4:
◯委員長 ただいまの報告に対しまして質問等はございませんか。
5:
◯鈴木広康委員 何点か確認をさせていただきたいと思いますが、今回
地下鉄東西線国際センター駅
上部施設の
管理運営事業者ということで公募を行うということであります。
地下鉄東西線が開業いたしまして、そしてまた
国際センター並びに展示棟もできて、まさに仙台市としてはある意味ではMICEという一つの事業化を進める中での新たな地下鉄の駅としても、今後のしっかりとした
事業運営がなされなければならない場所になるのではないかなというふうに思っております。
そういう意味で、今回この
国際センター駅の
上部施設の部分が公募をされるということでありますけれども、これまでは
青葉山コンソーシアムに委託をしてきたということでありますけれども、委託費はこれまで幾らだったのでしょうか。また、これまで委託をされてきたわけでありますので、今後公募ということになるわけですが、委託の契約が満了となるのはいつになるのか、お伺いをいたします。
6:
◯市民プロジェクト推進担当課長 青葉山コンソーシアムへの
業務委託につきましては、単年度契約を結んでおります。平成29年度の実績額につきましては2670万3000円でございます。
また、平成30年度につきましては
運営事業者の公募を行うことを見込んでおりまして、
管理運営業務と
設備保守点検などの
維持管理業務、こちらを分けて委託をしております。
管理運営業務は12月末まで、
維持管理業務につきましては平成31年3月末までの契約期間としております。
7:
◯鈴木広康委員 これまでこの場所については市民の方も利用していただくということで、営利目的ではないことについての使用をしていただこうということで使ってきたわけでありますけれども、これまで
イベントの開催や、また憩いの場としてどれだけの利用があったのか、実績がわかれば教えていただければと思います。
8:
◯市民プロジェクト推進担当課長 平成29年度の実績となりますが、開館日数343日のうち
イベント等への貸し出しで203日貸し出しした日数がございます。稼働率として約60%でございました。
なお、
イベント等への主催者からの報告によりますと、利用人数は約4万6000人でございました。
9:
◯鈴木広康委員 いろいろな形で市民の方も利用していただいていたということでありますけれども、今回公募という形でなるわけでありますけれども、ここでは
カフェ事業も行っております。私も
国際センター等で行事があった際にあそこのカフェで食事をしたことがあるんですけれども、軽食をいただきました。大変おいしくいただいたんですけれども、今後この軽食の販売であったり、また弁当等の販売も行うことができるように考えていらっしゃるのか、お伺いをいたします。
10:
◯市民プロジェクト推進担当課長 2階厨房を使用した軽食等の提供を行うことも今回の公募の要件の一つに加えております。また、1階フロアにおける弁当などの販売を行うことも可能と考えております。
11:
◯鈴木広康委員 先ほども申し上げましたけれども、
仙台国際センターができております中で展示棟もできました。そして、この展示棟を使ったさまざまな
イベントを開催したり、また、学会の事業が行われたりということも行っております。まさにMICEというところにつながろうかと思うんですけれども、
国際センターでの
イベントや、また、
国際センターの展示棟での会議等の中で、参加の方々の状況を見ますと、先ほども軽食というお話をさせていただきましたけれども、軽食を食べるための場所がないというのが私は不便を感じているんではないかなというふうに見ておりましたけれども、当局としてはどのような印象をお持ちなのか、お伺いをいたします。
12:
◯市民プロジェクト推進担当課長 国際センターを所管しております
文化観光局によりますと、
イベントや会議等の参加者の方々からの御意見の中には食事をとるための場所が少ないなどの御意見も伺っております。
13:
◯鈴木広康委員 そういう意味では、今回市民局が所管をしているこの
上部施設というところが公募になるわけでありますけれども、駅を出て
羽生選手の
モニュメントがある場所、またその駅をおりて階段をおりていくと
国際センターの展示棟まで行く
スペースがあります。
上部施設は市民局の所管、この
モニュメントの場所、または階段をおりた場所はどこの所管になっているのか確認をいたします。
14:
◯市民プロジェクト推進担当課長 御質問のありました
国際センター駅南側の広場につきましては、いずれも
文化観光局の所管となっております。
15:
◯鈴木広康委員 今回この
上部施設については公募をするということになるわけでありますけれども、
施設運営事業者が
文化観光局が所管する場所をさまざまな形で上部の施設と一緒に活用しながら使ってみたいと。いろいろな
イベントがこの
国際センター等で行われるということも想定すれば、そういうことも考え得るであろうなというふうに思います。
そういう意味では、今回市民局が
上部施設を公募型として行うわけでありますけれども、ぜひそのような占用許可をして使わなければならない、他局にまたがるところが存在をしている場所が隣り合わせであるというところでありますので、そのような場合にはぜひ
占用許可等の部分については、いわゆる外部の方が
事業運営者になるわけでありますので、容易にそのような対応ができるような
仕組みづくりもしておく、考えておくべきではないかなというふうに思うんですけれども、この点についてはどのようにお考えになっているのか、お伺いいたします。
16:
◯市民プロジェクト推進担当課長 今回の公募により
管理運営事業者が選定されますと、当施設の運営も
民間事業者のノウハウを生かした新たな形態となってまいります。一方で、
国際センター駅南側の広場は
国際センターとの一体的な利用に資するための場となっておりますので、今後の
運営状況を見た上で関係部局と協議してまいりたいと考えております。
17:
◯鈴木広康委員 今回のスケジュールを見ても8月24日事業者の募集開始ということになります。間もなく事業者の
募集開始がスタートするわけであります。関係部局との協議というところにつきましては決まってからスタートということになるかもしれませんが、私は今の段階でどこが所管をしているのか、それも掌握をしている、
国際センター駅も開業してことしで丸3年になるということも考えれば、これまでのさまざまな行事等が行われている状況も掌握をされているわけでありますので、どのような活用の形態が想定をされるのかということも考えながら、ぜひこの事業者の募集に向けての説明会の中でしっかりとそのような質問があっても対応できるようなことにしておいていただきたいというふうに思いますので、この点についてはどうかよろしくお願いをしたいというふうに思います。
今後の予定の中で必要に応じて改装、改修工事もあるということでありますけれども、
先ほど軽食については厨房の
スペースを活用してつくっていただいて提供しているということがありました。今後、
管理運営をする事業者がある意味ではもう少し厨房の
スペースを拡大をしたいとか、または屋外のテラスや屋外の芝生の広場等もこんなふうに活用したいんだといった場合の工事ということも考え得るんではないかなというふうに思うんですけれども、このようなときの対応はどのように考えていらっしゃるのか、お伺いをいたします。
18:
◯市民プロジェクト推進担当課長 施設の構造を変更する大規模な改修や新たな居室区画、こういったものをつくるような改修は認めないこととしておりますが、
運営事業者が事業を行いやすいように、例えば
厨房スペース内のレイアウトの変更など、こちらについては可能としたいと考えております。
19:
◯鈴木広康委員 これまでは委託をして今あるところをしっかりと
管理運営してくださいということでありましたが、今後は
賃貸借契約をして行っていくわけであります。事業をする方も
事業運営をする上で自分たちが使いやすいやり方とかも考えて公募の中で、
プロポーザルでありますので提案をしてくるんだろうというふうに思います。
そういう意味では、先ほど申し上げましたように隣り合わせの所管の場所があるというところも含めて、事業者の説明の中でしっかりと明確にそのような点についてもこのような対応は認められるけれども、ここまでは認められないと。しかし、今後運営する中で協議もありますよというようなこともしっかり説明できるようにしていただきたいというふうに思いますけれども、その上で
先ほど委託については単年度ということで行ってきたということでありますが、今後賃貸借の契約をするということでありますが、これから説明に入るわけでありますけれども、金額についてはどれくらいを想定をしていらっしゃるのか、お伺いをいたします。
20:
◯市民プロジェクト推進担当課長 8月24日に
募集開始をするということで、現在貸付料金を含め最終的な調整を行っているところでございます。
21:
◯鈴木広康委員 8月24日ですからもう近々の状況であります。しっかりとその辺も今のお話の中でいろいろ課題という部分が、私はまだ素人ですけれども、事業をする方々はプロでやる方々でありますので、そういう意味ではしっかりと説明ができる体制を整えていただきたいと思います。
その上でもう1点だけ、最後ですけれども、管理の関係でありますけれども、芝生広場の芝生の管理です。芝生というのはかなり管理が大変だと思うんですけれども、
先ほど保守については分けているということでありましたけれども、この辺につきましては今後も仙台市が管理をするというような形で考えていらっしゃるのか、この点について最後にお伺いをしたいと思います。
22:
◯市民プロジェクト推進担当課長 芝生広場や
屋外テラスなどの共用部分につきましては、
維持管理費用の一部を市が負担し、
業務委託などによる管理を行う予定でございます。
23:
◯委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
24:
◯委員長 なければ、次に
コミュニティサイクル事業ダテバイクの取り組みについて市民局より報告願います。
25:
◯市民局長 コミュニティサイクル事業ダテバイクの取り組みについてでございます。
ダテバイクは平成25年3月に事業を開始し、これまで多くの市民の皆様に御利用いただいております。このたび一層の利用拡大に向けて
サービスの拡充と今後の安定した
事業運営を図るため、
利用料金の改定が実施されることになりました。
詳細につきまして
自転車交通安全課長より御説明を申し上げます。
26:
◯自転車交通安全課長 コミュニティサイクル事業ダテバイクの取り組みにつきまして、資料3に基づき御説明いたします。
ダテバイクの
運営事業者である
株式会社ドコモ・
バイクシェアでは、
サービスの拡充と料金の改定を実施することになりましたので、その内容につきまして御報告いたします。
1、
サービスの拡充についてでございます。
(1)
事業エリアの拡大等でございます。現在は
市内都心部を中心に
サイクルポートを設置しておりますが、新たに
長町エリアにも
サイクルポートを設置し、
事業エリアを拡大してまいります。
次に、(2)自転車の増車でございます。
長町エリアへの拡大と都心部での利用増加に対応するため、これまでと同様に
電動アシスト機能つき自転車を150台増車し、全体で475台となる予定でございます。
次に、2、
利用料金の改定でございます。平成25年3月の
事業開始以来、
利用料金の改定を行ってまいりませんでしたが、自転車の増車、更新や自転車の再配置等の
事業運営に必要な経費を賄い、今後の安定的な運営を図るため、
利用料金が改定されます。改定後の料金は
運営事業者の他都市の料金に準じたものとなります。
3、実施時期でございます。今月、8月から自転車の増車を随時行っております。9月からは
長町エリアへの
事業エリアの拡大を行ってまいります。
利用料金の改定につきましては10月1日から実施いたします。
4、周知方法でございます。市や
運営事業者のホームページや
利用登録者へのメールによる通知のほか、自転車への
周知プレートを設置し、利用者への丁寧な周知に努めてまいります。
本市としても引き続き
運営事業者とともにさらなる本事業の発展に取り組んでまいります。
27:
◯委員長 ただいまの報告に対しまして質問等はございませんか。
28: ◯ふるくぼ
和子委員 ダテバイクについてお伺いします。
多くの皆さんに利用していただいて、これまでにも事業の拡大をしてきたものだというふうに思います。今回も新たに
長町エリアに開設をして、市内にも新規に設置して台数もふやしてという、一層利用しやすい体制にしていく、そういう内容が含まれているというふうに理解しています。
それで、まず最初に聞きたいのは、これまでの取り組みで
株式会社ドコモ・
バイクシェア、
運営事業者ということですけれども、ここの
ダテバイクのこれまでの決算状況、
事業運営の状況というものがどうなっているのかということについて伺いたいと思います。
29:
◯自転車交通安全課長 本事業は
プロポーザルにより
運営事業者を選定しており、
運営事業者が運営全般に係る業務を行うとともに、その業務に要する経費につきましても
運営事業者が負担しております。
運営事業者の御努力により
ダテバイクの利用回数は毎年確実に増加しているところでございますが、決算の状況といたしましては
料金収入で事業の
運営経費が賄い切れていない状況にあり、運営の決算としては赤字の状況となっているところでございます。
30: ◯ふるくぼ
和子委員 具体的な数字までは恐らく出せないんだというふうに思いますけれども、民間の企業で継続拡大をしようというのですから、単年度で赤字という計上で報告を受けているということですけれども、安定して一定やはり運営されているからこそ継続してやろうということだというふうに理解ができるものだと思います。
今回の報告でこの秋、10月から
利用料金をかなり値上げをするという改定が行われる、ここを心配をしているわけなんですけれども、
サイクルポートがふえて利用がしやすくなっても、料金が高くなれば利用する人が減るんではないかという心配をしているわけなんですけれども、この点はどのように分析をしていらっしゃるのか伺いたいと思います。
31:
◯自転車交通安全課長 同様の
料金改定を行った他都市におきましては、利用者の減少は見られず、むしろ自転車の増車や
サイクルポートをふやすことにより料金設定後も利用者が増加している状況と報告を受けているところでございます。
本市におきましても今回の
料金改定で収支の改善を図り、
電動アシストつき自転車の日々のメンテナンスや再配置等、利用者へのきめ細かな
サービス提供を維持向上させていくとともに、自転車の増車や
事業エリアの拡大を実施するなど、利用者の増加につなげてまいりたいと考えているところでございます。
32: ◯ふるくぼ
和子委員 他都市の例ではということで紹介いただきました。資料のほうにも横浜市と広島市ということで書いてありますが、やはり冬場の利用の稼働率がここの他都市と比べてどうなのかということでいえば、やはり単純に大丈夫だと言い切れるのかどうかということもあるかと思いますし、やはり値上げをするということと利用者の利用する側からいうと、どんどんそれでも大丈夫、利用するよという心理との関係でどうなのかということが、どうもちょっと楽観的な考えが入っているんではないかなというふうに感じてしまいました。
まして運営の状況、いろいろ経常的に課題はありながらも拡大継続しようと言える、そういう
運営状況になっているとすれば、値上げの割り幅をもっと縮めるとか、値上げはしないで事業を拡大して利用者をふやすという方向につなげていくということができればいいんじゃないかなというふうに思えば、どうしてこんなに高くなるのかなというのはやはり心配として残るところです。
そこでちょっとそういう意味で少し確認をしたいのは、この事業の目的というのは事業者の利益をふやすということではもちろんなくて、市民の皆さんに
ダテバイクを利用してもらうこと、乗ってもらうこと、安心して活用してもらうという、ここにあるということでいいですよねという確認をさせていただきたいと思います。
33:
◯自転車交通安全課長 本事業は、都心部のより快適な交通環境の形成を目指すとともに、
中心市街地の活性化、安全な
自転車利用促進などを目的に、平成25年3月に開始いたしました。
今回の
料金改定は、現在の収支状況を改善し、安定した
事業運営を図るために必要な範囲での
料金改定と認識しており、利益をふやすための目的に資するものではないということも
運営事業者とも確認しているところでございます。
今後もより快適な利用環境の提供に努め、市民の皆様に
ダテバイクを御利用していただけるよう取り組んでまいりたいと考えております。
34: ◯ふるくぼ
和子委員 収支状況を改善するということをしきりに繰り返し言われると、本当に何か大変だということが前面に押し出されているように思えてならないんですが、できるからやるという前提があってやられるということでいえば、やはり今まで大変喜ばれて発展してきた事業ですから、どうすれば多くの方に利用していただけるのかということをしっかり中心にして考えていただきながら、
もうけ優先ではない事業となるように求めて終わりにしたいと思います。
35:
◯辻隆一委員 2点ほどお尋ねしたいんですが、一つは今この改定の理由については御説明あったんですが、どうもこの説明の中では
運営事業者の他都市の料金に準じたものとなりますと。他都市と数字を比べたらちょうどいいからという理由が前面に出てしまうと、本当のなぜ値上げしなければいけないのかということの理由が明確にならないんじゃないかと私は思うんです。
そういう意味では、利用者にきちんとした説明をするということが大きな課題になっていくんじゃないかと思うんですけれども、この点について利用者への説明をここに書いているように他都市と同じだからということじゃなくて、ちゃんと明確な値上げの理由をやはり示していくべきだろうと思うんですけれども、いかがでしょうか。
36:
◯自転車交通安全課長 現在の
運営状況は
料金収入で
運営経費を賄えない状況となっているものであり、今回収支の改善を図り
サービス向上を図るための
料金改定を行うことになりました。
利用者の皆様に対しましては、引き続き
ダテバイクを快適に
サービスを御利用いただくためには必要な
料金改定であることを、自転車の増車やエリアの拡大などの情報とあわせて周知してまいりたいと考えております。
37:
◯辻隆一委員 もう1点は、やはり経営努力も非常に大事なんだろうと思うんです。例えば東京などの事例で言いますと、バイクの横に広告宣伝を載せて、やはり事業を安定化させるという努力をやっているところもあるんです。こういう
ダテバイクのような形でやっているところではそういう努力もやっているところもあるので、そういったことについてもやはり経営の努力ということについても求めていくという視点も必要だろうというふうに思います。
もう1点は、やはり仙台市としては仙台市の交通の中にバイクを取り入れていくという一つの施策の中で大きな課題として位置づけられているわけでありますから、仙台市の
交通安全事業の連携というか、仙台市としてちゃんとした連携をしているんだということのアピールももうちょっと強めていくということとあわせてやはり取り組んでいかなければ利用者の皆さんから理解されないんじゃないかなと思うんですが、この点についての御意見を伺って終わりたいと思います。
38:
◯自転車交通安全課長 ダテバイクの自転車の後輪部分に広告を掲載できる
スペースがございまして、これまでも広告を掲載した時期もございましたが、なかなか広告主が見つからない状況と伺っております。今後も
運営事業者とともに
広告事業についての収入確保につきまして協議を行ってまいりたいと考えております。
また、仙台市との連携という意味でございますけれども、
ダテバイクにつきましては市の
イベント、来月には
交通フェスタ等も開催されますけれども、そのような場面で
ダテバイクのPR、また
ダテバイクの事業者とともに
交通安全教室を開催したり、そのような取り組みも毎年実施しておりますので、さらにその関係を強化してまいりたいと考えております。
39:
◯委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
40:
◯委員長 なければ、次に消防局より報告願います。
41: ◯消防局長 消防局から本年度の消防団特別点検の実施につきまして口頭で御報告を申し上げます。
消防団員の日ごろの訓練成果を御披露する恒例の消防団特別点検を3週にわたり実施をいたします。まず8月26日には若林消防団で、翌週の9月2日には青葉、宮城野、泉、宮城、秋保の5つの消防団で、そして、9月9日には太白消防団で、いずれも日曜日午前中の開催となります。
委員の皆様には各消防団から既に御案内が届いているとは存じますけれども、ぜひ御臨席を賜りますようお願い申し上げます。
42:
◯委員長 ただいまの報告に対しまして質問等はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
43:
◯委員長 以上で報告事項関係を終了いたします。
この際、当局から報告を受けた事項以外で皆様から何か発言等がございましたらお願いいたします。
44: ◯わたなべ拓委員 戦災復興記念館と学習障害の2点について御質問いたします。
まず、戦災復興記念館について、7月15日に行われました平和祈念コンサートに参加いたしました。前回の常任委員会におきまして曲目についてちょっと懸念をお伝えしたんですけれども、青葉区区民部長、そして青葉区まちづくり推進課長の丁寧な働きかけのおかげさまをもちまして大変すばらしい曲目、具体にはモーツァルトのレクイエム、そしてアストル・ピアソラのアヴェマリア等々、本当にすばらしい陣立てでコンサートが行われまして、御配意に深く感謝申し上げます。
大変すばらしかったこの平和祈念コンサートとは裏腹にと言わざるを得ないんですが、常設展、特別展示についてはなお課題が残ったのかなという印象を持っております。前回の常任委員会においても現状の展示内容からは仙台空襲の悲惨さ、あとは非人道性、これが十分に伝わらない、ましてや戦争犯罪なのだという情報提示も欠けているのではないかという御指摘をさせていただきました。
その質問をもとに現地に足を運んでみました。私は期間中に二度足を運びましたけれども、どうも私の質問にお答えいただいたような形跡がなかったようにお見受けしたものですから、そこについてお考えを伺います。
45: ◯青葉区まちづくり推進課長 戦災復興記念館の常設展につきましては、来年1月に展示室の改修工事の際に展示内容の一部を変更する予定としておりまして、現在資料の確認を行っているところでございましたので、まだそこに手をつけることはしておりませんでした。
46: ◯わたなべ拓委員 ありていにお答えいただいたものでございましょうけれども、やはり全市民が喪に服する7月10日、仙台空襲の日です。あとは終戦記念日、8月15日。これをなお控えていた時期でございますから、この重要なタイミングをみすみす途過することは通常であれば考えられない、もうちょっと努力の余地があったんではないかなと私は思っております。
過ぎたことではございますけれども、1月までなお数カ月ありますから、歴史民俗資料館に優秀な学芸員もおりますし、その知的サポートをいただいて、ぜひとも戦争犯罪なんだという、その情報提示の部分、そしてあとはその非人道性、こういったものをしっかりと知的に提示していただけるような構成、展示内容にしていただきたいなと思います。
また、あと数カ月間ありますので、現状をただ漫然と維持するんではなくて、もうちょっとできる範囲で工夫の余地があると思いますから、そちらを配慮願います。
さて、次に学習障害について伺います。
8月7日に教育センター主催の発達障害理解シンポジウムに参加いたしました。シンポジストとして発達障害の当事者が参加されまして、登壇されて赤裸々にその特性について語っていただいたものですから、大変にその特性への理解認識が深まりました。有意義でございました。
また、この4月からはアーチルに常勤の発達障害の専門医が2名配置されましたので、これは大変画期的な改善だったなと思っております。既に200名ほどの方々に診断を下されたそうであります。
さて、発達障害の一つである学習障害、ラーニング・ディスアビリティーというところからLDと申しますが、以後LDと申します。このLDが問題化しておりまして、医学的な見地からは全児童生徒のうち実に2%が学習障害、LDに該当するとも言われています。
このLDですけれども、全般的な知的発達におくれはなく、聞く、話す、読む、書く、計算、推論などのうち特定の能力の習得や使用に著しい困難がある状態を指すものだということですが、これは学習活動の中核的能力となりますので、ぜひこのLDに留意した対応が必要かと思うんです。
まず、本市の児童生徒中、LDとの診断、これは医療的な診断です。これを受けた人数について伺います。
47: ◯特別支援教育課長 本市の小中学校におきまして発達障害の診断を受け、保護者から配慮してほしいとのお申し出がございました児童生徒のうち、LDとの診断がある児童生徒及び全児童に対するその割合についてでございますが、小学校は39人、0.07%、中学校は24人、0.09%、高等学校につきましては11人、0.09%、小中高合わせまして66人、0.08%となっております。
48: ◯わたなべ拓委員 今課長から御回答いただきました。小学校については39人の児童がLDと診断されていると。中学校については24名診断されていると。高校については11名が診断されていると。
ところで、先ほど冒頭に申しましたようにLDの可能性のあるお子さんというのは全児童生徒の2%という見立てがございます。本市の全児童が5万2507名だそうです。こちらの2%となりますと1,050名となります。そして、中学校全生徒になります2万5624名。この2%となりますと514名となるそうであります。
ちなみに、このうち先ほどLDと診断があったお子さんたちは小学校39名、これはわずか4%になります。LDの可能性のあるお子さんたちの実に4%しかはっきりとLDとの診断を受けていないということになるわけであります。ということは、この背景に膨大なLDの可能性をお持ちのお子さんが潜在しているということがうかがわれるわけであります。
ところで、このほかにも校内委員会などで配慮を要すると考えられている児童生徒がいらっしゃいますけれども、そのうちLDとされるお子さんの人数について伺います。
49: ◯特別支援教育課長 診断等は受けていないものの、学校として配慮が必要であると考えております児童生徒につきましては、LDに特化した人数については現在把握しておりません。
50: ◯わたなべ拓委員 LDに着目した気になるお子さん、これは具体に割り出しておられないということですね。これ先ほども申しましたけれども、LDというのは学校の学習活動の中核的能力に課題を抱えているお子さんを指すわけですから、こういったお子さんについて具体の人数を割り出していただけるように改善お願い申し上げたく存じます。
さて、校内委員会などで配慮を要すると考えられているお子さんとしてはみなされていない、配慮を要するとはみなされていないお子さんの中には現実には相当数LDのお子さんがいらっしゃると思うんですが、こうした潜在的LDの児童生徒の発見と対処、これが課題ですけれども、これらの層が必ずしも十分見出されていない原因についてお考えを伺いたく存じます。
51: ◯特別支援教育課長 統計上では本市においてはLDの診断を受けている児童生徒が少なくて、LDの可能性のある児童生徒はより多く在籍している可能性があると認識しております。
通常の学級におきまして学習に苦手さがある児童生徒について、その要因はさまざまでありますことからなかなか把握が難しいのですが、校内の委員会等で話し合ったり、あるいはアーチルなどの専門機関等を通して当該児童生徒の状況を確認を進めたりするなど、これらの児童生徒に担任等がしっかり対応していくことができるようにこれからも取り組んでまいりたいと考えております。