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  1. 湯河原町議会 2018-09-11
    平成30年第4回定例会(第1号) 本文 開催日:2018年09月11日


    取得元: 湯河原町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    最初のヒットへ(全 0 ヒット)                            開 会  午前10時00分 ◯議長【露木寿雄君】 皆さん、おはようございます。定刻になりましたので、始めさせていただきます。  9月定例会もクールビズを実施し、ノーネクタイ・ノージャケットとしておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。  なお、議場内への携帯電話の持ち込みは、禁止とさせていただいております。傍聴の皆様におかれましては、携帯電話をお持ちの場合、電源をお切りいただきますよう、ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。  ただいまの出席議員は、14名であります。定足数に達しておりますので、これより平成30年第4回湯河原町議会9月定例会を開会いたします。  直ちに、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配布のとおりであります。会議録署名議員は、会議規則第114条の規定により、議長において、1番 並木議員、2番 松井議員の2名を指名いたします。  会期の決定について、お諮りいたします。  先般、本定例会について議会運営委員会を開いておりますので、委員長からその結果をご報告願います。室伏重孝議会運営委員長。             (11番 室伏重孝議員 登壇) ◯11番【室伏重孝君】 おはようございます。先般、議会運営委員会を開き、平成30年第4回湯河原町議会9月定例会の日程等について協議をいたしましたので、その結果についてご報告申し上げます。  本定例会の提出案件は、町側から条例4件、補正予算5件、決算の認定7件、和解及び損害賠償の額の決定1件、工事請負契約の締結2件、動産の取得1件、人事2件、報告7件の計29件でございます。  なお、会期につきましては、本日から10月2日までの22日間と決定いたしました。  議員の皆様のご協力をお願い申し上げまして、ご報告といたします。 ◯議長【露木寿雄君】 ただいまの委員長報告のとおり、会期は、本日から10月2日までの22日間とすることにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◯議長【露木寿雄君】 ご異議なしと認めます。  よって、会期は、本日から10月2日までの22日間と決定いたしました。                   日程第1
    ◯議長【露木寿雄君】 日程第1、一般質問を行います。質問の通告がありますので、順次発言を許します。質問は通告に沿って、簡単明瞭にお願いします。答弁も簡潔にお願いします。  質問通告第1、1番 並木議員、ご登壇願います。             (1番 並木まり子議員 登壇) ◯1番【並木まり子君】 皆さん、おはようございます。日本共産党湯河原町町会議員の並木まり子でございます。きょうはお忙しい中、朝から傍聴に来られた町民の皆さん、本当にご苦労様です。  それでは、一般質問をさせていただきます。今回は、湯河原町の地域防災計画の現状と強化の必要性について、質問させていただきます。  地球温暖化が大きな問題になっていますが、7月上旬に起こった、西日本を中心とした記録的な豪雨では、死者・行方不明者200人を超える、甚大な災害となっています。そして、その7割が六十代以上であったと言われております。いまだに避難所で生活を余儀なくされている方が大勢おられ、これまで行ってきた商業や農業、漁業なども壊滅状態にある地域もあります。そして、先日西日本を横断した逆走台風12号は、東から西へ列島を横切る、観測史上初めてのコースとなり、この湯河原にも海岸沿いに多大な被害をもたらしました。  また、9月4日に徳島県南部に上陸した台風21号は、近畿を横断し、大雨や暴風、記録的な高潮により、関西地方を中心に、各地に大きな被害をもたらしました。関西空港が冠水し、3,000人以上が孤立し、ターミナルビルなどで一夜を明かしました。  さらに9月6日には、北海道胆振地方を震源とする、最大震度7の地震が発生し、多大な被害が出ています。厚真町では、家屋ごと土砂に巻き込まれるなど、多くの犠牲者を出しており、北海道全体できょうの報告では、死者は41人になりました。北海道で震度7の地震を観測したのは初めてであると報道されています。  私たちが住むこの地球には、地球温暖化などにより、いままでにない大きな変化が起こっており、地球に住む私たちに不安と危機をもたらしています。そのため、「いままで大丈夫だから、この湯河原は津波も台風も大きな被害にはならない」という神話は、もはや成り立たないのではないかと思われます。  そこで、この町の地域防災計画と高齢化率を考え、改めて見直したときに、果たしていまの防災計画で住民を守れるのだろうか。防災マップ津波ハザードマップなども全世帯に配布していますが、どのくらいの人に理解され、いざというときに、果たしてどのくらいの人が計画に沿って行動できるのかと、不安に思っている方が多いのではないかと考えられます。  そこで、住民の方に改めて周知していただくことも考慮し、下記の点についてお伺いいたします。  (1)湯河原町防災マップの中に、災害時における避難情報の種類がありますが、具体的に説明をしてください。  (2)今回の台風12号のときに、避難所を2か所、後半は4か所設けましたが、そこにはどういう方が避難されるのですか。具体的に答えてください。  (3)いま配布されている湯河原町防災マップは、住民の何割くらいの方が理解していると思われますでしょうか。  (4)防災無線が各個人宅に配備されていないことも課題ですが、旅館や飲食店などには、早急に町が補助などを行い、配備することが望ましいと考えますが、どうでしょうか。  (5)中学生の通学路である国道135号沿いの歩道は狭く、1人しか通れない場所があります。個人宅のブロック塀が地震などで崩れたとき、車道に逃げることになり、とても危険です。早急に改善が必要と思われます。  (6)今回の台風12号で、中学校の並びのドッグランが被害を受け、改めて中学校の早期移転を望む声が出されていますが、町長はどのようにお考えでしょうか。  以上で、壇上での質問を終わります。 ◯議長【露木寿雄君】 冨田町長。              (町長 冨田幸宏君 登壇) ◯町長【冨田幸宏君】 おはようございます。  初めに、一般質問にお答えする前でございますが、「平成30年7月豪雨」により犠牲となられた方々に、心よりご冥福をお祈りいたしますとともに、被災された方々、いまだ避難生活をされております方々にお見舞いを申し上げます。  また、先週6日の早朝に、北海道で発生した震度7を記録する大地震におきましても、まだ被害の全容はつかめていないと思われますが、すでに犠牲者も多く出ている状況で、避難生活を余儀なくされることが推測されます。併せて、北海道の被災者にお見舞い申し上げ、両被災地の一日も早い復興を願っております。  それでは、1番 並木まり子議員の一般質問にお答えいたします。  「湯河原町の地域防災計画の現状と強化の必要性について」のご質問のうち、1点目の「湯河原町防災マップの中に、災害時における避難情報の種類がありますが、具体的に説明してください。」とのご質問でございますが、本町で現在配布している「湯河原町防災マップ」は、平成24年12月に作成した防災マップに対し更新をかけたもので、主に、平成25年6月に改正された災害対策基本法における、指定緊急避難場所災害種別ごとの指定、また、平成26・27年度に、神奈川県により、本町が土砂災害防止法における土石流及びがけ崩れに対する警戒区域として指定された点などを加筆し、平成28年3月に改訂したものでございます。  なお、その改訂後になりますが、平成28年12月26日に内閣府より、災害時における避難情報の種類について名称変更が公表され、現在は「避難準備情報」が「避難準備高齢者等避難開始」、「避難勧告」は変更なし、「避難指示」は「避難指示(緊急)」となっていることをご了承いただきたいと存じます。  この名称変更は、平成28年台風10号による水害において、要配慮者施設等で、適切な避難行動がとられなかったために、多くの犠牲者が出てしまったことを強く受け止め、高齢者等が避難を開始する段階であるということを明確にするために変更されたもので、名称変更の情報は、その時点で町ホームページに変更のお知らせとして掲載し、町民の皆様への周知に努めてまいりました。  したがいまして、次回、本町の防災マップを更新する際には、避難情報の種類の名称は修正することになります。  町では、災害が発生する危険が高まった場合に、町民に避難を呼びかけるため、災害対策基本法に基づき、避難勧告等の「災害時における避難情報」を発令いたします。町民がとる行動の緊急性は、「避難準備高齢者等避難開始」、「避難勧告」「避難指示(緊急)」の順で高くなりますが、いずれも強制力はなく、基本的に自然災害に対しては、自らの判断で避難行動をとることが原則となります。  また、その伝達方法には、防災行政無線放送テレホンサービスメールマガジンテレビ神奈川データ放送緊急速報メールFM熱海湯河原による放送及び必要により広報車による広報がございます。  避難情報の発令を受けた場合に町民がとる行動として、「避難準備高齢者等避難開始」では、いつでも避難ができるよう準備すること、身の危険を感じる人は、避難を開始すること、避難に時間を要する高齢の方、障がいのある方、乳幼児等とその支援者は避難を開始することを示しており、「避難勧告」では、速やかに避難場所へ避難すること、また「避難指示(緊急)」では、まだ避難していない人は、緊急に避難場所へ避難することを示しております。  ただし、避難勧告避難指示(緊急)では、避難場所へ避難することでかえって命に危険が及ぶような状況では、近くの安全な場所への避難や、自宅内のより安全な場所に避難することも判断していただくことになります。  次に2点目の「今回の台風12号の時に避難所を2か所、後半は4か所設けましたが、そこにはどういう方が避難されるのですか教えてください。」とのご質問でございますが、台風12号では、台風の接近と大潮の満潮時間が重なり、本町を含む海岸線一帯で甚大な被害が生じたことは、すでにご承知のとおりでございます。本町における台風12号に伴う避難所開設の経緯は、台風接近の前日となる平成30年7月27日の午後3時に、災害対策副本部長及び各災害対策部長で構成する「第1回対策会議」を開催し、吉浜海水浴場警備本部及び海の家事業者の了解を得た上で、午後6時に防潮扉を閉鎖すること、また、翌日、午前9時から職員を事前配備とすることを決定いたしました。  前日の「第1回対策会議」の決定により、28日の事前配備完了後、午前9時30分に「第2回対策会議」を開催し、職員の参集状況及び台風12号の状況を確認し、その後、午前9時38分に「暴風、波浪警報」が発令された後、午後1時に開催した「第3回対策会議」の中で、自主避難者に対する避難所として、「宮下会館」・「鍛冶屋会館」の2か所を午後3時に開設することを決定し、避難所開設について、区長全員に連絡した後、防災行政無線等で町民に周知いたしました。この時点では、まだ大雨警報は発令されていませんでしたが、風雨がひどくなる前の避難を希望する方を対象に、避難所を開設したものでございます。  その後、午後3時には「第4回対策会議」を開催し、避難所開設の確認を行った後、午後4時40分頃、福浦・吉浜地区で約3,000軒が停電している情報を得て、暗くなることを不安に思う町民がいるとの予測及び宮上区からの要請により、午後5時に開催した「第5回対策会議」にて、新たに「宮上会館」・「川堀会館」の2か所を避難所として追加開設を決定し、先に開設していた2か所の避難所と同様、区長全員に連絡した後、防災行政無線等で町民に周知を行ったものでございます。  避難所への避難者は、1人で避難された方が4名、親子・夫婦等で避難された方が3組7名の合計11名で、避難所別では、宮上会館2名、宮下会館5名、鍛冶屋会館4名でございました。  なお、川堀会館への避難者はおりませんでした。  また、避難者の内訳といたしましては、男性6名、女性5名、そのうち65歳以上の高齢者は8名でございました。  この台風12号では、高波により海岸線一帯で甚大な被害が生じましたが、幸い風雨は強くなかったため、避難者のうち7名は避難された日のうちに、4名は翌日の早朝に帰宅されました。  次に3点目の「今配布されている湯河原町防災マップは、住民の何割くらいの方が理解していると思われますか。」とのご質問でございますが、実際に調査をしたことはございませんので、具体的な数値はお示しできませんが、ハザードマップなどは、町民一人ひとりの「自助」を担う重要な情報を掲載しており、ハザードマップなどの活用方法を、総合防災訓練及び土砂災害・富士山火山津波避難に対する防災訓練、団体等の依頼で行う出前講座及び防災講演会の際、参加者に対し、活用方法の説明に努めるようにしております。  ハザードマップなどの町民への周知方法では、町では、町民一人ひとりに説明することはできませんので、その説明する機会となる防災訓練や防災講演会に、より参加しやすいよう、より興味を持てるような改善をし、また、各地区の自主防災組織の協力を得ながら、きめ細かな説明をする機会も設けていきたいと考えております。  一方、町民の皆様においても、災害の危険性を知る義務と自分と家族を守る責任があるという「自助」の重要性を認識し、主体的に情報を収集するような意識づくりの醸成を推進する必要があると考えております。  次に4点目の「防災無線が各個人宅には配備されていないことも課題ですが、旅館や飲食店などには町が補助をして早急に配備することが望ましいと考えますがどうですか。」とのご質問でございますが、現在、宿泊施設や飲食店からは、「防災行政無線が聞き取りにくい」というご意見は、町へはございません。  一方、町民からは多くのご意見をいただいております。これは、以前に比べ住宅の気密性が高くなったことが要因の1つとして考えられますが、問い合わせの都度、すべてのハザードマップに記載しているとおり、防災行政無線を補完しているテレホンサービスメールマガジンテレビ神奈川データ放送及びFM熱海湯河原による放送を活用していただくことをお伝えし、利用方法をご説明しているところでございます。  また、新たに建設する民間の大型施設には、防災行政無線戸別受信機を導入することを指導しており、いくつかの宿泊施設や介護施設では、戸別受信機を設置していただいており、今後も引き続き指導してまいりたいと考えております。  また、町による防災行政無線戸別受信機の配備先は、施設では、地域福祉会館などの指定避難場所及び小中学校、幼稚園、保育園、図書館などの公共施設のほか、町関係者及び防災に係る団体の長などの個人宅も含め、合計102台を配備しております。  防災行政無線戸別受信機は、本体だけで1台約5万円、仮に外部アンテナ工事が必要な場合には1台約15~20万円と高額になるため、個人宅や小規模な店舗等には、設置を推進することが難しい状況となっております。  今後は、個人負担が不要で防災行政無線を補完しているテレホンサービスメールマガジンテレビ神奈川データ放送及びFM熱海湯河原による放送の活用をより推進し、先進地を参考に、町の地域特性に合った新たな情報伝達ツールも模索してまいりたいと考えております。  また、防災行政無線は、災害時に、町民の「自助」の判断となる情報を提供する上で、最も重要なツールであると認識しております。今後も運用面において、速やかで、正確な情報提供に努めてまいりたいと考えております。  次に5点目の「中学生の通学路である国道135号沿いの歩道は、狭く位一人しか通れない場所もあり、個人宅のブロック塀が地震などで崩れた時、車道に逃げることになりとても危険です。早急に改善が必要と思われます。」とのご質問でございますが、ブロック塀につきましては、以前から大規模地震での危険性が危惧されており、本町におきましても、過去に消防本部において、倒壊により、緊急車両の通行に支障をきたすと思われる箇所や、避難に困難をきたすと思われる避難経路周辺ブロック塀などの調査をした経過がございます。  そのような中、今年6月18日に発生した大阪府北部地震では、小学生が通学途中、地震により倒壊した小学校のブロック塀の下敷きとなり、お亡くなりになる、痛ましい事故が発生いたしました。この事故を受け、本町では地震発生の翌日、6月19日にすべての公共施設のブロック塀の一斉点検を実施し、施設ごとに、安全対策が必要なブロック塀の洗い出しを進め、結果を取りまとめました。  調査内容につきましては、建築基準法施行令の規定に適合していない項目があるか、また、亀裂、ヒビ、ずれ、傾きなどによる危険があるかどうかを確認し、1つでも該当する場合は、危険と判定いたしました。  本調査につきましては、平成30年7月18日に開催いたしました総務文教・福祉常任委員会でご説明させていただきましたが、点検の調査対象である78施設のうち、ブロック塀がある施設は18施設で、ブロック塀の数は22か所ございました。  そのほかに、ブロック塀ではございませんが、コンクリート製の壁や土留めにコンクリートブロックを使用している9施設、11か所も合わせまして、合計33か所を調査いたしました結果、危険と判定された箇所は22か所、安全が11か所となりました。  そのうち、湯河原小学校吉浜小学校八雲保育園、みやのうえ保育園、湯河原美術館、図書館、町道吉浜192号線につきましては、児童生徒に危険を及ぼす恐れがある施設及び損傷が激しく早急に対処が必要な箇所でございましたので、すでに対策工事を進めているところでございます。  また、民間のブロック塀に関しましては、大阪府北部地震のあとに問い合わせがございました2か所につきまして、神奈川県に調査をしていただき、1か所につきましては、所有者がブロック塀を撤去し、フェンスに変更するということでございます。もう1か所につきましては、神奈川県が所有者に指導を行っているところでございます。  ブロック塀の安全性につきましては、建築基準法施行令の規定に適合しているかどうかの判断が必要となります。建築主事がいない本町におきましては、町内のブロック塀の安全性の確認及び危険性が確認された場合の付近通行者への速やかな注意表示及び所有者等への補修・撤去等の指導は、特定行政庁である神奈川県が行うこととなっており、一概にブロック塀だからという理由のみで、危険と判断できるものではございません。  民間のブロック塀につきましては、ブロック塀等の適法性を国土交通省が作成しておりますセルフチェックポイントを活用し、ご自身でまずは確認していただき、特に、道路に面するブロック塀等を所有する方につきましては、1つでも不適合があれば、神奈川県に相談することを、町広報紙やホームページで周知してまいります。  また、本町では、緑のまちづくり推進事業と併せて防災的見地から、生垣を設置する方に補助金を交付しております。こちらにつきましても、併せて周知してまいります。  今後は、ブロック塀を撤去するに当たり、生垣設置の補助だけでなく、より充実させることをすでに進めており、危険性があるブロック塀の除去を推進してまいりたいと考えております。  次に6点目の「今回の台風12号で中学校の並びのドッグランが被害を受け、改めて中学校の早期移転を望む声が出されていますが、町長はどのようにお考えですか。」とのご質問でございますが、まず、平成30年7月28日に到来しました台風12号に伴う中学校施設への影響でございますが、当日、災害対策本部を設置の上、教育対策部において小中学校の夜間巡回を行ったところ、台風に伴う波は、海に面した管理用道路には達していたものの、中学校敷地までは入ることなく、施設への被害がないことを確認いたしました。  また、同じ埋立地となる町浄水センター、海浜公園及び中学校の沖合には、神奈川県が、台風に伴う高潮や波浪による越波・浸水被害対策として、平成元年度から平成5年度にかけて人口リーフ2基を整備し、台風に伴う波での被害対策が終了しております。  中学校における津波対策につきましては、ご存じのとおり、校舎屋上への転落防止柵の設置、校舎屋上への避難経路を増設するための鉄骨外階段の設置及び年間4回の避難訓練の実施などがございます。  小中学校の配置につきましては、今後の児童生徒数の推移を勘案し、現在の学校施設の状況、場所、さらには町の財政負担など、様々な観点から将来を見据え、検討し、個別施設計画を策定しなければならず、その課題の検討には時間を要するものと考えております。  また、この施設計画の策定に当たっては、町の将来像や公共施設等総合管理計画との整合性を図りながら、小中学校の適正な規模や配置などを検討してまいりたいと考えております。  最後に、並木議員のご質問の冒頭で『「今まで大丈夫だから、この湯河原は津波も台風も大きな被害にはならない」という神話は、もはや成り立たない』というご発言がございましたが、私(町長)を含め職員一同、「神話」と考えている者は1人もおりません。2点目のご質問で回答したとおり、限られた人材・資材の中で、町民の生命と財産を守り、いかに減災となるかを考えながら、関係機関のご協力を得ながら、個々の台風などの事象に丁寧に対処しているかをもっと理解していただき、流れの中とはいえ「神話」などの言葉を使うことは、再考していただきたいと思います。  以上でございます。 ◯議長【露木寿雄君】 1番 並木議員。 ◯1番【並木まり子君】 どうも丁寧な、また具体的なところのご説明をありがとうございました。  本当に避難情報のところの種類とかありますが、その前に、今回大雨のときに、やっぱり避難された方がちょっと少ないかなと思うのです。やはり、こんな状態で行っていいのかな、どうしようかなというところで、迷っている方がたくさんあったのではないかと思うのです。先ほど町長も言いましたように、この間の東北の地震から変わったと思います。こちらの方の津波避難、暴水害が起こったらというところですけど、避難準備情報は、これに今度書き換えるということでしたけど、高齢者等避難開始にすでになっているのですね。避難開始になっているんですが、その手立てはどうするんですか。このときは対応しなかったということでいいのかなと思うのです。説明書きには、避難準備情報で、高齢者等避難に時間がかかる人は、早めに避難場所に避難しましょうと、最初に説明されていますけど、実際どうなのかと。ある程度の頻度でこの訓練もやらないと、できないと思うのです。  それから、障がいがある方に対しての避難の援助ですね。先日、委員会で説明がありましたが、民生委員とか、あと区の役員には、もう全部名簿を渡してあって、そこでやるから大丈夫だということでしたけど、実際、援助される方は、民生委員とは、日常的にその障がいのある方と顔見知りになっているとは思うのですが、他の区の役員、あるいはそのまわりに住んでいる方たちですね。その方がどのくらい意識をされているのかというところでは、やはりちょっとこの方たちとコミュニケーションをうまくとっていないと、大災害があったときに避難は難しいと思うのですが、いかがですか。 ◯議長【露木寿雄君】 内藤参事。 ◯参事地域政策課長事務取扱【内藤喜文君】 ご質問の方が数多くございましたので、ちょっと漏れる可能性もございますが、名称につきましては、先ほど町長の答弁でも申したとおり、こちらが作成し、配布した直後に名称が変更されましたので、ここでの差し替えということはせずに、また次回にということで決めさせていただいております。  ただ、その場合の状況と対策の内容につきましては、変更はございません。  また、高齢者の避難につきましては、やはり自主避難というのがまず前提となってまいります。その中で、総合防災訓練でありますとか、それ以外の防災の訓練というものも、各地区で実施をしております。役所が主体となってやっておるものもございますので、そこにいかに今後ご参加いただくかっていうことが、やはり課題とは考えてございます。 ◯議長【露木寿雄君】 1番 並木議員。 ◯1番【並木まり子君】 基本的には、高齢者は自主避難が基本というところですが、それはどうでしょうかね。私は、かなり無責任じゃないかと思うのです。高齢者の方で、さっき言われた、各区で避難場所が、この区にはここに高齢者がいると決まっているわけですけれど、歩いていけない方もいるわけですよ、ひとり暮らしの。そして、私の家が本当に危険なのかっていうことが、どのくらい把握されているかということです。本当に大きな地震のあとで、皆さんがそれぞれ言っていたことは、自主避難を拒否する方をどうするかとか、そして、障がい者の方、目の見えない方、歩けない方、本当に自分の家もあるでしょうけど、そこにどなたが駆け付けて、じゃあ早めですが、避難所に行きましょうかとかね、そういうことの訓練とかは、いまどのように考えていらっしゃいますか。 ◯議長【露木寿雄君】 内藤参事。 ◯参事地域政策課長事務取扱【内藤喜文君】 高齢者を含めました要支援者につきましては、先ほど並木議員がおっしゃったとおり、各地区であるとか消防団等には、名簿の配布を行った状況でございます。  ただ、そこで、第一報としてお配りできるのは、その要支援者に、その方のご了解を得ないと、名簿には掲載した形で配布はできません。全体として何割という数字は承知してございませんが、多くの高齢者や要支援者の方が、名簿登載を拒否された、そういう事情もございます。  また、名簿につきまして、各自主防災組織、地区に配布したというのは、有事の際、大きな災害の際には、やはり助けていただくのは自主防災組織、いわゆる隣組になると考えております。そういう意味で、その名簿の配布については、自主防災組織であるとか、地区の消防団等に配布させていただきました。  また、地区によっては、その各地区の隣組の組長単位に、じゃあ、自分のまわりにはどういう方がいるのだということを把握する中で、なかなか寝たきりの方をどう逃がすかという。まあそこまでは恐らく話は及ばないとは思いますけど、どうお声がけをしていこうということは、各地区で温度差はございますが、進めている地区もあるというような状況でございます。 ◯議長【露木寿雄君】 1番 並木議員。 ◯1番【並木まり子君】 この前の大災害を経験された住民、あるいは、地震の専門家が言っているのは、やはり、職員も少ないですし、いざとなったときには、助け合いが私は重要だと思うのです。だから、本当にその地域の人が普段から、先ほどちょっとやっているところもあると内藤参事から回答がありましたけど、やはり、その意識をこの際、無駄になってもいいから、ちょっと行ってみようかみたいな、そういうように気楽に行って、日常的に、困ったときにはこの人が来てくれて、私も一緒に行けばいいんだみたいな、やはり、この信頼感が大事ではないかと思うのですが、その辺は対策としては進めていただけますか。 ◯議長【露木寿雄君】 内藤参事。 ◯参事地域政策課長事務取扱【内藤喜文君】 やはり、この防災マップの内容の周知と言いますか、どの程度ご理解していただくかにつきましては、町長の答弁にありましたとおり、町が個々にご説明というのはなかなか難しい。住民の方がどのように意識を変えていくかということは、今後の検討課題であると考えてございます。 ◯議長【露木寿雄君】 1番 並木議員。 ◯1番【並木まり子君】 わかりました。その辺は本当に検討していただいて、身近に訓練していただきたいと思います。  それから、このハザードマップというマップなんですが、これを引き出しにしまっている家庭がほとんどだと思うんです。そうした場合に、いざ揺れちゃったよ、どうしようとかそういうときに困りますので、これを私は印刷して、後ろをマグネットにして、冷蔵庫に貼っておくようにしたらどうかなと思うんです。いろいろ電子器具を使える方はいいんですけど、やっぱり役場に電話っていうのは、一番高齢者にとって、あるいは電子器具、を使ってない方については重要だと思いますので、その辺、努力してください。  時間もありませんので、次に行きます。中学生の通学路、いろいろ調べたというんですが、私、昨日雨の中を、あそこを傘をさして歩いてみました。そうしましたら、通れません。私の背ぐらい、1m50cmぐらいのブロック塀がありまして、その上に松の木が大きくなっていて、とにかく傘を閉めるとか、1人でですよ。皆さん本当に、実際的にあってから「やっておけばよかった」じゃ、私は遅いと思うんですよ。もうちょっと真剣に取り組んでください。どうですか。 ◯議長【露木寿雄君】 吉野土木課長。 ◯土木課長【吉野保之君】 国道135号に関しましては、管理が神奈川県になってございますので、もし、その歩道とかに木の枝がはみ出ていて、通りにくいとかというお話がございましたら、土木課から、県へ伝えさせていただくようになります。 ◯議長【露木寿雄君】 冨田町長。 ◯町長【冨田幸宏君】 これまでも、県とのそういういろいろな打ち合わせがあるわけですけども、そのようなときに、その状況はすべて伝えてありますし、それは私がこの立場になる以前から、そういう話は県の方に伝わっていると思いますので、よく県の議員の先生が組織のお仲間でいらっしゃいますので、そちらからお願いされるのも1つじゃないかと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長【露木寿雄君】 1番 並木議員。 ◯1番【並木まり子君】 そのこともやっていきたいと思うのですが、でも、町も責任を持つんものだと思うのです、子どもたちの命というのは。これだけ危険でブロックもある、全部ではないのです。低いところもありますので、3か所ぐらいですかね、ちょっと危険だなと思われて、細いところ。その辺は具体的に、やっぱりこちらの方で図で示していただいて、県の方に再度交渉してください。 ◯議長【露木寿雄君】 冨田町長。 ◯町長【冨田幸宏君】 まさしく、そういった話もしておりますので。申し訳ないのですが、民地に対する県からのアプローチについては、県は県の行政の責任を持って、交渉をいただいているようですけども、各論については、民間に対する依頼ということになりますので、それ以上のことは、すべて私も承知はしておりませんけれども、県の方からは、そのような形で民地側にお願いをしても、なかなかことが進まない。あともう1つの方法があるとするならば、道路の方を狭くしなきゃならないわけです。この道路が狭くなれば、たぶんまた「危ない」とおっしゃると思いますので、かなりその状況は承知をしておりますけども、努力はしますけども、長年の懸案として、なかなか決着が付いていない、決着は見出せないという状況でございますので、ご理解だけはいただければと思います。 ◯議長【露木寿雄君】 1番 並木議員。 ◯1番【並木まり子君】 引き続き、両方でがんばっていきたいと思います。
     次に、先ほどブロック塀のことで、住民から相談があったということを言われていましたが、ちょっと読むと長いのですが、6月25日に、国土交通省住宅局市街地建築課が、都道府県宛に事務連絡を出しました。この中で、ブロック塀等の撤去等に関わる支援について、防災安全交付金等の効果促進事業の対象とすることは可能であるということになっています。なので、県だとか国だとかではなくて、それぞれの町で、以前に国が、生垣とかブロック塀に対して補助金を出していまして、いまは終了しているようですが、引き続いて、そのブロック塀とかに補助金を出しているところがあります。知っていると思いますが、平塚市、秦野市、松田町です。最近、中井町でも、やはり相談があって、危険だと。子どもたちが通学するのだということで、住民からどうしたらいいかと相談がありまして、補助金を出したということですが、ぜひ、これからそのような話が出てくると思うのですが、町の補助も考えられますか。 ◯議長【露木寿雄君】 内藤参事。 ◯参事地域政策課長事務取扱【内藤喜文君】 ブロック塀の撤去と、そのあとの施工につきましては、現在、町では生垣設置の補助が継続中でございます。  また、さらにいま並木議員がおっしゃられました交付金等の中で、現在、具体にどういう要綱にしようかというのを進めているところでございます。 ◯議長【露木寿雄君】 1番 並木議員。 ◯1番【並木まり子君】 では、ぜひその辺でがんばっていただきたいと思います。  それからもう1点ですが、土砂災害です。本当に前回の北海道の厚真町の山があれだけ崩れてしまう直下型。そして、断層は隠れ断層と言われていて、あまり発見されてない。この湯河原には断層はどうとかと言っても、まだ発見されていない断層があるというところでは、大変こちらの湯河原も、山の中腹まで家が建っています。そういう中で、町が山の崩壊とともに崩れていってしまう。自分たちはどうなるのかということで、山の上の人たちは大変心配されているんですけど、そうしましたら、今年になってからですかね、県の土木課の職員が点検をしに来ていたというような話があるんですが、その辺は掴んでいますか。 ◯議長【露木寿雄君】 内藤参事。 ◯参事地域政策課長事務取扱【内藤喜文君】 恐らく、県の調査の関係でございますが、いま湯河原町の土砂災害につきまして、土石流については、イエローゾーン、レッドゾーンという形で、平成26年度に指定が終わったところでございます。  一方、同じ土砂災害の中に、崖崩れというものがございまして、そちらは神奈川県では平成27年度に、湯河原町のイエローゾーンだけを指定いたしました。いまここで、県全体に対し、レッドゾーンの指定もいま進めているようなお話がございますので、恐らくその調査というものは、その土砂災害の崖崩れに対するものだと推測されます。その辺の経緯につきましても、総務文教・福祉常任委員会の方でもご説明はしております。 ◯議長【露木寿雄君】 1番 並木議員。 ◯1番【並木まり子君】 わかりました。ぜひやっぱり、本当に実質がどうなのかと。  どうなるのかというところでも研究が必要だと思うんですが、よろしくお願いいたします。  それから、中学移転についてですが、本当にすぐにというところでは厳しいと思うんですが、やはり東日本大震災以降、沿岸近くには、学校や保育園、幼稚園などを建設することは望ましくないとされています。地震で津波が襲ってくるには、多少時間がありますけど、先日のように、台風と高潮の時刻が一緒になったとき、本当に子どもを持っているお母さんたちはどうしたらいいのかと。何とかならないのですかということで、大変心配されています。海岸からちょっと距離があると町長はおっしゃっていましたけど、私、見にいきましたら、確かに海岸があって、ドッグランがあって、それと同じ道路ですね、そこから2mですかね、塀がありますけど、これで本当に防げるのかなと。ちょっと寒気が私もしました。そして、教室は1階はもう水浸しでしたよね。そうしますと、その教室は使えるのかな、どうなのかと、その後どうなるのかということで大変心配なんですが、いかがですか。 ◯議長【露木寿雄君】 高橋教育長。 ◯教育長【高橋 正君】 ご心配いただいておりますけども、先ほどの町長のご答弁の中で、今回の高波、高潮の重なったあの状況で、私どもも大変心配していたんですが、ご答弁のとおり、水は入ってこなかったというような状況です。それはやはり県のリーフの影響、それからその間の高さもありますので、その関係で、そこまでは到達はしてなかったというような状況でございます。 ◯議長【露木寿雄君】 1番 並木議員。 ◯1番【並木まり子君】 私は今回のことを聞いているんではないんですよ。今後、どういう事態になるかわからないじゃないですか。いま本当に、こんな高潮とそれから台風が一緒になるなんていうのも、本当想像してないから、あの道路も結局通っていったんだと思うんですけど、ぜひ、もうその辺も考えて、本当にすぐにということは難しいと思いますけど、積極的に検討していただきたいと思います。  最後に、未来あるこの湯河原の子どもたちが、安心できる環境で学び、それから末永く安心してこの町で過ごせるように努力することが、私たちのいまここに住んでいる大人の責務と私は考えています。子どもたちだけではありません。あのとき、もう少し考えておくべきだったと、大きな災害があったときに後悔することがないように、防災の意識を住民全体が強く持ち、助け合って行動できるようにすること。それから、町政として、町全域の安全性について具体的に検討し、災害情報を確実に伝え、その方法も検討ですね。それから、住民の正しい行動を引き出せるように努力していただくことを強く要望しまして、私の質問を終わります。 ◯議長【露木寿雄君】 以上で、1番 並木議員の一般質問を終了いたします。  質問通告第2、9番 石井議員、ご登壇願います。              (9番 石井 温議員 登壇) ◯9番【石井 温君】 通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。  本町における美化推進について。  湯河原町観光立町推進計画の中に盛り込まれている、美しい景観のまちづくりについて、お伺いします。  計画の中に、「街なかの清掃・美化活動の推進」ということで、「町はすべてのまちづくり主体と協力し、観光客が快適で衛生的な、かつポイ捨てゴミのない美しい都市景観・環境の中で過ごせるよう、街なかの清掃・美化活動を推進します」と書かれています。このことについては大賛成です。本町が前面に押し出している、おもてなしの心をよく表していると思いますし、観光地としてのイメージアップ戦略にもマッチしていると思います。  そこで、家庭ゴミ以外を収集することを目的に、町内に設置されている木製ゴミ箱について、質問させていただきます。  (1)現在設置されているゴミ箱の個数とその状態についてお聞かせください。  (2)現存しているゴミ箱で、間伐材などを使用しているものも見受けられますが、どのような経緯で設置されたのでしょうか。  また、今後も間伐材を使用したものを増やしていくのか、お聞かせください。  (3)これらのゴミ箱については、どれくらいの頻度で、どのようにゴミの回収をしているのかお聞かせください。  以上、3点についてお聞きしたいと思います。以上をもちまして、壇上での質問を終わります。 ◯議長【露木寿雄君】 冨田町長。              (町長 冨田幸宏君 登壇) ◯町長【冨田幸宏君】 9番 石井 温議員の一般質問にお答えいたします。  「本町における美化推進について」のご質問のうち、1点目の「現在設置されているゴミ箱の個数とその状態についてお聞かせください。」とのご質問でございますが、平成30年8月31日現在の木製ゴミ箱の設置数につきましては、利用頻度が多い場所に、可燃ごみ用のゴミ箱を23か所、可燃ごみ・ペットボトル・カンの分別用のゴミ箱を17か所の合計40か所設置しております。  また、その状態につきましては、平成15年度に設置し、約15年が経過していることから、経年劣化による破損が生じているものもございますが、その都度修繕し、維持管理に努めているところでございます。  次に2点目の「現存しているゴミ箱で間伐材などを使用しているものも見受けられますが、どのような経緯で設置されたのでしょうか。また、今後も間伐材を使用したものを増やしていくのかお聞かせください。」とのご質問でございますが、本町では、平成15年を「環境元年」と位置付け、「日本一ポイ捨てごみのない町」を目指し、環境美化施策の一環として、国の緊急地域雇用創出特別対策事業を活用して、町内の山林で除間伐された間伐材を材料にゴミ箱を作製し、町内70か所に設置することにより、ポイ捨てごみの散乱を防ぎ、町の環境美化の促進及び美観の保護を図ってまいったものでございます。  現時点では、間伐材を使用したゴミ箱を増やしていく予定はございませんが、必要に応じてゴミ箱の作製・設置を検討したいと考えております。  次に3点目の「これらのゴミ箱については、どれくらいの頻度で、どのようにゴミの回収をしているのかお聞かせください。」とのご質問でございますが、ゴミの回収につきましては、毎週月曜日と金曜日の週2回、町内の委託事業者が回収を行っております。  以上でございます。 ◯議長【露木寿雄君】 9番 石井議員。 ◯9番【石井 温君】 ご答弁ありがとうございました。  このゴミ箱について、今回聞かせていただきたいと思います。まず、1点目のところから、再質問させていただきます。  1点目のそのゴミ箱の数が、可燃のものが23個、それから分別についてが、17個といま教えていただきましたけれども、それぞれを修繕して、いまのこの個数になっていると思うのですけれども、どのような修繕をしているのか、具体的に教えていただけますか。 ◯議長【露木寿雄君】 須藤環境課長。 ◯環境課長【須藤裕明君】 木製ゴミ箱の修繕なのですけれども、間伐材の方がかなり傷みがひどくて、そちらの間伐材をゴミ箱本体の柱から取り外して、主にコンパネを加工して、それを取り付けるなどの方法で修理をしております。 ◯議長【露木寿雄君】 9番 石井議員。 ◯9番【石井 温君】 間伐材が、剥がれているところもあるので、それを外して、順次コンパネの方に移行しているということでよろしいですか。  それでは、その修繕なのですけれども、これは最初にゴミ箱を設置した段階では、たぶん業者に委託して、つくったのではないかと思うのですが、この修繕については、いまでもその業者にやってもらっているのでしょうか。 ◯議長【露木寿雄君】 須藤環境課長。 ◯環境課長【須藤裕明君】 修繕の方ですけども、職員、自ら修理を行っております。 ◯議長【露木寿雄君】 9番 石井議員。 ◯9番【石井 温君】 修繕については業者ではなくて、職員がやっているということで、大変ご苦労様だと思いますけれども、数も数ですので、なかなか大変ではないかなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  それで、分別のゴミ箱が17個、それから可燃のゴミ箱が23個ということですが、分別のゴミ箱についてなのですけども、町内を見渡して、分別のゴミ箱を見させていただいたのですが、ゴミ箱のところにちゃんとシールが貼ってありますが、これが場所によっては汚れているとか消えている、または、剥がれてしまって、何だかわからないといような場所がありますが、これについては今後どのようにされる予定でしょうか。 ◯議長【露木寿雄君】 須藤環境課長。 ◯環境課長【須藤裕明君】 分別の方ですけども、実は1つが可燃ゴミで、もう1つがビン・カン、もう1つがペットボトルでなっているのですけれども、いま剥がれて見えない場所につきましては、こちらで大至急、防水用のシールをつくりまして、わかりやすくしたいと思います。 ◯議長【露木寿雄君】 9番 石井議員。 ◯9番【石井 温君】 ありがとうございます。せっかくきれいになっているところですので、それがあれば、余計分別して捨てていただける意欲も出てくるのではないかと思いますので、たぶん、こちらも職員が一生懸命手分けしてやるようにはなると思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。  続きまして、2番目の間伐材を使っているゴミ箱についてなんですが、これは今後設置しないというような、お答えをいただいたのですけれども、街なかを歩いていて、ちょっとお話を聞かせていただいた高齢の方なのですが、設置当時を知っていらっしゃるので、当時は間伐材を使ってゴミ箱をつくったときは、非常に温かいイメージがあったということを言われていました。ただ、どうしても劣化がひどくなって、ゴミ箱自体がゴミのようになってしまう場所もあって、ここ数年、そういうところは撤去されてますけども、やっぱり何件かありました。それでどうしても当時を知っている方は、その間伐材でつくってほしいというようなご意見だったんですけれども、さっきのご答弁では、そういうものはちょっと難しいと言われましたので、同じものができないにしても、やはり景観の中にとけ込むようなと言いましょうか、見た感じが、たとえば他の観光地なんか行っても、ちょっと毒々しい色のゴミ箱とか見受けることもあるので、その辺を景観に配慮していただき、そういうものができればいいと思うんですが、その点についてはいかがでしょうか。 ◯議長【露木寿雄君】 須藤環境課長。 ◯環境課長【須藤裕明君】 間伐材を当初利用してつくった経緯につきましては、町長の方から答弁がありましたけども、当時、間伐材は「もしき」とか、燃料にするような使い道しかなくて、それを国の事業を用いて、ゴミ箱を作製させていただいた経緯がございます。  また、ここで修理のために、間伐材を用いてやりますと、木の切り出しとか、その運搬・加工で費用がかさんでしまいますので、いままでどおりのコンパネなどの利用で修理したいと考えております。 ◯議長【露木寿雄君】 9番 石井議員。 ◯9番【石井 温君】 ありがとうございます。そういうものを設置していただいて、平成15年のときには、たしか70個というお答えをいただいたと思いますが、いま現在ですと40個ということで、かなり数が減っていますけれども、減った理由を教えてください。 ◯議長【露木寿雄君】 須藤環境課長。 ◯環境課長【須藤裕明君】 平成15年に70個ありまして、いま現在40個ということで、30個減っているわけですが、その理由は、もう修理不能で傷みが激しくて、それを撤去したということです。 ◯議長【露木寿雄君】 9番 石井議員。 ◯9番【石井 温君】 ありがとうございます。やはり先ほども自分でも言いましたけれども、ミ箱自体がゴミになって景観に悪いということですので、その辺は適時やっていただいて、いまあるゴミ箱がきれいに使えるようになっていれば、大変助かると思います。  それで2番目のところに関連して、最後の回答の中で、必要に応じて、ゴミ箱の設置をこれからも検討していきたいというようなお話をもらって、安心いたしました。いまのお話のように、やはり70個あったものが、40個に減ったとしても、それが適正に町の景観に合って、皆さんのポイ捨てのないまちづくりに発展していくんであれば、非常に効果があるんだろうと思います。  そこで、同じ神奈川県ですけれども、最近のニュースで、海洋ゴミが話題になっております。8月に鎌倉の海岸に、シロナガスクジラだったと思いますけれども、それが打ち上げられて、胃袋の中から、ビニールなどのゴミが出てきたというような報道がありました。海の生態系に深刻な影響が出ているという問題は、世界中で取り沙汰されているわけですけれども、本町でも、新崎川、千歳川、それからやはり海水浴場です。海水浴場として使われている吉浜海岸などの場所にも、このような問題に対応するために、海洋にゴミが流れていかないように、ゴミ箱の設置が必要ではないかと思います。それで、ちょっと私の不勉強もあるのかも知れませんが、私の知る限りでは、千歳川沿いには5つか6つだったと思いますけれども、ゴミ箱が設置されていますので、まだいいのかなと思いますが、海岸付近とか、新崎川というのは、いくつぐらい設置されてるのか、それをお聞かせ願えますか。 ◯議長【露木寿雄君】 須藤環境課長。 ◯環境課長【須藤裕明君】 海岸に接しているわけではございませんけども、1つは福浦の漁港の駐車場のところにあります。それから、もう1つが福浦会館の前です。そちらにございまして、吉浜の海岸に行きますと、文化福祉会館前、国道に面してますけども、そこに1つあります。それから、海浜公園です、海浜公園の便所がありますけども、そこのすぐ横の通路のスロープのところに1つ。あと、門川の八幡神社ですね。そこのフェンスのところに1つと。5か所ほど、海岸に面しているところにはございます。  それから、新崎川ですけども、鍛冶屋の宮渡橋のところに1つございまして、また、さらにそれから300mぐらい上がったところの道路のところに1つ。それと新崎橋の下側に1つ。ですから、3つほどございます。  以上です。 ◯議長【露木寿雄君】 9番 石井議員。 ◯9番【石井 温君】 ありがとうございます。いま言ったように、やっぱり海岸も、海水浴の方たちが来ているときは、それぞれがゴミを持ち帰る等のことはあるとは思いますけれども、やはりそういうものがあれば、さらにポイ捨てが減って、環境的にはいいのかなと思います。  あと新崎川については、特に幕山公園があると思いますので、幕山公園のゴミが流れ込んでいくことがないように、また今後も検討していただければいいのかなと思います。  それでは、3点目のゴミ箱のゴミをどのくらいの頻度で回収しているのかというところですけども、このきょうお聞きしている、家庭ゴミ以外での、その木製のゴミ箱からの回収するゴミの量というのはどれくらいでしょうか。わかりましたらお教えください。 ◯議長【露木寿雄君】 須藤環境課長。 ◯環境課長【須藤裕明君】 年間のゴミの回収量は把握しているのですけれども、可燃ゴミ-燃えるゴミの方が年間で約18tございます。それから、分別になりますけども、カンが2t、ビンが400kgですね。ペットボトルが900kg、以上になります。 ◯議長【露木寿雄君】 9番 石井議員。 ◯9番【石井 温君】 ありがとうございます。これもちょっと答えづらいのかなと思いますが、設置して、特にゴミの多いところ・少ないところというのがたぶんあるのではないかと思いますが、もし実態がわかるようでしたら、お聞かせください。 ◯議長【露木寿雄君】 須藤環境課長。 ◯環境課長【須藤裕明君】 すいません、ゴミの多い場所は把握しているのですけれども、少ない場所は把握しておりませんでして、ゴミが一番多い場所ですけれども、先ほどお話しました、海浜公園の便所の横のスロープのところにある、分別の三ツ口のゴミ箱、そこが多いです。それから湯河原小学校の前の歩道橋の下にある木製ゴミ箱、あと奥湯河原のバス停です。それと宮下の新幹線ガード下、ここが多いということになります。 ◯議長【露木寿雄君】 9番 石井議員。 ◯9番【石井 温君】 ありがとうございます。このゴミが多いとか少ないとかというのをいま聞かせていただいたのは、ゴミの多いところは、たとえば、もう1つ追加して設置するようなこともできるでしょうし、少ない場所というのは、それだけ利用される頻度が少ないのかというふうにも思われますので、そこのゴミ箱を、多く使われるところに移動するという手もあるのだろうと思いますので、この辺もご検討いただけたらと思います。  それで、ちょっと質問としていいのかどうかわかりませんけれども、観光客がポイ捨てのゴミや何かを捨てるために、木製のゴミ箱はつくってあると思いますが、やはりどうしても家庭ゴミを、そこに捨てられる方が、あってはならないことなのですが、そういうところはありますでしょうか。 ◯議長【露木寿雄君】 須藤環境課長。 ◯環境課長【須藤裕明君】 家庭ゴミなのですけども、1回調べたことがあるのですけども、実際に家庭ゴミは捨てられております。 ◯議長【露木寿雄君】 9番 石井議員。 ◯9番【石井 温君】 それについての対策というのはなかなか難しいと思いますが、何か特に対策等はありますでしょうか。 ◯議長【露木寿雄君】 須藤環境課長。 ◯環境課長【須藤裕明君】 その家庭ゴミを入れられた場所には、もうやっているのですが、「家庭ゴミは入れないでください」というA3の表示ですね、防水にしてありまして、それを貼って対応させていただいております。 ◯議長【露木寿雄君】 9番 石井議員。 ◯9番【石井 温君】 普通の家庭ゴミを出す場合ですと、たとえば、きょうはこのゴミの日じゃありませんよとか、それから、これはここに捨てていいものではありませんよというのを、業者がシールみたいなものを貼って、そのまま置いていくというケースもあると思いますけれども、これにはそれが合うのか合わないのかわかりませんけれども、そういう対策については、お考えはいかがでしょう。 ◯議長【露木寿雄君】 須藤環境課長。 ◯環境課長【須藤裕明君】 木製ゴミ箱の大部分なのですけども、蓋がしてありますので、シールを貼っても、捨てた者が見るとは限りませんので、ちょっと考えられません。他の方法をまた考えたいと思っています。 ◯議長【露木寿雄君】 9番 石井議員。 ◯9番【石井 温君】 ありがとうございます。なかなか家庭ゴミが捨ててあるのを、置いていくということになると、観光客が入れたものと家庭ゴミが一緒になって、家庭ゴミだけ置いていくというのは、ちょっと現実的に無理だと思いますけれども、家庭ゴミをここに入れないでくださいっていうのは、先ほど言われたように対応していただければと思います。
     やはり、湯河原は観光地ですので、いろんな観光地にも行ったりはしますけど、やはりその観光地・観光地で、いろいろゴミが落ちているところというのが数多くあります。湯河原の場合、街なかをゴミを拾いながら、町民の方が歩く姿も、早朝・深夜見られます。そうやって、皆様が環境元年にできましたポイ捨てのない町というのを、これからも継続していただけることが、大変ありがたいと思います。  最後に、湯河原町は観光立町であり、木製ゴミ箱は公共物ですので、景観にも配慮しつつ、自然環境の保全のためにも、適切な維持管理に努めていただきたいと思います。  以上をもちまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ◯議長【露木寿雄君】 以上で、9番 石井議員の一般質問を終了いたします。  質問通告第3、12番 原田議員、ご登壇願います。             (12番 原田 洋議員 登壇) ◯12番【原田 洋君】 通告に従い、一般質問をいたします。  湯河原町の基幹産業である観光振興と少子高齢化対策について、質問いたします。  観光は、旅行者が日常生活圏を離れて、非日常を体験するところであり、その言葉が示すとおり、訪れた地域のすぐれた特色を見ることです。  一方、地域にとっては、来訪者に自ら地域の誇りを示すことであり、そのことが地域の歴史や文化・伝統等に対する理解を深め、地域に対する誇りと愛着を育んでいく、まちづくりの原点となるものです。  さらには、少子高齢、人口減少社会を迎えた中で、地域の活力を維持していくためには、交流人口を拡大していくことにより、様々な産業への波及効果が期待できると同時に、自らの地域に対する誇りと愛着を育んでいく観光の果たす役割は、大きなものがあると考えます。町民1人1人が、自らの地域に誇りと愛着を持ち、観光という切り口から、将来に誇れるまちづくりを進めていくことが、元気な湯河原の実現につながることから、観光振興について、町長のお考えをお伺いいたします。  私は、昭和28年1月に、福島県南相馬郡小高町から当町の食品問屋に就職、降り立った湯河原駅は木造づくりの小さな駅で、我が小高町より貧弱、かつ街並みや商店街も規模が小さく、がっかりした思いがありました。  しかし、湯河原町には南相馬にはない温泉があり、温泉街には旅館が多くあり、芸妓や浴衣姿の湯治客の下駄の音や笑い声がこだましていることに魅力を感じたものでした。その後、交通機関の発達により、飛躍的に宿泊客が増加し、東京の奥座敷と言われるぐらい知名度の上がった湯河原温泉は、高速道路等の開通により、都市部の人々からは、これといった誘客施設もなく、単に温泉のみの取り残された温泉地のイメージに変わりました。  また、温泉場道路の拡幅改良工事にあわせて、沿道の旅館が移転、または廃業し、温泉場の風情が失われるなど、従来の温泉を主体とする宿泊産業は低迷し、年々観光客数が減少傾向にありました。  前回、私の一般質問の中で、人口減少の歯止めと観光振興の両輪を前進させるための施策について、どのように考えていられるかについての質問に対し、町長からは「観光業の活気を取り戻すために、プレミアム旅館利用券発行事業、湯河原温泉地域商品券発行事業、湯河原温泉お座敷券発行事業、プロジェクションマッピング導入事業、キャッシュレス環境促進事業、街歩き情報配信サービス促進事業、ハロウィンイベント事業等の実施、また本町独自の新たな観光施策として、観光アドバイザーの設置、観光プロモーション事業、インバウンド情報発信推進事業等を実施します」とお答えがありました。  冨田町長は就任以来、まず行財政改革を推進し、財政基盤の強化を図り、かつ観光施策への予算配分に苦慮しながらも、各種誘客事業の推進などを積極的に推進されてきました。昨年示された、官民連携推進事業では、観光会館・万葉公園整備計画、昨年6月設立の株式会社癒し場へ、空き家等の再生活用に関する勉強会等、長引く観光不況のトンネルから脱出するための心強い施策であると評価するところであります。  一部実施済みの事業もありますが、現在の検討状況及び今後どのように進めていくのか、お考えを伺います。  また、昨年から、湯河原駅前や駅下体験型工場のオープン及び温泉場の大型リゾート宿泊施設の完成、本年3月の町立美術館リニューアルオープンの影響か、大変町中に賑わいが戻ってきた感がありますが、観光客数に変化があったかお伺いします。  次に、2020年東京オリンピック・パラリンピックも間近に控え、町もインバウンド事業に取り組んでいますが、お客様を受け入れる旅館側も、ソフト・ハード面とも体制づくりをする必要があると思いますが、町はどのような考えをお持ちかお伺いします。  次に、少子高齢化の現状と今後の対策について、お伺いいたします。  子育て支援給付事業でありますが、第三子以降の子ども誕生に際し、小学校就学に至るまで給付金を給付する事業は、平成26年度で新規受付を終了しておりますが、湯河原町の子育て支援施策が後退したかの印象があります。第一子でも第三子でも、新たに町民となられたことに変わりはなく、今後健やかな成長を祈念し、湯河原町から、出生届出時に記念品を配布する誕生祝支給事業について、考えがあるかお伺いします。  次に、妊婦の方の心強い味方である、マタニティ・サポート119の運行を新たに始めたわけでありますが、現在までの運行と出場状況についてお伺いします。  最後に、熱中症対策についてでありますが、今年の夏は大変な猛暑でありましたが、熱中症による救急車の出場件数はどのくらいありましたか。  また、町長の熱中症予防のための施策として、何か考えがありますか、お伺いします。  これで、壇上の質問を終わります。 ◯議長【露木寿雄君】 冨田町長。              (町長 冨田幸宏君 登壇) ◯町長【冨田幸宏君】 12番 原田 洋議員の一般質問にお答えいたします。  1番目「観光振興について」のご質問のうち、1点目の「官民連携推進事業について、一部実施済みの事業もありますが、現在までの実施、検討状況並びに今後の推進計画について伺います。」とのご質問でございますが、現在、温泉場地区におきましては、温泉場の地域資源を活かし、さらなる魅力づくりを通して、歩いて楽しい温泉場をつくるため、町主導によるもの、官民連携によるもの、民間主導によるものなど、様々なまちづくり事業が行われております。  官民連携推進事業につきましては、平成26年度から湯元通り地区において、国の街なみ環境整備事業交付金の採択を受け、当該地区の地権者等の9割以上の合意により、街なみ協定が締結され、住民参加型のまちづくり事業として、道路の美装化工事や民間建物の修景整備等を行っており、平成30年度で事業を完了する予定となっております。  また、平成28年度では、国の先導的官民連携支援事業費補助金の採択を受け、温泉場エリアの地域戦略の検討、まちづくり会社の創設の検討、万葉公園と湯河原観光会館の官民連携による再生・活用に関する検討、空き家等の再生・活用に関する検討を行いました。  さらに、平成29年度では、国の地方創生推進交付金の採択を受け、平成28年度の検討結果を踏まえ、万葉公園及び湯河原観光会館の再整備にかかる法令上の諸条件の整理、公募設置管理制度(Park-PFI)導入の検討、施設ごとの管理運営手法の整理、整備基本計画(案)の策定等を行いました。  また、本事業についての検討、情報共有及び推進を図っていくため、地域住民と行政及び観光団体をはじめとする各種団体等との協働により、湯河原温泉と当該地域の活性化を図ることを目的に設立された、民間組織の湯河原温泉まちづくり協議会に「万葉公園・周辺まちづくり事業検討部会」が平成30年7月に設置されました。  現在、平成29年度に導入の検討を行った、万葉公園及び湯河原観光会館の再整備にかかる公募設置管理制度(Park-PFI)による整備手法の可能性について検討するため、民間事業者の参入意欲や利活用に関する意見・提案を募集するための市場調査(マーケットサウンディング調査)を実施しているところでございます。  今後は、万葉公園を温泉場のまち歩きと癒しの拠点となる空間・機能を備えた魅力溢れる公園に進化させるため、このマーケットサウンディング調査の結果を踏まえ、町民、議会、関係団体等と連携をとりながら、官民連携による万葉公園の整備について推進してまいりたいと考えております。  次に2点目の「最近の観光客の動向について、湯河原駅前広場の完成や駅下体験型工場のオープン及び温泉場の大型リゾート宿泊施設の完成、本年3月の町立美術館リニューアルオープン等と明るい材料があり、大変、町中に賑わいが戻ってきた感がありますが、観光客数に変化がありますか。」とのご質問でございますが、平成元年以降の日帰り客数につきましては、平成2年の713万人をピークに減少傾向に転じ、平成29年には263万人となり、未だ回復基調には至っておりません。  一方で、宿泊客数につきましては、平成2年の133万人をピークに減少傾向に転じ、平成29年には68万人となっておりますが、前年の平成28年と比較いたしますと10万人ほどの増加となり、ようやく明るい兆しが見えてまいりました。  宿泊客数増加の要因につきましては、温泉場地区における大型リゾート宿泊施設の開業などに起因するものが大きいと考えており、それに連動するように、町内各所にも飲食店舗が新規開業するなどの明るい材料が揃いつつあります。  次に3点目の「インバウンド事業の取り組みについて、2020年東京オリンピック・パラリンピックも間近に控え、町もインバウンド事業に取り組んでいますが、旅館側もソフト・ハード面とも体制づくりをする必要があると思いますが、町はどのような考えを持っていますか。」とのご質問でございますが、町では、インバウンド情報発信推進事業として、平成27年度にリゾートコンサルタントをアドバイザーとして、外国人向けパンフレットやホームページを作成し、平成28年度は、インバウンド情報発信推進会議の中に、旅館ホテル部会・飲食店部会・観光コース部会の3つの部会をつくり、外国人観光客獲得のための検討をしてまいりました。  引き続き、平成29年度には、観光コース部会において、「狂言の宴前夜祭」と題し、日本文化体験プログラムとして、モニターツアーの実施を行ったほか、飲食店部会では、外国人客をお迎えするロールプレイング研修会などを実施してまいりました。  また、平成30年3月9日から3月11日までの3日間開催された、第24回ホノルルフェスティバルに合わせ、ハワイ日本文化センターを会場に、噺家2名に同行していただき、「見番寄席 in Hawaii」と題して、日本の伝統文化である落語を日系人の方々に楽しんでいただく事業を実施し、3月と6月に、2組4名の方が湯河原温泉にご宿泊いただきました。  また、10月にも、ホノルル日本人商工会議所青年部の方々や、NPOハワイシニアライフ協会の方々の来訪も予定されているところでございます。  ご質問の旅館側のソフト面の体制づくりにつきましては、湯河原温泉旅館協同組合青年部が中心となって、湯河原温泉英語版広域観光マップの作成や、JTBトラベル&ホテルカレッジの学生による宿泊型モニターツアーを実施し、インバウントに有効な観光資源の検証及びオプショナルツアーの造成を図ることができました。  また、旅館側のハード面の体制づくりにつきましては、現在、国土交通省が実施している宿泊施設のインバウンド対応支援事業において、湯河原温泉旅館協同組合が窓口となり、「館内共用部のWi-Fi環境の整備」、「館内共用部のトイレの洋式化」、「案内表示の多言語化」などのメニューによる補助金申請を行っており、実績といたしましては、「Wi-Fi環境の整備」が10件、「トイレの洋式化」及び「案内表示の多言語化」が各1件の申請を観光庁に行ったところでございます。  2019年ラグビーワールドカップ、2020年オリンピック・パラリンピックの開催も間近に迫っておりますので、官民が連携して、効果的な体制づくりを推進し、さらなる誘客に努めてまいりたいと考えております。  2番目「少子高齢化の現状と今後の対策について」のご質問のうち、1点目の「子育て支援給付事業でありますが、平成26年度で新規受付を終了し、湯河原町の子育て支援施策が後退したかの印象があります。今後、健やかな成長を祈念し、湯河原町から出生届出時に記念品等を配布する「誕生祝い支給事業」について考えがあるかお伺いします。」とのご質問でございますが、「子育て支援給付事業」は、平成20年4月1日に施行した「湯河原町子育て支援給付金支給要綱」に基づき、次世代育成支援対策推進法に定める市町村行動計画の実施期間を期限に実施しております。これは、子育て支援の一環として、第三子以降の子どもに子育て支援給付金を支給することによって子育て環境の充実を図り、少子化対策と児童福祉の増進に寄与することを目的としております。同要綱では、附則4号において平成27年3月31日限りでその効力を失うこととしておりますが、給付金の支給決定を受けている場合は、対象児童が小学校入学時に入学給付金を支給されるまでの間、その効力を有するものでございます。  ご質問にありますように、平成26年度末で新規の受け付けが終了したことで、誕生給付金の支給については終了いたしましたが、支給決定を受けた方につきましては、育成給付金及び入学給付金の支給を継続しております。  事業の最終終了年度は、2021年の予定となっており、事業全体では、支給決定1,355件、支給総額1億7,570万円の執行を見込んでおります。  なお、ご質問の中で「平成26年度で新規受付を終了し、湯河原町の子育て支援施策が後退したかの印象があります。」とのことでございますが、新規受付が終了した翌年度の平成27年度には、小児医療費助成事業の通院分にかかる助成対象年齢を、未就学児から小学校6年生までに引き上げ、医療費助成の充実を図り、子育て支援施策を推進してまいりました。  また、「誕生祝い支給事業」につきましては、現在、住民課におきまして、出生届の届出の際にお祝いの気持ちを込めて、フックなどに掛けて使用することが可能な紐付きのハンドタオルを贈呈しております。誕生の際にお祝いの品などを贈呈することについては、今後どのような形で継続、または展開していくのか、子育て世代を応援する施策を多種多様に検討していく中で、他の事例を収集するとともに、本町の子育て支援施策全体とのバランスを取りながら研究してまいりたいと考えております。  次に2点目の「マタニティ・サポート119の現在までの運行と出場状況についてお伺いします。」とのご質問でございますが、平成30年1月4日から事前登録の受け付けを開始し、平成30年8月31日現在で延べ118名の方が登録されており、そのうち湯河原町が94名、真鶴町が24名の登録者数となっております。  サポート搬送車の運行状況といたしましては、平成30年4月1日から開始し、平成30年8月31日現在で16名の方を搬送いたしました。  両町の搬送状況でございますが、湯河原町11件、真鶴町5件で、搬送先は小田原市立病院5件、小田原市内の永井産婦人科病院7件、県立足柄上病院2件、平塚市民病院1件、静岡県伊東市の伊東市民病院1件となっており、利用された妊婦の方からは、「安心して病院へ行くことができました。」などのお言葉をいただいております。  なお、サポート搬送車の搬送状況につきましては、町のホームページに掲載し、随時更新しておりますので、閲覧していただければと思います。  今後も、本事業の認知度を向上させるため、周知を図るとともに、運用面につきましても適切に推進してまいりたいと考えております。  次に3点目の「今年の夏は大変な猛暑でしたが、高齢者の多い本町では、熱中症による救急車の出場件数はどのくらいありましたか。また、町民の熱中症予防のための施策として何か考えはありますか。」とのご質問でございますが、平成30年5月1日から平成30年8月31日現在で、本町消防署管内における熱中症と診断された救急出場件数は、35件でございます。  内訳といたしましては、湯河原町が29件で、昨年同時期の12件に比べて17件の増加となり、そのうち65歳以上の高齢者搬送件数は19件で、こちらも昨年同時期の6件と比べて13件の増加となっております。  今年は全国的にも熱中症と診断された救急出場件数が、昨年の同時期に比べて1.84倍の6万1,916件と増加しており、年間の救急出場件数の増加が予想されます。  また、町民の熱中症予防のための施策につきましては、日常の熱中症の対策として、喉が渇く前に水分を補給すること、食事をしっかりとりミネラルや水分を摂取すること、睡眠を十分とって体調を整えること、適度に冷房を利用して暑さを避けることなどが挙げられ、町広報紙及びホームページ、地方紙に掲載して、熱中症の予防方法について町民に周知しております。  その他、気象庁が夏季の高温による熱中症の予防の観点から、その日の気温が35℃以上を記録すると予想した「高温注意情報」が発表された際には、防災行政無線及びメールマガジンテレビ神奈川データ放送により、町民への熱中症に対する備えについての注意喚起を行っております。  以上でございます。 ◯議長【露木寿雄君】 12番 原田議員。 ◯12番【原田 洋君】 ありがとうございました。私も久しぶりの出番でございまして、少し欲張りな質問が数が多かったんですけれども、端折ってやるしかないと思います。答弁の方も、簡潔によろしくお願いいたします。  1つ目の官民連携推進事業、これは大変な大きな事業になるのではないかと思うんですね。これを大まかに町長から、想定されている現状をお聞かせいただきたいと思います。 ◯議長【露木寿雄君】 冨田町長。 ◯町長【冨田幸宏君】 先ほどの答弁にもありましたように、今後、観光会館、また周辺の万葉公園の整備につきましては、いまその官民連携でどのようなことができるか、どのようなことが可能かという、いわゆる民間側からの提案、可能性としてどういうものがあるかということを、サウンディング調査という形で、ハード面も含めまして、いま募集をかけており、それに数社の企業が手を挙げてきているという状況でございます。  基本的に、たとえば過去のいろいろなそのような公的なエリア、または建物の整備をする際にはだいたい行政側が、民間の力も借りますけど、主体的に考えて、このような1つのプラン、このようなイメージ図をつくって、それを実際に工事発注をするとか、そのような形になってくるわけですけども、これからの時代、いまもすでに、そのような事例はたくさんありますが、上から、行政側から、そのような決まったもので考えてくれというより、まず白紙の状態からどのような可能性があるか、それについては、先ほどの答弁にもありましたように、アイデアもそうですけれども、法律的な観点でどうなのかと、この辺も含めて、いま調査をしているところでございますので、この流れにつきましては、繰り返しになりますけども、湯元通りの流れや、その後の富士屋旅館という、湯河原の江戸時代から暖簾があった、この旅館が二十数年ぶりに改めてまた暖簾が上がるというような、これも民の力を借りながらここまで来てますので、その流れにおいて、そのような万葉公園という形になってきているところでございます。  これで終わりますけど、実は昭和二十年代に、万葉公園を整備したときの町の町史を見ると、やはりいまで言う観光協会に当たる組織、旅館の代表の方々を含め、そして行政、時の八亀町長も含め、当時の万葉公園整備の基本的な考え方は、万葉集にうたわれている、この地域の歴史に合った整備がやはり正しいんだというような、このようなことで昭和二十年代に万葉公園の整備が始まったという、この辺も忘れずにきちんと念頭に置きながら、やはり民間からの提案を仰いでいくということになるかと思っております。 ◯議長【露木寿雄君】 12番 原田議員。 ◯12番【原田 洋君】 丁寧なご説明がありました。これは万葉公園がたぶん借地じゃなかったかと、借地になっているかと思うんですけれども、了解を得ての事業だと思いますが、この新事業で、この官民連携で町から資料としていただいたものを、前に委員会でいただいたものをもとに話しているのですけれど、それ以外のことはわかりませんが。この中で、補助金が国土交通省から、10分の10の補助があると記載されていますけれども、大きなこれは朗報だと思います。と言って、これ大変な大きな事業ですから、今年・来年に完成するみたいなことはできないと思うのですが、言いながらも、始めなくてはできないので、駅前整備なども10年も15年もかかって、やっとできましたが、そのようなことから、ぜひこれは進めていただきたいと私は思います。  そこで、この中にずっと読んでいったら、観光会館は壊してもいいのではないかみたいなことも書いてあるのです。私もその記事を読んでから、しばしば観光会館に特に気を遣うようになって、夕方など下から上っていくと、観光会館2階・3階がカーテンを引いてあって、この間東京から来た友達が温泉場に泊まったので、じゃあ駅から送っていくよって言ったら、何ここは、一番目立つところですからね、「ここのホテルは何、閉めちゃったホテル?」と私聞かれたのです。私もね、うっかりしていたのだけど、その後そう言われて見て、普段何もないときには、カーテンが閉まって、真っ暗になっているのです。あの中心地、私は昭和36年にできたときかあの建物は知っています。その当時は、すばらしい、まわりにはそういう鉄筋で建てた建物がなくて、もう本当のすばらしい温泉場、あの付近は。落合橋を中心にした、松が植わって池があって、そして、瓦屋根で、あれはそういうすばらしい、東京から来たお客さんは喜んだような風景でした。  そのときに、あそこへ観光会館ができて、これはすばらしいですよ。鉄筋の建物ってないですからね。見事にできたんだけれども、そののちに先ほども前段で述べたように、道路の拡張、または経済の変化によって、大きい旅館がみんな、大きい旅館ほどマンションに変わっていって、コンクリートの町に変わって、温泉場に変わっていったという風景なんです、これね。  そういうことから、いまあそこに鉄筋の建物がなくても、要するに観光会館がなくても、後ろにすばらしい草木の生えた公園があって、そういうのが表に出てくることの方が、私は湯河原温泉にはふさわしいんじゃないかなと、こう思うんです。ですから、温泉場の観光協会の人たちに怒られるかどうかわかりませんけども、もういまの若い観光業者の経営者より、私が湯河原へ東北から来て古く住んで、温泉場に商売をさせてもらって、今日あるわけですから、よく知っているんです。  ですけど、いま取り立てて、先ほども言ったように、湯河原で何か「湯河原のこれだ」っていうものはないと思うのです。一生懸命町長が苦労して、前回も聞きました、何かやるかといったら、まず事業ということで、プロジェクションマッピングだ何だ、さらには梅、それからさつき、そしてもみじと。こうして、これは要するに定着したものじゃないわけですよね。ですから、何かを催しして、お客を寄せている、まあ寄せているは言葉は悪いですよ。来ていただいているという、この町なのです。  これはこの間、観光協会で講師を呼んで、講演をいただいたんです、1時間半の。これは大泉敏郎さんという、観光アドバイザーです。で、その上に、「私はB級です」と。観光協会でやったんで、私もそれ1時間半聞きました。すると、その人は、まあここで話していいかどうかわかりませんけども、公的なところで話して。湯河原の温泉場は、俗にいうB級グルメとかありますね。そのB級に当たるんだっていうお話をされたのです。ですから、何がだめではなくて、C級もあるわけですから。そのB級を活かした観光をしていくべきだと。その方はいろんなところで、観光をアドバイスしているのです。で、聞いていて、「ああ、そうだよ。湯河原はやっていますよ。春には梅、さつき、それで夏には海」、えてして、これというもの、箱根なら芦ノ湖だとか、それから大涌谷だ、やれケーブルカー、1年中そこを動いている。そういうところは湯河原には温泉しかない。ですから、それをしっかりと町長は理解して、いろんなイベントをやってもらっているのです。  先ほど私は、観光会館は壊した方がいいのではないかと言ったことの始まりなのですけれども、その観光会館を壊せば、空き地になりますから、そこをイベントに使う。たとえば、9月の半ばは旅館が暇です。そのときに、夏にやっているやっさ踊りなどを主催して、観光協会か何かが。それで旅館に来るお客さんが一緒に踊ってくださいっていうような、土・日はやるよと。そんなようなイベントが主体の町ですから。さらには、ライブなどに貸し出す。そして、あそこの広場を広めたら、湯河原の価値がもっと上がると、私はそう思っています。  ちょっとね、このことだけで本当は終わらせたいんですけれども、話にもありました。いろんな町長時代に、8年間というのは、ほとんど行革で一本やりと言ってもいいぐらい。 ◯議長【露木寿雄君】 原田議員、簡潔に質問をお願いします。 ◯12番【原田 洋君】 そういうことから、いま観光の思いが実って、先ほど言ったように、町内の観光客が非常に多くなっているように見えるわけです。それでも、旅館はエクシブあたりでは、15万人くらいお客さんが来ているのです。ちぼりも、この間12万人のお祝いをしましたけど、そのように来ているのだけれども、その中でさらにもう少しこれを継続して、新たに万葉公園を拡大して、人を寄せていただくようにお願いしておきます。  それでは、時間も迫りますから、飛ばしまして、インバウンドのことについても、ちょっとお願いしておきます。インバウンドで、これから人を大勢寄せようと町長は思っているわけなんだけれども、インバウンドって言えば、もう即、旅館にお客さんが来てもらうという、そういう感覚だと思うのです。だから、それもぜひ何か支援を、旅館に支援をしてあげられたらどうかと思うのですけど、町長はそのような中で、何か考えはありますか。 ◯議長【露木寿雄君】 石黒観光課長。 ◯観光課長【石黒英亀君】 先ほど、町長の答弁の中にもございましたように、国が実施しております、インバウンドに向けての外国人緊急受け入れ環境整備の支援がございます。こちらの方は、湯河原温泉の特徴といたしまして、旅館の規模が、箱根・熱海と比べまして、さほど大きな状況ではなく、20室以下というところが大きいかと思います。  今回、この国が推し進めている補助金につきましては、旅館のいわゆるパブリックスペース、共用部分のWi-Fiですとか、トイレの改修でございます。町が独自に補助金を設けるということにつきましては、政策的なことでございますので、私の方では答えられませんが、国もこの補助金の創設に当たっては、いわゆるパプリックスペースの部分だけでございまして、宿泊、部屋のところは対象でございません。やはり、その部屋の部分につきましては、それぞれ旅館の経営方針等あると思いますし、税金を使う以上、やはり共用部分以外の個室の部分までに補助金を出すことが健全かどうかというのは、今後検討していかなければいけない課題だと思っております。 ◯議長【露木寿雄君】 冨田町長。 ◯町長【冨田幸宏君】 直接的な応援というか仕組みは、いまの部分なのですが、やはり、先ほど少しお話が出ました、大型ホテルができたということ、これは歴史的に議会の皆様方もご存知のように、平成20年にいまのホテルが開業する、最初の町との土地の交換から始まっているわけでありますけども、やはりここで1年少し経って、総論的には、先ほどの答弁にも申し上げましたように、宿泊客数が10万人少し増えたという、数字的には出てきているのですけど、1年を通して見る中で、総論的にはそれはいい話でありますけども、やはり各論として、それぞれの宿泊施設、既存の宿泊施設がお客様が増えてるかっていったときに、なかなかまだそこまでは行ってないというものも、改めて肌で感じているところでもございます。  この辺につきましては、やはり旅館の経営者を含め、また新たな外資からの資本も入ってきていますので、この辺の方々とどういった形で進めていくべきかということを、また改めて、しっかりやらなければと痛感をしておりますが、インバウンドにつきましては、やはりワールドカップ、オリンピックに向かって、その体制を整えておりますけども、1つの私のイメージ、考え方としては、そこにはやはり国が言うところの、いま外国人の訪日客数が年間4,000万人に迫ろうとしているというところまで来ています。前年度につきましては、3,000万人になりましたので、間違いなく4,000万人という数字はあるかと思いますけども、その後どうなるかというのは、いまいろいろなところで、どの業界においても騒がれておりますので、そのときにこの湯河原というこの地名、湯河原という場所を少しでも理解していただくために、やはり町としては、湯河原の知名度を外国人に対して、どうやってPRをしていくかっということについて、日系外国人という方について、少しずつ、いまそういったところに接触をもって、オリンピック以降にも、再度日本にお越しの際には、立ち寄っていただけるような、そんな関係人口と言うのでしょうか、いま流行りの言葉の。そのようなものを海外に向けても発信すべきかなと思っているところでございます。 ◯議長【露木寿雄君】 12番 原田議員。 ◯12番【原田 洋君】 ありがとうございました。町長を先頭にして、外国にも、旅行者の勧誘に行っていられるところですけれども、この機会を絶対に逃がせないと思います。実際にエクシブには15万人来ていると言うけれども、中堅旅館あたりでは調べました。宿泊客が前年対比も落ちています。その前もですけれども、そういうような状況の中で、このチャンスを活かさなくちゃいけない。  先ほど、施設についての国からの補助があったけれども、やはり私調べてみると、中堅以上の旅館だけです。11軒ありました。その下の人たちは、これタダでできるわけじゃないですから、なかなか手が回らない。そんなような中で、もっといっぱい要望してあげたいのだけど、旅館にね。だけれども、この旅館に取材に行ったら、こういう携帯型翻訳機のカタログをいただいたのです。ご存知の方もあるかもわかりませんけれども、これはポケットに入るぐらいのものなのだけれども。これが旅館に入ってから、外国人が「おトイレはどこですか」と聞いたときに、こちらで「おトイレは、そこを右に曲がって左、そこのところですよ」と言うと、その国の中国の言葉で、あるいは6か国語ぐらい、それに回答できるそうです。値段は3万5,000円~3万6,000円するのですけれども、もし、いま湯河原町では、全体で80軒ぐらい旅館があるのですよ。これは旅館に限らず、飲食店や何かでも、本当は使うのですけれども。  ただ、いま旅館にがんばってもらわないと、お客さんが来てもらって、それで町にお金を落としていただくという前提から言って、これらに対して、ちょっと少し町長にも勉強していただいて、何か補助とか付けられたら、付けていただきたい、ぜひ。そのように要望しておきます。  続きまして、子育て支援事業についてお伺いします。  先ほど町長からもありましたけれども、子育て支援で、3人目の子どもには100万円あげます、これは日本一ですよね。どこの人にも言われます。「湯河原町はやさしいね」と。この間も、やっさ祭りのときに、よその町の議員から、「いまもやってるんですか」と。「それはいまちょっと、そうそう長くはこれできませんよ、6年間やったのですから」というような話をしましたけれども。そういって、1か月後に生まれた人は、3人目が生まれた人は、何もそれはもらっていないという感じなのです。それは仕方がない。当然だと思う。私もそれでいいと思うんだけど、その後だいぶ他の医療費無料とか、そういうような、町長が気を遣ってお金をそちらの方に回っているのだけれども、まだこれから支払いしなくちゃいけない金も残っているわけだけれど、いまこれから支給する人数と、それから金額はどのぐらい残っているのですか。 ◯議長【露木寿雄君】 大木こども支援課長。 ◯こども支援課長【大木裕恵君】 今年度も含めてのご回答になりますが、件数で197件を見込んでございます。金額では、2,980万円を見込んでいるところでございます。 ◯議長【露木寿雄君】 12番 原田議員。 ◯12番【原田 洋君】 まだまだ大変なのですけれども、去年か、新しく生まれた子どもは何人ですか。今年の予定はどのぐらいになります。 ◯議長【露木寿雄君】 力石参事。 ◯参事住民課長事務取扱【力石浩一君】 平成29年度で申し上げますと、72件でございます。 ◯議長【露木寿雄君】 12番 原田議員。 ◯12番【原田 洋君】 その辺減ってきたわけだけれども、ですから、「何か湯河原は、じゃあ、それはやめちゃったの」と、この間、言われたのですが、それを今度生まれた子どもに、町長お願いしておきますが、花を付けて、そして花屋さんからお届けしてもらって、花に「祝 湯河原町」って花に札を付けて、贈っていただきたいですよ。そうすると、お母さんと一緒に写真撮ってもらって、それがアルバムに残ります。やがて、その子どもが大きくなったとき、「私は湯河原で生まれたんだ。湯河原町はやさしかったんだ。こんな花をいただいたんだ」という記憶になります。
     それで、いずれお父さんが出張で大阪へ行っちゃった、九州で住んでいるといっても、こんなことがあったんだ。やがて成人したら、湯河原に1回行ってみたい、旅行にというようなことになれば、非常にいいことだと思うので、これはお願いしておきます。  ここは時間がなくなるから終わりますけれども、マタニティ・サポートですね。これは出場したわけですけれども、先ほど何回か言いましたが、救急車の救急隊員がこれに当たられるのですか、男性の隊員が。それとも、女性の方が付いて運行されるのですか。その辺ちょっと、お聞かせください。 ◯議長【露木寿雄君】 高吉消防署長。 ◯参事消防署長事務取扱【高吉裕二君】 ただいまのご質問でございますが、通常の消防隊が勤務しておりまして、要請があれば、現在は男性3名で出場しております。  なお、女性の職員もおりまして、現在、初任教育という県の消防学校の方に出向しておりますので、その者が戻りましたら、その女性隊員を搭乗させる予定でございます。 ◯議長【露木寿雄君】 12番 原田議員。 ◯12番【原田 洋君】 大変ご苦労様です。今後もひとつ、よろしくお願いします。  時間がなくなりましたけども、私、きょうは町長個人にちょっとお伺いしたいことがあるのですが、この大きな会場でね。ぜひ、お答えを頂戴したいと思うのですけれども。  冨田町長も3期町長をやられて、お勤めいただいたわけですけれども、この前、安倍総理大臣は、「蝉時雨の鳴く頃には表明したい」と言って、昨日実際には表明して、記者会見などをしていました。冨田町長も、心穏やかではないとは想像しますけれども、公務に追われている中ですが、いずれ、前人未到ですけれども、12年終わるわけで、13年に入る年には。 ◯議長【露木寿雄君】 原田議員、通告にございませんので。 ◯12番【原田 洋君】 だからこれはちょっとお許しください。 ◯議長【露木寿雄君】 通告に従って、質問をお願いいたします。 ◯12番【原田 洋君】 これは1つ、時間の中でお許しください。そういうわけで、町長の気持ちをここでお聞かせいただきたいと思うんだけども、それはもしかして、クリスマスの頃には表明できるのか、または。 ◯議長【露木寿雄君】 もう時間ですので。  以上で、12番 原田議員の一般質問を終了いたします。  ここで、暫時休憩いたします。午後1時に再開いたします。                            休 憩  午後12時04分                            再 開  午後 1時00分 ◯議長【露木寿雄君】 休憩中の議会を再開いたします。  質問通告第4、5番 佐藤議員、ご登壇願います。              (5番 佐藤 恵議員 登壇) ◯5番【佐藤 恵君】 通告に従いまして、一般質問をいたします。  1 本町の防災対策の充実について  近年、日本を取り巻く自然が穏やかでなく、東日本大震災、熊本地震、豪雨災害、つい先日も震度7の北海道地震が起こりました。今年だけでも台風の発生が多く、雨による被害が発生しております。  このような災害から、様々な対策が講じられていますが、これからも想定外の被害がいつ発生するかわかりません。自然災害は避けることはできませんが、備えることはできます。そこで、行政や町民、町に関わる人々で、災害に強い町をつくることは大事なことと思われます。  そこで、お伺いいたします。  (1)このたびの西日本豪雨で改めて重要視されていることの1つに、ハザードマップの活用問題が挙げられています。本町において、このマップは知っているが、大雨の際に活用する町民は少なかったようです。活用の仕方・周知については、今後どのようになされるのか、お考えをお伺いいたします。  (2)台風など、あらかじめ予測できる災害に対して、行政が「いつ、誰が、何をするのか」を事前に整理しておく仕組みのタイムラインを策定しておくことについてのお考えをお伺いいたします。  (3)各種の避難所運営等についての運営基本マニュアルを平常時に協議なされていると思いますが、現状ついてお考えをお伺いいたします。  (4)防災の知識を持つ防災リーダーの育成状況についてお伺いいたします。  (5)災害支援型自動販売機、災害救援ベンダー機能を持つ自動販売機の設置及び熊本地震などの被災地で役立った、災害対応型紙コップ式自動販売機の設置についてお伺いいたします。  (6)町の備蓄品に、食物アレルギー対応の非常食や、乳幼児、女性に配慮した衛生用品等の備蓄も必要と考えますが、お伺いいたします。  (7)ヘルプマークは、内部障がいや弱者の方が、周囲の人に援助や配慮を必要としていることを知らせるマークです。ヘルプマークを持った方が災害や事故に遭った際には、支援を受けやすくなるという効果が期待されています。そこで、本町でのヘルプマークの普及啓発について、町のお考えをお伺いいたします。  2 登下校時に小中学生が持ち運ぶカバン等の健康への影響について  大正大学の白土教授が実施した、小学1年から3年までを対象とした、カバンの重さの調査によると、荷物の重量の平均は7.7kgで、最高は9.7kgもあったそうです。東京都内の中学生を対象にした調査によると、平均で8.6kg、最高で17kgの生徒もいたそうです。原因の1つとして、文部科学省が2011年から実施した、ゆとり教育の見直しにより、教科書の大型化やページ数が増加したことが原因であると言われています。重い荷物を背負い続けることは、体に影響があることも指摘されています。  (1)本町の学齢期の児童・生徒の重い荷物の現状についての認識をお聞かせください。  (2)改善策についてのお考えをお聞かせください。  以上で、壇上での質問を終わります。 ◯議長【露木寿雄君】 冨田町長。              (町長 冨田幸宏君 登壇) ◯町長【冨田幸宏君】 5番 佐藤 恵議員の一般質問にお答えいたします。  1番目「本町の防災対策の充実について」のご質問のうち、1点目の「このたびの西日本豪雨で改めて重要視されていることの1つに、ハザードマップの活用問題があげられています。本町においてもこのマップは知っているが、大雨の際に活用する町民は少ないと思います。活用の仕方やマップ自体の周知については、今後どのようになされるのかお考えをお伺いいたします。」とのご質問でございますが、本町では、「防災マップ」、「津波ハザードマップ」、「土砂災害(土石流)ハザードマップ」、「土砂災害(がけ崩れ)ハザードマップ」の4種類のハザードマップ及び「防災パンフレット」を、区会を通じて全戸配布し、新たに町民となられた方には、転入時にお渡しするなど、災害種別ごとの危険箇所や避難場所など、様々な防災情報の提供に努めております。  そのハザードマップなどの役割は、自分の身は自分で守る「自助」の一環といたしまして、町民の皆様が、ご自分がお住まいの地域などで発生する可能性が高い災害の種類を事前に把握し、避難方法などを普段から意識することで、減災につなげていただくものでございます。そして、各地区の自主防災組織の協力のもと、互いを助け合う「共助」の一環といたしまして、避難態勢などの確立に活用していただきたいと考えております。  また、ハザードマップなどの活用方法の周知では、総合防災訓練だけでなく、土砂災害・富士山火山津波避難に対する防災訓練、団体等の依頼で行う出前講座及び防災講演会の際、参加者に対し、活用方法の説明を行っております。今後も、様々な機会を利用し、ハザードマップなどの活用方法の説明を行ってまいりたいと考えております。  次に2点目の「台風などあらかじめ予測できる災害に対して、行政が「いつ、誰が、何をするのか。」を事前に整理しておく仕組みのタイムラインを策定しておくことについてのお考えをお伺いいたします。」とのご質問でございますが、本町における台風対応では、災害対策本部設置までの間、災害対策副本部長が庁内の各災害対策部長を招集して行う「対策会議」を複数回開催し、当該台風に対する情報共有及び事前対応や今後の対応について協議を重ね、その都度、最善の方法を取るようにしております。  対策会議は、台風の進路・速度・大きさの状況により、必要に応じて不定期で開催しており、庁内の災害対策部ごとに管理している「対策部対応状況表」を用いて、対応状況等の情報共有を行うと共に、事前準備の段階で対応に漏れがないよう確認し、台風の接近に合わせ、職員の配備、避難所の開設等の決定を行っております。  このように、本町では、「対策部対応状況表」をタイムラインとして運用することで、「対策会議」を事前段階での意思決定の場とした災害対応を行っております。  次に3点目の「各種の避難所運営等についての運営基本マニュアルを平常時に協議がなされていると思いますが、現状についてお考えをお伺いいたします。」とのご質問でございますが、近年の日本各地での災害において、被災者が長期間にわたる避難生活を余儀なくされ、多くの課題が明らかになりました。そこで、本町では、その課題を踏まえ「避難所開設・運営マニュアル」を策定し、平成30年7月開催の湯河原町防災会議でご承認いただいたところでございます。  当該マニュアルは、「住民の自治による避難所の開設・運営を目指す」、「避難所は、被災者が暮らす場所だけでなく、地域の支援拠点として在宅避難者にも配慮した場所となるよう取り組む」、「災害時要配慮者にも優しい避難所づくり、男女共同参画に配慮した避難所づくりに取り組む」ことを基本方針とし、避難所を自主防災組織主体で運営するための基本項目を記載したものでございます。  今後は、自主防災組織の協力を得ながら、「避難所開設・運営マニュアル」を基に、各避難所に適応した避難所ごとのマニュアルを作成することを推進してまいりたいと考えております。  次に4点目の「防災の知識をもつ防災リーダーの育成状況についてお伺いいたします。」とのご質問でございますが、防災リーダーの育成につきましては、平成15年から毎年、神奈川県が実施している「自主防災組織リーダー等研修会」において、町内11地区の自主防災組織から各地区2名、合計22名の方に、研修を受けていただいております。  研修内容といたしましては、実技訓練として、模擬倒壊家屋を使用しての「簡易救出訓練」、救出した傷病者を安全な場所まで移動する方法を学ぶ「搬送訓練」、防災体験学習として、地震・風水害などの「災害疑似体験」、また、図上演習として、避難所運営シミュレーションを通じて、災害発生時の対応や地域での応急対策活動のイメージを描き、自主防災組織のリーダーとして避難所の機能・運営方法について理解し、事前対策の重要性を学ぶ「避難所運営図上演習」を1日かけて受講するものです。  今後も引き続き、自主防災組織からこの研修に参加していただき、防災リーダーの育成に努めてまいりたいと考えております。  次に5点目の「災害支援型自動販売機、災害救援ベンダー機能を持つ自動販売機の設置及び熊本地震などの被災地で役立った、災害対応型紙コップ式自動販売機の設置についてお伺いいたします。」とのご質問でございますが、これらの災害対応型自動販売機等は、東日本大震災や熊本地震において、災害発生の初動段階で、地域住民だけでなく帰宅困難者に、無料で飲料の提供ができたことで活躍したとされております。  本町における「災害支援型自動販売機」の設置につきまして、把握できている台数は6台でございます。  なお、災害時に無料でカップ飲料だけでなく、お湯・水の提供も可能で、粉ミルクや薬の服用水としても利用できる、「災害対応型紙コップ式自動販売機」の設置台数は、把握できておりません。  これらの災害対応型自動販売機等の設置につきましては、災害時に有効であることから、設置事業者に対し設置を促してまいりたいと考えておりますが、設置時の価格が高くなる点や、運用面において、利用者のモラルに関する課題がございます。そのため、町といたしましては、人目が多く公共性が高い、現在建設中の(仮称)防災コミュニティセンターへの導入を検討し、同センターの防災機能の向上を図りたいと考えております。  次に6点目の「町の備蓄品に食物アレルギー対応の非常食や乳幼児、女性に配慮した衛生用品等の備蓄も必要と考えますがお伺いいたします。」とのご質問でございますが、本町の災害用備蓄食料に関しましては、「湯河原町備蓄計画」に基づき、避難者想定6,150人に対して、3食3日分、5万5,350食を基準に備蓄しております。  その中で、アレルギー対応食として「わかめご飯」、「玄米スナック」、「ライスクッキー」を、備蓄食料全体の約13.9%に当たる7,680食の備蓄をしております。その他のアレルギー対応食といたしまして、乳幼児及び高齢者用の備蓄食料を兼ねるものとして「おかゆ」を、全体の約2.5%に当たる1,400食の備蓄をしておりますので、合わせると、アレルギー対応食の備蓄は、備蓄食料全体の約16.4%に当たる、9,080食となります。  次に、乳幼児、女性に配慮した衛生用品等の備蓄につきましては、乳幼児の紙おむつは、0歳から3歳までの避難者想定110人に対して、1日5枚3日分、1,650枚の計画となっておりますが、現在4,650枚を備蓄しており、女性用衛生用品につきましては、対象となる女性の避難者想定1,117人に対し、その4分の1の方が使用する想定で、1日5枚3日分、4,200枚の計画となっておりますが、現在1万3,188枚を備蓄しておりますので、衛生用品等の備蓄は、十分な必要数を満たしているものと考えております。  なお、今後も、「湯河原町備蓄計画」に基づき、定期的な入れ替えを行いながら、備蓄品の確保に努めてまいりたいと考えております。  次に7点目の「ヘルプマークは内部障がいや妊娠初期の人等、弱者の方が、周囲の人に援助や配慮を必要としていることを知らせるマークです。ヘルプマークを持った方が災害や事故に遭った際には、支援を受けやすくなるという効果が期待されています。そこで本町でのヘルプマークの普及啓発について町のお考えをお伺いいたします。」とのご質問でございますが、ヘルプマークは、義足や人工関節を使用している方、内部障がいや難病の方、妊娠初期の方など、援助や配慮を必要としていることが外見からはわからない方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせ、援助を得やすくなるようにすることを目的に、東京都で作成され、平成24年10月から都営地下鉄大江戸線の駅務室において、希望する方への配付が始まりました。  この取り組みは、援助や配慮が必要な方がいることへの気付きや、思いやりのある行動を促進することを目指しており、神奈川県では、平成29年3月22日からヘルプマークの配付を開始し、東京都と連携して普及に取り組んでおります。導入する都道府県は徐々に増え、平成30年6月末時点では、24都道府県が導入しております。  本町では、神奈川県からのヘルプマークの配付依頼を受け、身体障害者手帳の有無に関わらず、平成30年8月31日現在、39名の希望された方に社会福祉課の窓口において配付をし、活用していただいている状況でございます。導入からの歴史が浅いことなどから、まだ認知度が高いと言える状況にはございませんが、今後、町広報紙やホームページ等を活用し、ヘルプマークの周知を図るとともに、希望者への配付に努めてまいりたいと考えております。  次に、2番目「登下校時に小中学生が持ち運ぶカバン等の健康への影響について」のご質問につきましては、教育長からお答えをいたします。私からは、ここまでの回答とさせていただきます。  以上でございます。 ◯議長【露木寿雄君】 高橋教育長。              (教育長 高橋 正君 登壇) ◯教育長【高橋 正君】 私の方から、5番 佐藤 恵議員の一般質問にお答えいたします。  2番目「登下校時に小中学生が持ち運ぶカバン等の健康への影響について」のご質問のうち、1点目の「本町の学齢期の児童生徒の重い荷物の現状についての認識をお聞かせください。」とのご質問でございますが、まず、児童生徒の重い荷物とは、カバンをはじめとした、教科書、ノート及び書道セットなど、授業で使用するものを含めた荷物と思われますが、佐藤議員もご承知のとおり、教科書及びノート以外のものにつきましては、登校するその日の日課や時期により、持参するものが様々であることは、ご理解されているものと考えます。  このような背景の中、教科書は、学習指導要領の改訂に伴い、適宜内容の見直しが行われており、また、教科書そのものの大きさも、この改訂期を中心に変わってきているところでございます。平成20年の学習指導要領改訂以前は、小学校低学年を除き、A5サイズの大きさの教科書が中心でございましたが、最近では、ユニバーサルデザインの視点を取り入れ、できるだけわかりやすくするため、図や写真を多く取り入れ、文字のポイント数も大きくすることなどにより、結果として、ページ数が増え、大きさはB5サイズが中心となり、教科書1冊ずつの重量も増えているのが現状でございます。  加えて、教科書及びノート以外にも、絵の具セット、書道セット、鍵盤ハーモニカ、体操着など、授業で使用する他の荷物は多くございます。  これら、日常的に児童生徒が荷物として持参するものの重量が重くなっていることは、従前から各学校においては十分把握しており、教育委員会としても承知しているところでございます。  次に2点目の「改善策についてのお考えをお聞かせください。」とのご質問でございますが、すでに行っていることとして、前述の現状を踏まえ、各学校では、1日の持ち物の量が適切なものとなるよう、指導しているところでございます。  具体的には、1週間や1か月の授業などの予定を示し、持ち物の量について、家から学校へ持参する、学校から家へ持ち帰る、適切な時期についての指導、時間割を細かく伝え、当日必要とする持ち物を明確にするほか、絵の具セットなど、その都度、家に持ち帰らなくても家庭学習などに影響がないと思われるものについて具体的に示し、学校に置いたままとすることなどを指導しております。  特に、小学校低学年においては、理科の学習で使用した鉢植えや大きな教材などについて、保護者面談の際に、保護者に持ち帰っていただくようご協力をお願いしております。  教育委員会といたしましては、文部科学省の動向を注視し、学校と連携を図りながら、児童生徒の負担をできるだけ軽減するよう努めてまいります。  以上でございます。 ◯議長【露木寿雄君】 5番 佐藤議員。 ◯5番【佐藤 恵君】 ありがとうございます。では、順次再質問をさせていただきたいと思います。  ハザードマップに関しましては、先ほど1番議員の方からもご質問がございました。各戸配布、またホームページ等でハザードマップが示されているのは、皆さんご存知だと思います。各戸配布、組の方とか区とか、されているのも事実でございます。  ところが、やはり見て理解するのと、持っているのとでは、意味が違うわけでして、やはりこのハザードマップっていうのは、ご自分が読み砕いて、自分がいる場所がどういう状況であるかっていうことを理解して初めて、宝物、役に立つ、そういうものだと思っております。そして、ただ配っただけでは、やはり理解しにくい方も多いと思いますので、出前講座が、先ほどご答弁がありましたけれども、とても有効な方法だと思いますけど、これまでに、ハザードマップにおいての出前講座は何回ぐらい開催されておりますか。 ◯議長【露木寿雄君】 内藤参事。 ◯参事地域政策課長事務取扱【内藤喜文君】 出前講座の回数でございますが、決してそれはハザードマップの取り扱いについてっていうことだけではなくて、防災多岐に及ぶ内容でございます。その中でハザードマップ等のご説明をさせていただいておるものでございます。  平成29年度におきましては、小学校からも呼ばれまして、それを含めまして3回です。それ以前のものにつきましては、平成26年度では5回、平成27年度で3回、平成28年度が2回、先ほどの平成29年度が3回、そういう状況でございます。 ◯議長【露木寿雄君】 5番 佐藤議員。 ◯5番【佐藤 恵君】 ありがとうございます。ハザードマップのみの説明ではないかも知れませんけれど、せっかく出前講座があって、本当は町民側が意識して、そういうのを受けることが大事かなって、自助になると思いますけれども、たとえば、区会等でそういうハザードマップの、まして住んでる場所ですので、説明をするための講習会、講演会、そういうのを持つのは可能ですか。いかがですか。 ◯議長【露木寿雄君】 内藤参事。 ◯参事地域政策課長事務取扱【内藤喜文君】 各区会におきましては、自主防災組織でございますけど、土砂災害や富士山火山、また、津波等の避難訓練については、各地区を回して、毎年実施しております。そのときには、ハザードマップのご説明もさせていただいております。  また、区会自主防災の単独で出前講座というような要請もございましたら、お引き受けしたいと思います。 ◯議長【露木寿雄君】 5番 佐藤議員。 ◯5番【佐藤 恵君】 ありがとうございます。やはり、これもご自分が意識しないと、なかなか厳しいかなと思います。  大人の方にはいろいろな方法、出前講座、区会での講習会等がありますけれども、ハザードマップについて、大人だけわかってればいいよというものではないと思います。  そこで、ちょっとここで教育関係の方になってしまいますけれども、小中学校での防災教育って、いま現在はどんな状況ですか。 ◯議長【露木寿雄君】 菅沼学校教育課長。 ◯学校教育課長【菅沼浩行君】 小中学校におきます防災教育についてですが、具体的に、教科として防災教育という名のものはございません。それが現実でございます。  しかしながら、小学校・中学校におきましては、社会科や理科といった教育の中で、自然災害であったり、崖地のものであったり、ハザードマップの見方であったり、そのようなものについて、防災教育の一環として行うような内容になっております。 ◯議長【露木寿雄君】 5番 佐藤議員。 ◯5番【佐藤 恵君】 わかりました。やはり、湯河原町に住んでいる人が、全部ハザードマップの読みができるようになるのが、一番ベストだと思っております。  ちょっとハザードマップから離れますけれど、災害の周知ということに関しては、町長も先ほど説明なさってましたけれども、テレビが電気消えちゃいました、雨がひどくて音が聞こえません、そういうときはメルマガなんか役に立っていいと思うんですけれど、いま現在何件ぐらい登録がありますか。わかりますか、これって。
    ◯議長【露木寿雄君】 内藤参事。 ◯参事地域政策課長事務取扱【内藤喜文君】 メールマガジンの登録者でございますけど、防災のカテゴリーの中では、約2,100人でございます。 ◯議長【露木寿雄君】 5番 佐藤議員。 ◯5番【佐藤 恵君】 メルマガですが、いまは年齢に関係なく、高齢者も扱える方が増えておりますけれども、やはりわからない方も、いらっしゃると思うんですね。そこで、誰かに教えてもらうようにするっていうのは手がかかり過ぎるので、ちょっとよくわからないんですけど、高齢者の集まり、老人会等があると思うんですけど、そこの中で知ってる方に、登録とか読み方とかを教えてもらうようにするっていうのは、町から話を進めるのは可能ですか。 ◯議長【露木寿雄君】 内藤参事。 ◯参事地域政策課長事務取扱【内藤喜文君】 1つの方法として、各老人クラブに出向くということは可能かと思います。  ただ、メールマガジンの登録だけでなくて、その段階で、ご高齢の方が最低、携帯のメールを送受信ができるような方であれば、こちらでご登録の説明して利用ってことは、現実的かと思われますが、それもない状態の中でご説明に行くことは、現実としては、時間がかかると思われます。 ◯議長【露木寿雄君】 5番 佐藤議員。 ◯5番【佐藤 恵君】 私の説明がちょっと足りなかったかな。要は、町の人が教えてあげるっていうのは厳しいと思うんです、人数的に。老人会の仲間が、できる人が教える。それが手がかからなくていいかなと思いましたので、ちょっと言わせていただきました。  次にタイムラインなんですけれども、湯河原町では台風が来たときに、職員の方々が何時間前から、役所に詰めていらっしゃるということは承知しております。大変にご苦労なことだなとも感謝しております。  実はタイムラインていうのが、平成16年の岩手県の高齢者施設で、入所施設で、9名の方が亡くなった水害事故があったのをご記憶にあると思うんですけれども、そのときから国の方で、台風などあらかじめ予測できる、たとえば発生した時点から、台風はわかりますよね。進み具合っていうのは向きが違ってくるから、わからないこともあるかも知れませんけれども、そういうときに使うのがタイムラインということになっております。  そこで、実は最近だと思うんですけど、茨城県の常総市で、関東東北豪雨で鬼怒川が下流部の堤防が決壊して、多くの住民が逃げ遅れた反省を踏まえて、全国で初めて自治体として、作成を推進しているそうです。小学校や地域で作成会を開くなど、全市民への普及も目指しているということがありますけれど、たとえば、湯河原町にこういうことをやるっていうのは、いかがなものでございましょう。 ◯議長【露木寿雄君】 内藤参事。 ◯参事地域政策課長事務取扱【内藤喜文君】 タイムラインにつきまして、湯河原町で行うという点につきましては、仮に行政の方では。 ◯議長【露木寿雄君】 5番 佐藤議員。 ◯5番【佐藤 恵君】 マイタイムラインを、湯河原で個々の人がつくる。自分なりにつくるということに関してです。 ◯議長【露木寿雄君】 内藤参事。 ◯参事地域政策課長事務取扱【内藤喜文君】 最近よくご家庭で、家族の中でタイムラインをつくるというお話も存じております。何かうまい具合に、そのような取りまとめができるようでしたら、ひな型となるものを提示する中で、自主防災組織のお力を借りまして、進めることが可能かなと思います。 ◯議長【露木寿雄君】 5番 佐藤議員。 ◯5番【佐藤 恵君】 では、次に避難所の開設の運営マニュアルについてなんですけど、何かここ最近、湯河原もつくってくださったというお話でしたけれども、内容的にどんなふうな感じでつくってくださったか。細かくはいいんですけど、お教え願えますか。 ◯議長【露木寿雄君】 内藤参事。 ◯参事地域政策課長事務取扱【内藤喜文君】 避難所の運営マニュアルでございますけど、こちらについては、個々の避難所ごとに適合した形でつくったものではなくて、あくまでも、各避難所で作成するにあたっての、ガイドライン的なものでございます。町長の答弁にございましたとおり、基本的な方針といたしましては、各自主防災組織の中で、それらを運営していただくというようなことで作成してございます。 ◯議長【露木寿雄君】 5番 佐藤議員。 ◯5番【佐藤 恵君】 運営マニュアルというのは、いろいろな自治体でもつくっていると思っております。  そこで、ちょっと1点お伺いしたいのは、運営組織、自主防災における避難所においての運営の中に、湯河原町のいくつか、炊き出し班とか何とか班とかあると思うんですけれども、その中に女性班というのはございますか。男女共同参画とは別個です。 ◯議長【露木寿雄君】 内藤参事。 ◯参事地域政策課長事務取扱【内藤喜文君】 ここで策定いたしましたマニュアルの中には、女性班というようなカテゴリーではございません。 ◯議長【露木寿雄君】 5番 佐藤議員。 ◯5番【佐藤 恵君】 細かいことを言って申し訳ないと思うんですけれども、避難所の中には、我々日本の、世界どこでも、男女というのは約半分ずついる存在です。そこでやはり、いろんなそういう組織的なものをやる場合におきましても、やはりそこの中に企画の中に、女性班という女性の視点がしっかりと中に入れられる存在というのをできたマニュアルを、ぜひつくっていただきたいと思います。  そこで1点、聞き忘れてしまったんですけれど、広域避難場所が、3つの小学校と町民体育館、いま現在そうだと思うんですけれども、基本的に、まず一番初めに聞かなきゃいけなかったのは、学校の耐震化はできております。そこで、非構造部材においての耐震化っていうのは、湯河原はいかがでございましょうか。以前、非構造部材がだめになってしまって、避難所に使えなかった小学校があったということは、新聞に載っておりましたけれども、その辺はいかがでございましょうか。 ◯議長【露木寿雄君】 高橋教育長。 ◯教育長【高橋 正君】 学校の関係でお答えいたしますと、体育館がそれに該当するかと思うんですけども、体育館につきましては、平成27年度でしょうか、天井の撤去をいたしました。その関係で本体の耐震とあわせて、その部分は大丈夫かなというふうに思っております。  ただ、町民体育館につきましても、天井については、比較的柔らかい材質を使っておりますので、仮に落ちたとしても、大きな事故はないのかなと。あとは他の施設ですか。 ◯議長【露木寿雄君】 5番 佐藤議員。 ◯5番【佐藤 恵君】 ありがとうございました。順番が前後しました。  そこでもう1点、運営マニュアルの基準、基準でしたっけ、ガイド基準でしたっけ、ちょっとごめんなさい、名前。マニュアルが湯河原でもできたんですけれども、やはり避難者を入れていく場合には、いろんな仕切りをやって入れていくと思うんですけれども、その中に障がい者とか内部障がい者の方もきっと入ると思うんですね。そこで、これ昨日いただいたんでございますけれども、ヘルプマークというのがございます。こういうのを、そういう内部障がい者とか、そういう方たち。知的障がいでも何でもいいんですけれども、その方たちが付ける。身に付けて、他の避難者の人たちに理解してもらえるような形を、まあこれじゃなくてもいいんですけど、偶然これがあるって知ってましたので、これを提案しましたけど、そういうことをする必要はあると思うんですけど、いかがでしょう。 ◯議長【露木寿雄君】 内藤参事。 ◯参事地域政策課長事務取扱【内藤喜文君】 いま例として、そのヘルプマークをご提示されたと思われますが、この前の西日本における災害におきましても、一部避難所におきましては、そういう方には失礼でございますけど、ビブスといって、ゼッケンのようなものを付けた避難所もあるということは伺っておりますので、それが住民にこのあと、どう認知されていくかということもかなり大きな課題になり、その避難所運営の中では、重要なことになると思われます。 ◯議長【露木寿雄君】 5番 佐藤議員。 ◯5番【佐藤 恵君】 では、自販機に関しましては、ある程度で省略させていただきます。ここで6台とありますけれども、災害支援型自動販売機が湯河原町では6台あると。1台は役場にあると。あとの5台がどこにあるかわからないんですけれども、希望といたしましては、避難場所に1台ずつ、もしも設置できればと思うんですけど。  それとカップ式の自販機に関しましては、赤ちゃんはご飯は食べられません。ミルクです。そのときにカップ式の自販機は、お湯とかお水が出ますので、そのときでも、電気とか水の貯蔵がないと対応できないんですけれども、そういうのもありますので、災害支援型は湯河原にあるとして、カップ式に関しての設置はいかがでしょうか。会社に聞きましたら、設置自体は無料だそうです。  だけど、1か月にやはり1,000杯ぐらいは利用してもらいたいのが条件だということでしたけど、お考えをお聞かせください。 ◯議長【露木寿雄君】 内藤参事。 ◯参事地域政策課長事務取扱【内藤喜文君】 1,000杯という事情は承知しておりませんでしたが、町長の答弁にあったとおり、ここでいま建設しております、(仮称)防災コミュニティセンターにおきましては、非常時の自家発電も備えておりますので、電気の心配はいらない。そういう中で、設置を検討してまいりたいと考えます。 ◯議長【露木寿雄君】 5番 佐藤議員。 ◯5番【佐藤 恵君】 では、お時間がありませんので、重いランドセルに関してなんですけど、私が一般質問に出そうと思ったときに、その前あたりから、テレビとか新聞で報道もされております。ですから、注目は皆さんしていると思います。重いランドセルを背負い続けると、体への負担が心配。アメリカの小児学会はバックパック、ショルダーバッグみたいなんですけど、重さが体重の10~20%を超えてはならないということが述べられておりますけども、私も何人かのカバンを量りましたら、中学生で10kg、小学生では8kgとか6kgとか、その日の教材によって違うと思うんですけど、やはりこれよりはオーバーしているのかなと思います。その辺のご認識は教育委員会もあるようなんですけれども、対応は、重たいものをってことでしたけど、宿題とかそれ以外の教材を置き勉するっていう方法はお考えにならないでしょうか。 ◯議長【露木寿雄君】 菅沼学校教育課長。 ◯学校教育課長【菅沼浩行君】 俗に言う置き勉でございますが、教育委員会若しくは学校現場として、それを積極的に児童・生徒に指導していくっていうのは、置き勉という言葉を使っての指導というのは、なかなか難しいかなと思います。  ただし、答弁にもございますとおり、児童・生徒への負担というのは重々承知しておりますので、回答させていただいたとおりに、週の日課、月間、そのような行事を考えながら、荷物の持ち運びについて、先生が、児童・生徒にうまく伝えるような方法をとっているのが現状でございます。置き勉をどうこうっていうこと自体に対して、言葉自身についての使い方が問題かとは思いますけども、最後にも答えましたとおり、教育委員会としては、児童・生徒の負担軽減には、積極的に努めてまいりたいと思っております。 ◯議長【露木寿雄君】 5番 佐藤議員。 ◯5番【佐藤 恵君】 その辺はやはり、子どもの育つ家庭の中での体づくりという意味では、しっかりと考えていただきたいと思います。  例なんですけど、昭和女子大学の付属小学校では、一、二年の間は、すべて教科書を学校に置いて帰り、ナイロン袋のショルダーバッグで通学。3年生ぐらいからですか、体がしっかりしてきたときに、ランドセルで学校に通ってくるという日本の学校もございます。  やはり、背中が丸まったりとか腰痛とか、そういう方もお話を聞きますので、ぜひ、いい方法を考えていただきたいと思います。  先ほど、ごめんなさい追加の中で、備蓄品の中で、アレルギーのものでアルファ米とか粉ミルクとか、その辺はアレルギー対応してますか。してくださってるとは思うんですけど、アルファ米なんかのご飯の場合は、震災のときに皆さんが精神的にもパニックになってるときに、アレルギー米とか普通米とかっていうのは、間違う場合があると思いますので、全部アレルギー対応というのはいかがでしょうか。  それとミルクに関しては、粉ミルクじゃなくて、お湯がなくても使える液体ミルク、そういうのを備蓄品に入れるのはいかがでしょうか。一、二年後には、日本も作って出てくると思うんですけど。 ◯議長【露木寿雄君】 内藤参事。 ◯参事地域政策課長事務取扱【内藤喜文君】 備蓄食料につきまして、アレルギー対応食といたしましては、町長の答弁にございましたとおり、約9,000食、全体の16%以上の保存でございます。仮に、全部をアレルギー対応にすることは可能ではございます。  ただ、味がどうのこうのっていうことを除いては、可能でございます。価格的にも、アレルギー対応しているアルファ米についても、普通のアルファ米についても、価格は一緒でございますので、可能かなと思われます。実施するかどうかは、これからの検討になります。  液体ミルクにつきましては、佐藤議員もご存知のようでございますけど、先月8月に、国でやっと認可が下りまして、これから国内での製造販売という形になるわけですが、いま外国製品しかございませんが、残念ながら、外国製品を例にとりますと、賞味期限が普通の粉ミルクに比べると短い。  また、価格も輸入っていうこともありますので、3倍4倍でございますので、その辺がどのように落ち着くかっていう状況を見ながら、整備を検討する形にしたいと思います。 ◯議長【露木寿雄君】 5番 佐藤議員。 ◯5番【佐藤 恵君】 諸々、いろんなものをお伺いいたしましたけれども、やはり湯河原の命大事、町民の命大事ということで、それの1点の中で、いろいろな諸々の質問をさせていただきました。ありがとうございます。 ◯議長【露木寿雄君】 以上で、5番 佐藤議員の一般質問を終了いたします。  以上で、本日の日程はすべて終了いたしました。  明日、9月12日は午前10時から本会議を開きますので、ご参集願います。  本日は、これにて散会いたします。皆さん、大変ご苦労様でございました。                             散 会  午後1時47分 当サイトのあらゆるコンテンツは、日本国における著作権法および国際条約によって保護されています。 Copyright(c) YUGAWARA TOWN ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...