篠山市議会 2021-12-23
令和 3年第122回師走会議(12月23日)
令和 3年第122回
師走会議(12月23日) 第122回
丹波篠山市議会12月23日会議(
師走会議(第4日))
会議録
令和3年12月23日(木曜日)
午前 9時30分 開議
〇
出席議員(15名)
1番 原 田 豊 彦 2番 前 田 えり子
3番 上 田 英 樹 4番 隅 田 雅 春
6番 安 井 博 幸 7番 足 立 義 則
8番 向 井 千 尋 9番 園 田 依 子
10番 大 西 基 雄 11番 栗 山 泰 三
13番 渡 辺 拓 道 15番 河 南 克 典
16番 大 上 和 則 17番 小 畠 政 行
18番 森 本 富 夫
〇
欠席議員(0名)
〇
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の
職氏名
この5
議案につきましては、11月30日の本会議において当
委員会に付託されたもので、総務文教分科会、民生福祉分科会、産業建設分科会に審査依頼し、審査を行いました。
以下、各分科会及び
委員会での審査の過程におきまして、各
委員から出されました
質疑、意見のうち、主な内容について、要約して御
報告を申し上げます。
まず初めに、総務文教分科会での審査において、
一般会計補正予算について。
学校教育充実事業に関し、篠山養護学校に配置する看護師について、途中退職や公募申込みがないことから欠員状態が続いたが、正規職員の看護師を配置することができたとのことであるが、その経緯と現状について説明願うとの
質疑が出され、当局より、本年度から養護学校の看護師については、正規職員2名でスタートして、会計年度任用職員1名と合わせて定員3名で進めているが、医療的ケアに関わることもあり、なかなか難しい状況が続いている。現在、正規職員1名と、今後は会計年度任用職員1名で、何とか医療的ケアを継続してできるように進めているが、定員には充足していない。現在いろいろな団体等を通じてお願いをしており、何とかもう1人確保して、通学に制限をかけることのないよう取り組んでいきたいとの回答がありました。
次に、児童福祉施設費に関し、令和4年度から保育園3歳児の完全給食、白御飯の提供が開始されるとのことであるが、白米の購入に対して、家庭の負担は月どれぐらいになるのか。給食費が変更となるということかとの
質疑に対し、詳細な積算はこれからになるが、来年度予算にお米の購入費を計上する予定である。給食費が若干上がることになり、現在の給食費の月額5,750円から、1食当たり15円から20円程度の増になると見込んでいるとの回答がありました。
次に、民生福祉分科会での審査において、
一般会計補正予算について。
地域医療対策事業費について、地域医療体制の確保に向けて、引き続き、調査また関係機関との打合せなどのため事業費が必要になったという説明だったが、これについてもう少し詳しい委託内容について聞きたい。また、それを受けて、この年度で議会、市民の方に対して、どのような方向性等を示されるのかとの
質疑が出され、当局より、11月末にコンサルティング会社から調査
報告書が出された。この
報告書では、ささやま医療センターと岡本病院の2病院を主な対象として、
丹波篠山市において望ましいと考えられる地域医療提供体制の確保等に係る方向性や対応案の1案が出されている。まず、市の中でこの
報告書の内容について協議をした上で、2病院の今後の方向性等の内容があることから2病院と協議を行い、意見等を聞きたいと考えている。その上で、市議会や
丹波篠山市地域医療関係者会議の方々に説明し、協議を進めていきたいと考えている。今後は、地域医療提供体制の実際の確保に向けた取組を進める必要がある。当該調査
報告書の内容等も踏まえながら、
丹波篠山市地域医療関係者会議の開催や2病院の関係者等との協議を通して、地域医療提供体制の方向性や対応案の修正等を行い、当該方向性・対応案の策定と関係者の合意に向けた取組を進めていく。このため、コンサルティング会社には、市地域医療関係者会議の開催や2病院の関係者との協議に係る業務支援として、会議や協議に係る資料作成や出席、また、会議・協議等での意見等を踏まえた追加調査・分析等に係る業務について新たに委託を行うことで、当該会議の開催や関係者との協議をより適切かつ効果的に進めていきたいとの回答がありました。
次に、
国民健康保険特別会計補正予算に関して。
今田診療所の医療用衛生材料費について、院外処方になった経緯を説明願う。また、その
メリット、デ
メリットは何かとの
質疑が出され、
今田地区の
コンビニの跡地に、今年4月に耳鼻咽喉科が開設されたことに伴い、薬局が5月から開設された。それに伴い、今田診療所も院外薬局という形で6月より処方を行っている。
メリットとして、薬局の薬剤師から薬に対する指導を受けたり、相談ができる。デ
メリットについては、支払いが2か所になること、薬剤師の専門の管理を受けるため支払いの負担が少し増えること、診療所から薬局まで少し距離があることが考えられる。しかし、患者の方には、薬局による配達やドライブスルー方式での受け取りとなったこと、また、院内での待ち時間が減り喜んでいただいているとの回答がありました。
次に、
介護保険特別会計補正予算に関して。
介護予防・日常生活支援総合事業について、コロナウイルス感染症の新たな変異株への不安もある中、いきいき塾の現状や今後のいきいきクラブの取組についてどう考えているのかとの
質疑が出され、当局より、通所型で実施されているまちづくり協議会へのいきいき塾の委託料は、緊急事態宣言が出された期間については、事業実施されていないため減額している。事業自体は、その間、通所型から在宅型の塾へと変更しており、1週間に1回、事業所より体操が続けられているかどうか電話で確認等をしてもらいながら継続している。今後も、在宅型と通所型との併用で事業実施する予定で考え、緊急事態宣言が発出されれば、感染状況に応じて通所型は止めざるを得ないと考えている。いきいきクラブについては、現在約7割のクラブに再開してもらっており、リハビリの理学療法士の先生方と一緒に地域を回っている。
コロナ禍でも事業が実施できるような形で考えていきたいとの回答がありました。
次に、産業建設分科会での審査において、
一般会計補正予算について。
国庫補助道路整備事業に関し、工事請負費を当初予定のときから平均1橋当たり約250万円も増額補正するとのことであるが、コロナウイルス感染症の影響により資材が高騰したことが原因なのかとの
質疑が出され、コロナウイルス感染症の影響等による資材の高騰ではなく、点検によるデータを基に一般的な補修費用として当初予算に計上していたが、実際工事を行うに当たり、実施設計を業者委託し、補修に必要な部分の概算工事費を出すと、橋桁ごとに必要な補修工法や範囲に変更が生じたため、金額を変更することとなったとの回答がありました。
次に、農業農村施設管理事業に関し、卸売市場に関してコロナウイルス感染症対策として支援金を計上されているが、この事業所には3年間運営支援する約束をしている。3年間と約束した支援金以上の支援を行おうとしているが、どのように考えているのか説明してほしいとの
質疑が出され、コロナウイルス感染症の影響による仲買人の買入れの減退、農業活動における農家の活動の減退減少等により
売上げが減少したことによる助成として考えており、3か年の支援とは別にコロナウイルス感染症の影響を鑑みての支援として計上しているとの回答がありました。また、地方創生臨時交付金を利用し、今回、事業継続支援金を助成すると言われているが、他の事業所についてどのような支援金を充てているのかとの
質疑が出され、当局より、今回の補正に関しては、
指定管理施設に主に充てている。この卸売市場を他の民間
事業者と区分して支援する理由としては、公益性、公共性が高い事業を行っていること、出荷協議会に約350名の農家が参画、また市場を利用している仲買人も約60名おられることを鑑み、支援すべきと考え今回予算計上しているとの回答がありました。また、
委員から、追加資料の月ごとの
売上げを見ると、収支が全く合っていない状況である。当初の約束どおり3年で自立できる方向性をこの数字から読み取れるのかとの
質疑が出され、当局から
売上げの多少にかかわらず、人件費等の固定費が毎月かかっている。繁忙期以外のコストを下げることで、経営が自立できるのではないかということで
事業者と協議しており、改善に向け話を進めているところである。現時点では、当初の約束どおり3年で自立してもらうということには変わりなく、来年からは自立してもらうことで進めているところであるとの回答がありました。
次に、
水道事業会計補正予算に関して。
インボイス制度導入により請求書の様式が変わるとのことであるが、事業所のみならず一般家庭に送る様式等も含め変更になるのかとの
質疑が出され、検針のお知らせ票も含め、全ての使用者に対する様式が変更になるとの回答がありました。
次に、
下水道事業会計補正予算に関して。
今回の補正予算で建設改良費等でも減額補正となっているが、部品不足や原材料の高騰等によるコロナウイルス感染症の影響は受けていないのかとの
質疑が出され、当局より、ポンプ等については影響が少ないが、半導体不足の関係で制御部品の基盤が入手しづらくなっている。現在のところ、管路等の値段が高騰するような状況にはなっていないとの回答がありました。
なお、産業建設分科会座長から、農業農村施設管理事業における運営
事業者への事業継続支援金交付の妥当性について分科会で判断するには、この
事業者に対する次年度以降の運営補助について、市の方針を確認する必要があることから、市長、部長へ再度招集を求め、確認を行った。その中で、
事業者が運営形態を変更したとしても、次年度以降、支援は継続しないという市の方針を確認できたことから、今回の支援金については、最後の公的な支援として妥当との結論に至ったとの
報告がありました。
以上、各分科会座長からの
審査報告に対する
質疑を行った後、議員間討議を行いましたが、意見はなく、採決を行いました結果、討論はなく、
議案第74号、75号、76号、77号、78号までの5
議案につきましては、
全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。
議員各位におかれましては、予算決算
委員会の
決定どおり御賛同賜りますようお願いし、予算決算
委員会の
報告といたします。
○議長(
森本富夫君)
委員長の
報告は終わりました。
これから、一括して
委員長の
報告に対する
質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森本富夫君)
質疑なしと認めます。
これで、
委員長に対する
質疑を終わります。
これから一括して討論を行いますが、討論に当たっては、
議案番号を申し述べていただくようお願いします。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森本富夫君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
これから、
議案第74号 令和3年度
丹波篠山市
一般会計補正予算(第15号)を採決します。
本案に対する
委員長の
報告は、
原案可決です。
委員長の
報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(
賛成者起立)
○議長(
森本富夫君)
起立全員です。
したがって、
議案第74号は、
委員長の
報告のとおり可決されました。
次に、
議案第75号 令和3年度
丹波篠山市
国民健康保険特別会計補正予算(第4号)を採決します。
本案に対する
委員長の
報告は、
原案可決です。
委員長の
報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(
賛成者起立)
○議長(
森本富夫君)
起立全員です。
したがって、
議案第75号は、
委員長の
報告のとおり可決されました。
次に、
議案第76号 令和3年度
丹波篠山市
介護保険特別会計補正予算(第2号)を採決します。
本案に対する
委員長の
報告は、
原案可決です。
委員長の
報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(
賛成者起立)
○議長(
森本富夫君)
起立全員です。
したがって、
議案第76号は、
委員長の
報告のとおり可決されました。
次に、
議案第77号 令和3年度
丹波篠山市
水道事業会計補正予算(第2号)を採決します。
本案に対する
委員長の
報告は、
原案可決です。
委員長の
報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(
賛成者起立)
○議長(
森本富夫君)
起立全員です。
したがって、
議案第77号は、
委員長の
報告のとおり可決されました。
次に、
議案第78号 令和3年度
丹波篠山市
下水道事業会計補正予算(第2号)を採決します。
本案に対する
委員長の
報告は、
原案可決です。
委員長の
報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(
賛成者起立)
○議長(
森本富夫君)
起立全員です。
したがって、
議案第78号は、
委員長の
報告のとおり可決されました。
日程第11
議案第79号 令和3年度
丹波篠山市
一般会計補正予算(第16号)
○議長(
森本富夫君) 日程第11.
議案第79号 令和3年度
丹波篠山市
一般会計補正予算(第16号)を議題とします。
議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。
藤本
行政経営部長。
○
行政経営部長(藤本雅浩君)(登壇) おはようございます。行政経営部の藤本でございます。
ただいま御上程いただきました
議案第79号 令和3年度
丹波篠山市
一般会計補正予算(第16号)について、提案理由の説明を申し上げます。
このたびの補正は、国の補正予算を受け、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、様々な困難に直面している方々の生活・暮らしの支援を行う観点から、住民税非課税世帯等に対して、1世帯当たり10万円を給付するために必要な費用の追加、及び子育て世帯等に対する臨時特別給付として5万円の給付に必要な費用の追加について補正をお願いするものでございます。
結果、第1条の歳入歳出予算の補正については、歳入歳出予算の総額にそれぞれ7億9,391万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ245億4,716万9,000円とするものでございます。
それでは、補正予算書6ページ並びに
議案第79号
説明資料を御覧ください。歳出予算から説明を申し上げます。
6ページ、3款 民生費、1項 社会福祉費、13目 生活困窮者自立支援費 住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金事業4億9,745万8,000円の追加は、令和3年12月10日を基準日に置いて、令和3年度分の住民税均等割が非課税である世帯及び新型コロナウイルス感染症の影響を受け、家計が非課税世帯と同水準に急変した世帯に対しまして、1世帯当たり10万円を給付するもので、対象は4,800世帯に対し臨時特別給付金4億8,000万円、事務費としてシステム改修委託料880万円の追加、通信運搬費152万4,000円は通知等の郵便料142万円及び電話代等10万4,000円の追加、印刷製本費198万円は案内文書及びリーフレット、返信用封筒等の印刷費用など、給付に必要な事務費として1,745万8,000円の追加でございます。なお、特定財源は、全額国庫補助金で臨時特別給付金事業費補助金4億8,000万円及び事務費補助金1,745万8,000円でございます。
2項 児童福祉費、1目 児童福祉総務 令和3年度子育て世帯への臨時特別給付金事業2億9,646万1,000円の追加は、高校生等までの18歳以下の子どもがいる世帯等に対する臨時特別給付の残りの5万円分の臨時特別給付金2億9,490万円の追加で、支給対象等については11月30日に提案させていただきました
一般会計補正予算第14号の給付金5万円と同じ条件で、今回の5万円と合わせて10万円を現金で一括支給を行います。また、通知等の郵便料39万1,000円の追加、消耗品費15万円の追加など、給付に必要な事務費として156万1,000円の追加を行うものでございます。なお、特定財源は、全額国庫補助金で臨時特別給付金事業費補助金2億9,400万円及び事務費補助金156万1,000円でございます。
以上で、歳出に関しまして説明を終わらせていただきます。
歳入につきましては、歳出の説明の際に特定財源として説明を行いましたので、説明を省略させていただきます。
以上、提案理由の説明とさせていただきます。
御審議いただきまして、御決定いただきますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(
森本富夫君) 提出者の説明が終わりました。
これから
質疑を行います。
質疑はありませんか。
6番、
安井博幸君。
○6番(
安井博幸君)
議席番号6番、
安井博幸です。
令和3年度子育て世代への臨時特別給付金事業についてお尋ねします。
我が市では、子育て世帯への臨時特別給付金として、年内に10万円を一括給付するとの方針が示され、本日、その予算が提案されました。市長の決断と担当職員の尽力に感謝します。つきましては、10万円の一括給付は5万円の現金2回及び5万円現金と5万円分クーポンの2段階給付と比べ、我が市の事務経費がどの程度削減できたのかをお尋ねします。
○議長(
森本富夫君) 藤本
行政経営部長。
○
行政経営部長(藤本雅浩君) 行政経営部の藤本でございます。
まず、5万円を今一括にする給付に対してですけれども、それに関しまして事務費の削減ですが、主に振込手数料、それから事務を委託するための費用としまして予定していました51万円ぐらいの経費が2回に分けて払うよりも一括で払ったときに削減といいますか、節減できております。
それから、クーポンに関しましては、具体的に試算は行っておりません。ただ、昨年等実施しましたまるいのクーポン、こういったものから見ますと、発行枚数等が額面幾らにするかということで変わってくるんですが、仮に1,000円ぐらいの額面にしますと、大体29万枚ぐらいの発行になると思います。まるいのクーポンのときに大体19万枚発行しまして、そのときの委託料で事務費として実績として上がってきたのが360万円、それに市の事務費等を加えますと、やっぱり500万円を超える経費がかかるんじゃないかなということで推測させていただいております。
以上です。
○議長(
森本富夫君) 6番、
安井博幸君。
○6番(
安井博幸君) よく分かりました。もう1点、長野県高山村では、年収960万円未満の世帯を対象とする所得制限も独自に撤廃し、18才以下全てに10万円給付することを決めました。新たに対象となる32人分は村の独自財源を充てます。所得制限の撤廃について、高山村は「制限は逆に不平等ではないかと考え判断した」としています。私も、この不平等というのが引っかかっています。また、千葉県野田市も所得制限を設けず独自支給されます。鈴木市長は「年収で区別することなく公平に行き渡ることが適切」と述べておられます。県下の小野市でも所得制限を設けず、18才以下全てに10万円給付です。小野市の所得制限を超える世帯の子どもは約300人、つまり約3,000万円を市費で賄われるとのことです。
我が市の場合、市の担当に尋ねたところ、所得制限を超えるのは88世帯140人だそうです。10万円給付の目的が新型コロナウイルス感染症の長期化により影響を受けた子育て世帯への支援というのなら、補正予算の提案に当たって、所得制限の撤廃については検討されたのかどうか、その点をお尋ねします。
○議長(
森本富夫君) 横山
保健福祉部長。
○
保健福祉部長(横山 実君)
保健福祉部長の横山でございます。
安井議員の御質問にお答えしたいと思いますが、
丹波篠山市におきましては、国の設計どおり960万円の所得制限を設けて行われることに対しまして、それ以上のことは実施しないというところで打合せといいますか、確認をして実施しております。
以上です。
○議長(
森本富夫君) 6番、
安井博幸君。
○6番(
安井博幸君) 所得制限の是非について、市長のお言葉を直接聞きたいと思いますが。
○議長(
森本富夫君) 堀井副市長。
○副市長(堀井宏之君) おはようございます。副市長、堀井です。
今、
安井議員御質問頂いておりますが、財源として1,400万円、当然一般財源になります。そういったことも考えた上、国の制度としての制度設計がなされておりますので、市としては、それに合わせるという形で制度設計を国と同じような形で取らせていただいたということです。独自財源というのは、先ほど申し上げましたように、非常に市としてもしんどいところもあります。そういった形でのこちらの判断ということでございますので、御理解いただきますようによろしくお願いいたします。
○議長(
森本富夫君) 酒井市長。
○市長(酒井隆明君) 私のほうから副市長の答弁に加えて、もともとこの国の制度が選挙のときのそれぞれの公約でコロナの中、特に生活に困窮されている方がおられる。特に子育て世代については、やはりお金の要ることもあって、そういった支給が必要ではないかということだったわけです。それが国の方針で、所得制限をつけられた、その制度そのものがですね、そういった一定のお金をずっと配ること自体が果たしてその施策としてよいものかどうかという議論がある中で、国が決められたわけですから、それはそれに従いますけれども、しかしもともとが、やはり生活に困られたり、子育て世代は特にそういった方が多いからという制度ですから、あえてその一定の所得があって、そういった状況にない方にまで、市が独自にする必要はそれほど大きくないというふうに私のほうは考えて、所得制限をそのまま維持してするのが妥当だというふうに考えてしております。
以上です。
○議長(
森本富夫君) ほかに
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森本富夫君)
質疑なしと認めます。
これで
質疑を終わります。
これから討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森本富夫君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
これから、
議案第79号を採決します。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(
賛成者起立)
○議長(
森本富夫君)
起立全員です。
したがって、
議案第79号は、原案のとおり可決されました。
以上で、本日の日程は全部終了しました。
お諮りします。
議事の都合によって、明日12月24日から1月31日までの39日間は、休会としたいと思います。
御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森本富夫君) 異議なしと認めます。
明日12月24日から1月31日までの39日間は、休会とすることに決定しました。
○議長(
森本富夫君)
師走会議を閉じるに当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
議員の皆様には、終始熱心な議論をいただき、上程されました
条例改正や補正予算等につきまして、適切妥当な結論を得ることができましたこと、厚くお礼を申し上げます。
さて、新型コロナウイルス感染症は、世界的に猛威を振るう中で2年が経過しました。
丹波篠山市では、医師会をはじめ関係機関の御努力により、今年3月より、待望のワクチン接種が医療従事者や高齢者を対象に始まり、10月からは、12歳以上の市民に対象を広げ、約86%の市民がワクチン接種を受けることができました。ワクチンの効果もあり、本市はもとより、国内においても感染者は減少しています。
また、賛否はありましたが、東京オリンピック・パラリンピックが開催され、世界中の選手たちの活躍に感動や勇気をもらい、改めて、スポーツのすばらしさを感じるとともに、多様性を認め合う共生社会の実現に向け、新しい思いを胸に決意をいたしました。
間もなく、年末年始を迎えます。新たな変異株であるオミクロン株の感染拡大も心配になりますが、感染予防対策をしっかりと続けながら、年末年始、この機会に英気を養っていただき、御家族おそろいで、輝かしい新年をお迎えいただきたいと思います。
来る令和4年は、コロナ感染症が収束し、市民の皆様の生活に安心と活気が戻り、
丹波篠山市にとっても、平穏でよりよい1年となりますことを強く祈念申し上げ、閉会に当たっての御挨拶とさせていただきます。
ここで、酒井市長から御挨拶がございます。
酒井市長。
○市長(酒井隆明君)(登壇) それでは、閉会に当たりまして、一言御礼の御挨拶を申し上げます。
この
師走会議におきましても、議員の皆様には熱心な議論、お取組をいただきまして、そして提案いたしました
議案につきまして御承認をいただき、大変ありがとうございました。一般質問を通じ、多くの御提案を頂いており、これを重く受け止め、早速に取組を進め、できるものは来年度の事業に反映できるように、努めていきたいと考えています。
また、私のほうで11月から市内20か所で開催をしました「ふるさと一番会議」には、昨日、今田会場で無事終了できましたが、毎回多くの議員の皆様にも御参加をいただいており、寒い中、御出席をいただき感謝を申し上げます。
さて、今年の市政10大ニュースを本日発表いたします。
議員の皆様には、お手元にお知らせをしているとおりなんですけれども、2月には、日本農業遺産に「
丹波篠山黒大豆栽培」が認定されました。4月には、市の鳥の制定、7月には、
丹波篠山黒豆ナイター、同じく7月には、山内町で大規模な火災が発生しましたが、被災者への支援の輪が広がり、先日、瓦礫の撤去も完了いたしました。8月には、河原町の無電柱化工事が完成し、日本を代表する景観都市へ前進をしています。また10月、市名変更で「
丹波篠山」のイメージがアップし、ブランド力が向上、10月過去最高の60万人の観光客にお越しをいただきました。また、同じく10月、
丹波篠山の家のモデルハウスが竣工、11月には、
清掃センターの操業延長の協定ができました。また12月、農都のめぐみ米が12月20日以降は学校、小学校、中学校、こども園、幼稚園において給食に使用されるということになりました。そして、12月本日、御承認をいただきました
気候非常事態宣言をさせていただきます。
このように、コロナの中にありましても、
丹波篠山市が確実に前進しているものと思います。中でも、私がうれしく思いますのは、
丹波篠山の家や農都のめぐみ米の取組は、市職員挙げて長年取り組んできたものがようやく形のあるものになってきたと思います。
丹波篠山の家は、職員プロジェクトから検討を始めたもので、ようやくモデルハウスまで完成ができました。また、農都のめぐみ米はなかなか普及が難しかったのですが、工夫を重ね、ようやく農家の理解が広がってきたというふうに思います。
このように、
丹波篠山市、今注目を集め、コロナの中ですけれども、移住希望者も増えてきています。しかし、残念ながらまだまだ市民の意識がそこまで高まってはおらず、企業を回りますと、多くの企業の方から、新卒の方に来てもらえないという、こういった声を強く聞かせていただいております。人口が国勢調査で4万人を切ったというような報道はやはり大きなもので、人口の減少は一定やむを得ないものとしても、それを最小限に食い止めて、これから若い人の定着、これを大きな命題としてこの地域がそれぞれの集落が未来につながるように、新しい年はコロナの対策に取り組みながら、「ワクワクシティ ワクワク農村」の取組を進めて、地域の活性化、未来につながる活性化に努めていきたいと思いますので、どうか議員の皆様にも、市と一緒になってお取組を進め、
丹波篠山市の前進のためによろしく御活躍をお願い申し上げたいと思います。
今年もあと僅かとなってまいりました。寒い日が続きますけれども、議員の皆様にはますます御健勝で、市民のため、市政のために御活躍をいただきますように心からお願いを申し上げまして、閉会に当たりましての御礼の挨拶とさせていただきます。大変ありがとうございました。
以上です。
○議長(
森本富夫君) 本日は、これで散会します。
お疲れさまでした。
午前10時43分 散会
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
令和3年12月23日
丹波篠山市議会議長 森 本 富 夫
丹波篠山市議会議員 園 田 依 子
丹波篠山市議会議員 大 西 基 雄
丹波篠山市議会議員 栗 山 泰 三...