与謝野町議会 > 2021-03-04 >
03月04日-01号

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  1. 与謝野町議会 2021-03-04
    03月04日-01号


    取得元: 与謝野町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-06
    令和 3年  3月 定例会(第100回)          第100回令和3年3月与謝野町議会定例会会議録(第1号)招集年月日 令和3年3月4日開閉会日時 午前9時30分 開会~午後5時00分 散会招集の場所 与謝野町議会会議場1.出席議員       1番  高岡伸明       9番  和田裕之       2番  永島洋視      10番  河邉新太郎       3番  杉上忠義      11番  浪江秀明       4番  山崎良磨      12番  渡邉貫治       5番  下村隆夫      13番  家城 功       6番  安達種雄      15番  宮崎有平       7番  今井浩介      16番  多田正成       8番  山崎政史2.欠席議員(なし)3.職務のため議場に出席した者      議会事務局長    小牧伸行    書記        須田美鈴4.地方自治法第121条第1項の規定により、説明のため出席した者      町長        山添藤真    代表監査委員    田中眞一      副町長       和田 茂    教育長       塩見定生      企画財政課長    小池大介    教育次長      相馬直子      総務課長      長島栄作    学校教育課長    柴田勝久      防災安全課長    藤垣浩二    社会教育課長    植田弘志      CATVセンター長 前田昌一    福祉課長      田辺茂雄      税務課長      吉田雅広    子育て応援課長   浪江昭人      住民環境課長    茂籠 誠    保健課長      平野公規      会計室長      安田 敦    商工振興課長    小室光秀      建設課長      吉田達雄    観光交流課長    谷口義明      農林課長      井上雅之    上下水道課長    山添雅男5.議事日程  日程第1       会議録署名議員の指名  日程第2       会期の決定について  日程第3       諸般の報告  日程第4       町長施政方針  日程第5 議案第1号 専決処分の承認を求めることについて(令和2年度与謝野町一般会計補正予算(第7号))                            (提案理由説明~表決)  日程第6 議案第2号 与謝野町職員懲戒審査委員会委員の選任について                            (提案理由説明~表決)  日程第7 議案第3号 与謝野町職員懲戒審査委員会委員の選任について                            (提案理由説明~表決)  日程第8 議案第4号 与謝野町職員懲戒審査委員会委員の選任について                            (提案理由説明~表決)  日程第9 議案第5号 人権擁護委員候補者の推薦について                            (提案理由説明~表決)  日程第10 議案第6号 与謝野町会計年度任用職員の報酬等及び費用弁償に関する条例の一部改正について                            (提案理由説明~表決)  日程第11 議案第7号 与謝野町染色センター条例の一部改正について                               (提案理由説明)  日程第12 議案第8号 与謝野町織物技能訓練センター条例の一部改正について                               (提案理由説明)  日程第13 議案第9号 かや山の家条例の一部改正について                               (提案理由説明)  日程第14 議案第10号 与謝野町立小学校及び中学校の設置及び管理に関する条例及び与謝野町立体育施設条例の一部改正について                               (提案理由説明)  日程第15 議案第11号 与謝野町介護保険条例の一部改正について                               (提案理由説明)  日程第16 議案第12号 与謝野町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について                               (提案理由説明)  日程第17 議案第13号 与謝野町指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について                               (提案理由説明)  日程第18 議案第14号 与謝野町指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について                               (提案理由説明)  日程第19 議案第15号 与謝野町指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について                               (提案理由説明)  日程第20 議案第16号 与謝野町国民健康保険条例の一部改正について                               (提案理由説明)  日程第21 議案第17号 与謝野町国民健康保険税条例の一部改正について                               (提案理由説明)  日程第22 議案第18号 与謝野町給水条例の一部改正について                               (提案理由説明)  日程第23 議案第19号 天の橋立岩滝温泉スタンド条例の廃止について                            (提案理由説明~表決)  日程第24 議案第20号 宮津市、伊根町及び与謝野町障害者介護給付費等支給認定審査会共同設置規約の変更について                            (提案理由説明~表決)  日程第25 議案第21号 財産の無償譲渡について                            (提案理由説明~表決)  日程第26 議案第22号 町道路線の認定について                            (提案理由説明~表決)  日程第27 議案第23号 令和2年度与謝野町一般会計補正予算(第8号)                               (提案理由説明)  日程第28 議案第24号 令和2年度与謝野町下水道特別会計補正予算(第4号)                               (提案理由説明)  日程第29 議案第25号 令和2年度与謝野町介護保険特別会計補正予算(第3号)                               (提案理由説明)  日程第30 議案第26号 令和2年度与謝野町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)                               (提案理由説明)  日程第31 議案第27号 令和2年度与謝野町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)                               (提案理由説明)  日程第32 議案第28号 令和2年度与謝野町水道事業会計補正予算(第4号)                               (提案理由説明)  日程第33 議案第29号 令和3年度与謝野町一般会計予算                               (提案理由説明)  日程第34 議案第30号 令和3年度与謝野町宅地造成事業特別会計予算                               (提案理由説明)  日程第35 議案第31号 令和3年度与謝野町下水道特別会計予算                               (提案理由説明)  日程第36 議案第32号 令和3年度与謝野町農業集落排水特別会計予算                               (提案理由説明)  日程第37 議案第33号 令和3年度与謝野町介護保険特別会計予算                               (提案理由説明)  日程第38 議案第34号 令和3年度与謝野町土地取得特別会計予算                               (提案理由説明)  日程第39 議案第35号 令和3年度与謝野町国民健康保険特別会計予算                               (提案理由説明)  日程第40 議案第36号 令和3年度与謝野町後期高齢者医療特別会計予算                               (提案理由説明)  日程第41 議案第37号 令和3年度与謝野町財産区特別会計予算                               (提案理由説明)  日程第42 議案第38号 令和3年度与謝野町水道事業会計予算                               (提案理由説明)6.議事の経過     (開会 午前9時30分) ○議長(多田正成) 皆さん、おはようございます。 時のたつのは早いもので3月議会を迎えました。よろしくお願いいたします。 ただいまの出席議員数は15人であります。定足数に達しておりますので、これより第100回令和3年3月定例会を開会し、本日の会議を開きます。 ここで、私のほうから一言ご挨拶申し上げます。 それでは、開会に先立ち一言ご挨拶申し上げます。 今年も新年から緊急事態宣言が再度発令されるといったコロナ禍の中で、厳しい年明けとなりました。当町も昨年の暮れから新年にかけ感染者が多少連続しまして、一時心配いたしましたが、その後は感染しておりません。感染を余儀なくされた方々には心からお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い回復を願っておりますので、気強く頑張っていただきますよう、よろしくお願いいたします。 さて、緊急事態宣言も近隣府県では2月末をもって解除となりました。時短制限なども段階的に解いていくとの考えであります。しかし、私たち住民は解除された後の行動を心がける必要があります。コロナ菌が絶滅するわけではありません。住民の皆さんには引き続き気を緩めず、私たち住民一人一人が気をつけていく以外に終息の道はありません。ご苦労をおかけいたしますが、新しい生活様式を取り入れながら、できるだけ地域社会の活性も考えながら節度ある行動に心がけていただきますよう、よろしくお願いいたします。 現在、行政では一日も早い住民の皆様へワクチン接種を受けていただけるよう、職員一丸となって懸命に準備を進めていただいております。いましばらくお待ちいただかなければなりませんが、ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。 さて、早くも3月議会を迎えまして、行政年度では最終の月でもあります。また、令和3年度は山添町政最後の仕上げの年でもあります。議会も同様でありますが、昨年12月議会では、長年の行政運営の集大成として、特に財政の厳しさが浮き彫りになりました。当町の現況では基礎財源で消費的経費、義務的経費が賄えない状況にあります。また、新年度予算では約9億900万円と、過去最多の基金を取り崩しての予算編成であります。ますます厳しさが予測されます。住民の皆さんの声はコロナ感染防止対策と行財政の厳しさに視線が集まっております。議員の皆さんのチェック機能が注目される議会でもありますので、しっかりと審議をしていただきますよう、よろしくお願いいたします。 それでは、今議会に上程されています議案につきましては、令和2年度一般会計補正予算(第7号)の専決処分1件、人事案件4件、条例一部改正・廃止など14件、1市2町審査会共同設置規約変更1件、財産無償譲渡1件、町道認定1件、令和2年度一般会計補正予算(第8号)から特別会計補正予算、合わせて6件、令和3年度当初予算一般会計、特別会計、水道事業会計、合わせて10件、以上38件と盛りだくさんの議案が上程されております。 本日から30日まで27日間の会期を予定し、審議をお世話になります。大変ご苦労をおかけしますが、よろしくお願いいたします。 それでは、ここで山添町長からご挨拶の申出がありますのでお受けいたします。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) 皆さん、おはようございます。 新型コロナウイルス感染症につきましては、昨年11月以降、全国的に第3波と言われる感染拡大を受け、京都府も1月13日に緊急事態宣言が発令をされるに至りました。2月に入り、感染者数が減少してきたことから、2月28日に緊急事態宣言が解除されたところであります。住民の皆様をはじめ事業者の皆様方におかれましては、長きにわたり不安や辛抱していただく状況が続く中、感染拡大防止対策にご協力をいただき、心より感謝を申し上げます。 また、この瞬間にも、新型コロナウイルス感染症との闘いに最前線でご尽力をいただいております医療関係者の皆様方に心から敬意と感謝を申し上げるところであります。感染者数は、減少傾向にあるとはいえ、今後におきましても、感染の再拡大を防ぎ、日々の生活を守るため、引き続き気を緩めることなく新型コロナウイルス感染症に正しく対応し、予防策を徹底いただきますよう、重ねてお願いを申し上げます。 さて、3月議会定例会の開会に先立ち、この場をお借りし、皆様方に一言おわびを申し上げます。去る2月10日に入札を執行し、落札者を決定をいたしました旧桑飼小学校解体撤去工事につきまして、建設コンサルタント業者の設計書作成業務において、発生材の処分費の算定誤り及び歩掛りの不適切な適用があり、入札告示に公表しておりました予定価格が過少に積算をされていたことが判明をいたしました。既に落札者を決定をしておりましたが、適正な入札ではないと判断し、2月19日、関係業者の皆様方におわびを申し上げるとともに、経過をご説明をさせていただき、本工事の落札決定の取消しを行いました。 現在、3月19日に再入札を行うこととして進めております。このことにつきまして、入札にご参加いただきました業者の皆様方、特に落札決定の取消しを行った業者様には多大なご迷惑をおかけいたしましたこと、深くおわびを申し上げます。 今後、このようなことが発生をしないよう、設計書作成を建設コンサルタント業者へ委託を行った場合でありましてもチェック体制をより一層強化し、再発防止に努め、町民の皆様方の信頼を回復するべく全力を尽くしてまいります。 また、宮津与謝クリーンセンターにおいて、基準を超えるダイオキシンが発生をいたしましたことも併せておわびを申し上げます。現在、宮津与謝クリーンセンターにおいて設備の改善と再発防止策を講じ、試運転に向けて地元及び保健所と協議中でございます。今後、さらに安全管理の徹底を行い、万全の体制で臨んでいきたいと思いますので、ご理解をいただきますよう、お願い申し上げます。 それでは、改めて3月議会定例会の開会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。 本日ここに第100回令和3年3月与謝野町議会定例会の招集をお願いいたしましたところ、多田議長をはじめ議員の皆様方にはご参集をいただき、誠にありがとうございます。 本定例会でご提案をいたします議案は、専決処分の承認を求める案件をはじめ職員懲戒審査会委員の選任等の人事案件について4件、会計年度任用職員の報酬等及び費用弁償に係る条例の一部改正についてをはじめとする条例の改正、廃止、規約の変更の15件、財産の無償譲渡の1件、町道路線の認定の1件、補正予算の6件、そして、令和3年度当初予算の10件からなる都合38件の議案をご提案申し上げるところであります。 その詳細につきましては、提案の際に改めてご説明を申し上げます。いずれの議案も町民の皆様方の生活に深く関係する議案であり、何とぞ慎重審議をいただきますよう、お願い申し上げます。 本町を取り巻く財政状況は厳しいものでありますので、財政改革に向けた議論を進めつつ、一方で私たちは新型コロナウイルスの感染拡大を抑えつつ、地域経済の再生を図るという難しい難局を住民の皆様方と共に乗り切らなければなりません。住民の皆様方が安全に安心して暮らせるまちづくりを目指し、全職員が一丸となり、これまで培ってきた経験や技術、知識や知恵を結集し、この難局を乗り越えていく覚悟であります。 議員の皆様方におかれましても、ご理解とご協力をお願い申し上げ、本定例会の開会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。 それでは、3月定例会、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(多田正成) 本日の会議は、お手元に配付しております議事日程に従い進めたいと思います。 ご報告いたします。 お手元に配付しておりますように、本定例会に提出されております議案は、議案第1号 専決処分の承認を求めることについて(令和2年度与謝野町一般会計補正予算(第7号))ほか37件であります。以上、38件を上程します。 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議規則第123条の規定により、11番浪江秀明議員、12番渡邉貫治議員を指名いたします。 以上の両議員に差し支えのある場合には、次の議席の議員にお願いをいたします。 次に、日程第2 会期の決定についてを議題とします。 お諮りします。 本定例会の会期は、本日から3月30日までの27日間としたいと思いますが、ご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(多田正成) ご異議なしと認めます。 よって、本定例会の会期は、本日から3月30日までの27日間と決定しました。 次に、日程第3 諸般の報告を行います。 諸般の報告についての質疑は行いませんので、念のため申し上げておきます。 最初に総務文教厚生常任委員会の報告をお願いします。 杉上委員長。 ◆総務文教厚生常任委員長(杉上忠義) おはようございます。それでは、総務文教厚生常任委員会の委員会報告をいたします。 2月18日に新型コロナウイルス感染に係る本町の対応対策、新型コロナウイルスワクチン接種等に関する閉会中の審査を行いました。 まず、企画財政課から新型コロナウイルス接種事業新型コロナウイルス対策事業と併せ除雪対策事業の専決処分を1月14日に行った報告がありました。 続きまして、子育て応援課から石川保育所における新型コロナウイルスに係る対応の概要が時系列にして報告がありました。 1月8日夕刻、石川保育所の職員、保育士が新型コロナウイルスに感染の連絡が丹後保健所から役場に入った。その日の夕刻から深夜にかけまして丹後保健所の指示に従い、直ちに石川保育所、子育て応援課は情報収集、保護者への連絡等を行い、この感染者及び濃厚接触者の情報収集、保護者への連絡を行い、基本的に保健所との調整、やりとりは子育て応援課からとることとし、情報を一本化した。このことは今、振り返りますと危機管理から見ても重要な判断だったと思います。その後の推移からしてPCR検査を2回実施し、14日の第2回の実施は12日に陽性になられた家族を含む園児全員にPCR検査を行い、全員が陰性であることが確認できたことが大変適切であったことが分かります。 結果、1月9日から1月21日まで2週間閉園されていましたが、1月25日に全クラスが再開され、2月2日、全園児が登所することができたと報告がありました。 保健課からは、新型コロナウイルス接種事業の本町の実施体制、諸準備の状況、今後のスケジュール等の説明がありました。コロナワクチンにつきましては、連日、新聞・テレビで報道されておりますが、国の方針がなかなか決まらない中での本町の取組の重点項目を報告させていただきます。実施体制としては、ワクチン接種事業プロジェクトチームが保健課長が総括、保健師4名、事務職員5名で設置された。業務内容として実施計画の企画調整、各種団体との調整を行うと説明を受けたところであります。なお、接種事業の予算措置は、補助率10分の10とし、国が責任を全額持つという説明がありました。 今、大変問題になっております、課題となっております65歳以上、高齢者を優先接種とする今後のスケジュールは、接種券の送付は3月下旬頃からを予定、接種の開始時期については4月上旬を予定としてワクチンの供給に合わせて、この時期までに本町の実施体制を整えるスケジュールを、諸準備を進めているところであると説明がされました。 具体的には、医療機関での接種と集団接種を併用、かかりつけ医での接種も可能とする。集団接種会場は、野田川わーくぱるを予定、高齢者接種機関については、岩滝保健センター、または加悦元気館も会場とするよう、現在、調整中。医師と看護師の確保につきましては、現在、与謝医師会と調整中などの説明がありました。 総務文教厚生常任委員会の委員からは、ワクチンの副反応、副作用、安全性を町民に分かりやすく知らせることが大変重要である。2回目の接種時期をどう徹底していくか、かかりつけ医、医療機関が与謝野町外にある場合、与謝野町民を受け入れてもらえるのかなどなど、多くの質問が出されましたが、今後の課題となりました。 引き続き国の動向をよく見ながら京都府と、よく連携し、接種体制を整えていく取組を望んで委員会の報告といたします。 ○議長(多田正成) 続きまして、一部事務組合の報告をお願いします。 最初に宮津与謝消防組合議会の報告をお願いします。 安達議員。 ◆6番(安達種雄) 宮津与謝消防組合議会から報告をいたします。 去る2月22日、午前10時より組合議会が招集されました。本会議に先立ち全員協議会が開催されまして、第5次宮津与謝消防組合基本計画について報告がなされました。消防の体制としては、1、一つの消防本部、それから3か所に設置してあります3分署、そして、全ての車両保有台数21台、職員さんの数は今年1月1日現在88名で構成と報告がありました。安心・安全なまちづくりと地域住民の期待と信頼に応える消防行政の推進ということで方向性が示されました。 二つ目に、令和2年の1年間の火災件数、救急救助の出動数の統計の説明があり、市町ごとの月別の発生数、出動数が資料に基づき報告をなされました。引き続き本会議が開催され、報告第1号、専決処分の承認を求めることについてが提案されました。宮津与謝消防組合職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例についてが報告され、このことは宮津市に準じての条例整備ではありますが、市議会との日程の都合で専決処分という扱いになり、また、第2号では、京都府市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の増加についてが、そして、市町村退職手当組合の規約の変更が報告されました。これは組織の数が相楽東部広域連合が加わったということで一団体の追加が報告されました。いずれも専決処分については2案とも承認をなされました。 議案第1号につきましては、公平委員の選任についてが提案され、現在、伊根町の公平委員であります、泉良悟さんの選任が同意されました。 議案第2号では、宮津与謝消防組合火災予防条例の一部改正についてが提案されました。今後、急速充電設備の需要増加に伴い、国において全出力の上限が200キロワットまで拡大されたことにより、設備の維持、構造、管理の基準改正によるものであり、国の一部改正する省令が令和3年4月1日より施行されるための所要の改正であります。全員賛成で承認をされました。 議案第3号につきましては、宮津与謝消防組合の令和3年度の一般会計の予算が提出されました。令和3年度の予算額が8億4,674万7,000円であり、前年度、令和2年度8億5,781万3,000円に比べ1.29%の減で提案されました。特に予算審議の中で昨年の11月9日に設置されました消防指令事務協議会の設置についての質疑があり、この議案に対しては賛成多数で承認可決されました。 以上をもって宮津与謝消防組合議会からの報告といたします。 ○議長(多田正成) 次に、宮津与謝環境組合議会の報告をお願いします。 家城議員。 ◆13番(家城功) それでは、令和3年度第1回定例会及び宮津環境組合の報告をさせていただきます。しばらくお時間を頂きたいと思います。 去る2月22日、月曜日に本町岩滝庁舎の議場におきまして、令和3年第1回定例会が開催されました。本会議開催に先立ち、全員協議会が開催され、伊根町選出の上辻、山根両議員の紹介があり、その後、先ほど町長からありました最終処分場、いわゆるクリーンセンターの基準値を超えるダイオキシンについての説明がありました。城崎管理者、高村局長より詳細説明がございましたが、当時の現状では、現在、調査中ということで、何も明確な対策等々、記されない中での説明となりました。 早期原因究明と、それに対する対応策の最善の努力を講じる。また、市民、町民の信頼回復に努める。今回の責任の所在をしっかりと明確にして、全てタクマテック側にあるということを確認、以上の3点が最終的な報告でございました。 議員からは、飛灰の処理、いわゆる燃やした後のかすですが、これが法定基準を超える数値を、出た数字の部分でございますが、飛灰の処理や責任の所在、また、地域への安全性などの質疑がされましたが、まずは原因究明を最優先に行い、それに伴った対応策をしっかりと行うということで、そういう回答で2月中は一定の方向性が示されるというようなお話をお聞きしたところでございます。 次に、議会が開催され、監査委員の選任について、及び公平委員の選任等々の議案があり、監査委員のほうには宮津市の中村氏が任期満了による後任として伊根町の上辻議員が改選による後任として、それぞれが可決されました。公平委員につきましては、伊根町の山根氏が任期満了に伴う再任として再び承認され、可決されました。 議案第3号の補正予算では、見込みによる減額補正であり、歳入では各市町の負担金が、また、歳出では各経費が減額ということで承認をされました。 議案第4号の来年度予算につきましては、説明の後に質疑でダイオキシンについての関連の質疑も出されましたが、原因が明らかにされていない中での来年度予算を協議することも疑問であるというような意見もございましたが、その中で早期原因究明と対策に努めること、また、今後、見込まれるダイオキシン関連の経費については、運営側が全責任を担うこと、また、地域住民の安心・安全の確保に最善の努力をすることという3点を管理者と約束をしていただき、予算案は審議され、可決となりました。 来年度予算でございますが、歳入、歳出ともに4億8,927万円であり、運営されることとなりました。ちなみに当町の負担額は2億1,340万円であり、人口割合負担の最終年度となります。来年度からはごみ量割の各市町の負担に移行されますので、ごみの減量化に一層、皆様のご努力をよろしくお願いしたいと思っております。 最後にダイオキシンにつきましては、その後、2月24日、2月25日に須津地区、石川地区の地元説明会がなされ、26日には新聞報道で、皆様ご承知のとおりのことと存じますが、最初のごみを燃やす段階で発生いたします、ごみのバイオマスで発酵して、まず、発電をしますが、その時点で汚水が発生すると。その汚水を一緒に燃焼処理をする段階で不完全な焼却であったというようなことでございます。そういった中で、今後につきましては、やはり20年間の債務負担行為をお約束した中での運営の初年度に、こういった事態が起こったということは非常に大きな問題と受け止めております。 組合議会におきましても、本当に、この業者で、このやり方でしっかりと運営できるのか、そういったことも含めながら、前提に協議をしていきたいというふうに感じております。また、行政のほうからは、町民の皆様に対して、しっかりとした原因の報告、また、それに対する対応、今後の方向性についてしっかりと示していただきたいと、そういったことをお願いしておきましたが、大変こういった事態が起こる中で非常に頭を悩ますところではございますが、基準値といいますのは、煙につきましては基準値が、そもそも低過ぎた想定の中での協定だったというような説明もお聞きしておりまして、町民に直接の害はないということでございますが、不安は断ち切れない思いであります。 また、飛灰、いわゆる焼きかすにつきましては、各市町の処分場に既に搬入されておりますが、これも固形化されて問題はないということでございますが、その後の最終処分場の検査等をしっかりしていただいて、町民に害のない対応をしっかりとしていただきたいということをお願いをしておきました。 以上で、環境組合の報告とさせていただきます。 ○議長(多田正成) 次に、京都府後期高齢者医療広域連合議会の報告をお願いします。 宮崎副議長。 ◆副議長(宮崎有平) それでは、令和3年第1回京都府後期高齢者医療広域連合議会定例会の報告をいたします。 去る2月4日、午後1時半からメルパルク京都において全員協議会と議員説明会が行われました。初めに事務局から今回、新たに選出された大山崎町議会、宇治田原町議会、笠置町議会、伊根町議会から選出された4名の新しい議員の紹介がありました。 次に、議事日程と提出議案の説明があり、承認第1号と請願第1号の説明もありました。そして、日にちは変わりますが2月12日、午後1時半からメルパルク京都におきまして、令和3年第1回京都府後期高齢者医療広域連合議会定例会が開催されました。 議事日程は、次のとおりであります。 日程第1 議席の指定が行われました。 日程第2 会議録署名議員の指名が行われました。 日程第3 会期の決定、本日一日間と決定いたしました。 日程第4 諸般の報告、定期監査結果報告書と例月出納検査結果報告書が提出されていると報告されました。 日程第5 堀口広域連合長から議案第1号から承認第1号までの提案理由の説明がありました。 日程第6 一般質問では、京都市井上議員からの通告があり、通告どおり行われました。質問時間は20分であります。 日程第7 議案第1号 京都府後期高齢者医療広域連合保健事業等支援基金条例の制定については、簡素で分かりやすい予算を作成するため、特別調整交付金のうち、後期高齢者医療制度の保険インセンティブ分を原資とした基金を設置するものでありますと説明がありました。表決の結果、全員賛成で可決いたしました。 日程第8 議案第2号 京都府後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療給付費等準備基金条例の制定について、これは簡素で分かりやすい予算を作成するため、後期高齢者医療特別会計に医療給付等に要する費用を充てるための基金を設置するものであります。採決の結果、全員賛成で可決いたしました。 日程第9 議案第3号 令和2年度一般会計補正予算(第1号)は、補正額2億3,135万3,000円で、総額8億6,070万円から10億9,205万3,000円に補正するものであります。歳入は国庫支出金、長寿健康増進事業や保険者インセンティブに係る特別調整交付金等であり、歳出は長寿健康増進事業費補助金の増等であります。表決の結果、全員賛成で可決いたしました。 日程第10 議案第4号 令和2年度後期高齢者医療会計補正予算(第2号)は、補正額35億2,463万円で、総額3,703億222万円から3,738億2,685万円に補正するものであります。これも表決の結果、全員賛成で可決いたしました。 日程第11 議案第5号 令和3年度京都府後期高齢者医療広域連合一般会計予算は、予算総額10億4,500万円で、歳入は市町村からの分賦金、事業経費に係る国府支出金等で、歳出は保険給付費等であります。採決の結果、賛成多数で可決いたしました。 日程第12 議案第6号 令和3年度京都府後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療特別会計予算は、予算総額3,762億5,792万6,000円で、歳入は被保険者の保険料、法定の国府負担金等で、歳出は保険給付費等であります。これも表決の結果、賛成多数で可決いたしました。 日程第13 議案第7号 京都府後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例については、令和3年2月3日に新型インフルエンザ等対策特別措置法の一部を改正する法律が公布され、2月13日から施行されることに伴い、所要の規定整備を行うものであります。表決の結果、全員賛成の可決をいたしました。 日程第14 承認第1号 専決処分の承認は、令和3年1月1日に国民健康保険法施行令等の一部を改正する政令、令和2年政令第270号が施行されたのに伴い、同日の施行となるよう京都府後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療に関する条例の一部を改正したものであり、地方自治法の規定により専決処分に係る承認を受けるものであります。表決の結果、全員賛成で承認をいたしました。 日程第15 請願が出されております。請願第1号 75歳以上の医療費窓口負担について原則1割負担の継続を求める請願書が出されておりました。しかし、賛成少数で否決となりました。 以上で、後期高齢者医療広域連合議会、令和3年第1回定例会の報告といたします。 ○議長(多田正成) 最後に、私のほうから京都地方税機構議会の報告と議長報告を一緒に行います。 それでは、まず、京都地方税機構議会定例会の報告をさせていただきます。2月3日水曜日ですが、京都地方税機構議会定例会がホテルルビノ京都堀川にて開催され出席してまいりました。緊急事態宣言中でしたが、感染防止対策を万全に期していただき、内容は、午後1時30分より全員協議会で議案の説明を受け、2時から本会議に入りました。 第1号議案 令和3年度一般会計予算について、歳入歳出予算の総額は、それぞれ23億761万8,000円と定めることに賛成多数で承認いたしました。 第2号議案 令和2年度一般会計補正予算(第1号)について、第1号補正、歳入歳出それぞれ2億2,469万4,000円を追加し、総額を25億9,948万4,000円とすることに、全員賛成で承認いたしました。 第3号議案 京都地方税機構職員定数条例一部改正の件について、京都地方税機構職員定数条例、平成21年京都地方税機構条例第9号の一部改正により、第2条第1項第1号中229人を230人に改めることに賛成多数で承認いたしました。 以上で、簡単ですが、税機構議会の報告といたします。 続きまして、議長報告をさせていただきます。 昨年の12月20日ですが、日曜日、山陰近畿自動車道早期実現促進大会が京都府丹後文化会館にて開催され、出席してきました。 12月28日、月曜日ですが、与謝野町消防団年末警戒実施への激励に町長とともに巡視させていただきました。 1月8日、金曜日、京都銀行新春経済講演会が毎年、京都で開催されておりますが、今年はコロナ感染防止策ということで、ライブ配信で東京大学、伊藤元重先生の2021年日本経済の展望と題して講演をいただきまして、ライブで拝聴いたしました。 1月10日、日曜日、令和3年与謝野町消防団出初式が挙行され、議会を代表し、団員への激励と祝辞を述べさせていただきました。コロナ感染対策万全の下で来賓も最小限で開催していただきました。 同日午後からは、令和3年与謝野町成人式が挙行され、コロナ感染防止策を万全に講じていただき、223人の新成人が参加され、祝福をお受けになりました。一人の大人として権利と義務を自覚され、大きく羽ばたかれることを期待し、議会を代表し祝辞を述べさせていただきました。 1月14日、木曜日、京都府議長会がホテルセントノーム京都で開催予定でしたが、緊急事態宣言が発令されましたので中止となりました。 2月5日、金曜日ですが、丹後2市2町正副議長会が開催予定でしたが、緊急事態宣言中のため中止となりました。 2月19日、金曜日、京都府町村議会議長会、第71回定期総会が予定されておりましたが、緊急事態宣言延長のため書面決議で済まさせていただきました。 2月25日、木曜日、京都府議長会正副議長研修会がホテルオークラで開催予定でしたが、緊急事態宣言延長のために中止となりました。 以上で、議長の報告といたします。 以上で、諸般の報告を終わります。 次に、日程第4 町長施政方針について、山添町長から発言の申出がありますので、お受けいたします。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) 新型コロナウイルス感染症が日本国内で確認されてから1年と2か月が、与謝野町内で初めての罹患者を確認してから11か月がたとうとしております。「百年に一度の公衆衛生上の危機」と言われ、手洗い、うがい、検温、マスクの着用、身の回りの消毒、部屋の換気、人と人との接触や面会を控えるといったことが、当たり前の行為として定着をいたしました。 与謝野町民の皆様方におかれましては、感染症を拡大させないための努力を重ねていただいていることに対し、医療・福祉従事者の皆様方においては安定的な医療・福祉体制の運営にご尽力をいただいていることに対し、改めて心より御礼を申し上げます。 新型コロナウイルス感染症の終息が見通せない中、自分や家族に感染をしないかという不安や、事業の売上げ低下による経済的な心労、外出自粛による行動制限がもたらすストレスなどが影響し、地域社会においても様々な格差が生じるのではないかと強く懸念をしております。 私は、町長に就任をして以来、自身のマニフェストと住民の皆様方と共に策定をいたしました与謝野町総合計画との整合を図りながらまちづくりを推進してまいりました。そして、百年に一度の危機に対しては、全職員と心と力を合わせ、あらゆる施策を総動員し全力で取り組んできたところであります。 これまでの歩みを踏まえ、住民の皆様方の命と健康を支え、暮らしと経済を守り抜くことを最優先事項として取り組むとともに、ポストコロナ社会を見据えたまちづくりを力強く推進する決意であります。 新型コロナウイルス感染症は社会に大きな変化をもたらしました。全国各地で外出の自粛、飲食店の営業時間短縮、テレワークの推進など、人と人が接触する機会をできるだけ減らす社会的距離戦略、いわゆるソーシャルディスタンスが実施されています。飲食店や観光業界への打撃、非正規雇用の雇い止めの加速、農業・水産・飲食店営業自粛に伴う供給過剰、学校の休校など、あらゆる分野に影響が及んでおり、これまでの日常が大きく変化をいたしました。 与謝野町においても様々な変化が現場で生じております。町内の保育所・こども園は、従来の形を大きく阻害しない形で園を運営をしておりますが、子供たちは小さいながらも様々な情報を察知し、「コロナ」という言葉を知り、「コロナは悪いものだ」と理解をしております。 保育現場では「コロナをやっつけろ!」という言葉をよく耳にするようになりました。小・中学校では、接触・密着・発言等の制限をしながらの授業、学校行事や児童会活動の中止や形を変えての開催など、教職員の皆様には創意工夫を凝らしていただきながら学校運営を行っていただいております。しかし、子供たちにとっては一度しかない学年であり、学習や時期に応じた行事などの機会を少なからず奪われたように感じる児童・生徒が多くおり、子供たちの思考に大きく影響を及ぼしているのではないかと危惧しております。 地域医療や高齢者福祉の分野におきましても、医療機関の受診、在宅介護サービスの利用、地域サロン活動の、いずれも自粛をされるなど、心身ともに活動性が低く、閉じ籠もりがちになり、体力の低下や認知症の進行も懸念されると聞いております。また、ご家族に会えない精神不安からの意識低下も見られ、ご本人、ご家族ともに寂しく辛い状況であると認識をしております。 さらに、障害者福祉の分野においても、意思疎通の制限によりスムーズなコミュニケーションが難しくなり、障害のある方、支援者、施設従事者など、時間的にも精神的にも大きな負担がかかっている状況となっております。 幸いにも、外出自粛要請等による環境変化を原因としたDVや児童虐待の増加といった事象は本町では確認をしていない状況でありますが、これまで申し上げてきたように、弱い立場にある方々には大きな影響が及んでおります。感染すると重症化するリスクが高い高齢者や障害のある方を支える福祉施設や医療施設が利用者に寄り添い、正常に運営されるよう、地域社会全体で支えていく必要がございます。 産業分野におきましても、飲食店、織物業をはじめ、商業・工業・サービス業で売上げが減少しており、緊急事態宣言下では飲食店、旅館、ホテルの閉鎖などに伴う納品業者売上減少率が80%の事業者もあると把握しております。また、織物業を中心に事業継続が困難な見通しをお持ちの事業者も相当数あるとのデータもあり、本町の経済・雇用の状況は非常に厳しいものと認識をしております。 観光分野におきましては、密を避け個人旅行が中心となっております。旧尾藤家住宅や旧加悦町役場庁舎でも団体でお越しになる来訪者は、ほぼなくなり、個人数名で来場される方で占められている状況であります。一方で、屋外空間が、密集・密接・密閉の3密を避けることができる最適な場所との認識が深まり、多くの方々が阿蘇シーサイドパークや野田川森林公園などの公園に出かけ、家族でピクニックを楽しまれるなど、思い思いに過ごされている様子を見かけるようにもなりました。 さらに、加悦双峰公園や大内峠一字観公園などのキャンプ場には、地域外からのお客様に多くご利用いただいております。このことは都会の3密や喧騒を離れ、自然豊かで広々とした空間を楽しみたいという気持ちの高まりであると考えております。 このように、私たちは急速に様々な変化を余儀なくされました。コロナ禍の我が国では、テレワークやオンライン会議などの新しいコミュニケーションツールの活用をはじめ、新しい生活様式やビジネス、これまでとは異なる新たな価値観が台頭しております。感染者接触アプリの運用、オンライン診療の開始、キャッシュレス決済やオンライン授業など、デジタル技術の普及により、デジタル化されないアナログや、まさに本物に価値があることや、人と人とのつながりや地域とのつながりがとても貴重であるということを再認識をいたしました。 また、今後、都市一極集中から地方分散・ネットワーク型社会への転換が進むことが予想されます。地方で生活をしていても大都市圏と協働や連携、仕事と家庭・子育て・介護が両立しやすい社会、自由で弾力的な働き方が実現をしていくものと考えております。 このように、新型コロナウイルス感染症が落ち着いた後も、社会が「コロナが流行する前の状態」に戻ることはないと認識をしております。 私たちのまち・与謝野町においても、感染症が流行する前に戻るのではなく、コロナ禍の変化を受け入れ、しなやかに変化をしなければなりません。この変えていく勇気こそ、困難な時代を切り開く力となり、希望をつくり出します。令和3年度は、誰もが希望を持ち、誰にでも優しく、ポストコロナを見据えポジティブに変化をする町を目指してまいります。 新型コロナウイルス対策の切り札と言われるワクチンの接種を開始することができる段階となりました。本年に入りましてから、新型コロナウイルスワクチン接種プロジェクトチームを設置し、安全かつ迅速に事業を進められるように与謝医師会との調整を図ってまいりました。新年度に入ってから、地域のかかりつけ医での個別接種とわーくぱるを基本の会場とする集団接種を開始するべく準備を進めております。 様々な制約がある中、全ての住民の皆様方にワクチン接種を短期間で完了することは難しく、集団免疫の獲得、有効な治療方法の確立にも時間がかかると言われております。さらに、京都府内でも変異株が確認されるなど、新型コロナウイルス感染症の脅威は形を変えながら、数年にわたり影響を及ぼすと認識をしております。 その脅威は、高齢者や疾患のある方などに及びやすいことから、関連する施設におけるPCR検査態勢の強化を支援してまいります。私たちは、新型コロナ対策の知識や知見を得ておりますが、まだまだ安心して暮らせる状況にはないことから、令和3年度も関係機関と連携を密にしながら、住民の皆様方の命と健康を守ることと感染拡大の防止に取り組んでまいります。 私は、これまでから、個人の多様性が尊重され、お互いを思いやる優しい地域社会の確立、ライフステージに応じた切れ目のない社会保障の推進を重視してまいりました。コロナ禍においては、障害者、高齢者、子供など、社会的に立場の弱い人たちに大きな影響を及ぼしていることを踏まえ、真に寄り添った支援が必要であります。障害のある方に対しましては、民間事業者の皆様方との連携の下、各施設において、一人一人に寄り添い、利用者の労働・発達・生活を保障しながら、生きがいをもって生活できるよう、支援サービスを提供していただいております。 持続的で安定したサービスを提供いただけるよう、引き続き民間事業者の皆様を全力で支援をしてまいりたいと考えております。また、今般のコロナ禍のような災害級の状況におきましては、正確な情報を欲しいタイミングで得ることが大変重要であります。しかし、視聴覚に障害をお持ちの方は情報を入手することが不得手であるため、情報格差を是正するための環境整備を図ってまいりたいと考えております。 また、ひきこもりや不登校などが原因で長く職につくことができなかった方々に対しては、地域社会との結びつきをつくろうと、ご本人と支援者が共に粘り強く取り組んでまいりました。これまでから居場所をつくり、就労準備支援やステップアップ就労につなげてきましたが、令和3年度は、居場所を新たに1か所増設し、取組を充実させていきたいと考えております。 高齢化社会の流れは確実に進展しております。令和3年2月末時点の住民基本台帳によると、65歳以上の高齢化率が37%となっています。少子化により率が上昇していますが、実人数は横ばいから減少ステージに入りつつある段階となりました。一人の成人が支える高齢者の人数は上昇傾向にあるものの、全ての高齢者の皆様方が住み慣れた地域で健康に暮らし続けていくためには、健康づくり事業、認知症対策、介護支援、地域医療体制の確保・充実は欠かすことができません。 これまでから、福祉事業所・医療機関の皆様との連携の下に、総合的な対策を講じてまいりましたが、安定してサービスを提供いただけるよう、民間事業者を力強く支援してまいりたいと思います。来年度の具体的事業の一つといたしましては、お弁当をご自宅にお届けする宅食サービスの安定的な提供体制の構築を目指し、高齢者の健康を支えていきたいと考えております。 子育て環境については、さらなる充実を行います。全ての子供が無条件で愛され、子育て中のご家庭の不安を解消していくためには、妊娠前・妊娠期からの継続的な支援や父親が積極的に育児参加し、家族全体で子育てする楽しみを醸成することと、地域社会で子育てを応援する体制づくりを強化することが重要であります。 近年、不妊治療・産後ケア・病児病後児対応・子供の居場所づくりなど、きめ細やかな事業を展開し、子育て世代の満足度は一定程度向上しているものと把握をしております。令和3年度は、子育て世代が地域全体で包まれながら、安心して妊娠・出産、子育てができる環境をより一層実現をするために、妊娠・出産・就学前・就学後の子育てにおける切れ目のないきめ細やかな支援を提供する拠点「与謝野町子育て世代包括支援センター」を子育て応援課内に設置いたします。 近年、発達に特徴のみられる子供が増加をしております。本人や保護者の不安や悩みに寄り添い、迅速に相談機関や医療、療育等専門機関につないでいくために、専門職のネットワーク会議を発足させ、既存のサービスや体制の活用・見直し・充実を行ってまいります。子供たちの発達の状態は一人一人異なります。発達の課題として捉えるのではなく、個性として受け入れていくことが重要であると考えます。 子育て支援センターやこども園・保育所につきましては、感染症拡大防止対策を徹底し、子供たちが安心して過ごせる保育教育施設として引き続き運営をしてまいります。現在、建築中の加悦地域の認定こども園新築工事を進め、来年度内の開園を目指すとともに、NPO法人こどもの森保育園による小規模保育所の設置に対し支援をしてまいります。地域社会全体で保育・教育基盤をバランスよく整え、公設公営・民設民営、それぞれの場所で子供たちの笑い声が響くために取り組んでいきたいと考えております。 小学校・中学校については、感染症拡大防止対策を徹底し、コロナ禍においても、一人一人の児童生徒に寄り添った学習機会の提供や心身のケアをはじめ、安定的な学校運営に努めます。令和3年度からは、GIGAスクール構想の土台である「児童生徒向け1人1台端末」と「高速大容量の通信ネットワーク」などの教育ICT環境の活用が始まります。変化の激しい時代を生き抜いていくためには、従来の一斉教育だけではなく、多様な児童生徒を誰一人取り残すことのない、公正で個別最適化された創造性を育む教育の実現が重要であり、手段としてのICT教育で次世代の人材を育てる必要があります。 このICT環境を生かし子供たちに指導いただくのは教職員の皆様方でありますので、ICT支援員を配置し、的確にサポートしていきます。新型コロナウイルス感染症の拡大は、子供たちの学習や生活、心に大きな影響を与えました。過ぎた時間を取り戻すことはできません。これからの人生を豊かな心で生きていくためには、私たち大人ができることを行っていく必要がございます。 私たちは、コロナ禍で影響を受けた子供たちに真心を込めて寄り添います。一人一人が持つ純真な夢と希望の実現に向けて、町を挙げてバックアップする「小中高生夢応援プロジェクト」や、令和2年度に引き続き、子供たちが体験を通じて学びを深める機会を創出する「子どもの好奇心を育むプロジェクト」を実施してまいります。 2月末、町内の事業者を中心に構成する「与謝野町産業振興会議」から、持続可能な与謝野の産業をつくるために産業振興に関する提言書を受け取りました。提言書では、本町の大多数の事業者が中小企業、小規模事業者であり、地域経済・地域社会を支える重要な役割を担っていることを踏まえ、持続可能な与謝野の産業をつくるためには中小企業、小規模事業者の発展が不可欠とされ、行政にも事業者の力を引き出す環境整備に力強く取り組むことを期待されております。 現在、コロナ禍の長期化により、町内の事業者は、飲食業者に限らず関連業者をはじめ全業種にわたり大きな打撃を受けており、将来を見通すことのできない事業者も多数おられる状況と認識をしております。厳しい状況を直視し、住民生活支援や地域内経済の循環を目的とした住民生活支援商品券事業を展開し、公共事業の受注機会を増やし、町の経済状況を下支えをしてまいります。 2月上旬には桜の六次産業化を目指す新法人の設立総会が開催をされました。遡ること3年前、与謝野町を日本一の桜の町にしたいという思いを持つ商店主の呼びかけで、多くの応援者の協力を得て、桜の木の定植が始まり、この間、定植面積を増やすだけではなく、桜を通じた地域振興の在り方などを学んでこられたところであります。 設立をされた会社では、食用桜を「京都よさのブランド」として出荷する予定とされており、地域の雇用を生み出し、地域内の農商観連携にも期待できます。そして何より、コロナ禍の苦しいときに一歩踏み出すチャレンジングな姿勢に大きな価値があると考えております。 令和3年度については、中小企業振興基本条例の理念に沿う取組として、創業支援・新商品開発・国内・海外販路開拓支援などの産業全般のさらなる支援を行うとともに、withコロナ・ポストコロナを見据えたチャレンジへの支援を拡充し、持続可能な産業構築を目指してまいります。 二つの地場産業に対する支援も継続いたします。世界最高峰のテキスタイルを生み出している唯一無二の場所が京都府丹後半島であります。独特の織物技術を受け継ぎ、さらなる高みを目指しています。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、社会全体のオンライン化が急速に進んだことにより、ものづくりの現場が創造しなければならない価値も変化をしていると認識をしております。 そのような中、圧倒的な美しさと強烈な個性を兼ね備えたプロダクトを生み出す丹後テキスタイルの可能性はますます広がっており、京都府や関連団体を中心に「シルクテキスタイル・グローバル推進コンソーシアム」が設置され、西陣織、京友禅、丹後ちりめんの三つの産地の連携によるマーケット開拓等が推進されます。本町も、この取組と連携するとともに、引き続き設備投資支援・担い手育成及び確保事業を推進します。さらに、町内の織物事業者、京都芸術大学等との連携主体を立ち上げ、織物技能訓練センターと染色センターを拠点として、野田川・加悦エリアに集中的に学生・若者を集め、町内事業者の洗練された技術を掘り下げ、新しい製品の創造、ブランド化活動を通じテキスタイル産地の発信、次代を担う産業育成を進めてまいります。 自然循環農業による米作りやホップ栽培は、国内外から注目をいただくようになりました。与謝野町の美しい農業を持続可能な産業として確立をし、稲作を中心とする農文化と農地を守るために積極果敢な施策を展開をしてまいります。 天然素材で製造する京の豆っこ肥料を使用した京の豆っこ米は、海外輸出が増大をしている状況であります。全国的には、これまでからの米の需要減に加え、新型コロナウイルス感染症が影響し需要が減ったことなどにより、米の在庫が増える傾向にあります。このような中、昨年末、トヨタ自動車アグリバイオ事業部と「農業の収益力確保と人材育成に関する協定」を締結いたしました。世界のトヨタが実践する生産方式の考え方を生かしながら、農業の生産性の向上とコスト削減・京の豆っこ肥料製造工場の改善・ホップの在庫管理と改善に取り組んでまいります。 ホップにつきましては、2015年に栽培が始まって以降、少しずつ栽培面積や収穫量が増え、マイクロブリュワリーにホップを提供する日本有数の生産地に成長いたしました。与謝野ホップの産地として認知度が高まったことに加え、喜ばしいことにクラフトビールメーカーも町内に誕生いたしました。令和3年度は、ホップを通じた交流人口の増加や六次産業化への取組につながる活動を支援をいたします。 本町には、人口減少を背景に多くの空き家が点在しております。この空き家の一つであった旧料亭が、クリエイティブなコミュニティを育む場所として生まれ変わろうとしています。京都市内に本社を置く先駆的な会社に参入をいただき、場づくりとネットワークづくりが始まっています。官民連携によって、地元の人と技や地域外のクリエイティブ人材が交差する場所になるよう期待をしております。この施設には同社によってテレワーク設備が整備され、サテライトオフィスとしても活用されると伺っております。コロナ禍において、人々の関心が地域に寄せられている今、この機を逃さず、都市部に本社を置く企業のサテライト誘致や子育て世帯をメインターゲットとして移住・定住を図ってまいります。また、移住に至らずとも与謝野に興味を持っていただき、人とのつながりを生み出すことは、人口減少が進む本町にとって、とても重要な施策であります。 与謝野には世界に誇れるテキスタイル産地、自然循環農業、ホップをはじめ重要伝統的建造物群保存地区のちりめん街道、旧加悦鉄道SL車両、古墳群、伝統芸能等、きらりと光るコンテンツは豊富に存在しています。旧加悦町役場庁舎、かや山の家も魅力的な施設に生まれ変わりました。これらに、さらに食と人の魅力が加わることによって、持続的な観光振興や関係人口を生み出すことができると考えており、より一層の与謝野のファンづくりを推進してまいりたいと考えています。 昨年10月の初旬に阿蘇シーサイドパークにおいて、地元の飲食店の皆さんが中心となり、テントやキッチンカーで自慢の一品を提供する阿蘇シーサイドピクニックが開催をされ、多くの方でにぎわいました。新型コロナウイルス感染症の流行を経験し、社会の在り方が変化し、密を避けることができる屋外空間の活用はますます多様化をしていくと考えています。この阿蘇シーサイドパークをはじめ、与謝野に存在する魅力的な屋外空間であります、大内峠一字観公園、野田川森林公園、加悦双峰公園、かや道の駅に、より多くの方に足を運んでいただけるよう施設の充実を図ってまいります。 まちづくりの施策を支える与謝野町の財政状況は、新型コロナウイルス感染症の影響による景気の低迷を反映し、税収の減少を見込む一方、社会保障関連費の増加が見込まれています。財政構造は、歳入総額の約20%が自主財源、約80%が依存財源と、大きな改善の見通しはなく、極めて厳しい財政運営が続くと予測をしています。中でも「実質的な借金返済額」が、「標準的な財政規模」のどれくらいを占めているのかを示す実質公債費比率が、起債発行に許可が必要となる18%に近づいており、今後も予断を許さない状況となっています。 令和3年度は、公債費の上限を14億円に設定するとともに、特別会計への繰出金の適正化、公共料金の適正化、公共施設の適正配置など、第3次行政改革大綱に示されている方針と取組を確実に実行をしていくことにより、本議会でお示しをいたします財政計画により、将来にわたり健全性を確保してまいります。 三つの「み」。「みんな」、「みらい」、「みえる」は、第2次与謝野町総合計画に掲げるまちづくりの基本理念であります。「みんな」はみんなの手で進めるまちづくり、「みらい」は未来志向のまちづくり、「みえる」はまちの資源や動きがみえるまちづくりを進めるとしております。 現在、ヒト・モノ・カネといった、まちづくりに必要な行政資源は縮減していく状況にあります。今後は限られた行政資源の中で、持続可能な行財政の実現と総合計画の実現の両方を目指すためには、まさに「みんな・みらい・みえる」の基本理念に基づき、まちづくりを推進するべきであります。 地方自治の本旨は、「住民自治」と「団体自治」の両方を含むものであります。自治体が「団体自治」としてのまちづくりを実行する際、行政資源をどこに・どのように投入をするのか、投入をした結果、どのような成果が出たかといった企画立案、進捗確認段階に住民の皆様方にご参画をいただき、納得感を得てまちづくりを進めることが重要であります。 町の情報を誰でも、いつでも、どこでも得られるように、広報誌や有線テレビ、ホームページ、SNSサービス等の様々な手段で情報を発信するとともに、町民と行政の対話を行い、これまで以上に双方向のコミュニケーションによるまちづくりを進めてまいりたいと考えております。 以上が、令和3年度の町政運営に対する私の基本的な考え方であります。3月議会定例会には、ただいま申し上げました方針に基づき、令和2年度3月補正予算と令和3年度当初予算を、国の経済対策を活用しながら13か月予算として編成をした予算(案)を提案させていただきます。 議員の皆様と議論を尽くすために、誠心誠意、説明責任を果たしてまいりますので、格段のご理解とご協力をお願い申し上げます。 11か月前、初めて町内で新型コロナウイルスに感染された方々を守ろうと呼びかけられた人たち。危機的な経済状況の中にあっても、新たな事業を創造し挑戦する人たち。遠く離れた場所で生活していながらも、ふるさとの家族を思い続ける人たち。我々大人がコロナをやっつけてくれると信じている子供たち。厳しい時代にあっても、自らの責務に向き合い、他者を思いやり信じることができる、それが与謝野町民の皆様方であります。私は、皆様とであれば前へ進むことができると確信しております。住民の皆様方、議員の皆様方、未来への希望を共に切り開いてまいりましょう。 ご清聴ありがとうございました。 ○議長(多田正成) ここで11時15分まで休憩とします。     (休憩 午前10時56分)     (再開 午前11時15分) ○議長(多田正成) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開します。 次に、日程第5 議案第1号 専決処分の承認を求めることについて(令和2年度与謝野町一般会計補正予算(第7号))を議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、議案第1号の令和2年度与謝野町一般会計補正予算(第7号)について、ご説明を申し上げます。 この補正は、1月14日付で専決処分したもので6,196万4,000円を追加し、総額を159億357万円とするものであります。 それでは、まず、歳出から主なものについてご説明を申し上げます。12、13ページをお開き願います。第4款衛生費、第1項保健衛生費、第2目予防費、予防接種事業では、新型コロナウイルスワクチン接種を円滑に実施をしていくための準備経費として、受付業務のシステム開発委託料やワクチンを保管する冷凍庫を設置するための専用電源コンセント造成に伴う手数料、解凍したワクチンを数日間保管するための保冷庫の購入など、総額で416万円を追加しております。なお、本経費については、国の新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費補助金を411万円充当することといたしております。 第8款土木費、第2項道路橋りょう費、第2目道路維持費では、除雪対策事業で4,455万2,000円を追加しております。これは1月中旬までの実績見込みにより除雪委託料を追加するとともに、除雪機の故障により修理期間中に必要な借上料を計上するものであります。なお、1月中旬以降の除雪経費については3月補正予算にて計上しております。 次の第9款消防費、第1項消防費、第5目災害対策費、新型コロナウイルス対策事業では、第18節負補交、緊急事態措置協力金負担金を1,243万5,000円追加しております。これは1月14日から2月28日まで国から京都府に対し緊急事態宣言が発令され、飲食店などの事業者に営業時間の短縮や業種別ガイドラインの順守を要請されたことに伴い、この要請に応じた事業者に対し、京都府から緊急事態措置協力金を支給されることとなっております。この緊急事態措置協力金については、京都府が取りまとめを行い、町内事業者へ支給されるものであり、当町の事業者数等を勘案した負担金を今回、追加するものでございますが、先日の京都府の発表により事務費を除く負担金を全て京都府が負担いただけることとなりましたので、執行に当たっては事務費のみとなる見込みであります。 なお、本経費については新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充当することといたしております。また、京都府から交付が4月以降となることから、本経費につきましては、次の一般会計補正予算(第8号)で繰越明許としております。 第14款予備費は81万7,000円を追加し、調整をいたしております。 次に、歳入についてご説明を申し上げます。 10、11ページをお開き願います。第10款地方交付税では普通交付税を3,541万9,000円追加しております。 第14款国庫支出金、第2項国庫補助金では、歳出で申し上げましたとおり、第1目総務費国庫補助金において、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を1,243万5,000円を、第3目衛生費国庫補助金において、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費補助金を411万円、それぞれ追加しております。 第18款繰入金、第1項基金繰入金では、財政調整基金繰入金1,000万円を追加し、財源調整をしております。 以上が、令和2年度与謝野町一般会計補正予算(第7号)の概要であります。 ご審議の上、ご承認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(多田正成) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 10番、河邉議員。 ◆10番(河邉新太郎) 失礼します。議案第1号 専決処分の承認を求めることについて、令和2年度与謝野町一般会計補正予算(第7号)について、質疑させていただきます。 専決処分ですので、とやかく言うことはないんですが、ちょっとお聞きしたいと思います。総務文教常任委員会の資料も書かれてはいるんですけれども、それで今回のコロナウイルス感染症の接種事業の、大変な事業なんですけれども、それで、質問ですけれども、対応ですね、今までの質問をちょっと聞きたいんですが、そういうことはできますかね、専決処分の中で。これからの対応策とか、そういうものを聞きたいんですが、それはよろしいんですか。 私の質問は、今後のコロナ対策に対しての、接種に対しての対応、行政側の対応についてお聞きするんですが、よろしいんでしょうか。 ○議長(多田正成) 山添町長。
    ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたします。頂きましたご質問につきましては、新型コロナウイルスワクチンの接種の体制及びスケジュールについてのご確認であったと理解をいたしました。 現在、国府、そして地元の医療機関と共に連携調整を進めているさなかでございます。私のほうからは体制の骨格及びスケジュールの見込み、これをお話をさせていただきたいと思います。 まず、私ども与謝野町内におきましては、新型コロナウイルスワクチンの接種に係るプロジェクトチームを立ち上げております。保健課長をトップにした組織ということでございます。ワクチン接種の取組につきましては、このプロジェクトチームを中心に進めていきたいと考えているところであります。 なお、基本的にはわーくぱるを中心とした集団接種及び地域の医療機関を中心とした個別接種、この二つの方式によっての接種を行っていきたいと考えているところであります。また、スケジュールにつきましては、現在、国あるいは府からの情報提供のさなかということでございます。当初は4月3日からの接種開始ができるものと認識をしておりましたけれども、ワクチンの提供時期が遅延をしているということから、5月の連休明けになるのではないかという見込みであります。 ほかの補足説明につきましては、平野保健課長から説明をいたしますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(多田正成) 平野保健課長。 ◎保健課長(平野公規) 現在の接種事業の状況に関してでございますが、与謝医師会様のほうと1月下旬頃から協議を重ねまして、おおむね2月末頃に与謝医師会さんのほうから積極的な協力をいただけるというふうな状況に至っているということでございます。 それから、接種方法に関しましては、町長も申し上げましたが、個別接種と集団接種を一応ミックスをさせて実施をしていくというふうなことでございまして、一応、かかりつけ医さんのいらっしゃる方については、かかりつけ医さんの医療機関のほうで受診をしていただくというふうなことで、かかりつけ医さんがない場合、それから、集団接種を希望される方は集団で接種をしていただくというふうなことで、現在、調整をいたしているというふうなことでございます。 接種時期に関しましては、町長が申し上げましたとおり、現在、十分なワクチンが供給されるというふうなことが、まだ、明確に提示されておりませんので、その辺の状況を見ながら立てていきたいというふうに考えてございます。 ○議長(多田正成) 河邉議員。 ◆10番(河邉新太郎) 今、町長、課長、いろいろと流れをお聞きいたしました。その中で基本は住民台帳がある、所在されている方が接種することになっているんですけれども、隣町にいらっしゃる方、高齢の方、いらっしゃる方は、そういう方に対しては、どのようになっているのか、ちょっとお教え願いたいんですが。 ○議長(多田正成) 答弁を求めます。 平野保健課長。 ◎保健課長(平野公規) 接種に関しましては、基本的には住民票を置いておられる各市町で接種をしていただくというふうなことでございますが、そこの場所で、住民票の所在地の場所で、どうしても受けられないというふうなことでございましたら、町のほうに申し出ていただきましたら、そういうふうな、ほかの地域で受けれるような書類のほうを発行させていただきますので、それで受けていただけるというふうなことになるということでございます。 ○議長(多田正成) 河邉議員。 ◆10番(河邉新太郎) ありがとうございます。 次の質問なんですが、先ほども話されていたと思うんですけれども、医師と看護師の確保状況ですね、今、現時点でお教え願いたいと思うんですが。 ○議長(多田正成) 平野保健課長。 ◎保健課長(平野公規) 接種に関します医師、それから看護師の確保状況というふうなことでございますが、先ほどもご説明いたしましたが、1月の終わり頃から与謝医師会様のほうと協議を重ねてまいりまして、ほとんど全ての医療機関のほうでご協力をいただけるということで、医師、それから看護師のほうも協力をいただけるというふうな状況にあるということでございます。 ○議長(多田正成) 河邉議員。 ◆10番(河邉新太郎) ありがとうございます。ワクチン接種なんですが、万が一アナフィラキシー症状が出た場合、どういった対応をとっておられるのか、お教え願いたいと思います。 ○議長(多田正成) 平野保健課長。 ◎保健課長(平野公規) 接種をされた場合、急激なアレルギー症状、アナフィラキシー症状が発生した場合というふうなことでございますが、もし集団接種の会場で、そういうふうな状況が発生いたしました場合には、そこに接種をお願いしていただく医師のほうで応急的な対応をしていただきまして、その後、すぐに救急車、救急搬送をしていただくというふうな流れになってくるというふうに考えてございます。 ○議長(多田正成) 河邉議員。 ◆10番(河邉新太郎) ありがとうございます。集団接種、当町の場合は集団接種等、野田川わーくぱると、あとは高齢者接種機関、岩滝保健センター、もしくは加悦保健センターで接種することになっているんですけれども、ほかの市町なんかでは、巡回接種ということをとっておられる市町があるんですけれども、当町としては、これをメインとしてされるということでよろしいんでしょうか。 ○議長(多田正成) 平野保健課長。 ◎保健課長(平野公規) 現在、接種の形態に関しましては、先ほどご説明いたしましたように集団と、それから個別というふうなことで考えてございまして、高齢者のフェーズといいますか、65歳以上が接種していただく間に関しましては、岩滝保健センター、それから加悦保健センターというふうなことで、若干十分ではございませんが、一定程度、高齢者の方々に配慮をさせていただくような形で、できるだけ地域で分散をできるような形をさせていただきたいというふうなことでございまして、現在では、巡回接種のほうは考えていないということでございます。 ○議長(多田正成) 河邉議員。 ◆10番(河邉新太郎) 質問はこれで終わります。行政の職員の皆さんには大変お世話になりますけれども、よろしくお願いしたいと思います。以上です。 ○議長(多田正成) ほかに質疑はありませんか。 9番、和田議員。 ◆9番(和田裕之) 所管の委員会ではないんで、若干1点ほどちょっと課長にお伺いしておきたいというふうに思います。 私も一般質問で、この件に関しては通告しておりますので、今、河邉議員から質問ありましたけど、私が聞きたい内容は、ほぼ今、課長がお答えをされたんではないかなと思っております。ちょっと1点、確認なんですけど、いわゆるアメリカのファイザー社のワクチンというのは、零下75℃、いわゆるマイナスの75度の保存ということで、ここに予算が上がってますけれども、専用コンセントを設置をされるということで、この冷凍庫の設置費用というか、本体自体の予算というのは入っておるのかどうか、そこを確認しておきたいと思います。 ○議長(多田正成) 平野保健課長。 ◎保健課長(平野公規) ファイザー社のワクチンを保管いたします冷凍庫に関しましては、二つ、国のほうから譲渡といいますか、譲与されるというふうなことでございます。 それから、もう1台、マイナス20度で保管する冷凍庫に関しましても1台が国のほうから譲渡されるということで、そのほかの、通常の2度から8度の状態でワクチンを保管いたします冷蔵庫に関しましては、町で今回、購入するということで、今回の補正予算に計上させていただいたということでございます。 ○議長(多田正成) 和田議員。 ◆9番(和田裕之) ちょっとそこで確認なんですけど、皆さん、ご存じかと思うんですけど、先般、医療機関のほうで保管されていた、冷凍庫の中で保管されていたワクチンですね、これが温度上昇によって使いものにならなくなった。170瓶ほどということで1,000回分のワクチンに値するのかなと思うんですけど、いわゆる、この専用コンセントは、先ほど課長がおっしゃっていただいたようにですね、1台につき1回路を増設するという、この理解でよろしいのか、確認しておきたいと思います。 ○議長(多田正成) 平野保健課長。 ◎保健課長(平野公規) 今回の電源工事に関しましては、議員おっしゃられますように、今回4台、冷凍庫、冷蔵庫を導入するということでございます。それぞれに1対1で専用ブレーカーを設置いたしまして、電源を供給するというふうな工事を実施をしていくというふうなことでございます。 ○議長(多田正成) 和田議員。 ◆9番(和田裕之) 事故があった、その医療機関でも専用コンセントにはされていたと。ただし、2台なりを同じコンセントから取っていたという状況で、いわゆる機器のほうが停止してしまった、ブレーカーが落ちたとか、そこはちょっと詳しく分からないんですが、やはり、そういう状況の中で、どの製品を国のほうから譲渡いただくか、ちょっと分からないんですけども、調べておる限り、一つで1,500ワット、15アンペアの容量を食うということなので、やはり一つの冷凍庫に対して1回路設けていただくと、それと4台あるんであれば、4回路を増やしていただきたいと、そうしないと、意味がないと思いますので、その辺、十分検討していただきたいと思います。以上で終わります。 ○議長(多田正成) ほかに質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより、議案第1号を採決します。 本案について、原案のとおり承認することに賛成議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(多田正成) 起立全員であります。 よって、議案第1号 専決処分の承認を求めることについて(令和2年度与謝野町一般会計補正予算(第7号))は、原案のとおり承認することに決定いたしました。 次に、日程第6 議案第2号 与謝野町職員懲戒審査委員会委員の選任についてから、日程第8 議案第4号 与謝野町職員懲戒審査委員会委員の選任についての、以上3件を議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、議案第2号から議案第4号までの与謝野町職員懲戒審査委員会委員の選任について、提案理由のご説明を申し上げます。 この職員懲戒審査委員会は地方自治法施行規程に規定されており、特別職の職員のうち副町長及び地方自治法第174条に定める専門委員の懲戒の審査及び議決に関する事項をつかさどる機関であります。 これらのものを免職、または過怠金に処する場合は、この同規程第12条及び第15条で規定されておりますように、懲戒審査委員会の議決を経なければならないというものであります。この委員の任期が令和3年3月16日をもって満了いたしますので、このたび議案第2号の川勝原一郎氏、議案第3号の粟森利幸氏、議案第4号の長島栄作氏について、引き続き委員に選任をしたいので、このようにご提案を申し上げるものであります。当該委員の任期は、4年となっております。 川勝原一郎委員、粟森利幸委員は、いずれも人格高潔で長年にわたり地方議会、あるいは地方自治に精通された経歴をお持ちでありますので、長島栄作委員を含め職員懲戒審査委員会委員として最適任者と認めるものであります。 ご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(多田正成) これより質疑に入ります。 最初に、議案第2号について、質疑はありませんか。 安達議員。 ◆6番(安達種雄) ただいまの議案第2号の、先ほど町長から提案理由の説明がありましたが、ここに挙がってくるからには、本人さんの同意が確認できておりますね。質問します。 ○議長(多田正成) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいまの議員のご質問にお答えをいたします。 議案第2号で提案をさせていただいております、川勝原一郎氏の同意は得ているものと認識をしております。 ○議長(多田正成) 安達議員。 ◆6番(安達種雄) 多くは申しません、同意が得られておるんであれば。私は疑問に感じます。以上。 ○議長(多田正成) ほかに質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 討論を省略し、採決を行いたいと思いますが、ご異議ございませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(多田正成) ご異議なしと認め、これより、議案第2号を採決します。 本案について、原案のとおり同意することに異議はありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(多田正成) ご異議なしと認めます。 よって、議案第2号 与謝野町職員懲戒審査委員会委員の選任については、原案のとおり同意することに決定しました。 次に、議案第3号の質疑に入ります。 質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 討論を省略し、採決を行いたいと思いますが、異議ございませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(多田正成) 異議なしと認め、これより、議案第3号を採決します。 本案について、原案のとおり同意することに異議はありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(多田正成) ご異議なしと認めます。 よって、議案第3号 与謝野町職員懲戒審査委員会委員の選任については、原案のとおり同意することに決定しました。 次に、議案第4号の質疑に入ります。 質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 討論を省略し、採決を行いたいと思いますが、ご異議ございませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(多田正成) ご異議なしと認め、これより、議案第4号を採決します。 本案について、原案のとおり同意することに異議はありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(多田正成) ご異議なしと認めます。 よって、議案第4号 与謝野町職員懲戒審査委員会委員の選任については、原案のとおり同意することに決定しました。 次に、日程第9 議案第5号 人権擁護委員候補者の推薦についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、議案第5号 人権擁護委員候補者の推薦について、提案理由のご説明を申し上げます。 本町では、現在、11名の人権擁護委員にお世話になっており、任期は3年で議会の意見を聞いて町長が推薦し、法務大臣が委嘱することになっております。 現在、委員を務めていただいております、土田清司氏の任期が令和3年6月30日をもって満了となるため、人格高潔で最適任者と認め、同氏を引き続き委員として推薦いたしたく、ご提案を申し上げるところであります。 なお、法務大臣の委嘱手続に時間を要するため6月議会でご審議していただくには、いとまがないことから、本議会にご提案をさせていただくものであります。 ご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(多田正成) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 討論を省略し採決を行いたいと思いますが、ご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(多田正成) ご異議なしと認めます。 これより、議案第5号を採決します。 本案は、原案の候補者を最適任者として推薦することにご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(多田正成) ご異議なしと認めます。 よって、議案第5号 人権擁護委員候補者の推薦については原案のとおり同意することに決定しました。 次に、日程第10 議案第6号 与謝野町会計年度任用職員の報酬等及び費用弁償に関する条例の一部改正についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、議案第6号 与謝野町会計年度任用職員の報酬等及び費用弁償に関する条例の一部改正について、提案理由のご説明を申し上げます。 本条例については、本町で任用する会計年度任用職員の任用、勤務条件等を規定するものであり、令和2年4月1日に施行し、現在、本条例に基づき会計年度任用職員を任用しております。 このたびの改正については、令和2年度人事院勧告の内容を会計年度任用職員の期末手当に反映させるために行うものであります。 詳細につきましては、長島総務課長から説明をいたしますので、ご審議いただき、ご承認をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(多田正成) 長島総務課長。 ◎総務課長(長島栄作) それでは、引き続き与謝野町会計年度任用職員の報酬等及び費用弁償に関する条例の一部改正につきまして、その詳細をご説明申し上げます。 議案資料は5ページをご覧ください。議案第6号の資料でございます。今回の改正箇所は期末手当の支給率でございます。令和2年度の人事院勧告では期末手当の支給率を年間0.05月減じて、年間2.55月とされました。これを6月と12月に均等に割り振りまして、それぞれの支給率を1.275月とするものでございます。なお、常勤職員と異なりまして、会計年度任用職員につきましては、年度初めに一会計年度、1年間の任用条件を示した上で任用をしておりますので、令和2年度に示されました人事院勧告の反映につきましては、令和3年度から反映をさせていただくものでございます。 以上、与謝野町会計年度任用職員の報酬等及び費用弁償に関する条例の一部改正につきまして、ご説明をさせていただきました。 ご審議の上、ご承認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(多田正成) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより、議案第6号を採決します。 本案については、原案のとおり決することに賛成議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(多田正成) 起立全員であります。 よって、議案第6号 与謝野町会計年度任用職員の報酬等及び費用弁償に関する条例の一部改正については、原案のとおり可決することに決定しました。 ○議長(多田正成) ここで早いですが、午後1時30分まで休憩とします。     (休憩 午前11時50分)     (再開 午後1時30分) ○議長(多田正成) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開します。 次に、日程第11 議案第7号 与謝野町染色センター条例の一部改正についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、議案第7号 与謝野町染色センター条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由のご説明を申し上げます。 与謝野町染色センターにつきましては、令和元年12月にあり方検討委員会を設置し、令和3年度以降の施設の在り方、運営方法などについて検証、検討をいただき、令和2年11月にご提言をいただいております。 提言書には、今後の基本的な方向性として従来型の施設運営を継続するのではなく、当該施設が有する特性を生かし、基幹産業である織物業をはじめとする町内産業のための人材確保を目的とした関係人口の増加や、町外からの若者人材を呼び込むために活用するべきであると示されています。 また、このためには織物技能訓練センターとの連携や丹後織物工業組合をはじめ、丹後産地の関係機関、商工会や観光協会、芸術系大学やデザイン専門学校等とも連携し、目的達成のためのコンソーシアム、共同事業体を形成し、事業に取り組むことが必要であるとの提案をいただいております。このことから、令和3年度以降において、提言書にある施設運営を行うことができるよう所要の改正を行うというものであります。 詳細につきましては、小室商工振興課長から説明をいたしますので、ご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(多田正成) 小室商工振興課長。 ◎商工振興課長(小室光秀) 議案第7号 与謝野町染色センター条例の一部を改正する条例の制定について、町長から提案理由をご説明申し上げましたので、私からは引き続き、その概要についてご説明を申し上げます。 それでは、議案資料6ページをご覧ください。与謝野町染色センターにつきましては、旧加悦町時代に織物業の総合産地化を目標に、現行条例第1条では、染色に関する専門的、技術的な事項の研究及び研修、並びに製作を行い、染色技術の導入定着化による織物業の振興を図ることを目的として、昭和57年に設置されており、与謝野町発足を経て今日まで町内事業者や町民の方々を対象とした試験染めや技術指導、染色講習会、染色製品の受託加工などを町の直営施設として行ってまいりました。 しかしながら、和装業界、丹後産地の長引く低迷に合わせて織物事業者や町民の方々による当該施設の利用も減少する中で、令和元年度末に技術職員が退職することも重なったことから、今後の当該施設の在り方について、与謝野町染色センターあり方検討委員会のご協力を得ながら検討を進めてまいりました。 本町といたしましては、この提言書に掲げられている基本的な方向性に基づいて本年度に視察や関係団体との意見交換なども行い、令和3年度以降の施設の運営の方向性について検討し、今回の条例改正に至ったものでございます。また、提言書には今後の基本的な方向性といたしまして、「従来型の運営から人づくりへ」と題して、与謝野町の基幹産業である織物業並びに産業振興のため、さらには与謝野町のための人材確保、関係人口を拡大する事業を染色センターを活用して行うこととしてされており、町といたしましては、当該施設を活用して大学生や専門学校生など、若者を積極的に誘致し、町内企業との交流を図るため、課外授業や合宿のための場の提供やインターンシップやセミナーなどを行うこととしております。 なお、事業実施に当たっては、他の関係機関として京都府織物機械金属振興センター、町内織物関係事業者、京都芸術大学などと共にコンソーシアムの構築によりネットワークを形成し、町内の事業者とも連携をして事業を展開し、外部人材を巻き込み、官民が一体となって若者誘致に特化した人材確保事業を当該施設を活用して展開してまいりたいと考えております。 また、議案資料7ページ、別表第4条関係では、各施設の区分が現状にそぐわないため、その整理を行うものでございます。 以上、簡単にご説明申し上げましたが、十分ご審議いただき、ご承認賜りますよう、よろしくお願いをいたします。 ○議長(多田正成) 本案については、本日は提案理由の説明のみにとどめます。 次に、日程第12 議案第8号 与謝野町織物技能訓練センター条例の一部改正についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、議案第8号 与謝野町織物技能訓練センター条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由のご説明を申し上げます。 与謝野町織物技能訓練センターにつきましては、現在、織物職人人材確保事業として、町内織物事業者の申請による従業員の技術指導や短期滞在型織物体験プログラム事業によって、町外からの産業人材を呼び込む施策を行っております。今後におきましては、令和2年11月に受けました与謝野町染色センターあり方検討委員会の提言書に基づき、染色センターとの連携強化を図り、基幹産業である織物業をはじめとする町内産業のための人材確保を目的とした関係人口の増加や町外からの若者人材を呼び込むためにも活用を図り、丹後織物工業組合をはじめ丹後産地の関係機関、商工会や観光協会、芸術系大学やデザイン専門学校等とも連携をし、目的達成のためのコンソーシアムを形成し、事業に取り組むことが必要であると考えております。 このことから令和3年度以降において、コンソーシアムによる事業展開が当該施設においても行うことができるよう所要の改正を行うというものであります。 詳細につきましては、小室商工振興課長から説明をいたしますので、ご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(多田正成) 小室商工振興課長。 ◎商工振興課長(小室光秀) 議案第8号 与謝野町織物技能訓練センター条例の一部を改正する条例の制定について、町長から提案理由をご説明申し上げましたので、私からは引き続き、その概要についてご説明を申し上げます。 それでは、議案資料8ページをご覧ください。与謝野町織物技能訓練センターにつきましては、旧野田川町時代に織物業の振興を図るため、その担い手の養成及び育成を行うとともに、創業、または新たな事業分野への進出等を支援する施設として昭和36年に設置され、与謝野町発足を経て今日まで町内事業者や町民の方々を対象とした訓練センターとして、町の直営施設として運営を行ってまいりました。また、町内の織物事業者から要請などを受け、平成30年度からは国の地方創生交付金を財源に織物職人人材確保事業を行っており、毎年度、約15名の受講生を機織り職人として町内織物事業所に送り出しております。しかしながら、和装業界、丹後産地の長引く低迷の中、さらに新しい展開を進めるべく、先ほど提案理由のご説明を行いました与謝野町染色センター同様、今後の当該施設の方向性について検討を進めてきたものでございます。 本町といたしましては、与謝野町染色センターとの事業連携も図ってまいりたいと考えており、与謝野町の基幹産業である織物業並びに産業振興のため、さらには与謝野町のための人材確保、関係人口を拡大する事業を、同施設も同様に積極的に取り組みたいと考えており、第1条及び第3条の一部改正を行うものでございます。 なお、議案資料9ページ、別表(第6条関係)備考4を削り、施設運営の現状に合わせるよう、その整理を行うものでございます。 以上、簡単にご説明申し上げましたが、十分ご審議いただき、ご承認賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(多田正成) 本案についても、本日は提案理由の説明のみにとどめます。 次に、日程第13 議案第9号 かや山の家条例の一部改正についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、議案第9号 かや山の家条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由のご説明を申し上げます。 かや山の家は農山漁村振興交付金を活用した施設の改修工事に取り組み、本館と研修棟の改修や町内初となりますジビエ解体加工施設の設置を行いました。本施設は、主に町外の皆様方にご利用いただいている宿泊施設でありますので、運営には受益者負担の考え方が必要であるということから、リニューアルを機に使用区分及び使用料等を変更するため、条例を一部改正するものであります。 詳細につきましては、谷口観光交流課長から説明をいたしますので、ご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(多田正成) 谷口観光交流課長。 ◎観光交流課長(谷口義明) ただいま町長から提案理由をご説明申し上げましたので、私からは引き続き、その詳細についてご説明申し上げます。 まず、初めに12月定例会におきまして、かや山の家条例の一部改正につきまして、ご提案させていただきましたが、一旦、提案を撤回させていただき、ジビエ解体加工施設に係る食品衛生管理等について丹後保健所と協議を深めることとさせていただきました。 議員の皆様には大変ご迷惑をおかけしましたこと、改めて深くおわび申し上げます。 改めて保健所と協議を行いましたところ、食品衛生法上の食肉処理業の許可は施設の管理者であります株式会社かや山の家運営委員会に対して許可されるものであるため、本施設で行われる食肉処理行為の全てが株式会社かや山の家運営委員会の責任で行われるものとなりますので、施設の使用者はかや山の家の従業員である必要があるとの回答をいただきました。 したがいまして、条例に使用料を設定しますと、従業員以外でも共同施設として使用が可能であるととらまえることができるため、今回の改正につきましては、ジビエ解体加工施設の使用料を設定しないこととさせていただきました。 なお、実際の運用方法につきましては、猟友会様が狩猟したシカ、イノシシを本施設で処理する場合は、猟友会様から施設にシカ、イノシシの個体を持込みをしていただき、その個体を一旦、かや山の家が買い取るなどをして、所有権を移し、かや山の家の従業員が解体を行うこととなります。そして、処理を行いました食肉に関しましては、かや山の家の食材として使用するほか、個体を持ち込んでいただいた猟友会様をはじめ、他の方に販売することもできるということとしております。 また、ご意見を頂いておりましたハサップに沿った衛生管理につきましては、国等の指針に基づいて別途施設管理者がガイドラインを定めるなどをして、厳格な衛生管理の下運営をしていくこととしております。今後はハサップの考え方を取り入れた衛生管理の研修会をかや山の家で実施し、猟友会の皆様にも参加いただきながらスキルアップをしていくということと聞いております。 町といたしましても、施設の衛生管理や運用方法については、モニタリング調査や月ごとの運営状況の報告などを通して適正に実施されているかを確認を行い、必要に応じて助言や指導をしていきたいと考えております。 前段が長くなりましたが、かや山の家条例の一部改正について引き続きご説明申し上げます。かや山の家は昭和53年4月に建設され、約43年間が経過し、近年においては施設の老朽化やレジャーの多様化等により利用者は減少傾向にありましたが、指定管理者の努力もあり、平成29年度から年々利用者数、収入とも増加傾向となっております。 施設の管理運営は、地元の方々で構成されるかや山の家運営委員会が行ってこられ、平成29年度には株式会社として法人化されるなど、運営体制の強化も図られております。令和2年度の農山漁村振興交付金を活用した施設改修に取り組み、本館棟の厨房、トイレ、浴室、客室等の宿泊設備の更新や研修棟の改修、また、町内初のジビエ解体加工施設の設置を行いました。これにより施設の価値を高め、利用者の利便性向上と地元資源を活用したおもてなしの推進を図り、コロナ終息後には国内の観光客の皆様はもとより、外国人観光客もターゲットとした取組を行っていくこととしております。 それでは、条例の一部改正の中身についてご説明させていただきます。議案資料10ページの新旧対照表をお開きください。今回の改正内容の主な箇所は条例第4条の休館日についての条項と別表ほか使用料に関する条項でございます。まず、第4条の休館日についての条文でありますが、かや山の家は宿泊施設であり、条例に定められている休館日にも予約が入ることから、現状の運営状況に即しておらず、また、町有の観光施設の多くは休館日の設定は条例ではなく、施行規則で定めておりますので、今回、この休館日の条文は条例から削除し、あらかじめ休館日を決めずに現状に即した形で施行規則で定めることとするものでございます。 次に、今回の改修工事によりジビエ解体加工施設を設置しましたので、この施設を使用した業務や宿泊施設としての役割も含め、かや山の家の業務について大くくりで条文に記載することとし、第4条に業務の条文を追加するものでございます。 次に、別表に定める使用料でございます。議案資料13、14ページをお開きください。本施設の使用料につきましては、消費税法が改正された後も消費税込みの利用料金として据置きとなっており、また、この間、最低賃金の引上げや水道光熱費、物価の高騰等により運営に必要な経費は上昇しておりますので、収益施設として受益者負担を求めるため、使用料を改定するものでございます。 まず、宿泊料、泊一人につき食事代を除くについてでございますが、これまで利用区分を大人、小人としておりましたが、小学生未満の小さなお子様連れの家族客に対応するため、利用区分を中学生以上、小学生、小学生未満の3区分とさせていただき、それぞれ料金を中学生以上6,000円、小学生5,000円、小学生未満は無料とするものでございます。ただし、小学生未満のお客様で寝具をご利用になる場合は小学生料金とさせていただいております。また、チェックインを15時、チェックアウトを10時、部屋の延長使用料金を一人500円として表に記載させていただいております。 次に、研修室について、1時間当たりの利用料を1,500円に改定するものでございます。実際の運用に当たりましては、第8条及び第14条第3項により別表に掲げる額に消費税等相当額を加算した額を上限として指定管理者が金額を定めるということになります。 以上が、今回の条例改正の主な点でございますが、このほか条例の体裁を整えるため、第6条から第15条までの条文の修正等を行っております。 以上、議案第9号 かや山の家条例の一部改正につきまして、その概要を簡単にご説明申し上げました。よろしくご審議いただき、ご承認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(多田正成) 本案についても、本日は提案理由の説明のみにとどめます。 次に、日程第14 議案第10号 与謝野町立小学校及び中学校の設置及び管理に関する条例及び与謝野町立体育施設条例の一部改正についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、議案第10号 与謝野町立小学校及び中学校の設置及び管理に関する条例及び与謝野町立体育施設条例の一部改正について、提案理由のご説明を申し上げます。 この議案は、平成28年度から市場小学校への編入により休校としております、岩屋小学校を廃校とし、同校の体育施設を与謝野町立体育施設へ移管することに伴い、所要の改正を行うものであります。 条例の詳細につきましては、相馬教育次長からご説明いただきますので、ご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(多田正成) 相馬教育次長。 ◎教育次長(相馬直子) それでは、引き続き議案第10号 与謝野町立小学校及び中学校の設置及び管理に関する条例及び与謝野町立体育施設条例の一部改正について、ご説明申し上げます。 この議案は、町長から提案説明がありましたように、市場小学校への編入により休校としている岩屋小学校を廃止し、同校の体育施設を与謝野町立体育施設へ移管することに伴い、所要の改正を行うものでございます。 まず、第1条の与謝野町立小学校及び中学校の設置及び管理に関する条例の一部改正ですが、岩屋小学校につきましては、児童数の予想以上の減少やクラス内の男女比率に偏りがあるなど、子供たちを、より多くの子供たちの中で学ばせたいとの保護者の思いを尊重し、地元岩屋区が臨時総会を開催されるなど、区民の皆様方の思いを確認され、平成26年12月15日付で岩屋区長から町長宛に平成28年4月より岩屋小学校の児童が市場小学校に通学できるようにお願いしたいとの、岩屋小学校再編についての要望書が提出されました。 この要望を受け、平成28年4月から岩屋小学校が市場小学校へ編入することとなりましたが、岩屋区からのご要望もあり、地元から学校がなくなることへの地域の皆様方への思いに配慮し、現在まで休校としてきたところです。休校となってから、令和2年度末で丸5年が経過しますが、依然として旧岩屋小学校区の児童数は少なく、現在、31名の児童数となっております。 地元岩屋区としても引き続き市場小学校への通学を望まれており、岩屋小学校の再開の意向がないことから、令和2年度末をもって廃校にするものでございます。 また、附則第2項では、現在、岩屋小学校におきましては、グラウンドに夜間照明施設を設置しておりますので、この条例の施行に伴い与謝野町立学校施設の利用に関する条例の規定から削除するものでございます。 次に、第2条の与謝野町立体育施設条例の一部改正ですが、現在、岩屋小学校を含む学校施設の開放につきましては、与謝野町立学校施設の利用に関する条例に基づき行っており、広く町民の皆様方にご利用いただいていますが、附則第2項での改正に伴い施設の開放ができなくなります。そこで利用者の利便性を考え、廃校後も岩屋小学校運動場及び同校体育館が引き続き町民の皆様方に社会体育施設として活用いただきたいと考え、施設の名称、位置及び使用料を与謝野町立体育施設条例に追加し、社会体育施設に移管するものでございます。 なお、本条例改正議案につきましては、令和3年4月1日を施行期日としております。 以上、簡単にご説明申し上げましたが、ご審議の上、ご承認賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(多田正成) 本案についても、本日は提案理由の説明のみにとどめます。 次に、日程第15 議案第11号 与謝野町介護保険条例の一部改正についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、議案第11号 与謝野町介護保険条例の一部を改正する条例について、提案理由のご説明を申し上げます。 これは、1期を3年間としております第8期介護保険事業計画の策定に基づき、令和3年度から令和5年度までの介護保険料を規定するものであります。 今回、第8期の介護保険料につきましては、国の政令改正により介護報酬が0.7%引き上げられたこと。また、第8期計画期間中に与謝の園の移転開設や、新たな給付費の増加を見込み、一方で市町村判断で可能とされる保険料の所得段階の見直しを行った結果、第8期の介護保険料の月額基準額は6,000円となりました。これは、第7期の6,000円と同額であります。 また、国の規則改正に伴う保険料第7段階以上の各段階を区分する、基準所得金額の見直しと町民税非課税世帯を対象とした、低所得者軽減強化による減額賦課を次期保険料についても適用するため、所要の改正を行うものであります。 さらに、今回の改正では平成30年度税制改正及び令和2年度税制改正により、介護保険料等の負担水準に意図していない影響や不利益が生じないよう、国が政令等の規定を見直したことに伴い、税制改正の影響を受けないようにするための特例措置などについて、新たに設けることといたしております。 詳細につきましては、田辺福祉課長から説明をいたしますので、ご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(多田正成) 田辺福祉課長。 ◎福祉課長(田辺茂雄) ただいま町長が提案説明を申し上げました、議案第11号 与謝野町介護保険条例の一部改正につきまして、改正の内容についてご説明申し上げます。 先ほどの提案説明のとおり、介護保険法施行令等関係法令の改正及び第8期与謝野町介護保険事業計画の策定に伴い、令和3年度から令和5年度までの介護保険料を規定するための条例の一部改正でございます。 それでは、議案資料の22ページをお開き願います。資料No.1は、条例改正案の新旧対照表で改正案部分の抜粋となります。 26ページからの資料No.2は、一部改正の概要を記載しております。26ページをごご覧ください。まずは、第8条第1項の保険料率の変更でございます。 令和3年4月からの第8期の介護保険料を今期、第7期と同額に保険料の月額基準額第5段階を6,000円の据置きとしております。 コロナ禍による地域経済の落ち込みから65歳以上の所得減も想定され、介護保険料収入の減少、令和3年度介護報酬改定による0.7%増や、与謝の園の移設などに伴う介護給付費の増額などの不安要素はありますが、27ページにありますように、本来の試算では6,120円となるところを介護保険事業基金から繰入れを行い、120円分を抑制することで6,000円の現状維持を図りたいと考えております。 26ページに戻ってください。介護保険料額は、同額の設定となりますが、第7段階以上を区分する所得指標に変更がございます。これは、国が定める基準所得金額の変更に伴うもので、第6段階から第9段階の各段階を区分する基準所得金額については、国が金額を示してきます。当町は、さらに第9段階を細分化し、11段階として保険料を設定しておりますので、第9段階と第10段階を区分する基準所得金額並びに第10段階と第11段階を区分する基準所得金額については、当町独自の基準を設けることとなります。直前の第8段階が110万円単位で区切られたことを受け、第9段階以降も同様に110万円単位で区切る設定としております。 続きまして、減額賦課についてです。資料No.1、新旧対照表の24ページをご覧ください。 第8条第2項から第4項までの介護保険料の減額賦課に係る規定につきましては、非課税世帯の保険料段階である、第1段階から第3段階に係る保険料に対し、引き続き公費による低所得者の保険料軽減が行われることから、令和3年度から令和5年度の保険料について適用する改正を行っております。 第1段階から第3段階の対象者は約3,100人を見込んでおりまして、総額で3,666万円程度の減額となります。この減額分につきましては2分の1を国が、4分の1を京都府が負担し、残りの4分の1を町の一般会計から負担することになります。 次に、税制改正に関連した改正です。 令和2年分以降の所得から適用される、平成30年度税制改正及び令和2年度税制改正を踏まえ、国では介護保険料や保険給付の負担水準等に関して、意図せざる影響や不利益を生じないよう関連法令の見直しが行われました。 資料No.1、新旧対照表の22ページをご覧ください。 令和2年度税制改正により低未利用土地の長期譲渡所得の特別控除が新たに追加されたことから、第8条第1項第6号アに第35条の3第1項を追加しています。介護保険料第6段階以上の所得指標につきましては、合計所得金額、総所得金額、退職所得金額及び山林所得金額の合計額を用いております。 しかし、この合計所得金額には、土地を譲渡した場合の収入等に対する税法上の特別控除は反映されないことから、土地の譲渡により所得金額が急増し、介護保険料が高額になることを避けるため、税法上の特別控除の適用対象となるケースについては、合計所得金額から特別控除に相当する額を控除する措置をとっております。今回、新たに低未利用土地の長期譲渡所得の特別控除が設けられたことにより、この措置対象に追加する内容の改正を行っております。 続きまして、平成30年度税制改正による改正について、28ページ資料No.2の2に沿ってご説明を申し上げます。介護保険制度で影響を受けますのは、個人所得課税の見直しでございます。この見直しは、給与所得控除、公的年金等控除の額を10万円分引き下げ、その振替で基礎控除の額を10万円引き上げる内容となっております。 先ほども申し上げましたとおり、第6段階以上の介護保険料では、合計所得金額を所得指標としておりますが、基礎控除額は合計所得金額に反映されないものとなります。 税部局では、新たに所得金額調整控除を設け、給与所得と年金所得の双方を有する方で、給与所得と年金所得の合計額が10万円を超える方については、給与所得から最大10万円を控除し、所得金額の調整が図られることとなりますが、合計所得金額だけを見ますと、給与所得や公的年金所得のある方については、前年と収入額は変わらなくても、合計所得金額が最大で10万円増加することとなります。 29ページに介護保険料の影響に対する措置を記載しておりますが、さきの改正内容でも触れましたように、第6段階以上の保険料は厚生労働大臣が別に定める基準所得金額未満か否かによって、各段階の該当の有無を判断しております。 この基準所得金額は、全国の所得分布調査の結果を基に設定されるのですが、通常では、この段階で税制改正による影響を受けない金額設定が可能となるところを、今期の介護保険料に係る所得分布調査は、平成30年度税制改正前の税制下における合計所得金額が基となっておりますので、税制改正を考慮した基準所得金額ではないということになります。 そのため今期の第6段階以上の各所得段階の判断においては、被保険者に意図せざる影響や不利益が生じる可能性があり、特例措置として合計所得金額に給与所得、または公的年金等に係る雑所得が含まれる場合は、その合計額から10万円を控除する措置を講ずる必要があります。 そのため資料No.1新旧対照表の24ページから追加記載にありますように、附則にて、令和3年度から令和5年度までの保険料率の算定に関する基準の特例を定めることといたしました。 なお、第1段階から第5段階までの介護保険料や介護保険給付の負担水準への税制改正の影響につきましては、国の法令改正により対応がなされることから、介護保険条例改正での対応はありません。 以上、説明とさせていただきます。ご審議の上ご承認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(多田正成) 本案についても、本日は提案理由の説明のみにとどめます。 次に、日程第16 議案第12号 与謝野町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について及び日程第17 議案第13号 与謝野町指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正についての、以上2件を議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、議案第12号 与謝野町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてと、議案第13号 与謝野町指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正についての2議案については、要介護者と要支援者に対する支援等の基準が、それぞれに設けられておりますが、改正内容が同じでございますので、一括して提案理由のご説明を申し上げます。 介護サービス等を提供するためのケアマネジメント業務の運営等の基準については、厚生労働省令に定める基準を参酌し、市町村の条例で定めることとなっております。 このたび介護保険事業計画の期間に合わせ、大幅な省令改正が行われましたので、その改正に伴い本町の条例につきましても、所要の改正を行うものであります。 詳細につきましては、田辺福祉課長から説明をいたしますので、ご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(多田正成) 田辺福祉課長。 ◎福祉課長(田辺茂雄) ただいま町長が提案説明を申し上げました、議案第12号 与謝野町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正と、議案第13号 与謝野町指定介護予防支援等の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正につきまして、一括して改正内容のご説明を申し上げます。 議案資料の30ページ、議案第12号から議案第15号資料をご覧ください。 議案第12号から議案第15号までの改正につきまして、4議案共通の資料として作成しております。厚生労働省令の改正に伴う、本町の条例改正を一覧として整理しています。 まず一番左側、議案第12号について、サービス類型としましては、居宅介護支援です。要介護認定を受けた方がサービス利用するに当たってのサービスを調整し、利用するためのプランを立てる業務となります。 その隣、議案第13号について、サービス類型は、介護予防支援であります。要支援認定を受けた方に対して、要介護認定を受けた方と同じように、サービス調整をする業務を当たるものでございます。主に地域包括支援センターの職員が担っています。 資料の3段目、改正項目について、議案第12号では、質の高いケアマネジメント事業の推進と、生活援助の訪問回数の多い利用者への対応に係る改正をしております。 議案資料の32ページ、33ページの新旧対照表をご覧ください。 議案資料の32ページから33ページ、新旧対照表の第6条第2項と第15条第1項、第21号が、この改正に対する項目となります。 議案資料の30ページの資料をご覧ください。資料下段の改正項目、全サービス共通をご覧ください。 全てのサービス類型に該当します改正としまして、感染症対策の強化、業務継続に向けた取組の強化、また会議や他職種連携におけるICTの活用につきましては、現時点の新型コロナウイルス感染症対策に対応した項目であり、新設されたものとなっております。 さらに、ハラスメント対策の強化や高齢者虐待防止の増進につきましても、現状の状態に照らして改正項目となっております。 議案資料の33ページの新旧対照表をご覧ください。一つ項目を取り上げますと、議案資料33ページの新旧対照表の第15条第1項第9号が、会議や他職種連携におけるICTの活用が、この改正に対応する項目となっております。 以上、簡単にご説明申し上げましたが、ご審議いただき、ご承認賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(多田正成) 各案についても、本日は提案理由の説明のみにとどめます。 次に、日程第18 議案第14号 与謝野町指定地域密着型サービス事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について及び日程第19 議案第15号 与謝野町指定地域密着型介護予防サービス事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正についての、以上2件を議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、議案第14号 与謝野町指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてと、議案第15号 与謝野町指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正についての2議案につきましては、要介護の方を対象としている介護サービスと要支援の方を対象にしている介護予防のサービス、それぞれに基準が設けられておりますが、改正内容が同じでございますので、一括して提案理由を申し上げます。 小規模多機能型居宅介護や、グループホームといった地域密着型の介護サービス等の運営に関する基準につきましては、厚生労働省令に定める基準を参酌し、市町村の条例で定めることとなっております。 今回、国の制度改正に関わる詳細な変更を反映させるため、所要の改正を行うものであります。 詳細につきましては、田辺福祉課長から説明をいたしますので、ご審議いただき、ご承認賜りますよう、ようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(多田正成) 田辺福祉課長。 ◎福祉課長(田辺茂雄) 議案第14号 与謝野町指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正と、議案第15号 与謝野町地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正につきまして、一括して改正内容のご説明を申し上げます。 議案資料の30ページ、議案第12号から議案第15号の資料をご覧ください。 先ほど、議案第12号、議案第13号でご説明をさせていただきました、一部改正と同様ですが、より多くのサービス類型ごとの改正項目となります。 議案第14号の基準省令、指定密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準は、要介護認定を受けている方に対する基準であり、本町ですと主に小規模多機能型居宅介護や、認知症グループホームなど、地域の中で生活するための地域に密着した介護サービスとなっています。 また、議案第15号の基準省令、指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準については、要支援認定を受けている方に対する介護予防サービスを提供するための基準となっています。 資料の2段目、サービス類型に掲げているものが、その事業の種類となります。例えばですが、左から3列目の地域密着型通所介護、これは町内に2か所ありまして、通常の通所介護より小規模であり、定員も19人以下により、手厚い介護を提供する事業となっています。 改正項目としましては、その下方、地域と連携した災害への対応の強化、認知症介護基礎研修の受講の義務づけがあります。 議案資料の62ページ、新旧対照表をご覧ください。議案資料の62ページ、第59条の13第3項が、この認知症介護基礎研修の受講の義務づけに対応する項目となっております。同じような形で、議案第15号につきましても、指定地域密着型介護予防サービス基準の改正を行っております。 議案資料の30ページをご覧ください。資料下段の改正項目、全サービス共通につきましては、さきに議案第12号、議案第13号でご説明申し上げましたことと同様であります。 感染症対策の強化や業務継続に向けた取組の強化など、新型コロナウイルス感染症対策の対応が盛り込まれています。ハラスメント対策の強化などが現状に照らしての改正項目が盛り込まれていることも同様であります。 以上、簡単にご説明申し上げましたが、ご審議いただき、ご承認賜りますよう、よろしくお願いします。 ○議長(多田正成) 各案についても、本日は提案理由の説明のみにとどめます。 ここで、2時40分まで休憩とします。     (休憩 午後2時26分)     (再開 午後2時40分) ○議長(多田正成) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開します。 次に、日程第20 議案第16号 与謝野町国民健康保険条例の一部改正についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、議案第16号 与謝野町国民健康保険条例の一部改正について、提案理由のご説明を申し上げます。 新型コロナウイルス感染症に感染した被保険者等に係る傷病手当金につきましては、被用者である国保被保険者が新型コロナウイルス感染症に感染した場合に、休みやすい環境を整備する必要があることから、令和2年5月に国保条例を一部改正し、関連規定を整備したところであります。 この際、新型コロナウイルス感染症の法的位置づけは、指定感染症でありましたが、その後の全国的な感染拡大の影響により、指定感染症の指定期限以降も継続した対策を講じる必要があることから、令和3年2月13日に新型インフルエンザ等対策特別措置法の一部を改正する法律が施行され、その法的位置づけが指定感染症から新型インフルエンザ等感染症に変更されることとなりました。 今回の条例改正は、当該法律の一部改正に伴い、所要の改正を行うというものであります。 簡単にご説明をいたしましたが、ご審議をいただき、ご承認賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(多田正成) 本案についても、本日は提案理由の説明のみにとどめます。 次に、日程第21 議案第17号 与謝野町国民健康保険税条例の一部改正についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、議案第17号 与謝野町国民健康保険税条例の一部改正について、提案理由のご説明を申し上げます。 この条例改正は、京都府から示された国民健康保険事業費納付金のほか、国民健康保険特別会計事業勘定の歳入歳出状況を鑑み、国民健康保険税率の改正を行う必要があることから、所要の改正を行うものであります。 詳細につきましては、平野保健課長から説明をいたしますので、よろしくご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(多田正成) 平野保健課長。 ◎保健課長(平野公規) それでは、議案第17号 与謝野町国民健康税条例の一部を改正する条例につきまして、改正内容のご説明を申し上げます。 今回の改正は、京都府から示されました国民健康保険事業費納付金及び標準保険税率のほか、本町の国民健康保険事業勘定の歳入歳出の状況を勘案し、令和3年度の本町の国民健康保険税率の改正を行う必要があることから、所要の改正を行うものでございます。 国民健康保険制度につきましては、平成30年度より国保の運営は都道府県単位で運営するというふうなこととなりまして、都道府県と各市町村が共同して運営を行うというふうなことになってございます。 制度改正後におきましても、国民健康保険税の賦課につきましては、これまでと同様に市町村が決定するというふうなことになっておりますが、京都府が各市町村ごとの国民健康保険事業費納付金や国保運営に当たって必要な経費を賄うための標準保険税率を示すことといたしており、これを参考に各市町村では、必要な国民健康保険税を算定するとともに、税率を決定するというふうなことになるということでございます。 先般、京都府より令和3年度の各市町村ごとの国民健康保険事業費納付金、標準保険料率が示されましたが、国民健康保険事業費納付金につきましては、与謝野町では一人当たり10万9,864円で令和2年度より6,198円の減、率に換算いたしまして5.35%の減となってございます。この減額要因といたしましては、京都府全体での医療給付費の減少が主なものというふうなことでございます。 標準保険料率に関しましては、令和2年度との比較では医療給付費分では税率は減少、後期高齢者支援金分については上昇、介護保険分については、やや上昇するということとなっております。 以上のことを踏まえ、税率改正について検討いたしました結果、標準保険料率を基本とし、一つ目には令和3年度施行の税制改正の影響を考慮したこと。 二つ目には、新型コロナウイルス感染症の影響による所得の減少を考慮し、財政調整基金から繰入れで調整をすることとしたこと。 三つ目には、標準保険料率を参考に医療分、後期高齢者支援分、介護納付金分のバランスを調整するとしたことによりまして、令和3年度の税率を決定いたしたというところでございます。 議案資料の125ページの議案第17号、議案資料No.2の与謝野町国保税条例改正内容の資料をご覧ください。 具体的な改正の内容についてご説明をさせていただきます。まずは、基礎課税分、医療分では税率を引き下げることとし、第3条に規定する所得割につきましては5.6%を4.9%とし、0.7%の引下げ、第4条に規定する資産割につきましては32.2%を29%とし、3.2%の引下げ、第5条に規定する均等割につきましては2万3,600円を2万1,000円とし、2,600円の引下げ、第5条の2に規定する平等割につきましては1万7,600円を1万5,600円とし、2,000円の引下げといたしております。 次に、後期高齢者支援金等課税額では、税率をやや引き上げることとし、第6条に規定する所得割につきましては、据置き。 第7条に規定する資産割につきましては10.9%を12.7%とし、1.8%の引上げ、第7条の2に規定する均等割につきましては8,300円を9,500円とし、1,200円の引上げ、第7条の3に規定する平等割につきましては6,400円を6,900円とし、500円の引上げといたしております。 なお、介護納付金分は据置きといたしております。 次に、議案資料の126ページの課税額の改正に伴う、国保税軽減額の変更の資料をご覧ください。 第21条以降は、低所得者に対する軽減措置に係る事項でございまして、税率の変更に連動する形で軽減税率を改正をすることといたしております。今回の改正では、後期高齢者支援金等課税分の税率については引上げをお願いするものの、基礎課税分でございます医療分と後期高齢者支援金等課税額との合算では、課税額は引下げとなってくるということでございまして、一人当たりの調定見込額は試算ベースで7,912円の減少見込みといたしております。 以上、簡単にご説明申し上げましたが、ご審議いただき、ご承認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
    ○議長(多田正成) 本案についても、本日は提案理由の説明のみにとどめます。 次に、日程第22 議案第18号 与謝野町給水条例の一部改正についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、議案第18号 与謝野町給水条例の一部改正について、提案理由のご説明を申し上げます。 水道加入負担金は、水道の新設や量水器の増口径の申請の際に申請者から頂いているものであり、近隣の事業者と比較をし、低額となっている現状について、本町上下水道審議会から12月24日に頂きました答申において、近隣事業者と同水準に改めるよう求められていることから、所要の改正を行うものでございます。 詳細につきましては、山添上下水道課長から説明をいたしますので、ご審議をいただき、ご承認賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(多田正成) 山添上下水道課長。 ◎上下水道課長(山添雅男) それでは、議案第18号 与謝野町給水条例の一部改正について、詳細をご説明申し上げます。 今回の改正は、昨年7月9日に本町上下水道審議会に諮問した、与謝野町水道料金、下水道使用料及び農業集落排水施設使用料の改定についてに対する昨年12月24日の答申で、近隣事業者と比べて低額となっている水道加入金について、近隣事業者と同水準とするよう見直しを求められたことから、所要の改正を行うものでございます。 議案資料128ページに、京都府北部地域の水道事業者の加入負担金の状況をまとめておりますので、ご覧ください。 北部の水道事業者の中でも、綾部市、福知山市の加入負担金が他の水道事業者と比べて高額なことから、今回の見直しに当たっては宮津市、舞鶴市、京丹後市の加入負担金の平均額を参考に調整をいたしております。具体的には13ミリ、20ミリ、25ミリについては、平均額の端数を切り上げて1,000円単位としております。 40ミリ、50ミリ、75ミリにつきましては、3市の中でも宮津市の加入負担金が高額なため、舞鶴市、京丹後市と同水準となるよう調整しております。具体的には40ミリで、平均額が40万6,000円のところを40万円。50ミリで、平均額が72万2,000円を60万円。75ミリで、平均額が180万2,000円を150万円としております。 これは、答申において、近隣の事業者と同水準とされていることから、調整を行ったものでございます。 以上、簡単に申し上げましたが、ご審議の上、ご承認いただきますよう、お願い申し上げます。 ○議長(多田正成) 本案についても、本日は提案理由の説明のみにとどめます。 議案第19号から議案第22号までは質疑を行っていただきます。 次に、日程第23 議案第19号 天の橋立岩滝温泉スタンド条例の廃止についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) 議案第19号 天の橋立岩滝温泉スタンド条例の廃止について、提案理由のご説明を申し上げます。 本施設は、温泉による町民の健康増進及び回復を図る施設として、平成5年2月に整備され、27年間にわたり地域の皆様方にご利用いただいてまいりましたが、昨年11月の老朽化による故障に伴い、現在、完全停止としているところであります。 近年のスタンド利用は、少数の方に限られており、設備の修繕費用も多額になることを見込んでおり、使用を再開せず施設を閉鎖することとし、条例を廃止するというものであります。 ご審議をいただき、ご承認賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(多田正成) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 12番、渡邉議員。 ◆12番(渡邉貫治) それでは、一つお聞きしておきたいと思います。 今回、天の橋立岩滝温泉スタンド条例が廃止されるという形で出てきております。廃止された後の敷地の部分は駐車場と、それからスタンドが四つあります。この部分をどういうふうに使われるか、ちょっとお聞きしておきたいと思いますが。 ○議長(多田正成) 谷口観光交流課長。 ◎観光交流課長(谷口義明) 廃止した後、財政事情が許せば解体して駐車場ということにしたいんですけれども、今の現状では閉鎖して、危なくないように、近寄らないようにする処置をして、今現在の駐車場については思いやり駐車場というか、足腰の悪い方が近くに止めれるようなことで、今もなんですけれども、そういう呼びかけをして、健常者の方は道路の反対側に止めていただくようにして、近くには、そういう思いやり駐車場として駐車できるように、方向は持っていくということでさせていただいております。 ○議長(多田正成) 渡邉議員。 ◆12番(渡邉貫治) 続きまして、もう1点お聞きしたいと思います。その部分は、一応廃止されるということで、あのもんなんですが、横に大きなタンクの貯水があります。若干漏れてはおりますが、熱い湯が漏れております。私は、そのような漏れたり、いろんな形での湯を少し足湯に使っていただけたら、より町民が喜ぶんじゃないかと思っておるわけですが、そのあたりの考え方はどのように考えておられますか、少しお聞きしておきたいと思います。 ○議長(多田正成) 谷口観光交流課長。 ◎観光交流課長(谷口義明) 現在のところ、足湯として活用するところまでは考えておりません。 まずは立派な施設の、施設内のお客様を増やしていくということを、まずは第一に持っていきたいと思ってます。 ○議長(多田正成) 渡邉議員。 ◆12番(渡邉貫治) 施設のお客様も足湯のお客様も、皆お客様でございまして、一番お金がかからないやり方かも分かりませんですが、一番最初時分には、玄関先にお湯が流れて、そして、放流もされていたような設備もあります。そこから少し引いてきますと簡単にできるわけでございますが、そのあたりも考えまして、どのように思われるか、もう一度聞いておきたいと思います。 ○議長(多田正成) 谷口観光交流課長。 ◎観光交流課長(谷口義明) 議員さんの一つの考え方というふうには思います。 ただ、今、改修を、施設をしたばかりですので、新たに、そこに足湯の改修というところまでは、まだ手に届かないと、まずはさきの改修で、まだ十分にできていないと、機械設備のポンプとか、その辺の改修のほうを、まずは先にやっていきたいというふうに考えております。 ○議長(多田正成) 渡邉議員。 ◆12番(渡邉貫治) 機械設備も大事であります。私の足湯を言ってるのは、新しい機械設備でためていただくのではなく、放流のお湯でもいいと思っているわけでございます。そうしますと、金額的には大いに違ってくる積算関係が上がってくると思います。町民のためにも再度考えていただきたいと思うわけでございますが、もう考える余地はないのでしょうか。 ○議長(多田正成) 谷口観光交流課長。 ◎観光交流課長(谷口義明) 考える余地がないと言われたら、考えていくこともできますけれども、まずは、今ある施設をどのように活用、お客様に喜んでいただけるような施設にしていきたいと。今言う、渡邉議員さん言われるように、足湯をされたら喜ばれるんだろうという考え方もありますし、そこは今後、すぐには考えてはいけれないと思うんですけれども、一つのアドバイスというか、いうところでお聞きしたということで止めさせていただきたいと思います。 ○議長(多田正成) 渡邉議員。 ◆12番(渡邉貫治) この岩滝温泉スタンドにつきましては、大変重要なものがありまして、これはコロナ対策としても非常に重き部分があると私は思っております。 ここの部分につきましては、コロナ対策の住民に対する健康の、いろんな形での考え方として十分に考える余地があると私は思っておりますが、また、ゆっくりご相談願っていただけたら結構です。はい、終わります。 ○議長(多田正成) ほかに質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより議案第19号を採決します。 本案については、原案のとおり決することに賛成議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(多田正成) 起立全員であります。 よって、議案第19号 天の橋立岩滝温泉スタンド条例の廃止については、原案のとおり可決することに決定しました。 次に、日程第24 議案第20号 宮津市、伊根町及び与謝野町障害者介護給付費等支給認定審査会共同設置規約の変更についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、議案第20号 宮津市、伊根町及び与謝野町障害者介護給付費等支給認定審査会共同設置規約の変更について、提案理由のご説明を申し上げます。 令和3年4月1日から、宮津市、伊根町及び与謝野町障害者介護給付費等支給認定審査会の事務局の担当市町を変更することに伴い、規約の一部を変更することについて、地方自治法第252条の7第3項において準用する同法第252条の2第3項の規定により議会の議決を求めるものであります。 なお、事務局の任期につきましては、審査会設置時の申合せにより宮津市と与謝野町の2年ごとの持ち回りとしております。 ご審議の上、ご承認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(多田正成) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより議案第20号を採決します。 本案については、原案のとおり決することに賛成議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(多田正成) 起立全員であります。 よって、議案第20号 宮津市、伊根町及び与謝野町障害者介護給付費等支給認定審査会共同設置規約の変更については、原案のとおり可決することに決定しました。 次に、日程第25 議案第21号 財産の無償譲渡についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) 議案第21号 財産の無償譲渡について、提案理由のご説明を申し上げます。 該当の施設は、昭和47年に与謝診療所として建築され、その後、与謝学童保育所として令和元年度まで活用しておりましたが、加悦地域の学校再編に伴い閉所することとなりましたので、本年度中に解体撤去することといたしておりました。 しかし、先般、滝区との協議の中で区の施設として有効活用したい旨の要望を頂きましたので、無償譲渡することとしたものであります。なお、用地については借地でありますので、所有者と滝区との賃貸者契約にて継続されることとなっております。 ご審議をいただき、ご承認賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(多田正成) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより議案第21号を採決します。 本案については、原案のとおり決することに賛成議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(多田正成) 起立全員であります。 よって、議案第21号 財産の無償譲渡については、原案のとおり可決することに決定しました。 次に、日程第26 議案第22号 町道路線の認定についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、議案第22号 町道路線の認定について、提案理由のご説明を申し上げます。 当該路線については、本町の町道認定基準に基づき、民間の宅地造成業者が施行した路線であり、今回、道路法第8条第1項の規定に基づき路線認定するものでございます。 詳細につきましては、吉田建設課長から説明をいたしますので、ご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(多田正成) 吉田建設課長。 ◎建設課長(吉田達雄) それでは、議案第22号 町道路線の認定について、詳細をご説明申し上げます。 議案資料の最後のページに図面をおつけしておりますのでお開きください。 当該路線は、岩屋地内の野田川福祉の里入り口の西側に位置し、平成10年3月に民間の宅地造成業者が分譲宅地造成に伴い、進入路として整備されたものでございます。 本件については、以前にも町道認定の申出がありましたが、そのときには通り抜けができないこと、さらに回転場もないことから認定基準に合致せず、お断りをした経過がございます。 しかし、このたび町道岩屋大門線の整備が完了したことで、通り抜けができるようになり、認定基準を満たすこととなりました。 路線の起点は町道岩屋川線、終点は町道岩屋大門線とする、延長55.1メートルの道路で、分譲区画は6区画、道路幅員が5.4メートルで、両側には幅員に含まれる形で幅30センチの側溝が設けられており、これら全てが町道認定基準に合致しますので、道路法第8条第1項の規定に基づき、町道庄内2号線として路線認定を行うものでございます。 以上、ご説明申し上げましたが、ご審議いただき、ご承認賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(多田正成) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより議案第22号を採決します。 本案については、原案のとおり決することに賛成議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(多田正成) 起立全員であります。 よって、議案第22号 町道路線の認定については、原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に、日程第27 議案第23号 令和2年度与謝野町一般会計補正予算(第8号)から日程第32 議案第28号 令和2年度与謝野町水道事業会計補正予算(第4号)の以上6件を議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、議案第23号 令和2年度与謝野町一般会計補正予算(第8号)について、ご説明を申し上げます。 今回の補正は4億4,256万3,000円を減額し、総額を154億6,100万7,000円とするものであります。 なお、この後、和田副町長から補正予算の概要について、説明をいただきますので、ご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(多田正成) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) それでは、私のほうから令和2年度与謝野町一般会計補正予算(第8号)につきまして、主なものの説明をさせていただきます。 まずは、全科目にわたる共通点でございますけども、今年度の事業実績の見込める事務事業につきましては、不用となります経費を可能な限り減額し、調整をさせていただいております。また、人件費につきましても、支出見込みに応じて追加、あるいは減額をいたしております。 それではまず、歳出からご説明を申し上げます。 40、41ページをお開きいただきたいと思います。第3款民生費、第1項社会福祉費、第2目障害福祉費、障害者生活支援事業では、実績見込みから第19節扶助費、障害児通所・相談支援給付費を560万円追加するなど、総額で787万5,000円を追加をいたしております。 次のページの第3目高齢者福祉費、介護保険特別会計繰出金では、介護給付費の増等に伴い、総額で402万4,000円を追加いたしております。 次に、46、47ページをお開きください。第2項児童福祉費、第2目児童福祉施設費では、認定こども園施設整備事業を総額で2億7,473万8,000円減額をいたしております。認定こども園新設工事につきましては、今年度執行分を精査し減額するものであり、旧桑飼小学校解体撤去工事については、前払金分である8,800万円を12月補正予算でお認めをいただきましたが、当初の見込みよりも工事着手時期が遅れ、令和2年度の支出見込みが発生しないことから減額をするものでございます。 したがいまして、これらを令和2年度分の精査により、既に設定をいたしております、債務負担行為額の範囲において、令和3年度当初予算に計上することといたしまして、整備をしております。 次に、50、51ページをお開きください。第4款衛生費、第1項保健衛生費、第2目予防費、予防接種事業では、新型コロナウイルスワクチンの集団接種で要する衛生物品、救急用品を60万円追加しております。なお、この経費につきましては、新型コロナウイルスワクチン接種確保事業費補助金を充当することといたしております。 次のページの第2項清掃費、第2目塵芥処理費、廃棄物処理施設管理運営事業では、岩滝最終処分場の汚泥脱水機の故障に伴い、修繕料を830万円追加をいたしております。 次に、62、63ページをお開きください。第8款土木費、第2項道路橋りょう費、第2目道路維持費、除雪対策事業では、1月中旬から3月までの除雪経費を見込み、第12節委託料、除雪委託料を2,150万3,000円追加をいたしております。 64、65ページの第5項都市計画費、第2目公共下水道費、下水道特別会計繰出金は、宮津湾流域下水道排水負担金の実績見込み等により、第27節繰出金を3,760万円減額をいたしております。 66、67ページの第9款消防費、第1項消防費、第5目災害対策費、新型コロナウイルス対策事業では、総額で1,851万3,000円を追加いたしております。 お手元にお配りをいたしております、議案資料の令和3年度当初予算関連資料、新型コロナウイルス感染症対策事業分により、感染症対策のみに係る事業について一括してご説明を申し上げます。 資料の1ページをめくっていただき、上段のスライド番号4番でございます。 新型コロナウイルスに限っての資料を付けさせていただいていると思いますけども、その資料に基づき説明をさせていただきます。 ○議長(多田正成) 暫時休憩します。     (休憩 午後3時17分)     (再開 午後3時20分) ○議長(多田正成) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開します。 ◎副町長(和田茂) 大変失礼をいたしました。 資料を確認をいただきたいと思います。 令和3年度の当初予算関連資料の新型コロナウイルス感染症対策事業分により、この感染症対策のみに係る事業についてご説明を申し上げます。 まず、資料1ページをめくっていただき、上段のスライド番号4番でございます。新型コロナウイルス感染症対策につきましては、引き続き対策を講じる必要があるものについては、今回の補正に計上した上で繰り越すこととし、4月以降に実施するものについては、令和3年度当初予算に計上することとしており、感染症対策に切れ目なく対応するための予算編成といたしております。 新型コロナウイルス感染症対策に係る事業費の総額は、3月補正と令和3年度当初予算と合わせて2億7,143万円を計上しており、そのうち今回の3月補正では3,919万円を計上いたしております。 予算書のほうに戻っていただきまして、66、67ページの新型コロナウイルス対策事業の金額と一致をいたしませんが、これは予算書の事業費には特別定額給付金事業の減額分も含んでいる一方で、議案資料には、学校教育支援など、教育費に計上しているものも含んでいることから、その差額が生じておりますので、その点につきましてはご理解をいただきたいというふうに思います。 戻りまして、資料のスライド番号6番をお開きください。1の感染拡大防止対策として、庁舎社会教育施設、教育支援センター等に常備する消毒液、マスク等の衛生用品や空気清浄機等の備品購入に790万円。こども園、保育所で、緊急連絡が必要となった際の電話回線の増設経費に401万6,000円を追加するなど、総額で1,373万6,000円を追加をいたしております。 次に、スライド8番をお開きください。2の住民生活維持支援では、ひとり親家庭支援として、新たにひとり親家庭となられた世帯に給付金5万円を支給するため、40万円を追加するほか、チャイルドシート購入費補助金を実績見込みにより49万円減額をするものでございます。 スライド番号9番、学校再開支援では総額で1,188万3,000円追加をいたしております。小中学校の衛生用品の購入費に1,040万7,000円、小中学校の緊急連絡用電話回線増設経費として281万6,000円を追加するほか、修学旅行キャンセル料補助金を実績に基づき、小中学校合わせて134万円を減額するものでございます。 なお、小中学校の新型コロナウイルス感染症対策経費については、国の学校保険特別対策事業費補助金を対象事業費の2分の1、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を2分の1充当することといたしております。 スライド10、11番4福祉医療サービス維持支援では、障害児通所相談支援給付費を実績見込みにより75万円減額する一方、PCR検査キット購入費補助金を1,400万円追加いたしております。これは、介護事業所等で職員の関係者が濃厚接触者となった場合等、職員の感染の疑いを確認するためにPCR検査キットを購入される経費の一部を補助するものでございます。 次のスライド12番5の事業継続支援では、総額3,023万6,000円を追加いたしております。1月14日から2月28日までの緊急事態宣言発出に伴う緊急事態措置協力金については、7号補正で専決処分とさせていただきましたが、国の緊急事態措置協力金制度の対象外となる事業者の方に対し、給付金を支給することとし、休業要請対象事業者支援給付金300万円追加する一方、昨年4月の緊急事態宣言発出に伴う休業要請対象者支援給付金は、実績に応じ660万円を減額をいたしております。また、建設業者等の公共工事受注機会増大を目的に、経済対策として自治区要望事業や防犯灯LED化、町営住宅修繕等による修繕料、その他委託料、工事請負費を3,000万円追加をいたしております。 次のスライド13番では、公共交通事業所支援として、京都丹後鉄道及び丹後海陸交通に対する鉄道バスの運行支援補助金に総額963万6,000円を追加いたしております。 次のスライド14番、6の新しい生活様式対応のICT環境構築支援では、視聴覚障害者情報通信機器導入支援に係る委託料及び補助金の実績見込みにより238万3,000円を減額いたしますが、令和3年度当初予算で引き続き支援することといたしております。 また、スライド16番の事業者支援では、WITH・AFTERコロナ対策チャレンジ支援事業補助金を追加をいたしております。こちらも令和3年度に支援することといたしておりますが、3月補正では、先行型として500万円を計上いたしております。これは、WITH・AFTERコロナを見据えて、令和3年度末までの事業計画を策定された事業所に対し、事業計画に基づく設備投資等を支援するものでございます。 次の地域内循環型経済構築支援宿泊研修事業助成、また、次のスライド17番の移住生活基盤づくりにつきましては、実績見込みにより、それぞれ減額するものでございます。 以上が、新型コロナウイルス対策事業の説明とさせていただきます。 補正予算書のほうにお戻りをいただきまして、74、75ページをお開きいただきたいというふうに思います。 第10款教育費、第3項中学校費、第1目学校管理費、中学校施設整備事業では、江陽中学校トイレ改修の実績に伴い、第12節委託料及び第14節工事請負費を総額で2,294万7,000円減額をいたしております。 次のページにかけての中学校組合負担金は2,635万円を追加いたしております。これは、当初予算に計上する負担金に含める予定でありましたが、橋立中学校のトイレ改修経費が国の補正予算の防災・減災、国土強靱化推進対策費において、前倒しで採択されることとなりましたので、3月補正予算に計上するものでございます。トイレ改修に伴う総事業費は、総額で7,605万2,000円であり、国庫補助金を除いた与謝野町の負担分は2,813万7,000円でありますが、学校管理経費等の減額もあり、今回の補正では2,635万円の追加とさせていただいております。 次に、80、81ページをお開きください。第6項保健体育費、第3目学校給食費、給食センター管理運営事業では、野菜等の高騰などにより、第10節需用費、賄材料費を224万円追加するほか、総額で295万円を追加をいたしております。 次の82、83ページの第14款予備費は38万円を追加し、調整をいたしております。 以上が歳出でございます。 続きまして、歳入についてご説明を申し上げます。 16、17ページにお戻りをいただきたいというふうに思います。第1款町税は町民税、個人所得割の現年度課税分を収納見込みにより700万円追加するなど、追加、あるいは減額し、総額で530万円を追加をいたしております。 第13款使用料及び手数料、第1項使用料、第1目総務使用料、第2節企画情報使用料では、有線テレビインターネット使用料を500万円減額するなど、総額で515万5,000円を減額いたしております。 令和3年4月末のインターネット事業終了のお知らせを加入者の皆様に、ご案内をいたしているところであり、収入見込みから大きく減額をするものでございます。 第14款国庫支出金、第2項国庫補助金、第1目総務費国庫補助金では、特別定額給付金事務費補助金を実績に応じて1,557万3,000円減額する一方で、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を2,671万4,000円追加するなど、総額で679万1,000円を追加をいたしております。 第3目衛生費国庫補助金では、歳出でご説明を申し上げました、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費補助金を60万円追加をいたしております。 第9目教育費国庫補助金では、歳出でもご説明を申し上げましたとおり、学校保健特別対策事業費補助金を320万円追加する一方で、江陽中学校トイレ改修事業の実績に伴い、公立学校施設整備補助金を877万7,000円減額するなど、総額で781万5,000円減額をいたしております。 20、21ページをお開きください。第17款寄附金、第1目一般寄附金では、国際ソロプチミスト宮津様から、コロナ対策にご活用いただきたいと5万円を寄附をいただいたほか、総額で15万円追加いたしております。 また、第9目教育費寄附金、中学校教育寄附金は、加悦谷ショッピングプラザウイル様が実施をされました与謝野中学校応援クラブにより頂きました寄附金を18万1,000円追加をいたしております。 次の22、23ページにかけて第18款繰入金、第1項基金繰入金は財政調整基金を1億5,400万円減額し、調整をするほか、その他基金につきましても事業実績により繰入額を調整するなど、総額で1億9,174万6,000円を減額いたしております。 また、第21款町債では、減収補てん債を3,950万円追加をいたしております。新型コロナウイルス感染症の影響による消費の落ち込みに伴い、全国的に地方消費税において大きな減収が生じることが懸念されることから、先般、国において地方消費税についても特例的に減収補填制度の対象とされました。当町でも地方消費税、町たばこ税で大幅な減収が見込まれることから、減収補てん債を追加をするものでございます。 その他の起債におきましては、各事業の事業実績、各種補助金の交付見込みから発行額を調整し、総額で2億2,250万円減額をいたしております。 なお、11ページの第3表地方債補正には同額を計上し、追加及び変更いたしております。 次に、10ページには、第2表繰越明許費を計上いたしております。年度内に完了できない可能性のある事業及び国の補正予算対応による事業等を新たに追加するほか、新型コロナウイルス対策事業を増額変更し、計上いたしております。 なお、新型コロナウイルス感染症の影響により、今後、物品の調達に遅れが生じる可能性もあることから、3月末日の専決処分で繰越明許費の追加、あるいは変更が必要となる場合があるほか、特別交付税や京都地域連携交付金等の交付決定により、予算が変動することが想定をされますが、例年と同様に専決処分による処理をいたしたいと考えておりますので、その点もご理解をお願いいたします。 以上が、令和2年度与謝野町一般会計補正予算(第8号)の概要でございます。 ご審議の上、ご承認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(多田正成) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、引き続きまして、議案第24号の令和2年度与謝野町下水道特別会計補正予算(第4号)について、提案理由のご説明を申し上げます。 今回の補正は4,884万円を減額し、総額を16億6,927万5,000円とするものであります。 まずは、歳出から主なものについて、ご説明を申し上げます。 13、14ページをお開き願います。第2款維持管理費、第1目維持管理費は公共、特環ともに宮津湾流域下水道排水負担金を精算見込みによる増減や消費税の精算による減額により、総額で3,089万2,000円を減額しております。大きく減額となりました要因は、宮津湾流域下水道排水負担金において、前年度負担金の余剰分が約3,500万円あり、その精算により今年度負担金が大きく減額となったものであります。 第3款事業費、第1目公共下水道建設事業費、第2目流域下水道事業費ともに今年度事業実績見込みによる減額で総額1,778万2,000円を減額しております。 次のページ、第5款予備費は16万6,000円を減額し、調整をいたしております。 以上が、歳出でございます。 続きまして、歳入について、ご説明を申し上げます。 11、12ページをお開き願います。第1款分担金及び負担金、第1項分担金は、収入見込みにより特環分を107万円増額するほか、第2款使用料及び手数料については、収入見込みにより下水道使用料を公共、特環合わせて総額450万円を追加しております。 第5款繰入金は、一般会計繰入金を公共、特環、総額で3,760万円を減額しております。 第8款町債は、事業実績見込みにより総額で1,700万円減額をしております。なお、6ページに第2表地方債補正を計上し、同額を変更しております。 以上が、令和2年度与謝野町下水道特別会計補正予算(第4号)の概要であります。 ご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 続きまして、議案第25号の令和2年度与謝野町介護保険特別会計補正予算(第3号)について、提案理由のご説明を申し上げます。 今回の補正は、事業勘定では2,610万円を追加し、総額を28億9,728万5,000円とするものであります。また、サービス事業勘定は20万円を追加し、総額を1,022万7,000円とするものであります。 それでは、事業勘定の歳出から主なものについて、ご説明を申し上げます。 14、15ページをお開き願います。第2款保険給付費は、施設介護サービス給付費を2,139万7,000円追加をするほか、それぞれの給付費において、今後の給付見込みにより追加、あるいは減額し、保険給付費総額で3,108万4,000円を追加しております。 18、19ページから次のページにかけての第3款地域支援事業費についても、それぞれ事業実績見込みにより追加、あるいは減額し、地域支援事業費総額で249万3,000円を追加しております。 第5款基金積立金は、600万円を減額しております。令和元年度決算の余剰金により600万円基金に積み立てることにしておりましたが、国府の交付金等も今年度交付額の確定があったことから、今回、補正予算で計上する保険給付費の交付金分が翌年度精算となることもあり、基金積立金を減額するものであります。 第8款予備費は49万6,000円を減額し、調整をいたしております。 以上が、歳出であります。 続きまして、歳入についてご説明を申し上げます。 10、11ページをお開き願います。第1款保険料、第1項介護保険料、第1号被保険者保険料を普通徴収、特別徴収ともに収入見込みにより追加、あるいは減額し、総額69万4,000円を追加しております。 第3款国庫支出金、第2項国庫補助金、第6項保険者機能強化推進交付金、第7項介護保険者努力支援交付金は、市町村が実施をする高齢者の自立支援、重度化防止等の取組の達成状況に応じ交付をされる財政的インセンティブとして交付されるもので、交付決定によりそれぞれ追加をいたしております。また、第8項介護保険災害等臨時特例補助金は、新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した被保険者の方への減免措置に対する補助金で、対象者が当初見込みから増える見通しであるため265万7,000円を追加しております。 その他の第3款国庫支出金、第4款支払基金交付金、第5款府支出金は、交付決定による増減のほか、各種事業の実績見込みによる交付見込額から、それぞれ追加、あるいは減額をしております。 次のページにかけての第7款繰入金、第1項一般会計繰入金は、保険給付や各種事業の実績見込みから、総額で402万4,000円を追加しております。 第1項基金繰入金、介護保険事業基金繰入金は、収支見込みにより100万円追加しております。 以上が、事業勘定であります。 次に、サービス事業勘定について、ご説明を申し上げます。 まず、歳出について、ご説明を申し上げます。 35、36ページをお開き願います。第1款総務費、第1項総務管理費では、職員人件費、時間外勤務手当を14万2,000円追加しております。 第2款事業費、第1項居宅サービス事業費は、居宅サービス計画作成委託料を4万円追加しております。 第4款予備費は1万8,000円を追加し、調整をいたしております。 次に、歳入についてご説明を申し上げます。 33、34ページをお開き願います。 第1款サービス収入、第1項介護保険給付費収入は、居宅サービス計画費収入を収入見込みから20万円を追加しております。 以上が、令和2年度与謝野町介護保険特別会計補正予算(第3号)の概要であります。 ご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 続きまして、議案第26号の令和2年度与謝野町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について、提案理由のご説明を申し上げます。 今回の補正は、事業勘定のみの補正で100万4,000円を減額し、総額を24億3,148万9,000円とするものであります。 まずは、歳出からご説明を申し上げます。 12、13ページをお開き願います。第1款総務費、第1項総務管理費、第1目一般管理費では、今年度収支見込みから財政調整基金積立金を800万円追加しております。令和2年度の国保事業会計の収入状況については、現在の見通しでは基金積立てが行える状況でございますが、今年度の本町の医療費の状況は、増加傾向で推移をしており、令和4年度以降の京都府への事業費納付金は、増額となることが見込まれますので、そのような際の激変緩和をするための財源に活用できればと考えております。 第2款保険給付費、第4項出産育児諸費及び第5項葬祭諸費につきましては、今後の支出見込みから、それぞれ減額し、保険給付費総額で457万3,000円を減額しております。 次に、第6款保険事業費、第1項保険事業費、第2目保健衛生普及費は国保被保険者のがん検診受診実績から、がん検診委託料を267万2,000円追加しております。 第3目短期入院総合機能検査諸費は、新型コロナウイルスの影響から、利用者が減少したことにより、人間ドック検査料を300万円減額をしております。 第14款予備費は410万3,000円を減額し、調整をしてございます。 以上が、歳出であります。 続きまして、歳入について、ご説明を申し上げます。 10、11ページをお開き願います。第5款国庫支出金、第2項国庫補助金、第4目災害等臨時特例補助金では、新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した、被保険者の方への減免措置に対する補助金で202万4,000円を追加しております。 第10款繰入金、第1項一般会計繰入金は、事業実績見込みから追加、あるいは減額し、総額で302万8,000円を減額しております。 以上が、令和2年度与謝野町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)の概要であります。 ご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 続きまして、議案第27号の令和2年度与謝野町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)について、提案理由のご説明を申し上げます。 今回の補正は30万円を追加し、総額を3億4,277万1,000円とするものであります。 まずは、歳出からご説明を申し上げます。 12、13ページをお開き願います。第3款諸支出金は、過年度分の保険料還付金を支出見込みから30万円追加しております。 以上が、歳出であります。 続きまして、歳入について、ご説明を申し上げます。 10、11ページをお開き願います。第5款諸収入、第2項償還金及び還付加算金、保険料還付金は、収入見込みから30万円を追加しております。 以上が、令和2年度与謝野町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)の概要であります。 ご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 続きまして、議案第28号の令和2年度与謝野町水道事業会計補正予算(第4号)について、提案理由のご説明を申し上げます。 今回の補正は、収益的収支並びに資本的支出の補正であります。 まずは収益的収入からご説明を申し上げます。 5、6ページをお開き願います。第1款水道事業収益、第1項営業収益、第1目給水収益、第1節水道料金は見込みを上回ったことにより、2,254万4,000円を追加いたしております。第2項営業外収益、第4目他会計補助金、第6節他会計補助金は、一般会計補助金を746万4,000円減額をいたしております。これは、例年であれば、2年に一度実施をしております男山第1水源の浚渫でありますが、堆積土砂が少なかったことから、本年度の実施を見送ったことによる一般会計負担分の減額でございます。 第5目長期前受金戻入、第8節その他資本剰余金長期前受金戻入は、収益化等の確定により、35万6,000円を追加しております。 次に、収益的支出でございます。 5ページから8ページをお開き願います。第1款水道事業費用、第1項営業費用の各科目で計上しております経費は、決算見込みによるもので、先ほどの一般会計補助金の減額でご説明をいたしました、男山第1水源の浚渫工事の実施を見送るなど、総額で1,881万9,000円を減額いたしております。 第2項営業外費用、第3目消費税、第5節消費税につきましても、決算見込みによるものでありまして、令和2年度分の消費税及び地方消費税納付額を448万7,000円を追加いたしております。 最後に、資本的支出について、ご説明を申し上げます。 7、8ページをお開き願います。第1項建設改良費の各科目で計上しております、建設改良事業は契約額の確定によるもので、総額で492万9,000円減額をいたしております。 以上が、令和2年度与謝野町水道事業会計補正予算(第4号)の概要であります。 よろしくご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(多田正成) 各案については、本日は提案理由の説明のみにとどめます。 ここで、4時5分まで休憩といたします。     (休憩 午後3時50分)     (再開 午後4時05分) ○議長(多田正成) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開します。 日程第33 議案第29号 令和3年度与謝野町一般会計予算から、日程第42 議案第38号 令和3年度与謝野町水道事業会計予算の以上10件を議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、議案第29号から議案第38号までの令和3年度与謝野町一般会計予算ほか八つの特別会計、水道事業会計予算について、一括してご説明を申し上げます。 議会開会の冒頭、私から令和3年度施政方針をご説明をさせていただいたとおりでありますので、それに基づく形で予算編成を行ったところであります。 令和2年度は、新型コロナウイルス感染症対策に注力した年度でありましたが、令和3年度も引き続き新型コロナウイルス感染症対策を最優先に取り組み、さらにポストコロナを見据えて、第2次総合計画に掲げる施策を推進する一方で、第3次行政改革大綱の基本方針に基づき、既存事業の見直し、投資的経費や大規模修繕の取捨選択を行うとともに、新型コロナウイルス感染症を踏まえた新たな生活様式や、住民ニーズへの対応を進めるべく予算編成方針を策定いたしました。また、査定段階におきましても、様々な分野において、与謝野町独自の支援策が打ち出せないかを模索し、時には全職員に事業提案を求めるほか、関係各課と議論を重ね、限られた財源の中でも、新たにきめ細やかな支援策を盛り込み、できたものと考えております。 それでは、令和3年度各会計予算の総額でありますが、別添の記者発表資料によりご説明を申し上げたいと存じます。 まずは、1ページ目をご覧おきいただきたいと思います。令和3年度は、希望の予算を実現すると題し、誰もが希望を持ち、誰にでも優しく、ポストコロナを見据えてポジティブに変化する町となるよう、まちづくりを進めてまいります。 一般会計予算の総額は121億1,000万円としております。令和2年度当初予算額と比較をし6億9,400万円の増、率にいたしまして6.1%増となっております。令和3年度につきましては、新型コロナウイルス対策関連事業及び国土強靱化関連事業を切れ目なく進めるため、3月補正予算と一体型の13か月予算として編成をいたしました。 次に、2ページ目をご覧おきいただきたいと存じます。令和3年度当初予算は、私の五つの基本政策と第2次総合計画の推進とし、八つの事項を重点的に取り組むこととしております。 一つ目には、「新型コロナウイルス感染症の拡大を防止する」を掲げ、新たな施策を盛り込んだ上で、感染拡大の防止や新型コロナウイルスワクチン接種を安全かつ円滑に実施することといたしております。 二つ目には、「社会的に立場の弱い人たちに寄り添う」を掲げ、視聴覚障害者の方々への情報通信機器導入支援、ひきこもり等の方々の居場所づくりやひとり親家庭への支援など、社会的に弱い立場の方々に寄り添うきめ細やかな施策を着実に進めることといたしております。 3点目には、「子どもたちの夢と希望を応援する」を掲げ、本年度実施をいたしました、子供の好奇心を育むプロジェクトに加え、小中高生夢応援プロジェクトを実施するほか、妊娠期から青年期に至るまで子育てに関する様々な悩みや不安を払拭し、安心して与謝野町で子供を産み育てることができる環境を確立をいたします。 四つ目には、「コロナ禍の暮らしと地域経済を支える」とし、住民生活支援商品券事業、公共事業受注機会増大による経済対策、町内事業者の皆様方への支援策を盛り込むなど、住民の暮らしと経済を引き続き支えていきたいと考えております。 五つ目には、「POSTコロナに向けて屋外空間を整備する」を掲げ、阿蘇シーサイドパーク、森林公園などを、町内の魅力的な屋外空間となるよう整備し、にぎわいを創出するとともに、子供たちからお年寄りまで、住民の皆様方が集う場となるよう、屋外空間の活用についても取り組んでまいります。 六つ目には、「交流人口・関係人口を創出する」を掲げ、織・染技術革新コンソーシアムを立ち上げるなど、基幹産業の振興と移住・定住施策を連携させ、従来の移住・定住施策をより深化させるとともに、リニューアルをいたしました、かや山の家、旧加悦町役場庁舎などの観光施設、地域資源を活用し、与謝野ファンの創出を推進することといたしております。 七つ目には、「未来の子どもたちに引き継ぐ自然環境を守る」を掲げ、令和2年3月末に改定予定の与謝野町地球温暖化対策実行計画に基づき、産・官・学・民で連携し、2050年までに二酸化炭素排出量ゼロの目標に向けて、様々な取組を展開してまいります。 八つ目には、「誰もが安心して暮らせるまちへ防災体制の強靱化」を掲げ、農業用ため池の廃池、河川改修工事の実施等により、安心・安全で災害に強いまちづくりを推進をいたします。 次に、17ページをお開き願いたいと存じます。 八つの特別会計と水道事業会計の収益的支出、資本的支出を合わせた全ての会計総額は209億184万円で、令和2年度当初予算額と比較をいたしまして9億9,113万円の増となり、率にして5.0%の増となっております。 なお、令和3年度当初予算の各会計の中身につきましては、この後、和田副町長から主だった特徴的なものに絞って、ご説明をさせていただきたいと存じますので、よろしくご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(多田正成) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) それでは、私のほうから令和3年度当初予算につきまして、ご説明をさせていただきます。 お手元の当初予算書に従いまして、特徴的なものに絞ってご説明をさせていただきます。まず、予算書の1ページ、一般会計予算の総額ですが、第1条に掲げておりますように121億1,000万円、前年度予算と比較し6.1%増、6億9,400万円の増額となっております。 続きまして、予算書の一般会計の歳入からご説明を申し上げます。 12、13ページをお開き願います。第1款町税でございますが、第1項町民税から第4項町たばこ税まで、総額18億1,106万8,000円を計上いたしております。 前年度予算と比較いたしまして4,407万3,000円の減収で予算計上いたしております。 個人所得割では、新型コロナウイルス感染症の影響による減収分を見込むほか、固定資産税では新型コロナウイルス感染症の影響で事業収入が減少した、中小事業者等の税負担を軽減するため、事業用家屋及び償却資産に係る固定資産税の軽減措置が実施されることから、その減収分を見込み予算計上いたしております。 第2款の地方譲与税から次のページの第9款地方特例交付金までは、地方財政計画の伸び率等により算定をいたしております。 第10款地方交付税は、普通交付税を48億6,000万円、特別交付税を4億5,000万円計上いたしております。地方交付税につきましても、合併特例期間が終了し、一本算定となったことから、譲与税と同様に地方財政計画の伸び率等により算定を行うとともに、令和2年度国勢調査人口の見込みを一定考慮の上、予算計上しており、前年度から9,000万円の増加を見込んでおります。 14、15ページから次のページにかけての第12款分担金及び負担金は、養護老人ホーム入所措置費負担金、給食センター運営負担金など、総額で3,625万4,000円を計上いたしております。 16、17ページからの第13款使用料及び手数料は、第1項使用料、有線テレビ事業のインターネットサービスが令和3年4月末で終了することから、インターネット使用料の減少を見込み、前年度から3,614万円減の総額2億5,975万3,000円を計上いたしております。 次に、20、21ページからの第14款国庫支出金、22、23ページからの第14款府支出金は、それぞれのソフト、ハード補助事業に関わります補助金を計上いたしております。 次に、30、31ページ、17款寄附金、第2目総務費寄附金、ふるさと納税寄附金は、前年度から600万円増の4,000万円を計上いたしております。 次に、第18款繰入金は、特定目的基金をやりくりしつつ、なおも財源不足が生じるため、第1目財政調整基金を4億4,500万円計上し、取り崩すことといたしております。また、第5目地域振興基金は旧桑飼小学校、旧加悦社会福祉センターの施設解体工事のほか、温江地区公民館の建設補助金等の財源として活用することといたしております。 34、35ページ、第20款諸収入、第4項雑入では、自治宝くじ助成金、公民館整備分を1,500万円計上いたしております。これは、温江地区から温江地区公民館の建て替えの要望があり、その財源として申請をしているものでございます。 次に、38、39ページの第21款町債は、認定こども園施設整備事業債の令和3年度事業分として5億6,820万円計上するほか、各種事業に充当することとし、当初予算の編成方針でも示しております、上限14億円につきましては、現時点での令和2年度からの繰越し分も含め上限枠以内に収まるよう計上いたしております。 以上が、歳入でございます。 続きまして、40、41ページから第1款議会費、歳出でございます。議会費では、令和2年度に議会運営委員会の視察研修経費を計上いたしておりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、実施できなかったため、令和3年度に実施できるよう予算計上いたしております。 次に、第2款総務費でございます。50、51ページ、町の花・木普及事業では、合併から15周年を迎えるに当たり、花・木に次ぐ新たな町のシンボルの選定を行い、与謝野町の新たなイメージの発信、郷土愛の高揚を図りたいと考え、選定委員会経費等を計上いたしております。 56、57ページ、財産取得管理業務では、公共施設等総合管理計画において、解体・撤去となっております、旧社会福祉センターの解体工事費を計上いたしております。解体後の跡地につきましては、民間事業者へ売却し、社会関連事業等で有効活用していただくことを考えております。 64、65ページから次のページにかけての移住・定住支援事業では、与謝野町に移住を検討される方へのお試し住宅を継続設置するほか、地域情報の提供や見知らぬ地での生活の不安解消など、側面的なサポートを行うため、移住相談窓口を新たに設置することといたしております。 次に、68、69ページ、地域づくり推進事業では、温江地区公民館の建て替え工事を地元地区において実施されることから、事業費の3分の2に当たる約3,500万円の補助金を交付するため、まちづくり、人づくり補助金を通常の地区要望に対する交付分も含め、総額4,062万6,000円を計上いたしております。財源としては、自治宝くじ助成金のほか、地域振興基金を活用させていただくことといたしております。 なお、宝くじ助成金がもし不採択となった場合には、事業を先送りすることについて地元にも了解をいただいております。 次に、90、91ページ、第4項選挙費では、令和3年10月で任期満了となります、衆議院議員選挙のほか、令和4年4月執行予定の京都府知事選挙、町長、町議会議員選挙経費の令和3年度執行分を予算計上いたしております。 次に、98、99ページからの第3款民生費でございます。初めに民生費の全般にわたる社会保障費関連の扶助費につきましては、前年度のサービス受給者等の動向から予算を積算し、予算計上しているものでもありますが、事業によりましては、利用者数の状況や疾病などの状況により年度間のばらつきのあるものもあり、年度末にならなければ必要経費が見込めないものもございます。したがいまして、当初予算におきましては、そういった未確定部分を取り除いた予算でスタートし、新年度に入り正確な利用者状況等を把握した上で、必要に応じ補正予算対応することといたしております。 102、103ページ、地域福祉計画策定事業では、第1次地域福祉計画の計画期間の最終年度となる令和3年度において、第2次地域福祉計画の策定に取りかかります。次期計画では成年後見制度の利用促進策や自殺対策への取組についても計画に盛り込み、さらなる地域福祉の推進への指針となる計画にしたいと考えております。 126、127ページ、子育て世代包括支援センター事業では、京都府の子育て環境日本一の京都づくりとの施策連携も考慮した、本町の新たな子育て支援策の充実として、二つの新しい事業を新設をいたしております。 一つ目は、子育て中の家庭が仕事や急用で子供の世話ができないときに、臨時的に地域の人が子育てを応援する、会員同士の相互援助組織ファミリーサポートセンター事業委託料を計上いたしております。 二つ目は、ひとり親家庭への支援策の拡充として、公営住宅への入居を希望するも入居できなかった方の中で、現在、民間住宅に居住のひとり親家庭に対し、民間住宅等と公共住宅の家賃の差額の一部を支給する、ひとり親家庭住居費支援給付金を計上いたしております。 次に、136、137ページ、認定こども園施設整備事業では、令和2年度当初予算に債務負担で計上いたしました、加悦地域こども園建設工事の令和3年度執行分のほか、旧桑飼小学校解体撤去工事費等を予算計上いたしております。 令和2年度の12月補正におきまして、旧桑飼小学校解体撤去工事の前払金相当額を予算計上させていただいたときには、公共施設等適正管理事業債を活用することと計上いたしておりましたが、その後、京都府との調整で小学校解体工事には除却債、いわゆる交付税措置のない借入れしかできないとの回答がありましたので、今回の当初予算では歳入の基金繰入金で説明を申し上げましたとおり、地域振興基金を活用させていただくこととし、予算計上させていただいております。 142、143ページ、認可外保育所支援事業では、NPO法人子どもの森保育園が、旧三河内幼稚園を改修し、小規模保育所を実施するための支援事業補助金等を計上いたしております。予定どおりに進めば、令和3年度中に小規模保育所を開園される予定となっております。 144、145ページから第4款衛生費でございます。 146、147ページから次のページにかけての第2目予防費、予防接種事業では、16歳以上の町民を対象とした、新型コロナウイルスワクチン接種経費を5,209万7,000円計上いたしております。ワクチン接種は、かかりつけの医療機関で接種する個別接種のほか、与謝医師会のご協力を得て実施する集団でのワクチン接種を併用で実施することとし、予算計上いたしております。 152、153ページ、環境活動推進等事業では、令和2年度末に改定予定の与謝野町地球温暖化対策実行計画に基づき2050年度までに、二酸化炭素排出量を実質ゼロの実現に取り組むため、よさの百年の暮らし委員会のほか、専門家から助言もいただきながら、産・学・官・民の連携体制を模索するとともに、実施体制を整備していくことといたしております。 164、165ページからの第5款労働費でございますが、労働費に関しましては宮津与謝広域シルバー人材センターへの補助金のほか、勤労者総合福祉センターわーくぱるの管理運営経費のみの予算となっており、特に申し上げることはございません。 次に、第6款農林水産業費でございます。174、175ページ、特色ある農業推進事業では、ICTを活用したスマート農業への支援を継続するほか、ホップ栽培につきましては、栽培面積、収穫量ともに年々増加するとともに、与謝野ホップの産地としての認知も着実に上がってきております。令和3年度につきましても、ホップを通じた交流人口の増加や6次産業化へつながる活動への支援を継続することとし、農業モデル確立事業補助金を350万円計上いたしております。 178、179ページ、農地等保全対策事業では、令和元年度から農業用ため池のハザードマップ作成や、利用されていないため池を廃池とするための実施設計に取り組んできた継続事業として、令和3年度では町内三つのため池の廃池工事を2,000万円計上しているほか、老朽化している石川地区の大切井堰を改修するための設計委託料を2,400万円計上いたしております。 180、181ページから次のページにかけての有機物供給施設管理運営事業では、令和2年12月にトヨタ自動車株式会社と農業の収益力確保と人材育成に関する協定を締結し、トヨタが実践する生産方式「カイゼン」の考え方を生かしながら、京の豆っこ肥料の製造工程等の見直し、効率的な工場運営に改善していけるように、調査委託料を100万円計上いたしております。 次に、第7款商工費でございます。192、193ページからの織物振興対策事業では、設備投資支援の織物生産基盤支援、広幅化支援、小規模生産基盤支援事業のほか、織物職人養成プログラム、短期滞在織物体験プログラムなどを継続していくことといたしております。 そのほか、令和2年11月に与謝野町染色センターあり方検討委員会から頂いた提言書に示された、具体的施策の展開として、織・染技術革新コンソーシアム推進事業に取り組むことといたしております。 町内の織物事業者や関連団体、行政、京都芸術大学等によるコンソーシアム共同体を形成し、全国的にもまれな染色センターや織物技能訓練センターの両施設を軸に、ITの浸透が人々の生活等、あらゆる面でよい方向に変化させる、いわゆるデジタルトランスフォーメーションの研究、新たな商材開発、マーケティング調査等を行い、持続可能な産業の実現を目指します。事業費としては、第12節委託料、織・染技術革新コンソーシアム推進事業委託料を400万円計上いたしております。 また、京都府との協調事業として、地域の人々が主体となって芸術文化活動に関わる環境づくりの促進、地域の持つポテンシャル、魅力をアートの視点から引き出すことにより、交流人口の拡大、地域の活性化に寄与するアーティスト・イン・レジデンス事業を展開することといたしております。 208、209ページの加悦双峰公園管理運営事業では、公園内施設駐車場の一部が大雨による土砂流入により使用できない状況となっておりますが、国の国定公園等整備事業の交付金を活用し、令和3年度で測量設計業務に取り組むこととし、測量設計委託料を2,000万円計上いたしております。令和3年度は、測量設計のみとなりますので、本格的な災害復旧工事は令和4年度以降を予定をいたしております。 212、213ページから、第8款土木費でございます。令和3年度の当初予算編成につきましては、大規模事業となります加悦地域認定こども園建設工事が継続という状況でもあり、また、実質公債費比率の悪化抑制にも取り組む必要があるため、先ほどの歳入でも申し上げましたように、地方債発行額を令和2年度繰越し分を含め、発行額上限を14億円とし編成をいたしております。このような状況もあり、土木費に計上します事業につきましては、昨年度同様、継続事業のほか、浸水対策の河川改修事業を優先しつつ、さらに事業精査を行い優先度の高い事業のみを選択する等、抑制した予算計上となっております。 218、219ページから次のページにかけての道路改良事業では、向岩屋本線の側溝路面舗装工事を行うほか、加悦地域認定こども園の進入路となります大呂谷線、大呂谷日吉ヶ丘線の路面舗装工事に取り組むことといたしております。 220、221ページから次のページにかけての河川改修事業では、全て継続事業となりますが、石川の鞭谷川、金屋の根曽川、明石の明石川の浸水対策を実施することといたしております。 228、229ページからの第9款消防費でございます。次のページにかけての常備消防組合負担金では、普通建設事業費の減額により、前年度から約1,200万円少ない3億9,964万9,000円を計上いたしております。非常備消防運営事業では、令和2年度に新型コロナウイルス感染症の影響から京都府消防操法大会が開催できなかったため、令和3年度に開催されるものとし、令和2年度と同規模の消防団の訓練経費等を計上いたしております。 236、237ページの新型コロナウイルス対策事業は、先ほどもご説明を申し上げました、お手元にお配りをしております、令和3年度当初予算補足資料、新型コロナウイルス感染症対策関連事業にて、事業概要をご説明を申し上げます。先ほど、補正予算のときにご覧をいただきました資料をご確認をいただきたいと思います。 資料の2ページのスライド番号4番でございます。3月補正予算の提案説明でも申し上げましたとおり、引き続き対策を講ずる必要があるものは、令和2年度3月補正予算で計上させていただき、4月以降に実施するものについては、令和3年度当初予算で計上するよう整理をさせていただいております。令和3年度当初予算に計上いたしました、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金事業費は2億3,224万円となっております。 これも、予算書237ページの掲載の事業費の計と資料の金額とが一致しませんが、これは民生費の成年後見制度の事業に一部地方創生臨時交付金の充当があるほか、令和2年度に創設した基金を充当している利子補給事業が含まれていることにより、差額が生じておりますので、ご了承をいただきたいというふうに思います。 次に、スライド番号7番をご覧ください。施策2の住民生活維持支援では、⑤暮らしの支援として、住民生活支援商品券事業として、生活支援や地域内経済の循環を目的とし、町民一人当たり5,000円の商品券を配布し、ゼロ歳から6歳の子供と、令和3年成人式対象者には5,000円を加算し配布を考えております。また、自治会が行うコロナ対策事業への交付金のほか、宅食トライアル事業や成年後見制度利用促進事業で総額1億2,669万1,000円を計上いたしております。 次に、スライド番号8番、⑥子育て世帯支援では、令和2年度の継続事業として、子供の好奇心を育むプロジェクト交付金や、子供たちの純真な夢を家族で語り合い、その実現に向けて1万円を上限に交付金を交付する小中高生夢応援プロジェクト交付金等、総額1,100万円を計上いたしております。 ⑦ひとり親家庭支援は、3月補正予算同様に、新たにひとり親家庭となられた世帯に給付金5万円を支給するため、100万円を計上いたしております。 次に、スライド番号14番、施策6新しい生活様式対応。 (24)ICT環境構築支援では、視覚障害者情報通信機器導入支援に係る委託料及び補助金を引き続き支援することとし、400万円を計上いたしております。 (26)ICT環境整備では、オンライン上の開かれた場で、関係人口を含む多様な住民のアイデアや意見を積極的に取り入れながら、施策や政策、計画をつくり上げる仕組みを構築する町民参加型合意形成プラットフォーム事業委託料を150万円計上いたしております。 次に、スライド番号15番、(27)新しい生活様式対応空間整備では、コロナ終息を見据え、加悦双峰公園や阿蘇シーサイドパーク、野田川森林公園、道の駅などの屋外空間活用に向けて必要な改修、修繕等を実施するほか、屋外空間を活用した図書館活動の促進に対する経費等を、総額で3,305万円計上いたしております。 次に、スライド番号16番、(28)事業者支援では、生産性向上に向けた計画書に基づく設備投資等に要する経費についての支援策として、WITH・AFTERコロナ対策チャレンジ支援補助金を新設するほか、地域農業の回復を図るためのアフターコロナを見据えた商品開発や、インターネットを通じた販路拡大等に係る経費等について支援する農林業振興事業費補助金を活用するなど、総額3,500万円を計上いたしております。 次に、スライド番号18番、(31)移住生活基盤づくりでは、コロナウイルスがきっかけで都会を離れ地方への移住を考えられる方が増え、ビジネス環境においてもリモートワークの普及等により、都会でなくても仕事ができる環境が整いつつある中、与謝野町への移住、サテライトオフィスの開設等検討されている方への支援補助メニューを各種新設しており、総額2,000万円を計上いたしております。少しでも多くの方が与謝野町へ移住、または関係を持っていただける一助になればと考えております。 以上が、新型コロナウイルス対策事業の概要でございます。 次に、予算書に戻っていただきまして、第10款教育費でございます。246、247ページから次のページにかけての教育振興費一般経費では、令和2年度に整備をいたしました、タブレット端末等のICT環境の活用が始まります。しかしながら、児童生徒をはじめ教職員も配備されたばかりで、不慣れな部分もあるため、十分に活用していただくには、運用サポート体制の整備が必要と考え、ICT関連事業者に運用支援業務を委託するICT支援業務委託料、また、学校で直接支援等を行うための会計年度任用職員1名分を計上いたしております。 278、279ページから次のページにかけての文化財保護活用事業では、与謝野町が宮津海陸運輸株式会社から譲り受ける3車両を文化財として保存、展示を加悦鉄道資料館横の町有地で行うため、3車両を被う屋根等を建設する設計費や工事費等を総額3,214万8,000円計上いたしております。財源としましては、全額地域振興基金を活用することとし、予算計上いたしておりますが、企業版ふるさと納税を活用していただけるように、企業へのPRも展開していきたいと考えております。 次に、292、293ページから次のページにかけての屋内体育施設管理運営事業では、令和元年度特定建築物点検において、岩滝体育館の雨どいが老朽化により落下の危険性があるとの指摘を受けているため、その修繕工事を計上しております。 以上、簡単ではございますが、一般会計予算の概要説明とさせていただきます。 なお、先ほどご説明申し上げました、新型コロナウイルス感染症対策事業につきましては、国から示されました補助事業規模が予算編成後の締切りの直前であったため、例えば住民生活支援商品券事業などは、実行体制等の細かな制度設計が十分にできていない部分もございます。 したがいまして、事業の詳細が設計できましたら、当初予算でお認めいただいた総額予算の範囲内で予算を組み替える必要が生じてくるものもございます。その場合は、町民の皆様への支援が速やかに実行できますよう、補正予算の専決処分も視野に入れながら、進めてまいりたいというふうに思いますので、議員の皆様とは十分連携を取りながら進めてまいる所存でございます。 それでは、次に、八つの特別会計と水道事業会計について、ご説明を申し上げます。 まず、宅地造成事業特別会計について、ご説明を申し上げます。 予算書の309ページをお開き願います。宅地造成事業特別会計の予算総額は7,101万8,000円、対前年度比5.9%減の445万4,000円の減額となっております。令和2年度におきましては、宅地の売却はなかったため、令和3年度予算は、残り14区画の分譲宅地の売払収入と、土地は土地開発基金で保有しているための、その買戻し経費を予算計上したものでございます。 次に、下水道特別会計について、ご説明を申し上げます。 予算書の320ページをお開き願います。予算総額は16億8,300万円、対前年度比0.2%増、300万円の増額となっております。 328、329ページからの歳入でございます。主なものといたしまして、第2款使用料及び手数料、下水道使用料は公共では人口減少等の影響から、前年度からの減収を見込む一方、特環については令和2年度の収入状況から増収を見込み、使用料全体では367万7,000円の増収を見込み3億1,728万7,000円を計上いたしております。 第5款繰入金、一般会計繰入金は前年度から1,106万円増の9億5,536万円を計上いたしております。下水道会計の大きな負担となっている公債費が減少に転じたものの、資本費平準化債の減少、排水負担金等の維持管理費の増加等により、一般会計の負担が減少しない、非常に厳しい状況でございます。 次に、歳出でございます。 334、335ページ、第1款総務費、第1目一般管理費では、5年ごとに認可替えが必要な公共下水道事業計画の更新業務委託料を計上するほか、令和6年度から公営企業会計への移行に向けた公営企業会計システム設定業務委託料を、公共、特環ともに計上いたしております。 342、343ページからの第3款事業費、第1目公共下水道建設事業費は、公共、特環合わせて総額で5,432万3,000円を計上いたしております。公共分は、公共桝新設工事のほか、民間分譲宅地への面整備工事費を計上し、特環分は公共桝新設工事のほか、石川鞭谷地域の面整備工事費を計上いたしております。 344、345ページ、第4款公債費は、公債費ピークが過ぎましたので、元金、利子合わせて3,583万3,000円、前年度から減少いたしております。 次に、農業集落排水特別会計についてご説明を申し上げます。 353ページをお開き願います。予算総額は3,140万円で、対前年度比14.0%減、510万円の減額となっております。 361、362ページからの歳入でございますが、第2款使用料及び手数料、排水処理施設使用料は前年度から4万円の増収を見込み、211万4,000円を計上いたしております。第5款繰入金、一般会計繰入金は前年度から10万円減の2,730万円を計上いたしております。 363、364ページからの歳出について、ご説明を申し上げます。第2款維持管理費は、総額で865万3,000円を計上いたしております。維持管理経費のみとなっておりますが、水洗化率の向上に向け、引き続き努力をしてまいりたいというふうに考えております。 次に、介護保険特別会計について、ご説明を申し上げます。 371ページをお開きいただきたいと思います。事業勘定の予算総額は28億1,000万円で、対前年度比2.8%の増、7,600万円の増額となっております。サービス勘定の予算総額は1,000万円で、前年度比と同額となっております。 まずは、379、380ページからの事業勘定歳入からご説明を申し上げます。第1款保険料は、令和3年度からの第8期介護保険事業計画期間となりますが、新型コロナウイルス感染症の影響による地域経済の落ち込みも踏まえ、月額基準額は、第7期の月額基準額と同額で据え置くこととし、前年度から762万9,000円増の総額5億472万6,000円を見込んでおります。 第3款国庫支出金、第4款支払基金交付金、第5款府支出金につきましては、それぞれの負担割合が定められておりますので、それに基づき計上いたしております。 次のページ、第7款繰入金、第1項一般会計繰入金は、総額で4億1,244万1,000円を計上いたしております。前年度からは、介護保険給付費繰入金が大きく増額となっております。 次に、歳出について、ご説明を申し上げます。 389、390ページからの第2款保険給付費は、要介護者及び要支援者へのサービス給付事業費で、総額26億912万3,000円を計上いたしております。保険給付費の中でも第1目居宅介護サービス給付費、第2目施設介護サービス給付費は、大きな増額を見込み予算計上いたしております。 393、394ページからの第3款地域支援事業費は、介護予防事業等に関連する経費で、総額1億7,106万8,000円を計上いたしております。 以上、事業勘定の説明とさせていただきます。 次に、412ページからのサービス事業勘定につきましては、居宅サービス計画に係る歳入歳出のほか、職員人件費、介護保険事業勘定繰出金が主なものとなっております。 次に、土地取得特別会計について、ご説明を申し上げます。 425ページをお開き願います。予算総額は37万円で、対前年度比5.1%減、2万円の減額となっております。 432、433ページの歳入は、土地開発基金預金利子、前年度からの繰越金を計上し、次のページの歳出では、土地開発基金への積立金として利子分3万4,000円を計上いたしております。 次に、国民健康保険特別会計について、ご説明を申し上げます。 437ページをお開き願います。予算総額は事業勘定が23億5,200万円で、対前年度比4.9%増、1億900万円の増額、直営診療所勘定が8,100万円で、対前年度比3.6%減、300万円の減額となっております。 444、445ページからの事業勘定からご説明を申し上げます。国民健康保険については、平成30年4月から運営が都道府県単位化され、国の公費拡充とともに財政運営の中心を京都府が担うこととなり、納付金制度や標準保険料率等といった制度の考え方に基づき、予算計上を行っております。 第1款国民健康保険税は、京都府より示されました標準保険料率を基本としつつ、令和3年度税制改正の影響、新型コロナウイルス感染症の影響による所得の減少等も考慮し、全体としては、課税額が引下げとなるように、税率改定を行うこととし、総額で3億8,195万9,000円を見込んでおります。 第6款府支出金、第2項府補助金、第2目保険給付等交付金、普通交付金は市町村独自給付分を除く保険給付費相当額が交付されるものであり、17億4,006万8,000円を計上いたしております。 次のページの第10款繰入金、第1項一般会計繰入金は総額で1億5,817万2,000円を計上いたしております。 第2項基金繰入金は、新型コロナウイルス感染症の影響による所得の減少分を税率への転嫁を行わず、財政調整基金から1,800万円を繰り入れることとし、調整を行っております。 次に、歳出について、ご説明を申し上げます。 450、451ページからの第2款保険給付費は、総額で17億5,349万6,000円を計上いたしております。 この保険給付費につきましては、令和2年度の1人当たりの給付実績見込みにより算定し、その後、京都府から提示をされます見込み数値とも照らし合わせ令和3年度見込額を算定をいたしております。 454、455ページからの第3款国保事業費納付金は医療給付費分、後期高齢者支援金等、介護納付金分について、それぞれ京都府から示された数値により算定し、予算計上いたしております。 456、457ページからの第6款保健事業費、第1目特定健康診査等事業費は、総額で2,750万1,000円を計上いたしております。国保加入者の方の特定健診費用等を計上したものでございます。 以上が事業勘定でございます。 次に、直営診療所勘定でございます。 471、472ページの第1款診療収入、第1項外来収入は総額で4,593万4,000円、前年度から343万9,000円増額を見込んでおります。 第5款繰入金、第1項一般会計繰入金は、令和2年度の収支状況のほか、職員配置の変更もあり、前年度から540万円減の2,180万円を計上いたしております。 次に、475、476ページからの歳出につきましては、職員人件費、医師、看護師の報酬のほか、医薬品の購入費や検査委託料等の運営経費を計上いたしております。 次に、後期高齢者医療特別会計について、ご説明を申し上げます。 486ページをお開き願います。予算総額は3億3,830万円で対前年度比0.3%減、90万円の減額となっております。 493、494ページからの歳入でございますが、第1款後期高齢者医療保険料につきましては、特別徴収と普通徴収を合わせまして、総額で2億1,165万2,000円を見込んでおります。これは広域連合で試算をされました与謝野町の保険料を計上いたしております。 第3款繰入金、第1項一般会計繰入金につきましては、事業費繰入金、保険基盤安定繰入金などを合わせて1億2,611万3,000円を計上いたしております。 次に、495、496ページの歳出でございます。第2款後期高齢者医療広域連合納付金につきまして3億2,654万2,000円を計上いたしております。内訳といたしましては、広域連合の分賦金分を790万2,000円、保険料として徴収いたします現年度分、過年度分を合わせた負担金を2億1,165万3,000円、そして、一般会計から保険基盤安定繰入金分の1億698万7,000円でございます。 第3款保健事業費、第1目特定健康診査等事業では、国の財政措置として、高齢者に対する個別支援等を実施し、交付要件を満たす場合に国の特別調整交付金が交付されることから、昨年度から一般会計で計上していた職員人件費1年分を計上いたしております。 次に、財産区特別会計について、ご説明を申し上げます。 504ページをお開き願います。予算総額は9,014万3,000円で、対前年度比2.6%減、239万7,000円の減額となっております。 511、512ページからの歳入につきましては、各財産区まとめて一括計上しております。 また、517、518ページからの歳出でございますが、各財産区から提出をいただきました予算を各事業として計上いたしております。 最後に水道事業会計について、ご説明を申し上げます。 530、531ページをお開き願います。収益的収入及び支出の収入でございますが、第1款水道事業収益、第1項営業収益、第1目給水収益の水道料金につきましては、対前年度から1,671万円多い4億5,487万3,000円を見込んでおります。 第2項営業外収益につきましては、他会計補助金では、上水道の高料金対策に要する経費や、令和2年度に未実施の男山第1水源浚渫工事に対する補助金等を見込むほか、長期前受金戻入、建設改良に当てた企業債償還金の一般会計からの繰入分の資本費繰入収益等、総額で3億7,220万2,000円を計上いたしております。 次のページからの支出でございますが、第1款水道事業費につきましては、人件費及び維持管理費、償却費、支払利息等に要する経費で、総額7億6,956万4,000円を計上いたしております。 542、543ページをお開き願います。資本的収入及び支出の収入でございますが、第1款資本的収入、第1項企業債は、男山第1水源導水管布設替工事及び男山浄水場沈殿池耐震化に伴う実施設計に対し、公営企業債を8,400万円借り入れることといたしております。 第4項繰入金につきましては、統合前の簡易水道の建設改良に要する経費の2分の1に相当する経費等、一般会計繰入金を1億6,216万5,000円計上いたしております。 第5項補助金につきましては、先ほどの企業債で説明を申し上げました、導水管布設替工事、耐震化の実施設計に対する府補助金区として、生活基盤施設耐震化等補助金を3,332万5,000円を計上いたしております。 次のページの支出でございますが、第1款資本的支出、第1項建設改良費、第1目拡張改良費につきましては、先ほどの資本的収入でご説明を申し上げました、男山第1水源導水管布設替工事、男山浄水場沈殿池耐震化に伴う実施設計のほか、大風呂加圧ポンプ更新工事等、総額で1億4,818万4,000円を計上いたしております。 第2目配水管事業費につきましては、向岩屋本線配水管敷設替え工事や浜町地区黄金線配水管布設替工事等で、総額3,529万3,000円を計上いたしております。 ○議長(多田正成) あらかじめ申し上げます。 午後5時以降も会議を続行します。 ◎副町長(和田茂) 第2項企業債償還金につきましては、企業債元金の償還を3億7,029万4,000円計上いたしております。 以上で、全ての会計の説明とさせていただきます。 ご審議の上、ご承認をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(多田正成) 各案につきましても、本日は提案理由の説明のみにとどめます。 以上で、本日の日程は全部終了しました。 本日は、これにて散会いたします。 次回は、3月11日午前9時30分から開議いたしますので、ご参集ください。 大変お疲れさまでした。     (散会 午後5時00分)...