滝沢市議会 > 2021-06-22 >
06月22日-一般質問-03号

ツイート シェア
  1. 滝沢市議会 2021-06-22
    06月22日-一般質問-03号


    取得元: 滝沢市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-21
    令和 3年  6月 定例会令和3年6月22日令和3年滝沢市議会定例会6月会議会議録令和3年6月22日令和3年滝沢市議会定例会6月会議が滝沢市役所に招集された。出席議員は次のとおりである。   1番  奥  津  一  俊  君    2番  菅  野  福  雄  君   3番  佐  藤  澄  子  君    4番  日  向  裕  子  君   6番  遠  藤  秀  鬼  君    7番  川  口  清  之  君   8番  仲  田  孝  行  君    9番  小 田 島  清  美  君  10番  井  上     仁  君   11番  松  村     一  君  12番  齋  藤     明  君   13番  長  内  信  平  君  14番  柳  橋  好  子  君   15番  山  谷     仁  君  16番  相  原  孝  彦  君   17番  稲 荷 場     裕  君  18番  角  掛  邦  彦  君   19番  藤  原     治  君  20番  日  向  清  一  君欠席議員(なし)地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は次のとおりである。       市        長     主  濱     了  君       (上下水道事業管理者)       教    育    長     熊  谷  雅  英  君       副    市    長     三  河  孝  司  君       市 民 環 境 部 長     齋  藤  誠  司  君       健 康 福 祉 部 長     丹  野  宗  浩  君       兼 福 祉 事 務 所 長       経 済 産 業 部 長     長  内  司  善  君       都 市 整 備 部 長     齊  藤  和  博  君       上 下 水 道 部 長     齋  藤  克  也  君       企 画 総 務 部 長     岡  田  洋  一  君       地 域 づくり推進課長     藤  島  洋  介  君       地 域 福 祉 課 長     熊  谷  和  久  君       高 齢 者 支 援 課 長     藤  倉  友  久  君       健 康 推 進 課 長     猿  舘  睦  子  君       健 康 づくり政策課長     正  木     賢  君       保 険 年 金 課 長     田  沼  政  司  君       観 光 物 産 課 長     大  槻  智  康  君       企 業 振 興 課 長     佐 々 木  敬  志  君       農  林  課  長     引  木  光  吉  君       都 市 政 策 課 長     近  藤     整  君       道  路  課  長     及  川  竜  悦  君       総  務  課  長     高  橋  克  周  君       財  務  課  長     滝  田  俊  一  君       教  育  次  長     佐  藤  勝  之  君       教 育 総 務 課 長     久  保  雪  子  君       学 校 教 育 指導課長     内  川  千 亜 希  君       滝 沢 市 上 下水道部     小  林  純  子  君       水 道 総 務 課 長本会議の書記は次のとおりである。       議 会 事 務 局 長     井  上  裕  司       議 事 総 務 課 主 任     畑  村  瞬  也       議 事 総 務 課 主 任     髙  野  愛  代 △開議の宣告 ○議長(日向清一君) ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたします。 直ちに本日の会議を開きます。                                (午前10時00分) △一般質問 ○議長(日向清一君) これより本日の議事日程に入ります。 日程第1、一般質問を行います。 本日は、3名について行います。 一般質問を行うに当たり、議員並びに答弁者各位に申し上げます。滝沢市議会基本条例第12条第3項の規定に基づき、答弁者に反問権の行使及び質問内容の確認を認めますので、発言を求める際には当職より発言の許可を得てください。 初めに、8番仲田孝行君の発言を許可いたします。ご登壇願います。 ◆8番(仲田孝行君) 議長。 ○議長(日向清一君) 8番仲田孝行君。 ◆8番(仲田孝行君) 議席番号8番、日本共産党仲田孝行でございます。 私は、この間のコロナ禍の下、亡くなられた方、ご遺族の皆様に心からの哀悼の意を表するとともに、感染された方々には一刻も早い回復をお祈り申し上げます。また、医療、介護の現場で日々献身的に活動なされている関係者の皆様には、感謝と敬意を表するものであります。 さて、去る16日に国会が閉じられました。新型コロナの蔓延やオリンピックパラリンピックの開催をめぐる対応など、問題を多く残すことから、野党は3か月の会期延長を求めましたが、河井夫妻金権選挙をめぐる追及等を恐れた自民党菅政権は、強引に国会を閉じてしまったのです。さらにあろうことか、政府与党によって、日本を戦前の治安維持法の時代に戻すような違憲立法の土地利用規制法を国会の最終日に強行採決したのです。もともとこの法律は立法事実、すなわち法律をつくる必要性がなく、米軍基地や自衛隊の基地、原子力発電所などの周囲1キロメートル以内の土地の売買を規制するという建前で提出されていますが、1キロメートル以内に住居する住民に対して、日頃の日常活動や思想信条に対しての情報入手の活動ができるような内容になっております。本市で言えば、後や一本木地区の市民が調査の対象になってくるのです。市民と野党の共闘によって、次期総選挙で政権交代を勝ち取り、この悪法を廃案にする法律を成立させなければならないと私たちは考えております。 河井克行元法務大臣は、18日に有罪判決が出て、3年の懲役と130万円の追徴金が科せられましたが、選挙買収の原資となった1億5,000万円の出どころと使い道が明らかになっておりません。安倍前首相と二階幹事長が関わっているとされていますが、この真相解明も求められているのではないでしょうか。 日本共産党は、安倍氏や二階氏の政治責任を明確にすることや真相解明に全力を尽くす決意です。この秋までには総選挙が必ず戦われます。オリンピックパラリンピックを、国民の命のリスクを軽視して強行開催するような自民公明の菅政権に審判を下す絶好のチャンスです。さきの国政補欠選挙や再選挙の3つの選挙で、野党勢力は完全勝利をしました。岩手2区では、候補者はまだ決まっていませんが、今月中に立憲民主党が候補者を決定するという報道もされています。日本共産党は、野党協力の要となって、その勝利のために戦う決意です。東北比例区で初の2議席を確保して、コロナ対策後手後手の菅政権から政権交代を果たすために奮闘する決意を表明して、以下一般質問に入ります。 最初に、国分団地の市道の段差解消板の撤去について伺います。団地内の市道の車道と歩道の段差を解消するための用具が5月に一斉に撤去されています。自宅の駐車場への自家用車の出入りを円滑にするために個々に設置されていたものでしたが、自転車利用者からの苦情で道路課がそれらの撤去を求めたものと聞いております。そこで、以下の4点を質問いたします。 1つ目、どのような経緯で段差解消板の撤去を求めることになったのかを伺います。 2つ目、撤去によって自転車やベビーカーが車道から歩道に乗り入れるときに、段差のために度々危ない思いをしていると聞いています。撤去指導を撤回する考えがあるのか伺います。 3つ目、市道に個人の私物を設置することは違法であることは承知していますが、住民は住宅を購入する際に、歩道との段差解消には解消板を置けば大丈夫と販売業者に言われて購入したと言っています。このような団地開発を認め、市道認定をした当時の道路行政に瑕疵はなかったのか伺います。 4つ目、段差解消のための市道改修工事費用個人負担にするのではなく、全額公費負担とすべきと考えますが、市当局の見解をお伺いいたします。 次に、女子児童・生徒の生理の貧困の解消について伺います。5月28日は、世界月経衛生デーで、生理をめぐる不平等に目を向け、ジェンダー平等を実現していこうと世界各地で取組が進んでいます。多くの地域でオンライン会議が開かれ、コロナ禍でさらなる貧困や格差拡大が進む中で、生理の貧困をなくそうと意見が交わされました。 日本でも多くの自治体が生理用品の無償配布を進める中で、世界月経衛生デーを迎えました。内閣府男女共同参画局は5月28日に、経済的理由生理用品の入手に苦しむ生理の貧困について、地方自治体の取組に関する調査結果を発表しました。それによると、生理用ナプキンなどを配布する自治体が、実施検討中も含めて、全国で255あることが明らかになりました。製品の配布や配置の状況も報告されております。 子供の貧困の実態が明らかになり、また親の無理解等により生理の貧困が進んでいることも明らかになっています。そこで、以下の2点を質問いたします。 1つ目、京都市議会は5月議会で、全小中学校生理用品を無料配布する補正予算が可決されています。神奈川県大和市では、全小中学校女子トイレ生理用品を置くようにしています。本市でもこのような取組が必要と考えますが、所見を伺います。 2つ目、女性の生理をタブー視する固定観念から、女性の尊厳を認めない風潮が日本には残っているのではないかと考えます。保護者への教育も含め、本市の教育上の取組を伺います。 以上です。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(日向清一君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) 仲田孝行議員のご質問にお答えいたします。 初めに、国分団地内市道段差解消板の撤去についてのご質問にお答えいたします。段差解消板の撤去を求めた経緯について、まず申し上げます。市内の市道に設置された段差解消板につきましては、以前から広報、ホームページ等で撤去のお願いをしております。また、現在までその解消には至っていないところであります。国分団地内の市道においても、同様に段差解消板が設置された状況であり、当該道路において路肩の狭い車道を走行していた自転車が段差解消板に乗り上げたことにより、ふらついて自動車と接触しそうになったという事案がありました。 この市道は、路線バスが往来する路線でもあり、自動車及び自転車の交通量も多いことから、自治会と相談し、段差解消板撤去のお願いのチラシを配布することといたしました。結果として皆様のご理解が得られ、撤去に至ったものと認識しております。 次に、自転車やベビーカーの歩道への乗り入れについてでありますが、道路の交差点部につきましては歩道が切り下げられており、ベビーカーでの歩道への乗り入れは可能であると認識しております。また、自転車につきましては、当該歩道自転車歩行者道の指定がなされていないため、自転車に乗って通行する際は歩道へ乗り入れるのではなく、車道の左側を通行することとなります。これらを考えますと、各宅地の段差解消板を撤去することでの自転車やベビーカーの通行への影響は少ないものと考えております。 次に、団地開発当時の道路行政の瑕疵についてでありますが、当該団地は平成元年に開発許可を受けて、平成7年に完成しております。開発協議の際には、岩手県道路管理事務必携の基準に基づき、道路構造全般の指導を行っており、宅地への乗り入れのため段差解消板を設置することについて、特別な協議は行っておりません。 また、現在も歩道のある道路における宅地への乗り入れにつきましては、同基準により歩道の切り下げを行うよう指導しておりますことから考えますと、団地開発当時の指導は適正であったものと認識をしております。 次に、段差解消工事費用全額公費負担についてでありますが、宅地への乗り入れのための歩道の切り下げ工事は、その原因者が負担するというのが原則であります。したがいまして、切り下げに係る工事費の全額を公費負担するということは、公平性の観点からも難しいものと考えております。今後におきましても、道路を利用される方々が安全に通行できるよう、引き続き注意喚起及び啓発等に取り組んでまいります。 ◎教育長(熊谷雅英君) 議長。 ○議長(日向清一君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷雅英君) 私からは、女子児童・生徒の生理の貧困の解消についてのご質問にお答えいたします。 まず、生理用品の配布についてでありますが、生理の貧困が社会の話題になっていることは承知しているところでありますが、市内の小中学校におきましては、生理用品を準備することができない児童生徒はいないものと認識しております。各学校においては、保健室に生理用品を常備しており、忘れてきた子や急に生理になった子に対して配布するなど、適切に対応をしているところであります。 なお、各家庭においては生理への対応の仕方等について話題にしながら、生理用品を適切に準備していることから、生理用品の配布やトイレへの配置につきましては、現時点では考えていないところであります。 次に、生理をタブー視しない教育上の取組についてでありますが、小学校の体育の保健分野では、思春期の体の変化として、初経や精通などについて学習するとともに、中学校の保健体育保健分野では、生殖に関わる機能の成熟と適切な行動等について学習しております。これらの指導に当たっては、発達段階に応じて学校全体で共通理解するとともに、保護者からも協力いただけるよう、性についての学習の前後や行事等の際に家庭への情報発信をしているところであります。 具体的な内容につきましては、月経の仕組みや受精と妊娠、新しい命の誕生や思春期の不安や悩みの解消法などを取り上げており、これらについて男女が一緒に学習することにより、異性を尊重し、お互いを大切にする態度を育むこととしております。このような指導を通して、子供たちが生理について話題にすることを避けることなく、互いに異性として尊重し合うことにつながっていくものと考えております。 ◆8番(仲田孝行君) 議長。 ○議長(日向清一君) 8番仲田孝行君。 ◆8番(仲田孝行君) まず、国分団地段差解消板についてなのですけれども、答弁によれば、以前から広報とかホームページ段差解消板の撤去をお願いしているということなのですけれども、私が知る範囲で、よく読み込んでいないのかもしれませんが、降雪時、除雪のときには段差解消板を撤去してくださいと、除雪の邪魔になりますからというのは何度か読んだことありますけれども、この掲載頻度というのはどのくらいだったのでしょうか。 ◎都市整備部長齊藤和博君) 議長。 ○議長(日向清一君) 齊藤都市整備部長。 ◎都市整備部長齊藤和博君) 今議員お話しのとおり、除雪の際は特にも除雪の支障になりますので、毎回お知らせをしているところはそのとおりでございます。 そのほか広報紙で、直近ですと2019年、元年の10月号におきまして、撤去につきまして依頼をしているというところでございます。頻度というところで、年何回という計画性を持ってやっているところではございませんが、都度、都度広報等を使いながら、お願いをしているところでございます。そのほかホームページのほうには、以前より通じまして、撤去についての掲載をさせていただいているところでございます。
    ◆8番(仲田孝行君) 議長。 ○議長(日向清一君) 8番仲田孝行君。 ◆8番(仲田孝行君) いろんな団地を参考のために私回ったのですけれども、特に滝沢ニュータウンなんかは道路が広いので、段差解消板があってもほかの通行の障害になることはほとんどないので、恐らく広報で撤去してくださいと言っても撤去する必要はないなということで、そのままになっているのかなというふうに思いました。 ただ、撤去の原因になった事件というか、路肩の狭い車道を通行していた自転車が段差解消板に乗り上げたことによりふらついて、自動車と接触しそうになったからということなのですけれども、段差解消板がなかったら転倒して、逆に危なかったのではないでしょうか、その辺どうなのでしょうか。 ◎都市整備部長齊藤和博君) 議長。 ○議長(日向清一君) 齊藤都市整備部長。 ◎都市整備部長齊藤和博君) 多分なければそのまま通行できたとは思うのですけれども、このことにつきましては、この国分通りを通りました方から、自転車に乗った高校生の方がふらついていたというところの中で、その理由を聞いたそうでございます。そういう中では、乗り入れ板に乗り上げて、ちょっとふらついてしまったというようなお話だったということで、このことについて盛岡西警察署のほうに最初連絡が行きまして、そのことを西警察署から道路課のほうで情報提供を受けたというような状況でございます。 ◆8番(仲田孝行君) 議長。 ○議長(日向清一君) 8番仲田孝行君。 ◆8番(仲田孝行君) 私は、自動車免許を持っていて、その講習を受けたことがあるわけですけれども、この間は優良ドライバーなのであまり講習受けていませんが、よくカーブで曲がり切れなくて事故が起きた、この原因は何でしょうといったときに、ブレーキの利きが悪かったからとかという答えがあったりして、ついそういうのに、そうだみたいな感じでやってしまうのですが、基本はスピードの出し過ぎですよね。この自転車に乗っていた高校生なりも、基本安全な速度で走っていれば、危険なことにならない。やっぱり団地の人に聞きましたけれども、北高の生徒結構スピード出して走っていくのだよねと話も聞いております。だから、原因を解消板に求めるのではなくて、やはり安全なスピードで自転車に乗っていくことを高校生などに指導することのほうがある意味先なのではないのかなと、これは道路課の方は回答できないでしょうけれども、原因はほかにもあるということで、単純に段差解消板に求めることはできないと思うのですけれども、いかがですか。 ◎都市整備部長齊藤和博君) 議長。 ○議長(日向清一君) 齊藤都市整備部長。 ◎都市整備部長齊藤和博君) 事故においては、その1つが原因というところではなくて、やはり複合的な要素の中で交通事故等は起きるものというふうに捉えております。そういう中で、今議員お話しされましたスピードの出し過ぎということも、もしかすればあろうかと思います。我々道路管理者とすれば、そういう中で、いわゆる危ない状況を除去するといったところに対しての対応をさせていただいたということになるのかなというふうに考えております。 ◆8番(仲田孝行君) 議長。 ○議長(日向清一君) 8番仲田孝行君。 ◆8番(仲田孝行君) 道路課からのお願いのチラシを出してご協力いただいたということなのだけれども、お願いというより、私も読ませていただきましたけれども、この設置物によって事故が起こったときはあなたの責任ですよと、損害賠償はあなたの責任ですよという、ある意味ちょっと恫喝に近いような内容ではなかったのかなと思って、皆さんも怖くて撤去したということになるのかなと思うのです。もっと違うやり方があったのではないのかなという気がするのですが、その辺はいかがですか。 ◎都市整備部長齊藤和博君) 議長。 ○議長(日向清一君) 齊藤都市整備部長。 ◎都市整備部長齊藤和博君) 決して我々はお願いのチラシを出すに当たって、市民の皆様を恫喝するとか脅すとか、そういう考えは毛頭ございません。まずは、そういう危険性があるというところを知っていただくことが大事かなと思っております。 ただ、お願いだけの内容でございますと、例えばですけれども、見てそのまま捨ててしまうとかというところで、ちょっと衝撃的な内容ではあったかなとは思いますけれども、まずそういうことも考えられますよというところをお伝えしながら、何とか市民の皆様のご理解を頂戴したいといったような思いでございました。 ◆8番(仲田孝行君) 議長。 ○議長(日向清一君) 8番仲田孝行君。 ◆8番(仲田孝行君) 国分団地に入っていくと、きれいに段差解消板がなくて、ちょっとある意味異様な感じもするわけなのですけれども、実際ベビーカーを押して歩いている方は、交差点で歩道に入るだけではなくて、ちょっと車を降りて、それで自分の家の近くになって、前をぽんと上げて歩道に入れるというようなときが多いわけです。そうすると、その都度ちょっと怖い思いをするというような話を私聞いています。ただ単に交差点の周りが平たんになっているから問題ないのだということではないと思うのです。 あと、私思ったのですけれども、新聞配達なさっている方、バイクで車道を走って、当然歩道に上がってポストに入れるわけです。そのたびに結構怖い思いをしているのではないか、段差に上げるときに斜めから入れないので、あくまでも歩道に対して直角方、垂直方向でいかないと危ないですよね。そういう形で、かなりハンドルを大回りにして歩道に入って新聞配達するというような形で、結構危ない思いをしているのではないのかなと。朝早いことなので、車もそんな走っているわけではないからなのでしょうけれども、結構手間になっているのかな。段差解消板があれば、そのままスムーズに新聞配達できるのではないのかなと私は感じたのですけれども、その辺はどうですか。 ◎都市整備部長齊藤和博君) 議長。 ○議長(日向清一君) 齊藤都市整備部長。 ◎都市整備部長齊藤和博君) 新聞配達の方々のバイクについては、車道を通って、車道で停止していただいて、そこから配達していただければいいのかなというふうに考えます。 ◆8番(仲田孝行君) 議長。 ○議長(日向清一君) 8番仲田孝行君。 ◆8番(仲田孝行君) それは、新聞配達員の方の実情を見ないというか、やはりポストの前まで走っていってぽんと入れて、また車道に出て配達を続けるということに大体なっているのかなと私自身は思っておりますけれども、どうでしょうか。 ◎都市整備部長齊藤和博君) 議長。 ○議長(日向清一君) 齊藤都市整備部長。 ◎都市整備部長齊藤和博君) どういう光景を御覧になったかというのはあるのですが、バイクで乗り越えて宅地まで入っていってやるというようなことなのか、ちょっとその辺はあれですが、いずれ状況がそういう状況でございますので、まずは段差があって危ないというところであれば、車道で安全を確保しながら停止していただいて、郵便ポストに行っていただければいいのかなというふうに考えるところでございます。 ◆8番(仲田孝行君) 議長。 ○議長(日向清一君) 8番仲田孝行君。 ◆8番(仲田孝行君) それでは次に、道路行政の瑕疵についてですけれども、法律にのっとって、ちゃんと県の指導も受けてやったし、問題ないということなのですけれども、実際車道と歩道の段差が大きいところについては、最初から段差を切って、そこに住宅を建てて販売するという形になっていると思うのですけれども、私が聞いた市民の話では、この段差あるの嫌だねということで、販売業者の方にこのままでは買いたくないと言ったら、周りの人たち見てくださいと、段差解消板を置いてスムーズに自分ちの車庫に車入れていますから大丈夫ですよと言われて、ああ、それならということで購入したという経緯があるわけです。これは、その分安く買えたからいいではないのという冷たい言い方もあるのでしょうけれども、やはり買った本人に責任があるのだということで済ませていいのかどうか、その辺どうなのでしょうか。 ◎都市整備部長齊藤和博君) 議長。 ○議長(日向清一君) 齊藤都市整備部長。 ◎都市整備部長齊藤和博君) 民民の取引の内容でございますので、この場でちょっと私のほうでどうのこうのというところはないのかなというふうに考えますけれども、いずれ販売する側とすれば売りたい思いもあるでしょうし、お買い求めになる方々にはいろんな予算、総合的に判断してお買い求めになるのではないかなというふうに考えるところでございます。 ◆8番(仲田孝行君) 議長。 ○議長(日向清一君) 8番仲田孝行君。 ◆8番(仲田孝行君) いや、それはおかしいではないですか。だって、段差解消板を置くのは違法だということは前から分かってあって、段差がある車道、歩道の全体の開発は行政というか、認めていると。ここに駐車場を作る予定だから、最初からそこに対して段差を切って車道にしなさいという指導は、当然当時でもできたと思うのです。それを怠ったから、今になって段差解消板使っては駄目、置いては駄目とやっているので、いろいろと住民の方から不満の声が出ているのではないでしょうか。 ◎都市整備部長齊藤和博君) 議長。 ○議長(日向清一君) 齊藤都市整備部長。 ◎都市整備部長齊藤和博君) 開発の場合は、いろんなケースがあるのかと思っています。開発者のほうで建て売りでやるような場合ですと、あらかじめ車庫等が分かりますので、それは道路計画をする中で切り下げをして開発をするという場合もあるかもしれません。また、その辺がまだ不確定だと、配置がどのようになるか、いわゆる注文住宅等で配置がどこになるか分からないというところであれば、切り下げをせずに販売する。今回のケースは、もしかするとそういうところではなかったのかなというふうに考えるところでございます。 ◆8番(仲田孝行君) 議長。 ○議長(日向清一君) 8番仲田孝行君。 ◆8番(仲田孝行君) 当時の行政に瑕疵があったかどうかというのは、やっぱり皆さん方の大先輩の方々がなさった行為で、簡単に認めるわけにいかないという部分もあるとは思うのですけれども、やはり車道から歩道への段差の解消については、全額個人負担というにはちょっと酷過ぎる問題、全て自己責任だと、あなたがそういう家を買ったのが悪いのだというような形に問題を帰結させてはいけないのではないのかなと思うのですけれども、その辺はどうお考えですか。 ◎都市整備部長齊藤和博君) 議長。 ○議長(日向清一君) 齊藤都市整備部長。 ◎都市整備部長齊藤和博君) 買った方が悪いのだと、そんなことを申している気持ちは全然ないし、そういう思いもございません。 今回この道路について、あえて個別にチラシを回したというところでございますが、冒頭申し上げましたとおり、そういう事故になりそうな事案が発生した、あるいは西署さんからの連絡がこちらにあったということと、あとこちらの通路につきましては、幅員が6メーターというところでございます。そういう中で、団地のメイン通りを岩手県交通の定期バスが通っております。平日ですと、上下合わせて1日12本のバスが運行されているという状況もございます。そういう状況がありますので、やはり他の地域とはちょっと異なるなというところで、道路管理者としても判断をさせていただきまして、自治会長さんのほうにお話を持ちまして、これについて今回ではなくて、令和元年の9月から自治会さんのほうとは相談させてもらっていますけれども、再度このタイミングでチラシのほうを配布させていただいたという内容でございます。 今回配布によりまして、当然ながら市のほうに問合せも参っております。反対的な意見は1名でございます。まずは、不可能な要求をするな、バス、大型車は通行禁止にしてほしい、またその都度市の職員が来て乗り入れ板を設置し、撤去しろというようなお叱りの反対的なご意見を頂戴しております。 そのほか肯定的なご意見ということで、4名の方から問合せをいただいております。その内容について、まずはなぜ今このチラシを配布したのですかということでありました。その理由を私どものほうは説明いたしまして、その方はご納得をいただいております。また、では実際どういう手続をすればいいのですかというような問合せもいただいております。現に先日1件の方が切り下げをしたいということで、申請を頂戴している状況もございます。ということで、我々とすればお願いという状況の中ではありましたが、何とかそういう状況をお伝えしながら、沿道の皆様にはご理解をいただけたのかなというふうには思っていますが、やっぱり中にはそういうご意見もあるのだなというふうに捉えているところでございます。 ◆8番(仲田孝行君) 議長。 ○議長(日向清一君) 8番仲田孝行君。 ◆8番(仲田孝行君) 市道管理者として、より安全な道づくりになるということで、住民の市道の変更申請には許可をして、工事費は自己負担でということでやっているようですけれども、実際市道管理者として、より安全なまちづくりになるという観点であれば、そういうまちづくりに協力したという意味で、一定の公費負担、全額とは言わないでも、一定の負担はあってもいいのではないかなと思うのですけれども、その辺はどうでしょうか。 ◎都市整備部長齊藤和博君) 議長。 ○議長(日向清一君) 齊藤都市整備部長。 ◎都市整備部長齊藤和博君) 市長答弁にもございましたけれども、現に自分が乗り入れするために支障があるという方は、個人の申請をもって、その方のご負担でずっと切り下げ等やっていただいている現状がございます。また、新設に道路改良する場合がございます。これは用地買収を伴ってやる場合もございます。そういう場合ですと、宅地の方とご相談して、基準に基づいた間口というところで、それは市のほうで負担する場合もございますが、今回のような場合ですと、やはり他の市民の皆様との公平という視点からいえば、なかなか公費の負担というのは難しいものと考えております。 ◆8番(仲田孝行君) 議長。 ○議長(日向清一君) 8番仲田孝行君。 ◆8番(仲田孝行君) 非常に残念な答弁なのですけれども、次の問題に移ります。 女子児童・生徒の生理の貧困の解消についてに移りますけれども、最初の教育長のご答弁では、本市には生理用品を準備することができない児童生徒はいないと断定なさっていますけれども、実際いろんなNPOの調査なんかで、そういうものの入手に苦労しているという方、これは「#みんなの生理」というNPO法人なのですけれども、アンケート調査をしたと。5人に1人の人が金銭的理由で生理用品の購入に苦労したというようなアンケート回答になっています。滝沢だけが特別に裕福なまちではないと思いますので、やはりこの間の貧困問題、7人に1人が貧困だというような形の中で、隠れて見えない部分がある。現に同じ先進国と言われている日本、イギリスを例に取れば、イギリスでは14万人の女性が生理のために学校に行かない、生理のときは学校に行かないという回答をしております。そういうアンケート調査もあります。断定できる根拠というのはどこなのでしょうか。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 議長。 ○議長(日向清一君) 佐藤教育次長。 ◎教育次長(佐藤勝之君) NPO法人とかで調査した結果ということについては、私どもも承知しているところでございます。 ただ、調査は成人女性も含まれておりますので、小中学生については多分ご家庭で準備するということで、学校に対して経済的な理由で買うことができないということは、相談はないものと思っております。また、各学校には調査をかけました。その中で、実際にそういった相談は現在のところはないというところでの答弁でございます。 ◆8番(仲田孝行君) 議長。 ○議長(日向清一君) 8番仲田孝行君。 ◆8番(仲田孝行君) 次長のおっしゃる、一応聞いたけれども、そういう回答はなかったということは、やっぱりさっきも言いましたけれども、問題が隠れているというふうに見なくてはならないと思います。本人のプライバシーに関わることで、先生に知られたくない、あるいは保健の先生に知られたくないということで、例えば朝御飯ちゃんと食べてきたかと聞いたときに、実際食べていなくても食べてきましたというふうに言う子はいると思うのです。それと一緒ではないかなと思うのです。実際生理用品を買えなくてというか、なくて学校に行かなくなった、そこで不登校になってしまったという人は、滝沢市内にはいないのかもしれませんが、よその地域では見られる現象ですし、これはやっぱりどうしたら隠れたものを見いだすことができるのかなということを考えるべきだと思うのですが、いかがですか。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 議長。 ○議長(日向清一君) 佐藤教育次長。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 生理の貧困の問題につきましては、生理用品を配布するという方法も一つあろうかと思いますが、一時的に配布するということでは解決できないのかなと思ってございます。 現在保健室で生理用品を準備してございますので、例えば頻繁に生理用品をもらいに来る子とかいた場合には、その背景に何があるのか、課題は何かということは、家庭と情報共有して、もし経済的な困窮が原因であれば、例えば就学支援につなげるとか、またネグレクトであれば福祉部局につなげるとか、そういった形での支援が一番重要であろうと考えてございます。 ◆8番(仲田孝行君) 議長。 ○議長(日向清一君) 8番仲田孝行君。 ◆8番(仲田孝行君) そういう取組は大変重要というふうに思います。 ただ、保健室に用意しているということで、急に生理が始まったときに休み時間で間に合わないと、保健室に行ってもらってからだと次の授業に間に合わないと。遅刻して恥ずかしい思いをするのは嫌だというような形で、保健室に行かない、行けない子もいると思います。また、保健室でもらいに来た子にあげるということなのですけれども、ちょっとほかの自治体の話で聞いたのですが、あくまでも子供に貸すのだというので、ちゃんと新しいのを買って返しなさいという自治体もあるようなのですけれども、本市はどのようになっているのでしょうか。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 議長。 ○議長(日向清一君) 佐藤教育次長。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 基本的には貸与ということで、返していただくということになってございます。教育の中では、借りたものは返すということも教育でございますので。また、その中で返さない子供がいた場合には、何か課題があるということで、また支援につなげていくというふうな対応になろうかと思ってございます。 ◆8番(仲田孝行君) 議長。 ○議長(日向清一君) 8番仲田孝行君。 ◆8番(仲田孝行君) 生活必需品だということで、イギリスでは基本的に消費税20%ですけれども、生活必需品については5%の消費税だと。この間の生理の貧困がはっきりする中で、その5%の消費税もかけないで無税にするという話が出ているくらいなのです。トイレに入ってトイレットペーパー使ったから返しなさいという話をしているのと、まさに同じではないのかなと思うのですけれども、その辺はどう思いますか。 ◎教育長(熊谷雅英君) 議長。 ○議長(日向清一君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷雅英君) 別にもらったものを返してというふうな話ではなくて、やっぱり教育の一環の中で、今回ありましたが、マスクの場合も、当初マスクを忘れてくるという子がおりました。保健室で貸し出しました。そうしたら、やっぱり家庭では借りたマスクを返すというふうなことで、強制的ではございません。 それから、私も生理の貧困につきまして、直接学校の養護教諭さんともお話をさせていただきました。先ほど次長のほうからも答弁がありましたが、生理用品が準備できていない子はいないという回答がございましたし、今話題になっている生理の貧困を感じているかということについても、そういうことは本市では感じていないという回答でございました。 なお、生理用品を借りたお子さんがどうしているかといった中には、返してくれない子もいるけれども、ほとんどは終わったときに、次の日とかに準備して、保健室に返してくれているというふうな回答もいただいているところでございます。議員ご心配のように、もしかして隠れて本当に困っている状況があるというふうなことがもしあるとすれば、注意深く今後保健室でも見ていかなければならないなというふうに考えております。 ◆8番(仲田孝行君) 議長。 ○議長(日向清一君) 8番仲田孝行君。 ◆8番(仲田孝行君) 教育の中でタブー視しないように、保健の授業とか、保健体育の時間にやっているということ、ご答弁にありましたけれども、やはり女性の生理をタブー視して、隠すもの、あるいは言葉悪いですけれども、汚いものとか、本当に女性の尊厳を傷つけるような古い考え、儒教に基づく男尊女卑的なものが我々の先輩の世代も含めて、我々も少しは残っているのかもしれないですけれども、そういうのが多少でも残っているという形で、非常に言いにくいという部分があると思うのです。 生理の貧困の3つの要素というのを言っている人がいるのですけれども、1つ目は生理用品の購入費がないということ、それから2つ目に月経衛生についての教育の欠如、それから3つ目として生理にまつわる羞恥心、スティグマ、負の烙印、タブーの存在という3つの要因があると。単に経済的な問題でなくて、やっぱり精神的な問題も含まれていますよということで、教育委員会としては生理用品の購入費はちょっと別な分野だろうという意味合いもあると思います。実際よその自治体で、無料で生理用品を配った自治体があるのですけれども、災害避難所の備品を一時的に活用して、ちょうど入替えの時期なので、地域の学校の生徒たちに配ったとかということでやっていますし、そういう教育上の問題、親も含めてですけれども、これは非常に大きい問題があるのかなと。 私も一般質問で取り上げるに当たって、私と妻と、本当に率直に、あなたの若い頃はどうだったのという話をしました。そういう意味では、割と遠慮なく話題にできる風潮が、この間のジェンダー平等の動きが進む中で、進んできているとは思いますけれども、まだまだ色濃く残っているというふうに思いますが、その辺はどう考えますか。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 議長。 ○議長(日向清一君) 佐藤教育次長。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 私個人的には、生理をタブー視する考えはございませんし、女性の尊厳を認めない風潮が日本にあるとは感じておらないところではありますが、学校現場におきましては答弁いたしましたとおり、男女同じクラスで生理の仕組み等を一緒に学んでございますので、学校においてもそういうことはないものと感じております。 ◆8番(仲田孝行君) 議長。 ○議長(日向清一君) 8番仲田孝行君。 ◆8番(仲田孝行君) 学校の教育の中で、生殖に関わる機能の成熟と適切な行動等について学習しているということで、あくまでも身体的なものがメインになっていて、やはり生理の貧困は人権問題なのだと、女性の尊厳を損なうものなのだというような考えが抜けていると、いつまでもこの問題は解決できないというふうに私思うのですけれども、これはある意味去年から始まった道徳の時間、そういう中で取り上げてもいいのではないのかなと思うのですけれども、その辺はどうですか。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 議長。 ○議長(日向清一君) 佐藤教育次長。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 保健体育の授業の中では、やはり体の仕組みということで、まず学習してもらっているというところでございます。また、男女の平等とか人権尊重とかにつきましては、道徳等の時間であったり、校長先生の講話であったり、あらゆる場面を通じて、そこは他者を思いやる気持ちということでの学習はしているところでございます。 ◆8番(仲田孝行君) 議長。 ○議長(日向清一君) 8番仲田孝行君。 ◆8番(仲田孝行君) 女性自身がそういうことに対してスティグマを感じてしまうとか、男性から言いにくいということでタブー視してしまうとかというのは、やはり残念ながら色濃く残っているのが現実だと思います。 男尊女卑の考え方で、例えば酒造りのときの杜氏さんは女性は駄目なんていうのは、つい最近まであったと思うのです、南部杜氏のほうでも。あるいは、おみこし担ぐのに女性は担いでは駄目とか、あるいは高野山なんかは女人禁制とか、これはあまり関係ないのかもしれないけれども、ただ女性を卑しいものと見る風潮というのは、長年、何百年と続いてきているというふうに思います。そういうものを急に払拭するというのは難しいとは思うのですけれども、やはり小学生の頃から日常的にそういうものをタブー視、スティグマに感じたりしないような教育をもっと身近に、父兄も巻き込んでやっていく必要があるのかなというふうに思うのですけれども、いかがでしょうか。 ◎教育長(熊谷雅英君) 議長。 ○議長(日向清一君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷雅英君) 今別な話もお聞きしましたけれども、私以前中学校の相撲専門部、県の専門部の部長をやっておりまして、土俵の上で表彰式があります。そのときに、女生徒が生徒会長で挨拶を述べるというときに、国技館では女性は土俵に上がってはいけないということがありましたが、今から20年前になるかもしれませんが、私は女性の生徒会長を土俵に上げて挨拶をさせました。議員いろいろ心配かもしれませんが、学校教育の中において、少なくとも私は女性の尊厳を認めない風潮というのはないというふうに思っております。 ◆8番(仲田孝行君) 議長。 ○議長(日向清一君) 8番仲田孝行君。 ◆8番(仲田孝行君) 私も今の教育長の答弁を聞いて、当時の文科大臣が女性大臣で土俵に上がれなくて、おかしいではないかと言ったけれども、結局駄目だったのですよね。すばらしい取組で、敬意を表したいと思います。 褒めているうちに次に聞くの忘れてしまったのですけれども、この間盛岡などでも女性センターがプラザおでってで生理用品を無料で配っていると。渡した女性にお困り事とか何かを聞くような形にして、救済につなげていくというような取組をやっております。実際どうなのでしょうか。他の自治体の取組の中では、避難物資を流用して、女子トイレの個室のほうに生理用品を配置するというのは、他の自治体でやっているのですけれども、防災ご担当の部長のほうから、そういう物資を流用して学校に配るなんていう考えはいかがでしょうか、急な質問で申し訳ないのですが。 ◎市民環境部長(齋藤誠司君) 議長。
    ○議長(日向清一君) 齋藤市民環境部長。 ◎市民環境部長(齋藤誠司君) 防災物資の中に生理用品が入っておりませんで、滝沢市でそろえている防災物資に関しては、必要最小限度といいますか、1日、2日生き延びられるぐらいという考え方でやっておりますので、もし今後保有するときは、本部の決定によって供出することは可能であるかと思います。 ◆8番(仲田孝行君) 議長。 ○議長(日向清一君) 8番仲田孝行君。 ◆8番(仲田孝行君) 備えていないのはちょっと問題だと思うので、それは早速予算計上して、避難所の備品として備えるべきだと思っています。 この間若者の組織で、上田公民館をお借りして、岩手大学生を対象に無料の食料支援の集まりを開いたら、全体で2日間で260人以上の学生が来たと。その中で、米とか野菜とかラーメンとかの中に生理用品を入れて女子学生に渡したら、非常に助かったというふうに喜ばれているという話を聞きました。やはり日本の場合は消費税は取られるし、コロナで本当にアルバイトができなくなったということで収入が減る、親にもなかなか頼れないということで、教育長の話で、小中学校ではないというお話でしたけれども、学生の中には厳としてそういう現実があるということを見れば、避難所にそういうものを準備しておくというのは、当然必要なことなのではないのかと思うのですけれども、その辺市長にお伺いして、私の質問を終わります。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(日向清一君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) 今生理の問題中心にお話がありました。しかし、人間の貧困というのは、その場面だけに現れるものではないというふうに私は思っております。生活の全ての場面にそういうふうな貧困というのは現れてくるというふうに思っております。今は1分野について大分ご議論していただきましたけれども、全体を見て私どもは対応していかなければいけない。では、貧困をどうするか、こういう大きな問題から入っていかないといけないというふうに思っております。いずれにせよ、この分野だけではなくて、例えば女子生徒については、もっともっと生活の、定期券をどうするだとか、そういうふうな問題も含めて、これは解決していかなければいけないというふうに思っておりますので、私どもとすれば、幅広い観点から様々な施策を検討していきたいと、このように思っております。 ○議長(日向清一君) これをもって8番仲田孝行君の一般質問を終結いたします。 11時10分まで休憩いたします。            休憩(午前10時56分)                                                    再開(午前11時07分) ○議長(日向清一君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、9番小田島清美君の発言を許可いたします。ご登壇願います。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) 議席番号9番、公明党の小田島清美です。 東京オリンピックパラリンピックの開催を間近に控え、聖火ランナーが多くの市民、小中学生の大歓迎の中、6月16日、本市を通過いたしました。様々な意見はありますが、コロナ禍の中、世界の人たちが集ってスポーツの祭典が万全な対策を取りながら無事に開催できることの意義は、どれほど大きいか計り知れません。ワクチン接種がまだ道半ばではありますが、迎える側もできることにしっかりと取り組み、大成功に終わることを念願いたします。 昭和39年の東京オリンピックのときは、学校備え付けのテレビを見ることができました。重々しく開かれたテレビの扉から映し出された映像は、記憶に鮮明に残されております。このまたとない機会に、本市の児童生徒にも、大変な状況の中で開催されたオリンピックを人生の1こまとして、記憶にとどめさせたいものであります。 さて、令和3年度の予算審議の中で、教育委員会が今後の取り組むべきこととして、小規模校の教育の充実との答弁がございました。私も、児童生徒が地域の格差なく、どこでも同じような教育を受ける教育環境を準備していくことは、今後の本市における教育の大きな課題と捉えております。本市の小規模校における教育の充実について、以下の点についてお伺いいたします。 一般的に小規模校は、児童生徒に目が届きやすく、きめ細かな指導が行いやすいこと、縦割りの関係が築きやすいこと、教職員間の意思疎通が図りやすいこと等が挙げられます。本市においても部活動や文化活動、あるいは地域との交流での活躍など、すばらしい活躍の歴史があります。デメリットとして、人間関係が固定化されてしまうこと、グループ学習等集団教育活動に制約が生じやすいこと、部活動が限定され、選択の幅がないことなどが挙げられます。住む地域にかかわらず、個々の力が存分に発揮できるよう十分な教育環境の整備は行政としての務めであります。小規模校、大規模校にかかわらず、十分な教育環境を構築できるよう、現在の教育環境を最大限に生かしながら、さらに学習環境の充実を図ることは、重要視点であります。小規模校における学習の充実をどのように図っていくのか伺います。 本市の小中学校の中で、姥屋敷小中学校は木造建築の校舎であります。現在の校舎は昭和55年の校舎で、40年を超えております。個別施設計画に従い、維持修繕あるいは校舎の改築、あるいは廃止が検討されております。個別施設計画第1期は2020年から2026年までとなっており、スタートしたばかりではありますが、木造建築でもあり、老朽化とともに電気代や水道代など、施設維持費もかかります。現在の校舎で学んでいる児童生徒の教育の充実を図っていくためにも、老朽化した姥屋敷小中学校について、施設設備の充実をどのように図っていくのかお伺いいたします。 校舎の補修、大規模改善等に関わって、小規模校においては学校の存続あるいは統廃合が大きな課題となります。姥屋敷小中学校の地域コミュニティ的役割や、長年活用されてきた建物としての住民の思いと、様々なことが校舎には蓄積されております。しかしながら、現在小学校16名の完全複式3学級、中学校は複式含め2学級となっております。今までも姥屋敷小中学校の今後の在り方に関する懇談会等も開催されておりますが、存続あるいは統廃合するにしても、十分な話合い、そして計画、丁寧な説明が必要と考えます。小規模校の統廃合について、どのように考えているのかお伺いいたします。 大きな2点目は、盛岡広域医療圏における子ども医療費給付額の負担格差についてであります。他市町村から本市に転入されてきた子育て世代の方々から、子供の医療費が高いとの声をよく聞きます。また、市政懇談会や各種アンケートにおいても同様の意見があります。本市においても、子ども医療費の負担を少なくしようと、少しずつ対象年齢の拡大、現物支給など進めてきております。しかしながら、令和2年、令和3年と改善されず、平成31年度の助成対象を中学生まで拡大したところで止まっております。財政が厳しい中、少しずつではあるが、改善してきておりますと言い難いものがあります。 給付額については、雫石町や八幡平市は高校まで無料となっております。小中学校の助成費は、盛岡市や紫波町、矢巾町、本市では、負担額外来1,500円、入院5,000円が、他市町では外来750円、入院2,500円の負担と、2倍の格差があります。若者定住促進の観点からも、安心して子供を産み育てるためにも、こうした子ども医療費の子育て世代における医療の充実は、大変重要であると捉えております。盛岡広域医療圏における子ども医療費の給付額の格差について、どのように捉え、どう改善していくのかお伺いいたします。 大きな3点目は、新型コロナウイルスワクチンの接種についてであります。待望の65歳以上への新型コロナウイルスワクチン接種の予約が5月10日から開始されました。全国民へのワクチン接種、手探り状態の中での対応、そして速やかに接種できるよう奔走されている市職員の方々に感謝申し上げます。 現状として、ワクチン接種を速やかに受けたいとの市民の要望とは裏腹に、思うように予約が進んでおりません。今後全市民への接種がスムーズに実施できるよう、今回の65歳以上の実施について、十分な反省と改善を加えなければならないと捉えております。本市におけるワクチン接種について、以下の点についてお伺いいたします。 65歳以上への接種についての課題と今後の改善策を伺います。今回の65歳以上のワクチン接種については、予約の方法等様々な点において、分かりにくいことが指摘されていました。64歳以下の接種についての分かりやすい丁寧な情報発信について、市の考えを伺います。 任意の接種とはいえ、接種を受けたくても在宅介護を受けている人など、自力で接種会場へ行くことが困難な人へのきめ細かな配慮について、市の対応を伺います。 現在までの接種状況を見てみますと、ワクチン量に対して接種者が少ない現状です。医療従事者の不足が大きな原因と私は捉えております。速やかな接種のためには、医療従事者の確保が不可欠と捉えております。医療関係者の確保について、市の対応を伺います。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(日向清一君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) 小田島清美議員のご質問にお答えします。 初めに、盛岡広域医療圏における子ども医療費給付額の格差についてのご質問にお答えいたします。本市の子ども医療費につきましては、岩手県の単独事業であります子ども医療費助成制度が基本になっております。県の制度では、所得制限を設けた上で、受給者が通院の場合は就学前の児童まで、入院の場合は小学生までとしております。また、受給者負担額の上限が3歳未満児や住民税の非課税世帯などを除き、通院の場合は1,500円、入院の場合は1か月5,000円となっており、この受給者負担額を超えた分を子ども医療費として給付しているものであります。 しかしながら、県内各市町村では、それぞれ独自に受給者の拡大や受給者負担額の引下げを行っていることから、結果として市町村間で医療費給付額に違いが生じているものであります。 市におきましても、平成23年4月から3歳以上の未就学児童の受給者負担額の上限を県の半額とし、通院の場合は1か月750円、入院の場合は1か月2,500円に引き下げました。また、令和元年8月から3歳未満児に係る所得制限を撤廃した上で、受給者を通院、入院ともに中学生まで拡大するなど、独自の見直しを行っております。 盛岡広域の8市町で比較しますと、所得制限を撤廃しているのが本市以外の7市町、受給者を中学生まで拡大しているのが本市を含めた3市町、高校生まで拡大しているのが5市町となっています。また、受給者負担額の上限は、県事業と同額が1町、県事業の一部半額が本市の1市、県事業の半額が3市町、受給者負担なしが3市町となっております。 市といたしましては、子ども医療費の給付額の違いについては認識しているところでありますが、これらを解消するには相応の財源が必要であることから、子育て世代に対する施策や制度を総合的に判断しながら、検討してまいりたいと考えております。 なお、子ども医療費の医療費給付額は、基本となっている県の単独事業である子ども医療費助成制度において、見直しされるべきと考えております。このことから、市では県に対して子ども医療費助成制度の受給者の拡大を要望するとともに、国に対しても市長会を通じて、国として子ども医療費の給付制度を創設するよう要望しております。 次に、新型コロナウイルスワクチン接種についてのご質問にお答えいたします。まず、65歳以上への接種についての課題と今後の改善策についてでありますが、市では市の接種体制を鑑み、予約の公平性や正確性を考慮し、コールセンターとインターネットによる接種予約を開始し、実施してきましたが、市民の皆さんから、コールセンターへの電話がつながりにくい、インターネットによる予約が難しい、1週間ごとの予約ではなくもっと先まで予約を受け付けてほしいなど、多数のご意見をいただきました。これらの意見を受け、従来の予約方法に加えて、集団接種会場の予約について予約できる年齢を区分し、コールセンターで先行して予約を受け付ける方法を6月8日から実施しております。今後も岩手西北医師会と協議しながら、予約方法や接種体制の改善を図ってまいります。 次に、分かりやすい丁寧な情報発信についてでありますが、これまでの情報発信につきましては、広報たきざわ、チラシの全戸配布、市のホームページ、滝沢NAVI、防災行政無線放送などを用いた情報提供を行ってきました。一方で、ホームページを見る手段がない方もいることから、ラジオ番組やテレビのデータ放送を用いて、ワクチン接種に関する分かりやすい情報提供を実施してまいります。 次に、自力で接種会場へ行くことが困難な人へのきめ細かな配慮についてでありますが、市では滝沢ふるさと交流館で実施する集団接種会場に、無料臨時バスを日曜日の午前に運行しているところであります。今後は、臨時バスの利用状況を見ながら、接種を希望する方が接種会場に来ていただける方法について、検討してまいりたいと考えております。 次に、医療関係者の確保についてでありますが、集団接種につきましては、現在市内の医療機関の医師、看護師、薬剤師等のご協力により実施しているところであります。また、本市の保健師及び看護師、民間から派遣されている看護師も予診票の確認やワクチン接種の準備などに従事しております。今後も安全な接種体制を継続できるよう、医師及び看護師等医療従事者の安定的な確保に努めてまいります。 ◎教育長(熊谷雅英君) 議長。 ○議長(日向清一君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷雅英君) 私からは、小規模校における教育の充実についてのご質問にお答えいたします。 まず、小規模校における学習の充実についてでありますが、本市における小規模校のうち、姥屋敷小中学校、柳沢小中学校は、中学校3年生を除く全ての学級が複式学級となっております。複式学級の授業は、1人の教員が2つの学年を1時間で指導することから、毎日2学年分の教材研究をして授業を行うことになります。また、子供たちは1時間の授業のうち半分の時間は教師から教わり、半分の時間は自習となることから、子供同士が考えを発表したり、話し合ったりする時間を十分に取ることができない状況にあります。それらを改善するために、両校とも中学校の教員が教科の専門性を生かして小学校で授業するなどの工夫をしながら、可能な限り小学校における授業の充実を図っております。 次に、姥屋敷小中学校の施設設備の充実についてでありますが、姥屋敷小中学校をはじめとした本市の小中学校は、築25年以上の校舎が約85%となっている状況であり、校舎の外装や内部及び敷地内の施設、設備について老朽化が進み、改修や更新等の対応が必要となってきている状況にあります。市教育委員会といたしましては、児童生徒の安全安心を最優先として、学校の維持管理や修繕を進めているところであります。 毎年の学校予算ヒアリングにおいては、学校から施設の修繕要望の聞き取りを行っており、姥屋敷小中学校についても、学校運営に支障が生じないよう優先順位をつけた上で随時対応しております。 次に、市内小中学校の統廃合についてでありますが、学校教育法施行規則による学校の適正規模は、学級数で12学級以上18学級以下とされており、特にも小学校で5学級以下、中学校で2学級以下の学校は極小規模校とされ、早期に学校の在り方についての検討が求められております。本市におきましては、小中併設校の2校が極小規模校に該当しており、適正な児童生徒の教育環境整備のため、今後検討が必要であると考えております。 学校規模適正化の検討につきましては、児童生徒の教育条件をよりよくする目的で行うべきものであることから、よりよい教育環境の実現のため、今年度から(仮称)滝沢市の学校教育の在り方検討委員会を組織し、滝沢市総合計画後期基本計画期間内の2年間で、今後の学校教育の在り方について具体的な方向性を検討してまいります。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) それでは、何点かまたお聞きしたいと思います。通告に従っていきますので、教育委員会のほうからということで、よろしくお願いします。 今年度から滝沢市の学校教育の在り方検討委員会、これを組織するということでございましたが、令和2年度まで姥屋敷小中学校の今後の在り方に関する懇談会というのが開かれておりますけれども、今までの主立ったこと、その懇談会の内容について、差し支えないところでお話しいただければ。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 議長。 ○議長(日向清一君) 佐藤教育次長。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 姥屋敷の在り方を考える意見交換会ということで、平成19年度から地元の自治会長さん、PTAの役員の方々等と教育委員会と話合いを続けているというところでございます。こちらにつきましては、最初のほうについては、PTAの方の話も聞いたわけでありますが、それぞれ地域の方の意見を聞いて、学校の統廃合をどうするかという話ではなくて、実情というところで、岩手県の中の学校統廃合の状況であるとか、今の児童生徒数の見込みであるとかを様々情報交換しながら、現状について両方情報共有を図っているというところでございます。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) そうすると、統合については全く話合いがされていないというところで、ただしやっぱり話の随所には多分そういうのもあるのではなかろうかとは思っておりますけれども、今後の在り方の懇談会のときに、例えば廃校後の活用等について話題になったということはございましたでしょうか。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 議長。 ○議長(日向清一君) 佐藤教育次長。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 直接的に統廃合という話は出ておらないわけですが、地域の方からは、できれば残してほしいというお話はいただいているところではあります。さらに数年前の話になるのですが、もし統廃合になった場合については、地域が活性化するような方策が何かあればいいなというふうな話も伺ってございます。その場はまだ実際統廃合を決める場でございませんので、そういったざっくばらんに意見を出し合うというところの協議の場でございます。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) 学校の在り方の検討委員会、今年度からスタートして、2年間の中でそれぞれ方向性を検討していくというところでございますけれども、ぜひとも私的には、姥屋敷小中学校、非常に牧歌的で自然に恵まれたすばらしい学習環境ではないかなと、こんなふうに思っているところであります。全ての児童生徒が伸び伸びと学習が行える教育環境として、中には大規模校とか、そういうところで教育を好まない児童生徒、または不登校の児童生徒、それから他県であれば農山村の留学等、様々そういう希望をしている子供たちもいますけれども、ぜひそういう人たちの受入れ先としても視野に入れてもいいのではないかと、こういうふうに考えますけれども、その点について、もしお考えがあればお伺いします。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 議長。 ○議長(日向清一君) 佐藤教育次長。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 小規模校、大規模校、それぞれメリット、デメリットはございます。今回検討委員会を立ち上げるわけでありますが、その中については、個別の学校について統廃合をどうするかというふうなものではなくて、滝沢市の教育全体の中で、どういった環境が子供たちにとっていいかというところの方針を決めていくというところで、学識経験者等に意見を聞いてまとめていくというところでございます。 その後、方針が決まりましたら各地域に入りまして、基本的な教育委員会の方針をご説明しながら、地域とともに考えていくというところでありますので、個別の学校について現段階で統廃合どうのというお話ではないというところでございます。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) そうすると、市全体としての今後の方向性というところで、個別施設計画の第1期が2020年から2026年までと、こういうふうになっておりますので、そこの結論、どういうふうにするのか方向性としての結論というのは、第1期の計画の中での結論ということで捉えてよろしいでしょうか。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 議長。 ○議長(日向清一君) 佐藤教育次長。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 個別施設計画において、検討するという学校が4校ございました。姥屋敷、柳沢、その他2校ございますが、その中で学校の在り方、適正配置、適正規模、統廃合についても施設計画と関連する事項でございます。ただ、学校の統廃合につきましては、やはり時間がかかるだろうというふうな形で想定してございます。その中で、学校の施設を大規模改修にするのか、個別の改修にするのかというところ、その在り方の検討の結果に基づきながら、総合的に判断していくものと考えてございます。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) そうすると、全体として考えるというお話ですけれども、どうしても姥屋敷小中学校のところの木造校舎が気になって、これから様々な災害とか、そういういろんな故障とか起こってくる可能性はかなり大きいなというふうに捉えております。そうした場合には、やはり統廃合等を考えた場合には、大規模改修はどうしても考えられません。そうなると、やはりどうしても対症療法というか、部分改修とか、そういうところでしか捉えられないのですけれども、そのような方向性ということで捉えてよろしいのでしょうか。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 議長。 ○議長(日向清一君) 佐藤教育次長。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 姥屋敷小中学校につきましては、木造の校舎ということで、毎年予算ヒアリングということで修繕要望を伺ってございます。令和3年度におきまして、廊下、職員室等の床板の修繕ということで要望をいただきまして、こちら予算措置して、今年度対応する予定としてございます。なかなか大規模改修というのは難しいですので、児童生徒の学習活動に支障が出ないような形で、個々に随時対応していくという形になると思ってございます。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) 大体の内容、了解いたしました。 そうすると、中学校に関してですけれども、中学校というのは非常に、教育長もご存じのとおり、多くの仲間と切磋琢磨しながら、多様な考えを学びながら、社会性、また他者を思いやる心も醸成していくことが非常に重要だと、こう思っております。そうした中で、多くの仲間と触れ合うことの上からも、中学校の統合については、やはり方向性を急ぐべきではないかなと、こう考えますけれども、その点についてお伺いします。 ◎教育長(熊谷雅英君) 議長。 ○議長(日向清一君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷雅英君) まず、先ほど私の答弁の中で、過小規模校と述べるところを極小規模というふうに答弁してしまいました。訂正をさせていただきたいというふうに思います。 今中学校のほうについては、やはり考えたらいいのではないかというふうなことでございますが、それも含めて今回学校の在り方検討委員会の中で、滝沢市の学校教育としてどうあればいいかということについて、総合的に検討していただきたいというふうに思っているところでございます。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) それでは、検討委員会のところで方向性が決まってからというところでございますけれども、日々学習は続いておりますので、その学習の充実のために、どうしても小さな過小規模校のところでは人数が少ないので、答弁にもありましたとおり、お互いに切磋琢磨する部分というのは、かなり限られてございます。今回タブレット端末等導入されてあるわけでございますので、ぜひリモート学習とか、大規模校との交流、そういうところを図りながら、合同学習等こういうものをやっていけば、得るところはかなり大きいのではないかなと、このように考えますけれども、それらについてもぜひご検討願いたいと思いますが、その点について考えを伺います。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 議長。 ○議長(日向清一君) 佐藤教育次長。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 姥屋敷小中学校と柳沢小中学校につきましては、体育につきましては今も合同体育をやっているというところでございます。今年度タブレットの授業が始まるわけでありますが、そういったオンラインでの授業等も活用方法を検討しながら、できることからまずは順次対応してまいりたいと考えてございます。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) そして、もう一つ大きなところは、集団の中での教育ということになろうかと思いますけれども、大規模校では合唱祭とか体育祭とか、非常に盛り上がりながら、また部活なども多様な部活の活動ができると、そういう中におきまして、過小規模校においてはなかなかそれが難しい状況にあると。そういう中におきまして、こうした集団を通しての活動、過小規模校においてどのように醸成していくのか、その点についてお伺いいたします。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 議長。 ○議長(日向清一君) 佐藤教育次長。 ◎教育次長(佐藤勝之君) 小規模校につきましては、人数が少ないということで、部活動が限られたりしているのは事実でございます。ただ、姥屋敷小中学校につきましては、運動会等は地元の方と一緒に、地域の運動会と一緒にやったりしてございます。そういった中で、集団の中でのことは育まれているのかなと思ってございます。ただ、児童生徒が少ないということで、大人数での活動が限られているのはそのとおりでございます。 ただ、小規模校のメリットとして、通常個別指導の徹底が難しいと言われております。例えば暗唱とか英語の発音とかにつきましては、昨年度の大会におきましては小規模校の生徒が市の大会で優勝しているというところで、小規模校、メリット、デメリットそれぞれあるわけでございますが、その特性を生かしたメリットを伸ばすような形で充実を図っているというところでございます。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) 私の頭はどうしても統合、統合のほうに向いてしまうのですけれども、そうした場合にやはり過小規模校の人数の少ないところから大規模校に行くというのは、本当にかなりハードルの高いものがございます。そうした場合においては、やはり合唱祭とか体育祭とか、そういうものを体験できるということで、例えばそういうのに参加していくとか、行事の参加とか、様々なところで体験するべきものが今後大きにウエートを占めながら、また子供たちの教育の向上において非常に大事ではないかなと、こう思っておりますけれども、そういう行事を通した交流等についてのお考えを伺います。 ◎教育長(熊谷雅英君) 議長。 ○議長(日向清一君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷雅英君) 滝沢市内の音楽祭、小学校4年生を対象にして、全ての学校が出ております。それから、中学校では岩手地区の中学校文化祭というのが行われておりますが、姥屋敷小学校は全校生徒で小学校の音楽祭にも出ておりますし、それから中学校文化祭においても小学生の一部が、高学年のほうが中学校のほうに参加して、合唱とか演奏をしているという状況で、工夫しながらそういう体験もしているというところでございます。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) 様々なところで子供たちが安心して暮らせる、教育ができる、そういう環境をぜひ望みたいと思います。 2つ目の大きなところでございますけれども、広域医療圏における給付額の負担格差についてでございます。若者定住におきましても、やはり子供の医療費の拡充というのは非常に重要であろうというふうに捉えております。財源が大きな問題、そのとおり私も認識してございます。今後重点的に子ども医療費に配分して、少しでも改善しているということをやはり市民にはアピールするべきではなかろうかと。その点におきますと、やっぱりここ2年間のところで全く改善が見られなかったというのは、非常に寂しいなと、こういうふうな思いはしております。少しずつでもやっぱり改善していくという、そういうところが大事であろうかと思いますけれども、その点についてお考えがあればお願いします。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 議長。 ○議長(日向清一君) 丹野健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 子供の医療費につきましては、前回、平成元年に拡充したり、所得制限の一部を撤廃したりしているということで、少しずつは改善といいますか、制度のほうは拡充しております。それで、これで終わりというわけではなくて、毎年のように拡大できないものかというところは検討しております。 ただ、今議員からもお話ありましたとおり、財源というところがございますので、さらに昨年度、今年度もそうなのですけれども、コロナの状況において歳入が減るだろう、それから歳出は増えていくだろうという中で、ここの部分だけに特化してというところがなかなか難しいなというふうには感じておりますが、今後もどのような形で拡充もしくは所得制限等、これも拡充していけるかどうかというところは、継続して検討してまいりたいというふうには考えてございます。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) 非常によく分かる話でございますけれども、例えばコロナ禍の中で非常に財源が厳しいと、そういう状況というのも大変分かりますが、逆にコロナ禍の中でインフルエンザの罹患者がほとんどいないというところで、これにつきましては、それぞれ子ども医療費の負担については、十分なものが残っているのではなかろうかなと、そんなふうに考えておりまして、現在市民の皆さんが一番負担を感じているのは、外来の負担が1,500円、ここのところにやはりかなりの負担を感じているようでございます。1回目のとき初診料入りますので、若干はあるかもしれませんけれども、2回目以降になるとなかなか1,500円を超えることはないと。そういう中で、やはり750円まで外来負担のところが下がれば、かなりそこの部分は市民にとっては大きな恩恵が受けられるのではないかなと、こういうふうに思っていますけれども、その点について伺います。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 議長。 ○議長(日向清一君) 丹野健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 答弁の前に訂正させていただきます。私令和元年と言うつもりが平成と話ししてしまい、大変失礼いたしました。 昨年度インフルエンザの予防接種については、コロナと一緒にかかったらばとても危険な状態になるということで、これはコロナの拡大、それから命に関わることということで、拡大といいますか、させていただきまして、これについては確かにインフルエンザの予防接種を受ける方が少なかったので、ではこれを減らして子ども医療費というようなお考えは難しいのかなと。これはこれで大事な事業でございますので、これは継続していきたいというところで、あとは子ども医療費の部分について、どこの部分を拡充できるかというところ、高校生まで拡大するのか、今議員おっしゃった部分なのか、それからまたいろんなところもありますので、そこら辺については総合的に考えて、今後とも対応してまいりたいというふうに考えてございます。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) ぜひ令和4年度の予算の中には反映させることができればと思っております。 そうしたときに、もう一点だけそこのところでお聞きしますけれども、高齢者もそうですけれども、子育て世代も多くの方々が盛岡市の広域医療機関で受診しているわけでございます。子供の医療費の負担だけでも地域格差をなくすためにも、お互いの市町村が独自の策を立てて、こっちが低いからどうぞこっちにいらしてくださいというのは、あまりにも広域医療圏の中では寂しいなというふうに感じております。そうした場合に、広域医療圏として同じ恩恵を受けられるように広域医療体制の構築、子供の医療費についてだけでも、そこの部分は構築できないのかなというふうに考えますけれども、そういう点についてもしお考え、方向性あればお伺いします。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 議長。 ○議長(日向清一君) 丹野健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 子供の医療費につきましては、県の単独事業ということで、県が主体になってやっているわけでございますが、それにそれぞれの市町村の事情といいますか、それの枠を拡大して、どこまで拡大するかというのはそれぞれの市町村の考え方、少子高齢の対策だったり、それから財源の部分だったりとかというところがありますので、盛岡の広域医療で同じような形というのは、そういった考え方もあるのかなとは思うのですが、それぞれの市町村で考えてやっていくというところがありますので、今のところはそういった形の部分については、ちょっと考えてはいないところでございます。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) 若い子育て世帯のお母さん方、どうしても子供が1人の場合は何とか対応しているのですけれども、2人、3人となれば、やはりそれだけ医療費もかかる。これは、やっぱり逆行しているような気がするのです、どうしても。子供が増えれば増えるほど医療費がかさんで生活が厳しくなる。これは、今後の少子高齢化の中の対策を考えていく上においては、非常にこれは是正すべき点ではなかろうかと。やはりそういう点におきますれば、様々考えあろうかと思いますけれども、ぜひそこの子育て世代、あとは医療費に関しましては、今後ともしっかりとした対策を取りながら、滝沢市が住みやすい、安心して暮らせる、そういう医療体制の構築というのが必要と思いますけれども、その点について再度お伺いします。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 議長。 ○議長(日向清一君) 丹野健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 若者定住につきましては、子育て世代への支援ということで、子供の医療費もございますし、それからあとは保育園の充実、待機児童の解消とか、そういった形もございます。 先ほど来申し上げておりますとおり、これにつきましては、今後継続して検討していくべきものと考えておりますが、私のほうで試算したところによりますと、雫石町、それから葛巻町、こちらが所得制限も全て撤廃しているというところで、あと利用者負担もなしというような制度で実施しているというところでございます。現在滝沢市におきまして、子ども医療費年間大体8,400万ほどかかっておりまして、これが葛巻町、岩手町と同じレベルに達すると、今の金額から1億1,400万増えるということで、総額2億になるというところでございます。なかなかそういったレベルまでに達するのは難しいかなとは思っておりますが、少しずつでも他市町村との違い、格差をなくしていけるように努力してまいりたいというふうに考えてございます。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) それでは、新型コロナウイルスワクチン接種についてお話を進めます。 今回のところでは反省点、課題としても残されていますけれども、予約が1回で済まないところにやっぱり大きなストレスが市民にはあると。私なんかもそうですけれども、予約が1回でできないと、もうこれ駄目だなと諦めてしまうと、こういう部分が大変多くて、やっぱり1回の手続で予約ができるシステムの開発というのですか、そういうのが非常に大事なのではないかなと思っているのですけれども、1回の手続で予約が可能となるという、そういうシステム等については可能かどうか、お伺いします。
    ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 議長。 ○議長(日向清一君) 丹野健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) システムというよりも、ほかの自治体でやっております、接種を希望する方に対しては、市のほうでいついつ何時のこの場所でというような形であれば、都合がつかない場合はまた別でしょうけれども、そういった形であれば、1回の手続で予約といいますか、接種が可能と、希望が可能というようなことになるかと思います。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) 65歳以上はだんだんスムーズに、順調に流れておりますので、今度若い人たちの世代であれば、またネットの使い方とか、様々そういうのにたけている人たちがたくさんいるということで、1回の接種が果たしていいのかどうか、今後出てきたときに大いに参考になろうかと思いますけれども、そうした場合に若い人たちの世代がこれから職域接種とか、様々出てこようかというふうに思っております。そうした場合におきまして、どうしても大きなところは医療従事者が少ないのではなかろうかなと、こういうふうに思っております。特に今回接種が進まないこと、これに関してもやっぱり医療従事者がなかなか足りていない、こういうところが大きな課題であろうかなと思っておりますけれども、そこの医療、接種、滝沢市内においては、まだ10か所しかそれぞれの個別の接種会場がないわけですけれども、そこのところを今後もう少し拡大していかなければならないというふうに思いますけれども、昨日奥津議員も質問しておりますけれども、その点について、今後の医療者の拡充について、また再度お願いします。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 議長。 ○議長(日向清一君) 丹野健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 医療従事者の確保につきまして、岩手県のほうにお願いしたのですけれども、滝沢市は大規模接種会場に近いということで、そちらのほうに誘導していただきたいということで、ちょっと無理でした。ただ、そのままの状況ではなくて、今後県立病院の先生が駄目であれば、そのほかにもいろんな方法を取って、医療従事者の確保に努めなければ、現在の状況ですと西北医師会の医師の方々の負担がすごく大きくなると。それから、この事業については令和4年2月末までという、1年と1か月の長い事業になりますので、かなり疲弊してしまうだろうというところもありますので、今後は西北医師会の医師の方だけではなく、ほかの方法を考えながら、医師の確保に努めていかなければならないのではないかというふうに考えてございます。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) そのこと非常によく分かります。ということで、冒頭から申しております盛岡広域医療圏、これから64歳以下が接種するにおいても、本市単独というよりは広域で考えていく、やはり盛岡圏に行っている人たちが半分以上もいるわけですので、そういうところでもしっかりと接種ができる、そういう体制をつくっていくべきであろうと、こう思っておりますけれども、その点についてお伺いいたします。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 議長。 ○議長(日向清一君) 丹野健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 今回のワクチン接種のルールといたしましては、かかりつけ医が滝沢市以外の方でもできるよというようなことだったのですが、なかなか準備がそろわなくて進まなかったという現状もございました。 それからあとは、盛岡広域医療圏というお話なのですが、6月に入ってから、岩手県がそれぞれ市町村に対して支援をするということで、現在アピオのほうの会場で週2日間、土日ということでワクチン接種会場を設置しまして、市町村のほうに支援しているというところでございます。滝沢市としましては、今はこちらの県の支援というところを十分に利用活用しながら、足りない部分については当然盛岡広域圏というよりも、盛岡市になるかとは思うのですけれども、そちらのほうも検討、協議しながら、どういった形で接種を希望されている方が接種しやすいような状況といいますか、そういったのがつくれるかというのは、今後考えていかなければならないのかなというふうには感じております。 ◆9番(小田島清美君) 議長。 ○議長(日向清一君) 9番小田島清美君。 ◆9番(小田島清美君) それでは最後に、ワクチン接種の体制の総責任者でございます副市長に、ぜひ今回の65歳以上のワクチン接種についての課題及び改善点等について、総括していただければと思います。よろしくお願いします。 ◎副市長(三河孝司君) 議長。 ○議長(日向清一君) 三河副市長。 ◎副市長(三河孝司君) 先ほど来ご答弁しておりますけれども、やはり最初こういう予約が進まないというのがなかなか想定されていなかったというのがありました。というのは、国のほうの指導で、こういうやり方というふうなことは示されていましたので、それを忠実にやろうとしたがために、こういった事態になったのかなというふうに考えておりますけれども、やはりこれでは進まないということがありましたので、先行予約というような形での予約を取るようにしまして、確実に予約が取れるというような体制を構築しました。それにもまして、そもそも1週間で打てる接種回数というのが少ないということもありましたので、私のほうでも県のほうにお願いに行きまして、集団接種会場の設置とか、あとは医師の派遣というような制度をつくってくれというようなことをお願いして、県のほうでもそういった補正予算を組んでいただいたということでございますが、滝沢市の場合はアピオとか県立大学ということを大いに活用してほしいということを強くお願いされまして、積極的に県の接種会場を活用するというようなことを今進めております。 8月以降につきましても、できるだけアピオの接種会場を県のほうで撤収することなく、継続してほしいというお願いもしておりますので、近々そういったことが話されるのかなと思いますけれども、もし県のほうで接種会場を引き揚げるということであれば、我々滝沢市としてアピオの会場を押さえて、集団接種会場を設けたいというふうな考えもございますし、また県のほうの県立病院とか、あとは岩手医大とか予防医学協会といったお医者さん方とか看護師さんを手配しまして、接種会場の充実に努めていきたいというふうに考えております。 ○議長(日向清一君) これをもって9番小田島清美君の一般質問を終結いたします。 13時5分まで休憩いたします。            休憩(午後 零時02分)                                                    再開(午後 1時01分) ○議長(日向清一君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、6番遠藤秀鬼君の発言を許可いたします。ご登壇願います。 ◆6番(遠藤秀鬼君) 議長。 ○議長(日向清一君) 6番遠藤秀鬼君。 ◆6番(遠藤秀鬼君) 議席番号6番、一新会の遠藤秀鬼です。質問に先立ち、滝沢市民憲章を朗読させていただきます。 岩手山のふもと、鈴の音響くふるさと滝沢で、わたしたちは一人一人が大きな夢をいだきます。地域の絆と支えあいを築きます。楽しみ、よろこび、生きがいを見つけます。健康で心豊かな生活をめざします。未来に輝く子どもたちを育てます。 市民憲章の朗読を終わります。 まず初めに、皆様ご承知のように、昨年年始に始まった中国武漢を発生源とされる新型コロナウイルスの感染が世界に拡大しました。国内での感染もいまだやまない状況が続いています。県内での新型コロナウイルス感染症患者確認累計数も、21日現在で1,633名にも上りましたが、昨日は新規患者は確認されませんでした。関係者のご努力により、歯止めがかかりつつありますが、日常の安全と安心が脅かされているこのコロナ感染症により、国内外ともに混乱した状況が続き、社会状況が一変しております。このことは紛れもない災害、被災であると考えます。 このような状況にもかかわらず、発生源の中国はコロナ禍に乗じたように東シナ海、南シナ海などで我が国領海への侵入行動をはじめ、中国公船の違法活動や軍事演習を繰り返し行うなど、覇権の拡大を急速に進めております。このことは、まさに中国の野心の表れ、我が国はもとより、周辺諸国への挑戦とも思える活動に看過できない事態が続いているのであります。 また、北朝鮮も誇張、誇大する軍事パレード等で見られるように、コロナ禍においても優先して核ミサイル開発を継続しており、質的向上が進んでいると思われます。 このように、覇権の拡大を急速に進めている両国の現状に、第二次世界大戦終戦直後の北方領土の二の舞になりはしないかと危機感を強く感じているのは、私だけでしょうか。日本は、平和国家であります。しかし、平和ぼけしていてはなりません。 さて、1991年6月3日に発生した雲仙普賢岳の大火砕流惨事から30年が経過しました。13年前の2008年には岩手・宮城内陸地震、そして10年余りが経過しました2011年3月11日には東日本大震災が発生し、太平洋沿岸三陸地方をはじめとし、各地において多くの犠牲者が出ました。また、2018年には西日本豪雨災害、北海道胆振地方を震源とする地震災害、県北地域での河川の氾濫により、老人福祉施設入所者などの多くの方が犠牲となるなど、災害の多い年でもありました。被災された皆様に、改めて心からお見舞いを申し上げる次第であります。そして、多くの方がいまだに影響を受けており、完了していない一部の社会資本の整備や被災者の心のケアなど、現状からの一日も早い完全復旧、復興を祈念し、期待するとともに、これらの災害、出来事は決して風化させてはならない、伝え備えることが最も重要なことであると思います。 今年はオリンピックイヤー、パラリンピックイヤー、国民一致して安全で安心な大会が成功裏に終了することを心から祈念するものであります。 それでは、通告に基づき、今社会を震撼させている新型コロナ対策について、ほか3点について質問させていただきます。 1点目、新型コロナウイルス禍における感染症対策及びその実行状況と効果(成果)について。その1項目め、感染増にどのように対応していくのか、以下の2点を伺います。 その一つ、本市の感染予防策を伺います。 その一つ、本市の感染者への対応方針を伺います。 その2項目め、対象者以外の希望者に接種をどのように進めていくのか、また接種を辞退する方への対応を伺います。 その3項目め、福祉バス、患者輸送バスの運行管理について、以下の2点を伺います。 その一つ、運行状況及び運転技士の健康管理状況を伺います。 その一つ、利用者の健康状態の把握要領と発熱者等がいた場合の処置を伺います。 その4項目め、現在までの新型コロナウイルス感染症に対する市施策の内容の効果(成果)と問題点を伺います。 その5項目め、小中学校教職員並びに児童生徒に対する感染予防策を伺います。 次に、2点目、コロナ禍における経済活動への影響について。市内経済への影響をどのように捉え、どのような対策と、その効果をどのように捉えているのか、以下の2項目を伺います。 その1項目め、商工業への影響を伺います。 その2項目め、農林業への影響を伺います。 次に、3点目、中心拠点構想について。中心市街地拠点構想の実現への進捗状況を伺います。 以上、3点についてお聞きいたします。ご答弁よろしくお願いします。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(日向清一君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) 遠藤秀鬼議員のご質問にお答えいたします。 初めに、コロナ禍における感染症対策及び実行状況と効果についてのご質問にお答えいたします。まず、本市の感染予防施策についてでありますが、市ではこれまでに国や県の決定や取組に準じて基本的感染対策の周知を図りながら、本市としての取組も進めてまいりました。あわせて、新型コロナウイルス感染症の発生状況を見ながら、行事等の休止や中止を行うほか、施設の休止や閉鎖を行うことで感染拡大を防ぐための取組を行ってまいりました。感染者の増加を防ぐための予防施策としましては、引き続きこうした取組を進めていくとともに、市民へのワクチン接種を進めることが必要な対応と考えております。 次に、感染者への対応方針についてでありますが、新型コロナウイルスのPCR検査の結果が陽性だった方につきましては、保健所が全てに対応することから、市として感染した方への直接の対応はできませんが、本市の市民、または市内で陽性の事例が判明した場合は、保健所の対応を確認しながら速やかに影響の範囲を検討し、感染の拡大を防止するという観点から、学校の休校や保育施設の休園要請を行うなどの対応を行っているところであります。今後におきましても、同様の考え方をもって対応してまいります。 次に、対象者以外の希望者へのワクチン接種の進め方と、接種を辞退する方への対応についてでありますが、新型コロナワクチンの接種は国の指示に基づき、市が主体となって実施しているところであります。現在の接種対象者は、ファイザー製ワクチンに限り12歳以上の市民が対象とされているところであり、市ではこれに基づきワクチンの接種を進めていくこととしております。 また、接種を辞退する方への対応といたしましては、新型コロナワクチンの接種は予防接種法の規定上、努力義務とされていることから、市としてはワクチンの有効性や効果、副反応や接種後の医学的相談先などの正しい情報を市民に提供することで、市民自ら接種することを選択していただけるような取組を行ってまいりたいと考えております。 次に、福祉バスの運行管理についてでありますが、福祉バスの運行を委託しております2社ともに、通常の路線バスの運行と同様に感染防止対策を取っております。運転手は、出勤時の体温と健康状態の確認を行い、マスクの着用や手洗いの励行も行っております。車内は、取っ手や手すり等の消毒、窓を開けての換気を行い、また運転席の後ろ、最前列座席の利用制限をし、運転手と利用者との間での感染を防止しております。車内における感染防止を図るため、手洗い、せきエチケット等感染症対策への協力依頼のチラシを掲示し、利用者が乗車中に体調不良を訴えた場合は、会社及び市役所へ連絡の上、適切に対応することとしております。 患者輸送バスの運行管理につきましては、市の公用車により直営で市の運転技士が運行しております。感染予防対策としては、乗降口にアルコール消毒液を設置し、手指消毒を実施していただくとともに、運行後におきましては車両内の清掃や消毒作業を実施しているところであります。 運転技士につきましては、他の職員と同様に日々の体調管理、把握に努めるとともに、検温、手指消毒、マスクを着用し、業務に当たっております。利用者につきましては、感染症予防対策の徹底と常時マスクの着用、手洗いの励行とともに毎日の健康を確認し、体調不良時は外出を避けるようお願いしており、発熱者等がいた場合には、運転技士から事業の担当者へ連絡を行い、適切に対応することとしております。 次に、市施策の内容の効果と問題点についてでありますが、市では令和2年3月3日に滝沢市新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、情報の収集と本市における対応の検討を開始いたしました。その後、令和2年4月には緊急事態宣言が発令されるに至り、市の対策本部を新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく法定の対策本部へと切り替えて、必要な対応に取り組んでまいりました。 対策本部では、主に感染拡大防止の観点から、イベント等の延期や中止の判断、不要不急の外出自粛の要請、基本的な感染対策への取組といった情報を市民に届けることが必要であると判断し、市長メッセージのほか、市のホームページや広報、防災行政無線などを活用しながら発信してきました。こうした情報提供は、市内での新型コロナウイルス感染症の発生の予防に対して、一定の役割を果たせたものと考えております。 また、こうした取組を踏まえて、今後の課題と考えられる点としましては、市民に対してより迅速に情報を提供するための手段の必要性が高まっているということであります。この点につきましては、今後検討すべき課題と捉えております。 次に、コロナ禍による経済活動への影響についてのご質問にお答えいたします。まず、商工業への影響についてでありますが、新型コロナウイルス感染症の終息の見通しが立たない中、中小企業を中心に大変大きな影響を受けていると認識しております。岩手県が実施している新型コロナウイルス感染症に伴う事業者の影響調査によりますと、感染症の影響が継続している事業者は7割以上で、特にも宿泊、飲食業は9割以上となっております。売上げ減少率についても、多くの業種は20%未満と回答しているのに対し、宿泊、飲食業は21%から60%の減少率が最も高くなっております。 本市においても、訪問ヒアリングしている市商工会の情報によりますと、感染症による影響度、売上げ減少率とも飲食業が最も大きいと認識しております。さらに、今年度に入って以降、市内でも感染拡大が確認され、飲食店においては深刻な状況が続いている状況であります。 昨年度は、売上げが減少した中小企業への給付金や、感染対策の実施に対する補助金、飲食店においてはテークアウト対策の費用の補助などを実施してまいりました。また、中小企業振興資金の3年間の無利子融資や融資期間中の保証料全額補給を実施するなど、国の制度も並行して活用しながら、一定期間事業を継続させるための効果はあったと考えております。 一方で、岩手県の調査結果によると、事業者が望む支援対策として最も高かったのは、景気回復対策であり、今後においてはアフターコロナを見据えた長期的な経済対策が重要になると考えられます。本市におきましても、4月に施行された滝沢市産業振興条例の趣旨に基づき、地域内で経済が循環する仕組みの構築に向け、市商工会や関係機関、市民の皆さんと一体となって取り組んでまいりたいと考えております。 次に、農林業への影響についてでありますが、昨年度は新型コロナウイルス感染症の影響による農畜産物の消費について影響があったものの、産直の野菜等の売上げ実績から見ますと、例年並みで推移しております。しかしながら、滝沢スイカまつり等のイベントが中止となったことから、滝沢スイカの送料を無料とするキャンペーンを行いました。このことにより、産直の販売促進と生産者の経営の安定化につながったものと考えております。 また、リンゴにつきましても、贈答用の消費が減少することが見込まれたことから、本市の新成人全員に滝沢リンゴを贈りました。このことにより、リンゴの消費拡大と今後の産直等の販売促進につながるものと考えております。 畜産につきましては、全国的な肉用牛売買価格の低迷から、牛マルキンによる補填等が実施されました。市といたしましても、売上げの減少した畜産農家の事業継続のため、和牛繁殖農家、肥育農家に対し、出荷に要する経費への助成を実施しました。また、酪農ヘルパー利用促進事業及び和牛受精卵移植の経費への補助を実施し、コロナ禍において農業者の負担軽減とリスクに対応できたものと考えております。 現在も新型コロナウイルス感染症が拡大していることから、今年度においても滝沢スイカまつりを中止とし、滝沢スイカの送料無料キャンペーンと、各地域で開催する販売会に要する経費補助を行います。また、畜産につきましても、経営に影響が懸念されるものとして、酪農ヘルパー利用促進事業及び新たな事業として、和牛ヘルパー利用促進事業の経費への補助と、新型コロナウイルスに感染し、経営が困難になった場合の応援給付金を給付することにしております。 林業につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、輸入木材等が減っており、全国的に木材の不足から木材価格が高騰している状況にあります。市内の林業経営体からは、流通に影響はなく、平年並みに推移していると伺っております。今後も新型コロナウイルス感染症の状況を把握しつつ、農林業経営への影響を注視しながら、支援、対策を行ってまいります。 次に、中心市街地拠点構想についてのご質問にお答えいたします。中心市街地拠点構想の実現への進捗状況についてでありますが、現在進めております中心拠点構想に係る市役所前の市街化区域への編入につきましては、都市計画決定権者である岩手県と東北農政局との農業調整が令和3年3月に完了しました。このことを受け、5月28日付で盛岡広域都市計画を形成する盛岡市、矢巾町及び本市から、盛岡広域都市計画区域区分の変更の申出書を岩手県へ提出し、都市計画決定の手続を開始する旨の通知があったところであります。今後は、岩手県が示した都市計画変更スケジュールに基づき、令和4年3月の市街化区域編入に向けて、岩手県及び3市町で手続を進めてまいります。 市街化区域編入後は、民間開発者が開発許可を受け、造成、周辺施設等の整備を進め、市といたしましても、関連する市道向新田線道路整備事業を開発との整合を図り、整備を進めてまいります。 ◎教育長(熊谷雅英君) 議長。 ○議長(日向清一君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷雅英君) 私からは、小中学校教職員と児童生徒の感染予防策についてのご質問にお答えいたします。 児童生徒や教職員が集団で活動する学校施設においては、文部科学省の学校の新しい生活様式において示されている3つの密を避ける、マスクの着用及び手洗いの手指衛生の徹底など、基本的な感染症対策を講じております。 学校施設におきましては、手洗い場のレバー水栓やトイレの手洗い場の自動水栓への改修、給食用トレーの消毒保管庫の設置など、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、感染経路を断つための施設改修を進めております。また、各学校に配置される緊急スクールサポートスタッフが共用で使用するドアノブや手すりの消毒作業等を行っており、感染症拡大防止に努めております。 今後におきましても、感染及び拡大のリスクを可能な限り低減しつつ、教育活動を継続し、子供たちの健やかな学びを保障してまいりたいと考えております。 ◆6番(遠藤秀鬼君) 議長。 ○議長(日向清一君) 6番遠藤秀鬼君。 ◆6番(遠藤秀鬼君) 子細な答弁ありがとうございます。 まず最初に、基本的感染対策の周知を図りながらというふうな答弁でございました。この基部な周知策について、具体的にお伺いしたいと思います。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 議長。 ○議長(日向清一君) 丹野健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 新型コロナウイルスの感染予防、防止について、市民の方に周知をしたということでございます。国のほうからの通知、3つの密を避ける、手指消毒、手洗い、それから新しい生活様式、それから5つの場面というような、国のほうからこういったことを気をつけましょう、こういったことを習慣にしましょうということにつきまして、ホームページ、それから広報、そしてその他防災行政無線も利用したこともありましたし、そういった媒体を使いながら、市民の方に周知をしたというふうに考えてございます。 ◆6番(遠藤秀鬼君) 議長。 ○議長(日向清一君) 6番遠藤秀鬼君。 ◆6番(遠藤秀鬼君) 次に、行事等の中止をやむを得なくしたわけですけれども、そのことによって住民生活、あるいは市の施策に影響を及ぼしたことはないのか、そのことについてお伺いをします。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 議長。 ○議長(日向清一君) 丹野健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 主に昨年の4月から5月にかけまして、全国一斉の緊急事態宣言ということになりました。これに伴いまして、滝沢市内の施設等、これをどうするかというところで、それから行事等につきましても実施するかしないかとかというような、一番大きなところがそこだったのかなと思っております。 それで、状況にもよるのですが、市民の安全を考える場合には、やっぱり施設は閉じたほうがいいのではないかというところで、本部のほうで意思決定をしましたし、あと行事につきましても、やはり人が集まるところ、それから外部から人が来るような行事につきましては、控えたほうがいいのではないかというようなことでございました。 それからあと、今年度につきましても、様々な行事等が中止になったり延期になったりしておるわけでございますが、そこら辺につきましては、まず滝沢市の行事なり、それから市民の生活が大きな影響を受けたというような認識はございません。 ◆6番(遠藤秀鬼君) 議長。 ○議長(日向清一君) 6番遠藤秀鬼君。 ◆6番(遠藤秀鬼君) それでは次に、感染者本人に対するフォロー策でありますが、市として感染者に対するフォローはどのようになされたのか、またしようとしているのかお伺いします。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 議長。 ○議長(日向清一君) 丹野健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 新聞報道で、滝沢市内の感染者が100名を超えているというような状況がございますが、滝沢市におきましては、どこの誰が感染しているかという情報については、岩手県なり県央保健所からは流れてきておりませんので、フォローというところに関しましては特にしておりませんが、身近な方、知り合いの方が感染した場合につきましては、これについては本人は何も悪いことはないと、誰もが感染するものであるから気にしなくていいというような形のフォローはしておるところでございます。 ◆6番(遠藤秀鬼君) 議長。 ○議長(日向清一君) 6番遠藤秀鬼君。 ◆6番(遠藤秀鬼君) 次に、先日も同僚議員の質問等の中にもありました、答弁もあったと思いました。しかし、もう一度確認させていただきたいなと思っているのは、接種予約方法についてでありますが、紛れもなく住民に混乱と不安を与えたことは、これは周知の事実というふうに思っております。このことにどのような思いで、これからどのように対処して進めていくのかお伺いしたいと思います。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 議長。 ○議長(日向清一君) 丹野健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 多くの市民の方々に不安等を抱かせたことにつきましては、深くおわびをしたいと思います。原因につきましては、今回高齢者であったのですが、高齢者についてはインターネットを使うことが難しいという方がいらっしゃったというところと、あとは枠について、1週間ごとに募集したというところで、高齢者の方が予約を取るのが大変だったというようなところが主な原因だったと考えてございますし、あとは65歳以上全ての方ですが、対象になったというようなところ、大きなところ3つかなというふうに考えてございます。 それで、今回64歳以下の方につきましては、どういうふうな方を優先するかとか、いろいろな問題があるのですけれども、まず区切りを入れて、この方々を最初に予約の対象とするとか、あとは今でもやっているのですが、インターネットに不慣れな方については支援していきましょうとか、そういったいろいろな課題が見えてきましたので、そこの部分につきましては今後もいろいろ検討しながら、対応してまいりたいというふうに考えてございます。 ◆6番(遠藤秀鬼君) 議長。 ○議長(日向清一君) 6番遠藤秀鬼君。 ◆6番(遠藤秀鬼君) コロナ禍の中で、生活保護受給世帯や生活が困窮している独り親世帯の支援をどういうふうに考えているのか、その策をお伺いしたいと思います。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 議長。 ○議長(日向清一君) 丹野健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) まず、生活保護に関しましては、これは国の法律でございますので、生活に大変な方が申請していただいて、ご利用していただけるような形を取っていければというふうに考えてございますし、あとコロナ禍におきまして失業や収入が減ったという方につきましては、社協さんでやっております貸付制度がございまして、それを満額借りた方に関しては、今回国のほうの制度で給付金を支給するというようなこともございますので、そういった形。 それからあとは、独り親につきましても、5月に独り親のお子さんに対して、お一人につき5万円、それから独り親ではなく二人親でも生活が苦しい方につきましては、同じく子供1人に5万円という国の制度もございますので、そちらのほうの制度を利用していただきたいなというふうに考えてございます。 ○議長(日向清一君) 遠藤議員に申し上げます。ただいまの質問は通告外でありますので、ご注意願います。 ◆6番(遠藤秀鬼君) 議長。 ○議長(日向清一君) 6番遠藤秀鬼君。 ◆6番(遠藤秀鬼君) 個々に寄り添った支援をお願いしたいものだなというふうに思います。 このコロナ禍で自殺者、昨日の質問にもありましたけれども、これが増加したのか、また今までどおりの推移なのか、そしてまたこれによって増加したのであれば、その防止対策というか、そういった策についてお伺いしたいです。 ○議長(日向清一君) すみません、遠藤議員に申し上げます。通告に沿った質問をお願いしたいと思います。ただいまの件も通告外と思われますので、ご注意願います。 ◆6番(遠藤秀鬼君) 議長。 ○議長(日向清一君) 6番遠藤秀鬼君。 ◆6番(遠藤秀鬼君) それでは、コロナ禍で業態変更を進めている本市での事例はあるのか、また市内企業活動の現状をお伺いしたいというふうに思います。 ◎経済産業部長(長内司善君) 議長。 ○議長(日向清一君) 長内経済産業部長。 ◎経済産業部長(長内司善君) 商工業におきまして、業態を大きく変えたというところは、私もちょっと確認しておりませんけれども、飲食店におかれましては、テークアウト商品を充実したり、あるいは今まで出していなかったテークアウトの商品を出すとか、経営維持にいろいろ工夫なさって、継続しているというような状況でございます。 また、コロナ禍におきまして、市内の企業が倒産したというところにつきましては、商工会の調べでは11件倒産といいますか、廃業なされた企業はありますけれども、コロナの影響によるものではないというところで、後継者の問題であるとか、あるいは健康上の問題で廃業したというような状況でございます。 ◆6番(遠藤秀鬼君) 議長。 ○議長(日向清一君) 6番遠藤秀鬼君。 ◆6番(遠藤秀鬼君) 次に、中心市街地拠点構想の実現ということで、進んでいる答弁でありました。私からすると、やっぱり市民の願望でもあると思うのです。滝沢市は、中心拠点街がないということになっております。やっぱりしっかりした拠点を持った、市に持っていっていただきたいと。しかも他力本願でなく、やっぱり積極的に進める意欲が見えるような施策にしてほしいなというふうに思います。その辺の回答をお願いします。 ◎都市整備部長齊藤和博君) 議長。 ○議長(日向清一君) 齊藤都市整備部長。 ◎都市整備部長齊藤和博君) 中心市街地の拠点につきましては、本市にとって大きな課題であり、長年の懸案事項であったというふうに捉えております。今般市長の答弁でもございましたが、ようやく東北農政局さんとの事前調整が調いまして、一歩も二歩も前進したというふうに捉えております。この中心市街地につきましては、市といたしましては市民アンケートを取りまして、ゆいのまちというところでコンセプトを設けて進めているところでございます。今後令和4年3月に都市計画決定がなされれば、その後開発者による開発申請が県のほうに出されて、その後進むものと思われます。 その中で、本市といたしましても、目に見えるようにというところで、向新田線がちょうど開発エリアを通ることになっております。これにつきましては、市で事業を進めていくということで、いろいろ予算等をつけていただきながら、事業を進めているところでございますので、市といたしましては、この道路を進めながら、開発者との調整を図りながら、いずれ中心市街地構想を進めてまいりたいというふうに考えております。 ◆6番(遠藤秀鬼君) 議長。 ○議長(日向清一君) 6番遠藤秀鬼君。 ◆6番(遠藤秀鬼君) 通告外の質問もしてしまいまして、皆様に迷惑をかけました。おわび申し上げます。 いろいろ質問させていただきまして、特に福祉分野、健康福祉部長には誠意ある説明をいただき、感謝を申し上げます。我々議員もさることながら、市職員も公僕という立場にありまして、全てが市民、住民のために行動する、活動するということが基本であろうかというふうに認識するものであります。私自身も今後そのようなことを強く意識しながら、職務に邁進したいというふうに思っております。 いろいろありがとうございました。 ○議長(日向清一君) これをもって6番遠藤秀鬼君の一般質問を終結いたします。 △散会の宣告 ○議長(日向清一君) 以上をもって本日の議事日程は全部終了いたしました。 本日の会議はこれをもって散会いたします。                                (午後 1時49分)...