◎
上下水道課長(
山添雅男) お答えします。ご指摘のとおり、
現金預金を持って経営をしております。その
現金預金については、会計室のほうで一定額を運用していただいて、その運用の利益については
水道事業会計のほうに繰り入れていただいているという状況でございます。 ただし、この
現金預金につきましても、平成29年度に
簡易水道と
上水道事業を統合したときには11億円程度ございました。これにつきまして、年々減少している状況で、令和7、8年頃には5億円を切るという見込みをしております。 この減額していく要因につきましては、
水道事業会計でも
給水原価に対して
供給単価が伴っていないと、回収率が約70%ということで
一般会計からの一定の基準内の繰入れはございますが、やはりこの回収率が悪いということで、年々
現金預金が減っていっております。それで基準内の繰入れをしていただくということで、令和7、8年頃までは、これが5億円切らないわけですけども、その頃には5億円を切って、運営が、経営が伴わないようになる状況と判断しておりまして、その頃には
水道料金につきましても、
料金改定が必要であるというふうに考えております。
○議長(
宮崎有平) 杉上議員。
◆1番(杉上忠義) そこで、
営業収益はいいんですけど、その下を見ますとせっかく収益が出ても、
営業外収益で3億7,100万円が計上されております。前年比1,200万円減ってるんですけども、これはせっかく営業、水道、
営業努力で企業としてやるわけですけども、この
営業外収益で、なぜ、これぐらいの、そのマイナスが出るかですね、3億7,000万円と書いてありますけども。
○議長(
宮崎有平)
暫時休憩とします。 (休憩 午前9時47分) (再開 午前9時48分)
○議長(
宮崎有平) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開します。
山添上下水道課長。
◎
上下水道課長(
山添雅男) ご質問で、これは
常任委員会資料の8ページに
営業外収益が前年度と比較して1,240万円ほど減額になっているということだと思うんですけども、これにつきましては、この
営業外収益といいますのは、様々な他
会計補助金の増減であったり、
長期前受金戻入の、その年によって入ってくる金額が計算式によって違いますので、それによる減額でございまして、その起債の償還の額とか、その年度の額によって算出されるもので、特に何か起きてという問題ではございません。
○議長(
宮崎有平) 杉上議員。
◆1番(杉上忠義) もう1点、疑問に思うんですけど、今度、緑色のほうに返っていただきますと、不用額が出てるんですけど、現場として。その多額の不用額なんですね、我々から見ると。事業は一生懸命やってもらうんですけど、その最初の見通しと違う成績が出てしまうんですけど、その見通しが狂った要因があると思うんですけど、お願いします。
○議長(
宮崎有平)
山添上下水道課長。
◎
上下水道課長(
山添雅男)
決算参考資料の34ページに
水道事業の不用額を一覧表にまとめたものを添付させていただいております。 この中で一番大きな不用額というのは、下から、これは表で言うたら4行目、合計欄から言えば2行目上なんですけども、これが先ほど説明しました
岩滝地域の導水管の
布設替え工事の
舗装復旧を予定しておりましたが、次年度に送ることによって、
補助対象として扱っていただけるということと、また舗装が、その年度にやるよりかは、しばらく置いてからやったほうが
舗装復旧のほうも安定してできるということで、繰り越したものが、これが4,100万円ございます。これが一番大きな原因でございまして、そのほかにつきましては、やはり予算に対して
実施設計、また、入札による
請負残等がございまして、その分での減額の不用額というふうになっているものでございます。
○議長(
宮崎有平) 杉上議員。
◆1番(杉上忠義) その不用額が出る中で、企業債という表現で、地方債ですね、その企業債の残高だけ確認しておきたいと思うんですけど。
○議長(
宮崎有平)
山添上下水道課長。
◎
上下水道課長(
山添雅男) 質問にお答えします。企業債の残高につきましては、こちら緑のほうの
決算参考資料の50ページのほうに
特別会計、また、
水道事業会計の企業債の
発行一覧を添付させていただいております。 それで下の表、一番下が
水道事業会計になりまして、令和3年度末の
企業債残高が約52億円ということになっております。
○議長(
宮崎有平) 杉上議員。
◆1番(杉上忠義) 慎重な発行をしていっていただきたいというふうに思うんです。ここで企業として見るんなら、
給水原価というのを出しておられると思うんですけども、本町の
給水原価は出し方、私分かりませんけども、幾らになっているでしょうか。
○議長(
宮崎有平)
山添上下水道課長。
◎
上下水道課長(
山添雅男) お答えします。こちらも
決算参考資料の172ページを見ていただきますと、5番の
料金原価というところで、
供給単価と
給水原価を計上させていただいております。 令和3年度の
給水原価につきましては、
消費税込みで280.64円、また、
供給単価につきましては200.21円ということで、これが、先ほどちょっと答弁の中で申し上げさせていただきましたけども
供給単価、
給水原価の割合としまして、回収率が70%ということで、この分でやはり毎年、これが100%になればいいわけですけども、
現金預金のほうも減っていくということになっているものでございます。 それで、この分については、
水道事業会計は
現金預金を持っておりますが、
下水道事業会計は持っておりませんので、これが、下水道としましては基準外の繰入れということで、
赤字補填ということになっているものでございます。
○議長(
宮崎有平) 杉上議員。
◆1番(杉上忠義)
給水原価が出てるということで、そこから計算していきますと、本町の
水道会計の、企業で言いますと
経営収支で、純利益はどこに出ているんでしょうか。
○議長(
宮崎有平)
山添上下水道課長。
◎
上下水道課長(
山添雅男) お答えします。決算書の548ページ、下から4行目、当年度純利益ということで6,920万6,050円と、6,900万円ということになります。
○議長(
宮崎有平) 杉上議員。
◆1番(杉上忠義) 努力していただいた結果が出たというふうに思って、ありがたいと思います。そこで、大変、今般の報道等々にも、非常に私たちの中で、我が町は、その500円の
水道料金を毎月減額していただいて、
大変町民は喜んでいるところでございます。
社会状況としては、ご存じのように
コロナウイルスの問題で地域の
社会経済は大変厳しい中、あるいは食料品、燃料代の相次ぐ値上げの中で物価の高騰が続いております。 町にも、この対策は求められる中での施策で喜んでいるわけですけども、今般、非常に私たちの生活、水道、密接に関係して生活に大きな影響を及ぼすんですけども、町長にお聞きしたいんですけども、
公共料金の対策をしていくのが非常に重要な時期なんですけども、今日の朝刊では
業績改善を努力しながら下水道の値上げを、昨日の
記者会見でも発表されましたけども、
公共料金に対する町長の姿勢というのか、取組を議会としても聞いておきたいと思いますので、お願いいたします。
○議長(
宮崎有平)
山添町長。
◎町長(
山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと存じます。議員のご質問につきましては、
公共料金の改定に係る見解ということでお尋ねを頂いたところでございます。
公共料金の改定につきましては、それぞれの
当該公共料金において、住民の皆様方の参画のもとに審議会を編成しているケースもございます。 そうした審議会などの議論というものを十分に尊重しながら、この間、
公共料金の改定については、我々としても具体的なご提案も議会にさせていただいてきたと、今、そういう状況にございます。 議員から、先ほど
下水道料金の改定についてのご案内、そして、
水道料金の改定についてのご質問ということを承りました。このそれぞれの料金につきましては、まさに与謝野町
上下水道審議会におきまして、慎重なるご審議を頂いてきたというところでございます。 その結果、答申の中では
水道料金については、料金を据え置くけれども、
下水道料金につきましては、一定の
料金改定がやむを得ない時期に差しかかっているという答申を頂いていると、今そういう状況にあります。なお、
附帯意見といたしまして、この改定時期でございますが、
コロナ禍の影響というものを十分に熟慮してほしいという意見を付していただいていると、そういう状況にあります。 そのような中で、私どもとしても
緊急事態宣言が発令をされているさなか、あるいは国によります
各種減免制度などが展開をされている、そういう状況の中にあっては、やはり住民の皆様方に、過度な負担をお願いをすることになる
料金改定については、避けるべきなんではないかという判断をいたしたところでございます。一方で、この
下水道料金の体系というのは、我が町の会計における構造的な課題であるということでもございます。 そうしたことから、私どもといたしましては、今年度中の
料金改定をお願いをしていくことが将来にわたる安定的な
下水道会計の運営につながっていくものと考えているというところでございます。
○議長(
宮崎有平) 杉上議員。
◆1番(杉上忠義) 隣の町の
水道料金は、2020年度に約33%の
値上げ幅だったというふうに承知しております。
公共料金の変動は、物価に対する影響も非常に大きいと思いますので、町民の理解を十分得ながら、慎重な取組であってほしいということをお願いして、質疑といたします。以上です。
○議長(
宮崎有平) ほかに質疑はありませんか。 3番、
野村議員。
◆3番(野村生八) それでは、令和3年度の
水道事業会計について、1回目の質問を行います。まず、基本的なことからお聞きしますが、決算書を見ていても、前にはたくさんあった
簡易水道の会計がないので、上水道に一本化されたんだなというふうに思いますが、そのことの確認と。 それから、もう一つは、大きな問題としてあったのが
簡易水道管の統一ですね、連結といいますか、これはどういうふうに今なっているのか。東西で全て予定していた水道は連結がもうできているとか、東西も、もう連結されて町内一つになっているのか、その点についてお聞きします。
○議長(
宮崎有平)
山添上下水道課長。
◎
上下水道課長(
山添雅男) 議員のご質問にお答えします。合併当時は
簡易水道事業、これは野田川、
加悦地域が
簡易水道事業。また、
岩滝地域が
上水道事業ということで経営しておりましたが、平成29年度の4月から
上水道事業一本ということで、今は経営しているものでございます。これは、国のほうの要請によるものでございます。また、それぞれの水道の管の連結につきましては、男山と、また、下山田が隣接してます。ここは連結されております。 そのほか、それぞれの
簡易水道は隣の
簡易水道とはつながっているという状況でございます。ただし、ちょっと山深いにある上水道については、どうしてもつなげれないので、一部接続されていない地域があるということでございます。ほとんどの町なかの管路につきましては、接続させていただいているという状況でございます。
○議長(
宮崎有平)
野村議員。
◆3番(野村生八) 接続については、再度聞きますが、計画していた接続は全て、つまりこれでもう終わって、改めて、まだ接続を、これからしなければならない費用のかかるものはもうないというふうに受け止めたらいいんでしょうか。
○議長(
宮崎有平)
山添上下水道課長。
◎
上下水道課長(
山添雅男) 議員の、今言われましたように、一応、予定している
接続事業については完了したということでございます。
○議長(
宮崎有平)
野村議員
◆3番(野村生八) この
簡易水道全てを、
企業会計に一本化するということも、それから
簡易水道管、
水道施設を連結するということも大変大きな費用の伴う事業で、これが危惧されていたんですが、一応、それはもうやり切った上で、この令和3年度決算になっているということでは、いわば、それを乗り越えて、今現在に至っているんだなというふうに受け止めています。 下水道においても、面整備が終わって、それを乗り越えて今からは減っていくということが、この間の
下水道質疑で確認させていただきました。同じような、両方とも状況だなと思います。 そこで、
運営状況について質問しますが、有収率、いわゆる漏水の状況とか、水質の問題とか、それから、そういう関係でですね、
運営状況については、どういう状況になっているのか、お聞きします。
○議長(
宮崎有平)
山添上下水道課長。
◎
上下水道課長(
山添雅男) お答えします。まず漏水、有収水量につきましては
決算資料、
参考資料の172ページの4番、業務量として掲載させていただいています。 令和3年度の有収水量は90.71%ということで、どうしてもこれは日々、漏水は発生しますので、いたちごっこですが、追いかけ、追いかけ漏水修理はしておりますが、90.71%と。ただ、
全国平均と比べますと、若干成績はいいほうかなと、
全国平均、これは最新のデータが令和元年度でございますが、89.8%ということになっておりますので、若干ですが、いいようなことになっております。 また、水質につきましては、地下水を水源としてる浄水場、表流水を水源としている浄水場で異なりますが、定められた水質基準はクリアしていると、もちろんクリアしないと給水できませんので、クリアしておりますが、先ほど言いましたように、地下水と表流水では若干、例えば、白い固形物が付着するだとか、そういうような問題はありますが、全て水質基準内での給水ということになっております。
○議長(
宮崎有平)
野村議員。
◆3番(野村生八) 漏水については、以前から非常に
水道会計の中では、注目している数字で、これが、影響する、非常に影響する可能性は大きいということで問題がありました。 現状の90.71%というのは、いわば改善、かなり改善せんなんということでは、全国的から見ればいいので、そんなに大きな問題となっている状況ではないというふうに捉えられているのか、さらに、こういうところでの漏水の可能性を、まだ探せないところを探して工事しなければならないという、そういう状況にあるのか、この点はいかがでしょうか。
○議長(
宮崎有平)
山添上下水道課長。
◎
上下水道課長(
山添雅男) お答えします。有収水量については、確かに
全国平均からすれば成績はいいほうでございますが、まだまだ改善する余地があると思っております。といいますのも、与謝野町につきましては、全施設をリモートで監視することが今現在できております。 その中で、夜間配水量が、どうしても日々増えてる浄水場がございますので、そちらについては職員がエリアを絞って調査したり、また、専門業者のほうに漏水の調査を依頼したりして、日々直しておりまして、今年度に入りましても、結構な漏水を発見することができておりますので、まだまだ有収水量のほうは伸びしろがあるというふうに考えております。
○議長(
宮崎有平)
野村議員。
◆3番(野村生八) 京都府の広域化のグランドデザインの資料では、基幹だと思うんですが、基幹の管の経年劣化の指数というのは、これ私、見方が間違えとるんかどうか分からないですが、与謝野町は非常にいい数字かなと思ったんですが、まず、この点を確認します。1桁ほかよりも少ない数値なんですが、この基幹の経年劣化の状況というのはどんな状況でしょうか。
○議長(
宮崎有平)
山添上下水道課長。
◎
上下水道課長(
山添雅男) お答えします。経年劣化といいますのは、与謝野町は現在、約2%台ということで、これは水道管の
耐用年数が40年ということで、40年を経過してる管路が2.2%台ということでございますが、これは昭和の終わりから、平成の初めからずっと下水道関連、下水道の整備に伴いまして、配水管の
布設替えを行いました。 また、平成10年以降、施設の配水池の移転だとか、そういうような浄水場の改良に伴いましても導水管、送水管の
布設替えを行ったことによりまして、現在は2%台と、非常に経年の管の率は低いですが、これが20年後には60%から70%に増えるというふうなことになっている状況でございます。
○議長(
宮崎有平)
野村議員。
◆3番(野村生八) 今の話を聞いて思い出しましたが、野田川のときでも合併後からは加悦の中でも盛んに施設の改修や管の
布設替えをしてきましたんで、そういう状況かなと思います。 基幹は、そういう形で古い管ではないけども、漏水ということで言えば、そしたら、その後のところの管が古いということがあるのかどうかはいかがでしょうか。
○議長(
宮崎有平)
山添上下水道課長。
◎
上下水道課長(
山添雅男) お答えします。基幹管路というのは、導水管、送水管、また配水管のうち、給水の分岐がない管路のことを基幹管路といいまして、それについては、大体0.3%の老朽化率ということでございまして、そのほかの町なかに布設してあります配水管のことを配水支管と言うわけですけれども、こちらが与謝野町で全配管の延長が約240キロございますが、そのうちの195キロほどを占めております。こちらについては、ほとんどが塩ビパイプですね、昔で言うビニール管ということで、こちらにつきましては、先ほど言いましたように、こちらも下水道関連の
布設替えとかで現在は老朽化率は2%台ですが、もうこれも平成の初めから
布設替えしてますので、順次20年後には、ざっと70%が経年化の管となっていくという予定でございます。
○議長(
宮崎有平)
野村議員。
◆3番(野村生八) 管の耐震化ですね、あるいは施設の耐震化は、さっきあったように、かなり改修、新しくしてるんでいい数字かなと思うんですが、それらを含めた耐震化の状況は、どのような状況でしょう。
○議長(
宮崎有平)
山添上下水道課長。
◎
上下水道課長(
山添雅男) ご質問にお答えします。耐震化率につきましては、先ほど言いました、基幹管路、導水、送水、配水本管につきましては53.1%でございます。また、配水支管ですね、そのほかの配水管につきましては、これは、求める耐震性能が低いことから、ビニール管でも耐震管と認められております。そのビニール管の中で、ゴム輪接合というて、のりづけじゃなくてゴム輪の接合していくという管でなるわけですけども、こちらにつきましては、これを評価できると判断しますので、93%という耐震化率になります。それで基幹管路と配水支管との合計で言いますと、全体で約80%の耐震化率ということになります。 また、施設のほうにつきましては、配管のほうは配管延長の割合でやりましたけども、浄水場、また配水池につきましては、その受け持つ水量で耐震化率を出しておりまして、浄水場につきましては45.47%。また、配水池につきましては69.46%という耐震化率となっております。
○議長(
宮崎有平)
野村議員。
◆3番(野村生八) この特に管の耐震化なんですが、これは今、計画としては、どういう形で今後やっていく、この令和3年度の状況から、どういう形でやっていく計画になっているのかお聞きします。
○議長(
宮崎有平)
山添上下水道課長。
◎
上下水道課長(
山添雅男) お答えします。管の耐震化につきましては、
耐用年数を経過した管を優先的に、また、重要給水拠点がある地域を優先的に耐震化を行う予定にしておりまして、ざっと10年間で10億円、1年平均1億円ぐらいは投資をしていく予定をしております。これが大体30年間ほど続けていく必要があると考えております。
○議長(
宮崎有平)
野村議員。
◆3番(野村生八) はい、分かりました。施設の改修、あるいは管の改修含めて、いわば今後、大きな出費をしなければならないような予定はない、ある程度、安定した状況で運営ができているというふうに受け止めました。 そこでお聞きしますが、先ほども質問ありましたが、この令和3年度も事業は1億円ぐらいで、私、下水道のときに間違えて質問しまして、事業の起債が下水道でゼロと質問しましたが、水道のことで、下水道のほうは、ほぼ満額の起債があって、下水道はゼロ、事業の中でも起債がされてないんですが、これは水道の場合は
企業会計だから、事業する場合に、できるだけ起債を起こさないという、今後は。形でされるということでしょうか。どういう形で、令和3年度も含めてなってますか。
○議長(
宮崎有平)
山添上下水道課長。
◎
上下水道課長(
山添雅男) お答えします。起債につきましては、できるだけ借りない。やっぱり借金ですので、借りなくて済めば借りない方向で考えておりまして、先ほどの杉上議員の答弁で申し上げましたように、
現金預金が、まだ何とかありますので、そのあるうちは起債を借りなくてもいけるわけですけども、今後、この令和4年度の事業につきましても、4億円の投資を考えております。 そのような、年によって多くの改良費を使うときは、
水道事業のほうの起債を発行していただくようなこともしていかないと、
現金預金が一気に下がっていきますので、その
現金預金とのバランスを見ながら、起債は借りていくというような計画をしております。
○議長(
宮崎有平)
野村議員。
◆3番(野村生八) 令和4年度は令和3年度よりも、いわば3億円増えるということで、そういうことはあるという、そのときに残高を使っていくということであれば、これを令和3年度みたいな起債を借りずにという形で運営できていく見通しなのか、あらかじめ今の残高だと毎年、事業を行うに当たっては、一定の起債を借りながらやっていく、このことが将来見通してとしては必要だというふうなことは
企業会計では大体、普通は、そういう形だと思うんですが、なぜ令和3年度は、これゼロなのか、もう一度、お聞きしたいと思います。
○議長(
宮崎有平)
山添上下水道課長。
◎
上下水道課長(
山添雅男) お答えします。今後、約50年間で、先ほど30年間では30億円と言いましたけども、50年間では約260億円の投資が必要だと考えております。 今後は、起債を発行しないと絶対にやっていけないというふうに考えておりますので、令和3年度までは何とか、自己資金で事業が行えたということでございます。
○議長(
宮崎有平)
野村議員。
◆3番(野村生八) それを踏まえてですね、お聞きしたいんですが、経営の健全性、効率性、老朽化にかかわる経営指標の状況という資料が、先ほどのグランドデザインの資料にあります。この中で与謝野町は100.57%で、ほかの町に比べて、かなりいいんですが、今言われたような現金があって、起債を借りずにやっていけてるということで、そういう数字なのか、これはどのように課長は、この数字を見ておられますか。
○議長(
宮崎有平)
山添上下水道課長。
◎
上下水道課長(
山添雅男) お答えします。ちょっと京都府の資料、余り目を通してないわけですけども、多分、今後の投資額とか、その辺の統計的なデータの見込みの問題で起きてますので、もしかしたら、最新のデータで算出しますと、ちょっと悪くなるのかなということでございまして、ちょっと京都府が統計データを基にコンサルタント会社でシミュレーションしたものだと思いますので、ちょっとその辺の内容については、ちょっと今日の段階でお答えすることができませんが、申し訳ございません。
○議長(
宮崎有平)
野村議員。
◆3番(野村生八) すみません。その中の
経営収支比率のことを言ってます。さっき言わなかったと思います。経常収支比率は、経常収益を経常費用掛ける100で割った数字だというふうに説明で書かれてます。簡単に言えば、収益が大きいということが、どういうふうに考えるのかということなんですが、これはまた、そしたら、今後、検討していきたいと思います。 それで、起債が、さっきあったように52億円残っていると。そして、この令和3年度で言えば3億7,000万円減ったという形で、新しい起債されてませんからね。公債費も減っていくということになっていくと思います。 この起債に関しては、今後、令和4年度とか、でこぼこはあるにしても、先ほどから聞いている内容で言えば、この
水道会計においても起債は暫時減っていくというふうに見たらいいと思えるんですが、これはいかがでしょうか。
○議長(
宮崎有平)
山添上下水道課長。
◎
上下水道課長(
山添雅男) お答えします。起債のほうは、残が増えないように、事業費のほうで調整しながら事業のほうを進めていく予定をしております。
○議長(
宮崎有平)
野村議員。
◆3番(野村生八) ということは、今後のちょっと長期的な見通しでは、先ほどから聞いてますと、この与謝野町の水道
企業会計は、新たな投資というのが、そんなに必要なことではなくて、今までもたくさんやってきたという状況で、大きな投資は必要ないのかなというふうに思いましたが、3億7,000万円の新たな起債を起こすということは、それ以上の事業が必要だということ、毎年ね。というふうに思えるんですが、ちょっと意味がつかめませんでしたので、もう一度分かるように教えてください。
○議長(
宮崎有平)
山添上下水道課長。
◎
上下水道課長(
山添雅男) 起債は起こすわけですけども、起債は減っていくというようなことでございます。
○議長(
宮崎有平)
野村議員。
◆3番(野村生八) すみません。今の状況を維持するという意味が、今の残高が維持されると勘違いしまして、ちょっと申し訳ありません。分かりました。減っていくということですね。 最後に、
一般会計からの繰入金についてお聞きします。2億4,000万円ほどあるわけですが、基準内、基準外、それぞれ幾らになっているのか、お聞きします。
○議長(
宮崎有平)
山添上下水道課長。
◎
上下水道課長(
山添雅男) お答えします。こちらは委員会資料のほうでお配りしてます、14ページを見ていただきますと、令和3年度の
水道事業に対する
一般会計繰入金をまとめております。2億4,343万円に対しまして、そのうちの704万8,000円を除く額が全て基準内に繰入れと。この700万円につきましては、2年に1回、男山第1水源の農業用水を兼ねた水源地の土砂の浚渫をしていますが、これの
水道事業分と農林事業分との、農林事業分の負担額を繰り入れていただいているもので、
水道事業会計につきましては、ほぼ全額基準内に繰入れということになっております。
○議長(
宮崎有平)
野村議員。
◆3番(野村生八)
水道会計にふさわしく、基準内繰入だけで、あと現金の蓄えで、今、運営できている状況かなというふうに受け止めました。 以上で、1回目の質問を終わります。ありがとうございます。
○議長(
宮崎有平) ほかに質疑はありませんか。 3番、
野村議員。
◆3番(野村生八) それでは、2回目の質問をします。 広域連携が京都府が主導して、かなり前から行われています。この点について質問します。これは何年前から始まり、令和3年度においては、どのような議論がされたのか、まずお聞きします。
○議長(
宮崎有平)
山添上下水道課長。
◎
上下水道課長(
山添雅男) 広域連携につきましては、まず近隣の北部7市町では、以前から平成の終わりぐらいからは何か今後、将来にわたって持続可能な経営ができないかということで連携する協議はやっておりました。 また、京都府のほうでは、平成30年だったかな、のほうにグランドデザインを策定されるということで、その中で広域連携のほうのことをグランドデザイン、また、水道ビジョンのほうにうたわれてまして、令和3年度につきましては、それの改訂版というか、新たなものを令和3年度中に策定されるということで、現在、幹事会、また、11月には首長を含めた検討会が行われて、今年度の令和5年3月には新たなグランドデザインを発表されるというような形で、その中で広域連携についても、京都府の案が示されるということになっております。
○議長(
宮崎有平)
野村議員。
◆3番(野村生八) 令和3年度では新たな改定ということですが、その改定の内容だと思うんですが、既に京都府はホームページで出しています。 この令和3年度は、それに向けた取組がされたということで、そこでお聞きするんですが、もうかなり、そういう、いわゆる舞鶴、綾部、福知山以北を一つの
水道会計にという形に向けて、京都府は、もう一本化するという方向で進めています。 これについて、かなり議論されてきて、これについては、与謝野町として、これ町長に聞けばいいんですかね。与謝野町として今日まで議論してきて、これに参加することが効果的だと思うような、そういう内容になっているのかどうか、まずお聞きいたします。どちらでもいいですけど。
○議長(
宮崎有平)
山添上下水道課長。
◎
上下水道課長(
山添雅男) お答えします。京都府がリーダーシップをとられて、グランドデザイン、また、その広域連携について、まとめられているものにつきましては、これは府内全域の
水道事業が将来にわたって、安心・安全な水道水を供給できることを、そのために京都府としての方向性を示されているもので、京都府としましては、今までの水道の統計データを基に、こういうことが考えられますということで、一定、選択肢を幾つか並べられておりまして、それについて取り組むかどうかは、各自治体の判断ということで、やはり効果、メリットのあるものについては、取り組まなければ、今後、
水道事業をやっていけないと思っていますので、そういう選択肢を提案していただいているということで、積極的に参加というか、それに向かって進んでいるというものではなくて、その示されたものでいい効果があれば、もちろん取り組む必要があると考えております。
○議長(
宮崎有平)
野村議員。
◆3番(野村生八) 広域化に向けて与謝野町が進んでいるわけではないという答弁ですけど、既に、今言われた資料というのは、かなり出されてますよね、京都府のほうから。そのいろんな会議の中で、どういうふうに広域化すればなるか。この中身見ていると、下水道と同じように、この北部は、北部全体が本当に密集地がなくて非効率な地域なんでね、南部に比べれば広域化のメリットは少ないというね、こういう形が、もう既に示されているんではないかと思うんですが、この問題について、今まで参加されて議論されて、今どういう到達を、与謝野町としては考えておられるのか、お聞きします。
○議長(
宮崎有平)
山添上下水道課長。
◎
上下水道課長(
山添雅男) 京都府の示されている北部圏域に関することにつきましては、事務の共同化であったり、施設の共同化であったり、最後には経営の統合ということもございますが、現在は事務であったり、施設の共同化にすることによって、何か将来的に安定的な経営ができないかということを検討してる部分がございます。 その中の一つとして、令和2年でしたっけ、窓口業務の共同発注ということで、それぞれの事務は、それぞれの市町でしますが、発注だけ共同でやって、スケールメリットで業者を選定するというようなことには、既に取り組んでおりますし、電気の、電力の共同での入札とか、そういうことについては、もう既に取り組んでおります。 ただ、京都府がシミュレーションの中で示しております、与謝野町と京丹後市をつないで水を送るだとか、そういうふうなことは、一応、机上で計算されたもので、現実的ではないと思っておりますので、その辺については、研究はしますけども、メリットがあれば行うということでございます。
○議長(
宮崎有平)
野村議員。
◆3番(野村生八) 再質問になると思うんですが、今、言われたことはもちろん理解しているんですが、例えば、窓口業務を広域化した場合に、どれぐらいの効果があるのかという試算も出されていますが、わずかの効果ですよね、本体から見れば。 これを実際、始めた宮津市は、反対に負担が440万円ほど増えると、北部全体の広域化のメリット以上に、宮津市だけで実際始めたところが負担が増えているというふうな資料になっていると思います。 ほかの資料を見ても、先ほどから言っているように、管の状況から見ても、それからいろんな施設の状況からいっても、この間、議論した中でいろんな指標を見られて、それをどう分析されているのかということが聞きたいんですが、今の令和3年度の議論された中身、ここに出されている資料というのは、今言われた令和4年3月の改訂版を出すための資料ですけどね、見ているのは。 既に、この内容を見ると広域化に与謝野町が参加することは、デメリットのほうが大きいのではないかと私、読めるんですが、課長は、その判断、どういう今、現状では、こういう数字を見ておられるのか、再度お聞きします。
○議長(
宮崎有平)
山添上下水道課長。
◎
上下水道課長(
山添雅男) お答えします。経営に対するシミュレーションについては、あくまでも、その現統計時点のデータですので、今後の、それぞれの市町の状況によっては、大幅に変わると、グランドデザインのほうでも書いてございますので、その辺は、あまり効果があるものとは思っておりませんが、窓口業務につきましても、確かに費用効果は少ないです。特に与謝野町の場合、前回、提案させていただいたときよりも、職員数が2名減ってますので、これを、窓口業務を委託したことによって、また、減らすということは、もう不可能に近いと思っております。 どちらかと言えば、費用効果は少ないですけども、この人員が減少している中で、そういう提携業務を外部委託することは、やっぱり組織の体制だとかの強化。また、その他、施設の管理の整備とか、各種経営の計画だとか、そちらのほうの強化になると考えておりますので、費用は少ないですけども、今後、
水道事業を継続していく上では、もう大事なところの補強になると考えておりますので、その窓口業務については、今後も進めていきたいと考えております。
○議長(
宮崎有平)
野村議員。
◆3番(野村生八) それで京都府の資料では、北部の広域化で、さっきも言われましたが、効率化できない、費用を減額できないということで、北部の欄は効果額がもうバーに、数字が出ていないので、北部で出されているのは綾部、舞鶴、福知山、ここについては効果が出るという形で出されています。 これを見ると明らかに、その下に北部では困難というふうに書かれてますよね。地域的に見て、京都府が言っている机上で三つの広域化というのは、北部では、特に与謝野町では、もう既に難しいということが、このことはですよ、部分的なことは、まだ言われているの別にして、もう明らかではないかと、この資料を見ると思えるんですが、再度お聞きします。
○議長(
宮崎有平)
野村議員、
決算認定の質問に入ってください。これはちょっと外れとると思います。
野村議員。
◆3番(野村生八) じゃあ
決算認定からもう一度言い直しますが、令和3年度の、さっき1回目の質問で、るる質問しましたとおり、先ほどありましたように、
水道料金の大幅値上げによって、大きな課題乗り越えて、現状の
水道事業会計というのは、こういう形でやっていけると。 一方で、令和3年度においても、広域化の、そういう府のデザインの会議には参加されて、そういう取組をされているわけですね。この取組が、今後も必要なのかと、この令和3年度の内容を見ても、どう見ても、今、出とる内容を考えただけでも、与謝野町が、このことを
水道会計の事業として、令和3年度の実績を見ても、今後、続けていく必要性がないという、そういう
決算資料から見ても言えるのではないかなと思っているので、そういう質問しているんですね。 ここについての、令和3年度の、こういう、これ既に出てる内容ですから、課長は広域化に参加されて、どういう見通しを今後、個々の問題は別にしても、今、府が全体で三つに分けようとしている問題についての見通しをどう持たれたのかということをお聞きしたいということなんですが、いかがでしょうか。
○議長(
宮崎有平)
山添上下水道課長。
◎
上下水道課長(
山添雅男) お答えします。令和3年度の決算を見れば、十分、今は成り立っておりますが、
水道事業につきましては、今後50年、100年、200年ずっと水道水を供給していかなければいけない事業だと考えております。 そんな中で人口が減り、職員も減り、そうなったときに、どんどん施設は老朽化していき、投資も先ほど言いましたように、今後、50年で263億円の投資が必要と考えておりますので、そんな中で、いざ、この先もうまえない、もう経営が成り立たないとなったときでは手遅れになりますので、こういった京都府が主導となって行われている、いわゆる今後、持続可能な経営について協議には参加することは大事だと思っております。 その中で、経営統合はしないものの、広域連携で、多少、少しでも事業が安定、経営の安定、また、運営の安定ができることがあれば参加したいと思っておりますので、今後も、この協議には積極的に参加する必要があると考えております。
○議長(
宮崎有平)
野村議員。
◆3番(野村生八) 参加は必要ということでございますが、内容的に見れば、どこの事業も、どこの自治体の事業も同じ状況になっていくわけで、今の時点で効果がないということは、広域化全体は、言われた個々の問題は別にして、恐らくこれはもう北部は無理ではないかなというふうに、私は、この内容を見て思っていますので、今後もまた、それは質疑していきたいと思います。 それで、この中身で一番危惧されるのが、ちょっと言われましたが、職員体制だと思うんですね。与謝野町の場合は20代、30代の技能職さんがおられないという資料になっています。 これについては、広域化は別にしても、やっぱり令和3年度の、こういう状況から見ても、職員を、若い職員を育てていくということが、やっぱり必要だと思うんですが、これについては、何か、そういう令和3年度で方向性を持って取り組まれているのかどうか、この点についてはいかがでしょうか。
○議長(
宮崎有平)
山添上下水道課長。
◎
上下水道課長(
山添雅男) お答えします。職員数につきましては、合併から、上下水道課で約半減しているような、半分になっておりますので、また、技師については、特に専門的な技師については、水道1人、下水1人というような状況です。 それも、結構水道については、年配の技師1人ということなので、技術継承の面からも人員を増やしていただきたいという要望は行っているわけですけども、人事の件についての、私のほうでは人事権がございませんので、その辺については、どこの部署も職員不足ということが起きてますので、与謝野町の職員のバランスを見ながら考えていっていただけるものと考えております。
○議長(
宮崎有平)
野村議員。
◆3番(野村生八)
企画財政課長ですか、ちょっと今の答弁だと、はい、よろしくお願いします。
○議長(
宮崎有平) 小池
企画財政課長。
◎
企画財政課長(
小池大介)
野村議員のほうに、あんまり広域連携言うと、よく思われないと思うんですけども、広域連携の必要な部分も多分にあると考えておりまして、今、北部の7市町の連携事業の中で、研究を進めておるのが、今ありましたのは、水道の技術職員の問題ですけども、他方で、例えば土木の技術職員、こういった職員の配置が、非常に北部地域で採用が困難になってきておるということを、7市町の連携の中で、どういった、もちろん各市町の人事や、そういうのにも絡んできますし、定員管理なんかにもかかわってきますので、かなり時間をかけて勉強していかないと、なかなか答えが出てこないんかも分かりませんけども、先進地でやられておるような事例も勘案しながら、やはり技術を継承していく、これが今、求められていることと。 それから、これを有機的に人員配置ができないか、こういったものを土木にしろ、水道職員にしろ、もっと言えば、よその市町から言われておりますのは、古墳の発掘調査員、こういった職種の方も、あるときとないときとあったりもしますし、うまいこと機能して回すことができたら、各市町が有益な人事ができるんではないかなということも言われてますので、広域化の一つの事業の中で、そういった調査研究を今、進めておるという状況だということをちょっと報告させていただいておきます。
○議長(
宮崎有平)
野村議員。
◆3番(野村生八) 町長に質問します。先ほど示したように、施設関係についての広域化というのは北部では、ほぼ難しいと思うんですね。ということは、町として、それを維持するのに必要な職員を計画的に配置して育てていくと、その上で連携していくというのはもちろん必要だと思いますが、具体的な、特別それを課題として取り組まないと、自然には、これできないと思うんですが、そういうお考えは持っておられないでしょうか。
○議長(
宮崎有平)
山添町長。
◎町長(
山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと存じます。私どもといたしましても、
水道事業を持続的に安定的な運営をしていくということを目指してございます。 そうした中におきまして、私どもが取り組んでいける内容もございますし、広域的な連携を通じて、将来的な展望を見いだしていくという部分もあろうかと思います。 そうした展望を議論していく一つのプラットホームとして、先ほど来、議論がございました、広域化の枠組みでの議論の体制があるものと考えてございますので、我々といたしましても、その議論をしっかりと注視をしていくということを行っていく必要があるものと考えております。 一方で、先ほど議員からもご指摘がございましたように、与謝野町における専門職、技術職の採用を通じた技術継承という問題につきましては水道、下水道のみならず他課にわたる課題の一つと認識をしてございます。 そうした専門職をどのように配置をしていくのかということにつきましても、これ日々、日々といいますか、年度、年度で募集をかけたりいたしてございますが、なかなか難しい状況が差し迫っているということも事実であると認識をしているというところでございます。
○議長(
宮崎有平)
野村議員。
◆3番(野村生八) 必要性は感じて取組をされているということだと受け止めました。 さっき
企画財政課長が言われたように、与謝野町として責任を持って職員配置をしながら、その上に連携して、ほかの市町と連携していくという両方が、やっぱり必要だと思いますので、外からのあれが難しければ、今の庁舎内で育てていくということを含めた大胆な取組を求めておきたいと思います。 それで、最後になると思いますが、先ほど杉上議員に課長、答えられましたが、この令和3年度でも男山の修繕、
布設替えがあるわけですけども、男山と、それから府中のほう、宮津市の一本化するという、そういう、ほんで宮津市のほうを廃止するという、算所と大宮を一つにして、大宮のほうを廃止するという、これがホームページに突然載りました。 京都府は丁寧に、これ説明すると書いてますが、全く丁寧でないやり方だと私は受け止めていするんですが、こういうやり方で、今、令和3年度で見たってそうじゃない立場で進めている、令和4年度も、そういう立場で進めている中で、こういうやり方について、こんなんでいいんですかね、京都府のやり方が。どう思われていますか。
○議長(
宮崎有平)
山添町長。
◎町長(
山添藤真) ただいま
野村議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと存じます。京都府と市町村の連携というものにつきましては、事業ごとに様々な形があり得るものと思ってございます。我々といたしましては、その事業によらず、京都府からの情報提供をしっかりと頂きながら、市町村としての見解をまとめた上で議論を進めていくということが基本的なスタンスになろうかと思ってございます。 こうした京都府と市町村との連携というものをより定着をさせていくということによって、それぞれの事業の進捗度合いを我々としてもしっかり把握をしていく必要があるものと考えているところでございます。
○議長(
宮崎有平)
野村議員。
◆3番(野村生八) それは分かるんですけど、令和3年度の中でも、もう既に北部の広域化難しいんではないかと思うんですが、参加をしていくと、令和3年度も、そういう形で参加したことが有効だという答弁が課長からされました。 一方で、そういう議論の中身を乗り越えて、京都府が一方的に示していることが公表されると、合意もされてないことが公表されると、こういうやり方で運営すること自身は、今後、こういうことはするべきではないというふうに私は思いますし、そう思われないのか、思うのであれば京都府に対してしっかりものを言うべきではないかなと考えますが、いかがでしょうか。
○議長(
宮崎有平)
山添町長。
◎町長(
山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと思います。京都府といたしましては、広域行政を担う機関ということで、京都府内全域の利害調整ということを担っています。 我々といたしましては、与謝野町内に暮らす住民の皆様方とともに、どのように持続可能な町をつくり上げていくのかという観点の中で各種事業を行ってございます。その関係性というのは2000年頃から水平の関係性、対等の関係性にあるものと考えてございますので、立場は違えど、そして、意見の衝突はあろうけれども、府内の均衡ある発展に向けて、しっかりとした連携を確認をしていく必要があるものと考えております。 そうした中で、私どもとしても、当然、内容によっては、反対の立場をとるものもございますし、そういった中におきましては、しっかりと議論を行っていきながら、相互の理解を深めていく努力をしていきたいと考えております。
○議長(
宮崎有平)
野村議員。
◆3番(野村生八) 丁寧な説明と言いながら、各自治体への説明もなく、こういう形にされることは不本意だというふうなことを言って終わります。 ありがとうございました。
○議長(
宮崎有平) ほかに質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
宮崎有平) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
宮崎有平) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより、議案第86号を採決します。 本案について、原案のとおり認定することに
賛成議員の起立を求めます。 (
起立全員)
○議長(
宮崎有平)
起立全員であります。 よって、議案第86号 令和3年度与謝野町
水道事業会計決算認定については、原案のとおり認定することに決定しました。 ここで11時15分まで休憩とします。 (休憩 午前10時58分) (再開 午前11時15分)
○議長(
宮崎有平) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開します。 次に、日程第3 発委第2号
与謝野町議会委員会条例の一部改正についてを議題とします。 本案は、会議規則第13条第3項の規定により、議会運営委員長から議長に提出されております。 事務局に議案を朗読させます。
◎事務局長(
前田昌一) それでは、朗読をします。 発委第2号、令和4年9月28日。 与謝野町議会議長
宮崎有平様。 提出者、与謝野町議会運営委員会委員長
安達種雄。
与謝野町議会委員会条例、平成18年条例第217号の一部を改正する条例の提出について。 上記の議案を別紙のとおり
地方自治法第109条第6項及び第7項並びに、与謝野町議会会議規則第13条第3項の規定により提出します。 以上でございます。
○議長(
宮崎有平) 提出者より提案説明を求めます。 安達委員長。
◆議会運営委員会委員長(
安達種雄) それでは、ただいま発委第2号につきまして提案がありました。一部改正についてを説明をさせていただきます。 6月の定例議会におきまして、議会広報特別委員会の手続上の不備について、議員の皆さん方の賛同を得て正しい形、いわゆる特別委員会という位置づけにご確認をいただきました。 その議論をさらに議会運営委員会でする中で、広報活動については、既に常態化しており、
常任委員会とすることが、さらにいいんではないかという意見があり、今回、議会運営委員会で検討した結果、
常任委員会とすべき結論に至った次第であります。よって、提案をさせていただきます。 なお、委員の定数、構成につきましては、議会広報特別委員会規定、与謝野町議会申合せ事項の6を踏襲し、副議長、各
常任委員会から3名の合計7名の編成としております。また、これまで議員は、総務文教厚生
常任委員会、そして産業建設環境
常任委員会のどちらかに所属することが決められております。 今回、広報
常任委員会としますことによりまして、この二つの旧名の
常任委員会と、そして広報が
常任委員会化されますということになりまして、7名の方は兼ねられるという形になりますが、この条例の一部改正が可決されますと、この後の
議事日程にありますように、広報常任委員の選出となりますが、委員さんにおきましては、現在の議会広報特別委員会委員さんをそのまま広報
常任委員会委員さんと考えております。 議員の皆さん方のご賛同をお願いし、そして、広報の
常任委員会への名称変更という部分につきまして、ご理解を賜りたいと思います。 以上でございます。
○議長(
宮崎有平) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
宮崎有平) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 安達委員長、自席へお帰りください。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(
宮崎有平) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより、発委第2号を採決します。 本案について、原案のとおり決することに
賛成議員の起立を求めます。 (
起立全員)
○議長(
宮崎有平)
起立全員であります。 よって、発委第2号
与謝野町議会委員会条例の一部改正については、原案のとおり可決することに決定しました。
暫時休憩とします。 (休憩 午前11時22分) (再開 午前11時23分)
○議長(
宮崎有平) 休憩前に引き続き会議を再開します。 次に、日程第4
与謝野町議会常任委員の選任についてを議題とします。 お諮りします。
与謝野町議会常任委員の選任については、委員会条例第7条第4項の規定により、議長が会議に諮って指名することとなっております。お手元に配付しました名簿のとおり指名したいと思います。念のため事務局に朗読させます。
◎事務局長(
前田昌一) 朗読します。
与謝野町議会常任委員の選任について。
与謝野町議会常任委員を次のとおり選任するものとする。 広報
常任委員会7人、
河邉新太郎、
高岡伸明、
藤田史郎、
三田義幸、
山崎政史、山崎良磨、
渡邉貫治。 令和4年9月30日、与謝野町議会議長
宮崎有平。 以上でございます。
○議長(
宮崎有平) ただいま局長が朗読いたしましたとおり、指名することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
宮崎有平) ご異議なしと認めます。 したがって、
与謝野町議会常任委員は、お手元に配付の名簿のとおり、専任することに決定しました。 なお、委員会条例第8条第2項により委員長及び副委員長は委員会において互選することとなっておりますが、今回につきましては、広報特別委員会の正副委員長であります、委員長、
河邉新太郎議員。副委員長、
藤田史郎議員にお願いしたいと思います。 これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
宮崎有平) ご異議なしと認めます。 正副委員長さんはご苦労さまですが、よろしくお願いいたします。 次に、日程第5
与謝野町議会広報特別委員会の廃止についてを議題とします。 お諮りします。
与謝野町議会広報特別委員会の廃止について、先ほど議決により広報
常任委員会を設置することとなりましたので、
与謝野町議会広報特別委員会は、調査終了とし、廃止することにしたいと思いますが、ご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
宮崎有平) ご異議なしと認めます。 よって、
与謝野町議会広報特別委員会については、廃止することに決定しました。 次に、日程第6
議員派遣の件を議題とします。 お諮りします。
議員派遣の件については、お手元に配付しておりますとおり、派遣することにしたいと思いますが、ご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
宮崎有平) ご異議なしと認めます。 したがって、
議員派遣の件については、お手元に配付しましたとおり、派遣することに決定しました。 次に、日程第7 閉会中の
継続審査(調査)申出を議題とします。 3
常任委員会及び議会運営委員会から、審査(調査)中の事件について、会議規則第73条の規定により、閉会中の
継続審査(調査)の申出書が、議長に提出されております。 お諮りします。 委員長の申出のとおり、閉会中の
継続審査(調査)とすることに、ご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
宮崎有平) ご異議なしと認めます。 よって、委員長の申出のとおり、閉会中の
継続審査(調査)とすることに決定しました。 以上をもちまして、本定例会に付されました議案、その他は全て議了しました。 お諮りします。会議規則第6条の規定により本日で閉会したいと思いますが、ご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
宮崎有平) ご異議なしと認めます。 よって、本定例会は本日で閉会することに決定しました。 ここで、
山添町長より挨拶の申出がありますので、お受けします。
山添町長。
◎町長(
山添藤真) それでは、9月定例会の閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。 9月1日から本日まで、30日間にわたり、本定例会では、報告議案や条例の一部改正のほか、令和4年度
一般会計等補正予算、令和3年度
一般会計等歳入歳出
決算認定など、追加議案を含め、都合26件について、ご審議をお願いをしてまいりました。 この間、宮崎議長をはじめ、議員の皆様方には本会議や各
常任委員会におきまして、熱心にご議論をいただきましたこと、心より御礼を申し上げます。また、二度の日程変更にもご対応いただきましたこと、併せて感謝申し上げます。 今回の議会におきましても、一般質問では、新型
コロナウイルスに対する町の取組に関するご質問のほか、中学校の部活動の地域移行や空き家対策の現状についてなど多岐にわたるご質問、ご意見を頂戴をしたところであります。 また、オミクロン株対応ワクチン接種の開始時期などのご質問を頂いておりましたが、関係機関との調整が整ったことから、9月25日発行の広報よさのお知らせ版特別号でオミクロン株対応2価ワクチン接種について、お知らせをさせていただいたところでございます。 個別接種を9月27日から実施することと、ワクチンの供給量を勘案しながら、接種予約ができる時期について、順次お知らせをさせていただくこととしております。これまでと同様に接種を希望されます方に対しましては、迅速に対応しいていくよう取り組んでまいりたいと考えております。 また、国からは電力、ガス、食料品等の価格高騰による影響を受けた生活者や事業者に対し、新たな支援策が創設されることが発表されました。本町におきましても、様々な分野の皆様方から頂いておりますご要望に対する新たな町支援策のほか、現支援策の拡充などの制度設計を進め、迅速に対応していけるよう取り組んでまいります。 令和3年度決算につきましては、各会計に係る歳入歳出
決算認定におきましても、長時間多岐にわたりご審議をいただき、非常に闊達な議論ができましたこと、誠にありがたいく感じております。様々なご意見を承り、全会計の決算におきましても、ご承認を賜りましたことを心から御礼を申し上げます。 監査委員から頂きました、令和4年度の審査意見書におきましては、大きなご指摘事項はございませんでしたが、審査中の各課ヒアリングで頂戴いたしました、多岐にわたるご意見、ご提案につきましては、真摯に受け止め、改善に向け努力を重ねてまいる所存でございます。 結びとなりますが、今後におきましても、監査により承りましたご指摘はもとより、議員の皆様方より、本定例会でのご審議の中で頂きました、ご意見やご提言につきましては、諸政策に反映ができるよう努力を重ねてまいる所存でございますので、これまでと同様にご理解とご協力をお願い申し上げます。 以上、本定例会の閉会に当たりましてのご挨拶に代えさせていただきます。 9月定例会、誠にありがとうございました。
○議長(
宮崎有平) それでは、私からも、閉会に当たり一言ご挨拶を申し上げます。 9月定例会は、9月1日から本日まで30日間開催し、閉会となりました。 今議会に提案されました案件は、報告2件と議案の人事案件1件、条例改正3件、財産の取得が1件、町道路線の廃止と認定が2件、令和4年度補正予算8件、令和3年度
決算認定10件、追加議案1件が上程されました。 また、議員発委による広報
常任委員会の設置と、それに伴い広報特別委員会の廃止も提案されました。これらは全て議案は承認及び可決をいたしました。 また、一般質問では、15人の議員から町政の疑義をただす質問が行われ活発な質疑となりました。議員の皆様、行政の皆様、大変ご苦労さまでございました。 また、町民の皆様におかれましては、第7波と言われております、新型
コロナウイルス変異株がなかなか収まらない中で、9月26日から新型コロナ感染者の全数把握を簡略化することが始まりましたが、命と暮らしを守るため、引き続きマスク、
手指消毒、三密を避ける等の感染症防止対策の徹底をお願い申し上げます。万が一にも感染した場合には、早期発見、早期治療に心がけていただきたいと思います。 さて、澄みわたる空気が心地よく感じられる今日この頃でございます。皆さんにおかれましては健康に留意され、ご多幸をご祈念申し上げまして、第110回令和4年9月定例会閉会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。 ありがとうございました。 これをもちまして、第110回令和4年9月定例会を閉会とします。 長期間お疲れさまでした。 (閉会 午前11時36分) この会議録の内容が正確であることを証するため、
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。 与謝野町議会 議長 同 議員 同 議員...