丹波市議会 2018-03-06
平成30年産業建設常任委員会( 3月 6日)
平成30年
産業建設常任委員会( 3月 6日)
産業建設常任委員会会議録
1.日時
平成30年3月6日(火)午前8時43分~午後6時23分
2.場所
議事堂第3委員会室
3.出席委員
委員長 藤 原 悟 副委員長 太 田 一 誠
委員 山 名 隆 衛 委員 渡 辺 秀 幸
委員 大 嶋 恵 子 委員 奥 村 正 行
議長 太 田 喜一郎
4.欠席委員
なし
5.議会職員
事務局長 安 田 英 樹 書記 畑 井 大 輔
6.説明のために出席した者の職氏名
副市長 鬼 頭 哲 也
技監兼入札検査部長 中 野 譲
企画総務部
政策担当部長 西 山 茂 己
財務部
財務部長 大 垣 至 康
産業経済部
産業経済部長 足 立 良 二
農林整備課長 畑 田 弥須裕
農林土木係長 高 田 延 重
林業振興係長 田 村 猛
災害復旧係長 中 尾 大 祐
農業振興課長 余 田 覚
農業振興副課長兼
農政係長
高 見 英 孝
農業振興課農業共済係長
高 見 卓 也
新
産業創造課長 岡 林 勝 則
恐竜・
観光振興課長 高 階 健 司
恐竜・観光振興課副課長兼
観光振興係長
宮 野 真 理
建設部
建設部長 駒 谷 誠
道路整備課長 義 積 浩 明
国県事業推進係長 土 屋 健
用地管理係長 澤 潟 良 孝
河川整備課長 高 野 和 典
河川総務係長 荻 野 浩 行
下水道課長 近 藤 利 明 工務係長 和 久 明 一
住まいづくり課長 前 川 康 幸
住宅政策係長 堀 内 勲
定住促進係長 堂 本 祥 子
水道部
水道部長 岡 田 博 之
経営企画課長 井 上 博 生 経営係長 荒 木 敏 明
企画調整係長 須 原 貞 彦
工務課長 上 畑 文 彦 工務係長 村 上 健
7.傍聴者
0人
8.審査事項
別紙委員会資料のとおり
9.会議の経過
開会 午前8時43分
○委員長(藤原悟君) 委員の皆さん、おはようございます。
ただいまから
産業建設常任委員会を開会いたします。
きょうは前もって送らせていただいていますように、行程表に従いまして、議案にかわる
現地調査を予定をしておりますので、この後、
北側駐車場のほうに集合をお願いいたします。
暫時休憩いたします。
休憩 午前8時43分
───────────
再開 午後1時30分
○委員長(藤原悟君) 再開いたします。
午前中は、
現地調査、お世話になりありがとうございました。
これから、日程第2等の審査に入っていきます。
初めに、議長より御挨拶いただきます。
議長。
○議長(
太田喜一郎君) どうも皆さん、
産業建設常任委員会、御苦労さんでございます。
先ほども委員長申しましたとおり、午前中は議案に係る
現地調査をしていただきました。春一番といいますか、風がきつい中寒かったんですけども、お世話になりましてどうもありがとうございました。午後からは付託議案の審査と
所管事務調査とございますんで、
現地調査の部分もあわせて十分な審査をしていただきたいと思いますんで、どうぞよろしくお願いいたします。
○委員長(藤原悟君) 次に、副市長より御挨拶いただきます。
副市長。
○副市長(鬼頭哲也君) 最近ちょっと天候が不安定なようで、温かくなったかと思いましたら、きのうあたりから雨風が激しく、きょうはまたぐっと冷え込んだりと、大変不順な天候になっていますので、くれぐれも健康のほうには御留意をいただきたいと思います。
また、先週金曜日には青垣地域で
廃校フェアをさせていただいたところ、多くの議員の皆さん方に御出席をいただきましてありがとうございました。おかげをもちまして、結構盛況で300人を超える方々、来ていただき、また企業のほうも50社を超える企業が御参加をいただいたということで、うまくこの中で商談がマッチングすればいいなというふうに思っております。また、その辺の状況については、また御報告をさせていただきたいと思います。
本日は、付託議案の審査、また
所管事務調査、たくさんございますが、どうぞ御審議、御指導を賜りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。
○委員長(藤原悟君) それでは、日程第2、付託議案の審査に移ります。本日は説明員として担当職員の出席につきまして許可しております。発言の際は所属、職名を述べてから発言してください。
なお、各委員の質疑、市当局の説明、答弁等の発言につきましては着席のまま行っていただいて結構です。
なお、議案の採決に当たって、討論を省略したいと思いますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(藤原悟君) 異議なしと認め、討論は省略いたします。
初めに、議案第33号「丹波市立あおがき
農産物等加工直販施設条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
当局の補足説明はございませんか。
産業経済部長。
○
産業経済部長(
足立良二君) 補足説明はございません。
○委員長(藤原悟君) 質疑を行います。
質疑はございませんか。
山名委員。
○委員(山名隆衛君)
指定管理者の期間という部分の変更だとは理解するわけなんですけども、他の
指定管理施設の条例の均衡を図るためということで、5年以内とはなっているんですけども、5年以内でも1年を選んだり2年を選んだり、それぞれによって違いがあるようなんですけども、その2年とするという部分、そういう違いというのはどういうところにあるんでしょうか。
○委員長(藤原悟君)
産業経済部長。
○
産業経済部長(
足立良二君) このたび、この条例につきましては5年ということで言い切っておったところでございます。その他の条例とあわせるといいますのは、5年以内とさせていただいたと。その上で、今回この条例につきましては、次の号になるわけですけども、2年とさせていただいております。今回の場合につきましては、人格は違うわけですけども、同じ地域の方にお世話になるという観点で、残りの期間の2年ということで定めさせていただいております。
また、別の事例でいきますと、1年というのが今回ございます。それにつきましては、例えば補助金の、地元に譲渡をさせていただく予定の期間ということで1年を指定をしているというような様子のことがございまして、個々に具体的に5年以内の範囲におきまして、個別の事情がある場合については5年以内の機会を定めているというふうに御理解いただけたらと思っております。
○委員長(藤原悟君)
奥村委員。
○委員(
奥村正行君) 質問は別にないんですけど、採決についてちょっと委員長にお願いしたいと思うんですけど、今、部長のほうで言われましたけども、議案第33号、議案第34号とに通じてのやつですんで、それぞれ普通やったら採決一つずつされる思うんですけども、議案第34号の終わってから議案第33号も採決していただいたらと思うんですけど、いかがでしょうか。
○委員長(藤原悟君) 今、
奥村委員のほうから、次の議案第34号が
指定管理者の指定ということで、これが今の5年から5年以内というのに関連いたしますので、採決は順番を変えたらどうかということで今ありました。ちょっとこれ後で検討させていただきます。
それでは、今ありましたけども、議案第34号と関連いたしますので、質疑につきましては今、
山名委員のほうからあった件が議案第34号とも関連しますので、質疑につきましては次の議案第34号、丹波市立あおがき
農産物等加工直販施設に係る
指定管理者の指定についても一括で質疑をちょっと受けさせていただいて、説明いただけますかね。
では、議案第33号、議案第34号につきまして質疑を受けたいと思います。
産業経済部長。
○
産業経済部長(
足立良二君) 議案第34号につきまして補足の説明をさせていただいてもよろしいでしょうか。
○委員長(藤原悟君) お願いします。
○
産業経済部長(
足立良二君) 現在、特定非
営利活動法人、いわゆる
NPO法人の大名草という団体に
指定管理をお願いをしている中で、9月にその団体が解散をいたしております。その関係で今回、大名草の自治会に
指定管理者に残期間をお願いをするということになっております。その状況等につきまして、もう少し詳細に説明をさせていただきたいというように思っております。説明に当たりましては、
農業振興課長のほうから説明をいたしますので、よろしくお願いいたします。
○委員長(藤原悟君)
農業振興課長。
○
農業振興課長(余田覚君) それでは、部長の指示がございましたので、まずは解散した
NPO法人が現在も引き続き
指定管理者として管理運営を行うことができるのか、それにつきましてその解釈であったり、我々の考え方について御説明を申し上げたいと思います。
まずは、本会議の中でも説明いたしましたように、
NPO法人大名草は、昨年の平成29年9月16日に開催されました同法人の
臨時社員総会において、解散の決議がなされたところです。同日、法人の解散となりました。この法人の解散によりまして、
NPO法人は
清算法人となりまして、同法人の理事お二人が清算人として清算行為を行うこととなっております。現在、その進行中とお考えいただきましたらよろしいかと思います。
清算法人の能力につきましては、特定非
営利活動促進法の第31条の4に規定されておりますように、清算中の特定非
営利活動法人の能力につきましては、解散した特定非
営利活動法人は、清算の目的の範囲内において、その清算の結了に至るまではなお存続するとお願いしております。また、同法第31条の9の規定によりまして、清算の職務及び権限につきましては、清算人の職務の一つとして現務の結了というものがあります。その現務の決了とは、法人の消滅に向けて法人の現在の活動を終了させることを意味し、現在行われている活動を拡大・拡充させることはできないとされています。ただし、既に締結されている契約、いわゆる義務となりますが、私どもはこの
指定管理業務と考えておりますが、それを遂行するための契約につきましては、それについてのみ新たに締結することがされるとされています。このことにつきましては、県が示しておりますガイドラインにも解説がされております。
したがいまして、解散したからといって直ちに
NPO法人として責任がなくなるわけではございませんので、法人格は存在しておるという解釈と考え方を持っています。このことによりまして、引き続き
NPO法人の
清算法人となっておりますけども、
指定管理を行っていただく。新たに新年度の4月1日から自治会のほうに活動を委ねるということになります。その後、自治会につきましても譲渡へ向けて進めていただくために地縁団体を設立していただいて、私たちの財産を譲渡できる体制を整えていただくということで、2年間の期間を設けさせていただいたところです。
私のほうからは、説明は以上でございます。
○委員長(藤原悟君) 今、説明いただいたんですけども、第31条でもう一つの今言われた、
清算法人が引き続き今の
指定管理施設を管理できるというのは、もうひとつ読みにくいんですけども、何か資料とかございますかね。
農業振興課長。
○
農業振興課長(余田覚君) 資料を御用意しておりますので、配付させていただいてよろしいでしょうか。
○委員長(藤原悟君) わかりました。暫時休憩します。
休憩 午後1時40分
───────────
再開 午後1時42分
○委員長(藤原悟君) 再開いたします。
それでは、皆さん、資料をいただきましたので、再度説明いただけますか。
農業振興課長。
○
農業振興課長(余田覚君) それでは、お手元に配付させていただきました資料に基づきまして、改めて御説明を申し上げたいと思います。資料につけておりますのは、兵庫県が示します
NPO法人の手引き、それも解散と
清算手続中心に抜粋したものを用意させていただきました。兵庫県の場合は、神戸市以外はその所管が兵庫県県庁になりますので、そちらのホームページより抜粋をさせていただいたところです。
まずは、
NPO法人の解散の事由でございますが、ここの資料には1ページに七つまでございますが、今回、
NPO大名草が開催されていましたのは、先ほど御説明申し上げましたように、社員総会の決議によりまして、解散の手続を始めるという決議をしていただいております。既にその登記はされておりますけども、現在、清算の途上だとお考えください。
そこで、先ほど申しましたように1ページの下段、赤線で下線を引いておりますが、そこには「解散」はあくまでも法人に関する法律関係と残余財産の整理をする段階に入ったという意味であり、解散したからといって直ちに
NPO法人として責任がなくなるわけではありませんと解説をしております。このことから、我々はいまだ私たちが委ねております
指定管理業務については、責任があると見ております。
また、現在の手続の状態でございますが、2ページ目には解散から清算手続の流れとして示しておりますが、中段ごろにありますように、まずは先ほど申し上げました1の社員総会の決議によりまして解散の議決を得られまして、法務局へ清算人の登記をされた状態にございます。現在は、その事業を縮小するため、また消滅するため、現務の結了に向けて順次活動をされておる状態にはございますけれども、最終的には現務の結了を待ってそれから清算結了の登記を終えて消滅という流れになってきますので、一番下段までは少し時間がかかると考えております。
すなわち、私たちが委託しております
指定管理につきましても、それが終わるまでは現務の結了には満たないという考えでおります。
次をめくっていただきますと、清算人の職務について解説がございます。(2)に清算人の職務のまず2番目に、これも赤線で入れておりますけども、清算人は現務の結了、それから債権の取立て及び債務の弁済、残余財産の引き渡しを行うために必要な一切の行為を行うことができますというところで、これにつきましても現在行っていただいておる
指定管理業務について行っていただいておると解釈をしております。
さらに、下段には現務の結了について解説がございます。まずは、法人の消滅に向けて、法人の現在の活動を終了させなければならないということと、清算人は活動を終える方向で業務を行います。縮小していくということだろうと思いますが、当然ながら現在行っておられます活動を拡大・拡充することできませんが、既に締結している契約を遂行するための契約についてのみ、新たに契約することができますが、業務を拡大するための新たな契約を交わしたり、新たな資材等を購入することはでませんということで、現在の業務を拡大すること許されておりませんけども、業務を引き続き、これは結了に向けて事業を進めることについては認めてあるということを解釈させていただいております。
4ページには、
特定営利活動促進法、この抜粋を解散事由あるいは清算中の
特定営利活動法人の能力であるとか、清算人、あるいは清算人の職務及び権限について抜粋したものをお届けしておりますので、再度御説明を申し上げました。
○委員長(藤原悟君) 説明が終わりました。
質疑を受けます。質疑はございませんか。
山名委員。
○委員(山名隆衛君)
清算法人ということで今説明を受けましたので、内容は大体わかったんですけども、
清算法人ということで会社が清算される法人の場合とそう変わらないと思うんですけども、その中で現務の結了という部分の言葉で表現されて、今の活動が大丈夫だというふうに今説明を受けたような気がするんですけども、ただ、清算中の会社ができないことという部分で調べてみますと、
営業活動はできないと。売掛金の回収、いわゆる売掛金の回収はできますよ、営業をやめることに向かうことはできるけども、今現在の
営業活動はできないとなっていると思うんですけども、その辺どうでしょうか。
それから、当然清算中の会社ができないことについては、
営業活動はできない。ただし、売掛金の回収はオーケー、それから
資金調達活動もできない、それから自己株式の取得もできない、その他会社とはちょっと違うので、資本金等はないのでそれは関係ないとしても、会社法人の清算というものと同じであれば、
営業活動はできないという前提があると思うんですけども、その辺いかがでしょうか。
○委員長(藤原悟君)
農業振興課長。
○
農業振興課長(余田覚君) ただし、公告も御説明しましたように、事業の拡大はまずできないと考えております。ここにはやっぱり債務の弁済であるとか、債権の取り立てであるとか、そういうものはできると考えておりますので、現在残っておる債務の取り立てについては、私たちの補助金もそういうようになると思うんですけども、それまでは活動は許されるものだと考えております。
○委員長(藤原悟君)
奥村委員。
○委員(
奥村正行君) 今、事業の拡大はできないけども、継続的なんはできると。それは、今配付していただいた追加資料の手引の解釈上でできるというふうにとられておるんでしょうか。
○委員長(藤原悟君)
農業振興課長。
○
農業振興課長(余田覚君) 念のために、
顧問弁護士にもこれについては問い合わせさせていただきまして、その解釈でいただいております。
○委員長(藤原悟君)
奥村委員。
○委員(
奥村正行君)
顧問弁護士のは、法的には大丈夫やというような保障、お墨付きをとられておるというふうに解釈したらええんですか。
○委員長(藤原悟君)
農業振興課長。
○
農業振興課長(余田覚君) 大丈夫だということはお伺いしておりますが、ただし、現務の結了まではやっぱり速やかに進めなければなりませんので、それを速やかにしなさいということは聞いております。
○委員長(藤原悟君)
奥村委員。
○委員(
奥村正行君) ちょっとそれ置いといて、これまでの
NPO法人大名草は、メンバーが何人であって、
清算法人は何人なんいうことを教えてもらえますか。
○委員長(藤原悟君) 暫時休憩します。
休憩 午後1時50分
───────────
再開 午後1時50分
○委員長(藤原悟君) 再開いたします。
農業振興課長。
○
農業振興課長(余田覚君) まず、解散時の社員につきましては151名、それは移行しております。また、清算人につきましては、その代表としてその理事でありましたお二人が清算人として登録はされております。
○委員長(藤原悟君)
奥村委員。
○委員(
奥村正行君) 解散前151人の方がおられて、
清算法人は2人、2人で現務をされているということですね。そこら辺も。代表がその2人いうことですか。151人はそのままで
清算法人でおられるいうことですか。
○委員長(藤原悟君) 暫時休憩します。
休憩 午後1時51分
───────────
再開 午後1時52分
○委員長(藤原悟君) 再開いたします。
○
農業振興課長(余田覚君) こちら、先ほど用意しました資料をお目通しいただきまして、1ページの一番下段のほうになりますが、赤線の下ですね、4段目から、社員総会は、法人が消滅するまで
最高意思決定機関として存続しますとあります。よって、151名で開催された決議、そのまま移行して、消滅するまではその組織は存在すると考えておりますので、代表者はお二人でございますが、151名の構成で行われるという解釈でございます。
○委員長(藤原悟君)
奥村委員。
○委員(
奥村正行君) 151人の方、総会の4分の3以上の決議とられておるんやから、
皆さん御存じやと思うんですけども、まずそしたら昨年の9月16日に解散されとんねやね。その段階までの、まあ言うたら報告いいますか、解散しますというのを当然、市のほうにも届けがあった思うんですけども、そのときまでの営業いうか、
指定管理やさかい、1年ごとの多分報告がありますわね。9月16日までの分は出とるんですか、その法人からこういう状態ですと。
○委員長(藤原悟君)
農業振興課長。
○
農業振興課長(余田覚君) 9月16日時点までのものは、まだいただいておらない状態でございます。年度末に出していただくものとは考えておりますが、9月16日を切っての報告はこちらにはまだ参っておりません。
○委員長(藤原悟君)
奥村委員。
○委員(
奥村正行君) もう半年近くなるんやけど、それで出てないのはどうかなとは思うんですけども。それで次の、ここで
NPO法人と構成員が同じであるためにというふうになっとるんです。ほなら、9月16日現在の報告も、書面も何もないし、一緒なんは同じメンバーですよということだけ、自治会のほうで今度請け負いますよということだけのことでなっているようにあるんですけども、その後、現務を遂行するために、今、
清算法人をやられておるいうことなんやけど、何か見えないとこがいっぱいあるんやないかなと思うんですけど、そこら辺はこういう議案出されてくる以上は、やっぱり9月16日までの数字がどうやとかいうのはやっぱり当然出されて当たり前やと思うんですけども、そこら辺はどうなんですかね。
○委員長(藤原悟君)
農業振興課長。
○
農業振興課長(余田覚君) 確かに、委員がおっしゃるとおり、9月16日、解散をされた当時の決算状況であるとか収支状況については報告いただけるべきかなと思いますので、速やかにその報告は求めたいと考えます。
○委員長(藤原悟君)
奥村委員。
○委員(
奥村正行君) さっき言いましたように、それは早う出してもうたらと思うんですけど、構成員が同じで解散理由がわからへんねんけど、解散の理由が、何で
NPO法人が解散されるのかいうのが、同じメンバーで解散すると。それで、引き続き同じメンバーの自治会がすると、その解散理由というのは、一番最初に聞かないかんかったかもしれませんけども、何なんです。
○委員長(藤原悟君)
農業振興副課長兼
農政係長。
○
農業振興副課長兼
農政係長(高見英孝君) 先ほど
奥村委員のほうから御質問がございました解散の理由なんですけれども、自治会長のほうから昨年の夏ごろに御相談がございました。NPOの運営の事務というのがかなり自治会のほうで負担になってきておるようです。といいますのは、自治会員の高齢化であったりとか、あと役員のなり手がやはりふだん勤めておったりして、なかなか通常行うのが厳しいということで、運営のほうは変わらず、かわりの大名草の自治会が行いたいという意思はあるようなんですが、どうしても
NPO法人の管理ができないということで、運営形態を変えたいというような御相談がありまして、このたび解散というようなことになったわけでございます。
○委員長(藤原悟君)
奥村委員。
○委員(
奥村正行君) NPOの事務等が困難になったさかいに、自治会でさせてほしいということなんやけど、今度、当然、自治会になっても報告は市に対しては出してもらわんなんでしょう。NPOの場合は、またほかのところにも出さんなん部分があるさかいに、その分が大変やから。要するに、簡単なほうにしたいということですわな、同じメンバーでされるので。
それで、言うてはんのはわからんでもないねんけど、これの立ち上げ人いうか、この施設を平成27年から、その前からかいな、合併後やね、これ。当初はどうだったんですかね、NPOではなかったんですかね、地元の自治会やったんですかね。
○委員長(藤原悟君)
農業振興副課長兼
農政係長。
○
農業振興副課長兼
農政係長(高見英孝君) まず、施設につきましては、平成17年1月24日に設置というふうになっております。
指定管理のほうは、平成17年4月1日から平成22年3月31日まで、特定非
営利活動法人大名草が受けておりまして、その後も5年、5年の更新で現在を迎えておるという状況でございます。
○委員長(藤原悟君)
奥村委員。
○委員(
奥村正行君) いうことは、平成27年からNPO、
指定管理されておるねんけど、これは多分、こっち側から頼んで、
NPO法人してくださいいうて多分言ってないのやないかな思うんやけど、どうなんか知らんねんけど、市のほうから
NPO法人にされたらどうですかというようなことはあったのかどうか知りませんけども。それで、最初の平成27年4月から平成32年3月31日までの5年間の期間で
指定管理しとって、ワンサイクルもうようせんわいうような、ちょっとええかげんやなと私は思うんやけどね。それで、やっぱり簡単なほうにさせてくれといって言われとるようにあるんですけども、それはきょう見させてもうて、中でやっておられる方もあるし、それは維持していかないかんとは思うんですけど、この後また次になっていって、また高齢化になってきて、またできへんさかいにいうような話が出えへんかなと思ったりするんやけど、そこら辺は地元の自治会等、単純にNPOはできへんさかいに自治会でさせてほしいんじゃということで、それででもええさかいお世話になりますかというような形でこの議案が出てきとんじゃないかなと思うんですけども、大丈夫ですか。
○委員長(藤原悟君)
農業振興課長。
○
農業振興課長(余田覚君) これにつきましては、NPOの解散の、まあ結局相談を受けたときから、その運営につきましては確認をさせていただいております。確かに、先ほど副課長が申し上げましたように、
NPO法人の事務につきましては、自治会の事務に比べてプラスでございまして、なかなか難しい面があるとお伺いしました。このことによりまして、自治会の役員の中で運営をできるんではないかということで、今回は2年間の引き続きの
指定管理をお願いしようということでしております。
まずは、10年もくれますので、次には資産の譲渡に向けて、受け入れ体制を整えるための地縁団体の設立を現在お願いして、組織として委ねたいと思っております。
○委員長(藤原悟君)
奥村委員。
○委員(
奥村正行君) そしたら、この委員会のほうに、委員長、9月16日までの精算の報告ですね、それと、でも今後やっぱり1年ごとの報告があると思うんですけど、それを委員会のほうに出たらすぐ出していただくようにお願いしたいと思うんですけど、いかがでしょうか。
(発言する者あり)
○委員長(藤原悟君)
産業経済部長。
○
産業経済部長(
足立良二君) 今、
奥村委員おっしゃっていただきますように、団体のほうの収支の状況、また活動の状況等を随時といいますか、入手を見させていただいて御報告させていただきたいというふうに思います。
○委員長(藤原悟君) わかりました。ほかございませんか。
山名委員。
○委員(山名隆衛君) 最後、もう一回だけ確認とっときたいんですけども、株式会社の
清算法人は、
営業活動ができないという、私、認識を持ってたんですけども、そしたら
NPO法人の場合は
営業活動ができるという判断でよろしいですね。
(発言する者あり)
○委員長(藤原悟君)
農業振興課長。
○
農業振興課長(余田覚君) まず、
指定管理業務につきましては、
営業活動は伴わないと考えておりますので、まず
営業活動はしないと思っております。
○委員長(藤原悟君) 暫時休憩します。
休憩 午後2時02分
───────────
再開 午後2時10分
○委員長(藤原悟君) 再開いたします。
よろしいね。返事は。ほかございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(藤原悟君) ないようですので、質疑を終結いたします。
それでは、順次、議案第33号から採決をとらせていただきます。
まず、議案第33号「丹波市立あおがき
農産物等加工直販施設条例の一部を改正する条例の制定について」、採決を行います。
原案のとおり決することに賛成の委員は挙手願います。
(賛成者挙手)
○委員長(藤原悟君) 挙手全員です。
したがって、議案第33号「丹波市立あおがき
農産物等加工直販施設条例の一部を改正する条例の制定について」は、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第34号について採決を行います。
議案第34号について、原案のとおり決することに賛成の委員は挙手願います。
(賛成者挙手)
○委員長(藤原悟君) 挙手全員です。
したがって、議案第34号「丹波市立あおがき
農産物等加工直販施設に係る
指定管理者の指定について」は、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第35号「丹波市農業共済条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
当局の補足説明はございませんか。
産業経済部長。
○
産業経済部長(
足立良二君) 補足説明はございません。
○委員長(藤原悟君) これより質疑を行います。質疑はございませんか。
山名委員。
○委員(山名隆衛君) 危険段階別共済掛金の掛け率というのは、どういうとこで調べたら出てくるんですかね。
○委員長(藤原悟君)
農業振興課長。
○
農業振興課長(余田覚君) これにつきましては、毎年公表させていただきたいと思います。これにつきましては、3月中にできるかなとは思っておるわけですけども、現在公表準備をしていますのは、まだ標準の掛金でございますので、この条例が制定されると同時にその準備をさせていただきたいと考えております。
○委員長(藤原悟君) よろしいか。今のでよろしいか。
課長、これ条例が制定されたら、危険段階別の掛け率を決めて、その決め方というのは何か要綱とかそういうので決まるんですかいね、どういうので。
農業振興課長。
○
農業振興課長(余田覚君) これにつきましては、危険段階の掛金率につきましては、過去の5年の被害率からさかのぼって計算をしてまいります。まずは、その差が出ないといけませんので、まず被害がある方、それから家屋に被害があった方、これによって危険段階によって掛金率を計算することになるんですが、これにつきましても県の認定が必要となりますので、条例制定後にその県の認定をいただいて公表をすることになります。現在考えておりますのは、それぞれ被害がある方の掛金率、それから標準型、それから被害のない方の掛金率で差を設けようと思っています。園芸施設につきましては、1.2の倍数になるかと思います。それから、畑作物については1.15、これで考えておりますので、まだ丹波市の場合は差が少ない掛金率となると思っております。
○委員長(藤原悟君) その掛金率は、先の県の認定を受けるだけで、別に議会へのそんな議決とかそんなん関係なしのことなんでしょうか。
農業振興課長。
○
農業振興課長(余田覚君) これまで、標準につきましても議会の議決は得ておりませんでした。危険段階につきましても県の認定を受け、法律上の告示をして、それに農家の皆さんに発信するという形になります。
○委員長(藤原悟君) わかりました。
ほかございませんか。
奥村委員。
○委員(
奥村正行君) 多分、私ちょっと聞き間違っとったらあれなんですけど、本会議で改正の概要のところで畑作物共済及び園芸施設共済のことについて、何か2段階かなんかで説明があった思うんやけど、ちょっと聞き逃しとるかもしれん。ちょっと説明、もう一遍お願いします。
○委員長(藤原悟君)
農業振興課長。
○
農業振興課長(余田覚君) まず、3段階を設けることが必須となります。1段階では、危険段階とみなされませんので、国の認定もいただけなくなりますので、まず1段階目については被害のある方、過去5年間にあって被害のある方。それから、区分の2としましては、過去5年間にあって、その被害がない方とに分けております。さらに、新しく入られる方につきましては、過去の事例ございませんので、標準型を設けまして、3段階の区分にさせていただきたいと考えております。
○委員長(藤原悟君) いいですか。
奥村委員。
○委員(
奥村正行君) はい。
○委員長(藤原悟君) ほかございませんか、よろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(藤原悟君) 質疑はないようですので、質疑を終結いたします。
採決を行います。
お諮りいたします。
議案第35号について、原案のとおり決することに賛成の委員は挙手願います。
(賛成者挙手)
○委員長(藤原悟君) 賛成全員です。
したがって、議案第35号「丹波市農業共済条例の一部を改正する条例の制定について」は、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第36号「平成30年度丹波市農業共済事業事務費賦課総額及び賦課単価の決定について」を議題といたします。
当局の補足説明はございませんか。
産業経済部長。
○
産業経済部長(
足立良二君) 補足説明はございません。
○委員長(藤原悟君) これより質疑を行います。質疑はございませんか。
山名委員。
○委員(山名隆衛君) ちょっと私、この賦課金ですか、事務賦課総額という金額、大変これどこからどういうふうにして出てきたのかなという、ちょっと金額はどういうふうに見ればいいのかちょっと教えてもらえますか。
○委員長(藤原悟君)
農業振興課長。
○
農業振興課長(余田覚君) まず、賦課金の921万4,000円の計算方法かと思います。これにつきましては、平成30年の当初予算でありますように、事業勘定指数予定額、これをもとにして計算を始めております。まず、6,299万1,000円、これを上程しておりますけども、その中で収入予定額、これは国庫補助事業であるとか繰出金、一般会計からの繰出金であるとか、そういうものを含めますと5,143万9,000円となります。残りのものにつきましては、1,000何がしになるわけでございますが、そこへ業務引当金の申し入れをしまして、これが233万8,000円、これまでは可能であろうという計算のもとで、残りの921万4,000円、これを事務費の賦課総額として定めさせていただいております。
まずは、支出総額から補助金等の収入、さらには業務引当金の戻し入れ、これを差し引きしたものが足らずの事務総額となりますので、これを農家の皆さんに等しく賦課するという形となります。
○委員長(藤原悟君)
山名委員。
○委員(山名隆衛君) またちょっとゆっくり個別でお聞します。勉強させていただきます。
○委員長(藤原悟君) ほかございませんか。よろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(藤原悟君) ないようですので、質疑を終結いたします。
採決を行います。
お諮りいたします。
議案第36号について、原案のとおり決することに賛成の委員は挙手願います。
(賛成者挙手)
○委員長(藤原悟君) 賛成全員です。
したがって、議案第36号「平成30年度丹波市農業共済事業事務費賦課総額及び賦課単価の決定について」は、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第37号「丹波市立農村交流施設稲土市民農園休憩施設に係る
指定管理者の指定について」を議題といたします。
当局の補足説明はございませんか。
産業経済部長。
○
産業経済部長(
足立良二君) 補足説明はございません。
○委員長(藤原悟君) 質疑を行います。質疑はございませんか。
奥村委員。
○委員(
奥村正行君) きょうは、見に行かせていただきまして、現地でも聞いたんですけど、説明いただいたんですけど、利用される方が平成25年度から比べたら3分の1以上減ってるよね。その理由として、高齢化でねとか言うてはったんですけども、当初これ県のほうとか、それから新聞紙上、マスコミ等でもいろいろと取り上げてもうてかなり人気のあった農園やったんやないかなとは思うんですけども、あそこの事務所を見させてもうとっても、ちょっと地域の公民館ではないけども、何かそんな地域のその辺の集会所的な感じになってしもとん違うかなと思うんですけども、今、利用者の人が、会員が12名やというふうに聞きました。この利用者の人数も下がりぐあい見てたら、来年あたりから再来年になったら、もうなくなるん違うかないうような心配もするんですけども、この人数が減っていっとるいうことに対して、ちょっと対策とかそんなんはないんですか。どういうふうに考えられとるんですかね。
○委員長(藤原悟君)
農林整備課長。
○
農林整備課長(畑田弥須裕君) 委員おっしゃるように、自治会長もきょうお話をさせていただいて、年々減ってきているというのは現状でございます。ここで何か10周年記念とか記念イベントをやるとか、また、12名の中から仲間とかそういう、もう少し12名の中から口コミで広げていただけるように努力してくださいというのは、きょうもお出会いして言ったところで、具体的にこういう対策をとるというのは約束はできてませんけども、利用の増につながるようなイベントを何とか考えさせていただきますということでしたので、ここでどういう対策をやるというのは言い切れませんけども、利用人数の拡大に向けた努力はしていただくようにお願いをしております。
○委員長(藤原悟君)
奥村委員。
○委員(
奥村正行君) それと、難しいとは思うんですけど、やっぱり地元に全部任せるいうことやなくて相談乗ったげて、やっぱりそういうような形にしていってほしいなと思うのと、もう一個
指定管理者の管理の期間なんですけども、1年なんです。どういうことで1年なのか、1年先には譲渡する予定で話をされよるのか、そこら辺どうなんですかね。
○委員長(藤原悟君)
農林整備課長。
○
農林整備課長(畑田弥須裕君) 10年たっております。譲与に向けての手続を始めなければなりません。国・県に譲与、市に譲与していただいて、それから地元に譲渡するということを今年度から稲土自治会にはお話をさせていただいて、1年後には受けていただくということも約束をしていただいております。国・県の譲渡の申請等、手続を終わらせてから地元に譲与する予定でございます。
○委員長(藤原悟君) ほかございませんか。
大嶋委員。
○委員(大嶋恵子君) きょう一緒に行かせていただいて、向こうの代表の方の話を聞かせていただいとったんですけど、私が個人的に思ったんかわからないんですけど、何かそういうふうな意図は見えなかったように思ったんですが、話はできているんですか。
○委員長(藤原悟君)
農林整備課長。
○
農林整備課長(畑田弥須裕君) 申しわけない。きょう出会ってお話させていただいたら、もう少し利用拡大、だんだん下がってきてますというのをお伝えさせてもらって、何とかお願いしますいうのは言って、何とかそうしたら考えさせていただきますとは言っていただいたんです。そやけど、具体的なことまでは今のところは。
(発言する者あり)
○委員長(藤原悟君)
産業経済部長。
○
産業経済部長(
足立良二君) きょう、自治会長であったり管理の方で、過去の中では行政改革という観点も含めて、平成20年に譲与の覚書を一応取り交わさせていただいていますので、ちょっとその御理解がきょうの方にはなかったのかなというふうに思っております。
○委員長(藤原悟君) 大嶋委員。
○委員(大嶋恵子君) わかりました。
○委員長(藤原悟君)
農林整備課長。
○
農林整備課長(畑田弥須裕君) 12月に自治会の中で決議をいただいておりますので、それで報告しておきます。
(発言する者あり)
○委員長(藤原悟君) ほかございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(藤原悟君) ないようですので、質疑を終結いたします。
採決を行います。
お諮りいたします。
議案第37号について、原案のとおり決することに賛成の委員は挙手願います。
(賛成者挙手)
○委員長(藤原悟君) 賛成全員です。
したがって、議案第37号「丹波市立農村交流施設稲土市民農園休憩施設に係る
指定管理者の指定について」は、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第38号「丹波市立野上野交流施設に係る
指定管理者の指定について」を議題といたします。
当局の補足説明はございませんか。
産業経済部長。
○
産業経済部長(
足立良二君) 補足説明はございません。
○委員長(藤原悟君) これより質疑を行います。質疑はございませんか。
奥村委員。
○委員(
奥村正行君) これ2回目いうか初めての延長で、これ終わったら10年になんねんやね、多分、
指定管理。多分、あと5年後にはまた譲渡という形に計画上なってたんやないかなとは思うんやけど、そういう話はもう地元自治会のほうはちゃんと言うてあるんでしょうか。
○委員長(藤原悟君)
農林整備課長。
○
農林整備課長(畑田弥須裕君) 地元のほうには、役員のほうには伝えさせていただいております。
○委員長(藤原悟君) ほかございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(藤原悟君) ないようですので、質疑を終結いたします。
採決を行います。
お諮りいたします。
議案第38号について、原案のとおり決することに賛成の委員は挙手願います。
(賛成者挙手)
○委員長(藤原悟君) 賛成全員です。
したがって、議案第38号「丹波市立野上野交流施設に係る
指定管理者の指定について」は、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第39号「字の区域変更について」を議題といたします。
当局の補足説明はございませんか。
産業経済部長。
○
産業経済部長(
足立良二君) 補足説明はございません。
○委員長(藤原悟君) これより質疑を行います。質疑はございませんか。よろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(藤原悟君) 質疑はないようですので、質疑を終結いたします。
採決を行います。
お諮りいたします。
議案第39号について、原案のとおり決することに賛成の委員は挙手願います。
(賛成者挙手)
○委員長(藤原悟君) 賛成全員です。
したがって、議案第39号「字の区域変更について」は、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第40号「丹波市営土地改良事業の計画変更について 丹波市地区(今中)」を議題といたします。
当局の補足説明はございませんか。
産業経済部長。
○
産業経済部長(
足立良二君) この件につきまして、本議会のほうでも御意見を賜りましたので、詳細の補足説明をさせていただきたいというように思っております。
まず、当初計画の概要、また当初計画から計画変更に至った理由等につきまして、詳細を
農林整備課長のほうから説明をさせていただきます。
○委員長(藤原悟君)
農林整備課長。
○
農林整備課長(畑田弥須裕君) 議案第40号の土地改良事業計画変更概要書をごらんください。土地改良事業の施工について、丹波地区今中の事業完了に伴いまして、土地改良法の第96条の3、第1項により、当初の事業計画を変更するというものでございます。
当初の計画では、平成26年8月の豪雨災害で被害を受けた農地及び農業用施設の復旧の一環として、県単独災害関連ほ場整備事業に取り組むこととなりまして、災害発生後、早期の災害復旧が望まれる中、砂防河川牛谷川の改修計画とあわせて検討をしておりましたが、農地、農業用施設災害復旧費の圃場整備工事への優先支出が平成28年度までと限定されており、土地改良法による法手続の期間を考慮しますと、土地改良事業計画の上程が平成27年6月議会となりました。このようなことから、事業内容に大幅な変更が生じております。土地改良事業計画変更概要書に基づき御説明を申し上げます。
まず、1ページをごらんください。1番、土地改良事業の目的につきましては、変更はございません。2番、土地改良事業の施工に係る地域の所在及び現況につきましても、(1)所在につきましても変更はございません。(2)地積のところでございますが、お手元に別の図面をお配りをしております。それを確認をしていただきます。図-1、A3判を折ったものでございます。きょうお配りをさせていただいた分であります。右の図面が当初計画の平面図となります。水色に着色していますのが変更後、除外された区域となります。①の農地については、農地0.2ヘクタールは地元の意向で区域外となりました。②については、県の地域農業再生対策事業を活用しました栗栽培の農機具兼栗作業施設の建設により、土地改良事業後の非農用地箇所の一部が0.1ヘクタール区域外となりました。よって、合計が0.3減となって2.7ヘクタールとなっております。
③につきましては、普通河川牛谷川左岸の山林部が地元の意向で区域外となり、また、河川改修区域を河川用途との創設換地として取り組んでおりましたが、県の公園砂防課と市の河川整備課直轄の工事となりましたので、合わせて0.5ヘクタールが区域外となりました。
次に、左側が変更後の計画平面図となります。緑色に着色しています1と2の道路が地元協議と圃場整備の高さの変動に関連しまして、0.4ヘクタール地区内に編入をしております。これによりまして、その他の地積が0.1ヘクタールの減となっております。編入地区外、除外を合わせて合計0.4ヘクタールの地積減となっております。
次に、概要書の(3)現状ですが、1)、2)、3)、4)までは、変更はございません。
2ページ目をお開きください。5)の営農状況ですが、3.0ヘクタールから2.7ヘクタールに変更となっております。これは、先ほど述べましたとおりでございます。
3番の土地改良事業の基本計画につきましては、特に変更はございません。
4番の工事または管理の概要でございます。(1)工事のアの整地工ですが、地積で説明しました地区除外による地積減に加え、田畑の区画区域にあります農産物出荷施設用地の非農用地設定及び用水路の施工面積の変更に伴い、3.7ヘクタールから2.8ヘクタールの変更となりました。
イの道路工ですが、図面の②をごらんください。2枚目になります。右側が当初で左側が変更となっております。当初、既設の農道を利用した農地への進入を計画をしておりましたが、地元と協議をする中で農地を保全管理していくため、周回できる道路を設けることとなり、道路延長は0.1キロメートルから1.3キロメートルにふえました。ウの用水路工ですが、図面の3をごらんください。次のページです。大きな変更といたしまして、当初は栗栽培の農地に用水が不要であるものとして計画をしておりましたが、兵庫県の丹波農業改良普及センターの指導を受けまして、地元と協議をする中で栗栽培のための水の給水や消毒等の散布に使用する水をパイプラインにより給水することとなり、貯留施設の設置と各農地へのパイプラインによる給水設備の追加により、0.4キロメートルから1.4キロメートルにふえております。
概要書のエの排水路工でございますが、続きまして図-4を見てください。兵庫県丹波農業普及改良センターの指導を受け、栗栽培のため暗渠排水溝を追加したため、暗渠排水の水を受ける排水路を新たに追加することになりました。
次に、概要書の(2)の工事の着手及び完了予定時期につきましては、着手年度には変更はありませんが、完了年度が平成30年度から平成29年度に変更になりました。(3)の管理方法については、変更ございません。
概要書の3ページをごらんください。5番の換地計画の要領ですが、(1)の換地計画の樹立の必要性及び(2)基本方針のア、従前地の地籍の基準、イの農用地集団化の方法については、変更はございません。
4ページをごらんください。ウの非農用地の換地方針でございますが、変更前は河川用地になるんですけども、創設換地を3,400平方メートルを予定しておりましたが、河川の改修区域が除外されましたので、創設換地がなくなりました。変更後は、地元協議の中で従前のため池を原資とした特定用地の農産物の生産出荷施設の用地の非農用地設定とあわせまして残地の35平方メートルと17平方メートルは農地として換地できないので、従前の持ち主に換地をする特定の用途用地と異種目換地の変更となりました。つきまして、その下のエの清算方法ですが、条件差の差積清算方式は変更はございません。
その下、(3)土地改良法第5条第6項に規定する国有地等の編入承認に係る地積でございますが、機能交換に係る土地につきましては、土地改良法第5条、第6条に規定する国有地等の編入としまして、道路、水路、河川の区域内に編入した面積に対しまして、換地後は市に取り込んだ面積以上に帰属をしております。変更前との差につきましては、編入区域の変更によるものでございます。国有地がなくなりましたのは、換地前に市に所有権移転を行ったためでございます。
(4)換地処分の時期に関する特則につきましては、変更ございません。
次の5ページをごらんください。6の費用の概算でございます。工事費の事業量の増減につきましては、4の工事または管理の要領で御説明をいたしました変更内容による増減となります。また、工事費の整地工につきましては、区画編入面積の見直しにより4,000万円から3,608万4,000円に変更となります。道路工につきましては、編入区域及び計画の見直しにより、100万円から625万9,000円に変更となります。用水路工につきましては、貯留施設、パイプラインの新設による計画の見直しにより、1,200万円から2,834万円に変更となり、排水路工については、計画の見直しによる事業量の増によりまして、700万円から1,830万2,000円に変更となりました。測量試験費につきましては、貯留施設及びパイプラインの追加等による増加としまして、500万円から1,000万2,000円に変更となっております。
換地費につきましては、700万円から615万4,000円に変更となっております。補償費につきましては、山林部の立木補償も見込んでおりましたが、区域除外となったことから電柱の移転補償のみとなり、300万円から183万7,000円の変更となりました。合計いたしまして、7,500万円から1億697万8,000円に事業費が変更となっております。
7の効用でございますが、効用につきましては、事業実施の基本的要件に全ての効用が全ての費用を償うことが定められていることから、直接効果のみならず事業の公益的な効果を含めた可能な全ての効果と、土地改良施設の新設及び更新に必要な国・地方公共団体の補助金等を含めた全ての費用を対比し、費用対効果分析を実施することとなっております。年の総効果便益額は、事業に対する投資効果額となりまして、年増加農業所得額は農家の所得に影響する額となります。総費用便益比につきましては、総費用便益を事業にかかった費用と評価期間の40年間に係る今後の再整備費用を含んだ総費用で割り戻した数値となり、この数値が1を超えていれば事業の効果があると言えます。それぞれの項目は、国の決められた算定方法により算定をしております。今回、総事業費が当初より増額しましたため、総費用便益比は1.19から1.04に変更となりました。
次に、6ページの8、他事業との関係につきましては、変更はございません。
計画概要における変更点は以上となります。通常の圃場整備事業であれば、この計画策定に1年から2年を費やして実施設計、工事発注の流れとなりますが、今回の今中地区の圃場整備につきましては、平成26年8月の丹波市豪雨災害で被害を受けた農地の復興計画の一環としまして、早期に圃場整備事業を実施する必要があったため、半年で当初計画を策定しながら実施設計、工事施工と並行して進めなければならなかったため、大部分において事業内容に変更が生じたものとなっております。当初の計画が詳細のまとまっていない概要計画の提示となりましたことをおわび申し上げるとともに、御理解いただきますようにお願いを申し上げます。
以上で説明を終わらせていただきます。
○委員長(藤原悟君) 説明が終わりましたので、質疑を行います。質疑はございませんか。
山名委員。
○委員(山名隆衛君) ちょっとお尋ねしますねんけど、この事業はまだ換地についてはまだ計画ということで、終了はしてないという理解でよろしいですか。
○委員長(藤原悟君)
農林整備課長。
○
農林整備課長(畑田弥須裕君) 換地につきましては、4日の日曜日に今中の地権者、関係者各者寄っていただきまして合意を得られましたので、今後、換地の手続に入らせていただきます。
○委員長(藤原悟君)
山名委員。
○委員(山名隆衛君) 私、こういう事業の進め方の中で、ちょっと教えていただきたいんですけども、工事自体が早く済んだということで、平成29年8月に完了したということで、もう終わっている言われて、今審議しているのは計画変更について議決が欲しいと。いわゆる、計画変更を今からするということを認めるという題やと思うんですけども、工事が終わってしまっててこれをするのはちょっと遅いような気がするんですけども、その辺はどうなんでしょうか。
○委員長(藤原悟君)
農林整備課長。
○
農林整備課長(畑田弥須裕君) 換地の面積の確定等ができませんと、この計画の変更というのができませんので、換地の測量が終わり、それから地域内の合意も得ましたので、今回上げさせていただいております。
○委員長(藤原悟君)
奥村委員。
○委員(
奥村正行君) 私もわかりませんけど、今、課長が3月4日に総会で了解とったと。これ出てきとんが2月20日や思うんやけど、その段階でこれが提案されるんはどういうこと。20日には提案説明があったということなんやけど、4日にそれが了解。提案された段階ではそれはないわけやね、要するに。そこら辺どうなんですか。
○委員長(藤原悟君)
農林整備課長。
○
農林整備課長(畑田弥須裕君) 4日に開いたというのは、こちらの法手続の関係で地権者の合意というんですか、会議をさせていただいたんですけども、確定測量が終わりまして、面積が確定して、換地のほうも承諾を得ましたので、これを提案させていただいております。4日にやったというのは、法手続の関係で地元地域に入って会議を行っております。
○委員長(藤原悟君)
奥村委員。
○委員(
奥村正行君) 2月20日までに当然その分は済んでるいうことやね。
○委員長(藤原悟君)
農林整備課長。
○
農林整備課長(畑田弥須裕君) そうです、そのとおりでございます。
○委員長(藤原悟君) ほかございませんか。
山名委員。
○委員(山名隆衛君) ちょっと先ほど説明していただいたんですけども、補足説明70ページになるんですけども、一番上にウの非農用地の換地方針というのが書いてありまして、一番上の項目に丹波市の持ち物で備考の欄に変更前と書いてあるんですね、横に。その下に変更後となっているんですけども、この変更前というの、この丹波市の持っている変更前が変更後に変わったんですか。これちょっとわかんなかったんですけど。
○委員長(藤原悟君)
農林整備課長。
○
農林整備課長(畑田弥須裕君) 用途のところに河川用地として書いてあるんですけども、圃場整備の中の区域内に河川が、牛谷川が流れてるんですけども、その河川も含めて圃場整備の中で取り組む場合は、河川用地というのが最初、先ほど言いましたように当初は計画しておったんですけども、河川砂防課並びに市の河川整備課のほうで直轄工事となりましたので、その分についてはなくなった。抜きましたということなんです。区域外になったのでなくなったという、変更前というのはそういう意味でございます。
○委員長(藤原悟君)
山名委員。
○委員(山名隆衛君) これって、一緒の表にしてもええもんなんですか。これは一つの表にまとまってますよね、これ。上の段、変更前と変更後という部分の関連性というのはないんですか。
○委員長(藤原悟君)
農林整備課長。
○
農林整備課長(畑田弥須裕君) 変更前は河川用途の分子が上がっておりませんでした。変更後になって全工区の中で、今先ほど言いましたように農産物の出荷施設、また非農用地の田が出てきましたので、変更後はこの三つに、非農用地の換地方針の中に出てきたということになります。一番上の河川用地というのはなくなったということになります。
○委員長(藤原悟君)
山名委員。
○委員(山名隆衛君) わかりました。なくなったですね。
○委員長(藤原悟君) ほかございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(藤原悟君) 質疑はないようですので、質疑を終結いたします。
採決を行います。
お諮りいたします。
議案第40号について、原案のとおり決することに賛成の委員は挙手願います。
(賛成者挙手)
○委員長(藤原悟君) 賛成全員です。
したがって、議案第40号「丹波市営土地改良事業の計画変更について 丹波市地区(今中)」は、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第41号「市道路線の認定について(特48号線)」を議題といたします。
当局の補足説明はございませんか。
建設部長。
○建設部長(駒谷誠君) 補足説明はございません。
○委員長(藤原悟君) 質疑を行います。質疑はございませんか。
奥村委員。
○委員(
奥村正行君) 大体の説明は本会議でされとったからわかるんですけども、あとちょっと気になるのは市道になる部分が側溝部分かなんか、側溝やったか、そこら辺はちゃんとしてもらうようなことを多分、部長言われたと思うんやけど、どの程度のことなんか。あそこ、側溝いうて水路、多少はあるんやけど、ちょうど細かいこと言うたらあれですけど、前の越川病院のとこからずっとおりるとこ、長澤病院のところが、いつも大雨のときにあふれるんです。そこら辺の水路いうか側溝、あそこありますので、そこら辺はこの際何とかしとかんと、もうする機会なかなかないのやないかなと思うんです。そこら辺は市の負担が要っても何とか対策しとかなあかん部分やないかなと思うんで、そこら辺どう思われとるんですか。
○委員長(藤原悟君) 建設部長。
○建設部長(駒谷誠君) 県道から市道に行けるということで、ある程度の条件というんですか、こちらのほうとしては一応補修はしてほしいということは言うております。ただ、今言われましたところについては、多分横断側溝やと思うんです。それについては、今のところこちらのほうも県のほうに、それは要望しておりません。というのは、それは下流を大きくしますと、下流部の水路がまた小さいとかいろんな問題がありますので、これについては今後地元との協議の中で、どうしてもそこであふれるということなれば、それは市のほうとして市道ということになりますので、市のほうでそのほうについて対策を練っていかなければならないということで思っておりますので、それについてはまた地元と協議をするということになると思います。
一応、今回のほうは県のほうもなかなか予算がない、というふうなこと言いますので、悪いところの舗装とかそういうのがメーンになってくるんやないかなというように思っております。
○委員長(藤原悟君)
奥村委員。
○委員(
奥村正行君) 状況、ようようわかるんですけど、毎回そういうようなことが起きてるさかい、いつもこう言われておるようなとこになると、それは県のほうに、本会議で部長言われたように、側溝部分のグレーチングするのかどうか知りませんけども、やっぱりあそこ交通量が大変多いとこですんで、子供たちはそこ通学路になってませんけども、一般の高齢の方がたまに歩いたりされとるのに、病院等がありますので、側溝の部分はやっぱりグレーチングしてもらうなりふさぐなりいうような感じで、せめてそこら辺ぐらいまでは距離が三、四百メートルやと思うんですけども、それぐらいはちょっとせめてしといてもらわんとあかんの違う。何ぼ予算がないて、それは市も予算ないのやさかいに、そこら辺は言うてほしいなとは思うけど、どうです。
○委員長(藤原悟君)
道路整備課長。
○
道路整備課長(義積浩明君) 丹波土木事務所とは、今まで引き受けに対して現地2回ほど確認行かせていただいております。
まず、舗装については、かなりひどい部分はありましたので、直していただきたい。それから、水路のふたにつきましても、実質、新しく入れかわっておるとこもあるんですけども、グレーチングが鉄板であったり、鉄板で錆びてというような状況であったりとか、そういったところも具体的に出てきておりまして、立ち会いによって直していただきたいということは申しているんですけども、土木事務所、県庁のほうにも確認されると、やはり今、現道で利用されておる通っている道なので、維持管理ができとって当然やと、それがやっぱりそのまま引き渡しができるようにならへんのかなというような、ちょっと厳しい御意見もいただいたりしておりまして、できるだけ手だてしていただけるように、こちらのほうとしては御要望させていただいておるような、そういうような状況になっております。
○委員長(藤原悟君) ほかございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(藤原悟君) 質疑はないようですので、質疑を終結いたします。
採決を行います。
お諮りいたします。
議案第41号について、原案のとおり決することに賛成の委員は挙手願います。
(賛成者挙手)
○委員長(藤原悟君) 賛成全員です。
したがって、議案第41号「市道路線の認定について(特48号線)」は、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第42号「市道路線の変更について(栗柄峠線)」を議題といたします。
当局の補足説明はございませんか。
建設部長。
○建設部長(駒谷誠君) 補足説明はございません。
○委員長(藤原悟君) 質疑を行います。質疑はございませんか。
山名委員。
○委員(山名隆衛君) 本会議の中で同僚議員もちょっとこの件について質問をしてたと思うんですけど、門扉をつけられるという部分の中で、鍵をかけられるという中で、そのとき心配事として消火活動という部分において、鍵についてどうかというような質問が出てたと思うんですけど、再度どういうような方針になるか、もう一度説明願えますか。
○委員長(藤原悟君) 建設部長。
○建設部長(駒谷誠君) きょう現地を見ていただきました。その中で結構、今回門扉をする範囲は広い範囲になります。それとまた、奥に入っていきますので、県道の本線から割と見にくい、わかりにくいというようなことになりますので、やっぱりごみの不法投棄とかそういうことを一番心配するところでございます。また、防犯上も心配するところでございますんで、一応地元と協議をする中では、今までと同じように鍵をかけてほしいということを言われておりますので、こちらとしては鍵は地元と市と、それから消防署というような形で預かっていただくということで今後も同様にしていきたいというように思っております。
○委員長(藤原悟君)
山名委員。
○委員(山名隆衛君) 山火事等、近くで昔起きたということもちらっと聞いたりもしたんですけども、下からの水源でと、篠山市と協力しながらというような事例もちょっと聞かせてもらった付近だとは思うんですけども、当然のことながら消防本部に鍵を持ってもらうというんですけども、どこが早いかというと、地元消防団が早い場合も当然あろうと思いますし、地元消防団が自治会長とこ行って鍵貸してもうてなんていうような状態でもないと思うんですけども、当然のことながら、きょう私行かせていただいて、鍵はかかってても鍵の施錠の仕方としては潰すということも一つかなと思うんですけども、悲しいかな、消防自動車に備品としてカッター等があるかないかというところも問題になるんですけども、鍵をつけられるという方針については、私も賛成なんですけども、その鍵が誰でもあけられると、ナンバー式になるとか、もしもカッターを緊急時に切らなくちゃいけないということだったら、消防自動車にもそういうカッターを備品として置くとかというような対策は考えられないでしょうか。ちょっと消防のことなんで関係ないかもしれないんですけど。
○委員長(藤原悟君)
道路整備課長。
○
道路整備課長(義積浩明君) 栗柄峠につきましては、過去にも火災があったとおっしゃった、議員おっしゃるとおりで、私も消防団のときに火災で山へ入ったことがございました。かなり今回区間の長い区域でもございます。それで門扉をするんですけども、鍵をかけるんですが、鍵をどういった鍵にするか。今考えていますのは、施錠は同じ鍵でどの鍵もあきますといった鍵をつけたいと思っております。そういったところと、それから地元消防団に関しても自治会のほうとも相談しながら、今後決めていきたいなと思っております。
○副委員長(太田一誠君) 藤原委員。
○委員(藤原悟君) 関連してお聞きしますけど、通行どめは道路法に規定しているんですかいね、通行どめ。道路法は関係しないんですか。
○副委員長(太田一誠君)
道路整備課長。
○
道路整備課長(義積浩明君) 道路法の第42条の中に道路管理者のほうが道路を常時良好な状態に保つように維持ということと修繕、一般交通、支障に及ぼさないように努めなければならないとなっておりまして、公にどの方も通れるというような形になって、そういったことを維持しなさいよということになっておるわけなんですが、ただ、こういう山合いのところ等で不法投棄等があったり、地元でも安全管理にも不安があるというようなこともお聞きした中で協議させていただいて、門扉等をさせていただいておるような、そのような状況になっております。
○副委員長(太田一誠君) 藤原委員。
○委員(藤原悟君) 道路法第46条で通行の禁止または制限のところには、道路の構造を保全し、または交通の危険を防止するためという、書いてあるんですけども、不法投棄とかは書いてないんですけど、道路の構造を保全し、または交通の危険を防止するためは制限禁止とかですけども、不法投棄もこの中に入る何かあんですか、根拠は。
○副委員長(太田一誠君)
道路整備課長。
○
道路整備課長(義積浩明君) 第46条の中には不法投棄云々は入っておりません。ただ、通常使われる中でどうしても山の持ち主、それから通られる中ではごみが非常に現地にも多く発生しておりまして、どうしてもとめてほしいというようなところもお聞きした中での対応とさせていただいております。
○副委員長(太田一誠君) 藤原委員。
○委員(藤原悟君) そこで、施錠なんですけども、よくただひっかけてあるだけで鍵が、誰でもとれるというか、そういう施錠もあると思うんですけども、そういうさっき消防もありましたけども、急に入りたいときに簡単に入れるようなのはできないんですか、完全な施錠じゃなしに。
○副委員長(太田一誠君) 建設部長。
○建設部長(駒谷誠君) 市としては、あくまでも鍵をかける、そういうと、鍵をかけるというのは、ひっかけとうだけでは鍵をかけるではないというようには思っておりますので、ある程度施錠というのはかちっと閉めるもんやと。ただ、便宜上というか、そういうような形でされとるとこもあるかもしれませんが、こちらとしてはそれやったら鍵がなかっても同じようなもんというような考え方を持っていますので、あくまでも今の地元との協議の中では鍵をつけてほしいと、かけてほしいということによって、地域の峠のごみの不法投棄とか、いろんな防犯上が防げるというようなことを地元のほうも望んでおられますので、それによって鍵はかけたいと。そやから、中途半端なとこで置いとくということは、それはこれからの運用では、地元としてはあるかもしれませんけど、こちらとしてはやっぱりしっかり鍵をかけてもらうんが当然やというように思っております。
○副委員長(太田一誠君) 藤原委員。
○委員(藤原悟君) 最後に、道路交通法で書いてなかった場合に、例えば地元はそれでいいんですけども、よそから来た人がこれ法律に違反じゃないかというようなことはないんですか、確認だけ。
○副委員長(太田一誠君)
道路整備課長。
○
道路整備課長(義積浩明君) 今はわかっている範囲で、市内の市道において有害鳥獣の柵等、それからトタンとか、それからこういった今回、栗柄峠のように明らかに旧道の中でも門扉で閉めるという場合と、鍵のある場合、鍵のない場合がございます。鍵のない場合なんかですと、やっぱり地元の中でも例えばハイキングに行きたいとか、ふだんからあけとってほしいんです、ただ動物が通ったりするのはかなんのでということで鍵がない場合がございます。そういった場合とか、どうしても坂道等で袋小路みたいになってごみがたくさんほかされるのはかなん、どうしても鍵をかけないと、入ってしまってほかされる。今までもそういうことがあったというようなこともありました。
やっぱり、安心に道としてやっぱり使いたいんですけども、こういう事情もあるので御理解いただきたいというような、地元との協議の中ではそういうようなお話があるわけでございまして、市内でもそういった箇所は何カ所かございまして、県道の中でもそういったところが課題になったりして相談をかけておると、そのような状況になっております。
○副委員長(太田一誠君) 暫時休憩します。
休憩 午後3時06分
───────────
再開 午後3時06分
○副委員長(太田一誠君) 再開します。
道路整備課長。
○
道路整備課長(義積浩明君) 道路法に違反するんじゃないか、抵触するんじゃないかというところについてはちょっと調べさせていただいて、後日になろうかと思いますが御報告させていただきます。
○副委員長(太田一誠君) 暫時休憩します。
休憩 午後3時07分
───────────
再開 午後3時09分
○副委員長(太田一誠君) 再開します。
委員長、交代します。
○委員長(藤原悟君) ほか、議案第42号につきまして質問ございませんか。いいですか。よろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(藤原悟君) 質疑はないようですので、質疑を終結いたします。
採決を行います。
お諮りいたします。
議案第42号について、原案のとおり決することに賛成の委員は挙手願います。
(賛成者挙手)
○委員長(藤原悟君) 賛成全員です。
したがって、議案第42号「市道路線の変更について(栗柄峠線)」は、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第43号「市道路線の廃止について(上小倉線1号)」を議題といたします。
当局の補足説明はございませんか。
建設部長。
○建設部長(駒谷誠君) 補足説明はございません。
○委員長(藤原悟君) 質疑を行います。質疑はございませんか。
奥村委員。
○委員(
奥村正行君) 従来より、底地は民地でありということで、道路用地としては存在していなかったということでなんですけども、そしたらこの分、固定資産税はその所有者のとこに行っとったのか。そやけど、路線名としては上小倉線いうことになっとんねんさかいに、かかってへんとは思うんやけど、そこら辺はどうなのかということと、ほんで、市内でほかにもこんなとこがありそうな気がするんですけども、今調査中なのか、わかっとる分があったらお願いします。
○委員長(藤原悟君) 建設部長。
○建設部長(駒谷誠君) 現状は、公図上では道路としては全然、地図上ありません。ということは、民地ということになりますので、固定資産はそのままかかっていたと思います。ただ、台帳上が市道ということで名前になっとっただけで、市道台帳上がですね。普通の土地については、全然、民地のままやということです。
それから、ほかにもどうかということなんですが、今回、システムをこういう今、税務情報とかいろんな形で市道の関係もシステム化しております。そんな中では今後も出てくるという可能性はあるかもしれませんが、今ざっと見ている中では、もうこれで出てこないだろうとは思いますが、ただそれが100%言い切れるということではございませんので、ただこれに対して、ほなら調査を現地をずっと回るとかそういうような
現地調査とかいうことは、今のところこちらとしては考えておりません。
○委員長(藤原悟君)
奥村委員。
○委員(
奥村正行君) そこにも民間の何か建物なり、そんなんが建っとるいうことやね、要するに。建つか、構造物とか。ほなら、台帳上そうなっとったいうことだけやいうことやね、要するに。さっきも部長も言われたけど、そういうことなんやね。
○委員長(藤原悟君) 建設部長。
○建設部長(駒谷誠君) 地図、上から航空写真等を見ますと、税務課の公図とあわせたようなので見ますと、家の建ち並んどるとこに、ただここが市道がありますというような形で線が引いてあるだけで、公図上は全然そういうのはありません。
それと、なぜこういうようなもんができたかということなんですが、一つ、これはあくまでも推測なんですが、佐治の町の中ということで、町屋です。ただ、そういう路地とかそういうのが昔にあって、井戸とか家の間の路地、そういうようなものが市道というか町道という形で認識をされとったんやないかなというようなことは推測するんですが、はっきりした理由はわかりません。
○委員長(藤原悟君) ほかございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(藤原悟君) ないようですので、質疑を終結いたします。
採決を行います。
お諮りいたします。
議案第43号について、原案のとおり決することに賛成の委員は挙手願います。
(賛成者挙手)
○委員長(藤原悟君) 賛成全員です。
したがって、議案第43号「市道路線の廃止について(上小倉線1号)」は、原案のとおり可決すべきものと決しました。
最後に、議案第44号「丹波市定住促進住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
当局の補足説明はございませんか。
建設部長。
○建設部長(駒谷誠君) 補足説明はございません。
○委員長(藤原悟君) 質疑を行います。質疑はございませんか。
大嶋委員。
○委員(大嶋恵子君) きょう見せていただいたんですが、ちょっと聞いたんですが、あそこって何かお店やったとか何かでしたかね。これ、定住促進住宅となっているんですが、それを借りた場合はお店にしようが何にしようが、借りた方の自由ということですね。
○委員長(藤原悟君) 建設部長。
○建設部長(駒谷誠君) あくまでも丹波市のほうに定住してもらうという位置づけで住宅をしておりますので、その家、その住宅で確かに店舗としては使いやすいような間取りになっとったというように感じますので、そういうことをされても特に問題はないというように思っております。
○委員長(藤原悟君) 大嶋委員。
○委員(大嶋恵子君) それで、あそこを何かの店にしようと思われるか、それは借りられた方の思いだと思うんですが、駐車場を見ますときに玄関のとこと2台しか車がとめられないように思ったんです。あの家は結構大きな部屋もたくさんあったように思うんですが、もし誰かがあそこに来られた場合は、車の駐車とかについてあそこ以外に止められるような場所ってあるんですかね。道にはもちろんだめですよね。
○委員長(藤原悟君) 建設部長。
○建設部長(駒谷誠君) 確かに、言われましたように軽自動車、玄関のとこには普通車がとめられるかもしれませんが、後ろ側は軽自動車、あとは道ですね。ということで、もし何人かそういうようなお友達とか来られたら、一応、入居者の方が自治会等に一応断られて、近くに私らもきょう視察行ったときには公民館がありまして、そこに駐車をさせていただきましたので、そういう形をとってもらうことが必要やないかなというように思います。
また、今のガレージのとこで仮に店舗をしなければ、あそこに車を入れてもらうということも可能ではあるというようには思っておりますが、それはあくまでも今度入居されるというか借りる方の思いやというように思っています。
○委員長(藤原悟君) 大嶋委員。
○委員(大嶋恵子君) 親切さというのは大切だと思うんですね。言って、きょうもどこかにとめさせてもらったということなんですが、うちも家のとこに駐車場が少なくて公民館のとこにとめてたら、やっぱり何日もとめたりしたら、やっぱり部落の方が自分とこの勝手にとめるというのは、みたいなことを言われたりすることがあるんですよ。そやから、その辺のことはやっぱり貸すとなったら駐車場のこともちょっと足しといたげて、向こうとこういうときはどうですかみたいなことまでちょっと親切に言ってあげないとだめやないかなと思ったんですけど。
○委員長(藤原悟君) 建設部長。
○建設部長(駒谷誠君) そういう形で、私、今説明させてもろたんは、あくまでもふいにとか来られた場合ということで、今の敷地内では、一応2台はとめるスペースは確保されてるんじゃないかなと。一般的に家族の場合、2台確保。それは余り広くないですけど、されておれば、それである程度は大丈夫やないかなと。ふいに大勢来られた場合には、そういうような形でということを申し上げましたんで、何とか2台は確保できるんやないかなというように思っております。
○委員長(藤原悟君) 大嶋委員。
○委員(大嶋恵子君) それはわかるんですけど、一応そういうこともあるということが前提で、ちょっとそこの自治会の方に、こういう場合はこうやというようなこともちょっと口添えされといたらいいん違うんかなと思っただけです。
○委員長(藤原悟君) 建設部長。
○建設部長(駒谷誠君) この定住促進住宅の入居者を募集をして決める場合には、その自治会と協議をする場を持っています。やっぱり自治会に入ってもらう、加入してもらうというのを要件にしていますので、その中でこの道をどう行ってもらいながら住んでいただくんやというようにしておりますので、そういう中では駐車場の件も話は出るということで、そのときにはそういう形のことはお伝えはさせていただきたいと。
ただ、今、店舗として使わなければ、あそこのガレージというんですか、シャッターをあければ軽自動車とかそういうのが十分とめられるスペースはあるよというように思っています。
○委員(大嶋恵子君) わかりました。ありがとうございます。
○委員長(藤原悟君) ほかございませんか。
奥村委員。
○委員(
奥村正行君) これから入居募集されるんや思うんやけど、こういうことになるいうのは上新庄の自治会にはちゃんと話は通っとんのやね。それだけちょっと確認します。
○委員長(藤原悟君)
住まいづくり課長。
○
住まいづくり課長(前川康幸君) 通しております。
○委員長(藤原悟君)
山名委員。
○委員(山名隆衛君) ちょっと確認なんですけど、私、定住促進住宅というのは、当初3件だけだと思ってたんで、きょう、今回初めて1件ふえたということで、当初から件数として予定されてたのか、予算額内で何件かしようというものがあったのかというと、その辺はどうなんでしょうか。
○委員長(藤原悟君) 建設部長。
○建設部長(駒谷誠君) 最初に定住促進住宅を計画しようとしたのは、あくまでも空き家を活用したいという中で、まずは旧町域に2戸ずつぐらい整備をしたらどうかなということで、当初かかりました。それで、平成29年度も工事費としては2戸の工事予算をとっとったわけですが、9月の条例でそれまでは入居者の方を50歳未満の方という限定をしておりまして、なかなかちょっと大きな畑とかできるようなスペースがあって、その家を見にこられるんですけどなかなか決まらなかったということで、年齢枠を外させていただきました。そういうことで、平成29年度は2戸を予定しておったけれども、1戸がなかなか埋まらないという中で、今年度1戸だけの整備ということにさせていただきました。平成30年度につきましては、一応2戸を予定する、計画するということで現在考えております。
(「平成28年度、平成29年度か」と呼ぶ者あり)
○委員長(藤原悟君) 建設部長。
○建設部長(駒谷誠君) 平成28年度に市島地域の百毫寺と、それから春日地域の中山と、それから青垣地域の応相寺の分譲地のモデルハウスを定住促進住宅ということでしておりました。中山がなかなか埋まらずに、応相寺と百毫寺は早目に埋まったんですが、1戸がなかなか埋まらないということで、平成29年度2戸予定しておったやつを1戸だけ整備することにして、今回、上新庄を整備をしたと。平成30年度につきましては、一応2戸を整備する予定で、こちらのほうとしては計画をしておるということでございます。
○委員長(藤原悟君)
山名委員。
○委員(山名隆衛君) 一軒一軒にかかわる費用というのは、当初、前の3軒は300万円ずつぐらいで平均されてたような気がするんですけども、みんなばらつきがあって、今回また400幾らということでちょっと違いがありそうなんですけども、それはそれぞれの家によって値段は違うという考え方でよろしいですか。
○委員長(藤原悟君) 建設部長。
○建設部長(駒谷誠君) 当初、300万円と設計監理料80万円、380万円ぐらいの予算を見ておりました。ただ、ある程度古家の住宅を改造するとなると、それなりにかかるということで、平成28年度につきましては若干補正をして450万円前後の費用をかけております。今回も費用としては大体450万円ということで、一番初めは380万円というようなことで進んだんですけど、なかなかそれぐらいではできないということで500万円弱ぐらいの予算をかけて整備をしようというように思っております。
それから、一応この条例でも家賃は決まっておりまして、月5万円という家賃は確定しておりますので、それを10年間ということになりますと600万円という家賃収入が見込めるという中で450万円。残りの分はどうなるかとなったら、やっぱりある程度10年の間でも大きな修繕とかいうのは多分出てくる可能性もありますので、そういうときにはそういう形で市のほうで大きな修繕については対応したいということでございます。
○委員長(藤原悟君) ほかよろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(藤原悟君) では、質疑がないようですので、質疑を終結します。
採決を行います。
お諮りいたします。
議案第44号について、原案のとおり決することに賛成の委員は挙手願います。
(賛成者挙手)
○委員長(藤原悟君) 挙手全員です。
したがって、議案第44号「丹波市定住促進住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は、原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で、付託議案の審査を終わります。
ただいまの審査結果につきましては、8日の本会議において報告をすることとなりますが、審査の報告書につきましては、正副委員長に一任していただくことで御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(藤原悟君) 異議がないようですので、正副委員長で作成させていただきます。
職員入れかえのため、暫時休憩いたします。
休憩 午後3時26分
───────────
再開 午後3時35分
○委員長(藤原悟君) 再開いたします。
日程第3、
所管事務調査に入ります。
当局より、「丹波市排水機場長寿命化計画の策定について」ほか8件の報告をしたい旨の申し出がありますので、ただいまから報告を受けたいと思います。
なお、議事の進行上、まずその他の項目で
産業経済部から報告案件を聞いておりますので、説明を求めます。
産業経済部長。
○
産業経済部長(
足立良二君)
所管事務調査その他の項で3件御説明、また報告をさせていただいてお願いしたいというように思っております。
まず、1点目につきましては、前回2月13日の
産業建設常任委員会におきまして、ユニティプランにつきまして説明をさせていただきました。その委員会の中でも委員のほうから御意見を賜りました。また、パブリックコメントを1月から2月にかけまして実施をいたしましたので、その実施結果を踏まえて修正を加えさせていただいております。その件につきまして、恐竜・
観光振興課長のほうから説明をさせていただきます。また、2点目といたしまして、企業情報誌、お手元にお配りをさせていただいておりますが、111社の新たな丹波市の元気な企業をアピールする冊子として、また丹波市への雇用の拡大につなげるために情報誌2,500冊を作成いたしましたので、その状況について新
産業創造課長のほうから、3点目といたしまして、お手元のチラシ、ピンク色のチラシでございますが、3月10日に有機農業フォーラムを開催をいたします。その御案内を
農業振興課長のほうから報告をさせていただきます。
まず、それぞれ説明をさせていただきますので、お聞き取りよろしくお願いをいたします。
○委員長(藤原悟君) 恐竜・
観光振興課長。
○恐竜・
観光振興課長(高階健司君) それでは、丹波市観光・商工業ユニティプラン(案)のパブリックコメントをさせていただきました。それの結果のほうを報告させていただきます。
平成30年1月25日から平成30年2月23日の金曜日まで、意見の募集をかけさせていただきました。その中で応募者のほうが1名、内容的に件数6件ということで報告させていただきます。それで、この場所につきましては、各支所、それから各住民センターの12カ所のほうに設置のほうをさせていただいて、パブリックコメントを実施した状況でございます。意見のほうにつきましては、六つの意見がございましたので、このペーパーの1ページ、2ページのほうに記載しておりますので、またごらんいただきたいと思います。
計画案のとおりで進めさせていただきたいと思いますので、またこの御意見につきましては公表させていただいて、こちらからの返答をさせていただきたいというふうに思っております。
次に、修正箇所の一覧表をつけさせていただいておると思います、3ページでございます。9ページの7行目の盆地領というふうに書いておりますけれど、盆地というふうに修正させていただきます。それから、10ページの上から8行目、兵庫県と同数というふうに書いておりますが、兵庫県と同率ということで修正をさせていただきます。それから、58ページに16行目に追加をしたいなというところが、前回の
産業建設常任委員会の中で委員長からもございましたように、市内イベント参加者への情報発信ということで追加をさせていただきます。「桜やもみじなどの季節の観光イベントや、スポーツ大会等に参加される人へのPRをはじめ、イベント参加者のために市内を訪れた皆さんへ体験・交流イベントを紹介し、市内を周遊していただけるよう情報発信を行います」というところを全文追加させていただきたいというふうに、しております。
以上、報告のほうを終わらせていただきたいと思います。
○委員長(藤原悟君) 一つずつ行かせていただきます。
この件につきまして、何か質問ございませんか。よろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(藤原悟君) では、ないようでしたら、次が。
新
産業創造課長。
○新
産業創造課長(岡林勝則君) それでは、丹波市企業ガイドブック2018年版について御報告をさせていただきます。お手元、お配りしておりますように、2018年版が完成いたしました。表紙を含めまして総ページ数は120ページとなってございます。タイトルにもありますように、市内企業、今回は111社の掲載をしております。2,500部の作成でございます。今後、市内の高校、それから近隣の高校を初め、あと大学に訪問する際等に配布を予定をしております。高校生、大学生の就職活動において活用いただければというところで配布を予定しております。
あと、加えまして、今後また4月以降就職フェア等、学生を対象に、また一般の方を対象に就職フェアを順次開催していく予定でございますが、その折にも配布するなど、各支所、氷上本庁、春日庁舎、各支所を初め、ハローワーク等にもこのガイドブックを置かせていただきまして、周知に努めたいというふうに考えております。
○委員長(藤原悟君) この件につきまして質疑ございませんか。
太田一誠委員。
○委員(太田一誠君) 市内にこんだけたくさんの企業があって、この資料から質問すると、111社なんやけど、これを選んでる基準と、それから前年度の企画として新しいとか古いとか、そういう表みたいなんはあるんかいうことと、あと、こんだけ企業があるんやさかいに、やっぱり高校を卒業する子とか大学から迎え入れるいう形いうのはいろんな形で今努力されとるんやけども、ぜひベクトルの中に向いて、帰ってくる子供たちを迎え入られるような、これ窓口やないか思うんで、そういう戦略がこのパンフレットの中に何で載せられへんのかないうのがあるんで、そういうことを載せるようなことはあるんやろうかなと思うんですけど、二つほど。
○委員長(藤原悟君) 新
産業創造課長。
○新
産業創造課長(岡林勝則君) まず、前回は、2017年版は105社の掲載でございます。今回、111社ですので6社新しく掲載をさせていただいておるところでございます。掲載企業につきましては、ほかにも市内もっと数はたくさんあるんですけれども、これまでの掲載をさせていただいた企業への意向調査、それから毎年実施をさせていただいております産業交流市への出展企業社等を基本に、商工会とも相談をしながら、また就職情報誌ということですので、採用予定があるというようなところを中心にピックアップをして掲載をさせていただいておるところでございます。
それから、市内向け、先ほども申し上げましたように、市内の高校には生徒のほうに、高校のほうにはお配りをさせていただいておるところです。また、あと先ほど申し上げましたけど、近隣の大学にも就職、市内企業の紹介というようなことで大学訪問も重ねて行っております。そういった中で市内への就職を促進させていきたいというふうに考えておるところです。
それから、そういった情報をガイドブックに載せることも検討しておったわけなんですけれども、今回予算の関係上、総ページ数120ページというようなところもありまして、最大限企業、事業情報を提供したいというような思いもありまして、今回は余りそういった情報が載せられなかったというようなところでございます。
○委員長(藤原悟君) 太田一誠委員。
○委員(太田一誠君) 111社で6社プラスやったかな。それで、新しい会社ができたり、それからあと就職、去年は希望してへんだけども、するんやいうような会社がたくさんまだほかにも潜在的にあると思うんですよ。ここに載せたら、市はこんだけの応援しまっせみたいな感じでやっていって、中小企業を応援するような冊子にしていくと、これを見たら就職する側も就職してほしい側も、何かこれが一つのマニュアル、赤本になるいうふうになっていったらええん違うかなというふうに思うんです。そういう方向性が考えられるんかということと、いや、いっぱいいっぱいなんですわって言われるんやけど、1ページ、一つの会社に使うとっからいっぱいいっぱいで、これ半分やったら倍使えるわけで、あるいは広告を載せて広告料取って倍のページにするとか、そういうことは考えられると思うんやけど、どっちも、企業も応援するし、丹波市としても予算を出すというふうにすれば、温かい本になっていくんやないかなと思うんです。
それで、就職する高校生らも、まだ中学生とか大学生で迷ってる方なんかも、こういうなのをちょっと見たら帰れるん違うやろうかいうふうな感じで、親御さんなんかも見れるようなところに配布するとかね。今やったら、多分これどこに配布してあるのか全然わからへんねんやけど、この本にこういうところに掲載してまっせとか、あるいは2,000部いうのは多いようで少ないような気がするので、もう少し300人ぐらいの人を輩出するんやなくて、輩出してもいいけど、330人こっちに流入してくるような、そういう仕掛けにする材料にしてもらうことが方向性として考えられるかどうかいうとこら辺なんやけど、もう一回ちょっと同じような質問やけどお願いします。
○委員長(藤原悟君) 新
産業創造課長。
○新
産業創造課長(岡林勝則君) 御指摘いただきましたように、この企業ガイドブックを情報のもととしていろいろ丹波市には魅力のある企業があるというようなところをアピールしていく、それを高校生、または大学生、加えまして一般の方につきましても、この情報誌をもとに企業訪問、また就職、面接等に活用いただければというような思いで作製をしておるところでございます。
企業掲載数につきましては、今後もできる限りというような思いはございますが、なかなか111社、100社を超えますと作成期間もかなり半年近くかかってつくっておるわけでございまして、その辺の作業、事務手順等も考えながら、今後も取り組みを進めたいというふうに考えております。また、掲載する内容につきましても、もう少し高校生、大学生が企業情報だけでなくて、丹波市で生活する丹波市のライフスタイルなんかも紹介できないかなというようなことも考えておるところでございますけれども、また2019、2020年と引き続き作成していく予定でございますので、いろいろと少しでも寄り添った情報提供ができるように取り組みを進めたいというふうに考えております。
○委員長(藤原悟君) ほかございませんか。
ないようでしたら、次お願いします。
農業振興課長。
○
農業振興課長(余田覚君) それでは、お手元の有機農業フォーラムにつきまして、こちらから御説明申し上げたいと思います。この有機農業フォーラムは、昨年の10月29日にGOGOフェスタ、あるいは丹の里・秋の味覚フェアと同時開催をする予定でございましたが、あいにく台風襲来によりまして中止とさせていただきました。よって、今回もう一度3月10日に計画をし、開催をしたいと考えて、皆さんに御案内をしております。
今回のサブタイトルといたしましては、環境創造型農業の可能性と題しまして、地域の皆さん、また市民の皆さんに有機農業を始める機会、あるいは環境創造型農業を考える機会、また地域の環境を考える機会になればということで、今回は二部構成で行うこととしております。日付につきましては、3月10日と申し上げました。場所は、春日文化ホールを使用させていただきます。午後0時30分の開場で午後1時開演となります。1部の基調講演につきましては、現在、農林水産省の大臣官房参事官でございます天野正治様にお願いすることとなっております。これにつきましては、環境創造型農業の可能性についてお話をいただきます。引き続き、第2部では天野さんもコーディネーターといたしまして、地域で有機農業を実践される方、あるいは女性農業者、また流通業者の皆様から、丹波市の有機農業について語っていただきたいと考えております。終わりますのが3時30分でございますが、長い時間になると思いますが、委員の皆さんにつきましても時間が許せばこちらのほうへ参加していただきたいと思いまして、今回は御案内までさせていただきたいところでございます。
丹波市も有機農業を推進してまいりたいとは考えておりますので、これがいいきっかけになればと思っておりますので、ぜひ参加のほうをお願いいたします。
○委員長(藤原悟君) 説明が終わりました。質疑ございませんか。
ないようでしたら、ほか、
産業経済部長ございませんか。
産業経済部長。
○
産業経済部長(
足立良二君) ほかの案件はございません。
○委員長(藤原悟君)
産業経済部はここまでとなります。委員の皆さんから何か質問とかございませんか。よろしいですか。その他。
大嶋委員。
○委員(大嶋恵子君) その他のことなんですが、学校給食に地産地消で農作物を納められていると思うんです。先日もらいました丹波市環境報告書というのを見てましたら、平成24年から平成28年にかけてひどくパーセントが下がっているみたいなんです。それはどういうことなんかということと、近所で農作物を学校のほうへ納めてられる方にお話を聞きましたら、ちょっと規定が厳し過ぎるみたいなことを言われて、冬にホウレンソウが余り大きくならんと。そやけど、これだけを納めなあかんみたいなのもあるし、大きさがあったりいろんな規定があるからすごい大変なんやみたいなことをお聞きしているんです。A級品、B級品というのは正しいかどうかわからないんですけど、ホウレンソウやったら春になったらこんな大きくなるけど、冬は甘みを増すし大きくならなくてこれぐらいなんですよ。その辺のこともパーセントが下がってる原因になっとん違うかなと思ったりするんです。
それで、丹波市でたくさんいろんな農作物があるんやけど、丹波市でつくられとる作物を料理に使ったら、もっと反対にこっちから、こんなもんということじゃなしに、丹波市でこんなんつくられとるから、これを料理にというような形にしたほうがもっと伸びるん違うかなと思ったりするんですけど、いかがですか。
○委員長(藤原悟君)
農業振興課長。
○
農業振興課長(余田覚君) 20%前後だと思っています。目標は36%と掲げておるかと思うんですが、それは学校給食のサイドでの数字だと思うんですが、確かに丹波市内の農産物を100%につなげるためには、なかなか難しい面があります。全ての食材を丹波市産にすると大変高うなるということもありますし、栄養士がついておられますので、献立につきましてもなかなかうまくとれないというところもあると思うんですけども。確かに現在、国の事業を活用しましてコーディネーターを入れまして、現在、丹波市産の農作物をどうやって入れていけるか、またその仕組みづくり、これも生産者から学校給食までの仕組みづくりなんですが、それを今検討している最中でございます。またそれが結果が出ましたら、またこれが改善していけばと思っておりますので、まずコーディネーターを入れた取り組みを完成させたいと考えておるところです。これからも努力をしてまいりますので、見ていていただきたいと思います。どうぞよろしく。
○委員(大嶋恵子君) ありがとうございました。すいません。
○委員長(藤原悟君) ほかないですかね。
ないようですので、
産業経済部はここで退席していただいて結構です。
暫時休憩いたします。
休憩 午後3時54分
───────────
再開 午後3時56分
○委員長(藤原悟君) 再開いたします。
次に、丹波市排水機場長寿命化計画の策定について、当局の説明を求めます。
建設部長。
○建設部長(駒谷誠君) それでは、丹波市排水機場長寿命化計画の策定について説明をさせていただきます。
大雨時の内水を強制排水し、浸水被害を軽減する目的で設置された排水機場は、丹波市が管理している排水機場は、市島地域の市島中央排水機場、柏原地域の母坪排水機場、氷上地域の犬岡排水機場、甲南排水機場、白山排水機場の5施設あります。建築後10年以上経過する施設もあり、故障してからの事後的な修繕では有事に対応できないことから、建築後10年以上経過している市島中央、母坪、犬岡排水機場の3施設の整備、修繕計画を策定することにより、予防的かつ計画的に整備、修繕を行い、長寿命化によるコスト縮減を図るとともに、施設機能を維持し、有事に備えるため、平成30年1月に丹波市排水機場長寿命化計画を策定をいたしました。
その概要につきまして、担当の
河川整備課長から説明をいたします。
○委員長(藤原悟君)
河川整備課長。
○
河川整備課長(高野和典君) それでは、丹波市排水機場長寿命化計画の策定について、お手元に配付しております建設部の
産業建設常任委員会資料により、計画の概要について説明させていただきます。
最初に、ちょっと資料の訂正を申しわけないですけどお願いいたします。4ページでございます。上から3行目で、ここは母坪排水機場の概要を掲載しているところでございますが、その中の排水能力毎分158.5立方メートルということになっておりますが、158.5を88.5に訂正をお願いいたします。
もう一カ所、犬岡排水機場の排水機場の概要でございますが、設置年、ここ2005年(平成16年度)となっておりますが、間違いではないんですが、表現が平成17年3月ということで訂正をお願いいたします。
それでは、1ページ目、2ページ目が表紙でございます。3ページからをごらんください。計画の目的といたしましては、丹波市が管理する排水機場において、ポンプ設備、ゲート設備等の老朽化に伴って維持管理費が今後増大してまいります。ポンプ設備の信頼性を確保しつつ、年次点検等による劣化進行速度の傾向管理により、効果的・計画的に整備、更新、改築を行い、ライフサイクルコストの縮減と平準化を図ることを目的として策定いたしました。計画対象設備は、先ほど部長から説明がありましたように、建設後10年以上を経過している市島中央排水機場と母坪排水機場と犬岡排水機場の3施設について、長寿命化計画を策定いたしました。
3施設の概要といたしまして、3ページから4ページにかけて記載しております。市島地域の市島中央排水機場は、1986年、昭和61年の設置で、毎分105立方メートルのポンプが1台でございます。柏原地域の母坪排水機場は、4ページになるんですけど、2004年、平成16年の設置で、毎分70立方メートルのポンプと毎分18.5立方メートルのポンプの2台で合計88.5立方メートルでございます。氷上地域の犬岡排水機場は、2005年、平成17年3月の設置で、毎分30立方メートルのポンプが2台、合計で毎分60立方メートルでございます。
4ページの後段には、計画策定のフローとして、まず各施設の状況把握として管理状況、設置状況を把握し、計画的な保全に関する基本的事項の策定として、維持管理の基本方針、日常的な維持管理、過去の点検、整備等の基本的な事項を整理しました。
次に、健全度評価時期の策定として、国土交通省河川ポンプ設備点検整備更新マニフェスト等をもとに、各設備、機器の更新年、整備年を設定し、長期保全計画の策定として効率的な保全、経済性を考慮した長期的な計画を策定し、最後に年度ごとの実施計画の策定として、年度ごとに実施する点検、整備の計画を施設単位で策定しております。
各フローの項目として、5ページ以降に記載しております。5ページには計画的な保全に関する基本的事項の策定として、健全度評価を行いました。評価の項目といたしましては、①として必要な更新、整備時期からの超過年数、②として目視による外観の状況、③として、使用状況として運転時の状態の3項目をそれぞれ機器ごとに評価を行い健全度として下の表にありますように、丸、三角の1、2、3、バツの5段階で評価しております。表4-1は、市島中央排水機場を例として記載をしております。
次に、6ページでは健全度評価の結果を踏まえまして、装置、機器の設置状況を考慮して総合評価を行いました。評価の項目としましては、①として先ほどの5ページでの健全度、②として機器等の故障が設備全体に与える影響度、その機器等が故障することで設備として致命的であるかそうでないかというような評価です。③として、機器等の使用条件や設置環境条件の3項目で整備、更新の優先度の総合評価をしております。表の2は、市島中央排水機場を例として記載をしております。
7ページでは、健全度評価の時期の策定として、取りかえ更新年数を、標準案では故障率が高くなる前に更新を基本として、累積不良率が10%を超えた時点を、標準年数とし、長寿命化案では平均寿命の予測値として累積不良率が50%に達した年数を標準年数とする基本方針としました。
主な機器の整備、更新年数は、7ページの後段から8ページにかけて記載しておりますが、水中ポンプでは標準更新年数は10年、長寿命化整備年数を10年、長寿命化更新年数を40年としました。
縦軸ポンプでは、標準更新年数は30年、長寿命化整備年数を15年、長寿命化更新年数を60年としました。このように、機器ごとに標準の更新年数、長寿命化整備年数と長寿命化更新年数を設定いたしました。
9ページでは、長寿命化計画の策定として、総合評価をもとに健全度評価時期で設定した機器ごとの長寿命化整備年数と長寿命化更新年数により、整備時期と更新時期を計画いたしております。また、更新費用はメーカーのヒアリングまたは実績から推定した機器費の150%とし、整備費用は機器費の20%としております。
なお、同年度に更新整備が集中した場合は費用が高くなることから、可能な範囲で分散させ、平準化を行いました。
表6-2は、犬岡排水機場を例として記載をしております。
10ページでは、3排水機場をあわせた今後60年間の標準案と長寿命化案のライフサイクルコストを比較しております。3排水機場の合計では、60年間で標準案では47億6,420万円、長寿命化案では22億9,720万円となり、コスト縮減額としては24億6,700万円で、51.7%の縮減率となります。
11ページには市島中央排水機場の年度ごとの計画、12ページでは母坪排水機場、13ページには犬岡排水機場の計画をつけております。平成31年度から基本的にはこの長寿命化計画に基づいて点検、整備、更新を行っていく予定といたしております。なお、氷上地域の甲南排水機場と白山排水機場につきましては、今回の計画には入っておりませんが、建設50年を経過する時点か、本計画を見直す必要が生じたとき、どちらか早い段階で計画に入れ込みまして、市が管理する五つの排水機場全体の長寿命化計画としていく予定でございます。
以上で、丹波市排水機場長寿命化計画の概要の説明とさせていただきます。
○委員長(藤原悟君) 説明は終わりました。
質疑を受けます。質疑はございませんか。
奥村委員。
○委員(
奥村正行君) 9ページですけども、上のほうの長期保全計画の策定いうところの6-1で、またいうとこからなんですけども、「費用が大きく、予算の確保が難しく実施が困難となることが予想されるため、分散させ平準化を行っている」いうこと、これちょっと費用がかかって分散させて効果が、どういうふうな分散をさせとってんかちょっとわかる範囲で、我々が理解できる範囲でお願いいたします。
○委員長(藤原悟君)
河川整備課長。
○
河川整備課長(高野和典君) 機器ごとに修繕なりの時期を決めていくわけなんですが、排水機場によっては同じ年に多くの機器の修繕をせざるを得んというような時期が基本の年数でいけば重なってくることが考えられます。そういう場合は、1年間の修繕費用がかさむことになりますんで、可能な範囲で実施年をずらすということで、修繕費用をその年だけ多くかかるというようなことではなく、毎年度同じぐらいの費用になるような平準化を図るという意味でございます。
○委員長(藤原悟君)
奥村委員。
○委員(
奥村正行君) 可能な範囲で予算の関係でずらすということでしたけども、そやからその基準はあるんですか。これはまだ耐えられるとか、当然あるんやろう思うんやけど、それは説明しにくい部分、なかなか言葉で言いにくいかもしれへんねんけども、数値的なこととかそういうのはあるんでしょうか。
○委員長(藤原悟君)
河川整備課長。
○
河川整備課長(高野和典君) 先ほども言いましたように、機器ごとに整備していく期間の年数いうのを決めて計画しておるわけなんですが、表の6-2では犬岡排水機場の例を挙げとるわけなんですが、この場合、黄色でかかっております主ポンプ設備と樋門設備が同じ時期に通常はなってくるんですが、そうなるとその年の費用がかさむというようなことで、主ポンプ設備については年度をずらして整備するというようなことを実施して、費用の平準化を図ったということでございます。
○委員長(藤原悟君) 費用はわかるんやけど、ずらしていいという基準とか、例えば2年おくらせても問題ないとかって基準が。
(発言する者あり)
暫時休憩します。
休憩 午後4時14分
───────────
再開 午後4時14分
○委員長(藤原悟君) 再開いたします。
○
河川整備課長(高野和典君) あくまで、このマニュアルに従った年数というようなことで設定いたしておりますので、年次点検等を実施していく予定でございますんで、それの状況を見ながら実際の修繕は判断していく必要があるというふうに考えております。
○委員長(藤原悟君)
奥村委員。
○委員(
奥村正行君) それは状況があるんやろう思いますけど、これは本当に予算が不足しても、これはせな、当然される思いますけども、これはせなあかんいうやつはそういう予算がないさかいだけではなしに、ちゃんとそれはするつもりはされておると思いますけども、余り予算の確保が難しくいうて書いてあるさかいに、それは一番大事なことではあるんや思うんやけど、予算が難しくてもせんなんもんはせんなんと思いますので、そこら辺だけそう思っといてほしいんですけど。
○委員長(藤原悟君) 建設部長。
○建設部長(駒谷誠君) この排水機場につきましては、毎年定期点検というか保守点検をずっとしております。そんな中でふぐあいとかいうのもあって、緊急的には直していきよるわけですが、やっぱり機械というのはある程度更新時期というのは決められておりますんで、そこをこう調整をしながら、重ならないように、また運転に無理がかからないように、年次的に計画をして更新していくというようにしていきたいというように思っております。
○委員長(藤原悟君) ほかございませんか。よろしいか。
議長。
○議長(
太田喜一郎君) ちょっと排水能力を今見せてもろて、それぞれ大きいとこと小さいとこがあったりするんですけども、特に犬岡排水機場でしたら毎分60立方メートルで一番低いなと思っとるんですけども、今後の対応の中でポンプの能力アップはどのように思っとるんかいうことなんです。いうのも、ここも上流部というんか、特17号線が水につかったり、一番初めに水につかったりする道路があったりするんですけども、今はそこで水がたまっとっさかいに能力的にオーケーなっとんのかもしれんのですけども、特17号線も道路改修を予定されとる中で、やっぱり排水をきちっと考えていったときに、ここへ水が皆流れていくようにせんとあかんと思うんです。そのときに、せっかくそういう整備をしとっても、能力がなかったということになったら、排水ができへんだらまた浸水が起こるというようなことになってきますんで、その辺は十分考えておられるんかなと思ってちょっと心配やったんです。
○委員長(藤原悟君) 建設部長。
○建設部長(駒谷誠君) この排水機場と、今、市が管理しとるやつが五つありますね。それと、平成30年度の予算の中では、東部の雨水の排水機場も更新というか改築計画持っています。これ、下水については、あくまでもそういう排水計画を持った中で下水の雨水対策としての計画を持ってやっております。これについては、今のところそういうような下水の関係の計画というのを持ってません。ですんで、能力をアップするということについては、やっぱり今、加古川に強制排水というようなことでは、なかなか下流域への負担がかかるということで、なかなか県のほうも簡単に同意をしてくれないという現状がありますんで、もし下流域に浸水被害が出そうであれば、強制的に運転を何ぼ上がつかろうとしとってもストップというような命令がかかる、それを条件に県はしてきておりますので、なかなか容量を簡単にアップするというのは難しいんやないかなというように思いますが、これについてはやっぱりそういうような特17号線の沿線でしたら、道路改良とかそういうやつに、関連して水路の整備をするとかいうような形もこの浸水対策としての一つやと。
そやから、ポンプの容量だけを上げれば済むんかとなれば、今ちょっとなかなか一気にかい出すというのは難しいというような状況があります。
○委員長(藤原悟君) 議長。
○議長(
太田喜一郎君) わかんねんで。そやなしに、道路整備もして水路もしたら、今まで以上にここへ水が入ってくると思うさかいに、能力アップも考えとかなあかんのやないかいうだけやで。
○委員長(藤原悟君) 建設部長。
○建設部長(駒谷誠君) 確かに、この流域というのはなかなか変えられない。今まで流れてきとる水は同じようなとこへ持っていく、別のとこには持っていけないいうようなんはなかなか難しい問題があると思います。
水路とか道路を整備すると、早くおりてくるということで、多分水量がふえるんやないかなというように、今、議長は思われたんやないかなというように思うんですが、この過程では、やっぱり水路、道路改良によっての水路整備いうことで、多少は流速もあるんですけど、やっぱり断面を確保するとかいうことでの浸水の近くの宅地の浸水を軽減できる。あそこは、ちょうど霞堤の中におりますので、どうしても水がたまりやすいような構造になっとるという現状ですんで、そういう道路改良をする中でポンプの改修がどうしても必要となれば、それは県とかそういうとこには交渉とかいろんなことの要望は必要にはなると思いますが、できるだけそうようにならないように、道路改良をしながらいくと思っております。
○委員長(藤原悟君) 議長。
○議長(
太田喜一郎君) 今、現状、あそこの水もさくら公園のとこの稲継のあそこへ犬岡の排水機場に水が流れとるいうことは理解してくれとってやろ。
○委員長(藤原悟君) 建設部長。
○建設部長(駒谷誠君) してます。
○委員長(藤原悟君) 議長。
○議長(
太田喜一郎君) ほんなんやったらよろしいです。そやないように今聞こえたさかいに、それだけ。そやから、それがちゃんと水の流れができたら、今以上にそこへ流れ込むさかいに、能力アップも考えとかあかんじゃないか言いよるだけのことやで、それだけわかっといてくれたら。
○委員長(藤原悟君) ほかございませんか。
ないようでしたら、質疑を終わります。
次に、下水道施設統廃合事業推進状況の報告について、当局の説明を求めます。
建設部長。
○建設部長(駒谷誠君) 続きまして、資料の14ページ、下水道施設統廃合事業進捗状況の報告について御報告を申し上げます。
この統廃合事業は、平成25年5月に策定をいたしました下水道中期ビジョンの基本理念であります、次世代へつなぐ持続可能な下水道の再構築の実現に向けた取り組むべき重点事業でございます。昨年から地元合意を得るために、再々地域で説明会を開催してまいりました。その現在までの進捗状況について、
下水道課長より御説明を申し上げます。
○委員長(藤原悟君)
下水道課長。
○
下水道課長(近藤利明君) それでは、お手元の資料から御説明を申し上げます。
まず最初に、この資料の見方から簡単に御説明申し上げますと、資料の左側、処理区の欄でございますが、核という字と、あと処理区名と黄色く着色した部分で表記しておりますのが、統廃合先の核となる処理場でございます。その枠内の白枠に処理区名を表記しておりますのが、今回、統廃合によって廃止となる処理区でございます。
次に、その右隣には供用年度ということで、この処理区の使用開始が始まった年度をあらわしております。経過年数については、その経過年数、その右が
事業種別といいまして、農業集落排水施設、コミュニティプラント、また特定環境保全公共下水道という
事業種別を表記しております。その右隣が事業説明の実施状況ということで、地元での地元説明会の日時等を表記いたしております。その右隣が推進の状況ということで、現時点におけます推進状況を簡単に書かせていただいております。あと、その右の平成29年から平成37年というところでございますが、これも現時点での年度スケジュールをあらわしておりまして、青枠の三角の白抜きが実施設計の着手年度でございまして、赤枠の丸の白抜きが工事着手年度をあらわしておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
では、上段から順に御説明申し上げます。
まず、氷上西を核としまして、柿柴東を統合する区域といえば、葛野報徳自治振興会で2回の説明会を開催し、状況としましては、反対意見は特にございませんで、当所計画どおり平成30年実施設計、平成31年工事着手をしてまいりたいと計画いたしております。
次に、氷上南を核といたしまして、下油利を統合する区域につきましては、沼貫地区の自治振興会で1回の説明会を開催いたしました。状況としましては、この地区につきましても特段反対の意見はございませんで、当初計画より2年早めまして、平成31年、実施設計、平成32年に工事着手をしてまいりたいと計画いたしております。
次に、氷上北を核としまして、氷の川第2、氷の川第1を統合する区域につきましては、この氷上北の当処理区は大塚病院、また香良病院という水を大量に使われる施設を受けておりまして、現在のところ処理能力にあき容量が確保できてない状況でございます。今後の人口減少等を鑑みて推測しますと、平成46年度以降となる予定でございます。統廃合に相当な期間があくことから、その間に市の生活排水の処理構想も大きく見直されることも予測しますんで、現段階においては地区の説明は実施しておりません。
次に、和田を核としまして、和田西を統合する区域では、ふるさと和田振興会と処理場が所在します北和田の自治会で説明会を開催いたしました。特に、北和田自治会での住民説明会では、反対等の住民の意見がさまざまございまして、地元自治会として同意の意思決定は難しい状況であると。自治会長も、しばらく時間をあけて様子を見たいとのことで、当初計画では一番初めに着手する計画でありましたが、平成36年度に変更としております。
次に、谷川を核としまして、太田久下を統合する区域につきましては、久下自治振興会と処理場が所在します谷川1区自治会で各説明会を開催いたしました。双方、特に反対意見はありませんで、当初計画より2年早めまして、平成30年度実施設計、平成31年工事着手に向けて、谷川1区の自治会長と調整を図っていく予定でございます。
次に、小川を核としまして、草部、南中、和田南を統合する区域では、小川自治振興会で2回説明会を開催し、ことしに入りまして処理場が所在します村森の自治会で住民説明会を開催させていただきました。自治振興会内での自治会意見はさまざまでございまして、課題としましては、一つ目に今回の統廃合の区域設定に関しまして、この小川地区といいますのは非常に校区意識が非常に強いということ。二つ目に、処理場建設当時の位置決定にかかわるいきさつ、そうした課題に対し、自治振興会内での取りまとめ、また解決するのは難しい状況にあります。一方で、先ほど言いました、ことしの2月10日に処理場が所在します村森自治会で住民説明会をしましたところ、反対意見は特にございませんで、一定の理解は得られたものと思っております。その結果をもって小川自治振興会と再度協議を重ねてまいりたいと考えておりまして、当初の計画より2年おくらせております。
次に、竹田を核としまして川東、前山を統合する区域におきましては、竹田地区の自治振興会と前山地区自治振興会で各説明会を開催させていただきました。特に反対の意見はございませんでしたが、ただ、当初の計画で前山処理区を吉見処理区へ統合する計画であったわけでございますが、吉見浄化センターの処理能力のあき容量を確保するのに多少期間を要するために、現在、あき容量の多い竹田へ統合するほうが効果的であると判断しまして、今回計画変更を予定しております。そのため、この変更点を再度地元へ説明をしてまいりたいと考えており、当初計画より1年おくらせまして、川東を平成33年実施設計、平成34年に工事着手、前山を平成36年実施設計、平成37年工事着手と考えております。
次に、吉見を核としまして、美和東、鴨庄、美和西を統合する区域につきましては、吉見地区自治振興会で2回、また美和地区自治振興会と鴨庄地区自治振興会で各1回、そして処理場が所在します上垣自治会で2回の住民説明会を開催させていただきました。根本から反対するといった雰囲気ではありませんが、ただ、終末の集落、いわゆる上垣の自治会に汚水が集中するために、事故や災害等におけます住民不安、それと処理場建設当時の位置決定にかかわるいきさつが解決できれば、事業が前進するものと思われます。
そのため、吉見地区自治振興会では、振興会内の組織内に下水道統廃合検討部会が設置されまして、地域全体の課題として協議していくと聞いております。そういったことから、今後、地域と行政と連携をもって取り組んでまいりたいと考えておりまして、当初より1年おくらせ、平成32年事業着手できるよう協議を進めてまいります。
次に、黒井を核としまして野村、春日西部を統合する区域につきましては、黒井地区自治協議会で2回、船城地区自治協議会で1回の説明会を開催し、事業の必要性は理解を得て、特段反対の意見もございませんでした。よって、当初計画どおり平成30年度から事業着手し、具体的かつ計画ができた時点で再度、黒井地区の自治会長会また船城地区の自治協議会で説明することといたしております。
次に、国領中央を核としまして、棚原を統合する区域につきましては、国領地区の自治会長会において1回の事業説明を行いました。事業の必要性は理解を得まして、事業着手予定が当地区については平成34年としておりますことから、今後、時期を見まして処理場が所在します集落と隣接集落への住民説明会を行ってまいりたいと考えております。
以上をもちまして、下水道施設の統廃合事業に係ります現時点での進捗状況について語報告させていただきました。よろしくお願いいたします。
○委員長(藤原悟君) 説明が終わりました。
質疑を受けます。質疑はありませんか。
奥村委員。
○委員(
奥村正行君) 御苦労さまでした。統廃合は進めていかんといけないとはずっと私は思うんですけども、説明会でいろいろ意見が、反対意見がないとこもたくさんありますしなんですけども、いろいろと問題あるとこも同意がなかなかとれない、反対言われるとこもあるような今説明があったんですけども、説明、統廃合の必要性というものについては、当然同じ説明をずっとされとるんですね、それちょっとまず確認を。将来的にこうやからいうような数字的なもんを入れたりしてされたんですね。
○委員長(藤原悟君)
下水道課長。
○
下水道課長(近藤利明君) 事業の住民説明会に対しましては、今、
奥村委員がおっしゃいますとおり、下水道事業会計の決算、また、あわせまして今、県下でも2番目に高い使用料であるということから、今後施設の老朽化、また地域で処理区での人口減少といったことから、将来的にまた料金等の値上げも避けられないというところの説明をきちっとさせていただきまして、事業としての全体の計画としては理解はいただいておりますが、ただ、各処理区には重鎮の方がいらっしゃいまして、いわゆる20年ほど前にですか、供用開始した当時に下水道委員で活躍されていた方が、処理場の建設位置を決定するのにどんだけ苦労したのか、きさまらわかっとるんかといった中で、市が簡単に統合したいからできるもんやないよという厳しい意見をいただいたり、あと、下水道事業といいますのは、どっち側といいますと迷惑施設でありますんで、処理場の位置が決定すれば事業が円滑に進むというような事業でございましたんで、その当時、やはり処理場を決定するに当たって、相当地元の方については御苦労があったように聞いております。
そういったとこで、地元の中でお世話になったという意味合いで各自治会での協力金的なものが地域でお金が発生しておるといった部分も今となってもまだしこりが残っておるという部分もあって反対の意見をいただいたり、同意が得られてないいう部分があります。
○委員長(藤原悟君)
奥村委員。
○委員(
奥村正行君) いろいろとあるさかい大変や思いますけど、御苦労やとは思いますけで、進めて頑張ってやっていただきたいと思いますのんと、反対されたり、なかなかええ返事がもらえてないところが一つ、二つぐらいかな、二つか三つまでや思うんですけども、ほかのことでも同じような反対される地域やなと思って見させてもうとりました。
やっぱりそうなると、さっき課長も言われたように、使用料金が上げざるを得んというようなことも当然言うてもうとんのや思うんやけど、これ以上、なんか上がったら大変やろう思うさかいに、そこら辺もよう腹立つやろう思いますけど、私は腹立ってますけども、課長らはそんなことない思いますんで、頑張ってやっていただきたいと思います。
○委員長(藤原悟君)
下水道課長。
○
下水道課長(近藤利明君) 激励、ありがとうございます。そういったことで最善の努力しまして、今後も再三の地元説明会行って、合意を得てまいりたいと考えております。ありがとうございました。
○委員長(藤原悟君) ほかありませんか。
質疑はないようですので、質疑を終わります。
次に、平成29年度予算の繰越事業の報告について、建設部分の当局の説明を求めます。
建設部長。
○建設部長(駒谷誠君) それでは、続きまして資料15ページ、平成29年度予算繰越事業の報告について、御報告を申し上げます。
予算の繰り越しに当たっては、地方公営企業法第26条第3項により、管理者は地方公共団体の長に繰越額の使用に関する計画について報告をするものとし、報告を受けた地方公共団体の長は、次の会議においてその旨を議会に報告しなければならないとされているところですが、今回、本委員会に対して事前に報告するものでございます。
内容の詳細につきまして、
下水道課長から御報告申し上げます。
○委員長(藤原悟君)
下水道課長。
○
下水道課長(近藤利明君) それでは、お手元の予算繰越報告書をもとに御説明申し上げます。
今回報告いたします予算繰り越しの予定工事としましては、管渠建設費で4件、5,350万円、また処理場建設改良費で2件、2,800万円の合計6件で8,150万円を予算繰越予定額とさせていただくものでございます。その対象となります工事等の繰り越し理由といたしましては、管渠建設費では小川処理区(野坂)管渠整備実施設計業務の500万円と、小川処理区(野坂)管渠建設工事3,000万円は、国土交通省の兵庫国土事務所との協議に時間を要しましたこと。また、高橋(市の貝川)下水管橋架替工事500万円及び水上川改修関連下水管渠移設工事(本設)1,350万円につきましては、ともに河川改修工事に伴う移設補償工事でありまして、河川工事のおくれにより年度内完了が見込めないことから、繰り越しをする予定でございます。
次に、処理場建設改良費では、下水道事業計画等変更業務(由良川水系)の800万円は、地元協議における統廃合の管渠ルート等の検討に時間を要したこと。また、和田浄化センターの改築工事(その3)は、国の配当予算の入札残を得て、翌年度実施予定の工事を前倒しして行うもので、実施設計に時間を要したため、年度内に工事発注が間に合わないことから、繰り越しをさせていただくものでございます。
以上、報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○委員長(藤原悟君) 説明は終わりました。
質疑を受けます。質疑はございませんか。よろしいですか。
では、質疑はないようですので、質疑を終わります。
以上で、建設部所管の報告は終了しました。
その他、建設部より報告事項はございませんか。
建設部長。
○建設部長(駒谷誠君) 特にありません。
○委員長(藤原悟君) 委員の皆さんから建設部に対してございませんか。建設部はここで退席しますので、ございませんか。
ないですので、ここで建設部は退席していただいて結構です。
暫時休憩いたします。
休憩 午後4時42分
───────────
再開 午後4時50分
○委員長(藤原悟君) 再開いたします。
次に、丹波市水道施設長寿命化計画管路更新計画の策定について、当局の説明を求めます。
暫時休憩いたします。
休憩 午後4時50分
───────────
再開 午後4時50分
○委員長(藤原悟君) 再開いたします。
訂正します。
次に、平成29年度予算の繰越事業の報告について、水道部、当局の説明を求めます。
水道部長。
○水道部長(岡田博之君) お手元の資料の資料1をごらんください。1ページに水道部議会報告に関する事務要領というのがございます。それの3の①、ちょぼのところで「工事、業務委託等において、次年度に繰り越す場合は、3月定例会議中の
産業建設常任委員会に予定一覧表で報告するものとする」という約束になっておりますので、報告をさせていただきます。
工務課長のほうから報告いたします。
○委員長(藤原悟君) 工務課長。
○工務課長(上畑文彦君) それでは、工務課が所管いたします予算のうち、平成30年度へ繰り越す事業の概要について御報告をいたします。
今年度は繰り越しとなる事業というものを最大限減らすように努めてまいりました。その結果、早期発注ですとか発注後の進行管理といったものに努めました結果ですが、昨年度と比較いたしまして、拡張事業で約4億7,000万円の減、また改良事業では約1億円の減ということで、大きく繰越予算のほうは減ってまいっております。
それでは、お手元に配付しております資料の2ページをごらんいただきたいと思います。
まず、1款資本的支出、1項建設改良費、2目拡張事業費についてでございますが、委託料と工事費と合わせまして2件、繰越予定額として1億1,800万円となっております。これにつきましては、柚津加圧ポンプ場改修工事に係ります工事費並びに工事管理の委託料でございます。柚津加圧ポンプ場改修工事につきましては、設計段階で建築確認申請の手続におきまして、丹波土木事務所、まちづくり建築課との協議に不測の時間を要し、工事の発注が当初の発注予定よりも遅くなったということのために、年度内において工事の完了が困難となったもので、繰り越しを行おうとするものです。また、あわせて工事管理業務についても、繰り越しを行うというものとなっております。
次に、1款1項3目改良工事についてでございますが、工事が6件、繰越予定金額で8,000万円となっております。今回繰り越しとなります6件のうち3件につきましては、道路改良工事などに伴う支所移転工事となっておりまして、本体工事が繰り越しとなったことによりまして、年度内での完了が困難となりまして繰り越しを行うものでございます。また、青垣地域の遠隔監視装置設備更新工事につきましては、水道施設の運転状況を監視をするという装置の更新を行う工事ですけども、更新する機器類というものが受注生産品でありまして、機器の製作に時間を要し、年度内での製作が困難ということがございます。そういったことで繰り越しを行うというものでございます。また、桧倉地内配水管布設がえ工事などにつきましては、発注時期につきまして地元との協議、調整を行った結果、当初の計画よりもおくれが生じたということで、年度内の完了が困難となりまして、繰り越しを行うというものでございます。
今回、繰り越しを行います事業につきましては、引き続き受注業者と連絡調整というものを密にいたしまして、工程管理を徹底をし、そして一日も早い工事の完成というものを目指していきたいというふうに考えております。
以上、簡単ではありますけど、工務課が所管しております事業の繰り越しに関する報告のほうを終わらせていただきます。
○委員長(藤原悟君) 説明が終わりました。
質疑を受けます。質疑はございませんか。ええですか。
質疑はないようですので、質疑を終わります。
次に、丹波市水道施設長寿命化計画・管路更新計画の策定について、当局の説明を求めます。
水道部長。
○水道部長(岡田博之君) 資料2をごらんください。
水道施設の長寿命化計画と管路更新計画の策定でございますが、合併以降、水道施設の統合整備事業に取り組んでまいりました。しかし、この事業に該当していない施設につきましては、旧町のまま引き継いだままの状態で現在に至っております。これらの施設や管路につきましては、更新すべき明確な指標がございませんでした。この指標を持つことによって、これからの事故防止対策や経営改善につながる必要な措置がとられるというふうに考えまして、今回更新計画を策定したものでございます。
水道施設が保有しております固定資産ですけれども、約7割が管路でございます。残りが建物、機械、電気設備を対象にしておりますので、この管路と構造物、建物と機械、電気設備を長寿命化計画というふうに分けて計画を策定をしました。この策定の結果、この10年間は老朽管の更新工事に重点を置いて進めていくという結果を持ちました。管路の更新計画を詳細に説明させていただきまして、長寿命化計画につきましては簡潔に説明をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
それでは、19ページをごらんください。管路更新計画でございますが、口径が75ミリ以上の管路を対象に、まず情報整理を行いました。情報整理を行って、それぞれ物理的評価と重要度評価を行いました。その中で更新の優先度を評価を行い、管路更新を立てたものでございます。
20ページをごらんください。管路の情報整理を行ったんですけれども、75ミリ以上の管路の口径別、布設年度別、地域別に整理をいたしました。表の3-1を見ていただきますと、75ミリ以上の管が890キロメートルございます。その中で75ミリ、100ミリ、150ミリの延長が753キロメートルと、全体の85%を占めていることがわかっていただけると思います。布設年度ですが、40年を経過している管が256キロメートルございます。逆に言いますと、634キロメートルは比較的新しい管路であるということがわかっていただけると思います。
21ページ、地域別に管路を表示しております。柏原地区でしたら、約78キロメートルが管路がございますが、そのうち40年を超えたものは9キロメートルとなっておりますので、比較的新しい管路があるということで、氷上地域でしたら239キロメートルのうち40年を経過したのが52キロメートルあるというような表の見方をしていただきたいというふうに思います。その下の漏水でございますが、管路が古いところが存在するところは漏水の件数も多くなっているというようなことでございます。
次に、22ページをごらんください。有収率の年度別に分けたものでございます。中央上水場、これは青垣地域、氷上地域、柏原地域、春日地域を中央上水場としておりますが、やはり青垣地域、氷上地域、春日地域の漏水が多いものですから、有収率は低い状況というふうになっております。
そして、23ページでございますが、今までの管路の情報を整理した上で更新の優先度評価を行いました。56の配水系統がございますが、この配水系ごとに評価を行いまして、更新基準年数を超えている管路をまず抽出をいたしました。その中で漏水の発生が多い、危険があるという危険路線を抽出をいたしまして、更新優先度順位をつけております。
27ページをごらんください。例として、西芦田配水池系統の図面を上げております。赤色で表示しておるのが40年を経過してる塩化ビニル管で、TS継手と言われるのりづけをしている継手を上げております。比較的古い管が赤色で示しているというものでございます。
28ページをごらんください。今の西芦田配水池系統の中で特に漏水箇所が多いところを上げております。約300メートルを一つの路線として設定をいたしまして、漏水の多いところを抽出しているということでございます。こういった配水池系統ごとに56枚ございますが、56の配水池系統をこのように整理をして抽出をしていったというものでございます。
29ページ、30ページは黒井を中心に東山配水池系統をあらわしたものでございます。そうして抽出をいたしましたものが25ページ、26ページに表示をしております。25ページ、26ページに表示しておりますのが96路線、延長で29キロメートルでございます。これが特に漏水が多くて危険な管路ということで、この5年間で集中してやっていこうというものでございます。
マトリクスを25ページの上につけておりますが、一番下段が状態が悪いため早急に対策が必要なものということになっております。
次に、31ページをごらんください。更新の順番を決める表でございますが、図の3-11にまとめております。まず、①で表示しております法定耐用年数経過路線(TS)というのがありますが、緊急にしなければならない29キロメートル、先ほどの96路線、29キロメートルでございます。これを5年間でやり切ると。次の6年目以降、②導水管、送水管というのを上げておりますが、導水管というのは水源から浄水場まで行っている管、送水管というのは、浄水場から配水池へ行っている、いずれも重要な管でございます。ほとんどが鋳鉄管になっておりますが、2キロメートルだけはHIVP、耐衝撃性硬質塩化ビニル管がございます。この重要な路線の管をまず次の段階でやっていくと。3番目、4番目に上げております、これは重要給水施設管路、災害拠点とか医療機関とか福祉施設、そういった重要施設を結んでいる管路の中でも耐用年数が来ているもの5キロメートル、耐用年数は来てないですけども、更新、塩化ビニル管のものが5キロメートル、耐震性がないもの1キロメートルをやり切ると。その後、⑤を順次やっていくというような計画で進んでおります。
32ページをごらんください。3.5.3で更新基準年数における更新需要というのを上げております。2段目に費用としては2019年度から5年間に約190億円かかることになりますが、これちょっとわかりにくい表現なんですが、更新基準年数を過ぎたものを全て更新すると190億円かかるという意味でございます。到底この5年間で190億円かけることはできませんので、先ほど申しました29キロメートルを5年間でやり切りということで計画をしております。
10年間で6キロメートルずつ更新を行い、10年間で60キロメートルの更新を行います。費用は、1年間に約5億8,000万円を計上してやります。先ほど排水機場のとこで分散させて平準化という御質問があったと思うんですが、この図の3-12を見ていただきますと、2024年から2043年まで管路の更新時期が来るものがないんですね。ここはあくんで、これを前倒ししたり後ろへ持っていったりしながら、平準化を図るというようなものでございます。年数によって、いつできたかできてないかというのは、これでわかっていただけるというように思います。
33ページ、最後ですけれども、管路の更新の効果としまして、今回の計画で5年間で優先して29キロメートルを更新することで、2023年には有収率が85.8%まで向上できるというふうに見込んでおります。過去にやっております表の3-9で実績がございますが、平成20年度に有収率が74.2%でした。今よりも悪い有収率でございますが、平成23年までの4年間で26キロメートルの管路の更新をしております。その結果、有収率が82.3%まで上がっております。この時期は、どういうふうに計画をしていったかといいますと、やはり老朽の多い箇所を目指して、重点的にそこをやったと。その後の計画がありませんでしたので、今回長期にやっていく計画を持ったわけでございます。災害とかもありましたので、管路の更新は進まなかったために、また有収率は下がってきたということでございます。
33ページの下2行に書いておりますとおり、本計画は管路更新工事の進捗と有収率の推移を見ながら、5年をめどに更新範囲や優先順位などについて適宜見直し、より効率的な管路更新事業を推進していきたいというように考えております。
戻っていただきまして、長寿命化ですが5ページをごらんください。先ほど申しましたように、長寿命化計画は建物、電気、機械設備といった構造物を対象にしております。5ページ、6ページが対象の施設でございます。7ページで優先度の評価方法を書いております。昨年の7月から8月にかけて2カ月間で
現地調査を行いまして、物理的評価、また施設の機能停止が及ぼす影響を数値化した重要度評価により、総合的に行っております。
その結果が9ページでございます。9ページから13ページまでが対象の施設を上げておりまして、マトリックスを見ていただきますと、先ほどの管路と違いまして一番下には施設はございません。2段目から若干施設が出てきますので、施設については状態が悪い、早急に対策が必要なものはないということで、このマトリックスで御理解をいただけるというふうに思います。2段目の4、5のところに9施設がございますが、これらについては計画的に補修なり更新をしていきたいというふうに考えております。
続きまして、14ページをごらんください。更新基準の年数を設定をしております。更新基準年数は、建築、土木で70年、機械、電気で25年、計装で20年という更新基準を設定をいたしました。
最後になるんですけれども、15ページの一番下、2.5.4のところで水道施設の長寿命化の費用ということで、直近10年間については漏水が発生してる配水池などの補修のほか、ポンプなどの機器更新及びオーバーホールなど、長寿命化に要する費用として、毎年約1億2,000万円を計上することといたします。先ほどの管路とあわせて、年間に7億円を投じていきたいというふうに考えております。この7億円をもとに次に御説明をします経営戦略を立てまして、将来の財政の見通しを立てております。
○委員長(藤原悟君) 説明が終わりました。
質疑を受けます。質疑はございませんか。よろしいですか。
太田一誠委員。
○委員(太田一誠君) 経営健全化計画いうのがあって、長期計画があって、経年化基準以上で経営健全化計画達成いうのがあって、議会の議決が承認されて、経営健全化計画の策定が今されとるいうて、一定説明してもうとんで、今どの辺で、どういう状況になっとんのかいうたら、年間7億円いうたら真水いうんか一般会計からどのぐらいのもんが行って、大体水道のそっちのほうは20億円ぐらい行く言うちゃったかいな、何ぼ言うちゃったかいな。どれぐらいの改善が、一番初めから比べたらどういうふうに流れていきよんのかいないうのがわかるようなもんてあるんですか。下水道のほうはちょっと言うてもうたんやけど、水道のほうではそういうものあるんですか、ない。
○委員長(藤原悟君) 水道部長。
○水道部長(岡田博之君) 水道部のホームページを見ていただきましたら、毎年の決算状況報告でいろんな数値を出しております。経営状況なり有収率等も出しておりますので、かなり見やすい表になっておると思います。それをごらんいただければ、水道の状況はわかっていただけると思います。この計画の中にも入れておりますが、有収率が悪いので年間約200万トンの水が無効水量としてどこかへ流れていっているということになります。この計画で5年間で約80万トン減少することができるというふうに考えております。
○委員長(藤原悟君) 太田一誠委員。
○委員(太田一誠君) それ、金額で言うたら何ぼなん。
○委員長(藤原悟君) 水道部長。
○水道部長(岡田博之君) この計画の先ほどのところにも入れておりますが、33ページの中段ぐらいに書いておりますが、年間無効水量、約80万トン減少し、1年で約1,800万円の経費の削減効果が見込まれますということで表記をさせていただいております。
○委員長(藤原悟君) 太田一誠委員。
○委員(太田一誠君) 1年で1,800万円いうことは、今10年か十二、三年たっとるから、だから1億円とか2億円ぐらいの削減しかできてへんいうことですか。
せやから、私が言うとんのんは、一般会計からの繰入金で会計が単独会計、黒字を目指していきよんねやね、今。いきよる推移のところが見たいんねんけど、それも今ここでは説明はできへんねんやろか、後からでも構わへんねんけど。
○委員長(藤原悟君) 水道部長。
○水道部長(岡田博之君) 次に御説明します経営戦略のところで若干触れさせていただきたいというふうに思います。
○委員長(藤原悟君) 長寿命化計画でほかございませんか。
太田一誠委員。
○委員(太田一誠君) 申しわけない。ほなら、工事のところは一応青垣地域なんかやったら、町の中の道路とそれで水道とあわせて何か考えているというふうな表現をいただいたことがあるんやけど、それは旧町別になっているのか、何か六つの真珠のネックレスやないですけど、全体的に一つの核となるような町を中心にやっていくのか、いやいや、もう漏水率の高いところからやるんかいうたら、どういうビジョンなんやろね。
○委員長(藤原悟君) 工務課長。
○工務課長(上畑文彦君) 今、部長のほうが御説明させていただきましたように、喫緊96路線というものをあぶり出しております。それがお手元の資料の25ページ、26ページのほうにございます。その中でも特に漏水が多発しておるというような路線が25ページ、26ページの表で見ていただきますと、総合優先順位ということで1番から9番まで振っております。そういった優先順位というものも見ながら、また公費の二重投資にならないように、道路改良計画とか舗装工事の計画といったようなものの情報も収集しながら、工事のほうは発注していきたいというふうに考えております。
そういった中で、庁内のそういった情報交換の場もありますし、丹波土木事務所管内の専用協議等の調整会議という席もあります。そういった中で道路課工事なんかとの調整というものも行っていきながら、老朽管のほうの工事はやっていきたいというふうに思っております。
○委員長(藤原悟君) それでは、この項は終わらせていただきます。
次に、丹波市水道事業経営戦略の策定について、当局の説明を求めます。
水道部長。
○水道部長(岡田博之君) 経営戦略ですが、更新計画の結果を踏まえて、今後の経営状況を予測して投資に必要な財源などを、必要な措置を考えていくための指標として経営戦略を策定をしたところでございます。
これにつきましては、
経営企画課長のほうから報告をさせていただきます。
○委員長(藤原悟君)
経営企画課長。
○
経営企画課長(井上博生君) それでは、引き続きまして丹波市水道事業経営戦略について御説明をさせていただきます。
この経営戦略は、昨年2月の
産業建設常任委員会で暫定版として御説明をさせていただいたものを、先ほど御説明を申し上げました長寿命化計画及び管路更新計画の内容を精査した中で経営戦略を見直し、「暫定版」を取らさせていただいたものでございます。
表紙をめくっていただいたところに目次を載せておりますが、第1章の策定の背景から、第2章、事業の現況と課題につきましては、昨年の計画から1年が経過しておりますので、現状について平成29年3月末の状況に修正をしていますので、ちょっと内容につきましては省略をさせていただきます。
17ページをごらんください。第3章、将来の事業概要でございますが、ここからは長寿命化計画、管路更新計画にあわせて修正を加えております。
21ページをごらんください。施設の見通しですが、平成16年11月の合併時は173の施設が存在していましたが、水道施設統合整備事業の推進によりまして、平成29年3月時点で156の施設に統合され、平成38年度の目標施設数は134施設としております。
次に、管路ですが、平成28年度末の管路総延長は890キロメートルとなっており、耐久性、耐震性の未整備の管路も多く、また老朽管が多いため漏水が多発をしております。今後は、先ほど御説明をいたしました管路更新計画に基づきまして、計画的な老朽管の更新を行っていきたいと思っております。
その予定投資額でございますが、平成31年度から平成35年度までの5年間は、更新優先順位の高い施設の更新を図る予定で、投資額は年7億円としておりまして、そのうち管路更新に係る更新延長は6キロメートルとしております。
次に、22ページをごらんください。組織の体制でございますが、現在の水道部と建設部、下水道課を上下水道部として統合させ、効率的で効果的な組織体制の構築を図ってまいります。
23ページをごらんください。第4章、経営の基本方針ですが、水道事業において人口減少等により給水収益が減少する中、今後より一層厳しい経営環境が続くことが予測されるために、安全・安心な水道水の安定供給と持続可能な企業経営を目指し、その中で安全、強靭、持続という三つのテーマを設け、効率化・健全化に取り組んでまいります。その内容につきましては、前回、暫定版で御説明させていただいておりますので、24ページ以降は省略をさせていただきます。
30ページをごらんください。第6章、投資・財政計画でございますが、まず投資計画では、管路更新計画に基づきまして、平成31年から平成35年の5年間と平成36年から平成40年の5年間をそれぞれ35億円としております。
31ページの財政計画でございますが、今後、安定的な事業運営を目指すためには、投資試算と財政試算を均衡させる必要がありますために、建設改良事業に充てるための企業債借り入れの償還期限の見直しや資金不足を補うための水道料金改正シミュレーションをしております。
料金改正のシミュレーションでは、損失合計を10億8,300万円と想定をしております。この損失額につきましては、34ページをごらんいただきたいと思います。ここでは年度ごとの収益的収支を記載をしております。一番上段の営業収益の給水収益でございますが、平成29年度、14億2,000万円に対しまして、次ページに平成38年度を載せております。平成38年度では12億9,000万円まで落ち込む予測をしておりまして、一番下段になります純損益でございますが、毎年赤字になる予測をしております。その純損失の合計が10年間で10億8,300万円となっております。そうなりますと、次の38ページでございますけれども、一番下段に当年度末試算残高を見ていただきますと、平成29年度に約42億円あったものが、平成39年度には約8億円まで目減りをしてまいります。
そういった予測の中で、前に戻っていただきまして31ページのシミュレーションをしております。条件としまして、平成33年度から料金改正をすると仮定した中で、約10億円の資金不足を解消するため、5パターンで料金改正の内容をつくっております。それぞれのパターンの水道料金は次の32ページに記載をしておりますが、13ミリの口径で1カ月に20立方メートルを使用した場合、これはごく一般の家庭で使われている13ミリの口径でございます。
現況では、3,802円であります。これをパータン1に改正しますと4,400円、パターン2ですと4,235円というふうに、5パターンのシミュレーションをしております。なお、この水道料金の改正につきましては、31ページの下段にちょっと書かせていただいておりますけれども、あくまで投資・財政計画の推移を前提としたものでありますので、実際に料金改定を行う時期や改正率などの具体的な検討につきましては、今後の経営状況を見ながら判断していきたいと思っております。
後ほど広報戦略でも御説明を申し上げますが、料金改正を検討する以前に市民に対し、まずは水道の現状をよく知っていただくことが第一だと思っておりますので、その上で諮問機関である水道事業運営審議会などの御意見を取り入れながら、市民の理解が得られるよう努力していきたいと考えております。
最後に、38ページでございますけれども、計画の点検と進捗管理でございます。今後は、各計画を着実に進めるととも、毎年進捗管理(モニタリング)を行いまして、経営状況に的確に把握をし、経営の効率化・健全化に取り組んでいくこととしております。
以上、簡単ではございますが、丹波市水道事業経営戦略の御説明とさせていただきます。
○委員長(藤原悟君) 説明は終わりました。
質疑を行います。質疑はございませんか。
水道部長。
○水道部長(岡田博之君) 先ほどの補足説明になるんですけれども、33ページの資金残高の料金改定前後の推移というのをごらんいただきたいと思うんですけれども、このまま料金の改定もなく今の一般会計の繰り入れの基準でいただいていくと、平成38年には8億3,600万円の資金残高になるということになります。平成33年に仮に料金を改定をすれば、資金残高は18億円を維持できるというようなものでございますが、これを料金を上げるか一般会計の繰り入れをふやしていただくかというような議論は発生してくるとは思うんですが、今、資金の推移はこういう状況になっているということでございます。あくまで、平成33年に値上げをするというものではございませんので、そこだけは誤解のないようにお願いします。
○委員長(藤原悟君) 質疑はございませんか。
太田一誠委員。
○委員(太田一誠君) すいませんね、ちょっとぐあいよう質問できるかわからへんのですけど、一応お願いします。
水道事業の連結の実質赤字比率の視点、留意点みたいなんをお願いしたいんですけど、さっきも言うちゃったように、これからこのままやったら赤字になりまっせということなんやけど、それは33ページの推移でわかるいうことなんやけど、そもそも資金の不足額いうもんはどういうもんなんやいうことと、事業規模がそれで正しいんかいうのを僕らチェックするんやけど、それのそのこれまでやってきた努力を非常に評価したいのに、それがちょっとたくさんの資料であれなんやけども、ここがポイントですよみたいなのがあったらいいのになと思いましたけど、今言われたとこがポイントなんやけども、もうちょっとわかりやすうにしはったほうがええん違かないうのと。僕、経営者やったら、売り上げが上がらないと利益が出ないんじゃなくて、売り上げが人口が減少して水量が少なくなっても、費用とそれから流動負債とそれで改良等の経費の財源を起こすための地方債、それから流動資産引いて、それであと解消可能な資金の不足をどうするかいうことを、費用のほうを少なくすれば、売り上げが下がっても利益が出るんです。そういうことを説明してもらえるんかな思とったんやけど、とにかく人口が減るさかいに売り上げが減りますと。だから、皆さん人口少ない中で今までどおりのやつを何とかせなあかんのですわって言うてんやけど、それは現象なわけで経営戦略ではないんやないかなというふうに思うんですけど、その辺お願いしたいんですけど。
○委員長(藤原悟君) 経営係長。
○経営係長(荒木敏明君) 先ほど委員のおっしゃいました資金の不足の部分、人口減少によって収益が減りますということと、費用の面を抑えるということですね。一番おわかりいただくのが、先ほど課長が説明しました35ページになると思うんです。これが収支計画になるんですけども、その下の支出のほうですね。当然、先ほど委員さんがおっしゃいましたように、上の収入のほうは人口減少によって給水量減っていきますよ。しかし、支出のほうについても施設をたくさん抱えている丹波市でございまして、それを一つに集約するというような施設の配置ができない状況なんです。ですので、施設の維持管理コスト、ここで言うところの経費、動力費、薬品費、材料費というところにつきましては、若干のずっと値上がりをしていくだろうというふうににらんでおります。
ですので、費用を削るというと、この施設を廃止、ダウンサイジングすればいいかなということなんですけども、それに対してやっぱり広域施設いうか面積が丹波市の面積は大きいので、最終のとこまで水を送らないといけないというような経営になってきますので、やはりそこに人口集中的な町をつくる、一局集中でなしに、いろんなところに6地域あります、そこに水を満遍なく安定的に送るとなってくると、やっぱりそれだけの維持管理費が必要になってくるということになってきますので、やはり経費をいかに抑えるかとなってくると、なかなか難しい問題がございまして、逆に収入を落とさないように努力しながら、費用もある程度現状維持させるというところの微妙なところの経営の難しいところとは思うんですけども、やっぱりおっしゃるように支出を抑えんといけないんですけども、やっぱり抑える限度があるというところで、ちょっと苦労しているところではございます。
○委員長(藤原悟君) 太田一誠委員。
○委員(太田一誠君) 入ったときからずっと言うとんですけど、戦略がないという話をしとるんですわ。これ言うたらいかんのかもしれないんですけど、経営戦略いうたら、例えば株式会社いうか、将来はまあ言うたら独立で黒字化していく方向性の物体になっていくはずなんやから、そこを目指すためには、例えば極端に言うたらそれはちょっとそんなことは夢みたいやと言われるから、ちょっとそれは聞いとしてほしいんやけど、おいしい水に今なってるわけです。僕は、丹波市の水ってすごいおいしい水になってきたと思います。売ったらええん違うかと思いますし、売ると売り上げが上がりますわね。利益が出たら、還元できたら水道料金安くなるし、水道料金安いところに新しい新居の人にはそういう補助をするとかね。わからへんけど。お金持っとってん人にはそないせんでも、あと残り一生懸命頑張ってくれちゃったらええねんけど、どうにかしてそこに人口が流入するための戦略にもできるん違うかなというふうに思うんですよ。可能性のある、物すごい何か会社が水をねらってたり、あるいは丹波市の中でも水を買って生活している人らがおられると思うので、それよりもいい水を水道でできるような戦略があれば、20億円売り上げとって、10年で7億円損しますということは、7,000万円の損はずっと続くんですやなしに、それ解消するのに7,000万円を10カ月で割ったら700万円やろ。それを30日で割ったら数十万円の努力を誰かがすれば、これはもう完全に黒字になって、おいしい窓口になるん違うかなと思うんですけどね。
そういう戦略がありますかという問いなんやったんやけど、一応課題として考えられる方向があれば、また考えてくださいいうことで、よろしくお願いします。
○委員長(藤原悟君) 水道部長。
○水道部長(岡田博之君) 水を送り続けるというのが第一の使命です。黒字化を目指しているわけではなくて、安全に水を送り続けるということが使命です。それは、動力費、薬剤費、全てかかってきます。この部分については削れないということです。あと、たくさんの事業をしてきましたので、減価償却費がかなり膨れてきます。こういったものの占める割合が非常に多いということです。
先ほど申しました、この後の説明で広報戦略でペットボトルも考えております。ただ、それは以前にもつくりましたけれども、あくまでPRになる程度で、決して売り上げに貢献するようなものまではいっておりませんので、その辺のところは広報戦略でこれから考えていきたいと思うんですが、やはり費用を削るというのは限界がございますので、あくまで水道は公営企業ですので、企業といっても住民の福祉のためにするものでございますので、今その辺は御理解をいただきたいというふうに思います。
○委員長(藤原悟君) 太田一誠委員。
○委員(太田一誠君) 私もそう思います。住民のために、安心・安全のために水道はあるんやと、これは最後に閉められるんは、水道水はちょっと水道の蛇口をあけといてでも最後まで残すいうて、それは命にかかわるこっちゃさかいに、水道は大事や思うんです。そやから、水道水で上水道、下水道を管理するいうのは大事やねんけど、もうけるいうためにはないと言われるねんけど、安全・安心のためには、それは長寿命化も大事やけども、そこでやっぱり利益を出すいうんか、売り上げから経費を引いて、幾らか残って、それを研究費に充てるとか、今、無駄な使い方しとるところに無駄やないような状況に持っていく。例えば、垂れ流しをしとる水は、別に水道水に使われへんだら飲料水として使えるわけで、それをペットボトルで飲料水で売ったら、体にいい成分が入っとって、丹波のおいしい水として売れる可能性があるかもしれんいう研究ができるかもしれんですよ。それは、ほったらかしにしてあるということがないかなと思ってね。それは、ほったらかしではないんやけど、こっちの事業が忙しいさかいにあかんのやでなしに、戦略いうもんを立ててもうたらどうかなというふうに思っとるんです。戦略がないんやないかなというふうに思うんですわ、そこだけです。
○委員長(藤原悟君)
経営企画課長。
○
経営企画課長(井上博生君) 第5章の中で効率化・健全化への取り組みということで、ここで三つの安全、強靭、持続ということで、これが私どもの戦略だと思っております。その中で、先ほどから言いますように長寿命化計画なり老朽管更新計画を持って、無駄な水と言われるのは、やっぱり漏水している水がかなりあります。それは完全に無駄な水だと思いますので、そういったところを早くとめるといった中で老朽管の更新計画をきちっと立てまして、平成31年度からはしっかりとした計画を立てていって、そういった無駄な水をできるだけ排除していきたいと思っておりますので、そういったやっぱり経費の削減というのが一番前提じゃないかなと思っておりますので、できるだけ経費を削減した中で効率的な経営をしていきたいなと思っております。
○委員長(藤原悟君) ほか。
山名委員。
○委員(山名隆衛君) ちょっと数字的なことをお聞きしたいんですけども、資料2の32ページ、ここに3.5.3のところで費用は1年間に約5億8,000万円を計上するという計算でされております。それと、今度資料3の中の21ページになると、投資額は年間に7億円というふうに数字が書かれております。その5億8,000万円と7億円という部分は、これは、差はどこか違いがあるんでしょうか。
○委員長(藤原悟君) 水道部長。
○水道部長(岡田博之君) 先ほどの長寿命化管路更新計画、先ほど説明で申し上げましたとおり、管路更新は5億8,000万円、長寿命化、施設の維持管理に1億2,000万円を投じて合計7億円ということで説明はさせていただいたと思っております。
○委員長(藤原悟君) ほかございませんか。
奥村委員。
○委員(
奥村正行君) 3ページの資料2の施設の比較いうとこで、一番下で。
○委員長(藤原悟君) 資料2。
奥村委員。
○委員(
奥村正行君) 資料の3、ごめんなさい。資料3の3ページで、施設の比較いうとこで地域別にずっと書いてあって、合併時と、平成29年は3月末のんで浄水場と配水池があるんですけども、前から春日地域は多かったんですけども、小さなとこも入ったりしとったんやけど、今、浄水場が11で配水池が15になっとんねんけど、もっともっとあれはしていく予定なんやね。それの最終のほうどこか書いてあるのかいな、目標値いうのは。
○委員長(藤原悟君) 水道部長。
○水道部長(岡田博之君) 先ほど御説明させていただいたとおり、21ページに平成38年度には合計で134の施設。
○委員長(藤原悟君) 各地域の。
水道部長。
○水道部長(岡田博之君) 地域ですか。
○委員長(藤原悟君)
奥村委員。
○委員(
奥村正行君) 例えば、春日地域なんかやったら送るいうことやんか。
○委員長(藤原悟君) 水道部長。
○水道部長(岡田博之君) 将来的には、春日地域は三井庄浄水場一つになる予定でございます。
○委員長(藤原悟君)
奥村委員。
○委員(
奥村正行君) そういうことすることによって、やっぱり経費も削減できる思うから。
○委員長(藤原悟君) ほかございませんか。
ないようですので、この項は終わります。
次に、丹波市水道部広報戦略の策定について、当局の説明を求めます。
水道部長。
○水道部長(岡田博之君) 広報戦略ですけれども、先ほど申しました水道事業の状況を市民の方にもこれまで以上に知っていただきたいということで、水道事業が直面している課題に市民の方にも一緒に取り組んでいただきたいという思いで広報戦略を策定をいたしたものでございます。
経営企画課長のほうから御説明を申し上げます。
○委員長(藤原悟君)
経営企画課長。
○
経営企画課長(井上博生君) 大変長時間になりまして、大変申しわけございませんが、最後の丹波市水道部広報戦略について御説明をさせていただきます。
本年度から、水道部の業務課でありましたのを水道部の経営企画課と名称変更しておりまして、新たに1係をふやしていただきまして、経営と広報を充実させるため、企画調整係を設けさせていただきました。これまで1係で経営と広報を進めてきておりますが、お客様に対する情報提供は水道部からの一方的なものとなっておりましたので、お客様の声を聞く機会が少なく、お客様のコミュニケーション不足がこれまでしておりました。今回、策定をいたしました広報戦略は、できるだけ多くのお客様に情報提供することや、お客様との対話の機会をふやして丹波市の水道事業について御理解をいただき、お客様とともに課題を解決していくお客様参加型の水道事業を目指すためのものであります。
2ページをお開きいただきたいと思います。下段でございます。このプロジェクトでは、水道に興味がなかった方にも親しみを持ってもらえるよう、ストーリーというものを設定をいたしまして、そのストーリーを通して水道事業のさまざまな課題を探求し、水道部の職員とともに課題解決のためのアクションを起こしていくというお客様参加型の水道事業を目指して、Sui DO! Questプロジェクトという命名をしております。
3ページをごらんください。ストーリーをここで載せております。このストーリーは、広報戦略の探求の舞台を皆様の住まれる、タンバシスイドウという世界をつくっております。安全で安心な生活が送れるよう、日々水道部で働く職員がさまざまな困難に立ち向かっております。しかしながら、近年、給水人口の減少に伴う収入の低下、管路や施設の老朽化や財政難など、さまざまなモンスターとしておりますけれども、問題がやってきておりまして、水道部の職員だけでは解決することは困難になってきております。そこで、市民の皆様一人一人に直面するモンスター、問題につきまして、まずは知ってもらい、一緒に対策を考え、少しでも仲間をふやし、モンスター、問題をやっつける、解決することを目指すストーリーとなっております。
最近、若者の中でもSNSなどの携帯端末で対戦ゲームなどがはやっておりますが、そういったものに見立てたストーリー仕立てにしておりまして、少し遊び感覚も入れながら、幅広い年代に関心を持ってもらえるような戦略としております。
次のページには、具体的なアクションについて、五つのくくりを設けております。一つには、タンバシスイドウのリアルタイムを知るとしまして、水道部広報誌の発行とか公式SNSの開設などを上げております。
次のくくりとしまして、ナカマを増やすとしまして、水道部と学生や企業の連携、トライやるウイークの受け入れを上げております。
次のくくりとしましては、タンバシスイドウを知るとしまして、浄水場バーチャル見学動画の自主製作や小学生、大人向け、水道出前講座などを上げております。
次のくくりとしまして、新しいアイテムの獲得として、丹波市水道ボトルウォーターを上げています。
もう一人のくくりとしましては、スイドウに参加するとして、水道こども新聞コンクール、水・水道をテーマにしたポスターコンクールなどを上げております。
具体的なアクションにつきましては、次の5ページからでございます。5ページをごらんください。まず、水道部の広報紙の発行でございますが、これまで丹波市が発行する広報たんばの中で水道コラムを連載し、水道に関することを中心に情報提供を行っておりましたが、文字数も限られておりまして、なかなか伝えたい情報が伝わりにくい状況でありましたので、平成30年度は水道部独自の広報紙を年2回発行していきたいと考えております。
次に、6ページでございますけれども、水道部公式SNSの開設でございます。御存じのように、近年、SNS、ソーシャルネットワーキングサービスの利用者が増加をしておりまして、SNSを通じたリアルタイムでの情報流通は、利用場所を問わずいち早く情報発信ができます。緊急の断水や水道工事のお知らせなど、広報紙やホームページではできない情報をSNSによって発信していきたいと考えております。
次に、7ページをごらんください。学生との連携でございます。丹波市の水道をPRするという産官学の連携を進めていきたいと思っております。プロジェクトでは、学生たちに丹波市の水道の現状について学んでいただいて、その中で浮かび上がった課題について今後対策の研究をしてもらい、その研究の成果を水道事業PRイベントとして企画、実施してもらうことを考えております。学生にとりましても、マーケティングを学ぶということで専門性を高め、教育効果を生むことができ、また丹波市にとっても次世代のお客様の意見や提案を受けることで、今後の水道事業に役立つものと思われます。あわせて、市内企業などにも連携できる提案など、新鮮な目線での取り組みが期待できると思っております。
次に、9ページをごらんください。水道こども新聞コンクールでございますけれども、この後13ページにも上げています小学生出前講座を実施した小学校を対象としまして、出前講座で学んでいただいたことを新聞形式にまとめ、応募していただくものでございます。現在、小学4年生の社会勉強となっておりますが、多くの小学生が施設見学などで学んでいただいた現在の水道事業の現状を小学生がまとめていただくことで、優しい表現での情報発信ができるのではないかと考えております。それを広く市民に伝えるアイテムとして今回提案しているものでございます。あわせて、水・水道をテーマにしたポスターコンクールの実施を上げております。これにつきましては、安全・安心でおいしい丹波市の水道水のPRや水道水をより身近に感じてもらうため、出前講座を実施した小学校だけではなく、全小学生を対象として幅広く募集を行っていきたいと思っております。
次に、トライやるウイークの受け入れでございます。これにつきましては、各浄水場の見学や水道部での仕事を学んでいただいて、窓口対応や出前講座の職業体験をまとめてもらうことで水道水の大切さを学んでいただきたいと思っております。
次に、11ページでございますけれども、丹波市の水道ボトルウォーターの製造を上げております。ちょっとここで訂正がございます。写真のペットボトルを書いておる横でございますけれども、平成24年度から平成26年度の2年間製造と書いておりますが、大変申しわけないんですけど、平成24年から平成25年の2年間、ボトルウォーターを製造しております。訂正をお願いしたいと思います。
このボトルウォーターは、丹(まごころ)の水として4万8,000本を当時製造しまして、販売をしておりました。しかしながら、平成26年度の夏に起きました丹波市豪雨災害によりまして、復旧事業を優先したために、その後製造を中止をしております。今回の提案は、丹波市の水道水がより安全・安心でおいしい水道水を提供していることのPRと、水道水をこれまで以上に飲んでいただくことへつなげていくものであります。また、ボトルウォーターは、災害などの非常時には備蓄水としての役割も果たすことが期待できると思いますので、災害からの復興もあわせてPRすることで、丹波市のイメージアップにもつながっていくと考えております。
また、具体的な検討はしておりませんが、市長が提案してます丹波市元年、2019年のイベントPRグッズの一つとして取り入れられないかということで考えております。これにつきましては、今後関係機関との調整を図っていきたいと考えております。
次に、プレスリリース、報道機関への情報提供の強化を上げております。新聞やテレビなどを活用いたしまして、広く情報提供を行っていきたいと考えております。
次に、水道部のホームページの整理でございますが、現行のホームページに水道部のホームページがございます。それを整理をいたしまして、見やすく、わかりやすい、お客様が興味を引くようなホームページを目指してまいりたいと思っております。
次に、13ページをごらんください。小学生の水道出前講座を上げております。小学4年生を対象とした出前講座でございまして、各地域の浄水場の見学を通じて、丹波市の水道事業を学んでいただくものでございます。講義の内容は、小学4年生にあわせまして、できるだけわかりやすい言葉や文字を使って、水道部の職員が説明をしていきます。水道に関するクイズやドローンを使って空中撮影などもしておりますので、そういったものをふだん見られない場所を映し出したりするといった企画をしておりますので、小学生が興味を持つ内容にしていきたいと考えております。
次に15ページをごらんください。浄水場バーチャル見学動画の自主製作を上げています。本来でございますと多くのお客様が各浄水場へ直接出向いていただきまして、実際の浄水場を見学していただければいいのでございますけれども、なかなか浄水場まで出向いていただくことは困難でありますので、水道部職員がドローンやビデオカメラを使いまして、浄水場の様子を撮影しまして、バーチャルで見学していただけるようにしていきたいと考えております。動画につきましては、水道部が出展するイベント時や各地域で実施する出前講座などで上映していきたいと考えております。
次に、大人向けの水道出前講座でございます。これまで小学生向きの出前講座は実施をしておりましたが、やはり実際に使用者として御利用いただいている成人の方が重要でございますので、丹波市の水道事業の現状や取り組みについて伝えていく機会をふやしていくことを目的として計画をいたしました。自治会だけではなく、市民の各団体や企業等、できるだけ多くのお客様を対象にしていきたいと考えております。
次に、17ページでございます。水道PRイベントの出展でございます。例年開催されます産業交流市GOGOフェスタでございますけども、このイベントブースに出展をしております。平成30年度も出展を予定をしておりますが、さらなる水道事業のイメージアップのために、ほかの各種イベントなどへの出展とか水道週間など、全国的に水道水をPRする時期にあわせまして、丹波市の水道事業のPR活動を強化していきたいと考えております。
先日開きました水道事業運営審議会の中でも女性委員から、地域のイベントでも来てもらえないかという御意見もございました。できるだけ、そういったものにもお応えしていきたいなと思っておりますので、より多くの市民の方々に情報提供をしてまいりたいと思っております。
以上、簡単でございますが広報戦略の御説明とさせていただきます。
○委員長(藤原悟君) 説明が終わりました。
質疑を行います。
奥村委員。
○委員(
奥村正行君) 1点だけ。ボトルウォーターですけど、されたらええと思うんですけども、前に製造で三重県桑名市で書いてあるね。それは、全然知らん人が見はったら、そこの水かいなと思うんや。どうしても今度もそこでせないかんのかどうか知らんねんやけども、そこら辺はもうちょっと、もしもそこでするんやったら、丹波市以外で製造するんやったら、そういうような説明も要るんやないかなと思いますし、そこら辺、できたら丹波市内でつくってもうたら一番ええと思うんやけど、そこら辺だけ注意していただきたいと。どこでされる予定ですか。
○委員長(藤原悟君)
経営企画課長。
○
経営企画課長(井上博生君) ちょっと私も以前つくったときにはおりませんでしたので、経緯はちょっと詳しくはわからないんですけども、一応入札で3社ぐらいの見積もりをとった中で、この三重県の業者が決定をしております。また、今後はちょっとつくられている会社とかいろいろ事前に調べまして、また入札での応札になってくると思いますので、ちょっと県内でそういった業者があるのかというのは、今後ちょっと調べていきたいと思っております。
○委員長(藤原悟君)
奥村委員。
○委員(
奥村正行君) 県内とかそういうことでなくて、できたら丹波市できるんやったら丹波市と思うんですよ。それで、多分できる業者ないのやったら、ここでつくってるけどこうですよというのを訴えられるようなことは書いとかんとあかんのやないかな思います。
○委員長(藤原悟君) 水道部長。
○水道部長(岡田博之君) ラベルも一新しようと思っています。文言もまたタイトルも一新しようと思ってますので、その辺も含めて検討していきたいというふうに思ってます。
○委員長(藤原悟君) ほかございませんか。
○副委員長(太田一誠君) 藤原委員。
○委員(藤原悟君) 1点、経営戦略とも関係するんですけども、節水は前はあかんかったけども、今、節水勧めていると聞いたんですけども、節水。一切書いてないんですけども、水道部として節水を推奨するのか、例えば雨水とかをもっと活用してくださいとか、そういうPRするのか、その戦略だけお伺いします。
○副委員長(太田一誠君) 水道部長。
○水道部長(岡田博之君) 節水については、水は使っていただくほど収益は上がってきますので、水道部としては使っていただくほうがありがたいんですけれども、大切な水ですので、水資源は限りある資源ですので、節水は呼びかけていきたいというふうには思いますが、戦略には入れる予定はございません。
○副委員長(太田一誠君) 藤原委員。
○委員(藤原悟君) 先ほど、医薬品費とか維持管理費とかダウンサイジングいうふうなことを言われましたよね。そっちに本来は持っていくべきやないんですか。サイジングを落としていったり、人口減ってくるんですから、設備も。それの戦略はなくていいんですかね、やっぱりここまで施設をサイズを落としていって、できるだけ動力費とかいうなのを減していこうと。それには節水が要るしということにはならないんですか。
○副委員長(太田一誠君) 水道部長。
○水道部長(岡田博之君) 確かに、ダウンサイジングというのは、今後、施設の更新をしていくときに計画をする必要はございます。ただ、管路も本来でしたら75ミリを50ミリ、40ミリに小さくしていきたいところですが、家が減ったからといって消火栓がなくなるわけではございません。消火栓を維持するためには、管路は75ミリを置いていかないかんという、そういうダウンサイジングはできないという部分もございます。
当然、先ほど
奥村委員が言われたように、施設の統合はしていく必要がございますし、今、全国的に言われています広域連携のどの部分が連携ができるかというところも含めて、今後計画は進めていかなければいけないというところで、節水を呼びかけるのとダウンサイズはまた別物というふうには考えております。
○副委員長(太田一誠君) かわります。
○委員長(藤原悟君) ほかございませんか。
大嶋委員。
○委員(大嶋恵子君) ボトルウォーターの件なんですけども、これは小さい分だけで大きいのは販売はしてないんですかね。
それと、前に平成29年度でしたけど、お茶が販売されとったんですけど、それも何かPRがないまま、どこに売ってあるねやわからんままに終わったような気がするんですけど、その辺のこともやっぱり売るということになったら、やっぱりPRがすごいないと売れへんような気がするんです。どこに売ってあるんやわからへんような店やったら、最初からせんほうがええのん違うかなと思ったりする部分が。お茶についてあったんで、同じことにならんほうがいいなと思います。
○委員長(藤原悟君) 水道部長。
○水道部長(岡田博之君) 他市でも結構モンドセレクション金賞をとった水とか売られています。そういったところも聞き取りをしながら、調査をしながら、どういったPRができるのかということは研究していきたいというふうに思っています。
お茶については、多分、十六茶で黒豆でしたね、それはちょっと私のほう、全く関知しておりませんのでちょっとわからないんですけれども、ペットボトルについてはPRできるような方法を考えていきたいというふうには考えています。
○委員長(藤原悟君) 大きいやつ。
水道部長。
○水道部長(岡田博之君) 今は500ミリリットルを考えております。1リットルはまだ今のところ考えておりません。
○委員長(藤原悟君) 大嶋委員。
○委員(大嶋恵子君) それは何で500ミリリットルで1リットルはないんですか。
○委員長(藤原悟君)
経営企画課長。
○
経営企画課長(井上博生君) 基本的に、やっぱり持って常に携帯できる大きさとしては、一番シンプルなところで500ミリというのが一般的に売られとるサイズじゃないかなと思っております。大きいのもつくってもいいんですけども、やっぱり持ち運び等もなかなか難しいですし、今後もう一つ小さいサイズというのも最近お茶とか出てると思いますけれども、その効率も考えたり製造費も考えたりした中で、今後検討していきたいと思っております。
○委員長(藤原悟君) 大嶋委員。
○委員(大嶋恵子君) ありがとうございました。
(発言する者あり)
○委員長(藤原悟君) ほかいいですかね。
それでは、この項は終わりまして、次、丹波市水道施設統合整備事業12年のあゆみについて、当局の説明を求めます。
水道部長。
○水道部長(岡田博之君) 申しわけありません、最後になりました。平成18年から12年間、約114億円を投じてまいりました水道整備事業も今年度でおおむね完了する見込みとなりました。職員がみずから発案をいたしましてこの記念誌をつくろうというアイデアを出しました。若手職員を中心に編集委員会を立ち上げて10カ月をかけて作製をしたものでございます。3,000部を作製をいたしまして、今後、支所に置いたり、また出前講座で配ったり、他市へのPRにも利用してみたいというふうに考えております。
この説明につきまして、約5分程度時間をいただいて、工務係長のほうから御説明させていただきます。
○委員長(藤原悟君) 工務係長。
○工務係長(村上健君) お手元にお配りしております12年のあゆみの冊子の説明をさせていただきます。
平成16年の6町合併時の水道事業には、施設の老朽化や安定水源の不足、料金の不均衡など、多くの課題が山積しており、これらを解決するために平成17年度に策定しました水道ビジョンを基本構想として、丹波市全体の広域的な水融通や老朽化した施設の統廃合を目的とし、12年間にわたって継続してまいりました水道施設統合整備事業の完了に当たり、記念誌として冊子を作製しております。
最初に表紙ですが、12年間の歩みを12個の白い水玉と年表で表現し、未来への安定給水をイメージしたものとなっております。
次に、1ページをごらんください。市長の挨拶と氷上回廊の紹介、目次となっております。2ページでは、水道施設統合整備事業の概要を記載し、合併当時の課題として施設の老朽化や維持管理の非効率性など、施設に関することや合併当初に18区分の料金体系が混在し、段階的に改善していき、平成23年に統一した水道料金に関することを記載しております。また、下段には事業の基本方針である四つの柱を記載しております。
続きまして、3ページから10ページまでにつきましては、事業の基本方針である四つの柱について、具体的な内容を記載しております。初めに、3から4ページをごらんください。こちらでは、水需要に見合う施設能力の設定としまして、施設の統廃合や新設、増設について記載をしております。
次に、5ページ、6ページでは、施設機能の集約化としまして、効率的な管理運営を図るために、柏原地域、氷上地域、青垣地域、春日地域の4地域の10事業を中央上水道事業とし、山南地域の3事業を山南上水道事業、さらに市島地域の5事業を市島上水道事業に統合し、三つの事業に集約したことについて記載をしております。
続きまして、7から8ページをごらんください。こちらでは施設機能のレベルアップとして、紫外線処理装置や非常用発電装置などを新設したことについて記載をしております。
続きまして、9、10ページでは、非常時の基幹的施設機能の確保としまして、従来の配水区域を越えて水を融通するために整備した施設と水の流れを記載しております。
続きまして、11、12ページをごらんください。こちらでは、水道施設統合整備事業において実施した年度ごとの主な工事名と費用、そしてその財源内訳について記載をしており、総額114億円の事業費となっております。
続きまして、13、14ページの丹波市水マップですが、水道施設と水道水の流れをイラストで表現しており、主な公共施設や観光名所などが記載され、親しみのある内容となっております。このマップは、右下に作者のサインが記されておりますが、水道部
経営企画課長の井上が手書きで描いた作品となっております。
続きまして、15、16ページでは平成26年8月に発生しました丹波市豪雨災害において水道施設も大きな被害を受け、兵庫県下の水道事業隊からの応援や住民の皆さんの協力を得ながら応急復旧や本復旧に取り組んだ状況を記載しております。
続きまして、17ページから18ページをごらんください。こちらでは出前講座や産業交流市への出展によるPRの推進、篠山市との合同給水訓練の様子や将来へ向けた今後の水道事業への取り組みについて記載をしております。
続きまして、19、20ページをごらんください。こちらは、水道施設の位置図を掲載しており、浄水場、配水池、加圧ポンプの位置をお示ししております。
続きまして、21ページ、22ページでは、こちらにつきましては用語解説となっております。
そして、最後の裏表紙となりますが、下段のQRコードをスマートフォンなどで読み取っていただきますと、統合整備事業により整備した施設の写真ですとか空撮の映像をごらんいただけるようになっております。これにつきましても、若手職員のアイデアにより取り組んだ紙面となっております。
以上、簡単ではございますが、12年の歩みの説明とさせていただきます。
○委員長(藤原悟君) 説明が終わりました。
質疑を行います。質疑ございませんか。
○副委員長(太田一誠君) 藤原委員。
○委員(藤原悟君) 一つだけすいません。ちょっと失礼なこと言って申しわけないんですけど、9ページに書いてあるんですけど、給水区域が。何か最近というか、よく柏原地域の水がまずいと聞くんですわ。柏原地域、Iターンとか来られた方もやし、それから住んでる方も。僕は飲んだことないからもうちょっとわからんのですけど、何か違いはありますか、それともないのか、全く。僕は、丹波市どこも同じ水ですよという説明しているんですけども、柏原地域の水まずいというふうに聞くんですけど、ちょっと失礼なことで申しわけないんですけど。
○委員長(藤原悟君) 工務課長。
○工務課長(上畑文彦君) 確かに丹波市内、たくさんの浄水場がありますし、その浄水ごとに取水をしております水源、井戸であったりダムであったり川であったりということで、取水をしております水源によって若干水道水も浄水処理をするんですけど、水道水にも性格みたいなもんが出てきます。そういった中で柏原地域の水道水につきましては、多少よそよりは蒸発残留物と呼ばれる、蒸発残留物、悪いもんではなくてミネラルですとかマグネシウムとかといったような成分を総称して蒸発残留物と言うんですけども、そういった部分が多いという性格の水ではございますが、特段よそと違うということはないかなというふうに思っておる。私たち、柏原の支所におりますので、毎日その水を使ってお茶もコーヒーも飲んでおりますが、さほど違いは、私は感じておりません。
○副委員長(太田一誠君) 藤原委員。
○委員(藤原悟君) ちょっと「丹(まごころ)の水」を母坪の浄水場の水で売れますか。さっきのペットボトルウォーター、これまで青垣地域とかとってますよね、水は。柏原地域の給水した水で「丹(まごころ)の水」として売れますか。
○委員長(藤原悟君) 工務課長。
○工務課長(上畑文彦君) どこの水を今度また、次期の「丹(まごころ)の水」として売っていくのかというようのは、今後十分検討をしていかなければならないと思いますが、私、個人的には母坪の水でも十分飲んでいただける水じゃないかなというふうには思っております。
○副委員長(太田一誠君) 藤原委員。
○委員(藤原悟君) 例えば、さっきの蒸発残留物とかそれはどうしようもないんですね、今の浄水能力というか設備では。
○委員長(藤原悟君) 工務課長。
○工務課長(上畑文彦君) 今の母坪の設備では、今行っているのが最大限の処理ということになります。それをさらに蒸発残留物を減らしていくとなると、例えば膜によるろ過方法をとるとかといった新たな設備等が必要となってきまして、また設備投資も必要となりますので、今の設備としては今がベストな処理をしておるというふうに思っております。
○副委員長(太田一誠君) かわります。
○委員長(藤原悟君) ちょっと失礼な質問で申しわけないです、すいません。
ほかございませんか。
ないようですので、この項は終わります。
以上で水道部の報告は終了しました。
ほかございませんか、水道部のほう。
水道部長。
○水道部長(岡田博之君) 先ほど御説明申し上げました経営戦略、広報戦略、また12年の歩みにつきましては、全て私どもの職員が手づくりでつくったものでございます。十分な内容にはなってないかと思いますが、あくまでコンサルに頼らず、経費も削減するという意識も持ってつくったものでございますので、御理解をいただきたいというふうに思います。
ほかには特にございません。
○委員長(藤原悟君)
山名委員。
○委員(山名隆衛君) 平成31年度に上下水道部になるという方針で書かれているページがありますけども、この方針は実行される方向で進められているんでしょうか。
○委員長(藤原悟君) 副市長。
○副市長(鬼頭哲也君) そのつもりで考えております。
○委員長(藤原悟君)
山名委員。
○委員(山名隆衛君) ということは、平成31年度にその場所も全て発表されるということになるんでしょうか。
○委員長(藤原悟君) 副市長。
○副市長(鬼頭哲也君) 平成31年度に発表するかどうかはあれですけど、恐らくもうちょっと前に発表するだろうと思いますけども、当然統合しますから同じ場所になるようにというふうに思っております。
○委員長(藤原悟君) ほか、委員ございませんか。
新聞どうするんやったかいね。
水道部長。
○水道部長(岡田博之君) また読んどいていただく。
○委員長(藤原悟君) 読んどいたらええの、説明要らないのですか、よろしいか。わかりました。
では、以上で報告事項を終わらせていただきます。
この後、委員のみで協議がありますので、ここで当局は退席していただいて結構です。お疲れさまでした。
以上で本日の議事は全て終了いたしました。若干、継続審査等が残っていますけれども、8日、本会議、議員総会、班会議が終了後……。
(発言する者あり)
暫時休憩いたします。
休憩 午後6時17分
───────────
再開 午後6時21分
○委員長(藤原悟君) 再開いたします。
それでは、残りの継続審査等は8日の日に委員会開かせていただきますので、よろしくお願いいたします。
以上で本日の委員会を終了いたします。
副委員長より閉会の挨拶を申し上げます。
○副委員長(太田一誠君) 本日は、朝から長時間にわたりまして、慎重審議ありがとうございました。
これにて
産業建設常任委員会、閉じたいと思います。
御苦労さまでした。
閉会 午後6時23分...