議第403号「
指定管理者の
指定について」
議第404号「
指定管理者の
指定について」
議第405号「
指定管理者の
指定について」
議第406号「
指定管理者の
指定について」
議第407号「
指定管理者の
指定について」
議第412号「町の区域及び名称の変更について」
議第413号「町の区域をあらたに画することについて」
議第414号「市町の
境界変更について」
議第415号「市町の
境界変更に伴う
財産処分に関する協議について」
議第416号「町及び字の区域をあらたに画することについて」
議第427号「
熊本市立高等学校等の職員の給与に関する
条例の一部改正について」
議第430号「
製造委託契約締結について」
(2)送付された陳情(1件)
陳情第69号「
改正国籍法に関する
陳情書」
(3)
所管事務の調査
午前10時03分 開会
○
白河部貞志 委員長 ただいまから
教育市民委員会を開きます。
今回、当
委員会に付託を受け、審査いたします議案は、
補正予算1件、
条例3件、その他14件の計18件であります。
なお、このほか陳情1件が参考のため議長より送付されておりますので、その写しをお手元に配付しておきました。
それでは、審査の方法についてお諮りいたします。
審査の方法としては、各
号議案並びに
報告事項につきまして、順次
執行部の
説明を聴取した後、各
号議案並びに陳情について一括して質疑を行い、続いて
所管事務の質疑を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
白河部貞志 委員長 御異議なしと認め、そのようにとり行います。
まず、議案並びに
報告事項についての総括的な
説明を
お願いします。
◎
小牧幸治 教育長
◎
原幸代子 市民生活局長
(
総括説明)
○
白河部貞志 委員長 次に、議第350号「
平成21年度
熊本市
一般会計補正予算」中、当
委員会付託分についての
説明を求めます。
◎
松石龍太郎 総務企画課長
◎
宮崎悦子 総合女性センター館長
(
平成21年第4回
定例会常任委員会補正予算説明資料に基づき
説明)
○
白河部貞志 委員長 次に、議第356号「
熊本市
自転車等駐車場の附置に関する
条例の制定について」の
説明を求めます。
◎
藤本完二 生活安全課長
(
平成21年12月第4回
定例会議案に基づき
説明)
○
白河部貞志 委員長 次に、議第357号「
熊本市
総合女性センター条例の一部改正について」の
説明を求めます。
◎
宮崎悦子 総合女性センター館長
(
平成21年12月第4回
定例会議案に基づき
説明)
○
白河部貞志 委員長 次に、議第400号ないし議第407号「
指定管理者の
指定について」の
説明を求めます。
◎
内田浩一 地域づくり推進課長
(
平成21年12月第4回
定例会議案に基づき
説明)
○
白河部貞志 委員長 次に、議第412号「町の区域及び名称の変更について」、議第413号「町の区域をあらたに画することについて」、議第414号「市町の
境界変更について」、議第415号「市町の
境界変更に伴う
財産処分に関する協議について」、議第416号「町及び字の区域をあらたに画することについて」の
説明を求めます。
◎
南里徹 地籍調査課長
(
平成21年12月第4回
定例会議案に基づき
説明)
○
白河部貞志 委員長 次に、議第427号「
熊本市立高等学校等の職員の給与に関する
条例の一部改正について」の
説明を求めます。
◎
甲斐俊則 教職員課長
(
平成21年12月第4回
定例会議案に基づき
説明)
○
白河部貞志 委員長 次に、議第430号「
製造委託契約締結について」の
説明を求めます。
◎
藤森利一 博物館長
(
平成21年12月第4回
定例会議案に基づき
説明)
○
白河部貞志 委員長 以上で議案の
説明は終わりました。
引き続き、
執行部より特に報告したい旨の申し出があっております案件についての発言を許可いたします。
◎
松石龍太郎 総務企画課長
(
事務事業点検評価について資料に基づき
説明)
◎
小原祐治 健康教育課長
(
熊本市立学校及び幼稚園における
新型インフルエンザの状況について資料に基づき
説明)
◎
林田謙二 生涯
学習課長
(
子ども読書活動推進計画の改定(案)について資料に基づき
説明)
◎
松本祐一 文化国際課長
(
熊本市
文化芸術振興指針(素案の骨子)について資料に基づき
説明)
(
熊本市
国際化指針(素案の骨子)について資料に基づき
説明)
◎
野口恭子 男女共生推進課長
(
熊本市
男女共同参画基本計画(素案)について資料に基づき
説明)
◎
藤井由幸 局次長兼
市民生活部長
(
運転免許証の
自主返納者に対する「
住民基本台帳カード」の
交付手数料の免除について資料に基づき
説明)
○
白河部貞志 委員長 以上で報告は終わりました。
それでは、これより質疑を行います。
まず、各
号議案並びに陳情について、一括して質疑を
お願いいたします。
◆
津田征士郎 委員 補正予算の
文化財保存修理経費の
補正について
お尋ねをしたいと思います。
補正の要因は
補助金の関係と聞きましたけれども、この内容について
説明をしていただけますか。
◎
河田日出男 文化財課長 ただいま
委員御質問の
文化財課の
古今伝授の間の
補正の件でございますけれども、この
古今伝授の間は
所有者が永青文庫でございまして、
水前寺公園内にございます。かなり
老朽化、傷んでいるということで、今年度と来年度の2カ年にかけまして補修をやっております。その中で、今年度の
事業費がおおよそ4,100万円でございまして、この4,100万円の
補修費の
財源内訳でございますけれども、当初は、
県指定の
文化財ということで、県の
文化財の補修の要項が、県の場合が
事業費の2分の1以内の
予算に限るという
補助基準になっておりますので、4,100万円のうち、当初は県の補助を半額の約2,100万円ほど、それから残りを市の
文化財保存の
修復基金、そして
所有者が若干支出するということで
予算組みをやりまして、今年度事業をやっていたんですけれども、今年度になりまして、県の補助が、実際、450万円ほどしかございませんでしたので、結果としてその
不足分の1,687万円につきまして、
熊本市から
補正で追加するということでございます。
なお、この
熊本市の1,687万円につきましては、
一般財源ではございませんで、先ほど言いました
文化財保存修復基金からの支出ということでございます。
ここで、若干、
文化財保存修復基金について御
説明させていただきますけれども、この
基金につきましては、
平成18年2月に
肥後銀行から、
文化財の
保存修復に使っていただきたいということで3億円の寄附がございまして、これを
基金としております。
なお、
肥後銀行さんから寄附があった際に、まずは優先的に22年度まで、要するに新幹線が通るまでに
泰勝寺、それから
妙解寺、
妙解寺は
北岡自然公園のところでございますけれども、それから当
古今伝授の間、これを優先的に修理することに充てていただきたいという要望がございましたので、結果として
古今伝授の間、県の補助が少なかった分につきまして、今回の
補正で
お願いしたところでございます。
◆
津田征士郎 委員 今、
文化財と言えば
熊本城ばかりが大体注目されておるわけですが、修復、保存しなければならないものはまだほかにもたくさんあると思います。そのようなことで、
文化財の
保存修復基金でこれまでどのような事業に取り組んでこられたのか、その
基金を活用して今後どのような事業を計画されておられるのか、
お尋ねをしたいと思います。
◎
河田日出男 文化財課長 基金を使いまして、まず
肥後銀行から要望が出ております
泰勝寺につきましては、仰松軒といいまして、
大正時代につくられました茶室がございます。ここの修復、それから、同じく
泰勝寺につきまして、今年度中に園路を中心とした園庭の補修でございます。それから、
北岡自然公園の
妙解寺でございますけれども、これにつきましては、山門の前に石橋がございまして、そこが破損しておりましたので、既に修理をさせていただくとともに、
国指定の土塀がございまして、そこがもうかなり破損して朽ちておりましたので、そこを前年度、今年度、来年度、この3カ年で、今現在まだ補修中でございます。それから、今申しました
古今伝授の間が今年度と来年度。それ以外に、
緊急事項ということで、
水前寺の方に
スイゼンジノリ発祥の地が天然記念物という形でございますけれども、ここがもうほとんど
スイゼンジノリが見えなくなっているということで、環境省からも
環境整備を特にやっていただきたいという強い要望を受けておりましたので、前年度、
スイゼンジノリが何とか発生するようにということで、一部区画をブロックのようなものでくくりまして、水位がかなり保てるような形で
環境整備をしたところでございます。
◆
津田征士郎 委員 文化財の保存や修理には相当な経費もかかろうかと思いますけれども、市民の貴重な財産でありますから、優先的に
予算を確保しながら今後ともやっていただきたいと思います。これは要望でございます。よろしく
お願いしておきます。
○
中松健児 副
委員長 関連して
お尋ねしたいと思うんですが、
古今伝授の間に入るためには、必ず
入園料を払ってでないと入れないんですか。
◎
河田日出男 文化財課長 水前寺公園自体が
出水神社さん所有ということで、今現在たしか
入場料400円となっておりますので、入っていただければその敷地内に
古今伝授の間がございますので、見ていただくことはできます。
○
中松健児 副
委員長 例えば、今度、
古今伝授の間が改修されますと、それだけをどういうふうになったのか見たいと、もうかねて行きつけているから、ほかの公園は見ないでもいいという
方たちに対しても、やはり
入園料を払って行かなくちゃいけないんですか。
◎
河田日出男 文化財課長 先ほど言いましたとおり、どうしても
出水神社、
水前寺成趣園ですね、
水前寺公園の中になるということで、どうしても公園内の
入場料ということで必要になります。
○
中松健児 副
委員長 そうならば
古今伝授の間を見に行きたい、そうしたらその収入は
出水神社に入るわけですね。そうしたら、
出水神社が今回の
古今伝授の間に対して一定のものを出してやろうかというような話はなかったんですか。
◎
河田日出男 文化財課長 残念ながらございませんでした。
○
中松健児 副
委員長 貴重な
県指定の財産ですから、
出水神社がきちんとやってくれているかどうかももちろん大事なことだとは思います。大体、
出水神社が
施設管理云々について、一定のものを今まで出していたんでしょうか。
◎
河田日出男 文化財課長 古今伝授の間に対してはございませんけれども、
古今伝授の間が
出水神社の敷地内にございますけれども、
古今伝授の間は永青文庫さんの所有ということで、その
施設であるということで
観光面に寄与するということで、
出水神社さんの方が永青文庫の方に
施設を使わせていただいているということで、若干のお金を払われているということは聞いております。
○
中松健児 副
委員長 それでは、そういうことで大きく入園に寄与しているわけで、その寄与した一部は永青文庫の方に行っているわけですね。
◎
河田日出男 文化財課長 そうでございます。
○
中松健児 副
委員長 私も何回かよく見に行っていたんですが、常にあそこはよく
管理はされておるなと、日常的な
管理はやはり
出水神社がしているんですか。
◎
河田日出男 文化財課長 そうでございます。
○
中松健児 副
委員長 せっかくのことだけれども、
出水神社の
気持ちもわからないでもない、お金も永青文庫に行っておるということのようですが、せっかく改修したやつだけ見に行きたいという者について、何らかの形で対応できないかということを含めて、こっちも出すわけですから、
出水神社あたりと接触をしていただきたいなという希望を述べておきます。
◆
古川泰三 委員 肥後銀行から3億円の
基金があったでしょう。もうこれ3つぐらいやっているわけですね。これ以後もやるということだけれども、残金は
あと幾らぐらい残っているんですか。
◎
河田日出男 文化財課長 今年度、当
補正が認められた場合ですけれども、残金が今年度末で約1億3,500万円ほどという形になります。
◆
古川泰三 委員 どんどんやはりやっていくわけですね。これからいろいろな修復をやっていくと、どんどん
基金というのは減っていくわけですよね。最終的にはなくなる
可能性もあるわけですね。そうしたら、なくなったらできないですね。ということは、どこからかまたあなたたちが頑張って
基金を募るとか、そういうことはしないのですか。
◎
河田日出男 文化財課長 確かに、今、
委員おっしゃったとおり、今年度、事業がすべて認められた場合1億3,500万円ほど残りますけれども、まだまだ
肥後銀行様からの御要望という形で、先ほど言いましたように
妙解寺の土塀、まだこれも来年度もかかります。それから、
古今伝授の間もまだ来年度もまた概算で約6,000万円ほど必要ということでございますので、そういうもろもろをやりました場合には、来年度入札がどれくらいになるかもありますけれども、実質的に6,000万円、7,000万円ほどしか残らないと思いますので、そういうものもまたこの
基金を使うものに対しましては、この
基金の運用の
協議会が設けられておりますので、その中でまず優先的にどれを使うか、そしてそういう
基金がなくなった場合には、おっしゃったように、また多くの方の浄財が集まればいいなとは思っております。
◆
古川泰三 委員 いやいや、
肥後銀行さんだけではなくして、
金融機関というのはいっぱいあるわけですよ。だから、
文化財保護については、もうやっぱりこれはしないといけないというような人がいっぱいいると思うんです。だから、そういうところにやはりあなたたちが営業に行かないと、そういう時代なんですよ。役所は、ただやれるものはもらっておこう、そんな時代ではないんです。あなたたちがどんどん営業に行って、ぜひこの
文化財を守りたいから、これは必要なんですよ、見てもらいたいから、もう永久的にこれは保存しないといけないのです、だからぜひ寄附を下さいという、
教育長とちゃんと一緒に行って、そういう
気持ちをやはり持っておかないといけないというふうに思うんです。
教育長さん、いかがでしょうか。
◎
小牧幸治 教育長 おっしゃるとおりでございます。まさに
文化財というのは
熊本市にとっての大きな財産でございます。これを大きく活用していくためには、その活用のあり方というものを、
維持管理をしていくという流れの中において必ず財源が要るものでございますが、市を基本としながらも、なおかつそれを補うという形の中において、市民の皆様からの浄財については極力努力をしてまいりたいと思います。
◆
古川泰三 委員 もう昔からの話になるけれども、地元のことを言うといけないのですが、
千金甲古墳群、もう40基も50基も古墳があるんですよ。それはもうほったらかしですよ。だれか見に行った人がいますか。この前、見に行ったところが、もうクモの巣が顔や体にいっぱいつきましたよ。もうほったらかしなんです。だから、いえば
装飾古墳ですか、あれはあけるわけにいきませんものねとかなんとか回答が返ってくるけれども、いろいろな方法があるんですよ。見に行きたい人はいるんですよ。もう今はツタと
草だらけですよ、入れない。ほったらかしなんです。今、
文化財の保護とか、これを修復したりとか、やはり文化というふうなものについて
熊本市は一生懸命頑張って、あるいはやるんだというふうな形のものをどんどんあなたたちから聞くけれども、実際、それなら手をつけているのか。私は
平成3年からそのことをずっと言っているんですよ。全く手がつけられていない、ほったらかし、こういう現実もあるわけなんです。だから、今言ったのは、金がないなら
寄附金でも募って、そういうすばらしい、
国指定なんですよ、あそこは、
県指定なんですよ。
装飾古墳なんですよ。すごいものがあるんですよ、昔の人が残したような。そういうものをやはり
子供たちに教育の場として与えて、見られるような形でどんどん来てもらう。すぐ下は中学校なんですよ。川1つ越えれば小島の小学校もある、松尾も東、北、西とあるんですよ。格好の教育の場なんです。それがもうずっとほったらかしになっているという現実もあるから、金が足らないならばぜひ
基金を募って、そういうところもどんどん見に来ていただくという形のものをぜひ
お願いしたい。
基金はまだ残っているけれども、
千金甲古墳群は予定にないということなので、だからぜひひとつそのことを
お願いしたいというふうに思います。
◆
東美千子 委員 県指定というのは、県にとってはどういう意味があるのかお聞きになられていますか。ちょっと県がたった450万円なんて失礼ねと思うんですよ。その辺を聞かせてください。
◎
河田日出男 文化財課長 まず、
県指定の意義づけということでございますけれども、
熊本市にも
市指定文化財、それから県下を見た場合
県指定文化財、そして国全体と見たら
国指定文化財とございます。
県指定の場合、県下一円を見て、それが
歴史的文化財として非常に大切なものかどうかということで
県指定云々ということでございます。そして、今回
補助金が少なかったということで、県をどう見ているかということでございますけれども、1つ前の20年度に、旧
細川業刑部邸の茶室の
屋根等の修理がございました。総額で1,100万円ほどの
予算でございましたけれども、その際県からはちゃんと半分は補助していただきました。ところが、結果的に見ますと、県の補助というのは年々歳々だんだん
補助率というのは落ちてきているのが実情でございます。それで、継続的に県に対しましては、
文化財に対する県の姿勢として、
補助金につきましては手厚くということで
お願いは継続させていただいているところでございます。
◆
東美千子 委員 大体考えると2分の1、2分の1ではないかなという気がしますので、押し切られて負けちゃったというような感じがどうもしますので、これからは県も
予算は厳しいかと思いますけれども、その
あたり、県の姿勢というのもきちんと明らかにしていただくような
働きかけをこれからもよろしく
お願いします。
○
白河部貞志 委員長 ほかに。
◆
前田憲秀 委員 自転車等駐車場の附置に関する
条例について
お尋ねをしたいと思います。
資料の18ページの第9条のところなんですが、前回からもずっと
説明があっております
駐車台数1台につき幅0.6メートル以上、
奥行き1.9メートル以上としと、云々の
説明があります。その2項に、
立体式の
駐車場と
自転車等駐車場その他の特殊な装置を用いる
自転車等駐車場で、市長が認めるものを設置する場合については前項の規模によらないことができるとあるんですけれども、これはもうちょっと具体的に言うとどういうことになるかを教えていただきたいんです。
◎
藤本完二 生活安全課長 標準的なサイズといたしましては、平地で幅0.6メートル、
奥行き1.9メートルを見ております。1.14平米くらいになるかと思いますけれども、ただ、
ラック式のものがございます。これは幅が0.6メートルより少々狭いものもございますし、そういうことで、一律に基本的には0.6メートル、1.9メートルを見ておりますけれども、そういうような機器を設置する場合には、その機器を見てということになるかと思っております。
◆
前田憲秀 委員 立体的に駐車できる、ああいう
イメージでよろしいんですか。例えば、平地でしたら、その0.6メートルから1.9メートルないととめられないけれども、それより少ない地域でも同じ台数とめられるような
イメージ、そういうことでいいんですか。
◎
藤本完二 生活安全課長 イメージ的にはそうなっております。
◆
前田憲秀 委員 スケジュールとしては、予定どおりいけば22年度の7月から施行ということであります。以前からずっと私も要望も含めて
お願いをしておりますけれども、現に今の時点で駐輪に関してはいろいろな問題が出ていると思いますので、この
条例に関しては新たな
附置義務にはなりますけれども、しっかりとこのことで、我々視察でも仙台市だったでしょうか、つくってはいるけれども、なかなかそこを利用しないような
施設もあるという話もございました。ですから、今の問題も踏まえて、この
条例が施行されることによって、本当に
指定の地域の
違法駐車、また
駐輪場、景観も含めて改善されるように、しっかりと努力をしていただきたいということを要望させていただきます。
○
中松健児 副
委員長 少しでも違法駐輪を減らしていくというような一つの取り組みで評価したいと思うんですが、これを見ますと、新築、増築ですね。改築のときはどうなんですか。
◎
藤本完二 生活安全課長 今回の
条例の中には改築は入っておりません。新築と増築で、新しく駐
輪需要を生み出すという
施設に対して
附置義務をかけるということになります。
○
中松健児 副
委員長 そうすると、既設のやつについてはもう手つかずというようなことになるわけですね。だから、新しく新築、増築だけですが、では今までのところのはほっておいてもいいというわけにはやはりいかないと思うんです。そういうところに対しての
お願いとか、または
周知徹底とか、ぜひ御協力というような既設の
施設に対しての
働きかけというのは何か考えておられるんですか。
◎
藤本完二 生活安全課長 今のところ、新築、増築で新しく駐
輪需要を発生させるところに限るというような格好で
条例を制定させていただきたいと。それ以外では、もしそういうような増築されるような方がいらっしゃいましたら、そのような
お願いはしてまいりたいと思います。
○
中松健児 副
委員長 そうすると、既設の
商業施設等については何ら
働きかけをしないということですか。
◎
藤本完二 生活安全課長 条例の中ではそうにはなります。今後、
附置義務条例と並行して今検討しておりますのが、
助成制度がございます。そのような
助成制度の中で、新たに
駐輪場を設置していかれる民間の業者さん方には、
助成制度で補いたいというような方向も考えております。
○
中松健児 副
委員長 ちょっと趣旨が違うと思うんですよ。私が言いたいのは、既設の今までの
施設がありますね、
商業施設ね。そこについて、今回こういう
条例ができました。ここにはないけれども、改築とかあるときは、ぜひこういう趣旨にのっとって御協力いただきたいというような何らかの
働きかけ、例えば文書を出すとか、または広報に載せる、いろいろなそういう
働きかけも重要ではなかろうかということの考え方についてお聞きしているんです。
◎前渕啓子 文化生活部長 今
お尋ねのお話は、この
条例の対象者以外の方について、この
条例の趣旨をどう広めていくかということでの
お尋ねかと思います。
委員おっしゃいますように、やはりこの
駐輪場の、特に違法駐輪の対策というのは、行政だけではもう解決が困難という認識でございますので、そういった民間の事業者の方の御理解が一番大事かと思っております。そういう視点で、この
条例の施行を契機といたしまして、そういった方にもぜひ、やはり
条例の対象にはならないから知らないふりということではなくて、十分な御
説明をしながら、いろいろな商店街等のいろいろな意見交換の場
あたりにも積極的に広報、それから協力の
お願いをしてまいりたいと思っております。
○
中松健児 副
委員長 私は、上通の裏をよく通るのですが、今店がたくさんでき始めているんです。そうすると、店を改築なんかするときにも、自分のところのちょっと横に、少しぐらい駐輪ができるものがあるといいなというのがあったものだから、やはり新しいものばかりでなく、既設に対しても協力していく、そして
違法駐車をなくしていきましょうというような、これとあわせてぜひそういう広報活動を含めて取り組んでいただきたいと。今、前渕部長がおっしゃって、そういう施行を頑張っていきたいという意向が見えましたので、ぜひともよろしく
お願いいたしたいと思います。要望に変えます。
○
白河部貞志 委員長 ほかにありますか。
◆田中誠一
委員 金峰山ですか、青少年の家、非常にあそこは評判がいいですね。あれは、今、キャンプ事業で行っています対象は小学校5年生ですね。自分もちょっと勉強不足で、給食のことは知らなかったわけです。自分たちが以前利用していたときには、あそこで飯ごうを持っていったり、外でそういう御飯……
○
白河部貞志 委員長 田中
委員、議案の内容について。
◆田中誠一
委員 金峰山は、債務負担の方に入っています。
それで、今、もうすべて給食で賄っているわけですか。
◎
林田謙二 生涯
学習課長 金峰山の方につきましては、業者委託ということで、3食の提供をいただいているところでございます。
◆田中誠一
委員 そうすると、
子供たちには自炊などそういう実習は今はされていないわけですか。
◎
林田謙二 生涯
学習課長 自炊もできます。
◆田中誠一
委員 そうしたら個々の学校の要望で自炊か給食か定めるわけですか。
◎小山剛正 金峰山少年自然の家所長 今、小学校5年生が来ていますけれども、2泊3日で活動をやっております。学校の先生との打ち合わせの中では、
委員がおっしゃった自炊というのはほとんどございません。あとは、計画の中で、学校の先生たちがどうしても
子供たちに自炊をさせたいと、炊飯をさせたいという御要望があればやっているという状況でございます。
○
白河部貞志 委員長 いいですか。ほかにありませんか。
◆田中誠一
委員 今度は生涯スポーツですけれども、生涯スポーツマスタープランの中で、重要課題として総合型スポーツクラブの育成と、もう一つはリーダーバンクの登録、それとスポーツ医学の活用とかありまして、記憶によりますと、
熊本県は22年度までに60の地域とありました。
熊本市はその中で30を目指しておったわけです。実際には、今17立ち上げて、
熊本県全体とすれば、今準備中のところを含めると、22年度までには64の数字が出てきます。47ですか、実際に活動しているところは。今、県に火の国広域スポーツセンターがありますけれども、大体22年度まで予定していたですけれども、もう実際60をクリアしたので、来年1年ぐらいで職員も減らすというような形で、今まで火の国広域スポーツセンターにあった
熊本県の連絡
協議会が体育協会に来年度から移ります。
熊本市の方針としては、もともと30を目指していたですけれども、これでやめるのか、まだ今からそれとも推進をしていくのか、その辺のところを、
教育長、難しいでしょうか。
○
白河部貞志 委員長 議案のどの部分になりますか。
◆田中誠一
委員 さっきの金峰山のあれと一緒で……。
○
白河部貞志 委員長 所管のところでもう一回いいですか。
◆田中誠一
委員 では、所管のところでいこうか。
○
白河部貞志 委員長 答弁どなたか決めておいてください。では、もう所管でいいですか。議案ですね、どうぞ。
◆原亨
委員 プラネタリウムの件でちょっとだけ
お尋ねをしたいと思っておりますが、年間入場者数を教えていただきたい。もしわかるなら、市内居住者とそれから観光客といいますか外部でどのくらい入っているのかなということです。
◎
藤森利一 博物館長 年間入場者数ですけれども、昨年度、
平成20年度が全体で9万722人が入場者数なんですが、うち博物館にプラネタリウムをごらんになられた方が3万9,500人ぐらいです。大体43.5%、これは毎年このくらいのパーセントで推移しております。そのうちの、今度は観光客の割合というのを、ちょっとそういうデータをとっていないものですから、大変申しわけございません。一番多いのは、やはり幼稚園児、それから小学校の団体が一番多うございます。それと、大人と子供の比で言えば、当然子供さんの方が、中学生以下の子供さんが多い比率になっております。
◆原亨
委員 3万人というのは多いんですか、少ないんですか。
◎
藤森利一 博物館長 3万9,000人、約4万人なんですけれども、大体40%前後でこの数年間ずっと推移しておりまして、特段少ないとも言えないのではないかなと思っています。
◆原亨
委員 少なくはないということであれば、次の言葉が出ないわけでありますけれども、なくてはならないものであるというのは認識をしております。ただ、やはり受け身に立ってはいけないのではないかなと思うんです。やはりこの貴重な財産、また逆に言えば財産という意味は、
子供たちにとっても財産であるはずなんです。ですから、そういう面で、こういう
施設はよく受け身に立つんですよね。そうなってきますと、攻めていくというふうな形の中で、こういうところで学ばせるということが大事ではないかなと思います。
きょういろいろ出ていますけれども、絵にかいたぼたもちではありませんが、行政というのは文書をつくるのが得意なんです。その先はどうするのというところがほとんど書いていない。だから、基本計画もそうです。わくわくとかしているけれども、ではわくわくするために何をどうしてどうするのというところがないんです。だから、それではやはりいけない、行政は攻めていかないといけないと思うんです。そのために、こういう立派な
施設、4億円もかけてということで、こういうことは大いに結構だろうと思うんです。ですから、ぜひ攻めるということの中ですばらしい
施設をもっともっと活用ができるようにしていただければと思います。
◆
前田憲秀 委員 すみません、プラネタリウムで私も1つ。
今、3万9,500人ということだったんですが、たしか例えば小学校とか定期上映の時間外でも見られましたですよね。
◎
藤森利一 博物館長 定時的な投影をやっております。曜日によって若干違います。
◆
前田憲秀 委員 その数も入っての3万9,500人ですよね。
◎
藤森利一 博物館長 そうでございます。
◆
前田憲秀 委員 ですから、一つ目安としては、今1日3回だったでしょうか、上映時間がありますよね。その座席が、今度、がたいの大きい人用にも55センチということですから、私も行ける回数がふえると思うんですけれども、その上映回数に座席があるわけですから、その座席を占める割合がどれぐらいかというようなデータも必要ではないかなと思いますけれども、そこら辺はありますか。
◎
藤森利一 博物館長 現在、217席御用意しております。これが満席になるというのは、団体で来られたときは確かに年に数回ございます。一般の、土日は1日3回番組をやっていますが、そういったときに満席になるというのは、1回あるかないかぐらいです。ゴールデンウイークみたいなときにはあることもございますが、ほとんど通常の一般の方で満席ということは余りございません。
今度、180席になりますが、過去の事例に照らしますと、これが満席になるというのも、やはり同じぐらいの頻度になるかなと思っております。
◆
前田憲秀 委員 実際、定期的に上映されている時間帯が年間を通してあるわけですが、その座席がどれぐらい埋まったかというデータもぜひとるべきではないかなと思います。9万人入場者のうちの43.5%ということですから、半分近くの人はプラネタリウムに入っているということであれば、その割合は確かに高いのかなという気もするんですけれども、ではもともとその9万人がどうなのか、プラネタリウムのみを目的にという方もいらっしゃるのではないかなという気がいたします。
それと、博物館の前にバス停があります。しろめぐりんは私も何回か乗ったんですけれども、以前も質問したんですが、しろめぐりんのバスが10分なり15分予定よりおくれてくるとか、いろいろな問題がありますので、刑部邸も含めて博物館を観光客が行ってみたいと思うような仕組みづくりができないかなというのはずっと私も思っていますので、そこはまた経済との連携も必要かなと思っていますので、ぜひ発案をしていただきたいなと思います。
それと、あと一点ですけれども、コンサートの実施ということも先ほどありましたので、例えばある会合というか、会議というか、セミナーというか、そういうのをプラネタリウムでやってみませんかとかいうようなアピールもできないかなと。もちろん飲食はできないでしょうけれども、セミナーの開催前に、ふだん見られないような星座を見て、その後に気分転換をしてセミナーをそこでやっていただくとか、いろいろなことが考えられるのではないかなと思いますので、ぜひ検討していただければと思います。要望しておきます。
◎
藤森利一 博物館長 ありがとうございます。
熊本城と周辺のそういう
施設との連携という意味では、今回考えておりますのは、番組と番組の間に無料で見ていただけるような5分程度の
熊本城の四季の御紹介、あるいは
熊本市の見どころの御紹介の番組、そういったものを投影するようなことを考えております。県外のお客様につきましては、それを見ていただきますと、また違った季節の
熊本城に来てみたいとか、あるいは市内の方でいらっしゃいますと、
熊本の知らなかった新しい魅力をまたそこで発見していただけるとか、そういうふうな多目的な使い方を連携をとってやっていきたいと思っております。
それと、もう一点ございましたセミナーなどにつきましても、今度ミニステージを前方の方に設けるようにしておりまして、それはマイクも使えますし、照明もそこに当たるようにしております。ですから、そこでおっしゃいましたそういうことはもちろんのこととしまして、星空の下でのミニコンサートや、あるいは朗読会、他部局との連携も必要ですが、マタニティーコンサートというんですか、そういういやしの空間、そういった場としても活用できるようにさせていただきたいと思っております。どうぞよろしく
お願いいたします。
◆
東美千子 委員 きょう報告がありました教育
委員会の
事務事業点検評価の概要のところで、もう所管でよろしいんでしょう。
○
白河部貞志 委員長 ほかに質疑はありませんか。議案はありますか。
(「結構です」と呼ぶ者あり)
○
白河部貞志 委員長 ほかに質疑がなければ、引き続き
所管事務についての質疑を行います。
◆
東美千子 委員 青少年の成長支援のところで、青少年が地域や自然と触れ合う場というのがありますけれども、ぜひ子供と触れ合う場というのも必要ではないかと思うんです。今郡部では中学生が地域の保育園に1日行って
子供たちと触れ合うという実習をしているところが多くなっています。命の教育の中で、子供はかわいい、赤ちゃんはかわいい、いとおしい、自分たちもこうだったんだと思うことは手っ取り早い命の教育ではないかと思いますので、地域で自然と触れ合うというのもそうですけれども、幸い、保育園がたくさんございますので、ぜひ保育所と連携をとりながら、小学校高学年、中学生
あたりに、子供と触れ合う時間というのをぜひ計画していただきたいと思うんですけれども、その辺のお考えはいかがでしょうか。
◎杉原哲郎 指導課長 中学生におきましては、家庭科の中で
子供たちと触れ合うという単元がございます。ことしは、子ども文化会館のお世話で近くの西山中学校が子ども文化会館に行きまして、そこに実際、乳幼児を抱いたお母さんが集まっていただいて、一緒に触れ合うような形をとった中学校も出てきている段階でございますので、今、
委員御案内のとおり、そういうことは非常に命の教育とともに大事な教育でございますので、積極的に各学校にも
お願いして広げていくようにしたいと思っております。
◆
東美千子 委員 子ども文化会館、親子が集うということで非常に効果的なんですけれども、そこ1カ所ではとてもとても市内の中学生が行くにはちょっと無理だと思います。地域の保育園、各中学校管内には必ず保育園がありますので、その
あたりとの連携をとっていただく方が、全中学校にというところがみそだと思います。一定の子だけではなく、全中学校にカリキュラムの一つとしてぜひ取り入れていただきたいと思いますので、その
あたりも来年に向けてぜひ御検討いただきたいと思います。
○
白河部貞志 委員長 ほかにありますか。
◆原亨
委員 教育
委員会に2つほど。
1つは、今非常にこういう経済状況の中で、よく高校、大学というのは金持ちの子以外は行けないのではないかというぐらいの状況も言われているわけでありますが、そういう中で奨学金制度とか、いろいろな部分が活用されている。また、それに伴って、逆に今度は返済と言われる部分も滞っているということがよく報道されているわけであります。
お尋ねは、高校から大学を受験するとき浪人をしたというふうなことになってきたときに、塾に行けば塾の証明が出ますよね。奨学金をもらっている人は必要だからもらっている。では、塾に通えないということで、自分ちでといいますか、独学で勉強して1年後に受験をするということになったときには、その奨学金の返済開始や猶予という部分に関してはどのように対応されているのか
お尋ねしたいと思います。
◎
松石龍太郎 総務企画課長 例えば、高校から大学に移るときに浪人をしているとき、高校のときに奨学金を借りていた場合にどういうふうな対応をしているかという
お尋ねかと思います。これにつきましては、私どもの奨学金の返還方法につきましては、一応猶予ができるときには場合としまして、いわゆる学校教育法で定める予備校でありますとか、そういうところである場合は、確かに猶予という形でお認めをしているところでございます。そこからいきますと、今、
委員から御質問がありましたいわゆる宅浪という場合につきましては、その返済猶予の対象外という取り扱いをさせていただいております。実際的に、私どもの実務的な対応といたしましては、そこは納付の相談に応じさせていただきまして、なるべく負担がかからないようなところでのお支払いの方法について御相談をさせていただくという形で今のところ対処させていただいているところでございます。
◆原亨
委員 だから、予備校に行けば猶予ですよと。でもこういう資金を利用されるということは生活的な困窮の部分があるから、そしてやはり学問というものを目指している、宅浪すると対象外というのは私はいかがなものかという気がするんです。では、予備校であればというのはどこから出ているのかということにもなるんです。ですから、例えばどっちにしても受験をすると学校の証明が必要になってくるということになれば、やはり学校はこの子が宅浪の中で目指しているというのはわかっているわけです。では、学校の証明だって出せるんですよね。だから、予備校なら出すけれども、宅浪なら出さないという論理は成り立たないのではないかと思うんですが、いかがでしょうか。
◎
松石龍太郎 総務企画課長 確かに、この奨学金制度ができましたのが
平成14年度でございます。その当時におきましては、こういうふうな不況でありますとか、いわゆる経済の格差と言われるような時代を想定していないというようなところがございまして、いわゆる予備校に通って、在学をしているところでの猶予を認めるという考え方でなっていたかと思います。今、
委員御指摘のとおり、今非常にこういうような経済状況が非常に厳しい状況でございまして、この部分につきましては、何らかの救済策といいますか、そういうところをやはり検討していかなければならないのではないかと私どもも思っているところでございます。
◆原亨
委員 ぜひやはり検討していただきたいなという部分なんです。何で奨学金を借りているか。生活的なもので借りる必要があるから借りているんです。ということの中で、浪人したら予備校へ行かんとだめよという論理は絶対おかしいと私は思いますので、ぜひ前向きに検討を
お願いしたいということであります。
それから、もう一点だけいいですか、手短に。
○
白河部貞志 委員長 どうぞ。
◆原亨
委員 本会議の一般質問でも出ておりましたけれども、
駐車場の料金の件です。私、今一番大事な部分は、学校の先生たちをサラリーマン化させないということだと思うんです。聖職であるという位置づけの中で、現場で働いてもらうというのがとても大事だと思う。今先生たちは学校が始まる前、始業前、そして終わった後、非常にいろいろな業務をされている。ある面ではボランティア的な部分もされている。ですから、朝はもう6時過ぎに出ないといけない人だっているし、
子供たちのためにということの中で頑張っていると思うんです。でも、年々サラリーマン化してくるのはいたし方がない。家庭もあるだろうし、先生方の意識がやはり家庭を大事にということになってくる部分、いろいろな部分が交差してきているというのが今の現場だろうと思うんです。
そういう中で、
駐車場代を取りますとかいうふうなことをするということはとても危険なことではないかなと、実務的にも。心と言われるもの、考え方と言われるものと実務的にも危険ではないかなと思うんです。であるなら、学校で先生方の車を利用していろいろな部分もあるわけです。生徒の病気があったり、また不登校的な子を迎えに行ったり、いろいろなことをされている。となってきたときに、では各小学校、中学校の中で、車を3台ずつぐらい買ってあげられる
予算がとれるのかということもあるんです。ですから、私はそういう部分で一番大事な部分、先生たちを逆に守ってやらなければいけない部分という部分があると思うんです。それを壊すような行為があってはいけないと考えているんですが、
教育長の考えはどうなんでしょうか。
◎
小牧幸治 教育長 駐車場の料金の問題につきましては、行政経営課からいろいろな形の中でアプローチをいただいて、実際的に行政財産の使用に対する対価というのを一般的に考えれば、それは当然のことだろうと普通は思っております。ただ、今、原
委員おっしゃるように、教職というものを考えたときに、今現在は教職員の車の取り扱いについては、県の方で公用車という認定のとらえ方をしていらっしゃいます。ですから、そういう形でいった場合に、では本当にそのまま料金を徴収した方がいいのかどうかという問題については、かなりの配慮をいただきながらやらせていただきたいなと。そういうためにも、ただほかの都市におきましても行政財産という形の中で、一定の枠を組んでいなくて、すべての行政財産に
駐車場料金を取っていらっしゃる都市もかなり今ふえてきております。ですから、そういったところを見ながら、十分配慮をしながら行政経営課と協議をさせていただきたいと思っております。よろしく
お願いいたします。
◆原亨
委員 教育現場の親分は
教育長でありますから、そういうお考えの中で、やはりいろいろな施策を出しますよね。でも、一番大事なのは先生たちをある面では守ってあげるという部分、そういう部分も大事だと思うんです。だから、頑張りなさいということであって、片方では足を引っ張りながら、靴を脱がせながら、その中で頑張りなさいといったって、それはやはり走れないですよね。ですから、ぜひそういうお考えの中で、今、本会議の中でも質疑が出ておりましたけれども、私、大事なことだろうと思いますから、ぜひ教育
委員会としての意見をどんどんぶつけていっていただきたいと思います。
◆
古川泰三 委員 点検評価の報告書2ページ、これを評価なさった評価
委員というのは2人ですか。
◎
松石龍太郎 総務企画課長 今2人でございます。
◆
古川泰三 委員 大学の先生にPTAの役員さんですが、選定はどういう形でなさったわけですか。
◎
松石龍太郎 総務企画課長 今、2ページの4番のところに書いていますとおり、教育に関し学識経験を有する方というところでしておりまして、そういう意味で、このお2人の
委員につきましては、昨年も
お願いをしておったところでございます。1つには、熊大の教育学部のセンター長であられるということと、このPTA関係の部分で役員をしていらっしゃるということで、いわゆる教育関係の部分にお詳しい方というところの観点で選ばせていただいたところでございます。
◆
古川泰三 委員 2年続けてということだからでしょうか、何かうまいぐあいに評価ができているような感じがします。それで、6ページだけれども、一番上です、これは私も本会議で質問したことありますけれども、おととしになるかな、
教育長が学校訪問されるということです。大変これはいいことだというふうなことを言いました。今、
教育長、どのくらい進んでおるんですか。
◎
小牧幸治 教育長 長期休業期間中は除いた形で回らせていただかなくてはならないものですから、あと10校程度残っているかと思っております。
◆
古川泰三 委員 小中、高2校、ビジネスありますよ。それで、あと10校ぐらい、もうそんなに進んだんですか。すごいですね。それは御苦労さまでした。
ただ、行き方です。今から行きますからということとか、あるいはさっと行くとか、あるいは授業を見せてとか、あるいは給食を一緒に食べましょうとかというような形でいろいろ訪問のやり方があると思うけれども、どういう形で訪問なさったんですか。
◎
小牧幸治 教育長 行き方につきましては、そのままの学校の姿を見せていただきたいという思いから、全く連絡なしで行かせていただいております。
◆
古川泰三 委員 ここにもありますように、合併した地域にも今後またお行きになるわけでしょう。合併した地域、どのくらい小学校、中学校があるかわかりませんけれども、ぜひこのとおりにやっていただきたいと思います。というのは、副
委員長も現場に高等学校ですがおられましたが、小中学校は特にそうだけれども、やはり教育
委員会と現場というのは壁があるんですよ。これはなかなか越えられない壁があるんです。例えば、学校でちょっとした問題が起こる。そうすると、そこの現場で、学校でもう何もかも解決してしまおうよという形になる。それがどんどん大きくなって、そして後で教育
委員会に来て、もうこれはどうにも解決できないというふうな状況になってマスコミにという形になるのが今までいっぱいあったでしょう。そうではなくして、ちょっとした問題があったらすぐ教育
委員会に連絡をして、こういうことですからということにすれば、問題はすぐ解決するわけでしょう。そういう体制、システム、こういうのをつくるには、やはり
教育長のやり方をやっていただかなくてはいかんわけです。
そして、もう一つは、校長会というのが一月に1回あっていますか。どうですか。
◎
小牧幸治 教育長 毎月というわけではございませんが、年10回ぐらい教頭会と校長会をやらせていただいております。年に校長会が10回程度で、教頭会が3回ぐらい。
◆
古川泰三 委員 これも、そのときに私もいろいろ
お願いをしたわけだけれども、校長会のとき、市長が来て何か話をしましたかということを質問したことがあるけれども、1回か2回しか来ていませんね。どうですか。
◎
小牧幸治 教育長 市長には、昨年だったですか、合併、政令市、いろいろな方向性の中において、
熊本市の現状と課題についてのお話をいただいたことがございます。まだ、おっしゃるとおり、うちの方からの
お願いという形でやっておりますものですから、1回しかおいでいただいておりません。ただ、今度また新たに副市長さんから講話をいただく予定にはいたしております。
◆
古川泰三 委員 やはりそこですものね。やはり任命権者から、校長会があったときに、市長が出てきて、そして頑張ってくれと、現場は大変だろうけれども、全責任は市長のおれが持つから、
教育長と一緒にというふうな言葉を一言かけたら現場は違いますよ。全然違います、
気持ちが。そこなんですよ、大事なことは。だから、常に私は、校長会があったときは、市長が難しいなら副市長、教頭会のときも。校長が教頭会のときに市長が来たと、これは違いますよ。必ず現場に帰って、校長でも教頭でも言うんだから、こういうふうに市長から、
教育長から頑張れというふうな励ましの言葉をもらったぞ、全部責任を持つということだから思い切ってやれ、これなんですよ。これがまだできていない。
教育長がどんどんお行きになるということ、非常にすばらしいことです。だから、市長さんもこういうふうに現場に行っていいではないですか。要請してくださいよ。副市長もどんどん行くということで、市全体で教育の振興というか発展というものには頑張っていますから、現場の皆さん頑張ってくださいよと言えるシステム、体制をつくってくださいよ。そういうことを
お願いしておきます。
○
白河部貞志 委員長 ほかにありますか。
◆
津田征士郎 委員 身近な問題について2点ほど
お尋ねをさせていただきたいと思います。
公民館の子供の利用について質問させていただきますが、私どもは公民館と言えば高齢者学級や婦人学級など、成人を
イメージしたものが非常に多いわけですが、近ごろ非常に公民館活動として子供が参加をしていると。お聞きをしますと、3割ぐらいは公民館の中で子供さん方が利用されているというようなことで、非常に喜んでおりますが、
子供たち、どんな方法で参加を呼びかけておられるのか、そういうところをお聞きしたいと思います。
◎木戸桂介 中央まちづくり交流室長 私から、公民館についての
お尋ねでございますので答弁させていただきたいと思います。
17公民館がございますけれども、年間延べで75万人程度の御利用があるわけでございます。その内訳を見ますと、自主講座、それから主催講座とありますけれども、その中で内訳を見ますと、
委員おっしゃいますように、小学生が約20%、それから中学生も入れますと27%ですから、約3割というような格好になります。方法ですが、内容が子供関係、子どもチャレンジ公民館ですとか子ども充実ホリデー、子供講座ですとか、さまざまございますけれども、これは公民館だよりをそれぞれ発行しております。それで、学校にお配りをしたり、あるいは直接学校にPRに行ったりというようなことで実施をさせていただいているところでございます。
◆
津田征士郎 委員 これだけ公立の公民館
あたりが非常に充実してやっておられるというようなことで、他都市にはないような気がしますので、ひとつ今後ともよろしく
お願いをしておきたいと思います。
それから、もう一点簡潔に答えをしていただきますが、5月8日の地元紙に
熊本市教育
委員会の指針の中で、部活動を、小中で週1日減というようなことが載っておりましたので、詳しくずっと読ませていただきましたが、これについて確かに子供の成長には休養も不可欠でしょうけれども、柔道とか剣道とか古川
委員もいらっしゃいますけれども、駅伝とかバレーボール、
熊本は非常に強い種目があるわけですが、弱くなりはしないかと心配をしております。そのようなことで、保護者の反応とか子供の反応等ありましたら、簡潔にお答え願います。
◎
小原祐治 健康教育課長 今年4月に部活動の指針を一部改定いたしまして、今、津田
委員おっしゃったとおり、小学校につきましては、週5日間練習が上限であったものを週4日間といたしました。これにつきましては、20年度、それからその前の年、19年度、健康教育課と学校の部活動の教員と指針の検討
委員会を行った中で、実態的に小学校についてはもう4日以内で練習をしているという状況でございましたので、実態に合わせてそのように5日間から4日間にしております。中学校につきましては、週6日間が上限であったものを週5日間にという形にいたしております。これにつきましては、県の指針が数年前にそのように改定いたしておりまして、それと整合性を合わせたのもありますし、また非常に加熱し過ぎるところがございましたので、原則として5日間というところで改定いたしております。これにつきましては、練習日数等につきましては、すぐには中学校としても対応できませんので、来年の4月から日数
あたりは指針に合わせて守っていただくようにということで、今年度、校長会、教頭会、それと部活動主任、外部指導者の研修会等々開催いたしまして周知を図っているところでございます。
○
白河部貞志 委員長 先ほどの田中
委員の御答弁は。
◆田中誠一
委員 実は、スポーツクラブも
平成13年からモデル地域を3つつくりまして、現在17と、今準備中がたしか
熊本市にも4つぐらいあったと思いますけれども、これまで教育
委員会、特に社会体育課の職員の皆さん方、夜も昼も大変努力していただいて今の結果が出たと思います。そういう中で、先ほども申し上げましたように、もう大体の60という、県の方ではクリアできたということで、
熊本市の方は今後
予算あたりも全然見えないし、どういう形で今後やっていかれるか、それをお聞きしたいと思います。
◎花崎敏弘 首席教育審議員兼社会体育課長 総合型地域スポーツクラブでございますけれども、御案内ありましたとおり、現在17カ所ということで、2カ所が今設立に向けて準備中というようなことでございます。目標にはちょっと届いていない状況にございますけれども、小学校区で言いますとちょうど半分ほど、40小学校区ほどにできている状況にございます。まだまだ半分というようなことでございますし、市の中心部、真ん中辺がなかなかできていないというような状況もございます。そういう中でありまして、国の
予算編成等を見ますと、大変厳しい考え方等も示されているような状況にはございます。ただ、この総合型地域スポーツクラブにつきましては、身近なところでスポーツに親しむ機会、環境をつくるというようなことでは大変意義深いものもございますし、そのほかにも子供の健全育成であるとか、あるいは健康づくり、あるいは世代間交流と、もろもろ大変有意義であると私ども認識しておりまして、これまで同様引き続き支援を行っていきたいと思っているところでございます。幸いにしまして、今17カ所クラブございますけれども、クラブの方で
熊本市の連絡
協議会というのもつくっていただいておりますので、そういった連絡
協議会とも連携をとりながら、まだまだ認知度というのが少ない面もあるようでございますので、広報、啓発を含めまして育成支援を行いまして、総合クラブの設立を支援していきたいと思っているところでございます。
◆田中誠一
委員 今、課長からありましたように、スポーツに関連している皆さん方は総合型スポーツクラブと聞いたことがあるわけです。でも、県全体でアンケートをとると3割しか知らないというような状況でありますので、これは
子供たちの健全育成にもつながりますので、ぜひそういうPRの方を
委員の皆さん方もよろしく
お願いしたいと思います。
○
白河部貞志 委員長 ほかにありますか。
◎
河田日出男 文化財課長 私の先ほどの
説明で若干誤りがありましたので、ここで訂正をさせていただきたいと思います。
出水神社と永青文庫の関係でございますけれども、先ほどは逆に
出水神社が永青文庫にお金を払っているように言いましたけれども、申しわけございません、永青文庫があそこに建物を建てているということで、その敷地料ですか、それを永青文庫が
出水神社に払いまして、すみません、逆でした。そして、永青文庫は建物自体をお菓子の香梅さんに賃貸契約しておりますので、香梅の方から貸出料ですか、それをいただいております。結果として、あそこの周りの園自体の
管理は
出水神社でございますけれども、建物自体の
管理につきましては賃貸借を結んでいるのは香梅になりますので、そこは申しわけございませんが、訂正させていただきます。
○
白河部貞志 委員長 わかりました。
ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
白河部貞志 委員長 ほかに質疑がなければ、これより採決を行います。
議第350号中当
委員会付託分、議第356号、議第357号、議第400号ないし議第407号、議第412号ないし議第416号、議第427号、議第430号、以上18件について一括して採決いたします。
以上18件を可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
白河部貞志 委員長 御異議なしと認めます。
よって、以上18件はいずれも可決すべきものと決定しました。
以上で、当
委員会に付託を受けました議案の審査はすべて終了しました。
これをもちまして、
教育市民委員会を終わります。
午後 0時18分 閉会
出席
説明員
〔市民生活局〕
市民生活局長 原 幸代子
局次長兼
市民生活部長
藤 井 由 幸
首席民生審議員 石 原 純 生 文化生活部長 前 渕 啓 子
人権推進総室長 國 本 秀 顕 北部総合支所長 宗 心 明 博
河内総合支所長 古 閑 正 博 飽田総合支所長 中 村 達 男
天明総合支所長 高 野 博 市民会館長 高 柳 裕 一
市民協働推進課長 北 岡 宏二郎
地域づくり推進課長内 田 浩 一
中央まちづくり交流室長
地籍調査課長 南 里 徹
木 戸 桂 介
幸田市民センター所長 西部市民センター所長
中 井 俊 夫 濱 崎 幹 夫
文化国際課長 松 本 祐 一
生活安全課長 藤 本 完 二
民生審議員 吉 田 隆 消費者センター所長清 田 稔
男女共生推進課長 野 口 恭 子
総合女性センター館長
宮 崎 悦 子
人権推進総室次長 高 嶋 博 幸 ふれあい文化センター館長
福 間 眞
〔教育
委員会〕
教育長 小 牧 幸 治 教育次長 河 上 強
教育総務部長 山 口 敬 三 学校教育部長 三 原 悟
生涯学習部長 杉 原 青史郎 教育センター所長 江 口 哲 郎
博物館長 藤 森 利 一
総務企画課長 松 石 龍太郎
施設課長 小 山 正 信 学務課長 松 永 健
教職員課長 甲 斐 俊 則 指導課長 杉 原 哲 郎
健康教育課長 小 原 祐 治 人権教育指導室長 徳 永 晃
必由館高等学校長 村 上 豊 喜 千原台高等学校長 光 本 範 雄
総合ビジネス専門学校長 生涯
学習課長 林 田 謙 二
田 島 道 孝
金峰山少年自然の家所長
文化財課長 河 田 日出男
小 山 剛 正
首席教育審議員兼社会体育課長 図書館長 村 上 義 直
花 崎 敏 弘
教育センター副所長増 田 誠 志 必由館高等学校事務長
坂 田 清 隆
千原台高等学校事務長
清 田 光 治
〔議案の審査結果〕
議第 350号「
平成21年度
熊本市
一般会計補正予算」中
教育市民委員会付託分
…………………………………………………………………(可 決)
議第 356号「
熊本市
自転車等駐車場の附置に関する
条例の制定について」
…………………………………………………………………(可 決)
議第 357号「
熊本市
総合女性センター条例の一部改正について」……(可 決)
議第 400号「
指定管理者の
指定について」………………………………(可 決)
議第 401号「
指定管理者の
指定について」………………………………(可 決)
議第 402号「
指定管理者の
指定について」………………………………(可 決)
議第 403号「
指定管理者の
指定について」………………………………(可 決)
議第 404号「
指定管理者の
指定について」………………………………(可 決)
議第 405号「
指定管理者の
指定について」………………………………(可 決)
議第 406号「
指定管理者の
指定について」………………………………(可 決)
議第 407号「
指定管理者の
指定について」………………………………(可 決)
議第 412号「町の区域及び名称の変更について」………………………(可 決)
議第 413号「町の区域をあらたに画することについて」………………(可 決)
議第 414号「市町の
境界変更について」…………………………………(可 決)
議第 415号「市町の
境界変更に伴う
財産処分に関する協議について」
…………………………………………………………………(可 決)
議第 416号「町及び字の区域をあらたに画することについて」………(可 決)
議第 427号「
熊本市立高等学校等の職員の給与に関する
条例の一部改正について」
…………………………………………………………………(可 決)
議第 430号「
製造委託契約締結について」………………………………(可 決)...