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平成21年第216回定例会(第3号12月17日)

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  1. 稲美町議会 2009-12-17
    平成21年第216回定例会(第3号12月17日)


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    平成21年第216回定例会(第3号12月17日)                第216回稲美町議会定例会会議録                            平成21年12月17日開設 1.議 事 日 程  第 1.諸報告  第 2.町の一般事務に関する質問について 1.会議に付した事件  第 1.諸報告  第 2.町の一般事務に関する質問について 1.会議に出席した議員(16名)     1番 滝 本 悦 央        2番 辻 元 誠 志     3番 池 田 いつ子        5番 木 村 圭 二     6番 福 田 正 明        7番 池 田 孝 次     8番 藤 井 隆 男        9番 杉 本 充 章    10番 赤 松 弥一平       11番 植 田 眞一郎    12番 関 灘 真 澄       13番 井 上   進    14番 藤 本   操       15番 鷲 野 隆 夫
       16番 池 田 博 美       17番 吉 岡 敏 子 1.会議に欠席した議員(なし) 1.会議に出席した説明員(11名)    町長               古 谷   博    副町長              米 田 有 三    経営政策部長           大 竹   正    経営政策部    企画担当部長兼企画課長      大 山 弘 明    健康福祉部長           福 井 宣 司    経済環境部長           橋 本 博 嘉    地域整備部長           西 澤 秀 勝    会計管理者            松 田 和 良    総務課長             繁 田 泰 造    教育長              井 本 角 友    教育政策部長           藤 本 泰 利 1.会議に出席した事務局職員(2名)    事務局次長            松 原   修    書記               毛 利 志 穂                開 会 午前 9時30分               …………………………………… ○議長(吉岡敏子)  おはようございます。  ただいまの出席議員は16人で、議員定足数に達しております。  よって、第216回稲美町定例会第3日目を開会いたします。  ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしております。  直ちに日程に入ります。                …………………………                 日程第1.諸報告                ………………………… ○議長(吉岡敏子)  日程第1は、諸報告であります。  地方自治法第121条の規定により、説明のため出席を求めました者の職氏名は、お手元に配付いたしております。         ……………………………………………………………          日程第2.町の一般事務に関する質問について         …………………………………………………………… ○議長(吉岡敏子)  次は日程第2、町の一般事務に関する質問についてであります。  本日の一般質問者は6名で、通告順に従い議長より指名いたします。  この際、質問をされます議員の皆さんに申し上げます。  質問内容が逸脱しないよう、また議員の品位の尊重については今さら申し上げるまでもございませんが、この点よろしくお願いを申し上げます。  また、答弁をされます当局に申し上げます。  質問に対しては、事前に通告いたしております質問要旨の要点を整理の上、的確かつ誠意ある答弁をお願いいたします。  ただいまから質問を許します。  3番、池田いつ子議員。 ○3番(池田いつ子) (登壇)  おはようございます。  いつも町政にご尽力、ありがとうございます。  通告に従いまして、女性の視点から、町民の立場で一般質問をさせていただきます。  まず1項目目、基幹産業である農業について。  間もなく阪神・淡路大震災から15年を迎えます。あの震災で170万人が食べ物や飲み水を失いましたが、飢えで亡くなられた方は一人もいません。稲美町の給食室でも、調理員さんとボランティアの方が協力して、たくさんのおにぎりをつくり、役場の職員が大渋滞の道路をぬって、芦屋市や神戸市の避難所に届けました。震災を経験した私たちは、災害時に地元の力で食糧などを調達できる農業や農村のありがたさが身にしみてわかり、支え合う大切さを学びました。  しかし、日本の人口は世界の2%なのに、農産物の輸入量は世界全体の1割を占めます。また、中国製餃子中毒事件では、穀物だけでなく、加工食品を含めた食べ物全般で他国に頼り切っている現実を痛感しました。世界の人口は、20年後には80億人を超え、食料不足はさらに深刻になると言われています。「飽食ニッポン」は危うさと隣り合わせというのが実態です。  一方、製造業を中心に発展してきた日本経済が曲がり角に立っています。これまで日本は輸出で外貨を稼ぎ食料を輸入してきましたが、自国で食料を生産する必要に迫られ、農業が中心になる時代がくると言われています。雇用不安がつのる中、都会に仕事がなくなり、お給料が下がる時代になってきました。衰退するばかりであった日本の第1次産業は、新たな局面を迎えています。  稲美町総合計画後期基本計画に掲げられている農業の現況の問題点と今後の課題を踏まえ、食と農の将来ビジョンの実現を図るため、稲美町農業基本計画を策定する必要があると思います。兵庫県が進める環境創造型農業推進計画を基に、推進会議等を設置し、戦略プロジェクトを立て、「地産地消」「担い手づくり」「環境保全」「ツーリズム」「食育」などのテーマについて検討を進め、具体化していくべきと考えます。町の方針について、お聞かせください。  2項目目です。パブリックコメントのあり方について。  行政手続法の定めにより、稲美町においても行政の政策立案過程パブリックコメントを募集されています。影響が及ぶ対象者などの意見を事前に聴取し、その結果を反映させることによって、よりよい行政を目指す良い制度だと思います。本町の現状はどうなっていますか。  1、意見公募された計画等は。また期間は。  2、それに対する事前の広報はどのようにされましたでしょうか。  3、応募件数は。  4、その結果を踏まえ、要綱の作成についてはどう考えられておりますか。  3項目目。宙に浮いた年金について。  社会保険庁は、持ち主のわからない五千万件の「宙に浮いた年金記録」の調査について、自治体に協力を求める方針を明らかにしました。協力した自治体には必要な費用を交付するとのことですが、本町はどのように実施するのでしょうか。  以上、3項目についてご答弁をお願いいたします。 ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  まず、ご質問の1番目の基幹産業である農業についてでございます。  稲美町総合計画後期基本計画に掲げられている農業の現況の問題点と今後の課題を踏まえ、食と農の将来ビジョンの実現を図るため、稲美町農業基本計画を策定する必要があると思います。兵庫県が進める環境創造型農業推進計画をもとに推進会議等を設置し、戦略プロジェクトを立て、地産地消、担い手づくり、環境保全、ツーリズム、食育などのテーマについて検討を進め、具体的にしていくべきと考えます。町の方針はということでございます。町の方針について、お答え申し上げます。  稲美町としては農業基本計画を策定していませんが、これまで稲美町農業振興協議会の中で環境創造型農業についても検討してまいりました。今後も地産地消、担い手づくり環境保全等について、この協議会の中で検討してまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(吉岡敏子)  大山弘明企画担当部長。 ○企画担当部長(大山弘明)  それでは、2点目パブリックコメントのあり方についてお答えをさせていただきます。  まず、1点目の意見公募を行った計画書についてですが、平成17年の行政手続法の改正後現在まで、稲美町行財政改革大綱など9計画をパブリックコメントによって意見公募を行っているところであります。それらの公募期間につきましては2週間から30日、1カ月で実施をしています。  2点目の事前の広報についてですが、稲美町行財政改革大綱など4つの計画書につきまして、事前通知を広報いなみで行っています。  3点目の応募件数についてですが、0件から17件の間で応募の意見がありました。  4点目の要綱の作成につきましてですが、県内の制定状況につきまして、12町中、現在4町で要綱などにより意見公募手続きを制度化しております。当町におきましても、今後要綱など制定について検討を行ってまいりたいと、このように考えているところであります。  以上でございます。 ○議長(吉岡敏子)  福井宣司健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井宣司)  宙に浮いた年金につきまして、現在社会保険事務所等が実施している、持ち主のわからない五千万件の宙に浮いた年金記録の調査について、町に協力要請が11月18日にありました。社会保険庁では、重複度が少なく統合の可能性が高い人を全国で約8万件見込んでおります。そのうち調査では電話番号が判明せず、未統合記録を同封した文書による照会にも回答がなく、それ以上の調査が不能となったものを今回対象としております。稲美町は6件が該当しております。  本町の対応でございますが、電話番号や連絡先の調査及び本人に電話連絡を行い、町民の不利益の解消に協力したいと考えております。 ○議長(吉岡敏子)  3番、池田いつ子議員。 ○3番(池田いつ子) (登壇)  では再質問をさせていただきます。  まず、農業基本計画についてですが、昨日の一般質問におきましても、今日の一般質問予定者の中にも、農業に関する質問が、やはり基幹産業ということで多いです。で、2項目目の質問にも関連いたしますが、今月2件パブリックコメントを募集されておりました。やはり、その基本計画、稲美町教育振興基本計画とか稲美こどもいきいきプランの2件が意見公募、いわゆるパブコメを募集されていたわけですけれども、すごく分厚い立派なもの、募集期間2週間でしたが、2週間ではちょっとチェックするのが大変なぐらいの多い量でした。  総合計画に挙げられています農業振興計画というのが、私は教育振興基本計画ぐらいのものがあると期待して産業課に行ったわけですけれども、そのようなものは無いと。あることはあるんですけれども、この総合計画の中の4ページほどに渡るものだったので、すごく私は驚きました。福祉計画にしても、他の計画いろいろありますけれども、立派な冊子になっておりますが、基幹産業である農業について、なぜこのような対応なのかと大変驚いた次第です。今の現況を考えますと、やはりこの辺の計画からしっかり立てていかないと、具体的に事が進まないというふうに考えて、この質問を1項目目に上げさせていただいたわけです。このあたりは、今までどうして、一番根本である基幹産業である農業について、そういう他の稲美町の計画に比べられないものかもしれませんが、私が感じますには、ちょっとあまりにも計画というには、ちょっと簡単で大雑把で何も見えてこないような、そういうことを感じましたので、やはりそういう基本計画からしっかりしていっていただきたいなと思いました。いかがでしょうか。 ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  今、議員のおっしゃるようなことも非常に大事なことであろうというふうに思いますが、私どもの方につきましてはですね、その計画が非常に農業についてはすごく動くのが激しくてですね、そういったものが、一つ一つが事細かく計画してまいりますと、直ちにそぐわなくなってしまうといったことがございまして、農業振興協議会の中で、毎月毎月いろんなそのタイムリーな議題を持ってですね、全体の農業計画をどうしようかというような形で、一つ一つその都度ですね必要に応じてタイムリーにやっておるということで、この方が効果があるというふうな認識でもって、今のところこの方法で取り組んでおるところでございます。ご理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(吉岡敏子)  3番、池田いつ子議員。 ○3番(池田いつ子)  (登壇)  私も個々のそれぞれの対応は、産業課の皆さん見ておりましても、営農組合の支援とかいろいろ忙しく動いておられて、お米のことに関しましても稲美町ならではの政策がたくさんあって、よそに自慢できるものがあると思います。でも、コロコロ変わるからこそね、10年計画ぐらいのビジョン、国の政策に惑わされることのない稲美町独自のものをしっかり立てておく必要があると思います。稲美町しかないものを生かす、そういうビジョンを持って3年毎とか5年毎の見直しを立てていく。それは、総合計画に関しても他の計画に関してもそうであると思います。  多面的機能があって、大事な産業ということを昨日、橋本部長のお答えの中にありましたように、だからこそこういう計画が必要であると考えます。 ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  今おっしゃられましたように、基本的なしっかりした柱と、こういうことでございます。非常に大事なことだろうと思います。その部分につきましては、総合計画の中で柱を決めさせていただいて、その中で、それに沿って、個々具体的に、その時点時点によって個々の具体的な対策につきましては、1年1年変わってまいります。このことについては、いろんな国の制度だけではなくて、私どもの方の農家の取り組みの方向によっても変わってまいります。この農業振興協議会と言いますものは、町行政と、そして県行政、そして農協、農家、農業委員会と、こういった方々に入っていただいて、あらゆる情報が集まるようにしておる組織でございますので、今議員のおっしゃられる心配もあろうかと思いますが、この方が柔軟で機動性の高いというふうなことと私どもの方は今思っておりますので、ご理解いただきますようにお願いいたします。 ○議長(吉岡敏子)  3番、池田いつ子議員。 ○3番(池田いつ子) (登壇)  部長のおっしゃりたいことはわかります。昨日、町長も農業に力点を置くというお答えをしていただきました。限られた予算をどこにどう配分し、どんな成長を目指すのか、そうした戦略が見えないままでは農業の振興は思うように進まないと思います。  で、私がこの今の振興計画、総合計画に上げられている振興計画を見ました限りで一番足りないなと思うのは、町民の参画です。これからの農業は、都市との振興とか、普通の農業者でない人を取り込んでいかなくてはならないということを感じますので、もっと広い範囲で、新しいことを入れていく、政策関係なしの稲美町のあるものを生かしたね、あるもの探し。今の足元の宝を生かした、そういうことを取り込んでいっていただきたいと強く思います。 ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  町民の参加と、こういうことではございますが、今でもいろんな形でご参加いただくように努力いたしておるところでございます。農地・水・環境につきましても、町民の参加をお願いしたりですね、あるいはこの度というんでしょうか、先般から稲美野荘園の方へもですね、そういった取り組みをして、農業の方に、こんなことどうか、あんなことどうかという、そういった意見もご提案も頂いたりしながらですね、振興協議会の方でも、そのことについても議論し、あるいはその技術指導だとかそういったことも含めまして、指導にも当たっておるところでございます。  そういったようなことで、内容としましてはきちんとこの組織の中で検討し、対策を講じてまいっておりますので、ご理解いただきたいというふうに思います。 ○議長(吉岡敏子)  3番、池田いつ子議員。 ○3番(池田いつ子) (登壇)  稲美町の現状は少しわかっているつもりでございます。  稲美野荘園の、主に活動をしていらっしゃる方とも直接お話しさせていただきましたが、とても意欲的に、地道に自治会で広がりをもってやっていらっしゃいまして、天満小学校との交流もされていて、給食の試食もされてね、とてもおいしかって、自分たちの作った大根が使われているという、そういう地に足のついた活動されているのを聞きましてね、とてもいいことだと、どんどん広げていただきたいなというふうに感じております。  それで、私がこういうふうに基本計画と言いますのは、やはり先進地で効果を上げていらっしゃる三田市の竹内市長のお話を聞く機会がございまして、やはりビジョンというものをしっかり、はっきり、大きく掲げてですね、市民みんなにわかるような計画、立派な計画がありましたので、やはりそういう計画は必要なんだなあと実感したので、今日質問させていただいたわけです。やはり、今食農教育、食育から食農教育というふうに言われております。稲美町にある田畑を利用した、そういう、稲美町の小学校ではもう食農教育というのは本当に恵まれた環境で行き渡っておりますけれども、それをもっと広げていく。都会から、昔はバスで、神戸市の方から農業体験に来たこともあるそうですけれども、そういうツーリズムに繋がるような活動をしていただきたいと思います。  では、ちょっと、今兵庫県の方の進んでおります環境創造型農業振興計画が県から下りて町に来ていると思うんですが、それはどのようになっているんでしょうか。
    ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  環境創造型農業推進計画のことだと思いますけれども、このことにつきましても、稲美町については今の農業振興協議会の中でですね、すでに従前からこのテーマについても取り組んでまいっておるところでございます。今後も、これを受けてですね、さらに進めてまいりたいというふうには思っております。 ○議長(吉岡敏子)  3番、池田いつ子議員。 ○3番(池田いつ子) (登壇)  その中で、県が言っています協議会というのは立ち上げられておるわけですか。 ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  私どもの方で、いろいろといろんな協議会が立ち上げるというようなことでテーマがいろいろまいるわけでございますが、いろんなメンバーで、いろんな違うメンバーで、いろんなことをやってもうまくいかないと、違うことが出てしまったりする場合がございます。そういったことがあったりして、本当にいい結果にならないということが起こってはならないので、基本的には、できるだけ1本化したいと。農業振興協議会の中で議論できるものについては、この中で徹底的に議論して、それで方向性を出していこうということで、私どもの方は今考えて、これまでそのように取り組んできたところでございます。今回の今おっしゃられる分につきましても、この中で議論してまいりたいと、こういうように思っております。 ○議長(吉岡敏子)  3番、池田いつ子議員。 ○3番(池田いつ子) (登壇)  それでは、順番としては協議会、議論する場ができましたら、やはり順番としては県の方から推進計画が求められると思うんですけれども、それは念頭に入れられているんでしょうか。 ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  推進計画と、そういったものにつきましてもですね、振興協議会の中で検討して、その中でできるものをという形で考えておりますので、稲美町としてふさわしいもの、逆に稲美町に合わないものについては、はなから考えないというような整理の仕方も、当然中には出てこようかと思います。そのような議論を今後進めてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(吉岡敏子)  3番、池田いつ子議員。 ○3番(池田いつ子) (登壇)  兵庫県は、コウノトリという環境をブランド化することに成功しました。とてつもない時間とお金がかかっているわけですけれども、やはりそういう環境をブランド化することによって、新潟県魚沼市よりもさらに高い値段がコウノトリ米についているわけですから、やはり諦めないで地道に努力していっていただきたいと思います。それに、稲美町は食の教育ということに関しましてはもってこいの場ですので、そういう方にもいろいろ取り組んで、やはりもう少し長期ビジョンを持って、基本や目標となる、町民全体にわかるようなものを上げていただけたら、すごく町民もがんばっているな、稲美町はがんばっているなと、自分たちも農に関心ができますし、それによって地元のものを買おうとか、健康に気をつけたり、いい循環ができていくと思いますので、今後とも町長のお言葉にありましたように、農業に力点を置いてやっていっていただきたいと思います。  特に、どろんこバレーとか商工会がやっておりますのもとてもいい企画だと思いますので、そういう具体的なことを広げていっていただきたいと思います。 ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  まあ、コウノトリということで今例として挙げていただきましたが、コウノトリも大変今一方ではいい結果なんでございますが、これを私どもの方でやろうとすれば大変なお金がかかってしまいですね、非常に費用対効果ということから考えますと、私どもの方には向かないのではないかなというふうに今は思っております。しかし、そういった限られた中でですね、できるものは何かということで今後考えてまいりたいというふうに思っております。  それと、町民の関心がどうこうと、こういうことでございます。これにつきましては、今後、稲美町の今やっている農業、これから進めている農業、そういったものについて広くPRする機会を今度検討してまいりたいというふうに思います。  以上でございます。 ○議長(吉岡敏子)  3番、池田いつ子議員。 ○3番(池田いつ子) (登壇)  もう1点だけ付け加えて言わせていただきたいのは、やはり町の方に仕事がない時代になりますので、やはり緊急雇用基金とか、ニューディール基金というのが国が設けております基金がまだありますので、それに対応する施策とか、具体的にお金がないなら、そういう国の施策に合ったことが稲美町では何ができるのかを考えて事業化していただきたいと思います。 ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  いろいろな制度、あるいは助成制度、そういった基金、そういったものも含めまして広く検討して、今後もですね、これまでと同様広く総合的な考え方で検討してまいりたいというふうに思います。 ○議長(吉岡敏子)  3番、池田いつ子議員。 ○3番(池田いつ子) (登壇)  では、2項目目のパブコメについて移らせていただきます。  現在、今までに意見公募された9計画で事前広報があったのが4つ。最近の、12月に入ってパブコメ募集されていました2件については広報がなかったんですね。で、それ以前にも私、男女共同参画の計画ができた時に関心を持っておりましたので、持っておりましたんですけれども、男女共同参画の基本計画いうんですか、それのパブコメは知らない間に始まって知らない間に終わってたというような状況で、このパブコメに関してはとても気になっておりました。いい制度なのにいつやっているのかわからないというような。  で、特にこの間、先月の教育委員会傍聴させてもらいました時に、やはり基本計画についてパブコメ募集の話が出てきたんですけれども、広報できないと。その理由が、もう12月広報はスペースがなかったというようなお話、説明でした。で、まあそれはそれとして、それに対してですね、何の疑問とか意見とかが、その会議の参加者から出なかった。それが私はとても驚きまして、それでこの2項目目の質問になったわけです。  だから、できるだけ町民の声を生かしたいという気持ちがあるのかという疑問を持ってしまったので、2項目目に上げさせていただいたわけです。 ○議長(吉岡敏子)  大山弘明企画担当部長。 ○企画担当部長(大山弘明)  パブコメにつきましては、議員もご承知かと思いますが、行政手続法の中で、今現在、地方公共団体の場合は努力義務ということで、実質的な取り組みに委ねられているのが現状でございます。そしてまた、パブコメの対象計画といたしましては、町の基本的な計画であるとか、町政に関する基本方針を定めることを内容とする条例というふうに定められていまして、比較的、とり方によりましては先ほどご不満な点がございましたけれども、この計画についてパブコメがされるのかどうかという点でございますが、そういった状況の中で努力義務、あるいは自主的な取り組みということでやっておるのが現状でございます。  したがいまして、今後はそういった部分を要綱等の制定によりまして、この計画についてはパブコメをしていくんだと、そういったような位置づけの確立をしていきたいと、このように考えておりますので、ひとつご理解願いまして、今後の検討ということでいたしたいと思っています。  以上でございます。 ○議長(吉岡敏子)  3番、池田いつ子議員。 ○3番(池田いつ子) (登壇)  事前広報も4つ、9つのうち4つあってあと5つはないということで、町民としては、応募したくても、その広報がなかったら知らないうちに始まり知らないうちに終わってる。しかもインターネットに接続されているところはまだまだ少ないという状況もあります。形だけして、意見聞きましたというふうに済ませられているというのが私はとても気になりましたので、その辺を、要綱をしっかり作って、町内の統一を図っていただきたいと思います。 ○議長(吉岡敏子)  大山弘明企画担当部長。 ○企画担当部長(大山弘明)  先ほど議員から言われていますようなことを考えまして、今後要綱等の制定について検討していきたいと、このように考えております。  以上でございます。 ○議長(吉岡敏子)  3番、池田いつ子議員。 ○3番(池田いつ子) (登壇)  では、3項目目に移らさせていただきます。  もっと稲美町ではもう少しあるのかなと思っていたんですが、6件ということなんで、交付金も何千円かの話ですので、できるだけこの6件に対しては、介護保険とか健康保険証とか、そういう町の持っている情報をもとに解決していただきたいと思います。 ○議長(吉岡敏子)  福井宣司健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井宣司)  住民の方の不利益に当たらないようにですね、十分に協力をしていきたいと考えております。 ○議長(吉岡敏子)  3番、池田いつ子議員。 ○3番(池田いつ子) (登壇)  では、以上、私の質問を終わらせていただきます。  どうもありがとうございました。 ○議長(吉岡敏子)  以上で、3番、池田いつ子議員の一般質問を終結いたします。  次に、8番、藤井隆男議員。 ○8番(藤井隆男) (登壇)  通告に従いまして、質問をいたします。  私の質問は、ちょっと漠然としたものなんですが、町の目指すものについてということでお伺いいたします。  国の三位一体改革により、地方自治体の財政健全化の各市町村格差が問題化し、特に夕張市の財政破綻を境に、平成19年6月に地方財政健全化法が成立し、その後、総務省4指標が公表されることになり、現在に至っております。  去る9月に公表されました兵庫県下41市町のランキングでは、稲美町の平成20年度の健全化判断比率・実質公債費比率12.9%は、県下で11位(平成19年度は13.6%で同11位)、将来負担比率115.8%は県下で16位(平成19年度は120%で同15位)と改善の方向であるが、連日、新聞、テレビの報道では、景気の回復が見られず、全国の完全失業者は9月時点で363万人となり、増加の傾向が加速、正社員、教師の突然の解雇や、派遣切り等、厳しい状況があります。商品の消費が伸びず、生活状況がデフレスパイラル傾向が進み、将来設計に不安のみで明るい展望が見当たりません。  また、本年8月の第45回衆議員選挙において、自民党から民主党に政権交代が行われ、国の政策が大きく変わろうとしております。新しい政権の特徴は、税金の無駄遣いを再生産しているこれまでの仕組みを改め、財源を有効に使うために事業仕分けに取り組み、進めようとしています。連日新聞等で報道されております。  兵庫県下でも、12月8日の神戸新聞に、新聞社の調査結果が公表され、県内41市町から事業仕分けについての回答ですね、実施は半数、ただし事業評価は内部のみで行っている市町もあり、「公開度」は分かれて、外部視点を議会で十分とする意向調査内容が報じられていました。ちなみに、古谷町長は、議会の意見は議会審議などがあり、必要ないというご意見を出されておりました。  国の地方向け補助金の分配も政権が変わり、児童手当を含む社会保障に重点が移り、文部科学振興や公共事業がこれまでより制限される等、地方団体が課税自主権を活用しやすいような制度の見直しも推測されます。ますます各自治体の実力が問われ、これまで以上に格差が見えてくるものと考えられます。今、22年度の予算編成を行う時期であり、当町の予算が段々縮小の方向に向けられているように感じております。少し不安を感じておりますので、次の点について質問をいたします。  1、行財政改革実施計画、平成17年度から平成21年度の5カ年間ですが、6分類166項目の総括の公表はいつされますか。また、新たな計画はどうなっておりますか。  2、推進状況の中間発表、概要で結構です。または民間委託の推進。項目Gの住民と協働による行政経営という項目なんですが、これについて、全738事業、これ事業仕分けをされているわけですが、これの内387事業についての状況についてお願いいたします。  それから、3番目、交流人口を増やす策について。これは、暗い話ばかりなので、人々が訪れたくなるまちづくりについての取り組みをお伺いします。  4つ目、情報の周知について。これは、インターネットとか広報誌の発行をされておりますけれども、これの状況について。  5つ目、農業への就業システムづくりと実践について。これは、昨日もそうですけれども、今日も池田いつ子議員からの質問もありましたんですが、こういう社会情勢になりましてですね、農業への関心が非常に高い住民からの要望が出ております。これについての実践についてお伺いいたします。  それから6つ目、お金のかからないサービスについて。  7つ目、旧主要道路上の電柱の地下への移設について。  8つ目、稲美町統計資料発行の定期化についてということで、モデルは2005年3月に発行しました、こういう綺麗な資料なんですけれども、これが以降出てないんかなと思っております。非常にこれ、わかりやすい資料でございます。  9番目。LED電灯への切換について。これ、9月11日の一般質問でもいたしましたんですが、その後どういうふうに計画に折り込まれるか、具体的に22年度で何灯かということでお願いいたします。  10番目、いきいきサロンの運営を老人会へ委託助成について。  それから11番目。21年度の100人会議で提案されました主な項目についてお伺いをいたします。  以上、よろしくお願いをいたします。 ○議長(吉岡敏子)  大山弘明企画担当部長。 ○企画担当部長(大山弘明)  先ほど、藤井議員の項目、町の目指すものについて順次私の関係する7点についてお答えをさせていただきたいと思います。  まず1点目の行財政改革実施計画の実施状況についてですが、の公表についてですが、毎年該当年度の決算状況が固まり次第、各課照会をかけて検証を行い、公表を行っているところであります。一番最近の分につきましては、6月15日に行っています。総括につきましては、平成22年度から始まる新実施計画において行いたいと、このように考えています。その公表の時期につきましては、来年の3月頃ということを予定をしております。  次、2点目の民間委託の推進についてでございますが、体育センターなどの体育施設の運営を指定管理によりまして、来年度から実施する予定としています。また、項目8の住民と協働による行政運営につきましては、ボランティアの活用、臨時嘱託職員の配置などにより、職員数を平成17年度206名から32名減の174名体制で、現在町の事業を進めているところであります。  3点目、交流人口を増やす策についてですが、少子高齢社会が進み、定住人口が減少する中、地域の活力を高めていくためには交流人口の増加を図っていくことも1つの手段であると認識しておりまして、現在はアクアプラザ、体育施設、あるいは町内で開催されますイベント情報発信を積極的に行い、交流人口の増加を図ってまいりたいと考えております。  4点目、情報の周知につきましては、広報誌を全戸配布しておりますが、そのほか銀行や農協などに一般配布用として置いて、周知に努めておるところであります。また、ホームページ更新を来年3月行うわけですが、携帯電話からでも簡単にアクセスし、閲覧できるよう、現在進めているところであります。  6点目、お金のかからないサービスについてということですが、町長も申しておりますようにゼロ予算事業、これを行っております。現在、日曜窓口サービス事業、オープン町長席、それから職員による庁舎及び周辺清掃事業など取り組んでいるところであります。今後も引き続きゼロ予算事業の推進に努めてまいりたいと、このように考えています。  8点目、統計資料の定期化についてというご質問でございます。藤井議員がモデルにお示しのカラー版の資料につきましては、町政50周年式典に町政要覧と併せて参加者にお配り、配布したものでございます。現在は、毎年作成している統計資料をホームページで公開しており、必要な部分を閲覧していただくようにしているところでございます。  最後11点目。稲美町協働まちづくり100人会議についてでありますが、今年度は10月18日及び12月12日に開催をし、協働まちづくりの参加の方々と意見交換を行ってきたところでございます。  以上でございます。 ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  それでは、質問の5点目の農業への就業システムづくりと実践についてお答えさせていただきたいと思います。  現在は、新規就農希望者に対しては、関係機関と連携し、相談を受けております。また、団塊の世代を対象とした事業も本年から開始しております。  また、兵庫県において求職者を対象とした兵庫就農支援センターが今年の5月8日に設置されました。これに合わせて、地域就農支援センターも加古川農業改良普及センター内に開設されております。今後は、これらのセンターとの連携を深めながら、就農希望者からの相談に対応してまいりたいと考えております。  9点目のLED電灯への切り替えについてでございます。9月議会でもお答えいたしましたとおり、今年度におきましては試行的に設置し、調査研究をしてまいりたいと考えております。試行として、現在県道宗佐・土山線の天満大池の西側の補導にLEDの防犯灯の設置工事を行っておるところでございます。これのものを経過を見ながら、LEDへの切り替え等につきましては、今後の検討とさせていただきたいというふうに思っております。よって、22年度につきましては、今のところ切り替える数字的な目標はございません。 ○議長(吉岡敏子)  西澤秀勝地域整備部長。 ○地域整備部長(西澤秀勝)  それでは、7点目の旧主要道路上の電柱の地下への移設ということでございますが、この旧主要道路上の電柱の地下への移設についてはですね、やはり費用対効果などいろいろ考えますと難しく、また移転の予定は現在のところはございません。  以上でございます。 ○議長(吉岡敏子)  福井宣司健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井宣司)  10番のいきいきサロンについてでございます。  いきいきサロンの運営補助についてでございますが、いきいきサロンは地域高齢者の健康づくり、ひいては介護予防事業として考えており、現在は稲美町社会福祉協議会に委託し、担当の職員を配置することで、主として人的支援を行っているところでございます。老人クラブへの直接の補助につきましては、現在のところ考えておりませんが、関係の皆様方のご意見を頂戴しつつ、企画運営に反映させてまいりたいと考えております。 ○議長(吉岡敏子)  8番、藤井隆男議員。 ○8番(藤井隆男) (登壇)  それでは、再質問をさせていただきます。  ちょっと、開発関係の方はちょっと項目が多いんで後回しにしまして、ただいま答えていただきました介護、要するにいきいきサロンの、福祉の方の問題を先にちょっと再質問をさせていただきます。  で、ちょっと部長にお伺いしますけど、今ですね、最近というより今年になりまして、介護保険の金額が下がりましてですね、ちょっと一安心しているんじゃないかなと思っておるんですけれども、町の方から、最近あまり介護関係の資料、データを見ますとですね、非常に将来ですね、どれだけ費用がかかるんかなというようなデータを出してきておりますので、それで、蓄えは多少あるようなんですけれども、どうも不安で仕方がないんですね。ということで、例えば平成19年度ですね、要介護者、認定者ですね、数がだいたい947人ですね、で済んでおったやつが20年度の計画でいきますともう1,000人ですね。それから、ずっと計画で1,000人から1,044人、1,091人、1,137何、1,100というような、どんどんどんどん、要するに高齢化が進みましてですね。当然こういう該当者が、要介護支援せないかん人、介護せないかん人が増えてくると、認定者も増えてきますよというデータをいただいておるんですね。こういうふうなものを見ますとですね、一応、今の段階で4,300円に下がったけども、それまでは5,000円ということで県下一高いということで、威張れない状態があったんですけれども、非常に関心も高まったところで、値段が下がったんで一安心ということですけれども、この計画を見ますと、推測する数値を見ますとですね、安心できない。で、もう少し、やっぱり再度にですね、強烈なものを進めていただかないといかんと。  で、私もずっと議員になってからですね、介護関係に、自分の先のことでもありますしですね、関心も高くて、ずっと提案をいろいろしてきておりますけれどもですね。今町でやっております、安心しきっておりますいきいきサロンもですね、立派にやっていますよと言われておるんですけどね、本当に、福井部長、失礼ですけど、この現場ですね、どれぐらい、何回ぐらい今までに現場視察をされたか、ちょっと教えていただけませんか。 ○議長(吉岡敏子)  福井宣司健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井宣司)  これまで何回かですけれども、現場の方へ行かせていただいております。それと、最近も立ち上がっている地区がございますので、その都度お願いに行ったりお礼に寄せていただいて、一緒に参加をさせていただいているところでございます。 ○議長(吉岡敏子)  8番、藤井隆男議員。 ○8番(藤井隆男) (登壇)  それでね、私も実際地元の分だけしか参加をしておりませんけれども、今先ほどちょっと気になったこと、部長、答弁の中で言われたんですけど、福祉協議会に委託をしておりますという言い方ですね。町が直接やっておりませんという言い方、ちょっと気になったんですけれども、これですね、委託をしておりまして、当然、いろんな行事を行うということはそこに派遣される講師なり指導者の質と熱心さとか、そういう熱意とかですかね、そういうものに影響されるんですけどね。全て同じレベルでやる気ムンムンとするような、やる気のある指導者がついてくれているといいんですけど、ただ、今現在のいきいきサロン、一生懸命やっていただいて申し訳ないんですけれども、当初とですね、今現在と、もうすでに、何年ですかね、もう7年ぐらい過ぎていますかね。わりと経過していると思うんで、これの工夫ですね、なんか項目的にはいろいろ計画されているようなんですけれども、最初とあまり変わらないようなということ。  というのはですね、なぜそういうことを申し上げるかと言いますとですね、私、今までこの議員になりまして、県外のそういう施設をちょっと見せていただいておりまして、その中の駒ヶ根市のところが、ここ7年ほど3回、同じところを訪問させていただいたんですけど、視察をさせていただいたんですけれども、その都度やり方が変わっているんですね。グレードアップしているんですね。それで、とにかくやっている人が、当初はなんかぎこちなかったんですけど、今ですね、ものすごい参加している1人1人もですね、非常に意欲的に行事が推進されているというふうに感じておりましてね。で、稲美町のいきいきサロン、それから、今それから派生していきいき広場というのが3年ほど前から行われておるんですけど、今ね、駒ヶ根市はね、この稲美町がやっているいきいきサロンといきいき広場を併設したようなやり方をやっているんですね。で、とにかく参加している人がみんないきいきとしてやっているんですね。  で、それはどういうことかと言いますと、老人会に全部費用を任せましてね、それで運営させているんですね。当然、私もその10箇所とか100箇所とか見たわけではありませんけれども、1箇所見ただけでですね、その運営の仕方、これがいきいきとしているなあというふうに感じましたんで、今ちょっと申し上げておるんですけれども、これ、今のいきいきサロンですね、指導員を派遣しましてね、その人が体操をしています。それから余興に、いろんなボランティアの団体さんを呼んでですね、楽しんでいます。これはまあいいと思うんですけれども、盛り上がりとしてはもうひとつ欠けているんじゃないかなあというふうに思うんですけれども、これは、その指導者のですね、というのは社協ですね、どのように指導をされておるのか、その辺ちょっとお伺いしたいんですが。 ○議長(吉岡敏子)  福井宣司健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井宣司)  このいきいきサロンにつきましては、それぞれの地域によって温度差がございます。稲美野荘園の皆さんは非常に若くていいスタッフもおられてですね、それぞれ工夫もお考えもお持ちだと思います。あくまでもですね、皆さんのお手伝いをしてですね、地域地域でそれぞれ工夫された中で、より良い企画運営をしていただくのが我々の期待しているところでございます。  そういうことでですね、社会福祉協議会に委託しておりますけれども、人的支援という形でございます。中身につきましては皆さんの意見を、いい意見を出していただいて、よりよいものにしていく、これが狙いでございまして、実施運営ができれば一番有り難いことでございます。そういうことで、皆さんの工夫でより良いものにしていただきたいというのが我々の望みでございます。  スタッフにつきましては、研修も行っていただきですね、皆さんの要望に応えるように努力してまいりたい、このように考えております。
    ○議長(吉岡敏子)  8番、藤井隆男議員。 ○8番(藤井隆男) (登壇)  あまりこれに時間とれるわけでないんですけれども、ただですね、当初、いきいきサロンを創設した当時の指導者は、もう完璧に違いましたね。もう自分のことのように、業務を離れて一生懸命やっておったんが感じられまして、今、代がちょっと変わってきておりましてね、若いお嬢さんがやっていますということで、ちょっとひいている感じが私もしているんですけど。それから、年度終わり頃になりますとですね、1年間の反省をして、また来年の計画と、そういうのは自主的に結構だと思うんですけど、ただ、ちょっとね、それを思い切ってね、例えば私が駒ヶ根に惚れているわけで、まあこれが絶対という言い方で私ものを言うているわけなんですけれども、老人会の会長さんね、任せたら素晴らしいですよ。本当にやる気でやってくれますわ。ということと、土地の状況が皆わかっていますんでね、地域と、自分の住んでいるところの。  ということで、そういう人をどんどんどんどん、会長さんも1年か2年で変わると思うんですけれども、変わればいいと思うんです。そういう経験すればですね、その人が自分の身になって育てますんでね、どうか同じお金を使うんであればですね、そういうふうに、もうちょっと自主的に地域の老人会ですね、そこは老人会と言わずに名前変えていますけどね。まあ、とにかく老人じゃないんやということで意気盛んにやっておりますけれども、これちょっと検討をしていただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(吉岡敏子)  福井宣司健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井宣司)  現在、人的支援を行っているのが現状でございましてですね、どんどん地域の意見を出していただきましてですね、地域に見合った企画運営をしていただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(吉岡敏子)  8番、藤井隆男議員。 ○8番(藤井隆男) (登壇)  支援センターも一生懸命やっていただいています。非常に難しい仕事ですので、負荷が大変やと思いますけれども、ちょっとそのあたりですね、もう少し突っ込んで、町としてね、考え方を変えていただいたらというふうに感じておりますんで、一応、このいきいきサロン運営を老人会へ委託助成についてということは、一応以上で終わりますけれども、よろしくお願いをいたします。  それから、農業の関係ですね。5番目の農業へ就業システムづくりと実践について。これ、先ほども午前中ですね、池田いつ子議員の方からも質問あって、昨日もですね、鷲野議員の方からも随分農業についての質問があったと思うんですけど、ただ私もですね、去年、千葉市の視察をさせていただいた時に、農業関係視察したんですけど、千葉市、もちろん台所大きいんですけれども、農業関係の部署に70人ですね、スタッフがおりましてですね。それがもう一生懸命とにかくいろんな提案をされていまして、もちろん範囲が広いわけでございますので、部分的には少ないかもわかりませんけれども、知恵としたらですね、70人分、まあ今稲美町5名か6名だと思うんですけれども、ということになりましてね、雲泥の差がある。それから、私どうも稲美町のいろいろ農業に対して今まで提言してきたと思っておるんですけれども、なんかJAの下請けになっているような感じ。なんか行事しようと思ったらJAの顔色見てですね、JAさんにお願いせないかんと。町の自主性というのが感じられないんですけど、橋本部長、いかがでしょうか。 ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  私どもの方の自主性と、こういうことでございますが、私どもの方は、少なくとも農業施策にあってはですね、県の考え、そして農協の考え、あるいは農家の考え、農業委員会の考え、多くの方々のですね、関係する方々の意見を頂戴いたしましてですね、みんなで決めた形でもってこれまで対応しておるところでございます。当然、JAの意見も聞くわけでございますが、町の自主性がないということではなくてですね、この中で私どもの方の意見も申し上げて、いわゆるみんなで協力しながら、稲美町の農業を展開しておるというふうにご理解いただきたいというふうに思っております。 ○議長(吉岡敏子)  8番、藤井隆男議員。 ○8番(藤井隆男) (登壇)  基幹産業が農業であると、稲美町ということで掲げておりますので、先ほど、コウノトリじゃありませんけれども、とにかく稲美町、今年21年度はですね、もうかる農業ということで町長以下ですね、取り上げて実行されておるんですけれども、どうも質問しますと教育関係ですね、JAの協力をいただいて募集しておりますとか、非常に消極的なことしか出てこないんですよね。ということで、せっかくこういう時期、それから先ほど私この質問をする時にですね、世間一般の失業者がですね、363万人とかどんどんどんどん派遣切りに遭いますとか、突然の解雇とかですね、そういうふうな、要するに町以外の世間一般の話を持ってきたのはですね、とにかく非常に稲美町の皆さんはですね、そういう苦しくなってないんやというような形のものが感じられて仕方ないんですけど、今新聞紙上ではですね、止まらぬ雇用危機で生活費が89.7%の人が切り詰めますよと。で、それは何を切り詰めるんやと言うたら外食関係を切り詰めますよ、それから趣味を次に切り詰めます、医療費を切り詰めます。それから、理容とか美容とか、そういう費用を切り詰め、最後5番目に交際費を切り詰めますというようなことがあって、90%ぐらいの人がですね、もうとにかく生活を切り詰めますよ。それで、先ほど申し上げたことで、農業をそういう就職の1つの担い手として使えんかなというのが提案なんですけど。  ここで橋本部長に申し上げますけど、どうですかね。今の部署の職員を2、3倍に広げてですね、ダーンというように、稲美町の農業施策はこうやというような、やられる、打って出るような考え方はございませんか。 ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  先ほど、生活を切り詰めてと、こういうことでございますが、私どもの方の商工会の関係の方々からもそのようにお聞きしておりますし、ふぁーみんショップにおきましても、いわゆる高価なものと言いましょうか、単価の高い商品につきましては非常に売れにくくなっているというふうなことが報告いただいておるところでございます。そういった実態は、私どもの方の稲美町においても同じように起こっているんだろうというふうに推測できます。  で、今おっしゃられました部署の2倍、3倍と、こういうことでございますが、私どもの方の全体の中でですね、この人数でということで適切に配置されておるものというふうに理解しております。  この配置の中で最善の努力をしてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(吉岡敏子)  8番、藤井隆男議員。 ○8番(藤井隆男) (登壇)  もう1回だけ申し上げます。生活保護世帯が126万人とかですね、どんどんどんどん増えてきております。これも当然支援せないかんと、要するに税金から支援せないかんというようなことがありますのでね。結局、そういうことであれば少しでも食文化のですね、これの支援者になれる、そういうふうな雇用を増やしていただければというようなこともありまして、稲美町だけの住民でなくても、近隣のところから失業されておる人が就職の、仕事できるというような形になればですね、非常に稲美町の存在もですね、兵庫県下でも光ってくるんじゃないかなあと思っておりますんでですね。どうか農業というのは昔であればしんどうてですね、汚くって、誰もせんというような形だと思うんですけど、今はですね、そんなこと言っておられへんということで、どうかそういう対策をですね、JAの方の顔ばっかり見んとやっていただきたいなあと。  というのは、JAさんというのは私もここで2回ほど発表させていただいたんですけども、視察した上勝町とか綾町なんかのところ、6,000人とか7,500人の住民さんが住んでいる町なんですけども、そこが自活して、どんどん農業でやっているということを報告したと思うんですけれども、その気になればですね、その上勝町も綾町もですね、JAさん押しのけてやっているんですね。JAさんの傘下でやっておったんでは、JAさんは儲かるかしりませんけれども、住民の生活の足しというのは二の次になってしまうんかなあと思ったりしておりましてですね。とにかく、別にJAさんを敵に回しているわけじゃないんですけれども、とにかく住民の生活をとにかく向上をということで、とにかく実質的な町の農業政策というのをお願いをしておきたいと思っております。  答えは結構でございますので、どうかよろしくお願いをいたします。  それから、これは4番目に質問しました情報の周知について、インターネットをですね、ここのところの話は、この間インターネットの開発、新しくするために800万円の費用を使うというふうに言われておるんですけれども、広報誌の工夫ということで私提案したんですが、広報誌は今現在どれぐらいの費用をかけておられますか。 ○議長(吉岡敏子)  大山弘明企画担当部長。 ○企画担当部長(大山弘明)  広報につきましては、毎月24万円程度。ページ数にもよりましてページ数毎の契約をしておりますが、月々約24万円で印刷を1万1,700部しているところであります。 ○議長(吉岡敏子)  8番、藤井隆男議員。 ○8番(藤井隆男) (登壇)  この評判はどうですか。売れ行きはどうでしょうか。 ○議長(吉岡敏子)  大山弘明企画担当部長。 ○企画担当部長(大山弘明)  広報、ホームページにつきましては、今年の5月ですか、協働モニターさんにお伺いをしまして、それもホームページに結果をアップしておりますが、これといったこうせいああせいというふうな意見は、その中ではなくて、比較的見やすいと、こういったような意見が多かったというふうに思っています。  以上です。 ○議長(吉岡敏子)  8番、藤井隆男議員。 ○8番(藤井隆男) (登壇)  そしたら、これはもういらんわというような苦情はあったことありますか。それとも、ちょうだい、もっとちょうだいというような、希望が出てきたという、そういう特異な事例はございませんか。 ○議長(吉岡敏子)  大山弘明企画担当部長。 ○企画担当部長(大山弘明)  現在、広報につきましては後段に申しましたように銀行とかマーケット等に、庁舎以外で44箇所置いておりますが、残ることなく、皆さん持って帰られているということで、いらないというような意見は、私どもの方へは入ってきていないのが現状でございます。 ○議長(吉岡敏子)  8番、藤井隆男議員。 ○8番(藤井隆男) (登壇)  この間、私も委員会でね、インターネット、ホームページの新しくインターネットに対する改善ということで報告を受けたんですけど、それで800万円ということは、町民の大体5割ですかね。半分がインターネットを利用されておるというようなことで聞いておるんですけど、この広報は全町民に配られているわけですね。それでこの費用ということで、今ちょっと手元に、去年の分と今年の、大体似たようなところのやつ持ってきておるんですけど、これ編集関係ですね、これ工夫というのはどのようにされているのかお伺いしたいんですけど。編集員が、どういう方がされて、それからこの中身の構成ですね、編集の、やり方、とり方ですね、いつ頃から変えてないのか、何年かに1回変えているのか、その辺りの中身、いかがでしょうかね。 ○議長(吉岡敏子)  大山弘明企画担当部長。 ○企画担当部長(大山弘明)  情報、広報の内容につきましては、各課で情報として住民の皆さんにお知らせしたい部分を各課から上がってきていると。また、関係機関、県でありますとか、そういった加古川の消防でありますとかの情報につきましてはそれぞれの関係機関から、こういった情報をお知らせくださいという依頼のもと載せています。で、その編集につきましては、そういったところの情報を集めまして、私どもの係の方でページ数の、ページの中での配置を考えながら編集している状況でありまして、いつからその状況というのは、私がここへきまして3年になりますが、その以前からもそういった方式でしているというのが現状でございます。 ○議長(吉岡敏子)  8番、藤井隆男議員。 ○8番(藤井隆男) (登壇)  これ、編集委員は一般の町民ですよね。毎年公募されてやっているのか、それとも町の職員だけでやられておるんですかね。その辺ちょっと教えてください。 ○議長(吉岡敏子)  大山弘明企画担当部長。 ○企画担当部長(大山弘明)  以前、広報編集委員ということで、そういったことがございます。1年だったと記憶しておるんですが、その後再募集をしたところ応募がなかったということで、その件についてはその時点で終わりました。今現在は、編集委員については役場の方でやっているというのが現在の広報誌の編集状況でございます。 ○議長(吉岡敏子)  8番、藤井隆男議員。 ○8番(藤井隆男) (登壇)  インターネットはお金さえ出して業者がやってくれますので、非常に効率のいい構成を考えられて800万円。この広報の方は、全町民に配るやつがですね、1カ月24万円ですね。ということ、この800万は60カ月でしたね、全部で費用については。確かそうですね。ですから、比較はちょっとできないんですけれども、これですね、よそさんはね、この広報を市民とか町民とか、要するに住民のためにいろんな工夫をしているんですね。写真展をやったり絵画やったり、写真コンテストやったりね、それから漫画コンテストやって載せたり、とにかく、これを取り合いっこするぐらいというような広報誌を工夫していまして、で、稲美町はこういう冊子なんですけど、普通は新聞的なものを何枚かカラー刷りしたものを配ったりなんかしている市町もあって、本当にこの自治体はこういう広報誌は作っているんですよね。  で、インターネット、町の職員さんはインターネット、インターネットというて言われておるんですけど、インターネットも全く縁のない人もおるわけですよ。私も入ってインターネット、パソコンは置いておるんですけどインターネットしていませんのですけどね。ということで、こっちの方向なんですけど、高齢者になりますと、あまりインターネットどうのこうのいうのは役に立たんわけで、こういう広報誌に力を入れていただきたい。今日の提案は、そういうことを提案するつもりでここに項目挙げたんですけれども、こういうコンテストとか漫画コンテストとか、こういう住民の参画できるような企画とか載せるつもりはございませんか。 ○議長(吉岡敏子)  大山弘明企画担当部長。 ○企画担当部長(大山弘明)  1つ整理させていただきたいのは、インターネット、ホームページでございますが、ホームページの編集につきましては、役場の職員がやっております。800万円で委託をしておりますのは、そのシステムの構築費ということで、その内容の編集につきましては役場の職員がやっているということで、ご理解願いたいと思います。  また、2点目のいろいろな広報でイベントができないかというご質問、ご要望の件でございますが、それぞれの課でイベント等をやってもらっている。それを広報誌に載せているというのが現状でございまして、企画課が特別に広報誌にイベントを計画するということは今現在やっておりません。また、そういった課の方でそういうイベントをやるということになりましたら、それが広報誌に載っていくという、こういうふうではないかというふうに思っています。  あと、住民の参画ということでございますが、これもそういったいろいろな住民の方々からイベントのアイディア等がございましたら、それを広報に載せていくと、こういうふうな方向で今後も進めていきたいというふうに思っています。  以上です。 ○議長(吉岡敏子)  8番、藤井隆男議員。 ○8番(藤井隆男) (登壇)  ちょっと私、神戸新聞とっていましてね、その中で、土曜日に入るチラシを2週間分持ってきたんですけど、2週間というのは1日だけですよ。で、これ先々週が40部入っているんですね、こういう広告が。これだけ広報しないとものが売れない時代なんですね。これだけ必死でやっているんですね。これはもうすごい綺麗なチラシですわ。それから、先週ですけど、これ50部なんですよね。これだけ入っている、1日の広告ですね。で、これ見ておったらもう綺麗ですわ。こういうのでとにかく関心を引いてですね、しないと物が売れない。  町もですね、非常に、なんか他力本願みたいな各課、各課言うておるんですけど、これはせっかく企画があるんですからね。企画がいろんな率先してですね、主導権とってですね、こんな企画、こんな企画ということで、どんどんどんどん提案をしてですね、とにかく自慢できる広報誌を作っていだたけませんかという提案で、今日ちょっとあれしたんですけど。確かにカラー刷りなんか綺麗ですけど、それだけですね、中身は言うたらみんな一緒なんですね。関心のあるとこは見ますけど、非常に見にくい、私は見にくいと思っているわけですけど、一回ちょっと、せっかく24万円出して作っているんですから、ちょっと各課がどうのこうのと寄せ集めたということでなしに、1つの広報誌としてね、いなみ広報としてね、1つの形、まあ週刊誌でもそうですやん。お金もらっていますんでいろんな工夫しています。女性の素晴らしい容姿の写真を載せたりいろいろとしますけれども、まあそこはちょっと行き過ぎだと思うんですけど、今言うように、とにかく町を盛り上げると。というのはなぜかというと、私、世の中が非常に暗い状態になっておりますので、どうかそういう町の、せっかくお金使うんであればですね、そういう形で賑やか、元気になるようなですね、勢いの出るような広報をしていただきたいなあと。  それから、ご存じやと思いますけれども、インターネットどうのこうのオンリーじゃありませんで、こういうチラシをですね、非常に皆さん工夫しながら配っておりましてね、これお金いうてただで配っておるんですよね、これだけのもの。だから、そういう世の中なんですよということをちょっと認識していただいて、どうか自主性を持った広報誌の作り方を考えていただきたいなあということで提案をさせていただきます。  それから、まあ広報誌については以上で終わります。  次にちょっと飛びますけど、LEDの話の方にちょっといかせていただきますけれども、これ、LED、9月に質問させていただいた時よりも、今ものすごい発展しまして、最近の新聞見ますとですね、これはどこですかね、パナソニックグループとシャープですね。とかいろんなメーカーが参入しまして、LEDも随分と価格も安くなっておりまして、性能もよくなっておりまして、それをトンネルの照明に使ったりですね、商店街の照明に使ったり、いろんなこと、とにかくCO2の削減という環境問題もありましてね。どこともものすごい勢いで活用しているという報道があるんですけど、ほんまに稲美町、ただちょっと1灯変えます、2灯変えますというてそういうことじゃなしに、もっと制度的にですね。それで、これ電気代が10分の1とか6分の1とかですね、非常に安くなりますんでね、将来設計としたらですね、子供たちが税金ちょっとでも回せるようにですね、そういう工夫、考え方というのは町としてお持ちじゃないでしょうか。計画的にそういう、これにしていくというような考え方はございませんか。 ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  9月の議会の折にもご説明申し上げましたが、まだまだ器具等が高いということが1つはございます。もう1つは、その明るさ、あるいはLEDの照明の性格といいましょうか、そういったものの特徴ですね、そういったものを含めて調査をさせていただきたいなあと。この両方から検討をさせていただきたいということで、今回は試しに付けさせていただきますよということで、今年度、今施工中でございますが、それを今度はその明るさが十分なのかどうなのか、その明るさとか特徴がそれでいいのかどうか、そして価格は今後どうなるのかという形が1つの検討のポイントだというように思っております。今回契約いたしておりますものは、やはり5倍以上の価格がついてございますので、今現在のところ競争でやらせていただいたわけでございますが、そういう価格が今出ております。価格的にはそういう差があります。  もう1つ、今、電気代が10分の1、6分の1というふうにおっしゃられましたですが、恐らくこれは白熱灯と比較してのものだろうというふうに思います。今現在、私どもの方は、基本的には蛍光灯でございますが、既に数分の1と、こういうことで、その分を差し引くとそんなに大きく電気代についても差が出てくるものではないというふうに思います。幾らか差は出ますけれども、そういったことでございます。  総合的に、今検討をしておるところでございます。 ○議長(吉岡敏子)  8番、藤井隆男議員。 ○8番(藤井隆男) (登壇)  まあ、よろしくお願いいたします。  それと、もう1つちょっと、時間的にもうあと6分しかないようなんで、中途半端になりますんですけど、電柱を地下に埋めるというやつ。仕事をですね、稲美町につくりませんかという提案のつもりでちょっと申し上げておるんですけど、これ今後、民主党政権に変わりまして、こういう、例えば道路とか橋とかですね、そういうものについて、それからダムとかですね。そういうものについては中止とか、国道の設置、高速道路の設置とかいうのはクレームかかっておるわけですけど、これ稲美町ですね、新しい道路をつくるあれがなければ、今現在、非常に渋滞しているのが電柱、道路に出っ張っている電柱なんですね。トラックが通った時に待機せないかん。そのために渋滞しているというような状況があるんですけど、これ将来、こういう予算の取り方というのは不可能でしょうかね。考え方はどうですかね。もしこういうお金、国が全部100%出るとすれば、地下に埋めてもいいよという考え方はありますか。  昨日ですね、質問で、なんか新しい開発をされるところは費用がかかるから、電柱はやっぱり上に立てるんやという回答があったと思いますけれども、これ今現在の道路のですね、稲美町のメイン道路ですね。非常に狭い上に電柱がちょうど道路に出っ張っていますんでですね、交差する時、大きなトラックが交差する時には、必ずどっちかが待機してやらないかんと。これを地下に埋没してですね、道路を広げるというような考え方というのは、暴挙なんでしょうか。その辺のちょっと考え方をお伺いしたいと思います。 ○議長(吉岡敏子)  西澤秀勝地域整備部長。 ○地域整備部長(西澤秀勝)  議員おっしゃられるようにですね、渋滞の原因が電柱だという部分も確かにあると思います。しかしですね、現在、いわゆる政府の方針がしっかり決まっておりませんし、いわゆる就労とかですね、そういうことはよくわかります。しかしですね、我々もそういう見えない事業と言うんですか、やはり大変な費用もかかりますので、それを部分的にというふうなことも現在は思ってないんですが、やはり政府の状況も見ながら、今議員おっしゃったように全部無料でとかですね、そんな話が出てきた時にはやはり検討の価値はあるんじゃないかと、こういうように思います。 ○議長(吉岡敏子)  8番、藤井隆男議員。 ○8番(藤井隆男) (登壇)  まあ、道路がね、私なんでこんなこと言ったかというと、稲美町の道路というのはところどころで田んぼの関係で、なんか狭くなっているとこ、もう何年も前から、私が議員になってから申し上げておるんですけど、その都度言います言いますで済んできておるんですけど、そういうところがありますよね。そういうところの是正をですね、積極的にちょっと進めていただきたいなあと。特に昨日も質問ありました二見・稲美・三木線の3件ですかね、ちょっと立ち退きとかいうところがありますけど、とにかく、これいずれ放っておったら、予算もうなくなってしまうんとちがうかなと心配していますんで、どうかよろしくお願いをいたします。  それと、最後なんですけど、もう2分しかありませんので、最後なんですけれども、私今質問の中で、2番目に入れました行財政改革の事業仕分け、738事業のうち、私が議員の時にこの詳細の文章いただいたんですけど、新しい議員さんにはこれは届いてないんで、これ改めてですね、配る考え方ありませんか。ちょっと教えてください。お伺いします。 ○議長(吉岡敏子)  大山弘明企画担当部長。 ○企画担当部長(大山弘明)  事業仕分けではなくて事業評価の件でございますね。この件につきましては、平成20年9月の定例会の中で質問があり、答えているところでありますが、これ現在は約750事業に対し事業評価を終了し、約30%の二次評価を終えているということで、残りにつきましてはいろいろな事業等の洗い出しを重点的に行っていくということで、今現在、その部分に残った部分を洗い出しを改めてやっているということで、その約750の事業評価については、一旦それで終わりと。次、新たな事業評価を加えていくというふうにしておりますので、そのように今後行っていきたいと思っています。 ○議長(吉岡敏子)  8番、藤井隆男議員。 ○8番(藤井隆男) (登壇)  要は、こんなデータね、こういうデータもなぜ言うたかと言ったら、やっぱり情報が頭に入らないと考え方も浮びませんのでね。こういう、とにかく町の方はですね、議員と一緒にものを考えていくというんであれば、どんどんとデータを我々の方にも公開していただきたいということをお願いしまして、質問を終わりたいと思います。  どうもありがとうございました。 ○議長(吉岡敏子)  以上で、8番、藤井隆男議員の一般質問を終結いたします。  しばらく休憩いたします。               休 憩 午前11時06分              ……………………………………               再 開 午前11時22分 ○議長(吉岡敏子)  休憩前に続き、再開をいたします。  次に、9番、杉本充章議員。 ○9番(杉本充章) (登壇)  それでは、議長の許可をいただきましたので、一般質問をさせていただきます。  まず、1つ目、人権についてであります。  先日、12月5日、コスモホールにおいて、いなみ人権・福祉フェスティバルが開催されました。こころのふれあう温かい人間関係を築き、お互いの人権を尊重し、共に生き、共に支えあう明るいまちづくりを目指す、であります。先日、大西成己さんが神戸新聞に掲載されたうちの11月15日分ですが、自民党の元幹事長、野中広務氏を自民党総裁、日本の首相にという時、前総理の麻生太郎氏は「野中やらAやらBは部落の人間だ。だからあんなのが総理になってどうするんだ。ワッハッハッハ」と暴言を吐き笑っていたと、ベストセラーを続けている「差別と日本人」の著書に書かれています。2001年3月12日、大勇会の会合のことだそうです。一国のトップに立つような人がこれでは悲しい限りです。大西成己さんは、開いた口がふさがらないと、吐き捨てています。  これでもわかるように、人の心の中には差別意識はまだまだ根強く残っているのです。私は、ひとり一人の人権が守られてこそ、初めて安全・安心なまちづくりと言えるのではないかと思っております。今後、差別や人権侵害を根絶するためには、人権教育や啓発の取組みをさらに強化していかなければなりません。とりわけ、人権にかかわりの深い町職員の方、教育関係者の方、福祉関係の方などの人権研修は必要不可欠な課題だと思います。  同和問題を初め、あらゆる差別・偏見が無くなるよう、来年度、稲美町はどのような人権研修をやっていくのか、町長、教育長よりお聞かせ願いたいと思います。  昨年の9月議会におきましては、私は、「一部の心無い8士業に携わる者が、職務上請求書を使い、職務とは関係のない住民票や戸籍謄抄本等を不正取得し、興信所等へ転売をして収入を得ている。このようなことがないよう、住民票や戸籍謄抄本などが職務上請求書により発行された場合は、誰がどのような目的で請求したのか、本人に通知する必要がある」と、一般質問をいたしました。その時の答弁は、「現行の戸籍法、住民基本台帳法には、第3者が住民票や戸籍謄抄本を取得する場合、取得の理由を示すことを定めていますが、本人への通知を盛り込んだ規定がなく、住民票や戸籍謄抄本に記載された本人に取得の事実を通知する仕組みは設けられていません」ということでした。しかし、自治体には、自己情報コントロール権があるとあります。これは、住民の情報、安全安心を守るために自治体が独自で判断できるのではないですか。法務省も自治体判断でと言っています。  大阪府狭山市では、「あらかじめ登録をした人は代理人や第3者請求による交付について、全てを通知する」としています。これは、自分の住民票や戸籍謄抄本などが代理人や第3者によって交付された場合は、自分に通知をしてくれというものです。必要であれば、証明書を発行してくれます。  また、広島県福山市では、登録をしていなくても、代理人・第3者からの請求により住民票などの交付があった場合、全ての本人に通知されます。  また、県内では三田市が8士業より請求があった場合、本人に通知されています。  このような対応をすることにより、抑止力にもなり、また不正が発覚しやすくなり、人権侵害がなくなるのではないでしょうか。自分の住民票や戸籍謄抄本が、知らないところで、知らない人に利用されているのは気味が悪いものです。また、悪用されてはたまったものではありません。自分の個人情報が何の目的で使われるのか、知る権利があると思います。  稲美町で「転出証明書と戸籍謄本が不正取得されました」と報告がありました。偽の委任状を使い、代理人になりすまし、転出証明書と戸籍謄本を不正取得。町が、本人に住民異動届受理の通知をすると「依頼をしていない」との連絡で、不正が発覚。「異動届けを取り下げた」とありました。  代理人または郵送による届け出の場合、本人へ通知が郵送される。この場合、住民異動届受理通知が本人に郵送されたから不正が発見できたのです。不正請求されないため、抑止力のため、8士業より請求があった場合、本人に通知をしていただきたい。  2つ目、公衆トイレについてであります。  大沢池スポーツ公園は、土曜、日曜日になると少年野球の子ども達の元気な声で賑やかになります。応援には、練習に励む子どもの若いお父さん、お母さん、小さな兄弟、赤ちゃんとたくさん来られています。また、東播磨高校の生徒のジョギング、近隣の方の朝夕の散歩にと、多くの方が利用されています。  そこで気の毒なのがトイレであります。トイレ全体の外観は、あちらこちらにカビがはびこり、不潔極まりない状態です。窓や明かり取りのガラスはすべて壊れたままでベニヤ板が張られ、掃除はしていただいていますが、たぶん掃除のやりがいが無いトイレだと思います。  1つ目。稲美町にもこういうひどいトイレがあちらこちらにあると思いますが、点検などはどのようにされていますか。メンテナンスはどうされていますか。  2つ目。先ほど言いましたように、大沢池スポーツ公園は若いお父さんやお母さんが子供を連れて応援に来られています。赤ちゃんが座れるベビーキープ、赤ちゃんのおむつを替えるベビーシートが必要と思いますが、いかがですか。  3つ目。ホームページリニューアルについて。  来年の3月より稲美町のホームページがリニューアルされます。利用者が使いやすく、職員も作成が容易であるということです。しかし、各施設の利用状況とか申し込みができる状況は考えていないということでした。スポーツ公園の利用状況とかコスモホールなどの利用状況とかをホームページで確認し、申し込みなどもできると、もっと利用者に使いやすい便利なホームページとなるのではないでしょうか。個々の施設のイベントが詳しくわかり、施設管理者の想いが伝わるようなホームページにしてはどうでしょうか。
     そこでお伺いをしたいのですが、各施設の利用状況の閲覧と申し込みなどができるのは考えていないということでしたが、今後、各施設は民間に委託してしまうので、その部分も民間にすべて任せるということでしょうか。応援、援助は考えているのか、まったく何も考えていないのか。  2つ目。稲美町のビデオ大賞などのイベントを考えられないか。  昨今、ビデオカメラや携帯電話のビデオカメラ機能付きが普及し、ご存じのように音楽会、運動会等ではアマチュアビデオカメラマンでいっぱいです。映像技術を評価するのではなく、ビデオの経験が全くない人でも応募できるようにし、構成は自由で、感動や想いを作品に仕上げるというのはどうでしょう。稲美町の新しい発見があるかもしれません。また、稲美町の住民がワイワイとコミュニケーションがとれる、話題作りにもなるのではないでしょうか。  丹波篠山では、このビデオ大賞、この度21回目の募集が終了したようです。3分以内と8分以内の作品に分け、応募し、ビデオ大賞、知事賞、市長賞、議長賞とかいろいろあるようです。また、賞に輝いたビデオ作品はホームページで見ることができます。このビデオ作品を見ていますと、なにか人間のホカホカした田舎の良さが伝わってきます。稲美町のホームページが、町民の身近な存在になり、開いてもらいやすい仕掛けになると思いますが、ホームページのリニューアルを契機に検討してみてはいかがでしょうか。  以上質問、よろしくご返答お願いいたします。 ○議長(吉岡敏子)  井本角友教育長。 ○教育長(井本角友)  ご質問の1番の1につきましては、人権教育の推進についてですので、私の方から答弁いたしたいと思います。  おっしゃっているように、人の心の中にまだまだ差別意識が根強く残っているからこそ、同和問題、それから女性、子供、高齢者、障害者等々の差別の人権問題、またさらに新しくインターネットに差別情報の掲示など、陰湿な人権問題が起こっているのでありまして、このような根強く残っている差別事象や差別意識、その解消の取り組みが人権教育の今日的な課題であります。  したがいまして、稲美町教育委員会では稲美町人権同和教育研究協議会等の各種団体と連携して、人権を認め合う人づくり、まちづくりの推進に向けて、生涯学習の観点に立って、同和問題をはじめとするあらゆる差別の解消に取り組んでいるところであります。  また、人権教育の推進にあたっては、稲美町が取り組んできております各種研修については、来年度も住民の課題に沿って実施するとともに、工夫を凝らしながら継続して実施していくことが、人権課題の解決には必要であると思っております。 ○議長(吉岡敏子)  福井宣司健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井宣司)  2点目の、職務上請求書で8士業より請求があった場合に本人に通知してほしいの件であります。  現行の戸籍法や住民基本台帳法には、第三者が住民票や戸籍謄抄本を取得の理由を示すことを定めていますが、本人への通知を盛り込んだ規定がなく、住民票や戸籍謄抄本に記載された、本人に取得の事実を通知する仕組みを設けておりません。職務上請求書により戸籍謄本や住民票を取得できることは、弁護士法と8士業の各法律に定められ、守秘義務等が規定され、違反行為には罰則規定などが科される定めとなっております。  8士業は委任している事件または事務に関する業務を遂行するために、必要がある場合には戸籍謄抄本等の交付の請求をすることができるものであり、当該請求をする者は資格、業務の種類、事件、または事務の依頼者の氏名、または名称及び依頼者についての定められた事項を明らかにして、これをしなければならないので、職務上請求書で戸籍謄本等が発行されても個人に通知する必要がないと考えているところでございます。 ○議長(吉岡敏子)  西澤秀勝地域整備部長。 ○地域整備部長(西澤秀勝)  それでは、公衆トイレということでございますので、お答えさせていただきたいと思います。  まず、トイレのメンテナンスという話でございます。トイレの点検とメンテナンスでございますが、職員が本年度も月2回定期的に訪れ、遊具、フェンス、施設等の日常の点検を行っております。また、その他修繕で月1回程度訪れております。  メンテナンスと修繕につきましては、5月に道具入れのドアの鍵が取られ、また鍵が開けられていたのを確認し、早々に修繕してまいりました。しかし、また6月にも同じことがあり、再度修繕をしております。  続きまして、赤ちゃんが座れるという部分でございます。赤ちゃんが座れるベビーキープ、また赤ちゃんのオムツ替えをできるベビーシートが必要と思いますということでございます。この件につきましては、今後もですね、この設置につきましては施設の改修の機会にですね、必要な設備を精査しながら対応してまいりたいというふうに考えております。  また、外観等につきましても精査いたしまして、解消はいたしてまいりたいと、こういうように思っておるところでございます。  以上でございます。 ○議長(吉岡敏子)  藤本泰利教育政策部長。 ○教育政策部長(藤本泰利)  それでは、私の方より3点目のスポーツ公園とかコスモホールにおきます、ホームページからの情報提供申し込みシステムに対します町の応援援助についてでございます。  まず、スポーツ施設については22年4月から実施します指定管理者の受託サービスであります。NPO法人稲美町体育協会から、使用者へのサービス向上策ということで、インターネットによる施設の空き情報並びにイベント情報の提供が提案されております。22年度の指定管理の中に措置することを今考えているところでございます。  また、コスモホールについては、今後指定管理者制度を導入していく方向性を持っておりますので、その中で、サービス向上策として募集要項等の中に取り入れていきたい、このように考えております。  以上でございます。 ○議長(吉岡敏子)  大山弘明企画担当部長。 ○企画担当部長(大山弘明)  2点目の、稲美町のビデオ大賞などのイベントを考えてはというご質問の件でございますが、現在、更新に当たりまして、高齢者、障害者など誰もが知りたい情報に簡単にアクセスできるようなホームページの作成を目指しているところであります。議員ご提案のございました篠山市のビデオ大賞につきましては、編集に係ります変換作業や検証等、経費面合わせて考えまして困難ではないかなと考えているところであります。  現在は、残したい稲美町の風景写真コンテスト、こういったものを掲載しておりまして、今後も工夫を凝らした情報発信を検討してまいりたいと考えているところであります。  以上です。 ○議長(吉岡敏子)  9番、杉本充章議員。 ○9番(杉本充章) (登壇)  それでは再質問をさせていただきます。  まず1番目です。人権についてでございますが、この度私人権について特に申し上げたいのは、やはり教職員の方、または職員の方、そういうやはり中心になってより推進しなければいけない人の教育をやはりもっと考えていただきたいというふうに思います。もちろん議員もしかるべきだと思います。  先日、12月15日ですかね、新聞の中に尼崎市が差別抑止へ行政動くというふうな大きな見出しで載っておりました。これは、尼崎市の課長補佐である市職員が、他の市職員の男性を中傷するためにわざわざホームページを作って、で、そのホームページに、例えばこういう女性をレイプしたとか、部落解放同盟の幹部であるから脅しをかけたと、なんかこういうホームページを立ち上げてた。それが、プロバイダーが外国だったもので非常にわかりにくくしているわけですけれども、やはりこういう市職員による人権侵害というのが起こった。で、有罪になったわけですけれども、やはり職員の方の、やはりこういう人権に関する意識と言うのは非常に大事でありまして、一人一人がやはりそれなりのしっかりとした認識を持っていただきたいという部分で、特に市職員の方、または教員の方の人権の勉強、研修を重ねていただきたいという部分で、この度出させていただきました。先日、稲美人権福祉フェスティバルが行われたわけですけれども、これは職員の方とか、それから教員の方とかいうふうに書いて提出しているわけですけれども、できたら職員、または教員の方の、また議員も含めてですけれども、人数がわかったらちょっと教えていただきたいなと思います。  それともう1点ですけれども、大阪府の話ですけれども、橋下知事を支える維新の会というのができたというのは皆さんのご記憶に新しいところだと思うんですけれども、この橋下知事はこの週刊誌にも書いておりますとおり、この週刊ポストにも書いているんですけれども、「私はいわゆる同和地区で育ちました。で、いろんな差別を受け、今根強く残っているのを実感しています」というふうな話がずっと前にあったんですけれども、その中で維新の会という会が橋下知事を支えようということでできたんですけれども、ある一府議員が、同和の会という、こういう呼び方をして揶揄しているんですね。これも全くいかん話でして、やはり皆さんを代表して、やはり人の安全と安心を守らなければいけない議員がこういう発言をするということは、もうとんでもないことでして、非常に腹が立って仕方がないんですけれども、こういう部分からも、やはり我々もしっかりと勉強を重ねていきたいというふうに思っております。  そこで、先ほどですけれども、人権福祉フェスティバル、職員、教員また議員が、どれだけの人数で参加していただいているのか、ちょっと教えていただきたいと思います。 ○議長(吉岡敏子)  藤本泰利教育政策部長。 ○教育政策部長(藤本泰利)  この件につきましては、先の人権福祉フェスティバルの人数でございますけれども、町職員に至りましては、いろんな地域でのやつも兼ねてございますので、町職員という肩書きで参加したものは10名でございます。それから、議員の先生の皆さん方は11名でございます。その他幼稚園、小学校、まあ保育園もございますが、そういった先生方を含めまして72名の参加がございました。  以上でございます。 ○議長(吉岡敏子)  9番、杉本充章議員。 ○9番(杉本充章) (登壇)  はい、ありがとうございます。  教員の方は72名、職員の方はいろいろ用事があるということで10名ということなんですけれども、この1年間通じてですね、やはり職員の方がそういう研修をするというのがいろいろございます。人権教育研究協議会というのがありまして、そういうのに携わっていただくわけなんですけれども、やはり年間に1回とか2回ではなくて、やはり数回の研修をしないと、なかなか人権勉強というのができないんではないかなというふうに思うわけでございます。やはりその中で、例えば独自で勉強をしようとかいうふうな、そういうのは今までもなかったんでしょうか。それとも、今後もそういう稲美町として独自で、職員の中でこういう勉強会をしようとかいうふうなのは考えておられるのかどうか、ちょっとお聞かせ願えますかね。 ○議長(吉岡敏子)  藤本泰利教育政策部長。 ○教育政策部長(藤本泰利)  職員の研修につきましては、職員研修ということで全町を挙げて取り組んでおるところでございますけれども、中でも同和問題をはじめとした人権問題につきます研修につきましては、総務課と人権教育課が協力して関わっておるところでございます。年に1回から2回、こういう研修会を開催をさせていただきまして、全職員に出席義務を課しているところでございます。 ○議長(吉岡敏子)  9番、杉本充章議員。 ○9番(杉本充章) (登壇)  教職員、それから町職員、非常に大事な立場にいますので、しっかりと勉強の方をしていただきたいと思います。  それから、職務請求書の件ですけれども、法律によると、そういうことをする必要がないということなんですけど、この自己情報コントロール権というのと自己決定権というのが2つあると思うんです。情報の自己決定権ですね。要するに、言うたら知る権利だと思うんですけれども、この知る権利を考えていただくというわけにはいかんのですか。 ○議長(吉岡敏子)  福井宣司健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井宣司)  この8士業につきましては法的に認められておりまして、該当者に対する通知をすることについてはですね、非常に会の方でもいろんな手立てを考え、土台も作られてする中でですね、それをした場合に、また町に対しての不信感も出てくる部分がございます。そういうことで、現行の制度の中でですね、町としましては最善の注意を払いましてですね、適切な処理をしていきたいというのが考えでございます。 ○議長(吉岡敏子)  9番、杉本充章議員。 ○9番(杉本充章) (登壇)  細心の注意を払うとかね、適切な処置といって言われるんですけどね、果たしてそれがどういうふうに具体的にやるのかというのがなかなか見えないわけですよね。ですから、やはりそういう部分もはっきりとして、で、こうしたいというのが私は聞きたいと思います。  で、他の市町でやっております。例えば、広島県の福山市では、代理人、第三者からの請求があった場合は全て本人に通知しますよ、そういう市もあるわけです。そういう市のまた意見も聞いていただいて、いつからやっているかちょっと私もよくわかりませんけれども、やっていただいて、それが本当にいいのか、ちょっといろいろ問題があるのか、やはりその辺も検討していただくというふうにお願いしたいと思いますけど、どうでしょうか。 ○議長(吉岡敏子)  福井宣司健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井宣司)  この2市2町でですね、法務局の中で戸籍住基事務協議会というのがございます。そういう中にもこういうような意見がございましたということで、研究をしていきたいと思います。 ○議長(吉岡敏子)  9番、杉本充章議員。 ○9番(杉本充章) (登壇)  それでは、公衆トイレにいかせていただきます。  先ほど、1カ月1回ほどは点検に回っているよということを聞かせていただきました。で、私も、他のトイレは同じようにもっと汚いんかなと思って、幾らか回らしてもらったんですけれども、けっこう綺麗かったです。ちょっと大沢池の方がひどいかなと。  と言いますのも、例えば中央公園の場合は、窓ガラスというのは今もう作ってないですね。光採り用のガラスというのは利用していない。要するに、そういう窓は壊されるから作っていない。ただ明り採りは、屋根と壁との間に30センチか40センチくらいの隙間があって、そこはもうガラスも何も入れていないんですが、それで明りをとっているというふうに、なんかそういうふうな一定の方向でトイレを作っているのかなというふうに拝見させてもらったんで、それちょっと先に確認だけさせていただいていいですか。 ○議長(吉岡敏子)  西澤秀勝地域整備部長。 ○地域整備部長(西澤秀勝)  いわゆる天満大池についてはそういう考えでですね、いわゆる明り採りはガラスでなしということで検討させていただきまして、設置いたしております。 ○議長(吉岡敏子)  9番、杉本充章議員。 ○9番(杉本充章) (登壇)  大沢池スポーツ公園のトイレは古いというせいもあるんでしょうけども、本当にひどいトイレです。1カ月ほど前に、ちょっと、あまりにもひどいものですから、うっとうしいものですから、ちょっと木が覆っていたものですから、その木は本当、無理を言って伐採をしていただきました。それで少しうっとうしさは無くなったというところなんですけれども、非常にカビがはびこってしまって、若いお母さん方はちょっと嫌かなと、入るのが嫌かなというふうな感じがします。男性がそう思うぐらいですから、たぶん女性はそれ以上だと思います。  そこで、またひとつ改修の際は精査していただいて、また改修をお願いしたいと思います。  それから、ベビーキープとベビーシートなんですけれども、トイレは今右が女性で左が男性で、真ん中が体のご不自由な方のトイレということで、スペースが大きめで確保されていますね。私はそこにベビーキープとベビーシートがほしいと思います。あの真ん中は誰が利用してもいいですよというトイレですから、あの空間を利用していただいて、ベビーシート、ベビーキープをしていただくと、若いお母さん方が非常に安心して、そういう野外活動に参加できる、また子どもの応援に参加できると思います。  本当に、子供さんがやはり2人3人、どうしても1つ離れとか2つ離れでつくられると思いますので、小さな子供の野球応援にはもちろん小さな子供が、また小さな赤ちゃんがどうしても一緒に来られるわけですけれども、やはりそういう子育て支援として、またユニバーサルデザインの面からも配慮をお願いしたい。  最近は、各企業といいますか商店といいますか、そういうところでお客さんの利便性のためにそういうキープとかシートを設置するところが増えてきているというふうなのを新聞紙上で見たことがあるんですけれども、やはり1企業1商店でもそういうことを考えておりますので、やはり町としてぜひとも若いお母さん方、または若いお父さん方のために作っていただきたいと思います。  もう一度ご答弁をお願いします。 ○議長(吉岡敏子)  西澤秀勝地域整備部長。 ○地域整備部長(西澤秀勝)  議員おっしゃるようにですね、外観カビ等が少しはえているのはもう間違いないというふうに思っております。  あとのトイレがどうかということなんですが、カビの色から言いましたら、少しここが濃いんじゃないかなというふうなことは思っております。それと、外観上で恐らく入口のことを言いよってやったというふうに思っています。もう一度ですね、現場で十分に対応させていただいてというふうに思っております。  また、今のベビーシートとかのことなんですが、これについては全体的なこともございますので、やはり改修時には十分に対応させていただきたいと、こういうように思っております。 ○議長(吉岡敏子)  9番、杉本充章議員。 ○9番(杉本充章) (登壇)  では3番目にいかせていただきます。ホームページでございます。  先ほど施設予約システムについて、スポーツセンターについてはそういう方向でやっていくというふうにお聞きしました。  この費用なんですけれども、前回の委員会ではそういうシステムを作るのに費用がそこそこかかりますから考えていないということでしたが、これはもう全て民間委託、先に全てお任せ、費用も全部そこが、民間がやるよ、民間が出すよということなんでしょうか。 ○議長(吉岡敏子)  藤本泰利教育政策部長。 ○教育政策部長(藤本泰利)  まず施設でございますけれども、これはもう既に指定管理を募集をいたしまして提案をいただいております。その中に、指定管理の中に込みということで委託先の方から提案がございますので、その費用の中でやっていただきたいなというふうに考えてございます。  先例といたしましては、図書館が既に指定管理にし、その後図書館のお力というんですか、費用で持って予約システムを入れていただいたというふうな経緯もございます。それを習ってやっていただきたいと考えております。それから、コスモホール等につきましては、あらかじめそういうふうなシステムを提案してほしいということで入れていきたいと、このように考えております。 ○議長(吉岡敏子)  9番、杉本充章議員。 ○9番(杉本充章) (登壇)  今のホームページは、私も見る限りあまり親切さがないというか、使い易さが悪いと思います。で、他の施設のところを見ますと、予約システムということで非常に見やすいホームページになっています。で、稲美町では図書館が比較的いいのができてて、非常に検索がしやすくて、例えばこういう本が欲しいんだと思って検索したら、分類名とか作者名とか、そういうものでも検索して、図書館のどの場所にこの本があるよというのまできちっとなるようになっています。これはすごいなと思って私は感心していました。そこがすごいのに他が全然駄目なんで、ちょっとギャップがひどいんで、ちょっと危惧していたわけなんですけれども。まあ今後、いろんな町としての協力をしていただいて、指定管理者の方がですね、やはりそういう方向でいくということらしいですから、お互いに協力し合っていいものを作っていただきたい。で、使い勝手の良い、また市職員の方も作りやすいということらしいですから、その方向に向かっていただけたら有り難いなと思います。  それと、最後になりますが、ビデオの件ですけどね。まあ、先ほど藤井議員が言われていましたように、広報にも漫画を載せたらどうやとかね、これは要するに、あくまでももっと広報を見てほしいなという部分から。で、私もこれ申し上げていますのは、やはり稲美町のホームページが、関係の人だけが見るんじゃなくて、やはり町民が入りやすい、開きやすいようなホームページにしていただきたいなと思うわけですね。  で、先だって稲美町のホームページの開いているのは50.9%とかいうてお伺いしました。これはですね、100人委員会か何かだったと思うんですけれども、その時に来られた人を対象にアンケートをとって聞いておられるから、あくまでも稲美町にすごく感心を持っている人だけのグループでアンケートをとって50.9%ということですから、無作為にアンケートを取ると、とてもとても、もっともっと数字が低いと思いますね。  で、やはり稲美町の人でも、ちょっと私の、例えば私が思っているのが、今までテレビであったと思うんですけれども、ちょっと我が子の面白い瞬間的な動きとか行動とかですね、また、今小学校なんかで運動会とか音楽会とかいろんなもので、若いお父さんお母さん方がビデオを撮っていらっしゃるわけですけれども、その1カットね、私は大きいことは言ってない。1カット。うわっ、ごっつい面白いなとかね、楽しいなとかね、または、もっと良くなってきたら、それはドキュメントなんかを作るのもいいとは思うんですけれども、そんなんではなくて、本当にちょっとこの場面ちょっと皆さんに見てほしいなという部分を応募して、で、ホームページにアップしてある。そうすると、うちの娘がちょっと載っておるねん、見てくれるとかですね、なんかそういう身近な存在にならないかなというふうなのがございます。もちろん、今、写真の広報、風景画なんかを募集しています。それも存じています。それも一つの方法なんですよね。  それとまた、動くものを使っての応募もあってもいいじゃないかと。お金をかけないで、審査するとかいうふうになりますと、やはりそれなりの審査する人が必要であるとかいうふうなことが起こると思うんですけれども、例えば町長賞であればね、町長がこれがいいからこれにしようとかね、例えば議長が、私はこれが好きやから議長賞にしようとかね、そんなん何も高度なことを言っているんではなくて、もっと楽しみながらワイワイと言えるようなものが、今こう世知辛い世の中と言ったら失礼ですけれども、ちょっとくらいそういうのが多い中でですね、やはり明るい話題とかで楽しく稲美町が、いいなというふうな、そういうのをちょっと考えてみてほしいなと思うんですね。検討をしていただきたいなとまずは思うんですけれども、ご答弁お願いしてよろしいですか。 ○議長(吉岡敏子)  大山弘明企画担当部長。 ○企画担当部長(大山弘明)  杉本議員のご提案に対しまして、いろいろ検討をしたわけでございますが、篠山のビデオ大賞の例を挙げますと、篠山市に問い合わせをしました。視聴覚ライブラリーというところで正規職員が2名いるということで、そのビデオにつきましても、篠山市の一つの政策の中でそういった部屋を与え、職員を与えているということで、ああいったものができておるというふうに聞いております。  で、稲美町の方も、やはりそういった、できるだけアクセスを増やす意味での模索、検討はしてまいりたいというふうに思っています。そういったビデオとかになりますと肖像権というようなこともありまして、それと広く全住民、町民の皆さんが見られるということで、簡単にこれがいいということでホームページに掲載するわけにはいかないと。やはりすべてにわたって検証して、このビデオなら何ら住民の皆さんに不利益を与えないという不快感を与えないという、そういった検証もございますので、今の状況ではそういった部分ではできにくいかなと、ビデオにつきましては。また違った方面でできるだけ見ていただけるような検討していきたいと、このように思っているところであります。  よろしくお願いします。 ○議長(吉岡敏子)  9番、杉本充章議員。 ○9番(杉本充章) (登壇)  もちろんその肖像権とかね、いろんなものがございます。そういうものがあるから難しいんですと言ってしまったら、視点がもうやりたくないよという視点になっていますんで、いろいろ問題はあると思うんですけれども、克服する方法もまたいろいろあると思いますので、検討を重ねていっていただきたいなと思います。  それでは、私の質問はこれで終わりたいと思います。 ○議長(吉岡敏子)  以上で、9番、杉本充章議員の一般質問を終結いたします。  暫時休憩をいたします。               休 憩 午前12時03分              ……………………………………               再 開 午後 1時00分 ○議長(吉岡敏子)  休憩前に続き、本会議を再開いたします。  次に、12番、関灘真澄議員。 ○12番(関灘真澄) (登壇)  それでは、通告順に従いまして、一般質問を3点させていただきます。  まず1番目に、「耳マーク」の設置普及の充実を。耳が聞こえない、聞こえにくいといった聴覚障害者の方は、話し言葉による意志の疎通をはかることができず、日常生活において大変苦労をされています。特に外見では障害がわかりにくく、周りの人から誤解を受けたり、不利益なことになったりと危険な目に遭うことが少なくありません。また「耳が不自由なので書いて下さい」と言うのも、とても勇気がいります。
     そこで、目の不自由な方の「白い杖」とか「車いす」マークなどと同様に、耳が不自由ですということを示すために考えられたのが「耳マーク」です。耳に音が集中してくることを矢印で示し、デザイン化されたものです。聞こえないことで苦労された高木四良氏によって考案され、現在、社団法人全日本難聴者、中途失聴者団体連合会が「耳マーク」の普及に努めていらっしゃいます。昭和50年10月に、全国で最初に名古屋市で制定されました。  その普及趣旨は、  1、公共機関、各関係機関の窓口や病院などで後回しにされたり危険な目に遭わないために。  2、聴覚障害者の実態を社会一般に認知してもらい、理解を求めていくために。  3、聴覚障害者が自主的に「耳マーク」を装着し、住みよい社会への協力を求めていくようにとなっています。ところが、当町では新館1階の住民課、地域福祉課、健康福祉課の窓口カウンター上に置いてあるのみで、その他の課には全く見受けられません。なぜ今まで健康福祉部局だけであるのか伺いたく思います。  2番目に、稲美町防犯パトロール隊組織の実態。  平成17年4月に防犯パトロールボランティアの公募があり、同年5月29日に、いきがい創造センターにおいて防犯ボランティアの説明会並びに加古川警察署による青色パトロール講習会が開催されました。  その時点で、防犯パトロールボランティアの発隊式が1カ月後の6月30日に設定がなされていて、内部事務的な部分が明確になされないまま、保険適用のためにとりあえず稲美町ボランティア協会への登録を求められたのを記憶しております。その後、防犯パトロールマニュアルに従い、防犯・交通巡回パトロールを実施し、月1回の定例会では救急、AEDなどの講習会や管外研修を行ない、今日に至っております。当初は、稲美町ボランティア協会の位置づけで予算から補助金が出ており、帽子や名札、ジャンパー等必要な備品を購入できました。現在、補助金は0であり、隊員皆様の協力のもと、夏のいなみ大池まつりやいなみ福祉まつりに青パトとして出店をし、その収益で活動をしてきております。しかし、いつも収益が出るものでなく、マイナスの場合は、隊長、副隊長自らがご負担されているのが現状です。  また、19年度より職員の食堂がパトロール日誌を記入する場、補助金は0と、いつまでもこのままの状態で良いものなのでしょうか。ちょうど5年という筋目になってきておりますので、この防犯パトロール隊の今後の位置付けと行政の認識を問います。  3番目に、町内アクセスについて。  第4次稲美町総合計画の後期基本計画書における「住民意識の動向」に掲載されてありますが、住みよいまちづくりのために重要な事項として、「交通基盤の整備」を選択された方が70.1%あり、住みよいまちにするために力を入れて取り組まなければならないと思う項目においても、75.0%の方が「交通基盤の整備」と回答されておられます。その総計の第1章・第3節「都市基盤の整備」における施策の展開として、「公共交通サービスの充実」の欄では、「日常生活の利便性の向上や環境への負荷を軽減するため、バスなどの公共交通機関の充実に努める。また、高齢化社会の到来を迎え、マイカー以外の移動手段を確保するため、地域力を活かし、公共交通サービスの充実を図る」とされていますが、目標年度である平成23年度には、どの程度充実が図られているのか疑問とするところであります。  総合計画全般にわたり、財政負担を最小限にとどめた新規施策の導入まで消極的であっては、総合計画の目標は達成できないのではないでしょうか。  先般9月の定例会の一般質問において、福岡県筑後市の「しもつま福祉バス」を例に出し、稲美町における公共交通のあり方について、会派より2名質問しました。町長からは、「稲美町も負けず劣らず地域力がある。稲美町版を構築していきたいと考えている」とのご答弁を伺い、また担当部長からは「公共交通の充実は、多くの住民の要望として認識しており、移動困難者に対する交通手段の確保は、福祉施策として行政に課せられた喫緊の課題である。具体策の実現に向けて、内部協議を今から始めていきたい。これから導入について検討していきたい。研究調査をしていく」と心強いご答弁をいただいたわけですが、その後どのような調査、協議が行われ、どの程度の進渉状況かをお聞かせ下さい。  現在、加古地区内で「交通弱者」に対する移動手段の確保に向けた動きが起きつつあります。財源の確保や利用者の要望の把握などの調査や問題はありますが、ボランティアという地域力を結集して、何とか実現に向けて努力している方々が存在するのは事実です。  そこで、第5次稲美町総合計画策定に関する住民意向調査が本年9月に実施されましたが、交通アクセスに関する回答状況はどのようなものだったのでしょうか、お教え願います。  また、来年度以降において「交通弱者」に対して実施される予定の施策内容をお答えください。  以上、前向きなご答弁をお願いいたします。 ○議長(吉岡敏子)  福井宣司健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井宣司)  耳マークの設置普及の充実をの件でございます。  健康福祉部局は、障害者に関する相談業務や福祉サービス、医療費の助成など、様々な事務の窓口として業務を行っております。このようなことから、障害者福祉の総合窓口でありますし、健康福祉部局のカウンターに耳マークを設置しております。耳マークにつきましては、広報等で普及啓発に努めていきたいと考えております。 ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  2点目のご質問の稲美町防犯パトロール隊組織の実態について、お答え申し上げます。  平成18年度まで防犯ボランティアとして町の防犯ボランティア協会に所属いただいておりました。隊員の募集は町ボランティア協会が、そして、その他の事務処理につきましては生活環境課で担当いたしておりました。平成19年度からは、町のボランティア協会から脱会され、独立して活動をいただいております。隊員の募集を含め、事務処理につきましては危機管理課が担当いたしております。発隊当初に、町のボランティア協会から受けていた補助金につきましては、補助金という形ではなく、町の予算でもって直接に支払うという形で、現在対応させていただいております。  一方、不審者情報等につきましては減少傾向にあります。これも地域安全の日活動やパトロール活動など、地域ぐるみでの取り組みと隊員の皆様の活発な防犯活動のおかげで、防犯抑止効果が高まってきているのではないかと考えております。大変感謝いたしております。  今後も引き続き活発な活動をしていただきまして、誰もが安全で安心して暮らせる地域社会づくりにご協力賜りたいと考えておるところでございます。 ○議長(吉岡敏子)  大山弘明企画担当部長。 ○企画担当部長(大山弘明)  それでは、3点目、町内交通アクセスについてお答えを申し上げたいと思います。  質問の要旨といたしましては3つあろうかと思います。1点目の、9月の一般質問以降どのような協議が行われているのかという点でございますが、9月以降、10月にですね、関係各課で構成する庁舎内の交通アクセス検討会を開催をしました。そして、早期の実現に向け、現状と課題について協議を行ってまいりました。その中で出た3点の事柄ですが、運営主体はどこがよいのか。2点目は、行政の支援の規模はどのようなものが必要なのか。3点目は、交通施策の法的根拠は。こういった点につきまして、実現に向け整理していかなければならない多くの課題を出し合ってきたところであります。  2点目の交通アクセスに関する住民意向調査でございますが、同じような率でございます。公共交通の便が悪いということで、78.7%の交通に対する住民要望は非常に高いものという結果になっているところであります。  3点目の来年度以降の予定でございますが、先ほど庁内で検討しています持続可能な交通手段の確保に向け、住民参加による交通アクセス検討会の設置を、来年度設置を進めてまいりたいと、このように考えているところでございます。  以上です。 ○議長(吉岡敏子)  12番、関灘真澄議員。 ○12番(関灘真澄) (登壇)  では、1回目のご答弁、綺麗なお言葉をいただいたと思いますが、まず1番目の耳マークの方ですね。私が伺っているのは、どうして健康福祉部局だけであるのかを伺ったんです。まだ広報で啓発にという云々までは申しておりませんが、伺ったところを答えていただきたく思います。 ○議長(吉岡敏子)  福井宣司健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井宣司)  健康福祉部局は、障害者福祉の総合窓口という考えで、多くの住民の方がこちらの方へ先に来られますので、こちらでお話を聞き、関係ある部局にご案内するというスタンスでやっております。 ○議長(吉岡敏子)  12番、関灘真澄議員。 ○12番(関灘真澄) (登壇)  それでしたら、例えばですね、転入されて来られた方は、健康福祉部局だけが該当するんでしょうか。今のご答弁でしたらそういうことになりますね。その方は、納税者でもありしますから、いろんな部局が関係してくるんじゃないんでしょうかね。水道課であり、開栓届けに伺ったりとか、また教育、子供さんいらっしゃったら教育、どの窓口も対応してこそ健康福祉に優しい稲美町になるんじゃないんでしょうか。それか、今部長がおっしゃられたご答弁の中でありましたら、まず最初に健康福祉部局に寄られましたら、その都度ご案内をして差し上げておられるんですか。お願いします。 ○議長(吉岡敏子)  福井宣司健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井宣司)  健康福祉部局には住民課もございます。以前にですね、手話の通訳者の設置ということで、月曜日に設置をしておりますけれども、多くの方が月曜日に来られている現状でございます。  それで、あと高齢者の耳の遠い方につきましてもですね、転入等ございましたら、健康福祉部局の方でお聞きし、またそういう相談がありましたらそれぞれの担当部局へご案内しているというような状況でございます。 ○議長(吉岡敏子)  12番、関灘真澄議員。 ○12番(関灘真澄) (登壇)  それでしたら、手話の方がいらっしゃる月曜日にということを、まるで行政の方から日を指定されておられるような状態でありますね、今の状態でしたらね。難聴と言いましても加齢に伴う部分もありますし、また更年期における突発性難聴も起こり得ることがあります。本当に多くの方が対象となってまいりますのでね、障害があるから、以前から、先天性のものであるからとか云々、その部分での障害じゃないんです。難聴の方でしたら、全般に広く関わる問題になってきております。突然、明日から突発性難聴になったって宣言される方も多く耳にしております。ですから、幅広い分野で対応していくのが行政じゃないんですか。  ですから、もっと具体的に、今、健康福祉部局だけにしかないのを広めようというお気持ちはないんですか。それがイエスかノーかでお答えいただけますか。 ○議長(吉岡敏子)  福井宣司健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井宣司)  それぞれの認識度はアップをさせる必要がありますけれども、総合窓口としまして、健康福祉部局で取り扱いをさせていただいて、それぞれご案内をすると。多くは、やはり今言いましたように福祉サービス、医療、住民票の届け出関係が多くございますので、こちらの方で集中的にやらせていただきましてですね、必要なことがあればご案内をしているというような状況でございます。 ○議長(吉岡敏子)  12番、関灘真澄議員。 ○12番(関灘真澄) (登壇)  認識度アップをですね、全ての課にそういうものを掲げておられてね、それでこそご存じ得ない人もそれを目にして認識は高まっていくと思うんです。ですから、今の部長のご答弁でしたら、まずは健康福祉部局へ先に来てくれということですね。それから案内しますということに、私は今伺ったんですけれども、そうじゃなくて、私が申し上げているのは、全て住民の方にこういう耳マークがあるんですよということも認識しておいていただいて、いつ自分がその該当者になるかわからない、その時の予備知識にもなります。広く啓発していくには、そこからが入っていくんじゃないんでしょうかね。ただ単に広報だけで啓発します、載せていきますというのだけではね、普及に広まらないと思うんですが。 ○議長(吉岡敏子)  福井宣司健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井宣司)  私が言うていますのはですね、一番窓口に近い住民課、また健康福祉部局でですね、総合窓口としてお聞きをしてご案内をするということでしております。  というのは、難聴者の方、高齢者の方が多いわけですけれども、今のところ問題なくいっているんですけれども、昨年もトランシーバーいうんですか、電子マイクレシーバーですね、耳の遠い方あててもらったら聞こえる器具も置いておりますので、そういう状況を見ながらですね、ご案内するというような形にさせていただいております。 ○議長(吉岡敏子)  12番、関灘真澄議員。 ○12番(関灘真澄) (登壇)  今までそういうお困りの方がいらっしゃらないというような今のご発言ですが、困っていても言いにくいということをおっしゃられていらっしゃるんですね。気軽にその課においてくださってたら、それを指して、こうであるからということで簡単に意思表示ができるんですね。それを他の部局にもカウンターに備えつけるというご意向はないんですか。 ○議長(吉岡敏子)  福井宣司健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井宣司)  先ほど言いましたようにですね、総合窓口として事がよく理解しております担当部局の方からご案内を申し上げているというのが現状でございます。その辺をご理解いただきたいと思います。 ○議長(吉岡敏子)  12番、関灘真澄議員。 ○12番(関灘真澄) (登壇)  申し訳ないですが、全てにわたって私は部長のご答弁が理解できかねます。本当にね、今病院においてもね、公共機関においてもね、全てに設置されておられます。そうやって啓発を進めていこうというのが、今動きが出て、本当に兵庫県下98%達成しているようなことも数字で上げられております。どうして稲美町だけがそういうふうなご意識で、それがありましたら健康福祉に関する総合窓口は健康福祉部局であるとおっしゃられていると同じですね。私も最初に思っていたのが、この庁舎へ来られて総合窓口が必要じゃないかなということが本当に思いました。北からでも南からでも入ってきても、あの曲がった角度で、本当に庁舎がどっち側にあるんやろ、どっち向いておるんやろうというのがわかりにくいとおっしゃられている声が多数上がっておりました。そして、あのちょうどコーナーに円形場がとれて、そこが総合窓口になれば、また1つの業務もある部分減ることができ、また住民の方にわかっていただけやすい窓口になるなあと思ったりもしておりましたが、その部分を健康福祉課の方で補うということになるんですか。 ○議長(吉岡敏子)  福井宣司健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井宣司)  今現状をご説明したわけでございます。現在、健康福祉部局が総合窓口として設置しておるところでございます。  今のところそういう状況でしておりますので、今後は今後の状況を見て、いろんなことを検討してまいりたいと思っております。 ○議長(吉岡敏子)  12番、関灘真澄議員。 ○12番(関灘真澄) (登壇)  何か本当に、質問するのが何かすごく重く感じるような次第です。本当に心のバリアフリーを進める意味はないんですか。どの課においても。そういうふうに仕向けようと、健康福祉部局の方は、その意識は全くないということですね。どの課に直接行かれても、カウンターでの心のバリアフリー、それを私はどの課も心がけていただきたいと思います。  ずっと私、庁舎の方見てまいりました。カウンターの上、広く空いてありました。健康福祉部局は一杯な書類が置いてありました、パンフレットとかね。ですから、住民課から健康福祉の方へ行きましたら一段カウンターが下がっています。その隅っこに耳マークが追いやられていました、1つは。わあ、これは残念やなと思って、私はちょっと触って前向けたりもしました。本当に目の見える場所に掲げていただいて、どういうふうな症状の方が来られても、それがもう目について、認識していただける、またご存じない方やったら、「これ何なの」と伺いはっても、またそこで1つの予備知識にもなられます。そういう見解からしてもね、さあ、それやったら設置しようという意気込みになられないのが、私は不思議でなりません。  そういう、商品も売り出して、インターネットで見れば商品の注文も即できます。ああいう絵、これぐらいのA4の大きさぐらいでしたら300円というふうな形でも金額も載ってありました。全部の窓口にそれを設置しても金額的にはしれています。ですが、私は金額の問題じゃなくて、行政が本当に福祉に優しい稲美町にしよう、心のバリアフリーを心がけてという意識になればね、自ずからそれも必要やなというお気持ちになられるだろうと、本当に思いますが、その辺はあくまでも同じご答弁ですか。同じご答弁ならいらないです。 ○議長(吉岡敏子)  福井宣司健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井宣司)  当然、窓口に来られる方、どこのカウンターも、どの職員が対応しても、バリアフリー、大切なことでございますので、そういう接遇は当然だと思います。誰が来られても親切に、丁寧に、まず我々の仕事でございますので、現実は、今言いますのは、窓口として健康福祉部局で取り扱いをしていると。要するに、耳マークについての普及はですね、町民の皆さんに理解していただいてですね、こういうことであるという理解をしていただきましてですね、総合窓口として、町としてはそういうスタンスで、今健康福祉部局で扱いをさせていただいているというところでございます。  今後は皆さんの意見を聞きながら、いろんなことも検討してまいりたいと思っております。 ○議長(吉岡敏子)  12番、関灘真澄議員。 ○12番(関灘真澄) (登壇)  では、その件について、最後に申し上げたいと思います。  公共の窓口を利用しやすいように、不便の解消をしたり、聴覚障害者の実態を社会一般で認知し、理解を深めていくこと、まず1点ですね。そして、耳が不自由な方にとっては、この耳マークがあるだけでホッと安心をされます。障害者、健常者を問わず、常に相手の立場になった接遇に努めるよう心がけていただきたい。その現われでもあると私は思います。心のバリアフリーの観点から、安心して窓口を訪ねられるよう、また住民の方々への普及啓発の促進のため、早急に完全設置をお願いしたいところであります。  そして、さらにもう一歩踏み込んだ取り組みとして、窓口で対応する際に、振動タイプのポケットベルを渡して呼び出したり、「順番が来たらお席までお呼びにいきます」と書いた紙を渡して不安を解消させてあげたり、耳マークのシールを貼っておけば、対応する方が変わってもスムーズに対応されていくんじゃないかなと、ここまでも思った次第であります。  このような取り組みは、行政だけが進めればいいという問題ではなく、社会全体にも広めていく使命が、私は行政にあると思います。当町でも行政内全ての窓口の耳マーク設置されることを契機に、町内の銀行や郵便局、また医療機関などに呼び掛け、積極的に設置するよう働きかけていただきたく思う、そのような気持ちでありますので、もう一度考えていただきたく思います。  でも、ご答弁は結構です。  では、次、2番目にまいります。  先ほど、橋本部長の方から、町の予算で直接支払うということにしていると伺いましたら、隊長さんはじめ、隊の方はそういうことは全然聞いておりませんでして、今日に至っているような状態なんですが、そのような説明は今までにされたことはあってんでしょうか。 ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  これまで、19年度以降でございますが、直接お支払いという形で、かつて実行もしてきております。ただ、私どもの方の職員と会長、副会長さん等の連絡が、その説明がうまく伝わっていなかったような部分もございまして、先般、その確認をいたしたところでございます。そういった少しの勘違い、あるいは私どもの方の説明が不足していたという部分があったのかなというふうに反省をいたしておるところでございます。 ○議長(吉岡敏子)  12番、関灘真澄議員。 ○12番(関灘真澄) (登壇)  はい。私がこの通告文を出した後、隊長さん、副隊長さんから、今月11日の1時半に来ていただきたい、打ち合わせをしたいという連絡があったと言われて、即連絡が入りました。あっ、多分通告文が回ってから、その後の対策を講じられているんだろうなということでお話いたしました。  ですから、普段からそういうお声も出ておりましたのに、どうしてこういうふうに掲げないとそういう動きをとってくださらないのか、すごくその辺は残念に思うところなんですね。ですが、今までそういうこともなく、今日まで至っておりましたその過程でですね、よく隊長さんから、あと隊員の方から、もう別に私たち必要とされてないんじゃないか、稲美町からはそういうふうに感じるというのが、個々に本当におっしゃられておりました。青パトで出店した時もですね、これだけやっているんやけど、何も重きに置いていただいているような姿勢がない、行政からは見受けられないということをおっしゃっておられます。  ですから、その予算があっても、別に総会があるわけでもなく、報告があるわけでもなく、また自分たちが活動した報告をする場もあるわけでもなく、ただ日にちが過ぎていっているだけやということがすごく懸念されておられましたが、その辺はどう思われますか。 ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  ちょっと先ほども申し上げましたが、19年度におきましてもですね、その経費等につきましてはお支払いしておりますし、20年度についてもお支払いをしております。ただ、そういったことが、今議員おっしゃられますようにですね、いろいろな会員さんの端々にきちっと、私どもの方はご説明申し上げていなかったのかなと。担当が申し上げていなかったのかなということで反省をいたしておるところでございます。  先日、この質問を拝見いたしまして、えっ、どういうことかなということで隊長、副隊長にお話をお聞かせ願ったところ、ここに問題があったんだなということでわかりましたので、そのことについては、今後そういうことのないようにですね、隊長と副隊長にお話をして、ご理解いただいたところでございます。 ○議長(吉岡敏子)  12番、関灘真澄議員。 ○12番(関灘真澄) (登壇)  それでしたら、予算的な金額は幾らぐらいで置かれておられるんでしょうか。 ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  本年度の予算につきましては、予算ベースのところで10万500円を予算化しております。 ○議長(吉岡敏子)  12番、関灘真澄議員。 ○12番(関灘真澄) (登壇)  その10万500円ですか、その部分の収支はどういうふうになっているんですか。どういうふうに報告されていらっしゃるんですか。 ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  今年につきましては、まだ執行途中でわずかしか執行しておりませんが、例えば、昨年については食糧費とか役務費、一昨年につきましては消耗品、いわゆるベストだとか防犯ジャンバーとかですね、そういったものを含めまして出費をいたしておるところでございます。19年度については13万円余り、20年度については6万円余りを出費いたしております。  今年度については、今申し上げた金額を予算化しております。その範囲内で執行をさせていただきたいというふうに考えております。 ○議長(吉岡敏子)  12番、関灘真澄議員。 ○12番(関灘真澄) (登壇)  それでしたら、しっかり総会などを開いていただき、活動報告なりを隊員の皆様に知らせていただきたいと思います。例えば、運転ボランティアのわかばさんでしたら、助成金5万円でもこういうふうにやっぱり資料をこしらえてね、皆さんの方にお知らせしておられます。幾らかかった、今年度はこういう活動をした、来年度はこういう活動をしていく、本当総会ですね、それをしっかり行われていますからこそ、隊員の方もそういう認識を持たれます。ですが、今の状態では、まるで今全然ないんですよね。ただ、パトロールの当番の日を迎えて、日誌に記入して終わっている、帰っている。ただ単にその状態がここ数年続いているんですよ。やはりそれではね、これから継続するに当たり無理がくると思います。  そしてまた、昨日の定例会ですか、2名新しい隊員の方が増えたということで連絡が入りましたが、その方にもちゃんと防犯パトロールマニュアルとかこういうのはお渡ししてあるんでしょうか。 ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  昨日の会議の結果については、今のところまだ詳しくは聞いておりませんので、また確認しておきます。 ○議長(吉岡敏子)  12番、関灘真澄議員。 ○12番(関灘真澄) (登壇)  そういう方も今後講習を受けられて、ハンドルを握っていただくことになりますので、本当に私たち危険なハンドルを握って、町のためにということで皆さん本当にご協力いただいておりますので、その点は、スタートの時点からしっかりとした位置付けで、職員の方も持っていただき、また説明の方していただきたいと思いますので、今後の定例会も、本当重きに置いて、しっかりご説明をいただきたいと思いますので、お願いしておきます。 ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長
    経済環境部長(橋本博嘉)  先日、隊長、副隊長ともお話をさせていただきました。この全体、1年間の運営経費等につきましてもですね、1年に1回ぐらいはきちっとお話をさせていただこうという話をさせていただいております。  また、今新しく入られる方、そういった方々につきましてもですね、立場をきちっとさせていただいて、理解いただいた上でしていただこうと。この防犯パトロールにつきましては、この巡回そのものが、私どもの方の事業でございます。それを防犯パトロール隊の皆さん方、ボランティアの皆さん方にその業務を無償でお願いしておるものだということで、非常に日頃から感謝いたしております。そのことにつきましては、言葉足らないところがあって、現場で少しご迷惑をおかけしたところがあったかと思いますが、そういったことにつきましては、深くお詫び申し上げ、今後はそういった誤解のないよう、私どもの方は努めてですね、皆さん方と力をお借りしながらですね、稲美町の安全を守ってまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくご理解いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(吉岡敏子)  12番、関灘真澄議員。 ○12番(関灘真澄) (登壇)  それでは、そういうことで、持続性をもってお願いしたいと思います。その今のお考えを。  それで、最後に1点ですね、伺いたいんですが、車をなにか青パトやりかえられるいうことで伺っているんですが、どのような方向性でその車を購入されて、どのような形態でされるのか教えていただけますか。 ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  その車につきましては、今後の課題ということで、今、隊長、副隊長とご相談を申し上げておる途中でございます。それである程度まとまりましたら、またその方向でという考え持っておりますが、今のところは何も決めてはございません。 ○議長(吉岡敏子)  12番、関灘真澄議員。 ○12番(関灘真澄) (登壇)  前々回の定例会で説明を受けましたところが、公用車にも両方利用するために、全く青い色を塗らない、真っ白のままで走るとおっしゃられていました。そして、回転灯ですね、覆面パトにあるような、ポコッと上へつけるような、そういうふうに切り替えるとおっしゃられていまして、それであっては、まったく白い車が通っても、全然抑止力の啓発には繋がらないんではないか、その辺はもう一度考えてほしいということでご意見申し上げたところなんですが、まだ今もそういう考えでおありなのか、部長の方はご存じなかったんでしょうか。 ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  その部分につきましてもですね、今後の検討と一緒にしましょうということで、隊長、副隊長とご相談を申し上げておるところでございます。今後についてどうしようかなということについては、もう少し先の決定となろうというふうに思います。 ○議長(吉岡敏子)  12番、関灘真澄議員。 ○12番(関灘真澄) (登壇)  それでは、隊長、副隊長、そして隊員の方のご意見をしっかり汲み上げていただきたく思います。行政の方の都合のいいようなご理解、判断のもとでの説明はなさらずに、まず隊員さんからのお声を汲み上げていただいて、その後判断していただきたいと思いますので、お願いいたします。 ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  私どもの方も、今後ともですね、これまで少し、今ご指摘のあったように欠けていた部分があったかなと反省をいたしております。今後につきましては、連絡を密にしながらですね、ご相談しながら決定をしてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(吉岡敏子)  12番、関灘真澄議員。 ○12番(関灘真澄) (登壇)  それでは、3点目の町内交通アクセスについてに入らせていただきます。  先ほど、部長のご答弁では、いただいた部分に関して直感的にすぐ思いましたのが、ああ9月の一般質問で私は何を質問したのかな、あれだけ具体的な例をとって質問させていただいたのに、まったくそれが頭になく、運営主体はとか、法的根拠はとおっしゃられているなあと、今ちょっと落胆いたしました。もう少し、前に向いて、前に進んで、一歩前進したようなご答弁がいただけるかと思ったところでありますが、いかがですか。 ○議長(吉岡敏子)  大山弘明企画担当部長。 ○企画担当部長(大山弘明)  この件に関しましては、町内全員という部分を見回したり、年齢層も検討していかなければならないということで考えております。  そして、この視察に行かれましたこと、合わせて質問からございましたように、地域力を活かした住民協働ということでのご提唱だったというふうに思っています。既にここに書かれていますように、加古地区で交通手段に対した動きが起きつつあるというようなこともご存じのようでございますので、そういった面からして、私どもは実際に交通手段を起こした場合にどういった問題を整理しなければならないのかという方面でも検討をいたしました。一方で、そういった地域の方々が非常に努力、協議をされているということに関しましては、非常に行政といたしましても力強い動きであるなというふうには理解をしているところであります。  以上でございます。 ○議長(吉岡敏子)  12番、関灘真澄議員。 ○12番(関灘真澄) (登壇)  私が思うところには、前回の一般質問では、部長はインターネットで調べられたということで、インターネットでしたら本当の、何と言いますかそんなに大きな資料は載っておりません。私たちは、福岡の方へ視察にまいりまして、たくさんの資料をいただいてまいりました。ですから、一歩進んだ検討をなさるには、部長の方からその資料を見せていただきたいというようなお声がかかるかなとまで私は期待して待っておりましたが、まったくそういう資料を手元に入れずに検討をされたということは、もう前回のコスモスバスの問題点から私は入られたんじゃないかなと思うんですね。それであれば、まったくもうこちらが言っている視点とまったく違うんです。本当に言葉だけで、住民と協働、住民からというものではなく、本当にその動きをどう動いていこうか、どうしていこうかと思われている、交通弱者に対しての声が上がっているのをいかに担当部長の方が汲み上げられるか、その手腕に私はかかると思うんですけれども。 ○議長(吉岡敏子)  大山弘明企画担当部長。 ○企画担当部長(大山弘明)  住民協働、地域力ということでございます。住民の方がこういった問題に先頭を切って解決しようという、こういう意識があると、こういうふうに議員もおっしゃられておりますので、その部分で私は一緒になって協力していただけるものというふうに思っています。福岡県のしもつまバス、これがそういった1つの例ということで、また稲美町は稲美町独自の、町長も申し上げておりますような形で地域力を最大に活かしたバスができるものと、そういった協議を今していただいているものというふうに理解をしているところであります。  よろしく協力のほどをお願いしたいというふうに思います。 ○議長(吉岡敏子)  12番、関灘真澄議員。 ○12番(関灘真澄) (登壇)  今現在、そういう声を、手を挙げてくださっている方がいらっしゃいます。ハンドルを握ってあげるでという数名の方がいらっしゃいます。そしてまた、事務方を担ってあげるという心強いお言葉も今いただいております。その方が数名いらっしゃるんですね。その方は、やはりもう定年された方なので、この1年1年が貴重になってきております。  ですから、もう今から私はその取り組みに入っていただいて、いかに行政側がより良い指導、それを実現させるんだ、前向きにそれを言うようなご姿勢で臨んでいきたいんですね。それをまた前回のような、前回のようないう思いで路上に乗られては、全く話が前向きにいきませんので、全く以前の、この18年度にですか、アンケートとられた分、それと全く違った視点から今回は入っていただきたく思います。その問題点も、大事なところは掲げていかないといけないと思うんですが、やはり今その手を挙げてくださっている方が複数いらっしゃるいうのを、本当に大事なことですのでね、行政の方がいかにそれを汲み取って、またそれを次の施策に反映していくかということの気持ちでね、この交通アクセスを検討いただきたいんですが。 ○議長(吉岡敏子)  大山弘明企画担当部長。 ○企画担当部長(大山弘明)  この交通アクセス、新たな交通手段に関しまして、何よりも大事なのが自治会長会だというふうに私は認識しております。  そして、議員もご承知のことと思いますが、その自治会長会の改選が来年ということもありまして、そこをやはり一番中心に検討もしていただきたいし、そういった運営にも力添えをいただかなければならないのは自治会でありますので、そこを最大限、やはり検討の中心ということをもちまして、今現在のところ、先ほど申し上げましたような形で動きをつくっています。  ただ、住民協働ということになりますので、それはそういった協議会の設立に向けて、それぞれの方々が鋭意努力されている部分につきましては、行政といたしましては、非常に有り難いなというふうに感じているところであります。  以上でございます。 ○議長(吉岡敏子)  12番、関灘真澄議員。 ○12番(関灘真澄) (登壇)  まあ、加古地区でいいましても、自治会長さん、会長さんですね、3月、4月で交代される方は、今年度よりも来年度の方が多くいらっしゃいます。ですが、その方々にもやはりご説明いただいて、またご理解いただければ、また多くの方が巻き込めるような状況になると思うんですね。何もこの2月、3月が新旧交代になるからということじゃなく、どこからでもいいんです。スタートができるんです。どこからでも自治会長会の方へ下ろしていけるんです。そこからまたPTAとか婦人部関係、あと子ども会、多くの方にご理解いただいて、巻き込んでいくというか、力強いご協力をいただけるいうところから入れば、そういう新旧交代になるからとか、そういう問題では私はないと思いますが。 ○議長(吉岡敏子)  大山弘明企画担当部長。 ○企画担当部長(大山弘明)  先ほど議員ご質問の点につきましては、自治会長会へは相談という形で申し上げております。といいますのも、先ほど言いましたように改選時期が来年3月に任期満了という中で、正式にはやはり相談申し上げますと、その方たちの任期途中という、今後の引き継ぎということでいささか問題になろうかと思いましたんで、そういった部分で自治会長の方にはご相談という形で申し上げておりますんで、その点については議員もご承知であったというふうに私は認識しておりますが、そういった形で、やはり住民協働、住民の皆さんと一緒になって新しい交通手段を考えていきたい、関灘議員につきましてもそういった部分で協力願いたい、このように思います。よろしくお願いします。 ○議長(吉岡敏子)  12番、関灘真澄議員。 ○12番(関灘真澄) (登壇)  はい、わかりました。そういうことで。  ですが、自治会長会の方も、改選に当たるが、やはりそれは避けて通れない問題であると皆さんご認識いただいていると私はお言葉をいただきました。  それで、次に入ります。  その第5次総合計画策定に当たり、アンケートを、意識調査、意向調査を9月に配布されましたですね。この中においても、やはりそういう、これからの稲美町に必要だ、5年、10年後には必ず必要になってくるという、そういうふうな、何と言いますか、輝いたような項目がないとおっしゃられていました、住民の方のご意見では。まるで、やはり前の第4次の、この総合計画においての項目を、ただ何パーセントか今度はパーセントを見るだけの調査項目にしかないんじゃないかというご意見もありました。  ですから、まるでこの問われている中には、何もこれといったものがなく、それよりもこの後の活字、書き込めるところに、私はいっぱい書き込んだという方もいらっしゃいました。稲美町は何を聞きたくてこんなことしてるんや。中身が全然見えない、わからないというお言葉も伺いました。ですから、私はここの数字のパーセントよりも、この中に記入された活字で住民の方が書かれた言葉が本当に大事で、今後稲美町に必要とされている項目だと思いますが、その辺はどのように受け止めていらっしゃいますか。 ○議長(吉岡敏子)  大山弘明企画担当部長。 ○企画担当部長(大山弘明)  住民アンケートですが、そのとおり、今回、5次の策定に際しまして、やはり住民協働ということを最大のテーマに掲げております。そして、その中で書き込みの部分につきましては、そういった事業への提言もございます。ある中で、本当に行政が大変厳しい財政状況の中、住民の協力を得ながら、新たな住民サービスを展開しようということで、そういった部分に重点を置いておりますので、そういった書き込みの部分を十分今後参考にいたしまして、5次の総合計画を作ってまいりたいと、このように思います。  以上でございます。 ○議長(吉岡敏子)  12番、関灘真澄議員。 ○12番(関灘真澄) (登壇)  本当にしっかりそのように住民の言葉をしっかり受け止めていただきたいと思います。そして、前回もありました稲美町協働まちづくり100人会議ですね、100人会議とは名だけであって、参加されていたのが20名。本当に残念に思いました。それと言いますのも、このチラシの案内ですね、前回の10月から今度12月の案内のチラシのこの中の開催趣旨ですね。趣旨のこの中を見ましたら、「本年10月に4名のパネリストによるパネルディスカッションを開催しましたが、パネリストの各分野での地域課題の解決に向けて」云々となっております。これを読まれた方は、前回参加してないと今回に行けないのかというご理解もされておられました。ですから、前回の続きになるのというお言葉もありました。そういう部分からもして参加率も低かったんじゃないかなと感じました。  で、私の方も参加させていただきまして、本当に貴重なご意見が多々出てありました。本当に参加人数は少なかってもあれだけの貴重なご意見が出てね、本当に稲美町として有り難いなと思うところを、どのようにあの言葉を本当にしっかり汲み上げられるのか、この先のことがお答えを、参加された方に出してあげないといけないんじゃないかなという気持ちになったんですが。 ○議長(吉岡敏子)  大山弘明企画担当部長。 ○企画担当部長(大山弘明)  若干質問の通告外になろうかと思いますが、先ほど、いろいろ20名というご発言もありましたが、25名いらっしゃいます。ワークショップという形式でございますが、やはり前回の10月を聞いてこられた方が引き続きワークショップに参加していただくと話が繋がるということで設定をしまして、その4班に割りましたが、その4班の進行には4名のパネリストがついていただいて、その中で、やはりいろいろな意見を提言していただくことをまとめていただくというふうに開催をしておりますので、あのワークショップの人数が少ないとかいう、それは議員のご意見だというふうに思いますが、私どもとしては十分、最後に言われましたように、少ない中でも素晴らしい意見がたくさん出たということで認識をしております。  以上、ちょっと通告外の質問になりましたが、答弁をさせていただきます。  以上です。 ○議長(吉岡敏子)  12番、関灘真澄議員。 ○12番(関灘真澄) (登壇)  中身をしっかりと受け止めていただきたいと思います。  そして最後にですね、この第4次稲美町総合計画後期基本計画、この冊子ですね。これは、これ自体が職員の方にはどのような認識されて位置付けされておられるのか、1点だけ、それ最後に伺いたいんですが。 ○議長(吉岡敏子)  大山弘明企画担当部長。 ○企画担当部長(大山弘明)  稲美町の将来の姿という認識をしていくというふうに認識をしております。  以上です。 ○議長(吉岡敏子)  12番、関灘真澄議員。 ○12番(関灘真澄) (登壇)  稲美町の将来の姿であれば、私は全職員の方がこれを持っておられても不思議じゃないかと思うんです。それが、全職員の方には行き渡ってないということを伺いましたが、その辺はどのようなお考えでですか。 ○議長(吉岡敏子)  大山弘明企画担当部長。 ○企画担当部長(大山弘明)  常にいつでも見れるように、それぞれの課に配置をしておりますので、個人に渡すまではないというふうに思っております。いつでも職員が見れるところに置いております。  以上です。 ○議長(吉岡敏子)  12番、関灘真澄議員。 ○12番(関灘真澄) (登壇)  それでは、本当に稲美町の将来の姿が、全職員の方が熟知されるんでしょうか。やはり稲美町の将来の姿を念頭に置いて、そこからの構想を練っていただきたく思います。今後、これが構想じゃなく空想に終わらないようにしてください。それをお願いしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(吉岡敏子)  以上で、12番、関灘真澄議員の一般質問を終結いたします。  しばらく休憩いたします。               休 憩 午後 1時58分              ……………………………………               再 開 午後 2時12分 ○議長(吉岡敏子)  休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。  次に、11番、植田眞一郎議員。 ○11番(植田眞一郎) (登壇)  議長より一般質問のご指名をいただきましたので、町の一般事務につきご質問をいたします。  まず1点目は、財政状況についてであります。  この財政状況というのは、数字のことではなしに公表の仕方についてでございます。  自治法第243条3の1の中に、「普通地方公共団体の長は条例の定めるところにより年2回以上、歳入歳出予算の執行状況並びに財産詳細及び一時借入金の現在高その他の財政に関する事項を住民に公表しなければならない」とあります。当町は、条例の定めもあり、行われていることと思います。  一般に財政公表を見てみますと、たくさんの数字の羅列で、特別の知識、興味のある人以外は関心を持って見ないのではないかと思われます。現在、情報公開が叫ばれ、その中でも夕張問題以来、ことさら財政に関する関心が高まっております。公表する側はこれくらいの情報で十分と思っておられるかもわかりませんけれども、住民は知り、理解したいと思っていても理解ができない、わからないという状態ではないかと思います。それでも、以前と比べればそれなりの努力がされ、かなり改善され、用語解説等もされると思っております。  そこでお尋ねいたします。  この4月より財政状況の健全化の方も施行されておりますけれども、住民の皆さんによりわかりやすい方法というものを研究され、工夫されているのか。また、単年度的には数字を並べて健全である、健全である、厳しいということを言われておりますけれども、現在、目ですぐわかるようなグラフとか表、絵、漫画などを有効に使って、5年ないし10年単位の町の財政の傾向というものが、すぐわかるような状況ができないものかお尋ねをいたします。  次に、土山駅北側の利用についてであります。  稲美町は、よく言われるのに、国道もなく、鉄軌道等もないということをよく言われます。しかし、最も隣接する近いJRは土山駅でございます。20年前にありました土山駅の区画整理事業も流れになり、そのまま現在では市民駅が改築されております。南側は整理され、利用されておりますけれども、北側は一部改修されたが、十分ではなく、稲美町の利用者の大部分が北側からの利用でございますので、現在、利用者のことを考えると心傷むものがあります。  そこでお尋ねいたします。  土山駅の稲美町の利用人数の推移は、どのようになっておりますか。利用者の利便性をどのように改善されたでしょうか。調査されておりますか。  それと、土山駅両関係市町の話し合いというのはなされているんでしょうか。  現在、また再開発の計画とか、そういうものはどうなっておりますか。全然情報が入ってきてないのかどうか。  それに関係して、朝夕の混雑の解消の動きは、国なり県なりも土山の交差点の辺りの状況はどういうふうになっておるのか、お尋ねをいたします。  続いて、稲美町農業振興計画についてお伺いをいたします。  稲美町は、昭和40年、岡地区に始まり、次々と県営の圃場整備を進めてまいりました。平成15年に印南地区が完了して、稲美町の1,400ヘクタール余りの農地が完全に整備されたわけでございます。  考えてみますと、かって私の住みます印東地区は、この時期になりますと、毎日のようにキャベツがトラックに積んで、何台も京阪神の方へ運び、市場へ出荷されておりました。また夏にはトマトも、多くのトマトが出荷され、産地として名を成しておりました。  また、カーネーション、バラ等も全国的な有名な時期もありました。  現在考えてみますと、キャベツ農家、トマト農家も減少し、カーネーションは生産はなくなっております。バラ農家も2、3件というところでございます。農業に携わってきたものとして、非常に寂しい思いで一杯でございます。  稲美町の方針としては、水稲を基幹作物としながら施設園芸、野菜類の栽培、畜産との複合経営を図るということを生産面の基本方針として掲げられておりますが、近年、直売所ができ、販売金額、数量、品種等で注目を集めておりますが、稲美町の基幹産業は農業と言われております。現在は、その農業に対してあまり明るい面が見られないのではないかと思います。大変心配する面もございます。  時代が大きく変わってきた今日、どういう農業振興計画をお持ちなのかをお尋ねいたします。  振興計画の主な柱、特徴はあるのか。計画達成状況は。その中で、新しい特産品の取り組みがあるのかどうか。現状ある主な特産品と言うんですかね、生産量、額の推移は上向いているのか下向いているのか、どういう、横ばいなのかね、どういうふうな状況なのか。  それと、農業が稲美町の基幹産業であると度々聞くんですけれども、基幹産業ということを言われる理由点が、どういう位置づけで基幹産業と言われているのかお答えを願います。  それと、恵まれた稲美町の都市近郊としての農業の有利性が十分発揮されてきているのかどうか、その辺のこともお尋ねいたします。  以上3点、よろしくお願いをいたします。
    ○議長(吉岡敏子)  大竹 正経営政策部長。 ○経営政策部長(大竹 正)  それでは、質問事項1、町の財政状況について、2項目お聞きされておりますけれども、まとめてお答えをさせていただきたいと思います。  町の財政状況につきましては、町のホームページに一般会計、特別会計の財政状況をはじめ、いろいろな角度からまとめた情報を詳しく公表してございます。  具体的に申し上げますと、ホームページのトップページの行政情報から入っていただき、財政状況を選んでいただきますと、当初予算、財政状況の概況、バランスシート、財政比較、歳出比較分析表、財政状況一覧表、財政健全化計画の公表の6項目について、これをクリックしていただけるとさらに詳しい説明が出てまいります。中でも、稲美町の財政状況の概況と財政比較、歳出比較分析表や財政健全化計画の公表に、過去の財政指標等の一覧を含め、表や円グラフ、折れ線グラフを用いてわかりやすく説明しております。一度、町のホームページで確認いただけると思います。  また、広報誌では当初予算を4月号で、決算報告を11月号で、円グラフ等を用いながらお知らせをしているところでございます。今後もよりわかりやすい公表に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○議長(吉岡敏子)  西澤秀勝地域整備部長。 ○地域整備部長(西澤秀勝)  それでは、2点目の土山駅からの利用ということでございますので、お答えしたいと思います。  まず1点目の利用人数の推移ということでございます。駅の利用人数の推移ですが、土山駅の利用はここ数年、毎年1、2%の増加傾向にあります。平成20年度では、JR西日本のデータによりますと、乗車人数512万2,000人、単純に乗車の方が降りられますということを考えますと、倍の1,024万4,000人の方が利用されておりますので、これを1日に換算いたしますと、約2万8,000人の方が乗り降りされております。  続きまして、利便性は改善されているかということでございます。この利便性の改善ということですが、駅の橋上化に併せまして、エレベータの設置、またエスカレーターの設置、また数台の乗降スペースなどがあり、改善されているものではないかというふうに思っております。  続きまして、関係市町の話し合いはあるということでございます。以前ございました土山周辺都市改造期成同盟会におきましては、平成18年11月21日をもって解散しておりますので、公式の話し合いについての場はございません。  続きまして、再開発計画ということで播磨町の計画でございますが、播磨町独自にですね、土山駅北地区都市活力再生拠点整備事業計画書を平成17年3月に作成しております。また、土山駅北地区まちづくり推進協議会や、土山第1街区市街地再開発準備組合などが立ち上がっておりますが、こういった事業には地域のまとまりが必要であるということでございまして、地域主導のまちづくりを目指しているということでございますが、なかなか前の方には進んでいないようでございます。  最後にですね、朝夕の混雑への対策ということでございます。稲美町からもたくさんの通勤通学ということで、土山駅を利用しておりますので、町といたしましても播磨町の推移を見て、できる限り協力できるものがございましたら、町民の利便性の向上、また朝夕の混雑の解消に繋がるというようなことがありましたら考えてみたいと、こういうように思っております。  以上でございます。 ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  それでは、3番目のご質問の稲美町農業振興計画についてでございます。  まず1点目の計画の主な柱は、特徴はでございます。それと、計画達成状況は、この2つについてお答えを申し上げたいと思います。  稲美町農業振興計画というものは、稲美町では策定しておりません。農地利用計画を定める稲美町農業振興地域整備計画の中では、振興の方向についても少しふれております。その柱として、まず、今後においても農業を基幹産業とするとし、農業生産、農業経営、土地利用についての方向性を示しております。また、計画につきましてはほぼ順調に達成しております。  3点目の新しい特産品への取り組みはでございますが、これにつきましては、日頃から農業振興協議会の中でも情報収集に努めております。これまで大麦やメロン等に取り組んでまいりましたが、今後は特に近隣に大消費圏を持つ稲美町の特性を活かしたものを研究してまいりたいと考えております。  4点目の現状の特産品の生産量、額の推移はでございますが、稲美町における特産品について、地方発送を行っているいなみのメロンの夏メロンを例として答えさせていただきます。  平成16年に兵庫県認証食品のひょうご安心ブランドに認証されてから、天候等により増減はありますが、全体的に見ますと生産量、販売額は伸びている傾向にあります。平成19年は2,911万5,000円、20年は3,848万4,000円、21年は4,016万4,000円となっております。そして、5点目の農業は稲美町の基幹産業と言われる理由はでございます。これにつきましては、この地球上に68億の人々が生活しており、栄養不足の人々が8億人とも10億人とも、そしてまた毎年900人もの人々が亡くなり、そのうち600万人が5歳未満とも言われており、このような中、わが国は60%もの食糧を輸入いたしております。食糧自給率の向上は、まずはそれぞれの責務かと考えております。  次に、安全で良質な食糧を供給し、そして水と緑に映える田園空間を創出する、さらには防災や環境保全機能など農業のもたらす住民への福祉ははかりしれないほど大きいものがございます。こうした考えのもと、わが町におきましては、古くからあくまで基幹産業として位置付けてきたものでございます。  6番目の都市近郊農業の有利性を十分発揮できているかでございますが、JA等の町内外の直売所や任意ショップへの出荷及び収穫体験等グリーンツーリズムへの取り組みが非常に大事なものであると考えております。その1つであるふぁーみんショップでは、昨年4億8,000万円を売り上げております。その他、農家個人も自分での直売や他の直売所、任意ショップ等への出荷にも努力されていますが、まだ都市近郊の有利性を十分発揮できたとまでは言えないと思われます。町内外での新たな直売所の確保、加工を加え、付加価値をつけるもの、グリーンツーリズムへの展開などがこれからの課題だと考えております。  以上でございます。 ○議長(吉岡敏子)  11番、植田眞一郎議員。 ○11番(植田眞一郎) (登壇)  大竹部長から、十分やっていると。今の公表の仕方で皆さん十分に理解され、それなりに評価は得ているというふうに、モニターとかそういうのはやられているんでしょうか。どういう感じをお持ちなんですか。まあ、これだけやっておったらもう十分であろうと。わかる人はわかっているだろうというようなことですか。どういうふうにお考えですか。 ○議長(吉岡敏子)  大竹 正経営政策部長。 ○経営政策部長(大竹 正)  モニター等はとってございません。広報なり町の財政状況を含めまして、町の行政指資料といいますのは、一般的にはホームページなり広報を通じて住民の皆様にお知らせをしていると。その中で、財政状況につきましても特に大切ですので、同じく広報なりホームページを通じてお知らせをしているというところでございます。まだまだ町民の皆様が見ていただいて、もう少しこういう点を改善すればいいのではないかと、そういう点がございましたら、また我々の方にもそういうことでお話をいただきましたら、また考えていきたいと思います。  また、昨年、議会の中からでも決算参考資料にこんな工夫をすればいいんではないですかというご提言いただきまして、事業の数を増やすなり、また内容の数字的なものを増やすなどしていろいろ工夫をしていっております。その点につきましても、今後とも工夫をしていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(吉岡敏子)  11番、植田眞一郎議員。 ○11番(植田眞一郎) (登壇)  私もホームページで見させていただいたんですけれども、最初、メニューが出た段階でですね、行政情報というところ、先ほどお話いただいたんですけど、あそこのとこに財政状況についてというのは、財政情報というところを作るべきじゃないかと思うんですけど、全国的にもいろいろ見ているとそういうこと、財政と行政とはちょっと分離して、探した場合、パッとそこへいけるんじゃないかと思うんですけれども、その辺はどうですか。 ○議長(吉岡敏子)  大竹 正経営政策部長。 ○経営政策部長(大竹 正)  行政情報からでも財政状況からでも、どちらから入れるような形で、より入り口を大きくするということで、そういう考え方で、また新しいホームページ今リニューアル、更新中、先やっておりますので、そのあたりにまた活かせていければなあというふうに思っております。 ○議長(吉岡敏子)  11番、植田眞一郎議員。 ○11番(植田眞一郎) (登壇)  単独ではちょっと無理なようなお言葉でしたんで、行政財政の情報ぐらいにしていただければいいんじゃないかと思います。行政と財政は、それは一緒のようでちょっと独特に分かれているような感じがいたしますので、それの方がメニューの段階ですぐそちらへ、財政の方へ入っていきたいと、いきやすいというふうに思います。  それと、あのホームページの中で、繰上償還した分について、近畿財務局の指導でこれを載せたというのがありましたらですね、それはどれとどれですか。 ○議長(吉岡敏子)  大竹 正経営政策部長。 ○経営政策部長(大竹 正)  それは、財政健全化計画でございます。繰上償還をする際には、財政健全化計画を立てて、それを住民の皆様に公表すること、これが条件になっております。それで載せてございます。 ○議長(吉岡敏子)  11番、植田眞一郎議員。 ○11番(植田眞一郎) (登壇)  そしたら、財政分析表は平成何年度、何年度というのはホームページにありましたですけれども、あれは自主的に、あれは何年ごろから載せられているんですかね。それと、あれホームページだけではなしに、やはり皆さんにより理解していただくという面では、広報なんかでも取り上げてはいかがかと思いますけれども、その点はどうですか。 ○議長(吉岡敏子)  大竹 正経営政策部長。 ○経営政策部長(大竹 正)  財政比較分析表はいつから、何年度からということはちょっとあれですけれども、最近こういう形で、色付きのわかりやすい円グラフ、折れ線グラフをつけて載せてございます。これにつきましても、これは、自主的に財政状況を町民の皆様にわかっていただきやすいような形でお知らせするということで自主的にやっております。  以上でございます。 ○議長(吉岡敏子)  11番、植田眞一郎議員。 ○11番(植田眞一郎) (登壇)  このホームページからいろいろ調べてみたんです。地方自治体の財政公表についてというのね。まあいろいろ出てきましたですけれどもその中で、県がやっているページでしたですけれども、県や市町村の財政状況についてご意見がありましたら自由にお書きくださいと。合計、これ800近いことがいろいろ一般の人から、これ埼玉ですけれども、埼玉県以外の方でも書き込まれております。  その中でいろいろ言われているのが、先ほど来私が思っております、やはり老人にもできるだけわかりやすく解説してもらえるようなとか、用語なども崩して誰でもわかるように説明してほしい。あまりに身近に感じないとかね。それとか、北海道のニセコ町のように、中学生でもわかるような予算書を各自治体にも心がけると社会も変わると思うと、もういろんなことが書いてあるんですけど。  まあ、キリがないんで、一般的に言いますとわかりにくい、近寄りにくいという感じをお持ちなんですけれども、それについてはどのように、再度になるかもわかりませんけれども、お考えですかね。公表する立場としてね。 ○議長(吉岡敏子)  大竹 正経営政策部長。 ○経営政策部長(大竹 正)  先ほど、この色刷りの財政比較分析表ですけれども、これは平成17年度から載せてございます。それと、先ほどちょっと言い忘れましたけども、広報等への周知でございますけれども、先ほど言いましたように予算、決算書につきましてはそれぞれの広報で2ページ、3ページということで、表紙開けていただきますと一番わかりやすいところに載せてございます。それで、ページ数をもっと増やすということも1つの方法なんですけれども、先ほど議員がおっしゃいましたそのとおり、数字が多いということで、非常に一般の方にはなかなか、この数字を理解していただくのはなかなか難しい点があろうかと思いますけれども、住民の皆さん、やはりしっかりとチェックといいましょうか、監視をしていただいておりまして、問い合わせ等もやっぱりございます。それにつきましては、その都度我々が文書でお答えするというような形で、そのきめ細かな対応をして、今やっているというような現状でございます。 ○議長(吉岡敏子)  11番、植田眞一郎議員。 ○11番(植田眞一郎) (登壇)  それとね、広報等でシリーズとして、町財政をよりわかりやすくするような、講座的なものをやってはどうかというようなことも書いてあったんですけど、その辺はどういうふうにお考えですか。 ○議長(吉岡敏子)  大竹 正経営政策部長。 ○経営政策部長(大竹 正)  財政状況を講座でシリーズでやっていけばというご提案でございます。これにつきましては、また今後研究、検討してまいりたいと思います。 ○議長(吉岡敏子)  11番、植田眞一郎議員。 ○11番(植田眞一郎) (登壇)  それと、時系列のデータが僕は必要ではないかという、単年度では健全である、まあ厳しい中でも健全であるということを言われ続けてきたんですけれども、時系列的なデータが、折れ線グラフとかいう、たいていされるのは住民1人当たりの円グラフが多いですわね。その重要な指標についての、10年スパンぐらいの折れ線グラフというのは、今のやつに出ておるんですか。 ○議長(吉岡敏子)  大竹 正経営政策部長。 ○経営政策部長(大竹 正)  平成14年度からの財政指標指数等について載せてございます。 ○議長(吉岡敏子)  11番、植田眞一郎議員。 ○11番(植田眞一郎) (登壇)  それについては、後ほど確認をさせていただきたいと思います。  それと、もう1つですけれども、県内の市町村の財政状況、他の市町と比べるための指標、たくさんホームページに載せていると思うんですけれども、その辺のリンクを載せるつもりはないですかね。兵庫県の市町村の財政状況等を公表しましたわね、県が。それ、中央振興会ですかね。そこへのリンク、町の財政を見られている方からそこへリンクすることができるような方法は考えておられますか。どういうお考えですかね。 ○議長(吉岡敏子)  大竹 正経営政策部長。 ○経営政策部長(大竹 正)  このリンクにつきましては、財政状況だけではなしに、町のホームページからその他の機関に対するリンク全般について、今検討しておるところでございます。よりわかりやすくなるような形で、リンクについても基準を決めていこうということで、今取り組んでおるところでございます。 ○議長(吉岡敏子)  11番、植田眞一郎議員。 ○11番(植田眞一郎) (登壇)  これはね、北島と書いているんですけれども、やはりわが町の財政状況の公表のとこでですね、一番最後に財政状況のリンクで、全国の自治体における決算状況、決算カード、それと、これ徳島になるんでしょうけど、徳島市町の財政状況、徳島のあそこへリンクを、財政状況の説明をした後でリンク先、それとわかりやすい財政状況についても、ホームページの中で説明をしているような状況ですので、ぜひとも来年4月からそういう状況になるならばですね、ぜひ改良をしていただきたいと思います。  それと、もう1つですけれども、地方行革を考えるシンポジウムというのが19年の1月に行われておるんですけど、その中で、パネルディスカッションの中でですね、平塚というNPOのマチコさんという方ですけれども、自治体の情報は住民に相当程度公開されています。しかし、情報があったとしても、それと自分との関係がよくつかめない。ですから、住民の方が自分たちの住んでいる自治体の情報にもっと関心を持てるような情報提供の仕方を工夫することが、まず大事だと思いますと言われまして、それとまた関西大学の大学院の林教授はですね、自治体のいろんな財政情報や行政評価の結果などは確かに公表されています。しかし、それを一般の市民が見てわからないわけです。他の自治体と同じ基準で比較できる形で、市民にわかりやすい情報を流しなさいということですね。ぜひ情報公開の時代でもありますし、インターネットのホームページも改良されると言っておりますので、この際、努力をしていただいて、稲美町行政がより住民が身近に感じていただけるように。  我々も数字ばっかり見ていっても、もうひとつ理解ができにくい。町はどういう方向へ向かっているかというのはやっぱり折れ線グラフとかトレンド的なものでないとわかりにくいと思います。ぜひご努力をいただきたいと思います。  次に土山駅ですかね。  まあ、利用者をお聞きしたんですけれども、これ駅全体の利用者、稲美町からの利用者というのは、調査したこともなければ、わかるんですか。 ○議長(吉岡敏子)  西澤秀勝地域整備部長。 ○地域整備部長(西澤秀勝)  これについてはですね、駅全体ということで今お答えさせていただきました。そして、駅のどちら側へ出るかと、こういう数字は、この約半数ですね、半数が北側、半数が南側と、こういう数字だけはつかんでおります。  以上でございます。 ○議長(吉岡敏子)  11番、植田眞一郎議員。 ○11番(植田眞一郎) (登壇)  稲美町は、先ほども申しましたように駅がないと言われております。それで、唯一身近な駅が土山駅でございます。そして、その利用者が、町内の利用者が的確に行政としてつかめてないというのはちょっと残念に思うわけでございます。調査をぜひやって、人数を数えることはできないかもわかりませんけれども、それなりの分析方法があるのではないかというふうに思うわけでございます。ぜひお願いをいたしたいと思います。  その点はどうですか。 ○議長(吉岡敏子)  西澤秀勝地域整備部長。 ○地域整備部長(西澤秀勝)  それについてはですね、そういう必要が生じた時にはやはり調査をしてみたいと思うんですが、駅というようなことですので、あらゆる方面から入ってくるということで、いわゆる方向の部分については調査ができるんじゃないかと思うんですが、各個人、あなたはどこですかと、そこまでは若干難しいのじゃないかなと、こういうように思います。 ○議長(吉岡敏子)  11番、植田眞一郎議員。 ○11番(植田眞一郎) (登壇)  まあ、それと駅の利便性の改善ですけれども、エレベーターができたり、まあ駅まで着いてしまえば割と便利になっていると思うんですけれども、この駅の改築にですね、稲美町はどういう形で関与できたのか、全然もう無視されたのか、出資はあったのか、なかったのか、ご相談はどういうことで関与できたのでしょうか。 ○議長(吉岡敏子)  西澤秀勝地域整備部長。 ○地域整備部長(西澤秀勝)  これについてはですね、私らも断片的な情報しか得ておりませんでした。特に橋梁化については播磨町と、そしてまた播磨町の、いわゆる播磨町側にロータリー等々ですね、そういう情報しか入れておりませんでしたので、そして、我々が申し入れたのは、やはり稲美町側にもですね、いわゆる北側も便利になるようにということでは当然播磨町、またこういう会議の時には申しておりましたので、その点に関して、やはりエスカレーター、エレベーターも北側にも付けたんじゃないかと、こういうようには思っておるところでございます。 ○議長(吉岡敏子)  11番、植田眞一郎議員。 ○11番(植田眞一郎) (登壇)  そうしますと、この問題については土木の方で対応されたとさせていただいてよろしいでしょうかね。  あまり具体的に土山駅の改造には関わっていなかったというようになると思うんですけれども、会議のオブザーバーでもいいから傍聴させてほしいとか、そういう積極的な動きというのはされなかったんでしょうか。総務の方は全然動きはなかったんですか。 ○議長(吉岡敏子)  西澤秀勝地域整備部長。 ○地域整備部長(西澤秀勝)  今先ほどお答えしたとおりでございまして、情報提供を受けて、情報はこういうふうなことでということで、正式な会議等には出ておりません。 ○議長(吉岡敏子)  11番、植田眞一郎議員。 ○11番(植田眞一郎) (登壇)  出資金も分担金というか、土地がないから何もなかったということかもわかりません。  それで、その中でですね、今関係市町の話し合いも何もないということですけれども、稲美町、まあわかりませんけれども、稲美町を除いた関係市町の定期的な話し合いとか、駅での話し合いとか、そういうものはあるんですか、今。そういうのは情報もご存じないですか。 ○議長(吉岡敏子)  西澤秀勝地域整備部長。 ○地域整備部長(西澤秀勝)  これについてはですね、各やはり都市計画の担当レベルではですね、当然仕事等でありますので、私らもそこら辺の情報で、駅北の整区画整理がどうなっているかとか、そういう話をしておりますので、この正式な部分については聞いておりません。 ○議長(吉岡敏子)  11番、植田眞一郎議員。 ○11番(植田眞一郎) (登壇)  そしたら部長、その正式な情報を得るには、誰がどういうふうに動けばよろしいんでしょうか。そしてまた、正式な状況というのは我々に知らせてもらうにはどういうような方法があるんでしょうか、わかりましたらお願いをいたしたいと思います。 ○議長(吉岡敏子)  西澤秀勝地域整備部長。 ○地域整備部長(西澤秀勝)  やはり、今駅、また北側についてはですね、これ播磨町の区域ですので、播磨町が主体にやっていると。こういうことで、我々は播磨町の情報で、この北側の広場はどうなっているかということで情報を得ていますので、それでですね、この北側の広場が、広場といいますか北側の回廊等がですね、前に行くようにということでは播磨町には言うておるんですが、なかなか住民のご意見が多々あるということで、前にはいってないと、こういうことでございます。 ○議長(吉岡敏子)  11番、植田眞一郎議員。 ○11番(植田眞一郎) (登壇)  前にいってないというのはわかるんですけれども、ぜひですね、稲美町の鉄軌道を利用される大部分の方が土山駅から利用されるわけです。で、サラリーマンの方がそこから多くの、町に税収もあるわけでございますので、具体的に何ら駐輪場を設けたり、駐車場を設けたり、稲美町は何もしてないわけですけれども、今後においては、やはりそれなりの何らかの努力のあとを残せるような状況をぜひ願いたいというふうに思います。  回答ありましたら。 ○議長(吉岡敏子)  西澤秀勝地域整備部長。 ○地域整備部長(西澤秀勝)  先ほどのですね、播磨町の状況ということで、播磨町が前に行き出しましたら我々が、本当にできることがありましたらということで申しておりますので、できることがありましたら、当然ですね、させていただきたいと、こういうように思っておるのが現実でございます。
     以上でございます。 ○議長(吉岡敏子)  11番、植田眞一郎議員。 ○11番(植田眞一郎) (登壇)  まあ、たまたま近くに利用する駅の所在が稲美町にないということで、積極的な行動が出れない、意見が述べられない、何もできないということは非常に残念なので、何らかの方法でね、町民に何らかの形で還元できるような方法をぜひ、土木だけではなしに総務の方でもお考えを願いたいというふうに思います。  続いて、農業振興計画についてでございますけれども、振興計画、部長なかったですか。多分あったと思うんですけどね。長い間出されてないことは事実ですけれども、これはどういうふうな形で本来つくるものなんですか。 ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  まずは、農業の振興につきましては、総合計画の方でですね、基本的なことを定めて、それの目標に沿ってですね、個々実行していく計画、そういったものにつきまして作る場合と、私どもの方につきましては、個々このめまぐるしい動き、そういったものに対応する、速やかに、迅速に対応するのと柔軟に対応するために、常に申し上げておるところでございますが、農業振興協議会といった組織でもってですね、関係機関、関係農業者、そういったものも含めまして、広い角度からの計画、1つ1つの計画が、その時点時点で考えていこうという形で、今進めておるところでございます。  この進め方がどうこうということについては、またいろんな議論があろうかと思いますが、今のところにつきましては、この考え方でもって進めさせていただいておるところでございます。 ○議長(吉岡敏子)  11番、植田眞一郎議員。 ○11番(植田眞一郎) (登壇)  そもそもね、稲美町の農地というのは全部農業振興地域でしょう。それ外すには、その権限というのは行政が握ってて、そのところに何をどういう計画をするかというのは明確に示せない、それじゃちょっとおかしいんじゃないですか。そりゃ短期的にレスポンスがいいようにということかもしれませんけれども、それでは生産額もこれ落ちる傾向に、まっすぐに進めないじゃないですか。これやったらこっちにパッパッと変われるために協議会を使うということでしょう。それとしたら、振興促進審議会、あれとの関係はどうなっておるんですか。 ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  農業促進振興協議会につきましても、農業振興協議会とほぼ同じ形で一緒に平行して進めてございます。いずれも基本的には同一に近い形として、組織で一緒に進めておりますので、町の農業につきましては全体的に、総合的な考え方で進めておるところでございます。  ご存じのように、転作等につきましては、ころころ年々変わってまいりますので、いろんな形で、その都度その都度スピーディーな対応をしなきゃなりませんし、そういった形でとらえておるものでございます。  で、先ほどご説明申し上げましたが、農業振興地域整備計画という中でですね、1つの農業地の利用についてという形の考え方でですね、触れております。それに沿って、基本的にはそれに沿って動いておるところでございます。ですから、そういうふうにご理解いただけましたらというふうに思います。 ○議長(吉岡敏子)  11番、植田眞一郎議員。 ○11番(植田眞一郎) (登壇)  協議会と審議会は平行しているもので大差はないように言われましたですけれども、審議会の方は、すぐ簡単に会議開けないでしょう。協議会はもう毎月やられていますけど、その辺をどういうふうにお考えなんですか。それ、審議会が最終的に開かれたのはいつですか。どういう議題で開かれていますか。 ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  審議会につきましてはですね、今おっしゃられた振興協議会等でいろいろ議論しているわけでございますが、大きく転換する場合とか、そういった形の時に開催させていただいておるところでございます。今回も、また大きな転換を見るだろうという、今後ですね、近くですね、転換を見るだろうというふうに思っております。その時には、その手続きをとらせていただかなきゃならないというふうには思っております。  ちょっと今手元に、最近開いた日については持ってございません。 ○議長(吉岡敏子)  11番、植田眞一郎議員。 ○11番(植田眞一郎) (登壇)  審議会の方はね、多分町の重要な農業施策についてね、町長の諮問を受けて開くというふうになっておるんです。だから、町長もかなり農業に力を入れられていると思うんですけども、この3年近く何も具体的に諮問されてないわけですけれども、今後はどういう、何か諮問されるお気持ちかなんかおありでしょうか。ちょっとお聞きします。 ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  この度の、今国の方の動きが大変めまぐるしいものがございまして、これが一定の方向に落ち着いて、国が発表をされましたらですね、私どもの方につきましては、そのことについて、今後のあり方について諮問をしてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(吉岡敏子)  11番、植田眞一郎議員。 ○11番(植田眞一郎) (登壇)  ぜひですね、振興計画、総合計画の中で、基本構想、基本計画、その中でうたわれているものに沿って基本計画ができるのか。県の基本計画もあるでしょう、農業に対する振興基本計画かな、東播地区の。それに基づいて、やはり稲美町もある程度の線の引ける、あまり変わらんような、転作が変わるのは数字だけでしょう。転作の方向というのはそう変わらんと思いますけどね。  その辺を十分加味した中で、やはり稲美町農業を考えていかないと、ますますぶれて、これ生産量が落ちていく。具体的にちゃんと文章化せんといかんと思いますけれども。早急にやっぱり振興計画なりそういうものをね、町長の諮問のもとにつくっていただきたいと思います。農業委員会の方も、農政部会等もありますので、ぜひお願いしたいと思いますよ。今まで農業圃場整備のために町も莫大な金額投入してきておりますし、全然農業投資は回収ができてないと思うんですよね。一般の方も、やはり圃場整備等、外からの農外収入で支払われてる方も大分あると思うんですよ。それを何とかね、基幹産業の意味は財政的な意味じゃないということはわかりましたですけれども、ぜひやはり何らかの形でそれができるように努力、もうかる農業も当初出ていましたですけれども、お願いいたしまして、終わります。 ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  まあ、大きく変わっておるということで、転作等ということでおっしゃられましたんですが、例えば麦作ひとつにしましてもこの変わり方によってですね、今後の進行する方針が大きく変わる可能性もございます。そういったことで、大変な今回は変更になろうかというふうに思いますので、慎重に研究してまいりたいと。  それと、投資した経費は相当大きなものでございますが、それを十分ですね、先ほど申し上げた、あくまで基幹産業とする理由の中に大きな目的もございますが、農家側にとってはですね、それだけでは足りないわけでございますから、それが農家さんにとっても還元できるような施策を、今後努力して、研究してまいりたいというふうに思っています。 ○議長(吉岡敏子)  以上で、11番、植田眞一郎議員の一般質問を終結いたします。  しばらく休憩いたします。               休 憩 午後 3時02分              ……………………………………               再 開 午後 3時12分 ○議長(吉岡敏子)  休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。  次に、14番、藤本 操議員。 ○14番(藤本 操) (登壇)  それでは、最後になりますけれども、通告に従い質問してまいりたいと思います。  まず1点目はですね、庁舎開放と住民票等の自動交付機導入による住民サービスについてであります。  沖縄県の浦添市では、20時までは庁舎を市民に開放しております。そして、住民票等の自動交付機による住民サービスが7時30分から20時。まあ、一年中ではなしに12月29日から1月3日を除く毎日、7時半から20時のサービスはなされております。1通が200円でございます。  そこでお尋ねをいたします。  稲美町も庁舎を町民に開放されてはいかがでしょうか。  2つ目は、住民票等の自動交付機導入して、住民サービスを同じく7時半から20時まで、一年中、通年稼動はいかがでしょうか。  3つ目、平成20年10月1日から21年9月30日まで、1年間の諸証明手数科の値上げによる差額収入、歳入はいくらでしたか。  質問2、特産品についてであります。  沖縄県読谷村では、紅いもで年商30億円から35億円です。稲美町は、平成20年度大豆栽培面積を拡大、収穫した大豆で稲美町産の豆腐や加工品等を作り、特産品化、地産地消をめざすと、平成20年度の目玉としてアドバルーンが上がりました。  そこで、1、平成20年度・21年度の栽培面積の実績をお伺いいたします。  2、豆腐や加工品等特産品化の状況をお伺いいたします。  3つ、町内の経済的効果は何億円ぐらいを考えられて、このようなことを、特産品を考えているのかお伺いをいたします。  3つ目です。小中学校の防犯対策事業についてであります。  事業概要としては、小学校はインターホンと防犯カメラ及び電磁錠設置。このシステムは、職員室等の校門から離れた場所において、来訪者を監視モニターによって認識し、遠隔操作により施錠・解錠を行なう。不審者の侵入を防止し、学校の安全確保を図ることを目的とする。中学校は、防犯カメラと赤外線センサーを設置。稲美中学校は防犯カメラ6台、センサー4箇所設置。稲美北中学校は、防犯カメラ4台、スピーカー付センサーを2箇所設置。録画日数は、高画質で約30日分録画可能機器が設置されていますが、これらの機器のスイッチが入れられておりません。委員会調査でも明らかになりました。事業費として工事代金・機器代金を含み、6年リースでありました。1,122万5,088円がということであります。1年間に直すと、リース費用は187万848円であります。  そこでお尋ねをいたします。  機器のスイッチが切ってあるんですから、まったく不要です。機器の撤去か、機器の対応する要員を配置をするか、どちらかでありますが、いかがですか。  2、機器の設置にあたり、機器の内容等について現場説明会、対象者を含みですね、なされましたか。いかがですか。  3つ目、小中学校の学校生活において、児童や生徒の安全を守るためには、校内の自転車置き場までの通路のデコボコが、何日も前の雨水が溜っているほどひどく危ない。早期整備して、生徒の安全確保が必要です。いかがですか。  4番目。幼稚園の安全はということです。  突然の不審者の侵入に、2、3人の先生で、50人の園児が、幼い命が守られますか。5園分の用務員さんの賃金が、平成18年度では319万円、19年度は337万円、20年度は176.6万円、21年度は186.3万円でありました。平成20年度から5人の用務員賃金が半額になっているのです。  そこで、1番。せめて園児が園にいる時は、用務員さんがいらっしゃる環境にすべきです。元に戻すべきです。今まで園児が園にいる時、用務員さんの配置がなされていました。いかがですか。前回、その質問に対して答弁がありました。勤務内容等、それらの時間の関係を検討した上で適切に配置したいと考えていますとの答弁がありました。その検討結果はいかがでしたか。  5、清掃センターの継続に伴う周辺対策等についてであります。清掃センターの継続に伴う周辺対策等について、覚書が8月18日に稲美町と池ノ内自治会、北新田自治会と交換されています。そして、9月の議会に、突然補正予算で公会堂の建て替え、また木の伐採、草刈機等、小出し提案をなされました。全体事業の提示はありませんでした。  そうこうしていると、11月13日に生活産業建設常任委員会で、池ノ内自治会周辺対策の概要として、公会堂のリニューアル、ふれあい広場の整備、消防施設の整備、青野池の整備、加古大溝の整備、農業用排水路の整備、農道の整備。北新田自治会周辺対策の概要といたしまして、公会堂の新築、消防ポンプ庫の新築、ふれあい広場の整備、竹谷地の環境整備、木の伐採・草刈機を購入、ごみステーションの整備、清掃センター進入路の整備美化対策、搬入ルートの追加、パッカー車通行道路の整備。周辺対策のことの委員会の提示があって、その中でも、私傍聴していた中で、野村町内には金銭的な750万円、今回は協議中の答弁をされておりました。全体の概算予算はどのぐらいですかということに対して、一向に示されなかったんです。  そこでお尋ねをしたいと思います。  9月議会補正予算で、竹谷池堤防の、池の土手なんですけど、木の伐採費が500万円、池の堤防が雑木林化、歩くこともできないほどの状況であります。木の伐採をすると、堤防がパイピングする、木を伐採するとはびこっていた根が腐り、それだけの大きな木になっております。根が腐り、空洞化しないのか。そこら辺の専門的なお考えはどうなんでしょうか。  2、今までの竹谷池の管理はどうだったのですか。そこまでに酷くなっておりますので、どうだったのですか。  3、覚書並びに周辺対策の概要が、具体的に述べながら、何故全体の概算予算が示されないのか。  4、対応予定年度が、委員会に出されているのを見ると、平成21年、22年、23年以降となっています。しかも、個々詳細になっていながら、なぜ個々の概算予算が示されないのですか、いかがですかということです。  6番目。子育て支援についてであります。  公共施設に、一部いろいろなされているんですが、公共施設トイレにですね、ベビーキープ、ベビーシート、女子トイレの中に幼児用の小便器の設置はいかがですか。  7番目。学校給食についてであります。  平成20年9月議会、一般質問で安全問題等をお聞きしている中の一つであります、給食費についてお尋ねをいたします。  平成20年度4月に学校給食費を値上げをしたのは、県下で3市町だけでした。それは物価の高騰の理由であります。学校給食費が県下2番目に高くなってしまいました。しかも春休み寸前に、説明もなく通知だけで値上げをしました。であるならば、ゆるやかなデフレです。即刻物価の高騰で値上げをしたのであれば、学校給食費を即刻値下げをするのが当たり前ではないでしょうか。いかがですか。  以上、質問をよろしくお願いいたします。 ○議長(吉岡敏子)  大竹 正経営政策部長。 ○経営政策部長(大竹 正)  それでは、1点目の質問事項の中の1番目、庁舎開放についてお答えをいたします。  浦添市にお聞きをしますと、庁舎1階の一角に住民票等の自動交付機を設置しているので、自動交付機を利用される市民のために、必要な、限られたスペースについてのみロビーを開放しているということでございました。稲美町は、セキュリティーの関係から、庁舎の開放を今のところ考えてございません。  以上です。 ○議長(吉岡敏子)  福井宣司健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井宣司)  2点目の、住民票の自動交付機の導入につきましては、自動交付機で行う費用及び効果等も検討した結果、現在実施しております日曜窓口サービスで対応させていただいております。日曜窓口サービスでは、自動交付機でも行える住民票、印鑑証明の発行だけでなく、印鑑登録、戸籍謄抄本の交付及び町税の納付、納税相談等の人的サービスも行っており、今後も日曜サービスで対応したいと考えております。  それと、6点目の子育て支援について、先にお答えさせていただきます。  すみません、3番目の諸証明手数料の差額ですが、約270万円でございます。  6点目の子育て支援につきまして、公共施設のトイレにベビーキープ、ベビーシート、女子トイレに幼児用小便器の設置の件でございます。  稲美町の公共施設に設置しております子育て関連のトイレ設備については、ベビーシートが7施設8箇所、ベビーキープが2施設3箇所、幼児用小便器が1施設1箇所でございます。今後の設置につきましては、施設の改修などの機会に、必要な設備を精査しながら対応してまいりたいと考えております。 ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  それでは、ご質問の2番目の特産品についてお答えいたします。  まず1点目の平成20年度、21年度の大豆の栽培面積の実績はでございますが、20年度の白大豆につきましては3.2ヘクタール、黒大豆は1.6ヘクタール、合わせますと4.8ヘクタールでございます。平成21年度はそれぞれ3.6ヘクタール、3.2ヘクタールで、合計6.8ヘクタールとなってございます。  2点目の豆腐や加工品等の特産品化の状況についてでございますが、JA兵庫南の旧天満Aコープ店舗内に、豆腐加工所が設置され、現在、販売に向け調整中でございます。  また、味噌につきましては、すでにJA女性会や町内の味噌加工業者等で加工販売されておるところでございます。  3点目の町内の経済効果についてでございますが、これにつきましては、特に目標金額を定めておるものではございません。また、今、豆腐の加工等につきましては、実証中でございます。  続きまして、5番目の清掃センターの継続に伴う周辺対策についてでございます。  これにつきましては、すでに申し上げておりますが、3月30日に協定を締結いただきました。そして、8月に覚え書きを交わすこととなったということにつきましては、ご報告申し上げたところでございます。地元の皆様には、当方の再度の協定不履行にも関わりませずですね、ご理解をいただいてですね、そして周辺対策については、全く内容の条件とするということではなくて、後に協議をしようということで、3月30日にはそういった過去のいろんな怒りがあろうかと思うわけでございますが、それをおして協定に締結をいただいたところでございます。あれほどの裏切った、この稲美町をですね、ここまで信頼をしていただいて、そのことが私どもの方については、今まで役場に入ってですね、こういうふうな住民の暖かい理解が、まったくこれまでなかったわけでございます。いろんなものが、いろんな心温まるようなものはたくさんございましたが、今回ほどのことは、これまで経験したことがございませんでした。お礼の言葉が見当たらないというところでございます。  町としては、二度と裏切ることのないよう全力で対処してまいりたい。今後は、住民の視点で、また地元の視点で、適切妥当な考えで地元と協議を進めてまいりたいというふうに思っております。そして、今ご質問いだたいております質問の内容に、9月議会において補正予算で公会堂の建て替えを提案したとのことでありますが、9月定例議会に提案いたしましたのは、公会堂の建て替えではなく、池ノ内公会堂に係る外壁の塗装、空調設備などリニューアルのための補正予算でございます。  中で、質問要旨の1点目でございます。  竹谷水利委員会は防災のため、池の水位を満水位より1.5メートルほど低く抑えて管理しております。問題のある木の根が存在する高さには達しておらず、現在のところ漏水の危険性はないと判断いたしております。  2点目の、今までの竹谷池の管理はどうだったのかということでございますが、これにつきましては竹谷水利委員会にお聞きしましたところ、洪水吐及び取水施設周りの維持管理はされておられたとのことでございます。  3番目の覚え書き並びに周辺対策の概要が具体的に述べながら、なぜ全体の概算予算が示されないのか、4点目の対応予定年度が平成21年、22年、23年以降となっている。なぜここの概算が示されないのかということでございますが、昨日の木村議員からのご質問にもお答えさせていただきましたが、周辺対策の総額は、先ほども申しましたが、今後、項目ごとに規模、構造、仕様など、詳細について地元自治会と協議の上、設計や入札などを経て決まってくるところでございます。曖昧な予測数字を申し上げますと、後にトラブルが予想されますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(吉岡敏子)  藤本泰利教育政策部長。 ○教育政策部長(藤本泰利)  それでは、私から3点目と、それから4点目、7点目についてお答えをしたいと思います。  まず、小中学校の防犯対策事業について。  まず、中学校の防犯カメラ等につきまして撤去、または対応要員を配置したらどうかというご提案でございますけれども、中学校の防犯対策につきましては、生徒の安全な学校生活を守るために防犯システムを導入したものでございまして、学校への不審者の侵入に対して防犯カメラで監視を行っております。設置後、実際に不審人物を退去させたという事例もあり、学校からその効果は十分あるとの報告を受けております。  また、このシステムには録画による優れたモニターチェック機能がございますので、過去の事案解決やら侵入抑止にも効果があるものと思っております。その使用方法については、学校とも相談しながら、現在マニュアル化を図っているところでございます。今後、さらに有効活用ができるように指導してまいりたいと思います。  したがいまして、ご提案の機器の撤去、対応要員の配置というものは考えてございません。  説明を行ったかということでございますが、防犯システムの設置に当たりましては、業者を交えて学校にも詳しく説明をいたしております。また、機器の取扱い等につきましても説明をいたしております。今後もさらに操作の習熟度を高めて、機器に精通させ、生徒の安全に万全を期してまいりたいと、このように考えております。  水溜まりの件でございますが、校内の水溜まりなど環境整備につきましては、対策を検討してまいりたいと考えております。
     幼稚園の安全についてでございます。  まず1点目の、園の安全につきましては、昨年の9月議会から、これで10回目の答弁をさせていただくことになりますが、安全対策のために防犯設備を整えており、緊急事態にも対応できるようにしております。園内での園児を守る環境づくりについては、用務員の勤務内容には入っておりませんので、ここで重ねて申し上げておきます。  2点目の検討結果はとのご質問でございますけれども、平成21年9月11日の215回の定例会で、私の答弁は、「用務員の賃金については、勤務内容と時間の関係を検討した結果でございます」このように申し上げております。つきまして、検討するとは申しておりません。  最後に、学校給食費の値下げでございます。  この件につきましては、給食費は平成20年4月から225円を250円に値上げをさせていただきました。当時、石油価格の上昇による物価の高騰があり、稲美町の給食の質を維持するのが困難な状況に至りましたので、やむなく値上げの選択をいたしました。現在、給食の方は順調にいっておりますので、給食費の改定は現在考えておりません。  以上でございます。 ○議長(吉岡敏子)  14番、藤本 操議員。 ○14番(藤本 操) (登壇)  それでは、庁舎開放と住民の1番目からしてまいりますが、まず、総務の方から言われたんは、ロビーの開放だけだということを言われましたね。これはね、屋上まで全部開放しているんですよ。私、現地へ見に行ってきまして、実際にちゃんと教えていただきました。そして、なぜ、私が言いたいのは、税金で建てられたものでしょう、この庁舎自身は。違うんですか。どうなんですか。 ○議長(吉岡敏子)  大竹 正経営政策部長。 ○経営政策部長(大竹 正)  税金で建てたものでございます。 ○議長(吉岡敏子)  14番、藤本 操議員。 ○14番(藤本 操) (登壇)  あのね、住民の方によって、税金でこの庁舎自身が建ちました。で、トップの考えで、この庁舎自身は5時半か6時かぐらいになったら出入りまでチェックしていく、シャットアウトしてしまう、その考えはどうなんです。どうなんですか。 ○議長(吉岡敏子)  大竹 正経営政策部長。 ○経営政策部長(大竹 正)  庁舎のセキュリティーの関係で、そのために万全を期しているということでございます。 ○議長(吉岡敏子)  14番、藤本 操議員。 ○14番(藤本 操) (登壇)  セキュリティーと言われるけれど、住民を信頼してないんですか。どうなんですか。 ○議長(吉岡敏子)  大竹 正経営政策部長。 ○経営政策部長(大竹 正)  住民を信頼するとかしないとか、そういう問題ではございません。あくまでもセキュリティーの問題です。 ○議長(吉岡敏子)  14番、藤本 操議員。 ○14番(藤本 操) (登壇)  それでは、今まで開放していたけれど、それ自身に何か事件があったんですか。 ○議長(吉岡敏子)  大竹 正経営政策部長。 ○経営政策部長(大竹 正)  今までも開放はしておりません。そのセキュリティーをより厳格にしただけのことでございます。 ○議長(吉岡敏子)  14番、藤本 操議員。 ○14番(藤本 操) (登壇)  あのね、自分たちが、自分たちの中で起きたファックスのこととか、そういうようなことは一切に、そういうことが明らかにせずに、ちゃんともらった人が誰から送ってきたとはっきりわかっているんでしょう。なぜそれまでも調べないで、ただ、そういう一部のことがあったことによって、全ての住民に対して開放しない。庁舎開放してですね、屋上まで行って、自分たちの町を眺めたり、いろいろしているんやということも私、行政視察行った時にも言われましたよ。なぜそんなことができないんですか。 ○議長(吉岡敏子)  大竹 正経営政策部長。 ○経営政策部長(大竹 正)  何回も申しております。セキュリティーのためです。 ○議長(吉岡敏子)  14番、藤本 操議員。 ○14番(藤本 操) (登壇)  そのように一点張りで言われるんだったら何も進展はないですので、次にいかせてもらいますけど、また住民の皆さんにお知らせをさせていただきます。  その中でですね、今、自動交付機の関係ですね。これについてですね、今まあ日曜サービスでなされているけれど、この7時半から8時というのが、出勤前とか、またいつでも会社帰りにそういうようなことの証明書、戸籍の分と印鑑の分がなされていて、そして、窓口へした場合は1件扱うのにだいたい10分かかるんですよと。しかし、そうじゃなしに機械でしたら2分程度だと、そういうような方で、若い人も機械の方がいい人は選択をされているんですね。そういうやつが全く利用されてないのかということであればね、あえて私もこういうような導入云々は言いませんけれど、実際に使用率がですね、ここの浦添市の分ですけれど、全体のこの住民票、謄本、抄本については、全体の36%が機械を使って、そういう証明書をいただいている。そしたら、印鑑証明については、もっと多くて64%のそういうような稼働をしているわけなんですね。だから、そういった意味で、非常に急いだり、自分が選択肢としてそういう、この自動の分について利用されている場合があるんですよ。で、今2台置いているんですけれど、もう1台を大型スーパーとかそういう所に置いて、買い物に行った時でも使える、そういうものにしていこうというね、より住民サービスのためには必死に考えてね、なされているんです。このパーセントからいってね、私はパーセントが悪かったらどうやこうや言いませんよ。しかし、これだけの利用率がある中で、なぜ頭からどうのこうのいうことはないでしょう。考えたらどうでしょうか。住民のために、よりサービスを向上していただくために、ぜひとも大型スーパーとか庁舎で、7時半とか8時までに、そういうような機械の導入をされていってはいかがでしょうかということを、お答え、もう一度聞かせていただきます。 ○議長(吉岡敏子)  福井宣司健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井宣司)  先ほど申し上げましたとおりですね、費用対効果も考えまして、稲美町に一番合ったものということで、今現在日曜サービスを実行しているわけでございます。非常に皆さんが喜んでおられるということでございますので、その辺ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(吉岡敏子)  14番、藤本 操議員。 ○14番(藤本 操) (登壇)  日曜日の分だけでね、それは一つの大きなサービスを、今までよりも改善されて、住民の皆さん喜んでいらっしゃると、今言われたでしょう。そのように、こういうような導入によって、費用対効果とかどうのこうのいう問題よりも、こういう分について、やらなくてはならないことはやっていく、サービスをね。いらん、無駄なとこへ使っているじゃないですか、たくさん。それをちゃんと住民サービスの方にお金を回してあげてくださいよ。それで、お金ないない言うて9,600万円も貯めておいてから、何を言うておるんですか。 ○議長(吉岡敏子)  福井宣司健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井宣司)  この日曜サービス以外にですね、平日の夜に住民票を交付する、電話予約による住民票の交付も行っております。どうしても来られない方は、平日にお電話で予約いただきましたら、夜、平日は5時半から9時まで、休日は午前8時半から夜9時まで、宿直室へ交付するような交付も行っております。この日曜サービスをしてからはですね、この件数も非常に減ってきているのは現状でございます。  そういうことで、日曜サービスの効果が非常に大きかったということでございますので、その辺ご報告しておきます。 ○議長(吉岡敏子)  14番、藤本 操議員。 ○14番(藤本 操) (登壇)  あのね、この私、今パーセント言ったように、こういう朝の7時半から8時の間に、庁舎が8時半から今17時なんぼなんですけれど、その間にね、行って、用事が済ませて、で、明くる日提出するとか、いろんなことができるんですよ、その部分がね。そういう即効性があるから、この分に、日曜サービス以上にそういうようなことのサービスが提供されるから、こういうようなことの導入を一度考えていかれてはどうでしょうかということを言っているんですけど、どうでしょうか。 ○議長(吉岡敏子)  福井宣司健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井宣司)  現在、今言いましたサービスを行っておりますので、これで住民の方に、さらに日曜サービスが充実するように、来ていただいてですね、サービスを受けていただきたいということでPRをしていきたいと思っております。 ○議長(吉岡敏子)  14番、藤本 操議員。 ○14番(藤本 操) (登壇)  もうこれ以上は言えませんので、ちょっと時間の配分がありますんで、一言だけ言うておきますけど、実際に浦添市でも同じことです。あなた方が、そんなんはいいと、費用対効果とかなんとか言われます。議会もそんなもんいいやないかと、こういうお話でしたと。しかし、トップの人の強力なるリーダーシップによって導入されましたということを言われておりました。  最後になりましたけど、そのことを申し上げます。いかにして、トップリーダーが本当にやる気があるんか、そこに力点が置かれておりました。それだけを申し述べて終わっておきます。  もう答弁よろしいですよ、時間がないから。何か変わった答弁できますか。そしたらちょっとお願いします。 ○議長(吉岡敏子)  福井宣司健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井宣司)  これもトップによります日曜サービスでございます。町の職員も一生懸命がんばって、この事業を進めておりますので、この辺のご理解もお願いしたいと思います。 ○議長(吉岡敏子)  14番、藤本 操議員。 ○14番(藤本 操) (登壇)  次いかせてもらいます。  特産品についてであります。  この読谷村では、この紅芋で30億から35億円の特産品が出て、このような経済効果を出しておるんですね。で、実際に、くず芋までですね、全部商品として買い取っていくという説明を私は受けました。それほどまで、皆さんがまちづくりの、ただの特産品ということでやったもんではないんです。これが、強いてはまちづくりなんです。まちづくりのために頑張って作られたということです。今、稲美町は、そういった意味で、豆腐、味噌、こういうことを今、若干面積を増えていますけどね、ちょっと指導したような感じです。  しかし、私思うのに、バイオマスタウンやいろんなことを今まで言われてきました。しかし、みんな頓挫していっているんですね。そこに何が問題あるのかというたら、先ほどお話があった、計画が何もないんですね。農業が基幹産業や基幹産業やいうてみんな言うているけれど、言うだけであって、本当に基幹産業であれば計画もあり、そして審議会に、また審議会委員にやっぱり諮問をしていく、そういうような熱意をなくしてね、こんなこと自身が私は伸びてこない。その場その場で絵を描くような、私は思いを今日は聞いておりました。そこら辺の考えが、きちっとほな、その審議会の委員のメンバーいうて、どんな方いうて、今すぐ言えますか、部長さん。名前言えますか。  通告外であればよろしい。  まあ、そういった意味で、農業振興協議会ですね、そういうような分、また振興の計画、こういうような部分については、振興会で全て任せて、その場その場で、いろんな変化をしていくんやと、柔軟な対応をしているんやと。だから、これというものを決めてないんですよ。計画されてないんですよ。計画がわからないようなことを言われてたんとちがうんですか。そういうような中では、私は、ちゃんと特産品やなんやかんや言われても、私は頓挫しやすい、そのように思うんですけど、どうですか。 ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  私どもの方の農業政策に対してでございますが、今、沖縄のお話がありました。大変参考になる意見だというふうに思っております。それぞれ地域の特性も異なりましてですね、私どもの方の取り組みにつきましても、特に転作作物として、これまで大麦の取り組みをやってまいりました。そのおかげでもちましてといいましょうか、転作は常に目標は達成しですね、そしてさらには営農組合、担い手となる営農組合が育成されてですね、それぞれ機械とかそういったものに対して過剰な投資を大きく引き下げる効果があったものと思っております。  そして、さらにはそういった努力の甲斐がありましてですね、いわゆる荒廃農地というものについては、本当にわずかになってございます。これについても相当な少なさというふうに、私どもの方は自負いたしております。こういった、我々もこの農業振興協議会の中で、それぞれの団体の方々、機関の方々が知恵を絞って取り組んでいただいておるものでございますから、今、議員のおっしゃられるようなことで言われますと、その方々に大変私は申し訳ないなあというふうに思っております。今の稲美町の農業はまったくだめだということではなくて、さらには発展はしたいわけでございますが、十分だと言っているのではないんですが、少なくともこれまでそれなりの努力を皆さんがやってきていただけたということで理解しておりますので、よろしくお願い申し上げたいというふうに思います。 ○議長(吉岡敏子)  14番、藤本 操議員。 ○14番(藤本 操) (登壇)  そしたらね、今豆腐とか味噌言われましたけど、味噌でも琴池の営農とかなされた、いろいろしてきています。その中で、先般のね、ある新聞の報道で見ると、うどんを小麦からということで、長いことやられているとこご存じですか。うどん。どこがやられていますか。 ○議長(吉岡敏子)  今の質問ですけれども、神戸新聞のこの間の記事の話でしょうか、質問は。  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  米粉でうどんというのは、農協が作っております麺のことをおっしゃっておられるんですか。 ○議長(吉岡敏子)  14番、藤本 操議員。 ○14番(藤本 操) (登壇)  小麦から。米じゃなくて小麦。小麦からうどんを作られていたんです、ずっと。新聞で報道されていました。 ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  小麦粉からうどんでございますが、そのことについては、私ちょっと知りません。 ○議長(吉岡敏子)  14番、藤本 操議員。 ○14番(藤本 操) (登壇)  実はね、小麦粉でうどんを長年、蛸草地区ですか、のとこで作られているということが報道されて、現に今そういうようなこと、ちょっと地区は忘れましたけれど、うどんはなされていることは事実ですし、JAの方で、今そういうふうなことの関わりを持たれているようなことも書かれておりました。そういったことも、やっぱり部長さんもそういうようなこともきちっと知っていただきたいなと思います。そういうようなことが、やっぱり感心を持って、稲美町自身の特産品化に対しての熱意が、私は伝わってくるんじゃないかと思います。そういうような現状を踏まえると、特産品はなかなか、これは難しい状況やなということがわかりましたですけれど、そしたらね、パパイヤとかね、いうやつをつくっているとこご存じですか。近くでね。参考に聞いておいてください。パパイヤも、皆さんの仲間の人が小野の方でごっつい頑張られております。パパイヤね、そういうことで次にいかさせてもらいます。もう時間ないですからね。もういいです。次いきます。  3番目。小中学校の防犯の事業についてであります。  これについてですね、答弁ちゃんとしていただけなかったんですよ。これね、調査に委員会で、私も委員でしたから、調査に行くということをお互い確認しているわけでしょう。その中でも機能が動いて、切ってあるわけでしょう。そうでしょう。これは素直なスタンスじゃ、現実じゃないですか。無理矢理にあなたそんな、なんで入れておらへんなんでと起こらんようにね、現実に問題があるから入れてないんですよ。そこらを研修せんと。そんな無茶苦茶な話ないですよ。  それで、現地説明会というふうに対して対象者が、私ちゃんと書いているでしょう。通告外違いますよ。対象者、そういうような方にきちっと、いつなされたんですか。それ言うてください。 ○議長(吉岡敏子)  藤本泰利教育政策部長。 ○教育政策部長(藤本泰利)  中学校におきましての操作手順におきまして、不手際があったということにつきましては、非常に申し訳なかったというふうに思っております。しかし、この機能につきましては十分役割を果たしておりますので、ご提案のような内容は、現在のところ考えてございません。操作の説明につきましては、8月の夏休み期間中に設置をいたしましたので、設置に合わせまして、現場でも説明をさせていただいたところでございます。  説明の対象者は、もちろん教職員と私ども教育委員会の担当者でございます。 ○議長(吉岡敏子)  14番、藤本 操議員。 ○14番(藤本 操) (登壇)  対象者ね、全職員、先生方、全部なされたということですね。今僕が聞いているの、対象者聞いているんです。 ○議長(吉岡敏子)  再度、教育部長、答えてください。 ○教育政策部長(藤本泰利)  教職員と申しますのは、管理者であります校長、教頭でございます。それから、担当者と申しますのは事務局の設置担当者ということでございます。 ○議長(吉岡敏子)  14番、藤本 操議員。 ○14番(藤本 操) (登壇)  対象者、全先生方ではないと、単なる管理者の数名の方にだけしか説明せんといてから、その分をとやかく言うのはおかしいんです。それと、何も説明全部してないんです。  それと、先生方とかみんなね、みんな学校で授業に集中して教育を全うしたいという中でなされているのを、時には先生が交互に、校長がおらへんなんだら、教頭がおらへんなだら先生方と、そういうようなお話も、その調査行った時に言われていましたけどね、全然なされてないんですよ。だから、少なくとも要員を配置していくという考えでなければどうにもならんでしょう。どうなんですか。  もう1点だけ、ついでに言うておきます。  それと、不審者いうたって、モニター見て不審者か何かわかりませんじゃないの。解除して不審者やったらどうしますの。その責任はどうとるんですか。 ○議長(吉岡敏子)  藤本泰利教育政策部長。 ○教育政策部長(藤本泰利)  説明の対象者が管理職だけになっているということは、こちらの方も少し手落ちがあったんではないかというふうに考えてございます。今後、マニュアル化する中で、全教職員に周知できるように徹底してまいりたいと考えております。  また、不審者の定義につきましては、委員会の中でもいろいろとご質疑いただきました。こちらの方につきましても、その分については十分に精査をして、マニュアルの中に不審者の定義というものを入れてまいりたいと、このように考えております。 ○議長(吉岡敏子)  14番、藤本 操議員。 ○14番(藤本 操) (登壇)  だから、今言ったようにね、非常に扱いが難しいんですよ。皆さんもそれぞれ忙しい中で、だから、あえて稼働するならば要員を配置していただきたい、そのように申し述べて、次にいきたいと思います。  その次はですね、ちょっとその中で、11月19日に行ったときに、あれデコボコになっていましたね。雨水が溜まっていましたね。酷かったですね、すごく。あれもう直しましたか。もう1カ月も経っていますよ、これ11月19日に行ってやから。何かアクション起こしましたか。 ○議長(吉岡敏子)  藤本泰利教育政策部長。 ○教育政策部長(藤本泰利)  この件につきましては、ご指摘いただいた箇所につきましては問題があると認識をいたしております。予算等の関係もございますので、今後検討してまいりたいと考えております。 ○議長(吉岡敏子)  14番、藤本 操議員。 ○14番(藤本 操) (登壇)  検討じゃないでしょう。酷いこと知っておってですやん。危ないじゃないですか。なぜそれを直そうとしない。何が検討ですか。もう一度答えてください。 ○議長(吉岡敏子)  藤本泰利教育政策部長。 ○教育政策部長(藤本泰利)  先ほども申しましたように、危険性は十分認識をいたしておりますので、対策につきましては検討していきます。 ○議長(吉岡敏子)  14番、藤本 操議員。 ○14番(藤本 操) (登壇)  自転車置き場の、自転車が通っていくとこなんです。クラブ活動が終わって、自転車で帰ろうと思って、そんな大変ですよ。そんな悠長なことを言わずに、もう1カ月経っているんじゃないですか。しっかりと安全を、生徒のためにそういうことのを先に頑張ってくださいよ。できるとこから。それだけを述べて、次にいかせてもらいます。  4番の幼稚園の安全です。これはですね、今までちゃんと予算しているじゃないですか、18年、19年。20年からですよ。20年から半額にしているんですよ。何を意味しているんですか。先生出てこんでもいい。問題がたくさん今、不審者とかいろんな園児のそういうような状況にある時に、きちっとそういうようなことを守っていこうと。どこでも、防犯灯でも一緒よ。ちゃんと加古川で事件が起きたら、みんな防犯灯設置したじゃないですか。稲美町はどうですか。タクシーのあの事件があっても何ら対応しなかったじゃないですか。そういうことが、逆行するようなことをしておって、それをまだ正当化的な感覚で対応を考えている町政には、どうなんですか、そこら辺。 ○議長(吉岡敏子)  藤本泰利教育政策部長。 ○教育政策部長(藤本泰利)  このことにつきましては、昨年の9月議会から何度もお答えいたしておりますように、勤務内容と時間の関係を精査した結果でございますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(吉岡敏子)  14番、藤本 操議員。
    ○14番(藤本 操) (登壇)  はい、時間がないから、もう私の方から一言言うて、次にいかせてもらいますが、この傍聴に来られた方が、このやつを見て、傍聴に来られた方が一般質問の内容をずっと見て、なんちゅう町政やねんと。藤本君何回か言いよったんと違うのんと。なかなか今の町政は、そういうようなことに対して逆行するようなことをされているんですけれど、私が言っても、なかなかそれはしていただけないのが今の町政です。よく皆さん覚えておいてくださいということは言うておきました。だから、それだけをまた住民の皆さんにお知らせさせていただきます。  次いきます。時間ないですから。  5番目。5番目についてです。  清掃センターのことについてです。これは、ずっと今質問事項を読み上げましたので、答えとあれといきますけれど、まず最初に、木の伐採ですね。この木の伐採について、答えいただかなかったんですよ、部長。木の伐採をすると、そういった、はびこったね、すごい木が上まで伸びておるということは、裏を返したら根を張っているんですよ。ものすごい根を張っているはずですよ。そこら辺について、専門的にそういうようなことを、木を伐採することによって、そこの堤体というか堤防というか、池の土手のとこが、この木が腐って潰れるようなことはないですかということを私は聞いていたけれど、それについての答弁がなかったんですけど、どうなんですか。 ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  先ほどお答えしたというふうに思っておりますが、もう一度お答えさせていただきたいと思います。  竹谷水利委員会は、防災のため、池の水位を満水位より1.5メートルほど低く抑えて管理しております。問題のある木の根が存在する高さには達しておらず、現在のところ漏水の危険性はないと判断いたしております。要は、今の伐採しても、その木への高さでもってですね、今のため池の水の管理の状態からすれば足りると、こういう考え方でお答えしたものでございます。 ○議長(吉岡敏子)  14番、藤本 操議員。 ○14番(藤本 操) (登壇)  その満水のことは聞きました、1.5メートル下までね、満水から1.5メートル下までの貯水しかしないんやということは聞きましたけどね、それによって、そこら辺の部分が潰れるから、そういうような、今やったら紅葉とか立派な景色が見れるんですけれど、そういうようなことによって、そういうような堤体自身が、堤防自身が崩れてね、池の体を成さないのか。やっぱり大きな、急に集中豪雨的なことがあったら、満水よりも、いやが上にも1.5下ばかり保たれへんわけでしょう、集中豪雨があった時に。そういうような時にはどうなんですか。 ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  この竹谷池につきましては、東播用水の導水路から必要に応じて導水される構造になってございます。上流の池もなくですね、他の一般配水、いわゆる雨水等につきましてもですね、基本的には流入しない構造となってございますので、今、議員のおっしゃられるようなことについては、そんなに心配はないものというふうに思っております。 ○議長(吉岡敏子)  14番、藤本 操議員。 ○14番(藤本 操) (登壇)  何も流水やなくて、一挙に降った場合に、面積が広いですから、溜って、それがオーバーした場合どうですかということを言うているんですけれど、そんなこと言うておられへんから、時間があまりないですから。次いきます。  その分のお聞きをするということと、2番目やね。今までの竹谷池の管理はどうだったのですかということです。ここ書いているでしょう、2。 ○議長(吉岡敏子)  答えはしてたと思いますけど、もう一度。  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  2点目の、今までの竹谷池の管理はどうだったのかということでございますが、これも先ほど同じようにお答えしたつもりでございますが、もう一度お答えさせていただきます。  竹谷池水利委員会にお聞きしましたところ、洪水吐及び取水施設、周りの維持管理はなされておったというようなことでございます。 ○議長(吉岡敏子)  14番、藤本 操議員。 ○14番(藤本 操) (登壇)  全然管理いうて、ほな全然委託、前の時に、補正か何かの時には、淡山から委託されてどないやこないやいうて言うてましたやん。全然何も、どこもタッチしてない、放置したままでいいということ。今までどうだったの。 ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  今申し上げたように、管理の十分、不十分という議論は残ってこようと思いますが、今申し上げたような管理をなされておったと、こういうふうにお答えしたつもりでございます。 ○議長(吉岡敏子)  14番、藤本 操議員。 ○14番(藤本 操) (登壇)  絶対これ、前の時は淡山から委託されて、何やら管理を一部の方がされているとか、どうのこうの言われていたけど、そこら辺は何も。ほな、これは周辺対策で全部面倒みるということですね、500万円使って。その後の草刈機も言うているじゃないですか。草刈機。それから、伐採の500万円の補正言われましたよ。それはどうなるの。 ○議長(吉岡敏子)  橋本博嘉経済環境部長。 ○経済環境部長(橋本博嘉)  これにつきましては、木村議員さんのご質問の時にもお答えしたと思いますが、基本的な考え方としまして、効率の高いものや、多くの地域住民が恩恵を受けるもの、そういったものを優先として考えておるわけでございまして、そういった観点で、防災上の観点、防犯・防火・防災などの安全安心対策、景観保全などの総合的な観点から、周辺対策としての実施を計画いたしたものでございます。そして、現金で地元に補償することには当たらないというふうに認識しておりますということで、木村議員さんの時にお答えを申し上げた、そのとおりでございます。 ○議長(吉岡敏子)  14番、藤本 操議員。 ○14番(藤本 操) (登壇)  もう諦めますので、時間がないから。  あのね、この分についてね、あと補修じゃないけれど、あとのそういうふうな管理のために草刈機を買うんやということを前の時に言われましたからね。あと、そないして草刈機がいるんやったら、今までそれなりの放置的なものではなしに、ちゃんとされておったらそうではなかったんじゃないかとか、いろんなことに私は思ったんですけれど、もういいです。時間ないから、次いかんと。  その次、3番目。  公で具体的に述べながら、なぜ全体の、これね、木村議員さんの方も言われましたようにね、あなたスーパーみたいな値段を言いました、1億9,500万円とか、4億やったとかね。前4億出しているんやん。で、大溝やどないやこないや言うて、それで逃げて1億9,500万円、誤魔化しているんじゃないですか。なんや前の時もっと出しておったやんかという話になってくるでしょう。なんでこの度1億9,500円、前の時4億も出したやないか、こういう話になるじゃないですか。  それと、どの程度のね、集会所ができるんやと。3階建てなのか、地下までつくるんやとか、いろんなことの、集会所の一つとっても、どれだけの規模のやつをするかによってね、全然対策の費用が違ってくるんですよ。そこら辺を何も言わんと、この22年や23年の話になってきて、どうするんですか、そんな時に言われたら。だから、その分について、私が言っているのは、どの程度の集会所をつくるとか、そういうような概算を出さなかったらだめじゃないですか。21年、22年、23年と、こないして以降まで続く覚え書きじゃないですか。その覚え書きに対して、何らそういうようなことの概算を出さずにしてね、これはおかしいと私は思います。 ○議長(吉岡敏子)  はい、時間でございますので、途中ですけれども、終わります。  以上で、14番、藤本 操議員の一般質問を終結いたします。  以上で、本日の日程は終わりました。  次の本会議は、明18日午前9時30分から再開いたします。  本日は、これにて散会いたします。  ご苦労さまでした。                散 会 午後 4時14分...