられたような記述をしているということでありますけれども、国有林の関係する、ここで言いますと宮城北部森林管理署、そういったところとのいろいろな調整というのはやっていらっしゃるのでしょうか。
○議長(佐藤和好君) 安部農林振興課長。
◎
産業経済部農林振興課長(安部祐輝君) まず、国有林については、国が所管して管理をしているという形というふうに思っております。特に、今回の計画にも現状のところで、この中で記載しているのですけれども、平成31年度から国民一人一人で森林を支える森林環境税の創設がされました。また、森林経営管理法の推進という形で、こちらの計画にも記載のほうしているのですけれども、これに当たりまして、この森林環境税、この事業を推進していくに当たりましては、森林管理署等もしっかり打ち合わせをしながら進めているという経過があるところでございます。 また、大崎市環境審議会の委員の中にも大崎森林組合等々が委員として入っているという状況もあります。 以上です。
○議長(佐藤和好君) 後藤議員。
◆23番(後藤錦信君) かつては、私が幼い頃は、国有林というのは山間地域に住む人にとって、非常に雇用の面からも大変大きな役割をしておりました。冬場にブナの木を伐採して、それをピアノ材として販売するとか、あるいは1年間の家でたく薪炭、まきを供給していた。あるいは、キノコを栽培するための原木。深く関わって、山間地域に住む皆さんは生活をしてきました。 しかし、自然保護などが叫ばれるようになって、ブナの伐採がなくなり、そして、そのまま維持していくことがあたかも自然を保護しているかのようなそういう時代の流れの中で、国有林の身近さというのも山間地域からもうすっかりなくなってしまった状況にあります。 ただ、それでも、例えで言いますと、今、スキー場エリアを国有林を借りてやっているとか、あるいは都会の皆さんが国有林を借りて様々な施業を行った、いわゆる部分林というのですけれども、そういう施業をやったり、僅かではありますけれども、国有林との関わりというのはまだ続いている現状にあります。 さらには、また、鬼首エリアでは地熱開発、地熱発電の関係で、さらなる今、地熱探査をやっておりますけれども、そういった部分についても主に国有林がその場所です。この頃は風力発電のお話が結構来ておりますけれども、その建設場所に目指しているのも結構国有林が多いのです。そういったふうなことを考えると、もっともっとやっぱり、先ほど私、国有林が9割と言ったのは山間地域でですから。鳴子温泉エリアで占める山林のうちの9割は国有林ですから。大崎市全体を包含すると9割にはなりませんけれども、山間地域に指定している鳴子温泉エリアで見ると、山の9割は国有林ということで、非常に大事な環境なので、これからやっぱり大崎市の最上流域の自然環境を考えていく上では、国有林との密接な関わりというのは非常に大事だと思います。環境審議会のほうにも、いわゆる民有林側の代表の組合長さんは入っておりますけれども、これ、国有林側からというのは入れることはできないのでしょうか。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) お答えいたします。 まず、山間地域、今、議員がお話ししました鳴子温泉地域もおよそ90%が森林で占めておるといったことでございます。その山間地域について、優れた四季の景観とか豊富で多彩な泉質、温泉に恵まれた栗駒国定公園の代表的な温泉地の観光地でもございます。そういった観点で、国有林も含めた形で森林については貴重な自然の資源ということで、積極的に保全、管理、これに努めていくとともに、それとあと、グリーンツーリズムとかエコツーリズム、こういった環境教育の場としての活用なども推進していかなければならないのかなというふうには考えてございます。 あと、委員としてということでなのですが、今回の審議委員会の委員について20名ということで規定してございます。この中には、国の方は入っておりませんけれども、仮に次の任期がえということ、そういった時期に来ましたら、そういった部分はぜひ検討して、そういった意見が得られるような形で考えていきたいなというふうに思います。
○議長(佐藤和好君) 後藤議員。
◆23番(後藤錦信君) ぜひ国有林の関わりについても重要視をしていただいて、今後いろいろな施策を進めていっていただきたいと思いますし、国有林の利活用についても積極的に検討していっていただければいいなというふうに思います。 あわせて、これから国土強靭化に向けた地域計画もつくるわけでございますけれども、そういった中にもぜひ国有林という視点を取り入れていってほしいなというふうに思うところであります。 次に、13ページのゾーニングの区分についてでありますけれども、ゾーニングについては、先ほど前段の佐藤勝議員からも質疑がありました。第1次計画では、逆にこれよりもこまく居住ゾーンという設け方を2つ、区分的にしておりましたが、今回この居住ゾーンというのを抜いた経緯についてお願いいたします。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) お答えいたします。 まず、今般この計画を策定する過程の中で、こういったゾーニングの関係、議論した中で、最初は先ほど言ったようにわかりやすくということで、大きく捉えて田園地域、あと、山間地域の2つだけという形で、そういった意見があってスタートしたこともございます。その後、議論を進める中で、やはり総合計画とか、あと、国土利用計画などでも、細かくその部分を定めているという部分と、あと、そういったことも鑑みて、環境の保全及び美しい市土の形成という観点で国土利用計画、こちらに定めている地域区分、区域等と整合を取るべきというそういった意見もございまして、今般お示ししている合計で5つのゾーンなのですが、この部分で規定させてもらっています。
○議長(佐藤和好君) 後藤議員。
◆23番(後藤錦信君) わかりました。 次に、19ページ、これも前段議員の質疑にありました。望ましい環境像の考えについて。 私も少しこれ長過ぎるなというふうに思います。もう少しインパクトを強く簡潔に将来の目標を考えられないかなというふうに思いますけれども、これはもう直すあれはないですね。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) お答えいたします。 先ほども答弁いたしました。まず、現計画の環境像、これをまず踏襲というか、整合を図るという部分、あと、国の第5次
環境基本計画にある地域の活力を最大限に発揮する地域循環共生圏の考え方とか、あと、宮城県の
環境基本計画の将来像、こちらと整合を取った形で、文章のほうちょっと長くなりましたが、現計画と同様の長さという形になってございます。
○議長(佐藤和好君) 後藤議員。
◆23番(後藤錦信君) 1次計画よりはいいなというふうに思いました。ただ、少し長過ぎるので、市民の皆さんにインパクトを与えるのにはちょっとわかりづらいなという思いもしたところであります。 こういった望ましい環境像を目指して、私は以前「いつかはおおさき」にちょっと反論したことがありまして、いつかは、ではいつになるかわからないから、「きっとおおさき」にしたほうがいいのではないのと言いましたが、取り上げられなかった経緯がございますので、今回もあえてこれ以上申し上げませんが、もう少しやっぱり短めのインパクトのある将来像がよかったかなというふうに思います。 次に、25ページから46ページにわたって、第3章、基本的な方針及び施策ということで、たくさんいろいろなことが書かれておりますけれども、先ほど来申し上げましたように、いわゆる山間エリアというのは、急激な過疎になっています。大崎市全体の人口の約4%ぐらいの人口で、今、山間地域に人が住んでいます。年々過疎は進行しています。一方では、上流域は大崎市にとって本当に必要なエリアだと、大切な場所だという声もたくさんあります。この過疎の進行と上流域をこれからも守っていかなければならないという視点は、私はちょっと弱いなというふうに思いますが、その辺について伺いたいと思います。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) お答えいたします。 まず、過疎の進行というのですか、こちらを食い止める手だてというのは、地域の協力とか、そういったものがなければなし得ないのかなというふうには考えてございます。あと、移住者ですとか、地域おこし協力隊などのそういった支援も不可欠な要素ということでは捉えてございます。 ただ、あと、JR東日本で実施しているふるさとの森づくりというような活動のように、地域住民以外の、例えば都市部の参加者などの交流など、そういったものを推進しながら保全に努めていくことも方策の一つなのかなというふうに考えてございます。
○議長(佐藤和好君) 後藤議員。
◆23番(後藤錦信君) また次の質問をしますと
アクションプランと言われそうな気がいたしますけれども、今、課長答弁にあったように、大崎市の中でやっぱりこれから上流域を今までどおり保全していくためには、大崎市に住んでいる全ての皆さんに理解をしていただいて、上流と下流のさまざまな交流が生まれていくことによって、上流域も持続的に守られていくと。そのためにはやっぱりもっともっと上流と下流のさまざまな交流も深めて、いろいろな行動をしていくことが求められていくというふうに思いますけれども、今回の計画で、26ページに課題の中で市民一人一人が自然環境に対して関心を持ち、ここは誰もが誇れる自然環境をみんなで守るという第3章の第1項の中で課題としてうたわれておりますけれども、ここがまさしくやっぱり大崎市の環境を大崎市民全体で考えるというふうなフレーズなのだろうなというふうに思いますが、やっぱりその中で、過疎が進む上流域に対する市民の皆さんの関心をぜひこれからもどんどん持っていただくようなそういう施策の実現というのが非常に大事だと思いますし、それこそが超山間地域に住んでいる私たちの願いでもありますし、そのことが大きな合併効果になるのだというふうに思いますけれども、そういった捉え方はいかがでしょうか。
○議長(佐藤和好君)
門脇市民協働推進部長。
◎
市民協働推進部長(門脇喜典君) 以前、沿岸部の気仙沼のほうでしたでしょうか。沿岸部の海を守るという視点から山間部に植林をしたというのを目にしたことがございましたが、まさしく下流域に住んでいる我々が上流域の森林を守る視点というのは、今後ますます重要になるのだろうというふうに思います。議員御指摘のように、やはり特に上流部における人口減少は、下流域よりも進むのだろうというふうなのが今の大方の見方でございますので、そういう意味からも、やはり上流部だけで、住んでいる方々だけで保全するのにはもう既に限界が来ているという視点から考えれば、当然下流部との住民との交流、そういう仕組みづくりをしていくのも我々行政の責任なのだろうなというふうに思います。 農林サイドでは既に新たな取り組みも生まれているようでございますので、そういうものも当然取り入れながら、計画上であればまた
アクションプランというのありますけれども、計画に位置づけながらやはり今後進めていかなければならないというふうに考えております。
○議長(佐藤和好君) 後藤議員。
◆23番(後藤錦信君) ありがとうございました。市長を先頭に、本当にこの頃は上流、下流の山に対する交流も大分多くなってまいりましたので、なお一層期待を申し上げたいところでありますけれども、あと、前段、私が一般質問で申し上げたように、いわゆる台東区、姉妹都市などを巻き込んだ形での森林整備とか、そういったことなどもぜひ積極的にチャレンジしてほしいなというふうに思っているところであります。 次に、いわゆる水源地という視点ですけれども、大崎市、合併して水源地というのを持つことになりました。私は、この水源地というのは本当に重要だというふうに思います。そういう視点で、水源、きれいな水とかそういったようなことはうたわれていますけれども、最初に水が湧きいずる場所、水源地。それで最もきれいな水のある場所。この大切さというのは、もっともっとこの
環境基本計画で強調して、この水源地域を守るというやっぱり視点をもっと強調すべきではないかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) 水源地の多くというのは、豊かな自然に恵まれておりまして、全般的に自然環境の保全の面で、流域の中で重要な役割を担っているものというふうに捉えてございます。近年の地球環境保全への関心の高まりを踏まえまして、水源地の自然環境の保全を積極的に推進することが必要だということは認識してございます。今回の本計画の中では、施策の方向のところで水辺の保全と創造、あと、水環境の保全等で水に関する部分については記載しておりますが、より深くということになりますと、実際、実施計画というのですか、
アクションプランとかそういったものでこういうところを表現できればなというふうに考えてございます。
○議長(佐藤和好君) 後藤議員。
◆23番(後藤錦信君) 先ほど来申し上げておりますのは、いわゆる過疎の進行によって水源地域というのが非常にやっぱり心配な面があります。これから10年後というと、今、私が住んでいる鬼首はちょうど高齢化率が50%なのです、65歳を境にして。私も高齢者のほうに入っている50%の1人なのですが、あと10年たつとやっぱりもっと高齢化率が上がるだろうなというふうに予想しています。高齢化率が上がるばかりではなくて、そこに住んでいる人がお亡くなりになったり、あるいは子供さんのところに転居したりして、さらに今度住んでいる人も少なくなり、水源地という地域がまだまだ荒廃してしまう心配があります。 ですけれども、やっぱり水源地はしっかり保全をしていかなければならない。この頃あまり聞かなくなりましたが、いわゆる海外資本が水源地を大面積に買収するとか、そういった事例なども北海道辺りを中心にたくさんありました。今ちょっとこう下火になっていますけれども、しかし、いつまたこういう事態が起きるとも限りません。そういう意味で、やっぱり水源地というものをもっとこの
環境基本計画に重要な位置づけとして捉えていただいて、大崎市は自分たちの水源をしっかり守るのだという視点をもっと強調すべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。再度お願いします。
○議長(佐藤和好君)
門脇市民協働推進部長。
◎
市民協働推進部長(門脇喜典君) 改めて、御指摘については深く受け止めさせていただきます。具体的に今後の取り組みとしてはもう少し、先ほども、今日何人かの議員からも御指摘いただいておりますけれども、やはりこの基本計画と
アクションプランをつなぐところで、少しまた
環境基本計画を補完するような方針等を打ち出させていただいて、そこに一つの目標を定めて取り組ませていただければなというふうに思います。
○議長(佐藤和好君) 後藤議員。
◆23番(後藤錦信君) 市民憲章の最初の文です。「恵みの森、奥羽山脈から湧きいずる水は」、ここから市民憲章がスタートしておりますので、ぜひ水、水源地の大切さを改めて皆さんと共有したいなというふうに思います。そしてまた、今日は全ての管理職の皆さんと同じステージでこういう議論をしているわけでありますので、ぜひそれぞれの所管する課においても、水源というのをもう一度やっぱり考えていただいて、今後の施策にしっかりと生かしていただきたいなというふうに思います。 それでは、次、ちょっとこまいところに入りますけれども、施策の実施把握と公表について、いわゆる
アクションプランについてですけれども、これまでの質疑でおおよそ理解いたしましたが、これからの施策の実施状況の把握と好評のあり方というのはどのように考えているでしょうか。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) この本計画を策定した後、この各施策ごとに今方向性を示してございますので、そこに今、各課で行っております事務事業などをいろいろぶら下げていくというような形でまとめようかなというふうに考えてございます。 その中で、実際進捗状況というのを毎年その部分把握しながら、その部分を検証し、あと、いずれ環境審議会とか、その辺を報告しながら、意見をいただきながら、ウエブ等で公表していきたいというふうに考えてございます。
○議長(佐藤和好君) 後藤議員。
◆23番(後藤錦信君) よろしくお願いいたします。 次に、アンケート調査結果について、68ページから記されておりますので、少しお聞きをしたいと思います。 今回のアンケートで、市民の皆さんからの回収率、私は決してよくないと思いますが、これが普通のさまざまなアンケートを参考にしますと、36%の回収率というのは妥当な数字なのでしょうか。
○議長(佐藤和好君)
門脇市民協働推進部長。
◎
市民協働推進部長(門脇喜典君) 確かにこの手の無作為抽出での市民を対象としたアンケート、大体30%台から40%をちょっと切るくらいというのがこれまでのアンケート調査の結果となっている次第でございます。今回このアンケート調査につきましては、市民意識調査から引っ張ってきているわけですけれども、ちょっとそれだけでは正直、統計上はある程度のデータとしては有意なデータは得られるわけですけれども、ただ、やはり施策を構成する上で十分かという視点から考えますと、それを補完する意味で、今回、市内の事業者であったり、中学生であったりという形でアンケートをとらせていただいている。このような手法は、今後いろいろな計画をつくる上では、今後出てくるのだろうというふうに思います。関係団体あるいは関係する層をそこだけちょっとピックアップしてアンケートをするとか、聞き取りをするとか、そういう手法は今後も出てくるのだろうなというふうに思います。
○議長(佐藤和好君) 後藤議員。
◆23番(後藤錦信君) 第1次の計画の際には、たしか小学生の皆さんからも意見といいますか、声を聞いていると思いますけれども、今回小学生の皆さんを対象にするということは考えなかったのでしょうか。それとも、これ、全体的なアンケートと一緒にやっているからということになるかもしれませんが、小学生の皆さんも子どもサミットやいろいろな場で自分たちのさまざまな思いを伝える機会は多々ありますけれども、小学生に対する意識調査というのは考えなかったのでしょうか。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) 今回、中学生を対象としたアンケートということを実施いたしました。小学生を外したかという、まずそこの部分については、済みません、わかりかねるのですが、実際学校の授業などでは、例えば小学校4年生とかその辺りには、ごみの問題ですとか、そういった部分が学校でも授業として出てくる。あと、環境学習の関係、これは市の事業でもやっていますが、学校に出向いていろいろな環境に関する学習というのは執り行っているのですが、実際その方々が、子供たちが卒業して、今度中学校に行ったときに、やはりそういった時間を経過した時点でのいわゆるそういった子供たち、学生たちの意識、意見がどうなっているのかということ、それを参考にする意味で、今回は中学生を対象にしたというふうに思っております。
○議長(佐藤和好君) 後藤議員。
◆23番(後藤錦信君) わかりました。第1次の際には市民の皆さんから各地域に出向いていろいろ意見を聞く。1次のときは約2年間かけていますから、さまざまなことができたのだと思うのですが、今回そういった席はなかったような気がしますけれども、そのことを踏まえて、この第2次計画を今後どのように市民の皆さんに周知していこうと考えていらっしゃるか伺いたいと思います。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) お答えいたします。 実際に計画策定して、それが実行されないことには、本当に絵に描いた餅というか、そういった形になってしまいますので、先ほど言ったように、まず10年後の目指すべき目標というのを掲げております。これを各事業化、いろいろな事業をぶら下げていって実施していく。そういった中で、その進行状況、実施状況をいろいろ検証していくと。 あと、いろいろな、先ほど環境に関する教育という観点で、やはりその辺はうちのほうとしてもある意味重点的に考えてございます。子供さんのそういった教育を通じて、一緒に親も、当然影響してきます。そういった形でいろいろな裾野を広げていく展開を図りながら、一応10年後、よりよい環境に向けて取り組んでいきたいなというふうには考えてございます。
○議長(佐藤和好君) 後藤議員。
◆23番(後藤錦信君) それから、ちょっと何枚かこの中身の写真載っていますけれども、私ちょっと地元エゴになってしまうのだけれども、やっぱり大事なもう少し上流域の写真などもあっていいのかなというふうに思いました。ちょうど今の時期行きますと、禿岳という山が残雪、今年は雪が少ないのですけれども、雪を真っ白に頂に抱いて、大崎耕土をしっかり見渡しているのです。ああいった写真などをばっとこう入れますと、なるほどなというふうになると思いますが、写真の構成はもうこれで終わりでしょうか。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) この写真につきましては、秘書広報課でいろいろなところに撮影というか、いろいろなイベントで撮ったやつを参考にしたりとか、あと、各事業所さんにお願いして、これにふさわしいというか、絵になるものということで一応掲載した経緯がございます。 やはり先ほどもお答えしましたが、これが大崎市の
環境基本計画だと一目でわかるようなものにするためには、やはりそういった写真とかで目で訴えるものも必要なのかなということで、今現在、案ということでこれ真っ白な状態になっているのですが、ここの部分にいろいろなものを、これも大崎市だということでわかるような写真を入れていこうかなというふうなことは考えてございます。
○議長(佐藤和好君)
門脇市民協働推進部長。
◎
市民協働推進部長(門脇喜典君) これ、議案の上程でございますので、その部分が許されるのかどうかを確認した上での対応になるかというふうに思いますので、その辺は後ほど確認させていただきます。
○議長(佐藤和好君) 後藤議員。
◆23番(後藤錦信君) 今、課長から真っ白な表紙の話が出ました。私は本物はこうではないというふうに理解しています。本物はです。これ、案だから表紙を真っ白にして出しましたけれども、恐らくここに何かしら、1次はここでした、旧1市6町がわかるような写真を。今回もしかしたら、上流から下流まで、そんな感じの写真配置で、本当に市民の皆さんに親しまれるように、私、次の質問でやろうかなと思っていたところまで答弁をいただきましたので、ぜひやっぱりこの表紙にも工夫を凝らしていただきたいなというふうに思うところでございます。 最後に、恐らくこれに市長の挨拶も載るのですよね。載ると思います。ぜひその市長の挨拶の中には、私が今質疑いたしました水源地の関係、それから、上流域の今のさまざまな状況、そういったことなどもその御挨拶の中に包含した挨拶文をこの第2次基本計画に上げていただくと、上流山間地域に住む者にとって大きな励みになると思いますが、お考えをお聞かせいただきたいと思います。
○議長(佐藤和好君) 伊藤市長。
◎市長(伊藤康志君) ただいまの議員の御提案も含めて、上流の方々が誇りも元気も出るような挨拶を考えてみたいと思います。
○議長(佐藤和好君) 後藤議員。
◆23番(後藤錦信君) 通告しました案件、全て終了いたしましたので、ここで終わります。
○議長(佐藤和好君) 次に進みます。 13番鎌内つぎ子議員。
◆13番(鎌内つぎ子君) 議案第24号第2次大崎市
環境基本計画(案)を質疑させていただきます。 今回の新たなポイントは、特徴は、今いろいろと答弁をいただいたのですけれども、角度を変えて、今の社会情勢や環境をめぐる課題の中で、地球温暖化の防止や生物多様性の保全等、多様化している環境、放射能とか、そういう問題への取り組みの必要性が増大しているのですけれども、今回はそうした増大している中での計画でありますけれども、取り組みはどうだったのでしょうか、この中に入れた取り組みは、特徴、もろもろ。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) 今回のポイントというのですか、こちらについては、先ほども申したように、いろいろなそういう社会情勢とかそういったものも踏まえまして、現計画が今年度で終わりということなので、その経過を踏まえ、今後新たな10年後の環境保全を目指すということで策定に努めたところでございます。
○議長(佐藤和好君) 鎌内議員。
◆13番(鎌内つぎ子君) 今回、私もこの計画を見て、目次のところを見て、今言ったそういう環境問題もろもろ変化している中で、具体的には地球温暖化問題とか、そして、放射能とかもろもろと、生物多様性とか、すぐ見てわからない、目次を見て、具体的に。そして、ほかの自治体を見てみますと、すぐわかるように書いてあるのです。要するに、環境汚染の問題であれば環境汚染防止、そして、具体的には公害対策を推進しますとか、生活排水、そういうところを整備して推進してまいりますとか、具体的にそういうことがわかるようになっているのです。なかなかこれはわかりづらいなということでしたのですけれども、うんと立派に課題、両方、背景もろもろと立派に書いてある。やっぱり今までも議論してきたけれども、長いし、こういうのではちょっと。具体的には、目次には簡単に書いて、中身をあとわかりやすく、具体的にこういうことを進めると書くのであれば、すごくいい計画(案)だなと思うのですけれども、そこら辺はどうだったのでしょうか。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) 各自治体で策定している計画につきましては、いろいろなさまざまな計画書があると思います。今般策定するに当たって、まず、現在あります
環境基本計画、これをまず一つのたたき台として、それで、前回の部分につきましては
アクションプランと一緒になった結構細かな計画書になってございましたので、そこの部分をまず
アクションプランを別冊にして、よりわかりやすくということで一応策定したつもりでございます。ほとんど目次とかそういった基本的な流れにつきましては、現計画を踏襲してございます。
○議長(佐藤和好君) 鎌内議員。
◆13番(鎌内つぎ子君) それでは、アンケート調査のほうはどのように反映されたかということなのですけれども、住民の目線でこのアンケート調査、問いとかやったのかどうなのか。なぜかと申しますと、この年齢見ますと、60代から70代の方が多いのです、回答が。若い世代の方、10代、20代、30代は1桁。そういった中では、若い人たちへの働きかけはどうだったのでしょうか。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) 今般、一般の市民向けということで、無作為に抽出して偏りなくアンケートのほうお願いしたという経過がございますが、結果的にそういった回答がそういった年齢のちょっと上の方の回答が多かったということが実態でございます。できるだけそういう若い方の意見をより多く取り入れるということで、今般、中学生を対象ということも取り入れましたので、今後は、次にそういった調査する段階では、先ほど言ったように小学生低学年の環境教育、そういうのを充実させながら、その親とか、そういった部分も巻き込んでいきながら施策を展開して、次はそういった30代、40代の方々も回答していただくような方向性にもっていければなという形では思っております。
○議長(佐藤和好君) 鎌内議員。
◆13番(鎌内つぎ子君) やはり60代、70代と言っても、10年後と言っても今100年時代ですので、そこら辺はいいのですけれども、やっぱり若い人たちのそういう声が反映されるようにぜひ努力していただきたいなと思います。 次に、37ページ、放射性物質への対応についてお伺いいたします。 空間放射線量のモニタリングを推進、放射性物質の廃棄物については8,000ベクレル以上の場合、適正な処理の促進に努めるということでありますけれども、これは現状です。10年後、特措法、本来であれば3年ぐらいで見直しということですけれども、まだ見直しされていないのですけれども、10年後のことも考えて、住民の健康への管理、健康不安対策など、国ではちゃんとこれ入れている。第五次の
環境基本計画の中には、平成30年度に閣議決定された中にはちゃんと入っているのですけれども、やはりちゃんと入れるべきではないかなと思うのですけれども、その辺はどうなのでしょうか。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) まず、今般、こちらの放射性物質への対応ということで、こちらの部分につきましては、県のほうでも基本計画のほうに掲載してございます。それと整合を取る形で掲載のほうはしてございます。ただ、例えば農林業系汚染廃棄物処理については、その処理方針の環境管理計画の中で、そういった監視体制の強化であったりとか、あと、施設周辺地域への配慮事項等は、そういった個別のやつではうたってございます。今般、基本計画ということで、あくまでも細かく記載するのではなくて、よりわかりやすくシンプルにというか、それを基準にこういった表現で表記させていただきました。
○議長(佐藤和好君) 鎌内議員。
◆13番(鎌内つぎ子君) そうしますと、健康への不安とか管理についてはきちんとそちらのほうに入っているということで受けとめてよろしいのでしょうか。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) 先日、その農林業系汚染廃棄物の処理、それに関しては、その処理方針についてお示ししておりました。その中で、実際に環境の管理計画、先ほども申しましたが、そういった監視体制であったり、そういった施設周辺地域への配慮事項、この部分についてはきっちり明記させております。
○議長(佐藤和好君) 鎌内議員。
◆13番(鎌内つぎ子君) 健康管理もちゃんと位置づけているということでよろしいですか。 それと、野生動植物への影響についても、政府では放射線による野生動植物への影響への把握が必要だとこううたっているのですけれども、そこら辺は整合性はどうなのでしょうか。
○議長(佐藤和好君)
千葉環境保全課長。
◎
市民協働推進部環境保全課長(千葉晃一君) 野生動植物への放射性物質の影響、これについては、野生動植物モニタリングの測定結果として環境省のウエブサイトにて、これ結果を公表してございます。特に本市としては、その野生動物がずっとそこにとどまっているというような、広範囲に移動を行い、また、放射性物質による影響範囲も広くなるということからして、この部分、野生動物については本市単独での把握というのは困難なのかなというふうに考えてございます。
○議長(佐藤和好君) 鎌内議員。
◆13番(鎌内つぎ子君) 最後です。再度お伺いいたします。 先ほど放射性物質については、住民の健康管理、健康不安対策、きちんと政府ではうたっているのですけれども、そこら辺はきちんとここに入れるということで受けとめてよろしいのでしょうか。
○議長(佐藤和好君)
門脇市民協働推進部長。
◎
市民協働推進部長(門脇喜典君) 先ほど千葉課長からお答えさせていただきましたのは、本焼却に向けて、住民への配慮事項の中で定期的に甲状腺検査等を実施していくという旨の記載もさせていただいておりますし、健康相談にも、不安のある方については随時相談を受けてまいるということをきっちり記載させていただいております。
○議長(佐藤和好君) 鎌内議員。
◆13番(鎌内つぎ子君) そうしますと、ここには書かないけれども、そのようにやっていくことで受けとめてよろしいのですね。 終わります。
○議長(佐藤和好君) 以上で質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第24号については、
大崎市議会会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤和好君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第24号については委員会の付託を省略することに決定いたしました。 これから討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤和好君) 討論がなければ、採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤和好君) 御異議なしと認めます。 これから議案第24号を採決いたします。 本案は原案のとおり決定することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤和好君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第24号は原案のとおり決定いたしました。
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△散会
○議長(佐藤和好君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 お諮りいたします。 議事の都合により、3月4日は休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤和好君) 御異議なしと認めます。 よって、3月4日は休会することに決定しました。 なお、3月5日の本会議は
大崎市議会会議規則第9条第2項の規定により、午前10時に再開いたします。 本日はこれをもって散会いたします。 午後4時23分 散会
---------------------------------------地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 令和2年3月3日 議長 佐藤和好 署名議員 只野直悦 署名議員 相澤孝弘...