ひたちなか市議会 2018-03-27
平成30年第 1回 3月定例会-03月27日-06号
最初に,
予算委員長の報告を願います。23番打越 浩議員。
〔23番 打越
浩議員登壇〕
◎23番(
打越浩議員)
予算委員会の
審査報告をします。
本
委員会に付託された議案は,審査の結果,次のとおり決定したので,
会議規則第110条の規定により報告します。
1
議案番号及び件名 議案第 1号 平成30年度
ひたちなか市
一般会計予算ないし議案第18号 平成30年度
ひたちなか市
水道事業会計予算,以上18件です。
2 議決の結果 原案のとおり可決すべきものとする。
3 議決の理由 提案の趣旨及び質疑を通しておおむね妥当であると認める。
以上,
審査報告を終わります。
○
清水立雄 議長 ただいまの
委員長報告に対する質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
清水立雄 議長 質疑なしと認め,質疑を終了します。
次に,
総務生活委員長の報告を願います。16番三瓶 武議員。
〔16番 三瓶
武議員登壇〕
◎16番(
三瓶武議員)
総務生活委員会の
審査報告をします。
本
委員会に付託された議案は,審査の結果,次のとおり決定したので,
会議規則第110条の規定により報告します。
1
議案番号及び件名 議案第35号
ひたちなか市
職員定数条例の一部を改正する
条例制定について
議案第39号
ひたちなか市
基金条例の一部を改正する
条例制定について
議案第40号
ひたちなか市
自転車駐車場設置及び
管理条例の一部を改正する
条例制定について
議案第48号
ひたちなか市
都市公園設置及び
管理条例の一部を改正する
条例制定について
議案第56号 公の施設の
広域利用に関する協議について
2 議決の結果 原案のとおり可決すべきものとする。
3 議決の理由 提案の趣旨及び質疑を通しておおむね妥当であると認める。
以上,
審査報告を終わります。
○
清水立雄 議長 ただいまの
委員長報告に対する質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
清水立雄 議長 質疑なしと認め,質疑を終了します。
次に,
文教福祉委員長の報告を願います。18番武藤 猛議員。
〔18番 武藤 猛
議員登壇〕
◎18番(
武藤猛議員)
文教福祉委員会の
審査報告をします。
本
委員会に付託された議案は,審査の結果,次のとおり決定したので,
会議規則第110条の規定により報告します。
1
議案番号及び件名 議案第41号
ひたちなか市立保育所設置及び
管理条例の一部を改正する
条例制定について
議案第42号
ひたちなか市
国民健康保険条例及び
ひたちなか市
国民健康保険税条例の一部を改正する
条例制定について
議案第43号
ひたちなか市
後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する
条例制定について
議案第44号
ひたちなか市
介護保険条例の一部を改正する
条例制定について
議案第45号
ひたちなか市
指定介護予防支援等の事業に関する条例の一部を改正する
条例制定について
議案第46号
ひたちなか市
指定居宅介護支援等の事業に関する
条例制定について
議案第51号
ひたちなか市立学校給食センター設置及び
管理条例の一部を改正する
条例制定について
議案第52号
ひたちなか市
奨学資金貸与条例の一部を改正する
条例制定について
議案第54号
三反田小学校校舎改築工事請負変更契約の締結について
2 議決の結果 原案のとおり可決すべきものとする。
3 議決の理由 提案の趣旨及び質疑を通しておおむね妥当であると認める。
以上,
審査報告を終わります。
○
清水立雄 議長 ただいまの
委員長報告に対する質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
清水立雄 議長 質疑なしと認め,質疑を終了します。
次に,
経済建設委員長の報告を願います。14番大谷 隆議員。
〔14番 大谷
隆議員登壇〕
◎14番(
大谷隆議員)
経済建設委員会の
審査報告をします。
本
委員会に付託された議案は,審査の結果,次のとおり決定したので,
会議規則第110条の規定により報告します。
1
議案番号及び件名 議案第36号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び
費用弁償に関する条例の一部を改正する
条例制定について
議案第38号
ひたちなか市
手数料条例の一部を改正する
条例制定について
議案第47号
ひたちなか市営住宅設置及び
管理条例の一部を改正する
条例制定について
議案第49号
ひたちなか市
都市公園の配置及び規模並びに
公園施設の設置に関する条例の一部を改正する
条例制定について
議案第50号
ひたちなか市
建築基準条例の一部を改正する
条例制定について
議案第53号
茨城北農業共済事務組合規約の変更について
議案第55号
市道路線の認定,廃止及び変更について
2 議決の結果 原案のとおり可決すべきものとする。
3 議決の理由 提案の趣旨及び質疑を通しておおむね妥当であると認める。
以上,
審査報告を終わります。
○
清水立雄 議長 ただいまの
委員長報告に対する質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
清水立雄 議長 質疑なしと認め,質疑を終了します。
以上で
委員長報告に対する質疑を終了します。
これより討論を行います。討論は一括して行います。
討論の通告がありますので,発言を許可します。
最初に,10番
山形由美子議員。
〔10番
山形由美子議員登壇〕
◆10番(
山形由美子議員)
日本共産党市議団の
山形由美子でございます。
ただいま議題となっております39の議案のうち,7件の議案について反対の立場から討論を行います。
議案第1号 平成30年度
ひたちなか市
一般会計予算についてです。
安倍政権のもとで,大企業が
バブル期以上の空前の利益を上げる中,労働者の所得は伸び悩み,増税や
社会保障費の削減などで暮らしの負担は一層増しています。本市にも市民の暮らしを守る防波堤としての役割がますます求められています。
そんな中で,歳入で見ると,市税全体では4.1%の増収を見込んでおりますが,
普通交付税と
臨時財政対策債を合わせた交付税は,前年度当初予算と比較して16億1,500万円も減収の見込みとなりました。これは国の見立てにより
個人市民税割が8.1%増,
法人市民税割では1.2%増と過大に見積もられた結果によるものです。その
財源不足を
財政調整基金,
市債管理基金から前年より約13億円多い45億3,800万円を繰り入れました。国は,
景気回復や
地方財政に余裕があるかのように宣伝し,
地方財政削減の地ならしを進めています。こうした不当な削減の押しつけを許さず,国に必要な
地方財源の確保を求めることが必要です。市の基金は,医療や介護,子育て,教育など
住民要求実現にこそ活用すべきであります。
市税の
固定資産税92億3,700万円が計上されていますが,
産業集積促進奨励として約10億円が
進出企業に課税免除されています。特定の企業の
優遇税制は中止すべきです。
生活保護基準が10月から3年かけて引き下げられます。平成30年度の本市の
生活扶助費等国庫負担金は前年度とほぼ同額ですが,今後の影響が懸念されます。国全体では160億円の削減となっています。
生活保護は憲法25条に明記された国民の生存権を保障する最後の
セーフティネットです。その
生活保護を削減することは,市民の暮らし全体に大きな影響を与え,低
所得世帯の
生活悪化に連動します。
生活保護基準の引き下げには反対です。
歳出ですが,3
世代同居等支援住宅助成金1,200万円ですが,いろいろな事情があって3
世代同居を考える方も多いと思います。市外からの転入による同居・近居だけでなく,市内に住む方々の同居も対象にするなど,公平な事業にすべきだと考えます。
茨城租税債権管理機構負担金が1,353万円,主に
職員派遣の負担金ですが,
徴収強化が目的であり,中止を求めます。
生活困窮者自立支援ですが,生活が成り立たない,病気で働けないなどの理由でまず市に相談に来るわけですが,
相談件数が202件に対し,
プラン作成が31件というのは少な過ぎます。
生活困窮者自立支援の名のもとに,
生活保護受給者の締め出しや就労などの強制などにならぬよう,職員の拡充や
訪問支援などの施策も検討するなど,しっかりと対応することを求めます。
農業についてですが,平成30年度から国の制度である
減反政策を廃止します。農政の根幹と言える米の需給と価格の安定に対する責任を投げ捨て,農家にどれだけ生産するかの判断を押しつけた上,価格は市場任せです。10アール当たり1万5,000円だった交付金が平成29年度は7,500円になり,平成30年度にはゼロになりますが,それにかわる市独自の支援を検討すべきです。
また,
那珂川沿岸地区国営土地改良事業費に2,359万円計上されました。完成はいつなのか見通せない中,
農業従事者の実態も大きく変化するのではないでしょうか。完成後には農家に重い負担もかかることから,これ以上の事業は中止し,
価格保証や
所得保証で
農業経営の安定を図ることを求めます。
茨城港,
ひたちなか港区建設に2億4,453万円が予算化されました。茨城港
常陸那珂港区建設は,総事業費6,800億円の
巨大事業です。既に半分以上使われております。
中央埠頭建設は,
石炭火発1号機,2号機,さらには新たに建設される
石炭火発から大量に発生する石炭灰で埋め立てる計画であり,これほど大規模な
石炭灰埋め立ては全国に例がありません。
自然エネルギーへの転換が求められる中,
石炭火力発電所建設に道を開くことにもなり,
環境汚染を発展させる状況も広がります。
ひたちなか市の
観光名所である
阿字ヶ浦海岸の環境は大きく変質してしまいました。
常陸那珂港湾建設事業はこれ以上進めるべきではなく,中止を求めます。
湊線延伸支援事業5,170万円のうち,
湊線支援事業費5,170万円のうち,
湊線延伸事業支援費として500万円が計上されています。観光の活性化,
商業施設への
買い物客を見込んでおりますが,過大な予測になっていないでしょうか。市民のための
公共施設の充実を考えるならば,高齢者の足の確保を優先的に具体化すべきではないでしょうか。
教育費では,
道徳教育パンフ増刷代,道徳の教科書・教材費が予算化されました。道徳が4月から小学校で「特別な教科・道徳」となり,通知表に記述式で評価されます。道徳を授業の中でやろうとすると,問題解決的な学習になり,これが正しいと結論を押しつける教育になりがちです。国や偉い人が
道徳目標を定め,教育することは戦前の教育になってしまいます。本来の教育は,
子どもたちが自分で考える人になるための教育,人権を守るための教育であり,教科としての
道徳教育は正しいものではありません。
統合校建設に5億8,567万円が計上されました。
大分計画が進んでおりますが,どんな
教育課程にするのか,その効果はどうなのかなど,市民には明らかにされていません。
阿字ヶ浦地区に小中学校がなくなることについても,多くの賛同を得ているとは思いません。再検討することを求めます。
小学校で行われている
学童クラブが10月から有料化されます。これまで無料で実施されていた
学童クラブは,本市の誇りでもありました。放課後,
子どもたちが安心して生活できる場所を保障することは,市としての責務であり,無料で実施すべきだと考えます。今後は,
減免措置を充実させ,
ひとり親家庭等の負担の軽減を求めます。
以上,国の悪政による影響が大きい本市の
一般会計予算でありますが,今後,市民の暮らし最優先の
市政実現のために最大の力を発揮していただきたいと考えます。
議案第2号
国民健康保険事業特別会計予算についてです。平成30年4月から
国保事業の制度が変わります。県が保険者として
財政運営の主体となり,市町村は保険税の
賦課徴収や
保険事業等の事業を行うことになりました。県は,
保健事業に必要な費用を割り出し,各市町村に納付金として割り当てます。本市の場合,平成30年度の
国庫事業費納付金は43億536万円でした。
医療費所得水準の予測が余りに過大で,そのために市の
一般会計からの繰出金は16億8,371万円となり,現行の国保と比較しても大きな負担増となりました。
県の広域化で国保の構造的問題は解決できません。もともと国保は年金者や低所得者が多く加入し,国や県の負担金がなければ成り立たない事業です。今後ますますの保険税の引き上げ,
徴収強化,医療費の抑制,削減などが迫られることになり,圏域化による
国民健康保険事業特別会計には反対をせざるを得ません。
議案第3号
後期高齢者医療事業特別会計についてです。茨城県
後期高齢者医療広域連合は,2年に一度の保険料の見直しを行っており,平成30年度はその改定時期でした。
広域連合には,
医療給付費準備基金,
財政安定化基金が合わせて57億円を超えており,
日本共産党議員団が行った交渉の中で値上げを抑えることができました。
もともとこの制度は,高齢者を75歳という年齢で区切り,別枠の
医療保険に強制的に加入させ,高齢化が進めば,同時に保険料も増額されるという,高齢者にとって安心が得られない制度となっています。高齢者を年齢で差別する世界でも例のないこうした制度は廃止を強く求めます。
議案第4号
介護保険事業特別会計予算についてです。平成30年度は,介護保険第7期スタートの年です。介護給付費準備基金が約7億6,000万円あるために,保険料の引き上げはありませんでした。一方で,サービス利用者負担を2割負担している人のうち,所得の多い人は8月から3割負担となります。また,要介護1から要介護5の生活支援について,10月から訪問回数が一定数を超えるケアプランを立てた場合,ケアマネジャーが市町村に届けることが義務化され,必要に応じて是正を促すとしています。
このように,年々利用料の負担増,サービス利用の抑制が進む介護保険事業もまた国,県の大きな支援がなければ成り立ちません。国の
社会保障費抑制の影響を受けた介護保険事業であり,賛成することはできません。
議案第41号 保育所設置及び
管理条例の一部を改正する
条例制定についてです。佐野保育所が閉所となり,条例から削除されます。その結果,本市の公立保育所は東石川,つだ,那珂湊第一,那珂湊第二と四カ所になってしまいました。保育はそれぞれの子どもの個性を尊重しつつ,全面的発達を保障するものです。市は,保育水準を示す役割や民間では難しいケースの受け入れ,地域の保育の拠点となるべく,公的保育の責任を果たす必要があります。公立保育所の廃止には反対です。
議案第42号
ひたちなか市
国民健康保険条例及び
ひたちなか市
国民健康保険条例の一部を改正する
条例制定についてです。国民健康保険法の改正に伴うもので,市町村国保が行ってきたものを県が一括して
財政運営の責任主体となります。平成30年度の納付金の算定は,医療費水準,被保険者の推移など実態を反映しないものとなりました。新制度は,被保険者の多くは低所得者であるにもかかわらず,保険税が高いという国保の構造問題は何らか解決しないばかりか,負担増と
徴収強化が迫られるおそれがあります。
国保問題の解決に必要なのは,国庫補助をふやすこと,県独自の軽減策を講じることです。国の制度改正によるものですが,市の財政の圧迫と住民の負担増を招くことから,この
条例制定には反対です。
議案第45号
ひたちなか市
指定介護予防支援等の事業に関する条例の一部を改正する
条例制定について,障害者福祉サービスでは,利用者は65歳以降,介護保険制度の利用が優先されます。今回の法律改正で65歳を超えても同じ事業所を利用できるという共生型サービスが実施されるということで,今回の市の条例改正になりました。しかし,障害者が65歳以上になれば,介護保険制度の利用が優先されることで,それまで非課税世帯は利用料が無料だったものが定率負担を求められ,これまでより負担増になったという意見が多く出されていました。今回の法律改正は,この解決には至っておりません。負担増の解決策として,この条例には入っておりませんが,介護保険の利用料の負担軽減,償還払いにするという仕組みが設けられましたが,対象者は非常に限定的です。また,地域支援事業総合事業は,要支援1・2の高齢障害者は利用料を負担しなければなりません。少なくない人が対象から外される大きな問題です。そもそも,これらの措置が介護保険と障害福祉サービスを統合することによって公的責任を縮小するという方向を目指しており,国の法律改定には多くの問題があります。それに伴う
条例制定であり,反対をいたします。
○
清水立雄 議長 次に,4番弓削仁一議員。
〔4番 弓削仁一
議員登壇〕
◆4番(弓削仁一議員) ふるさと21の弓削仁一でございます。
本定例会に提案され,議題となっております議案第1号 平成30年度
ひたちなか市
一般会計予算をはじめ,全議案に対しまして,各種
委員会での審査並びに質疑を踏まえ,また,意見,要望等を申し上げ,ふるさと21を代表いたしまして,賛成の立場で討論させていただきます。
平成30年度当初予算につきましては,まず,歳入の根幹である市税は,
固定資産税において家屋評価がえによる6,470万円の減収を見込むものの,法人市民税においては,先を見通せない経済情勢の中で,景気動向や企業業績予測から6億円の増収を見込み,また,個人市民税では,雇用,所得環境の緩やかな改善を背景として,2億2,670万円の増収が見込まれ,市税全体では244億4,790万円,前年度当初予算と比較して9億5,280万円,4.1%の増となっております。しかしながら,
普通交付税の試算において,基準財政需要額は前年度算定額とほぼ同額となるのに対し,基準財政収入額は過年度決算における市税の増加を要因として,前年度算定額から約10億円増となることから,
普通交付税及び
臨時財政対策債を合わせた実質的な交付税は前年度当初予算から16億1,500万円の減となる見込みです。
歳出予算との関連においては,不足する財源について,基金や起債などで対処するとされていますが,繰入額は過去最大規模となります。今後さらなる進展が確実視される高齢化による社会保障関連経費の増大,
公共施設の老朽化対策など多くの課題が想定され,さらなる事業の効率化や行財政改革による財源確保に努めていただきますとともに,税負担の公平性の観点から,個々の実情を十分把握しながら,収納率向上と不納欠損額の縮減に向けた取り組みについても,引き続き注力していただきますようお願いいたします。
続いて,歳出につきましては,財政の健全性を堅持しつつ,市政の直面する諸課題,緊急性の高い事業や本市の発展に必要不可欠な事業に対し,財源を重点的かつ積極的に振り向けていることは評価できると考えております。
第1に,災害に強く,安全・安心に暮らせるまちづくりの推進についてですが,豪雨から市民を守る緊急治水計画事業は,近年の局地的大雨や集中豪雨に備えての対策は急務であると考えます。津波からの避難路ともなる牛久保土地区画整理事業地内の都市計画道路和田町常陸海浜公園線の未開通部分の整備や大川の改修工事,親水性公園内のダム整備,高場及び大島流域の雨水幹線整備など,また,那珂川堤防の早期整備や沿岸部の護岸整備等,国や県の事業につきましては,今後とも強く働きかけ,事業の進展を図っていただきたくお願いいたします。
第2に,産業の振興と地域経済の活性化については,市民の皆様に人気が高いプレミアムつき地域商品券発行補助事業のほか,新規事業である特別栽培米「ふくまる」生産支援事業や,新規漁業就業者支援事業,移転される観光案内所の運営についても,一定の成果が得られるよう最大限の取り組みをお願いいたします。
第3に,福祉・医療の充実と元気づくりの推進についてですが,高齢化に対応するため,在宅医療・介護連携の体制づくりや人材の確保と育成が急がれます。また,個別予防接種や各種がん検診等の周知や啓発,骨髄ドナー助成事業や健康ポイント事業についても,事業として定着するよう推進をお願いいたします。
第4に,子育て支援と教育の充実については,放課後児童対策事業において,平成30年10月より有料化されることから,利用者に対し事前の説明を十分に行うとともに,安全・安心で責任ある
学童クラブの運営をお願いいたします。また,新規事業である子育て支援アプリ導入事業,産婦健康診査事業についても周知を徹底し,多くの利用につながるようお願いいたします。
第5に,都市基盤の整備と住みやすいまちづくりの推進についてですが,茨城港
常陸那珂港区建設事業や高場陸橋の4車線化事業,佐和駅東西自由通路整備事業,親水性中央公園整備事業などの大型事業を着実に進め,
湊線延伸支援事業については,慎重かつ現実的な収支予測も行い,精査しながら進めていただくようお願いいたします。
最後に,第6の自立と協働のまちづくりと行財政改革の推進ですが,那珂湊支所新庁舎建設事業や,旧那珂湊第二高等学校跡地利活用については,市民の皆様に親しまれ,愛される場所となるよう整備をお願いいたします。また,高校生による地域活性化プロジェクト事業につきましては,地元高校生のアイデアを生かせるよう,産官学連携による支援と推進を期待しております。
以上,意見,要望を述べさせていただきまして,ふるさと21を代表しましての賛成討論といたします。
○
清水立雄 議長 次に,18番
武藤猛議員。
〔18番 武藤 猛
議員登壇〕
◆18番(
武藤猛議員) ただいま議題となっております議案第1号 平成30年度
ひたちなか市
一般会計予算ほか全議案に対しまして,日新クラブを代表しまして,賛成の立場で討論させていただきます。
最近の国内経済の状況を見ますと,企業収益の改善とともに,民間企業の設備投資が増加傾向にあるなど,今後も緩やかな
景気回復が見込まれるとしています。しかし,業種によっては,人材の確保が困難な状況であるとともに,地方においては,少子高齢化の進展,若者の首都圏への流出,将来不安等から個人消費の伸び悩みなど,地方で暮らす大半の方々にとって景気の好転は実感のないのは実情であります。
このような状況下で増加し続ける社会保障関係費の対応,市民生活に直結する各事業の取り組みなど,予算編成に当たり,市長はじめ執行部の皆様には,大変なご苦労があったものと推察し,敬意を表し,評価するものです。
それでは,平成30年度事業執行に当たり,代表質問や
予算委員会等の質疑,答弁を踏まえて,意見,要望をさせていただきます。
まず,歳入面につきましては,
普通交付税と
臨時財政対策債を合わせた実質的な交付税が大幅の減となり,財政不足に対しては,基金の大幅な取り崩しとなりました。今後も厳しい
財政運営となることが予想されます。事業の見直しや市債の抑制に努めるとともに,企業誘致,産業の振興など,市税の確保に向けて積極的な取り組みをお願いします。
歳出面については,款ごとに申し上げます。
総務費では,市民の命と財産を守ることは行政に課せられた使命であります。そのためにも,災害発生時においては,職員の安全を第一に考えなければなりません。職場内の不安全ポテンシャルの排除を実施し,職員の安全の確保をお願いします。
また,公用車の購入に当たっては,電気自動車,ハイブリッド車等の低燃費車,そして,自動ブレーキ装着車など環境面,安全面を考慮し,今後の購入計画をお願いします。
また,
公共施設維持管理計画により,特に古い
公共施設を計画的に維持管理することは大事なことです。機能面,安全面において支障がない
公共施設であるようお願いいたします。
次に,民生費については,日中一時支援事業助成において,時間単位の見直しを行いました。他事業においても,利用者の声を聞きながら見直しを行い,使い勝手のいい事業になるようお願いいたします。
また,昨年10月にオープンした子育て支援センター「ふぁみりこ」は大変好評です。今後もふぁみりこらぼと一体となった事業を行い,さまざまな世代の方々が集える市民の交流の場となることを期待します。
次に,衛生費については,
ひたちなか元気アップポイント事業がスタートします。特に若い世代の意識づけを期待した事業であり,PR方法もさらに検討し,使ってもらえるような事業になるようお願いいたします。
また,勝田清掃センター解体においては,周辺環境を十分に考慮し,慎重な事業執行をお願いします。
次に,農林水産費については,特別栽培米「ふくまる」の振興において,今後の本市のブランド米となる可能性があります。生産者をふやすなど,今後の普及,拡大に向けてPR活動等をお願いいたします。
次に,商工費については,観光振興において観光案内所をwin-winビル1階に開設します。勝田駅からの動線をどのようにするのか,しっかりとした検証をお願いします。また,今年度,案内所として使用した場所については,明るい一角となるようお願いいたします。
次に,土木費については,市道管理において,市民からの要望が多い事業です。今後も計画的に実施し,完了後は道路台帳の整備を進めてください。また,橋梁については,定期的に点検を実施していますが,今後も安全性の確保をお願いします。
次に,教育費については,トイレ改修において,乾式,洋式,LED化で整備を進めるとのことです。特に和式については,洋式100%で計画的に早期改修をお願いします。
また,防犯カメラについては,
子どもたちの安全確保のためにも必要な設備です。早期全校設置をお願いします。
次に,議案第18号 水道事業につきましては,水道施設は市民の生活や経済活動に欠かせない重要な施設です。現在進めている,上坪浄水場更新事業は2020年度の工事完了,2021年度から総合試運転を開始する予定です。おくれのない事業執行をお願いします。
また,老朽管の更新については,今後の大きな課題となります。平成30年度は年次整備計画を策定するとのことですが,管路の老朽化対策と耐震化率のさらなる向上をお願いいたします。
最後に,これまで取り組んできた自立と協働のまちづくりのさらなる推進と,若者から高齢者まで全ての世代が安心して暮らし続けることができるまちの実現に積極的に取り組むことをお願いして,賛成討論とします。
○
清水立雄 議長 次に,8番鈴木道生議員。
〔8番 鈴木道生
議員登壇〕
◆8番(鈴木道生議員) 議案第1号 平成30年度
ひたちなか市
一般会計予算及び全議案に対して,同心の会を代表して,賛成の立場から意見を付して討論いたします。
平成30年度本市の予算につきましては,
一般会計534億8,800万円,前年度比1.5%減,特別会計430億3,381万円,0.5%増,合計965億2,181万円と,昨年度に比べて0.6%減というふうになっております。
こちらの歳入におきましては,好調な海外経済の状況を見通し,市税は前年度比4.1%増の244億4,790万円を見込んでおりますが,米中の貿易摩擦などの政治的リスクも直近では顕在化しており,日本一国で景気は決してコントロールすることは難しいのではないかという状況でございます。
一方で,国内では人口減少による構造要因や労働分配率の問題についてなど,内需面で厳しい状況も見通されております。市内の経済基盤を一層安定させていくためにも,先人たちが切り開いた
ひたちなか港や海浜公園を含む
ひたちなか地区を中心とした稼ぐまちづくりを一層進めていく必要があるのではないでしょうか。
一方,歳出におきましては,
湊線延伸支援事業や中央図書館整備調査の予算があり,今後10年どころか,30年,40年以上見据えたものとなります。振り返れば,10年前と今を比べると,科学技術も大いに進展し,スマートフォン一つとっても,物すごく便利な社会となっております。自動運転や仮想通貨のブロックチェーンなど新たな技術も台頭してまいりました。ぜひ変化が著しいことを前提として,諸般の事業を検討していただきたいと考えます。
また,
公共施設の老朽化に伴う維持・補修や更新などの費用は年々上昇していく見込みであります。毎年かかるコスト上昇は,今後の財政的自由を縛りかねないものです。未来に影響のある毎年のコスト上昇につながるような事業に対しては,注意を向けていただきたいと考えます。
以上,意見を付して,全議案についてはおおむね妥当であると認め,賛成討論といたします。
○
清水立雄 議長 次に,13番鈴木一成議員。
〔13番 鈴木一成
議員登壇〕
◆13番(鈴木一成議員) 会派
ひたちなかの鈴木一成でございます。
本定例会に提案をされ,議題となっております議案第1号 平成30年度
ひたちなか市
一般会計予算をはじめ,全議案に対しまして賛成の立場から会派
ひたちなかを代表して討論をさせていただきます。
平成30年度の本市予算は,
一般会計並びに特別会計の全体で965億2,181万円となり,対前年度比で0.6%減ではあるものの,今年度に次ぐ過去2番目の予算規模となりました。
普通交付税が前年度当初予算から16億1,500万円も減らされることは痛恨の極みであり,重点政策の実現へ向け,
財政調整基金などから充当するなど,あらゆる方策を講じ,前年度同様に未来の投資へ向けた積極的な予算編成に取り組まれたところは大いに評価するところでございます。
また,この予算には,市長の目指す都市像,とりわけ,市長が就任当初から掲げていた補助金や交付金に過度に依存しないトップランナー都市の実現へ向けた強い決意が感じられ,編成に意を注がれた市長並びに執行部の皆様のご労苦には敬意を表するものでもございます。
ところで,本年平成30年は,元号が明治に改まってから満150年の節目の年に当たります。政府は明治150年関連政策推進室を設置し,明治の精神に学び,さらに飛躍する国へという考えのもと,さまざまな記念事業が実施されるようであります。
執行部におかれましては,本市におきましても,変化を恐れず,困難な問題に立ち向かっていった明治の先人たちに倣って,新たな道を切り開くというチャレンジ精神を持って,市政運営に邁進をしていただきたいと思います。
次に,各種
委員会での審査並びに質疑を踏まえ,意見,要望等を若干ではございますが,申し述べさせていただきます。
先月の17日には,
常陸那珂港区におきまして,中央埠頭の水深12メートル耐震強化岸壁の第2バースが着工する運びとなり,取扱貨物量が増大し,我が国の中枢港湾としての機能がますます充実してくることが予想されます。
常陸那珂港湾の整備促進はもちろんのこと,本市のポテンシャルが十分に発揮していけるよう,企業誘致や農業,水産業など,あらゆる産業をこれまで以上に強力に推進していただきたいと思います。
来年度より
道徳教育がいよいよ教科化されます。中国の春秋戦国時代の漢詩には,「一年の計は穀を植えるに如くはなし,十年の計は樹を植えるに如くになし,一生の計は人を植えるに如くはなし」と,人づくりの大切さを記しております。自己肯定感を育ませ,自尊心に満ちあふれた誇り高き日本人を本市の中から一人でも多く輩出できるように,
道徳教育に力を入れていただきたいと思います。
あらゆる価値観が入り乱れている昨今,不登校やいじめ,暴力,虐待など子どもが抱えるさまざまな問題を解決するカウンセリングアドバイザーは,
子どもたちはもちろんのこと,保護者や教職員に対する支援の充実として,これまで以上に欠かすことのできない存在でありますので,その支援体制の整備充実を図っていただきたいと思います。また,障害を持った
子どもたちも気兼ねなく学べるよう,学校介助員のさらなる充実に努めていただきたいと思います。
勝田清掃センター解体事業は,本年より2カ年にわたって実施されますが,それに限らず,本年度のあらゆる政策を決して繰越事業にはせず,遅滞なき執行をくれぐれもよろしくお願いいたします。
最後になりますが,今後も厳しい
財政運営が予想されます。行財政改革の推進については,さらなる不断の努力をお願いするとともに,市税の収納率の向上にはますます努めていただき,使用料,手数料,諸収入などの徴収率の向上,不納欠損の縮減などになお一層取り組んでいただくことを重ねてお願いを申し上げまして,会派
ひたちなかとしての賛成討論といたします。
○
清水立雄 議長 次に,12番雨澤 正議員。
〔12番 雨澤 正
議員登壇〕
◆12番(雨澤正議員) 公明党議員団の雨澤 正です。
本定例会に提出され,議題となっております議案第1号 平成30年度
ひたちなか市
一般会計予算をはじめ全議案に対しまして賛成の立場から,公明党議員団を代表して討論させていただきます。
平成30年度予算は,
一般会計534億8,800万円,対前年度比1.5%の減であり,特別会計430億3,381億円,前年同期比0.5%増,合計965億2,181万円,前年度比0.6%の減の予算になっております。
厳しい財政状況の中,和田町常陸海浜公園線整備事業や雨水幹線整備事業のほか,公共交通事業や空き家対策推進事業,福祉・医療など社会保障関連経費の増加に的確に対応した予算配分,市民の視点,生活者の声を反映した予算であり,評価するものであります。予算編成に当たられた市長をはじめ,財政当局,執行部の皆様に敬意をあらわすものであります。
平成30年度の事業執行に当たり,今議会での代表質問や
予算委員会,各常任
委員会での質疑,答弁を踏まえ,若干意見・要望を述べさせていただきます。
議案第1号
一般会計予算の歳入では,歳入全体の45.7%を占める市税は,市民税と
固定資産税は若干の増収が予想されております。関係者の努力により年々収納率の向上は見られますが,引き続き税の公平性の確保と収納率の向上,滞納対策に一層努められますようお願いいたします。
不足する財源は基金からの繰入金の増加や市債の依存度が高まるなど,財源の確保に苦慮する状況がうかがえます。さらなる効率的な行政運営に努めるとともに,必要に応じ,各種事業について優先順位や計画の見直しを柔軟に行う対応を要望いたします。
さらに,歳出についてであります。まず,総務費につきましては,4月開所予定の那珂湊支所の新庁舎について,旧庁舎解体の駐車場や防災倉庫等,充実した施設になるようにお願いいたします。
交通につきましては,公共交通の空白地の解消を図るため,引き続き利用状況などの効果を検証しながら,交通弱者のさらなる利便性向上の推進をお願いいたします。
次に,民生費につきましては,障害者自立支援給付事業,
生活保護受給者就労支援事業,生活困窮者自立相談支援事業は,健康,障害,仕事,家族関係など複合的な課題を抱えている障害者や生活困窮者に対し適切な支援が行えるよう,庁内の関係部署等の連携に努めながらお願いいたします。
さらに,衛生費につきましては,予防接種において,B型肝炎ワクチンやヒブワクチン及び小児肺炎球菌ワクチンの接種費を全額公費負担の継続,また,肺炎重症化を予防するため,65歳以上の方を対象に肺炎球菌ワクチン接種費用の一部助成の継続,乳がん,大腸がんの検診及び肝炎ウイルス検診については,疾病の早期発見に効果が期待できるため,全額公費負担制度の長期継続と受診率向上への取り組みに強化を要望いたします。
また,在宅重視の介護保険制度は,予想を超える高齢化で,介護現場は介護施設在宅支援体制,介護労働力の不足が指摘されております。介護施設入所待機者の早期解決とさらなる在宅支援の取り組みをお願いいたします。
次に,商工費につきましては,観光案内所の充実と商店街街路LED化促進,また,地域経済活性化を目指し,昨年に続き,プレミアムつき商品券の発行や新しい地域名産品やお土産の開発と販路開拓支援による
ひたちなかブランドの発信に期待するものであります。
次に,土木費についてであります。道路整備については,市民から要望も多く,中心市街地のバリアフリー化及び市内歩道の段差解消の計画的な橋梁点検,補修をお願いいたします。
次に,教育費につきまして,
ひたちなか市の未来を担う児童・生徒が生き生きと楽しく,安心して学べるよう,「
ひたちなか未来塾」スマイルスタディサポート事業,学校介助員配置事業のさらなる充実,心のサポーターや絆サポーターによるいじめ不登校対策支援活動やカウンセリングアドバイザーによる教職員や相談への支援のさらなる充実を要望いたします。また,学校給食におけるアレルギー事故防止策の強化もお願いいたします。
放課後児童対策事業につきましては,保護者から要望も多い時間延長について,早期実現を要望いたします。また,待機児童の解消もよろしくお願いいたします。
次に,水道事業会計につきましては,引き続き老朽化の敷設がえや耐震化への整備を計画的に進め,今後も安心・安全な水道水の供給をお願いいたします。
以上,意見,要望を述べさせていただき,公明党議員団を代表して賛成討論といたします。
○
清水立雄 議長 ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
清水立雄 議長 討論なしと認め,討論を終了します。
ただいまの討論において,議案第1号ないし議案第4号,議案第41号,議案第42号,議案第45号,以上7件については反対討論がありましたので,別に採決します。
これより議案第5号ないし議案第18号,議案第35号,議案第36号,議案第38号ないし議案第40号,議案第43号,議案第44号,議案第46号ないし議案第56号,以上32件を一括して採決します。本案に対する
委員長報告は可決すべきものです。本案は
委員長報告のとおり決定することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
清水立雄 議長 異議なしと認め,議案第5号ないし議案第18号,議案第35号,議案第36号,議案第38号ないし議案第40号,議案第43号,議案第44号,議案第46号ないし議案第56号,以上32件は可決されました。
次に,議案第1号を採決します。本案に対する
委員長報告は可決すべきものです。本案は原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を願います。
(賛成者起立)
○
清水立雄 議長 起立多数です。よって議案第1号は可決されました。
次に,議案第2号を採決します。本案に対する
委員長報告は可決すべきものです。本案は原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を願います。
(賛成者起立)
○
清水立雄 議長 起立多数です。よって議案第2号は可決されました。
次に,議案第3号を採決します。本案に対する
委員長報告は可決すべきものです。本案は原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を願います。
(賛成者起立)
○
清水立雄 議長 起立多数です。よって議案第3号は可決されました。
次に,議案第4号を採決します。本案に対する
委員長報告は可決すべきものです。本案は原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を願います。
(賛成者起立)
○
清水立雄 議長 起立多数です。よって議案第4号は可決されました。
次に,議案第41号を採決します。本案に対する
委員長報告は可決すべきものです。本案は原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を願います。
(賛成者起立)
○
清水立雄 議長 起立多数です。よって議案第41号は可決されました。
次に,議案第42号を採決します。本案に対する
委員長報告は可決すべきものです。本案は原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を願います。
(賛成者起立)
○
清水立雄 議長 起立多数です。よって議案第42号は可決されました。
次に,議案第45号を採決します。本案に対する
委員長報告は可決すべきものです。本案は原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を願います。
(賛成者起立)
○
清水立雄 議長 起立多数です。よって議案第45号は可決されました。
──────────────────────────────────────────
△日程第2 陳情第15号 「
全国森林環境税の創設に関する
意見書採択」に関することについて
陳情第16号
ひたちなか地区西部地区地区計画③街区内への
給油所設置に関することについて
請願第18号
民間事業者等が障害のある人に必要な
合理的配慮を提供するための
環境づくりについての支援に関することについて
○
清水立雄 議長 日程第2陳情第15号 「
全国森林環境税の創設に関する
意見書採択」に関することについて,陳情第16号
ひたちなか地区西部地区地区計画③街区内への
給油所設置に関することについて,請願第18号
民間事業者等が障害のある人に必要な
合理的配慮を提供するための
環境づくりについての支援に関することについて,以上3件を一括して議題とします。
本件について
総務生活委員長,
文教福祉委員長,
経済建設委員長より審査を終了し,お手元に配付のとおり
審査報告書が提出されています。
最初に,
総務生活委員長に対する質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
清水立雄 議長 質疑なしと認め,質疑を終了します。
次に,
文教福祉委員長に対する質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
清水立雄 議長 質疑なしと認め,質疑を終了します。
次に,
経済建設委員長に対する質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
清水立雄 議長 質疑なしと認め,質疑を終了します。
これより討論を行います。
討論は一括して行います。
討論の通告がありますので,発言を許可します。
10番
山形由美子議員。
〔10番
山形由美子議員登壇〕
◆10番(
山形由美子議員) 請願第18号
民間事業者等が障害のある人に必要な
合理的配慮を提供するための
環境づくりについての支援に関することについて賛成討論を行います。
これは茨城に障害のある人の権利条約をつくる会のメンバーから出された請願です。
障害者差別解消法は,平成25年にでき,平成28年4月1日から施行されました。この法律の中に差別解消のための措置として
合理的配慮の提供,つまり障害のある人が暮らしやすい環境をつくることが示されました。行政機関の取り組みは義務ですが,業者は努力義務となっていることが取り組みをおくらせている原因だと考えます。そのために,障害のある人が普通に暮らせる環境をつくるために,民間事業者への支援及び助成制度を新設してほしいというのが請願の内容です。
視覚障害者にとって,レストランに点字メニューがあれば選択は広がります。聴覚障害者には筆談ボードが必要です。車椅子の人は,お店の入り口に簡易スロープや手すりなどが必要です。これは一例ですが,障害者の声を受けて民間業者がこれらの物品などを購入しようとするときに,市の支援,助成制度があれば,障害者が利用しやすいお店,施設に改善され,暮らしやすい環境に一歩近づくのではないでしょうか。
ことし2月にこの取り組みが進んでいる明石市の障害者施策担当者の講演を聞く機会がありました。明石市では,障害のある人もない人も,ともに安心して暮らせる共生のまちづくりを推進していくために,商業者や地域の団体が障害のある人に必要な
合理的配慮を提供するためにかかる費用を助成しています。制度を利用できる団体は,商業など民間の事業者,自治会など,地域の団体などでした。明石市の担当者は,障害のある方々は普通に生活しているように見えても,情報がかなり制限されている,情報が抜け落ちているということがわかった,こうした取り組みが
合理的配慮とは何かということを考えるきっかけになっていると語っていました。
今回の請願は,障害のある人もない人も暮らしやすい
環境づくりの推進を求めるものであり,本市としても大事な取り組みの提案をいただいたものであります。
以上,請願採択について,賛成の討論といたします。
○
清水立雄 議長 ほかに討論ありませんか。
23番打越 浩議員。
〔23番 打越
浩議員登壇〕
◆23番(
打越浩議員) 請願第18号
民間事業者等が障害のある人に必要な
合理的配慮を提供するための
環境づくりについての支援に関する請願に反対の立場で討論します。
茨城県障害者権利条例及び障害者自立総合支援法の趣旨及び基本理念等々は,我々自身も深く理解し,住みなれた場所で可能な限り支援が受けられるよう,地域社会の実現に向けていくことに対しては異存もなく,事業の展開を進めていくことは地方自治体の役目であると考えております。
それらを理解した上で,今般の請願については大方理解はいたしますが,民間事業者に対し,助成金の支給制度まで踏み込んでおります。
ひたちなか市の民間事業者は,商工会議所の調べでは,飲食関係事業所500事業所,商業者830事業所,購買関係620事業所であり,合計2,070事業者であります。民間事業者のなりわい・生業は消費者により便利であり,事業者の特色やサービスを提供し,特色ある展開を目指し,事業の拡大・安定を常に持ち,運営することが肝心であります。また,障害者に対する理解を含め,みずからサービスの進展を努力義務として行うのが一定の考え方だと考えます。
先ほども述べましたが,
ひたちなかの現状について,2,070事業者への助成には,請願の理解を超える税金が必要となると考えております。
予算委員会でも質疑が行われたように,道路整備や浸水被害の解消を目指すなど,安全施設の整備や,車椅子で安全に通行できる歩車道のスロープ等の設置や段差の解消等々,お店に入りやすい整備を進めていくことが肝要であると考えております。
先人の諸先輩議員の審議においても,知恵を働かせ,一部採択や趣旨採択など採用し,請願者への理解を求めていくことが議会人としての誠意ある行動と考えます。採択し,これらを執行部に通達するものでありますから,これらの願意に責任ある展開を期待するものであります。
今回の請願については,趣旨及び理念は理解しますが,二者択一でありますので,民間事業者への助成制度の記載があるのには賛同できません。したがって,反対討論といたします。
○
清水立雄 議長 ほかに討論ありませんか。
22番樋之口英嗣議員。
〔22番 樋之口英嗣
議員登壇〕
◆22番(樋之口英嗣議員) 18号
民間事業者等が障害のある人に必要な
合理的配慮……。
(「議事進行。休憩をお願いします」と呼ぶ者あり)
○
清水立雄 議長 暫時休憩します。
午前11時11分 休憩
───────────────────────────────────────────
午後0時59分 開議
○
清水立雄 議長 休憩前に引き続き,会議を開きます。
議事進行がありましたので,発言を許可します。
23番打越 浩議員。
〔23番 打越
浩議員登壇〕
◆23番(
打越浩議員) 先ほどの議事進行に対しまして,ご説明いたします。
私どもの考え方でございますが,紹介議員が討論できるということは承知しております。ただ,議会運営上に申し合わせがあるか,その確認を議長にお願いしたいという趣旨でございます。
○
清水立雄 議長 ただいまの議事進行にお答えいたします。
当市議会の先例及び議会運営
委員会に関する申し合わせには,紹介議員の討論について決まりはございません。
以上です。
議事に戻ります。
22番樋之口英嗣議員。
〔22番 樋之口英嗣
議員登壇〕
◆22番(樋之口英嗣議員) それでは,改めて,請願第18号について,賛成の立場から討論をさせていただきます。先ほどるるありましたが,若干気になった点もございますので,それも含めてお話をさせていただければというふうに思っております。
商工会議所では2,000を超える事業所があるということですが,確かにそのぐらいあると思います。全部がやってくれたらありがたいなというふうに思う次第でもございます。
さて,そういう中で,私,紹介議員になった理由を若干お話しさせていただければありがたいなというふうに思っております。
今回の
合理的配慮についてお話があったときに,私は,多分17代東大の総長だと思いますが,茅誠司さんという方がいらっしゃいます。その方が1963年,東京オリンピックの前年ですけど,東大の卒業式に告辞をされました。式辞と同じようなものだと思います。その茅誠司さんが発言したのが,小さな親切運動であります。小さな親切運動は,それからずっと今まで続いておりますが,勇気を持って小さな親切をやりましょうということであります。
合理的配慮はまさにそのような中で生まれてきたのかなとも思います。
私は,例えば,電車に乗って,座っていて,お年寄りが乗ってきたら,すっと立ち上がる,そんな小さな勇気,親切をみんな持とうよというような思いで茅誠司さんはされたのではないかなというふうに思っております。
さて,今回の
合理的配慮の件でございます。
ひたちなかもそんな気持ちを持った方がたくさんいるのではないかなと。優しさや温かさを感じる,そんなまちにしたいというふうにも思っております。ぜひ,それには皆さんの小さな親切の力が必要でございます。
最後になりますが,茨城県が出している障害を理由とした差別に関する相談事例集の表紙に,「ともに歩むために」と書かれております。
以上で,賛成討論とさせていただきます。
○
清水立雄 議長 ほかに討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
清水立雄 議長 討論なしと認め,討論を終了します。
これより採決します。最初に,陳情第15号を採決します。本件に対する
委員長報告は不採択とすべきものです。本件は採択することに賛成の議員の起立を願います。
(賛成者起立)
○
清水立雄 議長 起立少数です。よって陳情第15号は不採択と決定しました。
次に,陳情第16号を採決します。本件に対する
委員長報告は不採択とすべきものです。本件は採択することに賛成の議員の起立を願います。
(賛成者起立)
○
清水立雄 議長 起立少数です。よって陳情第16号は不採択と決定しました。
次に,請願第18号を採決します。本件に対する
委員長報告は採択すべきものです。本件は採択することに賛成の議員の起立を願います。
(賛成者起立)
○
清水立雄 議長 起立多数です。よって請願第18号は採択と決定しました。
──────────────────────────────────────────
△日程第3 議案第57号
ひたちなか市
教育委員会教育長の任命について
○
清水立雄 議長 日程第3議案第57号
ひたちなか市
教育委員会教育長の任命についてを議題とします。
提案理由の説明を願います。本間源基市長。
〔本間源基市長登壇〕
◎本間源基 市長 ただいま議題となりました議案第57号
ひたちなか市
教育委員会教育長の任命につきまして,提案の理由をご説明申し上げます。
教育
委員会委員である木下正善氏が本年3月31日付をもって任期満了となりますので,後任の教育長として野沢恵子氏を任命することについて,地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定に基づき,議会の同意を求めようとするものであります。
同氏の経歴を概略申し上げますと,昭和55年に茨城県教育
委員会に採用され,茨城県水戸教育事務所学校教育課長,東海村立東海中学校長などの要職を歴任されております。
同氏は,人格が高潔であり,教育行政に関して豊富な識見と経験を有する適任者と考えますので,よろしくご審議の上,ご同意を賜りますようお願いを申し上げます。
○
清水立雄 議長 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
清水立雄 議長 質疑なしと認め,質疑を終了します。
お諮りします。ただいま議題となっております議案第57号は,
会議規則第37条第3項の規定により
委員会付託を省略したいと思います。異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
清水立雄 議長 異議なしと認め,本案は
委員会付託を省略することに決定しました。
これより討論を行います。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
清水立雄 議長 討論なしと認め,討論を終了します。
これより議案第57号を採決します。本案は原案のとおり決定することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
清水立雄 議長 異議なしと認め,議案第57号は可決されました。
──────────────────────────────────────────
△日程第4 議案第58号
ひたちなか市及び
ひたちなか・
東海広域事務組合公平委員会委員の選任について
○
清水立雄 議長 日程第4議案第58号
ひたちなか市及び
ひたちなか・
東海広域事務組合公平委員会委員の選任についてを議題とします。
提案理由の説明を願います。本間源基市長。
〔本間源基市長登壇〕
◎本間源基 市長 ただいま議題となりました議案第58号
ひたちなか市及び
ひたちなか・
東海広域事務組合公平委員会委員の選任につきまして,提案の理由をご説明申し上げます。
公平
委員会委員である大津晴也氏が本年4月13日付をもって任期満了となりますので,後任の委員として安 隆之氏を選任することについて,地方公務員法第9条の2第2項の規定に基づき,議会の同意を求めようとするものであります。
同氏の経歴を概略申し上げますと,東京地方裁判所勤務を経て,平成22年に弁護士となられ,同年から三宅・今井・池田法律事務所,現在はみとみらい法律事務所に勤務され,ご活躍されております。
同氏は,人格,識見ともにすぐれ,広く社会の実情にも精通された適任者と存じますので,よろしくご審議の上,ご同意を賜りますようお願いを申し上げます。
○
清水立雄 議長 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
清水立雄 議長 質疑なしと認め,質疑を終了します。
お諮りします。ただいま議題となっております議案第58号は,
会議規則第37条第3項の規定により
委員会付託を省略したいと思います。異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
清水立雄 議長 異議なしと認め,本案は
委員会付託を省略することに決定しました。
これより討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
清水立雄 議長 討論なしと認め,討論を終了します。
これより議案第58号を採決します。本案は原案のとおり決定することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
清水立雄 議長 異議なしと認め,議案第58号は可決されました。
──────────────────────────────────────────
△日程第5 諮問第1号
人権擁護委員の
候補者推薦について
○
清水立雄 議長 日程第5諮問第1号
人権擁護委員の
候補者推薦についてを議題とします。
提案理由の説明を願います。本間源基市長。
〔本間源基市長登壇〕
◎本間源基 市長 ただいま議題となりました諮問第1号
人権擁護委員の
候補者推薦につきまして,提案の理由をご説明申し上げます。
人権擁護委員である小池幸子氏が本年6月30日付をもって任期満了となりますので,同氏を再び委員の候補者として推薦することについて
人権擁護委員法6条第3項の規定に基づき,議会の同意を求めようとするものであります。
同氏の経歴を概略申し上げますと,昭和48年から小中学校の養護教諭として勤務された後,平成24年から茨城県スクールカウンセラーとして児童・生徒の健全育成にご尽力され,平成27年から
人権擁護委員としてご活躍をいただいているところであります。
同氏は,人格が高潔であり,広く社会の実情にも精通された適任者と存じますので,よろしくご審議の上,推薦についてご同意を賜りますようお願いを申し上げます。
○
清水立雄 議長 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
清水立雄 議長 質疑なしと認め,質疑を終了します。
お諮りします。ただいま議題となっております諮問第1号は,
会議規則第37条第3項の規定により
委員会付託を省略したいと思います。異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
清水立雄 議長 異議なしと認め,本案は
委員会付託を省略することに決定しました。
これより討論を行います。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
清水立雄 議長 討論なしと認め,討論を終了します。
これより諮問第1号を採決します。本案は原案のとおり決定することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
清水立雄 議長 異議なしと認め,諮問第1号は同意することに決定しました。
──────────────────────────────────────────
△日程第6 閉会中の
継続調査申し出について
○
清水立雄 議長 日程第6閉会中の
継続調査申し出についてを議題とします。
総務生活委員長,
文教福祉委員長,
経済建設委員長,議会広報委員長,議会運営委員長から,
会議規則第111条の規定により,お手元に配付しました申出書のとおり,閉会中の継続調査の申し出があります。
お諮りします。これを承認することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
清水立雄 議長 異議なしと認め,各委員長の申し出のとおり,これを承認することに決定しました。
以上で,今期定例会に付議されました案件は全て終了しました。
これをもちまして,平成30年第1回
ひたちなか市議会3月定例会を閉会します。
午後 1時12分 閉会...