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  1. 常総市議会 2017-11-01
    常総市:平成29年11月定例会議(第14回会議) 本文


    取得元: 常総市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-12
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              〔議長風野芳之君議長席に着く〕  開 議 ◯議長(風野芳之君) おはようございます。  御報告申し上げます。ただいまの出席議員数は19名であります。    ─────────────────────────────────                 午前10時00分開議 2 ◯議長(風野芳之君) これより第14回会議を開きます。  別紙会議日程により議事を進めます。  御報告申し上げます。  11月30日に請願1件を受理してございます。別紙請願・陳情文書表のとおり、所管委員会に付託をいたしました。    ─────────────────────────────────              (次の文書は参照のため載録する)                請願・陳情文書表(追加)                           (平成29年11月30日 送付) 請 願 ┌──┬─────┬───────────┬───────────┬──────────┬────┬─────┐ │番号│受理年月日│   件  名    │ 請願代表者住所氏名 │  請願趣旨   │紹介議員│付託委員会│ │  │付託年月日│           │           │          │    │     │ ├──┼─────┼───────────┼───────────┼──────────┼────┼─────┤
    │  │     │関東鉄道常総線路下横断│茨城県常総市中妻町98-2│ 別紙のとおり、当該│    │     │ │ 4│29.11.30 │の排水溝拡張および下流│ 松 崎 淳 一 氏 │排水溝について、拡張│中村博美│建設経済 │ │  │29.11.30 │域(千代田堀まで)の排水│        外40名│整備を早急に行ってい│    │     │ │  │     │溝整備        │           │ただきたい。    │    │     │ └──┴─────┴───────────┴───────────┴──────────┴────┴─────┘ 請願第4号    関東鉄道常総線路下横断排水溝拡張および下流域(千代田堀まで)    の排水溝整備 【要旨】  平成27年9月10日の関東・東北豪雨による常総市三坂町鬼怒川堤防決壊に伴う水害復興に関しましては、特段のご尽力を賜り衷心より感謝申し上げます。  さて、当中妻町後宿谷田川地区においては、豪雨時、農住組合調整池以降の排水溝が狭隘のため、千代田堀への排水がスムーズにいかず、住宅敷地等への冠水がしばしばある現状です。とりわけ、一昨年の鬼怒川堤防決壊により堤防の整備が行われ、堤防から流れ出る雨水が大量に谷田川地区の側溝へと流入し、更に冠水が増大している状況です。  当該排水経路については、地区内の側溝より農住組合の住宅地調整池を経て関東鉄道常総線路下排水溝から千代田堀へと排水する経路になっております。  つきましては、今後集中豪雨等による被害の未然防止から、関東鉄道常総線路下横断排水溝拡張と併せ、千代田堀までの下流域排水溝の整備をお願いいたします。  上記の件について、請願書を提出いたします。    ─────────────────────────────────  日程第1 一般質問 3 ◯議長(風野芳之君) 日程第1に入ります。  一般質問を行います。一般質問の通告者は全部で15名であります。通告順に従い、発言を許します。  なお、質問並びに答弁は簡潔明瞭に行うよう議事進行に御協力をお願い申し上げます。  最初に、12番中村博美君。                〔12番中村博美君登壇〕 4 ◯12番(中村博美君) 皆様、おはようございます。12番中村博美です。通告に従いまして本日は大きく一つの質問をいたします。御答弁、よろしくお願いいたします。  傍聴の皆様、お忙しいところをお越しくださいましてまことにありがとうございます。  それでは質問、きぬ総合公園の整備についてを始めます。きぬ総合公園についての質問は、遠藤市長に2回、長谷川市長に1回、高杉市長には25年6月と26年6月2回行い、改善されたところも多くありますが、全く手つかずのところも多くあります。なぜできないのか、なぜやらないのかと大いに疑問を持っている項目を本日は質問します。  2年を切った2019年10月の国体に整備が間に合うのかと大変心配です。このままでは荒れ果てた大変悲しい公園です。では、初めに質問に関する公園の話をさせていただきます。  議員新人の皆様には初めてですし、傍聴の皆様の中にも初めてお聞きくださる方もいらっしゃいますので、前回の高杉市長の質問時の繰り返しになる部分も少しあることを御理解ください。  私は、きぬ総合公園が大好きで、この公園を利用した歩く会を開いてこの4月から19年目になりました。議員になる前は毎週開いていましたが、議員になってからは月2回になっています。また、私は議員になる前に茨城県に1カ月雇用され、茨城県健康プラザ館長大田仁史先生考案である、県内をつなぐ道、ヘルスロード構想コース認定調査員をさせていただき、このきぬ総合公園ヘルスロードに認定しました。現在は、保健推進課に質問させていただいた結果、看板もつけていただき、県内のお客様が歩きに来てくださっています。  きぬ総合公園は、皆様も御存じのとおり、早春には紅梅が1本、白梅が7本咲き、春には300本あまりの桜が満開になり、この秋にもきれいな紅葉を見ることができました。25年6月に高杉市長に質問したときには、その公園は樹木が伸び放題、うっそうとした草だらけ、みすぼらしく朽ち果てたベンチがおどろおどろしく、レストハウスは閉め切り、トイレの器具は垂れ下がり、長年歩いてきた中で最悪の状態でした。  26年6月には、それから少しは改善されましたが、また市長がかわられました。前回の質問時、国体に向けた整備の大項目として予算補助の面を質問しましたが、国体開催時のハンドボール競技会場として選定されている水海道総合体育館以外のきぬ総合公園の整備につきましては、残念ですが予算補助対象外との答弁でした。しかし、国体開催時における3カ所の危険防止のために行う必要不可欠な整備事業が補助対象になると述べられ、根っこの盛り上がっている大変危険な駐車場の整備を要望したところ、駐車場を含め、公園そのものについては競技とは関係ないので補助の対象とならないとの答弁でした。とんでもないですよね。駐車場は応援者だけでなく競技者も利用するので、競技とは関係ないはずがないですよとのやりとりをし、私は市長に、整備の費用を何かで県からもらってくるよう頑張ってくださいと要望しました。高杉市長は積極的に費用を出してもらえるように県に要望します、県の補助がつかなかったとしても、常総市単独で当然整備をしますと約束をしました。この続きを含め、今回は8項目にわたり、神達市長の執行部に順次質問してまいります。  それでは、質問1)国体に向けた整備について尋ねる、どうぞ前向きな、きぬ総合公園を愛した御答弁を期待します。よろしくお願いいたします。  それでは、一問一答方式ですので質問席に移ります。 5 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。都市建設部長。              〔都市建設部長木村茂樹君登壇〕 6 ◯都市建設部長(木村茂樹君) おはようございます。それでは、御質問1番目の平成31年に開催されます茨城国体に向けたきぬ総合公園の整備についてお答えをさせていただきます。  公園内にあります水海道総合体育館につきましては、ハンドボールの競技会場になっており、全国からの選手団や応援団など多数の利用者が予想されます。公園の整備としましては、スポーツ振興課で実施する体育施設の整備とともに、都市計画課としては駐車場の整備を中心に計画をしております。工事費用につきましては4,500万円程度になります。  工事概要は、公園正面の駐車場舗装打ちかえ工事と多目的広場を駐車場として利用するための整備を計画しております。また、公園内の景観整備といたしまして、使用されなくなった水車台の撤去や劣化したベンチの更新工事を実施したいと考えております。体育施設の整備とあわせまして、全体の工事費用は7,000万円を超えることになりますが、平成30年度の当初予算に計上させていただく予定となっております。なお、整備予算につきまして、国及び県の補助金はございませんのですべて市負担となりますが、国体の開催まで期間が短いため、優先順位をつけて計画的に実施をしたいと考えております。 7 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 8 ◯12番(中村博美君) ありがとうございます。高杉市長への質問時に、国、県からの補助はないんですかと言ったら、今現在もないんですよね。駐車場は競技する人とは全く関係がないという考えだというふうに御答弁があったんですけど、それはそのまま、何も要求もしないの。私は関係あると思うんだけど、競技者と。どうなんですか。 9 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 10 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 駐車場と体育施設と関係のない部署につきましては、再度県のほうとも確認をさせていただきましたが、残念ながら補助はないということでございます。 11 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 12 ◯12番(中村博美君) 残念ですよね。副市長もいらっしゃるし、市長もいらっしゃるし。これからもう間に合わないんでしょうか。駐車場は、皆さん見ていただいていると思うんですけど、根っこが盛り上がっていて本当に危険なんです。歩く方はつまずいちゃって転んじゃってというケースがあるので、それは応援者だけじゃなくて競技者もそういうところを通ると、けがをして、競技しようと思ったらけがをしちゃったなんていうことだから、私は関係あると思うんですよね。2年を切りましたけど時間があるし、市単独で7,000万というのも大きいですので、頑張る余地はあるんじゃないかと思って。後でまた市長にでも質問をさせていただきたいですけど、これは置いておきますね。  6番の質問の水車台は撤去しますという御答弁がこの中に入っていましたけれども、水車台の話をいつもします。あの水車台を考案されたときの市長は、お名前は言いませんけど、水車で水が飛び交いますよね。それでマイナスイオンが体の健康にいいので水車を考案して、この公園を市民の皆さんに親しんでもらいたいということで水車をつくられたということをお聞きしています。その水車が残念なことに水車の理解のない方によって、水車台がおろされてしまって……。 13 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君に申し上げます。6番の水車台の質問を今されているんですか。関連ですか。 14 ◯12番(中村博美君) すみません。今、水車台が撤去されますということなので、ちょっとその答弁への……。 15 ◯議長(風野芳之君) それは6番に通告してありますので6番でやっていただかないと順番が前後しますので、順を追ってお願いいたします。 16 ◯12番(中村博美君) 今、水車台の答弁をいただいたので。わかりました。水車台の話は後でまたやります。  駐車場をぜひ1台、1台、もう少し余裕を持たないと、トレーニングにいらっしゃった方が車をとめて、おりるのに乗るのに難儀をされるというのを聞きますので、少し今風な間と間をダブルにした、ああいう駐車場にしていただいて。国体は大型バスがどんどん来ますよね。大型バスを多目的広場に入れるんですか。御答弁ください。 17 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 18 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 多目的広場のほうも駐車場として整備を考えておりますので、大型バスについてはどの駐車場にとめていただくかというのは、今後詰めていきたいと思います。 19 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 20 ◯12番(中村博美君) まだ検討がないということですね。今、多目的広場グラウンドゴルフにいらっしゃっている方や歩く会の方がとめている、すごくひどいですよね。あそこも国体のために整備されたら、それを守っていってずっと整備をしていただけたらいいなと思います。  国体に関するのは、今聞くと駐車場くらいなんですね、公園では。わかりました。  では、2番に移ります。公園の顔といえる入り口の整備について尋ねるです。貫通道路から入ると、左側に垣根が続いています。本当にこれが公園の入り口の顔かといつも思っているんですね。それで、高杉市長にも2回も質問しましたけれども、市長は石垣を取り除くには大変多額なお金がかかりますので、それは検討していませんということなんですね。石垣に草が生えているというのも、その整備がもちろんできていないんですけど、それらをどんなふうに考えていらっしゃいますか、御答弁ください。 21 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 22 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 議員御質問の2番目の公園入り口の整備につきましてお答えをさせていただきます。  現在の配置につきましては、県道取手豊岡線から市道3277号線に接続をする形で市道と一体的になっております。また、公園入り口には歩道も並行して設けられており、歩行者も県道から安全に入れるような配置に計画されたものでございます。しかし、現在はきぬ総合運動公園に接道する県道から公園入り口の歩道を利用する方はほとんどいない状況で、また入り口からは大きな樹木に視界を遮られて、公園内を見渡すことができません。今後は、県で整備を進めております都市計画道路鹿小路細野線県道取手豊岡線交差点改良工事との工程を調整しながら、茨城国体開催に向けて常総市の顔となるような公園入り口の整備を検討していきたいと考えております。 23 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 24 ◯12番(中村博美君) ありがとうございます。今、答弁に出ました県道取手豊岡線貫通道路鹿小路細野線の交差点ができるという予定でしたね。これは高杉市長の答弁にあったんですね。その交差点をつくるために今言った水車台と木道、これも後で言わなくちゃだめなのかな。4番なので木道はちょっと置いておきます。それらをすべて総合的に整備するという高杉市長の答弁だったんですけど、今、鹿小路細野線がこんなにおくれていますよね。国体に間に合うんでしょうか、御答弁ください。 25 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 26 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えいたします。  茨城県としましても、県工事分の354号線までを早期に完了することが大前提でございますが、常総市からの要望を踏まえ、常総工事事務所としても予算取りも含めて国体に間に合うように頑張りたいということで言っていただいております。 27 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 28 ◯12番(中村博美君) 国体開催時以前に茨城県との契約ができる見込みという、この答弁のとおり頑張るということですね、あと2年を切っているけれども。そうすると、一緒に入り口もリニューアルできる、そして今言った水車台も木道もきれいにするということでよろしいでしょうか、御答弁ください。 29 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 30 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えします。  常総工事事務所からはそのようにおっしゃっていただいております。 31 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 32 ◯12番(中村博美君) 今の公園の入り口から公園を計画した人というんですか、僕が設計に携わったんですという方が今も役所にいらっしゃるんですけど、石垣をつくるというのは本当に最先端のすてきな入り口だっただろうなとは思うんですね、そのときには。でも、今はちょっと変えていかなくちゃならないというふうに私は思いますので、ぜひリニューアルの設計も私たちに見せていただいて、間に合うようでしたらお願いしたいと思います。それで2番は終わります。  3番です。レストハウスとトイレの整備について尋ねるです。冒頭で述べました閉め切ったレストハウスは現在開かれています。ただ、レストハウスの中にはベンチが一つだけで、そっけない部屋になっていますね。国体に向けて外壁も含め、きれいにする必要があると思いますがいかがでしょうか、御答弁ください。 33 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 34 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 御質問の3番目、レストハウスとトイレの整備についてお答えをさせていただきます。  修景池東側に公園内での休憩所としての役割を果たすレストハウスがあり、それに隣接して男女それぞれのトイレが設置してございます。国体に向けての整備としましては、現在使用するに支障がないため、全面的に改修をするのではなく、定期的な巡回を行い、設備を確認してまいります。修繕箇所につきましては、早急に対応していきたいと考えております。 35 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 36 ◯12番(中村博美君) ありがとうございます。レストハウスは外から見ると、本当に塗装がはげていてちょっとあのままでいくんですか。もう一度、あのままですか、お答えください。 37 ◯議長(風野芳之君) 都市計画課長。 38 ◯都市計画課長(藤川裕之君) 塗装につきましても、今後検討していきます。 39 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 40 ◯12番(中村博美君) トイレはきれいに整備するということで、今、蛍光灯の入っていない器具がぶらんとぶら下がっている状態なんですね。見に行ってくださったそうですけど。あれがちょっと長く続いていまして、きれいに整備してください。レストハウスとトイレは終わります。  では、4番ですね。朽ち果ててしまった木道、木道も取るということで、今、御答弁いただいたと思いますけれども、これはどう整備をしますか。もう一度御答弁ください。 41 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。都市建設部長。 42 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 4番目の朽ちてしまった木道の整備についてお答えをさせていただきます。  公園内の修景池に名所八ツ橋が74メートル設置されておりまして、当時は散策路として利用されておりましたが、現在は地盤沈下により、池の水面より下になっているということで原形をとどめておりません。現時点では、公園利用者の安全等も考慮し、八ツ橋は原形復旧する予定はございません。今後につきましては、先ほどの答弁と重複しますが、茨城県で整備中の都市計画道路鹿小路細野線の工事進捗に合わせて撤去をしたいと考えております。  以上です。 43 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 44 ◯12番(中村博美君) ありがとうございます。本当は原形復旧してほしいんですけど、それは不可能ということです。取り除いていただいて、また再度市長にでも、何かもっと魅力のある水辺にしていただけたらと思いますので、4番の質問はこれで終わります。  5番です。池の流れ、貫通道路側はどのように対処するのかということなんですけど、まずその質問の前に、池の水の流れの説明をしていただきたいと思うんですけど、よろしいですか。水がどっちにどう流れるかという説明です。お願いします。 45 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 46 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 県道取手豊岡線都市計画道路鹿小路細野線に流入する排水路の流末となっております。そこから公園の西側に設置されている排水路を経由して一級河川の豊坂川に流入をしております。 47 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 48 ◯12番(中村博美君) 今、木道がそのまま放っておかれている、アシがいっぱい生えているその池と大きな池がありますね。あの大きな池は、五、六年前コハクチョウが飛んで来たことがあって、すごいなと思って。この池にも白鳥が来るんだと思っていたんですけど、その池は西側の豊坂川、こっちに流れるんですか。西側に。すみません、御答弁ください。 49 ◯議長(風野芳之君) 都市計画課長。 50 ◯都市計画課長(藤川裕之君) お答えいたします。  修景池のほうから西側に向かって水路がありまして、その水路が直角に曲がって公園に沿って北側に行きます。それで、豊坂川のところに300メートルくらいで流末になっているというところでございます。  以上です。 51 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。
    52 ◯12番(中村博美君) それでは、質問しています貫通道路側の、あそこが流れないので詰まっていると思っていたんですけど、あれはどっちに、池のほうに戻って来るの。あっちは全然向こうに流れないの。御答弁ください。 53 ◯議長(風野芳之君) 都市計画課長。 54 ◯都市計画課長(藤川裕之君) お答えいたします。  県道とか、あと坂手工業団地の一部のところからの水が修景池のほうに入るところが、先ほど流れがないと言ったアシでなっている部分があります。南へ流れるんではなくて、逆にあそこから修景池に入ってくる、出口は豊坂川のほうにという流れになっております。  以上です。 55 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 56 ◯12番(中村博美君) ちょっと待ってください。工業団地から本当はあそこが水が通るようだったら入ってきていたの。今は詰まっていて何も動いていないので、公園の一番東側の今言ったところは、ちょっと油っぽくて何かぎとぎとしていて、水が全然動いていなくて、あそこを歩いているんですよ、私たちはずっと。火曜日に。これは何なんだろう、向こうが詰まっていて流れるものが流れないと思っていたんですけど、それは工業団地の水を池に通すの。お答えください。 57 ◯議長(風野芳之君) 都市計画課長。 58 ◯都市計画課長(藤川裕之君) 工業団地の池と申しましても、雨水で坂手工業団地の真ん中を走る道路があると思うんですけど、それの東側の部分が入ってくる分水嶺になっていると思います。  以上です。 59 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 60 ◯12番(中村博美君) わかりました。そしたら、もうここは今回の国体がどうのこうのという問題じゃなくて、市長に後で質問していいでしょうか。市長、国体に関係なく、これは全然動かない水がここにあって、それが木道のアシのところによどんでいるんですよね。全然流れがないという池、池は流れがないのかな、すごいことになっています。これは後で市長にお答えいただいて。大がかりな排水整備をしないとだめだということですよね。国体どうのこうのの問題じゃないということですね。  わかりました。5番はこれで終わります。  6番の水車台です。先ほどちょっとお話しして水車台のときに質問しなさいということで議長からお話をいただきましたので、水車はマイナスイオンを公園に訪れた皆さんに浴びていただくということで設置された水車台ですけど、何らかの事情で回すのはほんの少しで、すぐに水車台がおろされたまま、その台だけが置いてあるということです。この台も、先ほどの答弁では、もう取りますということなので、ぜひ取ってください。もうずっと長いこと取ったほうがいいんじゃないのと質問をしていたんですけど、今度は取っていただくということですので、結構です。  次に、7番の質問です。夜間の体育館の入り口は暗過ぎる。これは入り口と書いたんですけど、全体的に公園が暗いですね。ただ、夜に公園を歩く方はいらっしゃらないんですけど、体育館の入り口、車幅の狭い駐車場、皆さんが10時までトレーニングされます。お仕事が終わってトレーニングをしようとする方がいらっしゃって、暗い。きょうは休みなのかと思ったという方もいらっしゃったりするんですけど、この対応はどんなふうにされますか、御答弁ください。 61 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 62 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 御質問の7番目の夜間の体育館入り口付近の対応につきましてお答えをさせていただきます。  現在、外灯につきましては、公園正面の駐車場内の中央に7基、修景池側に4基、体育館のアプローチ部の植樹地帯付近に2基、入り口付近に2基、合計で15基設置をしてございます。正面駐車場から体育館入り口までの照明が暗いという御指摘でございますが、現状を確認しましたところ、駐車場中央部の7基につきましては、2灯つきのものですが片側1灯だけの点灯となっております。また、外灯周辺の樹木が繁茂し、光を遮っておりましたので、本来の明るさが確保できないと考えられます。点灯をしていない外灯につきましては、早急に修繕を実施したいと考えております。また、繁茂する樹木を剪定することにより、本来の明るさを確保し、体育館を安全に利用できるように管理をしていきたいと思います。 63 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 64 ◯12番(中村博美君) ありがとうございます。明るくするということで、どうして中央の7基の2灯式が片方だけしかついてなかったかというのは、ここで追求するのはやめます。ぜひ2灯ともつけて明るくしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  最後の8番です。平成18年6月に同じ質問をしているんですね。公園の利用者の状況は把握しているのかという質問をしています。そのときの答弁は、ふだんの巡回により、各公園がどういった利用がされているかを目で見ている状態です。今後も、巡回等により利用状況などを把握して、利用者に喜ばれるよう公園運営を心がけていきたいと考えておりますという答弁だったんですね。平成18年だから約10年前なんですけど、あのときには、まだ子どもの遊具が公園にはありました。ターザンロープとか筒の中に入る滑り台、今あるジャンピングロープがあって、子どもたちが結構来ていましたね。でも、きぬ総合公園には来てくださる子どもや家族が少ないんじゃないかなということで、この質問をしたわけなんですね。  そこから言うと、もう遊具はターザンロープもトンネル状の滑り台も撤去されていますし、私が見るところによると、公園に遊びに来ていらっしゃる御家族の方はそんなにいないのかな、こんなきれいに紅葉していたり、桜が満開になるのになと思うんですね。災害後、被災された皆さんは遠くに出かけるよりも近くの公園でくつろぎたいというお声をたくさん聞いているんです。だから、近くの公園がもう少しきれいに整備されていて、市民の皆さんに愛される公園であったらいいな、特にきぬ総合公園は常総市を代表する公園ですので、国体の整備だけにかかわらず、ふだんから公園を生かしていただきたい。  これは市長にも要望していきたいと思うんですけど、今本当に、先ほど言った入り口、入ってみてください。何、このスペースは、これは何という感じ。草はどうしたの、台風で木々が折れていまして、それを今入っていらっしゃる造園業者が丁寧に一生懸命頑張っていらっしゃいますね。業者もいろいろ違うかなという感じがするんですけど、頑張っていらっしゃいます。この夏も草をきれいに刈っていただいたりしています。  そして、グラウンドゴルフのほうなんですね。体育館の東側。あそこはグラウンドゴルフの会員の人たちが常に草刈りと除草剤をまいて手入れをしていらっしゃる。自分たちで除草剤を買ってらっしゃるんですよ。プールのほうから見る公園はすごくきれいなんです、紅葉もしていて。プールから見る公園はすごくきれいなんだけど、入り口から見た公園、右側が梅林ですけど、梅林のほうに歩いて左側を見るとすごいです、ひどい公園です。そういうのを巡回していらっしゃって、一生懸命見てくださっていると思うんですけれども、この辺の公園の利用者の方に愛されて、たくさん来てほしい公園ですけど、利用者の状況を把握しているかどうかお答えください。 65 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 66 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 公園の利用者の状況についてお答えをいたします。  きぬ総合運動公園の利用者としましては、主に水海道総合体育館、温水プールや野球場等の体育施設利用者であります。周辺の公園自体の利用者につきましては、温水プールわきの芝生広場でのグラウンドゴルフの練習に利用している団体の方や、ロープの遊具を利用する子どもたち、公園内を散策し、ウォーキングを楽しむ方々などでございます。他の都市公園と同じく、利用者数については把握をしておりません。  以上です。 67 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 68 ◯12番(中村博美君) 体育施設の入場者というのは入場券を買っているから人数はちゃんとわかるんですけど、私が今質問している利用者というのは、公園に遊びに来てくださっている方を把握したほうがいいんじゃないかなと。把握というのは、カチカチ数えましょうということじゃないんだけど、月に2回くらいは巡回をして、結構いらっしゃる、いらっしゃらないというのを大体、目でいいんですけど、そういうのをぜひ実施してほしいと思います。  愛されている公園というのは、ひなたぼっこから始まって、お弁当を持ってきてそこでお弁当を広げて召し上がったり、そういうふうな愛され方もあるんですけど、きぬ総合公園ではそういう姿をあまりお見かけしないということなんですね。遊具も事故がたくさんありまして、常総市内の小さな公園の遊具も全部撤去はしましたけれども、遊具は今回質問には入れてないので遊具の話はしません。次回にでも公園の遊具の見直し、各町村の中にもある小さな公園の遊具も見直して、ちょっと憩える、おばあちゃん、おじいちゃんが孫を見ているけれども、遠くの公園には行けないけど近くの公園でちょっとひと休みしたい、ひと遊びしたいということもあります。そんなこともありますので、ぜひこの公園を訪れる人が多くなるような取り組みをしていただきたいと部長、課長、皆様に要望します。  市長、すみません、5番の池の流れですね。お聞きしてびっくりしちゃって、私はあっちに流れていくのが詰まっていて、ただそれだけなのかと思ったんですけど、これの改善について、今お考えがありましたら御答弁いただきたいんです。通告外ですけど、議長、よろしいでしょうか。市長にお聞きください。 69 ◯議長(風野芳之君) 質問に対する答弁を求めます。神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 70 ◯市長(神達岳志君) 中村博美議員の質問にお答えをいたします。  水海道総合運動公園の池の流れに関してということでございますけども、その件ももちろん含めて、私は水海道総合運動公園は地域の宝であるとも思っていますし、この前の水害のときも物資の拠点としてあそこが本当にあってよかったというふうに考えております。まさにこれから2年後、国体のメイン会場として、少年少女の会場にもなっていきますから、成年男子、成年女子よりも3倍、4倍の人が訪れる少年の国体でありますから、相当な方々が全国からお越しをいただく会場になっていきます。私もハンドボールの3市の実行委員会の会長として、先週も大会に行ってきましたし、毎週行っています。また、すぐにでも体育館の床だったり、そういう部分の改修、磨き工事にも入っていきます。さまざまなきょう御質問をいただいた以外の部分も課題がたくさんあります。これも含めて都市建設部だけでなくて教育委員会、また先ほどお話をされた県、特に鹿小路細野線の関係も関連をしてくる部分もありますから、横断的に、まずは国体に向けて整備できるところは積極的に推進、協議をしていきながら進めてまいりたいというふうに思います。池の排水の部分も含めて検討をさせていただきたいと思います。  以上です。 71 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 72 ◯12番(中村博美君) ありがとうございます。国体の3市の代表である神達市長、国体に向けて取り組んでくださるということです。昭和49年のまごころ国体で私は茨城に来ました。夫と二人で。今、夫はいないんですけど、そのまごころ国体は駅の時計台のところに、もう間もなく入るんでしょうね。ネーミングが入ったり、駅にプランターのお花がたくさん飾られたり、多分公園にもこれからボランティアの皆さんと一緒に市の皆さんもお花でいっぱい飾ってくださるとは思っています。これからそういう活動がなされていくんだと思っています。  ただ、この公園には、今、桜の木が300本と言いましたけれども、木に名前がついているのと名前がついていないのと、いろいろあるんですね。お花も少ないです。今言った、木が台風で倒れたところの奥のほうにボケの花があるんですけど、それも手入れがされてないので、本当はボケの花ってきれいですごくかわいいのに、みすぼらしくなっていたりするんですね。木にも名前をつけてもらいたいなと思います。これは国体に向けてじゃなくていいんですけど、木に全部名前をつけていただいて、お花の咲く木もたくさん植えていただいて、国体には間に合うか間に合わないか、国体はあれなんですけど、そういう公園にしていただきたいと強く要望をいたしまして、今回のきぬ総合公園の質問を終わりにします。御答弁、ありがとうございました。 73 ◯議長(風野芳之君) この際、暫時休憩といたします。                 午前10時42分休憩    ─────────────────────────────────                 午前10時55分再開 74 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。    ───────────────────────────────── 75 ◯議長(風野芳之君) 一般質問を継続いたします。  次に、13番岡野一男君。                〔13番岡野一男君登壇〕 76 ◯13番(岡野一男君) 皆さん、おはようございます。二番手の13番岡野一男でございます。今回は、私は高齢者の件について、そして少子化について、3番目が人口減少ということで3点ほど御質問をいたします。  高齢者の方々が大変多数を占める社会というふうになってまいりました。今、高齢者ということで声がかかりましたけども、私もその一人でございます。国連の基準によりますと、総人口に占める65歳以上の方が7%を超えてきますと高齢化社会となります。それから、14%を超えてきますと高齢社会、さらに21%を超えてきますと超高齢社会というふうに位置づけられております。2016年の我が国の65歳以上の人口は3,461万人でございました。割合でいいますと27.3%、これはもう明らかに超高齢社会でございます。  団塊の世代という言葉がございます。これは堺屋太一が1976年に発表した小説「団塊の世代」からきているものと言われております。団塊の世代は1947年から49年まででございます。そのように言われております。その間、その世代の人たちは約800万人いらっしゃいました。私の父は大陸から帰ってきまして家庭を持ちました。ということで、私は昭和24年の生まれでございます。1949年でございます。その当時、小学校の同級生は約50人おりました。1クラスでございます。その後、小学校が統合したり、あるいは中学校は他校との統合ということもあり、さらにその後の高校の受験、あるいは就職とか、そういう問題に対しましては、私ども何ら違和感を感じなくやってまいりました。1949年生まれの私は行政の言う前期高齢者の一員でございます。私を含めた当市の高齢者の現状、そして行政が抱えている課題、そういったものについて御質問をいたします。よろしく御答弁、お願いいたします。 77 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。保健福祉部長。              〔保健福祉部長吉原克美君登壇〕 78 ◯保健福祉部長(吉原克美君) 改めましておはようございます。岡野議員の1、高齢者の急増に伴う施策について、1)現在の課題につきまして御答弁させていただきます。  高齢化の進展につきまして、当市の現状ですが、平成26年10月1日現在の常住人口によると6万2,957人、29年10月1日現在で6万829人と、2,128人減少している一方で、高齢者人口は平成26年10月1日現在で1万6,571人、平成29年10月1日現在で1万7,716人と、3年間で1,145人が増加しております。また、市の高齢化率も平成26年10月1日現在で26.3%、平成29年10月1日現在で29.1%となっております。  このような状況は今後も続き、高齢者は増加し、介護が必要な高齢者もふえる一方で、支えていく現役世代の負担が拡大することが予想されます。また、高齢者のみの世帯、単身高齢者世帯や認知症高齢者世帯の増加が予想され、買い物や病院の通院等の外出支援等の在宅高齢者への生活支援対策が大きな課題となってくると思われます。  こうした状況の中で、団塊の世代が後期高齢者になる平成37年に向け、住みなれた地域で暮らし続けることができるよう、医療や予防、生活支援、住まいを包括的に提供する地域包括ケアシステムの構築に向け、さまざまな事業を行っていく必要がございます。  常総市では、認知症を初期の段階から支援する認知症初期集中支援チームの活動をはじめ、医療と介護の連携事業、地域の課題を検討する地域ケア会議を水海道西中学校区を2地区に分け、他の中学校区を含め6圏域に分けて実施しております。また、地域の困り事を相談できるブランチ機能を設けて、高齢者が日々相談できる場所をつくり、日常生活に密着した対策を行ってきました。また、高齢者が生きがいを持ち、生き生きと充実した生活が送れるよう、市では介護予防事業を進めてまいりました。市で養成している介護予防推進員や茨城県の養成により活動しているシルバーリハビリ体操指導士による介護予防教室や、市の主催で行っている介護予防教室を実施しながら、高齢者が地域で元気に暮らせるよう支援していきたいと思っております。  以上でございます。 79 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 80 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございました。私の質問が大変広範囲な中での質問ということで、答弁するほうも大変迷ったかと思うんですが、詳しく答弁をいただきましてありがとうございます。再質問をする前に訂正させていただきます。私、今、自分の生年を平成24年と言ったように指摘されました。自分では気がつかなかったんですが、本当に申しわけございません。私は平成24年ではなくて昭和24年生まれでございます。訂正させていただきます。  ただいま平成29年の資料を説明していただきました。高齢の方々が1万7,716名、率にいたしまして29.1%ということでございます。私が先ほど申し上げました2016年の27.3%、これは全国ですけども、それよりも高いということで、この地域は高齢化社会ということが明らかだと思っております。  現在、政府では高齢者が増加しているということで、介護保険制度の財政を維持するためにいろいろな見直しを行ってきたと思います。例えば、特養の入所基準が要介護3以上というふうなこともございました。今まで病院、あるいは介護施設のほうでいろいろとやってきた、そういうものをこの財政の維持ということもあろうかと思うんですけども、在宅医療、さらに在宅介護というふうに転換をしてきたわけでございます。人口のほうは減っております。ただ、世帯数はふえています。ひとり暮らしの方がふえているということでございます。それと、子どもと一緒に同居をしない高齢者がふえている。これから在宅医療、あるいは在宅介護ということになれば、当然家族が支え手でございます。今、部長から御答弁がありました、いろいろ施策をしながら介護、あるいは在宅医療に対して市のほうでもやっていくというのをちょっと説明をいただきましたが、この辺につきまして、家族だけに任せるのではなくて、どの辺まで行政が手を差し伸べることができるのか。その辺のところをもう少し詳しく御説明をいただければと思います。 81 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 82 ◯保健福祉部長(吉原克美君) 御答弁させていただきます。  確認いたしますけども、2番の質問の御回答という形でよろしいでしょうか。  それでは、施策と今後の方針につきまして御答弁させていただきます。  まず、先ほど申し上げましたとおり、地域で安心して暮らし続けるために、医療、介護、サービスに加え、相談、見守り等を含めた日常的な生活支援対策、特に核家族ということで、こちらの充実が必要とされております。今後の方針といたしましては、そういった課題の解決のために、先ほどちょっと述べました地域包括ケアシステムの構築をさらに充実させるとともに、各関係課や関係機関との連携をしながら、社会資源であるNPO、ボランティア、民間企業等の多様な事業主体による重層的な支援体制を構築しながら、課題解決に向けた事業を展開していきたいと考えております。  以上でございます。 83 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 84 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございます。部長、多様な展開を続けていくということで、行政としても高齢者対策につきましては、可能な限り対応していくというふうに理解してよろしいわけですよね。ただ、これは3点目の人口減少とも非常にかかわりがある問題なんですが、全体の人口が減っているということ、しかも高齢者の方々がふえてきているということもありまして、どうしても医療、あるいは介護のほうにお金、人も回していかなければならないということもございます。ただ、限られた人口でございます。それが可能かどうか。ということは、経済活動をやっていくためには製造業など、そういう分野にも多くの人材を回していかなくちゃならない。全体的な中でそれぞれの人材を動かすと言っては失礼ですけども、配置していかなければこの社会構造は成り立っていきません。今のままでいきますと、医療、あるいは介護に多くの人材を回していかなければならない。これは可能なんでしょうか。もし可能でなければ、最終的には家族の皆さん、お願いしますよということになっていくのかどうか。この点につきまして、難しい質問でございますが、御答弁をいただきたいと思います。 85 ◯議長(風野芳之君) 高齢福祉課長。 86 ◯高齢福祉課長(増田和彦君) それでは、ただいまの質問に答弁させていただきます。  介護職の人材不足ということは国のほうでも今、問題になっておりまして、国の施策も進められているところでございます。国の動向を見ながら、市のほうでも介護人材不足については検討していくことで進めていきたいと考えております。  以上です。 87 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 88 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございました。何かちょっと、何といいますか、ちょっと申しわけありません。もう少し積極的なお答えといいますか、いただきたかったんですね。  といいますのは、みんなで支えていかなくちゃならないというのは、これは当たり前の話。家族も当然、行政も当然、地域も当然。だけども、限られた範囲の中でやっていくということは非常に難しい。でもやっていかなくちゃならないのが現実です。そういうことを行政のほうからお話をしていただきたかったんですが、現在の段階の中でやれる範囲でやっていくという御答弁でよろしいのかどうか。 89 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 90 ◯保健福祉部長(吉原克美君) 御答弁をさせていただきます。  当然、高齢者がふえていけば、それだけ介護を必要とする人数はふえてきます。議員がおっしゃるとおり、それがすべて家族で賄っていけるかというのも現実は難しい問題もございます。そういった中で、いかに介護が重くならないように、やはり地域で支えていく社会づくりというのが必要になってきます。そのため、先ほどちょっとお答えしたんですが、ボランティア組織、NPO団体等で見守り等、かかわり合い等を持ちながら、高齢者がより介護、介護といいますか、いろいろなものが進行しないような前段階で地域の方がかかわってくる施策も重要になってくると思われます。  以上でございます。 91 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 92 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございました。きめ細かな施策というものも当然必要でございます。部長の答弁のとおり、これから進めていけば、常総市の高齢化対策も充実していくのかなと思うところでございます。ただ、これでいいという問題ではございません。皆さんの御要望をお聞きしながら、行政ができる範囲の中で進めていっていただきたいと思っております。高齢者問題につきましては以上で質問を終わりにしたいと思います。ありがとうございます。 93 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に入ります。答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。  岡野一男君、質問を継続してください。 94 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございます。それでは質問を継続させていただきます。  2点目の少子化の問題につきまして御質問いたします。人口減少、これが数字的に確認されましたのは2015年の国勢調査の結果でございます。そのときの日本の総人口は1億2,700万でございました。5年前の調査からは、5年経過しまして96万3,000人が減少しております。40年後には9,000万、100年後には5,000万に減少していくと言われております。出生者数2016年は98万人でございました。100万人を切ったわけでございます。私の生まれた年、1949年、これは間違えません。この年が最高でございまして269万人でございました。私もその一員でございます。少子化の影響によりまして女の子が少なくなり、未来の母親が減少してきた、こういう傾向でございます。これから、仮に出生率が増加していっても、母親となるべき女性が減少している、こういう現象でございますので、この少子化がさらに少子化を呼んでいるということが言えるかと思います。この少子化の歯どめは非常に難しい問題でございますが、当市の少子化の現状と行政が抱える課題、この点につきましてお尋ねをいたします。 95 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。保健福祉部長。 96 ◯保健福祉部長(吉原克美君) 岡野議員の2、少子化減少に歯どめをかける施策について、1)少子化問題の現状と課題についてお答えさせていただきます。  日本の合計特殊出生率は、昭和40年の2.14から徐々に下降し、平成28年には1.44になっております。このような状況で少子化が急速に進行していることがうかがえます。常総市につきましても、合計特殊出生率は平成15年から19年までの5年間の数値になりますが、1.49から次の5年間では1.39に下降しております。出生数で比較をしてみますと、平成19年度には560人の出生数が平成28年度には417人と、10年間で143人が減少し、少子化が進行している状況となっております。  次に、少子化の進行による懸念される問題につきましては、第1点目として生産年齢人口が減少し、労働力そのものが少なくなること、それに伴いまして、投資や労働生産性の伸び悩みなど経済成長率の低下につながると懸念されております。また、2点目としましては、高齢者の割合が増大することにより、社会保障及び租税分野に係る現役世代の負担が増加していくことが考えられるなどの課題が挙げられます。  以上でございます。 97 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 98 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございます。ただいま部長から現状と課題について御説明をいただきました。  続いて2点目に当然関連していきますので、2点目に向かわせていただきます。  ただいま御答弁の中で、出生率は2.14から28年には1.44まで下がったということでございます。そして、当市の状況でございますが、15年から19年の5年間では1.49、そしてその後の5年間では1.39というような御答弁をいただきました。人数的には28年417名、143名の減というふうに話が出てまいりました。これは、当市だけに限らない数ですね。全国的な減少社会でございますので、全国的なものであろうかと思います。解決策といいますか、じゃ、どうなんだということで、あるいはその背景となるもの、この少子化の影響というものを今、部長からも説明をいただきました。生産年齢人口が減っていく、あるいは社会保障費がかさんでいくんだというふうなことでございますが、では、この少子化に向けてどんなふうに持っていくんだというものがちょっと出てこなかったものですから、この点につきまして。私の質問がちょっと早いのかもわかりませんが、その第2点目につきまして御説明をいただければと思います。 99 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。
    100 ◯保健福祉部長(吉原克美君) 岡野議員の2)施策と今後の方針についてお答えをいたします。  まず、当市の少子化に対する施策を述べさせていただきます。  出産前の支援としては、ふれあいサポーターによる結婚相談や不妊治療にかかる治療費の一部助成などの環境整備への支援があります。また、出産後の支援といたしましては、子育てに係る支援となりますが、出産祝金、赤ちゃん訪問や乳幼児健診から始まり、多子世帯への保育料の軽減、児童と高校生までの医療費を助成するすくすく医療費支給制度、児童クラブ等の子育て預かり支援があります。その他にも、任意予防接種費用の一部助成や子育て家庭の定住化を促進するいきいき住マイル事業、常総ほっとサタデー教室事業などの子育てに係る環境整備を行っています。  今後の方針につきましてですが、子どもを産みやすい環境をつくり上げていくことが重要な課題と考えております。そのため、出産後、早期に社会復帰ができるように待機児童ゼロを目指す取り組みをする必要があります。当市における待機児童数は、平成29年10月1日現在で4人となっております。待機児童ゼロを目指す上でも、現存の公立保育所の整備や民間保育所拡充等の協力を得るなどの施策を展開しながら、待機児童ゼロを目指したいと考えております。また、今後、国で導入の動きがある3歳以上の幼児教育・保育無償化など国の動向を注視しながら、当市といたしましても子育て支援策を講じてまいる所存でおります。  以上でございます。 101 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 102 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございました。出生率が1.0でも1.99でも人口の増加というのはありますよね。御夫婦に2人の子どもで人口は横ばいの状態、しかし現実には一人っ子の方々も結構ふえております。この現状を打破するには、やはり今までの考え方、今までの行政のサポートでは、私は少し不十分ではあるんじゃないかというふうに思います。2人目以降はすべて常総市がサポートするんだというふうな、そういう覚悟は必要なのかなと思います。国の動向を見ながら、国と同じような形でやっていくんだということであれば、これはどこの市町村でもやっております。この常総市が独自で子どもたちのことは面倒を見ていくんだ、大事に育てていくんだという、そういう覚悟が欠けているのかなというふうに今、答弁の中で聞いていたわけでございます。  お子様は社会の宝だとよく言われます。しかし、単なる言葉だけでは何の効果もありません。私もかつてあいさつの中で、子どもさんは社会の宝、子どもさんを地域、あるいは行政が温かく見守っていきましょうというふうなことを言ってきましたが、今思うと少し恥ずかしいような気がしてなりません。ただ、お子さんはかわいいだけでは、若い世代には何のサポートもできません。若い世代は生産年齢世代でございます。先ほど部長が答弁されました生産年齢人口、あるいは社会保障、これは3点目の人口減少の中で少し触れさせていただきますが、若い世代は生産年齢世代、しかも若い世代は勤労者でございます。そして、潜在能力の高い消費者でもございます。宝は徹底的に磨いていただいて、本物の社会の宝にしていかなければ、これはどうしようもないです。そういう覚悟というのが皆さんの中にどのくらいあるのか。これは財政的なことも含めてです。人もお金も投資して、お子さんを守っていくんだ、育てていくんだということを示す施策というのが必要なのかなと思います。具体的には申し上げません。お金を幾ら出せとか。これはほかの市町村がまねできないようなものをやっていかないと、当市の出生率の向上、そういうものは望めない。お子さんが生まれ、育ち、そして若い御夫婦たちがこの常総市で生活していく基盤というものができないと思います。  難しい問題でございますが、どのようにどこまで、ただ国の動向を見ながら、国と同じようにやっていく、あるいはそこを少し補助していくという形ではなくて、どの辺までできるのか。できる範囲内で御答弁いただければなと思います。 103 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 104 ◯保健福祉部長(吉原克美君) お答えさせていただきます。  現在、先ほど述べました定住を促進するいきいき住マイル事業も、当然ほかから呼び込む施策の一つでありますけども、その他、先ほど議員がおっしゃいました子育てに対する支援策というのは、当然ほかから呼び込む、または今いる子育て世代の支援策というのは検討していかなくてはならないという考えではおります。  以上でございます。 105 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 106 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございました。なかなか御答弁は難しいかと思います。先ほど私が言いましたように、すべて財政的な問題も抱えております。そういう中で、現在の皆さん、神達市政は大変きめ細かにやってくださっているということは私も認識しておりますし、感謝しております。ただ、それだけでは不十分ということで今回質問をさせていただいたわけでございます。これから人口減少の問題をやらせていただきます。その中でも質問していきますので、2点目につきましては以上をもちまして終わりにしたいと思います。ありがとうございました。 107 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。  岡野一男君、質問を継続してください。 108 ◯13番(岡野一男君) 3点目の人口減対策はあるのかということでございます。2025年問題というのがございます。これは私の最初の質問、高齢者、あるいはその次の質問の少子化の問題について関連してまいります。その点は御了解願いたいと思います。  私たち、私も含めて団塊の世代が2025年後期高齢者に入ります。医療機関、介護施設の利用者が増大し、当然のごとく社会保障費が増大してまいります。人口減少の影響によりまして税収の不足が生じ、行政サービスが低下するということは目に見えてきているところでございます。さらに、人口が減少してきますと、社会の支え手であります生産年齢世代、15歳から64歳の方々が少なくなり、人材の確保が困難、そして人手不足、その結果として社会の機能の低下、経済の低迷というふうに進んでいくのかなと思います。人口問題は当市だけの問題ではございません。全国的な問題でございますが、当市としてはどのようにこの問題を受けとめ、どのように対応されているのかお伺いしたいと思います。 109 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。総務部長。               〔総務部長荒木悟志君登壇〕 110 ◯総務部長(荒木悟志君) 議員御質問の今後の人口推移のとらえ方と方針については、常総市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン総合戦略において、2060年までの本市における人口の推移を示した上で、2020年の人口目標5万9,000人を堅持するため、国が掲示した四つの基本目標に沿って、近隣自治体へ転出した子育て世代を取り戻し、交流人口の増加から定住人口の増加につなげるため、常総市らしい施策を掲げて各種事業を行っております。  具体的には、先ほどの保健福祉部長の答弁と重複するところがありますが、ふれあいパーティーの開催や出産祝金の支給、不妊治療助成金及び妊婦健診助成などの事業が挙げられます。また、若年夫婦世帯等の住宅取得を支援するため、いきいき住マイル支援補助や18歳まで対象年齢を拡大したすくすく医療費支給事業などの子育て世代への支援を実施しております。さらに、今年度策定の新たな総合計画である、じょうそう未来創生プランにおいても交流人口の拡大による定住人口の増加を目指して、子育て世帯や若者への支援、地域医療体制の整備、周辺自治体との広域連携の推進などを重点施策として掲げ、策定に向けた取り組みを進めているところであります。これからも、常総市で育った未来を担う子どもたちが、小さいころから常総市に愛着を持てるような、みんなでつくるまちづくりを進め、若い世代が住みたい、住み続けたいと思う常総市を目指して、広域連携も視野に入れたさまざまな魅力ある施策を展開してまいりたいと考えております。  以上でございます。 111 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 112 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございました。さまざまな施策を行っていくということで御回答をいただいたわけでございます。生産年齢世代というものも当然出てきましたので、お話をしてまいりますが、15歳から64歳、2015年から25年後の2040年の生産年齢人口は1,750万人ほど減少するというふうに言われております。こういう問題の中で改めて御質問をいたします。  この生産年齢世代でございますが、今15歳ということになっております。通信制を含めていきますと高校の進学率は現在98%くらいになろうかと思います。当市の状況をちょっと把握していないので何とも言えないんですが、98%になっているという現状を見ていきますと、15歳で仕事につく方は非常に少ないというふうに見られるわけでございます。私はこの生産年齢世代というのは18歳から74歳くらいまで、こういうことをしたほうがいいのではないかと。これは国の話になってしまいますので何とも言えないんですが、こういうふうな社会的な合意をこの常総市で形成していくべきではないのかというふうに感じているわけでございます。生産年齢世代を広げて高齢者という範囲をもう少し縮めてもいいんじゃないか、現実に合わせてですよ。  今、皆さん、かなり高年齢になっても働いております。私も60を越しています。元気に動いています。今、坂手、内守谷工業団地では工業団地の拡大を進めております。現実問題として、この市内だけで、進出してくる企業に対して、その企業が望む人材というものが市内だけでは確保することができるのかどうか。この辺につきましてもちょっと御質問いたします。 113 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 114 ◯総務部長(荒木悟志君) 今、資料は手元にはないですが、工業団地の人材不足というのは深刻な問題であるというのは受けとめております。私も何社かことし訪問しましたが、やはり人材不足というのは各企業から聞いております。ただ、企業でも、それで市外から調達というか募集をしているというのが今の現状かと思います。ということで、市内で賄えるという状況にはないということは言えると思います。 115 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 116 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございます。私の質問がちょっと偏ったような質問で申しわけありませんでしたけども、現在の工業団地に勤めている方も全部市内の方ではありません。市外の方も当然いらっしゃいます。それから、私どもの市内の方が市外に通勤されている方はたくさんいらっしゃいます。そういう意味からして、市内だけで確保できるのかということは、これは無理な話でございますが、ある程度の地元の人を採用していただきたい、地元の人が近くに勤めていただけるようなそういう環境があればいいなということもございまして、質問したわけでございます。  ただ、近くの人材が少ないということは、出てくる企業の方もちゅうちょするのではないかという思いがあるわけなんですよね。当然、出てくる企業の方は、それでは常総市はどのような優遇策を設けて我々進出企業に対して当たってくれるのか、人材については市のほうでも補助していただけるのか。例えば1人当たり、市内の方を採用すれば幾ら幾らだとか、そういう具体的なことまである面では出てくると思うんですよね。そういうことを含めて、私は今回質問したわけでございます。  12月4日でしたか、きのうです、茨城新聞にこのような記事が載っておりました。先ほどお渡ししましたので御確認いただいているかと思うんですが、茨城労働局がまとめた県内企業の高年齢者の雇用状況調査の結果でございます。この調査結果を見ていきますと、65歳までの雇用が8割を超えている、全国の平均を上回っているというふうな内容の記事でございます。ちょっと読ませていただきます。  茨城労働局がまとめた県内企業の高年齢者の雇用状況調査によりますと、定年の引き上げや継続雇用などにより、希望者全員が少なくとも65歳まで働ける企業の割合は前年比1.5ポイント増の81.9%でございました。70歳以上まで働ける企業は2.5ポイント増の23.2%で、ともに全国平均を上回っているということでございます。高年齢者を雇用するための何らかの雇用確保措置を実施済みの企業は計2,699社で、全体の99.9%に上がっているということでございます。内訳は、定年制廃止が70社、2.6%で、いずれも中小企業でございました。定年引き上げは508社、18.8%、継続雇用は2,121社、78.6%、法定義務を超える66歳以上の希望者全員の継続雇用制度導入企業は173社、6.4%、上限年齢別の内訳は66歳から69歳が9社、0.3%、70歳以上が164社、6.1%というふうな記事が掲載されておりました。当県は全国平均を上回って高齢者の雇用状況が非常にいいという内容の調査結果でございます。  私はこの結果を本当にうれしく思っているところでございます。この調査は、県内に本社があり、従業員が31人以上の2,701社を対象にしたということでございますが、30人以下の企業も含めるとこの数値はもっと上がっていくのかなというふうに思っております。ぜひ雇用環境の先進都市として、市が先頭に立って啓蒙に当たっていただければと思いますが、突然の質問ということもありますので、なかなか御答弁は難しいかとは思いますが、もし所見がございましたらお願いできればと思います。 117 ◯議長(風野芳之君) 行政経営課長。 118 ◯行政経営課長(小林寛明君) 岡野議員の御質問に御答弁させていただきます。  ただいま茨城県の中小企業で8割強が65歳以上までお勤めになられている、仕事をされているというお話でしたが、内閣府が調べた調査でも、実は60歳以上の方が就労希望をしているというのが7割を超えているとのお話を伺っています。生産年齢人口、ここに65歳と問わず、その後70歳まで、それ以上までというお話でしたけども、今後そういった取り組み、高齢者が御活躍いただければ、気持ちの面でもやはり元気になりますし、医療費とか介護保障費の縮減以上に、外出することによって消費活動も活発になる、まちも元気になるというようなことで、非常に効果のある考え方ではないかと考えております。私どもとしても、今、御提案いただいた内容を踏まえまして、そういった施策を検討してみたいと考えております。  以上です。 119 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 120 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございます。先ほど私は、生産年齢世代を15歳から現在の64歳の制度は何か現実に合っていないような感じがする、見直しをしてもよいのではないかということで説明をいたしました。現在の高校進学率を考えていけば15歳というのはなかなか当てはまらないのではないかと思いますし、また64歳というのも、茨城労働局のまとめた雇用状況調査によりますと、かなりの企業で64歳以降も採用している、雇用しているということでございますので、国は国でいいでしょう。でも、常総市は皆さんがゆっくりと60を超えても働けるような環境があるんだということを現実に示していただき、そしてそれを各企業、あるいは市民の皆さんに啓蒙していくということも必要なのかなというふうに思っているわけでございます。そういうことも含めて、これは推進していっていただければと思います。なぜかと言えば、先ほど課長もお話をされましたように、地域の活性化に当然なっていくわけでございます。ぜひとも、これは進めていただきたいということで締めさせていただきます。  それから、人口をふやしていこうという努力、これはどこの市町村でも行っているものです。当市だけが一生懸命やっているわけではございません。ということは、少ない人口をふやそうということですから、要は人の奪い合いということになるのかなと思います。現在の生活圏は市町村の枠組みとは全然一致しておりません。我々市内だけで生活しているということではございません。勤務体系、あるいは消費性向、これはすべて市内だけではなくて近隣の市町村、そういうところで活動範囲を広げているというわけでございまして、自分の生活圏と我々行政の枠組みというのは一致していないのが現状かと思います。この人口減少の中では、そういう社会の中では、こういう現状を無視して行政サービスということを行っていく、展開していくことは実情に合っていないというふうに私は思っております。現在の市町村というのは、この枠組み、人口がふえ続けてきた時代の行政スタイルなのかなというふうに思っております。市では前々からコンパクトな社会をつくるというふうに力説をしておりますが、それではそのコンパクトな社会というのはどんなものを目指しているのか。細かい数字は結構です。説明できる範囲の中でお答え願いたいと思います。 121 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 122 ◯総務部長(荒木悟志君) コンパクトシティの考え方は、都市拠点の機能分担の明確化、都市施設の適正配置をして1カ所にまとめるような配置、地域連携が強化されるというのが考え方かと思います。今、常総市は地区が分散されているというのが大きな問題になっておりますので、機能を集約するとか明確にするとかという、まとめるという考え方と考えております。 123 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 124 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございました。まとめるという御答弁でございます。それは行政のサイドでまとめるというお考えであろうと思います。何といいましょう、我々生活している者の実態をよく見ていただきながら、コンパクトなシティを目指すというのであればいいんですが、ただ行政サイドでここはこうするんだ、あそこはこうするんだということで指導していっては、私はうまく機能していかないような、そういう気がしてなりません。どういうふうな方向でいくのか、今後見据えていきたいというふうには思っております。  その中で、連携とかいろいろお話が部長からも出ました。先ほどの最初の答弁の中でも連携というふうなお話がございました。人口減少社会を解消していくということは、その一市町村ではとても解決できない大きな問題でございます。しかし、その中には、各市町村で共通した課題、難問があるかと思います。それを解決するに当たっては、先ほど部長答弁の中でおっしゃいました広域連携というのも、当然必要になってくるのかなと思います。私たちは、2年前の災害のときにこの連携の大切さ、きずなのとうとさというものを学びました。この広域連携という形を通しての施策というものは現在あるのかどうか、お伺いしたいと思います。 125 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 126 ◯総務部長(荒木悟志君) 広域連携につきましては勉強会なども開いておりますが、医療圏の問題、公共交通の問題、人材交流、この辺が広域連携の基本になるところかと考えております。 127 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 128 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございました。医療というのはつくば圏を中心とした圏域なのかなと思いますし、また交通体系にしては高速道路、あるいは地方道の整備ということもあろうかと思います。いずれにしても、広域連携がどうしてもこれからは必要になってくるということは、行政でも認識していらっしゃるかと思います。難しい問題は山積みしておりますけども、ぜひとも一市町村という枠組みの中で動くのではなくて、常に近隣の市町村、あるいは近隣の市町村を飛び越えても人口問題についてはいろいろな連携が可能でございます。ですから、この地域を飛び越えて次の向こう側の地域とも交流を深める、地域連携を深めるようなそういう施策も必要になってくるかと思います。ぜひ御検討をしていただきたい、このように思います。  時間のほうも過ぎてまいりましたので、最後の質問に移ります。実は11月29日に全協がございました。これは私ども一般質問を出した後の報告でございましたので、改めて出すことはできなかったわけでございます。人口減少の解消ということの中で、私も御報告のあった常総ふるさと市民登録制度というのを別の形で考えて御質問しようと思っていたわけですが、ちょうどこの全協の中で御報告がございました。そういうわけで、それを含めながらの質問ということにさせていただきます。  私はふるさとを愛する、ふるさとを懐かしむ心というのは日本人の心の文化であるというふうに思っております。ここに住んでいなくても常総市を愛する人、興味のある方というのは、住民基本台帳、住基台帳には記載されませんが、市民となるということでは本当にすばらしいことであると思っております。これを推進するに当たっては、ただ単に待つということではなくて、積極的な呼びかけも必要になってくると思います。例えば高校とか、あるいは市内の企業とか、市外に在住の方で当市の施設の利用者とか、そういう皆様方にお声かけをしていってはいかがなのかというふうに感じております。この制度は市長が御提案ということだと思いますが、提案に当たっての市長の所見というものがございましたら、お答え願いたいと思います。 129 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 130 ◯市長(神達岳志君) 岡野一男議員の質問にお答えをいたします。  きょうは大変少子高齢、人口減少、そういった今、全国の自治体が抱えている大きな重要な問題についての御質問をいただきました。その策の中の一つとして私がずっと考えていたことが、この常総ふるさと市民登録制度、いわゆる準市民、常総市を第二のふるさとと思っていただける方を全国、また全世界に広めていって、常総市に来ていただく交流人口を増大しなければ、定住人口の増大につながらないというふうな考えのもとから、常総ふるさと市民登録制度というものを開始したわけでございます。今、市内外、愛媛、姫路を含めてさまざまな場所に声かけを進めたいと思っておりますし、これからこういった準市民の皆さんとの交流、市民と準市民の皆さんの交流促進というものも含めて、あの人がいるから常総市に住みたいという常総市になるのが、つくばや周りの広域連携ももちろん大事でありますけども、常総市に住んでいただくには、そういった、あの人がいるからというところに来ていただけるような、人のふれあいも含めて準市民、ふるさと市民制度というものを有効に活用してまいりたいと思いますので、議員の皆様の御協力、御支援もお願いしたいと考えております。  以上でございます。 131 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 132 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございました。私も単に常総市の活性化、発展に当たっては、この常総市内のものだけではなかなか発展していかない、大きくなっていかないというのは常々感じておりました。やはり、それには地域を越えた、周りの方々の御協力、そういうものも必要なのかなというふうに感じているわけでございます。ただ、ネーミング、準とかそういうのではなくて、別のネーミングのほうがいいかと思いますよね。正とか準とかそういうのではなくて、すばらしいネーミングで皆さんにお声をかけていただければ、常総市の魅力というのが伝えられるんじゃないかというふうに感じているわけでございます。  ちょうど時間がまいりました。以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 133 ◯議長(風野芳之君) 暫時休憩といたします。                 午前11時55分休憩    ─────────────────────────────────                 午後1時00分再開 134 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。    ───────────────────────────────── 135 ◯議長(風野芳之君) 一般質問を継続いたします。  次に、4番寺田 洋君。                〔4番寺田 洋君登壇〕 136 ◯4番(寺田 洋君) 4番寺田 洋です。通告に従いまして一問一答方式により、今回は二つほど質問いたします。  一つ目は、常総市の活性化及び知名度アップ策ということで、広域行政的な見地から民間活力も活用し、地域の発展を試みてはという提案です。二つ目は、市の街灯管理ということですが、商店街の街灯問題をさまざまな見地から考えてみてはどうかという質問です。  では、具体的に質問に入らせていただきます。まず、最初の質問1)についてですが、現在、常総市では地方創生について他の市町村と比べ、決定的に異なるような政策はありますでしょうか。答弁、よろしくお願いいたします。 137 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。市長公室長。               〔市長公室長染谷佳男君登壇〕 138 ◯市長公室長(染谷佳男君) それでは、ただいまの寺田議員の御質問、常総市の活性化と知名度アップ策について答弁をいたします。  初めに、他市町村と異なる政策ということでございますが、常総市独自の取り組みにつきましては大きく3点挙げられます。  一つは、防災先進都市のまちづくりといたしまして、自主防災組織の全地区結成の取り組みや防災士養成の助成制度、マイタイムライン作成事業の推進など、関東・東北豪雨災害からの教訓を生かしました防災の施策でございます。  二つ目に、圏央道常総インターチェンジ周辺開発を核としました農業先進都市への取り組みとしまして、農産物のブランド化や遊休農用地の活用、農業体験ツアーの開催など、常総市の農業の魅力を全国に発信してまいります。  三つ目といたしまして、地域の資産でございます常総市のブランドでもある千姫を核とした事業の推進でございます。千姫まつり、千姫コンテスト等の開催や千姫フォーラム等への参加を通しまして、友好姉妹都市の締結に向けました自治体間の交流など、交流人口の拡大を図る事業にも取り組んでおります。以上が常総市の特徴を生かしました政策でございます。 139 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 140 ◯4番(寺田 洋君) 今、3点ほどいろいろな政策を伺いました。でも、これからは単独市という政策ではなく、広域的な見地からも政策の立案、実行をしていかなければならないとは思いますが、広域連携について市はどのように考えておりますでしょうか。 141 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 142 ◯市長公室長(染谷佳男君) 広域連携の取り組みでございますが、現在、消防業務やごみ処理等の施設管理の業務等を行っておりますが、自治体間の交流による交流人口の拡大や農産物の販路拡大、観光資源の魅力向上など、さまざまな効果が期待されます。当市におきましても、定住自立圏構想を見据えまして県西地区、県南地区での広域的な事業が開催できればよいと考えております。 143 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 144 ◯4番(寺田 洋君) 今の御回答にありましたとおり、定住自立圏なんですが、このたび少しだけ予算がついたのがそうですよね。違いましたか。そうですよね。  それについて、どのくらい前向きなことなのか、具体的にお答え願えますでしょうか。 145 ◯議長(風野芳之君) 行政経営課長。 146 ◯行政経営課長(小林寛明君) 寺田議員の御質問にお答えいたします。  さきの5月議会で定住自立圏構想に係る研究費ということで補正予算を計上させていただきまして、その後、6月初旬から庁内にプロジェクトチームを立ち上げまして、5回ほど勉強会でどういった事業が広域連携事業として成り立つのかという検討を行ってまいりました。その後、11月2日に常総市の隣接市町村、実はつくば市以外の隣接市町村なんですが、そちらの担当課長、主に企画担当課長ですが、お集まりいただきまして、県の市町村課の職員を招いて定住自立圏に関する勉強会を開催させていただいたというところでございます。  以上でございます。 147 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 148 ◯4番(寺田 洋君) 具体的なやつはこれからということですよね。質問には一応書きましたが、地域連携の典型が私としては県北の芸術祭、芸術をうたって県北地区全体で地域を活性化しようという試みだと思うんですが、市としては県北芸術祭をどのように感じましたでしょうか。実は、私も公室長と一緒に県北は行かせていただきましたが、それを踏まえましてお答えをお願いします。 149 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 150 ◯市長公室長(染谷佳男君) 県北芸術祭でございますが、昨年9月17日から11月20日まで65日間、県北の6市町村の32会場に85組のアーティストを招きまして開催されました。私も議員と一緒に何カ所か回ってまいりましたが、非常によい事業だったと思います。この事業の目的でございますが、地域文化の振興と創造性の育成、県北地域のブランディングと交流人口の拡大、そして地域産業、経済の活性化を目的とされております。当初の予想を大幅に上回る77万6,000人の来場者がありまして、本当に大成功の事業となりました。御承知とは思いますが、この事業につきましては、当時、県北振興官として藤島副市長が指揮をとっていた事業でございます。  以上です。 151 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 152 ◯4番(寺田 洋君) 後でも述べますが、県北芸術祭が私も大変刺激になりました。とりあえず2番に移りたいと思います。
     先日、新聞紙上におきまして、守谷市は住みよい街の日本一という報道がありましたが、まずちなみにそのときのデータ、いろいろとり方はあるでしょうが、常総市は何位だったのでしょうか。また、その結果についてはどのようにとらえられておりますでしょうか。 153 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 154 ◯市長公室長(染谷佳男君) ただいまの全国の住みやすさランキングについてでございますが、議員が申されましたように、先日の守谷市が1位となりましたものは、日経BP総研社のほうで調査をいたしました新・公民連携最前線で働く世代2万人を対象としたシティブランドの調査でございます。ここで住みやすさランキングで茨城県の守谷市、東京都武蔵野市、福岡県大野城市の3市が同率の1位となりました。こちらのほうは、全国の市町村すべてが対象ということではなく、2万人以上の働く世代を対象としたもので、常総市は入っておりません。市町村を対象としました住みやすさのランキングにつきましては、いろいろな調査会社、調査方法等ございますが、全国を対象としたものとして、皆さん御存じの東洋経済新聞社の調査で行っておりますランキングでは、守谷市が全国で第10位、県内で第1位となっております。当市は全国で420位、県内では18位となっております。  こちらのとらえ方につきましては、順位は上位のほうがよろしいと思いますので、順位を上げるべく、先ほど申し上げました常総市独自の政策を推し進めまして、情報の発信力の強化に努めてまいりたいと考えております。よろしくお願いします。 155 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 156 ◯4番(寺田 洋君) 県内で18位、全体で420位、中間よりちょっと上という感じですね。  茨城県の話になりまして、茨城県は魅力度ランキング、皆さん御存じのとおり連続最下位ということなんです。これは当然県が主体となるべき事業ではあると思いますが、また先ほどの回答と少しダブることになるかもしれませんが、この魅力度を上げるため、市として県と協力するような形でどのようなことを考えておりますでしょうか。 157 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 158 ◯市長公室長(染谷佳男君) 御質問の都道府県魅力度ランキングの調査につきましては、ブランド総合研究所が全国の1,047の地域を対象に都道府県、自治体の魅力度、イメージ、観光などの78項目について調査を行い、順位を発表しているものでございます。ことし発表されました地域ブランド調査では、茨城県は認知度26位、情報接触度等は27位となっておりますが、議員が申されましたように、魅力度の項目では47位と5年連続で最下位となりました。  県では、茨城県の魅力が十分に全国に伝わっていないようだととらえまして、新しい発想やPRできる魅力の掘り起こしを行いまして、市町村や団体、企業などとの連携を深めまして、全県一体となった情報発信力の強化に取り組むとしております。常総市におきましても、先ほどの答弁のように、常総市の独自の政策を推し進めまして、常総の魅力のPRをしていきたいと考えております。  以上です。 159 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 160 ◯4番(寺田 洋君) たびたび言われますとおり、常総市並びに茨城県ですか、情報の発信の仕方、PRの仕方が下手だと。これが数字的にどうしても低くなっちゃう一つの原因かなとは考えております。  3)に移らせていただきます。私案として常総総合フェスティバルの開催計画を提案するがいかがかということになっておりますが、ちょっと長くなるかもしれませんが、常総総合フェスティバルについて少し説明をさせていただきます。  まず、この名前は仮の命名なので正式な名前ではありません。私が仮につけた名前です。  この考えに至った経過ですが、先ほども話しましたとおり、市長公室長たちとともに県北芸術祭を見に行き、まずその盛況さに感心した、これはすばらしいなと思ったことが発端であります。つい先日、池上線の一日無料化が知名度アップということで実施され、地域の商店の集客力のアップ、知名度アップにも大変貢献した、これも大成功だったというニュースがありました。要は、この二つを何とか組み合わせることができたらなというのが今回の提案の発端です。常総総合フェスティバルというのは1カ所だけで行うことではなく、地域の至るところで物産展、お祭り、講演会、施設見学会などを同時に開催するというものです。  具体的に説明します。期間は今のところは3日間くらいと考えております。期日は現在行われている何らかの事業にぶつけたいと思いますので、これから述べますが、ほかの人の関係もあり、今のところ検討中です。目玉政策として、この期間中、常総線の無料化を計画します。当然、関東鉄道の協力が必要となりますが、逆に関東鉄道にも古いディーゼル車の活用とか、宴会列車、ビール列車等の企画もお願いしたいと思っております。バスも有効活用します。ただ、バスにつきましては、これから質問もあるみたいですが、ほかにおいては市の周遊バスというのがあるんですが、常総市についてはありませんので、関東鉄道と協力しながらバス体系も考えていかなくてはならないと思っております。  民間団体や民間企業、特に食品関連企業、皆さん御存じのビール会社とか乳牛会社とか菓子会社とかとの連携もしていきたいと思っておりますし、各市の特色あるグルメの提供もしたいと考えております。取手でしたら鶏手羽、守谷でしたらがぶりメンチ、つくばみらい市のプレミアム商品、水海道ならおせんべい、石下なら団子等ですが、駅前で観光客に配りたいなと思っております。行政機関や行政施設の活用も視野に入れなくてはなりません。また、先ほど言いましたように、広報宣伝、マスコミ、これには特に力を注がなければならないと思っています。ネットの活用も必要です。  ちょっと話が前後しましたが、関連市としましては、取手、守谷、つくばみらい、常総の4市を当面は考えています。いずれもう少し拡大できればなという考えはあります。実は、各市の市議会議員代表を集めましてプロジェクトチームを既に結成しました。今回、この議会で私が常総総合フェスティバルの質問をしているんですが、同じような内容を4市の市会議員が今回の議会で一般質問をする、4市で同じような質問をするという運びになっております。つまり、この質問が4市すべてにおいて議会でなされるということです。また、一般質問終了後、12月下旬になると思いますが、プロジェクトチームで集まりまして拡大する予定で、これからの対応を考えることになっております。  実行するに当たっての最大の課題であります資金的な問題ですが、国、県の協力ももちろん仰がなければなりません。ただ、常総市職員の皆さんは大変優秀だと思っておりますので、先ほど申した定住自立圏構想も含めまして、いろいろな補助金の活用など解決策は必ず見出せるものと思っております。以上、まだまだ細部までは詰め切れていない段階ではありますが、大まかなことは示したのではないかと思っております。  この常総総合フェスティバルを開催することにより、さまざまな利点が考えられます。1)これからのイベントは単独よりも広域でということになり、例えば今、水海道、石下とで分かれているお祭り等も一緒に行ったほうがいいと思いますし、そのほうが効率的だと考えるようになると思います。2)災害時においても、近隣市との協力関係が強くなり、スムーズな対策を行えるようになります。先ほど言いましたように、近隣市との連携は大変重要なことです。また、当然地方創生にもつながり、少子・高齢化、先ほど岡野議員からの質問もありましたが、これからの脱却も期待できると思います。また、公共交通の重要性の再認識と公共交通のこれからの考え方という対策、対応の試金石にもなると思っております。そのほか、ボランティアの活用等とかいろいろな効果が得られるものと考えております。この提案に対する当市の考え方を行政並びに市長からぜひ承りたいと思っております。よろしくお願いします。 161 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 162 ◯市長公室長(染谷佳男君) 常総広域圏4市と関東鉄道等の民間企業と連携したフェスティバルの開催という御提案でございますが、広域連携の事業開催につきましては、近隣の自治体だけではなく近県からの集客も見込まれる、そして人口交流、定住促進などさまざまな効果が期待されます。  現在、常総広域圏では、常総地方観光促進協議会が中心となりまして、連携した観光事業を推進しておりますが、議員御提案の常総総合フェスティバルの開催は、常総広域圏の各自治体の新たな魅力の発信、また情報の発信を行うということで、さまざまな相乗効果が期待できます。大変よい御提案だと思っておりますので、ぜひ開催を進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 163 ◯議長(風野芳之君) 続いて神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 164 ◯市長(神達岳志君) 寺田 洋議員の質問にお答えをいたします。  大変すばらしい御提案をいただきましてありがとうございます。まさに私自身の考え方を5月議会でも申し上げさせていただきましたけども、広域連携の重要性、この一番のキーポイントは広域連携、他市町村との連携、これはやっぱりまず一義的にはトップ同士の連携がなくては連携もできないというふうに考えています。そういった意味では、広域の近隣の市町村長の皆さんとふだんからさまざまなコミュニケーション、交流を心がけさせていただきまして、いろいろな交流をさせていただいているところでございます。そういった話の中でも、広域連携の重要性というのは、各首長も認識を同じにしているところでもございますし、この前の水害で大変お世話になった近隣市町村でもございます。また、鬼怒川、常総線、この沿線の首長方ともさまざまなことをこれから一緒に取り組んでいこうということも確認をし合っておりますので、議員の皆さん、市民の皆さん、経済界の皆さんが一緒になってこういう取り組みをしていくということは、大変意義のあるものだと考えております。  茨城県の弱さというか、そういう部分では、私は一番、50万都市がない茨城県というのがあると思います。これから世界に向けてグローバル化が進んでいく中で、都市間競争、例えば日本の東京、またはサンフランシスコ、こういう国外とも対抗できる都市間競争には、やっぱり最低でも50万から100万、このくらいのマーケットで勝負していかなければいけない時代がもう到来している。そういう中で茨城県では一番人口が多くても25万、こういう部分ではもっと広域的な面として広域連携を図って、都市間競争に勝っていかなきゃいけないという認識も同じにしているところでございますので、ぜひ議員の御提案を実現すべく、市も全面的に協力をさせていただければと思っています。  以上です。 165 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 166 ◯4番(寺田 洋君) 大変ありがとうございます。神達市長が一番リーダーになってもらって、当然行政が最後はもちろんやることになると思うので、神達市長に期待するところが大変大きく、ぜひ実現に向けて一緒に頑張っていけたら幸せだと思っております。  ちょっと言い忘れましたが、先ほどプロジェクトメンバーには当市選出の県会議員も入っておりますし、この間の会合のときには、参議院議員の先生のほうにも一応お願いはしました。進行具合によっては来年度もう一回くらい質問したいとは思っておりますが、ぜひ神達市長の力で実現に向けて前進できるようによろしくお願いいたします。これで大きい1番の質問を終わらせていただきます。 167 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。  寺田 洋君、質問を継続してください。 168 ◯4番(寺田 洋君) 2番目に移ります。市の街灯管理ということですが、まず1)現在の商店街の街灯管理について初期設置、管理体制、本数、補助金等費用面での援助等について御説明願います。 169 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。経済環境部長。              〔経済環境部長小室孝二君登壇〕 170 ◯経済環境部長(小室孝二君) 市の街灯管理についてお答えをいたします。  商店街の街灯はもともと商店の宣伝、商店街利用者の利便性の確保や夜間の安全対策などを目的に、商店街が独自に設置したものでございます。このため、街灯の電気料金の支払いや電球の交換など維持管理も含めまして商店街が行っているという状況にございます。市では、こうした商店街の環境整備を支援するため、昭和40年度に商店街街路灯の新設、改造及び管理に関する補助金交付規定を制定いたしまして、街灯の新設、改造、維持管理費用の一部を補助しているところでございます。現在の補助の状況でございますが、市が633基、商工会が独自にほかに22基の補助を行ってございまして、合計では655基の補助を行っているというような状況でございます。  以上でございます。 171 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 172 ◯4番(寺田 洋君) まず、補助金の量と質についてもう少し詳しく教えていただきたいのですが、補助額は実際どのくらいかということ。今、商店街が払っているというんですが、実際は商店街がなくなっているところもありますので、私のところなんかも、私の前の街灯は私個人として払っています。そのほか、町内の班で街灯代を集めて班が払っているというようなところもあります。商店街が商工会から補助を得て払っているところもあります。今現在、いろいろな形態で街灯の維持をしているというのが現状です。まず、その金額と支払い方法が分かれていることについてどのように考えているかお聞きします。 173 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。 174 ◯経済環境部長(小室孝二君) お答えいたします。  補助の内容ということで御質問いただきましたので、そちらのほうからお答えをしたいと思います。  補助金でございますけれども、街路灯を新設する場合、つくる場合、改造する場合につきましては、費用の3割以内を補助するというような規定になってございまして、ただし費用が4万円以上かかる場合は4万円が上限、改造のほうですと、3万円以上かかる場合は3万円が上限というような形になってございます。あと、維持費の補助ということなんですが、これは一部を補助するということで要綱上規定されてございまして、予算上は1基当たり842円を年間差し上げているという形になってございます。  あわせて御質問がございました管理形態でございますけれども、議員からお話がございましたとおり、商店街によってさまざまというんでしょうか、それが実態というふうに私どもも聞いてございます。もともといろいろな経過があったんだろうというふうに思うわけでございますけれども、もともとは商店街というようなことでお支払いいただいていたんでしょうが、その後廃業するお店があったりとか、さまざまな事情があって、商店街によって支払いといいますか、費用負担の仕方も異なっているというような状況は伺ってございます。  以上でございます。 175 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 176 ◯4番(寺田 洋君) 私自身が払っている値段は大体月に1,100円くらいなんですね。今もらっているのが多分840円くらいだと1カ月分弱、1カ月分ということで多分補助をしているんじゃないか、数字上はと思うんですが、この補助だけでは実際は無理で、商工会ないし商店街が何らかの形でだれかが負担しなきゃならない。部長の答弁にもありましたように、今やめているところが多くて街路灯の支払いが大変苦しい。災害もありましたし、災害に関しては商業に対する補助がちょっと薄かった、残念ながら。国の政策でしょうが。そういうこともありますし、皆さん御存じのとおり水害でやめたというのもたくさん出ました。よけい、今は街路灯の維持についても大変難しくなっているというのが現実です。後ほど質問させていただきます。  2)として、防犯灯について質問させていただきます。同じような質問で、防犯灯について、今のは街路灯としての説明ですが、防犯灯としての現在の状況の説明をお願いします。 177 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。 178 ◯経済環境部長(小室孝二君) お答えをいたします。  防犯灯のほうをお尋ねいただきましたので、こちらのほうの御答弁をさせていただきます。  防犯灯の設置につきましては、常総市防犯灯の設置及び管理に関する要綱というのがございまして、この要綱に基づき、設置基準や維持管理等に関し、必要な事項がこの要綱に定められてございます。この要綱に基づきまして、現在設置されている市内の防犯灯が約6,000基あるという状況でございます。この防犯灯でございますけれども、設置につきましては、路上が暗く、通行に支障がある生活道路、あるいは防犯上、不安のある場所等に設置するというようなことになってございます。  以上でございます。 179 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 180 ◯4番(寺田 洋君) 今聞きました生活のためとか防犯上のためということでつけるんですが、そうすると、設置の費用と維持費については、防犯灯ならば、例えば通学路として認めている、そこに防犯灯を通学に危ないのでつけるということになると、どのような支払い形態になるわけでしょうか。 181 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。 182 ◯経済環境部長(小室孝二君) お答えいたします。  防犯灯は3種類ございまして、一つが一般防犯灯と呼ばれる防犯灯、二つ目が通学路防犯灯と呼ばれる防犯灯、三つ目が安全安心対策防犯灯と3種類あるわけでございます。このうち、一般防犯灯というのは、自治区長から設置してほしいということでお話をいただきまして、必要だと判断した場合には市で設置するという形をとってございまして、電気料金等々の維持費につきましても市で負担するという形をとっております。失礼しました、逆でございました。地元の自治区のほうで電気料金は御負担いただくということでございます。失礼しました。  それから、二つ目の通学路防犯灯は、市内の小中学校、または中学校の校長先生から通学上必要だと御要望いただいた場合に設置するということでございまして、こちらにつきましては、設置費用も維持管理費用も市のほうで負担するという形になります。  三つ目の安全安心対策防犯灯というのがございます。これは、市長が必要性を認めて設置するという形になるわけでございますけれども、この場合、当然のことながら市で設置費用、あるいは維持費を負担するという形になります。  以上でございます。 183 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 184 ◯4番(寺田 洋君) 要は、何が言いたいかというと、防犯灯として認められたほうが費用としては出さなくて済むという現状が実はあるんですね。もし通学路として認められれば、市が出しますし、もちろん市長が必要だと判断すれば電気代その他はもつということですよね。  具体的な話に移らせていただきます。実は、言いたいのはこれからなんです。私の知るところによりますと、駅通り商店街の街灯が今月中旬で消えるそうです。きょう現在はまだついておりますが、あした12月6日から12月15日の間に街路灯を消すための工事を東京電力、実際は下請けがやるんでしょうが、東京電力で消すための工事を行うそうです。終われば街路灯は消えます。駅通りが真っ暗になります。まだ消えてないので、あした以降なんですが、予定では消えているということで一般質問の予定だったんです。  駅通りは、皆さん御存じのように狭い上に交通量もありますし、通学路にも指定されている通りです。以前、女性が追いかけられた、ねらわれたというような事例もありまして、暗くなりますと、防犯的に、また交通の障害にもなりかねませんので何とか考えなくてはなりません。また、常総市、水海道の玄関口でもありますし、そこが暗いとなりますと、先ほどからも言っている、逆に常総市の大きなイメージダウン、駅をおりて暗いところに来て、危なくてだれがここに住もうかと。ぜひ住んでくださいと言っても説得力に欠けるようなことになりかねないと思います。市としてどのようにこの現実を、多分90%の確率で消えますので、どのような対策を考えておられますでしょうか。 185 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。 186 ◯経済環境部長(小室孝二君) お答えをいたします。  ただいま議員のほうから御指摘がございましたとおり、商店街の街路灯が消えた場合というお話であるかと思います。街灯が消えた場合は、御指摘ございましたとおり、通行や防犯上にも支障が出てくるということも予想される状況でございます。また、あわせてお話がございましたとおり、駅通りは水海道小学校の通学路、あるいは水海道中学校生徒の登下校にも利用されるという状況にもなっているというようなことから、防犯灯の設置の必要性はあるのかなと考えているところでございます。先ほど費用負担のお話なども申し上げましたが、まだ地元のほうから具体的に御相談はいただいてはいないんですが、そういった部分も含めまして、今後地元の皆さんとも協議をさせていただきたいというふうに考えているところでございます。 187 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 188 ◯4番(寺田 洋君) このような話は商店街はどこもきついので、実は常総市だけではないんじゃないかと私は思っているんですが、ほかの自治体でこのような似た例をお聞きしたことがありますでしょうか。 189 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。 190 ◯経済環境部長(小室孝二君) お答えします。  申しわけございません、承知してございません。 191 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 192 ◯4番(寺田 洋君) 現実に多分消えるのは間違いないので、わかっていることなので、当然対策をできるだけ早くしないで何日も放っておくと、どうせいつかは市民のほうから、駅をおりたら真っ暗よと、市はどうなっているんだと、商工会にも非難は行くでしょうが、いずれは市のほうにも行政は何やってんだという話が来るのは火を見るより明らかというか、当然そうなると思いますよ、普通に考えればだれもがなります。万が一事故があった、車の事故だったり防犯の事故があったときには、もう責任問題までになりかねませんので、早急な解決が必要だと思います。先ほど防犯の3番目の、市長の権限でできるということも要綱にあるみたいなんですが、申しわけありませんが、市長のお考えをお願いします。 193 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 194 ◯市長(神達岳志君) 質問にお答えをさせていただきます。  私も県議時代に商店街の街路灯問題については、中央区長会の中で県の補助金の御相談をさせていただいて、それに対応して諏訪町がいち早くLED化も含め、県の助成金を含めて、電気代が半額以下になった、暗くなるところがより明るくなったというふうに喜んでいただいた経験もございます。当時も本町については全部街路灯を消すという決断を町内会でして、本町はいまだに電気が消えているのが現状だと思います。当時、宝町商店会も含めてサービス会、また大通り商店会、駅通り商店会とも話をしましたけども、当時は50店舗、60店舗あったので電気代も50分の1、60分の1で済んだけども、半分商店がなくなったので倍になった、それが多分今は3倍、4倍の負担になっているんじゃないかというふうに思います。そのとき、私も県の商工観光関係の委員会の委員長をしていましたので、その課題を取り上げて、全国の商店街の街路灯のあり方を調べた経緯もございます。  そのときに、こういった事例に出会いました。商店街の街路灯が消えるのは、商店主の商売の商いの灯が消えているからだ、この商いの灯を再びともすようなことをしなければ、幾ら市で負担するということになっても、市で負担するということは市民の税金で負担するということであります。ですから、まず一義的には商店街の自助努力、これが何よりも私は大事だと思っています。これから商店街を元気にしようと言って頑張ってくれている商店主の方も駅通りにはたくさん、今いらっしゃいます。そういった方々と意見交換をさまざましながら、これに税金を投入すべきか、もしくは商店街の自助努力ということで元気な商店街を復活できるか、そういった部分も含めていろいろな意見交換をして、市で援助できるところはさせていただきたいというふうに考えています。  以上です。 195 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 196 ◯4番(寺田 洋君) 何度も言いますが、10日以内には切れますので、早急な対応を何とか。幾らなんでも駅通り商店街が暗いままでいいというわけがないので、何かしらの対策を講じていただくことを望みまして一般質問を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。 197 ◯議長(風野芳之君) 暫時休憩といたします。                 午後1時46分休憩    ─────────────────────────────────                 午後1時56分再開 198 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。    ───────────────────────────────── 199 ◯議長(風野芳之君) 一般質問を継続いたします。  次に、18番石川栄子君。  なお、石川栄子君から質問のための資料の持ち込みを許可しておりますので、よろしくお願いいたします。議員の皆さんのお手元に質問の通告の順序の分があると思いますが、石川君の質問について1番目と2番目の番号を入れかえてありますので御了解をいただきたいと思います。  それでは、石川栄子君、質問を継続してください。                〔18番石川栄子君登壇〕 200 ◯18番(石川栄子君) 18番の石川です。ただいま議長の許可をいただきましたので、2番の排水対策について、それを先に質問させていただきます。  先日なんですが、ちょっと気になること、お聞きしたいことなどがありまして、下館の河川事務所に行きました。その折にいただいてきたものがこの冊子でございます。これです。まだ新しいものなんですけども、これはいいなと思っていただいてまいりました。ここに書いてあるんですが、あれから2年、備えは万全ですか、もう来ないと言い切れない最近の雨の降り方、自分と大切な人の命を守るためにもう一度洪水の備えを見直しましょう。平成29年9月関東・東北豪雨を風化させずにというふうに、表紙題字に書いてあります。本当に私もこのとおり、全くこのとおりだというふうに思うんです。でも、備えは万全ですかとだれに言っているのかなと。もちろん、私たちもありますよ、これはやらなくちゃならない。でも、私は国や県の備えは万全ですかって問い直したい、そんな思いになりました。
     現に台風21号による鬼怒川の増水、そして八間堀川が逆流し、道路や住宅、畑などが冠水し、本当に1時間足らずのうちに50センチ、また50センチというふうにふえ続けた。これはイシアライゼキというんですか、きぬ医師会の裏のほうに住んでいる方なんですが、これは大変だ、どうしよう、どうしようということで、相談し合って、とにかく大事なものを2階に上げよう、電化製品とかふとんとか位牌、濡れちゃ困るものを上げたということでした。特にひとり暮らしのお年寄りの方は、本当にどうしよう、これ以上ふえないでしょうねと、逃げたのがいいんでしょうかというふうに言った方もいた。2年前のことを思い出してパニックになってしまった方もいたということなんです。私のところにも、暗くなってからなんですが、大丈夫でしょうね、市役所のあたりは水ががぼがぼだって聞いたんですけど、だんだんこっちに来るということはないでしょうね、心配で眠れませんというふうな電話がありました。この方は、2年前、夜中に何だか変だなと思ってドアをあけたら途端に、わあっと水が来て、襲われて、その中で転んでしまった。近くを通りかかった方に助けられて、本当に死ぬような目に遭ったという方なので、こういう思いは仕方がないなというふうに思ったわけでございます。  市民の方々にこんなに心配をかけることがまた起きてしまったんです。2年前にも八間堀の排水ゲートのあけ閉めが問題になっておりました。その問題が解決しないうちにまた起きたということです。八間堀に排水する橋本排水機場や旧八間堀から小貝川に排水する水海道排水機場、これは施設の老朽化と2年前の被害のためもあるのかと思われるんですが、運転できない状況になっていたというふうにお聞きいたしました。だから、そのまま放置されていたということでしょうか。そういう状況の中で起きたこと、何カ所も冠水が起きてしまった。一体、これはどういうことなんですかということです。その原因は、1番は連絡体制がうまくいってないということもちらっとお聞きいたしましたが、2年前のことをきちんと反省し、改善が図られていなかったということ、これが1番だというふうに思うんです。  そこで、改めてお聞きしたいんです。1)として河川増水時の国交省、江連八間土地改良区及び市側との連絡体制はどうなっていたのか。関連して何点かお聞きしたいこともございますので、答弁をよろしくお願いいたします。一問一答ですので、向こうに行ってまた質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 201 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。都市建設部長。              〔都市建設部長木村茂樹君登壇〕 202 ◯都市建設部長(木村茂樹君) それでは、御質問の河川の増水時の国交省、江連八間土地改良区及び市側の連絡体制についてお答えをさせていただきます。  鬼怒川、小貝川など国管理の23の排水樋管並びに市直轄の4排水樋管につきましては、台風等による河川増水時の逆流を防止するため、操作員と業務委託契約を締結し、樋管の開閉、点検作業を行っております。  本年も10月に接近をしました台風21号、22号により、河川が増水いたしましたが、国交省と市におきましては下館河川事務所からの出水情報や水位情報などを確認しながら、操作員と連絡調整を行い、緊急時に備えた体制をとっております。樋管の操作に影響を及ぼす排水機場などがある箇所につきましては、機場を管理する土地改良区等により、事前に機場の運転停止の連絡をいただくなど関係各所との連絡体制をとっております。  また、江連八間土地改良区との連絡体制についてですが、江連八間土地改良区は八間堀川と旧八間堀川にあります樋管の操作を茨城県から委託を受け、操作等の報告は土地改良区から県へ行われております。状況に変化が見られた場合には、土地改良区と市において連絡を取り合っております。  今後は、議員全員協議会の中で報告をさせていただきました八間堀川への流入水路に着目をしたタイムラインを作成し、国及び県並びに市、江連八間土地改良区、周辺自治区の皆様と情報伝達のシナリオ等を作成し、年度末までに情報伝達の演習を行い、さらなる情報及び国、県、市、土地改良区が行っている時間ごとの作業、操作を共有し、連携体制の強化を図ってまいります。  以上です。 203 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 204 ◯18番(石川栄子君) 先日も全協のときに確かにタイムラインについてお話もお聞きすることができました。国管理であります八間堀排水機場の逆流防止水門の閉鎖がおくれたということが、大きな原因の一つだというふうにも聞いているんですが、その点について改善策というのはありますか。 205 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 206 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えいたします。  八間堀排水機場につきましては、下館河川事務所の確認でありますと、閉鎖するまでは順流ということで、八間堀川から鬼怒川のほうに流れておりましたので作業は行わずということで聞いております。 207 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 208 ◯18番(石川栄子君) 鬼怒川の水海道観測所の水位なんですけど、220センチに上がってから閉め始めたというふうに御近所の方も言っているんですね。そうすると、実際に閉めるのには30分はかかるということですよね。だから、その間にさらにふえ、確かにおくれちゃったという事実はあるのかと思うんですよね。だれが見てもすぐわかるような水位計を八間堀川に設置していただきたいということなんです。水位計につきましては、旧八間堀の基準監督署の裏、あるいは旧八間堀閉め切り樋管のあるところにも設置してもらえるのかどうかということなんですが、このことにつきましてはどうでしょうか。 209 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 210 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えいたします。  最初に、八間堀川機場の水門の開閉なんですが、国にお聞きしましたところ、水位だけではない、鬼怒川の水位、八間堀の水位も関係してくるということで、一概に八間堀川の水位がここまで来たらということではないというふうにお聞きをしているところです。  それと、水位計の設置につきましては、市を経由しまして国土交通省下館河川事務所、茨城県の常総工事事務所及び土地改良区の理事長あてに要望書は申達をしております。タイムラインの作成の中でも、設置について、場所等も含めて検討をしていくということで考えております。 211 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 212 ◯18番(石川栄子君) 具体的にはいつごろ設置するのかというのはないんですか。設置しているようだったという話もちらっと聞いたんですけど、そんなことはないですか。そういうふうに早速水位計をつけていただいたんだったらありがたいなと思ったんですが、そういう事実はつかんでないですか。 213 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 214 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えいたします。  八間堀につきましては、今年度中に茨城県のほうで樋管のところに設置をするということで伺っております。 215 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 216 ◯18番(石川栄子君) わかりました。水位計があれば、近所の人のだれが見ても水がふえてきているというのがはっきりわかるわけなので、市とか、あるいは県、国交省でもいいですけれども、ふえてきているぞと、何か対策をとってほしいとか、そういうことの目安になるかと思うので、これはぜひすぐに設置をお願いいたします。  各排水樋管閉め切りゲート、これは職員の方が手回しで閉めなくちゃならないというところになって、急いで手で回して、七つかな、閉め切るのに1時間半もかかったということなんですよね。きちんと閉め切れないうちに宅地側に流れちゃったということもあるんでしょうけども、増水してきたときに自動的にフラップが閉じて宅地側に流れ込まないようにするという、こういう自動化というのは実現可能なのかどうか。 217 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 218 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 八間堀川、旧八間のほうにありますゲートの開閉につきましては全部で8カ所、職員で手分けをしてということですが、1時間30分でなくて1カ所につき5分程度かかります。それと、手回しで今、開閉をしているところなんですが、30年度に電動で開閉できるものということで計上させていただいております。 219 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 220 ◯18番(石川栄子君) そうすると、開閉フラップというのが自然に閉じて水が流れてきたときに閉じてというんじゃなくて、違うやつでやっていただくということですよね。大丈夫ということですか。 221 ◯議長(風野芳之君) 道路維持課長。 222 ◯道路維持課長(戸塚 勇君) 石川議員の御質問にお答えいたします。  今、部長からありました30年度予算でという形で、予算要求の時期ですので、そちらについてはスルースゲート、今手回しでおろしているものを電動工具、極端にいえばドリルみたいなものを使って手回しではなく、そちらで一気におろす、あけるというふうなことで考えております。先ほど言われたフラップゲートにつきましては、最大で2メートル、2メートルのゲートですので、こちらをもしつけるとなれば、1基あたりゲートだけで500万や600万かかると試算をしております。ただ、今の樋管ではつけられないので、樋管を一回撤去して新たにまたフラップをつくるというところから始まると1カ所当たり数千万、それが8カ所ですので、フラップがつけば年次計画で順次やっていくしかないと思われます。  以上です。 223 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 224 ◯18番(石川栄子君) いずれにしても、急いで閉めて宅地側に流れ込まないような対策をとらなくちゃならないということでしょう。自動的にフラップにすると、かなりの金額がかかっちゃうということなので、そうすると手回しじゃなくて機械で回せるやつは何かあるんですよね。そのほうできちんと整備をするということでよろしいんですか。予算要求は県に出すんですか、市ですか、どこでやっていただけるんですか。 225 ◯議長(風野芳之君) 道路維持課長。 226 ◯道路維持課長(戸塚 勇君) 市に要求しております。 227 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 228 ◯18番(石川栄子君) わかりました。よろしくお願いしたいと思います。  淵頭の水海道排水機場ですけど、これは2年前も今回も動かなかったということなんですが、どうしてそのまま放置されていたんですかということをお聞きしたいんですね。もし、ここが動いていたら小貝川のほうに流せたんじゃないんでしょうか。放置しておいたのは、排水機場は必要ないと考えているのかどうかということなんですけど。 229 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 230 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えをさせていただきます。  ただいまありました水海道排水機場につきましては、土地改良区の管理となっておりますのでお答えすることはちょっと申しわけありませんが、できないところです。 231 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 232 ◯18番(石川栄子君) ここを放置してあったのは江連用水のほうの責任ということなんですか。でも、ここがきちんと動かなかったというのを2年も放置していた責任は常総市にもあるよね。本当に有効、必要なものなら、国や県にかけ合ってつくってもらうとか、改修してもらう方向にしていかないと。なくても大丈夫ならいいんですよ。だけど、どうも今度のことを見るとそうでもないという感じがするんですよね。まち中を通って淵頭のほうへ逃げる、もう一つ高野のほうへ流すという排水機場もあるそうなんですが、それと後に問題になります平町の水の管理、大生地区のところ、新井木のところにも排水機場があるそうなんですが、すべてそこの管理がうまくいってなかったというのが相乗して、今度の水騒ぎになってしまったんじゃないかというふうに思うんです。江連用水のことだからそのままにしておいたというのは、これは市の対応としてもまずいと思いますけどね。どうしましょう、どういうふうに考えますか、今後は。 233 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 234 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えをいたします。  先ほども申し上げましたとおり、水海道機場につきましては、利水を目的とした土地改良区の機場でございます。現在の管理も土地改良区となっております。県とも治水でということで協議はさせていただいた経緯はあるんですが、県では治水としては考えられないというようなことでの返事はいただいておりますので、水海道機場の効果も含めてタイムラインを作成する中で検証できればというふうには考えております。 235 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 236 ◯18番(石川栄子君) 実際には、原因としてはここが動かなかったというのも一つあるわけですよね。ないんですか。2年も放っておいたというのは問題だと思うんだよね。 237 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 238 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えいたします。  10月の台風21号につきましては、水海道排水機場は要因にはなっていないと思います。 239 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 240 ◯18番(石川栄子君) 要因の一つには私はなっているかと思うんですが、そうじゃないというような意見の食い違いがあるかと思います。  高野のほう、正確には給水排水施設というらしいんですが、ここと同じような水中ポンプを水海道のほうへつければ有効なんじゃないかというのもお聞きしているんですが、関係ないと言うのであれば。今回はなくても、備えとして必要なのかどうかというのも検討してくださいね、今度。  とにかく、さっきからタイムライン、タイムラインと言っていますね。タイムラインで連絡を密にしても、水の流れを実際にとめたり、ほかに流したりというハード面の設備、これがどうしても私は必要だというふうに思うんです。いずれにしても、タイムラインをつくる際にも国や県、地域の方々とも懇談する機会がこれからあろうかと思います。そういうところで、ハード面の整備も、もちろんタイムライン、ソフト面についても検討はするわけですが、ハード面での整備についてもしっかりと検討をお願いしたいというふうに思います。  初めに述べましたように、冊子にありましたが、本当にもう来ないとは言い切れない最近の雨の降り方になってきておりますので、備えは万全にしなければいけないんですよね。そのためにも、国や県に任せず、常総市が地域の住民を守るという立場に立って、被害を受けるのは市民だし、困るのは市民なんですから、県や国に対して、江連用水のことなども含めまして、しっかり要請して、備えるものはきちんと備え、改修して、できるものは流せるようにするとかというふうな対策をしっかり立てていただきたいと思うんです。タイムラインのときに相談するという、裏に住民の方とか消防の方とかいろいろ書いてありましたけれども、そういう人たちと一緒に会して会議をするということがあろうかと思いますので、そのときに皆さんの話もよく聞いて、整備のほうをよろしく、もう今度は二度とこういうことが起こらないように、ぜひお願いをしてこの1点目については終わります。太いパイプを持っている市長によろしくお願いしたいというふうにも思います。  2点目、八間堀の増水時に防災無線でのお知らせをすべきだったと思うんですが、なぜ知らせなかったのかということでお願いします。 241 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 242 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 2番目の御質問にお答えをさせていただきます。  御指摘をいただきましたとおり、八間堀川周辺の自治区の皆様には情報を的確かつ速やかに提供するべきであると考えております。台風21号に伴い、冠水をした場所につきましては、水が短時間で引き始めたことが確認できたことや、放送時間や内容によっては逆に不安をあおる形となり、混乱を招きかねないと判断をし、数カ所の現場での住民の方への説明と、近隣の自治区長への説明とさせていただきました。  先ほども答弁させていただきましたが、八間堀川への流入水路に着目をしたタイムラインの作成を通して、国及び県並びに市、八間堀川周辺の自治区の皆様と水路のメカニズムを共有していただき、情報伝達のシナリオについても防災無線の具体的な活用も含んで、年度末までに演習を行い、情報伝達について精査をしていきたいと考えております。 243 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 244 ◯18番(石川栄子君) すぐに区長たちにお知らせ願ったというのは非常によかったと思うんですが、不安をかけちゃいけないというのであれば、不安を解くために、もうこれ以上ふえませんよ、御安心くださいっていう一報がなければ、夜眠れなくなっちゃった人はどうするんですか。やっぱり、そういう防災無線も必要なんじゃないか。例えば、イノシシなんか出た場合、連絡して、大丈夫ですよというのもしますよね、捕まりましたとか。それと同じですよ。もし、最初に増水したよというのを不安が増すためにしなかったと言うのであれば、不安を解くためにどうしてやらなかったのか、これもおかしいんじゃないのというふうに思うんです。とにかく防災無線担当課との連絡、協議、これをもっとしっかり密にしていただかないと困ると思うんですよね。連絡体制については何かありますか。 245 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 246 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 災害時の防災無線も含めまして、危機管理課とさらに連絡を密にとりながら対処していきたいというふうに考えております。 247 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 248 ◯18番(石川栄子君) そのようにどうぞよろしくお願いいたします。  防災無線についてなんですが、必要な範囲に必要な情報を流せるということもお聞きしましたので、今後防災無線を私たちも使いこなせるように、連絡を入れればこの範囲だけ、例えば五箇小学校の範囲だけ、修学旅行でみんな無事で楽しくやっているよとか、運動会は中止になりましたよとか、その範囲だけ流せるというのもお聞きしましたので、そういう使い方、私たちも周知をしていきたいというふうに思うわけです。今後、どうぞよろしくお願いいたします。  3点目です。平町の冠水について、単なる雨が降り過ぎただけの問題ではないというふうに御近所の方からも聞いたんですが、この点についてはどう考えますか。 249 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 250 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 3番目の御質問にお答えをさせていただきます。  市内におきましても、台風や近年多発する局地的な集中豪雨など短時間に急激に雨が降りますと、道路の排水機能が追いつかず道路が冠水する箇所がございます。御指摘いただきました平町の大生小学校前の県道下妻常総線周辺におきましても、県道などが冠水をしたことは確認しております。冠水の原因につきましては、この周辺は平町から長助町へ水が流れ、箕輪町及び新井木町の樋管から小貝川へ排水をされており、周辺が増水したため、排水ができなかったのではないか、また常総市の八間堀川については、最終的に鬼怒川に注ぐ下流域となることから、鬼怒川の増水により周辺の排水ができなかったことなど複合的な理由があるかと思われます。県に確認をしましたところ、今後工法や対策を検討し、冠水の解消をしていくと伺っております。市としましても、情報を共有しながら地域の皆様の不安を払拭できるよう努めさせていただきます。  以上です。 251 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 252 ◯18番(石川栄子君) わかりました。そうすると、複合的な原因があったということなんですが、平町の排水は新井木町にある大生の排水機場、ここで小貝川に排水されるということもあるというふうに聞いたんです。そこはきちんと機能していたのかどうかわかりますか。 253 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 254 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えいたします。  機能していたということで確認をしております。 255 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 256 ◯18番(石川栄子君) 動かなかったポンプがあるというのも聞いたんですが、複合的な要因ということですからしようがないと思います。普通は近くの方に聞くと、東のほうから水がふえてくるんだそうなんですよ。今回は田んぼのほうから水が上がってきたということで、本当は一時はこのままふえたらどうすっぺと思ったと。田んぼに稲がなかったのでよかったけども、畑は丸二日も冠水していたというので、イモなんかをつくってあるのがどうなるか心配だというふうに話ししていたこともあるんですが、そういう状況だったんですよね。354から向こうの平町から長助町に行くあたりは3日間くらい冠水していたというんですけどね。そういう冠水して通れないという放送もなかったんだよね。ただ、通行どめのあれが置いてあっただけなんですかね。さっき、お話を聞きましたけども、354の南側、今言ったところなんですが、冠水について解消する方向でと県からお答えいただいたと言うんですが、どういうふうに解消していただくのか、ちょっと気になりますのでお答えください。 257 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 258 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えいたします。  お聞きした内容によりますと、今後測量設計に入っていきたいというふうに聞いております。 259 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 260 ◯18番(石川栄子君) 測量設計というと、ここの道を直してくれるということなんですか。上げてくれるとか、どういうことですか。 261 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 262 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 道路を上げるであるとか、排水を見直すであるとかも含めて検討する材料として測量設計をしていくということだと思います。 263 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 264 ◯18番(石川栄子君) わかりました。県道ですから県に要請をしっかりお願いします。いつまでにどういうことをやるとかというのも、後でお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  これで、まず1番目になりました排水対策については終わりにさせていただきます。 265 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。  石川栄子君、質問を継続してください。
    266 ◯18番(石川栄子君) それでは、皆さんのお手元では1番の通告になっております、真の男女平等に向けてということで質問いたします。  先日なんですが、11月17日、県庁で行われました男女共同参画推進のための研修会、トップセミナーに参加させていただきました。清水建設の代表取締役会長の宮本さんという方にお話ししていただいたんですが、女性活躍とダイバーシティということで、自社でも女性の活躍をはじめとするダイバーシティを推進しているということでした。ダイバーというのは直訳だと多様性ということだそうです。ダイバーシティって、男だろうが女だろうが、障がいがあろうがなかろうが、年を取っていようがいまいが、たとえ外国人であっても多種多様な価値観を尊重して、だれも排除しない社会を目指す、そういうことだろうというふうに私は受けとめました。このように、民間でも男女共同参画が進められておりますので、これが企業の売り、あるいは宣伝にもなっているのかなと思って聞いていたところなんですが、このような状況の中で、当市では男女共同参画室から男女共同参画係に格下げになってしまったというふうに私は受けとめたんです。これはどうしてなのか、その理由をお聞きしたいと思います。これが1点目の質問です。 267 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。総務部長。               〔総務部長荒木悟志君登壇〕 268 ◯総務部長(荒木悟志君) 石川議員の御質問にお答えいたします。  当市において、男女共同参画推進条例は平成19年3月に制定いたしました。男女共同参画計画につきましては、平成16年4月からの策定から改定版を経て、現在は第2次計画が策定されており、また推進に向けたさまざまな事業を行うことにより、男女共同参画への市民の意識も年々高まってきております。他市における組織機構の状況につきましては、県西7市において人権男女共同参画室としている市は1市であり、他の6市においては係、またはグループとして位置づけをしております。当市におきましては、平成29年4月に先立ち、1月から先行して部課の枠組みを超えたさまざまな行政課題についてスピード感を持って対応するため、新たに政策推進室を設置いたしましたが、平成29年4月の機構改革においてコンパクトな組織となるような見直しを行ったため、室については13室を保つこととなりました。  このような状況の中、男女共同参画につきましては、市民への認知度や意識も高まってきたことから、室として取り組むのではなく、市民と協働して課全体として取り組むことといたしました。以上のようなことから、男女共同参画を係として位置づけいたしましたが、係になったことが格下げであるという認識はございません。むしろ、係になったことで、専属の係長を配置することができ、これまで以上に男女共同参画の推進に取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 269 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 270 ◯18番(石川栄子君) 私としては、18年4月には室長という女性の役職の方がいて、29年4月には今度参画係ですよね。係長と主査の2人、格下げじゃないよとそちらの受けとめ、私の受けとめとしては格下げになったというふうに受けとめざるを得ないと思うんですよね。最初は市長部局にあって、条例策定とか計画策定とか、ほかの市町村に先駆けていろいろやってきたんじゃないかというふうに思うわけなんですよね。実際の人数は変わりはないということもお聞きしておりますので、施策とか特別変化はないということですから、これからもしっかりよろしくお願いいたします。実際には室長という方がいなくなったということからすれば、格下げというふうに私としては受けとめざるを得ないんですけどね。しようがないですね。  2)に移ります。条例制定から現在までの庁内の部課長及び課長補佐の女性の数の変化についてお伺いをしたいと思います。 271 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 272 ◯総務部長(荒木悟志君) 条例制定時であります平成19年における女性管理職につきましては、課長補佐2名のみで課長補佐以上の総数99名に対して女性職員の占める比率は2%でありました。近年、3カ年におきましては、平成27年度は部長が1名、参事1名、課長1名、課長補佐8名の合計11名で、総数88名に対し12.5%、平成28年度は部長1名、課長3名、課長補佐20名の合計24名で、総数98名に対しまして24.5%、29年度本年度ですが、部長1名、課長2名、課長補佐26名の合計29名で、総数102名に対しまして28.4%と年々女性管理職が増加している状況にあります。 273 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 274 ◯18番(石川栄子君) 答弁いただきましたが、よかったです。女性が少しずつ力をつけてきているというふうな感じを私も持っております。これまでは役職につくということ、あるいは責任ある地位につくということを、いいです、いいです、嫌ですというふうに拒否する女性が多かったということも聞いたんですが、思い切って一歩前に出る勇気が必要だと思います。やめちゃったら、パートとか、なかなか正規な職員に戻れないという大きなこともあって、しっかり頑張っている女性の職員がふえていく、これは本当にいい状況になっているというふうに思います。  その後は、男女共同参画、各種審議会の女性の登用はどうなっているのかというのもついでにお聞きしようかと思ったんですが、通告していないからだめだなんて言われちゃって。でも、これはすごく関連する問題ですよね。こちらのほうも徐々にふえているのかなというふうな感じは持っているんですが、この女性の登用については、本当に意識して変えていくようにしないと、若い人は仕事が忙しいし、中年の人が同じような顔ぶれが出ているようでも困るし、難しい問題だなというふうに思うんです。公募も積極的に使って女性の登用をふやすように、こちらのほうもお願いして終わりにします。  3点目です。今度は市長にお聞きしたいんですが、リーダーというか、トップセミナーでもお話がありましたけれども、リーダーの考えというのがすごく左右する施策だというふうに思うんですよね。何といっても、トップの考え、決断、これが大きく影響を与えるということでもありますので、本当の男女共同参画、平等に向けて市長の考えをお伺いしたいというふうに思うんです。よろしくお願いいたします。 275 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 276 ◯総務部長(荒木悟志君) まず、私からお答えいたします。  国におきまして、平成27年8月28日に社会全体における女性の職業生活における活躍を迅速かつ効果的に推進するため、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律、いわゆる女性活躍推進法と呼ばれるものが制定されました。このことを受けまして、当市におきましても、常総市における女性職員の活躍の推進に関する特定事業主行動計画を平成28年3月に策定いたしまして、その中で、管理的地位にある職員に占める女性職員の割合の目標を15%と設定しておりましたが、平成28年に目標を達成しております。今後におきましても、優秀な女性職員の登用を積極的に進めてまいりたいと考えております。 277 ◯議長(風野芳之君) 続いて神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 278 ◯市長(神達岳志君) 石川栄子議員の質問にお答えをいたします。  女性登用についてトップの考え方ということで、私は同様の質問を県議会で前の山口やちゑ副知事に同じようにさせていただいたことを思い出しました。私としても、女性ならではの活躍の場というのは、今の執行部でも教育部長が頑張っていただいていますけども、本当に多々あると思います。男性の視点にはなかなかないものの女性の視点、特にこれからやっていく農業だったり、食だったりという部分は、密接に生活の上でかかわっているのは女性である部分もございますから、女性は女性らしく、男性は男性らしく、これが男女平等の基本であると私は考えておりますので、女性の活躍の場をこれからも積極的に進めてまいりたいと思います。  以上です。 279 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 280 ◯18番(石川栄子君) ありがとうございました。庁内において、育児休暇、有給休暇を男性も女性もとりやすい体制となるように、民間の模範となるようにお願いしたいということですよね。育休をとっている男性職員はいないですよね、現在。昇格検査というか、昇格のときに、どれだけこの人は休んでいるのかとかいうチェックが入って、こういうことで逆に子育てのために休むんだからこれはいいことだというふうに評価してもらって、無欠席にするとかっていう配慮も必要なんじゃないかなと思うんです。今のところ、庁内環境は女性が大分ふえていいふうになっているとお聞きしましたので、今後もどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。  3点目の学校給食について移らせていただきます。 281 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。  石川栄子君、質問を継続してください。 282 ◯18番(石川栄子君) 学校給食についてですが、教育の無償化ということがいろいろ国会でも取りざたされている昨今ですが、私の思いとしては、義務教育の食育の一環として学校給食の無償化をまず国の制度として図っていただきたいなというふうに思うところです。給食費が払えなくてつらい思いをしている子もいなくなるわけです。楽しくみんなで食べられるようになります。給食費を納入してもらうために家庭訪問をしている先生方もいるとお聞きしました。納入するための事務的なことまで含めてしなくてもよいことになり、先生という本来の仕事に専念できます。さらに、子どもたちにとっては、1日に必要な栄養素の3分の1以上はとれる、育ちゆく子どもたちにとっては欠かせないものとなっています。給食は残さず、おいしく、みんなで食べて楽しくできるようにということで、できる限りの努力をしていきたいと考えます。また、そうすることが関係機関、議会や教育委員会、PTAなんかも含めて、大人としての大切な役割ではないかと考えます。  そうした思いから、私は学校給食無料化の願いについて何回か質問を行っております。また、ほかの議員からも同様の質問がなされているところでございます。給食費無料化というと、茨城県では大子町が浮かびます。給食無料というと、市長選挙があって、それで引っくり返ってというか、幼稚園、保育所、小学校、中学校すべて無料だったのが2分の1負担、半額になって、やっぱり無料がいいよ、もとに戻せというような皆さんの声に押されて、ことしからもとの無料になったということでございます。お隣坂東市、ここでも市長選挙の公約になっていたことなんですが、まず手始めに小中学校に同時に就学する第3子以上の世帯に対して給食費の2分の1を補助する制度、無料化を公約していた割には何か小さいなというふうに思うんですが、これから順次拡充を図り、無償化していくよという市長の考えだそうです。古河ではひとり親世帯はすべて無料、結城市では、上の子が高校生になっても第3子以上は無料、八千代町ではひとり親の第3子以上は無料、第2子は2分の1、全児童年5,000円だそうですけれども、補助をしているということでございます。境町です、ここは第1子、2子は2分の1、第3子以上は無料ということでございます。近隣でわかるところをちょっと調べてみたんですが、このように各自治体においてやれるところから、そして生活が大変なところから手がついて、無料化に向け、努力が始まっているのではないでしょうか。このような状況を見ますと、いよいよ常総市でも給食費の無料化に向けて何か考えるときに来ているんじゃないんでしょうか。  そこで、1点目なんですが、学校給食の無償化と言ったらいいんですか、無料化って言ったほうがいいんですか。同じ意味だと思うんですが、無償化について考えているかということでお聞きしたいと思います。答弁をお願いいたします。 283 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。教育部長。             〔教育委員会教育部長沼尻秀子君登壇〕 284 ◯教育委員会教育部長(沼尻秀子君) 石川議員の御質問にお答えいたします。  当市の学校給食は、学校給食法に基づき、管理運営費を市が負担し、賄い材料代を保護者の皆様から給食費として御負担いただき、提供しております。学校給食摂取基準に定められた児童生徒の健康維持、増進を図るために望ましい栄養量を計算し、献立を立て、加工食品や添加物まですべての安全を確認し、材料を調達しております。  当市の取り組みとしては、他市の多くが給食費の根拠となる賄い材料費に含めている米飯加工賃を給食費とせず、市が負担しているほか、国が行っていた米飯給食のための補助が廃止になってからも、助成を継続する形で、賄い材料費の予算を増額しているなど、学校給食の充実に努めております。また、生活保護世帯や準要保護世帯につきましては給食費の御負担をいただいておりません。  以上のようなことから、現在のところ、給食費の完全無料化は困難な状況かと考えております。  以上です。 285 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 286 ◯18番(石川栄子君) 完全無料化は考えておりませんという答弁ですね。最初から完全無料化というのは言っておりません。先ほども何件か各自治体の例をお挙げしましたけれども、本当に無償化と言っていてもちょっとしかやっていないところもありますから、そこに手がつくかどうかなんだよね。その後、少しずつ進めていく気があるかどうかなんですよ。そこだと思うんです。私が聞きたいのはそこなんです。もう一回答弁をよろしいですか。 287 ◯議長(風野芳之君) 教育部長。 288 ◯教育委員会教育部長(沼尻秀子君) お答えいたします。  先ほども申しましたが、常総市としても、よその市ではやっていない部分で、それを市が公費のほうから委託料とかという形で負担するとか、国が今まで行っていた1人当たり142円、それがなくなってもそのまま継続して賄い材料費をその分アップして給食費との差を市が負担しているとか、そういう形での無償化では実施しているつもりです。 289 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 290 ◯18番(石川栄子君) いろいろ配慮していただいていることはわかります、確かにね。今後、検討課題としてよろしくお願いしたいと思います。  2点目としては、食材の地元産がふえているかどうかだけで結構でございます。 291 ◯議長(風野芳之君) 教育部長。 292 ◯教育委員会教育部長(沼尻秀子君) お答えいたします。  学校給食で使用している常総市産食材は、主に米や野菜などの農作物でございます。米については常総市産を100%使用しております。野菜については、常総市で生産しているものを積極的に使用し、量的に調達が困難な場合でも極力県内のものを使用しております。牛乳や肉類についても同様に県内産を使用しております。  以上です。 293 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 294 ◯18番(石川栄子君) 以前と比べてふえる傾向になっているのかどうか。野菜だよね、主に。お米は100%だから。それをお聞きしたかったんですけど。 295 ◯議長(風野芳之君) 学校給食センター所長。 296 ◯学校給食センター所長(草間健雄君) 石川議員の質問にお答えいたします。  地場産の野菜につきましては、とれる量が決まっておりますので、極端にふえるとかそういうのはございませんけども、全体的に見ますと約6割近くを常総市と茨城産で賄っております。  以上でございます。 297 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 298 ◯18番(石川栄子君) わかりました。やっぱりおいしさの原点は地元でとれる新鮮な野菜ということなので、そこをふやすような形で今後もお願いいたします。  3番目なんですが、残食率の状況、これはどうなっているでしょうか。今度、石下の玉給食センターが委託されるということですよね。こうして民間に委託されたところでの残食率の多さというのがマスコミでも指摘されているんですが、現在の残食率をお知らせください。 299 ◯議長(風野芳之君) 教育部長。 300 ◯教育委員会教育部長(沼尻秀子君) お答えいたします。  毎年11月が残量調査月間となっておりますが、29年度がまだ集計中ですので、28年度の残食率は13%、平成27年度は14.5%というところで、減少傾向にあります。残量の多い献立については調理方法や食材の見直しなど工夫しながら、より充実した給食を提供する努力をしているところです。  以上です。 301 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 302 ◯18番(石川栄子君) 古河の方に聞いたんですが、総和にある給食センターは9,600食もつくる大きなところに変わったそうなんですよね。ここでの残食は30%以上ということになり、問題になっているということなんですね。玉給食センターの場合は豊岡センターよりも少ないところですので、大丈夫かなという感じはしますが、今後、委託後、特にそういうところに気をつけていってくださるようにお願いをして、今回の質問は終わりにさせていただきます。ありがとうございました。 303 ◯議長(風野芳之君) 暫時休憩といたします。                 午後2時56分休憩    ─────────────────────────────────                 午後3時16分再開 304 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。    ───────────────────────────────── 305 ◯議長(風野芳之君) 一般質問を継続いたします。  次に、21番堀越道男君。                〔21番堀越道男君登壇〕 306 ◯21番(堀越道男君) 大分お疲れのところ申しわけございませんが、最後になりましたが一般質問をさせていただきます。  国保問題ということで、これはさきの5月会議、6月ですけども一般質問でもやっております。そのときの部長の答弁で、国保の県一本化というのは持続可能な医療制度を構築するために県が責任主体となり、安定的な財政運営や効率的な事業の確保と、こういうことを答弁でおっしゃいました。ここで何が抜けているのかなというのがあるんですね。簡単に言ったらば被保険者の安定といいますか、負担の軽減ということが抜けているんですね、これ。ということで、県に移管をする内容があまりにも移管者のほうの一方的な選択といいますか、施策になっているんじゃないかというふうに思います。  この間、全体的には8月に事業費納付金、あるいは標準保険料試算が公表されて、11月の段階では一斉にホームページに出されたんですが、なぜか茨城県はありません。どういうふうにやるのかというのがわからないということなんですが、ただ9月14日の茨城新聞では、茨城県内の19市町村は保険料が上がるであろうという、こういう記事もあります。茨城県としてはこの間、知事選があったのかなという感じがしないでもないんですが、いずれにしても公表されていない。つい最近、この問題については試算が発表されたのではないかというふうに思いますので、まずその現状をお聞きしたいと思います。 307 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。保健福祉部長。              〔保健福祉部長吉原克美君登壇〕 308 ◯保健福祉部長(吉原克美君) 堀越道男議員の国保問題1)県移管の方針として茨城県の現状はにつきまして答弁をさせていただきます。  本県におきましては、市町村の意見を踏まえた運営方針を7月に策定し、これにのっとり準備を進めております。保険税率の算定に関しましては、将来的には県内平準化を目指すこととしておりますが、所得及び医療費の水準や保健事業の実施状況等も勘案し、国が示しているガイドラインに基づき、市町村ごとに算定することとしております。  本県の状況につきましては、加入世帯数及び被保険者数が年々減少している反面、医療費は増加しており、財政的には単年度収支で半数以上の市町村が赤字であります。  以上のようなことから、運営方針では、この状況を改善するための取り組みとして、計画的、段階的な保険税率の見直しや効果的な激減緩和措置の実施、医療費適正化の取り組み等を定めております。また、11月28日に開催された国保制度移行準備委員会におきましては、市町村ごとの仮算定結果が示されました。これによりますと、当市の県への納付金額、標準保険税額及び必要保険税総額は、いずれも現行より高い設定となっておりますが、国から年末に示される予定である確定係数に基づいた算定結果をさまざまな角度から検証の上、保険税率の検討を進め、市の国保運営協議会等で十分に協議いたしまして、被保険者への過分な負担増にならないよう配慮していく考えであります。  以上でございます。 309 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 310 ◯21番(堀越道男君) 大体の計算はされた、だけども一回市の国保の運協で諮ってみる、いろいろな今の試算の内容で納付金、あるいは準備金の問題についてはこれからだということなんですが、ただ、今どこでも出されている内容で、今なぜ上がるかと言ったら、赤字ということの問題、とらえ方ですね。なぜ赤字なのかというと、これは医療費がかかってそういうことになると思うんです。ただ、医療費が上がることについて、全国自治体、あるいは常総市もそうですが、負担者の負担の割合と勘案して生活を守るために、言うならば法定外の繰り入れをずっとやってきた。この法定外の繰り入れを今回認めないということになりますから、当然その分について上乗せといいますか、国保税の値上げにつながっちゃうわけですよね。これは安定的なという、先ほど言った国保の基盤の安定的な財政経営とか何か言っているんだけども、これがあくまでも主体者側が、それを受けている被保険者の生活実態を全く反映していないというものになるんだというふうに思うんです。ただ、今いろいろなところで出されている内容で、その事業納付金、あるいは標準保険料の問題については、今すぐに答えを出さずに、市町村を一本化にするに当たっては、各県とも段階的に何年以内に動くというようなことをやっているようですよね。  例えば、北海道では6年後に保険料の水準統一を目指す、福島県も平成35年度までにやるんだけども、実質36年度に統一を目指す、福井県は直ちに行わずに将来的にやるんだと。静岡県も平成32年度までに協議を行う、和歌山県は平成39年度までに保険料統一を目指す、長野県は期間は6年間、いろいろ統一の見直しとかすり合わせをやって、さらに10年をかけて統一するんですよというようなことを出されています。  そういう面でも、なかなか茨城県の場合は平準化と言いながら、全体に赤字が多いということになると、当然赤字のほうに引っ張られますよね。そういうところの見直しといいますか一本化というのも、すぐさまやっちゃうのかということになります。ほかの自治体、県は、やはりそれは無理だろうと。例えば東京などは1人当たりの保険税が仮に15万として、それが繰り入れを入れた場合は11万で、今回の算定でやると15万くらいになるそうですけども、要するに3万幾らの値上げがされる。ほとんどがそういうように10%以上30%というところまで国保税が値上がるというようなことが出されております。  これをやられたら、常総市の被保険者の中での国保税というのはとても納め切れないというようになるというふうに思うんですが、そういう面で、私どもはこの一本化によって値上げするのは便乗値上げじゃないか。被保険者の生活実態を全くとらえないで値上げを一方的にやるのは、これは一本化の名を借りた、まさに便乗値上げだと。こういうのは問題なんじゃないかということで、全国的にこういう話があるから各県とも統一は待てよと。それぞれの市町村が今まで繰り入れについても、赤字解消なんていう、それを言うこと自体がもういけない話なんだというふうに思うんですが、やはりそれは被保険者の生活を守るためという積極的な政策ですから、そういうものを加味した上で、これを言うならば自治体の特別な配慮だ、政策だという形でこれを守るべきだというふうに思うんです。その上で全体の流れをやっていくということで、全国的にはそういう面ですぐさまやるような機運ではないんですが、その点はどうなのでしょうか。年が明けてからの国保運協をやったら、その方向で県が出したガイドラインに沿った試算をそのまま通していくのか。その点をもう一回お願いしたいと思います。 311 ◯保健福祉部長(吉原克美君) お答えいたします。  先ほどちょっと答弁に一部述べたんですけども、当市としましては、今、仮算定の段階で正式な納付額にはならないんですが、そういったいずれも現行より高い設定となっていることも踏まえまして、市の国保運協等で十分に協議いたしまして、被保険者への過分な負担増にならないように配慮していく考えでございます。  以上でございます。 312 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 313 ◯21番(堀越道男君) そういうことで、過分な負担にならない。この点で、埼玉県の保健医療部長が言った話なんですけども、今度の制度の改正に伴う被保険者の負担増、これはやはり可能な限り避けることが必要だということを言っているんですね。これは、全体の国保の今の常総市の状況を前にも市報に出していましたが、大体1万何千世帯のうち、大体8割が300万以下ですよね。7割も200万以下なんですよ。200万以下の人が7割もいる。埼玉のほうでの現状は300万以下というのが6割、200万が4割、そういう程度だけども、その生活が大変だというふうに埼玉県の部長が答えているんですよね。こういうような対応というのが望まれるんじゃないかというふうに思います。  そういう点を、今後進め方にあって、県から試算されたというものをそのままやるということじゃなくて、各自治体で今まで頑張ってきたのは、はっきり言ったら国民健康保険というのは、憲法25条で基本的人権の社会保障の問題、それに基づく政策ですからね。被保険者に一方的に負担させるのは問題だということにもなるし、そこらのところを救うといいますか、全国の水準、常総市でも払えないという人をつくらないということが大事だろう、そういう形でのとらえ方をするべきじゃないかというふうに思うんです。そういうことで、全県的にも全国的にもやられている、幾らでも延ばすといいますか、そういうことを主張はされますか。 314 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 315 ◯保健福祉部長(吉原克美君) 先ほど平準化の時期のこともお話しされていましたけども、茨城県においては平準化の時期等というのはまだ決まっておりません。そういった観点で、各市町村ごとの納付額というのは個々の市町村それぞれに出されると思いますけども、当市としましても、何回も同じような答弁をして申しわけないんですけども、被保険者が過分な負担を強いられない方針でいきたいと思っております。
     以上でございます。 316 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 317 ◯21番(堀越道男君) 全国の流れとちょっと茨城県があまりにも遅過ぎるという感じがしないでもないので、今聞くと。要するに30年4月からでしょう。来年の4月からやるわけで、今の時点でまだまだ方針も出ないというのは、今度の議会になっちゃうと決まったことがおろされるみたいなことになっちゃうからね。そういう面で、もっと市の考え方としても、こういくべきだと。それは国運協で決めるんだというのはあるけども、自治体が今まで国保税の負担を緩和していた政策を、上から見るとやっちゃいけないということになるわけですよね。しかも、それは赤字補てんがだめだというような言い方ですから、こんな失礼な話は実際ないですよね。まじめに払っている人は払っているわけで、大変な高額を払っている方もこの中にいらっしゃるんですからね。そういった人も含めて、赤字なんだというようなことを言っている。そうじゃなくて、そういうものに対して軽減をしていた、政策的にやっていた独自のやり方に対して、常総市ばかりじゃないですよ。県内全部そうですよ。当局がそういう立場に立つのかどうかというのが今、大きいんじゃないかなと思うんですよね。あらかた、値上げする方向をぼんと国保運協に打っても、はっきり言いまして、そこでどういう話になるかというと、決まったことについては大体通っちゃうんじゃないかなというふうに思うんですよ、申しわけないですけどね。そういうところの隠れみのというんじゃないけど、常総市としてはこう思っているんだというのがないと、これは国保の一本化は県のほうに丸投げで、しかも値上げする方向へ進むというふうに見ざるを得ないんですけども、そういう点での常総市独自の考え方というのはないんですか。その点を改めて。 318 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 319 ◯保健福祉部長(吉原克美君) 御答弁をさせていただきます。  3)の答弁とかぶるような部分があるんですけども、国のほうも、今現在、当初は法定外繰り入れは認めないという方向で話をしていましたけども、若干そちらについては各市町村の現状等がありまして、黙認するではないですけども、そこらに対して原則はという意味での変化になってきているところでございます。当市につきましても、そういった部分について、法定外繰り入れ等も考慮しながら負担軽減に努めていきたいというような考えでおります。  以上でございます。 320 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 321 ◯21番(堀越道男君) 今の答弁で非常にわかったといいますか、国も原則だということで。そういう意見があったから国も変えざるを得なくなってきたわけですよね。これはそういう立場、下の人の努力、自治体が努力している形というのが大いに評価されたんだというふうに思っています。そういう面では、今後ともこの点は大いに主張していただきたいというふうに思います。  先ほど3点と言いましたけども、3番目の市独自でやっていること、窓口での減免、保険料減免制度、こういうものは今後とも保証されていくのか。医療費の問題についても高校まで無料化というのをやっていますよね。それが今のところではばらつきがあるわけですよね、それぞれの。でも、それは当然守られるんだということになりますか。その点をお願いします。 322 ◯議長(風野芳之君) 健康保険課長。 323 ◯健康保険課長(堀 洋信君) ただいまの堀越議員の質問にお答えさせていただきます。  各種減免等々につきましては、現行の市で定めております内容と同じレベルで今後も動いていくような流れになりますので、よろしくお願いします。  以上です。 324 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 325 ◯21番(堀越道男君) ありがとうございました。そういうおそれがちょっとあったものですから聞いたんですが、いずれにしても法定外繰り入れを守っていただきたいということを改めて要望して質問を終わります。 326 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。  堀越道男君、質問を継続してください。 327 ◯21番(堀越道男君) 次に、美妻橋、道路といっていますが、私らは有料橋といっているんですよね。これの無料化について質問します。  29日の初日の全協でも説明はありました。改めてお聞きしたいと思います。ただ、なかなか言っている内容とこちらの思いが違うのが実際なんですが、いずれにしても6月より早朝6時から8時の間、水海道有料道路、橋の無料化がされました。その動向ですか、豊水橋通り、美妻橋通り、横曽根通りのやつは載っているんですが、直接、有料橋のところはどのくらい変化があったのかお聞きしたい。 328 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。都市建設部長。              〔都市建設部長木村茂樹君登壇〕 329 ◯都市建設部長(木村茂樹君) それでは、御質問の1番目、早朝2時間無料化の現状につきましてお答えをさせていただきます。  水海道有料道路における通行料金の無料措置につきましては、茨城県道路公社並びに茨城県道路維持課の協力のもと、本年6月1日より平日の午前6時から午前8時までの2時間において全車種を対象として実施をしております。  まず、この無料措置期間における交通量でございますが、茨城県道路公社で実施をしております交通量の調査結果から、6月から10月までの5カ月の平日における午前6時から午前8時までの日平均通行量は、この2時間で1,831台でありまして、実施前の5月の交通量と比較しますと2.6倍となっております。上下線別で申し上げますと、上り坂東方面が2.4倍、下りつくば方面が2.8倍となっております。また、朝の通勤時間帯の車両が有料道路へ転換したことにより、有料道路の上流にかかる美妻橋や下流側の豊水橋、また豊岡小学校通学路の交通量も減少し、渋滞緩和が図られているため、一定の効果が出ているものと考えております。  以上です。 330 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 331 ◯21番(堀越道男君) 答弁、ありがとうございました。私も6月21日に調べてみました。6時から8時まで、1時間ずつ切りました、6時から7時、7時から8時ということで。今言ったようなことと同じなんですが、6時から7時が541台、通常300台くらい。これが7時と8時の間では1,242台ありました。まさにその面で見ると、7時から8時の段階で2.4倍ですから、その調査と全く同じなのかなというふうに思います。通常は500台くらいですよね。これは前に調べたんですが、700台はふえているということで。さらに、迂回路のところは横曽根なんかは100台くらいの減になっています、生活道路は。そういうことで、市長、特にあそこのところでは交通安全の問題を含めてやってきまして、くいを立てたり、30キロにしたり、それで無料にすれば迂回して朝の渋滞が緩和する、まさにそういう結果が出ているわけなんですよね。  ただ、問題は有料になった橋の歴史的な問題ですよね。あの橋はなぜつくったかというと、美妻橋と豊水橋の渋滞緩和をするために真ん中に橋をつくってくれということで、あのときは水海道ですから水海道市民挙げての運動にしたわけですよね。最初は普通の橋として動いていたんですが、いつの間にか有料橋だという話が出てきたわけですね。それで聞いたときに、なぜ有料橋なのかと言ったら、早くつくってもらえるからだ、こういう話でした。そんなはずじゃ、反対すべと言ったら、そのときのある議長に、それならつくってから反対しろなんて言われたんですが、それで遅いんだと思うんですが。その結果になっちゃったんですよ。常総市にとって、水海道にとってあの橋はなくてはならない橋ですよ。それがお金を取るとなったら、大変な数でしょう。要するに通らないわけだよね。渋滞は美妻もひどいし、豊水橋もひどいわけです。それをあるときに無料にしろという声が大きくなって、無料化の試験がわずか3カ月間でしたけどもありました。そのときには、豊水橋はがらがらになっちゃって、逆に1万以上の車が通るようになったわけですね。通る人はみんな喜んで、近くて近くて、どこに行くかわからないにしても、とにかく近くなったということで喜びの声が出されて。しかし、それがまた有料になると通らなくなるわけですね。  これは、何といいますか、同じ常総市内というか水海道市内にあって、関所をつくって道路を通させないというようなことですよね、簡単に言ったらね。こんな精神的に悪いといいますか、我々住んでいて悪いこともやってないのにお金を取られるようなものですからね。受益者負担の論理でやられるわけですが、受益なんか受けないですよね。お金を取られているんですから。それはそうでしょう。受益の考え方なんですよね。そういう考え方がやはりいいのかどうかということを本当に考えてもらいたいんですよね。  今の常総市の通勤を見ると、無料で行くという人は時間帯的に急いでいる人だというのは間違いないですよね。非常に精神的にも楽で、渋滞していらいらしていて一日一日がおかしくなっちゃうようなことになって、もしかすると、がんなんていうのはストレス7割ですからね。がんになって、ものすごく医療費がかかるかわからないですよね。そんなことを考えたら、さっと通して行ってもらったほうが後々の医療費がかからないんですよね。それだけ経済的な負担がかからないというふうに言えるわけです。そういう面では、やはりあそこが渋滞していていらいらして、どうにもならないような、我々をつくっておいて、医療費が上がったら今度は保険料を上げるとか何かやられては、これはたまらない。それよりさっと通して、経済的にも我々の生活上の精神的な安定というのもつくるべきじゃないかなというふうに思うんですよね。  このやつは問題を一緒に言っちゃうけども、減価償却型でしょう。つくった工事費をみんな我々に乗せて、使ったお金でペイしていくということをやるわけですよね。こういうやり方というのは、ほかでやっているかもしれないけども、茨城県の中で霞ヶ浦のほうに一つあったのかな、もう一つはここですよね。向こうはもう無料になったんですかね。野田は昔ね。あれも終わっているんですが。ただ、常総は今はこういう状況で残っている。それは残っているあれがあるからでしょう、年間。例えば、あそこが60億くらいかかったんだというお金を全部ペイなんてすることは絶対できないわけですよね。できないから、そういうのはやる必要ないんじゃないかというふうに思うんですよ。  全協で聞いたけども、ほかの人に対してあそこを通ってくれるようにというふうにお誘いをかけているようだけども、それは何か全然励みにならないなというふうに思うんだよね。私も何回か通っています、150円だからね。1回だけですよ、無料のとき通ったのは。7時50分で、はっと気がついたらあそこはただだと。じゃあということで行って7時57分にあそこを通過したんですね。高砂の十字路の信号でとめられたときにはいらいらしてね、精神的におかしくなりますよね。一刻でも早く無料で通りたいというのが。そういう考えを変えて我々は今生活をしているんです。この苦労は解放してくださいよ。  そういう面で見ると、今の有料化という道は常総市の経済の発展を抑えるし、健康を悪くするし、そういう問題で非常に不健康だ。これを何とか直すというのには、市の税金を払うということじゃなくて、代替えするんじゃなくて、完全にこれは県の道路公社に対して無料にしろということを運動としてつくるべきじゃないかというふうに思うんですが、どうでしょうか。そういう点で市長のお考えは。 332 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 333 ◯都市建設部長(木村茂樹君) それでは、最初に2番目の御質問について答弁をさせていただきます。  水海道有料道路の無料措置以前の実施後の交通量につきまして、実施前の5月と比較して2.6倍に増加をしたこと、また10月18日に豊水橋、美妻橋、豊岡小学校通学路の3カ所で実施をした交通量調査におきましても、周辺道路の交通量が減少しており、無料措置を実施したことにより、皆様が水海道有料道路を有効に利用されているものと考えております。この結果から、議員おっしゃるとおり、水海道有料道路は利用者の生活ネットワークとしても有効に利用されているものと考えております。 334 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 335 ◯21番(堀越道男君) ですから、繰り返しになりますが、いずれにしても生活道路としての視点、これがやはり一番大事だというふうに思っています。そこに金をかけて通させないようないじわるはやめてもらいたいですよね、本当に。そういうことですので、そういう点を大事にしてほしいなということを改めて要請します。  ついでに、そういう面で橋の算出根拠ですか、流れをもう一回お聞きしたいというふうに思います。私どもでいったら不合理なんですが、そういうことでどういう形式でやられているのかお願いします。 336 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 337 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 御質問3番につきまして答弁をさせていただきます。  水海道有料道路につきましては、これまでも議員の皆様から料金の減額、無料化などの質問を受け、答弁をした経緯がございます。水海道有料道路などの有料道路につきましては、その建設費を料金収入により賄うもので、国の認可を受けて行う事業であり、水海道有料道路の料金徴収期間は平成9年から平成39年までの30年で認可を受けております。茨城県及び茨城県道路公社に確認をしましたところ、現時点で無料化を行う場合には、その時点での未償還金を地元自治体などが補てんをすれば実施することができますが、受益者負担金である通行料金は水海道有料道路の建設費を返済するに当たって、茨城県道路公社が国の基準により算出をした額であるため、見直すことは困難であると伺っております。  堀越議員におかれましては、豊岡小学校通学路等におきまして交通量調査を独自に行っていただいたということはお聞きをしております。水海道有料道路無料措置において渋滞緩和が図られ、一定の効果が出ておりますので、市としましても、今後も継続して実施できるよう努力をしてまいりたいと考えております。  以上です。 338 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 339 ◯21番(堀越道男君) そうすると、例えば今の話で追認すると、30年の償還だというのはあるんですけども、建設費全額をやらなきゃならないというのは、無料化にすると全額をやるということになるわけですか、償還金は。そこらのところをちょっとお願いします。 340 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 341 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 道路公社に確認をしたところでございますが、未償還金につきましては平成28年度末で54億円ということでございまして、先ほども申し上げましたとおり、この金額を地元自治体などが補てんをすれば実施ができるということでございます。 342 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 343 ◯21番(堀越道男君) これは、国の言い分というか道路公社の言い分はそんな感じだろうと思うんだけど、ただ、それを払うんだということで常総市に負担させるなんていうのは、これはちょっとおかしいというふうに思うんだよね。受益者負担の論理は私は間違いだと思っているんですよ。ほかは無料なんですよ。そういうことを比べても無料。それをここだけ金を取るんですよ。要するに通らせないというのと同じなんです、基本的には。通るんじゃないという。それでみんながいらいらして渋滞して、医療費かかってとなったら、それはまずいでしょう。そういうことを言うんですよ。これは、人命にかかわるようなものを含むというふうに私は思うんです。それから、渋滞している中での通学でもいらいらすると、どんな気を起こすかわからないという中で、安全性を守るというのは最大限努力という。  非常にあそこの橋は便利ですからね。雪の日なんかは豊水橋はおっかないですよね。滑っちゃってね。スタッドレスを履いても諏訪町の坂から上がっていくのは大変、車が横になっていっちゃうんだ。それが有料橋は短いのもあって、あっと言う間にすっと安全に行けるんですね。何の心配もなく。これは何回も通ったことがあるから、わざわざ金をかけて行ったんだけども。非常に雪の日はあの橋は安全です。そういうところなんです。それをお金をかけて通るという浅ましさというか、国の非情さというか。どっちみちこれは償還できないでしょう、54億なんか。そのことを破りたいから言っているわけですよね。だって償還できないもん、これ。30年たったら残ったお金をまだ払えというわけじゃないでしょう。30年たったら終わりでしょう。  今回の流れを見ていると、例えば今までは12時から6時まで無料だった、人がいないから。その前はボックスがあってそこに入れるから24時間取られちゃう。ところが、ワタナベさんという人に聞いたんだけども、改善するときに、今度は機械が高くて買えない。だから人を配置するんだ、そのかわり12時から6時までは無料ですよという話なんだ。いつの間にか10時から6時まで無料になっていた。そういうふうに簡単に恣意的に変えているわけでしょう。こういうことを言うならば、12時からやって当然8時まで前延びしても時間的には同じなわけだよね。そういうような便宜というのは幾らでも図れているわけだから、働いている人にお金を払うのが嫌だからでしょう。高いお金を払うのが嫌だから、そういうことなんでしょう、裏を返せば。そういうことを勝手にやっている道路公社ですから、言いわけは幾らあっても、そういうお金についての受益者負担の論理はもうやめるべきと主張すべきじゃないのかと思うんですが、どうでしょうか。そんな考えは狂っていますかね、市長。 344 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 345 ◯市長(神達岳志君) 堀越道男議員の質問にお答えをいたします。  昨年の議会でも御提案をさせていただいたこの2時間無料化は、公約でもございました。その前からの経緯もございまして、私が県議のときに今の市会議員の皆さんからも何度も言っていただいて、私も県議会でずっと水海道有料道路の無料化を訴えてまいりました。その結果として、会うたびに土木部関係所管には有料道路のことをしつこく言っていただけでは解決しない、これは絶対に無料化というのは無理だなというのは、国の制度によって当時の水海道市からの要望もあって、有料でもいいから早く通してくれという経緯があって、この法律を使ってやった経緯がある。そういう経緯を、要は簡単に言うとおいしいものを食べさせてくれ、食べた後に幾らでも払うからと言っていたのを、ただにしてくれと言っているようなものと同じだということも含めて、私も実感をしたわけでございます。  それであれば実現可能なものは何だと、たびたびいろいろ精査をした結果、こういった形で2時間、時間限定の無料化であれば市の負担というものもいただければできると。先ほど55億の全額を完納すればすぐに無料化はできます。しかし、財源とかそういうものも含めて50数億ものお金を常総市の税金で負担ということは、これはもうどう見ても不可能だということもございますし、実際に残額を全部償還して無料化を7年早めたというのは石岡の有料道路であります。あれは残金が残っていましたけども、市で全額負担をして7年早まって無料化措置をしました。しかし、そのときの残額は4億4,500万程度でしたから、そういった事例もございます。ほかの部分も含めて全国的な制度でございますから、有料道路はここだけそういうふうにするのは難しいというのは再三再四私も土木部、県の当局からも伺っておりますので、今できる最大限の策として2時間無料化というものを議会の皆さんにも御理解をいただいたという部分を含めて御理解いただければと思います。また、継続してこれは道路公社、県にも無償化も、さまざまな角度から負担軽減も含めて要望は継続してやってまいりたいというふうに考えております。  以上です。    ─────────────────────────────────  散会の宣告 346 ◯議長(風野芳之君) 本日の一般質問はこの程度にとどめ、散会といたします。                 午後3時58分散会 当サイトのコンテンツ(文章、画像、図表)は、常総市議会の著作物です。無断で複製、転載することを禁止します。 Copyright (c) Joso City Council Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...