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平成 8年 第1回定例会-03月26日-06号

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  1. 川崎市議会 1996-03-26
    平成 8年 第1回定例会-03月26日-06号


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    最終取得日: 2021-05-06
    平成 8年 第1回定例会-03月26日-06号平成 8年 第1回定例会 平成8年第1回川崎市議会定例会 会議録第1406号   平成8年3月26日(火)      第1回川崎市議会定例会会議録             (第 6 日)      第1回川崎市議会定例会会議録               第 6 日           ――――****―――― 議 事 日 程              議事日程第6号                     平成8年3月26日(火)                     午 前 10 時 開 議  第 1   平成8年度施政方針
     第 2   議案第 1号 川崎市手数料条例の一部を改正する条例の制定について   〃 第 2号 川崎市精神保健福祉審議会条例の制定について   〃 第 3号 川崎市心身障害者総合リハビリテーションセンター条例の一部を改正する条例の制定について   〃 第 4号 川崎市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について   〃 第 5号 川崎市建築物における駐車施設の附置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について   〃 第 6号 川崎市公共事業の施行に伴う建築物移転,土地購入等の資金貸付けに関する条例を廃止する条例の制定について   〃 第 7号 川崎市入江崎余熱利用プール条例の制定について   〃 第 8号 川崎市建築基準条例等の一部を改正する条例の制定について   議案第 9号 川崎市小売店舗地区建築条例を廃止する条例の制定について   〃 第 10号 川崎市地区計画の区域内における建築物に係る制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について   〃 第 11号 川崎市水道局鷺沼プール条例の一部を改正する条例の制定について   〃 第 12号 川崎市消防団の設置及び定員等に関する条例の一部を改正する条例の制定について   〃 第 13号 川崎市消防団員任免条例の一部を改正する条例の制定について   〃 第 14号 川崎市消防団給与条例の一部を改正する条例の制定について   〃 第 15号 当せん金付証票発売の限度額について   〃 第 16号 溝口駅北口地区再開発事業施設建築物新築その2工事請負契約の締結について   〃 第 17号 川崎市固定資産評価審査委員会委員の選任について   〃 第 18号 武蔵溝ノ口駅南北自由通路整備工事委託契約の締結について   〃 第 19号 市道路線の認定及び廃止について   〃 第 20号 菅生緑地用地の取得について   〃 第 21号 平成8年度川崎市一般会計予算   〃 第 22号 平成8年度川崎市競馬事業特別会計予算   〃 第 23号 平成8年度川崎市競輪事業特別会計予算   〃 第 24号 平成8年度川崎市中央卸売市場事業特別会計予算   〃 第 25号 平成8年度川崎市農業共済事業特別会計予算   〃 第 26号 平成8年度川崎市マイコンシティ事業特別会計予算   〃 第 27号 平成8年度川崎市国民健康保険事業特別会計予算   議案第 28号 平成8年度川崎市交通災害共済事業特別会計予算   〃 第 29号 平成8年度川崎市母子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算   〃 第 30号 平成8年度川崎市老人保健医療事業特別会計予算   〃 第 31号 平成8年度川崎市公害健康被害補償事業特別会計予算   〃 第 32号 平成8年度川崎市老人保健施設事業特別会計予算   〃 第 33号 平成8年度川崎市港湾整備事業特別会計予算   〃 第 34号 平成8年度川崎市勤労者福祉共済事業特別会計予算   〃 第 35号 平成8年度川崎市廃棄物海面埋立事業特別会計予算   〃 第 36号 平成8年度川崎市墓地整備事業特別会計予算   〃 第 37号 平成8年度川崎市生田緑地ゴルフ場事業特別会計予算   〃 第 38号 平成8年度川崎市溝口駅北口地区市街地再開発事業特別会計予算   〃 第 39号 平成8年度川崎市公共用地先行取得等事業特別会計予算   〃 第 40号 平成8年度川崎市公債管理特別会計予算   〃 第 41号 平成8年度川崎市病院事業会計予算   〃 第 42号 平成8年度川崎市下水道事業会計予算   〃 第 43号 平成8年度川崎市水道事業会計予算   〃 第 44号 平成8年度川崎市工業用水道事業会計予算   〃 第 45号 平成8年度川崎市交通事業会計予算   〃 第 46号 平成7年度川崎市一般会計補正予算   〃 第 47号 平成7年度川崎市競馬事業特別会計補正予算   〃 第 48号 平成7年度川崎市競輪事業特別会計補正予算   〃 第 49号 平成7年度川崎市中央卸売市場事業特別会計補正予算   議案第 50号 平成7年度川崎市国民健康保険事業特別会計補正予算   〃 第 51号 平成7年度川崎市溝口駅北口地区市街地再開発事業特別会計補正予算   〃 第 52号 平成7年度川崎市公共用地先行取得等事業特別会計補正予算   〃 第 53号 平成7年度川崎市公債管理特別会計補正予算   〃 第 54号 平成7年度川崎市病院事業会計補正予算   〃 第 55号 平成7年度川崎市水道事業会計補正予算   〃 第 56号 平成7年度川崎市工業用水道事業会計補正予算  第 3   報告第 1号 地方自治法第180条の規定による市長の専決処分の報告について  第 4   請願第 1号 高津区久本地内マンション建設に関する請願   〃 第 17号 宮前区野川地内,富士スーパー上野川店出店計画の大幅な見直しを求めることに関する請願   〃 第 26号 安全でゆたかな小学校給食の充実をはかり中学校にも学校給食を求めることに関する請願   〃 第 28号 井田中学校区内に老人いこいの家の建設促進に関する請願   〃 第 31号 幸区南加瀬地内,旧国鉄グランド跡地に市民館・図書館分館,温水プール建設と原っぱを残すことに関する請願   〃 第 37号 (仮称)女性センター早期建設に関する請願   〃 第 38号 川崎臨海部大規模サッカースタジアムに,公認50メートル室内水泳競技場を建設することに関する請願   請願第 40号 小田急線生田駅・聖マリアンナ医科大学病院までのバス路線新設及び路線延長による直通バスの開設と道路拡幅の早期着工に関する請願   〃 第 55号 教育予算増・教職員定数増・教育費の父母負担軽減を求めることに関する請願   〃 第 56号 高津区諏訪に取得済みの用地に特別養護老人ホームの早期実現を求める件に関する請願  第 5   議案第 57号 川崎市教育委員会委員の任命について  第 6   意見書案第 3号 川崎市北部への養護学校新設に関する意見書    〃  第 4号 保育制度の拡充を求める意見書   決議案第 1号 神奈川県内広域水道企業団の相互融通水量を継続し,さらに増量を求める決議  第 7   川崎市農業委員会委員の推薦について  第 8   常任委員会委員の所属変更について  第 9   請願・陳情  第 10   閉会中の継続審査及び調査について         ―――――――――――――――― 付 議 事 件  議事日程のとおり         ―――――――――――――――― 出 席 議 員 (64名)                  1番  稲 本   隆                  2番  徳 竹 喜 義                  3番  宮 崎 光 雄                  4番  山 田 賀 世                  5番  飯 塚 正 良                  6番  吉 沢 酉 友                  7番  後 藤 晶 一                  8番  岩 崎 善 幸                  9番  尾 畑 悦 子
                     10番  佐 藤 洋 子                  11番  中 川   啓                  12番  伊 藤   弘                  13番  嶋 崎 嘉 夫                  14番  佐 藤 光 一                  15番  鏑 木 茂 哉                  16番  井 田   肇                  17番  飯 塚 双 葉                  18番  市 古 映 美                  19番  玉 井 信 重                  20番  佐 藤   忠                  21番  菅 原 敬 子                  22番  本 間 悦 雄                  23番  平 子 瀧 夫                  24番  小 林 貴美子                  25番  千 葉 美佐子                  26番  猪 股 美 恵                  27番  森   宏 一                  28番  増 渕 榮 一                  29番  坂 本   茂                  30番  笠 原 勝 利                  31番  上 原 國 男                  32番  長 瀬 政 義                  33番  宮 原 春 夫                  34番  竹 間 幸 一                  35番  青 山 仁 三                  36番  栄 居 義 則                  37番  立 野 千 秋                  38番  小 川 秀 明                  39番  大 場 正 信                  40番  志 村   勝                  41番  潮 田 智 信                  42番  雨 笠 裕 治                  43番  柏 木 雅 章                  44番  矢 沢 博 孝                  45番  中 尾 治 夫                  46番  原   修 一                  47番  小 泉 昭 男                  48番  高     巖                  49番  市 村 護 郎                  50番  鈴 木   叡                  51番  小 島 恵 一                  52番  渡 辺 好 雄                  53番  増 子 利 夫                  54番  松 島 輝 雄                  55番  深 瀬 浩 由                  56番  水 科 宗一郎                  57番  佐 藤 忠 次                  58番  近 藤 正 美                  59番  小 島 一 也                  60番  小 俣   博                  61番  宮 田 良 辰                  62番  野 村 敏 行                  63番  大 島   保                  64番  市 川 代三郎         ―――――――――――――――― 出席説明員                市長      髙 橋   清              助役      深 瀬 幹 男              助役      伊 東 仁 史              助役      杉 本   寛              収入役     木 口   榮              総務局長    東 山 芳 孝              企画財政局長  小 川 澄 夫              市民局長    森 山 定 雄              経済局長    玉 井   環              環境保全局長  米 塚 正 治              衛生局長    齋 藤 良 夫              生活環境局長  中 西 正 義              民生局長    齊 木 敏 雄              都市整備局長  横 山 隆 次              土木局長    渡 瀬 正 則              下水道局長   泰 地 修 吾              建築局長    石 渡 隆太郎              港湾局長    池 田 陽 介              教育長     小 机   實              消防局長    石 馬   武              水道局長    山 田 喜一郎              交通局長    山 末   宏              選挙管理委員会事務局長                      種   而 朗              監査事務局長  國 貞 宏 喜              人事委員会事務局長                      望 月   昇              代表監査委員  深 瀬 松 雄              人事委員長   佐 藤 智 之              教育委員長   佐 藤 博 麿              市選挙管理委員会委員長                      佐 藤 廣 志              市長室長    中 村 英 彦              市民オンブズマン事務局長                      福 田 孝 行         ―――――――――――――――― 出席事務局職員              事務局長    薄 井 秀 雄              次長      鈴 木 孝 雄              庶務課長    小 島   豊              議事課長    黒 沢 践 行
                 調査課長    松 川 欣 起              主幹      手 塚 三 男              主幹      髙 橋 良 算              庶務係長    栗 原 誠 市              経理係長    原   久 夫              議事係長    鈴 木 恒 仁              記録係長    飯 田 克 美              調査係長    畑   典 仁              資料係長    加 藤 富 男              外関係職員            ――――****――――             午前10時5分開議    〔局長「ただいまの出席議員議長とも64名」と報告〕 ○議長(小島一也) 休会前に引き続き,ただいまから会議を開きます。           ――――****―――― ○議長(小島一也) 本日の議事日程を報告いたします。本日の議事日程は,お手元に印刷配付してあります議事日程第6号のとおりであります。           ――――****―――― ○議長(小島一也) これより日程に従い,本日の議事を進めます。           ――――****―――― ○議長(小島一也)  △日程第1から △日程第4までの各案件を一括して議題といたします。  直ちに各案件中,日程第2及び日程第4の各案件に対する委員長の報告を求めます。第1委員長より順次発言を願います。47番,小泉昭男議員。         …………………………………………                     平成8年3月18日    川崎市議会議長      小 島 一 也 様                     第1委員長                        小 泉 昭 男          第1委員会審査報告書(議案)  本委員会に付託された下記の議案を審査の結果,次のとおり決定したので,会議規則第77条の規定により報告します。                記 議案第 15号 当せん金付証票発売の限度額について(原案可決) 〃 第 17号 川崎市固定資産評価審査委員会委員の選任について(同意) 〃 第 46号 平成7年度川崎市一般会計補正予算(原案可決) 〃 第 52号 平成7年度川崎市公共用地先行取得等事業特別会計補正予算(原案可決) 〃 第 53号 平成7年度川崎市公債管理特別会計補正予算(原案可決)         …………………………………………                     平成8年3月21日    川崎市議会議長      小 島 一 也 様                     第1委員長                        小 泉 昭 男          第1委員会審査報告書(請願)  本委員会に付託された下記の請願を審査の結果,次のとおり決定したので,会議規則第77条及び第94条の規定により報告します。                記 請願第 26号 安全でゆたかな小学校給食の充実をはかり中学校にも学校給食を求めることに関する請願(採択) 〃 第 31号 幸区南加瀬地内,旧国鉄グランド跡地に市民館・図書館分館,温水プール建設と原っぱを残すことに関する請願(採択) 〃 第 38号 川崎臨海部大規模サッカースタジアムに,公認50メートル室内水泳競技場を建設することに関する請願(採択) 〃 第 55号 教育予算増・教職員定数増・教育費の父母負担軽減を求めることに関する請願(採択)         …………………………………………    〔小泉昭男登壇,拍手〕 ◎47番(小泉昭男) 第1委員会に付託となりました諸案件につきまして,委員会における審査の経過並びに結果をご報告申し上げます。  最初は議案について申し上げます。初めに議案第15号,当せん金付証票発売の限度額についてであります。委員会では審査の結果,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次は議案第17号,川崎市固定資産評価審査委員会委員の選任についてであります。委員会では審査の結果,全会一致をもって同意すべきものと決しました。  次は議案第46号,平成7年度川崎市一般会計補正予算であります。委員会では委員から,繰越明許費として繰り越される事業の8年度の実施見込みについて質疑があり,理事者から,繰越明許費の事業内容は,地元住民との調整でおくれたものであるが,特に難航している事業はありませんとの答弁がありました。  次に委員から,道路整備事業団の現在までの経過について質疑があり,理事者から,道路整備事業団はNTTの資金導入を目的として設置したものであるが,今後,NTTから資金を得られない状況となり,民間からの資金を整理し,事業団を解散に向けていくという状況であるとの答弁がありました。また委員から,水道事業会計繰出金について質疑があり,理事者から,国の景気対策の一環として,神奈川県内広域水道企業団が相模川水系の建設事業を行うもので,企業団と本市との一般会計繰り出し協定に基づいて繰り出すものであるとの答弁があり,審査の結果,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次は議案第52号,平成7年度川崎市公共用地先行取得等事業特別会計補正予算及び議案第53号,平成7年度川崎市公債管理特別会計補正予算であります。委員会では,以上2件を一括して審査の結果,いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に,請願について申し上げます。初めに請願第26号,安全でゆたかな小学校給食の充実をはかり中学校にも学校給食を求めることに関する請願についてであります。請願の趣旨は,小学校給食の充実のため,学校栄養職員の各校配置,自校献立及び米飯給食の回数増を願い,また自治体直営,自校方式での中学校給食の実施を願う内容であります。  初めに理事者より,学校栄養職員定数は,現在,小学校114校に対して58名の配当を受けており,定数の改善については,今後とも国,県に強く要望をしていきたい。自校献立の回数をふやすことについては,各学校で創意を生かした弾力のある給食実施という観点から,検討していきたい。米飯給食の回数をふやすことについては,給食費への影響や納入業者との調整など,検討すべき課題があり,今後十分検討していきたい。自治体直営,自校方式での中学校給食の実施については,中学校の敷地が狭く,給食室を建設することが困難な状況にあり,今後とも引き続き研究していきたいとの説明がありました。  委員会では委員から,国産米の確保と米飯給食をふやすことによる給食費への影響,自校献立と共同購入のメリット,デメリット,中学校給食に対する国や他都市の動向について質疑があり,理事者から,米飯給食用の米については,新食糧法のもとにおいても,平成8年度については国産米が供給されるとの通知を食糧事務所から受け取っている。米飯給食を週1回から2回にふやすことによる給食費への影響は,現状であれば年間500円程度と見込まれるが,新食糧法のもとで現在と同程度に米の値引きがなされるか,不透明な状況である。自校献立は,各学校ごとに特色のある細やかな献立を組むことができるが,共同購入と比べて1食当たりの単価に若干差がつくという事実があり,また共同購入の場合は大きな食数となることで,製造条件などをメーカーがきちんと対応してくれる強さがあり,価格と品質の面で,全市差がなく供給することができる。中学校給食について,国からは実施の方向で努力するよう言われているが,特別の助成などは特にない。他都市の状況としては,札幌,仙台,千葉,福岡の4市が全校で実施していて,名古屋市と広島市が新しい方法の試行を重ねており,名古屋市は生徒の希望により,食べる食べないを決める選択希望制で,運営を民間に委託する方式を採用すると聞いているとの答弁がありました。  これに対し委員から,米飯給食を週2回にふやす努力をしていただきたいとの要望がありました。さらに委員から,中学校給食については,非常に難しい問題が山積しているようだが,他都市の新しい情勢も踏まえて,ぜひ前向きに調査研究を進めていただきたいとの意見があり,審査の結果,全会一致をもってその趣旨を採択すべきものと決しました。  次に請願第31号,幸区南加瀬地内,旧国鉄グランド跡地に市民館・図書館分館,温水プール建設と原っぱを残すことに関する請願についてであります。請願の趣旨は,日吉地区には気軽に使用できる公共施設がなく,表題のとおり整備を願う内容であります。  初めに理事者より,市民館・図書館分館の整備については,旧支所・出張所単位を中心とした9館構想の実現に努力してきており,日吉地区の分館については前向きに取り組んでいきたい。温水プールについては,本市の施設はいずれも余熱利用施設として設置されているのが現状であり,建設地の条件や建設費用,施設の維持管理など,さまざまな課題があるので,教育委員会としては学校プール開放事業の推進により,プール需要に対応していきたいとの説明を受けました。  委員会では委員から,このグランドの将来的な使用方法,分館に必要な面積,温水プールの新しい熱源について質疑があり,理事者から,この用地は平成5年に公共用地などという目的をあいまいにした形で取得しており,その利用については関係局との協議の中で,現在のところ市民館・図書館分館並びに新川崎地区の総合整備事業の用地ということで考えている。分館の規模は,過去の例で一番広いところで敷地が約1,400平方メートル,建物の床面積が1,200平方メートル程度であり,目安としては敷地,建物とも1,000平方メートルぐらいで考えている。温水プールの新しい熱源については,太陽熱を熱源としているところが若干あるようだが,プールだけの単独施設が少ない点もあり,具体的な調査には至っていないが,どのような利用状況になっているのか,調査をする必要はあると考えているとの答弁がありました。  これに対し委員から,市民館・図書館分館を早急につくっていただきたい,また温水プールについては,全市的な問題もあり,2段階的に考えることとして,新たな熱源対策について,ぜひ本格的な調査に乗り出していただきたいとの意見がありました。さらに委員から,出張所が老朽化しており,この用地へ建てかえてほしいとの地元の強い要望があることを念頭に置いていただきたいとの意見があり,審査の結果,全会一致をもってその趣旨を採択すべきものと決しました。  次に,請願第38号,川崎臨海部大規模サッカースタジアムに,公認50メートル室内水泳競技場を建設することに関する請願についてであります。請願の趣旨は,現在,各種の水泳競技会は他都市のプールを使用したり,非公認のプールで実施している状況にあるため,表題のとおり室内水泳競技場の建設を願う内容であります。  初めに理事者より,臨海部イベント事業の経過と概要,浮島地区ゾーンの構成について説明を受け,浮島地区の計画に公認50メートルの室内水泳競技場を併設することは,物理的にも大変困難であり,現在その設置については考えていないとの見解が示されました。  委員会では委員から,公認プールに必要な広さ,浮島地区に組み込む余地,隣接する浮島処理センターの余熱の利用方法,公認プールの必要性,大師プールの位置づけについて質疑があり,理事者から,公認プールはプールだけで約1,000平方メートル,室内プールはその3倍程度の規模であり,駐車場などを入れて少なくとも5,000平方メートルが必要である。また,少し高度な施設となれば約1万平方メートルの土地が必要である。浮島地区に組み込むことについては,地下方式が,廃棄物の処分地であることから不可能な状況で,また現在の計画は,基本構想等検討委員会からの答申に基づき計画され,できるだけ市費を投入せず,第三セクターが事業主体となって,集客,収益など,サッカー場を初めとする仕組みを展開していく形を考えており,新たに組み込むことは難しい状況にある。浮島処理センターの余熱利用としては,ヨネッティーと同様の施設は可能であるが,より以上のものとして,例えばクアハウスのようなものも検討している。公認の50メートル室内プールの必要性については,スポーツの推進ということからも,どこにという位置づけではなく,全市的な施設という形の中で,その必要性は認識しており,市としても将来的には必要な施設であると考えている。大師公園のプールは,公認プールとして認定されており,競技会もできる体制と,一般開放の2つの大きな目的を持って,設置運営されてきたが,現在,一般の開放型の方に展開されており,一般開放と競技会のスケジュールの調整が取れない面もあり,競技会としての使用ができない現状であるとの答弁がありました。  これに対し委員から,新しくつくることも必要だが,大師プールは公認のプールでもあり,過去に競技会に使用してきた経過もある以上,管理運営について調整を取り,とりあえず競技会で使用できる方法を検討していただきたいとの意見がありました。さらに委員から,この場所が無理だとしても,公認の温水プールが全市に1ヵ所は必要であるとの認識に立って,調査検討し,早期に実現を図るよう努力していただきたいとの要望があり,審査の結果,全会一致をもってその趣旨を採択すべきものと決しました。  次に請願第55号,教育予算増・教職員定数増・教育費の父母負担軽減を求めることに関する請願についてであります。請願の趣旨は,学校教育における諸条件について,表題のとおり,整備を願う内容であります。  初めに理事者より,教育予算は施設の整備計画により多少の増減はあるものの,人件費,一般管理費については毎年増加しており,今後も行き届いた教育のため増額に努めていきたい。図書館司書については,学校図書館の重要性を考え,本市の単独措置として,小学校7校に非常勤の学校図書相談員を配置している。免許外教科担任については,その解消のために,本年度から非常勤講師を配置しており,引き続き解消に努めていききたい。定数内臨時教職員の解消と,定数内充足については,教職員定数の基準となる児童生徒数の増減による学級数,特殊学級の学級数や普通退職者数など正確に読み切れない不確定要素が強く,結果として欠員を生じる原因となっているが,正規教職員の配置については総合的に勘案し,確保に努めていきたい。また,教職員の定数増については,今後とも国,県へ強く要望をしていきたい。見学学習等のうち,社会見学,遠足,修学旅行へのバス代については公費助成を行っていないが,小中学校で行っている自然教室の経費については全額公費で負担し,父母負担の軽減を図っているところであるとの説明を受けました。  委員会では委員から,学校図書相談員の配置状況,免許外教科担当の現状,社会見学にかかる費用と他都市の状況について質疑があり,理事者から,学校図書相談員については,平成3年度に1名を配置して以来,本年度が7名,平成8年度は8名の予算が確保されており,今後とも図書相談員の増員に努めていきたい。また,その配置は情報教育研究会の中での,図書部門の研究活動を行っている学校の中から選んで配置している。本年度の免許外教科担当については,非常勤講師8名,54時間の対応以外で,52名,400時間であり,平成8年度予算では非常勤講師で約134時間の解消ができる予定である。社会見学にかかる費用は,現状,概算で3億円程度の額と想定され,他都市の状況も本市と同様に,社会見学等にかかる費用については,父母の方にお願いしているとの答弁がありました。  これに対し委員から,社会見学のバス代については,学習上必要なものであり,半分でも3分の1でもとにかく助成を始めていただきたいとの要望がありました。さらに委員から,予算的な面など大変難しい面もあるが,いじめや不登校の問題解決のためにも臨時的任用職員や免許外教科担当の解消に向けて,今後も継続してご努力いただきたいとの意見があり,審査の結果,全会一致をもってその趣旨を採択すべきものと決しました。  最後に,意見書案について申し上げます。陳情第93号,川崎市北部への養護学校新設に関する陳情を審査するに当たり,川崎市北部への養護学校新設に関する意見書を県あてに提出することに決し,その案を議長あてに提出しておりますので,ご賛同いただきますよう,よろしくお願いをいたします。  以上で第1委員会の報告を終わります。(拍手) ○議長(小島一也) 48番,高巖議員。         …………………………………………                     平成8年3月19日    川崎市議会議長      小 島 一 也 様                     第2委員長                        高     巖          第2委員会審査報告書(議案)  本委員会に付託された下記の議案を審査の結果,次のとおり決定したので,会議規則第77条の規定により報告します。                記
    議案第 12号 川崎市消防団の設置及び定員等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決) 〃 第 13号 川崎市消防団員任免条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決) 〃 第 14号 川崎市消防団給与条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決) 〃 第 47号 平成7年度川崎市競馬事業特別会計補正予算(原案可決) 議案第 48号 平成7年度川崎市競輪事業特別会計補正予算(原案可決) 〃 第 49号 平成7年度川崎市中央卸売市場事業特別会計補正予算(原案可決)         …………………………………………                     平成8年3月21日    川崎市議会議長      小 島 一 也 様                     第2委員長                        高     巖          第2委員会審査報告書(請願)  本委員会に付託された下記の請願を審査の結果,次のとおり決定したので,会議規則第77条及び第94条の規定により報告します。                記 請願第 17号 宮前区野川地内,富士スーパー上野川店出店計画の大幅な見直しを求めることに関する請願(採択)         …………………………………………    〔高  巖登壇,拍手〕 ◎48番(高巖) 第2委員会に付託となりました諸案件につきまして,委員会における審査の経過並びに結果をご報告申し上げます。  初めに議案第12号,川崎市消防団の設置及び定員等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。委員会では審査の結果,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に議案第13号,川崎市消防団員任免条例の一部を改正する条例の制定についてであります。委員会では委員から,女性消防団員の定員に占める割合と選任方法について質疑があり,理事者から,女性団員は全体の10%程度を最大限と考えている。また,各消防団長を初めとした消防団の幹部の方々に選任をお願いしているとの答弁がありました。  次に委員から,他都市の女性消防団員の採用状況について質疑があり,理事者から,東京では女性消防団員が1,000名ほどで,全消防団員の6.6%を占めている。札幌,千葉,京都,北九州などの都市で女性消防団員を登用している。また,神奈川県下では横須賀市が挙げられるが,音楽隊業務に限定しているとの答弁がありました。さらに委員から,女性を登用する場合の問題点について質疑があり,女性用の更衣室やトイレなどが考えられるが,緊急時には自宅から作業服を着用してくるので,問題とはならないと考えているが,器具置き場の改築の際に改善していきたいとの答弁がありました。  次に委員から,女性を登用する場合の労働法上の問題点について質疑があり,理事者から,深夜業務については,看護婦や婦人警官などと同様に,女性消防団員も法律上,夜間の出動が可能である。ただし,法律上の制約としては30キロ以上の重量物を取り扱わせてはいけないこと。また,有害ガスの発生する恐れのある工場火災の消火には従事できないことなどが規定されているとの答弁がありました。  次に委員から,婦人消防隊と女性消防団員の違いについて質疑があり,理事者から,婦人消防隊は任意団体であり,任期が2年となっている。一方で,消防団員は地方公務員の特別職となる。したがって,責任や活動範囲が異なってくるが,両方を兼任することも可能であるとの答弁がありました。さらに委員から,女性消防団員が直接,消火活動に従事するかとの質疑に対して,理事者から,消火活動時における後方支援,災害時の避難誘導やお年寄りや子供などの介護を中心として考えているとの答弁がありました。  次に委員から,消防団員の欠員状況について質疑があり,理事者から,平成8年1月1日現在で,全市で98名の欠員があるとの答弁がありました。さらに委員から,消防団の欠員問題の解決策として,女性登用のほかに,市職員にも積極的に参加するようPRしてもらいたいとの要望があり,審査の結果,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に議案第14号,川崎市消防団給与条例の一部を改正する条例の制定についてであります。委員会では審査の結果,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に議案第47号,平成7年度川崎市競馬事業特別会計補正予算及び議案第48号,平成7年度川崎市競輪事業特別会計補正予算の2件を,委員会では一括して審査いたしました。本件は,競馬事業会計で見込まれる12億円の歳入不足を競輪事業会計から借り入れ処理を行うものです。委員会では委員から,全国の地方競馬の経営状況について質疑があり,理事者から,全国の25ヵ所の地方競馬場で,平成6年度決算で赤字を計上したのは18ヵ所であること。また関東の大井,船橋,浦和の各競馬場も赤字であるとの答弁がありました。さらに委員から,川崎競馬場で主催している神奈川県の収支状況について質疑があり,理事者から,県の平成6年度の決算は12億円の赤字であるが,競輪事業と競馬事業の会計が一本であることから,本市のように赤字が表面化してこないとの答弁がありました。  次に委員から,競輪事業や競馬事業を公営で行う目的について質疑があり,理事者から,収益によって社会福祉や教育施設などの充実を図ることであるとの答弁がありました。さらに委員から,ナイター競馬が赤字の原因ではないかとの質疑があり,理事者から,ナイター競馬の実施によって,家族連れや若年層の来場者がふえて,来場者数は増加したものの,売り上げに直接結びつかなかったが,新しいファン層の獲得策として,今後とも事業を継続して行っていきたいとの答弁がありました。  次に委員から,国などへ納付する交付金の目的について質疑があり,理事者から,地方競馬全国協会交付金の使用目的は,畜産振興基金,畜産補助金,開催関係の諸経費に充てるとの答弁がありました。これに対して委員から,今年度のように赤字会計であるにもかかわらず,国などへの交付金を納付する制度について疑問があるとして質疑があり,理事者から,法律で定められているので,負担せざるを得ない状況であるが,これに対しては問題意識を持っているので,競馬事業改善検討委員会において,全国協会への交付金並びに公営企業金融公庫納付金についても検討をお願いしていく。また,公営企業金融公庫納付金については,全国の施行者からの要望もあり,平成8年度から控除額が10億円から13億円に引き上げられたとの答弁がありました。  次に委員から,平成8年度の182億円の売り上げの算定根拠について質疑があり,理事者から,ナイター競馬の実施や電話投票制度のスタート,場外での売り上げなどのそれぞれを個別に算定して積算をしている。また,一般会計への繰り出しは見込まれていないとの答弁がありました。これに対して委員から,借入金の返済について質疑があり,理事者から,来年度予算には平成7年度の借入金の返済は見込んでいないが,当面は赤字の解消に全力を挙げて臨みたいと答弁がありました。  次に委員から,将来,競馬事業と競輪事業の会計が一本化された場合,12億円の借入金の債権債務関係が消滅してしまうのではないかとの質疑があり,理事者から,競馬事業などの特別会計の設置については,議会の議決事項でもあり,行政側のみで会計を一本化することはできないとの答弁がありました。  次に委員から,競馬事業改善検討委員会で検討されることとは思うが,答申が出されるまでの具体的な解決策について質疑があり,理事者から,出走頭数をふやすことにより,競り合いの魅力を出すこと。南関東4競馬場で共通の電話投票制度をスタートすることにより,売上増進を図ること。中央競馬との交流レースの拡充を図ること。川崎駅からの無料送迎バスを実施し,また広報などを充実させて,来場者数の増加に努めること。馬番連勝複式や枠番連勝単式などの投票法を導入することによって,競馬の魅力をふやしていきたいとの答弁がありました。  次に委員から,経費の大半が固定費であるが,競馬場の所有者であるよみうりランドへ支払う借上料の算定方法について質疑があり,現在は売り上げの4.5%を支払っているが,4.6%から引き下げた経緯があり,売り上げが減少している中で,借上料を引き下げることは難しい面もあるが,今後ともお願いしていきたいとの答弁がありました。  次に委員から,競馬の開催日以外は,競馬場を別に利用する方法もあるのではないかとの質疑があり,理事者から,競馬場の目的以外の使用は,法令による制限があるとの答弁がありました。  次に委員から,経営改善の中で,競馬場の従業員にしわ寄せをすることのないようにしてもらいたいとの要望がありました。  次に委員から,競輪事業から借り入れを行う12億円は,一般会計に繰り出されるべき性格のものであり,競馬事業の赤字を競輪事業で補てんする方法は,市民から見れば,安易な方法をとっているように見えるので,経費の節減など,より一層努力してもらいたいとの意見がありました。  次に委員から,収益事業会計であるので,債権債務関係を明確にして,市民の理解を得られるようにしてもらいたいとの意見がありました。  次に委員から,競輪事業と競馬事業の会計が将来一本化されることになれば,借入金の12億円は不良債権として処理される可能性もあるので,返済の見通しがない借入処理には賛成できないとの意見がありました。  次に委員から,競輪事業についても,ピーク時の70%程度に売り上げが下がっているため,競馬事業でなく競輪事業についても,早い段階で改善策を検討すべきであるとの意見があり,審査の結果,いずれも賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に議案第49号,平成7年度川崎市中央卸売市場事業特別会計補正予算についてであります。委員から,南部市場の活性化について質疑があり,理事者から,施設整備や改善,企業の体質改善指導,生鮮野菜の流通などがあるとの答弁がありました。これに対して委員から,南部市場は食料品の安定供給の面で利用する市民にとって重要な施設であり,北部市場に偏らない予算配分をしてもらいたいとの要望がありました。委員会では審査の結果,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に,請願について申し上げます。請願第17号,宮前区野川地内,富士スーパー上野川店出店計画の大幅な見直しを求めることに関する請願についてであります。本請願の審査に当たり,関連する陳情第90号,野川ゴルフ練習場用地に複合的な公共施設の整備を求めることに関する陳情を一括して審査いたしました。本請願の趣旨は,宮前区野川に大規模なスーパーが計画されており,地元商店街や交通,生活環境など地域住民に与える影響が極めて大きいため,計画の大幅な縮小,見直しと周辺環境整備を行政として責任を持って指導してもらいたいというものであります。  委員会では,まず理事者から,富士スーパーの計画概要について説明があり,店舗面積は5,455平方メートル,販売品目は食料品を中心として,雑貨,衣料品などであるが,大型ディスカウントスーパーに比べると,利用客の買い物時間が比較的短い。また,駐車場のスペースが342台,駐輪場が150台確保されていると説明がありました。  続いて,請願事項にある店舗面積の縮小については,神奈川県大規模小売店舗審議会において審査中であり,オーナー側はこの結果に従う意向であり,また地元住民との話し合いについては,今後とも継続して行っていくよう要請していく。また歩行者の安全対策については,警察との協議中ではあるが,道路の拡幅や歩道を新設することなどにより,安全確保を図っていきたい。また,交通渋滞の対策については,出入り口付近に交通誘導員を配置するこによって,駐車場へ誘導を徹底し,歩行者の安全確保を図ること。またごみの不法投棄対策については,灰皿やごみ箱を設置するとともに,従業員,清掃員などによる店外の清掃を実施するなどの対応をすること。また冠水や下水,消防,防火対策については,監督行政機関の指導に基づき万全を期すこと。また大気汚染対策は,今後,年1回程度の大気汚染調査の実施をすることなど,それぞれ請願事項についての説明がありました。  委員から,富士スーパーが対象とする顧客の範囲についての質疑があり,理事者から,宮前区,高津区,横浜市の都筑区,港北区を商圏の対象としていると答弁がありました。  次に委員から,地元商店街などへの説明の実施状況について質疑があり,理事者から,川崎市消費者の会や川崎市地域女性連絡協議会などの消費者団体と宮前区内にある20の商店街に対して説明を行ったとの答弁がありました。さらに委員から,それぞれ反応について質疑があり,理事者から,この地域には生鮮食品を扱う大型店がないので,消費者団体からは歓迎されていること,また商業者からの意見は出されなかったとの答弁がありました。  次に委員から,これらの商圏の範囲内の商店街や小売店の将来のためにも,大型スーパーと共存共栄が図れるような手だてを講じてもらいたいと要望が出されました。  次に委員から,地元住民の関心は交通問題と考えられるが,休日の来店者数と車で来店する予測台数について質疑があり,理事者から,休日の来店者数はおおむね5,000人程度が見込まれ,車での来店は休日の場合,1日当たり1,818台である。ピークとなる午後4時から午後5時が215台であり,これは342台の駐車スペースで対応できるとの答弁がありました。  次に委員から,休日の車での来店が1,818台という予測数は少ないのではないか,これが地元住民の不安につながっているのではないかとの質疑があり,理事者から,約100台の車が駐車できる臨時駐車場を別に用意することもオーナー側で検討しており,これが実現されれば十分に対応できるので,さらに要請していくとの答弁がありました。そこで委員から,臨時駐車場ではなく,常時利用できる駐車場にすれば,地元住民の心配は解消されるので努力してもらいたいとの意見が出されました。  次に委員から,スーパー建設予定地に隣接する野川ゴルフ練習場前交差点の具体的な改良計画及びスーパー周辺の道路整備についての質疑があり,理事者から,スーパーへ来店する車の増加に伴い,現状の交差点の信号管制では渋滞が起こることが予測されているが,信号機の管制操作によって渋滞を解消することができること,また尻手・黒川線の上野川の交差点の信号管制についても同様の措置を講ずることによって,休日に予測される交通混雑の緩和が図れること,また道路整備については,開発に伴い富士スーパーの地権者から土地が提供されることによって,既存の6メートルの道路幅が9メートルに拡幅され,歩道も新設するとの答弁がありました。  次に委員から,スーパー建設予定地の歩道を整備するだけでなく,周辺道路の整備もスーパーの建設にあわせて実施していただきたいとの意見がありました。  次に委員から,スーパーが建設されることによって交通量が増加することが見込まれているので,野川ゴルフ練習場前交差点の改良と同時に,右折車線を設置すべきであるとの意見が出されました。  次に委員から,建築確認などの法的な手続について質疑があり,理事者から,建築確認の申請には開発許可を受けることが前提条件となっているが,建築確認を提出された場合,法に基づく諸規定を満足していれば,これを拒否することは違法行為となるので,建築確認申請を受け付け,これを審査することになるとの答弁がありました。  次に委員から,地元住民から話し合いの要望があれば,行政として責任を持って問題解決のために業者との橋渡しを行ってもらいたいとの要望が出されました。  次に委員から,請願事項の店舗面積の縮小については,県の審査会で審議されている経緯もあり,委員会としては結論を出せる問題ではないが,周辺環境の整備などの住民からの要望については賛同できるとの意見が出されました。  次に委員から,地域の方々の不安を解消する意味で,理事者の行政指導に期待するとの意見が出されました。  次に委員から,交通渋滞が発生すれば,排気ガスによる大気汚染につながる。今後とも住民の理解を得られるよう,説明会の仲立ちを行政に行ってもらいたい。また,地元説明には経済局だけで対応するのでなく,担当部局がそれぞれ出席をして,住民にわかりやすく説明をしてもらいたいとの要望が出されました。委員会では審査の結果,賛成多数をもってその趣旨を採択すべきものと決しました。  また,一括して審査いたしました陳情第90号,野川ゴルフ練習場用地に複合的な公共施設の整備を求めることに関する陳情についてであります。本陳情の趣旨は,スーパーの建設計画敷地に市民館・図書館分館,こども文化センター,集会室やコミュニケーション広場といった公共施設を整備してもらいたいというものであります。理事者から,この地区には公共施設が不足しているが,地権者に土地を売却する意思がないこともあり,スーパー建設計画敷地内に公共施設の整備は困難であるとの説明がありました。  委員から,スーパー建設予定地に公共施設を設置することは現状では困難ではあるが,野川地区内には図書館・市民館分館や町内会・自治会の集会所,公園といった公共施設が不足していることもあり,今後とも住民が要望している公共施設の整備に向けて,行政に努力を続けてもらいたいとの意見があり,審査の結果,全会一致をもってその趣旨を採択すべきものと決しましたので,あわせてご報告いたします。  以上で第2委員会の報告を終わります。(拍手) ○議長(小島一也) 19番,玉井信重議員。         …………………………………………                     平成8年3月21日    川崎市議会議長      小 島 一 也 様                     第3委員長                        玉 井 信 重          第3委員会審査報告書(議案)  本委員会に付託された下記の議案を審査の結果,次のとおり決定したので,会議規則第77条の規定により報告します。                記 議案第 1号 川崎市手数料条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決) 〃 第 2号 川崎市精神保健福祉審議会条例の制定について(原案可決) 〃 第 3号 川崎市心身障害者総合リハビリテーションセンター条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決) 〃 第 4号 川崎市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決) 議案第 50号 平成7年度川崎市国民健康保険事業特別会計補正予算(原案可決) 〃 第 54号 平成7年度川崎市病院事業会計補正予算(原案可決)         …………………………………………                     平成8年3月22日    川崎市議会議長      小 島 一 也 様                     第3委員長                        玉 井 信 重          第3委員会審査報告書(請願)  本委員会に付託された下記の請願を審査の結果,次のとおり決定したので,会議規則第77条及び第94条の規定により報告します。                記 請願第 28号 井田中学校区内に老人いこいの家の建設促進に関する請願(採択) 〃 第 37号 (仮称)女性センター早期建設に関する請願(採択) 〃 第 56号 高津区諏訪に取得済みの用地に特別養護老人ホームの早期実現を求める件に関する請願(採択)         …………………………………………    〔玉井信重登壇,拍手〕
    ◎19番(玉井信重) 第3委員会に付託となりました諸案件につきまして,委員会における審査の経過並びに結果をご報告申し上げます。  最初は議案について申し上げます。初めに議案第1号,川崎市手数料条例の一部を改正する条例の制定についてであります。委員会では審査の結果,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に,議案第2号,川崎市精神保健福祉審議会条例の制定についてであります。委員会では委員から,精神障害者の休日及び平日夜間の緊急医療体制について質疑があり,理事者から,現行では平日は午後10時,休日は午後5時までの体制になっているが,4月1日以降は休日についても午後10時まで拡大して対応していきたいとの答弁がありました。さらに委員から,午後10時以降の対応について質疑があり,理事者から,現在,基幹病院として県立芹香病院及び北里東病院がある。市外の医療機関という不便さもあり,現在,市立川崎病院改築計画の中で,基幹病院を受け入れる方向で計画しており,そうすると24時間体制という方向が見えてくる。また,県内では横浜市立大学病院においても同様の構想があると聞いているとの答弁がありました。これに対して委員から,市立川崎病院の改築が終わる平成10年までの夜間対応について質疑があり,ポケットベルにより夜間緊急の対応をする予定であるとの答弁がありました。  次に委員から,老人性痴呆疾患事業について質疑があり,理事者から,精神科的対応が必要な患者に対し,民間精神病院に施設整備をお願いするという形で予算計上したとの答弁がありました。  次に委員から,地域生活支援センターの設置に向けた検討について質疑があり,理事者から,平成8年度以降に精神保健福祉センターも含めて,具体的に構想を策定していきたいとの答弁がありました。  次に委員から,精神保健相談員の報酬の削減について質疑があり,理事者から,入院中心の医療から退院後の開業医レベルの診療所に対するニーズが高まり,市内に精神科の診療所がふえてきた。本来,地域医療機関で相談も含めて治療も受けられることが望ましいと考えている。保健所への相談件数も減少しており,保健所での相談回数を減らしたことに伴い,報酬金額を減額したとの答弁がありました。さらに委員から,精神保健福祉法の大都市特例により川崎市が精神障害者の医療を担当していくことになるが,しっかりとした対応をお願いしたいとの要望があり,審査の結果,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に議案第3号,川崎市心身障害者総合リハビリテーションセンター条例の一部を改正する条例の制定についてであります。委員会では委員から,入所申請数,運営主体及び施設長について質疑があり,理事者から,入所60名,デイサービス15名に対しての応募状況は,入所は113名であり,デイサービスはこれからである。また,運営主体は社会福祉事業団に委託し,施設長は現在,横浜市リハビリテーションセンター所長である医師の方にお願いする予定であるとの答弁がありました。さらに委員から,なぜ医師を施設長として迎えるのかとの質疑があり,理事者から,この施設は在宅部門と地域リハビリの2大部門からなり障害と疾患すべてについて十分な知識があり,患者の十分な把握,リハビリテーションの基本方針を立てるとともに,理学・作業療法士への指示,入所者や家族への説明,説得,リハビリテーション方針の同意の取り付けなど,行政事務職では対応が難しいということから,医師を迎えたとの答弁がありました。これに対して委員から,この場は治療の場ではなく,生活をサポートする医療を含めた生活の場ということでとらえてよいかとの質疑があり,理事者から,医療と福祉と保健とが一体となって生活の場を保障していく生活施設であるとの答弁がありました。  次に委員から,入所60人の中から5名ほど,一時入所的なミドルサービスを考えているとのことだが,在宅で介護が困難な重度の障害者の入所施設として,60名枠で建設された。ミドルサービスをする前に入所しなければならない人を最優先にすべきで,ミドルサービスはショートステイの中で対応することができないのかとの質疑があり,理事者から,ノーマライゼーションの思想から考えると,重度の障害者も家族のもとで少しでも長く生活をしたいという方もおり,在宅の障害者に対する支援ということを視野に入れながら,ミドルサービスを導入したとの答弁がありました。さらに委員から,重度で入所を必要としている人が施設の中で生活ができることを最重点に考えて運営していただきたいとの要望がありました。  次に委員から,デイサービスにおける入浴サービスの開始時期について質疑があり,しっかりとした対応ができるよう職員の研修をし,5月の連休明けくらいから実施していきたいとの答弁がありました。これに対して委員から,入所当初から入浴サービスを受けられると期待している人もいると思うので,5月の連休明けから必ず実施できるようにしていただきたいとの要望がありました。  次に委員から,入所できない伝染性疾患の基準について質疑があり,理事者から,例えば肺結核の排菌者は入所は困難であり,また肝炎など伝染性疾患の方についても,国から要注意として指導を受けているとの答弁がありました。  次に委員から,開かれた施設運営をするために,第三者が入った施設運営協議会を設置すべきではないかとの質疑があり,理事者から,入所者による自治会をつくり,その代表の方に施設運営についての話し合いの場に参加していただき,意見を伺う。また,地域との交流については,必要なことであり,この施設の役割からいって大切なことだが,施設運営に第三者が入ることについては,プライバシーの保持,静穏な生活の保障という点から見て,非常に難しいとの答弁がありました。  さらに委員から,介護してもらう側からは声を出しにくいという面もあり,介護される側,する側という閉ざされた運営となってしまう恐れがある。ノーマライゼーション思想に基づいて,人間としての尊厳と人権の尊重,また障害者の自立,主体性,自由というものを最大限に確保するよう努めていくという,すばらしい理念を掲げて施設運営をしていこうというのに,それを生かせる運営方法をとっていかなければ,理念だけで終わってしまう。第三者が入ってもプライバシーが守れないということはないと思う。運営の中に市民が入って,お互いに緊張関係を持ってやっていくことが一番大切なことであるとの意見がありました。これに対して委員から,第三者が入ると,利用者の意見が損なわれてしまうケースが今までにあった。自治会をつくって自治会の代表が運営協議会に入るということの中で,利用者の主体性が確保される方法で運営されることが一番望ましい。問題があれば,今後,運営をしていく中で検討をすればいいのではないかとの意見がありました。  次に委員から,市民待望の療護施設ができたということで評価したい。今後,所期の目的が達成できるような運営や努力をお願いしたいとの意見がありました。  次に委員から,委員会では態度を保留し,本会議において態度を表明したいとの発言があり,審査の結果,賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に議案第4号,川崎市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてであります。委員会では審査の結果,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に議案第50号,平成7年度川崎市国民健康保険事業特別会計補正予算についてであります。委員会では委員から,昨年秋に国民健康保険証の更新がされたが,保険証の無条件交付についての基本的な考え方について質疑があり,国民健康保険事業は加入者から納めていただく保険料が大きな財源となっており,昨年の更新時は保険料の未納者に対して区役所の窓口において納付相談を受けた後に交付をしたとの答弁がありました。さらに委員から,医療機関にかかる必要があって,窓口へ相談に行くときは,もろもろの事情もあるが,保険証を交付するというのが基本だと思う。医療機関にかかるときに保険証がなくてかかれないということがないようにしていただきたいとの意見,要望があり,審査の結果,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に議案第54号,平成7年度川崎市病院事業会計補正予算についてであります。委員会では審査の結果,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に,請願について申し上げます。初めに請願第28号,井田中学校区内に老人いこいの家建設促進に関する請願についてであります。本請願の趣旨は,井田中学校区内の老人いこいの家建設については,建設用地も確保され,また合築される施設内容も,ほぼ地域で合意できること等の現況を踏まえ,早期建設を願うものであります。  委員会では理事者から,井田三舞町社会福祉施設建設予定用地については,老人いこいの家と聴覚障害者情報提供施設の合築ということで計画をしており,早期建設に向けて努力していくとの説明がありました。委員から,老人いこいの家の設置状況について質疑があり,中学校区ごとに1ヵ所という形で設置を進めており,現在,42中学校区44ヵ所に設置されている。また複数設置の2ヵ所と平成8年秋に完成予定の東高津中学校区の3ヵ所を除くと,未設置校区は8ヵ所となるとの答弁がありました。さらに委員から,未設置校区解消の時期について質疑があり,地域格差があってはならないということで,現在,東高津中学校区で工事を進めているが,その次は井田三舞町を考えており,今後は隔年で1つぐらいのスタンスで事業を推進する予定であるとの答弁がありました。  次に委員から,聴覚障害者情報提供施設との合築のメリットについて質疑があり,耳の不自由な高齢者がふえているという中で,お互いが一緒に使える共通の施設として,ともに触れ合える施設と考えている。また,本市では初めての施設となるため,今後,他都市の同様施設を調査研究し,施設計画に反映していきたいとの答弁がありました。  次に委員から,デイサービスの実態についての質疑があり,デイサービスセンターは特別養護老人ホームとの併設を基本に建設を進めているが,在宅福祉のニーズが高まっている中で,施設の不足については十分認識している。今後,老人いこいの家を使ってミニデイサービス的なものも研究したいとの答弁がありました。  次に委員から,早期建設を期待している多くの市民がいるという中で,平成8年度は調査費の計上が予定されていることから,今後,早期建設に向け,最大限の努力を願うとの要望がなされ,委員会では審査の結果,全会一致をもってその趣旨を採択すべきものと決しました。  次に請願第37号,(仮称)女性センター早期建設に関する請願についてであります。本請願の趣旨は,女性の自主的な活動の拠点となり,同時に調査,研究,資料の集積など,国内外のネットワークを築くために,女性センターの早期建設を願うものであります。委員会では理事者から,2010プラン第1次中期計画では女性センターを平成9年度までに宮前区内で用地取得,設計,着工することになっているが,地権者の理解,協力を得ることができず,このたび宮前区内の用地取得については断念をした。今後は既存施設の活用を念頭に,早期開設に向けて努力していく。平成8年度に市民局を中心に庁内にプロジェクトチームを編成するとともに,市民代表,有識者,行政からなる仮称女性センター基本計画見直し検討会を設け,それぞれ連携して女性センターの事業,運営及び施設機能面から,具体的な計画を策定したいとの説明がありました。  委員から,中期計画において場所を宮前区とした理由について質疑があり,宮前区内に公共施設が少ないという状況の中で,市民施設建設という強い要望があり,また当時は適地と思われるところがあったとの答弁がありました。  次に委員から,基本計画で示された女性センター全体の構想は,既存施設の場合,かなり制約されるのではないかとの質疑があり,基本計画においてさまざまな事業や施設機能の提言があり,それをいかに有効にどのように使えるかを,仮称女性センター基本計画見直し検討会で検討してまいりたいとの答弁がありました。  次に委員から,女性センターとして,民間ビルも含めて単独の施設を求めていくのかとの質疑があり,単独の女性センターとして市の既存施設を求めていくとの答弁がありました。  次に委員から,早期に既存施設の場所について示すべきではないかとの質疑があり,請願の願意にもある南武線沿線で,市内どこからでも利便性の高い地域を念頭に,場所の確保に向け作業を進めており,決まり次第報告をさせていただきたいとの答弁がありました。これに対して委員から,既存施設とはどこなのか,その発表を待って慎重に審査を続けるべきであるとの意見があり,一たん継続扱いとして,庁内における調整,協議の終了を待って,再度委員会を開催いたしました。理事者から,現高津市民館を仮称女性センターとして転用するということで,関係局等の合意をいただいた。溝口駅前周辺の再開発事業が進んでおり,高津市民館そのものは再開発ビルに移転する予定と聞いている。現高津市民館であれば,川崎市域の中央にあり,交通の利便性,周辺の環境,敷地,建物の規模から見て,仮称女性センターとして目的を達することができるのではないかと考えている。現状のままでの使用ではなく,仮称女性センター基本計画見直し検討会の中でご意見をいただきながら,できる限りのリフォームをしていきたいとの説明がありました。  委員から,今後のスケジュールについて質疑があり,溝口再開発ビルが平成9年秋に竣工予定と聞いており,それ以降に整備,着工に入り,平成10年度末から平成11年度の初めには開設できると考えているとの答弁がありました。さらに委員から,待望の施設ができるということで,平成10年度末には開設できるよう予算を着実に組み,建設がおくれることがないようにしていただきたい。また,交通量が多いところなので,周辺の道路整備もあわせてお願いしたいとの意見,要望があり,委員会では審査の結果,全会一致をもって採択すべきものと決しました。  次に請願第56号,高津区諏訪に取得済みの用地に特別養護老人ホームの早期実現を求める件に関する請願についてであります。本請願の趣旨は,高津区諏訪に取得済みの用地に特別養護老人ホームを早期建設し,多くの待機者及びその家族の切実な要望にこたえてほしいというものであります。  委員会では理事者から,当該地には特別養護老人ホームのほか,デイサービスセンター,ショートステイ,在宅介護支援センターなどの併設を基本に,施設整備を検討しており,2010プラン第1次中期計画に基づきながら,早期建設に向け努力していきたいとの説明がありました。  委員から,特別養護老人ホームの入所者数及び待機者数について質疑があり,現在,15ヵ所の特別養護老人ホームが整備されているが,平成7年度末に2ヵ所が新たに加わり,また1ヵ所で改築工事が始まる。さらに,平成8年度着工の1ヵ所を加えると,17施設1,218床となる。また,待機者数については1,324人の申請を受け付けているという状況であるとの答弁がありました。  次に委員から,今後の建設計画とベッド数について質疑があり,高齢者保健福祉計画において,平成11年度までに25ヵ所,1,872床となっている。現在,第2次中期計画のローリングをしているが,諏訪地区については第1次中期計画において平成9年度に設計となっており,これを基本とし,早期建設に着手していきたいとの答弁がありました。さらに委員から,平成11年度までの25ヵ所の建設計画の実行性について質疑があり,平成8年度に高齢者保健福祉計画の中間的な総括を入れるが,25ヵ所計画は市民討議を経たものであり,財源の確保も含め,計画目標が達成できるよう最大限の努力を払うとの答弁がありました。  そこで委員から,高齢者保健福祉計画の総括の中で,ぜひ前倒しの建設計画を立てるべきであるとの意見がありました。  委員会では,本請願の取り扱いに入りましたが,理事者の答弁は財政状況の厳しい中で,平成9年度に設計に着手するという枠から出られないとのことでありましたので,議会として責任ある慎重な審査を続けるため,一たん継続扱いとし,請願者の意思を確認することにいたしました。請願者の意見は,一日も待てない状況であり,平成8年度予算に計上してほしいということで請願を提出したが,中期計画で平成9年度に設計ということであれば,完成年度をできるだけ早める努力に期待するということでありました。  そこで再度委員会を開催し,本職からその旨を報告し,取り扱いに入りました。委員から,1,300人もの待機者がいるという状況の中で,既に確保してある土地に特別養護老人ホームを建設してほしいという切実な願いであるので,ぜひその趣旨を採択し,その実現のために努力していただきたいとの意見があり,委員会では審査の結果,全会一致をもってその趣旨を採択すべきものと決しました。  最後に,意見書案について申し上げます。請願第58号,保育料大幅値上げ案の撤回と保育の充実に関する請願を審査するに当たり,国あてに保育制度の拡充を求める意見書を提出することに決し,その案を議長あてに提出しておりますので,よろしくご賛同いただきますようお願い申し上げます。  以上で第3委員会の報告を終わります。(拍手) ○議長(小島一也) 38番,小川秀明議員。         …………………………………………                     平成8年3月19日    川崎市議会議長      小 島 一 也 様                     第4委員長                        小 川 秀 明          第4委員会審査報告書(議案)  本委員会に付託された下記の議案を審査の結果,次のとおり決定したので,会議規則第77条の規定により報告します。                記 議案第 5号 川崎市建築物における駐車施設の附置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決) 〃 第 6号 川崎市公共事業の施行に伴う建築物移転,土地購入等の資金貸付けに関する条例を廃止する条例の制定について(原案可決) 〃 第 8号 川崎市建築基準条例等の一部を改正する条例の制定について(原案可決) 〃 第 9号 川崎市小売店舗地区建築条例を廃止する条例の制定について(原案可決) 〃 第 10号 川崎市地区計画の区域内における建築物に係る制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決) 〃 第 16号 溝口駅北口地区再開発事業施設建築物新築その2工事請負契約の締結について(原案可決) 〃 第 18号 武蔵溝ノ口駅南北自由通路整備工事委託契約の締結について(原案可決) 〃 第 19号 市道路線の認定及び廃止について(原案可決) 〃 第 20号 菅生緑地用地の取得について(原案可決) 議案第 51号 平成7年度川崎市溝口駅北口地区市街地再開発事業特別会計補正予算(原案可決)         …………………………………………                     平成8年3月21日    川崎市議会議長      小 島 一 也 様                     第4委員長                        小 川 秀 明          第4委員会審査報告書(請願)  本委員会に付託された下記の請願を審査の結果,次のとおり決定したので,会議規則第77条及び第94条の規定により報告します。                記 請願第 1号 高津区久本地内マンション建設に関する請願(取り下げ)         …………………………………………    〔小川秀明登壇,拍手〕 ◎38番(小川秀明) 第4委員会に付託となりました諸案件につきまして,委員会における審査の経過並びに結果をご報告申し上げます。  初めに議案第5号,川崎市建築物における駐車施設の附置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について,議案第6号,川崎市公共事業の施行に伴う建築物移転,土地購入等の資金貸付けに関する条例を廃止する条例の制定について,議案第8号,川崎市建築基準条例等の一部を改正する条例の制定について,議案第9号,川崎市小売店舗地区建築条例を廃止する条例の制定について及び議案第10号,川崎市地区計画の区域内における建築物に係る制限に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが,いずれも審査の結果,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次は議案第16号,溝口駅北口地区再開発事業施設建築物新築その2工事請負契約の締結についてであります。委員から,2街区ビル内の多目的ホールについて質疑がありました。理事者から,このホールは700名収容可能の施設となるが,座席についてはスペースを取り,ゆったりと利用できるよう配置している。また,音楽鑑賞にも対応可能な設備を整え,大道具の搬出入については大型エレベーターを搬出口近くに設置するなど,利用者からの声も生かし,使いやすい施設となるよう配慮をしているとの答弁があり,審査の結果,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次は議案第18号,武蔵溝ノ口駅南北自由通路整備工事委託契約の締結についてであります。委員から,本市とJR東日本が工事委託の協定を締結する際の契約形態について質疑がありました。理事者から,本市とJR東日本との協議内容が反映されるだけでなく,JR構内の工事は一般に運行保安と施設の維持管理上,その支障とならないようJR東日本の指定業者が一括して施工することになるとの答弁がありました。  そこで委員から,負担すべき工事支出の割合について質疑がありました。理事者から,南北自由通路にかかわる工事費は,本市が全額負担することになるとの答弁がありました。これに対し委員から,本市が全額負担するならば,工事費の適性化はどのように確保していくかとの質疑がありました。理事者から,JR東日本側が算出した工事費と詳細設計をもとに,本市が積算したものとを比較し,適性化を確保していくとの答弁がありました。さらに委員から,JR東日本に対して,本市の立場を明確にした上で,市民要望を反映するよう努めていただきたいとの要望がありました。  次に委員から,高齢化社会に寄与する施設づくりという観点から,エスカレーターを上りだけでなく,下り方向も設置すべきではないかとの質疑がありました。理事者から,2方向の設置が望ましいがホーム幅が狭いため困難であるとの見解が示されました。そこで委員から,乗降客の動線を確保することで,改札口を多く設置した効果が得られるよう十分検討していただきたいとの要望があり,審査の結果,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次は議案第19号,市道路線の認定及び廃止についてでありますが,審査の結果,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次は議案第20号,菅生緑地用地の取得についてであります。委員から,今後の整備計画について質疑がありました。理事者から,取得計画面積は7万1,000平方メートルであるが,今回の1万1,000平方メートルを購入することにより,合計で5万7,900平方メートルを取得したことになる。平成8年度は国庫補助を導入しながら,4,000から6,000平方メートルの範囲で整備していくとの答弁がありました。  次に委員から,整備方針について質疑がありました。理事者から,都市景観の保全,災害時の避難場所といった性格を加味した緑地として整備を進める方針だが,具体的な計画については今後検討してまいりたいとの答弁がありました。そこで委員から,単に緑地内に遊具を設置するのではなく,豊かな自然を生かした整備を進めていただきたいとの要望があり,審査の結果,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次は議案第51号,平成7年度川崎市溝口駅北口地区市街地再開発事業特別会計補正予算であります。委員から,補助金が減額されたことによる財政への影響について質疑がありました。理事者から,当初予算で見込んだ国庫補助金の歳入不足分を事業に支障の来さぬよう一般会計から繰り入れたものであるとの答弁がありました。そこで委員から,国が本事業を認めておきながら補助金をカットし,市財政に影響を与えるような態度に対し,批判的見地で臨んでいただきたいとの意見があり,審査の結果,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  最後に,請願の取り下げについて申し上げます。請願第1号,高津区久本地内マンション建設に関する請願につきましては,請願代表者から取り下げ願いが提出され,委員会ではこれを承認いたしましたので,ご報告いたします。  以上で第4委員会の報告を終わります。(拍手) ○議長(小島一也) 20番,佐藤忠議員。         …………………………………………                     平成8年3月19日    川崎市議会議長      小 島 一 也 様                     第5委員長                        佐 藤   忠          第5委員会審査報告書(議案)  本委員会に付託された下記の議案を審査の結果,次のとおり決定したので,会議規則第77条の規定により報告します。
                   記 議案第 7号 川崎市入江崎余熱利用プール条例の制定について(原案可決) 〃 第 11号 川崎市水道局鷺沼プール条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)                    ※附帯決議は別紙のとおり 議案第 55号 平成7年度川崎市水道事業会計補正予算(原案可決) 〃 第 56号 平成7年度川崎市工業用水道事業会計補正予算(原案可決)         …………………………………………    「議案第11号 川崎市水道局鷺沼プール条例の一部を改正    する条例の制定について」に対する附帯決議(案)  今後も,魅力あるプールとして市民ニーズに即した施設改善を図り,市民サービスへの配慮について早急に検討するとともに,通年利用の具体策や管理委託の促進など経営の効率化に向けて努力すべきである。         …………………………………………                     平成8年3月21日    川崎市議会議長      小 島 一 也 様                     第5委員長                        佐 藤   忠          第5委員会審査報告書(請願)  本委員会に付託された下記の請願を審査の結果,次のとおり決定したので,会議規則第77条及び第94条の規定により報告します。                記 請願第 40号 小田急線生田駅・聖マリアンナ医科大学病院までのバス路線新設及び路線延長による直通バスの開設と道路拡幅の早期着工に関する請願(採択)         …………………………………………    〔佐藤 忠登壇,拍手〕 ◎20番(佐藤忠) 第5委員会に付託となりました諸案件につきまして,委員会における審査の経過並びに結果をご報告申し上げます。  初めは,議案第7号,川崎市入江崎余熱利用プール条例の制定についてであります。委員会では委員から,川崎区では5ヵ所目の市営プールの開設となるが,下水道事業の附帯事業として建設された理由について質疑がありました。これに対し理事者から,入江崎スラッジセンター建設計画の策定に当たり,地元町内会のご意向を伺った際に,全天候型の市民開放施設として温水プール設置について強い要望があったため,建設財源の確保について自治省とも協議を重ね,下水道事業本来の事業と一体となった企業会計で処理をすることで,附帯事業としての位置づけが可能となり,実現に至ったとの答弁がありました。  そこで委員から,これまでの余熱利用のプール事業の運営委託先は各局の所管ごとに分かれているが,委託についての検討状況について質疑があり,理事者から,下水道事業の附帯事業としてのプール運営という一定の枠があるため,下水道公社に委託するが,本会議で答弁したとおり,今後は運営主体について調整の必要があるなど,検討すべき課題であると認識しているとの答弁がありました。これに対し委員から,行財政システム改革の推進が求められている今こそ,一元的な管理の手法も検討すべき時期ではないかとの意見がありました。また委員から,入江崎余熱利用プールは厳しい立地条件にあることから,交通アクセスについては十分関係局と協議し,あわせて運営面でも既設の余熱利用プール運営のさまざまな経験を参考にしていただき,利用者や各団体の利便性を図る方策についてご努力いただきたいとの要望がなされ,審査の結果,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次は議案第11号,川崎市水道局鷺沼プール条例の一部を改正する条例の制定についてであります。委員会では委員から,料金を時間制から1日制に改めた理由と,利用者予測について質疑がありました。これに対し理事者から,これまで時間制での使用料徴収作業は煩雑なことから,1日当たりアルバイト11名が必要であったが,この部分の経費の削減とともに,利用者にとってはグレードアップした環境施設面の改修を積極的に行い,一日ゆっくりとご利用いただけるよう配慮する。利用者予測数は,過去6年間の入場者数の平均値を基礎にして,今シーズンで27万4,000人の利用を見込んでいるが,より多くの方々にご来場いただけるよう積極的な広報活動を実施して,新たな利用者を開拓したいとの答弁がありました。  これに対し委員から,昨年までの平均利用時間は,水道局資料でも,大人,子供ともに4時間程度である。市民にとって手軽に親しまれていたプールが遠のいてしまうのではないか。昨年1月に1,800人の市民に対して実施した市民意識調査には,800円までしか料金設定に関する設問がないことや料金の上げ幅を圧縮するために,通年利用の具体策としてミニサッカー,バドミントンや釣り堀についての設問,さらにロッカーの有料化などについても設問があり,それぞれ利用したいとの声やロッカーの有料化は半数以上の人がやむを得ないとする結果があるにもかかわらず,これらの結果を反映させずに,なぜ今回の提案に至ったのかとの質疑がありました。  これに対し理事者から,存続を含めて採算性について検討をするため,平成6年8月にプール事業検討委員会を設置した。この中で,広く市民の意向を知るため市民意識調査の実施や他都市のプール事業の状況なども踏まえて,多角的な視野から検討はしたが,プールシーズン以外の事業は設備投資額が高過ぎるため,収益の見込めるものはなかった。さらに,駐車場の新設や近隣から悪臭について苦情のあったごみ集積所の施設改善などの費用が重なったこともあり,附帯事業であるプール事業の赤字に水道料金で負担をする財政状況にはないことから,水道財政の健全化を図るため慎重に検討した結果の提案であることをご理解いただきたいとの答弁がありました。  さらに委員から,田園都市線沿いの駐車場などの通年活用によって,料金引き下げの効果があるのではないかとの質疑があり,理事者から,これまで民間の土地を有料駐車場としてご協力をいただいていたが,ことしから使用できないため,プール事業主催者として,また今日の車社会の要請にこたえるため,約2億円をかけて駐車場をプールの敷地内に形状を変えてまで行うという苦汁の判断の結果,新設しなければならなくなった。通年での利用ニーズについては,夏の2ヵ月間を除くことから,収益を上げることは困難であるが,ご指摘の部分については研究課題とさせていただきたいとの答弁がありました。そこで委員から,プール運営主体や市営駐車場の管理については,一元化による統一的な料金設定について検討いただきたいとの要望がありました。  次に委員から,使用料の大幅な値上げについては理解しかねるが,水道財政を圧迫せずに運営を存続させることについては理解できる。水道事業本体の運営は,今後は困難な局面も多いことから,局全体で効率的に対処いただくことが本来の使命である。この際,赤字要因のある附帯事業たるプール事業は,一般会計で管理運営できるよう検討すべき時期ではないかとの質疑がありました。これに対し理事者から,一般会計への移管は管理上の問題がクリアされれば,制度上は可能ではあるが,プールの地下部分は配水池であり,水道局直営が大前提である。市長事務部局との協議も行ったが,結論には至っていないので,局内での調査検討課題として取り扱っていきたいとの答弁がありました。これに対し委員から,プール運営事業の主体も局別に分かれていることも問題であり,鷺沼プール事業をこのまま放置すれば,予測する入場者数が達成できないとき,水道財政に影響を与え,さらに大幅な水道料金の値上げに結びつくことは容易に予測できるので,移管について早急に検討すべきとの意見がありました。  次に委員から,累積赤字5億円の上に,さらに設備投資2億5,000万円をかけて存続される努力については率直に評価する。しかし,運営を続ける以上,さらに赤字要因に対する解決策を具体化しなければならない。そこで,維持管理費のうちで人件費の占める割合と今後の安全管理体制や運営委託の方法,さらに魅力あるプールとしてのレストハウスの改善の問題について質疑がありました。これに対し理事者から,アルバイトは1日当たり78名の配置基準のもと,合計118名を採用している。人件費は管理費全体の39%を占めているが,昨年から時給1,200円を970円に引き下げた経過がある。また,水道サービス公社に全面委託を急ぐとともに,安全管理体制についても今後は検討したい。レストハウスの運営はこれまで市の退職者会に委託し,年間213万円の使用料を徴収しているが,公社委託の際にあわせて協議事項とする。老朽化した食堂,売店の設備も改修するとともに,ビーチパラソルの増設も行う予定であるとの答弁がありました。  そこで委員から,今後も引き続き積極的な経営努力が必要である。また,市内居住者の利用は全体の48%であり,他の利用者は東京都や横浜市内の居住者であることも考え合わせると,安易な一般会計からの補助を考えるべきではない。市民感情からすれば,使用料はこれまでと比較すれば高く設定されたとの感は免れないが,赤字を発生させないで運営を続けていくことこそが,川崎市にとって,また地元宮前区にとっても大切な財産の1つと考えるべきではないかとの意見がありました。  次に委員から,市民利用者への配慮として具体的に検討できないかとの質疑に対し,理事者から,条例上の裁量により,現場で支障を来さない範囲で,前向きに検討するとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し,取り扱いについて意見を求めました。  まず委員から,本議案から賛成するとともに,プール事業における市民サービスへの配慮と施設改善を図るとともに,運営面での経営効率を求めるため,附帯決議案を付すべきとの提案があり,委員会では中尾治夫委員ほか7名の委員から,本議案に対する附帯決議案が本職あてに提出されました。  次に委員から,これまでの利用実態から見て,1日1回制で大人1,000円,子供400円では,27万4,000人の入場者の予測数の達成は無理であることから,財政計画はいずれ破綻する。市民が提出した陳情や要望書で求めていた料金設定の再検討もその余地がないとの答弁や,市民意識調査で提案したものが反映されず,基本的には既に局内で決定されていた事項もあり,これら一連の手続についても市民にとっては納得できるものではない。よって,本議案に反対するとの態度表明がありました。  次に委員から,本市のプール運営への一般会計の負担は他局では行われている事実や,市民サービス施設の地方自治体間相互の市民利用は一般的であり,施設の性格上,補助も当然であり得るものである。存続のために,水道財政の厳しさから,1日制の導入などの点は一定の理解はするが,市民に低料金で利用いただくため,また,根本的な解決のためには,制度上可能であるとの答弁にもあるとおり,早急に一般会計への移管を進めるとともに,大人600円,子供250円とする修正案を本会議に提出する予定である。よって,本議案に対しては賛成しかねるとの態度表明がありました。  以上をもって,委員会では採決に入りましところ,賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に,本議案に対する附帯決議案については,賛成多数をもってこれを付すべきものと決しました。  次は議案第55号,平成7年度川崎市水道事業会計補正予算及び議案第56号,平成7年度川崎市工業用水道事業会計補正予算であります。委員会では,ともに川崎縦貫道路共同溝工事の減額補正の部分が重なり合うことから,一括して審査いたしました。委員会では委員から,共同溝工事で一部地盤改良工法の検討に日時を要したため,全体工事が遅延し,減額補正するとのことであるが,これまでの国との協議状況について質疑があり,理事者から,工事負担の軽減策は常に念頭に置いているが,土質の粘着性に予測し得なかった部分があり,工法を改めることになったため,配水管移設工事を後年度に負担せざるを得ないとの答弁がありました。  これに対し委員から,工事主体である国や首都高速道路公団の意向をそのまま受けとめることは不見識ではないか。市民負担の増額を認めることのないよう,庁内にチェック機関を設置すべきとの要望がありました。また委員から,国に対しては,本市水道局の立場を明確に打ち出し,安易な市民負担の増額とならないよう,今後も努力いただきたいとの要望がありました。また委員から,共同溝工事分について,水道事業会計から支出すること自体が納得できない。一般会計からの繰り出しについて努力すべき問題であるとの意見がありました。  次に委員から,神奈川県内広域水道企業団の相模大堰工事分も含んだ出資金の今後の支出内容について質疑がありました。これに対し理事者から,企業団からは平成10年度までに約5,000万円の負担を求められているが,今回はその一部の負担であるとの答弁がありました。そこで委員から,相模大堰建設は自然環境の破壊だけでなく,必要のないわずかの取水の機能だけで,単にゼネコンのために建設されるものと言える。次回の大幅な水道料金値上げの要因ともなるため,納得できるものではないとの意見があり,審査の結果,2件はいずれも賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次は,請願について申し上げます。請願第40号,小田急線生田駅・聖マリアンナ医科大学病院までのバス路線新設及び路線延長による直通バスの開設と道路拡幅の早期着工に関する請願についてであります。請願の趣旨は,多摩区生田駅周辺の住民にとって,聖マリアンナ医科大学病院への交通手段がバスの乗り継ぎなど不便な状態にあるので,直通バス路線の開設と必要な道路の拡幅を願うものであります。  委員会では,初めに理事者から,これまでこの要望路線のネックとなっていた東長沢交差点の改良が平成9年度には完了する見通しになって解消される。しかしながら,生田駅前から鷲ヶ峰営業所行きの現行バス路線の新設あるいは延長をした場合の営業経費の増大は,現在の財政状況では厳しさが増すことになるばかりでなく,聖マリアンナ医科大学病院玄関前のバスバース飽和状態であることや,従前から乗り入れている小田急バスと協議したところ,小田急線の急行停車でもある向ヶ丘遊園駅からの路線での走行環境も好転しつつあるときに,市バスの新路線が開設されれば,乗客が流れる懸念があるとして,同意が得られず,現在のところは路線の新設等は困難な状況であるとの見解が示されました。  委員会では委員から,バスバースの現状に至るまでの経過と今後の改良計画の見通しについて質疑があり,これに対して理事者から,バスバースの増設は病院側の負担で増設されてきたが,物理的には限界である。また,乗降客の利便性の観点からも,単なるバス停とは違い,最低でも4分程度の待機時間を確保したダイヤ編成を組んでいるが,これも実際の運行上厳しい状態となっている。改善策の1つとして,高齢社会福祉総合センター内の敷地での折り返しも検討したが,スペースが不十分であることなどから不可能であった。したがって,現在のバスバースでは,道路との段差があるため,大規模な改善計画を立てなければ対応できない状況であるとの答弁がありました。そこで委員から,将来的には手狭なスペースでは問題があるので,関係局が一丸となって病院や小田急バスとの仲立ちを積極的にしていただき,改善に向けてご努力いただきたいとの要望がありました。  次に委員から,民間バスとのいわゆる路線権域に関する協議内容について質疑がありました。これに対し理事者から,本市は大都市の中でも民間バスとの路線競合が多いので,昨年来,市内民間バス事業者と総合的な交通体系のあり方について,検討協議を行うための協議会を設置した。乗客にとっても効率的な路線を確保するため,今後,協議会での意見の調整を踏まえて,活性化を図っていく中で,解決していきたいとの答弁がありました。そこで委員から,協議に当たっては,赤字路線の見直しも含めた発想の転換も必要であるとの意見がありました。  次に委員から,当面,生田駅前からはバスを乗りかえることによって,聖マリアンナ医科大学病院まで行くことになるので,現在発売している1日乗車券を民間バスでも利用できるよう努力いただきたいとの要望がありました。また委員から,北部市民病院建設計画のスケジュールもあるが,現在のところは多摩区民にとっても,川崎市にとっても,最寄りの駅から最短距離で定時運行できる生田駅から聖マリアンナ医科大学病院までの路線は大変重要な路線であるとの指摘がありました。  さらに委員から,最大のネックであった東長沢交差点が改良される見通しが立ったことに加え,路線の必要性については理解できる。また,問題点は明確になっていることから,現在の市バス路線との影響を与える範囲についても配慮いただいた上で,民間バス事業者と協議を続けていただき,本市にとって条件が整うようその努力に期待するとの意見がなされ,審査の結果,全会一致をもってその趣旨を採択すべきものと決しました。  以上で第5委員会の報告を終わります。(拍手) ○議長(小島一也) 以上をもちまして,各委員長の報告は終わりました。  お諮りいたします。予算審査特別委員会の委員長報告につきましては,会議規則第38条第3項の規定によりまして,省略することにいたしたいと思いますが,ご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小島一也) ご異議ないものと認めます。よって,そのように決定いたしました。         …………………………………………                     平成8年3月15日    川崎市議会議長      小 島 一 也 様                     予算審査特別委員長                        大 場 正 信        予算審査特別委員会審査報告書(議案)  本委員会は,平成8年3月8日に付託された下記の議案を審査の結果,「結論は本会議に譲る」ことに決定したので,会議規則第77条の規定により報告します。                記 議案第 21号 平成8年度川崎市一般会計予算 〃 第 22号 平成8年度川崎市競馬事業特別会計予算 〃 第 23号 平成8年度川崎市競輪事業特別会計予算 〃 第 24号 平成8年度川崎市中央卸売市場事業特別会計予算 〃 第 25号 平成8年度川崎市農業共済事業特別会計予算 〃 第 26号 平成8年度川崎市マイコンシティ事業特別会計予算 〃 第 27号 平成8年度川崎市国民健康保険事業特別会計予算 〃 第 28号 平成8年度川崎市交通災害共済事業特別会計予算 〃 第 29号 平成8年度川崎市母子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算 議案第 30号 平成8年度川崎市老人保健医療事業特別会計予算 〃 第 31号 平成8年度川崎市公害健康被害補償事業特別会計予算 〃 第 32号 平成8年度川崎市老人保健施設事業特別会計予算 〃 第 33号 平成8年度川崎市港湾整備事業特別会計予算 〃 第 34号 平成8年度川崎市勤労者福祉共済事業特別会計予算 〃 第 35号 平成8年度川崎市廃棄物海面埋立事業特別会計予算 〃 第 36号 平成8年度川崎市墓地整備事業特別会計予算 〃 第 37号 平成8年度川崎市生田緑地ゴルフ場事業特別会計予算 〃 第 38号 平成8年度川崎市溝口駅北口地区市街地再開発事業特別会計予算 〃 第 39号 平成8年度川崎市公共用地先行取得等事業特別会計予算 〃 第 40号 平成8年度川崎市公債管理特別会計予算 〃 第 41号 平成8年度川崎市病院事業会計予算 〃 第 42号 平成8年度川崎市下水道事業会計予算 〃 第 43号 平成8年度川崎市水道事業会計予算 〃 第 44号 平成8年度川崎市工業用水道事業会計予算 〃 第 45号 平成8年度川崎市交通事業会計予算         ―――――――――――――――― ○議長(小島一也) これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑がありましたら発言を願います。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(小島一也) 質疑はないものと認めます。これをもちまして委員長報告に対する質疑を終結いたします。         ―――――――――――――――― ○議長(小島一也) 次に,お手元に印刷配付してありますとおり,稲本隆議員外8名の議員から,議案第11号,川崎市水道局鷺沼プール条例の一部を改正する条例の制定についてに対する修正案並びに同修正案に伴う附帯決議案が提出されております。  修正案並びに同附帯決議案につきまして,提出者に説明を求めます。3番,宮崎光雄議員。         …………………………………………    「議案第11号 川崎市水道局鷺沼プール条例の一部を改正    する条例の制定について」に対する修正案の提出について  上記の修正案を別紙のとおり,地方自治法第115条の2及び川崎市議会会議規則第16条の規定により提出いたします。  平成8年3月21日 川崎市議会議長  小 島 一 也 様          提出者  川崎市議会議員  稲 本   隆                  〃     徳 竹 喜 義                  〃     宮 崎 光 雄                  〃     飯 塚 双 葉                  〃     市 古 映 美                  〃     宮 原 春 夫                  〃     竹 間 幸 一                  〃     市 村 護 郎                  〃     鈴 木   叡         …………………………………………    「議案第11号 川崎市水道局鷺沼プール条例の一部を改正    する条例の制定について」に対する修正案  「議案第11号 川崎市水道局鷺沼プール条例の一部を改正する条例の制定について」の一部を次のように修正する。  附則の次に別表を加える改正規定中  「    ┌───────────────┐    │ 金          額 │    ├───────────────┤    │1人1回につき   1,000円│    ├───────────────┤    │               │    │1人1回につき    400円│    │               │    └───────────────┘                   」 を  「    ┌───────────────┐    │ 金          額 │    ├───────────────┤    │1人1回につき    600円│    ├───────────────┤    │               │    │1人1回につき    250円│    │               │    └───────────────┘                   」 に改める。         …………………………………………    提 案 理 由  鷺沼プールの使用料の改定について,当該施設の高い公共性に配慮して,利用者の大幅な負担増にならないように使用料を減額するため修正するものである。         …………………………………………    「議案第11号 川崎市水道局鷺沼プール条例の一部を改正    する条例の制定について」に対する修正案に伴う附帯決議    案の提出について  上記の附帯決議案を別紙のとおり提出いたします。  平成8年3月21日 川崎市議会議長  小 島 一 也 様          提出者  川崎市議会議員  稲 本   隆                  〃     徳 竹 喜 義                  〃     宮 崎 光 雄                  〃     飯 塚 双 葉                  〃     市 古 映 美                  〃     宮 原 春 夫                  〃     竹 間 幸 一                  〃     市 村 護 郎                  〃     鈴 木   叡         …………………………………………    「議案第11号 川崎市水道局鷺沼プール条例の一部を改正   する条例の制定について」に対する修正案に伴う附帯決議案  水道事業における財政負担の軽減を図るため,鷺沼プールの管理・運営を一般会計又はそれに準ずる運営主体に移管するための関係局による検討機関を設置し,早急に具体策を打ち出すなど内部努力をすべきである。         …………………………………………    〔宮崎光雄登壇,拍手〕 ◎3番(宮崎光雄) 私は日本共産党を代表して,議案第11号,鷺沼プール条例の一部を改正する条例に対する修正案と,それに伴う附帯決議案についての提案説明を行います。  小中学生を初め,市民が気軽に憩えるスポーツ施設として,鷺沼プールは市民から大変喜ばれています。その公共的な性格から見ても,使用料は可能な限り低料金に抑えることが大事であります。原案は,使用料を1日券で15歳以上の者1,000円及び3歳以上15歳未満の者400円とするものであり,現行のおのおの2時間まで300円及び140円と比べると大幅な値上げであり,認められるものではありません。大幅値上げにより利用者が減少し,また赤字が生じ,値上げが必要になるという悪循環に陥ることが危惧されます。これまでの利用実績を見ると,超過時間は平均2時間であり,実際に支払っている料金は大人600円,子供280円となります。提案をしている修正案はこの点を踏まえ,1日券とし,大人600円,子供250円と実質的な値上げとならないよう配慮したものであります。  水道事業の最大の使命は,安全な水を安定的に,しかも低料金で供給することであります。附帯事業であるプールの運営管理は本来の使命を損うことのないよう,市行政全体の見地から抜本的な打開策を打ち出すべきであります。そのため,水道事業における財政負担の軽減を図るため,プールの運営管理を一般会計またはそれに準ずる運営主体に移管することについて真剣に検討すべきであります。代表質問及び委員会における答弁で,運営主体の移管は可能だとしていることからも,早急に関係局による検討機関を設置し,内部努力を尽くす必要があります。  以上から,修正案とそれに伴う附帯決議案に,議員各位がご賛同くださるよう心から訴え,提案説明といたします。(拍手) ○議長(小島一也) 修正案並びに附帯決議案の説明は終わりました。         ―――――――――――――――― ○議長(小島一也) これより,ただいまの修正案並びに附帯決議案に対する質疑に入ります。質疑がありましたら発言を願います。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小島一也) 質疑はないものと認めます。これをもちまして修正案並びに附帯決議案に対する質疑を終結いたします。
            ―――――――――――――――― ○議長(小島一也) 次に,お手元に印刷配付してありますとおり,稲本隆議員外8名の議員から,議案第21号,平成8年度川崎市一般会計予算等の組み替えを求める動議が提出されております。本動議につきまして,提出者に説明を求めます。34番,竹間幸一議員。         …………………………………………    「議案第21号 平成8年度川崎市一般会計予算」等の組み     替えを求める動議の提出について  上記の動議を別紙のとおり川崎市議会会議規則第15条の規定により提出いたします。  平成8年3月21日 川崎市議会議長  小 島 一 也 様          提出者  川崎市議会議員  稲 本   隆                  〃     徳 竹 喜 義                  〃     宮 崎 光 雄                  〃     飯 塚 双 葉                  〃     市 古 映 美                  〃     宮 原 春 夫                  〃     竹 間 幸 一                  〃     市 村 護 郎                  〃     鈴 木   叡         …………………………………………    「議案第21号 平成8年度川崎市一般会計予算」等の組み     替えを求める動議  「議案第21号 平成8年度川崎市一般会計予算」,「議案第33号 平成8年度川崎市港湾整備事業特別会計予算」,「議案第43号 平成8年度川崎市水道事業会計予算」,「議案第44号 平成8年度川崎市工業用水道事業会計予算」について,市長は別紙要領により速やかに組み替えをなし,再提出することを要求する。 (別  紙) 1 組み替えを求める理由  1996年度川崎市予算案は,市民の切実な願いである福祉,防災,教育,中小零細業者・商店の振興など,市民生活の各分野で施策を後退させるという特徴の反面,不要不急の巨大開発を優先する編成となっている。  市長は,その「施政方針」で市政執行の基本目標として,少子・高齢化,災害に強いまちづくり,産業空洞化などの課題への積極的対応を図り,「市民生活積極対応型予算」としている。しかし,我が党が精査したところ市民要望に応える予算案になっていないことが明らかになった。  まず第一に,「安全な市民生活の確保」を掲げながら,「防災対策」は1995年度防災関連予算全体と比較すると,14.3%,14億円の増となるが,これは継続事業である多摩川三橋等の「橋りょう整備費」33億円が恣意的に盛り込まれ,これを除くと大幅減額が実態である。  次に,「少子・高齢化対策」でも,民生費は2.8%,20億円の増としているが,生活保護費の増が10億円,衛生局から移管の乳幼児医療費助成など14億円を除けば,実質的には減額である。入所待機者が1,300人を超す特養ホーム建設も,新年度は1ケ所のみであり,逆に「在宅福祉」のサービス体制が明確にならないまま,民間委託型を拡大しており,福祉充実に積極的に配慮したとは到底言い難いものである。  また,「産業空洞化対策」でも,政府と大企業の身勝手な海外進出などの原因については不問にし,ファズ事業などで逆に空洞化を加速させようとしている。これまで川崎の産業を支えてきた中小零細業者や商店などへの振興策は,無担保・無保証融資の削減にみられるように,極めて冷たい施策となっている。一方で,ファズ関連事業,臨海部イベント事業は,原局の要望どおり予算化されるなど「施政方針」とはあまりに乖離していると言わざるを得ない。  税収減と「行財政改革」を理由に,「予算がない」と市民に我慢を押しつけているが,国庫補助・負担金のカット,一般財源化,超過負担,消費税の影響など延べ263億円もの国の悪政のツケが市財政に影響し,これが財政圧迫の大きな要因となっている。問題は,財政運営の基本に,これら国の悪政に追随し,国の言いなりで東京湾横断道路や川崎縦貫道路,かわさきファズ事業,臨海部イベント事業など,大企業・ゼネコンのための大規模開発を優先していることである。『予算がないのではなく,使い途の選択こそ問題』なのである。市民生活最優先,福祉型投資こそ不況打開と地域経済活性化の最も有効な対策である。  市民の命と安全,暮らしを守ることこそ自治体の最重要課題であり,市民の切実な願いにたちかえって予算編成をすべきである。市民生活最優先の市政実現のためにも,大幅な予算の組み替えを求めるものである。 2 組み替えの内容  (1)市民生活最優先の立場から,予算全体を見直すこと。   ア 要介護高齢者福祉の中核施設である特別養護老人ホームの入所待機者は1,300人を超え,建設の遅れは許されない。現在,用地を確保している3ケ所はただちに着工すること。保育園待機児も1,300人を超えている。保育料の3年連続大幅値上げを凍結し,低年齢児の受け入れを促進し,保育園の新増設を正面に据えること。乳幼児医療費の無料化を6歳児未満まで拡大すること。     市民館・図書館分館は,住民に約束していた中原区上平間地区の着工をはじめ,9館構想の建設を急ぎ,ブランクエリアの計画も強力に推進すること。   イ 阪神・淡路大震災を教訓にした震災対策を坊本的に強化すること。     不十分な国の「消防力基準」に比べても,はしご車3台,ポンプ車20台,消防職員は1,048名も不足している。消防車両を増強するためにも,消防職員を定数凍結の枠から外して緊急増員を図ること。職員が切望する三部制実現でも,増員は100名,年間5億円で可能であり,早急な実施に踏み切ること。     耐震性貯水槽の消火困難地域への整備と,1,500基の早期整備計画を作成すること。旧耐震基準の保育園78園の耐震調査を早急に行い,建て替え補強などを促進すること。子どもらの安全確保,地域防災拠点の整備のために老朽化した小・中学校校舎の建て替えは急務である。耐力度調査が済み,着工待ちの10校は早期に着工し,年次計画を前倒しして実施すること。   ウ 下請け単価の切り下げ,長時間労働による健康破壊,廃業の危機に直面している中小零細業者の救済のため,実態調査を行い,大企業等への申し入れを行うこと。     この3年間で899店,7%もの商店が減少している商店街の振興のため,大型店出店規制の対策を講じること。     中小零細業者・商店の育成援助を図る「中小企業振興条例」の制定を急ぎ,融資制度の拡充を含む抜本的対策をとること。  (2)投資の流れを改め市民生活関連に予算を回すこと。    投資的事業に占める産業基盤投資の割合は,92年度の11.9%に比  べ,96年度は24.7%と拡大している。一方,生活環境施設整備は,  92年度は64.7%であったが,96年度は50.2%となり,産業基盤整備への傾斜が強まっていることは明白である。かわさきファズ事業,臨海部イベント事業,川崎縦貫道路など,大規模開発・整備への傾斜が,借金財政の拡大再生産をつくり出しており,市民生活に直結する施策の予算削減となって表れている。東扇島コンテナターミナルやかわさきファズ物流センターなどファズ関連事業,臨海部イベント事業関連の新年度予算は50億円に上っている。問題は今後の事業計画の中で後年度負担が次々と覆い被さり,市財政を圧迫することである。    さらに,川崎縦貫道路の総事業費は,2,500億円から5,202億円へと倍以上に膨れ上がり,完成までの首都高速道路公団への出資総見込額が約79億円,関連する国道409号の事業負担金はこれまででも約60億円,それに共同溝負担金が260億円にもなり,今後の事業費膨張は途方もない巨額なものとなる。    これら市民生活にとって不要不急な予算こそ,ただちに凍結・中止し,市民生活を最優先にした予算に使い道を転換することが求められている。         …………………………………………    〔竹間幸一登壇,拍手〕 ◆34番(竹間幸一) 私は日本共産党を代表して,平成8年度,1996年度川崎市一般会計予算等の組み替えを求める動議について,提案理由及び組み替えの内容の概要をご説明いたします。  市長は,予算案について,少子・高齢化対策,産業空洞化対策,防災対策の3分野に重点配分したとして,市民生活積極対応型予算と称しておりますが,我が党が精査したところ,その内容は市民要望にこたえるものとは言いがたいものであります。市民の切実な願いである福祉,防災,教育,中小零細業者,商店の振興など,市民生活の各分野で施策を後退させるという特徴の反面,不要不急の巨大開発を優先する編成となっております。  まず第1に,防災対策は継続事業である多摩川3橋等の橋梁整備費を新年度だけに恣意的に盛り込み,これを除けば大幅減額が実態であるにもかかわらず,対前年度比で大幅増と偽ることは許されるものではありません。  次に,少子・高齢化対策でも,民生費は2.8%,20億円の増としていますが,生活保護費の増10億円と衛生局から移管された乳幼児医療費助成など14億円を除けば,実質的には減額されております。高齢社会を支える中核施設である特別養護老人ホームの建設は待ったなしの課題です。施設介護を強化してこそ,在宅介護の支援先も充実できるのです。ところが,予算案では特別養護老人ホームの待機者が1,300人を超えているにもかかわらず,新規着工は1ヵ所のみで,在宅介護の支援策も民間委託型を拡大しており,福祉充実に積極的に配慮したとは到底言いがたいものであります。  また,産業空洞化対策でも,国言いなりで,大企業の身勝手な海外進出などの原因については不問にし,FAZ事業などで逆に空洞化を加速させようとしています。これまで川崎の産業を支えてきた中小零細業者や商店などへの振興策は,無担保無保証融資の削減に象徴されるように,極めて冷たい施策となっています。税収減と行財政改革を理由に,市民には予算がないと我慢を押しつけていますが,その一方,国言いなりで,東京湾横断道路や高速川崎縦貫道,川崎FAZ事業,臨海部イベント事業など,際限のない財政負担となる大企業,ゼネコンのための大規模開発を優先しております。国庫補助負担金のカット,一般財源化,超過負担,消費税の影響など,合計263億円もの国の悪政のツケも,市財政を大きく圧迫しております。このように財政運営の基本が,市民要望は削減や先送りし,国の悪政に追随しながら,大規模開発優先になっていることが最大の問題であります。あれかこれかと言うのなら,市民の命と安全,暮らしを守ることこそ,自治体の基本的使命からして重視すべきであり,公共投資のあり方も市民生活最優先,福祉型投資こそ,不況打開と地域経済活性化の最も有効な対策として重視すべきです。まさに予算がないのではなく,使い道の選択こそが問題なのです。市民の切実な願いに立ち返り,市民生活最優先の立場から,大幅な予算の組み替えを求めるものであります。  次に,組み替えの内容の概要について述べます。  第1は,市民生活最優先の立場から,予算全体を見直す問題であります。1つには,特別養護老人ホーム,保育園,市民館・図書館分館の建設,乳幼児医療費無料化の6歳児未満までの拡大など,福祉や市民サービスの充実を強力に推進すること。2つには,阪神・淡路大震災を教訓にした震災対策を抜本的に強化すること。3つには,中小企業振興条例の制定を急ぎ,中小零細業者・商店の育成・援助策を抜本的に強化することであります。  第2は,投資の流れを産業基盤優先から市民生活に密着した福祉型投資優先に改めることです。投資的事業に占める産業基盤投資の割合は,92年度の11.9%に比べ,96年度は24.7%と拡大している一方,生活環境施設整備は同じく64.7%が50.2%となり,産業基盤整備への傾斜が強まっていることは明白です。しかも,高速川崎縦貫道の総事業費が2,500億円から5,202億円へと,倍以上にふくれ上がっていることに見られるように,コンテナターミナルやFAZ事業,臨海部イベント事業など大規模開発への傾斜が市財政を圧迫し,しかも借金財政の拡大再生産につながる危険性は極めて大きいと言わざるを得ません。これら市民生活にとって不要不急な予算こそ,直ちに凍結中止し,市民生活を最優先にした予算に転換することが求められております。  以上が,予算組み替えの概要です。議員各位のご賛同をお願いし,提案理由の説明といたします。(拍手) ○議長(小島一也) 動議に対する説明は終わりました。         ―――――――――――――――― ○議長(小島一也) これより,ただいまの動議に対する質疑に入ります。質疑がありましたら発言を願います。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小島一也) 質疑はないものと認めます。これをもちまして動議に対する質疑を終結いたします。         ―――――――――――――――― ○議長(小島一也) 次に,討論に入ります。討論は,日程第2及び日程第4の各案件のほか,ただいまの稲本隆議員外8名の議員から提出された議案第11号に対する修正案及び同修正案に伴う附帯決議案並びに予算の組み替え動議も含めましてお願いをいたします。また,日程第1の平成8年度施政方針及び日程第3の報告第1号に対する意見,要望がありましたら,あわせてお願いをいたします。それでは,発言を願います。18番,市古映美議員。    〔市古映美登壇,拍手〕 ◆18番(市古映美) 私は日本共産党を代表して,1996年度の市長の施政方針及び提案された諸議案について討論を行います。  今,市民の生活は,長引く不況,大企業のリストラ,相次ぐ公共料金の値上げで,極めて深刻な実態にあります。市長は96年度予算について,市民生活積極対応型で防災,福祉に重点配分したということでしたが,その実態は市民を欺くトリックをもっての防災費の増,福祉予算は実質減額,保健,衛生,教育分野予算の後退,その反面,川崎FAZ事業,7万人サッカー場建設など臨海部イベント事業は積極的に推進しようとするものです。  さらに市長は,改革と発信の年として,さらなる行財政改革の推進を打ち出しています。この2年間の行財政改革は,市民に何をもたらしたでしょうか。分娩料から墓地使用料まで,まさに揺りかごから墓場までの大幅値上げ,福祉や暮らしを切り捨てる経常経費,補助金等の削減に多くの市民は驚き,そして人件費や支出抑制の号令は,職員の働く意欲さえ奪っています。こうした市民犠牲で搾り取った財源を,臨海部大規模開発や高速道路建設など,ゼネコン型投資につぎ込む,吸い上げポンプ方式財政構造づくりこそ,国の行財政改革のねらいであり,これに追随,推進する市長の責任は重大であります。  行財政改革と言うのならば,今の低金利時代に高利発行の市債を借りかえ,利払いの節減を図ることは重要な課題です。川崎市の市債残高は全体で1兆2,000億円を超えていますが,例えば94年度決算ベースでの一般会計の市債残高4,354億円の利子を3%にするだけで,単年度82億円の利払いを節減することができます。法的根拠も正規の通達もなく,大蔵省,自治省の一担当課長の見解やお願いで,地方自治体の市債借りかえ禁止が行われており,その理由は投資家の利益を守るためということであります。市債証券はほとんど大手生命保険,損害保険会社,大企業が財テクとして活用しており,まさに政府の庇護のもとで,自治体財政まで大手企業のもうけの対象にされているという,住専問題と同様,護送船団ぶりが明らかとなりました。市債借りかえについて,金融機関との折衝を開始すること,他都市とも連携して行動することなど,積極的に取り組むべきことを強く要望しておきます。  FAZ関連事業や臨海部イベント事業は見直すべきという我が党の質問に対し,市長は,新たな税源培養や雇用促進につながる施策の推進は必要と,あくまでも促進する意向を表明しました。総合物流センターの用地は,川崎市民の土地であります。ファズ株式会社の権利金は2期分を含めると697億円になりますが,これは当然川崎市に入ってくるべきお金です。ところが,既に94年,95年度分の権利金40億円は,一般会計には繰り入れず,ファズ株式会社への出資金と会社設立経費,さらにコンテナターミナル整備費として還流されました。あとの残金はおおよそ20年後から分割で納入するという余りにも虫のよい話で,市民は到底納得できるものではありません。  FAZ事業に関する雇用促進についてですが,たとえ事業が成功し,5,000人の雇用がつくり出されたとしても,中央卸売市場,既存商店街,建築業などへの悪影響によって,FAZで創出される以上に雇用が失われるということは,民間金融機関のリポートでも明らかになっているところです。  輸入食品の安全についても,不安は募るばかりです。食品監視員の増員といっても,今の行政改革の枠の中で,現行の職員による再配置によって対応するということです。こんなことで安心できるでしょうか。今でも急増する輸入食品に検査体制が全く追いつかず,輸入食品全体の5%しか検査がされず,その上WTO協定の締結によって,安全基準そのものが大幅に緩められ,私たちがいまだ経験したことがない添加物や農薬も認めようとされています。こういう食品輸入を大量に行政が事業として進めていく,こんなことで市民の健康と安全を守る行政責任を果たすことができるのでしょうか。  全国18ヵ所でFAZ事業が進められていますが,最も早く取り組んだ大阪のFAZ事業は,総事業費1,500億円もかけて建設したアジア太平洋貿易センタービルの国際卸売マートへの入居率は40%程度で,年間55億円の赤字を出しています。事業が成功しても失敗しても,市民と市財政に大きなツケが回る事業であります。決して正しい税収,税源培養とは言えないものです。真の税収,税源培養とは,市民の暮らしと市内業者の仕事確保に直接つながる,学校,市営住宅や市民利用施設,高齢者,障害者などの福祉施設,市民に密着した道路,下水道への投資など,市民生活最優先の福祉型投資にこそあり,地域経済の活性化や市民のための町づくりも可能になることを強く主張しておきます。  採算見通しも立たない7万人サッカー場など,臨海部イベント事業は中止を含め抜本的に見直すべきです。財政難を理由に,切実な市民要求が軒並み押さえ込まれている状況の中,この土地利用については,市民アンケートなど市民の声を聞いて,再検討するよう強く要求しておきます。  高速川崎縦貫道ですが,1期分の総事業費だけを見ても,当初の2,500億円から5,202億円へと2倍以上にはね上がっています。市は出資金のアップもあり得るし,動向の見通しすら難しいと答えています。全くの金食い虫の事業であり,その上,市民合意もなく突き進んでいくことは重大です。事業の凍結,抜本的再検討を改めて主張しておきます。限られた財源だからこそ,このような市民生活にとって不要不急な事業は凍結し,市民が切実に求めている保育園,特養ホームや身近な防災対策,中小企業や商店街対策など市民生活分野への思い切った予算投入こそ,住民の安全,健康,福祉を保持するという自治体本来の使命であることを改めて主張し,今後も我が党はこの市民の願いや心を大切にして,奮闘,尽力していくことを表明しておきます。  次に,新年度水道事業会計予算及び工業用水道会計予算についてであります。昨年8月7日の臨時市議会で,広範な市民の反対を押し切り,25%もの水道料金大幅値上げが強行されました。新年度予算はこの料金改定による収入増として32億円を見込んでいます。この間,渇水による水源枯渇で3月4日から10%の取水制限が実施されています。これまで企業団受水分のいわゆる余裕水量について,いざというときのために必要であることが強調されてきましたが,この権利分14万5,000トンが実際の渇水発生で,市民に役に立たないものであることが明らかとなりました。この水に年間約35億円支払っておりますが,これは水道料金の値上げ分に匹敵するものです。この余裕水は大企業の強い要請で確保し,その不始末のツケを市民が支払っているものであり,この点でもさきの料金値上げの不当性は明瞭であります。工業用水についてもトン当たり16円の納付金を廃止し,水道事業からの補てん水を減量することによって,水道料金への繰り入れが3億円弱減収となり,その分水道財政を圧迫することも明らかになりました。市民には大幅な負担増を押しつけながら,市内大企業を手厚く保護する工業用水道事業のあり方が改めて厳しく問われております。  平成7年度水道事業会計補正予算及び工業用水道事業会計補正予算についてであります。高速川崎縦貫道関連施設整備費を減額するとのことですが,これは地盤改良など従来の工法の変更を余儀なくされた結果で,逆に今後,大幅な負担増につながる危険性を持つものであります。高速川崎縦貫道1期工事そのものが住民との合意がないまま強行されているわけですが,加えて共同溝事業費を水道局が負担することの問題点を指摘してきました。新年度予算でも両会計で32億円もが計上されておりますが,報告も事前の協議もないまま,国や公団の言うがままに無定見に財政負担を行うことは,とても認められるものではありません。また,県広域水道企業団への出資は相模大堰の建設にかかわるものであります。豊かな自然を破壊する強引なやり方に,市民団体からも強い批判が上がっています。過大な水需要予測に基づくむだな投資,ゼネコンのための仕事づくりであり,将来の水道料金の大幅値上げにつながるものであります。到底納得できるものではありません。  競輪競馬事業会計についてであります。もともと収益事業が目的であって,従来から強調されてきたように,競輪競馬事業の収益を一般会計に繰り出し,市民施設整備等に活用するという本来の役割が,競馬事業の4年連続赤字によって失われたと言わざるを得ません。よって,競輪競馬事業会計並びに同補正予算には反対であります。  以上の立場から,議案第21号,1996年度の川崎市一般会計予算と議案第11号,22号,23号,33号,43号,44号,47号,48号,55号,57号に反対し,その他の議案,報告に賛成及び承認することを表明し,討論を終わります。(拍手) ○議長(小島一也) 9番,尾畑悦子議員。    〔尾畑悦子登壇,拍手〕 ◆9番(尾畑悦子) 私は神奈川ネットワーク運動川崎市議団を代表して,今議会に提案されました諸議案について討論を行います。
     議案第21号,1996年度の一般会計予算のうち,まず岡本太郎美術館建設費についてです。これまでの予定地についての是非を審議中であるにもかかわらず,今回,議会に何の連絡もないまま,突然予定地の変更が行われました。また,一番初めの予定地決定においても,そのプロセスの中で,関係局である環境保全局との協議がなされていなかったことなど,これまでの施策決定までの手続からは,本市が目指している市民共同の町づくりで一番大切な市民参加がなされてきたとは言えません。また,財政難の折,100億円以上もの市民の税金を必要とする事業の費用と効果が大変不明確であり,もっと慎重に検討する必要があると考えます。  さらには,生田緑地は都市部に残された大変貴重な緑の宝庫です。特に今回変更された建設予定地は湧水が多く,希少種の動植物も付近には存在している点から言えば,建設によって地下水脈を壊したり,動植物に大変大きな影響を与えることは必至です。ことし1月,岡本氏がお亡くなりになりました折の新聞報道によると,美術館基本構想のころから委員長を続けておられる本間正義氏は,亡くなられたから急ぐのではなく,独特の作品が最も生きる表現形態をじっくり考えてつくってほしいとコメントを寄せられておりました。私たちもそのように思います。生田緑地を守るために,岡本太郎美術館予定地の変更をもう一度見直すことや,建設に関しては市民の意見を尊重し,岡本作品が生かされるよう十分検討していただくことを要望し,この予算の執行については,これらのことを無視して行政主導で進めることが絶対にないよう,強く,強く要望いたします。  次に,広域道路対策事業費についてですが,96年度予算の中では,1億538万円が計上されています。内訳として川崎高速縦貫道路2期計画の都市計画説明会と環境アセスメント説明会の会場設営委託費などが含まれていますが,2期計画については,議員に対しては全体説明会で素案の素案が示されただけであり,私どもは計画そのものを認めているものではありません。また,広く市民の合意を得ることが大原則にもかかわらず,そうしたプロセスも経ずして,都市計画説明会設営費などもってのほかです。ましてや今日の環境アセスメントは事業をやることを前提とした,事業アセスであります。アセス説明会設営費が計上されること自体,市民無視に進める川崎高速縦貫道路と言わざるを得ません。この事業については,市民との合意を得ないまま執行されることがないよう強く要望いたします。  以上2点について要望し,議案第21号については賛成する旨申し述べます。  次に議案第43号,96年度の川崎市水道事業会計予算並びに第44号,96年度の川崎市工業用水道事業会計予算についてです。川崎縦貫高速道路関連施設としての共同溝については,さきの95年第4回臨時議会でも申し述べましたように,水道受益者の負担とはすべきではないと考えます。共同溝は,防災対策,交通対策を初めとする,都市政策の上から考えましても,総合的,全体的視野で推し進めていくべきであり,初めに縦貫道ありきとして進められていることは,大変大きな疑問を持つものです。また,水源水域の保全,水質の安全対策等については,今後,積極的に進めることが重要でありますので,このことを強く要望して,議案第43号,44号については,賛成する旨申し述べます。  次に議案第11号,川崎市水道局鷺沼プール条例の一部を改正する条例の制定についてです。私どもは,今回の改定案はこれまでの利用実態に即したものではないと考えます。水道局による市民意識調査からも,2時間以内の利用者が50%に達していることからも明らかであり,せっかくのアンケートが生かされているとは思えず,市民の意識ともかけ離れたものであると言わざるを得ません。また,料金軽減については,昨年,水道局の方から通年利用を含め考えていくと述べておられるにもかかわらず,いまだ示されないまま,市民意識調査にも入っていなかった1,000円という料金改定だけで採算を取ろうとされています。私どもは,時間制料金体系は利用実態から見ても残すべきであると考えます。その場合,通年利用などの収益をもって,気軽に利用できる料金設定は十分可能であり,このことこそ市民の期待にこたえるものであります。本議案は,プールの存続に当たって値上げもやむなしと答えている70%の市民さえ納得できるものではなく,よって賛成できない旨申し述べます。  次に議案第55号,95年度の川崎市水道事業会計補正予算並びに議案第56号,95年度の川崎市工業用水道事業会計補正予算については,川崎高速縦貫道関連施設の補正でありますので,賛成できない旨,申し述べます。  議案第3号,川崎市心身障害者総合リハビリテーションセンター条例の一部を改正する条例の制定についてですが,私たちは61年に重度センター構想が出されてから約10年間,土地取得から設計,そして建設時と,あらゆる場で重度の障害があっても人権が損われることなく,人間としてあたりまえの生活を送ることを基本理念とする,生活の場の確保がされるよう取り組んでまいりました。だからこそ,このたびのれいんぼう川崎のオープンを市民とともに心から待ち望んでいました。しかし,4月のオープンを控え,今示されている運営のあり方については,当初の理念が生かされているとは言えません。まず,治療を目的としたミドルステイを行うことについては,ミドルステイの必要性について否定するものではありませんが,れいんぼう川崎だけであれもこれもと間に合わせることよりも,一番必要としている重度の障害者にまず優先的に入居していただくことが,本来の趣旨であると考えます。  次に,施設長に医師を配置することについても,あくまでついの住みかとしての生活の場であるれいんぼう川崎が,治療の場となってしまうのではないかとの危惧を禁じ得ません。さらに,入居者の人間としての尊厳が守られるためには,入居者の自由,自立,主体性が確保されなければなりませんが,現在,示されている職員配置では,これまでの障害者福祉の現場において共通する管理優先,1人1人の尊厳よりも効率が優先されてきたことを考えましても,このままオープンを迎えることに大変大きな危惧を抱かざるを得ません。よって,手厚いスタッフ体制を強く要望いたします。  最後にまた,職員や管理者は,入居者にとってはある意味で権力者であります。だからこそ,民主的で開かれた運営が強く望まれています。入居者1人1人の基本的人権を守る上で,してもらう側としてあげる側という限られたメンバーでの閉鎖された運営ではなく,第三者の加わった運営委員会の設置を要望してまいりましたが,今はそのようなお考えはないとのことであります。ノーマライゼーションの社会は言葉だけで実現できるものではなく,現場からの改革と実践で築かれると考えます。よって,私ども神奈川ネットワーク運動は,れいんぼう川崎の開設に反対するものではありませんが,本条例に対して態度を保留し,推移を見守りたいと思います。  以上で,私の討論を終わります。(拍手) ○議長(小島一也) 18番,市古映美議員。 ◆18番(市古映美) ただいま私の討論の中で,反対する議案を57号と申し上げましたけれども,56号と間違えましたので,おわびして訂正をさせていただきたいと思います。 ○議長(小島一也) 以上をもちまして討論を終結いたします。         ―――――――――――――――― ○議長(小島一也) これより日程第2及び日程第4の各案件に対する採決に入ります。  まず,議案第11号に対する修正案並びに修正案に伴う附帯決議案を起立により一括採決をいたします。お諮りいたします。ただいまの議案第11号に対する修正案並びに修正案に伴う附帯決議案に賛成の議員の起立を求めます。    〔局長「起立少数」と報告〕 ○議長(小島一也) 起立少数であります。よって,議案第11号に対する修正案並びに修正案に伴う附帯決議案は否決されました。  次に議案第21号,平成8年度川崎市一般会計予算等の組み替えを求める動議を起立により採決をいたします。お諮りいたします。ただいまの動議に賛成の議員の起立を求めます。    〔局長「起立少数」と報告〕 ○議長(小島一也) 起立少数であります。よって,議案第21号,平成8年度川崎市一般会計予算等の組み替えを求める動議は否決されました。  次に,日程第2の議案56件中,議案第3号,議案第11号,議案第21号から議案第45号までの当初予算25件,議案第47号,議案第48号,議案第55号及び議案第56号の平成7年度各会計補正予算4件の計31件を除く議案25件を起立により一括採決をいたします。ただいまの議案25件に対する委員長報告は,いずれも原案可決並びに同意であります。お諮りいたします。ただいまの議案25件につきましては,いずれもこれを原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。    〔局長「総員起立」と報告〕 ○議長(小島一也) 総員起立であります。よって,議案25件につきましては,いずれも原案のとおり可決並びに同意されました。  次に,先ほど除きました議案31件中,まず議案第3号を起立により採決をいたします。ただいまの議案第3号に対する委員長報告は原案可決であります。お諮りいたします。ただいまの議案第3号につきましては,これを原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。    〔局長「起立多数」と報告〕 ○議長(小島一也) 起立多数であります。よって,議案第3号につきましては原案のとおり可決されました。  次に,先ほど除きました議案第11号,議案第55号及び議案第56号の3件を起立により一括採決をいたします。ただいまの議案3件に対する委員長報告は,いずれも原案可決であります。お諮りいたします。ただいまの議案3件につきましては,いずれもこれを原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。    〔局長「起立多数」と報告〕 ○議長(小島一也) 起立多数でります。よって,議案3件につきましては,いずれも原案のとおり可決されました。  次に,ただいま可決されました議案第11号には附帯決議案がついておりますので,これを起立により採決をいたします。お諮りいたします。議案第11号に対する附帯決議案に賛成の議員の起立を求めます。    〔局長「起立多数」と報告〕 ○議長(小島一也) 起立多数であります。よって,ただいまの附帯決議案は原案のとおり可決されました。  次に,ただいま除きました議案第47号及び議案第48号の2件を起立により一括採決をいたします。ただいまの議案2件に対する委員長報告は,いずれも原案可決であります。お諮りいたします。ただいまの議案2件につきましては,いずれもこれを原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。    〔局長「起立多数」と報告〕 ○議長(小島一也) 起立多数であります。よって,議案2件につきましては,いずれも原案のとおり可決されました。  次に,ただいま除きました議案第21号から議案第45号までの平成8年度当初予算25件を起立により採決をいたします。まず,平成8年度当初予算25件中,議案第21号から議案第23号,議案第33号,議案第43号及び議案第44号の6件を除く議案19件を起立により一括採決をいたします。お諮りいたします。ただいまの議案19件につきましては,いずれもこれを原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。    〔局長「総員起立」と報告〕 ○議長(小島一也) 総員起立であります。よって,ただいまの平成8年度当初予算19件につきましては,いずれも原案のとおり可決されました。  次に,ただいま除きました議案第21号,議案第22号,議案第23号,議案第33号,議案第43号及び議案第44号の6件を起立により一括採決いたします。お諮りいたします。ただいまの議案6件につきましては,いずれもこれを原案のとおり決ることに賛成の議員の起立を求めます。    〔局長「起立多数」と報告〕 ○議長(小島一也) 起立多数であります。よって,ただいまの平成8年度当初予算6件につきましては,いずれも原案のとおり可決されました。  次に,日程第4の請願10件を起立により一括採決をいたします。お諮りいたします。ただいまの請願10件につきましては,いずれも委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。    〔局長「総員起立」と報告〕 ○議長(小島一也) 総員起立であります。よって,ただいまの請願10件につきましては,いずれも委員長報告のとおり決しました。           ――――****―――― ○議長(小島一也) 次に, △日程第5の議案第57号,川崎市教育委員会委員の任命についてを議題といたします。  直ちに提案理由の説明を求めます。市長。    〔市長 髙橋 清登壇〕 ◎市長(髙橋清) それでは,議案第57号,川崎市教育委員会委員の任命につきましてご提案をさせていただきたいと存じます。  来る3月31日をもちまして,佐藤博麿氏並びに渡邊弘氏の任期が満了となりますので,その後任といたしまして長谷川和夫氏,布川光明氏の両氏を任命いたしたく,地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定によりご提案申し上げるものでございます。なお,略歴等につきましては,参考資料を添付してございますので,ご参照をいただき,よろしくご審議のほどお願い申し上げます。以上でございます。 ○議長(小島一也) 以上で説明は終わりました。  これより質疑に入りますが,質疑の際,ご意見,ご要望がありましたら,あわせてお願いをいたします。発言を願います。24番,小林貴美子議員。 ◆24番(小林貴美子) それでは,市長に教育委員会委員の任命について質問したいと思います。  戦後50年を経た今日,さまざまな角度から戦後50年が検証されております。戦前,戦中の日本の教育の誤りが指摘され,戦後,地方教育行政改革がなされ,1948年に教育委員会法が成立いたしました。同法第1条には,この法律は教育が不当な支配に服することなく,国民全体に対し直接に責任を負って行われるべきであるという自覚のもとに,公正な民意により,地方の実情に即した教育行政を行うために教育委員会を設け,教育本来の目的を達成することを目的とするというふうに述べられております。すなわち,教育行政の独立性であり,教育行政の民主統制であり,教育行政の地方分権であります。これが戦後教育行政の三原則であり,その機構化が教育委員会制度でございます。市長はよくご存じであると思いますけれども,まさにこの教育委員会制度は,戦後教育のかなめであったわけでございます。発足当時は公選制とか,予算提案権とか,今よりはるかに権限のある機関でございましたけれども,たび重なる国の中央集権化により,その位置づけが弱まってきてしまっている現状でございます。  しかし,川崎市の教育をどうしていくのかということを,どこよりも真剣に考えていただくための教育委員会であるという,そういう原点に戻って考えたときに,教育委員の重要性は言うまでもありません。現在ややもすると,教育長をトップとする教育委員会事務局の報告,承認機関となりがちでございます。現在,国の段階でも地方分権についての論議がなされておりますけれども,その中でも教育についても論議をされているところでございます。川崎の未来を,子供たちをどうするのか,さまざまな教育問題をどうするのか,多くの子供を含めた市民の方々の声に耳を傾け,真剣に熱心に取り組んでいただかなくてはなりません。また,教育委員会への請願,陳情も全国的にふえてきている現状もございます。このような重要な立場の教育委員の方々でございますけれども,その選考基準と経過について,市長にお伺いしたいと思います。 ○議長(小島一也) 市長。 ◎市長(髙橋清) 教育委員の選定,選任につきましては,経過はお話のとおりでございまして,大変重要な任務を担っておるわけでございますから,この選考に当たりましては,法律にも書いてございますが,人格が高潔で,教育,学術及び文化に関し識見を有する者のうちから,地方公共団体の長が議会の同意を経て任命すると,このようになっておりますのも,今,るるお話ございましたような重要な任務を担っているということから,そうした選び方をしなさいというふうに規定されておるものと私は考えております。  したがいまして,これもお話ございました,本市の事情というものについて,いじめの問題とか,あるいは登校拒否等の教育現場,そうした現場の大変な課題があるわけでございますし,さらに情報化とか,国際化というような,そうした時代を迎えておりますので,教育委員の選任に当たりましては,そうしたことについて適格性を持っている方を,議会の方にお願いをいたしましてご承認をいただくと,そういう考え方でご提示を申し上げたわけでございます。以上でございます。 ○議長(小島一也) 小林議員。 ◆24番(小林貴美子) 今,市長の方から,教育委員会としての使命を果たすという,そういう観点から選んでいるというご答弁をいただきましたけれども,再度質問させていただきたいと思います。私も以前から,女性の登用等についていろんな形で質問をしてきましたけれども,現在,教育委員は5名いらっしゃいますけれども,そのうち女性は岩田さんお1人でございます。今回の人選に当たって,私は,お2人ですから,どちらかが女性になればいいなというふうに思ってもいたんですが,今回の人選に当たって女性の委員さんの登用についての検討をなされたかどうか,その辺についてひとつお伺いしたいと思います。  それから,今回選ばれてまいりましたお2人を入れて,新たに5人構成の方を見てみますと,大変申しわけないんですが,全員60歳以上。で,61歳が一番若くて,67,68,68,70と,そういう年齢構成でございます。今,次から次へと新しい課題が出てきている教育という中で,また子供たちの心身ともに変化が激しいという,そういう今日的な変化を敏感にキャッチして対応できる,そういう感覚の方が必要ではないか。70だからそういう感覚がないとは申しませんが,すべて60歳以上というのもいかがなものかと。年齢を重ねてきた方の経験上の判断というのは大変重要なものであるということはよくわかっておりますけれども,30代,40代,50代の異年齢層の方々の中にも人格高潔な有識者もいらっしゃると思います。そういう今日的課題に情熱を持って取り組んでくださる,そういう年齢層の若い方々の登用についても,市長はどうご検討されたのかなということも伺いたいと思います。  さらに,3点目ですけれども,インターネットというものに代表されますように,教育といっても,一国の中に閉じこもっていては今はできないという,そういう時代でございます。そういう国際性,情報社会というような教育が,これからは大変重要となっていくわけですけれども,そのような感覚をしっかりと身につけていらっしゃる方が教育委員の中にも入っていただく必要があると思いますけれども,そのような観点については,どのように検討されたのか,伺いたいと思います。 ○議長(小島一也) 市長。 ◎市長(髙橋清) 3点についてのご質問でございますが,最初,女性をどうして選定しないかというようなご質問でございますが,いろいろ選定の候補の中には,女性の方もお願いしようと思ったわけでございますが,今回は教育の現場のことについてよく精通している人,それからもう1つは,やっぱり子供たちの健康が大事でございますから,医学の問題でちゃんとした識見を持っている方という観点から,女性の方についてもいろいろな角度から選考しましたんですが,どうしてもなかなか見つかりがたいということから,こういう提示の仕方になりました。今後はなるべく女性の方が多く教育委員になられるように努力をしてまいりたいと思います。  先日,スウェーデンのグスタフソンさんという方が見えまして,これはオンブズマン制度のときに示唆を与えてくださった方ですが,スウェーデンでは女性の方の議員数が40%を超えておりまして,国会の方がちょっと少ないようですけれども,それでも40%は優に超えている。市議会等ではやはり43%ぐらいですか,みんなそうですと。それから,国の行政機関は,これは強制的に50%が男性,50%が女性と分かれているそうでございまして,しかしそういうような行政のことはしょうがないけれども,なるべくいろんな審議会とか,議員の方は,進んで女性の方が出られるような,そういう雰囲気になることを望みます。しかし,これは議員の方とか,審議会は強制的ではなくて,数字では上がってないそうですけれども,結果的にそうなってると言うんですが,それにはやっぱり長い時間がかかって,伝統があると思います。したがって,女性の方々が進んで,このような,私たちが選考しても,なるほどというふうに,積極的に出てきていただけるような,そういう工夫を私たちもいたしますので,小林さんも女性でございますから,ひとつお話をしていただいて,積極的に出てきていただけるようにお願いをしたいと思います。  それから,年齢の問題ですが,私も年をとってるんですけれども,年をとってるから年をとってる者を選んだんじゃないかと言われると,そうかもしれませんけれども,いずれ豊富な経験を持ってる方ということで選考をいたしました。なるべく若い方も,特に女性の方でも若い方ですね,教育委員になっていただけるように,今後,努力をしてまいりたいと思います。  それから,国際関係にやっぱり豊富な経験をお持ちの方がいいという,それはそのとおりと思います。したがいまして,1人の方はアメリカの方の大学の講師も長く勤めておりましたし,もう1人の先生も教育の研修で外国にずうっとおりましたんで,そういう意味では,向こうで体験をしておられますから,その点は心配がないんじゃないかなと思いまして,ご提示を申し上げたわけでございます。以上でございます。 ○議長(小島一也) 小林議員。 ◆24番(小林貴美子) 今,市長からも3点の質問につきまして,細かくご説明いただきました。本当に市長が,そういう意味では教育委員の方々の重要性ということは一番わかっていらっしゃって,選んでいらっしゃるとは思いますけれども,ご自分のお年に似た方ばかりを選ばないでという,そういう観点でまた,今お答えいただいたようなことを踏まえてまた今後,教育委員の人選に当たりましては,より教育委員の方々が活発に,情熱的に活動していただく中で,川崎の教育行政というのも大いに変わっていくだろうという,そういうことは当然考えられるわけですので,川崎の教育委員会の方々が本当に情熱を持ってお仕事に取り組めますように,そういう人材をこれからも見つけていただいて,選んでいただきたいと思っております。今まで教育委員として頑張ってこられた方々がいけないという,そういう話をしてるわけじゃありませんので,誤解をなさらないようにしていただきたいというふうに思います。さらに教育行政が活発になりますように,心からお願い申し上げて,質問を終わります。 ○議長(小島一也) 10番,佐藤洋子議員。 ◆10番(佐藤洋子) 私の方も4点ばかり,市長の方にお伺いする予定でありましたけれども,今の質問の中で選任,選考基準ですか,市長さんが,どういう方がふさわしいかという判断をされる根拠になっているものを伺おうと思っていましたけれども,そのことについては一定のご答弁がきたということで,結構です。  それとあと女性の委員が少ないと。これは昭和で言うと31年,1956年ですか,本市の教育委員会が始まった。その中で,今期の岩田さんが3期やってらっしゃるわけですけども,その前は昭和62年に1期お1人,新日本学園の先生がおやりになったというだけで,女性はたったのお2人だというふうにお伺いしました。さっきご説明ありましたけれども,女性として教育委員にふさわしい方というのは,ほんとにたくさんいらっしゃいます,ええ。ぜひアンテナを広げていただいて,登用していただきたいというふうに思います。  それから,2点お伺いしたいと思いますけれども,市長さんの方でお選びになってきた方々で構成されている教育委員会ですが,今,非常に深刻になっているいじめや体罰の問題,市長さんの方も選考するときに,そういった状況を踏まえてというふうにお話ありましたけれども,そういった状況をどのような形で議論をされているのか。市長さんとして把握をされているのかどうか,ちょっとお伺いしていきたいというふうに思います。  それから,今までも,今回もそうですけれども,各分野の専門家というんでしょうか,本当に学位を持っていらっしゃる有識者という方々が選ばれてきておられますけれども,もう1つ私たちとしては,いじめや体罰など,今,本当に実態に即して議論をしなければならないときに,親の立場といいますか,そういった方も選任されてもあたりまえになってきてるんじゃないかなというふうに思うんです。幅の広い人材の登用ということについての市長さんのお考えをお伺いしていきたいというふうに思います。 ○議長(小島一也) 市長。 ◎市長(髙橋清) ただいまのご意見と申しましょうか,質問ではございますけれども,ご意見も含まれていると思います。そのとおりでございまして,やっぱりお子さんの現在のいじめの状況とか登校拒否の問題等,本当に子供を取り巻く状況というのは深刻でございまして,その数を数えましても,教育長さんたびたび答弁しておるとおり,教育委員会としても非常に困っている問題でございますんで,それについてのいろんな経験を持っている方々ですね,専門的な知識を持っている方,あるいはそれを毎日経験をして子育てをなさった方,そういう方が入ってくるということは非常に大事だと思います。  ただ,いろいろな機構というのは,教育委員の方々というのは1週間に1回とか,あるいは月に1回,2回程度しか参りませんので,その影響力というのは必ずしも相当大きいわけではなくて,本当に執行するというのは教育長を中心とした執行体制を持っている教育委員会でございますんで,その方々が本当にそうした問題にタッチしなさいと。そういう組織をつくりなさい,そういう専門の人を,グループをつくってやりなさいということを指摘して,専門家の人たちとか,お母さん方を集めて,その意見を聞いて教育委員会を開く。教育委員としてのいろいろな立場から討議をして,方針を決定していくということも1つ大事じゃないか。つまり,5人しかおりませんので,人数の中にお1人お入りになっても,そのままどなたがお入りになってもなかなか難しい問題ですから,やっぱりお入りになった方はご自分が先頭を切るのはもちろんですけれども,教育委員会の組織の中にそうした人権問題と申しましょうか,そういうことを真剣に取り上げて報告をし,そしてそれをやりなさいよという組織ですね。それを指摘して,組織の中で組織的に対処していくという方向を打ち出してくださる人ですね,そういう人であれば,教育委員としても5人の中で適正じゃないかと思います。  したがいまして,ただいまありましたご要望なんかも,教育委員として選ばれなくても,そういうような方向で教育委員会も対処するように,私の方からもお願いしてまいりたいと思います。同時に,できればそういう人が教育委員なっておられることの方がもっといいわけでございますから,それについてもいろいろ今後,女性の方もお若い方,あるいはそうした意見を持って的確に指摘される方,そうした方々が教育委員になっていただけるような,私たちも人材を発掘してまいりたいと思いますから,どうぞひとつ,たくさんおいでになるということでございますんで,たくさんの中から選んでいただいて,お願いをしたいものだと思います。それぐらいでよろしゅうございますか。 ○議長(小島一也) 佐藤議員。 ◆10番(佐藤洋子) 今のご答弁で,幅の広い層からの人材を選任をしていくというふうなお答えとして受けとめておきたいというふうに思いますが,よろしいですよね。  もうしばらく時間を下さい。私たち教育委員会をできる限り今まで傍聴してこさせていただきました。その中で,今,市長さんがおっしゃったように活発な議論,教育の根源的なところの議論というのがなかなかなされてこなかったというのが,私たちとしては,傍聴している市民としては感じざるを得ないところがあるんですね。今日,子供たちが抱える問題,それは広い領域からの人選によって議論されるべきだというふうに思いますし,そのお答えとしては,今いただいたような気もいたします。  それから,先ほどから申しましておりますように,専門的な有識者の方ばかりではなくて,いろんなジャンルの方,普通の市民の方も含めて,ぜひ人選を進めていただきたいということを強く要望します。このことについては,私たちの要望が次の選任のときにどういう形で生かしていただけてきたのかということをぜひ見守っていきたいというふうに思います。  それから,あわせてですけれども,戦後教育改革で登場した教育委員会ということなんですが,元来,教育は住民自治というものを実現するために,小林議員の方からもお話ありましたけども,行政の仕組みであったというふうに受けとめています。地方分権が推進されている今だからこそ,もっと自治という観点から教育委員会をとらえる必要があるのではないかなというふうに思っています。教育委員会が現行の地方教育行政法のもとで,議会の同意を得て任命されるという任命制というものがしかれているからこそ,私は直接そういった市民参加による教育委員候補者の選考方法についても,これからは少し,どういう形が望ましいかというのはこれからまたいろんな議論になると思いますけれども,そういった方向も考えていくときがきてるのじゃないかなというふうに思っています。このことについても行政内部でもご検討してくださればということを強く要望いたしまして,終わります。 ○議長(小島一也) これをもちまして質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本件につきましては,直ちに起立により採決をいたしたいと思いますが,ご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小島一也) ご異議ないものと認めます。よって,議案第57号を起立により採決をいたします。  お諮りいたします。ただいまの議案第57号につきましては,これに同意することに賛成の議員の起立を求めます。    〔局長「総員起立」と報告〕 ○議長(小島一也) 総員起立であります。よって,本件につきましては,これに同意することに決定いたしました。           ――――****―――― ○議長(小島一也) 次に, △日程第6の意見書案及び決議案を議題といたします。  まず,意見書案第3号,川崎市北部への養護学校新設に関する意見書及び意見書案第4号,保育制度の拡充を求める意見書の2件についてであります。
            ………………………………………… 意見書案第3号       川崎市北部への養護学校新設に関する意見書  川崎市は,これまで市立養護学校の校舎改築,障害児学級の増設など,障害児の教育環境の改善に努力してきたところである。  しかしながら,県教育委員会による「養護学校再編整備委員会」の報告書でも明らかにされているように,本市北部は養護学校のブランクエリアであり,北部在住の障害児は,中南部に偏在する養護学校への長時間通学を強いられ,特に,医療的ケアを要する子どもたちには生命にかかわる重大な問題となっている。  よって県当局におかれては,新総合計画に本市北部に高等部を持つ養護学校の新設を盛り込み,早急に措置されるよう強く要望するものである。  以上,地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。    年  月  日                         議会議長名  神奈川県知事 あて         ………………………………………… 意見書案第4号          保育制度の拡充を求める意見書  保育制度は,子育てを支援する施策の一つとして大きな役割を果たしてきたが,少子社会における女性の社会進出や就労形態の多様化が進む中で,新たな保育サービスの実施など制度の拡充が求められている。  しかしながら,現行の保育制度は,国の保育所職員配置基準や措置費等が保育実態とかけ離れているため,安定した保育事業の推進に重大な影響を及ぼし,地方自治体の財政負担や保護者負担を大きくしており,一時的保育や延長保育等の多様な保育ニーズにも十分対応できていないのが現状である。  よって政府におかれては,このような状況を十分認識され,子どもたちが健やかに成長する環境づくりの一環として,健全な保育所運営及び保育サービスの充実並びに保護者負担の軽減などを図るため,保育制度を一層拡充するよう強く要望するものである。  以上,地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。    年  月  日                         議会議長名  内閣総理大臣  大蔵大臣   あて  厚生大臣    自治大臣           ………………………………………… ○議長(小島一也) お諮りいたします。ただいまの意見書案2件につきましてはいずれも各派共同提案でありますので,書記朗読等を省略し,直ちに起立により一括採決をいたしたいと思いますが,ご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小島一也) ご異議ないものと認めます。よって,そのように決定いたしました。  お諮りいたします。ただいまの意見書案2件につきましては,いずれもこれを原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。    〔局長「総員起立」と報告〕 ○議長(小島一也) 総員起立であります。よって,意見書案第3号及び意見書案第4号につきましては,いずれも原案のとおり可決されました。  なお,ただいま議決をされました意見書の取り扱いにつきましては,本職にご一任を願います。         ―――――――――――――――― ○議長(小島一也) 次に決議案第1号,神奈川県内広域水道企業団の相互融通水量を継続し,さらに増量を求める決議についてであります。         ………………………………………… 決議案第1号     神奈川県内広域水道企業団の相互融通水量を継続し,     さらに増量を求める決議案の提出について  上記の決議案を別紙のとおり,川崎市議会会議規則第13条の規定により提出いたします。  平成8年3月21日 川崎市議会議長  小 島 一 也 様          提出者  川崎市議会議員  稲 本   隆                  〃     徳 竹 喜 義                  〃     宮 崎 光 雄                  〃     飯 塚 双 葉                  〃     市 古 映 美                  〃     宮 原 春 夫                  〃     竹 間 幸 一                  〃     市 村 護 郎               川崎市議会議員  鈴 木   叡         …………………………………………     神奈川県内広域水道企業団の相互融通水量を継続し,     さらに増量を求める決議  現在,宮ケ瀬ダムへの貯水が進められ,相模大堰からの通水は1998年3月末から開始される予定であるが,この宮ケ瀬通水の開始とともに企業団は相互融通水量を廃止する意向である。  相互融通水量の廃止は,過大な余裕水を持つ本市水道会計を圧迫し,新たな水道料金の値上げ等による市民への負担を強いることにつながることが強く懸念される。  1994年5月2日に提出された川崎市専門委員の答申「川崎市水道事業並びに工業用水道事業の経営の在り方については」は,川崎市は「余裕水量が過大となっている。この余裕水量の維持は,市民に一定の負担を強いることになるから,その軽減策として,積極的な余裕水の有効利用に努力すべきである。」,また「市の財政負担の軽減に向けて,企業団の今後の経営の在り方や余裕水量の共有化を含めた受水費負担の在り方についても,企業団とその構成団体に対して働きかけを行うべきである。」と提言している。  この提言からも明らかなように,本市の過大な余裕水を解消し,同時に企業団構成団体の水の安定供給を図っていくための重要な方策として,企業団が現在実施している相互融通水量を継続し,さらに増量することが極めて有効な措置である。  よって本市議会は,市民負担の軽減を図り本市水道事業経営の健全化を図る観点から,本市の余裕水を企業団の相互融通水量として継続し,さらに増量を図っていくためにあらゆる努力を尽くすものである。  以上,決議する。    年  月  日                          川崎市議会         ………………………………………… ○議長(小島一也) 本件は,稲本隆議員外8名の議員から提案されたものであります。提案理由の説明を求めます。33番,宮原春夫議員。    〔宮原春夫登壇,拍手〕 ◎33番(宮原春夫) 私は日本共産党を代表して,神奈川県内広域水道企業団の相互融通水量を継続し,さらに増量を求めることに関する決議案について説明いたします。  今日の本市水道事業財政を圧迫している最大の問題は,川崎市専門委員の答申にもあるように,余裕水の存在であります。現在,企業団共有水量日量5万トンを含め,9万9,520トンが相互融通水量として受水費基本料金の軽減措置が取られておりますが,この措置も宮ヶ瀬ダムからの通水が始まるまでとされております。相互融通水が廃止されると,日量9万9,520トンの本市の基本料金負担は,年間約25億円ふえ,さらに企業団受水量の大幅な引き上げが加わり,水道料金大幅値上げに直結することは必至であります。本市の過大な余裕水を解消し,同時に企業団構成団体の水の安定供給を図っていくための重要な方策として,現在,企業団が実施している相互融通水量を継続し,さらに増量することが極めて有効な措置として,早急な実施が求められております。市民負担の軽減を図り,健全な水道財政確立と水の安定供給のため,あらゆる努力を尽くす本議会の意思をあらわすために,本決議案に賛同していただけますよう心からお訴えをし,提案説明とさせていただきます。(拍手) ○議長(小島一也) 提案者の説明は終わりました。  お諮りいたします。ただいまの決議案につきましては,直ちに起立により採決をいたしたいと思いますが,ご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小島一也) ご異議ないものと認めます。よって,決議案第1号を起立により採決をいたします。  お諮りいたします。ただいまの決議案を原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。    〔局長「起立少数」と報告〕 ○議長(小島一也) 起立少数であります。よって,決議案第1号は否決されました。           ――――****――――    〔徳竹喜義,小島恵一,深瀬浩由,野村敏行退席〕 ○議長(小島一也) 次に, △日程第7の川崎市農業委員会委員の推薦についてを議題といたします。  本件につきましては,尾畑悦子議員,伊藤弘議員,長瀬政義議員,渡辺好雄議員から,3月31日付をもちまして川崎市農業委員会委員を辞任したい旨の申し出がありましたので,これに伴う後任の補充推薦を行うものであります。  お諮りいたします。本件につきましては,本職から4名の議員をご指名いたしたいと思いますが,ご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小島一也) ご異議ないものと認めます。よって,本職からご指名を申し上げます。  川崎市農業委員会委員に,徳竹喜義議員,小島恵一議員,深瀬浩由議員,野村敏行議員の4名の議員をご指名いたします。  お諮りいたします。ただいまのご指名にご異議ありませんか。
       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小島一也) ご異議ないものと認めます。よって,農業委員会等に関する法律第12条第2号の規定による川崎市農業委員会委員には,ただいまの4名の議員を推薦することに決定いたしました。    〔徳竹喜義,小島恵一,深瀬浩由,野村敏行着席〕         …………………………………………         川崎市農業委員会委員推薦者名簿                      (議席順)         ┌──────────┬─────────┐         │  氏   名   │ 会派名     │         ├──────────┼─────────┤         │ 徳 竹 喜 義  │ 共産党     │         ├──────────┼─────────┤         │ 小 島 恵 一  │ 社民党     │         ├──────────┼─────────┤         │ 深 瀬 浩 由  │ 公 明     │         ├──────────┼─────────┤         │ 野 村 敏 行  │ 自民党     │         └──────────┴─────────┘           ――――****―――― ○議長(小島一也) 次に, △日程第8の常任委員会委員の所属変更についてを議題といたします。  本件につきましては,お手元に印刷配付してあります常任委員会委員所属変更申し出一覧表のとおり,来る4月1日付をもちまして常任委員会委員の所属を変更したい旨の申し出がありました。  お諮りいたします。ただいまの申し出一覧表のとおり,4月1日付をもちまして常任委員会委員の所属を変更することにいたしたいと思いますが,ご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小島一也) ご異議ないものと認めます。よって,そのように決定いたしました。         …………………………………………        常任委員会委員所属変更申し出一覧表                       平成8年4月1日  ┌──────┬─────────────────────────┐  │委員会名  │   委   員   名  ( 議 席 順 )  │  ├──────┼─────────────────────────┤  │      │○徳竹喜義  山田賀世 ○佐藤洋子  嶋崎嘉夫  │  │第1委員会 │○平子瀧夫  森 宏一 ○竹間幸一  立野千秋  │  │ (14名) │ 雨笠裕治  矢沢博孝  高  巖  増子利夫  │  │      │ 松島輝雄  市川代三郎             │  ├──────┼─────────────────────────┤  │第2委員会 │○飯塚正良 ○吉沢酉友  後藤晶一  笠原勝利  │  │ (12名) │○宮原春夫  小川秀明  柏木雅章  原 修一  │  │      │ 小泉昭男  渡辺好雄  深瀬浩由  宮田良辰  │  ├──────┼─────────────────────────┤  │      │ 稲本 隆  岩崎善幸  尾畑悦子  中川 啓  │  │第3委員会 │ 井田 肇 ○市古映美 ○玉井信重  佐藤 忠  │  │ (13名) │ 長瀬政義  志村 勝  潮田智信 ○小島一也  │  │      │ 小俣 博                    │  ├──────┼─────────────────────────┤  │      │ 宮崎光雄  伊藤 弘  佐藤光一  鏑木茂哉  │  │第4委員会 │ 菅原敬子 ○本間悦雄 ○猪股美恵  大場正信  │  │ (13名) │ 中尾治夫  鈴木 叡  小島恵一  近藤正美  │  │      │ 野村敏行                    │  ├──────┼─────────────────────────┤  │第5委員会 │ 飯塚双葉  小林貴美子 千葉美佐子 増渕榮一  │  │ (12名) │○坂本 茂  上原國男  青山仁三  栄居義則  │  │      │○市村護郎  水科宗一郎 佐藤忠次  大島 保  │  └──────┴─────────────────────────┘   ○は引き続き在任         ………………………………………… ○議長(小島一也) なお,ただいまの常任委員会委員の所属変更に伴いまして,正副委員長の互選等の議事を行うために各常任委員会を来る4月1日午前10時から開会いたしますので,ご出席くださいますようお願いを申し上げます。         ………………………………………… ○議長(小島一也) 次に, △日程第9の請願・陳情を議題といたします。  去る2月27日以降,3月22日までに受理いたしました請願,陳情は,お手元に印刷配付してあります請願陳情文書表のとおりであります。         …………………………………………      請  願  文  書  表 ┌──────┬─────┬─────┬──────────────┬───┐ │ 件  名 │請願提出者│紹介議員 │   要       旨  │付託 │ │      │     │     │              │委員会│ ├──────┴─────┴─────┴──────────────┴───┤ │受理No66                                 │ │受理年月日 8.3.7                             │ ├──────┬─────┬─────┬──────────────┬───┤ │宮前区鷲ヶ峰│宮前区  │中尾治夫 │ 鷲ヶ峰西住宅の建設に伴い公│   │ │西住宅隣接の│菅生ヶ丘自│宮崎光雄 │益用地が用意されていますが,│   │ │公益用地の利│治会   │尾畑悦子 │その利用方法について具体的な│第3 │ │用に関する請│ほか   │大場正信 │提案がありません。     │委員会│ │願     │ 1,327名 │中川 啓 │ 私達は,災害備蓄倉庫を兼ね│   │ │      │     │     │た総合自治会館的用途を備えた│   │ │      │     │     │施設を希望しております。  │   │ ├──────┴─────┴─────┴──────────────┴───┤ │受理No67                                 │ │受理年月日 8.3.7                             │ ├──────┬─────┬─────┬──────────────┬───┤ │高津区北見方│高津区  │大島 保 │ 建替計画の建設業者が建設用│   │ │地内15階建2│川崎市北見│大場正信 │の工事道路に利用を計画してい│   │ │棟の「北見方│方高層共同│徳竹喜義 │る幅員4.4mの一方通行路「二 │   │ │共同住宅ビル│ビル建設反│佐藤洋子 │子千年線」は,生活道路であり│第4 │ │建替計画」に│対住民の会│近藤正美 │,交通渋滞と混乱の原因となり│委員会│ │関して「二子│ほか461名 │佐藤 忠 │ますので,一方通行の規制を解│   │ │千年線」の一│     │伊藤 弘 │除すべきではありません。  │   │ │方通行の規制│     │     │ 工事車輛の逆行の「使用許可│   │ │を解除しない│     │     │」を禁止する措置を請願いたし│   │ │ことを求める│     │     │ます。           │   │ │ことに関する│     │     │              │   │ │請願    │     │     │              │   │ ├──────┴─────┴─────┴──────────────┴───┤ │受理No68                                 │ │受理年月日 8.3.8                             │
    ├──────┬─────┬─────┬──────────────┬───┤ │川崎愛泉ホー│川崎区  │矢沢博孝 │ 田島地区にある地域福祉施設│   │ │ム存続に関す│田島地区町│栄居義則 │「神奈川県川崎愛泉ホーム」に│   │ │る請願   │内会連合会│大場正信 │ついては,市の施策の一部とし│第3 │ │      │ほか23団体│近藤正美 │て,その機能を存続させ,充実│委員会│ │      │ 18,123名│増渕榮一 │を図られるよう請願いたします│   │ │      │     │竹間幸一 │。             │   │ │      │     │猪股美恵 │              │   │ ├──────┴─────┴─────┴──────────────┴───┤ │受理No69                                 │ │受理年月日 8.3.14                            │ ├──────┬─────┬─────┬──────────────┬───┤ │久地斜面の宅│高津区  │佐藤 忠 │1 事業主より申請された宅地│   │ │地開発事業計│津田山の自│後藤晶一 │ 開発事業計画は川崎市環境基│   │ │画の中止と緑│然を守る会│竹間幸一 │ 本計画に定めた斜面緑地の保│   │ │地保全に関す│ほか   │雨笠裕治 │ 全に反するものである。  │第2 │ │る請願   │ 1,515名 │森 宏一 │2 この計画は大規模開発によ│委員会│ │      │     │千葉美佐子│ る環境アセスメントを逃れる│   │ │      │     │中尾治夫 │ 便法を用いていると思われる│   │ │      │     │     │ 。            │   │ │      │     │     │3 高津区の貴重な環境資源で│   │ │      │     │     │ ある斜面緑地を守り災害を防│   │ │      │     │     │ 止するためにも,ふれあいの│   │ │      │     │     │ 森として川崎市での管理運営│   │ │      │     │     │ を行う方策を講ずることを請│   │ │      │     │     │ 願します。        │   │ ├──────┴─────┴─────┴──────────────┴───┤ │受理No70                                 │ │受理年月日 8.3.19                            │ ├──────┬─────┬─────┬──────────────┬───┤ │南河原中学校│幸区在住者│矢沢博孝 │ 南河原中学校は市街地の中に│   │ │への空調施設│ほか   │千葉美佐子│位置し,狭い校地の中に校舎が│   │ │の早期設置を│ 5,724名 │宮原春夫 │建てられているため中廊下の構│第1 │ │求めることに│     │菅原敬子 │造で,通気性の良くない校舎と│委員会│ │関する請願 │     │大場正信 │なっています。       │   │ │      │     │近藤正美 │ そのため夏期には室内に熱気│   │ │      │     │吉沢酉友 │がこもり,生徒の学習や教職員│   │ │      │     │中川 啓 │の執務の条件が耐え難いものと│   │ │      │     │     │なっているので,教室及び管理│   │ │      │     │     │諸室へのエアコンの設置を早期│   │ │      │     │     │に実現してください。    │   │ ├──────┴─────┴─────┴──────────────┴───┤ │受理No71                                 │ │受理年月日 8.3.19                            │ ├──────┬─────┬─────┬──────────────┬───┤ │早野聖地公園│麻生区  │中尾治夫 │ 今後予定されている芝生墓所│   │ │の芝生墓所に│川崎石心会│玉井信重 │は画一的な様式で,宗教,故人│   │ │おける墓石規│ほか   │後藤晶一 │の意思を表現することが難しい│第2 │ │格変更を求め│ 1,563名 │潮田智信 │という問題が生じますので,墓│委員会│ │ることに関す│     │伊藤 弘 │所形式を変更し市民の創造性を│   │ │る請願   │     │猪股美恵 │尊重できるような余地を造って│   │ │      │     │稲本 隆 │ください。また,市側は納骨堂│   │ │      │     │     │のみを設置し,市民が規格内で│   │ │      │     │     │自由な洋型墓石を建立できるよ│   │ │      │     │     │うにしてください。     │   │ ├──────┴─────┴─────┴──────────────┴───┤ │受理No72                                 │ │受理年月日 8.3.21                            │ ├──────┬─────┬─────┬──────────────┬───┤ │資源物の分別│多摩区在住│矢沢博孝 │ 私たちは,資源物の袋による│   │ │収集方法に関│者    │玉井信重 │混合収集はたとえ効率的であっ│   │ │する請願  │ほか14団体│本間悦雄 │ても望ましいものでないと考え│   │ │      │     │佐藤忠次 │ますので,資源物は品目毎のは│第5 │ │      │     │森 宏一 │だか排出による容器収集を行い│委員会│ │      │     │稲本 隆 │,新しいリサイクルセンター建│   │ │      │     │猪股美恵 │設にあたっては,これに適した│   │ │      │     │吉沢酉友 │設備とすること。また,今後の│   │ │      │     │     │資源物収集方法に関しては市民│   │ │      │     │     │を含めた検討機関を設けること│   │ │      │     │     │を請願いたします。     │   │ ├──────┴─────┴─────┴──────────────┴───┤ │受理No73                                 │ │受理年月日 8.3.21                            │ ├──────┬─────┬─────┬──────────────┬───┤ │川崎市の自己│宮前区  │潮田智信 │ 川崎市の水道水源としての独│   │ │水源の確保と│高津センタ│玉井信重 │自水源(地下水と多摩川伏流水│   │ │防災に強いま│ー「水環境│上原國男 │)を保全するために,地下水保│   │ │ちづくりを進│アクション│平子瀧夫 │全計画を早期に策定してくださ│第2 │ │めるために,│実行委員会│伊藤 弘 │い。            │委員会│ │地下水の保全│」    │徳竹喜義 │1 地下水に,水質汚染物資が│   │ │と利用ならび│ほか   │吉沢酉友 │ 漏出しないよう規制してくだ│   │ │に雨水利用の│ 10.201名│佐藤洋子 │ さい。          │   │ │政策を求める│     │     │2 地下水の涵養と河川の氾濫│   │ │ことに関する│     │     │ 防止のため,雨水の地下への│   │ │請願    │     │     │ 浸透を高めてください。  │   │ │      │     │     │3 地域住民の避難所に雨水貯│   │ │      │     │     │ 水施設を整備し市内全域に雨│   │ │      │     │     │ 水貯留槽を設置してください│   │ │      │     │     │ 。            │   │ ├──────┴─────┴─────┴──────────────┴───┤ │受理No74                                 │ │受理年月日 8.3.21                            │ ├──────┬─────┬─────┬──────────────┬───┤ │多摩区の仮総│多摩区在住│本間悦雄 │ 現在の多摩区の仮総合庁舎が│   │ │合庁舎跡地を│者    │近藤正美 │来年移転するにあたり,現在使│   │ │公共施設用地│     │吉沢酉友 │用している土地を市が買い上げ│第3 │ │として確保す│     │宮原春夫 │て公共施設の用地として確保し│委員会│ │ることに関す│     │大島 保 │,北部市民病院等を建てていた│   │ │る請願   │     │増渕榮一 │だきたく請願します。    │   │ │      │     │栄居義則 │              │   │
    │      │     │猪股美恵 │              │   │ ├──────┴─────┴─────┴──────────────┴───┤ │受理No75                                 │ │受理年月日 8.3.21                            │ ├──────┬─────┬─────┬──────────────┬───┤ │新都心の緑の│麻生区在住│中尾治夫 │ 新百合ヶ丘駅北側に「万福寺│   │ │シンボル「万│者    │栄居義則 │の森」があり,この森は多摩丘│   │ │福寺の森」を│ほか   │佐藤洋子 │陵の開発が続く中で川崎市に残│   │ │自然と歴史を│ 1,736名 │森 宏一 │された最後の自然の森となって│   │ │生かした「市│     │本間悦雄 │しまいました。私たちはわずか│第2 │ │民の森」とす│     │稲本 隆 │に残された貴重な万福寺の緑と│委員会│ │ることに関す│     │雨笠裕治 │そこに生息する動植物との共生│   │ │る請願   │     │     │を願って,「万福寺の森」を「│   │ │      │     │     │市民の森」として保存し,緑豊│   │ │      │     │     │かな街づくりをしていただきた│   │ │      │     │     │く請願します。       │   │ ├──────┴─────┴─────┴──────────────┴───┤ │受理No76                                 │ │受理年月日 8.3.22                            │ ├──────┬─────┬─────┬──────────────┬───┤ │久末,城法谷│高津区在住│近藤正美 │ 久末城法谷の自然豊かな谷戸│   │ │の自然と蟹ヶ│者    │中尾治夫 │が残土で埋め立てられマンショ│   │ │谷通信隊地下│ほか951名 │佐藤 忠 │ンが建設されようとしています│   │ │壕の保存に関│     │尾畑悦子 │が,この場所は,貴重な「戦争│第3 │ │する請願  │     │後藤晶一 │遺跡」の一つである海軍東京通│委員会│ │      │     │市村護郎 │信隊蟹ヶ谷分遣隊地下壕です。│   │ │      │     │中川 啓 │ マンション計画をストップさ│   │ │      │     │     │せ,この地下壕を保存の対象と│   │ │      │     │     │して学術調査し,市民が見学で│   │ │      │     │     │きるように整備するとともに,│   │ │      │     │     │歴史と平和教育のための資料館│   │ │      │     │     │を建設してください。また,城│   │ │      │     │     │法谷をふれあいの森として整備│   │ │      │     │     │してください。       │   │ └──────┴─────┴─────┴──────────────┴───┘         …………………………………………           陳  情  文  書  表 ┌──────┬─────┬────────────────────┬───┐ │ 件  名 │陳情提出者│    要          旨    │付託 │ │      │     │                    │委員会│ ├──────┴─────┴────────────────────┴───┤ │受理No126                                 │ │受理年月日 8.3.1                             │ ├──────┬─────┬────────────────────┬───┤ │幸区南加瀬地│幸区在住者│ この度,総7階建ての集合住宅が建築され│   │ │内瓜生集合住│ほか63名 │そうですが,同意時と図面を変更しています│第4 │ │宅新築工事に│     │。それでも2年近く前の同意書は有効なので│委員会│ │関する陳情 │     │しょうか。この近所は2階建てか高くても3│   │ │      │     │階建ての家ばかりです。この地に高層は建た│   │ │      │     │ないことを望みます。          │   │ ├──────┴─────┴────────────────────┴───┤ │受理No127                                 │ │受理年月日 8.3.7                             │ ├──────┬─────┬────────────────────┬───┤ │川崎縦貫道路│幸区   │ 南北縦長の形状を持つ川崎市は,域内を貫│   │ │整備促進に関│(社)神奈│く縦貫道がなく南北流通経路は至る所で分断│   │ │する陳情  │川県トラッ│され随所で交通渋滞を引き起こしています。│第4 │ │      │ク協会  │川崎縦貫道路の建設が推進されるにあたり,│委員会│ │      │川崎支部 │問題点の解決を急ぐためにも,一日も早い完│   │ │      │     │成を要望します。            │   │ ├──────┴─────┴────────────────────┴───┤ │受理No128                                 │ │受理年月日 8.3.8                             │ ├──────┬─────┬────────────────────┬───┤ │公営住宅の拡│中原区  │ 住宅宅地政策審議会が昨年6月に建設大臣│   │ │充と住宅政策│木月住吉団│に提出した答申に基づいて今後の住宅政策が│第4 │ │に関する意見│地自治会 │策定されますが,公共住宅政策の後退が懸念│委員会│ │書提出を求め│ほか3団体│されます。市民が安心して住み続けられる住│   │ │ることに関す│     │宅を保障できるよう,政府に意見書を提出し│   │ │る陳情   │     │てください。              │   │ │      │     │                    │   │ ├──────┴─────┴────────────────────┴───┤ │受理No129                                 │ │受理年月日 8.3.11                            │ ├──────┬─────┬────────────────────┬───┤ │川崎縦貫道路│川崎区  │ 都市基盤整備の充実をはかるために必要不│   │ │建設促進に関│川崎市公認│可欠である川崎縦貫道路の整備促進を要望し│第4 │ │する陳情  │管工事業協│ます。                 │委員会│ │      │同組合  │                    │   │ ├──────┴─────┴────────────────────┴───┤ │受理No130                                 │ │受理年月日 8.3.12                            │ ├──────┬─────┬────────────────────┬───┤ │川崎縦貫道路│川崎区  │ 川崎縦貫道路の建設は,首都圏都市として│   │ │Ⅱ期工事計画│社団法人川│の機能を備えるためには必要不可欠の事業で│第4 │ │の整備促進に│崎塗装工業│あります。川崎縦貫道路Ⅱ期工事計画を早急│委員会│ │関する陳情 │会    │に諸要件を満たし,遅滞なく整備するよう強│   │ │      │     │く要望いたします。           │   │ ├──────┴─────┴────────────────────┴───┤ │受理No131                                 │ │受理年月日 8.3.14                            │ ├──────┬─────┬────────────────────┬───┤ │多摩区宿河原│多摩区  │ 宿河原の日本板ガラス跡地に区役所機能を│   │ │地内日本板ガ│日本板ガラ│持った公共施設を新設するとともに,次の施│   │ │ラス跡地に公│ス跡地に公│設を合築してください。         │第3 │ │共施設の実現│共施設をつ│①図書館の分室 ②集会場 ③スポーツセン│委員会│ │を求めること│くる市民の│ター ④児童公園と室内遊戯場 ⑤老人いこ│   │ │に関する陳情│会    │いの家 ⑥身障者作業所 ⑦学童保育 ⑧災│   │ │      │ほか   │害用食料備蓄倉庫及び耐震地下貯水槽   │   │ │      │ 2,050名 │                    │   │
    ├──────┴─────┴────────────────────┴───┤ │受理No132                                 │ │受理年月日 8.3.14                            │ ├──────┬─────┬────────────────────┬───┤ │宿河原に特養│多摩区  │ 特別養護老人ホームの入所待機者は多摩区│   │ │ホームの早期│宿河原に特│に189名おり全市的にも急増していると聞い │   │ │実現を求める│養老人ホー│ています。               │第3 │ │ことに関する│ムをつくる│ 宿河原には,特別養護老人ホームの建設用│委員会│ │陳情    │市民の会 │地があるものの放置されています。建設計画│   │ │      │ほか   │を具体化し,一刻も早く建設してください。│   │ │      │ 2,370 名│                    │   │ ├──────┴─────┴────────────────────┴───┤ │受理No133                                 │ │受理年月日 8.3.15                            │ ├──────┬─────┬────────────────────┬───┤ │ごみの減量化│宮前区  │ ごみの減量化と資源化がさらに進められる│   │ │・資源化のた│宮前リサイ│と考えていた矢先,ビン・缶混合収集提案に│第5 │ │めの分別排出│クルをすす│驚きと戸惑いを感じています。      │委員会│ │促進に関する│める会  │ ビン・缶混合収集の見直しと各生活環境事│   │ │陳情    │     │業所ごとに市民とのごみ問題検討機関の設置│   │ │      │     │を検討されるよう陳情します。      │   │ ├──────┴─────┴────────────────────┴───┤ │受理No134                                 │ │受理年月日 8.3.19                            │ ├──────┬─────┬────────────────────┬───┤ │川崎縦貫道路│川崎区  │ 東京湾横断道路も完成間近となり,浮島か│   │ │整備促進に関│社団法人神│らのI期事業は鋭意事業が進められているが│   │ │する陳情  │奈川県宅地│,Ⅱ期計画については目立った進展が見られ│第4 │ │      │建物取引業│ません。                │委員会│ │      │協会   │ 川崎縦貫道路Ⅱ期についても,その整備の│   │ │      │     │促進を強く要望します。         │   │ ├──────┴─────┴────────────────────┴───┤ │受理No135                                 │ │受理年月日 8.3.21                            │ ├──────┬─────┬────────────────────┬───┤ │高津区梶ヶ谷│高津区在住│ 梶ヶ谷に所在する3階建リクルート男子寮│   │ │地内に建築予│者    │を解体し,5階建マンション新築工事の計画│   │ │定のマンショ│ ほか36名│を知りました。この計画では,北側住民の日│第4 │ │ン北側に住む│     │照権を奪うことになりますので,5階建を中│委員会│ │住民の日照保│     │止するか3階建以下にするようご指示方お願│   │ │全に関する陳│     │いします。               │   │ │情     │     │                    │   │ ├──────┴─────┴────────────────────┴───┤ │受理No136                                 │ │受理年月日 8.3.21                            │ ├──────┬─────┬────────────────────┬───┤ │多摩区西生田│多摩区  │ 当該地はこの地区で残された唯一のまとま│   │ │4丁目地内用│震災から生│った空き地であり,以下のことを陳情します│   │ │地を防災を目│命を守る会│。                   │   │ │的とした空き│ほか736名 │1 現地及び周辺を調査し防災計画を確立す│   │ │地及び緑地と│     │ る。                 │第4 │ │して保全する│     │2 地権者と話し合い,当地を有益な空き地│委員会│ │ことに関する│     │ ・緑地として保全等をする。      │   │ │陳情    │     │                    │   │ ├──────┴─────┴────────────────────┴───┤ │受理No137                                 │ │受理年月日 8.3.21                            │ ├──────┬─────┬────────────────────┬───┤ │(仮称)元住│中原区在住│ 木月住吉町に新築予定中のマンションに関│   │ │吉東パーク・│者    │し,建物が及ぼす周辺住民の環境劣悪化を防│   │ │ホームズ新築│ ほか89名│止し,共に気持ちよく暮らせる街づくりを目│   │ │計画に伴う周│     │指すこと。および,建築業者を強く指導する│第4 │ │辺住民に及ぶ│     │ことを陳情します。           │委員会│ │弊害に関する│     │                    │   │ │陳情    │     │                    │   │ ├──────┴─────┴────────────────────┴───┤ │受理No138                                 │ │受理年月日 8.3.21                            │ ├──────┬─────┬────────────────────┬───┤ │麻生区新百合│麻生区  │ この建設計画の内容・建設手続には多大な│   │ │ヶ丘駅南側に│百合ヶ丘勧│問題点があり,このまま実施された場合,地│   │ │計画中のニチ│交会   │域の環境,経済,市民生活に深刻な悪影響が│第4 │ │イ並びに十字│ ほか19名│及ぶこと必至です。私たちの疑問の解明とと│委員会│ │屋,ホテルの│     │もに,その見直しをご指示いただきたく陳情│   │ │建設計画に関│     │します。                │   │ │する陳情  │     │                    │   │ ├──────┴─────┴────────────────────┴───┤ │受理No139                                 │ │受理年月日 8.3.21                            │ ├──────┬─────┬────────────────────┬───┤ │新百合ヶ丘南│麻生区  │ 新百合ヶ丘駅周辺の上屋建設については事│   │ │口の大手スー│新百合ヶ丘│業者のみならず地域住民の大きな期待がかか│   │ │パー「ニチイ│駅周辺の街│っており,無関心ではいられません。ところ│   │ │」などを核と│づくりを考│が,今回の出店においては計画変更であり,│第4 │ │した商業集積│える市民の│環境アセスメントは実施しないとのことです│委員会│ │施設建設に伴│会    │が,市民ニーズに答えた施設なのか,地域生│   │ │う環境保全の│     │活環境に与える影響に不安がないのか,環境│   │ │為の環境影響│     │影響評価条例に拘らない「地域生活環境影響│   │ │評価条例に拘│     │評価の調査」を至急実施することを陳情しま│   │ │らない「地域│     │す。                  │   │ │生活環境影響│     │                    │   │ │評価の調査」│     │                    │   │ │実施に関する│     │                    │   │ │陳情    │     │                    │   │ ├──────┴─────┴────────────────────┴───┤ │受理No140                                 │ │受理年月日 8.3.22                            │ ├──────┬─────┬────────────────────┬───┤ │資源循環社会│幸区   │ 陳情第133号と同趣旨。         │   │ │に向けた廃棄│幸・リサイ│                    │第5 │
    │物行政に関す│クルをすす│                    │委員会│ │る陳情   │める会  │                    │   │ ├──────┴─────┴────────────────────┴───┤ │受理No141                                 │ │受理年月日 8.3.22                            │ ├──────┬─────┬────────────────────┬───┤ │久末西地域の│高津区  │ 久末西地域の交通安全対策のため下記事項│   │ │交通安全対策│久末を安全│を陳情します。             │   │ │を求めること│で住みよい│1 市バス「県営久末」バス停留所の安全 │   │ │に関する陳情│町にする会│ 確保のため,横浜市側に歩道の設置。(安│   │ │      │ほか690名 │ 全地帯)               │第3 │ │      │     │2 県営久末バス停の存在を判りやすくする│委員会│ │      │     │ 標識の設置。             │   │ │      │     │3 久末ストア横の十字路に信号の設置。 │   │ │      │     │4 県営久末バス停付近,505番地坂上に信 │   │ │      │     │ 号機の設置。             │   │ │      │     │5 トーシンビル前十字路に信号機と横断歩│   │ │      │     │ 道の設置。              │   │ ├──────┴─────┴────────────────────┴───┤ │受理No142                                 │ │受理年月日 8.3.22                            │ ├──────┬─────┬────────────────────┬───┤ │多摩区宿河原│多摩区在住│ 宿河原2丁目に建設計画中の(仮称)向ヶ│   │ │2丁目地内(│者    │丘遊園マンション新築工事に関して,工事協│第4 │ │仮称)向ヶ丘│ほか394名 │定が締結されるまで,市当局は建築確認など│委員会│ │遊園マンショ│     │の手続を保管されますよう指導してください│   │ │ンの新築工事│     │。                   │   │ │に関する陳情│     │                    │   │ ├──────┴─────┴────────────────────┴───┤ │受理No143                                 │ │受理年月日 8.3.22                            │ ├──────┬─────┬────────────────────┬───┤ │川崎縦貫道路│川崎区  │陳情第134号と同趣旨           │   │ │Ⅱ期建設事業│川崎市環境│                    │第4 │ │促進に関する│整備事業協│                    │委員会│ │陳情    │同組合  │                    │   │ └──────┴─────┴────────────────────┴───┘         ………………………………………… ○議長(小島一也) お諮りいたします。ただいまの請願,陳情につきましては,文書表のとおり,それぞれの常任委員会に付託の上,議会閉会中の継続審査とすることにいたしたいと思いますが,ご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小島一也) ご異議ないものと認めます。よって,そのように決定いたしました。           ――――****―――― ○議長(小島一也) 次に, △日程第10の閉会中の継続審査及び調査についてを議題といたします。常任委員会及び議会運営委員会の委員長から,お手元に印刷配付してあります申し出一覧表のとおり,閉会中の継続審査及び調査の申し出がありました。  …………………………………………        閉会中の継続審査及び調査申し出一覧表                        平成8年3月26日  ┌───────────────────────────────┐  │《第 1 委 員 会》                    │  │ 請願第6号,21号,59号                   │  │ 陳情第6号,7号,8号,11号,14号,15号,16号,17号,18号,│  │    19号,20号,36号,37号,38号,40号,41号,42号,46号, │  │    47号,50号,62号,77号,88号,91号,92号       │  │ 総務局,企画財政局,教育委員会及びその他の行政について   │  ├───────────────────────────────┤  │《第 2 委 員 会》                    │  │ 請願第11号,12号                      │  │ 陳情第2号,43号,45号,67号,81号             │  │ 経済局,環境保全局,港湾局及び消防局の行政について     │  ├───────────────────────────────┤  │《第 3 委 員 会》                    │  │ 請願第16号,22号,29号,32号,58号             │  │ 陳情第9号,25号,27号,66号,71号,80号,87号       │  │ 市民局,衛生局及び民生局の行政について           │  ├───────────────────────────────┤  │《第 4 委 員 会》                    │  │ 請願第2号,4号,9号,10号,13号,14号,15号,18号,20号, │  │    25号,27号,33号,34号,35号,41号,42号,43号,44号, │  │    45号,46号,47号,48号,49号,50号,51号,52号,53号, │  │    54号,57号                      │  │ 陳情第10号,12号,21号,22号,31号,32号,33号,52号,65号, │  │    70号,74号,76号,78号,79号,82号,83号,86号,89号, │  │    94号,95号,96号                   │  │ 都市整備局,土木局及び建築局の行政について         │  ├───────────────────────────────┤  │《第 5 委 員 会》                    │  │ 請願第8号,22号,30号                   │  │ 陳情第28号,29号,30号,33号,34号,35号,49号,72号,73号, │  │    75号                         │  │ 生活環境局,下水道局,水道局及び交通局の行政について    │  ├───────────────────────────────┤  │《議会運営委員会》                      │  │ 議会の運営に関する事項                   │  │ 議会の会議規則,委員会に関する条例等に関する事項      │  │ 議長の諮問に関する事項                   │  └───────────────────────────────┘         ………………………………………… ○議長(小島一也) お諮りいたします。本件につきましては,ただいまの申し出のとおり決することにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小島一也) ご異議ないものと認めます。よって,そのように決定いたしました。           ――――****―――― ○議長(小島一也) 以上で,今期定例会の日程はすべて終了いたしました。  この際,市長から発言を求められておりますので,お願いをいたします。市長。    〔市長 髙橋 清登壇〕 ◎市長(髙橋清) 大変お疲れのことと存じますが,お許しをいただきましたので,本定例会の終わりに当たりまして,一言お礼のごあいさつを申し上げたいと存じます。  議員の皆様におかれましては,開会以来1月余りにわたり,本市の諸施策につきましてご熱心にご審議,ご討議いただきまして,まことにありがとうございました。心から敬意と感謝を申し上げたいと存じます。  本議会の冒頭にも申し上げたところでございますが,低成長時代の到来と財政構造の変化など,本市を取り巻く環境は急激に変貌してきており,多様化する市民のニーズに十分こたえられる,分権の時代にふさわしい行財政システムの構築が急がれております。  本議会で皆様方からいただきましたご意見,ご提言を貴重な糧として,市政運営に当たり,広く市民,企業の皆さんのご協力をいただきながら,改革と発信に向けた確かな一歩を踏み出してまいりたいと思います。今後とも引き続き議員の皆様方の一層のご指導とご鞭撻を心からお願い申し上げ,一言お礼のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。
    ○議長(小島一也) お諮りいたします。これをもちまして本定例会を閉会したいと思いますが,ご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小島一也) ご異議ないものと認めます。よって,平成8年第1回川崎市議会定例会は,これをもちまして閉会することに決定いたしました。           ――――****―――― ○議長(小島一也) 長い間ご苦労さまでございました。閉会いたします。             午後0時49分閉会...