午前10時04分 開会
○
田尻善裕 委員長 ただいまから
環境水道委員会を開きます。
今回、当
委員会に付託を受け審査いたします議案は、
補正予算1件、条例1件の計2件であります。
なお、このほか陳情1件が議長より参考送付されておりますので、お手元に配付しております。
それでは、審査の方法についてお諮りいたします。
審査の方法としては、議案について、順次
執行部の説明を聴取した後、議案、
所管事務の順に質疑を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
田尻善裕 委員長 御異議なしと認め、そのようにとり行います。
それでは、これより議案の審査に入ります。
まず、議案についての総括的な説明を、局長、
管理者にお願いします。
◎
奥山康雄 環境保全局長
御説明に先立ちまして一言おわび申し上げます。
このたびの
環境保全局職員が
診断書の書きかえによりまして停職3カ月の
懲戒処分を受けました。
病気休暇の
不正取得は
公務員としての自覚と
倫理観に欠ける行為でございまして、市民の皆様の信頼を失ったばかりではなく、議員の
皆様方にも多大な御迷惑をおかけいたしました。大変申しわけございませんでした。
今後は常に
公務員として自覚を持って業務に取り組むよう職員一人一人に働きかけ、市民の皆様の
信頼回復に努めてまいる所存でございます。まことに申しわけございませんでした。
◎
加耒英雄 上下水道事業管理者
(
総括説明)
○
田尻善裕 委員長 次に、議第350号「平成21年度熊本市
一般会計補正予算」中、当
委員会付託分についての説明を求めます。
◎
吉田裕伸 廃棄物指導課長
◎
川口宏治 西部環境工場長
◎
吉田裕伸 廃棄物指導課長
◎
今坂智惠子 水保全課長
(平成21年第4回
定例会常任委員会補正予算説明資料に基づき説明)
○
田尻善裕 委員長 次に、議第359号「熊本市
水道事業等及び
下水道事業の
設置等に関する条例の一部改正について」の、説明を求めます。
◎
田川浩 水道整備課長
(平成21年12月第4回
定例会議案に基づき説明)
○
田尻善裕 委員長 以上で議案の説明は終わりました。
このほか、
執行部より特に報告したい旨の申し出があっておりますので、これを許可いたします。
◎
植木英貴 環境企画課環境審議員兼
温暖化対策室長
(低
炭素都市づくり戦略計画(案)の
考え方について)
◎
今坂智惠子 水保全課長
(
地下水都市熊本空間創出整備方針について)
(第二次熊本市
硝酸性窒素削減計画の
策定経過について)
◎白石三千治
廃棄物計画課長
(「
家庭ごみ有料化」実施後の状況について)
◎
藏岡和正 首席環境審議員兼
環境施設整備室長
(
循環型社会形成推進地域計画関連事業の状況について)
◎
前野清隆 環境企画課長
(熊本市
東アジア戦略(素案)について)
◎
中島純男 首席上下水道審議員兼
下水道建設課長
(新
花畑ポンプ場建設計画について)
○
田尻善裕 委員長 以上で報告は終わりました。
なお、
益田委員より要求のありました資料については、お手元に配付しておきました。
これより質疑を行います。
付託議案並びに陳情について、一括して質疑をお願いいたします。
◆
益田牧子 委員 資料はダブるところもありましたけれども、ありがとうございます。
要望としては、いろいろ
所管事務について大変大事な、低
炭素社会等への
取り組みであるとか、硝酸性窒素問題についても今回報告をいただいたわけですけれども、よかったら事前に配付をしていただけば、私どももより深めることができると思いますので、その点は要望をしておきたいと思います。
私は
補正予算に関連をいたしまして、この
雨水貯留施設助成というのが、先ほど御説明もいただいたわけですけれども、今回補正で30%増ということで上がっております。資料を出していただいた中でも、9ページのところに
貯留施設、浄化槽からの改造の助成と、最近多くなっている
雨水貯留タンクについての件数と
補助金額ということで出していただいております。
確かに今年度の見込みという点では、
雨水貯留タンクが前年度79件から96件ということでふえているわけですけれども、先ほどいろんな
地下水保全条例等の徹底とかいうことがありましたけれども、もう少しこういう原因だというようなことがもしわかったら教えていただきたいのと、
小学校等の
公共施設でも
環境教育ということで、この間設置されてきたということがありますので、そういう
公共施設への
取り組み等もわかったら教えていただきたいと思います。
◎
今坂智惠子 水保全課長 まず、第1点目の
貯留タンクの希望がふえた要因でございますけれども、
節水月間というものを毎年7月から9月までやっているわけですが、その中で雨水の利用につきましてもお勧めすることにしておりまして、そういった
啓発事業の結果としても、こういった
タンクの増加が行われたのではないかと思います。
それから、
あと条例の改正によりまして、新築の場合はこちらの
水保全課の方にお届けをいただくことになっておりますので、そういったときにそういった節水の器具でありますとか、
節水トイレでありますとか、そういった御紹介をいたしますので、そういったことも一つの原因に挙げられるのではないかと考えております。
それから、
環境教育の部分ですけれども、節水の
環境教育で、学校の方に
雨水タンクを毎年設置していっております。
ちょっと数字を見つけますので、お待ちいただけますでしょうか。
すみません、
小学校の方への
雨水タンクの
設置状況ですけれども、平成15年から19年度までに計81校設置しておりまして、全校にもう設置が終了しております。中学校につきましては、平成20年度に19校、平成21年度に18校ということで、計39校に設置が終了したところでございます。
こういった設置をするときに、一緒に
環境教育、
節水教育の方もさせていただいておりますので、小中学校での節水の
取り組みが進んできている状況もございます。
◆
益田牧子 委員 どうもありがとうございます。
延べ件数としても、今回補正ができましても400件足らずということもありますので、
節水社会という面では積極的な
予算確保に向けて取り組んでいただきたいなと思っております。
それと、
予算関連でもう1点
お尋ねをしたいのは、3ページのところの
業務委託の件なんですけれども、監査の方からも指摘があったということで、旧飽託4町における
ごみ収集運搬というのが、
随意契約から今度
一般競争入札ということで御説明をいただいたわけですけれども、私がお願いしました資料の4ページに、この間の
随意契約の推移ということを書いてあるわけですけれども、資料をいただいておるわけですけれども、この間は4町合わせますと約7,000万円前後でこの
随意契約の合計ということが推移をしているわけですけれども、
債務負担行為、これから入札ということで、価格の変動はあるかもしれませんけれども、3年間で3億300万円ということで、約3,000万円ほど
限度額においてふえているということがあるわけですけれども、この理由はどういうことになっているのか。
また、
競争性を高めるという点での入札可能な業者ということが、地元も含めてどれぐらいになっているのかについて
お尋ねしたいと思います。
◎
吉田裕伸 廃棄物指導課長 予算額の増の要因といたしましては、この4町の
契約金額がずっと合併以来
随意契約だということで、ほとんど金額が変わっていません。それで、今回入札に当たりまして、他の熊本市が委託しております
業務委託の
積算基準に、積算の方法にならって積算をし直しましたことと、今回
埋め立てごみもそうなんですが、
収集作業の
安全性を確保するために2人乗車を義務づけたいと思っておりますので、その分の
人件費分が上昇しております。
◆
益田牧子 委員 安全、また
市民サービスの向上ということで理解はしたわけですけれども、さっき
業者数についてはありませんでしたけれども、現況2名乗車ということで、これまでは1名でされてきたのか。ちょっとその点だけ確認をさせていただきたいと思います。
◎
吉田裕伸 廃棄物指導課長 現況は、ごみが多い月曜日とか火曜日、それとか
大型ごみの収集におきまして、大型で2人いないと持てないようなものが出た場合に、2人乗車をされておるようでございまして、ほかの場合は1名乗車でやってこられたというふうに報告が上がってきています。
それと、先ほど申し忘れましたけれども入札可能な業者、これはこの4町の業務をやるに当たりましては、
パッカー車が3台以上、それと箱車、
ダンプ車が1台以上必要でございますので、そういった車両を持っている熊本市の
一般廃棄物収集運搬業者を、ことしの1月現在の
保有台数から見ますと15社程度となります。これは車両の増車は可能でございますので、この入札に参加するために車をふやすという業者が出てまいりますと、まだふえてくることになります。
◆
益田牧子 委員 この間指摘もされて、
一般競争入札への改善ということは是とするわけですけれども、前回、大分前の
委員会でも指摘をさせていただいたわけですけれども、やはりここで働いている方々の保険の適用であるとか労災であるとか、やはりそういう働いている方々へのきちんとした積算に見合う給与であるとか、そういう面でもぜひ、今度のこの改善が生かされるような指導を要望しておきたいと思います。
◆
牛嶋弘 委員 改善でいろいろ御指摘があったように思いますけれども、旧飽託4町の業者さんたち、それぞれ努力しながら随契で今まで来たと。今回から
一般競争というような形になりますけれども、どうしても
地域性が出てきやせんかなと思う。市内だったらこう回ってこういう手順がわかろうかと思うんですけれども、この旧4町というのは大体山あり川あり谷ありという地形だろうと思います。そういう中で日々努力してこられた業者さんたちを、よければ今おっしゃったような形の、保険が入れる、きちっとした
会社運営ができるような形と、ここになるとちょっと引っかかるんですよね。きちっとした運営というのは、
競争入札になった場合に市内の業者さん、全部市内といいますけれども、それだけ余力のある
方たちがもし参入しながらこうなると、今まで既存のその会社はどうなるだろうかという危惧をするのが1点あります。
できますならば、旧4町という名称の中にその業者さんたちがいらっしゃるなら、そこで入札の方をやっていただけないもんかなというふうに思っております。
ただ、収集になるとやはり、何時から何時、いつがどうのという、ちゃんと守られた今までの収集をなさっておると思うんですけれども、例えば他の4町ではない市内の業者さんたちが参入されると、その時間にきちっとという面も危惧しているわけ。
だから、ちょっと得手勝手な要望なんですけれども、できますなら旧4町に存在する
収集運搬の業者さんたちの入札ということで、加味していただければ大変、町民としても時間は守ってくれるし知った人は無理も聞ける、何もできるというような形でできやせんかなというふうに思いますから。
これは
競争入札になりますといろいろ、ああしちゃいかん、こうしちゃいかんというのが出てくる
可能性ありですけれども、できますなら4町に既存の
方たちの中での選択をというふうにお願いをしたいと思います。要望で。返事は要りません。よろしくお願いしておきます。
◆
益田牧子 委員 それに関連をいたしましてですけれども、特に金額が大きい
資源ごみの
随意契約というのは、収集また選別についての
分離発注ということをかなり要望してまいりました。その間、
売却益については業者の報告ではなくて直接市が管理するということとか、
一定ペットボトルの
収集業務の
分離あたりでの
競争入札がなされておりますけれども、やはりこの分野についても、収集、そして選別の
分離発注というところにもぜひ取り組むべきではないかというふうに、特にこれから
政令市で分区、
区役所設置といろいろ問題も出てまいるわけですから、そういうものに向けて検討を加速させるということが関連して大事ではないかと思いますので、その点だけ少し、この間の
状況等について、一応資料は5ページのところに出していただいておりますので、御回答いただきたいと思います。
◎白石三千治
廃棄物計画課長 ただいま
益田委員からお話がありました
資源物の収集と
選別業務、これについての
分離発注の件でございますけれども、これまでも
資源物の入札、契約に関しましては、
委員から御紹介いただきましたように、平成20年度に一部
見直しを行いましてこれまでの
相殺方式を改め、
歳入歳出それぞれ予算を計上していくというような
透明性を図ってきた、それと
ペットボトルについても
分離発注し、
競争入札をしてきましたところでございますし、
売却業務についての
金属業務、これについても
競争入札としたところでございます。
しかしながら、まだ
委員がおっしゃりますように、収集と選別の
分離発注という段階にはまだ至っていないのが現状でございますけれども、今後につきましても、さらに契約の
透明性を高める観点から、入札の導入について検討する必要があるというふうに
十分認識をしております。
せんだっても、これまで2社に随契という形でお願いしておりますけれども、その2社の方に対しまして
ヒアリングを行いまして、今後の状況、現在の
状況等につきまして、
お互い確認をしたところでございます。今後もそういう業者さんとの
ヒアリング、あるいは局内での検討を続けてまいりまして、
業務遂行の
安定性とか
適正性の確保、これを基本としながらも、引き続き
分離発注については検討していきたいというふうに考えているところでございます。
◆
益田牧子 委員 どうもありがとうございます。
この
売却益について、かなり
市場価格が、中国のオリンピック以降低下したとかいうこともありますけれども、20年度の決算で見せていただいて、2億2,700万円ということで、19年は2億円、また前年度のもっと好況のときが1億3,000万円ということで、業者がそのまま受けて、その足りない分が
委託費という形でされていたわけですけれども、やはり
透明性を高めるという点では、一定の改善ということもあると思います。
業者の
ヒアリングはされたということではありますけれども、どうすればできるのか、飽託4町については
資源物についても収集、運搬は分離をしているという状況もありますので、ぜひそういう期限を切った検討をすべきではないかと思っておりますけれども、例えばその点についての
方向性ということなどは検討されているのか、その点1点お伺いしたいと思います。
◎白石三千治
廃棄物計画課長 期限につきましては、現段階でいつ
分離発注をするというところまでの決定はいたしていないのが現状でございます。
◆
益田牧子 委員 また、先ほどの低
炭素社会という中で、
交通量をどう規制をするのかという点で、
広域収集ということではなくて、地域、エリアを明確にするという点で、やはりこの
政令市移行ということもございますので、その点では部内での、例えば2年後にはやるとかいう明確な目標を持っていただきたいと要望しておきます。
あと1点だけ、この入札に関連してですけれども、先ほどの
環境工場からの飛灰であるとか、
焼却灰運搬についてですけれども、かなりこの飛灰については
ダイオキシンを含むとか、そういう面での
健康被害ということも懸念をするわけですけれども、例えば従事していらっしゃる方々の健診であるとか、
ダイオキシンの汚染を暴露というか、そういう
対策等について
お尋ねしておきたいと思います。
◎
川口宏治 西部環境工場長 ダイオキシン対策につきましては、
作業環境の
影響調査ということで、
ダイオキシンの測定を
作業環境内もやっております。当然、
排出ガスについては年2回やっているんですが、
作業環境についても常にやって、そのレベルに応じた装具、要するにタイベックスとかマスクとかそういうことで、特に
焼却炉内での作業ということにつきましては、
空気呼吸器をつけた作業ということでやっております。
それと、あと何年か前なんですけれども、かなり長く、何十年という、
環境工場に従事している職員に対して、血中検査もやっているというふうに聞いております。それについて、特に問題がある数値は出ておりません。
◆
益田牧子 委員 単なる
効率化であるとか
経費削減だけでなくて、やはり
安全性を高めるという面での行政としての指導という点を要望しておきたいと思います。
○
田尻善裕 委員長 他に議案に関する質疑はございませんか。
◆
益田牧子 委員 1つは、先ほど
西部環境工場の周辺の方の陳情ということもありましたので、これは議案ということであります。
それで、この建設の中身は、これからの
ごみ行政というのを、
焼却中心を改めてほしいということが大前提になっておりまして、私もその点では大変賛同しております。
東アジアの中の
環境保全というか、戦略の中でも熊本の位置を高めようということなどがうたわれている中で、従来型でいいのかなと。
環境先進都市実現ということがうたわれているときに、やはりこういう
環境工場のあり方の抜本的な
見直しということが大変大事ではないかと思います。
そういう中で、この2番目の中で
リサイクル率のことが出されております。この中では、要するに
灰溶融炉などで
スラグ化にするやり方ではなくて、大もとを正していくということになっていると思います。
先ほどの低
炭素社会を目指すという中で、4つの
都市像ということがうたわれている中でも、
廃棄物行政ということが戦略4ということで、もったいないの心が息づくまちということで、ごみの
発生抑制と
リサイクルの推進ということがうたわれております。それで、ここの中では具体的な
アクションプランというところまではわかりませんので、単なる20%でいいのか、こういう戦略的な位置づけで、熊本市としては
リサイクル率というところをどういうふうに目指しておられるのか。その点を
1つお尋ねをしたいと思います。
それと、先ほど
スケジュール表の説明をいただいた中で、
表題そのものに
PFIや
DBOの場合ということが書いてあるわけですけれども、これから
PFI事業にするのか、従来の
直営方式でやっていくのかということがまだない中で、既にこういう
PFIありきのような記述になっている点は大変不審に思っております。
直営方式の場合もこれに準じることになるのか、その点は確認をさせていただきたいと思います。
それと、これ陳情に関連して、
還元事業の
考え方ということで、この中でもうたわれておるわけですけれども、私も
陳情書を見せていただいて、私がお願いいたしました資料の中でも、
説明会については6ページから7ページ、また要望、内容についてもこの陳情の趣旨を7ページから8ページということでいただいているわけですけれども、例えば
小島校区の1町内の中では、町内への水道の設備をしてくださいとか、アスファルトの舗装をしてくれとか、
西部市民センターに
区役所を設置してくれとか、そういうことがうたわれておったり、農区の中では農振除外を全範囲でしてくれとか、そういうことまでがうたわれているわけですね。
私は何でもありということ、
関係各課との連携をして答えたいということがありましたけれども、やはり
還元施設ということについては
線引きをきちんとして、また
水道設備であれば水道局とか
一般行政で対応するとか、そういうことを何もかんもこの際、というようなことが陳情の中にも見受けられました。
還元施設というのはこれまでもいろんな
迷惑施設の場合にあるわけですけれども、やはりきちんと
線引きをする、本来ならば
環境保全ということのために、地域との協議の場であるとか、
環境保全についてのきちんとした協定を結んでいくとか、そういう方向に行政が積極的に対応するべきではないかと思いますので、その点についての
考え方について
お尋ねをしておきたいと思います。
◎白石三千治
廃棄物計画課長 益田委員からの御質問の中の、まず第1点でございますけれども、低
炭素都市づくりの
戦略計画の中におきます戦略4、この中にごみの
発生抑制と
リサイクル推進を掲げております。この中での
リサイクルの状況についてということでございましたかと思いますので、その
リサイクルの状況について御説明をさせていただきたいというふうに思います。
リサイクル率につきましては、平成20年度の
家庭ごみの
リサイクル率は14%という状況にとどまっておりまして、現在計画をしておりますところの数値、24.6%との乖離がかなりあるような状況でございます。
まずもっては、この24.6%を達成するために、紙の分別などの徹底、あるいは
資源物の
拠点回収、先ほど御説明しました4品目の値の
回収量の充実、あるいは来年からの
プラスチック製容器包装、こういった部門での
資源物の回収をふやすというような事業に積極的に
取り組みまして、まずはちょっと開きはございますけれども、その
リサイクル率の達成ということに努めていきたいというふうに考えているところでございますけれども、ごみ・
減量リサイクル推進基本計画というこの計画が平成22年度までというふうになっておりまして、新たな23年度以降の計画を策定する時期も来年度に来ておりますので、そういう中の
計画策定に当たっても
リサイクルについては改めて
見直しまして、いろいろな
リサイクル品目をふやすですとか、率、値につきましても今後も検討していきたいというふうに考えているところでございます。
◎
藏岡和正 首席環境審議員兼
環境施設整備室長 委員の従来方式の場合の
スケジュールについての御質問でございますけれども、ここに載せております
スケジュールにつきましては、
PFI及び
DBOということで銘打っておりますけれども、従来方式につきましても、全体の流れにつきましては大体同じような期間になるかと思います。ただ、
DBO、
PFIの場合は
業者決定までに非常に多くの手数がかかるということで、ここにこちらの方を代表して挙げさせていただいているということでございます。
業者決定後の流れにつきましては、大体同じような流れになるかと考えております。
それから、
要望書につきましての御質問でございますけれども、今回出されました
要望書でございますけれども、非常にたくさんの項目が
要望書として上がってきております。これに対しまして、工場の
還元施設の要望として果たして適当なものか、なじむものか、これにつきましては十分、先ほど申しましたけれども、
関係部局と御相談しながら、させていただくもの、あるいはお断り申すもの、あるいは従来の各
担当部局の方で行っていくもの、そういったものを整理させていただいて対応させていただきたいと考えております。
環境保全の協定ということもございましたけれども、今後建設を進めていく中で、いろいろな工場のデータですとか、そういったものはできるだけ公開できるような施設としたいと考えております。それと同時に、地元の自治会と協議会というものを立ち上げるようなことを検討させていただいて、その中で地元といろんな環境についてのお話をさせていただく場、そういったものを設けさせていただきたいとも考えております。
◆
益田牧子 委員 私の方で、熊本市としてこれからどういう規模にするのかとか、また先ほどありましたように、
PFI方式なのか直営なのか、それともこの処理方式が溶融関係だということで、検討
委員会、学識経験者や有識者8名ということであるわけですけれども、やはり丸投げのような形ではなくて、熊本市としてきちんとした基本的な考えということを持つべきではないかと思うんですね。
他都市の例では、この
灰溶融炉ということでは、これは倉敷市の例で出ておりましたけれども、トン当たり直営で1万1,200円であるのが、
PFI事業では1万8,400円とか、初期投資だけでなくて大変ランニングコストもかかるということで、
PFI事業についてはさまざまな問題点も指摘されております。
もう少しこの点は、検討
委員会についての御報告もいただくということではありますけれども、やはり議会と
執行部が基本的な路線については、もっと資料も出して検討していく。そして、先ほど
リサイクル率については14%ということがあるわけですけれども、事業系も含めたらもう熊本市の
リサイクルは中核市の中で一番最悪という、10%もいかないということがあるわけですので、やはり大もとのごみ量、水俣市あたりでは4割
リサイクルというのを既に達成しているということもありますので、この施設整備とごみの減量ということをもう少し有機的に結びつけた検討ということが、私は検討
委員会任せということではなくて必要ではないかと思うんですね。総事業費が約250億円というような大変な大事業でもありますので、やはり市民との協力でごみ量を減らしていくとか、もっと積極果敢な提案ということをして、最終段階での検討
委員会での御論議ということはわかりますけれども、大変大事な部分まで含めて丸投げするような検討
委員会ということは、私はいかがなものかということに考えておりますので、その点についての局長のお考え等を
お尋ねしておきたいと思います。
◎
奥山康雄 環境保全局長 ただいま
益田委員の方から、
西部環境工場の代替施設の建設につきまして、整備と
リサイクルと、ごみの減量を含めた上での
考え方に立って、そういう手法についてはまず、基本的に市の方で
考え方を確立して、またそれでもって議会の方と御相談申し上げながらやっていくべきではないかという
お尋ねだったと思います。
これにつきましては、この
委員会の中で立ち上げまして、かなり専門的なものにわたりまして、専門的な知識の中で御論議いただく部分がございます。そういうことで、外部の
委員会の中で学識経験者等含めて御意見いただくということで、今後進めていくというような形にしておるわけでございますけれども、基本的なものとしては、やはり市の
考え方というのはその中にお示しをして、その中で議論をしていただくというような形のものが、この
委員会の中での試みであるというふうに思っていますので、そういうことで議会の方、
環境水道委員会の先生方と御相談しながら、この
委員会を進めさせていただければというふうに思っているところでございます。
◆
益田牧子 委員 この検討
委員会というのが、来年の5月にはもう結論を導いていくということに、日程上なっているわけですね。
他都市の経験等もありますし、
東アジアでの環境先進都市ということを打ち出す中で、熊本市のごみが
焼却中心とか、扇田についてもこれから何十億もかけてまた埋め立てを進めていくということで、世界的な流れ、先進のところはもう焼却に頼らないとか、埋め立てをしないで資源としてどう再利用していくのかという方向に大きく動いているときに、前提にして専門家にお任せという点はいかがなものかというふうに思うわけですけれども、現在の段階で熊本市として
PFIを導入したいとか、灰溶融について導入したいとか、その点についてはいかがですか。
◎
奥山康雄 環境保全局長 基本的に、新しい工場の規模でありますとか、炉をどういう炉にするのか、そういうことにつきましては、今のところ、現在決まっているということではございませんで、これから検討
委員会に諮る中で基本的な資料としてお出しいただいて、いろんな角度から御論議いただくという形になるかと思います。
◆
益田牧子 委員 私はこの検討
委員会がいかに専門的な知識があるかどうかは、メンバーを見ていないのでわかりませんけれども、やはり70万市民に毎日関連することでもありますし、市民参加型で、これからの廃棄物、環境行政ということにもなっておりますので、結論ありきでこれがどうかというような選択でなくて、総事業費についてももっと下げていくとか、他都市においては生ごみについての検討も専門的な
委員会なども立ち上げて、そういうことについての
取り組み等も始まっているわけですから、こういう検討
委員会が第三者でお任せというやり方でなくて、こういうものについては徹底して市民参加型、また議会での十分審議ということを踏まえて決定をしていくということを、ぜひ要望したいと思います。
○
田尻善裕 委員長 他に議案に関する質疑はございませんか。
○磯道文徳 副
委員長 確認で質問させてもらいます。
空間創出整備方針がここにいただいておりますが、今回予算の中で設計変更の予算という形で80万円上がっております。
設計の段階で、ちょうど熊本駅だけイメージした展開図がはっきり載っていないんだよね。出せるものがあったらちょっと出していただければ。デザインということで非常に難しい話になってしまうのでしょうけれども、どういったものが駅の西口にできるのかというので、御説明いただければと思います。
◎
今坂智惠子 水保全課長 駅の西口のデザインにつきましては駅全体のデザインとの兼ね合いがございまして、今、こちらの方の要望としては、わき出すイメージといいますか、健軍の5号井のようなイメージで意匠の方には要望を出しているところでございまして、そういう全体的な駅舎と熊本らしさがマッチしたような形でのデザインを、そこだけはちょっと、ほかの地域の場合は地域の皆さんの御意見とか、デザインのアイデアコンテスト等の結果を踏まえてデザインができるんですけれども、ちょっと駅の方がそういった形で、今のところ形としてお見せすることがちょっとできないので、3月までにはデザイン的なものも見えてくるかと思います。
○磯道文徳 副
委員長 ただ、今の段階で出せる分、部分的な変更ということだったものだから、出せる分があるのかなと思ったのだけれども、特に意匠的な問題ですから、市民の皆さんの声というのが、すばらしいというのか、うわ何やというのかどっちかだろうと思うとですよね。そういう中で、3月の段階で出てしまうと何も言えんという形なのか、柔軟にこういった
委員会の場の意見だとか、あるいは市民の声だとかいうのが通るのかというのも含めて、非常に難しい質問なんだけれども、答えにくかろうけれども、どういうふうにお考えかな、この辺は。
◎
今坂智惠子 水保全課長 今から二、三ちょっとデザインの方も出していただく予定にはしておりますので、広く関係者の方の御意見を伺いながら、そちらの方は決めていくことになろうかと思いますので、非常に難しい部分はありますが、お見せできるところはお見せしていければと考えております。
○磯道文徳 副
委員長 よろしくお願いしておきます。特に市役所の前なんかがえらい大型化で圧迫があるようなデザインにもなっているものだから。もちろんこれからどうにかしなければいけないんでしょうけれども、非常にいろんな方々の意見、また市民の声、感覚的なものがあろうかと思いますので、ぜひすばらしいデザインを期待しておきたいと思います。
◆
益田牧子 委員 水道の議案に関して
お尋ねをしておきたいと思います。
地図などもいただいておりますので、これから昨年10月合併した富合、またこれは富合だけでなくて、天明とか飽田とかそういう区域も含めた計画ということですかね。なっているようですので、もう少し、例えば富合の中での調整池であるとか、もう少し詳しく御説明いただきたいなと思っております。
◎
田川浩 水道整備課長 具体的な内容ということですので、ちょっと地図は小さくて見えにくいんですけれども、まず富合地区の安定給水のために、旧熊本市側から水の補給をしたいと考えております。ルートとしましては3本、一番東が木原線、犬渕線といいますが、そこの道路に水道管を添加して持っていきます。
あと、南部浄化センターから富合の方に、緑川の下をシールド工事で補給水管及び配水管を入れたいと考えております。
もう一つ、西側にもう1本配水管を布設しまして、富合町に1日1万8,000立米の能力の送水所を設置いたします。そこから今のところ、雁回山公園を想定しておりますけれども、約85メーターの1万立方メートルの配水池を設置いたします。その配水池から富合町及び港線、新港線の南側のエリア、
委員が言われました天明、飽田地区を含む、今ポンプ配水機場の分を新南部配水区ということで、約1万8,000立方メートルの日量のエリアということで考えておりますけれども、そこを自然流下式の配水区ということで想定しております。
◆
益田牧子 委員 どうもありがとうございます。
大変、合併効果ということでの期待感と同時に、私どもとしては第6次拡張計画ということが、平成22年、来年から35年、またこれに加えて来年合併をします城南町、植木町ということになると、この第6次拡張事業というのが今230億円ということで出ておりますけれども、さらにこれが増加をするのではないかということで、今後の、せっかく値下げの第一歩をしていただいて、今度は第二歩と思って水道、期待をしているわけですけれども、こういう見通しがどうなるのかということで、
お尋ねをしたいと思うわけですけれども、第5次拡張もこの間実態に合わせて給水人口、また1日平均生活用水量ということも実態に合わせた形で
見直しをしていただいて、2次にわたって5拡事業ということも
見直して、当初430億円あったのがこちらに書いてあるように294億円ということになっているわけですね。
それで、第6次拡張事業というこの230億円、これが富合町とか、これから35年ということであれば植木町とか城南町ということが含まれているのか、また今後の
見直しについてのお考えを
お尋ねしておきたいと思います。
◎
田川浩 水道整備課長 今回御提示しております第6次拡張事業計画につきましては、富合町までということになっております。
今後、植木町、城南町が合併いたしますけれども、植木町は現在計画をまた策定中ということでお聞きしております。また城南町も組合水道を公営にし、それを統合する計画を今策定中ということを聞いております。合併後、私どもが維持管理する中で、今後植木町、城南町の上水道、簡易水道について統合するような計画を策定していきたいとは考えておりますけれども、現時点の230億円は富合町までという形になっております。
◆
益田牧子 委員 この件については大変専門家でいらっしゃる部長の方に、4拡、5拡と取り組んでこられて、この6拡というのがどういう特徴があるのか。富合町については先ほど雁回山の調整池の問題とか、新たに水源を開発するというようなことがあったわけですけれども、聞くところによればこの旧市内も、バックアップ体制とかいうようなことも聞いておりますので、財政、将来的な負担を残さず今必要な事業ということについて
お尋ねをしておきたいと思います。
◎花田豊 水道部長 今のお答えですけれども、まず市内の水というよりは、水道全体を含めまして、簡易水道いろいろあるわけですが、やはり同じレベルで供給したいという一つの気持ちがございます。
といいますのも、今しょっちゅう富合の方では断水いたしております。こないだもある箇所が漏水しまして全部が断水するという脆弱な状態にございますので、まず同じ市民でございますので同じレベルにしたいということで、市内からの水、あるいはそこにある水を有効に使って、しかも今までは川尻地区、天明地区、あのあたりは全部ポンプで発送していましたんで、停電があったりとかいろんな問題がございましたけれども、せっかく合併して、高い山がございますのでその山を有効利用させてもらって、そこから水を入れて使っていきたいというふうに考えております。
確かに、今度の分で富合の方には約30億円ほど大体投資するわけですけれども、全体で考えれば、今度の二百何十億円のうちの約150億円ほどは、既に400億円の中で昨年認めてもらった分でございますので、実際投資する部分は80億円でございます。しかも、この80億円をさらに5年延ばして、その間に投資しようということで約6億円ほど、毎年前の計画に上積みしている格好でございます。その中で、財政にも影響を与えないという考えから、今取り組んでいるところです。
基本的にはこの6拡は将来合併するであろう、というか、もう決まっていますけれども、取り組むであろう城南町とか植木町も含んだそのスタートであると。当然新しい
政令市に向かった形でこの6拡を変更して、新市の実際の6拡、
政令市に向けた6拡というものを、ちょっと時間がかかると思いますけれども、それに向けて計画は当然変更して、認可をいただきたいというふうに考えています。
財政につきましては、確かに今までの財政でやれるわけはございませんので、それはすべてを計画ができました中で
見直しながら、財政にできるだけ影響を与えないような形でやっていきたいというふうに考えております。
◆
益田牧子 委員 どうもありがとうございます。さすがベテランというか。
それで、1つは今度の議案が簡易水道を水道事業にということがありますし、また今後も城南町あたりは特にそういう問題が出てくると思うわけですけれども、厚労省ですかね、補助との関連で今回どういう状況になるのか、その点を確認しておきたいと思います。
◎井口雅雄 経営企画課長 今の補助の件でございますが、今回3月23日の合併を予定しております両町の件でございますが、合併に際しての特例の措置がございます。また、あわせて現在簡易
水道事業等の統合計画、そういったものを策定されるところについては、その事業に対しての補助というのがございますので、現在合併をされる両町については、そういった補助を取得するために鋭意議会等での議案の変更等を検討され、今議会あるいは3月議会等で改正されるというふうに聞いております。
そういった特例措置等を利用させていただきながら、なおかつ局内でのさらなる経営の改善でございますとか、そういったものを
取り組みながら今回の財政的な問題について対応してまいりたいというふうに考えているところでございます。よろしくお願いいたします。
○
田尻善裕 委員長 それでは引き続き
所管事務についての質疑をお願いいたします。
◆大石浩文
委員 報告事項の中で、
家庭ごみ有料化の実施後の状況ということで御説明をいただきました。若干燃やすごみが減量し、紙のごみが結構、151%と大きくふえたということで、
リサイクルは進んだということの判断だったと思います。
変動が大きいので今後の推移を見守るということでしたが、実は先日、うちの校区の自治会長さんたちの会議がありまして、その中で出た話が、やはり有料化後もステーションのごみ出しルール違反、だからステーションの状況というのが基本的に余り変わらないというような、これはもうほとんどの会長さんたちがそうおっしゃいました。
指定ごみ袋になって、ごみ袋の不使用も若干あるかと思いますが、それとそれ以外のごみも含めて、違反ごみの状況というのは今どう把握していらっしゃるか、教えていただけませんか。
◎白石三千治
廃棄物計画課長 違反ごみの状況でございますけれども、10月に、有料化の導入当初に毎週木曜日に、指定袋であるか否か、そういったような状況のサンプル調査を実施しております。その結果、最終的に10月末の第5週につきましては、99%台だったと思いますけれども、かなりの遵守率であったというふうに思っております。
残り1%の対策でございますけれども、各クリーンセンター及び指導課、計画課の方の職員で開封調査あたりも実施し、その改善に向けて取り組んだところでございます。
それ以外のごみにつきましても、各クリーンセンターの啓発係の方で改善に向けての
取り組みをやっているというふうな状況です。
◆大石浩文
委員 指定ごみ袋の使用はもう99%台ということですか。一定の浸透をしているということかと思いますけれども、有料化になった以外、あたりでもやはりまだルール違反がかなり多いということです。地域でもそれぞれいろいろ
取り組みをされているところですけれども、これについては、これまでも取り組んでこられたと思いますが、有料化を受けてさらなる対応が地域等に望まれているのではないかと。ステーション対策ということで、さらに新年度も検討をしていただきたいなというふうに要望しておきます。
それと、このステーション方式にかわる収集方法で戸別収集ということで、これ有料化の際は、我が会派でもぜひ戸別収集の導入を再度検討すべきだということで提案をさせていただきました。年度内にまたちょっと規模を広げたモデル事業を実施するということで考えられていると思いますが、一応新年度、年明けてということだろうと思いますが、詳細について御説明をいただけませんか。
◎白石三千治
廃棄物計画課長 戸別収集のモデル調査の実施につきましての御説明をさせていただきたいというふうに思っております。
大石委員おっしゃいましたように、今年度は前回いたしましたモデル事業をさらに拡大いたしまして、3倍近く拡大いたしまして実施するということで計画をいたしております。
実施時期につきましては、1月から3月を実施するということになるんですけれども、事前、事後の調査も入りますので、12月、現時点から調査にもう既に入っているような状況でございます。
調査対象地区でございますけれども、今回はエリアを3地区に分けまして、主に集合住宅である地域、それと集合住宅と戸建て住宅が半々の地域、それと主に戸建て住宅である地域、この3地域に分けまして調査を実施することとしております。
主に集合住宅の地区でございますけれども、黒髪校区の18町内、世帯数の合計で330世帯の地域、それと戸建て、集合住宅の世帯が半々の地域、これが白坪校区の10町内と13町内の一部で349世帯、主に戸建ての住宅が池上校区の1町内及び5町内の一部ということで347世帯を対象に実施するということにしている状況でございます。
◆大石浩文
委員 わかりました。
問題は対象地域によって作業効率が、私たちもちょっと戸別収集を体験させていただいたときに、やはり大分違うんですね。整然と道路と家があるようなところは非常に作業効率もいいんですけれども、今回の地域がどういうところなのかというのは、私も詳細わかりませんけれども、例えば、ここはよくわかりませんが、黒髪なんか非常に道路が狭かったりするようなところも一部残っていると思いますし、地域によって大分その結果にも差が出るのかなという気もいたします。
ですので、これは今後戸別収集を導入するかどうかという判断をしていく上で大きな結果になってくると思いますので、その地区あたりの、もう大体決まっているということですけれども、そういうのを含めて慎重に検討して、実施していただきたいなと思いますので、それもあわせて要望しておきます。よろしくお願いします。
◆
益田牧子 委員 有料化についてはいみじくも私がお願いしたのと、市の方でされたので、1ページのところですけれども、これが8月、9月がなかったのが残念だったなと思って見ましたけれども、
お尋ねしたらやはり燃やすごみも、9月は前年度比で112%ということでありましたし、特に埋立ごみが9月は前年度で367%と駆け込みが多くて、この5割というのはこれからが大変大事な時期ではないかなということを思っております。
有料化というのは、持続性という点では大変、他都市の
取り組みということも必ずリバウンドということも出ておりますので、この3ページのところで、来年、本格的に10月からプラスチックの容器包装ということがされてきますし、やはりこの間、職員の皆さんや町内の役員の皆さんが直接ステーションに立った、対人指導していただいたということが、大変私は重要ではなかったかなというふうに思っております。
今後20%を減量、持続させる、そしてさらに水俣市のような倍化、4割を目指すとか、そういう意味ではやはり細かい町内ごと、有料化を決めた後ではなく、本格的にプラスチック分別、
リサイクルという
取り組みが大変大事ではないかと思いますので、今後の計画について
お尋ねをしたいと思います。
そして、やはり行政とともに、地域の皆さんの御協力をいただくということが大変大事ではないかと思って、その点では水俣市あたりが地域での指導者養成ということをして、ごみ出しを徹底するという面でも大変重要な役割を果たしていらっしゃるということがありますので、そういうリーダー的な方々をこれから養成していくとか、そういうことも大変大事ではないかと思いますので、そういう点についてのお考えを
お尋ねしておきたいと思います。
◎白石三千治
廃棄物計画課長 ごみ減量の20%を持続させるための
取り組みといいますか、そういったことの
スケジュール及び地域での啓発活動についての御意見だと思います。
まず、来年10月から実施いたしますプラスチック製の分別収集
リサイクルでございますけれども、これにつきましては、まずはごみカレンダーで何曜日に収集しますというような簡単な周知をまずもってするわけでございますけれども、その後分別ルールの詳細、プラ製品との違いですとか、マヨネーズの取り扱いをどうするとか、そういったさらに細かく検討する必要がありますので、内部で十分検討を行いまして、その後分別に対しましてのガイドブック、そういったものを作成いたしまして全戸配布などを考えていきたいというふうに思っております。
それとあわせまして、有料化の
説明会と同様、地域でのきめ細やかな説明が必要でございますので、有料化の場合2月17日から実施しておりますので、同じような時期からこちらにつきましても
説明会をやっていきたいというふうに考えているところでございます。
あわせまして地域の啓発、あるいは指導者の養成ということでございますけれども、まずは内部で、今回は有料化と違いまして分別ルール、分別の仕方というのはかなり詳細にわたって把握しませんと、地域での説明もうまくいきませんので、まずは局内におきましてそういった職員を養成して、地域での
説明会に当たらせたいというふうに考えているところでございます。そうした上で実施日の10月に向けて地域啓発活動をどうするか、そういった点もあわせて検討していきたいというふうに考えております。
◆
益田牧子 委員 ありがとうございます。
不祥事の問題が冒頭ありましたけれども、やはり第一線のクリーンセンターの職員の皆さん等も、ぜひこういう地域の
説明会などにも出ていただくとか、本当に市民の皆さんとの協働の
取り組みを進めていただきたいと思っております。
それと要望としては、10月から
拠点回収というのが始まっておりますけれども、例えば天ぷら油も総合支所、市民センターということでなくて、他都市では酒屋さんであるとかガソリンスタンドとか、いろいろ地域の皆さんとの協働というか、そういうことで
拠点回収をふやすということがされております。また、家庭系の不燃ごみの中で、例えば小型家電製品などもこの資源化の中で、レアメタルあたりを回収するとか、これは水俣市でしたけれども、電気コード類も資源として収集して銅線部分の、この小さい、資源化とか、いかに燃やすごみ、埋め立てを減らすかという点では、もっと熊本市としても取り組んでいただきたいなというふうなことを要望しておきたいと思います。
あと1点あります。それは、1つは太陽光発電のことなんですけれども、資料の中で一番最後の、私が要望しました、10ページの中で、これは今年度の新規事業として6月補正、そして9月補正、国、県ということと連動して、大変応募者もふえたという点では私も評価をしているわけですけれども、先ほどの低炭素というときに、今後とも応募者に対しまして、例えば後期が492件の申請で抽選で272件というようなことがあって、もっと希望者が多いということもあります。これから来年度の予算編成ということもあって、国の動向ということもあるわけですけれども、こういうものについてはやはり系統的にしていくという点が大事だと思いますので、その1点だけ確認をさせていただきたいと思います。
◎
植木英貴 環境企画課環境審議員兼
温暖化対策室長 太陽光発電システムを来年どうするかというようなお話でございます。
先ほどの低
炭素都市づくりの
戦略計画の中でも、やはり太陽光発電といいますのは地域の特性ということで、大変重要なものであるというふうに考えておるところでございまして、そういう導入を促進するというのも大きい
取り組みでございます。
そういう意味から、来年度もこのシステムの予算につきましては要求もさせていただきたいと思っておりますが、国も11月から固定買取制度というのも新たに改正をされて取り組まれておりまして、だんだん国の状況も、また
取り組みの度合いも変わってきております。そういう意味で、来年度の
取り組みといたしましても、さらにCO2の削減効果が高くなるような
取り組み、例えば太陽光発電システムだけではなくてその他の省エネ設備でございますけれども、そういうのも含めて複合的な
取り組みということで、そういう制度ができないかというような形で考えているところでございます。
○
田尻善裕 委員長 他に質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
田尻善裕 委員長 他に質疑がないようであれば、これより採決を行います。
まず、議第359号「熊本市
水道事業等及び
下水道事業の
設置等に関する条例の一部改正について」、採決いたします。
本案を可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
田尻善裕 委員長 御異議なしと認めます。
よって、本案は可決すべきものと決定いたしました。
次に、議第350号「平成21年度熊本市
一般会計補正予算」中、当
委員会付託分について採決いたします。
本案を可決することに賛成の
委員の挙手を求めます。
(賛成) 磯道文徳副
委員長、竹原孝昭委員
大石浩文委員、村上博委員
坂田誠二
委員、
牛嶋弘委員
(反対)
益田牧子委員
○
田尻善裕 委員長 挙手多数。
よって、本案は可決すべきものと決定いたしました。
以上で当
委員会に付託を受けました議案の審査はすべて終了いたしました。
これをもちまして、
環境水道委員会を終わります。
午後 0時04分 閉会
出席説明員
〔
環境保全局〕
環境保全局長 奥 山 康 雄 局次長兼
環境保全部長
原 本 靖 久
環境企画課長 前 野 清 隆
環境企画課環境審議員兼
温暖化対策室長 植 木 英 貴
緑保全課長 岩 本 省 吾
水保全課長 今 坂 智惠子
水保全課環境審議員山 本 光 洋 環境事業部長 飯 銅 芳 明
首席環境審議員 土 屋 文 明
首席環境審議員兼
環境施設整備室長
藏 岡 和 正
廃棄物計画課長 白 石 三千治 廃棄物計画課環境審議員
財 津 和 明
廃棄物計画課環境審議員
廃棄物指導課長 吉 田 裕 伸