昨年の熊本地震から1年が過ぎ、余震のほうもめっきりと少なくなってきており、ひとまず安心しているところでございます。6月を迎え、九州地方も6日梅雨入りしたとみられるとの発表がありました。梅雨に入りますと、本市を代表するイベントの一つ「
高瀬裏川花しょうぶまつり」も見ごろとなります。今年も第27回目の「
しょうぶまつり」が先月の26日から6月10日までの間、高瀬裏川で開催されております。矢旗も立ち並び、期間中、夜間はライトアップにより一層その鮮やかさを増しておりますので、皆さんも楽しんでいただけていると思います。最終日の10日まで昨年以上の盛会に向け市を挙げて取り組み、多くのお客様にお越しいただきたいと願っているところでございます。
梅雨も終盤に向け雨量も多くなり、近年では考えられないような局地的な大雨も多くなっております。熊本地震の余震も少なくなったとはいえ、昨年の地震で地盤が緩んでいるところへの影響も心配されるところでございます。本格的な出水期を控え、先月30日、梅雨そして台風の本格的な到来を前に災害時における迅速、かつ適切な対応を目的として、国、県、警察、消防をはじめ、市民生活のライフラインである九州電力、NTT、JRなどの関係機関が一同に会し、防災会議、水防会議を開催したところでございます。本市も防災訓練の実施や災害協定の締結等により体制の強化に取り組んでいますが、いつ何どき大規模災害や非常事態に襲われることも限りません。市民の尊い生命と財産を災害等から守るため関係機関の皆さまと連携を強化し、さらに
防災体制等の確立に努めて参らなければならないと考えております。
さて、議員各位そして市民の皆さまも御承知のように、今年4月、本市にとりまして喜ぶべきニュースが舞い込んでまいりました。一つ目は、本市の名誉市民である
日本マラソンの父と呼ばれる金栗四三先生が、2019年の
NHK大河ドラマ「いだてん〜
東京オリムピック噺(ばなし)〜」の主人公の1人に選ばれたとの報道がございました。「オリンピックに初参加した男」として、
歌舞伎俳優の中村勘九郎さんが金栗先生を演じていただけます。
大河ドラマが始まりますと、県内外から多くの観光客が予想されます。今後、金栗先生にそれぞれのかかわりある和水町、南関町と歩調を合わせ、PRしていかなければならないと考えているところでございます。
二つ目は、
菊池川流域の玉名市・山鹿市・菊池市・和水町の4市町と熊本県が「米づくり二千年にわたる大地の記憶〜
菊池川流域『
今昔水稲物語』〜」をテーマにして、平成29年度の
日本遺産認定を目指し申請をしておりましたが、4月28日、文化庁から正式に認定されたところでございます。県内での認定は
人吉球磨地域に続き2例目であり、先月29日、これまで行政中心だった
認定推進協議会を解散し、現在、自治体はもちろんのこと
商工会議所や観光協会、JA、
歴史研究会など33団体で組織する「
菊池川流域日本遺産協議会」を設立し、国内外の情報発信に努めていくことを確認したところでございます。今後、「金栗先生」「日本遺産」ともども、いろいろな観点から人を呼び込む戦略を練り、本市のみならず熊本県北地域の観光振興につなげていかなければならないと思っているところでございます。
さて、本議会に提案いたしておりますのは、予算案といたしまして「平成28年度玉名市
一般会計補正予算の専決処分」など4件、「平成29年度玉名市
一般会計補正予算(案)」など8件、条例案件といたしまして、「玉名市
教育センター条例の一部を改正する条例の制定について」1件、人事案件といたしまして、「
人権擁護委員候補者の推薦について」5件、その他といたしまして「市道路線の認定について」など4件、合計22件と報告5件でございます。
平成28年度補正予算の専決処分でございますが、一般会計につきましては、歳入において、
地方譲与税及び
各種交付金などの決定、歳出において
熊本地震被災住宅解体・処理の
新規受け付けによる経費の増額と、
団体営農業農村整備事業制度見直しに伴う
予算組み替えについて補正を行なったものでございます。これは
地方自治法第179条第1項の規定により3月31日付で専決処分を行ないましたので、同条例3項の規定によりこれを報告し、議会の承認を求めるものでございます。
次に、平成29年度一般会計の補正予算の主なものといたしましては、
熊本地震復興基金交付金を活用した事業でございますが、農家の
自力復旧支援事業、
被災宅地復旧支援事業、
自治公民館再建支援事業及び
地域コミュニティー施設等再建支援事業を計上し、震災被害からの一刻も早い復旧・復興に取り組んでまいります。
次に、当初予算の附帯決議により執行停止となっている岱明・横島・
天水支所窓口業務委託でございますが、現在の窓口業務が終了する8月以降の窓口対応に支障を来たさない
窓口業務委託にかわる4名分の
非常勤職員に係る経費を計上いたしております。
次に、低
コスト耐候性ハウスや
集出荷貯蔵施設などの
共同利用施設の整備に対して交付する生産総合、これは「強い
農業づくり交付金」でございますけれども、この
生産総合事業補助金は事業主体の追加と総事業費の増額による追加予算を計上いたしております。また、
産地間競争に打ち勝つ園芸産地の維持発展を図るため、施設・機械などの基盤整備に要する経費を補助する攻めの
園芸生産対策事業補助金を新たに計上をいたしております。
次に
サッカー場建設事業につきましては、当初予算に対しまして附帯決議がございましたので現在執行停止としておりますが、建設実施に向けて整理する課題もあり早急に対応できないことから、一旦減額するものでございます。
そのほか、4月の
定期異動等に伴う職員給与の調整、共済費の
負担率変更による増額など人件費の補正を計上をいたしております。
以上、主なものにつきまして申し上げましたが、詳しくは副市長、総務部長から提案理由の説明の中で申し上げますので、これらの提案につきまして御審議いただき、いずれも原案どおり御承認賜りますようお願い申し上げまして、招集のあいさつといたします。よろしくお願いいたします。
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△日程第4
市長提出議案上程(議第38号から議第59号まで)
○議長(永野忠弘君) 日程第4、「
市長提出議案上程」を行ないます。
これより、
市長提出議案を上程いたします。
議第38
号専決処分事項の承認について、専決第3号平成28年度玉名市
一般会計補正予算(第12号)から、議第59
号人権擁護委員候補者の推薦についてまでの議案22件を一括議題といたします。
お手元に配付しております議案の朗読は、これを省略いたします。
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△日程第5 提案理由の説明
○議長(永野忠弘君) 日程第5、「提案理由の説明」を行ないます。
ただいまの各議案について、提案理由の説明を求めます。
総務部長 上嶋 晃君。
[総務部長 上嶋 晃君 登壇]
◎総務部長(上嶋晃君) おはようございます。
私のほうから
補正予算関係につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
お手元にお配りしております資料の1ページをお願いいたします。
初めに、議第38
号専決処分事項の承認について、専決第3号 平成28年度玉名市
一般会計補正予算(第12号)につきまして御説明申し上げます。
これは
地方自治法第179条第1項の規定によりまして、専決処分を行ないましたので、同条第3項の規定により議会の承認を求めるものでございます。この補正予算は、歳入において市税の決算見込み及び
地方消費税交付金等の
各種交付金などの決定により、補正を行なうとともに、歳出において
熊本地震被災住宅解体処理新規受付による経費の増額と、
団体営農業農村整備事業の
制度見直しに伴う
予算組み替えについて補正を行なったものでございます。
第1
表歳入歳出予算補正につきましては、歳入歳出それぞれ8,668万9,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額を357億3,464万円とするものでございます。
まず、歳入の主なものを申し上げますと、1款市税が2億2,800万円の追加、6
款地方消費税交付金は2億1,209万1,000円の減額、10
款地方交付税は1億2,111万3,000円の追加で、今回の歳入歳出の
財源調整分でございます。12款分担金及び負担金は、
基盤整備事業分担金4,972万1,000円の追加で、
団体営農業農村整備事業における
地元負担金でございます。14
款国庫支出金は、
被災住宅解体処理事業補助金1,507万2,000円の追加でございます。18款繰入金は、
財政調整基金を9,521万7,000円減額するものでございます。
歳出につきましては、3款民生費は3,000万円の追加で、
熊本地震被災住宅公費解体について新規受付による経費の増額によるものでございます。また、6
款農林水産業費は5,668万9,000円の追加で、
団体営農業農村整備事業において地元団体が工事発注を行なう仕組みが改められ、公共工事への対応となったため予算の組み替えを行なうものでございます。
第2表
繰越明許費補正につきましては、
熊本地震被災住宅解体処理事業ほか、2件の金額を変更するものです。
資料の2ページをお願いいたします。
第3
表地方債補正につきましては、現
年発生農林水産施設災害復旧ほか2件の限度額を変更するものでございます。
続きまして、議第42号から議第49号までの
補正予算関係8件につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
今回、御提案いたします補正予算は、
熊本地震復興基金交付金を活用した事業に係る予算を計上しましたほか、現計予算計上後の事情の変化によりまして補正を行なう必要が生じましたので、御提案いたすものでございます。
初めに、議第42号平成29年度玉名市
一般会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。
第1
表歳入歳出予算補正につきましては、歳入歳出それぞれ6億9,275万1,000円を追加し、総額を363億287万8,000円とするものでございます。
まず、歳入の主なものを申し上げますと、12款分担金及び交付金は6,762万4,000円の追加で、
基盤整備事業分担金でございます。これは、
団体営農業農村整備事業の
制度見直しに伴う地元負担でございます。14
款国庫支出金は145万7,000円の追加で、
地方創生推進交付金でございます。15
款県支出金は6億7,321万9,000円の追加で、
熊本地震復興基金交付金6,193万6,000円。強い
農業づくり交付金6億8,589万2,000円、
団体営農業農村整備事業補助金9,976万3,000円の減額などでございます。18款繰入金は、
財政調整基金繰入金を2,849万円追加するもので、今回の歳入歳出の
財源調整分でございます。20款諸収入は、2,382万8,000円の追加で、
コミュニティ助成事業助成金などでございます。21款市債は1億190万円の減額で、
防災無線整備事業債1億1,800万円の減額などでございます。
3ページをお願いいたします。
歳出につきましては、
熊本地震復興基金交付金活用事業としまして、農家の
自力復旧支援事業ほか3事業に係る予算を計上いたしております。また、4月の職員の定期異動及び
機構改革等に伴い、職員給与の調整、共済費の
負担率変更による増額などにより、人件費の総額を4,207万2,000円の追加を計上しており、1款議会費から10款教育費まで調整を行なっております。
主な内容でございますが、1款議会費は55万1,000円の追加、2款総務費は6,365万8,000円の減額で、
地域コミュニティー活動に必要な備品や集会施設の整備のための
コミュニティ助成事業補助金の追加、また、当初予算の附帯決議により執行停止となっている岱明・横島・
天水支所窓口業務委託については、業務委託が終了する8月以降の窓口での
市民サービス低下を防ぐため、
非常勤職員4名分の経費を計上しており、かわりに
支所窓口業務委託料を減額するものでございます。3款民生費は3,701万5,000円の追加で、隣保館の
改修工事基本設計業務などでございます。隣保館は昭和55年度に建てられた旧耐震の建築物であり、本年度に基本設計及び
耐震改修設計を行ない、平成31年度に大規模改修を予定しているところでございます。4款衛生費は394万円の減額、6
款農林水産業費は7億1,975万2,000円の追加で、生産総合強い
農業づくり交付金事業補助金の追加、
団体営農業農村整備事業について
制度見直しに伴う
予算組み替えによる調整などでございます。7款商工費は1,482万1,000円の追加で、平成31年の
NHK大河ドラマ「いだてん」〜
東京オリムピック噺〜に金栗四三氏の姿が描かれることとなり、広く周知を図るための横断幕等の製作費でございます。
4ページをお願いいたします。
8款土木費は9,020万8,000円の追加で、
二酸化炭素排出量の削減のための
カーボンマネジメント強化事業支援業務、
被災宅地復旧支援事業補助金については、
復興基金交付金活用事業として被災宅地の個人施行による復旧工事の一部を補助するものでございます。9款消防費は1億1,414万7,000円の減額で、
市防災行政無線整備事業において
防災行政無線設備導入アドバイザー業務委託の計上。また、
デジタル化工事については、当初予定していた出来高払から前払い金の支払いに変更したため、29年度の予算を減額し、あわせて
債務負担行為も変更するものでございます。10款教育費は1,214万9,000円の追加で、
復興基金交付金活用事業として、
被災自治公民館の建てかえや修繕に要する経費を補助する
自治公民館再建支援事業補助金、また、地域の神社・御堂・ほこらなどの建てかえ修繕に要する経費を補助する
地域コミュニティ施設当
再建支援事業補助金などを計上いたしております。また、文化庁から「米作り、二千年にわたる大地の記憶〜
菊池川流域『
今昔水稲物語』〜」が日本遺産の認定を受けたことにより、
菊池川流域の山鹿市、菊池市、玉名市、和水町の関係団体で構成されます
菊池川流域日本遺産保存活用協議会への負担金を計上いたしております。
次に、第2
表債務負担行為補正につきましては、
市防災行政無線施設整備工事に伴う
施工管理業務の限度額の設定、また、
市防災行政無線施設整備工事の限度額を変更し、岱明・横島・
天水支所窓口業務を廃止するものでございます。
次に、第3
表地方債補正につきましては、過
年発生社会教育施設災害復旧債の限度額を設定し、
漁港整備事業債ほか2件の限度額を変更するものでございます。
以上が一般会計の補正予算の説明でございます。
5ページをお願いいたします。
議第43号平成29年度玉名市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。
第1
表歳入歳出予算補正につきましては、歳入歳出それぞれ4,954万1,000円を減額し、総額を107億9,014万5,000円とするものでございます。主な内容は、3
款後期高齢者支援金等につきまして、平成29年度
高齢者医療制度事業納付金額等の見込みによる
後期高齢者支援金の減額等でございます。
次に、議第44号平成29年度玉名市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。
第1
表歳入歳出予算補正につきましては、歳入歳出それぞれ8,752万2,000円を追加し、総額を80億8,116万8,000円とするものでございます。主な内容は、歳出の7
款諸支出金につきまして、平成28年度の
介護給付費等の決定に伴います国、県及び
支払い基金への償還金でございます。
6ページをお願いいたします。
議第45号平成29年度玉名市
浄化槽整備事業特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。
第1
表歳入歳出予算補正につきましては、歳入歳出それぞれ158万6,000円を減額し、総額を3,689万円とするもので、
定期異動等に伴う職員給与等の調整でございます。
次に、議第46号平成29年度玉名市
九州新幹線渇水等被害対策事業特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。
第1
表歳入歳出予算補正につきましては、歳入歳出それぞれ92万1,000円を減額し、総額を3億5,562万3,000円とするもので、
定期異動等に伴う職員給与等の調整でございます。
7ページをお願いいたします。
議第47号平成29年度玉名市
水道事業会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。
第2条(収益的支出の補正)につきましては64万円を追加し、総額を8億6,645万円とするもので、
定期異動等に伴う職員給与等の調整によるものでございます。
次に、議第48号、平成29年度玉名市
公共下水道事業会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。
第2条(収益的収入及び支出の補正)ですが、収益的収入につきましては11万4,000円を追加し、総額を15億6,146万円とするもので、一般会計補助金の追加でございます。また、収益的支出につきましては924万8,000円を追加し、総額を15億3,981万9,000円とするもので、
定期異動等に伴う職員給与等の調整でございます。
次に、第3条(資本的収入及び支出の補正)でございますが、資本的収入につきましては9,750万円を追加し、総額を9億6,332万4,000円とするもので、国庫補助金及び企業債の増額でございます。
8ページをお願いいたします。
資本的支出につきましては1億円を追加し、総額を15億7,728万8,000円とするもので、浄化センター改築更新事業でございます。
次に第4条(企業債の補正)につきましては、公共下水道事業の限度額を6億310万円から6億5,060万円に変更するものでございます。
最後に、議第49号平成29年度玉名市
農業集落排水事業会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。
第2条(収益的支出の補正)につきましては2万4,000円を減額し、総額を4億2,522万8,000円とするもので、定期異動に伴う職員給与等の調整によるものでございます。
以上、主な内容等について御説明申し上げましたが、詳細につきましては所管の各委員会において御説明いたしますので、御審議の上、原案どおり御承認賜りますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(永野忠弘君) 副市長 斉藤 誠君。
[副市長 斉藤 誠君 登壇]
◎副市長(斉藤誠君) おはようございます。
私のほうからは、専決処分しました条例案件3件及び議第50号から議第54号までの提案理由について御説明を申し上げます。
議案書の2ページをお願いいたします。
議第39
号専決処分事項の承認についてでございますが、これは地方税法等の一部を改正する法律の公布に伴い、専決処分による玉名市税条例の一部改正を行ないましたので、
地方自治法第179条第1項の規定に基づき、議会に報告し、承認を求めるものでございます。
主な改正内容といたしましては、まず、個人住民税における配偶者控除及び配偶者特別控除の見直しによる所要の改正で、平成31年度分以後の年度分の個人住民税から適用するものでございます。
次に、軽自動車税にかかわる改正で燃費性能に応じて税率を軽減する「グリーン化特例」の適用年度を2年延長し、平成30年度中に新規取得した軽四輪車等の軽自動車税について適用するものでございます。また、保育の受け皿整備促進として保育事業の用に供する家屋等に対する固定資産税の課税標準の特例措置の創設、災害に関する税制上の措置として、被災代替家屋及び被災代替償却資産にかかわる課税標準等の特例の常設化、その他所要の改正を行なうものでございます。
なお附則といたしまして、この条例は平成29年4月1日から施行するものでございます。
14ページをお願いいたします。
議第40
号専決処分事項の承認についてでございますが、これも前号同様に地方税法等の一部改正を一部を改正する法律の公布に伴い、玉名市
都市計画税条例の一部改正を行ないましたので、
地方自治法の規定に基づき、議会に報告し、承認を求めるものでございます。改正の内容といたしましては、玉名市税条例と同様に保育の受け皿整備促進として保育事業の用に供する家屋等に対する課税標準の特例措置の創設、災害に関する税制上の措置として被災代替家屋にかかわる課税標準等の特例措置の常設化、その他所要の改正を行なうものでございます。
なお、附則といたしまして、この条例は平成29年4月1日から施行し、平成29年度分の都市計画税から適用するものでございます。
17ページをお願いいたします。
議第41
号専決処分事項の承認についてでございますが、地方税法施行令の一部を改正する政令の交付に伴い、玉名市
国民健康保険税条例の一部改正を行ないましたので、
地方自治法の規定に基づき、議会に報告し、承認を求めるものでございます。改正の内容といたしましては、国民健康保険税の減額の対象となる所得の基準額の改正で、5割軽減対象の軽減判定所得の算定において、被保険者の数に乗ずべき額を現行の26万5,000円から27万円に、2割軽減対象世帯の軽減判定所得の算定において、被保険者の数に乗ずべき額を現行の48万円から49万円にそれぞれ引き上げ、低所得者の負担軽減を図るものでございます。
なお附則といたしまして、この条例は平成29年4月1日から施行し、平成29年度分の国民健康保険税から適用するものでございます。
19ページをお願いいたします。
議第50号玉名市
教育センター条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、これは不登校児童生徒の教育支援に関する事業を行なうため、条例の整備を図るものでございます。改正の内容といたしましては、心理的な理由などから登校することが困難な玉名市立小中学校の児童生徒を対象に、通学復帰するための教育支援を行なうため、玉名市教育センターに教育支援センターを設置し、特別職
非常勤職員の教育センター指導員を配置するものでございます。
なお附則といたしまして、この条例は公布の日から施行するものでございます。また、附則第2項におきまして、玉名市特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正といたしまして、別表に教育センター指導員の職名及び報酬額を定めるものでございます。
21ページをお願いいたします。
議第51号市道路線の認定についてでございますが、これは道路法第8条第2項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。今回、新たに認定する路線は、県道大浜小天線の切りかえ工事に伴い旧道となる710.8メートル部分を引き継ぐ大浜小天旧県道線でございます。
23ページをお願いいたします。
議第52号
工事請負契約の締結についてでございますが、これは玉名市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により提案するものでございます。内容といたしましては、玉名市総合体育館のメインアリーナに空調設備の設置工事を行なうものでございます。契約の方法は、管工事の建設業許可業者でかつ特定建設業許可を有する業者による条件つきの一般競争入札を実施し、入札の結果、熊本市東区石原1丁目1番48号、株式会社誠工社が1億5,960万円で落札をいたしました。現在、同社と税込み1億7,236万8,000円で仮契約を締結しており、本議会でも御承認をいただきました後に、本契約の締結をするものでございます。
24ページをお願いいたします。
議第53号
工事請負契約の締結についてでございますが、これも玉名市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により提案するものでございます。内容といたしましては、天水公民館及び天水支所改築のため、鉄筋コンクリート造平屋建て延べ床面積1,868.01平方メートルの建築工事及び天水保健センター「ふれあい館」改修のため延べ床面積486平方メートルの改修工事を行なうものでございます。契約の方法は、建築一式工事の建設業許可業者で、かつ特定建設業許可を有する市内8業者による指名競争入札を実施し、入札の結果、玉名市天水町小天7371番地、株式会社池田建設が4億6,540万円で落札をいたしました。現在、同社と税込み5億263万2,000円で仮契約を締結しており、本議会で御承認をいただきました後に本契約を締結するものでございます。
25ページをお願いいたします。
議第54号財産の取得についてでございますが、これは玉名市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により提案するものでございます。内容といたしましては、小学校のパソコン室で児童及び教職員用の機器に使用するため、サーバ・パソコン等の機器類を西部電気工業株式会社熊本支社から取得するものでございます。取得価格は、2,111万5,404円でございます。現在、同社と仮契約を締結しており、本議会で御承認をいただきました後に本契約の締結をするものでございます。
以上、条例案件等について提案理由の御説明を申し上げましたが、詳細につきましては所管の各委員会で御説明申し上げますので、御審議の上、原案どおり御承認いただきますようお願い申し上げます。
○議長(永野忠弘君) 市長 高嵜哲哉君。
[市長 高嵜哲哉 登壇]
◎市長(高嵜哲哉君) 本会議に提案しております人事案件の提案理由の御説明を申し上げます。
議第55号から議第59号までの人事、
人権擁護委員候補者の推薦についてでございますが、現に委員5名の任期が平成29年9月30日をもちまして任期満了となるため、現委員の荒川貴史氏の後任に引き続き同氏を、久保田廣己氏に引き続き同氏を、廣崎和代子氏の後任に濱崎順子氏を、寺岡和夫氏の後任に引き続き同氏を、笠哲郎氏の後任に引き続き同氏をそれぞれ推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定によりまして議会の意見を求めるものでございます。
以上5件の人事案件につきまして、よろしくお願いいたします。
○議長(永野忠弘君) 以上で、提案理由の説明は終わりました。
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△日程第6 報告(5件)
○議長(永野忠弘君) 日程第6、「報告」を行ないます。
報告第3号平成28年度玉名市
一般会計予算繰越明許費繰越計算書の報告について、ほか4件の報告があります。
総務部長 上嶋 晃君。
[総務部長 上嶋 晃君 登壇]
◎総務部長(上嶋晃君) ただいまから報告5件につきまして、御説明申し上げます。
初めに、報告第3号から報告第5号までの繰越計算書の報告について御説明申し上げます。
議案書の31ページをお願いいたします。
一般会計は、
地方自治法施行令第146条第2項の規定により、また、水道事業会計及び下水道事業会計は地方公営企業法第26条第3項の規定に基づき、議会に報告するものでございます。
まず、報告第3号平成28年度玉名市
一般会計予算繰越明許費繰越計算書の報告について御説明申し上げます。
平成29年度への繰越事業としまして、総務費において2件、民生費において5件、衛生費において1件、農林水産業費において4件、土木費において5件、教育費において7件の計24件の事業を繰り越したところでございます。繰越総額は34億6,409万4,796円で、その財源内訳は一般財源4億5,674万837円、未収入特定財源のうち国庫支出金6億8,758万8,000円、県支出金が5億4,286万2,959円、地方債が16億4,520万円、分担金が4,972万1,000円でございます。
次に、34ページをお願いいたします。
報告第4号平成28年度玉名市
水道事業会計予算繰越計算書の報告について御説明申し上げます。
平成29年度への繰越事業としまして、水道事業1件でございます。繰越額は130万円、財源内訳としまして損益勘定留保資金130万円となっております。内容としまして、本市発注の下水道工事が施工上の問題で中断したことにより、同時施工を予定していた野口地区の配水管布設工事に不測の日数を要したため、繰り越したものでございます。
次に、36ページをお願いいたします。
報告第5号平成28年度玉名市
公共下水道事業会計予算繰越計算書の報告について御説明申し上げます。
平成29年度への繰越事業としまして、公共下水道事業1件でございます。繰越額は1億4,114万7,000円で、財源内訳としまして国庫補助金4,223万8,500円、公共下水道事業債が5,030万円、損益勘定留保資金4,860万8,500円となっております。内容としまして、下前原地区の管路工事及び立願寺汚水中継ポンプ場実施設計及びポンプ場用地購入費等でございますが、関係機関との協議に不測の日数を要し、事業の着手が遅れたため、繰り越したものでございます。
次に議案書の38ページをお願いいたします。
報告第6号
一般財団法人玉名市
自治振興公社の経営状況を説明する書類についてでございますが、これは
地方自治法第243条の3第2項の規定により議会に報告するものでございます。別冊で
一般財団法人玉名市
自治振興公社経営状況説明書というのがあると思いますが、そちらを御覧いただきたいと思います。
平成28年度事業報告書及び収支決算書中の3ページをお願いいたします。
初めに、平成28年度の事業報告でございますが、玉名市より公共施設の管理運営を受託しました施設は、市民会館を初めとする5施設でございます。
戻りまして2ページをお願いいたします。
文化振興事業では、「第13回たまきな映画の集い」や熊本地震復興祈念「クリスマススペシャルコンサート」を実施しました。
3ページをお願いいたします。勤労福祉事業では、ヨガを初めとする12の定期講座及び浴衣着付けを初めとする5つの短期講座と合わせて17講座を実施しております。
4ページをお願いいたします。
平成28年度収支決算でございますが、経常収益計は7,893万8,273円で、経常費用計は7,359万7,047円となっております。なお、収支差額534万1,226円につきましては、当期一般正味財産として積み立てることといたしております。
次に、平成29年度事業計画書及び収支予算書中の1ページをお願いいたします。
平成29年度の主な事業計画でございますが、文化振興事業としまして、4月23日に「第14回たまきな映画の集い」震災復興1年祈念チャリティー事業として、映画「うつくしいひと」上映会及び熊本県立劇場館長、姜尚中氏の講演会を実施したところでございます。収入は、熊本地震復興のため、全額寄附する予定でございます。また、10月には自主文化事業60回を記念いたしまして、熊日名人寄席を開催する予定でございます。
2ページをお願いいたします。次に、勤労福祉事業の勤労者体育センター事業におきましては、11月に健康親善ラージボール卓球大会を計画しております。今年で9回目の開催となり、市民に喜ばれる大会となっております。
3ページをお願いします。
平成29年度収支予算でございますが、経常収益計は8,113万8,000円で、その内訳として基本財産運用益が7,500円、事業収益が市から受託しております5施設の管理料収入並びに市民会館、勤労青少年ホーム、勤労者体育センター及び弓道場の利用料収入として6,035万1,000円、玉名市からの補助金収入として1,836万7,000円。雑収入として241万2,500円などとなっております。
続きまして、経常費用計は8,741万7,000円でその内訳として、事業費が6,773万8,858円、管理費が1,967万8,142円となっております。当期経常増減額としては、マイナス627万9,000円でございます。
以上が
一般財団法人玉名市
自治振興公社の経営状況の報告でございます。
議案書の39ページをお願いいたします。
報告第7号
有限会社横島町
特産物振興協会の経営状況を説明する書類についてでございますが、これも前号同様、
地方自治法の規定により議会に報告するものでございます。別冊の
有限会社横島町
特産物振興協会経営状況説明書を御覧いただきたいと思います。
平成28年度事業報告及び収支決算書中1ページをお願いいたします。
まず、平成28年度の事業報告でございますが、玉名市より公共施設の管理運営を受託しました施設は、玉名市ふるさとセンターY・BOXを初めとする3施設でございます。指定管理の対象施設の効果を最大限に発揮させるよう利用者のニーズを的確に把握し、質の高いサービスを偏ることなく提供すると共に、地域の産業振興の拠点となるよう努めたところでございます。主な事業としましては、荒尾・玉名地域の直売所と連携し、関東及び関西方面の飲食店への食材の提供を目的とした商談会への参加、大牟田市銀座通り商店街で開催されている大牟田十日市、二十日市への出店を通じて、周辺地域で生産される特産品の振興及びPR活動を行なったところでございます。
平成28年度の収入並びに支出決算でございますが、収入が1億5,741万2,504円、支出が1億5,474万6,889円で当期損益は266万5,615円の利益となっております。内容としましては、昨年4月に発生しました熊本地震の影響により、昨年の4月及び5月の売上が対前年度比で8%減となったほか、郵便局とのカタログ販売事業の伸び悩みにより、売上高が約400万円の減額の見込みでございましたが、直売所で販売する商品の再検討、従業員の再教育、ふるさと納税事業、県の補助事業を活用した食材の営業活動などを積極的に行ない、従業員一丸となって、売上高の回復に取り組んだところでございます。
次に、平成29年度事業計画及び収支予算書中1ページをお願いいたします。
平成29年度の事業計画でございますが、指定管理者の受託施設の事業計画書に基づく事業展開を図るとともに、県内外の新たな各種物産イベントにも積極的に参加していく予定でございます。
2ページ及び3ページをお願いいたします。
収入支出予算でございますが、収入が1億6,200万7,000円、支出が1億6,020万7,000円で、当期損益は180万円を予定いたしております。以上が
有限会社横島町
特産物振興協会の経営状況の報告でございます。
以上でございます。
○議長(永野忠弘君) 以上で、報告の説明は終わりました。
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△日程第7 請願・陳情の報告(請第3号及び請第4号・陳第6号)
○議長(永野忠弘君) 日程第7、「請願・陳情の報告」を行ないます。
請第3号 金栗四三先生の業績をたたえ、玉名市及び小田校区を全国にアピールすることを求める請願
請第4号
熊本地震被災者の
住宅再建支援の拡充を求める意見書の提出に関する請願
陳第6号 石貫地区の松本橋の存続と早急な修復を求める陳情
以上、請願2件、陳情1件が今回提出されております。
内容については、お手元にその要旨を配付しておりますので、説明を省略いたします。
以上で、本日の日程は終了いたしました。
明9日から18日までは休会とし、19日は定刻より会議を開き、一般質問を行ないます。一般質問を希望しておられる方は、質問の要旨を具体的に記載し、明9日の正午までに、事務局にお届けください。
本日はこれにて散会いたします。
午前10時58分 散会...