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平成24年予算審査特別委員会第1分科会( 3月 9日)
平成24年予算審査特別委員会第2分科会( 3月 9日)

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  1. 長岡京市議会 2012-03-09
    平成24年予算審査特別委員会第2分科会( 3月 9日)


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    平成24年予算審査特別委員会第2分科会( 3月 9日)             平成24年予算審査特別委員会(第2分科会) 1、開催日時   平成24年3月9日(金) 午前10時00分 開会                午前11時58分 閉会 1、場所   第2委員会室 1、出席委員(8人)   ◎主査   〇副主査       ◎福 島 和 人   〇堤   淳 太        藤 本 秀 延    大 伴 雅 章        尾 﨑 百合子    岩 城 一 夫        田 村 義 明    藤 井 俊 一 1、欠席委員(0人) 1、市から出席した者
      小田市長  辻理事  佐々谷建設部長  山口建設部次長都市計画課長   八木(伸)建設部次長公園緑地課長  大西都市計画課計画景観担当主幹   大石土木課長  末永まちづくり推進室二外・新駅整備推進担当主幹   河村水道事業管理者  田中(達)上下水道部長  鷹野上下水道部次長   上村総務課長  板杉お客様窓口課長  中路水道施設課長   北村下水道施設課長 1、傍聴者   〔議  員〕(0人)   〔新聞社等〕(0社)   [市  民〕(0人)               (午前10時00分 開会) ○福島和人主査  おはようございます。ただいまから予算審査特別委員会第2分科会を開会します。  本日は第29号議案 平成24年度長岡京市駐車場事業特別会計予算の審査の続きから行いたいと思います。 ○佐々谷建設部長  おはようございます。よろしくお願いいたします。  昨日は藤本委員駐車場事業に関します御質問に明確なお答えができず、委員の皆さんには大変御迷惑をおかけいたしまして申しわけございませんでした。藤本委員御指摘の駐車場利用料金設定に伴う一連の事務手続に関しましては、地方自治法244条の2第9項に基づく承認行為、また駐車場設置条例第16条に基づきます承認及び施行規則に基づきます前納制度のあり方につきましては、法に照らし合わせまして一定の整理が必要と考えております。昨日の委員会の後、公の施設管理運営調整会議の座長であります副市長とも事務局と検討させていただきましたが、まだ十分な検討と整理がなお必要と考えております。大変申しわけございませんが、利用料金のあり方につきましては、しっかりと検討整理をしてまいりたいと存じますので、できるだけ早急に整理をいたしますが、一定期間をいただけますよう御理解のほどよろしくお願い申し上げます。以上でございます。 ○藤本秀延委員  御答弁要りません。せっかくきょうは市長もお見えになっていただいておりますので、私が御指摘させていただいた問題というのがいわゆる自治法上に基づく規定とうちの条例に基づく規定で当者がよかれと思ってやってきた行為が残念ながら重ねてみますと、やっぱり法的に決められている中身と違うということになってしまうという問題点。この間市長と政策的にこうあるべきだという論議の問題と分けて考えますと、前提条件となるべき問題ですので、ぜひ改善方お願いしたいところです。あえて具体的に市長が来られましたので、私のほうで要望という形で言わさせてもらって、御答弁は要りませんが、指定管理者制度ということにつきましては、この間何件か中央総合交流センターの件、体育館の件、体協の件、運営したいの関係でいろいろ一般質問委員会で御要望を申し上げたり、市長もその都度その場で完璧にきちっと対応されるということをしていただいてますので、全国に先駆けて指定管理者をやられた私どものこのまちが指定管理に厳格に向かう態度だということは私も認識しているつもりなんですが、今度の問題点というのは、地方自治法の204条の2項の9項に基づく規定と、実はその指定管理者が業務を行う上で商業者との関係の商法に基づいて商売上話し合いで料金を決めるという行為がそぐうのかそぐわないのかということを厳格に対応しないといけないです。指定管理というのは契約行為ではありません。私の認識は行政行為ですから、行政にかわって公の施設の管理運営を行政以外の方々がやる上において、それが契約行為もしくは行政が行う行為として外れていないのかどうか、外れては困るということで244条の2項がつくられてきたという経過があります。そこから見ていきますと、今度の料金設定というのは、駐車場という規定ですから商取引上の利用形態もあるだろうというふうに思うんですが、原則は長岡京市の駐車場を設置をする際の設置条例運用規則、これにやってもらうということが大前提なんです。もう1つは何が大きな問題点かと言いますと、具体的な駐車場協定内容の変更がありました。障がい者の関係を利便をはかる。それから何回かやったんですね。その都度私ども担当者の方々は、この法に基づいたきちっと承認事項の申請を出せさせて、それを審議して申請をきちっと出して公文書で、それでやって構いませんよとこういうふうに厳格にやっているんです。ところが事大手の事業者に対する料金を決めるときに、それが解釈としては条例で決めた範囲内で結構ですという解釈を善意にとってしまって、向こうから言ってきたことを任意にオーケーですよと言っちゃったんです。そこは承認行為になっていないんです。承認できるかどうかと言いますと、行政行為ですから、条例で定めているということは、それ以下にできるという前提はつくってあるものの、本来なら長岡京市が料金を決めたのは、市民生活にかかわってその料金が福祉的、それから行政的、地方公共団体の料金として似つかわしいという判断基準を持ってやってるんですから、本来そこでやっていくべきだろうというのが僕は個人的には思ってるんです。ところが、そこのところの認識がずれていたのは、23年の2月28日に公文書で出された文書で、実は民間との間で締結した契約内容など営業に関することの覚書があると言われたので、覚書を下さいと言ったんです。ところが覚書という結び方をしてるものですから、覚書の内容は、指定管理者料金設定、これ理由でね、当たり大口の顧客である企業の営業活動指定管理者の損益、市に納める納付金などを勘案して両者間で決めた契約単価など民間企業営業活動に関する情報ですと。したがって公開できませんと。これは間違いなんです。覚書という行政行為の方法は、実はないんです。承認事項でしかないわけですから、これはぜひこの間直接は副市長なんですが、私が認識するには市長がやっぱり積極的にこの問題で、市の提言をされるという経過ありますので、指定管理事業というのが全国的にはいろいろトラブりまして、途中でやめていく方が多いんです。いろいろ調べますと。インターネットという便利なものがありますから、たくさん出ているんですが、ぜひここらあたりの関係を改善をお願いしたいというふうに思いますので、市長一言、答弁よろしいので、要望だけという形で受けとめていただいたら結構ですので、そういう問題があると私は認識しました。ただ行政上の認識と違うかもわかりませんが、議会から私が指摘させてもらった問題は、そういうふうなことだということをぜひ御記憶いただきましてよろしくお答えを。 ○小田市長  西口再開発事業、今から思いますと、当時は私の就任式直後で右往左往というのが正直な経過でございました。本当にできるのかと。しかし幸いにしまして皆さん方の御協力があって整備させていただくことができました。これは1つは今から思いますと、住友商事、鹿島建設、栄泉不動産という大口の旧住友ベークライトの工場跡地の所有権があった大きな権利をもったこういうなんで再開発、私は結果として再開発組合として整備していただいたことが私はよかったと思います。その後完成いたしましたから、テナントあるいは平和堂等々を含めた御利用ができるものか、もし御利用が少なければ企業は即撤退いたしますから、何とか今日まで来た。かつ長岡京市のいろいろと、起債もお借りしました。あるいは駐車場の部分につきましては床として取得いたしました。そして、かつ長岡京都開発株式会社として当時借り入れもされました。それが順調に元利返還ができてます。かつ多少の収益が上がってきた、こういう状況の中で、本当にあれから六、七年経過いたしております。ほっといたしておるのが正直な気持ちでございます。全国津々浦々多くはございますけど、第三セクと言われるものはすべて真っ赤っ赤の赤字でございます。そう思うと非常にありがたいというふうに思っています。  さて、そういった前提の中でこの駐車場、あれから7年も経過いたしまして、あわせて順調に経営という視点では来てるんではないかというふうに思っております。その部分を指定管理という形をとらせていただいておりますので、市の設置条例という一連の位置づけと、指定管理という点では、やっぱり基本的なところをきちっともう一度整理もさせていただいて、あれから7年も経過をいたし、そういった中で全体の収入のうち少なくとも半分は平和堂とコスパが一般の収入によって経営が成り立っているということも事実でございます。そういったことで今日まで来たということを踏まえながら、いよいよこれから見直しもきちっと対応もしていかないかんというふうに思っておりますので、昨日はいろいろと御意見もちょうだいいたしたということも報告を受けておりまして、そのことを前提に、これからそういった見直しをしっかりと進めていきたい。ああいった再開発事業の問題は、単に私は建設部が今所管してくれていますけれども、来年からいよいよ建設交通部ということで、交通という視点で新たな展開をしていこうと、こういうちょうど変わり目の時期でございますので、そういった一連の公共交通という視点の中に入った、車で来られる皆さん方駐車場ということも大いに関係があるんではないかというふうに思っておりますので、そういったことも基本的なところで協議をさせていただいて改善も含めた見直しをしてまいりたいと、このように考えております。ぜひひとつそういった意味でよろしくお願い申し上げたいというふうに思います。以上でございます。 ○福島和人主査  ほかございませんか。               (「なし」と言う者あり) ○福島和人主査  なければ第29号議案を閉じたいと思います。  次に第27号議案 平成24年度長岡京市公共下水道事業特別会計予算全般について説明をお願いいたします。 ○田中(達)上下水道部長  おはようございます。第27号議案 平成24年度長岡京市公共下水道事業特別会計予算について御説明を申し上げます。  初めに下水道整備状況について内容を説明させていただきます。まず汚水でございますが、平成23年度末時点で供用しております面積は944.2ヘクタールで、計画面積1,166ヘクタールに対しまして81%、また人口整備率は99.1%となる見込みでございます。汚水事業につきましては、おおむね計画的な面整備は完了し、長寿命化事業として施設の維持と更新に積極的に取り組んでまいりますとともに京都第二外環状道路工事進捗に合わせた管渠の整備を予定いたしております。  次に雨水でございますが、昨年度に引き続き風呂川排水区雨水貯留施設設置工事を実施するとともに、京都府流域下水道雨水幹線の整備により必要となります都市計画変更に伴います業務委託また犬川排水区域での雨水確率面などの見直しによります業務委託を実施するものでございます。  それでは平成24年度の予算について御説明申し上げます。まず歳入歳出予算の総額は32億3,996万9,000円といたしておりまして、前年度の当初予算と比較いたしますと2億3,466万8,000円、率にいたしまして7.8%の増となっております。  それでは恐れ入りますが、8ページと9ページをお開きいただきたいと思います。まず歳入の款1の使用料及び手数料、項1使用料、目1公共下水道の使用料は、前年度の当初予算と比べまして1.1%減の11億7,031万9,000円を見込んでおります。集合家事用を含めました一般家庭用は、ほぼ同量と見ておりますものの、大口事業所を初めといたします会社、また工場用の使用水量が減少すると見込んだものでございます。次に款2国庫支出金、項1国庫支出金、目1下水道の補助金につきましては、管渠の長寿命化計画や京都第二外環状道路工事進捗に合わせた管渠の整備等の補助対象事業費の増加により92.8%増の1億2,050万円を計上いたしております。次に款3繰入金、項1他会計繰入金、目1一般会計繰入金につきましては、前年度とほぼ同額で0.3%増の9億9,100万円を計上いたしております。次に款4繰越金、項1繰越金、目1繰越金は、前年と同額の10万円を計上いたしております。次に款5諸収入につきましては、次のページで項2貸付金元利収入、目1水洗便所貸付金元利収入では、前年度と同額の400万円、また項3雑入、目1雑入では、京都第二外環状道路関連対象工事のうち私設管の撤去などの補償対象工事がなくなりますことから72%減の424万円を計上いたしております。次に款6市債、項1市債、目1下水道債につきましては、対象となります公共下水道工事の増加に伴いまして26.3%増の9億4,980万円を計上いたしております。  続きまして12ページと13ページをお開きいただきたいと思います。歳出についてでございますが、まず款1事業費、項1事業費、目1一般管理費は、下水道改修工事の減少などにより3.7%減の7億8,275万6,000円となっております。その主な内容といたしましては03の流域処理維持管理費負担事業では、桂川右岸流域下水道維持管理負担金が約1,300万円の増となり4億2,589万1,000円を計上しております。次に04の下水道長寿命化事業でございますが、14ページと15ページをごらんいただきたいと思います。来年度、新たに公共下水道長寿命化計画策定業務委託業を5,240万円計上いたしております。今日まで敷設してまいりました下水道管渠を安心・安全に継続して使用していくために計画的に管渠の改築更新等の整備を進めていくものでございます。下水道施設改修工事につきましては、マンホールトイレ設置工事として長岡第三小学校と長岡第四小学校の2校と南長岡第1号汚水幹線耐震化工事を予定いたしております。昨年まで行っておりました梅が丘地区改修工事につきましては、23年度予算の繰越明許費事業といたしまして計上しておりますことから約5,480万円の減額となります。昨年に計上しておりました測量調査設計委託料が完了いたしまして約3,000万円の減額、また京都第二外環状道路関連既設下水道管撤去工事を前年度ですべて完了したことによりまして1,108万2,000円の減額となっております。次にそのページの下のほうにございます990の職員人件費につきましては、職員数の増減はないものの人事異動等によりまして約700万円の減額でございます。16ページと17ページをお開きいただきたいと思います。次に目2下水道築造費の汚水分でございますが、260%増の4億5,010万7,000円を計上いたしております。その主な内容でございますが、01の流域下水道汚水建設負担事業といたしまして桂川右岸流域下水道事業負担金は約810万円増の1億1,462万円、また02の下水道汚水築造事業につきましては、公共下水道工事につきまして京都第二外環状道路工事の進捗に合わせて実施する必要がございますので、整備工事が集中いたしますことから約3億74万円増の3億1,684万円となります。また関連といたしまして、新たに測量調査設計委託料の750万円、上水道、ガス管などの既設管の物件調査委託料50万円、物件移設補償といたしまして753万円を計上いたしておりますことから事業費が増加したものでございます。次に目3下水道築造費の雨水分でございますが、18%減の1億507万6,000円を計上いたしております。その主な内容でございますが、01の流域下水道雨水建設負担事業桂川右岸流域下水道事業の負担金が713万円減の2,150万5,000円、また02下水道雨水築造事業といたしまして、京都府流域下水道雨水事業での南幹線に接続するための公共下水道都市計画決定変更業務委託料の134万円、また犬川排水区での降雨確率面などの見直しに伴います公共下水道基本計画変更業務委託料の590万円をそれぞれ新たに計上いたしております。また引き続き実施いたします一文橋2丁目地内の野添公園内での風呂川排水区雨水貯留施設設置工事に7,620万円を計上いたしております。  次に款2の公債費につきましては、目1の元金が0.7%減の12億5,389万5,000円となっております。次に18ページと19ページをお開きいただきたいと思います。目2利子は4.3%減の6億4,592万1,000円となっております。以上、公債費の合計といたしまして1.9%減の18億9,981万6,000円を計上いたしております。次に款3の予備費、目1予備費につきましては221万4,000円を計上いたしております。  次に恐れ入りますが、4ページに戻っていただきたいと存じます。第2表の地方債でございますが、下水道事業の限度額を9億4,980万円といたしております。  最後に第3条の一時借入金でございますが、借り入れの限度額を9億円とするものでございます。以上、提案説明とさせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○福島和人主査  説明は終わりました。第27号議案全般について一括して質疑を受けたいと思います。 ○大伴雅章委員  15ページの下水道施設改修工事の中のマンホールトイレの件でございますが、実は前任の藤本委員もそうであったと思うんですが、10月から私の立場で会派の視察なんかを対応させていただいているんです。そのほとんどがこれを見に来てはるんです。私自身も驚きまして、今この予算の中で三小四小新しくというふうな予算をあらわしていただいているんですが、参考までに今までの実施箇所、そして最終的な計画をちょっと御紹介願いますでしょうか。 ○田中(達)上下水道部長  マンホールトイレにつきましては、21年度から取り組みをさせていただいておりまして、これまでに9カ所すべて終了いたしました。最終的には14小中学校に現在では設備を整えるということになっております。今年度第三小学校と第四小学校のほうに設置させていただきますということで、費用を計上させていただいております。最終年度と今の計画の最終年度となります25年度につきましては、八小と六小と長中の3カ所を計画しております。以上で最終14校すべてにマンホールトイレを設置する予定いたしております。以上でございます。 ○大伴雅章委員  ありがとうございました。私もちょっと知識不足で教えてほしいんですが、全部1つの箇所で数は一緒ですか、トイレの数は。 ○田中(達)上下水道部長  それぞれ避難所によりまして人数もありますので箇所数は変わっております。トイレの何基何基というのは変わっております。1件当たり大体100人という予定をしておりまして、今の段階では204基だと思いますけどトータル2万人の市民の方が利用していただけるという形の、一応個数的にあります。以上です。 ○福島和人主査  ほか。どうぞ。 ○藤井俊一委員  1点だけよろしいですか。冒頭説明の中で普及率だとかいろいろ説明いただいたんですけど、事業完了区域下水道と接続されていない部分がどの程度残っているのかということと、あるいは今年度の3億円余りの築造事業をされまして、その後の普及率、そしてまた何年度をめどにほぼ100%の事業完成になるのか。あるいはもう1つ区域外になるのかどうか知りませんけど、浄土谷だとか柳谷とか、そこら辺の対応の仕方等を教えていただけますか。 ○田中(達)上下水道部長  22年度末人口普及率99.1%まで来ておりまして、平成24年度第二外環環状道路周辺側道に約3キロメートルの汚水管を入れる。で、99.1でございますので、それを入れますと市内ほとんど下水路が100%近くになると思います。最後に鈴谷の方面とか、市内には何カ所か、浄土谷につきましては高低差、地盤差が物すごくございますので、水道のほうはいけますけども、下水についてはどうしてもあの勾配を下水を落としていくということになりますとなかなか難しいと、技術的にも難しいということがありますので、あちらのほうについては今後ちょっと検討をさせてもらいますけども、地域的な浄化槽的な形が理想かなと、技術的にちょっと困難であるという状況です。 ○板杉お客様窓口課長  未接続について答えさせていただきます。平成23年度当初で未接続総数は927件でございますが、そのうち3年以上経過している件数につきましては700件でございます。700件のうち、いわゆる公共用水の汚水ですね、その要素のない公園とかガレージとか空き地とかいったものが約240件ございますので、実質3年以上経過者は460件ございまして、これが今年度順番に建設指導に回っていくというところでございます。以上でございます。 ○藤井俊一委員  いろいろと御努力いただきまして、快適な都市基盤整備を進めていただいております。いろいろと敬意を表すとこでありますけど、二外絡みでいろいろと待っていただいている部分は一日も早く供用できますように今後一層努力していただきますことをお願い申し上げます。ありがとうございます。 ○田村義明委員  3点質問させていただきます。1点は、平成24年度予算で二外周辺の下水道未普及地がほとんど完成すると。その後の維持管理をどのように考えておられるか、これが1点。もう1点は、今里汚水貯留幹線の設備ができたときに我々は見学に寄せていただきました。そのときあそこに材木やらいろいろ並べてきてました。それでこの予算上を見ると326万6,000円計上されています。これはあくまでも保守点検ですね。いろいろもろもろ変わってきます。あそこへ流れてくる不純物、材木とかいろいろどれくらい1年間で流れてくるのか、わかれば教えていただきたい。  それと合わせて3点目、今後2年間にかけて風呂川雨水貯留幹線の工事をやっていただきます。地元の方は大変喜んでおられますけども、地元の協議はもう完了したものか。その他の意見、どのような意見が出たかを教えていただきたい。以上3点よろしくお願いします。 ○田中(達)上下水道部長  今御指摘のある1点目でございます。先ほど申しましたように市内100%近く普及するということで、その後は今まで入れてきました管渠の改修工事というのが発生してくるということでございまして、これまで22年度に汚水の資産管理のデータベースというのができております。16ぺージのほうに上がっております長寿命化計画というのをことし24年度と25年度にかけて、長寿命化計画というのを策定させていただく予定いたしております。これは何かと申しますと、これまで建設に相当お金をかけてきております。維持補修につきましても相当なお金がかかってくるということで、その費用を平準化して適正な維持管理を今後やろうということで、この長寿命化計画に基づきまして、例えば国の交付金とか起債とか、その辺の財源の確保をしながら平準化して、どんと工事費が出たら困りますので、長い目で見ながら維持管理やっていこうという思いで今年度長寿命化計画、今後五カ年分の長寿命化計画を策定する予定をいたしております。1点目についてはそういうことでございます。 ○北村下水道施設課長  2点目以降の御質問にお答えいたします。  まず今里ポンプ場維持管理、ほぼ毎月報告書が上がってきまして、雨が降ったときには随時回ってくるんですが、ほとんどスクリーンというごみよけが場内にありまして、そこにペットボトルであるとか空き缶が比較的よくたまりますが、大きいものはおかげさまで今のところ流れついたということはほぼございません。入り口でもあらかたのごみを取るような仕組みになっておりますので、ただ去年今里集荷場のところで若干よく越流ということで風呂川へ行く分こっちへ少しだけ引き取った工事をやりました。その影響ちょっとおっしゃるようなこともあるかなというふうに思ってたんで、今のところおかげさまでペットボトル程度しかひっかかっておりません。  それと予算に上げておりますのは御指摘のとおり、日々の維持管理により300、日本メンテナンスというところに委託しておりますが、その費用でございます。  それと野添の公園で昨年実は埋蔵文化財の調査のときに一度説明会をさせていただいて、本年入札を執行いたしまして業者が決まりました。使用する部材の調達が若干おくれておりましたんですが、何とか4月に入ってすぐ工事ができそうになりましたので、3月24日に地元で説明会をさせていただきたいということで自治会あるいは町内の方と調整しております。多分できるというふうに考えております。その点を踏まえて、前の埋文のときの説明会では、子供さんの通学路になっているからというところの懸念と、それから公園利用が多いという部分がございまして、私ども担当を決めて何とか公園に時間を割いていって見てはおるんですが、結構お使いになっておられます。一応今のところ北と南に分けて掘削をやるというふうなことを基本にいたしまして、南側のときに恐らく通学路に影響が出ますので、それを夏休みに何とか持ってこれないかなというふうに今いろいろと考えております。大きい工事ですから極力影響を与えないように何とか努力していきたいと思いますので、また今後ともよろしくお願いできればというふうに考えております。以上でございます。 ○田村義明委員  ありがとうございます。よろしくお願いします。終わります。 ○藤井俊一委員  市長も御出席いただいておりますので、ちょっと考え方をお聞かせいただきたいと思いますけど、使用料の伸びが期待できるのかなと思いますと、減額というような形になっておりまして、一般会計から10億円弱の繰入金で特別会計を維持されておりますけども、今後この普及率がより一層上がってきて、そうした場合、繰入金の額等含めまして、どういうふうな下水道会計の展望、以前料金の見直しだとか何かいろいろ話題になったこともありましたけれども、そこらあたりをどのように思いますか。 ○小田市長  要は使用料の会計の問題であろうと思います。懇話会のほうから御意見をちょうだいいたしており、そろそろ具体的な協議を始めないかんという時期に来ております。10年間の中でという1つの方向性ですけれども、そのことを検討をひとつやっていかないかんという考え方をいたしております。一応まだ投資は今年度でほぼ終わります。あとは維持管理とか耐震補強とか含めて、下水管ですね、老朽化も含めて対応していくという計画を、一方では長寿命化計画ということも視野に入れてやって、今の長岡の下水道を健全に維持して、こういう考え方をしながら、ということは一般会計に近いところ、220億円からの下水道の負債ございます。それは間違いなく償還していかないかん、漸減していく、こういうことになろうと思います。そういった中で、現在標準化債というものもその中に充当させていただき代わりをしておりますけども、いつまでもということではどうかというふうに思います。その辺を下水道事業会計ということで限定をさせていただきますと、私はきちっと全普及は完了しましたから改定を視野に入れて、このように考えております。ただ時代が非常に厳しい社会経済状況ということをこの下水道事業特別会計だけではなく、総体的に判断して持続のある下水道ということを視野に入れてということが必要ではないかというふうに思っております。今イエス・ノーというお答えよりも、今後そういった時期に来ているということを申し上げて回答にさせていただきます。 ○藤本秀延委員  藤井さんの話はしばらくもうせんときますね。いろいろ意見があるから別に論議する場所あるかと思いますので。ちまちました話になって申しわけないんですが、行政、市長を初め御努力で普及率ですね、第二外環とか完成すると100%近いと。実はその100%の下水道をつくることによって長岡京市の環境整備ということがより完璧な状況になっていくと。これは衛生面、それからまちの環境面、下水道の果たす役割というのが大いに前進して、その上での今後のまちづくりという物の考え方において、この下水道が普及した上で、じゃどうしていくんだろう、こういう話になっていくんでしょうけど、実は先ほど課長の御説明で未接続件数、実質的460件、個人及び中小企業含めて事業者の皆さんですけど、ここをどうするかというのは実は地域のコミュニティと地域の環境整備という点でも大きく重なってくるんです。この間下水でつないでいなくて、くみ取り式のトイレの場合も、それから浄化槽トイレを使っている場合でも、最近の浄化槽は前トイレだけだったですけど複合ですから台所の水も全部入って処理するという形になっていますので、管理さえきちっとしていれば下水道を使用しているのと余り変わらない。ただし生活側溝道路に対して排水が全部流れるという、この違いはあるんですが、環境整備という点で並行して進めなければならない状況はあるんじゃないかなと思うんです。実はその未接続の460件なんですが、浄化槽も法改正前の浄化槽と新しい改正された浄化槽とありますし、それから浄化槽を使っていないというおうちも実際には、環境衛生課のほうが御尽力いただいて毎月くみ取りに行政として業務を行う、ここをクロスさせて環境整備しておりますが、ここの進め方の問題なんですね。これは下水道課に言っていいのか僕は悩んでいたんですけど、環境のあっちのほうの話かということなんですが、環境整備と下水道のこれからは、方針的にはイニシアチブをとっていかなきゃならないんじゃないかなというふうに僕は思いまして、あえて今回言わさせてもらおうと思ったんですが、地域の中でも長岡京市が長岡京市方式で下水をやるだけじゃなくて五十棲市長当時から、側溝をきちっとやって、まちの防災も含めて道路をきちっと確保することと、側溝もきちっと整備するという形をやってこられました。それをやってたために、実は点在で残っているくみ取りもしくは浄化槽を使っている方々と下水道に接続された方々のコミュニティがうまくいっていないという状況があるんです。前は側溝整備はこのまちはすごいなと思うのは、大体月に一遍ぐらいみんな電気ブラシ持ってきて、じゃっと側溝を掃除するという形で本当にみずからのまちの環境をよくするという御尽力を市民の皆さん方が行政と協力をしてやってきたという歴史的経過のあるまちなんですけど、実は下水が整備されたことによって、ふたもきちっとされているものですから、側溝の掃除が前と同じような側溝の使用形態があって、つまり掃除をしたいと、生活雑排水が流れているので。ところがちょっと前までは、うちの環境衛生課の努力でふた上げ機までつくって、全国に市販して、まさに行政手法としてはすばらしい事業手法だなという評価もしたことがあるんですが、なかなかこれも使えないぐらいの年齢になってきているわけなんです。そこで出てくるのが町内の中であそこのにおいがするお水が側溝に流れてきて、夏場になったらかなわんという声のときに、今お願いしに行くのは環境衛生課のあちらの担当者のほうに行くんですけど、下水道の普及もお願いしますというのは、現場の担当者が一たんこちらから回っている人は別にしても、下水道を入れてもらえませんかというつもりで来たから、それが無理だったら現場でどういう解決しますかということをお住まいの住民の皆さんと御相談をしながらやっていくというのが実際にはそういうやり方なんですが、なかなかうまくいっていないというのがありまして、ここのところを縦割り行政ではなくて、うちの下水道課の現場担当者と、部長は向こうですけど、ここに今日は来ておりませんけど、いわゆる縦割り行政の中での連携を、つまり案件が一件一件もう掌握できたと思うんですね。それに基づいてどういう援助と、それからお願いをしていくのかというようなことをやっていかないかん時期違うのかなと。今、僕係でお願いしているやつもなかなか難しいやつありまして、事例は出しませんが、ちょっと総合的にやっていかないかん事態がもう埋まってきていると。四百五、六十件ということになりますと手前ら乗りますから、そういう意味で言いますと、そういう点でちょっとそういうことを今後下水道課がイニシアチブ取るのか、環境整備の関係で向こうがイニシアチブ取るのかよくわからないけど、ここはちょっと行政の連絡をきちっと密にした形で対応していただけるとうれしいなと思うんですが、どうでしょうかね。 ○板杉お客様窓口課長  浄化槽の使用者で、確かに管理ができていないところにつきましては近隣から苦情が尽きないと伺っております。苦情入ってきたところにつきましては、環境業務課と私、お客様の排水係が連携いたしまして現地へ赴きまして、こういったこともあるのでちゃんと公共下水道が整備されてますので、何とぞ接続がえをお願いしたいという説明と、それができない場合は環境業務の担当になるんですが、浄化槽については年一回清掃・点検ということもございますので、そういったものを合わせて限定して指導しているというのが実態でございます。 ○藤本秀延委員  批判をするつもりで言っているんじゃないんですが、実際の現場で藤本という家がありまして、そこへ担当者が来ます。その本人が下水道を接続したいと、3年以上たってからなんですけど、したいと思っているのか、浄化槽のままでいきたいと思っているのかという確認をされてるかというと、実はお願いは行っているんだけど、フォローワークは余りうまくいっていないような気がします。僕何件も実はそういう相談を受けてまして、下水道のほうに接続のためのお願いをしに行きなさいと僕一回も言ったことないんです。浄化槽がだめだという法律はないんですから。使えるわけなんで。そこのところをきちっとしておくために頼みますかというけど、話としては浄化槽の整理の前に下水道をつながれたい。浄化槽をお願いしますよで終わっちゃうんです。相手にとって何がいいのかということをきちっと相談しながらやっていくという対応をしないと、多分460件の数が減っていかないんじゃないかなと心配してます。何も住民の皆さん方に迎合する必要ないですが、最低義務として守ってもらわなきゃならないところ、何があるんですよということについては御理解いただいて同意できるぐらいまで、どこが責任を持つかとなると、環境業務課なんですけど、人数的に言いますと、あそこの担当者の数、それ全部行くわけにいかない、日常業務がありますから。だからちょっとこれはプロジェクトみたいなのが要るのかなというふうに反対に思っているんです。じゃないと地道な作業かもわかりませんけど、やった行為がふたをしてしまって、浄化槽が処理できなかったものがどろっと流れてくると。ところが掃除はもう物すごく大変なようなシステムになっていますから、上流部でやった部分が下流まで行くことになりますと、上流部の組は掃除しますけど、下流部の組はその下水全部使っていますから、もう掃除やめとこかという話になります。年一遍か二遍の泥上げはしているんです。どこの町内も自治会を通じて長岡京市が全体にお願いしてますから。だけど実態のところで言えば、ふたをあけてやるという行為が最近めっきり少なくなってるということも事実ですから、ちょっとそこらあたりは実態との関係でいくと、御努力、御尽力されていることは理解しながらも、解決していくための手だては別個にいるのかなというちょっと素人的発想なんですが、そういう思いがあるんです。もしそこらあたりでちょっと連携、それは課長さんに言ってもなかなか大変なんで、ちょっとこれは全体の横のつながりでぜひやってほしいなと思います。要望だけにしておきましょうか。 ○河村水道事業管理者  おっしゃるとおり、そういう事例を何件か私も聞いております。先ほど課長お答えしましたようにできるだけ部局を超えて調整してやっているんですが、ただ実際上借家であったりとか、高齢でもう今さらという、そういう世帯が結構おられますので、なかなかその切りかえ、フォローアップができないというのが実情ですが、できるだけ最善を尽くして連携の中でやっていきたいと思います。よろしくお願いします。 ○藤本秀延委員  お願いします。460件の事例が行政的行為でお願いできる中身と、財産を持っている個人の条件でできない部分というのをきちっとわかって理解がされる状況は幾つかはつくってしまわないと、どの件はこうなっていますという形が必要な時代が来るんじゃないかなと、今とは言いませんけど。これ100%普及された中で、今度は下水道の普及というのは環境整備ですから、特に長岡は全国に先駆けて環境整備方式、長岡方式をとってきたまちですから、ぜひそこらあたりではこういうところでの先進もつくっていただきたい。要望して終わります。 ○福島和人主査  ほかございますか。 ○尾﨑百合子委員  ちょっと教えていただきたいんですけれど、まずは下水道債、10ページの下水道債9億4,980万円というのが今回市債として前年よりもふえて借りられるわけです。ちょっと私もこれを見て既にお伺いには行っているんですけれど、資料の93ページからずっとそれぞれの起債の利率が出ていまして、総計として見ますと大体は低利率に変わっているんですけれど、下水道債だけは7%から6.5%、6%、5.5%、5.0%というふうなところを結構たくさん持ち歩いているので、これはどうなんでしょうかと伺うと、国としては使用単価が132円までにならないと6%以上は借りかえができないとか、使用単価が158円にならないと5%以上は借りかえができないというふうなことで、今借りかえができていない状況だというようなことは前もって伺ってはいるんですけど、そうすると今年度のこの下水道債というのの利率というのは大体何%ぐらいなんでしょうかしら。 ○上村総務課長  約2%前後でございます。 ○尾﨑百合子委員  そうすると今は2%ぐらいで、それこそ貯金利率もほとんど0%に近いような時代ですので、借りるときだけ7%や6%を持ち歩くのは重たいのは持ってるというのは現実であると。しかしそれはなかなか借りかえができないということで、今市長のほうが標準化債のお話なんかもありまして、それも今後は先ほど藤井委員がおっしゃいましたように、起債をどういうふうに償還していくかとかというようなことも今後大きな課題になるんじゃないかなというふうには思っております。  次に有収率なんですけれど、20、21、22のところの長岡京市の下水道を拝見しましたら87%から86%ぐらいで動いているわけですけれど、有収率を90以上に引き上げるということは今後できていくのか、それともそれはなかなか難しいのか、その辺はいかがなんでしょうか。  長岡京市の下水道によると、20年が87.4%、21年が87.4%、22年が86.6%ということになっているんですけれど。 ○田中(達)上下水道部長  下水道の有収率は、料金をいただいている水量は一応上水のメーターでいただいてます、原則的に。汚水の分担金ということで、長岡京市処理場がございます。府の洛西浄化センターにお支払いする。それは流域下水道の入り口に入る流量計で計量して料金を払っています。その差が有収率ということで、100府に払えば、その回収できた水量を見ると87であるとか、それくらいしかできてないということなんですが、大きいものはやっぱり地下水の混入とか、それから一部雨水もマンホールから若干入ります、どうしても構造上ですね。ですからなかなか下水道で上水のように90だとか、そういう有収率は非常に難しい。ですからそういう誤差を含んでの数字だというふうに、目安みたいなところがあるのをちょっとご理解いただければありがたいです。 ○尾﨑百合子委員  わかりました。ありがとうございます。続いてよろしいでしょうか。えらい細かい話で済みません。  処理原価回収率というのも、23年度を見ると大体72から71ぐらいのところ。使用料回収率ですけれど、今回共産党さんがとっておられるのを拝見いたしますと、24年度の予定が70.7%ということで、使用率回収率がずっと7割ぐらいで移動しているということは、あとは一般会計から補てんしながらいっているわけで、平成長岡クラブさんの資料を拝見いたしますと、24年度も使用料単価が117.87円ですので118円というふうなところで、同じようなずっと118円でいっているんだなというふうなことをここで拝見いたしました。そうすると次に一般会計、8ページの一般会計繰入金というのが9億9,100万円というのが今年度予定されているわけですけれど、その中で使用料金不足として充てられるというのは、22年が4億7,917万円だったんですけど、大体この4億7,000とか4億8,000、5億円弱で今年度も行くというふうに考えたらよろしいでしょうか。 ○上村総務課長  おっしゃるとおり24年度につきましては4億8,100万円程度になってございます。 ○尾﨑百合子委員  これは先ほど市長のほうも今後というふうなお言葉で、もちろん全住民とこういう時代ですのでお話をしていきながらどうしていくかということを考えていかないといけないことなのかなという、この長岡京市の今年度の予算資料を拝見しましても、一般会計で臨財債を除くと135億円が起債で、公共下水道が223億円持ち歩いているという現状ですので、臨財債を入れると一般会計も同じぐらい240億になるわけですけれど、なかなかこれを今後持ち歩いていくのは大変じゃないかなというふうなことを思いまして、またそれは市長のほうを中心に今後考えていっていただくことに私たちも一緒に議論に入ってというように思うんですけれど、平成19年に発行されております今後の長岡京市の下水道事業のあり方についてという上下水道懇談会の資料を拝見いたしますと、一番最後の資料7に資本費の公費負担4割を目標とした場合の公費負担割合の推移ということで、ここに括弧して使用料改定シミュレーションを含むというようなことが書いてありまして、それは18年が決算で19年が予算というところで出ているわけですけれど、現時点で公費負担割合は、24年度がこのときに料金改定が行われないのでしたら75.0という数字が出ていまして、料金改定公費負担割合を料金改定率を18%改定した場合には62ということが出ているわけですけれど、23年度の決算見込みとか24年度の公費負担割合、今のところ大体幾らぐらいなのか教えていただけますか。 ○上村総務課長  23年度の決算見込みでございますけれども、63.4%、24年度の予算ベースですと59.8%でございます。 ○尾﨑百合子委員  そうするとちょっと済みません。教えていただきたいんですけど、料金改定を実施しなくてもこのシミュレーションの下の62.1近く行ってるというふうに考えたらいいんですか。 ○上村総務課長  前回の料金改定につきましては、料金改定しなくても何とか60%をクリアできたというふうには考えておりますけれども、その次の年度25年度を50%にするためには、今の使用料のままでは無理があるのかなというふうに考えております。 ○尾﨑百合子委員  そうすると御努力で、今のところは料金改定実施の場合の公費負担割合が23年度は62.1、24年度が62.9のところを実質63.4、59.8まで頑張ってこられたけれど、25年度の50.3に行くにはなかなかこのままでは厳しいということを今伺いましたけど、そうするとこのままでしたら25年度の見込みはわかりませんでしょうか。それはまだ不明というか。 ○上村総務課長  25年度におきます試算はしておりませんけれども、六十五、六にはなるかなという思いはしております。ただきちっとした試算はしておりません。 ○尾﨑百合子委員  ありがとうございました。市長のほうは本当によくわかっておられると思うんですけど、私もちょっと拝見しまして、やはり全住民のかかわっているこういう公共的なものについて、どういうふうに料金の改良をしながら、まだまだこれによると企業会計というのは、ここ当分は考えないというふうなことを書いてありましたけれど、そういうことも含めてと思うんですけれど、企業会計への移行ということについては市長としてはどのようにお考えなんでしょうか。 ○小田市長  当然こういう企業会計を導入していくということは、非常に重要な資産、それから負債、それから原価償却、こういう視点では基本的に必要であろうというふうに思ってます。それを入れたさかい下水道事業会計が即改善するわけでも何でもないんです。将来の見通しを持つためにそういうことは必要であろうということを申し上げております。ただ当面、今おっしゃったように、まさに公費負担割合、やっぱり今とりあえず60前後なんです、多少前後いたしますけども。それを50%に改善せないかん。最終的には40%に持っていきなさいと、これが妥当であろうと、こういうことをやっぱりおっしゃっていただいてますから、それはもうしっかりと私は受けとめをしながら、また一方ではそのことをどのようにやっていくのかということは、当面協議をしながら判断していく中でそれをどう対応していくのかということも十分検討の時期に来てるかというふうに思っております。ということで、先ほどの答弁をさせていただきます。以上でございます。 ○福島和人主査  ほかはございますか。ございませんか。  なければ第27号議案を閉じたいと思います。  次に第31号議案 平成24年度長岡京市水道事業特別会計予算全般について説明をお願いいたします。 ○田中(達)上下水道部長  第31号議案 平成24年度長岡京市水道事業会計予算につきまして御説明申し上げます。平成24年度は、5カ年の中期経営計画の中間年度となります。計画に基づきまして給水区域の統合に向けまして、長法寺配水池と北配水池の統合事業を重点的に進めてまいりたいと考えております。また将来にわたりまして地下水を活用できますよう揚水処理事業の向上を図ってまいりますとともに、老朽化いたしました水道管の更新や耐震化につきましても計画的に事業の実施ができますよう管路データの整備などにも取り組んでまいりたいと考えております。  それでは予算の内容でございますが、恐れ入りますが、まず20ページをお開きいただきたいと存じます。第2条の業務の予定量でございますが、給水件数は若干の増加が見込まれますが、年間の給水量につきましては昨今の経済状況を背景に水需要が大きく減少しておりますことから、平成23年度当初予算より約2.2%減、決算見込みより約1.2%減の996万3,000立方メートルと見込んでおります。また有収水量につきましても平成23年度予算より約2.1%減、決算見込みより1.0%減の905万6,000立方メートルと見込んでおります。  次に第3条の収益的収入及び支出でございますが、それぞれ平成23年度決算見込みと比較いたしまして御説明申し上げます。21ページと22ページをお開きいただきたいと思います。まず収入であります事業収益は4,005万円減の23億75万4,000円を見込んでおります。この内訳でございますが、項1営業収益、目1給水収益は有収水量の減少に伴いまして2,516万1,000円減の20億7,809万5,000円と見込んでおります。次に目2受託工事の収益は570万3,000円減の8,980万9,000円を見込んでおります。次に項2営業外収益は21万9,000円減の5,669万円で、その主に目2他会計補助金としまして水源費対策補助金を昨年と同額の4,120万円を計上いたしております。  続きまして支出につきまして御説明申し上げます。恐れ入りますが25ページと26ページを御開きください。まず事業費用については7,430万3,000円減の23億437万8,000円を見込んでおります。まず項1営業費用、目1原水及び浄水費は89万3,000円減の12億1,526万9,000円を計上いたしております。その減額となります主な内容は、次の27ページにございます府営水道受水費、使用水量の減少に伴いまして1日当たりの受水量を平均500立方メートル減としたことによるものでございます。なお修繕費並びに委託料につきましては、前年度の決算見込額が既に入札等の金額に対して、予定額につきましては設計額で計上いたしているために増額となっております。次に目2配水及び給水費は1,861万4,000円増の2億4,088万2,000円を計上いたしております。増額となります主な内容は次の28ページにございます委託料で、昨年度より実施いたしておりますマッピング業務委託料債務負担行為を予算化したものでございます。またその他の委託料の多くは設計額により積算いたしております。次に目3受託工事費は957万4,000円減の1億682万9,000円で、収入と連動いたしておりまして対象となる京都第二外環状道路の安全工事等が減少したものにございます。次に目4総係費、次の33ページの目5減価償却費につきましては、ほぼ前年どおりで、それぞれ2億932万1,000円、4億1,567万6,000円を計上いたしております。次の目6資産減耗費は6,776万4,000円減の375万9,000円を計上いたしております。その要因は、前年度に増加しました北配水地等の固定資産除却費がなくなり通常ベースに戻ったことによるものでございます。  次の35ページと36ページの項2営業外費用につきましては1,736万1,000円減の9,810万1,000円を計上いたしております。減額になります主な要因は目2消費税で、後ほど御説明申し上げます課税仕入れの対象となる工事費の増加に伴いまして消費税納付額が1,610万9,000円減の302万7,000円となったことによるものにございます。  これらの結果、収益的収支は362万4,000円、消費税を除く実質収支では、46ページをごらんいただきたいと思います。平成24年度長岡京市水道事業予定損益計算書の下から3行目の当年度純損失として3,186万2,000円となる見込みでございます。  次に第4条の資本的収入及び支出でございますが、恐れ入りますが37ページと38ページをお開きいただきたいと存じます。資本的収入では、平成23年度の決算見込みに対しまして2億53万9,000円増の4億3,263万円を見込んでおります。その主なものは、項1企業債、目1企業債が対象工事の増加に伴い1億4,700万円増の3億2,000万円、項2加入金が487万6,000円増の4,702万4,000円、項3分担金では、京都第二外環状道路関連工事の増加から4,878万5,000円増の6,310万6,000円でございます。  次に資本的支出でございますが、恐れ入りますが39ページと40ページをお開きいただきたいと存じます。資本的支出の総額は2億8,377万2,000円増の8億8,830万1,000円を見込んでおります。まず項1建設改良費、目1事務費は将来にわたり地下水を活用できますよう浄水処理事業の変更を主とした事業認可変更委託料などの増加により1,431万1,000円増の8,249万円を計上いたしております。次に目2企業債借り入れの対象となります施設整備事業では、給水区域の統合事業でございます築造を含めました配水池の関連工事を実施いたしますとともに、配水管敷設工事、また送水管敷設工事、ポンプ設備安全工事や管敷設工事後の舗装本復旧工事などを予定しており、2億1,113万5,000円増の4億5,326万4,000円を計上いたしております。このうち築造を主とした配水池の関連工事につきましては、単年度での施工が困難でありますことから継続事業とさせていただいております。目3施設事業費は、京都第二外環状道路整備に合わせました配水管の敷設工事の増加によりまして8,474万7,000円増の1億3,302万1,000円を計上いたしております。  次に41ページと42ページをお開きいただきたいと思います。項2企業債償還金は、高金利債借りかえに伴いまして縁故債の減少により2,580万8,000円減の2億1,708万1,000円を計上いたしております。これらの結果、次の43ページの補てん財源計算書の摘要欄にございますように、資本的収支は4億5,567万1,000円の不足が生じる見込みでございますが、この不足額につきましては損益勘定留保資金、また消費税及び地方消費税資本的収支調整額で補てんいたし、補てん財源の年度末残高は平成23年度末見込みより4,224万円減少いたしまして8億1,125万5,000円となる見込みでございます。  次に第5条の継続費でございますが、恐れ入りますが15ページに戻っていただきたいと存じます。調書にお示ししておりますとおり、給水区域統合事業といたしまして4億5,486万円、内訳といたしましては、平成24年度が2億2,732万5,000円、平成25年度が2億2,753万5,000円と定めるものでございます。その内容につきましては、先ほど御説明申し上げました配水池関連工事の築造工事及び配水池周辺の配管整備工事が単年度内に完成させますことが難しいということで、工事量が多く発生します継続事業といたしたいと思うのでございます。  次に第6条の債務負担行為でございますが、16ページの調書にお示しいたしておりますとおり、平成24年度上半期で窓口業務を中心とした営業業務委託契約が期限となりますことから、以後3年間、平成27年度上半期までの債務負担行為を設定するものでございます。以上が平成24年度の予算の概要でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○福島和人主査  説明は終わりました。第31号議案全般について一括して質疑を受けたいと思います。 ○大伴雅章委員  実は私、建水が初めてでございます。いろいろ教わったり自分で学習したりと、まだまだ十分に把握できていないんですが、やはり水道事業を考えるときに今までの経過というのが非常に重要になってくるというふうに思っております。そこで今までの成果、あるいは課題、これから歩むべき道というあたりを、やはりこの道一筋というんですか、40年以上携わっていただいておりました田中下水道部長さんのほうから、思いのたけをちょっと教えていただけましたらありがたいんですが。 ○田中(達)上下水道部長  水道のこれまでの経過ということでございますが、38年に事業認可を取りまして事業を始めまして、それ以降地下水を中心に展開してきたんですけども、地盤沈下とか地下水の低下云々で水源が枯渇というようなことで人口の増加とともにさまざまなところに浄水場を建設して、とにかく市民の皆さんに不自由をかけないというようなことで事業展開してまいりました。12年の10月におかげさまで府営水道が導入されまして、市民の皆さん御存じのように二元水源で現在やらせていただいております。下水道が入りましてからも何回か大きな事故があったわけでございますけども、そのときにも府営水道を活用いたしまして事なきを得たというような事案も何件もございました。ライフラインとして私が思いますのに水とトイレというのはどうしても電気、ガスに準じて必要になるものというふうに考えております。市民の皆さんの命の水を守っていくということで、これまで水道に課せられました3原則というのがあるわけですけども、豊富、水が豊富にあって低廉、安くて清浄、きれいというような3つの提言を踏まえまして、私自身もその折かねがね申しておるんですけども、市民の皆さんに御不自由をかけない断水のない水道ということを目指してきょうまでやってまいりました。  今後につきましては、昨年も西京区のほうで大きな漏水事故が発生いたしまして、市民の皆さんが大変な御不自由を感じられたというような事案もございますので、とにかく料金もさることながら、安定して安心して市民の皆さんに飲んでいただける水の供給というのが一番ではないかというふうに考えております。そういう点からも老朽化、歴史が40年近くなりますので施設自体も古くなっております。水道管自身も耐震化というのが叫ばれておりますし、今後は施設の再構築、今使っております第2浄水場につきましても既に三十数年たっておりますので、今後また建てかえというようなことも発生してきますので、その財源の確保等々がこれからの課題ではないかなというふうに考えております。今後のことですけども、私自身思っておりますのが、この前の東日本大震災のときは、3月14日、発生直後うちのほうは応援給水に行かせていただきました。その際にだれが行くねんという話になったときに、ほとんどの職員が自分から手を挙げて私が行かしてもらいますというふうなことで言ってくれまして、そのことを考えますと職員皆水道に対する思い持ってますし、今後もそのことを思うと、今後長岡の水道というものは揺るぎないものでないかなというふうに感じております。以上でございます。 ○大伴雅章委員  どうもありがとうございました。 ○福島和人主査  ほかはございませんか。 ○藤本秀延委員  予算の関係の中身につきましては、効果的という形、効率化が非常にほんまに、僕は素人ですけど企業会計の関係でいきますと、これはほんま大変やなと言われる私どもの会計の指向そのもの評価させてもらうんですが、つまり政策提起でこの間市長にはいろいろなことをこれまでも言わさせてもらってきた経過があります。市民感情の問題、それから今部長言われました安心・安全の水道の供給事業としての役割の問題、総合的に判断していかなければならないということで、ちょっと総括的になりますが、2点ばかり聞きたいと思います。  1つは、市長の行政の長としての水道を市民に供給するという立場から府営水導入によって引き起こった高い料金の問題を解決するための努力の方策として、京都府の3つの浄水場、水源を統合したときに、その統合が1つの大きなきっかけになるということでかねがねそのことを言っていただきました。浜野さんとそのことでこれから先のことをお聞きしていただいたんですが、ちょっと私なりの視点を変えまして、京都府との関係ですから、府と市長が直接やり合っているわけでなくて、懇話会のほうにも代表として出てもらって、その決意の一端も御披瀝いただきましたからそのことはあえてどうこうという気は全くなくて、頑張ってほしいというエールしかないんですが、受水の関係、京都府の受水率との関係でいきますと、長岡京市は半分ほどしか使えないという状態をどうするんだと。長岡のその受水の量の関係というのは、私は歴史的によその市町村とは違うと。例えば宇治系でいきますと、当時京都府がこの水を供給するときの将来人口予測ということに基づいて、この貯水量が決まっていくと。これ二山もそうなんですけど、まちの発展する方向と安定供給の水源をどう確保していくのかという形でつくられた数値なんです。ところが実際には全国的にはっきりしていることは、どこのまちの要は総合計画で見た人口予測もなかなかそこには到達しない。反対に言えば全国的に見ると人口は減少傾向で、ドーナツ化減少も起こり市町村によってはどんどん減っていくと。市長が言われるように京都府内でも長岡京市は唯一人口増で、都市基盤整備とまちの魅力づくりという点では、行政手法が具体的結果として人が集まってくるこの町々に住む人口はふえるという形になっていると僕は総合的には評価したらいいんじゃないかなと思う。だけど長岡京市が受ける受水量は、ほかの一山二山水の関係とは違いまして、もともと水道水として受ける水と京都府がつくった施設の償還という形のことを考えたときにいわゆる乖離する部分があって、浜野さんも言いましたが、都市用水という名前を使う。これを今何ぼ論議しても仕方がないと思いますから、だから反対に市長が並々ならぬ府営水の受水料金の単価引き下げについて決意を僕はされたというふうに思うんです。ちょっとこれは提案なんですけど、平均的に言いますと受水率そのものがもう60%弱なんです。50%なんです。ここは京都府の会計処理上の問題があるにしても、市町村からすれば半分無駄に使わなきゃならないという安全率がいかがなものかということは足並みそろえてもいい時代になったんじゃないかなと。僕、反対に水源が統合したがために経営手法で言うと、料金格差があったら本来おかしいんですね。だって乙訓の水が一山二山で何かあったら使うというときに、乙訓の単価で売るわけじゃないんですから、京都府は。ということは京都府が言っていることは矛盾が出てくるというふうなこともありますので、ここ市長会あたりで市長ちょっと呼びかけてもらって、手法を変えないかん。市長がその決意をした中身をどう具体的に進行していくか。つまり京都府との乙訓地域の単価引き下げ、給水単価。というときに、手法としたら平準化もありますが、この前の10円下げるときに、テープに取られるので乱暴な言い方はできませんが、京都府の案に対して一山はそこの一番大きい市長さんが絶対うん言えへんぞというような話が実は通るというようなところがあるわけです。宇治の話やけど。つまりどこともやっぱり水道料金に負担がかかる給水単価を上げるということについては容認できひんと。うちは下げないと困るということを、じゃ平準化できるのかと言ったら、京都府はやれるもんならやってみなはれやというぐらいの形で、おまえら地元の市町村が納得するんやったら構へんで、この資本が使うだろうと、京都府のやり方。そうなると府内がこの府営水を受水している町村が共同して京都府に対して物申せるのは受水率なの。これ安全率の関係を半分に見る必要があるのかどうかという論議をすれば、別の論議を京都府に対して、論戦として言うのか意見として申し上げると。そうなると京都府は一山のダムにかかわる経費を今後維持管理の関係プラス新しい水道確保という問題点いっぱいあるでしょ。そこについて京都府は京都府なりの考え方を持っていますが、市町村レベルで言って受水の受ける立場からいくと、乙訓の水こっち回したら、古い施設ほっといたって使えるんじゃないかという話できるわけなんです。ぜひ僕は市長が実は乙訓の代表として重要な役を持って、本当に重い荷物を肩に背負って、気力を出して頑張ってもらっているということを評価しながら、そういう論戦を吹っかけていく。市町村で連携をとって京都府と対応する。つまり利害関係をつくる対立をつくりますと、一山関係二山関係、乙訓浄水場関係については、何言ってんねん、おまえのところ後発組やないか、かかった金払わんけと、こういうような話になってしまうんです。ここはそういうことも手法としては提案型で受ける条件がないのかどうかと僕は素人的に思ったりするんですが、もし市長さんのほうでそういうところについて、今後京都府内の受水市町との関係で、京都府に向かってそういう技術的なこともあるんですが、きちっとした話ができないものかどうかというのをちょっとお尋ねをしておきたい。 ○小田市長  今、受水率共通の課題、これ難しいですね。と申し上げますのは、京都府内26の市町村があります。府営水を受水してるのはわずかなんです。乙訓地域と宇治、それと福知山周辺、ほかは全部自己水。そこにまず1つは地域差がある。ただ受水をしている市町村共通の課題ということもありますが、私から言わせれば、住まいを生かしているマンションが40年50年。ただここ平成12年ですから10年前にできたマンションに住んでいる。家賃も一緒やということも、これ私は正直なところいかがなものかというふうに思ってます。ただやっぱり40年50年また宇治の水系の浄水場もこれから水の天ヶ瀬を含めた水量、浄水場もいずれは今のままではいかんだろうと、ただ我々は新しいマンション、10年ほど前にできた平成10年からの導入をさせていただくと。そこに同じような同等の条件で対応するということはどうかというふうに思っています。しかし余りにも77円であろうが80円であろうがともかく、うちは40円ちょっと、まあまあ半分。それでは余りにもひど過ぎるではないかというのは私の論議です。これだけの差が、それぞれの新しいマンション、古いマンションに住んでる違いはあったとしても、これぐらいはいたし方ないんではないかと。私はこういう論法で標準化を目指しという提起をさせていただきました。そうしますと府営懇の先生方、小委員会が開催され、そういう方向というのは間違いない。だから結びの中で結論からいうと将来平準化に向けて、こういう一言で入れていただいて一昨年、単価は引き下がってこれで終わりというのではない。だから継続してその答申に向かって、ビジョンに向かってその中で位置づけをしていただこうという考え方で現在まで至っております。そういうところから受水ですということも非常に大きな悩ましい課題ではないかな、こういう受けとめをいたしながら、いずれにしましても、我々市民の皆さん方、事業所の方々に我々は小売りをしてます。水を安定的に安心な水を供給していく責任がございます。そのことをしっかり受けとめて何事も京都府に対して要望するところは要望させていただきながら、水道事業運営に対応いたしてまいりたい、こういう考え方をいたしています。以上です。 ○藤本秀延委員  市長の努力と受水自治体がそれぞれの条件と経過のもとで難しいということ、素人的にこれは気入れて向かえということはよう言わないと思うんです。僕は市長が御尽力いただいたことで府営懇がそういう文言を一言入れるということについては僕は評価をさせてもらいます。ただこれがこれから具体化していくときに、その手法を何に持っていくかということが難しいと思うんです。府営懇といえども市町村の動向を無視して中身を決めるということはなかなかできませんから、ましてや関係する長の参加というのは、乙訓地域は我がまち首長が出てますが、一山は一山が出てきますし、二山は二山の代表が出ていますし、声の大きいほうが勝ちというやり方をやらしたらいかんと思うんです。論理的に京都府が府営水という水をみずからが市町村に対して供給する水道事業、つまり給水事業として整然と整理を今後させていくのかということを提案型として必要だと。例えば19万トンですか、11万トン使って8万トン、ソースで言えば今のところ余剰があると、ということになると安全係数は必要なんですが、一山が今後何年間使えるのかということになると、設備投資費用を考えたときに乙訓浄水場の処理能力は危ういんです。半分しか使っていないんです。設備投資もしません。そこを設備投資をすることによってつないだ管から向こうに供給するという行為ができれば、経費を合理的に見るという提案は僕は間違いじゃないんじゃないかと。管路がつながったということによって新たに我々は提案型ができるというふうな、そうなると一山二山乙訓の関係での将来の資産の減耗ということを考えたときに、つまり設備再投資が必要になってくるときに府下で耐震用の管路の導入だとか施設の改善だとかということはもう確実に出てくるわけですから、特に今給水単価の安いところは古い施設だということに素人的に言いますと逆転発想ができるわけです。そういう点では僕は日吉の水というのが大阪の事業団、水源関係の事業団から京都市から広範囲な地域の水供給のためのダムとしてつくられた日吉の水は乙訓しか使っていないんです。だから施設は半分です。これがフル活用されると京都府は、設備投資の効果としてはより効率的な使用ができるわけです。そのことを行うことによって京都府の古い施設が統廃合をさせていくという大胆な提案なんです、素人発想ですけど。できないことはない。つまり僕はこういう提案型がないと、なかなか市長が御尽力していることを、いつやるんやというようなこと、やらないのはおまえの責任やと僕は思ってないですよ。だけど市長自身がどういう提案をしていくかということについては、ぜひ水道管理者もおるわけですから、そういう京都府に対する提案をどう持っていくのか。府営水道のあるべき姿。それからさっき言った受水市町村が半分しか使えないという状態は、条件下は別ですよ。そうなった条件はまだばらばらですけどまちの条件は。現実的な形として、30%にまでしてもらおうかと、京都府に対してという話はできなくはない。ただ京都府は自前の会計処理上の赤字を出したくないですから、なかなかうんとは言われたと思うんですけど、ここのところは知恵と工夫を絞って、なぜこんなことを言うかというと、うちの水道の効率的な運用方式を京都府に持っていったら、京都府はもっと効率的事業運用ができると思う。そういう能力うちの水道局は持っていると僕は自負しているんです。そういう点での提案をぜひやっていただきたい。これ要望にしかできないですけど、市長どうでしょうね。
    小田市長  京都府に対して、どう腰を上げてもらうように持っていこうか、腰を上げて実際造作されるのは二の次ていう感じ、それをどう求めていくのかということが大きなポイントになると。そういった意味では大将同士が、提案してどうやと、こういう持っていき方、そして御指名させていく、あるいは先ほど言った理論上ですね。単価の平準化に向けてより一層努力していく京都府民の立場として必要ではないかという論法を展開していくということでいろいろと角度を変えながら、視点を変えながらそういったところをこれからも整理しながら、やっぱり京都府をどう動かしていくかということが一番重要なんで次に向けたビジョン策定が大きな私は点ではないかというふうには承知いたしております。含めてどうなったかということも一考しながら、ここから進めていきたいというふうに思っております。ただ同じ単価で買わしていただいて同じように経営しても、例えば向日市さん、大山崎さん、長岡の水道事業は数字の上では一応の結果が出ますし、あるいは道路の下に潜っとる水道管そのものも、やったさかい我々も十分だと全く言ってません。不十分です。だけども少しずつ計画的に手をつけさせていただいている状況を比較していただきますと、本市はそういった意味ではこれまでも多くの課題、ハードルを乗り越えて今日に至ってるということで、そこそこの中で経営上あるいはそういった誠意でやらせていただいてきた経過がございます。そういったことをこれからどう活用していくのかということは、しっかりと計画しながらやらせていただきたいと思います。先ほどもいみじくも上下水道3月11日午後2時より6分残って土曜日、日曜日挟んで月曜日の朝一番が実は出動してくれてると、こういう1つの体制、素早い体制をやってみようかと、こういうことも身内にも出ておりますので、そういったことが日々の私は水道管のいろんなある意味管理という意味で生かせるものと私は申し上げ、私自身も京都府に向かってそのことを背景に対応していくものは対応していきたい、そんな思いをいたしております。以上です。 ○藤本秀延委員  市長が活用を認められましたので。私は乙訓管内の中での長岡の水道が同じ府営水を受けながらも例えば設備投資、耐震補強のための水道管の敷設がえやとかいろんな形で、そりゃしんどいとこやっています。第2浄水場そのものが老朽化で、担当職員は日々職人的力量をもって、この施設の維持管理をずっとやってくれていると。ただ単にメータ-見ているだけで座っているわけじゃないんですから、そういう力を大いに京都府に対して言っていくと。市町村の関係も、これは市長の御答弁もう1つだけ。そういう点でいきますと、僕はよその市町村や警察が今不祥事ばっかりテレビで言っている。つまりみずからの仕事に対する誇りと義務という点でいくと、まさに消防と水道ぐらいしか今まともにやっている人はいないんじゃないかなというぐらい、よそですよ、うち違いますよ、というような状況ありますやん。僕、田中さんの今、大伴さんの御質問で、すごいなと思いながら感心しながら聞かせてもらったんですが、僕はこの委員会に出させてもらって25年ほどたちます。渡り歩いてばっかりだと。当時鈴木たいじさんという議員さんがいらっしゃいまして、福田さんが局長でおったとこですが、調子で水道一家と言われてたんです。僕は水道一家という意味がわからなかった、最初。だけどやっぱり長い間たっていくと、同じ職員が同じ釜の飯を食いながら、この水道だけは絶対とめたらあかんでという努力をしてきた職員の気概気質というのか、今の市職員の皆さん、市長が評価するように同じことがあるわけです。ところがこれは、きょう入ったからできるもんじゃないんです。今十数人しかいない現場職員、水道の実際の業務職員が何年かしたらほとんど総入れかえと。ここは事務的集団の集まりになってほしくないと。技術屋集団になってほしいと思う点から言いますと、僕は一般的な職員採用方式ではなくて、技術者をつくるという採用方式を水道の段階ではぜひとっていただきたい。ここは長岡京市の定数管理計画なんかからいきますと逆行する提案を僕はしているんですが、ここについてはいわゆるそこは我慢して、技術者を育てるという対応だけは、今こちらに座ってらっしゃる皆さん方があと50年おるとは思いません、20年もいないだろうと。そういう点ではぜひそういう点での技術者を育てる、これは土木も一緒なんですが、対応につけてのぜひ御検討をいただきたいですが、市長、これも市長しか聞けないので。 ○小田市長  全くそのとおりでございまして、特に水道だとか俗に言う技術系、専門的な職員を育てていくという気概は絶対必要だと思っています。そのために私は別枠みたいな形で土木の技術者、あるいは水道の電気を扱う職員、それからそういった水道管を取り扱う専門的な職員の養成、いつも言ってます。それとあわせて文化財、やっぱり古文書読め言うても我々、私よう読みません。英語のほうが易しい。それを読み取れる。それから昔の考古学、そういう知識を持っている職員というのは絶対に必要ではないかと思っております。そういった職員の採用も含めて、これからの育成をどうやっていくのかというのは大きな課題だと受けとめをしながらひとつ取り組みをしてまいりたいと考えております。私はそういったつもりで毎年そういった時期になりますと対応はさせていただいているつもりはしているんです。まだまだ不十分な点もあろうかと思いますが、十分心がけて対応いたしてまいりたいと思っております。以上でございます。 ○藤本秀延委員  ありがとうございました。 ○田村義明委員  私ね、本市における水道管の耐震化、これについては本市はかなり進んでいると思うんです。この間大山崎も新聞に出た、ほとんど進んでない。長岡京市は水道管の耐震化が本市は本当に進んでおるというように思っております。またそれに合わせて配水池がたくさんありますけど、配水池の耐震化問題、これ万が一崩壊するとかいうこと考えると、配水池の耐震化がどのようになっているのか。それに合わせて以前はよくテロ問題で、配水池におけるテロ対策問題等々も論議されておりました。その後どのようになっておるか、その点ちょっと教えていただきたいと思います。 ○中路水道施設課長  配水池の耐震化についてでございますが、今年度北配水池の3,000トンの取り壊しいたしましたが、この配水池も含めまして小さいのも合わせて12個の配水池がございます。その容量、水をためる全容量は2万5,100トンございまして、そのうち耐震化が済んでおる配水池、東の6,000トン、それと奥の院の800トン、6,800トンの耐震化が済んでおりまして、率で言いますと容量の比較で言いますと27.1%の耐震化ができているという現在の状況でございます。それと24年、25年で北の3,000トンの今年度撤去した造成地に4,000トンの配水池を築造いたしまして、最終老朽化した長法寺の配水池2池あるんですけども、それを廃止いたしますと耐震化率というのが51.2%に上がります。ほかの配水池につきましても耐震補強とかいう形で建かえでなしに耐震補強というような形で水道基準の中で計画的に補強していくというのが現在でございます。  管路の耐震化の状況のほうを合わせて報告させていただきますと、基幹管路ということで300ミリ以上の管路が現在48キロございまして、そのうち耐震化ができているのが20キロ、42.2%の耐震化が現在できております。今後基幹管路につきましても計画的に取りかえしていきまして、その耐震化率を向上していくというので現在進んでいる状況でございます。 ○田中(達)上下水道部長  テロ対策今述べていただきましたけど、配水池につきましてはセコムのほうで管理しておりまして、以前からお願いしておりまして、もし異常がある場合には警察とセコムの職員とうちの職員が現地に急行するという形で万全を期していますので、安心していただいたらと思います。 ○田村義明委員  ちょっと1点よろしいか。今300ミリ、30センチ以上の管が耐震をしなければならない、そういった水道規則か何かあるわけですか。それ以下の管はしなくてもいいとか、そんな規則があるかないか。水道管の規格です。ちょっと教えてください。 ○田中(達)上下水道部長  基幹管路というのをほかのまちでは2,000ミリとか3,000ミリとか大きいまちではそういうのを基幹管路というふうに位置づけておるんですけども、うちの場合は150ミリ以上を主要管路というふうに位置づけてます。基幹管路というのは、人間の体で言うたら動脈を基幹管路ということで150ミリ以上を主要管路と位置づけてますのは、150ミリが破損しますと配水池の水が一気に下がりますので、それ以下の管ですと、語弊がありますけども、漏れても対応できますけど、150ミリが夜中に漏れたら一気に夜中のうちに配水池が流れますので、そういう位置づけでうちは基幹管路を300に。京都市の場合でしたら2,000ミリを基幹管路にされてるかもしれませんけども、うちはそういうことで動脈を基幹管路という形にしております。 ○田村義明委員  市町村で大体決めてるんやな。そういう解釈ですね。わかりました。結構です。 ○藤井俊一委員  市長や部長の答弁を聞かせていただいて感銘しているところでありますので、ちょっと聞きづらいんですけど、今、耐震化とか長寿命化とか取り組んでいただいていますね。そうした中でいざ災害が起こったときのマニュアルというんですか、そういうのは今おもかげの水とか備蓄もされていると思うんですけど、どんな災害を想定して安定供給と言いますか、そこらあたりを計画上構築されてますか。 ○板杉お客様窓口課長  水道事業のほうで一応危機管理マニュアルをこしらえておりまして、想定しておりますのは一般災害含めて地震時の対応、それから水質に対して異常が起こった場合等、そういったもので個々に対応マニュアルをこしらえまして先ほど部長も申しましたように断水にならないと、仮にそういったことが起こりましても最低限の状況で応急給水を行うといった応急給水マニュアルを含めて作成しております。 ○藤井俊一委員  今二元水源でやっていただいてますけども、京都市との協定とか何かそういうようなことも含めて、フォローできるような対応も聞かせていただいているんですけども、そこらあたりの状況ですか、そこと100%給水区域ということで大変場所的に孤立したというと語弊がありますけど、浄土谷地域まで給水していただきましたね。そうした場合、使用水量と水道水の劣化と言いますか悪化というんですか、そこら辺の心配はないのかなと思ったりするんですけど、そこらあたりはどうなんでしょうか。 ○板杉お客様窓口課長  まずお手元にございます緊急時の連絡管については先ほどもおっしゃっていただいてる、京都市さんと協定を組みまして、緊急時には東第2浄水場のほうへ日量約4,000トンぐらいは回していただけるという協定を結んでいただいております。それから管末地域と言いますか、そういったところの水質管理につきましては、一応現在の5つの給水区域それぞれに管末地域に自動水質監視装置設置しております。それ以外に今おっしゃっていた特に離れている状態、ああいったところにつきましては定期的に職員が出向いていきまして、採水して最低限の残塩、におい等は目視等で確認させていただいてます。以上です。 ○藤井俊一委員  先ほどちょっと話題になってましたけど、不稼働資産と言いますか、現在稼働していない資産ございますね、昨年度やったか一昨年やったか二外にかかってとか、その前何年か前は奥海印寺の谷田のほうの井戸を活用された、ほかに転用されたとこがありますけど、不稼働資産の展望と言いますか、そのあたりは計画をお持ちでしたら何ですけども、基本的なお考えはどうなんでしょうか。 ○河村水道事業管理者  一応新たな資産構成をする場合、例えば浄水場更新するとか、そういうときの財源に充てるつもりしておりますので、通常は持っているんですけど、ただそういう資金不足になった場合については、売却できる一般競争できるところについては一般競争入札する。そしてここちょっと無理やなと思えるようなところも結構ありますので、その場合は隣接地が開発される場合に随意契約で処分させていただくということにしておりますが、基本的には新たな資産を構成するときに売却してその財源に充てるという方針で臨んでおります。以上です。 ○藤井俊一委員  もう1つ小さいことなんですけども、小さいことで大変意義のある対応していただいているんですけど、勝竜寺のほうで地下水100%の水の提供ということされてますね。かなり好評で多くの人が利用されている状態みたいなんですけど、秩序の問題とか、そういうようなのを地域の人が心配されたり、いろいろされていますが、水道局として水道使用量というんですか、その利用状況の把握とか、そこらも含めてどのようにされているのかなということなんですけど。 ○田中(達)上下水道部長  ガラシャおもかげの水ということで消費量の中で作らせていただいてます。あれ最近も調べたんですけど、1日に4トンの水が売れてまして、使っていただいてます。ほんまに好評なんです。どこからもあの水飲ませてくださいと、よそからも電話がかかってくるような状態で、ありがたいことなんですけども、今そういうような状況です。地域のほうからも、あの近くに車をとめる人とか、例えばペットボトルで取っていただきたいという旗を揚げてるんですけども、大きなポリで大量に取られる人がいます。そこでちょっといさかいが起こったりしているというようなことをお聞きしていますので、新たに大きな看板を近隣に立てさせていただくということで対応したいというふうに考えております。 ○藤井俊一委員  いみじくもおっしゃいましたけど、ポリ缶2つ持って、そういうような状況もありますのでよろしくお願いします。 ○福島和人主査  ほかございますか。  なければ第31号議案を閉じたいと思います。  以上で本分科会に付託を受けました議案についてすべて審査が終わりました。  これにて予算審査特別委員会第2分科会を閉会いたします。御苦労さまでした。              (午前11時58分 閉会)     長岡京市議会委員会条例第29条の規定により署名する。                        予算審査特別委員会(第2分科会)                           委 員 長  田 村 義 明                           主   査  福 島 和 人...