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平成30年度予算特別委員会−03月22日-05号

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    平成30年度予算特別委員会−03月22日-05号


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    平成30年度予算特別委員会−03月22日-05号平成30年度予算特別委員会  平成30年度予算特別委員会(第5日目)記録 1.日時  平成30年3月22日(木) 午前10時 再開 1.場所  第1委員会室 1.案件  ・付託案件         議案第2号  平成30年度八幡市一般会計予算案         議案第3号  平成30年度八幡市休日応急診療所特別会計予算案         議案第4号  平成30年度八幡市駐車場特別会計予算案         議案第5号  平成30年度八幡市国民健康保険特別会計予算案         議案第6号  平成30年度八幡市介護保険特別会計予算案         議案第7号  平成30年度八幡市後期高齢者医療特別会計予算案         議案第8号  平成30年度八幡市水道事業会計予算案         議案第9号  平成30年度八幡市下水道事業会計予算案 1.出席委員  長村善平委員長     中村正臣副委員長         近藤恒史委員      中村正公委員         清水章好委員      鷹野雅生委員         山口克浩委員      山本邦夫委員
            小北幸博委員         森川信隆議長 1.欠席委員  な  し 1.理事者   堀口文昭市長            丹下 均副市長         谷口正弘教育長         足立善計政策推進部長        法谷道哉政策推進部次長         越本敏生教育部長          西川茂男教育部次長         川中 尚教育部次長         桂 智美教育部次長         北村英司教育部次長市民図書館長)         加藤正人教育総務課主幹       藤田真司教育総務課整備係長         西島昭彦社会教育課長        辻 博之社会教育課長補佐         松浦悠爾社会教育課文化体育振興係長         河原 豊文化財保護課長       八十島豊成文化財保護課長補佐         田制亜紀子文化財保護課市史係長         田中庄平学校教育課主幹       福田昌弘学校教育課主幹         山内博喜学校教育課教育係長     山本貴秀学校教育課指導係長         吉田順一生涯学習センター館長    大野 功生涯学習センター主幹         信次剛司教育支援センター所長    森 みゆき教育支援センター主幹         鍵本敦宏南ケ丘教育集会所館長    橘 伸吾南ケ丘教育集会所主幹 1.議会事務局   上村文洋議会事務局長       山中友順議会事務局次長           吉田雅輝議会事務局議事調査係長                  午前10時00分 再開 ○長村善平 委員長  皆さん、おはようございます。  ただいまから平成30年度予算特別委員会を再開いたします。  堀口市長より、本日午後から退席されるとの報告を受けております。ご了承願います。  お諮りいたします。  本日の日程は、教育部所管一般会計予算案について審査をお願いいたしたいと思います。これに異議ありませんか。          (「異議なし」と言う者あり) ○長村善平 委員長  異議なしと認め、そのように進めさせていただきます。  それでは、教育部所管の一般会計の審査に入ります。  質問等はありませんか。  中村正公委員。 ◆中村正公 委員  本日も初めに質問させていただきます。  1点目は公民館の管理運営についてですが、内容一覧表では82ページです。まず公民館の管理運営費5,592万円ですが、前年度は5,123万円で469万円ふえているんですね。この主な理由をお聞かせください。  それから、共通経費で、これは前年度に比べて69万円減ですが、これの理由ですね。  共通経費の公民館運営審議会委員報酬6万6,000円とありますが、審議会の開催回数と主な審議内容を教えてください。  それから、資料の方の公民館の備品ですが、資料115、これで平成26年度の予算が470万円、決算で281万円とありますが、予算と決算の差額がありますが、これの理由を教えてください。  それから、平成25年度から平成29年度で購入した、各公民館によって購入のないときもありますが、主な備品を教えてください。  それから、平成30年度の購入予定の備品の主なものを教えてください。  関連して公民館の利用状況ですけれども、各公民館の利用者数と稼働率を3年間ぐらいで教えてください。現在の登録サークル数と登録者数を教えてください。もう一つは、各公民館の駐車できる台数を教えてください。  次に、資料95、教員の勤務時間の状況についてから質問させてもらいます。勤務時間調査によると、残業というか退勤まで、小学校で1.97時間、中学校で2.57時間となっています。調査期間の土日4日間、中学校で2日出勤している先生が26.4%、4日出勤で16.8%となっていますが、勤務時間のここ3年間の状況の変化を教えてください。それから、中学校の土日4日間の出勤が多いのはどんな内容か、部活かと思うんですが、教えてください。  それから、関連して教職員の働き方ということですが、向日市の小学校では昨年6月から月曜日は5時半に必ず退勤するハッピーマンデーを設けたと。緊急時の対応として校長と教頭は6時まで待機し帰宅する。以降の電話は市教育委員会が受け、必要に応じて学校側に連絡するとしているそうですが、教職員の負担軽減のためにどんな取り組みを本市はされているか、教えてください。  それと、もう一つは図書館の運営費で、予算内容一覧表では82ページです。図書館運営費1億1,450万円についてですが、運営管理費が前年度に比べて減少していますが、その主な内容を八幡市民図書館男山市民図書館で教えてください。それから、この内容の中で図書館システム運用とありますが、予算説明書を見ますと、307ページに電算機器ソフトウエアの借上料として、八幡市民図書館が557万6,000円、男山市民図書館は29万4,000円、合計で587万円ということでいいのか。また、二つの図書館のコンピュータの読み取り目録使用料の差、それは冊数の違いなのか、この違いは何なのか教えてください。  関連して、移動図書館車運行及び資料集配業務委託で218万8,000円、これの委託先と前年度が234万2,000円で本年度はマイナス15万円になるんですが、何を見直したのかを教えてください。  それから、資料113で図書館の年間購入費と冊数の方ですけれども、これで平成27年度の購入費、冊数が前年度と平成28年度に比べて多い理由を教えてください。  それから、児童向けの支出が平成26年度に比べて平成27年度、平成28年度ともふえていますが、これについて教えてください。  関連して、図書館の登録者数と貸し出し冊数、3年間で教えてください。  最後に、職員の体制ですけれども、各図書館の3年間の正職、嘱託、アルバイトの人数と、うち図書館司書の資格を有する方が何人おられるか、教えてください。  以上です。 ○長村善平 委員長  大野生涯学習センター主幹。 ◎大野功 生涯学習センター主幹  数点にわたってご質問をいただきました。  まず、公民館に係ります1点目の質問でございます。予算の関係を含めてふえた主な理由は何かというご質問でございます。主にはやはり人件費がかなり増加したというように考えております。  次に、公民館運営審議会の内容等でございます。この間平成28年度、平成29年度におきまして、審議会は開催はされておりません。  次に、備品の関係でございます。予算と決算の差額についてですけれども、これも主に入札減の形が生じたものだということになっております。  4点目にいただきました備品の主な内容でございます。男山公民館から美濃山コミュニティセンターまで、6館ございますが、平成25年度から順次報告をさせていただきたいと思います。まず男山公民館、平成25年度、AEDの購入、炊飯器、コピー機、平成26年度はございません。平成27年度はデータプロジェクタースクリーン、折り畳み椅子、それから布張りのスクリーンでございます。平成28年度はロビーチェアです。平成29年度はシューズボックス男山公民館は以上でございます。橋本公民館につきましては、平成25年度がAEDの購入、平成26年度はコピー機の購入、両開きの保管庫、スクリーンという状況でございます。平成27年度はデータプロジェクターホワイトボード、それから和机、平成28年度は丸椅子を購入いたしました。平成29年度は折り畳み椅子、こういう状況でございます。志水公民館につきましては、平成25年度は改修に伴います机とホワイトボード、コンロを購入させていただきました。平成26年度はAEDの購入、業務用の掃除機という状況でございます。平成27年度はコピー機、平成28年度はなし、平成29年度は和机と風炉用のヒーターを購入させていただきました。山柴公民館につきましては、平成25年度はなし、平成26年度はスクリーンワイヤレスマイク、業務用の掃除機、データプロジェクター、コピー機、AED、ホワイトボード、改修に伴います机といったものを購入させていただきました。平成27年度はパンフレットスタンド、平成28年度、平成29年度については購入はございません。川口コミュニティセンターです。平成25年度は卓球台、平成26年度はコピー機、印刷機、冷蔵庫を購入させていただきました。平成27年度はパンフレットスタンド、机、スタッキングテーブル、平成28年度、平成29年度は購入をいたしておりません。最後に美濃山コミュニティセンターです。平成25年度はコピー機、卓球台を購入させていただきました。平成26年度はありません。平成27年度はスクリーンパンフレットスタンドでございます。平成28年度、平成29年度については購入はございません。  それから、次に平成30年度の備品の主なものでございます。男山公民館につきましては、ロビーのソファを購入していきたいと考えております。また、橋本公民館は業務用の掃除機、パネルボードを購入していきたいと考えております。志水公民館につきましては和机を購入していきたいと考えております。そして、山柴公民館は和室用の掃除機と事務所用のスティックの掃除機1台を購入していきたいと考えております。最後に川口コミュニティセンターですが、事務机、椅子、それぞれ各1ずつ購入していきたいと考えております。それから、壁かけのホワイトボード、掃除機、パネルボードを購入していきたいと考えているところでございます。  それから、6点目にいただきました利用者の稼働率等です。これは手元の資料、平成28年度の稼働率しかないわけですけれども、まず男山公民館でございます。全体のものでいきますと、大会議室を主にとらえますと、69.7%の稼働率となっております。橋本公民館です。主に大会議室が89.6%、それから志水公民館も大会議室では60.15%、山柴公民館で大会議室が50.5%、川口コミュニティセンターについても、ホールが74.1%でございます。最後に美濃山コミュニティセンターです。これもホール94.7%でございます。  次にサークルの関係でございます。登録サークル数及び会員数でございます。男山公民館は44サークル、会員数が646人、橋本公民館は45サークル、会員数が705人でございます。志水公民館は28サークル、会員数は311人でございます。山柴公民館は33サークル、会員数は387人、川口コミュニティセンターでございます。26サークル、会員数は323人、美濃山コミュニティセンターでございます。41サークルで会員数は542人、合計ですと、217サークルで総会員数は2,914人でございます。  最後にいただきました駐車スペースの台数の関係でございます。男山公民館です。合計で2台。なお、これについては児童センターと共有、そしてさくら近隣公園に9台分整備させていただいているところでございます。橋本公民館は7台、志水公民館は4台、山柴公民館は6台、川口コミュニティセンターは5台、最後に美濃山コミュニティセンターですけれども、美濃山小学校と共有のため、台数は不特定ということになっております。  以上でございます。 ○長村善平 委員長  福田学校教育課主幹。 ◎福田昌弘 学校教育課主幹  教職員の勤務時間についてでございますが、平成25年以降、勤務時間の調査はしておりませんので、3年間の変化については把握しておりません。  次に、中学校の土日の出勤についてですが、多くは部活動で出勤しているものであると認識をしております。  次に、本市の教職員の勤務時間の短縮の取り組みについてですが、業務そのものの見直しにかかわって提出書類の簡素化や会議の精選、ICTの活用などを進めております。部活動の休養日につきましても、部活動の教育的な意義や大会等もありますが、現在週1回の試行をしております。  以上です。 ○長村善平 委員長  北村教育部次長。 ◎北村英司 教育部次長  図書館にいただきました質問にお答えさせていただきます。  まず1点目の管理費の減少でございますが、これにつきましては、図書館内の事務事業等の見直しを図りまして、その中で減少したものでございます。  次に、システム運用に関します八幡市民図書館男山市民図書館の利用料についてでございますが、システム関係につきましては、八幡市民図書館が本館的な位置をつくっておりますので、システム関係に係りますベースになる部分につきましては、全て八幡市民図書館で支払い計上ということでまとめております。男山市民図書館につきましては、出先の端末機械の操作とかいった部分が算入になります。読み取り機につきましても、そういった形で本館的なものと男山市民図書館は出先機関という形でのすみ分けをさせていただいての金額の差でございます。  次に、移動図書館に関します委託先でございますが、これにつきましてはシルバー人材センターに委託しております。シルバー人材センターの方に平成27年7月年度途中からの委託になりまして、翌年との差額につきましては、12カ月と9カ月の差になるということになります。  それと、購入費の関係につきましては、児童分の平成26年度から平成28年度の差でございますが、これにつきましては、平成27年度、平成28年度につきましては、児童の予算に一定、毎年決めておりますけれども、この年度は少し多く予算をとって児童書の方に利用したい状況でありましたので、その差額に、増額になります。  登録者数につきましては、平成26年度、まず登録者数につきましては1万2,751人、貸し出し冊数は53万9,973冊、平成27年度、登録者数1万3,486人、貸し出し冊数は59万2,488冊になります。平成28年度、登録者数が1万2,547人、貸し出し冊数は52万4,938冊になります。  次に、職員体制3カ年でございますが、まず平成27年度の体制につきましては、八幡・男山両館で正職は館長含め6人、嘱託員9人、臨時職員15人の30人でございます。うち司書の資格を有している者は、庶務と臨時職員の1人を除きまして28人でございます。平成28年度につきましては、両館の館長を含め、正職は7人、嘱託員7人、臨時職員18人の32人でございます。うち司書の有資格者は館長、庶務と臨時職員を除きました29人が司書の資格を持っております。臨時職員の1人につきましては、年度途中で司書の資格を有しておりますので、途中からは資格を持っている者が30人です。平成29年度につきましては、両館合わせまして館長含め6人の正規職員でございます。嘱託員7人、臨時職員17人、再任用職員1人の31人でございます。うち資格を有しますのは、館長、庶務、再任用の職員を除きました28人でございます。 ○長村善平 委員長  中村委員。 ◆中村正公 委員  ありがとうございます。まず公民館の方ですけれども、ふえたのは人件費ということでわかりました。公民館運営審議会をこの2年開催していないということですが、開催しない理由、なぜ開催しなかったのか教えてください。  それから、購入備品ですが、平成25年度から平成29年度で主要な備品をそろえているということがわかりました。平成30年度の備品で美濃山コミュニティセンターの予定が入っていないんですが、これは平成30年度は予定がないということでしょうか。  それから、駐車場の台数ですが、ずっと以前から要求があります。僕は橋本地域なので、まず橋本公民館を中心に聞きますと、橋本公民館では7台とありますけれども、縦列で7台入ったら、一番最後に入った車、その後が出さないと出られない状態が何台かあります。駐車場の増設の要求はあるんです。ほかの公民館でも、男山公民館は共有で9台あるということですが、公民館利用者から駐車台数をふやしてほしいという要求の声を聞かれていましたら教えてください。  それから、稼働率はかなり、橋本公民館美濃山コミュニティセンターが大きいですね。大会議室とかホールが主ですけれども、ほかの部屋でも利用者は多いと。同じような数字が出るのではないかと思います。ですから、利用者の多い中で、先ほどの駐車場も、美濃山コミュニティセンターは学校との共有ですが、利用者の多い橋本公民館なんかでは、やはり駐車台数をふやしてほしいという要求が強いのですが、先ほどのほかのところの要求と含めて教えてください。  それから、教職員の働き方ですが、主に土日、先生が4日間の出勤が多いというのは主に部活ということで、部活の負担が先生にいっているのかというふうに思いますね。この3年間、調査をされていないということですが、以前にも増してふえていることだと思います。3年間ごとの調査なのでしょうか、それともまたこういう調査というのを行う予定はあるのでしょうか、教えてください。  それから、働き方改革ですけれども、学校事務の共同実施で効率的に行うことで教員が児童・生徒とふれあう時間を確保するという取り組みが各地で行われているわけですが、長野県の塩尻市の教育委員会では、学校の予算執行の一部を校長決裁にしたり、教育委員会への業務移管を進めたりするということで、教職員の事務負担を1校当たり年間180時間削減する計画を出したということです。それから、鳥取県の倉吉市なんかでも教育委員会と連携した学校事務の共同実施による教職員の負担軽減の取り組みということで、教員が本当に児童・生徒とふれあう時間を確保するために、多くとるために教職員の学校事務を減らそうという取り組みがなされていますが、こういう各地の取り組みに対して、先ほど伺った会議だとか部活を1週間とか業務の関係とかおっしゃられましたが、もう少し他市に学んで教職員の負担軽減という取り組みをもっと進めるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。  それから、図書館運営費、図書館に関してのことですが、削減は事業の見直しということですのでわかりました。  図書館システムの方も、八幡市民図書館の方が本館でベースになって、男山市民図書館は出先なので、それで金額の差が生まれるというのはわかりました。来年度、この図書館システム運用費639万2,000円と587万円の52万円の差は、システムの運用でどういうことで52万円の差が出るのでしょうか。  それから、移動図書館の委託先はシルバー人材センターということで、金額の前年度との差は平成27年7月からで月の差だということで、それはわかりました。  先ほどの資料の購入費、冊数の中で、児童向けの予算を多くとっているということで、児童向け予算と冊数がふえているんですが、それはここにきてふえているわけですが、その主な理由というのを教えてください。  それから、図書館の登録者数と貸し出し冊数はわかりました。平成27年度に登録者数はふえて、それで貸し出し冊数も59万と、前年、後年と比べたら7万円とか6万円からの差が出ているんですが、それはどういう原因でしょうか。  それから、職員体制ですが、それぞれの人数と種々の資格を持っている方の人数はわかりましたが、今の図書館の状況の中で、職員体制はこれで、市民の要求に対して十分応えられているのかどうかお聞かせください。  以上です。 ○長村善平 委員長  大野生涯学習センター主幹。 ◎大野功 生涯学習センター主幹  公民館の関係で3点いただきました。  まず公民館運営審議会の開催についてでございます。ちょうど八幡市の公民館運営審議会は2005年3月に開催されて以来、今日まで開催されておりません。そのときには、ちょうど管理者制度の関係でご協議をいただいたという形で資料として残っております。ただ、現時点では、いろいろな重要な項目、あるいはまた懸案事項というものが今のところないということで、開催を見合わせているという状況でございます。  次に、備品の関係でございます。美濃山コミュニティセンターの備品については、平成30年度は特にございません。  それから、3点目の駐車場の関係でございます。まず公民館の駐車場は委員もご承知のようにそれぞれ民家の密集したところに位置してございますので、限られた中のスペースであるために、それらを勘案しながら進めさせていただいたという状況でございます。ただ、橋本公民館についてですけれども、日常的に利用者の皆さんに自家用車に乗り合わせでお願いしているとともに、公共の交通機関でのご利用をお願いしている。そしてまた、どこの公民館でもそうですけれども、かなり協力いただいております。したがって、今現在も橋本公民館のご利用の皆さんから増設の希望、あるいは意見等は聞いておりません。  以上でございます。 ○長村善平 委員長  川中教育部次長。 ◎川中尚 教育部次長  勤務時間の調査についてでございますが、本調査は3年ごととかそういうものではございません。教職員の勤務時間の把握につきましては、来年度の予算で教職員の勤務時間に対する意識の向上と勤務時間の適切な把握のために、ICカードを活用した勤務時間を記録するためのソフトウエア等の購入費を計上しております。今後、それで把握していけるものと考えております。
     教職員の負担軽減でございますが、教員の本分であります子どもたちの教育にかかわる時間を充実させるための働き方改革である、その方針は全く変わってはございません。今後、本市の実態に合わせた形でさまざまな教職員の負担軽減については考えてまいりたいと考えております。 ○長村善平 委員長  北村教育部次長。 ◎北村英司 教育部次長  再質問にお答えさせていただきます。  まず、システム関係に係ります52万円の差額減ということですけれども、これにつきましては、図書館のシステム関係の中で、先ほど一部答弁させていただきました事業見直しということで、電算の一部で入れております第一法規のシステムと日経テレコム関係のシステムがございます。これにつきまして、3カ年利用がほぼございません。そういったことが理由で、この経費については削減をさせていただきました。ちなみに、この5年間で数件しかご利用がないという聞き取りをしましたので、必要経費には計上しがたい経費であるということで、見直しをかけさせていただいております。ただし、なくすのではなく、紙媒体で対応する予定にしておりますので、その分は図書費の中で運用してまいりたいと考えております。  そして、児童の経費につきましては、平成26年度に八幡市民図書館の増改築の工事をやりました関係上、平成27年度、平成28年度に児童の方に経費を上積みしてという形で計画を立てましたので、その関係でふやさせていただいております。  また、全体の貸し出し冊数につきましては、平成26年度から平成27年度につきましては、平成26年度に八幡市民図書館が休館をしておりましたので、その関係でございます。また平成27年度から平成28年度にかけましては、平成28年度は男山市民図書館の空調工事がございましたので、これに関係するものだと考えております。  職員の体制につきましては、現職員の体制で対応していきたい。そしてまた、これはずっとですけれども、職員のスキルアップを図っていく必要はあると思っておりますので、スキルアップを図るため講習会、職員の勉強会等を進めてまいりたいと考えております。 ○長村善平 委員長  中村委員。 ◆中村正公 委員  ありがとうございます。公民館の方ですけれども、公民館運営審議会が2005年3月以降やられていないということですが、八幡市公民館条例を見ると、公民館運営審議会は「館長の諮問に応じ、公民館における各種の事業の企画実施について調査審議する」とあります。メンバーは「10名をもって」ということでずっと10人のメンバーが上がっていますが、その人たちはこの間ずっと、メンバーはかわるけれども、会議等、こういう調査審議をすることはなかったということでしょうか。  それから、公民館の駐車場の件に関しては、橋本公民館では要求が出ていないという話ですが、確かに利用者はお互い融通し合っているんですけれども、やはり遠方から来たりして、ずっと駐車場が不足している、何とかしてほしいという要望はあるんですよ。それはしっかりと受けとめていただきたいと思います。再三、橋本駅前広場整備の中でその要求はしてきているんですが、なかなか実っていかないということで、何とか前向きに考えていただきたいと思います。  それから、教職員の負担軽減ですが、全国でも京都府教育委員会が昨年10月に実施した京都市を除く公立学校の勤務実態調査では、過労死ラインとされる月80時間超に相当する残業をする教諭の割合が、小学校で52.4%、全国平均では33.5%、中学校では72%、全国平均で57.6%だと。小・中学校ともに授業の準備に割いている時間が多かったということですので、先ほどもおっしゃいました教職員の仕事を減らしてちゃんと子どもと向き合えるような取り組みをやっていただきたいということです。  以上です。 ○長村善平 委員長  吉田生涯学習センター館長。 ◎吉田順一 生涯学習センター館長  公民館運営審議会につきましては、現在懸案事項等がありませんので開催はしておりませんが、懸案事項が発生しましたら開催に向けて進めていきたいというふうに思っております。 ○長村善平 委員長  清水委員。 ◆清水章好 委員  5点ありますけれども、端的に行いたいと思います。よろしくお願いいたします。  予算内容一覧表73ページです。最初に仕事・文化体験活動事業として、キャリア教育がございます。対象学年が小学四年生、これはどのような体験をされるのかお聞かせください。それと主なものをお聞かせください。中学二年生については、私が勤めておった某会社が統合しましてなくなってしまったんですけれども、いつも毎年受け入れておった記憶がございまして、協力してくださる事業所等はふえておるかどうかお聞かせください。あと、既存も含めまして、主な業種をお聞かせください。  続きまして、74ページです。小学校管理運営費として、デジタル教科書購入の中で、道徳で83万円が計上されていますけれども、どのように活用するのかお聞かせください。  同じく74ページの次に南山小学校のトイレ改修が360万円計上されております。これは洋式かと思いますけれども、洋式でしょうか。その中で、既存が何台あって何台更新されるのか。男子、女子に分けて内訳をお聞かせください。  続きまして、75ページに移ります。小学校教育振興費で、これは先日福祉部でもちょっと話があったのですが、有都小学校の無線LAN環境整備として800万円計上されています。これはモデル校としての取り組みかと思いますけれども、どのようなことをされるのかお聞かせください。  続きまして、76ページです。中学校管理運営費で部活動指導員配置140万円を計上されています。これは外部指導員でしょうか。であれば、どこの学校へどのようなクラブに、その選定理由をお聞かせいただきたいと思います。  最後です。80ページに移ります。生涯学習センター管理運営費の中で、合計3,378万円が計上されています。1つ目に、施設・設備維持補修としては、私が一般質問で取り上げさせていただきました生涯学習センター前のエントランスのでこぼこの改善が含まれていますでしょうか。含まれているのであれば、その金額をお聞かせください。  続けて、ふれあいホール機器更新等ということで、昨年も計上しておられました平成29年度の実績内容をお聞かせください。それと平成30年度の予定もお聞かせください。  以上よろしくお願いいたします。 ○長村善平 委員長  田中学校教育課主幹。 ◎田中庄平 学校教育課主幹  小学四年生の主な体験活動につきまして、クリーン21長谷山でごみの焼却処理やガラスびん、ペットボトルの分別作業を見学したり、エコ・ポート長谷山で資源ごみの選別作業やリサイクル製品の見学、リサイクルガラスを使った作品の製作体験を行ったりしております。  続きまして、中学校の職場体験学習に協力してくださる事業所についてでございますが、毎年学校ごとに生徒数や希望職種、事業所のバランス等を考えまして、事業所にお願いしているところでございます。その際、新たな事業所も探してお願いし、引き受けていただいた事業所もあると聞いております。職場体験を引き受けていただいた業種は、製造業、飲食サービス業、小売業、複合サービス業、教育、公共事業等、多岐にわたっております。  次に、道徳のデジタル教科書の活用につきましてお答えします。デジタル教科書は道徳の教材にかかわる資料の収録や文字の拡大、文字の色を変えるなど、学習のUD化に対応した機能があり、道徳の教科書と併用することで、親切、思いやり、生命の尊重などの道徳の内容項目に迫る、より効果的な事業となるように活用したいと考えております。 ○長村善平 委員長  藤田教育総務課整備係長。 ◎藤田真司 教育総務課整備係長  南山小学校のトイレ改修工事についてでございますが、既存の和式便器の一部を洋式便器に改修する工事を実施したいと考えております。整備する洋式トイレの具体的な場所数でございますが、男子トイレで4カ所、女子トイレ4カ所の計8カ所程度の整備を考えております。  南山小学校の既存の便器の数についてでございますが、男子トイレ、和式便器が13カ所、洋式便器が4カ所、計17カ所です。女子トイレにつきましては、和式便器27カ所、洋式便器3カ所の合計30カ所でございます。 ○長村善平 委員長  田中学校教育課主幹。 ◎田中庄平 学校教育課主幹  有都小学校の取り組みにつきましては、有都小学校が京都府小学校教育研究会より情報教育の研究指定を受け、平成30年度の中間発表、平成31年度の本発表に向けて取り組みを進めているところです。情報活用能力を育成するために、各教科や総合的な学習の時間等も関連させ、情報教育の年間計画を作成し、プログラミング教育などに取り組んでいく予定でございます。 ○長村善平 委員長  川中教育部次長。 ◎川中尚 教育部次長  部活動指導員についてでございますが、この部活動指導員につきましては、平成29年4月1日から施行されました学校教育法施行規則の一部を改正する省令に位置づけられております中学校、高等学校等の部活動にかかわる技術的な指導に従事する部活動指導員でございます。基本的には、学校における部活動の指導体制の充実が図られるものと考えております。現在、予算をお認めいただけましたら配置できるように、今まで府の方で外部指導者等をお願いしていた学校もございますので、そのあたりを中心に、現在学校の方に照会をかけている状態でございます。選定理由等につきましても、基本的にはその部活動の顧問が専門的ではない、もしくは部の経験がないようなところに配置されるものと考えております。  以上でございます。 ○長村善平 委員長  吉田生涯学習センター館長。 ◎吉田順一 生涯学習センター館長  施設・設備維持補修の中にセンター前のでこぼこ改善も含まれております。約60万円を考えております。  次に、ふれあいホールの機器の更新でございますが、平成29年度は照明設備6台、その専用電球14本、接続ケーブル10本、ワイヤレスピンマイク等でございます。平成30年度の予定でございますが、照明設備4台、その専用電球10本、接続ケーブル4本、モニタースピーカー1対、マイク、関係備品4本等でございます。 ○長村善平 委員長  清水委員。 ◆清水章好 委員  それぞれありがとございました。最初のキャリア教育につきましては、よくわかりました。ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。一つご提案というか、聞かせていただきたいんですけれども、中学校もいろいろ製造業だったり教育だったりされています。例えば障害者の方々が就労されている事業所なんかの体験活動をしていただけたらと思います。中学校の生徒たちが、障害を持った方も一生懸命働いているというのを目の当たりにしていただいたらどうかと思います。ご提案ですけれども、ご意見をお聞かせください。  続きまして、デジタル教科書については、道徳の方も導入されるということでよくわかりました。よろしくお願いいたします。  小学校のトイレにつきましては、今回360万円を計上されていますけれども、これは例えばトイレがふぐあいになったからでしょうか、それとも改修計画があったからでしょうか、お答えいただきたいと思います。  続きまして、有都小学校無線LANにつきましてはよくわかりました。大成功、特に平成31年の本発表に向けてということですので、よろしくお願いしたいと思います。  続きまして、外部指導員については、予算内容一覧表に書いています府の支出金として93.3万円が計上されていますけれども、これを活用してということでよろしいのでしょうか。もう一つは結構です。先ほどお答えいただいた、国が定めたことということで結構です。  最後、生涯学習センターにつきましては、無事故をお祈りするわけですけれども、桜を守るための工事内容というのをお聞かせいただけますでしょうか。  以上、よろしくお願いいたします。 ○長村善平 委員長  田中学校教育課主幹。 ◎田中庄平 学校教育課主幹  中学二年生の職場体験学習につきましてでございますが、生徒の希望に合わせまして、実施していきたいと考えております。 ○長村善平 委員長  加藤教育総務課主幹。 ◎加藤正人 教育総務課主幹  南山小学校のトイレの改修についてでございますけれども、南山小学校以外の学校につきましては、耐震化の大規模改造工事でおおむねトイレの改修も一定やっておりますけれども、南山小学校だけはやっておらず、特に洋式化率が低い学校でありまして、本来なら大規模改造工事をやっていきたいところがなかなか財源的に難しい状況にありますので、とりあえずトイレの改修を一部やっていきたいということでするものでございます。 ○長村善平 委員長  川中教育部次長。 ◎川中尚 教育部次長  部活動指導員の配置でございますけれども、本事業につきましては、国・府がそれぞれ3分の1を持っておりまして、先ほど委員ご指摘のとおりでございます。ただ、国・府の方も現在予算がまだ審議中でございますので、当然補助額については今後また変更があるかとは考えております。  以上でございます。 ○長村善平 委員長  吉田生涯学習センター館長。 ◎吉田順一 生涯学習センター館長  桜を守るための工事の内容でございますが、桜の木の根によって盛り上がったインターロッキングを下げることは困難でありますので、その部分を逆にかさ上げをし、桜の木の周りの一段高くなった植え込みに取り込むことにより、不規則な段差をなくしたいと考えております。 ○長村善平 委員長  清水委員。 ◆清水章好 委員  どうもありがとうございました。先ほど、最初のキャリア教育については生徒の希望に合わせてというふうにご答弁いただいたんですけれども、生徒からそんな声が上がるとは思えないですけれども、逆に教育委員会の方から障害者がお勤めのところに、こういうことで受け入れていただけますかということはしていただけるのかどうか、お聞かせいただけますか。それを受けて、こんなのがありますけれどもということで、学生にアピールするのも一つかと思います。  続きまして、洋式トイレにつきましては今後とも計画どおり、またよろしくお願い申し上げます。  最後、生涯学習センターのところは、インターロッキングという工事手法ということですね。そんなようなご答弁をいただいたので、多分設計は済んでいるかと思いますけれども、桜も間もなく開花するかと思いますけれども、設計がまず済んでいるかどうか。済んでいるのであれば、予算が通った後ですけれども、いつごろの予定なのかわかっておられたらお聞かせください。  以上、よろしくお願いいたします。 ○長村善平 委員長  川中教育部次長。 ◎川中尚 教育部次長  中学校の職場体験の、障害を持っておられる方々の職場への体験ということでございますが、生徒のニーズ等も把握しながら、教育委員会としても広く考えていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○長村善平 委員長  吉田生涯学習センター館長。 ◎吉田順一 生涯学習センター館長  設計につきましては、おおむね完了しております。施工の時期でございますが、もうすぐ桜の時期がございますので、それが終わりましたらできるだけ早い時期に施工したいというように考えております。 ○長村善平 委員長  暫時休憩します。                  午前11時05分 休憩                  ――――――――――――                  午前11時10分 再開 ○長村善平 委員長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  近藤委員。 ◆近藤恒史 委員  幾つかお聞かせいただきます。全て予算内容一覧表からになります。  まず72ページ、教育支援センター運営費で、不登校児童・生徒の対応のところで予算が上がっています。その下、研修費のところで不登校未然防止というのが上がっているんですけれども、やはり一番最初不登校になるきっかけ、親からの学校に対するSOSであったり、そういうのも受け取ることが重要ではないかと考えます。ここに上がっている予算では、職員の研修であったり、残念ながら不うか、お知らせではないけれども、こういうときは相談してくださいみたいな、そういうお知らせといったものは予算的に上げられていて、そういう対応をされているのか教えてください。  続いて、75ページです。アンケート「hyper−QU」実施というところで、例年でしたら2回あったものが今回1回に削減されています。このアンケート自体は子どもたち、児童であったり生徒であったりが学校生活を問題なく過ごすためのアンケートだったように記憶しているんですけれども、2回から1回になることで影響はないのか、お考えをお聞かせください。  続いて、80ページです。やわた放課後学習クラブ運営費で、小学校五・六年生を対象に費用が計上されています。これまで本会議や委員会等でいろいろとやりとりさせていただいた中で、学力向上に登校になってしまった児童・生徒に対する予算ですけれども、そういった親、保護者に対して啓発とは家庭での自学自習の習慣づけが必要であるとお聞きしていましたけれども、中学生は鳩嶺教室というような形でつくられたりしていますけれども、一年生から四年生の子どもたちに対しては、何か学びの場というものはつくっているのかどうか教えてください。  同じページで下のところ、徒然草文学賞表彰費。先日も表彰式に参加させていただきました。作品等、本当にすばらしいというふうに感じたんですけれども、ちょっと小学生、中学生に対しての募集方法、問題があったのではないかと思うんです。というのは、受賞者がほぼ八幡市内の小・中学生、一部遠方からもありましたけれども、募集方法をどのようにされてきたのか。今年度の分について、その辺どのようにお感じになったかというのを教えてください。  続いて、81ページです。古文書調査事業費というのが上がっていますけれども、これは一体年間どれぐらいの量を調査されるのか教えてください。  同じページ、発掘調査事業費のところで、「美濃山廃寺 他」となっています。この「他」とはどこを指すのか教えてください。  それとちょっとページ前後するんですけれども、74ページ、76ページにかかってくるとは思うんですけれども、先日小学校、中学校ともに卒業式が行われました。男山第三中学校では卒業式の前日に一部の子どもたちが皆勤賞ということで学校から皆勤賞の賞状とそれを入れるクリアファイルとを渡されたんですけれども、3年間、小学校でいうと6年間になりますけれども、続けることは大変難しいことだと思います。そういった成功事例を体験させてあげるということは教育の上でも非常に必要だとは思うんですけれども、なかなか3年間、6年間となると難しいと思うんですね。私たちのときには、担任の先生が独自に1年ごとにそういった、皆勤なら先生の方から小さい皆勤賞もらって喜んでいたりとか、あと、1日欠席だったら精勤賞ですね。そういうのがあって、その学年の終わりのときに先生に褒めてもらってとてもうれしい気持ちになって、また次の年それを目指してがんばろうというようなことがあったんですけれども、そういった取り組みというのはこの費用の中でできるものなのか、またされているのかどうか教えてください。  最後ですけれども、先ほどから休憩中にいろいろと話題になっておりました小学校の卒業式で、私自身非常に違和感を覚えたんですね。ことしでいいますと、さまざまな小学校で、はかまで正装、華美に正装されているような気がします。保護者の問題だとは思うんですけれども、そういったことに対して、市教育委員会としての考えというか見解があればお聞かせください。  以上です。 ○長村善平 委員長  信次教育支援センター所長。 ◎信次剛司 教育支援センター所長  不登校未然防止に向けての保護者への取り組みにつきましてお答えします。  就学前におきまして、各小学校で行う入学者説明会で、校長から、児童の入学後、学校生活での課題が起きた場合、速やかに学校と連絡をとり合って早期に解決することが重要であることを保護者に伝えております。また、小学校の入学式後に、学級で担任が保護者に学校教育について話をする際も、同様に何か課題があったときは早期に学校と家庭が連携することの大切さについて話をします。また、校長会におきまして、教員向けの不登校早期発見のチェックポイント表や未然防止、早期対応の資料を配付し、各学校で活用して、児童や保護者対応の資料としております。また、京都府教育委員会が作成しました「親の学び 一人で悩まないで」という家庭教育資料が発行されており、各小学校に配付しております。  以上でございます。 ○長村善平 委員長  福田学校教育課主幹。 ◎福田昌弘 学校教育課主幹  「hyper−QU」についてでございますが、調査の趣旨や結果の見方、また指導につきましては、一定教職員に周知できており、浸透してきていることから、来年度からは1回とするものでございます。 ○長村善平 委員長  田中学校教育課主幹。 ◎田中庄平 学校教育課主幹  小学一年生から小学四年生の学びの場につきましては、まずは学校で学びの基礎を身につけさせることが大切であると考えており、補習や家庭の連携による家庭学習の習慣化に重点的に取り組んでいるところでございます。 ○長村善平 委員長  松浦社会教育課文化体育振興係長。 ◎松浦悠爾 社会教育課文化体育振興係長  徒然草エッセイ大賞に関するご質問にお答え申し上げます。  平成29年度実施時には小・中学生を対象とし、市内はもとより、京都府内の教育委員会、公立小・中学校、図書館などにポスター及びチラシによる事業周知への協力を依頼しておりました。結果として、市内から多くの応募をいただきましたことはよい傾向であると考えておりますので、今後につきましても、市内小・中学校と連携をしてまいりたいと思います。  以上です。 ○長村善平 委員長  河原文化財保護課長。 ◎河原豊 文化財保護課長  古文書調査事業費に関するご質問にお答えいたします。市内旧家社寺等保有古文書調査ですが、今回調査対象となる古文書は、旧家6件、社寺1件の計7件でございます。  次に、発掘調査事業費の市内遺跡緊急発掘調査ですが、現在開発がほぼ確定しているのは美濃山廃寺だけですが、遺跡内での開発の協議を行っているものは橋本地区と八幡地区の2件ございます。 ○長村善平 委員長  福田学校教育課主幹。 ◎福田昌弘 学校教育課主幹  皆勤賞などの取り組みについてでございますが、子どもたちが学校生活の中でさまざまな取り組みを通して、自己有用感や自己肯定感を持つことはとても重要なことと考えております。各学校においては、教科や行事を初め、さまざまな場面で子どもたちが自己有用感や自己肯定感を持てるように取り組まれていると思います。費用の面も含めまして、各学校で取り組んでいるよい取り組みにつきましては、教務主任会などで実施例や効果など、子どもたちがより意欲的に学校生活を取り組めるように交流し、広めていきたいと考えております。 ○長村善平 委員長  田中学校教育課主幹
    ◎田中庄平 学校教育課主幹  小学校の卒業式での服装についての見解でございますが、服装については一つの価値観ではなく、保護者や子どもたちによって多様であると考えることから、市教育委員会や学校として一定の枠組みを設定することは困難であると考えております。小学校においては、制服ではなく私服であることから、各家庭での判断になるものと考えております。 ○長村善平 委員長  近藤委員。 ◆近藤恒史 委員  たくさん質問して、答えていただきましてありがとうございます。  まず不登校対策のところですけれども、課題があったときに相談してもらうというような形で、あと、事前のチェック表等は先生用と思います。保護者が先生に相談してくる時点では、恐らく問題が生じていると思います。その手前の部分、保護者に気づきの部分ということで、こういう状態というか、日ごろこういう行動に出るとちょっと危ないよというような指導というか、そういうのがあればもっと不登校を未然に防げるというか、対策がとれると思うんですけれども、そういった細かいところは、保護者に対して通知できているのかどうか。またそういう連携、事が起こってからではなくて起こる以前、こういうのに注意してくださいというようなチェック表みたいなのがあればいいと思うんですけれども、そういうのがあるのかどうか。どうされているかというのを教えてください。  「hyper−QU」のアンケートの方は、影響はないとお考えのようですので、今まで2回されていてきめ細かい情報収集というか、子どもたちの観察をされていたのが、1回になるということで若干不安はあるんですけれども、その辺見落としのないように、これはしっかりしていっていただきたいと思います。  次に、小学一年生から四年生のところは、まず家へ帰ってしっかり自分で勉強することが大事だということで、その辺はわかりました。そこは今までどおりしっかりやってもらえるようにお願いします。  徒然草エッセイ大賞ですけれども、市内の小・中学校で連携を図って、そこから多くの応募があったということで一定の成果が得られたとお考えのようですけれども、内容のところに、全国からすぐれた、というふうに、全国からというような文句が入っています。これは昨年の40周年の記念事業だけではなくて今年度もされるということで、八幡市を全国に発信するためには、市内の小・中学校、府内にかかわらず、もっと全国的に八幡市を知ってもらうためにPRするいい機会だと思うんですけれども、その辺どうとらえておられるかお聞かせください。また、本年度予算内で全国的に、全国の小・中学校にどのように訴えていかれるか、計画があれば教えてください。  続いて、古文書の関係です。来年度は計7件調査されるということですけれども、これまでどれぐらいの量を調査してこられたのか。その中に驚くような発見とか歴史的に貴重というか、学術的に貴重なものというのはあったのかどうか教えてください。  遺跡の方ですけれども、2件が橋本地区と八幡地区、遺跡の名称等はあるんですか、あれば教えてください。  それと、成功体験の話ですけれども、そういった取り組み、市内小・中学校のさまざまな会議で先生方の中で取り組んでいかれているということで、ぜひとも、なかなか小学校、中学校で全体の前に出て表彰されるであったりというのは、そんなにも多い機会ではないんですね。学校に行き続けるというのは当たり前ですけれども、実は体調管理があったりとかで非常に難しいですけれども、頑張れば誰でも達成が可能だと。そういったところをしっかりと成功体験として本人にとらせていくことによって、今後の成長にも大きくつながっていくのではないかと思うので、その辺いろいろな取り組みをまたしっかりと考えていっていただきたいと思います。  最後に、卒業式の格好の話ですけれども、一定縛りをかけるのは困難だというお話です。それで何を懸念しているかというと、華やかなのはいいんです。保護者は保護者で、どんな格好をさせて自分たちの子どもを送り出すというのはいろいろとあるのはわかっているんです。わかっているんですけれども、例えばはかまがレンタルであったりとか、今安くなってきて2万円前後でレンタルできるようなものですけれども、安くなったとはいえ2万円前後かかるんです。できるご家庭はいいです。できないご家庭もあるんです。そういったできないご家庭の子どもに対する配慮というのは必要だと思うんです。これが行き過ぎて、先ほどからお話ししていたら、少ないところで5割とか、多いところでしたら7〜8割ぐらいはかまを着ている子どもたちがいると。よその市でしたら、実はその小学校の女子100%がはかまというところもあるんです。予算説明書の75ページに就学援助等扶助費というのが上がっています。ことしに比べて小学校、中学校とも300万円ぐらい、来年度上がるんですけれども、最悪ここに卒業式対策費みたいな名目で、金額を計上しなければいけないような状況が来ることも考えられないことはないと思うんです。家計的に困難なところの子どもだけが普段着で、あとはきれいに着飾っているというような状況が来ると、そこまで考えていかないといけなくなってしまうのではないかと思うんですけれども、その辺はどういうふうに考えておられるか、感じておられるか、市教育委員会の見解をお聞かせいただきたいです。  以上です。 ○長村善平 委員長  信次教育支援センター所長。 ◎信次剛司 教育支援センター所長  不登校の未然防止の保護者向け文書の配付についてのご質問にお答えいたします。  現在、保護者用のチェックポイント表等の文書は配付はしておりません。不登校の要因は生活習慣の乱れ、発達面の課題、親子関係、学校での課題、学習面のおくれであったり、特に最近では起立性調節障害等の病気等の要因もふえており、またその児童・生徒個々にさまざまであり、さらに大半の子どもたちが、その要因が複合している場合が多く見られます。このような状況の中で、保護者の方が自分の子どもの渋り傾向について、正しく正確に未然防止のためのチェックができる内容の作成には、まだ研究を進めていく余地が今のところあるというふうに考えております。  以上です。 ○長村善平 委員長  西島社会教育課長。 ◎西島昭彦 社会教育課長  徒然草エッセイ大賞の再質問にお答えします。  全体を通して、全国に向け周知を行いたいと考えておりますが、小・中学生を対象とし、市外からの応募の増加につながる周知方法を受託業者と検討し、事業の周知に努めてまいりたいと考えております。 ○長村善平 委員長  河原文化財保護課長。 ◎河原豊 文化財保護課長  再質問にお答え申し上げます。  古文書調査につきましては、平成6年度から54件の社寺旧家等の調査を進めておりますが、そのうち林家文書1,467点が平成23年に京都府指定文化財に指定されております。  次に、現在遺跡内で開発の協議を行っているものですが、橋本地区につきましては木津川河床遺跡、八幡地区につきましては隅田口遺跡と女郎花遺跡にまたがった地区でございます。 ○長村善平 委員長  川中教育部次長。 ◎川中尚 教育部次長  卒業式の服装の問題についての再質問にお答え申し上げます。  委員おっしゃるとおり、子どもたちの経済的な格差の問題も表出しかねないことや、着物ですから、髪のセットや着つけなどにも時間がかかり、朝食をとれないまま帯を締めて式に臨み、気分が悪くなる子もいるというふうな報告も受けております。このようなことから、学校等を通じて保護者の理解を求めていきたいというふうに考えております。 ○長村善平 委員長  山口委員。 ◆山口克浩 委員  随分かぶっているところもありましたので、それをはしょりながら質問したいと思います。  まず1つ目ですけれども、予算内容一覧表の72ページ、教育委員会運営費ということで、教育委員4人の方が運営される教育委員会、これの学校等訪問9回という予定が入ってありますけれども、これの中身、学校を訪問して一体何をされるのか、どのような目的で学校を訪問されるのか、中身のことについてお聞かせください。  同じ72ページの研修費、職員研修のところですけれども、小学校・中学校教職員等研修のところですけれども、まずここに書かれてありますいろいろ、学級経営とか学力向上がありますが、最後にふるさと意識の推進という研修、小・中学校のころからふるさと意識を持ってもらう、意識を向上させる、推進させる、郷土愛のようなものを想像しますけれども、この研修の中身はどのようなものなのかお聞かせください。  それと以前、数年前に児童虐待の事例が、ネグレクトのような形で死亡してしまった事件が本市においてもありましたけれども、こうした虐待の可能性のある児童・生徒に対して、教職員がこれからどうかかわっていくのか。そういった研修、児童虐待に特化する研修というのはしておられるのでしょうか、その研修の中身をお聞かせください。  次に、75ページの小学校の英語活動推進費ということで、三年生から六年生対象ということで、2020年から小学校の英語教育の内容が変わるということで、五・六年生でやっていた外国語活動が三年生・四年生に前倒しされると。言ってみればそれの先行実施をしていくということだろうと思うんですけれども、この英語活動推進費を使って、どのように英語活動をされていくのか。それと、今まで外国語活動というのをやっていたと思うんですね。それと今回の英語活動、一体違いはどこにあるのか。小学校における英語活動です、お聞かせください。特に前倒しという形で英語活動をやるんですけれども、小学三年生・四年生とやるんですけれども、どのようなものになるのか。あわせてお聞かせください。  それと次、77ページ、中学校英語教育推進のところですけれども、800万円が予算づけされておりますけれども、その中身、どういったことをされるのか、どのように英語教育を推進されるのか、お聞かせください。2020年度から文部科学省は中学校の英語の授業を英語で実施するといった方針を打ち出していますけれども、去年話題にもなりましたけれども、京都府教育委員会が京都府公立中学校の英語教員にTOEICを受検させたと。990点満点中最高点は885点で、最低点は280点だったという結果、平均点は588点と。文部科学省が730点というところを目標に定めているんですけれども、達成したのは4人だけだったという現状があるんですね。中学校の英語教員の英語力の向上、プロフェッショナルとして当然英語力はつけるべきだと思うんですが、その後のTOEICの受検とか京都府下中学校の英語教員の英語の学力向上のための取り組みは何かされているのか、お聞かせください。  次に、76ページの部活動指導員ですけれども、先ほど同僚委員からいろいろ質問があってよくわかりました。数点お聞きしたいのが、部活動指導員の待遇というのはどうなっているのか。これは正職員で雇用されるのか。身分保障に関して何か法的な根拠があるのか。新たな部活動指導員を雇うことに関して、その点お聞かせください。  最後に、予算内容一覧表の82ページ、公民館管理運営費ということで、これも質問が出ていましたけれども、稼働率のところですけれども、まだまだ稼働率を上げていく余地があるのではないか。特に公民館の場合はできるだけ一部の団体ばかりが使うのではなく、幅広い年齢層が気軽に集えるような場所になれたらという思いは持っております。公民館に行くことによって、社会教育とか市民活動といったことに加われるという側面がありますので、特に若い世代、中・高生の世代から自由に使えるそういったスペースがあればいいのではないかと、公民館は市民活動の拠点ですから。そういった利用促進に関して、これから取り組まれようといった予定というものが何かございませんでしょうか、お聞かせください。あと、公民館ですけれども、インターネットによる公民館予約というのはできるだけ進めていく必要があるのではないか。空き状況を見ることはできるとは思うんですけれども、公民館のインターネット予約に関してお考えをお聞かせください。  以上です。 ○長村善平 委員長  西川教育部次長。 ◎西川茂男 教育部次長  毎月1回開催されます定例教育委員会は午後に開催されまして、午前中に学校訪問を設定しております。小学校、中学校、幼稚園を二つの組み合わせにしまして、月1回の定例教育委員会の午前中に訪問していただいています。内容は、授業の様子を見学していただく、それと校・園長と学校の運営について協議をしていただく。それとまた、小学校、中学校では校長先生などと一緒に給食をとられています。  以上です。 ○長村善平 委員長  福田学校教育課主幹。 ◎福田昌弘 学校教育課主幹  ふるさと意識の推進の研修についてでございますが、八幡市に新しく赴任されました先生方を対象とした新転任者研修におきまして、八幡市の概要の講義とフィールドワークとして飛行神社と石清水八幡宮に行き、飛行神社では資料館で宮司より二宮忠八翁についてのお話を聞き、石清水八幡宮では舞殿に上げていただき、権禰宜よりお話を聞かせていただいております。  次に、虐待未然防止の研修ですが、虐待の実態や種類、深刻化する要因について、また発見から対処の方法について研修し、さらに虐待の未然防止の視点や学校の役割について、大学の教授を講師として研修を行っております。  次に、小学校・中学校英語教育推進費についてですが、小学校8校に対して2人、中学校では各校に1人の外国人講師を配置して、英語教育の推進に努めております。 ○長村善平 委員長  川中教育部次長。 ◎川中尚 教育部次長  英語教育推進に係る教職員の研修等についてでございますが、府教育委員会の方といたしまして、まず採用の段階で、小学校においては英語枠という、中学校の英語の免許もしくは英語検定準1級程度の者を一般の枠とは別に採用枠を設けておりまして、今後の小学校の英語教育の推進に向けて取り組みが進められております。また、中学校の教職員につきましては、先ほど委員ご指摘のとおり、TOEIC等の受検については、今年度も引き続きやられると聞いておりますし、また英語教育の指導力向上のため、外部専門機関と連携して、中学校教員の養成を実施される英語教育人材育成強化事業等、府教育委員会の方でもさまざま取り組んでいただいております。市教育委員会といたしましても、積極的にそれらの事業を活用しながら、本市の英語教育の推進に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 ○長村善平 委員長  田中学校教育課主幹。 ◎田中庄平 学校教育課主幹  小学校における外国語教育は、中学年で聞くこと、話すことを中心とした外国語活動になれ親しみ、外国語学習への動機を高めた上で、高学年からは発達の段階に応じて段階的に文字を読むこと及び書くことを加え、総合的、系統的に扱う教科学習を行ってまいります。内容につきましては、中学年の外国語活動では、挨拶のほか、相手の好みを聞いたり、自分の好みを答えるなど、ゆっくり、はっきり話された際に自分のことや身の回りのものをあらわす簡単な語句を聞き取ったり、質問に答えたりするなどの活動を行います。高学年の外国語科では、夏休みの思い出について聞いたり話したりするなど、短い話の概要をとらえられるように聞き、その場で質問をしたり、質問に答えたりして、伝え合うことができるようにします。また、語順を意識し、語と語の区切りを意識しながら書き写すなどの学習を進めてまいります。 ○長村善平 委員長  川中教育部次長。 ◎川中尚 教育部次長  部活動指導員ですけれども、あくまでも非常勤職員になります。身分については、法的根拠につきましては、先ほども言いましたが、学校教育法施行規則の中に明記されております。  以上でございます。 ○長村善平 委員長  大野生涯学習センター主幹。 ◎大野功 生涯学習センター主幹  公民館のご質問でございます。  若者世代に特化した事業についてはしておりませんが、毎月1回、公民館連絡会議を6館が総体的に集まりまして、その中で公民館の利用促進に向けた事業のあり方等々、協議をいたしているところでございます。その中で、子育てに関することや、あるいは健康、環境、親子に関する講座を企画するよう協議をいたしているところでございます。あわせまして、子どもの長期休暇に合わせた企画も実施していただくよう協議をしているところでございます。  次に、インターネットの関係でございます。インターネットの関係については、今後ますます需要が高まってくると想定しております。ただ、現在それぞれの公民館でインターネット予約できるという環境にはなっておりません。近隣の市町村の中でそういった先進的な事例等も含めて、また研究をしていきたいと考えております。 ○長村善平 委員長  午後1時まで休憩します。                  午前11時47分 休憩                  ――――――――――――                  午後 1 時00分 再開 ○長村善平 委員長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  山口委員。 ◆山口克浩 委員  それでは、再質問をさせていただきます。  まず1点目ですけれども、72ページの教育委員会運営費ですが、学校等訪問9回、午前中に月1回の訪問をグループに分かれて行っているということで、授業の様子を見学されている、一緒に給食をとったりしているということですが、ここ1年間学校訪問をされて、特に授業を見て何か気づいたこと、特に授業自体は成り立っていますでしょうか。言ってみればいわゆる学級崩壊のようなものはなかったでしょうか、みんな静かに授業を聞いているような感じでしたでしょうか、その点をあわせてお聞かせください。それと、教育委員会の委員による定例会を月1回やっていると思うんですけれども、これから教育に関する大きなテーマ、議題とか何かございましたらお聞かせください。  次に、72ページの研修費のところですけれども、よくわかりました。ふるさと意識の推進ということで、フィールドワーク、飛行神社に行ったりされているということで、今後この研修の中身をどのように教育現場に生かしていかれるのか。特に授業でどのように取り組まれていくのか、お聞かせください。特に、郷土愛を育むことはこれから大切なことだと思うんです。グローバル社会になった、これから日本人は世界へ向けて飛び出していかなければならない。そうなったときに、郷土愛というのは一つの日本人としてのアイデンティティになるのではないか。自分のアイデンティティをしっかり持った上で世界に羽ばたいていくということは大切なことだと思うんですけれども、そのアイデンティティ確立のために郷土愛、ふるさとを思う心といいますか、そういったものは大切だと思うんですが、本市には文化財保護課というのがありまして、八幡市の歴史とか文化とかを扱っておられる。しっかりと文化財保護課と連携して、授業に取り入れていくことによって、特別活動とか総合学習の時間とかに、八幡市の歴史、国宝石清水八幡宮があるとか、徒然草があるというところも含めて連携していくというのは非常に大切だと思うんですけれども、郷土愛という観点から文化財保護課と連携していくことに関して、同じ教育部としてどのようにお考えでしょうか、お聞かせください。  児童虐待に関してはよくわかりました。文部科学省から、児童虐待防止対策に関して通知が出ているんです。教職員に関しても一定理解を進めていくべきだと。特に、児童相談所の職員を講師に招いたりして研修の充実を図ることが必要だという通知が出ていたと思うんですけれども、児童相談所との連携に関して、こういった児童虐待に関して、先生の研修でもいいですけれども、今現在どのようになっているのか、お聞かせください。  3点目に、英語活動のところですけれども、よくわかりました。小学校のところですけれども、これから、2020年から小学校三年生・四年生の英語活動、そして小学五年生・六年生は英語が教科化されるということで、教科になったら成績をつけなければならないと思うんですね。どのようにこれから評価を、英語という教科の観点で、小学五年生・六年生を成績づけしていくおつもりなのか。評価の仕方とかを考えておられましたらお聞かせください。  次に、中学校英語教育推進のところですけれども、よくわかりました。TOEICの試験ですけれども、ぜひ730点、文部科学省が目標としている合格点を超えるように、英語の先生みずから努力していただけたらと思っております。280点の最低点の方がおられた。実力があるかもしれませんけれども、いろいろなお考えを持っているのかもしれません。ひょっとしたら、何で我々がTOEICみたいなペーパーテストを受けなければならないのだという思いを持っているかもしれませんし、言ってみれば中学校の英語にTOEICのような、最前線で使うようなビジネス英語は必要ないと思われているかもしれませんし、もっと言うと、中学校の英語だったら中学校の英語の教科書だけを教えられたら授業というのは成り立つんだと、それに特化してやればいいだけじゃないかと思われているかもしれませんけれども、ぜひ先生みずから学ぶ姿勢を見せるということをお願いしたいと思います。何もTOEICのペーパーテストが全てだと私も思っていませんし、やはり先生みずからが学ぶ姿勢をしっかりと身につけると。そこから醸し出す雰囲気とか、常に学ぶ姿勢からにじみ出る教養とか、そういったところが生徒たちには見られていると思うんです。感性が豊かな小・中学生というのはそういうところを見て学んでいると思いますので、ペーパーテストの点がどうというよりも、プロとして学ぶ姿勢を身につけていただけたらと、ぜひこれからもTOEIC対策をお願いしたいと思っております。これは要望とさせていただきます。  次に、76ページの部活動指導員のところですけれども、部活動指導員というのは非常勤職員ということで、学校教育法施行規則に書かれてあるということでよくわかりました。そもそもこの部活動指導員というのは、言ってみれば働き方改革の一環として出てきたと思うんです。余りにも忙しい。部活動をやっていると、とても生徒指導全般、指導できなくなってくる、授業もおろそかになるかもしれないということで、日々忙殺されている状況から少しでもということで働き方改革の一環としてとらえることもできると思うんですけれども、部活動指導員を導入することによって、本市の教職員の負担が軽減されるということは考えられますでしょうか。そういった現場の声もあわせて、もしありましたらお聞かせください。  最後に公民館のところですけれども、よくわかりました。先進的な事例をぜひ取り入れていただいて、公民館の活性化、利用促進をお願いしたいと思います。子どもの長期休暇、夏休みとかに利用できるようなご配慮を引き続きお願いしたいと思います。  以上です。 ○長村善平 委員長  谷口教育長。 ◎谷口正弘 教育長  教育委員会の学校訪問での授業の様子ということでございますけれども、現教育委員の皆様方、長い方では8年任期を務めておられます。そういう中で、随分授業の様子は変わってきたというコメントをいただいております。これは子どもたちに落ちつきが見られるということですけれども、本市は学習支援員も配置していただいておりますので、その効果もかなり出ているのではないかということは、教育委員会の中でも話になっているところでございます。ただ、これから求められる教育、授業のあり方、一般に言われるアクティブ・ラーニング的な要素ということについては、まだまだ十分ではないということもありますので、今後学校についてはそういう指導、助言もしていかなければいけないという声も聞いております。また、ICTの活用については随分進んだという感想もいただいているところでございます。  それから、今後の教育委員会のテーマでございますけれども、二つに大きく分けて考えていかないといけないと思っております。一つは本市独自の課題克服だろうと思っております。学力の問題でありますとか不登校の問題というのは、いまだになかなか解決になっていないということでございますので、引き続きの協議をしながら、学校とともに、また就学前とともに取り組んでいかなければいけないというふうに考えているところでございます。また、今委員会でも話題になっております今後の教育のあり方、新学習指導要領の趣旨に載っているような部分、例えば本当に英語教育をどう進めていくのかとか、来年度から小学校の道徳が教科化になりますし、その次には中学校ということになります。またそれに伴っての教科書採択という話も出てきますので、こういったことについても、教育委員会としては重要なテーマとなるのではないかと考えているところでございます。  以上でございます。 ○長村善平 委員長  田中学校教育課主幹。 ◎田中庄平 学校教育課主幹  研修をどのように生かしていくかということにつきましてお答えいたします。  八幡市の教職員が八幡市について知ることが先生方の授業改善につながり、ひいては子どもたちが八幡市について知り、郷土愛を育むことにつながると考えております。小学校の取り組みとしましては、小学三年生の社会科において八幡市について学習をするとともに、八幡市内めぐりや文化財保護課との連携におきましては、ふるさと学習館の見学を実施しております。また、小学四年生では「やわたものしり博士」検定を実施しており、市の地域の様子や名所旧跡、建物を見学し、八幡市にゆかりのある人物などについて詳しく学習したりしております。 ○長村善平 委員長  河原文化財保護課長。 ◎河原豊 文化財保護課長  再質問にお答えいたします。  文化財保護課が所管しておりますふるさと学習館では、郷土の歴史を学ぶ時期に合わせて、市内全小学校の三年生の社会見学の受け入れをしており、その際に本市の歴史文化などについて説明を行っているところでございます。 ○長村善平 委員長  福田学校教育課主幹。 ◎福田昌弘 学校教育課主幹  虐待についての研修についてでございますが、児童相談所の方を講師としての研修についてですけれども、さまざまな場所でさまざまな講師の方をお招きしております。昨年度におきましては、京都府の研修で児童相談所の方の研修を受けたりもしております。  あと連携についてでございますが、生徒指導主任、スクールソーシャルワーカー、学校の管理職が十分に連携をとり、疑いのあるものについても即時連携をして通告するなど、対応をしております。 ○長村善平 委員長  田中学校教育課主幹。 ◎田中庄平 学校教育課主幹  外国語の評価につきましてお答えします。  新学習指導要領の改訂に伴いまして、全ての教科等については知識及び技能、思考力、判断力、表現力等、学びに向かう力、人間性等の三つの柱に整理がなされました。この三つの観点に従いまして、外国語科、また外国語活動におきましては、児童の活動の観察やパフォーマンスの評価など、多様な評価方法から児童の学習状況を適切に評価できるようにしていきたいと考えております。 ○長村善平 委員長  川中教育部次長。 ◎川中尚 教育部次長  部活動指導員の再質問にお答え申し上げます。  導入することで負担軽減が考えられるかということですけれども、今回予算の範囲内で部活動指導員を配置させていただきますので、せいぜい二つか三つの部活動になるかと考えられます。申しわけございません、今正確に本市の中学校で幾つの部活があるかわかりませんけれども、各学校10あったとしても40あるわけです。そのうちの二つ、三つですから、そう多くの部分にはならないかと。今後、国の方でもふやしていくと聞いておりますので、そういう負担軽減につながっていくと思いますけれども、本市といたしましては、何よりも部活動の指導の充実をメインに考えていきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 ○長村善平 委員長  山口委員。 ◆山口克浩 委員  よくわかりました。要望だけですけれども、英語のところで1点だけ。2020年に大学入試改革が行われると。今の大学入試センター試験が大幅に変わって、問題も、特に英語も話すとか書くとかいろいろ問われてくると。それも一つの目標に掲げての英語教育だと思うんです、小学校から始まる英語教育の改革は。ですので、そういった大学入試改革というのも見据えてこれから取り組んでいただけたらと。大幅に変わる、学力的なところにも直結するんですけれども、それを最後にお願いしまして、要望としまして終わりたいと思います。  以上です。 ○長村善平 委員長  鷹野委員。 ◆鷹野雅生 委員  予算内容一覧表の81ページ、文化財の調査に関して、順にお伺いさせていただきます。同僚委員と重なるところがありますが、よろしくお願いいたします。  まず最初に、市内社寺等保有美術工芸品調査についてお伺いします。彫刻・絵画・工芸品等とありますが、調査対象社寺は決まっているのですか。また調査期間はどれぐらいかけて行われていますか、お伺いします。それと、今回特に注目しておられるところはどういうところかお伺いします。そして、実際に調査を担当される人はどのような方か、大学のしかるべき学部とのタイアップはあるのかどうか、調査結果はどこに報告されているのか、またメディア対策は考えておられるのか。そして、最後に予算の主な使途について教えてください。  次に、市内旧家社寺等保有古文書調査ですが、今回調査の対象となっている旧家社寺数については先ほど同僚委員の方からの質問で、調査対象となる古文書は旧家6件、社寺1件、計7件ということでわかりました。この古文書調査には市内の旧家とありますが、旧家の定義はどうなっているのか教えてください。特に目をつけている古文書はありそうですか、お伺いします。また、古文書の評価は誰がされるのか。先ほどの美術工芸品調査と比べて、この古文書の調査の予算設定が倍以上となっていますが、33万円と71万円の差は何を想定しておられるのか、お聞かせください。  次に、市内遺跡試掘確認調査ですが、調査の目的は何を試掘し、何を確認するのかお伺いします。今回の調査は、府あるいは国から要請されたものかどうかお伺いします。調査期間は規模も関係すると思いますが、どれぐらいでしょうか。そして、どういう方が担当されるのか。その中に遺跡の専門家は入っておられるのかどうかお聞かせください。  それと、石清水八幡宮境内石垣測量調査ですが、どのような石垣を対象としているのかお伺いします。そして、最後に予算の主な使い道について教えてください。  次に、石清水八幡宮境内八角堂保存修理が高額の予算を計上して予定されていますが、八角堂のどの部分の修理が必要となっているのか。特に大切な工事はどのようなものかお伺いします。そして、4,000万円を超えるのはどのような工事を予定されているのかお伺いします。それと工事を担当されている業者はどのように選ばれたのかお聞かせください。  最後に市内遺跡緊急発掘調査とありますが、この場合の緊急とはどういう意味なのか教えてください。この調査に市はどのようにかかわっているのかお伺いします。「美濃山廃寺 他」とありますが、「他」は具体的に上がっているのかどうかお聞かせください。
     以上で1回目の質問を終わります。 ○長村善平 委員長  河原文化財保護課長。 ◎河原豊 文化財保護課長  文化財の調査に関するご質問にお答えいたします。  市内社寺等保有美術工芸品調査ですが、調査対象につきましては、過去の調査で把握した旧家2軒の美術工芸品に関する調査を通年、1年を通して行う予定でございます。この旧家2軒は石清水八幡宮の神人を務めた家であることから、石清水八幡宮との関係性に注目して調査を進めてまいりたいと考えております。  次に、この調査は専門の嘱託員と学芸員資格のある臨時職員が行う予定でございます。  次に、大学とのタイアップですが、現段階では連携調査の予定はございません。  次に、調査結果ですが、必要に応じて京都府、文化庁に報告いたします。  次に、メディアへの公表でございますが、美術工芸品は個人情報を含んでおりますので、調査が完了した段階で、所有者等の意向を踏まえまして判断してまいりたいと考えております。  次に、予算の主な使途でございますが、通年の調査における学芸員資格を有する臨時職員の雇用賃金でございます。  次に、市内旧家社寺等保有古文書調査ですが、古文書調査における旧家の定義でございますが、調査を必要とする資料をお持ちの石清水八幡宮の神人を務めた家や近世に庄屋を務めた家などが当たるものと考えております。  次に、特に注目している古文書でございますが、調査対象のうち4軒が石清水八幡宮の神人を務めた家であることから、石清水八幡宮との関係性に注目して調査を進めてまいりたいと考えております。  次に、古文書の評価ですが、必要に応じて学識経験者などに依頼することを予定しております。  次に、美術工芸品調査との予算規模の違いでございますが、調査対象となる古文書が美術工芸品の倍以上の点数となる見込みであることに伴い、通年の調査における学芸員資格を有する臨時職員の雇用賃金を増額しているものでございます。  次に、市内遺跡試掘確認調査ですが、試掘確認とは開発が予定されている埋蔵文化財包蔵地、いわゆる遺跡を発掘し、遺跡の広がり、遺跡の深さ、遺跡の性格などを知るための調査で、国・府からの要請ではなく、開発業者などから国庫補助で行う意向があれば予算の範囲内で実施するものでございます。現在予定されているものはございませんが、国庫補助の支出時期を開発の日程に合わせることが非常に難しいことから、あらかじめ一定額の予算を計上しているものでございます。  次に、試掘確認の調査期間ですが、開発の規模、遺跡の性質などによって異なりますが、開発業者などとの協議を行う中で決定することとしております。  次に、発掘調査はほとんど業者委託されますが、市の調査が当該発掘調査について指示を行うこととしており、遺構、遺物の内容によっては、京都府や学識経験者の指導を仰ぐこととしております。  次に、史跡石清水八幡宮境内石垣測量調査ですが、史跡内にある石垣のうち、重要度や崩落の可能性などを考慮して、対象地を選定しております。  次に、予算の主な使途でございますが、対象となった石垣の測量と図化についての委託料でございます。  次に、国庫補助史跡保存整備事業費ですが、平成26年度から保存修理事業に取り組んでおります国史跡の八角堂につきましては、今年度に屋根工事を完了し、来年度は主に扉や欄間などの建具の修理や、飾り金物の補修と仕上げの塗装や左官を行う予定でございます。これらの工事に加えて、基礎工事、仮設工事、木工事などを加えて、工事請負費として4,424万3,000円を計上しております。  次に、工事業者の選定ですが、京都府の指導に基づき、市の登録業者の中から府内で文化財の半解体修理の実績のある業者を選定し、入札を行う予定でございます。  次に、市内遺跡緊急発掘調査ですが、この場合の緊急とは、遺跡内において開発行為が行われた場合に緊急に必要となる発掘調査という意味でございます。  次に、発掘調査は市内遺跡試掘確認調査と同様、市の職員が発掘業者へ指示を行うこととしております。  次に、現在発掘がほぼ確定しているのは美濃山廃寺だけでございますが、遺跡内での開発の協議を行っているものは橋本地区と八幡地区の2件がございます。  以上でございます。 ○長村善平 委員長  鷹野委員。 ◆鷹野雅生 委員  ありがとうございました。全体を通して各調査と連携を図りながら、特に広報活動を抜かりなく進めることがそれぞれの成功につながっていくと考えております。何点か質問をさせていただきたいと思います。  まず、美術工芸品調査と古文書調査のところですが、どちらも石清水八幡宮との関係性に注目して調査を進めるということで、わかりました。美術工芸品調査と古文書調査の結果は、将来どのように活用されるのでしょうか、お聞かせください。  次に、市内遺跡試掘確認調査ですが、石垣の選定についてはわかりました。測量調査の目的ですが、石垣を調べることによって、石清水八幡宮のどのような内容が解明されることが期待されるのでしょうか、お伺いします。  最後に、史跡石清水八幡宮境内八角堂保存修理についてお伺いします。保存修理事業や工事事業者の選定についてはわかりました。八角堂保存修理については、随時ホームページで写真と解説つきで詳しく知らせていただいております。解説を見ていると、ここがすごいというところには、清水寺、知恩院など、文化財保護事業に携わった高度な技術を持った職人たちが、今回八角堂の彩色復原を手がけ、職人の声のところには、貫や柱に描かれた唐草は、流れや太さが1本1本少しずつ異なっていて、一つとして同じところがない、そこが見どころと書いてありました。工事の進みぐあいもよくわかります。石清水八幡宮は本市の歴史文化、自然を語る上で欠くことのできない大変重要なものと考えております。八角堂以外で、史跡石清水八幡宮境内において来年度どのような修理が行われる予定なのかお伺いします。  以上です。 ○長村善平 委員長  河原文化財保護課長。 ◎河原豊 文化財保護課長  再質問にお答えいたします。  美術工芸品調査及び古文書調査により判明いたしました内容につきましては、将来の市史改訂における基礎資料としたいというふうに考えております。  次に、測量調査の目的でございますが、石垣の材質や積み方を調査することによって、当時の宿坊の様子を解明することにつながるものと考えております。また、石垣の崩落があった場合の復元データとして活用することも考えております。  次に、来年度の史跡石清水八幡宮境内における修理予定でございますが、石清水八幡宮から本殿の一部修理と本殿修理の信長塀の修復工事を行うというふうに伺っております。 ○長村善平 委員長  鷹野委員。 ◆鷹野雅生 委員  よくわかりました。ありがとうございました。  以上です。 ○長村善平 委員長  小北委員。 ◆小北幸博 委員  本日は京都府の知事選挙の告知日ということもありまして、またこの後夕刻から城南衛生管理組合の議会があるという忙しい日なので、若干質問を減らしながらやりたいと思います。  まず予算内容一覧表で、73ページです。八幡市・八幡浜市中学生交流事業費についてです。これについては、考え方については代表質問でも大体お聞きしたのでいいんですけれども、「くすのき」の69号で、八幡浜市の中学生と交流しましたという形で事業報告と言ったらいいんですか、内容的な部分というのはおおよそわかるような形にはなっているんですけれども、本市の市民全体というんですか、児童・生徒のおられない家庭に対しての報告等はどういうふうな形で行っておられるのか、お聞かせください。  それと、予算内容一覧表の同じく73ページですけれども、いじめ防止対策委員会について教えてください。今回代表質問等もありまして、なかなか資料請求までいかなかったので、細かいこと、特に毎回こういう部分は資料請求していただいている会派があるのであえていいかと思ったら、今回出ていなかったのでお聞かせください。この委員会のメンバーと開催回数について教えてください。  それと、予算内容一覧表の80ページです。やわた放課後学習クラブの学習アドバイザーのメンバー及び報償費について教えてください。  それと、先ほど来、これ以上引っ張ろうとは思いませんけれども、さくら小学校の例を挙げると、卒業式です。男児が46人のうちユニフォームを着て出席された児童が1人、はかまが2人、女児が34人、はかまが28人、ドレスが1人、合計80人です。さくら小学校の要保護が3家庭、準要保護が28家庭、合計31家庭です。レンタル料そのものを、先ほど同僚委員が2万円と言っておられたんですけれども、当日、PTA副会長ですからPTA会長にお聞きしたら、ヘアから着つけまですると6〜7万円かかると。さくら小学校は多分、双子の児童もおられたと思うんですけれども、双子ということは、二人とも着ておられたんですけれども、果たしてどれぐらいかけられたのかというのが非常に危惧されていて、やはり今後のあり方というのは、ここで予算でどうこうという話では全くないですけれども、私も文教厚生常任委員会委員長をしているので、なかなか文教厚生常任委員会ではこういう部分は言えないもので、今後ぜひ、何がいいのかと。中学校の制服を着て卒業式に出るのがいいのか、いや、あえて全員着物がいいのか、それならそれをどういうふうにするのかとか、保護者の感覚といえばそれまでで終わるかとは思うんですけれども、やはりこの社会情勢の中で今、要保護、準要保護の話をしましたけれども、母子家庭でおかあさんひとり、子どもひとりで保護を受けないで一生懸命育てておられる中で、子どもは着たいとは言えないでしょうし、かといって周りが着ていて、その卒業式へ行って果たして楽しい小学校生活を最終的に終えられたのかとなると、そうではない卒業式になってしまったら、義務教育とは一体何なのかと思う部分もありますので、そのあたりはぜひまた検討してください。これは指摘だけにしておきます。 ○長村善平 委員長  桂教育部次長。 ◎桂智美 教育部次長  八幡市・八幡浜市中学生交流事業の市民への報告につきましては、まずは広報やわたに掲載してお知らせをしております。それと市のホームページでは、まちの話題にも記事を掲載しておるところでございます。  以上です。 ○長村善平 委員長  山本学校教育課指導係長。 ◎山本貴秀 学校教育課指導係長  いじめ防止対策委員会についてでございますが、委員構成につきましては、弁護士、医師、心理または福祉の専門家として児童相談所所長及び臨床心理士、学識経験者として大学教授、人権関係団体の構成員として八幡市人権教育推進協議会の代表、八幡市小・中学校長会の代表、八幡市立小・中学校に在籍する児童または生徒の保護者として八幡市PTA連絡協議会会長の方々に就任いただいております。委員会は基本的に年1回開催しております。 ○長村善平 委員長  鍵本南ケ丘教育集会所館長。 ◎鍵本敦宏 南ケ丘教育集会所館長  学習アドバイザーメンバー及び報償費についてご説明申し上げます。  やわた放課後学習クラブのアドバイザーメンバーでございますが、平成29年度で登録者数は35人でございます。アドバイザーのうち教員免許保有者は13人でございます。構成人員は非常勤講師や元教師、教師を志している学生や地域の方などでございます。報償費は1時間当たり1,200円をお支払いしております。  以上でございます。 ○長村善平 委員長  小北委員。 ◆小北幸博 委員  わかりました。まず八幡浜市との中学生交流事業です。これについては事業報告という形で広報やわた、ホームページにも出していただいているんですけれども、今回の代表質問の答弁で、今後は海外はマイラン村との交流を考えているという形でご答弁されている部分があると思うんですけれども、教育委員会として、マイラン村との交流というのはどういうふうな形で今後進めていこうとされているのか、わかる範囲でご答弁ください。  それと、いじめ防止対策委員会です。このいじめ防止対策委員会ですけれども、八幡市人権教育推進協議会からの代表が出ておられると思うんですけれども、ちゃんと出席されているのかと思ったりするんですけれども、7人で年1回の開催なんです。先ほど来ある不登校との兼ね合いで八幡市は結構、小・中学校とも不登校の出現率が高いという形ですけれども、いじめに遭っての不登校というのは把握できていますか。できていたら教えてください。このいじめ防止対策委員会の開催が1回という形ですけれども、特に何か、今現在1回しか開催されない理由というのはあるんですか。課題というのがあればまた教えてください。  学習アドバイザーについては、教員免許を持っておられる方が13人おられるという形で、よくわかりました、報償費についても。水曜日がプリント学習、土曜日が漢字検定、数学検定の勉強という形になっていると思うんですけれども、資料請求していただいた資料を使わせていただきますけれども、94ページです。資料96です。ここでさくら小学校と橋本小学校を見てみます。さくら小学校は急激にですけれども、平成28年度、平成29年度と、土曜日の利用者数が、橋本小学校に関しても非常に土曜日の利用者数が増加してきているんです。先ほど言ったように、漢字検定、数学検定に向けての勉強をしているのが土曜日だと思うんですけれども、このあたりの伸び、増についてどういうふうに考えておられるのかお聞かせください。  以上です。 ○長村善平 委員長  越本教育部長。 ◎越本敏生 教育部長  マイラン村との交流のことでございますけれども、マイラン村との交渉も含めてこれから検討してまいりたいと考えております。(「教育委員会が」と言う者あり)一応教育委員会として検討して、最終的にはその後対象者として、市までいくのかどうかわからないですけれども、とりあえず教育委員会として、今検討していく予定でございます。 ○長村善平 委員長  信次教育支援センター所長。 ◎信次剛司 教育支援センター所長  いじめによる不登校についてお答えします。  平成29年度及び平成28年度につきましては、いじめが原因となる不登校はございませんでした。 ○長村善平 委員長  川中教育部次長。 ◎川中尚 教育部次長  いじめ防止対策委員会の年1回の理由でございますけれども、今件はいじめ防止対策の委員会でございまして、基本的には前年度のいじめの状況についてご報告させていただいてご意見をいただく、現在のいじめの各校の防止対策及び本市の防止対策についてご意見をいただくという形ですので、年1回でいいかというところでございます。なお、万が一いじめに関する重大事態が発生した場合につきましては、別枠で八幡市いじめ調査委員会を設置することといたしております。  以上でございます。 ○長村善平 委員長  鍵本南ケ丘教育集会所館長。 ◎鍵本敦宏 南ケ丘教育集会所館長  再質問にお答えします。  やわた放課後学習クラブの水曜日、土曜日の減少の件ですけれども、この間11月に保護者に対しましてアンケート調査を行いました。その中で、まだ個別に土曜日と水曜日の落ち率とか減少の度合いとかいう分析の最中でございまして、これからアンケートを分析して、将来に向けて検討していきたいと思います。 ○長村善平 委員長  川中教育部次長。 ◎川中尚 教育部次長  補足説明させていただきます。資料96ですけれども、左側から平成27、28、29年度となっておりまして、土曜日については、さくら小学校、橋本小学校は減少していると思います。さくら小学校で平成27年度土曜日838人、平成28年度が674人、平成29年度が669人でございますので、減少傾向にございます。これはおおむねどの学校についても、全体を見ていただいてもわかると思うんです。トータルでは減少傾向になっていると考えているところです。先ほども館長が申しましたけれども、アンケートの結果、このアンケートですけれども、基本的に全ての五・六年生の保護者に、参加している、参加していないにかかわらずとっているアンケートですけれども、その中で通わせなかった理由について聞いたところ、子どもが行きたくなかった、サッカー、そろばん等習い事が忙しいなどの意見が半数以上を占めておりました。このことが参加率の減少につながったのではないかと考えております。  以上でございます。 ○長村善平 委員長  小北委員。 ◆小北幸博 委員  私の聞き方が悪かったので再度聞きます。  八幡浜市というか、中学生交流事業です。この事業については、中学生交流でマイラン村がいいのか、これが教育委員会なのか政策なのかというあたりは非常に課題があるのかと思ったりするので、今後検討すると言っておられるので結構です。これについてはいいです。  いじめ防止対策委員会については大体わかりました。平成28年度、平成29年度といじめとしての不登校は出現していないので、このいじめ防止対策委員会というのは年1回でいいかと。緊急のときは別に開かれるということでよくわかりました。不登校を減らすにはどうしたらいいのかという部分も考えながら、今後検討していってください。  学習アドバイザーについてです。やわた放課後学習クラブについて、私の表現が非常に悪かったので申しわけありませんでした。土曜日の率が減っている。平成27年度より平成28、29年度が減ってきているというのはよくわかります。私が言いたいのは、水曜日と土曜日の比較なんです。平成27年度で比較すると、さくら小学校の水曜日が586人で土曜日が838人でした。平成28年度はさくら小学校の水曜日はもちろん減って326人になりました。674人が土曜日出ておられます。それと同じく橋本小学校を見ると、平成27年度は1,548人が水曜日出ていて、土曜日が1,313人でした。ところが、水曜日はがたんと減って979人になったけれども、土曜日に関しては1,497人という、この水曜日と土曜日の比較について、土曜日は今言ったように漢字検定、数学検定をやっているから伸びたものなのか、それとも何か、ほかの地域ではそんなには伸びは余り、水曜日と土曜日だけを比較すると変わらないような感じがするんですけれども、例えば南山小学校の平成28年度も水曜日が360人に対して土曜日が655人という形で非常にふえてはおるんです。ただ、南山小学校は平成29年度は逆に水曜日がふえて土曜日がえらく減っているということですけれども、何かこの強弱というのはあるものなのかどうか。それが1点だけです。  以上です。 ○長村善平 委員長  川中教育部次長。 ◎川中尚 教育部次長  申しわけありません。理解しました。  確かに見ていくと、水曜日と土曜日、水曜日がかなり減っているところと、逆に土曜日がふえているところ、それぞれ学校によって確かに差があるかと思っております。まず1点考えられることは、それぞれの学校での取り組み自体が、水曜日が、もちろん終わった段階で全て子どもたちを帰すんですけれども、そこでの差である、もしくは補習をしているとか、ほかの原因ももしかしたら各学校にあるかもしれません。学校の水曜日の取り組み自体の部分がもしかしたら考えられるというのと、土曜日については、先ほど委員もご指摘になりましたように、子どもたち自身も漢字検定、数学検定についてはかなり意欲的に取り組んでいると聞いておりますので、その辺では子どもたちの学ぶ意欲づけ、学びの目標みたいなところが明確にもなりますので、そういうところでかなり出席率が高くなっているかと。また、以前にもお話しさせていただいたと思うんですけれども、漢字検定、数学検定につきましては、出席率8割以上で公費負担、受検料無償化していますので、そのあたりも子どもたちが来る一つの要因になっているのではないかと考えております。  以上でございます。 ○長村善平 委員長  暫時休憩します。                  午後 1 時57分 休憩                  ――――――――――――                  午後 2 時05分 再開 ○長村善平 委員長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  山本委員。 ◆山本邦夫 委員  それでは、ダブっているところも結構あったりするので、調整したり触発されたりありますが、まず教員の勤務時間の状況については、午前中の審議でもいろいろありまして、マスコミとかでもいろいろ取り上げられたり、社会問題になっていたりとかもして、勤務の改善にどう取り組むかというのは、社会的な大きな課題だと思っています。先ほどからの答弁で、来年度についてはICカードを利用して教員の出退勤の把握をするということでしたので、それには期待していきたいと思っていますが、その把握の状況というのは、時期的にはいつごろからスタートされて、始めてからすぐわかるわけでもないでしょうし、始めてある程度、1カ月、2カ月、3カ月とかそれぐらいのところで、いろいろな形で報告をしてもらえるのかどうか、その点を教えてください。  それと、繰り返し質問するのも面倒なので、市なのか府なのかわからないところもありますけれども、例えば教職員の関係でいろいろ、僕らのところにも聞いていることが二つほどありまして、非常勤講師の方の雇用条件の関係で、医療保険が長期休み、春休み、夏休み、冬休みとかになったら切れると。何で切れるのか僕はよくわからないですが、普通は4月から雇ったら来年3月までというふうになるんですが、非常勤講師の場合には長期休みのときには雇用という状態が存在しないのかどうかというのがあって、医療保険が長期休みのときになったら切れると。そうすると、その方は切れている間というのは、例えば分かりやすく言えば八幡市の国民健康保険に編入すると。また、夏休みが明けたら、今度はまた共済になるのか、そういうのに入ってというようなことが長期休みのときになったら繰り返されるという問題があって、その辺は年間の契約であるとか、勤務の実態がないから、それにしても夏休み以降の雇用が継続するのであれば医療保険とかも継続するとかいうこととかの改善策はとれないのかと。そういう方々が困っているんですという話を僕らのところに寄せていただくので、そういうものが一つと、先ほどからの英語の問題なんかもありましたけれども、AETですか、英語の補助教員とかの場合に、入札で契約になっていますけれども、雇用契約の期間が5月から1月になっている。2月、3月とかの場合には補助の人がいないわけですから、担任が教えなくてはいけないというようなことがあって、そういうのはもう少し期間を延ばすとかして、先ほど英語の議論がありましたけれども、得手不得手があって、誰でもできるというわけではないということでいえば、そういう期間とかをもう少し延ばすとかいうようなことで、あとは担任の先生やってくださいというようなことは改善できないのかと思っているんですが、この辺も含めて教えてください。  それから2つ目には、資料の94ページ、先ほどからも出ておりましたやわた放課後学習クラブのところですが、どこを見て、ふえているか減っているか、詳細な分析をどこに当てるかというのもあるんですが、全体の傾向としては、平成27年度から平成28年度、平成29年度を見たときに、総数で見れば1万1,479人から9,000人台になって、平成29年度は8,467人と。全体で74%ぐらいの水準に下がっています。利用率が下がっているという問題、個々の話は先ほども触れられましたけれども、全体としては下がっている要因はどう見るのか。それから、来年度の予算でいえば、80ページのところに1,220万円ほど予算がついていますけれども、この予算でいったときに、想定している人数、何人使おうが予算は関係ないですから、利用者がふえたら予算がふえるわけでもないですから、平成30年度の場合には人数がどれぐらいと想定されているのか教えてください。  それから、予算内容一覧表の73ページにスタディサポートの問題があります。これについては、後でも言いますけれども、評価そのものをどうするのがいいのか迷っている事業でもあります。これを始めたときは、最初は小学校も入っていたのか、男山地域に限定する。例えば男山第三中学校で見ても、さくら小学校の地域の子は使えるけれども、橋本小学校の子はだめという話があって、何でそんなことをやるんですかという話もあった。それが小学校がなくなって4中学校に広がった。そこの部分をどう見るかと。一方では経済的な制限がかかっているというのがあってそこをどう評価するか。僕も最近このスタディサポート事業については、簡単にこれはマルです、ペケですとか、三角ですとか、三角はいろいろな面があるからいいかと思うけど、ちょっと評価を迷う事業でもあって、幾つかお聞きしたいと思っている点があります。  利用状況については、前年度と比べてというか、現状の利用は今年度が後半から始まったのか、8月からでしたか。その利用状況を、前回と比べて今評価ができないんですね。前の制度と今年度と比べてもわからないし。だから、今年度の利用状況と来年度をどう見ているかというのをまず教えてください。  それから、資料95ページ、資料97の不登校の問題です。平成25年度から平成29年度までの数字をもらっていますが、途中抜いて平成25年度と平成29年度を見てみますと、小学校で不登校が約1.78倍、中学校で1.2倍、全体では1.29倍、約1.3倍ですね。国との比較が下の方にありますけれども、そこを見ましたら、例えば小学校が市では0.36%、国は0.36%で並んでいたんですが、平成28年度の国と平成29年度の市の数字を見ますと、0.48%と0.67%ということで1.4倍ぐらいになっている。中学校の場合も同じように見たときに、4.15%と2.69%の差だったのが、平成28年度と平成29年度の国と市を見たら、5.0%と3.01%ということで、1.6倍余り。八幡市における不登校がふえている要因をどう見ておられるのか教えてください。前にもこのことは、時々何年かに1回聞いているんですけれども、小学校の要因と中学校の要因、それぞれ事情もあるかと思いますし、そのあたりも含めて教えてください。  それから、資料97ページ、資料103、各小・中学校要修理箇所及び改修内容一覧表をもらっています。この内容について聞くのではなくて、感想的な質問で申しわけないんですが、近年学校のグラウンドの整備をしているという報告を最近見たことがなくて、それはいかがなものかと思っています。最近グラウンドを整備したのはどの学校か、時期も含めて教えてください。僕の記憶でいうと、うちの一番下の娘が21歳で、中学三年生のときにグラウンドの改修をされて、工事が終わったときに娘が言ったのは、お父さん、グラウンドが雨降っても濡れないようになった、水がたまらないようになったと。物すごくそれは子どもたちにも強烈な印象で、グラウンドがきれいになった、水たまりができにくくなったというので物すごく喜んでいて、そのときはもう僕は文教厚生常任委員会を離れていたと思いますけれども、予算特別委員会か決算特別委員会で議論したときに、これからどうするんですかというときに、今の答弁とちょっと違うんですね。きちんとした計画にはなっていないけれども、必要なところは順次改修していきますという話をお聞きして、僕は安心してそれ以来質問をしていなかったんですが、それ以来ひょっとしてないのではないかと思っていますが、お答えください。  今のグラウンドの現状はどう見るのかですが、設置されたときには多くのグラウンドでグラウンドの地中に、形はいろいろあるかもしれませんけれども、僕が知っている範囲で言えば、X状にコンクリートの排水管が入って穴があいていて、土にしみ込んだ水がそこを通じて雨水溝に流れていくというような形で整備されていたのが、男山第三中学校のときにお聞きしたときに、そこが詰まっていて、それを掘り返してやるとなったら大変だということで、それは埋めたままにして、表面に水の流れやすい傾斜をつけて、その上にグラウンドの柔らかい部分を敷くという形で整備されたと思っているんですが、八幡市全体で見たときに、グラウンドの排水というのはもともとどういう機能を持たせていて、それはきちんと機能しているところはどれだけあるのか。それから、今言ったような地中管を通じて排水をしているところがまだ今も生きているのかどうか。それから、違う方法に整備して転換しているところがあるのかどうか教えてください。  それから、校舎の関連でついでにお聞きしておきたいのは、男山第二中学校の南校舎の利用状況について教えていただきたい。僕とかが勉強していた、僕も男山第二中学校の2期生なので、部屋は既に3階の、長村委員もおられたところだから教室はもうなくなりましたけれども、そのとき改築、耐震補強とか大規模改修をしたときに、説明としては市民も利用できるようなという形で説明をお聞きしていたんですけれども、どうも最近そうでもなさそうだと。改めて質問させていただくのは、今後小学校にしても中学校にしても、児童数の減少ということは傾向としてあると思うので、そういう中で空き教室の活用をどうしていくのか。それから、今すぐどうこうというわけでもないですが、市民利用、市民参加というのは、視点としては持っておくべきではないかと思っているんですけれども、とりあえず質問としては、男山第二中学校の南校舎については学校外の利用とかというのはどういう現状になっているのか教えてください。ないならないで構いませんけれども。  それから、朝からずっと議論がいろいろありました図書館の状況です。資料の105ページ、資料113、年間の購入数とかいうことも出ていますし、ただ全体としては午前中のやりとりで大分状況はわかりましたので、もう一遍聞き直すということはしませんけれども、八幡市の図書館のホームページから引っ張り出せなかったんですが、京田辺市の図書館の年報が載っておりまして、京田辺市の年報は余り新しいものでもないですが、八幡市の場合、もう一年古い平成27年度の年報しか見当たらなかったのでプリントアウトしなかったんですが、京田辺市は平成28年度までのものが載っていまして、ずっと見ていますと、例えば登録者数が、午前中からのやりとりだと大体八幡市の場合1万2,000〜3,000人ぐらいで推移している。京田辺市は1万5,000人です。貸し出し冊数は八幡市が59万冊とかいう話でしたか、京田辺市は88万冊、蔵書冊数も24万冊と言っておられたか、午前中の答弁で。京田辺市は35万冊、図書館費も新しい数字で1億1,450万円になっていますが、京田辺市の場合1億7,000万円ぐらいでして、質問の前提として、八幡市がおくれていて京田辺市が進んでいるという単純な質問ではなくて、僕は八幡市の図書館自体は、僕が議員になって19年になりますけれども、僕が持っていた印象というのは、議員になったころは、東の千葉浦安、西の八幡というぐらいに八幡市の図書館行政というのは全国でもトップクラスの水準だったんですね。そのポジションは今も、じわじわと減っているという印象はありますけれども、急変してどうしようもないではないかという、そこまでの印象は持っていません。でも、じわじわと下がっているのではないか。この京田辺市の蔵書冊数とか資料購入費とか予約件数、貸し出し冊数とかを見ていると、これは人口6万人から8万人の107の市と区を比較した資料ですけれども、貸し出し冊数は京田辺市は全国3位です。木津川市は11位、八幡市は14位となっているんですね。迫っているところもあるんですよ。でも、全体としてこの間の八幡市の図書館行政でいうと、ちょっとじりじりと後ずさりというのかしぼんでいるのではないかというのは、僕自身の持っている印象です。そういう点では、図書の予算の問題であるとか、そういったことについてはしっかりとふやすなり、購入冊数をふやすとか、午前中のときには職員の体制という問題もありましたけれども、それから今日は言っていませんけれども、欽明台に図書館をつくってほしいとか、そんな要望もありますし、それにどう応えていくかというのは、今日図書館をふやしてというのに応えてくれとは言いませんけれども、そういった全体としてのいろいろな図書ニーズにどう応えていくのかという方向性は、基本的には基本の予算をふやしてほしいと思っていますので、その点どうお考えなのか教えてください。  それから、資料の106ページで、資料114、115、生涯学習センターの備品購入費と公民館の備品購入費に絞っていろいろお聞きしたいと思います。生涯学習センターの備品購入費について言えば、平成25年度は決算額で339万円、それが平成26年度から平成29年度にかけてずっと数字を並べていくと、193万円、107万円、98万円、56万円というふうにずんずん減っているんです。生涯学習センターというのは、全体として生涯学習、公民館活動とかの大事な拠点でもあって、そこのところの備品というのがなぜこういうふうに右肩下がりで減っていくのか。備品のレベルでいっても、僕らもあちこちのまちの施設を使いますけれども、プロジェクターであったりとか、そういったものも建物に普通に装備されているものとしてありますけれども、八幡市の場合なかなかそうはなっていないとかありますし。公民館の場合に見たときに、先ほどからいろいろ細かくプロジェクターとかスクリーンとかシューズボックス、折り畳み椅子、いっぱい聞きました。細かいことはいいんですけれども、全体として見たときに、六つの公民館があって、それの備品購入費が一番少ない年でいうと、平成28年度は7万3,000円。男山公民館の整備で7万3,000円使っただけで、それは絶えずいろいろ年によって変動があるのは当たり前かと思っていますが、低いレベルでどんどん収束していないかというふうには思いますが、その点教えてください。  ついでに言っておくと、駐車場の話も先ほど出ていたので、僕も男山公民館の駐車場で、この間も日曜日に借りたりしたときがあったので、あそこの駐車場を使わせてもらっています。ところが、9台分あるけれども、ポールが上がらないところが2本ぐらいあるんです。ぎゅっと2人がかりで、僕と亀田議員とでぎゅーぎゅーやっても上がらない。そこはポール立てたままで横からすっと入れたりとかして使わせてもらいましたけれども。それから、ポールを立てたときにロックをかけて番号鍵でやっておく、チェーンをかけていくところがあるんですけれども、それも車で通ったりするからか知らないけど、鍵が壊れていてロックがかかるのが1個もないんですよね。それは備品購入費に入るのかどうかわからないですけれども、削ればいいというものではなくて、ちゃんとロックがかからないものだと皆思っているんですよね。そういうふうに思われてしまうのはいかがなものかと。鍵をかけてもなかなか使いにくいというのもあると思うし、鍵なしなら鍵なしでやるというのでオープンスペースでどんどんやるんだったらそれはそれも一つの方針だし、ただポールが曲がっているとかいうのがあるし、ポールが立っていてもすっと関係なく軽自動車だったら入れるスペースがあるんですよね。だから多方面に使われていますよ、あそこ。そういう意味では、もうちょっと基本の整備をしてほしいというのは半分要望ですが、実態も含めて指摘しましたが、基本的には備品購入や諸整備をよろしくお願いしたいと思いますので、お答えください。
     それから、資料の96ページ、資料104、南ケ丘教育集会所です。これを見ますと、1年間の数字で見たら、小学校で全体1,990人の利用で1,958人が中央小学校、中学校で見たら2,440人のうち2,392人が男山中学校ということで、これは南ケ丘教育集会所をなぜ設置しなくてはいけないのかという、僕はそもそもそこに疑問を持っているわけですけれども、こういう利用の仕方、過去の答弁では、これは広く市民に利用していただいていると、子どもたちに利用してもらっているということが返ってくるんですけれども、実態でいえば、電卓をたたきもしないで何%とわかりませんけれども、ほぼ特定の地域、学校ですよね。こういうことをいつまでもやらなくてはいけないものなのかということですけれども、そのあたりの利用実態についてどのように見ておられるのか教えてください。  それから、最後の質問が、午前中のやりとりでちょっと触発された部分で簡単にお聞きしたいんですが、教育委員会の関係で、幼稚園についても教育委員会で視察されているという話だったので、それで聞きたいんですけど、福祉の部分で認定こども園のことと幼稚園、保育園のことをいろいろ聞いたんです。教育委員会が視察する幼稚園という対象には、幼稚園は当然入っているけれども、認定こども園は含まないと思うんです。そこは、認定こども園はどうなのか。それから、幼稚園の問題で考えたときに、今就学前の子育て支援のことで、今後の5年間でどういう整備をするのかという話の中で、八幡第二幼稚園が来年度の新入の希望者が1人ということが起こっていて、全体としては、お母さん方の社会進出、働くということがふえている中で、幼稚園の利用が減っているというのはあると思いますし、一方では認定こども園に移行するということが政府からも出ています。今、有都こども園が一つありますけれども、今後でいえば八幡幼稚園とみその保育園を、八幡幼稚園の建物を整備してそっちに、認定こども園に移しますという話になっていますよね。そういうことを考えたときに、教育委員会は幼稚園を守備範囲で見ておられるわけで、教育委員会では幼稚園から認定こども園への移行の問題であるとか、先ほども言ったように八幡第二幼稚園、ここは小学校を統合した経過の中で、一つの小学校区域に公立の幼稚園が二つあるという基本的な問題があったんですね。僕らもここまで早く入所希望が激減すると思っていなかったので、タイミングがおくれたと思っているんですけれども、そのあたりの議論については、教育委員会の中ではどのような認識、議論がされてきたのか教えてください。幼稚園と保育園の連携、認定こども園化という問題がありますね。それから未就学の、教育委員会からいえば幼稚園と小学校の連携、今は幼保の連携というのもあるし、保育園も含めて小学校との連携というのも言われていますけれども、その辺も含めたときに、認定こども園になったら教育委員会は離れますと、予算の体系も変わりますとなって、それはわかるんですけれども、今教育委員会が守備範囲として担っているところがぼこぼこ抜けていくわけですよね。そういう議論は教育委員会としてはどんなふうにされてきたのか、ちょっと教えていただきたいと思っています。  以上。 ○長村善平 委員長  川中教育部次長。 ◎川中尚 教育部次長  教職員の勤務時間に係るご質問にお答えします。  まず来年度の出退勤管理の部分でございますが、来年度早い時期に各校に導入し、夏休み明けより本格実施をしたいと考えております。教職員の働き方の部分でいいますと、例えば月によって全く、繁忙期というと変な言い方ですけれども、かなり差があると考えておりますので、そのあたりも含めてどのような形で報告させていただくのかについては、まだ現在のところ検討中でございます。  続きまして、非常勤講師の保険の部分ですけれども、任用につきまして、始業式から終業式までという形の任用、それぞれの学期ごとというふうには聞いておりますが、保険等につきましては現在把握しておりません。また、社会保険につきましては、国等の制度の問題があるかと思いますので、基本的には私どもの方で何か手が打てるかとなりますと、かなり難しいというふうに今考えているところでございます。  4点目のAETの部分でございますけれども、基本的に外国語教育を進めていくのは当然学校で進めていくわけですから、特に小学校においては子どもたちの実態を知っている担任が行うことがより望ましいかと思っております。ただ、今後専門的な部分につきましては、専科であったり、いろいろな形のことが考えられると思うんですけれども、あくまでもAETの配置につきましては、子どもたちのコミュニケーション能力というところに特化した部分で入れていっているところもございますので、生の英語を聞くとか、コミュニケーションを楽しむとかというふうに考えておりますので、現在のところこれを延長するようなことは考えておりません。  以上でございます。 ○長村善平 委員長  鍵本南ケ丘教育集会所館長。 ◎鍵本敦宏 南ケ丘教育集会所館長  やわた放課後学習クラブの利用実績の減少についてご説明いたします。  平成29年度11月に小学五・六年生の児童の保護者にアンケート調査を行いました。その中で子どもを放課後学習クラブに通わせなかった理由では、習い事が忙しい等の意見が半数を占めました。これが参加率の減少につながっている理由と考えております。利用実績の回復に向けて、アンケートの調査結果を分析して、児童及び保護者が求めるカリキュラムの内容を検討してまいりたいと思います。  先ほどおっしゃいました平成30年度の予算1,220万円でございますけれども、平成30年度は登録者数297人を見込んでおります。実績でいいますと、平成28年度は登録者数が320人で実績が1,181万4,000円でございました。  以上でございます。 ○長村善平 委員長  山本学校教育課指導係長。 ◎山本貴秀 学校教育課指導係長  スタディサポート事業の利用状況についてお答えいたします。  前回のスタディサポート事業の4中学校を合計した受講者につきましては102人、今回のスタディサポート事業の受講者は4中学校合計で136人でございます。周知が進んできており、人数がふえてきているものと考えております。 ○長村善平 委員長  信次教育支援センター所長。 ◎信次剛司 教育支援センター所長  平成25年度と平成29年度を比較しまして、不登校が増加した要因についてお答えします。  不登校につきましては、どの児童・生徒にも起こり得るということを押さえた上で、一人ひとりの児童・生徒が抱える状況をしっかり見立てるということが重要と考えております。また、不登校になったきっかけや要因等は多くが複合しており、個々の要因を多角的な視点でとらえることが必要と考えております。八幡市の全体的な要因といたしましては、特に多いものは、小学校では生活習慣や発達面の課題等の本人に係る状況、次に家庭に係る状況、中学校におきましては昼夜逆転等の生活習慣、発達面、あるいは怠学等の本人に係る状況、次に家庭に係る状況等の要因が全国と比べまして多く出ておりました。これらの要因に対する対応、すなわち心理的な支援、教育的な支援、福祉的な支援等、その児童・生徒が抱える課題をしっかり見立てた支援が必要と考えております。  以上です。 ○長村善平 委員長  加藤教育総務課主幹。 ◎加藤正人 教育総務課主幹  学校のグラウンドの整備についてでございますけれども、平成22年度に男山第三中学校のグラウンド整備をした後、同様の大きな整備は行っておりません。小規模な整備についてでございますが、平成27年度に男山東中学校とさくら小学校、平成28年度に男山第二中学校において部分的なグラウンドの改修を行っております。また、平成25年度から平成27年度にかけてグラウンドの外周の側溝のしゅんせつをいたしております。それから、男山第三中学校のグラウンド整備時に今後の計画のお話ですけれども、男山第三中学校の場合は特別にグラウンドが悪い状況でありました。その時点におきまして、今後について全体的な計画を持って整備すべきという考えはございましたが、全体的な計画は将来財源を確保しながら進める必要がありますが、現時点では具体的な計画は持っておりません。  それから、排水設備についてでございますけれども、グラウンドに浸透した水を排水する設備の機能でございますけれども、整備してから相当年数がたっておりますので、低下はしていると考えておりますけれども、一定の機能は有していると考えております。それ以外の排水設備については、具体的には整備はいたしておりません。  以上です。 ○長村善平 委員長  桂教育部次長。 ◎桂智美 教育部次長  男山第二中学校の南校舎につきましては、男山第二中学校の図書室、会議室、学習支援室、カウンセリングルーム、美術部部室、男山第二中学校支援地域本部室として使用しております。市民には貸し出しておりません。  以上です。 ○長村善平 委員長  北村教育部次長。 ◎北村英司 教育部次長  図書館に係ります質問にお答えいたします。  まず図書及び資料費につきましては、図書と雑誌、新聞等を含めました資料費で、八幡市で約2,300万円予算計上させていただいております。これにつきましては、近隣と比べましても遜色のない金額であると考えております。  蔵書数につきましては、蔵書、いわゆる図書の保管をする場所がほぼ満杯状態であり、まずこちらの整備をして置けるスペースの確保等も必要になってくると考えております。そこにつきましては、今後協議、検討していきたいと。そうすれば、蔵書数もふえてくると考えております。図書館といたしましては、そういったことも踏まえながら、今の図書館を維持するわけではなく、今後やはり今までの図書館ではないものを、八幡市の図書館でないようなことをしていく状況であると、日々職員とも協議している中で、今現在やっているコーナーの充実はもとから、新たに今までしていないものを取り入れたり、目玉になるようなものを組み込むことによって、来館者数の増員、また貸し出し冊数の増冊になればということで、事業の見直しを進めて、平成30年度で幾つかの新たなものを打ち立てられるように、今のところ事業を進めているところであります。 ○長村善平 委員長  吉田生涯学習センター館長。 ◎吉田順一 生涯学習センター館長  備品の購入につきましては、使用に支障が生じたり、市民からの要望等を参考に、その都度検討し、購入しておりますので、年度によりばらつきが出ているものでございます。男山公民館の駐車場のポールが、車等の接触により下がらなくなっていることにつきましては承知しておりますので、修理をする予定をしております。  以上です。 ○長村善平 委員長  橘南ケ丘教育集会所主幹。 ◎橘伸吾 南ケ丘教育集会所主幹  南ケ丘教育集会所における特定の2校の学校の子どもたちの参加の割合が高いことについてのご質問ですが、子どもたちみずからが通ってくるため、近隣の学校の子どもたちの参加が多い状況となっております。また、今後この事業の継続につきましてですが、家庭学習が困難な児童・生徒が存在し、学習支援を必要とする状況がございますので、引き続き取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 ○長村善平 委員長  谷口教育長。 ◎谷口正弘 教育長  幼稚園の問題でございます。今回八幡第二幼稚園の3歳児の入園児童が非常に少ないということについては、教育委員会としても予想を上回るスピードで進んでいたというのが正直なところでございます。従来から小学校、中学校、義務教育を所管しておりますので、特に小学校においては就学前との連携ということについては、幼稚園に限らず進めていかなければならないということで、保育園、幼稚園を含めてアプローチプログラムというプログラムを小学校と連携しながらつくったり、小学一年生ではスタートプログラムという形で、いわゆる小一プロブレムの解消のことも視野に入れながら、保育園、幼稚園を含めた形で進めてきたところでございますし、年1回でございますけれども、八幡市の教職員の研修大会、これも保育園のメンバーも参加対象にしてもらって、保・幼・小、それから中学校、高等学校も若干希望者を入れておりますけれども、そういう研修も積み重ねてきたところでございます。今後、幼稚園が計画でいくと数的には少なくなっていくということは、八幡市就学前施設のあり方庁内検討委員会なんかの報告も受けて、教育委員会としても議論を進めているところでございます。とりあえずは、これも八幡市に限った問題でもないですので、女性の問題だけでもないと思うんですね。女性の雇用だけを注目するべきではないと思うんですが、現実的には女性の雇用の問題、生きがいの問題もあり、流れ的に認定こども園化ということについても、教育委員会としても一定認めるというのもおかしな言い方ですけれども、望ましい姿で就学前の施設を考えていくべきだろうという議論にはなっているところでございます。  今後、認定こども園についてはなかなか難しい部分がありまして、直接教育内容について市がどうこう言えるようなものではないんですが、ただ教育委員会としての助言的な部分は要素としてできますので、そういった面で認定こども園、有都の方ですけれども、教育委員会としても園訪問させていただいていますので、今後どうなるかは未定でございますけれども、何らかの形で義務教育とつなぐ就学前のあり方ということについては、今後も教育委員会としても考えていき、また、連携が必要な部分については連携をしていきたいと思っているところでございます。  以上でございます。 ○長村善平 委員長  山本委員。 ◆山本邦夫 委員  どうもありがとうございました。勤務時間の関係について言えば、調査の問題についてはまた進行状況とか、来年度の中で夏休み前後ぐらいから、そのあたりが調査の仕組みなんかも稼働していくということなので、それは適宜文教厚生常任委員会とかで報告もされるだろうと思いますので、時期を見て問うていきたいと思います。頭にあるのは、決算特別委員会のころなんかどのぐらい見えるのかというのは、僕の頭にはありますけれども、時期を見てというふうに思っています。  それから、個々の勤務条件、医療保険の問題とかいうようなことについて言えば、よくそこは国の制度ということも考えてもらって、ただし今のやり方をそのままやっていたら、仕事をやりたくないという話が正味あるんですよ。1年間に八幡市の国民健康保険に、春休み明けたら抜いて、夏休み入ったらまた入って、夏休み終わったらまた出て、冬もあるわけでしょう。そこは何年も置いておきなさいという話をしているわけではなくて、例えば社会保険を抜けたら2週間以内に国民健康保険に入りなさいという話になっていますけれども、春休み、冬休みなんかは大体その範囲で、じっとしていたらまた次入るわけでしょう。そこのところのつなぎの制度をどうするか。夏休みは期間が長いからどうするかという問題はありますけれども、利用する方策というのは、健康部とか教育委員会もそのあたりは工夫、研究はしてもらった方がいいのではないかと。こんなやり方やったら誰も来ないですよ。これから人手不足になる中で、現に八幡市の教員の中から民間の学校に、僕の知っている方でも異動された方おられますから。正規の職員でもそういうことがあるわけだし、非常勤で経済的にも不安定な中で、さらにそこにもっとややこしい問題を重ねていったら、なかなかなり手はないと思いますよ。そこのところは、今の時期は物すごく人手不足というのはあちこちの分野で出ているわけですから、今まで集められた人は集められるんだという前提でやっていたら、ことごとくはじかれると思いますので、AETの問題なんかについても、もう少し安定して働ける条件というのをつくっていかないとそういう人たちは集まらないので、よろしくお願いします。それは要望にしておきます。  それから、やわた放課後学習クラブの問題について言えば、先ほど今年度の見通しとの関係では、予定人数が297人で平成28年度のときと比べればちょっと下がっているぐらいの数字ということで、分析はいろいろこれからということなのかもしれませんけれども、状況はわかりました。どうしろという話まで僕らもなかなか言えないので、学校の現場では、もうちょっと勉強を教え込んだ方がいいよねという子どもに対しては、放課後残って教えたりとかしておられるんでしょう。だから、そういうのもあり、放課後学習クラブもありで、いろいろなメニューがあって、その辺はうまく利用しやすい形にしていく必要があるかと。僕も毎週水曜日はある学校の前に安全ボランティアで立っているものですから、保護者は、僕なんか誰が通ったかわからないけど、うちの子まだ出てこないわとお母さんが言っておられて、それはこっちの放課後学習クラブに行っているのか、勉強していないから残されているのかしらと、お母さんが心配しておられるから、その辺はもう少し改善する必要があるのではないかと思いますので、その点も結構です。  それから、スタディサポートについて言いますと、僕らもお手紙をいただいたりしているんです。家に、匿名のメールですけれどもスタディサポートについてということで来まして、憲法第14条、第26条から逸脱しており、受講させるのであれば全員に受講させるべきではないでしょうかと。個人の学力ではなく親の収入で選別するのは相対的平等からも逸脱していますというようなことで、いろいろメールをいただいたりしています。これが全てそのとおりだというふうに紹介しているわけではありませんけれども、例えば憲法第14条のもとでは、法の下の平等、社会的身分、政治的、経済的または社会的関係において差別されないという項目になっています、要約していますけれども。第26条は、能力に応じてひとしく教育を受ける権利を有すると。その二つのところから見たときに、機会均等という面と経済的には選別をしないというところがあって、そのあたりはこのスタディサポートという事業を考えたときに、八幡市としてはそこはどう整理するのかという問題はあります。僕も以前に指摘しましたけれども、これを受けることによって、今対象は生活保護とか就学援助とか、これは厳格にはそこで線を引いているわけではなくて、就学援助とかでそれに準ずるところも可能なのか。逆に言えば、周りから見たら、ここだったら八幡市文化センターとかで利用している場合に、誰がそうなのかというのが客観的にはわかってしまいますよね。そこの問題というのは、余り公の教育の中でそれをやる形がふさわしいのかどうかというのは整理しておかないといけない問題かと思っています。  もう一つは、スタディサポートの目的はそもそも何なのか。進学指導なのか、学力の底上げとかも含めた学力対策なのか、どこに置いているのかというのがあります。さっきも言ったように、受けられる子とそうでない子の選別につながる事業でもあって、そのあたりは市としての考えをお聞かせください。  それから、不登校の問題について言えば、全体としては個々の一人ひとりの要因を見立てて支援をしていくということで、それはそのとおりだとは思います。1点聞きたいんですけれども、八幡市の場合に、全国的な数字とか、京都府の数字は今僕は比べるデータを持っていませんけれども、それよりも高目に不登校が出ていますよね。一時随分改善されて、僕も現場で校長先生、教頭先生以下、本当に朝から小学校を訪問もして、頑張ってこられている姿も見ているので、ここに来てぐっと数字がはね上がっているという状況になるのは、八幡市では何で高いのかというあたりはどう見たらいいのか教えていただければいいかと思います。  それから、グラウンドの問題ですけれども、男山第三中学校でやって以来、その後はしていないし、全体的な計画もないということです。今、たまたまインターネットで見ましたら、横浜市の建築局と教育委員会事務局が出している学校の「校庭整備(設計・工事)の手引き」という資料がありまして、僕も余り、グラウンドのことを整備してという割には勉強が足りなかったのかと思ったのは、例えばこんな図もありまして、ここが校舎で、グラウンドのところで、何かここに四つに区分して矢印が描いてあるんですよ。何かと思って読んだら、要するに表面排水、男山第三中学校でいうと、ここでこういう傾斜をつけて整備をしていく。その場合にこういうものが、地下の排水設備の場合にはこういうところをクリアしなくてはいけないというようなことがずっと書いてあって、全部で33ページほどあるんです。僕が抜き出したのは前の方の数ページですけれども、そういうような、例えば今は予算の議論なので、来年度にこれをやりなさいという話をしても全然かみ合わないのはわかっていますが、今後そういうグラウンドの整備ということで考えたときにしっかりとした、校舎もそうですけれども、校舎の場合には割といろいろな防災、耐震であるとか、教育状況のいろいろな面でずっと細かく規定されていたりするのでいいんですが、グラウンドは視野から落ちているというのか、そういう部分があったりするような気がするんです。そういう意味ではしっかりとした、各自治体でグラウンドの整備はどういうふうにしているのかというのは、この際構えて研究はしてほしいと思っています。僕も読んでいて、なるほど、前から個別にはグラウンドの整備は最近どうしているのという話を僕も聞いてきましたけれども、こういう場で改めて問題提起させてもらって、しっかりと四つの中学校があって、八つの小学校があって、男山第三中学校はもうクリアだと。ほかのところはどうしているんだというと、まだたくさん残っているけれども、しっかりした考え方を持って順次可能なところから手をつけていくというようなことでやっていただきたいと思いますので、そのあたりは教育委員会、教育総務になるのか、その辺のところでよくそれを研修、研さんしていただくことを含めてやりたいと思いますが、そのあたりでは、今後の問題については、ちょっと調べてみようとかいう気持ちに立たれるのかどうか。その点だけ、気持ちの問題でお聞きしますが、教えてください。  それから、男山第二中学校南校舎の問題については、先ほど1回目で言った問題意識があるので、今後もまたちょっとそういう学校校舎とかグラウンドとかの、図書館なんかも含めてですけれども、地域利用をどう考えていくかというのは、僕もここはこうしたらどうですかというのを持っているわけではないので、また一緒に考えていきたいと思っています。  それから、図書館の問題については、状況については大体わかりましたが、かつて進んでいてあちこちから視察に来られた分野なんですよね。別に今の体制をどうということではなくて、この十数年の流れの中で、やっぱりじわじわと図書館の地力がちょっとどうなのかと思いますので、強くお願いしておきたいと思います。  南ケ丘教育集会所については、もっと大きい議論はあしたしたいと思っていますので、今日は、南ケ丘教育集会所の議論は大体僕が何を言うかというのは言わずもがなでわかっているのでいいんですが、1点だけ教えてほしいんですが、予算内容一覧表の79ページで、南ケ丘教育集会所の管理運営のところ2,879万円あります。一般財源が2,823万4,000円で、府の支出金が55万6,000円ついています。この55万6,000円の府の支出金というのは、助成されている名称と何にこの55万6,000円が投入されているのか教えてください。質問としてはもうそれだけです。  最後の幼稚園をめぐる問題について言えば、これは要望にしておきますけれども、細かいことを言ったら、幼稚園があって保育園があって、こっちは文部科学省と厚生労働省があって、認定こども園になりました。それで僕がこの予算特別委員会でわかったのは、認定こども園は内閣府があって、予算の振り分けも、幼稚園は教育費で出ているけれども、あとは福祉のところで保育園と認定こども園が出てくるという話になっていて、ちょっといろいろな打ち合わせとかをやっていたときに、保育園と幼稚園と認定こども園では職員の配置の体制も違いますよね。登園する時間、降園する時間も違うし、そこのところがある。一方で教育長からも話がありましたけれども、学校との結びつけをどうするのか。これは教育委員会のテーマになるけれども、違うもの、3種類のものがあって、そこの連携をどうしていくのかというのは、国の方もそれに対する明確な答えは出ていないのではないかと思うんですけれども、その辺は言っても仕方がないところなので、また考えていきましょうと。ただ、現実にはそれが進行していくわけなので、テーマとしては大きいかと思います。そういうことで要望にしておきます。  以上。 ○長村善平 委員長  川中教育部次長。 ◎川中尚 教育部次長  スタディサポートの部分についての再質問にお答えいたします。  今回、今年度から始めさせていただいたスタディサポート事業につきましては、国の方から出ております「子どもの貧困対策の推進に関する法律」、これに主に基づきまして貧困の連鎖の防止等も含めて行っているものでございますので、形式的な平等と実質的な平等ということはあるかと思いますけれども、基本的にはそういう貧困の連鎖をとめるという貧困対策の取り組みとしての位置づけであるというふうに考えております。確かに委員ご指摘のとおり、行っていることによって逆にわかってしまうのではないかというような課題があることも認識しておりますが、そういうことは当然学校の指導も含めて、要は学びたい、学べないけど学びたいという子どもたちにしっかりとそういう場を与えていくということが大切であると考えているところでございます。  以上でございます。 ○長村善平 委員長  信次教育支援センター所長。 ◎信次剛司 教育支援センター所長  不登校に対する再質問についてお答えします。  ここ数年間、小学校、中学校ともに非常に出現率が全国に比べて上がっているということは事実でございます。教育委員会としても非常に危機感を持って対応しております。ただ、先ほども答弁しましたように、大半の子どもたちが複合的な、いろいろな形の背景なり要因を抱えているケースが非常に大きく、特定のここだと言い切る、絞り切るのはかなり難しい面がございます。ただ、ここ数年の国との比較で一定明らかになっているところは、数字として挙げましたら、例えばさっき言いました本人に係る課題と家庭に係る課題が、小・中学生ともに八幡市は大変多いです。本人に係る課題の中身でいいましたら、例えば中学生の遊び、非行が全国の3.8倍になっております。それから、無気力というところが、小・中学生ともに1.5倍あります。ただ、無気力の中身も非常に幅がありますので、いわゆる高学年から中学生になって、今まで優等生であった気持ちがぽきっと折れた、よく言われる優等生ぽっきり型の無気力もあれば、本当にもう何もやる気がもともとなくて家でごろごろしているという無気力もあります。またほかにもあると思います。それと不安を抱えているというところが、これも小・中学生ともに全国よりも高くなっております。不安も何に対するどういう不安かというところで、これも一人ひとり違ったものがあります。あと、先ほども言いました生活習慣の乱れ、特に深夜型、昼夜逆転で学校に来られないという、そこにスマートフォンやゲームが関係してきているという部分も、全国よりも少し高いというふうに出ております。また、家庭に係る課題に関しましては、これも小・中学生ともに高いんですが、まず親子関係に課題があるケースがありました。あるいは家庭内の不和、または家庭の中の急激な変化、具体的には離婚及び義理のお父さん、お母さんとの関係とかいうものが含まれるかと思いますが、このあたりが高い状況にあります。そういうことで、先ほども言いましたように、この子どもたちに心理的、教育的、福祉的な支援が必要だということが言えると考えております。  以上です。 ○長村善平 委員長  加藤教育総務課主幹。 ◎加藤正人 教育総務課主幹  グラウンドの整備計画についてでございますけれども、現時点では計画はございませんが、将来的には財源を確保し、グラウンドの大規模な改修が必要な時期が来ると考えております。その時点において、他市の先進事例も研究しながら、全体的な計画を策定してまいりたいと考えております。 ○長村善平 委員長  橘南ケ丘教育集会所主幹。 ◎橘伸吾 南ケ丘教育集会所主幹  府支出金の助成対象となっている事業についてのご質問にお答えいたします。  南ケ丘教育集会所では、国の地域学校協働活動推進事業を活用し、市内の4中学校の生徒を対象に、自学自習や家庭学習の習慣化、学力向上に向けた指導や助言などの学習支援事業を行っております。大学生や非常勤講師をされている方を補助指導員として雇用し、事業に対して京都府から地域未来塾の補助金55万6,000円が交付されております。  以上です。 ○長村善平 委員長  山本委員。 ◆山本邦夫 委員  どうもありがとうございます。1点だけ、スタディサポート事業で、あれこれ聞いたので先ほどのお答えの中に含まれているのかもしれませんけれども、スタディサポートの目的、進学指導なのか学力対策なのか。受託されている事業所を見ている限り、ホームページとかでざっと見ていて、余り底上げ対策が得意と思えなくて、進学指導では抜群の効果を上げておられるかと思いますけれども、この事業の目的について教えてください。  あと、グラウンドの問題については、不透明な部分は残しつつも研究するということなので、ありがたい答えというふうに思っています。  南ケ丘教育集会所の話も大体あれだし、不登校の話で、再々質問ではないですけれども、子どもたちとか家庭をめぐる状況については、説明でよくわかりました。同時に、今ちょこちょこといろいろなところから聞く話でいえば、先生へのサポートも、一言で言えないんですけれども、僕のところにいろいろな人から聞く話では、ある特定の学校、学年でちらちらと聞いたりとか、先生との関係、周りの環境の問題もあったりとか一概には言えないんですけれども、そういうことがあったり、もう少し具体的に先生との関係でいろいろあったりとかいうこともあるので、こういう問題というのは子どもと家庭だけで済むわけではないので、先生のサポートとかも含めて、先ほどの話でいえば、要因を見立てて、それに伴う支援をより有効に実効性のあるものに、こうやったらこう結果が出るとか、そういう対症療法的な話ではないと思いますけれども、子どもが直面している問題に対して、家庭であり、本人もありますし、学校の中であったりとか人間関係とかいうこともありますので、抽象的な要望ですけれども、お願いしておきたいと思います。  以上です。 ○長村善平 委員長  川中教育部次長。 ◎川中尚 教育部次長  目的でございますが、基本的には学力の向上を目指す、その1点でございます。ただ、先ほども言いましたけれども、貧困の防止の部分でいうと、やはり貧困の連鎖をなくすという意味でいけば、当然子どもたちが希望する進路につき、子どもたちが将来を自立した形で送れるようにしていくことが重要であると考えておりますので、その部分においては一定の、高校等の進学についても指導していただいて、私は問題はないかと考えています。ただ、あくまでも進学指導がメインになるということではございません。目指すのは学力向上でございます。  以上でございます。 ○長村善平 委員長  山本委員。 ◆山本邦夫 委員  もう質問にしませんけど、ただ現実に今いろいろなところで見て、聞いている話でいうと、学力対策、底上げとかいうような、先ほどから出ている学ぶ楽しさとか喜びとかということにつながるものになっているかというと、ちょっと距離があるというふうに、僕自身は中に入って授業に出たこともないからわかりませんけど、行っておられる人とかの話を聞いても感じるところはありますので、またそれについてはもう少し議論をしていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。  以上です。 ○長村善平 委員長  ほかにありませんか。          (「なし」と言う者あり) ○長村善平 委員長  ないようでありますので、これで教育部所管の一般会計の審査を終結いたします。  以上で本日の日程は全て終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。次回はあす23日金曜日午前10時から委員会を再開いたしますので、ご参集願います。なお、開催通知につきましては省略させていただきますので、ご了承願います。  本日はどうもご苦労さまでした。                  午後 3 時18分 散会               八幡市議会委員会条例第29条の規定により署名する。                  平成30年度予算特別委員会委員長...