玉名市議会 > 2016-11-28 >
平成28年第 6回定例会−11月28日-目次
平成28年第 6回定例会−11月28日-01号

ツイート シェア
  1. 玉名市議会 2016-11-28
    平成28年第 6回定例会−11月28日-01号


    取得元: 玉名市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-05
    平成28年第 6回定例会−11月28日-01号平成28年第 6回定例会         平成28年第6回玉名市議会定例会会議録(第1号)  議事日程(第1号)                   平成28年11月28日(月曜日)午前10時00分開会         開 会 宣 告 日程第1  会議録署名議員の指名 日程第2  会期の決定 日程第3  市長あいさつ 日程第4  市長提出議案上程(議第112号から議第142号まで) 日程第5  提案理由の説明 日程第6  請願・陳情の報告       (請第6号・陳第9号から陳第11号まで) 日程第7  委員長報告      1 決算特別委員長報告 日程第8  質疑・討論・採決       (議第82号から議第91号まで)         散 会 宣 告         ─────────────────────────  本日の会議に付した事件
            開 会 宣 告 日程第1  会議録署名議員の指名 日程第2  会期の決定 日程第3  市長あいさつ 日程第4  市長提出議案上程(議第112号から議第142号まで)  議第112号 専決処分事項の承認について         専決第11号         平成28年度玉名市一般会計補正予算(第7号)  議第113号 平成28年度玉名市一般会計補正予算(第8号)  議第114号 平成28年度玉名市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)  議第115号 平成28年度玉名市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)  議第116号 平成28年度玉名市浄化槽整備事業特別会計補正予算(第3号)  議第117号 平成28年度玉名市九州新幹線渇水等被害対策事業特別会計補正予算(第2号)  議第118号 平成28年度玉名市水道事業会計補正予算(第3号)  議第119号 平成28年度玉名市公共下水道事業会計補正予算(第3号)  議第120号 平成28年度玉名市農業集落排水事業会計補正予算(第2号)  議第121号 玉名市議会議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について  議第122号 玉名市長等の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について  議第123号 玉名市教育長の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について  議第124号 玉名市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について  議第125号 玉名市保育所条例の一部を改正する条例の制定について  議第126号 玉名市図書館条例の一部を改正する条例の制定について  議第127号 指定管理者の指定について  議第128号 指定管理者の指定について  議第129号 指定管理者の指定について  議第130号 普通財産の無償譲渡について  議第131号 普通財産の無償譲渡について  議第132号 普通財産の無償譲渡について  議第133号 普通財産の無償貸付けについて  議第134号 普通財産の無償貸付けについて  議第135号 普通財産の無償貸付けについて  議第136号 市道路線の認定について  議第137号 工事請負契約の変更について  議第138号 工事請負契約の変更について  議第139号 人権擁護委員候補者の推薦について  議第140号 人権擁護委員候補者の推薦について  議第141号 人権擁護委員候補者の推薦について  議第142号 人権擁護委員候補者の推薦について 日程第5  提案理由の説明 日程第6  請願・陳情の報告(請第6号・陳第9号から陳第11号まで)  請第6号  岱明町公民館建設に関する請願  陳第9号  玉名市議会議員政務活動費に関する陳情  陳第10号 全小中学校への冷暖房設備の導入を求める陳情  陳第11号 「鉄道の安全・安定輸送」及び「地域を支える鉄道の発展」を求める意見書の提出に関する陳情 日程第7  委員長報告      1 決算特別委員長報告 日程第8  質疑・討論・採決       (議題82号から議第91号まで)          散 会 宣 告         ───────────────────────── 出席議員(24名)    1番  北 本 将 幸 君        2番  多田隈 啓 二 君    3番  松 本 憲 二 君        4番  徳 村 登志郎 君    5番  城 戸   淳 君        6番  西 川 裕 文 君    7番  嶋 村   徹 君        8番  内 田 靖 信 君    9番  江 田 計 司 君       10番  田 中 英 雄 君   11番  横 手 良 弘 君       12番  近 松 恵美子 さん   13番  福 嶋 譲 治 君       14番  宮 田 知 美 君   15番  前 田 正 治 君       16番  作 本 幸 男 君   17番  森 川 和 博 君       18番  高 村 四 郎 君   19番  中 尾 嘉 男 君       20番  田 畑 久 吉 君   21番  小屋野 幸 隆 君       22番  竹 下 幸 治 君   23番  吉 田 喜 徳 君       24番  永 野 忠 弘 君         ───────────────────────── 欠席議員(なし)         ───────────────────────── 事務局職員出席者  事務局長     堀 内 政 信 君    事務局次長    荒 木   勇 君  次長補佐     平 川 伸 治 君    書記       松 尾 和 俊 君  書記       冨 田 享 助 君         ───────────────────────── 説明のため出席した者  市長       高 嵜 哲 哉 君    副市長      斉 藤   誠 君  総務部長     上 嶋   晃 君    企画経営部長   原 口 和 義 君  市民生活部長   小 山 眞 二 君    健康福祉部長   村 上 隆 之 君  産業経済部長   吉 永 訓 啓 君    建設部長     礒 谷   章 君  会計管理者    今 田 幸 治 君    企業局長     北 本 義 博 君  教育委員長    桑 本 隆 則 君    教育長      池 田 誠 一 君  教育部長     伊 子 裕 幸 君    監査委員     坂 口 勝 秀 君                             午前10時00分 開会        ************************* ○議長(永野忠弘君) おはようございます。  冒頭に、私事で申しわけありませんが、本当に9月議会から大変皆さん方には、議会には迷惑をおかけしまして申しわけありませんでした。おかげで、こうやって元気に復帰できるようになりましたので、今までどおりしっかり議長職を務めたいというふうに思います。今後ともよろしくお願いいたします。  それでは、ただいまから、平成28年第6回玉名市議会定例会を開会いたします。  これより、本日の会議を開きます。        ************************* △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(永野忠弘君) 日程第1、「会議録署名議員の指名」を行ないます。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において指名いたします。  14番議員 宮田知美君、15番議員 前田正治君、以上の両君を指名いたします。        ************************* △日程第2 会期の決定 ○議長(永野忠弘君) 日程第2、「会期の決定」を議題といたします。  お諮りいたします。このたびの定例会の会期については、11月21日の議会運営委員会の結論に基づき、本日から12月21日までの24日間にいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(永野忠弘君) 御異議なしと認めます。よって、会期は、本日から12月21日までの24日間に決定いたしました。        ************************* △日程第3 市長あいさつ
    ○議長(永野忠弘君) 日程第3、「市長あいさつ」を行ないます。  市長より発言の申し出があっておりますので、これを許可いたします。  市長 高嵜哲哉君。   [市長 高嵜哲哉君 登壇] ◎市長(高嵜哲哉君) 皆さん、おはようございます。  本日は、平成28年第6回玉名市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、大変お忙しい中、御出席を賜り、厚くお礼を申し上げます。開会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。  今年も残すところ、あと一月となりました。この時期になり、気温もだんだんと寒くなってきており、確実に冬が近づいていると感じられる気候になってまいりました。  市民の皆さま、並びに議員各位におかれましては、風邪など引かれないよう、くれぐれも健康に留意し、御自愛いただきますようお願い申し上げます。  さて、今年を振り返りますと、いろいろなことがありました。国外に目を向けますと、今年は4年に一度のオリンピックが、8月、ブラジルのリオデジャネイロで開催されました。日本代表選手の活躍で、金メダル12個、銀メダル8個、銅メダル21個の合計41個と史上最多の獲得数でございました。金メダルは前回のロンドン五輪から5つふえ、3大会ぶりの2桁で世界6位に入りました。また、パラリンピックでも銀メダル10個、銅メダル14個を獲得し、日本の力を世界に向けて示したところでございます。ベテラン選手から若手選手まで存在感を示し、2020年の東京オリンピックへ期待の膨らむ年でございました。  さらには、アメリカ大リーグイチロー選手が、ピート・ローズ氏の持つMLB通算最多安打記録4,256安打を日米通算安打で更新し、その後、メジャー史上30人目の3,000本安打も達成し、日本人の力を世界に示してくれましたことは、同じ日本人として誇りに思うところでございます。  一方、国内に目を向けてみますと、今年は特に災害の多い年となりました。1月半ばより日本列島を包んだ寒波は、記録的な大雪をもたらし、この強烈な寒波の影響で長崎県では、記録的な積雪を観測したほか、沖縄県では39年ぶり、奄美大島では115年ぶりのみぞれが観測され、最低気温も北海道から九州まで氷点下となりました。県内においては、特に南部の降雪がひどく、あさぎり町では氷点下13.8度を記録するなど、最低気温も9カ所で観測史上最低となるなど猛烈に冷え込みました。  また、4月14日及び16日に発生いたしました「平成28年熊本地震」は、後世にわたって伝えていかなければならない未曽有の大災害をもたらしました。風水害への対策は日々行なっておりますが、ここ熊本県は比較的地震の少ないところと言われており、地震といった部分には虚をつかれた感があります。自然の猛威はこうも大災害をもたらすものかと改めて感じざるを得ませんでした。この地震により、震災関連死を含め、とうとい命を奪われた多くの方々、そして、ご家族、ご親族に改めてお悔やみを申し上げますとともに、被災され、いまだ不便な生活を余儀なくされている多くの方々に心からお見舞いを申し上げます。本市におきましては、人命にかかわるような被害は発生しておりませんが、地域によっては家屋や石垣の倒壊、また、屋根瓦の損壊など数多くの被害を受けたところでございます。  本市では、災害救助法被災者生活再建支援法が適用されない本市被災者の方々を対象に、住宅や倉庫等の復旧工事等に対して交付する「被災住宅等復旧事業補助金」、農地災害復旧に対して交付する「玉名市農地小規模災害復旧事業補助金」を本市単独の補助金制度として新たに創設したところでございますが、「被災住宅等復旧事業補助金」につきましては、受け付け期間を終了したあとも問い合わせがあっていることから、期間限定で再受け付けを行なう予定であり、専決処分による補正を行なったところでございます。  10月8日、平成26年に世界ジオパークに登録された阿蘇中岳で36年ぶりの爆発的噴火が発生し、噴煙は観測史上最高の1万1,000メートルの高さに達しました。熊本地震による復旧・復興の中での噴火であり、余震も続く中、今後も予断を許さない状況にあります。  10月21日には、鳥取県中部で震度6弱、また先日の11月22日には福島県沖で震度5弱の地震が発生し、津波が観測されるなど各地で大きな地震が発生をいたしております。熊本地震の余震も4,100回を超え、発生回数もだんだんと減少していますものの、いつ大きな地震が発生するかわかりません。議員各位、そして市民の皆さまにおかれましては、今後も引き続き十分注意していただきますようお願い申し上げます。  先日、本年1月から10月までの訪日外国人旅行者数が初めて2,000万人を突破したとの報道がございました。しかしながら、熊本地震以降、本県への観光客は、風評被害等により減少しており、もちろん温泉地である本市も例外ではございません。  国内旅行者の観光需要が低迷している中、この訪日外国人を取り込むチャンスであると考えております。そこで、本市の観光部門におけるインバウンド事業の一つとして、熊本県、菊池市、山鹿市、和水町の各首長とともに、先日、台湾を訪問し、熊本県北地域の魅力をアピールしてきたところでございます。  台湾では、約36万人が訪れた「台北市国際旅行博」に熊本県広域本部と3市1町で構成します「熊本県北観光協議会」が出展し、来場されたお客様に対し観光PRを行なったところでございます。また、本市が連携しております台湾の現地大手旅行社ライオントラベル社」の出展ブースにおきましては、来年2月に本市で開催いたします「第40回玉名市横島町いちごマラソン大会」を軸とした本市への旅行商品を販売していただきました。  その後、阿蘇熊本空港と直行便があります台湾高雄市において熊本県を初め、菊池市、山鹿市、和水町の各首長で、高雄市政府や高雄市にあります現地旅行社を直接訪問し、県北一体となった観光客誘致活動を行なったところでございます。海外からの観光客誘致活動につきましては、今後も引き続き、熊本県と情報を共有し、県北の自治体と連携した誘致活動を推進していくとともに、本市におきましても、官民が一体となった受け入れ態勢の整備を構築していけるよう力を傾注していく所存でありますので、議員各位の御協力をお願い申し上げます。  さて、本議会に提案いたしております専決処分案件といたしましては「平成28年度玉名市一般会計補正予算」1件、予算案件といたしまして「平成28年度玉名市一般会計補正予算」など8件、条例案件といたしまして「玉名市議会議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」など6件、人事案件といたしまして「人権擁護委員候補者の推薦について」など4件、その他といたしまして「指定管理者の指定について」など12件、合計31件でございます。  一般会計専決処分でございますが、熊本地震により被災した家屋の公費解体に係る経費、市単独補助である被災住宅等復旧事業補助金及び農地小規模災害復旧事業補助金につきまして、既決予算を超える申請があり、早急に対応する必要がありましたので、専決を行なったものでございます。  また、一般会計補正予算の主なものといたしましては、たまきな学童クラブ室新築工事の予算を計上いたしております。これは国の第2次補正予算により補助率が3分の1から3分の2にかさ上げされることから、本来、平成29年度に実施予定でありました事業を平成28年度に前倒して実施するものでございます。  次に、産地パワーアップ事業補助金についてでございますが、TPP対策として高性能な農業機械・設備の導入を支援し、収益力を高めて農業の国際競争力強化を図る事業でございます。9月議会の補正第5号で計上いたした1経営体に加え、今回新たに県からの募集に対して実施要望のあった2つの経営体について予算を追加するもので、うち1つは国の第2次補正予算による追加でございます。  次に、夏場の教室温度の上昇を抑え学習環境を良好に保つため学校教室にエアコン設置を求める要望があり、近隣においては既に導入済みの市町村もあるなど、県下において空調設備の設置が加速化しております。このような状況に鑑み、本市におきましても今回空調設備設計に係る予算を計上し、市内全小中学校に早期の設置を図るものでございます。  次に、岱明町公民館につきましては、これまで老朽化や耐震安全性確保の未実施が指摘され、早急な建てかえが求められており、本年3月には、岱明地区4小学校区の前区長会長の連名で、また、本年度も岱明町区長会長から、しかるべき会合の席で、耐震安全性が確保された公民館を、岱明ふれあい健康センターを活用して、1日も早く建設するよう要望がなされております。また、先般の熊本地震の発生により、コミュニティーの推進はもとより、緊急避難所の役割も担うことのできる公民館は、可能な限り早期に確保する必要性がさらに高まっています。このような状況から、建設計画を具体化し、整備に着手するため、公共施設適正配置計画に基づき、岱明町公民館及び岱明ふれあい健康センター複合施設設計業務委託料を計上いたしております。  そのほか、人事院勧告に基づく職員給与等の調整を計上いたしております。  以上、主なものにつきまして申し上げましたが、詳しくは副市長、総務部長から提案理由説明の中で申し上げますので、これらの提案につきまして御審議をいただき、いずれも原案どおり御承認いただきますようお願い申し上げまして、招集のあいさつといたします。  よろしくお願いいたします。        ************************* △日程第4 市長提出議案上程(議第112号から議第142号まで) ○議長(永野忠弘君) 日程第4、「市長提出議案上程」を行ないます。  これより、市長提出議案を上程いたします。  議第112号専決処分事項の承認について、専決第11号平成28年度玉名市一般会計補正予算(第7号)から、議第142号人権擁護委員候補者の推薦についてまでの市長提出議案31件を一括議題といたします。  お手元に配付しております議案の朗読は、これを省略いたします。        ************************* △日程第5 提案理由の説明 ○議長(永野忠弘君) 日程第5、「提案理由の説明」を行ないます。  ただいまの各議案について、提案理由の説明を求めます。  総務部長 上嶋 晃君。   [総務部長 上嶋 晃君 登壇] ◎総務部長(上嶋晃君) おはようございます。  私のほうからは、補正予算関係につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  お手元にお配りしております資料の1ページをご覧ください。  まず、議第112号専決処分事項の承認について、専決第11号平成28年度玉名市一般会計補正予算(第7号)につきまして御説明申し上げます。  この補正予算は、熊本地震被災者支援を目的とした補助金等につきまして、既決予算を上回る支出が見込まれるため、11月7日付で専決処分を行ないましたので、地方自治法第179条の規定により、これを報告し、議会の承認を求めるものでございます。  第1表歳入歳出予算補正につきましては、歳入歳出それぞれ1億6,681万9,000円を追加し、総額を353億8,927万9,000円とするものでございます。  まず、歳入につきましては、10款地方交付税は3,173万5,000円の追加で、今回の歳入歳出の財源調整分でございます。14款国庫支出金は5,179万8,000円の追加で、被災住宅解体処理事業補助金でございます。19款繰越金は8,328万6,000円の追加でございます。  歳出につきましては、3款民生費は1億6,491万2,000円の追加で、熊本地震により被災した家屋の公費解体に係る経費9,782万5,000円の追加、市単独補助であります被災住宅等復旧事業補助金6,629万5,000円の追加、また、6款農林水産業費は、市単独補助であります農地小規模災害復旧事業補助金190万7,000円の追加で、それぞれ既決予算を超える申請があり、早急に対応する必要がありましたので、専決により補正を行なったものでございます。  次に、議第113号から議第120号までの補正予算関係8件につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  今回、御提案いたします補正予算は、現計予算計上後の事情の変化によりまして補正を行なう必要が生じましたので、御提案いたすものでございます。なお、一般会計及び特別会計並びに企業会計の補正予算の共通事項といたしまして、人事院勧告に基づく職員給与等の調整を行なっております。  初めに、議第113号平成28年度玉名市一般会計補正予算(第8号)について御説明申し上げます。  第1表歳入歳出予算補正につきましては、歳入歳出それぞれ5億5,191万8,000円を追加し、総額を359億4,119万7,000円とするものでございます。  2ページでございます。  歳入の主なものを申し上げますと、10款地方交付税は1億740万8,000円の追加で、今回の補正の財源調整でございます。13款使用料及び手数料は882万5,000円の追加で、ごみ袋・粗大ごみシールの需要の増加による歳入増額でございます。14款国庫支出金は1億7,201万9,000円の追加で、障害者自立支援給付費負担金などでございます。15款県支出金は1億2,905万6,000円の追加で、産地パワーアップ事業補助金などでございます。20款諸収入は587万8,000円の追加、21款市債は1億2,873万2,000円の追加で、災害廃棄物対策事業債の追加と臨時財政対策債などの限度額変更でございます。  次に、歳出につきましては、1款議会費は216万7,000円の追加、2款総務費は1,131万5,000円の追加でございます。3款民生費は3億6,956万3,000円の追加で、利用者の増加による障害者介護給付訓練等給付事業生活保護扶助費などの追加でございます。また、玉陵小学校建設に伴うたまきな学童クラブ室新築工事につきましては、国の第2次補正予算により補助率3分の1が3分の2にかさ上げされることから、今年度に事業を前倒しして実施するものでございます。4款衛生費は3,024万3,000円の追加で、公立玉名中央病院事業負担金小児医療体制支援分)などでございます。これは平成28年7月から小児科医が3名から4名になったことに伴う小児科医1名分の人件費を玉東町と負担するものでございます。6款農林水産業費は9,170万6,000円の追加で、産地パワーアップ事業補助金などでございます。これはTPP対策としまして、高性能な農業機械設備を導入することで、農産物の高品質・低コスト化、産地の維持・拡大等を推進し、収益力を高め、農業の国際競争力の強化を図るもので、先の補正第5号で1つの経営体分を計上いたしました。今回、新たに県からの募集に対して、実施要望のあった2つの経営体につきまして追加するもので、うち1つは国の2次補正予算による追加でございます。7款商工費は92万4,000円の追加、8款土木費は658万9,000円の追加でございます。9款消防費は1,340万6,000円の追加で、有明広域行政事務組合消防費負担金の追加などでございます。10款教育費は2,600万5,000円の追加で、小中学校空調設備設計業務、岱明町公民館及び岱明ふれあい健康センター複合施設設計業務などでございます。まず小中学校の空調設備につきましては、夏場の教室温度の上昇を抑え、良好な学習環境確保のため空調設備の導入が各市町村で進められていることから、本市におきましても市内全小中学校に対し早期設置を図るものでございます。また、岱明町公民館につきましては、老朽化と耐震対策未実施が指摘され、地区住民の皆さまからの早期建設要望もあり、早急な対策が求められております。以上を踏まえ、岱明ふれあい健康センターとの併設による機能的な複合施設として整備するための設計業務を計上いたしております。  3ページでございます。  第2表繰越明許費につきましては、放課後児童クラブ整備事業ほか3件の繰越限度額を設定し、第3表債務負担行為補正につきましては、重度心身障害者医療費助成申請処理業務ほか6件の限度額を設定するものでございます。また、第4表地方債補正につきましては、災害廃棄物対策事業を追加し、県営道路整備事業負担金ほか3件の限度額を変更するものでございます。  以上が一般会計補正予算の説明でございます。  4ページでございます。  議第114号平成28年度玉名市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)について御説明申し上げます。  第1表歳入歳出予算補正につきましては、歳入歳出それぞれ2,289万2,000円を追加し、総額を109億8,622万1,000円とするもので、歳出の11款諸支出金は、平成27年度療養給付費等の決定に伴う国への償還金でございます。  次に、議第115号平成28年度玉名市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)について御説明申し上げます。  第1表歳入歳出予算補正につきましては、歳入歳出それぞれ56万2,000円を追加し、総額を78億7,422万6,000円とするもので、5ページの歳出の保険給付費の組み替えに伴う財源の調整などでございます。  第2表債務負担行為については、短期集中型通所サービス事業業務ほか1件の限度額を定めるものでございます。  次に、議第116号平成28年度玉名市浄化槽整備事業特別会計補正予算(第3号)について御説明申し上げます。  第1表歳入歳出予算補正につきましては、歳入歳出それぞれ5万6,000円を追加し、総額を3,858万円とするもので、人事院勧告に基づく職員給与等の調整でございます。  次に、議第117号平成28年度玉名市九州新幹線渇水等被害対策事業特別会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。  第1表歳入歳出予算補正につきましては、歳入歳出それぞれ1,745万8,000円を追加し、総額を8億2,443万円とするもので、6ページの基金積立1,725万1,000円などでございます。  次に、議第118号平成28年度玉名市水道事業会計補正予算(第3号)について御説明申し上げます。  第2条収益的支出の補正につきましては、45万4,000円を追加し、総額を8億6,923万9,000円とするもので、人事院勧告に基づく職員給与等の調整でございます。  次に、議第119号平成28年度玉名市公共下水道事業会計補正予算(第3号)について御説明申し上げます。  第2条収益的支出の補正につきましては、57万3,000円を追加し、総額を15億1,508万4,000円とするもので、人事院勧告に基づく職員給与等の調整でございます。  7ページでございます。  第3条債務負担行為補正につきましては、岱明汚水中継ポンプ場等維持管理業務の限度額を設定するものでございます。  最後に、議第120号平成28年度玉名市農業集落排水事業会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。  第2条収益的支出の補正につきましては、9万6,000円を追加し、総額を4億4,147万円とするもので、人事院勧告に基づく職員給与等の調整でございます。  第4条債務負担行為につきましては、横島町及び天水町の農集配汚水処理場施設等維持管理業務の限度額を設定するものでございます。  以上、補正予算関係の主な内容等につきまして御説明を申し上げましたが、詳細につきましては、所管の各委員会において御説明いたしますので、御審議の上、原案どおり御承認賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(永野忠弘君) 副市長 斉藤 誠君。   [副市長 斉藤 誠君 登壇] ◎副市長(斉藤誠君) おはようございます。  私のほうからは、議第121号から議第138号までの提案理由について御説明を申し上げます。  議案書の2ページをお願いいたします。  議第121号玉名市議会議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、これは玉名市長等の給与に関する条例の一部改正に準じて、議員の期末手当を改定するため、条例の整備を図るものでございます。  改正の内容といたしましては、第1条の改正規定におきまして、12月に支給します議員の期末手当の支給月数を100分の175に、0.1月分引き上げるものでございます。  次に、第2条の改正規定におきまして、前条において引き上げました期末手当の支給月数を6月及び12月の支給時に割り振るものでございます。  なお、附則といたしまして、この条例中第1条の規定は平成28年12月1日から適用し、第2条の規定は平成29年4月1日から施行するものでございます。  3ページをお願いいたします。  議第122号玉名市長等の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、これは国家公務員の給与改定に準じて、市長及び副市長の給与を改定するため、条例の整備を図るものでございます。  改正の内容といたしましては、議第121号議案と同様に、第1条の改正規定におきまして、12月に支給します市長等の期末手当の支給月数を100分の175に、0.1月分引き上げるものでございます。  次に、第2条の改正規定におきまして、前条において引き上げました期末手当の支給月数を6月及び12月の支給時に割り振るものでございます。  なお、附則といたしまして、この条例中第1条の規定は平成28年12月1日から適用し、第2条の規定は平成29年4月1日から施行するものでございます。  4ページをお願いいたします。  議第123号玉名市教育長の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、これも国家公務員の給与改定に準じて、教育長の給与を改定するため、条例の整備を図るものでございます。  改正の内容といたしましては、議第121号議案と同様に、第1条の改正規定におきまして、12月に支給します教育長の期末手当の支給月数を100分の175に、0.1月分引き上げるものでございます。  次に、第2条の改正規定におきまして、前条において引き上げました期末手当の支給月数を6月及び12月の支給時に割り振るものでございます。  なお、附則といたしまして、この条例中第1条の規定は平成28年12月1日から適用し、第2条の規定は平成29年4月1日から施行するものでございます。  また、経過措置としまして、条例の施行の際に現に教育長の職にあるものが、教育委員として在職する間は、この条例による規定は適応せず、玉名市教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例附則第2項の規定により改正前の玉名市教育長の給与等に関する条例の規定が効力を有するものでございます。  6ページをお願いいたします。  議第124号玉名市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、これも国家公務員の給与改定に準じて、職員の給与を改定するため、条例の整備を図るものでございます。
     改正の内容といたしましては、第1条の改正規定におきまして、12月に支給します職員の勤勉手当の支給月数を0.9に0.1月分引き上げ、あわせて職員給料月額を若年層に重点を置き、平均で0.2%引き上げる改定を行なうものでございます。  なお、附則といたしまして、この条例は公布の日から施行し、給料月額の引き上げにつきましては平成28年4月1日から、勤勉手当については同年12月1日から適用するものでございます。  次に、第2条の改正規定につきましては、前条において引き上げました勤勉手当の支給月数を6月及び12月の支給時に割り振るものでございます。  附則といたしまして、この条例は平成29年4月1日から施行するものでございます。  12ページをお願いいたします。  議第125号玉名市保育所条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、これは玉名市立玉名第1保育所の開所時間の延長及び玉名市立滑石保育所及び玉名市立睦合保育所の民営化に伴い、条例の整備を図るものでございます。  改正の内容といたしましては、玉名市立玉名第1保育所の開所時間を「7時30分から」を「7時から」に、また、土曜日の開所時間を「15時まで」を「17時まで」に改めるとともに、玉名市立滑石保育所及び玉名市立睦合保育所の民営化に伴い、同園を廃止することによるものでございます。  なお、附則といたしまして、この条例は平成29年4月1日から施行するものでございます。  13ページをお願いいたします。  議第126号玉名市図書館条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、これは玉名市岱明図書館の位置を変更するため、条例の整備を図るものでございます。  改正の内容といたしましては、玉名市岱明図書館の位置を「玉名市岱明町野口2129番地」に変更するものでございます。  なお、附則といたしまして、この条例は平成29年4月1日から施行するものでございます。  14ページから17ページまでをお願いいたします。  議第127号から議第129号までの指定管理者の指定についてでございますが、これは各施設の条例の規定に基づき、指定管理者の指定をしようとするときは、地方自治法第244条の2第6項の規定によりまして、議会の議決を求めるものでございます。  内容といたしましては、管理を行なわせる施設は、議第127号が既に指定管理者の指定を行なっている玉名市蛇ヶ谷公園テニスコートを除く玉名市蛇ヶ谷公園でございまして、平成29年4月1日から平成31年3月31日までを指定の期間として公益社団法人玉名市シルバー人材センターを、議第128号が玉名市桃田運動公園でございまして、平成29年4月1日から平成34年3月31日までを指定の期間として玉名市体育施設管理運営共同企業体を、議第129号が玉名市岱明中央公園、玉名市横島グラウンド、玉名市天水グラウンド、玉名市天水テニスコート、玉名市横島体育館、玉名市天水体育館、玉名市天水相撲場及び玉名市岱明B&G海洋センターでございまして、平成29年4月1日から平成34年3月31日までを指定の期間として株式会社サンアメニティをそれぞれ指定管理者として指定するものでございます。  18ページをお願いいたします。  議第130号普通財産の無償譲渡についてでございますが、これは地方自治法第96条第1項第6号の規定によりまして、議会の議決を求めるものでございます。  内容といたしましては、農山村同和対策事業により平成51年度に建設した農機具保管施設が老朽化しましたことにより、従前から利用している田端地区共同利用農機具利用組合と今後の施設の使途について協議したところ、同組合から無償譲渡の申し出がありましたので、同組合へ平成28年12月22日付で無償譲渡するものでございます。  19ページ及び20ページをお願いいたします。  議第131号及び議第132号普通財産の無償譲渡についてでございますが、これも地方自治法第96条第1項第6号の規定によりまして、議会の議決を求めるものでございます。  内容といたしましては、保育所の民営化に伴い、建物を玉名市立滑石保育所にあっては、社会福祉法人天水若竹会に、玉名市立睦合保育所にあっては社会福祉法人天水福祉事業会に、平成29年4月1日付でそれぞれ無償譲渡するものでございます。  21ページをお願いいたします。  議第133号普通財産の無償貸付けについてでございますが、これは地方自治法第96条第1項第6号の規定によりまして、議会の議決を求めるものでございます。  内容といたしましては、議第130号議案の関連でございまして、貸し付けします物件は、土地1筆で貸し付け期間は平成28年12月22日から平成39年3月31日まででございます。貸し付けの相手方は、田端地区共同利用農機具利用組合でございます。  22ページ及び23ページをお願いいたします。  議第134号及び議第135号普通財産の無償貸付けについてでございますが、これも地方自治法第96条第1項第6号の規定によりまして、議会の議決を求めるものでございます。  内容といたしましては、議第131号及び議第132号議案の関連でございまして、議第134号については、貸し付けします物件は土地3筆で、貸し付け期間は平成29年4月1日から平成34年3月31日まで、貸し付けの相手方を社会福祉法人天水若竹会として、議第135号については、貸し付けします物件は土地10筆で、貸し付け期間は平成29年4月1日から平成34年3月31日まで、貸し付けの相手方を社会福祉法人天水福祉事業会とするものでございます。  24ページをお願いいたします。  議第136号市道路線の認定についてでございますが、これは道路法第8条第2項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。  今回新たに認定する路線は、開発行為の完了に伴い帰属した玉中西2号線、富尾5号線及び寺田久保線の3路線でございます。  28ページをお願いいたします。  議第137号工事請負契約の変更についてでございますが、これは平成27年5月22日議決の工事請負契約の締結についての一部を変更するものでございます。  変更の理由としましては、石尾地区1号ため池改修工事において、掘削土が予測していた土質より軟弱であったことによる工程の追加に伴い、当初契約金額3億5,424万円に対しまして、2,347万3,609円の増額になりますことから、議決事件の変更を行なうものでございます。  なお、増額分につきましては、現在契約の相手方であります株式会社山田組と変更の仮契約を締結しており、本議会で御承認をいただきました後に本契約の締結とするものでございます。  29ページをお願いいたします。  議第138号工事請負契約の変更についてでございますが、これは平成27年9月18日議決の工事請負契約の締結についての一部を変更するものでございます。  変更の理由といたしましては、石尾地区2号ため池改修工事において、排水断面の変更に伴い、当初契約金額1億8,933万4,800円に対しまして、436万8,609円の増額になりますことから、議決事件の変更を行なうものでございます。  なお、増額分につきましては、現在契約の相手方であります有限会社不動組と変更の仮契約を締結しており、本議会で御承認をいただきました後に本契約の締結とするものでございます。  以上、条例案件等について提案理由の御説明を申し上げましたが、詳細につきましては、所管の各委員会で御説明申し上げますので、御審議の上、原案どおり御承認賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(永野忠弘君) 市長 高嵜哲哉君。   [市長 高嵜哲哉君 登壇] ◎市長(高嵜哲哉君) 今議会に提案いたしております人事案件の提案理由の説明を申し上げます。  議第139号から議第142号までの人権擁護委員候補者の推薦についてでございますが、現委員4名の任期が平成29年3月31日をもちまして、任期満了となるために、現委員の松木幸美氏の後任に引き続き同氏を、永田幸男氏の後任に前田敏朗氏を、木村總子氏の後任に引き続き同氏を、上森繁美氏の後任に濱崎光邦氏をそれぞれ推薦いたしたく、人権擁護委員の委員法第6条第3号の規定によりまして議会の意見を求めるものでございます。  以上、4件の人事案件につきまして、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(永野忠弘君) 以上で、提案理由の説明は終わりました。        ************************* △日程第6 請願・陳情の報告(請第6号・陳第9号から陳第11号まで) ○議長(永野忠弘君) 日程第6、「請願・陳情の報告」を行ないます。  請第 6号 岱明町公民館建設に関する請願  陳第 9号 玉名市議会議員政務活動費に関する陳情  陳第10号 全小中学校への冷暖房設備の導入を求める陳情  陳第11号 「鉄道の安全・安定輸送」及び「地域を支える鉄道の発展」を求める意見書の提出に関する陳情  以上、請願1件、陳情3件が今回提出されております。  内容については、お手元にその要旨を配付しておりますので、説明を省略いたします。  これにて、請願・陳情の報告を終わります。 ○議長(永野忠弘君) 議事の都合により、暫時休憩いたします。                             午前10時51分 休憩                             ───────────                             午前11時06分 開議 ○議長(永野忠弘君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。        ************************* △日程第7 委員長報告 ○議長(永野忠弘君) 日程第7、「委員長報告」を行ないます。  これよりさきの第5回定例会において決算特別委員会に付託し、審査を終了いたしました事件の結果と経過について、委員長の報告を求めます。  議第82号平成27年度玉名市一般会計歳入歳出決算から議第91号平成27年度玉名市農業集落排水事業会計決算までの決算議案10件を一括議題といたします。  お手元に配付しております委員会審査報告書の朗読は、これを省略いたします。  審議の方法は、委員長の報告のあと、質疑、討論の後、採決いたします。  委員長の報告を求めます。  決算特別委員長 吉田喜徳君。   [決算特別委員長 吉田喜徳君 登壇] ◎決算特別委員長(吉田喜徳君) ただいまから決算特別委員会の審査経過と結果を御報告申し上げます。  今般の決算特別委員会は、10月24日、25日の2日間にわたり、審査を行ないました。委員会に付託されました案件は、議第82号平成27年度玉名市一般会計歳入歳出決算から議第91号平成27年度玉名市農業集落排水事業会計決算までの一般会計及び特別会計並びに企業会計の歳入歳出決算までの議案10件であります。  以下、各決算議案の審査経過について御報告申し上げます。  まず、第82号平成27年度玉名市一般会計歳入歳出決算についてです。  歳入決算額309億7,357万3,905円、歳出決算額297億9,737万262円で、歳入歳出差引額は11億7,620万3,643円となり、翌年度繰越額9,118万6,334円を差し引いた実質収支額は10億8,501万7,309円となっております。執行部から、事項別明細書の予算現額、調定額、収入済額、不納欠損額、収入未済額、支出済額、翌年度繰越額、不用額等の説明と各課における主要施策の成果について詳細な説明の後、質疑、応答に移りました。主な質疑ついて申し上げます。  まず歳入ですが、執行部からの説明のあと、委員から、ふるさと納税寄附金の現状はと質疑があり、執行部から、平成26年度決算額は292万円で、平成27年度が284万円となっているとの答弁があり、委員から、玉名市からの他の自治体への寄附額はどうかとの質問に、他市町村への寄附額は、平成26年寄附額は173万円で、市民税減収額として70万円、平成27年度が寄附金1,144万円で、減収額としては530万円となっており、玉名市から他市町村に寄附される方が増加している。平成28年度からふるさと寄附金の業務は民間業者に委託しており、10月20日時点で寄附額は480万円と伸びてはいるものの、玉名市に寄附が入ってくるような方策を考えていく必要がある。6次産品等の魅力ある返礼品の充実にも力を入れるとの答弁がありました。  次に委員から、地方消費税交付金がかなり増加しているが、要因は何かとの質疑に、執行部から、平成26年4月1日の消費税の税率改正により、交付金の増額によるものとの答弁があり、続いて委員から、株式等譲渡所得割交付金が前年度から減少しているが、毎年このように変動があるのかとの質疑に、執行部から、平成26年度決算が3,920万円、平成27年度決算が2,840万円となっている。譲渡所得の5%が県税であり、そのうちの59.4%が市町村に交付されるもので、前年中の株式の譲渡所得により、市町村への交付額が変わってくるとの答弁がありました。  次に委員から、入湯税について未納額がないか、過去の滞納分はどうなったのかとの質疑に、執行部から、平成26年度決算で不納欠損等を行ない、収入未済額がゼロとなっている。平成26年度に徴収強化を図り、現在、滞納額はないとの答弁があり、これに対して委員から、入湯税は1カ月ごとに納税するような指導をしているかとの質疑に、執行部から、入湯税は毎月申告し、納税することになっており、遅延が発生する場合は催告等により指導をしているとの答弁がありました。  次に、歳出についての質疑で委員から、定住化促進事業について、住宅所得補助等の対象者は市外からの移住者のみとなっているが、市内在住者でアパート住まいの方が、新規に住宅を取得する場合を補助対象とする考えはないかとの質疑があり、執行部から、市内でアパートに居住の方が同じ市内に新築される場合の補助は現在のところ考えていない。しかし、定住補助事業については、平成28年度より、市外から移住して1年間は補助対象としているとの答弁がありました。  次に委員から、行政事務外部評価委員会は何のために設置したのかとの質疑に、執行部から、市が実施している事務事業を外部の客観的な視点により適正かどうか評価してもらう目的で設置したものとの答弁があり、委員から、現在の事務事業が適切なものか外部評価委員会で評価して、次年度予算に反映するのが目的と思われるが、平成28年度予算にどの程度反映されているのかとの質疑に、執行部から、外部評価委員会にお願いをするのは、300余りある事務事業のうちから市で15事業を選定し、15事業を評価委員により10事業に絞ってもらった上で評価してもらう。この10事業の分は、平成28年度予算要求などの際に活用しているとの答弁があり、これに対して委員から、評価対象事業を拡大して、次年度予算編成に生かせないかとの意見に、執行部から事務事業全般については内部で評価をしており、次年度予算に反映させるシステムを構築しているとの答弁がありました。  次に、委員から、支所窓口業務委託事業で、委託先の民間業社と市職員が行なう業務は、完全に分離できているのかとの質疑に、執行部から、1つの業務を行なうに当たって疑義が生じた場合の際は、委託業者の業務責任者と市職員で協議して解決する方法をとっているため、完全に業務を分離して行なっていることはなく、利用者に不都合が生じないように対応している状況との答弁がありました。  次に、委員から、学童クラブでは保護者が負担する費用にどのくらいの差があるのかとの質疑に、執行部から、毎月の保育料は月当たり9,000円から3,000円までとなっており、月当たり6,000円の差がある。また、年会費は1万円、5,000円、3,000円、年会費がないところと、まちまちであるとの答弁があり、委員から、市からの補助金は一定かとの質疑に、執行部から、運営に係る事業費の2分の1に利用者から集めた個人負担を充てており、残りの2分の1に国、県、市で3分の1ずつ補助しているとの答弁がありました。  次に、委員から、敬老会は75歳以上の方に1人当たり1,300円の補助で、地区ごとに開催されているが、地区によっては敬老会を開催せずに個人に交付しているところもあると聞くがどうかとの質問に、執行部から、敬老会費委託料については、各地区の自主性に任せているため、地区ごとのやり方で構わない旨説明している。現金を交付している例は聞いていないとの答弁があり、これに対して委員から、市から敬老会をきちんと開催するように指導したほうがよいとの意見がありました。また、委員から、金婚表彰は申請した方のみの表彰となっているが、申請しない人も表彰すべきでないか、また、米寿表彰は全部の地区であっているのかとの質疑に、執行部から、金婚式については、戸籍の確認が非常に困難であり、また、事実婚の場合でも表彰対象としていることから、申請による表彰という方法をとっている。また、米寿表彰についても敬老会と同様に、やり方は地区ごとに違っていて、米寿表彰者は高齢であることから、1カ所に集まってもらうのは困難との理由から、地区公民館等での開催となっているとの答弁があり、これに対して委員から、金婚表彰についても、各地区での開催を望む声が多いとの意見がありました。  次に、委員から、農地に太陽光発電設備の設置ができるようになったと聞くが、農地法の改正があったのか、それとも応用でできるのか。また、いつから認められるようになったのかとの質疑に、執行部から、営農型太陽光発電設備についての取り扱いについては、農地法の改正によるものではなく、4年ほど前から農地法の応用により設置できることとなったとの答弁があり、これに対して委員から、設置基準等は定めているのか。また、固定資産税はどうなっているのかとの質疑に、執行部から、基準は定めている。営農型の太陽光発電設備等については、地目変更は行なわないため、地目は農地のまま課税されるとの答弁がありました。  次に、委員から、岱明玉名線の文化財発掘調査は完了したのかとの質疑に、執行部から、未買収地を除いて現地での発掘調査はすべて完了しており、現在実施しているのは、その整理と報告書作成作業となっているとの答弁があり、これに対して委員から、作業は完了したら報告書を見ることはできるのか、出土遺物の保存はどうなっているかとの質疑に、執行部から、報告書は印刷物として刊行し、記録保存を目的とするもので、研究機関、大学等の教育機関に発送するほか、市の図書館に配付する予定。出土遺物は、現在のところ市役所第3別館と岱明の保育所跡地に保管をしており、展示などで活用を図りたいとの答弁がありました。  次に、委員から、数年前に幼稚園就園奨励費補助金の過大支給があったが、返還はどうなっているかとの質疑に、執行部から、今現在、完済には至っていない。日ごろから完済のお願いをしているが、引き続き納付の働きかけを続けていくとの答弁があり、委員から、対象者のうち未納は何人かとの質疑に、35件中、27件が完納。残り8名の方が完納されていない状況との答弁があり、委員から、過大支給は市に責任はあるが、当然返還すべき補助金であるので、早めの納付をお願いすべきとの意見がありました。  そのほか、歳出に関しては、LED防犯灯の普及率と防犯灯電気料補助金、職員援助プログラムの相談内容、本庁舎跡地等活用基本構想の冊子作成費用、マイナンバーカードの普及率と利用可能な行政事務、JR駅管理委託料、生活保護扶助事業、手提げ式ごみ袋導入の検討、子宮頸がんワクチンの対応状況、フッ化物洗口の実施状況、玉陵中学校区の小学校統廃合による跡地利用とスクールバスの運行方法、自主防災組織等に対する消火栓の開閉方法説明、35人学級教員と教育支援員等の給料格差など多岐にわたる内容確認や質疑がありました。  以上、審査を終了し、採決の結果、議第82号については、全員異議なく原案のとおり認定することに決しました。  次に、議第83号平成27年度玉名市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算についてです。  歳入決算額112億7,331万7,459円、歳出決算額109億4,985万1,882円で、歳入歳出差引額及び実質収支額は3億2,346万5,577円となっております。  執行部からの説明のあと、委員から、不納欠損額4,795万5,916円の経緯はとの質疑に、執行部から、不納欠損額を事由別に見ると、法定納期限から5年が経過した分、いわゆる消滅時効による欠損をした分が、全体の6割を占めており、残りの4割は滞納処分により執行停止を行なった分である。この不納欠損額の大半を占める消滅時効に至る要因は、財産の調査を継続的に行なっても不明であり居住不明等で、本人と接触ができないなどの理由により、滞納処分ができず、納税誓約等も取れない。あるいは本人死亡等により、財産の承継もできない場合がある。あらゆる調査を実施した上で関係法令に従い滞納処分の執行に努めているとの答弁があり、また、委員から、未納者に対する国民健康保険証の発行はどうしているのかとの質疑に、執行部から、納付してもらうことで滞納期間に応じて短期保険証あるいは資格者証を発行しているとの答弁がありました。また、委員から、短期保険証の発行に際して納付指導はどのようにしているのかとの質疑があり、執行部から、納付を継続してもらうことが重要であることから、被保険者の事情を十分に考慮して滞納額を見た上で、継続して納付するとの約束の上で発行しているとの答弁がありました。  次に、委員から、現年課税分と滞納繰越分の徴収率はどうなっているかとの質疑に、執行部から、平成27年度現年課税分の徴収率は93.41%、滞納繰越分は16.54%であり、現年課税分と滞納繰越分を合わせると72.44%となっているとの答弁に対して、委員から、滞納繰越分の徴収率が極端に低いことから、現年課税分の徴収強化が課題と思われ、現年課税分の徴収率を上げる方法はとの質疑に、執行部から、国民健康保険税は、国保の運営をする上で貴重な財源となっていることはもとより、徴収に関しては、税の不公平感の解消と自主財源確保のため、年間を通して徴収業務の強化に努めている。滞納が発生した場合は、督促状の発送、その後催告書を送付し、納税相談を実施して担税力を見きわめている。それでも納税が滞る場合は、滞納処分の執行を行なっているとの答弁があり、委員から、国保税の現年課税分を8期に分けて納入されるため、この8期の納入期限のうちに納付されるように納税相談等に力を入れてほしいとの意見がありました。  次に、委員から、主要な施策の実施により医療費削減の成果は上がっているかとの質疑に、執行部から、全国的に医療費は年々増加傾向にあり、主要な施策は直接的には医療費削減にはつながっていない。特定健康診査等事業は、内臓脂肪症候群に着目し将来的に生活習慣病を阻止するために実施している特定健康診査と特定保健指導であり、重症化を予防するために支援を行なっている。また、産学官連携こくほ運動実践講座事業では、講座を通じて継続した運動実践の習慣を身につけてもらっており、将来的にはレセプト等にて健康が改善されたのかを解析していくことも可能との答弁があり、委員から、特定健康診査の受診率を上げる努力はなされているのかとの質疑に、執行部から、平成27年度は、年度当初に医療機関に対して市の国保財政について説明し、医療機関で治療中の方に特定健診の受診を勧めてもらうようお願いしており、特定健診を周知するための壁掛け式のタペストリーを作成し、医療機関に配付をしている。ほかにも特定健診前の若年世代に対して、若人健診の若人国保人間ドックを積極的にPRしており、ひまわりてれびで紹介したり、ハロースタンプ会と連携してハローポイントを付与する取り組みなどを行なっている。若いうちから健診を受ける習慣をつけ、特定健診の受診率の向上に結びつけたいとの答弁がありました。また、委員から、旧天水町には、各地区に健康推進委員がいて、80%近くの受診率であったが、合併とともに廃止となった。これに類する制度の検討はできないかとの質疑に、執行部から、旧3町にはそういった組織があったが、旧玉名市においては推進員の選任が困難なことから新しい組織の立ち上げには至っていないとの答弁があり、これに対して委員から、受診率向上のため、地区ごとにモデル地区をつくって実施してはどうかとの質疑があり、執行部から、各地区との協働により校区ごとにモデル地区を設定して実施している。平成26年度から実施している三ツ川校区では受診率が向上している。その他の校区でも区長や民生委員に健康診査の実情を説明し受診率の向上に向けて取り組んでおり、今後も広げていきたいとの答弁がありました。また、委員から、消費税増税の再延期による国保財政の影響はどうかとの質疑があり、執行部から、平成27年度から国保に対し国より投入されている1,700億円の財源は、消費税を5%から8%に引き上げたときのものであり、さらに追加として1,700億円が投入される分の財源については後期高齢者支援金の全面報酬割導入による国費となっている。このため増税延期の直接的な影響はないと思われる。とはいえ、国の財政事情は非常に厳しいことから市長会を通じて確実に国の支援を得られるように要望しているとの答弁があり、これに対して委員から、特定健康診査の受診率によって、現在も国の財政的なペナルティーはあるのかとの質問に、執行部から、後期高齢者支援金では、特定健診の受診率を1つの基準としており、受診率が極端に低い場合は増額、逆に受診率が高いところでは、納付金を減額して支払うことになっている。玉名市はこの基準には該当してないとの答弁がありました。また、委員から、結果的に一般会計から繰り入れることで黒字になっているがとの質疑があり、執行部から、平成27年度の赤字を見込んで、一般会計から5億円程度繰り入れているが、決算の結果赤字額は2億円程度であったことから、繰り入れたことにより3億円の黒字となっているとの答弁がありました。  以上、審査を終了し、採決の結果、議第83号については、全員異議なく、原案のとおり認定することに決しました。  次に、議第84号平成27年度玉名市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算についてです。  歳入決算額7億9,049万3,893円、歳出決算額7億8,936万5,667円で、歳入歳出差引額及び実質収支額は112万8,226円となっております。  執行部からの説明のあと、委員から、滞納者に対して国民健康保険税の短期資格者証等の発行はするのかとの質疑に、執行部から、後期高齢者医療保険の場合、継続して少額でも納付があれば3カ月ごとの短期証を発行している。国民健康保険と違い資格者証は発行していないとの答弁がありました。  以上、審査を終了し、採決の結果、議第84号については、全員異議なく、原案のとおり認定することに決しました。  次に、議第85号平成27年度玉名市介護保険事業特別会計歳入歳出決算について、歳入決算額73億5,974万6,993円で、歳出決算額71億8,330万6,491円で、歳入歳出差引額及び実質収支額は1億7,644万502円となっております。  執行部からの説明のあと、委員から、要介護者と要支援者の認定数と割合はどうなっているかとの質疑に、執行部から、平成28年3月末現在で、要支援1が735名、要支援2が684名、要介護1が1,094名、要介護2が678名、要介護3が488名、要介護4が538名、要介護5が370名で、合計4,587名となっている。また、要支援1、2を含んだ割合は、対象者数の21.6%となっているとの答弁があり、委員から、介護保険料の滞納者に対する介護サービスを受ける上でのペナルティーはあるのか、その場合自己負担が2割になることはあるのかとの質疑に、執行部から、介護保険料は年金からの引き落としであるため、該当者はあまりいない。ただし、年金額が18万円以下の方や年金が支給される1年前の方へ納付が困難な場合に該当する場合があるが、その方の状況を勘案し納付をお願いしながら介護サービスを実施している。自己負担が2割になるのは一定所得以上の方の場合であるとの答弁がありました。また、委員から、介護保険で要支援1、2が、今後市町村事業となるが、市の方向性はどうか、また、財源はどうなるのかとの質疑に、執行部から、いわゆる総合事業ということで平成29年度から全国の市町村で開始する。内容としては、要支援1、2の方の施設に通う通所事業デイサービスとホームヘルパーなどによる居宅事業の2つが総合事業に移行する。要支援1、2は残るが、その中で利用できるのは福祉用具、住宅改造、訪問看護等になる。今後事業の条件が変わってくるため事業を進めながら改善できるところは改善しながら進めていきたい。また、総合事業は市町村事業であるが、国・県の補助事業で介護保険事業特別会計からの支出となるとの答弁がありました。
     以上、審査を終了し、採決の結果、議第85号については、全員異議なく、原案のとおり認定することに決定いたしました。  次に、議第86号平成27年度玉名市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算についてです。  歳入決算額1億3,180万1,407円、歳出決算額1億4,269万1,432円で、歳入歳出差引額及び実質収支額はマイナス1,089万25円となっております。  執行部からの説明のあと、委員から、平成28年度より簡易水道事業は水道事業に統合され、歳入歳出差し引き歳入不足額は水道事業会計に引き継がれるが、簡易水道の基金から繰り入れて相殺されてこの額になったものかとの質疑があり、執行部から、簡易水道施設工事費等基金が811万390円であり、水道基金利子と合わせて811万6,900円繰り入れて、相殺して基金を廃止したとの答弁がありました。また、委員から、使用料の収入未済額についても水道事業会計に引き継ぐことになるのかとの質疑に、執行部から、この収入未済額は3月分の水道使用料であり、すでに水道事業で受け入れ済みであり、簡易水道事業を水道事業に統合したことに打ち切り決算となってる。通常5月末まで出納整理期間があるが、3月31日で締めたため、収入未済金となっているとの答弁がありました。  以上、審査を終了し、採決の結果、議第86号については、全員異議なく原案のとおり認定することに決しました。  次に、議第87号平成27年度玉名市浄化槽整備事業特別会計歳入歳出決算についてです。  歳入決算額2,726万535円、歳出決算額2,634万8,401円で、歳入歳出差引額及び実質収支額は91万2,134円となっております。  執行部からの説明のあと、委員から、浄化槽管理委託料の760万円は何基分の管理委託料か、何基ぐらい普及しているのかとの質疑に、執行部から、昨年度末までに147期を設置しているとの答弁があり、また、委員から、平成27年度は設置が10基未満であったため、国庫補助の対象にならなかったとのことだが、その財源はどうなっているかとの質疑に、執行部から、その一部分は県補助金で対応しているとの答弁がありました。  次に、委員から、公債費で元金と利子の支払いが発生しているが、財産に関する調書の中に、「債権はなし」となっているがどうしてかとの質疑があり、執行部から、これまで借り入れた金額が7,090万円であり、現在残高が6,783万2,000円となっているが、この調書には決算年度の歳入に係る債権以外の債権を記載しているためと答弁がありました。  次に、委員から、使用料の収入未済額があるが、料金徴収がなされていないのは何人分か、また、現在147基を設置とあるが、対象戸数は何件になるのかとの質疑があり、執行部から、市町村設置型浄化槽の対象戸数は1,509戸で、その中で147戸が整備済みとなっているとの答弁があり、委員から、グループの設置はできないのかとの質疑に、執行部から、グループでの設置は難しいとの答弁がありました。  以上、審査を終了し、採決の結果、議第87号については、全員異議なく原案のとおり認定することに決しました。  次に、議第88号平成27年度玉名市九州新幹線渇水等被害対策事業特別会計歳入歳出決算についてであります。  歳入決算額7億8,211万9,791円、歳出決算額7億5,572万2,051円で、歳入歳出差引額及び実質収支額は2,639万7,740円となっております。  執行部からの説明のあと、委員から、物品売払収入は何を売却したものかとの質疑に、執行部から、業務委託により伐採した支障木をチップ材にして売却したものとの答弁がありました。また、委員から、平成27年決算後の九州新幹線渇水対策事業基金の残額と事業完了時点での見込み残高はとの質疑に、執行部から、平成27年度決算後の基金残高は21億9,563万2,000円で、事業完了後は7億円程度となる試算をしているとの答弁がありました。これに対して委員から、この基金残高がその後の施設等の維持管理料となると思われるが、維持管理組合設立の方向性はどうかとの質疑に、執行部から、今現在まだ工事を行なっている段階であり、残事業もあることから維持管理組合については今後検討していくとの答弁があり、委員から、地元ではその後の維持管理について心配する声もあることから、早めに維持管理組合の構想を地元と協議して進めてほしいとの意見がありました。  そのほか委員から、基金の運用、工事の進捗状況、工事の完成時期について確認がありました。  以上、審査を終了し、採決の結果、議第88号については、全員異議なく原案のとおり認定することに決しました。  次に、議第89号平成27年度玉名市水道事業会計決算についてです。  収益的収入9億1,320万1,938円、収益的支出7億3,429万7,979円、当年度純利益は1億713万2,178円、また、資本的収入119万8,800円、資本的支出3億1,300万1,593円となっております。  執行部からの説明のあと、委員から、現在の滞納額はどれだけあるのかとの質疑があり、執行部から、水道事業の滞納状況は平成23年度から平成27年度まで玉名地区で287万5,446円、岱明地区で14万2,356円となっているとの答弁があり、これに対して委員から、平成27年度中にどれだけ徴収することができたのかとの質疑に、執行部から、収納率についていえば、平成28年9月時点で平成23年度が99.951%、24年度が99.945%、25年度が99.929%、26年度が99.911%、27年度が99.811%となっているとの答弁がありました。  次に、委員から、未整備地区のうち新規工事の計画はどうなっているのか。横島地区では、先の熊本地震後、水道事業への関心が高まっているとの質疑に、執行部から、横島地区などの未整備地区で新規事業を実施するには、事業認可も必要となり、地元の意向を十分知る必要があるため、再度アンケートを実施するなど段階を踏んで調査をしていく必要があるとの答弁があり、委員から、時間はかかると思うが、行政主導のもとで働きかけをしてスムーズに事業に取り組めるよう導いてほしいとの意見がありました。  次に、委員から、シェフコまでの間で配水管の引き込みをされた方はいるのか。裁判はどうなっているのかとの質疑に、執行部から、伊倉南方配水管整備の問題であるが、シェフコ以外の給水の申し込みはない。裁判は現在係争中との答弁がありました。また、委員から、シェフコは年間どれだけ上水道を利用して製品化しているのかとの質疑に、執行部から、水量については個人情報に該当するおそれがあり、また、係争中でもあるためその場で回答は差し控えるとの答弁がありました。  以上、審査を終了し、採決の結果、議第89号については、全員異議なく原案のとおり認定することに決しました。  次に、議第90号平成27年度玉名市公共下水道事業会計決算についてであります。  収益的収入14億8,449万2,541円、収益的支出14億5,194万4,709円、当年度純利益は184万8,717円、また、資本的収入8億8,268万1,592円で、資本的支出13億3,537万5,871円となっております。  執行部からの説明のあと、委員から、公共下水道未整備の住民は我慢して生活しているところもあり、定住化を進める上でも上下水道の整備については計画的な整備を進めてもらいたいとの意見があり、執行部から、現在長期財政計画を作成中であり、十分検討していくとの答弁がありました。  次に、委員から、3年ほど前だったと思うが、事務的な賦課漏れ事案があったが、現在どうなっているかとの質疑があり、執行部から、平成26年9月議会、平成27年3月議会にて報告しているが、現在の状況は賦課漏れ件数が55件で、請求可能な金額は1,337万6,223円となっており、このうち納付の承諾を得ている件数は49件で、1,263万9,293円となっている。承諾を得ている金額のうち1,016万3,457円は納入済みで、残りの247万5,836円は分割で納付していただいている。現在、継続中のものは6件の73万6,930円となっているとの答弁がありました。  以上、審査を終了し、採決の結果、議第90号については、全員異議なく、原案のとおり認定することに決しました。  次に、議第91号平成27年度玉名市農業集落排水事業会計決算についてであります。  収益的収入4億4,710万2,503円、収益的支出4億2,857万7,246円、当年度純利益は1,454万6,126円で、また、資本的収入3億1,437万9,220円、資本的支出4億2,753万9,150円となっております。  執行部からの説明のあと、委員から、農業集落排水事業の対象地区に対する普及率はどうかとの質疑に、執行部から、27年度末で全体で66.6%、地区ごとでは横島地区が84.7%、栗尾地区が82.2%、京泊地区が78.7%、九番地区が71.2%、大開地区が49.6%、尾田地区が78.2%、竹崎・野部田地区で85.4%、尾田川左岸が28.6%となっているとの答弁があり、委員から加入率を上げることは事業の健全化につながるため、加入率を上げる努力をお願いするとの意見がありました。  次に、委員から、以前は各地区に推進員がいたがどうなっているのか。また、水洗化のため宅内設備の改造や排水施設の工事のために利子補給等の制度があったと思うが、現在もあるのかとの質疑があり、執行部から、現在は推進員はいない。また、排水設備の工事に関する利子補給制度も行なっていないとの答弁がありました。また、委員から、家を新築した方で農業集落排水地区の集落まで距離があることから合併浄化槽を設置された。下水道から宅内まで距離があり排水管布設の費用がかさむ場合に費用負担の軽減する制度が平成28年4月から創設されたが、農業集落排水事業には該当しないのかとの質疑に、執行部から、あくまで宅地内の排水管の距離が長く費用がかさむ場合の費用軽減する制度であり、農業集落排水設備の場合も該当する。また、農業集落排水の処理場は処理人口は決まっているため、区域を広げた場合、処理能力に問題が生じる可能性があることから処理区域外は浄化槽での対応をお願いしているとの答弁がありました。  次に、委員から、処理場の機能強化に工事を行なっているが、処理人口の増加を見越して処理能力の強化を行なっているのではないかとの質疑があり、執行部から、処理場の設置から年数が経過しており、故障の原因になっている場所の改修を行なっているもので処理区域を広げるために処理能力を上げるというものではないとの答弁がありました。  以上、審査を終了し、採決の結果、議第91号については、全員異議なく原案のとおり認定することに決しました。  以上で、決算特別委員会に付託されたました案件の報告を終わります。 ○議長(永野忠弘君) 以上で、決算特別委員長の報告は終わりました。        ************************* △日程第8 質疑・討論・採決(議題82号から議第91号まで) ○議長(永野忠弘君) 日程第8、「質疑・討論・採決」を行ないます。  これより、質疑に入ります。ただいままでの委員長の報告について、質疑はありませんか。   [福嶋譲治君 発言求む] ○議長(永野忠弘君) 13番 福嶋譲治君。   [13番 福嶋譲治君 登壇] ◆13番(福嶋譲治君) 無会派の福嶋です。  ただいまの委員長報告の中の企業局に係る報告に対する質問をいたします。  シェフコに水道管が引かれた。その中でほかに地域の中でその伊倉区、また、条例も変えて、天水の一部にも引けるように条例が変わったわけですけども、引いた人があるかということに対しては、ないという報告がありました。それともう1つ、水量について質問があったときに、個人情報だから出せないという答弁でその報告がありました。かなり委員からは、各委員からはそれは出していいんじゃないかという質問があった中で、休憩までとって検討された中で、やっぱり個人情報で出しにくい。出すのは難しいということでした。その後、私が監査委員の方に、監査委員としてはどういう判断をするか検討しておいてくれという要望を出しました。本会議までにお願いするということを出しております。委員長に対してその報告があったのか質問いたします。 ○議長(永野忠弘君) 決算特別委員長 吉田喜徳君。   [決算特別委員長 吉田喜徳君 登壇] ◎決算特別委員長(吉田喜徳君) 質疑、討論はおっしゃったとおりでございますが、監査委員からの報告は、私は聞いておりません。  以上です。   [福嶋譲治君 発言求む] ○議長(永野忠弘君) 13番 福嶋譲治君。   [13番 福嶋譲治君 登壇] ◆13番(福嶋譲治君) それでは、私がここで聞いていいのならば、監査委員のほうにその判断はどうなったのか聞きたいと思いますし、委員長に報告しなければいけない、委員長が報告を受けられる場合は、委員長のほうに監査委員のほうから、その判断の報告をお願いいたします。   [吉田喜徳君 「議長。今の決算特別委員長としての答弁ですね、ですか。」と呼ぶ]   [福嶋譲治君 「いや、だから決算委員、あの。」と呼ぶ]   [吉田喜徳君 「そうでしょう。」と呼ぶ]   [福嶋譲治君 「委員長に報告、私が、監査委員の方に直接その判断を、当時、その25日に聞いたのを答えていいなら答えてくれと。私じゃなくて、委員長に答えなければいけないのなら、委員長に報告をしてくれと。判断の報告をしてくれという、今の私の質問です。」と呼ぶ]   [吉田喜徳君 「だから議長の裁量でですね。」と呼ぶ] ○議長(永野忠弘君) 吉田委員長。   [吉田喜徳君 「僕は聞いてないので、聞いてないというしか。」と呼ぶ]   [福嶋譲治君 「いやいや、そうじゃなしに。」と呼ぶ]   [江田計司君 「休憩しゅうか。もう。」と呼ぶ]   [福嶋譲治君 「聞いてないから。」と呼ぶ]   [田中英雄君 「聞いてないなら、答えられんたい。」と呼ぶ]   [江田計司君 「休憩、休憩。」と呼ぶ]   [福嶋譲治君 「監査委員にはお願いしてるから、監査委員は報告、私は義務があると思うとです。だから監査委員から委員長にあのときの気持ちとしてはこうこうこうですと。」と呼ぶ]   [吉田喜徳君 「だから壇上でですか。」と呼ぶ] ○議長(永野忠弘君) はい、それじゃ、あとから監査委員に報告させるように、どがんですか、それでよかですか。   [福嶋譲治君 「いや、いや。きちっとやっぱりそれは報告してくれということでお願いしてますので、はい。」と呼ぶ] ○議長(永野忠弘君) ああ、監査委員に。  はい、それじゃどうぞ。監査委員 坂口勝秀君。   [監査委員 坂口勝秀君 登壇] ◎監査委員(坂口勝秀君) 監査委員の坂口です。  福嶋議員に聞きますけど、正式にそういう要望があって、委員長に報告するように言われましたか。   [福嶋譲治君 「きちっと報告じゃなくて、そのことを監査委員でしてくれと。それで私が受けていいのであれば、私が受けるんですけども、決算特別委員会で委員長がいらっしゃいますので、それならば決算特別委員長に報告されたほうがいいんじゃないかということで。」と呼ぶ] ◎監査委員(坂口勝秀君) そういうのは言われましたか。私、聞いておりません。   [福嶋譲治君 「それは監査委員で判断してくれということは、言ったのは覚えてらっしゃいますか。」と呼ぶ] ◎監査委員(坂口勝秀君) ええ、それはそれだけかと思ってました。それを委員長に報告するようなことは一切聞いておりません。   [福嶋譲治君 「じゃあ、委員長じゃなく、私にでもいいですよ。私にでもいいですよ。」と呼ぶ] ◎監査委員(坂口勝秀君) 報告をしてくれと言うことを、福嶋議員にしても、委員長にしても、正式に報告してくれということは聞いておりません。 ○議長(永野忠弘君) それじゃ、監査委員の坂口さん。ここで暫時休憩をいたします。                             午前11時58分 休憩                             ───────────                             午後 1時00分 開議 ○議長(永野忠弘君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。   [福嶋譲治君 発言求む] ○議長(永野忠弘君) 13番 福嶋譲治君。   [13番 福嶋譲治君 登壇] ◆13番(福嶋譲治君) 先ほどは、委員会報告の形式を重視しなければいけないということで、まず委員長にということで質問しました。ただ、委員会の中で監査委員さんのほうに、私、要望を出しておりましたので、直接ここで質問したいと思います。  先の委員会の中での要望、個人情報として発表できないということでしたが、執行部はそういう答弁で今回の今日に至っておりますが、監査委員のほうはどういう見解をもっておられるでしょうか、質問いたします。 ○議長(永野忠弘君) 監査委員 坂口勝秀君。   [監査委員 坂口勝秀君 登壇] ◎監査委員(坂口勝秀君) 先ほど失礼しました。福嶋議員の御質問にお答えいたします。  監査委員としては、やはり個人情報もあるし、1つの裁判中でもありますので、執行部の言われるのはやむを得ないかなというふうに判断しております。  以上です。   [福嶋譲治君 発言求む] ○議長(永野忠弘君) 13番 福嶋譲治君。   [13番 福嶋譲治君 登壇] ◆13番(福嶋譲治君) 実は、私はシェフコに水道を引かれたことに対しては賛成しております。当時の予算に賛成しました。というのは、企業誘致の面、それと条例まで改正して地域に水道をふやさなければいけないという思いは、私もインフラ整備の面でも大事だと思いますので、そういう面から賛成しました。ただ、前回の特別委員会の中で、個人情報として出せないという答弁がありましたけれども、実はですね、平成27年第3回6月定例会で前田議員が質問されております。シェフコの問題で。それでその全く同じ質問をされております。1から幾つまでですかね、その中で、この前田議員覚えてらっしゃいますか。   [前田正治君 「覚えてます。」と呼ぶ]
    ◆13番(福嶋譲治君) その中で水道の問題を質問されているんですよ。質問はもう同じような質問ですので、そのときの企業局長の答弁として、「また、4月、5月のシェフコ熊本工場における水道の使用料でございますけれども、4月1日から5月1日までの水道使用料は493立方メートル、5月11日から6月10日までは1,181立方メートル使用されております。シェフコ熊本工場が地下水を使用されていた1日当たり約30トン程度の使用を確認しております。」と答弁があっているわけです。だから、あそこでその答弁できない、個人情報として答弁できないというのは非常にこうおかしいと思いますし、監査委員には失礼ですけれども、十分検討されたとは思えません。その辺について、もう1回答弁を執行部と両方お願いいたします。   [福嶋譲治君 「検討する時間が必要なら、暫時休憩でもよかですよ。」と呼ぶ]   [田畑久吉君 「検討せんでいいよ、それぐらいのこと。進行しなさい。」と呼ぶ] ○議長(永野忠弘君) 監査委員 坂口勝秀君。   [監査委員 坂口勝秀君 登壇] ◎監査委員(坂口勝秀君) 坂口です。今の質問にお答えします。  会議録をよく確認しまして、それで日付等を見て、よく勉強したいと思います。  以上です。   [福嶋譲治君 「会議録、ここにあります。議長、ちょっとやっぱり執行部のほうも一生懸命しよんなはる中で、悪かばってん不誠実だったんじゃないかと思いますけど、少し検討してもろて、どういう対応をされるか。ちょっと時間ばとって検討してもろうてください。」と呼ぶ] ○議長(永野忠弘君) それじゃ、暫時休憩してもろて、監査委員、意見ばちゃんとした答弁をいただきたいと思います。  それでよろしいですかね。   [「はい」と呼ぶ者あり] ○議長(永野忠弘君) 暫時休憩します。                             午後 1時06分 休憩                             ───────────                             午後 1時36分 開議 ○議長(永野忠弘君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  決算特別委員長 吉田喜徳君。   [決算特別委員長 吉田喜徳君 登壇] ◎決算特別委員長(吉田喜徳君) 執行部に企業局のほうに答弁がなされるところでありますけども、本会議での決算特別委員会でのあれは、差し支えるようになっておりますので、私のほうで答弁をさせていただくことをお許しいただきたいと思います。  昨年27年6月22日に一般質問が行なわれて、そのときには福嶋議員も先ほど申されたようにきちっと数量が発表されたわけであります。その後に、訴訟問題が起きて、7月6日にそれが玉名市執行部側にもそういうことであるということが判明いたし、そして経過を踏まえて今回の決算特別委員会の段階。つまり、昨年の段階と今回の段階では、訴訟が行なわれ、裁判の係争中であるということで執行部が差し控えたいというようなことと理解し、福嶋議員も議長も私もそういうふうに理解いたしましたので、皆さんにおかれましても、そういうふうに御理解をいただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(永野忠弘君) 13番 福嶋譲治君。   [13番 福嶋譲治君 登壇] ◆13番(福嶋譲治君) 結果としましては、委員長がただいま報告されたとおりでありますけれども、議員に対してもともと数字は報告されていると。その後、特別、特段の変化はないと思われますので、議員に対して、議員の調査権といいますか、議員が何にも知らないでいっていいのかという。また、裁判とは関係ないぞというような意見も何名かの議員さんから出ております。ただ、私も委員会で認定しておりますので、委員長の報告の結果に従います。 ○議長(永野忠弘君) ほかに質疑はありませんか。   [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(永野忠弘君) なければ、これにて質疑を終結いたします。  これより、討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許します。  15番 前田正治君。   [15番 前田正治君 登壇] ◆15番(前田正治君) 皆さん、こんにちは。日本共産党の前田正治です。  ただいま、特別委員長の報告がありました。私はその中で、議第82号平成27年度玉名市一般会計歳入歳出決算、議第85号平成27年度玉名市介護保険事業特別会計歳入歳出決算、議第89号平成27年度水道事業会計決算、以上の3議案の認定について反対をします。  議第82号平成27年度玉名市一般会計歳入歳出決算であります。  平成27年4月1日から、子ども・子育て支援新制度がスタートしたことに伴って、保育料の増額や延長保育料の新たな保護者負担が発生しました。そして、当時も保育所待機児童がいましたが、平成27年度中には解消されずに、28年度を迎え、待機児童数は新制度のもとで増加する結果になりました。この背景には、長年にわたって正職員保育士の採用がないまま、賃金が低い臨時保育士に頼る保育所運営にあったことは歴然としています。また、子ども医療費助成制度に現物給付を導入しないことについて、今日では県内14市の中で、唯一玉名市だけになり、県内45市町村の中でも少数になりました。保護者の声を聞き入れないかたくなな予算運営がなされております。また、正規の職員が減る中で、時間外勤務が増加しました。それに見合う時間外勤務手当が支給されているかというと、必ずしもそうではありません。時間外に仕事をしても、予算の範囲内しか時間外の手当をつけない。いわゆる過少申告がまかり通る事務処理の実態があります。そして、このような状況の一方では、財政調整基金は確実に増加しております。私は、このような予算執行に反対をいたします。  次に、議第85号平成27年度玉名市介護保険事業特別会計歳入歳出決算であります。  平成27年4月1日から、第6期の介護保険事業が始まり、年金の受給額が減る中で、介護保険料は引き上げになりました。また、介護利用料の負担については、本人の資産や一定以上の所得があることなどが加味されて、8月からは利用料が引き上がりました。大もとは国が決定した介護保険制度に原因はありますが、市民生活に大きな影響が及ぶ改悪であり反対をいたします。  次に、議第89号平成27年度玉名市水道事業会計決算であります。  平成27年4月から、伊倉南方、佐藤病院付近より県道を通過してシェフコ付近まで配水管が延長されて、給水が開始しました。配水管を延長するに当たり、その周辺地域に加入促進を行なう議会答弁もありました。が、今日においてもシェフコ以外の給水申し込みは皆無であり、加入促進の努力が全く不十分と言わざるを得ません。企業会計水道事業でそのような予算執行に賛成はできません。  以上、討論を終わります。 ○議長(永野忠弘君) ほかに討論はありませんか。   [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(永野忠弘君) 通告による討論は終わりましたが、ほかに討論はありませんか。   [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(永野忠弘君) ほかになければ、これにて討論を終結いたします。  これより、採決に入ります。  議第82号 平成27年度玉名市一般会計歳入歳出決算  議第85号 平成27年度玉名市介護保険事業特別会計歳入歳出決算  議第89号 平成27年度玉名市水道事業会計決算  以上、決算議案3件については異議がありますので、あとに譲り採決いたします。  議第83号 平成27年度玉名市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算  議第84号 平成27年度玉名市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算  議第86号 平成27年度玉名市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算  議第87号 平成27年度玉名市浄化槽整備事業特別会計歳入歳出決算  議第88号 平成27年度玉名市九州新幹線渇水等被害対策事業特別会計歳入歳出決算  議第90号 平成27年度玉名市公共下水道事業会計決算  議第91号 平成27年度玉名市農業集落排水事業会計決算  以上、決算議案7件について、一括して採決いたします。  ただいま採決に付しております決算議案7件に対する委員長の報告は、いずれも認定であります。委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(永野忠弘君) 御異議なしと認めます。よって、決算議案7件については、いずれも原案のとおり認定することに決定いたしました。  議第82号 平成27年度玉名市一般会計歳入歳出決算について、採決いたします。 本案は、起立表決により採決いたします。  ただいま採決に付しております議第82号に対する委員長の報告は、認定でありますが異議があります。  議第82号については、委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。   [賛成者起立] ○議長(永野忠弘君) 起立多数であります。よって、議第82号については、原案のとおり認定することに決定いたしました。  議第85号 平成27年度玉名市介護保険事業特別会計歳入歳出決算について、採決いたします。  本案は、起立表決により採決いたします。  ただいま採決に付しております議第85号に対する委員長の報告は、認定でありますが異議があります。  議第85号については、委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。   [賛成者起立] ○議長(永野忠弘君) 起立多数であります。よって、議第85号については、原案のとおり認定することに決定いたしました。  議第89号 平成27年度玉名市水道事業会計決算について、採決いたします。  本案は、起立表決により採決いたします。  ただいま採決に付しております議第89号に対する委員長の報告は、認定でありますが異議があります。  議第89号については、委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。   [賛成者起立] ○議長(永野忠弘君) 起立多数であります。よって、議第89号については、原案のとおり認定することに決定いたしました。  以上で、本日の日程は終了いたしました。  明29日から12月6日までは休会とし、12月7日は定刻より会議を開き、一般質問を行ないます。  一般質問を希望しておられる方は、質問の要旨を具体的に記載し、明29日正午までに事務局にお届けください。  本日は、これにて散会いたします。                             午後 1時50分 散会...