篠山市議会 2021-04-08
令和 3年第121回 4月 8日会議( 4月 8日)
令和 3年第121回 4月 8日会議( 4月 8日) 第121回
丹波篠山市議会4月8日会議録
令和3年4月8日(木曜日)
午後 1時30分 開議
〇出席議員(17名)
1番 原 田 豊 彦 2番 前 田 えり子
3番 上 田 英 樹 4番 隅 田 雅 春
6番 安 井 博 幸 7番 足 立 義 則
8番 向 井 千 尋 9番 園 田 依 子
10番 大 西 基 雄 11番 栗 山 泰 三
12番 かんなん 芳 治 13番 渡 辺 拓 道
14番 吉 田 知 代 15番 河 南 克 典
16番 大 上 和 則 17番 小 畠 政 行
18番 森 本 富 夫
〇欠席議員(0名)
なお、
改正条例の施行期日は、令和3年4月1日を原則とし、その他の改正についても
説明資料記載のとおり、順次施行することとしております。
以上、報告第1号の説明とさせていただきます。
○議長(
森本富夫君) 提出者の報告が終わりました。
質疑があれば、発言を許します。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで、報告第1号は終わります。
◎日程第5 報告第2号
専決処分の報告について
○議長(
森本富夫君) 日程第5.報告第2号
専決処分の報告についてを議題とします。
本件は、
丹波篠山市議会の
専決事項の指定に伴い、
地方自治法第180条第2項の規定によって報告を受けるものです。
報告第2号について、報告を求めます。
藤本行政経営部長。
○
行政経営部長(
藤本雅浩君)(登壇) ただいま御上程いただきました報告第2号 専決第2号 令和2年度
丹波篠山市
一般会計補正予算(第16号)について、
提案理由の説明を申し上げます。
お手元の予算書を御覧ください。
今回の補正は、令和2年度の市税の収入見込み、
地方譲与税・
県税交付金等の確定に伴う減額及びこれらの減収に伴う地方債の追加や、
特別交付税の増額による
財政調整基金繰入金の減額のほか、財源の組替えを内容とするもので、
地方自治法第180条の規定により、3月31日付で
専決処分を行いましたので報告をいたします。
結果、第1条の
歳入歳出予算の補正につきましては、
歳入歳出予算の総額にそれぞれ2,687万5,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額をそれぞれ273億6,176万5,000円とするものでございます。
それでは、説明を申し上げます。
補正予算書12ページをお開きくださいませ。
歳出から説明を申し上げます。
2款 総務費、1項
総務管理費、21目
チルドレンズミュージアム費は、地方債の追加による
財源更正、6款
農林水産業費、2項 林業費、2目
林業振興費は、
森林環境譲与税の確定に伴う繰入金の追加による
財源更正、8款 土木費、4項
都市計画費、3目 公園費は、地方債の追加による
財源更正、6項 住宅費、1目
住宅総務費は地方債の追加及び特定財源としていました
地域振興基金繰入金の減額による
財源更正、10款 教育費、1項
教育総務費、3目
学校教育総務費は地方債の追加による
財源更正でございます。
次に、13ページを御覧ください。
13款 諸支出金、1項 基金費、3目
公共施設整備基金費は504万円の追加で、本郷地内のほか市有財産の売払収入を積み立てるものでございます。6目
東日本大震災等復旧復興支援基金費は6万6,000円の追加で、寄附金3万3,000円とその同額の
一般財源を積み立てるものでございます。10目
宅地開発関連事業基金費は130万円の追加で、大沢新及び黒岡地内における
宅地開発協力金を積み立てるものでございます。14目 大山荘の
里市民農園基金費は170万円の追加で、
市民農園管理者からの寄附金を積み立てるものでございます。15目
丹波篠山市
森林環境基金費は59万円の追加で、
森林環境譲与税の確定によるもので、22目
温泉地施設整備基金費は274万8,000円の減額で、入湯税の減額によるものでございます。29目
丹波篠山ふるさと基金費は2,032万7,000円の追加で、
ふるさと応援寄附金の増額によるものでございます。30目
丹波篠山市
新型コロナウイルス等感染症対策基金費60万円の追加は、寄附金として藤木千晧様からの50万円、また、
明治安田生命保険相互会社様からの10万円を基金に積み立てるものでございます。
以上で、歳出に関する説明を終わらせていただきます。
続きまして、歳入の主なものについて説明いたします。歳出の財源で説明したものは省略させていただきますので、よろしくお願いいたします。
補正予算書7ページをお開きください。
1款 市税、2項 1目
固定資産税は、2,315万6,000円の減額で、
徴収猶予による収入額の減によるもので、3項
軽自動車税、2目 種別割は、120万7,000円の減額で登録台数の減によるものでございます。4項 1目
市たばこ税1,605万8,000円の減額及び5項 1目 入湯税274万8,000円の減額は、実績確定による減額となっております。
2款
地方譲与税から、9ページ、9款
環境性能割交付金までは交付額の確定によるもので、合計では、
地方消費税交付金の減額の影響もあり1億2,439万5,000円の減額となっております。
11款
地方交付税は2億9,558万9,000円の追加で、3月の
特別交付税の確定によるもので、令和2年度の
特別交付税は12億3,358万9,000円となりました。
16款
県支出金、2項
県補助金、8目
市町振興支援交付金18万5,000円の追加は、交付額の確定によるものでございます。
10ページ、19款 繰入金、1項
基金繰入金、1目
財政調整基金繰入金3億7,461万円の減額は、
地方交付税の増額等に伴い繰入金を減額するものでございます。
21款 諸収入、5項 3目 雑入
市町村振興協会市町交付金は、481万8,000円の追加で、
ハロウィンジャンボ宝くじの収益金の市町への
配分額確定によるものでございます。
次に、地方債の補正について説明申し上げます。
4ページを御覧ください。
第2条によります今回の補正は、第2表
地方債補正のとおりとし、地方債の追加のうち、
減収補てん債は、年度途中の減収に対して市債の発行により補填をするものでございます。令和2年度に限り、
新型コロナウイルス感染症の影響により減収が生じる税目が拡充され、
地方消費税交付金等の減収についても発行するもので、限度額を1億243万7,000円とするものでございます。なお、
元利償還金については
普通交付税の措置がございます。
特別減収対策債は、令和2年度及び令和3年度に限り、先ほどの
減収補てん債の対象でない
固定資産税等の税目について、その減収額に対して発行するもので、限度額を3,923万5,000円とするものでございます。また、
猶予特例債は、
新型コロナウイルスの
感染拡大の影響に伴う市税の
徴収猶予に伴い生じる一時的な減収に対応するため、新たに新設されたもので、限度額を7,610万円とするものでございます。
次に、地方債の変更は、
一般単独事業債で
チルドレンズミュージアムの
空調更新等による2,870万円の追加で、限度額を6億70万円にするものでございます。
以上、報告第2号の説明とさせていただきます。
○議長(
森本富夫君) 提出者の報告が終わりました。
質疑があれば、発言を許します。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで、報告第2号の報告は終わります。
◎日程第6 議案第34号 令和3年度
丹波篠山市
一般会計補正予算(第2号)
○議長(
森本富夫君) 日程第6.議案第34号 令和3年度
丹波篠山市
一般会計補正予算(第2号)を議題とします。
議案の朗読を省略し、
提案理由の説明を求めます。
藤本行政経営部長。
○
行政経営部長(
藤本雅浩君)(登壇) ただいま御上程賜りました議案第34号 令和3年度
丹波篠山市
一般会計補正予算(第2号)につきまして、
提案理由の説明を申し上げます。
このたびの補正は、国から交付される
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、
新型コロナウイルスの影響を受けている事業者への支援や市民への
生活支援などの事業を追加するものでございます。
それでは、
補正予算書及び
予算説明資料を御覧ください。
結果、第1条の
歳入歳出予算の補正につきましては、
歳入歳出予算の総額にそれぞれ2億7,426万7,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額をそれぞれ226億1,855万円とするものでございます。
それでは、まず、
補正予算書6ページを御覧ください。
歳出予算について説明申し上げます。
2款 総務費、1項
総務管理費、7目 企画費109万円の追加は、
公共交通対策事業で、非接触でバス運賃を決済できる
神姫バスグループの
ICカードである「ニコパカード」の
チャージ機器を
JR篠山口駅に設置されるための経費の一部を負担するものでございます。
3款 民生費、1項
社会福祉費、2目
老人福祉費741万円の追加は、
経済対策として市内の酒蔵から
丹波篠山の地酒を購入し、敬老事業の対象者である75歳以上の方へ長寿のお祝いとして贈呈をするものでございます。13目
生活困窮者自立支援費1,104万8,000円の追加は、
生活支援事業で、
児童扶養手当受給世帯及び
住民税非課税世帯への
子育て世帯へ1
世帯当たり丹波篠山市産の新米を20キログラムと
丹波篠山茶ティーパックをお届けし、支援するものでございます。
6款
農林水産業費、1項 農業費、3目
農業振興費6,375万3,000円の追加は、
特産物振興事業で外食需要の低下などにより米価が下落する中、
農業経営の安定化に向け、令和2
年産水稲作付を対象に、10アール当たり3,000円を補助する
農業経営安定対策補助金5,898万2,000円及び郵送代など、事務費127万1,000円を追加するものでございます。また、
コロナ禍等の影響から需要が減少している
丹波篠山茶の新たな需要拡大や地産地消を進めるため、
丹波篠山茶生産組合による
販売促進活動及び
パッケージデザインの刷新などの
取組支援として、350万円を追加するものでございます。
7ページ、7款 商工費、1項 商工費、1目 商工総務費790万1,000円の追加は、コロナ禍における丹波焼の通信販売事業の充実を図るため、丹波伝統工芸公園陶の郷の和室の改修費用741万6,000円及びパソコンやカメラなどの購入費用の補助48万5,000円でございます。
2目 商工振興費 地元就職促進費1,500万円の追加は、コロナ禍における企業の求人活動が対面型からオンラインへシフトしており、市内企業の人材確保及び新規学卒者の市内就職を促進するため、採用活動等に利用する動画作成に関する費用を補助するものでございます。商工振興費1億6,806万5,000円の追加は、市内の商工業者支援及び市民の
生活支援のため「ワクワク都市(シティー)クーポン券配布事業」の実施及び市内の
中小企業等を対象とした
販売促進活動等の経費の一部を支援するものでございます。クーポン券配布事業については18歳以下の市民の方は1人当たり5,000円、それ以外の方は1人当たり3,000円、参加店舗で利用できるクーポン券を配布するもので、クーポン券の配布から換金までの業務委託料が1億4,251万円、郵送料などの事務経費が549万9,000円でございます。
中小企業等販売促進支援事業は、1事業所当たり10万円を限度とし、商品の販売促進やキャンペーンなど、店舗の誘客につながる事業活動経費の一部を支援するもので、200事業所を予定しており、補助金が2,000万円、郵送料などの事務経費が5万6,000円でございます。
以上で、歳出の説明を終わらせていただきます。
歳入につきましては、今回の
補正予算に必要な
一般財源分2億7,426万7,000円のうち、敬老事業における配布手数料344万6,000円については、財政調整基金の繰入れにより措置することとし、残りの2億7,082万1,000円については、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金により措置をしております。
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の令和3年度配分額3億1,194万9,000円のうち、1号補正の充当と併せまして2億8,755万6,000円を充当することとなり、2,439万3,000円が残額となります。
以上で、
提案理由の説明とさせていただきます。
御審議をいただきまして、御決定賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(
森本富夫君) 提出者の説明が終わりました。
これから質疑を行います。
質疑はありませんか。
8番、向井千尋君。
○8番(向井千尋君) 8番、向井です。
ただいま説明がありました
老人福祉費の敬老事業のところなんですけれども、75歳以上の御高齢の方に長寿記念品としてお酒をお祝いに贈られるということなんですけれども、その75歳以上の方の中には、実際にお酒が飲めない方とか、特に病気とかで飲んだらいけない方とか、施設に入所されている方とかもいらっしゃると思うんですけれども、その人たちに対してのお祝いということで、本当にこれお祝いになるんでしょうか。
○議長(
森本富夫君) 横山
保健福祉部長。
○
保健福祉部長(横山 実君)
保健福祉部長の横山でございます。
本日提案させていただきました
補正予算で、敬老祝福事業ということで地酒の贈呈をさせていただきたいということを考えさせていただきました。理由としては、説明資料にも書いておりますとおり、市内の特産でありますお酒のほうも消費が落ち込んでいるというところの応援も考えまして、なかなか慶事といいますか、お祝い事業がない中で敬老事業がそこで唯一といいますか、お祝いのできる市の伝統といいますか、事業でございますので、喜んでいただきたいということでさせていただきました。
飲めない方、また施設にいらっしゃいます方についての、召し上がっていただくということがなかなか困難なことも想定されますが、まずは、やはり家族の方に敬老の祝福を同じようにしていただくということで、飲めない方については御家族の皆さんに召し上がっていただいたり、お料理にも使っていただくようなことも考えました。施設の方については、施設にお送りして、そこでつながっていただいている家族の方に渡ればなというふうなことも考えています。また、お酒がどうしても体にリスクのあるような方についても、これをお届けしてはいけないんではないかなということも考えられるわけですけれども、そういった方についても、御家族の方の配慮で止めていただいたり、また注意喚起をさせていただくような形でその高齢者の方に届けるような形も考えながら、注意をしていただくようなことも考えさせていただきたいと思います。
昔からやはりお酒というものは、我々の生活に根強く根づいてきておるといいますか、お祝い事についても昔からあるようなことでございまして、お祝いには欠かせないというようなこともあると思いますし、しかしながら、リスクのことについても最近特に研究もされておりますので、そういったことについても何らかの配慮はさせていただきたいというふうに考えています。
○議長(
森本富夫君) 8番、向井千尋君。
○8番(向井千尋君) 今、横山部長の答弁をいただきました。御丁寧に答弁をいただいたのでよく今回の趣旨は分かりました。この今、第4波とも言われています、そのコロナが大変感染している中、今回はその敬老お祝い事業ということなんですけれども、本当に今後その高齢者とか、リスクの高い方とか、本当にその介護の現場で頑張っていらっしゃる方とかを応援していただけるような対策も今後考えていただけたらと思います。
以上です。
○議長(
森本富夫君) ほかに質疑はありませんか。
11番、栗山泰三君。
○11番(栗山泰三君) 議席番号11、栗山泰三です。
議案第34号について、説明させていただきます。この説明資料のほうにあります、広告印刷費とか広告デザイン費、それから折り込み費とかについての補助金が出ておるんですが、この補助金について、経費の合計額の3分の2というような説明が書いてありまして、上限を10万円とするという説明がございます。ちなみに市内の印刷業者にちょっと問い合わせてみたんですが、市内でA4サイズの物を広告として配布する場合、印刷費として約10万円、そして折り込み費として約5万円、合計15万円かかるというような、私、情報を頂きました。そうしますと、約5万円は自前の金でやるようなことになるんですが、なかなかこのコロナで大変厳しい状況のときにおきましては、もう少し補助経費、補助金が増額できないものだろうかなというようにも考えますが、いかがでしょう。
○議長(
森本富夫君) 赤松
観光交流部長。
○
観光交流部長(赤松一也君) 観光交流部の赤松でございます。
栗山議員から御指摘をいただきました補助金の額、もう少し増額ができないかというふうな御質問、御意見だったかというふうに思います。これにつきましても、
経済対策会議の中で話をさせていただきまして、当初は全額という話もしていたんですが、やはり補助金でございますので、幾らしかはやはりその事業者の方にも御負担いただいて、そういった中でお客様を呼び込むような、そういった施策を工夫しながらやっていただこうというふうなことで、今回3分の2、上限10万円というふうなことにさせていただきました。
この件につきましては、先ほど栗山議員が御研究いただいたように、印刷費に10万円、5万円ということもありますが、例えばA4の片面であればもう少し安くもできますし、その工夫の仕方というのは各事業者さんにお任せをして、できるだけお客さんが戻ってくるような施策を事業者さんが工夫しながらやっていただくようなことで、この補助金のほうを検討させていただきましたので、そのあたりを御理解いただけたらなというふうに思いますので、どうかよろしくお願い申し上げます。
○議長(
森本富夫君) 11番、栗山泰三君。
○11番(栗山泰三君) ただいま御答弁いただいたんですが、印刷業界も大変厳しい状態にありますことも聞いております。注文がない。だから何も印刷もできないというような状況を聞いておりまして、先ほどの答弁の中でも、全額というような話もあったようにも、議論の中ではあったというような話も今、聞かせていただいたんですが、工夫をしてやってくださいという部長の話でもあります。市内の企業が何らかの形でこの取組に参加できて、活性化できたら大変うれしく思いますんで、できるだけ考慮していただきまして、この予算が実りのあるものになりますように御配慮賜りますようにお願い申し上げまして、終わらせていただきます。
以上です。
○議長(
森本富夫君) ほかに質疑はありませんか。
13番、渡辺拓道君。
○13番(渡辺拓道君) 13番、渡辺です。
何点か御質問させていただきたいなというふうに思うわけでございますけれども、まず、コロナ対策については、私も弥生会議の一般質問でも取り上げさせていただいて、市民の皆さんのアンケートを取り上げて、今、必要とされているものはこういうものやないかということも御提案もさせていただいたんですけれども、今回全般的に見まして、やはり地域の経済を底堅く支えようというような予算になっているのかなという、その印象が若干強いかなというのを感じさせていただきました。それはそれで別に否定をするものではないんですけれども、あわせてですね、やはり市民活動自身がかなり低迷をしてきていまして、それのやっぱり再開に向けたインセンティブになるような取組もそろそろ必要ではないかなというふうに思うところであるんですけれども、なかなかそういった部分が直接はこう見えないわけでございますけれども、幾らかそういうものが考慮された事業になっているのかどうか。また、現段階では早いと判断をされて、今後そういうことも検討していこうという考えがあるのかどうかということを1つ聞かせてもらいます。
あわせて、やはり子どもたちの家庭でのストレスみたいなものも若干感じている部分がありました。その一要因として、市民活動の低迷に併せて、今うちのほう、教育委員会のほうでは地域とともにある学校づくりというような形で地域との連携、あるいは地域行事とか、いろんなところへ出ていったりとかいう、地域と子どもたちのつながりというのを非常に大事にしてきたかというふうに思うわけでございます。ちょっとその部分がなかなか十分できてきてないのかなというふうにちょっと思います。
これについては、先ほど向井議員のほうから、敬老事業の部分の質問があった日本酒の話ですけれども、そのあたりについて、もう少し工夫ができるんではないかなと。例えば、特別なお酒でありますので、子どもたち全員といったらなかなか難しいですけれども、特に非常にコロナに対して気をつけられている特別支援校の子どもたちであるとか、そういう子らに何かしらラベルを作ってもらうとかいうような形で、子どもたちと社会とのつながりみたいな部分のことを、例えばそのお酒という部分ですけれども、もう少しちょっと工夫をしながら進めていってもうてもいいのかなというふうな思いもあるわけでございますけれども、そのあたり、市民活動の低迷対策のことと、子どもたちとのこの社会とのつながりみたいな形の部分を事業にうまくこう組み入れていっていただくような検討の余地があるのかどうか、そのあたりについてまず最初に御質問させていただきたいと思います。
○議長(
森本富夫君)
酒井市長。
○市長(酒井隆明君) 今回の
経済対策は、一番主眼としたのは、皆さん公平にできるだけ渡るようにということで、ワクワク都市(シティー)クーポンというのに約1億5,000万円という、大変大きなお金をつぎ込んでいますが、これは前回のまるいのクーポンも約95%の皆さんが、多くの方が利用されて、特に子育て世代などに喜んでいただいた。水道料金の基本料金の免除ということもしましたけれども、広く市民の方に利用していただいて、喜んでいただいて、またそれが経済の活性化につながるということで一番効果的であろうということで、それをいたしました。じゃあ、それ以外にどのようにするかということをいろいろ検討したんですけれども、主な主眼が
経済対策ですので、市内のいろんな事業者の中でどの分野が一番大きな今、深刻な影響を受けておられるかということを考えたときに、今回上げていますお茶とか、お酒、それから農家の方もお米の価格が下がったということから、それを支援するという大きな目的とともに、それを生活の困窮者の支援であるとか、敬老事業であるとかいうことを結びつけて、今回いろいろ提案をさせていただいたところで、バランスを取ったような提案ができているんではないかというふうには、こちらは判断しております。
渡辺議員の御質問で、市民活動への支援についてはどうかということなんですけれども、そこまでは具体的には配慮ができていないかもしれませんが、今言いました全般的なその企業活動については、先ほど御質問がありました、これから企業活動を再開していく上での広告宣伝費の支援ということと、それから企業、事業所関係をどのように、製造業をはじめ、したらいいかということを考えたときに、これといったものがなかなか難しくて、やはり人材活用に動画作成することが求められているということから、こういった機会でないとなかなか高額の動画作成の支援ができませんので、今回それに結びつけて、今言いましたように、全般的な各分野に目配りをしたというふうに考えています。市民活動への支援については直接今のところ考えは及んでいませんでしたが、こういったことを通じて、また市民活動が出てくれば、いろんな形で検討をしていきたいと思います。
それから、こういう経済活動をする中で、今おっしゃったような養護学校の生徒さんたちに何かを作っていただいたりといった結びつける配慮をしてはどうかということについては、それはそのとおりだと思いますから、何かしら、工夫をできるところがないかといったことは検討していきたいと思います。
以上です。
○議長(
森本富夫君) 13番、渡辺拓道君。
○13番(渡辺拓道君) 実際の事業実施まで時間がある事業もございますので、できるだけ1つの
経済対策という事業。基本はそこかもしれませんけれども、そこにいろいろと連携させられるような要素があるんやったら、できるだけ効果的な事業にしていただきたいというふうに思いますので、先ほどちょっとお酒のラベルみたいな提案もさせていただきましたけれども、そういうようなことも1つの例として御検討いただけたらというふうに思います。
先ほど市長からあったように、
経済対策という部分で、私、今回のコロナの部分で一番心配しておって、実際組合のほうも行かせてもらって話を伺わせてもらったのが、丹波茶のことでございます。ほかの業種については、コロナが終息したら、ある程度元に戻っていく可能性もあるんではないかなというふうに思うわけでございますけれども、うちの丹波茶の生産とか販売の構造上からすると、そのコロナ発生以前からやはり葬儀の形態等も変わってきておりまして、そのあたりの影響が出てきて課題がある中で、コロナが追い打ちをかけたというような形になっています。
今回、コロナ対策というようなことでこれ上げていただいておるんですけれども、いろいろ生産に関わっていただく方と話をする中で、なかなかこれも出口対策、いわゆる販売対策の部分だけの取組だけではなかなかうちの特産として、非常に大事な丹波茶というものについて、今後しっかりと残せていけないんではないかと、ちょっと不安を感じたところでございます。やはりコロナの対策はコロナでこうしていかないかんのですけれども、現状からいうと、茶葉の生産対策、それから製造の対策、それから出口の、いわゆる販売対策、それら総合的な形でしっかりとこれ底支えをしていかんとちょっといけない状況かなというふうに思っています。当然、生産に関わられる方は一生懸命されているんだと思いますけれども、大きな社会変化が起こってきている中で、なかなか対応に苦慮もされているという実態もちょっとお伺いもさせていただきました。
それで、今回の丹波茶のメニュー、幾つか入っておるわけでございますけれども、これやっぱりここ単発だけでコロナの対策だけということで、その後ちょっと不安なところがあるんです。ですので、当然これはこれでしたらいいんですけれども、やはり複数年度、最低でも3年から5年ぐらいのスパンを見て、しっかり取り組んでいくというような、この丹波茶の振興、計画的なものをやっぱり行政としてもしっかり持っていただいて、その中でまずはコロナ対策を活用してこれをやっていく。その後の取組については、現在進んでいるJAさんの取組もありますし、経産局との関連の取組もありますので、そのあたりもできたら全体的にうまく効果が出るような形でしっかりとこの総合的な振興対策を取っていく中での今回のコロナ対策であるべきやないかというふうに思うわけでございますけれども、そのあたりにつきまして、丹波茶のコロナ対策について、どういう意図を持って今回上げられてきたのかという部分について、お伺いをしたいと思います。
○議長(
森本富夫君) 倉農都創造部長。
○農都創造部長(倉 剛史君) 農都創造部の倉でございます。
丹波篠山茶につきましては、令和元年、2年と近畿経済産業局の支援をいただきながら、市とJAと、当然ながら生産組合も入っていただいて、今後の在り方というのを検討して、また専門家もそういう経済産業局の費用を持ちましてしました。そういう中で、こういうブランディング計画というのが、一応令和2年に出来上がりました。その中でやっぱり課題となって出ているのは、やはり今まで渡辺議員が言われたとおり、香典返しの販売の割合が非常に高かった。26年、27年頃はもう半分以上の売上げがこういう香典返しの売上げであったということで、なかなか正直言って、販売戦略のところに十分力が注げていなかったというのが反省ということで、今回の計画の中でも専門家から指摘をいただいております。
その中で、まずは1点は、地産地消を進めましょうというような今回の取組。コロナでも、あくまでも赤字の補填をするというわけではなしに、これからの販売戦略を立てていくための費用という形で今回の予算のほうを計上させていただいております。1つは、地産地消のほうで
丹波篠山茶を
丹波篠山市民の皆さんに、またいろんな病院とか施設とか、そういうところへこれから飲んでいただこうというような、そういうアピール、PR、販売セールスを生産組合の皆さんにやっていただく1つの基として、これを活用して、これで1つは地産地消を進めていきたい。
それともう1点は、今、専門家から御提案をいただいているのは、緑茶の伸びというのはなかなか厳しい、今後も厳しいだろうと。その中でやっぱり
丹波篠山にはおいしい料理があり、おいしいお菓子がありというのがたくさんございますので、それと合うのは1つはほうじ茶というのが考えられるんじゃないかというような御提案もいただいておりますので、そのあたり、1つは市とJA、生産組合と一緒にそういうほうじ茶を活用した飲食店であったりとか、旅館であったりとかいうところの営業とか、飲んでもらうというような機会も含めた取組というのを今回の事業の中で、それを主眼に置いて事業に取り組んでいきたいというふうに考えてございます。
当然ながら、単年では済まないというふうにも考えてございますので、これから数年かけて、継続的に
丹波篠山茶、時代でいいますと飛鳥の時代からあるというふうに言われておりますので、しっかりとこれからの販売の戦略というのと、当然今、普及センターと一緒に栽培関係のところも入ってもらって、少しやっぱり品質であったりとか、栽培量も落ちておりますので、そこのところのもう一度立て直しというのも今、考えてございますので、しっかりと対応してまいりたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(
森本富夫君) 13番、渡辺拓道君。
○13番(渡辺拓道君) 部長のほうからは、1つのほうは方向性として地産地消という言葉が出たかというふうに思っています。1つのうちの生産量からいうと、1つの大きな方向性にはなるかなというふうには思っています。ただ、先ほどほうじ茶の提案があったということなんですけれども、ほうじ茶については必ずしも販売単価が高い物ではないという部分で、それが実際本当に組合、あるいは生産者のほうに返っていって、継続した栽培につながるものなのかどうかという部分については、十分な検討もしていただきたいと思いますけれども、いずれにしても、今回の事業だけではなかなか全ての課題が解決するというものではないですので、これにつきましては、今回の対策を有効に活用していただきまして、引き続いた対策をお願いしまして、私の質問とさせていただきます。
○議長(
森本富夫君) ほかに質疑はありませんか。
7番、足立義則君。
○7番(足立義則君) 7番、足立です。
1点だけ確認をさせていただきたいんですけれども、先ほどの日本酒の高齢者の祝福事業なんですけれども、これ今、予算の概要を見ていますと、いわゆるお酒の購入の394万5,000円って上がっていて、あと配送料、役務費でほぼ同額ぐらいの344万ってあるんですけれども、確実にお手元に届けないかんからそういう予算を組んではるのか知りませんが、各自治会の敬老事業の場合は、実行委員会を組織されて、この城下の
まちづくり協議会でもその実行委員会が把握して、いろんな記念品なりお祝い品を皆さんのところへ届くように各自治会の中の役員が動いてやっておるんですけれども、まだまだ
丹波篠山市、そういうコミュニティーはちゃんとしっかりしているところがあって、まだ
丹波篠山市で各戸別に全部こう配送料で配らんなんことはないんではないかなという思いがして、今見ておったんですけれども、コロナとかの関係でそういうあまり接触を避けるためにこれで配ってしまおうと思ってはるのか。いや、それとも自治会等、実行委員会等が協力が得られるところがあれば、そういう手渡しで言葉も添えて、ちゃんとおめでとうというようなことがあったり、先ほどの向井議員の質問でもありませんが、この御家庭には配慮してせなあかんというのも分かるわけですから、近隣の方でしたら。そのことも含めると、あまり業者さんがどんどんピンポンで渡すというようなやり方よりもという気がするんですけれども、それはもうこれでやろうとしているのか、それとも今、私が言うたような地域の方々にやっぱり御協力をまず仰いで、できない場合はこれを使うというか、配送しようという考え方なのか、そこだけちょっと確認をさせてください。
○議長(
森本富夫君) 横山
保健福祉部長。
○
保健福祉部長(横山 実君)
保健福祉部長の横山でございます。
足立議員の御質問にお答えをさせていただきたいと思います。
説明資料では、単価400円の7,830件ということで上げさせていただいておりますが、もう既に自治会長会のほうにはお願いに上がりまして、こういった敬老のお祝い事業をするということで、市が購入してお酒を配るということですけれども、自治会単位、公民館であったり、自治会長さんのお宅まで配送業者で届けていただいて、そこからお願いしたいということをお願いしました。これ高齢者の1件当たりの単価に割り戻して、計上させていただいておりますけれども、配送としては、自治会単位でさせていただきたいというふうに思っております。また、施設についても個別に、個別といいますか、施設ごとに配送させていただいて、そこでお世話になるというようなことで考えております。
以上です。
○議長(
森本富夫君) ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
これから討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森本富夫君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
これから、議案第34号を採決します。
本案は、原案のとおり可決することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(
森本富夫君) 起立全員です。
したがって、議案第34号は、原案のとおり可決されました。
◎日程第7 同意第6号 教育長の任命につき同意を求めることについて
○議長(
森本富夫君) 日程第7.同意第6号 教育長の任命につき同意を求めることについてを議題とします。
丹後教育長の退場を求めます。
(丹後教育長 退場)
○議長(
森本富夫君)
酒井市長の説明を求めます。
酒井市長。
○市長(酒井隆明君)(登壇) それでは、ただいま御上程を賜りました同意第6号 教育長の任命の同意につきまして、
提案理由の説明を申し上げます。
このたび、丹後政俊現教育長の任期は、令和3年5月14日で満了となります。引き続き、丹後政俊氏を教育長に任命するに当たり、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」第4条第1項の規定に基づいて、議会の同意を得ようとするものです。
丹後氏は、この前にも御紹介したとおり、昭和56年、神戸大学法学部を卒業。兵庫県立高等学校の教諭として採用され、平成19年、上野ケ原特別支援学校教頭、平成21年には丹波教育事務所副所長、その後、篠山東雲高校校長、三田西陵高校校長を歴任されるなど、学校教育に活躍をされてきました。
丹後氏のお人柄は、明るく元気、常に前向きで、指導力、リーダーシップに優れておられます。学校教育、社会教育の両面にわたる幅広い実績に加え、持ち前の実行力をもって、
丹波篠山市の教育を先導いただける方であると確信しています。4月1日に御就任後、早速ブログで「教育長 きょういくじょう」というブログを作って、教育への思いを発信されたり、また、お城の周りのごみ清掃を職員に率先して活動されたりされております。
つきましては、丹後氏が
丹波篠山市の教育長に最適任者であると考え、提案するものです。
よろしく御審議をいただきまして、御同意を賜りますようにお願い申し上げます。
なお、任期につきましては、令和3年5月15日から令和6年5月14日の3年間となります。
以上です。
○議長(
森本富夫君)
酒井市長の説明が終わりました。
本件について、質疑があれば許します。
10番、大西基雄君。
○10番(大西基雄君) 10番、大西基雄でございます。
市長に1点だけ、ちょっと確認をさせていただきたいと思います。
丹後氏におかれましては、4月1日より教育長に就任をいただいておりますが、いまだに納得ができないという人がおられると、そんな声を聞いておりますが、特に地元の人たちへの理解は全て得られているのでしょうか。その辺のところをちょっとお伺いしたいと思うんですがいかがでしょう。
○議長(
森本富夫君)
酒井市長。
○市長(酒井隆明君) ただいまの御質問は、以前と同じ、市会議員を途中で辞職されたことについての理解だと思いますが、私の知る限り、地域の方、地元の方も多くが理解をされている。むしろ丹後さんらしい活躍を教育長で頑張ってほしいという応援をされているというふうに考えています。
○議長(
森本富夫君) 10番、大西基雄君。
○10番(大西基雄君) 私も実は心配をしているわけでございます。といいますのは、やはり多くの方の民意を受けられて一時はその議員として頑張っておられた。頑張っておられたその姿を見ておりますし、そして今また教育長というお立場でこれから頑張ろうとされておる。頭から否定をするものではないわけでございますけれども、やはり今後も、地域において円滑な地域活動ができることを心配しておるわけです。先ほどもちょっとお伝えしましたように、幾人かの人たちの理解がまだ得られていないような声を聞いておりますので、今後もそういう人たちに理解をいただくために、取組をちゃんとしていただけたらという思いでございます。
それとですね、丹後教育長には今後、多くの民意の方々の思いに報いるためにも、やはりこの
丹波篠山市において、全ての弱者の方々に寄り添った、そんな教育行政に向けての取組をお願いして、私の質問とさせていただきます。
以上です。
○議長(
森本富夫君) 2番、
前田えり子君。
○2番(
前田えり子君) 2番、
前田えり子です。
市長にお伺いします。前回のその同意から僅か2週間。4月1日に就任されたばかりなわけですけれども、今回その前教育長の残任期間を務められて、5月15日から再任するというところでの提案なわけですけれども、まだ本当に4月1日に就任されたばかりで、まだ仕事もそれほど、失礼ですけれども、されているというか、そういう状況ではないと思うんですね。そういう中で、同意のこういう提案がされたというのは少し早過ぎるんじゃないかというふうに思ったわけですけれども、今回のその提案、急がなくてもいいんじゃないか。まだ1か月少しあるわけですからと思ったわけですけれども、その辺の市長の、今この時期に提案された意図というか、見解をお伺いしたいと思います。
○議長(
森本富夫君)
酒井市長。
○市長(酒井隆明君) ちょっと質問の意図がもう一つ分かりかねるんですが、まだ5月14日まで日があるではないかということかもしれませんが、この後、提案する教育委員さんも5月の分ですので、またそれだけのために議会を開いていただくということよりも、もう今の就任後の、御就任前から丹後教育長がふさわしいと提案しておるわけですけれども、御就任後の今の状況を見ましても、先ほど言いましたようにもすぐにですね、いろんな発信をされているし、この市役所の中でも非常に意欲的な教育への取組をしていただいておりますので、今の時点で判断することは決して早くはなくて、今申し上げたとおり、最適任者であるというふうに考えています。
○議長(
森本富夫君) 2番、
前田えり子君。
○2番(
前田えり子君) 本当に前からその2週間、就任されて1週間というこの時点よりも、まだ余裕があるわけですから、1か月少しあるわけですから、もう少し遅い提案でもいいんじゃないかというふうに私は感じたわけです。その会議を開く、今回この時期に会議を開くということに併せて提案されたと思うんですけれども、会議の請求があれば、議会は応えると思いますので、たとえ1か月でも仕事をされてからの提案のほうがよかったんじゃないかなというふうに感じております。
以上です。
○議長(
森本富夫君)
酒井市長。
○市長(酒井隆明君) もともと趣旨から、前回に丹後さんを教育長へという思いは、別に前川教育長の残任期間の一月ぐらいだけをお世話になると、お願いをするということではなくて、前川教育長が築かれた一人一人を大切にした優しい教育。これを基にしてさらに地域を支える教育をいろんな面でリーダーシップを持って発信して、教育の面を支えてほしいという、こういう思いからですので、もともと前回の提案そのものが、その残任期間の一月間どうこうということではなくて、これから教育長をお願いしたいという趣旨ですので、今回一月だけを見て判断する、二月だけを見て判断するということではなくて、これまでの丹後さんの長い間のいろんな取組を見ての判断ですので、御理解をいただきたいと思います。
○議長(
森本富夫君) ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これから、同意第6号を採決します。
本件について、丹後政俊さんは、教育長の任命につき同意することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(
森本富夫君) 起立多数です。
したがって、丹後政俊さんは、教育長の任命につき同意することに決定しました。
丹後教育長の入場を許します。
(丹後教育長 入場)
○議長(
森本富夫君) ここで、丹後教育長から発言の申出がありますので、これを許可します。
丹後教育長。
○教育長(丹後政俊君)(登壇) ただいま私の教育長任命同意について、御同意いただきまして、ありがとうございます。心よりお礼を申し上げます。ただ、私の教育長就任につきましては、いろんな御心配、御迷惑をおかけいたしておりますことを改めておわび申し上げます。これからも引き続き、全力で職務に当たり、市民の皆様の御理解がいただけるよう、誠心誠意務めていく覚悟でございます。
これまで前川前教育長がなされてきた取組や、学習指導要領、あるいは市の教育方針、「教育大綱」「教育振興基本計画」等ですけれども、それに従って、教育委員会あるいは学校・園、関係者の皆さんと協力して、丁寧に本市の教育行政に取り組んでまいります。
目指す方向としては、教育大綱にもありますとおり、「しあわせ多きふるさと
丹波篠山を担う」子どもの育成だと思っています。そして、その子どもたちに身に付けさせたい力は、変化の激しい、予測が難しい時代を元気に主体的に生き抜く力です。具体的には、「自分で考え、判断する力」「表現する力」「良好な人間関係を築く力」、あるいは「チャレンジする力」等、この未来を生き抜くのに必要な力、これを養成したい、育成したいと考えています。つまりは、学ぶことによって、自分の可能性を広げ、新しい自分に成長していくことを目指します。
そして、もう一つの大事な要素は、豊かな自然や文化、人情あふれる農都
丹波篠山で地域や地域の人たちと触れ合う「ふるさと教育」を進めることによって、郷土愛あふれる子どもを育成することです。子どもたちの心に愛郷の種をまき、いつの日か本市に戻り、ふるさと
丹波篠山を担ってくれる人材を育てたい、そう考えております。
これからの教育行政を進める上で特に気をつけたいことは、「学校・園は子どものためにある」ということを忘れないようにするということです。これは学校以外の施設にも当てはまり、図書館や田園交響ホールなら利用者を忘れないということになります。利用者ファーストということでございます。つまりは、主役は誰かを忘れないということ。そのためにも、できるだけ現場に出向き、子どもたちや利用者の声を聴いて、施策に反映していきたいと考えております。
また、私はこれまで不登校の子どもたちが通うフリースクールや重度の子どもたちが在籍する特別支援学校に勤めた経験があります。様々な課題やしんどさを抱える一人一人の子どもに寄り添う大切さを実感しています。この経験を生かして、「誰一人も取り残さない教育」「弱者を忘れない教育」、何よりも子どもの命を一番に考える「命が一番の教育」を展開していきたいと考えています。
そして最後に、このような乳幼児期から高校まで、さらには高齢期までの教育を充実させ、「子育てするならやっぱり
丹波篠山」「定住するならやっぱり農都篠山」と思ってもらえる教育を展開することで、結果として、本市への移住定住者を増やし、本市の活性化に結びつけたいとも考えております。
ぜひ皆様の御理解と御支援をお願いして、御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(
森本富夫君) 丹後教育長におかれましては、御挨拶をいただき、ありがとうございました。今後ともの積極的なお取組をよろしくお願い申し上げます。
◎日程第8 同意第7号
教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
○議長(
森本富夫君) 日程第8.同意第7号
教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題とします。
酒井市長の説明を求めます。
酒井市長。
○市長(酒井隆明君)(登壇) それでは、ただいま御上程をいただきました同意第7号
教育委員会委員の任命につきまして、提案の理由を申し上げます。
このたび、令和3年5月14日をもって任期満了となります教育委員 酒井克典氏の後任として、西田正志氏を教育委員として任命するに当たり、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」第4条第2項に基づいて、議会の同意を得ようとするものです。
西田氏は、昭和32年生まれ64歳。鳥取大学教育学部を卒業され、昭和55年4月、教員として採用。以後、長年にわたり教育現場で活躍されてきました。平成22年には篠山市教育委員会次長兼学校教育課長を務められ、その後、古市小学校、城南小学校、城東小学校で校長を歴任され、優れた指導力を発揮してこられました。退職後も、経験を生かして、学校経営指導主事として、学校教育の指導的な役割を果たしてこられています。
西田氏の人柄は、人格高潔にして温厚篤実そのものであり、学校教育の幅広い経験と実績を持つ西田氏が教育委員として適任者であると考え、提案をするものです。
なお、任期については、令和3年5月15日から令和7年5月14日までの4年間となります。
御審議をいただきまして、御同意を賜りますようにお願いを申し上げ、
提案理由の説明といたします。
以上です。
○議長(
森本富夫君)
酒井市長の説明が終わりました。
本件について、質疑があれば許します。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これから、同意第7号を採決します。
本件について、西田正志さんは、
教育委員会委員の任命につき同意することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(
森本富夫君) 起立全員です。
したがって、西田正志さんは、
教育委員会委員の任命につき同意することに決定しました。
◎日程第9 同意第8号
固定資産評価員の選任につき同意を求めることについて
○議長(
森本富夫君) 日程第9.同意第8号
固定資産評価員の選任につき同意を求めることについてを議題とします。
堀井副市長の退場を求めます。
(堀井副市長 退場)
○議長(
森本富夫君)
酒井市長の説明を求めます。
酒井市長。
○市長(酒井隆明君)(登壇) それでは、ただいま御上程いただきました同意第8号
固定資産評価員の選任につきまして、提案の理由を申し上げます。
このたびの平野 斉副市長退任に伴って、
丹波篠山市
固定資産評価員についても退任をされましたことから、後任の評価員として堀井宏之副市長を選任いたしたく、地方税法第404条第2項の規定に基づいて、議会の同意を求めるものです。
固定資産評価員の職務は、総務大臣が示す固定資産評価基準に従って、固定資産を適正に評価し、市長が行う価格の決定を補助することになっています。
よろしく御審議をいただきまして、御同意賜りますようにお願いを申し上げ、
提案理由の説明といたします。
以上です。
○議長(
森本富夫君)
酒井市長の説明が終わりました。
本件について、質疑があれば許します。
質疑はありませんか。
13番、渡辺拓道君。
○13番(渡辺拓道君) 13番、渡辺です。
ちょっと幾らか質問をさせていただきたいんですけれども、今回、副市長とそれから
固定資産評価員、兼任してもらったらというような提案であるわけでございますけれども、この
固定資産評価員の仕事というのも議会のほうとしても、どういう仕事をされているのかというものがなかなか分かりにくい部分のところがあるわけでございまして、ほかの自治体なんかでしますと、実際実務を行われている課税の担当課長であるとか、そのあたりを評価員に指名したりする自治体も結構あるようなんですけれども、私のほうとしても、できたら副市長もいろいろと業務もありますし、より近いところで、近い仕事の現場の職員を充てるほうがいいんではないかなというような気もしないでもないわけでございますけれども、実際そのあたり、私のほうも実際
丹波篠山市における
固定資産評価員さんの運用実態というか、そのあたりが十分把握できていないもんでございますので、実際その前任の平野前副市長が評価員を副市長と兼任でされていた部分でどういった仕事といいますか、どういった運用の中でどういった役割を果たされていたのかという部分について、そのあたりだけちょっとせっかくの機会なんで、御説明願えたらうれしいかなと思うんですけれども。
○議長(
森本富夫君)
藤本行政経営部長。
○
行政経営部長(
藤本雅浩君) 行政経営部の藤本でございます。
渡辺議員の御質問ですけれども、
固定資産評価員の業務なんですけれども、これにつきまして、市の職員ですね、
固定資産税係というのがあるんですが、それらの職員につきましては、固定資産評価補助員ということで選任いたしまして、その中で土地の評価とか、あるいは家屋の評価に従事をしています。それら価格を決定したものを基本的な
固定資産評価員に見ていただいて、また市長にも見ていただいて決定をしていくというプロセスを踏んでおりまして、今回、内容的にはやはり個々個別の評価を見ていただくというよりも、例えば土地であれば、こういう土地の評価の動きが本当に適正かどうかという、その俯瞰的なものを見ていただくのが従来の平野前評価員の中でもやっていただいていた仕事だということです。
以上です。
○議長(
森本富夫君) 13番、渡辺拓道君。
○13番(渡辺拓道君) もう少しちょっと判断させていただくのに、本市の運用状況をお伺いしたいんですけれども、今の説明では、課税担当のほうの職員のほうを評価補助員というような形で選任をしているというようなことだったんですけれども、補助員はこれは職員全員を選任しているという形になっているんでしょうか。
また、あともう1点、地方税法の408条で固定資産の実地検査を年1回以上せないかんというふうに定められておるわけでございますけれども、これについては、補助員のほうでされて、評価員のほうは実際は実地調査のほうには出向いていないというような理解でよろしいんでしょうか。
○議長(
森本富夫君)
藤本行政経営部長。
○
行政経営部長(
藤本雅浩君) 行政経営部の藤本でございます。
おっしゃるとおりで、基本的な固定資産評価補助員につきましては、
固定資産税係、固定資産の課税担当係ですね。これの職員に任命をしております。税務課のほかの市民税とか徴収関係の職員については、任命をしていないという状況です。
それから、今おっしゃった年に1回実地調査と。これについては基本的には補助員が実施をしておりまして、結果について、評価員さんに稟議を上げるという形でやっております。
以上です。
○議長(
森本富夫君) ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これから、同意第8号を採決します。
本件について、堀井宏之さんは、
固定資産評価員の選任につき同意することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(
森本富夫君) 起立全員です。
したがって、堀井宏之さんは、
固定資産評価員の選任につき同意することに決定しました。
堀井副市長の入場を許します。
(堀井副市長 入場)
◎日程第10 兵庫県
後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙
○議長(
森本富夫君) 日程第10.兵庫県
後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙を行います。
お諮りします。
選挙の方法については、
地方自治法第118条第2項の規定によって、指名推選にしたいと思います。
御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森本富夫君) 異議なしと認めます。
選挙の方法は、指名推選で行うことに決定しました。
お諮りします。
指名の方法については、議長が指名することにしたいと思います。
御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森本富夫君) 異議なしと認めます。
議長が指名することに決定しました。
兵庫県
後期高齢者医療広域連合議会議員には、副市長 堀井宏之君を指名します。
お諮りします。
ただいま指名しました堀井宏之君を兵庫県
後期高齢者医療広域連合議会議員の当選人と定めることに、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森本富夫君) 異議なしと認めます。
ただいま指名しました堀井宏之君が、兵庫県
後期高齢者医療広域連合議会議員に当選されました。
ただいま当選された堀井宏之君が議場におられます。
会議規則第33条第2項の規定によって、当選を告知します。
ここで、当選されました堀井宏之君から御挨拶をいただきます。
○副市長(堀井宏之君)(登壇) ただいま御承認をいただきまして、誠にありがとうございます。改めまして、兵庫県後期高齢者医療広域連合につきましては、平成20年から始まりました「後期高齢者医療制度」におきまして、予算や条例などの審議決定を行う、大変重要な機関であります。さらに、後期高齢者医療につきましては、医療費の増加や自己負担率の一部引上げが検討されるなど、非常に厳しい状況にございます。
国や県の支援、基金の有効活用など、健全な運営ができますように、他の自治体の議員の皆さんとともに、その重責を十分に認識し、真摯に審議をしてまいりますので、今後とも御指導をよろしくお願いをいたします。
誠に簡単ですが、挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(
森本富夫君) 御挨拶ありがとうございました。
以上で、本日の日程は全部終了しました。
お諮りします。
議事の都合によって、明日9日から4月30日までの22日間は休会としたいと思います。
御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森本富夫君) 異議なしと認めます。
明日9日から4月30日までの22日間は休会とすることに決定しました。
本日は、これで散会します。
お疲れさまでした。
午後 3時06分 散会