○
議長(
森本馨君) それでは、日程第九、閉会中の
継続審査並びに調査についてを議題といたします。 お諮りいたします。 ただいま配付いたしました
議会運営委員会の閉会中の
継続審査並びに
調査申し出事件一覧表のとおり、閉会中も継続して審査並びに調査を願うこととし、審査の期限は、本
委員会委員の任期中と決定いたしまして、御
異議ありませんか。 (「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
森本馨君) 御
異議なしと認めます。さよう決定いたしました。 お諮りいたします。 本日の日程は終わったのでありますが、この際、
当局提出の
議案第三十七号から
議案第四十四号に至ります八件を本日の日程に追加し、順次議題といたしたいと思いますが、さよう取り計らいまして、御
異議ありませんか。 (「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
森本馨君) 御
異議なしと認めます。さよう決定いたしました。 それでは、日程第十、「
議案第三十七
号専決事項の承認を求めることについて」を議題といたします。
議案の朗読を省略いたします。 当局の説明を求めます。……市長
◎市長(
水谷光男君)
議長のお許しをいただきましたので、平成七年度第一回
定例会の開会に当たり、
議案説明に先立ちまして、改めてごあいさつを申し上げ、あわせて私の所信の一端を申し述べさせていただきたいと存じます。 このたび、市民の御信託を得られました三十名の
議員の
皆様方に対しまして、十万
市民ともども心からお祝い申し上げます。 申し上げるまでもなく
議会は、
民主主義の根幹として、市民の立場から行政を監視するほか、幾多の機能を有するものでございます。私は、
議会と行政がそれぞれの機能を十分に発揮し、相協力し合いながら、よりよい
市民福祉の向上と市政の発展を期してまいりたいと存じますので、格別の御指導と御協力を賜りますようお願い申し上げます。 さて、昨年は、「
まつり博・三重94」が成功のうちに閉幕し、
市民皆さんの御協力による
伊勢の
伝統ゾーン、
国民文化祭・みえ94「
能フェスティバル」も好評で、市民の心意気と
伊勢の特性を内外に情報発信することができた感動の一年でございました。私は、この
まつり博を、平成五年の御
遷宮ともども千載一遇の好機ととらえ、
本市活性化のため努力をしてまいりましたが、ここ数年で大きく
基盤整備が進捗しましたことは、ひとえに
市議会の皆様、市民の
皆様方の御熱意と御理解、御協力によるものと、改めて心から感謝と敬意を表する次第でございます。 また、本年は、第二次
大戦終了後五十年、平和の時代五十年を享受してきましたが、国際間ではなお
民族間紛争が絶えず、新たな国際平和と秩序が求められております。
世界各国の
共通課題として、人口、
高齢化問題などに加え、環境問題も大きな課題となりつつありますが、近ごろはこのような
世界的課題も、
市民生活にかかわりの深い身近な問題として認識され、
地方行政として取り組まなければならない課題となってきております。 また、
技術革新と
設備投資により、生活は便利に、物質的には豊かになりましたが、今日では生活にゆとり、心の優しさと豊かさが求められ、より精神的、文化的な面を重視した施策が大切であると痛感しております。 また、さきの阪神・
淡路大震災の
早期復興、また極度の社会不安を招いております一連の事件を一日も早く究明、根絶して、社会不安を一掃し、民生の安定と
国際信用の回復を願ってやまないところでございます。 市政におきましても、今後急速に進む
高齢化に加え、
分権化、
国際化、
情報化など、
社会情勢の変化に対応する
行政需要にこたえることが急務とされております。私はこれまで、活力ある経済の発展する
まちづくり、安全、快適、便利な
まちづくり、心の通う福祉の
まちづくり、教育・文化を高める
まちづくりの四本の柱を掲げ、市政を推進してまいりましたが、今後も
皆さんの御協力をいただきまして、
伊勢市
活性化のための諸対策を積極的に推進してまいりたいと存じます。 本年度は、
総合計画改訂の年であり、
都市マスタープランの策定、それに沿った
用途地域の変更に取り組み、
定住人口に加え、新たな指標の一つとなる
交流人口を対象に
まちづくりを施行し、均衡のとれた地域の振興を図り、人々が集い、出会う夢と希望に満ちた、魅力ある
まちづくりを進めてまいりたいと存じます。 中でも、
国際リゾート三重
サンベルトゾーン構想に焦点を合わせ、
各種公共事業を積極的に推進し、
伊勢市はもとより、
伊勢志摩地域の
活性化に努めてまいりたいと存じます。 特に、
まつり博の跡地としての
朝熊山麓開発事業を初め、
市街地再
開発事業、
公共下水道事業の推進、
ごみ対策、さらには
近畿自動車道関伊勢線の四
車線化、国道二十三号と
市街地を結ぶ
伊勢南北幹線道路などの整備とともに、阪神・
淡路大震災の教訓を生かした
防災対策、
鉄道高架事業など、地域の
まちづくりを進めてまいります。 産業の振興としましては、培われた歴史と伝統を生かし、
国際化時代にふさわしい
集会都市、
観光都市づくりを目指しますとともに、
農林水産業の振興、
企業誘致、
商業近代化など、
商工業の振興に努めてまいりたいと存じます。 また、超
高齢化社会に向けて、
高齢者保健福祉サービスの充実、社会的に弱い立場にあられる方々に対する福祉の充実、
生活排水処理対策、
浸水対策などの推進など、
生活環境の整備、文化・スポーツの育成、青少年の
健全育成、生涯学習の充実など、教育・文化の振興に努めてまいりたいと存じます。 以上の施策を基本に市政を推進してまいる所存でございますが、それにはまずもって、市政を進める拠点である市役所が、私以下全職員が常に
意識改革と発想の転換を図りつつ、
経営感覚を持って市民に奉仕する心を一層高め、仕事に挑戦してまいらなければと、決意しているところでございます。あすの
伊勢市の飛躍のため邁進してまいりたいと存じますので、
皆様方の格別の御指導、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 引き続きまして、
議案の説明に移らせていただきます。 ただいま上程されました
議案第三十七
号専決事項の承認を求めることにつきまして御説明申し上げます。 これは、平成六年度
伊勢市
一般会計補正予算(第七号)に係るものでございまして、三月
補正予算成立後、
地方債の
許可額の
追加変更決定に伴い、
歳入歳出予算の
補正及び
地方債の
補正をする必要が生じましたが、急施を要し、
市議会を招集するいとまがなかったため、
地方自治法第百七十九条第一項の規定により
専決処分をいたしましたので、同条第三項の規定によりこれを報告し、御承認を求めるものでございます。 なお、詳細につきましては、助役から御説明申し上げることといたしておりますので、御了承の上、何とぞよろしく御審議のほどをお願い申し上げます。
○
議長(
森本馨君) ……助役
◎助役(
河俣平男君) ただいま上程されました
議案第三十七
号専決事項の承認を求めることにつきまして、補足の御説明を申し上げます。 これは、平成六年度
伊勢市
一般会計補正予算(第七号)につきまして、
地方自治法第百七十九条第一項の規定により
専決処分をさせていただいたもので、三月
議会終了後、
起債許可予定額が変更決定されてまいりましたので、
歳入歳出予算の総額は変更せず、
歳入予算の組み替え及び
地方債の
補正を行ったものでございます。
地方債の
補正につきましては、一ページ第二表のとおりでございまして、
ウルグアイラウンド農業合意に伴う
農業関係県営事業に係るもの及び国の
補助単価増に伴う
校舎改築事業に係るものにつきましては増額を、また地方税減収補てんに係るものにつきましては減額され、
地方債といたしまして、差し引き計七十万円の限度額の
補正を行ったものでございます。 また、この収入増に伴いまして、調整として諸収入を同額減額し、
歳入予算の組み替え措置を行ったものでございます。 何とぞよろしく御審議の上、御了承賜りますようお願い申し上げます。
○
議長(
森本馨君) 質疑に入ります。御発言はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
森本馨君) 御発言もないようでありますので、お諮りいたします。 上程中の
議案第三十七号につきましては、この程度で質疑を終わり、関係
常任委員会に審査を付託することなく、討論を省略して、直ちに承認することに決定いたしまして、御
異議ありませんか。 (「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
森本馨君) 御
異議なしと認めます。よって、「
議案第三十七
号専決事項の承認を求めることについて」は、承認することに決定いたしました。 次に、日程第十一、「
議案第三十八
号専決事項の承認を求めることについて」を議題といたします。
議案の朗読を省略いたします。 当局の説明を求めます。……市長
◎市長(
水谷光男君) ただいま上程されました
議案第三十八
号専決事項の承認を求めることにつきまして御説明申し上げます。 これは、
伊勢市
市税条例の一部改正に係るものでございまして、地方税法の一部を改正する法律が、年度に係る改正にありましては、平成七年三月十七日国会において可決成立し、四月一日から施行されるため、また阪神・
淡路大震災に係る改正にありましては、三月二十四日可決成立、三月二十七日施行されるため、条例を改正する必要が生じましたが、急施を要し、
市議会を招集するいとまがなかったため、
地方自治法第百七十九条第一項の規定により
専決処分をいたしましたので、同条第三項の規定によりこれを報告し、御承認を求めるものでございます。 なお、詳細につきましては、助役から御説明申し上げることといたしておりますので、御了承の上、何とぞよろしく御審議のほどをお願い申し上げます。
○
議長(
森本馨君) ……助役
◎助役(
河俣平男君) ただいま上程されました
議案第三十八
号専決事項の承認を求めることにつきまして、補足の御説明を申し上げます。 これは、三月二十日の全員協
議会におきまして御報告申し上げました
伊勢市
市税条例の一部改正でございまして、ただいま市長から御説明申し上げましたとおり、年度改正分であります地方税法の一部を改正する法律が三月十七日国会において可決成立、三月二十三日公布、四月一日から施行、また阪神・
淡路大震災に係る改正であります地方税法の一部を改正する法律が三月二十四日に可決成立、三月二十七日に公布、施行されることとなり、条例を改正する必要が生じましたので、三月三十一日付で
専決処分をさせていただいたものでございます。 その改正の主なものにつきまして御説明申し上げます。 まず、附則第九項の二につきましては、固定資産税の臨時的な課税標準の特例措置の創設に伴う規定の新設でございまして、平成七年度及び平成八年度に限り、臨時特例を適用した場合には、第九項の表中「二・四倍」を「二・五倍」に読みかえようとするものでございます。 次に、附則第十四項の二につきましては、軽自動車税の電機自動車に係る税率の特例措置が平成七年度分から廃止されることから、その条文を全面削除し、一方阪神・
淡路大震災に係る被災住宅用地について、固定資産税の特例の適用を受けようとする者がすべき申告の規定を新設するものでございます。 次に、附則第十四項の三から第十四項の五までにつきましては、附則第十四項の二と同様に、阪神・
淡路大震災に係る家屋の取得または改築について、固定資産税の特例の適用を受けようとする者がすべき申告の規定を新設するものでございます。 次に、附則第十六項の二につきましては、固定資産税同様、都市計画税の臨時的な課税標準の特例措置の創設に伴い、平成七年度及び平成八年度に限り、臨時特例を適用した場合には、第十六項の表中「二・四倍」を「二・五倍」に読みかえようとするものでございます。 次に、附則第二十五項及び第二十五項の二につきましては、長期譲渡所得に係る個人の市民税の課税の特例の改正でございまして、土地等に係る長期譲渡所得について、現行一律六%を、今回特別控除後の譲渡益が四千万円以下の部分は五・五%に、四千万円を超える部分は六%に改めるとともに、土地の切り売りを防止するため、読みかえ規定を新設するものでございます。 なお、この条例は、平成七年四月一日から施行するものでございますが、附則第二十四項、第二十五項、第二十七項の二、第二十七項の三、同項五の一部及び第二十八項の改正規定並びに附則第六条第一項、第二項、第四項及び第七条の規定につきましては、平成八年四月一日から、また附則第二十五項の次に一項の加える改正規定、附則第二十六項の改正規定、及び附則第二十七項の五の改正規定の一部、並びに附則第六条第三項の規定につきましては、平成九年四月一日から施行するものでございます。 また、固定資産税に関する規定の適用並びに経過措置につきましても規定をいたしておりますので、御了承の上、何とぞよろしく御審議の上、御了承賜りますようお願い申し上げます。
○
議長(
森本馨君) 質疑に入ります。御発言はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
森本馨君) 御発言もないようでありますので、お諮りいたします。 上程中の
議案第三十八号につきましては、この程度で質疑を終わり、関係
常任委員会に審査を付託することなく、討論を省略して、直ちに承認することに決定いたしまして、御
異議ありませんか。 (「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
森本馨君) 御
異議なしと認めます。よって、「
議案第三十八
号専決事項の承認を求めることについて」は、承認することに決定いたしました。 次に、日程第十二、「
議案第三十九号平成七年度
伊勢市
老人保健医療特別会計補正予算(第一号)」を議題といたします。
議案の朗読を省略します。 当局の説明を求めます。……市長
◎市長(
水谷光男君) ただいま上程されました「
議案第三十九号平成七年度
伊勢市
老人保健医療特別会計補正予算(第一号)」につきまして御説明を申し上げます。 今回の
補正は、歳入歳出それぞれ四千三百六万五千円の追加をお願いいたしております。 その主な内容でございますが、平成六年度の歳入歳出決算見込みにおきまして、国の予算措置等から、医療費に見合う国庫支出金等の収入不足が見込まれ、翌年度歳入の繰上充用を行う必要が生じましたため、
補正をお願いするものでございます。 なお、詳細につきましては、助役から御説明申し上げることといたしておりますので、御了承の上、何とぞよろしく御審議のほどをお願い申し上げます。
○
議長(
森本馨君) ……助役
◎助役(
河俣平男君) ただいま上程されました「
議案第三十九号平成七年度
伊勢市
老人保健医療特別会計補正予算(第一号)」につきまして、補足の御説明を申し上げます。 今回
補正をお願いいたしますのは、
歳入歳出予算におきまして四千三百六万五千円の追加でございます。これは、平成六年度歳入歳出決算見込みにおきまして、平成六年度医療費の支出見込みに対応いたします国庫支出金が、国の予算措置等から年度内に収入することができず、収入不足が見込まれますことから、やむを得ず翌年度歳入の繰上充用を行う必要が生じ、
補正をお願いするものでございます。 また、平成六年度医療費等の精算によりまして、収入超過となります県支出金等の返還金につきましても、所要の予算措置を行っております。
歳入予算におきましては、支払い基金交付金八百八万七千円、国庫支出金三千四百九十八万三千円を追加計上し、歳出予算におきましては、償還金七百三十八万七千円、繰上充用金三千五百六十七万八千円を追加計上いたしております。 以上、極めて雑駁でございますが、補足の説明とさせていただきます。 何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○
議長(
森本馨君) 質疑に入ります。 御発言はありませんか。……二十番浜田君
◆二十番(
浜田耕司君) 一点だけお尋ねさせていただきたいと思います。 今の助役の御説明によりますと、いわゆる老人保健、老人医療のことで歳入不足が生じるというふうなことでございました。 ただ、この際お尋ねしておきたいと思いますのは、この老人医療については、これは減ることなく、どんどん
高齢化が進んでまいりますから、継続的な形になろうかと思うんです。今のお話を聞いておりますと、今回暫定的な措置であるような受けとめ方をさせていただいたんですけれども、将来にわたりましてこの老人医療の増高分についてはどのような見通しを持っておられるのか。 また、この際でございますから、もう一点お尋ねしたいのは、
高齢化人口といいますか、六十五歳以上の方々が、全国平均がどれぐらいで、今
伊勢がどれぐらいであるかということも、あわせて御説明をいただくと大変ありがたいと思います。 よろしくお願いいたしたいと思います。
○
議長(
森本馨君) ……市長
◎市長(
水谷光男君) お答えいたします。 老人医療の推移の動向はどうかということでございますが、年々国民医療費は増加しておりまして、毎年一兆円ほど大体増加しておったと記憶しております。したがいまして、今後老人医療に係る医療費の増高はまだまだふえると私は思っております。しかしながら、そういう現状をとらえまして、できるだけ予防医学、要するに病気にかかることを少なくしていく。要するに、事後処置でなくして、予防医学を徹底させるということで、厚生省の指導も仰いでおりまして、これからはできるだけ老人医療費の増高を抑えるべく、予防的な面に力を入れるということにしてまいりたいと考えております。 それから、老人の比率でございます。現在
伊勢市の六十五歳以上の老人比率は、たしか一六・三ぐらいであったと思っておりますが、全国では一四・八ぐらいではなかったかと思っております。全国平均よりも約十年ほど早く
伊勢市の
高齢化は進んでおる、このように私受けとめておりますので、御了承くださいませ。
○
議長(
森本馨君) ……二十番浜田君
◆二十番(
浜田耕司君) 今市長から御答弁をいただいたわけなんですが、いわゆる老人医療に関しては、予防していくんだというふうなお話でございましたけれども、年齢というのは毎年毎年重ねていくものでありまして、予防するから、これが抑えられるというふうな受けとめ方は、私はちょっとしにくいと思うんです。 それと、今質問申し上げましたのは、今回の措置が暫定的なものであるのかどうなのか。将来的にはどうしていくのかということをお尋ねいたしましたので、その辺を踏まえていただきまして、再度御答弁をいただきたいと思います。
○
議長(
森本馨君) ……助役
◎助役(
河俣平男君) ただいま再度の御質問でございますが、今回はこういう繰上充用をさせていただきましたが、これもやっぱり、先ほど御指摘のように続いてくるという可能性は十分考えられます。そういうときにつきましては、国、県等とも相談をしながら、抜本的な検討をしていく必要があるだろう、このように思います。
○
議長(
森本馨君) 他にありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
森本馨君) 御発言もないようでありますので、お諮りいたします。 上程中の
議案第三十九号につきましては、この程度で質疑を終わり、さらに詳細に審査を願うため、教育民生委員会に審査を付託し、審査を願い、本
議会会期中に審査結果の報告を願うことに決定いたしまして、御
異議ありませんか。 (「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
森本馨君) 御
異議なしと認めます。さよう決定いたしました。 お諮りいたします。審議の都合により、日程第十三、
議案第四十号から日程第十七、
議案第四十四号に至る五件を一括議題といたしたいと思いますが、さよう取り計らいまして、御
異議ありませんか。 (「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
森本馨君) 御
異議なしと認めます。さよう決定いたしました。 それでは、「
議案第四十号
伊勢市職員の
育児休業等に関する条例の一部改正について」、「
議案第四十一号
伊勢市
特別職の職員で
非常勤のものの報酬および
費用弁償に関する条例の一部改正について」、「
議案第四十二号
伊勢市
福祉資金貸付けに関する条例の一部改正について」、「
議案第四十三号
伊勢市
消防団員等公務災害補償条例の一部改正について」、「
議案第四十四号
伊勢市
消防団員退職報償金の支給に関する条例の一部改正について」、以上五件を一括議題といたします。
議案の朗読を省略します。 当局の説明を求めます。……市長
◎市長(
水谷光男君) ただいま一括上程されました
議案第四十号
伊勢市職員の
育児休業等に関する条例の一部改正につきまして、外四件につきまして御説明申し上げます。 まず、
議案第四十号
伊勢市職員の
育児休業等に関する条例の一部改正につきましては、地方公務員の
育児休業等に関する法律の一部改正に伴い、育児休業給を廃止するため、条例を改正しようとするものでございます。
議案第四十一号
伊勢市
特別職の職員で
非常勤のものの報酬および
費用弁償に関する条例の一部改正につきましては、国会
議員の
選挙等の執行経費の基準に関する法律の一部改正に伴い、
非常勤特別職の報酬額を改定するため、条例を改正しようとするものでございます。
議案第四十二号
伊勢市
福祉資金貸付けに関する条例の一部改正につきましては、
福祉資金の貸付限度額、償還期限等を規則にゆだねるため、条例を改正しようとするものでございます。
議案第四十三号
伊勢市
消防団員等公務災害補償条例の一部改正につきましては、
非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部改正に伴い、補償基礎額及び扶養加算額を引き上げるため、条例を改正しようとするものでございます。
議案第四十四号
伊勢市
消防団員退職報償金の支給に関する条例の一部改正につきましては、消防団員等公務災害補償等共済基金法施行令の一部改正に伴い、退職報償金の支給額を引き上げるため、条例を改正しようとするものでございます。 以上、一括上程されました各
議案につきまして、その概要を申し述べましたが、なお詳細につきましては、助役から御説明申し上げることといたしておりますので、御了承の上、何とぞよろしく御審議のほどをお願い申し上げます。
○
議長(
森本馨君) ……助役
◎助役(
河俣平男君) ただいま一括上程されました「
議案第四十号
伊勢市職員の
育児休業等に関する条例の一部改正について」外四件につきまして、補足の御説明を申し上げます。 まず、
議案第四十号
伊勢市職員の
育児休業等に関する条例の一部改正につきましては、地方公務員等共済組合法において、育児休業手当金が創設されたことから、地方公務員の
育児休業等に関する法律が一部改正され、育児休業給が廃止されましたので、これに合わせて条例を改正しようとするものでございます。 なお、この条例は、公布の日から施行しようとするものでございます。 次に、
議案第四十一号
伊勢市
特別職の職員で
非常勤のものの報酬および
費用弁償に関する条例の一部改正につきましては、国会
議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の一部改正に伴いまして、選挙長、投票管理者及び開票管理者の報酬日額「八千三百円」を「一万円」に、
選挙立会人、投票立会人及び開票立会人の報酬日額「六千八百円」を「八千二百円」に、それぞれ改定しようとするものでございます。 なお、この条例は、平成七年六月一日から施行しようとするものでございます。 次に、
議案第四十二号
伊勢市
福祉資金貸付けに関する条例の一部改正につきましては、他市の状況も踏まえまして、従来条例で規定しておりました
福祉資金の貸付限度額、償還期限等を規則にゆだねようとするものでございます。 なお、この条例は、公布の日から施行し、改正後の
伊勢市
福祉資金貸付けに関する条例の規定は、平成七年四月一日から適用しようとするものでございます。 次に、
議案第四十三号
伊勢市
消防団員等公務災害補償条例の一部改正につきましては、
非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部改正に伴うものでございまして、
非常勤消防団員等に対する損害補償の充実を図ろうとするものでございます。 第五条第二項第二号の改正は、消防作業従事者等に係る補償基礎額の最低額「八千六百円」を「八千七百円」に、最高額「一万三千九百円」を「一万四千円」に引き上げようとするものでございます。 第五条第二項第四号の改正は、満十六歳から満二十二歳までの扶養親族たる子に係る加算額「三十三円」を「六十七円」に引き上げようとするものでございます。 別表の改正につきましては、消防団員の補償基礎額を、階級及び勤務年数に応じまして、最低額「八千七百円」から最高額「一万四千円」の範囲内でそれぞれ改定しようとするものでございます。 なお、この条例は、公布の日から施行し、平成七年四月一日以降に支給すべき事由の生じた損害補償並びに同日前に支給すべき事由の生じた傷病補償年金、障害補償年金及び遺族補償年金で、同日以降の期間について支給すべきものについて適用しようとするものでございます。 次に、
議案第四十四号
伊勢市
消防団員退職報償金の支給に関する条例の一部改正につきましては、消防団員等公務災害補償等共済基金法施行令の一部改正に伴いまして、団員の処遇改善を図るため、退職報償金の支給額を引き上げようとするものでございます。
議案に記載のとおり、団員として五年以上勤務して、退職した者に係る退職報償金の額を、階級及び勤務年数に応じまして、最低額「十一万円」から最高額「八十八万円」の範囲内において、それぞれ改定しようとするものでございます。 なお、この条例は、公布の日から施行し、平成七年四月一日以降に退職した消防団員について適用しようとするものでございます。 以上、一括上程されました条例関係につきまして、補足の御説明を申し上げましたが、何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○
議長(
森本馨君) 質疑に入ります。御発言はありませんか。……山下君
◆十六番(
山下真美君) ちょっとお伺いしたいんですが、この「
議案第四十号
伊勢市職員の
育児休業等に関する条例の一部改正について」に関連をいたしますので、ちょっとお伺いしたいんです。条例を改正することそのものについて
異議があるというわけではないんですが、これに関連しまして、今条件が、
育児休業等の法律ができまして、条件が好転しまして、勤労市民が非常に育児がやりやすくなってきているという状況は喜ばしいんですが、その一方におきまして、全国的に今、お父さんなりお母さんなりがそうやって新生児のために育児をするという環境と同時に、家庭に帰って育児をしているということから、上の子供が保育に欠ける条件が緩和されたということで、全国的に今上の子まで保育が適当でないということで、帰されているという状況があちこちで今起こっているということなんです。 それで、我が市でもそういう状況が起こってくる可能性は、理屈としてはあることはあると思いますが、現状はどうなっているか。特に市職員の場合、そういうことが起こっているかどうか。そういったことについてちょっとお伺いしたいんです。
○
議長(
森本馨君) ……
福祉保健部長
◎
福祉保健部長(
佐藤幸司君) お答え申し上げます。 現在、私どもの方で扱っております公立の保育所並びに民間の保育所におきましては、育児に携わる子供が、上の子につきましては、相変わらず保育に欠けるということを踏まえまして、保育所での対応をさせていただいております。今後もそういった方向で行っていきたい、かように考えております。
○
議長(
森本馨君) ……山下君
◆十六番(
山下真美君) 今日では、保育園の方は、幼稚園に該当するような子供も保育園の方に預かってもらっているという状況もありますね。そういう、つまり学童になる以前の子供さんたちというのも、かなり保育園に今通っている子供たちがおられるわけですね。そうしますと、お母さんが新生児を育児するという家庭の状況になりますと、当然家にお母さんなりお父さんなりがおられるということで、そのくらいの年齢の子供たちが、もう保育する必要はないということで帰されているという状況が全国のあちこちであるということなんです。それで、そのことでお伺いするんですが、そういう幼稚園児に匹敵するような子供たちは大丈夫、保育所にきちっと預かっていただいて、託児がされているのかどうか。 そしてまた、市職員の場合は、そういうことが本当にきちっと行われているのかどうか。今後そういうことがもし行われてきた場合には、どういうふうな対応をするのか。特に年齢ということであれば、そういう比較的高年齢のお子さんの場合が対象になってくると思いますので、再度その点で詳細にお答えを願いたいと思います。
○
議長(
森本馨君) ……市長
◎市長(
水谷光男君) お答えいたします。 ただいま
議員御指摘の傾向は、
伊勢市では今のところありません。保育所の措置の責任は市町村長にあるわけでございます。措置命令をするわけでございます。 今後の動向はどうかというお尋ねですが、ただいまお話しのように、全国的にそういう問題が起こってくることは考えられることでございます。十分ひとつそれは、そのときに考えさせていただきたい、このように考えております。
○
議長(
森本馨君) 他にございませんか。……
中村義之君
◆二十四番(
中村義之君)
議案第四十二号
伊勢市
福祉資金貸付けに関する条例の一部改正、この中で、助役説明を受けました。
福祉資金の貸付限度額、償還期限等を規則にゆだねるということに改正をするわけでありますが、理由が、他市の例にならいというふうなことを表現されましたが、条例でそのままにしておくことに何か不都合があるのか、規則にゆだねるという必要はかくかくしかじかという理由はどういうことなのか、ひとつその点だけ御説明をいただきたいと思います。
○
議長(
森本馨君) ……
福祉保健部長
◎
福祉保健部長(
佐藤幸司君) 従来から県下でこの条例を制定いただいておりますが、県下的にも毎回毎回、毎年限度額の改正があるということがございます。そういったところで、毎回これを条例の改正という形の中で御審議をいただいておるものでございますが、毎年毎年こういったところの改正がございますので、これを規則に委任することによって、御審議を簡易化させていただきたい、そういうことでお諮りを申し上げておるものでございます。
◆二十四番(
中村義之君) 了解。
○
議長(
森本馨君) 他にございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
森本馨君) 御発言もないようでありますので、お諮りいたします。 上程中の
議案第四十号外四件一括については、この程度で質疑を終わり、さらに詳細に審査を願うため、総務委員会に審査を付託し、審査を願い、本
議会会期中に審査結果の報告を願うことに決定いたしまして、御
異議ありませんか。 (「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
森本馨君) 御
異議なしと認めます。さよう決定いたしました。
常任委員会開会のため、休憩いたします。 (休憩午後一時五十八分) (再開午後二時二十九分)
○
議長(
森本馨君) 休憩前に引き続き
会議を開きます。 お諮りいたします。 ただいま市長から、先刻の答弁について発言の
申し出がありますので、許可いたします。……市長
◎市長(
水谷光男君) 先ほど浜田
議員の老人人口比率のお尋ねに私は、全国比率は「一四・八」、
伊勢市の比率は「一六・三」とお答えしたのでございますが、
伊勢市の平均比率は最近「一七・0」になりましたので、謹んで訂正をさせていただきます。
○
議長(
森本馨君) 浜田
議員、よろしいですか。
◆二十番(
浜田耕司君) 了解。
○
議長(
森本馨君) お諮りいたします。 休憩前の本
会議におきまして審査付託となっております
議案第三十九号、
議案第四十号外四件一括につきましては、それぞれ審査を終了した旨報告がありましたので、これを本日の日程に追加し、ただいま申し上げた順序により議題といたしたいと思いますが、さよう取り計らいまして、御
異議ありませんか。 (「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
森本馨君) 御
異議なしと認めます。さよう決定いたしました。 それでは、「
議案第三十九号平成七年度
伊勢市
老人保健医療特別会計補正予算(第一号)」を議題といたします。 本件につきましては、休憩前の本
会議におきまして教育民生委員会に審査付託となっておるものであります。 この際、審査結果の報告を願うことにいたします。……二十九番浜口君
◆二十九番(
浜口秀也君) 上程中の「
議案第三十九号平成七年度
伊勢市
老人保健医療特別会計補正予算(第一号)」について、本日、本
会議休憩中に委員会を開会し、慎重なる審査の結果、全会一致をもって原案どおり可決すべしと決定いたしましたので、御報告申し上げます。 何とぞ本
会議におかれましても、よろしく御決定くださるようお願い申し上げます。
○
議長(
森本馨君) ただいまの報告に対しまして、御発言はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
森本馨君) 御発言もないようでありますので、お諮りいたします。 上程中の
議案第三十九号につきましては、この程度で討論を省略し、委員会報告どおり可決することに決定いたしまして、御
異議ありませんか。 (「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
森本馨君) 御
異議なしと認めます。 よって、「
議案第三十九号平成七年度
伊勢市
老人保健医療特別会計補正予算(第一号)」は、原案どおり可決確定いたしました。 次に、「
議案第四十号
伊勢市職員の
育児休業等に関する条例の一部改正について」外四件一括を議題といたします。 本件につきましても、休憩前の本
会議におきまして総務委員会に審査付託となっておるものであります。 この際、審査結果の報告を願うことにいたします。……三番宿君
◆三番(宿典泰君) 御報告いたします。 ただいま上程されました「
議案第四十号
伊勢市職員の
育児休業等に関する条例の一部改正について」外四件一括につきまして、本日、本
会議休憩中委員会を開会し、慎重なる審査の結果、全会一致をもって、いずれも原案どおり可決すべしと決定をいたしましたので、御報告申し上げます。 本
会議におかれましても、よろしく御決定くださいますようお願い申し上げます。
○
議長(
森本馨君) ただいまの報告に対しまして、御発言はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
森本馨君) 御発言もないようでありますので、お諮りいたします。 上程中の
議案第四十号外四件一括につきましては、この程度で討論を省略し、委員会報告どおり原案を可決することに決定いたしまして、御
異議ありませんか。 (「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
森本馨君) 御
異議なしと認めます。 よって、「
議案第四十号
伊勢市職員の
育児休業等に関する条例の一部改正について」、「
議案第四十一号
伊勢市
特別職の職員で
非常勤のものの報酬および
費用弁償に関する条例の一部改正について」、「
議案第四十二号
伊勢市
福祉資金貸付けに関する条例の一部改正について」、「
議案第四十三号
伊勢市
消防団員等公務災害補償条例の一部改正について」、「
議案第四十四号
伊勢市
消防団員退職報償金の支給に関する条例の一部改正について」、以上五件は、いずれも原案どおり可決確定いたしました。 以上で、本日の日程全部を終了いたしました。 この際、去る四月五日、本市で開催されました第七十八回東海
市議会議長会定期総会におきまして、長年にわたり市政の発展に尽くされました功績をもって特別表彰を受けられました、
中村義之君、
中野泰男君に表彰状の伝達を行います。 (伝達)
○
議長(
森本馨君) なお、小職も同じく表彰を受けましたことを御報告いたします。 また、前
市議会議員岡野侃司君におかれましては、二十年の長きにわたり市政発展に尽くされました功績をもって特別表彰を受けられましたので、小職より伝達いたしますので、御報告申し上げます。 以上で表彰状の伝達を終わります。 お諮りいたします。 以上をもって、本
議会定例会提出の全
議案を議了いたしましたので、いまだ会期は残っておりますが、これをもって本日の
会議を閉じ、
市議会定例会を閉会いたしたいと思いますが、御
異議ありませんか。 (「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
森本馨君) 御
異議なしと認めます。さよう決定いたしました。 それでは、これをもって本日の
会議を閉じ、
市議会定例会を閉会いたします。 右
会議の顛末を録し、ここに署名する。 平成七年五月十八日
伊勢市議会議長 伊勢市議会議員 伊勢市議会議員...