丹波市議会 2016-03-25
平成28年第86回定例会(第7日 3月25日)
両計画に基づき、空き家の有効活用を初め、市の魅力を生かして、定住に向けた活気ある住まいと
まちづくりに取り組んでまいります。
3月11日には、
丹波市立看護専門学校の卒業式に出席いたしました。市立に移行して初めての卒業式となります。卒業生には、同校で得た経験を生かした
地域医療への発展に貢献をいただけることと期待しております。
3月23日には、第2次丹波市
道路整備計画審議会から答申を受けたところでございます。
最後に、
火災報告を申し上げます。2月27日に山南地域でその他火災、2月28日に
氷上地域においてその他火災が発生いたしております。
以上、
行政報告を終わらせていただきます。
○議長(
奥村正行君) 以上で、
行政報告は終わりました。
〜日程第1 議案第1号〜議案第13号及び議案第66号〜
○議長(
奥村正行君) 日程第1、議案第1号「平成28年度丹波市
一般会計予算」から議案第13号「平成28年度丹波市
下水道事業会計予算」まで、及び議案第66号「丹波市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」の14件を一括議題といたします。
本件は、審査を付託しておりました
予算特別委員会及び
総務常任委員会から
審査報告書が提出されております。
最初に
予算特別委員会前川委員長より報告を求めます。
6番、前川豊市委員長。
○
予算特別委員長(前川豊市君) (登壇) ただいま、議題となりました議案第1号から議案第13号まで、その審査の過程と結果について、説明を申し上げます。
平成28年度丹波市
一般会計予算、各
特別会計予算及び各
事業会計予算の13議案につきましては、3月3日の本会議において付託を受けました。3月17日に
総務分科会、3月18日には
民生分科会、3月22日には
産業建設分科会、そして、3月23日に総括の
予算特別委員会、3月25日に報告を受けましたまとめの委員会も開催いたしました。
委員会、各分科会での審査に当たりましては、当局から説明員として市長を初め、副市長、教育長、
公営企業管理者及び各部長の出席を求め、慎重に審査を行いました。
審査結果につきましては、本委員会に付託された議案第1号「平成28年度丹波市
一般会計予算」から議案第13号「平成28年度丹波市
下水道事業会計予算」までの13議案について、全議案を原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
審査の過程では、たくさんの意見が出され、主なものについては、報告書に記載しております。中でも、衛生費の新
エネルギー普及推進事業につきましては、委員のほうから附帯決議の提案もなされ、先ほども審査いたしましたとおりでございます。
附帯決議そのものは否決となりましたが、そこで出された意見は非常に重要なものがあったと思われます。
当局におかれましては、審査の中で各委員が述べられました意見を真摯に受けとめていただき、厳しい財政状況ではございますが、費用対効果を検証し、効果的な
予算執行並びに業務執行に当たっては当然のことながら、公平性、公正性、透明性を持った
事業執行に当たっていただきますよう強く指摘し、
予算特別委員会からの報告といたします。
○議長(
奥村正行君) 委員長の報告は終わりました。
委員長報告に対する質疑を行います。
質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 質疑なしと認めます。
これをもって、質疑を終わります。
次に、
総務常任委員会林委員長の報告を求めます。
18番、
林時彦委員長。
○
総務常任委員長(林時彦君) (登壇)
総務常任委員会より、
委員会審査報告を申し上げます。
本委員会に付託された事件について、審査の結果をタブレットに掲載しておりますとおり、
丹波市議会会議規則第109条の規定により、報告いたします。
審査に附した事件は、議案第66号「丹波市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」でございます。
(「予算に関係ないのか」と呼ぶ者あり)
○
総務常任委員長(林時彦君) 関係ないです。
○議長(
奥村正行君) 暫時休憩いたします。
休憩 午前9時41分
───────────
再開 午前9時41分
○議長(
奥村正行君) 再開いたします。
林委員長、続けてください。
○
総務常任委員長(林時彦君) もう一度言います。
ただいま、議題となっております議案第66号につきまして、3月15日開催の本会議におきまして審査の付託を受けておりました
総務常任委員会から
審査報告を申し上げます。
本議案につきましては、去る3月17日に
総務常任委員会を開催し、
市当局関係者に出席を求め、慎重に審査いたしました結果、
審査報告書のとおり、議案第66号は、賛成全員により、原案のとおり可決すべきものと決定しましたので、ここに御報告申し上げます。
以上、まことに簡単ではございますけれども、
審査報告とさせていただきます。
○議長(
奥村正行君) 委員長の報告は終わりました。
委員長報告に対する質疑を行います。
質疑はございませんか。
(「暫時休憩」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 暫時休憩いたします。
休憩 午前9時42分
───────────
再開 午前9時44分
○議長(
奥村正行君) 再開いたします。
委員長の報告は終わりました。
委員長報告に対する質疑を行います。
質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 質疑なしと認めます。
これをもって、質疑を終わります。
これより、議案ごとに討論、採決を行います。
最初に、議案第1号「平成28年度丹波市
一般会計予算」の討論を行います。
討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。
まず、反対討論を許可いたします。
8番、
西本嘉宏議員。
○8番(
西本嘉宏君) (登壇)
日本共産党議員団を代表して、議案第1号「平成28年度丹波市
一般会計予算」について、反対の立場から討論を行います。
市長は、昨年の市制10周年で10年間の歩みを振り返り、それを土台として、今後のさらなる飛躍を決意したとしておりますが、その歩みを振り返っても、きっちりとした総括がない中で、今回の平成28年度予算は、第3次
行政改革プランを初め、丹(まごころ)の
里創生総合戦略など、これらの計画を実行に移し、具現化していく重要な年度と位置づけていくとしております。
その中でも、
地域医療総合支援センター(仮称)や、あわせて
市立看護専門学校等の移転整備を行うこと、それから、地方創生の
加速化交付金や
新型交付金などを活用した事業なども取り入れてはおります。さらに、昨年から引き続き、
所得制限付ではありますけれども、中学3年生までの子供の医療費の無料化、あるいは、
地域経済の活性化や住環境の整備に貢献する
住宅リフォーム助成の継続、さらに、
国民健康保険特別会計への1億円の
法定外繰り入れなど、一定の評価をするものの、幾つかの点で市民の願いや暮らし、安心・安全の課題から見て、この
一般会計予算に対して、次の点を指摘して、反対の意見といたします。
第1は、第3次
行政改革プランの推進についてであります。
平成28年度から取り組むとしている第3次
行政改革プランについては、議案の審議や討論でも指摘をしてきましたけれども、当初の600人体制から職員数と事業量のバランスが悪くなるなど、組織的に解決しなければならない課題も見えていますと一定の軌道修正を図っております。問題は、再任用制度による運用を進めるとか、
任期付職員制度の構築、民間からの専門性の高い人材の登用など、非正規雇用や、正規であっても任期付など、今後に課題を残すものとなっています。
また、
アウトソーシングの推進を図るとしておりますけれども、特に、窓口業務の
アウトソーシングは、社会保障や権利の証明に関する地方自治体の重要な責務であります。市、法令の趣旨に沿った
専門的知識や経験を要する事務であります。こうしたことを一くくりにして、
アウトソーシング、外部委託を推進することは、
制度そのものの根幹を揺るがすものであります。そのほか、
公営企業会計等への
一般会計からの
繰り出し基準の検討とその策定は、手数料や使用料など
受益者負担の引き上げにつながるものとして懸念するものであります。現に、今回の予算では、
社会福祉協議会補助金が約1,000万円、
内部留保があるという理由で、社協の
内部留保があるという理由で減額されております。市民からの会費を徴収しながら、また、一方で、
介護事業所なども運営をしながらでありますが、
社会福祉全般にわたって、市の多くの事業を担っている
社会福祉協議会は、むしろ一層の充実が必要ではないかと思います。
二つ目、
認定こども園問題についてであります。
平成28年度は、
認定こども園を検証するシンポジウムを行うということにしております。特に、平成18年12月につくられた丹波市
こども園に関する
基本方針では、その総括でこのように述べています。均一で質の高い就学前教育・保育を提供していくことは、私たちの責務である。また、保護者の多様なニーズに対応していくことであるということであります。また、保護者の多様なニーズに対応していくとしながら、結局、その結論は、財政事情を推しはかるとき、
幼保一体化は避けて通れないというふうに結論づけておりまして、関係の住民の合意なしに進めようとしている問題であります。その典型は、柏原の
公立幼稚園と保育園を
社会福祉法人を新たにつくり、二つの
認定こども園にしようとしている問題であります。もう1点は、その
基本方針の
基本的事項にある
認定こども園の規模について、自らが150人から200人の
こども園に集約していくと明記しており、また、その理由については、
教育部長は、質の高い就学前教育・保育を提供していくことでこの人数で集約していくということを答弁しましたけれども、しかし、実際に現在、九つの
認定こども園のうち、3分の1の3園では、既に200人を超えており、実態に合っておりません。この
基本的事項に合っていません。是正すらこれをしようとしていません。また、これから予定し、進めようとしている氷上地区の保育園や柏原の崇広校区でも200名を超える園児数になるというふうに予想されております。こうした
基本的事項に反する強引なやり方は、納得できません。これでは、市民の合意は得られないのは当然でありまして、強引なやり方も改め、もう一度見直し、関係住民の合意を図るべきだと思います。
三つ目は、同和問題を初めとする
人権推進教育についてであります。
平成28年度の
教育方針では、同和問題を中心に据えた
人権教育についての認識を深めさせ、
教育活動に生かせる研修を行うとしておりますが、同和問題を中心に据えなければならないような実態が、どこにどのように存在するのか明確でなく、今日までの国民、市民の努力で大きく改善が図られ、大きく前進してきたことをまともに評価せずに、あたかも人権課題の中心のようにねじ曲げて
教育活動に生かすことは、誤った認識を教え込むことになり、即刻やめるべきであります。これは、市の調査や各種の
アンケートにおいても部落問題に対する
アンケート結果を見ても明らかであります。
こうした認識のもとに、毎年、記されている丹波市
同和人権教育協議会の1,400万円余りの補助金についても削除すべきであります。今日まで
補助金活動をしてきた多くの他の団体とは違い、聖域のような扱いになり、合併以来、見直してきておりません。組織を続けるのであれば、自らの財源を生み出して行うべきで、市から丸抱えの補助金は廃止すべきであります。
また、
インターネットによる
人権侵害等に対応するともしておりますが、具体的にどのような
人権侵害があったのか、やはり、それを
人権教育の課題にしなければならない状況はどのようなものか、明確に示されておりません。そういう中で、最近は、これが差別の象徴のように取り上げ、差別のある限り
同和教育を続けるなどというのは、極めて問題であります。一部に誤った認識から問題を起こしても、悪質なものについては、法務省が示す
人権侵犯事件として提訴することや、
インターネット上のそうした問題でも削除すれば解決できる問題であります。
四つ目、
原発対策についてであります。
福井県の
高浜原発から50キロから60キロ圏内にある我が丹波市として、再稼働を見過ごすわけにはいきません。最近発表された丹波市の
地域防災計画の見直しによると、
原発事故の対応は、UPZ30キロ圏外ということで、国の指針にしたがい、屋内退避としました。隣接の篠山市では、既に30キロ圏外でも、
安定ヨウ素剤の配付などを行われております。これまで、
原発事故の対応について、専門家や関係者及び公募市民などにより、時間をかけて調査研究が行われてきたようでありますが、丹波市においては、原発に関する内部検証や
講演会程度で、残念ながら、今回の予算では何も反映されておりません。ほとんど何も行われていないということであります。
3月9日、
大津地裁で、
高浜原発再稼働について差しとめの
仮処分決定がされ、即日、
高浜原発の稼働は停止されました。これは、昨年の
福井地裁判決に次ぐ司法の良識を示した判決として注目を集めております。大いに歓迎すべきことですが、こうした点について、我が
党議員団の
西脇議員の
一般質問に対して、市長は、安全基準を満たしていても事故は起きないとは言えないという国の
原子力規制委員会の
田中委員長発言などをなぞる程度で、市長としての見解を述べる立場ではないとそれを拒否しました。これでは、重点施策「安心して暮らせるふるさとづくり」が色あせたものになります。
高浜原発4号機の再稼働にしっかりと市長として反対を表明すべきであり、加えて、3月9日の
高浜原発の
大津地裁の判決への市長としての見解を表明すべきであります。
高浜原発から50キロ、60キロ圏内の地域にある丹波市として、国に原発ではなく、
自然エネルギーへの転換を要望するとともに、市として、早期に
原子力災害対策委員会を立ち上げ、不幸にして
原発事故が起きたときの対策についても、篠山市の取り組みに学び、
原子力災害対策の研究、
安定ヨウ素剤の備蓄などに取り組むべきであります。
以上、理由を述べて、反対といたします。
○議長(
奥村正行君) 8番、
西本嘉宏議員の討論が終わりました。
次に、賛成討論を許可いたします。
12番、
太田一誠議員。
○12番(太田一誠君) (登壇) ただいま、議長の許可を得ましたので、ただいまより議案第1号「平成28年度丹波市
一般会計予算」に対する議案の賛成の立場で討論を始めたいと思います。
平成28年度予算規模といたしまして、
一般会計は393億円で、前年度378億円と比較すると4%増額を過去最高の予算となっており、丹波市制が10年を経過し、第2ステージの始まりとして、今年度の施政予算はあらゆる計画を具現化する予算と位置づけられ、市民が生き生きと活躍できる元気な丹波市を目指し、覚悟を持って事業に取りかかろうとされている様子が各予算からも伺えました。
本年度の事業は、基本目標である魅力的な仕事を創造すること、交流人口をふやすこと、市民みんなで子育てを応援すること、元気な地域をつくることの四つの柱に、具体的施策を着手されようとされ、基本構想に合致した予算であることが確信できました。
財政運営に当たっては、大変御苦労され、努力され、財源の確保をされている姿が伺えました。例えば、経常収支比率です。平成26年度災害から連続して経常収支比率が90%を超え、財政構造に弾力性を失いつつあり、硬直化した財政運営を強いられない場面が多々あり、一時的に不安材料、気になるところがありました。依存財源の比率も高く、歳入に占める自主財源の比率は35%と、前年比から約4ポイント改善したものの、財政基盤の強化に努められていくような必死な姿が予算の中からも伺えました。
繰入金について、今年度は総額44億円を超え、前年対比で繰入金額が82%増額となっております。これまでに財源が留保の努力をされていたために、何とか財源の適正確保となっているような形のものを感じました。
災害豪雨による基金の取り崩しが原因とは言え、今後の普通交付税の減少に備え、財政規模に応じた基金残高の維持確保は、今後もさらなる努力が必要と感じます。
一方、具現化する予算として、積極的な攻めの歳出では、特に普通建設費事業が67億円と、前年比17.2%アップの積極的な事業が伺えます。河川改良事業や小学校設備整備事業の増により、国県支出金、市債、基金繰入金などの特定財源が取り崩された形が見えながらも、資金の捻出について、懸命に汗をかいておられる姿を感じることができました。
今後、気になる制度について、ふるさと納税があります。企業版のふるさと納税等、寄附金なども地域の活性化や財源の確保の一助にされようとする姿も伺われました。
各事業は、最小の経費で最大の効果を上げられる効果的な事業なのか、新規事業や拡充事業が目立つ中、市制10年を迎え、市の主要な部門別計画の策定が終わり、最終章として、計画を実行に移し具現化していく重要な年と、市長の施策事業に対する覚悟のようなものを受けとめられました。
予算委員会の中で、質疑の内容をお聞きしていると、施策事業に対する議会と行政の思いがだんだんと通じる関係になっていく姿は、最初から市長がこれまでの歩みを願っておられる姿があらわれる姿をそれぞれの委員会の中で感じることができました。
市長は、平成28年度予算案として、丹波市施政方針を示される中、その重点課題の認識と所信の真意について、次のように述べられました。平成27年度は、丹波市第2次総合計画の初年度であり、復旧・復興への本格的な取り組みの年で、多くの事業がスタートした1年でした。平成27年度中には、主要な部門の計画の策定を終え、平成28年度からは計画を実行に移し、具現化していく重要な年度と位置づけられております。その課題内容には、五つの課題を挙げられ、主な重点施策として、六つの重点施策に分けられております。今年は、その取り組みに大きく期待できるものと感じます。
市長は、平成28年度の3期目の総仕上げの最後の年とされています。あらゆる計画を具現化する予算として、種をまき、水をやり、芽を育ててきたと、その結果として、丹波市にとって、大きな成果の見える1年にしたいと意気込みを示されております。
本年、施策が着実に具現化する事業となることを期待し、賛成の立場で討論といたします。
議案第1号「平成28年度丹波市
一般会計予算」に関する議案に対し、どうか皆様方の賛同を賜りますよう、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げ、賛成の討論を終わりたいと思います。
○議長(
奥村正行君) 12番、
太田一誠議員の賛成討論が終わりました。
通告による討論は終わりました。
ほかに討論はありませんか。
4番、岸田昇議員。
賛成ですか。
○4番(岸田昇君) (登壇) 賛成です。
ただいま、議案となっております議案第1号「平成28年度丹波市
一般会計予算」、賛成の立場で討論させていただきます。
先ほども
特別委員会、早朝9時から始まったときに附帯決議を提案させていただきましたが、反対多数ということでこの場では日の目を見ることはなかったのでありますが、先ほどの
委員長報告の中で、確かな審査の意見としてつけていただきました。新
エネルギー普及推進事業については、市とNPO法人との役割が明確にわかるよう周知徹底に努められたいという、これは附帯決議ではなく、附帯的な意見でありますが、これにとっても、当局は、重く受けとめて、平成28年度予算を執行していただけるものと私は確信いたしました。
よって、そのような意見をつけた中での私の賛成としての立場は、今後、行政と議会とがいわゆる両輪のごとくにこの平成28年度
予算執行に当たって、互いが成果を上がる、また、法的にもきちっと遵守したそのような執行をされることを期待し、大いに賛成としての意見を述べさせていただきます。
ありがとうございました。
○議長(
奥村正行君) 4番、岸田昇議員の賛成討論が終わりました。
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 討論なしと認めます。
これで、討論は終わります。
採決は、起立によって行います。
お諮りいたします。
議案第1号は、
委員長報告のとおり、可決することに賛成の議員は御起立願います。
(賛成者起立)
○議長(
奥村正行君) 起立多数です。
したがって、議案第1号「平成28年度丹波市
一般会計予算」は、
委員長報告のとおり、可決されました。
次に、議案第2号「平成28年度丹波市
国民健康保険特別会計事業勘定予算」の討論を行います。
討論の通告はありません。
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 討論なしと認めます。
これで、討論を終わります。
お諮りいたします。
議案第2号は、
委員長報告のとおり、可決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第2号「平成28年度丹波市
国民健康保険特別会計事業勘定予算」は、
委員長報告のとおり、可決されました。
次に、議案第3号「平成28年度丹波市
国民健康保険特別会計直診
勘定予算」の討論を行います。
討論の通告はありません。
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 討論なしと認めます。
これで、討論を終わります。
お諮りいたします。
議案第3号は、
委員長報告のとおり、可決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第3号「平成28年度丹波市
国民健康保険特別会計直診
勘定予算」は、
委員長報告のとおり、可決されました。
次に、議案第4号「平成28年度丹波市
介護保険特別会計保険事業勘定予算」の討論を行います。
西脇秀隆議員から反対討論の通告がありますので、発言を許可いたします。
7番、西脇秀隆議員。
○7番(西脇秀隆君) (登壇)
日本共産党議員団を代表しまして、議案第4号「平成28年度丹波市
介護保険特別会計保険事業勘定予算」について、反対の立場から討論をいたします。
2014年に国会で医療・介護総合法が成立しました。介護保険始まって以来の大改革、大改悪です。3年の猶予措置があり、いよいよ来年4月から本格実施になります。
要支援1・2の方の訪問介護、通所介護を保険給付から外し、地域支援事業に移すことになります。地域支援事業の介護予防事業に要支援者の訪問介護・通所介護の代替サービスを加え、新しい介護予防、日常生活支援総合事業に改編することになります。政府は、要支援者は自立意欲の向上を図るべきだとしております。高齢者が要支援状態になるのは、病気、けが、障害、認知症などさまざまです。意欲の向上で一律に解決できるものではありません。
また、低所得者が介護施設を利用するときの食費、居住費を軽減する補足給付の縮小、打ち切りも行われようとしております。2015年8月から年金収入280万円以上の所得があるときは、利用料が2割負担ということが導入されました。そして、特養入所を原則要介護3以上としております。これでは、介護難民がふえる恐れがあります。
以上、今回の大改革、大改悪は来年4月からの実施で、2016年度は新しい総合事業への準備になります。そのための予算措置も講じられております。
以上、新しい総合事業への準備予算を含んでいることから、この議案第4号に反対いたします。
○議長(
奥村正行君) 7番、西脇秀ミ議員の反対討論が終わりました。
通告による討論は終わりました。
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 討論なしと認めます。
これで、討論を終わります。
採決は、起立によって行います。
お諮りいたします。
議案第4号は、
委員長報告のとおり、可決することに賛成の議員は御起立願います。
(賛成者起立)
○議長(
奥村正行君) 起立多数です。
したがって、議案第4号「平成28年度丹波市
介護保険特別会計保険事業勘定予算」は、
委員長報告のとおり、可決されました。
次に、議案第5号「平成28年度丹波市
介護保険特別会計サービス事業勘定予算」の討論を行います。
討論の通告はありません。
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 討論なしと認めます。
これで、討論を終わります。
お諮りいたします。
議案第5号は、
委員長報告のとおり、可決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第5号「平成28年度丹波市
介護保険特別会計サービス事業勘定予算」は、
委員長報告のとおり、可決されました。
次に、議案第6号「平成28年度丹波市
後期高齢者医療特別会計予算」の討論を行います。
西脇秀隆議員から反対討論の通告がありますので、発言を許可いたします。
7番、西脇秀隆議員。
○7番(西脇秀隆君) (登壇)
日本共産党議員団を代表して、議案第6号「平成28年度丹波市
後期高齢者医療特別会計予算」に対しまして、反対の立場から討論を行います。
後期高齢者医療制度は、75歳以上の方をそれまでの保険から分離させた制度です。平成20年4月の発足当初から混乱があり、制度改正が論じられた制度です。全国の医師会や自治体、老人会など多くの団体が廃止を求めております。自民・公明政権のもと、平成20年6月に後期高齢者医療制度廃止法案が参議院で可決され、自民・公明政権も検討すると述べておりました。平成21年に誕生した民主党政権は、この後期高齢者医療制度を廃止するという選挙公約を掲げましたが、廃止公約は実施されず、現在の自民・公明政権になっても制度は存続しております。
この医療制度の一番の問題点は、それまで負担ゼロの人が1割負担になったり、保険料負担がふえたり、低所得者の自己負担増になるということです。この医療制度がなかった場合と比較すると、公費負担が、平成27年度の予想として1兆4,100万円減少すると見込まれております。この制度の制定当時の政府高官は、お年寄りにも応分の負担をしてもらい、医療費増加を抑えると言っております。
兵庫県の広域連合では、平成24年、平成25年度の一人当たり平均保険料は月6,252円であり、前2年度と比較して、月350円ふえております。平成27年度は月6,451円で、前2年度と比較して、月140円の増になっております。平成28年、平成29年度は、保険料抑制措置が講じられ、一人当たり月6,426円、前2年度と比べて25円の減少となっております。抑制措置が講じられなかったら、月296円ふえております。
このように、改定前に後期高齢者医療保険料が上がることが予想され、介護保険料、消費税増税、年金引き下げもあり、月額の国民年金5万円前後で暮らしている人にとっては、悲鳴が聞こえてきます。
厚生労働省は、後期高齢者保険料軽減特例措置を段階的に廃止することを2016年度から実施する予定です。現在、年金収入で211万円以下の人や、子供などに扶養されていた人を対象に最大で9割軽減される特例措置がとられており、約865万人が特例措置を受けております。この特例が段階的に廃止されるのです。
この件では、兵庫県後期高齢者広域連合として、2015年7月22日付で特例措置軽減継続の要望書を政府に提出されております。兵庫県の広域連合でも保険料引き下げ軽減特例継続請願が出されております。市としても、広域連合への保険料引き下げの努力をしてほしいとの要請をしてほしいものです。国や県の負担をふやしてほしいものです。なぜ、ほぼ全ての政党が問題点を指摘しているのに、なぜ、この後期高齢者医療制度を廃止しないのでしょうか。
私たちは、この後期高齢者医療
制度そのものに反対であること、保険料引き下げの努力が不十分であるとの立場から、この予算に反対いたします。
以上で、議案第6号に対しての反対の立場からの討論を終わります。
○議長(
奥村正行君) 7番、西脇秀ミ議員の反対討論が終わりました。
通告による討論は終わりました。
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 討論なしと認めます。
これで、討論を終わります。
採決は、起立によって行います。
お諮りいたします。
議案第6号は、
委員長報告のとおり、可決することに賛成の議員は御起立願います。
(賛成者起立)
○議長(
奥村正行君) 起立多数です。
したがって、議案第6号「平成28年度丹波市
後期高齢者医療特別会計予算」は、
委員長報告のとおり、可決されました。
次に、議案第7号「平成28年度丹波市
訪問看護ステーション特別会計予算」の討論を行います。
討論の通告はありません。
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 討論なしと認めます。
これで、討論を終わります。
お諮りいたします。
議案第7号は、
委員長報告のとおり、可決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第7号「平成28年度丹波市
訪問看護ステーション特別会計予算」は、
委員長報告のとおり、可決されました。
次に、議案第8号「平成28年度丹波市
地方卸売市場特別会計予算」の討論を行います。
討論の通告はありません。
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 討論なしと認めます。
これで、討論を終わります。
お諮りいたします。
議案第8号は、
委員長報告のとおり、可決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第8号「平成28年度丹波市
地方卸売市場特別会計予算」は、
委員長報告のとおり、可決されました。
次に、議案第9号「平成28年度丹波市
駐車場特別会計予算」の討論を行います。
討論の通告はありません。
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 討論なしと認めます。
これで、討論を終わります。
お諮りいたします。
議案第9号は、
委員長報告のとおり、可決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第9号「平成28年度丹波市
駐車場特別会計予算」は、
委員長報告のとおり、可決されました。
次に、議案第10号「平成28年度丹波市
看護専門学校特別会計予算」の討論を行います。
討論の通告はありません。
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 討論なしと認めます。
これで、討論を終わります。
お諮りいたします。
議案第10号は、
委員長報告のとおり、可決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第10号「平成28年度丹波市
看護専門学校特別会計予算」は、
委員長報告のとおり、可決されました。
次に、議案第11号「平成28年度丹波市
農業共済特別会計予算」の討論を行います。
討論の通告はありません。
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 討論なしと認めます。
これで、討論を終わります。
お諮りいたします。
議案第11号は、
委員長報告のとおり、可決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第11号「平成28年度丹波市
農業共済特別会計予算」は、
委員長報告のとおり、可決されました。
次に、議案第12号「平成28年度丹波市
水道事業会計予算」の討論を行います。
西本嘉宏議員から反対討論の通告がありますので、発言を許可いたします。
8番、
西本嘉宏議員。
○8番(
西本嘉宏君) (登壇) 平成28年度
水道事業会計予算について、反対討論を行います。
平成27年度の補正予算の討論でも申し上げたとおりでありますけれども、水道統合整備事業は、平成28年度、平成27年度より繰り越している西芦田浄水場の除マンガン設備の建設費約4,400万円を実施に移そうとしております。
水道統合整備事業は、東芦田新水源の使用や桟敷水源からの春日地域への水融通を巡って長期にわたって関係地域との話し合いが進められております。
平成27年度の当初予算で、除マンガン設備の設置工事費が計上され、丸1年が経過しました。現在もなお、青垣地域や幸世地域において、さまざまな融通案などを示して協議が行われております。現在まで合意には至っていないのが現状であります。
最大の問題は、東芦田新水源に除マンガン設備の設置により、災害時などと限定的にせよ、使用するということであります。基準値以上のマンガンを含む東芦田水源の流出事故以来、信頼関係が崩れていることもありまして、関係の両地域とは今日までの合意が得られていません。このまま実施すれば、行政への不信が残り、将来にわたり禍根を残すことも懸念されるところであります。
関係地域住民の全体の合意を得るためにこの際、市長の政治判断で除マンガン設備の設置を取りやめ、氷上中央浄水場の送水ポンプと配水管の改良工事等により、春日地域への配水量をふやすことや、春日地域において、別途非常時の水融通を考える方向で取り組むべきであります。
この点について、一言申し上げると、去る3月23日の
予算特別委員会総括質疑の水道事業会計の審議で、同僚議員から水道統合整備事業に関連して、春日町の「多目的ダムの規制を緩和した上で、三宝ダムの水道水の水利権を拡大することを検討すべきではないか」と正され、水道事業管理者は検討しますと答えましたけれども、そうした努力により、さまざまな角度から取り組むべきであります。強行すべきではないと思います。あくまでも住民合意を図る立場で進めるべきことを強調して、反対討論といたします。
○議長(
奥村正行君) 8番、
西本嘉宏議員の反対討論が終わりました。
通告による討論は終わりました。
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 討論なしと認めます。
これで、討論を終わります。
採決は、起立によって行います。
お諮りいたします。
議案第12号は、
委員長報告のとおり、可決することに賛成の議員は御起立願います。
(賛成者起立)
○議長(
奥村正行君) 起立多数です。
したがって、議案第12号「平成28年度丹波市
水道事業会計予算」は、
委員長報告のとおり、可決されました。
次に、議案第13号「平成28年度丹波市
下水道事業会計予算」の討論を行います。
討論の通告はありません。
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 討論なしと認めます。
これで、討論を終わります。
お諮りいたします。
議案第13号は、
委員長報告のとおり、可決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第13号「平成28年度丹波市
下水道事業会計予算」は、
委員長報告のとおり、可決されました。
次に、議案第66号「丹波市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」の討論を行います。
討論の通告はありません。
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 討論なしと認めます。
これで、討論を終わります。
お諮りいたします。
議案第66号は、
委員長報告のとおり、可決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第66号「丹波市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」は、
委員長報告のとおり、可決されました。
ここで、暫時休憩いたします。
休憩 午前10時26分
───────────
再開 午前11時10分
○議長(
奥村正行君) 再開いたします。
〜日程第2 請願第2号〜
○議長(
奥村正行君) 日程第2、議請願第2号「若者も高齢者も安心できる
年金制度の実現を求める請願」を議題といたします。
本件は、審査を付託しておりました民生
常任委員会から
審査報告書が提出されております。
民生
常任委員会平井委員長の報告を求めます。
5番、平井孝彦委員長。
○民生常任委員長(平井孝彦君) (登壇) ただいま、議題となっております請願第2号「若者も高齢者も安心できる
年金制度の実現を求める請願」の審査につきまして、平成28年3月3日開催の本会議におきまして、審査の付託を受けておりました民生
常任委員会から
審査報告を申し上げます。
審査報告書につきましては、本日の議会の中の資料にタブレットに掲載をしておりますので、ごらんおきください。
請願第2号の審査につきましては、付託後の3月7日、紹介議員の
西脇議員に説明をいただきました。続いて、3月18日には、請願者に来ていただきまして、趣旨等について説明をいただくなど、審査を行ってまいりました。
3月18日開催の民生
常任委員会で審査の結果、本請願は、賛成少数により、不採択とすべきものと決定いたしました。
以上、簡単ではございますけれども、
審査報告とさせていただきます。
○議長(
奥村正行君) 委員長の説明は終わりました。
委員長報告に対する質疑を行います。
質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 質疑なしと認めます。
これをもって、質疑を終わります。
これより、討論を行います。
まず、原案に賛成の討論を許可いたします。
西脇秀隆議員から賛成討論の通告がありますので、許可いたします。
7番、西脇秀隆議員。
○7番(西脇秀隆君) (登壇)
日本共産党議員団を代表して、請願第2号「若者も高齢者も安心できる
年金制度の実現を求める請願」に賛成の立場から討論いたします。
マクロ経済スライドは、当面、調整率0.9%として年金を抑制する制度です。2015年度は、前年度、物価が約2%上がり、調整率0.9%として、マクロ経済スライドと特例水準解消0.5%により、年金は0.9%ふえるのみでした。2016年度は、前年度、物価0.8%増、賃金0.2%マイナスにより、マクロ経済スライドなしとなりました。
どちらの年度も年金は減少となり、今の国会でマクロ経済スライド積み残し分を繰り越す制度が検討されています。要するに年金支給を抑制しようとしているのです。国民年金のみの人の支給分は、月平均4.7万円です。生活が大変です。国民年金の保険料は、2016年度で1万6,260円で毎年ふえていく制度となっています。無年金者は120万人を超え、国民年金
未納率は4割を越えています。
この高齢者の置かれた厳しい現実に全国市長会も最低保障
年金制度を求める要望を政府に出し、数多くの地方議会、自治体も政府に要望を出しております。
また、国連社会権規約委員会も日本政府に最低保障
年金制度を勧告し、当時の野田総理はつくる予定であると国連に報告しております。しかし、現在までつくられておりません。
最低保障年金とは、一例として述べれば、全ての国民に月5万円の年金を支給し、現在の国民年金受給者に一定比率で上乗せする制度です。例えば、現在、月5万円もらっている人は、最低保障年金5万円と現在の受給額の6割の3万円、合計8万円をもらう制度です。財源をどうするのか。最低保障年金を実現するには、5兆円が余分にかかります。現在の年金の政府負担額は2.7兆円です。この5兆円をどう生み出すのか。不要不急の公共事業の見直し、軍事費の縮小など歳出を見直しし、また、税制改革で大企業の法人税や大金持ちの所得税、大企業優遇税制を見直します。そして、膨大になっている年金積立金を少しずつ取り崩し、財源とします。大企業の法人税は、34.2%から29.7%の引き下げになっており、この3年で3兆円の減税になっています。大企業の
内部留保金は、この3年間で38兆円ふえ、300兆円をはるかに超えております。あのトヨタが2008年度から2012年度まで5年間、法人税を払っていませんでした。この2014年3月にトヨタは純益2兆円以上を出している企業です。このことは、大企業優遇税制の典型と言えるものです。
年金支給年齢の引き上げも検討されており、高齢者の生活は大変です。安心できる
年金制度をつくり上げることが求められております。政府にぜひともつくってほしいものです。
以上で、請願第2号の賛成討論といたします。
議員の皆さんの請願への賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(
奥村正行君) 7番、西脇秀隆議員の賛成討論が終わりました。
次に、原案に反対の討論を許可いたします。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 討論なしと認めます。
これで、討論を終わります。
これより、採決をいたします。
この採決は、起立によって行います。
この請願に対する委員長の報告は不採択です。
お諮りいたします。
請願第2号を採択することに賛成の議員は御起立願います。
(賛成者起立)
○議長(
奥村正行君) 起立少数です。
したがって、請願第2号「若者も高齢者も安心できる
年金制度の実現を求める請願」は、不採択とすることに決定いたしました。
〜日程第3 決議第1号〜
○議長(
奥村正行君) 日程第3、決議第1号「
監査請求に関する決議」を議題といたします。
議案の朗読を省略し、提案者の趣旨説明を求めます。
足立克己副委員長。
○産業建設常任副委員長(足立克己君) (登壇) それでは、決議に関する提案の概要を説明いたします。
産業建設
常任委員会では、ふるさと丹波市定住促進会議が地方自治法第138号の4第3項に規定する市の附属機関として、法の未整備やこの定住会議における委託料などの執行方法に着目し、12月定例会以来、継続調査事項として、休会中も含め、9回の委員会を開催し、市当局の説明を求めるなど、この定住会議が設立した平成18年度から現在に至るまでの間の経緯や各事業の内容などについて、調査を行いました。現在もなお、調査中ではありますが、別紙の決議の理由にも述べておりますが、この会議は、事実上の附属機関と見るべきであり、その上で、委託先の決定などの事務処理方法や市職員が職務する妥当性なども疑問が出てきたところです。
よって、この定住会議に関する事務処理が財務規則上、適正だったか否か、また、市職員の職務に専念する義務の違法性の有無などを
監査委員として見解を明らかにしていただくため、この決議を提案するものです。
それでは、決議文の朗読をもって、提案説明とさせていただきます。
監査請求に関する決議。
地方自治法第98条第2項の規定により、次のとおり、
監査委員に対し監査を求め、その結果の報告を請求するものとする。
1、監査を求める事項。ふるさと丹波市定住促進事業に係るふるさと丹波市定住促進会議との業務委託について、ふるさと丹波市定住促進会議の事務における公費の支出について。
2、監査結果の報告期限。平成28年5月末日まで。
3、理由。
ふるさと丹波市定住促進会議(以下「定住会議」という。)について、市は市の附属機関でなく「任意の団体」であると明言している。しかし、その定住会議は市の定住促進施策・事業の計画を立て、その庶務は市が行ってきたことは事実であり、事実上の附属機関と見るべきである。
その上で、この定住会議が
事業執行の委託先を決定するに当たって、特定の団体に委託するよう誘導しているかのような部分があり、特定の団体のために事業立案、実施がなされていたのではないか疑うところである。
市が事務局としてかかわっている以上、市の財務規則などの例規を準用し処理すべきであり、定住会議の委員の関連団体を委託先とする場合は慎重に事務を進め、公平性・公正性を担保すべきであった。
さらに、市は定住会議への委託料については実績報告のみで支出している点など、市は適正に事務を執行していたのか、甚だ疑問である。
また、定住会議が設置されて以来、現在に至るまで、この定住会議の庶務事務について市職員が執務していたことは、地方公務員法第35条の職員の職務に専念する義務に明らかに違反しているとともに、その事務費を不当に支出していたと言わざるを得ない。
以上の点については、平成28年1月28日の産業建設
常任委員会において、市は、その事実関係を一部認めたところである。しかしながら、それ以降、現在に至ってもその是正措置をとってはいないところである。
よって、この一連の市の事務処理が財務規則上適正であったか否か、また、市職員の職務に専念する義務の違法性の有無等を
監査委員として見解を明らかにしていただきたい。
以上のとおり、決議する。
○議長(
奥村正行君) 趣旨説明が終わりましたので、これより、質疑を行います。
質疑はありませんか。
18番、林時彦議員。
○18番(林時彦君) 3点ほどお聞きしたいと思います。
ふるさと丹波市定住促進会議のあり方や、市のかかわりについては、所管の産業建設
常任委員会の調査事項として、9回にわたって審議が進められたと今、おっしゃいました。平成18年以降、約10年にわたる内容についての調査だと聞いております。市から提出を受けた資料も膨大なものであったというように聞きます。私たちは、ちょっとそれまで見てませんが、委員会としての取りまとめはどのようになさったのか、また、その9回の審議の中での市からの回答はどのような内容であったのかをお聞きします。
2点目、市の回答に対して、産業建設
常任委員会としては、一旦、平成28年度の取り組みの推移を見るということで話がまとまったというように聞きましたが、改めて
監査委員に監査を委ねるとなった経緯について、考え方をお聞きいたします。
それから、3点目、監査についてです。どのような効果とか、期待をされているのか、お考えをお聞きします。
○議長(
奥村正行君) 足立克己副委員長。
○産業建設常任副委員長(足立克己君) 3点いただきましたけれど、委員会を9回開催しまして、その中で、委員会、いろいろと出まして、その中で市の膨大な資料とかは説明を受けまして、一応、委員会で議論しました。その中で、2月28日の産業建設
常任委員会におきまして、市の回答が一応ありまして、内容がありまして、組織の今後の対応ということで回答がありました。その中で、事務局については、市におき、公平、公正性、透明性を高めるために次のとおり改善を行うと。2は、会員への報酬は支払わない。一定の金額以上の契約を行う際には、プロポーザル方式とする場合以外は、複数のものから見積書を徴集する。事業計画、事業実績、予算・決算書、会議録などの公開と、もう1点は、関西大学との連携事業については、定住促進会議の事業から切り離し、関西大学と丹波市それぞれ負担金を拠出し、大学連携事業を行う団体の設置を検討するという回答がありました。
改めて、なぜ監査を請求するのかという問いには、委員会において協議をしましたが、まだ、委員会として必要であるという委員会の委員全員の結論です。
監査の効果はといいますと、ここにも言ってますように、事務処理、取得、適正であったかどうか、職務に専念する義務の違法性の有無を
監査委員会として明らかにしていただいたら、委員会としてはよいという意見だったと思います。
○議長(
奥村正行君) 18番、林時彦議員。
○18番(林時彦君) 今、2月28日の委員会と言われましたけれども、2月28日は日曜日でございますけれども、日曜日にされたのでしょうか。
それと、その膨大な資料に対する委員会の取りまとめはどうであったのかということの答えがなかったように思います。
それから、この市のほうの回答で、こういうふうにやっていくという今後の対応についてというのが出ているわけですけれども、その新年度事業がスタートするときでもありますし、また、委員会では、引き続き、この継続調査事項にされるというようなことも聞いておりますけれども、これからの市の改善策を見守るというふうな話はなかったんでしょうか。
それから、また、もう一つは、監査にお願いするのではなくて、これまで委員会としてこれだけ対応されてきたんですから、地方自治法第98条第1項の議会自らの調査は考えられなかったのでしょうか。
○議長(
奥村正行君) 暫時休憩いたします。
休憩 午前11時33分
───────────
再開 午前11時35分
○議長(
奥村正行君) 再開いたします。
足立克己副委員長。
○産業建設常任副委員長(足立克己君) 先ほど2月28日と言いましたが、2月24日の誤りです。失礼しました。
もう1点は、98条第1項の件ですが、関係書面は全て提出されておりますので、必要ないと判断いたしました。
あとの取りまとめは、現在も閉会中の審査に上がり、現在も調査中ですので、この監査報告も受けて、これから委員会で引き続き調査いたします。
○議長(
奥村正行君) ほかにありませんか。
5番、平井孝彦議員。
○5番(平井孝彦君) 提案者に少しだけ確認をさせていただきたいというように思います。
これまで産業建設
常任委員会で膨大な資料をもとに審査をされた経過は、これは大変評価をさせていただきたいというように思います。
その中で、提案理由の中で、下のほうですけれども、平成28年1月28日の産業建設
常任委員会において、市は、その事実関係を一部認めたところである、その前文には事務費を不当に支出していたとか、公平性、公正性が担保されていなかったという前文の中でこういう事実関係ということがわかりませんので、もし、おわかりでしたら、その事実関係を一部行政が認めたという部分だけお話をいただきたいというように思いますが。
○議長(
奥村正行君) 足立克己副委員長。
○産業建設常任副委員長(足立克己君) 一部認めたというところですが、委員会におきまして、この定住促進会議は任意団体であるということが市当局から言われました。その中で、任意団体のいろいろとその中で意見が出ましたけれども、任意団体の事務局に携わることは、公務員の職務専念義務に違反するおそれがあるのではないかということや、そういうことで、そういう点を当局は認められました。
○議長(
奥村正行君) 5番、平井孝彦議員。
○5番(平井孝彦君) わかりました。
公務員の専従としての事務局としての取り扱いの中での義務違反というようなことではないかというように推察するんですけれども、丹波市の行政が事務局を扱っているというのは、ほかにも多々あるんではないかというふうに思うんです。ここの定住促進会議の事務局が、なぜ事務局が携わるということが違法になるのかというのがちょっと。これが違法になると、ほかのところも皆、違法になりますので、事務局が受けられないということにもつながるというように思いますので、そこらだけもう少し確認をさせていただきたいというように思いますが、いかがでしょうか。
○議長(
奥村正行君) 足立克己副委員長。
○産業建設常任副委員長(足立克己君) その点については、市当局も今後の検討課題であるという答弁がありました。いろいろな団体もあるということで。
○議長(
奥村正行君) ほかにありませんか。
6番、前川豊市議員。
○6番(前川豊市君) 今と非常に関係ある部分ですし、今回、出されている理由の一番下の3行というか、ここで言われているのは、外部団体というのか、市以外の団体の事務のことについてです。
私も本会議でもいろいろ質問して、私は、
認定こども園のことをいろいろと言っていますけれども、そのときに柏原地域の民間の
認定こども園の法人をつくるというのを教育委員会がその事務をしているということについて申し上げて、私もこのことについて、これは地方公務員法違反ではないかと言って尋ねたことがあります。まず、それをそう申しておいて、もし、こういうような位置づけをされて、
監査請求をされるのであれば、例えば、今もあったように、当局は、それ以外の団体もやっていると認めたということですので、それらについても、その次には
監査請求をすることができると。いわゆるこれと同じように該当すると私は思うんですけれども、提案者のほうはいかが思われますか。
(「暫時休憩」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 暫時休憩いたします。
休憩 午前11時41分
───────────
再開 午前11時42分
○議長(
奥村正行君) 再開いたします。
足立克己副委員長。
○産業建設常任副委員長(足立克己君) それぞれの考え方がありますので、前川議員の考え方でやってもらったら、委員会としては……。
前川議員のところは、前川議員の判断でされたらよいと思います。
○議長(
奥村正行君) ほかにありませんか。
16番、横田親議員。
○16番(横田親君) 1点だけお願いします。
監査請求に関する決議の文面の中で、1点だけです。地方公務員法第35条の職員の職に専念する義務に明らかに違反しているということを産業建設
常任委員会として決定したわけです。それは、明らかに違反しているということが、なぜ、明言できているのか、この点だけお聞かせください。
○議長(
奥村正行君) 足立克己副委員長。
○産業建設常任副委員長(足立克己君) 言わざるを得ないという判断に達しました。
○議長(
奥村正行君) よろしいか。
16番、横田親議員。
○16番(横田親君) いや、そうではなくて、理由を聞いているんです。なぜ、明らかに違反であるということを言わざるを得ないと言い切れたのかという理由を聞いています。お願いします。
ごめんなさい、もう1点追加で。なぜそれを聞いているかというと、文面に正式な文書として残るものなんです。それを明らかに違反するというふうに言い切っていることを産業建設
常任委員会として認めたことについて理由を聞いています。何でこれが明らかに違反なのかということを誰もまだ、情報として確認ができていないんだろうなというふうに思っている中で、なぜ、明らかなのかということがわからないんです。この点だけです。別にそんな難しいことじゃない。明らかに違反していると言わざるを得ないと至った理由だけ教えてください。
○議長(
奥村正行君) 暫時休憩いたします。
休憩 午前11時45分
───────────
再開 午前11時46分
○議長(
奥村正行君) 再開いたします。
足立克己副委員長。
○産業建設常任副委員長(足立克己君) 外部団体、任意団体の決算会計を市職員が行っていたのが確認されたためです。
○議長(
奥村正行君) 16番、横田親議員。
○16番(横田親君) その点は、確実に違反していることですか。要は、疑いがあるということではなくて、それは、もう明確に違反しているということを言い切れる事実であるということを全議員が認めたということですね。
○議長(
奥村正行君) 足立克己副委員長。
○産業建設常任副委員長(足立克己君) そういう判断を今度、
監査委員にはっきりしてもらうために、そうするために
監査請求を委員会で決めたということです。
○議長(
奥村正行君) ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 質疑なしと認めます。
これをもって、質疑を終わります。
17番、荻野拓司議員。
○17番(荻野拓司君) 暫時休憩を。
○議長(
奥村正行君) 暫時休憩いたします。
休憩 午前11時47分
───────────
再開 午前11時48分
○議長(
奥村正行君) 再開いたします。
ただいま、議題となっております決議第1号は、
会議規則第37条第2項により、委員会付託を省略し、直ちに採決を行います。
これより、討論を行います。
討論はありませんか。
4番、岸田昇議員。
○4番(岸田昇君) ちょっと待ってください。暫時休憩をお願いします。
○議長(
奥村正行君) 暫時休憩いたします。
休憩 午前11時48分
───────────
再開 午前11時49分
○議長(
奥村正行君) 再開いたします。
4番、岸田昇議員。
○4番(岸田昇君) (登壇) ただいま、議案となっております決議第1号「
監査請求に関する決議」について、賛成の立場から討論いたします。
先ほど、産業建設
常任委員会足立克己副委員長より趣旨説明がありましたとおり、産業建設
常任委員会が所管といたしております、ふるさと丹波市定住促進会議に関する調査を閉会中に9回行っております。この間、調査から見えてきたものは、先ほど副委員長からの提案説明によりましても、議員各位には、この点についてはもう理解もいただいたというように思っております。この団体組織と市行政との関係は、地方自治法第138条の4第3項によって、条例による丹波市の附属機関として設置してあれば、市長の諮問による提言団体として、これからも大いに意見をいただく意義ある存在でもあります。また、その所属される各委員に条例による報酬等の支出のみで、事業実施に対する公費の支出もなく、今回のような指摘などをするところでもないのですが、発足当初から法令による組織化に先達した考えによって組織運営を図ろうとしていたのかと疑うところでもあります。
市民からも議会の監視機能、チェック機関等までが、このままでは、議会としても疑われるところでもあります。
10年近くもたって今さらという感もしますが、昨年12月からの委員会開催の中で、産業建設
常任委員会が所管とするこの問題を委員会として限られた権限の中で調査を進めてきましたが、これ以上、委員会調査にも限界があります。
そこで、地方自治法第98条第2項による
監査委員に対し、市の事務の執行について、
監査委員に監査を求め、その結果に関する報告を請求することが議会に与えられた私たちの権限でもあります。
先ほどの提案説明の内容を深く御理解いただき、賛成いただきますようよろしくお願いいたしまして、賛成討論といたします。
○議長(
奥村正行君) 4番、岸田昇議員の賛成討論が終わりました。
ほかに討論はありませんか。
(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 賛成、反対、どちらですか。
(「賛成」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 反対討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 15番、土田信憲議員。
○15番(土田信憲君) (登壇) ただいま、議題となっております決議第1号「
監査請求に関する決議」について、賛成の立場から討論をいたします。
このふるさと定住促進会議の平成24年8月21日の会議録には、この会の初期の目的は、それぞれの活動がしやすいように、メンバーがやりたいようにやろうというのがスタートだったと、そういう委員の発言が記録されています。この会の趣旨に少なからず違和感を感じているところでございます。
また、委員の任期満了時においては、事務局より次期委員も現委員でお願いしたいというような発言があり、次期の委員が決まるなど、その委員の選任における透明性、公平性に疑問を残しています。
また、今回、定住促進会議は、平成18年の設立以来、本年度まで10年間で約4,100万円余りの市、国、県などの公金がつぎ込まれており、予算の執行においても1者見積もりによる随意契約がされるなど、業務執行においてもやや疑念に思える点が散見されております。
次に、ふるさと定住促進会議の設置根拠について考えますと、自治法の解釈によりますと、相当程度において組織化された形のものは、法律、または、条例により設置すべきものと考えるべきであるとされております。定住促進会議は、市長も委員に加わり、市職員が事務局を担当するなど、まさに一定程度の組織化された組織と見られる点があることから、条例等に基づく組織化とすべきと思われます。
このような点から、会の運営における疑問に思われる点や、定住促進会議における組織上の性格、法的根拠の可否などについて、
監査委員における見解を示していただきたく
監査請求をお願いするものであります。
なお、この定住促進会議に類する会議はほかにも多くございます。また、官民協働による事業も多くありまして、この今回の請求により、
監査委員の見解をいただきまして、一定のルールづくりをしていくというのも一つの方法であろうかとかように思っております。
このようなことから、議員皆様の賛同をお願いいたしまして、この
監査請求の決議が可決されますようお願いいたしまして、賛成討論といたします。
御清聴ありがとうございました。
○議長(
奥村正行君) 15番、土田信憲議員の賛成討論が終わりました。
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 討論なしと認めます。
これで、討論を終わります。
これより、採決を行います。
採決は、起立によって行います。
お諮りいたします。
決議第1号は、原案のとおり、決定することに賛成の議員は御起立願います。
(賛成者起立)
○議長(
奥村正行君) 起立多数です。
したがって、決議第1号「
監査請求に関する決議」は、原案のとおり、可決されました。
ここで、暫時休憩いたします。
休憩 午前11時53分
───────────
再開 午前11時57分
○議長(
奥村正行君) 再開いたします。
ここで、
西本嘉宏議員から発言の訂正の申し出がありますので、許可いたします。
8番、
西本嘉宏議員。
○8番(
西本嘉宏君) それでは、先ほど私の水道事業会計の予算について、反対討論を行いましたけれども、その発言の中で、同僚議員の「三宝ダムの水道水の水利権を拡大することを検討すべきでないか」というこの発言を取り上げました。それは、正確ではなくて、次のように訂正したいと思います。「多目的ダムの規制を緩和した上で、三宝ダムの水道水の水利権を拡大することを検討するべきではないか」ということで訂正させていただきますので、よろしくお願いします。
○議長(
奥村正行君) ただいま、8番、
西本嘉宏議員から発言の訂正の申し出がありましたが、申し出のとおり訂正することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 異議なしと認めます。
よって、申し出のとおり、発言の訂正を許可いたします。
ここで、暫時休憩をいたします。
休憩 午前11時58分
───────────
再開 午前11時59分
○議長(
奥村正行君) 再開いたします。
12時も近づいておりますけれども、このまま引き続き、会議を続けさせていただきたいと思いますので、御了解いただきたいと思います。
お諮りいたします。
ただいま、
議会運営委員会西本委員長から発議第1号「丹波市
中小企業及び
小規模企業振興基本条例に関する
調査特別委員会の設置について」が提出されました。
これを日程に追加し、
追加日程第1として議題とすることに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 異議なしと認めます。
したがって、発議第1号を日程に追加し、
追加日程第1として議題とすることに決定しました。
暫時休憩いたします。
休憩 午後0時00分
───────────
再開 午後0時03分
○議長(
奥村正行君) 再開いたします。
〜
追加日程第1 発議第1号〜
○議長(
奥村正行君)
追加日程第1、発議第1号「丹波市
中小企業及び
小規模企業振興基本条例に関する
調査特別委員会の設置について」を議題といたします。
議案の朗読を省略し、提案者の趣旨説明を求めます。
西本嘉宏委員長。
○議会運営委員長(
西本嘉宏君) (登壇) それでは、ただいま上程されました発議第1号「丹波市
中小企業及び
小規模企業振興基本条例に関する
調査特別委員会の設置について」の提案理由の説明を行います。
1枚めくっていただきまして、2枚目の設置要綱の説明をさせていただきます。
まず、設置の目的であります。
中小企業及び小規模企業の振興に関する施策を総合的に推進し、もって地域産業、
地域経済の発展及び市民生活の向上に寄与することを目的とする丹波市
中小企業及び
小規模企業振興基本条例を策定するための調査研究を行う委員会を設置するものでございます。
二つ目、委員会の性格についてでありますが、丹波市議会委員会条例第6条の規定に基づく
特別委員会といたします。
三つ、委員会の名称は、「丹波市
中小企業及び
小規模企業振興基本条例に関する
調査特別委員会」といたします。
四つ目、委員の定数及び任期についてでございますが、委員は議員9名とし、任期は調査終了までの期間といたします。
五つ目、付託内容につきましては、丹波市
中小企業及び
小規模企業振興基本条例策定に関する調査研究を行います。
六つ目、設置期間でありますが、平成28年3月25日から、本日でございますが、調査終了までの間といたします。
7、その他、議会の閉会中も継続して調査できるものといたしたいと思います。
以上で、提案の理由を終わります。
○議長(
奥村正行君) 趣旨説明が終わりましたので、質疑を行います。
質疑はありませんか。
4番、岸田昇議員。
○4番(岸田昇君) 提案の西本議員にお尋ねしたいと思いますが、西本議員は、先だっての
一般質問において、公契約条例の設置を訴えられたと思うんです。それで、このたびの
中小企業及び小規模企業の振興基本条例、これとの関連性を持ってされているというようなお考えはあるのか、ないのか、お尋ねしたいと思います。
○議長(
奥村正行君)
西本嘉宏委員長。
○議会運営委員長(
西本嘉宏君) ただいま、岸田議員の御質問のお答え申し上げます。
私の
一般質問の中で、公契約条例についての質問をいたしましたが、それは、全く私の質問でありまして、今回は、
中小企業及び
小規模企業振興基本条例の制定に関する
調査特別委員会ですから、そのこととあえてリンクするつもりはないし、私個人としてではなくて、これは
議会運営委員会で議論いただいて決定していただいた内容でございますので、その点は御理解をいただきたいと思います。
○議長(
奥村正行君) 4番、岸田昇議員。
○4番(岸田昇君) これ、もう3月からということで、早速、これが決まれば、委員会として動くんですが、これについて条例提案、一応6月か、9月かというようなことで限られた期間しかないと思うんですが、その辺のところ、どのようにお考えになっての提案なのか、お尋ねしたいと思います。
○議長(
奥村正行君)
西本嘉宏委員長。
○議会運営委員長(
西本嘉宏君) 岸田議員の再度の御質問にお答えいたしますが、期限につきましては、きょうから調査終了までの間というふうにさせていただいておりますが、これは、調査終了ということについて、今、お見込みのとおり、我々の任期ももう11月に迫っておりますので、できるだけ早くこの結論を導き出していただいて、条例提案という形でできるだけ早い時期にというふうには思っております。
○議長(
奥村正行君) 4番、岸田昇議員。
○4番(岸田昇君) 私もそのとおりだというように思います。
ということで、きょう、この提案をされたのは、きょう、初めてこれから調査するというものではない。今までに提案者もずっとかなり前から調査されてきて、我々もその勉強にも参加させていただいた中で、今回、
特別委員会をつくるとなってますので、これ、6月に全部やろうと思えばできるんです。もうゲラもできているはずなんです。そういうことで、早くできたな、調査しっかりやったのかなという思いを市民の方からだった見られますので、そういう準備もしてきての提案だということもつけ加えて、委員長、説明いただければうれしいですが。
○議長(
奥村正行君)
西本嘉宏委員長。
○議会運営委員長(
西本嘉宏君) たびたびの質問にお答えいたします。
お見込みのとおり、過去4回でしたか、勉強会ということで、有志議員で行わせていただきました。その中で、初めは、全会派ではなかったんですが、最近、全会派参加いただくことになりまして、それで、勉強会で積み重ねてきた一応の素案の素案みたいなものはつくらせてもらっておりますので、今回、
特別委員会を設置いただければ、その案をもって審議をいただきたいというふうに、私は委員長ではないのでちょっと大変早まった言い方をしましたけど、そういうふうな流れに私はなるように思っておりますけれども。それで、時期的にはそれを踏まえた議論をすることによって、時間も若干の短縮はできるのかなと。
ただし、これは、私の個人的見解になるかもしれませんが、ただ単に議会の条例提案ではなくて、やっぱり、関係団体とか、それから、市当局とのすり合わせを含めて、やっぱり、一定の期間が必要ですので、その点も今後、大きな課題として取り組んでいかれるのではないかというふうに思っているところでございます。
○議長(
奥村正行君) ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終わります。
お諮りいたします。
ただいま、議題となっております発議第1号は、
会議規則第37条第2項により、委員会付託を省略し、直ちに採決を行います。
これより、討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 討論なしと認めます。
討論を終わります。
これより、採決を行います。
採決は、起立によって行います。
お諮りいたします。
発議第1号は、原案のとおり、決定することに賛成の議員は御起立願います。
(賛成者起立)
○議長(
奥村正行君) 起立全員です。
したがって、発議第1号「丹波市
中小企業及び
小規模企業振興基本条例に関する
調査特別委員会の設置について」は、原案のとおり、可決されました。
お諮りいたします。
ただいま、設置されました丹波市
中小企業及び
小規模企業振興基本条例に関する
調査特別委員会の委員の選任につきましては、委員会条例第7条第1項の規定により、議長が指名することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 異議なしと認めます。
委員を指名いたします。
(発言する者あり)
○議長(
奥村正行君) 暫時休憩いたします。
休憩 午後0時11分
───────────
再開 午後0時11分
○議長(
奥村正行君) 再開いたします。
委員を指名いたします。2番、
坂谷高義議員、3番、木戸せつみ議員、5番、平井孝彦議員、8番、
西本嘉宏議員、10番、藤原悟議員、13番、太田喜一郎議員、15番、土田信憲議員、16番、横田親議員、19番、臼井八洲郎議員、以上9名を委員に指名いたします。
暫時休憩いたします。
休憩 午後0時12分
───────────
再開 午後0時26分
○議長(
奥村正行君) 再開いたします。
丹波市議会委員会条例第8条第1項の規定により、丹波市
中小企業及び
小規模企業振興基本条例に関する
調査特別委員会の正副委員長が選任されましたので、御報告申し上げます。
丹波市
中小企業及び
小規模企業振興基本条例に関する
調査特別委員会の委員長に太田喜一郎議員、副委員長に
西本嘉宏議員が選任されましたので、報告いたします。
〜日程第4
議員派遣の件〜
○議長(
奥村正行君) 日程第4「
議員派遣の件」を議題といたします。
本件は、議員の派遣について、
丹波市議会会議規則第165条第1項の規定に基づき、議会の議決を求めるものです。
派遣の内容につきましては、4月18日に開催される阪神市議会議長会定例会、4月21日に開催される第250回兵庫県市議会議長会総会にそれぞれ副議長を派遣するものです。
本件は、質疑、討論を省略し、直ちに採決を行います。
お諮りいたします。
「
議員派遣の件」は、原案のとおり、副議長を派遣することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 異議なしと認めます。
したがって、「
議員派遣の件」は、原案のとおり可決されました。
〜日程第5 閉会中の
継続審査について〜
○議長(
奥村正行君) 日程第5「閉会中の
継続審査について」を議題といたします。
各
常任委員会及び
議会運営委員会の委員長から、各委員会において審査、調査中の事件について、一覧表のとおり、
丹波市議会会議規則第110条の規定による閉会中の
継続審査の申し出があります。
お諮りいたします。
委員長からの申し出のとおり、閉会中の
継続審査とすることに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 異議なしと認めます。
したがって、委員長からの申し出のとおり、閉会中の
継続審査とすることに決しました。
お諮りいたします。
本定例会に付された事件は全て終了いたしました。
本日で閉会したいと思いますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥村正行君) 異議なしと認めます。
したがって、本定例会は、本日で閉会することに決定いたしました。
第86回
丹波市議会定例会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
本定例会は、2月24日に開会して以来、本日までの31日間にわたり、提案されました平成28年度の各会計予算を初め、条例制定並びに条例改正案など多くの重要案件について、さまざまな角度から熱心に御審議をいただき、本日、ここに閉会の運びとなりましたことは、議員各位の御協力のたまものと心より感謝を申し上げるところでございます。
当局におかれましては、審議、審査に際しまして、議員から提出されました多くの意見等につきまして、十分に御検討いただき、格段の御配慮をいただきますようお願い申し上げます。
間もなく新年度を迎え、「丹波市丹(まごころ)の
里創生総合戦略」に示された具体的な施策・事業がスタートします。人口減少の克服に向け、総合戦略に示されたそれぞれの取り組みが着実に推進され、市民が生き生きと活躍し、充実感を持って生活できることを期待するところであります。
議員並びに市長を初め、当局の皆様におかれましては、引き続き、御自愛いただき、御精進くださいますようお願いいたしまして、閉会に当たっての御挨拶といたします。
ここで、市長より御挨拶をいただきます。
市長。
○市長(辻重五郎君) (登壇) 第86回
丹波市議会定例会が閉会されるに当たりまして、一言御礼の御挨拶を申し上げます。
議員各位におかれましては、平成28年度丹波市
一般会計予算及び
特別会計予算を初め、提案をいたしました諸議案に対しまして、終始極めて熱心に御審議を賜り、ここに議了いただきましたことに対しまして、厚く御礼を申し上げます。
本会議、また、
予算特別委員会、あるいは、各委員会を通じまして賜りました貴重な御意見につきまして、真摯に受けとめるとともに、検討を重ねて、市制の推進を図ってまいりたい所存でございます。
社会情勢、経済情勢が不安定の中にありまして、市政運営にさらに厳しい状況が予想されますが、平成28年度におきましては、丹(まごころ)の
里創生総合戦略を初め、各施策を展開し、生き生きと活躍できる丹波市を目指して、職員一丸となって取り組んでまいる所存でございます。
議員各位におかれましては、市政発展のために今後ともなお一層の格段の御支援と御指導を賜りますように、切にお願いを申し上げますとともに、健康には十分御留意をいただきまして、さらなる御活躍あらんことを御祈念申し上げ、3月定例会の閉会に当たりましての御礼の御挨拶とさせていただきます。
まことにありがとうございました。
○議長(
奥村正行君) これで、本日の会議を閉じます。
平成28年第86回
丹波市議会定例会を閉会といたします。
御苦労さまでございました。
閉会 午後0時32分...