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令和 3年第122回師走会議(12月23日)

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  1. 篠山市議会 2021-12-23
    令和 3年第122回師走会議(12月23日)


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    最終取得日: 2022-11-22
    令和 3年第122回師走会議(12月23日)     第122回丹波篠山市議会12月23日会議(師走会議(第4日))会議録           令和3年12月23日(木曜日)              午前 9時30分 開議   〇出席議員(15名)      1番  原 田 豊 彦         2番  前 田 えり子      3番  上 田 英 樹         4番  隅 田 雅 春      6番  安 井 博 幸         7番  足 立 義 則      8番  向 井 千 尋         9番  園 田 依 子     10番  大 西 基 雄        11番  栗 山 泰 三     13番  渡 辺 拓 道        15番  河 南 克 典     16番  大 上 和 則        17番  小 畠 政 行     18番  森 本 富 夫 〇欠席議員(0名) 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
      市長         酒 井 隆 明   副市長        堀 井 宏 之   教育長        丹 後 政 俊   代表監査委員     畑   利 清   企画総務部長     竹 見 聖 司   行政経営部長     藤 本 雅 浩   市民生活部長     中 筋 有 香   環境みらい部長    羽 馬 辰 也   保健福祉部長     横 山   実   保健福祉部長(健康) 山 下 好 子   農都創造部長     倉   剛 史   観光交流部長     赤 松 一 也   まちづくり部長    近 成 和 彦   上下水道部長     清 水 康 之   監査委員・公平委員会・選挙管理委員会    消防長        西 井   満   固定資産評価審査委員会事務局長              西 牧 成 通   教育部長       稲 山   悟   教育部長(生涯教育) 小 林 康 弘   教育次長       酒 井   宏   (教育委員会事務局次長) 〇議会事務局職員出席者   局長         酒 井 一 弘   課長         樋 口 寿 広   主査         太野垣 陽 平 〇議事日程 第4号 令和3年12月23日(木曜日)午前9時30分開議   第 1  会議録署名議員の指名   第 2  議案第63号 丹波篠山手数料徴収条例の一部を改正する条例   第 3  議案第64号 丹波篠山廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改               正する条例   第 4  議案第67号 丹波篠山気候非常事態宣言の制定について   第 5  議案第70号 篠山口駅西公営駐車場指定管理者の指定について   第 6  議案第74号 令和3年度丹波篠山一般会計補正予算(第15号)   第 7  議案第75号 令和3年度丹波篠山国民健康保険特別会計補正予算(第               4号)   第 8  議案第76号 令和3年度丹波篠山介護保険特別会計補正予算(第2号)   第 9  議案第77号 令和3年度丹波篠山水道事業会計補正予算(第2号)   第10  議案第78号 令和3年度丹波篠山下水道事業会計補正予算(第2号)   第11  議案第79号 令和3年度丹波篠山一般会計補正予算(第16号)               午前 9時30分  開議 ○議長(森本富夫君)  皆様、おはようございます。  これから、令和3年第122回丹波篠山市議会、12月23日会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりです。 ◎日程第1  会議録署名議員の指名 ○議長(森本富夫君)  日程第1.会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、9番、園田依子君、10番、大西基雄君、11番、栗山泰三君を指名します。 ◎日程第2  議案第63号 丹波篠山手数料徴収条例の一部を改正する条例 ○議長(森本富夫君)  日程第2.議案第63号 丹波篠山手数料徴収条例の一部を改正する条例を議題とします。  本案について、民生福祉常任委員長報告を求めます。  向井民生福祉常任委員長。 ○民生福祉常任委員長向井千尋君)(登壇)  皆様、おはようございます。民生福祉常任委員会委員長の向井でございます。  ただいま議題となりました議案第63号 丹波篠山手数料徴収条例の一部を改正する条例について、当委員会審査報告を申し上げます。  本案につきましては、去る11月30日の本会議において当委員会に付託されたものです。  本条例の改正の趣旨としましては、マイナンバーカードを利用して、コンビニエンスストア等に設置されている多機能端末機から住民票の写しなど各種証明書が取得できる「コンビニエンスストア等における証明書自動交付サービス」に係る交付手数料を窓口での交付手数料より引き下げることにより、コンビニ交付利便性の向上とマイナンバーカードの一層の利用及び普及促進を図るものです。  委員会では、当局からの説明を受けた後、質疑を行いました。審査の過程におきまして各委員から出されました質疑、意見のうち、主な事項について御報告申し上げます。  委員より、コンビニでの交付数が低い原因は何かとの質疑が出され、当局より、マイナンバーカードの普及の低さと連動していること、またコンビニで取得できることの周知が必要と考えている旨の回答がありました。また、委員より、幾ら交付手数料を値下げしても、マイナンバーカードを取得することにメリットがなければ、マイナンバーカードの取得にはつながらないのではないかとの質疑が出され、当局より、マイナンバーカードの取得のメリットについては、国では健康保険証とのひもづけや、令和6年度には免許証と一体になったりすることで利便性が上がってくると考えている。コンビニ交付メリットの1つと考えている旨の回答がありました。また、委員より、コンビニでの交付について、今後どのようにPRするのかがマイナンバーカード交付率の上昇にも関わってくるのではないかとの質疑が出され、当局より、PRに関しては、チラシによる窓口での声かけやホームページ、LINE、広報などで積極的に周知を行っていく旨の回答がありました。  質疑終了後、討論・採決を行った結果、討論はなく、議案第63号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(森本富夫君)  委員長報告は終わりました。  これから、委員長報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これで、委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから、議案第63号を採決します。  本案に対する委員長報告は、原案可決です。  委員長報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第63号は、委員長報告のとおり可決されました。 ◎日程第3  議案第64号 丹波篠山廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改               正する条例 ○議長(森本富夫君)  日程第3.議案第64号 丹波篠山廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例を議題とします。  本案について、民生福祉常任委員長報告を求めます。  向井民生福祉常任委員長。 ○民生福祉常任委員長向井千尋君)(登壇)  民生福祉常任委員会委員長の向井でございます。  ただいま議題となりました議案第64号 丹波篠山廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例について、当委員会審査報告を申し上げます。  本案につきましては、去る11月30日の本会議において当委員会に付託されたものです。  本条例の改正の趣旨としましては、大きさが2種類ある燃えるごみ袋のうち、大は容量50リットル相当で1枚45円に対し、小は30リットル相当で1枚40円となっており、ごみ袋の容量と価格が比例していないことで生じる不公平感を解消するため、燃えるごみ袋の価格の根拠を見直し、容量に応じた価格体系に変更し、燃えるごみ袋大は価格を1枚45円のまま据え置き、小は1枚40円から30円に改正するものです。  委員会では、当局からの説明を受けた後、質疑を行いました。審査の過程におきまして各委員から出されました質疑、意見のうち、主な事項について御報告申し上げます。  委員より、ごみ袋の小は5%程度の使用率という説明であったが、どのぐらいの金額が減額になると想定されているかとの質疑が出され、当局より、ごみ袋の小の令和2年度の売上げ実績は8万5,000枚であった。8万5,000枚掛ける値下げ分10円として85万円。それに加えて、値下げすることによって、大の45円から小の30円に換えるほうを、大の売上げ120万枚のうち2%程度である2万5,000枚分と仮定して、2万5,000枚掛ける減額の15円の37万5,000円を合わせて122万5,000円の収入減と試算している旨の回答がありました。また委員より、ごみ袋の小を30円とした理由は何かとの質疑が出され、当局より、ごみ袋大を基準に考え、容量に応じた50リットル相当の大が45円、30リットル相当の小を30円にした旨の回答がありました。  質疑終了後、討論・採決を行った結果、討論はなく、議案第64号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(森本富夫君)  委員長報告は終わりました。  これから、委員長報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これで、委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  討論なしと認めます。  これで討論を終わります。
     これから、議案第64号を採決します。  本案に対する委員長報告は、原案可決です。  委員長報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第64号は、委員長報告のとおり可決されました。 ◎日程第4  議案第67号 丹波篠山気候非常事態宣言の制定について ○議長(森本富夫君)  日程第4.議案第67号 丹波篠山気候非常事態宣言の制定についてを議題とします。  本案について、民生福祉常任委員長報告を求めます。  向井民生福祉常任委員長。 ○民生福祉常任委員長向井千尋君)(登壇)  民生福祉常任委員会委員長の向井でございます。  ただいま議題となりました議案第67号 丹波篠山気候非常事態宣言の制定について、当委員会審査報告を申し上げます。  本案につきましては、去る11月30日の本会議において当委員会に付託されたものです。  この宣言の趣旨としましては、国や自治体、学校などが、気候変動が異常な状態であることを認める気候非常事態宣言を行うとともに、気候変動を緩和するための積極的な政策を打ち出し、市民や事業者などの関心を高め、気候変動への行動を加速させるものです。丹波篠山市の気候非常事態宣言は、前段として気候変動に対する世界や国の対応状況、中段として丹波篠山市における特産物品質低下収量減少や災害の発生のおそれ、後段として2050年二酸化炭素排出量実質ゼロを目指すことを併せて宣言しています。  委員会では、当局からの説明を受けた後、質疑を行いました。審査の過程におきまして各委員から出されました質疑、意見のうち、主な事項について御報告申し上げます。  委員より、市内の事業分野からの二酸化炭素の排出が多いので、そこに賛同を求めているが、事業分野には具体的にどのような取組を求めていくのかとの質疑が出され、当局より、再生可能エネルギーの導入、省エネの意識づけ、また、省エネ事例情報共有や研修の場などを提供して意識を高めていきたいと考えている。また、市でも省エネ対策の現状を把握したいので、各事業者にできる範囲で電気代年次報告などを提出いただき、市内で電気代がどれだけ減っているのかということも把握していきたい旨の回答がありました。  委員より、市がある程度イニシアチブを取らないといけないと思うが、例えば庁舎、清掃センターなど、二酸化炭素の削減も必要かと思う。また、今田地区登り窯電気窯農業関係では野焼きについてはどうかとの質疑が出され、当局より、清掃センターについては、プラごみの燃焼の割合が大きく、分別の周知を徹底していくことが重要と思っている。また、プラごみの一斉回収は調査研究をした上で進め、改修を計画的に進める中で検討していきたいと考えている。丹波焼については、登り窯でのまきなどは木質バイオマスの活用と同じなので、カーボンゼロという考え方になり、野焼きも同様である。また、電気窯を使われている場合は、二酸化炭素排出量数の少ない電力会社との契約を周知することを進めていきたいと考えている旨の回答がありました。  委員より、自動車丹波篠山市ではなくてはならない交通手段になっており、大量の二酸化炭素等を排出する1つの要因と考えられる。エコカー電気自動車の推進についての考え方はとの質疑が出され、当局より、エコカー普及促進については、国も推進しており、2035年には新車を100%電気自動車にするという方針もあるので、しっかり対策をしていきたいと考えている。現在は、スマートエネルギー導入補助金にて電気自動車への補助をしているので、引き続き周知していきたい旨の回答がありました。また委員より、市としても何かモデル的な取組が必要だと思うが、何か計画をされているのかとの質疑が出され、当局より、令和4年度に庁内に省エネ委員会の設置を検討している。そこで電気自動車の導入、公共施設の屋根に太陽光を置いて調達するPPAモデル活用等を考えるなどして、市役所で再生可能エネルギーを使っていく姿勢を示していきたいと考えている旨の回答がありました。  委員より、世界的にグリーンというのは成長産業であると言われている。気候非常事態宣言をすることによって、新たに産業として、カーボンニュートラルの産業を興すなど、市内の森林を有効活用する方策を打ち出すのかとの質疑が出され、当局より、二酸化炭素吸収源による削減効果として、森林を整備する、間伐をする、人工林から天然林に変えていくという森づくりの部分の吸収量を見込んでいる。森林整備もCO2削減、吸収源をつくるという意味でも重要なものと位置づけている旨の回答がありました。  質疑終了後、討論・採決を行った結果、討論はなく、議案第67号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(森本富夫君)  委員長報告は終わりました。  これから、委員長報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  6番、安井博幸君。 ○6番(安井博幸君)  議席番号6番、安井博幸です。  ただいまの説明資料7ページなんですけれども、温室効果ガス排出量2050年実質「ゼロ」の実現で、①再生可能エネルギー最大利用(主な取組)太陽光発電積極的導入とありますが、太陽光発電は、気象条件に大きく左右され夜間は発電しません。これの割合が増えることは、電力供給が不安定になります。また太陽光エネルギー密度が低いため、大規模化環境破壊にもつながるので、個人住宅屋根等への適所導入とすべきではないかと考えますが、そのような議論は行われたのでしょうか。  また、エネルギー地産地消の一環として、我が市において小規模水力発電の導入についての議論は行われなかったのでしょうか。  以上、2点お尋ねします。 ○議長(森本富夫君)  向井民生福祉常任委員長。 ○民生福祉常任委員長向井千尋君)  民生福祉常任委員会委員長の向井です。  ただいま安井議員に質問を頂きました太陽光発電についてなんですけれども、そのような具体的な質疑・答弁はなかったんですが、またその水力発電についてもなかったのですが、当局の答弁の中に、先ほど安井議員も言われましたとおり、その説明資料の中に方針としてそのように取り組んでいきますという方針があるというのと、この非常事態宣言については、農都環境課非常事態宣言を主導して進めていきますが、ほかの森づくりについてとか、ほかの部署にも関係することがありますので、ほかの部署と連携しながらそういう各課に対することは進めてまいりますというような回答を頂いております。 ○議長(森本富夫君)  6番、安井博幸君。 ○6番(安井博幸君)  今の答弁では、具体的には私が尋ねたことについては議論もされていなかったというふうに理解してよろしいですね。分かりました。 ○議長(森本富夫君)  ほかに質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これで、委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから、議案第67号を採決します。  本案に対する委員長報告は、原案可決です。  委員長報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第67号は、委員長報告のとおり可決されました。 ◎日程第5  議案第70号 篠山口駅西公営駐車場指定管理者の指定について ○議長(森本富夫君)  日程第5.議案第70号 篠山口駅西公営駐車場指定管理者の指定についてを議題とします。  本案について、産業建設常任委員長報告を求めます。  栗山産業建設常任委員長。 ○産業建設常任委員長栗山泰三君)(登壇)  皆さん、おはようございます。産業建設常任委員会委員長の栗山でございます。  ただいま議題となりました議案第70号 篠山口駅西公営駐車場指定管理候補者の指定について、産業建設常任委員会審査報告を申し上げます。  本案につきましては、去る11月30日の本会議において当委員会に付託されたものです。  本議案については、篠山口駅西公営駐車場が、令和4年3月31日で指定管理契約が満了することに伴い、令和4年4月1日から令和9年3月31日までの5年間、一般社団法人ウイズささやまに指定しようとするものです。  一般社団法人ウイズささやまは、本市における地域社会の発展及び市民福祉の向上に寄与することを目的に設立された法人であり、丹波篠山歴史文化施設をはじめとする多くの公共施設において管理運営を受託されています。また、篠山口駅西公営駐車場においても管理運営実績があること、提案内容利用者サービスの向上と施設利用促進に資する提案であり、市が保有する公共施設管理運営者として適切であると判断し、令和4年度から5年間の指定管理者として指定するものです。  委員会では、当局から説明を受け、審査を行いました。  以下、審査の過程におきまして、委員から出された質疑について御報告申し上げます。  まず、委員から、前回、指定管理者を受けていたときの提案から改善された点は何かとの質疑が出され、当局からは、前回の提案と大きく違いはないが、市民に限り10回分の一時駐車券事前購入により1回分の無料券サービスを計画されていることや、定期利用者について、3年間同じカードを利用することができるため利用者の手続が軽減されることになったとの回答がありました。また、委員から、利用者から、前指定管理者と比較してサービスが低下したと思われないよう、次の指定管理者に対して叱咤激励等をお願いしたいとの意見が出されました。  次に、委員から、5年間駐車場指定管理を指定することになるが、コロナ禍による通勤者の減、人口減少等に伴い駐車場利用者が減少している。周辺の駐車場との兼ね合いもあると思うが、駐車料金を変動させることについて、どこまで指定管理者に認めているのかとの質疑が出され、当局からは、条例上、一時利用の駐車料金については、指定管理者が定めることができる規定となっている。収入状況周辺駐車場等の状況も鑑みながら、指定管理者が判断することになるが、料金の改定については市の承認が必要となることから、コロナ等の状況も見ながら、指定管理者から提案があれば調整していきたいとの回答がありました。  そして、質疑終了後、表決を行った結果、議案第70号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の御報告とさせていただきます。 ○議長(森本富夫君)  委員長報告は終わりました。  これから、委員長報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これで、委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから、議案第70号を採決します。  本案に対する委員長報告は、原案可決です。  委員長報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第70号は、委員長報告のとおり可決されました。 ◎日程第 6  議案第74号 令和3年度丹波篠山一般会計補正予算(第15号)  日程第 7  議案第75号 令和3年度丹波篠山国民健康保険特別会計補正予算                (第4号)  日程第 8  議案第76号 令和3年度丹波篠山介護保険特別会計補正予算(第2                号)  日程第 9  議案第77号 令和3年度丹波篠山水道事業会計補正予算(第2号)  日程第10  議案第78号 令和3年度丹波篠山下水道事業会計補正予算(第2                号) ○議長(森本富夫君)  日程第6.議案第74号 令和3年度丹波篠山一般会計補正予算(第15号)から、日程第10.議案第78号 令和3年度丹波篠山下水道事業会計補正予算(第2号)までの5件を一括議題とします。  本案について、予算決算委員長報告を求めます。  園田予算決算委員長。 ○予算決算委員長園田依子君)(登壇)  予算決算委員長の園田でございます。  ただいま議題となりました議案第74号 令和3年度丹波篠山一般会計補正予算(第15号)、議案第75号 令和3年度丹波篠山国民健康保険特別会計補正予算(第4号)、議案第76号 令和3年度丹波篠山介護保険特別会計補正予算(第2号)、議案第77号 令和3年度丹波篠山水道事業会計補正予算(第2号)、議案第78号 令和3年度丹波篠山下水道事業会計補正予算(第2号)の5議案についての予算決算委員会の審査を御報告申し上げます。
     この5議案につきましては、11月30日の本会議において当委員会に付託されたもので、総務文教分科会、民生福祉分科会、産業建設分科会に審査依頼し、審査を行いました。  以下、各分科会及び委員会での審査の過程におきまして、各委員から出されました質疑、意見のうち、主な内容について、要約して御報告を申し上げます。  まず初めに、総務文教分科会での審査において、一般会計補正予算について。  学校教育充実事業に関し、篠山養護学校に配置する看護師について、途中退職や公募申込みがないことから欠員状態が続いたが、正規職員の看護師を配置することができたとのことであるが、その経緯と現状について説明願うとの質疑が出され、当局より、本年度から養護学校の看護師については、正規職員2名でスタートして、会計年度任用職員1名と合わせて定員3名で進めているが、医療的ケアに関わることもあり、なかなか難しい状況が続いている。現在、正規職員1名と、今後は会計年度任用職員1名で、何とか医療的ケアを継続してできるように進めているが、定員には充足していない。現在いろいろな団体等を通じてお願いをしており、何とかもう1人確保して、通学に制限をかけることのないよう取り組んでいきたいとの回答がありました。  次に、児童福祉施設費に関し、令和4年度から保育園3歳児の完全給食、白御飯の提供が開始されるとのことであるが、白米の購入に対して、家庭の負担は月どれぐらいになるのか。給食費が変更となるということかとの質疑に対し、詳細な積算はこれからになるが、来年度予算にお米の購入費を計上する予定である。給食費が若干上がることになり、現在の給食費の月額5,750円から、1食当たり15円から20円程度の増になると見込んでいるとの回答がありました。  次に、民生福祉分科会での審査において、一般会計補正予算について。  地域医療対策事業費について、地域医療体制の確保に向けて、引き続き、調査また関係機関との打合せなどのため事業費が必要になったという説明だったが、これについてもう少し詳しい委託内容について聞きたい。また、それを受けて、この年度で議会、市民の方に対して、どのような方向性等を示されるのかとの質疑が出され、当局より、11月末にコンサルティング会社から調査報告書が出された。この報告書では、ささやま医療センターと岡本病院の2病院を主な対象として、丹波篠山市において望ましいと考えられる地域医療提供体制の確保等に係る方向性や対応案の1案が出されている。まず、市の中でこの報告書の内容について協議をした上で、2病院の今後の方向性等の内容があることから2病院と協議を行い、意見等を聞きたいと考えている。その上で、市議会や丹波篠山市地域医療関係者会議の方々に説明し、協議を進めていきたいと考えている。今後は、地域医療提供体制の実際の確保に向けた取組を進める必要がある。当該調査報告書の内容等も踏まえながら、丹波篠山市地域医療関係者会議の開催や2病院の関係者等との協議を通して、地域医療提供体制の方向性や対応案の修正等を行い、当該方向性・対応案の策定と関係者の合意に向けた取組を進めていく。このため、コンサルティング会社には、市地域医療関係者会議の開催や2病院の関係者との協議に係る業務支援として、会議や協議に係る資料作成や出席、また、会議・協議等での意見等を踏まえた追加調査・分析等に係る業務について新たに委託を行うことで、当該会議の開催や関係者との協議をより適切かつ効果的に進めていきたいとの回答がありました。  次に、国民健康保険特別会計補正予算に関して。  今田診療所の医療用衛生材料費について、院外処方になった経緯を説明願う。また、そのメリット、デメリットは何かとの質疑が出され、今田地区コンビニの跡地に、今年4月に耳鼻咽喉科が開設されたことに伴い、薬局が5月から開設された。それに伴い、今田診療所も院外薬局という形で6月より処方を行っている。メリットとして、薬局の薬剤師から薬に対する指導を受けたり、相談ができる。デメリットについては、支払いが2か所になること、薬剤師の専門の管理を受けるため支払いの負担が少し増えること、診療所から薬局まで少し距離があることが考えられる。しかし、患者の方には、薬局による配達やドライブスルー方式での受け取りとなったこと、また、院内での待ち時間が減り喜んでいただいているとの回答がありました。  次に、介護保険特別会計補正予算に関して。  介護予防・日常生活支援総合事業について、コロナウイルス感染症の新たな変異株への不安もある中、いきいき塾の現状や今後のいきいきクラブの取組についてどう考えているのかとの質疑が出され、当局より、通所型で実施されているまちづくり協議会へのいきいき塾の委託料は、緊急事態宣言が出された期間については、事業実施されていないため減額している。事業自体は、その間、通所型から在宅型の塾へと変更しており、1週間に1回、事業所より体操が続けられているかどうか電話で確認等をしてもらいながら継続している。今後も、在宅型と通所型との併用で事業実施する予定で考え、緊急事態宣言が発出されれば、感染状況に応じて通所型は止めざるを得ないと考えている。いきいきクラブについては、現在約7割のクラブに再開してもらっており、リハビリの理学療法士の先生方と一緒に地域を回っている。コロナ禍でも事業が実施できるような形で考えていきたいとの回答がありました。  次に、産業建設分科会での審査において、一般会計補正予算について。  国庫補助道路整備事業に関し、工事請負費を当初予定のときから平均1橋当たり約250万円も増額補正するとのことであるが、コロナウイルス感染症の影響により資材が高騰したことが原因なのかとの質疑が出され、コロナウイルス感染症の影響等による資材の高騰ではなく、点検によるデータを基に一般的な補修費用として当初予算に計上していたが、実際工事を行うに当たり、実施設計を業者委託し、補修に必要な部分の概算工事費を出すと、橋桁ごとに必要な補修工法や範囲に変更が生じたため、金額を変更することとなったとの回答がありました。  次に、農業農村施設管理事業に関し、卸売市場に関してコロナウイルス感染症対策として支援金を計上されているが、この事業所には3年間運営支援する約束をしている。3年間と約束した支援金以上の支援を行おうとしているが、どのように考えているのか説明してほしいとの質疑が出され、コロナウイルス感染症の影響による仲買人の買入れの減退、農業活動における農家の活動の減退減少等により売上げが減少したことによる助成として考えており、3か年の支援とは別にコロナウイルス感染症の影響を鑑みての支援として計上しているとの回答がありました。また、地方創生臨時交付金を利用し、今回、事業継続支援金を助成すると言われているが、他の事業所についてどのような支援金を充てているのかとの質疑が出され、当局より、今回の補正に関しては、指定管理施設に主に充てている。この卸売市場を他の民間事業者と区分して支援する理由としては、公益性、公共性が高い事業を行っていること、出荷協議会に約350名の農家が参画、また市場を利用している仲買人も約60名おられることを鑑み、支援すべきと考え今回予算計上しているとの回答がありました。また、委員から、追加資料の月ごとの売上げを見ると、収支が全く合っていない状況である。当初の約束どおり3年で自立できる方向性をこの数字から読み取れるのかとの質疑が出され、当局から売上げの多少にかかわらず、人件費等の固定費が毎月かかっている。繁忙期以外のコストを下げることで、経営が自立できるのではないかということで事業者と協議しており、改善に向け話を進めているところである。現時点では、当初の約束どおり3年で自立してもらうということには変わりなく、来年からは自立してもらうことで進めているところであるとの回答がありました。  次に、水道事業会計補正予算に関して。  インボイス制度導入により請求書の様式が変わるとのことであるが、事業所のみならず一般家庭に送る様式等も含め変更になるのかとの質疑が出され、検針のお知らせ票も含め、全ての使用者に対する様式が変更になるとの回答がありました。  次に、下水道事業会計補正予算に関して。  今回の補正予算で建設改良費等でも減額補正となっているが、部品不足や原材料の高騰等によるコロナウイルス感染症の影響は受けていないのかとの質疑が出され、当局より、ポンプ等については影響が少ないが、半導体不足の関係で制御部品の基盤が入手しづらくなっている。現在のところ、管路等の値段が高騰するような状況にはなっていないとの回答がありました。  なお、産業建設分科会座長から、農業農村施設管理事業における運営事業者への事業継続支援金交付の妥当性について分科会で判断するには、この事業者に対する次年度以降の運営補助について、市の方針を確認する必要があることから、市長、部長へ再度招集を求め、確認を行った。その中で、事業者が運営形態を変更したとしても、次年度以降、支援は継続しないという市の方針を確認できたことから、今回の支援金については、最後の公的な支援として妥当との結論に至ったとの報告がありました。  以上、各分科会座長からの審査報告に対する質疑を行った後、議員間討議を行いましたが、意見はなく、採決を行いました結果、討論はなく、議案第74号、75号、76号、77号、78号までの5議案につきましては、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、予算決算委員会決定どおり御賛同賜りますようお願いし、予算決算委員会報告といたします。 ○議長(森本富夫君)  委員長報告は終わりました。  これから、一括して委員長報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これで、委員長に対する質疑を終わります。  これから一括して討論を行いますが、討論に当たっては、議案番号を申し述べていただくようお願いします。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから、議案第74号 令和3年度丹波篠山一般会計補正予算(第15号)を採決します。  本案に対する委員長報告は、原案可決です。  委員長報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第74号は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第75号 令和3年度丹波篠山国民健康保険特別会計補正予算(第4号)を採決します。  本案に対する委員長報告は、原案可決です。  委員長報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第75号は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第76号 令和3年度丹波篠山介護保険特別会計補正予算(第2号)を採決します。  本案に対する委員長報告は、原案可決です。  委員長報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第76号は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第77号 令和3年度丹波篠山水道事業会計補正予算(第2号)を採決します。  本案に対する委員長報告は、原案可決です。  委員長報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第77号は、委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第78号 令和3年度丹波篠山下水道事業会計補正予算(第2号)を採決します。  本案に対する委員長報告は、原案可決です。  委員長報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第78号は、委員長報告のとおり可決されました。    日程第11  議案第79号 令和3年度丹波篠山一般会計補正予算(第16号) ○議長(森本富夫君)  日程第11.議案第79号 令和3年度丹波篠山一般会計補正予算(第16号)を議題とします。  議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。  藤本行政経営部長。 ○行政経営部長(藤本雅浩君)(登壇)  おはようございます。行政経営部の藤本でございます。  ただいま御上程いただきました議案第79号 令和3年度丹波篠山一般会計補正予算(第16号)について、提案理由の説明を申し上げます。  このたびの補正は、国の補正予算を受け、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、様々な困難に直面している方々の生活・暮らしの支援を行う観点から、住民税非課税世帯等に対して、1世帯当たり10万円を給付するために必要な費用の追加、及び子育て世帯等に対する臨時特別給付として5万円の給付に必要な費用の追加について補正をお願いするものでございます。  結果、第1条の歳入歳出予算の補正については、歳入歳出予算の総額にそれぞれ7億9,391万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ245億4,716万9,000円とするものでございます。  それでは、補正予算書6ページ並びに議案第79号説明資料を御覧ください。歳出予算から説明を申し上げます。  6ページ、3款 民生費、1項 社会福祉費、13目 生活困窮者自立支援費 住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金事業4億9,745万8,000円の追加は、令和3年12月10日を基準日に置いて、令和3年度分の住民税均等割が非課税である世帯及び新型コロナウイルス感染症の影響を受け、家計が非課税世帯と同水準に急変した世帯に対しまして、1世帯当たり10万円を給付するもので、対象は4,800世帯に対し臨時特別給付金4億8,000万円、事務費としてシステム改修委託料880万円の追加、通信運搬費152万4,000円は通知等の郵便料142万円及び電話代等10万4,000円の追加、印刷製本費198万円は案内文書及びリーフレット、返信用封筒等の印刷費用など、給付に必要な事務費として1,745万8,000円の追加でございます。なお、特定財源は、全額国庫補助金で臨時特別給付金事業費補助金4億8,000万円及び事務費補助金1,745万8,000円でございます。  2項 児童福祉費、1目 児童福祉総務 令和3年度子育て世帯への臨時特別給付金事業2億9,646万1,000円の追加は、高校生等までの18歳以下の子どもがいる世帯等に対する臨時特別給付の残りの5万円分の臨時特別給付金2億9,490万円の追加で、支給対象等については11月30日に提案させていただきました一般会計補正予算第14号の給付金5万円と同じ条件で、今回の5万円と合わせて10万円を現金で一括支給を行います。また、通知等の郵便料39万1,000円の追加、消耗品費15万円の追加など、給付に必要な事務費として156万1,000円の追加を行うものでございます。なお、特定財源は、全額国庫補助金で臨時特別給付金事業費補助金2億9,400万円及び事務費補助金156万1,000円でございます。  以上で、歳出に関しまして説明を終わらせていただきます。  歳入につきましては、歳出の説明の際に特定財源として説明を行いましたので、説明を省略させていただきます。  以上、提案理由の説明とさせていただきます。  御審議いただきまして、御決定いただきますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(森本富夫君)  提出者の説明が終わりました。  これから質疑を行います。  質疑はありませんか。  6番、安井博幸君。 ○6番(安井博幸君)  議席番号6番、安井博幸です。  令和3年度子育て世代への臨時特別給付金事業についてお尋ねします。  我が市では、子育て世帯への臨時特別給付金として、年内に10万円を一括給付するとの方針が示され、本日、その予算が提案されました。市長の決断と担当職員の尽力に感謝します。つきましては、10万円の一括給付は5万円の現金2回及び5万円現金と5万円分クーポンの2段階給付と比べ、我が市の事務経費がどの程度削減できたのかをお尋ねします。 ○議長(森本富夫君)  藤本行政経営部長。 ○行政経営部長(藤本雅浩君)  行政経営部の藤本でございます。  まず、5万円を今一括にする給付に対してですけれども、それに関しまして事務費の削減ですが、主に振込手数料、それから事務を委託するための費用としまして予定していました51万円ぐらいの経費が2回に分けて払うよりも一括で払ったときに削減といいますか、節減できております。  それから、クーポンに関しましては、具体的に試算は行っておりません。ただ、昨年等実施しましたまるいのクーポン、こういったものから見ますと、発行枚数等が額面幾らにするかということで変わってくるんですが、仮に1,000円ぐらいの額面にしますと、大体29万枚ぐらいの発行になると思います。まるいのクーポンのときに大体19万枚発行しまして、そのときの委託料で事務費として実績として上がってきたのが360万円、それに市の事務費等を加えますと、やっぱり500万円を超える経費がかかるんじゃないかなということで推測させていただいております。  以上です。 ○議長(森本富夫君)  6番、安井博幸君。 ○6番(安井博幸君)  よく分かりました。もう1点、長野県高山村では、年収960万円未満の世帯を対象とする所得制限も独自に撤廃し、18才以下全てに10万円給付することを決めました。新たに対象となる32人分は村の独自財源を充てます。所得制限の撤廃について、高山村は「制限は逆に不平等ではないかと考え判断した」としています。私も、この不平等というのが引っかかっています。また、千葉県野田市も所得制限を設けず独自支給されます。鈴木市長は「年収で区別することなく公平に行き渡ることが適切」と述べておられます。県下の小野市でも所得制限を設けず、18才以下全てに10万円給付です。小野市の所得制限を超える世帯の子どもは約300人、つまり約3,000万円を市費で賄われるとのことです。  我が市の場合、市の担当に尋ねたところ、所得制限を超えるのは88世帯140人だそうです。10万円給付の目的が新型コロナウイルス感染症の長期化により影響を受けた子育て世帯への支援というのなら、補正予算の提案に当たって、所得制限の撤廃については検討されたのかどうか、その点をお尋ねします。 ○議長(森本富夫君)  横山保健福祉部長。 ○保健福祉部長(横山 実君)  保健福祉部長の横山でございます。  安井議員の御質問にお答えしたいと思いますが、丹波篠山市におきましては、国の設計どおり960万円の所得制限を設けて行われることに対しまして、それ以上のことは実施しないというところで打合せといいますか、確認をして実施しております。  以上です。 ○議長(森本富夫君)  6番、安井博幸君。 ○6番(安井博幸君)  所得制限の是非について、市長のお言葉を直接聞きたいと思いますが。 ○議長(森本富夫君)  堀井副市長。 ○副市長(堀井宏之君)  おはようございます。副市長、堀井です。
     今、安井議員御質問頂いておりますが、財源として1,400万円、当然一般財源になります。そういったことも考えた上、国の制度としての制度設計がなされておりますので、市としては、それに合わせるという形で制度設計を国と同じような形で取らせていただいたということです。独自財源というのは、先ほど申し上げましたように、非常に市としてもしんどいところもあります。そういった形でのこちらの判断ということでございますので、御理解いただきますようによろしくお願いいたします。 ○議長(森本富夫君)  酒井市長。 ○市長(酒井隆明君)  私のほうから副市長の答弁に加えて、もともとこの国の制度が選挙のときのそれぞれの公約でコロナの中、特に生活に困窮されている方がおられる。特に子育て世代については、やはりお金の要ることもあって、そういった支給が必要ではないかということだったわけです。それが国の方針で、所得制限をつけられた、その制度そのものがですね、そういった一定のお金をずっと配ること自体が果たしてその施策としてよいものかどうかという議論がある中で、国が決められたわけですから、それはそれに従いますけれども、しかしもともとが、やはり生活に困られたり、子育て世代は特にそういった方が多いからという制度ですから、あえてその一定の所得があって、そういった状況にない方にまで、市が独自にする必要はそれほど大きくないというふうに私のほうは考えて、所得制限をそのまま維持してするのが妥当だというふうに考えてしております。  以上です。 ○議長(森本富夫君)  ほかに質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから、議案第79号を採決します。  本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(森本富夫君)  起立全員です。  したがって、議案第79号は、原案のとおり可決されました。  以上で、本日の日程は全部終了しました。  お諮りします。  議事の都合によって、明日12月24日から1月31日までの39日間は、休会としたいと思います。  御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森本富夫君)  異議なしと認めます。  明日12月24日から1月31日までの39日間は、休会とすることに決定しました。 ○議長(森本富夫君)  師走会議を閉じるに当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  議員の皆様には、終始熱心な議論をいただき、上程されました条例改正や補正予算等につきまして、適切妥当な結論を得ることができましたこと、厚くお礼を申し上げます。  さて、新型コロナウイルス感染症は、世界的に猛威を振るう中で2年が経過しました。丹波篠山市では、医師会をはじめ関係機関の御努力により、今年3月より、待望のワクチン接種が医療従事者や高齢者を対象に始まり、10月からは、12歳以上の市民に対象を広げ、約86%の市民がワクチン接種を受けることができました。ワクチンの効果もあり、本市はもとより、国内においても感染者は減少しています。  また、賛否はありましたが、東京オリンピック・パラリンピックが開催され、世界中の選手たちの活躍に感動や勇気をもらい、改めて、スポーツのすばらしさを感じるとともに、多様性を認め合う共生社会の実現に向け、新しい思いを胸に決意をいたしました。  間もなく、年末年始を迎えます。新たな変異株であるオミクロン株の感染拡大も心配になりますが、感染予防対策をしっかりと続けながら、年末年始、この機会に英気を養っていただき、御家族おそろいで、輝かしい新年をお迎えいただきたいと思います。  来る令和4年は、コロナ感染症が収束し、市民の皆様の生活に安心と活気が戻り、丹波篠山市にとっても、平穏でよりよい1年となりますことを強く祈念申し上げ、閉会に当たっての御挨拶とさせていただきます。  ここで、酒井市長から御挨拶がございます。  酒井市長。 ○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは、閉会に当たりまして、一言御礼の御挨拶を申し上げます。  この師走会議におきましても、議員の皆様には熱心な議論、お取組をいただきまして、そして提案いたしました議案につきまして御承認をいただき、大変ありがとうございました。一般質問を通じ、多くの御提案を頂いており、これを重く受け止め、早速に取組を進め、できるものは来年度の事業に反映できるように、努めていきたいと考えています。  また、私のほうで11月から市内20か所で開催をしました「ふるさと一番会議」には、昨日、今田会場で無事終了できましたが、毎回多くの議員の皆様にも御参加をいただいており、寒い中、御出席をいただき感謝を申し上げます。  さて、今年の市政10大ニュースを本日発表いたします。  議員の皆様には、お手元にお知らせをしているとおりなんですけれども、2月には、日本農業遺産に「丹波篠山黒大豆栽培」が認定されました。4月には、市の鳥の制定、7月には、丹波篠山黒豆ナイター、同じく7月には、山内町で大規模な火災が発生しましたが、被災者への支援の輪が広がり、先日、瓦礫の撤去も完了いたしました。8月には、河原町の無電柱化工事が完成し、日本を代表する景観都市へ前進をしています。また10月、市名変更で「丹波篠山」のイメージがアップし、ブランド力が向上、10月過去最高の60万人の観光客にお越しをいただきました。また、同じく10月、丹波篠山の家のモデルハウスが竣工、11月には、清掃センターの操業延長の協定ができました。また12月、農都のめぐみ米が12月20日以降は学校、小学校、中学校、こども園、幼稚園において給食に使用されるということになりました。そして、12月本日、御承認をいただきました気候非常事態宣言をさせていただきます。  このように、コロナの中にありましても、丹波篠山市が確実に前進しているものと思います。中でも、私がうれしく思いますのは、丹波篠山の家や農都のめぐみ米の取組は、市職員挙げて長年取り組んできたものがようやく形のあるものになってきたと思います。丹波篠山の家は、職員プロジェクトから検討を始めたもので、ようやくモデルハウスまで完成ができました。また、農都のめぐみ米はなかなか普及が難しかったのですが、工夫を重ね、ようやく農家の理解が広がってきたというふうに思います。  このように、丹波篠山市、今注目を集め、コロナの中ですけれども、移住希望者も増えてきています。しかし、残念ながらまだまだ市民の意識がそこまで高まってはおらず、企業を回りますと、多くの企業の方から、新卒の方に来てもらえないという、こういった声を強く聞かせていただいております。人口が国勢調査で4万人を切ったというような報道はやはり大きなもので、人口の減少は一定やむを得ないものとしても、それを最小限に食い止めて、これから若い人の定着、これを大きな命題としてこの地域がそれぞれの集落が未来につながるように、新しい年はコロナの対策に取り組みながら、「ワクワクシティ ワクワク農村」の取組を進めて、地域の活性化、未来につながる活性化に努めていきたいと思いますので、どうか議員の皆様にも、市と一緒になってお取組を進め、丹波篠山市の前進のためによろしく御活躍をお願い申し上げたいと思います。  今年もあと僅かとなってまいりました。寒い日が続きますけれども、議員の皆様にはますます御健勝で、市民のため、市政のために御活躍をいただきますように心からお願いを申し上げまして、閉会に当たりましての御礼の挨拶とさせていただきます。大変ありがとうございました。  以上です。 ○議長(森本富夫君)  本日は、これで散会します。  お疲れさまでした。               午前10時43分  散会  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                       令和3年12月23日                       丹波篠山市議会議長  森 本 富 夫                       丹波篠山市議会議員  園 田 依 子                       丹波篠山市議会議員  大 西 基 雄                       丹波篠山市議会議員  栗 山 泰 三...