滝沢市議会 > 2018-12-17 >
12月17日-一般(代表)質問-02号

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  1. 滝沢市議会 2018-12-17
    12月17日-一般(代表)質問-02号


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    最終取得日: 2021-09-21
    平成30年 12月 定例会平成30年12月17日平成30年滝沢市議会定例会12月会議会議録平成30年12月17日平成30年滝沢市議会定例会12月会議が滝沢市役所に招集された。出席議員は次のとおりである。   1番  高  橋  辰  雄  君    2番  稲 荷 場     裕  君   4番  仲  田  孝  行  君    5番  小 田 島  清  美  君   6番  武  田     哲  君    7番  日  向  清  一  君   8番  川  原     清  君    9番  日  向  裕  子  君  10番  川  村     守  君   11番  藤  原     治  君  12番  桜  井  博  義  君   13番  相  原  孝  彦  君  14番  角  掛  邦  彦  君   15番  松  村     一  君  16番  工  藤  勝  則  君   17番  遠  藤  秀  鬼  君  18番  山  谷     仁  君   19番  佐  藤  澄  子  君  20番  長  内  信  平  君欠席議員(1名)   3番  齋  藤     明  君地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は次のとおりである。       市        長     主  濱     了  君       (上下水道事業管理者)       教    育    長     熊  谷  雅  英  君       副    市    長     佐 野 峯     茂  君       市 民 環 境 部 長     岡  田  洋  一  君       健 康 福 祉 部 長     小  川     亨  君       兼 福 祉 事 務 所 長       経 済 産 業 部 長     齋  藤  誠  司  君       都 市 整 備 部 長     齊  藤  和  博  君       上 下 水 道 部 長     太  田  城  人  君       企 画 総 務 部 長     加 賀 谷     建  君       地 域 づくり推進課長     高  橋  克  周  君       防 災 防 犯 課 長     引  木  光  吉  君       環  境  課  長     斉  藤  明  徳  君       高 齢 者 支 援 課 長     鈴  木  常  明  君       地域包括支援センター     佐  藤  修  子  君       所        長       健 康 推 進 課 長     猿  舘  睦  子  君       保 険 年 金 課 長     田  沼  政  司  君       商 工 観 光 課 長     佐 々 木     馨  君       企 業 振 興 課 長     熊  谷  和  久  君       農  林  課  長     長  内  司  善  君       都 市 政 策 課 長     佐  藤  勝  之  君       道  路  課  長     齋  藤  克  也  君       総  務  課  長     勝  田  裕  征  君       兼選挙管理委員会事務局長       企 画 政 策 課 長     木  下  昇  三  君       財  務  課  長     藤  倉  友  久  君       教  育  次  長     長  嶺  敏  彦  君       教 育 総 務 課 長     藤  島  洋  介  君       学 校 教 育 指導課長     和  田     英  君       生涯学習スポーツ課長     日  向  秀  次  君       文 化 振 興 課 長     小  野  雅  悌  君       兼滝沢市立湖山図書館長       兼埋蔵文化財センター所長       滝 沢 市 上 下水道部     阿  部  一  彦  君       水 道 総 務 課 長本会議の書記は次のとおりである。       議 会 事 務 局 長     井  上  裕  司       議 事 総務課主任主査     熊  谷     昇       議 事 総 務 課 主 査     女  鹿  寛  之 △開議の宣告 ○議長(長内信平君) ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたします。 直ちに本日の会議を開きます。                                (午前10時00分) △一般(代表)質問 ○議長(長内信平君) これより本日の議事日程に入ります。 日程第1、一般質問を行います。 本日は、会派代表5名について行います。 一般質問を行うに当たり、議員並びに答弁者各位に申し上げます。滝沢市議会基本条例第12条第3項の規定に基づき、答弁者に反問権の行使及び質問内容の確認を認めますので、発言を求める際には当職より発言の許可を得てください。 初めに、一新会、17番遠藤秀鬼君の発言を許可いたします。ご登壇願います。 ◆17番(遠藤秀鬼君) 議長。 ○議長(長内信平君) 17番遠藤秀鬼君。 ◆17番(遠藤秀鬼君) 改めまして、おはようございます。朝一番に、落ちつきがないものですから、前の質問席に足を運んでしまいまして、申しわけございませんでした。それでは、会派代表の質問をさせていただきます。議席番号17番、一新会の遠藤秀鬼です。一新会を代表いたしまして、市長所信表明について質問いたします。 まず初めに、7年9カ月前の3月11日に発生した東日本大震災により、またことしは西日本豪雨災害北海道胆振地方を震源とする地震災害等災害の多い年でもありました。被災された皆様に改めて心からご冥福とお見舞いを申し上げます。これらの震災は、決して風化させてはならない出来事、災害であり、現状からの一日も早い完全復興を祈念し、期待するものであります。 さて、11月11日に執行された滝沢市長選挙において、多くの市民の皆様が主濱新市長の手腕に期待し、その結果が無投票当選という結果にあらわれたものと思います。言うまでもなく主権者は市民の皆様であります。市財政は相当厳しいものがありますが、工夫すれば改善されるものも数多くあるのではないでしょうか。市長は、市民の生活が第一と述べられております。その取り組みについて、以下通告に従い質問させていただきます。 まず、主濱市長の市政実行への決意について。市民の皆様の負託に応え、滝沢市の発展のために全力を尽くすとしておりますが、目指す方向並びにその決意を伺います。 2点目として、市民の生活が第一の市政について、その1つ、市長が思い描くもっとすばらしい滝沢とは、どのような状態で、またどのような心象、イメージでしょうか。 その2つ目、市民の生活が第一の施策を職員全員にどのように徹底し、その実行を図っていかれるのか。 その3つ目、市民との対話の進め方をどのように考え、計画、実行していくのか。 3点目として、もっとすばらしい滝沢にしていくための主要施策について、その1つ、充実した人生を送ることができる滝沢市を目指しますについて、市民のみんなが生きがいややりがいを見つけ、実践、考え、実行できる環境をどのように整えていくのか。 その2つ目、産業が元気な滝沢市を目指しますについて、企業や研究機関、教育機関の誘致をどのように進めるのか。 その3つ目、健康寿命の向上と福祉の向上を図りますについて、子供は滝沢市の宝、できる限りの支援をどのように考え、進めていくのか。 その4つ目、安全で安心な滝沢市を目指しますについて、天災など各種災害への対策をどのように講じていくのか。 以上の点をお聞きし、ご答弁をよろしくお願いいたします。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(長内信平君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) 遠藤秀鬼議員のご質問にお答えいたします。 初めに、市政の目指す方向と決意についてのご質問にお答えします。所信表明で申し上げたとおり、市民の皆さん、議員の皆さん、そして行政の努力によって滝沢村の時代から築き上げてきた現在のすばらしい本市があると考えております。このような中で、私はもっとすばらしい滝沢にするために、他自治体に依存するだけではなく、滝沢として自立を目指し、必要な部分については他の自治体と連携を進めながら、市民の生活が第一の市政の実現を目指していきたいと考えております。市政運営に当たりましては、岩手県職員から参議院時代までのこれまでの経験や知識、人脈を生かし、私の持てる力を余さず出し切り、市政を運営する決意であります。 次に、市民の生活が第一の市政についてのご質問にお答えします。まず、もっとすばらしい滝沢についてでありますが、ただいま述べましたとおり滝沢はすばらしい地域でありますが、市としてのさらなる発展が必要と思っております。そのための一つとして、誰もが生きがいややりがいを持ち、現実に実践できる環境を整えることが必要と考えております。さらに、生きがいややりがいのある充実した人生を送るための健康づくりが重要と考えております。 また、中心市街地の形成が課題であり、中心市街地をつくり、にぎわいと魅力をつくることが必要であると考えております。中心市街地のにぎわいと魅力が市内各地域からの集客につながり、このことが市内各地域間を結ぶ公共交通の運行につながるものと考えております。これらの施策や課題への取り組みを進めていくことがさらに住みやすい地域になると考えており、もっとすばらしい滝沢になると考えております。 次に、市民の生活が第一の市政を全職員にどのように徹底し、実行していくのかについてでありますが、私の市長就任後の職員に対する訓示に際して、市民の生活が第一という考えのもと、市民目線による職務の遂行、接遇の気持ちを持った市民対応、新しいことにチャレンジする意欲を持つこと、過ちは共有しながらみんなで正していくこと、チームワークよく、連係プレーで業務を進めることなどについて訓示を行ったところであります。 現在第1次滝沢市基本計画後期基本計画の策定に合わせ、滝沢市人材育成基本方針の策定を行っておりまして、新たな人材育成システムを構築し、この方針に沿った人材育成を行ってまいります。 今後も各種研修や職員の訓示などの機会を通じて、私の思いについて職員に伝えていき、意識の醸成を図っていくことで、職員が使命感を持って新しいことに挑戦する組織風土をつくってまいりたいと考えております。 次に、市民との対話をどのように進めていくかについてでありますが、私が基本としている市民の生活が第一という考えに基づく市政運営を進めるに当たっては、市民との対話が非常に重要であると考えております。私は、市長選挙に立候補することを決意してから、多くの市民の方々と対話をする機会をつくり、その対話を通じて選挙公約を掲げました。市長に就任したこれからも、市民と対話ができる場を可能な限り設けたいと思っております。また、大きな対話の場の一つとして、市政懇談会等を開催してまいります。 一方で、対話を行うに当たっては、市政への関心を持ってもらうための広報も重要と思っておりますので、市民の皆さんに市政の情報が伝わるような努力をしながら、対話を進めてまいりたいと考えております。 次に、もっとすばらしい滝沢にしていくための主要施策についてのご質問にお答えいたします。まず、市民みんなが生きがいややりがいを見つけ、実践できる環境をどのように整えていくかについてでありますが、生涯学習の推進については、子供から高齢者の方々まで学べる環境を提供することを目的として、市の生涯学習推進計画に基づき、幼児向けの家庭教育講座国際理解講座小中学生向け各種研修会家庭教育講座、成人向けの地域課題解決講座国際理解講座女性研修会郷土史講座高齢者向けの睦大学等を実施し、今後もその発表の場として学びフェスタ、芸術祭、郷土芸能まつりを開催してまいります。 生涯スポーツの推進については、市体育協会、各種目別協会スポーツ少年団本部と連携しながら、総合型地域スポーツクラブであるチャグチャグスポーツクラブの活動、高齢者に人気の高いグラウンドゴルフなどの各種の種目別大会の開催や、市民が気軽にスポーツで楽しめるよう市民体育祭スポーツフェスティバル等の充実を図ってまいります。また、引き続き市内体育施設の適正管理や学校開放などにより、市民の生きがいや楽しみとなる生涯スポーツの場を提供してまいります。 次に、企業や研究機関、教育機関の誘致についてでありますが、企業誘致については本市の強みである高等教育機関やIT企業の立地を最大限に生かした取り組みを引き続き進めることが必要と考えております。2018年度版中小企業白書においては、人材不足とIT導入による生産性の向上が課題と指摘をされております。特にもICT産業におけるシステムエンジニアの不足は著しく、進む技術革新の中で必要不可欠な人材として各企業が全国から人材を募集しているのが実態であります。全国の9割を占める中小企業においては、人材確保のために企業自身をまず学生に知ってもらい、少しでも興味関心を持ってもらうことに注力している企業が多数あります。 そのような中、市内に大学が複数立地し、岩手県立大学の前には、本市、岩手県及び岩手県立大学が協力して運営するイノベーションパークが整備をされ、IT企業が集積するとともに、学生と企業、企業と企業が交流する機会を多く企画している滝沢市は、企業の人材確保、さらには経営戦略上においても他市にない魅力を持つ自治体として注目されていることから、この優位性を最大限生かした誘致活動を関係機関と連携して進めてまいります。 また、盛岡西リサーチパークが完売となり、イノベーションパークについても立地の動きが進む中、新たな産業用地の確保について課題であると認識しておりますが、市が主体となって整備することは困難な環境であることから、民間主体による整備を模索している状況にあります。スマートインターチェンジの開通を契機に人の流れが変わると予想され、都市計画法や農地法など種々の規制または各種計画の変更というタイミングを見ながら、本市の産業の振興と市民生活に寄与する業種としてどのような業種、業態が最適であるかなど、慎重に検討を進めてまいりたいと考えております。 また、研究機関、教育機関の誘致ですが、既に多くの研究、教育機関が立地している本市の強みを生かして、まずは現在立地している各機関に連携、付随した機関の立地の可能性等について調査をしてまいりたいと考えております。 次に、子供への支援についてであります。子供への医療支援は、重要な子育て支援の一つであると認識しており、本市といたしましては、国に対しては統一した基準による医療費助成制度の創設を、県に対しては県事業の助成対象の範囲拡大を、それぞれ機会を捉えて要望してきているところであります。県内の子ども医療費の状況を見ますと、それぞれの市町村が独自に助成対象者の拡大を進めております。本市におきましても、子供は滝沢の宝であるとの観点から、子ども医療費助成対象者の拡充について、財源を含めて検討をしてまいります。 次に、天災など各種災害への対応についてでありますが、平成30年は北海道胆振東部地震西日本豪雨、台風21号、24号による災害等、全国各地で大規模な自然災害が発生いたしました。滝沢市におきましては、自然災害に対し、災害対策や災害復旧、復興へ迅速に取り組めるよう、滝沢市地域防災計画を策定しております。また、武力攻撃事態等における平和と安全を脅かす事態に対しても滝沢市国民保護計画を策定し、それぞれ対応しております。 災害時における情報伝達については、多重化を図るため、放送事業者、新聞社、通信事業者等、情報を共通に利用することによって効率的な情報伝達を可能とした通称Lアラートを運用しております。また、情報伝達手段といたしまして、防災行政無線市ホームページモバイルメール、消防団による広報活動も含め、さまざまな方法により市民に情報を伝達するため、複数の手段で行うことで確実に市民への情報伝達を行うものとしております。さらに、ことし10月から防災行政無線の放送内容をスマートフォンアプリ、滝沢NAVIにて配信するサービスを開始しており、より一層の情報伝達体制の向上に努めております。そのほかにも、緊急的な自然災害やミサイル攻撃などについては、国から直接市民へ伝達する全国瞬時警報システム通称Jアラート、これを導入し、緊急時にはLアラート並びに市の防災行政無線と連動し、市民へ情報配信されるものとなっております。 市の災害対策本部につきましては、毎年体制等を見直し、災害対策本部員や事務局員を中心に研修を行い、防災に対する知識の習得、図上訓練及び緊急連絡網訓練等の防災訓練を通じて緊急時に備えております。また、盛岡地方気象台との連携体制においても、台長と私市長とのホットラインを結ぶなど、関係機関との連絡体制を構築しております。 大規模災害が発生した場合に備えては、関連企業と災害物資提供に関する協定を締結しております。また、避難所の運営につきましても、自主防災組織ボランティア等と対応が迅速かつ円滑に行われるよう連携してまいります。 今後におきましても総合防災力の向上に努め、陸上自衛隊、警察、消防等の関係機関と連携し、災害対策に引き続き取り組んでまいります。 ◆17番(遠藤秀鬼君) 議長。 ○議長(長内信平君) 17番遠藤秀鬼君。 ◆17番(遠藤秀鬼君) 答弁の中で、現在のすばらしい本市があるというふうに述べられております。このすばらしさを、さらにもっとすばらしい滝沢ということに取り組むと、そしてまた滝沢市として自立を目指す、必要な部分は他の自治体と連携を進めながら、市民の生活が第一の市政の実現を目指していきたいというふうに考えておられるということでありますが、市民の生活が第一を目指す上で、そういったことの基盤となる土壌が本当に重要なのか、その土壌をどのようにつくっていくのかお伺いしたいというふうに思います。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(長内信平君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) ご質問ありがとうございます。まず、すばらしい本市の土壌と、こういうことですけれども、私いつも申し上げているとおり、滝沢村の時代から、本当にこの滝沢というのは、当時の村民の皆さん、あるいは議会の皆さん、そして行政、そういうものが一緒になって、ここまで本当にすばらしい滝沢をつくってきたと。何がすばらしいかといったらば、1つずつ申し上げますと、自然がすばらしい、交通の要衝である、それから人につきましては結構健康なのです。平均寿命もかなり長い、そういったようなすばらしい土壌といいますか、基盤があるというふうに考えております。これをもっとレベルアップしていきたいということが根底にあります。 それから、もう一つ、連携についてもお話がありましたけれども、連携につきましては今滝沢市の人口というのは横ばいと、こういうことなのですが、全世界的に見ると人口はふえているのですが、残念ながら日本は人口が減少しております。いずれ滝沢市も減少するという予想がなされております。こういう中にあって、やはり滝沢市だけで全てを解決するのではなくて、隣接したところ、あるいは離れたところのさまざまな自治体、あるいは企業、そういうところと連携をしていかなければいけないと、これは時代の趨勢といいますか、そういうふうなことで連携をしていかなければいけないことが予想されるものですから、これは幅広く連携を考えていきたいと、こういうふうに思っているものでございます。 以上、土壌と連携についてお答えを申し上げました。 ◆17番(遠藤秀鬼君) 議長。 ○議長(長内信平君) 17番遠藤秀鬼君。 ◆17番(遠藤秀鬼君) 土壌の中で自然環境がすばらしいと、私もそのとおりだというふうに思います。私も生まれは滝沢市ではなくて、北上で生まれ育ったものですから、ついついそちらと比較するわけでありますけれども、自然環境に関してはまことに岩手山を中心に景観がよくて、自然環境の中で暮らすのには最適な場所だというふうに考えるわけでありますが、その自然環境に、当時2万七、八千人の人口から急増して5万5,000人の人口を今擁しているわけですけれども、人口がふえることによって自然環境が少しずつ破壊されているところがあるのではないかなと、その保全をどのように考えているかお伺いします。
    ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(長内信平君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) 環境破壊が進んでいるのではないかと、こういうふうなご質問でありますが、やはり私もそういうことは観念的に感じられます。といいますのは、私ども人間がこの地球上で活動すれば、何らかの影響を、悪い意味での影響を地球に与えるというふうなことで、私どもが生存している限りは、地球にある程度の悪影響を与えているものというふうに思っております。今地球温暖化ということがよく言われておりますけれども、それもその1つであるというふうに思っております。 そういう中にあって、私は滝沢の自然がすばらしいと言いましたけれども、これはそれなりの努力をしてきているものだというふうに考えておりまして、できる限りのところで環境を守る、森林もそうです。森林は、特に生命に必要な酸素を生み出しますし、さまざまな用材とか、そういうふうな材料にもなりますので、そういうふうなことを健全なものにしていきたいということでありますし、それから農地もそうです。農地もきちっと管理をしていけば、やはりすばらしい景観が出てくるものというふうに思っておりまして、この点、できる限り森林にしろ、それから農地にしろ、そのほかの環境にしても、これは水質もそうであります。さまざまな環境について、できる限りこれ以上地球を汚さないように、悪くしないような方向で努めていければいいなというふうなことで考えております。 ◆17番(遠藤秀鬼君) 議長。 ○議長(長内信平君) 17番遠藤秀鬼君。 ◆17番(遠藤秀鬼君) 悪影響も少なからずあるのだというようなことも認識しておられるようですけれども、「災い転じて福となす」ということわざもあるとおり、その悪影響になるものを利用して、何か住民に役立つような施策などは考えられないものでしょうか、お願いします。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(長内信平君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) 悪影響といいますか、私ども人間の活動というのは、本当に何らかの影響を地球に与えているということであります。環境保全という一つのいい方向に働くものもありますけれども、1つは産業界で一生懸命頑張る、これは直接住民の皆さん、あるいは県民の皆さん、国民の皆さんの福祉の向上につながるようなものであります。そういうふうな産業活動とか、それも含めた上でありますと、やはり私はそういう面も必要だと。環境保全の活動も必要ではありますけれども、そういったような、アメリカでも中国でもある程度環境を見てはおりますけれども、盛んに産業活動をしているわけですが、やはり私どもはそういう面もやっていかなければいけないなというふうに思っております。それについて、先ほどご答弁申し上げましたとおり、この滝沢市にもさまざまな企業の立地を図って、私ども住民の福祉の向上につながればいいなというふうにも思っております。 ◆17番(遠藤秀鬼君) 議長。 ○議長(長内信平君) 17番遠藤秀鬼君。 ◆17番(遠藤秀鬼君) 連携の考え方でありますけれども、自立していくのか、あるいは将来を考えて広域の中で滝沢市は生きていくのか、その辺の少し中期的な、あるいは長期的なお考えを、差し支えなければお答えいただきたいなというふうに思います。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(長内信平君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) 連携についての考え方でございます。先ほど人口を例にとってお話をいたしましたけれども、これは人口を例にとるまでもなく、1つの自治体が全てフルで、例えば教育問題にしても、それから環境問題にしても、そういうふうなものをフルで備えるということは、なかなか難しくなってきているのではないかと。そこは、ある程度各市町村が分担をし、そういうふうなことで対応していかないとなかなか難しいのではないかと、基本的にこう思っております。卑近な例で申し上げますと、ごみ処理の問題であるとか、し尿の問題であるとか、さまざまな問題があるわけでありますけれども、その辺も連携を考えながら進めていきたいものだなというふうに思っております。 ◆17番(遠藤秀鬼君) 議長。 ○議長(長内信平君) 17番遠藤秀鬼君。 ◆17番(遠藤秀鬼君) 市行政は、市民の皆様がそれぞれ掲げる目標に向かって行動を起こされております。その下支えとなり、効果的な行政サービスを行政は担わなければならないのだろうなというふうに思います。その展開を市民の生活が第一という大きな目標にどのように展開されていくのかお伺いします。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(長内信平君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) 市民のさまざまな活動に対する効果的な行政サービスと、こういうふうに捉えましたけれども、まさにそのとおりで、私はまずは市民の皆様が幸せを感ずる、充実を感ずることは、それぞれ住んでいる地域が、その住んでいる地域で日常生活が、できれば徒歩で、歩けるような範囲で、そこが充実してくればいいなというふうに思っております。ですから、中心市街地という話もありますけれども、まず第1番は個々の地域、この地域の充実が必要であるというふうに思っております。同時に、中心市街地ということで滝沢市全体ににぎわいをもたらしたい、中心市街地と各地域。そうすると、中心市街地を通じて各地域と各地域がどんどん、どんどん結んでくると。さらに、住民がさまざまな活動をするに当たって、その活動範囲が広がるのではないかなというふうに思っております。 ◆17番(遠藤秀鬼君) 議長。 ○議長(長内信平君) 17番遠藤秀鬼君。 ◆17番(遠藤秀鬼君) 滝沢市は結構面積も広いし、自治会もそれぞれ単位で30自治会あります。その自治会には、それぞれの地域の特性があって、活動の内容も、それから目指す方向も、究極は同じだと思います。しかしながら、自治会単位の目標というのは、それぞれ違っていると。それはそれでいいのかもしれませんけれども、個々自治会等の目指す方向と市民の生活が第一の実行を行政としてどのように方向性を導いていくのか、そして地域住民に市民の生活が第一を浸透させていくのか、担当部長等に確認したいというふうに思います。 ◎副市長(佐野峯茂君) 議長。 ○議長(長内信平君) 佐野峯副市長。 ◎副市長(佐野峯茂君) 市民の生活が第一の市政ということで、市長就任以来、私も毎日のように考え方を伺っております。そういう中にありまして、今たまたま後期の計画に合わせて人材育成基本方針を改定させていただいております。私どもの案の中でも、市民が市政の主役であることを常に念頭に置き、市民主体の地域づくりに市民と一体となって取り組んでいく人材となることを目指したいというふうにしております。この点を市長ともお話をしながら、考え方は一致しているということでございます。 また、30自治会について、特に今ごみの減量化というところで市長ともいろいろお話ししておりますが、そういった中でそれぞれ30自治会の色も違うと。場所が違えば、地域性も違えば、住んでいる数も違えば、もともとあったところ、外から来たところといろんな形がございますけれども、そこのところの特徴を踏まえながら、後期計画でも地域懇談会、また振り返りをして後期に向けていくわけでございますが、そういった中で職員も一体となってそういったことを理解しながら、また行政の課題についても一緒にこちらでも情報を伝えながら、地域づくりを進めていくということが市民の生活が第一の市政につながっていくのかなというようなことをいろいろ今お話をさせていただいているところでございます。 ◆17番(遠藤秀鬼君) 議長。 ○議長(長内信平君) 17番遠藤秀鬼君。 ◆17番(遠藤秀鬼君) その中で、議会議員も一緒になって取り組んでいきたいなというふうに思っているところであります。これは、船頭は旗印でなければならないというふうに思いますけれども、その旗印のもとに住民皆様一体になって、市民の生活が第一という取り組みを進めていかなければならないというふうに私自身思っておりますし、そのような考えをぜひ早目に市民の皆様に浸透させていただきたいというふうに思っているところであります。 次に、充実した人生を送るためには健康が必要と述べられております。全く同感です。健康づくりということで、ハードな肉体を健康にするということもこれあり、それからソフト面といいますでしょうか、精神的な面の健康ということも当然あるわけであります。えてしていろいろ示されたものの中には、肉体的な健康の取り組みはしっかり私ども感じているわけでありますが、精神面の健康の取り組みについて若干薄いのではないかなというふうに感じておりますが、その辺の推進の考えをお聞きいたします。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(小川亨君) 議長。 ○議長(長内信平君) 小川健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(小川亨君) 健康づくりの中での心のといいますか、精神的な面での健康ということでございますが、健康づくり宣言をさきにいたしましたが、その中でも体とともに心もということで、特にWHOの健康の定義というのは全く完全な健康体というのが示されておりますが、その後その辺についてはヘルスプロモーションという形で若干修正がかかってきているというふうに認識しております。 市におきましては、体の健康のほかに心の健康、これについては精神保健というような分野で、例えば鬱病であるとか、そういったことに対する対応というのはいたしてございまして、これらの結果として、残念ながら自殺率も滝沢市は一定程度高いというところもございます。その辺につきましては、今年度健康づくり宣言の後に自殺対策基本法の改正を受けまして、滝沢市の自殺対策計画、こちらのほうを現在策定中でございます。そういった心の面のケアというものも今後力を入れてまいりたいというふうに考えてございます。 ◆17番(遠藤秀鬼君) 議長。 ○議長(長内信平君) 17番遠藤秀鬼君。 ◆17番(遠藤秀鬼君) 計画策定中ということの話もありましたけれども、日々の生活は毎日進んでいるわけでありますので、計画を待たずに何かできることがあるのだと思いますので、それらの推進をあわせ考えていただきたいなというふうに思っておるところでございます。 それから、以前にNHKのラジオ体操を村として取り組んでやった経緯がございました。ああいった日々継続できるようなものを考えられないものかなというふうに思っておるところでございます。例えば放送でラジオ体操の時間を、あれは5分ぐらいですので、流してみるとか、そういったことも一つの手段、方策ではないかなというふうに思いますけれども、その辺の考え方をお聞きしたいと思います。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(小川亨君) 議長。 ○議長(長内信平君) 小川健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(小川亨君) 日常的に健康づくりをする場ということでございます。確かにラジオ体操、これについては有効なものとして、滝沢市においては運動普及推進員という方々がラジオ体操の正しいやり方というのを勉強しておりまして、それを地域のさまざまな場で普及を図っているという状況はございます。ただ、広報無線で流すというところについては、ちょっといろいろな面で検討が必要かなと思いますが、いずれそういった日常的に健康づくりをしていく、1日15分運動するとか、そういった活動はございます。そういったことについての普及を今後とも進めてまいりたいというふうに考えます。 ◆17番(遠藤秀鬼君) 議長。 ○議長(長内信平君) 17番遠藤秀鬼君。 ◆17番(遠藤秀鬼君) 運動普及推進員を通じてというようなことも今お話ありましたけれども、そういった制度もございますので、ぜひ住民の皆様に徹底するというか、自分の健康ですので、健康の維持増進のためにどんどん活用したらいいのではないかなというふうに思っておるところでございますので、その辺もあわせてよろしくお願いしたいなというふうに思います。 市民の減塩、禁煙の推進を今後どのように図っていくのかお伺いしたいと思います。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(小川亨君) 議長。 ○議長(長内信平君) 小川健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(小川亨君) 減塩及び禁煙のお話でございますが、今までもさまざまな場面で啓蒙とかご説明とかはしておりますが、健康づくりについてはそれぞれ個人が努力する、その中で行動の変容をしていただく、市及び団体とか企業はそういった環境づくりをしていくという責任があるわけでございます。これといった目新しいものというのは、今すぐにはお答えできないわけですが、従来進めてきた減塩の活動、食生活の改善、こういったものについては継続して取り組んでまいるという考えでございます。 ◆17番(遠藤秀鬼君) 議長。 ○議長(長内信平君) 17番遠藤秀鬼君。 ◆17番(遠藤秀鬼君) 子供は滝沢市の宝というふうに申しております。できる限りの支援を考えているということでありますが、具体性がないというか、どんなことを考えているのだろうかなというのが率直な思いでありましたので、できるだけの支援の具体策をお伺いしたいと思います。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(小川亨君) 議長。 ○議長(長内信平君) 小川健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(小川亨君) 子ども・子育て、こちらについては妊娠期から幼児期、学齢期に至るまでさまざまな検診であるとか予防接種であるとか、こういったことに取り組んできているわけでございます。昨年は、子育て世代包括支援センターという窓口を設置いたしまして、妊娠期から3歳あたりまでの子供たちを継続的に支援するというような取り組みもいたしてございます。また、虐待の防止であるとか、就学に向けた各種の支援であるとか、そういったことを実施しているわけですけれども、まず方針にあります医療の面ということで、先ほど市長のほうでお答えいたしましたが、例えば新生児の聴覚検査であるとか、または医療費の助成のできる限りの拡充検討というようなものに今後取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。 ◆17番(遠藤秀鬼君) 議長。 ○議長(長内信平君) 17番遠藤秀鬼君。 ◆17番(遠藤秀鬼君) 次に、少子化の方向に一般的には進んでいるということで、滝沢は横ばいかというふうに思っておりますけれども、人口減少に歯どめをかけなければならないと。そのためには、やっぱり産み育てる環境をしっかり整えていかなければならないだろうというふうに思います。その辺の考え方をお伺いしたいと思います。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(小川亨君) 議長。 ○議長(長内信平君) 小川健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(小川亨君) 産み育てる環境ということでございますが、確かに今日本の人口減少社会の中で少子化がどんどん進んでおります。滝沢市の場合は、まだ年少人口の比率が14%を超えておりまして、県とか全国に比べると高いわけですが、それでも合計特殊出生率、こちらについては全国的には1.5を切っているということですが、滝沢市の場合には1.53でしたでしょうか、まだそのレベルを維持していると。しかしながら、1.5というのは人口の減る方向の数字でございます。そういった社会を見据えた地域づくりというのは大切でございますが、それにもまさる大事な事項として子供たちを産み育てる環境、これについては心してまいりたいというふうに考えてございます。 ◆17番(遠藤秀鬼君) 議長。 ○議長(長内信平君) 17番遠藤秀鬼君。 ◆17番(遠藤秀鬼君) 次に、産業振興についてお伺いしたいというふうに思います。企業立地の促進について、さらなる雇用の創出を図るため、新たな産業用地の確保と民間活力の活用についてどのように考えておられるのかお伺いいたします。 ◎経済産業部長(齋藤誠司君) 議長。 ○議長(長内信平君) 齋藤経済産業部長。 ◎経済産業部長(齋藤誠司君) 本市では、今まで盛岡西リサーチパーク、あとは県大前のイノベ関係と産業用地の確保に努めてまいったところでございます。両用地とも今の時点で一定のめどが立ったということから、次はさてどこに求めようかといったときに、さまざまな候補はあるのですけれども、先ほど市長が答弁でお答えしたように、スマートインターチェンジの開通を機会に人の流れが変わるだろうということで、スマートインター周辺に少し着目をして、何か新しいことができないかということを検討してまいりたいと考えてございます。 ◆17番(遠藤秀鬼君) 議長。 ○議長(長内信平君) 17番遠藤秀鬼君。 ◆17番(遠藤秀鬼君) スマートインターチェンジ、今建設中であります。それに着目した誘致というか、そういったことを考えておられるようですけれども、もう少し具体的にお答えいただきたいなというふうに思います。 ◎経済産業部長(齋藤誠司君) 議長。 ○議長(長内信平君) 齋藤経済産業部長。 ◎経済産業部長(齋藤誠司君) スマートインターチェンジ周辺については、今までの産業用地と違って、実はさまざまな可能性が秘められている場所ではないかなと考えてございます。盛岡西リサーチパークについては物流と製造業で、県立大学の前のイノベ関係につきましてはICT産業というふうに、ある程度業種が決められてきたところがございますが、スマートインターチェンジ周辺につきましては、それにプラス一般交通という要素が加わってまいりますので、物流も可能となると思われますし、あるいは産業からちょっと外れるかもしれませんが、集客という意味で、お店であったり、そういったものの可能性も出てくるかなと思います。こういうことから、広い視野を持って、どの業種が一番滝沢市のためになるかということからの検討をして、そことコラボレーションしてくださる民間の方を見つけて、民間開発ができれば一番いいパターンなのかなと思ってございます。 ◆17番(遠藤秀鬼君) 議長。 ○議長(長内信平君) 17番遠藤秀鬼君。 ◆17番(遠藤秀鬼君) 異業種というか、さまざまな職種の企業を誘致できるのだというふうなお考えでありますが、それを民間主導でやっていきたいと。民間主導でやっていきたいという一つの方針みたいなものは理解できます。しかし、それを誘発するためには、やっぱり行政の力が必ず必要になるのだろうというふうに思います。そこのところの進め方というか、どのように考えておられるでしょうか。 ◎副市長(佐野峯茂君) 議長。 ○議長(長内信平君) 佐野峯副市長。 ◎副市長(佐野峯茂君) 中央スマートインターチェンジの周辺ということでは、内部で今検討を始めているのですけれども、まだ具体的には至っていないというところがちょっと残念なところなのですが、まず今市街化調整区域であるということと農地であるということで、その転換をどういう手法で図っていくのかという制度の問題がございます。この部分については、隣接しているところが市街化区域ですので、隣接しているところは意外と市街化区域になっていく可能性というのはほかの土地より高いと。あとは、調整区域のほうでの何か開発手法があるのかという、規制の部分のほうから1つでございます。 それから、企業さんとはここ数年スマートインターチェンジというところで、いろんなお話もございます。それから、担当のほうでは調査もしているのですが、具体にもし可能であれば欲しいなというところもあるわけです。我々行政とすれば、そういう方々とよく情報交換をしていくと。具体的な方法については、今言った土地利用規制を解除するための方法が幾つかあると思うのですが、例えば民間といっても民間が団地を何区画かつくるというようなことは、もしかするとなかなか厳しいかもしれません。そうではなくて、ある会社が来たいと言ったらばそこが造成して建てていくと。複数の企業、その部分を調整区域から外していくというような、そういったような手法ができるかということを含めて、今検討させていただいております。 企業さんと我々は連絡をとって、要するに最後は国、県との調整のときは熟度、実際やれるのとなりますので、我々はやれる状態にして国のほうに調整していくということで、今模索をさせていただいておりますので、あす、あさってというのはちょっと無理ですが、土地がある、スマートインターチェンジができるというのは、大きなチャンスでございますので、議員おっしゃるような形をとりながら、我々も頑張っていきたいというふうに考えております。 ◆17番(遠藤秀鬼君) 議長。 ○議長(長内信平君) 17番遠藤秀鬼君。 ◆17番(遠藤秀鬼君) ぜひこのチャンスを生かして、発展につなげていただきたいというふうに思います。 次に、はるかではありませんけれども、農業振興について、いわゆる後継者不足というふうに言われておりますけれども、滝沢市は農業振興で栄えてきた経緯がございますので、これを絶やすわけにはいかないというふうに私も考えるわけでありますが、この振興策についてお伺いしたいというふうに思います。 ◎経済産業部長(齋藤誠司君) 議長。 ○議長(長内信平君) 齋藤経済産業部長。 ◎経済産業部長(齋藤誠司君) 農業振興策についてでございます。議員さんのおっしゃるとおり、数字的にはだんだん年がたつたびに農業従事者が減っていくという中で、これ自体については自然減少でやむを得ない部分もあるのですけれども、残された農地をいかに活用していくかというのがメーンになるのではないかなと思います。新しい就農者の方も、少しずつではありますが、出てきていらっしゃいます。これも一つの目玉にしていきたいと考えておりますし、これからは何しろ合理的で経済的な農業を進めることによって、農業を維持するというのが主流になってくるかと思われます。まだまだ本格的にそういうふうな動きはないのですけれども、そういった下地をつくるために地元の方々といろんなお話をさせていただいて、いろんな情報を提供して、だんだんとそういった機運を醸成していきたいと思ってございます。 ◆17番(遠藤秀鬼君) 議長。 ○議長(長内信平君) 17番遠藤秀鬼君。 ◆17番(遠藤秀鬼君) 大変申しわけございませんでした。通告外の質問でございました。丁寧に答えていただきまして、ありがとうございます。 最後に、災害対策についてお伺いしたいというふうに思います。その対策をどのように住民に浸透させていくのか、そこのところをお伺いしたいというふうに思います。 ◎市民環境部長(岡田洋一君) 議長。 ○議長(長内信平君) 岡田市民環境部長。 ◎市民環境部長(岡田洋一君) まず、さまざまな自然災害が全国的にも発生をしておりまして、そういった災害に対する関心も高くなってきているものと思っております。その中で、やはり総合防災力といったことで、市行政、または関係機関、市民の皆さんが一体となって総合防災力を高めるということが第一、重要であると考えておりまして、その中で市民の皆さんにそういったことをどういった形でお知らせして、実践のある、例えば避難であったりとか、万が一災害が発生したときに安定した避難所運営ができるのかといったことを含めて、ただいま30の自治会全てに自主防災組織が組織されておりまして、東日本大震災の発生以来、若干訓練、研修の活動がちょっと停滞気味であったのですが、今年度に入り、かなりこれまで実施してこなかった組織さんも含めて、今年度中70%を超える組織で今後研修が行われる予定となっております。既に実施されているところもありますので、そういった形で自主防災組織に対する研修、また避難訓練、あとは市の防災訓練の中に一体で地域の皆さんに参加していただく機会もつくっておりますので、そういった訓練、また研修の場を捉えながら市民の皆さんのほうに、より実効ある行動ができるような訓練を一緒にやっていきたいと思っております。 ◆17番(遠藤秀鬼君) 議長。 ○議長(長内信平君) 17番遠藤秀鬼君。 ◆17番(遠藤秀鬼君) いろいろ質問させていただきました。市長初め部長の誠意あるご答弁をいただきましたことに心から感謝を申し上げます。尽きることは、滝沢市の住民皆様一人一人が住みなれた環境のいいところ、滝沢市で自分らしい生活を健康で人生の最後まで続けることができるように、市民の生活が第一、すばらしい滝沢をもっとすばらしい滝沢に、持続可能で安定的な行政運営が市民のために、市民とともに進められることを念願し、質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(長内信平君) これをもって一新会、17番遠藤秀鬼君の一般質問を終結いたします。 11時15分まで休憩いたします。            休憩(午前11時03分)                                                    再開(午前11時14分) ○議長(長内信平君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、滝政会、14番角掛邦彦君の発言を許可いたします。ご登壇願います。 ◆14番(角掛邦彦君) 議長。 ○議長(長内信平君) 14番角掛邦彦君。 ◆14番(角掛邦彦君) 議席番号14番、滝政会の角掛邦彦でございます。まずは、主濱市長、初当選おめでとうございます。主濱市長は、県職員等を経て、2004年、参院選岩手選挙区で初当選され、以来連続2期、12年間にわたり国政に携わってきました。この政治経験のもと、滝沢市のかじ取りをすることになり、新市長への期待は大変大きいものと思っております。 それでは、会派を代表し、さきの通告に従い、4年の任期に伴いましての市長所信表明した内容及び当市の課題についてお聞きいたします。最初に、産業が元気な滝沢市を目指しますについてであります。本市の農業を取り巻く環境は、近年農業青年団体、グリーンワークスを中心とした農業の担い手、新規就農者の活動は目まぐるしいものがあります。しかしながら、農業者の高齢化及び高齢化に伴う離農者の増加、担い手不足、なかなか進まない集落営農、米価の低迷による所得の低下など、数多くの課題があります。また、企業誘致においては、盛岡西リサーチパークが完売し、イノベーションパークにも1社参入されるなど、当局のご努力は評価いたすところであります。しかしながら、当市は中小企業が多い現状にあります。そこで、お聞きいたします。 1点目として、高齢化が進んでいる農業振興の施策について。 2点目として、集落営農の推進施策について。 3点目として、担い手農業者への支援策について。 4点目として、中小企業への支援策について。 5点目として、特産品開発へ向けての施策について。 以上お聞きいたします。 次に、市民生活のさらなる充実を目指しますについてであります。当市は、市街地が分散され、市民の買い物等においては隣接している盛岡市等への依存度は大変大きいものと認識しております。また、公共交通においても市役所やビッグルーフへの乗りつけが大変不便な状況にあります。そこで、以下の点についてお聞きいたします。 1点目として、中心市街地形成の構想について。 2点目として、公共交通の施策についてお聞きいたします。 次に、環境との共生を目指しますについてであります。本年2月に当議会として、ごみの有料化は見送るべきと判断し、当局としても有料化を撤回した経緯があります。また、県央ブロックごみ処理広域化計画においては、候補地選定及び候補地の住民への理解がどうなるかままならない状況と考えます。今後のごみ政策は、焼却施設の延命化や一般廃棄物の減量化が早急の課題と捉えております。そこで、以下の点についてお聞きいたします。 1点目として、ごみ減量化に向けた新たな施策について。 2点目として、再生可能エネルギー促進に向けての施策について。 以上、2点お聞きいたします。 次に、市民が主役の滝沢市政を目指しますについてであります。当市は、平成27年度から財政構造改革に取り組み、実質単年度収支において黒字化されていることは成果として評価するものであります。しかしながら、今後さらに義務的経費、特にも扶助費と大型事業、ビッグルーフや滝沢中央スマートインターチェンジ、滝沢中央小学校の事業が完了することから公債費が増大し、財政の硬直化がますます懸念されるところであります。また、公共施設の維持管理計画に基づき、改修及び補修が余儀なくされております。その中で、財源を確保する政策はもちろんのこと、有利な補助金の活用及び税の一体的改革は避けては通れない課題と捉えております。そこで、以下の点についてお聞きいたします。 1点目として、財源確保に向けた施策について。 2点目として、市民の意見を市政にどのように反映させていくのか。 3点目として、投票率向上の施策について。 以上、3点についてお聞きいたします。 次に、安全で安心な滝沢市を目指しますについてであります。当市内にも豪雨災害時において危険箇所が多くあります。特にもたびたび氾濫している小岩井地区内に流れている旧越前堰や巣子地区内の巣子川など、床上浸水など被害が起きております。災害を最小限にとどめるには河川改修事業が必要であり、国等の補助金が不可欠であります。さらに、災害時の避難に際し、自主防災組織との連携が必要であります。そこで、次の2点についてお聞きいたします。 1点目は、危険箇所除去に向けた施策について。 2点目は、自主防災組織との連携と支援策についてをお聞きいたします。 次に、人材育成についてであります。市長の人柄をご拝見いたしますと、温厚、実直で対話を重視する方だと思われます。市役所には、政策能力がある職員が多くおります。そのトップリーダーとして市民の福祉向上のために、職員のさらなる資質の向上を図るとともに、対話も当然必要と思われます。そこで、以下の点についてお聞きいたします。 1点目として、職員の意識向上の施策について。 2点目として、行財政改革の考え方について。 以上、お聞きいたします。 次に、国への要望活動等についてであります。主濱市長は、国会議員12年の経験を生かし、人脈及び党派を超えての人脈を利用して政策を進めていくと表明しております。そこで、国への要望活動は当然必要と思いますが、与党との連携の考えについてお聞きいたします。 最後に、今回の所信表明において住民自治日本一の言葉が一言もありませんでした。平成26年の市制移行後に自治基本条例を施行し、平成27年度からは第1次滝沢市総合計画前期計画が始まり、コミュニティ条例も施行され、これからの自治体のあり方、いわゆる団体自治と住民自治との連動及び連携により行政運営を実行していると思っております。そこには、住民自治日本一を目指してと表題がありました。そこで、総合計画後期計画に向けて住民自治日本一継続の考えについてお聞きし、終わります。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(長内信平君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) 角掛邦彦議員のご質問にお答えします。 初めに、産業が元気な滝沢市を目指しますについてのご質問にお答えします。高齢化が進んでいる農業振興の施策についてでありますが、2005年農林業センサスによりますと、本市の60歳以上の販売農業者数506人に対して、2015年では556人と増加しており、農業者数が減少する中、60歳以上の割合は高くなっております。そのため意欲ある高齢の農業者に対しては、軽量野菜等への経営転換など、関係機関とともに提案してまいります。また、高齢化により農業を継続できない農業者につきましては、農地中間管理機構を活用し、地域の担い手に農地を集積し、農業振興を図ってまいります。 次に、集落営農の推進施策についてでありますが、本市において現在集落営農に取り組む組織はありませんが、農業者の高齢化が進む中、将来の農業のあり方を研修会などを通じて意識を高めるとともに、地域との話し合いを行い、集落営農組織化に向けた意識の醸成に努めてまいります。 次に、担い手農業者への支援策についてでありますが、認定農業者を中心に各種研修会への参加や生産基盤の強化、規模拡大等に伴う補助事業の導入、産学官連携や異業種連携による新たな価値の創造を関係機関とともに支援してまいります。また、将来認定農業者になり得る意欲のある農業者につきましても取り組んでまいります。 次に、中小企業への支援策についてでありますが、平成30年度の国が掲げる中小企業支援事業の実施に関する計画において、中小企業を取り巻く環境と課題として、人手不足と労働生産性の伸び悩みが冒頭に掲げられ、全国的な課題として取り上げられております。本市の中小企業支援といたしましては、中小企業振興資金利子補給費補助事業により運営資金や設備資金の融通の円滑化を図るとともに、中小企業振興資金保証料補給費補助事業により保証料の補給を実施し、金融機関が中小企業に対して融資しやすい仕組みづくりを引き続き行ってまいります。また、滝沢市商工会が策定、認定を受けました経営発達支援計画により、産学官と連携強化をし、中小企業のニーズの把握や企業間のマッチングなど実施し、中小企業の経営体質強化を図ってまいります。 また、滝沢市は岩手県立大学を初めとする高等教育機関が集積するとともに、イノベーションパークの整備を進め、みちのく盛岡広域連携都市圏ビジョンにおけるICT関連産業の拠点化を目指しております。本市のこのような特徴を踏まえ、ICT産業の集積が市内の中小企業の生産性の向上に寄与するよう産学官連携を推し進めるほか、IoT技術の普及による社会の変革に対応できる地元中小企業が育成され、若者や主婦などライフステージに応じた働き方で地元に定住できる環境を目指しながら労働力の確保に努めてまいります。 次に、特産品開発に向けての施策についてでありますが、特産品の創出及び育成を図るため、農業者を対象とした6次産業化セミナーの開催による商品開発の支援や、市内商工業者等が行う特産品の研究や開発、普及推進に係る経費について補助を行い、支援してきているところであります。今後支援を受けた特産品や既存の特産品については、観光協会や商工会、農協等と連携しながら機会を捉え、イベントなどに出品し、またSNS等を活用し、情報発信を積極的に行い、商品PRや販路の拡大に努めてまいります。 次に、市民生活のさらなる充実を目指しますについてのご質問にお答えいたします。まず、中心市街地の構想についてでありますが、第1次滝沢市総合計画において、市役所周辺を対象に日常的な生活サービスを提供する商業・業務、行政、医療・社会福祉、教育の各機関の向上や市内の交通結節点としての機能の強化を図るとともに、市民が触れ合い、交流するための都市の中心を担う拠点の形成を図ることとしております。 当該地域は、市役所、市民福祉センター、ビッグルーフ滝沢及び滝沢総合公園体育館などの行政が整備する機能については充実しており、今後は総合計画で定められている各機能を相互に関連し、相乗的に向上を図っていくため、民間による機能整備を目指し、魅力ある中心市街地の形成を進める必要があります。現在は、盛岡広域都市計画の区域区分定期見直しスケジュールにより、平成32年3月の市街化区域編入を目指し、関係機関と協議を進めているところであります。 次に、公共交通の施策についてであります。平成29年9月に策定した滝沢市地域公共交通網形成計画では、誰もが幸福を実感できる暮らしを支え、住民とともに考え、育む公共交通を基本としております。近年は、バスやタクシーの運転手不足が深刻な問題となっており、交通事業者が新規路線整備や便数拡充などのサービスを向上させようとしても、運転手がおらず、サービスの縮小を余儀なくされている状況にあります。本計画では、過度に依存するマイカーから徐々に公共交通へ意識転換してもらうことを目標に、公共交通の認知度向上、待ち合い環境や乗り継ぎ環境の改善などの利用促進策を実施し、公共交通を不安なく安心して利用できる環境づくりを目指し、地域公共交通の維持、確保に向けた取り組みを推進してまいります。 また、市役所周辺を対象に魅力ある中心市街地の形成を進め、また交通の結節点としての機能の強化を図ることで、市内各地域から中心市街地に向けての市民の往来が多くなることが期待されることから、中心市街地形成にあわせた路線バスの運行路線の見直し等について、交通事業者と協議を進めたいと考えております。 一方で、バス停まで遠いなど、地域によって交通需要が異なることから、地域の皆さんと意見交換しながら、地域や市民、交通事業者、行政が一体となり、それぞれの地域特性に応じた交通サービスの検討を進めてまいります。 次に、環境との共生を目指しますについてのご質問にお答えします。まず、ごみ減量化に向けた新たな施策についてでありますが、本市では環境負荷の少ない環境保全につながる循環型社会の実現のために、ごみ減量化、資源化に取り組んでおります。現在滝沢市一般廃棄物処理基本計画に基づき、具体的な施策を定める(仮称)滝沢市ごみ減量化行動計画を策定し、平成31年4月1日から施行する予定としております。この行動計画は、市民、事業者、各団体及び本市の4者連携協働による自発的なごみ減量化、資源化行動の実践に向けた指針であります。特にもごみの排出については、市民の皆さんが資源の循環を意識でき、資源化されるもの、そうでないものがわかりやすく分別できるよう検討してまいりたいと考えております。 本市では、容器包装の発生抑制及び多様な資源物の回収の充実を図るため、本年新たに市内小売業者等、各種団体及び本市で3者協定を締結し、食品トレー、ペットボトルなど容器包装廃棄物の削減へ向けたスーパー等の店頭回収について協定を締結し、開始することとしております。また、ごみ集積所を一時ストックヤードとして、資源として排出する取り組みを行う予定の自治会もあり、市といたしましても協働していくことにより、一層の資源化が図られると考えております。今後4者が一体となり、ごみ減量意識の醸成を図りながら、さらなるごみ減量化、資源化に向けて取り組んでまいります。 次に、再生可能エネルギー促進に向けての施策についてでありますが、再生可能エネルギーの導入は、二酸化炭素の発生による気温上昇、異常気象などの地球温暖化等、気候変動対策としても極めて重要であります。岩手県においては、東日本大震災を契機に省エネルギー意識が高まり、再生可能エネルギーを活用し、系統電力に依存しない自立・分散型エネルギー供給体制の構築が進められているところであります。 本市といたしましては、本庁舎や学校施設へは太陽光発電並びにビッグルーフの暖房設備への地中熱利用などの再生可能エネルギーの導入を行い、平常時及び災害時においても地域で一定のエネルギーを賄えるようシステムを整備いたしました。今後も電力自給率の向上を目指し、太陽光発電を含む再生可能エネルギー施設の設置については、国及び県の制度を注視し、また周辺環境との調和に配慮しながら推進してまいります。 次に、市民が主役の滝沢市政を目指しますについてのご質問にお答えします。まず、財源確保に向けた施策についてでありますが、自主財源の確保に向けた施策を進めるとともに、限られた財源の中ではより効果の高い事業を見通しながら厳選していくことが必要であります。自主財源の根幹となる市税を確保しながら、さらに伸ばしていくかが重要であり、これまでの産業振興や企業誘致等を加速して取り組んでいく必要があると考えております。 また、国の施策や経済対策等について常に情報収集や研究をし、有利な補助制度や地方債等の財源がある場合には、必要とされる事務事業に適時適切に導入し、財政負担を軽減していくことも考えております。 次に、市民の意見を市政にどのように反映させていくかについてでありますが、私が基本としている市民の生活が第一という考えに基づく市政運営を進めるに当たっては、市民の意見をしっかりと聞くことが重要であると考えております。そのことから、市長選挙の際も多くの市民の方々と対話をする機会をつくり、その対話を通じて選挙公約をつくりました。今後も市民が参加する会合や懇談会等を通じて市民の声に耳を傾けながら、必要性と実現可能性を調査するとともに、総合計画と財政との整合性を図りながら検討してまいります。 次に、投票率向上の施策についてでありますが、近年投票率は低下しております。その中でも特に若年層の投票率が低くなっております。投票後、棄権した理由に関する全国的な調査によると、選挙に余り関心がなかったと答えた若い世代の割合が多かったことなども踏まえ、早いうちから政治や選挙に関心を持ってもらうことが将来の投票率の向上につながるものとして、学校における選挙啓発授業に取り組む自治体がふえてきております。 本市におきましても、昨年度から選挙管理委員会が教育委員会や明るい選挙推進協議会の協力を得て、市内の小学校、中学校、高等学校、大学において選挙啓発授業を実施していると伺っております。この取り組みにより、選挙の意義や大切さについて若い世代の認識が深まり、将来の投票率の向上につながっていくものと考えております。 第1次滝沢市総合計画に基づく市民主体による地域づくりを進めるためには、まずは市民みずからが地域づくりの担い手であることを自覚し、投票によりその意思を表明することが根幹にあると考えておりますことから、投票率の向上につきましては、引き続き市選挙管理委員会と協力しながら取り組みを進めてまいりたいと考えております。 次に、安全で安心な滝沢市を目指しますについてのご質問にお答えいたします。まず、危険箇所除去に向けた施策についてでありますが、近年多発しております局地的豪雨や大型台風などの影響により、河川の氾濫や危険水位に達するような被害が発生しております。河川事業におきましては、過去に浸水被害の多発した旧越前堰、現在の準用河川仁沢瀬川については、平成29年度より河川改修事業に着手し、現在詳細設計を実施しているところであります。平成31年度は、事業に係る用地測量などを実施する予定となっており、引き続き事業化を図ってまいります。 また、巣子地区の巣子川につきましては、昨年浸水被害が発生した通称旧かまど付近の横断ボックス箇所に新たにバイパス管渠を設置し、被害の軽減を図ったところであります。今後につきましても、河川事業及び下水道事業の雨水関連による浸水対策などの取り組みを行いながら、都市化の進む地域の雨水計画を見直すとともに、効果的な対策を検討してまいります。 次に、自主防災組織との連携と支援策についてでありますが、大規模な災害が発生した場合に被害の拡大を防ぐためには、市などの行政機関等の対応だけでは限界があることから、日ごろから自主防災組織との連携が非常に重要と考えております。自主防災組織の現状といたしましては、30自治会全てにおいて自主防災組織が結成されており、今年度の訓練の実施率も訓練予定等を含めますと73%と向上しております。各自主防災組織では、避難訓練や初期消火訓練、心肺蘇生訓練などの各種訓練を実施しております。 また、市といたしましては、活動に必要な資機材として毛布、担架、トランシーバー、投光器、発電機などを自主防災組織に配付し、活動の支援に努めているほか、市主催の総合防災訓練を各自主防災組織の協力のもと行っております。また、自主防災組織の代表の方には、防災リーダーの育成として、県や市の研修会に参加していただいており、市主催の自主防災組織研修会において、岩手県地域防災サポーターによる防災対応に係る講演や市担当職員から防災マップについての説明を実施し、各地域の災害リスクについて理解を深めていただきました。今後におきましても、市から主な災害の種類や各地域の危険箇所等の周知を図り、全ての自主防災組織が各地域で想定される災害を考慮した実践的な訓練を実施し、避難所の運営を行えるよう支援をし、地域と行政が一体となった防災体制を構築してまいります。 次に、人材育成についてのご質問にお答えします。まず、職員の意識向上の施策についてでありますが、私の市長就任後の職員への訓示に際して、市民の生活が第一という考え方のもと、市民目線による職務の遂行、接遇の気持ちを持った市民対応、新しいことにチャレンジする意欲を持つこと、過ちは共有しながらみんなで正していくこと、チームワークよく連係プレーで業務を進めることなどについて訓示を行ったところであります。 現在第1次滝沢市総合計画後期基本計画の策定に合わせ、滝沢市人材育成基本方針の改定を行っており、新たな人材育成システムを構築し、この方針に沿った人材育成を行ってまいります。今後も各種研修や職員への訓示などの機会を通じて、私の思いについて職員に伝えていき、意識の醸成に努めてまいりたいと考えております。 次に、行財政改革における人材育成についてでありますが、行財政改革の面から見ますと、財政面も含め、総合計画を軸として効果的に施策、事業を実行できるかが重要であると考えております。効果的に施策、事業を実行できる人材をいかに育てていくかが重要となるわけでありますが、経営品質の考えを取り入れた地域経営マネジメント研修などを若手職員を対象に行っており、このような研修を継続的に行い、人材育成に努めてまいります。 また、行財政改革の観点から、職員による内部評価チームを組織し、内部評価を行っております。その際に、すぐれた取り組みについて掘り起こしを行い、優良事例についてはいいとこ発見プロジェクトと題して職員への報告会を開催するなど、全庁に対し共有を図っております。 次に、国への要望等についてのご質問にお答えします。私は、参議院議員時代に参議院農林水産委員長、総務大臣政務官を経験し、国会議員、各省庁の職員など多くの方々とおつき合いさせていただく機会もありました。国の要望等につきましては、岩手県職員時代から参議院議員時代までの経験や知識、人脈を生かして持てる力を出し切り、活動してまいります。 次に、住民自治日本一の継続についてのご質問にお答えします。滝沢市自治基本条例の前文に、「思いやりのある社会、そしてみんなが幸せに暮らせる地域を創造し、「住民自治日本一」をめざして市民主体の地域づくりを進める」と掲げてあります。私の考える市政のあり方も何ら変わることがないものと考えております。これらに加えて、市政の透明化をさらに進めることで市民と行政との信頼関係を築き、住民自治日本一を目指してまいりたいと考えております。 ◆14番(角掛邦彦君) 議長。 ○議長(長内信平君) 14番角掛邦彦君。
    ◆14番(角掛邦彦君) それでは、再質問させていただきますが、順不同で質問させていただきますので、よろしくお願いしたいと思っております。 まず、住民自治日本一、継続していくという市長の考えのようであります。いろいろと市民との対話を重視しながら恐らく進めていくのだろうと思うのですけれども、その中で市長が思っている住民自治という考えは、どのようなお考えを持っているのかお聞きいたします。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(長内信平君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) 私の考えている住民自治日本一ということなのですが、これは住民の皆さんが自分の意見を述べて、それを市政に生かしていく、まさに自分たちが考えて、そして自分たちがつくっていく、そういう自治組織であるというふうに思っております。これは、私サイドから申し上げますと市民の生活が第一、これは行政サイドから、私サイドから言う言葉でありますが、それを住民の側から言っているのが住民自治日本一であるというふうに認識をしております。 ◆14番(角掛邦彦君) 議長。 ○議長(長内信平君) 14番角掛邦彦君。 ◆14番(角掛邦彦君) それで、総合計画の第1次の前期が終わって、今、後期計画策定中ということであります。市長当然ご存じだと思いますけれども、その中に地域別計画がありまして、これは市民みずからつくり上げてきた自分たちの地域をどうするのだというような施策をまず持っているわけです。各11の地域づくり懇談会があるわけなのですけれども、その地域づくり懇談会との連携は、市長としてはどのように図って、その計画を実際として実行させていくためにはどのようなことが大事な政策かなということがもしあるのであれば、その辺についてお聞きいたします。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(長内信平君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) 11の地域がありまして、そこに各論という格好で確かにまとめられていると。これは、私も十分拝見をさせていただきました。今後は、そこのところにいかなる政策をのっけていくのか、これは各地域と十分お話し合いをしながらのっけていきたいものだなというふうに思っております。できる限り住民の皆さんの要望にお応えをしたいわけですが、やっぱりはみ出る分も出てくると思います。そこをどう調整するか、これはこれからどういったような改定版が出てくるか、そういう中でお話を、意思疎通を図っていきたいものだなというふうに思っております。 ◆14番(角掛邦彦君) 議長。 ○議長(長内信平君) 14番角掛邦彦君。 ◆14番(角掛邦彦君) 地域別計画において1つ大きな違いというのは、今まではまちづくり推進委員会という、そこから発展的なところで地域づくり懇談会に移行したと。そこで大きな違いというのは、地区内にある例えばPTAの組織とか若手の方々も一緒に入っている組織となっております。当然ながらそういう連携を図る上で、地元地域の農業者の担い手ばかりではなくて、その地域自体を担う担い手というのは非常に大事なことだと思うのです。その辺の市長としての地域の担い手育成というのは、どのようなお考えなのかお聞きいたします。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(長内信平君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) 地域別計画の中で担い手が中心となってくるということなのですが、私自体はこの担い手というのは本当に大事だというふうに思っております。それは、どう育てていくかにかかるというふうに思うのです。そういう方々が意見を述べて、それが実現をしていく、そうなってくるとその担い手の方々のすごい自信になってくるというふうに思っておりまして、その点については重々理解した上で進めてまいりたいなというふうに思っております。 ただ、先ほど申し上げましたように、地域別計画、さまざまなものがその地域にはあるというふうに思うわけです。ですから、総合計画の範囲を超える場合がありますので、4年間で果たしてそれができるのかどうかということも含めた上で、さまざま意見交換をしながら調整を図っていくべきであろうというふうに思っております。 ◆14番(角掛邦彦君) 議長。 ○議長(長内信平君) 14番角掛邦彦君。 ◆14番(角掛邦彦君) 各自治会においても役員さんが非常に大変だということもあって、当然そうなってくると地域での自治活動自体の根幹をなす担い手不足になっているような気がするのです。市長のところの篠木地区においても結構活発に行動されているようでありますけれども、そこは新しく市長になった主濱市長によって、若者の担い手の育成というのを、今答弁されたとおりやっぱり積極的に進めていかないと地域自体が、根幹が崩れていくというのが出てくると思いますので、その辺は大いに期待するところであります。 それで、あと次に国の要望活動等について、もちろん市長につきましては国会議員のときから政権与党として担われてきた経緯もあります。市長は政治スタンス的に、例えばどこかの党に在籍しながら市長を続けていくのか、そうではなくて無所属として市民党として活動されていくのか、その辺の政治スタンスについてお聞きいたします。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(長内信平君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) 国会議員のときをお話ししますと、私は非常に起伏に富んだ国会議員を送ったというふうに言って差し支えないと思っております。最初の当選当時は、実は野党でありました。そして、ちょうど中ごろにつきましては、今度は与党になりました。その与党時代には、総務大臣政務官であるとか、それから参議院の農林水産委員長を歴任して、そして最後のあたりはまた野党と、こういうほかの国会議員では味わえないような、物すごく起伏に富んだ国会議員をやらせていただいたと、こういうことであります。 その中を通じてずっと考えたことは、やはり私どもが活動しているのは国民の福祉向上のためであると、これが中心なのです。私もずっとそういうことを念頭に置いて活動をしてまいりました。国民のために働くのが国会議員であると、こういうことなのです。それは、党派がどうであれ、方法はどうあれ、要するに国民の生活をよくするために一生懸命働くのが国会議員なわけであります。そういうことを非常に感じました。 それで、翻って今はどうなのかと、こういうことでありますけれども、今は市民の生活が第一と、これを私は掲げております。市民のためになるのであれば、それはもうどういったようなところ、与党、野党かかわらず、それを要望すればこれは実現するのだと。これは市民のためであればやりますし、それから行政面におきましても、市民のためになるのであれば、これはどの省庁にでも出かけていって、市民のためのいい施策を何とか実現するような要望はしてまいりたいというふうに考えております。 ◆14番(角掛邦彦君) 議長。 ○議長(長内信平君) 14番角掛邦彦君。 ◆14番(角掛邦彦君) 当然ながら市長になったことですので、そうあるべきだと私も思っておりますし、恐らくこれから国のほうにも挨拶関係が始まり、その中で要望活動は進めていくのだろうなというふうに私も思っているのですけれども、そのときにどうしても岩手県選出の国会議員の方々も、当然野党と与党もいるわけでありますけれども、その辺の要望の活動のあり方というのはどのように考えているでしょうか。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(長内信平君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) 先ほど申し上げましたように、これは市民のためであれば与党はもちろんのこと、野党も含めてしっかりと実情を訴えて、市民のためになる施策ができるような要望をしていきたいなというふうに思っております。 ◆14番(角掛邦彦君) 議長。 ○議長(長内信平君) 14番角掛邦彦君。 ◆14番(角掛邦彦君) 及ばずながら私滝政会としても、滝沢市民のためであれば当然第一優先と考えながら、私たちの会派としても要望活動は続けていきたいというふうに思っているところであります。 それから次に、人材育成についてでありますけれども、職員自体の人材育成についてはなかなか思い切った人材育成の研修関係ではないような気がするのです、どちらかといえば。やっぱり政策自体をつくれる職員の育成というのは、非常に大事なところであると私は思うのです。そこで、市長から見て今の職員というのを客観的に、今まで1カ月近く職員の方と接しているかと思うのですけれども、滝沢市の職員というのは市長から見てどのように思っていますでしょうか。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(長内信平君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) はっきり言って個々の職員の資質とか、それから性格というのはまだつかんでおりませんが、今いろいろ教えてもらっているのは各部長さん方でありますが、この部長さん方の対応を見てみますと、まず自分の与えられた責任、これをしっかりと全うしているというふうに思っております。 それから、私が新たな考え方、市民の生活が第一であるとか、すばらしい滝沢をもっとすばらしい滝沢にと、こういったようなことはすぐ理解していただいて、そして今回いろいろ答弁をさせていただいておりますけれども、その中にもしっかりと織り込んでいただいておりますし、それから具体的な個々の政策においてもそういう面が見られるということで、私は非常に満足をしております。 以上でございます。 ◆14番(角掛邦彦君) 議長。 ○議長(長内信平君) 14番角掛邦彦君。 ◆14番(角掛邦彦君) それから、財源確保に向けた施策でありますけれども、産業振興や企業誘致というのはそう簡単にはなかなかできないものだと私も思っております。そうすると、今の滝沢市の現状からすると、市税は緩やかに伸びてはいるものの、今度消費税が10%になることによって、盛岡市の試算によると逆に減る可能性が出てくるというような試算も出ているようでありまして、そうなったときにいきなりの企業振興のところというのは、徐々にやってきて最終的には法人税のところに結びつくのだろうというふうに思うのですけれども、やっぱり市長としての税の改革というものはどういう姿がいいのか、そこは財源確保というばかりではなくて、財源自体の現状維持というのも当然必要だと思うのですけれども、その辺というのは市長としてはどのようなお考えなのかお聞きいたします。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議長。 ○議長(長内信平君) 加賀谷企画総務部長。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 税の構造的なお話なので、私のほうからも少しお話をさせていただきますが、今議員さん言ったとおり、市税については村の時代から大体6億円ぐらいは伸びてきているという現状であります。ただ、収納率についても非常にいい数字で来ていると。ただ、もう一方の地方交付税については、交付税法が毎年変わるわけで、いろんな形で滝沢市としては余り優位性のあるような形にはなっていないという部分はあります。これについては、毎年滝沢の実態も含めて国のほうには要望しているところではありますが、一番大きいのは消費税によって、市長もおっしゃっていますが、もしかすると経済が冷え込むのではないかというふうな影響もありますが、交付税によるいわゆる交付金については、ある程度の財源にして社会保障に充てるという地方の部分がありますので、そういう部分については多少の増は、滝沢にとっては地方消費税交付金そのものの算定の仕方は少し有利なのかなと、前よりは有利なのかなというふうな部分はちょっと見込んではおりますが、ただ税の構造上、給与所得が非常に多いという部分がありますので、やっぱり固定資産税が本来の基幹の税にするべきであろうというふうに思いますので、余り経済に影響されないと、そういう税体系にするためには、ある意味まちづくりも一緒に進めていく必要があるのかなというふうに思っております。 ◆14番(角掛邦彦君) 議長。 ○議長(長内信平君) 14番角掛邦彦君。 ◆14番(角掛邦彦君) 体質的には、急激には変わらないと。ですので、今後の財源確保に向けた施策というのは当然必要であって、今までもその政策に基づきながら、計画に基づきながら各事務事業が進んできているというふうに私も思っているところであります。 ただ、やっぱり単独市制ということを受けながら、大型事業も終わり、先ほど話ししましたとおり扶助費、あるいは公債費が増大していって、なかなか今度は市民サービスに向けた各種事務事業のところへも財源が回っていかない可能性も出てくるのではないかというのがちょっと私も危惧するところであるのです。そうすると、市長の公約の中で、中心拠点も含めながらさまざまな施策を、公共交通も含めながらやり、当然ながらそこは財源の担保なくしてはできないはずでありますし、幾ら民間のところと言いながらであっても、その準備的なものはある程度行政主体のところでやっていかなければならないものが多々あるのだろうなというふうに思うのです。そうなったときに、税の一体改革的なものも当然ながら考えていかなければならない時期に入ってきているのではないか。というのも、市長になる前にも、やっぱりその辺というのは当局の質疑答弁のところでも行ってきたわけでありますけれども、その辺の税の一体改革的なもの、財源確保に向けた部分で市長が今考えているところがあるとしましたならば、その辺のお考えについてお聞きしたいと思います。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議長。 ○議長(長内信平君) 加賀谷企画総務部長。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) まず、歳入拡大というふうに捉えますが、財政構造改革の中で、歳入の拡大についてもいろいろ項目としては税をどうするかという部分がございます。ある意味は、法人税の均等割であるとか所得割、またあとはほかでやっているように固定資産税の率を変えるとかというふうな部分はあります。確かに市制のときは、一切税を上げないというふうなことをある程度お約束にしてやっておりますが、固定資産税についてはほかのところ、滝沢市はやっておりませんが、0.1%から0.2%ぐらいは滝沢より上なわけでございまして、そういうことは検討の余地はあるのだろうけれども、その辺についてはいろんな意味で市民と対話をして、その上でやっていかなければならない税の内容だろうというふうに思いますので、これからいろいろとその辺については調査もしながら検討させていただきたいというふうに思います。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(長内信平君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) 今企画総務部長が申し上げたとおりであります。税全般に対して、例えば固定資産税を引き上げますと、入ってくる企業がちゅうちょする可能性があるわけです。今逆の面で、企業を入れるとこういったような動きもあるわけであります。今大体当市の税率というのはほか並みなものですから、私の基本は、これも何回か申し上げたことがあるのですが、入るをはかりて出るをなす、これが基本なのです。要するに、入ってくる収入を考えて支出を出すと、こういうふうなことでまずは考えていきたいものだなと。そして、先ほどお話のありました中心市街地の形成につきましては、これは市債、市の借金、これも適切に考えていきたいなと。要するに、1つ施設をつくりますと、それは50年も続くわけですので、そうしたらば例えば30年後の市民の皆様にも税金の負担をしていただくと。そういうふうな市債ということも適切に運用して、できるだけ市民の生活が前向き、もっとよくなるような方向でも考えていきたいと、こういうことであります。原則は、入るをはかりて出るをなす、そしてそこでは市債の適切な運用も考えて前向きなことをやっていきたいと、こういうことで今考えているところであります。 ◆14番(角掛邦彦君) 議長。 ○議長(長内信平君) 14番角掛邦彦君。 ◆14番(角掛邦彦君) 財政構造改革のところで、特に近年は市長が話ししている部分で、いずれ歳入に見合った歳出というような予算編成になっております。今の進め方も。当然ながら入る金というのが流動的にはあるにしても、地方税交付金自体もやっぱり少なくなってくる可能性もあるというのが目に見えているので、そうなったときに滝沢市みたいに財政力指数が0.55ぐらいだとどうなのかということもあって、財政自体の確保といいますか、非常に微妙なところがあるわけでありますけれども、それはそれとして、最後に市長は常日ごろから最近言われております市民の生活が第一ということで、市民との対話を重視しながら、それを政策として持っていくのだというようなお考えのようでありますけれども、ただ当然ながら市民の方々は、先ほど市長がお話しされたとおり、いろんな視点、いろんな角度、いろんな要請が必ず来ます。そこは、一つ一つ解決できるというのはなかなか難しいと思うのですけれども、その辺はどういう判断で政策として位置づけて持っていこうとするお考えなのかお聞きし、終わらせていただきます。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(長内信平君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) 広聴と、それからさまざまな要望にどう対処するかというふうなお話であります。大変な問題であります。4年間でやれること、まずこれをきちっと考えて、そしてそのことについても意見を述べる方にご理解を賜りたいなというふうに思っております。 それから、総合計画という大きな枠があります。その枠の中にあるかどうかと、こういったような問題もあります。そして、さらに余り申し上げたくないのは、財源という一つの限られたものもありますので、そういったようなところで、できる限り取り入れることはそうなのですけれども、やはりそこで対話をしなければいけないと。さまざまな対話をして、いろいろな意見はありますけれども、私どもの意見もありますし、それから住民の皆さんの意見もありますでしょうし、そこのところはしっかりといろいろ話し合いをして、お互いに理解をした上で進めていければいいなというふうに思っております。 ○議長(長内信平君) これをもって滝政会、14番角掛邦彦君の一般質問を終結いたします。 13時まで休憩いたします。            休憩(午後 零時13分)                                                    再開(午後 1時00分) ○議長(長内信平君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、日本共産党、12番桜井博義君の発言を許可いたします。ご登壇願います。 ◆12番(桜井博義君) 議長。 ○議長(長内信平君) 12番桜井博義君。 ◆12番(桜井博義君) 議席番号12番、日本共産党の桜井博義でございます。会派を代表いたしまして、所信表明に対する質問を行います。 内閣府が先月発表したことしの7月から9月の国内総生産、GDPの改定値は、前期に比べ伸び率が実質0.6%マイナス、年間に仮定すると2.5%減になることになります。個人消費や設備投資の減少が大きく、消費不況が浮き彫りになっております。 一方で、企業のもうけはふえ続けていて、同期の財務省の調査では、経常利益の合計が2.2%増、金額で18兆2,847億円に上り、過去最高を記録しております。内部留保も前年同期より30兆円ふやしております。これまで企業がもうかれば、回り回って賃金が上がり、消費がふえ、景気がよくなると繰り返して言われておりましたが、間違いであることが証明されております。 このような中、政権与党は2019年度の税制改正の大綱を決定いたしました。2019年10月からの消費税10%増税を進めるため、消費が落ち込む対策として、自動車税の減税や住宅ローンの減税を打ち出しております。これは、車や住宅を買わなければ恩恵がないわけです。さらに、キャッシュレスポイントや商品券の対策を講じておりますが、前払いであることから、お金に余裕がなければ使えないことにもなります。中小企業では、免税業者の方に、課税業者にならなければ税務署からインボイスを発行できませんので、課税業者になるか、それとも店をやめるかどっちか選択する羽目になります。 滝沢市においても中小業者が多いわけですから、産業振興の面からブレーキがかかることになります。この間、市税である市民税は若干伸びておりますが、働く方がふえているものの、ほとんどが非正規雇用になって賃金の上昇にはつながっておりません。法人税は、相次ぐ減税で横ばいに推移し、地方税である自動車税は今後減税によって税収の悪化にもつながりかねません。さらに、公共事業費については新たな消費税が2%増加するわけですから、歳出がふえる結果にもなります。 市長の所信表明の中に市民生活が第一を掲げており、私たちも当然と考えております。問題は、このような当然のことを語らなければならないような政治が特に国政で顕著にあらわれ、市民の生活を脅かしていることです。その根幹には、私たち国民が遵守し続けている憲法をないがしろにする論調が見え隠れしているものと考えます。 このような中、基本の考えにおいて、憲法を尊重、擁護しと述べられたことに、改めて憲法を地方政治に生かし、民主主義の原点を捉えているものと感じております。そこで、これらを基本に今後の市政運営に生かし、どう市民生活につなげていくのか質問します。 1点目に、さまざまな施策を進めていくためには、市民と市役所との信頼関係が重要ということですが、市民の意見や要望をどう処理され、その内容と結果をきちんと市民に知らせることは初歩的なことと思いますが、どう考えているのか伺います。 情報公開もさらに進めることは、信頼関係を大きく前に踏み出すことにつながります。一方で、どうしても個人情報にかかわる問題が浮上して、以前より萎縮されがちになっております。個人情報に触れないものには、原則として情報公開は当然と思いますが、どのように考えているのかお聞きいたします。 2点目に、健康寿命、医療、介護といった福祉の向上対策の取り組みの中で、子供の医療費助成は県内においても非常におくれをとっており、待ったなしの課題となっております。今後の取り組みの考えを伺います。 また、健康寿命では医療、食の改善等の改善策を掲げておりますが、日常の運動や出かける機会をふやすことも求められております。体や脳を動かす機会及び場が重要課題と考えますが、どのように考えておるかお聞きいたします。 3点目に、産業振興について、本市の弱い一面でもありますが、地域に根差した中小の地域産業及び家族農業を地域の宝と考えております。この宝を守り育て、そして持続させるための支援体制は当然構築しなければなりませんが、考えをお聞きします。同時に、地域資源を有効活用することも求められており、そのために必要な条例を制定することも視野に、住宅や中小店舗のリフォーム奨励事業など、地域循環型経済政策の考えについて伺います。 4点目に、広域8市町で進めておるごみ処理広域化計画では、候補地を1カ所に絞り込もうと進めているところです。その結果、当該地域には環境負荷を集中させ、焼却施設から見えないところでは市民のごみ問題への関心が薄れ、分別や収集方法の改善などが無関心になるなど、さまざま問題点も浮き出ていることから、今後の進め方についてどのように考えているのか伺います。 以上、最初の質問とします。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(長内信平君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) 桜井博義議員のご質問にお答えします。 初めに、市民と市役所との信頼関係についてのご質問にお答えします。まず、市民意見の処理とお知らせについてでありますが、市民からのご意見やご要望は、メール、電話、窓口、声の箱、各種懇談会、自治会要望、各種アンケートなど、さまざまな形でお聞きしております。メール、電話、窓口、声の箱などへのご意見、ご要望につきましては、速やかに関係課と共有し、対応等について検討し、ご意見、ご要望をいただいた方の回答、公表等の意向をお聞きし、回答、公表を行っております。また、各種懇談会、自治会要望、各種アンケートなど、市から市民の皆さんに対しご意見、ご要望を求めたものにつきましては、会議録などをまとめ、全庁で共有するとともに、各担当課において対応方針等を検討し、ホームページ上でその内容について公開をしているところであります。 次に、情報公開に対する考え方についてでありますが、7つの政策を着実に実現していくためには、市民と市役所の信頼関係が大変重要と捉えており、情報の透明化、そして情報の積極的な公開もその一つの要素だと考えております。政策の実現に向けて、さまざまな情報を市民の皆様に提示して、市民、議会、行政が一丸となり、対話を重ね、知恵を出し合い、ともに汗をかきながら取り組み、信頼関係を築いてまいりたいと考えております。 次に、福祉の向上対策についてのご質問にお答えします。まず、子ども医療費助成についてでありますが、子供への医療支援は、重要な子育て支援の一つであると認識しており、本市といたしましては、国に対しては統一した基準による医療費助成制度の創設を、県に対しては県事業の助成対象範囲拡大を、それぞれ機会を捉えて要望してきているところであります。 県内の子ども医療費の状況を見ますと、それぞれの市町村が独自に助成対象者の拡充を進めております。本市におきましても、子供は滝沢市の宝であるとの観点から、子ども医療費助成対象者の拡大について、財源を含めて検討してまいります。 次に、体や脳を動かす機会及び場についてどう捉えているかについてでありますが、現在地域での健康づくりの場としては、自治会ごとに保健推進員が企画する健康教室や市体育協会と共催の元気アップ教室、また高齢者を対象にいきいきサロンを初め、物忘れ予防や口腔機能の向上、低栄養改善を目的とした頭とからだのはつらつ塾の開催など、介護予防や生きがい支援としての事業を開催しております。 そのほかにも個人の生活スタイルに合わせて、自主サークルやトレーニングジムなどの集いの場、運動の場に通われている人たちもいらっしゃいます。高齢になっても地域で生き生きと生活できるこれらの場を活用しながら、健康づくりや介護予防に取り組んでいただくことは大変重要であり、今後も積極的に推進してまいります。 次に、地域産業の支援体制についてのご質問にお答えします。全国的に中小企業が抱える課題については、人手不足と労働生産性の伸び悩みが挙げられており、本市においても同様であると捉えております。中小企業の安定的かつ持続的な経営を支援するため、中小企業振興資金利子補給費補助事業や中小企業振興資金保証料補給費補助事業等を初め、国や県などの支援制度の活用を進めるほか、中小企業の個別の課題解決に資するセミナーの開催や、労働生産性を上げるためのIoT技術への投資などについて、大学やIT企業と地元産業が効果的に連携、または相談できるよう、イノベーションパークを中心に産学官連携の取り組みをさらに進めてまいります。 また、農業につきましては、市内農産物の生産を支える家族農業に対して経営アドバイス等の支援をする一方、将来の農業のあり方を地域で話し合うことにより、担い手農業者への農地集積を進めるとともに、農業経営指導マネジャーを中心に関係機関と連携して集落営農組織を育成することにより、持続可能な農業を支援してまいります。 市内事業者の振興のための条例制定につきましては、滝沢市商工会からも要望が出されているところであり、商工会等と協議しながら、持続的な地域経済の発展に向けて、市内事業者の支援体制等も含め、条例制定について検討してまいりたいと考えております。 次に、広域8市町で進めるごみ処理広域化計画についてのご質問にお答えいたします。県央ブロックごみ・し尿処理広域化基本構想では、発生抑制、再使用、再生利用の推進、環境負荷の軽減、災害対策の強化、効率的な廃棄物処理システムを基本方針として掲げております。その中で、ごみ焼却施設については、現在の6施設の建てかえの場合と1カ所に集約した場合とを、平成26年度からの30年間の整備、維持に係る生涯費であるライフサイクルコスト、環境負荷であるライフサイクルアセスメントについて比較検討し、1カ所に集約することとしております。 県央ブロックごみ・し尿処理広域化推進協議会では、現在県央ブロック循環型社会形成推進地域計画を策定中であり、この計画の中では既存のごみ焼却施設を1施設に集約するに当たり、3R推進の観点から、ブロック内におけるごみの分別基準を定め、ごみの減量化や資源化の推進を図ることとしております。 本市といたしましても、平成31年4月1日施行予定のごみ減量化行動計画を推進していくことにより、ごみに対する関心を高め、ごみの減量化、資源化に取り組んでまいります。 ◆12番(桜井博義君) 議長。 ○議長(長内信平君) 12番桜井博義君。 ◆12番(桜井博義君) それでは、再質問させていただきます。 まず、市民との信頼についてですけれども、さまざまな意見、要望等はきちんと聞いて、それぞれ回答、公表を行っていると、そういうことでございますけれども、市民の中にさっぱり、例えばこういう看板があるとか、あるいはこの看板はここでなく別なところに立てたらいいのではないかとか、あるいは不法投棄みたいなものがあるとか、さまざまな要望が確かに寄せられているけれども、やっぱりその中にきちんと市民に答えられていない、言ったけれども、その後どうなったか、そういう答えが来ないので、どうなっているのですかとか、そういった問い合わせが議員とか、そんなところに来るわけですけれども、そういった市民に対応するということがまだきちんとなされていない。全てではないのですけれども、そういうところがまだまだあるのではないか。私たちの知らないところにもたくさんあると思いますので、そういうことについて、やはりそこが一番、まず最初の信頼の第一歩だと思いますけれども、その点について伺います。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(長内信平君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) 今の観点、まだまだ不十分な点があると、回答について不十分な点があると、こういうことでありますけれども、確かにそういう面は、これはないとは言い切れないと思いますので、その点については重々注意してまいりたいというふうに思っております。せっかく寄せられた意見とか言葉というのは、本当に行政にとっては宝なわけですから、それをきちっと対応していくというふうなことで、今後努めてまいりたいと思っております。 それから、やはり市民の皆さんがいろいろな意見を市のほうに寄せてくれるためには、しっかりと広報して、市はこういうことをやっていますということを広報して、それに基づいた意見などもどんどんいただきたいなというふうにも思っております。 ◆12番(桜井博義君) 議長。 ○議長(長内信平君) 12番桜井博義君。 ◆12番(桜井博義君) 市民は、なかなか行政というか、庁舎内、あるいは市役所の職員の仕事、ある程度はこういう仕事をやっているのだなというのは理解しているけれども、議員は立場上どうしても理解せざるを得ない。一般の市民は、やはり市役所は私たちのいろんな要望とか、役所ですから、生活するために必要な届けとか、書類とか、そういうのを作成してくれるものだ、あるいは地域のいろんなまずいこと、自分一人ではできないこと、地域でできないことを市がいろいろそこを補佐してくれるのだと、そういうイメージがあるわけです。そういうイメージを、やっぱりきちんと対応しないと、ちょっとその信頼が薄れるというか、そういうところが私はいろんなところに出てきているのではないかなと思っております。 それで、市も市の職員の仕事の中身というのを市民に知らせる、今市長もおっしゃっていましたけれども、知らせるということが、今後さらに信頼関係を密にするためには必要なことで、市はこういうことはきちんとやるし、それ以外というか、できないことはみずから地域で、あるいは個人でやるというようなことの仕分けが住民はわからないわけですから、したがってそこをきちんと正確に答えないと、住民は全て市がやってくれるものだと思うし、市はそれはもう地域でやる問題だと思って、そこのすれ違いがかなりあるのではないかなと思っておりますので、1つその点を市の職員は自分たちの仕事をきちんと内容も教えるし、市民にわかってもらうし、市民からの要望をきちんと受けとめて応えると、やっぱりそこを肝に銘じて、一生懸命やっている職員がほとんどなのだけれども、中にはただ聞いただけで、そのまま放り投げるというか、対応しないでいる案件もあったわけですので、そのことがないようにすることがやはり信頼の第一歩だと思いますので、答弁をお願いします。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議長。 ○議長(長内信平君) 加賀谷企画総務部長。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 市民と窓口での対話の部分、さらには市民から来る情報の提供という部分がございます。3つほどあるとは思います。情報を開示するという部分と、こちらから情報を提供するという部分と、あとは事業に対しての説明の責任というふうなことがあるかと思います。答弁にあったインターネットとかの媒体による情報の事務処理の規程というのもございます。さらには、窓口とか、声の箱とか、そのほか電話とかというふうなものに関する事務処理の規程というのが2種類ありまして、これについては情報を一元化して、市長のほうに起案をするというふうな事務の仕方をしております。さらには、ご回答するものについては、直接回答したり、また公表したりというふうな形になっております。 その後については、職員で共有するというふうな形の事務処理規程の中で、一つの仕組みとして今やっております。ただ、個々のふだんの窓口でのやりとりの部分もあろうかと思いますので、そういう部分については、市長もおもてなしの心というふうなことを言っておりますので、丁寧な対応をしていきたいというふうに思っております。 ◆12番(桜井博義君) 議長。 ○議長(長内信平君) 12番桜井博義君。 ◆12番(桜井博義君) 市民からの要望は、かなりネット上ではさまざまな情報は確かに公開しておりますが、そういった面とか、あるいはふだん生活で気がついているところがいっぱいあるわけですけれども、市の職員は気がつかないのです。住民は気がついているから、そういったことを、できないならできないできちんと説明するとか、そういうことが大切だと思います。 今情報ということで、情報公開がなぜ必要かというと、ふだん市が行っている仕事の内容は、多分情報公開していると思うのですけれども、やはりその中でも市民が要求しないと出さないものもあるわけです。最初の質問で出したけれども、個人情報とか含まれていれば、それは当然出せないと思いますけれども、それにかかわらないものだったら速やかにというか、そういう出す体制というのは、少しは変わってきているのか、あるいは旧態のままなのか、その辺はどうなのでしょう。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議長。 ○議長(長内信平君) 加賀谷企画総務部長。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 情報の公開については、条例がございますので、その条例の中でやっておりますけれども、ただ個人情報の保護という条例もあります。その中で、極めて個人情報で不利益になる部分については当然公開をしないわけでありますけれども、そのほかいろんな情報があります。積極的にこちらから、先ほど言ったように説明をするという部分もございますので、そういう部分については、今後につきましても出せるものについては出していきたいという姿勢でいきたいというふうに思っております。 ◆12番(桜井博義君) 議長。 ○議長(長内信平君) 12番桜井博義君。 ◆12番(桜井博義君) 出せるものではなくて、常に全てを出すと。だから、個人情報を含まなければ全てを、求めたらそういう開示をするという、条例を改正しなければそれもできないかもしれないけれども、そのぐらい情報を、やはり改正するなりして市民に公開することが、よりその後の信頼。というのは、情報を出さないためにいろいろ仕分けしなければならないのです。市民からこういう情報どうなっているとか、例えば開示を求められたとすれば、またそのための仕事も作業に入るわけです。ところが、常に情報を開示していると、そういう作業は必要ないわけです。職員の手間も省けるのではないかなと思うのだけれども、そのために1歩でも2歩でも前に進める、今後の条例の改正も含めて、そういう情報公開というのは、もっと市民に簡単にできるような、そういう体制づくり、今後さらに前に進める必要がありますけれども、どうでしょうか。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議長。 ○議長(長内信平君) 加賀谷企画総務部長。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 情報開示のレベルについて、滝沢市が劣っているかというと、決してそうではないというふうに思っていますが、特にもさいたま市については情報開示日本一を掲げている一つの市であります。そこについては見せ方がいろいろあって、積極的に求められたものを見せるというよりも、うちのほうでも今やっておりますが、特に財政の状況の情報については、少し少ないなというふうに思っておりますので、今その辺については調査をして研究しているところでありますので、いろんな情報を出して、ただ余りにも難しい情報を出して、それを逆に整理するのが住民の方々も大変だという部分もありますので、一番は広報だろうというふうに思いますので、広報にわかりやすく情報を出していくという部分については今後もやっていきたいというふうに思いますし、あとは求められた情報については、問題がなければ、決して隠しているということではなくて、どんどん出していきたいというふうに思いますので、極めて個人情報にかかわる部分については、当然議員さんもおっしゃるとおり、出せないものは出さないというふうに思っておりますので、その辺についてはよろしくお願いいたします。 ◆12番(桜井博義君) 議長。 ○議長(長内信平君) 12番桜井博義君。 ◆12番(桜井博義君) 1歩でも2歩でも前に進めると。そして、今言われたように、財政的なことも私も常日ごろちょっと考えて、市の懐というか、お財布の中は、やっぱり市民にきちんとわかってもらう。わかってもらうことによって、今度は一緒になって財政も考えていこうやと、何が問題だとか、今こうやって雪が降ると除雪の問題も、またぼんぼんクレームが来ると思いますけれども、そういったことも今除雪はこれぐらいの経費がかかっているのだよとか、例えばの話ですけれども、あるいはこれだけのことを市民がみずからやればこれだけお金が浮いて、それはまたあなたたちの別なお金に使えるのだよとか、そういうもう少し市民と近寄るというか、そういう1つの問題でも近寄った形で進めることがやはり信頼関係というか、自治日本一にもつながっていくのではないかなと思います。財政的なことについて、もう少し市民に伝わるような施策、そこら辺はどう考えているかお願いします。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議長。 ○議長(長内信平君) 加賀谷企画総務部長。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 財政の情報ということで、少し我々も今研究をしておりますが、確かに予算決算の部分については出ていますが、そのプロセスについてはまだ出しておりません。どういう形で予算が決まっていくのか、さらには使われ方も含めて、その辺についてはもっと情報を出していきたいというふうに思いますし、あと市民の皆様には非常に財政の数字とか、指標というのはわかりにくい。さらには、今財政の4表を出しておりますし、これについては全国統一して新しい4表も出しておりますが、なかなか見ても、我々にとっても非常に難解な数字でありますので、その辺をいかにわかりやすく、財政についてはわかってもらうような数字を出すのか、また我々についてもいろんな形で機会を捉えて、市民向けに公表もしていきたいし、ぜひ桜井議員さんもよろしくお願いしたいというふうに思います。 ◆12番(桜井博義君) 議長。 ○議長(長内信平君) 12番桜井博義君。 ◆12番(桜井博義君) 私も財政についてはいろいろ一般質問で取り上げて、市民にもこういうことを取り上げましたよと報告はしております。 福祉の向上対策についてなのですけれども、私たち何遍も言っている子供の医療費助成について、もう少し踏み込んだ答えかなと思ったけれども、市長も市長になる前、いろいろ選挙活動とかそういうところで、もちろん限られた財源ですから、そんなにあれもこれもとできるわけはないと、重々そういうふうな話もしていましたけれども、その中でやはりきちんとやらなければならないこと、優先順位というものをよく言われておりましたので、その優先順位というのはどのように考えているのか、その辺伺います。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(長内信平君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) 限られた財政の中で市政を運営していかなければいけないと、こういうことなので、やはりどこかでその基準をつくってやっていかなければいけないと。一般的に、やはり政策には、私は順位をつけなければいけないというふうに思っております。その順位のつけ方は、やっぱり生命、あるいは財産、そういうふうな順位づけをしまして、さまざまな分野に横串を刺した格好で順位をつけて、それに従って予算配分をしていくと、こういうふうなことになろうかなというふうに思っております。 そういう中で、やはり子供の医療費というのは、何回も申し上げておりますが、子供は滝沢の宝なわけですから、生まれてきた子供はしっかりと大人になるまで育てると、これはそのとおりであります。その中で、やはりほかの市町村も見ながら、我々としては対処していかなければいけないというふうに思っております。結構高い順位にはなると思いますけれども、どこまでやったらいいのかというのは、さまざまな比較、あるいは財政の検討、そういう中で進めていきたいなというふうに思っております。 ◆12番(桜井博義君) 議長。
    ○議長(長内信平君) 12番桜井博義君。 ◆12番(桜井博義君) 市長になったばかりなので、あれもやります、これもやりますとはまだ言い切れないと思いますので、そういう姿勢を伺ったわけでございます。おくれていることは十分わかってはいると思いますけれども、他のいろんな事業との絡み合いとか、やっぱりどう見出すかということなのですけれども、例えば医療費だったら、今国保会計も若干黒字、ずっとここ何年間黒字を続けておりますので、そういうことを考えれば、やってできないことは、私はないと思うし、黒字の一部を使って、全てを使わなくても一部を使ってやれば、私はできると思います。例えばの話ですけれども。そういうやる姿勢ができるかできないかという、そういうことだと思いますので、そのことを考えれば、私はこれはもうすぐにでもできることかなと思っております。ただ、その姿勢があるかないかということだと思います。 それから、高齢者の面で、さまざま所信表明には食生活とか、あるいは健診とか、そういうことも重々述べられております。私は、それはそれで当然だと思いますけれども、やっぱりそれだけでなく、体を動かしたり、頭を少し使うなりして、そういった面が語られていなかったのがちょっと残念だったかなと思いまして、その辺をどのように考えているのかということで質問したので、再度伺います。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(長内信平君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) 体を動かしたり頭を使うと、こういったようなことも確かに健康につながります。まさに健康につながるというふうに思っております。私は、実は老人クラブの会長も兼ねておりまして、どうやって高齢者の方々を外に引っ張り出すかと、こういうふうなこともこれまでさまざま考えてきました。とにかくちょっとした足があれば、足というのはちょっとその会場まで連れていく手段があれば、これは非常に快く出てきて体を動かすということもできますし、そこの中でさまざま川柳とか、そういうふうなものをやって頭を使うということもできます。こういったようなことも私は非常に大事なことだというふうに思っております。 健康の中にこれは入れておりませんでした。それから、充実した人生の中にも若干入れておりませんでしたが、実はこれらも含んだ意味の表現をしているつもりであります。とにかく充実した人生を送るためには、人と和むことも非常に有効であろうというふうに思っておりまして、そういうことも必要です。それから、健康も歩くこと、それから頭を使うこと、これも非常に大事であるというふうに思っておりまして、それについては今後とも重々念頭に置いて市政を進めてまいりたいなというふうに思っております。 ◆12番(桜井博義君) 議長。 ○議長(長内信平君) 12番桜井博義君。 ◆12番(桜井博義君) そのためにも、ちょっとまた財政的な面ももちろんかかるわけです。あちこち出かけるためには、やっぱりそれなりの交通の確保もしなければならないし、そういう場所も提供しなければならないし、そういったこともありますので、1回にはできないけれども、そういったことも段階的に、やはりハード的な面だけでも進めていくことが、そういう元気な高齢者をつくり出す大きな要因だと私は思いますので、そのことも進めて、ぜひ求めたいと思っております。 それから、地域産業のことですけれども、商工会からも言われているような要望、例えば条例の制定、商工会も今呼ばれているという答弁もありましたけれども、これはきのう、おととい言われているわけではなくて、もう何年も前から、かなり前から言われているのだけれども、やっぱりなかなか前に進まない。ただ、いつも言われるのは、検討してまいります、それ1本でずっと来ているわけですけれども、このことについてはどのように市は考えているのか伺います。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(長内信平君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) この件については、この条例の内容が多分滝沢の市内に事業所のある、そういうふうな企業に対してできる限り発注を多くせよと、こういうふうな内容を求められているというふうに思っております。そういうふうに感じております。そういうふうな方向に行きますと、本当に市の財源がそういうふうな方向に流れて滝沢市はよくなると、こういうふうなことなのですが、あと一方においてやはり自治法の規定もあるわけであります。ここの整合性をとりながらどこまでできるのか、これは本当に検討しなくてはいけない問題であります。確かに先行している自治体があるということでございますので、その辺は十分検討しながら、どこまでできるのか、どういう方向がいいのか、これを検討してまいりたいというふうに思っております。 ◆12番(桜井博義君) 議長。 ○議長(長内信平君) 12番桜井博義君。 ◆12番(桜井博義君) 市内の事業所に仕事の発注ということも、これも再三、この間何十年になるかわからないけれども、私が議員になってからずっと言われていることなのですけれども、これも言われていてもやっぱりなかなか前に進まないというか、滝沢市のさまざまな公共工事が地元におりないというのが、ずっと商工会の問題になっていたわけだよね。商工会の人たちも言うし。その一方で、盛岡市は盛岡市内の業者というか、事業所を使うわけですので、盛岡市の公共工事で滝沢の事業所を使うということはないと思います、その逆は。だから、本気になってやれるかやらないか、市の取り組みだと思います。そういうことによって、黙っていてもいずれ市の事業所の所得にもつながるし、雇用にもつながるし、回り回ってそれは税収にもつながってくることです。だから、市が歳出で払ったさまざまな事業費を、またそれを歳入に戻すと、そういう姿勢がまだまだ私は足りないと思います。そこで、実際市で、例えば公共工事を行う、そういう土木業者が育たないのです、そういうことがやられないと。育たないから、なおさらますます市の公共工事は回ってこないと、そういう悪循環になっているような感じがするのだけれども、そういう点はどうなのでしょう。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(長内信平君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) まず、私原則だけもう一回繰り返して述べさせていただきたいのですが、今桜井議員がご提案になったこと、私も重々承知をしておりまして、そういう方向であればいいなというふうには思っております。一方において、自治法の制約があると、これをご理解いただきたいというふうに思います。 あと、大体その発注の結果として、どういう状況になっているかということについては、担当部長のほうからお話をさせていただきたいと思います。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議長。 ○議長(長内信平君) 加賀谷企画総務部長。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 今議員さんのほうから公共工事の発注の件がありました。ちょうど委員会の調査もありましたので、ちょっとこの場でお話ししていいのかどうかあれなのですが、簡単に言えば市内業者は8割方参加をしておりまして、大体6割はとっているという状況です。額にして大体5億1,000万円、2,000万円ぐらいは、29年度においてはそういう額になっているということであります。 ◆12番(桜井博義君) 議長。 ○議長(長内信平君) 12番桜井博義君。 ◆12番(桜井博義君) 多いか少ないかは、ちょっと判断できかねるわけですけれども、そういったことが経年的に見た場合どうなっているのか。そういう点で、本当に上がってきているのか。それに伴って、どのように雇用に結びついて、税収に、やっぱりそこら辺もきちんと分析しながらやっていくことも一つの方法だと思いますので、その辺きちんと分析されているのか、あるいはふやしたけれども、それが市内の業者にうまく育つようなつながりになっていないのか、そこのところはもし分析していたらどういうふうに考えているか伺います。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議長。 ○議長(長内信平君) 加賀谷企画総務部長。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) もう少し詳しくお話ししますと、今言ったとおり8割の6割はとっているということなのですが、そのほかにも経年で見ると、だんだんと発注の率も額も上がってきていると。そのほかにも小さい業者さんもいらっしゃいますので、小規模業者についても、これについても年々上がって、今800万円ほどだと思いますけれども、そういうふうな発注の高になってきているということで、やっぱり大切なのは、公共工事を通じて市内の業者さんが振興するという視点も当然大切だと思いますし、市長がお話ししたとおり、自治法上は一般競争入札、指名競争、さらには随契、競り売りというふうなものがありますが、滝沢としては指名競争をやっております。ただ、ある程度の額によってはランクがありますので、市内業者が入れないというふうな部分はありますけれども、ほぼ8割方は市内の業者さんを指名して発注をしているということでありますので、今後についてもそういう視点で、市内については産業振興に資するような発注の仕方をしていきたいというふうに思っています。 ◆12番(桜井博義君) 議長。 ○議長(長内信平君) 12番桜井博義君。 ◆12番(桜井博義君) そういったことをもう少し常に数字的に上げるように、そして公共工事のみでなくいろんな物品の購入とか、そういうのも含めてやはり数字的にもう少し、どこの自治体でもみんなそういうふうに動いている、今の状態は。滝沢だけが取り残されるのではないかなと思っていますので、そういうことも力を入れていただきたいと思っています。 最後になりますけれども、ごみの広域化についてですけれども、今の6施設を1カ所に集約した場合というような答え方をしておりますけれども、これは少し乱暴ではないのか。もう少し集約でも2カ所とか、3カ所とか、そういうふうな集約の仕方も私はあると思いますので、6施設を1カ所というのは、ちょっと比べるにも比べられない数字になるのではないかと思いますけれども、その辺はどういうふうに考えておりますか。 ◎市民環境部長(岡田洋一君) 議長。 ○議長(長内信平君) 岡田市民環境部長。 ◎市民環境部長(岡田洋一君) このたびのごみの広域化につきましては、大きく6つの施設を広域で有しておりますので、そちらの建てかえと、あとは1集約という形でお答えさせていただきましたが、この場合検討するに当たってライフサイクルコスト、いわゆる費用の面と、あと環境負荷の面のライフサイクルアセスメントで行っております。その中で、ライフサイクルコストにつきましては、6施設の集約と、あとは3施設の建てかえ、あとは集約を一本化するといった、あとはそこに対しての中間施設をつくるかつくらないかということで、4つのケースを想定した上での結果といった内容でございます。 ◆12番(桜井博義君) 議長。 ○議長(長内信平君) 12番桜井博義君。 ◆12番(桜井博義君) 最後の最後になりますけれども、その内容だということですけれども、そういう比較検討はどのように判断されているのか。そして、新聞というか、マスコミ等では、そんなに1カ所にしても、ちょっと6カ所というのは乱暴ですけれども、3カ所なり、あるいは中継所を設けたり、必要なくそういう3カ所程度にするとか、そういった面でも、費用面ではそんなにコストの差がないよというようなデータも出ているのですけれども、その辺は認識しているのか伺います。 ◎市民環境部長(岡田洋一君) 議長。 ○議長(長内信平君) 岡田市民環境部長。 ◎市民環境部長(岡田洋一君) それぞれのお考え、またそれぞれの試算方法もあろうかとは思いますけれども、先ほどお話ししました件につきましては、県央ブロックごみ・し尿処理広域化基本構想に基づいた数字でございます。その中におきまして、それぞれケース1からケース4ということで先ほどお話しさせていただきましたが、その中で、個別の数字は申し上げませんが、最も1つに集約したほうが費用面からもコストからもかからないといった数字が出ておりますので、そういった試算の中で基本構想で決定をして、今広域化の事務を進めているといった状況でございます。 ◆12番(桜井博義君) 議長。 ○議長(長内信平君) 12番桜井博義君。 ◆12番(桜井博義君) そういったことを、やはり住民なり私たちに情報をきちっと公開しなければ、議員の人の判断材料にもならないし、もちろん市民にもただやれやれ、ただ反対だ、それだけではだめ。きちんとそういう数字に基づいたもので判断できるような、今後やっぱりそういう開示をしてもらいたい、そのことを聞いて終わります。 ◎市民環境部長(岡田洋一君) 議長。 ○議長(長内信平君) 岡田市民環境部長。 ◎市民環境部長(岡田洋一君) 議会のほうには、これまで全協等でそれぞれ数字も示してご説明を申し上げているところでありますけれども、改めての説明が必要であれば対応させていただきたいと思いますし、また市民の皆さんにおかれましても、さらに丁寧な説明というような形で進めてまいりたいと思います。 ○議長(長内信平君) これをもって日本共産党、12番桜井博義君の一般質問を終結いたします。 14時5分まで休憩いたします。            休憩(午後 1時53分)                                                    再開(午後 2時03分) ○議長(長内信平君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、公明党、13番相原孝彦君の発言を許可いたします。ご登壇願います。 ◆13番(相原孝彦君) 議長。 ○議長(長内信平君) 13番相原孝彦君。 ◆13番(相原孝彦君) 議席番号13番、公明党の相原孝彦です。まず、質問に入る前に、先月の市長選における主濱市長のご当選、まことにおめでとうございます。今後4年間、さまざまな問題を抱えた滝沢市が希望に満ち、真に豊かさを実現できる自治体となるよう、市政運営に邁進されるようご期待申し上げます。また、市長におかれましては、参議院議員時代の政党間での考え方の違いや確執などを押し出すことなく、滝沢市民のための市政運営を、是は是とし、非は非とし、向こう4年間、誤りのなきよう行っていっていただきますようお願い申し上げます。我々公明党も、是は是とし、非は非として、政党の機能を発揮してまいります。 それでは、主濱市長の所信表明演説について、公明党を代表して質問を行います。まず最初に、充実した人生を送ることができる滝沢市を目指しますについて伺います。市長がおっしゃるとおり、市内には生きがいややりがいを生む講座やサークル、スポーツクラブなど、さまざまな団体が趣向を凝らして運営されています。これは非常にすばらしいことで、老若の境がなく参加できる交流の場となっております。しかしながら、開催される場所などが限られており、参加したくても交通手段がない、開催時間が合わない、移動に時間がかかり過ぎるなどの理由で断念されている方々の声も多く聞こえます。会場となる施設に遠くなればなるほど参加しづらいという地域の格差も生じております。どのように解消されるおつもりなのかお伺いいたします。 また、市内小中学校においても、大規模校、小規模校のクラブ活動において、クラブ数、人数等の差があり、小規模校から大規模校への学区外移動も多く見られます。この問題は、小規模校からの生徒の減少を加速させ、近い将来学校が成り立たなくなることも考慮しなくてはいけなくなると思います。このような差をどのように解消されるのかお伺いいたします。 次に、産業が元気な滝沢市を目指しますについて伺います。滝沢市では、特産品として滝沢スイカ、滝沢リンゴ、クイックスイート等の農産物を指定しています。特にもクイックスイートは、加工用品として焼酎、馬芋んの原料や干し芋、焼き芋、ケーキ用クリームなどに使われています。しかしながら、保存法が難しいなどの声から、近年ではサツマイモの紅はるかに移行してきています。せっかく市で指定した特産品が10年で変わってしまってもよいものでしょうか。特産品は、市当局が生産拡大や品質の統一についてのビジョンを立てて、しっかり力を入れていくべきと考えますが、市長のお考えを伺います。 また、農業や工業と後継者不足及び働き手の不足が差し迫った問題となっていますが、どのような対策をされるのかお伺いいたします。 所信表明の中で、観光においておもてなし宣言を行うとありました。おもてなしの心は押しつけでは定着するものでありません。市民におもてなしの心を醸成させるための具体的な策を伺います。 次に、健康寿命の向上と福祉の向上を目指しますについて伺います。自宅で最後まで生活することを望んでいる市民は多く、居宅サービスの充実が望まれますが、この体制をどのように構築していくのか伺います。 世界禁煙デーの啓発を訴えておりますが、実際に滝沢市の歳入面からもたばこ税の収入は大きいと考えます。この兼ね合いをどのように考えられるのかお伺いいたします。 健康診断の受診率は、健康推進課の皆さんの努力で向上傾向となっています。さらなる受診率の向上策を伺います。 本市では、本年7月に「健康づくりは幸せづくり」と銘打って健康づくり宣言を行いました。市内においても、平日の朝晩や休日にジョギングやウオーキングなど、運動されている方々を多く見ることができます。健康で自由に運動できる方だけではなく、障害を持たれている方やリハビリ中の方々も健康づくりに参加してもらい、元気に生活できるようにするべきと考えますし、公共施設だけではなく歩道のバリアフリー化も進めるべきと考えます。また、市内の飲食店等のバリアフリー化も推進するよう施策を検討すべきと考えますが、市長のお考えを伺います。 次に、市民生活のさらなる住民を目指しますについて伺います。31年3月に滝沢中央スマートインターチェンジが開通します。スマートインターチェンジの開業で、他の市町村から市役所へのアクセスも簡単になり、今後さまざまな自治体間交流が行われると思われます。特にもお膝元である土沢地区への新たな住宅団地や、工業団地や物流団地などの形成など、弾みがついて開発が加速すると思われます。しかしながら、厳しい財政運営の中、所信表明では中心市街地の形成に伴う道路の整備、交通網の整備等が挙げられていました。この整備に対する予算をどのように確保されていくのか伺います。 また、コンパクトシティー構想も目指していますが、この構想の基本はまとまりのある地域と交通の起点があるところと考えますが、現時点の構想はどのような地域かお伺いをいたします。 次に、環境との共生を目指しますについて伺います。再生可能のエネルギーでバイオマス等の促進を挙げていますが、太陽光発電が主流を占める中、新たな施策は発電とともに蓄電も大事と考えますが、蓄電に関する考えをお伺いいたします。 また、環境共生には生活排水の問題もあると思います。放流先がない地域では、浸透方式で処理していますが、浸透方式だと目詰まりを起こしてしまい、数年後には浸透ますを移設しなくてはいけません。移設のたびにお金がかかり、大変だと市民の声を聞きます。滝沢市では、合併浄化槽の設置を推進していますが、思うように既存の住宅への設置数が伸びていません。理由として、設置時に市からの補助は出ますが、既存のトイレ、水回りの改造に費用がかかり過ぎるので、二の足を踏んでいると思われます。それと、放流先がない地域も多いためとも考えられます。さきに述べた浸透方式を使っている家庭は、目詰まりの件があるため、浸透方式に悪い印象を持っており、排水用の側溝の整備を強く願っています。このような放流先がない地域への道路側溝整備について市長の考えをお伺いいたします。 次に、安全で安心な滝沢市を目指しますについて伺います。近年は、異常気象による自然災害が頻繁に発災しております。滝沢市においても、小岩井地区の越前堰の越水による床下浸水等、また巣子地域でも豪雨による床下、床上浸水が発生し、住民の生活が危険にさらされる事案もありました。このような中、災害時に活躍してくれるのが消防隊、また消防団、消防車、救急車等でございます。平成29年度の救急車の出動回数が1,265回と、28年より55回減少しておりましたが、消防車の出動回数は逆に16回ふえて、過去最高の134回でした。市内での救急車出動時の到着時間は、平均8分ぐらいと言われていますが、市内には緊急車両の到着に15分以上かかる地域もあります。その対応策を伺います。 最近テレビのニュースや新聞で報じられる事件、事故は悪質なものが増加しており、市民の生活が脅かされております。先日話題になったあおり運転による事故で注目されたドライブレコーダー等、そのようなものを設置して運転時の自分を守らなければならない世の中になってきております。車にはレコーダーなど安価な金額で設置できますが、実際に生活している自転車を利用される方や歩行される方たちの移動においては、なかなかレコーダーというものは自分で持って歩くことはできません。市民の生活を守るため、防犯カメラの設置も考えなければならない嫌な世の中になっております。県や国は、道路にはNシステム、自動車ナンバー自動読み取り装置、大きな交差点にはモニターカメラが設置され、交通安全や事故、事件等の解決にも寄与しております。地方自治体が独自に防犯カメラを設置するのは大変だとは思いますが、市民の生命、財産を守るため、今後の防犯カメラの設置について市長の考えをお伺いいたします。 最後に、7つの施策を実現するためについて伺います。市の財政状況は非常に厳しいですが、7つの施策を実現するために、どのように財源を確保されるのかお伺いいたします。また、7つの施策を進めるためのリーダー、人材をどのように育成されるのかお伺いいたし、主濱市長の所信表明についての質問にいたします。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(長内信平君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) 相原孝彦議員のご質問にお答えします。 初めに、充実した人生を送ることができる滝沢市を目指しますについてのご質問にお答えします。まず、学びの場の地域格差をどのように解消するのかについてでありますが、市内における学びの場となる主な施設としては、中央部にビッグルーフ滝沢、ふるさと交流館、総合公園施設、市民福祉センターのほか、北部に北部コミュニティセンター、葉の木沢山活動センター、南部に多目的研修センターがあり、それぞれの地域において市民が多種多様な学びや地域活動などに利用されております。 生涯学習の場の提供としては、市職員が講師として各地域に出向いて実施するまちづくり出前講座や、各保育園で実施している家庭教育講座国際理解講座、各小中学校で実施している家庭教育学級等があります。また、福祉バスや移動図書館車かっこう号を各地域で運行し、利用者の利便性向上を図るなど、地域の皆さんの要望等を聞きながら、今後においても各地域の方々の学びの支援、充実に努めてまいります。 次に、小中学校における部活動の格差の解消についてでありますが、中学校の部活動につきましては、規模の大小により部活動の数や種類に違いがありますが、各中学校では特色を生かした活動が行われているものと捉えております。今後も教育委員会と協議しながら、さらに充実した活動が行われるよう対応してまいりたいと考えております。 次に、産業が元気な滝沢市を目指しますについてのご質問にお答えします。まず、特産品の生産拡大や品質統一についてでありますが、例として本市の特産品を代表するスイカにつきましては、年々作付面積が減少傾向にある中、若い農業者が新たにスイカの生産に取り組んでおります。また、馬ふん堆肥を使用して付加価値を高める取り組みも行っており、生産の拡大が期待されているところであります。 一方、品質の統一につきましては、商品が不均一の場合、滝沢市の特産品としてイメージダウンにつながるため、滝沢産のスイカとしてのブランド力を維持するためにも優良な品質を保つ必要があることから、共同選果や技術指導会を推奨し、生産者に品質統一の必要性を認識していただくよう支援してまいります。 次に、農業や工業等、後継者不足及び働き手の不足問題の対策についてであります。高齢化により生産年齢人口が減少し、各種産業の働き手が不足する状況は全国共通の課題であり、各産業、地域の実情に応じた対応が求められております。 本市におきましては、市内の農業後継者はもとより、農業を始めたい人の相談会などのイベントを通じて、本市で新たに農業に取り組みたい方の相談を受けたときは、県の事業を活用するなど、関係機関と連携し、新規就農者を支援してまいります。また、農業の働き手不足の問題につきましては、作業受委託など、地域農業の取り組みを支援するとともに、集落営農組織の設立に向けた機運を醸成してまいります。 次に、商工業につきましては、中小企業の安定的かつ持続的な経営を支援するためにも、事業継承に係る個別の課題解決に資するセミナーや、商工会と市が共同で行う企業巡回事業を継続的に実施するとともに、若者への地元企業の紹介、労働生産性の向上に向けた大学やIT企業との連携、または相談の機会を関係機関とともに複合的に設けてまいります。 次に、おもてなしの心を市民に醸成するための具体的な策についてであります。まず、市民が滝沢に誇りと愛着を持ってもらうことが大事であると考えております。市民が地域の魅力に気づき、市内外にその魅力を伝えることで本市のファンがふえ、交流人口が拡大し、また市民が市内外の方々と交流することで地元のよさを再発見し、さらにその魅力を発信するということが期待されます。具体的な取り組みとしては、関係団体、事業者等と連携し、市の地域資源の魅力を効果的に情報発信する仕組みづくりや、観光コンテンツの開発や観光資源を生かしたまちづくりに取り組む先駆的な人材育成支援など、総合計画後期基本計画に掲げ、推進してまいります。 次に、健康寿命の向上と福祉の向上を目指しますについてのご質問にお答えします。まず、自宅で最後まで生活するための居宅サービス体制の充実についてでありますが、市では第7期滝沢市高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画を策定し、市民が住みなれた地域で安心して暮らし続けられるよう、介護保険給付事業と医療、介護、生活支援など、高齢者を支えるサービスを一体的に提供する地域包括ケアの実現を基本施策に掲げ、高齢者対策に取り組んでいるところであります。今後におきましても、地域包括ケアを深化、推進するため、認知症施策の推進や一般介護予防事業を重点施策と位置づけ、いきいきサロンや介護予防教室の開催など、高齢者の自立支援や要介護状態の重度化防止に取り組んでまいります。また、高齢者の安全、安心のため、民間事業者や地域の力を活用しながら、地域での見守りや日常生活の支援を引き続き行ってまいります。 次に、世界禁煙デーの啓発と税収との兼ね合いについてでありますが、世界保健機構、WHOが昭和45年にたばこ対策に関する初めての世界保健総会決議を行い、平成元年に5月31日を世界禁煙デーと定め、喫煙しないことが一般的な社会習慣となることを目指したたばこか健康かに関する活動計画を開始しました。厚生労働省においても、平成4年から世界禁煙デーに始まる1週間を禁煙週間と定め、各種施策を講じているところであります。 市においては、国の健康日本21やたきざわ健康プラン21に基づき、喫煙や受動喫煙が身体に与える健康影響や受動喫煙防止シンボルマークなどについて、広報、地域での健康教室や健康づくり連絡会、肺がん検診等で啓発を行っております。また、禁煙を考えている人には、禁煙について相談できる医療機関等の紹介を行っております。 一方、税収につきましては、健康志向による禁煙意識の高まりから、たばこ税の税収は減少傾向にあります。 次に、健康診断の受診率向上についてでありますが、国民健康保険の特定健康診査では、毎年重点地区を設けて訪問や電話による受診勧奨を行うとともに、地区ごとに開催している地域健康づくり連絡会で周知を行っております。国民健康保険の若年者健康診査の実施により、19歳から健康診査を受診できる機会を提供することで、健診受診の意識啓発を行っているところであります。今後は、商工会や農協等の協力もいただきながら、他市町村の優良事例を参考に勧奨方法を見直すなど、受診率の向上に取り組んでまいります。 次に、歩道や市内飲食店のバリアフリー化についてでありますが、高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律及び岩手県のひとにやさしいまちづくり条例により、歩道のバリアフリー化については道路の新設や改良工事を実施する際に、幅員、勾配の基準を確保するとともに、点字ブロック表示も実施しております。また、既存の歩道の段差解消については、道路修繕管理台帳に基づき、年次計画により改修を実施しております。 また、市内飲食店等につきましては、特定の建築物に対して、新設や改良時にバリアフリー化基準への適合が義務づけられるなどしております。例えば延べ床面積が300平方メートルを超える飲食店を建築する場合には、車椅子使用者と人がすれ違える廊下の幅の確保など、バリアフリー化基準への適合が求められているとともに、知事への事前協議が義務づけられており、バリアフリー化については、関係法令に基づき、施設設置管理者が個別に対応している状況となっております。 本市では、バリアフリー化基準への適合が義務づけられていない小規模の飲食店等に対するバリアフリー改修に係る補助制度は実施しておりませんが、中小企業庁において小規模事業者を対象に集客力を高めるための店舗改装に係る小規模事業者持続化補助事業があり、滝沢市商工会で会員に対して情報の提供をしているところであります。 次に、市民生活のさらなる充実を目指しますについてのご質問にお答えします。まず、中心市街地の形成に伴う道路の整備、交通網の整備に伴う予算確保についてでありますが、現在道路事業については国庫補助金等を財源に整備を進めております。中心市街地の形成に伴う道路整備については、開発する区域内は事業者が、関連するアクセス道路については市がそれぞれ行うこととして協議を進めております。財源につきましては、国の補助金等を予定し、予算の確保に努めてまいります。 次に、コンパクトシティー構想についてでありますが、国においては人口減少、高齢化が進む中、特に地方都市においては地域の活力を維持するとともに、医療、福祉、商業等の生活機能を確保し、高齢者が安心して暮らせるよう、地域公共交通と連携してコンパクトなまちづくりを進めることが重要とされております。本市におきましても、市都市計画マスタープランの将来都市構造として、各種都市機能を集約した市役所周辺を中心拠点とし、各交通結節点を核とした地域拠点を公共交通を軸として相互につなぎ、各拠点の機能を補完し、集約、連携型都市構造の形成を図るものとしております。今後の具体的な構想については、人口減少や高齢化などの動向を踏まえ、調査研究してまいります。 次に、環境との共生を目指しますについてのご質問にお答えします。まず、再生可能エネルギーの促進についてでありますが、本市では再生可能エネルギーの促進の中で、市庁舎、ビッグルーフ滝沢、柳沢小中学校及び一本木小学校に太陽光パネルと蓄電池を設置しております。再生可能エネルギーは、発電量を安定させることが困難であることから、安定的な送電を行うために蓄電池の活用は重要であると認識しております。今後とも電力需給率の向上を目指し、国及び県の補助制度を注視しながら、機会を捉えながら検討してまいります。 次に、排水先がない地域への道路側溝整備についてでありますが、市では公共下水道区域以外の地域において、合併処理浄化槽の設置に補助を実施し、市民の快適な生活環境の確保と公共水域の水質汚濁防止に努めております。現在道路の新設改良工事や修繕工事の際に側溝の整備を進めておりますが、市内全域の整備は厳しいものがあります。今後の側溝整備に当たっては、道路整備計画、維持管理計画に基づき実施してまいります。 次に、安全で安心な滝沢市を目指しますについてのご質問にお答えします。まず、緊急車両の到達の対応策についてでありますが、平成28年6月からの岩手県央指令システムの運用開始によって、盛岡広域の住民からの救急通報を指令センターで一括して受けております。指令センターでは、GPS情報の活用などによって、盛岡広域の救急車が今現在どこにいるか即座に把握できるようになり、各市町の枠を超え、現場に最も早く到着できる救急車に出動指令を出す体制が構築されました。このことにより、市民及び盛岡広域の住民の安全、安心及び救命率の向上が図られていると考えております。 また、滝沢消防署及び滝沢北出張所における救急車の滝沢市内に限定した救急出動到着時間の平均につきましては、平成28年が9.1分、平成29年が9.15分となっております。なお、ご指摘のとおり、到達に15分以上かかる地域もありますが、今後におきましても傷病者の迅速な救急対応について、盛岡地区広域消防組合消防本部及び滝沢消防署等と連携してまいります。 次に、市民の生活を守るための防犯カメラの設置についてでありますが、現在の本市の治安情勢ですが、刑法犯認知件数を平成29年と平成25年とを比較しますと、平成29年103件、平成25年175件、少年補導状況は平成29年34件、平成25年83件となっており、5年前から改善されてきております。 一般的に防犯カメラは監視していることを示し、心理的に犯罪を抑制する、犯罪や異常の発生を早期に発見し、報知する、記録をとることにより、犯罪発生時の参考とするの3つの目的から設置、利用されております。市といたしましては、設置計画はありませんが、防犯対策として少年補導員の活動や青色回転灯車両巡回防犯パトロールを実施しているほか、警察などの関係機関と連携し、犯罪防止の広報活動等を実施しているところであります。今後におきましても、各団体等との連携を図りながら防犯対策を行ってまいります。 次に、7つの政策を実現するためについてのご質問にお答えします。まず、財源の確保についてでありますが、自主財源の拡大に向けた施策を進めるとともに、限られた財源の中ではより効果の高い事業を見通しながら厳選していくことが必要になります。自主財源の根幹となる市税を確保しながら、さらに伸ばしていくかが重要であり、これまでの産業振興や企業誘致等を加速して取り組んでいく必要があると考えております。 また、国の政策や経済対策について常に情報収集や研究をし、有利な補助制度や地方債等の財源がある場合には、必要とされる事務事業に適時適切に導入し、財政負担を軽減していくことも考えてまいります。 次に、施策を進めるためのリーダー、人材の育成についてでありますが、市では平成14年に策定した滝沢市人材育成基本方針に基づき、求められる人材像、必要となる能力を具体的に掲げ、研修、人事制度、福利厚生の3つの人材育成システムにより職員の育成に努めてまいりました。現在第1次滝沢市総合計画後期基本計画の策定に合わせ、滝沢市人材育成基本方針の改定を進めており、新たな人材育成システムを構築し、この方針に沿った人材育成を行ってまいります。市が経営理念として掲げる幸せを実感できる地域社会の実現に貢献するために、市民に新たな価値を創造し続ける職員の育成に努めてまいりたいと考えております。 ◆13番(相原孝彦君) 議長。 ○議長(長内信平君) 13番相原孝彦君。 ◆13番(相原孝彦君) それでは、何点か再質問させていただきます。 まず、学びの場といいますか、そういう部分で、やはりこのとおり5万5,000人もいる市でございます。十人十色と申しますか、なかなか自分がやりたいものというのは、例えば地域でできないものとか、そういったものを選ばれる方もおられるわけです。そういう方たちの声というのが私のところに聞こえてくるのは、市役所のほうで行われている睦大学等、そういったものの中で、私はこれをやりたいのだけれども、なかなか行くのに大変だとか、そういった部分があったりして、ちょっと二の足を踏んで、もう動かなくなって、高齢者の方ですので、うちから出てこなくなると、そういう部分も聞こえたりするものですから、今回ちょっと格差という形でお伺いいたしました。やはりもう少しニーズを拾って、その地域でやって、講習とか研修というのはなかなかできないかもしれませんけれども、それは市役所のほうでやっているのかもしれませんけれども、実際に自分たちがやりたい、学びたいもの、そういったものというのは、やはりきちっとニーズを拾った上で行うべきではないかと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(長内信平君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) ありがとうございます。学びの場の確保と、今回の場合は機会という意味ですね、学びの機会の確保というふうに承りましたけれども、1つは市全体でやっている今言った睦大学とか、そういうものがあります。それから、各地域でやりたい人が集まってやる小さなものもあるというふうに思います。それ、どちらも進めていきたいものだなと。ただ、やはり財政ということがありますので、その財政の範囲内で、できる限り住民の皆さんの希望に沿ったものをやっていければいいなというふうに思っております。そういうことで、体育館とか、公民館を中心としたもの、それから各地域で行うもの、それぞれ各地域の要望を伺いながら、中央でやるべきか各地域でやるべきか、その辺も判断しながら進めてまいりたいと思っております。 ◆13番(相原孝彦君) 議長。 ○議長(長内信平君) 13番相原孝彦君。 ◆13番(相原孝彦君) ぜひそのように今後動いていただければと思います。 次に、小中学校といいますけれども、中学校ですね、中学校の格差といいますか、そういった部分におきまして、実際に、私一本木のほうです。一本木の中学校におきましては、3年ぐらい前ですか、野球部がなくなりました、人数が足りなくて。そういった部分で、自分たちがスポーツをやりたい、また自分が学びたい、勉強したいクラブがあると。そういったものがほかの大規模校にはあるということで、そちらのほうにやはりみんな移動してしまうという部分もあったりして、どんどん、どんどん人数が減ってきている部分があるのです。そういった部分を、その地域でやりたいスポーツ、例えばサッカーやりたいねと、11人そろわなければならない。だけれども、9人しかいないとなれば、2人どうするのという話。そうなると、全然そのクラブはできないという形になってくるわけです。ところが、大規模校のほうにはどんどん、どんどん人が集まると。そうすると、そこではサッカーチームというのが3チームも4チームもつくれるような人数になってくるのです。そのうち、試合に出られるのは、1軍に入れるのは、例えば15人しかいませんよということになると、ほかの人たちはまず試合に出ることもできないというような状況で、逆に今度はまたつらくなるのではないかなという部分もあったりして、以前一般質問の中でそういった部分もちょっと触れさせてもらったのですけれども、そういう子供たちが生活している上で、やはりそういうふうな格差というか、変な言い方ですけれども、負い目というか、そういった部分を味わわせないためにも、やっぱりきちっとした手を打っていくべきではないかと思うのですが、そのためには子供をふやすというのが一番簡単なのかもしれませんけれども、八幡平市さんとか、あちらのほうではどんどん、どんどん学校が減っていきました。1カ所に集約しているという形になりました。逆に滝沢の場合は、今度は大規模校から小規模校のほうに移動させてもいいのではないかと、そういうふうな話もちょっと伺ったりしたのですけれども、以前にも伺ったと思うのですが、その辺に関して教育委員会のほう、そちらのほうの考え方、市長ですか、市長のお考えを伺わせていただきたいと思います。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(長内信平君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) 具体的なことにつきましては、教育委員会のほうからご答弁をさせていただきますが、実は今の問題は大変大きな問題を抱えている、含んでいるというふうに私は思います。やはり教育効果ということを考えた場合に、果たしてどういう規模がいいのか、こういう大きな、大きな問題を抱えているというふうに思います。それと、地域振興とかバランスを考えながら、これは解決をしていかなければいけない大きな問題を抱えているというふうに認識をしておりまして、ただ、今は具体的な部活の問題が出ましたので、具体的な問題につきましては、一つ教育委員会のほうからご答弁をさせていただきたいと思います。 ◎教育次長(長嶺敏彦君) 議長。 ○議長(長内信平君) 長嶺教育次長。 ◎教育次長(長嶺敏彦君) 中学校の部活動のことでございますが、確かに議員おっしゃるとおり、人数が少ない中学校につきましては部活動の数が限られると。大規模校については、13から18のクラブがあるというようなことで、その規模にどうしても応じた形で生徒数の人数が決まりますので、それによってそのクラブ活動の数も決まってくるというのが現実なわけでございまして、その中で今までその地域で学校、あるいはその地域の子供たちがいろいろ考えてこの部活をやりたいということで、いろいろ伝統の中で選ばれて残っていったものが現在のクラブ活動だというふうに思っておりますけれども、今後につきましてもそういう生徒さんの声とか地域のお話等を聞きながら、どういうクラブ活動ができるのか、そこには当然人数的な限界はあると思いますけれども、その辺は今後も学校と教育委員会が連携しながら考えてまいりたいというふうに思っております。 ◆13番(相原孝彦君) 議長。 ○議長(長内信平君) 13番相原孝彦君。 ◆13番(相原孝彦君) それでは、時間もないので。まず、おもてなしの心を市民に醸成するための具体的なところということでお伺いいたしました。先ほどのご答弁の中では、市民が地域の魅力に気づきという形になっております。そういうご答弁をいただきましたが、滝沢市は実際に新たに入ってこられた方たちがもう大体7割、8割ぐらいの方たちになっているわけです。ですので、やはり昔から根差した、滝沢で生活されている方たちは滝沢の魅力、また自分の地域の魅力というのはしっかりわかっていると思うのですけれども、新しく入ってきた方たちに滝沢の魅力というものをきちっと理解していただいているかどうか、そういう部分、その辺がなければおもてなしの心というものは絶対生まれてくるものではないと思うのですが、その辺について、市としてアンケート等とってみてもいいのではないかと思うのですが、いかがお考えでしょうか。 ◎副市長(佐野峯茂君) 議長。 ○議長(長内信平君) 佐野峯副市長。 ◎副市長(佐野峯茂君) 滝沢に新たに来られる方というのは圧倒的なわけでございます。そういう方々が今地域に入って地域づくりをやってくれる方もあるわけでございますけれども、相原議員の今のお話はとっても大事だと思います。改めて後期の計画の中では、先ほど市長の答弁にあったとおり、住んでいる方がまず地域を知り、そこに愛着と誇りを持っていただくと、そのことによってそういう関係者が外の人にも滝沢はいいところなのだよとかと伝えていく、そういうことによってまた人口がふえたり、地域づくりが進むと。最近はシビックプライドという言葉で言うようでございますが、これを商工観光課部分で1つの柱にしていきたいということで今考えているようでございます。具体的には、今後になりますけれども、今言ったお話は非常に滝沢にとって大事だと思います。実は、この考え方、一つ参考にさせていただいたのは、前回常任委員会のほうで報告ございました小平市ともう一つでしたね、それらも参考にしながらちょっと勉強をさせていただいているという状況でございます。 ◆13番(相原孝彦君) 議長。 ○議長(長内信平君) 13番相原孝彦君。 ◆13番(相原孝彦君) 本当に滝沢はいいところです。私も実は滝沢に越してきてからもう50年になるのです。ですので、私もほかのほうから来ているのですけれども、本当にいいところだと思っております。そういうふうな自分が好きなところというのは、みんな住まれている方たちは絶対愛着を持つと思うのです。そういった方たちをやっぱりどんどんふやすためにいろいろ施策を打ってほしいと思います。 次に、先ほど世界禁煙デーということで伺ったのですけれども、ちょっとニュアンスが違ったかなと。世界禁煙デーという形で、どちらかといえば禁煙を推奨するようなお話だったのですけれども、禁煙してしまうとたばこ税が入ってこなくなるのではないかということで、その辺のところを市長としてはどのようにお考えかという感じでちょっと伺ったのですけれども、申しわけございませんが、もう一度お願いできますか。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(長内信平君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) 私としては、たばこ税が入ってくること、それから市民が健康になること、これが本当にバランスとれているのだろうかという気がいたします。私は、どうしても健康のほうが優先するのではないかというふうな考え方で、市としてはやっぱり世界禁煙デー、これを啓発をして、できるだけ自分もそうですし、受動喫煙、そういうふうなものを避けていければいいなと、このように思っているところであります。 税収につきましては、また担当部長のほうからお答えをさせていただきたいと思います。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 議長。 ○議長(長内信平君) 加賀谷企画総務部長。 ◎企画総務部長(加賀谷建君) 健康の関係と喫煙の関係ですが、ちょっとお話しすると、昭和40年は8割ぐらいの方が男性で言えば吸っていて、元年では6割、平成20年だと4割、今だと多分28ぐらいのパーセントだと思いますけれども、だんだん喫煙率は確かに下がっています。これはやっぱり健康の趣向というふうな部分があるかと思いますが、実際たばこ税は当時だと1億円を切っていたと思うのですが、20年代でも多分2億9,000万円とか、3億円いっていないです。今で3億2,000万円ぐらい、29年度で。ということで、ほぼ3億円台はキープをしています。確かに24年、25年は3億7,000万円ぐらいで、ちょっと飛び出た時期はありますが、ということは税でやっぱり上がって調整をしていると。本数は減っているのだけれども、その辺については、今後もたばこ自体は消費税も含めて、今電子タバコも出ていますけれども、紙巻きとすり合わせをしてくれば、多分ある一定のたばこの税収というのはキープできるのだろうというふうに思いますが、これは嗜好品でありますし、実際は平成32年でオリンピックとともに公共施設の禁煙も始まりますし、そういう意味では喫煙する場所ということも考えれば、大分喫煙率は減ってくるだろうし、やっぱり影響はあるのだろうというふうには思いますが、これをもって税収、市税の大きい割合はあるわけですけれども、市税としてのいわゆる歳入にするのか、ほかの税をもって頑張るのかというのはあろうかと思いますが、貴重な財源であるということは確かだろうというふうには思います。 ◆13番(相原孝彦君) 議長。 ○議長(長内信平君) 13番相原孝彦君。 ◆13番(相原孝彦君) それでは、中心市街地のほうの話、ちょっと伺いたいと思うのですが、中心市街地という形で、当然この役所の周り、ビッグルーフの周り、こちらのほうを中心とした考え方なのでしょうけれども、やはりどうしても東部地域のほう、または北部のほう、北部はそのまま車で来ればすぐ来られるのですけれども、東部地域のほうからだとちょっと遠回りしたような形でしかこちらのほうに来られないという形のものがあるのです。 ですので、中心市街地でそこに力を入れるのもいいのですけれども、アクセス道というか、そういったものもやっぱり考えていただければいいのではないかなと思って伺いたいのですけれども、滝沢はちょっとほかの自治体とは違って、まちの真ん中に農場があるのです。やはりあの農場をぶち抜くというのはなかなか難しいのかもしれませんけれども、農場を実際にどちらかに移動できればもっと広げることはできるのかなとは思うのですが、どうしても巣子のほうからのアクセス道というか、そういったものが1本欲しいねというのはやはり声としてあるのです。その辺のところ、市長はどのようにお考えなのか。たしか県のほうでは農林水産部の次長さん、あとは参議院のほうでは農林水産委員会の委員長さんやられてきたようですので、その辺のところ何かいい手だてがないかなということでお伺いできればと思います。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(長内信平君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) 中心市街地の再質問につきまして、まず前段のほうからお答えしたいと思うのですが、中心市街地を進めると、中心市街地を進めたいというふうに私は考えております。それは後で申し上げますけれども、実はその前に、今総合計画では11の地域についていろいろ地域別計画があるわけですが、その11の各地域について、その充実がまず大事だというふうに思っております。これがまず前段であります。そこの11の地域について、できれば徒歩でずっと日常生活を送れるような整備をしてまいりたいと。これは公共施設中心なのですけれども、そういうふうなものをして、まずはその地域に住まわっている住民の皆さんに満足をしてもらいたい。その上で中心市街地があるわけであります。 私ずっと、これは物心ついた中学校から今の滝沢の交通体系、非常に思っているのですが、南のほうは盛岡駅に向かっている、東端も盛岡駅に向かっている、それから中央も、中央といいますと県道223号線、盛岡滝沢線という、あれもやっぱり盛岡に向かっていると。果たしてこれでいいのだろうかということがずっと疑問になっていまして、やはりそれはどこか滝沢の中心になるところがあれば、そこに交通が向かうべきではないだろうかと。そこの中心があれば各地域が中心と結ぶ、各地域が中心と結ぶ、そのうちにこの地域と地域が中心を経由して結ばれると、実は私こういったような構想を持っておりまして、とにかくこの滝沢の中心市街地に行けば、行政手続もできれば、勉強もできれば、病院にも行ける、芸能の鑑賞もできる、買い物もできる、しばしの憩いもできると、こういうふうな中心市街地を目指していきたいというふうなことであります。そこができ上がると、そこに人が集まります。それに伴って交通も充実してくるのではないか、公共交通機関も運行されるのではないかと、こういう大いなる期待を持って今進めてまいりたいと考えているものであります。 ○議長(長内信平君) これをもって公明党、13番相原孝彦君の一般質問を終結いたします。 15時15分まで休憩いたします。            休憩(午後 3時00分)                                                    再開(午後 3時14分) ○議長(長内信平君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、新志会、18番山谷仁君の発言を許可いたします。ご登壇願います。 ◆18番(山谷仁君) 議長。 ○議長(長内信平君) 18番山谷仁君。 ◆18番(山谷仁君) 議席番号18番、新志会の山谷仁です。新志会を代表いたしまして、3項目について、市長所信表明について質問いたします。 政府は、2020年度プライマリーバランス黒字化の目標をさらに繰り下げ、その財源の一部を幼児保育無料化、私立高校の無償化に踏み込むなど、新たな税の使い方に移行するという方策に方向を転換しております。来年度以降の税収の伸びが期待できるというものの、1,100兆円近い国の借金を払っていかないことには、後世へのツケを先延ばしするにすぎないのではないかと心配する向きもあります。来年12月には消費税10%になる予定でありますが、政府は増税と同時に、1つにキャッシュレス決済に5ポイントの還元を決めようとしております。また、10%の課税をして5%の還元をすれば、現在の8%の税率よりも低くなり、その他の施策も織りまぜてはいるものの、一体どのような意図なのか全く理解できない政策でもあり、私はこのような消費税10%への増税には賛成できないものと思っております。 我が滝沢市においては、先月主濱新市長が誕生いたし、新たに滝沢市のかじ取りを担っていくわけでありますが、市の財政も厳しいものがあると心配されており、そのさなかに市民の声を聞きながら市政運営をしていく新市長の手腕に期待をされております。市長が選挙前の公約を掲げておりましたが、今回の所信表明とほぼ一致したものとなっており、より具体的な施策になるものと確信をしており、大いに期待しているところでございます。以下、具体的に質問をいたしてまいりますので、答弁よろしくお願いをいたします。 市長所信表明についてであります。1番、市長は過去において、県庁職員、また宮古市副市長、参議院議員12年の豊かな経験があり、今回滝沢市の市長に立候補し、就任されたわけですが、立候補に当たってどのような政策、あるいはどのような目標を持って臨まれたものか、また今考えているものがありましたらご所見をお伺いしたいと思います。 2、3期12年滝沢市の行政を担っていただいた柳村前市長の行政運営については、それぞれの立場からごらんになっていたと思いますが、それぞれの政策に関してすばらしいもの、あるいはこれは継続していくもの、あるいはこれに関してはやめるべきと考えるものなどについてご所見がありましたらお伺いをしたいと思います。 3、今滝沢市の財政が逼迫しており、行政改革のさなかにあると認識しております。議会でも議論をしておりますが、主濱市長はこの現状を率直にどのように考え、今後の方策としてどのように方針を立てていくのかお考えがあれば、現時点でのお考えで結構ですので、お伺いをいたしたいと思います。 以上、3項目について質問いたします。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(長内信平君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) 山谷仁議員のご質問にお答えをいたします。 初めに、立候補に当たってどのような政策、目標を持って臨んだか、また今考えている政策についてのご質問にお答えをします。市長選挙の立候補に当たりましては、所信表明においてその一端を述べさせていただきましたが、7つの政策を掲げました。1つは、充実した人生を送ることができる滝沢市を目指しますですが、とにかく誰でも生きがいを持ち、現実に実践できる環境を整えるというものであります。 2つ目は、産業が元気な滝沢市を目指しますですが、1次産業では物産の発信、6次産業化、林業と環境の調和などを推進します。2次産業、3次産業では、中小企業の規模の拡大、後継者確保への支援、企業や研究機関等の誘致を推進いたします。また、観光については地元資源の活用と近隣市町との連携、またおもてなし宣言などによるおもてなし意識の醸成であります。 3つ目は、健康寿命の向上を図りますですが、健康寿命の向上のための調査研究、望ましい食生活や食習慣に向けた実践、健康診断の受診率の向上、子供への医療の支援、バリアフリー化の推進、高齢者の支援のシステム構築であります。 4つ目は、市民生活のさらなる充実を目指しますですが、地域内での日常生活の完結、中心市街地の形成、市内各地域間の公共交通の運行、コンパクトシティーの検討であります。 5つ目は、環境との共生を目指しますですが、自然や景観の保全、一般ごみの減量化、再生可能エネルギーなどの供給促進であります。 6つ目は、市民が主役の滝沢市政を目指しますですが、投票率の向上、市民が主役の市政、健全な財政の運営であります。 7つ目は、安全で安心な滝沢市を目指しますですが、関係機関と連携した天災被害の減災、抑制や、火災や事故の発生抑止、日本国憲法の尊重擁護、関係機関と連携した犯罪のない社会の構築であります。 私は、この7つの政策を推進し、もっとすばらしい滝沢をつくることを目標として市政を推進してまいります。また、今考えている政策があるのかとのご質問ですが、この7つの政策を推進することが重要と考えております。 次に、前の市長の政策に関する所見についてのご質問にお答えします。私は、所信表明でもお話しさせていただいたとおり、滝沢はすばらしい地域であると思っております。これは、滝沢村の時代から歴代の首長、議員、職員、そして何よりも市民の努力のたまものであると思っており、これらのすばらしい滝沢を土台にもっとすばらしい滝沢にしていくことが私の使命であると考えております。 次に、財政の現状と今後の方策についてのご質問にお答えします。近年のライフスタイルの変化に伴う市民ニーズの多様化や急速な少子高齢化の進展、幼児教育と保育の無償化等、社会保障関連経費の増大、さらには施設の老朽化対策、社会基盤に対する改修も必要であり、これらを含めたさまざまな施策に向けた継続性のある安定した財源確保が喫緊の課題として捉えているところであります。 所信表明でも述べさせていただいておりますが、入りをはかりて出るをなすを基本としながら、市民、議会、行政が一つとなり、現在取り組んでおります財政構造改革をさらに進め、財政課題を一つ一つ着実に解消していきたいと考えております。 ◆18番(山谷仁君) 議長。 ○議長(長内信平君) 18番山谷仁君。 ◆18番(山谷仁君) それでは、再質問をいたします。 市長は、立候補を意識する前というものは、外から見ていろんな経験から見た段階で、滝沢市の行政はすばらしい、あるいは滝沢市の自然、その他もすばらしいというふうにかねがねおっしゃっていたように私は聞き覚えているわけですが、細目についてはこれから勉強、あるいはいろいろ部課長からレクチャーを受けながら、市の目標あるいは施策を立てていくものだというふうに考えておりますし、またきょうも言っておられますもっとすばらしい滝沢にしよう、あるいは公約にも出ておりますが、市民の生活が一番、国民の生活が一番と言ったほうがいいのですか、というふうには聞き及んでおりますので、まさにこれが滝沢市の理念だというふうに私は思っております。これを推進することによって、健康であり、すばらしい滝沢の環境が生まれるものだというふうに思いますし、近隣市町あるいは県、国との関係も良好なものになる、また市民の納得が得られるものだというふうに思っておりますが、いかがでしょうか。 ◎市長(主濱了君) 議長。
    ○議長(長内信平君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) いろいろとお褒めの言葉になるのでしょうか、質問となるのでしょうか、ありがとうございます。私7つの政策を考えたというのは、実は半分は自分自身で考えたものもあります。それから、立候補を表明した後にかなり市民の皆様といろいろお話し合いをさせていただきました。その中で形づくられたものもあります。 ただ、中心市街地だけは、実は私中学校時代からそう思っていたのです。何を考えていたかといいますと、私は篠木中学校、今の滝沢中学校よりもっと南にある篠木中学校に入学をして、そこで野球部をやっておりました。野球部に所属をしていたときに、滝沢第二中学校と対抗試合がありました。篠木中学校は滝沢村の南端です。それから、滝沢第二中学校は東の端であります。篠木中学校から滝沢第二中学校に行くのに、実は盛岡駅を経由して対戦しに行ったわけであります。帰りも当然盛岡駅を経由して戻ってくるわけですけれども、何で同じ滝沢なのに盛岡駅を経由しなければいけないのだと。私は、中学校のそのときから何で盛岡駅を通って行き来しなくてはいけないのだろうかというふうなことを思っておりまして、しばらく離れてまた帰ってきたら、余り状況は変わっていない。滝沢の交通のものが全部マリオスといいますか、盛岡駅に向かっておったわけです。これは何が原因だろうかというのが発端であります。 さまざま滝沢というところは、本当にいいところがあります。自然もいいし、それから交通の要衝にありますし、さらに人について着目をして考えると、平均寿命も長い、そして若い、しかしながら若いという元気のある滝沢なわけでありまして、それは本当にもともとすばらしいものがある。それをさらによくするためには、やはり市として自立をするべきこと、これがさらに滝沢をよくすることになるのではないかということ、それで中心市街地の形成を考えました。 それ以前に、やはり今住んでいる基本計画上の11の地域、これらについても徒歩で歩けるような範囲でそれぞれが幸せな地域になればもっといいのではないだろうかと、こういうふうなことを考えておったものでございます。こういうふうなことを組み合わせて、今の私の公約、あるいはこれから進めたいと思っていることの政策の内容になっていると、こういうところでございます。 ◆18番(山谷仁君) 議長。 ○議長(長内信平君) 18番山谷仁君。 ◆18番(山谷仁君) 幼少のころといいますか、住んだところからの思いが今聞けたわけですが、この問題については結構前から担当課の職員がいろいろ苦心しながら考えても、なかなかできづらい公共交通政策、あるいは中心市街地というものでありますので、なかなか面倒だと思いますが、努力をしていかなければいけないというふうに思っております。 また、午前中の2人の会派代表の質問にもお答え願っているわけですが、職員の市民に与える影響というのははかり知れないものがあります。行政、そこは職員ですね、幹部職員から一般職員まで、そして市民がいて市議会があるわけですけれども、これまでも職員の不祥事というのが幾度かありました。そのたびに幹部職員はその穴埋めをする、あるいは改革をするということで、市の改革を断行してまいりまして、今このように立派になっているわけでありますが、市民にとっては市の職員というのは、本当は一番身近なものであるべき存在でありますし、一生懸命やっていただいているものというふうに信じているわけです。その結果、役所に対し、行政全般に対しての満足度が増していくのだというふうに思うのです。もちろん市議会もそうでありますけれども、行政全般の職員が、幹部職員だけではなくて、身近にいる職員のふだんの行動、あるいは一挙手一投足を見ながら信頼度を、満足度を増していくものだというふうに思っておりますが、市の職員、そして今回市長が新たに当選されまして、市の幹部、いわゆる教育長、副市長、こういった幹部職員についてのお考えをお聞かせ願えればというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(長内信平君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) 職員の資質といいますか、今の職員について述べよと、こういうふうに受け取りましたけれども、先ほども申し上げましたけれども、一般の職員についてはまだよくわかっていない状況にあります。ただ、副市長初め各部長さん、いろいろ意見交換したり、その人の考え方も聞いたりしておりまして、大分よくわかってきました。その中では、非常に私は満足していると、こういう状況であります。 それで、山谷議員がおっしゃった中に、本当にすばらしい、参考にしなければいけない点がいっぱいあるわけですが、市民は市の職員を見て信頼度を増したりなんかすると、こういうふうなお話がありましたが、まさにそのとおりであるというふうに思っております。1つには、就任後の訓示の中で、私はこんなことを言っております。まず、接遇の気持ちを持った市民対応と言っておりますが、市民への対応というのはきちっと対応してもらいたいということをお話ししました。これは今おっしゃったとおりのことでありまして、市の職員のどの部署の対応がまずくても、全ての職員がと、こういうことになってしまいますので、全ての職員の対応というものをレベルアップしていかなければいけないというふうに思っております。本当にこれは大事な点だと思いますので、今後ともこれは強調してまいりたいというふうに思っております。 それから、もう一つ、間違いはすぐに直しましょうと、こういうことも話しました。私どもは人間であります。人間である以上、まず間違いをするのです。間違いはあってはならない、言っておりますけれども、そうではなくて、私どもは人間でありますから、間違いをするのです。その間違ったことをどうするか。これをきちっと正せばいいわけです。的確に正せばいい。法律によっては、間違いを前提にして直す、直し方まで規定している法律もあるわけですから、とにかく間違いについてはそれをきちっと正していくと、こういうことが必要だというふうなことも私お話をさせていただいております。 さらには、これからの滝沢ですから、市民のことを念頭に置いてさまざまチャレンジしてほしい、新たなことを考えていってもらいたいと、こういうふうなこともお話をしているところであります。一般市民にこういうことを徐々に徐々に浸透をしていってもらって、とにかく滝沢市の職員の対応、変わったなと、こういうふうに思ってもらえればいいなというふうに思っております。これは事あるごとに職員に伝えていきたいなというふうに思っております。 さまざまありますけれども、チームワークよくやるというのも、これはもう当然のことなのです。ちょっと隣の人とお話をすれば、大きな間違いなんかも防げたというケースはいっぱいありますし、そのほかにもいっぱいお話はしておりますが、今申し上げたことを中心に職員の皆さんには頑張ってもらいたいというふうに思っているところであります。 ◆18番(山谷仁君) 議長。 ○議長(長内信平君) 18番山谷仁君。 ◆18番(山谷仁君) 幹部の人事案件については、申し上げにくいのであればそれ以上は言いませんけれども、例えば今お話しになった中で、間違いはすぐ直しましょうと、非常にこれは大事なことで、社会の規範であります。公務員に限ったことではない、民間の社会に限ったことではない、間違いはすぐに直して、すぐに謝らなければいけないわけです。そこにやっぱり少し欠けた部分があると思うのです。前市長のときに、私がいわゆる職員の資質とは言いません、職員のやり方についてどうなのかなというふうな質問をしたときに、遠回しにやはりきっちりした報酬を上げないと職員は働かないというふうなことを言いました。でも、それは間違いだと思うのです。そういう滝沢の職員ではないと思いますし、そういう気持ちではないというふうに私は確信しておりますので、今新市長の言葉を聞き、一緒になって改革をしていくのだというふうなことが言われましたので、安心をしておりますが、とにかくチャレンジしてほしいと、このことは非常に大事だというふうに思いますが、もう一度その辺についてお伺いをしたいというふうに思います。申し上げにくければ結構です。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(長内信平君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) 最初幹部職員についてというのですが、実はさまざま教えていただいておりますので、この対応については満足しておりますので、ここをお伝え申し上げておきたいと思います。 それから、チャレンジについては、まさに私は必要だというふうに思っております。与えられた仕事、当然きちっとやることは必要なのですけれども、さらに範囲を広げて、もっともっと面を広げて、さまざま情報を取り入れて一人一人がさらに伸びていけば、これはとりもなおさず職員だけの問題ではなくて、滝沢市全体の財産になるというふうにも思っております。こういうことで考えておりまして、その点については何とかチャレンジをしてください、意欲を持ってくださいと、こういうふうなことをお話をしております。 もう一つ、大事なことを忘れておりました。職員に対して最後に申し上げたのですが、健康に留意してほしいと、こういうことを申し上げました。まずは、健康第一であると。その次に公務というふうなお話をさせていただきました。一人一人の職員は、職員となってからの経験とか、知識とか、すごく蓄積されているのです。すごく蓄積をされているというふうなことでありまして、その一人一人の職員が、例えば病気で出勤できなくなったと。これは、それこそ滝沢市にとって大いにマイナス面になることになると思いますので、まずは健康にというふうなことも言ったということをつけ加えておきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◆18番(山谷仁君) 議長。 ○議長(長内信平君) 18番山谷仁君。 ◆18番(山谷仁君) とにかく先ほどの市民の満足というのは、健康がまず第一番に来るのだというふうに思いますし、今おっしゃったような職員の健康、市民の健康、あわせて一番大事なことだと思います。私も身にしみて、2年間この時期に感じておりますので、ぜひそれは健康に留意していただきたいというふうに思っております。 また、この2年間、主濱新市長には外部での勉強会も通じていろいろご一緒したわけですが、その中でごみの有料化という話がございまして、市民の重大な関心事、あるいは私たち議員の間でも非常な問題になりまして議論を重ねてきたわけでありますが、この落としどころとして、今現在はごみの減量化を推進しましょう、あらゆるごみの処理については検討していきましょうと。もちろん広域化の問題も今進んでおりますが、まだその候補地も決まっておらない、先ほど来質問でございましたように、決まっておらないということも懸念されておりますが、非常に財政にもまた関係してくる問題でありますので、慎重に対処していただきたいというふうに思いますが、今の時点では市長はどんなふうに考えていらっしゃいますか。ご所見を伺いたいと思います。重複して大変申しわけございません。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(長内信平君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) まず、ごみの広域化のほうからですね、後のほうになりますけれども、ごみ広域化につきましては、今広域ブロックのほうで話し合っておりますので、その話し合い、方向性は1カ所にするという方向で話が進んでおりますので、近々多分会合がありますので、じっくり話を聞いて、私は現段階では広域化ということについてはいいのではないかというふうに考えております。 それから、先の問題になのですけれども、ごみの減量化につきまして、これはぜひとも進めてまいりたいと思っております。ごみの減量化、どうやって進めていくのかと、こういうことでありますけれども、単純に考えますと、ごみといっていますけれども、その中には本来のごみと、それからいわゆる資源、まさに資源、両方含まれているものというふうに思っております。一般的なごみというのは、これはもう焼却処分をしなくてはいけないわけですけれども、それと資源部分はすっかり分けることによって、私はごみというのは減らせるのではないか、焼却するごみというのは減らせるのではないかというふうに考えているところであります。一般ごみと、それから資源と分別する手法については、これからどうやって市民の皆さんにわかりやすく、簡単にわかるような方法を今後検討してまいりたいなというふうに思っております。 以上、2点について。 ○議長(長内信平君) 18番山谷仁議員に申し上げますけれども、通告に基づいた質問になるように。ちょっとかけ離れた部分に行っていますので、一応注意しておきます。 ◆18番(山谷仁君) 議長。 ○議長(長内信平君) 18番山谷仁君。 ◆18番(山谷仁君) 次に、財政のことに関してお伺いをしたいと思いますが、今の時点でのお考えで結構ですので、お伺いしたいというふうに思います。 市民からの提案、あるいは自治会連合会とかの団体からの提言とか、さまざま多く出ているものと思われますし、また市長も聞き及んでいるというふうに思いますが、行政内部から、あるいは外部からいろんな提案が出ているものについて、現時点で市長がお考えになっていることがあればお聞かせ願いたいというふうに思います。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(長内信平君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) 財政の問題、今市民から、あるいは団体からのさまざまな提案についてどう考えるかと、こういうことであります。今総合計画の後期計画を策定中であります。まずは、この総合計画の中で取り入れることができるのかどうか、その辺の検討が第一番になされるべきだというふうに思っております。逆に言いますと、それも含めて総合計画をどうするのかと、こういうふうなことを考えることがまず第一番であります。 それから、もう一つ、総合計画というのは4年間で一応完結すると、こういうことになっておりますので、この4年間という期間も含めてどうするかという問題であります。 さらには、財政の問題があります。これらと、要するに要望された事項と、これをやっぱり比較検討していかなければいけない。要望されれば全てということではなくて、どれが先になるのか、この総合計画の中でどれが優先して取り上げるべき事業であるのか、この辺を今後も検討しながら、そして財政の枠も当然あるわけですので、その辺を検討しながら進めていくべきものというふうに思っております。 ◆18番(山谷仁君) 議長。 ○議長(長内信平君) 18番山谷仁君。 ◆18番(山谷仁君) 午前中からの答弁でもありましたように、財政的にはこれからビッグルーフの建設、あるいは中央小学校の建設、そしてスマートインターチェンジの建設、供用開始ということで、非常にうれしいことが続いたわけですが、これから支払いをしていかなければいけないと。市長にとっては大変厄介な問題といいますか、これからご苦労されると思うのです。しかし、それにプラスして市民からの要望、あるいはどうしてもやらなければいけない事業、喫緊の課題というのもいっぱい抱えております。それに向かっての資金運用、いわゆる財政面での運用というのは非常に難しいものがあるというふうに思いますが、私は前段でも言いましたように、国がまさにそのとおりでありますが、やはり借金は返さなければいけないわけですし、市民に不安を与える、あるいはこの負担を先送りしてはいけない、後世に残してはいけないというふうに思っておりますので、これはバランスよく返していかなければいけないというふうに思いますが、その辺はいかがでしょうか。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(長内信平君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) 財政の問題、税収とか交付税、これはある程度限られてきますので、何回も申し上げておりますけれども、やっぱり入りをはかりて出るをなすが、これが原則であるというふうに思っております。 一方において、例えばどうしても市民の皆さんの利便に供するものであれば、そしてそれが早くでき上がれば市民の皆さんに本当に喜んでもらえるようなものであれば、これはやっぱり前向きに捉えていかなければいけないというふうに思っております。これについては、起債を、市債を発行ということを考えていかなければいけないと。市債を発行するに当たっては、例えば20年間の起債であるとすれば、これは20分の1ずつ払っていくわけですから、その累積がどれぐらいになるのかと、そういったようなことで将来負担どうなっていくのか。今若干高くなりつつあるわけですけれども、市の平均よりは若干高いのでしょうか、そういうふうな高くなりつつあるのですが、やはり市民の利便のためと、それから財政のため、その両方をバランスよく考えた上で運営していかなければいけないというふうに思っておりました。入りをはかりて出るをなす、これだけをきっちりと守ってしまうと、かなり行政は縮小されてしまうというふうに思っております。それだけでは私はいけないと思うのです。やはり必要なところにはきちっと投資をしていく、こういうことも必要だというふうに思っております。その際に、いろいろ考えることはありますが、財政の将来負担がどうなるのか、あるいは起債というのは一般財源ですから、そのときの一般財源ですから、一般財源として投入すること、借金を投入することについてどうなのか、あるいは支払っていただく人、1つのものをつくりますと、30年とか、50年くらい使えますので、そのときの分割、これを将来の住民にもお願いしていいのではないだろうかと、こういうふうなことを総合的に勘案して、そして市債の発行、これを適切に、的確にやっていきたいなというふうに思っております。 ◆18番(山谷仁君) 議長。 ○議長(長内信平君) 18番山谷仁君。 ◆18番(山谷仁君) まさにそのあんばいが大事なのだというふうに思いますし、またそこには、先ほど言いましたようにやはり行政としての組織、いわゆる職員のチャレンジというものがどんどん出てきて、うまい財政の回し方というものを下から考えていってほしいなというふうに思いますので、責任は最後市長ですけれども、やることは下の職員たちがみんな頭を働かせてやってくれるというふうに思いますので、ぜひそこは信じてチャレンジをしていただきたいというふうに思います。 それから、先ほどの他の代表の質問でも出ましたが、角掛代表でしょうか、住民自治の件が出ました。私も住民自治というのは、これまでも住民自治日本一というふうな標榜をして前市長がやってこられたわけですが、なかなか市民にとってはなじめないというか、なじまないといいますか、広がらないというふうな感じがしておりました。住民自治よりは、やはり市民が大事な行政ということになろうかというふうに思いますが、もう一度そこをお伺いしたいというふうに思いますし、これから住民自治はあえて使っていくのかどうか、その辺もこれからの問題でしょうけれども、もし方向性があったならば教えていただきたいというふうに思います。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(長内信平君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) 住民自治日本一ということについて、私の公約に一切触れていなかったというご指摘もいただいたわけですけれども、結局は同じ考え方であろうかなというふうに思っております。住民自治日本一というのは、これは柳村典秀前市長さんが考えられたのであって、住民みずからが住みよい地域を考え、思いやりと協力の気持ちを持って地域の仲間とかかわることに満足と幸福感を実感できる、それが日本一になればいいと、こういうふうなお考えかというふうに思っておりますが、私は言葉を変えて、とにかくこの滝沢をもっとすばらしいものに、これは誰がすばらしくするかという問題がありますけれども、これは私どものほうからの言葉で大変申しわけないのですけれども、市民の生活が第一と、私どもはそのように考えて、要するに市民の皆さんの生活が一番よくなるところで市政を運営していきましょうという、私どもからの言い方がこういう言い方になってしまうというふうに思っておりまして、言っていることは同じではないだろうかというふうに思っております。 ◆18番(山谷仁君) 議長。 ○議長(長内信平君) 18番山谷仁君。 ◆18番(山谷仁君) 同じようにもとれるわけですけれども、1つには住民自治を標榜している例えば市川市とかの例を見ますと、では市民税の1%をあなたたちにやりますから、どうぞ提案もしていただきたいし、予算も使っていただきたいと、皆さんにやっていただきたいと。全て行政がやるのではないですよと、今それが主流になっておりますし、当然行政の職員の数、あるいはその体制からいきましても、市民の要望に全部応えるわけにはいかないと。ただし、予算についてはこれだけ上げますよというふうな、お互いにいいように、行政からそういうふうな提案をするということもありますので、やはりそこは片一方の論理にならないように、市民との協調あるいは話し合いがこれからは必要なのだろうなというふうに思いますし、また今月の21日ですか、国土交通省あるいは上の山さんの代表の方たちがフォーラムをやるということで、それが一つのあらわれ、あるいは実証実験になるのではないのかなというふうに思っておりますので、ぜひ頭に入れてやっていただければというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ◎副市長(佐野峯茂君) 議長。 ○議長(長内信平君) 佐野峯副市長。 ◎副市長(佐野峯茂君) 住民自治日本一の考え方には何度か議論あると思いますが、前にもお話ししているのですが、総合計画の中での住民自治日本一の考え方は今市長がおっしゃったとおりで、私も市長がおっしゃっている市民の生活が第一という、言い方が違いますが、同じ型ではないかなと思っております。前もこれはお話しさせていただきましたが、住民自治日本一というのは、一つは暮らしやすいところ、選ばれ続けるところ、高い生産性を持ったところというようなことだというふうに思います。住民の皆様、企業の皆様、観光客など、さまざま主体に選ばれ続けるというようなことでございます。その中では、高負担では住民自治日本一は実現しないと。先ほど議員さんからご指摘のあった地域での効果的な役割分担、その中に手法として、例えば1%をというお話が出てくると思うのですけれども、いわゆる協働で高い成果を実現していくと。今言っているのは手法の問題ですけれども、地域全体で高い経営品質をもって少ない経営資源で高い効果と、目標はそこに置いていて、実際の活動がそういう形に近づけたいということで、今回の総合計画には地域づくり編も入れて一緒に取り組むと。これを体現していけば住民自治日本一に近づいていくのではないかなという、そこに近づけるためにはまだまださまざまな課題があって、その課題を一つ一つ住民の皆様、そして職員も行政も一緒になって解決していくという、今一つの途中にあるのかなというふうに思っております。 ◎市長(主濱了君) 議長。 ○議長(長内信平君) 主濱市長。 ◎市長(主濱了君) 先ほど山谷議員がおっしゃったのは、除雪フォーラムのこと、そういうことですか。まさに除雪というのは、市道については市が一生懸命やるべき分野だというふうに思っております。その付随するところについては、行政も、それから住民の果たすべき役割もある程度あるのではないかなというふうに思っておりまして、トータルとしてやっぱりこの滝沢市民の生活が一番いいものを目指そうという試みかなというふうに思っております。そういう意味で、私は市、それから市民の方、皆さんそこは協働でやっていければいいなというふうに思っております。 ◆18番(山谷仁君) 議長。 ○議長(長内信平君) 18番山谷仁君。 ◆18番(山谷仁君) これに関連しまして、同僚議員も何度か発言をしておりますが、いわゆる11の区割りをしているということで、住民自治、あるいはその他の問題を一緒くたに考えるというのは無理からぬところがあるのです。8自治会が一緒になってやっているところと、市長さんが住んでいらっしゃるところの自治会の規模が違いますし、また成り立ちも違いますので、その辺は担当課に申し上げますが、一緒くたではなくて、やはりそこの特徴を考えながら、市の職員の担当というのもおりますけれども、その人数もそうでありますし、連絡の方法もそうでありますし、住民自治のやり方というのはおのずと違ってくるのだというふうに思いますので、ぜひそこは当該自治会、あるいは職員も交えた話し合いがこれからやっぱり必要になるのではないかと。今まではどうしても思いつきでやってしまったところがあるのではないかと、そして成果を出さないで尻すぼみになるところがあるのではないかというふうに思いますので、そこはぜひお願いをしたいなというふうに、私たちも反省をしながらやっていきたいなというふうに思っております。 それから次に、教育問題でありますが、教育は100年の計というふうに、資源のない滝沢については、市長が触れておりませんでしたけれども、やっぱり触れるべきなのだろうなというふうに思って、あえて質問いたしますけれども…… ○議長(長内信平君) 山谷議員に申し上げますけれども、通告外の部分にどんどん入っていますので、通告に従って質問するようにしてください。 ◆18番(山谷仁君) この教育問題についてはだめでしょうか。市長、触れてもらわないと困る……ありがとうございます。 それでは、以上の質問で終わりたいというふうに思います。答弁ありがとうございました。 ○議長(長内信平君) これをもって新志会、18番山谷仁君の一般質問を終結いたします。 △散会の宣告 ○議長(長内信平君) 以上をもって本日の議事日程は全部終了いたしました。 本日の会議はこれをもって散会いたします。                                (午後 4時03分)...