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平成30年第4回たつの市議会定例会(第3日 9月21日)

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  1. たつの市議会 2018-09-21
    平成30年第4回たつの市議会定例会(第3日 9月21日)


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    平成30年第4回たつの市議会定例会(第3日 9月21日)        平成30年第4回たつの市議会定例会議事日程(第3日)                       平成30年9月21日(金)午前10時開議 1 開議宣告   日程第1 一般質問         発言順位及び発言者         @ 3番 堀     讓 議員         A 8番 野 本 利 明 議員         B 22番 横田    勉 議員 2 休会議決(日程通告) 3 散会宣告           会議に出席した議員   1番 楠   明 廣      2番 船 引 宗 俊   3番 堀     讓      4番 宗 實 雅 典   5番 肥 塚 康 子      6番 木 南 裕 樹   7番 柏 原   要      8番 野 本 利 明
      9番 松 本 良 三     10番 赤 木 和 雄  11番 和 田 美 奈     12番 高 岸 博 之  13番 松 下 信一郎     14番 内 匠 勇 人  15番 柳 生 陽 一     16番 桑 野 元 澄  17番 三 木 浩 一     18番 永 富   靖  19番 角 田   勝     20番 名 村 嘉 洋  21番 畑 山 剛 一     22番 横 田   勉           会議に欠席した議員             な   し          議事に関係した事務局職員 議会事務局長                石 原 徹 之 次長                    安 積   徹 主幹                    河 原 直 也 主幹                    矢 本 博 文 主査                    宮 本 義 之       地方自治法第121条の規定による出席者 市長                    山 本   実 副市長                   井 上 彰 悟 理事兼総務部長               連 佛 忠 司 理事兼企画財政部長             菅 原 昌 則 理事兼健康福祉部長福祉事務所長      小 谷 真 也 理事兼都市政策部長             井ノ原 康 宏 市民生活部長                冨 井 俊 則 産業部長                  小笠原 欣 吾 都市建設部長                梶 本 秀 人 上下水道部長                谷   晴 視 たつの市民病院事務局長           野 本 浩 二 新宮総合支所長               小 川   宏 揖保川総合支所長              古 林 義 博 御津総合支所長               西 川   廣 総務部参事兼総務課長            山 根 洋 二 総務部参事兼納税課長            和 田 利 惠 総務部参事兼市税課長            石 井 和 也 企画財政部参事兼財政課長          森 本 康 路 健康福祉部参事児童福祉課長        折 原 敏 美 健康福祉部参事地域包括支援課長      森 下 美 佳 都市建設部参事兼用地課長          本 間   宏 都市政策部参事まちづくり推進課長     佐 用 永 喜 会計管理者兼会計課長            東 元 千代子 危機管理課長                内 田 裕 康 情報推進課長                堀   謙一郎 企画課長                  家 氏 孝 幸 広報秘書課長                正 田 晴 彦 契約課長                  古 本   寛 工事検査員                 井 口 秀 稔 市民課長                  桝 田 雅 代 国保医療年金課長              森 川 智 司 環境課長                  石 原 重 雄 人権推進課長                加 藤 真 司 地域福祉課長                倉 元 竜 也 高年福祉課長                貞 清 孝 之 健康課長                  中 岡 久美子 農林水産課長                藪 元 崇 亘 農地整備課長                山 内 重 憲 商工振興課長                野 勢 孝 幸 観光振興課長                神 尾 俊 輝 建設課長                  野 村 順 一 都市計画課長                三 木 康 弘 建築課長                  岸 本 省 己 上水道課長                 小 林 雄 二 下水道課長                 菅 野 博 人 前処理場対策課長              土 井 輝 秀 たつの市民病院事務局次長          神 尾 尚 武 教育長                   横 山 一 郎 教育管理部長                田 中 徳 光 教育事業部長                冨 井 静 也 教育管理部参事教育環境整備課長      沖 田 基 幸 教育事業部参事社会教育課長        小 松 精 二 教育事業部参事歴史文化財課長       岸 本 道 昭 教育事業部参事人権教育推進課長      中 山 茂 樹 教育事業部参事体育振興課長        西 田 豊 和 教育管理部教育総務課長           坪 内 利 博 教育管理部学校教育課長           山 田 晴 人 教育管理部幼児教育課長           田 中 彰 人 教育管理部すこやか給食課長         村 上 秀 樹 教育事業部社会教育課主幹          喜多村   玲                 開 議 宣 告 ○議長(角田 勝議員)  ただいまより、本日の会議を開きます。  初めに、本日の出席議員数及び地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者の職・氏名につきまして、事務局長から報告いたします。 ○議会事務局長(石原徹之君)  ご報告申し上げます。  まず、本日の出席議員数についてでありますが、本日ただいまの出席議員数は22名全員であります。  次に、地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者の職・氏名についてでありますが、お手元に配付いたしております名簿のとおりでありますのでご清覧願います。  以上でございます。 ○議長(角田 勝議員)  以上で報告を終わります。  次に、今期定例会の会議録署名議員については、9月4日の定例会第1日に5番肥塚康子議員、6番木南裕樹議員を指名いたしておりますので、両議員よろしくお願いいたします。
                  〜日程第1 一般質問〜 ○議長(角田 勝議員)  これより本日の日程に入ります。  日程第1、一般質問を行います。  通告により、順次質問を許します。  初めに、3番堀讓議員。 ○3番(堀 讓議員)(登壇)  おはようございます。通告に沿って質問をさせていただきます。  9月1日は防災の日で、9月は防災月間となっています。6月の大阪北部地震、7月の西日本豪雨など大きな被害をもたらしました。災害多発国日本の現実を改めて示しました。その後も台風、大雨の被害が続き、自然の脅威を知らされています。日本は地震が起きやすく、台風の常習コースに位置する地理的条件に加え、最近の豪雨の頻発さは従来と異なる様相を見せています。どの地域でもあらゆる事態を想定し、備えを強めることが必要です。地域の現状と課題を常に点検し、住民を守る対策を講じていくことが欠かせません。災害に強い社会を作ることは、政治の大きな役割です。それぞれの地域での危険箇所を日常的に点検し、問題があればためらうことなく対処することは地域の防災対策にとっての基本です。市民の命と財産を最優先に守る市政運営を求めます。  今日は防災についての質問ですが、防災対策と一言で言っても範囲が広く多岐にわたります。また、総合的な対応、対策が求められる問題でもありますので、何点かに絞って質問をいたします。7月の豪雨・台風災害時には、たびたび対策本部を立ち上げ、職員の皆さんには昼夜を問わずの対応にご苦労をかけ、ご尽力をいただきました。改めて敬意と感謝を申し上げます。合併後初めてだと思いますが、本格的に避難所を開設する事態となりました。幸いに人的被害はなかったと聞いておりますが、避難所開設に当たり、課題、問題点が浮き彫りになったのではないでしょうか。避難所開設に関する問題点、不十分な点をどのように認識し、どう改善を考えられるのか、お答えください。  また、避難所用の備蓄品にはどのようなものがあるのでしょうか、その対応も含めてお尋ねします。  次に、ブロック塀対策についてお尋ねします。  大阪北部地震で小学生女児が犠牲となって以後、ブロック塀の安全対策が問題となりました。たつの市においては既に学校施設内を調査点検し、今回の補正予算で計上し、その対策が講じられていますが、通学路の危険なブロック塀についてはどう対処されるのでしょうか。  国、県、各自治体では安全対策に係る支援制度の創設など補助が行われておりますが、たつの市ではどうされるのでしょうか。  次に、高温対策についてお尋ねします。日本列島猛暑の中で、愛知県での小学校1年生の男児をはじめ熱中症による痛ましい死亡事故が全国で相次いで起こりました。この猛暑は、もはや自然災害であると言われております。小・中学校でのエアコンの設置が急がれますが、たつの市ではどう対応されるのでしょうか。  文科省は、このエアコンの設置に関して学校施設環境改善交付金の補助対象とするとしていますが、早急な設置を求めます。  また、猛暑日の課外活動や部活動については、どういう対応を考えておられるのでしょうか、お尋ねします。  以上、よろしくお願いします。 ○議長(角田 勝議員)  総務部長。 ○理事兼総務部長(連佛忠司君)(登壇)  3番堀讓議員の1点目のご質問のうち、防災対策についての1番目、地震災害、大雨・台風災害、高温災害と自然の脅威を我々は知らされている。そんな中で、たつの市は今回避難所を開設したが、問題点、課題はなかったのか。あったとすれば、今後の改善策をどのように考えるのか。また、避難所開設用の備蓄品には、どのようなものがあるかについてお答えいたします。  まず、避難所開設での問題点、課題点でございますが、今回避難所を開設し、避難者からお聞きした声といたしましては、昨日の4番宗實雅典議員のご質問でお答えいたしましたとおり、暑さに対する対応、情報不足の解消といった意見がございました。  そこで、8月の台風20号による避難所開設以降は各避難所に防災ラジオを配置し、情報提供に努めたところでございます。今後も、対応できるものは迅速に対応してまいりたいと考えております。  次に、避難所開設用の備蓄品についてでございますが、防災備蓄倉庫等には水、缶入りパン等の食料や毛布等を備蓄しており、今回の避難所開設においても避難された方へ配布するとともに、平成30年7月豪雨の際には、夜が明けてからも避難される方もおられたため、昼食として弁当の配布も行ったところでございます。また、避難所となる公共施設には、平常時より避難所運営に必要となる懐中電灯、ヘルメット、避難者管理用事務用品等を収納ボックスに一まとめにし、開設時の準備をしております。  いずれにいたしましても、災害はいつやってくるか分かりません。そのときに迅速かつ的確に対応できるよう平常時から取り組んでまいりますので、何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(角田 勝議員)  教育管理部長。 ○教育管理部長(田中徳光君)(登壇)  引き続きまして、2番目のご質問の通学路におけるブロック塀の安全対策の取組についてお答えいたします。  議員ご承知のとおり、大阪北部地震によるブロック塀倒壊被害が発生したことを受け、市教育委員会では全ての小・中学校、公立園所に出向、敷地内のブロック塀及びブロックによる工作物を点検し、法令に適合していないもの並びに危険なものについては、撤去・改修に取り組んでいるところでございます。  議員ご指摘の通学路におけるブロック塀につきましては、7月から8月にかけて、各小学校で通学路危険箇所調査を実施し、その結果に基づきまして、現在、学校、市教育委員会による合同点検を実施しているところでございます。  今後は、児童への危険箇所の認識と注意喚起を十分に行うとともに、地震発生時には危ないところから早く離れるなど、自分の身は自分で守る退避行動について指導してまいります。  また、市建築課においては、危険ブロック塀の対策として、県が創設した、危険ブロックの塀等の撤去に係る支援制度を活用すべく、当該補正予算を今期市議会定例会に上程し、同支援制度の補助要綱が決まり次第、市の要綱を定め、事業に取り組むと聞いております。  次に、3番目のご質問の児童・生徒に関する高温対策についお答えいたします。  まず、エアコンの設置につきましては、今期市議会定例会で18番永富靖議員のご質問にお答えいたしましたとおり、現在、市内小・中学校へのエアコンの設置に向けた具体的な検討をしているところでございます。  次に、課外活動、部活動についてでございますが、議員ご承知のとおり、今年の夏は6月から8月にかけて日本の天候は記録的な高温となり、本市においても、最高気温が35度以上となる猛暑日が続きました。このような状況の中、文部科学省や県教育委員会からの熱中症事故の防止に係る通知を踏まえ、市教育委員会としましても、6月以降、市内小・中学校・園・所に対し、熱中症事故防止の通知や定例校園長会において注意喚起を行い、熱中症予防の取組について適切な措置を講ずるよう指導したところでございます。  特に、議員ご指摘の課外活動、部活動におきましては、気象庁が発表する情報や環境省熱中症予防情報サイト上の暑さ指数等の情報を十分留意し、環境条件に配慮した活動を実施するよう指導を行うとともに、暑さ指数が31度以上、気温が35度以上の場合は、原則運動を自粛することとし、活動内容の見直し等柔軟な対応をするよう指示いたしております。  また、活動前、活動中、終了後に小まめに水分や塩分を補給させ、休憩をとらせるなど、児童・生徒等への健康観察や健康管理を徹底するとともに、子ども会、PTA、スポーツ少年団などの社会教育関係代表者とも連携を図り、今回の指導内容について周知徹底を図ったところでございます。  いずれにいたしましても、児童・生徒の安全を守るため、関係機関と連携し、取り組んでまいりますので、何とぞご理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(角田 勝議員)  3番堀讓議員。 ○3番(堀 讓議員)  順番を逆にしまして、高温対策からお尋ねします。  昨日からもありましたエアコンの設置の問題です。これから積極的に取り組むということですが、具体的に各小・中学校の普通教室が幾らあって、今現在、幾つ付いていて、これからどうするのか。それから、普通教室のほかに特別教室、体育館等についての具体的な今後の取組についてお知らせください。 ○議長(角田 勝議員)  教育管理部長。 ○教育管理部長(田中徳光君)  具体的な数字ということでございます。今回、先ほど議員がおっしゃられたように、学校施設環境改善交付金の中で本市が申請した教室の数でございますが、普通教室におきましては、小学校で全202室ございます。そのうち設置済みが5室、未設置が197で、申請は197しております。  次に、特別教室でございますが、全110室、設置済みは6室でございます。未設置が104室でございまして、申請は89室申請しております。  それと、中学校の普通教室でございますが、全部で72室、設置済みはございません。したがいまして、申請は72室、全室申請をしております。  次に、特別教室でございますが、全部で69室、設置済みは4室でございます。未設置は65ということで、申請は50室の申請をしております。なお、体育館につきましては、このたび申請をしておりません。  以上でございます。 ○議長(角田 勝議員)  3番堀讓議員。 ○3番(堀 讓議員)  数字的なことはなかなか難しいので、事前に教えていただいた中で、皆さんにも報告しておきたいと思うんですけども、小学校、中学校の普通教室においては現在既存の付いてあるのと、それから、これから申請されるのとを含めますと、100%、普通教室については付けるということでよろしいでしょうか。 ○議長(角田 勝議員)  教育管理部長。 ○教育管理部長(田中徳光君)  おっしゃるとおりでございます。 ○議長(角田 勝議員)  3番堀讓議員。 ○3番(堀 讓議員)  こういう時期ですので、他市もいろいろな取組をする中で、たつの市も小・中学校の普通教室については100%設置で取り組んでいくということで評価をしたいと思いますが、その時期的なことについては分かるでしょうか。 ○議長(角田 勝議員)  教育管理部長。 ○教育管理部長(田中徳光君)  全部設置に向けて取り組むんでございますが、多額の費用、それと大きな事業となります。先ほど言いました国、県においても学校施設整備改善交付金等がございますので、それをしっかりと見きわめながら早急に取り組みたいということで、現在で時期というのは明言できません。 ○議長(角田 勝議員)  3番堀讓議員。 ○3番(堀 讓議員)  当然、夏に間に合うようにということだと思いますので、その状況で取り組んでいっていただきたいと思います。  それから、体育館については申請がないということでした。この後また話しますが、体育館といいますと指定避難所になっているところがほとんどだと思います。全てかなと思います。その体育館で今、総務部長から避難所の問題点として暑さ対策の問題があるという指摘がありました。体育館も考えていく必要があるんじゃないかなと思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(角田 勝議員)  教育管理部長。 ○教育管理部長(田中徳光君)
     体育館につきましては、他市町におきましても、やはり設置しているところが少ないような状況でございます。このたび、今言われているような避難所にはなりますが、その避難所になるときに、昨日の答弁でもございましたように、例えば体育館が暑いということであれば、今回普通教室に空調を付けますので、そちらのほうに移動していただくとか、柔軟に対応していただく中で、体育館についても他市町の動向もございますが、それを勘案しながら検討はしてまいりたいというふうに思います。 ○議長(角田 勝議員)  3番堀讓議員。 ○3番(堀 讓議員)  体育館は広いですし、大きいですし、普通教室に付けるようにはなかなかエアコンの規模にしたって大変だと思うし、予算の問題もあるかも分かりませんが、将来的には検討してもらいたいと思いますが、今言われたように臨機応変に暑さ対策の中で、普通教室などを活用しながらということでしたので、そうしながらも体育館のエアコン設置に向けての取組を続けていってもらいたいと思います。  次に、高温時の課外活動、部活動の問題ですが、学校環境衛生基準があるんですが、それは手元にあるでしょうか。 ○議長(角田 勝議員)  教育管理部長。 ○教育管理部長(田中徳光君)  申しわけございません。今持っておりません。 ○議長(角田 勝議員)  3番堀讓議員。 ○3番(堀 讓議員)  こちらがたまたまあったんで報告しておきますけども、2018年の4月の学校環境衛生基準の改正がありました。先ほど答弁があったようなこともあるんですが、基準として、35度以上になった場合には、運動は原則中止というふうになっております。それから、31度から35度については、厳重警戒である。だから、激しい運動は中止をさせる。それから、28度から31度については、警戒ということで積極的に休憩を取り入れる。それから24度から28度については、注意ということで積極的に水分補給をする、そういう学校環境衛生基準がありますので、これを参考にしていただいて、現場の先生方にも徹底していただいて、大きなことにならないような取組をぜひ続けてほしいと思います。  普通教室、特別教室等については早速対応していただいていることに評価をし、感謝したいと思いますが、先ほども言いましたように、体育館はまだのようです。指定避難場所となる体育館についても早急な対応を求めて、次にブロック塀のほうに質問を移します。  通学路については調査を実施しているという報告でしたが、その中で、危険箇所というのは何カ所ぐらいあったんでしょうか。 ○議長(角田 勝議員)  教育管理部長。 ○教育管理部長(田中徳光君)  通学路につきましては、ブロック塀に関して言うと6校ございました。60カ所でございます。 ○議長(角田 勝議員)  3番堀讓議員。 ○3番(堀 讓議員)  その中で、通学路ですのでよその人の物といいますか、学校と直接関係ない人たちの持ち物、敷地ということになりますので、なかなかここに関する指導といいますか、難しいところもあるんですけども、その部分についてはどう対処を考えておられますか。 ○議長(角田 勝議員)  教育管理部長。 ○教育管理部長(田中徳光君)  先ほど答弁いたしましたが、ただ、教育委員会としては、いわゆる建築基準法に適合しているか、適合していないかということではなくて、あくまでも危険と思われるブロックでございますので、先ほど議員がおっしゃったように、それが所有者が民間の方ということであれば、うちのほうはそのブロック、危険であるということを子供のほうに注意するということでございます。 ○議長(角田 勝議員)  3番堀讓議員。 ○3番(堀 讓議員)  先ほど出ました建築基準法の問題もあります。これも1978年6月の宮城県沖地震を教訓にして基準法が改正されています。その中でも高さの問題とか、中に鉄筋が入っているかどうか、その辺のこともあって、なかなか外から見てすぐに判断しにくい部分もありますけども、危険なものについては指導もしながら取組をしていっていただきたいと思いますが、通学路のブロック塀の撤去に関して、その所有者に対してのいろんな県なり補助も出ているんですけども、その辺はつかんでおられるでしょうか。 ○議長(角田 勝議員)  都市政策部長。 ○理事兼都市政策部長(井ノ原康宏君)  そのことにつきましては、今回の補正予算でも上げさせていただいておりますけれども、兵庫県におきまして危険ブロックの撤去支援ということで制度が作られました。この9月18日に、県のほうから概要的なものは出されたんですけれども、まだ要綱というのはできていないので、ちょっとそこまで詳しくはお話ができないところもございますけれども、一応制度が制定されたということで、上限で20万円、公費から出せる分ということで今考えてございます。 ○議長(角田 勝議員)  3番堀讓議員。 ○3番(堀 讓議員)  言われるとおり、創設されるときに7月23日付で、費用の3分の2を上限として、上限を20万円ということです。今の話の中ですと、具体的にここの部分のこのブロック塀についての補助だとか、そういうことはまだ今の段階では何とも言えない状況ですね。 ○議長(角田 勝議員)  都市政策部長。 ○理事兼都市政策部長(井ノ原康宏君)  個人様の住宅というところが主にかかってこようかと思うんですけれども、そこにつきましてもやはり個人申請ということになってまいります。その中で建築基準法、先ほども出ましたけれども、それに合致しているのかどうかとか、あと、今回の場合ですと老朽化というより危険と市長が認める前に補助ができるということでございますので、個々によって対応が変わってくる可能性もございますし、先ほども申しましたけども、要綱ができていない。その中で、市町版の標準要綱が示されると聞いてございますので、その中におきまして、どのような形をとっていくかというのを考えていこうというふうに考えています。 ○議長(角田 勝議員)  3番堀讓議員。 ○3番(堀 讓議員)  具体的なことはこれからということですけども、できた段階で、所有者は一般の人だと思いますので、そこに対してお願いといいますか、依頼といいますか、そういうことも必要になってきますが、そういう取組も考えておられるということですか。 ○議長(角田 勝議員)  都市政策部長。 ○理事兼都市政策部長(井ノ原康宏君)  地震が起きましてからも相談窓口の開設ということで、ホームページでありますとか広報等でお知らせもさせていただきました。今回この制度ができましたときには、やはりそのような形で住民の方に周知を図っていきたいというふうには考えてございます。 ○議長(角田 勝議員)  3番堀讓議員。 ○3番(堀 讓議員)  今言われたように、8月の広報でブロック塀についての点検相談窓口が開設されたということでしたが、その相談に来られた件数は分かりますか。 ○議長(角田 勝議員)  都市政策部長。 ○理事兼都市政策部長(井ノ原康宏君)  私どものつかんでいますのは、兵庫県さんのほうにお問い合わせがあったのが1件、それと広報に関しては特に相談はないということでございますけれども、先ほど申しましたホームページにつきましては、450アクセスがあったというふうに認識してございます。 ○議長(角田 勝議員)  3番堀讓議員。 ○3番(堀 讓議員)  そういう制度も利用しながら、子供たちだけではなくてそこを通行する我々にとっても危険であることについては、対処をまた早急にお願いしたいと思います。  ちなみに、他市の補助状況を報告しておきますと、堺市は指定通学路に面するブロック塀などの撤去補助制度を創設して、ブロック塀を撤去した上で新たな軽量フェンスなどに設置する工事についても補助を出すというふうにしています。それから、京都市でも、最大15万円で一定の高さ以上のブロック塀を対象にして調査をしたりしておりますので、またそういうふうに県がこうだからというのではなくて、たつの市としては何か補助を考えておられるんでしょうか。 ○議長(角田 勝議員)  都市政策部長。 ○理事兼都市政策部長(井ノ原康宏君)
     今のところそこまでは至ってはないんですけれども、ただ、兵庫県さんの補助自体が平成30年で終わるということでございますので、国の制度としてはまだ残るということもございますので、その制度の継続については考えていきたいというふうには思ってございます。 ○議長(角田 勝議員)  3番堀讓議員。 ○3番(堀 讓議員)  県の補助だけでは不十分な点もあるでしょうし、所有者の方々にとってはその費用だけでは不十分だという方もおられるか分かりませんので、ぜひまた市の補助も検討していただいて、危険箇所が少なくなるように、子供たちの安全のために尽力をいただきたいと思います。子供たちの命、安全を第一に考えた対応を引き続き取組を要望いたしまして、次の質問に移ります。  避難所の開設についてに戻ります。昨日も部長のほうから課題であると言われているのが、避難時の伝達方法なんです。防災無線が聞き取りにくい、実際に災害時となってきますと、家を遮断するといいますか、窓を閉めて雨戸を閉めたりとか、そういう状況の中だと思いますし、雨風の音もあるでしょうし、また風の向きによっても放送が聞き取りにくいという現状はあるんですけども、対策は何もないんでしょうか。 ○議長(角田 勝議員)  総務部長。 ○理事兼総務部長(連佛忠司君)  昨日の答弁でもいたしましたが、たつの市では現在227ほどの防災行政無線、子局というんですけど、各自治会にそういったものを設置して放送しております。たつの市の地形上、小高い山があったりとかいうような形で届いていないところもあるというのは重々承知をしておりますが、逆に重複すると電波同士で聞こえにくいとかいうふうな状況もあります。平成20年当時からそういった調査をし、各自治会長さんらと調整をして、現在227の子局という形で放送しております。  それでは、堀議員さん言われますように十分ではないということは、気象条件によって雨音が大きかったり、風が吹いたり、夜間、各おうちが雨戸を閉められたりとかいうふうなことではなかなかそういったのは聞こえにくいというのは重々承知しております。そういった中、各自治会長さん宅には個別受信機ということで、そういうようなものを配置しまして、それぞれ地域住民に周知をしてくださいというふうなことをまずお願いしております。  それと、同じことですけど、兵庫県の防災・防犯のアプリですね、携帯電話にそういった情報が入ってきますので、そういったものであるとか、県のフェニックスのほうにこちらもそういった状況を逐次報告しますので、そういったものがテレビのテロップとして流れたりとかいうふうな、また電話での応対というシステムも活用しているということ、ホームページでももちろん逐次、情報を掲載しております。そのときに機能したのは、個別受信機についてもう少し調査、研究をして安価になればというふうなことで検討していきたいと。個別受信機につきましても、最近、大分前にポケベルがはやって、ポケベル波という波が280メガヘルツということで非常に聞きやすい、家の中にも入りやすいという周波数らしいですが、そういったもので個別受信機を研究しているところもあるという情報も得ていますので、そういったところでしたら若干安くなるということも情報としては聞いておりますので、今後の検討課題としてそういったことを検討していきたいと思います。 ○議長(角田 勝議員)  3番堀讓議員。 ○3番(堀 讓議員)  防災無線が各自治会単位ぐらいで付いていると思うんですけども、この防災無線の位置とかそういうものについては自治会長と相談しながらの設置ということですが、どういうふうな形でその場所を選ばれたんでしょうか。 ○議長(角田 勝議員)  総務部長。 ○理事兼総務部長(連佛忠司君)  もちろん場所の提供もありますが、その地域のエリアというのも業者さんのいろんなアドバイスを受けながら設置をいたしました。 ○議長(角田 勝議員)  3番堀讓議員。 ○3番(堀 讓議員)  地理的状況はそう変わらないかも分かりませんけども、町のほうでしたら近くに大きなマンションができたとか、また風向きが変わったりすることによって音の流れが変わったりすることもあると思うんですけども、そういうことがあって、場所とかスピーカーの向きとかについてもそれぞれ定期的に点検といいますか、そういうこともあるんじゃないかなと思うんですが、それはどうでしょうか。 ○議長(角田 勝議員)  総務部長。 ○理事兼総務部長(連佛忠司君)  設置して、それの維持管理という形で毎年実績報告書にも上げておりますけれども、そういう修繕を行ったり維持管理に努めておりますし、また自治会等からそういうふうな要望がありましたらスピーカーの向きを変えるなりというふうな形のそういった維持は努めております。 ○議長(角田 勝議員)  3番堀讓議員。 ○3番(堀 讓議員)  自治会とも相談しながら、ぜひそういう取組を続けていってもらいたいと思います。  防災無線だけではやっぱり聞き取れない。だから、先ほど言われたネットなり、いろんな情報があるからそれでいいかというと、なかなかどのことをしたからといってもこれで完璧、完全だということはないと思うんです。一つの方法としては、以前でしたら消防団の消防車両で地域を回ったりということもありましたが、消防団も台数も減ってきたり、消防団の人数も減ってきたりする中なかなか対応は難しいかと思うんですけども、いわゆるスピーカーの付いた宣伝車で回るということも一つの方法としてはあるんですが、それはどうでしょうか。 ○議長(角田 勝議員)  総務部長。 ○理事兼総務部長(連佛忠司君)  先ほど言い忘れたという形になりますけど、市の本部としては、そういう広報班という体制ももちろんとります。そういった広報班によりまして、巡回して放送して回るということももちろんとっておりますし、消防団のご協力を得ながらそういうふうな周知をしていただくということもとっております。 ○議長(角田 勝議員)  3番堀讓議員。 ○3番(堀 讓議員)  車の数とか運転手、職員の数とかという問題もあるでしょうけども、いろんな方法を使いながら住民の皆さんに伝わるような取組を引き続きお願いしたいと思います。  その中で、放送なり耳から入ってくる方法はいろいろ考えられるんですが、例えば聴覚障害者の方々についてはどう対応すればいいのか。たつの市にも聴覚障害を持った方だけの世帯というのも実際にありますので、そういう世帯については、これも課題ですけども、どういうふうに今後取り組めばいいでしょうか。 ○議長(角田 勝議員)  総務部長。 ○理事兼総務部長(連佛忠司君)  そういった聴覚障害者の方ということになりましたら、どうしても人的な周知あるいは支援というものが必要になってこようかと思います。議員ご高承のとおり、たつの市におきましてもそういう避難行動の要支援者マニュアルというものも策定いたしまして、これは民生委員・児童委員さんにご協力を得たり、各自治会の自主防災組織の方々にご協力を得たりというふうな形でそういう支援をしていこうというものでございます。平常時からそういった要配慮者についてもリストを作ってというふうな形で努めて、災害時には人的な支援ということになろうかと思います。 ○議長(角田 勝議員)  3番堀讓議員。 ○3番(堀 讓議員)  要支援者の問題はもう少し後でさせていただきますが、次には高齢者の問題があります。先ほども出ました個別受信機の問題があって、今は高いということでなかなか困難である。しかし、いろいろ安いのもできているというか、いろんな取組もされていると思うんですが、高齢者、それも高齢者だけの世帯あるいはひとり暮らしの世帯、要支援マニュアルの中に入るか分かりませんけども、また、それと同時に、高齢者世帯に対する対応といいますか、高齢者だけのコールができるようなものについてはどういうふうに検討されていますか。 ○議長(角田 勝議員)  総務部長。 ○理事兼総務部長(連佛忠司君)  要支援者のことについてはまた後ほどということですけども、要支援のそういったマニュアルの中には高齢者という方々ももちろん含めて検討しております。ただ、高齢者の中でもひとり暮らしであるとか、そういった方に対してはこういう支援マニュアルという形で適用していくんですけども、先ほど個別受信機をさらに検討を進めてほしいというご意見ですけど、高齢者の方が携帯を持っておられるか、あるいはSNSというかそういうことに詳しいかということになりましたら、そこら辺は疑問符が付くと思いますので、個別受信機を導入するに当たっても段階的にしたほうがいいのか、一斉にしたらいいのかということも今後の検討とさせていただきたいと思います。 ○議長(角田 勝議員)  3番堀讓議員。 ○3番(堀 讓議員)  また、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。  台風21号のときでしたか、5時ぐらいだったかな、避難所を開設しますよと、避難準備情報という放送は3時か4時ごろにあったんです。そのときの放送に、私は直接聞いていないので分からないのですが、いろんな人からの声がありまして、食事を済ませてとか、タオルケット、水、食べ物、飲み物を持って避難してくださいとか、何かそういうような放送があったということで、聞かれた方は違和感を持たれたんですけども、これはどういう意図でそういう放送をされたんでしょうか。 ○議長(角田 勝議員)  総務部長。 ○理事兼総務部長(連佛忠司君)  7月以降、3回避難所を開設いたしました。ご存じのとおり、こういった災害に対しましては気象庁の警報発令とか、そういったものが出ましたら危機管理課が出動して、状況を見ながら災害警戒本部を立ち上げたり、あるいはそれを災害対策本部に切りかえたりという形でそれぞれ雨量であるとか、雲の動きであるとか、水位の上昇とかそういったものを見きわめながら本部体制を整えていきます。  また、本部体制と同時に職員の配備体制も整えていきます。台風21号のときには、過去2回ほどありましたので、早めの避難を呼びかけようということで、まずは自主避難という形で呼びかけをさせていただきました。  それで、こういった災害のときにはよく世間一般に言われますのは自助、共助、公助という形で市役所の職員も台風21号のときには出勤をして、それぞれの勤務をしております。そういった絡みもありますし、やはりそれぞれ住民の方もいろいろご理解をいただいて、各戸配布しております防災マップにも絶えずいろいろ食料品も用意してくださいよ、いろいろ何やしてくださいよというふうなことも呼びかけをしておりますので、そういったことは各自でしていただけることはご協力していただきたいという思いでそういう放送をいたしました。 ○議長(角田 勝議員)  3番堀讓議員。 ○3番(堀 讓議員)  言われようとしていることは分かるんですけども、ただ、緊急避難時ですね、台風が来るということで避難しなければならないような状況の中でそういう放送があると、何かそういうのを持っていかないと避難できないんだろうかとか、そういう認識を持たれた方もありまして、避難勧告とか避難指示がまだ出ていない状況ですので、自主避難という形になるんですけども、そういう誤解をされている場合もありますので、もちろん避難する側はそういうことを留意して準備して行かなければならないと思うんですが、避難所を開設する側が何か言うと、それを持っていかないと、用意せなあかんのかなというようなちょっと違和感を持たれたんです。だから、その辺は誤解がないような対応をお願いしたいと思うんです。自主避難の場合と通常避難の場合との対応の違いはあるんでしょうか。
    ○議長(角田 勝議員)  総務部長。 ○理事兼総務部長(連佛忠司君)  防災のマニュアルによりましたら、テレビ等でも今回いろんなところで災害が発生しておりますので、そのときに避難準備、高齢者避難開始、避難勧告、避難指示というふうなものの意味はこうですよというのをテレビ等で放送しておると思います。行政が発するそういうふうな実際にも避難を呼びかけるという危険度が高くなってきたら、そういう三段階のあれをしますけれども、我々も住民の命が大事でありますので、自主避難というその前段という形で、それぞれでご判断をして自主避難してくださいというふうな呼びかけを今回はいたしましたので、そういったときの対応につきましては、各自である程度、自分の命は自分で守るというふうな意味も持っていただきたいということであります。 ○議長(角田 勝議員)  3番堀讓議員。 ○3番(堀 讓議員)  避難訓練とか、そういうときにはこういう物を持って行ってくださいよというのはよく分かりますし、訓練的な指導的なことも必要だと思うんですけども、避難をしなければならないような状況の中で聞くと、ちょっと違和感を感じましたので、その辺はどうすればいいのか検討していただきたいと思います。  先ほど出ました災害弱者、いわゆる要支援の方、自力で避難できない方々への対応なんですけども、先ほど部長が言われたように自治会長と民生委員さんのほうには名簿が渡っているということですが、これはどういう名簿なのでしょうか。 ○議長(角田 勝議員)  健康福祉部長。 ○理事兼健康福祉部長福祉事務所長(小谷真也君)  毎年、民生委員さんにお願いいたしまして、市のほうに支援が必要な方を出していただいています。それを取りまとめまして、内容的には先ほどおっしゃいましたように聴覚とか視覚の障害者の方であるとか、高齢者の方のひとり暮らし、それをまとめたものを各民生委員さんと自主防災組織、ほとんどが自治会長さんですけども、自治会長さんのほうにお渡しして、支援をする人に対して2名ずつ誰々を支援してくださいというお願いをした上で取りまとめたものをお渡ししております。 ○議長(角田 勝議員)  3番堀讓議員。 ○3番(堀 讓議員)  そうなってくると、民生委員さんのほうから名前を上げられて、それをまとめて名簿を作ったということですか。 ○議長(角田 勝議員)  健康福祉部長。 ○理事兼健康福祉部長福祉事務所長(小谷真也君)  おっしゃるとおりです。 ○議長(角田 勝議員)  3番堀讓議員。 ○3番(堀 讓議員)  そうなってきますと、介護度とか年齢とか、あるいはひとり暮らしとか、そういうものは直接的には関係がないということですね。 ○議長(角田 勝議員)  健康福祉部長。 ○理事兼健康福祉部長福祉事務所長(小谷真也君)  民生委員さんのほうと市と、十分その辺のところは打ち合わせができておりまして、内容的には肢体不自由の方、視覚障害の方、それから聴覚障害の方、ひとり暮らしの高齢者の方、要介護3以上の方、それ以外にご自身が不安であるという方につきましても、名簿として出していただいております。 ○議長(角田 勝議員)  3番堀讓議員。 ○3番(堀 讓議員)  高齢者の皆さんですので、半年、1年たてばまた症状が変わっているといいますか、介護度が変わったりという状況もあります。この名簿も点検が必要だと思うんですけども、これは定期的に書きかえといいますか、そういうのはどのようにされていますか。 ○議長(角田 勝議員)  健康福祉部長。 ○理事兼健康福祉部長福祉事務所長(小谷真也君)  名簿の作成につきましては、原則1年更新、毎年行っております。それ以外に、民生委員さんにつきましては、十分その辺のところはご説明しておりますので、この方が必要であるとかいう申し出がございましたら名簿に加えるというような対応をいたしております。 ○議長(角田 勝議員)  3番堀讓議員。 ○3番(堀 讓議員)  ぜひ自力で避難できない方々についての配慮も、また十分取り組んでいただきたいと思います。  そういう方々を危険な状況が起こったときに、それぞれのおうちへ行って避難をお手伝いをするというのもなかなか困難だと思います。それぞれの家におられますのでね。こっち側の人数も足りないと思います。例えば一時的にそういう状況が起こったときには早めに地域の公民館に集まっていただく、これも一つの方法じゃないかなと思うんですが、どう考えられますか。 ○議長(角田 勝議員)  総務部長。 ○理事兼総務部長(連佛忠司君)  地域の公民館に集まっていただくというのも一つの方法だとは思います。7月の豪雨のときには、自治会公民館も開けていいですかというふうなことで避難者を呼びかけますよという形の自治会も3自治会ほどございました。たつの市の指定避難所は49カ所、二次指定避難所は62カ所という形でありますけれども、7月の豪雨にしろ、台風20号、21号にしろ、23、4カ所の避難所を開けておりますが、そういった中で各自治会長さんのご判断で、自分とこの公民館を開けていいですかというふうなところもございました。 ○議長(角田 勝議員)  3番堀讓議員。 ○3番(堀 讓議員)  公民館が絶対安全かというと、この間の宍粟市のような状況もありますので、地域の公民館が必ずしもそういう避難に向いている場所かというと、そうでもないかも分かりませんけども、一時的避難、そこに集まっていただくことによって、何かあればそこへ行けばいいですからね。そこにおられる方々を安全なところへ避難するということもできると思いますので、公民館の位置づけというのは避難をする上でも重要な位置づけがあるんじゃないかと思うんですが、どう考えられますか。 ○議長(角田 勝議員)  総務部長。 ○理事兼総務部長(連佛忠司君)  それはおっしゃるとおりだと思います。ですから、210ほどの自主防災組織という各自治会にそういう組織もできております。私も地元の自治会では防災担当の何々という形で役になったこともございます。そういったことで自主防災組織の協力も得ながら、やっぱり共助という形で対応していくことが必要かと思います。 ○議長(角田 勝議員)  3番堀讓議員。 ○3番(堀 讓議員)  そうなってくると、公民館の維持管理というものも重要な意味があるんじゃないかと思います。  自治会の皆さんが困っておられるのが、地元の公民館が老朽化してきた、維持管理が大変だ。ところが、どこからも金が出てこない。住民の人から集めるしかないというような状況が実際に起こってきております。今言われたように公民館の位置づけというのは、防災上も重要な位置づけだと思いますので、地域の公民館の維持管理についての補助のようなものは検討できないでしょうか。 ○議長(角田 勝議員)  総務部長。 ○理事兼総務部長(連佛忠司君)  総務課所管でそれぞれ各自治会の公民館の新築であるとか、放送設備の改修であるとか、そういったものについては現在は補助がございます。 ○議長(角田 勝議員)  3番堀讓議員。 ○3番(堀 讓議員)  新築には補助があるんです。ただし、改修になってくると、それが出ない。その改修の度合いによっても違うんか分かりませんけども、その辺がありまして、改善、改修についても全て申請すれば何らかの補助があるんでしょうか。 ○議長(角田 勝議員)
     総務部長。 ○理事兼総務部長(連佛忠司君)  今おっしゃいますように、改修についての補助というのはないですけれども、公民館をバリアフリー化するとか、新築の場合は補助がございます。 ○議長(角田 勝議員)  3番堀讓議員。 ○3番(堀 讓議員)  古くなって雨漏りがしたから修理をするというのも出ないということで、各自治会の公民館が古くなっているところは大変ご苦労されていますし、建て替えるのにも補助は出るけども、それで賄えるような額ではありませんので、ぜひ公民館の防災上の位置づけというのも再検討していただいて、ここにも何らかの補助が出るような検討をお願いしたいと思います。  次に、避難所の生活環境についてお尋ねいたします。  昨日の宗實議員の質問の中でも、保健師を配置しているというような取組がありましたけども、避難所の生活環境についてはどういう取組を考えておられるんでしょうか。 ○議長(角田 勝議員)  総務部長。 ○理事兼総務部長(連佛忠司君)  生活環境ということで、どこら辺までのご指摘か、私自身分かりませんので、今、避難所として考えておりますのは、そういった市民の方々の命の安全を確保し、そこにいろんな食料であったり、毛布であったり、簡易トイレであったり、段ボールベッドであったりといったものを状況に合わせて支援をしていくというふうなことを考えております。 ○議長(角田 勝議員)  健康福祉部長。 ○理事兼健康福祉部長福祉事務所長(小谷真也君)  先ほど保健師を行かすという話がありましたので、もう少し詳しくお話ししておきますけども、7月7日ですが、全部で24カ所の避難所に対して28回、保健師が訪問しております。ですから、4カ所については2回訪問しているという状況ですけども、内容的にはやはり病気をお持ちの方、例えば高血圧の方であるとか、授乳が必要な乳児と一緒に避難されてきている方とか、糖尿病の方とかいろんな方がいらっしゃいまして、保健師が対応いたしましたのが全部で30名のそういった方々に対応いたしまして、少しでも安心して避難所で一日避難できるようにというような対応はいたしております。聞くところによりますと、非常に喜ばれたと、安心されたということでございます。 ○議長(角田 勝議員)  3番堀讓議員。 ○3番(堀 讓議員)  ぜひ今後も続けていってもらいたいと思います。  それから、政府によりますと、7月7日付で避難所の生活環境の整備等についてという通知が出ておりますが、これは入っておるでしょうか。 ○議長(角田 勝議員)  総務部長。 ○理事兼総務部長(連佛忠司君)  いろんな全国各地で災害が起きておりますし、そういった長期化するというふうなこともありますので、政府からそういうふうな生活環境ということできているのは承知しておりますが、たつの市におきましても、学校の中に井戸という形で、飲料水ではありませんけれども、生活避難所的なトイレの対応とかできる、そういったものの井戸を設置したりとかいうふうな形でよりよいできるだけそういう避難所に避難される方のいろんな対応を考えていきたいというふうに考えております。 ○議長(角田 勝議員)  3番堀讓議員。 ○3番(堀 讓議員)  政府の通知によりますと、まずは衛生的な環境の維持、それから健康管理、まあまあ保育士さんは。それから、もう一つはプライバシーの確保。それから、洗濯の機会の確保が通知の中に入っておりますので、ぜひそういうことの検討をお願いしたいと思います。  それから、その中で国の負担として、国のほうが負担をするといったのは、これは避難所が長期開設される場合のことになりますけども、必要な整備、設備、備品のリースや買い上げも国が負担すると行っています。それから炊き出しのための食材とか調理器具、炊事場の確保も国が負担すると言っています。  それから、管理栄養士、炊き出しスタッフの雇用についても支援するというふうに通知が出ておりますので、ぜひ避難所を開設した場合にそういう取組もしていただけたらと思います。  その中で問題になってくるのが、高齢者や障害者に配慮した避難所開設というのが求められるわけなんですが、簡単に問題点だけ、これは全国の問題点を言っておきますと、まず避難所で長期滞在することによって、エコノミー症候群が起こる。そういう症状があらわれると。  それから、トイレの設置については、女性はどうしてもふだんのトイレだけでは遠慮しがちになって症状が出てきたりするので、女性トイレは男性用の3倍用意すべきである。それから、寝るところと食べるところ、これは物理的な問題もあるんですけども、それを分離することによって想像を超える効果が生まれてきているという状況もあります。それから、日ごろの訓練の中で避難所の運営の仕方というのを学んでいく必要があるんじゃないかと思います。  次に、先ほどもちょっと出ましたが、段ボールベッドの活用です。これについては、各地でいろいろな取組をされていますが、たつの市では検討はされていないでしょうか。 ○議長(角田 勝議員)  総務部長。 ○理事兼総務部長(連佛忠司君)  現在のところ、段ボールベッドの活用ということまでは検討しておりません。ただ、畳であるとか、そういったものは供給したりということもありますし、各物品の供給の中に民間と38ほどの協定を結んでおりますので、それぞれそういった民間の方のご協力を得ながら物資の供給であるとか、そういったものは検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(角田 勝議員)  3番堀讓議員。 ○3番(堀 讓議員)  今、段ボールベッドがなかなか好評である。効果があるというようなことで、各自治体と段ボール業界の団体が防災協定を結んでいるところがたくさんあります。災害時に迅速にベッドを導入する、備蓄不要な仕組みを構築しているということで、実態はそれを持っておくんではなくて、そういう災害時に段ボール業界との協定の中で持って来てもらえるような状況にしているところがたくさんあります。  全国で300以上の、市区町村は主に地元の企業と協定を結んでいるというような場合もありますので、これはぜひ検討していただきたいと思います。災害時に備蓄しておくんではなくて、協定を結ぶことによって緊急時に使用してもらえるということです。組み立ても簡単であるというふうに言われておりますので、ぜひ検討をお願いしたいと思います。  災害がこうやって続くことによって、本当に職員の皆さんにはご苦労をかけております。果たして職員の数、職員はこれで足りたんでしょうか、正直なところ。 ○議長(角田 勝議員)  総務部長。 ○理事兼総務部長(連佛忠司君)  先ほど段ボールベッドのことを言われたんですけれども、私の認識不足で、防災拠点の中に12段ボールベッドというものも一応備蓄しております。  職員の対応におきましては、9月15日の神戸新聞ですけれども、市民の方から投稿がありまして、台風20号で後期高齢者の主人と私は初めて自主避難をしましたと。避難場所で不安でしたが、そのときに大型扇風機だけでテレビはありませんでしたということも書かれていますが、市の職員の方は非常に丁寧に明るく接していただいて感謝しておりますというふうなご意見もいただいております。 ○議長(角田 勝議員)  3番堀讓議員。 ○3番(堀 讓議員)  本当に職員の皆さんにはご苦労をかけています。次の日に新宮支所へ行ったんですが、寝とんか言うたら、30分ほど寝ましたと、それは寝てるうちに入れへんと言ったんですけども、本当に職員の皆さんにはご苦労をかけております。災害時こそ職員の数が必要なんですね。だから、ふだんはいつも行財政改革や何か言われると、人件費を削ったらいいとか、職員を減らしたらいいんやとか、そういう認識が、感覚があるんですけども、そうではなくて公務員の皆さんは必要ですので、人件費を減らすとか人数を減らすということではなくて、先ほども部長からありましたように、職員の皆さんにはご苦労をかけて本当にきちんとした対応していただいていますので、職員の数も減らさないように取り組んでいただきたいと思います。  たつの市は、災害に向けて災害救助法の適用自治体となりました。そのことによって何か変化はあったんでしょうか。市長。災害救助法の適用自治体となりましたね。 ○議長(角田 勝議員)  市長。 ○市長(山本 実君)  災害がありましたところに補助金をいただくようにはなっております。 ○議長(角田 勝議員)  3番堀讓議員。 ○3番(堀 讓議員)  我々共産党からもわずかなんですけども、義援金をお送りさせていただきました。  避難所の問題もいろいろある中で、もう一つ問題があるのは、福祉避難所になりますが、これについてはまたいろいろこれからも検討していきたいと思います。  先月の9月17日は敬老の日でした。北海道地震や台風21号、西日本豪雨など相次ぐ大規模災害で犠牲になった方々の多くは高齢者でした。高齢者の安全が守られ、安心して暮らせる社会を作ることは、子供や障害者をはじめ全ての人々の安全・安心を保障する大きな土台となります。高齢者に優しく、災害に強いたつの市を作るよう求めて、質問を終わります。一緒に頑張りましょう。終わります。 ○議長(角田 勝議員)  ここで、暫時休憩いたします。  再開は11時15分といたします。             休   憩  午前11時02分             再   開  午前11時15分 ○議長(角田 勝議員)  休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
     次に、8番野本利明議員。 ○8番(野本利明議員)(登壇)  議長の許可を得ましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。  近年、地球温暖化が原因なのか、異常気象による自然災害が多発しています。将来的には今以上に増えるのではないかということも言われております。40度を超える猛暑、1時間に100ミリを超えるような豪雨、猛烈な台風の襲来など、我々の生命をおびやかす事態になっております。今年に入って西日本豪雨、台風20号、21号の襲来があり、本たつの市におきましても大災害になりかねない事態でありました。このような中で、災害対策は常に今以上を目指していかなければなりません。  たつの市は南北に長い地形であり、新宮地域から御津地域まで、その災害も対策も地域によって違ってきます。山間地域、都市地域、川沿いの地域、海岸地域といろいろな地形によって起こり得る災害も、その対策も違ってきます。  私は、今回、その中で海岸地域についての被害と対策についてお伺いいたします。  まず、1点目、海岸管理者とその責任についてであります。  たつの市の瀬戸内海沿岸は、瀬戸内海国立公園の一角をなす風光明媚な景観を形成しているとともに、貴重な漁業資源を育んでおり、多種多様な沿岸漁業と養殖業が営まれております。また、それに伴う観光産業も盛んであります。この海岸をこれからも守っていかなければなりませんので、次のことをお伺いします。  1、成山新田海岸、新舞子海岸、岩見漁港、岩見漁港から室津漁港までの道の駅も含めた海岸、室津漁港から相生市境界までの海岸などありますが、それぞれの海岸管理者はどこになっているのか、また、その管理責任はどこまであるのか、お伺いします。  2番目として、海岸管理者とたつの市や民間団体、その他地域住民、いろんな団体との連携も重要であると考えますが、今の現況をお伺いします。  2番目として、高潮被害の状況と対策について。  今回の台風20号及び21号による高潮の被害状況と復旧の進捗状況をお伺いします。また、今後の対策についてもお伺いします。  3番目、海岸漂着ごみの処理と費用負担について。  1、通常の漂着ごみについては地域住民、関係業者、ボランティア等による清掃活動に頼っていると思いますが、処分費用にかかる国、県、市の補助はあるのかお伺いいたします。  2番目として、台風や豪雨により発生したごみについては、膨大な量と大きさのため、回収、分別、運搬、処分費用について行政に頼らざるを得ないと考えております。その辺どう考えておられるのかをお伺いします。  以上です。どうぞよろしくお願いします。 ○議長(角田 勝議員)  産業部長。 ○産業部長(小笠原欣吾君)(登壇)  8番野本利明議員の海岸地域における台風、豪雨、高潮等の被害と対策についてのご質問のうち、1点目のそれぞれの海岸管理者とその責任についての1番目の海岸管理者はどこになるのか。また、管理責任はどうなっているのかについてお答えいたします。  議員ご高承のとおり、近年の慢性的な海面温度の上昇を原因とする台風の多発と長雨は、私たちが過去経験したことのない、気象の激変と捉えている現状でございます。ご質問の海岸管理者でございますが、姫路市境から相生市境に至る海岸については、県管理(港湾課)でございます。漁港の管理については、室津漁港は、県(漁港課)、岩見漁港は、市です。また、道の駅みつは、市が管理者となっております。  次に、2番目の海岸管理者とたつの市や民間団体との連携も重要と考えるが、現況を伺うについてお答えいたします。  成山新田海岸の清掃等については、県から業務委託を受けております本市が、港湾海岸環境整備事業実施にかかる事業執行計画を作成し、公益社団法人たつの市・太子町広域シルバー人材センターに委託契約を交わしております。  新舞子海岸の清掃等につきましては、御津町新舞子観光協同組合へ、海岸環境美化事業として補助金を交付しております。  県管理の室津漁港は、本市へ管理委託を受けており、市管理の岩見漁港と併せて、通常の清掃等を各漁業協同組合に委託しております。また、防潮ゲートの維持管理と災害時の操作は、室津自治会及び岩見港自治会と委託契約を交わしております。  今後においても、室津漁港については、県、市、室津漁協及び室津自治会が、また、岩見漁港については、市、岩見漁協及び岩見港自治会が、より一層連携を密にし対応してまいります。  次に、2点目の高潮の被害状況と今後の対策を伺うについてお答えいたします。  台風20号では、室津の湾内の最高潮位が2.73メートル、台風21号では、2.43メートルまで上昇し、陸側の雨水が海側に流出されずに、室津出張所付近の一部が浸水いたしましたが、幸いにして家屋の床下、床上浸水被害については報告を受けておりません。 今後において、関係団体と連携を図り、高潮被害の防止に努めてまいります。  次に、3点目の海岸漂着ごみの処理と費用負担についての1番目の通常の漂着ごみの処分費用にかかる国、県、市の補助はないのかについてお答えいたします。  海岸漂着ごみの処分については、各管理者が行うものですが、通常の管理の範疇を超える大量の漂流・漂着ごみが漂着し、海岸法第3条第1項の規定に基づき海岸管理者(県知事)が指定した海岸保全区域にあり、同法第2条第1項に規定する堤防、突堤、護岸、砂浜、その他海水の侵入または海水による侵食を防止する海岸保全施設の機能阻害がある場合には、災害関連緊急大規模漂着流木等処理対策事業により補助できるとされており、その採択基準等については、漂着ごみ等を緊急的に除去する事業で、漂着量が1,000立方メートル以上、かつ処理費用が200万円以上とされたもので、その補助率は2分の1となっております。  また、通常の管理において漂着ごみの処理費用につきまして補助はありませんが、揖龍クリーンセンターにおいて減免対象としているところでございます。  次に、2番目の台風や豪雨により発生したごみについては、行政に頼らざるを得ないと考えるがいかがかについてお答えいたします。  平成21年7月に制定された美しく豊かな自然を保護するための海岸における良好な景観及び環境並びに海洋環境の保全に係る海岸漂着物等の処理等の推進に関する法律第17条第1項で、海岸管理者は、海岸漂着物等の処理のため必要な措置を講じなければならないと規定されていることから、海岸の管理者である県に、海岸漂着物の処理を実施するよう要望を行うとともに、同条第3項に、市町村は、必要に応じ海岸管理者等に協力しなければならないと規定されていることから、市も協力していく所存ですので、何とぞご理解を賜りますよう願い申し上げます。 ○議長(角田 勝議員)  8番野本利明議員。 ○8番(野本利明議員)  海岸管理者については、たつの市の海岸については基本的に権利があると。その中で、高潮対策、それから、今言うた漂着ごみ等の対策で、新舞子海岸、成山新田、それから道の駅、岩見港、室津港というのは比較的行政のほうも動いてくれるんだと。ただ、それ以外のところで自然海岸を利用してカキの養殖等が行われております。そういう部分について非常に膨大な量の流木であるとか、これは原因はまあいわばいろんなところから来ますので、これはもう限定できないんですけども、それの処理について困っておられる、実際、個人占有者であるんですかね、カキの養殖業者の方がごみを集める。その処分をどうするのか非常に困られております。  現実問題、たつのにおきましても、クリーンセンターに持っていけば減免の対象になるんだということですが、そこまで運ぶ手段であるとか、あとクリーンセンターが取り扱うごみというのは、私もはっきり知らないんですけども、2メートルであるとか、1メートルであるという長さの範囲内でないと受け取れないんだと。あと、砂が付いてたり、塩分があればなかなか処分に困るんで、この辺は曖昧な返事しか返ってこない。どうするんだというと、やっぱり個人が個人負担をして、そういう処理業者にお任せして、その費用については個人がもっているという現実があるので、そのあたり、やはり海岸を管理者が権利あっても、やっぱりたつの市の海岸ですので、そこがどういう現状なのかと、まず見に行って、それで困っておられることを相談すると、そういうことがちょっと少ないんじゃないかなと私、思うんですけど、そのあたりについてはいかがですか。 ○議長(角田 勝議員)  産業部長。 ○産業部長(小笠原欣吾君)  このたびの災害にかかわらず、御津総合支所は現地のほうにございます。そこの職員、もちろん本庁側の港に係る職員が都度、現地をパトロールして、その状況はつぶさに本部のほうに報告するようにしております。そういったところで、時間を待たずして現地状況が把握できる形をとっておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(角田 勝議員)  8番野本利明議員。 ○8番(野本利明議員)  いや、今も言うたように、漁港であるとか、新舞子海岸であるとか、そういう場所についてはやられておられるのは十分承知しております。ただ、それ以外の室津漁港から相生市の境までの自然海岸の中でいろんな養殖業者もおられます。占有者がおるということです。そのあたりまではなかなか目が届いていないというのは、私は現況やと思うんですけど、その辺いかがですか。 ○議長(角田 勝議員)  御津総合支所長。 ○御津総合支所長(西川 廣君)  議員おっしゃるとおり、このたびの7月の6、7、8、西日本集中豪雨、台風12号、台風20号、台風21号全てにおいて、私を中心に御津総合支所、災害がおさまった後に海岸をパトロールいたしました。大変大きな漂着物に困惑したところでございます。  今も産業部長が答弁いたしましたように、成山新田、新舞子浜、室津漁港以外のところにつきましては、本当に手だてがないというのが現状でございます。大変苦情も漁業者の方から聞いておりますが、現状としては、今、答弁ありましたように、海岸を占用している個人、または法人あるいは組合が処分するというふうに現状はなっておりますので、それ以上、今のところ行政のほうが手助けするということはできない状態です。要請があればごみを海岸漂着物処理推進法の第17条に基づきまして、何らかの協力はしていくというスタイルになっているのが現状でございます。  以上でございます。 ○議長(角田 勝議員)  8番野本利明議員。 ○8番(野本利明議員)  ふだんの漂着物は占有者が当然やっておられます。ただ、今回のような膨大な量であるとか、非常に大きな流木、このあたりはやっぱり個人での負担というのは非常に厳しいものがあると思います。特に、今回の場合は貝毒の発生という影響もありまして、養殖業者は痛手を受けております。観光業界にしても、お客さんが減っているというような状態の中で、やはりそういうところにちょっとでも助けるというような姿勢が、ましてや漂着ごみについては海岸線の人だけじゃなしに、その原因者というのはいろんなところがあるので、海岸漂着物処理推進法の中ででもやっぱり国が本来は責任を持たないかんのです。  ただ、だんだん財政の影響もありまして、国の責任が薄くなって、処理費用については海岸のある自治体にとっては非常に重荷になっているのが現状だと思うんですけども、何とかこういう災害のときには窓口をもって、例えばごみの搬送だけでもするとか、ごみを何センチの大きさまでに区分けをしなさいとか、そのあたりを丁寧な説明をもって、現実には例えばごみの大きさ何センチ以内と決まっているんですか。それとか、砂が付いているとだめとか、私いろんなことを聞くんですけども、そのあたりははっきりしたことが分かりますか、今。 ○議長(角田 勝議員)  市民生活部長。 ○市民生活部長(冨井俊則君)  エコロの搬入につきましては、議員おっしゃるとおり寸法が決まっております。船で上げたりとかということがありますので、1.5メーターのサイズにということでお願いしているところです。あくまでも災害ごみにつきまして、市としては協力する体制にございます。ただし、その関係につきましては、焼却施設においては焼却をすることについての協力でございますので、それまでは原因者というところの中で、例えば分別していただくとかというところの作業までお願いしたいというのが施設側のお願いということで説明しております。 ○議長(角田 勝議員)  8番野本利明議員。 ○8番(野本利明議員)  今の現状ではなかなか満足した答えは得られないと思いますけども、これからも自然災害によるすごい痛手なんでね、漁業者にとっては、その辺に寄り添った施策というのを考えていただきたいと思います。  次に移りますけども、高潮被害なんですけども、今回の場合は室津地域、岩見も若干ですけども、浸水は確かにあったんですけども、その被害は大したことなかったと思うんです。岩見漁港においては、カキ小屋のシャッターが壊れたりというような程度だったんですけど、私、いつも思うんですけども、新舞子海岸で建設部の職員の方々、支所の職員の方々、そのたびごとに海岸沿いに通っている市道が30センチぐらい砂で埋まってしまうんです。あれを側溝から何から毎回上げて、場合によっては1週間したらまた同じような状態になっている。これの繰り返しなんですけども、このあたり、新舞子海岸における砂浜の対策というのは何も考えておられませんか。 ○議長(角田 勝議員)  御津総合支所長。 ○御津総合支所長(西川 廣君)  議員おっしゃるとおり、何の手だてもないのが現状でございます。ところが、あそこは新舞子観光事業組合が自前でブルドーザーを持っています。そのブルドーザーで海岸に寄せていた砂をブルで押してくれというようなお願いはこちらのほうからしております。実質、平成26年ごろから始まった養浜事業で砂が特に西浜のほうに寄せてきているんですが、それが数回にわたる台風あるいは大波で市道のほうに寄せてきているんですけども、確かにそれが回数が重なるたびに市道に同じレベルになるぐらいまで砂が上がってきています。それをどうすればいいかというと、やはり人海戦術では到底無理なので、観光事業組合が持っているブルで、できるだけ砂を押してくださるようにお願いをしているのが現状でございます。 ○議長(角田 勝議員)  8番野本利明議員。 ○8番(野本利明議員)  所長はよくご存じだと思います。あれは平成16年の高潮で2回ほど被害がありまして、あのあたりの民宿が全部海に持って行かれて、今はもう荒地になっているようなところがあるんですけども、その当時、復旧事業としてもとの位置に戻すというのはやっていただいたんですけども、それではいかんということで当時の御津町長が対策事業として何とかしてほしいということで、あの当時、道を1メーター近くかさ上げしたと思うんです。  そして、かさ上げして波の当たるところには波返しというような工法で、来る波と返す波とで打ち消し合って大きな被害を免れるというような工法をしているんですけども、あれができた当時は、海岸べりの道から砂浜へ下りるのに階段を使うとか、1メーター50ぐらいは十分高さがあった。2メーター近くあったと思うんですよ。今は言われたとおり、場所によっては砂浜のほうが道より高いような状態です。ですから、大潮であるとか満潮であるとか、高潮がちょっと来ただけでその砂がごそって流れてきている。  それを毎回ご苦労さまでございますけども、建設課の方とか職員の方、観光組合の方、地域住民の方が協力してやられているんですけど、やっぱり今言われたように砂が道に寄ってしまっている。これを何とか2、30メーターでも40メーターでもぐっと押せば直るんですけど、今、観光組合がブルドーザーを持っております。ただ、観光組合自体が物すごく、組織自体が、今の観光業界も厳しい状態なので人が少ない。ですから、対策として砂をどけるというのは、これは市の事業としてはできないものでしょうか。その辺、市としてできるかできないかをお聞きしたいんですけど。 ○議長(角田 勝議員)  産業部長。
    ○産業部長(小笠原欣吾君)  一部説明したかと思いますが、確かに占有者は観光組合ではございます。しかし、過去、兵庫県のほうで養浜事業として砂を入れて人工的にもとへ戻すという工法もとっておりますので、その辺は今後も市も県も共同して連携して対策ができればと思いますが。 ○議長(角田 勝議員)  8番野本利明議員。 ○8番(野本利明議員)  今は砂浜ですので新舞子に限定していますけど、新舞子の海岸の占有者は観光組合なんですか。 ○議長(角田 勝議員)  産業部長。 ○産業部長(小笠原欣吾君)  要するに、組合が事業を起こすにあたって海岸べりの部分を組合として管理されている状況がありますので、そういう意味の管理者というふうな表現をとらせていただきました。 ○議長(角田 勝議員)  8番野本利明議員。 ○8番(野本利明議員)  いや、私が認識している中では、漁港についてはいいんですよ、それとか自然海岸の中でも人が立ち入らないようなところでカキの養殖をやられている。これは占有者やと思うんですけども、それ以外の部分については、特に新舞子であるとか、それ以外の自然海岸については一般公共海岸ということで、これは管理者は県であり、それに追従して市が協力してその対策をしないといけないと私は思っているんですけど、それは間違っておりますか。 ○議長(角田 勝議員)  産業部長。 ○産業部長(小笠原欣吾君)  いえ、お間違いじゃないと思います。要するに、どこまでが陸地の部分、どこまでが海の部分という感覚もございます。ですから、当然海の部分は潮というものがございますので、そういう意味で関西随一の干潟という形の新舞子浜でございます。遠浅のそういった部分について、主に組合が事業化をして利用されている、それは当然、市も補助金も入れて通常の清掃管理もしていただいている。しかし、今言いました責任は兵庫県がもちますので、そういった意味で市も県も組合も共同して連携してということのご発言をさせていただきました。 ○議長(角田 勝議員)  8番野本利明議員。 ○8番(野本利明議員)  ありがとうございます。  新舞子の海岸沿いのたつの市道ですよね、あれをわざわざ波返しというようなものが、せっかくもともと県が付けた非常にいいものなのに、それが埋まってしまっているので戻すというのは民間の観光組合がやるべきものなのか、たつの市がやるべきものなのか、このあたりは私は市が当然やらなきゃいかんと思うんですよ。  平成16年にすごい被害を受けて、そのために対策をした、それが役に立っていないという現況を、もとのように被害対策でした波返しを生かす、その形状に戻すというのは、たつの市、もしくは県の責任だと思うんですけども、いかがですか。 ○議長(角田 勝議員)  産業部長。 ○産業部長(小笠原欣吾君)  今お伺いする内容を聞きましたら、ちょっと判然としない部分もございますが、最大限努力して検討させていただきます。 ○議長(角田 勝議員)  8番野本利明議員。 ○8番(野本利明議員)  ありがとうございます。  せっかく災害の対策のために作った道が、砂で埋まってしまって、10年たてば波返しをおけば、当然波返しによってそこに砂がたまっていくんです。何年間に1回はそれをどけないかんのですけども、これを15年もほっておくと、今のような現況になってしまうということなので、そこに住んでおられる方は、もう人数は少ないんですけども、おられますのでその人の命を守るという意味でも、その前の市道の砂を毎回どけられ、対症療法しかやっていないというのではなしに、せっかくの波返しが見えない状態というのはもとに戻す、これは行政の力を貸していただかないと、それを利用して商売をされている観光組合だけに頼るというのは、やはり無理があると思うんで、どうぞよろしくお願いします。  あと、海岸責任者というのは県の港湾ということなんですけども、県の港湾と市との何か話し合いであるとか、そういうような組織的なものが何かあるんでしょうか。 ○議長(角田 勝議員)  産業部長。 ○産業部長(小笠原欣吾君)  当然のことながら、災害時におきましては、随時、高潮とか港湾の施設保護とか、そういうこともございますので、ホットラインでもって連絡は取り合っております。  また、それと通常の場合においても、当然県漁港である室津漁港、市漁港である岩見漁港、そういったものの維持管理の工事等もずっと続けて行っていることから、そういった密な連絡を取り合っておるという状況でございます。 ○議長(角田 勝議員)  8番野本利明議員。 ○8番(野本利明議員)  漁業組合であるとか、そういうところが組織もしっかりされておられますし、市のほうの対応もちゃんとできているというのは、これは私も存じております。それ以外の海岸線をきれいにしようとかいう、いろんな団体がございます。例えばボランティアグループであるとか、そのような方が、市長もご存じやと思いますけど、ごみ袋を何とか市でしてくれへんかとか、非常にささいなことでもね、そういう窓口がないんだというようなことで困っておられるんです。  やっぱり海岸を守るという上で、何か市役所の中でも窓口を作っていただいて、そういうボランティアの団体であるとか業界の人、定期的な海岸状況を話し合う、そういうような場所があれば10年、15年たてば、今も言うたように1メーター50から2メーターあった波返しが隠れてしまうというようなことは、やっぱり計画性をもってやればそんな大きな事業にはならないと思うんですけど、今回はもう埋まってしまってるんで、これを一観光組合にブルドーザー持っとるからやってくれとお願いしているというだけではなかなか事が進まないと、私は思います。  今回の災害によって国からの補助金もあるので、メニューの中にどういうようなものがあるのか分かりませんけども、ぜひとも波返しの復元というか、それを目指してもらいたいと思うんですけど、その辺、市長、いかがですか。 ○議長(角田 勝議員)  市長。 ○市長(山本 実君)  おっしゃることは十分理解しましたので、県のほうと市、組合と三者で確認して、どこが本当にしたらいいのか、また検討させてもらいますわ。それで、いろいろなことにつきましては、総合支所長にいろんなことを相談してもうたら結構ですので、何なりとまた言ってやってください。 ○議長(角田 勝議員)  8番野本利明議員。 ○8番(野本利明議員)  ありがとうございます。  いらんこと言いそうになったんやけども、総合支所長が窓口になると、いろんなボランティアの方も来られます。私とこにも電話がかかってきます。そんなときにジュースの1本なり、ありがとうございますの一言なり、これが欲しい。その窓口として、これから支所長がなるということなので、その辺、支所長、大変ですけども、ぜひ何かあればおっしゃってください。 ○議長(角田 勝議員)  御津総合支所長。 ○御津総合支所長(西川 廣君)  大変申し上げにくいんですけども、中途半端なところがございます。本庁なのか、いや、支所なのか、中途半端なところがございますので、私のほうでしっかりと勉強しながら進めたいと思いますのでよろしくお願いします。 ○議長(角田 勝議員)  8番野本利明議員。 ○8番(野本利明議員)  ありがとうございます。  ぜひともたつの市にとっても貴重な財産である海岸、これをぜひ皆さんで私たちも含めて、市民も含めてすばらしい海岸を残していきたいと考えております。  今日はこれで一般質問を終わりますけども、よろしいでしょうか。ありがとうございました。 ○議長(角田 勝議員)  ここで、昼食のため暫時休憩いたします。  再開は午後1時からといたします。             休   憩  午前11時49分             再   開  午後 1時00分 ○議長(角田 勝議員)
     休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  次に、22番横田勉議員。 ○22番(横田 勉議員)(登壇)  議長に提出をしております内容につきまして、質問をいたします。  まず、1番、甚大な災害を経験したことを好機とした防災対策について。  (1)このたびの西日本豪雨において、新宮町内においても約50カ所で被害が起こっており、多くは、土砂崩れや冠水における被害が多く、国の激甚災害や県・市の災害復旧の予算が充当されると思われるが、中には自治会での負担となるような事案も含まれております。復旧に対し、要因はさまざまであると推察いたしますが、100%負担とならないよう取り計れないかをお聞きいたします。  (2)番、西日本豪雨後、何週間かたった新聞の記事に、私たちの水がめである引原ダムが渇水状態とのこと。あれほどまでに洪水を警戒し、過去にないほど避難所へ多くの住民が避難したことがうそのように思えた。しかし、そのときの河川を見る限り、揖保川や栗栖川は膨大な土砂が堆積しており、恐らく揖保川流域において保水能力が激減しているのではないかと考える。すなわち、長年にわたって土砂採取しないツケが最大の原因であると悟りました。  また、龍野大橋付近でも、最近河床の改修をしたばかりだが元の状態になっております。豪雨災害の最大の予防策は、堆積土砂の撤去が重要と考えますが、過去に防災担当もされました市長の所見をお聞きいたします。  (3)番、大鳥踏切北側の新宮中学校線沿いの宮内川において、再三にわたり通行止めが起きております。以前、宮内の鳥居前から総合支所前を通過し、揖保川へ暗渠で排出する計画があったと思いますが、栗栖川の河床を1メーター掘削するとのことで計画が廃止となりました。しかし、現在は以前より多い土砂が堆積しており、昨年の豪雨で崩れかけた護岸もテトラポットで応急対策をしております。そのままの状態であります。結果的には両河川ともに対応が遅れている。今後の対策についてお伺いいたします。  大きな2番、たつの市消防団員のサポート隊として機能別消防団員の制度導入へ。  (1)団員数は条例定数を割っているが、全国的には機能別消防団員数は増加している。主に、火災予防の啓蒙活動や災害時における後方支援、また応急手当団員など地域に合った団員を構成している。西はりま消防組合を構成する市町において、歩調を合わせながら導入すべきと考えるが、これまでに検討されたかどうか。  (2)また、頻繁に起きる昨今、現状の体制で対応できているか、お聞きしたいと思います。  大きな3番、児童・生徒のランドセル、通学かばんと運動器の関係について。  (1)ランドセルのトップメーカー、セイバンが3月に2,000人の母親にアンケート調査をしたところ、1週間で最も重い日の重量が平均6キロであり、背負うことで首や背中の痛みを訴える子供がおりました。小学1年生の平均体重は21キロで、やはり平均通学時間も15分から20分は相当にきついと考えます。  一方、7月には教育長に対し、口頭で中学生の通学かばんもクラブ活動用品が加わり、より重く、姿勢にも影響が出るのではないかと調査依頼をいたしました。このような中、9月3日付で文科省から、学校に荷物を置いて帰宅オーケーとの通達があったようですが、市内の各学校での今後の対応についてお伺いします。  (2)現代の子供たちの過剰な運動や逆に運動不足による運動器に関する課題が増加しております。平成28年より健康診断に運動器検診が必須化されていると承知しておりますが、市内小中学生の運動器についてどのような検診結果が出ているのかをお伺いします。 ○議長(角田 勝議員)  市長。 ○市長(山本 実君)(登壇)  22番横田勉議員の2番目のご質問の豪雨災害の最大の予防策としての堆積土砂の撤去についてお答えいたします。  議員ご承知のとおり、近年頻発する異常気象により、全国的に雨の降り方も以前と違い、豪雨型へと変化し、局地的に発生することで激甚化しております。  ご質問の河川に堆積する土砂対策は、国土交通省が作成している揖保川水系河川整備計画に、「定期的な河川縦横断測量や出水後の巡視等により、河道内堆積土砂の変動の状況及び傾向を把握し、流下能力阻害となる場合は撤去を実施する」と記載されており、改めまして、国土交通省に確認いたしましたところ、5年の頻度で河川縦横断測量を実施し、必要に応じ堆積土砂の撤去を実施しているとの回答をいただいております。  議員ご指摘の長年にわたって土砂採取しないツケが最大の原因であるとの意見でございますが、国土交通省におきましても、近年、台風や局地的な豪雨等による出水が全国で頻発し、出水後の土砂堆積へのリスクも高まっているため、より適切かつ効果的な堆積土砂等への対応が求められるなど、砂利採取についての規制緩和が進められていると聞き及んでおります。  なお、昨年度より龍野橋付近で実施されている工事につきましては、土砂撤去ではなく、環境整備として実施された丸石河原再生事業でございます。議員ご指摘のとおり、豪雨の後は、事業実施前の状態となっており、国土交通省によりますと、再度、土砂を移動し、丸石河原の再生を目指す予定であるとのことでございます。  いずれにいたしましても、河川に堆積する土砂対策は、安全・安心につながる重要な課題と考えておりますので、今後におきましても、機会を捉え、国土交通省に対しまして要望を重ねてまいりますので、何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。  なお、その他のご質問につきましては、教育長、総務部長、企画財政部長上下水道部長が答弁させていただきます。 ○議長(角田 勝議員)  企画財政部長。 ○理事兼企画財政部長(菅原昌則君)(登壇)  引き続きまして、1点目の1番目のご質問の災害復旧に対し、自治会の負担が100%とならないよう取り計れないかについてお答えいたします。  このたびの豪雨災害により道路、河川のほか、議員ご指摘の自治会等が管理する水路、井堰等にも被害が生じております。これらの災害復旧事業につきましては、今後、市議会定例会に上程しております補正予算におきまして、農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律に基づく補助によります事業費、市単独補助土地改良事業による補助金の計上のほか、自立のまちづくり事業(農業施設の災害復旧活動編)などにより対応しているところでございます。  災害復旧の補助事業におきましては、一定の採択基準がございまして、採択された場合は、一定の自己負担により事業を行うことができるものでございます。  一方、それらの基準を満たさない場合には、自己復旧をしていただくことになります。  災害復旧事業につきましては、極力、地元のご負担が軽減される制度を活用するとともに、速やかな原状復旧を進め、被害が最小限に留められるよう努めてまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(角田 勝議員)  上下水道部長。 ○上下水道部長(谷 晴視君)(登壇)  引き続きまして、1点目のご質問のうち、3番目の栗栖川、宮内川の今後の対策についてお答えいたします。  宮内川流域の浸水対策である揖保川へのバイパス計画でございますが、栗栖川の井堰統合や芝田橋までの堤防改修による効果を見るため、現在中止いたしております。  栗栖川におきましては、平成27年度に井堰統合事業は完了いたしましたが、その後の河川改修につきましては、未着工の状態であり、堤防工事の早期完成に向け、機を捉えて国土交通省に要望いたしており、その要望活動の中で、栗栖川の改修に向け今年度より詳細設計に着手するとの回答を得ております。  本市といたしましては、栗栖川上流部、宮内川合流部の河川改修による宮内川流域の浸水対策の効果を確認し、バイパス整備の検討を行いたいと考えており、引き続き栗栖川河川整備が進捗されますよう、国土交通省に対し強く要望活動を行ってまいりますので、何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(角田 勝議員)  総務部長。 ○理事兼総務部長(連佛忠司君)(登壇)  引き続きまして、2点目のご質問のたつの市消防団員のサポート隊として機能別消防団員の制度導入についてお答えいたします。  まず、1番目の西はりま消防組合を構成する市町において、歩調を合わせながら機能別消防団員制度を導入すべきと考えるが、これまでに検討されたかについてでございますが、議員ご高承のとおり、本市におきましても、他市町と同様、消防団員が減少傾向にございます。  議員ご指摘の機能別消防団員制度とは、企業の自衛消防組織並びに消防職・団員OBや大学生等の機能別団員の採用により消防分団を設置する取組を支援することにより、平日昼間や大規模災害時における消防力の確保・強化を図るものでございます。  本制度の導入につきましては、兵庫県も補助制度を創設し推進しており、西はりま消防組合の他の構成市町も導入に向けた検討がされていると聞いております。そこで、現在、本市におきましては、市内企業と機能別消防分団発足に向け調整、検討を行っておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。  次に、2番目の頻繁に起きる昨今、現状の体制で対応できると考えているのかについてお答えいたします。  現状における消防団活動につきましては、現体制で対応できていると考えますが、災害が長期化した場合には団員の負担を考えれば、団員増は必要であると考えております。  現在、条例に基づく団員定数は1,500人でございますが、平成30年9月1日現在の団員数は1,345人となっております。消防団員の確保については、現消防団員による地域でのイベント開催時における勧誘チラシの配布や知人等への声かけ等をお願いしており、平成30年4月1日に比べ8名の増加となっております。  今後におきましても、さらなるPR活動を行い、機能別消防分団制度の活用についても検討を重ね、団員確保に努めてまいりますので、何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(角田 勝議員)  教育長。 ○教育長(横山一郎君)(登壇)  引き続きまして、3点目のご質問の児童・生徒のランドセル、通学かばんと運動器の関係についてお答えします。  まず、1番目のご質問の児童・生徒のランドセル、通学かばんについてお答えいたします。  教科書やその他教材等は、宿題や予習・復習などの家庭での学習課題を適切に課すなど、家庭学習も視野に入れた指導を行う上で重要なものです。各学校においては、このような重要性を踏まえつつ、教科書やその他の教材等のうち、何を児童・生徒に持ち帰らせるのか。また、何を学校に置くこととするかについて、保護者等からの要望にも配慮しながら、児童・生徒の発達段階や学習上の必要性、通学上の負担等の実態を考慮して判断してきました。  児童・生徒の携行品の重さや量への配慮については、平成30年9月6日付、文部科学省からの事務連絡、児童・生徒の携行品に係る配慮についての工夫例を参考にしながら、さらに取り組んでいくよう学校を指導していきたいと考えております。  次に、2番目の健康診断における運動器検診についてでございますが、議員ご指摘のとおり、平成28年度から児童・生徒の定期健康診断において運動器にかかわる検診が追加となり、脊柱のゆがみ、四肢の状態の検診を実施しております。これらは、あくまで児童・生徒個人の健康診断項目であり、統計データとしてはございません。  ただし、中学1年生を対象とした脊柱側わん症検診結果につきましては、たつの市・揖保郡医師会脊柱側わん症検討委員会が、統計を取っております。平成28年度はたつの市内の中学1年生721名中2名、平成29年度は677名中1名の生徒が、要治療判定となっております。  今後も、たつの市・揖保郡医師会等関係機関と連携しながら、児童・生徒の身体の発達状況について注視してまいりますので、何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(角田 勝議員)  22番横田勉議員。 ○22番(横田 勉議員)  ありがとうございました。  それでは、まず防災の関係からお伺いをしたいと思います。  総被害額というのは、ざっとお分かりになりますでしょうか。 ○議長(角田 勝議員)  企画財政部長。 ○理事兼企画財政部長(菅原昌則君)  今回9月補正で補正計上させていただいている分ということで申し上げさせていただきますと、9月補正で、一般会計では2億5,000万円弱の追加をさせていただいておるんですけれども、その中で、今回の豪雨災害による被害額につきましては、1億7,800万円余りになっております。内容といたしましては、主に農業施設災害並びに道路あるいは河川敷公園、そういったところが罹災したという対策が主なものでございます。 ○議長(角田 勝議員)  22番横田勉議員。 ○22番(横田 勉議員)  国の関係、いわゆる激甚災害の関係、それから県というように分かれてはなかなか出ていないですか。総額は今お聞きしたようなことですけども。 ○議長(角田 勝議員)  企画財政部長。 ○理事兼企画財政部長(菅原昌則君)  予算書にそれぞれ科目がございますので、結構項目だけ見ても7項目ぐらいに分かれておるんですけれども、少し申し上げれば、農林で菖蒲谷森林公園の部分で170万円、それから農地災害の市単独補助事業で900万円、農業施設災害で3,000万円、土木施設の関係の災害で1億2,700万円ございますが、そのうち公園が7,700万円、市道が5,000万円、その他公園の災害復旧で1,000万円余りというようなものがございます。
    ○議長(角田 勝議員)  22番横田勉議員。 ○22番(横田 勉議員)  口頭では頭に入りませんのであれですけども、とりあえず資料を見せていただきますと、農林水産、建設課、農地整備、県土木というような形で分けられているように思いましたので、それが全体を分けて被害額が出ているんかなと思っておりましたんで、今ちょっと聞かせてもらいました。結構です。  そのうちに入るかどうかを確認したいんですけども、新宮の東栗栖小学校の栗栖川左岸、それは恐らく昨年の豪雨で崩壊しているんではないかなと思うんですけども、ちょうど護岸工事をされた上下の場所で崩れた状態。その片方の部分は、姫新線が通っているすぐ近くの箇所だと思っております。これにつきましても、今回の復旧の工事に予算がとれているのかどうか、そのあたり確認をしたいんですが。 ○議長(角田 勝議員)  企画財政部長。 ○理事兼企画財政部長(菅原昌則君)  たしか東栗栖小学校のちょうど上というんですか、隣ですよね。あそこを河川の井堰があった一番JR側のことをおっしゃっている、左岸側の少し竹やぶがあったりして見えにくいかもしれませんが、その部分のことだと思っておるんですけれども、その部分につきましては、私のほうでの認識は県土木事務所の河川の部分で災害復旧事業において対応をしていただく予定で、今、作業を進めているというふうに理解をしております。 ○議長(角田 勝議員)  22番横田勉議員。 ○22番(横田 勉議員)  いろいろとそれ以外の箇所も、現実に被害が起こっていない箇所においても、今回の豪雨なり台風なり、そういった中で予備軍的な箇所というのがあるかと思うんですけども、そういったいわゆるチェックといいますか、そのあたりは具体的には担当課がいろいろあるとは思いますけれども、そういったような地域をチェックされているのかどうか、それをお聞きしたいんですけども。 ○議長(角田 勝議員)  企画財政部長。 ○理事兼企画財政部長(菅原昌則君)  おっしゃられるように各施設におきましては、それぞれの所管部署が対応されているところでございますけれども、特に災害の復旧に予算を伴う種類の箇所につきましては、私どものほうも報告は受けております。ですから、今回、例えば農林施設の関係でいけば、市内でも25カ所ほどあるのかというふうに思っております。  また、今、議員さんご質問の新宮の部分だけでいけば、例えば総合支所のほうで新宮における土砂災害、河川の崩壊であるとか、土砂流入、そういったものをまとめて59カ所ほどあると、それに対して報告はいただいております。当面、そこは国の補助が受けられるのか、市でどこまでできるのか、あるいは今後どういう可能性があるのかというところについては、もちろん引き続き検討しているところもございます。 ○議長(角田 勝議員)  22番横田勉議員。 ○22番(横田 勉議員)  今おっしゃるのは現在、復旧をしないといけないというような捉え方ですね。私が今聞きたかったのは、それ以外の中でも幾分かそういったような、ここもひょっとしてというようなところがあるのか、そういった箇所のチェックといいますか、そういうことをされているのかということをお聞きしたかったんです。 ○議長(角田 勝議員)  産業部長。 ○産業部長(小笠原欣吾君)  1つの例でございますけれども、市内各所にため池がたくさんあるわけですけども、それの一斉点検というものもやっておりまして、危険な箇所については、数カ所でございますが、発見されております。それは補助事業等で至急に対応できるような方法をとっておりますので、事前の予防対策としての点検という形について、ため池については徹底した点検をしているということで認識いただけますか。 ○議長(角田 勝議員)  22番横田勉議員。 ○22番(横田 勉議員)  それでは、2番目に移りたいと思います。  先ほども市長が申されておったかと思いますけれど、平成29年度作成の揖保川直轄河川改修事業を見させていただいたんですが、揖保川については新宮町域においては上笹の河道掘削、それから觜崎地区の堰改築以外の計画というのは出ていなかったように思います。先ほど答弁の中にもありました具体的に龍野大橋上流部、龍野新大橋の上下の右岸部分においても相当に堆積していると思います。それから、新宮におきましては、曽我井橋の上流、橋の下流、ふれあい公園といいますか、リバーパーク付近の堆積、これは何年か前には工事を行っていたように思うんですけれども、それも似たような感じで相当に堆積が目立つようになっております。基本的には多かれ少なかれ橋の上下というのは、当然ながら橋脚自身がある意味障害となって、それで堆積する原因になっているとは承知しておりますけれど、現在、新宮の近辺で揖保川、栗栖川、そのあたりの堆積部分、これはやはり必要であるなという箇所は何カ所ぐらいあるか、教えていただけませんでしょうか。 ○議長(角田 勝議員)  都市建設部長。 ○都市建設部長(梶本秀人君)  すいません、何カ所あるかという具体的な数字まで私どもチェックできておりません。国の管轄している揖保川なんですけども、平成28年度に直近では縦断横断測量をやっているということを聞いております。その中で、国の判断でここが水の流れを阻害するという場所から優先的にやっていると。議員が今おっしゃった河川整備計画には確かに載っていないんですけれども、それはあくまで護岸とか河川本体を触る部分を整備計画に載せていただいております。ですから、堆積土砂に関してはそれ以外で検討していくというご返事もいただいております。それは具体的には平成30年度は、前回の永富議員のお話のときに説明させていただいた、JR下流をしゅんせつしたんですけども、今年度は上流をまずはするということはご返事いただいています。 ○議長(角田 勝議員)  22番横田勉議員。 ○22番(横田 勉議員)  揖保川においては、先ほど永富委員に報告された場所ということで、それ以外は今のところ国のほうに申請なりは上げておられないということですね。 ○議長(角田 勝議員)  都市建設部長。 ○都市建設部長(梶本秀人君)  その都度、堆積しているなというところは上げさせていただいています。それも国の判断で随時やっていただいていますので、例えば先ほどの質問の中でも、統合井堰から上流にかなりたまっているよというお話も聞きましたので、それも今年度、当年度もありましたように詳細設計に入りますので、それと同時にしゅんせつできるのかということも、実はまた協議に入ろうかなということで、来週、栗栖川に関しての協議には、一度国交省へ行くつもりでおりますので、全体的な話もそこでさせていただきたいと思います。 ○議長(角田 勝議員)  22番横田勉議員。 ○22番(横田 勉議員)  それから、栗栖川の大屋橋下流のところですが、今年だったと思うんですけども、堆積をしているところの樹木の伐採をしていたと思うんですけども、それについては少し外れるかも分かりませんけども、今現在179号線の歩道の関係が前へ進んでいるんじゃないかなと思うんですけども、その関係でのそういう樹木の伐採なり、それから、その後にそこの堆積を撤去するというような方向までいくんでしょうか、そのあたりを分かればお聞きしたいと思います。 ○議長(角田 勝議員)  都市建設部長。 ○都市建設部長(梶本秀人君)  申しわけないですけど、そこはちょっと事情が分かりませんので確認します。 ○議長(角田 勝議員)  22番横田勉議員。 ○22番(横田 勉議員)  それから、堆積土砂についてのことでありますけども、正確ではないかもしれませんけども、昭和40年あたりに河川法の改正が起こったのかなと思っております。そのときから河川の土砂を採取できないというようなことになったのだと思っております。それよりも少し前に、ちょうど私が中学生のころなんですけども、実は卒業記念ということで、今で言います揖保川の下の橋の下、あそこまで石を取りに行って、ちょうど新宮中学校の野球のバックネットがあります。市長はお分かりだと思いますけど、あの観覧席のあたりの基礎の土砂を私らが取りに行って、それを作ったのが卒業記念品なんです。そういう時代もあったということを言いたいわけなんですけども。  本当に当然ながら洪水が起きれば土砂が堆積するのは、今回でもいろんな議員さんがそのような話をされておりますけども、その堆積した土砂を何とか、逆に今よく言われます土砂崩れが起きている住宅街の下というのは真砂土が多くて水分を非常に吸うんだけれども、流れることが当然ながら多いというようなことで、そういったところに本来は宝であるそういった土砂をうまく利用できるようなこと、先ほど規制緩和という話も出ていたと思うんですけれども、そういったようなことを山本市長、国のほうへどんと言ってもらって、何とかそういう方向にいくようにということをぜひ進んでやっていただきたいと思いますけれど、ちょっとその点をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(角田 勝議員)  市長。 ○市長(山本 実君)  大変難しいお話ですけどね、昔は我々の小さいころは、川で土砂をとって生コンの材料等にされていた時期があったと思うんです。そういうときは需要もありまして、確かに今言われてますように立米何ぼでそこの土を買いまして、それを販売してました。今現在はそういうことは許可が出ないということで、国土交通省に対してもそういうふうに土砂をとって、今度運搬したら産業廃棄物なんです、これね。ですから、どこにも捨てられないわけなんですね、今度。そういうこともありますので、東京まで行って要望活動というのは少し無理かも分かりませんけど、国土交通省姫路事務所の所長さんにそういうお話はさせていただいても結構だと思います。 ○議長(角田 勝議員)  22番横田勉議員。 ○22番(横田 勉議員)  よろしくお願いしたいと思います。  それでは、3番目の宮内川のことなんですけども、先ほど暗渠の話をさせていただいたわけなんですけども、実際のところは、それはもう中止というようなことで、ここでその考えをもう一度新たにしてほしいということではありませんけれども、現在の宮内川自身をですね、ある意味あそこは、ご存じのとおり道が狭いということ。そして、その横に宮内川が存在している。その宮内川自身を例えば私は全く素人で恐縮ですけども、ボックスカルバートというんですか、四角いコンクリートで作ったもので、恐らく400メーター、500もないと思うんですけども、それを暗渠状態にして、その上は舗装して、それを道路の一つの拡幅分も含めて考えてもらったなどうかなと。  それに加えて話がそれますけども、あそこにも電柱が何本かありまして、現在も交差するときに電柱が非常に邪魔になっているというような現状があると思うんですが、この際、宮内川をそういったようなことにして、電柱を埋設するような一つの方法をとって、ある意味勝手な言い方ですけども、一挙両得的な物の考え方で、あそこの整備ができないものかどうか。市長、ちょっとご意見をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(角田 勝議員)  市長。 ○市長(山本 実君)
     確かに宮内川の水路に蓋をかけて、道路にしたら大変道路も広くなっていいんですけど、実はご存じのように雨が降ったら道路の高さと一緒ぐらい水が流れるんですね。それに蓋をかけたら、その蓋の分だけでも水が道路へあふれるということです。ですから、抜本的に宮内川を改修、新たな方法で改修していかないといけませんので、今すぐそこに蓋をかけたり、ボックスカルバートにするということは、今は検討が必要ですね。 ○議長(角田 勝議員)  22番横田勉議員。 ○22番(横田 勉議員)  もう一度お聞きします。新たなという方法は具体的にもし市長のほうで考えておられるんでしたら、例えばこういう方法が新たな方法なんだということを教えていただいたら。 ○議長(角田 勝議員)  市長。 ○市長(山本 実君)  下水道のほうで言いましたら、もともと下水道の認可では宮内川というのは一番最初は南へ流していたんです。それが下水道の認可を変更して、今、東のほうへ向いているんです。支所の前を通って揖保川へ抜くと、そういう計画で下水道の認可はそのまま残っているんです。ですから、また宮内川をこっちに直そうと思ったら、こっちのやつをこっちへ回さないといけないんです。これにまた時間かかると。ですから、本来から言えば下水道の放流方法としては、揖保川に直接流すのが図面の上だけですよ、今の計画ではそういうふうになっているんです。 ○議長(角田 勝議員)  22番横田勉議員。 ○22番(横田 勉議員)  谷部長が中止になったということを言われたと思うんですけども、中止ということはなくなったということだと思いますけど、谷部長、そのあたりをもう一度。 ○議長(角田 勝議員)  上下水道部長。 ○上下水道部長(谷 晴視君)  現在のところは栗栖川の改修によって、今の計画では河床は1メーター下げるという計画がございます。その1メーター下げることによって宮内川の流れがどうなるかということが分かっておりませんので、今、中止という判断をさせていただいております。ですので、宮内川が1メーター下がると、流下断面が相当上がってこようかと思いますので、また宮内川の流れも変わってこようかと思っております。  以上でございます。 ○議長(角田 勝議員)  22番横田勉議員。 ○22番(横田 勉議員)  それでは、とりあえず1メーター掘削した状態の中で、仮に、恐縮ですけども、余り変化がなかったという場合は、事業がもう一度復活するという捉え方でもいいんでしょうか。 ○議長(角田 勝議員)  上下水道部長。 ○上下水道部長(谷 晴視君)  現在のところ、計画としては廃止ということまでいっておりません。ただ、工事を施工するにあたって、県道部分に迂回路が必要となってきます。今の現状では迂回路がとれないというような状況ですので、そこら辺が施工についての問題点と考えております。 ○議長(角田 勝議員)  22番横田勉議員。 ○22番(横田 勉議員)  前に聞いた段階で、1メーター掘削するというのは現在はしていないわけですね。 ○議長(角田 勝議員)  上下水道部長。 ○上下水道部長(谷 晴視君)  現在は行っておりません。 ○議長(角田 勝議員)  22番横田勉議員。 ○22番(横田 勉議員)  一応中止という捉え方で私も判断をしておきたいと思います。  具体的に栗栖川の1メーターの河床を削るというような捉え方と並行に、今度、芝田橋から下流部分、昨年だと思いますけども、新田山の下の右岸のところが以前に豪雨で崩れたところは今、修理できております。その左岸にテトラポットが置いてあります。今回の西日本豪雨の7月6日、7日ですか、そのときにあとを見ますと、積んであったテトラポットが幾分か崩れております。そのままの状態ということで、これから台風が余りなければそのままの状態でもいいかなと思います。  そのあたりも含めまして、もう一つ加えて申しますと、私も同席しておりましたが、市長対話広場のときに、ある団体のときに一緒させてもらったんですが、そのときにちょうど龍野北高校の通学路だけど、墓の前を通る通学路なんて見たことないということをおっしゃったことがあると思うんですけども、そういったことが頭の中に残っているわけなんです。そういうことを含めながら、芝田橋から龍野北高校ですね、もともと河川改修がまだまだ残っている場所だと思いますけども、その点について何か進捗的な話はありますか、あれば教えていただきたいと思います。 ○議長(角田 勝議員)  上下水道部長。 ○上下水道部長(谷 晴視君)  先ほども答弁で申しましたように、現在国土交通省のほうで詳細設計がなされておりますので、詳細設計がなされた後には工事の早期着工について要望していきたいと考えております。 ○議長(角田 勝議員)  22番横田勉議員。 ○22番(横田 勉議員)  およそどれぐらいというような方向づけはまだ聞いておられませんか。 ○議長(角田 勝議員)  上下水道部長。 ○上下水道部長(谷 晴視君)  そこまでは聞いてございません。 ○議長(角田 勝議員)  22番横田勉議員。 ○22番(横田 勉議員)  そのあたりも含めまして、もちろんご存じだと思うんですけども、新宮の駅前で179まで80メーターほどの新宮駅前線という場所、それから新宮東西線ということで510メーターほど都市計画道路がまだ設定されたままなんです。そういったことも含めて、先ほどの河川改修も併せて、これからコンパクトシティというような捉え方の中で、新宮町におきましてはやはり新宮駅前という場所が恐らくそういう場所になるんではないかなと思っておりますので、その点、総合的に考えていただきたいなと思いますが、済みません、何回も市長。 ○議長(角田 勝議員)  市長。 ○市長(山本 実君)  先般、市長対話広場事業で北新町でさせていただいたときも言いましたが、学校の横に墓があったりして、ああいうところの環境も悪いと。そういうことはやっぱり宮内川の道路ですね、川に沿った道路、狭いと。あれは将来的には揖龍南北幹線と併せてそういうふうな道路計画をしていくとか、河川改修に併せて学校の横ですね、墓の横を通って学校へ行くというのは、ああいうところを改修していかないと、新宮町としての発展性もないなと私も思っておりますので、いろいろ区画整理等々をひっくるめてそういうお話も聞かせていただきましたので、それなりにまた勉強させていただきたいと思います。 ○議長(角田 勝議員)  22番横田勉議員。 ○22番(横田 勉議員)  河川に関しましては、以上で終わりたいと思います。  次に、機能別消防団員の制度ということで、今、総務部長にいろいろと言っていただきました。その中で、現在の団員数が少ないということは十分把握もされております。団員さん自身を増やしていきたいというようなことも言われましたし、また、機能別消防団員ということを検討したいというようなことをおっしゃっておりますので、それについてはこのまま十分に検討をお願いしたいということを要望しておきたいと思います。  それから、3番目の児童・生徒の通学かばん、ランドセルにつきましては、学校の対応ということで、それは当然そのとおりでありまして、学校それから保護者の中で十分に検討しながら、私自身姿勢というのが非常に気になるタイプなので、できる限りたつの市の児童・生徒はなかなかいい姿勢をしているなと言ってもらいたいと思いますので、これにつきましても、今後いろいろと各学校、それから指導的な立場で教育委員会として改善するところがあれば改善していってほしいと、そのように思います。  時間が来ておりますので、このあたりでさせていただきたいと思います。ありがとうございました。                 休 会 議 決
    ○議長(角田 勝議員)  以上で本日の日程は終了いたしました。  この際、お諮りいたします。  議事の都合のため、明日22日から10月3日までの間、休会いたしたいと思いますが、これにご異議ありません。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(角田 勝議員)  ご異議なしと認めます。  よって、さよう決しました。  なお、次の本会議は、10月4日午前10時より開議いたしますので、よろしくお願いいたします。                 散 会 宣 告 ○議長(角田 勝議員)  本日はこれをもって散会いたします。  皆様、お疲れさまでした。             散   会  午後 1時50分  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。  平成30年9月21日                     たつの市議会議長  角 田   勝                     会議録署名議員   肥 塚 康 子                     会議録署名議員   木 南 裕 樹...