令和 3年 9月 定例会(第103回) 第103回令和3年9月
与謝野町議会定例会会議録(第1号)招集年月日 令和3年9月1日開閉会日時 午前9時30分 開会~午後3時14分 散会招集の場所
与謝野町議会会議場1.出席議員 1番 高岡伸明 8番 山崎政史 2番 永島洋視 9番 和田裕之 3番 杉上忠義 10番 河邉新太郎 4番 山崎良磨 11番 浪江秀明 5番 下村隆夫 12番 渡邉貫治 6番 安達種雄 15番 宮崎有平 7番 今井浩介 16番 多田正成2.欠席議員(1名) 13番 家城 功3.職務のため議場に出席した者
議会事務局長 前田昌一 書記 須田美鈴4.地方自治法第121条第1項の規定により、説明のため出席した者 町長 山添藤真
代表監査委員 田中眞一 副町長 和田 茂 教育長 長島雅彦
企画財政課長 小池大介 教育次長 柴田勝久 総務課長 長島栄作
社会教育課長 植田弘志
防災安全課長 藤垣浩二 福祉課長 田辺茂雄
CATVセンター長 小牧伸行
子育て応援課長 下川賢司 税務課長 吉田雅広 保健課長 平野公規
住民環境課長 中上伸午
商工振興課長 小室光秀 会計室長 安田 敦
観光交流課長 谷口義明 建設課長 柴山 進
上下水道課長 山添雅男 農林課長 井上雅之5.議事日程 日程第1
会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定について 日程第3 諸般の報告 日程第4 報告第2号 放棄した債権の報告について (報告~質疑) 日程第5 議案第81号
人権擁護委員候補者の推薦について (
提案理由説明~表決) 日程第6 議案第82号
人権擁護委員候補者の推薦について (
提案理由説明~表決) 日程第7 議案第83号
人権擁護委員候補者の推薦について (
提案理由説明~表決) 日程第8 議案第84号
人権擁護委員候補者の推薦について (
提案理由説明~表決) 日程第9 議案第85号 和解及び損害賠償の額を定めることについて (
提案理由説明~表決) 日程第10 議案第86号 与謝野町
新型コロナウイルス対応緊急融資利子補給基金条例の一部改正について (
提案理由説明) 日程第11 議案第87号 道路法に基づく町道の構造の基準に関する条例の一部改正について (
提案理由説明) 日程第12 議案第88号 与謝野町
冷凍米飯加工施設条例の廃止について (
提案理由説明) 日程第13 議案第89号 与謝野町
冷凍米飯加工施設の
指定管理者の指定期間の変更について (
提案理由説明) 日程第14 議案第90号
岩屋西部辺地に係る
総合整備計画の変更について (
提案理由説明) 日程第15 議案第91号 町道路線の認定について (
提案理由説明~表決) 日程第16 議案第92号 令和3年度与謝野町
一般会計補正予算(第3号) (
提案理由説明) 日程第17 議案第93号 令和3年度与謝野町
下水道特別会計補正予算(第2号) (
提案理由説明) 日程第18 議案第94号 令和3年度与謝野町
介護保険特別会計補正予算(第1号) (
提案理由説明) 日程第19 議案第95号 令和3年度与謝野町
土地取得特別会計補正予算(第1号) (
提案理由説明) 日程第20 議案第96号 令和3年度与謝野町
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) (
提案理由説明) 日程第21 議案第97号 令和3年度与謝野町財産区
特別会計補正予算(第1号) (
提案理由説明) 日程第22 議案第98号 令和3年度与謝野町
水道事業会計補正予算(第2号) (
提案理由説明) 日程第23 議案第99号 令和2年度与謝野町
一般会計歳入歳出決算認定について (
提案理由説明) 日程第24 議案第100号 令和2年度与謝野町
宅地造成事業特別会計歳入歳出決算認定について (
提案理由説明) 日程第25 議案第101号 令和2年度与謝野町
下水道特別会計歳入歳出決算認定について (
提案理由説明) 日程第26 議案第102号 令和2年度与謝野町
農業集落排水特別会計歳入歳出決算認定について (
提案理由説明) 日程第27 議案第103号 令和2年度与謝野町
介護保険特別会計歳入歳出決算認定について (
提案理由説明) 日程第28 議案第104号 令和2年度与謝野町
土地取得特別会計歳入歳出決算認定について (
提案理由説明) 日程第29 議案第105号 令和2年度与謝野町
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について (
提案理由説明) 日程第30 議案第106号 令和2年度与謝野町
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について (
提案理由説明) 日程第31 議案第107号 令和2年度与謝野町財産区
特別会計歳入歳出決算認定について (
提案理由説明) 日程第32 議案第108号 令和2年度与謝野町
水道事業会計決算認定について (
提案理由説明)6.議事の経過 (開会 午前9時30分)
○議長(多田正成) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席議員数は14人であります。定足数に達しておりますので、これより第103回令和3年9月定例会を開会し、本日の会議を開きます。 本日、家城議員より欠席の届けが出ておりますので、皆さんに報告をしておきます。 それでは、私のほうから開会に当たり一言ご挨拶を申し上げます。 当議会、早いもので9月議会を迎えました。子供たち、長い夏休みが終わり8月30日月曜日から元気で登校してくれまして、少し安心しましたが、皆さん、ご存じのとおりコロナ感染第5波が全国的に猛威を振るい、さらに厳しい状況にあります。京都府でも8月20日から9月12日まで
緊急事態宣言が発令され、現在、宣言中でありますが、当町も4月、8月にかけ急激な感染状況となり、警戒レベル2まで引き上げられました。感染を余儀なくされた方々には衷心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い回復を心より願っております。ご
家族ともども力強く頑張っていただきますように、よろしくお願いいたします。 なお、住民の皆様には予防接種を受けていただくことと、受けられても引き続き気を緩めず、感染防止、予防に努めていただきますよう、よろしくお願いいたします。 さて、そのような厳しい状況ではありますが、私たちも精いっぱい感染防止、予防に努めながら9月議会を開催させていただくことといたしました。皆さんのご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。 今議会は、塩見教育長様の後任、当町の教育行政の教育長として4月1日よりご就任いただきました、
長島教育長様をお迎えしての初議会であります。教育長様には大変お世話になります。ご苦労かと思いますが、よろしくお願いいたします。 さて、今回の提出議案は報告1件、人事4件、和解1件、条例3件、変更2件、町道認定1件、令和3年度の一般・特別・水道会計の補正予算7件、令和2年度の一般・特別・水道会計の決算認定10件であります。以上、報告を含め、29件が上程されております。 9月議会の主な内容は令和2年度の
決算認定審議が主な内容ですが、7月20日から8月末までの間、田中、永島両監査委員におかれましては、各会計の決算審査をお世話になり、猛暑日の続く中、大変ご苦労をおかけいたしました。監査報告が気になるところですが、まずはご労苦に対し、議会を代表して心より厚く御礼申し上げます。 さて、当町の財政状況ですが、先日、
府立京都大学、川勝先生による財政分析を皆さんとともに勉強させていただきました。先生の分析どおり、当町の財政状況は極めて厳しい状況であり、改革、改善の要点が指摘されておりますが、そのあかしとして年々、悪化傾向にあると言っても過言ではありません。つまり基金と町債に頼らざるを得ない行政運営が数年続いており、この状況は一日も早い改革、改善が必要と考えます。今議会の審議を通し、認識を深め、真意を的確に捉えていただき、改革、改善に踏み切っていただきますよう、お願いいたします。 また、議員の皆さんには、審議を通し、めり張りのある改革、改善に迎えるよう活発な意義ある質疑となりますよう、お願いいたします。また、執行部の皆さんへのお願いですが、住民、あるいは視聴者の皆さんへも分かりやすくご答弁いただきますよう、お願いいたします。 それでは、今議会、本日より進めたいと思いますので、大変ご苦労さまですが、よろしくお願いいたします。 それでは、ここで山添町長からご挨拶の申出がありますので、お受けいたします。 山添町長。
◎町長(山添藤真) 皆さん、おはようございます。 それでは初めに、皆様方にご報告並びにおわび申し上げる事項があり、お時間を頂きたいと存じます。 まず、1点目であります。8月20日以降に各種新聞やテレビで報道されました
新型コロナウイルス感染症対策抗原検査キット配布事業についてであります。今回の報道などにつきましては、国の未承認の検査キットを町が配布をしたことは誤解を招くのではないかという点に対する疑念から報道につながったものと捉えています。本町といたしましては、特別な事情で、どうしても帰省しなければならない方々への
セルフチェックと、町民の皆様方の安心のための事業として実施をいたしましたが、保健所からは町民に誤解を与えかねないことや人流を招きかねない、判定が正しくなかった場合の問題が大きいなどのご意見を頂戴をしたところであります。 なお、
抗原検査キットの配布につきましては、
緊急事態宣言に入った8月20日以降、休止をしておりましたが、8月25日にキットの配布の終了を決定した件であります。 次に、2点目は
重度障害者日常生活用具給付事業自己負担金の算定誤りに伴う過大徴収及び過少徴収についてであります。令和3年度の
重度障害者日常生活用具給付事業の
自己負担金の算定を行っている際に算定誤りがあることが判明をいたしました。過去からの全件を調査をした結果、平成28年12月から令和3年4月までの間で15名、件数にして93件の
自己負担金の算定誤りが判明をしております。対象の皆様方には、担当課職員が訪問の上、謝罪を行い、追加徴収並びに返還についてお願いをしたという件であります。 3点目は、
宮津与謝クリーンセンターの焼却炉で
公害防止基準値を超える
ダイオキシン類が測定され、8月13日から焼却炉を停止をしているところであります。去る8月10日に
宮津与謝クリーンセンターの飛灰について、再び
ダイオキシン類濃度の
基準値超過が判明をいたしました。前回2月16日に排ガスと飛灰の
基準値超過が判明し、5月18日に通常運転を再開したばかりであり、副管理者として責任を重く受け止めております。 今回の
基準値超過につきましては、飛灰は排ガスと異なり固形化し、施設内で保管できることから、焼却炉の直接停止基準には該当いたしませんが、住民の皆様方のご意見や、これまでの経緯、また、
運営事業者との協議も踏まえ、8月13日から再停止をしたものであります。現在、丹後保健所のご指導をいただきながら、まずは
運営事業者で原因究明と再発防止策を検討していただいている件であります。 以上、3件にわたり議員、住民の皆様方に不安や不信を抱かせることになったことに対し、心からおわびを申し上げますとともに、経過を検証し、対策を講じることにより、信頼回復に努めてまいりたいと存じてございます。誠に申し訳ございませんでした。 それでは、改めまして、9月
議会定例会の開会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。 本日は、第103回令和3年9月
与謝野町議会定例会をお願いをいたしましたところ、多田議長はじめ議員の皆様方におかれましては、ご参集をいただき、誠にありがとうございます。 今年の夏は、例年と異なり、非常に雨の多い8月となり、特に8月11日から始まりました停滞前線による大雨は、九州や中国地方に特別警報が何度も発表されるなど、各地に甚大な被害をもたらしました。本町では一番多くの雨量を観測した滝地区で総雨量が241ミリに達しましたが、時間雨量は比較的に低かったこともあり、家屋などへの被害はなく、林道及び河川の法面の一部が崩壊をしておりますが、大きな被害はなく済んだ状況であります。 さて、本定例会におきましては、条例の一部改正のほか、令和3年度
一般会計等補正予算、令和2年度
一般会計等歳入歳出決算認定など、都合29件の重要議案をご審議いただくことといたしております。令和2年度決算につきましては、一般会計と特別会計との総合計で収入済額が226億2,649万円、また、支出済額が222億8,789万円で、
歳入決算額から
歳出決算額を差し引いた額の形式収支は3億8,385万円の黒字決算となりました。 しかしながら、一般会計では2年ぶりに
財政調整基金を1億7,000万円取り崩し、収支調整をする非常に厳しい決算となったところであります。これらの決算内容につきまして、先般、監査委員による決算審査についてご報告をいただき、様々な角度からご指摘を頂戴したところであります。田中、永島両監査委員におかれましては、長期間にわたり決算審査をお世話になり、誠にありがとうございました。ご指導いただきました事項につきましては、真摯に受け止め、今後の行政運営に生かしてまいりたいと考えております。 最後になりますが、本町の財政状況は依然として厳しいものであります。今後におきましても、財政面での健全化を堅持しつつ、未来につながる施策の推進により、より一層努めてまいりたいと考えております。議員の皆様方のご理解とご協力をお願い申し上げます。また、さきの6月定例議会におきまして、与謝野町
教育委員会教育長としてご同意を賜りました長島雅彦氏が本定例会から出席をされますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 以上、簡単ではありますが、本定例会の開会に当たってのご挨拶といたします。それでは、9月定例会、どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(多田正成) 本日の会議はお手元に配付しております議事日程に従い進めたいと思います。 ご報告いたします。お手元に配付しておりますように本定例会に提出されております議案は、報告第2号 放棄した債権の報告についてほか28件であります。以上、29件を上程します。 次に、日程第1
会議録署名議員の指名を行います。 会議規則第123条の規定により、3番杉上忠義議員、4番
山崎良磨議員を指名いたします。 以上の両議員に差し支えのある場合には、次の議席の議員にお願いをいたします。 次に、日程第2 会期の決定についてを議題とします。 お諮りします。 本定例会の会期は、本日から9月28日まで、28日間としたいと思いますが、ご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(多田正成) 異議なしと認めます。 よって、本定例会の会期は、本日から9月28日までの28日間と決定しました。 次に、日程第3 諸般の報告を行います。 諸般の報告についての質疑は行いませんので、念のため申し上げておきます。 最初に
総務文教厚生常任委員会の活動報告をお願いします。 杉上委員長。
◆
総務文教厚生常任委員長(杉上忠義) それでは、
総務文教厚生常任委員会の報告をいたします。7月9日に委員会を開催いたしました。まず、
委員会開会冒頭に当たり長島新教育長から就任のご挨拶があり学校教育及び社会教育に対する抱負をお聞きいたしました。 ご出席いただきまして、ありがとうございました。 2点目、
企画財政課からは、
野田川地域公共施設あり方検討委員会第三者委員会から4月2日に与謝野町に対して報告、提言書が提出されました。その内容は
野田川体育館、中央公民館、
給食センターを解体し、
野田川地域認定こども園を建設するという町の方針、計画を白紙に戻すというものであったことから、その後の町行政の在り方、動きを多くの町民が注目する中、第2次与謝野町
総合計画後期基本計画案及び与謝野町
公共施設等総合計画見直し案の策定につきます方法、今後の進め方と
スケジュール案の説明を
企画財政課から受けて委員会の審査を行いました。 まず、
第三者委員会、
あり方検討委員会から指摘があったように、多くの多様な住民が参加する
与謝野地域デザイン会議を加悦地域、野田川地域、岩滝地域、それぞれ設置し、
まちづくりや持続可能な
公共サービスをどうしていくか、それに必要な公共施設の在り方について意見、考え方を出し合っていく。そのための会議の構成とメンバーの選出方法は、各地域30人程度、メンバーは町民から無作為抽出した町民の手挙げ方式により選出する。また、職員が一地域6人ずつ参加するという説明を受けました。 各委員からは、
デザイン会議の方向性と目的、これまで本町がやったことがない無作為抽出による委員が30人も確保できるか。職員も参加することで、住民と行政の協働の
まちづくりが、どうして進められていくかなどなど、多くの意見が出されました。その後も多くの計画案が
企画財政課から説明、提案がございました。しかしながら、
地域デザイン会議の動きと同時進行するぐらいのスピード感を持って同委員会の議論を深めていく必要があると考えているところであります。 続きまして、
防災安全課の所管に関する事項につきまして、第4次与謝野町
交通安全計画の策定と議会の
議決事件対象の是非につきまして、説明と提案を受けました。まず、計画の位置づけ、国及び
地方公共団体が交通安全に関する施策を実施する方向を定めた計画であること。本町においては平成20年に計画を策定し、本計画に基づき地域の状況、実態に即した
交通安全施策を推進していると、
防災安全課から報告がありました。2点目、今回の計画期間の令和3年度から令和7年度の5か年とする今回の計画策定は、京都府の
交通安全計画を参考に令和3年度中に策定することとしている。これまで計画期間が5年間となるものの、議決事件にしたことはなかった。そこで第4次交通計画を策定するに当たり、
議会基本条例の議決事件が必要であると求める計画に該当するかどうか、判断を委員会に求められました。そこで各委員の意見を聞き、慎重に意見を集約した結果、
議決事件案件の対象にしないことといたしました。 以上が、
総務文教厚生常任委員会の報告といたします。ご清聴ありがとうございました。
○議長(多田正成) 次に、
産業建設環境常任委員会の活動報告をお願いします。
下村委員長。
◆
産業建設環境常任委員長(下村隆夫) 皆さん、おはようございます。
産業建設環境常任委員会といたしましては、令和3年6月21日に観光交流課、農林課と行いました。これについては
ヘアキャッチャーに対する経過の詳細説明ということが主なことでございましたが、一番肝心な点は京都府の
条例施行規則に基づかない不適切な管理をしていたということにすぎないということで、何も言い訳はできないということでございました。それに伴う様々な費用が増えてしまったということでございます。また、農林課も、やはりリフレかやの里に関する
ヘアキャッチャーの説明がございました。この2点を考えてみますと、
まちづくり本部会が機能していないことが多く目につくということで、これが毎回、起こっておる事件、今回もそうかもしれませんが、そういったものがきちんと機能していないと、これであれば
まちづくり本部会の意味がないということで、大体のまとめとしては委員会としては、
まちづくり本部会の在り方について検討するようにとしか言えなかったことでございます。 次に8月4日に観光協会と意見交換をいたしまして、また、
住民環境課の方にも、また、別にお越しいただきました。観光協会とは令和3年度事業計画の説明を受けまして、観光振興と産業振興の具体化が必要であり、地域との一体化が必要ということになりました。これはもともと観光とは何かという基本的な問題をもう一度、考えていただけるということでございますので、町民の皆さん方に、やはり観光とは、どんなものが見える形になるのか、あるいはどんなことをしたら観光のために役に立つのか、そういったことを町民と一緒に考えるというようなお話でした。
住民環境課については、先般、火葬場についての条例改正した意味は、現行の
指定管理料等の話ではなく、実費を払うためのものであるということを強調されておりました。また、町の負担は修繕費なので指定管理料とは別の意識を持っていただきたいということで、この中において家城議員も発言をなさっていた他市町村との兼ね合いについては、現在まだ、相手先のあることで、当町としても何も言うことはできないというお話でございました。 以上、3点でございます。ご清聴ありがとうございます。
○議長(多田正成) 次に、
議会広報特別委員会の活動報告をお願いします。
山崎良磨委員長。
◆
議会広報特別委員長(山崎良磨) 失礼します。それでは、
広報特別委員会より報告をさせていただきます。 令和3年8月6日、京都府自治会館にて
広報研修会が行われ、正副委員長、
議会事務局職員にて出席いたしました。研修は2部制で第1部では全国的な広報での事例を基に読者を意識した
議会報づくりを学びました。第2部では講師である金井講師より大山崎町、井手町、宇治田原町、伊根町、そして当町、与謝野町の広報誌の実際の紙面を添削、クリニックにしていただきアドバイスを頂きました。 与謝野町のアドバイスといたしましては、グラフの金額単位の修正や、より具体的な写真を掲載するのが望ましいといったアドバイスを受けました。委員間で認識を共有し今後につなげていきたいと考えておる次第です。 以上をもちまして、
広報特別委員会の報告を終わります。
○議長(多田正成) 続きまして、一部事務組合の報告をお願いします。 最初に、与謝野町宮津市中学校組合議会の報告をお願いします。 浪江議員。
◆11番(浪江秀明) おはようございます。 令和3年第2回与謝野町宮津市中学校組合議会臨時会について、報告させていただきます。 令和3年第2回与謝野町宮津市中学校組合議会臨時会が令和3年7月16日に与謝野町役場本庁舎3階大会議室において開催されました。まず、最初に教育委員会の異動の報告としまして、柴田課長が次長を兼任する報告がなされました。その後、令和2年度与謝野町宮津市中学校組合一般会計繰越計算書についての報告がありました。内容としまして、学校施設整備事業として7,921万2,000円の繰越しであり、橋立中学校の便所改修であり、これは補助決定が3月であったため繰越しとなりました。また、新型コロナウイルス感染症対策事業として81万円を繰越ししています。 次に、議案として宮津市中学校組合
教育委員会教育長の任命について提出され、長島雅彦氏が全員一致により承認されました。また、発議として与謝野町宮津市中学校組合議会会議規則の一部改正について、宮津市の松本隆議員より提出され、審議されました。 提案理由としまして、議員活動と家庭生活の両立支援策をはじめ、男女の議員が活動しやすい環境整備の一環として、出産、育児、介護など、議員としての活躍するに当たっての諸要因に配慮するため、育児、介護など、議会への欠席事由を整備するとともに、出産については母性保護の観点から出産に係る産前、産後の欠席期間を規定するため所要の改正を行い、また、請願者の利便性の向上を図るため、議会への請願手続について、請願者に一律に求めている押印の義務づけを見直し、署名、または記名、押印に改めるため、所要の改正を行うものであります。 以上、審議の結果、全員一致により可決されました。 以上、与謝野町宮津市中学校組合議会臨時会の報告とさせていただきます。
○議長(多田正成) 次に、宮津与謝環境組合議会の報告をお願いいたします。 河邉議員。
◆10番(河邉新太郎) 失礼します。それでは、宮津与謝環境組合議会から報告させていただきます。 与謝野町役場大会議室におきまして、全員協議会が8月24日に開催されました。本日はタクマ・タクマテクノス特定運営共同企業体からも説明員として5名の方が出席されました。内容は、
宮津与謝クリーンセンターの公害防止基準(焼却飛灰の
ダイオキシン類濃度)の超過についてです。 初めに城崎管理者から、去る8月10日に
宮津与謝クリーンセンターの飛灰につきまして再びダイオキシンの濃度基準超過が判明しました。2月16日、飛灰の
基準値超過が判明、5月18日通常運転を再開したばかり、管理者として痛恨の極みであり、責任を重く受け止めています。議員並びに1市2町の住民の皆様をはじめ関係者に多大なご心配とご迷惑をおかけしていますこと、この場をお借りしておわび申し上げます。 現在、丹後保健所のご指導をいただきながら、まずは
運営事業者で再発防止策の検討をいただいているところです。城崎管理者から人事紹介がございました。本年2月定例会で監査委員として選任されました、中村明昌
代表監査委員、本年4月、伊根町、与謝野町の人事異動により職員の交代で事務局次長補佐に和田直樹さん、事務局主任に上林大志さんになりました。 続きまして、高村事務局長から今日までの経緯と対応について説明がありました。8月10日に
運営事業者から7月28日、試料採取から公害防止基準3.0ナノグラムを超える3.3ナノグラムの測定値が検出されました。最終処分場へ埋立処理する焼却飛灰の排出を停止した11日、丹後保健所へ訪問し、飛灰処理物の
基準値超過報告を行った。また、地元2地区の対策委員会委員長へ焼却飛灰の
基準値超過報告、状況説明を行った。 17日には、同環境組合の定期検査でも焼却飛灰から同基準の1.3倍となる
ダイオキシン類が測定された。 20日には、宮津市与謝野町最終処分場放流水、及び周辺環境地下水調査実施を行った。 23日には、丹後保健所へ中間報告を提出した。 24日には、可燃ごみ外部へ、排出先は大阪府内の民間廃棄物処理施設へ。追加費用に関しては前回と同様、全額
運営事業者が負担することになっています。 続きまして、柴田副センター長から、これまでの経緯及び取組、今後の対策について報告がありました。 一つ目、経緯につきましては、ただいま高村事務局長から説明がありましたので、割愛させていただきます。 2番目、再稼働の運転状況については、1、
ダイオキシン類発生防止等に関する運転状況は確認項目として、①燃焼室ガス温度850℃以上。②排気ガスCO濃度30ppm以下。③集塵器入り口排ガス温度200℃未満。結果として、問題はありませんでした。 2、ろ過式集じん器運転状況は、結果として運転中に異常な差圧は見られなかった。 3、排ガス
ダイオキシン類分析については、結果としてろ過式集じん器出口の
ダイオキシン類濃度が
公害防止基準値以下であったため、正常であることが確認できた。ただし、ガス冷却室入り口から出口で排ガス
ダイオキシン類濃度の増加が見られ、ガス冷却室における
ダイオキシン類の再合成が懸念される。 4、飛灰モニタリング状況は、結果として2021年7月8日までの運転では、ろ過式集じん器捕集灰の
ダイオキシン類濃度は、公害防止基準以下であった。7月20日の立ち上げから7月30日までの期間において、異常があったと推察される。 5、追加分析・追加ラボ試験について、①ガス冷却水分析は、結果としてガス冷却水に使用する再利用水のTOC濃度については、運転管理値以下であったが、休炉時及び運転再開後においてTOC濃度が高くなる傾向が確認された。 ②ダスト加熱試験は、電気炉の加熱温度ガス冷却室出口温度に近い300℃、350℃、400℃に設定してダイオキシンを測定した結果、300℃と350℃では
ダイオキシン類の増加が見られたが、400℃では確認がなかった。よって、300℃と350℃では、
ダイオキシン類の再合成が発生する可能性があることが示唆された。 3、飛灰中
ダイオキシン類の
基準値超過原因の推定については、前述の結果により飛灰中の
ダイオキシン類の
基準値超過原因が、ガス冷却室部分での
ダイオキシン類再合成の影響が考えられる。その要因として2点が想定されます。 1、ガス冷却水の水質の影響については、前述のガス冷却水の分析に基づき、ガス冷却水の水質が
ダイオキシン類の再合成に起因している可能性があると考えております。ガス冷却水の水質改善を図ることにより、ガス冷却室の
ダイオキシン類再合成の抑制は期待できます。休炉期間後(焼却炉立上後)には、ガス冷却水のTOC濃度が一時的に高くなり、それによりガス冷却室の
ダイオキシン類の再合成が生じている可能性が考えられます。 2、ガス冷却室出口温度の影響については、前述のダスト加熱試験の結果により、ガス冷却室出口温度が
ダイオキシン類の再合成に起因している可能性があると推察しています。現状の設定温度350℃から前述のダスト加熱試験で再合成が少ないことが確認された温度、400℃に変更し、再合成しやすい温度域での滞留時間を短くすることでガス冷却室での
ダイオキシン類再合成の抑制が期待できます。 今回の飛灰の
ダイオキシン類基準値超過は、前回とは異なる事象が起因していると考えております。また、前述の原因については、再稼働後の自主測定結果と机上試験の結果に基づいて推定したものであり、実際の原因を特定するためには、本施設での検証運転が必要と考えています。 4、試験運用における検証内容について、ガス冷却水(再利用水プラス、プラント用水)の混合比率を変動させ、最適な管理値を決定します。炉停止・検証運転時に再利用水の余剰が生じた場合は、外部排出して処理します。 2、ガス冷却室出口温度については、ガス冷却室出口排ガス温度の設定温度が原因となり、
ダイオキシン類が再合成している可能性があります。設定温度380℃、または400℃に変更し、試験運転結果により最適な設定温度を決定したいと考えています。今後の対応について、上記の試験運転結果を踏まえて、恒久対策を検討・確認の上、実施します。なお、前述の試験運転期間中に発生する飛灰は、構成市町の最終処分場への搬出は停止し、弊社の責任の下、本施設内に保管し、最終的には管外の処理施設へ搬出します。 以上、宮津与謝環境組合全員協議会の報告といたします。
○議長(多田正成) 次に、京都府後期高齢者医療広域連合議会の報告をお願いします。 宮崎副議長。
◆副議長(宮崎有平) それでは、京都府後期高齢者医療広域連合議会、令和3年第2回定例会の報告をいたします。 去る8月19日、午後1時半からメルパルク京都におきまして、全員協議会と議員説明会が行われました。全員協議会では、令和3年第2回定例会の議事日程、
会議録署名議員、副広域連合長、監査委員の説明がありました。また、次回、令和4年2月定例会の日程を協議し、令和4年2月2日に全員協議会、2月10日に定例会を開催すると決定いたしました。 議員説明会におきましては、報告事項として1点目、令和3年度保険料賦課の状況について。2点目、新型コロナウイルス感染症に係る支援措置等の実施状況について。3点目、法改正の窓口負担割合見直しについて。4点目、医療費等にかかる負担区分の判定誤りについて。5点目、後期高齢者医療制度に関する全国協議会要望についての5点の説明が行われました。 そして、8月27日、午後1時30分からメルパルク京都におきまして、京都府後期高齢者医療広域連合議会、令和3年第2回定例会が開催されました。本議会においては、一般質問はもちろんですが、議案の質問、討論も全て通告制となっております。また、今回、各市町から新たに選出された10名の新しい議員の紹介がありました。 次に、堀口広域連合長から同意4件、議案2件、認定2件、承認1件の9件が上程されました。同意案件の同意1号、2号は、副広域連合長の選任であります。堀忠雄、和束町長と吉田良比呂京都市副市長の副広域連合長の選任を同意いたしました。 同意3号、4号は広域連合監査委員の選任であります。川村和久城陽市監査委員と、片岡勉京田辺市議員の広域連合監査委員の選任を同意いたしました。 次に、一般質問の通告が1件ありまして、久御山町の巽悦子議員が一般質問を行いました。持時間は20分でありました。 次に、議案第8号 令和3年度京都府後期高齢者医療広域連合
一般会計補正予算(第1号)を審議いたしました。補正額は750万3,000円で、令和3年度一般会計予算総額は10億5,250万3,000円であります。提案理由では本広域連合事務局事務室が狭小であり、新型コロナウイルス感染症対策や今後の窓口負担の見直し等による事務の増大を見据えた執務環境の改善を図るための事務室移転経費及び保健事業推進のための総務管理費について繰越金を財源として歳出予算を増額補正するものであります。採決をいたしました結果、全員賛成で可決いたしました。 次に、議案第9号 令和3年度
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を審議いたしました。補正額は25億7,695万円で、令和3年度特別会計予算の総額は3,788億3,487万6,000円であります。提案説明では1点目は令和2年度で終了予定であった新型コロナウイルス感染症にかかる傷病手当金について厚生労働省から令和3年12月31日まで制度を延長し、財政処置を行う旨の通知を受け、国庫支出金の財源として保険給付費を増額補正するものであります。 2点目には、令和2年度中に概算で交付された支払基金からの後期高齢者交付金等について、翌年度精算することとされているところ、超過交付となったため返還に要する経費について、繰越金を財源として諸支出金を増額補正するものであります。採決をいたしました結果、全員賛成で可決いたしました。 次に、認定第1号 令和2年度一般会計歳入歳出決算の認定について審議いたしました。歳入決算総額は11億874万648円で、歳出決算総額は10億2,419万2,975円であり、収支差額は8,454万7,673円であります。提案説明では、歳入は府内26市町村が負担する分担金のほか、保険者インセンティブなど、国から交付された特別調整交付金等であります。前年度と比較して1,277万4,000円の増加となっておりますが、特別調整交付金における新型コロナウイルス感染症対策にかかる経費、マイナンバーカード取得促進にかかる経費、及び長寿・健康増進事業費の相当分が増加したことによるものであります。 歳出は広域連合事務局及び議会等の運営にかかる経費であります。前年度と比較して1億3,923万4,000円の増加となっておりますが、保険者インセンティブ分を財源とする
財政調整基金への積立金の増加及び民生費において、令和2年度から開始した高齢者保健事業と介護予防等の一体的実施推進事業にかかる経費を特別会計へ繰り出したことによるものであります。 これには質問の通告が1件ありまして、質疑を行われました。採決の結果、賛成多数で認定されました。 認定第2号 令和2年度後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について審議が行われました。歳入決算総額は3,743億6,716万3,325円で、歳出決算総額は3,553億2,026万8,365円となり、収支差額は190億4,689万4,960円であります。提案説明では、歳入は保険給付費に係る公費負担として国・府・市町村からの療養給付費負担金、若年層からの支援金として支払基金交付金、被保険者の保険料相当分として市町村から保険料等負担金及び給付費全体の財政調整として国からの調整交付金を収入としております。また、保険料の各種減額措置相当分として保険基盤安定負担金及び国からの円滑運営臨時特別交付金等を収入としております。 歳出は、主に保険給付費で内容は医療費の保険者負担分として給付する療養給付費及び訪問看護療養費、一部負担金の限度額超過分を支給する高額療養費、国保連合会への審査支払手数料等であります。また、本制度における財政安定化を図るため京都府に設置されている財政安定化基金への拠出金、市町村が実施する健康診査事業への補助金等であります。前年度と比較して91億7,796万円の大幅な減少となっておりますが、これは新型コロナウイルス感染症の影響による受診動向の変化等により保険給付費が減少したことによるものであります。 これにも質問の通告が1件ありまして、質疑が行われましたが、採決の結果、賛成多数で認定されました。 次に、京都府後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例の専決処分の承認について、審議が行われました。提案説明では、東日本大震災に被災した被保険者に対する保険料減免に関して令和3年度分についても引き続き国の財政措置が講じられることとなったことから、本広域連合後期高齢者医療に関する条例の附則に規定する被災者に対する保険料減免の特例の適用期間を延長したものであります。また、令和2年度末での保険料均等割軽減特例等の廃止に伴い、関係規定が不用となることから、規定整備を行ったものであります。 賛成討論の通告が1件ありまして、採決の結果、賛成全員で可決いたしました。 次に、請願2件の審議を行いました。請願1号 75歳以上の医療費窓口負担2割化実施の中止を求める請願書と請願2号 新型コロナウイルス感染症にかかる傷病手当金と保険料減免制度の改善を求める請願書の2件を、紹介議員であります井上議員から説明がありました。採決をいたしました結果、賛成少数で不採択となっております。 以上で、京都府後期高齢者医療広域連合議会の報告といたします。
○議長(多田正成) 最後に、私のほうから京都地方税機構議会及び議会報告を行います。 それでは、税機構議会からの要点のみ報告させていただきます。 去る8月11日、水曜日ですが、税機構議会がホテルルビノ京都堀川にて開催され、出席させていただきました。議事日程第1号ですが、日程第1、第2は、議員異動報告と議席一部変更並びに議席指定でありますので、氏名は省かせていただきます。 次に、日程第3 議長選挙ですが、臨時議長の指名推選により府議会選出の荒巻隆三氏を指名されましたので、承認いたしました。 次に、副議長選挙ですが、新議長の指名推選により、宮津市議会選出の河原末彦氏が指名され、承認されました。 次に、監査委員には瀬野淳郎氏が推薦され、同意を求められましたので、同意をいたしました。 次に、一般質問では、3名の質問者が通告されており、順次、質問されましたが、内容についてはコロナ禍の経済困窮に対する差押え、徴収の在り方など、質問、指摘をされておりました。 次に、議案第1号 令和2年度京都地方税機構一般会計歳入歳出決算については、山崎広域連合長より説明を受け、歳入合計25億5,295万2,719円、歳出合計25億5,169万117円、差引き126万2,602円は、次期繰越しとなりました。各構成団体からの徴収移管額ですが、繰越し分も含め、合計158億7,900万円、そのうち収納額は80億8,700万円で、徴収率50.9%となっています。連合長の説明後、質疑、討論、採決に入りますが、質疑はありません。反対討論1件、賛成討論1件、採決に入り、賛成多数で可決いたしました。 ちなみに当町の状況も報告しておきます。税機構に対する当町の負担額1,761万2,644円を納めております。当町の徴収移管額2億4,747万9,000円で、そのうち収納額は1億1,607万8,000円で、収納率は46.9%となっています。 次に、京都地方税機構選挙管理委員4名と同じ補充員4名の指名推選がありまして、全員承認いたしました。氏名は長くなりますので、省かせていただきます。 以上、税機構からの報告といたします。 続きまして、議長報告を行います。 去る8月5日、京都自治会館にて町村議会議長会が行われ、出席させていただきました。 まず、最初に京都府総務部自治振興課、砂子坂課長の地方行財政の動向と課題について、令和3年度の経済の見通し、コロナ感染症による全国及び京都経済の状況、令和元年度の府内市町村全体の一般会計決算に基づく財政指標等の状況を報告いただきました。その中で、当町の順位について触れておきます。 令和元年度の決算指標ですが、京都市を除く京都府下25市町村中、当町の公債費率は17.0、23番目。将来負担比率123.0、15番目。経常収支比率96.8、17番目。財政力指数0.29、20番目と、府下でも厳しい順位であります。 ちなみに公債費比率1位は久御山町、マイナス1.5、経常比率1位は井手町84.5、財政力指数1位は久御山町1.12の状況でありました。 議長会の議題ですが、1点目は、令和2年度決算についての承諾、2点目は、8月30日の府政懇談会の打合せ、3点目は10月4日の予定の町村議会議員研修の打合せ、これについては昨日、中止となりました。 次に、第65回町村議会議長全国大会が11月10日に予定されておりましたが、コロナ感染対策から議論の結果、三役のみ出席、ほかは中止となりました。 次に、各町村の議長任期満了による新議長が就任されまして、伊根町、濱野議長。大山崎町、山中議長。和束町、岡田議長。久御山町、中井議長。精華町、三原議長。以上、5名の新議長が紹介されました。 次に、8月29日、丹後地域自治体防災訓練が峰山中学校グラウンドをメイン会場として9時30分にヘリコプターにて西脇知事がご到着され、開催される予定でしたが、
緊急事態宣言のため、全て中止となりました。 次に、8月30日、京都自治会館にて西脇知事、山下、古川、鈴木、3副知事、総務部長、自治振興課長のご出席の下、府政懇談会が開催される予定でしたが、緊急事態のため中止となりました。各市町村の要望につきましては、文書による提出で要望をさせていただきました。 以上で、簡単ですが、議長報告といたします。 以上で、諸般の報告を終わります。 次に、日程第4 報告第2号 放棄した債権の報告についてを議題とします。 直ちに報告を求めます。 山添町長。
◎町長(山添藤真) それでは、報告第2号 債権放棄の報告について、ご説明を申し上げます。 水道料金、住宅使用料、有線テレビ利用料などの私債権は与謝野町債権管理条例第14条の規定により、債権を放棄したときには議会に報告することとなっており、令和2年度で債権放棄した水道料金については、同条例第15条第2項の規定により報告をするものであります。 概要などにつきましては、安田会計室長から説明をいたしますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(多田正成) 安田会計室長。
◎会計室長(安田敦) それでは、債権放棄の詳細をご説明申し上げます。報告第2号を御覧ください。こちらの表は令和2年度に債権放棄した私債権につきまして、放棄した理由ごとに点数、金額、放棄した時期で集計したものでございます。 1番の水道料金につきましては、破産手続による免責許可決定が行われたことによるもので、1件5,414円でございます。 次の2番も水道料金でございますが、こちらは債権の徴収停止から3年を経過した後においても、なお債務者が無資力、または、これに近い状態にあり、資力の回復が困難で、履行の見込みがないと認められるもの13件、5万7,120円でございます。 以上、ご報告とさせていただきます。
○議長(多田正成) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(多田正成) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 これで報告第2号を終わります。 ここで10時50分まで休憩とします。 (休憩 午前10時33分) (再開 午前10時50分)
○議長(多田正成) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開します。 次に、日程第5 議案第81号
人権擁護委員候補者の推薦についてから、日程第8 議案第84号
人権擁護委員候補者の推薦についての、以上4件を議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。
◎町長(山添藤真) それでは、議案第81号から議案第84号までの
人権擁護委員候補者の推薦について、一括して提案理由をご説明申し上げます。 与謝野町では現在、11名の人権擁護委員の皆様方にお世話になっており、任期は3年で議会の意見を聞いて町長が推薦し、法務大臣が委嘱することになっております。現在、委員をお世話になっております、瀬堂久雄氏、増田明美氏、
大江良一氏、
大江明子の4名の任期が令和3年12月31日をもって満了となるため、議案第81号の瀬堂久雄氏は引き続き、議案第82号の増田明美氏の後任として後藤公一氏に、議案第83号の
大江良一氏の後任として永野明美氏に、議案第84号の
大江明子の後任として大槻喜宏氏に、それぞれ人格高潔で最適任者と認め、委員として推薦をいたしたくご提案申し上げるものであります。 なお、法務大臣の委嘱手続に時間を要するため12月議会で審議していただくことでは間に合わないことから、本議会に提案をさせていただいたものであります。ご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(多田正成) これより、議案第81号から議案第84号について、一括質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(多田正成) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 討論を省略し、採決を行いたいと思いますが、異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(多田正成) 異議なしと認めます。 最初に議案第81号を採決します。本案は原案の候補者を最適任者として推薦することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(多田正成) ご異議なしと認めます。 よって、議案第81号
人権擁護委員候補者の推薦については、原案のとおり同意することに決定しました。 次に、議案第82号を採決します。本案は原案の候補者を最適任者として推薦することに異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(多田正成) ご異議なしと認めます。 よって、議案第82号
人権擁護委員候補者の推薦については、原案のとおり同意することに決定しました。 次に、議案第83号を採決します。本案は原案の候補者を最適任者として推薦することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(多田正成) ご異議なしと認めます。 よって、議案第83号
人権擁護委員候補者の推薦については、原案のとおり同意することに決定しました。 次に、議案第84号を採決します。本案は原案の候補者を最適任者として推薦することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(多田正成) ご異議なしと認めます。 よって、議案第84号
人権擁護委員候補者の推薦については、原案のとおり同意することに決定しました。 次に、日程第9 議案第85号 和解及び損害賠償の額を定めることについてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。
◎町長(山添藤真) 議案第85号 若居及び損害賠償の額を定めることについて、提案理由のご説明を申し上げます。 本件は令和2年10月15日、与謝野町字石川地内においてガソリンスタンドに進入するため減速した前方走行の相手方車両に、本町の公用車が前方不注意により追突し、損害を発生させた事故に係る示談であります。 今回の事故について、本町の過失を100%とする内容で示談手続を進めてきたものであり、地方自治法の定めにより和解と損害賠償の額を定めることについて、議会の議決を求めるものであります。事故の概要及び示談の内容につきましては、長島総務課長から説明をいたしますので、ご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(多田正成) 長島総務課長。
◎総務課長(長島栄作) それでは、議案第85号 和解及び損害賠償の額を定めることにつきまして、ご説明を申し上げます。 議案資料の5ページを御覧ください。今回の事故につきましては、昨年、令和2年10月15日の午後2時頃、野田川衛生プラントの会計年度任用職員がし尿収集車で与謝野町字石川地内の国道176号線を走行中、ガソリンスタンドに進入するために減速をいたしました前方走行の相手方、法人所有の車両に本町の公用車が前方不注視により追突した事故でございます。既に物損分につきましては示談が完了しており、今回は残っております相手方運転手の人身に係ります示談でございます。この事故の人身に係る損害額につきましては、当町が加入をいたします保険会社と相手方で協議をいたしました結果、過失割合を本町が100%、相手方が0%とした上で、相手方の治療関係費、休業損害及び傷害慰謝料等、総額109万2,578円を賠償させていただく考えでおります。 内訳といたしましては、治療関係費が40万5,266円、通院交通費及びその他雑費が2,412円、休業損害が7万4,900円、傷害慰謝料が61万円となっております。なお、このうち治療関係費の40万5,266円、休業損害の5万円及びその他雑費600円の計45万5,866円につきましては、既に支払いが済んでおるところでございます。 今回の事故は相手方の過失割合が0%であります。相手方の損害額である109万2,578円全額を、当町が加入をいたします一般財団法人全国自治協会自動車損害共済保険の対人賠償共済から負担し、賠償するものとして示談を進めてまいりましたもので、この事故に係ります和解及び損害賠償の額を定めることにつきまして、地方自治法の定めにより議会の議決を求めるものでございます。 職員の交通事故防止につきましては、毎月、職員回覧による事故防止の啓発に加えまして、公用車の事故が発生しました際には事故概要と注意すべきポイントにつきまして、新たに注意をしているほか、所属所単位の朝礼等でも事故防止の声かけを取り入れるなど、全職員の、常に交通事故を意識するよう公用車の交通事故防止に取り組んでいるところでございます。 ご審議の上、ご承認いただきますよう、お願いを申し上げます。
○議長(多田正成) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 7番、今井議員。
◆7番(今井浩介) それでは、和解及び損害賠償の額を定めることについてということで、いつもなら家城議員が、いろいろと質疑や要望をしておられますけども、本日、不在ですので、私のほうから、私の思いで少し質疑をさせていただきたいと思います。 今まで振り返ってみますと過去、約15年で180件ほどの事故が報告をされております。今までの説明でしたり、答弁を聞いて、行政としても、その啓発活動であったりとか、朝礼で町長が啓発をされたりとか、いろいろと言われておりますけども、はっきり申し上げまして、今のところ結果が出てないというのが率直な、私の感想でございます。約15年で180件ほどの事故ということで、もちろん気を引き締めてハンドルを握られている職員の方も多くおられると思います。 今回の事件に関しまして、少し確認をしておきたいんですけども、先ほど、その事故の原因究明ということで、課長から答弁がございましたけども、今回の事故は前方不注視というふうに書いてあります。ここは国道176号線、見通しもいい、特に主だった視界が遮られるようなものがございませんけども、前方不注視をされたというのは、どういう状況で前方不注視をされたのか。スマートフォンをいじっていたのか、または脇見運転をしていたのか、または前の車が急な減速をしたから、どうしようもなく当たってしまったのか。そのあたりは、どういうふうに原因を究明をされているのか、お伺いしたいと思います。
○議長(多田正成) 長島総務課長。
◎総務課長(長島栄作) お答えをいたします。議員のほうからは前方不注視という、その内容といいますか、ところだと思いますが、今回の事故につきましては、いわゆる石川小学校の先といいますか、スタンドが今、更地になってますけども、あのスタンドでございまして、そちらに加悦側から行かれて、スタンドに入ろうとされているダンプだったんですけども、その車両が減速をされたのが、認識が遅れたというふうな形で当たってしまったというふうなことでございまして、車間距離ですとか、前方の車両に注視をしておって、きっちりとした対応ができておれば防げた事故であるというふうには認識をしております。 議員おっしゃったような、携帯等をいじっていてとかいうふうなことはなかったというふうに聞いておりますので、前方不注視の確認遅れというふうな形だというふうに思ってます。
○議長(多田正成) 今井議員。
◆7番(今井浩介) 前方不注視ということで、今、答弁ありましたけども、前方不注視といっても、いろいろと考え方はあると思います。普通に運転をしていれば車間距離であったりとか、前の車が減速をしたときにはブレーキは踏む、それが遅れたということは、何かよそを見ていた、何か考え事をしていた、やはり気がそれている状況にあると思います。そこのあたりの原因をしっかりと究明しない限りは同じことを繰り返していくように考えますけども、そのあたりは、どういうふうにお考えなのか、お伺いをしたいと思います。
○議長(多田正成) 長島総務課長。
◎総務課長(長島栄作) おっしゃるとおりでございまして、これにつきましては、再度、所属長等もおりますので、その所属長等もきっちり確認をしていきながら、原因究明をさらに深めまして、再発防止に努めたいと思っております。安全運転管理者ということで庁舎にも1名ずつおりますし、その職員も立ち会うなどいたしまして、注意徹底を図っていきたいというふうに思っております。
○議長(多田正成) 今井議員。
◆7番(今井浩介) いま一度、お伺いをしますけども、事故をなくす、または激減をさせるための解決策をどういうふうに考えておられるのか、お伺いをしたいと思います。
○議長(多田正成) 長島総務課長。
◎総務課長(長島栄作) 先ほども答弁をさせていただいておりますけども、やはり毎月の啓発を行っておりますが、朝礼等でも行っておりますけども、さらに毎月の職員回覧にて周知をいたしております。その際に、その間、一月の間に事故がありましたら、その事故の概要を、その回覧に載せまして、さらに注意をしていくと。そして、毎朝の所属長の朝礼等の際にも交通事故の防止ということで、私も所属長として今日も一日、交通安全でよろしくお願いしますというふうなことを申し上げております。そういった毎日、また、毎月、定期的な周知を行うことで事故の減少に努めてまいりいたいというふうに思っております。
○議長(多田正成) 今井議員。
◆7番(今井浩介) 12月の議会の際に家城議員が提案した質疑があります。これは議会だよりのほうにも掲載をされています。町独自のルールを設定して、厳罰、例えば、事故を起こした職員は半年間、公用車の運転をさせないとか、それに伴い給与の減額など、対処策を考える時期にあるのではないかというふうに質疑をされました。そのときの答弁というのが、さらなる対応策について研究を進めていくというふうな答弁でした。また、緊張感を持ち、気の緩みが生じないよう具体的な対策を検討していくというふうにも答弁をされましたけども、その対応策というのは、検討されたのか、お伺いをしたいと思います。
○議長(多田正成) 長島総務課長。
◎総務課長(長島栄作) 具体的な検討策ということでございます。これについては、先ほど申し上げました毎朝の所属長の注意喚起、それから毎月の職員への事故報告という形で、一旦、これを取り組んでいきたいということで周知をさせていただいております。また、さらに、これ以上また、事故等が増えるというふうなことになってきますと、さらに踏み込んだ対応をしていきたいと思っておりますけども、今回、今年度、4月から8月末までの事故報告件数としては、トータルでは3件ということでございます。少し減ってきているというふうな状況もございまして、その中で1件は何かしらの傷ということなので、後方不注視など、車庫入れ等での事故が、実質2件というふうなことでございまして、今後さらに今の状態を維持していくように努めていきながら、様子を見させていただいて、さらに事故が増加したり、さらに大きな事故が増えるということになりましたら、検討してまいりたいというふうに思っております。
○議長(多田正成) 今井議員。
◆7番(今井浩介) 最後に町長にお伺いをしたいと思います。 毎回、こういった事故の案件につきまして、答弁をされているのが、再発防止に努めていく、対策を考えていく、こういった言葉ばかりなんですけども、現実は変わってないんではないかなというふうに考えております。今、課長おっしゃられましたように事故の件数は減ってきているということで、そこの期間だけを見れば、もしかしたら減ってきている。結果が表れているかもしれませんけども、今回どうしようもない状況であったりとか、または、もらい事故だったり、そういったものであったら職員の身の安全というのを心配をしますけども、やはり明らかな注意不足ばかりの事故が毎回、議会で報告をされています。信頼を築くには、やはり同じ失敗を繰り返さないこと、これしかないのかなと思いますけども、その厳罰であったりとか、または、今まで従っている町の交通違反等に対する処分等の基準に関する要綱の改正など、同じことが繰り返されるのなら、やはり大きくルールを変えない限りは、与謝野町は事故を頻繁に起こす行政だというイメージから、信頼できないというふうにも言われても仕方がない状況であると思いますけども、再度、交通事故に対する町長の見解をお伺いをしたいと思います。
○議長(多田正成) 山添町長。
◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたします。先ほど長島総務課長からご報告をさせていただきましたように、本年度に入りましてからは過去の年度と比較をしても事故件数、報告案件というのが減少傾向にあるということであります。我々といたしましても、これまでの啓発というものが少しずつ効果を出しているのではないかと考えておりますが、事故報告件数がゼロ件ということではございません。引き続き気を引き締めて庁舎全体で交通事故の防止について徹底をしていくことが基本になるだろうと考えております。 一方、議員からは、交通事故を発生させてしまった職員に対する罰則規定、あるいは、その罰則規定に基づく減給といったことも提案があったということでありますが、これにつきましては、国家賠償法などの法律の規制でありましたりとか、様々な制約があるということでもあります。また、運転を行わないということを導入をした場合、それぞれの業務に支障が出るということも明らかであります。こうしたもろもろの視点というものを踏まえて慎重に検討していかなければならない案件であろうと考えております。 いずれにいたしましても、私どもといたしましては、これまで講じてきた啓発、あるいは注意喚起というものを、頻度を高め繰り返していくことによって、交通事故の発生件数ゼロを実現をしていきたいと考えているところであります。
○議長(多田正成) 今井議員。
◆7番(今井浩介) 大なり小なり事故があるということで、例えば、先ほどの車をバックさせた場合に車をこすってしまったとか、そういった、確かに聞こえだけでは小さい事故のように思いますけども、もしそれが物じゃなくて人であった場合とか、いろんなケースが考えられる場合は、やはり一つの事故に対しても物すごく大きな責任があると、たまたま今回は人ではなかったとか、そういったラッキーな結果であったというふうには考えておりますので、しっかりと今後、起こさないための解決策、啓発ばかりするのでは、確かに要りますけども、今後、事故が、もしも起きた場合はしっかりとした、今後、具体的な策をやはり練っていただきながら、町独自のルールというものは、やはり築いていく必要があるのではないかと思いますので、先ほど、課長、そして、町長が答弁された内容が今後、しっかりと反映がされますことをお願いしまして、私からの質疑は終わります。
○議長(多田正成) ほかに質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(多田正成) 質疑なしと認め、質疑を終結します。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(多田正成) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより議案第85号を採決します。 本案については、原案のとおり決することに賛成議員の起立を求めます。 (起立全員)
○議長(多田正成) 起立全員であります。 よって、議案第85号 和解及び損害賠償の額を定めることについては、原案のとおり可決することに決定しました。 次に、日程第10 議案第86号 与謝野町
新型コロナウイルス対応緊急融資利子補給基金条例の一部改正についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。
◎町長(山添藤真) それでは、議案第86号 与謝野町
新型コロナウイルス対応緊急融資利子補給基金条例の一部改正について、提案理由のご説明を申し上げます。 本条例は新型コロナウイルス感染症により事業活動に影響を受けられた多くの事業者の方は、令和2年5月以降、国や府の施策による3年間実質無利子、保証料負担なしで融資を受けておられますが、売上減少要件に該当しないことなどにより、有利子の融資制度を利用された事業者の方に対しても3年間、実質無利子となるよう100%の利子補給を行うため、昨年12月定例会で可決をいただいたところであります。現行条例では第2条に基金の額を500万円としておりましたが、令和2年度専決補正予算(第9号)で基金の額を300万円上乗せし、合計額を800万円としておりました。 本来ですと、この専決補正予算と併せて本条例改正を行うべきでございましたが、本議会での提案となりましたこと、おわび申し上げたいと存じます。 詳細につきましては、小室
商工振興課長から説明をいたしますので、ご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(多田正成) 小室
商工振興課長。
◎
商工振興課長(小室光秀) それでは、議案第86号 与謝野町
新型コロナウイルス対応緊急融資利子補給基金条例の一部改正につきまして、町長から提案理由をご説明申し上げましたので、私からは引き続き、その概要についてご説明を申し上げます。 先ほど町長からのご説明にもありましたように、本来、令和2年度一般会計の専決補正予算(第9号)で、基金の額を500万円から800万円へ増額しており、同時に本条例第2条基金の額を改正しなければならないところでございましたが、本議会での提案となりましたこと、深くおわび申し上げます。 それでは、議案資料6ページを御覧ください。当該基金につきましては、令和2年12月に創設しているところでございますが、今回の条例改正につきましては、昨年12月の基金創設時から年度末までに6件の借入者が増え、この部分を含め計21件、約800万円の所要額を見込み、令和2年度専決補正予算で増額したところでございます。このように新型コロナ感染症対応の有利子の借入れが年度末にかけて増えたことにより本条例においても所要の改正を行うものでございます。 以上、簡単にご説明申し上げましたが、ご審議いただき、ご承認いただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(多田正成) 本案については、本日は提案理由の説明のみにとどめます。 次に、日程第11 議案第87号 道路法に基づく町道の構造の基準に関する条例の一部改正についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。
◎町長(山添藤真) それでは、議案第87号 道路法に基づく町道の基準に関する条例の一部改正について、提案理由のご説明を申し上げます。 このたび道路法が改正され、これに伴い道路構造令が改正をされましたが、本町におきましては、この道路構造令を参酌しているため所要の改正を行うものであります。 改正の内容につきましては、1点目として第33条の交通安全施設に自動運転車の運行を補助する施設を追加するもの。2点目といたしましては、第45条として歩行者利用増進道路の構造の基準を規定するというものであります。 詳細につきましては、柴山建設課長から説明をいたしますので、ご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(多田正成) 柴山建設課長。
◎建設課長(柴山進) それでは、議案第87号 道路法に基づく町道の構造の基準に関する条例の一部改正につきまして、詳細をご説明申し上げます。 議案資料の7ページに新旧対照表、9ページに図面をおつけしておりますので、お開きください。 道路法等の一部を改正する法律が令和2年5月27日に公布され、それに伴い道路構造令が改正されました。本町におきましても、この道路構造令を参酌して条例を作成しているため、所要の改正を行うものでございます。 1点目としまして、第33条の交通安全施設に自動運転車の運行を補助するための道路運行補助施設を追加するものでございます。ここで言う道路運行補助施設とは、電磁誘導線や電磁マーカーなどのことでございます。そして、この施設を路面下に埋設し、それに沿って自動運転車が走行するものです。例えますと、ゴルフ場のカートをイメージしていただければと思います。 2点目といたしまして、第45条で歩行者利用増進道路の構造の基準を規定するものでございます。ここで言う歩行者利用増進道路とは人の滞在や交流を生み、地域の魅力向上や活性化を促すために道路管理者が指定した道路のことでございます。今回の改正では、この道路上において歩行者の利便増進を図る空間や、そこに設置する施設の構造を指定するものです。 以上が、今回の改正の内容となりますので、ご審議の上、ご承認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(多田正成) 本案についても、本日は提案理由の説明のみにとどめます。 次に、日程第12 議案第88号 与謝野町
冷凍米飯加工施設条例の廃止について、及び日程第13 議案第89号 与謝野町
冷凍米飯加工施設の
指定管理者の指定期間の変更についての、以上2件を議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。
◎町長(山添藤真) それでは、議案第88号 与謝野町
冷凍米飯加工施設条例の廃止について、提案理由のご説明を申し上げます。 与謝野町
冷凍米飯加工施設は、平成11年8月に建築された鉄筋造平家建ての建物であります。同施設は竣工時から町の第三セクターであります株式会社加悦ファーマーズライスが与謝野町産米を使用し、サバずしや丹後ばらずし等の生産販売を行っております。今般、同施設の
指定管理者であります、株式会社加悦ファーマーズライスより町から同施設の譲渡を受け、事業を継続するとともに、コロナ禍を克服するための新たな事業展開をしていきたい旨の申出があり、これを受け、協議を重ねてまいりましたところ、町の方針に合致するものであることから、同施設の譲渡を前提として事務を進めていくことといたしました。 つきましては、行政財産から普通財産への移行などの手続を行っていくため、今回、同施設の条例を廃止するものであります。なお、廃止の時期は令和3年11月16日としております。また、条例廃止に合わせ
指定管理者の指定期間を変更する必要がございますので、この後の議案でご審議をいただきたく存じます。 なお、議案資料10ページに同施設の譲渡に係る関連事務の日程案をおつけをしておりますので、お目通しをいただきたいと存じます。 続きまして、議案第89号 与謝野町
冷凍米飯加工施設に係る
指定管理者の指定期間の変更について、提案理由のご説明を申し上げます。 先ほどご提案をいたしました議案第88号 与謝野町
冷凍米飯加工施設条例の廃止をご承認をいただいた場合、当該条例の施行日以降は当該施設を指定管理施設とすることができなくなりますので、令和4年3月31日までとしている指定期間を条例廃止に合わせ令和3年11月15日までとし、4か月半を短縮するものであります。それぞれご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(多田正成) 各議案についても、本日は提案理由の説明のみにとどめます。 次に、日程第14 議案第90号
岩屋西部辺地に係る
総合整備計画の変更についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。
◎町長(山添藤真) それでは、議案第90号
岩屋西部辺地に係る
総合整備計画の変更について、提案理由のご説明を申し上げます。
岩屋西部辺地の
総合整備計画については、平成29年度に策定し、道路整備事業を進めてまいりましたが、今回、その道路整備事業に向岩屋本線改良工事を追加し、令和3年度分として1,200万円を増額するものであります。なお、令和2年度分事業費の確定により事業費を変更し、計画の総事業費を9,160万3,000円とするものであります。 以上、簡単にご説明を申し上げましたが、ご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(多田正成) 本案についても、本日は提案理由の説明のみにとどめます。 次に、日程第15 議案第91号 町道路線の認定についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。
◎町長(山添藤真) それでは、議案第91号 町道路線の認定について、提案理由のご説明を申し上げます。 当該路線につきましては、本町の町道認定基準に基づき民間の宅地造成業者が施工した路線であり、今回、道路法第8条第1項の規定により路線認定するものであります。 詳細につきましては、柴山建設課長から説明をいたしますので、ご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(多田正成) 柴山建設課長。
◎建設課長(柴山進) それでは、議案第91号 町道路線の認定ついて、詳細をご説明申し上げます。 議案資料の14ページに図面をおつけしておりますので、お開きください。 本路線は、岩滝地内の町立生涯学習センター知遊館の北側に位置し、民間の分譲宅地造成に伴い整備されたものでございます。起点は町道堂尻線、終点は町道堂尻支線とする、延長102.1メートルの道路で、分譲区画は9区画、道路幅員が5.5メートルで、両側には幅30センチの側溝が設けられており、これら全てが町道の認定基準に合致しております。道路法第8条第1項の規定に基づき、町道堂尻2号支線として認定を行うものでございます。 以上、ご説明申し上げましたが、ご審議いただきまして、ご承認いただきますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(多田正成) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(多田正成) 質疑なしと認め、質疑を終結します。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(多田正成) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより議案第91号を採決します。 本案については、原案のとおり決することに賛成議員の起立を求めます。 (起立全員)
○議長(多田正成) 起立全員であります。 よって、議案第91号 町道路線の認定ついては、原案のとおり可決することに決定しました。 次に、日程第16 議案第92号 令和3年度与謝野町
一般会計補正予算(第3号)から、日程第22 議案第98号 令和3年度与謝野町
水道事業会計補正予算(第2号)の、以上7件を議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。
◎町長(山添藤真) それでは、議案第92号 令和3年度与謝野町
一般会計補正予算(第3号)について、提案理由のご説明を申し上げます。 今回の補正は1億2,923万2,000円を追加し、総額を123億2,134万4,000円とするものであります。 まず、歳出の主なものについて、ご説明を申し上げます。17、18ページをお開き願います。第2款総務費、第1項総務管理費、第6目企画費では、総合計画・総合戦略推進事業において、
与謝野地域デザイン会議にかかる経費を追加、あるいは減額し、総額で46万6,000円を追加しております。当初予算では、事業委託を想定し、委託料を計上しておりましたが、大学の先生など、公共政策分野の専門家にお手伝いいただきながら、住民基本台帳から無作為抽出された町民の皆様方のご参画をいただき、
公共サービスの在り方、それに必要な公共施設の在り方を考えるという手法をとることとし、今回、委託料を減額し、必要経費を計上しております。会議については、8月22日に1回目のキックオフミーティングを開始をいたしました。 新型コロナウイルス感染拡大に伴う
緊急事態宣言下であり、対面での開催が制限される中、Web会議システムなどを活用しての開催となりました。また、同じ企画費の移住・定住支援事業においては、このコロナ禍における明るい情報として移住予定件数が増加をしております。よって、第18節負補交、補助金、移住促進特別区域空き家改修補助金を190万円追加するなど、総額で215万円を追加いたしております。 第13目有線テレビ管理費、有線テレビ施設管理運営事業では、第14節工事請負費、ケーブル移設工事費を448万4,000円追加しております。これは住宅新築などに伴う新たなケーブル新設・移設によるものであります。加えて有線テレビインターネット事業においては、第13節使用料及び賃借料、通信用機器使用料を42万8,000円追加しております。インターネット事業終了後も機器の保守、監視が必要であり、そのための機器を購入する予定でありますが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、購入予定の機器の調達に時間を要することから従来機器のリース期間を3か月延長するものであります。 次に、21、22ページをお開き願います。第3款民生費、第1項社会福祉費、第2目障害福祉費、障害者生活支援事業では、第22節償利割、返還金を6万3,000円追加しております。これは障害者日常生活用具給付事業の返還金でありますが、過年度分の自己負担額算定に誤りがあり、制度をご利用いただいた6名の方々に過大徴収分を返還するものであります。一方で、算定誤りにより過大に給付をしていた事例もあり、10名の方々に利用者負担金を追加で徴収をさせていただくことにもなります。 今回の補正予算では、15、16ページをお開きいただいた歳入の第20款諸収入において過年度分の日常生活用具利用者負担金を12万3,000円追加しております。今回の件につきましては、既に対象となる方々に説明とおわびをさせていただき、手続を進めているところであります。このようなことを繰り返さないためにも原因と再発防止に向けた取組を明確にお示しをし、今後も町民の皆様方に安心と信頼を持ち、制度をご利用いただけるよう事務の改善に努めてまいる所存であります。 また、役場組織全体で今回の誤りを共有するとともに、いま一度、それぞれの担当部署・職員が遂行する事務においても再確認を行い、同様の事態が今後、発生しないよう努めてまいる所存であります。 21、22ページにお戻りをいただき、同じく第2目障害福祉費の障害福祉費一般経費では、次ページにかけての第22節償利割、返還金を969万8,000円追加しております。これは令和2年度障害者医療費、障害者自立支援給付費、地域支援事業の給付実績によって国庫負担金・補助金を返還する必要があることから、今回、計上するものであります。 次に、第3目高齢者福祉費、敬老事業では、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、敬老会の中止を決定したことから、第10節食糧費114万8,000円を全額減額し、それに代えて対象者に心ばかりの品をお送りするための経費として消耗品費に100万円を追加しております。 次に、第2項児童福祉費、第2目児童福祉施設費の認定こども園管理運営事業及び保育所管理運営事業では、認定こども園、保育所で使用しているエアコンや洗濯機などの不具合が相次ぎ、その対応のための経費などを合計で184万8,000円を追加しております。 次ページの第4款衛生費、第1項保健衛生費、第2目予防費、予防接種事業では、新型コロナウイルスワクチン接種の高齢者の接種率が当初見込みを上回ったことや、対象年齢を12歳以上とすることによる対象者の拡大などにより第12節委託料、新型コロナウイルスワクチン個別接種委託料を1,710万3,000円を追加するほか、ワクチン接種や接種体制確保にかかる経費を2,241万6,000円追加するなど、予防接種事業全体で2,261万6,000円を追加しております。予防接種事業には、国庫支出金の新型コロナウイルスワクチン接種対策費負担金、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費補助金などの財源を2,254万9,000円を充当してございます。 次に、29ページ、30ページをお開き願います。第7款商工費、第1項商工費、第2目商工業振興費、織物振興対策事業において、申請実績に応じ、第18節負補交、織物業生産基盤支援事業費補助金を268万9,000円を追加し、テキスタイル産地化事業補助金、織物小規模生産基盤支援事業補助金を、こちらも申請実績に応じ182万8,000円を減額するなど、織物振興対策全体で91万1,000円を追加しております。 次に、第7目観光施設管理費においては、各観光施設の修繕などの経費を追加しておりますが、クアハウス岩滝管理運営事業では、第12節委託料において、集毛器の清掃作業分として追加となる指定管理料を105万5,000円を追加しております。加えて前回の第2号補正予算で減額とし、議会からも予算の組立てそのものへのご提言をいただいたことを踏まえ、第17節備品購入費では、温泉用予備ポンプの購入費として671万円追加しており、その財源として天の橋立岩滝温泉活用基金を670万円充当しております。 また、加悦双峰公園管理運営事業では、施設整備の修繕料に加え利用者の増加に伴う運営経費を全体で78万2,000円追加しております。 歳入のほうでも、第13款使用料及び手数料、第1項使用料、第2目商工使用料で加悦双峰公園施設使用料を80万円追加しております。 次に、31、32ページをお開き願います。第8款土木費、第5項都市計画費、第2目公共下水道費、下水道特別会計繰出金において第27節繰出金、下水道特別会計繰出金を170万円追加しております。後ほど
下水道特別会計補正予算においてもご説明をいたしますが、汚水処理基本構想策定業務委託料の増額に伴うものであります。 次に、第6項住宅費、第1目住宅管理費、町営住宅維持管理事業においては、町営住宅の中でも耐用年数が経過し、新耐震基準に適用していないなど、老朽化などが著しい住宅にお住まいの方のあっせん移転等に係る補償金、移転先住宅の修繕料などの経費を全体で236万4,000円追加しております。 次のページをお開き願います。第9款消防費、第1項消防費、第5目災害対策費、新型コロナウイルス対策事業においては、第10節需用費及び第12節委託料で、町内事業者への経済対策の一環として、土木施設の修繕や水路の浚渫などの委託料を1,050万円追加しております。今回、計上いたしますのは、特に8月初旬、中旬に発生をした豪雨により、土木施設の小修繕や水路などの浚渫の必要が生じたためのものであります。 また、第12節委託料、指定管理料は新型コロナウイルス感染症の影響により、経営状況が悪化をしている指定管理施設について、各
指定管理者との協議を行い、新型コロナウイルス感染症の影響がない直近3か年の決算における収支差引額の平均と、令和3年度決算見込みにおける収支差引額との差額を算定し、現契約の指定管理料に増額をするというものであります。 歳出の結果、野田川森林公園は620万円、クアハウス岩滝は1,050万円、リフレかやの里は290万円、ちんざんは80万円の合計2,040万円を計上しております。これらは、現時点での上限額であり、今後、国や府の支援が得られる場合は、その分を減額し、精算することとしてございます。 また、第18節負補交では、移住・定住対策事業補助金を290万円、新型コロナウイルス対応緊急融資利子補助金を208万5,000円、新型コロナウイルス感染症対応住宅新築改修等補助金を2,500万円追加しております。利子補助金は、基金繰入額を財源としておりますが、その他の財源は、現状、一般財源としております。今後の新型コロナウイルス対応臨時交付金の動向や、既に臨時交付金を活用して実施をしている対策事業の進捗により、臨時交付金への充当振替をすることで、一般財源負担の抑制に努めることといたしております。 次のページをお開き願いたいと存じます。第10款教育費、第5項社会教育費、第4目文化財保護費、遺跡調査事業においては、桑飼小学校解体後の老人福祉施設建設工事に伴う日吉ヶ丘遺跡発掘調査にかかる経費を500万2,000円追加しております。試掘調査を経て、本掘調査となることから、当初予算に計上しております試掘調査にかかる経費に加え、今回、本掘調査の経費を追加するものであります。この調査に対し、原因者である社会福祉法人から経費の2分の1の遺跡発掘調査受託金を受け入れることから、歳入の第20款諸収入に250万円を追加しております。 次に、第6項保健体育費、第1目保健体育総務費、スポーツイベント運営支援事業では、第18節負補交にて、次のページのとおりよさの大江山登山マラソン実行委員会補助金及び与謝野町駅伝競走大会補助金を310万円全額減額をしております。これは、新型コロナウイルス感染拡大防止のために大会中止を決定したことによるものでございます。 次に、第3目学校給食費、
給食センター管理運営事業では、食品保管庫の冷却機器の不具合により、取替えが必要になりましたので、備品購入費を150万円追加をしております。 次に、第11款災害復旧費、第2項農林水産施設災害復旧費及び第3項公共土木施設災害復旧費においては、8月13日からの豪雨により、林道、町道などの土木施設において、災害が発生をいたしましたので、それぞれ第12節委託料に災害箇所の測量設計委託料を追加し、災害復旧費全体で400万円を追加しているものであります。 次のページの第14款予備費は79万6,000円を減額し、調整いたしております。 以上が歳出でございます。 次に、歳入についてご説明を申し上げます。 13、14ページをお開き願いたいと存じます。第10款地方交付税、第1項地方交付税、第1目地方交付税では、普通交付税を9,600万円を追加しております。 第14款国庫支出金、第1項国庫負担金、第2目衛生費国庫負担金、第1節保健衛生費負担金では、新型コロナウイルス接種対策費負担金を1,705万8,000円追加しております。また、第2項国庫補助金、第3目衛生費国庫補助金、第1節保健衛生費補助金では、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費補助金を531万3,000円追加しております。 歳出で申し上げました予防接種事業に充てる財源で、新型コロナウイルスワクチン接種にかかる経費の全額を国費で負担するものでございます。 第15款府支出金、第2項府補助金、第1目総務費補助金では、空き家改修等補助金を95万円追加し、歳出で申し上げました移住・定住支援事業に充当することといたしております。 次のページ、第20款諸収入では、後期高齢者医療療養給付費負担金精算金として、令和2年度給付費の実績に基づき精算額を2,635万4,000円追加するなどいたしてございます。 第21款町債では、臨時財政対策債の発行可能額の決定による減額など、総額で2,771万円を減額しております。 なお、8ページ、第2表地方債補正により同額を変更しております。 以上が、令和3年度与謝野町
一般会計補正予算(第3号)の概要であります。ご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 続きまして、議案第93号 令和3年度与謝野町
下水道特別会計補正予算(第2号)について、提案理由のご説明を申し上げます。 今回の補正は848万1,000円を追加し、総額を16億9,378万1,000円とするものであります。 それでは、まず歳出からご説明を申し上げます。 13、14ページをお開き願います。第1款総務費、第1項総務管理費、第1目一般管理費では、汚水処理基本構想策定業務委託料を公共・特環、合わせて270万円追加しております。公共下水道事業計画については、5年ごとに更新が必要であり、今年が更新年度となっていることから、当初予算で前回精算額を参考に600万円計上しておりましたが、人件費や一部間接経費の価格上昇を考慮し設計をしたところ、予算に不足が生じる可能性があるため、今回、追加をするものであります。 第3款事業費、第1項下水道費、第1目公共下水道建設事業費では、第14節工事請負費を600万円追加しております。これは6月補正でお認めをいただきました、浜町地域の公共桝設置工事の隣接地にかかる工事費であり、同様の現場状況により自然流下による公共桝設置が困難であることから、宅内ポンプの設置が必要となったものであります。 第5款予備費は56万9,000円を減額し、調整をいたしております。 次に、11、12ページの歳入についてご説明を申し上げます。第5款繰入金、第1項一般会計繰入金は、公共・特環合わせて170万円を追加しております。 第6款繰越金は、前年度繰越金の確定により、公共・特環の総額で28万9,000円追加しております。 第8款町債では、浜町地区宅内ポンプ設置工事費に対する公共下水道事業債を570万円追加するなど、総額で620万円を追加しております。 なお、6ページに第2表地方債補正を計上し、同額を変更しております。 以上が、令和3年度与謝野町
下水道特別会計補正予算(第2号)の概要でございます。 ご審議の上、ご承認を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 議案第94号 令和3年度与謝野町
介護保険特別会計補正予算(第1号)について、ご説明を申し上げます。 今回の補正は、事業勘定のみの補正であり1,265万8,000円を追加し、総額を28億2,265万8,000円とするものであります。 それでは、歳出からご説明を申し上げます。 12、13ページをお開き願います。第7款諸支出金、第1項償還金及び還付加算金では、第22節償還金利子及び割引料返還金を1,113万5,000円追加しております。これは、令和2年度で交付を受けました国・府の負担金などを翌年度精算するものであり、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、利用を控えられたケースもあるなど、令和2年度の見込みと実績が大幅に改良していたことから精算するものであります。 第2項繰出金、第1目一般会計繰出金は低所得者保険料軽減負担金の前年度精算分として121万6,000円を一般会計へ繰り出しております。 第8款予備費は30万7,000円を追加し調整をいたしております。 以上が、歳出でございます。 次に、歳入についてご説明を申し上げます。 10ページ、11ページをお開き願います。第4款支払基金交付金及び第5款府支出金は、介護給付費の前年度精算交付分が確定したことから、それぞれ収入額を追加しております。 第7款繰入金、第2項基金繰入金、第1目介護保険事業基金繰入金は、収支状況により750万円を追加し、調整をいたしております。 第8款繰越金は、前年度繰越金が確定をしましたので、40万円を追加しているという状況であります。 以上が、令和3年度与謝野町
介護保険特別会計補正予算(第1号)の概要であります。ご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 続きまして、議案第95号 令和3年度与謝野町
土地取得特別会計補正予算(第1号)について、提案理由のご説明を申し上げます。 今回の補正は148万7,000円を追加し、総額を185万7,000円とするものであります。 まずは、歳入からご説明を申し上げます。 10、11ページをお開き願います。第1款財産収入、第2項財産売払収入、第1目不動産売払収入では、土地売払収入を148万7,000円追加しております。これは以前、議会全員協議会で経過説明及び今後の対応方針についてご説明をいたしました、岩滝海岸線先行取得道路用地の一部が売却できたことに伴う収入であります。 次に、歳出についてご説明を申し上げます。 12、13ページをお開き願います。第2款諸支出金、第1項基金繰出金、第1目土地開発基金繰出金は、土地開発基金積立金を85万9,000円追加しております。これは、先ほど申し上げました収入のうち、土地開発基金で所有する土地価格である85万9,000円を土地開発基金に積み立てるというものであります。 次の2項一般会計繰出金は62万8,000円を追加しております。一般会計において、本先行取得地の分筆などの経費を負担しており、今回の収入から土地開発基金の土地価格を差し引いた金額を、その一部として一般会計に繰り出すものであります。 以上が、令和3年度与謝野町
土地取得特別会計補正予算(第1号)の概要であります。ご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 続きまして、議案第96号 令和3年度与謝野町
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について、提案理由のご説明を申し上げます。 今回の補正は420万1,000円を追加し、総額を3億4,250万1,000円とするものであります。 まずは、歳出からご説明を申し上げます。 12、13ページをお開き願います。第2款後期高齢者医療広域連合納付金は、過年度分の保険料等負担金の確定から、第19節負補交を410万1,000円追加しております。 第4款諸支出金は、過年度保険料還付金が不足をする見込みであることから、第22節償還金利子及び割引料、過誤納還付金を10万円追加しております。 以上が歳出であります。 続きまして、歳入についてご説明を申し上げます。 10、11ページをお開き願います。第4款繰越金は、前年度繰越金が確定をいたしましたので410万1,000円を追加しております。 第5款諸収入は、広域連合からの過年度分保険料還付金として、過誤納還付金を10万円追加しております。 以上が、令和3年度与謝野町
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)の概要でございます。 ご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 続きまして、議案第97号 令和3年度与謝野町財産区
特別会計補正予算(第1号)について、提案理由のご説明を申し上げます。 今回の補正は1,497万8,000円を追加し、総額を1億512万1,000円とするものであります。 まず、歳入についてご説明を申し上げます。 10、11ページの第1款分担金及び負担金から、12、13ページの第6款諸収入まで、全てを各財産区の予算に合わせて追加、あるいは減額をしております。 以上が歳入であります。 続きまして、歳出についてご説明を申し上げます。 14、15ページからの第1款財産区管理費は、こちらも歳入と同様に各財産区の予算に合わせ、それぞれ追加、あるいは減額をしております。 次に、24、25ページの第2項予備費は171万5,000円を追加し、調整をいたしております。 以上が、令和3年度与謝野町財産区
特別会計補正予算(第1号)の概要であります。 ご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 続きまして、議案第98号 令和3年度与謝野町
水道事業会計補正予算(第2号)について、提案理由のご説明を申し上げます。 今回の補正は、収益的支出並びに資本的支出の補正であります。 5、6ページをお開き願います。まずは、収益的支出からご説明を申し上げます。第1款水道事業費用、第1項営業費用、第1目原水及び浄水費、第3節職員手当等、第2目配水及び給水費、第3節職員手当等、第4目総係費、第3節職員手当等を施設の応急対応などに伴い、総額で35万円追加しております。 次に、第1款資本的支出、第1項建設改良費、第1目拡張改良費、第2目工事請負費を算所浄水場、上山田第1浄水場及び上山田第2浄水場の機械設備の故障に伴う更新のため430万1,000円追加しております。 以上が、令和3年度与謝野町
水道事業会計補正予算(第2号)の概要であります。よろしくご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(多田正成) 各案についても、本日は提案理由の説明にとどめます。 ここで昼食休憩といたします。 1時30分から開議しますので、ご参集ください。 (休憩 午前11時58分) (再開 午後1時30分)
○議長(多田正成) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開します。 次に、日程第23 議案第99号 令和2年度与謝野町
一般会計歳入歳出決算認定についてから日程第32 議案第108号 令和2年度与謝野町
水道事業会計決算認定についての、以上10件を議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。
◎町長(山添藤真) それでは、議案第99号 令和2年度与謝野町
一般会計歳入歳出決算認定についてから、議案第108号 令和2年度与謝野町
水道事業会計決算認定についてまで、その概要を一括してご説明を申し上げます。 別冊の決算参考資料、14、15ページの各会計歳入歳出決算総括表を御覧おきをいただきたいと存じます。 一般会計と特別会計の総合計は、歳入歳出予算額が231億968万1,000円に対し、収入済額が226億2,649万1,016円。支出済額が222億8,788万6,603円で、差し引きをいたしますと3億3,860万4,413円の黒字となりましたが、歳入におきましては、コロナ禍の影響を受け、町税や使用料など、経常的な歳入額の落ち込みや、歳出では会計年度任用職員制度の導入に伴う人件費の増、並びに降雪量の増に伴い除雪経費が増となったことなどから、
財政調整基金を1億7,000万円取り崩し、歳入不足を補うことにより収支を合わせた厳しい決算となりました。また、一般会計では、翌年度に5億885万円を繰り越しております。同ページの下段の表、公営企業会計でありますが、水道事業会計の決算を御覧おきをいただきたいと存じます。 収益的収入額は8億1,679万1,656円、収益的支出額は7億6,994万2,612円となっており、公営企業会計でありますので、損益計算をしますと当年度純利益は、5,656万8,229円となっております。 次に、資本的収入額は1億6,156万2,330円、資本的支出額は4億1,012万1,425円となり、差引きした不足額2億4,855万9,095円につきましては、過年度分損益勘定留保資金及び消費税資本的収支調整額で補填をしているところであります。 次に、16、17ページでは、歳入
歳出決算額の推移を掲載し、令和元年度との比較を行っております。また、中段に掲載をしております普通会計等財政状況を見ますと、令和2年度の実質収支は1,248万5,000円の黒字となっております。年度間の実質収支の差引きであります単年度収支は2,226万4,000円の赤字となった一方、実質単年度収支は
財政調整基金の取崩しがあったものの、臨時財政対策債の繰上償還の影響により2億9,844万4,000円の黒字となっております。 続きまして、下段の諸係数を御覧おきをいただきたいと思います。これは、財政状況を分析したもので、最も基本となるものであります。まず、左側の財政力指数でありますが、この比率が1に近いほど財源に余裕があるものとされておりますが、令和2年度は3か年平均で0.285となっており、令和元年度から0.001ポイント減少しているところであります。 次に、経常収支比率は算出式の分母に当たる、経常一般財源収入、分子の経常経費充当一般財源ともに前年度から増加をいたしましたが、その要因は分母を構成する歳入経常一般財源の増加に比べ、分子の歳出経常一般財源の増加が大きくなったことによるものであり、結果、令和元年度から0.4ポイント増の97.2となっているところであります。 次に、実質公債費比率は令和元年度と同様、3か年平均で17.0、単年度では昨年度より0.4ポイント改善をいたしております。これは、分母を構成する標準財政規模が増加したことが大きな要因となって、結果、実質公債費比率の上昇は避けられましたが、認定こども園整備事業や広域ごみ処理施設建設時に借り入れた地方債の元金償還が始まり、今後、数値の悪化が見込まれる状況にあることから、令和2年度において減債基金を活用し、臨時財政対策債の繰上償還を行い、後年度の実質公債費比率の上昇を抑制いたしました。今後におきましても、地方債の発行を抑制することにより、実質公債費比率の上昇を防ぐことが重要であると考えております。 さらに、実質赤字比率と連結実質赤字比率でありますが、全ての会計において黒字であることから、どちらの指標も該当いたしません。 次の将来負担比率は、一般会計等の借入金や将来支払っていく可能性のある負担などの残高を指標化し、将来、財政を圧迫する可能性の度合いを示す指標であり、令和2年度は将来負担額を構成する地方債残高や公営企業債、繰入見込額が減少したことが要因となり114.5と、令和元年度と比較をし8.5ポイント改善をしております。 次に、18、19ページでは、普通会計款別決算額比較表の歳入の状況を掲載しております。歳入の最も大きなウエートを占める第11款地方交付税は54億9,258万4,000円で、前年度比53万1,000円の増となり、歳入全体の36.2%を占めております。 次に、第1款地方税は、法人均等割及び法人税割が大幅減となったことが要因となり、前年度比1.1%減の18億7,146万9,000円となっております。詳しくは、22、23ページに町税の収入内訳表を掲載をしておりますので、ご確認をいただきたいと存じます。 第16款国庫支出金は、前年度比207.8%増の37億7,788万8,000円となっております。これは、クアハウス岩滝の改修工事の地方創生拠点整備交付金や幼保無償化に伴う、子ども・子育て支援臨時交付金、小学校の空調設備等に係る公立学校施設整備補助金が皆減となるなど、減少要因もあった一方で、新型コロナウイルス感染症対応、地方創生臨時交付金や特別定額給付金給付事業費補助金の皆増により、大幅増となったというものであります。 第17款府支出金は、前年度比3.0%増の8億6,164万6,000円となっております。主な増加要因は、農業用ため池安心・安全マップ作成の農業水路等長寿命化・防災減災事業補助金の増や災害に強い森づくり事業委託金の増によるものであります。 第18款寄附金は、前年度比16.7%増の4,769万8,000円となっております。ふるさと納税寄附金は、前年度から673万6,000円増の4,729万6,000円で、1,693件のふるさと納税を受け入れております。 第19款繰入金は、前年度比1,053.9%増の7億5,852万6,000円となっております。冒頭でも申し上げましたが、
財政調整基金を1億7,000万円繰り入れたほか、臨時財政対策債の繰上償還を実施するに当たり、減債基金を4億8,900万円繰り入れたことが増加要因となっております。 第23款地方債は、前年度比62.4%減の11億3,815万円となっております。ごみ処理施設整備事業債、観光施設整備事業債、小学校施設整備事業債の減によるものであります。 次に、20、21ページを御覧おきをいただきたいと存じます。普通会計款別決算額比較表の歳出の状況であります。特徴的なものといたしましては、第4款衛生費は50.2%減の13億7,699万2,000円となっております。広域ごみ処理運営事業、宮津与謝環境組合分担金の減によるものであります。 第7款商工費は55.7%減の3億9,153万4,000円となっております。旧加悦町役場庁舎整備事業及びクアハウス岩滝整備事業の改修工事費の減が主な要因であります。 次に、第9款消防費は439.8%増の30億5,667万3,000円となっております。特別定額給付金事業、新型コロナウイルス対策事業が皆増となったことにより、大幅増となっております。 第10款教育費は12億4,623万1,000円となっております。学校ICT環境整備事業の皆増など、増加要因もありましたが、小学校空調整備工事の減などにより、教育費総額では10.8%の減となっております。 第11款災害復旧費は96.4%減の537万8,000円となっております。令和2年度におきましては、台風などの災害はなく、令和元年度からの繰越事業であったことから、大きく減額となったものであります。 第12款公債費は29.7%増の21億1,620万4,000円となっております。先ほど申し上げました臨時財政対策債の繰上償還を実施したことが主な増加要因となっております。 第13款諸支出金は119.3%増の7,001万6,000円となっております。介護保険特別会計から貸付け分の返還として、繰入れがあった3,256万8,000円を地域福祉振興基金に積み立てたことが大きな増加要因となっております。 以上、簡単にご説明を申し上げましたが、令和2年度一般会計及び特別会計などの決算の概要であります。 この後、和田副町長から各事業の詳細についてご説明を申し上げますので、よろしくご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(多田正成) 和田副町長。
◎副町長(和田茂) それでは、私から会計ごとに歳入歳出決算書に沿ってご説明を申し上げます。 全ての会計で共通のことではありますけれども、金額の単位は100円の位を四捨五入し、1,000円単位でご説明をさせていただきます。また、地方公務員法及び地方自治法の改正によりまして、令和2年4月1日から、全ての自治体において、一般非常勤職員及び一部の特別職非常勤職員は、会計年度任用職員制度へ移行をいたしておりますので、昨年度の令和元年度の第7節賃金で計上いたしておりましたものが、第1節報酬のほうから支出することとなりましたので、また対象者には期末手当も支給することとなっておりまして、令和元年度と令和2年度の決算の大きな違いが、ここで表れておりますので、ご承知おきをいただきたいというふうに思います。 それでは、まず一般会計、議案第99号 令和2年度与謝野町一般会計歳入歳出決算について、主なものをご説明を申し上げます。 決算書の292ページをお開きいただきたいと思います。これは、実質収支に関する調書をつけておりますけれども、歳入総額151億5,728万5,000円、歳出総額149億4,515万3,000円で、差し引き2億1,213万2,000円の黒字決算となっております。 なお、繰越明許費として、翌年度へ繰り越すべき財源1億9,998万3,000円を差し引いた実質収支は1,214万9,000円となり、その2分の1の607万4,000円につきましては、地方自治法233条の2の規定並びに
財政調整基金条例第2条の規定により、
財政調整基金へ積立てを行っております。 それでは、まず歳入の説明をさせていただきますが、16、17ページをお開きいただきたいと思います。まず、第1款町税でございますが、第1項町民税から第4項町たばこ税までの合計は、調定額が19億3,248万1,000円に対しまして、収入済額は18億7,146万8,000円で、不納欠損処分をいたしました263万1,000円を差し引きました収入未済額は5,838万2,000円となっております。なお、町税全体の徴収率は決算参考資料にも掲載をいたしておりますが99.2%となっております。 次に、18、19ページから、次のページにかけての第6款法人事業税交付金は456万9,000円を受け入れております。令和2年度から新たに交付されたものであり、京都府の法人事業税額の一部を府内市町村の従業員数で案分して交付されるものでございます。 第7款地方消費税交付金は4億4,469万4,000円を受入れをいたしております。令和元年10月に消費税率が10%となったこと等により、前年度に比べ8,262万4,000円の増となっております。 次に、第10款地方交付税でございます。備考欄を御覧ください。普通交付税は49億6,841万9,000円で、前年度から1,497万6,000円の増、率にしまして0.3%の増となりました。一方、特別交付税は5億2,416万5,000円で、前年度と比較して1,444万5,000円の減となっております。 次に、24、25ページ、第13款使用料及び手数料、第1項使用料、第2目民生使用料、第2節児童福祉使用料は5,525万7,000円で、前年度から3,959万5,000円の減となっております。令和元年10月から保育無償化が開始されたことにより、大幅な減収となっております。 次に、30、31ページをお開きください。第14款国庫支出金、第2項国庫補助金、第1目総務費国庫補助金では特別定額給付金、給付事業費交付金及び給付事務費補助金を合計で21億3,428万8,000円を受け入れております。また、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を6億5,528万3,000円受け入れ、このうち4億8,763万7,000円を令和2年度の新型コロナウイルス対策に活用し、1億6,764万6,000円を令和3年度に繰越しをいたしております。 次のページ、第5目農林水産業費国庫補助金では、かや山の家整備事業に対しての補助金として、農産漁村振興交付金を1,938万5,000円受入れをいたしております。 次に、第9目教育費国庫補助金、第1節教育総務費補助金では、学校ICT環境整備事業に対する補助金として、学校情報通信技術環境整備事業費補助金及び公立学校情報通信機器整備費補助金を合計で7,638万4,000円を受け入れたほか、小中学校の新型コロナウイルス感染症に係る感染予防対策、学習保障に対する補助金として、学校保健特別対策事業費補助金を807万円受け入れております。第3節中学校費補助金では、江陽中学校のトイレ改修にかかる補助金として公立学校施設整備補助金を2,331万円を受け入れております。 次に、34、35ページからの第15款府支出金、第2項府補助金、第1目総務費府補助金では、京都地域連携交付金を地域づくり連携推進事業、市町村間連携推進事業、行政サービス改革推進小規模市町村支援事業の三つの補助メニューに該当する事業について、それぞれ申請し、総額で7,758万8,000円の補助金交付を受けております。 第2目民生費府補助金では、第5節児童福祉補助金において、子育て支援センターの遊具整備や児童遊園地の遊具整備等に対する補助金として、子育てに優しい
まちづくりモデル事業交付金を454万3,000円受け入れております。 40、41ページの第6目商工費府補助金では、くすぐるカード会で実施をされました、ポイントカードシステムの導入支援に対する補助金として、京都府商店街創生センター総合支援事業費補助金を200万円受け入れております。 次に、42、43ページの第3項委託金、第4目農林水産業費委託金では、下山田地区の治山工事に対する補助金として、災害に強い森づくり事業委託金を5,416万3,000円受け入れております。 次に、46、47ページの第17款寄附金、第2目総務費寄附金、ふるさと納税寄附金は、抗菌ハンカチやシルクマスクが好評となり、昨年から673万6,000円増の4,729万6,000円と、過去最高額を受け入れております。 次のページの第18款繰入金、第1項基金繰入金では、総額で7億2,595万8,000円を受け入れております。令和2年度は、地方消費税交付金は増加したものの、先ほど申し上げました町税や使用料など、いわゆる経常的な収入が大幅に減少したほか、歳出では、冒頭で申し上げましたとおり、会計年度任用職員制度が導入され、会計年度任用職員期末手当等が増加したことや、除雪対策事業費の増加等により1億7,000万円
財政調整基金を取り崩し、財源手当を行ったほか、後年度の公債費を抑制するため、臨時財政対策債の繰上償還を実施いたしましたが、その財源として減災基金4億8,900万円を取崩ししております。 また、第2項特別会計繰入金では、介護保険特別会計からの返還金として、介護保険特別会計繰入金を3,256万8,000円繰り入れております。なお、本繰入金と同額を地域福祉振興基金へ積立てをいたしております。 次に、56、57ページからの第21款町債は11億3,815万円の借入れを行っております。令和2年度は、認定こども園整備事業債が増となりましたが、前年度のごみ処理施設整備事業債、観光施設整備事業債、小学校施設整備事業債が大幅減となったことから、前年度と比べて18億8,771万7,000円の減となったものでございます。なお、地方消費税やたばこ税の落ち込みにより、減収補填債を1,870万円発行いたしております。 以上が歳入の主なものでございます。 それでは、次に歳出についてご説明を申し上げます。 60、61ページをお開きください。第1款議会費では、総額で1億815万3,000円を支出いたしております。議員報酬、職員人件費などが主な経費でございまして、議会運営、議会広報、議会会議録委託料等の経費を支出したものでございます。 次に、62ページからの第2款総務費についてご説明を申し上げます。 80、81ページをお開きください。第1項総務管理費、第6目企画費、ふるさと納税事業は、先ほど歳入の寄附金でご説明を申し上げましたとおり、昨年度から寄附額が増加しましたので、寄附者への返礼品費用やふるさと納税ポータルサイトの運営業者が増えたことに伴い、寄附受付返礼品対応業務等の委託経費についても、昨年度から増額となり、総額で2,364万9,000円を支出いたしております。 次の移住・定住支援事業では、移住促進特別区域に移住された移住者が3名おられ、移住の際に取得、または、賃借された物件を改修される経費の一部を助成する移住促進特別区域空き家改修補助金の増により、総額657万4,000円を支出いたしております。 84、85ページから次のページにかけての第11目情報システム費、電算システム管理運営業務は、職員用業務端末の更新及びセットアップ作業委託経費の増が要因となり、昨年度から2,819万5,000円増の9,629万5,000円を支出いたしております。 次に、106ページからの第3款民生費についてご説明を申し上げます。 112、113ページをお開きください。第1項社会福祉費、国民健康保険特別会計繰出金は、事業勘定、直診勘定合計で前年度比2,385万7,000円減の1億6,811万1,000円を支出いたしております。 また、120、121ページの第3項高齢者福祉費、介護保険特別会計繰出金は、前年度比1,972万9,000円減の4億1,413万3,000円を支出しております。これらにつきましては、後ほど特別会計でご説明を申し上げます。 続きまして、130、131ページ、第2項児童福祉費、第1目児童福祉総務費、子育て世代包括支援センター事業では、産前産後の切れ目ない支援策として、ハローベビープロジェクトとや産後リフレッシュ事業、遠方での不妊治療が必要な方に対する特定不妊治療交通費助成事業を新たな取組としてスタートさせるなど、総額で2,102万9,000円を支出いたしております。 138、139ページ、第2目児童福祉施設認定こども園整備事業は、加悦地域の認定こども園の新園舎建設工事に着手し、総額で1億4,943万2,000円を支出をいたしております。 次に、144、145ページ、キッズステーション事業では、地域の全ての小学生を対象とした居場所づくり、地域住民とのふれあいの場となる拠点を運営する自治区等に対する支援として、キッズステーション事業費補助金を60万8,000円支出をいたしております。 次に、第4款衛生費についてご説明を申し上げます。148、149ページ、第1項保健衛生費、第2目予防費、予防接種事業では、新型コロナウイルスワクチン接種の準備経費の増等により、前年度比655万8,000円増の5,838万8,000円を支出をいたしております。 次に、158、159ページ、第2項清掃費、第2目塵芥処理費、広域ごみ処理運営事業は、
宮津与謝クリーンセンターの建設費の減に伴い、宮津与謝環境組合分担金を前年度から12億9,316万7,000円減の6億1,427万4,000円支出をいたしております。 164ページから第6款農林水産業費について、ご説明を申し上げます。 174、175ページから次のページにかけての第4目農地費、農地等保全対策事業では、農業用ため池のハザードマップ作成を昨年度に引き続き全額府補助金を活用し実施したほか、廃池とする農業用ため池の測量設計委託料、石川地区の大切井堰測量地質調査委託料を支出するなど、総額3,794万1,000円を支出をいたしております。 186ページからの第7款商工費についてご説明を申し上げます。 190、191ページをお開きください。第1項商工費、第2目商工振興費、織物振興対策事業では、織物業界の生産性低下及び後継者不足への対応を図る京都府との協調による支援事業、織物業生産基盤支援事業、織機及び整経機等の広幅化の取組についての支援、テキスタイル産地化事業を継続して実施をしたほか、新たに小修繕等に対応した織物小規模生産基盤支援事業を加え支出をいたしております。 また、織物技能訓練センターを拠点とし、従事者の発掘及び養成を図るための織物職人養成プログラム、丹後産地との関わりを持つ関係人口を増大させる取組の織物産地短期滞在プログラムにつきましても継続実施をしております。これら織物振興対策事業の取組については、全て財源には地方創生推進交付金を活用をいたしております。 次に、202、203ページから次のページにかけての第7目観光施設管理費、クアハウス岩滝管理運営事業は、総額で6,391万7,000円を支出しております。令和元年度に実施をいたしました施設改修費の一部を繰り越したものの修繕料、工事請負費、工事期間中の休業補償費等が前年度と比較して4億2,761万9,000円の減額となっております。 また、206、207ページの山の家管理運営事業では6,466万円を支出いたしております。歳入の農林水産業費国庫補助金でご説明いたしました、農山漁村振興交付金を活用し、かや山の家を改修し、リニューアルオープンしたものでございます。 次に、208ページからの第8款土木費についてご説明を申し上げます。 212、213ページから次のページにかけての第2項道路橋りょう費、第2目道路維持費、道路維持管理事業では、橋りょう長寿命化事業として、橋りょうの定期点検業務委託や庄内橋の補修工事などを実施し、前年度と比べまして1,501万5,000円増の5,247万6,000円支出をいたしております。 次の除雪対策事業は、昨年度は積雪が多かったことから、前年度に比べ5,656万円増の9,848万2,000円を支出をいたしております。 次に、第3目道路新設改良費、道路新設改良事業では岩屋川線、岩屋大門線等の道路新設改良工事に取り組んだほか、通学路整備では、加悦地域こども園新園舎の進入路となります、大呂谷線、大呂谷日吉ヶ丘線の整備工事、野田川本線、山手線の安全対策等を実施をいたしております。ただいま申し上げました通学路整備につきましては、道路維持管理事業と同様に国の社会資本整備総合交付金事業を活用し、実施をいたしております。 次に、216、217ページの第3項河川費、第3目河川改良費、河川改良事業では、常習浸水地の解消を図るため、鞭谷川河川改良工事、ゾブ川水路改良工事、根曽川河川改良工事等を継続的に実施をいたしております。 次に、224ページからの第9款消防費について、ご説明を申し上げます。第1項消防費、第1目常備消防費では、常備消防組合負担金を4億1,192万8,000円支出をいたしております。これは、組合で必要となった経費を宮津市、伊根町と、それぞれの負担割合に応じて負担金を支出するもので、組合職員の人件費などが主なものでございます。 次に、230、231ページ、第5目災害対策費、新型コロナウイルス対策事業では25億1,491万8,000円を支出いたしております。このうち21億3,428万8,000円は特別定額給付金事業であり、新型コロナウイルス対策事業及び経済対策事業では、合計で3億5,494万5,000円を支出いたしております。 新型コロナウイルス対策につきましては、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、令和2年度は計9回の補正予算を編成し、それぞれの段階、状況に応じて必要な対策を講じてまいりました。 詳細につきましては、決算参考資料の188ページを御覧おきください。新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金事業一覧を記載しております。 施策名1、感染防止対策では、公共施設等での感染防止対策として必要な備品等を購入いたしております。 二つ目として、住民生活支援では、水道基本料金の2か月減免や、ひとり親家庭への交付金など等の生活支援や子供の好奇心を育むプロジェクト交付金を支出をいたしております。 次のページの3、学校再開支援では、小中学校の感染防止対策にかかる備品等の購入や修学旅行における感染防止対策を実施したことによる増額経費に対して、修学旅行キャンセル料等補助金を支出するほか、CATVを活用し、学校の先生方にご協力をいただき臨時休校時の家庭学習用番組を製作し、DVDの配布も行いました。 4番目として、福祉・医療サービス維持支援では、介護サービス利用者の負担軽減や、福祉施設、医療・介護従事者に対する支援金等を支出をいたしております。 5番目として、事業継続支援では、緊急融資保証料・利子補助金や町内事業者に対する電気代、リース料などの固定費に対する助成、住宅新築改修等補助金のほか、公共交通事業者支援、ふるさとエール便等農業従事者支援など町内事業者に幅広く活用いただける施策を展開をいたしております。 6番目として、新しい生活様式対応では、GIGAスクール校内LAN整備や小中学校児童・生徒一人1台のタブレット端末購入といった学校ICT環境整備、町内事業所の店舗改修補助金、歳入でも申し上げましたとおり、くすぐるカード会で実施されましたポイントカードシステムの導入支援等、ウィズコロナ、ポストコロナを見据えた事業者支援を展開してまいりました。 なお、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充当いたしております、コロナ関連事業としましては、消防費で実施したもの以外にも、教育費等でもございますので、一覧の末尾に再掲する形でまとめております。また、それぞれの施策においては、切れ目なく事業を実施するため一部、令和3年度へ繰越しといたしております。以上が消防費でございます。 次に、決算書の234ページからの第10款教育費について、ご説明を申し上げます。 248、249ページの第2項小学校費、第1目学校管理費、小学校管理運営事業では、加悦地域3小学校の閉校に伴い、各校区で閉校記念誌編集委員会が組織され、記念誌を発行されました。その作成支援として、小中学校等閉校記念誌作成事業補助金を203万6,000円支出をいたしております。 次の小学校施設整備事業では、小学校、中学校共通の取組となりますが、学校施設長寿命化計画を策定し、小学校6校分で575万9,000円を支出いたしております。 国のインフラ長寿命化計画において、令和2年度中の策定が求められており、文部科学省の令和3年度以降の交付金事業を活用する場合には、必須の計画となるものでございます。 次に、256、257ページ、中学校施設整備事業では、江陽中学校のトイレ改修工事や先ほど申し上げました長寿命化計画策定委託料として、合計で7,710万7,000円を支出いたしております。 次に、262、263ページから次のページにかけての第5項社会教育費、第1目社会教育総務費、高校魅力化推進事業では、町内唯一の高校である宮津天橋高校・加悦谷学舎の魅力化を支援する取組として、コーディネーターの常駐配置、AO入試対策講座の開設を通じて、探求学習、キャリア教育、進路の全てに地域という要素を組み入れて実施するなど、総額で711万4,000円を支出いたしております。 286ページからの第11款災害復旧費については、平成30年度に被災した桜内川河川災害復旧事業でございまして、総額で537万8,000円を支出いたしております。 288、289ページの第12款公債費では、歳入でも申し上げました臨時財政対策債の繰上償還のため、繰上償還元金を4億8,992万円支出をいたしております。 最後に、決算書の293ページから311ページまでは財産に関する調書を添付し、年度末で所有しております町有財産等を掲載しておりますので、ご参考にしていただければと考えております。 以上が、令和2年度の一般会計の決算概要でございます。 続きまして、313ページからの議案第100号 令和2年度与謝野町宅地造成事業特別会計歳入歳出決算について、ご説明を申し上げます。本年度につきましては、分譲宅地の売払いがございませんでしたため、歳入総額、歳出総額ともにゼロ円となっております。なお、いまだに多くの未売却分譲地を保有しておりますので、引き続き売却に向け努力をしてまいりたいと考えております。以上が、宅地造成事業特別会計決算の概要でございます。 次に、325ページからの議案第101号 令和2年度与謝野町下水道特別会計歳入歳出決算について、主なものをご説明を申し上げます。 まずは、歳入につきまして、332、333ページをお開きください。第2款使用料及び手数料、第1項使用料の収入済額は現年度分及び滞納繰越分と合わせて3億1,685万4,000円となっており、前年度から732万8,000円の増収となっております。1か月当たり21立米から100立米の使用者が3万3,000立米増加していることから、一般家庭分の増によるものと考えております。 次のページ、第5款繰入金は、一般会計繰入金を公共・特環合わせて9億261万6,000円繰入れをいたしております。前年度と比較して2,094万4,000円の減額となっております。先ほど申し上げましたが、使用料収入が増加したほか、公債費の減少が主な要因となっております。 続きまして、338ページからの歳出についてご説明を申し上げます。 340ページからの第2款維持管理費は、生活環境保全のためマンホールポンプ保守経費のほか、宮津湾流域下水道の排水負担金を支出し、総額で4億5,474万7,000円、前年度と比較して1,378万6,000円の減額となっております。 344ページからの第3款事業費の第1項下水道費、第1目公共下水道建設事業費は、公共・特環ともに公共桝の設置工事、舗装本復旧工事を行う一方で、公共・特環の宮津湾流域下水道事業建設費負担金、特環の石川地域面整備工事費が大きく増加したことにより、総額で1億2,006万5,000円、前年度と比較して、6,449万3,000円の増額となっております。 次に、第4款公債費は、町債の元利償還金を総額10億7,419万2,000円支出しております。面整備を進めてきたことによる、元利償還額は令和元年度から減少に転じ、前年度から2,531万6,000円減額をいたしております。以上が、下水道特別会計の概要でございます。 次に、351ページからの議案第102号 令和2年度与謝野町農業集落排水特別会計歳入歳出決算について、主なものをご説明を申し上げます。 まずは、歳入について358、359ページをお開きください。第2款使用料及び手数料、第1項使用料の収入済額は212万円となっており、前年度と比較しますと4,000円の減収と、ほぼ横ばいとなっております。 第5款繰入金は、一般会計繰入金を2,711万3,000円繰入れをいたしております。 続きまして、362ページからの歳出についてご説明を申し上げます。 第2款維持管理費は、平成23年度をもって施設整備は全て完了しており、平成24年度以降は維持管理経費のみの支出となっており、次のページ、第4款公債費は町債の償還金の総額で2,721万1,000円支出しており、前年度から73万8,000円減少となっております。以上が、農業集落排水特別会計決算の概要でございます。 次に、367ページからの議案第103号 令和2年度与謝野町介護保険特別会計歳入歳出決算について、主なものをご説明を申し上げます。 まず、事業勘定について、ご説明を申し上げます。 380、381ページをお開きください。歳入の第1款保険料、第1目第1号被保険者保険料は5億1,179万円を収入いたしております。前年度と比較して2,167万5,000円の減収となっております。主に低所得者の第1号保険料率の改正に伴う減少によるものでございます。 次に、384、385ページの第7款繰入金、第1項一般会計繰入金は、介護給付費や地域支援事業費など、法定負担分に定められた割合により、一般会計から繰り入れるもので、総額で4億1,413万3,000円を繰り入れており、前年度と比較して2,142万9,000円の増額となっております。主に介護給付費の増額が主な要因となっております。 続きまして、388ページからの歳出についてご説明を申し上げます。 390ページから397ページまでの第2款保険給付費は、要介護認定者及び要支援認定者に対する介護サービス等の給付を行ったもので、令和2年度は施設介護サービス給付費、地域密着型サービス給付費が増となったことから、保険給付費の総額は26億2,967万3,000円となり、前年度と比較して5,335万3,000円増加をいたしております。 次に、396ページから405ページまでの第3款地域支援事業費は、介護予防生活支援サービス事業、生きがいデイサービス事業、75歳教室、チャレンジウオーキング事業など、一般介護予防事業、地域包括支援センターを中心とした包括的支援事業のほか、配食サービスなどの任意事業を実施し、総額で1億6,601万1,000円を支出いたしております。 次に、406、407ページ、第7款諸支出金、第1項償還金及び還付加算金、第2目償還金は、令和元年度の国・府からの超過交付金の返還金567万5,000円を執行いたしております。また、第2項繰出金は、地域福祉基金からの借入金を返還するため、一般会計に繰り出すものであり、3,256万8,000円を支出いたしております。以上が、事業勘定でございます。 次に、サービス事業勘定についてご説明を申し上げます。 416、417ページをお開きください。歳入でございますが、第1款サービス収入は979万2,000円を収入いたしております。これは地域包括支援センターが取り扱う、要支援認定者の介護予防ケアプランの作成収入でございます。 次のページの歳出でございますが、第1款総務費、第1項総務管理費、第1目一般管理費は地域包括支援センターの職員1名の人件費を、総額で617万円支出をいたしております。 第2款事業費、第1項居宅サービス事業費、第1目居宅介護支援事業は、居宅サービス計画作成委託料を64万1,000円支出をいたしております。 次のページにかけての第4款諸支出金、介護保険事業勘定繰出金は、事業勘定において地域包括支援センター職員の人件費を支出をいたしておりますが、当該職員が担当しますケアプラン作成収入は、サービス勘定で受け入れているため、収入相当額をサービス事業勘定から事業勘定へ繰り出しているものでございます。以上が、介護保険特別会計決算の概要でございます。 次に、423ページからの議案第104号 令和2年度与謝野町土地取得特別会計歳入歳出決算についてご説明を申し上げます。 まず、歳入につきましては430、431ページをお開きください。第1款財産収入は、土地開発基金預金利子を5万円収入をいたしております。 第3款繰越金は前年度からの繰越金で33万6,000円を収入をいたしております。 次のページの歳出でございますけども、第2款諸支出金は、土地開発基金への積立金として、預金利子収入と同額の5万円を積み立てております。なお、本町では丹後地区土地開公社での先行取得は行っておりません。以上が、土地取得特別会計決算の概要でございます。 次に、435ページからの議案第105号 令和2年度与謝野町国民健康保険特別会計歳入歳出決算について、ご説明を申し上げます。 まず事業勘定について、ご説明を申し上げます。 466ページをお開きください。実質収支に関する調書をつけておりますが、歳入総額23億8,298万6,000円、歳出総額を23億4,589万2,000円で、差引き3,709万4,000円の黒字決算となっております。なお、実質収支額の2分の1の1,854万7,000円につきましては、地方自治法233条の2の規定、並びに国民健康保険特別会計
財政調整基金条例第2条の規定により、
財政調整基金へ積立てを行っております。 前のページに戻りまして、444ページからの歳入でございます。第1款国民健康保険税は、収入済額が総額で4億4,703万4,000円となり、前年度と比較しまして1,491万5,000円の減収となっております。 448、449ページの第10款繰入金、第1項一般会計繰入金は、総額で1億4,879万6,000円を繰り入れいたしております。 続きまして、452ページからの歳出についてご説明を申し上げます。 454、455ページの第2款保険給付費でございますが、療養費、出産育児一時金ほか、総額で17億1,149万4,000円となっております。前年度と比較しまして、被保険者数は減少したものの、一般被保険者の療養給付費及び高額療養給付費が増加し4,582万7,000円の増となっております。 458、459ページの第3款国民健康保険事業費納付金は5億8,553万2,000円を支出をいたしております。京都府が国保運営経費から国庫補助金等を差し引いた必要額を市町村ごとに配分、算定を行い、市町村は医療給付費分、後期高齢者支援金等分、介護納付金分として、京都府に対し納付金を納付するものでございます。 460ページからの第6款保健事業費では3,207万3,000円を支出いたしております。保健事業に対する職員1名分の人件費のほか、生活習慣病の早期発見のための特定健診や人間ドック検査費用の助成を実施するほか、特定健診受診者への保健指導を行い、生活習慣の改善により保険給付費の削減に取り組んでいるところでございます。以上が、事業勘定の概要でございます。 次に、直診勘定でございます。 488ページをお開きください。実質収支に関する調書をつけておりますが、歳入総額7,781万6,000円、歳出総額7,781万6,000円で、繰越財源を差し引いた実質収支額は381円の黒字決算となっております。収支の均衡を図るために、一般会計から1,931万5,000円を繰り入れております。繰入額は前年度と比較して644万8,000円の減となっております。 受診状況につきましては、令和2年度中の延べ患者数は1万553人で、昨年度とほぼ横ばいであり、診療収入については、前年度と比較して117万9,000円の増、4,458万1,000円を受け入れております。以上が、国民健康保険特別会計決算の概要でございます。 次に、489ページからの議案第106号 令和2年度与謝野町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について、ご説明を申し上げます。 まずは、歳入につきまして、496、497ページをお開きください。後期高齢者医療保険料につきましては、京都府後期高齢者広域連合で定められた保険料率により賦課しており、後期高齢者保険料は、総額で2億721万9,000円、前年度と比較して2,315万6,000円の増となっております。被保険者数については、前年度とほぼ横ばいであるため、保険料率の変更による影響と考えております。 次に、500ページからの歳出について、ご説明を申し上げます。 502、503ページをお開きください。第2款後期高齢者医療広域連合納付金は、3億2,051万2,000円を支出いたしております。前年度に比べ保険料等負担金が2,346万8,000円増となるほか、総額で3,339万9,000円の増となっております。この納付金は、京都府後期高齢者医療広域連合が実際の医療給付事務を行っており、京都府後期高齢者医療広域連合に対しての納付金でございます。この中で、後期高齢者医療広域連合分賦金は、京都府後期高齢医療広域連合への事務経費分であり、保険料等負担金は、医療給付費等に充てられます。 また、保険基盤安定負担金は、保険料軽減分で、一般会計で府負担金として受け入れ、それを町負担分も含めて後期高齢者医療特別会計へ繰り出しした上で、京都府後期高齢者医療広域連合へ負担金として納めるものでございます。 次に、305ページからの議案第107号 令和2年度与謝野町財産区特別会計歳入歳出決算について、ご説明を申し上げます。 決算書の512ページから519ページまでの財産収入等の歳入の内訳を、また、520ページから531ページまでの歳出では、それぞれの財産区管理費として支出をいたしておりまして、532ページの実質収支に関する調書に記載しておりますとおり、歳入歳出差引額は8,387万3,000円の黒字となっております。以上が、財産区特別会計の概要でございます。 次に、533ページからの議案第108号 令和2年度与謝野町水道事業会計決算について、ご説明を申し上げます。 まずは、収益的収入及び支出でございます。 536、537ページをお開き願います。収益的収入額8億1,679万2,000円に対しまして、収益的支出額は7億6,994万3,000円でございますが、公営企業会計は収支の差引きとはなりませんので、540ページの損益計算をいたしますと、下から4行目の当年度純利益、いわゆる黒字額は5,656万8,000円となります。この利益につきましては、下から3行目の前年度繰越欠損金を埋め、当年度未処理欠損金として4億7,173万1,000円を翌年度に繰り越すものでございます。 次に、資本的収入及び支出でございます。 538、539ページをお開きください。資本的収入額1億6,156万2,000円に対しまして、資本的支出額は4億1,012万1,000円で、資本的収入額が資本的支出額に不足する額が2億4,855万9,000円となっております。この不足額につきましては、過年度分損益勘定留保資金2億4,380万6,000円、及び消費税資本的収支調整額475万3,000円で補填するものでございます。 次に、548ページから551ページの収益明細書をお開きください。第1款水道事業収益の主なものでございます。第1項営業収益、第1目給水収益、第1節水道料金は4億3,018万9,000円で、前年度と比べて2,606万円の減収となりました。新型コロナウイルス対策の暮らし支援として、水道基本料金の2か月分を減免したことにより、大きく減収となっております。 第2項営業外収益、第4目他会計補助金は、一般会計補助金を8,304万9,000円受け入れております。このうち先ほど申し上げました、新型コロナウイルス対策の減免分の補填として3,201万4,000円を受け入れております。 第5目長期前受金戻入は、補助金等により取得した固定資産の当年度減価償却見合い分を収益化するもので1億4,188万5,000円となっております。 次のページ、第6目資本費繰入収益は、統合前の簡易水道事業で、建設改良費に充てた企業債にかかる元金償還金に対する繰入金を収益化するもので1億5,805万6,000円となっております。 続きまして、552ページからの費用明細書をお開きください。第1款水道事業費用でございますが、第1項営業費用は人件費、維持管理費、減価償却費などで6億909万4,000円となっております。 次に、558、559ページ、第2項営業外費用は、企業債利息、令和2年度分の消費税及び地方消費税納付額、その他、雑支出で1億6,055万9,000円となっております。 第3項特別損失は、過年度過誤納還付金で28万9,000円となっております。 次に、562、563ページの資本的収入明細書をお開きください。第1款資本的収入、第2項分担金は水道新規加入によります加入負担金で236万3,000円となっております。 第4項繰入金は、一般会計からの繰入金で1億5,907万5,000円を受け入れております。 第5項補助金は、ふるさとの水確保対策事業費補助金を12万4,000円受け入れております。 続きまして、564、565ページの資本的支出明細書をお開きください。 第1款資本的支出、第1項建設改良費、第1目拡張改良費は、幾地加圧ポンプ設備整備工事や各浄水場のポンプ更新工事を実施したほか、公営事業会計システムを更新するなど、総額で3,924万円を支出いたしております。 第2目配水管事業費は、町道新設に伴う配水管の新設や舗装本復旧工事等を実施し、総額で1,548万1,000円を支出をいたしております。 第2項企業債償還金は、企業債元金の償還で3億5,547万円を支出をいたしております。 以上が、水道事業会計決算の概要でございます。 長時間にわたりまして、概要を説明させていただきましたが、十分ご審議をいただきまして、お認めをいただきますよう、よろしくお願いをいたします。
○議長(多田正成) 各案についても、本日は提案理由の説明のみにとどめます。 ここで2時50分まで休憩とします。 (休憩 午後2時36分) (再開 午後2時50分)
○議長(多田正成) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開します。 次に、監査委員から令和2年度の決算審査の結果報告を求めます。 田中
代表監査委員。
◎
代表監査委員(田中眞一) 失礼いたします。 監査委員の田中でございます。よろしくお願いをいたします。 それでは、報告をさせていただきます。 令和2年度決算並びに財政健全化審査について、7月19日付にて町長から審査の依頼を受け、議会選出の永島監査委員とともに実施をいたしました。その結果を8月27日に町長に提出をしております。皆様のお手元に配付をされております資料に基づいてご報告をさせていただきます。資料は2部ございます。少し分厚いほうが決算審査の意見書でございます。もう片方が健全化審査の意見書でございます。 最初に決算審査の意見書をご報告申し上げます。資料の下段にページを打っておりますので、よろしくお願いをいたします。時間の制約上、要点のみご報告させていただきますことをお許し賜りたいと存じます。また、単位は100万円、単位未満は四捨五入でご報告をいたします。 1ページをお開きください。LARGE1は審査の対象でございます。LARGE2は審査の実施日であります。8月18日には7か所の現地調査を実施しております。 LARGE3は、審査の方法であり、記載のとおり、計数の正確性、事務処理の適否、さらに予算執行上の適否などについて審査を行っています。 LARGE4は、審査の結果でございます。審査に付された各書類は、いずれも法令に準拠して作成されており、各計数も関係諸帳簿と符号し、かつ正確であり、予算の執行、その他経理事務の処理についても適正に行われているものと認めました。 2ページのLARGE5は、一般会計、特別会計並びに水道事業会計の各決算額総括表でございます。 3ページにお進みください。総括意見を記述しております。厳しい財政状況の下、予算編成方針に基づき、第2次与謝野町総合計画の七つの分野を基軸として、山添町政の五つの基本政策と整合性を図りつつ、社会動向を注視しながら、与謝野町の特徴を生かした持続可能で将来に希望が持てる
まちづくりを推進する。経費の優先順位を明確化する。投資的経費の地方債発行額を年度の地方債償還額の範囲内に抑制するなどの方針に基づきながら、加悦地域こども園(仮称)整備事業など、町の未来を見据えた重要な事業に着手するなどの施策を折り込み、スタートをいたしました。 しかしながら、前年度から続く新型コロナウイルス感染症の蔓延を受け、令和2年4月16日に全国に
緊急事態宣言が発出され、未曾有の事態に対処すべく、国の地方創生臨時交付金などを活用しながら、対策本部を中心に全庁挙げて、その対応に奔走する1年となりました。財政規模は、新型コロナウイルス感染症対応などにより、一般会計歳入は前年度比13億6,300万円増加の151億5,700万円。歳出は12億1,000万円増加の149億4,500万円と、過去最大の規模となっています。 財政運営面では、過年度に実施した相次ぐ大型事業などにより、地方債残高が増加、その削減や次年度以降の地方債償還額を低減することなどを目的に、減債基金4億8,900万円を活用して、地方債の繰上償還を実施しています。 今年度においても普通交付税が1,500万円増加しましたが、町税の減収に加え、除雪対策事業の増加などにより
財政調整基金を1億7,000万円取り崩すなど、厳しい決算となりました。 財政状況は依然として厳しい状況にあり、今後の財政運営の指針とすべく、過年度の監査意見や議会での議論を踏まえ、令和3年3月に与謝野町財政計画を策定しています。その実行においては、住民参画によって方針を導き出す行政姿勢や、決算を重視するPDCAサイクルの決定を行うなどの取組を強く望むものであります。 特に財政計画に示している歳入歳出額など、各数値を遵守した行財政運営に留意することが必要であります。このような中、元年度からスタートしている行財政経営マネジメントの中心的位置づけとして事務事業評価を継続実施しているほか、コロナ禍の中、工夫を凝らして各種研修会を実施するなど、人材育成を図っています。 特に限られた人員の中、予算計上の事務事業施策を着実に執行しながら、新型コロナウイルス感染症対策に全庁挙げて対応した取組は、高く評価をいたします。新型コロナウイルス感染症の影響など、取り巻く環境は急速に変化をしています。本町においても、課題は山積しており、このような状況と真摯に向き合い、町民を主人公として、新たな時代を進化と挑戦によって切り開くことにより、地方自治法が定める、住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的、かつ総合的に実施する役割の遂行に向かって、山添町長を先頭に一致結束し、第2次総合計画に掲げる「人・自然・伝統 与謝野で織りなす新たな未来」の実現に向かって、さらに前進されることを期待します。 4ページからが一般会計であります。一般会計の決算状況は、5ページにお示しのとおり、歳入総額151億5,700万円、歳出総額149億4,500万円、歳入歳出差引額2億1,200万円、翌年度へ繰り越すべき財源2億円を差引きした、実質収支額は1,200万円で、その半額の600万円を基金に繰入れしています。財政力指数は3か年平均で0.285と、前年度より若干下がっています。経常収支比率も97.2%と、前年度から0.4ポイント悪化しております。要因は、歳入の経常一般財源額が普通交付税の増加などから2,500万円増加をしましたが、一方で経常的経費に充てた経常一般財源額は幼保無償化が通年に拡大したことに伴い5,800万円増加をしています。 以上から、算出する際の分子、分母とも増加をいたしましたが、分母が大きく増加したことによるものであります。引き続き経常一般経費の節減に努めていただきたいと存じます。 次に、6ページにお進みください。一般会計
歳入決算額推移表であります。 主な増減などを前年度と対比してみますと、地方税は2,100万円減少しております。町民税が法人町民税の税制改正により2,700万円減少したことが主な要因であります。 7ページに記載のとおり、消費税交付金が消費税改定などにより8,300万円増加をしております。地方交付税は普通交付税が補正係数や単位費用の見直しなどにより、需要額が増加したことから1,500万円増加をしております。使用料は6,100万円減少しておりますが、無償化制度の導入により、児童福祉使用料が減少したことが要因であります。国庫支出金は25億5,100万円増加をしております。新型コロナウイルス対策関連事業にかかる補助金、交付金などの増加によるものであります。 8ページにお進みください。寄附金は、ふるさと納税寄附金が各種サイトの活用などにより増加をしております。繰入金は6億9,200万円増加をしております。
財政調整基金1億7,000万円に加え、地方債の繰上償還を実施するために、減債基金を4億8,900万円繰入れをしております。町債は18億8,800万円と大幅に減少しています。こども園施設設備事業債が増加をしておりますが、ごみ処理施設整備、観光施設整備、小学校施設整備など、大規模事業の終了などが要因であります。なお、一般会計の町税、町債発行残高は8億9,800万円減少の145億4,400万円となっております。 次からが歳出でございます。 一般会計歳出額推移表であります。9ページにお進みください。民生費は2億300万円増加、認定こども園施設整備事業、保育所管理運営事業などの増加が要因であります。衛生費は13億8,600万円と大幅に減少しました。ごみ処理施設建設負担金を含む宮津与謝環境組合負担金12億9,400万円の減少が要因であります。農林水産業費は治山事業などにより3,900万円増加をしております。 10ページの商工費は4億9,200万円減少しております。かや山の家整備事業や産業振興貸付事業が増加をしましたが、クアハウス岩滝並びに旧加悦町役場管理運営事業などの減少が要因であります。土木費は1億1,400万円増加、下水道特別会計繰出金が減少しましたが、除雪対策事業、河川改修事業、町営住宅維持管理事業などの増加が要因であります。消防費は24億9,000万円と大幅に増加をしております。特別定額給付金事業などの新型コロナウイルス対策関連事業の増加が要因であります。教育費は1億5,000万円減少、学校ICT環境整備事業などが増加をしましたが、小学校空調整備事業の減少が要因であります。災害復旧費は、災害復旧工事の進捗により1億4,400万円減少しております。公債費は、臨時財政対策債を減債基金を取り崩し4億9,000万円繰上償還したことから4億8,500万円増加をしております。なお、翌年度繰越額は5億900万円で繰越明許費に計上された事業費であります。不用額は1億2,300万円減少しております。 11ページは、普通会計性質別経費の状況でございます。人件費が増加をしておりますが、会計年度任用職員制度への移行によるものであります。 12ページの補助費は、新ごみ処理施設建設に係る環境組合分担金が減少しましたが、一方で特別定額給付金事業が増加をしております。投資的経費の減少は、クアハウス岩滝整備、小学校空調整備、旧加悦町役場整備事業など、大規模事業の終了によるものであります。 12ページ下段から13ページにかけて、与謝野駅の利用、野田川衛生プラントの運営状況、学校
給食センターの運営について記述をしております。後ほど御覧ください。 13ページの3は、財産に関する調書であります。本年度末における各種財産の異動状況を審査した結果、適正であると認めました。 13ページの4は、重点審査事項を記述しています。 1点目は、町民の皆様をはじめ関心の高い予算であり、事業執行の振り返りも含めて、新型コロナウイルス感染症対策関連予算について、お示しをしています。 2点目は、令和元年度から実施をしている事務事業評価であります。導入の経緯や目的、手法、また実施後の事業数の変化、予算への反映状況などを審査をいたしました。審査結果は、おおむね目的に沿って実施をされており、全体的には評価をいたします。予算額においても、減額をされた事業がある一方、増額を伴う事業もあり、めり張りの利いた結果となっております。職員の政策形成能力の向上にも結びついていると考えます。ただし、課題も見受けられることから、次年度以降に生かしていただきたいと存じます。 16ページにお進みください。特別会計でございます。宅地造成事業特別会計ですが、今年度は売却はありませんでした。売却に向けての一層の努力を求めます。下水道特別会計においては、使用料は3億1,700万円で700万円増加をしています。クアハウス岩滝などの営業自粛の影響による減収が考えられる中、水洗化率の向上に加え、新型コロナウイルス感染症対応として、在宅時間の増加などが影響したことも考えられ、今後の分析が求められます。一般会計からの繰入金が使用料の増加、流域下水道排水負担金の減少などにより減少しております。 なお、上下水道審議会答申作成時の使用料と流域下水道排水負担金の差額と本年度決算における差額との間にかなりの変動があり、改定幅について考慮する必要があると思われます。 17ページの農業集落排水特別会計は、後ほど御覧いただきたいと存じます。介護保険特別会計、事業勘定の歳出は6,900万円増加の28億6,100万円、保険給付費の増加が要因であります。 なお、新型コロナウイルス感染症影響による保険料減免は、令和元年度分114件、128万8,000円。令和2年度分115件、753万2,000円であります。サービス勘定、土地取得特別会計は、後ほど御覧賜りたいと存じます。国民健康保険特別会計事業勘定では、保険給付費が4,600万円増加をしております。新型コロナウイルス感染症拡大などの影響から受診件数は減少しましたが、1件当たりの医療費が高額となったことが要因と思われます。また、
財政調整基金に剰余金以外で800万円を積み立てています。 なお、新型コロナウイルス感染症影響による国保税減免は、令和元年度分71件、168万3,000円、令和2年度分76件、899万円であります。直営診療所勘定は、理学療法士が1名減員となっておりますが、診療、サービス収入は100万円減にとどまり、収益が改善され、一般会計からの繰出金も減少しております。 次は、後期高齢者医療特別会計でございます。新型コロナウイルス感染症影響による保険料減免は、令和元年度分29件、33万9,000円。令和2年度分31件、200万3,000円であります。財産区特別会計でございますが、後ほど御覧賜りたいと存じます。 19ページにお進みください。19ページは、基金の運用状況でございます。土地を含む基金合計は6億1,700万円減少の49億1,800万円でした。
財政調整基金1億7,000万円、減債基金4億8,900万円の取崩しが要因であります。 次に、水道事業会計に移らせていただきます。1ページをお開きください。審査の対象、審査の実施日、審査の方法、審査の結果は記載のとおりであります。 2ページにお進みください。事業収支に関する事業、水道事業会計総括表に記載のとおり、事業収益は7億7,700万円、事業費用は7億1,200万円で、特別損失を差し引き、当期純利益は5,700万円であります。原水及び浄水費、並びに減価償却費が減少したことと、他会計補助金が基本料金減免の補填により増加したことが、当期利益確保の要因であります。給水収益は2,800万円減少していますが、新型コロナウイルス感染症対策として令和2年10月、11月分の基本料金3,200万円を減免していることが影響しています。減免分を差し引きしますと400万円増加をしており、一般家庭において新型コロナウイルス感染症により在宅が増加したことが要因ではないかと推計をしています。 なお、キャッシュ・フロー計算書で見ますと、現預金を9億5,500万円有しておりますが、期首より7,400万円減少、前年度も5,600万円減少しており、今後の耐震化計画などを考慮すると、留意が必要であります。 もう一方の与謝野町財政健全化審査及び水道事業会計健全化審査意見書を御覧ください。 1ページを御覧ください。審査の概要、審査の実施日、審査の結果については、お示しのとおりであります。中段の表に記載をしておりますが、実質赤字比率並びに連結実質赤字比率については黒字であり、該当いたしません。実質公債費比率でございますが17.0%で、前年度と数値に増減はございません。単年度比率は、分母である標準財政規模が地方税並びに地方消費税交付金などが増加したことに加え、文書を構成する元利償還金、準元利償還金が減少したことにより、前年度から0.4ポイント改善しています。早期健全化基準を下回っており、問題はありません。 しかしながら、地方債発行に知事の許可が必要となる18%に近い数値であり、今年度実施の繰上償還を生かしながら、財政計画並びに第3次行政改革大綱を遵守した行財政施策の実行を強く望みます。 将来負担比率でございますが、この指標も早期健全化基準を大幅に下回っており問題はありません。今年度は、将来負担額を構成する地方債残高、公営企業債、繰入見込額が減少したことにより8.5ポイント改善をしております。 3ページは、水道事業会計健全化審査意見書でございます。審査の概要、審査の実施日、審査の結果は記載のとおりでございます。資金不足比率は当町の場合、マイナスであり、これは資金不足が生じないということで問題ありません。流動比率も212.2%であり、短期流動性は確保しております。加えて、現預金9億5,500万円を有しており、財政の健全化は確保されていると考えます。しかしながら、現預金は減少傾向にあり、留意が必要と考えます。 以上で、審査結果の報告といたします。 結びに当たり、一言御礼を申し上げます。審査期間中は監査事務局はもとより各課長をはじめ多くの職員の皆様にご協力をいただきました。この場をお借りして御礼を申し上げます。 ありがとうございました。 以上、報告とさせていただきます。
○議長(多田正成) 以上で、監査委員の決算審査報告を終わります。 以上で、本日の日程は全部終了しました。 本日は、これにて散会いたします。 次回は、9月8日午前9時30分から開議いたしますので、ご参集ください。 (散会 午後3時14分)...