たつの市議会 2020-06-18
令和 2年第3回たつの市議会定例会(第2日 6月18日)
令和 2年第3回たつの市議会定例会(第2日 6月18日) 令和2年第3回たつの
市議会定例会議事日程(第2日)
令和2年6月18日(木)午前10時開議
1 開議宣告
日程第1 一般質問
発言順位及び発言者
① 5番 肥 塚 康 子 議員
② 1番 楠 明 廣 議員
③ 4番 宗 實 雅 典 議員
④ 11番 和 田 美 奈 議員
⑤ 6番 木 南 裕 樹 議員
2 散会宣告
会議に出席した議員
1番 楠 明 廣 2番 船 引 宗 俊
3番 堀 讓 4番 宗 實 雅 典
5番 肥 塚 康 子 6番 木 南 裕 樹
7番 柏 原 要 8番 野 本 利 明
9番 松 本 良 三 10番 赤 木 和 雄
11番 和 田 美 奈 12番 高 岸 博 之
13番 松 下 信一郎 14番 内 匠 勇 人
15番 柳 生 陽 一 16番 桑 野 元 澄
17番 三 木 浩 一 18番 永 富 靖
19番 角 田 勝 20番 名 村 嘉 洋
21番 畑 山 剛 一 22番 横 田 勉
会議に欠席した議員
な し
議事に関係した議会事務局職員
議会事務局長 西 田 豊 和
副局長 堀 謙一郎
主幹 河 原 直 也
主幹 竹 北 嘉 子
主査 中 川 英 子
地方自治法第121条の規定による出席者
市長 山 本 実
副市長 井 上 彰 悟
総務部長 佐 用 永 喜
市民生活部長 森 下 美 佳
健康福祉部長兼福祉事務所長 冨 井 静 也
産業部長 西 川 廣
都市建設部長 梶 本 秀 人
都市政策部長 野 本 浩 二
上下水道部長 森 本 康 路
新宮総合支所長 村 上 秀 樹
揖保川総合支所長 野 勢 孝 幸
御津総合支所長 沖 田 基 幸
会計管理者 菅 原 昌 則
総務部参事兼総務課長 石 井 和 也
総務部参事兼危機管理課長 内 田 裕 康
総務部参事兼納税課長 和 田 利 惠
総務部参事兼市税課長 小 松 精 二
企画財政部参事兼企画課長 家 氏 孝 幸
健康福祉部参事兼児童福祉課長 東 元 千代子
健康福祉部参事兼健康課長 中 岡 久美子
産業部参事兼商工振興課長 安 積 徹
都市建設部参事兼建設課長 野 村 順 一
都市政策部参事兼都市計画課長 菅 野 博 人
情報推進課長 福 井 悟
広報秘書課長 近 藤 伸 也
財政課長 神 尾 尚 武
契約課長 古 本 寛
工事検査員 土 井 輝 秀
市民課長 森 川 智 司
特別定額給付金担当課長 中 矢 建 章
国保医療年金課長 平 岡 千加子
環境課長 石 原 重 雄
人権推進課長 加 藤 真 司
地域福祉課長 熊 谷 友 宏
高年福祉課長 久保田 英 喜
地域包括支援課長 貞 清 孝 之
農林水産課長 藪 元 崇 亘
農地整備課長 井 口 秀 稔
観光振興課長 横 田 政 人
用地課長 西 田 伸一郎
まちづくり推進課長 大 野 泰 弘
建築課長 岸 本 省 己
上水道課長 坪 内 利 博
下水道課長 小 林 雄 二
前処理場対策課長 小 谷 英 樹
会計課長 吉 田 政 弘
教育長 横 山 一 郎
教育管理部長 冨 井 俊 則
教育事業部長 山 根 洋 二
教育管理部参事兼学校教育課長 山 田 晴 人
教育事業部参事兼人権教育推進課長 圓 田 元 彦
教育管理部教育総務課長 三 木 康 弘
教育管理部教育環境整備課長 正 田 晴 彦
教育管理部幼児教育課長 田 中 彰 人
教育事業部社会教育課長 神 尾 俊 輝
教育事業部歴史文化財課長 義 則 敏 彦
教育事業部体育振興課長 倉 元 竜 也
教育事業部社会教育課主幹 喜多村 玲
教育管理部すこやか給食課主幹 瀬 良 達 也
開 議 宣 告
○議長(松下信一郎議員)
ただいまより本日の会議を開きます。
初めに、本日の出席議員数及び地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者の職・氏名につきまして、事務局長から報告いたします。
○議会事務局長(西田豊和君)
ご報告申し上げます。
まず、本日の出席議員数についてでありますが、本日ただいまの出席議員数は22名全員であります。
次に、地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者の職・氏名についてでありますが、お手元に配付いたしております名簿のとおりでありますので、ご清覧願います。
以上でございます。
○議長(松下信一郎議員)
以上で報告を終わります。
次に、今期定例会の会議録署名議員については、6月5日の定例会第1日に、4番宗實雅典議員、5番肥塚康子議員を指名しておりますので、両議員、よろしくお願いいたします。
~日程第1 一般質問~
○議長(松下信一郎議員)
これより本日の日程に入ります。
日程第1、一般質問を行います。
このたびの一般質問では、同じ内容の質問項目が散見されますので、議事進行上、二次質問では今期定例会中、既に理事者から答弁があった事項についてはできるだけ控えていただきますようご配慮を願います。
それでは、通告により、順次質問を許します。
初めに、5番肥塚康子議員。
○5番(肥塚康子議員)(登壇)
皆さん、おはようございます。
議長の許可を得ましたので、通告書に基づき質問させていただきます。
現在、
新型コロナウイルスの影響を受けて、多くの観光施設や宿泊施設、また飲食店ほか、多くの経営者、従業員が大きな経済的打撃を受けています。市としても、独自の支援対策も打ち出され、市民への支援のために過大な業務に多くの労力をかけていただいていることに対しまして、深く感謝申し上げる次第でございます。
緊急事態宣言が解除されたものの、いまだこの感染症が収束したわけではなく、まだまだ感染予防の対策を事業者や国民一人一人が気をつけていかないといけないということは言うまでもないことです。しかし、一方で、感染に留意しながらも地域の経済を回していき、活性化させていくことも大切なことと考えます。現時点でも、テイクアウトなどの対策をとっている飲食店も増え、市としても市内飲食店で利用できる
プレミアム付グルメ券発行事業の施策も進められている中、市民も地域を越えてオールたつので経済の活性化に取り組む必要性を感じます。
また、自粛によって高齢者も行き場をなくし、公民館などの生涯学習の場でも、まだ再開できていない講座もあり、自宅に引き籠もることによる健康被害も懸念されます。もちろん感染予防対策は必須ですが、感染の動向を注視しながら、徐々に生活を戻していく取組として、収束後の展望も含め、以下についてお伺いいたします。
1、
プレミアム付グルメ券での飲食店への支援のほかに、市民が市内の観光地などで宿泊した場合の宿泊料の補助などは考えられないでしょうか。
2番、地元の魅力を市民に再発見してもらう取組はできないでしょうか。マイクロツーリズムの活用に基づき、お伺いいたします。
3番、碧川かたを朝ドラの主人公にする会(通称かたの会)の活動が、先日、神戸新聞において兵庫県全域に大きく取上げられ、三木露風と実母、碧川かたの認知度が高まっています。観光振興、経済活性化のためにもこのチャンスを生かし、ドラマ化実現に近づけるためにも、今が契機かと思いますが、どのようにお考えでしょうか。
それにつきまして、市職員また教職員の意識はどのようでありますでしょうか。
もう一つ、露風とかたにちなんだ観光コースをつくったり、市のホームページ上に掲載することで市民にも啓発できないでしょうか。
以上、本市の経済・観光の復興支援についてお伺いいたします。よろしくお願いいたします。
○議長(松下信一郎議員)
副市長。
○副市長(井上彰悟君)(登壇)
5番肥塚康子議員のご質問の
新型コロナウイルスの影響に伴う本市の経済・観光の復興支援についてお答えいたします。
新型コロナウイルスの影響に伴う支援策につきましては、多くの議員から同様のご質問を頂いておりますので、まず本市といたしましての基本的な考え方を申し上げます。
第一は、感染拡大期から感染収束するまでの時期にすべき支援策と、感染収束した後の第2波、第3波を踏まえた回復期における支援策に分けて、施策体系を整えることにあります。
前者では、感染拡大防止対策としてのマスク、消毒液等の物的支援、さらに特別定額給付金、子育て世帯への臨時特別給付金に上乗せする子育て、独り親家庭、妊産婦に係る各種支援金や緊急小口資金の貸付、国の持続化給付金対象外の事業者支援など、市民生活の安定化に向けた緊急支援対策でございます。
また、後者につきましては、まさに先ほど議員がご質問の今後のたつの市の活性化のため、大きく影響のあった分野に対する支援策でございます。
一方、財源につきましては、補正予算の調製に当たり、まずは確定している国の補助事業に伴う国庫支出金、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、現段階では残りを財政調整基金といたしておりますが、国の補正予算第2号において予算措置が確定すれば、国の財源措置を最大限活用すべく、財源変更をするものでございます。
さて、ご質問の第1番目、市民が市内の観光地などで宿泊した場合の宿泊料の補助について及び2番目の地元の魅力を市民に再発見してもらう取組については関連がございますので、一括してお答えいたします。
国補正予算第2号においては、ご承知のとおり、大きく影響のあった観光、運輸、飲食、イベント等に係る
GOTOキャンペーンを、県におきましてもWelcome to
Hyogoキャンペーンの拡充を打ち出されております。
しかしながら、現段階におきまして、国の
GOTOキャンペーンにつきましては、制度設計が未確定なところもあり、本市といたしましては国・県の施策に協調し、相乗効果を得るべく、利用対象者、クーポン利用の範囲をどうするかなど、新たな総合的な観光施策を策定いたしたいと考えておりますので、今しばらくお待ちいただきたいと思います。
なお、マイクロツーリズムにつきましては、地域の特性を発見し、ふるさとへの愛着を喚起する新たな旅の在り方を提案されたものであり、考え方としてはすばらしいものと考えておりますが、成功の鍵は行政主導ではなく、地元住民や旅館、ホテル、飲食店などの事業者が一体となって新たなストーリーを描くことにあるのではないかと考えております。
次に、碧川かたと観光についてでございますが、まず、「かたの会」を代表に、多くの市民の皆様が、たつののまちを盛り上げようとする活動に、心から感謝と敬意を申し上げるところでございます。
さて、露風とかたとにちなんだ観光コースについてでございますが、現在、龍野ふるさとガイドのお勧めコースは、時間と距離で4つのコースを設定いたしており、そのいずれもが
三木露風生家やかた由縁の円覚寺を組み入れております。
いずれにいたしましても、
龍野伝統的建造物群保存地区の選定を受け、今年度から取り組んでおります龍野の歴史と文化を活かしたまちづくり推進事業において、
龍野地区まちづくりビジョンを策定中でございまして、先ほど申し上げたとおり、地元住民や事業者とのワークシヨップを通して、観光コースの見直しなど総合的に検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。
なお、市職員、また教職員の意識については、調査をいたしておりませんのでお答えすることを差し控えさせていただきます。何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(松下信一郎議員)
5番肥塚康子議員。
○5番(肥塚康子議員)
ありがとうございます。
コロナ関連の施策に関しましては、いろいろと考えてくださり、市の職員の方のご尽力にも本当に感謝いたします。経済の活性化や商工振興ということで、先ほどご説明がありました
プレミアム付グルメ券の発行、これは一般市民の方にとってもとても魅力があることでございます。また、経営者の方にとってもコロナの影響で低迷している売上げの増大につながる施策として待ちわびておられる方も多いと思います。
プレミアム付グルメ券のことについて少しお伺いしたいんですが、利用できる店舗とかに関しては、明日が飲食店の締切りということなんですが、その店舗の情報というのはホームページとか広報とかで発信されると思うんですけども、その店舗情報というのは住所とか電話番号とか、そういうことを一覧にしたようなものでしょうか。お分かりになりますか。
○議長(松下信一郎議員)
産業部長。
○産業部長(西川 廣君)
今、議員おっしゃったとおり、鋭意準備を進めておるところでございます。7月7日から引替券と交換、販売を開始するわけですが、そのときにチラシをつくります。現在、今時点で140店舗が登録されております。事業所の数が140なんで、今、サイズをどうするかとかを検討しておりますので、その辺は今から詳細は検討していきたいと思います。
以上です。
○議長(松下信一郎議員)
5番肥塚康子議員。
○5番(肥塚康子議員)
ありがとうございます。
140店舗、すごくたくさんの飲食店の方が応募されているということなんですけれども、自分たちの住んでいる地域の店舗ということはよく分かるんです。それで、地元の飲食店を応援するという意味で、住んでいる地域の店舗を利用される方も多いと思うんですが、一方でほかの地域の飲食店にも行ってみたいという思いの方もおられると思うんですが、それをたつの市の地図の中でグルメマップというか、利用できる飲食店はここにあるよというような地図みたいな感じで掲載ということは考えられませんでしょうか。
○議長(松下信一郎議員)
副市長。
○副市長(井上彰悟君)
そのことにつきましては、140店舗といいましたけれども、どこら辺にあるんかというのは遍在していると思うんで、地図に落とし切れるかどうか、それに間に合うかどうか、そこら辺も含めて検討したいと思いますけれども、なかなか難しいと思います。
コロナの全体質問で、先に言っておきたいことがございまして、この際、あわせて申し上げたいんですけれども、議員さんにも知っていただきたいということで言いますけれども、特別定額給付金につきまして、先般の部課長会議が火曜日にあったわけですけれども、市長から特に市職員に対して感謝とねぎらいの話がございました。といいますのは、今現在、特別定額給付金10万円の分ですね、93%がもう行っているんです。申請された人のほぼ100%です。残り7%ということなんですけれども、これはまだ申請がないもんですから対応できないんですけれども、それほど迅速に対応できたということで、体育館で申請書を詰めたり、幹部職員が集まって審査をしたりということで、市を挙げて対応させていただいて、まず、部課長会議では、これだけの率は西播磨で多分一番じゃないかなということで本当によく頑張ってくれたということで市長がそういった発言をしましたので、議員の皆さんにもたつの市の現状として、そういうことがあるということだけをご報告したくて言わせていただきました。
いずれにいたしましても、グルメ券につきましては、多分大反響になると思います。あるところでは、交通渋滞して販売をやめたという市もあるわけです。今回、龍野地区においては、中川原河川敷で龍野地区は夜の7時までやろうとしています。それは一方通行で通して、渋滞が起きないように考えて、多分これほどのプレミアム感というのが、市民にとって爆発的になると思うんです。ただ、絶対になくなることがないクーポンですので慌てなくてもいいですよということは広報させていただきますし、特別に最初に先行でたつの市が売って、後はそれぞれの地区の郵便局で買えるという格好をしています。遠くに行かなくても、急がなくてもクーポンは全部に行き渡りますよという形でしております。
議員おっしゃったこと、こんな店に行ってみたいなという、やっぱり行きたい店は自分で聞いたり、口コミで聞いたりするんだと思うんです。地図を見て行くということが、どれだけ要求があるか分かりませんけれども、そのことにつきましては、内部検討いたしますけれども、時間と手間と必要性ということを考えて結論を出したいと思いますので、ご了解願いたいと思います。ちょっといらんこと言いましたけれども、よろしくお願いします。
○議長(松下信一郎議員)
5番肥塚康子議員。
○5番(肥塚康子議員)
本当にいろいろとありがとうございます。
先ほどのグルメ券のこと、本当にこれは市民はとても待ち望んでおられることだと思いますし、すごく期待されていることと思います。
それで、御津からも、市場碇岩トンネルがついて揖保川町にも早くなり、また、令和跨線橋がついて、龍野地区のほうにも早く行けるようになりました。まだ、
新型コロナウイルスの影響で外食も以前と同じような感じにはいかないと思いますけれども、兵庫県でも新規感染者が長い間出ていないということもあり、感染予防に気をつけながら徐々に自粛緩和して活性化できる取組として本当に期待ができる施策だと思います。
それに加えまして、市内での観光ということについていろいろ調べてみました。このグルメ券ということをきっかけにして、そこにちょっと足を運んでみようという気持ちになってもらえるかなということもあります。合併してもう約15年になりますけれども、まだまだ市内の観光地に市民が地区を超えて行ってみようというか、なかなか行っていない方も多いかと思います。
観光についていろいろ調べてみたんですが、今年度の事業計画にありました観光誘致戦略事業の中で、先ほど説明がありました龍野地区の龍野の町並みが重伝建保存地区に選定されたこととか、室津の北前船関連の文化財が日本遺産に選定されたこととか、本市としても観光客の誘致に絶好のチャンスだと思うんですけども、いきなり市外、また県外に国内全域にということにはなかなか今の状況では行えないと思います。
それで、先ほどの3密を避けて地元の人が近場で過ごすマイクロツーリズムの活用として、グルメ券も契機としてですけど、市内の宿泊施設の応援という意味で、観光宿泊施設とタイアップして利用するクーポン券なりができないかなということで提案させていただいたんですけれども、先ほど事業者のほうがという説明をされていました。また、市のほうも予算の関係とかいろいろあるかと思うんですけれども、ちょっとしたことで、そんなに大きなお金をかけなくても、ちょっとそこへ行って宿泊してみようかなという気持ちにさせるような何か施策を考えていただけたらなと思うんです。
そこで、私、市内の観光についていろいろパンフレットを集めたりしてみました。龍野地区では結構たくさんのいろんな観光があります。御津でも室津も含めてですけれども、いろんな観光パンフレットがありました。ただ、これがなかなか市民の目につかないところにいっぱいあって、ちょっと探すのに苦労したようなところもあるんですけれども、こういうパンフレットを本庁もそうですけれども、支所へ行っても、そこの支所に関係するものは置いていても、たつの市全域というかほかの地区のパンフレットが見当たらない。そして、観光案内所に行っても見当たらないというところがあるんですけど、こういうパンフレットをもっと幅広くたくさんの方が目にするようなところに置くという考えはいかがでしょうか。
○議長(松下信一郎議員)
副市長。
○副市長(井上彰悟君)
先ほどの答弁の中で、つくったのは売る場所で、中川原公園と言いましたが、千鳥ケ浜公園の中の河川敷です。申し訳ないです。
今のパンフレットのことよりも、いわゆる観光に係る対策としての全体的な像を先に申し上げたいと思います。
まず、1つ目は、今言いましたように
GOTOキャンペーンにおける国の観光、1人当たり2万円を上限とする
GOTOキャンペーンをやるわけですけれども、市としては、それに幾らかオンしようと。要は、旅行者からたつの市にしていただく。今、たつの市に観光客は、たつの市統計書によりますと年間206万人程度です。30年度。そのうちの200万人が日帰りです。5万人が宿泊です。うち65%が県内です。県外が35%です。5万人の宿泊者のうち、約6割弱が国民宿舎に泊まっているんです。その多くは高校生とか大学生の合宿。
こういうことを踏まえながら、旅行者を通してたつのに来ている方が結構いらっしゃる。だから、
GOTOキャンペーンに乗りましょう。国の
GOTOキャンペーンが2万円ですね。それにたつの市か幾らかを出しましょうというのが一つの施策。
もう一つは、Welcome to Hyogoということで、バスツアーを出してください。出したら6万円の補助をしましょうというのがWelcome to
Hyogoキャンペーンであるんです。たつの市としても、たつの市に来ていただくツアーを組んでいただと、幾らかそれにオンしましょうというのが2つ目の施策です。
3つ目は、今言いましたように、市民が宿泊するということも経営戦略会議で出てきたんです。バスを出して、そういったツアーを組んだらどうですか。本当に来ますか。市民はバスツアーで行くかというと行かないと思うんですよ。新たな発見をするために行こうとすれば、やはり日常における非日常を実現させないと、なかなか市民の方に泊まっていただけないということで、これは市民も使えるけれども、県内の人も県外の人も使えますよという旅行社を通さない個人ツーリストの受皿としての補助と。
この3つの補助金を一体的になって考えていきましょうということです。相生市さんは、この間の新聞に出ていたが、市民限定でした。赤穂市さんは予算を確定して県外から受けますということで、数日間で売れたという、反響があったと今日の神戸新聞に書いていました。
私どもは、この施策を全体の調整面としたいと。何が調整面かといいますと、地方創生臨時交付金、これを最初は1兆円、プラス2兆円になったと。今現在、たつの市にどれぐらい来るか分からないんですけれども、今、持続化給付金としていろいろ予算上げていますけれども、実績を伴ってくると、なかなか当初予算に思ったような、県が示したような数字が給付金の申請がないんですよ。
そうなると、どこかで調整をしなければならない。交付金全体が何ぼか入ってきますよね。全体としてどれぐらい使うかというシミュレーションをしますよね。そうすると、我々、たつの市としては、その交付金を絶対、全部使ってしまわなくちゃならない。幾らか我々としては、経済活性化のためにいわゆる基金ですね、財政調整基金、60億円ほどありますけれども、それの5%から10%ぐらいの間、例えば3億円から6億円ぐらいの間を財源として出してもいいんじゃないかと。経済対策で出してもいいんじゃないかと。そういうことで観光という部分については、大きく力を入れてやりたいと思っているんですね。だから、そういう大きな意味で、この観光施策というものは充実させて今後、考えていきたいということを担当課には指示いたしております。だから、これを調整面とするのは、ほかのところが少なかったらこれを少し手厚くしようかなというようなところで調整をしていきたいというふうに考えております。
だから、パンフレットもいいんですけれども、そういった意味で大きなこととして捉えていただきたいと思うんです。観光のパンフレットは、確かにいろんなところにいろんなもんがございます。それを統一せえと言われれば確かにそうかも分かりません。観光客、我々がどっかよそへ行こうとしたとき、我々の年代以下の人たちは、観光たつのとか、そういう形でアクセスの仕方をしますよね。調べますよね。たつの観光10選とか、そういう形でインターネットに出てきます。たくさんのいろんな人が出てきます。
たつのの魅力みたいなことを書いたインスタを使った方も見受けられます。私が知らなかった、例えば昔は童謡の里赤とんぼで、マンホール蓋に赤とんぼ、下水道の蓋に赤とんぼがあったのをご存じですか。そういったものも上げたりね。私は知らなかったんですけど、外灯に赤とんぼが入っていたりしているのをインスタに撮ってたつのはこんなところですよと紹介している部分がある。
何もそのパンフレットを見て来るかといったら、そうじゃないんです。今の時代はインターネット、SNSの媒体を使って発信しているというのがこれからの必要性だと思うんです。だから、パンフレットもいいんだけれども、少なくともこれからはいろんな人たちが、地元の人たちがSNSで上げてもらったり、10選というような形で評価してもらったり、そういった方向で、たつの市についても、たつの市のホームページ、観光を押すと、幾つかのコースも書いております。寅さんコースという形でも上げております。
だから、いずれにしましても、今回はパンフレットというところじゃなくて、視点はSNSにシフトを置きたいというふうに考えていますので、ちょっと長くなりましたけれども、そういう考え方でおります。
○議長(松下信一郎議員)
5番肥塚康子議員。
○5番(肥塚康子議員)
SNSの活用については、後で質問しようと思っていたんですけど、
GOTOキャンペーンにしても、Welcome to
Hyogoキャンペーンにしても、県外からたつの市に来てもらうという目的、それはもう少し後のことかなと思うんです。
観光ということを考えると、一般的にたつの市民が市内で泊まるということは余り考えられていなかったと思うんです。どこかに旅行に行くということは、地元ではなく本当に外に出ていってという観光旅行というのはそういうイメージが強いと思うんですが、今コロナと共存していく、そしていきなり県外に行くのではなく、市内のいろんないいところを発見してもらうためのきっかけとしてクーポン券なり何かちょっとしたきっかけというものを市民に与えることによって、泊まってみようかなという気持ちになる方もおられるのではないかと思うんです。
それは、バスを出してとか、そういう大げさなことではなく、皆さん自家用車も持っておられたり、コミュニティバスも走っていたりします。平日宿泊だともっと安く泊まれるようなところもあります。そういうところで、今コロナの影響でいろんな自粛、ステイホームということで児童虐待であったり、DVがあったり、また介護現場でも認知症が進んだり、身体的能力が衰えたり、そういうことも含めてやっぱり安全な対策をとりながら近場で出ていくというふうな気持ちを起こさせるために、このパンフレットというのも市のホームページの観光というところもそうなんですけども、それは何か市民向けではないような気がするんです。
昨日も国民宿舎へ行ってきたんですけども、市内のパンフレットは何もなくて、ほかの赤穂市や姫路市のパンフレットがたくさん置いてありました。でも、たつの市に泊まったときに、ほかのところではなく、ちょっと違うところにも行ってみようかなというところで、そういうところにいろんなパンフレットが置いていれば、ちょっと来たついでに行ってみようかなという気持ちになられることもあるかと思うんです。
そういうところで、やはり市民に対して市内の観光にプラス宿泊ということなんですけど、いろんな自粛のことで家庭の主婦はいろいろと家事が増えたり、大変な思いをされている主婦の方も育児や介護でストレスを感じておられる方も多いかと思うんですけども、毎日毎日、家事に追われています。そういう人が何もしないでおけるのは泊まることなんです。泊まるのは別に遠くへ行かなくても市内でおいしいものを食べて、ゆっちりくつろげるところがあれば、もうそれだけで主婦は幸せと感じる方が多いと思います。
実際に私、支所の奥のほうにあった志んぐ荘のパンフレットを見つけて、ここにクーポン券がついていたのでこれを利用して行って使ってきました。そこで宿泊のところがあって、結構安くで泊まれるんやなとかいろいろ何か新しい発見がありました。そして、行ったついでにつり橋を渡ってみました。初めてやったんですけど、怖いなと思いながら渡ってみたら面白いなと、何かすごいいろんな体験ができたので、その体験と絡めたり、あと、散策コースというのを入れたり、そういうパンフレットというのはすごく大事だと思います。
そのパンフレットがいろいろなので一つに固めたガイドブックみたいなものをつくって、そこにQRコードをはめ込んで、スマホで見て、そこからAR体験とか、どこにどういう食事をするところがあるかとか、いろんな項目を入れたり、まち歩きのガイドのアプリなんかも入れるということでSNSというところで大きく活用できるんではないかなと思っているんですが、いかがですか。
○議長(松下信一郎議員)
副市長。
○副市長(井上彰悟君)
私は市内の人たちが泊まるクーポンについて否定をしているんじゃないんですよ。ウイズコロナ期における星野リゾートが考えた、いわゆるマイクロツーリズムですか、このことはまさに今おっしゃった日常における非日常ですよ。上げ膳据え膳と言われることですね。主婦のいっときというようなお話の中で。そういうことは実際にやりましょうと、3つ目の施策として、観光キャンペーンでやるときの3つとして、市民を対象にした部分を作りましょうということで、そういうことの助成をやっていこうという、3つ目の中でちゃんと入れているわけでございます。
そもそも私が言いたかったのは、県外から呼んでこようじゃなくて、200万人のうち日帰り客がほとんどなんですよと。県外から来た人は僅か35%ですよ。要は、県外の近くからたつのというものはもともと入っているんだから、近くで、まずたつのの人はたつののところを観光するのも一つの施策。だけど、たつのの人も近所、赤穂や相生や、あるいは相生からたつのへと、こういう連携をするのも一つ。
その中の一つとして、やはり観光という大きな産業、これ国からいうていったら22兆円の産業ですよ。22兆円の産業の中でインバウンドは4.4兆円、30年の観光白書ですけどね。20%なんですよ。
星野リゾートが考えた4.4兆円、20%の分をどう補おうかなということで考えたのが、地元で日常における非日常を演出しましょうと。上げ膳据え膳、自分の部屋で全部食べられて、今までにない豪華な食事をして、
GOTOキャンペーンで2万円くださるんなら5万円の宿泊料、2万円入っていったら、いっときのぜいたくを味わってみましょうというような気持ちにもなるでしょうと。そういう
GOTOキャンペーンにうちも乗りましょうと。だから、おっしゃることは全て網羅してやっていきます。
それから、確かにおっしゃるとおり、一つの観光冊子をつくるという考え方も一つあろうと思います。そういったことについては検討していきます。
要は、何で赤とんぼ荘、志んぐ荘に赤穂や相生のパンフレットがあるかといえば、一緒になって観光しましょうよと、姫路は1,000万人ですよ。姫路城に来られている方は1,000万人。私は、たつのの200万人は眉唾物やと思っているんですけど、向こうは多分確かやと思います。こんなことを私が言うのはどうかと思うんですけど。
1,000万人のうち、その50万人でも本当にたつのへ来てもろたらええわけで。だから、たつのだけのことを考えたらいかん。相生も赤穂も一緒になって姫路から分捕ろうと。観光客に来てもらおうと、足を伸ばしてもらおうと、この策を考えんとやっぱりあかんわけです。
だから、市民がようなるんもええんですよ。だから、よそから来ていただくと、これを考えな施策として失敗しますんで、おっしゃることはよく分かります。だから、それは善処しますけれども、考え方としてはそうだということをご理解願いたいと思います。
○議長(松下信一郎議員)
5番肥塚康子議員。
○5番(肥塚康子議員)
ありがとうございます。善処をしていただきたいと思います。
市外からも来ていただくということは本当にありがたいことで、経済的なことを考えれば本当に市民だけでなく、たつの市にお金を落としていただくというところで、宿泊というところでやっぱり大きなお金が落ちていくというところで、近隣の自治体とも連携プラス市内のいろんな地区のことも含めて前向きに考えていただきたいと思います。
それで、駅でおりて、それからどうやって観光地に行ったらいいのかということも、タクシーの運転手の方とか、コミュニティバスの運転手の方にも、尋ねられたときにここでおりればこういうところに行けますよというようなアドバイスをしていただけたらありがたいと思いますけど、その辺の理解度というか、そういうのはちょっと分からないでしょうか。
○議長(松下信一郎議員)
副市長。
○副市長(井上彰悟君)
何をお答えしていいか、もう一つよう分からんのですけれども、今、電気小型のモビリティで今度、試行しようとしています。本竜野駅を例にとると、本竜野駅に観光案内所があります。指定管理者として指定させていただいて、そこで案内させていただく。いずれにしても、今度はまたそういった自動小型モビリティで案内していただくと。今、考えているのは、まさにそういうことをおっしゃっている、どこへ行ったらええか分かれへんということを飲食店、事業者、宿泊施設の方々と一緒になって、たつの観光をどういうふうに回っていただこうと。
実は、川原町の商店会の方々が自らいろんな意見交換しながら市に提案していただくようなビデオを持ってきていただきました。市長ともども見させていただいたんですけれども、やはり行政が見る視点と事業者の視点とは違うんですね。だから、そういった意味では、我々が行政指導でこうしましょう、ああしましょうじゃなくて、皆さんと一緒になって考えていきましょうという、こういうことがこれからは必要なんだと。
皆さんからそういったご意見を聞きながら、それにはどうしたらいいのかなということでワークショップをやって、一つのものにまとめていきましょうというのが、私が一番最初に答弁したことなんですね。だから、肥塚議員さんがおっしゃるようなことも含めて対応していきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(松下信一郎議員)
5番肥塚康子議員。
○5番(肥塚康子議員)
変な質問してしまってすみません。タクシーの運転手さんに、ここに行きたいといったときにどこに行ったらええんか分かれへんということがないように、何か一つ分かるようなものがあればいいなと思って質問させていただいたんです。
交通の便もよくて、いいまちという、住みよいまちという印象、県外、市外から来られた方がいい印象を持ったら、住みたいまち、たつので移住が促進されることも考えられると思いますので、ぜひ前向きに考えていただきたいと思います。
先ほどの市民団体、観光協会とか商工会とか、ほかにもいろんなマップをつくっておられる方が本当にたくさんあるんですが、竜野駅周辺のまちづくり協議会とか、揖保川のことについても書いていますし、いろいろなことを調べると、本当にいっぱいいいところがあるなと再発見させていただいたことを、たくさんの市民の方にも発見していただくような施策を考えていただきたいと思いまして質問させていただいた次第です。
それでは、市のホームページにたつのキッズとかいう、子供向けに市の説明をしたものがあるんですけれども、こういうたつの市全体を教えるような教材は、教材としてあるんでしょうか。
○議長(松下信一郎議員)
教育管理部長。
○教育管理部長(冨井俊則君)
教材としましては、今ありますのは郷土の偉人というか、そういう方を教える教材はございますけれども、観光ポイントということを教えるものではございません。
○議長(松下信一郎議員)
5番肥塚康子議員。
○5番(肥塚康子議員)
広報に「くるんけ?」というのが載っていたので、私もAR体験してみようと思って、それを立ち上げてみたんですけど、昨日も龍野城へ行ってきたんですけど、うまいこといかなかったんですけど、あれちょっとゲーム感覚というもので子供たちにも、大人にもそうですけど、具体的に分かるようなものをつくられればいいかなと、楽しみながら自然体のことを理解して、いろんなところに行ってみようという気持ちが起きればいいのではないかなという気持ちもありました。
その中で市内観光スタンプラリーとかで全観光地を制覇すれば何かプレゼントがあるとか、そういう企画も面白いかなと思ったんですけれども、子供から大人まで幅広くたつの市のことを知ってもらって、行ってみようという気持ちになってもらえばいいかなと思いました。
3番目のかたの会の活動が、こういう大きな紙面上で5月13日と22日、兵庫県全域の神戸新聞で大きく取り上げられて、三木露風のこと、そして母のかたさんの認知度が高まり、知らなかった方も認知されるようになったと思います。このドラマ化が実現すれば、将来の観光客の増大とか経済の活性化につながると思うんです。これに関しては、私は2年前の6月に一般質問させていただいたんですけども、あれから会員も増えて、署名数もとても増えて、たつの市民の方にも認知度が上がっていると思います。
また、昨年の秋には、たつの市長も鳥取市長に表敬訪問していただいて、「赤とんぼよ、永遠に」という劇を鳥取でしたことで、鳥取の方も露風のこと、かたさんのことも大きく関心を持っていただけたかなと思うんです。
その2年前の答弁で、ホームページに掲載ということは考えていないとか、トピックスならできるかなというふうな回答を頂いたんです。そういうことでちょっと三木露風のことに関してフェイスブックにこの新聞記事のことを載せるとか、何かそういう取組とかもできるんではないかなと思ったんですけれども、そういうことに関してはいかがでしょうか。
○議長(松下信一郎議員)
副市長。
○副市長(井上彰悟君)
碧川かたのことについて、ホームページに載せることは全然やぶさかやないんです。実はドラマ化ということについて市長も積極的に応援させていただくということなんですけども、やっぱり受け手側がNHKなんですね。実は大河という意味では、多くのホームページを見てみますと、たくさんの自治体あるいはたくさんの県が、そして衆議院とか財界の名を連ねてNHKの籾井会長からどなたでしたっけ、籾井さん、上田さん、前田さんと会長がかわるたびに陳情に通っていると。
我々としては、かたの会の情熱というんですか、気持ちにほだされて、ぜひともしたいということでNHK神戸、NHK大阪へ行っているんですけれども、なかなか受け手側が前向きかと言われればそうではないように考えられます。ただ、我々としては、かたの会の方々の情熱、熱意というのが分かるから、すぐに解を求めようとするんではなくて、ちょっと一歩踏みとどまることも必要なのかなと。ちょっと言い方が変ですけれども、市民運動のともしびというものはやっぱり消してはならない。
NHKどうなんですかと詰めていくと、もう無理ですなんて返ってきたら身も蓋もないわけです。だから、我々としては慎重にそういったともしびを消さないように、解をすぐに求めるということではなくて、どんどん気持ちを増幅していくと。
今おっしゃったように、かたの会のメンバーも徐々に、一遍に爆発的に増えてませんけれども、増えておるというようなことですので、我々としては活動というものを見守りながらやっていきたい。すぐには答えを求めないというような形で進めたいという、行政の方向性としてはそんな感じです。
だから、おっしゃったように、これもそうですわ。寅さんコースを設けたのも、議員のどなたかから寅さんの話が出てきて、寅さんコースというのをホームページに、観光コースで上げました。でも、僕が見ても何のこっちゃ分かりません。寅さんコースと書いてあったって、渥美清の映画がここであったという背景を知った上で、市外から見られたら、寅さんコースが分かりませんけれども、その解説が何もなしに寅さんコースここですよみたいになっているんで、そこら辺は工夫していきたいし、おっしゃったような碧川かたの生涯はこういう形ですよと載せることはやぶさかやない。ただ、そうするとほかの人の話、農業の方の丸山さんやら、三木清や、それぞれみんな満遍なく書いていかなあかんという、そういう課題もまた残ってきますよね。
そういったことで、おっしゃることはよく分かるということと、もう一つは、そのことについては全体を俯瞰した中でどうするかということを決定させていただく。もう一つ、運動のともしびは消さないということで持続的にやっていこうという考え方を持っているということだけを申し上げたいと思います。
○議長(松下信一郎議員)
5番肥塚康子議員。
○5番(肥塚康子議員)
もちろん、かたの会だけじゃなくて、経済の活性化のためにいろいろと活動しておられる団体もありますので、そういうグループに関しても掲載というか、そういうのも考えていただけたらなと思います。
NHKにということもそうなんですけど、一番大事なのは鳥取市の方の生まれ故郷である、まだ他にも三鷹市とか、北斗市とか関連する市に対して、そこに出向いていくというのは今の時点ではちょっと難しいかも分かりませんけれども、どこの自治体も今、観光のダメージが大きくなっているところで、
GOTOキャンペーンも兼ねて、ほかの関連の市と連携して進めていくということも大切ではないかなと思います。
女性が活躍できる社会の基礎を築いた碧川かたが、三木露風の母であるということをやっぱりここで三木露風ということが大事な根源になることだと思いますので、それから発展させていただいてほかの市と連携していただくということも考えていただければありがたいと思います。
そこで、露風のこととかも、子供の頃から教えていってもらいたいというのもあって、もちろん赤とんぼというのは夕方6時に曲が流れていますし、赤とんぼの曲は知っていて、それの作詞者が三木露風であるということも知っておられる大人の方も多いと思うんですけども、学校現場で三木露風のことをどのように教えておられるんでしょうか。
○議長(松下信一郎議員)
教育事業部長。
○教育事業部長(山根洋二君)
確認したんですけれども、小学校4年生の社会科におきまして、郷土の発展に尽くした人たちということを題しまして、これはデジタルでホームページでも見れるようになっているようでございます。その教材を使いまして、郷土の偉人として三木露風、三木清、内海青潮、矢野勘治等の偉人を紹介しているということで勉強しているということでございます。
○議長(松下信一郎議員)
5番肥塚康子議員。
○5番(肥塚康子議員)
ありがとうございます。
曲でいうと、赤とんぼという曲が一番有名ということで、今年は5年生の教科書に赤とんぼが載っているんですけれども、これには歌詞が掲載されておりません。目当てとしては、混声四部とか、ハーモニーを楽しもうという観賞のことが目当てになっていると思うんですけども、大事なのはやっぱりたつの市にとっては三木露風の詩ということがとても大切だと思います。
一昨日の朝日新聞の夕刊にも、童謡、歌えば広がる原風景ということで、ここに童謡赤とんぼに登場するのはアキアカネとされる。作詞者三木露風の生誕地のたつの市で撮影されたという赤とんぼのことも書いております。この赤とんぼの詩、歌もそうなんですけども、子供たちがそれをきちんと詩の意味を理解して歌えるか、またそういう詩の説明とかをちゃんとしているのかということで、教職員の意識としてはどうなのかということをお伺いしたんです。教えるに当たっては、やはり教職員の方がきちんと理解をして、それを教えないと難しいかなというところもあるので、そういう詩のことに関して、先ほど社会科の授業とかおっしゃっていましたけれども、国語の授業で原風景を思い浮かばせるとか、また音楽の授業でももちろんそういうことの指導はできると思うんですけども、それに関してはいかがでしょうか。
○議長(松下信一郎議員)
教育管理部長。
○教育管理部長(冨井俊則君)
教材一つをとって、今は社会ですよとか、音楽ですよとかいう話もあるわけですけども、それぞれ教科書があり、目的に応じてということがありますので、教材でもって授業を進めていくということでございます。
赤とんぼの普及云々につきましても、昨年、ご提案頂いた中で、運動会に赤とんぼマーチを行進曲で流すとかということもやらせていただいて、学校のほうでも認識を高めるというようなことにも利用させていただいているようなところでございます。
○議長(松下信一郎議員)
5番肥塚康子議員。
○5番(肥塚康子議員)
6時に流れている赤とんぼのメロディーも赤とんぼマーチも本当に曲だけで、メロディーだけなんです。でも、先ほども申し上げたように、詩ということに関してもっと三木露風のこともそうですし、赤とんぼの詩が生まれた背景にはやはりお母さんのかたさんとの幼い頃に別れた思慕ということもあったり、いろいろとそういう露風の生まれてからお亡くなりになられるまでの生き方、それにはお母さんのことも深く関わっているということで、それに三木露風のことを教えるに当たっても、そこでちょっとかたさんのことも教えていただけたらなと思うんです。
というのは、本当に親子の絆とか夫婦の在り方とか、かたさんがシングルマザーで苦労して子供を育てられた。そして、いろんな今は当たり前になっているようなことも100年も前にかたさんが一生懸命されたということも、男女共同参画の観点からもいろんな方向で子供たちに教えることができると思うんです。それは、やはり教職員の方も意識をちょっと持っていただきたいということが一つなんです。
その中で、「赤とんぼよ、永遠に」というかたの生涯を歌にしたCDもできているんですけども、6分半ほどの曲で、それを子供たちに聞かせるだけで、その詩の内容をよく聞いていると、もうそれだけでけかたの生き方が分かるというふうなCDもあります。また、紙芝居とか、絵本とかを利用して分かりやすく子供たちに教えるということも可能で有効ではないかなと思うんですけれども、そういうことを教材に使うということに関していかがですか。
○議長(松下信一郎議員)
副市長。
○副市長(井上彰悟君)
ちょっと私のほうから申し上げたいんですけども、私は教育者でも何でもないんですけれども、まさに何を求めていらっしゃるのかがよく分からないんですが、叙情的なお話を子供たちにすることによって何の成果を得られようとするのでしょうかね。そこら辺が何の目的でどうするんかということで、人の偉業とかこういうことを知らしめるというのが教育であって、その家庭の中の叙情的な話を子供たちにすることによってどういう成果が得られるかということを考えないと、教育というのは難しいと思うんです。
そういったことを踏まえた上でおっしゃっているのかどうか分からないんですけれども、私自身はそこまでかたの生き方、生きざま、別れた夫の死亡とか、そこら辺のことを分かりませんよ、人の成果とか、こういう偉人がおるということはやっぱり子供たちに伝えるべきだと思いますけれども、そこまで叙情的な話をすべきかどうかということは、やっぱり教育委員会の中でもしっかりと考えていただいて、教師間の共有認識のもとでやるべきであって、やみくもにこういうことを離婚とか、その情緒の部分であるとか、そういったものを子供たちに伝えるということが果たして教育なのかということも考えていかないといかんのではないかなと、私自身はそういうふうに思います。
○議長(松下信一郎議員)
5番肥塚康子議員。
○5番(肥塚康子議員)
童謡ということに関しては、またちょっと違う観点でもっと言いたいこともあるんですけれども、たつのにとっては三木露風、本当にたつのが生んだ詩人です。その詩人の三木露風の詩の中で一番有名なのが赤とんぼ、その赤とんぼのできる詩を読み取るということに対して音楽というか、メロディーだけではなくてそういうことも大事かなということと、それに関してもかたさんのことが切り離せないという、そういうことを申し上げたかったんです。そういうことも含めて、詩を理解して赤とんぼのことを子供たちに教えられないかなということについて教職員の意識をちょっと、そういうことを思っていただけたらなというふうに思ったんです。
露風とかかたに興味を持つと、霞城館のほうにもいろいろ資料があります。そういうところにも行ってみようという、子供たちだけではないんですけど、大人もそうなんですけども、行ってみようかなという気持ちになるかもしれません。
また、それが市内の観光とか、今低迷しているかも分かりません。公共交通の利用の促進、利用度のアップというのにもつながるかも分かりません。国が打ち出している
GOTOキャンペーンの施策というのを利用して、今後の発信の仕方によっては今さっきいろいろ申し上げた観光客の誘致の数のアップとか、移住、定住につながるという可能性もあります。
重伝建のこともそうですし、室津ということもありますし、先ほど次世代モビリティの小型の電動自動車ですか、それを本竜野駅だけの地区ではなくて、室津のほうとかにも活用できるかも分からないし、いろんな活用の方法を検討していただいて、また市内に移住、定住できる可能性もありますし、本当にたつの市というのは海があって、山があって、自然が豊かで観光名所もたくさんあって、とても住みやすくいいまちだと思います。今のピンチをチャンスと捉えて、市の魅力を市民に再発見してもらうための施策を部や課を超えて連携していただくことを考えていただきたいと思います。
今後のたつの市の魅力の発信に期待して、また一日も早く感染症が終息することを願いまして、質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
○議長(松下信一郎議員)
ここで、暫時休憩いたします。
再開は11時10分とします。
休 憩 午前10時59分
再 開 午前11時10分
○議長(松下信一郎議員)
休憩前に引き続き、会議を再開します。
次に、1番楠明廣議員。
○1番(楠 明廣議員)(登壇)
議長の許可を得ましたので、通告に従いながら一般質問をさせていただきたいと思います。
それでは、まず第一に、大きな1番、姫路バイパスから太子竜野バイパス(国道2号)の改良について。
以前から言っております姫路循環器病センターと製鉄記念広畑病院が統合し、県立はりま姫路総合医療センター(仮称)が令和4年に開院となるが、今でも姫路バイパスは午前8時40分頃であれば、ほとんど渋滞しているのが現実でございます。雨降りだったら事故が多いということで、それも夢前トンネルの中で、あの近辺で大体事故しております。それになれば9時以降も渋滞するという問題があるんです。
竜野太子のバイパスにまで非常に渋滞、福田ぐらいまで延長して渋滞している。これは皆さん経験されたことがあると思うんですね。それから姫路南のバイパスのおり口、これも本当に1車線だけですから渋滞する。これが今までであれば、新日鉄広畑病院と循環器病院は中地でおりるなり、その手前の蒲田の姫路西サービスエリアですか、あそこでおりるとか、太子のほうから南へ下がるとか、いろんな道があるから分散されて、あちらのほうはあまり渋滞というのは近くじゃないと起こらないというようなことが現実です。やはりこれが姫路南に一挙に集合してしまうということになれば、相当な渋滞を起こすということで、以前から、市長議長会の中でも言わせてもらって、この間、姫路の議長から今年になってから、それはもう県のほうに要望しましたということを言ってもらったんで、どういうふうな流れで今度進んでいくか分からないんですけども、またこれは市長、議長の皆さん、次の要望として聞いてもらいたいということでございます。
2番、墓じまいの現状について。
近年、核家族化や少子高齢化を背景に、墓じまいをされる方が増えているが、墓じまいと文化と伝統の因果関係をどう考えているのか。先ほども話ししていました永富議員のほうから相生が墓じまいに対して、市が共同墓地でそういうふうに集めてやるということを聞いたんですけどね。もうほとんどの方が東京なり、いろんな他の都道府県へ出られて、そちらのほうで住居を構えてしまうということになれば、こちらにおられるおじいさん、おばあさんのところとか、ほとんど田舎のほうへ帰ってくる気持ちがないんです。
だから、利便性というものを今の時代、追及されている夫婦が多い中で、やはりこういった墓じまいというのを希望されている年配の方が大変多くなっています。今現在のたつの市においては墓じまいの問題がどこまで進んでいるか分かりませんが、私のほうには、今から2年前に一般のおばあさんから墓じまいを何とかたつのでやってもらいたいということで、この2年間、一般質問ができなかったので、今回やりました。そういうことでございます。
3番目、
新型コロナウイルス感染症に関する諸問題について。
小さな1番、
新型コロナウイルス感染症により、たつの市内でも倒産した会社や人員整理された方がおられる。このような方々や低所得者層に対しての財政支援等のサービスはどのようなことを考えているのか。
これも3月かそれぐらいに質問を書いたので、今だったら大分補えるような状況になっていると思います。
小さな2番、今回の
新型コロナウイルス感染症に関する取組や対策について、市がやらなければならないこと、また国・県がやらなければならないことを教えていただきたい。
また、今後、発生するかもしれない新種の感染症に対しての対応はどう考えているのか。
小さな3番、市は何が、次に起こるかもしれない
新型コロナウイルス、そういうことに対する感染症に対しての市の取組として、今回よく勉強されたと思うんですけども、何が不足していると感じたのか。特に、病院の問題ということで、右側に括弧書きで書かせてもらっております。
4番、危機管理意識はあるのか。今回のことを通して何を感じたのか、各担当部に聞く。
小さな5番、小・中学校に導入したエアコンに換気機能はついているのか。ついていないのであれば、
新型コロナウイルスへの対応をどのように考えているのか。
これも、この前に、もう去年、おととしぐらいのエアコンには換気機能がついているということで、報道のほうでもよくされていてやっているんですけども、去年の話ですからね、買われたのが。だから、換気機能がついたエアコンを入れておられるというように思うんですけども、そこらはちょっと確認の意味でね、それをやらないと、やはりエアコンをかけながら26度、7度ぐらいの温度を保つにあたって、窓をあけて換気しないと駄目やというようなことも言われていますからね。
やはり今回初めて子供たちは、普通であれば夏休みで休んでいるときに学校へ登校しなければいけないということで、市側としても何をしたらいいのかということで思いつかれたのがネックの何とかいうやつね、あれを考えられてやられているということは、夏休みいうたらクラブ活動とか、そういう子供たちはいいんですけど、プールへ行くときぐらいしか、余り夏場に行くことがないですわね、子供たちはね。だから、そういったことで補えるということがあるんであればいいと思います。私自身も、その問題に関して何が対応策であるんだということは、今考えてもまだ分かりません。今回のは正解だったと思いますけどね。
次に、大きな4番、市営住宅の空き部屋の有効活用について。
古い市営住宅であれば、老人の方がたくさん、安い家賃のところはやはり年金なんかで生活しておられる老人の方が多いもんで、そういった中で1階より2階、3階というように上がりにくいほうが泥棒の問題もあるし、防犯上、上のほうがいいというような考え方をしておられる方がほとんどです。
この間も新宮の市営住宅で、3階に盗人が入ったということで、たまたま窓から出ていきよんのとおばあさんがかちおうて、おばあさんびっくりしてもうて、そのまま何時間か後に警察へ電話したというのが現実です。それの対応策としまして、センサーのライト、常時朝までつきっぱなしの太陽光でつくようなライトを考えてやられている。ベランダをつたって上がってきたというようなことがあるから、有刺鉄線で上がりにくいような対策というものも市営住宅の担当の方にも考えてもらっているという現実があります。
そういった中で、老人の方が市営住宅に住まれているのは多いということで、1階にもし空き部屋があるんであれば、食料品とか日用品を家賃をもらいながら商売してもいいやということを言われるようなどっか事業者とか、今よくやっているのはコープなんかが移動販売とかをやっておられますけれども、他の地区であれば、脱サラした方が老人の方のためにやってみようかということで、北陸のほうなんかたくさんそういったことをやっておられる方がおられます。
そういうことを近隣の業者の方に一遍聞いてもらって、やれるもんだったらやってあげたら非常に助かるんじゃないかなということです。まず第一に、地元の業者の方に声をかけてもらわないと、地元も困ってしまいますからね。いよいよどこに聞いてもない場合は、他の地域なり大手のスーパーなんかに声をかけてもらったらいいように思います。
その次の大きな5番、観光地の安全対策について。
昨年12月には、たつの市龍野重要伝統的建造物群保存地区に選定され、また、野見宿禰神社には訪れる人も年々増えている。さらに、西播磨県民局では、山城復活プロジェクトに力を入れており、今後、さらなる観光客の増加も見込まれると考える。観光客、参拝者、登山者の安全を第一とするためにも、龍野公園グラウンド前遊歩道から野見宿禰の墓の下を通り、県民局が力を入れている山城までの安全対策の考え方を問う。
次に、大きな6番、職場におけるハラスメント対応について。
今も芦屋市でセクハラということでいろんな問題が、この2日、3日前から追及されていますけども、市民と職員、上司と職員、議員と職員など様々なハラスメントが起こり得ると考えるが、下記のことについて伺う。
小さな1番、以前から職員の公務の執行を著しく妨害している市民に対して、今後の対応の引継ぎはできているのか。
小さな2番、令和2年6月1日から改正労働施策総合推進法(パワハラ防止法)が施行されたが、管理職の職員が、所属職員に対して行う指導がパワーハラスメントになり、大人のいじめにもつながっていないのか。また、指導はお互いの信頼関係の上に成り立つものではないのか。このような大人のいじめが子供のいじめの要因にもなり得ると考えるがどうか。
大きな7番、コンパクトシティの計画について。
今、考えているコンパクトシティ計画について、市民に喜んでもらえると考えているのか。その要素はどのようなものがあるのか。
大きな8番、市民乗り合いタクシーの市内全域の広域化について。
市民乗り合いタクシー「あかねちゃん」は、市コミュニティバスとともに、市民の日常生活を支える移動手段として市民から非常に重宝されている。「あかねちゃん」については、運行区域が制限されています。市内全域に運行されることを市民が強く望んでいます。市内全域の乗り入れが可能となるように、どのような努力をしているのか。
この間も聞いていましたら、たつの市新宮地域の越部地区だけ、たつの市の東の地域に乗り入れしている。揖保川地区が、たつの市のどちらかのほうに乗り入れしているということで、老人の方からよく聞くのが、何で私らはそちらへ行かれへんねんやろと。私らも同じようにしてもらいたいという、やはり地域格差及び差別的な意識を持っておられる方が非常に増えております。
そういった中で、やはりどういう取組をして頑張ってもらっているのかということで、以上、8点、よろしくお願いします。
○議長(松下信一郎議員)
市長。
○市長(山本 実君)(登壇)
1番楠明廣議員のご質問のうち、1点目のご質問の姫路バイパスから太子竜野バイパス(国道2号)の改良についてお答えいたします。
国道2号バイパスにつきましては、年々、交通渋滞が深刻化しており、特に朝夕においては、各ランプで渋滞が本線にまで影響を及ぼしている時間帯もあるということは認識いたしております。
議員ご指摘のとおり、(仮称)県立はりま姫路総合医療センターが開設されますと、さらに交通量が増加することが懸念されております。
当該道路につきましては、西播磨地域の発展には欠かすことのできない重要な道路であることから、本市におきましても、機会を捉え西播磨地域の各種協議会等で国道2号バイパスや医療センター周辺等の渋滞対策につきまして、発信してまいりたいと考えておりますので、何とぞご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。
なお、その他のご質問につきましては、総務部長、市民生活部長、健康福祉部長、産業部長、都市政策部長、教育管理部長が答弁をさせていただきます。
○議長(松下信一郎議員)
市民生活部長。
○市民生活部長(森下美佳君)(登壇)
引き続きまして、2点目のご質問の墓じまいの現状についてお答えいたします。
我が国のお墓文化は、火葬し遺骨をお墓に納骨し、お墓の継承者がお盆や彼岸、命日にお墓参りをし、ご先祖を供養するのが一般的でございます。しかし、近年は、現在のお墓を撤去し、遺骨を他の墓地に移転あるいは永代供養墓地に改葬する墓じまいが増えております。その要因といたしましては、お墓の継承者がいない、就職、転勤、結婚などで故郷を離れ、墓を管理していくことができない等がございます。
このような状況の中、本市におきましては、改葬を希望される方に対し改葬許可書の発行を行っており、発行件数が平成29年度88件、平成30年度113件、平成31年度155件と年々増え続けており、その主な理由は、継承者がお墓参りをしやすいよう都市部墓地への移転や、永代供養墓への改葬でございます。
いずれにいたしましても、ご先祖、死者を敬うお墓文化は、継承することが望ましい文化でございますので、今後とも個々の実情に合わせ、手続等利便性を高め、所有者がきちんと満足できる供養を行い、気持ちの整理ができるよう側面的な支援に努めてまいりますので、何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(松下信一郎議員)
健康福祉部長。
○健康福祉部長兼福祉事務所長(冨井静也君)(登壇)
引き続きまして、3点目の
新型コロナウイルス感染症に関する諸問題についてのうち、まず1番目のご質問、倒産した会社や人員整理された方や低所得者層に対する財政支援等のサービスはどのように考えているのかについてお答えいたします。
まず財政支援等でございますが、国が一律給付する特別定額給付金をはじめとする国・県の支援とあわせ市独自の支援としましては、子育て世帯への応援臨時特別給付金の支給、たつのふるさと応援グルメ券の1冊目販売額を1,000円とすることで水道基本料金6か月減免にかわる支援や、社会福祉協議会の緊急小口資金の貸付を受けた方で、さらに支援が必要な方には、上限20万円を2回まで貸付する生計維持緊急貸付事業等を実施しています。
さらに、国民健康保険税、介護保険料及び後期高齢者医療保険料の減免、事業等に係る収入に相当の減少があった方に対して、1年間の市税等の徴収の猶予が受けることができるなど、
新型コロナウイルス感染症の影響を受けた方への支援をしています。
特に、人員整理などにより職を失った方に対しては、ハローワークと連携し、新たな仕事探しの支援を行うほか、当面の生活資金が不足している方のうち、アパート等を借りておられる方には、家賃を給付する住居確保給付金制度をご案内しています。
いずれにいたしましても、これらの制度を活用してもなお生活の維持が困難な方に対しましては、生活保護制度を適用し、生活の安定を図った上で自立のための生活の立て直しまでの支援を行っています。
次に、2番目のご質問、今回の
新型コロナウイルス感染症に関する取組や対策について、国、県、市がやらなければならないこと、また、新種の感染症が発生した場合の対応についてですが、議員ご承知のとおり、1月16日、国内で
新型コロナウイルス感染症患者の発生が報告され、政府においては、2月25日に
新型コロナウイルス感染症対策の基本方針を策定し、感染拡大防止策、医療供給体制の構築などの措置を講じておりましたが、
新型コロナウイルス感染症の全国的かつ急速な蔓延により、国民生活及び国民経済に甚大な影響を及ぼすおそれがあるものとし、4月7日に新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言を兵庫県を含む7都府県に発令し、国民への外出自粛要請、施設の使用制限や休業要請、医療提供体制の確保、経済・雇用対策等の方針を示しました。
それを受け、兵庫県知事は、県民の暮らしに密着した外出自粛や施設の使用の制限、休業の要請・指示などの緊急事態措置の実施を行い、本市においても、同日及び翌日に対策本部を開催し、県の方針に従い、市民へ不要不急の外出自粛をお願いするとともに学校園の休業・休園及び公共施設の閉館などの措置を決定し、全戸配布により市民への周知を図ったところでございます。
新種の感染症が発生した場合の対応につきましては、未知の領域が多分にあると想定されますが、国・県の指導方針等に基づき、今回の
新型コロナウイルス感染症の経験を踏まえて対応する必要があると考えます。
次に、3番目のご質問、市は何が不足していると感じたかについてですが、強く感じたことは、流行の初期段階において
新型コロナウイルス感染症全般にわたる情報が圧倒的に不足していた点でございます。3月以降、国内での感染者が増加する中、本市においては市内でのPCR検査実施状況や感染症の発生状況などの情報が県から得られない中、感染経路や感染リスク、予防対策の情報が日々、様々な形で報道され、さらには市場でのマスクや消毒液の品不足も相まって、市民へ不安が広がったものと考えています。
次に、4番目のご質問、危機管理意識はあるのか、今回のことを通じて何を感じたかについてでございますが、危機管理意識につきましては、本市では国内に患者が発生したことを受け、たつの市新型インフルエンザ等対策行動計画に基づき、1月31日に副市長を委員長とするたつの市
新型コロナウイルス感染症対策連絡会議を設置し、庁内各課において感染症に対する情報共有を行い、2月27日には市長を本部長とするたつの市
新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、感染予防を徹底させるため、政府及び県の要請に基づく学校園の休業や施設の使用制限を行うほか、市民行動の指針となる
新型コロナウイルス感染症に対する本市のフェーズ対応を設定し、市民への周知及び感染予防啓発に努めてきたところでございます。
今回、感染症への対応をしていく中で、障害者の方、特に視覚障害をお持ちの方等の不安はもとより市民の健康を守り、市民生活への影響が最小限になるように、事前の備え並びに情報収集と情報発信に徹することで、感染症に対する市民の危機意識を高め予防啓発を進めていくことが重要であると感じています。
いずれにいたしましても、重大な感染症に対する対応は、たつの市危機管理指針に基づき迅速、柔軟に行動をとり、県との連携を密にし、速やかに市民への情報提供と健康危機に対応してまいりますので、何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(松下信一郎議員)
教育管理部長。
○教育管理部長(冨井俊則君)(登壇)
引き続きまして、3点目の5番目のご質問の小・中学校に導入したエアコンに換気機能はついているか。ついていない場合、
新型コロナウイルスへの対応をどのように考えているかについてお答えいたします。
市内小・中学校に導入しておりますエアコンに換気機能はついておりません。
新型コロナウイルス感染防止としての換気対策でございますが、30分に1回を目安として教室内の窓をあけることにより、小まめな換気を実施するように市内各学校に周知し、対応しておりますので、何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(松下信一郎議員)
都市政策部長。
○都市政策部長(野本浩二君)(登壇)
引き続きまして、4点目のご質問の市営住宅の空き部屋に店舗等を入れ、地域のコミュニティの核となるような工夫をしてはどうかについてお答えいたします。
市営住宅は、住宅に困窮する世帯に対して低廉な家賃で安心して暮らせる住まいを提供することを主たる役割とし整備されたものであり、原則、公営住宅法及びたつの市営住宅条例の規定により、住宅以外の用途に使用することができません。
ただし、真にやむを得ない事情があり、住宅管理上も支障がなく、これを禁止することが社会通念上不当であると認められる場合において、市営住宅の一部を住宅以外の用途に併用することを承認することができます。また、社会福祉法人等が市営住宅を使用して社会福祉事業を行うことが必要であると認められる場合において、国土交通大臣の承認を得て使用を許可することができます。
市営住宅の空き部屋の活用対策としましては、令和2年第1回たつの市議会定例会におきまして、
特定公共賃貸住宅としての用途を廃止した栗町住宅や室津住宅の一部を住宅以外の用途にも使用できる単独住宅として規定する条例改正を行ったところでございます。
今後は、市営住宅における地域コミュニティの活力低下といった課題を解消していくために、地域の実情や住民のニーズを把握しながら、より一層の有効な活用を検討してまいりたいと考えております。
次に、7点目のご質問のコンパクトシティ計画について、市民に喜んでもらえると考えているのか。その要素はどのようなものかについてお答えいたします。
平成29年3月に策定した立地適正化計画の中で記載していますとおり、コンパクトシティとは人口減少及び少子高齢化に対応するため、コンパクトで持続可能なまちづくりを目指すこととしており、市民が公共交通を利用し、生活利便施設に行き来できるよう都市機能や生活利便施設を集積させることで、公共施設整備による財政負担を軽減し、その周辺に住宅地の誘導を図ることにより、生活利便性の向上や人口密度を維持することを目的に、長期的な時間軸をもって施設誘導と交通ネットワークの構築による多極ネットワーク型コンパクトシティの実現を目指すもので、10年後、さらに20年後に市民に住みやすさを実感し、喜んでいただくため、現段階では元となる駅周辺整備や栗栖川河川改修、揖龍南北幹線の延伸等の都市基盤の整備に努めているところでございます。
次に、8点目のご質問の市民乗り合いタクシーの市内全域の広域化について、お答えいたします。
議員ご高承のとおり、市民乗り合いタクシー「あかねちゃん」は、買物や通院等の日常生活における移動手段として、また鉄道やコミュニティバスへつなぐフィーダー線として、市内の交通空白地域を解消し、特に高齢者や障害者の方にとって、今では欠かすことができない生活の足として定着しております。
市民が、あかねちゃんの市内全域運行を望まれていることは、利用者の方へのアンケート調査からも把握しておるところでございます。
市民乗り合いタクシーの運行区域につきましては、国土交通省におけるデマンド交通の許可等に関する審査基準において、原則、大字等の地区単位と規定されている中で、運輸局や民間交通事業者と何度も交渉を重ねた結果、現在の区域まで広げて運行することが可能となったものでございます。
その後も、デマンド交通運行共同体とは、平成30年に2階、昨年度に2階、今年度は既に1回協議の場を持ち、国土交通省、神戸運輸管理部、兵庫陸運部には、平成30年1月と平成31年1月、そして本年2月に区域を広げた運行を実施していただくよう要望してまいりました。
しかしながら、これ以上の区域拡大に向けた運営は、令和元年第3回たつの市議会定例会における5番肥塚康子議員のご質問にお答えいたしましたとおり、鉄道、路線バス、コミユニティバス、民間のタクシー等が運行しています本市におきましては、これらの交通事業者の経営を守るという観点から、困難であると言わざるを得ません。
区域を超えての移動には、今年度から1日25便に増便していますコミュニティバスをご利用いただきますようお願い致します。
いずれにいたしましても駐車場、今後も引き続き市民の皆さんに市民乗り合いタクシーをはじめ、公共交通をご利用いただきますようでよう、出前口座での説明や広報、ホームページへの掲載、総合時刻表の発行等により周知を図ってまいりますので、何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(松下信一郎議員)
産業部長。
○産業部長(西川 廣君)(登壇)
引き続きまして、5点目のご質問の観光地の安全対策についてお答えいたします。
議員ご高承のとおり、兵庫県西播磨県民局が掲げる西播磨山城復活プロジェクトは、元気あふれる西播磨の実現に向けて、山歩きや歴史好きの元気高齢者と姫路城来訪者やインバウンドをターゲットに交流人口の増加に伴う新たな地域の活性を図る事業であります。
また、西播磨県民局では、次年度以降、龍野古城を対象として、実在する風景に仮想的な視覚情報を重ねて表示するARアプリの作成を推進したいと聞いており、本市といたしましては、龍野重要伝統的建造物群保存地区との連携を図り推進してまいりたいと考えています。
さて、議員ご質問の龍野公園グラウンド前遊歩道から野見宿禰の墓の下を通り、龍野古城までの安全対策につきまして、具体的に龍野公園市民グラウンド前遊歩道から野見宿禰の墓の下を経由し、紅葉谷にある両見坂までの遊歩道ルートにつきましては、本市が林野庁から借用し、その管理につきましては適宜のパトロールや草刈り、枯れ枝剪定・伐採、落ち葉清掃及び路面の補修など、利用者の安全確保に努めております。
なお、両見坂から龍野古城までのルートにつきましては、林野庁から借用できていないため、遊歩道の位置づけがなされていないので、今後、西播磨県民局が山城復活プロジェクトを推進されることに鑑み、林野庁及び西播磨県民局や各種団体とも協議しながら、調査、研究していく所存でございますので、何とぞご理解賜りますようお願い申し上げます。
○議長(松下信一郎議員)
総務部長。
○総務部長(佐用永喜君)(登壇)
引き続きまして、6点目のご質問の職場におけるハラスメント対応についてにお答えいたします。
まず、1番目のご質問の以前から職員の公務の執行を著しく妨害している市民に対して、今後の対応の引継ぎはできているのかについてでございますが、市民からの特定の職員等に対する不当要求や庁内の業務に支障を与える行為への対応につきましては、職員が個々に対応するのではなく、基本的な対応として各部署と情報を共有し、組織的な対応に努めているところでございます。
特に、庁内において職員の説明に理解を示さず、大声を出すなどの行為に対しては、顧問弁護士の助言、龍野警察署の指導のもと、たつの市庁舎管理規則に基づく退去命令の発令やその命令に従わない場合は、刑法第130条の不退去罪として、警察署に通報する等の対応を行っております。
今後、業務に支障を与えるような行為が続く場合には、その行為を映像等に記録し、公務執行妨害等の刑法犯や兵庫県の公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反として、被害届の提出を検討してまいります。
いずれにいたしましても、今後も業務に支障を与えるような行為が行われたときは、速やかに適切な対応をしてもらえるよう、龍野警察署へ情報提供を行い連携を図ってまいります。
次に、2番目のご質問の令和2年6月1日から改正労働施策総合推進法(パワハラ防止法)が施行されたが、管理職の職員が、所属職員に対して行う指導がパワーハラスメントになり、大人のいじめになっていないかについてお答えいたします。
議員ご承知のとおり、パワーハラスメントの定義は、「職務に関する優越的な関係を背景として行われる、業務上必要かつ相当な範囲を超える言動であって、職員に精神的若しくは身体的な苦痛を与え、職員の人格若しくは尊厳を害し、又は職員の勤務環境を害することとなるようなもの」とされており、指導との違いは、業務・職務に関係があるか、言動・行為が適正な範囲を逸脱していないか、継続的に行われていないか、何より受け手側が精神的苦痛を感じていないかなどが挙げられます。
本市におきましては、全職員に対し、これまで年2回、綱紀の粛正及び服務規律の確保等についての通達により、ハラスメント防止に関する注意喚起をし、防止に努めてまいりましたが、本年6月1日から改正労働施策総合推進法、いわゆるパワハラ防止法の施行を受け、さらなる対応策として、管理監督職を対象にしたパワーハラスメントに関する研修の実施を予定しているところでございます。
いずれにいたしましても、ハラスメントはそれを受けた職員の仕事に対する意欲を失わせるだけでなく、職場環境を悪化させ、業務効率の低下を招くおそれもあることから、今まで以上に職員一人一人が、職員の人格や尊厳を害するものであることを理解し、互いの人格を尊重することで、さらなる明るい職場づくりに努めてまいりますので、何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(松下信一郎議員)
1番楠明廣議員。
○1番(楠 明廣議員)
墓じまいのほうは、先ほど言われたように、当然そういうのが非常に多くなって、姫路市なんかでは安寿院でしたか、あちらのほうが5万円出してもらえば、ずっと永代供養とか全部しますということで、うちの知り合いの太子の方が自分とこの太子の墓地にある墓を皆しもてもて、他人さんに売ってそこへ加入したりして、非常にそういうことが多くなっています。
そういった中での今回、質問の内容に載せていましたけど、文化と伝統の因果関係ということで出しているんですけど、ここでちょっと話が横道にそれて、口頭での通達がなかったんですけど、よろしいですか。言ってもよろしいですか。口頭での通達が、上の第一の質問のときに言ってなかったけども、せやけど文書では伝わっとんです。
○議長(松下信一郎議員)
次に進めてください。
○1番(楠 明廣議員)
そういうことや。文化と伝統に因果関係があるんです。文化と伝統というのは、若い人はやはりいなくなると。だから、文化と伝統を継承したくても、どことも今いろんな問題が、屋台担ぐにしても人が足らないとか、いろんな問題が発生しているんです。最終的には、そういった地方の過疎地域ということにこれから何ぼでもなっていくと思います。そういったところに対して、やはりそういった問題から文化と伝統までがやはり失われていく可能性が非常に高いと思います。
文化と伝統ということになるんであれば、先ほども肥塚議員から三木露風先生の赤とんぼの歌、夕焼けこやけの赤とんぼ、これ、何を言っておられるか分からなんだんやけど、最終的に私が思ったのは、要するに曲だけ流していると。曲は三木露風さんじゃなくて、山田耕作さんなんですよ。だから、詞も出してもらいたいということは、曲だけと違って歌をそのまま流したらええん違うんですか。それは大切なことだと思いますよ。
産業部の関連でもいろんな問題がありましたけど、はっきり言って、私ら横で聞いていて、そのレベル、もっと過去からやっているでしょうということで、答弁として、はっきり言ってそこのレベルの話が出ていないから、私ら聞いていたら本当に動いとんかということになって……
○議長(松下信一郎議員)
楠委員、質問を簡潔にお願いします。
○1番(楠 明廣議員)
一生懸命、頑張ってもらっているんですね。
だから、この話になったら、後の産業部の関係の観光地の話になるんやけども、それは置いておいてこっちへ戻りますけどね。
今後、墓じまいが増えていくということで、やはり若い人の考え方が、家がこちらにあってもなかなかそういったことをできないから、永代供養してくれるんだったらそこへお願いしようかという人も増えてくると思います。
だから、そういったことを優先するのか、行政側としては文化と伝統を守っていきたいという考えは非常に分かるんですけども、その点をやはりよく行政側として考えてもらって、とるべき道ということでやってもらいたいと思います。
先ほども言いましたように、相生市が市営のやつをやるということで聞いたんですけど、そういったことも参考にしながら、やはりそういったこともやってもらいながら、地元に若い人に何とか残ってもらおうという考え方を持ってもらわないと、本当に困ったことになります。
それは、後々、コンパクトシティとかいろんな問題に波及していくんですけど、取りあえず今の件は、墓じまいというものはよくご存じだと思うんやけども、それとの因果関係は何か、考えておられることはありますか。
○議長(松下信一郎議員)
教育事業部長。
○教育事業部長(山根洋二君)
墓じまいの因果関係、文化のほうですが、先ほど答弁のほうにもあったように、もともとはお墓というのは家、先祖というものが根本にあって、それをお盆やお彼岸のときにお参りするというのが本来の文化だったんだと思います。議員もご指摘のとおり、核家族化等でお墓に対する考え方も希薄になって、家のお墓というよりも個人のお墓になっていて、お父さんのお墓を面倒みなきゃいけないということで、離れた遠くにおるのを自分のところに近くに持ってくるという形で、先祖伝来、田舎にあるあのお墓を守らなきゃいけない。だから、自分も大学を卒業したら帰ろうかなというような気持ちがなくなっているというのが、文化としては寂しいところかなというふうに思います。
そういう意味では寂しいんですが、やはりそれぞれ個人個人、ご都合がございます。当然何かの事情で地元を離れて遠いところに住んでいらっしゃる。かといって、お墓はほっとけない。そういうような中で、ほっとくよりはお墓を墓じまいして自分の地元に持ってくるとか、永代供養のほうにするというほうが、まだ仏教としてのお墓という文化は、そういう意味ではまだ継承ができるんじゃないかというふうに思いますので、それぞれの時代によって文化も変わっていく中で、私は何を言っているのか分からないですが、しようがないところもあるんではないかなというふうに考えております。
○議長(松下信一郎議員)
1番楠明廣議員。
○1番(楠 明廣議員)
ということは、行政の職員であっても流れに任すという考え方なんですか。文化と伝統を守るということは、行政が主導していかないとなかなか難しい問題なんですよね。だから、あなたの考え方を今言われたけど、流れがこうなんだったら、それはそれでしようがないんじゃないかという考え方。せやけど、それ以前にやはり地域としての文化と伝統の思い入れとか、そういったことをやはり皆、小さい間から楽しみを持って、こういうことでいろんなとこへ行っていたということが残っておけば、何とか私らでも一緒です。最終的に長男坊やったし、家に帰って家を建てて、結局、私が住むようになった。そういう経過もあります。だから、そういうことがあるから、そういう人をやはり育ててもらいたいという気持ちがあるんですよ。
だから、そういうことが聞けるんかと思ったら、そんな流されるというようなことをあなた言っていたら駄目ですよ。ちょっと市長、考えなあかんで、ほんまに。それはそれで前向きにまた考えてもらいたいと思います。
次に、
新型コロナウイルスに関する諸問題ということで、各担当部に聞きますということで、どこからの部を言うていったらいいんか分かりませんけど、市民生活部からお願いできますか。
○議長(松下信一郎議員)
楠議員、個々の担当者を指名するというのはご遠慮ください。
○1番(楠 明廣議員)
せやから、ここに各担当部に聞くいうて書いているんです。
○議長(松下信一郎議員)
健康福祉部長が代表してお答えになったんで、その答弁に対する質問は結構なんですが、各個人個人の感想を求めるという質問はちょっとすみません。
○1番(楠 明廣議員)
それだったら、タイムを入れてもろたら困るんやけども、それだったら初めから受付のときから各担当部ということを消さな駄目でしょう、普通は。議長が目を通されたんでしょう。通したんだったら通したで、これ消すとか、事務局に言うて消さなあかんのん違うんですか。あなた全然、目を通してないん違うん。
○議長(松下信一郎議員)
暫時休憩します。
休 憩 午前11時54分
再 開 午前11時57分
○議長(松下信一郎議員)
それでは、本会議に戻します。
楠明廣議員。
○1番(楠 明廣議員)
これ、産業部の中で要するに管轄で、国が以前、今も名前ちょっと忘れてしもたけど、副市長の答弁で言われよった、いろいろ国が今回いろんな反対があって、それがおりるんが300兆円だったかな、いろんな旅行者を通していろいろの国から
GOTOキャンペーン、これ皆、含まれとうわけなんですよね。
GOTOキャンペーン、これコロナの問題でね。それに対して観光地というものを今後どういう見方をしているのかと。それを各担当課、それにしてもいろんな部は考え方が皆、違うと思うんですけど、健康福祉部長、答えてもらえますか。
○議長(松下信一郎議員)
健康福祉部長。
○健康福祉部長兼福祉事務所長(冨井静也君)
答弁のほうで、健康福祉部の所管ということで感じたことを述べさせていただきましたので、ほかの部についてはちょっと掌握し切れていないので、申し訳ございませんが答えることはできません。
○議長(松下信一郎議員)
1番楠明廣議員。
○1番(楠 明廣議員)
今、議長の話では、あなたが代表やから、あなたに聞けるようになっているわけで、だからほかの人に聞くのはやめとんですよ。それが駄目だったら、うちは初めから各担当部にいろんな問題を皆、書くんですけども、資料が非常に多くなるからただそれをまとめて各担当部に聞くということで書いているだけのことであってね。だけど、答えてもらわないと駄目ですよ。悪いけど。議長がそう思っとってんやから。
○議長(松下信一郎議員)
市長、もしくは副市長、これに対して、すみませんが、お願いします。
副市長。
○副市長(井上彰悟君)
とばっちりが来たようで。危機管理意識をどう持ったかということですね。まず、我々が感じたのは、一番最初に発生した当初に、私が本部長になりまして連絡会議というのをまず開きました。すぐさま、これ1月27日ぐらいやったと思うんですけれども、それからどういうふうに広がるんだろうと。我々は、武漢で起きたとき、これほど想像しておられましたか、皆さん。これほどになるということは、このときはつゆも考えなかった。これがこんなことになるとは思わなかったけれども、これは一大事であるなという認識のもとに、早く立ち上げたんです。徐々に日本国に入ってきて、ダイヤモンド・プリンセス号ですね、豪華客船のあれでよそごとのように我々は見とったわけです。長いね。
ほんなら危機管理意識として、まず思ったのは、情報共有をすることがいかに大切か、そして患者さんがどのように流れていくのか。私どもは保健所設置市ではないので、患者が発生したとしても保健所から教えてもらわな、これ公表できないんですけれども、PCR検査はどこでされるかということも言われなかった。我々、本部職員は知っていますけど、今も言えません。どこでPCR検査を市民の人ができるかということも見えないんです。
そういった制約の中で、福崎もありましたね、患者さんが出たにもかかわらず、それ、誰やと追及していくというような話があって大変な人権侵害にも及びかねないということもあった。
危機管理意識というのは、常にどんなことであっても、我々は持っとかなあかんわけです。災害もそうです。こういうことが想定されれば危機管理意識、多分台風であれば、あるいは地震であれば、今までの経験から物事を捉えて危機管理意識を持つんだけれども、この場合はどういうふうに伝染していくかも分からない。どういうふうなあれなんかも分からない。全く情報がない中で施策を展開していかなあかんということで、やはりそれぞれの部に対して発生したときから、それぞれどういう影響があるだろうと、皆、各部長は考えたと思うんですね。
一番最初に、観光からイベント業から飲食業から、これどんどんしていって、はたまた小売業にいって、これからは製造業ですよ。その時期、時期でどういうふうな施策を打っていかないかんかというのは、それぞれの部長がやっぱり考えたわけです。それをより集めて、いわゆる本部会議を開いて共通認識を持つ。そして、どういう施策に反映するか。経営戦略会議というのが、我々の中での会議の一番の重要会議です。その中で施策を決めていく。市長のもとで決めていく。そして、議会に了承を得るというような形になっていますけれども、いずれにいたしましても、今までにかつてなかった、想定されなかったことをどう情報を集約し、一つ一つ対応していくか。
学校一つをとっても、例えば丸々小学校で発生したとなれば、どこまで情報を出す。これ一つとっても重要な議論になってしまうわけです。例えば小宅小学校にしましょう。小宅小学校というたら、何年で出たんや。その人はどこの人や。どこまで出すんか、本当に丸々小学校というのを出すんか、たつの市内で発生しましたでとどめるんか。一つをとっても、情報の発信の難しさというのはいろいろあったわけでございます。
そういうことでございまして、答弁になったかどうか分かりませんけれども、急だったもんですからこれぐらいでよろしくお願いします。
○議長(松下信一郎議員)
ここで、昼食休憩いたします。
再開は13時ちょうどです。
休 憩 午後 0時03分
再 開 午後 1時00分
○議長(松下信一郎議員)
休憩前に引き続き、会議を再開します。
1番楠明廣議員。
○1番(楠 明廣議員)
副市長の言われることは当然で、日本国内、世界が今回のウイルスに関しては何をやっていいか、何を取り組んでいったらいいかというのが初めての状況やから国自体が戸惑っている中でああいう処理の仕方というものをやっているから、それをたつの市が率先して早いことそれが処理できるいうたらすごいことですよ。だから、それはそれなりにやってもろとうから私はそれはいいと思いますけどね。
ただ、議員にしても、やはりこういったことで日本国内、世界がウイルスに対して混乱している中で、情報収集というものはやっぱり自分自身が個人個人しながら知識として取り入れながら、いろんなことを気がついたことがあれば行政側と話をしながら、こういう提案をしてこういうことをやったらどうやということを進めていきながら、議会と行政が一丸となって前向きに進むということが重要やと思います。
○議長(松下信一郎議員)
副市長。
○副市長(井上彰悟君)
おっしゃるとおりだと思います。
○議長(松下信一郎議員)
1番楠明廣議員。
○1番(楠 明廣議員)
空き部屋の有効活用ということで、栗町住宅、これ、以前、家賃が特高賃で高いということで安うしてもろたんやけど、そのときの部長は誰だったんかいな。
○議長(松下信一郎議員)
都市政策部長。
○都市政策部長(野本浩二君)
井ノ原部長の時代です。
○1番(楠 明廣議員)
そういうふうに地域のことを考えてやってもらえる部長は、私は尊敬できる部長やというように思うんです。だから、退職してからの功労者として非常にふさわしいというように思います。あなたが、それを去年やったか、おととしやったか。
○議長(松下信一郎議員)
都市政策部長。
○都市政策部長(野本浩二君)
おととしです。
○議長(松下信一郎議員)
1番楠明廣議員。
○1番(楠 明廣議員)
目的は何で。やるということをあなたが考えた以上は、栗町住宅に何かをそれを入れようと思ってやったんでしょう。ちょっと教えて。
○議長(松下信一郎議員)
都市政策部長。
○都市政策部長(野本浩二君)
確認したいんですけども、家賃を低くしたときの話ですか、それとも、特定賃貸住宅から普通住宅におろしたときの趣旨ですか。
○議長(松下信一郎議員)
1番楠明廣議員。
○1番(楠 明廣議員)
よう聞いとけ。今、井ノ原部長やと言うたやろが。そのことはもう済んでんや。何でそういうことを言うんぞ。せやろがい。何のために1年前に、何の目的でそれをやったかということを聞いとうわけや。2回も3回も言わすな、時間減るんやぞ、おまえ。
○都市政策部長(野本浩二君)
その当時の家賃の減少については、有効な活用を目的にされたものでございます。
有効な活用、空き部屋があったわけですね。空き部屋を有効な活用をするために家賃を下げて募集を募ったということでございます。
○議長(松下信一郎議員)
1番楠明廣議員。
○1番(楠 明廣議員)
こういうことでしょうもないこと言うとってもしようがないから言うけども、ただ、ほかの市営住宅でもそういうところがあるんであれば、それでできるんであれば、そういうことを前向きにね。食料を買いに行くにしても不便で、年配の人は相当歩いていかないと駄目やから、近くでそういう店をやりたいという人があるんであれば、できるような状況の場所をつくってあげてもらえるということをわしが言うとるわけや。市営住宅で。
○議長(松下信一郎議員)
都市政策部長。
○都市政策部長(野本浩二君)
おっしゃるとおり、有効活用のためには店舗等を開いて、新たな募集募ることはいいことだと思います。ただし、今、私のところで調べましたら、まず問題点としまして、利用者の駐車場がございません。それとか店舗の面積が小さいことも問題となっております。それと、それぞれの住宅に徒歩圏内である約800メートル以内に、コンビニであったりとか、スーパーであったりとか、それがない住宅が9件ございます。1階部分で恐らく店舗を開くということでございますので、1階部分の空き家が7住宅ございます。それで800メートル以内でコンビニがない住宅で、かつ1階の住宅が空き家の場合、市内におきましては2住宅ですね、室津と清水新の住宅しかございません。ということで、現実的に面積が狭いということもございまして、店舗として利益がとれるのかという問題が懸念されるところでございます。
○議長(松下信一郎議員)
1番楠明廣議員。
○1番(楠 明廣議員)
そういうことを確認して買物弱者とか困っている人のために前向きに考えられへんかということを聞いとんやないか。あなたの言い方は、皆、初めから否定してしまうやないか。ほな何のために栗町住宅でそうしたんや。市長に言われてしたのか、君の考え方でしたのか、どっちや。
○議長(松下信一郎議員)
都市政策部長。
○都市政策部長(野本浩二君)
あくまでも栗町住宅といいますか、特定公共住宅につきましては、店舗に限らず住宅以外の建物、用途ですね。例えば学生シェアの建物であったりとか、新婚さんの住居であったりとか、店舗に限定していないわけなんです。そういったことで幅広い範囲で有効活用を考えたものでございます。
○議長(松下信一郎議員)
1番楠明廣議員。
○1番(楠 明廣議員)
だから、幅広い範囲で有効活用を考えとう目的がある程度あるでしょう。それを最初に聞いとうわけや。
○議長(松下信一郎議員)
都市政策部長。
○都市政策部長(野本浩二君)
だから、あくまでも住宅だけじゃなしに、福祉施設であったりとか、総合的に住宅以外のものに使えるということで空き部屋をうまく使っていくというものでございます。
○議長(松下信一郎議員)
1番楠明廣議員。
○1番(楠 明廣議員)
あなた、去年かおととしにそれをやったということやけども、それをやったことに対して地元なり、各それに関係するような業者に対してどういうふうなPRをしたんや。
○議長(松下信一郎議員)
都市政策部長。
○都市政策部長(野本浩二君)
広報等でPRをしております。
○議長(松下信一郎議員)
1番楠明廣議員。
○1番(楠 明廣議員)
うち、見よったけど、目につかなんだけどね。それから問合せか何かあったんですか。
○議長(松下信一郎議員)
都市政策部長。
○都市政策部長(野本浩二君)
現在のところございません。
○議長(松下信一郎議員)
1番楠明廣議員。
○1番(楠 明廣議員)
業者に来てもらいたい。せやから、そういうあなたの考えていることと、私らが考えていることと違うというのが、後のコンパクトシティの問題とか、職場におけるハラスメントの問題も、ちょっとあなたにも聞かなあかんのやけども、市民乗り合いタクシーの市内全域、ここら、あなたとは考え方が全然違うわけやな。せやから合併してからもう14年になるわけや。これは一つの地域なんや。せやのに、あなたの答弁としては、これは近畿運輸局が反対したとか、タクシー会社が反対した、神姫バスが反対した、それ何年前の答弁しとんや、これ。6年も7年も8年ぐらい前の合併してから後にこんな話したという、せやけど8年ぐらい前の話をあなたはしとうわけや。
せやから、うちがそのときに近畿運輸局の神戸の近畿運輸局のほうへ連絡して担当の名前も聞いてそこへ行ったときに、公共交通会議というものは貴重と尊重してますので、そちらで決まったことは皆、前向きにやりますと、私ら何もそういうこと、怒られることは一切してませんということを向こうが言われたんやから。ああ、分かりましたと。ほんなら、こちらがタクシー会社と神姫バスが反対しとんやなということになったわけや。せやけど、今、神姫バスにしても、ほとんどバスが動いているのも見たことあれへん。走りよってもね。そんなもんどないして採算とれるんや。そんな状況で。
何かにつけて、タクシーでもそうや。タクシーを利用するお客さんはおじいさん、おばあさんが遠いところから帰ってきて、たまに帰ってきた人だったらタクシーを使うけども、なかなかそれだけ頻繁に使う人はおってないわけや。せやから、そういうことを考えて、やはり住民サービスとしてそういうことを前向きにやってあげたらいいん違うか。ただ、負担としてもしれとうやないか。そんなもん。
今現在は、地区から地区へ移動して、ただ、地区の中でそれが4地区飛び越えただけの話や。それはもう料金もらって、ただ、その分の普通にタクシー会社に払う分はあれやんか、ちょっと増えるだけの話や。そんなこと前向きにやって喜ばれるほうがいいやろ。市長も当然、そういう住民に喜ばれるほうがいいということを考えておられるでしょう。
○議長(松下信一郎議員)
市長。
○市長(山本 実君)
楠議員の言われていることは、我々もそういうことを望んでいるんですけど、なかなかそれが前に向いてやっていけないのが現状でございますので、そういうことをこれからも真剣にまた考えていかせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(松下信一郎議員)
1番楠明廣議員。
○1番(楠 明廣議員)
本当になぜできないかと、あなたも今、市長に任されて、公共交通会議をもってやっとんやからね、本当になぜそれができないのかというのが分かるでしょう。もう8年も9年も10年も前の答弁、今日したけども、そんなことじゃないんやから。
タクシー会社も、今うちの知り合いが青山タクシーからあの近辺からずっと斑鳩タクシー、太子タクシー、赤とんぼ交通、龍野タクシー、全部買うてもうとうわけや。ほな、これの考え方で分かれとんが、あと新宮タクシーと播磨タクシー、それぐらいのもんでしょう。それ、あなた、よう話ししないの。
○議長(松下信一郎議員)
都市政策部長。
○都市政策部長(野本浩二君)
あくまでも私のところはですね、一つのタクシー会社、個人的にタクシー会社との交渉じゃなしに、タクシー業界で組織している運行共同体との協議になってくるわけなんですね。だから、そことの協議の中で共同体のほうが、ノーを示したということでございます。
○議長(松下信一郎議員)
1番楠明廣議員。
○1番(楠 明廣議員)
もう何ぼあなたとこの話しても無理ですよ。あなたの器というのがあるわけやね。普通の人にできないことを頑張ってやろうという考え方があって、何でもチャレンジしていく人は結果を出すんやけど、あなたはここでもうとまっているわけなんです。だから、伸びないんや、はっきり言うて。今後また考えなあかんわね、担当を、よくできる人を。これ以上、あなたと言うても無理。
あなたも2年で退職するんだったら、今後あれや、どうせ部長でやめたら功労者になるんやけども、そこらよう考えないと駄目ですよ。何か結果を出して住民の人に喜ばれる部長になりなさいよ。
次、いきます。
職場におけるハラスメント対応について。
もう時間がないからあれですけども、言っていますように、まず第一に、市民の方が妨害していると。これはそういうふうな対応で、本人さんどうも分かっとってないと思うんやけども、退去命令が何ぼか積もっていけば、今現在、退去命令、幾ら積もってるんですか。
○議長(松下信一郎議員)
総務部長。
○総務部長(佐用永喜君)
退去命令の枚数については、ちょっと今、手元に資料がございませんので、お答えを控えさせてもらいます。
○議長(松下信一郎議員)
1番楠明廣議員。
○1番(楠 明廣議員)
先ほどの最初の答弁で言われてましたように、退去命令、何ぼ退去命令を出しても、それを聞かずにやる場合は本当に逮捕できるんやからね。よくご存じだと思いますけども。プラスがあるんだったらあれやし、そういう方が毎日毎日、役所なり警察にも行き、いろんなところをトライアングル状態でいき、いろんなところで皆さんに迷惑かける。市民の人が道路上で車をとめておったら、そういうところにも行って迷惑かけているんですよ。
私の名前が出たからいうて電話かかってきた。そういうことをどこでもやってるんですよ。だから、私も、次あれだったら名誉毀損でやりますからね。だから、やっぱり毅然とした対応をしてもらわないと困るということです。お願いしますよ。できますか。
○議長(松下信一郎議員)
総務部長。
○総務部長(佐用永喜君)
庁舎管理の責任やとして、庁舎来庁者とかですね、そういうことに迷惑をかけるような場合は厳正に対処したいと考えておりますので、よろしくお願いします。
○議長(松下信一郎議員)
1番楠明廣議員。
○1番(楠 明廣議員)
マスクで聞こえにくいんやな。はっきりしゃべって。
○議長(松下信一郎議員)
総務部長。
○総務部長(佐用永喜君)
庁舎管理の責任者として厳正に対処していきたいと考えております。
○議長(松下信一郎議員)
1番楠明廣議員。
○1番(楠 明廣議員)
たつの市の職員で大体50歳代の既婚男性が、この職員の奥さんもたつの市で働いておられるんやけども、この方が男の人が自分の部下の女の人、当時二十歳代、この二十歳代の女の子にパワハラで迫って関係を持って、それから後にでも自分の立場を強要しながら、その女の人を呼び出してやっているというのがあって、本当に次に変わられたんやけども、変わった初めで、ほかの議員にちょっと言われたと思ったら、鬱の診断を出してきて、それで平気でスロットなり、パチンコで毎日遊んでたという、それも確認とってもらったら、本当に自分がやっていたということを言っている。
その人が、この3月末に終わって、4月から職場に復帰しとうわけですよ。こんなことをね、はっきり言って知っておられなんだんですか。総務部長。
○議長(松下信一郎議員)
総務部長。
○総務部長(佐用永喜君)
最近、そういう話は聞きましたが、4月当初段階では知っておりません。
○議長(松下信一郎議員)
1番楠明廣議員。
○1番(楠 明廣議員)
そんなこと、普通は部長から部長にかわるときに引継ぎでよう知っておかなあかんで、こんなこと。引継ぎ事項で、これからそういうふうな少女に対してわいせつな行為をしたとか、そういうふうな何かカプセルか何かGPS入れて、どこを歩きよるか分かるぐらいなところまで今、来てるんですよ。
要注意人物にして確認しておかないと駄目なんやから、やっぱりその近辺は部長として義務があると思うんですよ。
あと、議会の中でも、そういったことがあったということで、議員の中でこういうふうな文書が出たりして、この間も常任委員会、特別委員会、議会運営委員会等の宿泊を要する管外行政視察の公務視察が計画されて実施されました。しかしながら、残念なことに各地において議員間友好を目的とした食事会で、出席議員からのハラスメント行為、言動、議員間の悪口、差別的な発言が繰り返される事態となっております。
つきましては、議員の襟を正すためにも全議員に対して聞き取り調査、並びにハラスメントということで要望が出てきたりしています。今、議運の中でもそういうことが討議されていますけどね。こういうことをね、議員なんか、はっきり言って議員になった時点でどういうことがハラスメントかということが分かっていないと、それを普通に分かっていないと駄目なんですよ。ねえ、部長。部長ちゃうんかな。そのハラスメント、市民生活部長。せやから、そういうふうなことがありましたと、ここと違うとしますわね。それが世間でそういうことがありましたと、あれば、そういうことはパワハラ及びハラスメントになるんですか。
○議長(松下信一郎議員)
市民生活部長。
○市民生活部長(森下美佳君)
このたびパワーハラスメントに関する法改正も行われたこともありますけれども、今後ともハラスメントは個人としての尊厳や人格を不当に傷つける、あってはならない行為であるということは市民も含め皆さん、改めて認識して、特に職場や組織の中においてのハラスメント問題に対する組織の中での責務というか、考え方というのは今後ともますます問われていくと思われます。
○議長(松下信一郎議員)
1番楠明廣議員。
○1番(楠 明廣議員)
ハラスメントとか、普通は今さら議会の中でハラスメントに対する調査、勉強とか、そういうことをやるようなたつの市議会のレベルであっては困るんですね。はっきり言うて。そんなことは一般の中であることであって、議員というものは正当な判断ができるのが議員なんですよ。だから、そういったことは基本的に余りあれなんやけども、やはりそういうレベルでまだ議員がいるということが現状なんですね。
だから、やはりこういうことをこの文書もたくさんあるんですけど、もし新聞社の人でもおってんだったら、こういうことも一応提出されているもんやから見てもらったらいいんやけども、ただ、十分マスコミとの協議でやってもらったらいいと思います。
最後になりましたけども、時間も1分余って、最初サービスしてもろたやつがこの分で返してたさかいに、また次の議会、9月でまたさせていただきますんで、よろしくお願いします。どうもありがとうございました。
○議長(松下信一郎議員)
次に、4番宗實雅典議員。
○4番(宗實雅典議員)(登壇)
議長の許可を得ましたので、通告に従い質問をさせていただきます。
それでは、災害に備えた安全・安心なまちづくりについてお尋ねします。
1つ目、近年発生する自然災害は、予想をはるかに超えた局地的大雨による河川の氾濫や従来予想を上回る水量が越水することで、その後堤防が決壊し、家屋の流失、浸水等が起きています。今年も大雨による災害が発生する時期になりました。昨年も関東地方の各地で発生した大雨が起因した災害により停電や断水等により、長期間にわたって住民の方が苦難を強いられた状況が報道されていました。これらのことから、たつの市において災害発生時の避難所等の対応について以下の質問をいたします。
1つ目、平成30年9月定例会で、本庁・各総合支所には自家発電設備があり、その他公共施設用にポータブル発電機、合計68台保有しているとの答弁がありました。また、ガソリンスタンドについては、熊本地震発生以降、国主導のもと、発電機の導入が進められたつの市内には当時2か所設置されているとの答弁を頂きました。その後、新たに発電機が導入されたガソリンスタンドを把握されていますか。また、現状を含め今後の取組計画があれば教えてください。
2つ目、現在、防災マップの見直しをされているようですが、新しい防災マップの配布はいつ頃を予定されていますか。
3つ目、各地区ともに指定避難所のメインは学校の体育館あるいは公民館になっています。避難所に来られた方が3密にならないようコロナ感染対策、また熱中症対策は検討されていますか。
4つ目、例えば神岡地区避難所に神岡公民館も指定されています。今後コミュニティセンターへの移行後、避難所としてどのような対応になりますか。
大きな2番、保育所・こども園での食についてお伺いします。
小・中学校や保育所、こども園には暑さ対策としてエアコンが設置されています。しかし、コロナ対策で3密を防ぐ目的から空気の入替えが必要になり、窓の開放時間も長くなると思います。そこで保育所、こども園での食についてお尋ねします。
1つ目、各児童が持参している主食の衛生上の管理方法は大丈夫ですか。
2つ目、副食は提供しているのに、なぜ主食は持参させているのか、その理由についてお聞かせください。
3つ目、子育て支援の観点から考えますと、主食と副食を同時に提供することはできませんか。
以上、よろしくお願いいたします。
○議長(松下信一郎議員)
総務部長。
○総務部長(佐用永喜君)(登壇)
4番宗實雅典議員のご質問のうち、1点目のご質問のたつの市における発生時の避難所対応についてお答えいたします。
まず、1番目のご質問の自家発電設備が設置されたガソリンスタンドについてでございますが、令和2年3月末現在において、自家発電設備を設置し災害時に地域の燃料供給拠点としての役割を果たす住民拠点サービスステーションは、龍野地域4、新宮地域1、揖保川地域2、御津地域1の合計8給油所となっております。
また、新宮地域に1か所が追加の予定でございます。
公共施設用のポータブル発電機につきましては、前回の答弁後、新たに11台を購入し、79台保有しており、今後も計画的な購入を検討してまいります。
住民拠点サービスステーションにつきましては、市広報への掲載やホームページで公表するなど、市民への情報提供に努めております。
次に、2番目のご質問の新しい防災マップの配布時期についてお答えいたします。
新たな防災マップの作成につきましては、本年5月に業務委託を締結しており、現在、資料の収集・整理等を実施いたしております。履行期限は、令和3年2月となっておりますが、可能な限り早い時期での配布を実施したいと考えております。
次に、3番目のご質問の指定避難所において3密にならないような対策、熱中症対策についてお答えいたします。
コロナウイルス感染症対策としましては、県の
新型コロナウイルス感染症に対応した避難所運営ガイドラインに開設する避難所を増やすことやソーシャルディスタンスに配慮したゾーニングや間仕切りの設置などが示されておりますので、避難所が密になるおそれがある場合には、これらを参考に臨機応変に対応してまいります。
また、避難所内の換気につきましては、市内小・中学校体育館のうち、9館について施設改修に合わせ、既に換気扇の設置が完了しており、他の体育館につきましても、県が計画されている避難所の換気設備の導入支援を活用した設置を検討しております。
あわせて、熱中症対策につきましても、有効な方法等を検討しているところでございます。
次に、4番目のご質問のコミュニティセンターへの移行後の避難所としての対応についてでございますが、避難所開設の際には、移行後におきましても市の避難所担当職員を配置し、これまでと同様の対応をとっていくこととしております。
いずれにいたしましても、災害に備えた安全・安心なまちづくりを推進するため、今後とも多様な対策を進めてまいりますので、何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(松下信一郎議員)
教育管理部長。
○教育管理部長(冨井俊則君)(登壇)
引き続きまして、2点目のご質問の保育所・こども園での食についてお答えいたします。 まず、1番目のご質問の各園児が持参している主食の衛生上の管理方法についてでございますが、議員ご指摘のとおり、
新型コロナウイルス感染症対策のため、保育室等で空調を使用している場合であっても換気を徹底するため、保育室の窓を頻繁に開放する必要がございます。公立園では、これまで持参した主食は保育室で保管しておりましたが、今年度から暑くなる季節は、職員室等の室温を一定に管理できる部屋で保管するよう変更したところでございます。
次に、2番目のご質問の副食は提供しているのに主食を持参としている理由についてお答えいたします。
公立園では、3歳未満児には主食と副食とをあわせて提供し、3歳以上児については副食のみを提供し、主食は持参としております。その理由といたしましては、平成15年度まで、公立園の運営に対して国庫負担の制度があり、3歳未満児については主食及び副食給食費、3歳以上児については副食給食費がその対象費用とされていたため、国庫負担の制度に合わせて3歳以上児には主食は持参としたものでございます。
次に、3番目のご質問の子育て支援の観点から考え、主食と副食を同時に提供することはできないかについてお答えいたします。
現状では調理員や調理設備の配置等の課題があり、直ちに主食の提供を実施することは困難でございますが、給食の衛生管理や子育て支援などの観点から主食の提供についても検討してまいります。
いずれにいたしましても、今後も子育て支援及び保育環境の充実に努めてまいりますので、何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(松下信一郎議員)
4番宗實雅典議員。
○4番(宗實雅典議員)
どうもありがとうございました。
まず、1つ目の30年にお聞きした部分の追加ができているということで、68台が79台になっていますよと。そういうことでこれからも増やしていただいていけるんだろうなというふうに思います。
そこでお尋ねします。点検及び管理状況はどうなっていますでしょうか。
○議長(松下信一郎議員)
危機管理課長。
○総務部参事兼危機管理課長(内田裕康君)
点検につきましては、各小学校、中学校の防災倉庫のほうに発電機を置いておりまして、職員の先生の皆さんにらくなときに点検していただくということでお願いをいたしております。
○議長(松下信一郎議員)
4番宗實雅典議員。
○4番(宗實雅典議員)
そうしますと、点検をしましたよということは、市のほうに報告があるということでよろしいですか。
○議長(松下信一郎議員)
危機管理課長。
○総務部参事兼危機管理課長(内田裕康君)
そのとおりでございます。
○議長(松下信一郎議員)
4番宗實雅典議員。
○4番(宗實雅典議員)
今度、ガソリンの話になっていくわけですが、当時2か所だった部分が8か所になっていって、地域的分布もそれなりにたつの市広い中で、新宮町から御津町まで全て賄っているなというふうに今感じたわけですけども、災害時のときにやはりガソリンスタンドに行列ができるかもしれないということを考えていきますと、当然発電機、公用車にもガソリンが必要になっていくわけでというか、燃料が必要になっていると思うんです。
それで、そういった災害時だけでもそこのガソリンスタンドと協定を結ぶというような考え方はないでしょうか。
○議長(松下信一郎議員)
総務部長。
○総務部長(佐用永喜君)
確かに災害時には、今申し上げました9つのガソリンスタンドというのは引き続き給油ができるというで、市の公用車の燃料も必要ですので、その辺は検討していきたいというふうに考えております。
○議長(松下信一郎議員)
4番宗實雅典議員。
○4番(宗實雅典議員)
今、協定を、これ検討していきたいということですかね。ちょっとごめんなさい。
○議長(松下信一郎議員)
総務部長。
○総務部長(佐用永喜君)
そのとおりです。協定について検討していきたいということでございます。
○議長(松下信一郎議員)
4番宗實雅典議員。
○4番(宗實雅典議員)
ありがとうございます。
やはり先ほど言いましたように、消防署なんかは燃料を備蓄しておられますのでそれなりに動いていきますよというようなことはお聞きしてるんですけど、やはり長期間になりますと発電機もなかなか長時間活動させるわけにはいきませんので、その都度補給をしないといけないということもありますし、また、先ほどの点検のこともそうですけど、そのときになってかからないようでは困りますので、その辺も含めて今後よろしくお願いいたします。
次に、防災マップの件ですけど、来年2月頃につくっていただくということで、避難所に来られた人の中にはやはり防災マップを確認されて、自分にとって一番安全だと思える場所に来られたなというふうにそのとき感じたことを今も覚えているんですけども。そこで、今回の防災マップと前回と大きな変更点とかってありますかね。
○議長(松下信一郎議員)
総務部長。
○総務部長(佐用永喜君)
大きく3点ございまして、まず、1つ目は、浸水被害想定というのが水防法の改正によって、設定条件を1000年に1回級の降雨ということになったため、それを反映しております。
また、2つ目として、新しく設定された土砂災害特別警戒区域、これを反映しているということ。
それから、3つ目として、これまで今現在の防災マップにつきましては、小学校区単位で別冊にしておりましたけども、これを全小学校区単位のもの1冊にまとめて作成するということで考えております。
○議長(松下信一郎議員)
4番宗實雅典議員。
○4番(宗實雅典議員)
ありがとうございます。
これまで確かに小学校区、私は神岡町でも一番西の端にありますんで、どこへ行くんが一番ええかということもありますし、そういった部分でいろんな地域の部分が見れるということはありがたいかなと思います。
とにかく市民の人が見やすいように、分かりやすいようにだけ、よろしくお願いします。
続きまして、各地区ともに避難所が小学校になっています。先ほどコロナ感染対策や熱中症対策について教えていただいたんですけども、やはりこれまで開設されたときにはそんなにたくさんの方が確かに来ておられませんでした。でも、やはり独り暮らしの方、老人の方というのは家にいると寂しい、怖いということでここへ来させてもらっているんだよというふうに言っておられました。ああやって開設していただけるということは、本当に職員の人には苦労をかけているなというふうに思いますけども、これからも市民のための開設していただけたらなとは思います。
そこで、仮に体育館ですけども、今後、収容人数もいろんなことが考えられると思うんですけど、やはりこれからの時期になりますと、熱中症対策というほうが大きいかなとも思うんです。
そこで一つ提案なんですけど、扇風機の設置というのは駄目でしょうかね。
○議長(松下信一郎議員)
総務部長。
○総務部長(佐用永喜君)
体育館は大空間ですので、どういった方法がいいのかというようなことを検討しているわけですけども、扇風機も含めて検討していたところでございます。
○議長(松下信一郎議員)
4番宗實雅典議員。
○4番(宗實雅典議員)
ありがとうございます。
今扇風機、災害時の避難所だけに使うんではなくて、今、教室でエアコンをかけて、そして換気をするためにというのがありますわね。そのとき、空気の流れいうんですか、両方空けます。そのときに窓に向かっていって扇風機をかけると、換気がよくなるんですよというようなことを聞いたことがあるんですけどね。多分ご存じやと思うんです。
平時のときは、その扇風機を教室で使う。そして、災害時のときには体育館で使う。いろんな使い方があると思うので、災害時だけのための扇風機ではなくて、子供たちがより勉強しやすいような環境をつくるためにも必要かなと私は思いますので、そういったところも両方含めて検討していただけたらなと思うんです。
そこでまた一つ、前回も話しさせてもらったんですけど、やはり夜、眠るときですね。そんなときにエアコンが使用できる教室へ移動できるということでよろしかったですか。部長、お願いします。
○議長(松下信一郎議員)
教育管理部長。
○教育管理部長(冨井俊則君)
避難所につきましては、災害の状況でありますとか、その時々の状況によって避難所の開設場所が決まってくると思います。その中で一般的に言われておりますのは、避難所については避難者の健康管理をしたりとか、あるいは迅速な伝達事項をお伝えするということで、一般的に広い体育館が使われるというのが効率的やと言われております。
いましがた、議員が言われた点につきましては、避難者の数でありますとか、そのときの状況に応じて考えたいと思います。
○議長(松下信一郎議員)
4番宗實雅典議員。
○4番(宗實雅典議員)
ありがとうございます。
避難されている方のほとんどがお年寄りというか高齢者の方が多かったもんですから、寝るときだけでもエアコンのついているところで寝かしてあげていただけたらありがたいかなと思いますんで、よろしくお願いします。
それと、続きまして、神岡公民館のコミュニティセンター移行後の話ですけど、これまでどおりで市のほうで対応していただけるということで安心させていただきました。どうもありがとうございます。
次に、保育所、こども園での食についてですけども、これまで保育室で保管をしていましたよということを今言われたわけなんですが、暑くなっているので職員室のほうで保管をしますよというふうに言われてました。保護者の方ももちろん保冷剤等々を入れて子供に持たせているとは思うんですけども、保育所に保冷庫等を設置してはどうかなと思うんですけど、いかがでしょうか。
○議長(松下信一郎議員)
教育管理部長。
○教育管理部長(冨井俊則君)
現時点については考えていないんですけども、空調の整った部屋でございますので、ここで正常の管理は十分できているのかなという判断をしております。
○議長(松下信一郎議員)
4番宗實雅典議員。
○4番(宗實雅典議員)
確かに職員室で締め切った状態で、ある程度のエアコンをかけていれば27度なり8度でずっとなると思うんですけど、果たしてそれが本当に食品安全上、その温度でいいのかなというふうにも思うんです。今までもやってきておられますけど。ただ、これからどんどん温度が、何か年々、私が年を重ねているせいかも分かりませんけど、年々暑くなっているような気がするんです。果たしてその状態でいいのかなということを思って、問いかけさせてもらったんですけど。保冷庫等は必要なく、職員室で大丈夫やとおっしゃるんだったらそれはそれでいいと思いますけど、一応またそういったところも換気のためにまたあけられると思いますんで、いろんな意味でまたちょっとその辺も検討していただけたらありがたいかなと思います。返答は結構です。
続きまして、副食は提供しているのに、なぜ主食は持参させているのかというところですけど、結局これまでの慣習的な部分の中で、公立はそのままいっているよということだろうと思うんですけども、多くの私立のほうは、主食も提供されています。今の時代、小学校、中学校も給食で、みんな温かい昼食を頂いているんだろうと思うんですけども、先ほど申しましたように、子育ての観点からいったら温かい副食に温かい主食もあったらいいなと私は思うんです。ましてや、先ほど言いましたように、私立のほうは提供されているんですから公立のほうもどうかなと思うんですけど、ちなみに、仮に公立で主食を提供するならば、どのぐらいの量で、どれぐらいの保護者の負担とかいうのが分かりましたら、ちょっと教えていただけたらありがたいんですけど。
○議長(松下信一郎議員)
教育管理部長。
○教育管理部長(冨井俊則君)
近隣市町でヒアリングさせていただきました。宍粟で自園で調理、御飯も炊いてということです。その場合、500円を徴収しているということでございますので、私どもとすれば、保護者の負担はそういうぐらいになるかと思います。
○議長(松下信一郎議員)
4番宗實雅典議員。
○4番(宗實雅典議員)
500円が高いか安いかはちょっと私には分からないんですけど、一般的に考えましたら、そんなに高い金額ではないかなと思うんです。ただ、私自身も心配するのは、今の施設でそれができるのか。また、いろんな材料が必要になるのかとか、そんなことも私の中でも心配はするんですけど、もし仮にですけど、公立の保育園でつくるとすれば、今の施設の中でつくれるのかどうかというのは分かりますでしょうか。
○議長(松下信一郎議員)
教育管理部長。
○教育管理部長(冨井俊則君)
園の状況によって園児の数も違いますので、例えば少ないところであれば、すぐにでも一般的な家庭用の炊飯器でも間に合うような状況であれば可能でございますけれども、今考えておりますのは、例えば食育という観点から、例えばそういう家庭用の炊飯器を持ち込んで、子供らに御飯とぐとこから始めてとか、炊くことを教えて、よそおってみたいなことも、体験的なこともしていこうかなと考えておりまして、それらの雰囲気を見ながら、例えばモデル校を作っていったりとかということで検討したいなと思っております。
○議長(松下信一郎議員)
4番宗實雅典議員。
○4番(宗實雅典議員)
ありがとうございます。
今、子供たちと一緒というお話を出ましたので、それはそれで一つの教育としていいかなと思うんです。一番、先ほど心配したのは、施設としてどうかなというところが一番思ったわけですけれども、いかんせん、今年はコロナという問題がありますんで、どこまでが必要で、どこからいいのかなというのを分かりませんけども、できましたら子育て支援も含めて、副食と主食を同時に提供できるような形を考えていただけたらなと思います。それが今後の小学校なり中学校へ行く中で、いろんな意味でたつの市はこうだったよねというように思ってくれるかなとも期待しているんです。
最後になるんですけど、避難所、それから子供たち、それぞれの中で災害発生時には、その災害の状況、避難所の開設、避難方法等、一刻も早く市民に周知していただけたらなと思います。そしてまた、子供たちにも、子供たちが安全で通学できるような状況をつくっていただけたらなと思います。
子供や高齢者に優しく、住んでよかったたつの、災害に強いたつの市をつくっていくために、お互いに努力していきましょうということで、これで私の質問は終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
○議長(松下信一郎議員)
ここで、暫時休憩いたします。
再開は午後2時といたします。
休 憩 午後 1時46分
再 開 午後 2時00分
○議長(松下信一郎議員)
休憩前に引き続き会議を再開します。
次に、11番和田美奈議員。
○11番(和田美奈議員)(登壇)
新生クラブの和田美奈です。議長の許可を得ましたので、通告に従って質問いたします。
まず初めに、
新型コロナウイルスによりお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、罹患された皆様の一日も早いご回復をお祈りいたします。
また、医療関係者や行政関係者をはじめ、
新型コロナウイルスの感染防止や終息に向けて、現在、ただいまもご尽力いただいている方々、様々にご協力いただいております市民の皆様に対しましても、心から敬意と感謝を申し上げます。
中国武漢市に端を発する
新型コロナウイルスによって、これまで全世界で約800万人が感染し、43万人以上の方が亡くなっています。戦後最大の国難、世界的な混乱のさなかにあって、改めて政治や行政の意義を突きつけられる毎日です。
国内に目を向けると、世界的な感染拡大と比較して、奇跡と言えるほどの押さえ込みに成功していることは日本国民の手洗い、うがい、マスク等の習慣はもちろんのこと、高い倫理規範によるものであると感じています。罰則や強制力のない外出自粛に多くの国民が協力したことは、世界に対して誇れることだと感じています。
一方で、日本経済は深い景気後退局面にあります。消費税増税の影響が残る中、コロナ危機による経済収縮が直撃したことで、大幅なマイナス成長が続くことが予想されています。
それに伴い、失業者は戦後最悪の水準に達し、生活保護者世帯も増加しています。一説によると、失業率が1ポイント上昇すると、自殺者は約1,800人増えるとの研究もあり、政府や自治体も生活困窮世帯や中小企業への支援に力を注いでいますが、緊急事態宣言による移動自粛の影響は解除後も大きく、命を守るために、今後経済活動をどのように立て直していくかはとても重要な課題であると感じています。
秋、冬には再び流行することも予測されていますが、そのときに正しく恐れながらも過剰に経済活動をとめることがないよう最新の情報を集めながら、これまでの対策を振り返り、評価しておく必要があると感じています。
日本政府に対しても、自治体に対しても多角的に判断し、生命、安全、財産を守れるように強く求めるものです。
たつの市においては、幸いなことに、これまで感染者が確認されておらず、独自のコロナ対策施策も様々にかつ迅速に講じていただいていることに対し、市民の皆様のご協力と関係者の皆様のご尽力に深く感謝を申し上げます。
一方で、自粛要請に伴う弊害も起こってきています。特に高齢社会の進む地方自治体においては、在宅の高齢者の方々の健康問題は深刻です。ワクチンが開発されるまでには、まだしばらく時間がかかると想定されることから、健康寿命が損なわれることがないような対策も必要性を強く感じます。
コロナ禍では、自助、公助に加え、共助の大切さを改めて実感する機会ともなりました。自分たちのまちの中で互いに助け合っていくことができる地域づくり、共生社会の実現について、市としても、これまで以上に力を注いでいくべきであると考えます。
また、コロナによるテレワークなデジタル化の推進などの働き方の変化は、密を避ける新しい生活様式などはこれまでの一極集中の社会の在り方を見直すきっかとなっており、分散型社会への移行は地方都市にとって大いにチャンスになるものであるとも感じています。
効率だけではなく、より質の高い社会が求められていくことが予想されます。まさに、今がこれからのWithコロナ、beyondコロナ時代に向けて、知恵を出し合ってたつの市の未来のために努力すべきときです。
私たち新生クラブは、5月20日に山本市長に対して、
新型コロナウイルス対策に係る緊急提言を提出し、たつの市として必要な医療体制の充実、危機管理体制、学校教育対応、人権課題、福祉対策、経済的支援についての様々な対応をお願いいたしました。本日は、その提言をもとにしつつ、地方自治体に分配される地方創生臨時交付金をより有効に使うためにも質問、提言をさせていただきます。
大きな1番、
新型コロナウイルス感染症対策について。
1、医療体制について。
4月のデータを見ると、全国8割の病院で経営の悪化やボーナスのカット、職員の離職などが起こっているといいます。今後、たつの市における感染者対応、第2波移行の流行に備え、対応するための医療人材の確保はWithコロナ時代において最重要課題といえます。
市民病院をはじめ、市内5か所の救急告示病院や医師会、西播地域の病院等々、綿密に連携をとることや、必要な医療物資を確保しておくことも重要です。市内医療体制を充実させ、医療崩壊を起こさせないよう対応するために質問いたします。
①本市における医療従事者の確保・医療体制を充実させるための方策を伺う。
②西播磨の自治体と連携した検査体制の整備についての考えを伺う。
2、学校教育の対応について。
長期の休業要請によって、生徒、児童や保護者の身体的、心理的及び経済的な不安は高まっています。また、今年の夏は猛暑になることが予想されており、今から大変心配されている保護者の方のお声をよく耳にします。我が国の将来を担う子供たちの安全や子育て世帯の負担が軽減するよう、対応を求めます。
①学校再開後の教育課程の履修体制及び行事の再編について方針を伺います。
②感染予防及び急激な生活の変化に伴う健康上のケア、熱中症についての対応を伺います。
③夏季期間中における登下校時の対応を伺います。
3、コロナによる人権問題について。
未知のウイルスへの恐怖や長引く自粛要請によるストレスによって、多くの方が心身に不調を来しておられます。コロナの影響により、人権や健全な生活が脅かされることがないよう十分な対応求め、質問いたします。
①本市は人権の町です。民主化推進協議会の活動によって牽引していただいているおかげだと思いますが、さらなる連携について市の見解はどうでしょうか。
先日、根本会長を中心とした『コロナに負けない、みんなの願い』のすばらしい冊子を作成していただいており、各戸配布もしていただいておりますが、これを生かして行政として何を行っていくかも含めて、お答えを頂きたいと思います。
②自粛要請に伴い増加するDVや児童虐待、ネグレクトなどの被害者に対する相談体制はどのようになっているか。
③SNS等による中傷や差別的な書き込みを防止するための取組についてどのように進めていくのか。
4、コロナ下の危機管理体制について。
自然災害が多発する季節が迫っています。
新型コロナウイルス流行下における避難所及び避難行動の在り方が問われています。先般、防災学術連携体が発表した緊急メッセージでは、命を守るためちゅうちょせず避難するよう呼びかけられました。
また、内閣府は、先月、自らの命は自らで守るための5つのポイントをまとめています。このポイントを踏まえて、たつの市としてどのように備え、対応していくのかが重要です。コロナ状況下において、避難所での熱中症対策などにも注意しながら、災害時に市民が安全に行動できるよう対応を求め、質問をいたします。
①大規模自然災害時における避難所の感染症対策と避難行動指針の策定、その周知についてどのように考えているか。
5、経済波及効果のある事業の立ち上げについて。
日本の経済活動が停滞する中、特に観光業は大打撃を受けました。今後、移動や観光については恐る恐るの再開となることが予想されています。コロナ終息後の旅行需要はV字回復すると予測もされておりますが、完全に戻るまでには18か月かかるだろうという見解も示されています。この間に爆発的な需要をため込み、有効な打ち手が必要だと考えます。また、働き方の変化、新たな生活スタイル、価値観の変容によって地方都市にも企業誘致や移住者の呼び込みのチャンスがめぐってきていると考えます。これらの点を踏まえて質問をいたします。
Withコロナ、beyondコロナ時代に向けて、たつの市にゆかりのある野見宿禰や宮本武蔵、碧川かた、赤とんぼなど、独自資源を生かした新たな事業等によって日本を元気にし、たつのを発展させ、観光客や移住者を増やすためのプロジェクトが重要と考えるがどうでしょうか。
大きな2番、教科書採択について。
市の宝である子供たちが将来、地元や世界中で様々に活躍してくれることは、私たちにとって大きな喜びであり、希望です。学校教育において大切な子供たちが学ぶ教科書は4年に1回採択されますが、子供たちの知識習得や人格形成に大きな影響を与えるものであるという考えから、以下、質問いたします。
①教科書の採択について、どのような経過で採択されているのか。
②現在、児童・生徒が学んでいる教科書の採択結果と公表の方法について伺います。
以上、よろしくお願いいたします。
○議長(松下信一郎議員)
健康福祉部長。
○健康福祉部長兼福祉事務所長(冨井静也君)(登壇)
11番和田美奈議員のご質問のうち、まず、1点目の
新型コロナウイルス感染症対策についての1番目の1つ目、本市における医療従事者の確保・医療体制を充実させるための方策についてと、2つ目、西播磨の自治体と連携した検査体制の整備については関連がございますので一括してお答えいたします。
新型コロナウイルス感染症における医療従事者の確保や検査体制を含む医療体制の対応につきましては、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律、いわゆる感染症法に基づき、国が感染症予防の総合的な推進を図るための基本的な指針を示し、その基本指針に即して策定された兵庫県の予防計画に基づいた兵庫県新型インフルエンザ等対策行動計画のもと、
新型コロナウイルス感染症にかかる県の対処方針が定められています。 その中の医療体制の内容には、①入院体制としての病床数の確保や医療従事者の体制の整備、②無症状者や軽症者への対応、③外来医療体制の強化、④検査体制の強化、⑤医療用マスク・防護服などの確保、⑥感染症者受入れ医療機関等への支援を明記し、県として措置するとなっております。
市といたしましても、第2波に備え早急に外来医療や検査体制の充実を望むものであり、県に対しまして要望してまいります。
次に、3番目のご質問、
新型コロナウイルス感染症による人権問題についての2つ目の自粛要請に伴い増加するDVや児童虐待、ネグレクトなどの被害者に対する相談体制はどのようになっているかについてお答えいたします。
本市におきましては、虐待やDVの対応につきましては、児童福祉課内に設置しております子育て応援センターすくすくの保健師と家庭児童相談員を中心に、母子父子自立支援員とともに協力し相談に当たっております。
まず初めに、自粛期間中の対応でございますが、4月10日にホームページにおきまして、DV・児童虐待・子育て等の悩みや問題を抱えている皆様へとしまして、一人で悩まず、まずはご相談くださいと相談窓口を紹介させていただいております。
また、5月19日には、たつの市要保護児童対策地域協議会の実務者会議を開催し、本協議会で管理しております虐待や家庭的に支援が必要な39件のケースにつきまして、今後の対応を検討したところでございます。
次に、DVや虐待の相談件数でございますが、各種報道では自粛期間中は増加していると報道されておりますが、本市におきましては、市で直接相談や通報を受け付けたケースはございません。
一方、虐待ホットライン等で通報を受けました姫路こども家庭センターから本市に調査依頼が5件ございましたが、これは昨年度の件数と比較しても多いものではございません。子育センターすくすくでは、これらの5件のケースとこれまで関わってきました支援の必要なケースにつきまして、訪問等の面接は控える必要性があるため、主に電話にて当該家庭や関係学校園に状況確認や情報収集を実施してまいりました。
また、電話での連絡がとりづらい家庭には直接訪問し、子供たちの状況を確認してきたところでございます。
いずれにいたしましても、今後も関係機関と連携し、子供の安全を第一に子育て家庭を支援してまいりますので、何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(松下信一郎議員)
教育管理部長。
○教育管理部長(冨井俊則君)(登壇)
引き続きまして、1点目の2番目のご質問の学校教育の対応についてお答えいたします。
まず、1つ目のご質問の学校再開後の教育課程の履修体制及び行事の再編についての方針についてでございますが、令和2年3月より学校が臨時休業となり、各学校では3月に指導ができなかった学習を新学期から行うよう教育課程を組み直しました。
しかしながら、4月以降も臨時休業が継続したことから、休業期間分の授業時間の確保のため、夏季休業日を短縮することで当該学年の学習が履修できるよう再度教育課程の組み直しを行い、学校を再開したところでございます。
その際、授業時間の確保のため行事の見直しも行っています。具体的には、運動会や音楽会について中止も視野に入れ、縮小する方向で検討しているところでございます。
次に、2つ目のご質問の感染防止及び急激な生活の変化に伴う健康上のケア、熱中症についての対応についてお答えいたします。
3か月の学校の休業は、児童・生徒にとっても教職員にとっても経験したことのない状況であり、学校再開に当たっては、毎日の健康観察と手洗いの徹底、3つの密の回避や必要箇所の消毒などの感染予防だけでなく、心のケア、運動不足にも配慮することを校長会等を通じて指導しております。部活動についても段階的に実施するなど、急激な運動は6月中は控えるよう指示を行ったところでございます。
また、感染予防として、原則マスクを着用した教育活動を行っておりますが、熱中症予防としては、登下校時には暑さに応じてマスクを外し、間隔をとり通学すること。運動時にはマスクを外し活動すること、小まめな水分補給について指導をしております。
次に、3つ目の夏季期間中における登下校時の対応についてでございますが、臨時休業期間分の授業時間の確保の観点から、夏休みを8月8日から8月16日としておりますが、児童・生徒の登下校時の体力的な負担軽減も含め、気温が特に高くなると思われる8月第1週と第3週を午前中授業としております。
また、下校時の熱中症対策として、児童・生徒が首に巻く冷却タオルを配布することとしております。
今後も今年の夏の気温の状況等を注視しながら対応してまいりますので、何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(松下信一郎議員)
教育事業部長。
○教育事業部長(山根洋二君)(登壇)
引き続きまして、1点目のご質問の3番目のコロナによる人権問題についての1つ目、民主化推進協議会とのさらなる連携について及び3つ目のSNS等による中傷や差別的な書き込みを防止する取組についてお答えいたします。
まず、1つ目のご質問の民主化推進協議会とのさらなる連携についてお答えします。
新型コロナウイルスにつきましては、感染防止だけでなく、感染者やその家族、医療従事者等に対する差別や偏見が大きな社会問題になっており、兵庫県内でも感染した患者や医療従事者がタクシーの乗車を拒否されたり、家族が会社を休むよう求められるなど、人権侵害が生じております。このような状況の中、たつの市民主化推進協議会として、
新型コロナウイルスによる差別や偏見といった人権問題が起きないよう積極的に取組を進めておられます。
具体的には、たつの市民主化推進協議会が中心となって、啓発冊子「コロナに負けない!みんなのねがい」の作成に取り組まれました。作成の際には、たつの市、たつの市教育委員会、市議会、市民病院とも内容について意見交換を行い、共同名義で発行しました。6月10日には、この啓発資料を全世帯、学校園、公共施設等に配布いたしました。
今後の取組といたしまして、たつの市民主化推進協議会では、この資料を活用した住民学習会を自治会ごとに開催し、
新型コロナウイルスに対する正しい知識を持ち、正しい行動ができるよう啓発に取り組まれます。
教育委員会といたしましては、住民学習会の充実を図るために資料活用における手引書を作成するとともに、人権教育推進委員や人権教育アシスタントを派遣するなど、一層の連携に努めます。
また、小学校5、6年生と中学校全生徒に資料を配布するとともに、授業での活用を促進するための指導例を作成し、学校においてもこの問題に積極的に取り組んでまいります。
次に、3つ目のご質問のSNS等による中傷や差別的な書き込みを防止する取組についてお答えいたします。
市では、
新型コロナウイルスに関するインターネット上における人権侵害を防止するため、ネット上の掲示板等をモニタリングしております。悪質な差別書き込みの早期発見に努め、削除要請や情報提供、注意喚起を行うことにより、人権侵害の書き込み抑止及び拡散防止を図っております。ネット上の誹諺中傷への対策につきましては、法規制を強化する動きなどもあることから、国の動向にも注視しながら取り組んでまいります。
いずれにいたしましても、たつの市民主化推進協議会や神戸地方法務局龍野支局との一層の連携を図るとともに、全市一体となってコロナウイルスに負けない取組を進めてまいりますので、何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(松下信一郎議員)
総務部長。
○総務部長(佐用永喜君)(登壇)
引き続きまして、1点目のご質問の4番目のコロナ下の危機管理体制についてお答えいたします。
大規模自然災害時における避難所の感染症対策でございますが、4番宗實雅典議員のご質問にお答えいたしましたとおり、避難所が密になる恐れがある場合には、開設する避難所を増やすことやソーシャルディスタンスに配慮したゾーニングや間仕切りの設置等を示している県のガイドラインを参考に臨機応変に対応してまいります。あわせて、避難所内の換気扇の設置についても検討いたしております。
次に、避難行動指針の策定及びその周知についてでございますが、内閣府・消防庁が災害時の避難について作成しております知っておくべき5つのポイントにおいて、
新型コロナウイルス感染症が収束しない中でも、災害時には、危険な場所にいる人は避難することが原則とされ、その上で、安全な場所にいる人まで避難所に行く必要はないこと、安全な親戚・知人宅に避難することも検討すること、マスク等はできるだけ持参することとされております。これらは、
新型コロナウイルス感染症に対応しつつ避難する際の基本的な考え方でございます。
市広報6月号において、災害時の避難所における
新型コロナウイルス感染症対応等についてとして掲載したほか、市ホームページでも周知を行っているところでございます。
いずれにいたしましても、今後もさらなる周知に努めてまいる所存でございますので、何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(松下信一郎議員)
産業部長。
○産業部長(西川 廣君)(登壇)
引き続きまして、1点目のご質問の5番目の経済波及効果のある事業の立ち上げについてお答えいたします。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、現時点においては、地域経済や住民生活を支援する施策をまずもって優先し、鋭意事業を進めているところでございます。議員ご質問のたつのにゆかりのある独自資源を生かした新たな事業等による観光客や移住者を増やすためのプロジェクトにつきましては、相撲の祖野見宿禰、宮本武蔵修練の地、三木露風と碧川かた、勝利の勝ち虫赤とんぼなど、本市ならではのゆかりある独自資源を生かし、関係機関と連携した新たな観光誘客戦略事業を展開してまいります。
また、5番肥塚康子議員の答弁でも申し上げましたとおり、龍野重要伝統的建造物群保存地区の選定を受け、今年度から取り組んでおります龍野の歴史と文化を活かしたまちつり推進事業において、
龍野地区まちづくりビジョンを策定予定でございますので、この計画を踏まえ、観光コースの見直しなど、総合的に検討してまいりたいと考えておりますので、何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(松下信一郎議員)
教育長
○教育長(横山一郎君)(登壇)
引き続きまして、2点目のご質問の教科書採択についてお答えいたします。
教科書の採択とは、学校で使用する教科書を決定することであり、市内の小・中学校で使用する教科書を採択する権限は、たつの市教育委員会にあります。
まず、1番目のご質問の採択の経過ですが、文部科学省から検定を経た教科書を一覧表にまとめた教科書目録の送付があり、発行者(教科書を発行する会社)から、次年度に発行する教科書の見本の送付があります。
次に、兵庫県教育委員会からは、採択権者への指導・助言・援助として、義務教育諸学校における教科用図書の採択に関する基本方針が示され、あわせて教科ごとに教科書の特徴をまとめた調査研究資料の提供があります。これらの関係資料の提供を受けた後、たつの市教育委員会は、共同採択で採択を進めています。
西播磨の4市3町1組合で西播磨教科用図書採択地区協議会を組織し、各市町組合の教育長、校長代表、PTA代表、教諭代表が教科書の選定に係る協議を行っています。この協議会では、種目ごとに調査員が教科書を調査研究し、その調査研究をもとに選定に係る協議が進められます。たつの市教育委員会は、この西播磨教科用図書採択地区協議会の協議の結果に基づいて種目ごとに1種の教科書を採択します。
なお、小・中学校の教科書については、原則として、4年間同一の教科書を採択することとされています。ただし、特別支援学級等で使用する教科書については、学校教育法附則第9条の規定により、一般に読まれている絵本なども教科書として使用することができ、これらは毎年度、異なる本を教科書として採択することができます。
次に、2番目のご質問の現在、児童・生徒が学んでいる教科書の採択結果ですが、小学校では、国語が光村、書写が東書、社会日分、地図帝国、算数啓林館、理科啓林館、生活東書、音楽教芸、図工日文、家庭開隆堂、保健光文、英語東書、道徳廣あかつき、中学校では、国語光村、書写光村、地理帝国、歴史日文、公民帝国、地図帝国、数学数研、理科啓林館、音楽教芸、器楽教芸、美術日文、保健大日本、技術東書、家庭開隆堂、英語東書、道徳廣あかつきとなっています。
また、公表の方法については、教育委員会定例会という公開の場での審議や西播磨教科用図書採択地区協議会のホームぺージでの掲載という形で公表しております。
今後は、さらに開かれた採択となるよう、公表の在り方などについて検討してまいりたいと考えておりますので、何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(松下信一郎議員)
11番和田美奈議員。
○11番(和田美奈議員)
多岐にわたる質問に丁寧にお答えいただきましてありがとうございます。
2次質問に関しましては、全部は網羅できないので、ポイントを絞ってということになると思うんですけれども、まず、医療体制についてなんですが、県の6月の補正でも医療とか検査体制の充実について補正予算がかなり、800億円近いようなものが上がっていたと思うんです。
それについての内容なんですが、ここで一番言いたいことは、たつの市には幸いにしてコロナの感染者が出ておられないんですけれども、やはりいつ起こるか分からない、いつ出るか分からないという中で、例えば歯医者さんであっても心配なことだと、それはもう日本国中の皆さんが分かっていらっしゃると思うんですけれども、そういうふうな心配がある中で、やはり医療従事者の方の心的なケアであるとか、またそういう金銭的なものの支援というものも重要になってくるのかなというふうに思っております。
その中で、市にできることできないことはあると思うんですけれども、国や県の予算のほうでもコロナを受け入れている病院の医療者に対しては20万円ぐらいの給付金が給付されるというような話も出てきてはいるんですけれども、そうではない医療期間の皆様、また福祉施設の皆様、感染が起こった福祉施設やクラスターが起こった福祉施設については、また給付しましょうというような動きになっているそうなんです。
それも起こっていないからといって不安がずっと長くまだまだ続くと思いますので、そういうところで県の補正予算などもありますので、今後、医療者やそれに準ずるような方々に対して、何らかの給付措置や不安軽減を図るための例えば検査した後に、その方がかかっていたとした場合の宿泊のことであるとか、家族に移させないための医療者に対してもそういう配慮も重要かと思うんですが、そういうとこら辺の総合的な支援というものがどうなっているかなというふうにお聞きしたいんです。
○議長(松下信一郎議員)
健康福祉部長。
○健康福祉部長兼福祉事務所長(冨井静也君)
今、議員ご指摘の医療体制の強化ということで、県の補正等の中でも説明されたかに思います。冒頭、答弁で申し上げましたとおり、医療体制の充実であるとか、6ポイントほど挙げたと思うんですけども、そちらのほうは県の対処方針の中できちっと決めていくという形になっておりまして、その推移につきまして、例えば入院体制ですけども、3月24日では指定感染症54床、帰国者・接触者外来が190床で、244床だったのが、今現在では重症者数が71床、中軽症が444床、合計515床を体制を整備、県のほうでされておりますし、例えば無症状者とか軽症者であれば、民間のホテル等に働きかけし提供していただくとか。
それと、あと外来医療の体制強化であったりとかすると、地域外来は設けていきましょう。これからも第2波とかに備えて、地域外来接触検査センターを県内で8か所設けていこうというふうなことがうたわれておりまして、市におきましても、我々も第2波に備えまして、やはり検査体制の充実、それから、市民の方の不安、そういうものを払拭できるように県、保健所を通じて要望を常々、会議等では申し上げているところでございますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(松下信一郎議員)
11番和田美奈議員。
○11番(和田美奈議員)
ぜひ検査体制のところについては、まだまだ県とか国の方針によったり、また簡易な検査が出てきたりとかする状況に応じてまた変わってくるかと思いますので、ぜひ西播磨全体で協力していただいて、たつの市に近いところでも簡単に検査ができるような。そして、そのときにはやはり医療者の方に対して、もし発生したときは特にですけれども、何らかの感染者を受け入れていない病院の方であっても不安が大きくなると思いますので、そういうとこら辺のケアをぜひ引き続きやっていただけたらなというふうに思います。
時間がないのでどんどん次にいかせていただきます。
次、学校のところなんですが、教育課程の履修体制とか行事の再編とかにつきましては、委員会のほうでも様々に質問もさせていただきましたし、また、ほかの議員の方も言っていただけると思います。ちょっと飛ばさせていただきまして、手分けしてやっていかないと多分全体的には網羅できないと思いますので、すみません。
特に熱中症の対策ですね、本当に今お母さん方と話したら一番に出てくるのが熱中症に対するところが一番不安に思っておられて、特にエアコンがついているということで、夏休み期間中であっても、教室に関しては割と安心しておられる方が多いんですけれども、やはり登下校、先ほど暑いときに関しては午前中授業とかいうことも言っていただいたんですが、やはりこの時期でも暑いということで、スクールバスとか自家用車とかを使った送り迎えというのを希望されている方が多くいらっしゃいました。それで、スクールバスというのを本当は希望したいんですけれども、なかなか難しいというところも事情としてはあろうかと思います。ですので、難しいとは思いますけれども、例えばマイカーで何らか送り迎えができるように配慮をしていただくとか、そういうことはお考えはいかがでしょうか。
○議長(松下信一郎議員)
教育管理部長。
○教育管理部長(冨井俊則君)
保護者の方、いろいろご心配されているというのは事実だと思います。その中で種々検討はしているところでございますが、例えば事故対策とか責任の所在というような課題もございますので、そのあたりも含めていろんな手段ということで検討させていただきたいと思います。
○議長(松下信一郎議員)
11番和田美奈議員。
○11番(和田美奈議員)
もう一つ、健康上のところで多分手洗いが一番になってこようかと思うんですけれども、手洗いプラス熱中症のときに、タブレットみたいな食べれるやつがありますよね。熱中症対策のタブレットというか、ラムネみたいなものを夏休みの間に、例えば休憩時間中に配ってもらったりとか、そういうこともできないのかな。もしくは持って行かせたり、あとスポーツドリンクを飲めるようにしたりとか、そういうことを希望されている方もたくさんいらっしゃったんですが、そういうところの対応はいかがでしょうか。
○議長(松下信一郎議員)
教育管理部長。
○教育管理部長(冨井俊則君)
熱中症対策としましては、例えば小まめな水分の補給あるいは塩分の補給ということが一番肝要かと思います。ただいま受けました提案につきましても、可能かどうかということもあるんですけれども、選択として考えたいと思います。
○議長(松下信一郎議員)
11番和田美奈議員。
○11番(和田美奈議員)
ありがとうございます。
ぜひコロナにかからなくても熱中症で倒れる子供たちが多発するということがないように、もちろん対応していただいているとは思うんですけれども、さらにさらに気を配っていただいて、子供たちやまた保護者の方の不安というものを払拭していただけるようにお願いしたいと思います。
次に、3番の人権問題のところなんですけれども、先ほど民主化推進協議会の冊子の件に関しましては、NHKのほうでも取り上げられたりとかして、かなり浸透してきてはいるかなと思うんですけれども、先ほど6月10日に各戸配布もしていただいたというふうにお伺いしましたが、ホームページとかには載っていないのかなというふうに思うんですけれども、各戸配布して、その後それを住民学習会というのは先ほど言われたんですが、なかなかコロナ下ではすぐには開けないかと思うんですけれども、さらに何か浸透していくためにホームページなどに大きく掲載するようなお考えはないでしょうか。
○議長(松下信一郎議員)
教育事業部長。
○教育事業部長(山根洋二君)
ホームページの掲載につきましては、冊子の中に下段になるんですが、新聞のところがございまして、そこのところは著作権がございます。そういうところでそのまま載せることがなかなか難しいんですけれども、例えばそこのところを空白にする形だったらホームページに載せることも可能なので、そこは検討させていただきたいと思います。
○議長(松下信一郎議員)
11番和田美奈議員。
○11番(和田美奈議員)
ありがとうございます。
2番のDVのところに移りたいんですけれども、先ほど件数としてはそれほど増えていないということなんですが、子供たちに関してはそういうところがあろうかと思いますが、先ほど冒頭でも述べたように在宅の高齢者に対する配慮というものも重要となってくるかなと思います。DVは行われていなくても、私の周りにもたくさん本当にいらっしゃるんですけれども、二、三か月、息子さんの会社の関連とかがあるので自分がかかったらあかんということでデイサービスをお休みされたりとか、そういうことをされていることによって、外部との本当に接触が断たれた状態で足腰が弱られたり、ちょっと認知の初期のような症状が進んだりというような高齢の方って本当に増えています。皆さんの周りにもたくさんいらっしゃると思うんです。
コロナにかかったら一番重篤化しやすいというのが高齢者の方で、やはり心配されて、今後も自粛されるという方が私たちのような世代よりは多いかと思うんですね。ですので、そういう方々に対して、これまで市のほうでは健康寿命を延ばすということで様々に取り組んでいただいているとは思うんですが、この期間中に健康寿命が損なわれないようにということで何かお考えがあればお聞きしたいんですが。
○議長(松下信一郎議員)
健康福祉部長。
○健康福祉部長兼福祉事務所長(冨井静也君)
今、議員ご指摘のとおり、よく高齢者の方、我々の両親もそうだったんですけど、入院して運動不足になると、やはり筋力が低下して、それを取り戻すのにリハビリとかしていかなあかんと。そういうようなことが、例えば自粛期間中に高齢者の方も外出を控えるとかいうふうになってきますと、どうしても筋力低下、散歩しづらいとかいうふだんの社会参加ができにくかったんで、そういう筋力低下が起きるんかなというのは思います。
当然、筋力を元に戻すのに何倍もの時間をかけてしていかなあかんというのもありますので、健康福祉部としましても、その対策というのはやっぱりフォローをしていかないと、また注意深く見守っていかないと駄目だなと思っています。幸いにも、介護保険なんかの申請状況、昨年度のを見て比較をしていても余り件数は、3、4、5では伸びてないんですけども、恐らくそれはもうちょっとした後に9月以降とか、そういうとこら辺に出てくるんかなというふうに思うんですけども、そのような保険と介護という一体的なサービスというのは必要かなと思っています。
今年度に新たに取り組むこととしておりますのが、健康長寿化事業というのを今年からやろうとしているんですけども、これはあくまでフレイル状態を回避して健康で長生きしていただくというのを目的としておりますので、やはり高齢者の方にとっても健康寿命が延びることが一番幸せだと思いますので、その辺のことは中長期的にも課題としてこれからも取り組んでいきたいと思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(松下信一郎議員)
11番和田美奈議員。
○11番(和田美奈議員)
ぜひいいお答えを頂きましたので、これからも取り組んでいただきまして、コロナにももちろん使っていただきたいんですけれども、健康寿命もこのまま維持していただけるような施策を考えていただきたいなというふうに思います。
その中で、今、医療従事者や学校関係、また人権の問題ということで全体的に話をしたんですけれども、やはり今回のコロナのことで、先日、5月29日だったかと思うんですけれども、東京の上空をブルーインパルスが医療従事者への感謝をささげるために飛んだということで、あの日はすごいいい青空で、私もテレビで見ていたときに、自然と何か涙が流れるというようなことがありました。久しぶりに何か空を見上げたなという気持ちもありましたし、その後に3日後ぐらいだったかと思うんですけれども、たつの市で花火が打ち上がったということで、それですごく気持ちも上向きになりましたし、すごく何か医療関係者の方に感謝であるとか、見えないところで支えていただいている行政関係の皆様に対しても本当に感謝というのを深く感じる機会となりました。
そういうことというのはとても重要なことで、先ほど医療者の方の心労とかいうことでお金の給付があればいいなということも思ったんですが、やはり何が一番大切かな、人権問題に対しても子供たちに対しても感謝をささげる、皆さん見えないところで、親御さんもそうだし、こういう行政関係者の方もそうだし、教職員の方もそう、地域の皆さんもそう、支えていただいているということをみんなが感じ合うということがやっぱり人権に対しても、差別の言葉を出さないでおこうとか、高齢者の方に対してもいたわっていこうとか、医療者の方に対しても優しい感謝の気持ちで答えていこうというような気持ちに変わると思うんですね。
ですので、気分が上向くという意味では経済効果もあると思いますし、いろんな効果があると思うんですね。その中で、ある中学校区では、私が聞いたところによりますと、地域の皆様に対してマスクとか非接触型体温計とか、消毒液、レバーとかいろんなものを寄附していただくということで、学校長やPTAのほうから感謝を何らかの気持ちをささげようというような動きが今あるというふうに伺っております。
ある市内の医療関係者の方に、どういう形でお返しするのが一番うれしいかというふうにお聞きされた方がおられたんですけれども、その方に対してはやはりお花を頂いたりすると、医療現場では看護師の方とかそういう方が見て元気が出るというふうに言われたようで、お花を送ろうということで医療関係者だけではなく、地域でお世話になっている方皆さんにお花を送ろうというキャンペーンも行われているというふうにお聞きします。
そういうふうなお金もかからないんですけれども、全体としてそういうキャンペーンを、市として感謝を送り合うキャンペーンをやっていくことというのがすごく重要かなと思うんですけれども、そのあたりのところはいかがでしょうか。
○議長(松下信一郎議員)
産業部長。
○産業部長(西川 廣君)
冒頭、答弁で申しましたが、今現在これから何をしていくかというところまではまだ動いていないんですけども、答えにならないか分かりませんけども、今、産業部のほうで考えておりますのが、観光誘客戦略事業という新規の事業を考えております。これは何かといいますと、まず、一つは、たつの市に経済、覇気をあらわすということで、観光協会のホームページをリニューアルして、まずもってそれを見ていただいてたつの市に来ていただくという事業です。
それと、もう一つ、ARアプリといいまして、例えばたつのの伝建地区に行って、そこに行けば仮想の現実が、例えば武者行列が歩くとか、そういうのをQRコードで出てくるとか、そういうキャンペーンまでとはいきませんけども、そういうのを一つ考えております。
それと、もう一つ、プロジェクションマッピングというのも考えております。例えばたつのの白壁に行くと映像が写っているとか、それはまた今から具体的なことはこれからですけども、そういうのを考えておりますので、それがキャンペーンになるかどうかというのはこれから考えていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(松下信一郎議員)
11番和田美奈議員。
○11番(和田美奈議員)
学校の教育現場とかではいかがでしょうか。
○議長(松下信一郎議員)
教育管理部長。
○教育管理部長(冨井俊則君)
議員おっしゃいますとおり、コロナの対策ということでマスクとかいろんなものを寄贈いただいたりとか、あるいはふだんからも見守り隊ですね、登下校時のということで、いろんな方にご支援をいただいている状況にあるということが事実でございますし、感謝したいと思います。
それらに対して児童・生徒が感謝の気持ちを持つこと、またあわせて、それを伝えることによって相手さんも喜び、感謝を伝えた我々も気持ちがよくなるということは、先ほど議員がおっしゃったとおりだと思います。
どういう形で全体の取りまとめができるかということは、今お答えすることはできませんけれども、何らかの形で学校のほうも参画ができれば、そういうことに協力はさせていただきたいと思います。
○議長(松下信一郎議員)
11番和田美奈議員。
○11番(和田美奈議員)
ぜひみんなでコロナを乗り切っていくようなキャンペーンを考えていただけたらありがたいなと思います。
次の危機管理体制のところに移るんですが、これも兵庫県の補正では、避難所の換気対策として25億円ちょっとの予算がつくというふうにお聞きしておりますが、先ほどの宗實議員のところでもいろいろご質問があったので、かぶらないようになんですが、体育館とかでもやはり換気というものを、エアコンは前々から様々な方が要望されているとは思うんですけど、そのあたりのところのお考えはいかがでしょうか。エアコンの設置について、どちらにお聞きしたらいいか、体育館のことです。
○議長(松下信一郎議員)
総務部長。
○総務部長(佐用永喜君)
体育館につきましては、やはり大空間ですので、それだけの空間を冷やすということになりますと、相当大きな設備も要りますので、ほかの先ほど宗實議員さんからも質問がありましたけれども、扇風機とか、そういったもので対応できないかということを体育館についてはそういうことで考えております。
○議長(松下信一郎議員)
11番和田美奈議員。
○11番(和田美奈議員)
換気のこともありまして、もし県の予算の関係とかいろんなことがこれからあるとは思うんですけれども、もし、そういうふうなことが県のほうでも体育館のエアコンみたいなことを推進されるようなことがあれば、ぜひ推進していただきたいなというふうに思います。
危機管理のところですね、今回本当に思ったのが、給付金の事業でも、先ほど副市長のところでもありましたけれども、本当に迅速に対応していただきまして、市の職員の皆様、市民の皆様がそれによって喜ばれているというのは本当に感謝でございます。私の父も明石市の市役所の職員をしていましたので、阪神大震災のときのことを思い返すと、父が帰ってきたのは本当にしばらくちょっと顔を見なかったなということも覚えていますので、そういう意味ではもうすぐ父の日ですけれども、本当に公民の皆様にも感謝申し上げたいところです。
その中で、今回提案なんですけれども、緊急時の予備人員の確保ということをぜひ提案させていただきたいと思っております。これは予備自衛官みたいな感じで、例えば市の職員さんや消防士などの方が人脈もあるし知識もある、そういう方が退職された後、70ぐらいまで元気でいらっしゃいますので、ぜひ登録していただいて、緊急時には素早く動けるように、例えば年に1回は集まっていろんな避難所のこととか、いろんなことを勉強していただくとか、自治会の防災訓練にも限界があると思いますので、有償ボランティアとして登録していただいて、給付金事業があるときなどにはがっと集まっていただくとか、そういうふうなことを生かした人材の予備人材の確保みたいなことをしていけば、今回の国がどこかに委託して中抜きされるみたいなこともなくなると思いますし、市民の皆様も安心して任せていただけると思いますので、そのあたりのところのご見解を聞かせていただければと思います。
○議長(松下信一郎議員)
総務部長。
○総務部長(佐用永喜君)
災害が発生しますと、市のほうでは1号、2号、3号と配備があるわけですけども、3号となると全員になるわけですけど、なかなか災害の規模とか内容によっては、それでは間に合わないというようなことも起こってくる可能性が十分ございます。今回、災害ではないんですが、ある課で職員が休んだりというようなことが重なって、3月に退職した人にもう一度お願いして来てもらったようなこともありますので、今ご提案になったことについても検討していきたいというふうに思います。
○議長(松下信一郎議員)
11番和田美奈議員。
○11番(和田美奈議員)
ありがとうございます。ぜひ前向きに検討いただければと思います。ありがとうございます。
もう時間がないのでさっといくんですけども、次の経済波及効果のある事業のところなんですが、先ほど旅行にも力を入れていきたいと副市長からも強く言っていただいたんですが、SNSとかも活用されたいということを言っていただいたんですが、どうやったら引っかかるのかということが本当に難しいところだと思うんですね。なので、そのためにはやっぱりキャラとして浮き立たせるみたいなところもすごく重要かと思います。
先ほど言ったように、野見宿禰は強いということで、コロナにも強いんだとか、そういう打ち出し方もできると思いますし、例えば勝虫も、先ほど部長にも言っていただきましたけど、勝虫で野見宿禰といったら本当に強いということで、たつの市は強い、コロナにも今のところかかってらっしゃる方がいない。その中で看護婦さんであった碧川かたさんのこととか、イチローのパワー飯である素麺であるとか、宮本武蔵二刀流もそれも強いイメージがありますので、そういうふうな総合的な引っかかるような何かをやっていただいて、空き家としてもあるような城下町の場所もそういう拠点になるような取組であるとか、そういうこともぜひ期待したいと思うんですが、何かそういうことに関して明るくなるような考えはありますでしょうか。
○議長(松下信一郎議員)
産業部長。
○産業部長(西川 廣君)
先ほども申しましたんですけど、たつのにゆかりのある独自資源を生かしていきたい。その中で、たつのの観光に特化した、観光協会のホームページにも載っているんですが、それをもっと充実させて、観光協会とたつの市のホームページをリンクして、そこに行けばたつの市の観光が一目瞭然に分かると。そこでPRしていきたいと思います。
それで先ほどおっしゃいました野見宿禰、相撲の祖、宮本武蔵、修練の地で二刀流、三木露風の生母碧川かたで、勝利の勝虫、赤とんぼということで、それに向かうたつのを明るく元気のあるまちを目指して頑張りたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(松下信一郎議員)
11番和田美奈議員。
○11番(和田美奈議員)
ありがとうございます。ぜひそういうふうにお願いしたいと思います。
明るくということでいうと、やはり子供たちの笑顔というのは先ほどから思いますけど、一番でありますので、ぜひ市の広報紙などでも子供たちの希望する、載せてほしいというふうな保育所とか保育園とかこども園があるというふうに聞いておりますので、そういう子供たちの笑顔が載るような、ゼロ予算でできるようなこともどんどん広げていって、市内全体を明るくしていただきたいなと思います。
時間がないので、次、教科書採択になるんですが、丁寧にお答えいただきましてありがとうございます。県の採択に対する基本方針などがありまして、そこには採択結果の理由とか、公表とかも説明責任がありますということなんですけれども、たつの市においては、なぜこの教科書が採用されたのかということの説明というのはどこかにアップされたりしていらっしゃるんでしょうか。
○議長(松下信一郎議員)
教育長。
○教育長(横山一郎君)
先ほど答弁いたしましたとおり、西播磨採択地区協議会ということで、採択はそれぞれの市町がやります。でも、採択地区協議会でこれがいいでしょうということを受けて、それぞれのまちが同じ教科書を採択しています。その関係もありまして、西播磨採択地区協議会のホームページには採択理由もあわせて公表しています。
○議長(松下信一郎議員)
11番和田美奈議員。
○11番(和田美奈議員)
なかなかその共同採択であるとか、単独採択というのは詳しければご存じなんですが、一般市民の方は分かりづらいところもありますので、もし可能であれば、市の教育委員会のところにも載せていただくとか、そういうことをしていただいて、より目に触れる機会をつくっていただきたいなと思います。
今、教科書展示会が行われている真っ最中だと、中学校の分ですね、あると思うんですけれども、そのことに関して広報紙には載っていたんですけれども、それに関してもホームページとかには載っていないんですけれども、そういうことは広く広報していただくということは可能でしょうか。
○議長(松下信一郎議員)
教育長。
○教育長(横山一郎君)
教科書展示会も含めて教科書関係の情報が保護者、また市民の方に広く伝わるよう、市のホームページなども積極的に活用する方向で検討してまいります。
○議長(松下信一郎議員)
11番和田美奈議員。
○11番(和田美奈議員)
ありがとうございます。ぜひ、今昼間しかやっていないのでちょっと難しいところもあるんですが、そのようにしていただきたいと思います。
教科書に関しても、ぜひ子供たちが学びやすいような人物が多く載っているとか、特にかたさんの関係もあるので女性の活躍がたくさん載っているような、これからグローバルに活躍できる郷土の伝統や文化を尊重し、国や郷土を愛するという新教育基本法の第2条第2項に掲げてあるような教書が採択されるように、ぜひ市民の皆様の目も取り入れていただいて、先ほど教育長が言っていただいたような開かれた教科書採択になるように今後望みまして、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(松下信一郎議員)
ここで、暫時休憩します。
再開は午後3時10分とします。
休 憩 午後 3時01分
再 開 午後 3時10分
○議長(松下信一郎議員)
休憩前に引き続き、会議を再開します。
6番木南裕樹議員。
○6番(木南裕樹議員)(登壇)
議長より発言の許可を得ましたので、通告に従い一般質問をさせていただきます。
新型コロナウイルス感染症で影響を受けている方々への支援策つきまして。
新型コロナウイルス感染症により、社会・経済的に大きな影響が出ています。本市においては、市独自の施策として5月の補正予算において議決されました児童手当対象児童1人につき1万円、児童扶養手当受給世帯へ5万円を支給する子育て応援臨時給付金給付事業などが実施されています。
また、この6月議会で上程されました市内飲食店で利用できるたつのふるさと応援グルメ券発行事業の拡充が審査中でございますが、国・県の施策とともに積極的に支援策に取り組まれていることは市民にとってありがたいと感じます。しかし、まだ支援を必要としている方や、今後の見通しが立たず不安を感じている方もいらっしゃいます。政府が
新型コロナウイルスへの追加対策を盛り込んだ約31兆9,114億円の第2次補正予算を国会に提出し、6月12日に成立いたしましたが、本市におきまして、今後どのような支援策を行うかについて考えを伺いたいと思います。
(1)番、高校生以上の世帯に対しては、これまで明確な施策はないように思えます。本市の高校生世帯、本市出身の国公私立大学(大学院を含む)、短大、高専、専門学校の学生に対する支援策は何か考えがありますか。
(2)番、燕市ではコシヒカリ5キログラムの送付、5月6日に受付を終了されています。今治市ではタオルマスクの無料配布など、帰省を自粛している市内出身の学生にふるさとの品を送っている自治体もあります。本市も取り入れてはどうか。
(3)番、事業収入が一定の割合で減少している中小企業者、小規模事業者、個人事業者に対して、2021年度の固定資産税及び都市計画税、こっちは建物についてなんですが、減免されますが、本年度においても、当該当者に対し固定資産税、都市計画税の猶予ではなく、減免措置ができないものなのか。
大きな2番、災害時の行動につきまして。
兵庫県が避難所運営の在り方をまとめたガイドラインを公表いたしました。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、これまでとは違った避難所運営を考える必要があると思われます。本市においてどのような対策を講じようとしているのか、以下の項目について伺います。
(1)番、民間企業を避難所とする考えはあるのか。
(2)番、学校の体育館だけでは密になる可能性があります。
新型コロナウイルス感染症に対する対応として、学校全体を避難所と位置づけ運用することについてはどのように考えているのか。
(3)番、早急に避難に対する考え方を市民に周知させるべきだと思うが、今後の周知や訓練の予定はどのようになっているのか。
以上、お願いいたします。
○議長(松下信一郎議員)
副市長。
○副市長(井上彰悟君)(登壇)
6番木南裕樹議員のご質問のうち、1点目のご質問の
新型コロナウイルス感染症で影響を受けている方々への支援策についての1番目のご質問の高校生から大学生等に対する支援策の考えにつきましてお答えいたします。
議員ご承知のとおり、
新型コロナウイルス感染症に係る影響を受けた高校生以上の学生に対する支援につきましては、既に国や県などによる経済的な就学支援が行われており、高校生に対しましては、県や県高等学校教育振興会におきまして、奨学給付金の給付、奨学資金の貸与、授業料の減免・補助などの支援が行われています。
また、大学、短大、専門学校等の学生に対しましては、国におきまして高等教育、就学支援新制度として、授業料及び入学金の免除・減免や給付型・貸与型奨学金の拡充をするとともに、学びの継続のための学生支援緊急給付金も創設されたところであります。
加えて、大学独自の経済支援策も多くの学校法人で行われております。
また、本市においても、かねてから若者のUターン、Iターン等を促進するため、たつの市企業就職者確保支援事業として、企業とタイアップして就職者の奨学金返済支援を行っているところでございます。
議員ご質問の国の第2次補正予算に伴う支援策でございますが、本市におきましては、先ほど申し上げましたとおり、高等教育機関における支援制度は一定程度充足しているとの認識のもと、幼稚園や小・中学校の再開などに伴う幼児教育・義務教育に対する支援を第一義と考え、現時点におきましては上乗せ支援等は考えておりません。
次に、2番目のご質問の帰省を自粛している学生へのふるさと産品の送付につきましてお答えします。
議員ご指摘のとおり、燕市や今治市では、市内有志や事業者からの寄附や現物提供が寄せられたことから、ふるさと品などを送る支援につながったと聞き及んでおります。
本市におきましては、直ちに同様の支援策の実施には至りませんが、ふるさとを離れている方々にたつのへの思いをつなげていただくことや寄附文化の醸成という意味におきましては、大変有意義な取組の一つであると考えております。何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(松下信一郎議員)
総務部長。
○総務部長(佐用永喜君)(登壇)
引き続きまして、まず、1点目のご質問の3番目の事業収入が減少している中小企業者・小規模事業者・個人事業者に対する本年度分の固定資産税及び都市計画税の減免措置についてお答えいたします。
新型コロナウイルス感染症の影響により事業収入が減少した中小事業者等への支援につきましては、事業者緊急支援給付金給付事業といたしまして、国・県の持続化給付金未受給事業者に対して、10万円の給付を行うほか、市税につきましては、地方税法に基づき一定の条件のもと無利子・無担保で1年間の徴収猶予を実施しているところでございます。
さて、市税は行政サービスを支える根幹となる財源でございます。令和3年度に予定されている固定資産税及び都市計画税の減免につきましては、国の施策として行うものであり、減免に伴う減収は国から補填されますが、市独自の減免については補填がなく、市の財源に大きな影響を及ぼすおそれがございます。このことから、中小事業者等への支援につきましては、歳出による事業で行うこととし、市独自の市税の減免については考えておりません。
いずれにいたしましても、収入が大幅に減少した事業者や個人につきましては、納税相談により、納税者が現在置かれている状況を十分理解の上、徴収猶予・納税方法を協議していきたいと考えております。
次に、2点目のご質問の災害時の行動についてお答えいたします。
まず、1番目のご質問の民間企業を避難所とする考えについてでございますが、兵庫県が先日公表した
新型コロナウイルス感染症に対応した避難所運営ガイドラインでは、感染防止対策として十分な避難所数を確保するため、民間企業を活用することも推進しています。民間企業の施設を避難所として活用するためには、当然ながら企業のご理解・ご協力が必要不可欠となりますが、幸いにも、昨年度、市内の2企業と災害時における避難所等施設利用に関する協定を締結しており、指定避難所等で対応できない場合には、これら企業の施設を避難所として活用することとしております。
次に、2番目のご質問の
新型コロナウイルス感染症の対応として学校全体を避難所と位置づけ運用することについてでございますが、避難所は、生活再建まで開設する必要があり、学校の授業に支障が出るおそれがあることから、学校全体を避難所に位置づけることは考えておりません。
4番宗實雅典議員、11番和田美奈議員のご質問にお答えしましたとおり、体育館等の避難所が密になるおそれがある場合には、ソーシャルディスタンスに配慮したゾーニングや間仕切りの設置などを示している県のガイドラインを参考に、臨機応変に対応してまいります。
次に、3番目のご質問の避難に対する市民への周知や訓練の予定についてでございますが、11番和田美奈議員のご質問にお答えしましたとおり、災害時には危険な場所にいる人は避難することが原則ですが、安全な場所にいる人まで避難所に行く必要がないこと、安全な親戚・知人宅に避難することも検討すること、マスク等をできるだけ持参することなど、基本的な考え方を市広報6月号に掲載したほか、市ホームページでも周知を行っているところでございます。
また、訓練の予定でございますが、毎年、持ち回りで実施しております地域連携防災訓練を令和3年2月に龍野小学校区で実施予定であるほか、それぞれの自主防災組織等で実施されておりますので、実施の際は避難についての考え方を周知してまいります。
いずれにいたしましても、あらゆる機会を捉え、災害時の避難行動等につきまして、さらなる周知に努めてまいる所存でございますので、何とぞご理解賜りますようお願い申し上げます。
○議長(松下信一郎議員)
6番木南裕樹議員。
○6番(木南裕樹議員)
それでは、質問させていただきます。
一番最初の高校生世帯ということなんですが、中学生以下であれば今、児童手当にプラス1万円をしていただいているとか、国からももともと児童手当が出ています。この高校生世帯というのが、実は一つ気になるところは、お金がかかるんですね。高校生になりますと、まず、学校の教材費が、普通学校によりますとまたかかりますし、特別な専門的な学校であれば、その専門的な教材がかかったりします。
また、通学においても電車通学をするところのバス代がかかったりですとか、あと高校になりますと、携帯電話の普及率ががらっと上がります。例えば通信料がかかるわけです。今回はコロナの関係で学校は行けないということで、昼間につきましても、学食があいてませんので、その分やっぱり親御さんの負担もかかりますし、なおかつ高校生というと育ち盛りになりますので、質より量というぐらいたくさん食べられるというところで、やっぱり今回、
新型コロナウイルスの影響を与える家庭というのは大きい。
確かに個人事業主のところであったりとか、中小企業で減少しているところもあると思うんです。その部分でいうと、やっぱり高校生の支援ということで、先ほど副市長から答弁いただきましたが、高校生の奨学金、給付金をやったりですとか、また授業料の減免、これは言ったら生活保護世帯であったりですとか、市民税がかからない世帯、もともとあったメニューに今回コロナウイルスの関係で減収が見込まれるところに対して、いわゆる対象を拡充しているわけです。正直まだ分からないわけです。市民税が非課税になるかどうかというのがまだ分からないため、ただ子育て世代というのは同じなんですね。高校生というと、ほとんどの大半の学校はアルバイトできません。
先ほど申し上げたように、経済的な負担もかかります。でも、中学生以下であれば市からは1万円給付があります。ここをひとつ高校生の3年間、高校生というか16歳から18歳ですね。その3年間のブランクがあるので、その部分についてやっぱり世帯としてちょっと苦しいという方の声を聞きましたので今回質問させていただきました。
高校生について市独自でやっぱり少し考える必要があるんじゃないかと思うんですが、再度聞かせていただきたいと思います。
○議長(松下信一郎議員)
副市長。
○副市長(井上彰悟君)
おっしゃられることはよく分かります。まず、私どものスタンスというか地方自治のスタンスから申し上げたいと思います。地方自治の事務というのは、地方自治法の2条で決まっております。そして、市町村の事務というのは、県がやらない事務以外のものでございます。全て下水道であるとか、ごみ処理だとかで例示されているわけです。学校というのが出されておりまして、これは義務教育学校と、小・中学校、幼稚園ですね。これらのことをやるというのが市町村です。ですから、このスタンスを持って高校生であれば県がやる。義務教育以下については市町がやると。このスタンスをはっきりさせていただいて、今回は県は県でそれだけの支援策をつくっているわけでございます。
私どもは、ただそういうわけにいきませんけれども、できれば高校生が将来大学とか、あちらこちらに行っても帰ってくれる。それの部分で、今のところ奨学金をもらった部分の企業とタイアップして一緒に返済していきましょうという支援をしたというのは、先ほど言ったとおりです。
議員おっしゃるとおり、まず、高校生の困っておられる方がいらっしゃる。確かに奨学支援の部分についても、生活保護であるとか、非課税世帯であるとかいうのに限定されて返済は必要ないですよという制度ができているんです。それ以外にちょっと困っておられる方がおられるということは分かるんですけど、まず、我々は先ほど言いましたように、高校生も分かるんだけれども、それよりも先にもっと我々が事務として持っている部分ですべきことがあるというのを優先させていただいているということでございまして、全く今後、高校生のことは考えないのかということではなくて、まず優先的にやる緊急対策として、それから今後2次、3次の波及効果としての対策ということで、視野には入っているんですけども、基本的な地方自治の精神でもって今のところはちょっと考えていないということでございますので、高校生のことについては一切これからしないということではありません。県の動向を見ながら、本当に困っている人たちの支援をどうするのかということは今後考えていきたいと思います。
○議長(松下信一郎議員)
6番木南裕樹議員。
○6番(木南裕樹議員)
収束期までの市民生活の安定化を目的としますということを一番最初に答弁を頂きました。先ほど言ったのは高校生の世帯というのは、そのようにちょっと厳しいという方がいらっしゃると。これも、今回この通告書を出したときに反応がありまして、やっぱりその声を上げていただきたいということで、これも私個人の意見ではないんです。個人の意見も入っていますけども。
例えば地方自治の部分でいうと、福岡県の多久市であれば1人2万円給付しているところもあるんですね。地方自治によっては。ほかの市町村でも1万円を給付しているところもあるんです。高校生世帯に対して、それは逆に言えばできないこともないんだろうなというふうに思うわけなので、正直、高校世帯についても今から考えていただけるという話もありましたので、ぜひまた考えていただきたいなというふうに思っています。
もう一つ、お金についてでいうとすごく分かりやすいんです。例えば1万円渡しましょうといえば、1万円を渡せばすごく分かりやすいんですけど、正直、行政からすると、その1万円がどう使われるかというのが分からない部分がありまして、貯蓄に回ったり、もしくは市外のほうにいったりと。
ここは一つ提案というところで、例えば今回コロナの関係で、よく報道でもあるんですが、食物を廃棄している人もいます。例えばSDGsの考え方をすると、食物がもったいないと。そういうことでいうと、例えば特産物を高校生世帯にどうですかと。そうすることによってウィン・ウィンになるわけです。一番最初にも言ったかもしれないですけど、卸売業者さんというのはホテルなりレストランなりがあいてないと卸ができないわけですね。そこはずっとため込んでいるわけです。そのため込んでいる特産物を高校生の世帯に、例えば何人までとか決めたらいいかもしれないですけども、そういった部分で配りましょうと。お金じゃなくて特産物を配る。例えばお米だったり。
この前、内閣府地方創生推進室、この紙を頂きました。これの27番に、ふるさとを遠くで見守る応援事業というところで使えると書いてあるんです。これは親元を離れた学生に対して、地元のお米とかお花とか野菜とか畜産物を送付する取組できますよと、こういった事業があるわけです。じゃ、別にこれをふるさと、大学生の話はちょっとその後しますけども、高校生とかに対しても、こういう地元でこういう名産物があるんだからどうかというような考え方をしてはいかがかなと思うんですが、そういった部分についてどのように考えていますか。
○議長(松下信一郎議員)
副市長。
○副市長(井上彰悟君)
高校生という限定の話の前に、まず給付のことなんですけれども、給付というのはやはりいかに迅速に公平に配っていくかということなんですね。高校生世帯にお金をぼんと渡しのはやぶさかやないんですけど、やはりまずもって臨時交付金の額を確定して支出の枠を考え、最初に言いましたように、基金の額をどれぐらいを落とし込めることができるか。総枠の中でできるかどうかということをまず考えていただきたいのが1点。
もう一つは、先ほどの特産品との関係です。県で、ひょうごe-県民証というのをご存じかどうか分かりませんけれども、いわゆる兵庫県の特産品を買ってくださいよとか、兵庫県はこんなキャンペーンをやっていますよということをお知らせするようなやつなんですね。これを例えば、楽天Edyと連携しているんですけれども、そういったこともたつの市版で考えられないかなと。
よく今回いろんなコロナで話題になったのが、いわゆる養殖業者ですね。鯛であるとかハマチであるとか、鱧ですね。余ってそれを個人の人に買ってもらいましょうというような形でパックで送るという。今まで料亭におろせなかった部分を個人に渡していこうというのは、テレビでよくのったと思うんです。そういう地域内巡回の経済の構築という意味は、木南議員がおっしゃったことは本当にいいことだと、こういう契機にこういうことができればいいなというふうには思います。
したがって、市としての高校生に渡すかどうかは別といたしまして、県がやっているひょうごe-県民証、楽天Edyと連携した中でたつの特産品を、こんなんがあります、室津のアサリであるとか、そういったものを安価で提供しましょうとか、送りましょうとか、漁協との連携の中でどんな魚介類があるか分かりませんけれども、カキであるとか、そういったものも送りましょう。
そして、今回の
GOTOキャンペーンのいわゆる観光の部分では、
GOTOキャンペーン、国の制度にオンして、たつの市が例えば3,000円、オンしましょうといった、そういう情報を載せておけば、
GOTOキャンペーンの中でたつのに行こうというような気持ちにもなるかも分かりませんから、そういったことが、これちょっと時間かかるかも分かりませんけれども、これも研究していく必要があるのかなと思います。
何が言いたいかというと、木南議員がおっしゃったような地域循環型の経済構築をするための特産品の流れですね、そういったものを構築することは本当に大変重要なこと、今後考えていかなあかんことだろうというふうには考えております。
○議長(松下信一郎議員)
6番木南裕樹議員。
○6番(木南裕樹議員)
高校生だけじゃなくて、(2)番にも言いました、大学生世帯とか親元を離れている世帯についても、それらが有効じゃないかなという思いも一つ持っています。
その中で、例えば大学生であれば、先ほど答弁にもありました学生の支援の給付金、アルバイトで減収した生徒さんに対しての給付が国からもあるわけですけども、現状、実は専門学生というのはアルバイトをしていまして、アルバイトという大体の支払いが後払いなんです。ということは、5月はほとんど仕事をしていません。6月は19日から動き出します。その給料が入ってくるのが7月の末とか、7月に動いても8月の末とか。つまり実はもう7月の15日とか、その中ぐらいから8月の中頃までというのは、実は大学生なり、親元を離れている学生にとっては結構、経済的には厳しい時期が来るんじゃないかなと。これは私の中で予測しているんですけども。
そういうときに、例えばたつの市が先ほど言われた特産品をどんと送りましょうと。それがもう一つの手なのかな。ここは一つの提案なんですけど、じゃそのパッケージをどうするんだということなんですが、これ実はもうたつの市にはあると思っていまして、それはふるさと納税なんです。ふるさと納税には300種類の返礼品があります。その中にはお肉もありますし、お米もありますし、トイレットペーパーもあります。いわゆるパッケージのふるさと納税の品を市から離れている学生さんたちにどうですかと。今回、市が負担しますからどうですかと。
例えばお盆もありますので、お盆も帰ってくるかどうかというのは今後ちょっと状況が分からないです。でも、頑張っているんだったらたつの市からふるさと納税のこの品をあげますよと。じゃ、そこで頑張ってくださいねと。
そうすることによって、例えば今後、その学生さんたちが、あのときはコロナでたつの市に助けてもらった。じゃ納税をしようと、今度また働くようになったら納税したいなと、そのときにふるさと納税の品を思い出してくれるかもしれないです。そういったたつの市の心意気ですね。頑張っている人たちに対して。実際、ふるさと納税というのは市内の業者さんが多いわけです。市内の業者さんの品を送るわけですから地域の活性化にもなると。そういったものについていろいろ考えてみたらどうかなと思うんですが、一つの提案としてなんですが、どうでしょうか。
○議長(松下信一郎議員)
副市長。
○副市長(井上彰悟君)
先ほども言いました燕市とか今治の話なんかは、やっぱりふるさとが君を応援しているよというメッセージを送りたかったというのが最初の燕市さんの市長さんの思いだろうと思うんですね。それはなぜそういうふうになったかというたら、コロナになって東京におると、かかるかも分からん、リスクが高い中で、大学はやってないわ、帰ってくるなと言われるわというようなことの中の心情的なことをおもんぱかってやられたというふうに私は認識しています。
だから、確かに物を今ごろ送って、ここはちょっと木南さんは東京の大学へ行かれたから、特にふるさとの思いが強かったんか分かりませんが、私は関西でしたから。この龍野地区の学生がどこに行っているかいうたら、ほぼ8割ぐらいが関西圏だと思うんです。新潟であるとか、そういったところは割と東京とか東北とか、ずっと昔からいう出稼ぎのイメージ、これは問題発言かも分かりませんけども、出稼ぎで望郷の念が強いいうんですか。東京に行った人は離れたという意識が多分強いんではないかなという思いがあるわけです。
何が言いたいかといいますと、お気持ちはよく分かります。たつのふるさと納税の制度があって、そこに送るという、品物を送ってじゃなくて、メッセージを送るとしたとしても、そこに本当にたつのの思いが伝わったとしたら、それが経済効果としてどうなのか。たつのへ帰ってこようと思われるのかどうか。本来のたつの市の市政として公金の支出として、それがいいのかどうかということも考えますと、軽々にいいですねと、送ったらいいですねというふうにはちょっと、私はすぐに即答しかねるというふうな思いでございまして、ご意見としては十分承っておきたいと思います。
○議長(松下信一郎議員)
6番木南裕樹議員。
○6番(木南裕樹議員)
いろんな課題もありますので、また考えていただいたら。例えばふるさと納税に載っていない業者さんはどうなんだと、ほんまに困っている人たちはどうなんだということがもしあれば、でも、それは正直、私からすると企業努力が必要なんじゃないか。それは持続化補助金という形でインターネットをできる環境、補助金もありますし、なおかつパッケージをつくられているのはそれまでの労力もあるわけですから、実際に例えばそういった品物を送る。
ただ、市として、私が言いたいのは、パッケージ、仕組みをつくることが大事だなと。例えばということでふるさと納税の品はどうですかという提案なわけで、例えばそれをもうちょっと緩和して、ふるさと納税の特産品じゃないものを緩和する施策があったかもしれないですし、対象者を例えば100人なのか、200人、300人なのか、そういったものもいわゆるパッケージだけつくって、後は企業努力、頑張ってくださいねと。やっぱりそういうことが行政の仕事なんではないかなというふうに思っています。
まとめますと、高校生世帯というのも実際は子育て世代でありますし、大学生とか専門学校へ行かれている生徒さんというのも、アルバイトはできますが、今のコロナの関係でいうと、親の負担が大きい、親が経済的に負担をしなきゃいけない。その中で、コロナの中で親御さんがちょっと苦しいというところでは、行政としても子育て世代、中学生以下はしていただいている部分がありますので、県とあわせてまた考えていただきたいなというふうに思います。
そして、3番の減免について、これ2021年度の分であります。中小企業庁が肩代わりをしますよということで、今回たつの市がとらなかった分を国が補填しますよということだと思うんですね。これは建物と都市計画税なんですが、じゃ、土地の分は含まれてないんですよ。じゃ、来年度の土地に関して、これについてはたつの市として何か考えたりしようかなということは、今のところはありますか。
○議長(松下信一郎議員)
総務部長。
○総務部長(佐用永喜君)
先ほど市単独の税の減免というのは考えていないということでございますので、来年、国が固定資産税と都市計画税の減免しますが、その対象外としている土地について市独自で減免するという考えは持っておりません。
○議長(松下信一郎議員)
6番木南裕樹議員。
○6番(木南裕樹議員)
確かに市独自では減免しないと、今の答弁だったと思うんですけども、これたつの市で働いている事業者さんからの声を聞きますと、今まで頑張って納税してきたんだと。じゃ、ちょっと今回コロナで苦しんだと。今まで払ってきたんだから、ぜひ今回のこのときぐらいは何とか市が見てくれないかと。それも、私が言っているのは都市計画税全部、全世帯と言っているわけじゃなくて、例えばある程度の売上げが下がったところであったりですとか、特に飲食店、宿泊業というのが大きな影響を受けているとか、そうなると建物、箱物が大きいんですよね。今、確かに猶予ができます。納付書が5月に来まして、5月末に1回払われて、今度6月30日に第2期を払う必要になってきます。確かに猶予はできますと。でも、猶予ということはいつか払わなきゃいけない。この部分、市としては確かに税収減ると思います。でも、今回のコロナに関して、市としてこの税の部分、特に困っているところに関しての減免という考えは今のところやはりないですか。
○議長(松下信一郎議員)
総務部長。
○総務部長(佐用永喜君)
そうですね。やはり最初の答弁で申しましたように、市税というのは行政サービスを支える根幹になるものである。また、固定資産税というのは、その中でも本市にとっては一番大きい、50%弱あるということで、影響が大きいので、やっぱり経済対策としては様々な地方創生臨時交付金を使ったような歳出の事業でやっていくというふうに考えております。
○議長(松下信一郎議員)
6番木南裕樹議員。
○6番(木南裕樹議員)
確かに税の補填とするときには、この交付金はなかなか充当できないと。これは多分理解はできるんです。
じゃ、もう一つ、発想を変えて、税額分、税を例えば本当は税としては払っていただきますけども、税に関しての例えば固定資産税、ある場所でいうたらもしかしたら100万円かもしれない、あるところでは10万円かもしれないです。じゃ、その部分について例えば休業補償を出しますとか、そういうような使い方でいうと、臨時交付金は使えるはずなんですね。実際的に。
じゃ、それを例えばどうやってメニュー化していけるのか、その分、先ほどの水道料金も一緒だと思うんです。水道料金も一緒だと思うんです。水道料金ができないのでグルメクーポンにしました。いわゆる考え方、結局、同じ財源が減るだけかもしれないんですが、結局はそっちに充当し直したという考え方です。
ということは、今実際、一律給付というのはもう国もしています。今度、これから考えるのは個別に対応できるようなところを考えていく必要があるんじゃないか。じゃ、市としては、地元の業者さん、飲食店さんがなくなってしまうと、もうそれ時点で所得税も入ってきませんし、減収してしまうわけですから。
じゃ、その部分について何かしら、例えば減収率掛ける固定資産税の分を何か、休業、いわゆる補填しましょうとか。例えば企業が規模によって違うわけです。そういった部分についての考え方というものはどうかなと思うんですが、そういった部分についてはいかがですか。考え方なんですけど。
○議長(松下信一郎議員)
総務部長。
○総務部長(佐用永喜君)
今、国の補正予算の中ではやっぱり飲食店等の家賃の補助というようなことを言われておりますので、そういったこともありますので、事業を継続する支援の中で、どういうような視点を持って支援していくかという議論になっていくんだというふうに思います。
○議長(松下信一郎議員)
6番木南裕樹議員。
○6番(木南裕樹議員)
確かに家賃補助がこれから内閣臨時交付金の中で出てきています。だから、最大600万です。ただ、あれは多分家賃ということなので、例えば本市にいくと、結構もちろん家賃で払っているところもあると思うんですが、自分の個人所有のところも結構あると思うんですよ。個人の土地でやられているところもあると思います。そこはやっぱり東京とか大阪とはまた違う仕組みなんだろうなと。やっぱり我々の市の中で頑張っている業者さんを助けていただくような施策、税の補填という形にはこの臨時交付金は使えないということであれば、また違った形で税分ぐらいというような考え方をしていただけたらということの思いで提案をさせていただきました。
いろいろ独自に施策をしていただいているのもすごく承知していますし、ふるさとグルメ券、応援グルメ券発行というのはすごく反響が大きいです。すごくいいねと。たつの市、すごい頑張っているねという話もよく伺います。期待している人も多いということなので、ぜひまたいろんな方面から考えていただきたいなと思います。
続いて、災害時のところなんですが、民間企業2社というところなんですが、新たにまた発掘しようということは考えていますか。
○議長(松下信一郎議員)
総務部長。
○総務部長(佐用永喜君)
今回、コロナの関係で県のガイドラインが出て、避難所を増やそうというようなのがあります。そういった中では、まず市としては指定避難所があって、そこでいっぱいの場合、一時的に避難する場所として二次避難所というものを設けております。その中にはやっぱり自治会等の公民館もありますし、公共施設もあります。ですので、管理とかそういったことを考えますと、まず、避難所の確保という意味では、公共施設をまず増やしていくというか、避難所として増やしていくというのが一番であって、それで足りないようであれば民間のほうにもお願いできないかという話をしていくということになると考えております。
○議長(松下信一郎議員)
6番木南裕樹議員。
○6番(木南裕樹議員)
前に同僚議員からも体育館だけではということで、その対策をお話しいただきました。最低3つの分類に分けるべきです。1つは元気な人、1つはちょっと怪しいというか体調が優れない方、もう一つは本当に健康状態が悪い方。学校全体として使うのは、ちょっと今は考えていらっしゃらないという話だったと思うんですが、特別教室にこれからエアコンもつきます。いわる教室というのは、確かに学校の教室なので、生徒さんがふだんの学校をする上ではなかなか使いにくいかもしれないんですが、やっぱり間仕切りをするとしても、なかなか感染の疑いがあるということであれば、例えば広い音楽室であったりですとか、図書室であったりとか、そういった部分で机さえのければできるわけなので、それは多分学校として特別教育を使ったりというようなことについては、いかがお考えなんでしょうか。
○議長(松下信一郎議員)
総務部長。
○総務部長(佐用永喜君)
今おっしゃったように、別室を確保するというふうなこともガイドラインにあります。そういう方法として、例えば学校が避難所であれば、その近くにある公民館を体の調子が悪い人の避難所に当てるとか、そういう方法もありますし、今おっしゃったように特別教室を使うという方法もあると思いますので、その辺は学校の管理者とも協議しながら、その辺は臨機応変に対応していきたいというふうに考えます。
○議長(松下信一郎議員)
6番木南裕樹議員。
○6番(木南裕樹議員)
秋以降にまた第2波が来るかもしれないという話がある中で、先に学校の在り方、こういうときに体育館はこういう使い方をしましょう。図書室はどうしましょう。もう特別教室を使うのであればですね。それはやっぱり学校によって、例えば図書室がどこにあるかという、また場所によっても違うと思いますし、学校の先生方が結局、避難所を開設して待機していらっしゃるというところがあるので、学校ごとのマニュアルというのをあらかじめ早く作っていく必要があるんじゃないかと思うんですが、そういった部分については、作成する予定というのはありますか。
○議長(松下信一郎議員)
総務部長。
○総務部長(佐用永喜君)
避難所に関するマニュアルとしては、避難所の開設と管理について定めた避難所管理マニュアルというのと、それから避難所の運営について定めた避難所運営マニュアルというのがあって、それについては今回ガイドラインに沿って見直そうとしています。今、議員さんがおっしゃった実際の具体的な避難所ごとの想定というんですか、そういったものについても必要と思いますので、それは順次やっていきたいというふうに考えます。
○議長(松下信一郎議員)
6番木南裕樹議員。
○6番(木南裕樹議員)
今回のコロナの関係で、例えば避難をするにしても自宅のほうがいいかもしれないと。そういった部分も今回出てきています。ホームページとか広報で周知をしていただいているんですが、実際やっぱり訓練をしないと、どういうことができるのかシミュレーションしないと、いきなりやっている人はやっているんですけど、ほとんどやれていないと。そうなってくると、やっぱり自治会で防災訓練とか、今までしていました。今回コロナの関係で、じゃ、あなたたちはどういう行動をするべきなんだと。それはある程度まとめ役がいないと、個々で考えれる人もいるかもしれないんですが、ちょっとなかなか難しいんじゃないかなと、有事のときには。そういった部分を自治会に落としていくというような考え方は今のところあるんでしょうか。
○議長(松下信一郎議員)
総務部長。
○総務部長(佐用永喜君)
それにつきましては、自治会といいますか、自主防災組織ですね、ほぼ自治会と一緒だと思うんですが、そちらのほうでいろいろ取り組みされておりますので、そちらのほうで避難の考え方というようなものも周知をしていくというふうに考えております。
○議長(松下信一郎議員)
6番木南裕樹議員。
○6番(木南裕樹議員)
避難所が場所によって違いますので、それをやるとしたら、マイ避難カードというものが今回兵庫県の中でも示されました。いわゆる5つの災害があったときに、あなたはどこに逃げますか、どういうふうに行動しますかというやつですね。防災のアプリにも入っていますので、それぞれが確認することができます。
マイ避難カードなりを早急に市民の方にある程度つくっていただいて、自分はこういうとき、特にコロナの関係でこういうときにはこういう動きをしなきゃいけないというのをやっぱり意識づけしていく必要があるんじゃないかなというふうに思いますが、マイ避難カードの取組についてはどのように考えていらっしゃいますか。
○議長(松下信一郎議員)
総務部長。
○総務部長(佐用永喜君)
議員さん、先ほどおっしゃったように、兵庫県のほうで、ひょうご防災ネットという中にそういうものがありまして、それを開いていくと、順番に危険性を知るというところから、避難行動を考える、避難のタイミングを考える、実際にどこへ避難するというような流れに沿って入力していけば、そういうカードができるということがあります。
避難所の場所も危険かどうかというところも、ハザードマップに飛んでいって、そこで見れるというふうなシステムがあって、非常に分かりやすく啓発ができると思っております。ですので、そういったものの活用もしますし、今新しい防災マップをつくっておりますけども、それの中にもそういったものを入れる予定で考えておりまして、ご提案の避難カードの活用というのは非常に有効だと思っておりますので、ぜひ活用していきたいと思っております。
○議長(松下信一郎議員)
6番木南裕樹議員。
○6番(木南裕樹議員)
新型コロナウイルスで未曽有の状況のことでありますので、日々、刻々と状況が変化すると思いますが、少しでも市民の方が安心して安全に避難できるように。また、施策につきましても、いろいろ知恵を絞って一緒に提案もしていきたいと思いますので、今後についてもまたどうぞよろしくお願いしたいと思います。
以上で一般質問を終わりたいと思います。
○議長(松下信一郎議員)
以上で本日の日程は終了いたしました。
なお、次の本会議は、明日6月19日午前10時より開議いたしますので、よろしくお願いいたします。
散 会 宣 告
○議長(松下信一郎議員)
本日はこれをもって散会いたします。皆様、お疲れさまでした。
散 会 午後 3時53分
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
令和2年6月18日
たつの市議会議長 松 下 信一郎
会議録署名議員 宗 實 雅 典
会議録署名議員 肥 塚 康 子...