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令和 4年 9月定例会(第2日 9月 6日)

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  1. 播磨町議会 2022-09-06
    令和 4年 9月定例会(第2日 9月 6日)


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    令和 4年 9月定例会(第2日 9月 6日)             令和4年9月播磨町議会定例会会議録                            令和4年9月6日開設   1.議 事 日 程     第 1 一般質問 1.会議に付した事件     日程第 1 一般質問 1.会議に出席した議員(14名)     1番 野 北 知 見 議員       2番 松 岡 光 子 議員     3番 宮 宅   良 議員       4番 大 北 良 子 議員     5番 香 田 永 明 議員       6番 大 瀧 金 三 議員     7番 木 村 晴 恵 議員       8番 松 下 嘉 城 議員     9番 神 吉 史 久 議員      10番 河 野 照 代 議員    11番 岡 田 千賀子 議員      12番 藤 原 秀 策 議員    13番 奥 田 俊 則 議員      14番 藤 田   博 議員 1.会議に欠席した議員    な  し
    1.会議に出席した説明員(14名)           佐 伯 謙 作    町長           平 郡 秀 幸    教育長           岡 本 浩 一    理事           長谷川 善 一    理事           高 見 竜 平    理事           浅 原 浩一郎    会計管理者           日 野 統 内    危機管理統括           本 江 研 一    総務統括           西 田 恭 一    保険年金統括           沖 崎 充 世    福祉統括           坂 上 哲 也    すこやか環境統括           藤 原 崇 雄    上下水道統括           堀 江 昌 伸    教育総務統括           西 野 直 樹    学校教育統括 1.会議に出席した事務局職員(3名)           橋 本   優    議会事務局長           田 中 真 司    庶務・議事チームリーダー           小 笠 理 恵    庶務・議事チーム主査                 開会 午前10時00分 ………………………………… ◎開     議 ………………………………… ○議長(河野照代君)  おはようございます。  藤原秀樹理事及び山口 智理事から欠席の報告を受けております。  本日の会議を開きます。  なお、報道関係者から、カメラによる写真撮影の申出があり、許可しています。  本日の議事日程は、お手元に配りましたとおりです。  これから直ちに日程に入ります。 …………………………… ◎日程第1 一般質問 …………………………… ○議長(河野照代君)  日程第1「一般質問」を行います。  一般質問は、通告制を採っており、質問内容は通告した事項について逸脱しないようによろしくお願い申し上げます。  また、答弁をされます当局に申し上げます。質問に対しては、事前に通告しております質問要旨の要点を整理の上、的確かつ誠意ある答弁をお願いします。  それでは、大北良子議員。 ○4番(大北良子君)(登壇)  おはようございます。令和4年9月定例会、一般質問のトップに登壇させていただくことになりました。よろしくお願いいたします。  それでは、通告に従い、3項目の質問をさせていただきます。  1、明るい雰囲気の播磨町役場を目指して。  令和4年7月13日より、佐伯謙作町長による新体制がスタートしました。そして、10月には機構改革が行われ、平成17年から続いたグループ制から部課制を導入し、今までのグループを課とし、チームを係に変更することになります。新体制となることで、より住民に寄り添い、住民にとって身近な存在となる行政を目指して整備されることを強く望みます。これからのまちづくりにおいては、私も含めた住民の最も注目すべきところと考え、質問をさせていただきます。  平成26年播磨町自主防災組織合同研修会の資料によりますと、毎日の挨拶も生活防災と題し、毎日の挨拶が大きな防災訓練になっていると考えています。いざというとき、自分の家族が大丈夫だったら、次は付き合いのある人に意識がいくわけです。だから、私たちは挨拶運動を防災訓練の一番根幹に置いているのです。挨拶から始めると、いろんな人の参加が推進されます。参加が推進すると、もっと人を集めようとイベントが開催されますとの記載がありました。挨拶はつながりをつくる第一歩とも考えられるわけであります。  コロナ禍でマスクをつけての生活が既に3年を過ぎ、挨拶は声を発することか、頭を軽く下げ会釈するという行動で気持ちを伝えることでしか他人の表情を読み取ることが困難となりました。町職員が住民とともに歩み、寄り添いたいという気持ちを住民に伝える方法の一つとして、気持ちのよい挨拶があると考えます。挨拶をされて悪い気持ちになる人はいないと思います。  8月の人権週間では、町内のあちらこちらに標語が書かれたのぼりが立っていました。役場庁舎前には、声かけは地域を支えるサポーター、マスク越し伝わる気持ちその笑顔と書かれたのぼりが立っていました。  佐伯町長は、「ワンチームはりまのまちづくり」をスローガンに掲げ、選挙戦を勝ち抜いてこられました。住民と町職員も一つのチームとなっていくためには、誰が来庁しても気持ちのよい笑顔と挨拶の飛び交う明るい雰囲気の役場をつくっていくことが大切ではないでしょうか。来庁する誰もが親しみを持てる役場としての機能を、いま一度見直すことを提言し、以下の質問をいたします。  (1)顔の見える行政運営のために。  ①コロナ禍でのマスク生活も3年を過ぎ、表情を読み取りにくくなっています。せめて、聞き取れる声での挨拶や、すれ違うときの軽い会釈などをさらに励行することはできないのでしょうか。  ②役場の職員の顔と名前が覚えられない。どんな職員がいるのか分からないという声を聞きます。町の掲示板ともいえる広報はりまに、各部署の職員が住民に親しまれるような紹介コーナーをつくるのはどうでしょうか。  (2)清潔感があり誰もが親しめる播磨町役場を目指して。  ①機構改革の際に、役場の執務室等を整理整頓し、案内窓口を設置する等、来庁した方が行きたい部署に迷わず行くことができる動線は検討されておられますか。  ②議会定例会の案内が分かりにくい、庁舎内の掲示板に貼ってあるポスターの種類がばらばらで分かりにくいので見る気にならないとの声を聞きます。機構改革の際に見直しをされてはどうでしょうか。  2、播磨町駅前のさらなる活性化に向けて。  国内では第7波と呼ばれる新型コロナウイルス感染症の感染者は増え続け、人々に経済的にもメンタル部分においてもいまだ影響を与え続けています。しかし、コロナ禍でも人々は何度も立ち上がり、様々な挑戦を続けています。商業においても、町内の個人商店でも工夫を凝らし、頑張っておられる方からの悲痛な声を聞いております。  そのような苦しい状況の中で、山陽電鉄播磨町駅の周辺には、少しずつ飲食店が増えてきております。店舗用の駐車場を独自に数台借りておられる店もありますが、専用駐車場を借りようとしても、駅周辺の契約駐車場に空きが既になく、ハンドルキーパーや運転代行を利用する方、乗り合いで来られる町内外の方からも有料駐車場がないとの声を聞きます。徒歩で利用される方の中にも、雨の日や冬の寒い日でも、家族での夕食時には車で来て飲食をしたいという声も聞いております。有料駐車場が播磨町駅周辺にあれば、飲食店はもっと増え、さらに駅前はにぎわうと考えられます。  播磨町駅周辺では、飲食店の看板、明かりが目につきます。播磨町は、働きに出て、寝るために帰ってくるまちではないと考えています。まちの中で遊べて、仲間と夢を語れる場をつくり、家族で憩う場所があるまちへとさらなる発展ができると考えています。有料駐車場があれば、土山駅周辺に住む住民の方も播磨町駅付近へ来て、飲食を楽しむことができると考えます。  そして、飲食店を利用する方だけでなく、週末に播磨小学校のグラウンドで野球をしている児童の送迎をする保護者の方からも駐車場が足りなく困っておられるとの声も聞いております。  コロナ禍で、遠方での外食は控えている住民の方も多く、町内の小規模店舗の活性化のために、そして、町内外の方にも安全に利用してもらうためにも、播磨町駅周辺に有料駐車場は必要だと考えます。  これからの播磨町駅周辺の発展のためと考え、以下の質問をいたします。  ①播磨町駅の周辺に24時間対応できる有料駐車場の設置を検討してはいただけないでしょうか。  ②播磨町商工会の相談は多岐にわたると考えられますが、町内の個人商店で連携を取り、意見交換などをする場を持っていただくことはできないでしょうか。  3、関係人口もまちづくりに参加を。  播磨町は、令和4年8月の広報はりまの巻末にありますように、7月1日現在の人口は3万4,750人で、前月比では31人増加しています。兵庫県の人口ランキング5位の明石市と6位の加古川市の間に位置する播磨町は、近隣市町との良好な関係を構築し、人口減少化の未来に向け、お互いが共生する社会を創造していくことが必要となってきます。今までも公民館やコミュニティセンターに通い、様々なイベントや講演などの企画をし、まちづくりに関わってくれた住民の方も多くいらっしゃいました。しかし、コロナ禍で行動を制限された方や、高齢化によりその活動から身を引いた方々もおられます。  この数年で、播磨町内でも様々な取組でまちを盛り上げる住民の動きが見られるようになってきました。少子高齢化社会において、今後は関係人口と呼ばれる町内外を問わず播磨町に関わりたい方々を幅広く起用する取組が必要となってくると考えます。  総務省のホームページには、地域への新しい入り口として、関係人口ポータルサイトがあり、関係人口の多様な可能性や関係人口と進めるローカルイノベーション等の講演が掲載されており、様々な形でその地域とつながった人を関係人口と定義づけ、今後の人口減少化社会や超高齢化社会の新たな担い手として期待しているところであります。  明石市では、明石公園内で様々な催しが開催され、市内外から協力団体や住民が力を貸して参加しています。加古川市でも河川敷の整備をして、3月には、かわまちづくり計画を策定し、8月27日に、国土交通省の支援制度に登録されました。市内外からの出店や来客を見込んだ計画を策定しており、今後の広がりが大いに期待されます。このような動きが市町を訪れるきっかけとなり、交流人口から関係人口を経て、移住にもつながるとも考えられます。  今後は町内外を問わず、担い手づくりの関係人口に注視し、まずは交流人口の増加を目指すべきと考えます。様々なイベントや企画に対して、町内外を問わず住民を結びつける施策を考え、播磨町に興味を持ってもらえるきっかけをつくることが大切です。住んでも、訪れても楽しいまちづくりとなることを大いに期待し、以下の質問をいたします。  ①令和元年6月に河野議員の一般質問で、関係人口という未来を自治体は構築すべきとありましたが、交流人口から関係人口を経て、定住人口へ移住する施策を考える必要があるのでは。  ②石ヶ池公園では、朝市やカフェでのワークショップが行われるようになり、町内外の住民でにぎわうようになってきました。これからは、大中遺跡まつり望海公園球場などを利用した祭り、町内の公園でのワークショップや様々なイベント企画に、町内のみならず町外からの力も投入し、まちの発展に結びつける施策を考え、さらなる活性化を進めては。  ③毎年冬の時期に、商工会の青年部が土山駅前を、商工会女性部が播磨町商工会前のイルミネーションを担当しておりますが、日常の業務の合間に企画会議や準備をするため疲弊しているとの声を聞いております。土山駅前や播磨町駅前ににぎわいのために、アイデアや取付けなどについて、町内外を問わず広く一般募集してはいかがですか。  ④数年前までロードレース大会のコースは、新島を走り、海や工場の建物等、播磨町ならではの景色が見えるコースでありました。以前のように人工島経由に戻し、町内外問わず高校総体の出場選手などを招待し、一緒に走り、共にスポーツを楽しめるようにしてはどうでしょうか。運営ボランティアなどが不足している場合は、町内外を問わず募集して、誰もが親しめる播磨町をアピールしてはいかがでしょうか。  以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(河野照代君)  答弁、佐伯謙作町長。 ○町長(佐伯謙作君)(登壇)  定例会の一般質問についてお答えさせてもらうんですけれど、今日が初めてでして、非常に緊張と、これからまちづくりを頑張っていかなければいけないという熱い情熱とが空回りした、非常に複雑な気持ちで登壇させていただいています。住民の皆様、そして議会の方々、そして職員、そして行政、この4者が一体となって、本当に四輪駆動のように回転していって、本当にすばらしいまちづくりを目指していって、頂点まで登り詰めれるような、そんなまちづくりを目指して頑張っていきたいと思います。今日は初日でございますけど、人生の初めての答弁、大北議員になりました。どなたになるのかいろいろ楽しみにしてたんですけど、大北議員ということで、本当に拙い回答等になるかもしれませんけども、一生懸命頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、大北良子議員の1点目の御質問、明るい雰囲気の播磨町役場を目指してについてお答えさせていただきます。  (1)の①についてですが、挨拶はコミュニケーションづくりの第一歩です。職員に対しては自分から先に声をかけ、相手を気遣う心ではっきりと挨拶するよう、播磨町職員接遇マニュアルで示すとともに、日頃から職員研修などで指導しているところであります。また、初登庁日、リーダー級以上の職員が参加した訓示の場におきまして、来庁者には自分から先に声をかけ、相手を気遣う心ではっきりと挨拶することの徹底を指示したところでもあり、訓示の会場に入れなかった職員に対しましても、グループウエアーの掲示板において、一人一人に伝達したところでございます。  コロナ禍の中、窓口に限らず廊下などですれ違う来庁者である住民の方々に対しても、伝わる挨拶、会釈、声がけを徹底し、明るく雰囲気のよい役場のイメージを発信してまいります。  ②についてですが、職員は、通常名札をよく見える位置に着用しているものの、コロナ禍の中、マスクを着用して窓口対応に当たるため、当該職員の顔がよく見えず、名前も覚えにくい状態にあることが原因だと思われます。職員においても、住民に早く顔と名前を覚えてもらい、安心と信頼につなげることが大切です。  広報はりまにつきましては、住民等にお伝えする情報が年々増大しており、紙面の都合上、大北議員から御提案のあった、職員を紹介するコーナーを設けることまでは考えておりませんが、できる限り担当する情報の掲載に合わせて当該職員を紹介できるよう努めてまいります。  (2)の①についてですが、御指摘のとおり、機構改革により組織の構成や名称が変わったとしても、来庁者が行きたい部署まで迷わず行くことができる動線の確保は不可欠であります。このため、庁内案内板はもとより、執務室の在り方についても再考して、誰が見ても分かりやすいレイアウトに努めてまいります。  ②についてですが、御指摘のとおり、庁舎内の掲示板に貼ってあるポスターが多種多様で分かりにくいため、その重要度や種類により厳選して貼り、さらに掲示板期間の明示により時期を逸したものを排除し、来庁者への適切な情報提供を図ってまいります。  2点目の御質問、播磨町駅前のさらなる活性化に向けてについてお答えさせていただきます。  ①についてですが、播磨町駅周辺では、一時より飲食店が増え、各店舗で特色を出しながら営業活動をされていることも承知しております。また、町の中で仲間と夢を語ったり、家族で憩うことができたりするということはとてもよいことであると考えます。しかしながら、御質問の24時間対応の有料駐車場の設置については、民間事業者がそのニーズを把握し、行うものであって、播磨町駅前の商業活性化の目的に行政が行うことではないものと考えています。したがって、町において整備する予定はございません。  ②についてですが、播磨町商工会にお伺いしますと、町の商工会会員間の交流の場や、近隣市町との交流の場もあると伺っております。また、飲食事業者間においては、会員同士が独自につながりを持って活動されているとも伺っております。  3点目の御質問、関係人口もまちづくりに参加をについてお答えいたします。  ①についてですが、本町における人口政策でもある第2期播磨町まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、子育て支援を中心に安全・安心対策や産業振興など多岐にわたる施策を展開しております。また、総合戦略の基本目標4、魅力を伝え、人の交流、移住、定住の流れをつくるの達成に向け、町内外に向けて本町の魅力を積極的に情報発信しているところでございます。  今後も、交流人口から定住人口へつなげられるよう、効果的に本町の魅力を発信してまいります。  ②についてですが、これまでもはりま風薫るフェスタ、大中遺跡まつりなどの開催により、様々な形で情報発信や住民のふれあいを推進してきたところでございます。昨今、イベントの形態も多様化しており、地方公共団体のみならず、民間事業者の開催するものも多くあることから、これからの時代にふさわしいイベント等の形態を検討してまいりたいと思います。  ③についてですが、土山駅前及び商工会前のイルミネーションについては、播磨町商工会が、地域総合振興事業費の中で事業として実施されており、それに対して、町は事業費の一部を補助しております。したがって、御質問の御意見については実施主体である商工会へお伝えさせていただきます。  ④についてですが、平成31年1月27日開催の第41回大会から、現在の浜幹線を使用したコースに変更しております。従来の新島を周回するコースでの開催については、事前の警察協議において、コースにおける危険箇所等の指摘もあり、参加者の安全確保が困難であるとの判断に至り、実行委員会においてやむを得ずコース変更に至ったものでございます。しかしながら、海の見えるコースについては、本町ならではの特色でもあり、今後、復活について検討してまいります。
    ○議長(河野照代君)  大北良子議員の再質問を許します。  大北良子議員。 ○4番(大北良子君)(登壇)  それでは、再質問をさせていただきます。  まず、3番目の関係人口もまちづくりに参加をというところで、関係人口というのが、①と②のところ関係性がありますので、一緒に再質問させていただきたいと思っているんですが、令和元年6月の河野議員の一般質問の答弁の中では、注視したいという答弁を、ぼんやりした感じでいただいてるかなと思うんですけれども、今、総務省で、通告文にも書きましたように、非常に関係人口というのが注目されているという中で、播磨町令和4年度の施政方針で観光マップというのを作成して、まちの魅力を町内外に発信するというようなことも今年度ありました。その点も含めた中での早いうちでのこういったことを、関係人口を近隣の方にアピールしていただきたいと思うんですけど、その辺りはいかがでしょうか。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  今、大北議員から、近隣の内外に播磨町の魅力を伝えてほしいということで、本町としましては、本町の持ち味である部分について近隣市町へ、近隣市町へ伝えるというよりも近隣市町とともにそういったものを全国に発信していっております。東播2市2町の中で、最近コロナ禍でできておりませんが、関東へ出向きまして、この辺りの特産品とか、そういったそれぞれのまちの魅力、また、人口増に対する考え方といったものを、そういったチラシも作りながら、お配りもしたこともございます。一番人の出入りが多いというようなことで、関西国際空港で数年前にロビーのところに地域のモデルをつくりまして、この地域について、関空でございましたら全国的に皆さんが関西へ足を運ばれるという一つのメリットもあるであろうということで、この地域を知っていただくというような形で、目で見て分かるような模型みたいなものを作ったような次第でございます。  今後、それぞれの魅力につきましては、まず、この東播地域というものを皆さんに認識していただき、当然、播磨町もその中の構成でございますので、その中で特に光っております大中遺跡とか、町独自のそういったものについても、播磨町からも発信し、全国にもお伝えしていきたいと考えております。 ○議長(河野照代君)  大北良子議員。 ○4番(大北良子君)(登壇)  東播地域の2市2町でまずアピールしということを答弁いただきまして、大中遺跡では今後イベントであったり、そういったことに町内外の関係人口の方も入っていただきたいということが、今回、要望に入れているわけなんですけど、播磨町が誇る文化的施設であり、人工島とか望海公園も含めて年2回、今、コロナ禍の中でも、大中遺跡まつりとかはりま風薫るフェスタが大きなイベントかなと思うんですけれども、それ以外には小さなイベントでもいいので、活用ということで町内外にもっとアピールするの、行政が主体となっていきながら、今はまちづくりアドバイザーもいらっしゃったり、いろんな意味で今、住民の方も動いていってる方もいらっしゃって、その中には町外の方もいらっしゃるので、そこを何とか進めて、早急にいただきたい。検討ももちろんいただくという御答弁もいただきましたが、その辺りお願いしたいんですが。 ○議長(河野照代君)  佐伯謙作町長。 ○町長(佐伯謙作君)(登壇)  おっしゃるとおりでして、今、たくさん民間事業者の方が講演等で独自でされています。こないだもスポーツクラブ21はりまとタイアップしましてやられてました。そういったいろんな民間の方の力も今大分、播磨町で活力どんどん出てきてる。目に見えて分かりますので、行政と民間とタイアップしていいのか、それとも民間の方にお任せして、どんどんやっていただくのか、いろんな手法があると思いますので、今、時代の変わり目で、イベントのところも本当にいろんな仕方が出てきてるので、この半年間考えさせてもらって、次の時代に備えて準備していきたいなと思いますので、もうしばらく試行錯誤させてください。 ○議長(河野照代君)  大北良子議員。 ○4番(大北良子君)(登壇)  試行錯誤していただけるということで、明石市であったり、先ほど通告文の中に入れましたけど、加古川市、隣ではかわまちづくりというのを認定も、このたび国土交通省の支援制度にもなったので、そういった近隣も行政で出向いていっていただいたり、視察という形していただきたいんですけれど、あとまた関係、そういった団体の方と話をしていただいたりとか、そういう場を設けていただきたいと思うんですね。それが進んでくることになる第一歩、第二歩にもなりますので、その辺りはいかがですか。 ○議長(河野照代君)  佐伯謙作町長。 ○町長(佐伯謙作君)(登壇)  おっしゃるとおりでして、もう各地、明石市、加古川市、高砂市、稲美町は花火とかやられてます。いろんな市町の特徴を見極めながら、播磨町独自のイベントを興すのも一つなんですけど、他市町とタイアップしてやっていくという考え方も新しい発想として今本当に考えるべきときが来てるのではないかなと思いますので、その辺も前向きに、他市町に視察といいながら同時期の同イベントを実施するという方法もあると思いますので、近隣市町と連携しながら、その辺もどんどん考えて、新しいイベントの在り方を考えていきたいなと思います。 ○議長(河野照代君)  大北良子議員。 ○4番(大北良子君)(登壇)  前向きな答弁いただいたんですが、私もこのたびの関係人口という、町内の活性化ということで、以前に町外のイベントをされてる方が、数年前ぐらいに郷土資料館から依頼を受けて、アカミミガメのカレーを食べるというような企画であったり、そういうので町外の方もイベントをさせていただいたことがあって、非常に播磨町のイメージがいいですよということもお伺いしたことがありまして、またそういった方との連携も取っていただきたいので、そういったことも含めて再度お伺いいたします。 ○議長(河野照代君)  佐伯謙作町長。 ○町長(佐伯謙作君)(登壇)  大北議員の御質問の内容等は本当に理解させてもらって、前向きに近隣市町と連携しながら、また、新しい形を町内で考えながら、いろんな方策を考えながらイベントの在り方を本当に検討してまいります。  特に10月1日からの機構改革で今回、協働推進という部署を用意させてもらいました。あらゆるまちづくりに関係するものをそこの部署に集約しまして、祭りからイベントから自治会の活動から、いろんな方の、今でいうまちづくりに関する事業部署を協働推進というところにまとめさせていただきましたので、そこが近隣市町と連携しながら、また、町内のイベントの在り方を再模索するということをきっちりと体制をつくってやっていきたいと思いますので、もうしばらく方針等、考え方等をまとめるまでお時間いただきますよう、御協力をお願いいたします。 ○議長(河野照代君)  大北良子議員。 ○4番(大北良子君)(登壇)  ③の、先ほど商工会がしていますイルミネーションのことなんですけれども、答弁いただいた中では商工会にお話ししていただくとお伺いしまして、それと、住民協働課が10月から新しくできる課があるということで、そういったところも連携していっていただきながら、イルミネーション、土山駅前と播磨町商工会の前は、両方が駅である玄関になりますので、そういったところを播磨町アピールしていただきたいので、そこを協働推進課からも一緒にやっていただけるようなことで、今から創設されるので、そこを何とか入れていただけないかなと考えるんですけれど、その辺りの考え方というのはどんな感じかお伺いいたします。 ○議長(河野照代君)  佐伯謙作町長。 ○町長(佐伯謙作君)(登壇)  商工会の担当部署は産業環境課になるんですけど、協働推進課というところがそういうイベントとか自治会の関係部署になります。商工やからそっちということだけじゃなくて、今後、まちづくりも関係してきますので、盛り上げることにも非常に関係してくる部署になりますので、そこは一体となって、部としては一つの部ですので、一体となって今後、関係課が余計に隣接してできる体制を組んだというふうに考えてやっていこうとしてますので、ぜひともその2つの課には共同して、まちづくりを推進していく歯車になっていただきたいなと考えております。 ○議長(河野照代君)  大北良子議員。 ○4番(大北良子君)(登壇)  イルミネーション、これ土山駅、兵庫大学とかデザインしていただいたり、いろんなボランティアも入っていただいてるんですけど、非常に商工会の会員がされてるので、通告文にも入れましたが、日常の業務の合間にされていて、商工会女性部は播磨町の駅前してますけれども、高い木の上に上がったりとか、すごく大変になってきてます。なので、少しそこは手伝っていただくというか、何か変えていっていただきたいなというふうな、今この機会にそう思っている、協働のまちづくり宣言もされましたので、そこも強く要望したいところなんですけれども、その辺りもお願いできますか。 ○議長(河野照代君)  佐伯謙作町長。 ○町長(佐伯謙作君)(登壇)  回答の中で言わせていただきましたように、商工会でこれ事業、今町が委託して補助を出させてもらってる状況になってるんです。実施主体は商工会ですので、商工会で決めていただくことになるんですが、今大北議員の言われてることは、僕、担当部署でもありましたので、その話はずっと見聞きして、そして、担当としてやってきました。その中で、学校に設計とか委託してたのが今途切れてるんですけど、またその辺も商工会と話しする中で、また学校だとかそういうのを一般募集してはどうかという御質問もありましたけど、本当にその辺も、僕はできませんというのは、町としてできませんということですので、商工会に実施主体をお願いしているところですので、そちらでは多分考えていただいてると思うので、そういった流れを酌みながらやっていただくということと、町ももちろん、今出してる補助金が全てやとは思ってません。もっとこういうことを考えてますよとか、もっとこうしていきたいんやといういろんな議論を重ねた中で次の予算編成は組んでいきたいと思いますので、商工会の御意見、そして、一般の会員の方の御意見等をぜひ反映していただいた形でまちづくりの一環としてのイルミネーション、ぜひにぎわう形で予算要求いただけたらなと思いますので、その際にまず1回目、考えをお示しさせてもらいたいなと考えております。 ○議長(河野照代君)  大北良子議員。 ○4番(大北良子君)(登壇)  一般募集も含めて検討していただくということで、この質問をするに当たりまして、いろんな住民の方の御意見も聞きまして、活性化や土山駅前の両サイドであったり、街路樹にイルミネーションをつけたり、例えば、乳がん撲滅のピンクリボンにするとか、そういったような通年で楽しい、防犯にもつながってくるということで、そういった御意見も結構あったんです。そういうような、常日頃からきれいにしていただくということも含めて、これも御要望の中に入れていきたいなと思ってるんですけど、そういったこともまた入れていただけるのかどうかということでお伺いします。 ○議長(河野照代君)  佐伯謙作町長。 ○町長(佐伯謙作君)(登壇)  時計台の周辺のことをおっしゃってはるんで、もちろん時計台についても、故障が多いので、その辺の関係も、僕も職員としても住民としてもずっと思ってたところですので、きれいに整理させてもらいたいなというのをちょっとお時間いただきたい。これも早急にまた対応していきたいなと思ってるのと、あと、日頃からいうことなんですけど、百舌鳥の関係とかもかなり対応を、嫌な音を鳴らして鳥を退治するとか、もしくは、皆さん回っていただいて、青少年のための活動で、たまり場じゃなくなるようにちゃんと青少年の活動でやっていただくとか、いろんなことが駅前では行われてます。あと、環境整備いうことももちろんあるんですけど、いろんな活動をもう一回見直しながら、そして、皆さんの活動を生かしながら、もっともっと駅前を清潔かつにぎわいのある駅前等にもっともっとよりよい方向に持っていきたいなと思っている次第なので、もうしばらくこれについてもお時間いただいて検討をさせていただきたいと思います。 ○議長(河野照代君)  大北良子議員。 ○4番(大北良子君)(登壇)  今答弁いただきました、質疑しようと思っていました土山駅前の時計台が、予算特別委員会であったり決算特別委員会などでも、今後どうするのかなということがいろんな議員から質疑もしておりますが、これはもう撤去する方法でいかれるのか、町長その辺りは修理をして使われるのか、どういう形を考えていらっしゃるかということをお願いします。 ○議長(河野照代君)  大北議員、要点をまとめて通告に従って質問してください。  高見竜平理事。 ○理事(高見竜平君)(登壇)  時計台につきましては、モニュメントも踏まえて故障がちょこちょこ発生しております。停電等々については、起きたときは止まってしまうので、翌日みたいな形で土木グループで対応してますけど、今後、その辺も改修計画を立てていくということで土木グループで今検討しておりますので、モニュメントにつきましても、いましばらく、時計台とセットでいろいろと考えていきますので、時間をいただければと考えております。 ○議長(河野照代君)  大北良子議員。 ○4番(大北良子君)(登壇)  改修という形で、撤去ではなく改修ということですか。 ○議長(河野照代君)  高見竜平理事。 ○理事(高見竜平君)(登壇)  改修っていろんな幅があるんですけど、その辺も踏まえて、モニュメントの中の草刈り等々もありましたので、その辺も踏まえて改修という位置づけで考えていただいたら結構かと思っております。 ○議長(河野照代君)  大北良子議員。 ○4番(大北良子君)(登壇)  では、④のロードレース大会についてなんですけれども、これもこの数年間、浜幹線を通るというちょっと短いコースになっていて、町外から来られる方からも、陸上をされてる方からも、以前のコースはすごく海が見えて、播磨町ならではのコースだったのですごくよかったというようなことも聞いております。その中で、ここも強くアピールしたい、景観がよい、まちの魅力をアピールするチャンスであると思っているので、この辺りも強く要望したいところであるんですが、この辺りは何か、例えば、これに戻すに当たっての問題であったり、そういったことは何か障害になっているというかできにくい何か問題点はあるのでしょうか。 ○議長(河野照代君)  佐伯謙作町長。 ○町長(佐伯謙作君)(登壇)  答弁でも申し上げさせてもらいましたとおり、警察の関係で危ないということで、今、実施させていただいてます浜幹線に変更になっております。ところが、播磨町のロードレース大会、海を走りたい、そして、走らせてほしいという要望、本当に私も多く聞いております。なので、今年はもう今のところ浜幹線で実施する予定です。来年、再来年、いつできるか分かりませんけど、私個人としてはまたロードレース大会、招待選手が最低5キロは走っていただけるような、そういった環境のロードレースに戻したい気持ちはあるんですが、そこは警察との協議になります。検討はしてまいりますけども、協議しながらきっちりと安全・安心なロードレース大会が開けることを確認した上で場所を戻したいなと考える気持ちはあるんですけど、そこは本当に検討しながら考えてまいりたいなと思います。 ○議長(河野照代君)  大北良子議員。 ○4番(大北良子君)(登壇)  では検討していただいて、ロードレース大会のことなんですけれども、楽しめる、親しめるという意味で、神戸マラソンなどでも、私も拝見させていただきますと、皆さんコスチュームしたり、みんなグループでコスチュームをそろえたりとか、仮装したりとか、非常に楽しいようなことになってるんですね。それが写真で上がってきたりとか、そういう意味でまた播磨町はアピールできると思うので、そういった辺りも町主導というか、スポーツクラブ21はりまとともに、そういった楽しい企画も考えていただいて、参加者を増やしていただきたいと思いますので、その辺りはどうでしょうか。 ○議長(河野照代君)  佐伯謙作町長。 ○町長(佐伯謙作君)(登壇)  機構改革後もこの部分、今、教育委員会からスポーツクラブ21はりまにいう形で流れてるんですけど、機構改革後は協働推進課からスポーツクラブ21はりまにという流れで、町の部署は協働推進課に変わります。なので、何が言いたいかと申しますと、各種イベント全てまちづくりで盛り上げていく一環としてのイベントを、何事においても今後は考えていきたいなと思っておりますので、協働推進、そして、まちづくりという観点からのイベントにさま変わりできるように頑張っていきたいなと思っています。 ○議長(河野照代君)  大北良子議員。 ○4番(大北良子君)(登壇)  関係人口、まちづくりに参加していただきたいということで、いろんな意味で人口これから減少してくる、播磨町はそうではない、今の危機感がまだない中で、今から考えていかないといけない出来事で、大きな転換期に来ておりますので、その辺りを応援人口であったり、協働人口という考え方もあるので、そういった辺りも踏まえてお願いしたいところで、次の播磨町駅前のさらなる活性化についてというところで、先ほどの行政が主体ではなかなか、民間事業者が主導でされることはもちろん分かっているわけなんですが、駅前にマンションだったり、先ほど通告文の中では商売されてる方も非常に困っていらっしゃるというのは聞いてるんですけれども、この質問をする中で、駅前にあるマンションであったり、戸建ての住民の方も駐車場が欲しいということで、マンションは1軒に1台しか専用駐車場がなくて、子供世帯とかが帰省などで戻って来られたり、御友人の方来られたときに場所がないというようなこともあって、よく聞くのは土山駅付近の有料駐車場に一旦止めてきて、おうちの方が迎えに行って乗せてくるというようなことであったり、昼間であれば播磨町役場を少し借りてというようなこともあったりするんですけど、できればきっちり場所を借りれるということが、皆さん住民の方、望んでおられるので、そこをできるだけ業者の方の主導であったり、そういうことをできるのかどうなのかというところなんですけど、できれば本当に皆さんからの、駅前の、播磨町駅周辺の住民の方からの要望も非常にあって、その辺りも含めてどんな感じなのかというところを、今まであまりそういった要望というか、聞かれてはいらっしゃらなかったのかなと思うんですけれども、その辺りも含めてお願いします。 ○議長(河野照代君)  長谷川善一理事。 ○理事(長谷川善一君)(登壇)  確かにおっしゃられましたように今までそういう要望は、商工会に確認しましても聞いたことはないということを聞いております。土山駅の話出ましたけども、昔と比べまして、土山駅周辺につきましても民間による駐車場が増えてきていると思います。それは、それに特化した方たちがリサーチして、需要があると見込んで設置されているものと思っております。播磨町駅周辺におきましても、そういった方たちがリサーチした上で需要があると見込まれるのであれば、あくまでも民間事業者によって設置されるのではないかと、こちらは考えております。 ○議長(河野照代君)  大北良子議員。 ○4番(大北良子君)(登壇)  今まで聞いたことはなかったということで、私はかなりいろんな方から聞いております。商売されてる方、普通に生活されてる方も聞いているので、もう少しいろんなところにアンテナを張っていただきたいと思うわけなので、今後どんなふうな形でリサーチをしていただけるのかということも含めて、住民の声を聞いていただくという意味ではどうなのかお伺いいたします。 ○議長(河野照代君)  長谷川善一理事。 ○理事(長谷川善一君)(登壇)  これから、今までもそうですけども、隣に商工会が、そばにありますので、しょっちゅう議論いいますか行き来してたわけですけども、より一層、商工会を通じてといいますか、話聞いて、検討すること、話合いしていきたいと思っております。 ○議長(河野照代君)  大北良子議員。 ○4番(大北良子君)(登壇)  商工会とも連携を取っていただいて、機構改革もあることですので、商工会とさらに連携を取っていただいたり、今、個人商店で、例えば、朝市であったりそういうことを一部されていらっしゃいますが、どういうふうに入っていっていいのかなとか、入りたいけれども声かからないよというような声も聞いております。なので、それが一部だけにならないような形で商工会にいろいろ啓発していただきたいと思うんですけれど、その辺りはいかがですか。 ○議長(河野照代君)  長谷川善一理事。 ○理事(長谷川善一君)(登壇)  我々行政につきましても、商工会といろいろコミュニケーションを取りますけども、商工会員につきましても、商工活性化委員会とか、何とか部会もあると思いますので、その辺のところを活用していただけたらいいと思いますので、その辺のところ商工会に一度お尋ねいただけたらと思っております。 ○議長(河野照代君)  大北良子議員。 ○4番(大北良子君)(登壇)  そうしますと、今後そういった商工会に入られてない方でも気軽に相談にいろいろなことで行っていいという認識でよろしいんですね。 ○議長(河野照代君)  長谷川善一理事。 ○理事(長谷川善一君)(登壇)  商工会、他にも別の組織があると思いますけども、その辺のところは一度相談に行っていただいて、そのときに商工会に入ってなかったら商工会加入、どういうメリットがあるとか話しされると思いますけども、その辺のところ商工会にすみませんけども一度お尋ねいただきたいと思っております。 ○議長(河野照代君)  大北議員、3分前です。残り時間に御注意ください。  大北良子議員。 ○4番(大北良子君)(登壇)  それでは、1番の明るい雰囲気の播磨町役場を目指してというところで、議員に選出していただいてからも役場へさらに足を運ぶことも以前より増えております。役場の雰囲気を、決して全部悪いというわけではなく、自治会役員とか民生委員など、頻繁に役場へ来られる、用事がある住民の方は職員の名前も覚えていらっしゃるし、職員側も顔見知りになってるんですけど、そうじゃない方がなかなか行き届いてなく、また、機構改革で職員の部署も変わりますので、そういった方で、そういう中でどんな形で、顔の見える行政、明るい雰囲気をどういうふうな形で、先ほど町長から答弁いただきましたが、相手を気遣うとかいうようなことも研修もですが、日頃からということが非常に大事だと思うんですけれども、その辺りは挨拶をしていただくことが、挨拶を交わせる雰囲気づくりがこれからの明るい役場づくりを、それがまたまちづくりにもつながってくると思うので、先ほど四輪駆動という話もありましたので、その辺りも含めて再度お願いいたします。 ○議長(河野照代君)  佐伯謙作町長。 ○町長(佐伯謙作君)(登壇)  明るいまちづくりなんですけども、挨拶といわれるのはもう本当にそのとおりだと思います。私も本当に就任して一番最初に職員の皆様方にお願いしたのは挨拶でした。挨拶をしないと住民の方は窓口に来られたときの印象は物すごく変わってくると思います。とにかく挨拶をお願いしたいということで、まだ就任2か月弱なんですけど、大分していただけるようになったと皆さんからお声聞こえてくるのと、いやいやまだまだですよと言っていただくお声、もちろん二通りあります。なのでこれには時間かかりますし、住民の方々、会ったら会釈でも挨拶でもお願いしたいという、この役場としてのお願いを職員の皆様方に持っていただいて、非常に強く持っていただくためにはもうしばらく時間がかかると思いますが、これはもうずっと続けていかせてもらって、一番の僕は役場の大事なところは挨拶だと思っていますので、一番最初にその御質問をいただいたことには本当に感謝したいぐらい、私も挨拶が大事だと思いますので、これは口酸っぱく、これからも僕は職員の方にお願いしていきたい、これが全て役場の印象を決める最大の手段だと思いますので、もう続けるしかありませんので、いろんなことを言わせてもらいましたけど、とにかく住民の方に、そして、外から来られた方に、皆さんすぐに挨拶していただける職員になっていただきますようにお願いしていきたいな、そして、研修等で鍛えて、どんどん言っていただける、まちを明るくしてくれる率先となる職員となっていただけるようにお願いしたいということで一生懸命頑張ってまいりたいと思いますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(河野照代君)  大北良子議員。 ○4番(大北良子君)(登壇)  答弁いただきまして、(1)顔の見える行政運営のためにということで①と②を一緒に再質問させていただきたいと思ってるんですけれども、なかなか広報はりまに、紙面の都合上もあると思いますので、なかなか若い職員が住民の方に覚えていただけるということがすごく難しくなって、何年もいらっしゃるとどんどんいろんな部署も経験されるので、前ここにいらっしゃった方やねとかいうふうに親しまれてくると思うんですけれども、そういったことを一日も早く名前とか顔というのを覚えていただけるということが、アピールするということは大事だと思うんです。なので、その辺り、アピールするという意味でどういうふうな形を採っていったらいいかなというふうに考えていらっしゃるかというのをお伺いします。 ○議長(河野照代君)  佐伯謙作町長。 ○町長(佐伯謙作君)(登壇)  まず、ものを作ったときに技術職員が池とか、例えば、建物を造ったときに、私がこれを頑張りましたいうことで広報に載せさせてもらってます。あと、保健師がこういう活動でというのでコラムとかも書いていただいて載せていますけど、こちらなかなか写真等が載ってないのが事実です。その辺も考えていきたいなというのがあります。  次に、新人職員の方にポスターのモデルになってもらったり、そういった活動でしていってもらっています。特に新人職員については、私こうやって頑張っていますというのをコラムに載せさせてもらってもいいかなと思います。そういった形でどんどん知っていただくのは、本当に職員として大事なことだと思うんで、そこはもう一回ゼロベースで見直して、職員がどういけるかを考えていきたいなと思っております。ただ、行政職員ってなかなか難しくて、喜ばれる部署ばかりではないので、そこをどういうふうしていこうかなというのは悩みの種ではありますが、保健師なり技術職員なんかはどんどん出ていってもらって、顔を覚えてもらったら、そして、住民の方もお声をかけやすい体制になると思いますので、広報する利点は必ず生かしていきたいなと思います。 ○議長(河野照代君)  大北良子議員。 ○4番(大北良子君)(登壇)  (2)の清潔感があり誰もが親しめる役場を目指してということで、機構改革の際に、執務室等整理整頓していただいて、壁面も庁舎1階のところにもポスターとか貼っておりますけれども、非常に分かりにくかったり、多分整理する時間もないのかなと思うんですけど、その辺りも含めて、どんな形でというのを機構改革していただきたいなと思うんです。その辺りの整理整頓という意味で、住民の方に分かりやすくインフォメーションいけるような、機構改革をされるので部署も変わりますので、その辺りをお伺いします。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  大北議員から機構改革後のインフォメーション等ということでございます。確かに課の配置も大分変わってまいりますので、当然、今の貼ってあるポスターにつきましても、その位置ということは変わると思います。ポスターにつきましては、御答弁でも申し上げましたけども、確かにあらゆるところからポスターの掲示の依頼が来ます。それについては、昔でありましたら、カウンターにポスターを貼るのをやめようというときもあったんですが、だんだんとそういうのが1枚、2枚と増えてきまして、今はそういった状況にもなっておりますので、今後につきましては、その辺り、御答弁で申し上げましたような整理をしながら、分かりやすい、配信したい情報については皆さんの目に留まるような形で整理してまいりたいと思います。  それと、来庁者の動線につきましても、当然そういう掲示板等につきまして、看板をぶら下げまして、この位置にこういうものがあります、こういう課ですということは、全く今までと名称も変わりますので、その辺りについては整備を努めてまいりたいと思います。ただ、どうしても場所は地図で見ても分かりにくいと思いますので、最初の頃は御案内をして、こちらに変わりましたよということで、先ほど町長も申し上げておりますけど、挨拶と一緒に一つ一つこういう御案内をするというようなことにも努めてまいりたいと思います。 ○議長(河野照代君)  大北良子議員。 ○4番(大北良子君)(登壇)  最後の質問になろうかと思うんですけれども、そのインフォメーションを含めたような窓口案内であったり動線のことでインクルーシブの視点も含めた意味で、いろんな方が行きやすい、行けるという動線であるとか、そういったことも今後は導入していただけるということでいいのでしょうか。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  いろんな方が行けるといいますか、今の庁舎の形態といいますのが、なかなか通れる場所が変わりません。その中でいかに御案内をしていけるかということで、その辺りのカバーをしてまいりたいと思います。ある部分、そういう荷物が積載されているような場所についても整理をし、通りやすいような形にも努めてまいりたいと考えております。それが一つ、移動の場所の確保ということで考えておりますので、その辺りはよろしくお願いいたします。 ○議長(河野照代君)  大北良子議員。 ○4番(大北良子君)(登壇)  では、これで一般質問を終わります。 ○議長(河野照代君)  これで、大北良子議員の質問を終わります。  しばらくの間休憩します。                休憩 午前11時01分               …………………………………                再開 午前11時10分 ○議長(河野照代君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、日本共産党。松岡光子議員。 ○2番(松岡光子君)(登壇)  それでは、早速質問に入らせていただきます。  まず初めに、タクシー券についてお伺いします。  買物・通院・文化・芸術・レジャーなど、日常生活を楽しむために利用しているタクシー券について、日本国憲法第13条、第22条、第25条に関連する人権を集合した権利としての交通権の立場から考えたいと思います。  私たちは、コロナ禍で人と人との交流(交通)が関係して、生きていく上でどんなに大切かを知りました。この間、高齢者は外出を控えたことなどにより、筋力の低下などが見られました。高齢者の元気の源は交流です。交通は、人間社会を支える基本的人権であり、国民の交通する権利(交通権)と考えます。住民は、買物・通院・サークル活動・芸術鑑賞などを楽しみ、健康的に生活しています。  そのような中、播磨町は、高齢者の移動を支援するための公共交通施策として、令和3年1月から、高齢者タクシー料金助成金交付事業を実施されました、対象年齢になれば申請書が郵送で届き、申請書に身分証明書の写しを添付して返信用封筒に入れ返送するだけです。一度申請すれば、翌年度以降は申請の必要はなく、1枚500円券が年間12枚送られてきます。大変喜ばれている制度ではありますが、実施の際、コミュニティバス実現までの間という注釈がありました。バス停留所まで行けない方、公共交通機関の乗り継ぎが大変な方、そのような方にタクシー券は必要です。  そこでお尋ねします。  ①高齢者タクシー料金助成金交付対象者数は。
     ②申請件数は。  ③使用枚数、平均使用枚数及び使用率は。  ④支給枚数の引上げ、対象年齢の引下げの検討はできないか。  ⑤交通施策の理念として、交通は人権として捉え、誰一人取り残さない交通施策として、高齢者タクシー料金助成金交付事業は継続していくべきと考えるが見解は。  ⑥コミュニティバス、近隣市のコミュニティバス乗り入れ、デマンド交通など、町民の交通手段の検討の進捗状況は。  2、家族介護支援特別事業について。  家族介護支援特別事業は、高齢者を介護している家族等の様々なニーズに対応し、各種サービスを提供することにより、高齢者を介護している家族の身体的、精神的、経済的負担の軽減を図るとともに、要介護高齢者の在宅生活の継続、向上を図ることを目的とするとあります。  SDGs目標3の視点で考えてみました。あらゆる年齢の全ての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進するとあります。高齢者の家族介護者の福祉向上については、特別な施策が必要です。  6月議会において、家族介護慰労金についてお尋ねしました。不明な部分と今後の方針、考え方について質問します。  (1)家族介護慰労金とは、過去1年間、介護保険サービスを利用せずに、要介護3から5に相当する住民税非課税世帯の在宅高齢者を介護している同居の家族に対して、その労をねぎらい、家族の経済的負担の軽減を図ることを目的に支給されるとありますが、高齢者を介護している家族の御苦労は所得に関係ありません。介護保険サービスが充実してきたとはいえ、施設入所を希望している方が全員は入れるわけではありません。家族介護に頼っています。このことをどう見るかです、介護保険制度は、高齢化、核家族化の進行、介護離職問題などを背景に、介護を社会全体で支えることを目的として2000年に創設されました。しかし、全て保険サービスで解決はできません。家族介護は続きます。だからこそ、家族介護者を慰労する施策は重要であり必要と考えます。  ①要介護認定3から5の方は何名か。  ②その中で住民税非課税世帯は。  ③家族介護慰労金助成制度については、廃止している自治体もありますが、自治体独自施策として、介護者の慰労という点を重視して実施している自治体もあります。町として、所得制限の廃止、支給金額、支給方法について、受給者がいないという事態を受けて考える時期だと思うが見解は。  (2)家族介護者交流事業は、介護している家族を介護から一時的に解放し、介護者相互の交流会に参加するなど、心身のリフレッシュを図るための事業です。この事業は、全ての介護者が対象です。助成額は、年額1人当たり上限2万5,000円で、家族介護教室と一体的に実施することも可とあります。家族介護者の慰労には効果的だと考えますがいかがでしょうか。この事業も日帰りや宿泊で実施している自治体もあります。播磨町は現在実施していません。  そこで以下の質問をします。  ①家族介護者交流事業実施を検討する考えは。  ②対象者数は。  (3)徘徊高齢者家族支援サービス事業は、認知症の高齢者が行方不明となった場合等に、早期に発見できるシステムを活用して、その居場所を家族等に伝え、事故の防止を図るなど、家族が安心して介護できる環境を整備する事業です。6月議会では、あんしんキーホルダーについての答弁がありました。広い意味では認知症の高齢者家族支援になるでしょうが、ここでは少し違うように思います。高齢者等見守り・SOSネットワーク事業のほうが近い事業に思います。この事業は、認知症等の病気により行方不明になる可能性のある方などを、関係機関やネットワーク協力事業者と連携し、日頃からの見守りや行方不明になった場合に速やかに発見活動を開始するもので、事前登録を受け付けています。  ①高齢者等の見守り・SOSネットワーク事業に何名が登録されているのか。  ②認知症と診断された方の把握はどのようにしているのか。  ③この事業のネットワークとは、人的なつながりであり、一般的にいうネットワークは、パソコン、スマートフォンなどの通信端末や各種サーバーの間をつなぎ、情報の伝送を行うための通信設備のことであり、通信回線と通信機器から構成されると思っています。人的情報収集も大切ですが、限界もあります。通信設備を利用し、認知症の高齢者が行方不明になった場合等に早期に発見できる仕組みを考え、希望する家族に提供できるよう準備を進めるべきと考えるが検討は。  以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(河野照代君)  答弁、佐伯謙作町長。 ○町長(佐伯謙作君)(登壇)  日本共産党、松岡光子議員の1点目の御質問、タクシー券についてお答えいたします。  ①についてですが、令和3年度は4,733人、令和4年度は4,889人です。  ②についてですが、令和3年度で3,297件、令和4年度は3,524件です。  ③についてですが、令和3年度実績として、使用枚数は1万7,652枚、平均使用枚数は5.4枚、使用率は45.6%でございます。  ④についてですが、現時点では行っていません。  ⑤についてですが、コミュニティバスの早期実現が困難な中、代替の公共交通施策として高齢者タクシー利用券交付事業を開始いたしました。御指摘のとおり、コミュニティバスが実現した後もバス停留所までの移動が困難な方、乗り継ぎが困難な方など、タクシーの利用以外では移動が困難な方もいらっしゃいます。今後、コミュニティバスの実現に向けての検討と並行して、タクシー利用券の継続についても慎重に検討を重ねてまいりたいと考えております。  ⑥につきましては、コミュニティバスの実現に向け、近隣自治体に対し、本町への乗り入れについて働きかけを行っております。また、令和4年8月より、コープこうべの買いもん行こカーが本町においても運行されており、買物支援の一助となっております。今後も、官民様々な移動手段など合わせての検討をしてまいりたいと思っております。  2つ目の御質問、家族介護支援特別事業についてお答えいたします。  (1)の①についてですが、令和4年7月末現在で531名です  ②については把握いたしておりません。  ③についてですが、支給対象者がゼロ人ということは、重度かつ在宅の要介護高齢者に対して、介護保険サービスが適切に利用されていることと理解しております。所得制限の廃止や支給金額、支給方法については変更する予定はございません。  (2)の①についてですが、検討する考えはございません。  ②についてですが、在宅で要介護状態である方が、令和4年7月末現在で912名いらっしゃいますので、その家族の方が対象となります。  (3)の①については、現在64名の方が登録しております。  ②についてですが、介護保険の申請をしている方で、日常生活自立度2以上の方を認知症高齢者として把握しています。人数は1,000名程度でございます。ただし、介護保険の認定申請をしていない方でも認知症の方はおられますので、全数把握はできておりません。  ③については、見守りカメラの設置に合わせて検討を進める予定としております。 ○議長(河野照代君)  松岡光子議員の再質問を許します。 ○2番(松岡光子君)(登壇)  高齢者タクシー料金助成事業の件ですが、答弁としては代替として実施しているけれども、タクシー券が必要な方いらっしゃると、そういうことで継続については慎重に検討するという理解させていただきました。その中で、町長選挙のときに、対立候補の方ははっきりとそういう公約も上げてらっしゃったんですね。町民の皆さん、本当にそういう点ではあっちのほうに期待されてる方もいらっしゃいます。そういう中で、私もいっぱいそういうお声をいただいて、継続は必要だろうな、それとは別にね。憲法第25条、そういう憲法に従ってもいろんな方がいらっしゃって、その方たちが本当に人間らしく楽しく高齢期を生き生きとという意味ではは本当に必要なんですよ。令和3年度の予算では、2,222万3,000円最初上がってて、決算報告、この前資料見せていただいたら、954万円ということで、予定より必要でなかった、このことについてどうお考えでしょうか。 ○議長(河野照代君)  沖崎充世福祉統括。 ○福祉統括(沖崎充世君)(登壇)  予算のときにおきましては、交付率、使用率ともかなり高い設定を想定しまして予算を計上させていただいてます。ただ、実績としまして大分開きがあるというところでありますけれども、実は使用率につきましては、申請に対して45%と5割切ってる状況でございます。ここにつきましては、令和2年度、令和3年1月から制度が開始されて、こちらの周知徹底がもう少し工夫が要るのかなというところも、福祉グループとしては考えております。また、本人確認書類が2点必要というところで、使用に際してかなり、顔写真つきでなければ2点必要とかいう厳しい条件もつけておりますので、そこの緩和をすることによって少し使用率を上げていけたらと考えております。 ○議長(河野照代君)  松岡光子議員。 ○2番(松岡光子君)(登壇)  そうなんですね、申請とかそういうのは簡単なんですけど、使うときに写真入りの分をいうことが皆さんも大変みたいです。そこら辺の改善とともに今後考えてしていただけるものと思ってますけども、そういうふうな理解でよろしいか。 ○議長(河野照代君)  沖崎充世福祉統括。 ○福祉統括(沖崎充世君)(登壇)  もう少し使いやすい工夫というのと周知というところも必要なんですけれども、ただ、例えば、私たちシニアクラブであったりとか、地域の高齢者の方とお話しする中で、タクシーではちょっと使いづらいというところも聞いております。町内から出発、また町内に戻るというところも今規定として入れているので、そこも使いづらいところであるかもしれないんですけど、近距離でタクシーを使うというところにちゅうちょされてるというところも、お声としてはありますので、今、民間事業者からも、今回、コープとかもありますけれども、もう少し目的とか、通院とかいろんな目的に応じて、また、タクシー業者との連携も必要なんですけれども、民間での支え合いというところも他自治体でもいろんな地域で始めているところもありますので、様々な研究を重ねて、コミュニティバスとともに様々な検討を、福祉グループとしても考え、検討させていただきたいと考えております。 ○議長(河野照代君)  松岡光子議員。 ○2番(松岡光子君)(登壇)  今おっしゃったように、使いにくいというのでも、比較的75歳以上でも自転車で行けるという方もたくさんいらっしゃって、そういう意味でもらっとったら安心で、いざのときに使えるという意味で申請してらっしゃる方も多々いらっしゃるんですね。だから、そういう方もいらっしゃるということで、使用率はそういうことになってると、私は分析してるんですけれども、皆さんのお声を聞いて。そういう中で、2,200万円、こんだけは高齢者のタクシー券のために使おうということの考えで使用率まで考えてなかったとおっしゃいましたけど、そういう意味では年齢をもうちょっと引き下げていうことも考えられないんでしょうか。 ○議長(河野照代君)  佐伯謙作町長。 ○町長(佐伯謙作君)(登壇)  タクシー券の関係で御質問いただいてるんですけど、今こちらの高齢者の方の移動手段の確保については、コミュニティバス、タクシー、そして、民間の方の移動手段等があります。今それ、いろんなところから御意見いただきながらやってるんですけど、10月以降は本格的に公共交通の見直しということで、国土交通省ともタイアップしながら、播磨町の流れをどうすればいいのかを、この2か月弱の間に準備させていただいて、在り方の検討会等を持ちながら方向性を導き出したいなと思っています。なので、タクシー券だけではなくコミュニティバス、そして、民間の移動手段を全て加味した上で、皆さん、住民の方は何を求めてるのか、どれだけのニーズがあるのか、そして、どういうことを今後していかなければならないのか、よく議員の方々でも買物と病院のことだと思います。よく聞かれていると思います。なので、単一的に年齢下げてどうこうということよりも、本当に困っている人に金額はどれぐらいの金額をしていいのか。今、500円の12か月で6,000円、そして、障がいの方は別の金額がある。そういったトータル的なものを町としてもう一度見直し、今後、困っている方には金額も増やし、そして、移動手段はこういうことにすべきというのを、もう1年、2年弱かかるということは想定されましたので、その間にきっちりと方向性を導き出して、2年後、3年目ぐらいには方向性が導き出せるのかなと思います。なので、トータルベースで見直すいうことの判断を、今こちらは検討しているところでございます。 ○議長(河野照代君)  松岡光子議員。 ○2番(松岡光子君)(登壇)  先ほど年齢制限を下げた施策いうのも他の人は出してたということ、失礼な言い方しましたけども、町長は長期ビジョンを持って、今もそんな説明されましたけど、結構スケールの大きい施策を掲げて選挙戦を戦われたように私は理解してるんですね。それはそれでとっても重要なことで、播磨町もうこれ以上広げられないいうことでは、ある意味本当考えないかん時期やと思うんです。でもね、高齢者には今、先のことやなくて今なんですね。そういう意味では、先ほども言いましたようにコミュニティバス実現までの間ということは検討の中に、継続して慎重に検討ということを言われたんですけど、これについては取り消せれます。 ○議長(河野照代君)  佐伯謙作町長。 ○町長(佐伯謙作君)(登壇)  私、なにも廃止と言うてませんので、今の状況はそのまま継続させてもらって、今、大事ですよね。だから65歳にすべきなのか、65歳以上で要介護幾らお持ちの方にすべきなのか、どんどん話ししてしまいますけど、そういったことを検討しながらトータルベースで2年後にはこういったまちの交通手段があるので、ぜひ皆さん、御活用くださいというのが公表できるような形で持っていきたいと思いますので、今のやつをすぐ切ることはできませんので、継続しながら、そしてよりよい方向を導きながら、今の分の制度は今の分の流れの中で考えさせてもらいながら、2年後にはこういう形を目指しますよというのを、先ほどの答弁ということでさせていただきたいと思います。 ○議長(河野照代君)  松岡光子議員。 ○2番(松岡光子君)(登壇)  長期、2、3年はかかるということであると思うんですけどね、そういう分、住民のニーズをしっかり聞いて、施策をしていただけるいうものとして答弁いただいたと思っております。  次ですけどね、家族介護支援特別事業について、慰労金についてなんですが、いろんな市町村のことを、廃止しているところも結構多いんですね。だから、どうなんかなと思いながらちょっと調べてみますと、上田市は対象要件、国がしている対象要件では少ないんですよね。先ほども言いましたように、介護で疲れて慰労するというのは、別に所得に関係なくみんな大変なんですよというところで、私そこら辺を思って調べたら、上田市が結構そういう視点で見ておられて、介護の期間も1年以上でなくて180日、6か月とか、所得制限もなくて、ただ、市税に滞納がない、介護保険に滞納がないというところはありますけれども、結構、広く。そして、播磨町は経済的にとかいうことが播磨町の介護慰労金には書かれてるんですけど、介護慰労金と書いてるけど、介護慰労助成制度なんですよ。その制度の中にお金が加わってるんですけど、支給なんですけど、経済的というのじゃなくて慰労という面に主体を置けば、対象者も変わってくると思うんですね。播磨町は531人、要介護3からいらっしゃるいうことなんですけど、上田市は792人、介護3から5の方がいらっしゃって、事業全体のことですけど、7,920万円、決算で出てるらしいです。そういうことからして、上田市、人口多いですのでね、比較にはならないかもしれませんけど、私的には③でお尋ねしました、所得制限の廃止や支給金額、支給方法、そういうのについても検討していただきたいと思ってるんです。  支給方法については、他の町で毎月支給してるところがあるんですよ。介護の度合いが違うというか、いいです、一旦とにかくそのことで、そういう意味で再度お伺いします。所得制限、予定はないと言われたんですけど、再度御検討はできないでしょうか。 ○議長(河野照代君)  沖崎充世福祉統括。 ○福祉統括(沖崎充世君)(登壇)  前回の6月定例会でも同様に御質問いただいて、御回答させていただいてるかと思うんですけれども、こちらの家族介護慰労金の制度につきましては、介護保険の特別会計の中の支出というところにもなりますので、介護保険、また高齢者施策全体で考えていくところが必要かと考えております。もちろん介護されてる御家族の方、大変苦労されてるとは思うんですけれども、国というか全体の流れとしましては、家族だけに負担をかけるんではなくて、地域、行政一体となって地域全体でその方を支えていくという仕組みをつくっていく必要があると考えております。なので、介護保険のサービスを使ってはいけないわけではなくて、介護保険のサービスも有効に使っていただきながら、また、地域での支え合いというところの制度も使っていただきながら、こちら支えていきたいと考えておりますので、家族介護慰労金に限定して拡充というんですか、制限を緩めたりというところは、今のところは考えておりません。 ○議長(河野照代君)  松岡光子議員。 ○2番(松岡光子君)(登壇)  先ほど例に出しました上田市ですけど、これ介護保険のほうの費用じゃなくて一般財源から出てるんですね。だから、福祉的な観点というんか慰労という観点で介護保険とは関係なく、そういう施策をしているということで、だから、考えの枠を狭めないで、もうちょっと広く一般会計、介護保険のお金というんじゃなくて、そういうことも御検討していただきたいですがいかがですか。 ○議長(河野照代君)  沖崎充世福祉統括。 ○福祉統括(沖崎充世君)(登壇)  松岡議員おっしゃるとおり、家族の負担はすごく、私も介護してきた身としてすごく実感しているところではあるんですけれども、ただ、何度も申し上げて申し訳ないんですけれども、高齢者施策全般で、先ほどのタクシーもしかりなんですけれども、住民の方のニーズを、例えば、高齢者福祉計画、今年度、来年度また策定、見直しを行っていくんですけれども、その中でアンケート調査を行うなどしてニーズを把握する。また、地域福祉計画、今、策定かかっておりますけれども、その障害者福祉計画も含めていろんな方の御意見を聞きながら、必要な制度、必要なサービスが何かというところをしっかり検討していく必要があると考えておりますので、今のところ家族介護慰労金だけ特に拡充する、何か変えるというところは、繰り返し申し訳ないんですけども、考えておりません。 ○議長(河野照代君)  松岡光子議員。 ○2番(松岡光子君)(登壇)  それについてはこれで終わっといて、ただ、こういうことについては、先ほど介護保険言われたので、介護保険運営協議会を、私、どんなことをしてるのかなと思って、ネットで調べたけど、播磨町はうまいこと出てこない、ヒットできないんですね。何かもう難しい。加古川市の介護保険運営協議会がぱっと出てきて、そこの内容とか、家族介護支援事業としての介護者の集いとか、そういうのも年に12回もしてるとか、会議録も出てたりとかするんですけど、播磨町はどうなってるんですか。 ○議長(河野照代君)  沖崎充世福祉統括。 ○福祉統括(沖崎充世君)(登壇)  介護保険運営協議会というよりは、先ほど申し上げた高齢者福祉計画の中で施策を検討し、展開していくというところが基本と考えております。もちろん上位計画の地域福祉計画もあるんですけれども、介護保険運営協議会は趣旨が違うと考えているんですけど。 ○議長(河野照代君)  西田恭一保険年金統括。 ○保険年金統括(西田恭一君)(登壇)  今、介護保険運営協議会の話が出ましたので答弁させていただきます。  松岡議員がおっしゃられますとおり、播磨町におきましては、介護保険運営協議会は開催しておるんですけれども、ホームページ等では議事録等は公表しておりません。その辺につきましては、今後また改善していきたいと思っております。  内容につきましては、例えば、介護保険の事業報告をさせていただいたりとか、また、今年度も実施はしてるんですけれども、例えば、事業者を募集するときの条件とか、公募の説明をさせていただいて、もし応募があったときにはその中で審査していただくというような事務を行っております。 ○議長(河野照代君)  松岡光子議員。 ○2番(松岡光子君)(登壇)  先ほど沖崎統括が答えられた中で、多分これのことをおっしゃってると思うねんね、播磨町高齢者福祉計画、介護保険事業計画、その中の6ページに、本計画で掲げた目標の実施状況及び計画値については、播磨町介護保険運営協議会を開催し、計画の進捗状況の検証・評価を行いますと書いてあんねんけど、これがなかなかヒットしてこないいうことで、今、沖崎統括の回答なんですけど、私たち何調べるにしても、本当、資料出てこないねんね。担当課に聞きに行けばそれはいいんかもしれないですけど、お仕事のお邪魔やし、こういうのがヒットして出てくるような体制に整ってほしいなというのが、このあれとは関係ないですけど、一つ要望言いますけど、その辺どうですかね。加古川市見たら本当よう分かりますわ。資料もちゃんと添付されててね。はい、その辺いかがですか。 ○議長(河野照代君)  西田恭一保険年金統括。 ○保険年金統括(西田恭一君)(登壇)  確かに加古川市は他の協議会とかの議事録も公表してたりとかしております。その辺につきましては、播磨町におきましても今後改善していきたいと思っております。 ○議長(河野照代君)  松岡光子議員。 ○2番(松岡光子君)(登壇)  次、家族交流事業のことについて考えはなしということなんですが、それについても対象者が912名いらっしゃるということで、条件はそれぞれ違うと思うのでね、こういうのを実施したからといって参加者がどれぐらいあるかわからないです、私もね。でも、そういう実情というのは、町職員とか介護保険の担当する方々が把握されてるのでね、ぜひそういう交流の集いもね、前回、認知症カフェや何やいう説明はありましたけど、認知症だけじゃなくて、広く介護に関心のある方も含めた、当事者だけではなくて、そういう集いを介護者交流事業として、何か立ち上げていただきたいと思うんですが、その辺について再度お伺いします。 ○議長(河野照代君)  長谷川善一理事。 ○理事(長谷川善一君)(登壇)  先ほど沖崎統括からも申し上げましたけども、今年度から第10次播磨町高齢者福祉計画及び第9期介護保険事業計画策定に取りかかりますので、その中のアンケート調査の中で、その家族介護者交流事業とか、そういう家族介護慰労金とかに特化するのではなくて、そもそも充実を希望する高齢者施策として望まれている施策は何なのかいう項目をつくって、内容を含め検討した内容をアンケート調査に盛り込んで募っていきたいと考えております。 ○議長(河野照代君)  松岡光子議員。 ○2番(松岡光子君)(登壇)  他の自治体では、あえて家族の交流について、全ての自治体調べたわけじゃないですから、結構そういうことを大切に扱ってて、先ほども言いました介護保険運営協議会において、そういうこともきちっと議題に上がっておりました。播磨町は、西田統括言われましたけど、そういうテーマについては上がってきてるんですか。 ○議長(河野照代君)  西田恭一保険年金統括。 ○保険年金統括(西田恭一君)(登壇)  介護保険運営協議会におきましては、そこまで詳しい検討といいますか、御意見を、私もそんな長いこと参加はしてないんですけれども、できていないといいますか、していない部分がございます。  ただ、その施策につきましては、事業計画策定委員会の中で、先ほど長谷川理事も申し上げたアンケート調査等を参考にしながら、こういう施策が要るというようなことの御意見を頂戴しながら計画を策定しております。それに基づき事業を実施しておるところで、介護保険運営協議会におきましては、そういった事業の報告等をさせていただいて、御意見があればいただくような形を採っておりますので、介護保険運営協議会では事細かな御意見いただきながら政策を決定していっているという実情ではないんですけれども、策定委員会で政策は随時見直ししながら実施しております。 ○議長(河野照代君)  松岡光子議員。 ○2番(松岡光子君)(登壇)  ぜひ家族介護支援というので、一つ加古川市のが上がってた分が、現在、介護をしている、または介護をする予定のある者、介護や介護予防に関心のある者を対象に介護者の集い、介護者は介護者ホットカフェを開催し、認知症への理解や介護者への負担軽減とリフレッシュを図るとともに、よりよい介護の継続を行うように努めるということで、基本方針として上げられてるんですね。播磨町はこういう基本方針ということで明記された文章等はあるんでしょうか。 ○議長(河野照代君)  西田恭一保険年金統括。 ○保険年金統括(西田恭一君)(登壇)  先ほど申し上げました事業計画がそれに該当してくると思います。今、手元に持ち合わせてないんですけれども、当然、その家族への支援ですとか、地域による助け合いというような視点も入れながらの計画となっておりますので、その辺につきましては、確かに今申し訳ない、手元にはないんですけれども、播磨町としてもうたい込んでいると思います。 ○議長(河野照代君)  松岡光子議員。 ○2番(松岡光子君)(登壇)  何でも事業計画、事業を進めるに当たっては基本方針、その理念がベースにあって事業が計画組み立てられていくと思うんですね。だから、そこら辺の理念、基本方針、そういうことがとても大事だと思うんですね。あらゆる年齢の全ての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進するということがSDGsの目標3の視点で考えたら、これも私は特別な施策として必要やと思うので、ぜひ具体的に検討していただきたいと思いますが、再度お尋ねします。 ○議長(河野照代君)  西田恭一保険年金統括。 ○保険年金統括(西田恭一君)(登壇)  先ほどから話しさせていただいておりますとおり、アンケート調査をして、高齢者福祉全体でどのようなニーズがあるのかということにまず主眼を置いて、ニーズの把握に努めていきたいと思っております。  また、計画策定につきましては、第10次播磨町高齢者福祉計画、第9期介護保険事業計画ともにそういうアンケート調査を参考にしながら、来年度、策定していきますので、その中でまた議員等の御意見を参考にしながら考えていきたいと思います。 ○議長(河野照代君)  松岡光子議員。 ○2番(松岡光子君)(登壇)  (3)に行きます。  徘徊高齢者家族支援サービスについては、見守りカメラの設置に合わせて検討していくいうことですけども、他の市町村も調べましたけど、ほとんど播磨町がやってるような形が多かったです。だけど、機器を利用してされてるところもあって、その機器の費用を助成しているというところが何件かあります。ですので、見守りカメラの設置に合わせてというのは、今の状況のシステムを見守りカメラで見るということのように思うんですが、その辺どうなんですか。何を見守りカメラの設置に合わせてどのように検討されるんでしょう。 ○議長(河野照代君)  沖崎充世福祉統括。 ○福祉統括(沖崎充世君)(登壇)  昨年度から加古川市と連携して、検討させていただいているものが、見守りタグであります。そちらにつきまして、昨年度、業者から無償で数台お借りしまして、実験というんですか、職員、地域包括支援センター、社会福祉協議会など協力、シニアクラブにも協力いただいて、実際に使っていただいた次第なんですけれども、その際、問題になりましたのが、タグを検知する、タグから発信しているものを検知する機器が必要なんですけれども、この機器を町が、例えば、レンタルして、駅、各店舗に置きますと、かなり費用的にも高額になるというところあります。ただ、見守りカメラがもし設置を、町内にかなりの数、カメラが設置されれば、そこが検知機能も追加できますので、タグの導入にはたくさんの検知器が必要、検知器を同時に設置するいうところでカメラとの一体での利用が一番有効的ではないかと考えておりますので、通信機器を使ってというとこになりますと、現在、検討されてますのは見守りタグということになります。
    ○議長(河野照代君)  松岡光子議員。 ○2番(松岡光子君)(登壇)  検知する機器を貸し出してるいうところが1か所あったんですけどね、結構、初期費用がかかって、市から7,000円補助して、毎月500円の使用料が要るいうのを補助してるいうところを見つけてたんですけど、資料がどっか行っちゃいましたけど、この検知する機器、この見守りカメラの設置と、この前した、加古川市と共同でした見守りタグというのは検知機器が必要でということをおっしゃいましたけど、その見守りタグを皆さんに貸出しするとか、そういうことも含まれるという理解していいんですか。 ○議長(河野照代君)  日野統内危機管理統括。 ○危機管理統括(日野統内君)(登壇)  今回の所信表明の中で、防犯カメラ、見守りカメラについて設置を進めるということで、今現在、危機管理グループで検討しております。その中で、今おっしゃられた、見守りタグ、そこについても併せて検討しております。いろんなやり方がありまして、例えば、今、沖崎統括が申し上げましたような形で、例えば、それはカメラでも何でも構わないんですけれども、検知器を町内に設置しまして、それに検知をさせて場所を把握するといった方法。それから、携帯でも位置情報が、多分、皆さん携帯お持ちであるかと思いますけども、GPSですね、それで検知するという方法。何点かあると聞いております。今現在、そちらの部分も含めてどういったやり方が一番経費的なこともそうですし、効果的なこともそうですし、当町に適しているかという観点で、今、危機管理グループでいろんな事業者の意見聴取も行っておりますので、今の段階では見守りタグ、どういったものが適切なのかは明確にお答えはできないんですけれども、やり方としてはそういった個々の機械に対してGPSが働く機能の部分と、そうではなくて、検知システムを周辺に設置して検知すると。大きな流れとしてはその2つ。そのGPSの機能のところにつきましては、一部市町で補助してるということは聞いております。  以上でございます。 ○議長(河野照代君)  松岡光子議員。 ○2番(松岡光子君)(登壇)  先ほどの最後ちょっと聞き取りにくかったんです。何か。 ○議長(河野照代君)  もう一度答弁お願いします。 ○危機管理統括(日野統内君)(登壇)  詳しい資料は持ってはいないんですけれども、一部市町でGPS型の見守り機能の部分、機種本体なのか、通信料なのか、定かではないんですけれども、そこに対しての補助をしているという市町は聞いたことがございます。 ○議長(河野照代君)  松岡光子議員、残り3分です。残り時間に注意してください。 ○2番(松岡光子君)(登壇)  小型の電波発信機を貸与する事業もあちこちのところで載ってました。播磨町は播磨町に合った方法で、高齢者の認知機能の衰えた方が早期に発見できるシステムをぜひ進めていっていただきたいと思います。その辺、安心しとってよろしいでしょうか。 ○議長(河野照代君)  佐伯謙作町長。 ○町長(佐伯謙作君)(登壇)  まだ数か月ですけど、ここまで話しできるところまでこぎつけましたので、しっかりと今後、大局から見ながら住民の皆さんが安心・安全に暮らしていただけるカメラの導入を進めてまいりたいと思っております。 ○2番(松岡光子君)(登壇)  以上で終わります。 ○議長(河野照代君)  これで、日本共産党、松岡光子議員の質問を終わります。  しばらくの間休憩します。                 休憩 午後0時01分               …………………………………                 再開 午後0時59分 ○議長(河野照代君)  休憩前に引き続き会議を再開します。  次に、日本共産党、野北知見議員。 ○1番(野北知見君)(登壇)  通告に従いまして、以下、3項目について質問いたします。  1、水道料金改定による住民への影響について。  コロナ禍での生活も3年になり、住民の皆さんの暮らしに様々な影響が出ています。特に、食料品や日用品をはじめ電気代等の公共料金の引上げなど物価上昇が相次ぎ、住民の方々の生活はますます厳しい状況となっています。  またこの間、働く方の賃金の上昇は、物価上昇に追いつかず、高齢者の年金も一律に引き下げられたことから、現役世代の方も年金生活者の方も厳しい生活を余儀なくされている方が増えています。  令和5年度から、本町の水道料金改定が予定されており、本議会で改定の上程もされております。住民の方たちへの影響がさらに大きくなることが予想されます。  そこで、令和5年度からの水道料金改定による住民への影響について、以下の質問をいたします。  (1)コロナ禍や、昨今の社会情勢の影響もあり、物価上昇が相次いでいる中、生活が厳しくなっている住民の方に、今回の料金引上げは大きな影響を与えると考え、以下の質問をいたします。  ①コロナ禍による生活困窮者の増加、働く方の賃金が物価上昇に追いついていない現状、また、年金生活者の年金額が引き下げられている状況で、令和5年度から水道料金の増額改定を行うことに対して、住民への影響は考慮しなかったのか。  ②考慮したのであれば、どのような点を考慮したのか。  ③今回の料金改定内容は、単身世帯など使用料の少ない世帯の負担が一番大きくなっている。節水や節約に努めている世帯に対しての引上げ率が高い。この世帯は低所得の世帯が比較的多いと思われるが見解は。  ④水道は、住民生活にとって必要不可欠なライフラインであり、料金の増額改定は、住民生活に大きな影響を及ぼす。この点を踏まえ、激変緩和措置の検討は行わなかったのか。  (2)昨今の社会情勢を鑑み、生活困窮世帯に救済措置が必要であると考え、以下の質問をいたします。  ①生活に余裕のある世帯にとっては、今回の引上げは仕方のないことと受け止める住民も多いと思うが、問題は生活困窮世帯である。社会福祉の観点から、何らかの救済措置が必要だと考えるが、見解は。  ②一般会計からの繰出金について。令和2年3月の公益社団法人日本水道協会「水道事業における公費負担のあり方について」には、福祉減免に係る経費の必要性について「地方公共団体における社会的配慮として実施する福祉施策等である水道料金の低料金制度、減免措置などは、地域の特性に応じて一般会計等が実施する福祉施策にほかならず、独立採算を旨とする公営企業の水道料金収入で負担する性質のものではないことから、当該経費の全部について、一般会計等において負担すべきと考える」と記載されており、繰出基準に加えられるべき経費となっている。実際に社会福祉施策の一環として、福祉減免を行っている市町も多い。  本町も、社会福祉施策の一環として、低所得世帯への福祉減免制度創設の検討を行い、生活困窮者への救済を行うべきと考えるが、見解は。  2、幼稚園の完全給食化について。  令和5年度から、播磨西幼稚園が認定こども園に移行することに伴い、播磨西小学校との親子給食が実施されます。  移行される認定こども園では、2号認定だけでなく1号認定の子供も給食の提供があるため、他の幼稚園の保護者から、幼稚園給食実施のニーズが高まっています。  佐伯町長の公約にも幼稚園の完全給食化を掲げられていることから、住民の期待も高く、早期実現が望まれることから、幼稚園の完全給食実施について、以下の質問を射たします。  ①完全給食の実施時期についての目標はいつ頃の予定か。  ②現在、学校給食並びに令和5年度以降の認定こども園の給食は、自校方式または親子方式である。幼稚園給食実施に当たって、どのような提供の方法を考えているのか。  ③播磨小学校、蓮池小学校、播磨南小学校で給食室の改築工事が行われ、播磨西小学校でも現在、改築工事中である。この新しく整備された施設を幼稚園との親子方式として給食を提供することは可能か。  3、新型コロナウイルス感染症対策について。  新型コロナウイルス感染症の発生から早くも3年が過ぎようとしている中、全国的に過去最高の感染者の発生が続いています。昨年のデルタ株が主流であった第5波に比べて、この夏の第7波の感染者は約10倍です。亡くなられた方は4倍にもなっています。このように、連日多くの感染者の発生による医療機関の逼迫の影響から、コロナ陽性となってもほとんどの方が自宅療養を余儀なくされていることから、家族全員が感染し、生活に大きな困難を抱える家庭や、独り暮らしの方は孤独と不安の中での療養をせざるを得ない状況となっています。  自宅療養中や介護施設等での療養中に容体が急変し、医療へのアクセスができないまま亡くなられた方も報告されており、大きな問題となっています。  そこで、今後の新型コロナウイルス感染症対策について、以下の質問をいたします。  ①佐伯町長の公約で、コロナに打ち克つとして、町民が安心してワクチンを接種できる体制・仕組みの構築とあるが、現行の接種体制の問題点は何か。  ②さらにどのような体制を目指しているのか。  ③発熱外来について、現在、兵庫県が公表している町内の医療機関は7か所であるが、今後、体制の強化を考えているのか。  ④現在、コロナ陽性者が急激に増加していることもあり、ほとんどの患者は自宅療養を余儀なくされている。基礎疾患がなければ治療薬の処方はなく、解熱剤のみである。私ごとで恐縮ですが、コロナ陽性後、加古川健康福祉事務所からの連絡は一方的なメッセージのみで、その内容もMy HER-SYSへの入力案内等で、双方向のつながりは一度もなかった。容体が急変しないかなどの不安の中、何らかのつながりの必要があると考えるが、見解は。  ⑤3年間続いているコロナ禍であるが、まだまだ収束の兆しは見えない。感染者が増えれば重症化する方や亡くなる方も増加する。今後、感染者へのサポートについて、本町で考えていることはあるか。  以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(河野照代君)  答弁、佐伯謙作町長。 ○町長(佐伯謙作君)(登壇)  日本共産党、野北知見議員の1点目の御質問、水道料金改定による住民への影響についてお答えいたします。  (1)の①及び②についてですが、水道料金については、地方公営企業法第21条の規定により、公正妥当でかつ能率的な経営の下における適正な原価を基礎とし、健全な運営を確保することができるものでなければならないとされています。このことから、現在の社会情勢による物価高騰は、企業外の要因によるもので、水道事業で対応できることではございません。現在の物価高騰が住民生活や企業活動に多大な影響を生じていることから、その負担の軽減を図るため、町の施策として、水道料金の基本料金6か月減免を実施しているところであり、その財源として、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充てることとしております。  ③についてですが、水道事業は多くの施設を保有しており、配水する水道水の量にかかわらず固定的に発生する費用の割合が高くなっており、基本料金の割合を増やす必要がございます。改定案では、口径13ミリメートル、20ミリメートル、基本料金の改定率は1.62倍、2か月で税込み550円の増となっています。個人所得の把握は、水道事業ではできませんが、生活困窮により支払いが困難で、分割納付の相談に応じている方のほとんどが家族での使用となり、料金が変動する世帯でございます。  ④についてですが、今回の改定は、公益社団法人日本水道協会の水道料金算定要領に基づき検討を行っておりますが、資産維持率を標準とされる3%で算定すると、約20%の改定となり、上下水道運営委員会において、負担が大きいとの意見もあり、2.5%で算定を行っております。  また、原則どおり算定すると、全体の料金収入に占める基本料金の割合は倍増することから、激変緩和措置として、全体の料金収入に占める基本料金の割合を25%程度に抑えるとともに、口径13ミリメートル、20ミリメートルについては、10立方メートルまでの使用水量区分を新たに設定し、現行単価よりも低い80円に設定しております。  (2)の①についてですが、これまでに国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金や国庫補助金を活用し、様々な臨時交付金が支給されるとともに、社会福祉協議会が窓口である緊急的な生活福祉資金貸付が行われているため、現時点では町単独での生活困窮世帯への新たな救済措置を行う予定はございません。窓口において相談を受けた際も、県民局による生活保護申請や福祉会館の生活困窮相談につなげたり、神戸の冬を支える会など、県の生活困窮者自立支援機関と連携、食料支援など相談者の状況に応じた対応を行っております。  ②についてですが、一般会計からの繰出金については、年度ごとに総務省から通知があり、その基本的な考え方に沿って繰出を行った場合は、その一部について、地方交付税等により措置されるものでございます。  令和2年3月の公益社団法人日本水道協会の報告書では、福祉減免に係る経費を繰出基準として加えるべきと提言されておりますが、令和4年度通知においても対象となっておりません。  本町としては、福祉対策として様々な方策を講じている中で、さらに町単独で福祉減免制度を創設するのは困難であると考えております。  2点目の御質問、幼稚園の完全給食化についてお答えいたします。  ①についてですが、給食実施につきましては、令和8年度の予定であります。  ②についてですが、播磨幼稚園、蓮池幼稚園の給食につきましては、蓮池小学校との親子給食を考えております。  ③についてですが、蓮池小学校の給食棟につきましては、児童数が多く、現在の配膳室が手狭な状況であります。したがいまして、配膳室の拡張を行い、幼稚園給食に対応していく予定でございます。  3点目の御質問、新型コロナウイルス感染症対策についてお答えいたします。  ①についてですが、現在、高齢者等への4回目のワクチン接種を中心に実施していますが、町内の医療機関の御協力により、順調に接種が進められているものと認識しております。  1回目、2回目の初回接種や3回目のワクチン接種については、接種が済み、新たにワクチン接種を希望する方が少なくなっていましたが、第7波で感染者が急激に増え、初回接種や3回目のワクチン接種への希望者が増加したことから、4回目のワクチン接種枠に加え、初回接種及び3回目接種枠を拡張する必要があり、予約枠の設定やワクチン接種協力医療機関との調整に苦慮している状況でございます。  今週以降には、オミクロン株対応ワクチンの接種が開始されることが想定されておりますが、1回目、2回目の初回接種についても継続して受入れが必要となることから、接種体制の見直しが課題になると思っております。  ②についてですが、初回接種を含みワクチン接種を希望される方が速やかにワクチン接種ができる体制を目指します。今後は、使用するワクチンの種類が増えることから、誤接種を防ぐ仕組みの構築が必要であると考えており、新しいワクチンの詳細が決定しましたら、接種に御協力いただける医療機関と調整し、オミクロン株対応ワクチンの接種体制を整備したいと考えております。  なお、今後のワクチン接種についても、集団接種及び個別接種によりワクチン接種を推進したいと考えております。  ③についてですが、県では必要な検査体制が確保され、感染防止対策が講じられている医療機関を、発熱等診療検査医療機関として指定しています。  今後の体制の強化ということですが、指定は県の権限業務となっておりますので、町には権限がなく、お答えすることができかねます。  ④についてですが、医療逼迫を回避するため、軽症者等には自宅療養を基本に症状に応じた療養が実施されています。保健所からのショートメールで案内されるMy HER-SYSは、陽性者御本人がスマートフォンやパソコン等で自身や家族の健康状態を入力できる健康管理機能です。My HER-SYSから御入力いただいた情報は、管轄している保健所へ反映、共有されるため、陽性者の状態を迅速に把握し、適切なフォローが可能となります。また、県では、自宅療養者からの健康相談等に24時間対応する、自宅療養者等相談支援センターを開設し、自宅療養者をフォローアップできる体制を整備しています。  新型コロナウイルス感染症患者が急増し、保健所や医療機関の業務は逼迫しています。患者の命と健康を守る業務を最優先して取り組むため、御理解と御協力のほどをよろしくお願い申し上げます。  ⑤についてですが、感染者の詳細情報については、県の健康福祉事務所が把握しており、本町では感染者の詳細情報は持っておりません。このたび、兵庫県からの依頼で実施しました抗原検査キットの配布ですが、本町では住民からの申請に対して、当日に届けております。このように、町でも実施、そして、お手伝いできることは県と協力していきたいと考えております。 ○議長(河野照代君)  野北知見議員の再質問を許します。  野北知見議員。 ○1番(野北知見君)(登壇)  再質問いたします。  1番の水道料金に関しては、これまでも議会等でいろいろ質問いたしまして、公営企業会計の考え方、現状を私も理解しておるつもりで、今回の引上げについても、今後の安定した水道事業のためには必要不可欠であるということももちろん説明を何度もいただきましたので、それには理解しておりますし、この9月定例会の最終日に予定されております今回の改正につきましても、気持ちよく私も賛成したいと思いまして、こういった質問を、特に公営企業会計の事情は分かっておりますが、昨今の住民の方々の経済状況とか社会情勢を鑑みて、そういったことに対する影響について、お尋ねしたいなと思って取り上げさせていただきました。  ①、②関係あるんですけども、今まで御説明いただいた引上げの必要性は、先ほども申しましたが重々承知しております。その上で、住民への影響についてということで質問させていただいたんですが、従来どおりのこういった値上げ、引上げの必要性という答弁だったと今も思っておりますので、この引上げについては、15%はぎりぎりだと私も思っております。でもそれはまず一旦置いておきまして、住民の皆さんの影響についてはどうなのかという点について、もう一度回答いただきたいんですが。 ○議長(河野照代君)  答弁、高見竜平理事。 ○理事(高見竜平君)(登壇)  上下水道運営委員会、それから、監査法人にお願いしていろいろと第三者機関という形で調査をさせていただいております。それまでの間に、経営戦略、アセットマネジメント、水道ビジョンという中で、まず、水道事業の継続性の問題、それから、住民に対する影響ということで、非常に右左のバランスを考えながら、今回、料金値上げという改定に提案させていただいた理由でございます。  中でも、御質問の中にあったように、緩和的な措置も視野に入れた上で、必要最小限で基本料金が550円上がった形になっています。単価も下げた理由は、そういうところも酌んでさせていただいたのが影響です。  水道では、生活困窮者の所得が業務上、知り得ることができません。ですけど、支払いの中で御相談があった部分等については、従前もそうなんですけど、協議させていただいて分納、滞納になってしまった場合も、ただ単にぽんと訂正するのではなくて、文書を送らせていただいた中で提出に至るまでの間にそういう調査もしております。困窮者等々の方々に関しては、分納制度もありますので、そういうとこらを酌んでいただいたらなと考えております。 ○議長(河野照代君)  野北知見議員。 ○1番(野北知見君)(登壇)  今、滞納の話は、後でその話もお聞きしようかと思ってたんですが、住民の皆さんの影響いうことで、まず、激変緩和という言葉といいますか、この上下水道運営委員会の答申書にもそういった文言がありまして、激変緩和に関する事項があるんですけども、私、一般的な激変緩和は、一度に引き上げるのは影響があるので、それを段階的に引き上げるという意味での激変緩和は大体通常、私の認識だったんですけど、この答申書に書かれているのは、例えば、最高単価の引上げ幅は最小限にするとか、大口使用者の負担軽減を図ること、あるいは他に基本料金の改定については1.5倍程度にとどめることというような文言もあるんですけども、その1.5倍程度にとどめるとなってるんですが、一般家庭の基本料金は1.62倍になっているんですね。激変緩和という観点であれば、まず1.62倍を一気にするんではなくて、答申書にもあるように1.5倍程度にまずはとどめる。そして、時期を見て段階的に引き上げるという考えもあったと思うんですけど、その辺はどうなんでしょうか。 ○議長(河野照代君)  高見竜平理事。 ○理事(高見竜平君)(登壇)  シミュレーションをやっていくわけなんですけども、料金改定を2回に分けても考えております。算定要領の中で水道料金は非常に物価に左右されるところがどうしてもございます。ですので、5年ぐらいをめどに算定要領を定めてくださいというのが指針等々にあるわけなんですけど、今回、改定を2回に分けて実施することも検討しておりますけども、今回、令和5年度から令和9年度までの5年間という形にしてます。その中で不足する額を料金改定で賄うという形になりますので、現在14.6%改定を必要という形で上げさせてもらってるんですけど、2回に分けると、1回目の改定で不足する額を2回目の改定でどうしても補うような形になります。現有資産の中で、改定で5年、10年いう形に中で見ていくわけなんですけど、そこで2回に分けることによって不足するのが出てきます。上げ方を低減に抑えたときに、次のステップでぼんと上がってしまうので、そういうのも運営委員会の中でもんでもらった結果、カットした金額で14.6%程度のという形でさせていただいてますので、その辺りの検討も、緩和措置の中ではいろいろと検討はしてきましたということです。 ○議長(河野照代君)  野北知見議員。 ○1番(野北知見君)(登壇)  激変緩和についての検討はしたけど、企業会計内での今後の安定供給いう観点から、それは採用に至らなかったということだとは思うんです。確かに水道企業の公営企業として公的に水道は皆さん使うものだから、なるべく安価にとどめたいというお気持ちはもちろんあられると思いますし、そういうことも伝わってきております。ただ、それを伺ったとしても、小口使用者の負担が、今回の引上げでは大きいのかなと思うんですが、その辺は分かって認識されているいうことなんですか。 ○議長(河野照代君)  高見竜平理事。 ○理事(高見竜平君)(登壇)  水道の小口の使用のメーターがございます。播磨町に関しては13、20、25、40、50、75ミリメートル、100、125ミリメートルという形でございます。全体の97.8%を占めてるのが13ミリメートル、20ミリメートルのメーターでございます。使用水量の中で、生活にも密着するんですけども、その中で基本料金単価の550円に至った経緯は、必要最小限でその辺も配慮した上での金額と考えていただいたらなと思っております。 ○議長(河野照代君)  野北知見議員。 ○1番(野北知見君)(登壇)  小口使用料、13、20ミリメートルの口径が9割以上ですから、そこを引き上げなければ全体としては厳しいという御答弁だと思います。それはよく分かってるんですけど、次、(2)にも関係して、先ほどの支払いについての困難な方に対することも触れていただいたんですけど、料金が、昨今、社会情勢で景気悪い中での引上げいうことですので、支払いが困難になる世帯が増えないのかという心配が、まず私はあるんですけど、その辺はどうでしょうか。 ○議長(河野照代君)  高見竜平理事。 ○理事(高見竜平君)(登壇)  資料になってしまうんですけど、改定案の作成に伴う検討事項の中で、対応策がございます。案としまして、基本料金の改定の上限現行料金は何倍程度というのがあるんですけど、今、御質問の中にあるように、家庭用で使われる、いわゆる一般家庭で13ミリメートル、20ミリメートルについては、10立方メートルまでに新たな段階の料金の低い単価を設定するのを決めております。  それと、あと、小さいメーター、小口径者に対しては、増額幅の負担を少ない範囲にとどめるという案で検討しております。
     上がることによって料金の滞りが出てくるかはあるんですけど、現状としまして、100円やったら大丈夫、300円やったらアウトかというのが分かりかねるところがございます。非常に料金改定を行ったときに、私らも気になるのが、支払っていただけなかったら上げた分だけが滞納額になってきますので、料金改定するに至った上で、1回目、2回目の検針の中でどのぐらいの支払い率があるのか。口座でぽんぽんと落ちてしまう分にはなかなか分からないところがございます。納付書で振り込んでおられる方もおられますので、その辺の動向を見ながら、もし滞るようであれば、あらかじめそのような相談も窓口ではやってますので、料金改定、上げたときにはそういうような対応で考えていきたいなと考えております。 ○議長(河野照代君)  野北知見議員。 ○1番(野北知見君)(登壇)  支払いが難しくて相談に来られる方が、今もあるかなとは思うんですけど、その対応として、未納とかそういうことになってるような状況はあるんでしょうか。 ○議長(河野照代君)  高見竜平理事。 ○理事(高見竜平君)(登壇)  まず、水道料金の回収の考え方にもなってきます。平成26年から令和2年ぐらいの資料になるんですけど、口座振替が全体の七十数%を占めております。ですので、口座で落ちる分は、上げ幅にもよりますけども、そんなに落ちないですよというのは、今までヒットというのはほとんどというほどありません。ある分については、催告、督促みたいな形でしていきます。納付書払いのが、最近、平成26年、約7%あったのが、令和2年で4.85%、全体に占める納付書払いが減ってきております。恐らくこの辺りが滞る可能性が高いのかなと。あともう一点、コンビニ払いもございます。これについても16%から18%に逆に上がってきております。便利な制度で上げていただいてますので、水道事業としてもそういうようなデータを取りながら、分析して、滞納整理とか、支払いに対しての督促に努力している状態ですので、当然、上がれば滞納率は出てくる可能性も非常に高いということも認識した上で事業に当たっていきたいと考えております。 ○議長(河野照代君)  野北知見議員。 ○1番(野北知見君)(登壇)  これは今後のことですので、それは増えないかとは、私は心配してますけど、それに対しての未納になる率とか、そういうのはまだ分からないんですけど、先ほど社会福祉の観点から、①の答弁書で貸付けとか、そういった制度についてあるような答弁があったんですけども、水道料金のこういうのってそういうものはあるんですか。 ○議長(河野照代君)  高見竜平理事。 ○理事(高見竜平君)(登壇)  (2)の①についてですがというところの中で、恐らくお話しさせてもらった、回答させてもらった分だと思います。福祉の貸付けという観点なんですけど、水道事業では、申し訳ないですけどそういう制度はありません。ただ、福祉施策の中でそういう事業があるということで、今回、回答の中に入れさせていただいております。担当理事が今日いませんけども、その辺、協議した上での御回答をさせていただいておりますので、お困りの際は現福祉グループになるんですかね、そちらでの御相談もありかなと考えております。 ○議長(河野照代君)  沖崎充世福祉統括。 ○福祉統括(沖崎充世君)(登壇)  コロナ禍の関係で、生活福祉資金貸付につきましては、社会福祉協議会が窓口となっておりますので、そちらで様々な生活での困窮相談を、水道料金も含めて生活に困っておられる方の相談を継続して受けておる状態です。 ○議長(河野照代君)  野北知見議員。 ○1番(野北知見君)(登壇)  ①に関しては、生活困窮世帯の方にとって救済措置を考えていただければなと思ってそういうことも書いたんですけども、それに関連しまして②では、公営企業会計ですので、企業会計内での減免ができるとか、そういうふうに求めてるのではもちろんありません。企業会計の中では本当努力されて、料金をなるべく抑えて、今後のことも考えておられるのは、今までも何度も説明していただきましたし、私も分かっておりますので、このたびの社会福祉施策として減免制度の検討について、②で書かせてもらっています。これについては、この②の文言にも書いてあるんですけども、一般会計や基金等積立金からしなさいとは書いておりません。でも、一般会計等において負担すべき、今後のことで書かれておりまして、そういう項目としては入ってるとは私も言ってはいないんですけども、ただ、例えば、災害とか、今回のコロナ禍の関係でもそうなんですけども、こういった災害に係る経費であるとか、福祉減免に係る経費などについては、新たに繰出基準に加えられるべき経費であるとは書かれております、公益社団法人日本水道協会でも。ですから、それにのっとって実際に、兵庫県内でも減免制度を設けておられる自治体が幾つか実際にあります。そういったこともありまして企業会計ではなく一般会計から、社会福祉という観点から、生活困窮世帯に対して何らかの福祉減免の創設、それはもちろん他の市によってもいろいろあります、高齢世帯で低所得の方とか、独り親世帯の方とか、障がいのある方がおられる世帯とか、使用料の少ない世帯の方とか、そういったそれぞれ各自治体で特色のある減免制度を行っておられる市もおられます。ですから、これを検討することはやぶさかではないんじゃないのかと思うんですね。実際に検討したけどこういう理由で財政の問題でなかなか厳しいですということはあっても検討の結果ですから、私らも納得できると思うんですが、町長はどうなんでしょうね。検討するということもできないでしょうかね。 ○議長(河野照代君)  佐伯謙作町長。 ○町長(佐伯謙作君)(登壇)  水道料金の話だけで限定されたら厳しいところがあるんですけど、今おっしゃったように災害だとか、コロナ禍で本当に厳しい社会情勢であるのは誰しもが分かってる中で、ということで今、国から交付金とか下りてきて、水道料金が半年間、基本料金を見させていただくという施策を、播磨町では取らせてもらってます。野北議員の質問の意図はもう本当に重々分かるんですけど、水道料金だけには固定せず、先ほどおっしゃったように、社会福祉全体でどうあるべきなのかという御質問については、そこは水道料金という焦点を当てられてしまったらそれは無理ですけど、全体の中でいかなる施策をどう考えるのかは、私に対しての本当に大きな宿題やと御理解いただいてもらえれば結構かなと思います。災害だとか何か起きたときにはきっちりとそういう対応はしないといけないんですけど、確かに今ルールありません。今どこまで苦しければどう出すかという基準もありません。なので、私がまた勉強させていただいて、そういった社会福祉の本当の困っているところの施策をどうすべきかという考え方をお示しできるように検討を進めてまいりたいなと思います。 ○議長(河野照代君)  野北知見議員。 ○1番(野北知見君)(登壇)  今、町長から水道料金に限定しては難しいけど、社会福祉という全体面で検討の土台には入れていただけるかなという認識を持ちました。今後、検討を進めていただいたらと思っております。兵庫県内ですごくそういうの力入れておられる市町が宍粟市みたいで、電話させていただいたんですけども、財源は一般財源であるということで、それぞれ生活の厳しいいろんな、高齢者、独り親とか、いろいろと障がいのある方とか。明石市ではそこまでいってなくて、高齢の独り暮らしの方の所得制限があるということで、近隣ではそんな感じで、他にもいろいろユニークで、加西市は子育て応援という形で多子世帯と独り親世帯、これは上水道じゃなくて下水料金なんですけど、そんなことを取り組んでおられる、子育て応援ということで。いろいろこういうこともありますので、ぜひ今後、生活に困難な方に寄り添う播磨町であってほしいということで、そういった検討を引き続いてよろしくお願いしたいと思います。  そして次、幼稚園の完全給食化について再質問いたします。  実施目標ということで、令和8年、約3年後を目標にされている、それについては理解しております。  そして、②に関しまして、蓮池小学校との親子給食を想定されているということで、これは播磨幼稚園、蓮池幼稚園、どちらも蓮池小学校ということで答弁いただきまして、そのための施設の拡張をされるということで3年かかるということの理解でよろしいですか。 ○議長(河野照代君)  佐伯謙作町長。 ○町長(佐伯謙作君)(登壇)  おっしゃるとおりでございます。 ○議長(河野照代君)  野北知見議員。 ○1番(野北知見君)(登壇)  拡張せずにそれを想定して設備ができていれば、もっと早くできたのかなとは思いますけども、既存設備を、拡張はあるけど活用してということになりますので、導入費用に関しては多少なりとも軽減はされるのかなと思います。  そうすると、小学校との親子給食ということですので、アレルギー対応なんかも現在の学校で行っているそういう対応と同等で引き続いて行う形で行われるんでしょうか。 ○議長(河野照代君)  堀江昌伸教育総務統括。 ○教育総務統括(堀江昌伸君)(登壇)  野北議員おっしゃるとおり、アレルギーの対応につきましては、小中学校と同様の対応をいたします。 ○議長(河野照代君)  野北知見議員。 ○1番(野北知見君)(登壇)  親子給食いうことで、他市ではセンター方式が多い中、なかなか優れた形で実施予定されてると思います。  次に、給食費に関してなんですけども、小学校、中学校、幼稚園ということですので、質はほぼほぼ同じで、量が少し、小学校1としたら中学校少し多くなって、幼稚園少し少なくなるという感じだと思うんですけども、給食費もそういった副食の材料費なんかで決められるというような予定でよろしいんでしょうか ○議長(河野照代君)  堀江昌伸教育総務統括。 ○教育総務統括(堀江昌伸君)(登壇)  給食費については、先のことですのでまだ未定なんですけども、先日の認定こども園の条例制定の際に、1食300円とお答えさせていただいたと思うんですけども、その300円が、一つの指標になるのかなと考えております。 ○議長(河野照代君)  野北知見議員。 ○1番(野北知見君)(登壇)  認定こども園に関しましては、保育の観点からおやつ代も含めているということですので、幼稚園だったら学校と同等にそういうおやつ代はあまり含めないかなと思いますので、 ○議長(河野照代君)  ちょっとすみません、野北議員、聞こえにくいのと、ちょっと広範囲にわたりますので、論点まとめて、要点をまとめてください。 ○1番(野北知見君)(登壇)  分かりました。  では、給食費に関してはおやつ代は含まれないので、認定こども園よりかは低くなると思っててよろしいですか。 ○議長(河野照代君)  堀江昌伸教育総務統括。 ○教育総務統括(堀江昌伸君)(登壇)  幼稚園の給食につきましては、認定こども園は300円と先日お答えさせていただいたんですけども、幼稚園の場合も一時預かりの保育がございますので、その辺りを勘案いたしまして、今後、検討してまいりたいと考えております。 ○議長(河野照代君)  野北知見議員。 ○1番(野北知見君)(登壇)  すみません、細かいことをちょっと聞きまして、まだ3年後ということですので、期待して待っております。  3点目で、新型コロナウイルス感染症対策について、①、②に関しては、ワクチンに関しまして、現在、私も思ってましたけど、順調に体制を組まれてるし、進んでるなと思っておりまして、その公約にさらなる体制の拡充と書かれてたので、こういった質問を入れさせてもらいました。今後、また種類が増えるということなので、今のその体制を拡充されているいうことで理解いたしました。  その件はいいんですけど、③につきまして、発熱外来、確かに県の管轄なので、7か所あるんですけども、私が新型コロナウイルス感染症になってしまって、時期も悪かったんですけども、8月13日のお盆の最初の日で、幸いにも1か所だけ対応していただける医療機関があったので、その日に検査を受けることができたんですけども、連休とか、これから正月休みとか、いろいろあります。そういうときにこういう体制という名前が上がっていても、実際に検査が受けられるかどうかが、特に連休とかの場合に大丈夫なのかなという心配がありましたので、こういった質問項目を加えたんですけども、県の管轄いうことですので、町としてはお願いベースということぐらいではできるんでしょうか。 ○議長(河野照代君)  佐伯謙作町長。 ○町長(佐伯謙作君)(登壇)  職員時代ではなかなかできなかったんですけど、私もこうやって首長にさせていただくようになりましたので、保健所だとか、市民病院だとか、医療センターとか、働きかけれるところには働きかけて、権限は全く町には本当にないんですけども、そういった働きかけさせていただいて、助けてくれという声は上げれますので、開けることができなくても開けようとする姿勢と、住民を守りたいという気持ちは各団体等に伝えていきたいなと思います。精神論で非常に申し訳ないんですけど、今、県と町の関係というたらそういう関係でございますので、そこら辺も町にも権限いただけるようなことも、国や県に訴えていきたいなと思います。 ○議長(河野照代君)  野北議員、3分前です。残り時間に御注意ください。 ○1番(野北知見君)(登壇)  もう一つ、私は検査に行ったときはまだ熱も7度5分程度で、他の症状はあったんですけども、自分で車も運転できる状態であったので検査できたんですけども、私よりもっと交通手段のない方は、公共交通を使うわけにはいかない場合は、家族の方がいれば何とか行けるのかなと思うんですけども、アクセスがすごく心配になったんですね。それで、例えば、あるタクシー会社ではそういったコロナの患者を乗せれる対応をしているタクシーも走ってるとこもあるとお聞きしまして、一時1万人以上、県内で発生したのが、5,000人ぐらいになってはいるんですけども、今後また冬になってまた増える可能性もありますので、そういった交通手段は、町でできるということまでは言えないんですけど、そういうお願いというのか、そういう対応できるようなタクシー、そこまでお願いすることはできるんでしょうか。 ○議長(河野照代君)  坂上哲也すこやか環境統括。 ○すこやか環境統括(坂上哲也君)(登壇) 今、町では、そういった搬送できる車は準備してないんですけども、保健所ではそういった車も準備されております。ただ、感染者が急増する中では、なかなか皆さんのところにそういった車を回すことは難しいとは思いますが、そういった車も用意されている部分はありますので、そういったことをできるだけ活用してやっていくべきかなと。あと、民間会社につきましては、今の時点ではそのようなお声がけとか協議等はさせてもらってはない状況ではございます。基本的にはまず保健所に御相談いただくのが今の現状かなとは感じております。 ○議長(河野照代君)  野北知見議員。 ○1番(野北知見君)(登壇)  保健所にそういった相談は、休日でも保健所は対応していただけるんですか。 ○議長(河野照代君)  坂上哲也すこやか環境統括。 ○すこやか環境統括(坂上哲也君)(登壇) 基本的に県では24時間対応しておりますコールセンターとかも設けております。まずはそういったところで御相談いただくのが現実的な対応ではないかと考えております。 ○議長(河野照代君)  野北知見議員。 ○1番(野北知見君)(登壇)  私がなったのはそういった休日のときでしたので、休日重なったときに保健所とかはなかなかそれは難しいということと、県のコールセンターもパンクしているような状態でしたので、こういうことが、つながらないということが一番不安なんですよね。ですから、町もワクチンに関してはフリーダイヤルとかあるんですけども、それも平日のみですので、何か休日につながってられるような体制があればいいなと思うんですけど、町独自でそういうのを設けるのはなかなか難しいとは思うんですけど、今後連休とかそういうときに何らかの対応ができるような方法は考えられないでしょうか。 ○議長(河野照代君)  坂上哲也すこやか環境統括。 ○すこやか環境統括(坂上哲也君)(登壇) それぞれ機関によって担う役割が異なってくるのかなと思っております。基本的に感染症対策につきまして、地方保護法に基づいて設置されている保健所の業務となっております。全てなかなか町では他のところまで対応できないというところもあります。また、町では新たな感染者を少しでも少なくできるよう、ワクチン接種の推進に努めておりますので、町が実施できることを最優先に、町では努めていきたいと考えております。 ○議長(河野照代君)  野北知見議員。 ○1番(野北知見君)(登壇)  なかなか町単独で対応するのは難しいのは、私も認識しております。ただ、患者になった立場として、保健所からの連絡は一方的なメッセージだけで、入力してくださいと言われても、最初は熱もあるし、そんな入力しようかと思ってもなかなか気力もない、そういうときにそういうメッセージだけだったというのが、問題かなと思って、こういう質問をさせていただいたんですが、その辺について、なかなか答えるのは難しいと思うんですが、最後に何かお答えいただいたらと思うんです。お願いできませんでしょうか。町長。 ○議長(河野照代君)  佐伯謙作町長。 ○町長(佐伯謙作君)(登壇)  医療も逼迫しております。答弁でも申し上げさせてもらったんですけど、そこは皆さんの御協力をいただいて、脱コロナに向けて皆さんとともに戦って、感染症に勝つように御協力のほどどうぞよろしくお願いいたします。 ○1番(野北知見君)(登壇)  どうもありがとうございました。これで質問を終わります。 ○議長(河野照代君)  これで、日本共産党、野北知見議員の質問を終わります。  しばらくの間休憩します。                 休憩 午後1時49分               …………………………………                 再開 午後2時10分 ○議長(河野照代君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、宮宅 良議員。 ○3番(宮宅 良君)(登壇)  それでは、通告に従いまして、3項目の質問をいたします。  まず、1項目め、持続可能な行政経営ついて。  (1)町財政の在り方は。  財政政策の手段には、歳出面からのアプローチである財政支出政策、歳入面からのアプローチである租税政策や公債政策などがあります。持続可能な行政経営において、財政政策は極めて重要な要素であり、積極財政なのか緊縮財政なのかで将来に大きな影響を及ぼします。  そこで以下の4点について質問します。  ①中長期の町財政の見通しは。  ②公会計研究所所長の吉田 寛氏は、子供にツケを回さない財政運営の実現に資することを目的に、同研究所を設立している。その手段として、市長のバランスシートと市民のバランスシートの分割を行っている。具体的な成果物として、栃木県大田原市の市長と市民のバランスシートを作成している。この市長のバランスシートで見えてくるのは、将来の税金であり、子供にツケを回さない財政状況を可視化することができる。本町も採用すべきと考えるが、見解は。  ③播磨町公共施設等総合管理計画の第5章維持管理・更新等に係る経費の見込み、5.1公共建築物の維持管理・更新等に係る経費の見込みに、試算によると、2021年から2050年までの30年間での従来型の経費見込みは、約367.5億円となり、長寿命化改良などの対策を実施した場合の経費見込みは、約329.7億円、30年間で約37.8億円の縮減が見込まれます。ただし、30年間の財政許容額は313億円と想定され、現在の試算結果と比べ16.7億円の不足が発生しますとある。財政政策と密接な関係にあるが、この試算結果をどのように受け止められているのか。  ④積極財政と緊縮財政のどちらを選択されるのか。また、その内容は。  (2)Well-Beingの高いまちづくりを。  Well-Beingとは、GDPのように国内で産出された付加価値の総額を豊かさとして単に指標化するのではなく、幸福度を豊かさの指標に組み込んでいくという考え方です。鎌倉市では、Well-Beingを中心に、世界一幸福な共生社会を構築するため、鎌倉スーパーシティ構想を掲げ、鎌倉市の幸福感と住みやすさのデジタルツイン構想として、Well-Beingを共創する、デジタルで課題を解決する、まちのハードをリデザインする、この3つのレイヤーが連動するトータルデザインをスーパーシティ構想に位置づけています。持続可能な行政経営には、まちの仕組みも大きな要素であると考えています。  そこで以下の3点について質問します。  ①Well-Beingに対する認識は。  ②本町では、協働のまちづくり宣言やSDGsの理念を取り入れた第5次播磨町総合計画などを策定している。協働や共生社会に向けた取組とWell-Beingは親和性が高い。Co-Societyの進展、Society5.0に向けた取組を含め、Well-Beingの高いスーパーシティを目指すべきだと考えるが、見解は。  ③鎌倉市では、デジタルで課題を解決するとしており、総務省においては、2020年代に向けた固定通信分野の競争政策の在り方の現状と2020年代に向けた課題の中で、コンテンツの大容量化、モバイル・トラヒックのオフロード、基地局回線の需要増大等により、固定通信と移動通信は相互補完を果たすため、設備・サービスの両面での固定通信の重要性がますます高まっていると示している。  本町の中央公民館や福祉会館、各コミュニティセンターなど、公共施設の特性や特色に合わせて固定通信を充実させ、当該施設を利用する団体などへ固定通信または固定通信と無線LANルーターの併用などによる大容量・高速通信や、部屋の利用時間と同様の通信利用時間などの環境を整備し、地域や団体による協働のまちづくりやデジタルによる課題解決のインフラとして支援すべきと考えるが、見解は。  次に2項目め、教育環境の充実について。  (1)不登校への早期支援を。  令和元年10月25日に、不登校児童生徒への支援の在り方についての通知が文部科学省から出されました。通知内容は、不登校児童生徒数は依然として高水準で推移しており、生徒指導上の喫緊の課題となっております。教職員研修等を通じ、全ての教職員が法や基本指針の理解を深め、個々の不登校児童生徒の状況に応じた支援等を行うことができるよう努めるとともに、不登校児童生徒に対する教育機会の確保等に関する施策の推進を図っていただくようお願いしますと求めています。  そこで以下の4点について質問します。  ①同通知1、不登校児童生徒への支援に対する基本的な考え方、(1)支援の視点として、不登校児童生徒への支援は、学校に登校するという結果のみを目標にするのではなく、児童生徒が自ら進路を主体的に捉えて、社会的に自立することを目指す必要があることとある。本町の全ての教職員が理解し、実践しているのか。  ②同通知2、学校等の取組の充実、(1)児童生徒理解・支援シートを活用した組織的・計画的支援として、不登校児童生徒への効果的な支援については、学校及び教育支援センターなどの関係機関を中心として組織的・計画的に実施することが重要であり、また、個々の児童生徒ごとに不登校になったきっかけや継続理由を的確に把握し、その児童生徒に合った支援策を策定することが重要であること。その際、学級担任、養護教諭、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー等の学校関係者が中心となり、児童生徒や保護者と話し合うなどして、児童生徒理解・支援シートを作成することが望ましいこととある。初期段階から作成しているのか。  ③同通知2、学校等の取組の充実、(3)不登校児童生徒に対する効果的な支援の充実8、児童生徒の立場に立った柔軟な学級替えや転校等の対応として、教員による体罰や暴言等、不適切な言動や指導が不登校の原因となっている場合は、不適切な言動や指導をめぐる問題の解決に真剣に取り組むとともに、保護者等の意向を踏まえ、十分な教育的配慮の上で学級替えを柔軟に認めるとある。不適切な言動や指導をめぐる問題があった場合に、直ちに解決に向けて取り組める体制は整備されているのか。  ④学校に行きたいと思っていても、学校側に問題があれば結果的に不登校になってしまう。問題が生じた場合は早期に改善し、児童生徒が安心して通える学校にすべきだと考えるが、見解は。  次に3項目め、共生社会の実現について。  (1)総合相談窓口の機能強化を。  播磨町基幹相談支援センターについては、令和2年12月定例会、令和3年12月定例会の一般質問などにおいて取り上げてきました。同センターにおける重層的支援のさらなる充実とともに、地域福祉計画の包括的な支援体制の一翼を担っています。地域福祉計画の目的は、地域共生社会の実現であり、その実現のためには包括的な相談支援体制の重要性を認識しなければなりません。ゆえに、総合相談窓口は、単なる相談の振り分けやファーストコンタクトとしての位置づけであってはならず、地域福祉計画と対になるものでなければなりません。  そこで以下の2点について質問します。  ①播磨町基幹相談支援センターでは、優秀な人材を確保できているが、任期付職員であることから、知識や経験の継承問題は依然残されている。同センターにおける体制を再構築すべきであるが、現在の体制が適切な体制であると考えているのか。  ②相談支援は、包括的な支援の核となる重要なものであり、土台部分が脆弱であれば、初期対応が遅れ、問題の長期化や複雑化、相談者との信頼関係の構築に多大な影響が出てしまうことなど、相談支援の重要性を認識しなければならない。今後、策定される地域福祉計画の実施においても、総合相談窓口の充実や機能強化は喫緊の課題であり、最重要課題として取り組むべきと考えるが、見解は。  (2)地域公共交通の充実を。
     令和3年12月定例会の一般質問において、コミュニティバスの早期実現として、近隣自治体との連携や広域連携における検討の加速化が必要であり、積極的な交渉をすべきに対し、コミュニティバスの導入に向けては、今後も引き続き近隣自治体との連携や広域連携も踏まえ検討を進めてまいりますとの答弁がありました。  一方で、コミュニティバスの実現に時間を要していることからも、多様な地域公共交通の選択肢も必要になっています。  そこで以下の3点について質問します。  ①コミュニティバスの早期実現、近隣自治体との連携や広域連携における検討の加速化が必要であり、積極的に交渉すべきと述べてきたが、これまでの答弁を継承されるのか。  ②町福祉タクシー利用券や町高齢者タクシー料金助成券を交付しているが、交付枚数の算定基礎として、当該利用券及び助成券に登録している福祉輸送限定事業者及び運送事業者の運賃の経年推移を調査してるのか。  ③②の交通困難者を取り巻く環境が変化する中で、対象となる者の範囲拡大や交付上限枚数の引上げ等を検討すべきと考えるが、見解は。  以上です。 ○議長(河野照代君)  答弁、佐伯謙作町長。 ○町長(佐伯謙作君)(登壇)  宮宅 良議員の1点目の御質問、持続可能な行政経営についてお答えいたします。  (1)の①についてですが、毎年、今後10年間の収支見通しを作成しており、その中で、人件費や扶助費の変動、あるいは投資的事業の見込みを基に試算しております。今後10年間におきましても、義務教育施設をはじめとする公共施設やインフラ施設の老朽化対策を行いつつ、新たな政策とのバランスを図りながら、持続可能な町財政運営に努めてまいります。  ②についてですが、財政状況を分かりやすく可視化することで、住民の皆様と共通認識を持つことは、今後の行財政改革を進める上で重要と考えております。御提案のあった指標が、財政の見える化や職員の意識改革にどのように活用できるのか、今後、事例等について調査研究してまいりたいと考えております。  ③についてですが、まず、歳入面において、より積極的に国や県の補助金や財源措置のある有利な地方債が活用できるよう、それらの情報収集や利用条件となる計画の策定、見直し等について継続的に取り組んでまいります。  また、歳出面からは、ランニングコストを抑制しつつ住民サービスを充実させるための複合化、包括管理等をいかに導入するのが効果的か検討してまいります。  ④についてですが、いまだ収束の見通せない新型コロナウイルス感染症の影響がある一方で、積極財政か緊縮財政かといった二極的な考え方ではなく、投資すべきところへは投資し、抑制すべきところは抑制するといった双方のバランスを図りながら進めてまいります。  (2)の①についてですが、Well-Beingとは、心身ともに健康で社会的に満たされた状態などと定義されており、日本に限らず多くの国において注目されています。また、地域や職場内においても、Well-Beingを高めることが重要とされており、社会全体への浸透が必要不可欠であると認識しております。  ②についてですが、本町では、第5次播磨町総合計画のキーワードでもある協働により、地域活動の解決に向けた取組を進めてまいります。SDGsの目標3、全ての人に健康と福祉をの英語の原文は、Good Health and Well-Beingとなっており、SDGsの達成の観点からもWell-Beingは重要な要素であると考えております。デジタル技術の活用がWell-Beingの向上に期待されていることから、本町におきましても、スーパーシティに関する国の動向に注視しながら、持続可能なまちづくりに努めてまいります。  ③につきましては、本年度、公共施設における来庁者等の利便性向上や情報発信の強化等を目的に、公衆無線LANとして、播磨フリーWi-Fiを、役場をはじめ町内8か所の公共施設に設置し、本年7月より運用を開始したところでございます。現在、設置しております公衆無線LANは、主に各施設のロビーに設置しており、各施設全体にWi-Fi環境を構築できるものではございませんが、まずは住民の方がデジタル情報に気軽に触れていただく機会を増やしていくことを目的としております。その上で、町内各施設の特性や施設利用者のニーズ等を把握しながら、施設ごとに適切なデジタル化を進めることが必要であると考えております。  3点目の御質問、共生社会の実現についてお答えいたします。  (1)の①についてですが、現在、総合相談と障害者基幹相談支援センターの相談専門員として、フルタイムの任期付職員が1名、週2日のスーパーバイザー的役割を兼ねた任期付職員が2名で運営しています。また、週2日勤務していた任期付職員の退職に伴い、公募によりフルタイムの任期付職員1名を募集しています。この体制が適切かどうかについては、昨年度に相談員が1人もいなくなった時期から比べますと、相当に充実してきていると思っております。本年1月からフルタイムの任期付職員が確保できたため、相談はもとより他機関連携についても中心的存在となって、大きく相談支援体制が前進しております。ただ、1人で全てを担うのは困難であることから、新たに同様のフルタイム職員を募集しております。今後、包括的な総括支援体制を進めていく上で必要不可欠である相談員の確保、人材育成に努めてまいりたいと思っております。  ②につきましては、相談支援は単純な相談の振り分けではなく、包括的な支援体制でなければなりません。そのための土台となる部分である総合相談窓口の充実は、共生社会の実現のためにも核となる最重要課題であり、地域福祉計画においても目指すべき方向を示していきたいと思っております。  (2)の①につきましては、コミュニティバスの実現に向け、近隣自治体に対し、本町への乗り入れについて働きかけを行っております。また、令和4年8月より、コープこうべの買いもん行こカーが本町においても運行されており、買物支援の一助となっております。今後も官民様々な移動手段などを合わせて検討してまいります。  ②についてですが、交付枚数、使用枚数、契約タクシー事業者ごとの支払い実績については把握しておりますが、福祉輸送限定事業者、タクシー事業者の運賃の経年推移については調査しておりません。  ③についてですが、コミュニティバスの早期実現が困難な中、代替の公共交通施策として、高齢者タクシー利用券交付事業を開始いたしました。御指摘のとおり、コミュニティバスが実現した後もバス停留所までの移動が困難な方、乗り継ぎが困難な方など、タクシーの利用以外では移動が困難な方もいらっしゃいます。今後、コミュニティバスの実現に向けての検討と並行して、タクシー利用券の継続についても慎重に検討を重ねてまいりたいと考えております。 ○議長(河野照代君)  続いて、平郡秀幸教育長。 ○教育長(平郡秀幸君)(登壇)  2点目の御質問、教育環境の充実についてお答えいたします。  (1)の①についてですが、通知を基に伝達講習を行うなど、共通理解及び実践に努めているところでございます。  ②についてですが、初期の段階から欠席の状況や指導の状況等を関係者や関係機関が情報を共有できるようにしております。また、各学校においては、定期的に不登校対策検討会議を実施しております。特に、継続的で困難な事案に関しては、不登校になったきっかけや指導の状況、経過についてまとめるとともに、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー等の専門家をはじめ、ケース会議を開催するなど個別に対応しております。  ③についてですが、教員による体罰や暴言は、児童生徒に対する人権侵害に当たります。このようなことは絶対にあってはならないことです。不適切な言動や指導に対しても、学校だけでなく、教育委員会としても組織的な対応ができるように努めております。  ④についてですが、不登校を生み出さないために、保護者や児童生徒と日常から信頼関係を築くように努めることが大切です。また、不登校対策は、早期発見、早期対応が大切であると考えられます。学校側の問題点は早期に改善し、児童生徒が安心して通える学校にするために、教員とともに研さんに努めていきたいと考えております。 ○議長(河野照代君)  宮宅 良議員の再質問を許します。  宮宅 良議員。 ○3番(宮宅 良君)(登壇)  それでは、再質問をいたします。  今回は、新体制後の初めての一般質問ということで、基本的な考え方とかビジョンを聞いていけたらなと思っております。  それでは、まず1項目めの持続可能な行政経営についてから再質問をいたします。  ここにも書いてありますとおり、私、これまで行政経営という言葉をよく使っているんですけども、これは今までみたいに行政を運営するだけではなくて、経営感覚を持ってやっていくべきだなという思いからなんですけども、これについて、新体制として行政運営をしていくのか、それとも、経営感覚を持った行政経営に努めていくのか、まずそこを確認したいと思います。 ○議長(河野照代君)  佐伯謙作町長。 ○町長(佐伯謙作君)(登壇)  私が役場に入った頃は、まだまだそういう言葉が全然出てきてない時代で、行政に勤めだしたのを非常に覚えてます。ただ、もう今の時代、マネジメントしなさい、マネジメントしなさいということで、行政もそういったことで言われています。ただ、民間手法と行政が今までやってきた分といったら大分乖離がありますので、一気に民間手法を取り入れると、なかなか住民の方にも御理解いただけないところがあると思いますので、その辺はどの辺までいったらいいのかというのは、私世代はもう全てその辺を認識しながら財政運営、そして行政も行財政運営していますので、じっくりと職員と相談しながら、どういう形がいいのか、そして、公表もしていかないといけないと思うんです。今、10年つくりましたと私、回答しましたが、今それ皆さんの目の届くところにはないはずなんです。私もそれ自分で担当のときにつくってたん忘れてたぐらいですので、だからそれをきっちりと公表しながら、どういう運営をしていくのかが、本当にそれこそが見える化を一番したい部分でございますので、将来の10年の見通し等をきっちりと見える形にしながら、実際のバランスシートというようなことも言っていただきましたけど、その辺の手法がどこまで民間の部分を取り入れていけばいいのか検討しながら、今から勉強していきたいなと思っています。 ○議長(河野照代君)  宮宅 良議員。 ○3番(宮宅 良君)(登壇)  ぜひそういう方向で進めていただきたいなと思います。  そういった中で、僕も経営感覚の中で今回、緊縮財政と積極財政についてお聞きしたんですけども、御答弁いただいたとおり、こんなことは2つに1つかということではないので、おっしゃるとおりだなと思うんですけど、この緊縮財政については、一般的に財政再建ということで言われてます。この財政再建派の方の主張が、プライマリーバランスの均衡ということをよく言われてます。播磨町のプライマリーバランスはどうかなということで、財務諸表を見たんですね。今、公表されてるのが令和2年度が一番最新になりますので、令和2年度のキャッシュフローの業務活動収支と投資活動収支の合計が、いわゆる基礎的財政収支、プライマリーバランスになりますので、そこを見ますと、約9.1億円の赤字になってるんですね、この部分をいかに受け止めておられるのかないうことで、まずここを確認したいと思います。 ○議長(河野照代君)  佐伯謙作町長。 ○町長(佐伯謙作君)(登壇)  投資の部分も入ってるんですよね。その辺の部分なんですけど、今、計算上に入れてる部分が、私自身もまだどこまで入っているかというのが認識できてない状況です。その辺の部分も見ないと、投資って担当者のレベルでこれ入れとけ、入れてないというのが、はっきり言ってそういうレベルなんですよ。だからきっちりと、本当にこれはすべき事業なのか、すべき事業でないのかというのは、ちょうど私、今変わり目ですので、逆にもっと悪くなるんやったらどうすればいいのかというのを、先ほど申しましたように歳入を取りにいくだとか、国や県に働きかけて、そこは国・県事業にしていただくとか、いろんな方法ございますので、しなければいけない事業は行政ですのでしなければならないし、ここはもういいんじゃないかといったら引いたらいいと思いますし、そこの将来見通しのすべき事業をもう一回ちゃんと私、自分の目で見詰めながら取捨選択して、答えを出したいなと思っております。 ○議長(河野照代君)  宮宅 良議員。 ○3番(宮宅 良君)(登壇)  僕もまさにそこがポイントだなと思っていまして、大変共感するところではあるんです。私自身、緊縮財政はあまり好まなくて、積極財政、先ほど言われた町長のやり方が、ワイズスペンディングというやり方になるので、僕もそれはぜひ進めてほしいなと思うんですけども、そのときに大事になるのが、これまで申し上げてきたEBPM、証拠に基づく政策立案がこれから非常に重要になってくる。ぜひその視点を持ってこれから政策立案に当たっていただきたいなと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  前回一度宮宅議員から御質問いただきました、EBPMの件でございます。ちょうどあのときにPayPayの金額の件で、話に合わせていただいて出されたと思うんですが、これについては、今回、改めて費用、予算を措置するものに限ってはそういうものも考えていきながら予算を措置していきたいと考えております。ですから、今、町長が積極的財政か緊縮財政かの選択の中においては、それぞれ重点的なものについては重点的に行うということで、EBPMの内容に基づいて、これについては十分な資産を充当しながら、それに基づいて、十分な予算を措置することによって返ってくるものというものも将来に向かってあると思います。ですから、その辺もEBPMの中で、政策、施策のロジックモデルも含めて考えていきながら、そういうものについては今後予算編成を行うということで考えております。 ○議長(河野照代君)  宮宅 良議員。 ○3番(宮宅 良君)(登壇)  ぜひ、この③のとこで申し上げてます、公共施設等総合管理計画におきましても、その視点を持ってしっかり財源不足を補えるような、夢のあるような、そういう施策をやっていっていただきたいなと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(河野照代君)  佐伯謙作町長。 ○町長(佐伯謙作君)(登壇)  きっちりと今から、本当に全事業を一から見直しさせていただいて、今後、必要かどうか検討しながら、チャレンジさせてもらう事業も公約でも言わせてもらってます。誰かが声を上げないと何も始まりませんので、今回あえて声を上げさせてもらいました。そして、そのまちづくりができるよう鋭意進めていきたいと思いますので、皆さんの御協力よろしくお願いします。 ○議長(河野照代君)  宮宅 良議員。 ○3番(宮宅 良君)(登壇)  次に、この②のところのバランスシートの件なんですけども、御答弁でしっかりした御答弁をいただきましたけれども、今回の、先ほど言いました令和2年度の財務諸表の中のバランスシートを見ると、固定負債と純資産、右側の部分ですね、ここの差引きをして、現役世代とか、過去に負担が来ていると評価をされてるんですけども、それではなかなか将来的なものを評価できない。じゃあ、それをどう評価するのかというときに、市長のバランスシートと市民のバランスシートに分けることが非常に効果的だ、どう市長のバランスシートを分けるかというと、固定負債と固定資産のほうの投資その他資産の部分と流動資産を見ていくんですけども、借金をした額と、それに見合うだけの流動資産ですね、お金とかそういうところが増えていけば、それは効果的な投資になるわけですよね。それを毎年度、4年間に分けて比較していくと、実際、将来負担がどうなったのかという評価指標になるんですね。これは本当に簡単に一つはできる部分があって、この専門家による深い部分だけではなくて、さっき言うた部分でも評価は十分できますので、ぜひそういう物差しを持って、毎年毎年評価しながら予算編成に活用いただけたらなと思いますけど、いかがでしょうか。 ○議長(河野照代君)  佐伯謙作町長。 ○町長(佐伯謙作君)(登壇)  本当に新しい御提案、面白い内容やと思います。ちょうど機構改革も10月から始まりますので、新しい行財政のメンバー組まれていきますので、そういった新しいことにもどんどん各部署チャレンジしてもらいたいと思いますので、いい機会ですので、本当に検討させてもらいたいなと思います。 ○議長(河野照代君)  宮宅 良議員。 ○3番(宮宅 良君)(登壇)  この項は終わりにして次に行きます。  次に、Well-Beingに移りたいと思います。  これについては、先ほどいろいろ御答弁いただきまして、それについては十分理解もできるし、いい答弁をいただいたなとは思ってるんですけども、今、播磨町で協働を進められています。これは本当にいい動きだなということで期待もしているところであって、これをぜひ成功していただきたいなと思うんですけども、この協働というのが、財政が先立ってしまうと、何だか行政がやってたものを何か押しつけられてるのかなと、もし誤解されたり勘違いされると、たちまちその協働が根づかなくなってしまうんじゃないかなという不安があるんですね。そうではなくて、このWell-Beingをしっかり掲げて、Well-Beingの達成を図るために、それぞれが持ってる強み、それを発揮しながら問題を解決していく、そのためのWell-Beingが必要じゃないかなというふうに思って、今回、質問させてもらったんですけど、そこについてはいかがお考えでしょうか。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  Well-Beingといいますと、単純に訳しますと福祉とか幸せとかいう意味がございますけど、今の宮宅議員の御質問の中の内容でございましたら、それぞれ個々の人が心と体の健康を保ちながら持続的にこのまちで過ごしていくというようなことが可能になるというように理解しております。その中で協働の事業というのを結びつけた場合、協働に参加するものは皆さん、自分のそういう強み弱みを共にそこで生かしていけるということで、その人々が、町からの、今、宮宅議員の誤解が招かれる押しつけということではなしに、それぞれ皆さんがお困りのことに対してそういうものについての解決を図っていくということで、そういうものが高まってこようかと思います。今回、鎌倉市のスーパーシティの例を挙げられておるんですけど、それについてもSociety5.0というICTを活用して、そういう世界をつくっていこうということで御提案をされている御質問やと思うんですけど、確かにそういった利便を活用しながら、そういう世界をつくっていくと、それぞれのものがそういうものに対して理解をし、そこに参画するのは、決して市町だけでなしに、住民、それともステークホルダーといわれる企業とか、皆さんが参画して、そういったものをつくっていくということが一つの提案として上がっておりました。ですから、そういう中でこそ宮宅議員のおっしゃる、そこに協働が生まれてくるのかなと考えております。 ○議長(河野照代君)  宮宅 良議員。 ○3番(宮宅 良君)(登壇)  その部分についてはよく理解できるんですけども、これからの行政は、今までみたいにサービスを提供するというよりかは、そういう協力関係の場を構築していく。それをつくっていく、提供していくという、いわゆるプラットフォームビルダーに転換していくということが言われてるんですね。先ほど町長も別の答弁でおっしゃってましたけども、要は何でもかんでも行政がやる時代ではないと、行政がやるべきこと、地域でお願いすること、解決できること、そういうことをこれから新しい視点を持ってやっていく。それが大事で、その中の一つが協働だと思うんですね。先ほども言いましたけど、協働が目的になっては駄目なんです。協働はあくまでも手段であって、目的はWell-Beingのようなそれぞれの幸福度、その幸福度の分け方も、個人としての幸福度と地域としての幸福度、この鎌倉市は分けてるんですけども、そういう部分をしっかり目標として持ったほうが、協働というのがうまくいくんじゃないかなということで申し上げてるんですけど、改めてそこのお考えをお聞かせください。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  確かにそれぞれの幸福度というのがあろうかと思います。なかなか今のところそういったところの理解は、私は至っておりませんけども、そういうものを目指して、今後、新政権の下、頑張っていきたいと思います。 ○議長(河野照代君)  宮宅 良議員。 ○3番(宮宅 良君)(登壇)  ちなみにこのWell-Being、ふわっとしたような感じで幸福感は、みんなそれぞれあるんじゃないかなとお思いかも分かりませんけども、実はこれ定量的評価をしてるわけなんですね。要するに主観的指標と客観的指標、それに基づくレーダーチャートがありまして、それによって問題を可視化する、これができるようになってまして、具体的に言うとデジタル庁が、このベータ版ではありますけども、そういうものを公開してるんですね。ぜひ、なかなか取っつきにくい部分もありますけども、そういう部分の研究も進められて、もし可能な範囲で活用できるのであれば、一度そういうことをしてみてもいいのではないかなと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(河野照代君)  岡本浩一理事。 ○理事(岡本浩一君)(登壇)  今後いろんな方面でそういったものの導入もあろうかと思います。今、宮宅議員のおっしゃった件についても、それを含めて研究もしていけたらと考えております。 ○議長(河野照代君)  宮宅 良議員。 ○3番(宮宅 良君)(登壇)  この項については終わります。  次に、学校関係の2項目めに移りますけども、少し今、播磨町の学校において、不登校支援については課題を持ってるのかな、それについては改善の必要があるのかなと思うんですけど、その辺りの考え方はいかがでしょうか。改善すべきことがあるんじゃないのかなと思うんですけども、その辺の認識はいかがでしょうか。 ○議長(河野照代君)  西野直樹学校教育統括。 ○学校教育統括(西野直樹君)(登壇)  常に不登校問題は継続した課題ではあります。私どもも決してこのことを置き去りにすることなく、研究したり、それからまたいろんな会を開いたり、また、研修をしながら、教員の資質向上も目指してます。ただ、何分不登校に関しましてもいろいろ環境が変わったり、複雑化している中で、なかなか教員だけでは対応できないケースが増えております。そこで、宮宅議員からの御指摘がありますように、SSW、また、スクールカウンセラーを活用しながら、また、時には専門機関にも依頼しながら、それと、最近ではフリースクールとか、そういったところに通われている不登校の方もいますので、そういったところの連携もさらに強化が必要かなと考えてます。まだまだ足らないとこあるかもしれませんけど、一つ一つ丁寧に解決していきたいと考えております。 ○議長(河野照代君)  宮宅 良議員。 ○3番(宮宅 良君)(登壇)  この①のところで、学校に登校するということの結果のみを目指さないいうことをなかなか共有できてないんじゃないかな。現場レベルでは、それを目的にやってしまってるところがあるんじゃないかなと思うんですね。そこは、これから統一的な考え方として共有すべきことだと思うんですね。研修だけではなかなかちょっとできてないんじゃないかなという不安があって、そういう思いもあるんですね。ぜひ今後、そこについてはしっかりとした改善をしていただきたいなと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(河野照代君)  西野直樹学校教育統括。 ○学校教育統括(西野直樹君)(登壇)  研修だけでは足らないということも十分分かっております。ただ、いま一つ大きな課題は、保護者の理解が一番大切で、保護者が学校に行かないことに対して罪悪感があったり、世間体があったりいうことで、子供が学校に行かないことで非常に悩まれて、学校にも学校に行けるようにしてほしいということで、保護者の強い要望があります。それに対してしっかり学校が子供の状況を保護者と共有しながら、今、宮宅議員が言われたこの令和元年の通知に基づいて柔軟な対応ができるように、そういった学校の仕組みを再編する意味でも、こちらのほうから声をかけていきたいと思っております。 ○議長(河野照代君)  宮宅 良議員。 ○3番(宮宅 良君)(登壇)  ②のところの児童生徒理解・支援シート、この活用が少し弱いんではないかなというところと、あと、子供を中心にする、児童生徒を中心にするという部分が少し、それについても弱いと僕は感じるんですけども、そこについてはどのような認識でしょうか。 ○議長(河野照代君)  西野直樹学校教育統括。 ○学校教育統括(西野直樹君)(登壇)  これに関しましても、かなり長い間ここに取り組んでます。決して私は弱いとは感じておりません。むしろ、一覧表をつくったり、また、個別にシート、それからまた小中の連携いうことで、小学校と中学校の先生が引継ぎであったりいうことをしております。ただ、それ以上になかなか不登校が全国的にも高止まりであって、まだまだ増加しているのは、非常に深刻ないろいろな問題があると考えてます。ですので、今後もこのシートをさらに改善の必要があるんであれば、しっかりと見直していこうと考えております。 ○議長(河野照代君)  宮宅 良議員。 ○3番(宮宅 良君)(登壇)  子供に関しては、子どもの権利条約があって、日本は批准しました。それから長い時間がたって、ようやく来年4月からこども基本法が施行されます。その法律の中で中心的なものは、権利の主体は子供なんだということですね。子供の参加を認めていこう、参画を認めていこうという考え方の中で、今まで教育分野は枠外にありましたけども、これからはこども家庭庁と文部科学省がグラデーションになって協力してやっていくという流れになってます。この不登校についても、ぜひその子供目線、子供の意見を聞く、そこを中心に置いて、我々の中に答えがあるのではなくて、子供の心の中に答えは全てあると思ってるんですね。だからそういう声を反映する、声を聞く、そういう仕組みというんですか体制が必要だと思うし、このシートについてもそういう部分を重きを置くような改善はこれから必要だろうと思うんですけど、そこはいかがでしょうか。 ○議長(河野照代君)  西野直樹学校教育統括。 ○学校教育統括(西野直樹君)(登壇)  私も当然そのことが大事だと思っております。以前、弁護士といろいろ相談する機会があって、そのときにも、子供が主体であると、子供の意見を最優先しなくちゃいけないということで、保護者、お父さんお母さんでも意見が違うかったんですけど、その保護者にも、子供の気持ちをということで、子供に一番寄り添うというのが大切。これに関してもまだまだ学校で不十分なところがあったり、行き届かないところがあるかもしれませんが、今後も引き続きしっかりと教育委員会として声をかけていきたいと思っております。 ○議長(河野照代君)  宮宅 良議員。 ○3番(宮宅 良君)(登壇)  ここの項については最後になるんですけども、ぜひ不登校で、今という大切な時間を失うことのないように、学校は学校としての責任をしっかりと果たしていただきたい、そのように思うんですけども、最後にそこの考え方をお願いします。 ○議長(河野照代君)  西野直樹学校教育統括。 ○学校教育統括(西野直樹君)(登壇)  最初に宮宅議員が言われたように、学校に来ることが最終目的ではないということを踏まえながら、子供の学びの保障というところで、今、ICTを活用したり、また、フリースクールと連携いうことも非常に課題ではありますけど、取り組んでいるところです。様々な子供の状況に応じてしっかりと対応できるように、これからも努めてまいります。 ○議長(河野照代君)  佐伯謙作町長。 ○町長(佐伯謙作君)(登壇)  播磨町総合教育会議の責任者は、今、町長なんですね。昔は教育委員会と切り離されたという中で言われてたんですけど、私もこの不登校の問題は、もう本当に総合教育会議の長としまして、本当にほっとけないというか、もう多岐にわたって非常に難しい状況であります。今、宮宅議員の議論と教育委員会の議論を見せていただきまして、本当に皆さんそれぞれが一生懸命頑張ってるんですけど、でもそれでも足りない。何が足りないか、行政が絡んでいかないと、今の時代、学校も無理やと思うんです。ということで、コミュニティ・スクールとかという言葉が頻繁にささやかれるようになりまして、地域が入っていかないと学校に行けないという、そして、地域で動かしていきましょうよという、今、流れにどんどんなってきてます。なので、今後は行政もちゃんとお話をお聞きしながら、教育委員会と合わせて、そして、教育委員会でも学校でもできないことは、行政が請け負わないといけないと思いますので、その三者連携をきっちりとしながら、この子に対してはどのことが一番適切なのか、この子供についてはどういう対応が一番適切なのかをきっちりと見極める体制を、行政もきちんと参画させていただいて、今後は三者の中で寄り添いながら対応させていただくシステム、形をつくらないといけないと思いますので、制度設計は行政もこれからお手伝いさせてもらって、子供の不登校の問題には取り組んでいきたいと、私は思ってます。それをきっちりと次の予算編成から反映できるように、今、着々と考えている、準備させてもらっているところでございます。 ○議長(河野照代君)  宮宅 良議員。 ○3番(宮宅 良君)(登壇)  それでは、3項目めの共生社会のほうの総合相談のほうに移りたいと思います。  ①の基幹相談支援センター、これ本当に、以前に比べてすごくよくなったなと、これは私もすごく評価しておりまして、よくなったなと実感しているところなんですけども、まず、重層的支援というものと包括的支援、この意味の違いについて、まず御説明をお願いしたいと思います。 ○議長(河野照代君)  沖崎充世福祉統括。 ○福祉統括(沖崎充世君)(登壇)  重層的支援につきましては、高齢、障害、子供、あらゆる福祉の分野を、今後、国も補助事業というんですか、費用面でもそこを一体化で交付しようとしているところなんですけれども、そういう福祉のあらゆる面が連携していくところを重層的と、包括的というのは、地域の相談機関は高齢・障害相談機関であったりとか、福祉の事業所、また地域の自治会、シニアクラブ、様々な各種団体と連携していくところ、重層的も包括的も重なるところはあるんですけれども、そういうふうに行政とあらゆる団体、あらゆる機関が連携していくというところを、町としては考えております。 ○議長(河野照代君)  宮宅 良議員。 ○3番(宮宅 良君)(登壇)  今の御答弁で理解はできましたけども、どこが僕の考えと違うのかなというのもよく分かった。僕が考えている重層的支援は、例えば、基幹相談支援センターは障がい者に対する専門的な機関ですよね。その中で、第3層にふだんの相談支援者がいて、第2層、第1層のところにスーパーバイズ機能があったり、寄り添い伴走型の支援があると、こういうような重層的なものがあって初めて専門機関としての効果を発揮できる。  包括的支援は、その個々の、例えば、障害者基幹相談支援センター、成年後見センターなど、それぞれの専門性を持ったところをしっかりマネジメントしていく、横ぐしを入れてつなげていく。1つのところだけでは解決できないことを、他のところの知識も入れながら、一緒になって解決していく、それが包括的支援だと、僕は理解してたんですね。  もう一度とお聞きしますけど、その考えについてはどうでしょうか。
    ○議長(河野照代君)  沖崎充世福祉統括。 ○福祉統括(沖崎充世君)(登壇)  宮宅議員おっしゃるとおり、今、福祉会館でも基幹相談、総合相談に含めまして、生活困窮、またいろんな今おっしゃられた福祉のあらゆる相談を受けて、また、専門の相談員、専門の知識をアドバイスいただきながら支援していただけるような、連携していただけるような関係を構築、体制を構築するというのを総合相談、また基幹相談と一緒にやっていってるというところで、包括的支援体制を目指しているというところでございます。 ○議長(河野照代君)  宮宅 良議員、残り時間3分です。御注意ください。 ○3番(宮宅 良君)(登壇)  ですからね、総合相談窓口は、各スペシャリスト、専門部署をしっかりマネジメントするんで、相当重要な箇所なんです。行政サービスの根幹は相談サービスだと、相談支援だと思ってるんですね。そこは相当重きを置いて、重点的に基幹相談支援センターを機能強化しない限り、これから幾ら協働とかいろんなことをやっていく中で、そういうのが進んだとしても、その部分が弱ければ絶対に住民は取り残されていくと思うんです。そこは一丁目一番地じゃないですけど、しっかり最重要課題として認識すべきだと思うんです。相談支援の重さというか、必要性、重要性というのを。そこについていかがですか。 ○議長(河野照代君)  沖崎充世福祉統括。 ○福祉統括(沖崎充世君)(登壇)  平成30年度から総合相談窓口が始まって、令和2年度から基幹相談支援センターというふうに、まだまだ体制、包括的な体制は、播磨町、まだスタートしたところだと考えております。一時的に相談員が欠員、残念ながらなってしまった体制も、播磨町の体制が構築、以前できてなかったというところがあります。ようやく、正規ではないですけれども、基幹相談員、障害相談の職務経験がたくさんある力強い相談員をやっと確保できて、基幹相談についてはようやくスタートができてきたかなというところなんです。ただ、総合相談、福祉会館だけでなくて、社会福祉協議会とか様々な県の機関、また、国の機関とか様々連携していく体制につきましては、福祉会館だけではもちろんできませんし、町全体で相談の体制の充実は、今後も図っていく方向で、町内連携して、今、検討しているところでございます。 ○議長(河野照代君)  宮宅 良議員。 ○3番(宮宅 良君)(登壇)  これから地域福祉計画を策定するに当たって、これは障がい者、高齢者、子供、生活困窮など、ありとあらゆる福祉関係が総合的に、包括的に計画されますよね。でも、これって計画をつくることが目的ではなくて、その計画をつくるまでのプロセスが大事だと言われてますよね。もっと言えば、人と人とをつなぐところが最も重要なことで、そこでできた人のつながりの受皿として、総合相談窓口がそこからすくい上げた情報をしっかりインプットして、協力機関、障害者基幹相談支援センターなどのような専門機関のところとしっかりと共有して、問題解決に向けてアウトプットする。そして、その事例とか課題とかを、さらにまたその人と人とのつながりの部分にフィードバックしていく。こういう一連の流れがあるからこそ効果があって、僕はここで総合相談窓口と地域福祉計画が対になるということは、まさにそういう意味で申し上げてるんですね。今後、そういう体制づくりは本当に重要になるので、そこはしっかりと対になるような組織体制にしていただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(河野照代君)  佐伯謙作町長。 ○町長(佐伯謙作君)(登壇)  福祉会館、そして、そういうことが行われてるのは、あと、役場の窓口、あともう一つ、社会福祉協議会の地域包括支援センター、この3つはそれぞれがそういう目標を持って、それぞれ動いちゃってます。特に、福祉会館が力を入れてくださって、そこの深い部分はいけるような体制に、ようやくなりつつあるという、まだ全然過程ですので、そういう状況です。これが果たしてそれぞれで動いてていいのかどうか、もしくは、それが一つになったときにどういう効果が、メリット、デメリットあるのかというのも、これから研究していかないといけませんし、何年かたってきてますので、そろそろ結果も出していかな、時期が来てます。それぞれが一生懸命やってるのは、僕も外から見ててずっと思ってたところなんですが、それもどうすべきかという体制。そして、おっしゃったように人もどんだけでも雇えるもんじゃないんで、集約したほうがいいのか、それともばらばらに置いたほうがいいのかというのも、本当に結果を出さないといけないときがついに来てしまってるなと思っていますので、その体制が次の、来年度からきっちりと迎えれるのか、もう1年、2年かかるかというのも、調査研究しながらきっちりとそういう方向性、考え方は今宮宅議員のおっしゃってるとおりだと思いますので、そこがきっちりと運営できる体制は、私どもがつくっていかないといけないもんやと思っておりますので、その辺は答え出るように鋭意努力していきたいと思います。 ○議長(河野照代君)  宮宅 良議員。 ○3番(宮宅 良君)(登壇)  時間もないので最後の質問なんですけども、地域福祉計画と社会福祉協議会が策定している地域福祉活動計画、この一体性が今後の課題になるのかなと思うんですね。地域でつくり上げていく中で、その辺の一体性は当然必要になってくるのかな、調整が必要になるのかなと思いますので、そこはぜひ進めていただきたいなと思うんですけども、最後にお考えをお願いします。 ○議長(河野照代君)  沖崎充世福祉統括。 ○福祉統括(沖崎充世君)(登壇)  宮宅議員おっしゃるとおり、町の地域福祉計画、また、社会福祉協議会の地域福祉活動計画、どちらも連動していかないと、今後の播磨町の福祉を進めていくというところでは最重要課題だと考えております。ただ、播磨町が初めて地域福祉計画を、今回、地域福祉計画を立てるというところで、ここは町が先行して、ただ、そのつくる際にも、社会福祉協議会だけでなくあらゆる機関とずっとディスカッションしながら、町、また委託事業者だけで簡単に進めるのではなくて、住民の方と十分に議論を重ねながら、いろんな方の意見を取り入れながらつくっていく、そこの社会福祉協議会も一緒に絡んでいただいて、その後の、同時か少し遅れてになるかと思うんですけれども、地域福祉活動計画の変更というんですか、方針をしていただくというところで、社会福祉協議会とは協議しているところでございます。 ○議長(河野照代君)  宮宅 良議員。 ○3番(宮宅 良君)(登壇)  以上で終わります。 ○議長(河野照代君)  これで、宮宅 良議員の質問を終わります。 ………………………………… ◎散     会 ………………………………… ○議長(河野照代君)  以上で、本日の日程は全て終了しました。  次の会議は、9月7日水曜日、午前10時より再開します。  本日はこれで散会します。  御苦労さまでした。                 散会 午後3時11分...