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  1. 常総市議会 2017-11-01
    常総市:平成29年11月定例会議(第16回会議) 本文


    取得元: 常総市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-12
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              〔議長風野芳之君議長席に着く〕  開 議 ◯議長(風野芳之君) おはようございます。  御報告申し上げます。ただいまの出席議員数は20名であります。    ─────────────────────────────────                 午前10時00分開議 2 ◯議長(風野芳之君) これより第16回会議を開きます。  別紙会議日程により議事を進めます。    ─────────────────────────────────  日程第1 一般質問 3 ◯議長(風野芳之君) 日程第1に入ります。  昨日の会議に引き続き一般質問を行います。通告順に従いまして発言を許します。  なお、質問並びに答弁は簡潔明瞭に行うよう議事進行に御協力をお願い申し上げます。  最初に、20番中村安雄君。                〔20番中村安雄君登壇〕 4 ◯20番(中村安雄君) おはようございます、傍聴をいただいた皆さん、朝早くありがとうございます。今回は福祉バスということで1点は取り上げてまいります。2点目に人口減少に伴う問題点ということでございます。一問一答ということでありますので、福祉バスの点から申し上げたいと思います。  当市では、デマンドタクシーということで運行されておりますが、約7年くらいの年月が過ぎ去ろうとしているところでございます。福祉バスの運行につきましては、いろいろ問題があるということでデマンドタクシーという形をとったわけでありますが、これらについても、現在運行していきますと、やはり問題があるということで、近隣で行っているような福祉バス、デマンドというタクシーよりはそのほうが使い勝手がいいし、市民の皆さんからすれば非常に使いやすいというような話が出てきております。私がこの問題を取り上げる前に、既に各議員の皆さんからもこの件については話が出てきておりますし、質問もされているというところございます。やはり、これから高齢化等に伴いまして、免許についても返上がされるということになりますと、買い物難民、医療関係に対して不便を感じるとか、そういった面がいろいろ問題となってくるところであります。  近隣の状態を調べますと、コミュニティバス等を使いまして市内を循環させるという形をとっているようでありますが、特に守谷が極めて大変喜ばれるような内容でバスを有効に使っていると。ただ、守谷と常総との割合でいきますと、人口規模はそれほど違わないんですが、問題は地域的に常総の面積と守谷の面積を比べますと大体3倍、守谷は3分の1くらいの35平方キロくらいの面積でありますので、常総の126平方キロからしますと大分少ないということで、バスの運行だとかには非常に使い勝手がいいし、有効な使い方がしやすいというのも現状だと思っております。いずれもこういったものを有効に使おうとすれば、財源の問題が伴ってまいります。一般質問で取り上げたものの財源を確保するということが大変厳しい財政規模の中で負担が大変なものだと思われます。このバスを利用するということについても、当然自治体からの財源が必要になってくると同時に、有料のバスの運行ということになりますと、国土交通省との協議だとか、そういった面も恐らく伴ってくるというふうに思います。そういう面で、近隣の状況等もコミュニティバスの運行状況、料金等についても、一応お調べをいただくということで、とりあえず報告をしていただくようにお願いをしてありますので、そちらから一問一答で答弁をいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 5 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。総務部長。
                  〔総務部長荒木悟志君登壇〕 6 ◯総務部長(荒木悟志君) おはようございます。それでは、中村安雄議員御質問の近隣のコミュニティバスの状況につきましてお答えいたします。  当市周辺では、つくば、つくばみらい、守谷、坂東、下妻の5におきましてコミュニティバスを運行しております。各市の運行状況と料金につきましては、つくばでは7ルート、年中無休で運行しており、料金は乗車距離に応じまして200円から400円となっております。つくばみらいでは7ルート、日曜日と年末年始を除く週6日間運行しておりまして、料金は200円、守谷では3ルート、年中無休で運行しており、料金は200円となっております。坂東では6ルート、そのうち3ルートが土日を除く週5日間、残りの3ルートにつきましては週3日間の運行となっておりまして、料金は100円となっております。最後に下妻では、ことしから1ルートを週7日間、200円の料金で運行をしている状況であります。  以上でございます。 7 ◯議長(風野芳之君) 中村安雄君。 8 ◯20番(中村安雄君) 答弁をいただきました。それぞれ自治体によって内容は違っておりますが、コミュニティバスそのものは常総以外は全部使っているということでよろしいわけですね。そうなりますと、どっちが都合がいいかの話は、どちらの自治体もこれらはよく検討しながら交通機関を選んだというふうに思います。そういう面で、今回のデマンドタクシーについては、行きは約束した時間で電話をして連絡をとりながら時間帯を合わせるということですが、帰りが非常に問題があるんだというふうな苦情が一部あるようであります。以前の福祉バスについても、空気を運んでいるときが多いのではないかというふうな苦情があった、乗ってないということですね。乗車がされていないでバスが走っているということで、無駄金を使っているんではないかというふうな過去の話がありまして、こういったデマンドタクシーにかえたというようなこと、それと補助金等の関係もあったと思いますね、このデマンドにしたという理由は。したがって、こういう形がとられたと思います。  下妻はまだ今回始めて1年未満くらいですか、スタートしたばかりのようでありますが。守谷は、今現在6年目のようでありますが、約50万人が利用したということで、すごい利用率ですね、これは。自治体が先ほど申し上げましたように、面積の規模が小さい、しかもまとまりのいい、住みやすいナンバーワンの守谷だというようなことを訴えておりますが、そういった評価があるだけに何かにつけてもまとまりやすいし、まとめやすいような地形でもあるというふうに思います。各自治体の条件が違いますので、バスのルートにしても作成がしにくいところもあるというふうに思います。  しかし、これだけ周辺自治体、つくば、守谷、坂東、下妻と近隣がみんなコミュニティバスを使っているというようなことになりますと、それらが当においてもよろしいのではないかというふうに思われるところでございます。利用率の高いコミュニティバス、利用しやすいような形をとっていくことが一番望ましいわけですが、これらについても地域ごとに日程等の設定とか運行していると思われるが、地域の状況で最も評価される方法、近隣の状況を調査をしていただくということで、2点目にお願いをしてございます。それらの内容についてのとりあえずのお答えをいただきたいと思います。 9 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 10 ◯総務部長(荒木悟志君) お答えいたします。  当市では、旧水海道が平成8年から、旧石下町が平成13年からそれぞれ無料の福祉バスを運行しており、合併後もルートの見直しは行わずに運行を継続しておりました。しかし、当該バスは曜日ごとの地区別運行で便数も少なかったことから利便性が低く、利用者も年々減少傾向となってきたことから、では平成19年に福祉循環バス調査検討委員会を組織いたしまして、福祉バスの見直しと新たな交通手段の検討を行った結果、平成21年10月から市内の交通空白地帯を解消することのできる予約型乗合交通ふれあい号の運行を開始いたしました。  議員御質問の近隣自治体の状況でございますが、コミュニティバスは定時定路線運行であり、利用状況にかかわらずほぼ毎日同じルートを運行しなければならず、民間の路線バスと比較すると1便当たりの平均乗車人数が極端に少ないという状況でありますので、どこの自治体でも費用負担が多く、運行に苦慮していると聞いております。  当市で平成20年に運行していました福祉循環バスは9ルートございました。仮にこれを平日週5日で1日8便運行すると仮定いたしますと、年間で2億5,000万程度の経費がかかると試算されております。また、実際にバスの運行を開始しますと、車両購入費などの関係から最低でも5年は継続しなければならないことや、当市は南北に広く、集落が点在している地域性を考慮いたしますと、市民が必要なときに利用できるコミュニティバスの運行を実現するためには、さらに多くの費用負担が予想されます。このようなことから、当市の現状と近隣の状況を踏まえますと、現状といたしましては利便性の高いコミュニティバスの運行は困難であると考えており、具体的な検討には至っていないところであります。 11 ◯議長(風野芳之君) 中村安雄君。 12 ◯20番(中村安雄君) 守谷の財政負担がどうなっているかということでありますが、守谷は年間にバスを取得するということは別としまして、財政負担が9,000万円という金額だそうであります。恐らく各自治体はそのように近い金額は支出されているのではないかというふうに思います。2億5,000万とかという金額になりますと、これは大幅な4倍にも値する金額で、そういった問題になるとかなり無理をする形になりますから、財政負担からも無理だというふうになると思います。住みやすい場所を選ぶというのは、人口減少の中で特に影響が大きいことは確かだと思います。守谷の人口がふえるとか、つくばみらいが人口が特に激増しているとかということは、鉄道とのかかわり、そしてまた今、住んでも非常に利便性がいい。買い物難民や医療難民がないくらいにすべてが市民の満足のいくような地域をつくり上げてきている自治体だというふうに思われます。少なからず市民の期待にこたえるためには、財政の面では負担が大きくなれば連日回す必要も場合によってはないのではないか。できれば連日が一番いいですが、空気を運んでいるようなことになりかねないことにもなりますから、これらは日程等の組みかえをしながら、週に3日回すとか、バスを有効に使えるような形で地域を網羅することができれば、それでも今のデマンドよりはいいのではないかとは思うんです。そういった面も、どういった形が一番いいかは、市民の皆さんの考え方もあると思うんですね。先ほど申し上げましたが、高齢化率が進んできます。今、当市は28%台ですが、間もなく30%台、その後40%というような、いずれはそういった時代が来ると思います。人口の問題は大変これはそういった面での影響が大きいわけでありますので、人口が減ってくれば高齢化が増してくることは当然だと言ってもおかしくないと思います。そういう面からも、何とか内容を市民の願い、市民の皆さんが考えているかはアンケート等の中でよく確認をする必要もあるのではないかと思っているところでございます。  それと、今、財政負担が守谷は9,000万だということを申し上げました。これは車を6台使っています。連日回しています。しかも売り上げがすごいですよね、売り上げもあります。料金は200円ですが、50万人の人が6年あまりで使用したということでありますから、50万人1億円ですか、売り上げたとすれば。そういったことになると思います。  今、守谷以外の、下妻はまだスタートしたばかりですが、ほかの自治体の年間の行政負担はどういうふうになっていますか。それを調べてあったら答えてください。 13 ◯議長(風野芳之君) 行政経営課長。 14 ◯行政経営課長(小林寛明君) おはようございます。中村議員の御質問にお答えさせていただきたいと思います。  近隣ということで、まずつくばですが、年間が大体3億8,200万程度が実際の運行経費としてかかっております。そのうち、つくばは非常に優秀でして、収支率が48.3%、からの持ち出しが1億9,700万、続きまして今議員がおっしゃっていました守谷は、運行経費が1億600万、収支率が15.2%で9,000万のの持ち出し、つくばみらいは2,400万が運行経費でございます。そのうち16.2%の収支率、2,000万の持ち出し、坂東は1,700万の運行経費でございまして、そのうち収支率が7.2%、1,600万のの持ち出しということになっております。  以上でございます。 15 ◯議長(風野芳之君) 中村安雄君。 16 ◯20番(中村安雄君) つくばについては人口規模が全く違いますし、面積も全く違うということで、そういう意味では3億8,000万ですか、約2億円、1億九千何百万という数字が出ましたが、の財政負担だそうであります。ほかは坂東等についてはわずかな金額で1,100万、つくばみらい等についても2,000万くらいですか。下妻はまだわかりませんが、大きい差がありますね、自治体によっては。常総がバスの回し方によって金額を抑えることはできるというふうに思うんですが、配車の仕方ですよね。どういう配車をすればどういうふうに金額がかかってくるとか、地域に恩恵と満足感を与えることができるとか、そういったことを検討、研究をしてもらうといいのではないかと思うんですが、市民の皆さんがどういうふうに今のデマンドタクシーに対して考えているか、その辺ももう一回見きわめていただく必要もあるのではないか。周辺でもこういった形で福祉バス等の運行をしているということでありますから、世間的にはそうなんだというふうに考えて、当市だけが違った形でデマンドタクシーを使っているということでありますから、絶対的にこれは周辺に従った形のほうが望ましいようには思われるんですが、どういうものなんだろう、それは。検討の仕方だとか考え方によって過疎地域に対する運行についてはデマンドのほうが行き届く、そういったことにもなるのかなとは思うんですが、この辺はひとつ研究をしていただきたい。  私がアンケート等はどうですかということを申し上げましたが、そういったことをやるつもりはありませんか、どうですか。その辺を答えてください。 17 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 18 ◯総務部長(荒木悟志君) お答えいたします。  当市では、平成25年6月議会におきましてコミュニティバスの導入に向けたアンケート調査の補正予算を提案いたしましたところ、残念ながら議会での承認は得られなかったという経過があり、それ以降コミュニティバス導入についての具体的な検討は行っていないことから、アンケートの実施は考えておりません。アンケートにつきましては、単にコミュニティバスの必要性について実施したとしても、市民意識として公共交通はあっても困るものではありませんので、必要という回答が多くなるとは考えられますが、他の状況を見ますと、実際には運行しても御利用いただけないというのが現状であります。有効なアンケートの実施という点では、コミュニティバスの導入に向けては必ず集落ごとのニーズ調査、現状分析によるルート設定、バス停の設置などを専門のコンサルタントに委託して詳細な設計が必要になることから、具体的に何らかの交通手段を導入することを前提に実施したほうが効果的であるとは考えております。  以上でございます。 19 ◯議長(風野芳之君) 中村安雄君。 20 ◯20番(中村安雄君) アンケートは考えていない、議会が否決したという話が出ております。これを今後議会にかけようとすれば、そういったことになるというふうには私は考えてはおりませんが、議員の皆さんがどういうふうに判断するかということです。  あとは、区長会等がありますから、200人からの区長がいますので、今のデマンドについての話とコミュニティバスの問題を話題にしていただければいいのではないかというふうに思うんですが、今のところは考えてはいないと打ち切ることじゃなくて、そういった話が私どもの耳に入ってきているからわざわざ質問したわけですから、全く意味がないのであれば質問はしないということです。質問した以上は私も考え方があるから、そういったことでよろしいのかなと。私らもいずれは免許を返上しなきゃならない時期が必ず来ます。そのときのことも考えて、未来に向かって常総の人口減少を抑えようとすることになれば、満足のいくような形がある程度必要となってくる。  財源の問題がいつでも伴ってきますから、これは一概に財源をどうするかということになれば、都市計画税が2億幾らですが廃止になったり、たばこがどうだこうだと言っていれば、たばこの税金が5億五、六千万の減額がされてくるとか、いろいろな意味で財政は、当市の場合は特に固定資産税等についても土地の評価が下がってくれば、それだけ税金が下がってくるということで、財源的な面では大変厳しくなってくることは確かだというふうに思います。そういう意味で、財政は大変かもしれないですが、ただ一方では、地域として明るい地域で住みやすい自治体をつくっていくということであれば、周りからどんどん離されていく、常総が置いて行かれるということにもなってきます、これは当然。だから、いろいろな意味で総合的な見直しをするところはちゃんと見直しをしていただいて、取り組んでいただければというふうに思っております。そういった面で、今後ひとつ何とか考えを変えていただくようなことがあれば、それなりに満足が、私とすればよろしいのかなと思いますので、いかがでしょう、そういった考え方は今後ともに全くする必要がないというふうに思いますか、どうですか。答弁は市長のほうがいいですか。新進気鋭の市長のほうがいいかもしれないから、市長に答弁もらいたい。 21 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 22 ◯市長(神達岳志君) 中村安雄議員の御質問にお答えをしたいと思います。  コミュニティバスについては、私も各地域の声、また座談会等々でも大変多くコミュニティバスを運行してくれという声をいただいておるのも現状でございます。これは議員の皆さんも同じだと思います。特に、他で始まっているということもございますから、私も就任当初から担当課に何とか運行できる施策はないかということで、今答弁させていただいたようないろいろなデータの収集をしていただきました。その現実的な部分では、今答弁をさせていただいたように2億5,000万、最低でもかかる。ただ、これでも市民がイメージをしているコミュニティバスの運行というと、もっと午前中に何便とか午後に何便とか、守谷と同じような運行形態にすると、恐らく年間で3億から4億という数字になってくるんじゃないかというふうにも思います。そういった部分からすると、ほかの収支、または全体の収支バランスからして、それでもなかなか乗っていただけないというのが、周りの首長と話をすると悩ましいところだと聞いております。  歴史的にも先ほど答弁をさせていただいたように、常総は他に先んじてコミュニティバスを運行した経緯がございます。それを廃止してデマンドタクシーにしたという、周りのも含めると公共交通に関しては先んじて取り組んできた。そのいろいろな予算の計上の問題から含めて廃止にして今のデマンドタクシーになったという経緯もございますので、そういった部分も含めて未来に向けてという、今の中村議員のお話もありました。今、本当に未来に向けてはさまざまな検討を私もしております。  その一つは自動運転でもございます。これは、今、筑波大学とも全国での新たな取り組み、道の駅、これからのインター周辺開発、自動運転というのは遠からず全国的に普及をしてくるだろうという部分も含めて、コミュニティバスの運用、デマンドタクシーの運用、または自動運転もにらみながら、市民にとって一番利便性のいい、予算の費用対効果としても一番いい方策を継続して探っていきたいと思っております。  なるべく早く結果が出せるということであれば、デマンドタクシーの今、市民に御不便をおかけしているような部分をしっかりと調査をして、もっとデマンドタクシーを使い勝手のいいものにしていくということはすぐにできるという部分もございますので、チケットの販売の箇所数も限られて、なかなかチケットが買いづらいというお声もいただいていますから、これからはデマンドタクシーに乗ったときにチケットを買えるようにということで、すぐ施策ができる部分を少しでも改善をしていって、将来を見据えた形の動きも議員の皆さんのアドバイスをいただきながら進めていきたいというふうに考えております。  以上です。 23 ◯議長(風野芳之君) 中村安雄君。 24 ◯20番(中村安雄君) どうもありがとう。今のデマンドタクシーの有効な利用の仕方を、もっと内容を変えた形で市民の期待に沿えるように今のを継続していきたいというふうなお話であります。つくば以外の財政負担が他のは大変少ないという数字が出ておりますので、そういったことも考えれば福祉タクシーも可能なのかなというふうに思ったんですが、そうじゃなくて、今のデマンドタクシーをもっともっと利便性のいい形で配車をしたり、チケットを車の中で買えるような体制にしていきたいということであります。満足のいくような形をとっていただければ、別にどうしてもということで福祉バスを動かせということを言い切るわけにはいかなくなってくるわけでありますが、市民の願い、期待にこたえられるような形をとれる努力をしてください。お金の問題は常々回ってきますから、今後税制も国の段階でも変えてくる、取れるところからなお一層取ろうというような財政のかじ取りの仕方に財務省が取り組んでいるようですから大変だと思いますが、常総も大変財政が厳しいのが現状でありますから、これ以上厳しくならないように財源を確保しながら行政運営に努めてください。  以上でこの件は結構でございます。 25 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。  中村安雄君、質問を継続してください。 26 ◯20番(中村安雄君) では、よく聞こえるように。注文がありましたから。  人口減少に伴う諸問題についてという課題でございます。人口減少、日本の国があと40年後に8,000万人台になるんだということですね。これは大変な現象です。明治初期のころの人口になるんですかね。そんな時代が到来すると言われているところでございます。当市の人口も合併当時が約6万5,000弱だったんですね。それが現在の数字が6万750と出ております。四千数百人が減少しているということでありますが、当市には外国人の登録者が4,600人という数字ですね。当市に登録されている日本人の人口が5万9,460だそうですから、約6万人弱ですね。そういった数字が出ておりますが、これからなお一層減少の時代がさらに進んでくると思います。  今、学校問題も一部取り上げてありますが、一番少ない学校は来年度の入学生が5名という学校がありますね。5名ということになりますと、大変これは目が届きやすいくらい、よく目が届きますね。これは結構だと思いますが、それにしても、費用的なことはあまり申し上げたくないんですが、市立学校適正配置審議会の中では、2クラス以上あれば財政負担は非常に軽くて済むんだというんですね。大体2クラス以上になりますと、1人の児童生徒の年間の費用が60万台で済む。しかし、ごく少ない数字になりますと1,000万にも及ぶ金額が児童1人にかかってくると言われております。  そういう面で、当市も6年くらい前になりますが、前の教育長にも答弁をいただいておりますが、適正配置の中で統合すべき学校が2校あるだろうということで、審議会の中で2校を統合するようにという答申をしてございます。しかしながら、地域とすれば学校がなくなるということは非常に不名誉な、学校がないという印象づけられることがつらいでしょう。しかし、私は坂手町です。昭和33年に学校を内守谷、坂手で統合しました。これによって生徒数が当時655人、内守谷、坂手の小学生の数字が1年から6年まで655人という数字がありました。それが平成15年には212人まで減りました。3分の1ですね。今現在、480人台になりました。しかし、この内容は大変な内容でございます。少し申し上げますが、昨年の坂手の入学生が6名、内守谷の入学生が13名、きぬの里の入学生が54名、合計73名です。そういった数字でございます。きぬの里は内守谷ですと、それは今行っている人がおったようですが、間違いないですね。しかし、ことしもやはりそういうことです。内守谷の13名がことしは8名だそうです。私のほうの6名が今回15名になりますね。きぬの里はあまり変わらず74名が70名ということですから、ことしも入学生は73名ということになりますか。そういう数字を維持しているのはきぬの里があるから現状で維持されているわけです。きぬの里がなければ両方合わせて20名、少ない大花羽、五箇小学校と何ら変わりがない学校になってしまいます。当市はそういった面で、統合をして現状の73名全校生徒が480名という数字を維持しているわけですが、これも長い間、維持するわけにはいきません。いずれは減少して、きぬの里の生徒数は減少します。  そういったことで、国は統合をしなさいと費用の面も考えての話だと思いますが、近隣の自治体、特に取手あたりもそういう態度をとっておりますね、統合したり何かしていますが。これは学校だけではないですね。地域の人口減少が与える影響は企業等にも大きくこの問題がさらされてきております。私も地元企業からの話を聞いておりますが、事務職等については一定のめどはつくんだけど、現業が非常に厳しいと。現業のほうで悩んでいるんだということが話題として出てまいります。そういったことを考えますと、これからなお一層企業の誘致等々、社員や従業員の確保が問題となってくるのではないか。人口が減ってくることを極力抑えようとすることがどこの自治体も努力をしております。当市も圏央道インター周辺の開発に伴って人口減少を抑えようとする、企業を誘致しようとしている坂手工業団地等も今後課題の一つだというふうに思います。いろいろな面で今後の問題が大きく変わってくるとは思いますが、とりあえず全国的に人口が減ってきているわけですから、人口の今の規模を維持するということは大変な技であるというふうに思います。  通告してある面から質問に入りますが、小学校の児童生徒の減少と問題点、1年生は違うんだという話をちょっと聞きましたが、2年生、3年生は共学みたいになるわけですか。五箇ですか、大花羽ですか、答弁をしていただければその中にあると思いますが、共学的な学校の教育がなされているところがあるような話も出ております。今後の課題ということで質問してありますので、まずもって答弁をいただきたいと思います。よろしくお願いします。 27 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。教育長。             〔教育委員会教育長山口 大君登壇〕 28 ◯教育委員会教育長(山口 大君) おはようございます。中村議員から御質問をいただきました人口減少、特にその中で小学校の児童数の減少、幾つかの問題点ということでお答えいたします。  数字で、今も中村議員からお話がありましたが、2学年を一緒に学級構成をするのを複式学級と申します。五箇小学校ではここ2年ほど複式学級を続けてきましたが、平成30年度、来年度からはそれが解消になる予定でございます。複式学級がなくなる予定でございます。大花羽小学校は今ずっと単学級、それぞれ学年1学級でやっておりますが、来年入学する児童が6名、うち1名が特別支援ということで普通学級5名、ただ、1年生は法律で保障されておりますので、1年生の複式学級は存在しないということで御理解いただきたい。31年からは複式学級になる可能性が強いということです、大花羽小学校は。  児童数の推移につきましては、平成29年、ことし5月1日現在の児童数が3,252名で、5年前の3,504人から252人減、約7.1%の減少となっております。10年前の3,800人からは548人減、約14.4%の減少、毎年1.何%かずつの微減が毎年ずっと続いているという傾向が続いております。  学校教育の幾つかの問題点ということですが、この御質問につきましては、特に小学校では一般的にですが、子どもたちの社会性が育つことに幾つか問題があるんじゃないか、こういったデメリットがあるんじゃないかと言われていることは事実です。しかし、私どもは特に小規模校の最大のメリットとして、子ども一人一人の学習状況や生活状況が非常に把握しやすくなるということ、より1人の子どもに多くの目と手がかけられる、さらには保護者や地域と連携した効果的な指導が実現できるというふうなそういうメリットを常総では特に大事にしております。学校、特に小学校は地域のコミュニティの中心でございます。小規模校であるがゆえに、かえって子ども一人一人を温かく見守る地域の協力体制と郷土、ふるさとの教育資源を最大限に生かした教育活動が展開できるんじゃないか、そういうプラス面をより生かせるような教育活動をやっていきましょうということで、特に小規模校には激励しているところです。  以上です。 29 ◯議長(風野芳之君) 中村安雄君。 30 ◯20番(中村安雄君) 小規模校のすばらしさということにも値するような答弁をいただいたところであります。しかしながら、私どもの地元は水海道西中学校ですが、大花羽地区から2名ですよね、入学したのは。入学生全体200名弱、絹西小学校の入学生が80名くらいあったと思いますが、これで45%くらいを占めていましたから、180くらいかな、入学生が。その中で2名が大花羽地区から入学をした。大花羽地区の場合は鬼怒中へ入学する生徒があるということもありました。友達同士の長い間、6年間の学校教育の中で人間関係を築いてきたということであれば、それぞれ違った学校へ入ったときに問題点はあるようにも思われるんですが、そういった問題はないんですか。特に小さい学校から2人くらいで、友達が2人しかいないわけですから小学校の友達が。それが中学校へ入っていったときに、周りの生徒とのかかわり、友人をつくって学校教育が受けられればそれはそれにこしたことはないですが、そういったことの心配も多少あるように私は思うんです。私立学校に行く人はそんなことは考えたら行けないということになりますから、それほどじゃないだろうとは思うんですが、その辺も保護者の立場だったら考えたり何かもするのかなというふうに思うんです。その辺の問題はないですか。 31 ◯議長(風野芳之君) 教育長。 32 ◯教育委員会教育長(山口 大君) 中村議員の少人数で多数の集団に入るときの心配、これは本当にどの親御さんもお持ちの御心配かなというふうに思います。ありがとうございます。  常総では、その中でここもう6年ほど続けておりますが、中1オリエンテーションキャンプというのを4月早々、1週目、2週目あたりには実施しております。あすなろの里で1年生全員が宿泊を伴って、これから始まる中学校生活で友達を早くつくれるように、先生と早くなじめるように、学級の雰囲気が早くお互いに理解し合えるように、そういう形で実施しておりまして、今、非常にこれは効果を上げています。そういった意味では、確かに小学校の学年少人数はいろいろな教育活動をするときに勢いはないかもしれませんが、大花羽も五箇も教育活動に非常に工夫していただきながら、子どもたちがたくましく育つように頑張ってくれているのが現状です。ありがとうございます。 33 ◯議長(風野芳之君) 中村安雄君。 34 ◯20番(中村安雄君) ありがとうございました。安心のできる教育を現在は実施をされているということでありますので、今後もなお一層ひとつよろしくお願い申し上げます。  それでは、時間がないですが、企業等での人手不足と先ほどちょっと申し上げましたが、企業にすればこれは大変深刻だと思います。それらに対してお答えをいただきたいと思います。答弁ください。 35 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。              〔経済環境部長小室孝二君登壇〕 36 ◯経済環境部長(小室孝二君) 続きまして、企業等の人手不足による課題についてお答えをいたします。  まず、人手不足の状況でございますが、市内工業団地等に立地する企業の状況では、私どものほうではちょっと把握してございませんので、かわりまして常総公共職業安定所が公表しております常総地域の雇用情勢について答弁をさせていただきます。  平成29年9月時点の有効求人数3,910名に対しまして有効求職者数は2,624名、有効求人倍率は1.49となっており、求職者数が求人数を上回る、いわゆる売り手市場の状態になっている状況でございます。このうち、事務職以外の販売職、サービス職、生産工程、機械運転、建設等々につきましては、求人数3,581名に対しまして求職者数が1,906名、有効求人倍率が1.88となってございます。この中でも特に建設業では深刻な人手不足の状況になってございまして、こうした傾向につきましては、市内の立地している企業においても同様な状況になっていると考えてございます。  これによる影響、課題でございますけれども、忙しさのあまり、熟練がまだ十分でない労働者に対して十分な指導が行えない後継者育成の問題、技術の伝承の問題、商品サービスの質の低下、売り上げの減少に伴う利益の減少などが指摘されているところでございます。こうした人手不足の状況は、近年の全国的な傾向ではございますが、この解消を図ることは税収や地元雇用など、立地した企業から御貢献をいただいておりますにとりましても、解決すべき大きな課題というふうに認識してございます。このため、岡野議員の一般質問の中でも高齢者雇用のことが言及されてございましたが、こういった点も含めまして国の公共職業安定所や県のジョブカフェ茨城などと連携を一層強化いたしまして、企業の人材確保を支援するとともに、といたしましてもインターンシップや職場体験学習など通じまして、求職者の皆さんに市内の企業をもっとよく知っていただく機会をつくりまして、地元企業に就職してもらうよう、企業の人材確保を支援してまいりたいというふうに考えてございます。  以上です。 37 ◯議長(風野芳之君) 中村安雄君。 38 ◯20番(中村安雄君) ありがとうございます。特に現業等、建設業界等については、人材は深刻なようでありますが、農家でも規模の大きい農家が各地に存在します。認定農家として50町、60町というような、昔の地域をすべて1軒の農業者が規模拡大をして耕作をするという時代になってきております。私の隣の地区でも、今回問題になった不法就労、パスポートが切れたにもかかわらず雇用していたということです。この雇用があって農業の規模拡大ができたわけですが、この雇用が打ち切りになって、パスポートが切れた外国人を雇い入れたということで、5年間は再雇用はできません。そんな決まりがあるようでありますから、大変重大な問題になって耕作が不能になってしまうことになったわけです。外国人労働者は私どもでは日本ハムがございます。これらについても大変多くの外国人を雇い入れて企業経営をしているというのが現状でございます。これから人口減少に伴って、労働力を外国人に求めることになってくる可能性は大きいと思いますが、できるだけ日本人の雇用が安定した形でできれば一番望ましいと思います。しかしながら、人口減少はそれを許すことはない、どんどん厳しくなってくると思います。特に今回、圏央道インター周辺の開発には800人から1,000人の雇用という話がありますが、これらもどういう形で人を確保するか、人材確保は大変な問題だと思います。そういう意味で、これからの常総の未来をどういう形で考えていくか、これは市長ですよね。最後は締めてください。答弁をお願いします。 39 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 40 ◯市長(神達岳志君) 中村議員の質問にお答えをいたします。  人口減少問題は先日も先々日も議会でも取り上げていただきましたけども、大変深刻な問題だととらえております。特に、今、学校の子どもたちの問題もそうでありますけども、企業の工場長、社長とお話をするたびに、市長、何とか人を探してくれという声をたくさん伺っております。当市は、坂手、内守谷、大生郷、花島工業団地を抱えておりまして、この工業団地の皆さんの法人収入、またここで働く方の税金の収入というのは大変大きく常総の市民サービスの運営にありがたいわけですけれども、そういった企業が元気でなければ行政サービスもままならならいという現状もございます。  今、お話をいただいた圏央道のインター周辺開発も大きく企業誘致をしていって雇用も創出しようということでありますけども、その雇用を創出する人がいないという現状がこれからの大きな課題になってくる部分もございます。そういった中では、住みやすい環境もそうでありますけども、先だっても質問に出ていました高齢者雇用であったりとか、人生100年時代の中で80歳まで働ける時代をつくっていこうという政府の方針も出ておりますので、本当に常総の皆さん総出で、仕事をしながら生きがいを持って働きやすい環境をつくっていくという仕組みづくりが、新たに大事になってくるんじゃないかなというふうに考えているところでございます。いずれにしても、歯どめをかけるという意味で、議員の皆さんにもアドバイスをいただきながら人口減少を少しでも食いとめる方策を次々と積極的に行ってまいりたいと考えております。  以上です。 41 ◯議長(風野芳之君) 中村安雄君、3)の当の現状と今後の対策の総務部長よりの答弁は、時間が38秒しかございません。 42 ◯20番(中村安雄君) 結構でございます。とりあえず最後に常総として取り組みを頑張ってまいるという話であります。これからの何年かがものを言う時代でありますので、最善を尽くして執行部の皆さんも取り組みをしていただきたいというふうに思います。特に常総に勤務されている職員の皆さんは、地元に籍を置いて十二分に活躍をしていただくことをお願い申し上げて終わります。 43 ◯議長(風野芳之君) 暫時休憩といたします。                 午前11時01分休憩    ─────────────────────────────────                 午前11時13分再開 44 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、14番遠藤正信君。                〔14番遠藤正信君登壇〕 45 ◯14番(遠藤正信君) 14番遠藤正信でございます。通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。  私は、今回、防犯カメラの設置について。主に公共施設を指すわけでございますけども、やはり近年、テロとかいろいろな形での犯罪が多々あるようでございます。現実、防犯カメラがどういう効果をなすか、そういった場合に犯罪の抑止につながる、また茨城県でも過日ございました、ことし4月ですか。つくばみらいでは国道で起きた交通事故の捜査で街頭防犯カメラの映像が容疑者逮捕の決め手になった。全国的にも津々浦々警視庁のまとめによりますと、09年から10年までには神奈川県内での捜査では、街頭防犯カメラを設置した地区の刑法犯罪検地数が、設置しない地区と比べて大幅に減少したというデータもございます。  今回は、主に茨城県では明後年に行われる国体について、そういう資質の防犯カメラを早急に要望したい、こういう形で質問をさせていただきたいと思います。それでは、答弁のほうをよろしくお願いいたします。 46 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。経済環境部長。              〔経済環境部長小室孝二君登壇〕 47 ◯経済環境部長(小室孝二君) 遠藤正信議員の防犯カメラ設置計画のうち、現在の設置状況について御答弁申し上げます。  まず、防犯カメラの設置基数でございますけれども、現在関東鉄道常総線の駅付近に20台設置してございます。その内訳といたしましては、水海道駅ロータリー側に3台、南側に2台、北水海道駅に2台、中妻駅に1台、三妻駅に1台、南石下駅に2台、石下駅前に2台、石下駅東側に2台、玉村駅に1台、このほかに水海道駅自由通路内4台設置してございます。録画機能についてでございますけれども、すべて3週間程度記録されまして、映像は古いものから順次更新されるような仕様になっております。  駅以外でございますけれども、学校施設3校に26台が設置されております。この内訳でございますが、石下中学校に4台、石下西中に15台、水海道西中に7台となってございます。ただいま申し上げました中学校3校に設置されております防犯カメラにつきましては、2週間程度記録される仕様になっております。
     以上でございます。 48 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 49 ◯14番(遠藤正信君) どうもありがとうございました。主に新しい学校に早急に取りつけたという話と、やはり集客、特定した常総に限りませんけども、駅ですね、構内なり入り口だと思います。合計46台設置されている。わかりました。その効果はどうでしょうか。費用対効果ということがあるんですけども、費用の一部で当時つけたものは大体録画後3週間と2週間というのは金額的に異なるか。また、一つにはその効果で、例えばこういったものが抑止されたとか経過というか。知る範囲で。なければ結構ですが、その部分についてちょっとお聞かせください。 50 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。 51 ◯経済環境部長(小室孝二君) 設置の効果ということでお尋ねいただきましたので、その点についてお答えをさせていただきたいと思います。  これまでの設置された中で、犯罪捜査といいますか、そういった中で警察から捜査関係というようなことで御照会をいただいているという事例が何件かございます。にせ電話詐欺でありますとか傷害事件とか交通事故等々で、警察から録画データの提供を求められたというようなことでございます。防犯と申しますか、犯罪捜査、そういった意味からも効果があるのかなというふうに思ってございます。  以上です。 52 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 53 ◯14番(遠藤正信君) ありがとうございます。具体的に交通事故とか犯罪にかかわることだと、駅だったらどこの駅でもいいですから、今お話のあった1カ所でいいです。石下駅でいいけども、どの辺に設置してあるの。例えば基数は何台あるのか教えてください。 54 ◯議長(風野芳之君) 生活環境課長。 55 ◯生活環境課長(猪瀬 清君) ただいまの御質問にお答え申し上げます。  今議員がおっしゃいました石下駅の場合には、石下駅の西側に2台、南北についておりまして、東側にも2台設置しておりまして、ロータリー付近を撮影しております。  以上です。 56 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 57 ◯14番(遠藤正信君) ありがとうございます。やはり防犯カメラというのは見えないところにつけるのもあるけども、防犯カメラの設置がしてありますよと掲示をしてやることで、かなり抑止にもつながるんですよね。そういった形ではロータリーの部分で4台ついているということですよね。今後、防犯カメラを駅、学校もそうですけども、どういったところに設置したいと計画しているものがあれば教えてください。 58 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。 59 ◯経済環境部長(小室孝二君) お答えいたします。  今後の防犯カメラの設置計画というお尋ねでございます。今年度につきましては4台の設置ということで当初予算でも計上させていただいているところでございます。来年度以降につきましては、これもあくまでも計画という形になるのかと思っておりますけれども、数をちょっとふやしまして、例えば幹線道路とか防犯の効果が高いところ、警察署などともよく協議をさせていただきまして、必要性が高いところから順次設置したいと考えてございます。  以上でございます。 60 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 61 ◯14番(遠藤正信君) ありがとうございます。何とかそういった形で、当初予算なりを反映してお願いしたいと思います。  第2項目めにさっき設置の記録とか基数は申し上げなくて失礼でしたけども、二つ目に移りたいと思いますが、国体会場に設置計画はあるのか。  国体は第二次世界大戦で疲弊した人身に希望をと、大戦の翌年から今回が愛媛国体の第72回を数えるに至っているわけでございます。本当に私も考えるに、笑顔つなぐえひめ国体ということで、9月30日から10月10日まで開催されました。日々テレビではいろいろな形で放映もされ、盛大に感動的な報道がなされました。私も感動的な報道に、きのうのように思い起こす次第でございます。第73回は福井県と決定されたと聞いています。翌年74回がいよいよこの茨城県での開催が決定した。それで、テーマもいきいき茨城ゆめ国体と決定し、2回目の開催に臨むわけでございますけども、そのテーマのもと、前回の昭和49年水と緑のまごころ国体ということで、私も見させていただきました。テーマのもとに、結果はまさに総合優勝ということで天皇杯、女子は皇后杯という輝かしい記録が記されております。45年ぶりに開催される茨城国体への常総のテーマ、取り組みについて決意をお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 62 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。教育部長。             〔教育委員会教育部長沼尻秀子君登壇〕 63 ◯教育委員会教育部長(沼尻秀子君) 遠藤議員の御質問にお答えいたします。  国体会場の防犯カメラの設置計画ということでしたので、答弁させていただいてよろしいでしょうか。  遠藤議員がおっしゃってくださいましたように、2年後のいきいき茨城ゆめ国体では、常総、守谷、坂東においてハンドボール競技が開催されます。当市の会場となります水海道総合体育館及び県立水海道第二高等学校には、全国から選手、競技関係者並びに観覧者など大勢の方々の来場が見込まれ、現在は安全な競技会場となるよう、国体実行委員会により具体的な警備計画と準備を進めているところです。ことし8月には、茨城県警察本部の競技会場視察があり、その際、来場者の安全対策や防犯についての指導を受けております。特に水海道総合体育館には、一般観覧者の動線となる場所への防犯カメラ設置が必要との意見をいただいております。当市としても、防犯カメラは犯罪の抑止効果が大きいと認識しておりますので、全国から来場される大勢の方々の安全を確保するためにも、県警からの指摘事項を踏まえ、平成30年度設置に向け、努力をしているところです。  以上です。 64 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 65 ◯14番(遠藤正信君) ありがとうございます。そうしますと、今、部長からある程度具体的に指導があったと。たしか過日、読売新聞、私も資料を求めるのに大変苦慮しましたが、秘書課で大変な思いをして探していただきました。これは2019年国体、県警が自治体に整備要請と新聞に掲載されております。2019年茨城国体の競技会場となる74施設について、県警が防犯カメラの整備状況を調査した。その結果、設置台数が不十分だったのは74施設のうち未整備になっているのが72と、ほとんどついてない。ついているところも紹介がありますけども。そういう現状なわけです。たしか坂手の総合体育館にはカメラはついてなかったですかね。録画はないかもしれないけど。今はどうですか。ちょっと聞かせてください。 66 ◯議長(風野芳之君) スポーツ振興課長。 67 ◯スポーツ振興課長(古谷克美君) ただいまの御質問にお答えいたします。  カメラは事務所から離れたトレーニングルーム2カ所についてございます。そのカメラにつきましては、あくまでも利用者の安全対策、事故防止等で使用させていただきまして、録画機能はございません。  以上でございます。 68 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 69 ◯14番(遠藤正信君) ありがとうございます。それで、スポーツ振興課だけにかかわらず、部長からは計画をしたいという話ではありましたけども、具体的に何台か設置の計画はあるのか。今、お聞きしたのはトレーニングルームのもので、国体に向け、オリンピック・パラリンピックでも常総としても招致をして推進に貢献したいし、常総もアピールしたい、前に全協でお話があったように記憶をしています。例えば、国体に向けてどういうようなテーマというか、県のテーマはございますけども、常総としてどのように取り組んでいきたいということが具体的にあると思うんですが、そういったものがありましたら教えていただけますか。 70 ◯議長(風野芳之君) スポーツ振興課長。 71 ◯スポーツ振興課長(古谷克美君) ただいまの御質問にお答えいたします。  常総としては、先ほども言われましたように、県のテーマ、守谷、坂東と共同で組織されています実行委員会の取り組みのほかに、常総の特徴を全国から来場された方々にPRできるよう、オリジナルの取り組みをしていきたいというふうに考えております。その基本理念としては、一人一人主体的にかかわる活動、おもてなしの心で温かく迎える活動、の魅力を発信する活動などを推進していきます。具体的施策につきましては、常総の文化、歴史の紹介やさまざまなイベント紹介、また最寄りの駅や沿道での花いっぱい運動、名産、オリジナル料理のふるまい等を計画しております。その中で、先ほども遠藤議員が言われていますように、防犯につきましても、水海道総合体育館は県警からの御指導も受けました。それを踏まえまして、防犯カメラの要請も来年度の予算要求の中にさせていただくような形で考えております。  以上でございます。 72 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 73 ◯14番(遠藤正信君) どうもありがとうございました。当初予算にしっかりと組み込んでいただいて、後から市長に答弁をしていただく予定でありますけども、そういった形で。  スポーツ振興課のみならず、常総の皆さんの努力、生徒の努力はあると思いますけども、輝かしいハンドボール。私の聞いているところで、常総では少年男女の種目が開催される。守谷と坂東においては成年。実は、常総に越す前に坂東で私は起業をしました。坂東の音響メーカー、社員とパートとか臨時社員、関連企業を含めますと大体1,200人くらい雇用に携わっている。朝と夕方の通勤時間なんていうのは、ほとんど時間が読めない。いろいろな路地も。しかし、ものすごく活性化された、坂東は、と感じています。そのときに、メーカーではハンドボールが非常に全国的に有名でありました。私も仕事の関係であそこには必ずお邪魔、月2回行くんですよね。すごい練習量というか、やっているんですね。それを感じたときに、常日ごろの鍛練があれば、すばらしい成果も得られるのかな、非常に私もそういう思いで見させていただきました。  県立水海道第二高等学校では、28年度は3月に兵庫県で開催された27年度選抜大会で優勝、山口県での夏のインター杯でまた優勝、そして今、岩手県の秋の国体でそれぞれ優勝ということで、年度三冠を達成された。すばらしい功績があるわけです。そういった思いで、この常総に、国体を機会にして全国各地から集ってくるものと私も考えている一人であります。先ほど担当課長から、市民一人一人が主体的に、そして協力を得て、来場者の記憶に残る大会運営をしていきたい、あわせて常総のPRをしたいという話がありました。どうか、そういう思いで、安心して常総に行ったら水害という話はありました、しかしこのように立ち直れた、このようなすばらしい大会ができた、また再び常総に行ってみたいと思っていただけるような、一つつけ加えれば、このハンドボールがここまで推進できたということでは、私の知る人も定住をして指導に当たってくださっている。すべての意味において、せっかく文科省なり、体育協会なり、茨城県が主催者となってやるわけですから、どうかこの機会を生かして常総を大いにアピールしていただきたいと思います。  一つ目の最後になりますけども、今、担当課から答弁もございましたけども、市長に答弁をお願いしたいと思います。 74 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君に申し上げますが、通告外の質問事項に入っているような気がいたします。遠藤議員から通告されているのは、国体会場における設置計画はあるのかないのかということでございまして、国体に対する思いとか、そういうものの通告はされてないような文面になっております。カメラの件だけで答弁はよろしゅうございますか。  その件について、神達市長、御答弁願います。                〔市長神達岳志君登壇〕 75 ◯市長(神達岳志君) 遠藤議員の御質問にお答えをさせていただきます。  防犯カメラの設置ということでございますけども、常総警察署シドミ署長とふだんからいろいろと交流をさせていただいているときにも、常総も防犯カメラを積極的に設置をお願いしますという依頼も受けております。ましてや国体に向けて大変な人が集まる再来年になりますので、この前県警の御指導もいただいて水海道総合体育館に関しましては、おとといの中村議員からの御質問にもございましたけども、公園の整備も含めて監視ができるような形をしっかりと設置に向けて努力していきたいというふうに思います。  以上です。 76 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 77 ◯14番(遠藤正信君) ありがとうございました。すばらしい答弁をいただきましたので、第1の質問については終了したいと思います。 78 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。  遠藤正信君、質問を継続してください。 79 ◯14番(遠藤正信君) 大きい二つ目の質問についてお伺いをいたします。常総の市道及び側溝の維持管理について。具体的に一つには、市道の総延長の考えについて、側溝敷設の現状についてお伺いをしたいと思います。総延長と現状で結構です。 80 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。都市建設部長。              〔都市建設部長木村茂樹君登壇〕 81 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 遠藤議員御質問の1番目、市道の総延長及び側溝敷設の状況についてお答えをさせていただきます。  常総市内の市道につきましては、総延長が約1,477キロメートルでございます。また、道路に敷設をされております側溝につきましては、道路改良により新たに整備をされたものや、従前より使用されております古いもの、さらには道路の両側や片側だけに敷設された箇所など敷設状況はさまざまではございますが、全体では約534キロメートル敷設をされております。  以上でございます。 82 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 83 ◯14番(遠藤正信君) そうしますと、今、総延長で1,477キロメートル、そのほか県道もあれば国道もあるわけですよ。個人は管理をする必要はないですけども。これは、側溝というのは、簡単にいえば3分の1強ですよね。ということは、道路の場合は家屋に面したり、部長からも両面にあるということですから、まだまだ半分になるのか。ただ単純に3分の1と考えればいいのかな。その辺についてちょっとお願いできますか。わかる範囲で結構ですよ。 84 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 85 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えいたします。  先ほども両側、あるいは片側というようなことで御答弁をさせていただきましたが、要望によって両側、あるいは片側、あとは石下町当時のことなんですけれども、道路幅員が4メートルの場合には片側ということでやっていた時代もございますので、そういうこともあろうかと思います。  以上です。 86 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 87 ◯14番(遠藤正信君) ありがとうございます。そうしますと、その部分で第2項目の側溝の維持管理として清掃、つけ加えて申しわけないんですが、生活排水、単独浄化槽の場合はくみ取りもあるでしょうけど、今は合併処理は相当普及しています。合併処理については、私もそっちに精通しているのであれですが、その部分については道路の側溝はあくまでも雨水排水だと思うんですね。あくまでも生活排水を基準としてやっているわけじゃないわけですよ。しかしながら、生活を維持していく上で、合併処理の場合は担当課で正式な手続きをとって申請すれば許可をする、こういうふうになっていると思うんです。それも含めてちょっと清掃とかはどうなっているか、許可の部分。確認ですね。清掃はどうなっているか。 88 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 89 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えをさせていただきます。  最初に、道路側溝の清掃や維持管理についてでございますが、側溝内に堆積した汚泥の清掃につきましては、通常、生活環境課により順次対応をしております。そのほか、大雨などによりまして土砂が流れ込んだ際など緊急時におきましては、道路維持課にて随時対応をするケースもございます。また、側溝の破損などによる補修につきましては、道路維持課によりまして市民の皆様からの依頼などをもとに現場を確認し、道路維持課で順次対応をさせていただいております。市民からの道路側溝の詰まり、雨水時のオーバーフロー等の連絡があった場合につきましては、生活環境課で当該場所の現状を確認し、その結果、清掃が必要と判断した場合は清掃業者に委託をし、側溝に堆積している汚泥等を取り除く作業をしております。  生活排水の側溝接続につきましては、下水道地区以外となりますが、側溝につなぐ専用の申請をいただいて審査をして許可を出すということでございます。  以上です。 90 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 91 ◯14番(遠藤正信君) どうもありがとうございました。しかしながら、まず一つ、許可の部分について、それはすべて私も確認したわけじゃありませんけども、宅内の常圧酸素を活用して、一切宅内から水を出さないという人は少ないと思うんです、正直言って。前に側溝があったから、あまり傷めないようにしながらそこに流させてもらっている人も多々いらっしゃると思うんです。それと重なって、落葉シーズンです、今の時期。側溝に落ち葉とかがたくさん堆積して、住民が許可をとった排水もままならないと電話をいただきました。そういったことを考えるときに、側溝のふたをしていれば落ち葉とかというものはある程度解消できる。例えばビニールだとか側溝に流入することも少なくなってくると思うんです。それに対して、大変なところに対して側溝のふたの申請をすれば、必要と認められれば、常総としては対応していただけるのかどうか。その点を聞かせていただけますか。 92 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 93 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えをさせていただきたいと思います。  議員のおっしゃいました側溝のふたのないところというのは、多分石下地区の駅東の区画整理地内かと思われます。駅東の区画整理地内につきましては、区画整理事業においてふたがないような側溝で整備されております。その地区につきましては、当然、中には農地もありますので、農地については特段そういう御要望はないんですが、農地を宅地化するに当たってそういう御要望がありますので、その場合につきましては現物支給というような形で対応をさせていただいております。 94 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 95 ◯14番(遠藤正信君) ありがとうございました。それを聞いて安心しました。どうしたらいいんだろう、自治会で何とかしようとしてもどうにもならない。そういった形で困ったという話を相当私も聞きました。  生活環境課長、部長でもいいですけど、当初石下町には汚泥吸引車、ダッパー車というのかな、あれがあったんですよね。関東・東北豪雨のときに水没しちゃって使えなくなっちゃったんですよ。自治会で、前に使えたときに確かに台数は少ないから、一時的にはなるけども、に要請してお願いするというわけにはいかないから、我々自治会で昔はできたんだよな、今はないんだけど、これくらいでは頼みもできないし、かといって、今は高齢化して側溝を上げて自力でできないと大変苦慮して困っている人も結構いらっしゃるわけです。現状として、側溝清掃の要望に対して満たされているのか不足しているのか。いずれかで結構ですから聞かせてください。 96 ◯議長(風野芳之君) 生活環境課長。 97 ◯生活環境課長(猪瀬 清君) お答えさせていただきます。  現在、市民からの要望に対しましてはすべて満たされているという状況です。お待ちいただいているところは特にございません。  以上です。 98 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 99 ◯14番(遠藤正信君) 補正をとっていませんか。当初予算だけでできていますか。教えてください。 100 ◯議長(風野芳之君) 生活環境課長。 101 ◯生活環境課長(猪瀬 清君) お答えさせていただきます。  29年度ベースで申し上げますと、当初900万で予算をつけていただきまして、その後8月補正で1,100万円側溝清掃費用をいただきました。その費用900万では三、四カ月で年度初めに使い切ってしまいましたので、補正予算で今は対応をしているところでございます。  以上です。 102 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 103 ◯14番(遠藤正信君) ありがとうございました。私はこっちのほうなんですよ。ないと今、課長はおっしゃいましたけども、なかなか言ってみても難しいしという話が私のところに来ているんですよ。今後、また御相談をさせていただきながら常総にお願いしたらどうですかと勧めたいと思います。  それでは、防犯カメラ設置と常総市道及び側溝の維持管理の質問はこれですべて終わりにしたいと思います。大変ありがとうございました。 104 ◯議長(風野芳之君) 暫時休憩といたします。                 午前11時48分休憩    ─────────────────────────────────                 午後1時00分再開
    105 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、16番茂田信三君。                〔16番茂田信三君登壇〕 106 ◯16番(茂田信三君) 16番の茂田です。通告に基づきまして質問させていただきます。  まず最初に訂正をお願いいたします。3)です。「が参画していない」というのを「参画している」、その次も「どの」というのを、100%じゃありませんから「ほとんどの」と入れてくれますか。ほどんどの第三セクターは多大な赤字で市民の税金で穴埋めしていますと。が参画している、ほとんどの第三セクターは多大な赤字で市民の税金で穴埋めしているということです。よろしくお願いいたします。  それでは、本題の質問に入らせていただきます。まず、道の駅計画について。私どもはこういうことは集客というんですか、施設は必要だと思います。賛成です。しかし、官民の官がやるべきじゃないんです。まずそれを冒頭にお話しします。こういうたくさんの工業団地、また商業施設を呼ぶまでは結構なんです。そこへが首を突っ込んじゃいけないということなんです。まず、1)将来の負の遺産になるのではないか。施設、メンテナンス。2)どういう経営システムか。例えば、が全額やるだとか、株式の3分の1を持つとか、お金の調達はどうするとか、会社が赤字のときはどうするか、そういうことです。3)が参画している、ほとんどの第三セクターでは多大な赤字で市民の税金で穴埋めしているのが現状である。  市長も県の議会議員をしておりましたからわかります。数百億のお金ですよね、解散したの。それだけ税金を使わなければ我々が県民税をもっと抑えられたと思います。ということで、が参画してはいけない。その準備段階、転用したり、そういう書類上の当然のやるべきことはやって、あとは任せろということです。以上です。 107 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。都市建設部長。              〔都市建設部長木村茂樹君登壇〕 108 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 茂田議員より御質問をいただいております3点についてお答えをさせていただきます。  1番目でございます。では復興計画及びまち・ひと・しごと創生総合戦略にも道の駅設置を位置づけ、またアグリサイエンスバレー構想に基づき、販売機能の拠点として道の駅を設置する構想としております。そのため、5月補正予算により、道の駅基本構想、基本計画策定の委託費の予算をつけていただきまして御審議いただき、業務委託の契約を締結し、基本構想、基本計画の策定を進めております。当市が目指す道の駅につきましては、市内の農業生産者の販売ルートの開拓だけではなく、交流機会の拡大や市内経済への波及など地域活性化に向けた拠点として整備をしていきたいと考えております。  道の駅につきましては、全国で1,000カ所以上設置されておりますが、その多くは市街化調整区域の中に単独での立地と思われます。当市が計画しております道の駅につきましては、国道294号線の上り車線、常総インターチェンジ入り口手前であるほか、市街化区域内への設置を予定しておりまして、道の駅の隣接に民間集客施設の立地が可能であり、検討も始めております。そのため、道の駅と隣接する民間の集客施設との連携を図り、道の駅だけでは得られないような、より高い集客力、よりにぎわう拠点の創出を目指してまいりたいと考えております。  茂田議員御指摘、御懸念につきましては、市内経済波及効果や交流人口の拡大など地方創生につなげられる効果もございますので、市域全体に波及するような道の駅を計画してまいりたいと考えております。  続きまして、2番目の御質問、道の駅設置後の管理、運営につきましては、県内自治体の事例を見ますと、第三セクターへの委託や指定管理、また民間への指定管理などがございます。議員御指摘のとおり、行政に経営に関するノウハウはございません。民間のノウハウを活用した管理運営が必要であるものと考えております。現在、道の駅の基本構想及び基本計画の策定作業を進めておりますが、基本計画の中で管理、運営の方向性を整理することとしております。  続きまして、3番目の御質問、議員御指摘のとおり、第三セクターは自治体が出資する収益団体でありますが、財政健全化法により第三セクターへの単なる赤字補てんを目的とした公的支援は行うべきではないことも十分認識をしております。先ほどの答弁と重複いたしますが、県内の事例としまして、道の駅の管理、運営を第三セクターへ委託、または指定管理しているところもございますが、当市が計画をしております道の駅の管理運営体制につきましては、第三セクターで管理運営することを決定しておりません。基本構想、基本計画策定において、第三セクターや民間への指定管理などの手法について比較検討を行うこととしておりまして、それぞれのメリット、デメリットを踏まえ、よりよい管理運営手法を選択してまいりたいと考えておりますので、引き続き御助言いただけますようお願いいたします。  以上です。 109 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君。 110 ◯16番(茂田信三君) 今聞いて、やっぱり公務員的というか、よくもなく悪くもなくと聞こえた。  二、三例を挙げますね。個人的な話をしますけど、うちの三男が結婚しまして食事会を学園のホテルオークラでやったんです。写真が2週間か十五、六日でできますと。20日待ってもできないので電話したら、まことに申しわけないと二人で謝罪に来て、誤りに来た人を何回も怒ったりそういう趣味はありませんから。いろいろ経営のことを話した。昔、第一ホテルといったんですよね。茨城県にホテルが少ないからということで、私の記憶では県も参画してつくったんですよ。やっぱり間違いないです。あそこは入って暗いんですよね。何度か食事に行ったり会合で行きましたが、入って暗いんですよ。これじゃお客が入らないなと。着付けのお金とか食事代、食事はホテルつくばねというところで、何時ごろ行きますから一緒にしておいてくださいと。行ったら会計もできてないんです。車で行きますと言っても駐車場の場所も教えてないです。しばらくぶりに行ったら北側にあるんですよ。反対側は常陽銀行の駐車場で、ここは違うな、帰りにお金を払えばいいなと思ったら、それも説明がないんです。車で来るんでしたら駐車場はどこどこですとか、まずそれがない。  それで、経営の話をして、私は経営の直の話を聞くのが好きなものですからお話をしていて、管理職と二人で来たものですからね。あなたのホテルはまず活気がないねって。あれじゃお客入らないよって。ごもっともですと言うんですよ。社長、おれ暇だから経営のあれに入れてくるかと言ったんですよね。いいですよって。お金は要らないからと言ったの。社長はどこの人がやっているのって、たたき上げじゃないだろうって。はい、違います。県の天下りだそうです。あ、天下りじゃ会社はよくならないよねって。その従業員の名前は言いません、ごもっともですって。我々の意見が伝わりませんて。公務員が悪いとかっていう話じゃないですよ、まず言っておくけど。県の職員で定年退職してホテルやるといったって無理でしょうよ、社長。だからよくならないよって。ごもっともですって。まず第1はそれです。話も二つ、三つ引き出しをいろいろ用意してありますからね。  二、三日前、下妻の大きい商売の方が来まして、いろいろ話をして、常総で道の駅をつくるって構想があるんだけどどう思うかと聞いたら、いや、住職さん、だめですよって。やっぱりそう思うだろうって。実はと言うんですよ。皆さん、うちの子どもが小さいころですから三十数年前ですか。サンビーチ、今は人気がないですけど、あのころはすごい人気があって、私も二、三度子どもを連れて行って。二、三日前に聞いて初めて思ったんです。あれは、最初は県営だったんです。県のお荷物になっちゃったんですよ。下妻へ移管するがどうですかって。普通じゃ移管を受けないでしょうね、無料で譲渡しますからって。下妻の市長、正直言ってあの市長の代ですよね。今の市長はよっぽど経営感がないなと。引き受けちゃったんですって。あれは大変でしょうよ、引き受けたって。あれはもう赤字ですからね。シーズンの6月末か7月の頭から7、8、2カ月であの規模のもうけなんか出せるわけないんですから、どう考えたって。1年を通してやってももうけが出ないのに、2カ月や2カ月半でもうけは出ないでしょう。  それで、今、ある問題が起きているんですって。プールとかいろいろ30年近くその前後になると思いますから、疲弊しちゃって大修理なんですって。その話で、多分1億、2億の話じゃないだろうなと。私が直接見積もりしたわけじゃありませんが、10億以上かかるって言ってましたよ。お金をどうやって出すんですか。多分下妻は特別会計を合わせて約400億前後ですか。三百四、五十億でしょうね、全部入れても。なぜそんなに経営のセンスがないのか。茨城県はちょうどよかったでしょう、お荷物を下妻に丸投げしちゃって。  そして事例3。これは名前を出していいんですかね。皆さんわかっているから名前を出さなくても、隣のの頭文字でHにしておきますか、H。あそこは今大変らしいですよ。よそのですから別に意見を挟んだり、こうやれとか言いませんからね。私は常総市議会の議員だし、Hには私は税金を一銭も払ってませんから。近所の方がよく来るんですよ、うちへお仕事をしたり親戚ですから遊びに来たり。何で大変なのと言ったら、まずガラス工場をつくっちゃったんですって。ガラス工場というのは火を消せないんでしょう。観光客目当てでホテルも建てたらしいですね。入るわけないと思いますよ、私は、素人考えで。まずあそこにはアクセスの鉄道がないでしょう。特別にあそこに見に行きたいとかないでしょう。会社だって大きいのはないですよね。それでお荷物になっちゃったんですって。聞いた話によりますと、百条委員会があったらしいですね、選挙の前に。何で百条委員会にかけたかというと、土地買い過ぎだとかどうのこうの、土地に事業費がかかって、ようやく気がついたんでしょうね。だって、賛成しているのは議員でしょう。議員の賛成がなければ構想があったとしても事業はできないわけですよね。私は実名を出してないですから、どこどこなんて。あのままいくと、これは私の推測ですからね。夕張みたいになるんじゃないかなと思いますよ、今のままでは。莫大な借金で。そうでしょう。そのときの職員でも議員でも賛成したから弁償しろっていう、たまには起こされますけど民事訴訟とか、ないですよね。だれが最後は責任をとるんですか。ホテル、ガラス工場、工場はもうかっているかどうか知らないけど、私のあれじゃペイできないと思いますよ。  あともう一つあったな。これは常総のことですから名前を出しますよ。あすなろの里、いつも赤字、赤字でこれは絶対黒字になんかなるわけないですからね。あれは根本的に収益を出す施設じゃないんですよ。教育の一環として建設したやつでしょう。それでもみんないろいろ知恵を絞って、あれは絶対できないですよ、よっぽどの達人じゃないと黒字に。素人がやったってできるわけないですよ。理事だってちょこちょこかわるんでしょう。職員もかわる、絶対できないですよ。それと同じくなんですよ。  事例を挙げましたからわかりましたよね。官民で連携していろいろな発明をしていますよね、実用的なこと。あれは官は研究のノウハウだけですよ。施設を貸与したり。あとの商業ベースに乗せるのは民なんですよ。だから、素人が手を出しちゃいけないんですよ、商売に。今はプロがやったってつぶれているんでしょう。わかりますよね。今度、銀行もだんだん減ってきますからね。ゼロ金利じゃとてもできないですから。金貸しの銀行だってどんどん併合してリストラして、そういう時代なんですよ。  もう一つ新聞に載っていましたよね。滋賀県でしたっけ、1,100億円の赤字。どうするんですかね。1カ月前の新聞には、橋がだめになって大体人口規模、橋の数によりますが、1.5億円ないし2億円かかるんですって、市町村の持ち出しが。公共設備、橋ばかりじゃなくて。どうするんですかね、常総。地方交付税も変ですよ。そこへきて、私が前に提案しましたよね。6月議会かな。石下庁舎のところに耐震とか備えた簡単な骨組みだけの。そこで産直、産地でできた野菜、お米を売ったらいいでしょうって。それならそんなリスクを背負わないでしょうよ。  まずお聞きしたいのは、これは賛成しているんですからね。一応聞きますけど、建設費に幾らかかるのか。前回の答弁は全然答えにならなかったですよね。どこどこが100万だとか、全国1,000カ所って言いましたっけ、さっき。どのくらい黒字になっているんだと。第三セクターでも市町村が投資している以上、必ずこれは公開しなくちゃならない義務があるでしょうよ、税金を使っているところは。それが収支も決算が非公開なんでしょう。前の答弁でそうでしたよね。何割かは答えしてくれないって。そういう話はないでしょうよ。税金を使っていてもうかっているかもうかってないか。どこどこが何百万、100万、200万黒字って言ってましたよね。メンテナンスで20年で幾ら予算がかかる建物かわかりませんが、数億のお金はかかりますよ。大きい規模でしたら空調、配管、私どもが管理しているお寺の客殿がちょうど20年なんですよ。冷暖房で800万かかりました、取りかえて。20年で大体機具はだめになるみたいですね。トイレの水道六つ、その管が全部だめになりました。それで簡単に1,000万ですよ。井戸のモーターですか。施設が大きくなると数億ですよ。100万を20年ためたって知れているでしょうよ。10年で1,000万ですよ。20年で100万もうかったとして、それはもうけじゃないですよ。商売をやっている方はわかりますよ。その間に地震もあるんですよ。台風もあるんですよ。お金はどこから出すんですか。100万もうかりました、200万もうかりました。全部答えてもらいますからね。もしこれが事業に乗らなくて、壊すときはお金はだれが出すんですか。相当なものでしょうよ。  デパートのイオン、うちの兄も商売で入っておりますが、あそこは利口ですよ、兄から聞くと。全部テナントからお金をもらって、駐車場もらって、入るときに何千万か預託するんですよ。それで修理とか全部するんです。預託するお金は、今は金利が安いですけど、金利がいいときは日歩何銭で貸せるんですよ、現先っていいましてね、現先で貸せるんですよ。その預託金はもうクローズされますから返さなくていいんですよ。それで利息を稼いでいるんですよ。今はゼロ%ですから稼げませんけど。そういうこともやらないでしょう。向こうは権利金というか敷金というんですか、何千万預かっちゃっているから平気なんですよ。まずではやらないでしょう、そういうことを。それをお聞かせ願いたいです。 111 ◯議長(風野芳之君) 産業拠点整備課長。簡潔に御答弁を願います。 112 ◯産業拠点整備課長(川沼一巳君) ただいまの茂田議員の御質問にお答えいたします。  まず、道の駅の建設費についてですが、現在、基本構想の策定を始めたばかりでありまして、概算の金額になりますが、最大で約15億円と試算をしております。  2点目になります。全国的な第三セクターの経営状況についてでございますが、道の駅を経営している第三セクターに特化した資料はございませんでしたが、総務省で第三セクター等の出資経営状況というものを公表しておりまして、全国の第三セクターの概況をまとめたものでございます。平成28年度の数値を見ますと、全国で6,268の第三セクターがございまして、うち64.5%4,043法人が黒字、35.5%の2,225法人が赤字でございます。すべての義務の分野を含んでおりまして、赤字率が高い分野に関しては社会福祉保険医療にかかるものが44.1%、土地開発にかかるものが38%、道の駅に関連する第三セクターが属すると思われます観光レジャーの業務分野の赤字率は31.6%、全体の数字からは低くなっております。  3点目、修繕費についてでございますが、道の駅を指定管理、第三セクターとするか民間とするかはまだ決まっておりません。契約の際に維持管理についても詳細を決定する形で現在のところは考えております。  以上でございます。 113 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君。 114 ◯16番(茂田信三君) まず15億という数字を言いました。それはどこから拠出するか。国の調査で31.1%が黒字だと、10億の返済とか入ってないんでしょう、多分。15億ですと、年利3%で借りて4,500万ですよ。普通の会社でいうと4,500万ですよ。2%で借りても3,000万ですよ。黙って2%と書いたって金利を稼ぐということは3,000万だから250万くらいもうけないと月に。金利にならないですよ。そのほかに積み立てをしなくちゃならないでしょうよ。そこをちょっと聞かせてもらいたい。黒字、黒字といっても、15億に対する利払いとか返済とかをやった黒字じゃないでしょう、多分。 115 ◯議長(風野芳之君) 産業拠点整備課長。 116 ◯産業拠点整備課長(川沼一巳君) ただいまの御質問にお答えいたします。  まず、建設費の15億に関しましては、現在県内で3カ所ほど道の駅の建設を進めているところがありまして、そちらのほうの額を参考に概算で算出した数字でございます。 117 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君。 118 ◯16番(茂田信三君) 黒字っていうのは建設費については聞いたよ。最大で15億かかりますって。黒字、黒字と言っているけど、利払いとかしてないでしょう。減価償却もしてないでしょう、15億円に対する。それを聞いているんですよ。あと15億というのはどこから拠出するんだと。国の補助がどれだけだとか、会社でいう社債、こっちでいう債を発行するとか、それを聞いているの。 119 ◯議長(風野芳之君) 産業拠点整備課長。 120 ◯産業拠点整備課長(川沼一巳君) ただいまの補助金に関してですが、道の駅に関しては道路附帯施設ということで国の補助金が上限1億ということでつきます。そのほか、農林水産関係の補助金ということで、施設整備に関しまして3分の1から2分の1程度の補助金がつくということになっております。  以上でございます。 121 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君。 122 ◯16番(茂田信三君) そうすると、1億と5億にして9億。だから9億をどこから持ってくるの。賛成の人たちでお金を出すのかね。  あともう一つ。赤字の場合はだれが補てんするのか。責任を明確にしないと大変なことだよ。市長に答えてもらうから。赤字になった場合、だれが補てんするんだと。当然、議員でも責任はありますよね、これほど言っているんですから。赤字のときはだれが補てんするのか。最後解散するときの赤字はだれが補てんするのか。それをやらないと、茨城県の開発公社と同じですよ。最後は市民の税金じゃ、私も税金を払わないですよ。うちだって大変なんですから。だれもがそうですよ。保険税八十何万、はっきり知らないけど一番上で、また3月に1回か4月に1回か女房が払いに行ったり、今度は固定資産税だとか。だれもがそうですよ。笑っているけどそうだよね。どこもそうですよ。私はノータッチだから全部家内に任せているから、幾ら払っているとか詳しいことはわかりませんが。ただ、今月は税金の月で大変だって。税金を払う人はいなくなっちゃいますよ。9億の拠出、赤字のときはだれが払うって。  あともう一つ、最初に木村部長だったか言ったのは。あそこにジャンクションというの、乗り場。サービスエリアの圏央道常総乗り場。歯医者に行っているものですから、ここは四、五回乗っているんですよ、成田方面。私が乗ったきり、後からいなかったです、バックミラーを見たら。券売機で購入してもいなかったです。ずっと乗って、結構行きのときは境方面ですか、向こうから車は来ていましたが、おりる車もなかったです。帰りは4時ごろかな、ちょうど込んでいる時間ですよね。やっぱり常総でおりる人は私だけでした。後ろがつかえていては悪いから金を払ったり、バックミラーを見たらおりる人はいなかったです。あそこの乗降を当てにしたって来ないですよ。あそこに特別珍しいものがあるんでしたらおりますよ。今の状態ではおりないでしょうよ。そんな甘い考えじゃだめですよ。おりないから、とにかく。たまに物珍しくて、ここは水害があった常総だからどうなったかなって、たまにおりる人もいますよ。道の駅専門でおりる人はいないです。近くの人とか旅行に行ったときに聞いたら、もう買い物は間に合っているよ、下妻にもあるし。わざわざあそこまで買いに行かなくてたって上郷にもあるよって。  部長、圏央道の利用者は当てにならないですよ。先ほど圏央道ができてって。もう民間に任せなさいよ。常総の石下支所のところだって、前に質問でやったのをやってないでしょう。2年くらい前からずっと話していますが。まだあそこのほうが立地がいいんじゃないですか。それをちょっと答えてくれますか。 123 ◯議長(風野芳之君) 順を追って答弁をさせます。神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 124 ◯市長(神達岳志君) 茂田議員の質問にお答えをいたします。  圏央道インター周辺開発の道の駅についてでございますけども、茂田議員が御心配をしていただいているのは本当にごもっともだと思います。私も自分で会社を経営した経験上、毎月収支を合わせていくというのがどれだけ大変な苦労なのかというものも経験をしておりますし、今全国でやっている第三セクター、行政がかかわった第三セクターは大体3割くらいが赤字だというふうにも聞いております。県内の道の駅の状況も他にもいろいろと聞いて、もうかっているところ、まだまだ苦戦をしているところ、たくさんあると思います。ただ、私の思いとしては、人口減少、少子・高齢化、水害もあって、常総のこれからの起爆剤の一番大きな大事なポイントにこの圏央道の開通というものがあると認識をしておりますし、周辺開発というのは常総の命運がかかった事業だとも考えております。  今現在、第三セクターでやるということ自体も私自身も判断をしておりません。ただ、道の駅をやるということは明確に判断をしております。そういった部分で、この道の駅を失敗させない、道の駅だけでなくてその周辺の民間施設、または農業の6次産業化というものは、民間ができるところはすべて民間にやっていただく、行政としてできるメリットという部分を行政としてできるところは一緒にやっていく。官民連携という手法もさまざまな手法がございますので、第三セクターでやるというものだけでなくて、出資の割合、もちろん運営であるとか商売に関してはもちろん茂田議員がおっしゃるとおり、これは民間に任せたほうが継続性という面でもマーケティング能力、さまざまな面を見ても民間のほうがたけているということも研究中でもございますので、そういうふうな方針でいきたいと思っています。そういった御心配の声は私も同じように危機感を持って、何としても失敗はできない場所だ、常総の命運がかかる場所だという部分で、危機感を共有して茂田議員はじめ議員の皆さんのさまざまな御意見をいただきながら、成功する道の駅、またはインター周辺開発にしていきますように頑張ってまいりたいと思いますので、今後とも御指導、御協力のほどをお願いしたいと思います。〔「議長、答弁漏れ。赤字はだれが補てんするのか、その責任所在」と呼ぶ者あり〕 125 ◯議長(風野芳之君) 答弁を願います。神達市長。 126 ◯市長(神達岳志君) もちろん、赤字の補てんというのはそこを経営する経営主体が一義的に責任をとるものだと考えております。 127 ◯議長(風野芳之君) 引き続いて都市建設部長。 128 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えいたします。  先ほど議員からインターチェンジを乗りおりする方に寄ってもらえるようなということで御質問をいただきましたが、NEXCOの調べでは坂東インターとつくばインターの間の交通量につきましては、1日当たりでございますけれども、開通当初は約2万1,000台、現在では少し落ちまして1万7,000台ということでございます。常総インターチェンジの1日当たりの乗りおりの状況なんですが、約ですが2,000台が乗って2,000台がおりるという調査が出ております。この乗りおりする2,000台の車両についても、これから道の駅を民間施設と連携も含めてどのような道の駅にしていくかも含めて、おりた方に寄っていただけるような、294を使っている方にも寄っていただけるような、地元の方にも寄っていただけるような民間施設と連携した道の駅をつくり上げるように、今回の委託の中で検証していきたいと考えております。 129 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君。 130 ◯16番(茂田信三君) 先ほど9億の出どころ、まだ出資先がわからないということですよね、9億は。2,000台ということは、真夜中は別にして10時間として1時間200台ってことだよね。ただ、通っているように見えるけど、向こうがつながっているでしょう、境のほうから真っすぐ。何ていうの、あれは、向こうの高速と。通過する人は確かに多いよね。先ほど言ったように、七、八回乗っているけど、車自体は多いよね。ただ、阿見のアウトレットでみんないなくなっちゃうみたい。ずっとどこでおりるのかな、あそこまでは結構車は込んでいるんですよ。あの先になると、稲敷の歯医者に行っておりるものですから、その前に成田に行ったときも、見ていると阿見でおりるんですよ。あとほとんどすいています。阿見のアウトレットはすごい集客があるんだなと。  ここは、先ほど言ったように1時間200台が乗りおりしているんですかね。向こうが発表するんだからそうだと思うけど、200台おりたり乗ったり見受けられないけど。そのうち何人がおりるかだよね。  あと市長の意気込みは本当に肌に感じてわかりますよ。だれもが思っているんですよ。人口減少をどうやってとめるか。私は私で前にお話ししたように、の少しでも役に立つようにいろいろな方にホームページで案内したり、よその人をたくさん連れてくるように。そうすると、商売の人にも多少なり役に立つと思って。その意気込みはわかりますよ。  工業団地だったら、土地を先に確保して整地をして下水道をやれば、の開発にはお金がかかるにしても、そんなに全部埋まらなくても固定資産税とか雇用がありますけど、これはメリットはないと思うよ。責任の所在も先ほど聞いたら、わからない。もし自信があるんだったら、全財産かけてもやります、そうだったら本物ですよ。だってまだわからないんでしょう。その前に見切り発車して経営のわからない、責任の所在もわからない。市民はどこに行ったらいいんですかね。だれを告訴したり提訴したりしたらいいんですかね、損害賠償は。半端なお金じゃないですよ、9億っていうのは。これからいっぱいかかるから、いろいろな面で。  さっき言ったように100万、200万の黒字じゃだめですよ。最低1,000万以上の年間利益を上げないと。ここにも経営者がいますけど、それだけの規模の9億、15億の建物でしたら、メンテナンスを20年に1回やって2億、3億かかりますよ。だれが用意するんですかね。ちゃんとした大きい会社が丸ごとやりましょう、私たちが全部やりますっていうなら安心ですよ。建物だけで建てて、あとはもうみんな赤字になると逃げますよ。それをどういう計画が頭にあるか聞かせてくれますか。もう心配で心配でしようがないですよ。できるころは多分、死んでいるか、議員の末席を汚しているかわかりませんが、大体職員の方は今中枢でやっている人は引退ですよ。今度はだれが責任を持つの。神達市長だってわからないですよ。前に言ったように。ここのところ、常総は1期ごとにかわっているんですから。あと3年でしょう。終わってやっぱり失敗しちゃったなといったらね。これはだれも心配していますよ。私ははっきり言いますけど、こういう事業には非常に繊細ですけど、あとは反対しないでしょうよ。福祉とか反対しないでしょう。これは金額が金額ですもん。壊すのだって1億近くかかっちゃうんじゃないですか。もしやめるとなったら。そこをもう一回聞かせてくれますか。 131 ◯議長(風野芳之君) 産業拠点整備課長。 132 ◯産業拠点整備課長(川沼一巳君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。  先ほど国の補助金が1億、それ以外に農林関係の国庫補助3分の1、2分の1というお話をしましたが、他市町村の事例を見ますと、それ以外の裏負担としまして合併特例債を活用している例がございます。ただし当の場合は財政事情と合併特例債の残り枠のほうが厳しいということがございますので、非常に厳しい状況ではありますが、官民連携で建設及び維持管理を含めまして基本構想、基本計画の中でよりよい方法を模索していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 133 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君。 134 ◯16番(茂田信三君) 市長、最後に言っておきますね。民間ですべてやるんでしたら、もろ手を挙げて賛成しますからね。以上。 135 ◯議長(風野芳之君) 暫時休憩といたします。                 午後1時46分休憩    ─────────────────────────────────                 午後2時00分再開 136 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、6番堀越輝子君。                〔6番堀越輝子君登壇〕 137 ◯6番(堀越輝子君) 皆さん、こんにちは。本日は通告に従いまして一般質問を行います。6番堀越輝子です。どうぞよろしくお願いいたします。  一問一答方式ということで、初めに当の財政をよくする取り組みについて市長に伺うということで質問したいと思います。  神達市長が昨年市長に就任されまして、はや1年半近くになろうとしております。さまざまに公約を上げて当選されました。その中には、本当に市民の多くの方が期待をしているものもたくさんあります。地元の宝を生かして当のにぎわいを戻そう、元気にしていこうというところに多くの方が共感したと思っております。  まず、そのためには市長が1期だけではなく2期、3期と長きにわたって市長を務められ、本市のために働いていただくことが期待されるところであります。そして、公約を実現するためには、まずはこの間の有料橋でありませんが、お金がなくては財源が確保できなくては、さまざまな施策の実現は難しいと考えております。私たちも議員としていろいろに市民の立場からも要望してまいります。そうしたところでも予算がとか、予算の確保がということがたびたびお答えとしていただいております。そこで、市長がこれまで1年半、の組織の中に入って見てきた中で、できること、できないこと、さまざまな問題点なども見えてきたと思いますので、ここで現在中長期的な視点から歳出の抑制、特に歳入の確保についてどのような取り組みを考えておられるか、優先順位なども含めてお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。 138 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。総務部長。               〔総務部長荒木悟志君登壇〕 139 ◯総務部長(荒木悟志君) 堀越輝子議員の質問にお答えいたします。  当市の強みは都心に近く、圏央道、常総線などの公共インフラがあることです。これらあるものを生かし、人が集まる活気とにぎわいのあるまちづくりを目指しております。公約に掲げた事業以外にも復興計画、まち・ひと・しごと創生総合戦略に沿った事業に重点的に取り組んでいるところであります。市民の皆様から多様な行政ニーズがある中、真に必要な施策を展開するとともに、最少の経費で最大の効果を上げることが今自治体には求められております。そのため、従来から取り組んでいる人件費の抑制や内部管理経費の削減に加え、事務事業の見直し、民間企業の資金やノウハウを活用する公民連携による取り組みなどを取り入れ、今後も歳出削減に努めてまいります。  また、事業を実施する際、どんな財源で賄うかが重要となってまいります。近年におきましては、人口減少や地価の下落などにより、税収入の伸びは期待できない状況であります。厳しい財政状況の中、さまざまな事業を推進するには新たな自主財源を確保しなければなりません。そのためには、税収入の確保策として、圏央道常総インターチェンジ周辺地域をはじめとした企業誘致促進事業などによる企業誘致と雇用を創出し、新たな自主財源を確保してまいります。また、若年夫婦世帯や子育て世帯の住宅取得や改修を支援するいきいき住マイル支援補助などの定住促進事業を行っていき、個人の市民税の増収も目指しております。さらに、税外収入の確保策といたしまして、未利用財産の売却や賃貸を行うこと、ふるさと納税の活用も行ってまいります。多様な行政ニーズや急速に進む少子・高齢化社会に対応し、人口流出に歯どめをかけるべく、これからも歳出削減、歳入確保策を実施することによりまして収支の均衡を図り、中長期的に安定した財政運営をしていきたいと考えております。  以上でございます。 140 ◯議長(風野芳之君) 堀越輝子君。 141 ◯6番(堀越輝子君) 御答弁、ありがとうございました。まち・ひと・しごとということで、さまざまにのほうでも考えて取り組んでいかれるという御答弁をいただきました。しかしながら、私たちの常総というのがほかにはないまちの特性、外国籍の労働者がたくさんいるですとか、そういったことも含めて独自のおしなべてほかの市町と同じような施策ではないもの、特にどういったところに力を入れようと考えているか教えていただきたいと思います。 142 ◯議長(風野芳之君) 財政課長。 143 ◯財政課長(小島裕治君) ただいまの御質問に答弁いたします。  力を入れているところというのは、部長が説明しましたとおり、若年夫婦世帯や子育て世帯に対する住宅取得や改修、いきいき住マイル補助金などの定住促進に対する事業、人が離れていかないようにする施策を重点的にやってまいりたいと思います。  以上です。 144 ◯議長(風野芳之君) 堀越輝子君。 145 ◯6番(堀越輝子君) すみません、うまく質問ができなかったんですけれども、私たちのまちの特徴というのを踏まえて、今のいきいき住マイルですとか、そういった施策は他の市町でも早くから県北などでは特にやっている施策だと思うんですね。土浦におきましては、これは外国籍の方を対象にというお話で一つの例なんですけども、土浦では早くから市民協働のまちづくりの中に外国人の対策ということで、条例などもつくってやっております。それは土浦の外国籍の人口4%を超えた時点でそういうことに着手して始めているというような流れがあります。
     その中で、私も前回常総の未来構想案などもいただいているんですけれども、その中に外国籍の方について、これから特に労働人口が減っていって、今議会でも出ていますが、労働者か足りない問題を抱えているこのまちで、やはり外国籍の方が資産を形成していく、きちんとした形で定住していただいて、税収を出していただけるような流れ、そういう資産形成に資するような制度なりといったものを常総のほうで提供していくということが、ほかのと格差をつけていける、実現できる施策とも考えられます。そういった視点だったり取り組みについては考えておられますか。 146 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 147 ◯総務部長(荒木悟志君) じょうそう未来創生プラン、今回議会に提出させていただきましたが、その中でも都市間交流、国際交流ということで外国籍の市民の皆様のこともその中で触れております。具体的な施策につきましては、今後の基本計画で策定していきたいと考えております。 148 ◯議長(風野芳之君) 堀越輝子君。 149 ◯6番(堀越輝子君) ありがとうございました。やはり先ほどの茂田議員の質問にもありましたが、常総が場所であるとか、いろいろ含めてマーケティングといいますか、今後どういう人が生活してどういうニーズがあるのか、そういったことをでもよく見て取り入れていく、少し民間的な視点を取り入れていかなければ、地方創生の時代に財源を確保したり、ほかのより飛び抜けて財政がよくなるということは期待できないのではないかと考えております。そうしたことも含めて、ぜひ市長に考えを伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。 150 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 151 ◯市長(神達岳志君) 堀越輝子議員の質問にお答えをしたいと思います。  常総ならではの地方創生ということでございますけども、常総ならではというと、まず一つは立地というものがあると思います。東京にこれだけ近い、また圏央道も開通をした、常磐道も近い、そういった50キロ圏内という立地を生かして都市間交流を積極的に進めていく。先ほど答弁したように、マーケティングというものがこれからは大事になってきます。常総市民の皆さんに住みよさを提供していくのはもちろんでありますけども、今一番の喫緊の課題は人口減少、これを食いとめるには、まずは交流人口の拡大をしていく、常総を知っていただくということが大事になってくると思いますので、こういった立地を生かして、都市東京、50キロ圏内には1,000万人の方々が住んでいらっしゃいます。こういう方々にも常総にお越しをいただけるような施策というものを、先ほどの準市民構想も含めて進めていきたいと思います。  また、先ほどお話をいただいた官民連携、これからは道の駅もインター周辺開発も民間の力をいかに創出していくかというものが大事になってくると思います。そういった意味では、先だって岩手県の紫波町に視察に行ってまいりました。ここは全国の1,715自治体の中で視察ランキング、件数ですけどもダントツの日本一でございます。ここは人口が3万8,000人の小さな町であります。そこの駅前の市役所庁舎の前の敷地が20年来塩漬けになっていた何にも使われない土地、ここを常総のインターチェンジと同じような形で開発を行いました。これは、まさに官民連携の手法を通して開発をしたわけでございますけども、3万8,000人の町に年間80万人を超える交流人口が訪れる町に急成長して継続しているという事例でございます。そこも、まさにこれから行政財政が厳しくなっていく中で、民間の経済活力、これを有効に生かして行政ならではの視点も入れながら、官民連携を進めている自治体でございます。  ちなみに、この全国視察行政ランキングというのは1,715自治体で紫波町がダントツ1位でありますけども、常総もこれまでで初めてでありますけども、20位にランクをされました。これはどういうことかというと、やっぱり一昨年の関東・東北豪雨の水害、これの後の防災の取り組みであります。そういった意味では、水害があった常総ということを脱却して、防災先進都市としての常総、これを全国に発信していくというのも常総ならではの取り組みになるのではないかということで、防災先進都市を掲げさせていただいて、積極的に進めてまいりたいと考えております。  以上です。 152 ◯議長(風野芳之君) 堀越輝子君。 153 ◯6番(堀越輝子君) 御答弁、ありがとうございました。ぜひ、さまざまな形で常総の特徴を生かして、やっぱり常総はいいなどと言ってもらえるまちづくりに取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いいたしたいと思います。これで1の質問を終了いたします。 154 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。  堀越輝子君、質問を継続してください。 155 ◯6番(堀越輝子君) それでは、続きまして2の質問に移ります。当市の観光施策について。1)今後、県内でさまざまな大きな催しが予定されています。この機会に多くの観光客を誘致できるような計画をされているか。こちらの質問なんですけれども、大きな催しということで、まず来年には10月秋に茨城県内で世界湖沼会議が開かれます。世界各地から研究者や行政、NPOなどさまざまな立場の方がこの茨城県に集まりまして、環境問題について一堂に会して会議を行う、そういった機会であります。また、その翌年2019年には茨城国体、今あちこちでのぼり旗ですとか、最近はバッチもいただきましたが、さまざまにPRが行われております。こちらも日本全国からスポーツの祭典ということで多くの方が参加し、その参加して頑張っている姿を応援しに、家族、友人、一族郎党といいますか、親戚の皆さんも茨城県に滞在してくださる、そういう機会だろうと思います。そして、2020年にはいよいよ東京オリンピックということで、県内での大会ではありませんが、現在、当市におきましても選手団のキャンプ地としての誘致を進めていますように、茨城県内で東京に近いことから、あちこちの国の選手団を誘致しようということで活発に活動しているところだと思います。このような世界からも注目が集まるイベントが行われる、そのときに観光ということで常総もどんどん情報発信をしましょうと伺ってはいるんですが、具体的にどういうふうに計画されているのかということを伺いたいと思います。  私のこれまでの体験では、県内あちこちのほかの市町村において、さまざまな会議ですとか小規模、大規模問わず講演会、研修会、イベントに参加させていただきました。その中で、どこの市町村でも頑張って、20人くらいでも他市町から来るときにはパンフレットを卓上に用意してあるんですね。もしくは資料の中に必ずそののパンフレットやお土産物のパンフレット、観光パンフレットなどを持たせてくださる、準備してくださっています。  先日9月、10月と茨城防災大学が石下の体育館で行われました。その際に、私も受講させていただきましたが、かなり多くの方、180人くらいの方が県内あちこちから、私は御一緒した方は遠く潮来や筑西市、桜川の方もお見えになっていましたが、そういう方々が一堂に会している機会だったんですけども、常総からのPRというものは何も準備されていませんでした。週末の土日を使って2回に分かれて開催されましたので、ちょっと間があいたときに早速商工観光課に伺いまして、こういう機会ですのでぜひパンフレットを配ってはいかがかと申しましたところ、10月の会には早速準備してくださいまして、グルメマップも伺ったときにはなかったんですが、課の方が1枚ペラでカラーではなかったんですけども急遽準備してくださって入れていただいたのは、本当にありがたかったです。  これは、もしかすると、今回私が言ったから用意してくださったんだろうなと思うんですが、これまでの常総市内でのそういった100人以上でも集まる機会に、ふだんからやってなかったのかなというふうにもとらえることができまして、また私がボランティアなども活動をさせていただいているんですけれども、市内で一生懸命花を植えたり、地域の花壇を大切にしたり、環境運動をされている方のお話を聞きますと、これから国体もあるし、花を植えましょうと県でも言っているけども、急にはできないよねという話が出ております。パンフレットや情報発信もそうですし、環境美化につきましても1年、2年の間に急にできることではないと思いますので、今すぐ視点を変えてチャンスを逃さず、活動、取り組みを始めていただきたいと思います。そういったことを踏まえまして、商工観光課だけではなくて、市長がふだんからお話されているような横ぐしを通して情報交換をし、市内各地のイベントですとかそういったところでの情報発信を進めていきたいと思いますが、計画を教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 156 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。経済環境部長。              〔経済環境部長小室孝二君登壇〕 157 ◯経済環境部長(小室孝二君) お答えをいたします。  大きな催しに合わせた観光客の誘致についてお答えをいたします。  議員御指摘のとおり、来年の世界湖沼会議、2019年には茨城国体が開催され、当市は守谷、坂東とともにハンドボールの会場となるほか、2020年に開催されます東京オリンピック・パラリンピックではキャンプ地としての誘致も進めており、こうしたイベントに合わせまして多くの観光客の方に当を訪れていただくことは、の活性化を図る上でも大変重要だというふうに考えてございます。また、圏央道の開通による交通の利便性の向上、圏央道常総インターチェンジ周辺整備事業の中で計画されております集客施設の整備等々もございますので、今後観光客の増加も予想されているという状況でございます。  現在、では、観光物産協会で葛飾柴又で毎年開催されます寅さんサミットはじめ、年間50回以上市内外のイベントに積極的に参加をいたしましてのPRに努め、観光客の誘致等に努めている状況でございます。また、広域的な取り組みといたしましては、当市を含む取手、つくばみらい、関東鉄道株式会社で構成いたします常総地方観光促進協議会におきまして、地域の魅力、特色を生かした観光パンフレット、ウォーキングガイドブックを作成いたしまして、共同でPRをしているところでございます。この結果としまして、県観光物産協会と連携して、毎年春と秋に実施しておりますバスツアーいばらきよいとこプランでは、常総地方の各市を周遊するプランが大変な御好評をいただいている状況でございます。議員から御指摘がございましたとおり、こういった大きなイベントが今後予定されておりますので、先ほど御提案がございました各種のイベント、催しの中で、当市のPRに今後努めますとともに、例えば花を植えるとか、環境美化、こういったものも一般質問で既に御質問もございましたが、力を入れてまいりたいと考えてございます。また、予定されている大きなイベント、催しに向けまして、より多くの観光客の方に来ていただけるようにPRの強化、あるいは国体などもございますので、これに合わせたイベントの開催なども検討してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 158 ◯議長(風野芳之君) 堀越輝子君。 159 ◯6番(堀越輝子君) ありがとうございました。さまざまなところで年50回ということで、かなりPRしていただいていることもわかりました。観光客を誘致するということで、PRももちろんなんですけれども、来ていただいて、市内でどこで食事をしようとか、先ほどのお話じゃないんですが、具体的なグルメマップだったり、あとは何か神社仏閣的な史跡を見ていこう、そういった物見遊山的なところをPRするも、ガイドブックにも載っているんですけども、坂野家ですとかそういったところで休憩所がない。以前にも質問では出ていますが、お茶を飲むところもない。そういう問題があると思います。そうしたインフラ的な整備ではどのように計画をされておりますか。 160 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。 161 ◯経済環境部長(小室孝二君) お答えをいたします。  坂野家は例示というような形で御質問をされたのかと考えてございますけれども、議員御指摘のとおり、観光客の方に観光施設では休憩をとっていただく、ゆっくりしていただきながら、観光施設を見ていただく、そういうのも十分大事かなと考えてございます。外国人の方も共通といいますか、東京オリンピックのお話もいただきましたので、外国人にも対応できるような形で、例えばパンフレットとか案内板、多言語化を図った上で、今お話のございました休憩のベンチといいますか、あずまやといいますか、そういったものを含めまして、今ですと国、県のインバウンド関係の補助事業などもございますので、そういったものも使いながら整備に努めていきたいと考えてございます。  以上です。 162 ◯議長(風野芳之君) 堀越輝子君。 163 ◯6番(堀越輝子君) ぜひ早急に力を入れていただきたいと思います。私も何回もインバウンドについては、先ほどの質問にもつながるんですけれども、財源の確保というところで、お客さんが来ていただければ、入場料であったり、そこで食事をしたり、お金を使っていただいてかなり経済効果が高いと思います。現在、日本ではことしも外国人観光客が2,000万人を超えるという好況ぶりです。こうした拡大するマーケットの中に新規参入するということは、ハードルも低いですし、私たちの常総のいいところをPRして、多くの方に知っていただいて喜んでもらえるような、市民の方が経済効果を享受できるような方向に取り組んでいただければと思います。  最後は要望といいますか、お願いとしまして質問を終了いたします。ありがとうございました。 164 ◯議長(風野芳之君) 暫時休憩といたします。                 午後2時28分休憩    ─────────────────────────────────                 午後2時40分再開 165 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、2番大澤 清君。                〔2番大澤 清君登壇〕 166 ◯2番(大澤 清君) 皆様、こんにちは。今定例会議最後の一般質問になりました。大変お疲れさまでございます。議席番号2番大澤 清であります。通告に基づきまして二つの大項目につきまして一問一答方式で質問させていただきます。  まず大項目1の質問は、学校教育についてであります。文部科学省がまとめた平成28年度の児童生徒の問題行動、不登校等、生徒指導上の諸課題に関する調査の結果では、いじめの認知件数が全国で32万3,808件と過去最多との発表がなされました。この数字は、前年度より全体で約10万件ふえており、内訳としましては、中学校で前年度から約1万2,000件増加し、小学校では約8万6,000件増加していることが明らかとなりました。いじめはどの学校にもあると、国が積極的に認知するよう周知したものでございます。そのような中で、常総市内の小中学校ではどのような状況かを今回御質問させていただきます。  まず、1)の市内小中学校のいじめの認知件数についてお聞きいたします。御答弁のほどよろしくお願いいたします。 167 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。教育長。             〔教育委員会教育長山口 大君登壇〕 168 ◯教育委員会教育長(山口 大君) 大澤議員の最初の質問にお答えいたします。  常総でのいじめの認知件数は、この統計は平成28年度、小学校で646件、中学校で250件でありまして、これはその前年度から倍増しております。この増加につきましては、一つにはいじめのとらえ方が変化していることも背景にあると考えています。いじめに対しては、ささいな兆候であっても早い段階から的確にかかわりを持ち、いじめと認知することが求められるようになりました。先ほどの件数の中にも、冷やかしやからかいなどもたくさん含まれており、認知件数の増加は各学校が、ささいな兆候を制止せずに指導しているあかしととらえることができると考えています。  以上でございます。 169 ◯議長(風野芳之君) 大澤 清君。 170 ◯2番(大澤 清君) 御答弁、ありがとうございます。確かにどこからがいじめとして認知件数と挙げるかと、とらえ方によってカウントの仕方が当然変わるかと思うんですが、正直、小学校646件、中学校250件という数字には大変驚きました。  そこで、その中での自殺者の件数というのを教えていただけますでしょうか。 171 ◯議長(風野芳之君) 指導課長。 172 ◯指導課長(服部仁一君) ただいまの大澤議員の御質問にお答えいたします。  自殺者数はゼロでございます。 173 ◯議長(風野芳之君) 大澤 清君。 174 ◯2番(大澤 清君) 大変、安堵いたしました。そちらと、あと、いじめがこれだけの数ということですけれども、具体的ないじめの内容について幾つか挙げていただければありがたいと思うんですが、お願いいたします。 175 ◯議長(風野芳之君) 指導課長。 176 ◯指導課長(服部仁一君) ただいまの御質問についてお答えいたします。  28年度の常総のいじめの具体的な内容です。まず、一番多かったのが冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われるというもので、これが半数以上になっております。  次に、二番手に多かったものが軽くぶつかられたり、遊ぶふりをしてたたかれたりする、けられたりするというもの、これが大体2割程度です。そのほかは、多い順に申しますと、仲間外れ、集団により無視をされる、嫌なことや恥ずかしいこと、危険なことをされたりさせられたりする、金品を隠されたり盗まれたり、壊されたり捨てられたりする、パソコンや携帯電話などで誹謗や中傷をされるというようなものが挙がっておりました。  以上です。 177 ◯議長(風野芳之君) 大澤 清君。 178 ◯2番(大澤 清君) ありがとうございます。おおむね想像していた内容かと思うんですが、我々と言ったらあれなんですけど、私が子どものころなんかは、当然携帯電話もありませんでしたので、実際、けんかをして、時には引きずったり、それですっきりして終わったりと、意外とさっぱりした体育会系ではないんですけど、そういった傾向だったと思い出しているんですけれども、どうしても今の状況ですと、やはり携帯電話というのが非常に問題なのかなと思っております。私も相談を受けて、携帯の誹謗中傷の文言なんかを見させてもらったケースもあるんですが、非常に陰湿な思いをいたしました。小学校とか中学生になりますと、恥ずかしいとかそういった気持ちで冷やかしとか悪口とかそういったものは、当然あろうかと思うんです。ただ、そういったことがどんどんエスカレートしていくうちに、不登校問題につながってしまったり、あるいは究極で自殺につながるケースも当然考えなければいけないと思います。もちろん、いじめによる自殺といったものはあってはいけません。恐らくいろいろな書籍なんかを見ますと、自殺されるお子さん、児童というのはだれにも相談できない、先生にもなかなか相談できない、友達にもできない、家に帰っても家族にもできなく、ひとり悩んで自殺に至る、そういうケースが非常に多いと認識しておりますので、これは未然に防がなければいけません。  そこで、次の2)の質問に入りますけれども、当市におけるいじめ対策について具体的にどのように行っているかお聞かせ願います。 179 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。教育長。             〔教育委員会教育長山口 大君登壇〕 180 ◯教育委員会教育長(山口 大君) いじめ対策についてお答えいたします。  いじめ対策につきましては、平成26年3月に常総の小中学校で学校いじめ防止基本方針が策定されております。内容は、主に未然防止のための取り組みといじめへの対処となります。未然防止のための取り組みとして、各学校では児童、保護者を対象にいじめに関するアンケートや教育相談を実施しています。また、いじめ防止集会での啓発や道徳の授業での指導も重ねて手厚く行われています。  いじめへの対処としましては、各学校にいじめ防止等のための組織が置かれています。発生したいじめは、組織的に集約され、被害、加害児童生徒に対する支援、指導が組織的に行われるようにしてあります。また、大澤議員があってはいけないと今おっしゃいました、特にそのようなあってはいけない、例えば自殺であるとか、いじめを原因とする長期の不登校、そういったことをいじめの重大事態というふうにとらえています。この重大事態に対する備えとしては、新年度からいじめ防止対策委員会を常総でも設置する準備を今進めているところです。  以上です。 181 ◯議長(風野芳之君) 大澤 清君。 182 ◯2番(大澤 清君) 御答弁、ありがとうございました。常総ではさまざまな対策を講じられているということがわかりました。答弁の中で、各学校において基本指針でしょうか、そちらが策定されておるということですが、これはいじめ防止対策推進法に基づいたものであると思います。その中で共通理解として、いじめをなくすポイントとして四つほど挙げますと、一つ、どの子にもどの学級や集団にも起こり得るものである、二つ、人権侵害であり、人として決して許される行為ではない、三つ、未然防止、早期発見、早期対応、早期解消が大切である、四つ目、職員、生徒、保護者、関係諸機関の力を集結して取り組むと記されてございます。  その中で三つ目の未然防止、早期発見につきましては、一保護者の観点からお聞きするならば、各学校によって少人数のクラスから大人数40人程度のクラスで、1人の先生に対しての受け持ち人数が違う。そうしたことによって、子どもたちに対して一人一人への目が届くことの差が生じるのではないかという懸念はあります。そうした中で、もっと幅広くいくと、きょうもお話に出ましたけれども、統廃合の問題や小中一貫校なんかもいじめとか不登校の対策の一つにもなるのかなとも思ってはおるんですけれども、その辺についてはちょっとだんだんお話が広くなってしまいますので、後日改めて質問をさせていただければと考えております。  それと、2015年、取手で女子中学生がいじめられたくないと日記を記し、自殺をした事件は記憶に新しいと思います。それらを踏まえて、取手の教育委員会で取り入れたスマートフォンの端末から匿名で相談や通報ができるシステムを県内初導入されました。そこで、そうした取り組みについて当のお考えをお聞かせ願えればと思います。 183 ◯議長(風野芳之君) 教育長。             〔教育委員会教育長山口 大君登壇〕 184 ◯教育委員会教育長(山口 大君) 今御指摘いただいた取手が取り入れようとしているアプリケーションですが、ストップイットというふうなもののようです。ただ、取手では今、導入しようと準備をしているというところで、実際に柏でやられていると聞いています。匿名によるスマートフォンなどを利用したいじめ、つまりこんな様子を見た、こんなことがあった、自分が直接的な被害、加害でなく、傍観者であってもそういう情報を相談、通報ができるということから、いじめの早期発見、未然防止につながるという利点があると考えられます。ですが、一つはやっぱり匿名ということで、これで振り回されるということも十分ございます。もちろん大事な情報もその中には含まれていますが、それで非常に多くの時間を多くの人間がないものを探して右往左往するというふうなことも十分考えられる。まだそのアプリについては、私どもは慎重に見ているところです。いじめの早期発見、未然防止については、やっぱり私は子どもをよく見るということで教育相談と大きな言葉で言っておりますが、子どもをよく見て相談する。そこにはもちろん信頼関係がなくてはいけませんので、そういった対こども、対保護者との信頼関係を手厚くしながら、教育相談を充実させていくことが私は一番の環境づくりなのかなというふうに、今考えております。  以上です。 185 ◯議長(風野芳之君) 大澤 清君。 186 ◯2番(大澤 清君) ありがとうございました。教育長からスマホの対応したアプリについてのメリット、デメリットをお話しいただきましたが、私もこれはすべてがいいとは思っておりません。当然、このアプリを導入するのにも金額も明示してあったんですが、そこそこな財源が必要だというのも新聞には載ってございました。  そこで、常総の取り組んでいる一つのいじめの問題にかかわる相談というのをで行っている、ホームページで拝見しまして、これは教育委員会でメールボックスを設置しているということですので、私は何もこのアプリを取り入れなくとも、そこへ匿名でメールで相談、あるいは苦情、そういったものをすればいいんじゃないのかなとも正直思いました。ただ、それは、今回私はこの質問をするに当たって、こういうメールボックスがあるということを知ったくらいなものですから、私だけだったら申しわけないんですが、もうちょっとこういったものがありますという情報をどんどん学生にも出していただければ、私は一番いいのかなと思いました。そんなところです。  それでは、大項目1の最後です。3)に移ります。小学校では2018年度から、中学校では2019年度から行われる道徳の教科化の概要についてお伺いいたします。これまでの副読本による道徳の時間との違いをお聞かせください。お願いいたします。 187 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。教育長。             〔教育委員会教育長山口 大君登壇〕 188 ◯教育委員会教育長(山口 大君) 大澤議員の三つ目の御質問、道徳の概要についてお話しいたします。  来年度以降、新年度以降、道徳は特別の教科道徳というふうな名称となり、検定教科書が使用されることになります。小学校です。よりよく生きるための基盤となる道徳性を養うという、これまでやってきた道徳教育の目標は変わりません。しかし、その内容として、いわゆる心情に訴えるものが多かった道徳教材から、やや問題解決的な学習を取り入れる、あるいは答えが一つでない道徳的な課題を一人一人の児童生徒が自分自身の問題としてとらえて、話し合ったり、考えたり、そういった問題と向き合う、いわゆる考える道徳、議論する道徳というものに今変わろうとしています。  もう一つ、これまでの道徳と大きく変わるところは、教科になるということですので評価が行われるということです。ですが、これは国語や算数の評価とはまた違いまして、数値化された評価ではなく、文章評価で子どもの道徳性の成長、また体験の様子、行動化の様子、そういったことを子ども自身や保護者にお知らせすることになります。新年度、来年度小学校、再来年度中学校から新しい教科道徳が始まります。今後とも、道徳の指導の一層の充実について私どもも研修を充実させていく、そのような所存です。よろしくお願いいたします。 189 ◯議長(風野芳之君) 大澤 清君。 190 ◯2番(大澤 清君) ありがとうございます。この道徳の教科化につきましては、これまでの質問の流れのとおり、当然いじめ対策にもつながろうと思っております。さらに、ただ一般の学習ができればいいという時代でもないと思います。やはり人間力、そういったものも小さいうちから育てていくべきだろうと私も考えております。  ただ、教科化といいますと、先ほど教育長からお話があったように、評価をしなければなりませんので、その部門、部門によって数値化するのではなく、A、B、Cでとかでしたか、そうじゃないですね。何らかの形で評価をしていかなければならない。具体的には申しわけありません、わかりません。ということですので、先生方の御苦労も、さらに負担がかかろうかと思います。そこで、多忙を極める先生方が十分に生徒たちと向き合える時間、道徳教育の指導、開発、研究を行える時間が果たして本当に確保できるのだろうか、新年度からということですので、研修等も必要ですし、そういった時間が物理的にとれるのだろうかという疑問があります。その辺についてお願いいたします。 191 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。教育長。             〔教育委員会教育長山口 大君登壇〕 192 ◯教育委員会教育長(山口 大君) 先生方が新しい教科についても研修を一層深める、これについての時間確保ということで御心配いただいて、本当にありがたいというふうに思います。今回の議会でも働き方改革については質問の中でも話題になっています。学校の職員の働き方改革は、大きなひとつの基本がございます。いわゆる業務改善といっても、業務改善は何のために業務を改善するかというと、ただ時間を減らすというのではなくて、子どもと向き合う時間をより多く確保するために公務全般を効率化してやっていこうということで、ここ数年、あれを削ろう、これを削ろうというふうにしながらやっています。ただ、なかなか決定打が出ないというのが現状です。教員、先生方はこれまでの算数や国語、小学校は英語も始まりますので英語などの教材研究とあわせて、子どもに向けての授業時間を生み出す、これはまず一番最初にやらなくてはいけないこと、一番最優先されることとして、私も先生たちと一緒に向き合っていきたい、そのように考えております。 193 ◯議長(風野芳之君) 大澤 清君。 194 ◯2番(大澤 清君) ありがとうございます。本当に先生方には御苦労だと思います。私ごとでございますけれども、小学校、中学校、高校とすべてPTAの役員を経験してきましたが、さまざまな問題や事件、そして教職員の御苦労も目の当たりにしてきました。また、いじめの相談にも応じたことがありますが、そのときは校長先生をはじめ先生方が迅速かつ丁寧に対応していただいた経緯もございます。私は、子どもたちの教育で重要なことは、学校教育、家庭教育、地域の理解と考えております。現在、学校では処遇や労働時間の改善などの問題が起こっております。どうか政策によって教育現場の改革といじめ問題等が解消されることを切に願い、今回大項目1の質問を終わります。御答弁、ありがとうございました。
    195 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。  大澤 清君、質問を継続してください。 196 ◯2番(大澤 清君) 続きまして、大項目2の空き家屋問題についての質問に移らせていただきます。この空き家問題は、私が議員となり、平成27年5月議会で初めての一般質問をさせていただいた以降、その後もしつこく何度も質問をさせていただいておりますが、嫌がらずに御答弁をお願いいたします。  平成29年度に国土交通省が実施した地方公共団体の空家対策等に関する調査では、全国自治体の約4割、763自治体が既に空き家バンクを設置しており、約2割、276自治体が空き家バンクを整備中、または今後設置予定となっております。したがいまして、6割はもう前向きという形ですね。そこで、茨城県内では既に11の自治体が空き家バンクを設置して公益社団法人である茨城県宅地建物取引業協会と連携している状況であります。  このように、地方自治体における空き家バンクの取り組みは進んでまいりましたが、自治体によって開示情報の項目が異なり、わかりづらいなどの課題が指摘され、今回、全国の空き家、空き地情報がワンストップで検索可能な全国版空き家空き地バンクというのがテスト開始されまして、今現在、現時点で約200自治体が参加、登録している状況だということです。さらに、今年度内には1,000自治体を目標にしているとの記載がなされておりました。そして、移住したい、田舎暮らしがしたいなど消費者ニーズが多様化する中、常総においても課題であります空き家バンクの整備の進捗状況についてお聞かせください。御答弁、よろしくお願いします。 197 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。都市建設部長。              〔都市建設部長木村茂樹君登壇〕 198 ◯都市建設部長(木村茂樹君) ただいま御質問をいただきました当市の空き家バンクの状況につきましてお答えをさせていただきます。  少子・高齢化の進展に伴いまして、住宅の需要が必然的に減少することで、使用されない住宅、すなわち空き家が増加傾向にございます。それらの空き家につきましては、二つの種類があるものと思われます。一つ目が放置をすることで周辺住民等に危害を及ぼす危険性が高く、撤去せざるを得ない空き家、二つ目が住宅として使用可能ではあるが長期間にわたって居住をされていない空き家でございます。  当市としましては、後者の空き家を有効に利活用することで、移住、定住を促進し、地域活性化を図るための策を検討しております。活用策の中心となるのが議員から御質問のありました空き家バンクでございます。空き家情報を収集し、インターネット上で公開することで、全国から入居者等を募る仕組みになります。そのためには物件収集手段の充実や受け入れ体制の整備が重要であることから、現在は物件収集に向けてのデータベースを整備する作業を進めております。今後につきましては、所有者等の意向調査を踏まえ、宅地建物取引業協会や司法書士会などと連携し、受け入れ体制の充実を図ってまいります。また、筑波大学との官学連携を通して、利活用についての施策を検討してまいります。  以上です。 199 ◯議長(風野芳之君) 大澤 清君。 200 ◯2番(大澤 清君) 御答弁、ありがとうございました。先ほどの御答弁の中に、筑波大学との官学連携を通じて利活用についての施策を検討する旨の御発言がありましたが、そこについてもうちょっと具体的に教えてください。 201 ◯議長(風野芳之君) 都市計画課長。 202 ◯都市計画課長(藤川裕之君) 大澤議員の御質問にお答えいたします。  筑波大学の連携先でございますが、こちらに関しましては、システム情報系の社会工学区域の都市計画部門と連携をいたしております。筑波大学でこれまでに蓄積されました研究成果等を生かしまして、物件収集のデータベースをつくるために利活用可能な空き家を抽出するという作業を行っております。今後は、部長からもありましたが、消費者に対するアンケート調査を積極的に筑波大と協力しながら行っていきたいというふうに考えております。また、具体的な施策にはまだ至っておりませんが、移住定住の促進を図るための情報提供や支援策の検討等も行いながら、利活用のための阻害要因の分析や解決策を県と筑波大と協力しながら検討していきたいと考えております。  以上です。 203 ◯議長(風野芳之君) 大澤 清君。 204 ◯2番(大澤 清君) ありがとうございます。すばらしい連携でソフトの面でも充実していくことを期待いたします。  そこで、今度はちょっとハード面なんですが、先般、当市において空家等対策の推進に関する特別措置法、いわゆる特措法に基づく常総の協議会が設立されたと伺いましたが、名前はもちろん結構ですので、その構成員等についてお聞かせください。 205 ◯議長(風野芳之君) 生活環境課長。 206 ◯生活環境課長(猪瀬 清君) それでは、ただいまの御質問にお答えさせていただきます。  特措法に基づく空き家等対策協議会は、第1回を8月22日に開催いたしました。構成員は全部で10名です。市長以下市議会議員2名、自治区長の代表1名、各1名ですけども弁護士、宅地建物取引業協会から1名、建築士会から1名、不動産鑑定士協会から1名、茨城県の司法書士会から1名、水戸地方法務局下妻支局から1名、合わせて10名、そのうち市外の方が弁護士と水戸地方法務局が2名いらっしゃいます。市内から8名で構成されております。  以上です。 207 ◯議長(風野芳之君) 大澤 清君。 208 ◯2番(大澤 清君) ありがとうございます。これは8月22日の第1回目の協議会ということで、具体的な課題内容についてはさほどないのかなと思いますので、回を重ねた以降にまたお聞きしたいと思います。  そこで、現在、物件収集に向けてデータベースを整備する作業を進めているとのことですが、わかる範囲で結構です。利活用できる空き家でしょうか、空き家の分布について、常総のどのエリアに点在しているのか、わかる範囲で教えてください。 209 ◯議長(風野芳之君) 都市計画課長。 210 ◯都市計画課長(藤川裕之君) お答えいたします。  関東・東北豪雨以来、大分空き家等の除却も進んでおりまして、現在は約500件弱くらいの数を空き家として都市計画課では把握しております。その中で、水海道地区につきましては、市街化区域と調整区域の二つに分かれますが、大体市街化区域が7割で調整区域が3割、300件くらいが旧水海道にあります。残りの200弱につきましては石下町で、石下町は線引きではないものですから、川西と川東の分布で用途地域のある東側が約6割で西側が4割、大体このような傾向になっております。  以上です。 211 ◯議長(風野芳之君) 都市計画課長、今、石下町の発言は石下地区にしたほうがよろしいと思いますが、いかがでしょうか。 212 ◯都市計画課長(藤川裕之君) ただいま旧石下町と申しましたが、石下地区ということで訂正をお願いいたします。 213 ◯議長(風野芳之君) 大澤 清君。 214 ◯2番(大澤 清君) 詳細にありがとうございました。やはり密集地寄りなんでしょうか、それとも単なる住宅、建物の戸数に応じての割合なのか、ちょっと何とも言えないんですけれども、そちらのデータベースが整ってからまた確認させていただきたいと考えます。  次に、補助金関係についてなんですが、空家再生等推進事業としての補助金、社会資本整備を目的とする利活用や除却への補助を受けるには、特措法に基づく空家等対策計画が策定していることが必要と思いますけれども、この空家等対策計画もまだ協議会が設立して間もないので何とも言えないところなんですが、空家等対策計画の進捗状況などをわかる範囲でお聞かせください。 215 ◯議長(風野芳之君) 生活環境課長。 216 ◯生活環境課長(猪瀬 清君) 御質問にお答えさせていただきます。  先ほど8月22日に第1回の空家等対策協議会を開催しまして、今年度中に第2回、できれば第3回というふうに空家対策等の会議を開きたいと考えております。その中で、常総の空家等対策計画も策定している最中でございます。次回にどれだけ完成版を上げられるかわかりませんけども、現在、職員で策定しているところでございます。まだ何割という形でははっきり申し上げられませんので、現在策定中というところでございます。  以上です。 217 ◯議長(風野芳之君) 大澤 清君。 218 ◯2番(大澤 清君) ありがとうございます。いずれにしましても、空家等対策計画を早急に整える必要があると思います。  それともう一つ、空家対策総合支援事業としての補助金、先ほどの空家再生等推進事業の補助対象事業と内容的に同じなんですが、これはまた別枠の補助金ということです。要件としては、地域の民間事業者との連携体制が必要だというところで、そこで実行されたものに関しては交付税措置としての補助があると理解しているんですが、その場合、地域の民間事業者との連携となりますと、例えば保育事業とかさまざまな用途、パターンがあると思います。その辺もスムーズかつ有効な補助が受けられますように体制づくり、研究、調査を万全にお願いしたいと、これは要望としてお願いいたします。  冒頭申し上げました全国版空家空き地バンクに、当市においても乗りおくれることなく、私は登録すべきと考えておりますが、当市の考えをお聞かせください。 219 ◯議長(風野芳之君) 都市計画課長。 220 ◯都市計画課長(藤川裕之君) お答えいたします。  全国版空家バンクなんですが、ことしの10月から施行の運用がなされております。現在は民間の2社の株式会社ライフルとアットホーム株式会社が空き家バンクの提供を行っております。来年4月からは本格運用が始まりますので、できればそれまでの間に案件等については、先ほど部長答弁でもありましたけども、宅建協会と協定を結んで、件数を載せられる、今年度中にできれば空き家バンクを創設したい。筑波大との協定に基づきまして行っているその他の多くの案件につきましては、次年度以降に載せたいというようなことで、今、計画しております。  以上です。 221 ◯議長(風野芳之君) 大澤 清君。 222 ◯2番(大澤 清君) 前向きな御答弁、ありがとうございます。当然、登録するということになりますと、常総への移住ということがメインになってまいりますので、移住していただく限りは、常総が魅力的であって、あ、常総に住んでみたいなと思っていただく必要もありますし、何らか補助金の体制も整える必要もございます。  さらにもう一点、私が常々思っていることなんですが、私は常総のホームページは毎朝最低1回は拝見しております。そこで、常総のホームページのトップなんですが、関東・東北豪雨の水害に際してのお礼がまずどーんと出てきます。お礼をする心は一番大切だと思いますけれども、できればステップアップしまして、今、常総は復興に向け、そして発展に向けて、こうこう、こう頑張って恩返しをしていますっていうくらいのPRを、もうしてもいいんじゃないのかなと。というのは、やはり移住してもらいたいというのを、最初からちょっとへし折るのかなと。常総イコール水害のまちなのか、じゃちょっと移住はためらってしまうのかなと、私なりには思いますので、その辺をステップアップしてもいいのかなと私個人は考えているんです。通告外と言われればそれまでなんですけれども、もしお考えがあれば、市長でも結構ですし、お願いできますでしょうか。 223 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 224 ◯市長(神達岳志君) 大澤議員の質問にお答えをいたします。  空き家を活用するという視点は、これから大事になってくると思いますし、私も住宅業界に長くいた身の責任として、この空き家の問題というのを大澤議員と共有をしている思いがございます。この問題は、住生活基本法というのが戦後できまして、それからずっと50年間この法律が改正されることがなく、その法律の骨子は一家一住宅、一つの家族に一つの住宅政策をしていこうというのか日本の政策でございました。そういう中で、いろいろなマンションが建てられ、住宅メーターもでき、ビルダーができ、工務店ができ、大工がふえ、という形がきておりましたけども、それから空き家が人口減少ということでふえてきたということもございまして、今度住生活基本法がかわって、住宅を長く耐久性を持つ住宅にしていこうというふうにかわってきたわけでございます。そういった中で、人口減少が追いつかずに空き家が多く出ている。今、これはこういった問題も含めて、民間の活力、先ほどから出ております不動産業界、建築業界、さまざまな動きを民間の中でしていただいております。空き家を活用、リノベーションをして地域の拠点にする活動であったりとかという取り組みも始まっております。そういう取り組みも筑波大と先行して連携をして、移住促進をしていくということは常総の大きな命題でもございます。  ホームページのトップページ、これに関しても水害から復興に向けた取り組み、その一つとしてこういう部分の取り組みもしているんだというものを含めて、来年早々にホームページのトップページの改定をする作業を今進めている段階でございますので、また議員の皆さんのアドバイスもいただきながら、改定を進めてまいりたいと思っております。  以上です。 225 ◯議長(風野芳之君) 大澤 清君。 226 ◯2番(大澤 清君) 市長、ありがとうございました。ぜひホームページを来年、楽しみに拝見したいと思います。よろしくお願いいたします。  続いて、空き家バンクを確立する上で空き家利活用や除却においても、今回質問をさせていただきましたが、この質問に対してでも2部署からの答弁をいただいております。除却は生活環境課、利活用に関しては都市計画課、単純に分けるには実務上難しいのかなという、私は思いもございます。当然、各専門部署との連携、例えば利活用については子育ても関連したり、先ほどから出ていますいきいき住マイル、そういった補助的なものとの連携、法的な問題、官民連携なども当然必要となってくるため、専門部署が私は必要と考えます。執行部としては、組織改革を進めて本気で空き家問題に取り組む姿勢があるのかお聞かせください。 227 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 228 ◯都市建設部長(木村茂樹君) ただいまの組織改革を進める考えはという御質問でございますが、空き家の利活用を通しての移住定住の促進を図るための施策としましては、先ほど議員からもありましたように、若年層には子育ての支援、高齢者層には医療介護支援等の複数部署での取り組みが必要になりますので、可能な限りワンストップでの対応をとれるような組織づくりの検討も必要と考えております。  以上です。 229 ◯議長(風野芳之君) 大澤 清君。 230 ◯2番(大澤 清君) ありがとうございます。ぜひ前向きに改革のほうを検討していただければと思います。やはりワンストップというのが一番大事なもので、役所イコールたらい回しにされるではいけませんので、強く要望させていただきたいと思います。  この空き家問題に関しましては、本当に着実かつスピーディに問題解決されますよう御期待申し上げまして、今回のすべての質問を終了いたします。御答弁、ありがとうございました。 231 ◯議長(風野芳之君) 通告により一般質問は終了いたしました。  この際、暫時休憩いたします。                 午後3時33分休憩    ─────────────────────────────────                 午後3時44分再開 232 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。    ─────────────────────────────────  日程第2 議案第44号ないし議案第47号について                               (一括質疑、委員会付託) 233 ◯議長(風野芳之君) 日程2に入ります。  議案第44号じょうそう未来創生プラン(常総総合計画)基本構想の策定について、議案第45号常総地方広域市町村圏事務組合規約の変更について、議案第46号常総印鑑条例の一部を改正する条例について、議案第47号常総税条例等の一部を改正する条例について、以上4件についてこれより一括質疑に入ります。質疑の通告がありましたので、これを許します。21番堀越道男君。 234 ◯21番(堀越道男君) 議案第47号です。市民緑地の固定資産税の特別措置による軽減割合を定める改正ということと提案理由にあるんですが、簡単に言ったら常総の中に市民緑地化推進法人がその対象のものがあるのかということと、今回の軽減割合というのは何かということを聞いたら、実はということで耳打ちされたのが、参考資料の中にある課税標準を3分の2にしたものを3年間やったやつをまたさらに2年間引き延ばしますよということなんですよね。これは軽減割合を定める改正ということになるのかどうなのか。また、なぜこの時期に緑地に対する減じた額をさらに2年間延ばすのかという、その理屈がわからないといいますか。それと、生産緑地なんかはこれに該当するのかということが疑問なので、その点について質疑いたしたいと思います。 235 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。市民生活部長。              〔市民生活部長柴 典明君登壇〕 236 ◯市民生活部長(柴 典明君) ただいまの堀越議員の質問にお答えいたします。  先ほども議員からもありましたように、議案第47号関係議案参考資料33ページ、4行目からの部分において説明をさせていただいております。ちょっとお話が前後してしまうかもしれませんが、なぜこの時期にということをまず最初に御答弁させていただきたいと思います。  背景的には都市における緑地オープンスペースの総合的な確保を促進するということで、国交省においてことし29年6月15日に都市緑地法の改正がありました。これはどういうことかというと、民間が主体になって市民緑地の設置計画を申請すれば市町村が認定するというような改正が行われたということでございます。現行制度では、契約に基づいて設置をしたものが市民緑地としておるところを、新制度では市町村の認定により設置できる制度を創設されました。先ほども言いました民間が主体で設置をして、市民緑地の設置計画をへ提出してが認定をするというような流れでございます。  市民緑地の認定制度は地方団体による都市部での都市公園整備に財政的な限界がある中で、民有の空き地を活用することにより都市における不可欠な緑地等を確保し、都市公園の不足を補完するものであります。また、緑地管理制度の見直しを行い、現行を指定権限が茨城県であれば茨城県知事が持っておりました指定権限を、新制度では市町村長へ移譲されております。指定対象のものは、現行ですと一般社団法人、財団法人及びNPO法人があります。ここで新制度になりますと緑地の保全及び緑化の推進を目的とする会社を追加、平たく言えば民間の方にというふうなことでございます。名称も緑地管理機構制度というものが新しい名称では緑地保全、緑化推進法人と名前の変更がありまして、先ほど言いましたように、緑地確保の実効性ということがそれを担保するために税制も改正するというようなことになっております。先ほど議員が御指摘したとおり、常総としては国が進める3分の2を今回出させていただいております。本来、領域的には2分の1から6分の5まで選べる状況でありますが、私どもでは国が推奨する3分の2を承認していただきたいと考えております。  また、先ほどのそういう法人があるのかということは都市建設部で確認したところ、該当するような法人等は今のところはないということでございます。ただ、法律的には受け皿をつくっておかないと、絶対という言葉はないことなので今回提案をさせていただいております。  以上でございます。 237 ◯議長(風野芳之君) ほかに質疑ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 238 ◯議長(風野芳之君) 質疑なしと認めます。質疑を終結いたします。  議案第44号ないし議案第47号、以上4件は総務委員会に審査のため付託いたします。    ─────────────────────────────────  日程第3 議案第48号ないし議案第53号について                               (一括質疑、委員会付託) 239 ◯議長(風野芳之君) 日程第3に入ります。議案第48号常総地域包括支援センターの包括的支援事業の実施に係る基準等を定める条例の一部を改正する条例について、議案第49号指定管理者の指定について(常総児童デイサービスセンター)、議案第50号指定管理者の指定について(常総心身障害者福祉センター)、議案第51号指定管理者の指定について(常総水海道児童センター)、議案第52号指定管理者の指定について(常総三坂児童館)、議案第53号損害賠償請求事件に関する和解について、以上6件についてこれより一括質疑に入ります。質疑のある方の発言を許します。質疑ありませんか。茂田信三君。 240 ◯16番(茂田信三君) 16番茂田です。全協のときですか、話し合った賠償金のことですよね。私もある程度法律は勉強して、さわりだけは知識があると思うんですが、これから先方も亡くなった方、福田さんでしたか、その方も一千二百何十万という弁護士料を払って、こちらも1,400万といったっけ、払って。あれはどういう根拠かというと、賠償額が1億5,000万という高額に対して9%と見舞いをつけたんですよね。賠償額が大きければ大きいほど弁護士はもうかるんですよね、当然。勝っても負けても、勝てば当然賠償額が大きければ成功報酬で莫大な報酬が入って。あれは原告は負けですよね、正直言ってね。200万の見舞金を払って。原告の賠償額に対してあまりにも高額だと思うんですよ。一千数百万というのは。最初に裁判をやるときに弁護士を、私もそういう経験がありますから、最初の交渉次第で規定が幾らというのを必ずそれを払わなくちゃならないという規定じゃないんですよ。幅があるんですよ。ですから、税金を払うんですから、一千数百万というのは私は異常な金額だと思いますよ。に何もメリットがないでしょうよ。ね、市長。が勝訴したわけじゃないし、向こうの賠償額の提示額において9%か8.何%掛けての金額ですから。交渉するときに、倉持議員からもあのとき要望という形で出たと思いますが、弁護士を吟味しなくちゃいけないですよ。どう考えたって、17回でしたっけ、やったの。17回やるような裁判じゃないでしょうよ。今、弁護士業界は暇と言っては何ですが、仕事ないからどんどん……。 241 ◯議長(風野芳之君) 茂田議員、ちょっと申し上げます。 242 ◯16番(茂田信三君) 簡潔にね。引き延ばすとお金になるから、私だけの意見じゃないですから、弁護士の選定を吟味してください。それをちょっとお聞きしたいです。 243 ◯議長(風野芳之君) 茂田議員に申し上げます。これは和解の議案を提案しているものでございまして、予算委員会の中でその数字についてはやっていただきたい。そのように思います。  そういうことでございますので、答弁は控えさせていただきます。  ほかに質疑ありませんか。
                   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 244 ◯議長(風野芳之君) 質疑なしと認めます。質疑を終結いたします。  議案第48号ないし議案第53号、以上6件は文教厚生委員会に審査のため付託いたします。    ─────────────────────────────────  日程第4 議案第54号・議案第55号について                               (一括質疑、委員会付託) 245 ◯議長(風野芳之君) 日程第4に入ります。議案第54号市道の路線の廃止について、議案第55号常総特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について、以上2件についてこれより一括質疑に入ります。質疑の通告がありましたので、これを許します。21番堀越道男君。 246 ◯21番(堀越道男君) 議案第55号なんですが、特別職の報酬及び費用弁償に関する条例の中で、農地利用最適化推進委員、あとは農業委員のこの活動に対して、今回能率給というものが出てきたわけなんです。国において全部もつというようなことなんですが、この能率給の基礎ですか、活動に対するものなんですけども、報酬が出ています。それでさらに能率給というよくわからないですね。時間でいくのか、成果で上がってやるのか、無駄骨やってもそれはお金になるのか。そこらのところがちょっと内容がつかめません。そういうことでの基礎的なものをひとつお願いしたいということです。また、これは農業委員会と農地利用最適化推進委員、この推進委員の機関のあり方ですか、同格なのか委託されるような関係になるのかということです。農業委員は月に2回拘束されます。調査会と総会、それだけの拘束をされるし、活動もしなきゃならない。ですから4万円というお金なんですが、推進委員のほうは2万円。その能率給というのはありていにいえば、足らないからその分だけ補給するような感覚で考えたのかどうなのか。そこらの基礎がちょっとよくわからないものですから、改めて聞くわけです。関係的にも農業委員会と推進委員会というものの機関的な役割、同格なのかそれとも下部機関なのかということがありますので、そこらのところを。あまり農業委員の、私は素人ですからわからないもので、とかく農業委員というのは本当は農地の守り手なんだけども、農地法3条、4条の農地を守るどころか勝手に転売してしまう、そういうような批判があったわけですよね。そんな批判は農業委員会に必要ないわけですよね。農業委員会としては、やはり農地を守る、農業を事業的に興すということが基本なんです。ところが、農業委員会の歴史の中では、農業を興すという方針がなくなったんですね。こういう経験がありますから、今回推進法をつくってどれだけ荒れ地対策だとか、そういうものが本当に集約されて利用ができるようになるのか、環境が整備されるのかというのが大きな問題だろうと思うので、そのことに役に立つもとになるのかどうなのか、その点お聞きしたいと思います。 247 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。農業委員会事務局長。 248 ◯農業委員会事務局長(森田 修君) 堀越道男議員の御質問にお答えいたします。  まず最初に、農業委員と農地利用最適化推進委員、今後は推進委員と略させていただきますが、これが同格なのか、あと役割について御説明いたします。  まず、農地利用最適化推進委員は農業委員会が委嘱した人たちでございます。ただ、国では農業委員と農地利用最適化推進委員の上下関係はないと言っています。  役割についてですが、農業委員は、まずこれまでと同様に、農地移動の許可、転用の許可、このような農地法に基づく業務を行っています。この点に関しまして、農地利用最適化推進委員は議決権はございません。ただ、その案件に対して意見を述べることはできるとなっております。したがいまして、現在、通常月末に総会を行っているんですが、その総会への出席義務は農地利用最適化推進委員はございません。総会に前もって申請箇所の調査、農地の調査会には各担当地区で推進委員も出席して調査していただいております。  問題の今回の能率給の基礎でございますが、これは、まず条例で、詳細な支給方法につきましては規則で定めるとしておりますが、この算出方法について御説明いたします。まず、この財源は先ほど堀越議員がおっしゃったとおり、全額県からの交付金でございます。この交付金の算定基準は1年間の常総農業委員会の農地利用の最適化、この農地利用の最適化と申しますのは、農地の担い手への農地利用の集積や集約化、遊休農地の発生防止、解消、新規参入の促進、これを農地利用の最適化といっています。この1年間の常総農業委員会の農地利用の最適化に係る活動の成果及び実績に応じて国から県、県からに交付される交付金でございます。この交付金は農業委員及び推進委員への報酬の財源として交付されるものでございます。各委員への支給方法につきましては、に交付されました交付金をすべての農業委員会と農地利用最適化推進委員が年間で農地利用の最適化に係る活動に従事した総日数で割りまして、それに各委員の活動日数を掛けた金額を能率給として年度末に支払おうとするものでございます。  以上でございます。 249 ◯議長(風野芳之君) ほかに質疑ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 250 ◯議長(風野芳之君) 質疑なしと認めます。質疑を終結いたします。  議案第54号、議案第55号、以上2件は建設経済委員会に審査のため付託いたします。    ─────────────────────────────────  日程第5 議案第56号ないし議案第58号について                               (一括質疑、委員会付託) 251 ◯議長(風野芳之君) 日程第5に入ります。議案第56号平成29年度常総一般会計補正予算(第4号)、議案第57号平成29年度常総後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)、議案第58号平成29年度常総介護保険特別会計補正予算(第1号)、以上3件についてこれより一括質疑に入ります。質疑のある方の発言を許します。質疑ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 252 ◯議長(風野芳之君) 質疑なしと認めます。質疑を終結いたします。  お諮りいたします。予算関係につきましては、議長を除く議員全員を委員とする予算特別委員会を設置し、審査のためこれに付託いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 253 ◯議長(風野芳之君) 御異議なしと認めます。よって、以上のとおり決しました。  議案第56号ないし議案第58号、以上3件は予算特別委員会に審査のため付託いたします。    ─────────────────────────────────  散会の宣告 254 ◯議長(風野芳之君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでございました。                 午後4時07分散会 当サイトのコンテンツ(文章、画像、図表)は、常総市議会の著作物です。無断で複製、転載することを禁止します。 Copyright (c) Joso City Council Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...