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  1. 仙台市議会 1992-09-14
    建設水道委員会 本文 1992-09-14


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※会議の概要 2: ◯委員長  ただいまから、建設水道委員会を開会いたします。  本委員会において審査を行います議案は6件であります。  まず、審査の方法についてお諮りいたします。議案の審査は、お手元に配付の審査順序表に従い、順次質疑を行い、全議案に対する質疑終了後、決定に入ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 3: ◯委員長  異議なしと認め、ただいまお諮りいたしました方法により、審査を進めることにいたします。  なお、審査終了後、所管事務について、当局からの御報告及び質問等を願いますので、よろしくお願いします。  それでは、これより付託議案の審査に入ります。            《付託議案の質疑について》 4: ◯委員長  まず、第124号議案平成4年度仙台一般会計補正予算(第2号)第1条歳入歳出予算補正中、歳出第8款土木費、第2条債務負担行為補正中、都市計画街路事業、第3条市債の補正中、道路改修費道路新設改良費都市計画街路事業費公園整備費について質疑を願います。 5: ◯津田宣勝委員  最初にお伺いいたしますが、今回土木費は、ほとんどが景気対策だというふうに説明をされている内容です。約80億円ありますけれども、このうち公有財産購入費が66億9,600万円、約84%になるわけですが、今回これらの土地購入景気対策の一環として選定をした理由というのは、一体どういうところにあるのかということについて、まずお伺いいたします。 6: ◯建設局長  今回の補正の内容につきましては、おっしゃるように、街路事業につきましては30億、それから道路維持費についてはおおむね5億、それから新設改良では4億2,000ということでございますが、これは基本的には、現在事業に着手している路線を、より一層、まずは促進をさせるということと、あわせて一部景気の浮揚の策になればということで計上いたした次第でございます。 7: ◯津田宣勝委員  改めてお伺いしますが、着手事業の促進というのは意味合いはわかります。全体として、そういうものだというふうにも思いますが、一方で、土地を取得して進めるべき事業というのは、ほかにも多々あるというふうに思うんですが、今回のこれらの土地が優先された理由というのは、どういうところにあるんでしょうか。 8: ◯建設局長  現在、事業に着手している路線の中から、かねてから用地交渉に応じて協力をいたしたいといった方々に、予算上なかなか対応できなかった方々に対して、協力もしていただけるし、より事業を促進するという上から、ぜひとも事業を進めたいということで、その方々への補正措置ということでございます。また、一方、かねてから先行取得ということで事業を進めておりました分、かなり先行取得の額もありますので、それらの引き取りということも含んでおります。 9: ◯津田宣勝委員  特に街路事業について、今説明をされておりますが、公園整備費用地についてはどうでしょうか。 10: ◯建設局長  公園用地費につきましても、やはり同じようにかねてからふるさと環状公園構想として挙げておりました、その中での骨格となる、基本となる青葉山計画について、ぜひともこれも事業を促進させようという立場から、相手の権利者の方々へ打診をしましたところ、協力いただけそうな感じになっておりますので、ぜひともこれは1日も早く実現の方向に向かっていかなければならないという観点から、こういったような計上をした次第でございます。 11: ◯津田宣勝委員  前提条件として、こうした補正予算を組んで土地購入を行うという場合には、当初予算と違いますから、ある程度下地の相談といいますか、折衝といいますか、そういった、地権者との間で話し合いがあって、それなりに取得のできるめどがついたといいますか、そういうものを補正予算として計上して、年度内に取得をするというやり方が普通だと思うんですが、今回道路、河川、公園含めて、用地購入をしようということで、補正予算を組んだ用地というのは、おおむねそういうものだというふうに理解をしてよろしいのでしょうか。 12: ◯建設局長  私どもとしては、特別その事業に反対をしておるということも聞いておりませんので、協力はしていただけるのではないかというふうに考えております。しかし、これは用地交渉ですので、いろんな経過はあろうと思いますけれども、誠心誠意お話を申し上げて、できるだけ解決に努めたいと考えてます。 13: ◯津田宣勝委員  それでは、ふるさと仙台環状公園用地取得についてお伺いをしたいと思うんですが、この地域のいわゆる鑑定評価額といいますか、それは一体どういうものなのかというのが、1点。
     それから、今度用地購入をする地域の約4分の3、この部分が平成元年8月1日に他の地権者から現在の所有者所有権の移転が行われておりますけれども、当然この面積からすれば、国土利用計画法届け出が必要だというふうに思われますが、その当時の指導の価格といいますか、市が売買をするに当たって設定をしていた金額というのは、一体どの程度のものなのかということについてお伺いしたいんです。 14: ◯建設局長  不動産鑑定につきましては、御案内のとおり、鑑定士に何者かお願いをして価格を設定してまいります。そして、それを踏まえまして、そういった土地を契約する前に、内部の委員会がございますんで、それに諮りまして価格が決まってまいります。それから、今回計上する予算の額、そんなに細かいところまで詰めておるわけではございませんで、近傍類似、あるいは土地の形状、それから平たん性の問題、あるいは路線にどの程度面しているかといったようなことを総合的に勘案をいたしまして、一定の額を積み上げて補正をお願いしたものでございます。 15: ◯津田宣勝委員  先ほども申し上げましたように、これほどの補正景気浮揚対策ということで、この時期に相当の市債を注ぎ込んでやっているわけですから、それなりに目安がなければやらないと。それなりの下折衝はあるんだろうというふうに思うんですが、それでこの38億5,500万円という金額なんですが、先ほど申し上げましたように、2法人、3個人というのが全体約12ヘクタールの地権者だということになってますが、その4分の3の面積は1企業に集中をされております。平成元年8月1日に所有権の移転をしている、要するに買い取ったわけですけれども、そのとき、一体どれくらいの金額で売り買いが実際行われたのかというのは、今回予算を組んでその土地を買い取る上での一つの目安になるものですから、それでお伺いをしているわけなんですが、先ほど申し上げました土地利用計画法上のいわゆる届け出で行われているというふうに思うんですが、その点については明らかにしていただかないと、審議もやりにくい面があるもんですから、その点についてお伺いをしたいということなんです。 16: ◯堀籠建設局次長  これから折衝が細かく入ってまいりますので、まだその辺までは調査をいたしておりません。 17: ◯津田宣勝委員  予算を組む場合、特に土地購入費工事費もそうですが、おおむね一定、皆さんがさまざまな経験と実績で積み上げた数字というのは、大体それを下回ることはあっても、大体上回ることはないという、ほぼ近い数字をはじき出すというのが通例だと思うんです。私どもも、日常的にはそういうものを信頼して審議をしているわけですから、基本的には。そういうことで質問をいたしますけれども、単純な単価計算をさせていただけば、今回提案されている予算は、おおむね12ヘクタールだというふうに簡単に計算をさせていただくと、平米当たり3万2,125円という金額になるわけです。ことしの3月の当初予算の議会の折に、ちょうどこの地域財産取得の案件が提案されました。このときの平米当たりの単価が2万4,661円。それから、去年の12月議会に、同じようにこの地域財産取得の案件が出されました。単価が2万5,100円です、1平方メートル当たり。先ほど、局長土地の形状であるとか、道路に面しているのか、利用の形態どうかと、いろんな総合的な要素を計算して、いわゆる地価というものを計算をするんだというお話でしたが、この地域がこれまで市が買い取ってきた土地の形状その他と比べて、殊さらこのように単価が高くなる要素というのは、一体どういうところにあるんでしょうか。 18: ◯建設局長  先ほど申し上げましたように、特に山の場合には平たん性、それから急傾斜地、その急傾斜地もどちらの方に向かっている急傾斜地なのか、評価する場合にはいろんな考え方がございますけれども、10度から50度ぐらいまでで、いろいろいろんな具体的ないろんな見方を細部にわたって検討いたしまして、なおかつ全体の土地の形が非常に不整形なものか、整形なものかといったようなものの計算をいろいろいたしまして、さらには実際に現在ある公道からどのくらいの位置にあるか、それからまたいわゆる接地面積がどのくらいあるのか、あるいはまた同じ山でも角度の問題がございますが、平たんの部分の土地がどの程度占められているか、私ども直接の担当ではございませんけれども、土地の鑑定ではそういったようなものを総合的に勘案をいたしまして、一定の額が出てくるものというふうに聞いております。 19: ◯津田宣勝委員  今度の購入予定地を今の地権者が、どういう利用目的で購入したのかというのは定かではありませんけれども、地形の形状は、およそ急傾斜地仙台市が今度買うのは公園用地で、しかも保全緑地ですから、そのまま残すということで買うわけですけれども、仮に何かに利用しようというふうに考えたときに、一体有効面積がどの程度、どういうふうにとれて、どういう工事の仕方があるのかという点では、非常に疑問の残る急傾斜地の沢の地帯だということです。だとすれば、例えばことしの3月の議会に提案された場所の方が、道路からの距離であるとか、平たん性からいえばよっぽどいいわけですから、そういうことからいえば、むしろ前の土地の方が多少高くても不思議ではないというふうに思うんです。そういう点から考えれば、今、局長がいろいろ説明をしてますけれども、その説明と全く逆の計算がここでやられたということになるのではないのかというふうに思うんですが、いかがですか。 20: ◯堀籠建設局次長  局長からお話し申し上げましたように、以前購入いたしました土地というのは、やはり急傾斜地、がけが多い部分でございまして、これらの条件に際しましては、やはり鑑定の中で十分配慮される条件であろうというふうに考えております。今回、購入しようといたしてます地域につきましては、やはり土地の姿といいますか形というのは、やはりがけなんかよりは、ずっと効率よく利用できる土地というふうに考えておりまして、一応の参考の価格を算定させていただいた次第でございます。 21: ◯津田宣勝委員  国土利用計画法に基づく届け出の中身については、まだ調査をしていないというお話ですが、私どもの調査によれば、当時の売買価格は坪2万円です。平米2万円じゃなくて坪2万円なんです。ですから、平成元年8月1日に、今の4分の3の土地を持っている会社が売買終わって、8月1日に登記が済んで、8月2日にこれを担保提供で、これは金融機関ダミー会社に担保の提供をしたんですが、5億円の設定をしているんですよ。そして、それがことしの2月になったら20億円の担保設定をして、新たな資金繰りを行っている。つまり、当時から見れば、ざっと6億の土地ですから5億円くらいの担保にしてお金を借りる。わからない話ではないと。おなじ形状の土地が、なぜことしの2月になったら20億円にも新たな担保価値が出てくるのかと。しかも、4月になりましたら、さらに10億円担保提供やって──この分は後で抹消されますけれども──というふうに、この土地の値段が上がっていると。何もしないで上がっているわけです。先ほど来、申し上げてますように、一体この土地をどういうふうに利用しようとして買ったのかといういきさつについてはわかりませんけれども、この経過から見ると、今度の、市が買おうとしている価格と、その業者がその土地を担保にして資金を手にしているという額がほぼ見合うと。ぴったりではありませんけれども、大まかに計算すれば、38億5,500万円に4分の3掛けると、28億9,125万円、約29億近いお金になるというふうな計算が出てくるわけです。ですから、先ほど来この土地というのは、一体どういう利用価値があるのかと。市は、いろいろ利用形態について言いますけれども、ここはとにかく買い取って緑を保全するだけの話ですから。ここを造成して何かをしようというふうにはなっていないわけですよね。だとすれば、そういう形状というのが、先ほど来局長や次長が説明しているように、他の土地やなんかと比較した利用の仕方、そういうものと比較をして、このような数字をはじき出すというやり方というのが、本当に妥当なのかどうかという疑問が出てくるというふうに申し上げているわけですが、その辺についてはいかがでしょうか。 22: ◯建設局長  再三申し上げておりますように、私どもは、ふるさと環状公園構想の一環として、その基幹となる青葉山の自然の緑を保全しながら、かつ市民にも親しまれるような公園をぜひとも整備したい。そのためには、まず用地を取得しなければならないと。3年か、4年くらい前からの一つの構想に基づきまして事業を進めておるわけでございまして、突然にこの計画ができ上がってやっておるわけでは全くございません。そして、緑を保全するという一方、その中に、市長も本会議で再三申し上げておりますように、野鳥ゾーン、あるいは花と木の花木ゾーン、それから林に親しむ親林ゾーンとか、そういったような自然のものをなるべく生かしながらやると同時に、ある一定の施設を設けまして、広く市民の皆さん、特に子供さんに来ていただこうといったような計画に基づいて用地の取得をやっておるわけでございまして、そのためには地権者の協力を得るということで、いろいろ権利者の方のお話が出ましたけれども、私どもは、まずは公園整備するんだということで事業を進めておりまして、そのための土地の取得につきましては、客観的な不動産鑑定士の評価を得て事業を進めるということでございますんで、御理解を賜りたいと思います。 23: ◯津田宣勝委員  公園の構想であるとか、土地を買うことそのものがよくないと言っているわけじゃないんです。それは、今までやってきましたから非常に大事なことです。しかも、今度はこれが最後の部分になるということで、そうでなくても開発の危険がある地域については、できるだけ公有地にした方がいいというのは、市民の大方の意見でもありますから、それは構わないんです。悪いことではなくて本当にいいことなんです。今、申し上げているのは、そうは言っても、何でも、どういう値段でも買えばいいというものではないのではないのかということを申し上げているわけで、例えば国土利用計画法の27条は、国などは公共用地を取得する際には、その近隣の地価をうまく調和するようにしなさいと。つまり、公共用地を買うということで、変な影響を与えないようにしなさいという1項も、わざわざ設けてあるわけですから、先ほど来申し上げておりますように、前2回、しかもことしの3月議会ですよ、ついこの間提案された地域。その前の12月議会での財産取得、ほぼ同じ地域。そういうのと比較したら、今まだこれは財産取得でありませんから、予算の段階ですから、この枠内で何とか土地を買おうということだと思うんですが、おおよそそういうものを目安にして計算したときに、ちょっとそれは違うのではないのかと。しかも、後で調べていただければわかりますけれども、平成元年土地を取得した際には坪2万円だったということも含めて、改めて用地の問題については、先ほど来申し上げてます、今から丸っきりの交渉を始めようというんじゃなくて、それはそれなりの話はしてるんでしょうから、そういうことも含めて改めて、この価格の問題についてお伺いをしたいと思うんです。 24: ◯建設局長  価格の問題について、いろいろ御心配をいただいておるわけでございますが、本会議で市長が申しましたように、慎重に対応してまいりたいと、このように考えてます。 25: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第125号議案平成4年度仙台都市改造事業特別会計補正予算(第1号)について質疑を願います。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 26: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第128号議案平成4年度仙台下水道事業会計補正予算(第1号)について質疑を願います。 27: ◯津田宣勝委員  今度の下水道事業補正予算については、多くは面整備事業費だという説明をいただいているわけですが、ことしの当初予算も含めて、相当額面整備事業を推進するために予算が組まれておりますが、これを含めると、いわゆる普及率といいますか、これがどの程度まで進捗をする見通しを持っておられるのか、この点についてお伺いをします。 28: ◯下水道局建設部長  平成3年度現在、77%というふうにできておりまして、平成4年度末では今回の補正を含めまして80.3%を見込んでおります。 29: ◯津田宣勝委員  それでは、これに関連をして、維持管理の問題についてお伺いをしておきたいんですが、実はことしの4月から下水道公社が出発をして、下水道も今までは一生懸命、建設、普及の時代であったけれども、施設もどんどんふえてきたので維持管理の時代に入ったと。その維持管理をきちんとやるために下水道公社というのを設置をして、そこに維持管理を委託をするというのが公式の説明である。いろいろ聞いてみましたら、実際にはポンプ場を2カ所ほど、とりあえずは維持管理をしていると。いずれ新たにできる広瀬川浄化センター下水道公社に委託をするということなんだというお話を伺って、実はびっくりもしているんです。このように、これから管渠がどんどん伸びていけば、この管渠自身の点検、維持管理といいますか、こういうことが非常に大事になってくるというのは全くそのとおりだというふうに思うんです。では、この下水道公社に、これを委託しないということになれば、日常的には下水道局がやるわけですが、その最先端にいて頑張っているのが管理事務所になるわけです。これは、北と南にそれぞれ19人、18人の人員が配置をされて、仙台市を2分割して、緊急時あるいは日常的な住民との間の、管渠の間で起きている諸問題に対応しているわけですが、2カ所37人で、今まででも大変な地域に……。一生懸命一方では頑張ってもっと公共下水道を普及しようと、それ自身は非常にいいことなんです。そういうのが、ますます、この2つの管理事務所にそういうものが押しつけられるという事態については、局長としては一体どのようにお考えなんでしょうか。 30: ◯下水道局長  局長としての考えということでございますが、これにつきましては、本会議におきまして八島先生から御質問があったところでございますが、局といたしましては、現在の下水道管渠維持管理でございますが、緊急的な業務は管理事務所で行っておりまして、年次計画に基づく改修工事などにつきましては本庁で行っておりまして、事務の分担を行いながらやっているわけでございます。もちろん、管渠維持管理につきましては、本庁と管理事務所が一体的に取り組んでまいるわけでございますが、これにつきましては、もちろん効率的な業務執行を図りまして、計画的な維持管理に努めてまいりたいというふうな考えでいるわけでございます。  以上でございます。 31: ◯津田宣勝委員  お話の上では、効率的な維持管理という言葉は、よくわかるんですけれども、具体的に、ではどうするのかということになれば──そもそも仙台5区90万人を超す人口、もし今度の枝管がずっと進めば計画区域内でいえば約8割近くになるということですから、相当の区域に公共下水道が普及するわけですよ。しかし、一方ではまだ雨水対策なんかが十分でないとか、前の議会にも問題になりましたけれども、新しい団地で間違って雨水ます汚水管をつないだりするということで、下流にあるマンホールが破裂をしたりする事故なんか、去年相当多発をいたしました。そういうことの、いわば日常的な維持管理というのは、そういうことをすべて言うわけですけれども、そういうことがすべて、この二つの管理事務所で、仙台市を二つに分けて全部やりなさいということだけで本当に済むのかと。ことしは幸いにして、そうした雨がなかったようですから、そうした事故なかったようですけれども。そういう点を本格的に、体制的に考えるのが、言ってみれば効率的な維持管理だし、住民の皆さんに安心して下水道を引いていただける仕組みだというふうに思うんですが、改めてこの点については、今後どのようになさるおつもりなのかということをお伺いしたい。 32: ◯下水道局長  雨水ますが、直接その汚水の管渠につなげられているといったような誤接的なお話を例に挙げての御質問でございますが、私たちといたしましては、先ほど本庁業務といたしましては計画的な改修工事なり、あるいは改修といったものは本庁でやっておると。それから、事務所におきましては緊急時の対応ということでやっておるわけでございまして、そういった例を挙げての誤接的なものにつきましては、現在本庁の方でいろいろと調査をやっておりまして、そういうものに対する指導なり、あるいは改善措置なりを講じていくという考えでおりまして、決して現場にだけ、いわゆる業務の強化と申しますか、業務を多く割り当てるといったような考えは、現在のところ持っておりません。  以上でございます。 33: ◯金森従之委員  補正予算に関連してお尋ねしますが、私ら方の西部地区の──西部とは根白石地区のことを指しておりますが、石井市長が来て、下水道の話にたまたまなって、平成7年度までは100%と、これは間違いございませんね。それは、あくまでも計画区域の100という説明だろうと思うんです、これは。私もそこはわかっております。しかし、聞いた方々は、根白石平成7年まで、ちゃんと下水になるのかと、こういう喜びになるわけです。その説明はそれなりにいずれかの機会にやらなきゃならんなと、私も思っておりますが、先の藤谷下水道局長は、逐次この地域計画区域に編入していくという話でありますが、その点は、今度の奥田下水道局長、どのようにとらえて対処していく、下水道の普及をやっていこうとするのか、この点について、ちょっとお尋ねします。 34: ◯下水道局長  平成7年までの整備の点でございますが、これにつきましては、現在は約1万6,000ヘクタールの事業認可を得ておるわけでございますけれども、この事業認可区域100%と申しますのは、いわゆる当時の約1万5,000ヘクタールについての整備平成7年度まで完了していくということで考えておるわけでございまして、今御質問ございましたように、逐次それ以外の地域についても、今後整備、普及の努力をしていくという考えでございます。  以上でございます。 35: ◯金森従之委員  その1万5,000と1万8,000ヘクタールの計画認可区域の差は、私もよく承知しておる。問題は、まだこれからの地域に対する普及の方向をどのようにとらえているのかというふうにお聞きしたわけです。逐次、計画区域に編入してやると、このように確認いたしますが、間違いございませんか。 36: ◯下水道局長  平成7年までの整備率の100%と申しますのは、先ほどお話し申し上げましたように、昭和63年時点における、いわゆる認可区域の面積を対象として考えておるわけでございまして、それ以降につきましては、極力我々といたしましても、その目標に近づいていきたいというふうなことで考えているわけでございます。  以上でございます。 37: ◯金森従之委員  それは、よく承知しているわけですよ。問題は、3,000の差がございますね。1万5,000が平成7年度まで100である。その後合併等によって1万8,000に拡大されておる。この件については、現在76であって、逐次計画地域はそのような目標を持ってやっていくであろう。しかし、計画地域にない地域をどのようにとらえておやりになろうとしているのかという、その件について、もう一度、確認の意味で。 38: ◯下水道局長  先ほど申しましたように、平成7年度までのいわゆる昭和63年度における整備面積は、これは最優先として考えていかなければならないというふうに理解しておりまして、それ以外についても、我々は努力していくと。これは平成7年までとは言い切れませんけれども、それに沿うような形での努力をしてまいりたいという考えでございます。 39: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第130号議案平成4年度仙台市水道事業会計補正予算(第1号)について質疑を願います。 40: ◯阿達孝治委員  アスベスト管の整備計画についてお伺いをしたいというふうに思います。現在、どれくらい残ってて、いつまでに完了する予定になっているのか、それをまずお伺いします。 41: ◯水道事業管理者  平成3年度末現在で、64キロほど残っておりまして、今回の補正によりまして、平成10年度までに全部更新をいたしてまいりたいと考えております。 42: ◯阿達孝治委員  そのとおりのようですが、今まで、平成2年度、3年度というふうにやっているようですが、1年平均で3,400メートルずつしかやっていない。ところが、今から8年間の間に6万4,000やるとすれば、今の倍以上のペースでやらないと、平成10年まで終わらないんじゃないかというふうに思いますけれども、今のような状態では、ことしが5,800メートル、来年が6,700メートル、6年度が7,500というふうになってますが、7年から10年までは1万1,000メートル以上ずつやらないと終わらない。このように、現在の実績を見た場合、本当にやれるのかなというふうに思いますけれども、本当にやるんでしょうね、その辺をお聞きしておきます。 43: ◯水道事業管理者  傾斜配分をしまして、総力を挙げて実現したいと思っております。 44: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第137号議案財産の取得に関する件について質疑を願います。 45: ◯津田宣勝委員  簡単に1点だけお伺いいたします。これも、先ほど来の用地購入と同様の問題があるわけですが、去年の12月議会に提案されているわけです、この地域用地取得、たしか斎勝沼周辺ですよね。それで、あの当時たしか、平米、大まかな計算ですけれども、1,360円、ざっと計算して。今回、1,650円なんですよ。2割強のアップなんですが、こういう違いというのは、この近隣の地域で、どういうふうなところで出るものかと。なぜ、こういうことをいいますかといいますと、土地の値段は、今沈静化していると、むしろ言われている状況のもとで、特別変わった条件がない折に、なぜこういうふうなことが起きるのかと。そうでないと、先に売った人が損するような印象を、せっかく協力してくれた人に与えるものですから。そうならないように、行政の側としては、それなりにきちんと説明できる要件を持っていなければならないというふうに思うんですが、こういう違いはどういうところから出ているものなんでしょうか。 46: ◯建設局長  土地の値段は、先ほど申し上げまたように、場所によってまちまちでございまして、特にこういったような全体計画の区域面積が167ヘクタールということになりますと、山の奥、また奥の場所もございますし、道路にずばり面しているところもございますし、先ほど申しましたような平たん性、急傾斜地、いろいろございまして、やはり一概の同じ単価にはなってございません。そういったのが評価されているものと考えてます。 47: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第142号議案市道路線の認定、廃止及び変更に関する件について質疑を願います。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 48: ◯委員長  終了いたしました。  以上で全議案に対する質疑を終了いたしました。  暫時休憩いたします。              休憩 午後1時41分              再開 午後1時53分 49: ◯委員長  再開いたします。           《付託議案の決定の審査について》 50: ◯委員長  それでは、これより付託議案の決定を行います。  決定の審査は、審査順序表により、順次、討論、採決を行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 51: ◯委員長  御異議なしと認め、ただいまお諮りした方法により審査を行います。  なお、決定に際して、要望事項等がある場合には、それぞれ委員長報告に織り込むものについては、その旨をはっきりと簡明に発言を願い、その旨の発言がなければ、この場限りの要望として取り扱うことになりますので、この点御了承願います。  まず、第124号議案平成4年度仙台一般会計補正予算(第2号)、第1条歳入歳出予算補正中、歳出第8款土木費、第2条債務負担行為補正中、都市計画街路事業、第3条市債の補正中、道路改修費道路新設改良費都市計画街路事業費公園整備費について討論はありませんか。 52: ◯津田宣勝委員  私は、この土木費中、第5項緑政費、公園整備費については、先ほど来いろいろ御質問を申し上げましたけれども、景気浮揚対策だということで組まれた予算であるという内容に、本当に、この予算が今回──先ほど来申し上げておりますように、公園用地を買うということ自体は、非常にいいことですけれども、今回の補正予算で計算されている基礎単価については、まだまだ十分な解明が行われておりませんので、今回の補正については反対をしたいというふうに思うんです。もし、可決をされるようなことがあれば、その予算の執行に当たっては、先ほど来申し上げました点を十分に留意をしていただいて、これからの折衝に当たっていただきたい。なお、詳細は本会議で申し上げます。 53: ◯委員長  採決いたします。  第124号議案平成4年度仙台一般会計補正予算(第2号)、第1条歳入歳出予算補正中、歳出第8款土木費、第2条債務負担行為補正中、都市計画街路事業、第3条市債の補正中、道路改修費道路新設改良費都市計画街路事業費公園整備費は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。               〔賛成者起立〕 54: ◯委員長  起立多数であります。よって、本案は、原案のとおり決するのでありますが、この際要望事項等があれば、お願いいたします。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 55: ◯委員長  決定いたしました。  次に、第125号議案平成4年度仙台都市改造事業特別会計補正予算(第1号)について討論はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 56: ◯委員長  討論なしと認めます。  採決いたします。  第125号議案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 57: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は、原案のとおり決するのでありますが、この際要望事項等があれば、お願いいたします。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 58: ◯委員長  決定いたしました。  次に、第128号議案平成4年度仙台下水道事業会計補正予算(第1号)について討論はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 59: ◯委員長  討論なしと認めます。  採決いたします。  第128号議案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 60: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は、原案のとおり決するのでありますが、この際要望事項等があれば、お願いいたします。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 61: ◯委員長  決定いたしました。  次に、第130号議案平成4年度仙台市水道事業会計補正予算(第1号)について討論はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 62: ◯委員長  討論なしと認めます。  採決いたします。  第130号議案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 63: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は、原案のとおり決するのでありますが、この際要望事項等があれば、お願いいたします。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 64: ◯委員長  決定いたしました。  次に、第137号議案財産の取得に関する件について討論はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 65: ◯委員長  討論なしと認めます。  採決いたします。  第137号議案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 66: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は、原案のとおり決するのでありますが、この際要望事項等があれば、お願いいたします。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 67: ◯委員長  決定いたしました。  次に、第142号議案市道路線の認定、廃止及び変更に関する件について討論はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 68: ◯委員長  討論なしと認めます。  採決いたします。  第142号議案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 69: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は、原案のとおり決するのでありますが、この際要望事項等があれば、お願いいたします。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 70: ◯委員長  決定いたしました。  以上で付託議案審査を終了いたしました。              《所管事務について》 71: ◯委員長  次は、所管事務についてであります。  それでは、都市整備局より御報告願います。 72: ◯都市整備局長  私の方から、お手元に資料配付していると思いますが、仙台駅北部第一南地区第二種市街地再開発事業の保留床譲渡先の募集について御報告させていただきます。  4枚になっておりますが、まず事業の位置でございますが、お手元の資料の3枚目でございまして、通称X橋と言われておりますところの西側でございまして、仙台駅の第一ビルの隣になっております。そして、その黒く書いておりますところが、再開発地域──その点線が大きく道路の方まで書いてございますけれども、ビルの建てる用地は、黒く塗りつぶしたようなところでございますが、その北の方には元寺小路福室線が東の方に行っております。その地域でございます。  それで、1ページにまた戻りまして、総事業費は約760億円かかりまして、建築の延べ面積は7万4,280平米。地上31階、地下3階、塔屋1階というふうなものでございます。  それで、右のページにいきまして、処分対象保留床という言葉が2番目に書いてございますが、事業の施設建築物の保留床のうち、業務施設の用途に供する床の全部及び商業施設の用途に供する床の一部で、処分予定価格は約400億円となっておりますが、これはパンフレットをお開きいただきたいと思います。パンフレットのちょうど真ん中ころにございますが、各階の主な用途というふうに書いてございますが、保留床といいますのは、ここで一般処分の保留床という言葉と特定処分保留床という言葉、それから地元処分保留床とか、権利床という言葉がございますのは、処分をしようとしておる、この400億円の価値観がありますのは、この階数でいいますと、まず上の方からいきますと27階から下で8階まで、これがオフィスでございます。28階から29階、30階はテレポートセンター予定地でございまして、これは特定処分保留床となります。その上も、当然、31階も特定処分保留床になります。それから、下の方になりますと、7階から1階までが商業スペースでございますが、この中には一般処分保留床と──これが400億円対象でございますが、そのほかに地元処分──これは地元の商売なさっている方々に分ける保留床、それから権利床──ここにいらっしゃる方、地権者の方々の床、そういうものが商業スペースの中に入ります。それから、下の方の駐車場というのは特定処分保留床が多うございますけれども、一部商業の倉庫とかございますので、それにも一般処分保留床がほんの一部ですが入りますし、地元処分保留床、権利床もその中に含まれるという形になりまして、一般処分保留床といいますのが大きく分けますと、オフィスと商業床の一部という形になります。  それで、1ページに戻りまして、4番目の譲渡先の選考及び決定でございますけれども、処分先は事業者の設置する仙台駅北部第一南地区第二種市街地再開発事業保留床処分選考委員会が選考するという形になりますが、この選考委員会につきましては、大学の先生とか、それから法律家、それから商業関係の方、それから金融関係の方の、学識経験者5名と仙台市の局長が二人入っております。  それで、募集の選考及び決定の日程でございますが、広告を8月26日の日経新聞全国版に掲載いたしました。それで、募集要綱の配布を8月26日から9月16日までやっておるわけでございますが、説明会を9月4日にやっております。それで、最終的には応募の受付が4年10月13日、14日行うわけでございますが、現在のところ募集要綱を受け取った会社というのは54社ございます。それから、説明会に出席したのが29社というふうな現況でございまして、これから13日、14日の推移を見てみたいというふうに考えております。  次のページは、応募資格の条件のございますので、説明を省かせていただきます。  以上でございます。 73: ◯委員長  ただいまの報告に対し、何か御質問等はありませんか。 74: ◯津田宣勝委員  2点ほどお伺いいたします。  一つは、前の議会でもいろいろ問題になったものですが、現時点で権利床を有する、いわゆる地権者が今の時点で何人くらいおられるのか。  それから、これからいろいろ説明を受けたり、要綱を受け取ったりする会社は、もっとふえるんだろうというふうに思いますが、400億円に相当する処分床についての見通しについては、どのように考えておられるのか。特に、床数といったらいいんですか、処分床の数といったらいいのか、金額は出てますけれども、どういうふうな区分けになっているのか、ちょっとこれだけでは、まだわからないんですけれども、その点はどういうふうになっているもんでしょうか。 75: ◯都市整備局長  権利者の数につきましては課長から答弁させますが、400億の見通しとなりますと、非常にこのような御時世ですから難しい問題があろうかと思います。ただ、現在のところの申し込み状況を、私申しただけでごさいまして──募集要項を受け取った会社でございますので、果たしてそれが申し込んでくるか。それから、JVをどのように組むか。そのような状況になるかと思いますが、先ほど御説明したパンフの真ん中ころの各階の主な用途、この中で先ほど先生の御質問にありますように、オフィスの全部、これが一般処分保留床でございますから、それが8階から27階までと。それから、商業床というのは、ここの分の約4分の1くらいが一般処分保留床になっております。そのような状況でございます。 76: ◯都市再開発課長  入居される権利者の数でございますけれども、地権者としまして、土地建物所有者が24名、それから借家の権利を持っておられる方が17名でございます。 77: ◯津田宣勝委員  最上階、いわゆる28階以上ですね、この間までは一体テレポートの会社がどれくらいのスペースをとるようになるか、まだよくわからないというふうに言ってましたが、今の説明ですと、28階から30階まで、3フロアーを結局使うという方向が固まったと思うんですが、この使い方なんですが、他の会社と同じように権利金を払ったり、それとも買い取る形式になるのか、借りる形式になるのか、そういうふうな詰めというのは、一体どういうふうになってるんですか。 78: ◯都市再開発課長  お答えいたします。  テレポートセンターにつきましては、30階から28階までの3層でございます。ここにつきましては、仙台テレポート構想推進協議会ですか、そちらの方で、今具体的なものを検討中でございます。それから、3フロアーの床の共用分を含めまして3,170くらいの面積でございます。 79: ◯津田宣勝委員  これは買い取るんですか、この3フロアーは。 80: ◯都市整備局長  先ほど申しましたように、特定処分でございますので、会社が買うか買わないか、いずれにせよ一般処分ではなくて、会社の方が所有するような形になるかと思います。ただ、今のところそこまでは決定しておりません。 81: ◯委員長  次に、下水道局より御報告願います。 82: ◯下水道局長  それでは、下水道局より口頭ではございますが、下水処理場放出禁止請求事件の一審判決につきまして御報告申し上げます。  本件は、新聞報道などで既に御承知のことと思いますけれども、昭和57年に原告であります仙台市漁業協同組合から仙台市を被告といたしまして、提起された訴訟事件でございます。訴えの趣旨でございますが、南蒲生下水処理場から1日25万3,400トンを超える下水処理水の放出の禁止を求めるという内容でございます。提訴以来約10年間の間、審理が続けられてきたわけでございますが、去る9月10日仙台地方裁判所におきまして、原告の請求を棄却するという判決の言い渡しがございました。現在、判決の詳細につきましては、内部で検討しておりますが、おおむね本市の主張が認められたものと判断いたしております。なお、下水道局といたしましては、市長も先に新聞記者会見におきまして申し述べましたように、今後とも処理場の管理には細心の注意を払うとともに、下水道の普及促進を図ることによって、快適な生活環境の確保と自然環境の保全に努めてまいりたいと考えております。よろしく今後とも御指導のほどお願いいたします。  以上でございます。 83: ◯委員長  ただいまの報告に対し、何か質問等はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 84: ◯委員長  以上で、報告事項関係を終了いたしました。  この際、当局から報告を受けた事項以外で、皆様から何か発言がありましたら、お願いいたします。 85: ◯金森従之委員  建設局長の方から報告があるのかなと、そんなふうに思ってんですが、去るおととい、12日ですね。泉区建設部建設課の職員が死亡事故を起こしたわけです。これは、これなりに新聞紙上で知るとおりであろうと思うんですが、公務員法の規定によれば、禁錮以上、2年とか3年とか、執行猶予がついても、これは自然と職を失うということになっておるんですよね。そのことは、どういうものであるかわかりませんが、私が申し上げたいのは、この件について、飲酒運転とか破廉恥とか、そういうことではございませんで、夜どんなことがあったとしても、居眠り運転ということでありますから、だとしても、やっぱり処分に当たっては、所管の局はやはり退職金の問題等については十分配慮して──やっぱり37歳ですから10年以上努めたと思うんですが、そういうことの配慮をしてほしいと、このことが1点、要望申し上げておきます。  次に、まず都市整備局の方からお尋ねしますが、過半の委員会で中高層の市営住宅の改築の件の報告がありました。聞いておると、どうも私の方の実沢というところが老朽化しているのに、計画に含まれていないとかと、そんなことで、ひとつこれは計画に載せて、平成7年まで何とか考えてほしいということを御要望申し上げました。善処するというようなお話でありますが、聞くところによれば、これは計画区域に入っておるというお話を聞きました。そこで、確認申し上げますが、平成7年度入居できるように、予算等の措置を行っていただけるのかどうかについての確認をひとつお願いいたしたいと思います。  建設局長にお尋ねしますが、仙台市、泉市との合併協定によれば、泉区根白石地区の川向堂所線というのが平成4年にできることになっておる。1回説明会を開いた以降何ていうこともないんです。仙台市は、合併においてはまれに見る、誠実に、その協定に従ってやって、市民等しく、泉区民はもとより、北高南低だという言葉さえ出るほど忠実にやってもらっておるのに、この点だけが全然手つかずで、もはや平成4年度も半分以上経過しておる。今後のどんなスケジュールで、4年度中にどの辺まで努力をするという考えでおられるのか、この点について、まずお答えをいただきたい。  2点目は、これはしばしば申し上げておったんですが、泉ケ岳に行く道路の中で須藤坂というところありますよね。ここが交通の現在ネックになって、大型のバス、その他について大変渋滞を来しているところ。それはそれなりにバイパスという点についての努力をしているということは、重々承知しておる。その意向も高く評価するんでありますが、今の通行の渋滞をどうするかということも、緊急的にやらなければならない問題だろうと思うです。そういう中期的、長期的な観点に立ってのバイパスも必要だと。しかし、今歩いている道路で事故のないように、すれ違いができるように拡幅改良、緊急避難的に待避所、そういったものの対策を講ずる必要があるわけです。今、スプリングバレースキー場だ、いろんな面の、山に相当量の車両が登っているときに、ここは万年渋滞の地域だ。これは緊急に冬対策という形でやるべきであろうと。これに対して局長の所見を、まずお伺いしたいということです。  以上です。 86: ◯建築部長  お答えいたします。  一本橋の住宅でございますが、前回もお答えいたしましたように、平成3年度から7年度までの5カ年計画に入っておりまして、最終年度の7年までには完成したいと思っております。  以上でございます。 87: ◯建設局長  事故の問題につきましては、後ほど堀籠次長から説明をいたします。  泉区の川向線の話につきましては、泉区の建設部長から話をいたします。  なお、お話の泉ケ岳に至る道路につきましては、本会議でも申しましておりますように、優先順位を、長い路線ですので、やるべきところについては具体的に対応しなければならないというふうに考えておりますが、御指摘の箇所についても、できるだけ早く対応するようにいたしたいというふうに考えてます。 88: ◯泉区建設部長  お答えいたします。  県道馬橋から根白石中までの約450メーターの市道川向堂所線でございますけれども、先生御指摘のとおり、第1回の地元地権者への説明会を終わっておりますが、その後現況測量等を実施しておりますので、これらの資料等をもとに、道路拡幅計画を検討しております。今後、なるべく早い時期に地元の地権者の皆様に説明会を行いまして、協力を求めてまいりたいというふうに考えております。なお、この堂所線につきましては、先生御承知のとおり、準用河川の改良工事もございますので、既に何度か県とも協議しております。県のお話ですと、平成7年度に、この堂所線の河川の改修を考えておるということでございます。  以上でございます。 89: ◯堀籠建設局次長  今、金森先生からお話がございましたように、土曜日の日に、泉区の職員が不幸な事故を起こしたわけでございます。残念でなりませんです。しかし、この事故につきまして、まだ警察当局が取り調べ中ということもありまして、事故の全容と申しますか、原因等がまだつかめておりませんので、わかり次第──恐らくこの所管は、総務局の賞罰審査委員会にかかるんではなかろうかと思いますので、先生の御意見等は、総務局にお伝えをしていきたいと思っております。  以上でございます。 90: ◯金森従之委員  都市整備局の方の建築部長さんですか、平成7年度までつくりたいと思っております、この辺があいまいなんです。私が確認申し上げるのは、特にこの前の委員会で申し上げましたとおり、学校の校区分割によって、この学校は生徒数が極端に少なくなっておるという点からも、急いでそういう中層の市営住宅を建設してほしいという要望を申し上げた。そう思っておりますでなくて、優先順位それぞれありましょうが、特にそういう学校等の問題等も踏まえて、ぜひ7年度に建築が終わられるように努力をお願い申し上げたいと。これは、これだけ言うと、おわかりだと思いますんで、答弁はいりません。  堀籠次長さんからの御説明で、全容がわからないからというお話でございますが、私は全容はともかく、こういう不祥事を出したということについては、委員会に対して報告し、少なくとも、申しわけなかったというあいさつはあってしかるべではないのかと。そのことをまず御指摘申し上げたかったんでありまして、その際に所管の局としましては、賞罰委員会やその他のことは、それぞれの委員会があって、ここの局で決めるとか何とかというものではない。しかしながら、先ほど申し上げたとおり、破廉恥というような問題ではございませんで、不注意によるものであったとしても、情状酌量すべき余地ありということで、極力そういう点の申請をやっていただきたいということを申し上げたんでありまして、これも結構ですよ。  問題は、冬を控えてスキー客、これは大変な数でございまして、本会議で答弁した問題とこれは違うんです、建設局長。これは、この前の国道昇格に伴って、いわゆる狭隘の部分、未整備の部分をどうするかという質問があって、局長はこれに対してその部分はあると。なるべく早い機会にそれはやりましょうと。この答弁はこの答弁で、私は承知しておるものです。しかし、私の言っているのは、その川崎から須藤坂というところの区間、大体500メーターの区間が見通しも悪く、大型同士のすれ違いもできないと。今、渋滞をしているところに、緊急避難的にやる必要があるのではないかということを申し上げた。なるべく急いでやるというのではなくて、来る冬を見込んで早急に手当てをすると。私は、本格的な道路改良しなさいというのではございませんよ。緊急待避所的なものをつくっても、大型を通す、すれ違いができるように。そして冬の立派な道路が、6メーター道路という直線コースが仙台市の努力によって貫通したわけでありまして、ですから重車両の通過も多い、この地域を緊急的に、そういう待避所的なものをつくって対処すべきだということに対する質問なんですから、その意味を踏まえて答えてください。 91: ◯建設局長  まず、第1点の報告すべきだというお話でございますが、現在は御存じのように、大区役所制度ということでございまして、区長のもとでの職員ということでございまして、もちろん事業の遂行に当たっては連携をとっておりますけれども、組織上は区長さんの配下の職員ということもございまして、また被害者の方は、私ども担当しておる事業でないということから、委員長には報告しておりますけれども、この場では報告をいたしてはおりません。また、いたさない予定でございます。  なお、道路につきましては、全体として泉ケ岳に至る道路につきましては、逐次優先順位を定めながら改良しなければならないということでございますが、御指摘の須藤坂の問題につきましては、区の建設部長から答弁をさせます。 92: ◯泉区建設部長  お答えいたします。  市道須藤坂線の拡幅改良につきましては、当面といいますか、今御指摘ございましたように、交通安全上から部分的な視距改良ということで考えております。いずれ用地取得の関係もございますので、測量等も含めて、今後の現況調査等を進めてまいりたいというふうに考えております。 93: ◯金森従之委員  趣旨は、泉の建設部長わかっただろうから、その測量その他含めて早急にやるということに判断しますから、この件はいいですよ。  ただ、合併建設計画にある川向堂所線というやつは、市と市の間に基づく協定道路なんです、改修は。したがって、そこに山田川という道路の河川の改修があるとかどうかというのは、いろいろそれはその問題ありますよ。移転立ち退きもありましょうし、しかし今まで1回だけの説明をやっただけで取り組んでいるとは、私は理解しがたい。今までのことをとやかく言ったって、やらないものはやらないんだから、そのことをどうこう言うつもりはない。これから、なるべく早くという常套句でなくて、少なくとも、ことし中説明会をやり、用地買収に入り、今年度中には用地買収を終わらせるとか、遅くとも来年は一部着工したいとか、こういう具体的な答弁があってしかるべきだと思うんですが、そう思いませんか。私は、見通しとして、こういう計画、こういう作業順序で進めます。その結果、これは相手があることだから買収ができなかったり、反対があったりして、それはやむを得ない。それはあくまでも当局の努力は、我々は認めざるを得ない、相手があることだから。それで仮に5年度になり、6年度になったとしてもいい。しかし、それを全然やらないままに、なるべくやりたいということであってはならん。そうではなくて、やっぱり一つのめどをつけて進めていくというスケジュールがあってしかるべきではないのかと。その合併建設計画も、もはや終わりに近づこうとしておる。その点についての考え方をお聞きしているんですよ。そういう考え方、タイムスケジュール、お願いします。 94: ◯泉区建設部長  お答えいたします。  年内中に説明会を開きまして、用地協力について精力的に進めてまいりたいと考えております。 95: ◯辻隆一委員  水道局に若干お伺いしておきたいんですが、8月26日付の資料をいただいたんですが、釜房ダムの上流のゴルフ場の関係で、水源水質保全協定が締結をされて、水道事業管理者も判こを押されているわけですが、これは議会でも、これまでたびたび取り上げられてきている懸案でもありますけれども、このゴルフ場建設に関しては、今までは、大体仙台市が県に対する要望であるとか、そういう形で取り組んできた経過があると思うんですが、このように保全協定を締結するということであれば、ゴルフ場建設を一層促進し、仙台市自身も主体的にかかわらざるを得ないという状況になってくると思うんですけれども、この辺について、まず経緯についてお伺いをしておきたいと思います。 96: ◯水道事業管理者  バリハイゴルフ場に関する経過につきましては、この委員会でも数年にわたって御審議があったわけでございまして、4月に県知事が正式に開発の許可をしたわけでございまして、許可するまでは、私どもはそれなりの、昨年の10月半ばの市長名で知事あての文書とか、その後3月に環境アセスメントに基づく意見と申しますか、善処方の要望の意見ですね、知事に対して。そういうものをやってきましたけれども、4月に至りまして正式に開発許可が出ましたので──これは県知事の権限でございます。そこで、私どもしては、今までの状況については県としても十分、その水質水源について配慮をして、その上で環境アセス等についても県が業者を指導させまして、その上で許可をしたわけでございますので、そうなりますと、次は開発が始まるわけですので、水道局としてはというより仙台市としては、やはり水源水質保全という当面の目的を達成するために、直接業者と折衝を4月から開始をしたと。許可がおりてからですね。そういうことで、8月まで折衝を進めまして、お手元に差し上げたような協定を──この際、最初は開発業者と仙台市の間の2者の間の協定ということで、私どもは考えておったんですが、途中から、行政区域が川崎町になっておりますんで、当然川崎町の方にもそういった経過を話しましたところ、3者協定にしたいという川崎町の方の強い御要望がありまして、私どもとしましては、地元の町が参加するということは別に断る理由もありませんし、また大きい意味で、環境の保全にも役立つんではなかろうかということで、3者協定を8月26日に結んだと。その際、市長名にするか、管理者名にするかということも、十分内部でも相談し、また相手とも折衝──特に川崎町とも折衝したんですが、最終的には水源水質保全という立場から、当面企業管理者が当事者として調印をしたと。そのような経過でございます。 97: ◯辻隆一委員  この内容を細かく見ますと、いろいろお伺いしたい点があるんですが、きょうは2点だけお伺いしておきたいんですが、一つは、農薬の濃度については、貯水池に流入する直前において云々という形で書いてるんですが、こういう検査の体制というんですか、それはきちんととれているのか。あるいは、検査するポイントというんですか、例えばそれは川のような形で流れる場合もあるでしょうし、地下水的にしみ込んでくる場合もあるでしょうし、そういう体制、あるいは検査する箇所、そういったものについての細かい規定みたいなものはできているのかという点。  それから、もう一つは、農薬の問題で、毎年終了後に報告をするというふうになっているわけでありますけれども、既に県は情報公開制度で、この点について明らかにしている経過があるんですが、その点についての仙台市の考え方は、どういうふうになっているのか、お伺いしておきたいと思います。 98: ◯浄水部長  お答えします。  この協定につきましてのこれからの運用でございますが、これは今後業者の方と綿密に協議をいたしまして、協定に基づく内容を、十分私が監視できるような内容で話し合いに努めながら、今後進めてまいりたいと思っております。  それから、検査体制でございますが、原則的にはこれは業者が行います。それから、私たちが随時、必要があれば、検査をしながら監視をしていくという形をとろうかと思います。この点につきましても、今後協議に入ります。検査をした報告ですが、これは原則といたしまして公開はしないと。必要があれば、両者の協議の中で了解を得て、公開をしたいと、情報を提供したいと考えております。 99: ◯水道事業管理者  報告の件に関して、若干ちょっと。これは、いわゆる県の情報公開条例に基づくものは、これは県の方でやっていただくことにしまして、私どもは、直接ゴルフ場の経営者と申しますか、設置者から直接報告を求めたいという協定でございまして、私どもは、県の方を経由しないで、もっと早くと申しますか、ないしは立ち入り調査も含めた、そういう、もっと業者に対して、水道局として独自に報告を求めるような、そういう協定を結んだということで、今、浄水部長申し上げました仙台市としての公開というのとは、ちょっと別な──私どもは業者からもらったもの、直接議会に出すというわけにはいきませんので。そういった公開は、ルートがありますんで、本来法令等によって求めるべき県なりが公開するということなるかと思います。 100: ◯阿達孝治委員  関連してお伺いしますけれども、第9条の3に、甲は前条並びに第1項及び前項により知り得た内容については、乙の承諾を得たときを除き、これを漏えいしないというふうになっているんですけれども、これは何を意味しているんですか。 101: ◯浄水部長  これでいろいろ検査をしたり、いろいろな協議内容がございますが、特に向こうからいただく報告につきましては、先ほど申し上げましたように、うちの方だけでとめ置くと。外部に対しては、特に公開するような知らせはしないというような協定でございます。 102: ◯阿達孝治委員  この公表できないというのは、何ができないんですか。 103: ◯浄水部長  向こうの方で、いろいろ施設関係、ノーハウ関係も持っておりますので、そういうことも、施設、工場でもございますので、そういうからみの中から、そういうものにさわらないような部分だけを、向こうと協議をしながら、これはいいかと、いいというような考えのもとに外部にやると。ですから、公表できない理由というのは、そういうような向こうの立場も考慮するという考え方でございます。 104: ◯阿達孝治委員  協定に結んでいる内容には、汚濁の発生防止と農薬の使用制限、農薬の使用の停止要請、空中散布、富栄養化の抑制とか、そういうふうなことで、ほとんどが農薬等にかかわっているというふうに思うんです。これをわざわざ公表しないというふうに約束するのもおかしいんではないんですか。積極的に、安全ならば安全だというふうに、水道水には影響がありませんよというふうに、積極的に発表するのが筋ではないんですか。それを発表しないというふうに、特にしなくてならない理由はどこにあるのか。余りにもゴルフ場寄りじゃないんですか。市民寄りではないんじゃないですか、それでは。 105: ◯水道事業管理者  協定は、御承知のように、法的な根拠は全くございませんで、水道局と業者との任意の協定でございまして、その協定の折衝に当たっては、正直申し上げて中身の折衝は大変苦労した経過がございまして、時間も相当かかったわけでございます。そういう意味で、これは両者の合意に基づく協定でございますので、私どもの方の意見だけで一方的にできるような、そういうものではない、いわば民々と同じような関係でございますので。特に、部長申し上げましたように、第3項に承諾を得たときを除き、漏えいしないということでございまして、承諾を得れば、もちろん公表はやぶさかでございません。私どもは、立ち入り調査まで含めて、相当の機密事項まで知る立場に、この協定によって得たと思うんです。従来ですと、県の発表するものしか、大体情報が得られない、そういうものを直接得られるわけでございますんで、やはり一つの紳士協定的なと申しますか、全部知ったものを公にするということは、やはり一つの歯どめがあっても、私はやむを得ないのではなかろうか、そのように考えております。 106: ◯阿達孝治委員  もう一つ、発表しないというんではなくて、これを漏洩しないという文章を使っているんですよね。市役所が協定結んだやつに対して、文面の表現でも、少し納得できないような協定だなというふうに思うんですが、水道局長、自信と確信を持って結んだんでしょうから、これはいいというでしょうけれども、それらについてはどんなふうに考えているんです。漏洩しないという文章の表現については。 107: ◯水道事業管理者  これは、先ほど申し上げましたように、公法公権力に基づく行政行為でございませんので、言葉遣いもそれなりに民間の契約等と同じように使う場合もありまして、確かに官庁用語で行う公権力の場合は余り使わない言葉かもしれませんが、私どもとしましては、弁護士ともいろいろ内容について相談をした上で、十分検討協議をして行ったつもりでございますので、よろしく御理解をいただきたいと思います。 108: ◯阿達孝治委員  もう一つ別なやつで。何回も、私が青下水源地の水質保全について、いろいろ申し上げてきたんですけれども、水道局は昨年、水道記念館をつくる用地を買ってありますが、今回そのずっと上の方を買おうというふうなことで交渉しておりますが、金にも限度があるんで、すぐに直接ダムの保全に必要な場所を買うべきではないかというふうに思うんです。ところが、ずっと山の方に、何のためにここのところを買うんだろうなというところ、将来保全条例なんかつくって網をかけておくんならば、ここは大変そういうところでは必要だけれども、何で買わなくてならない土地なんだろうなというふうに思うんですが、それらについて、ここを最初に買おうと、なぜ思ったんですか、それをお聞きしておきたいんです。 109: ◯水道事業管理者  青下水源地の流域の保全につきましては、2年前、またそれ以上から検討をいたしてまいったわけでございますが、端的に申し上げて、開発の阻止と申しますか、開発をしないように、開発可能性の強いところで、なおかつ水源地に最寄りのところを。しかも、金額がたった10億しかありませんので、ポイント的にということで、いわゆる開発可能性があるところを極力買収しようということでございまして、そういう意味で余り開発が見込まれないような傾斜地等については、将来お金があれば、そういうところも、できれば欲しいなという気持ちはございますが、端的にはそういう乱開発的なもので、水源地が汚染されないようにというのが、まず第1の目標として選定を進めておるところでございます。 110: ◯阿達孝治委員  私も、そのとおりだと思うんです。そのとおりならば、これは買う必要がないというふうになるんですよ。そのとおりならば、こっちの黄色く塗ったところ、すぐに──私は、これ、もう水道局の用地だと思ってたんですが、用地でなかったところなんです。ほとんどダム用地内のところがこの用地なんです。ここを買わなくてならないんです。しかも、ここには昔ゴルフ場ができて半分でつぶれたところがあるんです。あれが危ないというんだったら、こっちの方の別な方なんですよ。だから、ここのところに目標を定めておくというのは、私は少しピントがずれているんだなというふうにしか思わない。もう一遍、再検討する必要ないんですか。 111: ◯水道事業管理者  その辺になりますと、考え方の違いということになるんではないかと思いますけれども。おっしゃることもいろいろあろうかと思います。確かに、ゴルフ場を一度開発しかけてやめたところは、会社が倒産して裁判所の方に、今競売というんでしょうか、かかっている物件がございますが、これは大変な金額でございまして、とても私どもの手に負えるような額でございません。お金があれば、そこも欲しいなという気持ちはございますが、現実にはそういう問題もあります。それから、周辺も、10億の範囲で買えるところは何とか今後買っていきたいということで、今いろいろ調査をしておるところでございます。 112: ◯阿達孝治委員  よく見て監視しておくということだけ申し上げておきます。 113: ◯金森従之委員  確認ですが、買う選定の基準あったよな。私ら方も開発になろうとして、市の水道局で買い上げてもらわなきゃならんという山が多々あるわけだ。基準を今述べたよね。阿達委員の質問に答えて、こういう基準をもって選定したと。その選定の基準、もう1度お願いします。 114: ◯水道事業管理者  したというか、するというか、私ども、一番最初は広い範囲で、大倉ダムの上とか、七北田ダムとかも含めたことも、一番最初はいろいろ検討してきましたけれども、金額面からいきましても、それから面積の広大さからいきましても、現在は青下水源地に、ある程度限定した方が得策ではないかという考えが一つありますのと、それと今申し上げた開発可能性のあるところをまず最小限度買収をしたらどうかと、このように考えておるわけでございます。 115: ◯金森従之委員  そのようならそういうふうに、市の関連している青下のために、この周辺を買うというふうに明確に位置づけをしておやりになった方が、あたりに対して迷いをなくする。何か、先ほどの説明を聞くと、水質汚濁の防止と、いま一つは開発されるような地域に絞って買うというふうになってきたら、青下だけが水道用のため池ではないですよ。大倉ダムもあるだろうし、あるいは七北田ダムもある。それでは、開発されるようなところは買ってくれるのかなと思ったって、それは当然でしょ。ですから、そういうふうに他のものは買わないで青下周辺を買うというふうに明確に、最後にお答えになるんだったら、冒頭からそういう選定をさせて、この土地を買いましたと、買う予定でありますと、このように説明してください。これから気をつけてください。答弁はいりませんよ。 116: ◯水道事業管理者  昨年の議会等に対する説明でも、当面青下水源地流域に限定をしたいということ申し上げているはずでございます。そういう意味で、確かに一番最初のときには、欲が出てと申しますか、あっちこっち検討はしましたけれども、昨年来は青下に限定せざるを得ないということで、文書では出しませんけれども、そういうニュアンスで、いろいろ議会の質疑の場で御説明、御答弁をいたしてきたつもりでございますけれども、なお今後は青下水源地に極力絞っていきたいと考えております。 117: ◯金森従之委員  答弁はいらないというのにしてもらうから、懇切丁寧ですから、一つだけ申し上げておきますが、言葉じりをつかんで申し上げるんではないですよ。当面はという言葉を使って青下周辺を買収すると。その当面が終われば、次のものに手をかけるというふうに判断してよろしいのかどうかということ、1点だけ確認します。 118: ◯水道事業管理者  第一義的には青下水源地。ただ、気持ちとしては、いろいろありますけれども、ただ現在財政計画で予定しております10億円では青下水源地の欲しいところも、正直申し上げて買えないという事情もございますので、今のところ青下水源地に限定せざるを得ない、このように考えております。 119: ◯委員長  それでは、閉会中継続審査事項について、お諮りいたします。「建設事業の状況について」閉会中も継続して審査することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 120: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、そのように議長に対して申し出ることに決定いたしました。  以上で、所管事務について終了いたしました。  これをもって委員会を閉会いたします。...