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平成28年第241回定例会(第3号 3月 4日)

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  1. 稲美町議会 2016-03-04
    平成28年第241回定例会(第3号 3月 4日)


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    平成28年第241回定例会(第3号 3月 4日)               第241回稲美町議会定例会会議録                                平成28年3月4日開設 1.議 事 日 程  第 1.諸報告  第 2.町の一般事務に関する質問について 1.会議に付した事件  第 1.諸報告  第 2.町の一般事務に関する質問について 1.会議に出席した議員(15名)     1番 山 田 立 美        2番 大 山 和 明     3番 河 田 公利助        4番 吉 田   剛     5番 池 田 いつ子        6番 木 村 圭 二     7番 杉 本 充 章        9番 藤 本   操    10番 長谷川 和 重       11番 関 灘 真 澄    12番 大 路   恒       13番 辻 元 誠 志    14番 山 口   守       15番 池 田 博 美
       16番 赤 松 愛一郎 1.会議に欠席した議員(なし) 1.会議に出席した説明員(12名)    町長               古 谷   博    副町長              大 竹   正    経営政策部長           大 西 真 也    健康福祉部長           藤 原 良 知    経済環境部長           藤 本 泰 利    地域整備部長           奥 州 康 彦    地域整備部水道担当部長      田 野 正 信    会計管理者            大 西 孝 彦    企画課長             沼 田   弘    教育長              松 尾 哲 子    教育政策部長           松 田 典 浩    教育政策部生涯学習担当部長    繁 田 泰 造    選挙管理委員会書記長       井 上 勝 詞 1.会議に出席した事務局職員(2名)    事務局長             松 原   修    事務局次長            藤 本   馨               開 会 午前 9時30分              …………………………………… ○議長(杉本充章)  おはようございます。  ただいまの出席議員は15人で、議員定足数に達しておりますので、第241回稲美町定例会第3日目を開会いたします。  ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしております。  直ちに日程に入ります。                …………………………                 日程第1.諸報告                ………………………… ○議長(杉本充章)  日程第1は、諸報告であります。  地方自治法第121条の規定により、説明のため出席を求めました者の職氏名は、お手元に配付いたしております。          ……………………………………………………………           日程第2.町の一般事務に関する質問について          …………………………………………………………… ○議長(杉本充章)  次は日程第2、町の一般事務に関する質問についてであります。  本日の一般質問は7人で、通告順に従い議長より指名いたします。  この際、質問をされます議員の皆さんに申し上げます。  質問内容が逸脱しないよう、また、議員の品位の尊重については今さら申し上げるまでもございませんが、この点よろしくお願い申し上げます。  また、答弁をされます当局に申し上げます。  質問に対しては、事前に通告しております質問要旨の要点を整理の上、的確かつ誠意ある答弁をお願いいたします。  ただいまから質問を許します。  10番、長谷川和重議員。 ○10番(長谷川和重) (登壇)   通告文に従って、一般質問を行います。  快適な住居整備、定住促進事業のまちづくりについて。  稲美町の人口は、平成22年4月1日現在3万1,980人、27年3月31日現在3万1,650人と、5年間で330人減と危機的な数字が出ております。65才以上の高齢者を見ると、平成27年3月31日現在、男子4,021人、女子4,722人、合計8,743人で、その割合が27.6%です。平成22年4月1日現在では22.1%、過去5年間では年間1.1%の高齢者が増えています。平成30年には30%近くになる推計でございます。  すでに高い数値の自治会もございます。稲美町は人口減少問題を克服し、活気ある稲美町の創生を図ることが求められています。  お伺いいたします。  ① 町内の市街化区域内を環境整備すると、住宅建築が可能なエリアがあります。何軒程度の住宅建築が可能か、また、受け入れ可能な定住人口は何人か。現在計画できない理由と、今後の予定は。よろしくお願いします。  ② 旧母里村役場跡周辺地区計画の旧母里村役場跡周辺には小学校、幼稚園、保育園があります。これらの施設につながる町道は徒歩通学や中学生の自転車通学に、不十分な道路幅です。特に、草谷学校線の歩道整備が必要と思われますが、お考えを。  ③ 高齢化が進むなか、母里地区を中心にデマンドカー無線付きワンボックスカーをイメージしています)を導入し、買い物や町役場への移動など生活活動への支援が必要と考えられますが、ご答弁を。  大きい2、元気な“いなみ『農』”の再生と発展について。  農業の拠点となる6次産業化施設「にじいろふぁ~みん」が平成27年11月19日に開設されました。  お伺いいたします。  ① にじいろふぁ~みん「稲美町情報発信コーナー」から、稲美町のPRを計画されていますが、町内外への情報発信は今のような方法でよいのか。効果・成果についてはどの程度お考えなのかをお伺いいたします。  ② 稲美町の農作物等は生産者の顔が見えることが良いところです。「にじいろふぁ~みん」内に個々の生産者が紹介される建物を設け、ホームページ等での案内によって購入者が生産者の施設へ行き、リピートに繋がるような農業生産者の生産販売活動を行政が支援する施策を提案いたします。考えと今後の対策をよろしくお願いいたします。  3、上水道管の漏水状況と公共下水道・農業集落排水についてお願いします。  町内に布設されている上水道管の老朽管更新は布設後40年、下水道管については50年とされています。上水道管は布設年度に限らず何らかの原因で漏水が発生します。定期的に水道管漏水調査が必要と思われます。  お伺いいたします。  ① 上水道管の総延長と過去5年間の有収率と漏水の量はいくらか、また過去5年間の漏水による損失額は。  ② 公共下水道エリアの変更はあるのか。田園集落まちづくり住宅新築促進事業の対象地域について、現在の考え方と今後の対策は。  ③ 今後人口減となり、利用者が著しく減少したとき、公共下水道・農業集落排水使用料の値上げを検討していく必要もあるかと思うが、どうお考えか。  以上、3項目をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(杉本充章)  奥州康彦地域整備部長。 ○地域整備部長(奥州康彦)  それでは、私のほうから質問事項1、快適な居住環境整備定住促進事業のまちづくりについての①と②についてお答えさせていただきます。  まず、①の市街化区域の環境整備でございますが、市街化区域内で今後まとまった住宅地開発が考えられる主な箇所の面積は、約10万平方メートルございます。このうち35%を開発時の道路等公共用地とし、宅地面積1区画当たり165平方メートルとした場合、約400戸の住宅が建築可能となります。定住人口は、1戸当たり2.59人で計算しますと、約1,000人となります。  住宅地開発の計画については、現在土地区画整備事業の予定はないため、民間事業者による開発を想定しています。  次に、②の町道草谷学校線の歩道整備でございますが、町道草谷学校線の歩道整備につきましては、現在のところ計画はございません。 ○議長(杉本充章)  大西真也経営政策部長。 ○経営政策部長(大西真也)  それでは私の方から、質問事項1番目の③、母里地区を中心としたデマンドカーの導入について、一昨日の木村議員及び辻元議員へのご答弁と重なるところもありますが、お答えさせていただきます。  稲美町の交通アクセスは、デマンド型乗合タクシーの導入と路線バスの維持確保の二つを柱に進めております。現在のところ、路線競合の問題解決の時期をお示しすることができない状況にありますが、デマンド型乗合タクシーの導入に向け、引き続き粘り強く協議を続けてまいりたいと考えております。  なお、協議を進展させるための切り口という点では、今後、母里加古川医療センター線の実証運行後の方向性について地域公共交通会議で協議していくことになりますので、その動きに絡めまして、問題解決に向けた新たな展開を図っていけるよう努力してまいりたいと考えております。  ご質問にあります、母里地区を中心にしたデマンドカーの導入につきましては、特に母里地区において、いわゆる交通空白地が多いことは承知をいたしており、その対策が急務であることを交通事業者との協議の中で強く訴えているところでございます。デマンド型乗合タクシーの導入に向け、交通事業者と引き続き粘り強く協議を行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(杉本充章)  藤本泰利経済環境部長。 ○経済環境部長(藤本泰利)  それでは、私のほうより質問事項2点目の、元気な“いなみ『農』”の再生と発展についてお答えいたします。  情報発信コーナーを開設してから、すでに約4か月が経過しましたが、この間、多くの方々に情報発信コーナーをご利用いただきました。情報発信コーナーの利用状況を見てみますと、利用者はコーナーに設置しているパンフレットや、自身がインターネット等から得た店舗、施設の詳細や観光地などの道案内を求めて訪れるかたが多いように感じます。そういったことから、多くの方々に稲美町を知っていただける、稲美町の玄関口にふさわしい情報発信の場ができたのではないかと考えております。これからもできる限り、訪れた方のニーズに沿った対応を心がけ、再び稲美町を訪れていただけるよう、引き続き町内外の皆様に稲美町の情報を発信してまいります。  2つ目の②のにじいろふぁ~みん内の個々の生産者が紹介される建物を設け、ホームページ等で生産販売活動を行政が支援する施策を提案したいと、その考えと今後の対策をについてでございます。  生産者の紹介については、稲美町農業マップを作成し、情報発信コーナーで配布しているところでございます。その中には、町内の認定農業者や新規就農者、6次産業化に取り組む事業者等も写真入りで紹介しております。また、農家の直売情報も掲載し、そのアクセスを地図で紹介しているところでございます。  すでにこのように情報発信に努めておりますので、町がにじいろふぁ~みん内に建物を設け、生産者を紹介することまでは考えておりません。また、町のホームページ等による情報発信はすでに取り組んでいるところでございますが、今後もさらに充実してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(杉本充章)  田野正信水道担当部長。 ○地域整備部水道担当部長(田野正信)  それでは、私のほうから質問事項3の上水道管の漏水状況と公共下水道、農業集落排水についての①から③についてお答えをいたします。  まず、①の上水道管の総延長と過去5年間の有収率でございますが、総延長は274キロメートルでございます。有収率は、平成22年度が95.3%、平成23年度が96.4%、平成24年度が93.6%、平成25年度が92.7%、平成26年度が92.9%でございます。  なお、漏水の量及び漏水による損失額についてでありますが、配水量に対する有水数量の差については、水道管工事の際に、洗管に必要とする水及び火災による消火栓使用分が含まれるため、漏水による水量は把握することができません。  次に、②の公共下水道エリアの変更並びに田園集落まちづくり対象地域の下水道の考え方と今後の対策についてでありますが、まず公共下水道計画面積1,200ヘクタールにつきましては、現在のところ変更の予定はございません。  また、田園集落まちづくり対象地域でございますが、公共下水道計画区域から離れた場所につきましては、小型合併浄化槽で対応していただくことになります。  次に、③の公共下水道、農業集落排水区域内の人口が著しく減少した場合の下水道使用料値上げの検討というご質問でございますが、下水道使用料につきましては、昨年の10月に平均15%の値上げを実施いたしました。今後につきましては、将来的な人口の推移、施設の維持費、財政状況等を踏まえ、必要に応じ検討してまいります。  以上でございます。 ○議長(杉本充章)  10番、長谷川和重議員。 ○10番(長谷川和重) (登壇)  どうもありがとうございます。  順次、1番からの質問に入らせていただきます。  都市計画道路を含めた開発が急がれるところでございますけども、現在、稲美町の市街化区域の中で、今、10万平方メートル、10ヘクタールでしょうかね、ヘクタールにしましたら。の面積が、まだ開発によって家が建つと。約400戸の住宅が建つというふうな説明であったんですけども、今現在、それが進んでいっていない状況は、どういう状況があって進んでいっていないのか、ちょっとお答えいただけますか。 ○議長(杉本充章)  奥州康彦地域整備部長。 ○地域整備部長(奥州康彦)  一番は、地権者の考え方ですね。それと面積の小さいこと、それと配水の問題、それらが考えられます。  以上です。 ○議長(杉本充章)  10番、長谷川和重議員
    ○10番(長谷川和重) (登壇)  地権者の問題は、土地をお持ちの方との交渉いうことで、それは十分にしていかなあかんところなんですけども、水路配水等の問題におきましては、これは公共工事の中でもできるというふうに私は理解しているんですけども、その辺のところ、公共工事において、その住宅開発はできる環境づくりをできる、そういうところは、土木としてはお考えないんでしょうか。 ○議長(杉本充章)  奥州康彦地域整備部長。 ○地域整備部長(奥州康彦)  先ほど言いましたように、土地区画整理事業の予定はございません。それと、道路ということは面的じゃなく、線的整備ということを言われておられるかもしれませんが、線的整備でやりますと、宅地等、その後バラバラになってしまいますんで、線的整備につきましては避けたいと考えております。 ○議長(杉本充章)  10番、長谷川和重議員。 ○10番(長谷川和重) (登壇)  まちづくりにおきましては、まず一番に道路整備、それとまた、それの雨水の排水関係の整備、これがやっぱり大きく、はじめのまちづくりの基本になってくるとは思うんですね。その中で、特に稲美町の場合でしたら、調整区域の中においては、公共の力で住宅が建ち並んでいくという状況あると思うんですけども、調整区域と違いまして。そういうあたりを、進んでそういう問題解決をしていこうとしていない状況が非常に見受けられるんですけども、その辺のところ、過去にそういう開発行為があって、またそれがうまくいかなかったとか、そういうふうな原因があるから未だに進んでいかないというような経緯があるわけでしょうか。 ○議長(杉本充章)  奥州康彦地域整備部長。 ○地域整備部長(奥州康彦)  先ほど言いました10万平方メートルにつきましては、10ヘクタールですね、つきましては、稲美野荘園の西側と東側、それと王子池の近くですね、その3点が大きく残っておるとこなんです。その3点のうち2点につきましては、過去、区画整理を進めたが、ちょっと諸事情で整備ができなかったという経緯がございます。  以上です。 ○議長(杉本充章)  10番、長谷川和重議員。 ○10番(長谷川和重) (登壇)  稲美町、非常に都市計画道路の築造っていうんですか、国安辺りでは順調にいっているようには思うんですけども、今言われました稲美野荘園の西側、菊徳地域になるんでしょうか、それと国岡地域ですね、すでに国岡の西部のほうにおいては開発済みで、それの西側になるわけですね。その辺りが、続けて開発が進んでいかなかった理由というのがあると思うんですけども、やはりこの辺のところは行政の力で開発をどんどん進めていく、そこへ都市計画道路がすでに計画されてあるわけですから、それを結べていくというようなことは、これは長年たってもやっていくべきな作業やないかと思うんですね。調整区域のところでいくら住宅開発を行っていくとしましても、いろんな障害がたくさんあるわけですけども、まだ市街化区域の場合でしたら、それは多分にいろんな策が練れたと思うんですけども。特に岡のほうでしたら、これも今の二見稲美三木線がかかっているエリアになってくるかと思うんですけども、全てやはり都市計画道路の政策が遅れているから、またそこの地域が開発されていないというようなことにも見受けられるんですけども、その辺のところ、関連性はないんでしょうか。 ○議長(杉本充章)  奥州康彦地域整備部長。 ○地域整備部長(奥州康彦)  議員言われています都市計画道路の問題もありますが、一番に地権者の問題が大だと考えております。といいますのは、稲荘の東ですね、それも国岡西部と一緒に区画整理の推進をやりましたが、地権者等の問題があって断念したと。また、稲荘の西ですね、この分につきましても区画整理を進めましたが、地権者の問題でできなかったという問題がございますんで、都市計画道路の問題もありますが、一番にはやっぱり、地権者の区画整理に対するやろうかという意志ですね、その分だと考えております。  以上です。 ○議長(杉本充章)  10番、長谷川和重議員。 ○10番(長谷川和重) (登壇)  特に、菊徳のところでしたら本荘加古線でしょうか、それと、今、国岡の西部にあたるところですね、その辺りの分でしたら、都市計画道路ができていれば、当然、中学校への直線道路いうのが開通するというようなところ。また、長年からの二見稲美三木線においても、やっと取り掛かりになってきたわけですけども、将来的な展望としまして、この二つの、岡地域においては、今からどんどんと開発されていくと思うんですけども、あとの二つにおいては、やはり道路がつかないと難しいというようなこととかついてくるんですけども、その辺のところ、都市計画道路と合わせた町の進め方っていうのは、今後、考えはないんでしょうか。 ○議長(杉本充章)  奥州康彦地域整備部長。 ○地域整備部長(奥州康彦)  本荘加古線につきましては、やはり民間開発に伴う整備ですね、考えられると思います。それと、以前にも質問があったんですが、国安北山線ですか、線的整備でやらなければならないのかなということで考えております。  以上です。 ○議長(杉本充章)  10番、長谷川和重議員。 ○10番(長谷川和重) (登壇)  稲美野荘園を真ん中にした、その両サイドのですね、今後開発されるだろうというふうな地区におきまして、非常にやはり国岡との間の空き地いうんですか、ところにおいては雑種地もございまして、木も散乱して生えていると。あの辺の衛生的な問題もございますので、まだまだ先に開発が進んでいくんであれば、環境整備、そういうふうな草木、またそういう雑木の環境整備もしておくべきじゃないかなと思うんですけども、この辺のところはどうでしょうか。 ○議長(杉本充章)  奥州康彦地域整備部長。 ○地域整備部長(奥州康彦)  議員おっしゃってのところは、稲荘の東側のところだと思うんですが、個人に委ねるしかないと私は考えております、環境整備はですね。  以上です。 ○議長(杉本充章)  10番、長谷川和重議員。 ○10番(長谷川和重) (登壇)  今後の課題になるかと思うんですけども、やはり個人が気づかないところにおきましては、やはり地域が、地域が気づかないところにおいてはやっぱり行政がいうふうな形で、順次助け合っていかないといけませんので、できるだけ、市街化の中におきましての開発が進む場所があるわけですから、今後の大きな課題として取り組んでいってもらいたいと思いますけども、どうでしょうか。 ○議長(杉本充章)  奥州康彦地域整備部長。 ○地域整備部長(奥州康彦)  議員おっしゃられますように、大きな農地がございます。その分につきましては、先ほど答弁で言いました民間事業者による開発ということで考えておりますんで、そこら辺、まるっきり行政が無視するんではなく、携わりながら、民間開発業者による開発ですね、それを期待しております。 ○議長(杉本充章)  10番、長谷川和重議員。 ○10番(長谷川和重) (登壇)  ありがとうございます。  では、2番のほうにいかせていただきます。  1番とも関連もあるかと思うんですけども、やはり人口が減っていく調整区域の開発というような大きなテーマがここにかかっております。旧母里村役場跡周辺地区計画ですね。ここには、小学校また保育園、幼稚園などがあり、また公共の施設がある。また、JAの大きな建物があって、母里としましては一つの大きな中心地になろうというような計画を立てておられることは、非常に望ましいことでございます。  その中で中心、これが稲美町で言いましたら国岡辺りになるわけでしょうか、母里で言うたら学校前、その学校付近ですね。その辺のことをひとつ比べてみましたら、やはり中心が大きく、良くなっていくというふうなことは、これみな望ましいことなんですけども、そこへまた集まる、その道であったりとか、またそういうルートですね、ルート整備いうのもこれしっかりとやっていかないけないんじゃないかなというように思っております。  今、非常に大きく、私なりに問題と思っているのが、母里小学校へ来る南北の一番長い通りですね、相野地区から母里学校前へ来る草谷学校線、これが大きく、主要道路としては一本大きなのが通っております。この町道のやはり整備っていうのは、これ母里地区においては大きな課題になると思うわけです。今、車線でセンターラインがないところを、大きな車が、また朝の通勤の車が通って、子ども達が約3キロ余りの道のりを通学しておるわけですけども、その道のりにおいて、今、子ども達が非常に危ないと、事故にも遭うかもわからないというような状況もございます。今、母里の小学校周りの開発が行われるとともに、その周辺開発もあわせてすべきところじゃないかなと思うんですけども、その辺のお考えはどうでしょうか。 ○議長(杉本充章)  奥州康彦地域整備部長。 ○地域整備部長(奥州康彦)  母里の中心地の地区計画のところにつきましては、基本的には公共整備ですね、それはしないという考えでおります。それと、議員おっしゃられていました町道草谷学校線ですね、その分の危険というか、問題はあるというのは私どもも認識をしておりますが、現在のところ整備がないということで、今のところ整備がないということなんで、ご了承をお願いいたします。 ○議長(杉本充章)  10番、長谷川和重議員。 ○10番(長谷川和重) (登壇)  国岡地区っていうのは非常にめざましく発展して、10年、また15年離れておられた方においては、かなりよくなったなあいうふうな、目でわかるような地域になっていると思うんですね。母里地区におきましては、私が小学校へ通っておる時分からしましたら40年という年月がたっているわけですけども、ほとんど道の幅が変わらない、ほとんど道が、必要以上の道ができていない。あの時分、当初からほ場整備はされておりましたので、農道関係は、もう今と全く同じような状況でございます。当初は、砂利道が舗装になっているというようなことも、これは一つの進み具合だと思うんですけども。  その辺のところで、やはり40年前の母里北部の道路状況が、田園風景が全く変わっていないということにおきましては、一つ考えてみましたら、そういう地区のやっぱり状況が、住民の故郷離れを招いているんじゃないかな、不便さが招いているんじゃないかないうふうなことも考えられるんですけども、その辺のところのお考え、どうでしょうか。 ○議長(杉本充章)  奥州康彦地域整備部長。 ○地域整備部長(奥州康彦)  40年前と変わらないということを言われていましたが、僕が入ってから41年がたつんですが、その当時、前にあった農協のスーパーですね、あそこからほ場整備に繋がる道路、カントリーの横の道路ですね、この分は役場の方で新たにつけた分でございますんで、全くやらなかったいうことはないと考えております。  地区計画して人口が張り付きますよということになるんですが、現在のところこの格好で、格好というか道路でお願いしたいというもんでございます。  以上です。 ○議長(杉本充章)  10番、長谷川和重議員。 ○10番(長谷川和重) (登壇)  この状態を見た時に、小学校を含めた16ヘクタールの開発となる大きな地区開発になってくるわけなんですけども、周辺からの生活道路の整備、これは本当に急がれる課題だと思われます。特に学校への通学路、先ほども言いましたけども、取り組むべき必要があるとは私は思います。  そういうことで、長年生活してきた地域の生活も、守るべき人たちもやっぱりおるわけですので、やはり中心を発展さす上で、今、母里の中におきましては草谷か相野地区からの、一本大きな町道の整備、これは母里地区においては大きな宝になると思います。また、子ども達も安心して通学ができる。  今、相野地区、また草谷地区の子ども達が、非常に車の通行が多いために、学校線を避けて、迂回して学校に行こうかというふうなこともいろいろと、アンケートをとっておられる状況もあるそうです。本来でしたら、早く着くところが、それを迂回するだけで1.2キロから距離が増えると。こういう子ども達も地域も、その子ども達の安全・安心を考えた中で、非常に取り組まれておられると。こういうところが、やはり行政としましても当局としましても、また我々議員としましても、ぜひともその辺のところ、子ども達のための、たとえ1人、2人の通学路であったとしても、改善すべきところは必要かないうふうに思っておるわけなんですけども、その辺のところ、どうお考えでしょうか。 ○議長(杉本充章)  奥州康彦地域整備部長。 ○地域整備部長(奥州康彦)  1点目の母里地区の中心部の地区計画ですね。ということは、この母里地区の中心をどないかしよう、規制緩和してもっと活性化しようということで地区計画をやっていますということで、その分はご理解を願いたいと思います。  それと2点目の町道草谷学校線ですか、先ほど言いましたように、問題があるということは認識しております。しかしながら、全町を見ますといろんな問題がありまして、現在のところは整備計画はないというものでございます。 ○議長(杉本充章)  10番、長谷川和重議員。 ○10番(長谷川和重) (登壇)  平成27年度稲美町教育委員会点検評価報告書の中におきましても、基本目標の3で、地域と共に育てるでは、たくさんの地域のボランティアの方々が子ども達の安全対策に取り組んでおられます。こういう連携をしながら、こういう安全対策いうのをやっているわけなんですけども、やはりこれも一つ道が整備されることによって、またそのボランティアの方々の負担も軽減されていくというふうに考えられると思うんですけども、その辺のところ、特にがんばっていただきたい。この辺のところにおいては、総合評価が判定Bというふうな形もついておるというところなんですけども、児童安全を守るための体制を整備をやっていくということ、また危機管理に当たっては敏速に対応し、いうことをうたわれておるわけなんで、この辺のところも総合的な観点から見て道路整備、ただ単に道を広げていうふうなことじゃなくて、地域の発展は道路からいうふうに私は思っておりますので、特にその辺のところよく、今後考えて研究していってもらいたいと。また、やっていってもらいたいいうことを要望しておきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。 ○議長(杉本充章)  奥州康彦地域整備部長。 ○地域整備部長(奥州康彦)  答えが何遍も同じになって申し訳ないんですが、問題はあるということは、私ども認識しております。しかしながら、先ほど言いましたように町内たくさん通学路ございます。一遍に整備するわけにはいきませんので、現在のところは整備計画はないというものでございますんで、ご了承をよろしくお願いいたします。 ○議長(杉本充章)  10番、長谷川和重議員。 ○10番(長谷川和重) (登壇)  どうも、いろいろとありがとうございます。  この母里地区の開発につきましては、特に今後、今から大きく、このスケジュール表を見ましたら、10月ごろにまた大きな展開がなるというふうになっておりますので、そういう、そこの地区開発とあわせて、道路整備も含めた提案をどんどんさせてもらいたいと思っておりますので、どうぞ今後もよろしくお願いしたいと思います。  では、続きまして③のほうへいかせていただきます。  高齢者に対する移動手段、先ほど母里地区だけじゃなくていうことでお話もらったわけなんですけども、母里地域には、昔はですね、蛸草から大久保行きのバスがありました。土山から三木行きですね、これもございました。加古川から、当然母里行きもありました。野谷から西神中央駅行きのバスもございました。明石駅から印路回りというふうなバスもございました。これだけのバスが、今まで母里地区を回ってきてたわけなんですね。これが、今残ってるいうのが土山から三木ですね。三木まで行きませんね、野谷ですね。それと北新田行きでしょうか。それと加古川からのバスですね。この路線3本になってしまった。北へ、また東へと行くような路線が全くなくなってしまった。当時、その時には、今と同じように朝と夕方のラッシュだけで、ほとんど人も昼間乗っていなかったことも、私も記憶しております。私たちが小学校へ通っている時分は相野地区から、また川北地区から、バスで通学もしておったというふうなこともございました。  そういう中で、非常にその当時はバスの活用っていうのが、そういう碁盤の目のように、また時代が変わってバスがそういう用意されたりとかしてですね、してたわけなんですけども、今そういうところが、今3本、特にルートとされるその地域だけにしかバスが走ってないものですから、母里地区におきましてはほとんど道路整備もされてない状況で、三木へ行くにしましたら、三木まで行った場合、バスが通っているわけですけど、また神出のほうへ抜けましたら神出バイパスというて大きなんもあるんですけども、やはり母里地区の中での移動に、非常にやはり、みな苦労されておられた。これ、ほかの地区とはちょっと違うんやないかなと思うんですね。天満地区、また加古地区、加古地区は南北線ができました。これによって、非常に移動が順調にできるようになった。  そういうことで、非常に環境的にも母里地区っていうのはほかの地区とは違うように私は思うんですけども、その辺のところ、お考え、どう見られておられますか。 ○議長(杉本充章)  大西真也経営政策部長。 ○経営政策部長(大西真也)  先ほどですね、昔は母里地区にたくさんのバスが走っておったけども、今は廃止になってあまり走っていないということ、本当にそうなってございます。やはり理由は、バス事業者が走っている路線ですので採算性が一番の原因でございます。利用人数が少ない、ニーズが少ない、ニーズの少ないところが廃止になっていくというのは、もう宿命みたいなもんでございます。  それを受けまして、今現在、そういった中で稲美町の新たな交通手段はどういったものがいいかということで、交通アクセス検討会で出た結果がデマンド型乗合タクシーでございます。このデマンド型乗合タクシーというのは、巡回型のようにルートを確保してございません。ルートを書けばですね、どうしても時間がかかってしまって人が乗らないというデメリットがあります。一方で、デマンド型乗合タクシーについてはですね、予約のあったところに自宅に行きますんで、利用者が少なくても対応できます。  それから、タクシー事業者の持っている車両、あるいは人員を活用しますんで、町にとってはそんなに投資もいりませんし、もしですね、例えば2台仮に走らせてみて、ニーズが多ければ3台に増やすこともできますし、少なければ1台に減少できる。それから、またタクシー事業者の契約におきましても、利用実績において支払うということであればむだな税負担もありませんし、本当にですね、この交通アクセス検討会でよく検討いただいてですね、稲美町の平坦な地形、こういった地域特性に合ったのはやっぱりデマンド型乗合タクシーであろうという、先ほどの母里地区についても十分対応できますんで、そういった方向で今進めているところでございます。 ○議長(杉本充章)  10番、長谷川和重議員。 ○10番(長谷川和重) (登壇)  はじめにですね、高齢者の年齢がだんだん上がっていっていますということをお話させていただいた。当時ですね、20年30年前、バスが走っていた時分ですね、まだそういう年齢層が高くなかった。高齢者の方がそんなにたくさんおられなかった、今と比べましてですね。ですけども、今は全く違った時代になってしまっていることをまず把握してもらいたいというところなんですね。全くもう昔、20年前と30年前と全く違う。若い者が、今地域にいなくなってきている。これ、昼間なんかほとんどいないと。そういう中で買い物に行く、また病院に行くというのは、非常にそういう、歩いていけるような範囲でいいんですけども、ちょっとこの前、私、墓掃除にちょっと住んでたところへ行ったんですけども、そこへ、ほとんど愛宕のところの信号ぐらいでですね、その地区のおばさんを見たわけですね。自転車でダーッとこいで行きよってのわけです。あのおばあさん、何歳まで来れるやろうなというような気がしました。  そういう形で、やはりないところにおいては自分ができる可能性のことで移動手段を考えて来られておられます。それは、元気な間はいいと思うんですけども、今後、やはり平均年齢いうんですか、高齢者年齢がどんどん上がっていく中におきまして、今、年間1.1%上がっていっているよと。これがまた5年たったらもっと上がるわけですから、その辺のところを考えた上で、早期対策、早期着工を考えた会議を行っていただいて、住民のための交通手段を検討してもらいたいと思いますが、その辺のところどうでしょうか。 ○議長(杉本充章)  大西真也経営政策部長。 ○経営政策部長(大西真也)  本当に今回の一般質問におきましても、複数の議員さんから交通アクセスの問題いただいております。私どもも改めまして重要な問題と認識しておりまして、できるだけ早く解決したいと思っております。ただ、何回もご答弁しておりますけども、新しい公共交通を導入するには、必須条件として町内の交通事業者、バス事業者とタクシー事業者の両方の合意がないとできない。仮に、例えばですね、地域公共交通会議の場で決めるんですけども、多数決でもって強引に合意を得ると、例えばデマンド走らすと決めてもですね、これについては、バス事業者が反対する中で決めても陸運局が許可しないという、最終的には陸運局の許可なんですけども、陸運局はバス事業者が反対する中で多数決でもった可決については許可しないという方針でございますし、仮にそういった神姫バスとの関係が悪化しますと、既存のバス路線さえも廃止されるという可能性もありますので、非常に慎重に進めております。  ただ、ご答弁で申し上げましたけども、新たな切り口という点では、今、母里から加古川医療センターへ走らせております。これ、利用人数が今現在低迷しておりまして、2年間の実証運行で、まず1年間走らせました。ところが、利用者の声を聞きますと、9時から医療センターが始まるんですが、第1便が着くのが9時半ごろだったんですね。病院が始まるのに間に合わないということで1時間早めまして8時半ごろに、初診が始まる前に着くように変えたんですが、ダイヤ改正後とダイヤ改正前を比較してみますと、ダイヤ改正後の方が利用人数落ち込んでおります。  したがいまして、やはり稲美町の地域特性を考えますと、ぐるぐる回るような巡回型のルートは合わないかなというふうなことも、そういった懸念も生じているところでございます。今現在ですね、2年間の実証運行後について、例えばですね、撤退基準を設けての期限付きの運行、こういったものも当然視野に入ってきますので、そういった動きに絡めてですね、何とかこのデマンド型乗合タクシーを進めてまいりたいと、こういう気持ちを持ってございます。 ○議長(杉本充章)  10番、長谷川和重議員。 ○10番(長谷川和重) (登壇)  今後の大きな課題ということになるかと思いますけども、その辺のところ十分に、今部長がおっしゃった内容に沿って、またそれ以上の内容が始まるように、この10月には2年の試行期間が終わって、それからの検討期間いうことで早々に答えが出るとは思いませんけども、それも一月でも早く、一日も早くお願いしたいということで、これも要望しておきます。いずれにしても早期着工、早期対策をよろしくお願いしたいと思います。  では、問題変わりまして、2番の元気な“いなみ『農』”の再生の①番に入らせていただきます。  にじいろふぁ~みんは、去年の11月19日よりオープンしたわけですけども、現在の来場っていうのは、先月どれぐらい来場されておってんでしょうか。 ○議長(杉本充章)  藤本泰利経済環境部長。 ○経済環境部長(藤本泰利)  にじいろふぁ~みんの来場者数でございますが、数字的なものはご通告にございませんでしたので、私の手元の資料でご説明をさせていただきます。  先月、2月の来場者数は3万2,819人となってございます。 ○議長(杉本充章)  10番、長谷川和重議員。 ○10番(長谷川和重) (登壇)  そしたら、一つの区切りのいいところでしたら、大体、年度より来場者数の予定も立てれておられると思いますけども、平成30年の年度では大体どれぐらいの来場者数が見込みされておられますか。まあ売り上げとかに大体比例すると思いますけども。 ○議長(杉本充章)  藤本泰利経済環境部長。 ○経済環境部長(藤本泰利)  先ほども申しましたように、議員の通告の中に数字的なものがございませんでしたので、ピタッという数字は、今、手元に持ってございません。JAさん、これも町の数字でございませんので、JAさんからお聞きしている私の記憶の範囲でお答えをさせていただきます。  JAさんは、直近の目標を平成29年度に置いておられまして、29年度ではですね、来場者数を約59万8,000人、売上目標を9億8,200万というふうに見込まれているところでございます。 ○議長(杉本充章)  10番、長谷川和重議員。 ○10番(長谷川和重) (登壇)  質問の中に、こういう人数とかそういうことがなかったとおっしゃるんですけども、情報コーナーの利用度からしましたら、こういう来場者数が何人来るかっていうのは、当然その数字が、やっぱり皆思うところだと思うんですけども、この、仮に29年に59万人の方がにじいろふぁ~みんを利用されるというふうなことになるんでしょうね。その時に情報コーナー、足を運ばれる方がその中から何人かおられる。また、ふぁ~みんから、また先ほど説明もありましたけども、いろんな地域、地区を、また住所をそこで確認して、また違うところへ行かれるというようなことをおっしゃられておられました。  そういうことで、情報コーナーの役割というのは非常にこれだけの大きな人数を受け入れる役割をしているわけだと僕は思っているんですけども、やはり今の情報コーナーの設置状況が、当初、私なりに過大評価していたかと思うんですけども、もう少し情報コーナーとしてのものがあるのかなと思っていましたら、今現在、パンフレットが小さい棚に差してある。それと大きなスクリーンですか、40インチぐらいでしょうかね、のやつが一つある。それと、稲美町の特産品が小さなガラスの陳列台に入ってるというようなことで、そういう状況で、あの状況で情報コーナーというようなこととしては、59万の人たちが来場する中においてはちょっと寂しいんやないかと思うんですけども、その辺のところ、部長としてのお考えどうでしょうか。 ○議長(杉本充章)  藤本泰利経済環境部長。 ○経済環境部長(藤本泰利)  今まで稲美町の情報はですね、施設的なものはですね、これまで万葉の森におきましてそういうコーナーを担っておったわけですけども、その利用状況と比較をいたしましても、圧倒的に現在のにじいろふぁ~みんの隣にある情報発信コーナーは、たくさんのお客様においでいただいてるというふうに理解をいたしております。パンフレットの配布数も、今のところ、この4か月で約6,700部のパンフレットが出てございます。そういったところから押しはかりますと、直売所を訪れた方の中から情報発信コーナーに回っていただける方もかなりあったんではないかなというふうに思っておりますんで、その効果は十分発揮できているというふうに考えているところでございます。 ○議長(杉本充章)  10番、長谷川和重議員。 ○10番(長谷川和重) (登壇)  東播磨県民局の地域創成戦略、地域の元気づくり、これ人口のところにあるんですけども、6次産業施設は平成27年、これちょうどこういう計画に入っているわけですけども、非常にここにも大きな来客が見込まれるいうことが書いてあるわけですね。いろんなところであの施設が、町長もお話されておられましたけども稲美町の玄関口やというようなことがある中で、やはりこの稲美町をPRする、稲美町を知っていただく、稲美町の歴史、またそういうものを、稲美町に回ってもらうというようなことにおきましては、非常にそういうところが十分に、皆が思っている状況には発揮しにくいんじゃないかと。もう少し、その発揮するようなものを検討すべきやないかなと思うんですけども、その辺のところは、今後の検討としては何かお考えでしょうか。 ○議長(杉本充章)  藤本泰利経済環境部長。 ○経済環境部長(藤本泰利)  先ほども申し上げましたけども、情報発信コーナーとしての役割は十分発揮できているんではないかというふうに考えてございます。施設そのものは町の施設ではございませんし、JAさんの施設を一部お借りをいたしまして、そこで設けた限られたスペースでの情報発信でございますので、その情報も必要な情報を、住民の皆さんが望まれる情報を発信していく、これが大事ではないかというふうに思います。足らない部分につきましては、これからいろいろと考えながらですね、順次充実をしてまいりたいと考えております。 ○議長(杉本充章)  10番、長谷川和重議員。 ○10番(長谷川和重) (登壇)  やはり稲美町の拠点づくりということで、名を打ってできあがった大きな肝いりの施設だと私は思っております。そこで、農業の担い手の方々がそこでまた学び、また稲美町での大きな農業を、稲美町の農業といいましても量産農業ではなかなか稲美町は適さないだろうと、また個々の農業の特質を持って、特徴を持った農業が稲美町の農業だろうというふうに考えます。  そういう意味では、非常にあの場所から生産されておられる地域への、人を導くという大きな役割もあそこにあるんやないかなと、その人たちがあそこの農園に来て、前の貸し農園でしょうか、に来て、そこで物をまたつくったりとかする、あそこだけで時間を持ってもらうんじゃなくて、やはり稲美町の四方へ移動さすグリーン・ツーリズムと言われるような形がございますけども、そういうものをやはり考えていくべきな施設だというふうに思っておりますので、あの情報コーナーにおきましても、そういうものも兼ねた形の、ただ単に稲美町の番地だけを知らしたりとか、次の番地だけ知らすような形じゃなくて、そういう大きな役割を担うような情報コーナーを作っていただくことによって、稲美町での農業を担っておられる方々の大きな勇気に繋がるんやないかと思うんですけども、その辺のところ、お考えどうでしょうか。 ○議長(杉本充章)  藤本泰利経済環境部長。 ○経済環境部長(藤本泰利)  農業者とあそこの直売所を繋ぐ、農業者の方々もあの直売所の中で、いわゆる購買者、消費者の方々と顔を合わされることも多いと思いますけども、私どもも農業マップというのを作らせていただきました。町内のどこでどういうものを生産されているんだ、またその方の顔写真も入れて、その方のご紹介もさせていただいております。あそこを訪れた方の中には、その農園に行ってみたいというふうなことでおっしゃる方もあるようでございます。そういった方々につきましてはですね、あそこに常駐いただいております者によりましてご案内をさせていただくというふうなこともやっておりますので、今、議員のおっしゃっておられるような内容については、すでにできているのではないかなというふうに考えているところでございます。 ○議長(杉本充章)  10番、長谷川和重議員。 ○10番(長谷川和重) (登壇)  稲美町の基幹産業の農業を担っている若い人たちの大きな、やっぱり柱になるようなものが農業ビジョンで大きくうたわれておられます。農業ビジョンを見れば、非常に若い子らが頑張ろうかというような内容が非常に多く含まれております。その拠点がにじいろふぁ~みんであって、またあそこからいろんなものが発展していくというようなことで、その辺のところも将来を通じて稲美町の農業をしっかり支えていただけることを希望しておきますので、よろしく今後もお願いしたいと思っております。 ○議長(杉本充章)  藤本泰利経済環境部長
    経済環境部長(藤本泰利)  6次産業化施設、にじいろふぁ~みんを中心といたしまして、今後もですね、あの地域を中心に稲美町全体の農業がさらに発展してまいりますように、農業振興ビジョンに沿いましてこれからも努めてまいりたい、このように考えております。 ○議長(杉本充章)  10番、長谷川和重議員。 ○10番(長谷川和重) (登壇)  どうもありがとうございます。新たな仕掛けづくりをいうことで、ふぁ~みんや6次産業化の拠点づくりエリア、非常に大きく活躍してくれることを期待しております。  では、最後の3番に移ります。  3番の公共下水、集落排水、非常に利用が今後激減してくるんやないかなというふうに思うんですけども、その辺の見込みっていうのは、もうすでに立てておられますか。 ○議長(杉本充章)  田野正信水道担当部長。 ○地域整備部水道担当部長(田野正信)  公共下水道、農業集落排水の人口減ということでございますが、確かに調整区域である農業集落排水に関しましては、若干人口が減っているということでございます。公共下水道に関しましてはそんなに大きな変化はございませんが、今後の推移をですね、しっかりと見ながらですね、検討していく必要があるというふうに考えております。 ○議長(杉本充章)  10番、長谷川和重議員。 ○10番(長谷川和重) (登壇)  すでに老朽管の調査もされておられて、その結果も出てくる時期になってくると思います。それによって、また工事費がかさんできて、それのコストが上がる、また使用者が減っていくということで、いたちごっこになるわけですけども、費用はまた上がる、またそれをまた改善していかないけないということになってくるわけですけども、その辺のところを踏まえて、地域が十分に下水また集落排水が使える、またおいしい水が飲めるような形で、稲美町の水は美味しいというふうに、これ有名ですので、その辺のところもしっかりと、この水道事業を頑張っていただきたいと思いますんで、どうぞよろしくお願いします。 ○議長(杉本充章)  田野正信水道担当部長。 ○地域整備部水道担当部長(田野正信)  現在、老朽管の更新計画を立てている最中でございます。今後、大変大きな事業費がいるわけですが、料金の関係も出てくると思います。そういった中で、総合的に考えまして、住民の皆様方に安定したライフラインの運営に努力してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(杉本充章)  10番、長谷川和重議員。 ○10番(長谷川和重) (登壇)  どうもありがとうございます。  住民の方々が、また我々が生活をしていく上で、やはり一番大事なところを今日質問させていただいたと思っております。今日質問させていただいたことが将来に繋がるように、ぜひともその辺のところをお願いしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(杉本充章)  以上で、10番、長谷川和重議員の一般質問を終結いたします。  しばらく休憩いたします。               休 憩 午前10時30分              ……………………………………               再 開 午前10時40分 ○議長(杉本充章)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、2番、大山和明議員。 ○2番(大山和明) (登壇)  議長より許可をいただきましたので、通告に従い一般質問をさせていただきます。  大きい1番、ため池文化、稲美町の魅力を全国に発信でございます。  稲美町には文化的景観に選ばれ、全国に誇れる「稲美のため池群」それらを取り巻く田園風景が一体となった素晴らしい財産があります。そこから生み出される農作物と共に、稲美町の魅力、「稲美のため池景観と農業の町」を全国に発信することが重要です。  そして神戸、大阪にも近く、近郊農業にも適した立地、恵まれた住環境で魅力ある稲美町をプレゼンテーションすることで、国の奨める「地方創生計画」にはあり余る答えが返ってくるでしょう。  そのことにより、若者の定住が生み出され、人口問題、空き家対策、放棄田問題など、解決の糸口になるのではないでしょうか。  「稲美のため池群と農業の町」をスローガンに稲美町の魅力を全国に発信し、「未来ある町づくり」を進めていただきたい。  当局の考えをお聞かせください。  続きまして大きい2番、家族でともに集える環境づくりをでございます。  行政視察で「日本一の子育て村構想を掲げている島根県邑南町へ行きました。驚くことに年間100団体以上の視察を受け入れているとのこと、人気の秘訣をお聞きしましたところ「特別なことはないですよ」との返答。しかしその言葉の中に見えるものは「日本一の子育て村構想」町を掲げての意気込みと町をあげての熱意でした。  稲美町で「こども・子育て」を考えたとき、町内には家族で出かけ皆が集える所がありません。子ども達に希望を聞いたところ「親と子がのびのび遊べる場」、「親子で一日楽しめる公園」、「町内の広場にすべり台などの遊具を」との返事が返ってきます。  「稲美町子ども子育て支援事業計画」のアンケート調査でも、これらの要望が随所に出てきますが、誠に残念ながらそれに反映した施策は全く聞こえてきません。  子どもが元気に遊んでいる町、幼児も年寄りも安心して暮らせる町、そんな町をみんなが望んでいます。「子育ての環境」づくりにも目を向けてください。  当局の前向きな答弁を期待して質問といたします。  大きい3番、高齢者に送迎支援サービスをでございます。  当町の高齢者率は30%目前ですが、より深刻なのが市街化調整区域住民の高齢化です。既に高齢化率40%を超えた地区もあり、その地域の特性は家族と同居でも「昼間は独居」、この高齢者が多く、交通手段もなく、日常の生活にも不便を感じているのが実情です。  選挙での投票率の低さ、住民検診の受診率の低さも、そこへ行く交通手段がないことも一因していると思われます。  デマンド型交通など、利用者のニーズにあわせた送迎支援サービスが必要です。どのようにお考えでしょうか。  続きまして大きい4番、加古大池のヘドロ除去。  平成27年12月本会議でも質問いたしました加古大池の「ヘドロ除去作業」についてお伺いいたします。加古大池の汚染は今も日々進んでおります。対策について、加古土地改良区との話し合いは進んでおりますか。お尋ねいたします。  そして大きい5番、四軒屋池周辺道路整備についてでございます。  この件も12月本会議で質問しました「東播磨道へのアクセス整備」についての関連でお尋ねいたします。  四軒屋池跡地への企業進出が具体化しています。今後、進入路の拡幅工事、工場の建設が始まれば多くの車が八幡稲美ランプ、そして県立加古川医療センターランプを利用し、周辺の道路を通行することが想定されます。関係地区の安全確保と、周辺整備の考えをお聞かせください。  以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(杉本充章)  藤本泰利経済環境部長。 ○経済環境部長(藤本泰利)  それでは、私のほうから質問事項1点目と、同じく質問事項4点目についてご答弁申し上げます。  まず1点目のため池文化、稲美町の魅力を全国に発信についてお答えをいたします。  本町に数多く点在するため池と、それを取り巻く景観は、稲美のため池群として平成15年6月に文化庁の検討委員会から、文化的景観重要地域として選定された全国180地域のうちの1つでございます。今、稲美町にとりましても稲美のため池群は稲美町の景観と自然環境を特徴づける最も重要な要素であり、歴史的、文化的な価値の高い地域資源であると認識しております。これらため池を全国の皆様に知っていただくため農林水産省のため池百選に応募し、平成22年3月に、天満大池と三市二町で取り組んでいるいなみのため池ミュージアムが選定され、現在三市二町でため池を中心とした地域づくりに取り組んでいるところでございます。今後も県ならびに三市二町が連携し、稲美町はじめ東播磨の魅力の発信に努めてまいります。  質問事項4点目の、加古大池のヘドロ除去についてお答えさせていただきます。  平成27年12月15日の第240回定例会の一般質問で、大山議員から加古大池のヘドロ除去の計画はあるかとのご質問をいただきましたので、私より「関係者の協働による取り組みを働きかけてまいります」と答弁させていただきました。その後、12月27日に担当者より管理者である加古土地改良区にお伝えし、浚渫等の意向を伺いましたが、明確なお返事はいただけませんでした。  さらに、1月4日に私が理事長及び副理事長とお会いする機会がございましたので、再度この話を申し上げましたところ、現時点で考えてないとのお話でございました。この件につきましては、ため池の管理に関する問題でございますので、ため池の管理者をはじめ関係者の意向に沿って進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(杉本充章)  藤原良知健康福祉部長。 ○健康福祉部長(藤原良知)  それでは、私の方から質問事項2点目の家族でともに集える環境づくりについてと、3点目の高齢者に送迎支援サービスについてご答弁申し上げます。  まず、質問事項2点目の、家族でともに集える環境づくりについてでございます。  町内には50か所の都市公園があり、大きいものでは総合公園の稲美中央公園、地区公園の加古大池公園、近隣公園の天満大池公園、大沢池スポーツ公園、さくらの森公園などのほか多くの街区公園があります。それぞれに特色があり、家族で出かけ楽しんでいただける施設と考えております。  次に、質問事項3点目の高齢者に送迎支援サービスをということでございます。  高齢者にデマンド型交通などの利用者のニーズに合わせた送迎支援サービスが必要ではということでございますが、稲美町では高齢者の方の生活行動範囲の拡大と社会参加の促進のための事業といたしまして、一定の要件を満たした交通手段のない高齢者の方を対象に、福祉施策としてバス・タクシー券の助成を行っております。また、外出支援サービスとして、いきいきサロンやいきいきセミナーなどに参加いただくために、一般の公共交通機関の利用が困難な方に対しての送迎サービスも行っております。今後もこれらの事業を生活行動範囲の拡大、社会参加の促進に活用いただければと考えております。  以上でございます。 ○議長(杉本充章)  奥州康彦地域整備部長。 ○地域整備部長(奥州康彦)  それでは、私の方から質問事項5の四軒屋池周辺道路整備についてお答えさせていただきます。  工事車両の出入りは、主要地方道路神戸加古川姫路線及び町道7号線を使用するよう指導いたします。  以上です。 ○議長(杉本充章)  2番、大山和明議員。 ○2番(大山和明) (登壇)  そしたら、1番のため池文化の質問について再質問させていただきます。  今の返答をいただいた中では、二市二町ですか、このため池ミュージアムを中心に発信していく、そして協働して全国に発信していくいうふうに返事をいただいたんですけど、私がこれ質問した内容は、ちょっと違うんです。いいますのは、稲美町をもっと全国に発信してください、稲美町自らため池ミュージアムじゃないです。稲美町のため池180のうちに選ばれた一つ、日本全国には180分の1しかない、この特色をもっともっと広く広めていただきたい。そして、やはりそれに興味を持った方に稲美町の中へ入ってきていただきたい。そして、稲美町はため池があって農業があって、そして稲美町です。ですから、農業に興味ある方、ため池に興味ある方、自然に興味ある方、皆さん寄ってきていただきたい。そして、この稲美町を活性化させていただきたい。ミュージアムを宣伝するんじゃないんです。ため池を出してください。稲美町のため池を出してくださいいう質問なんですけど、どうでしょうか。 ○議長(杉本充章)  藤本泰利経済環境部長。 ○経済環境部長(藤本泰利)  私のご答弁も三市二町一緒にですね、このため池文化を全国に発信しようということでご答弁させていただきました。また、当然ですね、稲美町の魅力はその中で、稲美町は稲美町で天満大池であったり加古大池であったり、すばらしい歴史資源が、また農業資源があるわけでございますから、これは稲美町は稲美町で発信していこうという趣旨でございます。その一環といたしまして、今回できました天満大池北池の情報発信コーナーではですね、たくさんの稲美町のため池を紹介するようなパンフレットも置いてございますし、ビデオの中には稲美町のため池を中心としたですね、農業、稲美の豊かなの農業をアピールしているところでございます。今後もそういった方向で進めてまいりたいと考えております。 ○議長(杉本充章)  2番、大山和明議員。 ○2番(大山和明) (登壇)  それを今まで、稲美町のため池いうのはかなり我々地元の者は浸透しております。そして、ため池のことを知りたい場合は町のホームページ、そしてまた町の広報誌、そんなんで知ることはできるんですけど、稲美町の人が稲美町のため池、これは当たり前なんです。みんな知っていることなんです。ですから、もうちょっと広く、神戸へ行って稲美町、なかなか知名度は低いです。稲美町に何があるか、ましてや、もっと低いです。稲美町、少なくとも兵庫県内、稲美町にはため池があって、このため池文化、ため池群、89のため池群があって、すばらしい景観ですよと。どうしてこんな簡単な宣伝ができないんかなと、私は疑問に思っています。何も新しく池を89個つくって、そしてそれをメインに、表へ出して、それで宣伝しよう、そんな大きな話じゃないです。何もお金はかかってないです。先人の残してくれたこの文化遺産、文化景観、これを発信してくださいいう意味なんですけど、どうしてそこまで内輪だけで、いやこうやっています、ああやっています、興味ある方は見に来てください、こんな提供しますよ、そういうふうなことじゃないです。もっと、本当に旗印、のぼり一つあげて、アドバルーン一つあげて、そして稲美町はこんな町ですよ、そしてこんなことやっていますよ。町民の方に、みんな一緒になって応援していただけるような施策、これが大事ちがうかなあ。そしたら、自然とため池が美しく、また環境の整備も地域あげて始まると思います。  そしてまた稲美町の農業、特色ある農業、やはりJAさん頼みじゃなく、稲美町独自の無農薬の野菜作り、稲美町の野菜は無農薬ですよ、おいしい野菜作り、稲美町の野菜はトマトは美味しいですよ、こういうふうなことを本当にもっともっと、知らない方に、興味ない方でもわかるように、広報で発信してください。こういうふうなことを私は願っております。ちょっと話大きいですか。でも、お金はかからないです。予算もそんなに必要ないです。大きいお金をかけなくても大丈夫です。そういうふうなことを考えています。どうでしょうか、お願いします。 ○議長(杉本充章)  藤本泰利経済環境部長。 ○経済環境部長(藤本泰利)  大山議員のおっしゃることと私の答弁は、方向性は同じではないかなと私は感じております。私どももですね、産業課であったりですね、そういう農業関係の部署だけではなしにですね、企画も含め、またこの度はですね、福祉課の方でもですね、健康福祉のほうでも食育の冊子を作っていただいたり、そういった中でですね、稲美町の農産物、こういった地産地消をアピールする、そういうふうな写真であったり記事はたくさん入れていただいております。北池の情報発信コーナーで一番売れ筋のパンフレットと申しますのは、やはりため池関連のこういうパンフレットでございます。たくさんの方々が、それもインターネットとかfacebookとか、稲美町を知ってですね、訪れる方もたくさんあるように聞いておりますので、私どもとしましては町外にも情報発信できているというふうに捉えておりますけれども、議員の指摘のような見方もあるんだということで、改めてもう一度引き締めましてですね、これからも頑張ってまいりたいと、このように考えております。 ○議長(杉本充章)  2番、大山和明議員。 ○2番(大山和明) (登壇)  私の質問していることは、本当に大事なことだと私個人的には思っておりますが、できるだけ多くの方の支持をいただいて、本当に稲美町を良くしていく、稲美町を宣伝していく、アピールしていく、こういうふうなことを町の施策として取り上げていただきたい。そして、やはり稲美町はこんなことを、こんな町、これの宣伝、スローガン一つ、宣伝効果抜群です。稲美町はこんな町いうのを一つ出してください。よろしくお願いいたしまして、次の質問に移ります。  家族と集ういうことで質問させていただきました。今、稲美町には公園がたくさんある、これも承知しております。  ただ、残念ながら子どもを対象にした公園、遊び場、これ実際あるでしょうか。加古大池公園にしてもそうです、子どもが来てもつまらない公園です。まだ、私歩いていましたら言われました。小鳥の観察小屋で、「おじさん、この鳥どこにいてるの」。私、ちょっと返事に困りました。本当に渡り水鳥も減ってしまいました。そういうふうな、子どもが来ても何の楽しみもない公園です。もっと稲美町に本当に子どもが楽しめる公園、これをどこにあるかお聞かせいただきたい。  よろしくお願いします。 ○議長(杉本充章)  奥州康彦地域整備部長。 ○地域整備部長(奥州康彦)  先ほど健康福祉部長が答えた中にもありました、大きな公園として稲美中央公園がございます。稲美中央公園の中にはこどもの国というコーナーもございます。そこには、ローラーを使った滑り台、またジャングルジム等がございますんで、また砂場もございますんで、そこにちゃんと存在していると思います。  また、街区公園、ほかの公園におきましても滑り台、鉄棒等がございますんで、それで楽しんでいただいたらいいと考えております。 ○議長(杉本充章)  2番、大山和明議員。 ○2番(大山和明) (登壇)  それも承知しております。稲美町で何箇所かの滑り台、遊具施設ございます。ただ、中央公園の滑り台、かなり年季が入ってございます。そして、天満大池にも遊具はございます。  ただ、私が住んでいる、見ている限りでは、加古地区なんです。加古地区に、そういうふうなちょっと出かけようかいうふうな施設は、全くありません。よく聞くのが、子ども達と話していて、「年寄りはいいなあ、おじいちゃんおばあちゃんはいいなあ、グラウンドゴルフが毎日できて、いい場所があっていいなあ。僕ら外で遊ぶ場所がなくなってしもた」、そういうふうな声も聞こえます。ちょっとしたことなんです。ですから、その広場の隅に、ちょっと滑り台、ブランコがあってもいいんかな、こんなことも考えます。もうちょっと、やはり軽く遊べる場所なら、稲美町結構広いですけど、それなりに配慮いただきたい。そうなんですけど、どうでしょうか。 ○議長(杉本充章)  奥州康彦地域整備部長。 ○地域整備部長(奥州康彦)  先ほど、私が答えらせていただきました稲美中央公園でございますが、稲美中央公園は天満にございますが、これを天満だけではなく稲美町全体の方、加古の方も母里の方も天満の方も、みんなで使っていただいたらいいと思います。  また、加古地区におきましても、それぞれ村でふれあい広場があると思います。また、そんな中でも遊んでいただいたら。また、加古大池でも、加古大池公園におきましても、遊具はございませんが、広場ですね、ちゃんとございますんで、そこで楽しんでいただきたい、そういうふうに思っています。  以上です。 ○議長(杉本充章)  2番、大山和明議員。 ○2番(大山和明) (登壇)  なかなか厳しい返事です。これ、稲美町以外で、私の娘も豊田のほうに住んでいるんですけど、やはりちょっと家から出れば、遊具施設のある児童公園、小さいですよ、ミニですけど、あります。これ、同じ子どもでありながら、稲美町に生まれて、加古に生まれて、その子どもがちょっと歩いて気晴らしに出て行こうかいうふうな、遊んでこよう、ちょっと遊んでくる、そういうふうなところはないいうのは、全く不公平じゃないでしょうか。やはり同じ、人数は少ないです、人数は少ないけど、やはり同じサービス、できるならやってほしいです。何も稲美町から、加古から中央公園まで行くのには、やはり自転車で行かなければなりません。ちっちゃいちっちゃい小学校までの子、幼稚園までの子、こんな子どもがどうして中央公園まで自転車で行けますか。そういうふうなことも考えて配慮いただきたい。  どうでしょうか。 ○議長(杉本充章)  奥州康彦地域整備部長。 ○地域整備部長(奥州康彦)  先ほど私が言いましたふれあい広場ですね、村の中にある。都市公園と違うんですけど、また、そんな公園を利用していただいたらよいと考えております。  以上です。 ○議長(杉本充章)  2番、大山和明議員。 ○2番(大山和明) (登壇)  何度も言いますけど、今、地域の広場はグラウンドゴルフ場に変わっております。グラウンドゴルフやっているときに、子どもがボール投げとかボール蹴りとか、こんなことはできないです。どうです。やはり、年寄りにはかなり厚く整備はされてきております。ただ、子どもに対しては全く無策です。本当に寂しいです。  稲美町の子ども子育て計画、この中にもたびたび出てくるんですけど、アンケートをとっていますね、アンケートでどういうふうに子ども達が言っているか。やはり遊園地とか動物園とかほしいですいうアンケート、また親子が集える場所、グラウンドゴルフ場じゃないです、広場じゃないです。親子が集えて、そこでブランコしたりジャングルジムで遊んだりする場所、こんなところがほしいですいう要望が再々出てきます。このアンケートをどういうふうに考えているのか、どうして前向きな返答が、何の前向きの対策もないのか、ちょっとお尋ねします。 ○議長(杉本充章)  藤原良知健康福祉部長。 ○健康福祉部長(藤原良知)  子育て支援の関係のアンケートの件でございますけども、これは、一昨年、子ども子育て支援の事業計画を策定するときに私どもの方でアンケートをとらせていただいております。その中の自由記載の中で、確かに公園の整備をお願いしたいというふうなアンケート結果もございました。ただ、担当課のほうにおかれましては、その後ですね、本年度におきましても都市公園の整備を3か所整備をしていただいております。そのようなことで、適正に対応をしていただいているというふうなことで私どもは考えております。  それと、公園の遊具というふうなことでございますけども、公園というのは、やはりいろんな方が利用されます。やはりその年齢層でありますとか、それからいろんな価値観を持たれた方が利用されると思います。その中で、やはりいろんな方に対応できるようにというふうなことで、担当課のほうでは整備をされているのではないかなというふうなことで、私どもは考えております。
     以上でございます。 ○議長(杉本充章)  2番、大山和明議員。 ○2番(大山和明) (登壇)  一応、理解するように心がけておきますけども、ただ、やはり遊具、遊び場、これは小学生、幼稚園以上、保育園以上の子ども達は学校いう施設があります。ですけど、それ以下の子ども、幼児を連れてまた集える場所、また子どもと幼児と家族みんなで集える場所、これ、町行政として、こんなとこをつくっているからあそこへ行ったらどうですかではなく、やはりアンケートにもありますように、みんなの意見を聞いて、本当にやっぱり皆の要望の中でニーズに合った施設、そんなんも一つ一つ整備していっていただきたい、こういうふうに思っております。  そして最後に、この項目の最後なんですけど、なかなかね、今すぐ施設を云々いうのは非常に難しいかもわかりません。検討課題ですけど、一つできることを私、提案しておきます。今度また祭りがあります。ふれあいまつりとか大池まつりとか。そんな時に、一度でいいから移動動物園、こういうふうなイベントを一つ、稲美町で年に一度でいいです、入れていただきたい。そしたら、どれほどちっちゃい子どもが喜ぶか。やっぱりロバに乗ったり、ウサギと遊んだり、そういうふうな体験も本当に大事です。1年に一度の楽しみ、そういうふうなんもつくっていただきたい。これは、私質問じゃないです。返答はよろしいです。よろしく皆さんご検討ください、ご配慮ください。そしてお願いして、この家族と集ういう質問は終わります。  そして続きまして、3番の高齢者に送迎支援サービスをということで再質問をさせていただきます。  今いただきましたご返答、そして、この問題はいろいろな議員さんが質問されております。そして、政策部長さんのほうからデマンドタクシーいうふうな、具体的な表現もいただいております。  そこで、私がちょっとその中で疑問に思ったことを再質問させていただきまして、デマンドタクシー方式と今のタクシー券、これとどういうふうな違いがあるんでしょうか。タクシー券をもっと充実させれば、デマンドタクシーに相応するようなことになるんではないですか。お願いします。 ○議長(杉本充章)  大西真也経営政策部長。 ○経営政策部長(大西真也)  今現在、私ども企画課の方で取り組んでおりますのは、利用者を限定しない、幅広い、住民誰もが利用できるということで、一般施策として実施を、導入を検討している施策でございます。一方ですね、バス・タクシー券につきましては高齢者ですね、対象を限定しました福祉部門の施策として実施をしておりますんで、おのずと性格や目的が異なっているところでございます。 ○議長(杉本充章)  2番、大山和明議員。 ○2番(大山和明) (登壇)  今お伺いしたのは、デマンドタクシー方式いうふうなことで出ておりまして、ただ、私調べましたところ、デマンドタクシーといいますとタクシー会社に依頼しての送迎サービスいうふうに理解しているんです。ですから、どうしてもタクシー会社いうことになりますと、利用者の費用負担、これがかなり増えてくるんじゃないかな、ちょっとそういうような心配もしております。  ただ、それ以上に、もっとやはり稲美町で大事なのは高齢者、要介護認定されている高齢者とか、福祉の方で見守りのされている高齢者、この方はやはりもうそういうふうな施策があって、それなりに配慮されているから、それ以外に元気な高齢者、介護認定もされていない高齢者、病気もそれほどしない高齢者、だけど普段の生活がちょっと困るいうふうな方に対してのサービスを提案しております。  ですから、一つの例として、今、加古福祉会館の方でつどいですか、それの送迎サービスが行われております。そして、ほかでいいますと、その中でしたらどうしても限定された方しか、登録された方しか利用できない。ですから、それをもうちょっと進めて、福祉会館、稲美町には三つあります。加古、母里、総合福祉会館。この各福祉会館に車を2台ないし3台置いて、今の送迎サービスをもうちょっと緩やかな運営方式、そういうふうに切り替えて支援サービス、交通サービスを行ったらどうでしょうかいう、ちょっと、デマンドタクシーとはちょっと違った、福祉の方からの視点で提案いたします。 ○議長(杉本充章)  藤原良知健康福祉部長。 ○健康福祉部長(藤原良知)  先ほど議員おっしゃいました、いきいきサロンとかいきいきセミナー、これの送迎サービス、加古福祉会館で実施なんかも私どもやってございます。これは、ある一定の目的の事業に対して町が行っておりますので、皆さんできるだけ多く参加していただきたいというようなことで実施をしておるわけでございます。  ただ、私ども福祉サイドで実施をしております、このバス・タクシー券の助成事業といいますのは、やはり福祉施策というふうなことで実施しておりますことから、一定の基準がございます。これは65歳以上の高齢者、また町民税の非課税世帯の方、それからもう一つ一番大事なことは、自動車等の外出手段がない方というふうなことで、やはり外出するのに困っておられる方に対しては、私どもは福祉施策としてやっていきたいというようなことで考えてございますけども、やはり元気な高齢者の方、また交通手段、自分で車を運転できる方、こういうふうな方に対してはやはり自分で、自助と言いますか、やっていただきたいというふうなことで考えておるところでございます。  ですので、現在のバス・タクシー券の交付事業といいますのは、十分高齢者の方々に喜んでいただいておりますし、また希望される方には全員に交付はさせていただいております。というようなことからも、この事業で皆さん外出支援、また社会参加、そういうようなことには貢献していると考えてございます。 ○議長(杉本充章)  2番、大山和明議員。 ○2番(大山和明) (登壇)  私の交通支援サービスと言っているのは、今、福祉のほうから答弁いただきました。しかし、この稲美町内の交通サービスいいますと、福祉じゃなく、また先ほど言いましたようにデマンドタクシー、これは部署は福祉の部門じゃないですね。部門を超えた、稲美町の巡回バス、デマンドタクシー、デマンド方式すべて含めて、それと福祉の今の送迎サービス、これをドッキングさせて、もっと融通のきいた運用をされたらどうかないうことなんです。  ですから、何も車を運転できる方には必要ないです。やはり子どもとか高齢者とか運転のできない方、また特に、ちょっと稲美町の中心より離れた方、こういうふうな方を交通弱者と言います。やはり本当に困っている方、ちょっと病院へ行きたいんだけど、ちょっと買い物に行きたいんだけど、ちょっと役場まで行きたいんだけど、なかなかこれは自由にならないです。息子と同居でも息子は仕事に行って、夜遅くでないと帰ってこないです。昼間帰ってこないです。どうして移動しようかな。こういうふうな方にサービスをするのが、その位置じゃないですか。そして、あとはもう元気な方、車、便利なように、稲美町を巡回する巡回バス、そういうふうなのは、またそのあとの話です。ですから交通弱者、運転のできない方、本当に困っている方、この方を対象に今の福祉の送迎方式をもうちょっと広げてください。そして、もうちょっと、健康福祉部だけじゃなく稲美町全体の中で、各部署共同で取り組んでいただきたい、こういうふうに思います。 ○議長(杉本充章)  藤原良知健康福祉部長。 ○健康福祉部長(藤原良知)  先ほど議員言われました、昼間でもお家に交通機関、自動車等があっても、昼間やはりお一人になって交通手段がないというふうな方、そういうふうな方につきましても、我々はこのバス・タクシー券の交付いうのは対象とさせていただいております。  そういうことと、今現在ですね、デマンドタクシーいうことで地域の交通手段の確保ですか、というふうなことで、今、関係部署でいろいろと協議をして進めていただいております。私どもは、まずそのデマンドタクシーの結果をやはり見て、その中で、もし今のバス・タクシー券の制度をまた変えていかなければならないというふうな状況があるようでしたらまた考えていきますけども、現在のところは、私どものこの制度は十分喜んでいただいていると考えておりますので、現在はこの制度を維持してまいりたいというふうなことで考えてございます。 ○議長(杉本充章)  2番、大山和明議員。 ○2番(大山和明) (登壇)  タクシー券いいますと、実際、タクシー初乗り運賃が、これ無料になります。これ、そうですね。タクシー券を利用してタクシーに乗って初乗り運賃、これだけを補助いただいても、かなりの金額をあとタクシー料金として払わなければならないです。お金のある裕福な高齢者しか乗れないです。もちろんその裕福な高齢者は住民税非課税、ちょっと不思議なんですけど、やはり蓄えのある方がそういうふうな福祉タクシー券を利用してタクシーに乗っておられる。本当にお金に、国民年金だけで生活されている方、なかなかタクシー券を利用してタクシーには乗れないです。ちょっと土山行って帰ってくるだけで何千円いうお金がかかります。ですから、先ほど言いましたようにデマンドタクシー、どんな方式ですか。やはり、タクシー会社にしてみれば、やはり費用は、タクシー料金かかります。これ利用者負担です。ちょっと、あまりにもお金のある方のみ利用できるような施策じゃないかないう疑問も持っております。  ですから、本当にやっぱり巡回バスを走らせるような補助が出るんでしたら、その補助を福祉のほうへ回して、そして交通弱者を助けてあげてください。そういうふうに考えます。よろしくお願いいたします。 ○議長(杉本充章)  藤原良知健康福祉部長。 ○健康福祉部長(藤原良知)  先ほども申し上げましたけども、私どもはこのタクシー券、またバス券の助成事業におきましては、65歳以上、そしてまた町民税の非課税世帯という低所得者の方、そして交通手段のない高齢者の方というふうなことで実施をしております。経済的負担が軽くなるようにというふうなこと、それから外出手段のない方の、これは生活行動範囲の拡大と社会参加の促進というふうな、こういう目的を持ってございます。その目的のために、現在実施をしておるわけでございます。やはり、引き続きこの制度は維持してまいりたいというふうなことで考えているところでございます。 ○議長(杉本充章)  2番、大山和明議員。 ○2番(大山和明) (登壇)  高齢者問題、本当に難しいです。私も民生委員を経験しておりまして、これからどうなっていくのかなと、本当に懸念しております。ぜひ、もっと元気な高齢者、この方にも目を向けてあげてください。そして住みよい稲美町、やはり稲美町は不便でもこんなことがあるんですよいうことで、できるだけ住みやすくしていっていただきたい。これは、部署を超えて連携して考えていただきたい。これをお願いして、この質問を終わります。  続きまして加古大池の問題、ヘドロ除去の問題、先ほども返答いただきました。この問題に関して期待しておったんですけど、やはりだめかいう落胆の気持ちです。  しかしですよ、本当に進んでいることがあるんです。ヘドロが毎日毎日溜まっています。どんどんどんどん溜まっています。これは止まることがないです。進んでいるんです。施策が進んでいるんじゃなく汚染が進んでいる。どうお考えですか。 ○議長(杉本充章)  藤本泰利経済環境部長。 ○経済環境部長(藤本泰利)  ため池の水質の管理に関しましては、町の管理でございませんので、町がこのことにどうこうと言う立場ではございません。一般的に、私どもは、この前も加古大池を見てまいりましたけども、私どもの目では進んでいるかどうかというところまでは把握できませんでした。 ○議長(杉本充章)  2番、大山和明議員。 ○2番(大山和明) (登壇)  二言目には、「町には責任ありません、町の管轄じゃないです」、この返答しか返ってきません。ため池の本当の管理者は誰なんですか。一番最後に責任をとるのは誰なんですか。稲美町が、稲美町長が最終的な責任じゃないですか。ため池が決壊して大災害が起きた、「これ土地改良の責任ですよ、いや、堤防の管理が悪かったんですよ、私ら知りません」じゃないでしょう。ですから、本当にこれ悪くなって、本当に困った時に誰が責任をとって誰が後始末をするのか、それを明確に、明確な返事がいただきたい。  最終手段ですよ、本当に困った時に誰が責任をとるのか。お願いします。 ○議長(杉本充章)  藤本泰利経済環境部長。 ○経済環境部長(藤本泰利)  今、一つの例を挙げられまして、堤体の決壊、こういう例を挙げられました。また、その前にはため池の水質ということであげられました。ため池というふうに一括りにいたしましても、その管理状況につきましてはさまざまでございます。ため池は、目的は農業用水の貯留ということが第一の目的でございます。したがいまして、その水の管理は管理者であるため池管理者、いわゆる土地改良区ということになります。  また、ため池の決壊に関しましては、その堤体の所有は土地改良でございますんで、土地改良に第一義的な責任がございますが、町のほうも治水の関係におきまして、この部分につきましては共同の責任を負うということでございます。 ○議長(杉本充章)  2番、大山和明議員。 ○2番(大山和明) (登壇)  何度も言いますけど、水の管理、水の管理責任は土地改良にあろうかと思います。当然です。実際に利用者が管理して、利用者が責任を取ればいいことなんです。ただ、私が言っているのは、この水にヘドロが溜まって、そしてこれが周りに影響を及ぼしている、これ環境のほうの問題なんです。水を例えに出しますけど、最終的には環境問題、環境問題いいますと、これ町全体、町の問題じゃないでしょうか。ですから、本当にこれ、最後ヘドロが溜まって困ってしまったら、町の費用で浚渫、町の費用で改善になってくるんじゃないでしょうか。ですから、今のうちに一つずつ進行を止めていく、これが第一、そして状況を緩めていく、改善していく、これも順番です。  ですから、そんなに今は大変なことじゃ、異常事態じゃないからお金はかからないですけど、大事なことです。どうして事前に予防いうのは考えないんですか。私、不思議でなりません。土地改良に責任をなすりつけて、そして何も問題起きてないから、じゃないです。もう現に問題は、たくさん起きています。ただ、本当に大きい声で上がっていないだけです。大きい声に上がったら大変なことになります。町が全面的に負担しなければならないです。こういうふうに考えますけど、どうでしょうか。 ○議長(杉本充章)  藤本泰利経済環境部長。 ○経済環境部長(藤本泰利)  何度も申し上げるようでございますけども、水に関しましても、いわゆる公有水面、海、また湖沼、いわゆる湖、沼、これに関しましては公有水面として水質汚濁防止法、また環境基準が適用になります。ただし、農業用のため池に関しましては、その水質は環境基準の適用外でございます。農業用水の水の管理に関しましては土地改良が負うということでございます。 ○議長(杉本充章)  2番、大山和明議員。 ○2番(大山和明) (登壇)  ため池に関しては、本当にこれもかなり難しい問題のように私は感じております。ただ、私、地元で加古大池の近くに住んでいるから加古大池と提案して、問題提起していますけど、これは稲美町すべて、89のため池の問題です。ですから、加古大池の問題イコール89のため池、稲美町のため池群、これの問題と置き換えていただいても結構です。これから本当に稲美町にため池あり、そして稲美町のため池がよくなる、水がよくなる、そして農業、その綺麗な水を使った無農薬の野菜を作っていただきたい、こういうふうな思いでこの質問を、また次回に持ち越します。よろしくお願いいたします。 ○議長(杉本充章)  大山議員に申し上げます。  稲美町のため池は88ですので、訂正でお願いします。  2番、大山和明議員。 ○2番(大山和明) (登壇)  申し訳ありません。第5次計画の中では89いうふうに、ちょっと勘違いしておりました。申し訳ないです。  続きまして、四軒屋池の周辺道路整備についてでございます。今、前回も言いましたような、「予定にはございません」いう返事をいただきましたが、この度工場誘致が行われておりまして、そしてまた測量の予算もついております。これ、実際に本当にすぐ目の前に道路整備、拡幅整備、そして工場の立ち上げ、工場の工事、始まります。これが始まりますと、あちらからこちらからダンプカーとか工事用車両が絶対に入ってきます。そして、今言われたように、「どこそこを通ってくれ」と指定されても、その関係者は通ってもそれ以外の直接じゃない関係者は、どんどんどんどん入っていきます。今でさえ医療センター方面からの車が町内へ入り込んで、本当に迷惑しております。困っております。子ども達の通学路、横断にも困っております。そのことをどういうふうな対処をするか、工事が始まるまでに道路整備、周辺道路整備、それが必要なんですけど、どういうふうにお考えですか。具体的にお答えください。 ○議長(杉本充章)  奥州康彦地域整備部長。 ○地域整備部長(奥州康彦)  確かに東播磨道ができたその関係で、車が増えておると思います。しかしながら、今回の四軒屋池の跡地の企業進出ですね、この分につきましては、まず道路の拡幅工事、道路拡幅工事でたくさんのダンプが入ってくるということは、盛り土の時にたくさん入ってくると思います。それと、ふだんはあんまり車両はないものと思います。ということで、先ほど言いましたように「主要地方道路の神戸加古川姫路線から7号線に入りなさいよ」ということで、確実に指導したいと思います。  それから、工場の建設につきましては、この7号線が完了しておりますので、7号線を通っていただいて、工場の建設の敷地へですね、入っていただく、そのように考えております。周辺の道路整備につきましては、今現在のところ考えておりません。  以上です。 ○議長(杉本充章)  2番、大山和明議員。 ○2番(大山和明) (登壇)  質問書をちょっと読んでいただいたらわかるんですけど、できあがった後じゃないです。その拡幅工事、これに携わるダンプカーとか工事車両、ミキサー車、こんな車がどこを通ってここへたどり着くか。これは、ルートは本当にすごくわかりやすいです。東播磨道は、東側からは入れません。加古川バイパス方面、加古川方面から入ってきます。そして、一番近いのは医療センターランプ、医療センターランプで降りて、工事現場まで近いです。やはり自然の摂理として、その道を利用する。これを利用しないでくれと言っても、止めるわけにはいかないです。実際、通ります。そしてまた下の県道、南側、ちょっと県道何号線か思い出しませんけど、そこからも上がってきます。また町内の生活道路も、どんどんどんどん通っていきます。四方八方から、道路をつくるために車が入ってきます。これを言っているんです。  ですから、そういうふうな車を、今でさえ本当に危険な道、生活道路、これをどういうふうに考えているのか。地元の対応、地元との話し合いをされたかどうかお尋ねします。 ○議長(杉本充章)  奥州康彦地域整備部長。 ○地域整備部長(奥州康彦)  1点目の、いろんなとこからくるという問題でございますが、道路を整備する事業主体ですね、これ稲美町でございますんで、確実に業者のほうに主要地方道路神戸加古川姫路線から入るように指示をしたいと思います。  それから、地元につきましては、まだ何も決まってない状態で、土地改良区から回覧があったと思います。また町と進出企業ですね、その分につきましては2自治会に、こういうことで進出してきますということで、よろしくお願いしますということであいさつに行っています。まだ何も決まっていない状態なんで、あいさつだけですということで済んでおるんですが、中身が決まってまいりますと、その説明に入っていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(杉本充章)  2番、大山和明議員。 ○2番(大山和明) (登壇)  地域住民、役員さんだけじゃなくすべての方に説明してあげてください。対策も説明してください。そして、できる限りの対策を講じてください。本当に、今現在でも車の多さ、子ども達、本当にこれ生活苦情、生活する上においての苦情なんです。ですから、便利なように変えてくださいじゃなく、本当に今生活している中で、本当に困っていること、やっぱり大きいことを言いますと基本的人権、これを守ってくださいいうふうなことになるんじゃないかな。そういうふうな、それ以上強くは言えませんけど、本当に大事なことです。地域住民含めて守ってあげてください。よろしくお願いいたしまして、私の質問を終わります。  ありがとうございました。 ○議長(杉本充章)  以上で、2番、大山和明議員の一般質問を終結いたします。  次に、11番、関灘真澄議員。 ○11番(関灘真澄) (登壇)  それでは、通告順に従いまして、一般質問を2点いたします。  まず1点目、稲美町版「ネウボラ」について。  ネウボラとは、フィンランドで制度化されている子育て支援施策のことで、妊娠、出産から就学前までの育児を切れ目なく継続的に支援するのが特長の「アドバイスをする場所」という意味です。  国の「総合戦略」の一つの柱で「子育て世代包括支援センター」の整備を「日本版ネウボラ」整備の全国展開を目指すとなっております。  町長の提案説明要旨で、「平成28年度子育て世代包括支援センター設置事業」を伺い、まさしく「稲美版ネウボラ」であり、稲美町地域の将来を左右する意思決定だと思います。健康福祉課内にワンストップで子育て支援を行う「子育て世代包括支援センター」設置となっておりますが、4月にすぐに設置をされるのか、また、これから十分な内容を検討される期間があるのでしょうか。また、わかりやすく課のカウンター窓口の名称は、どうなるのでしょうか。そちらの点を伺い、  ① 開設時期、人員体制、配置はどのようになるのでしょうか。保健師、ソーシャルワーカー等のことです。  ② 関係部署、関係機関との連携は。例えば医療機関とか保健センター等のことであります。  ③ ワンストップ拠点として行う業務内容は。今まである事業をどのように充実していかれるのか。産前・産後のサポート、産後ケアなどすべての妊産婦の状況を継続的に把握し、必要に応じ、支援プランを作成することで切れ目のない支援が図られると考えますが、支援プランを作成されるのでしょうか。また、支援対象者の評価や、支援内容に関するガイドラインの策定は計画をされているのでしょうか。  そしてまた、今現在ある部分についてですが、引き続いての乳幼児健康診査や育児の交流会など、乳幼児の発達や育児の状況、保護者の不安相談の、各発達段階に応じた相談体制、相談支援はどのように充実になっていくのでしょうかを伺います。  続きまして2点目、同窓会開催に支援補助金の制度創設を。  全国で、同窓会を奨励・支援するために補助金・助成金制度を創設される自治体が増えてきております。やはり、人口減少対策の一つとして、定住人口の増加を図ることや、地域経済の活性化の目的で、一定の要件のもと、開催に係る費用の一部を補助・助成をされています。  同窓会は、故郷のすばらしさ、郷土愛を再認識する場でもあり、同級生と再会し過ごす時間は、いくつになっても学生時代に戻る瞬間で、癒される一時であります。  いろいろな世代がありますが、同窓会を推進することで、「出会い」「地域への関心」「Uターン」などの機会の創出に結びつけることになりますので、町内で開催される同窓会に支援を考えられてはどうでしょうか。地域の創生総合戦略には欠くことができない事業の一つと思いますので、提案をいたします。 ○議長(杉本充章)  藤原良知健康福祉部長。 ○健康福祉部長(藤原良知)  それでは、私のほうから質問事項1点目の稲美町版ネウボラについてご答弁を申し上げます。  最初に、カウンター窓口の名称についてでございます。子育て世代包括支援センターとして運営していくため、今後、子育て中の世代の方に親しみやすい名称を検討してまいりたいと考えております。  次に、①の設置時期につきましては、平成28年4月から3か月程度を運営支援の開始に向けての準備期間、住民の方への周知期間として、7月以降の運営を予定しております。人員体制、配置につきましては、健康福祉課健康推進係内に、正規の保健師を中心に嘱託保健師の配置などにより対応してまいりたいと考えております。  ②の関係部署、関係機関との連携についてでございます。  妊娠を希望される方、妊産婦の方、子育て中の方などに対して継続的な支援ができる体制づくりのため、医療機関や療育機関、健康福祉事務所などの関係機関と連携を進めてまいります。  ③でございます。最初に、ワンストップ拠点として行う業務内容でございます。  子育て世代包括支援センターを核として、現在、地域福祉課が行っておりますこんにちは赤ちゃん事業、養育支援、児童虐待、また健康福祉課の乳幼児検診などの母子保健事業、予防接種事業などを、保健師が中心となって行います子育て支援業務を健康福祉課の健康推進係に統合し、行ってまいります。  次に、現行の事業の充実でございますが、妊娠届出時の妊婦全員の方への面談を行う中で、それぞれの方の状況に合った支援の検討を行い、支援が必要な方には支援プランを作成し、定期的な支援として産前のケアや、特に産後ケアの充実などを図ってまいります。また、支援させていただいている方の状況について、母子保健カンファレンスなどにおいて評価、支援内容等の確認をするためのガイドラインにつきましては、運営開始までに作成をしてまいりたいと考えております。  次に、各発達段階に応じた相談体制、相談支援の充実でございます。  各発達段階、年齢に応じた相談体制、相談支援の充実につきましては、各乳幼児検診や、平成27年度から実施しております5歳児発達相談事業などにより相談支援の充実を図っておりますが、子育て世代包括支援センターの設置により、さらなる個別ニーズの把握、関係機関との連携を図ることで、今以上に充実できると考えております。  以上でございます。 ○議長(杉本充章)  大西真也経営政策部長。 ○経営政策部長(大西真也)  それでは、私の方から質問事項2番目の同窓会開催支援補助金制度創設についてお答えさせていただきます。  同窓会開催に対し自治体が支援を行っている先進事例を見てみますと、地元出身者の多くが都会へ出て行ってしまうような山間地域での取り組みが多く、同窓会の開催をきっかけに地元に呼び戻そうとの狙いが主でございます。議員ご提案の趣旨には同感でございますが、稲美町の立地条件や地域特性を考えますと、山間地域のような効果が期待しにくいと思われますので、今のところ同窓会の開催に対する支援補助金制度の創設は考えておりません。定住人口の増加、地域経済の活性化につきましては、さまざまな手法がございますので、同窓会の開催に対する支援補助金制度の趣旨も参考にさせていただきながら取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(杉本充章)  11番、関灘真澄議員。 ○11番(関灘真澄) (登壇)  続きまして、再質問をいたします。  まず1点目の方ですね、前向きなご答弁はいただきました。今後ですね、また3月4日から始まる予算審議の中でもまた関わってくることなんですけれども、それまでにもいろいろ提案もさせていただきたいいう思いで、今回この質問のほうへ入れさせていただきました。
     まずですね、窓口のほうの対応は馴染みやすい、わかりやすい表示をいうことで、本当にそれでそういう名称を使っていただけるいうことはよかったなと思います。  それでまず、これでですね、その中で国が示している分で、当局もされようとしている分は、やはり妊娠期、出産直後、子育て期、その部分を一つにした、一括した、包括した部分であるいうことでありますので、まずそこから順番に伺いたいと思うんですが、妊娠期でありましたら妊娠検診、母子手帳交付からになるかと思うんですが、その以前の不妊治療、その部分は入るんでしょうか。不妊治療の相談の部分は、この一括の中に入るんでしょうか。 ○議長(杉本充章)  藤原良知健康福祉部長。 ○健康福祉部長(藤原良知)  これから実施しようとしております、この子育て世代包括支援センターでございますけども、私どもが現在考えておりますのは、保健師が中心となって業務を行います、母子保健型という、そういうことで実施を考えてございます。それでまた、最初にもご答弁申し上げましたように、現在、健康福祉課、それから地域福祉課で実施しております母子保健に関する事業をまとめて行う予定でございますので、その不妊の関係につきましても、現在も行っておりますけども、引き続き行っていくというふうなことで考えてございます。 ○議長(杉本充章)  11番、関灘真澄議員。 ○11番(関灘真澄) (登壇)  その利用者の支援、その事業の部分で母子保健型、母子保健型の方でなさって、子育て世代包括支援センターになるんでありましたら、今までの基本型の部分はどのような枠組みになるんでしょうか。母子保健型と基本型一つになるのか、また別々の部分として立てて一つになるんでしょうか。どうなんでしょうか。 ○議長(杉本充章)  藤原良知健康福祉部長。 ○健康福祉部長(藤原良知)  現在、まだおおまかな形で、母子保健型でやっていくというふうなことで考えてございます。細かなことにつきましては、今後また7月以降に本格実施を始める予定でございますので、それに向かって検討していきたいと考えてございます。  ただ、母子保健型、一般型というふうなことでございますけども、現在の、やはり保健師の体制、それから、私どもの場所の関係とかいろんな問題がございますので、とりあえずスタートいたしますのは、母子保健型でスタートいたしたいというようなことで考えております。 ○議長(杉本充章)  11番、関灘真澄議員。 ○11番(関灘真澄) (登壇)  はい、わかりました。この3月で運営の準備に入られて4月から周知を行って、7月以降本格的な事業実施に取り組まれるいうことになっていますので、それを伺いましたら、本当に日数的に日にちがないなと、厳しい状況かなあというのが、ちょっと受け止められますね。本当に人員が、配置が複数必要になってくるかなあと、その辺ちょっと危惧しますね。本当に充実な中身で、国が示しているような部分を担っていくんであれば、本当に複数の人員配置が必要になってくると思います。そのほども、やはり重要な部分で課題に入れておいておかれたほうがいいかなと、ちょっと思います。  それと、そうなりましたら、母子保健型のほうでなっていくんですけれども、その中に組み込まれる事業にしたら、こんにちは赤ちゃん事業とか健やか親子21事業とか諸々ありますわね。その部分については、民生費の児童福祉費のほうからなるんですが、今回のこのセンターの設置については、やはり衛生費のほうになるんですか。保健衛生費のほうになっていくんですか。その辺の絡みは、どう受け止めたらよろしいんでしょうか。 ○議長(杉本充章)  藤原良知健康福祉部長。 ○健康福祉部長(藤原良知)  先ほども申し上げましたように、保健師が中心となって行っていく事業をまとめていくというふうなことで、現在は考えてございます。そのようなことからも、やはり衛生費が主になってくるというふうに考えてございます。 ○議長(杉本充章)  11番、関灘真澄議員。 ○11番(関灘真澄) (登壇)  そしたら、その保健師さんの方は常駐になるんでしょうか。 ○議長(杉本充章)  藤原良知健康福祉部長。 ○健康福祉部長(藤原良知)  これは、現在考えているところでございますけども、正規の保健師1名と嘱託の保健師1名程度を常駐というふうなことで考えてございます。それプラス助産師ですね、臨時の助産師、これはスポットになりますけども、そのあたり現在も来ていただいておりますけども、そのあたりも活用してまいりたいというふうに考えてございます。 ○議長(杉本充章)  11番、関灘真澄議員。 ○11番(関灘真澄) (登壇)  その上で、また自治体によってはソーシャルワーカーさんを置かれたり、また子育てコンシェルジュの配置とかね、そういうのも行っておられるんですが、そういう人材のほうは必要性はどう考えていらっしゃいますか。 ○議長(杉本充章)  藤原良知健康福祉部長。 ○健康福祉部長(藤原良知)  質問の中にもございました、ソーシャルワーカーというふうなことでございますけども、ソーシャルワーカーの形態というのもいろいろあると思っております。ただ、私どもは、この専門の保健師がいろんな衛生、健康問題に対応できますので、そのようなことも担えるのではないかなというふうなことでは考えてございます。 ○議長(杉本充章)  11番、関灘真澄議員。 ○11番(関灘真澄) (登壇)  わかりました。そしたら、本当にもう少し検討ができる期間があればね、期間があれば、もう少し本当に現在妊娠してる方とかね、子育てに関わっている方とか、また関わった方、そして、そういう方々の町民の参画などしていただいて、やはりそこで暮らす方々の声を、本当に反映していただいてすれば、重要なポイントになる部分が見えてくるかと思うんですが、期間的にはそれが無理かなあと思うんですけれども、やはり今後、そういう対象者の方がどんな不安を抱かれているのかね、どうありたいと願っていらっしゃるのかね、そういうお声も稲美町として伺うのも一つの、検討のときには重要な材料、資料になってくるかと思うんですけどもね、いかがでしょうか。 ○議長(杉本充章)  藤原良知健康福祉部長。 ○健康福祉部長(藤原良知)  この子育て世代包括支援センターということでは、乳幼児から、妊産婦からですね、妊娠から、妊産婦それから乳幼児、この世代の健全な育成みたいなことで考えておるわけでございます。その中で、やはり情報を一元化するというふうなことも一つの課題として考えてございます。やはり情報を一元化して、その中で、みんなまとまって、知恵を出し合って解決していくというふうなことは、この支援センターの一つの目的ではないかなというふうなことで考えておるところでございます。  やはり、いろんな方の意見というのは、この子育て世代包括支援センターに集まってくる、そして、その中でいろいろ対応していくというふうなことになるんではないかなと考えておるところでございます。 ○議長(杉本充章)  11番、関灘真澄議員。 ○11番(関灘真澄) (登壇)  それでは、引き続きまして、最初のご答弁の中で、この平成27年度から5歳児の健診を取り入れたとおっしゃられまして、私もかねてから母子保健法に基づく部分で、健診でありましたらこの5歳児が抜けていたんで、やっぱり発達障害の方の早期発見というのが遅れていることでね、いろいろと今までも質問させていただきました。その部分でとらえていただけたかなあと思うんですが、5歳児の発達状況の健診をしていただけるいうことは、大変これから先、心強いことだなあと思いました。  ところが、稲美町の乳幼児健診のホームページですか、ホームページを見ましても4か月、10か月、1歳6か月、3歳児しか載っていないんですね。ちょっと5歳児が見当たらなかったので、今、部長の答弁を伺って初めて知ったような状況なんです。この5歳児の部分については、もう少しPRしていただきたいなと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(杉本充章)  藤原良知健康福祉部長。 ○健康福祉部長(藤原良知)  先ほどご答弁申し上げました5歳児の発達相談事業につきましては、私ども乳幼児健診、健診という位置づけをしてないもんですので、ホームページのほうには載せてないということでございます。ただ、これの周知ということでございますけども、これは各保育園、幼稚園、そういう関係機関のほうに通じまして、全対象者に対して発達相談の問診等を行ってございますので、これは周知以前に全員に実施をしておるというふうなことで理解をしております。 ○議長(杉本充章)  11番、関灘真澄議員。 ○11番(関灘真澄) (登壇)  それでしたら、ちょっと私今まで訴えてきたのとちょっと内容が違うんですね。対象者に対しての5歳児の発達相談事業は、それはそれで意味わかるんですけども、5歳児の方は保育園ないし幼稚園に行っておられますわね。そこで、対象になる児童、子どもさんを見極めるいう部分が、保育、教育現場では見抜けない難しさがあるんですよね、保育士さん、また幼稚園の教員の方では。その部分が大変、普段の業務からそういう子どもさんをそういう対象者であるんじゃないかいう部分に対しては、やはり言葉に出しにくい部分もあるんですね、保護者の方に対してもね。やはり、そこには資格をしっかり持っておられる方が、やはり継続的にね、見ていただいて、見守っていただいて、そういう対象者であるいうことを判定していただきたいんですね。今も定期的には幼稚園、保育園覗いていただいていると思うんですけれども、もっときめ細かく対応していただきたい。そしたら、その部分でやったら、やはり乳幼児健診に5歳児健診を入れていただきたいいうところの思いで今まで訴えてきたんですが、その辺の内容はご理解いただいていますでしょうか。 ○議長(杉本充章)  藤原良知健康福祉部長。 ○健康福祉部長(藤原良知)  ちょっと細かな内容になってきておりますけども、実際に先ほど議員が言われましたようなことを、私どもはやっております。まず問診票を、先ほど言いましたように各幼稚園、保育園、対象者のほうにお配りをさせていただいております。その問診票に基づきましてですね、発達相談が必要なのかどうかというのを、私ども保健師のほうを通じて判断をさせていただいて、その中で必要な方については専門職の相談を受ける、また医療の必要な方については医療機関へつなぐというふうなことをやってございますので、このあたりで十分対応できているのではないかと考えておるところでございます。 ○議長(杉本充章)  11番、関灘真澄議員。 ○11番(関灘真澄) (登壇)  その件につきましては、そういう流れで取り組んでいただいているんですが、その背景にはそういう問題を保育園ないし幼稚園では抱えていらっしゃるいうことをお伝えしたくて、今まで述べてきました。  それでですね、また、そしたら今後ですね、これから出産直後でですね、やっぱり産後のうつ、うつが非常に増えてきているところがありますので、またその点も重点を置いていただきたいと思いますので、お願いいたしておきます。  それで、ちょっと1点だけ、27年度からね、早くもそのセンターを設置されているところの事例をちょっと説明させてもらいます。まず不妊治療の相談から入っておられまして、母子健康手帳の交付や妊娠健康診査の実施、そしてマタニティーサロンでの妊婦同士の情報交換や交流などの各種事業の実施をされて、そして出産後には乳幼児の全戸訪問事業、これは稲美町もやっておりますけどもね。産後ケアを行うとともに乳幼児健診審査や、今度育児交流会等の実施もされていらっしゃって、そして子育て期になりましたら乳幼児の発達や育児の状況、保護者の不安等を確認して、各発達段階に応じた相談体制、相談支援を行っていらっしゃいます。この部分で、やはり稲美町にとって、より稲美町らしさを出していただけれたらありがたいなと思います。  やはり、出産や子育てに不安を抱えておられる女性の方は大変多いもので、やはり核家族化や地域のつながりの希薄化などによって、相談できる相手が身近にいないいうことで、地域において妊産婦の方やその家族の方を支える力が弱くなってきておるように感じます。やはり、不安や負担が増えていると、そういうところから不安や負担が増えてきておりますので、やはり稲美町の持っている強み、稲美町であるからいうその強みを生かしていただいて、一部ではその弱みが出ている部分は、克服できる子育て支援策を進めていっていただきたいなと思いますので、お願いいたしておきます。  再度になりますが、ご答弁少しで結構です。お願いいたします。 ○議長(杉本充章)  藤原良知健康福祉部長。 ○健康福祉部長(藤原良知)  最初の産後うつの問題でございますけども、これも重要な問題と私ども考えてございます。最初にご答弁申し上げましたように、産後ケア、それから産前も含めてですね、このあたりの充実を図ってまいりたいと考えてございます。  それと、この子育て世代包括支援センターの設置ということでございますけども、これも最初にご答弁申し上げましたが、4月からいろいろ検討を始めまして、7月以降に設置をして取り組んでまいりたいと。設置は4月でございますけども、7月以降に取り組んでまいりたいというふうなことで考えてございます。現時点では、大まかな体制と取り組み内容などについて確認をしておるところでございます。詳細につきましては、今後また詰めてまいりたいと考えてございます。  それと、近隣市町ですでに実施しておる市もございますけども、また私どもはそれとは別に、この東播磨の近隣の市町と連携を取りながら、また進めていくことも考えてございますので、そのあたりはしっかりと取り組んでまいりたいと、このように思っておるところでございます。特に、この母子保健型をすることによりまして、母子保健業務の統合、それから保健師の集中配置、それから情報ニーズなどの一元化、関係機関との連携、このようなことができますので、充実した母子保健の体制が取れていくんではないかなと考えておるところでございます。今後もしっかりと取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(杉本充章)  11番、関灘真澄議員。 ○11番(関灘真澄) (登壇)  ありがとうございます。もうこれでいいかなと思ったんですが、ちょっと今の説明の中でですね、この予算の主要施策、この部分の53ページには4月から周知等を行いになっているんですね。今、部長のほうが4月から検討に入るとなったんですが、その辺は違いはないですか。大丈夫でしょうかね。 ○議長(杉本充章)  藤原良知健康福祉部長。 ○健康福祉部長(藤原良知)  私、4月から設置をするというふうなことでお答えさせていただいたと思います。設置をして、それからその実施をしていくのは7月以降になるというふうなことでございます。  ですので、4月からは周知をしてまいりたいと。その4月から3か月間程度を周知の期間というふうなことでとらまえてございます。 ○議長(杉本充章)  11番、関灘真澄議員。 ○11番(関灘真澄) (登壇)  はい、ありがとうございました。それでは、大変多様なニーズの幅広い部分でありますが、充実されて、さらなる安定が求められる施策にしていただきますようお願いいたしまして、次の2点目の再質問に入ります。  部長の方から、山間地域が多いとか立地条件がと言われておりますが、いろいろ調べましたら、もう播磨町さんもやはりこのたびの総合戦略の中にも新事業として取り入れていらっしゃいます。そして、西脇市さんもですかね。もういろいろと取り入れてこられていますのでね、やはり山間地域がどうのじゃなくて、やはり自分たちが生まれ育った町から、やはり高校卒業しましたら、やはり進学とか就職で町から出ていかれる方が多いんで、なんとかその方を食い止めよう、また出ていかれた若年層をUターンしていただこういう思いから、こういう施策を新規でやっておられる自治体が多いんですけれども、その点、ご答弁では「これからも検討していく、考えていく」とおっしゃってはいただいたんですが、今の点はどう思われますか。 ○議長(杉本充章)  大西真也経営政策部長。 ○経営政策部長(大西真也)  山間地域以外でも取り組みがあるじゃないかというようなことでございますけども、実際に見てみますと、稲美町の立地条件見てみますと、大学の進学でありますとか、あるいは就職ですね、十分ですね、自宅から通勤可能な状況でございます。  それから、転出の状況見てみますと、平成22年の国勢調査でございますけども、転出が一番多いのは加古川市で770人、明石市が419人、神戸市が379人となっておりまして、東京ですと56人と非常に少ない状況でございます。仮にですね、町内で同窓会を開催しまして、恐らくですね、交通的には負担なく参加できる距離にあるものと思われます。そういう意味におきましても、同窓会をきっかけに地元に帰郷を促すという効果については、稲美町においては低いのではないかなと考えられます。  今、現在、町が実施しております事業で、稲美町で生まれ育った人、あるいは一旦稲美町から他市町へ出て行った人を故郷稲美町に呼び戻す事業といたしましては、親元近居新築住宅取得等支援補助事業を実施しております。これにつきましては、平成28年度は新築住宅に加えまして中古住宅やリフォームも補助対象にしておりますので、議員提案の趣旨につきましては、こういった制度の拡充などに生かしているところでございます。 ○議長(杉本充章)  11番、関灘真澄議員。 ○11番(関灘真澄) (登壇)  そのご答弁の内容も、よく理解はしております。また、さらなるこういう施策はどうかということで、この名目は同窓会開催となっておりますが、各自治体によっては本当に規定されている内容が違うんですね。若年層を取り込もういう方と、また県外へ行かれた方を戻っていただこういう部分もあれば、市町内から出られた方を呼び戻そういう方、本当にさまざまな、各自治体によっていろんな見解で実施をしておられます。ですから、補助金もいろんな部分で補助要綱が違ってきております。これはその自治体が独自で、自分とこの市町らしさを出しておられる部分だと思います。  部長のほうからもいろいろと、この施策についてはご理解いただいているようにも受け止めさせていただいたんですが、やはりこれからね、ますます人口が減ってくるであろう、減ってまいりましたら、やはり労働力も減り、経済成長も鈍ってきますしね、医療や介護などの社会保障の維持もやはり難しくなってきます。そのために多くの自治体がいろんな取り組みをなさっているんですけども、やはり行政サービスの低下もしてもいけませんし、住民の暮らしに支障をきたすことにもなってまいりますのでね、いろんな対策を取られた中のこれは一つです。この部分が大きなウェイトを占めるわけでもないんですけれども、稲美町にとってはやはりここ数年、町外からの転入と町外への転出は、均衡はしております。ですが、やはり今後の町の人口減少を考えると、やっぱり人口の流出による影響が大きいんではないかなと考えられるんですね。これから先のことを考えますとね。やはり、町外への人口の流出が継続すれば、町内で出生する年齢層の人口も減少するんですよね。そういうことから、やはり出生数自体も減少し、やはりさらなる人口減少が進むことになっていきますので、やはり今、この同窓会支援事業を一度考えられても価値あるものと思いますのでね、やはりそういうところにちょっと重点を置いて意識を止めていただきたいなと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(杉本充章)  大西真也経営政策部長。 ○経営政策部長(大西真也)  私もインターネット等で先進事例をいろいろ調べてまいりました。よく見てみますと、よくあるのは出席者の半数以上が市外からの参加者であること、これは恐らくですね、町内の者ではなしに、呼び戻すという意味で、条件として半数以上が市外から集めてくださいといった条件でありますとか、あるいは開催時に市のPRのパンフレットを配ることと、そういったさまざまな条件をつけながら、故郷の愛着といいましょうか、意識を高めるというふうなことをやられております。  私が中学校の同窓会をコミセンでした時もあるんですけども、参加者を見てみますと、ほとんどが町内、あるいは近隣の加古川、明石等でございまして、県外から、遠くからは非常に少なかった。一番遠いので名古屋の方だったですけども、稲美町な立地条件を考えますと、他市町のように参加者の多くを遠方から集めるのは非常に難しい立地条件やなということを思っております。  確かにですね、同窓会の支援補助の趣旨につきましては、最初、議員の中でおっしゃられましたけども、稲美町の総合戦略におきましても、基本目標2のところで、稲美町への新しい人の流れをつくる、ここでは移住の促進とかふるさと意識の醸成が関係してまいります。それから、基本目標3のところでは若い世代の結婚、出産、子育ての希望を叶えるのところでは、実際に若者の出会いとか結婚のきっかけづくりに繋がるケースもあろうかと思います。また、基本目標1のところでは、町内における安定した雇用を創出する、ここでは、開催の時に町内の飲食店を利用すればですね、商工業の振興に繋がるということで、非常にアイディアというか提案としてすばらしいものと思っておりますので、この趣旨をですね、稲美町の立地条件に合った形でなんとか生かしていきたい、そのように考えております。  学校においてもふるさと意識の醸成、これもですね、学校の勉強の中でも学んでおりますし、またふるさと先輩事業という、こういった事業もしておりますんで、若い頃から、小学生とか中学生の頃から稲美町を知ってもらうと、愛してもらうという、こういった取り組みが大切なんで、さまざまな総合的な施策でもって、稲美町の魅力とか愛着を持っていただいて人口の増加につなげていきたいと思っております。本当に、議員の提案すばらしいと思いますので、そういった趣旨をほかのさまざまな施策の中で生かしてまいりたいと思っております。 ○議長(杉本充章)  11番、関灘真澄議員。 ○11番(関灘真澄) (登壇)  私が次に述べようかなと思ったことを全部部長に言われてしまったんですけれども、やはりそうです。地域経済の活性化、イコールその生まれ育った地域での飲食店を活用していただいていうのが、それ目的に入っております。そしてまた、自分たちが生まれ育ったところをもう一度新たに知っていただこういうことで、そういう自治体が提供するパンフレットを配布されたり、また一度住んだところから出られた方には、いろんな外も見ておられるので、そういう方からアンケートもとっておられて、今後の町の施策に活かされたりとかね、いろんな取り組み方、とらえ方ができる要素のツールの一つですね。ツールの一つとして、こういう事業をやっておられます。  本当に、部長も立地条件が難しい、稲美町はと言っておられましたが、やはりみんなその中で生まれ育ってきておりますのでね、今さらその立地条件がどうのじゃなくて、やはりその辺は理解を持った上で同窓会には参加していただいていると思います。  ですから、やはり定住の促進も考えていただいて、やはりもう一度、自分たちの生まれ育った中で交流や故郷の回帰のきっかけをつくっていただくいうのも大きな目的の一つとして今後も考えていっていただきたい、前向きに検討していっていただきたいと思いますので、お願いいたしておきます。  それ以外のご答弁がありましたら、お願いします。同じでしたらよろしいですが。 ○議長(杉本充章)  大西真也経営政策部長。 ○経営政策部長(大西真也)  定住人口の増加や地域回帰の活性化を図るという趣旨には全く同感でございます。そうした趣旨を参考にさせていただきながら、稲美町にあった総合戦略の推進に取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(杉本充章)  11番、関灘真澄議員。 ○11番(関灘真澄) (登壇)  今回も提案型で一般質問をさせていただきました。  以上で、私の一般質問を終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(杉本充章)  以上で、11番、関灘真澄議員の一般質問を終結いたします。  しばらく休憩いたします。               休 憩 午後 0時19分              ……………………………………               再 開 午後 1時20分 ○議長(杉本充章)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、5番、池田いつ子議員。 ○5番(池田いつ子) (登壇)  いつも町政にご尽力ありがとうございます。  通告に従いまして、女性の視点で、町民の立場から質問させていただきます。  まず、1項目めであります。ため池再発見の具体策をということです。  昨年4月に兵庫県のため池条例が64年ぶりに改正されました。条例はもともと、農業目的に使うための管理規制を定めていましたが、自然環境や景観、教育的な役割などため池の多面的機能を重視し、幅広い県民全体で一緒に守ろうという内容になっています。東播磨地域では10年以上前から、ため池を地域全体の財産として守る「いなみ野ため池ミュージアム」事業が進められてきました。昨年11月のフォーラムでは東播磨三市二町の各首長が参加し、ため池の大切さを再確認されました。現在県の総合的な施策が作成中で、それを基に各市町で方針を策定する流れになると聞いています。そこで「わが町を誇りに思う人づくり」と天満南小学校のフェンスにも標語が挙げられているような具体策について考えます。  まず、「北海道から沖縄まで全国野鳥の会では、稲美町を知らなければ潜りだと言われます」と兵庫県野鳥の会会長は話されます。稲美町は野鳥で全国有数のまちであることをご存知だったでしょうか。昨年6月議会で加古大池の野鳥観察壁がクモの巣だらけだと指摘したところ、すぐに綺麗に清掃され、今は次のクモの巣が張り始めちょっと残念な状況です。しかし、それよりもっと残念なことは観察窓から雑草のようなものしか見えないことです。  ① よし原の状況はどうですか。  例年、播磨町の大中遺跡の屋根の葺き替えに加古大池のよしが使われているとのことですが、今年の状況はどうだったでしょうか。  ② アサザ保全活動には長年取り組まれていますが、小学校などで野鳥観察会の実施もするべきだと思います。どうお考えでしょうか。  ③ 野鳥の観察に稲美町へ行きたいが、公共交通がないので行けないという声があります。季節毎にでも町のバスを使用して観察会を開けないでしょうか。  2項目め、稲美町独自のコミバスの早期実現をであります。  約4年前より稲美町の新しい交通手段は、デマンド型乗合タクシーの導入が最もふさわしいとの考えで、継続して交通事業者と協議を重ねているところだ。話が進まない原因は路線競合の問題があり、交通事業者の合意が得られないからだとの答弁が繰り返されています。本当にそうなのか疑問に思っています。  ① デマンド型乗合タクシーが最もふさわしいでしょうか。  ② 路線競合が進まないというのが理由なのでしょうか。  ③ 高齢ドライバーの免許返納や死亡事故の割合は増加傾向にあるなか、4年も止まっている施策であり、複数の議員が毎回質問を続けても同じ答弁が繰り返される事態を今後どうするのでしょうか。  以上2項目の答弁、よろしくお願いいたします。 ○議長(杉本充章)  藤本泰利経済環境部長。 ○経済環境部長(藤本泰利)  それでは、私のほうから質問事項1、ため池再発見の具体策をについて、その①と③についてご答弁を申し上げます。
     加古大池のよし原につきましては、近年、その生育状況、育成範囲に大きな変化はないととらえております。また、大中遺跡の屋根の葺き替え状況につきましては、昨年暮れに県立考古博物館から加古土地改良区に対して、加古大池のよしを採取させてほしいとの依頼があり、土地改良区の了解のもと、例年のとおり播磨町からよしの採取に来られたと聞いております。大中遺跡の葺き替え状況までは把握しておりません。  ③の町のバスを使用して観察会を開けないかとのご質問ですが、野鳥の観察に町外から稲美町を訪れる方が多くあるという事実は、稲美町の自然の豊かさが町内外に認められた証しでり、ありがたいことと思っております。しかし、稲美町の魅力は野鳥以外にも多数あり、野鳥の豊かさはその魅力の一つでございます。現在のところ、町がバスの送迎をつけてまで野鳥の観察会を主催、または支援することまでは考えておりません。  以上でございます。 ○議長(杉本充章)  松田典浩教育政策部長。 ○教育政策部長(松田典浩)  それでは、私のほうから質問事項1のため池再発見の具体策についての②の小学校などにおける野鳥観察会の実施についてのお答えをさせていただきます。  小学校などにおける野鳥観察会の実施につきましては、校外活動となり、各学校でその必要性を判断し、年間計画全体を通して決めていくこととなります。  以上です。 ○議長(杉本充章)  大西真也経営政策部長。 ○経営政策部長(大西真也)  それでは、私のほうから質問事項2番目の稲美町独自のコミバスの早期実現について、これまでの複数の議員へのご答弁と重なるところもありますが、お答えさせていただきます。  ①デマンド型乗合タクシーにつきましては、交通アクセス検討会で平成22年8月から約1年半にわたり議論や調査、研究を重ねる中で、稲美町においてはデマンド型乗合タクシーの導入が最もふさわしいとの報告がなされております。方針決定の要因につきましては、まず稲美町の地形的な地域特性が上げられます。他市町のように山間部で谷沿いに集落が密集しているとか、都市部で明らかな主要幹線が走っているといった状況になく、平坦な地形でどこにでもルートの画が描けるのが特徴となっております。したがいまして、当町においてはコミバスのように固定ルートを設定する巡回型の方式は馴染まないとの意見が出されております。  そして、決定理由の1点目として効率性。予約のあった利用者の自宅に行く。2点目として柔軟性。タクシー事業者の車両を利用することにより投資をむだにせず、増車、減車など絶えず変化する住民ニーズに柔軟に対応できる。3点目として安全性。当時は、住民協働の案もありましたが、プロが運転を行うことにより、事故が起こっても住民が刑事責任を問われることはない。4点目として公平性。町のどの地域に住んでいても同じサービスが受けられる。5点目として継続性。将来にわたってシステムを維持できる可能性が高い。といったことが、方針決定の理由でございます。  ②自治体が新しい公共交通を導入する場合は、地域公共交通会議で合意を得なければならないとされております。デマンド型乗合タクシーの導入に当たっては、既存の路線バスとの路線競合の問題があり、バス事業者の合意が得られない状況でございます。  ③稲美町の交通アクセスは、デマンド型乗合タクシーの導入と路線バスの維持、確保の二つを柱に進めております。現在のところ、路線競合の問題解決の時期をお示しできない状況にありますが、デマンド型乗合タクシーの導入に向け、引き続き粘り強く協議を続けてまいりたいと考えております。なお、協議を進展させるための切り口という点では、今後、母里・加古川医療センター線の実証運行後の方向性について、地域公共交通会議で協議していくことになりますので、この動きに絡めまして、問題解決に向けた新たな展開を図っていけるよう努力してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(杉本充章)  5番、池田いつ子議員。 ○5番(池田いつ子) (登壇)  では、順番に再質問をさせていただきます。  1番のよし原の状況については、近年そんなに変わった、同じような状況が続いているということでございました。私も加古大池のよしが大中遺跡公園でどんなふうに使われているのかちょっと見てみたいという興味から、2月27日、大中遺跡公園へ行ってまいりました。たまたま担当課長がおられまして、丁寧な説明をいろいろしていただきました。葺き替えに使われているというふうに聞いてたんですが、大中遺跡では2008年から竪穴住居復元プロジェクトというのをやっていて、どんどん竪穴住居を1年ちょっとかけて増やしていると。先日、神戸新聞にも掲載されておりましたが、2月28日にその5棟目が完成して、予定ではあともう一つつくる予定だと。だから、屋根はすべて加古大池の葦が、葦もよしも一緒だそうですが、よし原のよしですべてつくっている。一部ほかのところも混じったりするそうではありますが、ほとんどが加古大池のよしだということでございました。  それを聞いて、私も実際に見せてもらってとても嬉しく思ったんですが、稲美町にはなかなかそういうふうなことすらちょっと浸透していないなあ。だから、まずPRビデオにでもそんなふうなことまで入れてほしいと思ったぐらいです。  ですから、その播磨町の大中遺跡では、近くに蓮池幼稚園というのがございますので、けっこう交流があって、その完成式にも幼稚園の園児が招かれて、いろいろお祝いをしたということでございました。稲美町も同じ加古郡で隣にあるので、幼稚園から大中遺跡、加古大池のよしがあそこに使われているんだというようなことをですね、幼稚園でももっとアピールしてほしいなと思ったんですけれども、幼稚園、稲美町の5園は大中遺跡へ行ったりすることがあるのでしょうか。 ○議長(杉本充章)  松田典浩教育政策部長。 ○教育政策部長(松田典浩)  幼稚園では、年に1回バス旅行、たぶん行っておったと思うんですけど、そこの行き先が大中遺跡っていうのは、ちょっと聞いてないです。ただ、小学校では過去に大中遺跡のほうへ行ったことがあるというふうに聞いております。 ○議長(杉本充章)  5番、池田いつ子議員。 ○5番(池田いつ子) (登壇)  私も知る範囲では、小学校は行っているけれども、幼稚園ではあまり利用してないようなことで、近くですからですね、ぜひ幼稚園からそういうふうに、稲美町の加古大池のよしがあの屋根になっているよというようなことでですね、そういうところも利用するように、幼稚園の園長会でですね、教育委員会のほうからアピールしていただきたいなと思いました。  いかがでしょうか。 ○議長(杉本充章)  松田典浩教育政策部長。 ○教育政策部長(松田典浩)  園長会のほうでお話をさせていただきますけども、行き先については幼稚園のほうで決めるということになっていきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(杉本充章)  5番、池田いつ子議員。 ○5番(池田いつ子) (登壇)  ふるさとを愛する大人になるためには、ふるさとを知ることが大事です。小さな頃から、いろいろそういうふうにですね、稲美町のため池とのつながりも関連してですね、そういうふうなことをアピールしていただきたいと思います。  それと、考古博物館ではですね、幼児向けの古代体験ツールというのを貸し出しがあるんですね。ちょうど弥生ごっことか昔遊びができるということです。これは、個人的には借りれないんですけれども、幼稚園とかそういう団体は、申し込めば貸していただけるということなんです。だから、それも一緒に園長会で紹介していただきたいと思います。 ○議長(杉本充章)  松田典浩教育政策部長。 ○教育政策部長(松田典浩)  それにつきましても、園長会でお話をさせていただきます。 ○議長(杉本充章)  5番、池田いつ子議員。 ○5番(池田いつ子) (登壇)  では、1番の②番の野鳥観察会ですが、学校ごとに年間計画をしているので、学校がやることだということでしたが、64年ぶりにため池条例がですね、改正されて、この機会にですね、学校ごとが決めると言っているんじゃなくって、こういう野鳥観察会もですね、してはどうかと。教育委員会のほうからお薦めするというようなことも教育委員会の役目じゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(杉本充章)  松田典浩教育政策部長。 ○教育政策部長(松田典浩)  小学校などにおける野鳥観察会の実施につきましては、先ほども言いましたけども教育委員会が主導して実施するということは考えておりません。  なお、3年生のときに環境学習っていう時間があるんですけど、それがアサザの分であったり田植えであったり稲刈りであったりというようなことで活動しているわけです。その今の活動に代わりまして、野鳥観察会にもっていくかどうかっていうのは、学校の判断になっていくということでございます。 ○議長(杉本充章)  5番、池田いつ子議員。 ○5番(池田いつ子) (登壇)  午前中に、大山議員からも具体的なため池の活用などについて質問されました。だから、そのため池でもですね、私も最近まで知らなかったことですけれども、稲美町の野鳥ですね、野鳥が県内の中継地としてはですね、すばらしいと。もうかなり昔になりますが、天満大池で1974年から1978年まで3回連続でですね、オガワコマドリという希な冬鳥が越冬した。そのことがですね、稲美町を全国区にしたそうなんですね。  だから、そういうことからも関連しまして、今でもですね、最近、そういう渡り鳥がちょっと減ったような、環境が少しずつ少しずつ、30年、40年の間に変わってきまして減ったような気がします。しかし、今でも稲美町ってそんなに価値がある場所なんでしょうかっていうふうに野鳥の会の方に聞くとですね、水辺の旅鳥の県内中継地について目録データを考察すると、稲美大地の重要性を大変わかりやすく示しているそうです。ラムサール登録の円山川を上回る種類の鳥が稲美野大地に寄ってきて、県内1位の数になっているということでした。  だから、せっかくですね、そういう地にありながら、子ども達がそういう野鳥に対して興味を持つような機会がないというのは非常に残念なこと、もったいないことだと思います。ですから、小学校3年生の環境学習のときにでもですね、ぜひそういうことをしてもらいたいと思います。  今、アサザをやっているのも東小学校だけじゃないんですか。昔は南小学校でもやっておりました。やっていた時期がありますけれども、五つの小学校があるわけですから、そういう野鳥に興味を持ってもらうように、稲美町に住んでいる子ども達にそういう土地なんだよと、稲美町だからこういうふうに鳥が観察できるんだよというふうにする機会を、ぜひとも設けるべきだと思います。 ○議長(杉本充章)  松田典浩教育政策部長。 ○教育政策部長(松田典浩)  おっしゃいますように、地元の稲美町を好きになっていただくということは非常に大事なことやと思います。稲美町が作っている教材の中に「わたしたちの稲美町」という教材がございまして、それで小学校のときに稲美町のことを知ってもらうというようなことをしています。先ほどもちょっと話が出ておりましたけども、ふるさとの先輩事業ということで、そこの学校を卒業したOBの方で音楽家を呼んだり、お医者さんの話を聞いたりするような機会もございます。それも含めた上で、環境学習の中で野鳥の観察をしてはどうかというご提案なんですけども、先ほども言いましたように、教育委員会として、教育委員会が主導してそれをやってくださいねというようなことは、言うことはできません。そういう意見がございましたということはお話をさせていただきますけども、あくまでも環境学習の内容につきましては、学校のほうで校外活動という位置づけになりますので、決めていっていただきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(杉本充章)  5番、池田いつ子議員。 ○5番(池田いつ子) (登壇)  なぜそういう野鳥観察会が開けないのか、私なりに考えてみますと、先生自身が学校の周りの自然について知らない、子ども達に指導できないというのがあると思います。ノウハウの少ない現場の教師には、そういうややこしいことしたくないんじゃないかなあって想像したりもします。地域の支援者とか先生方にスキルがなければ、効果的な学習に結び付きません。だから、そこをどうするのかと考えるのが教育委員会の役目なんじゃないんでしょうか。  兵庫県がですね、2009年から小学校3年生を対象に、1年を通して身近な自然の中で命のつながりや大切を感じるための学習というのをしております。ですから、そういうのをうまく使っていくというのが一つの大きな手だろうと思います。実際に、去年の11月9日ですね、加古川市立神野小学校の子ども達が六軒屋池に自然観察に来ています。隣の市からですね、わざわざ来てるのに、地元の加古小学校の子ども達が六軒屋池でそういう機会を持てないというのは、本当にもったいないことだと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(杉本充章)  松田典浩教育政策部長。 ○教育政策部長(松田典浩)  校外活動の時、例えば春の遠足に行った時などに、春の野草であったりツバメが飛んでおったりというのを身近で感じとれるような校外活動もしておりますので、あえて野鳥観察に限定した形で、先ほども言いましたけども、教育委員会が主導して実施する予定はございません。 ○議長(杉本充章)  5番、池田いつ子議員。 ○5番(池田いつ子) (登壇)  だから、その実施する予定がないというのは、私は今、ため池再発見の具体策について質問しているんですから、今までそう思っていたとしても、県のその小学校3年生対象の自然観察の事業、そこからですね、優秀なアドバイザー付きでですね、実施してもらえば、学校の先生たちも非常に学べることがありますし、子ども達も身近な池に関心を寄せて、稲美町っていいとこっていうか、こういうことがあるんだなと、ため池について自分たちでそれぞれいろんなことを再発見してほしいと言っているのでございます。  教育委員会がそんなふうに決めつけなくっていいと思います。県と連携すれば、県民局で積極的にやっている事業ですし、このため池条例が改正されて、町はそういうことにこれから力を入れていかなければならないという時期なんですから、もうちょっと前向きに考えていただきたい。 ○議長(杉本充章)  松田典浩教育政策部長。 ○教育政策部長(松田典浩)  野鳥に関する学習内容としましては、小学校においては、小学校の理科の内容におきまして、A物質・エネルギーとB生命・地球があります。Bの生命におきまして、第4学年で生物の多様性と共通性について学びます。野鳥の観察は、鳥類における種類や季節による生体活動の違いというようなことで、教室の中で学んでいっているところでございます。先ほどおっしゃいました県の事業に乗っていくかどうか、それと校外活動で、環境活動で野鳥観察会にするかどうかっていうのは、先ほども言いましたように学校の方で判断していただいて実施をするということになります。  以上です。 ○議長(杉本充章)  5番、池田いつ子議員。 ○5番(池田いつ子) (登壇)  これから、稲美町の持っている宝をもっと活かしていこうという、財産を守って事業を進めていこうという時期なんで、ぜひとも小学校でもそういう、地元の池でいろいろな野鳥が観察できる、特別な地区なんだということを広めていってもらいたい。だから、幼稚園でそういう考古博物館で学んで、また小学校でそういう体験学習をする。ちゃんとスキルのある県のアドバイザーを呼んでくるわけですから、費用を使わずに有意義な授業ができることと思います。  それでさらにですね、そこで鳥に関心を持った子ども達が、町がしつらえたバスでですね、稲美町のため池を回って観察をして広げていくというふうな、そういう3段階でですね、私はやってたらいい授業ができると確信しているんですが、いかがでしょうか。 ○議長(杉本充章)  松田典浩教育政策部長。 ○教育政策部長(松田典浩)  先ほどから何回もお答えしているとおりでございます。今のところ、予定はございません。 ○議長(杉本充章)  5番、池田いつ子議員。 ○5番(池田いつ子) (登壇)  今のところ予定はないですが、今後、ため池は危険だから近づいてはだめということからですね、積極的にため池を活用して、ため池ってこういうこともあったんだというふうな方向へ変えていっていただきたいと思います。  それでは、3番ですね。  本当に、最近はそういうバードウォッチングで稲美町を訪れる人も少なくなっているんですね。なぜですかって、私も野鳥の会の人に尋ねると、やっぱり公共交通、バスがないので、いろいろ次から次って行きたいところへ行けないという声が大きかったです。  加古大池のですね、野鳥観察壁っていうのは、平成7年に完成しております。それで、その時にですね、その時は三木土地改良事務所ですね、防災ダム工事とかで加古大池が改修されている最中だったようなんで。三木土地改良事務所からですね、野鳥の会兵庫支部長宛てに、こういうのができましたからぜひ稲美町に来てください、そしてまた野鳥の会で広めてくださいというようなお手紙出されているんですね。それを見せてもらったんですけれども。その時にですね、「観察会など開かれるなら、ぜひとも来てほしいので支援の用意があります」というふうなことも書かれておりました。やはり、その観察壁、立派な観察壁が平成7年にできて、もう20年もたつわけですけれども、それを活用しようというような、活用して、そういう観察会も開きたいというようなことが伝わってくるんですね。  先ほど、経済環境部長の答弁は、予定はないという一言でしたけれども、交流人口を増やしていくという意味でも、この稲美町の環境をフルに活かすという意味でも、こういうことを、回数は多くなくても、まず1回目から始めるべきなんじゃないですかね。そしたら、その時もですよ、もちろん素人ばかり集まって行っても仕方がありませんので、野鳥の会の方に見所とかポイントとか教えてもらったりとか、今後ですね、生涯バードウォッチングができるような下地をですね、つくってもらえたらいいなと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(杉本充章)  藤本泰利経済環境部長。 ○経済環境部長(藤本泰利)  この度の議員のこの一般質問におきまして、私どもも稲美町の野鳥はですね、こんなに県下で有名なんだなというのは初めて知ったわけでございます。その辺のところは、私どもの不明の部分は、これから反省してですね、取り組んでいかせていただきたいというふうに思います。  しかし、これまでも野鳥の観察会はですね、生活環境課を中心に何度か開催をさせていただいております。その時にはですね、野鳥の会の協力も得ながら開催してまいりました。その中で、今もおっしゃってるような県下ナンバーワンであるとか、全国に知られたとかいうふうなことは出てなかったわけでございますんで、私どもも知り得なかったわけでございますけども、今日、このようにお聞かせいただきましたので、これからはこういうふうな稲美町の資源をですね、観光なり、またツーリズムの関係でですね、稲美町から発信をしていけるように、県と共々取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(杉本充章)  5番、池田いつ子議員。 ○5番(池田いつ子) (登壇)  前向きなご答弁、ありがとうございます。  平成13年に防災ダム工事で加古大池が大改修されたんですけども、やはりその改修前の話を聞きますと、どこまでも続く広大なよし原、3ヘクタールもあったそうですが、広がって、夕方になると空が真っ黒になるくらいツバメが集まってきてねぐらをとっていたと。今、兵庫県の野鳥の会の会長さんも、高校生の時に加古大池でそういうことを体験して、すごく魅力的ではまってしまったというようなお話をされていました。  だから、土の水路やため池の土手がコンクリートの三面張りになったことが、野鳥が減った第一の理由だと思いますというふうに話されておりましたが、その野鳥観察壁ができました時に、野鳥のための食事木が約300本、現況よし原の保存ということが、最初の、こんなんができましたというお知らせの時に書いてありました。いろいろなことが考えられて、その時に野鳥観察壁っていう、ああいう立派なものができたわけですから、やっぱりその当時の頃にですね、戻していくというか、20年前、私、完成当時はどういう状況だったんか全くわからないわけですけれども、現在行ってみますと、やっぱり窓のとこからは、ちょっとなんかボーボーとした草が生えているような状況で、窓から鳥は見えないというような状況ですね。  だから、現況よし原の保存、その食事木、野鳥のために本当に大きな木になっています、年月がたって。椎の実とか、何種類もの木の実もいっぱい落ちてました。  ですから、やはりもうちょっとそのあたりを大事に維持していくというふうなことも考えていただきたいなと思います。 ○議長(杉本充章)  藤本泰利経済環境部長。 ○経済環境部長(藤本泰利)  五軒屋側にあります観察壁、これは前から観察壁、先ほどおっしゃっていましたように平成7年ということで、三木土地改良区が造成し、その後稲美町に帰属しているということになってございます。今現在は、町が管理をしておるわけでございますけども、知る人ぞ知るという感じでですね、一部の方々には非常に有名だったんだろうと思います。ご利用されているんではないかなというふうに思いますが、町全体としてなかなか利活用にまでは至っていなかったというふうに思います。機会があればですね、そういった観察会も、稲美環境会議などのですね、市民団体とも協力しながらですね、できたらいいなというふうに思っております。  また、観察壁からの景観でございますけども、おっしゃるように、当初のですね、植栽がですね、かなり成長をしてですね、例えばユキヤナギなどもですね、観察壁の高さにまで伸びてた状況でございましたが、今、それはあそこを指定管理していただいています加古っちの皆さん方によりましてですね、きれいに剪定をされてですね、現在は見晴らしもよくなっているところでございます。それはまあ植物ですので、成長いたしますので、定期的なそういう管理が必要になろうと思いますけども、これからもその辺のところは気をつけて管理をしてまいりたいと考えております。 ○議長(杉本充章)  5番、池田いつ子議員。 ○5番(池田いつ子) (登壇)  ですから、一昨年ですね、2014年には入ケ池にマナヅルが来ました。そして、同じ頃ですかね、その前ですか、六軒屋池にコウノトリも来たことがあります。そういうふうに、稲美町はまだまだ珍鳥銀座が健在だというふうに評価されております。この足元の宝をですね、活かさないと、本当にもったいないなと私は常日頃思っております。その観察壁も五軒屋側ですので、管理棟とは全く逆の方向なんで、私もそういうのがあるということすら知りませんでしたが、やはり、もっともっと小さい頃からですね、そういう小学校を通じてですね、校外学習、環境学習を通じて子ども達に広めていってほしいなと思います。  非常に、宝の持ち腐れにならないように、これからPR、活用していっていただきたいというのが、私の今日の質問の趣旨でございます。 ○議長(杉本充章)  藤本泰利経済環境部長。 ○経済環境部長(藤本泰利)  加古大池の魅力、いろんな面でたくさんあるわけでございますけども、野鳥についてもですね、非常に魅力があるんだということが、私も今日は再認識をいたしましたので、今後ですね、町だけではなかなか難しい面もございますので、県とも協力しながら、またいなみのため池ミュージアムとも連携しながらですね、今後取り組めるものがあれば取り組んでいきたいなと、このように考えているところでございます。 ○議長(杉本充章)  5番、池田いつ子議員。 ○5番(池田いつ子) (登壇)  東播磨県民局がですね、そういう環境学習に大変力を入れておりますので、うまく連携して、今後やっていっていただきたいと思います。  では、2番のコミバスの件について、再質問をさせていただきます。  まず1番ですね、デマンド型乗合タクシーということ、それが町民の総意なのでということを4年間ずっと言い続けてこられました。私も私なりに公共交通施策について勉強してきたわけでございます。その中で、再生塾という特定非営利活動法人再生塾というところがやっているセミナーがありまして、2日間参加してまいりました。もう4年近く前のことになります。  それで、そこのそうそうたる講師陣が並んでいるわけでございましたが、京都大学大学院の中川大先生ですね、その方に、稲美町こういうことを考えているけれどもどうなんでしょうかという質問をしたときのお答えがですね、「日本中でデマンド型がうまくいってるところはない」とおっしゃいました。私もデマンド型、ドアツードアが実現したらいいなと思っておりましたので、そういう第一線で実践までしておられる先生が、そういうふうにはっきりおっしゃったので目の前が真っ暗になったんですけれども。なぜうまくいかないのかというと、「うまくいけばいくほど費用がかさみ、財源が続かないから、うまくいっているのにやめざるを得なくなることが多い」というふうにおっしゃいました。  また別の大学の専門家に、メールでやりとりしている先生がございましたので意見を求めますと、その方は、「デマンド型は予約の労が発生します。同じ輸送量を行うとすると、予約受付の費用分がお金がかかります。また、バスは乗っていないとうまくいっていないとわかるけれども、デマンドの場合はうまくいかないと利用されないので、車両が走らず、うまくいっていないことが表面化しにくいという点がある。稲美町と同じように幹を路線バス、デマンドを枝葉で運用しようとしていたところが、いつの間にかデマンドで全域運行することになってしまった京都の南丹市の例もあり、実際に南丹市はうまくいっていない」ということでした。  粘り強く交渉するということも必要でしょうけれども、ここ半年余り、いろいろな議員が何度も質問しておりますが、同じ答弁に、私もお腹いっぱいという感じです。そして、4年がたち、気がついて周りを見渡せば、東播磨三市二町、みんなコミュニティバス、コミバスというものがそれぞれに進んでおります。びっくりしたことに、コンパクトシティーで全国から視察があったお隣の小さな播磨町まで、4月から実証運行するとかいうて、100円でしますとかいうのを新聞で見まして、ちょっと驚きました。  やはりそれだけ、どことも大事な施策です。本当にデマンド型が稲美町に合っていていいんでしょうか。それしかないんでしょうか。 ○議長(杉本充章)  大西真也経営政策部長。 ○経営政策部長(大西真也)  本当にですね、議員自ら自主的にNPOのセミナーに2日間参加された。勉強していただきまして、ありがとうございます。お礼を申し上げます。  質問の中で、まずデマンドのデメリットといいましょうか、1点目、財源。どんどん費用がかかっていくというお話ございました。この点につきましては、現在、私どもが導入を考えておりますのは、タクシー会社に委託を考えておりますけども、月額、利用があってもなかってもお支払いする月額契約ではなしにですね、利用実績に応じた契約を考えてございます。したがいまして、仮に利用が少なければ、当然お支払いするのも少ないですし、利用が多ければ、当然住民サービスに繋がるわけですからお支払いしていくということで、税金のむだづかいにならない、当然、利用が増えて財源支出が増えれば、それはそれでありがたいこと、住民にも喜んでいただけると、このように考えております。  2点目の予約の手間。これが、まさにですね、デマンドのデメリットが、事前予約に手間がかかると。通常は前日等の予約になってまいりますけども、どうしても不便だというような声、これはもうデマンド型の宿命でございまして、先進事例を見てみますと、そのデメリットを少しでも改善するために、例えば当日でも受付可能ですよ、このように改善されてるところがありますんで、この点につきましてはですね、いかに手間を少なくするかが課題かと考えております。  それから、稲美町が本当にデマンドが合っているのかということでございますけども、これは、一番には稲美町の地域特性が考えられます。平坦な地形で、どこにでもルートが引ける。仮に、恐らくですね、Aというルートを引いてもですね、やっぱり回らないところ、交通空白地が残りますんで、あっちもこっちも回ってほしいと。ぐるぐる回るような最終的な案になってまいります。となりますと、非常に時間がかかります。真っ直ぐ行けば近いのにぐるぐると回るんで、結局利用しにくいと。そういった声が上がってくることが想定されます。これが、デマンドでありますと、直ですね、利用のあったところに行きますので、そういった時間のロスといったものもございませんので、そういったメリットがあります。  それから、稲美町の場合は、平成7年にコスモバスという巡回型を走らせてますけども、これもわずか1年で、利用が少なくて廃止をしております。それから、このたび母里・医療センター線も走らせていますけども、母里からですね、天満南小学校のほうにぐるぐる回って走らせています。利用人数が、当初は1年間で1.53人ですね、それからダイヤ改正によりまして、医療センターの診察時間に間に合うように時間を早めたんですが、その後は1.18人と、さらに下がっておりまして、結局稲美町は、こういうぐるぐる回るような巡回型は根本的に合わないのではないかと、こういった意見も出されているところでございます。  それから、これは交通アクセス全体でのことなんですけども、理想と現実のギャップの大きい施策だと言われております。よく、アンケートを取りますと、将来心配だ、コミバスとかデマンド走らせてほしいと、こういった声が多いんですけども、他市町もそうなんですけども、実際に走らせてみるとあまり利用者がないという、こういう理想と現実のギャップの大きな施策でございます。そういったことの中の、いや、そうは言いながら、実際には高齢化が進んでおりまして、必要な施策なんですけども、そういった中で稲美町にどういった方法が一番ふさわしいかということになってまいりますけど、これが交通アクセス検討会で12回にわたる議論、審議、それから先進地視察、重ねていただく中で、やっぱり稲美町はデマンドがふさわしいという結果になっていますんで、これを導入する方針で、今現在、粘り強く協議を重ねているところでございます。 ○議長(杉本充章)  5番、池田いつ子議員。 ○5番(池田いつ子) (登壇)  それだけ自信がおありで、分析されているならば、早く実現しなければいけませんね。実際に、私も母里の方へ行ったら、あれどうなっているんや、私ら命あるうちにできるんかいなみたいな皮肉を言われたりします。私は、大西部長の気持ちもよくわかって、私はその度に粘り強く言って、大西部長がおっしゃるようなことを説明するわけでございますが、もう本当に、これも2年以上、ちょっと私、同じ答え言うの、なんとかならないのかと。
     さっきのほかの議員の質問でもありましたように、母里地区は神姫バスがあったの、撤退していると。じゃあ、撤退したんだったら、そこの空白地帯ですね、今問題になっている空白地帯だけでも、自信があるデマンドタクシーのですね、実証運行できないのかと素朴に思いますが、それはどうなんですか。 ○議長(杉本充章)  大西真也経営政策部長。 ○経営政策部長(大西真也)  母里地区だけでも先行実施をというご意見でございます。確かにですね、稲美町、加古、母里、天満を見てみますと、現状では母里地区が一番、交通空白地が多くなってございます。それは、承知の事実でございます。しかしながら、加古地区及び天満地区にも交通空白地が残ってございます。もしですね、母里地区に走らせるんであればですね、例えば何年は母里地区、何年は天満地区、何年は加古地区と、明確に将来展望を示す中での母里地区の先行実施であれば可能でございますけども、いやいや、とりあえず先に母里を走らせるんだということであれば、ほかの地区の、残ってまいりますんで、交通アクセス検討会の意見もですね、公平性の観点から、町のどの地区に住んでいても利用できるようにしてほしい、これがもう熱い望みでございますんで、将来展望がある中での母里地区の先行実施は可能かと思いますけども、現在、そういった展望がありませんので、公平性の観点から、全町での一斉実施を目指しております。 ○議長(杉本充章)  5番、池田いつ子議員。 ○5番(池田いつ子) (登壇)  だから、そういう公平性とかいうことにこだわって4年間たっちゃったんじゃないんかなと、私は思います。  加古川市を見ていましても、私、加古川市の上荘町の上荘くるりん号っていうのができますっていう、2、3年前に新聞を見た時に、部長のほうへ、「こんなん稲美町でもしましょうよ」ってお話しに行ったことがございますが、こんなんやったらすぐできるんです。でも、公平性の観点から、こんなんしても意味がないと、今言われたようなお答えでした。そんなことしてたら、本当に先が見えない。あと、こういう状態がいつまで続くんですかと。  普通ですね、加古川市にしましても明石市にしても、そういう空白地は、その地域に合った、そういう加古川市ならばかこタクシー。安いですよ、距離に応じて100円、200円、300円。そして、さっきの上荘くるりん号っていうのも、8人乗りのワゴン車で、もう改善されてまた新しくなって、市町村運営有償運送を活用して、国からの地域住民生活等緊急支援交付金をもらって改善して、また今年から、4月から始まるとかいう、この間、新聞報道がありました。  みんないろいろやってみて、改善を加えて、そういうふうにしないと、一括してですよ、そんなんポーンというふうなことを考えていると、こんなふうに4年とかいうてたっちゃったんじゃないんですか。  その公共交通会議ですね、そこに専門家の方も入っておられます。私も勉強会などでは、どういう専門家を入れるのか、専門家のキーマンというのが非常に大事ですというふうな話を聞いてきました。いつも神姫バスと町と、近畿農政局とかいう話しか出ませんが、その専門家の方のご意見はどうなんでしょうか。 ○議長(杉本充章)  大西真也経営政策部長。 ○経営政策部長(大西真也)  まずですね、加古川市の事例がございました。私どもも加古川市の先進事例を勉強するために視察に行っております。加古川市の場合はですね、いわゆる都台、非常に高齢化が進んでおりまして、なんとかですね、都台でそういった移動手段を確保したいということで、いろいろ議論を重ねる中で、いわゆる住民協働ですね、住民が運転手になってバスを走らせるんだというような格好でやられております。ただ、これもですね、路線競合の問題が残っておりまして、最終的に駅へは接続できずにですね、今、マルアイができておりますから、利用は1日12人前後ということでございますけども、なかなか苦労する中で編み出したのが住民協働で。マルアイとかふぁ~みんとか繋ぐという路線でございます。ここも課題がありまして、稲美町でも過去に住民協働を検討しましたが、安全性、事故が起きたらどうするんだ、継続性、今頑張ってる方が引退したら後継者はできるんであろうか、こういったことがありまして、稲美町においては住民協働は見送った経緯がございます。  それから、次の地域公共交通会議の専門家ということでございますけども、現在の地域公共交通会議は、住民とか利用者が8名、それから交通事業者関係が4名、町が2名、陸運局が1名、労働組合が2名、道路管理者1名、警察が1名、学識経験者1名、それからオブザーバーとして県の交通政策課とバス事業者の課長が入ってございます。この中で、特にですね、学識経験者の中で県立福祉まちづくりの研究所、北川先生という非常に経験豊富な方がいらっしゃいますので、さまざまな場面で的確なアドバイスをいただいているところでございます。 ○議長(杉本充章)  5番、池田いつ子議員。 ○5番(池田いつ子) (登壇)  ですから私は、さまざまな場面で的確なアドバイスがされているのに、同じ答弁、同じ状態が続くというのが理解できないわけです。なんか、切り口がどうのという、ちょっと今までと違う答弁も午前中にありました。でも、普通一般的にですよ、利用者が少ない要因は便数が少ない、運賃が高い、近くにバス停がないという、この三つが主な要因だと、全国的に考えられております。  ですから、そういう基本的なことを考慮しながら、やはり、高齢者の方は毎年ちょっとずつご不自由になる確率が高いわけですから、早く、自信を持った、稲美町に合ったと思われるデマンド型タクシーの実行ですね、折り合いをつけて、地域公共交通確保維持改善事業で住民提案制度が入るようなんで、このあたりをうまく使っていって、協議会の中で決めていくというのが方法だと言われていますので、この状態を打破してほしいと思います。ちょっともう理解できません。  とにかく、東播磨三市二町はですね、次々と施策を打ち出して、隣の花は赤いように見えるのかもしれませんが、どんどん、ちょっとずつでも改善されて、よくなっているようですので、ちょっとあんまりだなあと、ここ半年ぐらい私は思っていましたので、よろしくお願いします。 ○議長(杉本充章)  大西真也経営政策部長。 ○経営政策部長(大西真也)  本当に多くの議員から、交通アクセスの問題なんとかしてほしいという声も届いておりますし、住民からもですね、本当に切実で困っているんだという声も実際にお聞きしております。私ども真剣に取り組んでおりますが、さらに真剣の度合いを増してですね、精一杯取り組んでまいりたいと思います。  なんといいましても、デマンド型乗合タクシーの導入協議がですね、既存のバス路線に影響があってはいけませんので、稲美町の方針としましては、デマンド型乗合タクシーの導入と現在の既存の路線バスの維持確保、この二つを柱にして進めてまいりたい。それから、新たな切り口としてはですね、今後、母里・加古川医療センター線の実証運行後の方向性について、地域公共交通会議の場で協議していくようになっておりますので、この動き絡めてですね、一歩でも二歩でも前へ進むように努力してまいりたいと考えております。 ○議長(杉本充章)  5番、池田いつ子議員。 ○5番(池田いつ子) (登壇)  努力の結果を見せていただきたいと思います。  では、一番最後のですね、高齢者ドライバーの件でございます。  高齢運転者にとってはですね、現状の稲美町では車なしの生活は考えにくいわけでございます。昨年成立した改正道交法ではですね、免許更新時の検査で認知症の恐れがある75歳以上の人は医師の診察を受けるように義務付けられました。受診して認知症ならば免許は停止か取り消し、認知症でないか、あるいは前段階とされる軽度認知障害と診断されれば、運転の継続は自分で判断することになりますという、厳しい状況が迫ってきているわけでございます。  県警がやっている事業ですか、運転経歴証明書というのがありますね。運転免許証を自主返納される方は、バス運賃が半額になるなど、さまざまな特典が得られるという制度でございます。一度、広報でも紹介されたことがありますが、なかなか浸透してないように思います。継続した啓発とか、こういうこともありますというふうに高齢者ドライバーへの配慮をしていただきたいと思います。 ○議長(杉本充章)  大西真也経営政策部長。 ○経営政策部長(大西真也)  私どもは、デマンド型乗合タクシー導入に平行しましてですね、さまざまな各種の路線バスの利用促進を行っております。バス停の上屋の設置もそうですし、それから、時刻表や路線案内の配布、それから、ふれあいまつりのバス車両の乗車体験、それから、町内企業へのバス事業者の社員とともに町職員が事業所を訪問して利用啓発といったことも行っております。その一環として、先ほど議員がおっしゃられました、高齢者ドライバーの返納にはこんな得点がありますよと。路線バスが半額で乗れるとか、あるいは温泉の割引がありますよとか、そういったことも併せてですね、PRをしております。本当に稲美町、路線バスがなくなったら困りますんで、ご提案いただいた免許の返納も含めまして、さらに路線バスの啓発にも努めてまりたいと考えております。 ○議長(杉本充章)  5番、池田いつ子議員。 ○5番(池田いつ子) (登壇)  もう、よろしくお願いしますとしか言いようがないんですが。私の印象としてはですよ、その路線バスを守っていきたい、守らなければいけないという、神姫バスを大切にしなければいけない、そういう思いがありすぎて、ちょっとなという印象です。今の医療センターのバス運賃にしても、非常に高いです。コミバスを見ると100円とかもうワンコインで、100円、200円の世界ですから、非常にその辺も問題だなあと思います。  本当に、ここまで待ったんですから、いい施策を早く進めてください。  以上で終わります。 ○議長(杉本充章)  大西真也経営政策部長。 ○経営政策部長(大西真也)  本当に今回の一般質問で、複数の議員からたくさんの交通アクセスに関するご意見いただいております。私たちもこの動きを真摯に受け止めまして、さらに精一杯頑張ってまいりたいと思います。 ○議長(杉本充章)  以上で、5番、池田いつ子議員の一般質問を終結いたします。  しばらく休憩いたします。               休 憩 午後 2時17分              ……………………………………               再 開 午後 2時25分 ○議長(杉本充章)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、9番、藤本 操議員。 ○9番(藤本 操) (登壇)  通告に従い、質問してまいります。  1番、子育てについてであります。  「日本一の子育て村」を目指す島根県の邑南町へ政務活動調査に行ってきました。邑南町では保育料は第2子目以降完全無料、第1子目も国基準の6割負担、保育所完全無料給食や病児保育を実施されています。中学校卒業までの子ども医療費も無料です。予防接種費用全額助成、一般不妊治療・特定不妊治療費の助成も行われています。なにより身近で安心な医療体制として、公立病院による365日24時間救急受付、産婦人科、小児科機能の充実、ドクターヘリによる緊急搬送等が実施されていました。  また、子育て支援ナンバーワンを目指す愛知県東郷町では、6つの小学校の近くに児童館があります。「子育てしやすい街日本一」を目指す愛知県長久手市では若者を中心に人口が流入し、緑の豊かな、遊具ある公園整備がまちづくりの特徴です。  そこで、お尋ねをいたします。  ① 身近で安心安全な医療体制づくりの一つとして、産婦人科医院の開設があげられます。今、親元出産を希望する妊婦が増えているとお聞きします。産婦人科が一つもない稲美町には、早急に産婦人科医院が必要と思われますが、いかがでしょうか、お尋ねをいたします。  ② 各小学校の近くに児童館を設置して、子育てを支援してはどうでしょうか。遊びを通じた児童の健全育成、地域の子育て環境づくり、未就園児親子が楽しく遊べる居場所等として活用すれば近隣の他市町に負けない子育て支援になると思うのですが、いかがでしようか。  ③ また、子ども・子育て支援事業計画でのアンケートでは「のびのびと子どもが遊べる公園が必要」と多くの保護者が希望されています。子どもたちの「脳と運動機能」のスキャモン発達発育曲線からも街区公園未整備地区を含む公園整備が求められています。  いかがでしょうか、お尋ねをいたします。  2、幼稚園の3歳児保育についてであります。  「稲美町子育て支援に関するアンケート」の調査結果として、教育・保育事業では、幼稚園4・5歳児の利用意向が52.3%で最も多く、次に認可保育所のそれが50.3%、稲美町がまだ実施していない幼稚園3歳児保育の利用意向が33.7%となっています。自由記述の回答結果でも3歳児保育を希望する意見が多数あります。隣の播磨町では随分前から実施いたしております。3歳児保育の実施について、お尋ねをいたします。  ① 現在、空き教室のある幼稚園はありますか。  ② 子ども・子育て支援事業計画(平成27年度から実施)では、平成31年度までに幼稚園の空き教室利用による3歳児保育を実施と記述されています。幼稚園3歳児保育の利用意向が33.7%と高い数字であるので、早急に幼稚園3歳児保育を実施すべきではないでしょうか。  3、ため池の保全などについてであります。  前回の第240回定例会において「ため池の保全などについて」質問しました。水路で結ばれたため池群が農業を支え、豊かな自然環境や伝統文化を育み、人々の絆を深めてきた稲美町のため池について、次のことをお尋ねをいたします。  ① 前回の定例会で加古大池での魚の大量死について質問し、その答弁が「溶存酸素量の低下が魚の死因ではないか」ということでした。その後に、天候環境条件での水質調査等は行われましたか。  ② 加古大池の水生植物園が現在、それほど活用されていないように思います。水生植物の観察や学習、また観賞ができる場として再生・活用を図ってはいかがでしょうか。  ③ いなみ野ため池ミュージアム推進フォーラムでの三市二町の合言葉に「コウノトリの飛来」についてであります。稲美町の取り組みとお考えをお尋ねをいたします。  以上の3点、よろしくお願いいたします。 ○議長(杉本充章)  藤原良知健康福祉部長。 ○健康福祉部長(藤原良知)  それでは、私のほうから質問事項1点目の子育てについて、ご答弁申し上げます。  まず、①産婦人科が一つもない稲美町に、早急に産婦人科医院が必要ではということについてでございます。現在、稲美町には出産のできる産婦人科医院はございませんが、出産につきまして、妊娠届出時等に窓口でお話をさせていただいている中では、稲美町に出産のできる産婦人科医院がないことについてのご意見等はお聞きしておりません。また、加古川医師会に、稲美町での産婦人科医院の開院等の予定がないかどうかを確認させていただいたところ、現時点では産婦人科医院の開院の予定はないということでした。このようなことから、今後も、稲美町を含めた医療圏域内にある産婦人科医院などをご利用いただきたいと考えております。  次に、②各小学校の近くに児童館を設置する提案についてでございます。  稲美町子ども・子育て支援事業計画では、子育て中の親子が気軽に集い、相互交流や子育ての不安、悩みを相談できる場所である地域子育て支援拠点施設として、子育て支援センターやコスモス児童館などを位置づけています。現在、それぞれの施設は利用者の増加等もあり、手狭になってきております。そこで、平成28年度は、稲美町にふさわしい子育て支援の拠点となる施設はどのようにあるべきかを、稲美町子ども子育て会議で調査検討や審議をお願いすることにしております。その場では、既存の施設の活用も含めて検討をお願いする予定にしておりますが、現在のところ、小学校区ごとに児童館を設置する考えはございません。  次に、③の街区公園未整備地区を含む公園整備についてでございます。  午前中に大山議員からの一般質問でもお答えしましたが、町内には50か所の都市公園があり、大きいものでは総合公園の稲美中央公園、地区公園の加古大池公園、近隣公園の天満大池公園、大沢池スポーツ公園、さくらの森公園などのほか、多くの街区公園があります。それぞれに特色があり、家族で出かけ、楽しんでいただける施設と考えております。  以上でございます。 ○議長(杉本充章)  松田典浩教育政策部長。 ○教育政策部長(松田典浩)  それでは、私のほうから質問事項2の幼稚園の3歳児保育についてのお答えをさせていただきます。  まず、①の現在の空き教室についてのご質問ですが、現在は母里幼稚園と天満南幼稚園にそれぞれ空き教室が1室ずつあります。  次に、②の早急に幼稚園3歳児保育の実施のご質問ですが、公立幼稚園での3歳児保育のニーズがあることは承知しておりますが、子ども・子育て支援事業計画書のとおり、平成31年度までに実施できるよう努力してまいります。その実施に向けて、平成28年度には0歳児から3歳児をもつ保護者に対して、直近の3歳児保育ニーズ等についてアンケート調査を実施する予定です。  以上です。 ○議長(杉本充章)  藤本泰利経済環境部長。 ○経済環境部長(藤本泰利)  それでは、私の方から質問事項3のため池の保全などについて、順次お答えを申し上げます。  まず、①の前回定例会後、水質調査を行ったかについてでございます。水質の監視は県の所管でございますので、前回の調査以降、県において加古大池の水質調査を行ったかについてお聞きしたところ、行ってないとの回答でございました。町も行っておりませんので、水質調査は実施しておりません。  ②の水生植物園の再生・活用を図ってはについてでございます。  ご質問の水生植物園は、町内外において減少傾向にある水生植物を加古大池に移植し、保護、保全の目的で整備されたものでございます。しかし、その水生植物に合った環境の再現は難しく、現在は移植した水生植物の一部しか生育が確認されておりません。町としましては、できる限り残された水生植物の保護に努めてまいりたいと考えております。  ③のいなみ野ため池ミュージアム推進フォーラムでの合言葉「コウノトリの飛来」についてでございます。  平成27年度からため池ミュージアム運営協議会において、東播磨ならではのため池を拠点に、コウノトリが舞うさとづくりの可能性について検討を始めることになりました。現在、いなみ野ため池ミュージアム運営協議会が主体となり、東播磨地域三市二町が一体となって取り組み、可能な地域を選定しているところでございます。今後、いなみ野ため池ミュージアム運営協議会で、コウノトリの生息空間づくりの計画を策定し、ため池コウノトリプロジェクトとして進めていく予定でございます。稲美町もその一員として、このプロジェクトに協力し、進めてまいります。  以上でございます。 ○議長(杉本充章)  9番、藤本 操議員。 ○9番(藤本 操) (登壇)  まず、1番の①ですね、産婦人科のことなんですけれど、親元で住もうよとかいろいろとコマーシャルをされ、そして、人口増に、職員のプロジェクトチームが、大きな効果の一つに親元近居住宅取得等支援補助事業というものがなされています。それの効果の大きな一つとしてなっているんですが、当初25年度では、件数を調べてみると31の件数であった。ところが、今では60、70という数字にまで、非常に大きな親元に住んで、そして子育て、親子が子育て、また介護を支えていくと、こういうような大きな効果も出ているわけなんですけど、その中で、親元で住もうよと言うならば、やっぱり産婦人科というものが、ぜひとも必要ではないだろうか、そのような思いですけれど、今の答弁からいってね、町としてね、何かできることはないんでしょうか。 ○議長(杉本充章)  藤原良知健康福祉部長。 ○健康福祉部長(藤原良知)  現在、稲美町ではですね、公立の総合病院とか医療機関がございませんので、なかなか町として産婦人科を開設するとか、そういうことはできない状況でございます。ただ、町としましても町民の方々の利便性とかを考えると、町内に産婦人科があったらいいとは考えております。  しかしですね、現状、全国的にこの産婦人科の医師というのは不足をいたしております。この東播磨圏域でもですね、最近、近年におきましても産婦人科が開設されたという事例がないわけでございます。このような状況ですので、非常にこの産婦人科の開設というのは厳しい状況であるというふうに考えてございます。ただ、このような状況でありましても、新たにですね、産婦人科医院を稲美町で開設されたいというふうな医師がおられましたら、これは、稲美町としましても全力でサポートをしたい、また稲美町としてできるところは協力してまいりたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(杉本充章)  9番、藤本 操議員。 ○9番(藤本 操) (登壇)  そういうことで②ですが、稲美町は今、地域子育て支援拠点事業として子育て支援センター並びにコスモス児童館等がありますが、そういった中での拠点の検討ということの会がという話ですので、しっかりと検討をお願いしていきたいと、そのように思います。  ③ですが、③についてはですね、のびのびと子どもが遊べる公園が必要と、こういうアンケートですごい数値が、アンケート結果には出ておるんです。群を抜いて出ております。そしてまた、公園の整備をしてほしいというようなことも圧倒的な数字になっております。こういった中でですね、今の現状のお話があったんですが、現状、こういうふうにあるよと、今言われた答弁されたんですけども、こういうようなアンケート結果を見ると、そうではないんですね、受ける側にとっては。もっとのびのびした公園がほしいですよということを言われています。そういったことを考えた場合、今の回答だけではちょっと物足りないんですけど、どうなんでしょうか。 ○議長(杉本充章)  藤原良知健康福祉部長。 ○健康福祉部長(藤原良知)  この子育ての関係のアンケートでございますけども、この件につきましても、午前中、大山議員のほうからも質問がありましてお答えさせていただいたところでございますけども、一昨年、この子育て支援の事業計画を策定するにあたりまして、私どものほうでアンケートを取らせていただいております。その中では、議員おっしゃいますように、確かにこの公園を整備してほしいという意見が多数寄せられているところでございます。  その後ですね、公園の整備などにつきましては、関係の課のほうで適切に対応していただいておりまして、本年度におきましても都市公園が3公園、開園をしておるというふうなことも聞いておりますので、適切に対応していただいておるというふうなことで、私どものほうは考えているところでございます。 ○議長(杉本充章)  9番、藤本 操議員。 ○9番(藤本 操) (登壇)  なんぼかつくられていって、その皆さんのアンケートの結果に沿って頑張っていくよと言われているんですけれどね。私、ここであえて挙げているのは、非常にそういった場所での子育てママとかパパの交流の場になってですね、乳幼児の親子が集まって、一緒に遊んだりおしゃべりして、子育ての情報交換の場にもなり、また子どもにとって、私もここに書いてあるように、やっぱり運動することが子ども達にとって脳と運動機能のスキャモン発達発育曲線がね、すごく3歳、4歳児も含み、10歳ぐらいになってくるとほぼ90%近くまで発達してくるんやと、そういうような遊びというものが非常に大事なんであるということを言われていることから考えると、稲美町で生まれた子供たちがそういったすばらしい、やっぱり機能を、発達をしていくということも考えていくならば、これからも力を入れて公園整備に当たっていただきたいなと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(杉本充章)  奥州康彦地域整備部長。 ○地域整備部長(奥州康彦)  まず最初に、先ほど健康福祉部長がお答えしました訂正をさせていただきます。  訂正というのは、平成28年度から三つの街区公園が加わるということで、訂正をお願いします。それプラス、藤本議員から12月にご質問ございました二見稲美三木線の予定地区に街区公園をというご質問なんですが、そのご質問に、街区公園につきましては天満大池バイパスの早期完成に向け、住民の皆さんと協議してまいりますということで、それも考えておりますので、公園につきましては、今もなおかつつくろうと考えていますので、よろしくお願いします。 ○議長(杉本充章)  9番、藤本 操議員。 ○9番(藤本 操) (登壇)  それでは、しっかりと頑張っていただくことをお願いして、次にいきます。  次はね、幼稚園の分ですね。幼稚園の保育の、3歳児の保育なんですけれど、①ですね、現在空き教室のある幼稚園は、母里幼稚園と天満南幼稚園、1室ずつあるわけですか、今。そしたらなぜ、この31年度まで待つんですか。みんなが全部3歳児保育の環境条件をつくってから、31年度までにつくって出発するために、今、待っておられるんですか。待機児童がある中で、あるのに、なぜしないんですか。 ○議長(杉本充章)  松田典浩教育政策部長。 ○教育政策部長(松田典浩)  昨日の吉田議員からのご質問にもお答えいたしましたけども、稲美町内は五つの幼稚園があるんですけども、園区の縛りは設けておりません。加古の子であっても母里の幼稚園へ行けるという状態に、今なっているわけです。31年度までにというのは、子ども・子育て支援事業計画書を作成するについて、近隣の市では公立幼稚園で3歳児を受け入れをする方向付けが全然できてない中で、稲美町は認定こども園等、あるいは私立の幼稚園がございませんでしたので、公立幼稚園で受けざるを得ないということで、スタートとしては31年度を目指して、空き教室のある2園で、その他の5園の園区の子どもらも含めてスタートをしてみようと。その時に、その次の段階で、需要というかたくさんの希望者があれば、次また考えていこうというふうに計画をしたわけでございます。
     以上です。 ○議長(杉本充章)  9番、藤本 操議員。 ○9番(藤本 操) (登壇)  ちょっとですね、今お聞きしていると、園の区域、提供の区域自身が、稲美町全体ということですか。どうなんですか。 ○議長(杉本充章)  松田典浩教育政策部長。 ○教育政策部長(松田典浩)  そのとおりでございます。どこの幼稚園にも、稲美町内の子どもであれば通えるということでございます。 ○議長(杉本充章)  9番、藤本 操議員。 ○9番(藤本 操) (登壇)  子ども・子育て支援法で記述されているのは、国の指針ですけれど、保護者や子どもが居宅より容易に移動することが可能な区域を定める必要があるとしていますと。それで、本町がそういう提供区域を、一応全町内をいうことに事実上からしているんやというお考えなんですか。 ○議長(杉本充章)  松田典浩教育政策部長。 ○教育政策部長(松田典浩)  小学校と中学校については、校区の縛りはございます。幼稚園もそうなんですけども、保育園についても校区の縛りがないということでございます。もう一つ言うならば、4歳児の受け入れをスタートしたときには、それも5園すべて同時にスタートしたんではなくて、試行的に2園でスタートをして、そこからスタートをして広げていったということでございます。 ○議長(杉本充章)  9番、藤本 操議員。 ○9番(藤本 操) (登壇)  まあ、徐々に広めていかれたと。この度もそのような感じを描かれているような感じなんですけれど、私ね、あまり言うのは失礼だと思って言わなかったんですけれど、この公立の幼稚園で3歳児をね、すぐ隣、播磨町ではね、平成12年から始まっております。もう16年たっているんですよ。僕もこの問題についてはずい分前から3歳児保育をいうことを、幼稚園に導入をということは言っていましたんですけれど、平成12年から播磨町のお隣ではなされておるんですけどね、もう16年たっていますね、だいたい。そういうことから考えて、何らどこもないとかそういうお話ではないので、せっかく空き教室があるならば、これはやはり、今、待機児童を抱え、いうような状況の中ですべきではないでしょうか、早急に。どうでしょうか。 ○議長(杉本充章)  松田典浩教育政策部長。 ○教育政策部長(松田典浩)  お隣の播磨町では3歳児を受け入れしているというのは、もちろん承知しております。播磨町がスタートするときには、預かり保育と3歳児をどちらを選択していこうかというようなことで、いろいろ考慮したようです。預かり保育、要するに保育時間以外に延長して預かるということはせずに3歳児を受け入れしていこうというようなことでその当時選択をして、そこからスタートしたというふうに、私はお聞きしております。  なぜ早急にしないかというところなんですけども、先ほども言いましたように、実施するまでにはいろいろしなくてはならないことがございます。先生方の採用であったり、今後5年以内に園長がすべて辞めてしまうというようなことも考慮しながら、増築も考えていかなければならない。それと、園児の推移ですね。要するに、稲美町内の子どもの人口がこれからどうなっていくかいうのも踏まえた上で考えていかなければならないということになります。園児の数が、例えば加古であれば、27年は28人だったんですけども、28年の入園予定者は21人になってしまいます。要するに、5歳児、4歳児で10人と11人ずつしか受け入れをしないと。加古で仮にスタートさせるということになれば、10人、11人のその人数で、新しく園を増築せなならんと。そういうことも踏まえた上で、一体どういうふうに推移していくかというのをいろいろ考えなければならないということでございます。  以上です。 ○議長(杉本充章)  9番、藤本 操議員。 ○9番(藤本 操) (登壇)  園児の、これからの推移を私なりに見たんですけれど、その5歳時までの今後の人口の移動の数を見ますとですね、平成24年が一番低かって、25、26、27年と、ずいぶんと1,521、1,528、1,532と、1,500台に上がって、一定の数字保っているわけなんですね。親元近況のあのすばらしいプロジェクトの発案の結果もあるだろうけれど、そういうふうにして、一挙に1,258から上がっているわけですよ。そういったことを考えていくならば、今、区画整理事業で、行政サイドから発表された内容からいってですね、すごく余裕のある、例えば国安区画整理、それから国岡の区画整理で一挙に、徐々でなしに一挙に増えたケースだろうと、私もこれ見ましたけども、そういった中でですね、天満幼稚園でそれだけ増えてきても、3歳児保育を受けるだけの、増築するだけの土地の余裕があるんですか。どうなんですか。 ○議長(杉本充章)  松田典浩教育政策部長。 ○教育政策部長(松田典浩)  天満幼稚園で増築するということは、ほかの場所に移行するか2階建てにするか、そういうことになっていきます。ただし、それについては十分投資が必要ですので、考えていかなければならないということで。ちなみに、その園児の数なんですけども、天満幼稚園があふれてしまうんではないかというようなことで、昨年度からいろいろ心配されておりました。27年度は126人だったんですけども、来年度入園希望者は109人というふうに、ちょっと若干減っております。人口が張り付いているけども、要するに幼稚園を希望される方が少ない。あるいは、保育園のほうに流れているかもわからないですけども、そういうこともいろいろ考えなければならないということでございます。 ○議長(杉本充章)  9番、藤本 操議員。 ○9番(藤本 操) (登壇)  ここで整理しますけれど、ちょっといろいろ混雑してしまって、申し訳ないんですけれど。  まず、空き教室のあるところから幼稚園の3歳児保育の実施を、今進められたらどうでしょうか。職員の採用とかそういうようなことは、それはするということであれば、採用のそういう募集をかけられて、人の配置を考えていかれたらいいんじゃないですか。何も、今すぐお金がいるんやとか建物がないんやとかいうもんではないんですから。空き教室のとこですから。そういうようなことは考えられないんですか。どうですか。 ○議長(杉本充章)  松田典浩教育政策部長。 ○教育政策部長(松田典浩)  先ほどもお答えしましたように、計画書のとおり31年度までに実施できるよう努力してまいりますということでございます。 ○議長(杉本充章)  9番、藤本 操議員。 ○9番(藤本 操) (登壇)  なぜ31年度まで、待っても一緒じゃないですか。待っても一緒。なのに、なぜ実施しない。そこの理由を教えていただかないと理解できません。理由はなんですか。 ○議長(杉本充章)  松田典浩教育政策部長。 ○教育政策部長(松田典浩)  先ほど来何回も言うておりますように、子ども・子育て支援計画書を作り上げるにあたって、何年度がふさわしいか、稲美町にとってできそうなのは何年かというのを考慮した結果、31年度になったということでございます。31年度にした理由は、その計画書が5年計画で、5年の最終年度には待機児童が最低なくなるようにしていこうやないかということで、31年度にさせていただきました。 ○議長(杉本充章)  9番、藤本 操議員。 ○9番(藤本 操) (登壇)  ちょっと理解はしにくいんですけどね、部長。だって、これ三角が付いているんでしょう、三十何人の。それをずっと放っておいて、空き教室を抱えたまま放っておいて、31年度になったら0にしましょうと。その、なぜそのまま空き教室を放置していくんですかということが、僕には理解できない。三角が出てるじゃないですか、待機が。解消していこうという考えじゃないんですか、この子ども・子育てのこの支援のやつは。そこら辺が、僕は理解できないんですけどね、部長。なぜ待つんですか、31年度まで。 ○議長(杉本充章)  松田典浩教育政策部長。 ○教育政策部長(松田典浩)  できるだけ早急にというようなことも以前からお伺いしております。そういう意味も含めまして、アンケート調査、本当に三十数名のニーズがあるんかどうか、あるいはもっとあるんかどうかいうのを、前回のアンケート調査では全員の方の回答をいただいておりません。その回答の中から推計をして、三十何人というような数字に、たぶんなったはずです。だから、今回は教育委員会が実施していきますので、できるだけ多くの回答を集めながら、実際に本当に幼稚園、3歳児がスタートしたときに、お宅のお子さんは1号認定で幼稚園に通わせますかというようなことを聞いていきたいなというふうに考えております。  以上です。 ○議長(杉本充章)  9番、藤本 操議員。 ○9番(藤本 操) (登壇)  ちゃんとこのアンケートをね、就学前と小学生の1,200、1,200の方々からアンケートとり、60%ですか、ぐらいな数字の中で結果を出しているわけでしょう、もうすでに。就学前の方々が、その中でちゃんとそういうようなアンケートを出して、それが30何パーセントの3歳児保育をしてほしい。だってさあ、隣の播磨町はね、もう平成12年からやられているじゃないですか。それだけの差があるならばね、これもう16年ほどたっているって、私先ほど言いましたけれど、まだもうちょっと待ってくれと言うて、この空き教室のある天満南と母里だけしか実施しないようなことがあったら、僕、一体なんでそんなこと待って、放置していくのと言いたいのは、誰だって思いは一緒だと思うんですけどね。  そこら辺、どうしてもできない、これがあかんからあかんのやと、施設がないんやったらこない言いませんけれど、あって、今空いてます言うとってなのやから、それやったら受け入れされたらどうでしょうか。三角の三十何名の人が助かるじゃないですか。そして、3歳児の幼稚園に行きたいという、その選択肢をね、今止めているんですよ。だから、やはり稲美町として、しっかりと教育は、すごくすぐれてがんばっているなと、ほなこの町へ住もうというような気持ちになるわけですよ。そこら辺を考えていくならば、3歳児の、もうすぐに実施していただきたい、そのように思うんですけれど、いかがでしょうか。どうしてもだめですか。 ○議長(杉本充章)  松田典浩教育政策部長。 ○教育政策部長(松田典浩)  播磨町は、おっしゃるように早くから3歳児を受け入れしております。稲美町もできることならば、施設があれば受け入れをしていきたいというようなことも考えております。しかし、いろいろな諸般の事情の関係で、31年度から実施をするように努力をしていくということで、播磨は先行してそういう3歳児を公立幼稚園で受け入れをしておりますけども、そうじゃない近隣の三つの市では、もう公立幼稚園では3歳児はもう受け入れしないという方針を出しているような町もありますので、稲美町としては公立幼稚園で受け入れをしていくという方向は出しておりますので、それでよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(杉本充章)  9番、藤本 操議員。 ○9番(藤本 操) (登壇)  あまりね、繰り返しはあまり、時間のむだですから私もしませんけれど、保護者側の人にとっては、なぜだろうと、そういうような思いをされておると、一応報告はそのようにさせてもらいますけれど、保護者の皆さん方にね。しかし、住民の皆さん方に言いますけれど、諸般の事情いうて、もう本当に言葉のあやだけでうまいこと言われているんだろうと思いますけど、そうじゃないと思いますよ。  もう1点だけ最後に聞いておきますわ。そしたら、31年度になったときには、31年度までに3歳児保育をしますと言うておるんですけれど、全園ちゃんとしてくれますか。 ○議長(杉本充章)  松田典浩教育政策部長。 ○教育政策部長(松田典浩)  先ほど言いましたように、まずは2園でスタートすると。全園でスタートするとは一言も言っておりません。そこで、いったいどれぐらいニーズがあっていうのも確認しながら、次は増築も視野に入れらなあきませんので、そういうことも踏まえた上で次を考えていきたいということです。31年度は、母里と天満南の幼稚園で空き教室を利用してスタートをさせるということでございます。 ○議長(杉本充章)  9番、藤本 操議員。 ○9番(藤本 操) (登壇)  もうこれで終わりますけれど、一言だけ言うておきますけれど、31年度までにせっかく空き教室が、施設があるならば、やはり受け入れをしていくという体制をつくっていく。そして、住民の皆さんに、また保護者の皆さんが選択できる、3歳児からの、幼稚園へ行ける選択ができるというような条件をお願いいたしまして、次にいきたいと思います。  もうこれ以上言うてもだいたい同じ答弁をされますので、やめておきますけれど。  その次ですね、粘っても全然、幼稚園、これどうも実施、なかなかしてないんで、わからん。  3番、ため池の保全などについてであります。  前回の定例会で、加古大池での魚の大量死がありましてね、それで、溶存酸素量が、前の日が曇っていまして雨が降りました。だから、魚が酸素不足によって死んだんですよということでね、それでその中で、5以下の溶存酸素量やったということで言われておりました。で、このたび、その時にも私言うたんですけど、天満大池が3.3と4.8じゃないか、26年が3.3で、27年が4.8という数字じゃないかと。5以下じゃないかと。このような中でね、魚が、天満大池は死ななかった、ところが加古大池は死んだ、なぜなんだということを前の時に言いました。不思議ですと。いうことで、できることなら、同じ条件の曇った、雨が降った時に、同じような条件の時に、そういうような水質の調査をできないものだったのかなと思って、されているだろうなと。そんな思いでお聞きしたんですけれど、今言われたように、されなかったんですか。 ○議長(杉本充章)  藤本泰利経済環境部長。 ○経済環境部長(藤本泰利)  12月の定例会でもご答弁させていただいておりますけども、その魚の死因についてはですね、直接の因果関係は、私どもではわかりませんというのがお答えでございました。県のほうが水質の調査をいたしております。水質の所管は県でございますので。  県民局の判断ではですね、溶存酸素不足であろうということでございました。あろうということでございます。断定はしておりません。溶存酸素が不足だという断定はされておりません。その後、これに関してそれ以上の調査はしてないということでございます。 ○議長(杉本充章)  9番、藤本 操議員。 ○9番(藤本 操) (登壇)  これ以上、してないんですから、聞いてもむだですから聞きませんけれど、しかしね、午前中のお話も聞いておったんですけれど、そういう、水質は私とこでない、県やとか。午前中では、ため池管理者の方々に責任があるんだとか、そういうようなことを言われているんですけれど、そういうような責任転用的なことではなしに、環境保全の中で、兵庫県のため池の保全条例の中では、ちゃんとそういうようなことに対して、やはり市町の責務として、そういうような内容等についても、やはり責任がありますよということも書かれていますんでね、今後参考にして取り組んでいただきたいなあと、そのように思っております。  その次、2番目に行きます。②です。  加古大池の水生植物園ですけれど、まあ言うたら水生植物が、どんどんどん、ほかのとこでは減少してまうから移植して、あそこに、水生植物園に移植されて、そこで育てていこう、生育していこうという考えで水生植物園がつくられております。その中で、六つのゾーンがあったんですけれど、六つのゾーンがあるんですけれど、一番北側のとこにね、湿生ゾーンいうてあるんですよ。湿生植物ゾーンいうてあるんですよ。六つのゾーンあります。浮揚植物ゾーンとか注水植物ゾーンとか、オニバス、それからスイレン、ショウブ、この六つのゾーンがあるんですけど、一番にね、湿生というものは水深が0.1メートルやから10センチ、浅いんですけれど、そこではですね、ヘドロ化がされていてですね、綺麗に、辺りはすごく掃除されておりました。そういった中で、綺麗んですけれど、中としてゾーンで、水生植物ゾーンがミズニラとかそういうようなとこなんですけれど、そこが悪臭を発してですね、ヘドロ化ゾーンになっているいうことは、私も何回か加古大池へ行きましたもんで、見ました。そういうようなことで、再生されてはどうでしょうかということでお願いしております。  だから、全体はせっかく綺麗にされているんですけれど、ただ中身として、その湿生ゾーンは悪臭がすごかって、せっかくそばに、井戸水があるんですか。どうなんですか、部長。 ○議長(杉本充章)  藤本泰利経済環境部長。 ○経済環境部長(藤本泰利)  まず、水生植物園に入ります前に、先ほど議員の方から、水質に関しましては市町に責任があるというふうに断定をされましたけども、ため池に関しましては、大山議員にもお答えいたしましたように、市町にはその権限がないということでございます。改めて申し上げておきます。  その上で、水生植物園の湿生植物ゾーンでございますけども、六つのゾーンがあるわけですけども、その中でも、とりわけ残っている植物の数が多いのが、この湿生植物園でございます。しかし、当初の移植からしましたら半分以下に減ってございます。非常に、県内の至るところから移植をされておりますので、西のほうは姫路のほうから、東のほうは神戸市のほうから、北は加東市、南は洲本市と、稲美町の町内のため池の植生でない植物を、この加古大池に持って来られておりますので、なかなかその環境に植物が馴染んでないというのが現状でございます。これの再生は、まず難しいのではないかなと私どもは判断をいたしております。  水の管理につきましても、その管理するところがあるわけですけども、これも加古大池の水で管理しているんではなしに、別のため池の水で管理をいたしておりますので、非常に管理が難しいということで、今のところ、これが維持していくのはなかなか難しいのではないかな。だけども、残った植物については、できるだけそれを絶やさないように私どもは頑張ってまいりたいと、このように考えているところでございます。 ○議長(杉本充章)  9番、藤本 操議員。 ○9番(藤本 操) (登壇)  今の部長の答弁では、再生していくのにはちょっと、まだ難しいようなことなんですか。再生はできないんですか。せっかくのすばらしい施設であって、手入れはされておりました。難しいんですか。どうなんですか。 ○議長(杉本充章)  藤本泰利経済環境部長。 ○経済環境部長(藤本泰利)  私の見るところですね、これの再生はですね、非常に困難であろうと思っております。当初、20種余りの植物をですね、この小さな池の中に移植しておるんですけど、現在確認されているのは、6種類というふうに聞いてございます。できるだけ、この6種類は絶やさないように取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(杉本充章)  9番、藤本 操議員。 ○9番(藤本 操) (登壇)  今部長が言われた、それ以上にまだ残っていましたけどね。  そしたら、今言われていることの中で、横に、湿生植物ゾーンの横にある四角でつくられている井戸みたいなやつがあるんですけどね。あっこから水を揚げて、そういうような、各ゾーンに流し入れるというようなことはできないんですか。ヘドロ化していっているから。 ○議長(杉本充章)  藤本泰利経済環境部長。 ○経済環境部長(藤本泰利)  今の湿生植物ゾーンの西側のほうにですね、給水槽がございまして、そこに水中ポンプが据えてあるわけでございますけども、それを管理して、植物園の水深を維持するわけでございますが、なかなかそれは技術的に高度な技術が必要やということでございます。今現在、その植物園の管理はですね、指定管理にお任せをしておりますが、なかなかその専門家でないとですね、その管理は難しいのではないかなと考えております。 ○議長(杉本充章)  9番、藤本 操議員。 ○9番(藤本 操) (登壇)  ほかにですね、あったんですけれど、野鳥のあの分を先ほど言われてたんですけど、ユキヤナギですか、綺麗に掃除されて、剪定されて、見晴らしのいいようにされておりました。私、その時はそうではなかったんですけど、今、綺麗になされておりました。  それから、それとね、1点だけ言っておきます。あそこの野鳥のとこで、やっぱりまだツバメが数万とか数千とか来ますよということを、まだちゃんと書いてありますので、ちょっと今はもう全然来ない状態ですね。専門家に調べていただかないと、そういう因果関係はわからないと言われてましたので、記述されている分はちょっと今に合っていませんもんで、それだけはちょっと言うておきます。  最後になりますが、3番のいなみ野ため池ミュージアムの推進フォーラムでのコウノトリの関係なんですけれど、三市二町が取り組んで、私も三市二町の東播磨圏域にある大きな組織にコウノトリの飛来のとか、お話をしているところですが、まずはコウノトリが生育する環境づくりに、そして稲美町にコウノトリが舞うよう、子ども、孫に故郷を誇れるような町を願い、これをもって質問を終わらせていただきます。  どうもありがとうございました。 ○議長(杉本充章)  以上で、9番、藤本 操議員の一般質問を終結いたします。  次に、12番、大路 恒議員。 ○12番(大路 恒) (登壇)  日本共産党の大路恒です。日本共産党を代表して、一般質問を行います。  安倍晋三首相は、2月15日の衆議院予算委員会で、年金積立金管理運用独立行政法人の運用損拡大が指摘されたことに関連し、「想定の利益が出ないなら当然支払いに影響する。給付に耐える状況にない場合は、給付で調整するしかない。」と述べました。株価下落などアベノミクスの行き詰まりと年金積立金管理運用独立行政法人による株式の運用拡大で生じた巨額損失(約8兆円)のツケを国民に押し付ける姿勢を示したものです。「年金100年安心」といった言葉がむなしく聞こえます。  来年度の年金は、アベノミクスによる物価上昇にもかかわらず改定を見送るため実質削減となります。そのうえ巨額損失による削減となれば年金生活者は、なお一層苦しい生活を強いられることになります。  これにとどまらず、現役世代特に子育て世代も低賃金や長時間労働にさらされ、安心して子育てに専念する状況にありません。  こうした状況を踏まえ以下の質問を行います。  第1点目は、就学援助金のうち入学支度金について現状では7月ごろの支給になり間延びした実態になっています。本当に必要なのは、入学時に支給されるべきではないか。いま各地で入学支度金を入学時に間に合わせるよう支給しているところが増えてきました。稲美町においてもこうした取り組みをするべき時期にきていると思いますが、見解を求めます。  第2点目は、介護保険制度に対する対策をどう講じてきたのか、どう講じていくのかであります。  ① 25年度と26年度に要支援1と2に要した額はいくらでしたか。  ② デイケア利用者が入浴サービスや食事の提供を受けることのできる施設が町内に3か所しかない実情があります。デイケア利用者は、入浴サービスのできる施設を増やしてほしいとの要望がありますが、どのように応えていきますか。  ③ 27年4月から実施されている「稲美町指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める規則」のなかで、指定介護予防支援事業所数と名称は。  ④ 介護予防事業のなかで稲美町が抱えている課題は。  第3点目は、投票所の区域の見直しであります。  昨年9月27日に行われた町議選では、投票率が50%をわずかに超える結果となりました。とりわけ天満幼稚園を投票所とする区域では当日の投票率が23.24%と、全投票所のなかで最低の率となりました。天満幼稚園に最も近いところの方は、福祉会館や北山公会堂へ投票をしに行かなければなりません。こうした矛盾が投票率の低下につながる要因の一つになっているのではないでしょうか。  公職選挙法の目的では、民主政治の健全な発展を期しています。  この7月には参院選が予定されています。政治に参加する機会を選挙管理委員会が奪ってはなりません。投票所の設置要件は、選挙人からみて、距離数などを考慮して現行では適切な対応をしていると、過去の質問のなかでの回答でしたが、その結果がこのたびの町議選であらわれました。  これからも各種の選挙が行われます。選挙管理委員会はどう対応されますか。見解を求めます。  以上、3点を質問します。 ○議長(杉本充章)  松田典浩教育政策部長。 ○教育政策部長(松田典浩)  それでは、私の方から質問事項1の入学支度金を入学時には支給できるようにのお答えをさせていただきます。  入学支度金を入学時に支給することについて、現在は就学援助の認定決定する際に前年の所得額が必要となりますが、その所得額が確定するのが例年5月末ごろになります。よって入学時に認定決定できませんので、入学支度金を入学時に支給することは困難と考えております。 ○議長(杉本充章)  藤原良知健康福祉部長。 ○健康福祉部長(藤原良知)  それでは、私の方から質問事項2点目の介護保険制度に対する対策をどう講じていくのかにつきまして、ご答弁申し上げます。  まず、①の平成25年度と平成26年度に要支援1と2に要した額についてでございます。
     平成25年度の介護予防サービスに係る給付費の総額は、1億5,236万7,597円、平成26年度の介護予防サービスに係る給付費の総額は、1億6,677万9,183円となっております。  次に、②のデイケア利用者の入浴サービスのできる施設を増やす要望についてでございます。  現在、稲美町では入浴サービスの利用できる通所リハビリテーション施設は3か所あり、そのうちの1施設は閉鎖を予定されているようでございます。他の2施設での利用定員は合計125人で、利用状況を確認したところ、余裕があるということでございますので、ケアプランの変更により入浴サービスのある施設をご利用いただける状況にあると考えております。  また、健康福祉課窓口等におきまして、入浴サービスのできる施設を増やしてほしいという要望につきましてもお聞きしておりません。通所リハビリテーション施設において入浴を希望される方がおられましたら、その方のケアマネージャーに相談していただき、すでに入浴サービスを実施されている施設を利用していただければと考えております。  ③の稲美町の指定介護予防支援事業所数と名称につきましては、健康福祉課内に設置しております稲美町地域包括支援センター1か所でございます。  ④の介護予防事業の中での稲美町の課題についてでございます。  稲美町では、介護予防事業としていきいき広場、いきいきサロン、いきいきセミナーなどのいきいき3事業を実施しております。これらの事業を実施することによって、介護認定率も低い状況であり、現状で特に課題はないと考えております。  以上でございます。 ○議長(杉本充章)  井上勝詞選挙管理委員会書記長。 ○選挙管理委員会書記長(井上勝詞)  それでは、私の方から質問事項3点目の投票率向上のため、天満幼稚園投票所の区域の見直しについてご答弁させていただきます。  天満幼稚園を含みます投票区の設置につきましては、国の基準をもとに地域の特性やコミュニティーの絆を考慮し、町全体を公平な観点から決定をしております。当町は、現在21か所の投票区を設け、明るく公正な選挙執行に努めているところでございます。当面は現行の投票区で対応してまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。  なお、投票率につきましては、町議会議員選挙をはじめ、近年、国政選挙、地方選挙とも投票率の低下傾向が続いております。これは、選挙の争点や政治への関心の低下など、さまざまな要素が総合的に影響しているものと考えますが、我々選挙管理委員会といたしましても投票率の低下は課題と認識をしておりますので、選挙啓発や投票の呼びかけなど粘り強く行っていき、投票率の向上を図ってまいりたいと考えております。  また、議員ご指摘の天満幼稚園の投票所とする投票区をはじめ、投票率の低い投票区につきましては、啓発カーの巡回の回数を増やすなど、さらに啓発に努めていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(杉本充章)  12番、大路 恒議員。 ○12番(大路 恒) (登壇)  それでは、順次再質問を行ってまいります。  そうした中で、まず第1点目ですけれども、私は各地で、入学支度金を入学時に支給できるところが増えてきているということを申し上げましたが、教育委員会でつかんでおられるところは、どことどこかいうのはわかりますでしょうか。 ○議長(杉本充章)  松田典浩教育政策部長。 ○教育政策部長(松田典浩)  近隣の町の状況がどうかっていうのは、実はつかんでございません。インターネットで検索したところ、福岡市という県外の大規模な都市で、前々年の所得をもって就学援助の認定をしているまちがあるようでございます。 ○議長(杉本充章)  12番、大路 恒議員。 ○12番(大路 恒) (登壇)  今、部長の方からは福岡市の例を一つ挙げられたんですけども、稲美町では前年度の収入認定をもって、この要件を決定しているんだというようなお話。ところが福岡市、あるいは新潟市ですね、新潟市も実は入学時にこの入学支度金が支給できるようにしていると。お互いにどういう状況かいいますと、前年度の収入認定を待っていたんでは遅くなるので、前々年度の収入認定をもって、その要件を満たしているんかどうかと、こういうことをやっておられます。そうした中で、稲美町としてはですね、技術的にはこうしたことは、前々年度の収入認定をもってやることは本当に難しいのかどうか、そこをちょっとお尋ねしたいと思います。 ○議長(杉本充章)  松田典浩教育政策部長。 ○教育政策部長(松田典浩)  技術的には可能かもわからないんですが、例えば前々年度と前年度の所得がかなり違う場合ですね、急に増えたとか、逆に急に減ったとか、そういうときに前々年度で支払いをしてしまいますと、一旦支払った分は返してもらわなければならないという事態も起こり得ますので、近隣の町も、そういうことも踏まえた上で、前年度の所得が確定する時期をもって就学援助認定をしているものと思われます。 ○議長(杉本充章)  12番、大路 恒議員。 ○12番(大路 恒) (登壇)  今、部長の方からは非常に収入認定の度合いで、前々年度と前年度のですね、違いに大きな差があれば、非常にそれもリスクを伴ってくるというようなお話だったと思うんですが、そうしたリスクを本当に克服していかなければならないだろうというふうには思います。  そうした中で、私どもの方では、もう一つお尋ねしたいのは、この新入生へのですね、例えば入学時における心構えとかいろんな物品の準備とか、そうした説明会は、時期的にはいつごろ行われているでしょうか。 ○議長(杉本充章)  松田典浩教育政策部長。 ○教育政策部長(松田典浩)  小学校も中学校も入学説明会につきましては、1月下旬から2月ごろに行います。その時に、小学校の場合ですけども、保護者の方へ学校のことについての説明をしたり、決まり、制服、体操服、時間割、持ち物の詳細等々の説明をしたり、あるいは、支払いは後日になるんですけども制服の採寸を行ったり、体操服の採寸を行ったり。算数セットにつきましては、その時に買っていただくというようなことになっております。  以上です。 ○議長(杉本充章)  12番、大路 恒議員。 ○12番(大路 恒) (登壇)  今、入学時に必要なもの、あるいは心構え、そうしたものが1月の下旬から2月の初めにかけて、各学校で説明会が行われるということをお聞きしたんですが、そうしたことでですね、この時期になってまいりますと、子どもさんは本当に希望に燃えた形で入学式を迎えていこうとする。ところが、保護者になってまいりますと、これだけのものを準備しなければいけないんだろうなと。入学時までにね、準備しなきゃいけないんだろうなというような思いになってくると思うんです。そうした中で、本当に経済的に困難な保護者にとってみたら、これがずいぶんと重い重しになってくるん違うかなというように思います。  そうした中でもやっぱり、先ほども申し上げましたように、例えば福岡市、あるいは新潟市、そうしたところではそうした保護者の思いをできるだけ軽くしていこうということで、前年度の収入認定をさらに積極的な形で、前々年度の収入をもって認定していこうと、こういうことになってきております。こうしたことが本来の行政としての取り組むべきことではないか、あるいは教育委員会が責務とする教育条件の整備になってくるのではないかと、こういうふうに考えているんですが、ここら辺のところで、技術的には可能だけれども、片一方ではリスクを伴うというようなお話がありました。けれども、こうしたリスクを恐れるあまり、今の保護者の重い重しを取り除いていくということへのハードルになってしまってはいけないなというふうに思うんです。  そうした点で、改めてですね、そういう点でのリスクを抱えながらでも、本当に積極的に、この入学支度金を入学時に支給できる、そういうお考えはどうしても持てないものでしょうか。どうでしょうか。 ○議長(杉本充章)  松田典浩教育政策部長。 ○教育政策部長(松田典浩)  入学時の時に、就学援助を受けているかどうかということやったと思うんですけども、実際のところは先ほど、入学説明会の時に採寸を行って、実際その体操服を取りに行くっていうのは3月の下旬にお金の支払いをするわけです。ということはどういうことかというと、3月の下旬の時点で次年度の就学援助金を支払わなくてはならない。それはもう年度が違いますので、とてもやないけど、今の状態でやらざるを得ないかなというふうに思いますし、近隣の町でも、そういうことも踏まえた上で踏み込んでないんじゃないかと思われます。 ○議長(杉本充章)  12番、大路 恒議員。 ○12番(大路 恒) (登壇)  今、入学支度金の問題についてはですね、ちょっと教えていただいた数字を申し上げますと、例えば27年度でしたら、小学校ではおよそ45万円、まあ50万円足らずですね。それが中学校では、91万8,450円と、こうした数字が27年度の実績としてある。ですから、およそ100万円だと。これが26年度になってまいりますと、小学校で入学時に必要な分では34万7,990円だ、あるいは中学校では77万7,150円だと、こうした数字を先般教えていただいたところです。ですから、そうした額が、本当は年度を前倒ししなきゃそれができないんだという、今、部長の答弁だったと思うんですが、それはわずか1年だけの措置であって、もう次年度からはそれが解消できるんだというようなことが、私としては想定しているんです。わずか1年だけですね、例えば補正かなんかをもってやっていかざるを得ん部分があるかもしれない。ところが、それはまたそれ1年きりだけのものであって、もう次年度からはそうした事象が解消できてしまうというふうに思っているんです。ですから、そういう面で、3月末の支払いがあるという部分についてもですね、例えばまた業者の方にご協力をいただく中で、4月の上旬に支払いをするような形でのご協力を求めていくと、また逆に可能ではないかなというふうに思ってみたりするんですね。  ですから、そこら辺のところはお互いに教育条件を、やっぱり高めていくんだという観点から見て、なんとかそこら辺のところがですね、教育委員会としてもひとつ頑張っていただけないだろうかなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(杉本充章)  松田典浩教育政策部長。 ○教育政策部長(松田典浩)  新入学用品費として就学援助しているのは、小学校の場合、1人2万470円、中学校の場合2万3,550円ということの金額になります。一旦その分を4月の入学の時には立て替えていただいて、6月にその分も含めて支給するということでご理解をしていただいて、翌年度の分を前年の3月に支払いというのは、やっぱりちょっと無理やと思いますので、現行のままやっていきたいと思います。  以上です。 ○議長(杉本充章)  12番、大路 恒議員。 ○12番(大路 恒) (登壇)  そうした中で、本当に私たちということより私の想いといたしましては、子どもには豊かな教育を受けて希望する道を進んでほしい、また子ども達の夢や可能性を重い教育費の負担が潰すことのないようにと、こうしたことを私は痛切に願っております。  そうしたこと、あるいは現場の意見でも踏まえていただきまして、今後、私としてはまたこの入学支度金が入学時に支給できるようにということで、これからもいろいろお尋ねをしてまいるかと思いますが、これで1番目の項目については終わりたいと思います。  続いて、2点目に入らせていただきます。  ここでは、介護保険制度の問題を取り上げさせていただきました。中でも要支援の1と2ですが、この点についてはですね、今数字をお示しいただいたところですけれども、本当に今まではこうした介護保険制度の中で要支援1と2に対するですね、公的な枠組みの中で介護サービスが行われてまいりました。ところが、今の政府の方針では、この要支援の1と2については、介護保険の制度からハシゴをはずしてしまうと。どういった言葉が適切なのかはわかりませんけれども、むしろ介護のサービスの中からハシゴをはずす、あるいは卒業させると、こういったことになってきているように思います。  ところが、今まで多くの方々から指摘されてきておりますのは、要支援に対する、1と2に対するサービスをやめちゃうと、かえって重度化するんですよと。というのは、今までは要支援の1と2についてはですね、資格のあるヘルパーの方がそうしたお世話をなさっておられた。ところが、今度の分については、要支援の1と2については、ボランティアの方とか、あるいは資格のない方がそうした要支援1と2の方のお世話をするんだというようなことで、稲美町で言いますと、国からはもう稲美町へ、あんた方のほうで要支援の1と2の面倒をみなさいよと、こういうような形で丸投げされてきた状況になるのが今の姿ではないかと思います。  稲美町は、たまたま2年の経過措置を踏まえておりますけれども、これが、そうした中ではハシゴがはずされていく、介護の世界から除かれていくと、こうした状況が生まれてまいります。そうした中で、今までも本当に稲美町は手厚い介護サービスを行ってきたという自負がおありだと思うんですけども、そうした中で、今、④の中では、この介護予防事業の中で稲美町が抱えている課題はもうないんだというふうにおっしゃられました。しかし、現実には、今まで介護支援の1と2の方は、本当に不安を抱えておられます。聞けば、いきいきサロン、いきいき広場、こうしたものでの解消を本当にやっていく中で解消できるんだろうかと。現実には、あそこへ行きたくても行けないから要支援の1と2のお世話になっているんだと、こうしたことになっていると思います。  そうしたことを踏まえてまいりますと、やっぱり稲美町でも本当にそういう方々に対する、例えば受け皿といったものができているのかどうか。今、そうしたことでは、課題は今のところないんですよということに答弁がありましたけれども、そうした点での、例えば要支援1と2を受け止めるだけの受け皿が、今、稲美町は確立しているのかどうか、そこら辺のところをあわせてお尋ねしたいと思います。 ○議長(杉本充章)  藤原良知健康福祉部長。 ○健康福祉部長(藤原良知)  まず、最初に議員がおっしゃいました要支援の方が介護予防の方からはずされて市町の事業になるというふうなことでございますけども、これは介護予防の方につきましてはですね、介護保険の給付費の中からははずれるわけでございますけども、これは総合事業というふうなことで、別枠で町としても支援するというふうなことになってございます。  その中でですね、私どもは介護予防日常生活総合支援事業の意向というふうなことで、三市二町近隣、これは合同で、平成29年の4月に移行するというふうなことで、現在準備を進めているところでございます。その中でですね、現在の介護保険事業者だけではなく、先ほど議員からもご質問がありましたけども、それ以外の民間事業者、それからNPO、ボランティアなど、さまざまな主体を利用して、介護予防サービスを行っていこうというふうなことで考えております。  ただ、これはですね、それぞれ介護の必要な度合いというのが違うわけでございますね。ですので、それぞれの必要な方に合ったサービスを行っていくということで、当然これまでの介護予防のサービスが必要な方につきましては、これまでと同様の事業者によります介護予防サービスを行ってまいります。しかし、それよりももう少し要支援の認定を受けておられても軽い方がいらっしゃいます。そのような方につきましては、やはり民間事業者、NPO、この辺りを活用いたしまして、支援をしていうこというふうなところで考えてございます。  受け皿はできているのかというふうなことでございますけども、これはやはり市町をまたいで利用される方がございますので、このような方につきましてもですね、三市二町力を合わせて、今後取り組んでいくところでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(杉本充章)  12番、大路 恒議員。 ○12番(大路 恒) (登壇)  要支援1と2を、今、焦点当てているわけですけれども、これは、ケアマネージャーはケアプランを立てるのに要支援1と2はですね、その対象になっているのかどうか。誰が、いわゆるあなたは総合事業へ移行しますよと、誰が判定をされるのでしょうか。 ○議長(杉本充章)  藤原良知健康福祉部長。 ○健康福祉部長(藤原良知)  ケアプランにつきましては、これはこの介護予防の給付費と相当の支援が必要な方につきましては、ケアプランを作成いたします。ただ、そうではない軽い方につきましては、簡単なこの計画で済ませていくというようなことになってございます。  ただ、これはどこで判定するのかといいますと、これは町の方で判定をいたしているところでございます。 ○議長(杉本充章)  12番、大路 恒議員。 ○12番(大路 恒) (登壇)  今、稲美町でそうした方の、あなたはこちらのコースですよ、あなたはこちらのコースですよという振り分けをされるということを稲美町でなさるいうことなんですが、その際には、有資格者がその判定をされるんでしょうか。 ○議長(杉本充章)  藤原良知健康福祉部長。 ○健康福祉部長(藤原良知)  今後検討していくところでございますけども、有資格者が判定することになると思います。 ○議長(杉本充章)  12番、大路 恒議員。 ○12番(大路 恒) (登壇)  本当にこの介護の問題についてはですね、もうすでに皆さま方ご承知のように、第1号被保険者というのは65歳以上の方、それから第2号被保険者は40歳以上65歳未満の方が、そうした形で支えてきているというのが今の姿なんですね。その中で、その利用サービスを受けることのできる方々をどんどん絞ってきているというのが、今の国の制度のあり方になってきているように、私は見受けています。ですから、それが本当に介護の保険あってサービスなしと言われる状況を、さらに増幅させてきている。また、このたび国のやり方を見ておりましても、要介護の1と2さえもですね、さらにその中からはずしていこうというふうな動きが、今現れてきております。そうした中で、私としては非常に、明日は我が身というような世界だという理解をしているんです。  ですから、今本当に元気な形でおれるのも、本当にあと何年だろうかなという思いを抱きながらそうしたことをやっているんですが、やっぱり自分がその立場に置かれたときに、寂しい思いをしないで済むように、やっぱりそういう点では国ともども合わせて、稲美町としてもそうした方々の支えになってほしいなというふうに思います。そうしたことをさらに、私はこれからもこの一般質問の中でもこれからも取り上げてまいりたいと思いますので、その点あわせてよろしくお願いしまして、3点目の投票率の向上に向けて再質問をしてまいりたいと、こういうふうに思います。  そうした中で、今、井上選挙管理委員会の書記長には本当に議場まで足を運んでいただきまして、ありがとうございました。今、内容的にはですね、従来からの、私ども受けてきました答弁と実情は変わってないんですけれども、私、今ちょっと12月議会を、実は思い出しております。12月議会の中でもですね、本当に投票率が下がってきていると。そのためにどういうふうにするんだということで、これ大西経営政策部長のほうから答弁があったわけですけれども、制度の中でできるだけ改善を図って利便性の向上を目指していくと、こういう答弁がございました。ところが、私が今申し上げました一つの例をもってみますと、決してそういう点では改善を図って利便性の向上を目指しているという形には受け止められなかったんですけれども、そうした点はどういうご見解でしょうか。 ○議長(杉本充章)  井上勝詞選挙管理委員会書記長。 ○選挙管理委員会書記長(井上勝詞)  利便性の向上につきましては、現在国のほうの研究会のほうでも検討されているところでございます。その中でも、今議論をされておりますが、投票区外の投票ということで、今ご質問いただいているように、近くの投票所で投票できればいいという声を検討されているところでございます。ただですね、今検討の内容につきましてもまだまだ課題が多いということで、実際のところは課題が多いというところで整理をされているところでございます。  一つ例を申し上げますと、投票区外の投票所を設けますと、当然複数の投票所で投票できるわけでございますので、二重投票の防止という、そういった一番大きな課題が出てまいります。まず、その二重投票の防止につきましては、まず、全投票所をインターネット等の環境によって整備をする必要があるのではないかなということで今現在考えておりますが、それにつきましてもまだまだセキュリティの問題でありますとかネットワーク障害、そういう問題が解決していかなければならないということで、まだまだ課題が山積みでございます。そういった課題を一つずつ解決がもしできるのであれば、そういった議論が前向きに進んでいくのではないかなというふうには考えますが、今現在のところの選挙管理委員会の方針といたしましては、あくまでも自治会単位を基本といたしまして投票区を設定していくのが適切であろうというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(杉本充章)  12番、大路 恒議員。 ○12番(大路 恒) (登壇)  現状のですね、投票所ではどんな形態になっているのかなというふうに思いますと、まず、それぞれの投票所では受付があって、名簿対照を行って、該当される方がおられれば投票用紙の交付をして、それを記載台のほうで書いた上で投票箱に投入していく。その際には、投票の立会人がいらっしゃるわけですね。そうした中で、立会人の方の任務としては、やっぱり、今書記長からも申されましたように替え玉投票がないとかいうような、二重投票にならないような策を講じていくために、そうした方々にご協力をいただいているんだというふうに思うんですが、ところが、今現在では投票立会人の方は、半日単位でやっておられるところが非常に増えてきているというふうに、私は見受けております。そうした中で、投票の立会人が交代されることによって、先ほど申し上げましたような二重投票になるとか、そうしたことが防止できるのかどうか。またもう一つは、期日前投票ですね。期日前投票では、やはりできるだけ投票率向上のためにそうした件ではですね、できるだけ選挙に投票しようという方の便宜を図っておられる、一つは本当にいい制度だというふうな理解をしているんです。  そうしたことと合わせた中で、今、ネットの関係でのお話もあったんですけれども、やっぱりそういう点では、今、書記長のほうから申されましたようなことが、現実にはだんだんと自治会単位でのことがですね、午前と午後、投票立会人が入れ替わることによって、ちょっと無理なところが出てきているのかなというふうなことで見ているんです。ですから、そうした点では、午前行った人、あるいはもう立会人が替わっているからということで、あの名簿対照をいくらやったところで、そうしたところが防げない部分が出てくるかなと。その中でも、なおかつ今の事象が出ていないということは、それだけしっかりとしたものがなされているのかなというふうな思いがまずあるんで、例えば投票所の中での区域の見直しというのは、稲美町の選挙管理委員会の中でも十分でき得る作業ではないかと。あくまでも国の制度の答申を受けてというものではないというふうな理解をしているんですが、その点のほうはいかがでしょうか。  もう一度言いますと、稲美町の選挙管理委員会の中でも対応できるのかどうか、こういったことです。 ○議長(杉本充章)  井上勝詞選挙管理委員会書記長。 ○選挙管理委員会書記長(井上勝詞)  ただいま大路議員の方から立会人の役割についてもご質問いただきましたが、おっしゃるように立会人の役目といたしまして、その一つに選挙人名簿の対照に立ち会うことという役割がございます。ただ、選挙人名簿の対照といいますのは、我々選挙管理委員会が委嘱しました職員のほうで行っておりまして、そこで確実に二重投票の防止を今行っているところでございます。  また、もう1点の国の制度を待たずしてできるのではないかということではございますが、現在、そのネットワーク環境について、今現在使っておりますシステムについて、そのまま対応できるのかという検討もしたわけでございますが、今のシステムではなかなか対応しきれないというのが現状でございます。  ただ、そういったネットワーク環境をすべて整えるといいますのも、現在自治会の公会堂等をお借りして投票所を設けておるわけでございますが、電話回線がない投票所もたくさんございます。そういったところの整理も、投票所の環境整備という面からもすべて整わなければ、なかなか実施していくのは困難ではないかなというふうに考えておりまして、現在では、選挙管理委員会といたしましてはあくまでも自治会単位、これが基本であるということを適切と判断させていただきまして、現在の投票区の設定を行っているということでございます。 ○議長(杉本充章)  12番、大路 恒議員。 ○12番(大路 恒) (登壇)  もう一つ、卑近な例を申し上げて申し訳ないんですけれども、今、天満幼稚園の北側は、菊徳自治会の方が生活をしておられまして、この方々が投票所に行く場合は、目の前の天満幼稚園を見て、それから今度は稲美野荘園の中の稲荘ホールを見て、さらにそれを通り越して北山の公会堂まで行って投票をすると、こうした実態があるわけですね。そうしたことを本当に今の稲美町の実情に合っているのかどうかなと。今、自治会単位ということをおっしゃられましたけれども、今現在、菊徳の方々については、そうした思いで目の前にありながら、あるいは稲荘ホールを通り過ぎて北山まで行かなきゃならないと、こうした具体的な実態があるわけですね。こうしたことをやっぱり解消するのは、選挙管理委員会のお仕事ではないかなというふうに思っております。そうした意味におきましても、もう一度ですね、自治会単位で縛らなければならない、その理由を私はお聞きしたいと思います。 ○議長(杉本充章)  井上勝詞選挙管理委員会書記長。 ○選挙管理委員会書記長(井上勝詞)  ご質問にありました、他の投票区の投票所が近くにあっても、遠方の自らの投票所に行かなければいけないという、その利便性の悪いというお声もいただいているわけでございますけれども、あくまで私ども選挙管理委員会といたしましては、地域の特性やコミュニティ、いわゆる自治会単位を基本とすることが、投票区を設定していく上で稲美町に最も合っている、適切であろうという判断をしておりますので、当面は現行の投票区で対応してまいりたいと、このように考えておりますのでよろしくお願いいたします。 ○議長(杉本充章)  12番、大路 恒議員。 ○12番(大路 恒) (登壇)  今、自治会単位が本当に稲美町の形態に望ましい姿だというお話でしたけれども、私は今の姿というのはかえって、自治会単位もありますが、あの天満幼稚園を取り巻いている方々についてはですね、それぞれの地域を今の選挙制度では分断してしまうんだと。選挙の度になったら、あんたこっちの投票所、私こっちの投票所よと、こういう形になっているんですね。そこで培われておりますコミュニティがまさに分断されているということを私は指摘をさせていただきまして、この投票率向上のため天満幼稚園投票所の区域の見直しをといったことで質問を閉じたいと思いますけれども、改めて、地域を分断するということについてですね、見解をお示しいただきたいと思います。 ○議長(杉本充章)  井上勝詞選挙管理委員会書記長。 ○選挙管理委員会書記長(井上勝詞)  先ほども申し上げましたが、私ども選挙管理委員会といたしましては、あくまでも自治会単位、これを基本とすることで投票区を設定していきたいというふうに、このように考えております。  今後とも明るく公正な選挙執行に精一杯努めてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(杉本充章)  12番、大路 恒議員。 ○12番(大路 恒) (登壇)  これで、私の一般質問を終わります。 ○議長(杉本充章)  以上で、12番、大路 恒議員の一般質問を終結いたします。  しばらく休憩いたします。               休 憩 午後 4時05分              ……………………………………               再 開 午後 4時15分 ○議長(杉本充章)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、16番、赤松愛一郎議員。 ○16番(赤松愛一郎) (登壇)  通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。  1点目、農業集落排水施設の排水について。  私が子供だった50年前頃は、ため池の水もきれいでシジミ・ドジョウなど多くの生物がいましたが、生活雑排水によって水質が悪化して、いろいろな生物が観られなくなっていきました。しかし公共下水道・農業集落排水施設の整備が進められて水質が改善し、昔いた生物が観られるようになってきましたが、その中で農業集落排水施設の排水によって一部のため池が富栄養化等で水質が悪化し、悪臭がして困っているとの声も聞こえてきます。  そこで、質問します。
     ① 各ため池の状況はどうなっていますか。  ② 対応・対策についてはどのようにされていますか。  ③ 今後の対策についての考えは。  以上よろしくお願いします。  2点目、県道について。  次に、県道についてお聞きいたします。  母里地区の印西の児童の一部が、昔から県道大久保稲美加古川線を通学路として利用しています。交通量が多くセンターラインのない狭い道で、歩道もない道路です。特に阪神大震災発生以降は通勤の抜け道として利用する車両が増えて、通学児童が事故に巻き込まれるのではないかと保護者・学校・地域の人はとても心配しています。  以前、上岩岡から蛸草の間の県道大久保稲美加古川線に歩道のついた道路の拡幅をできるところから順次整備していく計画があったと思いますが、事業自体がなくなったと聞きます。地元民としましては、とても納得のできるものではありません。  そこで、次のことについてお聞きします。  ① 児童が通学路として利用していますが、どのように考えていますか、また対策をお示しください。  ② 県道大久保稲美加古川線の歩道のついた道路拡幅工事について、なぜ現在の状況になったのか、町としてどのように考えているのか、対策をお示しください。  ③ 県道志染土山線と県道六分一神出線の川北口交差点も岡の右折車線を含む交差点改良工事と一体で進められてきましたが、2軒が立ち退き、広い用地ができています。この後、いつ交差点の改良を含む道路の拡幅工事がなされるのかと地元の住民は皆思っていましたが、これで事業が終了したとの声を聞きます。今後の事業の計画についてどうなっているのか、また町としての考えもお聞きいたします。  以上2項目について、答弁をよろしくお願いします。 ○議長(杉本充章)  田野正信水道担当部長。 ○地域整備部水道担当部長(田野正信)  それでは、私の方から質問事項1、農業集落排水施設の排水についての①から③について、一括してお答えをさせていただきます。  農業集落排水処理施設の処理水の放流先につきましては、8処理施設中6施設がため池に放流をしております。処理水につきましては、法的水質基準に適合するよう適正に管理を行っているところでございます。  各ため池の状況でございますが、それぞれ自然条件が異なることから水の色には多少の違いはありますが、悪臭については特に感じられておりません。また、これまで農作物に影響が出たという報告も受けていないことから、ご質問の町としての対応、対策の必要性はないものと思っております。  以上でございます。 ○議長(杉本充章)  奥州康彦地域整備部長。 ○地域整備部長(奥州康彦)  それでは、私の方から質問事項2の県道についてをお答えさせていただきます。  まず、①通学路の安全対策につきましては、教育委員会が中心となって役場関係各課、学校、PTA、道路管理者、警察などの関係機関で構成する稲美町通学路交通安全対策協議会を設置し、連携しながら継続的に取り組んでおります。この協議会で、平成26年度に稲美町通学路交通安全基本方針を策定し、毎年学校から危険箇所の届け出があった箇所等について合同点検を実施して、その安全対策を検討し、順次整備を行っているところでございます。  ご質問の印南地区内の県道大久保稲美加古川線は危険箇所の一つで、この協議会や地元自治会からの要望に基づき、本年度、県加古川土木事務所により、児童等の歩行者の安全対策として側溝をふた掛けし、路肩部分を広くする工事が実施されたところです。今後も稲美町通学路交通安全対策協議会におきまして、ハードとソフトの両面から対策を検討していきたいと考えております。  次に、②の県道大久保稲美加古川線の道路拡幅工事についてでございますが、県加古川土木事務所にお聞きしたところ、印南地区内の県道大久保稲美加古川線の道路拡幅計画は、県の東播磨地域社会基盤整備プログラムでは、執行環境が整った段階で事業化を進める箇所となっており、具体的な事業計画はなされていない状況です。町では、今後地元と協議し、執行環境が整いましたら県に事業化の要望をしてまいりたいと考えております。  次に、③の県道志染土山線と県道六分一神出線の交差点改良工事についてでございますが、県加古川土木事務所にお聞きしたところ、県道志染土山線と県道六分一神出線の交差点改良工事は、執行環境が整っておりませんので実施できていない状況です。今後、執行環境が整いましたら、県に対し改めて事業化を要望したいと考えております。  以上です。 ○議長(杉本充章)  16番、赤松愛一郎議員。 ○16番(赤松愛一郎) (登壇)  それでは、順次再質問をしていきたいと思います。  集落排水の草谷、下草谷は川に放流っていうふうなことかなあというふうに認識しました。あと、ため池に入れているとこで、問題がなさそうに思うところも実際あるし、かなり色といい臭いといい、して困っているというふうな話をお聞きします。それは、町のほうには入ってないということなんでしょうか。 ○議長(杉本充章)  田野正信水道担当部長。 ○地域整備部水道担当部長(田野正信)  最近、そういったお話は聞いておりません。  実は、私が以前水道課におりました時に、6、7年前になるかと思うんですが、その時には稲荷池、印東地区の処理場の排水を稲荷池に放流をしておるわけなんですが、水利委員長さんの方から非常に池の水の色が悪いと、若干臭いもするといったようなことでご相談を受けたことがございます。ただ、私どもも水質については法的な、先ほども言いましたように法的な基準をクリアしているというようなことでお話をしたわけですが、実際その稲荷池自体が、ほとんど非かんがい期にですね、水を落としてないと。また、以前は東播用水からの受水を受けとったわけなんですが、それ以降はどうなっているかわかりませんが、昨年の状況を調べてみますと、東播用水は一切受けてないといったような状態でございます。そういった中で、ため池自体が処理水で年がら年中満水になっているという状況が現在続いているのではないかなというように感じております。  そういった中で、以前にもお願いをしたわけなんですが、やはり底樋を抜いていただいて中干し、中干しができないのであれば、非常に稲荷池自体が上流からの取水が全くないというような池でございますので、処理水だけで、現在農業用水として利用しているというような状況であるのではないかなというふうに感じております。  そういった中で、やはり最低限水をですね、非かんがい期には半分落としていただくとか、そういったやっぱりため池管理者としての対策を考えていただきたいというのが、私どものお願いでございます。 ○議長(杉本充章)  16番、赤松愛一郎議員。 ○16番(赤松愛一郎) (登壇)  私も、多分たくさん水使われる池というのは、やっぱり水が入れ替わっているからあんまり影響が出てないのかなあというふうに、各池によって個々の差がかなり顕著に見えるんで、そういうことではないかなあというふうには想像はできるんですけども、実際そういうふうに困っているという池のことを何か所かお聞きする中で、やっぱりかいぼり的なものであったり、そういうものの指導っていうのは、やっぱり、それでどのぐらいの効果が本当に出るのかっていうのを、しっかり土地改良区と相談された中で、指導っていうんか、相談しながら、でも対策っていうのはしっかり打っていただきたいなあと思うんですけども。 ○議長(杉本充章)  田野正信水道担当部長。 ○地域整備部水道担当部長(田野正信)  先ほども申し上げましたように、これまで水質についての相談がありましたのは、稲荷池だけでございます。それ以外のため池につきましては、上流からの取水があるということで、池自体の希釈度がですね、稲荷池に比べてはるかに優れていると。優れていると言ったらいいのかどうかわかりませんが、稲荷池自体は希釈度がかなり低いと。ため池に降った雨の水だけで希釈しているというような状況でございますので、そういったことから考えますと、やはり、今かいぼりという言葉もございましたが、そういった昔ながらの手法もございますが、稲荷池自体の水をすべて落としてしまいますと、処理水だけでですね、満水にするにはかなりの期間が要するといったことも考えられます。  そういった中で、やはり先ほども言いましたように、せめて2分の1、3分の1は、非かんがい期には、年に1度でもですね、水を落としていただいて、水の入れ替えをしていただくということもぜひお願いしたいなというふうに思っております。  この件に関しましては、実際に水利委員会さんの方から直接お話を聞いておりませんので、今後、一度また水利委員会の皆さんとですね、話し合いをしながらですね、町の意向も聞いていただきながら、また相手の意向も私ども聞かさせていただいた上でですね、より良い対策をお互いに検討していきたいなというふうに思いますので、そういったことでよろしくお願いいたしたいと思います。 ○議長(杉本充章)  16番、赤松愛一郎議員。 ○16番(赤松愛一郎) (登壇)  稲荷池はそうなんですけど、私が見る限り、あの野寺の池もかなり色が異様やなというふうに見ておるんですけども、その認識はないんでしょうか。 ○議長(杉本充章)  田野正信水道担当部長。 ○地域整備部水道担当部長(田野正信)  確かに野寺もですね、実はあそこで魚を釣っている方が、池の水質が悪いと、魚が浮いているといったようなことの申し出があったように思います。ただ、それについてはですね、生活環境課の方でその際に水質検査も行っております。その結果、異常はないというデータも出ておりましたので、直接水道課のほうにはそういうお話はなかったわけなんですが、そういうことを聞いております。  野寺につきましては、地元の集落排水事業の計画段階で、放流先である芦池にですね、噴水を設置してほしいというようなこともございまして、噴水も設置しております。農業集落排水の水道課としましては、今以上のですね、対策はできないということでございます。 ○議長(杉本充章)  16番、赤松愛一郎議員。 ○16番(赤松愛一郎) (登壇)  なかなかいい対策っていうのが思い浮かばないっていうもわかるんですけども、やっぱり地元の方と今後お話する中で、ちょっとでもいい水質環境が保たれるように対策をしていっていただきたいなと思うんですけども。 ○議長(杉本充章)  田野正信水道担当部長。 ○地域整備部水道担当部長(田野正信)  集落排水の処理方式につきましては、法的な水質基準をクリアできるようにつくられております。これをですね、より高度処理をするというようなことは、現在の装置ではできません。それなりの莫大なまた事業費をかけなくてはできないということでございます。  そういった面で、水道課としてはもうこれ以上の措置は何もできないわけなんですが、ぜひそういったことでため池管理者さんのほうとですね、管理者のほうで極力できるようなことがあればですね、やはりそういったことに力を入れていっていただきたいと。それもまた、私どものほうからお願いをしてまいります。 ○議長(杉本充章)  16番、赤松愛一郎議員。 ○16番(赤松愛一郎) (登壇)  そういうふうにしていただけたら、それ以上はもう何も言うことないんで、今後の対策としてまたよろしくお願いします。  それでは、次の2番目の県道についてということで、文書にも書いていますけども、僕らが小さいときに歩いてた中でもかなり狭い道の中、危ないなあというふうな、特に大人になったら危ないなあというふうな、低学年の子どもがおる親になってみたらよけいに感じるところがあって、ずっと地域からは要望を出し続けているとは思うんですけども、確か出し続けてますよね、危険箇所として。 ○議長(杉本充章)  松田典浩教育政策部長。 ○教育政策部長(松田典浩)  先ほど、地域整備部長が説明しましたように、毎年通学路の交通安全対策協議会を年2回開催しておりまして、学校からまず春先に、危険箇所はどうですかというようなことで見直しを点検をしていただいております。そこで出てきた分を協議会の中で現場を確認しに行ったりしながら、できることから順次整備をしていっているということでございます。ご指摘のその場所についても、その危険箇所の一覧表の中にあるということでございます。 ○議長(杉本充章)  16番、赤松愛一郎議員。 ○16番(赤松愛一郎) (登壇)  ずっとその中で、歩道のついた道路整備というふうなことを、10年ぐらい前だったですかね、岩岡との境のほうから、一番しやすい池の用地を使って歩道のついた、ちょっとセンターラインまではないんですけども、拡幅の工事をして、順次できるとこから、先ほど言われたような条件が整ったとこからやっていくというふうな形で話があったという認識をしておった中で、もう一切そういうふうなことが見えなくなって、それで聞いていたら、もうその事業の予算はないですよみたいな話があってというふうな中で、地元の人間としてみたら、なんなり考えていただけるのかなあ、なかなか難しい事業という認識はしているけども、やっぱりある程度考えていただいているのかなあというふうな気持ちでおったんですけども、全然それはなくなっとうというふうな説明があって、それでちょっと一般質問の中にちょっと入れさせてもらったんですけども。今現在、どういう状況かっていうのお聞かせいただけませんでしょうか。 ○議長(杉本充章)  奥州康彦地域整備部長。 ○地域整備部長(奥州康彦)  先ほど答えらせていただきましたが、ちょっと付け加えらせていただきます。  というのは、蛸草から上岩岡までの道路拡幅工事でなく、県道大久保稲美加古川線と県道六分一神出線の十字路ですね、あそこから上岩岡までの計画でございました。その中で、今現在、整備を1億円以上行うためには、県の、先ほど言いました東播磨地域社会基盤整備プログラムに記載してあらなければ、その事業にかからないということなんですが、この県道につきましては、そのランク的にもうちょっと下になるんですが、執行環境が整った段階で事業をする路線ですよということで、ランクがちょっと落ちておるんですね。ということで、今現在その執行環境が整っていないということでそういうことになっていますんで、その執行環境が整うことが先決だと考えております。 ○議長(杉本充章)  16番、赤松愛一郎議員。 ○16番(赤松愛一郎) (登壇)  それは、私のちょっと認識不足だったと思っています。全体かなあというふうな勘違いをしながら、長年、子ども達の通学路として危ない、すごく危ないなあというのが、地元の親とか学校もですけど、その認識だったんで、どないかして危なくないような対策ができないんかなあというふうな中で、歩道のついた整備っていうふうな話があったんで、長い目で見て、そういうことも考えていただけるのかなあというふうな勘違いをしておったいうところなんですけども。  内容としては、今言ったように子どもらが安全に通学するっていうふうなことからしてみたら、すごく不安な道路の状況なんです。その辺を実際、教育委員会であったり土木のほうであったり、しっかり問題意識を持った中で県と相談できるような形でお願いをしていただけないかなあという思いがあるんですけども。 ○議長(杉本充章)  奥州康彦地域整備部長。 ○地域整備部長(奥州康彦)  最初に答えたんと同じなんですが、そういう中で合同点検をした中で、加古川土木が側溝をふたをして、少しでも幅員を広げたということで聞いております。その中で、まだふたができないところにつきましては、平成28年度事業でふたを実施するということを聞いていますんで、それもお伝えさせていただきます。 ○議長(杉本充章)  16番、赤松愛一郎議員。 ○16番(赤松愛一郎) (登壇)  U字溝にふたをつけていただいただけで、かなり子どもらが歩ける場所が端のほうまで歩けるようになって、すごいそれだけでもすごく改善がされたなあという意識は持っています。  その中で、ついでって言うたら語弊があるんですけども、両サイド、もう少しできるのではないかなあみたいなところがあったんが、また28年度もできるとこはふたをしていただけるのかなあと。とりあえず、応急処置的なイメージのではしていただけるのかなあという気がしておるんですけども、基本的にはもう少し根本的な対策を打っていただきたいというのが、私の思いなんですけども。 ○議長(杉本充章)  奥州康彦地域整備部長。 ○地域整備部長(奥州康彦)  根本的な改良いうことになりますと、やはり地元の協力が非常に重要でありまして、その確認のあった中で、加古川土木のほうへ地元なり、地元と一緒に町も要望をしていかなければならないと考えております。  以上です。 ○議長(杉本充章)  16番、赤松愛一郎議員。 ○16番(赤松愛一郎) (登壇)  また、私も地元の人とも話をしながら、またしていきたいと思いますし、また町もそれなりに協力をしていただけたらなあとも思います。  それで、次に問いの3番の川北口の交差点の部分なんですけども、この質問出させていただいて、現場は確認していただきましたでしょうか。 ○議長(杉本充章)  奥州康彦地域整備部長。 ○地域整備部長(奥州康彦)  加古川土木にも事情を聞き、また現場も確認に行っております。 ○議長(杉本充章)  16番、赤松愛一郎議員。 ○16番(赤松愛一郎) (登壇)  それでは、2件立ち退いた、あのかなり広い用地の中で、どうしてあんなガードレールの置き方で絞ってあるのかっていうのの理由っていうのか、そうしたほうが安全対策というふうなことなのか、どういうことなのか、ちょっとお聞きしとってでしょうか。 ○議長(杉本充章)  奥州康彦地域整備部長。 ○地域整備部長(奥州康彦)  議員も知っとってかと思うんですが、以前はもっと絞られていたと思うんです。そんな中で住民より要望があり、ガードレールをもうちょっと広げたということになるんですが。狭いところに橋があります。その橋のところに合わしたという格好で広がって、狭くなっておるというのが現状でございます。 ○議長(杉本充章)  16番、赤松愛一郎議員。 ○16番(赤松愛一郎) (登壇)  それにしても、せっかく立ち退きしてもらって、広い道を半分のような、以前と変わらんぐらいの道幅にガードレールを置いて、通りにくくわざわざしてあるように思います。また、あそこの道って、あっこの工業団地の会社の車であったり運送屋の車であったり、かなり交通量も多くて、朝夕にはかなり渋滞もするような道なんで、もうちょっと、せめて広くできないのかなあと思ったりもするんですけども。 ○議長(杉本充章)  奥州康彦地域整備部長。 ○地域整備部長(奥州康彦)  逆に橋よりも数段広げますと、今度橋のとこで邪魔になってぶつかるということがございますんで、加古川土木があれがベストだということでああいう状態になったと聞いております。 ○議長(杉本充章)  16番、赤松愛一郎議員。 ○16番(赤松愛一郎) (登壇)  なんか、そういう考え方もあるのかなあとも思いますけども、見ていたら、なんかもったいない使い方やなあとしか言いようがないんですけども。あれにしても、なかなか条件が整ってないということなんですけども、地元の人間からしてみたら、あれでとりあえずはもう工事自体の分が何もないんですよと言ったら、皆さんびっくりしよってんですよね。まあ、なかなか納得できない部分がかなりあってするんですけども、その思いっていうのは、なんぼかでも町のほうに聞こえているんでしょうかね。 ○議長(杉本充章)  奥州康彦地域整備部長。 ○地域整備部長(奥州康彦)  申し訳ありませんが、この一般質問で初めてお聞きしたのが現状でございます。  それで、橋の次ですね、加古川土木一緒に整備したかったんですが、先ほど言いましたように執行環境、なんかちょっと言い方が甘ったるいんですが執行環境が整わなかったということで、事業が止まったということでございます。 ○議長(杉本充章)  16番、赤松愛一郎議員。 ○16番(赤松愛一郎) (登壇)  これ以上はね、町に県道の話を一般質問として取り上げるのはどうかなあというふうな思いがありながら、申し訳ないけども今回取り上げさせていただきました。  また、今回の部分を聞いて、また地元でなんらか調整できるような部分があったら、またそういうふうなことが、まず町にお願いするよりか地元の調整が先かなあという気がしました。その中で、またできることはお話もしていきたいと思ってますけども、またそういう状況が整うようなことであったり、また違う内容であったりしながら、また町の協力も得て、皆さんが生活しやすい環境にしていきたいと思いますので、また今後ともよろしくお願いします。 ○議長(杉本充章)  奥州康彦地域整備部長。 ○地域整備部長(奥州康彦)  まず初めに地元の調整ですね、それが一番だと感じております。その中で、その状況が整いましたら、最初に言いましたように、県に対して改めて事業化の要望をしたいと考えております。 ○議長(杉本充章)  16番、赤松愛一郎議員。 ○16番(赤松愛一郎) (登壇)  ありがとうございました。今後ともまたよろしくお願いします。  一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(杉本充章)  以上で、16番、赤松愛一郎議員の一般質問を終結いたします。  これをもって、町の一般事務に関する質問についてを終わります。  以上で、本日の日程は終わりました。  次の本会議は、3月7日午前9時30分から再開いたします。
     本日は、これにて散会いたします。  ご苦労さまでした。               散 会 午後 4時48分...