• 野中広務(/)
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  1. 長岡京市議会 2003-12-12
    平成15年第5回定例会(第4号12月12日)


    取得元: 長岡京市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-11
    平成15年第5回定例会(第4号12月12日)               平成15年           長岡京市第5回議会定例会会議録                 第4号             12月12日(金曜日)           平成15年長岡京市第5回議会定例会-第4号-          平成15年12月12日(金曜日)午前10時01分開議
    〇出席議員(26名)          尾 﨑 百合子 議員                     小 谷 宗太郎 議員                     能 勢 昌 博 議員                     坪 内 正 人 議員                     岩 城 一 夫 議員                     浜 野 利 夫 議員                     武 山 彩 子 議員                     梶 原 宗 典 議員                     進 藤 裕 之 議員                     大 畑 京 子 議員                     中小路 幸 男 議員                     冨 岡 浩 史 議員                     八 木   浩 議員                     橋 本 順 造 議員                     藤 本 秀 延 議員                     瀬 川 光 子 議員                     平 山   功 議員                     宮小路 正 次 議員                     大 伴 雅 章 議員                     上 田 正 雄 議員                     藤 井 俊 一 議員                     安 井 幸 治 議員                     福 島 和 人 議員                     山 方 久 蔵 議員                     北 野 眞 次 議員                     田 村 義 明 議員 ───────────────────────────────────────── 〇欠席議員(0名) ───────────────────────────────────────── 〇欠  員(0名) ───────────────────────────────────────── 〇地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者。           小 田   豊  市 長           小 林 眞 一  助 役           島 田 忠 一  収入役           橋 本 喜代治  教育長委員長           芦 田 富 男  教育長           河 村   豊  水道事業管理者           山 本 和 紀  企画部長           蓑 島   潔  総務部長           山 本   勝  環境経済部長           村 山 美智子  健康福祉部長           井 上 政 明  建設部長           山 本   昇  再開発部長           中 田 貞 之  下水道部長           小 幡 浩 也  教育次長           小 林 松 雄  水道局長           西小路 清 文  秘書課長           五十棲 和 生  総務課長 ───────────────────────────────────────── 〇議会事務局           岩 岸 秀 幸  事務局長事務代理事務局次長           工 藤 有 司  議事調査係長 ───────────────────────────────────────── 〇議事日程(第4号)平成15年長岡京市第5回議会定例会           12月12日(金曜日)午前10時開議   1.第 113号議案 平成15年度長岡京市一般会計補正予算(第5号)   2.第 114号議案 平成15年度長岡京市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)   3.第 115号議案 平成15年度長岡京市乙訓休日応急診療所特別会計補正予算(第2            号)   4.第 116号議案 平成15年度長岡京市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)   5.第 117号議案 平成15年度長岡京市老人保健医療事業特別会計補正予算(第3号)   6.第 118号議案 平成15年度長岡京市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)   7.第 107号議案 平成15年度長岡京市一般会計補正予算(第4号)            (各関係常任委員会付託事件)   8.第86号議案 京都府自治会館管理組合を組織する地方公共団体の数の減少及び京            都府自治会館管理組合規約の変更について            (総務産業常任委員会付託事件)   9.第87号議案 京都府自治会館管理組合を組織する地方公共団体の数の増加及び京            都府自治会館管理組合規約の変更について            (  同       上  )  10.第93号議案 財産の取得について            (  同       上  )  11.第94号議案 財産の取得について            (  同       上  )  12.第 103号議案 長岡京市職員の退職手当に関する条例の一部改正について            (  同       上  )  13.第 104号議案 長岡京市税条例の一部改正について            (  同       上  )  14.第 106号議案 長岡京市特別職非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部            改正について            (  同       上  )  15.第90号議案 京都府市町村交通災害共済組合を組織する地方公共団体の数の減少            及び京都府市町村交通災害共済組合規約の変更について            (建設水道常任委員会付託事件)  16.第91号議案 京都府市町村交通災害共済組合を組織する地方公共団体の数の増加            及び京都府市町村交通災害共済組合規約の変更について            (  同       上  )  17.第92号議案 長岡京市公共下水道今里雨水ポンプ場建設工事委託契約について            (  同       上  )  18.第95号議案 市道の認定について            (  同       上  )  19.第96号議案 市道の廃止について            (  同       上  )  20.第97号議案 市道の一部廃止について            (  同       上  )  21.第 105号議案 長岡京市公共下水道使用料徴収条例の一部改正について            (建設水道常任委員会付託事件)  22.第 110号議案 平成15年度長岡京市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)
               (  同       上  )  23.第88号議案 京都府住宅新築資金等貸付事業管理組合を組織する地方公共団体の            数の減少及び京都府住宅新築資金等貸付事業管理組合規約の変更に            ついて            (文教厚生常任委員会付託事件)  24.第89号議案 京都府住宅新築資金等貸付事業管理組合を組織する地方公共団体の            数の増加及び京都府住宅新築資金等貸付事業管理組合規約の変更に            ついて            (  同       上  )  25.第 108号議案 平成15年度長岡京市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)            (  同       上  )  26.第 109号議案 平成15年度長岡京市乙訓休日応急診療所特別会計補正予算(第1            号)            (  同       上  )  27.第 111号議案 平成15年度長岡京市老人保健医療事業特別会計補正予算(第2号)            (  同       上  )  28.第 112号議案 平成15年度長岡京市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)            (  同       上  )  29.請願5-2号 私立幼稚園保護者負担軽減並びに幼児教育振興助成に関する請願            (文教厚生常任委員会付託事件)  30.意見書案第4号 イラクへの自衛隊派遣の対応に関する意見書(案)  31.議員の派遣について  32.各常任委員会閉会中継続審査及び調査要求について  33.議長諸報告 ───────────────────────────────────────── 〇追加日程   1.第 113号議案 平成15年度長岡京市一般会計補正予算(第5号)            (総務産業常任委員会付託事件)   2.第 114号議案 平成15年度長岡京市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)            (  同       上  )   3.第 115号議案 平成15年度長岡京市乙訓休日応急診療所特別会計補正予算(第2            号)            (総務産業常任委員会付託事件)   4.第 116号議案 平成15年度長岡京市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)            (  同       上  )   5.第 117号議案 平成15年度長岡京市老人保健医療事業特別会計補正予算(第3号)            (  同       上  )   6.第 118号議案 平成15年度長岡京市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)            (  同       上  ) ───────────────────────────────────────── ○(田村義明議長) おはようございます。  これより平成15年長岡京市第5回議会定例会を再開し、直ちに本日の会議を開きます。  これより日程に入ります。  日程1、第113号議案 平成15年度長岡京市一般会計補正予算(第5号)から日程6、第118号議案 平成15年度長岡京市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)までの6件を一括議題とします。  提案理由の説明を求めます。  小田市長。                (小田 豊市長登壇) ○(小田 豊市長) おはようございます。  それでは、ただいま議題となりました日程1、第113号議案 平成15年度長岡京市一般会計補正予算(第5号)、日程2、第114号議案 平成15年度長岡京市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)、日程3、第115号議案 平成15年度長岡京市乙訓休日応急診療所特別会計補正予算(第2号)、日程4、第116号議案 平成15年度長岡京市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)、日程5、第117号議案 平成15年度長岡京市老人保健医療事業特別会計補正予算(第3号)、日程6、第118号議案 平成15年度長岡京市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)につきまして、御説明申し上げます。  これらの補正予算案につきましては、人事院勧告に基づく給与改定等に伴う議案でありますので、私から一括して御説明申し上げます。  去る11月の28日、今議会の初日におきまして、長岡京市職員給与に関する条例等の給与関連条例人事院勧告に基づく一部改正を御審議いただき、議決をいただいたところでありますが、第113号議案から第118号議案までの補正予算案は、これらの条例改正に基づき、人事院勧告に準じた所要の内容を反映させるとともに、職員の異動等に係る調整をしようとするものであります。  一般会計補正予算につきましては、主な歳出では、人勧に準じた給与額の変更により、給料を3,489万円減額し、期末手当を1億342万円減額いたします。また、共済費につきましては1億1,161万円の減額を行います。これは総報酬制による保険料率の変更に伴うもので、平成15年度予算編成時点で保険料率が未定であったため、実態に合わせ減額を行うものであります。  退職手当につきましては、退職者が当初から10人増えたため、2億3,161万円増額することとし、人勧実施による給与の減額相当分2億5,134万円を退職手当の財源に充当いたします。  また、歳入といたしましては、水道企業会計からの退職手当一部負担金3,726万円を計上いたしております。  その他の特別会計補正予算につきましても、人勧に準じた改定や職員の異動等による本給、期末手当、扶養手当などの増減で、一般会計からの繰出金の増減により調整をいたしております。  以上、提案説明といたします。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○(田村義明議長) 第113号議案から第118号議案までの6件の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  御質疑ございませんか。              (「なし」と言う者あり) ○(田村義明議長) 質疑もないようですので、これをもってこの6件に対する質疑を終わります。  ただいま議題となっております第113号議案から第118号議案までの6件については、お手元に配布しております議案付託表-3のとおり、総務産業常任委員会に付託します。  議事の都合により、暫時休憩します。               午前10時07分 休憩              ─────────────               午前10時51分 再開 ○(田村義明議長) 休憩を閉じ続会します。  日程7、第107号議案 平成15年度長岡京市一般会計補正予算(第4号)を議題とします。  ただいま議題となりました議案は、12月4日の本会議で各常任委員会に付託をされたものでありますが、審査を終わり、報告書が提出されています。 ─────────────────────────────────────────                             平成15年12月5日 長岡京市議会  議長 田 村 義 明 様                           建設水道常任委員会                            委員長 宮小路 正 次             委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会に付託の事件は、審査の結果次のとおり決定したから、会議規則第103条の規定により報告します。                    記 ┌──────┬──────────────────────────┬─────┐ | 議案番号 |      件            名      |審査の結果| ├──────┼──────────────────────────┼─────┤ |第 107号議案|平成15年度長岡京市一般会計補正予算(第4号)   |原案可決 | |      |第1条 第2項のうち                |     | |      |歳 出 第8款 土木費               |     | └──────┴──────────────────────────┴─────┘ ─────────────────────────────────────────                             平成15年12月5日 長岡京市議会  議長 田 村 義 明 様                           文教厚生常任委員会                            委員長 上 田 正 雄
                委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会に付託の事件は、審査の結果次のとおり決定したから、会議規則第103条の規定により報告します。                    記 ┌──────┬──────────────────────────┬─────┐ | 議案番号 |      件            名      |審査の結果| ├──────┼──────────────────────────┼─────┤ |第 107号議案|平成15年度長岡京市一般会計補正予算(第4号)   |原案可決 | |      |第1条 第2項のうち                |     | |      |歳 出 第3款 民生費(同和対策費以外の部分)   |     | |      |    第4款 衛生費               |     | |      |    第10款 教育費               |     | └──────┴──────────────────────────┴─────┘ ─────────────────────────────────────────                             平成15年12月8日 長岡京市議会  議長 田 村 義 明 様                           総務産業常任委員会                            委員長 安 井 幸 治             委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会に付託の事件は、審査の結果次のとおり決定したから、会議規則第103条の規定により報告します。                    記 ┌──────┬──────────────────────────┬─────┐ | 議案番号 |      件            名      |審査の結果| ├──────┼──────────────────────────┼─────┤ |第 107号議案|平成15年度長岡京市一般会計補正予算(第4号)   |原案可決 | |      |第1条 第1項及び第2項のうち           |     | |      |歳 入 全 般                   |     | |      |歳 出 第2款 総務費               |     | |      |    第3款 民生費(同和対策費に関する部分)  |     | |      |    第7款 商工費               |     | |      |    第11款 公債費               |     | |      |    第12款 予備費               |     | |      |第2条 債務負担行為の補正             |     | |      |第3条 地方債の補正                |     | └──────┴──────────────────────────┴─────┘ ───────────────────────────────────────── ○(田村義明議長) 建設水道、文教厚生、総務産業の順に委員長の報告を求めます。  まず、建設水道常任委員長宮小路正次議員。            (宮小路正次建設水道常任委員長登壇) ○(宮小路正次建設水道常任委員長) 付託を受けました107号議案 平成15年度長岡京市一般会計補正予算(第4号)第1条第2項のうち、歳出の第8款土木費、委員会で慎重審査をいたしまして、お手元にお配りをいたしております報告書のとおり、原案可決と決せられました。よろしくどうぞお願いいたします。 ○(田村義明議長) 次に、文教厚生常任委員長上田正雄議員。            (上田正雄文教厚生常任委員長登壇) ○(上田正雄文教厚生常任委員長) 文教厚生常任委員会に付託を受けました第107号議案 平成15年度長岡京市一般会計補正予算(第4号)第1条第2項のうち、歳出第3款民生費(同和対策費以外の部分)、第4款衛生費、第10款教育費につきましては、お手元の委員会審査報告書のとおり、原案可決と決せられましたので、御報告申し上げます。 ○(田村義明議長) 次に、総務産業常任委員長安井幸治議員。            (安井幸治総務産業常任委員長登壇) ○(安井幸治総務産業常任委員長) 総務産業常任委員会に付託を受けておりました第107号議案 平成15年度長岡京市一般会計補正予算(第4号)第1条第1項及び第2項のうち、歳入全般、歳出第2款総務費、第3款民生費(同和対策費に関する部分)、第7款商工費、第11款公債費、第12款予備費、第2条債務負担行為の補正及び第3条地方債の補正につきましては、慎重審査の結果、お手元に配布してます委員会審査報告書のとおり、原案可決と決せられましたので、報告いたします。 ○(田村義明議長) 委員長報告に対する質疑はございませんか。              (「なし」と言う者あり) ○(田村義明議長) 質疑もないようですので、これをもって質疑を終わります。  これより討論に入ります。  御意見ございませんか。  平山 功議員。                (平山 功議員登壇) ○(平山 功議員) ただいま議題となっています第107号議案 平成15年度長岡京市一般会計補正予算(第4号)について、日本共産党長岡京市会議員団を代表いたしまして、反対討論をさせていただきます。  本補正予算は、歳入歳出総額にそれぞれ6億8,308万3,000円を追加し、257億1,145万2,000円とするものであり、市街地再開発費を除く他の補正については、当然、必要な補正措置としておおむね同意できるものであります。  ところが、この補正額に加え、別表第2表債務負担行為補正として、財産取得にかかわる2件で40億8,000万円の追加と、第3表の地方債補正として、追加変更が再開発関連で1億6,500万円の増額がなされているのであります。  御承知のように、本年5月28日付をもって、事実上、再開発事業区域の区域内の権利者の皆さんの財産は再開発組合へと移行し、従前の商店や家屋が次々と取り壊されています。  ある地権者の方は、自分が生まれ育ったまちが再開発に追い立てられるように次々と取り壊され、消え去る状況を毎日目の当たりにして、寂しさを通り越した複雑な気持ちでいっぱいだと語っておられました。  さらに、権利者の皆さんからの要望で計画された事業でないだけに、8割以上の方々が転出せざるを得ない現状や移転補償条件に納得されず、係争ざたになっている事例まで生まれているのであります。再開発事業区域住民の皆さんが望みもしない事業に追い立てを受け、営々たる営みを続けてきたまちが消失し、そこに現出される再開発ビルを果たしてまちづくりと呼べるのでしょうか。先ほど、感慨を語られた地権者の方はまち壊しだと評されていたのであります。  2つ目の問題点は、施策の必要性と施設配置の優先順位の問題であります。  国土交通省のホームページで公共事業費の変化の推移を見ますと、平成7年度の35兆2,000億円をピークに、平成15年度末見通しを22兆9,000億円と、3分の2の水準に落ち込むとしています。このように、今、全国的に公共事業のあり方が問われているのであります。今日のような社会経済環境のもとで、全国的に破綻と苦戦を強いられている再開発事業が、なぜ今、必要なのでしょうか。  施設配置についても同様であります。確かに、1つ1つの施設だけを見ましたら、それぞれ一定の市民の皆さんの要望を反映したものであります。とはいえ、駅前に一極集中する是非や、施設配置の優先順位、運営内容等が、国、府、市を含めて公費負担総額で約95億円にのぼるであろうとされているもとでは、全市民的な検討と合意が求められなければなりません。とりわけ、その是非を問われるのが、営利追及のキーテナントへの駐車場の付置義務を、事実上、免除することにつながる長岡京市初の公営駐車場や無認可保育所施設配置と運営内容であります。  3点目の問題点は、財産取得価格の是非、妥当性、積算根拠であります。  再開発事業には等価交換の原則と独立採算の原則があります。その前提の上に作成さる権利変換計画の従前、従後の原価と時価の敷地価格の定め方は、再開発法第73条、81条、103条、同施行令28条等で、従前の施行区域内価格の合計額に敷地整備を加えた額を原価として、次に、近くの類似土地の価格を参考に、再開発ビル敷地の見込額を時価として、敷地価格の設定は原価が時価を超えるときは時価を、超えないときは原価から時価の間で定めることとされています。  ところが、委員会審査に際しての説明と資料提出では、原価法に基づく公共公益床、駐車場床の平米単価と積算額が提出されただけであり、総事業費や保留床処分金額、権利変換財産額及び住宅棟、商業床等の単価等々が、今回の取得財産価格と単価の妥当性を裏づける資料の提出がなされなかったのであります。  今回、取得予定の財産総額は、権利変換財産額を含め約44億7,030万円に及ぶものであります。資料の未提出は審議権の軽視であるだけでなく、適正な判断を下し得なくしていると言わなければなりません。  第4点目の問題点は、本市の財政状況を無視して、将来の財政運営へのツケ回しと財政破綻をもたらしかねない問題であります。  今年度当初予算段階での債務負担行為を加えた実質的な投資的経費総額は約43億円でありました。ところが、今回、補正(第4号)によって、総額が96億円に膨張、予算規模の37.4%にも及ぼうとしているのであります。そのうち、再開発事業関連が83億円であり、財源的にも債務負担行為が43億円も占めているのであります。性質別、目的別歳出構成や投資的経費比率を定めるに当たって、政策的、政治的配慮、配分だけではなく、財政破綻を招かないように、予算全体の整合性も考慮されて策定されなければなりません。  ところが、これだけ投資的経費を膨張いたしますと、他の予算へのしわ寄せは避けられませんし、後年度予算の先食いでもある債務負担行為は、将来のツケ回し、財政運営の弾力性と余力を失わせ、財政の硬直化と破綻につながりかねないのであります。  以上のような問題点から、我が党は、本補正予算第4号に同意できないことを表明するとともに、2表に関連した第93号、94号の2つの財産取得議案につきましても反対することを表明し、討論を終わらせていただきます。 ○(田村義明議長) ほかにございませんか。  大畑京子議員。                (大畑京子議員登壇) ○(大畑京子議員) 第107号議案 平成15年度長岡京市一般会計補正予算(第4号)に2つの意見を述べて、ほうれんそうの会として賛成いたします。  このたびの補正では、普通交付税の確定による増額が7億円余りあって、当初、12億円取り崩した財政調整基金に4億円を戻すことができました。9月の補正で財政調整基金に2億3,000万円を戻したこともあわせ、12月補正で6億7,000万円を戻したことになるのですが、まだ5億7,000万円を取り崩したままでの財政運営であります。  こうした財源不足の中で、3億円を今回、補正予算の財源に回したのですが、それも使い勝手の自由度はかなり狭まってきていると言えます。例えば、在宅福祉事業費補助金が一般財源化されて、府補助金が減額となっております。高齢者生きがい活動通所支援事業費が、従来は国と府で4分の3の補助であったのが、地方交付税の基準財政需要額に算入されることになったり、また、在宅介護支援センターの福祉用具展示の加算制度が廃止されて、これも、既に当初で予算化している手前、一般財源から手当せざるを得ないとかであります。  今後、国の動向としても、補助金が一般財源化される傾向は加速していくと思われ、再開発事業の関連でも、補助金の動向を早くに見きわめる必要があるでしょう。現在の再開発事業費と関連事業費で当初予定していた補助金が今後つかないことがあると、財政計画にも響いてきますからなおさらであります。また、これまでは、財源確保のために補助金が事業を引っ張ってきたのが、今後は事業の必要性を厳しく吟味することが、以前にも増して必要であります。  2点目は、そうした使い勝手の自由度がかなり狭まった一般財源を知的障害者施設整備事業に注ぎ込んだ点についてであります。  主には、長岡京市在住の知的障害者約30人が通所しているあらくさを法人化して、更生施設と通所授産施設でと60人の定員を要する施設整備に7,395万円の補正予算を組んでおります。この内容は、主には土地の取得で、市が取得した土地を法人に無償貸与しようとするものです。これは法人がする施設整備事業としては例外のケースだそうで、これまでは心身障害者福祉施設設備整備費補助金交付規則で、助成の要件として土地の確保が確実であること、これが原則でありました。この原則を外して市が取得し、それに伴う関連費用も市が支出した上で土地を無償貸与するについては、あらくさが開所してから15年余りたつうちに、障害者の地域生活支援に不可欠な施設となっていた実情があると思います。  養護学校が長岡京市の市域にあり、年々、卒業して通所を希望する方々がいる以上は、多様な地域生活支援の受け皿が今後も求められるでしょう。ですから、このたびの土地の取得は、法人が土地を取得するという原則の例外ケースとするよりも、原則の変更と見るべきであります。なぜなら、乙訓福祉会の土地問題も長年の懸案でもあるからです。乙訓福祉会の土地の貸借については更新されるようですが、その後の土地問題を今から行政主導で検討すべきであります。  また、障害者の地域生活支援の受け皿が、今後、さまざまに整備されるのですから、各施設のサービスの質が同じ程度に引き上げられること、各施設の職員の人事交流で障害者福祉に対する意欲の向上を図ること、サービスメニューとして新規開拓の連携と役割分担が図られること、サービス利用者の権利擁護の共通の仕組みづくりが図られること、また、二市一町の圏域としての障害者福祉の総合調整と効率的、有機的な運営を目指して経費の削減を図ることも重大であります。あらくさのための土地取得には、以上、述べたような、二市一町の障害者福祉の総合調整と運営の効率化が同時に検討されるべきであります。  ところが、あらくさの施設整備に関する助成は例外ケースであるとのことで、この認識があるようには見えませんでしたので、原則を変更するのだというくらいのはっきりとした課題設定をしていただくよう注意を促し、賛成の討論といたします。 ○(田村義明議長) 北野眞次議員。                (北野眞次議員登壇) ○(北野眞次議員) 第107号議案 平成15年度長岡京市一般会計補正予算(第4号)につきまして、その見解を申し上げ、賛成いたします。  ただ、各項にわたって不十分な説明、事前調整の不備、予算編成上の誤り等々、法に従って事務事業に当たられる公務員としての資質を疑いたくなるような場面が、本会議場、常任委員会の中で見受けられました。その大きな理由は、職員の異動に際して的確な事務引継が履行されてない点です。担当者がかわれば、事務事業の形そのものが変わる傾向が随所にあらわれております。  また、長岡京駅西口再開発事業における財産取得については、今日まで、バブル期に高騰した評価額の帳じりをどこで合わすのかとの疑念を持ち続けていましたが、組合立の手法を盾にとって明確な答弁がありませんでした。  今回、そのからくりが明確になりました。再開発組合は収益還元法に基づく会計で処理し、公共公益棟は原価法で会計処理する説明でした。また、組合の収支が赤字になってはいけないのでと続けられております。しかし、二重構造の会計処理には矛盾がはらみ、再開発組合の赤字分を市民の税で補てんされてはかなわないと反論しておきます。公の倫理、企業の経営哲学として理解ができません。
     再開発事業で認められた計算式との説明がありましたが、疑念が払拭されない部分がありましたので、常任委員会では、第93号及び第94号の財産取得の議案とあわせて、この第107号議案に対する態度を保留しました。理解できる部分は政治判断という答弁がありました。しかしながら、その姿勢で進められますと、なおさら市民は多大な不利益を被ります。しかし、この点だけをとって反対しますと、その他の正当な手続に従った予算が執行できなくなる予測をされますし、事務事業を停滞させる意思は全くありませんので、この討論にとどめておきます。  また、第93号議案及び第94号議案は、財産の取得についての議案であることから、取得する趣旨には同意します。ただ、この取得価格が前提になることを考えますと、常識を越えております。なおかつ、この政策判断は特定の団体あるいは法人への利益供与ではとの疑念が残ります。また、精算時点では、この計算式が変化すると見ておりますので、再調査され、最大限慎重な配慮を申し添えます。  次に、これから申し上げる発言は、公式な会議の場所の発言ではございませんので、私の本意からしますと、無視すればいいんですが、その内容が余りにもお粗末で、議会を軽視し、議員の調査権を侵す発言なので、あえて議事録にとどめておきます。  過日、ある幹部職員の方が、本会議場はセレモニーですから、議事進行に御協力を、質疑をして余り職員をいじめないでくださいと申されました。今、議事録にとどめておくという表現をしました。議会議員が提案された議案の内容について、この本会議場で質疑する目的は、その政策方針が大きく方向転換する場合、または、提案説明が不足している場合、そして、一番大きな理由は不信感が否めない場合です。この点について、質疑、応答した経過を議事録に残す行為は、議員として大切な責務です。この点を全く認識しない無神経な発言に驚き、あえてそれを指摘する気持ちが起きませんでした。少なくとも、私は開会告知に合わせて送付される議案を提案された段階で、各担当部署に対して事前に説明をいただく機会を持っております。今回も、その手順を踏んでおります。その時点で説明を受けましたが、納得ができず、さらなる疑問をかぶせましたが、満足な回答がなかったのです。その上、私が事前説明を求めたときから一週間を経過しながら、同様に、その議案に対して同じ疑問を持っていらっしゃる議員の方が一般質問されました内容について、その後の再調査した経過もなく、何ら答弁に変化がなかったのです。したがって、議事録にとどめておくという判断から、急遽質疑しました。本市の理事者も、議会も、議場は議会と理事者が視点を市民に定めて、対等の立場で論議を交わして切磋琢磨しながら、互いの立場を尊重して、合理点を見出す厳正な場所であるとの伝統を持って運営されてきました。  今回、議員の構成が若返ったことによって、議会と理事者との過去の取り決め、その経過を無視されているようです。前任者との脈絡が見えてまいりません。この事象が今回の水道局の原水検査数値の改ざん事件が起きた背景でもあり、今議会に提案されている欠陥議案の列挙だと考えます。今後は心して議会に臨まれることを申し添えます。 ○(田村義明議長) ほかにございませんか。              (「なし」と言う者あり) ○(田村義明議長) 意見も尽きたようですので、これをもって討論を終わります。  これより採決に入ります。  第107号議案について、委員会の報告書のとおり、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。               (賛 成 者 起 立) ○(田村義明議長) 起立多数。  したがって、第107号議案は原案どおり可決されました。  次に、日程8、第86号議案 京都府自治会館管理組合を組織する地方公共団体の数の減少及び京都府自治会館管理組合規約の変更についてから日程14、第106号議案 長岡京市特別職非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてまでの7件を一括議題とします。  ただいま議題となりました議案は、12月4日の本会議で総務産業常任委員会に付託されたものでありますが、審査を終わり、報告書が提出されています。 ─────────────────────────────────────────                             平成15年12月8日 長岡京市議会  議長 田 村 義 明 様                           総務産業常任委員会                            委員長 安 井 幸 治             委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会に付託の事件は、審査の結果次のとおり決定したから、会議規則第103条の規定により報告します。                    記 ┌──────┬──────────────────────────┬─────┐ | 議案番号 |      件            名      |審査の結果| ├──────┼──────────────────────────┼─────┤ |第86号議案|京都府自治会館管理組合を組織する地方公共団体の数  |原案可決 | |      |の減少及び京都府自治会館管理組合規約の変更につい  |     | |      |て                         |     | ├──────┼──────────────────────────┼─────┤ |第87号議案|京都府自治会館管理組合を組織する地方公共団体の数  |原案可決 | |      |の増加及び京都府自治会館管理組合規約の変更につい  |     | |      |て                         |     | ├──────┼──────────────────────────┼─────┤ |第93号議案|財産の取得について                 |原案可決 | ├──────┼──────────────────────────┼─────┤ |第94号議案|財産の取得について                 |原案可決 | ├──────┼──────────────────────────┼─────┤ |第 103号議案|長岡京市職員の退職手当に関する条例の一部改正について|原案可決 | ├──────┼──────────────────────────┼─────┤ |第 104号議案|長岡京市税条例の一部改正について          |原案可決 | ├──────┼──────────────────────────┼─────┤ |第 106号議案|長岡京市特別職非常勤職員の報酬及び費用弁償に関す  |原案可決 | |      |る条例の一部改正について              |     | └──────┴──────────────────────────┴─────┘ ───────────────────────────────────────── ○(田村義明議長) 委員長の報告を求めます。  安井幸治議員。            (安井幸治総務産業常任委員長登壇) ○(安井幸治総務産業常任委員長) 総務産業常任委員会に付託を受けておりました第86号議案 京都府自治会館管理組合を組織する地方公共団体の数の減少及び京都府自治会館管理組合規約の変更についてから、第87号議案、第93号議案、第94号議案、第103号議案、第104号議案及び第106号議案 長岡京市特別職非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正につきましては、慎重審査の結果、お手元に配布しております委員会審査報告書のとおり、原案可決と決せられましたので、御報告申し上げます。 ○(田村義明議長) 委員長報告に対する質疑はございませんか。              (「なし」と言う者あり) ○(田村義明議長) 質疑もないようですので、これをもって質疑を終わります。  これより討論に入ります。  発言通告がありますので、発言を許可します。  尾﨑百合子議員。               (尾﨑百合子議員登壇) ○(尾﨑百合子議員) 第93号議案 財産の取得について、ほうれんそうの会として、若干の意見を付し、賛成の立場から討論させていただきます。  今議会に提出された長岡京駅西口地区第一種市街地再開発事業における市取得床の概要についての公共公益施設の各室概要によると、2階の総合生活支援センターの事務室には、高齢者・障害者支援センターという説明があります。期間型在宅介護支援センターの役割を持たせるということですが、市役所内にある高齢介護課との連携、役割分担を図ることが大切だと思います。  平成15年3月に策定された長岡京地域健康福祉計画には、基本計画に相談機能、情報収集、提供機能の充実として、複雑多様化する相談ニーズに対応する総合相談窓口の設置の必要性が述べられています。安心、的確なアドバイスを受けられるような体制づくりをよろしくお願いいたします。  また、同基本計画には、健康づくりの推進として、自分の健康は自分でつくるという思想と行動目標の普及、啓発も述べられています。  ところで、平成15年長岡京市老人保健医療事業特別会計補正予算(第2号)は多額を補正追加していますが、歳出は現金給付で、主なものは柔道整復士施術だということです。国民健康保険も、財政調整基金が目減りし、今回も多額の補正予算を組まねばならないほど給付が増えています。介護予防の観点、健康づくりの観点から、総合生活支援センター内に筋力アップ機を置き、市民が筋力トレーニングに通えるようになど、いろいろな工夫をお願いいたします。  生涯学習センター的機能を持つ部分は市民にとって一番身近なところです。9月議会でも申し上げましたが、皆さんが利用しやすいように、運営計画は生涯学習推進委員などと一緒に検討することが大切だと思います。市民参加と市民協働の観点からも、丁寧な運営計画への取り組みをお願いいたします。  公共公益棟の市民説明会も開いていただきましたが、財産取得した後はどのような施設内容なのか、もっと市民にアピールしていく必要があります。積極的な広報をよろしくお願いいたします。 ○(田村義明議長) ほかにございませんか。  小谷宗太郎議員。               (小谷宗太郎議員登壇) ○(小谷宗太郎議員) 第94号議案 財産の取得について、ほうれんそうの会といたしまして、反対の立場で討論させていただきます。  この財産取得は、長岡京市西口地区第一種市街地再開発ビル(商業棟)内駐車場施設の財産取得であり、その金額は11億6,831万9,000円であります。これについて、現在のJR長岡京駅前西口駐輪場がかかわっております。その駐輪場が西口再開発地区となったために、現在のバスターン用地をかわりの駐輪場にする考えから、平成14年度予算、決算段階までは、西口再開発関連事業として、款土木費、項都市計画費、目市街地開発費、バスターン用地取得事業、都市施設整備事業等用地購入費として債務負担行為の予算化、つまり、用地取得のために用地を買収しておりました。  しかし、平成15年度予算では、款土木費、項道路橋りょう費、目交通安全対策費、JR長岡京駅西口自転車等駐車場建設用地取得事業、都市施設整備事業等用地購入費として債務負担行為の予算化を行っており、全く西口再開発とは切り離して事業を行っています。  この背景には、JR長岡京駅前西口自転車駐輪場の権利変換を行うために、その財産約3億円相当分で、現在、計画されている長岡京市西口地区第一種市街地再開発ビル(商業棟)内駐車場施設の約22%、およそ85台分、つまり、商業棟駐車場約ワンフロア分の床を権利変換したということであります。  今回、2,000万円以上、5,000平米以上の条件がないために、正式な議会報告が行われず、そもそも本議会において提案する以前から、市が商業棟駐車場床を取得する予定のため、権利変換において先の段階で22%の商業棟駐車場の床を取得しているのであります。  今回、財産取得として、残りの商業棟駐車場の床78%、約300台分、11億6,831万9,000円の議案が提出されているわけなのですが、現在、長岡京市市役所における駐車場は約100台です。さらに、1,000人を収容できるスペースを持つ記念文化会館の施設を含む中央公民館の駐車スペースは138台です。西口再開発公共公益棟の使用者のための駐車場は、現在、権利変換において市が持っているワンフロア分の駐車場で十分であると予測されます。なのに、なぜ西口再開発商業棟駐車場約390台を市が買い取り、運営管理を行う必要があるのでしょう。以前の説明では、パークアンドライドのためとの説明を受けておりますが、その台数は300台もあるのでしょうか。  また、運営管理のために市職員が何人必要であり、多大なリスクのある駐車料金収入が予測されるようなものに対し、さらに、どのような運営管理を行うのかさえ決まっていないものに対して(取得する必要がある)のか、理解できません。  さらに、西口再開発による駐輪場移動のために、バスターン用地取得事業、西口再開発と切り離して、市民に対して説明するのはおかしいと考え、第94号議案の反対討論といたします。 ○(田村義明議長) ほかにございませんか。              (「なし」と言う者あり) ○(田村義明議長) 意見も尽きたようですので、これをもって討論を終わります。  これより採決に入ります。  まず、第86号議案について、委員会の報告書のとおり、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。               (賛 成 者 起 立) ○(田村義明議長) 全員起立。  したがって、第86号議案は原案どおり可決されました。  次に、第87号議案について、委員会の報告書のとおり、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。               (賛 成 者 起 立) ○(田村義明議長) 全員起立。  したがって、第87号議案は原案どおり可決されました。  次に、第93号議案について、委員会の報告書のとおり、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。               (賛 成 者 起 立) ○(田村義明議長) 起立多数。  したがって、第93号議案は原案どおり可決されました。  次に、第94号議案について、委員会の報告書のとおり、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
                  (賛 成 者 起 立) ○(田村義明議長) 起立多数。  したがって、第94号議案は原案どおり可決されました。  次に、第103号議案について、委員会の報告書のとおり、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。               (賛 成 者 起 立) ○(田村義明議長) 全員起立。  したがって、第103号議案は原案どおり可決されました。  次に、第104号議案について、委員会の報告書のとおり、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。               (賛 成 者 起 立) ○(田村義明議長) 全員起立。  したがって、第104号議案は原案どおり可決されました。  次に、第106号議案について、委員会の報告書のとおり、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。               (賛 成 者 起 立) ○(田村義明議長) 全員起立。  したがって、第106号議案は原案どおり可決されました。  次に、日程15、第90号議案 京都府市町村交通災害共済組合を組織する地方公共団体の数の減少及び京都府市町村交通災害共済組合規約の変更についてから、日程22、第110号議案 平成15年度長岡京市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)までの8件を一括議題とします。  ただいま議題となりました議案は、12月4日の本会議で建設水道常任委員会に付託されたものでありますが、審査を終わり、報告書が提出されています。 ─────────────────────────────────────────                             平成15年12月5日 長岡京市議会  議長 田 村 義 明 様                           建設水道常任委員会                            委員長 宮小路 正 次             委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会に付託の事件は、審査の結果次のとおり決定したから、会議規則第103条の規定により報告します。                    記 ┌──────┬──────────────────────────┬─────┐ | 議案番号 |      件            名      |審査の結果| ├──────┼──────────────────────────┼─────┤ |第90号議案|京都府市町村交通災害共済組合を組織する地方公共団  |原案可決 | |      |体の数の減少及び京都府市町村交通災害共済組合規約  |     | |      |の変更について                   |     | ├──────┼──────────────────────────┼─────┤ |第91号議案|京都府市町村交通災害共済組合を組織する地方公共団  |原案可決 | |      |体の数の増加及び京都府市町村交通災害共済組合規約  |     | |      |の変更について                   |     | ├──────┼──────────────────────────┼─────┤ |第92号議案|長岡京市公共下水道今里雨水ポンプ場の建設工事委託  |原案可決 | |      |契約について                    |     | ├──────┼──────────────────────────┼─────┤ |第95号議案|市道の認定について                 |原案可決 | ├──────┼──────────────────────────┼─────┤ |第96号議案|市道の廃止について                 |原案可決 | ├──────┼──────────────────────────┼─────┤ |第97号議案|市道の一部廃止について               |原案可決 | ├──────┼──────────────────────────┼─────┤ |第 105号議案|長岡京市公共下水道使用料徴収条例の一部改正について |原案可決 | ├──────┼──────────────────────────┼─────┤ |第 110号議案|平成15年度長岡京市公共下水道事業特別会計補正予  |原案可決 | |      |算(第3号)                    |     | └──────┴──────────────────────────┴─────┘ ───────────────────────────────────────── ○(田村義明議長) 委員長の報告を求めます。  宮小路正次議員。            (宮小路正次建設水道常任委員長登壇) ○(宮小路正次建設水道常任委員長) 建設水道常任委員会から報告をいたします。  第90号議案 京都府市町村交通災害共済組合を組織する地方公共団体の数の減少及び京都府市町村交通災害共済組合規約の変更についてから、第91号議案、第92号議案、第95号議案、第96号議案、第97号議案、第105号議案及び第110号議案 平成15年度長岡京市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)の8件、慎重審査をいたしました。お手元に配布をいたしました委員会審査報告書のとおり、いずれも原案可決と決せられましたので、報告をいたします。 ○(田村義明議長) 委員長報告に対する質疑はございませんか。              (「なし」と言う者あり) ○(田村義明議長) 質疑もないようですので、これをもって質疑を終わります。  これより討論に入ります。  発言通告がありますので、発言を許可します。  浜野利夫議員。                (浜野利夫議員登壇) ○(浜野利夫議員) ただいま議題となっています第92号議案 長岡京市公共下水道今里雨水ポンプ場建設工事委託契約について、日本共産党議員団を代表して、意見を付しての賛成討論を行います。  上程されているこの議案は、今里貯留幹線工事委託と同様、委託額こそ異なりますが、財団法人日本下水道事業団の東京本社に3億5,700万円で委託をしようとするものです。  まず、前提条件として、この本会議場での提案に対する質疑では触れませんでしたが、委託を受けた建設水道常任委員会で述べましたように、市民から選ばれた市長の提案なのでとの議会答弁は、議会も法も否定するものであることを改めて指摘をしておきたいと思います。  工事そのものは、機能的に貯留幹線と対をなすものであり、一文橋、野添、柴の里、北ノ町など、地域住民の皆さんにとっては、水つき解消へ供用開始が待ち望まれている工事でもあります。  本市に、法に基づく有資格者がいないため、事業団への委託になるということですが、事業団では、委託工事額によって事務所経費の割合が決められているとのことです。これを受けた事業団が行う入札、契約には本市が関与できず、公正、透明、競争性確保の確認もできません。したがって、今後も含めて、実質の丸投げ委託になる場合のルール化の検討を求めておきたいと思います。  また、このポンプ場は1,178平米の敷地に、ポンプ場、電気室あわせて306平米の建築面積、建ぺい率26%の設置です。下水道会計に限らず、財政難のときだけに、計画段階で敷地買収についての検討が必要だったことは結果論になってしまいますので、委員会でも求め、検討の答弁もいただきましたが、改めてゆとりのある敷地の公共活用を、公園をはじめ付近住民はもとより、広く市民がくつろげる空間づくりを求めて、賛成討論といたします。  引き続いて、第105号議案 長岡京市公共下水道使用料徴収条例の一部改正について、反対の討論を行います。  上程されているこの議案は、使用料回収率を全国平均に近づけたいとして、平均28.3%の料金値上げをしようとするものです。昭和49年に本市の下水道事業が着手されて以来、使用料対象経費を維持管理費に限って求めてきました。ところが、平成3年に45.2%の値上げ提案を、翌4年に28.2%へと、その率を大幅に引き下げた際、さまざまな議論を通して資本費の回収が始まった経過があります。  反対の第1の理由は、本市でのこの歴史的経過を踏まえた資本費回収に対する考え方に根拠が示されていないことです。  当時の確認がありながら、今日まで、資本費回収を実質30%のルール化としてきただけに、少なくとも、市長の立場からは、使用料対象経費における資本費の回収率を10%以上も上げようとする根拠を示すべきです。  提案では、使用料回収率の全国平均のみを理由として、資本費の回収率については結果として43.7%になったとの驚くべき答弁だったことです。  さらに、トータルの全国平均だけを見ても、処理原価に占める資本費の割合は、既に本市の方が10%余りも高いことの検討がされていませんし、実際に全国の法適用と非適用での使用料単価や処理原価に対する割合の違いもことごとく無視をされています。  また、理由の1つとして、抽象的に掲げている雨水は公費、汚水は受益者負担をそのまま当てはめれば、現行の水道料金の単価並みになってしまうなど、今回の改正案の論拠のなさをも如実に物語っています。それだけに、市民の目線で見れば、水道の給水単価が全国平均より20円近くも高い分は引き下げてくれるのかともなり、市長の説明責任、客観的論拠が問われることにもなります。  第2の理由は、3年間の料金算定期間の設定と値上げ率の客観性に欠けることです。  早期100%の普及率を目指そうとすることは大いに歓迎もするところですが、新たに21年度までの事業認可を予定しながら、少なくとも、ここまでの借り換えや繰上償還を見通した元利償還、都市計画税充当額、一般会計からの繰り入れなど、財源計画や試算による科学性を示すべきなのに、とりあえず3年間の設定で値上げありきでは、市民の納得は得られません。また、これも水道では乖離が大きく、その基本点が問題になっているとはいえ、以前から平成22年までは検討もされてきています。  第3の理由は、提案に当たって、内部努力というより、行政努力の方向が示されていないことです。  事業所関係で、府営水であれ、地下水であれ、使ったはずの水の排水が確認されてない100万トンを超える乖離、不明水の解決や産業活動で出されている免除排水の廃止、解決ができていれば、トータルで値上げ総額を超える財源が可能になります。  さらに、毎年、高額で予定価格に限りなく近い当初請負と、平均でも最終請負が110%余りになっている入札、契約の改善もあわせると、さらに財源のゆとりさえ可能となります。  第4の理由は、30%近くの値上げ率を提案しているのに、社会的弱者への援助が打ち出されていないことです。  医療、年金、雇用など、国の政治の影響が市民にも重くのしかかってきていることは、国民健康保険にもはっきりとあらわれていることです。消費税と同じで、所得が低くなるほど、生活の基本にかかわる公共料金などの値上げは大きな圧迫となります。ところが、今回の料金大幅値上げに際しては、部門が違うとして、この不況下での値上げに対応策が検討されていないことです。  また、実際には上下水道として使う水と使った後の水の関係になりますが、料金が求められる市民の側の財布は1つであることも考えれば、市民の理解が得られる根拠や説明になっているとは言えません。  以上、述べてきましたように、今回のような改正案の提示では、到底市民の合意、納得が得られないことを申し上げて、本議案に反対を表明するものです。 ○(田村義明議長) 藤井俊一議員。                (藤井俊一議員登壇) ○(藤井俊一議員) ただいま議題となっています第105号議案 長岡京市公共下水道使用料徴収条例の一部改正につきまして、平成3会派を代表いたし、若干の意見と要望を申し述べ、賛成の立場で討論をいたします。  本市の下水道使用料は、昭和54年に使用料徴収条例が定められて以降、平成4年7月と平成10年4月の二度の改定を経て、現在に至っておりますが、実質的な下水道使用料の改定は、平成4年7月以来、11年余り行われておらず、その間、職員数の減員等の内部努力をされてこられたことについては一定の評価をいたしますが、下水道事業は多額の建設投資を必要とし、その財源を起債に頼ってきたことによって、その起債残高が230億円余りと、一般会計を上回る状況となり、今後も増加を続け、ピーク時の平成22年ごろには約270から280億円になるとの推測であります。その結果として、使用料対象経費であります毎年度の起債の元利償還金が増加の一途をたどり、維持管理費とあわせた使用料対象経費が増え続けておりますが、その使用料収入は処理区域の拡大にもかかわらず、節水等により横ばい状態であります。したがって、使用料収入によります使用料対象経費の回収率は低下を続け、本年度はついに50%を割る見込みとなっております。  一方、昭和49年から着々と進められてきました下水道整備は、本年4月1日現在で人口普及率が89%のところまで来ていますが、まだ約10%の市民が工事着手以来、約30年経過しましても、下水道の恩恵を享受できない状況であります。このような状況では、市民間の格差が余りにも大きく、市街化区域や市街化調整区域にかかわらず、一日も早い整備が望まれるものであります。  したがいまして、今回の下水道使用料の改定につきましては、受益者負担の原則に立ちながら、市民生活への影響も考慮され、一般家庭の使用料金が京都府南部市町の平均より低く設定されていることから、下水道会計の安定化並びに使用料の適正化を図るためには、やむを得ない範囲であると考え、今後、一層の下水道事業の促進に努力されますよう強く要望を申し上げ、賛成の討論といたします。
    ○(田村義明議長) 山方久蔵議員。                (山方久蔵議員登壇) ○(山方久蔵議員) 第105号議案 長岡京市公共下水道使用料徴収条例の一部改正について、意見、要望を申し上げ、賛成の討論をいたします。  本議案は、公共下水道の使用料を平均28.3%値上げをしようとするものでありますが、現状のままで放置しておけば、今後の下水道事業の運営上、ますます市民負担を大きくしていくということから、受益者負担の適正化をという意味で賛成をいたしますが、私は、本来、料金改定を出す前に、行政としてやらなければならないことがあったのではないかという意味で意見を申し上げたいと思います。  本議案の提案理由の中で、料金改定をする理由の1つとして、料金改定をしなければ下水道利用者と未接続の方々の不公平が生じると説明があったのでありますが、11年間、料金改定をしないで、よくぞ頑張っていただいたという評価の仕方もある一方で、11年間も放置したことによって余分な負債を抱えてしまった、もっと早く適正化を図っておれば、利息だけでも市民負担が軽減されたのではないのかという議論もあるのであります。この点については、きちっとした認識を持っていただきたいと思うわけであります。  なお、今回、料金改定をしても、下水の処理料金は約11億円必要であり、改定後の徴収料は約8億円になるとの説明がありました。差額の3億円をどうするのかとただしますと、いとも簡単に一般会計から繰り入れるとお答えになったのでありますが、それであれば、市民の皆さんの税金を使うことの信憑性をもっと認識していただきたい。  あわせて、このままであれば、先ほど申し上げた議案説明のときの不公平は解消されないまま続くのでありますが、その対応策をどうするのか、本来、説明があるべきであります。  次に、課題となっている市街化調整地区における不公平税制について、つまり、都市計画税を徴収していない市街化調整地域において、早くから公共下水道の供用開始をしている地域と、一方では、市街化地域の中で都市計画税を徴収しながら、下水道の建設がされてない地域があるわけでありますが、この点についても、長年の論議になっているのでありますから、少しでも具体的な対策への取り決めを示した後に料金改定をするべきであったと考えるわけであります。  ちなみに、都市計画税の60%以上は下水道の建設費に使用されているのであります。もちろん市街化調整地域であったとしても、市民がお住まいになっている地域であれば、公共下水道の整備を行い、快適で文化的な生活を営んでいただきたいと希望しておりますので、こういった地域は短期的に大きな負担額にならないように、調整地区に決定した時点で、長期展望に立って、例えば組合の設立などを行い、積み立てをしていくなど、市民の側に立った行政を進めていただきたいのであります。  さらに、今日まで、長岡京方式として誇り高く事業を展開してきたところでありますが、今日では7年おくれになっているのであります。市民の皆さんは、下水道が来れば、側溝も道路もきれいになると楽しみにしながら期待をしているのであります。そして、その対策方法も、本来、説明するべきであります。あわせて、側溝の改修についても、開始するところと放置されるところの基準も余り明確になっていないのであります。 これも不公平の1つであると思います。財政も厳しい中でありますが、それならそのように改修基準などを明確にするべきであります。  私は、担当部署の皆さんが、予算も少ない、人員も十分でない、その中で誠意を持って一生懸命努力をしていただいている、このことについては十分認識をしているつもりであります。その上で厳しい意見を申し上げているのでありますが、下水道の担当部署だけでなく、行政の制度の中でこういった点は改革するべきであると認識をしながらも、なかなか改革できない、こういった点を受けとめていただきたいのであります。  ともあれ、今後の行政の進め方に期待をいたしまして、賛成の討論といたします。  以上でございます。 ○(田村義明議長) 大伴雅章議員。               (大伴雅章議員登壇) ○(大伴雅章議員) ただいま議題となっています第105号議案 長岡京市公共下水道使用料徴収条例の一部改正についてに対して、民主党議員団の意見、要望を付して、賛成討論させていただきます。  まず、この改定の必要性でありますが、平成4年7月の前回改定以降、約11年間の間、実質的な使用料改定を行っておらず、本市の使用料回収率は全国平均の63.9%を大きく下回る50%そこそこの状況が続いており、本年度はついに50%を割り込む見込みであります。この結果、本来、汚水の利用者にその受益の程度に応じて使用料という形で負担願うべき経費、つまり、維持管理費と市債の元利償還金を足したものの約半分である約10億円を一般会計、つまり、税から肩がわりする状況に陥っています。  そこで、下水道利用における受益者負担のあり方を見直し、せめて使用料回収率を全国平均に近づけ、税の使い方の不公平感を少しでも払拭することは、一定の意義を認めるところであります。  問題の改定率でありますが、平成16年4月から平均28.3%引き上げ、使用料回収率を60%程度を維持するという提案ですが、この改定は、今年の6月に出された本市行財政健全化推進委員会の意見を踏まえたものであり、改定後の一般、1カ月平均使用水量25立方メーター当たりの使用料金額2,336円は、京都市を含む南部市町の平均月額2,443円よりも低く設定されており、おおむね妥当であると認められます。  しかし、小泉川以西、以南区域における公共下水道整備が未着工であり、この地域の多くの方は民間整備の集中浄化槽の料金と利用していない下水道の税負担を強いられている現状から、速やかなる下水道整備の着工を強く要望するとともに、現在額約230億円もある市債残高が、平成22年には最大280億円規模まで膨れ上がることが予想されるこの事業に対して、管理体制のスリム化と管理経費のさらなる節減に努力されることを切望いたしまして、賛成討論といたします。  以上。 ○(田村義明議長) 梶原宗典議員。                (梶原宗典議員登壇) ○(梶原宗典議員) ただいま議題となっております第105号議案 長岡京市公共下水道使用料徴収条例の一部改正について、フォーラム21を代表し、意見、要望を申し述べ、賛成の討論を行います。  本市の公共下水道事業の取り組みが、市民の健康で快適な生活環境の確保だけでなく、浸水の防除、公共用水域の水質保全による環境対策など、欠かすことのできない都市基盤整備として、これまで積極的に事業推進を図られています。その結果、汚水事業については、人口普及率89%、整備面積は全体計画面積に対して約67%の整備率となっているところであります。  今回の下水道使用料の改定内容は、平均28.3%を引き上げ、使用料回収率を60%程度に維持するものであり、改定後の一般家庭の使用料月額を25立方メートルで、2,336円にしようとするものであります。  改定の必要性とその背景は、平成4年7月の前回改定以降、11年余りの間、実質的な使用料の改定を行っておらず、本市の使用料回収率は全国平均63.9%を大きく下回る50%そこそこの状況が続いています。このため、本来、公共下水道の利用者にその受益の程度に応じた使用料という形で負担願うべき経費の半分を一般会計、いわゆる税金からの繰入金によって肩がわりする状態になっています。  一般会計からの繰入金は、平成4年度から平成14年度の間、平均で毎年約15億7,000万円、うち使用料等の不足補てん分は平均で7億3,000万円になっているところであります。  そこで、下水道利用における受益者負担のあり方を見直し、せめて使用料回収率が全国平均並みになるよう、使用料の額を引き上げて、公共下水道会計を本来の姿に少しでも近づける必要があります。  また、本市行財政健全化委員会の意見を踏まえ、改定幅については、京都市を含む南部市町の一般家庭の使用料月額平均2,443円より低いことからも、妥当なものと考えます。  さらに、長年の懸案となっている小泉川以西、以南区域における公共下水道整備については、平成15年度中に事業認可を取得し、平成16年度から整備に着手することになっています。  また、市街化調整区域の下水道整備区域における不公平税制の問題、いわゆる都市計画税の非課税については、平成17年度に予定されている都市計画線引きの見直し状況を踏まえて、公正、公平性確保のための方策を講じることになっています。  今回の使用料の改定は、下水道会計の厳しい財政状況と、そのことに対して、税金で賄うのか、または、受益者負担で賄うのかであり、また、不公平税制の解消にあります。使用料改定によって平成16年から18年までの一般会計への繰り入れは毎年約2億円減額することになります。  以上のように、今回の下水道使用料改定の必要性、改定率とその妥当性及び今後の事業推進から、公共下水道使用料徴収条例の一部改正について、賛成するものであります。  ただし、問題点と意見及び要望を申し述べたいと思います。  今議会の一般質問で、この案件について取り上げたことから端的に申し上げます。  1点目は、なぜ11年間も見直しや検討がされなかったのかということです。  平成10年の消費税5%徴収の改定だけであり、短期、中期、長期の財政見通しやシミュレーションは必要だったと考えます。また、市長選挙、市議会議員選挙及び上水道料金の改定のはざまになって、下水道料金の見直しを先送りしてきたんではないかという思いがあります。今回の改定で平成18年度までの財政状況が明らかになりました。今後、税負担や受益者負担のあり方及び財政健全化について、そのシステムとルール化を望むものであります。  2点目は、財政状況を市民に広く公表することについてであります。  下水道事業だけではありませんが、市の情報を市民と共有することが最も必要であり、積極的な取り組みを要望いたします。  以上、第105号議案の賛成討論を終わります。 ○(田村義明議長) ただいま討論の途中ですが、午後1時まで休憩します。               午後0時01分 休憩              ────────────               午後1時01分 再開 ○(田村義明議長) 休憩を閉じ続会します。  引き続き、討論を行います。  ほかに意見ございませんか。  橋本順造議員。                (橋本順造議員登壇) ○(橋本順造議員) ただいま議題となっております議案のうち、95号議案 市道の認定について、一言申し上げたいと思います。  第4126号線の認定には、委員会でも指摘をいたしましたが、現場の現状は表層仕上げのアスファルト道路も完成しておらず、特に御指摘しておきたいことは、安全が確保されていないマンホールなどの埋設物点検口が段差のままが現状であります。公道として認定する状況に完成していないものでありますだけに、大変認定について懸念をいたします。バリアフリーの観点からも、受け入れ検査に疑念を感じますし、委員会での指摘後から、今日、朝の再確認をしてまいりましたが、ゲート係の対策もなく、事務処理だけが乖離して先行しているのではと懸念をいたします。公道として開放されるまげてに至急対処されることを求めておきます。  この物件は、そもそも再開発地権者用地の確保から派生しているものでありますが、さらに、今後、西口再開発関連で派生するまちづくり総合支援事業として、今期計上されています地域生活基盤整備、市道認定予定道路測量設計費及び工事費から、現場道路の形態が幅員4メーターで進められていることは、今後、道路法第8条第1項の認定審査物件として認定要件に沿うのか、疑念をも感じます。  今議会にも、財政公表資料に提示されていますように、商業関係者移転用地、築造の道路が効果説明に合致する地域への災害に対する安全性を確保する市道認定規則第2条1項の幅員6メーター以上を満たされることを、この際、警告をしておきます。  以上、意見を付して、第4126号線の認定を賛成しますが、今後、不適切な認定物件とならないことを意見として付しておきます。  以上。 ○(田村義明議長) ほかにございませんか。              (「なし」と言う者あり) ○(田村義明議長) 意見も尽きたようですので、これをもって討論を終わります。  これより採決に入ります。  まず、第90号議案について、委員会の報告書のとおり、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。               (賛 成 者 起 立) ○(田村義明議長) 全員起立。  したがって、第90号議案は原案どおり可決されました。  次に、第91号議案について、委員会の報告書のとおり、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。               (賛 成 者 起 立) ○(田村義明議長) 全員起立。  したがって、第91号議案は原案どおり可決されました。  次に、第92号議案について、委員会の報告書のとおり、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。               (賛 成 者 起 立) ○(田村義明議長) 全員起立。  したがって、第92号議案は原案どおり可決されました。  次に、第95号議案について、委員会の報告書のとおり、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。               (賛 成 者 起 立) ○(田村義明議長) 全員起立。  したがって、第95号議案は原案どおり可決されました。  次に、第96号議案について、委員会の報告書のとおり、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。               (賛 成 者 起 立) ○(田村義明議長) 全員起立。  したがって、第96号議案は原案どおり可決されました。  次に、第97号議案について、委員会の報告書のとおり、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。               (賛 成 者 起 立) ○(田村義明議長) 全員起立。  したがって、第97号議案は原案どおり可決されました。  次に、第105号議案について、委員会の報告書のとおり、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。               (賛 成 者 起 立) ○(田村義明議長) 起立多数。  したがって、第105号議案は原案どおり可決されました。  次に、第110号議案について、委員会の報告書のとおり、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。               (賛 成 者 起 立) ○(田村義明議長) 全員起立。  したがって、第110号議案は原案どおり可決されました。  次に、日程23、第88号議案 京都府住宅新築資金等貸付事業管理組合を組織する地方公共団体の数の減少及び京都府住宅新築資金等貸付事業管理組合規約の変更についてから日程28、第112号議案 平成15年度長岡京市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)までの6件を一括議題とします。  ただいま議題となりました議案は、12月4日の本会議で文教厚生常任委員会に付託をされたものでありますが、審査を終わり、報告書が提出されています。 ─────────────────────────────────────────                             平成15年12月5日 長岡京市議会議長  議長 田 村 義 明 様
                              文教厚生常任委員会                            委員長 上 田 正 雄             委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会に付託の事件は、審査の結果次のとおり決定したから、会議規則第103条の規定により報告します。                    記 ┌──────┬──────────────────────────┬─────┐ | 議案番号 |      件            名      |審査の結果| ├──────┼──────────────────────────┼─────┤ |第88号議案|京都府住宅新築資金等貸付事業管理組合を組織する地  |原案可決 | |      |方公共団体の数の減少及び京都府住宅新築資金等貸付  |     | |      |事業管理組合規約の変更について           |     | ├──────┼──────────────────────────┼─────┤ |第89号議案|京都府住宅新築資金等貸付事業管理組合を組織する地  |原案可決 | |      |方公共団体の数の増加及び京都府住宅新築資金等貸付  |     | |      |事業管理組合規約の変更について           |     | ├──────┼──────────────────────────┼─────┤ |第 108号議案|平成15年度長岡京市国民健康保険事業特別会計補正  |原案可決 | |      |予算(第2号)                   |     | ├──────┼──────────────────────────┼─────┤ |第 109号議案|平成15年度長岡京市乙訓休日応急診療所特別会計補  |原案可決 | |      |正予算(第1号)                  |     | ├──────┼──────────────────────────┼─────┤ |第 111号議案|平成15年度長岡京市老人保健医療事業特別会計補正  |原案可決 | |      |予算(第2号)                   |     | ├──────┼──────────────────────────┼─────┤ |第 112号議案|平成15年度長岡京市介護保険事業特別会計補正予算  |原案可決 | |      |(第2号)                     |     | └──────┴──────────────────────────┴─────┘ ───────────────────────────────────────── ○(田村義明議長) 委員長の報告を求めます。  上田正雄議員。            (上田正雄文教厚生常任委員長登壇) ○(上田正雄文教厚生常任委員長) 文教厚生常任委員会に付託を受けました第88号議案 京都府住宅新築資金等貸付事業管理組合を組織する地方公共団体の数の減少及び京都府住宅新築資金等貸付事業管理組合規約の変更についてから、第89号議案、第108号議案、第109号議案、第111号議案、第112号議案 平成15年度長岡京市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、お手元の委員会審査報告書のとおり、それぞれ原案可決と決せられましたので、御報告申し上げます。 ○(田村義明議長) 委員長報告に対する質疑はございませんか。              (「なし」と言う者あり) ○(田村義明議長) 質疑もないようですので、これをもって質疑を終わります。  これより討論に入ります。  御意見ございませんか。              (「なし」と言う者あり) ○(田村義明議長) 意見もないようですので、これをもって討論を終わります。  これより採決に入ります。  まず、第88号議案について、委員会の報告書のとおり、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。               (賛 成 者 起 立) ○(田村義明議長) 全員起立。  したがって、第88号議案は原案どおり可決されました。  次に、第89号議案について、委員会の報告書のとおり、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。               (賛 成 者 起 立) ○(田村義明議長) 全員起立。  したがって、第89号議案は原案どおり可決されました。  次に、第108号議案について、委員会の報告書のとおり、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。               (賛 成 者 起 立) ○(田村義明議長) 全員起立。  したがって、第108号議案は原案どおり可決されました。  次に、第109号議案について、委員会の報告書のとおり、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。               (賛 成 者 起 立) ○(田村義明議長) 全員起立。  したがって、第109号議案は原案どおり可決されました。  次に、第111号議案について、委員会の報告書のとおり、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。               (賛 成 者 起 立) ○(田村義明議長) 全員起立。  したがって、第111号議案は原案どおり可決されました。  次に、第112号議案について、委員会の報告書のとおり、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。               (賛 成 者 起 立) ○(田村義明議長) 全員起立。  したがって、第112号議案は原案どおり可決されました。  お諮りします。  お手元に配布しております議事日程(追加)のとおり、本日の日程に追加し、直ちに議題とすることに御異議ございませんか。             (「異議なし」と言う者あり) ○(田村義明議長) 異議なしと認め、そのように決定します。  議事日程(追加)の日程1、第113号議案 平成15年度長岡京市一般会計補正予算(第5号)から日程6、第118号議案 平成15年度長岡京市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)までの6件を一括議題とします。  ただいま議題となりました議案は、総務産業常任委員会に付託されたものでありますが、審査を終わり、報告書が提出されています。 ─────────────────────────────────────────                             平成15年12月12日 長岡京市議会  議長 田 村 義 明 様                           総務産業常任委員会                            委員長 安 井 幸 治             委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会に付託の事件は、審査の結果次のとおり決定したから、会議規則第103条の規定により報告します。                    記 ┌──────┬──────────────────────────┬─────┐ | 議案番号 |      件            名      |審査の結果| ├──────┼──────────────────────────┼─────┤ |第 113号議案|平成15年度長岡京市一般会計補正予算(第5号)   |原案可決 | ├──────┼──────────────────────────┼─────┤ |第 114号議案|平成15年度長岡京市国民健康保険事業特別会計補正  |原案可決 | |      |予算(第3号)                   |     |
    ├──────┼──────────────────────────┼─────┤ |第 115号議案|平成15年度長岡京市乙訓休日応急診療所特別会計補  |原案可決 | |      |正予算(第2号)                  |     | ├──────┼──────────────────────────┼─────┤ |第 116号議案|平成15年度長岡京市公共下水道事業特別会計補正予  |原案可決 | |      |算(第4号)                    |     | ├──────┼──────────────────────────┼─────┤ |第 117号議案|平成15年度長岡京市老人保健医療事業特別会計補正  |原案可決 | |      |予算(第3号)                   |     | ├──────┼──────────────────────────┼─────┤ |第 118号議案|平成15年度長岡京市介護保険事業特別会計補正予算  |原案可決 | |      |(第3号)                     |     | └──────┴──────────────────────────┴─────┘ ───────────────────────────────────────── ○(田村義明議長) 委員長の報告を求めます。  安井幸治議員。            (安井幸治総務産業常任委員長登壇) ○(安井幸治総務産業常任委員長) 総務産業常任委員会に付託を受けておりました第113号議案 平成15年度長岡京市一般会計補正予算(第5号)から第114号議案、第115号議案、第116号議案、第117号議案及び第118号議案 平成15年度長岡京市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)の6件につきましては、慎重審査の結果、お手元に配布してます委員会審査報告書のとおり、それぞれ原案可決と決せられましたので、御報告申し上げます。 ○(田村義明議長) 委員長報告に対する質疑はございませんか。              (「なし」と言う者あり) ○(田村義明議長) 質疑もないようですので、これをもって質疑を終わります。  これより討論に入ります。  御意見ございませんか。              (「なし」と言う者あり) ○(田村義明議長) 意見もないようですので、これをもって討論を終わります。  お諮りします。  ただいま議題となっております第113号議案から第118号議案までの6件を一括して採決することに、御異議ございませんか。             (「異議なし」と言う者あり) ○(田村義明議長) 異議なしと認め、そのように決定します。  この6件について、委員会の報告書のとおり、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。               (賛 成 者 起 立) ○(田村義明議長) 全員起立。  したがって、第113号議案、第114号議案、第115号議案、第116号議案、第117号議案及び第118号議案は、それぞれ原案どおり可決されました。  次に、日程29、請願5-2号 私立幼稚園保護者負担軽減並びに幼児教育振興助成に関する請願を議題とします。  ただいま議題となりました請願は、12月4日の本会議で文教厚生常任委員会に付託されたものでありますが、審査を終わり、報告書が提出されています。 ─────────────────────────────────────────                             平成15年12月5日 長岡京市議会  議長 田 村 義 明 様                           文教厚生常任委員会                            委員長 上 田 正 雄              請 願 審 査 報 告 書  本委員会に付託の請願は、審査の結果、次のとおり決定したから、会議規則第140条の規定により報告します。                    記 ┌──┬─────┬──────┬──────┬─────┬───┬───┬──┐ │受理│受理年月日│件    名│請願者の住所│紹介議員 │委員会│審査の│措置│ │番号│     │      │・氏名   │     │の意見│結果 │  │ ├──┼─────┼──────┼──────┼─────┼───┼───┼──┤ │5-│平成15年│私立幼稚園保│長岡京友岡二│八木 浩 │   │採択 │市長│ │2号│ 11月28日│護者負担軽減│丁目8-1-│冨岡浩史 │   │   │に送│ │  │     │並びに幼児教│504   │坪内正人 │   │   │付 │ │  │     │育振興助成に│萩原政恵ほか│安井幸治 │   │   │  │ │  │     │関する請願 │ 5,690人│大伴雅章 │   │   │  │ │  │     │      │      │進藤裕之 │   │   │  │ │  │     │      │      │藤本秀延 │   │   │  │ │  │     │      │      │小谷宗太郎│   │   │  │ └──┴─────┴──────┴──────┴─────┴───┴───┴──┘ ───────────────────────────────────────── ○(田村義明議長) 委員長の報告を求めます。  上田正雄議員。            (上田正雄文教厚生常任委員長登壇) ○(上田正雄文教厚生常任委員長) 文教厚生常任委員会に付託を受けました請願受理番号5-2号 私立幼稚園保護者負担軽減並びに幼児教育振興助成に関する請願につきましては、お手元の請願審査報告書のとおり、採択と決せられましたので、御報告申し上げます。 ○(田村義明議長) 委員長報告に対する質疑はございませんか。              (「なし」と言う者あり) ○(田村義明議長) 質疑もないようですので、これをもって質疑を終わります。  これより討論に入ります。  御意見ございませんか。              (「なし」と言う者あり) ○(田村義明議長) 意見もないようですので、これをもって討論を終わります。  これより採決に入ります。  請願5-2号について、委員会の報告書のとおり、採択することに賛成の議員の起立を求めます。               (賛 成 者 起 立) ○(田村義明議長) 全員起立。  したがって、請願5-2号は採択と決定しました。  次に、日程30、意見書案第4号 イラクへの自衛隊派遣の対応に関する意見書(案)を議題とします。 ─────────────────────────────────────────                              意見書案第4号                              平成15年12月12日 長岡京市議会議長  田 村 義 明 様                            発議者 小谷宗太郎                                大畑京子                                尾﨑百合子                                藤本秀延                                浜野利夫                                武山彩子                                平山 功                                瀬川光子                                宮小路正次
                                   大伴雅章                                梶原宗典                                進藤裕之               意見書の提出について  イラクへの自衛隊派遣の対応に関する意見書(案)を議会の議決をもって、それぞれあて先に提出されたく提案します。         イラクへの自衛隊派遣の対応に関する意見書(案)  イラク戦争終結後の治安体制は、今なおテロ事件が頻発している情勢下であり、8月19日には、国連現地本部にも爆破テロ事件で多くの死傷者がでている。  また10月27日にはバグダットの赤十字国際委員会事務所などで連続爆弾テロが発生し、多くの死傷者がで、11月18日にバグダットの日本大使館が武装グループに銃撃を受け、11月29日にはイラク北部のティクリットで復興支援活動中の日本人外交官2人が襲撃され、殺害されるという痛ましい事件が起こったことは誠に残念であり、犠牲になった方々に、心からご冥福をお祈りする。  また米軍の死者数も3月の開戦以来、11月が最も多く、一層危険性が高まっている。こうした状況下で日本政府は、「テロには屈しない」として、国際社会の中におけるイラク復興支援法に基づく人道支援の役割を果たす必要があるとの方針であっても、現地での治安状況は、テロリストや旧政権残党の活動から見て、改善の糸口は見えていない。  従って、テロ事件が頻発している現時点におけるイラクへの自衛隊派遣は留保し、今後イラクへの自衛隊派遣の熟慮・慎重な対応を求める。  以上、地方自治法第99条の規定により提出する。  平成15年12月12日                              京都府長岡京市議会 (宛先)   内閣総理大臣        外務大臣        防衛庁長官 ───────────────────────────────────────── ○(田村義明議長) 発議者の説明を求めます。  小谷宗太郎議員。               (小谷宗太郎議員登壇) ○(小谷宗太郎議員) ただいま議題となっております意見書案第4号 イラクへの自衛隊派遣の対応に関する意見書(案)につきまして、発議者を代表しまして、案文の朗読をもって提案説明とさせていただきます。  イラクへの自衛隊派遣の対応に関する意見書(案)、イラク戦争終結後の治安体制は、今なおテロ事件が頻発している情勢下であり、8月19日には、国連現地本部にも爆破テロ事件で多くの死傷者が出ている。  また、10月27日には、バグダットの赤十字国際委員会事務所などで連続爆弾テロが発生し、多くの死傷者が出、11月18日にバグダットの日本大使館が武装グループに銃撃を受け、11月29日にはイラク北部のティクリットで復興支援活動中の日本人外交官2人が襲撃され、殺害されるという痛ましい事件が起こったことは誠に残念であり、犠牲になった方々に心からご冥福をお祈りする。  また、米軍の死者数も、3月の開戦以来、11月が最も多く、一層危険性が高まっている。こうした状況下で、日本政府は「テロには屈しない」として、国際社会の中におけるイラク復興支援法に基づく人道支援の役割を果たす必要があるとの方針であっても、現地での治安状況は、テロリストや旧政権残党の活動から見て、改善の糸口は見えていない。  したがって、テロ事件が頻発している現時点におけるイラクへの自衛隊派遣は留保し、以後、イラクへの自衛隊派遣の熟慮・慎重な対応を求める。  以上、地方自治法第99条の規定により提出する。  平成15年12月12日、京都府長岡京市議会。  あて先は、内閣総理大臣、外務大臣、防衛庁長官であります。  議員諸公の御賛同のほどよろしくお願いいたします。 ○(田村義明議長) 発議者の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  御質疑ございませんか。              (「なし」と言う者あり) ○(田村義明議長) 質疑もないようですので、これをもって質疑を終わります。  お諮りします。  本件については、委員会付託を省略して、直ちに討論に入ることに御異議ございませんか。             (「異議なし」と言う者あり) ○(田村義明議長) 異議なしと認め、そのように決定します。  これより討論に入ります。  御意見ございませんか。  北野眞次議員。                (北野眞次議員登壇) ○(北野眞次議員) イラクへの自衛隊派遣に対する対応に関する意見書という題名で上がっております。  まずはじめに、この意見書の本旨は、多分自衛隊の派遣に反対とするところを全会一致で臨みたいという発議者各位の御配慮から、こういう表題や文面にあらわれていることをまず感謝申し上げます。  イラク国内の事態が、3月議会の意見書の討論で予見したとおりとなってきました。  今回、賛成討論を書き上げる途中でさまざまな思いがこみ上げてきました。文章の表現を熟慮し、推敲に推敲を重ねましたが、思いを語れば語るほど、胸騒ぎが残ります。  また、日本国憲法の前文の後半部を引用して書き始めましたが、過日、小泉総理が国民にイラク派遣の趣旨を説明する用具として、この部分をとって独善的な法解釈を披露されましたので、私は、今回、あえて削りました。  このシナリオは、1979年7月、サダム・フセインが大統領に就任するときに手をかした合衆国が、そのボタンをかけ違えたことに始まり、その後、英国、フランス、ドイツ等の利権の枠組みに合衆国とロシアが強引に割り込んできたことが、中東アラブ諸国における民族、政治、経済のバランスが崩れました。その蛮行を民族の誇りをかけて阻止しようとしたのがサダム・フセインです。3月20日、決して宣戦布告をしない伝統を固持してきた合衆国の軍隊が、そのプライドを捨てて、問答無用でイラクに侵入し、圧倒的な武力をもって占領しました。それを支持した小泉総理と政権政府与党のよりどころであった大義名分の大量破壊兵器が発見されないまま、5月1日、合衆国軍隊は一方的に終結宣言をしました。合衆国軍のワンサイドゲームが終了した時点で、今度はゲリラの反撃が始まり、泥沼の中で、今、紹介がありましたように、11月29日、2名の有能な外交官が殺害され、その無念さだけが残りました。この事件によって、イラクには非戦闘地域が存在したことが判明しました。  カンボジアPKO活動で殉職された高田警部補のお母さんが、事件発生後、10年を経過した今、イラクのこの事件をオーバーラップさせながら、報道機関にその心境を語られております。私が、自分が灰になるまで、この苦しみを背負って生きなきゃならない。それがどれだけつらいか、上の人にはわからないでしょうと続けられております。  その文民警察官の高田警部補と民間ボランティアで選挙監視要員の業務に当たっておられた中田さんが殺害された当時、総理大臣であった宮沢喜一氏も、公職を辞して一市民となられたことから、9・11をはじめ、一連のゲリラの犯行について、イラクとの事実関係は証明されておらず、また、サダム・フセインとアルカイダ集団の共同謀議による犯行でもないことが明らかになってきた。ましてや、大量破壊兵器はいまだ発見されていない。合衆国の国民がネオコン主義者集団に振り回され、合衆国と共同歩調をとった諸国がともに大きな犠牲を強いられた結果だという見解が報道機関に示されております。  私は、当時者としてこの発言を重く受け取ります。そんな中、イラク派遣の基本計画が明らかになりました。御承知のように、私は本格的でマニアックな自衛隊を必要と認めているものです。だからこそ、疑問を抱いております。人道支援に行くのに、なぜ破壊力の大きい無反動砲、携帯式対戦車弾、あるいは、重装備の96式装甲車、軽装甲機動車が必要ですか。防衛庁首脳会議では、戦車の必要性も追加して請求しているような論議もあります。まさしく危険な戦闘地域であることは否めません。  現地においての緊急事態を想定した対処法が取り決められておりますが、パソコンゲームのように事態は進みません。銃火器の使用基準が現場の指揮官の判断に任されていることから、仮に正当防衛を行使して発砲しますと、たちまち憲法第9条に違反します。そして、それは戦前の陸軍の関東軍による蘆溝橋事件に始まる満州事変、上海事変の歴史の再現になる危険な行為です。アジアの諸国はその点を大いに警戒しております。テロに屈しないとする発言は、戦時中の帝国陸軍の精神論と何ら変わりません。  野中広務氏は、イラク復興支援特別措置法の採決方法が起立式の簡易評決で決められたことにより、私は退席した。日本は今、危険な方向に進みつつあるとの怒りの思いを述べられております。つまり、今日まで、PKO協力法活動は、平成4年から5年にかけてカンボジア、5年から7年にかけてモザンビーク、6年にルワンダ、8年にゴラン高原、14年から現在も継続しております東チモールに派遣されておりますが、すべて拳銃、小銃の所持に限られております。幸いにも現在まで触発事故は発生しておりません。  イラク特別復興支援特別措置法そのものが矛盾をはらんだ欠陥法で、この法律に従って実施計画を立てるための条件としては現況では無理があります。日本政府が日本国憲法の精神に従ってイラクの復興に寄与する方法は、PKO協力法の手順で対処する方法が最善です。  最後に、過日、元APタイム誌の特派員で、中東紛争をはじめベトナム戦争等、13の戦争に従軍カメラマンとして活躍し、97年の湾岸戦争を最後に現役を引退した後、ニューヨークに住んで後進の指導に当たっておられるエディ・アダムズ氏が、ベトナム戦争を回顧しながら、合衆国の現状を分析されている記者会見記事があり、当時の悪夢の日々の連続を思い出しながら読みました。彼の代表的な写真記事は、1968年2月1日、確保された解放戦線の将校を南ベトナム国家警察庁長官が短銃で射殺している写真記事です。彼いわく、戦争はよくない。イラクの戦争は間違いだ。戦争をしたがるのは合衆国の政府であって、我々国民ではない。生身の人間がつまらない理由で殺されるのは耐えられない。だれも他国の国にその国をどうするか指図する権利はない。合衆国は独裁者であってはならない。ベトナム戦争当時、私は愛国的で戦争を支持し、合衆国は正しいと信じていた。しばらくして徐々に戦争に対する見方が変わった。我々も、ベトナム人も命の重さは同じことに気づいた。その当時、サイゴン市民はベトコンが混ざっていながら、合衆国軍隊には優しかった。今のイラクにはそれがない。合衆国の軍隊はベトナム戦争で多くの犠牲と教訓を得たのに、それが今回のイラクでは生かされていないという発言です。  戦場において戦火の弾をくぐったことがない、平和ぼけした方たちには、マクロの戦闘はパソコンゲームの延長であっても、ミクロの殺し合いを理解、多分できません。戦場におけるミクロの殺し合いは、非戦闘員、戦闘員の区別はつきません。周りの動くものがすべてが敵に見えます。緊迫した場面が続くと、見方も敵に見え始め、ついには自分だけしか信用できません。銃火器の引き金だけが自分の命を守る手段です。エディ・アダムズいわく、人の命の尊さ、重さは同じだと。ミクロの戦闘を経験していることから言える発言です。  こんな危険な世界から早く脱出する知恵を国連で出し合うことが来ることを願います。 ○(田村義明議長) 冨岡浩史議員。                (冨岡浩史議員登壇) ○(冨岡浩史議員) ただいま議題となっております意見書案第4号 イラクへの自衛隊派遣の対応に関する意見書(案)について、反対の討論をいたします。  四半世紀にわたる独裁政権のもとで、国土や国民生活が荒廃したイラクにとって、今、緊急の課題と要望は、イラク国民による自由で民主的な政権を早急に樹立、確立することであります。新生イラクを立ち上げるためには、既に40カ国近い各国の部隊がさまざまな立場から支援を行っていると聞き及んでいます。  さらに、平成15年10月16日には、国際社会がイラクの復興と安定の確保に一致団結して取り組むことを確認する国連安全保障理事会決議1511が全会一致で採択されたところであります。  イラクを復興させることは、中東全域、ひいては、国際社会の安定に極めて大きな意味があり、我が国においても、中東地域にエネルギー供給の大半を依存しており、この地域が平和で安定することは我が国の国益にもかなうものであります。  資金面での貢献に加え、イラク人に対する目に見える人的な支援を行うことが重要であると考え、累次にわたる現地調査などにより、イラク国民のニーズ、イラクの治安情勢等について調査を行った上で基本計画を決定し、それに従い、我が国が行う人的貢献の中心は、イラクの人たちが自らの国を復興し、再建するのを支援するものです。復興支援活動を担う自衛隊は武力行使をするものではありません。組織の力を生かし、効果的な人道復興支援を継続的に行い得るのは、自己完結性を持った自衛隊においてほかにはありません。  志半ばにして倒れられたお2人の外交官の御意志をしっかりと受けとめ、イラク復興に主体的かつ積極的な役割を果たしていくことが、国際社会の中での責任を全うすることだと存じます。  以上、平成15年12月9日、小泉純一郎内閣総理大臣の談話を若干引用させていただき、反対の討論とさせていただきます。 ○(田村義明議長) 浜野利夫議員。                (浜野利夫議員登壇) ○(浜野利夫議員) ただいま議題となっています意見書案第4号 イラクへの自衛隊派遣の対応に関する意見書(案)について、日本共産党議員団を代表して、発議者ではありますが、日本共産党議員団の立場で、この意見書を越える踏み込んだ討論をいたします。  我が党議員団は、憲法に反する自衛隊のイラク派兵に一貫して反対する立場から、より多くの世論結集を求めて発議者にも加わりました。しかし、自衛隊のイラク派兵はやめよとの国内外の世論を無視して、この意見書案、意見書提出後に、小泉首相は派兵の基本計画の閣議決定を強行いたしました。さらに、この中で、テロ対策を理由に、これまでにない重装備まで決め、我が党が反対してきたイラク特措法にすら二重、三重に違反する内容になっています。したがって、現時点では、既に熟慮や慎重の段階を通り過ぎており、即刻中止の声こそ求められる局面を迎えています。この日米安保条約を背景とした、現実、派兵に向かう強行は、武力による威嚇や武力の行使を放棄した日本国憲法のじゅうりんであり、イラク国民に銃を向けることであり、平和的解決を願う世界世論への挑戦でもあることが一層鮮明となりました。したがって、この意見書の内容から踏み込んだ自衛隊のイラク派兵反対、即刻中止を求める態度を表明するものであります。  以上のように、意見書の発議者に加わってきた経過がありますが、小泉内閣が派遣への基本計画を強行したこの局面では、この意見書は力を持たなくなっています。したがって、重大かつ緊急な事態、局面に合わせた、より踏み込んだ態度を表明して、討論といたします。 ○(田村義明議長) ほかにございませんか。              (「なし」と言う者あり) ○(田村義明議長) 意見も尽きたようですので、これをもって討論を終わります。  これより採決に入ります。  本件について、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。               (賛 成 者 起 立) ○(田村義明議長) 起立少数。  したがって、意見書案第4号は否決されました。  次に、日程31、議員の派遣についてを議題とします。 ─────────────────────────────────────────                議員の派遣について                             平成15年12月12日  地方自治法第100条第12項の規定に基づき、次のとおり議員を派遣する。 1 乙訓市町議会議長会  (1)目  的   平成15年度 乙訓市町議会議長会 議員研修会出席  (2)場  所   京都市(ホテル京都エミナース)  (3)期  間   平成16年1月29日(木)  (4)派遣議員   田 村 義 明 議 長   山 方 久 蔵 副議長            尾 﨑 百合子 議 員   小 谷 宗太郎 議 員            能 勢 昌 博 議 員   坪 内 正 人 議 員            岩 城 一 夫 議 員   浜 野 利 夫 議 員
               武 山 彩 子 議 員   梶 原 宗 典 議 員            進 藤 裕 之 議 員   大 畑 京 子 議 員            中小路 幸 男 議 員   冨 岡 浩 史 議 員            八 木   浩 議 員   橋 本 順 造 議 員            藤 本 秀 延 議 員   瀬 川 光 子 議 員            平 山   功 議 員   宮小路 正 次 議 員            大 伴 雅 章 議 員   上 田 正 雄 議 員            藤 井 俊 一 議 員   安 井 幸 治 議 員            福 島 和 人 議 員   北 野 眞 次 議 員 ───────────────────────────────────────── ○(田村義明議長) お諮りします。  本件については、会議規則第163条第1項の規定により、お手元に配布の議員の派遣についてのとおり、議員を派遣することに御異議ございませんか。             (「異議なし」と言う者あり) ○(田村義明議長) 異議なしと認め、そのように決定します。  次に、日程32、各常任委員会閉会中継続審査及び調査要求についてを議題とします。 ─────────────────────────────────────────                             平成15年12月8日 長岡京市議会  議長 田 村 義 明 様                          総務産業常任委員会                           委員長 安 井 幸 治              閉会中継続審査及び調査要求書  本委員会の所管に属する次の事件について、閉会中もなお継続審査及び調査を要するものと認めるから申し出します。                    記 1 第98号議案 長岡京市における法令遵守の推進に関する条例の制定について 2 財政対策について 3 商工業振興対策について 4 農林業振興対策について 5 京都南部都市広域行政圏について 6 防災行政について ─────────────────────────────────────────                             平成15年12月5日 長岡京市議会  議長 田 村 義 明 様                          建設水道常任委員会                           委員長 宮 小 路 正 次               閉会中継続調査要求書  本委員会の所管に属する次の事件について、閉会中もなお継続調査を要するものと認めるから申し出します。                    記 1 市街地開発事業について 2 上下水道事業について 3 治水利水対策について 4 広域道路建設計画について ─────────────────────────────────────────                             平成15年12月5日 長岡京市議会  議長 田 村 義 明 様                           文教厚生常任委員会                            委員長 上 田 正 雄               閉会中継続調査要求書  本委員会の所管に属する次の事件について、閉会中もなお継続調査を要するものと認めるから申し出します。                    記 1 教育行政について 2 福祉・保健・医療行政について 3 環境行政について ───────────────────────────────────────── ○(田村義明議長) お諮りします。  本件については、各常任委員会の申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査を認めることに御異議ございませんか。             (「異議なし」と言う者あり) ○(田村義明議長) 異議なしと認め、そのように決定します。  次に、日程33、議長諸報告であります。  まず、陳情の審査結果について、御報告します。  陳情5-2号及び5-3号につきましては、お手元に配布しました陳情審査報告書のとおりであります。  次に、平山 功議員から、本会議における発言について、会議規則第65条の規定により、発言訂正の申し出がありましたので、これを許可しました。  なお、発言訂正一覧表につきましては、お手元に配布のとおりであります。  以上で議長諸報告を終わります。  以上で本日の日程は全部終了しました。  これをもって本日の会議を閉じ、平成15年長岡京市第5回議会定例会を閉会します。  御苦労さまでございました。               午後1時40分 閉会  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。            長岡京市議会議長  田 村 義 明            会議録署名議員   武 山 彩 子
               会議録署名議員   橋 本 順 造 ─────────────────────────────────────────            議  案  付  託  表 - 3                         平成15年長岡京市第5回議会定例会                         12月12日 付 託  総務産業常任委員会 ┌──────┬────────────────────────────┬───┐ | 議案番号 |     件               名      |備 考| ├──────┼────────────────────────────┼───┤ |第 113号議案|平成15年度長岡京市一般会計補正予算(第5号)     |   | ├──────┼────────────────────────────┼───┤ |第 114号議案|平成15年度長岡京市国民健康保険事業特別会計補正予算  |   | |      |(第3号)                       |   | ├──────┼────────────────────────────┼───┤ |第 115号議案|平成15年度長岡京市乙訓休日応急診療所特別会計補正予算 |   | |      |(第2号)                       |   | ├──────┼────────────────────────────┼───┤ |第 116号議案|平成15年度長岡京市公共下水道事業特別会計補正予算(第 |   | |      |4号)                         |   | ├──────┼────────────────────────────┼───┤ |第 117号議案|平成15年度長岡京市老人保健医療事業特別会計補正予算  |   | |      |(第3号)                       |   | ├──────┼────────────────────────────┼───┤ |第 118号議案|平成15年度長岡京市介護保険事業特別会計補正予算(第3 |   | |      |号)                          |   | └──────┴────────────────────────────┴───┘ ─────────────────────────────────────────                             平成15年12月5日 長岡京市議会  議長  田 村 義 明 様                           文教厚生常任委員会                            委員長  上 田 正 雄              陳 情 審 査 報 告 書  本委員会に付託の陳情は、審査の結果、次のとおり決定したから報告します。                    記 ┌────┬─────┬────────────┬─────────┬─────┐ │受理番号│受理年月日│   件    名   │陳情者の住所・氏名│審査の結果│ ├────┼─────┼────────────┼─────────┼─────┤ │5-2号│平成15年│社会保障総改悪に反対する│京都市中京区壬生仙│趣旨を了と│ │    │10月7日 │陳情          │念町30-2 ラボール│しない  │ │    │     │            │京都5F 京都社会保│     │ │    │     │            │障推進協議会   │     │ │    │     │            │    津田光夫 │     │ ├────┼─────┼────────────┼─────────┼─────┤ │5-3号│平成15年│安全でゆきとどいた医療・│京都市中京区壬生仙│趣旨を了と│ │    │10月7日 │看護を求める陳情    │念町30-2 ラボール│しない  │ │    │     │            │京都5F 京都医療労│     │ │    │     │            │働組合連合会 執行│     │ │    │     │            │委員長  鷲見敏夫│     │ └────┴─────┴────────────┴─────────┴─────┘...