1: ※会議の
概要
◯委員長 ただいまから
防災・
減災推進調査特別委員会を開会いたします。
説明員の
出席についてでありますが、本日は、
危機管理室から
関係職員の
方々に
出席いただいております。
本日の
日程はお
手元に
配付の
日程に記載のとおりであります。
本日は、
委員会報告の
まとめに向けて、これまでの
委員会における
調査を踏まえた総括的な
意見交換を行いたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
また、これまでの
委員会における
調査の
経過及び
皆様からの御
意見等を私のほうで
まとめ、
調査の
経過概要(案)、
委員会報告書(
骨子案)、
事前に
皆様へ送付させていただきましたが、その
資料も
参考にしていただければと思います。
それでは、
意見交換に入りたいと思います。
本
委員会では、お
手元に
配付の
運営案のとおり、
防災・
減災対策に係る
市民の実
行動を向上する
取り組みについてを
テーマに、
調査項目を
災害情報等の適切な
伝達方法について、
地域全体を巻き込む
防災訓練の
あり方について、
地域における
防災・
減災の
担い手となる
リーダーの
育成についての3点とし、これまで他
都市先行事例の
視察や有識者からの
意見聴取などを行ってまいりました。
本日は、
委員会報告の
方向性や
まとめとしての御
意見、また
提言等を含め、御
意見をいただきたいと思います。
それでは、各
委員の
皆様に順次伺ってまいりたいと思います。
2:
◯鈴木勇治委員 提言というより、非常に最近の市側の動向がいいなと思っているんですけれども、
防災計画の
見直し、
ため池の問題等々が出たときに、素早く
計画を
見直しているということに対しては、非常に高く
評価をしたいなと思っている
ところであります。
また、最近の
動きとしては、例のポケベルがなくなるということに絡んで、
情報伝達方式で、あの方式を使っていこうかという話が出たりということで、
情報伝達が非常に大切だということの
意識づけ、このことだと思うのでありますけれども、このことともう
一つ、
避難者に対する物資の
搬入対応、そういったことに関しても非常に強調されて
マスコミ等で報道されているということでございますので、
方向性としては
報告書のとおりでよろしいのかなと思いますけれども、まずはそんな
ところで感じさせていただきました。
3:
◯岡部恒司委員 今まで出てきているもの、それから私
たちの思いというものも、ほぼ全てこれに記されていると思います。一番は、
子供たちへの
防災教育、そして3.11の風化等々に力を入れることが第一。それから、昨今は
異常気象が多いです。雨、台風、それから
地震、ここだって
地震がもう二度と来ないという保証はどこにもない。宮城県
沖地震だってあるという説もあり、それから
長町利府断層だってあるし、どうなるかわからない。常に
危機感を持たせ維持させること、絶対に風化させてはいけないこと、これらを強く感じておりますが、これらも記されておると思います。
4:
◯菊地崇良委員 これまでの
視察の中で、
調査項目のそれぞれの
都市の
取り組みを見て、長短あるなと。その中でも、
鈴木委員もおっしゃっていましたけど、
仙台市はかなりいろんな
ところ網羅して、深く詰めてきていると再認識できました。これは非常によかったなと思います。
これからのステージにおいては、そのつくった
計画やあるいは
組織体制をいかに
運用できるかということにシフトしていくべきだし、それはその
司令部としての
仙台市本庁や消防、またはその
地域の核となる
小中学校の中ですね、いかにそれをしっかりと生きたものとして普及できるかということだと思っています。
そこで、二つ申し上げたいのですが、これ書いてなかったんで言うんですけど、
一つは
学校現場においてですね、今多くの方にそのみずからの命を守り、そして助け合うということを、
意識はしているものの、なかなかその働く
世代の
お父さん、
お母さん、私も含めてですけども、参加しづらい。私、何カ所かアドバイザーとか、
計画でおつなぎした
小中学校でこういった問題を解決するために、
地域の
防災訓練と学校の
授業参観を組み合わせることによって、若い
世代の
お父さん、
お母さん方もですね、いずれ
授業参観には行ったりするのだから、そういうときに合わせて
防災訓練の
あり方や、その顔の見える関係を構築するといったような、効率的な部局間の連携による
効果促進も、もう少し図っていくべきだし、それ、戻るケースいっぱいあるんだから、
仙台市全域に167の拠点があるはずなので、そういう
ところに提供できるような、準拠、根拠をつくっていくことも、書いてもいいんじゃないかなと思います。これ、
一つ目。
二つ目です。
あと、今の
運用の話に特化して、言ってやめるんですけども、
司令部としてのコントローラーとしての本部、
仙台市の
危機管理は非常に今充実していると私は思っています。国からも来てもらっているし、あるいは
職員の方も何回もですね、いろんな経験、あるいは他
都市に行って、この前ある他
都市の
国会議員に言われたんですけど、
防災といったらもう
仙台市というふうに国のほうでやっぱり思っているらしいですね。そういう
評価もある。これをもっともっと増進してほしいんだけれども、もっと
危機管理に従事して、私からちょっと言わせていただくと、やっぱりとは言いながらも、2年で
人事異動でかわってしまうから、その継承がですね、一生
危機管理にいる人ばかりではないので、そういった
ノウハウの継承という
意味での
人事配置についても、これは考える必要があると。繰り返し、そういった
関係部署と行ったり来たりするような、そういった中期の人事というのも必要になるんじゃないかという話は思います。
とは言いながらも、
職員も今削んなきゃいけないとか、いろんな問題もあるんでしょうから、
退職者の
活用、あるいはこういった
危機とか、そういった
ノウハウにたけた人材の
活用というのが大変大事だと思っていて、今
自衛隊のOBが
仙台市も1人、あるいはもう1人、1人は正職、もう1人は非常勤なんだけども、ああいった
ノウハウを使わないのは国家の損失だと私は思っていまして、現に
熊本地震を経た
熊本、九州においては、福岡県は
危機管理の人数がうちの
仙台市の2分の1程度。だから、そこの分を急いで補足しなきゃいけない、数を補完しなきゃいけないということで、陸と海の
自衛隊のOBを1人ずつ正
職員として入れています。同じような
都市規模である私
たち仙台市のほうの
自衛隊は、ほら、1人でしょう。もう1人は0.5人前だと。ああいうのももっと
活用して、そういう
運用の現場で
リーダーとなって
活用できるような、そういったコストと
活用というのをしていって、何ですかね、2年でかわる
人方のそういった
ノウハウのもっと補完というか、そういうものを強化するアイテムとして使っていくべきではないのかなと思います。
自衛隊にかかわらず、警察、消防、
自衛隊でも海保でもいいんだけど、やっぱりそれはもう一般の
職員の方とは、それだけで飯を食ってきたんだから、
レベルが違うし、
司令部勤務をした
人方であれば、行政の予算とか、制度とか、そういったことについても非常にたけているので、ぜひこの辺
見直しつけるべきだなというのを思いました。以上です。
運用に限っての
発言をさせていただきます。
5:
◯高橋卓誠委員 これまで他
都市を
視察させていただいて、今
先輩方から
お話あったとおり、
仙台市はいかに進んでいるのかということも改めて認識した
ところでもあり、また足りない
ところは勉強させていただいたなという
ところはありました。まずは、何よりもこの
報告書からの施策の
実効性が何よりも大事だなということを感じておりまして、今の
お話、
運営のほうをしっかりとできるような体制をきっちりつくっていかなきゃいけないということは、課題の
一つなのかなと思います。
今御提案あったような話は、特に私も同感する
ところでございまして、やっぱり専門の
方々を、
退職者ですね、雇ったりとか、全国でも
防災都市と言われる
仙台市、トップであり続けなきゃいけないということが、まず大事なのかなと思いますし、何よりも風化させてはいけない。そして、
市民の
方々にもしっかりと理解していただかないといけないということが大事なことだと思いますので、まずは
運用と
実効性の担保を確実なものにしていただきたいなということが私の
意見でございます。
6:
◯加藤けんいち委員 主な
意見ということで、まずは
取りまとめお疲れさまでございました。多分これらを踏まえて、
調査項目三つの中で総論的な
部分で、これから最後お
まとめになろうかと思うのですが、全体的な
部分ということで2点。
1点目は、適切な
情報伝達方法という
項目の中で、
伝達をするためには、
職員がいかに
情報を収集するか。しかも、いかに
情報を共有するか。そういったきちんとした
情報が集まってから発信をしていくという
ところが大事でもありますので、前回の
視察先で見せていただいた
熊本の例があったように、これ前回の
委員会でも
お話しさせていただきましたが、
情報伝達のツールに今どうしてもITというか、
情報機器を使っていますので、
情報機器が遮断された場合どうなっていくのかということも大切でしょうし、
熊本の事例をとらせていただければ、
LINE社との協定をして、いかにその
通信機の担保を図ったと。これはまさに本市にとっても非常に大事な点ではないのかなと思いまして、この適切な
伝達方法の中に、いわゆる
情報機器の取り扱いという
部分をうまく取り上げていただければなというのが、まず1点でございます。
もう1点は、
地域全体を巻き込む
防災訓練、これに直接ではないんですけれども、いわゆる
先ほど来
お話があったとおり、なかなか
町内会活動だったり、
地域の
防災訓練、なかなか
出席がなさりにくい
世代もある中で、京都の
防災センターの
視察でお伺いさせていただいたように、体験型のそういったセンター的なものがあることによって、普段
町内会でもって
防災訓練行かない方でも、いろんな別な場面で
きっかけづくりになるのではないかと考えると、昨今
新聞紙上でも出ていましたけれども、
メモリアルセンターの
動きもありますので、そういった
ところとうまくその
防災の視点で体験型の施設なんかもちょっと検討する余地がないのか。そういった
部分をぜひ
取りまとめの中に触れていただくと、非常にありがたいなと思いました。この大きな2点です。
7:
◯佐藤幸雄委員 私も今また
意見が出ましたけれども、共感する
ところでございます。そして、
先ほど鈴木委員からも
お話ありましたけれども、
仙台市の
取り組みについて、
ため池であったりとか、ダムですね、この
警戒体制についての
見直しもしっかりと今進めているということも高く
評価させていただく
ところでございます。
全て読ませていただきましたけれども、そもそも論で大変恐縮なんですが、いわゆるこの
テーマにある内容については、私は国が定める大
規模災害のときには、いわゆる
自助、
共助が9割と、
公助が1割ですよという
考え方の中で、
公助したいんだけれども、なかなか大
規模災害のときには
職員の方も被災をしているという状況があるからこそ、この
自助、
共助という
取り組みをしなければならないのだというそもそも論なんです。こういった
考え方をどこかにきちんと明記をすると、なぜこの
自助、
共助が必要なのかということを、小さなお子さんからしっかりと年配の方まで御理解いただけるのではないかなという私個人の
意見ではございますけれども、こういっ
たちょっと丁寧な
お話をさせていただきながら、
自助、
共助に対しての
取り組みが今どうしても必要なのだということを、ぜひどこかの場面で入れていただくと、もうちょっと丁寧になるのかなと私は思った
ところでございます。
8: ◯ふるくぼ
和子委員 私もいただいた
資料を
事前に見せていただきました。それぞれの
委員会でこれまでやってきたこと、そしてそれぞれの
委員の
皆さんから出された
意見が、
項目ごとにということで
まとめられて出されているという
ところで受けとめました。
皆さんから何人かあったように、やっぱり
仙台市はそういう
意味で言うと、
東日本大震災の大きな経験というのは、大変いろんな
分野で生かされていると思うし、
防災の
分野、
減災の
分野では、とりわけ進んでいるという印象は、ほかの自治体を
視察させていただいたときにも、少なくとも
仙台市にまだ追いついてないなということよりは、同じ
レベル、あるいは
仙台市の
ところ、より深く
仙台市を理解しているからということもあるのでしょうが、進んでいる側面というのはあるのかなと率直に実感はしてきた
ところなんですけれども、ただ今の
段階でそうであるということと、それが終わりではないということですよね。進んでいるから大丈夫だではなくて、やっぱりこれからもずっと探求し続けなければならない。そういう
テーマなんだろうなというのが、恐らく共通の思いなんだと思っています。
それで、
皆さんのそれぞれの御
意見も見ながら改めて感じたのが、どう
まとめていくかという視点で考えていくときに、何か決まった形として
提言というよりは、
防災計画もその都度見直されている、全国でさまざまな
災害がさまざまな形であらわれているということから言っても、考えても、
完成形というようなものではないということが、
一つ大事な点なのではないかと思っています。
ただ、いずれのその
調査項目、この3点、
情報伝達から以下3点ですね、それぞれの
意見もありましたけど、例えば
情報伝達であれば、正しく、ひとしく、的確に
市民の
皆さんに
情報を伝えるというのは、やっぱり市の
ところで責任を持ってしっかりやらなければならない
仕事だと思うし、
防災の
想定別にどの
段階でどんな
対応が必要なのか、またできるのか、こういうことの広報とか周知についても、やっぱり市の
仕事としてはとても大事な
ところがあって、
担い手を
育成するということについても、市の
仕事、
役割と位置づけられる
部分というのはたくさんありますので、
自助、
共助の強調というよりも、やはりそれぞれの
段階でのそれぞれの
役割が明確にあるんだと。とりわけ
情報伝達であるとか、
二つ目の
防災訓練の
あり方などについては、やはり市がどういうものを示していくかということによって、大きく
地域の
取り組みについても変わっていくわけなので、その辺はきちんと市の
役割という
ところも明記することが必要だと思うし、ただ
市民と一緒にそういう認識を共有しながら、具体の
行動をどう一緒につくっていくかということが、また大事なのであって、市が何か全部やればいいということでは決してなくて、そこで
一つキーワードになるのは、
市民との
協働ということになるのだというふうには思いますけれども、この
委員会の
テーマである
市民の実
行動を向上させる
取り組み、これというのはやはりそういう相互の働きの中で、
地域、市、そして住民というこの相互の働きの中で構築できるものだと思いますので、それぞれの
協働というのを、この
分野でも大いに力を入れていこうと、
市民に対しても議会が呼びかけてつくっていくという形でいかがなものかなと考えて
発言させていただきたいと思います。
9:
◯石川建治委員 経過の
概要と
報告書の
骨子案というので、
事前に見させていただきました。率直に感想を言えば、まず
報告書の体をなしていないという、いわばこれまでの
委員の
発言を全部並べてきたということなので、今後これを詰めていく必要があるんだろうと思っていました。中には、言葉の文言というか、言葉の
意味であったり、表現の仕方がどうなのかというのは、今後整理していく必要もあるだろうと思っておりまして、きょうではここで終わらないだろうなと、こんなふうに思っていました。
テーマが、
市民の実
行動を向上する
取り組みということで、
調査項目が三つという話でこれまでやってきました。幾つか当局に確認したいこともあるのですが、それは後にしましても、
調査項目の3点について、私はこの間取り組んできて、
皆さんの
意見を聞きながらなるほどなと思ってきたのは、1点目の
伝達方法については、
情報を発信する側、集めて発信する側、それから受けとめる側のずれがどうしてもあるだろうと。そこの
ところを一致させていく努力が必要なんだろうと。それは、いざ
災害が起きたというときにするというのではなくて、日常の
災害情報の受けとめというか、もう少しわかりやすくする必要があるんじゃないかと、こんなふうに思っていました。
それで、その
情報で言うと、例えば
先ほど加藤委員が言っていましたけれども、
熊本で要は緊急時の
連絡体制の
多重化、このことが非常に重要だと。いわばいろんな
伝達手段はあるけれども、それがほぼ全
市民に伝えられるようにするのかどうかという、そういった面では
多重化ということになると、非常に公的な
役割というのは大きくなるのではないかと思いますし、それから受けとめる側として理解をするということからすると、例えば2番目の
防災訓練にもかかわるのですが、静岡で
避難生活の手引というのが、
避難所運営マニュアルというのは、
避難所運営する側に立った
マニュアルなんだけれども、
避難生活の手引というのは、
避難者がどう
避難所、あるいは自分の
ところでそこを乗り越えるのかという
ところなんだと思うのね。これは非常に
参考になるのではないかと思っていました。
それから、3点目の
リーダーの
育成なんですが、
仙台防災リーダーも600人を優に超えているんですよね。それで、その
人たちが今どういう活動を
地域の中で行っているかというと、なかなか見えにくいのが
現状で、福岡のあん・
あん塾でしたっけ、ああいった
ところを見ると、系統立てて継続的に
育成に取り組むという
意味では、非常に
参考になるのかなと思いました。残念ながら、今
仙台の
防災リーダーというのは、
町内会の役員、たまたまその年になった人が、あなた
防災担当だから行ってねという感じで、行ってやると。役員おりれば、それで終わりという
ところも少なからずあるので、その辺をどう考えていくのかというのは、今後の
検討課題になっていくのだろうと思います。
あと、総体的には必ずしも
仙台市内の
町内会、あるいは
防災組織がすべからくしっかりした
訓練など、あるいは高い
意識を持っているかというと、そうではなくて、残念ながら
町内会が解散したり、あるいは新たな開発された団地で新たな
町内会ができそうなときに
町内会つくらないとか、マンションなんかでも
自治会ができないとか、さまざまな形で
自治会や
町内会の
意識の
現状ということも含めて違いがあるので、そういった中で、効果的な
防災意識の高揚というか、そういったものをどうしていくのかというのは、もう少し掘り下げていかないと、なかなか今回の2年間通じてやる、出すという
ところは、なかなかまだ難しい
ところもあるのかなというのは、感想として持ちました。
10:
◯佐藤わか子委員 私も同じような
意見になってしまうのですけれども、まず
まとめがやっぱり
皆さんの
意見の羅列だけなので、こういう形で出すのではないのでしょうから、
まとめ方としては、この
テーマに沿って、
調査項目1、2、3に対して、例えばどこを一番強調していくかとか、そういうこれからの
まとめ方になっていくのかなと思うのですけれども。私もこの1番の適切な
伝達方法については、やっぱりこの一番最初の丸に書いてあるように、
情報の発令の
タイミングについてというような
ところが、やっぱりこれからは大雨とか台風とかすごくふえてくるだろうと予想されるときに、どの
タイミングで出すかというのはすごく大事で、夜中の大雨のときに避難勧告出せるのかというような問題もあるので、適切な
情報を出すということに対して、もう少し深く掘り下げていく必要があるのではないかと思いました。今、
ため池、ダムも新しく加わりましたからね。そういうようなことも大事かなと思いましたので、出す
タイミングなんかもすごくきちんとやっていかなきゃいけないのかなと。
2番の、この
地域全体を巻き込む
防災訓練の
あり方については、ここにも
皆さん同じような御
意見がたくさん載っているのですね。その中で随分多く載っているのが、やっぱり
中学生とか、
子供たちとか、そういうのを
防災訓練の中に巻き込んだらどうかというのが、これも何カ所か同じようなのが出ていますので、これはもちろん
一つに
まとめていくんだとは思いますけれども、そういうように
中学生なんかも
防災訓練に参加させるとか、企画させるなんていうような
意見も出ていたので、
子供たちをいかに
防災訓練に巻き込むのかというのが必要になってくるのかなと。
そして、3番目のこの
防災・
減災の
担い手の
リーダーの
育成については、
皆さんも出ていましたけれども、
仙台市のこの
SBLの
あり方はいいと思うのですけれども、やっぱり
石川委員もおっしゃったように、
町内会頼みでずっとやってきたことに対するある程度の限界的な
ところも出ているので、今後このまま
SBLをこういう形で養成していくのも含め、
防災士の
活用も含めた
仙台市の
防災・
減災の
担い手となる
リーダーを、どこにポイントを置いていくのかというのが、これからは大事になっていくんじゃないかと思います。
11: ◯副
委員長 皆さんと共感する
ところが多々ある
ところではあります。大きく
仙台を見たときに、
先ほどもありましたとおり、
仙台と言えば
防災と言われているのが
現状ですし、
国連防災世界会議の開催は、やっぱりそういった
意味では世界、また
日本国内に発信する大きな場として、本当にさらに、
先ほどもありましたように、風化、
風評被害を防止していく点では、大事な点であるかと思いました。
あと、この
テーマの
市民の実
行動を向上する
取り組みという
ところでは、
調査項目に大きく三つありますが、
先ほども
佐藤幸雄委員からもありましたけれども、
自助、
共助の大切さ、今
自助、
共助、
公助の割合が7対2対1と言われておりますので、そういった
意味ではそれに伴う思いやりとか、そういったこともとても大事になってくるのではないかなと感じた
ところであります。
細かく見ると、
災害情報等の適切な
伝達方法についても、障害のある方などの
情報弱者に対して云々という
項目も、
皆様からも
意見を頂戴している
ところですし、そういった
意味での本当に
市民の
皆様に確実に、正確にいろんな
伝達、
情報を本当に細かく伝えられる
ところ、そしてそれに伴って、私
たちとともに
市民の
方々がどのように
避難行動、また常の
防災訓練に参加していくかという
部分の、その隙間で漏れている
部分を事細かくこれからも吟味していく必要が、これからもあるのかなという感じで思った
ところでございます。
12:
◯委員長 以上で
意見交換のほうを終わらせていただきたいと思います。
次に、次回の
委員会についてであります。
年間開催日程におきましては、次回、第10回
委員会は5月15日を予定している
ところでございますが、他
都市視察の
延期等の影響により、
調査の進捗も当初の予定と異なる面がございますことから、
予備日としておりました4月17日水曜日午後1時に開催したいと考えておりますが、いかがでしょうか。よろしいですか。
先ほどの
意見交換等も踏まえながら、やはりそういう機会を設けさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
当日は、本日
皆様からいただいた御
意見等も踏まえ、
委員会報告書案を作成し、
事前にお示しした上で、さらに御
意見をいただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上で予定しておりました
日程を終了いたしますが、そのほか
皆様から何か御
発言等がありましたら、お願いいたします。
13:
◯菊地崇良委員 これは、
報告書の形式をとる中で、
項目構成が非常に大事だと思うのですね。
項目構成。あるいは、
計画段階、
実行段階ですね。あるいは、全体の
共通項目、
基盤的事項みたいにして分けていくのかなと思って読んでいますけど、それについては早目にいただいたほうがいいのではないかと思いますので、
意見として言わせていただきます。
14:
◯委員長 今そういう
お話がございましたので、そのような
対応をまずさせていただいた上で、今申し上げましたような案の作成をしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
15:
◯鈴木勇治委員 この
委員会とはちょっと少しずれるかもわかりませんけども、各中学校、小学校で
防災訓練やっているときに、よく話、言われるんですけれども、簡易トイレの組み立てね。トイレというのは、今簡単につくれる状況になっているんですが、あの組み立てに
子供たち、何人かかかってつくっているのですけれども、どれだけの有効性があるのかということをよく言われるんですけれども、どうでしょうか。何かプログラムとしてあれを入れているわけなんでしょうけれども、
委員会の報告云々かんぬんと関係ないんで、
防災訓練の中でどう考えていますか。
16: ◯
危機管理室長 各
町内会様の
訓練等において、よく簡易トイレの組み立て
訓練が設置されている例、私も見ておりまして、一応設計書といいますか、あるのですけれども、実際組み立ててみますと、なかなか難しくて、結構手間取るという
ところがあって、これまでいろいろ見させていただいた事例の中では、やはり何か目印を、テープを張って、赤と赤を合わせるといいとか、いろいろ工夫されながら
地域の中で取り組まれているようでして、できればそういう
ノウハウを
地域の中で共有していただきながらやっていただくというのがいいのかなと思っていますが、
中学生の
皆さん等ですと、そういうのが得意な男の子とかだと大変得意なということもあって、一緒に巻き込みながら、将来も見据えながら、
地域のほうでやられている例があるのかなという感じはしておりました。
17:
◯鈴木勇治委員 要は、何を言いたいかというと、時代、時代で変わってくる、器具も変わってくるという中で、少し
防災訓練のプログラムというか、そういったものも随時
見直していく必要があるのかなということを思ってございました。よろしくお願いします。
18: ◯
危機管理室長
訓練の中も、今
地域のほうで自主的にいろいろやっていただいていますけれども、今般の特別
委員会の御議論とか踏まえまして、少し体系的にこういうことをやっていくといいんですよというようなものを、何か整理していきたいなと
現状で思っておりまして、今後改善したいと思います。
19:
◯菊地崇良委員 今のみたいな
意見は、こういう
意見にまさに合致する話なので、そういった位置づけで
発言に、
委員長としてとっていただいたほうがいいのかなと……。
20:
◯委員長 私も
発言していいですか。今のは、僕も何カ所かお邪魔しているんで、今
中学生がつくっている
ところもある。あるいは、
先ほどお話になったような
町内会の役員の方で、本当に高齢の方がやっている
ところもある。それぞれ
地域、
地域によって違っています。そんな中で、さっきちょっと室長の御
発言があったんで、これはそうじゃなくてと思ったんで
発言させていただくのですが、さっき言った、赤いシールでも何でもいいんですけどね、テープでもそういうものを最初から巻いておくということは、例えばこういう
発言があったのも踏まえて、次回の
訓練からはそういうことをやって、それで
皆さんに組み立てをしていただくというようなことも必要かなと。それは、
子供たちなら
対応できるけど、なかなか高齢の方は難しい。逆もあるかもしれない。その場所、場所によって
担い手が違うので、やはりその辺までの青と青、緑と緑みたいな、そうすることで多分状況として、例えば震災の後であったり、台風、大雨の後だったりしたとき、あるいはその最中なんかに建てるということが生じた場合に、短時間でできることが大切だというのは、当然あると思いますので、その辺に向けてやはりそういった工夫されているというような知恵を
皆さんがお持ちになっておられたら、それはぜひ惜しげなく、もう出していただくというようなことで、そういうものをめんどくさがらずに、
皆さんは担当してもいいよと言っていただけるような環境づくりという
意味でも必要だと思いますので、ぜひその辺踏まえた形での
対応も、今後現場においてお願いしてまいりたいと思います。
そういったことで、こういった
意見も踏まえた形の中で進めていただきたいと思いますので、よろしくどうぞお願いいたします。ほか、よろしいですか。
21:
◯佐藤わか子委員 トイレの話になると、すごく言いたくなってしまうんですけど、あの大震災のときに何が一番つらかったかというと、くみ取り式のバキュームカーが来なくて、50人ぐらい用足したら、もう臭くて、臭くて、その辺の周りはもう誰もそこに近づけないことになってしまったんですよ。だから、今はくみ取り式じゃなくて、そこは組み立ててもいいんですけど、固まるやつを置いていてというふうに、何か
仙台市としてきっちりとした
方向性みたいなのをつくっておかないと、バキュームカーが来なかったときの、あのすさまじさは思い出したくないぐらい大変だったので、それはちょっと感じていましたね。とにかく難しい、あれは。
22: ◯ふるくぼ
和子委員 私もトイレに触発されたんですが、というか今の話なんです。組み立てる
訓練をして、使えるようにして、
避難所を
運営するって、これは大事な
訓練だと思うので、それ自身に
対応できる力を持つということは、
評価して進めていただきたいと思うんだけれども、おっしゃったように、実際に使われた後、その簡易トイレがどうなるかということまでのイメージが、実際に避難
訓練をされている
皆さんの
ところで持てているだろうかということなんですよね。どれぐらいの人数分が実際に使えて、一体、耐用日数でいったらどれぐらいなのかとかね。やっぱりトイレって我慢できないものなので、そういう
意味では
皆さんが共有して使うわけなんだけれども、避難される人数だとか、期間によっても違うとは思うんだけれども、何かそこまできちんと理解をして、トイレが組み立てられた、できた、よかっただけで終わっていると、その後の
避難生活であるとか、
地域に返っていくというときの、何か支障が生じないだろうかと、ちょっと気になったもので、そのあたり実際どんなふうになっているのかなという思いもあって。ごめんなさい、触発されました。
23: ◯
危機管理室参事 3.11のときは、結局使ったトイレは全部処分したと聞いております。洋式のほうをまたふやして、和式は変える形で、和式のほうは減らす形で、環境局のほうで整備しているとお伺いしています。
排せつ物のほうは、バキュームカーを使って排せつしたと思うのですけれども、そのうちレンタル会社のほうから、工事現場でよく見るようなやつが入ってきて、それを使ってもらうというような形をとったというふうに覚えています。
24:
◯石川建治委員 今のは、要はトイレの組み立て
訓練という、解体して撤収も含めての
訓練というイメージなんだけれども、いわばそのトイレを使用して排せつされた排せつ物の処理を、例えばバキュームが来るとか、業者が来るとかっていう前に、
避難所でさっき言ったようにだよ、自分
たちでどう処理するかという、その片づけるまでね。その辺の
ところのイメージしたほうがいいんじゃないかという、そういう話で言ったんだと思うのね。だから、使い終わったやつを捨てました、業者で回収してもらいましたというのではなくて、
避難者が何をするかという
ところが今大切だよという話だったのね。
幾つかの
ところで整備はされてきているんだけど、私その話になったときに、下水管直結のトイレの、要はそもそも
避難所として指定しているのであれば、その
避難所機能を高めるということからすると、排せつに対しての準備というのは必要なわけで、そういう簡易のトイレ組み立てといったときに、そういう下水道に直結された整備なんかもやっぱり考えていく必要もあるんだろうと。
25:
◯菊地崇良委員 インフラ整備の話と、それから公的補助としての関係資材の配分とか、そういう話にまあまあ、なるんだけども、しかしそれだけでは賄えない
部分というのが多々あるんですよ。あのときだってそうだと思うんだけども、必ずしも物資が回ってこない。例えば南海トラフでは32万人が死んで、1000万人が家を失うとなったときに、全部公的補助じゃできない。それを考えたときに、今のその第一の議論としては、どういうふうに物を準備するのか、あるいはどういうふうにそれを処分するのかという話のほかに、物がない場合ね、それをどういうふうにその、まさに
運用なんだけども、どう処理するかという、わかりやすく言えばサバイバル的なね、
対応要領についても、本当はそろそろ議論を深めていかなきゃいけない。きょう私が
発言したの、そうなんですよ。まず形ができたと。だけど、中身の話だって、深めれば今のような話。象徴的な話。御遺体の処理、それから糞尿の処理というのは、これは
災害現場等においては非常な衛生環境や心的な影響やその事後の人間関係とかも含めて、非常に影響を及ぼすので、やはり例えばそれを
町内会レベル、あるいは
仙台市が整備するかは別としただけども、例えば糞尿だったら校庭の一角に穴を掘って、石灰というものがあるのだから、その石灰で順次埋め戻しをしながらやると。なので、そこの近くに
避難所の簡易トイレをつくるとかね、そういうような
レベルに今後はシフトしていくべき。御遺体の話もしかりです。業者が必ずしも来るわけじゃない。腐っていくのだから、目の前で腐乱していくときに、伝染病とか衛生管理上非常に問題があるから、仮埋葬をしなきゃない。そういう時代がないことを祈りたいけれども、しかしそういうことがあったときに現場がおろおろしないようなアドバイスができるように、最低限
司令部、コントローラーとしての
皆さんは、準備していくべき、指令コントローラーというか、あるいはその次の
段階においては、学校で指揮をとる
人方とか、用務員とか、そういう直接かかわる方には何かの研修とかで普及していく必要が僕はある。それが、さっき言った
運用の進化という
意味ですから、まあ、これがもう少し生々しくなく、この
計画の中に、方向の中に、入れていく価値は、きょう
皆さんの御
発言、あるんだろうなと思って、私も補足させていただきました。
26:
◯加藤けんいち委員 私トイレじゃなくて、さっき
意見交換あったとき、当局にちょっとお聞きしたいことがあったものですから、さっき
中学生の
お話もありましたけど、菊地
委員がおっしゃったように、今いろんな学校の仕掛けの中で、
授業参観と
町内会の
防災訓練、私がこの間行った
ところは、小学生全員を土曜日授業にして、朝
避難所に行くというような想定でもって、6年生は全員
避難所運営訓練と
防災訓練に参加、授業でも。非常にいい仕掛けになるし、それに伴って
授業参観、保護者の
皆さんも、常にかかわりの少ない
方々が、そういった現場に来られる機会があると、非常にいいやり方だなと思って見ていたんですけど、これは
町内会に任せっきりになっているのか、もしくは当局側として、主管箇所として、学校側にあえて協力を求めて仕掛けをしているのか。その入り口の問題、これからの
考え方だったり、またそれはやっぱり学校も授業と、いろいろ授業時間少ない中で、授業としてやっていますから、そういった状況、どの程度の学校と
地域が連携したとかっていうのを把握されているのかどうかというのをちょっと聞いてみたかった。
27: ◯
危機管理室長 本市として、基本的な方針として、まず
一つは総合
防災訓練を
中学生とか参加しやすい
日程に変えましょうということで、従来6月12日統一だったものを、各地区ごとに移したりということで、できるだけ
中学生に
訓練等に参加していただきたいという方針はあります。
それは全市的に共有されていると思っておりますが、その結果、いろいろ今御紹介もいただいたような形で、
中学生の参加も非常にふえてきていますが、実際その
訓練をどのようにやるか、学校がどのようにかかわっていくか、
町内会主導なのか、学校主導なのかといったあたりは、やはり
地域特性もありますので、実態どうかと言われますと、そこの取り決め、あるいは
避難所担当とかも入った
運営委員会等の中で御議論していただいているという状況なので、我々が入っていて、ぜひこうやってくださいというような形には、
現状としてはなっていないんですけど、まあ、
方向性としてはできるだけその参加が進むようにということで共有させていただいております。
28:
◯加藤けんいち委員 当然やれる
地域だったり、
地域によっていろんな事情がありますから、必ずそれをやってほしいという
意味ではなくて、要は学校側との連携となったときに、校長先生次第なんですよね。それに乗ってくる校長先生がいれば、学校を土曜日わざわざ授業にしてまで協力するとか。なので、当局側としてその必要な、さっき
防災教育の関係、教育の関係もあったじゃないですか。その
地域との連携に対して、学校側の協力をしっかり主管箇所から求めていくというのが必要なのかなと思ったものですから、校長判断、学校任せではなくて、そういった要請にはしっかり、
防災とかの観点から、しっかり寄せてくださいねというような発信も必要なのかなとちょっと思ったものですから、
現状を確認させていただきました。
29:
◯菊地崇良委員 意見交換なんで関連して。これ、言い出すと何でもかんでもやれという話になってくるので、その整理をしっかりしなきゃいけないんだけど、今
仙台市の
訓練、
防災がどうなるのかという想定と、
現状の
訓練の
評価分析というのをして見て、何が効果があって、何が今必要なのかという優先順位をつけてやっていくというのが大前提でしょというのが
一つです。
その中で、
訓練の、さっき何人も言っているけども、ちょうど子供は参加し始めた。お年寄りも参加している。でも、その中間の
世代が来ないから、そこの弱点をどう補完することが必要だってね、もしその当局が同じく認識するのであれば、我々は認識しているんだけども、であれば、そこを補完する手段として、やっぱりさっき言ったような
授業参観の形態とかね、学校では総合学習の時間ということで、時間を5日間使えなくて非常に持て余している
部分もある。だけど、
防災訓練と組み合わせると時間消化にもなるし、
子供たちの生きがい創出や自分づくりにもつながるということで、やっている
ところは非常に継続しているんだけども、でもそれを知らない学校もあるし、しかしそれは
地域特性によって町内に任せるというのであれば、その町内をアドバイスするのは区役所の区民生活課かな、でしょう。そういう
人方に、何ていうのかな、一律的に押しつけるかではなくてね、まあ、押しつけ、示すのもいいかもしれないんだけども、このような
ノウハウがありますよという、いわゆる国がよくやる事例集ってあるじゃないですか。こんなふうなやつにすると、今の課題であるね、
現状課題がこうですと、こんな事例があると、こういう
ところが、若手がね、どんどん入りますみたいな、そういうわかりやすいものを
一つか二つ、こういう議論の中で、あるいは
皆さんが感じたものを抽出して出していって、それを校長なり、あるいは町内、区役所の担当
職員なりが、
地域が主体というのであれば、余り口出すのははばかられるかもしれないけど、こういう方法もあるんですよという
情報提供のお導きというのはあれだけど、提示をしていくということは、役所の基盤的な
仕事の
一つだから、これはやっぱり
加藤委員が言うように、
部分に絞ってでもいいからやっていくべき。ただ、もう1回言うけど、何でもかんでもやるともう大変だから、現場もこっちも。だから、何がその重点かという分析をしっかり踏まえた上で、その立場、立場に応じたものを基盤として付与することを役所はしてもらいたいと思います。
30:
◯委員長 どうもありがとうございました。
皆様、貴重な御
意見をさまざま頂戴いたしました。ぜひ御当局のほうでも、まず順序というものがあるでしょうけれども、しかし非常に貴重な御
意見をいただいていると思いますので、そういうのも踏まえた形での御
対応をお考えいただいて、とり進めていただくようにお願いしておきたいと思います。
以上で
防災・
減災推進調査特別委員会を閉会いたします。...