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  1. 常総市議会 2020-05-01
    常総市:令和2年5月定例会議(第3回会議) 本文


    取得元: 常総市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-12
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              〔議長倉持 守君議長席に着く〕  開 議 ◯議長(倉持 守君) 皆さん、おはようございます。  御報告申し上げます。ただいまの出席議員数は21名であります。   ─────────────────────────────────────                 午前10時00分開議 2 ◯議長(倉持 守君) これより第3回会議を開きます。  別紙会議日程により議事を進めます。   ─────────────────────────────────────  日程第1 一般質問 3 ◯議長(倉持 守君) 日程第1に入ります。  一般質問を行います。一般質問の通告者は全部で12名であります。通告順に発言を許します。  なお、質問並びに答弁は簡潔明瞭に行うよう、議事進行に御協力をお願いいたします。  最初に、1番佐藤剛史君。                〔1番佐藤剛史君登壇〕 4 ◯1番(佐藤剛史君) 議席番号1番、通告順1番の佐藤剛史でございます。通告に従いまして一般質問を行わせていただきます。  今回は、大項目として三つ、1番目に新型コロナウイルス感染症対策について、二つ目に臨時休業中における児童生徒の学び、学力の保障について、三つ目にアグリサイエンスバレー構想の計画に対し、新型コロナウイルスの影響による各エリアの進捗状況について順次伺ってまいります。  まず、冒頭に新型コロナウイルス感染症により被害に遭われました皆様には、心よりお見舞いを申し上げます。5月25日には、緊急事態宣言の全面解除や、国におきましても1次補正を上回る2020年度第2次補正予算案が示されるなど、非常に流動的な状況の中でありますが、そのような中で新たな日常がスタートをしております。  このたびの新型コロナウイルス感染症による影響により、世界中が大変困難な状況に置かれる中、さきの3月議会におきましては一般質問を全議員が中止とし、緊急時の対応に行政が集中していただく形を取りました。また、議会としても、可能な限りの会期日程の短縮や議場において、今日もそうですが3密を避ける対応を取りながら、前定例会と同様、今定例会に臨んでいるところでございます。  私の会派、令明会におきましては、今回の一般質問において、私佐藤が同会派の吉原晴照議員草間典夫議員広瀬光一議員の分も含めまして会派代表質問とさせていただきます。大変なこの時期を乗り切れるよう、しっかりと取り組んでまいりたく思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
     それでは、まず初めに、1番の新型コロナウイルス感染症対策について伺います。  今回の新型コロナウイルス感染症対策の質問におきましては、管轄が茨城県ということで、当市としての権限がない部分も多いかと思いますが、今後懸念されております第2波、第3波が起こった場合を仮定して、しっかりと対応できる体制がどのようになっているのか、また現状がどのようになっているのか、市民の皆様にとって新型コロナウイルス対策の現状を知っていただく機会として質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  それでは、1番の医療現場の声、医療体制、医療従事者、対応し切れる人数や時間外労働について実態はどのように把握をしているのかについて伺います。よろしくお願いいたします。 5 ◯議長(倉持 守君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。保健福祉部長。              〔保健福祉部長吉原克美君登壇〕 6 ◯保健福祉部長(吉原克美君) 皆様、おはようございます。それでは、佐藤議員の御質問、大項目1、新型コロナウイルス感染症対策について、1)医療体制、医療従事者の実態はどのように把握しているのかにつきましてお答えをいたします。  市内の医療機関の状況といいますと、きぬ医師会に確認いたしましたところ、当市には感染者が1名にとどまったことや、感染症の疑いのある症状の方が少なかったことなどから、医療体制への影響は少なく、スタッフへの過重労働などの問題には至っていない状況とのことでございます。  しかしながら、例年11月から12月頃に季節型インフルエンザの流行が始まり、1月から3月にピークを迎えることから、今後その時期に新型コロナウイルス感染症の流行が重なるというような事態が生じたときは、過重労働が起こり得る可能性は高いとのことでございました。  以上でございます。 7 ◯議長(倉持 守君) 佐藤剛史君。 8 ◯1番(佐藤剛史君) ありがとうございます。医療現場の実態については理解をいたしました。  2)に移ります。医療現場における医療物資や、仮に今後、陽性者や重症感染者という方が出た場合の病床数や市内ホテル等の受入先につきましてはどのように把握しているでしょうか、お願いいたします。 9 ◯議長(倉持 守君) これより答弁を求めます。保健福祉部長。 10 ◯保健福祉部長(吉原克美君) それでは、2番目の御質問にお答えいたします。  まず、医療物資につきましては、原則、国や県が支援することとなっております。支援内容につきましては、現在まで市外を含んだきぬ医師会所属の医療機関へは、茨城県より3月から月1回、5月まで合わせて約1万6,000枚のマスクの配布がございました。また、きぬ医師会病院にも、単体でございますが6,700枚のサージカルマスクの配布があったとのことでございます。  しかし、きぬ医師会に4月上旬頃にマスクの状況等を確認しますと、マスク不足に対しての要望が強く、市といたしましても、その要望に応えるべく4月10日に市内の医療機関や歯科医院に対し、サージカルマスク1万8,750枚の支援を行ったところでございます。しかしながら、PCR検査時や感染者対応のための医療用N95のマスクや防護服、フェイスシールドなどは茨城県でも不足気味で、新たな納入がなく、再利用をしなければならない状況であると伺っております。  こうした状況の中で、特に使用数の多いマスク等につきましては、最近マスクの流通がなされてきておりますが、価格的に高く、なかなか購入することにちゅうちょしている医療機関もあると聞いております。市といたしましても、このところマスク等の寄附も多いことから、医療機関の要望に応えるべく、配布の検討を行っているところでございます。また、先頃、市内の企業よりフェイスシールド100枚の寄附がございましたので、こちらにつきましてもきぬ医師会へお渡しをいたしたところでございます。今後も、マスク等の寄附がありますときには、保健推進課で対応し、配布についても活用することを考えております。  続いて、仮に陽性患者が出た場合の病床数及び入所施設などについてでございますが、確保につきましては茨城県が行うこととなっております。市内では県が指定する感染者の入院対応ができる医療機関は現在ございませんが、茨城県で一定数の病床を確保しており、県の指示により入院先が決まるということになっております。また、軽症者の受入れに携わるホテル等につきましても、市内での受入先はなく、現在、指定を受けているホテル等へ茨城県の指示を受けて入所することとなります。  以上でございます。 11 ◯議長(倉持 守君) 佐藤剛史君。 12 ◯1番(佐藤剛史君) ありがとうございます。仮に、陽性者の方等が出た場合の受入先が市内にはないということでございますが、軽症者の方に対する県の指定を受けたホテルにつきましては、私も調べてみたところ、近隣でつくば市にある豊里ゆかりの森、またホテルJALシティつくばなどが最寄りのホテルとなっております。これら受入先のホテルの今後の動向や病床数とはちょっと違うと思いますが、宿泊可能な人数という部分において把握をしていればお願いをいたします。 13 ◯議長(倉持 守君) 保健福祉部長。 14 ◯保健福祉部長(吉原克美君) ただいまの御質問にお答えいたします。  県内での入院可能な病床数は150床程度と伺っております。また、軽症者の施設につきましても、現在、県内に民間を含む4施設175室確保しておりましたが、ピーク時でも32室の利用しかなかったことや、感染者の減少により、6月1日からは公的2施設34室に縮小されると伺っております。また、第2波に備え、民間100室の確保を進めているようでございます。  以上でございます。 15 ◯議長(倉持 守君) 佐藤剛史君。 16 ◯1番(佐藤剛史君) 現在のこの状況を見れば縮小に向かっていくのかなというのはそう思っております。  先ほどの御答弁の中でマスクの寄附等についてもございましたが、現在市販のマスクにつきましては流通も戻りつつありますので、当市としましても、各御家庭で余剰分等のマスクの寄附などを明確に集められる場所を示すなど、マスクポスト等の設置というものも検討したらいいのではないかと思っておりますが、当市としてのお考えがあればお願いいたします。 17 ◯議長(倉持 守君) 保健福祉部長。 18 ◯保健福祉部長(吉原克美君) お答えいたします。  マスクのポストについてございますが、アベノマスクについて使用されない方がそれを必要な方に配布するような社会的な動きがあると伺っております。常総市では、マスクについてまだ届いていない家庭がほとんどでございますが、今後そのような要望等もあれば検討をしていきたいと考えております。  以上でございます。 19 ◯議長(倉持 守君) 佐藤剛史君。 20 ◯1番(佐藤剛史君) 実際まだ届いてない方が多いと思いますが、市民の皆様との意見交換をさせていただく中では、政府から配布のマスクに関しましては使わない方も多いのではないかということもございますので、そういったものを有効活用できるような方向で検討いただけたらと思います。  続きまして、3)PCR検査、抗体検査体制の今後の動向について、当市としての考え方はどのようになっているのかについてお願いをいたします。 21 ◯議長(倉持 守君) 答弁を求めます。保健福祉部長。 22 ◯保健福祉部長(吉原克美君) それでは、お答えいたします。  まず、PCR検査につきましては、かかりつけの医療機関の紹介や保健所内での帰国者・接触者相談センターを経まして、保健所の許可を得たものを茨城県より指定の受けた医療機関及び帰国者・接触者外来で検査することとなっております。県内では、現在までに約6,000件の実績があると伺っております。このPCR検査は、早期の感染を発見することにより、感染拡大防止及び医療機関の院内感染を防ぐことにつながります。市といたしましても、きぬ医師会等に働きかけ、市内でも検査できる医療機関の設置要望をしたところ、前向きに検討を頂いているところでございます。  なお、抗体検査につきましては、まだ国の詳しい指針等が決まっておりませんので、御答弁は控えさせていただきます。 23 ◯議長(倉持 守君) 佐藤剛史君。 24 ◯1番(佐藤剛史君) きぬ医師会への働きかけは、部長から御答弁あったように前向きに御検討いただいているということで、医療機関におきましては、検査の受入れをすることによって、風評被害ではございませんが、逆に通常患者数が減って、経営に影響を及ぼしかねないという現状が心配をされているところではございます。しかしながら、市内でも検査できる医療機関があるとなれば、万が一の場合に対する市民の皆様の安心感というものは非常に高い、全然違ったものになると思っております。協議をされているということですので、方向性が示されましたら、ぜひまた御報告いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、4)の当市のコロナウイルス対策市民支援室等における相談件数、相談内容、相談の多かった事業者に対する当市の対応、また今後の政策についてはどのようにお考えかを伺います。 25 ◯議長(倉持 守君) これより答弁を求めます。保健福祉部長。 26 ◯保健福祉部長(吉原克美君) お答えいたします。  コロナウイルス対策市民支援室につきましては、新型コロナウイルス感染症に係る国等の政策を漏れなく実施するために窓口の一本化を図り、市民生活や企業活動への支援を行うために4月20日に開設をいたしました。これまでの相談件数につきましては、5月末日現在で1,019件となっております。相談の主な内容につきましては、特別定額給付金に関することが805件、全体の比率で79%、持続化給付金休業補償協力基金などの企業支援に関することが75件、7.4%、休業等に伴う収入の減少による生計の維持や家賃の支払いなどの生活支援に関することが37件、3.6%、市が配布いたしました次亜塩素酸水に関することが21件、2.1%などとなっております。  また、市内感染者の発生が発表された4月24日からは健康相談も開設しておりまして、こちらにつきましては5月末日現在で、コロナウイルス感染に関する相談件数は55件となっております。半数が自分の発熱などにより心配しているという相談が主な内容となっております。  以上でございます。 27 ◯議長(倉持 守君) 続いて、産業振興部長。              〔産業振興部長小島裕治君登壇〕 28 ◯産業振興部長(小島裕治君) 佐藤議員の御質問の、特に事業者に対する問合せ内容についてお答えいたします。  商工観光課への直接の問合せの主なものについては、融資に係るもので、日本政策金融公庫が行うもの、民間の金融機関が行うもの、茨城県が行うものなど様々なメニューがあるため、概要を説明した上で金融機関や商工会に案内をしております。また、国の持続化給付金雇用調整助成金、茨城県が行う休業要請協力金についての問合せ内容は、申請書の書き方についての相談が主なものとなっており、事業の案内や申請書等の資料の提供をしております。  融資に関しましては、市の認定を受ける必要があり、昨年同月期と現在の売上げを比較した書類を提出していただき、減少率が基準に達していれば速やかに認定書を交付するよう対応しております。  相談、問合せ件数につきましては1日四、五件程度ですが、融資の申請につきましては1日10件から20件程度となっております。  現在、市独自の新たな事業として、感染拡大防止を図りながら消費喚起を促進する出前・テイクアウト推進事業、子育て世帯を支援する子どもの未来応援チケット交付事業、中小企業を支援する未来チケット常総補助金といった事業を実施しているところです。  今後につきましては、国、県の動向を注視しながら、でき得る必要な施策を検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 29 ◯議長(倉持 守君) 佐藤剛史君。 30 ◯1番(佐藤剛史君) ありがとうございます。確認なんですけれども、コロナウイルス感染に関する相談件数につきまして、5月末時点で55件ということでございました。市民の皆様の健康相談内容によっては、その後に県の保健所を通し、必要な方は医療機関での検査という流れでございますが、市内の相談者の方でPCR検査までいった方などは把握されているのでしょうか。もちろん陽性者の方が出ていないということで、その過程まで進んだとしても陰性ということだったということではございますが、もし状況が分かればお願いいします。 31 ◯議長(倉持 守君) 保健福祉部長。 32 ◯保健福祉部長(吉原克美君) お答えいたします。  先ほど申し上げました55件のうち、発熱に関しまして特に心配な7名の方につきましては、保健所のコロナ接触者センターに連絡をするように勧めております。そのほか19名の方には、主治医に相談するようにお話をしております。その後につきましては、必要な方へはPCR検査が行われるというような流れになっております。  以上でございます。 33 ◯議長(倉持 守君) 佐藤剛史君。 34 ◯1番(佐藤剛史君) 分かりました。ありがとうございます。先ほどの御答弁の中で、10万円の特別定額給付金につきましての相談内容については805件、79%との御答弁でございましたが、この給付金の申請用紙につきましては、受け取らない場合に使用するチェック欄が大変分かりづらく、間違って申請をしてしまうなどのトラブルが全国的にも大変問題となりました。そのようなミスなどは当市ではなかったのか、トラブル等はなかったのか、現状で把握していれば状況お願いいたします。 35 ◯議長(倉持 守君) 市民生活部長。              〔市民生活部長横島義則君登壇〕 36 ◯市民生活部長(横島義則君) 特別定額給付金の申請に係る御質問にお答えいたします。  受給を希望しないということでチェック欄を設けてございまして、そちらについては、チェック欄にチェックがあった場合には、外見上申請書が整っていましても、電話で意思確認を行って、確かに希望しないのかどうかの確認を行っております。  また、口座の金融機関名、支店名、番号、特に名義欄が多いんですが、そちらのそごで振込みができなかったパターンもありまして、それらにつきましても、1件1件電話を差し上げて連絡をしております。また、その書類の添付等も同様に対応しております。  以上でございます。 37 ◯議長(倉持 守君) 佐藤剛史君。 38 ◯1番(佐藤剛史君) 電話で確認していただいているということで、これだけ大変慌ただしい中での給付ということで、そういったミスも出てくるかと思いますが、しっかり市民の皆様の意思というものの確認をして、受け取れる状況というものをつくっていただけたらと思っております。  先日の報道にもございましたが、新型コロナウイルス対策を話し合う政府与野党連絡協議会というものが先月28日、国会内で開かれ、自民党の田村政調会長代理は、2020年度の2次補正に盛り込まれた10兆円の予備費の使途に関しまして、新たな現金給付を想定しているということを明らかにいたしました。感染の第2波、第3波がやって来て緊急事態宣言下に置かれるようなことになれば、また定額給付金のようなものが必要になると説明したとのことであります。こういった発言から、再度の特別定額給付金の支給ということも考えられ、今後さらに追加での対応が必要となってくれば、行政の皆様の負担というものも増えてくるものと考えております。今後の国の動向を見守りながらも、臨機応変な対応への準備というものもしていただけたらと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  また、産業振興部長の御答弁にありました融資の申請につきましても、私も他市町村に比べて、大変迅速でスムーズな御対応を頂いている、融資もすぐ対応できるので大変助かっているという、金融機関等の方からのそういった声を聞き及んでおりますので、事業者の皆様にとって行政の対応は大変心強いものであると感じております。こちらも改めて引続きの御対応をよろしくお願いいたします。  以上で、大項目1番の質問を終わらせていただきます。 39 ◯議長(倉持 守君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の入替えをお願いします。  佐藤剛史君、質問を継続してください。 40 ◯1番(佐藤剛史君) それでは、大項目2番の臨時休業中における児童生徒の学び、学力の保障について質問をさせていただきます。  まず、1番に、昨年度末3月の休校による昨年度分の学習指導要領に基づく年間の授業時数及び学習内容の消化はできていたのかについてお考えを伺います。 41 ◯議長(倉持 守君) これより答弁を求めます。教育長。             〔教育委員会教育長岡野克巳君登壇〕 42 ◯教育委員会教育長(岡野克巳君) 佐藤議員の御質問にお答えいたします。  3月3日からの休業に際しまして、まず対応しなければならない一つが、今、佐藤議員の御質問の内容と確認取組をさせていただきました。具体的に申し上げますと、卒業学年の小学校6年生、中学校3年生、この学年つきましては、通常もこの時期には学習内容を消化し終わっているということで、昨年度分の内容は消化が終わっております。ほかの学年につきましては、消化できていない学習内容がございました。具体的に言いますと、最大31時間足りなかったということまで確認しております。ただし、3月中からの週1回の登校日や5月18日、25日からの分散登校などの際に実際に消化できているということで確認できております。  以上でございます。 43 ◯議長(倉持 守君) 佐藤剛史君。 44 ◯1番(佐藤剛史君) 心配されておりました卒業学年の皆さんにおきましては、ほぼ全ての学習内容が消化できている、その部分については大変安心をいたしました。  今回、大変ボリュームの多いもので駆け足となってしまいますが、次の質問に移らせていただきます。2)の今年度4月、5月の休校中についてはどのように個への学びの保障を図ってきたのかについて伺います。 45 ◯議長(倉持 守君) これより答弁を求めます。指導課長。 46 ◯指導課長(青木 昇君) ただいまの質問に対しましてお答えいたします。  4月、5月の休業中の学習につきまして、各学校で家庭学習用のプリントを配布、回収いたしまして、子どもたちの学習状況の確認をしてまいりました。さらに、県内の指導主事で作成したいばらきオンラインスタディの授業動画の配信と、文部科学省からの家庭学習支援の動画の活用を各家庭に周知いたしました。  以上でございます。 47 ◯議長(倉持 守君) 佐藤剛史君。 48 ◯1番(佐藤剛史君) 家庭学習における支援内容については理解をいたしました。こちらに対しましては、十分な対応ができていたか、そういったものの評価というものはされたのかお願いをいたします。 49 ◯議長(倉持 守君) 指導課長。 50 ◯指導課長(青木 昇君) ただいまの御質問にお答えいたします。  回収したプリントの添削の結果の下、児童生徒に対して苦手な部分を把握することができました。その結果を基に登校日や学校再開後の授業で補習学習をしたり、個別に対応したりすることができるようになりました。  以上でございます。 51 ◯議長(倉持 守君) 佐藤剛史君。 52 ◯1番(佐藤剛史君) 分かりました。ありがとうございます。
     続きまして、3)でありますオンライン学習授業で学力保障が図れたのか。実施状況、こちらにつきましては端末の確保や通信環境状況はどのようになっているのかお願いをいたします。 53 ◯議長(倉持 守君) これより答弁を求めます。指導課長。 54 ◯指導課長(青木 昇君) ただいまの御質問にお答えいたします。  いばらきオンラインスタディは、4月から学習内容を教科書に沿った形で授業動画を配信したものです。学習シートも用意され、学校で印刷して各家庭に配布し、家庭学習に活用してきました。実施状況につきましては、様々な理由によって動画を視聴できないという家庭も確かに存在いたしました。そのような家庭に対しましては、動画を視聴できるDVDを作成し、配布することで対応してまいりました。また、ウェブ会議システムというものを使ってオンラインホームルームというものも実施いたしました。学校と家庭を双方でつないで、オンラインで子どもたちの健康状態を確認することを行ってまいりました。ただ、状況におきましては、確かにできない家庭というのも存在しております。  以上でございます。 55 ◯議長(倉持 守君) 佐藤剛史君。 56 ◯1番(佐藤剛史君) 動画を視聴できない御家庭においてはDVDの配布で対応ということでありますが、今の御答弁を聞いていても、そこではカバーし切れない部分もあるという部分からいけば、やはり今後はGIGAスクール構想というものが果たす役割も非常に重要になってくるのではないかと感じております。GIGAスクール構想におきましては、本日この後に登壇されます関議員より通告がされておりますので、そちらで当市の考えを参考にさせていただきたいと思います。  それでは、4番の学校再開における週3日から5日の分散登校や3こまほどの授業実施案が心配されましたが、教育課程、年間35週の授業時数及び学習内容の確保を今後どのように補うのかについてお願いいたします。 57 ◯議長(倉持 守君) これより答弁を求めます。教育長。             〔教育委員会教育長岡野克巳君登壇〕 58 ◯教育委員会教育長(岡野克巳君) お答えいたします。  今後の授業時数につきましては、実際昨日から学校を再開させていただいております。議員御指摘の35週、175時間ということでございますが、今後、夏休みの夏季休業日の短縮、具体的に申し上げますと、特に暑い時期でございますが、8月に入ってお盆期間を含む2週間を若干超える夏休みを取る調整を早急に現在行っております。そうしますと、180日を超える日数を確実に確保して対応したいと考えております。  ただ、先の見えないこの状況ですので、冬季休業、あるいはそのほかの休業も、今後考えていかなくてはならない状況はあるかと考えております。  以上でございます。 59 ◯議長(倉持 守君) 佐藤剛史君。 60 ◯1番(佐藤剛史君) いよいよ昨日より通常授業への移行ということで、子どもたちにとっても大変心待ちにしていた状況であると思っております。御答弁にございました夏休みでの対応ということで理解をいたしました。確認でございますが、予定されていた学習内容が終わらない場合、次の学年に繰り越すなども可能なのか、そういったお考えがあるのか、またどこまで繰り越せるのか、お考えをお願いいたします。 61 ◯議長(倉持 守君) これより答弁を求めます。指導課長。 62 ◯指導課長(青木 昇君) ただいまの御質問にお答えいたします。  本年度の学習授業が終わらないというような部分に対しましてですが、学校行事や教育課程を現在再検討していまして、学習内容を必ず終わらせるように努力しているところです。しかしながら、年度当初に予定していた指導内容を本年度中に終わることが困難な場合ができてしまった場合には、文部科学省から、今年度在籍している最終学年以外の児童生徒に係る教育課程に関する特例的な対応として、令和3年度、また令和4年度まで教育課程を見通して検討を行い、次年度、または次々年度に移して教育課程を編成することができるというようなお答えを頂いております。  以上でございます。 63 ◯議長(倉持 守君) 佐藤剛史君。 64 ◯1番(佐藤剛史君) 続きまして、5番の学校再開後の不安解消のために、市としてはどのようなことを学校現場に配慮していくのかについてお考えを伺います。 65 ◯議長(倉持 守君) 指導課長。 66 ◯指導課長(青木 昇君) ただいまの御質問にお答えいたします。  学校再開後の不安解消のために、教室のこまめな換気や飛沫を飛ばさないようにせきエチケットの指導を徹底してまいります。衛生面では、感染防止の対策として、これまでもマスクやアルコール消毒、手洗い石けん液の配布等を行っていますが、小中学校及び幼稚園の再開に合わせて、さらにマスク、アルコール消毒液、除菌のための次亜塩素酸水及び非接触体温計などを各施設に配布する準備を進めておるところです。また、手洗いマイスターによる効果的な手洗い方法の巡回指導も実施していく予定でいます。  学習面では、感染可能の高い学習活動、例えば音楽科における狭い空間や密閉状態での歌唱指導や、体育館における児童生徒が密集する運動等については、指導順序の変更や指導計画の見直しを現在行って実施していく予定でございます。  以上でございます。 67 ◯議長(倉持 守君) 佐藤剛史君。 68 ◯1番(佐藤剛史君) 熱が仮に子どもたちに出た場合など、体調不良者が出た場合の統一の対応マニュアルなどというのは考えられているのか、対応マニュアルなどの考え方があれば当市の考えをお願いいたします。 69 ◯議長(倉持 守君) 指導課長。 70 ◯指導課長(青木 昇君) 現在、文部科学省が示した学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生マニュアル、学校の新しい生活様式を基に健康状態の問題がある場合に対しましては、他の児童生徒と接することがないように指定の場所を移動させ、保護者に連絡するなど安全に帰宅させ、自宅療養させるように周知しております。  以上でございます。 71 ◯議長(倉持 守君) 佐藤剛史君。 72 ◯1番(佐藤剛史君) 分かりました。ありがとうございます。先ほどの御答弁の中で、音楽科や体育館における密となりやすい環境、その中での学習は実施自体ができないままとなってしまう可能性も出てくると思いますが、さきにお答えいただいた繰越しというか、後ろに持っていっても対応するというお考えという中で、万が一それが不可能になってしまう、できなかったという状況について、進級等について問題はないという認識でよろしいのかお願いいたします。 73 ◯議長(倉持 守君) 指導課長。 74 ◯指導課長(青木 昇君) 学年内に指導が終わるように今後努めていきますけれども、なお、臨時休業、また分散登校など今後様々な状況に応じて、長期化などが起こった場合、指導を終えることが難しい場合などは、先ほどと同様に特例的な対応として次年度に持ち越すような形で進めていきたいというふうに考えております。  以上です。 75 ◯議長(倉持 守君) 佐藤剛史君。 76 ◯1番(佐藤剛史君) 分かりました。ありがとうございます。5月31日には、新型コロナウイルスの感染確認が相次いでいる北九州市内の小学校におきましてクラスターが発生し、多くの児童の感染が確認されたところでございます。こちら第2波の始まりとの考え方もありまして、当市としても他人事ではないと感じております。子どもたちにとっての学びの環境というものが安心安全である、そのようになるように感染予防の徹底、また今後の教育環境の配慮というものをお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上で、大項目2番の質問を終わりにさせていただきます。 77 ◯議長(倉持 守君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の入替えをお願いします。  佐藤剛史君、質問を継続してください。 78 ◯1番(佐藤剛史君) それでは、大項目3番のアグリサイエンスバレー構想の計画に対し、新型コロナウイルスの影響による各エリアの進捗状況について伺ってまいります。  まず初めに、1番企業立地ゾーン約19ヘクタールの造成及び企業誘致、こちらの進捗状況についてはどのような状況であるのかを伺います。 79 ◯議長(倉持 守君) これより答弁を求めます。藤島副市長。                〔副市長藤島忠夫君登壇〕 80 ◯副市長(藤島忠夫君) 企業立地ゾーンの造成工事につきましてお尋ねを頂きました。  現在の進捗率は約45%であり、新型コロナウイルスの影響により、ゴールデンウィークに先駆け、4月25日から5月6日まで工事の中断をしたものの、この期間が連休中ということもあり、遅延等の影響はなかったとの報告を土地区画整理組合から受けております。  企業誘致に関しましては、多数の引合いがある中、今回のコロナウイルスによる影響から交渉中断や進出断念といった企業は現在のところはない旨、併せて組合から報告を受けているところでございます。  以上でございます。 81 ◯議長(倉持 守君) 佐藤剛史君。 82 ◯1番(佐藤剛史君) 現状について分かりました。造成工事におきましては、令和3年度末に向けて順調に進んでいるという考え方でよろしいのかお願いをいたします。 83 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 84 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー(川沼一巳君) ただいまの御質問にお答えいたします。  造成工事につきましては、区域内のおおむね北から南、四つのブロックに分けまして、一番北のブロックが今年7月に完成、続く2ブロックが来年3月、3ブロックは来年の7月、一番南が最後になりますが、圏央道本線の南側最後の4ブロックに関しましては令和4年3月完成に向けまして、それぞれ工事を進めております。計画どおりに進捗している状況であると報告を受けております。  以上でございます。 85 ◯議長(倉持 守君) 佐藤剛史君。 86 ◯1番(佐藤剛史君) 最初のブロックにおきましては、7月中に完成予定ということでございますが、その後の企業への引渡しも順調と考えてよいのでしょうか。先ほどの御答弁において交渉中断、また進出断念の企業はないとのことでありますが、今回のコロナウイルスの影響で進出する企業にも相当なダメージがあると推測されます。その辺の状況をお願いいたします。 87 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 88 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー(川沼一巳君) ただいまの御質問にお答えいたします。  一番北側の最初のブロック、約4ヘクタールでございますが、こちらは7月の工事完了後の引渡しに向けまして、進出意向がある企業と詳細の協議をしていた中で緊急事態宣言の発令があったというふうに聞いております。  契約につきましては今後ということになりますが、引き続き協議をしており、順調との報告を組合から受けております。  以上でございます。 89 ◯議長(倉持 守君) 佐藤剛史君。 90 ◯1番(佐藤剛史君) 引き続きの協議ということで理解をいたしました。  続きまして、2)の農地エリアにおけるたねまき常総との7ヘクタール事業と、残り3ヘクタールの見通し及び観光農園4ヘクタールの進捗状況についてはどのようになっているのかをお願いいたします。 91 ◯議長(倉持 守君) 答弁を求めます。藤島副市長。                〔副市長藤島忠夫君登壇〕 92 ◯副市長(藤島忠夫君) 農地エリア約14ヘクタールにつきまして、昨年度に地元の地権者協議会で選出された担い手候補者と、本年10月から着手予定の土地改良事業について、現在、協議を行っておりまして、担い手の方々が営農をしやすい整備内容となるように実施計画を進めているところでございます。  また、各担い手候補者の状況につきましては、新型コロナウイルスの影響下ではありますが、従来どおりのスケジュールで営農計画の精査も進めているということでございます。さらに、より具体的な事業化に向けて、担い手に対する国の支援事業でもございます強い農業づくり交付金の活用についても、県と一体となって進めているところでございます。本議会が閉会後に担当者を含めまして、県庁を訪問してより具体的な協議に移りたいというふうに考えているところでございます。  本年夏の地権者協議会総会の担い手決定を受けまして、来年4月の農地賃貸借、ハウス等の施設の建築工事に着手するスケジュールとなっておりまして、順調に推移しているものと認識しているところでございます。  以上でございます。 93 ◯議長(倉持 守君) 佐藤剛史君。 94 ◯1番(佐藤剛史君) 農地エリア約14ヘクタールについて、各区画ごとに詳細に状況を改めて確認したいと思います。  まず、たねまき常総が進出を検討している農地エリア、南が約7ヘクタールの状況はどうなっているのかお願いいたします。 95 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 96 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー(川沼一巳君) ただいまの御質問にお答えいたします。  ソフトバンクグループ初の農業生産法人であります株式会社たねまき常総につきましては、既に農地エリア内の約1ヘクタールで昨年末に試験栽培用のハウスが完成しまして、この3月から順調にミニトマトの収穫、出荷等を行っているところでございます。試験栽培と言いながらも、オランダ式の高さ約6メートルのハウス内でIoTを使いまして、最先端の技術で気温、湿度、光の量など制御しまして計画どおりの収穫ができております。  新型コロナウイルスの影響下にありながらも、事業化に向け順調に進んでおりまして、最終的に7ヘクタールへの進出は日本最大級のミニトマトの生産施設となる予定でございます。  以上でございます。 97 ◯議長(倉持 守君) 佐藤剛史君。 98 ◯1番(佐藤剛史君) 続きまして、農地エリア北側の約3ヘクタールの現状についてはどのようになっているのかお願いいたします。 99 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 100 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー(川沼一巳君) ただいまの御質問にお答えいたします。  約3ヘクタールにつきましては、地権者協議会と連携をしながら、担い手の誘致を進めておるところでございます。現時点で2社から進出意向を頂いておりまして、両者と営農計画の精査を進めておるところでございます。  以上でございます。 101 ◯議長(倉持 守君) 佐藤剛史君。 102 ◯1番(佐藤剛史君) それでは、観光農園約4ヘクタールについての状況をお願いいたします。 103 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 104 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー(川沼一巳君) ただいまの御質問にお答えいたします。  観光農園約4ヘクタールにつきましては、新型コロナウイルスの影響下にありましても、担い手候補者が滞りなく事業化を進めているところでございます。こちらの担い手につきましては、インターチェンジ周辺の立地を生かしまして、集客性に優れた観光農園を整備することを目標としておりまして、高生産性のハウスの導入を目指すとともに、自社で加工販売等も手がけるなど収益拡大に向けて意欲的に計画策定に取り組んでおります。  併せまして、道の駅との連携につきましても相乗効果を図っていく意向を示しておるところでございます。  以上でございます。 105 ◯議長(倉持 守君) 佐藤剛史君。 106 ◯1番(佐藤剛史君) 順番に各エリアについて現状をお伺いしましたが、御答弁を聞いていると、各農地エリアにつきましては順調ということで理解をいたしました。  しかしながら、不安材料というものが全くないというわけではないのではないかと感じる部分もございます。先月5月18日、たねまき常総に関わりますソフトバンクグループの2020年3月期決算の発表がございました。本業のもうけを示す営業損益は1兆3,646億円の赤字、純損益も9,615億円の赤字、いずれも国内の企業におきましては史上最大規模の赤字であるということでございます。今後のコロナ禍の影響によっては、さらなる悪影響というものも出てくる可能性があるのではないかと感じているところでございます。今回の御答弁におきましては、前向きかつ順調に進んでいるということでございますので、引き続き進捗状況を見守っていきたく思っております。  それでは、3)の道の駅の指定管理者との契約及び進捗状況についてどのようになっているのかお願いいたします。 107 ◯議長(倉持 守君) 答弁を求めます。藤島副市長。                〔副市長藤島忠夫君登壇〕 108 ◯副市長(藤島忠夫君) 道の駅の管理運営を担う指定管理予定者につきまして、本年3月末に議員の皆様にお知らせしましたとおり、静岡県熱海市に本社があります株式会社TTCを選定いたしました。来週火曜日9日には、市とTTCとの間で覚書の締結を予定しているところでございます。覚書の内容につきましては、今年度進めております道の駅の施設設計や運営検討に参加していただく、また開業までの期間に地元の農産物や特産品を数多く取り扱い、販売するため、積極的に市内の農家の方々や商店の方々との体制を構築していただくことなど、持続可能な地域連携によりますビジネスを実現して、開業及びその後の運営に向けて取り組むべき事項を定めるものとなっております。
     以上でございます。 109 ◯議長(倉持 守君) 佐藤剛史君。 110 ◯1番(佐藤剛史君) 6月9日にTTCと覚書の締結予定とのことでありますが、すみません、確認になります。道の駅事業の計画は予定どおりという認識でよろしいのでしょうか。 111 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 112 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー(川沼一巳君) ただいまの御質問にお答えいたします。  現状のスケジュールどおり3年後の令和5年3月のオープンを目指しまして、今年度設計業務を行い、今後、用地取得、建築工事を行ってまいります。  新型コロナウイルス感染症で落ち込んでいる経済回復のために地域活性化に向けて進めてまいります。  以上でございます。 113 ◯議長(倉持 守君) 佐藤剛史君。 114 ◯1番(佐藤剛史君) 道の駅指定管理予定者がTTCに決まったことについて、選定理由について改めて確認したいということと、すみません、時間が大変タイトになってきたので、TTCの具体的な実績と年間売上見込額についても把握していれば、この2点についてまとめて御答弁を頂けたらと思います。 115 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 116 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー(川沼一巳君) ただいまの御質問にお答えいたします。  TTCに決まった理由でございますが、道の駅や類似施設の運営経験が豊富でございます。優良な営業成績を上げておりまして、自らを地域活性化リーディングカンパニーというふうに称しまして、地域の農産物、特産品の販売力であるとか情報発信力にたけております。特に地域の特産品や土産品の開発によるブランド化が得意分野でありまして、道の駅の安定的な運営のみならず、市全体への地域ビジネスの波及の実現性が高いことが選定理由でございます。  続きまして、TTCの具体的な実績と年間売上見込額につきましては、TTCは現在8か所の道の駅を指定管理者として運営をしてございます。新規に開業した道の駅におきまして、初年度の売上見込みを3か月で達成したり、新たに管理者として引き継いだ道の駅におきまして大幅に年商を伸ばすなど実績を残してございます。さらに、道路施設の物販飲食施設等の実績として47か所の運営をしてございます。年間売上見込額につきましては、管理運営計画の算出結果としまして、実際に買物や飲食をしていただくレジ通過者等の年間利用者数が約80万人、年間売上高は約8億円となっております。また、20年間という長期シミュレーションにおきましても、継続して約8億円の売上げが見込まれております。さらに、トイレ利用などの休憩を含む立寄り数では、年間約130万人になると予測をされております。  以上でございます。 117 ◯議長(倉持 守君) 佐藤剛史君。 118 ◯1番(佐藤剛史君) 詳しく御答弁、ありがとうございました。御答弁にございましたTTCの経験と実績というものは、大変貴重であり重要なものであると考えております。こちらを有効に活用した計画というものをお願いしたいと思います。  最後に、4)の民間施設エリアの構想と進捗状況についてはどのようになっているのかをお願いいたします。 119 ◯議長(倉持 守君) 答弁を求めます。藤島副市長。                〔副市長藤島忠夫君登壇〕 120 ◯副市長(藤島忠夫君) 民間集客施設につきましては、事業協力者である戸田建設株式会社が主体となり事業を進めておりますが、道の駅と同じく3年後の開業を目指しております。当市の道の駅の魅力をさらに向上させるため、この民間集客施設とどのような連携の在り方がよいのか、道の駅の指定管理予定者でありますTTCをも参画させ、さらに隣接する都市公園、観光農園とも連携しながら、四つの施設の相乗効果により、最小の経費で最大の収穫運営というものを図ってまいりたいと考えております。  なお、来週11日に発行します広報常総6月号におきましても、アグリサイエンスバレー事業の特集記事を掲載いたしまして、市民の方々にもこの事業の理解を深めていただきたいというふうに考えております。  以上でございます。 121 ◯議長(倉持 守君) 佐藤剛史君。 122 ◯1番(佐藤剛史君) ありがとうございます。ここまで各エリアの進捗状況について質問をしてまいりましたが、このコロナ禍におきましても順調に現時点で進んでいる状況であるということで理解をいたしました。  民間施設エリアにつきましては、道の駅とともに集客の効果というものを最大限に引き出せるような、道の駅と民間集客施設の競合とならないような相乗効果で集客を図っていける、そのようなものにしていただきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。  また、副市長からの御答弁にありました、これは市民の皆様にも御理解を頂くということが大変重要な部分であると思いますので、周知、また御案内も引き続きよろしくお願いいたします。  以上で、今回の一般質問を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。 123 ◯議長(倉持 守君) この際、暫時休憩いたします。                 午前11時00分休憩   ─────────────────────────────────────                 午前11時10分再開 124 ◯議長(倉持 守君) 休憩前に引き続き会議を開きます。   ───────────────────────────────────── 125 ◯議長(倉持 守君) 一般質問を継続いたします。  次に、4番石塚 剛君。                〔4番石塚 剛君登壇〕 126 ◯4番(石塚 剛君) 議席番号4番、公明党石塚 剛です。  まず初めに、このたびの新型コロナウイルスで亡くなられた方々に心から御冥福を申し上げます。また、今まさにこのウイルスに感染し、闘病生活を送られておられる方々の一日も早い御回復をお祈りいたします。そして、医療現場の最前線で治療に当たられている医療従事者の皆様、福祉関係の皆様、ライフラインを支えてくださっている皆様、感染拡大の防止のため一丸となって闘われている皆様の御尽力に心から感謝を申し上げたいと思います。  それでは、質問に移ります。議長より発言のお許しを頂きましたので、通告に基づき、一問一答方式で質問をさせていただきます。  世界各地で新型コロナウイルスが猛威を振るう中、4月7日の緊急事態宣言以降、茨城県も特定警戒都道府県に指定され、県内でも168名の感染確認となりました。常総市も1名の方が感染されており、見えないウイルスは身近にいるという中で環境が一変し、生活面でも新しい生活様式や経済的にも大きな不安と混乱が続いている状況でございます。5月14日の事態宣言解除に伴い、社会活動が再開されましたが、いまだ新型コロナウイルスの収束までの先行きが見えない中、一度低下したと思われた感染者数も、自粛解除後間もなく既に第2波の感染傾向も見え隠れし、まだまだ予断を許さない状況であることは言うまでもございません。当市としても第2波の感染防止のための取組や支援制度の対応等を行い、市民の安心安全な暮らしをしっかりと守るために様々準備をされているかと思います。このような状況の中、今回は新型コロナウイルスの対応と今後の感染対策、支援等について質問をしたいと思います。  最初に、1)休校から学校再開に伴う日々の感染対策や支援について、どのように対応していくのかという観点からお聞きをいたします。先ほどの佐藤議員の質問と同様の部分がありましたら申し訳ございません。  最初の質問です。教室内の3密対策はどのようになっているのか、また校内の清掃管理等どのようになるのか、管理体制についてお聞きをしたいと思います。御答弁、よろしくお願いします。 127 ◯議長(倉持 守君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。教育長。             〔教育委員会教育長岡野克巳君登壇〕 128 ◯教育委員会教育長(岡野克巳君) 石塚議員の御質問にお答えさせていただきます。  実際にどのような対応かということですが、大きく二つのガイドライン、文部科学省より出されました新型コロナウイルス感染症に対応した学校再開ガイドライン、さらに学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル、学校の新しい生活様式、この二つを基本的にベースとさせていただいております。しかしながら、学校においては、人の密度を下げることに限界がございます。これはガイドラインでもうたっております。また、教育活動上、近距離での会話や発声等が必要な場面も生じることが考えられます。  したがいまして、具体的には教室等のこまめな換気の実施、手洗いやせきエチケットの徹底、会話や発声等の際のマスクの使用などを適切に行うことを示しております。常総市では、ガイドラインを参考に基本的な対策についてまとめました学校生活マニュアル、これを学校間で共有すると同時に、市のホームページ等にも掲載しまして各家庭における協力もお願いしているところでございます。  いずれにしましても、昨日から通常登校の形を開始させていただきました。例えば、清掃活動をどうするか、これに関しては、今週1週間は生徒の手を使わないということで対応して、今後どうするかということを進行形で検討しながら、一つの例ですけども、このような形で行っております。現状に合った適切な健康管理はいかにあるべきか、学習環境等についてどのように対応するのが望ましいか、今決めていることを継続するのではなく、児童生徒の様子を、あるいは学習の保障を考えながら適切に対応していく所存でございます。  以上です。 129 ◯議長(倉持 守君) 石塚 剛君。 130 ◯4番(石塚 剛君) 御答弁ありがとうございました。自粛緩和に伴った感染症予防対策ガイドライン、学校間でしっかり準備をされて6月1日、まさに昨日からの通常登校につなげられたのかというふうに確認をさせていただいたと思います。  管理面については、お答えにより把握をすることができました。通常登校となりましたが、子どもたちにとっては、これまでの生活の環境により近い感覚となる、自粛期間を終えてこういった形の感覚に戻ると思いますが、この3密をキーワードとした管理、これが本当に重要であると思います。教室内の3密対策はどのようになっているか、校内の清掃管理、今御答弁がありましたけども、もう少し詳しくお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いします。 131 ◯議長(倉持 守君) 指導課長。 132 ◯指導課長(青木 昇君) ただいまの御質問にお答えいたします。  先月の5月18日から2週間、児童生徒にとって週2回登校する期間を設けまして、その際、教室内での密集を避けるために、地域を二つのグループに分けた分散登校、または学級内を二つに分けた分散登校を実施してまいりました。この実施の中で、子どもたちに密を避けるという意識を高めるようにしてまいりました。6月1日からの一斉登校により、通常授業を開始しておりますが、教室内では座席の間隔を空け、ふだんですと隣同士くっつけて今までやっていたんですが、そういったことをせずに隣同士の間隔を空けて、また対話は少し離れて行い、必ず教室の窓やドアを開けて換気をするなど、密閉、密集、密接が重なる場面を避けるように配慮しております。また、先ほど教育長からもありましたけど、清掃活動につきましては、特にごみの始末等もありますので、そちらについては必ず職員が行うように、今現在実施しているところです。  以上でございます。 133 ◯議長(倉持 守君) 石塚 剛君。 134 ◯4番(石塚 剛君) 御答弁ありがとうございます。学校側としましても、細かなことまでを配慮しつつ、生徒を守る意識を高めていかなければならないのかと思います。そういった注意を含めて、ぜひとも今後感染予防について学校の先生方は御苦労されると思いますが、予防をお願いしたいと思います。  余談ですけども、企業で働いていたときの経験からの提案を一つさせていただければと思っております。例えば、机の脚の位置、距離を保つための位置をテープ何かでマーキングをして、子どもたちが授業前や下校時に、テープの位置に右脚を合わせてくださいとかという形にすると、先生方のこういった子どもたちに一声かけることによって、距離を保つ部分が確保されるとか、そういった部分で子どもたちの意識も併せて高まってくる、さらには整理整頓の意識何かも併せて高まってくることもあると思います。3密対策を生徒たちにも協力してもらいながら、ちょっとした工夫で維持継続が容易にできるようなことがいっぱいあると思います。こういったことを参考に、今後とも学校再開以降の管理をしっかりしていっていただければと思います。  続きまして、次の質問に移っていきたいと思います。  生徒の日常生活に関する管理についてお伺いします。新生活様式の基本ともなる手洗い、飛沫感染、健康状態の管理について、どのようにしていくのかについてお伺いいたします。御答弁、よろしくお願いします。 135 ◯議長(倉持 守君) 指導課長。 136 ◯指導課長(青木 昇君) それでは、御質問にお答えいたします。  まず、手洗い、うがいにつきましては、登校時を含めて外から校舎内に入るとき、トイレの後、給食の前など石けん、流水等による手洗いを徹底いたしております。うがいも一緒に併せて徹底しております。また、教室等のドアノブ、手すり、スイッチなど特に多くの児童生徒が手を触れる箇所につきましては、学校より依頼して市から頂いた次亜塩素酸水などを使った除菌作業を行っています。  飛沫対策ですが、学校では通常、マスクを着用することを基本として、特に近距離での会話や発話が必要な場面では必ずマスクの着用を徹底するなど、教科学習の特性により適切に対応しているところです。  児童生徒の健康管理につきましては、家庭と連携し、毎日の検温カード等を活用して、毎朝の検温や健康観察を行っているところです。家庭でもしできなかった場合、学校において検温を行い、状況に応じて保護者に連絡するなどの対応を行っております。  以上でございます。 137 ◯議長(倉持 守君) 石塚 剛君。 138 ◯4番(石塚 剛君) 御答弁ありがとうございます。手洗い、マスク、検温管理、教職員、学校関係者の方々の負荷も大きくなってくる、御苦労されることとなりますが、先ほど同様、感染防止の観点からもぜひとも細心の注意で対応をお願いしつつ、しっかり維持継続をしていってほしいと思います。  次の質問です。  各学校における管理の方法や管理面でのばらつき、これがないように基準があるのか、先ほど冒頭でもガイドラインというお話が出てきたんですが、この辺について少しお聞かせいただきたいと思います。答弁、よろしくお願いいたします。 139 ◯議長(倉持 守君) 指導課長。 140 ◯指導課長(青木 昇君) 御質問にお答えいたします。  先ほど教育長からも説明がありましたけれども、国が示したガイドラインを基に学校再開に向けて感染症対策を進めております。特に常総市の管理マニュアルというものにつきましては、前頭に述べましたとおり、学校生活マニュアル、常総市学校給食対応マニュアルを作成しておりまして、市内の学校で統一して取り組むべき事項については、共有させながら今後も調整を進めていくように考えております。  以上でございます。 141 ◯議長(倉持 守君) 石塚 剛君。 142 ◯4番(石塚 剛君) 学校マニュアル、給食マニュアル、様々用意をされているということなんですが、他市の事例なんですけれども一つ紹介をさせていただきたいと思います。  今回、コロナ感染症の対策について、非常に対応について評価も高い大阪市の事例を見ると、学校園におけるコロナウイルス感染症対策マニュアル、これが4月の時点で制定をされておりまして、幼児、児童生徒から高校生、さらには教職員に関すること、また体育教科の注意事項やイベント行事、これらに関する内容がきちんと規定をされております。中身を確認すると、私自身すごいなというふうに感じました。当市も、学校生活マニュアルや給食対応マニュアルによって、基準化により、しっかりとした管理の維持継続できる体制で再開できたと思いますが、まだまだ追記する部分、状況に応じて変化していく部分があると思いますので、この際は引き続き状況に合わせて早急な対応と改定をしながら、現場に合わせたマニュアルを完成しつつ、維持継続に努めていただきたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。  新型コロナウイルスの次の質問です。  新型コロナ感染症の収束までは手洗い用のアルコール消毒液やマスク、検温等の期間中の感染対策品の手配等についてどのように計画をされているのかという部分についてお伺いをしたいと思います。御答弁、よろしくお願いいたします。 143 ◯議長(倉持 守君) 教育部長。             〔教育委員会教育部長飯村順子君登壇〕 144 ◯教育委員会教育部長(飯村順子君) お答えいたします。  公立幼稚園及び小中学校に対しましては、既に本年3月から現在までに手指消毒用アルコール、議員からも御紹介いただきましたひまわりの会からの御寄附による学校施設清掃用の消毒液や、登校時にマスクを忘れた園児児童生徒等への予備用マスクを配布いたしました。当時は緊急に配備する必要があったため、御寄附や市役所内の備蓄品を配布いたしましたが、その後長期の臨時休業となったこともありまして、各学校では、現在もその当時に配備した物品を使用しております。ただし、現在使用しているもの以外に学校での備蓄はもうないという状況でありますので、現在新たに匿名にて御寄附いただいた分を含むマスク3,600枚、アルコール消毒液240リットル、非接触型体温計50機を配布していく手続きを進めております。また、施設内除菌用の次亜塩素酸水については、各校に20リットルずつ既に配布済みで、その後も補充できる庁内体制となっております。さらに、アルコール消毒液は6月上旬に納品される予定となっております。これらの物品については、どの程度のペースで消費され、いつまでもつかについては現時点では予測が難しい状況でございます。しかしながら、教育委員会といたしましては、しばらくの期間、継続的に各学校に配備していく必要があると認識しております。  なお、国などの補助制度申請や補正予算手続き等をしながら、全校一定の水準で整備していくため、教育委員会として一括して調整手配し、小中学校に配布していく予定でございます。  一部訂正をお願いいたします。  匿名にて御寄附いただいた分を含むので3万枚でございます。3,600枚と先ほど申し上げましたが3万枚でございます。申し訳ございませんでした。  以上でございます。 145 ◯議長(倉持 守君) 石塚 剛君。 146 ◯4番(石塚 剛君) ありがとうございました。再開に向けて消耗品となる消毒液やマスク、体温計確保、これらの準備がしっかりできて学校再開につなげられたということが改めて確認をされたと思います。  答弁の中で、しばらくの間という形で手洗い用のアルコール、次亜塩素酸水など消毒液が各学校に備蓄される状態になるかと思います。この部分で、管理体制についてはしっかり配慮されているのかについて少し細かくお伺いしたいと思います。御答弁、よろしくお願いいたします。 147 ◯議長(倉持 守君) 学校教育課長。 148 ◯学校教育課長(西村 聡君) それでは、管理体制につきましてお答えさせていただきたいと存じます。  まず、学校に備蓄するに当たりましては、園児あるいは児童生徒が誤って使用しないように適切に管理していく必要があるというふうに考えております。配布した消毒薬の中には、市販品であっても希釈を要するようなものもございます。理科の教員や養護教諭の指導によりまして適切な希釈と保管を行うようお願いしているところでございます。なお、現在配布している消毒用のアルコール等につきましては市販されているもののみですが、今後配布する消毒液等の強度、性質によりましては学校薬剤師に御指導を仰いでいく必要があるかというふうに考えている次第でございます。  以上です。 149 ◯議長(倉持 守君) 石塚 剛君。 150 ◯4番(石塚 剛君) お答えいただき、ありがとうございました。そうですね。薬物という観点での取扱い、やっぱり誤って飲んでしまうなど、本当に幼児に関してはいろいろな想定外が起こるケースもございまして、こういったところをしっかりと管理するというのも一つ大事なことだと思います。また、希釈等を含めて、こういった部分は専門家の知識も必要だと思いますので、この辺も併せて管理の中でしっかり徹底できるようにしていってほしいと思っております。  学校教育の現場は、注意をしていても必然的に密が発生しやすく、いつでもクラスターとなり得る可能性のある場だというふうに思っております。教職員の方々、御家族の皆様、不安と心配が尽きない、このような状況でありますけれども、学校側として細心の注意と配慮、コロナ感染症を乗り越えていけますよう、担当課の対応についても併せてよろしくお願いしたいと思います。1)の質問を終わりたいと思います。2)に移りたいと思います。
    151 ◯議長(倉持 守君) 石塚 剛君、質問を継続してください。 152 ◯4番(石塚 剛君) 次に、2)の質問に移ります。  支援制度の対応についてどのように進められているかという観点からお聞きをいたします。  先ほど佐藤議員の質問から、市内の相談窓口が4月20日に設置され、1,019件の5月末までに相談があったというような御報告があったと思います。その中で、805件、生活に関する相談、事業に関する相談75件などで、大半が今、世の中の情勢と一緒で困っていることは生活支援、事業に関する支援が挙げられるのではないかと思います。当市も同様の状況であることが分かりました。  質問ですが、新型コロナウイルスに関する相談件数から、窓口の設置はされているものの、特に国の様々な支援などについてなど、うまくこの窓口が機能できていない部分の可能性もあるのではないかというふうに懸念をしております。この1,019件多いか少ないかというのは別として、いろいろお聞きしていく中では、皆さん状況がはっきりしていない部分もあるかと思います。その上で、市民の皆様への周知について、どのように市としては対応されているのかについてお聞きしたいと思います。御答弁、よろしくお願いいたします。 153 ◯議長(倉持 守君) 答弁を求めます。市長公室長。               〔市長公室長小林昭仁君登壇〕 154 ◯市長公室長(小林昭仁君) 石塚議員の二つ目の質問にお答えします。  これまで、市民の皆様への周知方法につきましては、市のホームページにおきまして、新型コロナウイルスに関するお知らせといたしまして特別ページを設けて発信するとともに、市のフェイスブック、ツイッターなどのSNS、また防災行政無線や広報車などを利用するほか、広報紙やお知らせ板等で周知をしてまいりました。そのほかといたしましては、広報紙の特別号といたしまして新型コロナウイルス感染症予防対策のお知らせ、こちらは第1報になるんですが4月23日、5月28日には第2報を全戸配布して周知しております。また、6月11日には第3報の発行を予定しております。  各支援策につきましては、内容や対象など随時変更、更新されることもありますので、市民の皆様に最新の情報を分かりやすく提供できるよう、引き続き周知してまいりたいと考えております。  最後に、6月1日、今月からなんですが、国内で一番利用者の多いLINEを用いた中で、新型コロナウイルスに関するお知らせといたしまして情報発信を始めたところでございます。  以上でございます。 155 ◯議長(倉持 守君) 石塚 剛君。 156 ◯4番(石塚 剛君) ありがとうございます。まず、窓口の設置の効果を最大限に引き出すためというのは、相談者側が相談の項目を知るということから始まるものではないかというふうに思います。今回、市民の皆様の情報整理ができていない現状もあるのではというふうに考えておりました。ちなみに、知り合いのお店や個人事業主の方々からお話をお聞きしたんですけども、やはり支援制度の内容が分かりにくくて相談に対してもどういう相談をしたらいいか、あるいは相談先が分からない、さらにはそういう内容もあるのといった、混乱をされている状況も多々見受けられまして、実際にはそういったことで相談件数がちょっと少ない感じではあるのではないかというふうに私自身考えました。  SNSでの情報発信、このほかに特に5月28日、先日確認をしましたが、全戸配布によるお知らせ、全体的に情報発信が一たんはできたのではないかというふうに私自身も捉えております。  次の質問なんですが、ただいま周知方法についてはお答えいただいたんですけども、一方で内容についてまだまだ改善が必要ではないかという部分について、個人的ではありますけども幾つか気付きもありましたので御紹介をさせていただきます。  最初に、現段階でホームページのコロナ支援室のリンクについてなんですけども、新型コロナウイルス感染症に関する特別ページ、私自身ホームページから入っていったところ、コロナウイルス市民相談室へのリンク先を見つけるのが非常に難しかった。ページ枠のテロップの緊急情報2020年5月20日新型コロナウイルスに関するお知らせという部分をクリックして初めてリンク先に飛ぶとか、各相談内容をこの中に入って見てみると、バックナンバーが記載されているだけで、実際にページをクリックしてバックナンバーを読み解かないと内容がうまく分からない、非常に使い勝手が悪いような状況になっているのかなというふうにホームページ自身も思います。さらには、全戸配布されたチラシ、今回一覧として出てきていますけども、支援制度の種類や内容が見えるようになって、市民の皆様におかれましても何が対象かが明確になることで次のステップに進むことができるのではないかというふうに思います。  他市の同様のチラシ、例えば水戸市のチラシですと、個人向け事業主の制度、さらには市民生活に関する制度、それぞれ一覧表になってどこに相談をしてどのような内容で、どういう手続きなのかという部分がエクセルのリストみたいな形で表記されているチラシもございます。今回5月28日のものは文章形式で読んでいって、市民の方が理解をする部分でちょっと見えにくいところがあるのかなというふうに思いました。その部分の改善点、あるいは一例として国の支援制度なんですけども、高等教育の修学支援制度であったり、住居確保給付金、家賃の支払いなどの記載がまだされておりませんでした。これらを踏まえて、今後、市としてチラシを含めた周知をどのように改善していくのかについてお聞かせいただければと思います。よろしくお願いいたします。 157 ◯議長(倉持 守君) 市長公室長。 158 ◯市長公室長(小林昭仁君) お答えします。  これまでの市民の皆様へのお知らせにつきましては、主に市の支援策を中心に周知、掲載をしておりました。ホームページの改善やチラシ掲載の内容につきましては、議員御指摘のとおり、広く市民救済につながる国や県の支援策、制度なども今後優良事例等を参考しながら周知掲載するよう、引き続き努めてまいりたいと考えております。  以上です。 159 ◯議長(倉持 守君) 石塚 剛君。 160 ◯4番(石塚 剛君) ありがとうございます。まだまだ先の見えないこの状況で、何よりも本当に大切なのは市民の皆様に制度を知っていただくことだと私自身思います。早急な検討と対応をして、市民の皆様に広く情報が伝わるよう改善をお願いしたいと思います。  3)の質問に移ります。  今後の感染拡大防止のための対応として、感染を確認する手段となるPCR検査、抗体検査が報道されております。PCR検査におきましては、保険適用となる制度も可決されております。PCR検査の質問については、当市としては今後どのように対応していくのかという部分について質問を考えておりましたが、佐藤議員からも質問がありました内容と同様であるため、私の質問に関しては割愛をしたいと思います。  佐藤議員への答弁にもありましたが、インフルエンザ流行などによって起こり得る医療機関への負担、負荷が集中することで、クラスター発生や医療崩壊にもつながる可能性があるというような報道もテレビではされておりました。当市としても、市民の皆様が安心し、十分な配慮と対応していただけますようよろしくお願いしたいと思います。  次の質問です。  第2波に備え、今後の感染防止としての対応はどのようにしていくのかについて、感染対策と支援の観点からそれぞれ市の考えをお伺いしたいと思います。御答弁、よろしくお願いいたします。 161 ◯議長(倉持 守君) 答弁を求めます。保健福祉部長。              〔保健福祉部長吉原克美君登壇〕 162 ◯保健福祉部長(吉原克美君) それでは、石塚議員の4)第2波の感染防止としての施策はどのようにしていくのかにつきましてお答えをいたします。  緊急事態宣言が解除されたことを受けまして、県は外出自粛要請や休業要請の段階的な緩和を進めております。新型コロナウイルス感染症が完全に収束していない現状で、感染症流行以前の生活に急激に戻してしまうと再び多くの感染者が発生するおそれがあるため、今後も国のガイドラインにもある、新しい生活様式の実践が必要となります。密閉、密集、密接の三つの密を避け、こまめな手洗いやマスクの着用、せきエチケットの徹底、ソーシャルディスタンスなど、一人一人が感染予防への意識を高く保つことが特に重要となります。市といたしましても、感染予防の重要性を再認識するためにも、市民に対し、新しい生活様式の定着に向けた広報活動は引き続き行うとともに、感染予防のためにマスクや消毒液、体温計などの備蓄を行い、感染第2波以降や災害時対策を備えていく所存でおります。また、休館していた市有施設を開館するに当たっても、その施設の使用に際し、マスクの着用や過密にならない利用定員の設定、体調不良の利用不可などの利用条件を付けての貸出しを行うこととしております。さらに、秋頃までの多くの人が集まるイベント等を中止といたしまして、感染予防を行うこととしております。  以上でございます。 163 ◯議長(倉持 守君) 石塚 剛君。 164 ◯4番(石塚 剛君) 御答弁、ありがとうございました。感染予防、感染防止に向けた対応についてお答えいただきました。答弁にもありましたとおり、緊急事態宣言解除、自粛緩和は収束ではないということを私たち一人一人も気を緩めず、感染防止の意識を高く持って、新しい生活様式の実践など守るべきことをしっかりと守っていくことも大切ではないかというふうに思います。その上で、行政としましても、様々な観点から市民を守る対応をお願いしたいというふうに切に思います。ただいま、担当課より市のこれまでの対応と今後の計画について、一部の視点からではありますけれども、質問し、お答えを頂きました。最後に、市長に新型コロナ感染症に関する、これまでと今後の対応、思いについてお伺いをしたいと思います。神達市長、御答弁をよろしくお願いいたします。 165 ◯議長(倉持 守君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 166 ◯市長(神達岳志君) 石塚議員の御質問にお答えをさせていただきます。  新型コロナウイルス感染症のこれまでの対策ということからでございますけれども、発災以来、様々な対策本部、また対策本部会議だけでなく、連日、職員とともに対応対策を検討、また実施を継続しているところでございます。何よりも対策本部で私が毎回のように言っているのは、これは災害と同じだということであります。特に常総市は、茨城県ではありますけども、首都圏から50キロ圏内、東京圏、首都圏に位置しているということから、また東京首都圏に通われている方も多いということで危機意識を持っていこうということを対策としてもやってきたところでございます。  また、併せて、市民の健康を守る感染症対策だけでなくて、一番心配をしているのが地域の経済、これに対する対応でございます。出前、テイクアウトもそうでありますし、子ども未来応援チケットもそうでありますけども、当市の対応として一本筋を通しているのは、単純な現金給付だけでなくて、それが地域経済に波及をする効果がある施策を展開していこうということでございます。  この二つ、市民の健康、命を守る感染症対策、また地域経済をしっかりと疲弊をさせないための施策、これをこれまで行ってきたわけでありますけども、何よりも重要なのは、石塚議員の御指摘のとおり、国の制度、県の制度、市独自の制度というものをうまく絡ませて、県がやること、国がやることだけでなくて、市民に的確に情報発信をすることだということで、これも毎回対策本部で、私は分かりやすく市民に情報発信をしようということを訴えてきているところでございます。  ただいまも適切な御指摘を頂きましたので、市のホームページ、これももう散々私も指摘していますけども、大改革をする予定でもございますし、また第2弾、第3弾と特別号の支援策も、ホームページを見られない方にも手に取って読めるような形で皆さんに分かりやすく発信をしていきたいと思います。それのみならず、私自身のホームページ、ブログ、SNS等でも周知をしていきたいと思います。  今後についてでございますけれども、議員にも御心配をしていただいているとおり、インフルエンザが流行する秋口、第2波、第3波が懸念をされております。また、北九州、東京の一部も第2波が始まったとも言われております。第2波に備えたしっかりとした準備、これも今継続中でございますし、また何よりも一番、今、市として力を入れているのは、出水期、台風シーズンに向けたコロナ禍における防災対策、避難所の在り方、感染症対策、こういったものにもしっかりとも今準備を進めております。これも補正予算も含めての協議をしているところでございますけども、そういった部分も踏まえて、まだまだ気を緩められない状況はしばらく継続すると認識をしておりますので、議員にもアドバイス、御指導を頂きながらしっかりと対応してまいりたいと思います。  以上です。 167 ◯議長(倉持 守君) 石塚 剛君。 168 ◯4番(石塚 剛君) 市長、御答弁ありがとうございました。何よりも、今、行政として執行部、議員も含めた協力をしながら市民を守るという対応を真剣に考えて取り組んでいく時期だというふうに私も思います。私たちの健康、暮らしを揺るがし、日常に大きなダメージを与えている新型コロナウイルス、今後も市民の健康と生活を守るために、執行部としましてもスピード感を持って適切に対処をお願いしたいというふうに思います。  以上で、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 169 ◯議長(倉持 守君) この際、暫時休憩いたします。                 午前11時53分休憩   ─────────────────────────────────────                 午後1時00分再開 170 ◯議長(倉持 守君) 休憩前に引き続き会議を開きます。   ───────────────────────────────────── 171 ◯議長(倉持 守君) 一般質問を継続いたします。  次に、15番岡野一男君。                〔15番岡野一男君登壇〕 172 ◯15番(岡野一男君) 皆さん、こんにちは。トップバッターでございます。15番の岡野一男でございます。  今回の新型コロナウイルスに当たりましては、市民の皆さんがそれぞれ行動の自粛ということをなされました。そのおかげで緊急事態宣言も解除されました。御協力いただきました市民の皆様方には心から感謝を申し上げます。また、現在も感染防止に当たって御苦労を重ねていらっしゃいます関係者の皆さん、そして医療関係者の皆様方には心から御礼を申し上げる次第でございます。  さて、これから一般質問に入りたいと思います。私の一般質問の1番は複合災害でございます。昨日の朝、地震がありました。御存じですか。朝6時頃でございます。またかと思いました。5月の頭、4日、6日に緊急地震情報が入りました。これにもびっくりいたしました。と言いますのは、緊急事態宣言が発令されているそのさなかでございました。その次の週の5月12日には台風1号が発生いたしました。フィリピン沖でございます。いよいよ台風のシーズン到来、そんな感じがいたしました。今日は6月の2日、6月でございます。梅雨の季節に入ろうとしています。何か蒸し暑いのでもう入っているかも分かりませんが、この梅雨の期間を過ぎていきますと本格的な暑さがやってまいります。暑くなると心配するのは熱中症でございます。そんな自然環境、自然の現象がこれからどんどん私どものほうに向かって来ている、そんな感じがいたします。  この新型コロナウイルス、まだまだでございます。第2波、あるいは第3波が懸念されているところでございます。この感染症が台風や地震と重なった場合、複合災害が起こるかと思いますが、その場合の対処につきまして、市ではどのように考えていらっしゃるのか御答弁をお願いしたいと思います。 173 ◯議長(倉持 守君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。市長公室長。               〔市長公室長小林昭仁君登壇〕 174 ◯市長公室長(小林昭仁君) 岡野議員の1)の御質問にお答えします。  新型コロナウイルス感染症の感染拡大がまだまだ見えない状況でありますが、地震が頻発していることや出水期を迎えるに当たり、複合災害への危機感は日に日に大きくなっております。行政における災害対応の指針となる地域防災計画に関しましても、水害の経験などを踏まえまして大幅な見直しを行ってきましたが、主に単一災害を想定したものです。したがいまして、避難の在り方や情報発信の方法も様々な工夫が必要であると思っております。  当市におきまして、既に災害対策本部の対策班の分散や避難所の対応の見直しに着手し、今災害が起こった場合の対応について広報活動を行っているところでございます。引き続き懸念される課題に対しまして、あらかじめ対策を講じて迅速かつ円滑な対応が行えるよう努めていきたいと思っております。  以上です。 175 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 176 ◯15番(岡野一男君) ありがとうございました。対策を行っている、見直しを行っているということでございます。これは当然のことかなというふうに思っておりますし、またすぐこのような対応をされたということは大変感謝している、そういうところでございます。  新型コロナウイルス感染症予防対策ということで、第1号と第2号チラシを頂きました。それも見ながら具体的な質問に入っていきたいというふうに考えております。  2点目の複合災害が発生した場合、どのような行動計画がありますかという点につきまして御質問いたします。 177 ◯議長(倉持 守君) 市長公室長。 178 ◯市長公室長(小林昭仁君) お答えします。  複合災害が発生した場合、行政が行う具体的な行動計画ができているかということですが、現在、市といたしましては、新型コロナ感染対策に関するタイムラインを作成しております。この行動計画では、感染拡大を県内感染者が発生した場合や、市内に感染者が発生した場合、さらには市内で爆発的な拡大が生じた場合など、感染の広がりに合わせてどのように対応するかを記載したものでございます。また、災害対策本部や避難所を開設する場合の区割りや感染防止対策の準備などを優先して計画を立てております。その他、避難所などで感染者が発生した場合や感染のおそれがある避難者への対応ルールなども、現在検討中でございます。  以上です。 179 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 180 ◯15番(岡野一男君) ありがとうございます。行動計画は今、きちんとされている、完璧ではないでしょうけども、やられているということは大変よいことというふうに思っております。  3点目に移ります。  それでは、その周知計画というのはできているんでしょうか。ちょっと気になっているのが、予防対策の1号の中に避難所の選択肢というふうなことが書いてあります。可能な限り自宅や庭で生活をする、避難所以外の一時避難所を探す、避難所に入らず一時的に車の中で避難する、あるいは食料と情報を得るために避難所に通うということが明記されております。変な言い方をすれば、避難所には来るなということなのかなと、複合災害の場合ですよ。そういうふうに受け止められるような感じの表現でございます。市民の皆さんに対する周知というのはどんなふうに考えてやっているのか、お伺いします。 181 ◯議長(倉持 守君) 答弁を求めます。市長公室長。 182 ◯市長公室長(小林昭仁君) お答えします。  1)の御質問の答弁の中で、広報活動を行っているということでお答えさせていただきましたが、複合災害時の避難で、今、災害が起こったらと題しまして、4月23日の議員の御指摘のチラシですね。それと、5月28日の2回目のチラシ、その中にも記載はしております。その中では、避難所の間隔等を記載した例が載っているかと思います。また、SNSなどの広報活動も行っております。さらには、6月の広報紙では避難した際の注意点などをお知らせする予定となっております。  単一災害でも事前に備えていただくための追加すべき備蓄品の確認や避難のタイミング、避難先の確認を行うなど、これまでの災害対策にプラスアルファで、引き続き広く迅速な周知を心がけてまいりたいと考えております。  以です。 183 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 184 ◯15番(岡野一男君) 御答弁の中には、備蓄関係、次の4点目の質問の御答弁も入っているのかなというふうに思いました。  とにかく今まで我々東日本大震災、あるいはこの前の水害ということも含めて、感染症対策ということは正直なかったのかなというふうに思います。それがこのような事態になってしまって、初めて事の重大さ、そしていつまでという期限のなさ、これを改めて実感した次第でございます。  そういうことで、準備体制も完璧とは言えないまでも、とにかくやっていかねばならないということで今回質問させていただいているわけでございます。  4点目の質問に入ります。  複合災害の対処は今申し上げましたように、これまでの水害等を想定したその対処とは、様相を大変異にしているということは明らかでございます。具体的には、マスクや消毒液などの必需品の確保、それから3密を避けるための避難所の大幅な確保が必要となってきています。5月28日号のお知らせ版にも書いてありますように、最後のページですね。避難所のイメージが書いてあります。これは、今までの我々の避難所の感覚では想定できなかった形です。これをやっていかないと、これから3密の温床になってしまいますから、だけども避難所は限られている。限られているから、さっき私が申し上げました、今、災害が起きたらということで3密を避けるためのお願いというのが出ています。こんなふうに避難所には来てほしくない、来ないほうがいいですよという周知をしているというふうに私は受け止めているんですね。だけども、車の中で生活をするということは、東日本大震災のときにも我々は経験しました、非常によくないと。そういうこともありますから、やはり避難所の確保というのは必要であるというふうに感じております。現在ある避難所では到底皆さん方の収容は難しい。この点につきましてどんなふうに確保を考えているのかお尋ねします。あと備蓄品についてもお願いします。 185 ◯議長(倉持 守君) 答弁を求めます。市長公室長。 186 ◯市長公室長(小林昭仁君) 避難所の確保のことにおいては、今、防災危機管理課で指定避難所29か所において、日々現状の確認ということで、先ほど議員の申しました間隔を持った形での確保をしている。その中で、避難の対象者人数ということで計算すると約1万5,000人の確保はしております。こちらにつきましては、先ほど言った自家用車内の一時避難も含めた人数という形になるんですが、避難所だけで確保するということが非常に難しいことが見受けられますので、一時避難という形での避難所の小中学校のグラウンド内での自家用車での待機ということも含めた上で、約1万5,000の確保は今しているということでなっております。  それと、備蓄品の計画に関しましては、市民の方々が自ら備蓄の促進に努めていただくように、継続的に今も啓発活動を行っております。また、それを補完するための生活必需品、個人では備蓄が難しい、困難な資機材等の備蓄品の整備についてはしていくということも、当市の備蓄計画の中にはうたわれております。  東日本大震災では、大きな被害を受けた石巻市の備蓄計画などを参考にしながら作成しておりますが、生活必需品の備蓄につきましては、3日から1週間程度は自助に委ねたいということが計画になっております。ただし、市といたしましては、議員の御指摘の行政が準備すべき生活必需品ということですので、備蓄計画に沿った形で順次進めていきたいと思っております。  避難所につきましては、先ほど申したとおり、複合災害に備え、避難所外への避難の検討や先ほど言いました自家用車の一時待機など分散避難を視野に入れながら、受入れ準備を今進めているところでございます。  以上です。 187 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 188 ◯15番(岡野一男君) ありがとうございました。1万5,000人の避難生活を確保したというお話でございました。今までの避難所のスペースは1人当たり大体2平米ですか。これを見ると4平米、倍になっていますね。これは、今後、水害等複合の場合に限ってこのようなスペースを確保していくのか、感染症を伴ったような複合災害が発生した場合にこのようなスペースをつくっていくのか、その辺も含めて答弁をお願いしたいと思うんですが。  あと、備蓄品の問題でございます。水害とかそういう単発的なと言っては申し訳ないんですが、地域に偏った災害の場合は応援協定に基づいて、他市町村、あるいは企業から応援していただける。しかし、今回のような感染症による災害、私も災害と呼ばせていただきます。先ほど、市長が石塚議員の答弁の中で、感染症の問題も災害であるというふうに言われましたので、私も大賛成でございますので災害というふうに呼ばせていただきますが、各市町村の応援、あるいは各企業の応援というのはこれは難しい、自分たちが備蓄していかねばならない、これで足りるのかどうか。その辺のところも御答弁をお願いいたします。
    189 ◯議長(倉持 守君) 市長公室長。 190 ◯市長公室長(小林昭仁君) 先ほどの一件で訂正がございます。車での一時待機、こちらを外した上で1人4平米の確保という形での約1万5,000人の確保ができているということでございますので、車での一時退避の人数は入っていないということになります。  それと、今、備蓄品が足りているかというところなんでございますが、今現在の常総市の備蓄品だけでは、災害の規模にもよりますが、今の計画上では若干足りないところもございます。あとは、何が足りなくて何が余っているのか、その辺は随時計画上にのっとった形でチェックはかけておるんですが、ただ足りないものについてはできる限り早急にそろえなきゃいけないもの、または協定を交わしている企業からの提供を頂くといった形での方向性でもっていきたいなと思っております。 191 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 192 ◯15番(岡野一男君) 先ほど申し上げました各企業の応援とか、恐らくこれからは得られないと思ったほうがまず無難だと思うんですよね。それらのことも含めながら、この計画は見直しをしていったほうがいいのかなということで、提案を含めながら話をしているわけでございます。  それから、車中泊といいますか、車中を御利用される、避難される皆さんの数は1万5,000の中に含まれていないということでございました。それは学校の庭、そういうスペースを使ってのお話だと思うんですが、そういうところもこれから避難所として、車は別にして避難所開設のスペースであるというふうに考えてもいいのかなと今思ったところでございます。いずれにしても、我々5年前にたくさんの経験を学ばせていただきました。これらの経験を生かしながら対応していきたい、ぜひやってもらいたいということでございます。  ところで、5月1日に防災学術連携体が新型コロナウイルス感染拡大と大雨などの自然災害が重なる複合災害への備えを促す緊急提言を発表いたしました。今、いろいろな団体がいろいろな提言をなされております。防災学術連携体が提言発表されましたこの内容については御覧になっておりますか。 193 ◯議長(倉持 守君) 防災危機管理課長。 194 ◯防災危機管理課長(岡野富士男君) ただいまの御質問にお答えいたします。  感染症を含めた複合災害の在り方ということで、既存計画の見直しや新たな避難の在り方、先ほど来岡野議員がおっしゃっているとおり、新たな避難の在り方等について5月1日に発表されたメッセージということで承知をしております。  以上です。 195 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 196 ◯15番(岡野一男君) 私もこの提言を見ました。5月1日発表になって2日にそういうことがあったということを聞きまし見させていただきましたが、これは住民の皆さんと行政に対して、自治体に対して、水害時などの避難所ではいわゆる3密、これを避けなくちゃいけない、集団感染の拡大を避けるための提言をしたということで私は受け止めております。大変内容的にもいいものだなというふうに感じたものですからお伺いしたわけでございます。ぜひ、避難所の改善に当たりましては、これらの提言を参考にしながら今後進めていっていただきたいというふうに思います。  次の質問5点目に移ります。  5点目は防災ラジオについてでございます。私、この防災ラジオにつきましては2月定例会におきまして質問を予定しておりました。しかし、コロナウイルスの関係で一般質問が中止になったということもありまして、今回改めて質問をさせていただきます。  私は機会あるごとに防災関係の質問を行ってまいりました。昨年11月定例会議におきましては、避難所のトイレ等につきまして質問を行ってきたところでございます。私は、市長の提唱している防災先進都市を目指すということは大賛成でございます。そのことを前提にして質問をしてまいりたいと思います。  まず、市民への情報伝達方法として防災ラジオの導入計画はあるのかどうかお尋ねをいたします。私の言う防災ラジオ、これは打合わせの段階のときにもお話ししましたとおり、戸別受信機を想定しております。置き替えて御答弁をお願いしたいと思います。 197 ◯議長(倉持 守君) 答弁を求めます。市長公室長。 198 ◯市長公室長(小林昭仁君) お答えします。  現在、情報伝達手段として当市においては防災行政無線が主軸となっております。そのほかにも情報伝達手段としましては、災害時に活用している常総市防災アプリ、また防災行政無線が聞こえなかった、聞き取れなかった方々へのテレフォンサービス、ホームページ、ツイッター、フェイスブック、また災害時のエリアメールやLアラートなどといった複数の防災ツールで情報を発信しているところでございます。さらには、先ほどの石塚議員のときにもお答えしたんですが、新たな情報発信の手段として6月からLINEの供用を開始いたしました。  平成30年度版の総務省の情報通信白書にもございますが、LINEにおきましては国内の利用者数が6割を超えていることから、国の新型コロナ対策のための全国調査などでも活用されておりますとともに、災害時の活用には近年特に力を入れております。  以上のことから、これまで構築してきた情報配信ツールとこれから始まるLINEの運用状況を踏まえた上で、防災ラジオ、いわゆる戸別受信機の導入についても計画的に進めていきたいと思っております。  以上でございます。 199 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 200 ◯15番(岡野一男君) 私は防災行政無線、この効果につきましてはあってよかったと率直に評価しております。しかし、この防災行政無線、短所もございます。大変聞こえにくい。昨年の台風19号のときにも、雨も強く風も大変強い台風でしたが、日中は聞こえるんですが、夜間は雨の音、風の音で全く分からない状態、何を言っているのか分からないという問合せもございました。当然、市のほうにも恐らく届いているのかなと思うんですが、台風19号のときにはそのような問合せ事項があったかどうかお伺いいたします。 201 ◯議長(倉持 守君) 市長公室長。 202 ◯市長公室長(小林昭仁君) 議員の御指摘のとおり、そういった苦情の電話等は受けております。 203 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 204 ◯15番(岡野一男君) 多分、私のところに寄せられました問合せ等も、とにかく身の周りに聞く人もいないとか、そういうこともあって来たのかなというふうに感じております。聞こえにくい防災行政無線以外で何かないかなという、方法があるんじゃないかなということで私自身も探していたんですが、水戸市で防災ラジオの無償貸与をやっているということをお聞きしましたので、私も行ってお話を伺いました。  水戸市も台風19号のときに那珂川の沿岸が大変な被害に遭われました。水戸市では、那珂川沿岸など浸水想定地域内の約2万4,000世帯に対しまして防災用自動起動ラジオ、いわゆる防災ラジオですが、無償貸与しているというお話でございました。前回の問合せのときには、対象世帯の65%、1万6,000世帯に無償配布をしているということでございます。今後も、予算のめどが立てば、全対象世帯に配布したいということでお話を伺いました。さらに、この対象外の区域の世帯にも希望があればやっていきたいというふうなお話を伺いました。今日写真を持って来なかったんですが、この防災ラジオは広島県の会社で製造をしているもので価格は1万円だそうです。執行部では、県内の市町村の状況、どんなものを使っているのか、そのような状況を把握しているかどうかお伺いをいたします。 205 ◯議長(倉持 守君) 市長公室長。 206 ◯市長公室長(小林昭仁君) お答えします。  防災行政無線を使っている自治体、あとは防災ラジオ、戸別受信機だけを使っている自治体、両方を使っている自治体等々がございますが、こちらのデータでいいますと、県内44市町村のうち、全域での親機というか、防災無線になるのかちょっとこの辺の確認が取れてないんですが、そのうちの37自治体が設置してあります。なおかつ、防災行政無線がなくて防災ラジオのみの発信というのが、このデータですと4自治体かと思われるんですが、こちらのちょっとデータが古いものですので、今は変わってきているのかと思います。ほかの自治体に問い合わせたところでは、近隣で坂東市については行政無線がないということで、ラジオを対応しております。ほかの自治体のことをとやかく言うことはないんですが、どうしても坂東市もシェア率が低くなってきている、その辺の啓発もならきゃいけないということは担当課から聞いております。  常総市といたしましては、今議員がおっしゃっていた防災ラジオは非常に効果があるということは認識しておりますので、行政無線もやって、防災ラジオをやってということになってきますとランニングコストがかかってしまうというところもありますので、今、既存の総務省の補助事業で行っている100台の戸別受信機がございます。そちらの増設を考えた上で、どうしても戸別受信機が必要な方を優先に計画的に進めていきたいという考えでおります。  以上です。 207 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 208 ◯15番(岡野一男君) ありがとうございました。防災行政無線を主体でやっていく、その補完として国から頂いた100台設置しましたけども、あんなふうな形でやっていくんだということの御答弁かというふうに思います。それではちょっと対応ができないんじゃないかということで、私は今回質問をしているわけでございます。防災ラジオにつきましては、こちらにいらっしゃいますたくさんの議員の方も同じような質問をされております。その必要性があって、便利といいますか、そういうことも含めてやられているんじゃないかなというふうに感じているわけです。うちのほうの防災行政無線を使って、そして戸別受信を添えてやれるような、そういうものが今は可能ではないかなというふうに思うわけなんですが、今、探しているのか、検討しているのかそれは分かりません、いいということは認めていらっしゃいますので、ぜひその辺につきましてもこれから御検討をお願いしたいというふうに思います。  これから市長に1点お伺いいたします。  平成27年9月の関東・東北豪雨、この被害に私ども常総市の住宅の被害状況は、全壊が53件、大規模半壊1,578件、半壊が3,476件、床上浸水が148件、床下浸水が3,476件、合計8,327件の被害がありました。仮にですよ、仮に防災ラジオが1万円だということで計算していきます。これを皆さんに無償配布して8,000件の方々にやっていく金額は8億3,000万でございます。単純計算です、これは。防災先進都市を目指しているという市長の率直な御意見をお伺いしたいと思います。 209 ◯議長(倉持 守君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 210 ◯市長(神達岳志君) 岡野一男議員の災害時の情報伝達手段について答弁をさせていただきます。  先ほど公室長が答弁をしたとおりでございますけども、県内のみならず全国の防災先進の首長ともパネルディスカッション、情報交換、また常にLINEでもいろいろなやり取りを熊本市長、鎌倉市長等々とも行っております。情報伝達手段として、常総市は全国でも優れているという評価を頂いております。先ほど答弁させていただいたとおり、防災無線もないという自治体は防災ラジオをやっていますけれども、当市の場合には防災無線をやっていて、プラス総務省の戸別受信機もやっていて、テレフォンサービスもやっていて、またSNS等での情報発信もやっています。また、ホームページでもやっています。しかし、議員の御指摘のとおり、そういったSNS、ホームページ等々は使えないという高齢者、また防災無線が聞こえないという世帯があることは事実でございます。そういった部分の世帯に対して防災無線、戸別受信機を配備していくということは、先ほど答弁させていただいたとおり、今ちょうど計画をしている段階でございまして、これはもう全て含めて防災ラジオという個別受信機ですね、それを配備することによって日本一の防災の情報伝達手段が完備するというふうに考えています。まずは、先ほど答弁させていただいたようにLINEの普及率が大分上がっておりますので、ここで目指しているところが、5割6割はほとんど防災無線が聞こえなくてもLINEで情報伝達が済むであろう。そうすると、2割から3割、4割、ここの部分に対して戸別受信機、防災ラジオという形が予算の使い方として一番適切なんじゃないかという議論をしているところでございます。坂東市に確認をしたところ、坂東市も全市民が防災ラジオを持っているわけではございません。2割にも満たない世帯というふうにも確認をしています。  そういう部分からして、全体的な総合的な予算の有効活用も含めて計画的に整備をしていきたいと考えております。 211 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 212 ◯15番(岡野一男君) ありがとうございました。防災ラジオが万能である、あるいは防災行政無線が万能であるということはあり得えません。それらの幾つかの組合せによって周知というものが出来上がってくるのかなというふうに思っております。  今、坂東市のお話がありました。当市はたしか3,000円ぐらいの有償で配布ということをやられたと思うんです。私ども国の補助で100台やりました。ただ100台だけでは到底これは賄い切れません。そういうことで、多くの議員の皆さんもこのことをお話しされていることと思います。これらのことを含めながら、ぜひこれからも、市長は計画というお話をされましたが、やっていただきたい。国家の責務は、国民の生命財産、そして国域を守ること、我々市の責務もこれに類似していると思います。市民の皆さんの生命財産、そして市域を守っていく。市民の生命、これを守ることが第一でございます。これを第一にした政策をぜひ実行していただき、防災先進都市を目指していってほしいというふうに思います。 213 ◯議長(倉持 守君) 市長公室長。 214 ◯市長公室長(小林昭仁君) 一つ訂正がございます。  先ほど避難者確保の人数でございますが、確認しましたところ、すみません、申し訳ないです。  当初の単一災害での避難者確保人数が7,500人ということです。今回の見直しをした4平米、広く取った範囲におきましても室内での避難者7,500人程度の確保ができた。先ほど言いました1万5,000人というのは屋外での一時退避、避難という形での車とか、外での避難者の確保、自家用車での避難というのは1台につき2名という計算で行った結果で、各避難所の校庭を利用して自家用車で来ていただいた方々の確保が1万5,000ということで訂正をお願いしたいと思います。 215 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 216 ◯15番(岡野一男君) ありがとうございます。そうしますと、先ほどの1万5,000人というのは違って、室内の避難者が7,500人、車などを利用して校庭などに避難する方が7,500人で1万5,000人、そういうことでよろしいのですか。 217 ◯議長(倉持 守君) 防災危機管理課副参事。 218 ◯防災危機管理課副参事(溝上 博君) 今の御質問に正確にお答えいたします。  通常は1人当たり3.3平方メートルで計算しております。避難所が全部で29か所ございますけども、面積で計算した場合は約7,500人収容できるということなんですね。今回4月、5月を利用しまして職員が全避難所、これは指定避難所29か所、2次避難所32か所全部で61か所の現地を確認いたしました。その結果、3密を避けるということですので1人4平方メートルで計算をしたんですね。そうした場合、2次避難所は含んでおりませんけども、指定避難所で全部で3万3,477名を収容できます。これの内訳は、施設の部分が8,417、駐車場が2万5,060人ということです。それを合わせたのが、今言った3万3,477になるわけです。先ほど公室長が1万5,000という数字を回答しましたけども、これは当市の避難所は水害、不適、あるいは2階以上という水害の条件のことがありますので、その避難所を除いた数が全部で1万5,120名収容できる。その内訳は、先ほどと同様に避難所の部分と駐車場の部分を合わせたのが1万5,120名ということでございます。  以上です。 219 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 220 ◯15番(岡野一男君) ありがとうございました。東日本大震災のときに広域避難計画、それは2平米に1名ということで1万5,000ぐらいを想定していたかと思うんですよね。今度は3.3平米に1人ということで計算しているんだということで理解してよろしいですか。  はい。ありがとうございました。  以上で、この問題につきましては終了いたします。 221 ◯議長(倉持 守君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の入替えをお願いします。  岡野一男君、質問を継続してください。 222 ◯15番(岡野一男君) 大きな2点目に入ります。水海道有料道路通勤時間帯無料化について御質問いたします。  1点目は、無料化は4月1日から実施せず、なぜ5月25日から実施したのかという問題でございます。2月定例議会におきまして予算案は可決いたしました。議会で議決された案件につきましては、3日以内に議長から市長に報告がなされます。2月定例会の最終日は3月18日ですから3月21日までには遅くとも届いていると思います。この政策、市長の主たる政策でございますので速やかに実施されると思っておりましたが、新年度になっても実施されませんでした。その後、5月25日というふうにお聞きしました。その経緯をお示しいただきたいと思います。 223 ◯議長(倉持 守君) これより答弁を求めます。都市建設部長。              〔都市建設部長木村茂樹君登壇〕 224 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 水海道有料道路通勤時間帯無料措置の開始日を5月25日とした経緯につきましてお答えをさせていただきます。  水海道有料道路通勤時間帯無料措置事業につきましては、令和2年2月定例会議におきまして予算の議決を頂いた後、速やかに茨城県道路公社との協議に入っております。国土交通省の許可取得が4月中旬頃になるということで、許可取得後の4月下旬から1か月程度の周知看板の設置、広報紙への掲載などによる周知活動を実施し、5月25日月曜日から開始する予定で準備を進めてまいりました。このことにつきましては、4月17日付で議員の皆様に御報告をさせていただいたとおりでございます。  以上です。 225 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 226 ◯15番(岡野一男君) それでは、2点目の質問に入ります。  5月25日実施ということでありましたが、さらに延期になりました。この理由をお聞かせ願いたいと思います。 227 ◯議長(倉持 守君) 答弁を求めます。都市建設部長。 228 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 事業開始日を延期した理由についてお答えをさせていただきます。  4月16日に新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が全国を対象に発出されました。さらに、茨城県におきましては特定警戒都道府県の指定を受けました。それに伴いまして、不要不急の外出自粛が要請され、結果として鬼怒川を渡る3橋への車の流入も減少し、そのほか小中学校が休校となったことから、4月24日付で議員の皆様に御報告させていただいたとおり、5月25日の開始予定日を延期することといたしました。  以上です。 229 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 230 ◯15番(岡野一男君) ありがとうございます。いわゆるコロナ関連で状況が一変したといいますか、変わってきたということを考慮して延期をしたという内容でよろしいわけですね。  それでは、1と2に関連して質問いたします。  市では有料道路の利用者アンケートを行いました。1,857枚配布して回収は1,001枚、回収率は54%という報告を受けました。橋の利用者の多い順からで申し上げますと、常総市が27.3%、坂東市が21.7%、つくば市が18.4%となっております。予算案の提出の説明のときには、近隣の市町村長とは合意はできている、今後は事務方の協議に入っていくというふうな説明でございました。私はこの協議は整わず、不調になったためにこの事業の実施が延期になったのかなと思っておりました。今、これらのことも含めて御説明なさいましたが、近隣の市町村との協議の経緯と結果について説明していただきたいと思います。 231 ◯議長(倉持 守君) 都市建設部長。 232 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 御質問にお答えをさせていただきます。  議員おっしゃるとおり、坂東市との協議は進めております。常総市議会から坂東市議会への要望書を提出していただいたこともあり、6月の坂東市議会において補正予算等について審議をされると聞いておりますので、結果につきましては改めて迅速に報告をさせていただきたいと思います。 233 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 234 ◯15番(岡野一男君) ありがとうございます。利用者の多いつくば市については御協議をなされているのかお伺いいたします。 235 ◯議長(倉持 守君) 都市建設部長。 236 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えをいたします。  坂東市もそうでございますが、つくば市、つくばみらい市についても協議を進めていきたいところなんですが、コロナ禍の状況を踏まえて、現時点では実施をしておりません。自粛要請も解除されたということもありますので、今議会閉幕後には迅速に近隣市町村にも協力の要請をしていきたいと思います。  以上です。 237 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 238 ◯15番(岡野一男君) ということは、予算案の提出のときには近隣の市町村というのは坂東市だけの協議だということで理解してよろしいわけですね。 239 ◯議長(倉持 守君) 都市建設部長。 240 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 2月議会時点では坂東市だけでございます。  以上です。 241 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 242 ◯15番(岡野一男君) ありがとうございます。その坂東市も6月の補正予算の中で対応していくと、まだ結果は出ておりませんよね。これらのことを含めて、今後、議会は認めたんですから当然報告するということが必要になってくると思います。  3点目の質問に入っていきますけども、議会案件の速やかな実施、進捗状況の議会への報告、これは執行部の責任でございます、責務でございます。何か今までの経緯を見ていきますと、単に薄い報告だけでやって、こういう方向でやってきてこういうふうになったという具体的な説明はないような気がしてなりません。議会に対する責務というのを果たしているのかどうかお伺いいたします。 243 ◯議長(倉持 守君) 答弁を求めます。都市建設部長。 244 ◯都市建設部長(木村茂樹君) さきにお答えをさせていただいたとおり、水海道有料道路通勤時間帯無料措置事業につきましては、令和2年2月定例会議での議決後、速やかに茨城県道路公社との協議に入り、準備を進めてまいりました。その後、新型コロナウイルス感染症の影響による事業開始延期という結果になりましたが、議員の皆様にはその都度御報告をさせていただいております。5月14日に茨城県が緊急事態宣言の対象地域から外れたことを受け、小中学校の再開や経済活動が再開される見通しがついたことに加え、協賛企業や市民団体からも事業の開始を求める要望が寄せられていることから、現在、事業開始に向けて茨城県道路公社及び茨城県と協議を進めておりますことを5月18日の議員全員協議会にて皆様に御報告をさせていただいております。
     以上です。 245 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 246 ◯15番(岡野一男君) ありがとうございます。私の考えは広域連携です。こういう交通体系は広域連携で進めるべきというふうに考えているわけなんですが、執行部の皆さんのこれからの他市町村への対応というものを見守っていきたいというふうに感じます。  それでは、大きな3点目の質問に移りたいと思います。 247 ◯議長(倉持 守君) 質問を継続してください。 248 ◯15番(岡野一男君) 3点目の質問に入ります。道路交通円滑化基金についてであります。  私はこの質問に先立ちまして資料の請求をいたしました。頂いたんですが、昨日、資料の訂正の連絡が入りました。このことを加味しながら質問を行っていきたいと思います。  現在の基金の残高はどのくらいありますか。 249 ◯議長(倉持 守君) 答弁を求めます。都市建設部長。 250 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えをいたします。  道路交通円滑化基金の現在の積立金につきましては、5月18日の議員全員協議会で報告をいたしました金額から動きがございまして、積立額は現在629万円でございます。内訳としましては、工業懇話会16社から609万円、商工会11社から20万円になります。そのほか、入金はされておりませんが337万円のお申込みを頂いております。  以上です。 251 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 252 ◯15番(岡野一男君) ありがとうございます。現在の基金残高が629万ということでございます。この基金の開始日、個人法人別の件数と金額を教えていただきたいと思います。 253 ◯議長(倉持 守君) 都市建設部長。 254 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えいたします。  道路交通円滑化基金の受入れ開始日は、条例施行日の令和2年3月19日でございます。また、個人法人別の受付件数につきましては、個人が0件、法人35件になります。先ほども答弁させていただきましたが、既に入金されている件数は工業懇話会16社から609万円、商工会11社から20万円、現在申込みのみ頂いている額は、工業懇話会の4社から330万円、商工会4社から7万円になりまして総額では966万円でございます。  以上です。 255 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 256 ◯15番(岡野一男君) ありがとうございます。入金されていない金額ということもあるというお話ですが、あくまでも公会計としては入金された金額で当面やっていくのは本来の姿なのかなというふうに思います。ですから、私は629万という数字で対応していきたいというふうに考えております。  今、商工会の協力者が11社ということをお伺いいたしました。商工会、去年の会員数は1,500人と思いますね。そんなふうにお聞きしております。全体が1,500人、今回の篤志家の方が11社ということになっていまして、全体の割合は0.7%の方です。今年度開始する事業の基礎財源となるべきこの基金の件数、多いか少ないか、あるいは額が多いか少ないか、その点につきまして私は判断はできませんが、篤志家の皆様方には大変感謝をしているところでございます。現在、応募状況についての御感想、今後も継続してこの基金募集は行っていくのか、この点についてお尋ねをいたします。通行料金の徴収期間は30年ですよね。2020年8月まで通行料金はかかります。その先は全く無料ということになってきます。こういう背景がございますが、今後も継続してこの基金をやっていくのか、その辺のところをお伺いいたします。 257 ◯議長(倉持 守君) 都市建設部長。 258 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えをさせていただきます。  新年度に入りましてコロナ禍というような状況がございましたので、企業様向けには積極的な協力依頼は中断していたところでございますが、今後まだ協賛していただけない企業につきましても積極的にお願いをしてまいりたいというふうに考えております。事業につきましても、2月定例議会のときにも答弁させていただきましたが、目標としましては最終年度まで、当面の目標としまして3年間は実施していきたいというふうに考えております。  以上です。 259 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 260 ◯15番(岡野一男君) 当面実施していくというお話でございます。この協力者の皆さん方、例えば商工会という組織の中で0.7%の割合と思いますが、これらの数字につきましてはどんなふうに考えているのか、この辺のところは皆さんに御協力いただけるようにこれからもやっていくのかどうか、その辺のところをお聞かせ願いたいと思います。 261 ◯議長(倉持 守君) 都市建設部長。 262 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 商工会に加盟されている会員の中には、工業懇話会とか工場協会とかと重複している方もおりますので、そこら辺はもうちょっと精査をしながら御協力をいただけるように努力をしてまいりたいと思います。  それと、企業版ふるさと納税につきましても、この水海道有料道路時間帯無料措置の事業が内閣府の承認を得ましたので、今後は積極的にふるさと納税の活用についても、周知を図りながら御協力いただけるように事業を進めてまいりたいというふうに考えております。 263 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 264 ◯15番(岡野一男君) それでは、3点目の質問に移ります。  新型コロナウイルスで市民生活は大変疲弊をしております。事業の実施が現在のところありません。そのことを踏まえていけば、この基金は速やかに市民の方に返金するのが一番よいのかなというふうに思うところであります。いろいろな支援金、給付金、国、県、いろいろやってございます。国の特定定額給付金も今郵送による受付をやられていると思います。大変な回答といいますか返送率だと思いますが、このように市民生活は今厳しいところもございます。こういうことを考えていくのであれば、事業の実施がないのであれば速やかにこの基金は返金したらいいのかなというふうに思いますが、そのお考えはあるのかどうかお伺いいたします。 265 ◯議長(倉持 守君) 答弁を求めます。都市建設部長。 266 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えをさせていただきます。  茨城県が緊急事態宣言の対象地域から外れたことを受けまして、小中学校の再開や経済活動が再開される見通しがついたことに加え、協賛を頂いている企業からも事業の開始を求める要望が寄せられております。現在、事業実施に向けて茨城県道路公社及び茨城県と協議を進めておりますので、この基金も有効に活用できるものと考えております。  以上です。 267 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 268 ◯15番(岡野一男君) 時間がありません。最後に質問いたします。  この事業を4月から実施できませんでした。この事実について篤志家の皆さんには説明をされておりますか。給付された方々に対して4月から事業を実施していないので、その説明をされているのかどうか。 269 ◯議長(倉持 守君) 都市建設部長。 270 ◯都市建設部長(木村茂樹君) しております。 271 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 272 ◯15番(岡野一男君) しているんですか。している。はい、ありがとうございました。 273 ◯議長(倉持 守君) 答弁、はっきりお願いします。 274 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えいたします。  延期が決定して、速やかに協賛を頂いている企業を含め、工業懇話会加盟、工場協会加盟、商工会から基金を頂いている方も含めて、延期をさせていただきますというような通知は出させていただいております。 275 ◯議長(倉持 守君) この際、暫時休憩いたします。                 午後2時02分休憩   ─────────────────────────────────────                 午後2時12分再開 276 ◯議長(倉持 守君) 休憩前に引き続き会議を開きます。   ───────────────────────────────────── 277 ◯議長(倉持 守君) 一般質問を継続いたします。  次に、2番柳井真吾君。                〔2番柳井真吾君登壇〕 278 ◯2番(柳井真吾君) 皆様、こんにちは。議席番号2番、公明党の柳井真吾でございます。  初めに、このたびの新型コロナウイルス感染症によりましてお亡くなりになられた皆様の御冥福をお祈りいたしますとともに、感染された皆様の一日も早い御回復をお祈りいたします。また、医療従事者の皆様をはじめとする全てのエッセンシャルワーカーの皆様に感謝を申し上げます。  それでは、通告に従いまして、一つの大項目について一問一答方式で質問をさせていただきます。  まず、大項目であります新型コロナウイルス感染症に対する小中学校休校措置の対応と今後についてであります。このたびの新型コロナウイルス感染症においては、子どもたちの命を優先した安心安全な対応に感謝いたしております。そのような中で、学習の遅れが課題となっております。以上を踏まえ、佐藤議員の質問と重なる部分もあると思いますが、以下の項目について質問してまいりたいと思います。  一つ目の質問ですが、学校休校に際して、児童生徒に対し学習面ではどのような対応をしたかについてであります。2月27日、安倍首相から3月2日からの臨時休校要請があり、先週まで約3か月間臨時休校が続きました。児童生徒に対する学習機会の確保、また学びの保障は行政の責任だと考えます。そこで、この3か月間、市は児童生徒に対し、学習面においてはどのような対応をしたのかお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 279 ◯議長(倉持 守君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。教育長。             〔教育委員会教育長岡野克巳君登壇〕 280 ◯教育委員会教育長(岡野克巳君) 柳井議員の質問にお答えをいたします。  臨時休業期間中の児童生徒に対する学習面の対応についてでございますが、臨時休業中は登校日や家庭訪問等で、直接生徒に接しながら学習面について対応してまいりました。出題した課題は、登校日や家庭訪問時に回収し、担任や教科担当の教員がチェックを行い、あるいは別の言い方ですと添削、その子に合った添削を行い、児童生徒が振り返ることができるようにできるだけ行いました。回収した課題をチェックすることで児童生徒の苦手な内容を把握し、授業再開に向け、今後の指導に生かすように行ってまいりました。  以上でございます。 281 ◯議長(倉持 守君) 柳井真吾君。 282 ◯2番(柳井真吾君) ありがとうございます。課題の作成や家庭訪問など、感染予防や子どもたちの心のケアに気を遣いながら細やかな対応をしていただき、感謝いたします。子どもたちも家庭訪問で先生の顔が見られ、とても安心できたかと思います。また、行った課題の評価もしっかりしていただいたということで午前中の答弁でもありました。ありがとうございます。  ここで、再質問なんですが、この対応に対しまして保護者の反応や苦情などはありましたでしょうか、お伺いします。 283 ◯議長(倉持 守君) 指導課長。 284 ◯指導課長(青木 昇君) ただいまの御質問にお答えいたします。  保護者からの反応としましては、感謝のお言葉を聞くことも大変多かったんですが、一部苦情等につきまして4件ほどありました。中身につきましては、オンラインによる授業ができないのかというような要望が2件、オンラインスタディで使用するワークシートについて、家にはプリンターがないからどうにかならないかというような要望1件、児童生徒の個別の対応についてのお願いが1件、以上4件ありました。  以上でございます。 285 ◯議長(倉持 守君) 柳井真吾君。 286 ◯2番(柳井真吾君) 分かりました。ありがとうございます。おおむね保護者の皆様には御理解いただいたということが分かりました。苦情の面については、この後の質問にも関わってくると思います。  次に、二つ目の質問にまいります。  午前中の答弁にもありましたが、いばらきオンラインスタディなどの学習支援動画の配信というオンライン教育の話も出ました。自治体によっては、教師と児童生徒の双方向のやり取りができる本格的なオンライン教育が進んでいるところもあります。児童生徒の家庭のオンライン機器であるパソコンやタブレットなどの端末の保有率などの観点から考えて、常総市においてオンライン教育は可能かどうかをお伺いしたいと思います。 287 ◯議長(倉持 守君) 答弁を求めます。教育長。             〔教育委員会教育長岡野克巳君登壇〕 288 ◯教育委員会教育長(岡野克巳君) オンライン教育、あるいはネット環境に関わる教育と考えていいかと思いますが、お答えさせていただきます。  現在の時点では、オンライン教育について、ネット環境について一斉に行うことは非常に困難な状況でございます。学校のネット環境では、同時に全校生徒がネットにつなぐことのできる環境にはございません。また、パソコンの台数にも限りがあります。また、オンライン教育を行うために教職員のスキルの問題、これは操作だけではなくてオンラインの中で有効に学習を進めるという、授業の中身も含めてスキルの問題、さらに例えば小学校低学年の児童などは、保護者の支援がないと操作ができなかったりということで、リアルタイムのオンラインの学習は、そんなところにも困難があるという状況でございます。ただ、将来に向かって否定するわけではございません。現時点では、このような困難なハードルがございますという状況です。  以上です。 289 ◯議長(倉持 守君) 柳井真吾君。 290 ◯2番(柳井真吾君) ありがとうございます。オンライン教育を行うには課題が多いということが分かりました。  ここで、再質問なんですが、児童生徒の家庭のネット環境の調査アンケートということで取ったと伺ったんですけども、その結果についてお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 291 ◯議長(倉持 守君) 指導課長。 292 ◯指導課長(青木 昇君) ただいまの御質問にお答えいたします。  いばらきオンラインスタディで視聴できた児童生徒の割合ですけれども、小学校で68.9%、中学校で51.2%というふうな割合で行いました。オンラインスタディを実施した成果としましては、家庭でも学習を効果的に進めることができた、自分のペースで繰返しの学習ができるというのが効果的だった、保護者の学習に対する不安が和らいだというふうな声が上がりました。一方、課題としましては、ネット環境が家庭によって差がある、自分で取り組むことができない児童生徒への指導が難しい、また一人一人の理解度を教師側が把握することが少し難しいという御意見がありました。  以上でございます。 293 ◯議長(倉持 守君) 柳井真吾君。 294 ◯2番(柳井真吾君) 分かりました。ありがとうございます。調査の結果から、オンライン環境のない家庭がまだまだ多いなということを感じました。様々課題をクリアしなければ我が市では児童生徒全員のオンライン教育を可能にすることはできないということになります。  この課題をクリアするために三つ目の質問にまいりますが、今のコロナ禍の中でいつ第2波が来るかも分からない、また水害や地震などの災害でいつ学校に通えなくなるかも分かりません。いつ災害が来るか分からない状況でデジタル化は待ったなしであります。昨年8月定例会でも私は質問させていただきましたが、児童生徒1人1台の端末の整備、学校、各家庭のネット環境の整備が必要です。ICT教育環境、オンライン教育環境の整備に向けての市の考えをお伺いします。よろしくお願いします。 295 ◯議長(倉持 守君) 答弁を求めます。教育部長。             〔教育委員会教育部長飯村順子君登壇〕 296 ◯教育委員会教育部長(飯村順子君) ただいまの御質問にお答えいたします。  現在の学習指導要領では、各学校においてコンピュータや情報通信ネットワークなどの情報手段を活用するために必要な環境を整え、これらの適切に活用した学習活動の充実を図ることが明記されております。文部科学省では、昨年1人1台のコンピュータ端末及びそれに対応した高速大容量のネットワーク整備を柱とし、子どもたちを誰一人取り残すことのない個別最適化された学びを実現するGIGAスクール構想を打ち出し、ICT環境の整備を推進することとしております。さらには、新型コロナウイルス感染拡大を受けて編成された国の令和2年度補正予算においても、その予定、スケジュールを前倒しして、早急に実現するための予算が計上されたところでございます。情報活用能力は、子どもたちが豊かな創造性を備え、未来社会の作り手として参画していくために大切な能力であり、その育成のため1人1台環境やネットワーク設備などのICT環境整備は必要不可欠なものでありまして、GIGAスクール補助金や地方創生臨時交付金を活用しまして整備を推進してまいりたいと思っております。  以上でございます。 297 ◯議長(倉持 守君) 柳井真吾君。 298 ◯2番(柳井真吾君) ありがとうございます。整備を推進していきたいという言葉は昨年8月の定例会でも伺いました。今は悠長なことを言っているときではないと考えます。もういち早く補助金や交付金を待たずに整備を始めた自治体もあります。常総市は具体的に整備をいつ始めるんですか。いつ始めるのか具体的にお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
    299 ◯議長(倉持 守君) 学校教育課長。 300 ◯学校教育課長(西村 聡君) GIGAスクールの1人1台の端末のということにつきまして、いつ整備を始めるかという御質問に対してお答えをさせていただきたいと存じます。  先ほどの教育部長の答弁にもございましたように、国の令和2年度の補正予算を受けて、去る5月11日に文部科学省からGIGAスクールの1人1台の端末、あるいは校内ネットワークの整備につきましての説明会が行われたところでございます。こちらで補助金の内容、どういうふうに整備していくのかということにつきまして、地方創生の臨時交付金の活用を併せた検討につきまして案内がございました。常総市としましては、茨城県から既にその調査というものが参っておりまして、そちらに整備する内容の予定をお伝えしたところでございます。さらに茨城県で調整をしまして、県内の市町村によりまして端末の整備を共同で行うというような共同調達の考え方も現在発生しており、これも近日中に説明会が行われる予定となっております。常総市としましては、今年度中にエントリーを進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 301 ◯議長(倉持 守君) 柳井真吾君。 302 ◯2番(柳井真吾君) 御答弁ありがとうございます。オンラインの整備は、今後全国的に始まると思います。早く始めないと、発注していかないと整備が遅れるのは見えております。一日も早く、先ほど県との検討等もありましたけども、一日も早く的確な予算を組んでいただいて、一日も早い実行をお願いしたいと思います。  次に、四つ目の質問にまいります。今後の小中学校教育課程の見通しについてであります。  3か月の休校で3か月分教育課程、教育計画が遅れてしまっております。今後の見通しについてお伺いいたします。 303 ◯議長(倉持 守君) 答弁を求めます。教育長。             〔教育委員会教育長岡野克巳君登壇〕 304 ◯教育委員会教育長(岡野克巳君) 今後の小中学校の教育課程の見通しについてですが、時数等につきましては、佐藤議員のときにお答えしたとおりでございますので、中身について若干触れたいと思います。  学校行事等の精選、学年行事等の精選、各教科において指導の順序や内容、計画の見直し、さらには内容の中止、現時点でプールの指導は今年度はやらない決定をしております。この理由としましては、更衣のときの3密、あるいはプールの中でのコロナの対策だけではなく、今の状況で校医による健康診断を行われていない、こんなことも含めてプールの内容は今年度は中止ということになっております。これは、学習指導要領上では2年まとめて対応することも可能というのもあって、全く違反した中止ではございませんので、そういう意味で限られた時間を有効に使うということで考えていきたいと思っております。  以上です。 305 ◯議長(倉持 守君) 柳井真吾君。 306 ◯2番(柳井真吾君) ありがとうございます。限られた時間ということで、子どもたちが生き生きと学習できる指導計画の見直しをお願いしたいと思います。午前中の佐藤議員の質問の答弁にもあったんですけども、夏休みを短縮という部分でありました。2週間程度に夏休みをするということでありました。早めに決定をしていただいて、保護者には通達をしていただければなと思います。ほかにも冬休みの短縮とか、1日7時間、1こま45分を40分にして1日7時間授業にしていただくとか、いろいろな方策はあると思います。なるべく子どもたちにとっても夏休み等を減らさないような方策もできるのではないかなと考えております。いろいろ検討していただいて、児童生徒にとってベストな方向での見直しをお願いしたいと思います。  最後に五つ目の質問にまいります。今後の中学部活動についてであります。  生徒にとって、部活動はふだんの授業や生活では経験できない大事なものを学ぶ貴重な場だと考えております。私は、中学校のときはハンドボール部だったんですけども、顧問はここにおられる岡野教育長だったんですが、本当にたくさんの大切なことを学ばせていただきました。本当に部活動は子どもたちにとって大事なことだと考えております。特に3年生にとっては、中学校最後の集大成として目標を持って頑張ってきたことと思います。ところが、このコロナ禍で部活動ができないということになりました。学校は再開しましたが、今後の部活動はどうなるのか、大会などは開催するのかについてお伺いいたします。 307 ◯議長(倉持 守君) 答弁を求めます。教育長。             〔教育委員会教育長岡野克巳君登壇〕 308 ◯教育委員会教育長(岡野克巳君) 柳井議員の質問にお答えいたします。  部活動の担う役割、意義、これは本当に今、柳委員がおっしゃったとおり、たくさんの重要なものがあると考えております。しかしながら、現在の状況をお伝えしますと、スポーツ関係でいいますと、中学生の県民総合体育大会、もっと大きなものは全国大会、関東大会、県民総合体育大会、この地域でいいますと県西大会、全て中止が決定しております。同じように市内大会も、現在はやれる状況にはない状況にございます。これは、コロナウイルスの感染への予防だけでなく、今の状況でスポーツ、運動での試合を行うことが生徒への危険、けがという観点からもやむを得ない状況かなと考えます。また、文化部に関しても、例えば吹奏楽コンクールの中止等も同様に決定しております。  そこで、常総市としましては、生徒にとってどうあるべきか、感染症のリスクとかけがとかを考えればやらないという判断で済む、これはやむを得ないかと思うんですけども、その代わり、部活動の思い入れ、あるいはここまで積み重ねてきた努力を生徒にとってどうあるべきかということを考えて、可能な限りの代替案も現在、体育連盟等とも相談しながら考えを進めているところでございます。  以上です。 309 ◯議長(倉持 守君) 柳井真吾君。 310 ◯2番(柳井真吾君) ありがとうございます。今後の大会は中止が決定ということで、3年生はもう引退ということになってしまうのか。それでは、これまで頑張ってきた3年生が非常にかわいそうです。全ての部活において3年生の活躍する場、集大成の場をつくっていただきたいと思います。先ほど教育長の答弁にもありました、つくる方向で考えていくということでありましたので安心しました。高校野球のニュースでも話題になりましたが、茨城県高野連は代替大会の実施を決定しました。同じように、中学校とか小学校でクラブ活動をやっている子もいると思います。代替大会の検討を何とか考えていただきたいと思います。  特に、常総市は昨年国体でハンドボール会場となり、ハンドボールにおいては最高の施設環境が整っておりますので、中学校だけでなく高校や小学校などの代替大会の開催に向け、先頭に立って頑張っていただきたいなと思っております。  まだ時間もございますので、最後に市長に二つお伺いをしたいと思います。  一つ目は、予算に関わることですのでオンライン教育環境の整備について、二つ目に市長は茨城県ハンドボール協会の副会長でもありますし、また学生時代は剣道もやっていらっしゃったということで聞いております。部活動について、代替大会の開催についてということで市長としての考えをお聞かせください。よろしく願いします。 311 ◯議長(倉持 守君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 312 ◯市長(神達岳志君) 柳井議員の御質問にお答えをさせていただきます。  1点目、GIGAスクール構想オンラインに関してでございますけども、これは私も今、全国青年市長会の市長の皆さんとオンラインでつながって会議をやったり、ミーティングをやったり、LINEのやり取りをしています。各市の首長の皆さんも、単純に1人1台タブレットは時代の流れで一日も早く、これを常総市はやると決めていますけども、これだけの話でなくて、教育の在り方の根本がここからは問われるだろうという議論をしています。今までは、もちろん教育というのは対面教育ということがありました。対面でないとコミュニケーションが取れないということがありましたけども、対面でない場合には電話になってしまいますけども、電話では表情が分からない、目の輝きが分からない。ただ、現在はオンラインということで表情もつかめる、唯一は触れられないだけという部分で、コミュニケーションの在り方も含めて変わってくるだろう。ということは、教育の在り方も含めて、現在議論になっている9月入学説も含めて様々な議論をしているところです。  逆に、これまでの歴史を考えると、日本の教育も社会も、こういった外圧であったり、感染症だったり、様々な苦難を乗り越えて新しい知恵やアイディアというものが創出をされて復興してきたという事実もございます。必ずこれも乗り越えられると確信しておりますし、その最低限のレベルとして、これからはオンライン、1人1台タブレット、ICT教育、こういうものは必須になってくると思いますので、常総市としても一日も早く整備を進めていく所存でございます。  また、部活動に関しては、私も小学校のときに剣道主将、中学のときにも水海道西中学剣道部主将、高校も剣道をやっていました。部活動から学んだこと、今でも生き続けていることというものもたくさんございますし、恩師もいまだにずっと応援をしていただいておりますし、死ぬまで恩師は恩師だと思っておりますし、今でも御指導いただくことがたくさんございます。  そういう中で、私も小学校、中学校、高校と県大会、関東大会、全国大会を経験していますけども、本当に小学校6年生、中学校3年生がかわいそうでなりません。そこを目標にずっと小さい頃から苦しい練習を積み重ねてきた、その大会が目の前にしてなくなったという、本当に悲しさ、つらさ、それは共感をしているところでございます。市としても、教育長と相談をしながら、何らかの形で小学校6年生、中学校3年生、こういった皆さん、部活動を頑張っていただいた皆さんを、心の支えも含めて、できる施策、手段、そういった代替案、これを検討していきたいというふうに思います。  以上です。 313 ◯議長(倉持 守君) 柳井真吾君。 314 ◯2番(柳井真吾君) 前向きな御答弁ありがとうございました。未来の常総市の宝である子どもたちです。コロナ禍で苦労している子どもたちのために、これまで当市は様々な施策を行ってまいりました。子どもたちが笑顔であれば、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんも笑顔になります。今後も、市民の皆様が笑顔になれるような、今まで以上の施策を考えていただきたい。  市長は、第2期常総市子ども・子育て支援事業計画の、はじめにの中で、常総市で育った子どもたちが本市で生活する喜びを感じることができるよう、総合的かつ計画的に施策を推進してまいりますと書いております。今後も、子どもたちが生活する喜びを感じることができる施策を実行していただきたいと意見を申し上げ、私の一般質問を終わります。御答弁、ありがとうございました。 315 ◯議長(倉持 守君) この際、暫時休憩いたします。                 午後2時40分休憩   ─────────────────────────────────────                 午後3時02分再開 316 ◯議長(倉持 守君) 休憩前に引き続き会議を開きます。   ───────────────────────────────────── 317 ◯議長(倉持 守君) 一般質問を継続いたします。  次に、8番関 優嗣君。                〔8番関 優嗣君登壇〕 318 ◯8番(関 優嗣君) 皆さん、こんにちは。8番関 優嗣でございます。  まず、質問に入る前に、今回の新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられました方々に哀悼の意を表するとともに、御遺族の方々には心よりお悔やみを申し上げます。また、今もなお回復を目指し、闘っておられる方々に心よりお見舞いを申し上げます。さらには、新型コロナウイルス感染症に関わる最前線で御尽力を頂いております多くの方々に対し、深く感謝と敬意を表したいと思います。  それでは、質問に入らせていただきます。  今回は、大きく二つの質問をさせていただきますのでよろしくお願いいたします。  まず、大項目一つ目です。冒頭にも述べたように、昨今、日本国内に限らず世界的に猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症感染拡大防止の観点から、今までに前例のない臨時休校90日にも及ぶ休校措置が取られました。それも昨日6月1日より通常登校が再開されましたが、長期的な休校により様々な心配をされる要因が出てきております。学習の遅れ、また学力の低下なども懸念されているかと思います。そこで、私はそこに焦点を当てて質問をしたいと思います。  今回のように、登校ができないような事案が発生し、在宅を余儀なくされた場合、いかに効率的に学習を進める方法はないかと思ったとき、今回も行った事例があると耳にもしましたし、午前中の佐藤議員の質問の答弁にもありましたように、ウェブによる授業、またその環境がない、整っていないお子様たちに対してのDVDの配布をしたりと、代替授業とまでは言わないまでも、子どもたちの様子を把握する、健康状態を把握するすべとして有効に行われたという御報告を受けました。  そこで出てきたのが、これまでの質問や答弁にもありましたようにGIGAスクール構想です。なかなか聞き慣れない言葉ですが、これは昨年の12月に文部科学省から提示されたICT教育を加速、充実させることで、子どもたちがSociety5.0と呼ばれる高度に情報化した未来社会を生き抜く力を育むことを目的とした構想です。具体的な内容としては、令和2年度までに全国の小中高校、また特別支援学校における高速大容量ネットワークの整備、また令和5年度までには全国の小中学校における1人1台パソコン端末整備を実現しようとするものです。この構想が提示される前から、一部の先進的な地域や学校では取り組まれているということを耳にはしていましたが、それ以外ではなかなか進んでいない現状なのではないかという認識もしていました。幸いにも、先頃、国においてGIGAスクール構想の加速による学びの保障と掲げた令和2年度補正予算が組まれたところでもあり、様々な条件下で教育格差が生じることのないよう、この予算を有効に活用していくべきと考えます。  そこで、当市におけるGIGAスクール構想に対する認識と、今後についてお聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いいたします。 319 ◯議長(倉持 守君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。教育部長。             〔教育委員会教育部長飯村順子君登壇〕 320 ◯教育委員会教育部長(飯村順子君) GIGAスクール構想につきましては、全児童生徒1人1台端末が基礎となるわけでございますが、現在、当市の児童生徒用コンピュータの設置状況は、小中学校全体で764台であります。児童生徒6人に1台という状況でございます。1人1台の整備にはあと3,900台の整備が必要であり、相当な費用が見込まれます。しかし、本市に学ぶ児童生徒に情報活用能力を身に付けてもらい、将来の日本を担うかけがえのない人材として成長していくため、この整備は必須でございますので、先ほども申し上げましたとおり、教育委員会といたしましては、今回の国の補助金及び地方創生臨時交付金の活用を図りながら進めていきたいと考えております。  以上でございます。 321 ◯議長(倉持 守君) 関 優嗣君。 322 ◯8番(関 優嗣君) 認識と今後についてということについては大まかに分かりました。それでは、少し細かい部分についてお聞きしたいと思います。  今回、国の予算にはこの辺も含まれているようですが、現在、市内の小中学校におけるネットワーク環境というのは、この事業によって1人1台端末を整備した場合に、いざ使いますと言って全員が同時に使った場合、対応できるだけの能力整備がされているのか、環境についてお聞かせください。 323 ◯議長(倉持 守君) 学校教育課長。 324 ◯学校教育課長(西村 聡君) それでは、今、御質問を頂戴いたしました校内のネットワークについて御説明をさせていただきたいと存じます。  まず、今、議員のほうでおっしゃったような形で、校内で1人1台の端末機を使うといった場合に、現状のままでは校内のネットワークの容量が足りずに、全員が接続を一度に一斉にすることはできません。そういうことでございますので改修する必要がございます。この改修に当たっては、1人1台の端末の整備事業に対する国の補助事業というのがございますので、1人1台端末の使用を可能とする校内ネットワークの整備を補助金を使って導入するには条件というふうにもなってございます。そういうことでございますので、ネットワークの整備と1人1台の端末、これをセットで補助を受ける仕組みとなっていますことから、当教育委員会といたしましてもネットワーク整備の補助金も活用しながら、GIGAスクール構想を進めてまいるという考えでございます。  以上でございます。 325 ◯議長(倉持 守君) 関 優嗣君。 326 ◯8番(関 優嗣君) 学校の環境というのは、この事業によって補助を受けながら整備を整えられるということですが、実際、今回のコロナウイルス感染症によっての長期休校といった場合に、今現在でも東京で大分感染者が出たというような発表も現にされているようでございます。当然、これは第2波というものを懸念しなければならないと思いますし、対岸の火事ではなく、茨城、我が常総市にもいつ起こり得るか分からないということからすれば、学校にまた通えないという、休校措置を取らなければならないというような事態が起こり得る可能性も考えた上で質問させていただきます。  今回もDVDを配布する、またウェブでといった場合に、御父兄の方からの御意見等もあったというお話を先ほどお聞きしました。今回の場合、教育委員会ではそれを想定して貸出しのできるようなパソコンを準備していただいたというようなことをお聞きしていましたが、実際パソコンを貸し出したとしても、ネットにつながる環境がないというお宅もあるのかなと。そういった場合に、もう一歩詰めた形での支援というものが必要になるのかなと。様々な環境の下いる児童生徒に本当に平等に、同じような条件で教育を受けさせてあげたいという思いからすれば、その辺についての対応、対策についてはどのようなものを想定していらっしゃるのかお聞かせください。 327 ◯議長(倉持 守君) 学校教育課長。 328 ◯学校教育課長(西村 聡君) それでは、今、御質問を頂戴いたしました御家庭にインターネット環境がないお子様についての対応を含めて、今現在考えている教育委員会としての対応をお答えさせていただきたいと思います。  まず、御家庭にインターネットの環境が整っていない方に対する対策としては、モバイルルーターを貸与することが方策としては考えられます。ただ、これにつきましても、確かに令和2年度の国の補正予算で計上された補助金のメニューにも掲げられているところでございますが、この補助要件としましては、あくまでもインターネット環境を整えることが困難な御家庭、経済的に困難な御家庭というところを対象としているものでございます。そういうこともありますので、モバイルルーターを貸与していくということになりますと、貸与対象者の線引きというところも悩ましいところでございますし、毎月の通信費につきましては市の負担ということになってまいります。その辺の費用的な課題もございます。ただし、1人1台の端末が児童生徒の手元に配られれば、今まで行ってきたようなDVDを配布するということではなくて、1人1台の端末にオンラインの授業の動画をダウンロードするなどして家庭に持ち帰るというようなことも可能性として出てまいります。こういうこともございますので、なかなか全ての御家庭にインターネット環境を100%そろえるというのは早急には難しいというふうには考えておりますが、インターネット環境がある御家庭にはオンラインで使用していただく、また環境が整ってない御家庭には端末機、あるいは外部記憶媒体、そういうものに動画をダウンロードして持ち帰っていただいて御家庭で勉強していただくというような二本立てという形で今後対応していけるのではないかなというふうに考えている次第です。  以上です。 329 ◯議長(倉持 守君) 関 優嗣君。 330 ◯8番(関 優嗣君) やはりネット環境を全てに整えるというのはかなりハードルの高い課題であるのかなということが今の答弁の中でも分かりました。しかし、今回の事業で1人1台の端末を配布する、処理してもらうことができるようになれば、学校のネット環境さえ整えば、今答弁にあったように、媒体の中にデータをダウンロードして持ち帰ることで、自宅にネット環境がなくても同じように動画を見ながら学習に取り組むことができるという、まず一つのハードルをクリアして子どもたちにより良い環境を与えられるということにつながるのかなと思います。  また、今の答弁の中にもありましたように、万が一モバイルルーター等の貸出しというものを行う場合に、通信費用は市が負担をするということでしたが、IT機器、どのようなものを例えてもそうなんですが、ものには寿命がありますし、ましてやIT機器となれば物すごくその進歩進化も速く、本当に数年で機能が劣った錯覚を起こしてしまうようなスピード感のある発展を遂げている分野でもあります。当然、貸出しをするもの以外も含めて、学校のネット環境の通信費、時期が来て機器の入替え、更新をしなければならないというタイミングも早いか遅いか必ず来るとは思います。答弁にもあったように、物すごい数の端末機を入れるとなると、一気に入れ替える、今回の国から頂いた予算の中には、当然そこまでの部分は含まれないということは重々承知ではありますが、そうなった場合、今度は市で計画的に入替えも想定した予算ぐりというものも考えていかなければならないのかなと思うのです。大体でいいんですけども、年間のランニング的な予算、入れ替えるとなったときのサイクル的なもの、今現時点で想定できているのであればちょっと参考までに教えていただきたいと思います。 331 ◯議長(倉持 守君) 学校教育課長。 332 ◯学校教育課長(西村 聡君) 今、御質問を頂きました1人1台の端末、ネットワーク等につきましての大体の予算、ランニングコストということなんですが、端末につきましては、先ほど申し上げましたように、国の補助金をまず最初の導入時は活用して入れていくという方向で、今、調整をしているところでございます。  そのような中、端末をそろえていくに当たって二つ考え方がありまして、まずは一つは買取り、もう一つはリースという形を考えております。端末の場合に買取り、あるいはリースどちらにしろ、今回、国の補助金を使うに当たっては1台の端末4万5,000円を上限といたしまして補助をしてくれるということなんですけれども、どちらも一括で国では端末の業者に支払いをしていくという形になるということでございます。常総市がリースをもし選択した場合であっても、年間どのぐらい割っていって毎年どのぐらいずつ払っていくかとかという状況にはならないような状態でございます。ただ、補助の対象外の部分、ソフトの部分、設定費用の部分につきましては、リースということになると年間の契約で進めていくと考えるところなんですが、まだそこの部分についての年間の費用というのは算出していない状況でございます。  2点目、どのぐらいのサイクルで考えているのかという御質問につきましては、機器のリースのサイクル、買取りの場合のサイクルでございましても、5年から10年という形が通常ではないかと。リースにつきましては、特に5年程度のサイクルでリースを行っているということが多いかと思います。これにつきまして、先ほど別の御答弁でお話申し上げたところなんですが、近日、茨城県で共同調達をやっていこうというような動きがございまして説明会が予定されております。共同調達に手を挙げる自治体、市町村につきましては、一緒に相談をしていくということになるかと思いますので、買取りがいいのか、リースがいいのかということにつきましても情報を交換しながら、常総市はどちらが得策なのかということについては検討をしていくというふうに考えております。ただし、費用というのは一気にこれだけの台数を全て更新するというのは、議員おっしゃるように非常に高額な費用がかかりますので、分散を図りながら年次計画的に更新できる方法というのを検討していきたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 333 ◯議長(倉持 守君) 関 優嗣君。 334 ◯8番(関 優嗣君) まさにそのとおりで、通信速度とか様々な部分も年を追うごとに変わってきて、よりよい環境というものをどうしても欲しがるというか、使う側の欲もあると思いますので簡単なものではないと思います。年次的に更新も計画をしながらということですので、ぜひそのような形で進めていっていただいて、同じものを利用する、購入するに当たっては共同購入が当然得な部分というのもあるでしょうから、その辺は同じように同じ時期で事業に取り組もうとしている行政同士でうまく連携を取りながら、よりよい形での導入というものに入っていただきたいと思います。  ここまでは、導入に当たっての機器についての質問をさせていただいたんですが、それではそこで導入をして機器がそろいました。しかし、それを使う側にも知識と経験も当然必要となってくるのかなと。今、普通の実社会の中でも、パソコンとかITの分野にたけている方もいればアナログに近い携帯で、俺はそれで何も不自由ないんだよと言って過ごされている方もいらっしゃると思います。これは教育現場においても同じだと思います。一概には言えないと思いますが、年代的なものも多少なりとも影響されるのかなと。同じように機器が整備され、子どもたちはもう興味津々、わくわくしながらどんなことをこれでやれるのかなと楽しみにしている中、隣の教室では物すごく有意義な活用をしているのに、何でこの教室はちょっとしか触る時間がなくて、ただプリントとか配られて同じでと、そこで格差が出てしまっては、せっかくのすばらしい事業によって整備されたものを有効活用できないというのはとても残念なことになってしまうと思います。となると、教員側というか指導に当たる側がしっかりと利用方法、活用方法というものを学び、身に付けるということも、今から計画的に進めていくのではないのか、もう既に整っていますということは恐らくないのではないかなと思うのですが、環境整備後に活用と指導をどのような形で進めていくのか。その辺についてもお聞かせ願えればと思います。 335 ◯議長(倉持 守君) 指導課長。 336 ◯指導課長(青木 昇君) それでは、御質問にお答えしたいと思います。  確かにGIGAスクール構想によりまして、将来の教材、授業の中身、指導法についても大きく変化することが考えられます。例えば、現在、デジタルの教科書などを使って授業をしているんですが、もし1人1台ずつというようなことであれば、ICTを活用した学習活動がさらに深く進められるようになるのかなということを考えています。具体的には、教師が子どもたちの回答をその場で確認し、今まで一人一人歩きながら丸付けしていたりしていたんですが、同時にその場で一気に確認することができて、習熟度をチェックしながら授業の速度を調整したり、理解できる子どもたちが少ない場面においては、重点的にこんなことやったらというような個人的な重点的な補習を行ったりすることができるようになると考えられています。本年度から、実際にプログラミング教育というものが始まりまして、プログラミング教育に関しての教職員の研修なども現在進められているところです。こういったような効果につきましても、さらに大きく期待できるのかなというふうに考えております。  また、今回の新型コロナウイルス感染症予防対策として実施したオンラインホームルームでも、1人1台端末というものが実現すれば、誰も取り残されずにオンラインの中で確認ができたのかなということも予想されています。  よろしくお願いいたします。 337 ◯議長(倉持 守君) 関 優嗣君。 338 ◯8番(関 優嗣君) この事業が進むにつれて、とても有効な楽しみの大きい事業であるということが今の答弁からも分かるのかなと。取り残されることのない、全てが足並みをそろえてというのは難しいかもしれないですけども、弱点を早い段階から洗い出すことができたりということも生きてくるのかなと思います。  また、今回のコロナウイルスによって、実際働いている親の生活体系というものもさま変わりをした部分があるのかなと。テレワーク、在宅勤務というようなこともありましたように、先ほどちょっととあるところで立ち話をした中の一つを例えに出しますと、お仕事をしていて学校の授業参観にお休みを取って帰って来なければならないというその時間を、今、コロナ禍の中で、それこそウェブで自宅にいながら知り合い、友達とつながって飲み会をしているなどということも今回の大変な中で取り上げられた、ちょっと明るい話題の一つでもあったかと思うんですが、授業参観をウェブでできるとなれば、親御さんたちがわざわざ午後休みを取って来なくてもいい。例えば、30分、1時間の休憩時間を本来の休憩時間からちょっとずらして今日取らせてくださいという職場での配慮をいただければ、わざわざ帰って来なくてもそこで授業参観ができてしまうなどというスタイルも今後取っていける、広げていけばどんどん広がっていく未知数な事業ではないかなと思います。そのためにも、使う側がしっかりと研修を積んで、どこまででも広がる有効な活用を十分に活用しながら、子どもたちと接し、また家庭とも接し、さらには地域とも接するというような壮大な事業になっていくんじゃないかなと思います。  また、GIGAスクール構想とはちょっと分野がかけ離れてしまうかもしれませんが、いろいろな場面で常総市は神達市長が掲げる防災先進都市ということを踏まえますと、例えば有事の際、災害が起きて避難所に指定されている施設にしっかりとしたネット環境を整備することで、ペーパーを配る、広報車で広報をして歩くということが非常に困難なときに、避難所でスマートフォンを持っていれば、タブレットを持っていれば、行政側から発信する情報をしっかりと取れる、または様々ほかの情報を取りながら、今後をどうしていくべきなのか、災害に立ち向かっていく姿勢というものの中で情報を有効に取りながら、復旧復興に向かっていけるという形も取っていけるのではないかなと。これは、今回の避難所という部分はGIGAスクールとは違いますけども、指定されている施設に学校というものが多いと思うんですね、避難所に指定されている施設は。学校からちょっと違う部分での施設というものも当然避難所になっていますが、そこはそこでまた、今回の内容とは違いますが、整えていくことで市民の安心安全、防災先進都市、防災に強いという部分で打ち出していける事業になるんではないかなと思います。本当に一石二鳥どころではない部分まで波及する事業なのではないかなと思います。  今回の質問で、もう既に動き出していただいて、様々な情報を取っていただいて、導入に向けて積極的に取り組んでいただいているということが分かりましたので、さらにこの辺を熟知させながら進めていっていただきたいと思います。私たちもそれに後押しができるような形でぜひ協力をさせていただきたいと思いますので、何としてでもこれを早期に、期日はあると思いますが、少しでもそれを早く整備して、いかにスピーディーに有効活用できる環境を整えるかということに尽力をしていただければと思いますので、今後とも引き続きよろしくお願いいたします。大項目については、以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 339 ◯議長(倉持 守君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の入替えをお願いします。  関 優嗣君、質問を継続してください。 340 ◯8番(関 優嗣君) それでは、大項目の2番、出前・テイクアウト推進事業についてということで質問させていただきます。  これも、今回の新型コロナウイルス感染症拡大防止のために、外出自粛要請によって飲食店での人の流れを一時的に止めて感染拡大を阻止する策としてお店での会食を控えるように、外出自体を自粛しなさいということですのでお店に行けないという状況が発生しました。じゃどうするのか、お店もお客さんが来てもらえない、売上げがなければ当然事業の継続は難しいわけで、そこで事業者が様々考えた中の一つとして出前、テイクアウトという分野に関して、当市も御存じのように一緒になって取り組んできた経緯があります。この事業については、本当に多くの方から称賛の声を耳にしました。ただ、今回、商工会に加入している飲食店というくくりの中で行った事業ではありますが、実際のところは飲食店だけではなく、そのほかの事業者に対しても効果があったものではないかなと思います。
     そうした中で、まず最初に確認させていただきたいのが、今回の事業の今現時点での進捗状況、各店舗の進み具合というものが分かれば教えてください。 341 ◯議長(倉持 守君) これより答弁を求めます。産業振興部長。              〔産業振興部長小島裕治君登壇〕 342 ◯産業振興部長(小島裕治君) 関議員の一つ目の質問についてお答えいたします。  事業の進捗状況ということで、当事業は新型コロナウイルス感染症により、不要不急の外出の自粛要請がなされ、思うように買物や外食ができない状況を勘案し、出前、もしくはテイクアウトを利用してもらうことで感染リスクの軽減を図るものです。また、販売価格の一部を市が補助することにより、商品を通常より安く提供することで市民の消費喚起も図られております。4月23日からスタートし、当初は70事業者程度の参加を見込んでおりましたが、6月1日現在で83事業者の参加を頂いております。当事業は、議員おっしゃられたとおり、大変好評を頂いており、補助金の上限となった店舗も相当数出てきております。5月14日に茨城県の緊急事態宣言が解除されましたが、今後も自粛傾向は続くものと考えており、感染防止と消費喚起を促すためには、間を置かずに速やかに切れ目なく実施することが効果を確保できると認識しております。  第2弾としまして、5月18日の随時会議において補正予算の議決を頂いておりますが、1事業者当たり30万円の補助金をさらに30万円上乗せし、また期間も当初8月31日までを12月28日までと延長いたしました。  以上でございます。 343 ◯議長(倉持 守君) 関 優嗣君。 344 ◯8番(関 優嗣君) 当初70事業者を予定していたということでしたが、実際のところはそれを上回る、さらに商工会に入会をしていただいて本事業に参加していただいた事業者も含めると83ということです。数もそうですが、お伺いしたところによると、この事業を発表したと同時に多方面からの問合せ等も数多く来たということでしたが、参考までにどの程度、どの辺の地域からの問合せがあったのか教えてください。 345 ◯議長(倉持 守君) 商工観光課長。 346 ◯商工観光課長(古谷 篤君) お答えいたします。  他市町村からこの事業に関する問合せがあった件数ですけれども、19件ありました。県内が11件、県外が8件で、県外ですと鳥取とか、南は九州のほうまで、あちこちから問合せがありました。そのうち、当市と同様の事業展開をしているというところを調べましたところ4件ありまして、県内が2件、県外が2件、同じような事業を実施しているというのを確認しております。  以上です。 347 ◯議長(倉持 守君) 関 優嗣君。 348 ◯8番(関 優嗣君) 県内近隣だけではなく、遠方からも問合せがあったということで、今回のコロナ禍の中で模索する事業者たちが様々な取組をしようとしている中でも、先行して常総市が行った事業がいかにすばらしいものだったか、また興味深いものだったかというのがこの数で表されているのではないかなと思います。冒頭にも述べさせていただきましたが、今回、この事業に参加した店舗のみではなくて、それ以外の部分での経済効果というものはどの程度あったのか、分かる範囲でありましたら教えていただきたいと思います。 349 ◯議長(倉持 守君) 産業振興部長。 350 ◯産業振興部長(小島裕治君) 二つ目の質問ということでお答えいたします。  当事業では、出前やテイクアウトにより商品を提供した場合、販売価格の2分の1かつ300円を上限に市が補助するもので、市民の皆様にとっては通常の価格より安く食べられ、この事業により感染防止はもとより、消費喚起や外出できない市民の方々の不満解消を打破できたものではないかと考えております。また、市民からは、こんなお店もあったのか、安く買え、利用しやすいと喜びの声や、事業者からは、本当に助かった、通常の売上げより多くなった、また新しいお客さんが来てくれたと感謝の声も届いております。その他、事業者の商品の食材等の調達によるスーパー、小売店、生産農家等、他産業への経済波及効果も見込まれており、現金が動くことで閉塞感がなくなり、経済への波及効果は大きく望めるものと考えております。数値的な経済波及効果につきましては、事業終了後に改めて調査したいと考えております。  以上でございます。 351 ◯議長(倉持 守君) 関 優嗣君。 352 ◯8番(関 優嗣君) まさにそのとおりで、お弁当一つを作るには様々な食材を調達しなければならない。また、お弁当を入れる容器も調達しなければならないとなると、ただただお弁当販売して、上限300円とした半額を補助するというだけの事業ではない、様々なお店や生産者までもひっくるめた中での大きな事業だったのではないかなと思います。事業を始めてきた、これまで継続してきた中で、市に届いているであろう様々な御意見もあったかと思います。当然、飲食店だけという見方をされてしまった部分はちょっと残念なんですが、異業種の連携というものも今後取っていける可能性はあるんじゃないかなと思うのですが、実際、その辺の部分について、今後想定できる事業として、今の時点であればお聞かせ願いたいんですが。 353 ◯議長(倉持 守君) 産業振興部長。 354 ◯産業振興部長(小島裕治君) 3番目の質問ということでお答えいたします。  新型コロナウイルス感染症対策として、これまで出前やテイクアウトを行っていなかった事業者が、今回を機に新たに出前、テイクアウトを始めてみたというケースが数多く見受けられました。当事業の継続につきましては、今後の状況を見てということになるかと思いますが、出前やテイクアウトといった手法により、新たな販路を生み出すのは飲食事業者にとって大きな発見でございました。市では、今回の事業により、参加店舗の情報を発信しておりますが、事業終了後も店舗の情報発信については継続して行い、新規顧客の獲得に貢献できるように支援を行っていきたいと考えております。  以上でございます。 355 ◯議長(倉持 守君) 関 優嗣君。 356 ◯8番(関 優嗣君) これは、出前、テイクアウトに限ったことではないですし、これまでにも課題としてはあったものではあると思うんです。例えば、出前、テイクアウト、出前であれば自宅に届きますが、テイクアウトしかやっていない事業者もいて、そこに行きたいけども行くすべがない、お店が出前をすることはできないけども、その間に一つ事業者を入れることで、テイクアウトでしか食べられなかったものをお届けすることができるという、それも新しい販路といえば販路になるのではないかなと思いますし、そういう部分にいい知恵を持っている事業者もいると思います。市内には様々な業者がいますので、その辺の事業者にも少しずつ目を向けながらスポットを当てていただいて、ともにコロナ対策というものが大前提にはありますが、コロナ禍をみんなで手を取り合って何とか踏ん張り切って、コロナが終息したときには皆さんで笑顔で、またお店に集えるような環境を残していく努力というものも必要なのではないかなと思います。  実際、今回、事業に参加していただいているお店を紹介する市のホームページ上であるかと思うんですが、今回の事業だけで終わらせてしまうのではなく、今度は飲食店ということだけではなくて、様々な事業者の紹介のページという形で運用することで、さらなる商工会のにぎわいであったり、まち中のにぎわいであったり、常総市にある事業者、様々なお店を多方面から知っていただくこと、そして皆さんに常総市に足を運んでいただけるというような略図も描けてくるんじゃないかなと思うのですが、その辺についてはいかがでしょうか。 357 ◯議長(倉持 守君) 商工観光課長。 358 ◯商工観光課長(古谷 篤君) お答えいたします。  今回、出前、テイクアウトでお店の情報発信をいたしまして、多分私もそうですけども、こんなお店があったんだというのは本当に改めて気付いた点もあります。当然、事業者は小さいお店もありますので自分で情報発信するのがなかなか難しいという点もありますので、今回こういった飲食業界の情報発信がうまくいっておりますので、例えば、広報等で掲載を希望する飲食業に限らず幅広い業種の方に手を挙げていただいて、積極的な頑張るお店等をホームページ等で紹介するというような方法も、今後、検討しながらお店の情報発信の強化ということで考えていきたいと思います。  以上です。 359 ◯議長(倉持 守君) 関 優嗣君。 360 ◯8番(関 優嗣君) 市内の頑張っていただいている業者がよりいい御商売につながるような手助けというか、環境というものも行政でお手伝いできればと思いますので、ぜひ積極的に進めていっていただきたいと思います。  出前・テイクアウト事業は、最初から申しておりますように多くの方から本当によかったよと。今、課長からもありましたように、今までこんなお店があったのか、知らなかったよ、このお店は気にはなっていたけどなかなか入れなかった、買えなかった、食べなかったというお店の新しい発見というものもあったということを、多くの市民の方から伺うことができております。今回、コロナの対策ということで行った事業ではありますが、コロナが収束してからでも、常総市の自慢のお店、頑張っている事業者という紹介をぜひ残していただきたいと思います。  2番についても以上で質問は終わりになりますが、恐らくこの事業の立役者であったであろう、発案者であっただろう市長。今後、またさらなる事業者同士のコラボであったりとか、きっとそのような構想を描いているんではないかなと思います。最後によろしくお願いいたします。 361 ◯議長(倉持 守君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 362 ◯市長(神達岳志君) 関議員の御質問にお答えをさせていただきます。  出前・テイクアウト推進事業は、本当に商工観光課が中心になってすばらしい事業とさせていただきました。市民の皆さん、飲食業者の皆さん、納入業者の皆さん、様々な幅広い喜びの声、感謝の声を頂いたところであります。この部分で私が改めて思ったのはあの水害であります。あのときに、地域経済というものは回っているんだなというのを痛感した経験があります。例えば、廃業してしまった製麺屋があの水害では多かった。その製麺屋から麺を仕入れていたラーメン屋、焼きそば屋がお店を開けることができなくなってしまった。そういう経験があの水害でもありました。商工会の事業者も50を超える事業者が廃業をされた。復旧復興をする上でも、食という部分は様々な人間になくてはならないというものでありますし、そういう部分に関しては様々波及効果が大きいんだなということも改めて感じたところでございます。  また、地域経済を回すという点では、先ほどの御質問にもありましたように、飲食店のみならず、これから子どもの未来応援チケット、市内の様々な商店、今日御提案もさせていただきます頑張るシニアを応援する事業、こういったものも地域経済を回すという意味での地域の常総市内の商店で使えるというチケットの発行、こういったものも積極的に進めていきたいと思います。さらには、それでも救えない事業者というものがたくさんまだまだあるという現実もございます。国の補正予算、第1次の後半部分、また第2次の補正予算というものも来週明確になってくると思いますので、そういった部分が出てからということでなくて、今もう準備を進めている地域経済対策というものが何本もございます。そういったものも、補正予算もにらみながら、今回の出前・テイクアウト推進事業同様に、様々な波及効果を及ぼすための事業というのはどういう仕掛けが必要なのか、行政、議員の皆さんの御指導を頂きながら取り組んでまいりたいというふうに思います。  以上です。 363 ◯議長(倉持 守君) 関 優嗣君。 364 ◯8番(関 優嗣君) ありがとうございました。予算がついてこういうお金が来るけど、さあどうしようというのではなくて、もう既にあれもこれもそれもと先見の目を向けて動いているということをお伺いして、本当に安心しました。今後も、いろいろな試練や課題というものにぶつかることはあると思いますが、これは市民も行政も議員も全て一緒になって取り組んでいくことで、必ずあのときの水害のように乗り越えていけると思います。昨夜の花火、皆さん、上を向いて見たと思います。収束がまだ見えないところにはありますが、皆さんでしっかりと上を向いて、コロナに立ち向かって、行政を、また市民の皆さんを守っていけるように頑張っていきましょう。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。 365 ◯議長(倉持 守君) この際、暫時休憩いたします。                 午後3時53分休憩   ─────────────────────────────────────                 午後4時01分再開 366 ◯議長(倉持 守君) 休憩前に引き続き会議を開きます。   ─────────────────────────────────────  日程第2 議案第35号 常総市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について                                    (上程、説明) 367 ◯議長(倉持 守君) 日程第2に入ります。  議案第35号常総市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について、以上の件を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。藤島副市長。                〔副市長藤島忠夫君登壇〕 368 ◯副市長(藤島忠夫君) 提案理由につきまして御説明申し上げます。  議案書の1ページをお開きください。  議案第35号常総市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について。  本案は、新型コロナウイルス感染症の影響により、収入が減少した被保険者等に係る国民健康保険税の減免申請書の提出期限の特例を定めるため、これを提出するものでございます。  詳細な内容につきましては保健福祉部長から御説明申し上げますので、よろしく御審議のほどお願いいたします。 369 ◯議長(倉持 守君) 続いて、保健福祉部長。              〔保健福祉部長吉原克美君登壇〕 370 ◯保健福祉部長(吉原克美君) 議案第35号常総市国民健康保険税条例の一部を改正する条例につきまして御説明をいたします。  本日お配りしました議案書の3ページをお開きください。  新型コロナウイルス感染症の影響により、収入が減少した被保険者等に対しまして、市町村が条例に基づいて行った国民健康保険税の減免措置につきましては、国から財政支援が行われることとされ、当該財政支援の算定基準につきましても示されたことから、国の財政支援の対象となる国民健康保険税につきまして減免を行うことといたしました。  減免の対象となる世帯及び減免額につきましては、新型コロナウイルス感染症により主たる生計維持者が死亡、または重篤な傷病を負った世帯にあってはその全部を免除し、新型コロナウイルス感染症の影響により主たる生計維持者の事業収入等の減少が見込まれる世帯にあっては当該世帯の前年の合計所得金額に応じ、定められた割合による減免を行うことといたします。  減免の対象となる国民健康保険税は、令和元年度及び令和2年度分の国民健康保険税であって、令和2年2月1日から令和3年3月31日までの間に、普通徴収の納付期限、または特別徴収対象年金給付の支払日が設定されているものとし、既に徴収したものがある場合は遡って減免を行うことといたします。国民健康保険税の減免は、減免を受けようとする者の申告に基づき行うものでありまして、条例中に減免に係る申請期限の規定が設けられていることから、条例を改正し、新型コロナウイルス感染症に関する減免につきましての申請期限の特例を定めることといたします。  説明は以上となります。御審議のほどよろしくお願いいたします。   ─────────────────────────────────────  日程第3 議案第36号 令和2年度常総市一般会計補正予算(第5号)                                    (上程、説明) 371 ◯議長(倉持 守君) 日程第3に入ります。  議案第36号令和2年度常総市一般会計補正予算(第5号)、以上の件を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 372 ◯市長(神達岳志君) 議案第36号令和2年度常総市一般会計補正予算(第5号)について御説明を申し上げます。  今回の補正予算の総額は1億1,759万2,000円の増額で、予算規模は299億6,426万円となるものでございます。補正予算の内容は、新型コロナウイルス感染症対策としまして、地方創生臨時交付金を活用し、がんばるシニア応援チケット交付事業、指定避難所の防災備蓄品整備事業及び6月分と7月分の学校給食費の無料化事業補助金を計上するほか、事業の見直しなどによる財源を活用した中小企業事業継続応援協力金の計上を行うものでございます。  十分御検討の上、適切な議決を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。   ─────────────────────────────────────  散会の宣告 373 ◯議長(倉持 守君) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  本日は、これにて散会いたします。御苦労さまでございました。                 午後4時07分散会 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