議事進行に御協力くださいますようお願いします。
それでは、順次、議案の審査に入りますが、説明をされる方は、所属、氏名を述べてから御発言ください。
また、委員及び当局の皆様におかれましては、発言の際には必ずマイクのスイッチを入れてから発言いただきますようお願いいたします。
既に、本会議において、議案に対する一定の説明がなされていること、また
コロナ禍での審査となりますので、委員及び当局の皆様には、進行に御協力をお願いいたします。
それでは、第1項、議案第59号、第4次伊賀市
地域福祉計画の策定についてを議題とします。
補充の説明はありますか。
健康福祉部次長。
○
健康福祉部次長(兼
医療福祉政策課長)(
中川雅尋君)
おはようございます。
健康福祉部次長兼
医療福祉政策課長の中川でございます。よろしくお願いいたします。
ただいま議題としていただきました議案第59号、第4次伊賀市
地域福祉計画策定について、御説明申し上げます。
まず、初めに本日追加の資料といたしまして、伊賀市
社会福祉協議会が作成しました令和2年度の
地域福祉コーディネーター活動報告書であります
伊賀流地域福祉の5年をお配りしております。よろしいございますでしょうか。
それでは、説明をさせていただきます。
本年度から5年間を
計画期間といたしまして、第4次の伊賀市
地域福祉計画、本年3月の
議員全員協議会で
中間案を説明させていただきました。その後、3月15日から4月14日にかけまして、
パブリックコメントの募集を行いました。
また、この
中間案を御説明する前、策定の過程におきましては、
コロナ禍におきまして、
タウンミーティングを行う代わりに、
計画説明の動画を公開いたしまして、市民から広く意見をいただく工夫をしました。
先にお配りしております議案第59号の資料1の資料編には、動画による
意見聴取でいただいた御意見、それから資料2には、
パブリックコメントでいただいた御意見と、その対応を掲載しております。御覧いただければと思います。
本年度に入りまして、本計画の策定を諮問いたしました伊賀市
地域福祉計画推進委員会におきまして、
パブリックコメント後の
計画案を御審議いただきまして、去る5月10日に
計画最終案の答申をいただいたところでございます。
それでは、第4次の伊賀市
地域福祉計画の概要を簡単に説明をさせていただきます。
本計画は、これまで第3次の伊賀市
地域福祉計画で取り組んできました
地域住民が主体となって
地域課題を解決していく
仕組みや全ての世代を対象とした
地域包括ケアシステムをベースといたしまして、お互いが支え合い、つながりを深めながら、一人一人が役割を持って、生きがいを持ち、暮らせる
地域共生社会の実現を目指しています。
第3次
地域福祉計画からの
変更点としましては、大きく2つございまして、1つ目として、新たな指標の追加、2つ目といたしまして、
重点施策の再編成でございます。
まず、新たな指標の追加ですけれども、
地域福祉資源力という指標を追加いたします。本計画本冊の11ページから15ページを御覧いただければと存じます。
第3次計画、この11ページからは、第3次計画を振り返ってということでございまして、第3次計画では、分析を行うための指標として、
人口動態、これ12ページに記載しております。それから
健康寿命、これは13ページでございます。成果を確認する指標として、
地域予防対応力、14ページ、それから15ページには、
生活満足度という、この4つの指標を設定しておりました。
31ページを御覧いただきたいと存じます。
これら4つに加えまして、先ほど申し上げました
地域福祉資源力というのを加えて、地域の力がどれだけ強化されているのかを見える化するため、ここに記載しております①から④までに掲げた項目について、数値化をし、その推移を追うことによりまして、
地域共生社会の実現にどれだけ近づいたかを測りたいというふうに考えております。
どのようなものかと申しますと、下のイメージ図にも書かせていただいておるんですけども、ここで本日お配りした、この
地域福祉コーディネーター活動報告書の47ページを御覧いただきたいというふうに存じます。
47ページ、48ページ、
伊賀市内の見守り、声かけ
活動一覧ということで、それぞれの地域で活動をいただいてるものを挙げていただいております。この地域の見守り、声かけ活動のこういったインフォーマルな活動、あるいは57ページを御覧いただきたいと思うんですけれども、
市内コミュニティビジネス各拠点といった地図に落とし込んだもの、それから58ページには、その一覧が記載をされております。こういった地域における取組が活性化されること、こういうことを指標として考えていきたいというふうに思っております。
次に、
重点施策の再編成ということでございますけれども、本冊の17ページから20ページを御覧いただきたいと存じます。
第3次の伊賀市
地域福祉計画におきましては、誰もが伊賀で幸せに
暮らし続けるための12の提案ということで、7つの安心、17、18ページの開いていただいて、18ページの右、上段に枠囲みをしております7つの安心、
子育てから
地域医療の7つの項目。これに加えまして、裏面を御覧いただきたいと思うんですけれども、20ページの上段に記載しております
人口推移から考える
まちづくりと
人材育成、以降5つの項目、これら、これが5つの充実ということで、この7と5を合わせて12の提案として、取組を進めてまいりました。
43ページ、44ページを御覧いただきたいと存じます。
第4次の計画におきましては、包括的な
支援体制を整えるために、43ページ、上段にございます
高齢者支援、障がい
者支援、
子育て支援、
生活困窮者支援、この4分野の支援を4つの支え、それからその下、
福祉分野以外に市民の
暮らしと密接に関わる部分とも連携しまして、安心して
暮らしていける
まちづくりに必要な分野、これを4つの安心として取り組んでいくこととしております。
また、44ページを御覧いただきたいと思うんですけれども、持続可能な
地域づくりの
仕組み、様々な機関が連携して取り組む
仕組みという2つに加えまして、3つ目のつながり合える
地域づくりであるとか、あるいは安心した
暮らし、続けられる
地域活動、困り事を抱えた人に寄り添う
仕組みという
基本理念を達成するために必要となる項目を合わせまして、6つの充実として改めて設定をしたところでございます。
以上2つが第3次計画からの大きな
変更点でございます。
本冊の107ページ、108ページを御覧いただきたいと存じます。
地域福祉の
推進体制ということでございまして、これまでから3次の計画を推進して、これから4次の計画を推進していくということでございます。
地域課題、それから
個別課題といった福祉の課題がございますが、それぞれ両面から拾い上げをしておりまして、
地域課題、
地域支援等につきましては、伊賀市におきまして、
地域福祉コーディネーター、これ
社会福祉協議会に委託しておりますけども、これが13名おりまして、
地域支援活動により、様々な地域の声を拾い上げるとともに、また市が直営で行っております
地域包括支援センターにおいても、様々な
個別課題を拾い上げ、
課題解決に取り組んでおるところでございます。
こうした地域の課題、個別の課題、集められた課題につきましては、整理、把握、共有しまして、
福祉施策の
調整会議等を経て、
課題解決に向けた
施策化を検討いたしまして、
地域福祉の推進にこれからもつなげていきたいというふうに考えております。
しかしながら、
地域課題、いろいろございまして、複雑化、複合化しており、直接解決に至らないこともあるのも事実でございますので、今後は国が推進する重層的な
支援体制の事業に乗りまして、この体制を整備し、分野を問わない包括的な支援に取り組むとともに、
地域課題の解決を円滑に行う
仕組みの強化に努めてまいりたいというふうに考えております。
非常に簡単ではございましたが、以上、議案第59号、第4次の伊賀市
地域福祉計画の策定についての説明とさせていただきます。よろしく御審査いただきますようお願い申し上げます。
○
委員長(
福岡正康君)
説明に対し、御質疑ございませんか。
赤堀委員。
○委員(
赤堀久実君)
すみません、ありがとうございます。第4次
地域福祉計画ということで、今まで縦割り、それぞれの支援が丸ごと包括的にしていくっていう、今、課長のお話があったんですけども、国がこれから進めていく
重層的支援体制整備事業っていうことで、
実施計画っていうのは、これから作成されるとは思うんですが、いつ頃予定をされてるのか、ちょっとそこら辺、教えていただきたいと思います。
○
健康福祉部次長(兼
医療福祉政策課長)(
中川雅尋君)
ありがとうございます。ただいま
重層的支援体制整備事業に関する計画はいつ策定されるのかということでございますけれども、今年度の早いうちに策定をして、取り組んでまいりたいというふうに思っております。
この
重層的支援体制の事業につきましては、これまで3次で行ってきた伊賀市の事業、
包括的支援体制構築事業といった事業も既に行っておりまして、国の制度が今やっとこの今年度から追いついてきたっていうことかなっていうふうに思っております。
包括的に全ての相談であったりとか、支援であったりとか、既に取り組んでおるんですけれども、この計画を立てることによって、さらにそれを進めていきたいというふうに考えております。
○委員(
赤堀久実君)
はい、すみません、ありがとうございます。確かに伊賀市は先進で進んでるということでね、
モデル事業でずっとされる中で、今後、本当に具体的に、地域とのまた連携という部分で、また
体制づくりをしていただけるもんだと期待をするんですけれども。ちょっと個別具体的に、こういう質問をしていいのかどうかっていうことなんですが、48ページに、
高齢者支援の中で今すごく社会的に問題になってます、この4番ですね。
介護者に対する支援の充実の中で、18歳未満の子供が介護を担うケース、今、言われる
ヤングケアラーの方々ですね、今、伊賀市でどれぐらいおられるかっていう調査ってしたことあるんですか。把握されてるのか、ちょっと教えていただけたらと思うんですけど。
○
地域包括支援センター所長(障がい
者相談支援センター所長)(
田中稔美君)
地域包括支援センターの田中といいます。よろしくお願いいたします。
市におきまして、
ヤングケアラーの調査というのは、全部を対象としては、しておりません。
ただ、今年度だったと思いますけれども、
文部科学省からの依頼によりまして、各学校におきまして、そういった調査をするということはお聞きしております。
個別に
ヤングケアラーといった状態があるということは、私どももお聞きしておりまして、18歳未満のお子様がですね、ケアをしなければならない状況っていうのは、そのお子様の課題ということではありませんでして、家族をどう支援していくかという、家族だけではなくって、我々
支援者側の課題であるというふうに受け止めておりますので、今後につきましても、そういった支援っていうのは、引き続きしていくとともに、その結果が出ましたら、それも真摯に受け止めていきまして、支援につなげていきたいというふうに思っております。
○
委員長(
福岡正康君)
赤堀委員。
○委員(
赤堀久実君)
本当に将来やっぱりこう18歳未満の子たちが、もちろん御家族のためにしっかりこう、そういうふうにやっていくっていうのはすごく大事なことなんですけど、やっぱりこう将来的にちょっとこう我慢を強いられる、制限をこう強いられるっていう、中にはやっぱりそういったお声も聞かせていただいてるので、やっぱり
教育委員会とちょっと連携を今後やっぱりしていただきながら、伊賀市の実態っていうか、調査、しっかり明確にしていただいて、具体的な支援につながっていけられるようにお願いをしたいなと思っております。
それと、もう1つなんですけど、ちょっとすみません、60ページの一時的な住まいの確保。これ
一定期間の定めてですね、緊急的に
宿泊場所や衣食を提供できる体制を整備しますって書いてるんです。これ県がそういうこう宿泊、一時的な確保ってされてるとは思うんですけど、これ市独自でするということなんでしょうか。いや、そうじゃなくて、県との連携をしながら進めていきますよということなのか、ごめんなさい、これだけ教えてください。
○
委員長(
福岡正康君)
部長。
○
健康福祉部長(田中 満君)
市独自の取組も現在行っております。
そういった場所を提供していただく団体さんがお見えでございまして、私どもそこの団体さんとお話をさせていただいて、一時的にそういったところに宿泊していただいてっていうのは、現在も取り組んでおります。
○
委員長(
福岡正康君)
赤堀委員。
○委員(
赤堀久実君)
すみません、ちょっと
勉強不足ですみませんでした。ありがとうございます。また今後、
重層的支援のまた
実施計画も出るということなので、また私も勉強して、しっかりやっていきたいと思います。
以上です。
○
委員長(
福岡正康君)
他にございませんか。
北山委員。
○委員(
北山太加視君)
66ページでちょっと聞かせていただきたいと思います。03、多
文化共生のための取組についてというところの項なんですけど、上から3行目で、いろんな
行政情報や
社会ルールについて、正しく理解してもらえるように文書を翻訳したり、通訳による云々って、こうあるんです。ちょっと私、個人的に
常々心配というか、なってるところがあって、例えばこの計画をつくりました。そしたら定住が進んでいく外国籍の人もおられるわけで、
うち高齢の方については、まだ日本語が不自由な方も結構お住まいされているように見受けられます。
特に、この
暮らしとか、この全般にわたっての考えを行政として、そういう人らに伝えるためには、全部翻訳するんか、ちょっと私では分からんのですけれども、主要なところについては、翻訳した冊子が例えば出来上がって、やっぱり配れるようになっていくっていうのが本来の福祉であるのかなって、こう思うわけで、その辺のところの考え方をちょっとお聞かせいただけたらと思います。
○
委員長(
福岡正康君)
次長。
○
健康福祉部次長(兼
医療福祉政策課長)(
中川雅尋君)
ありがとうございます。委員おっしゃってるのは、この計画について、翻訳をしてっていうことかと私、理解させていただいたんです。よろしゅうございますか。
現在のところは、この冊子もごっつうございますんで、全て翻訳っていうことは考えてはないんですけれども、概要版っていうのを作成しようかなっていうふうには考えております。それができました折には、
関係課とも相談をいたしまして、検討したいなというふうに考えております。
○
委員長(
福岡正康君)
北山委員。
○委員(
北山太加視君)
ぜひともそうしていただきたいし、できたらホームページにも掲載していただいて、いつでも見られるように、そういうふうにしていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。
○
委員長(
福岡正康君)
他にございませんか。
釜井委員。
○委員(
釜井敏行君)
お願いします。
福祉計画の33ページなんですけども、第2層の
地域包括ケア圏域が
支所単位とか
日常生活圏域単位から3か所に変更されるっていうことなんで、これ単純に考えると、より範囲が広くなると思うんです。住民からして、このことによって不便になったり、遠くなったりっていうことはないんでしょうか。
○
委員長(
福岡正康君)
次長。
○
健康福祉部次長(兼
医療福祉政策課長)(
中川雅尋君)
3層の件でございますけれども、失礼しました、2層の件でございますけれども、3次の取組と変わるとこはございません。
3次から、このようなこのイメージで1層、2層、3層、4層、5層ということで取組を進めておりまして、4次の計画でも変わることなく、この体制で進めてまいりたいというふうに考えております。
○
委員長(
福岡正康君)
どうぞ。
○委員(
釜井敏行君)
そうすると、
支所単位と
日常生活圏域単位から3か所に変わるっていうのは、これはどういうことになるんですかね、ちょっと分かんないんですけど。この箇所が減るっていうことですよね、セットで。
○
委員長(
福岡正康君)
部長。
○
健康福祉部長(田中 満君)
今回議案として提出させていただきましたのが、第4次の計画でございます。第3次、前回の計画と申しますか、現行の計画、5年前からですね、
支所単位ではなくて、
地域包括ケア圏域、市内の3か所ということで、事業のほうを進めております。