篠山市議会 2020-09-24
令和 2年第121回長月会議( 9月24日)
令和 2年第121回長月会議( 9月24日) 第121回
丹波篠山市議会9月24日会議録(4)
令和2年9月24日(木曜日)
午前 9時30分 開議
〇出席議員(18名)
1番 原 田 豊 彦 2番 前 田 えり子
3番 上 田 英 樹 4番 隅 田 雅 春
5番 丹 後 政 俊 6番 安 井 博 幸
7番 足 立 義 則 8番 向 井 千 尋
9番 園 田 依 子 10番 大 西 基 雄
11番 栗 山 泰 三 12番 かんなん 芳 治
13番 渡 辺 拓 道 14番 吉 田 知 代
15番 河 南 克 典 16番 大 上 和 則
17番 小 畠 政 行 18番 森 本 富 夫
〇欠席議員(0名)
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
市長 酒 井 隆 明 副市長 平 野 斉
教育長 前 川 修 哉
代表監査委員 畑 利 清
企画総務部長 堀 井 宏 之
行政経営部長 藤 本 雅 浩
市民生活部長 羽 馬 辰 也
保健福祉部長 横 山 実
農都創造部長 倉 剛 史
観光交流部長 赤 松 一 也
まちづくり部長 酒 井 一 弘
上下水道部長 清 水 康 之
監査委員・公平委員会・選挙管理委員会 消防長 谷 田 重 樹
固定資産評価審査委員会事務局長
西 牧 成 通
教育部長 稲 山 悟 教育次長 酒 井 宏
(
教育委員会事務局次長)
〇
議会事務局職員出席者
局長 中 筋 吉 洋 課長 樋 口 寿 広
主査 中 瀬 文 隆
〇議事日程 第4号 令和2年9月24日(木曜日)午前9時30分開議
第 1
会議録署名議員の指名
第 2 諸般の報告
第 3 議案第61号
丹波篠山市民の記憶にとどめる日及び月間を定める条例
第 4 議案第62号
篠山チルドレンズミュージアムの設置及び管理に関する条
例の一部を改正する条例
第 5 議案第64号 丹波篠山市
道路管理条例及び丹波篠山市
法定外公共物の管
理に関する条例の一部を改正する条例
第 6 議案第65号 丹波篠山市景観条例及び丹波篠山市
屋外広告物条例の一部
を改正する条例
第 7 議案第66号 丹波篠山市
放課後児童健全育成事業の実施に関する条例の
一部を改正する条例
第 8 議案第67号 丹波篠山市預かり保育施設の設置及び管理に関する条例の
一部を改正する条例
第 9 議案第68号
篠山チルドレンズミュージアムの
指定管理者の指定につい
て
第10 議案第69号 丹波篠山市大山緑の会館の
指定管理者の指定について
第11 議案第70号 令和元
年度丹波篠山市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処
分について
第12 議案第71号 令和元
年度丹波篠山市
下水道事業会計未
処分利益剰余金の
処分について
第13 議案第78号 丹波篠山市
環境保全条例の一部を改正する条例
第14 議案第72号 令和2
年度丹波篠山市
一般会計補正予算(第8号)
第15 議案第73号 令和2
年度丹波篠山市
国民健康保険特別会計補正予算(第
2号)
第16 議案第74号 令和2
年度丹波篠山市
後期高齢者医療特別会計補正予算
(第1号)
第17 議案第75号 令和2
年度丹波篠山市
介護保険特別会計補正予算(第1号)
第18 議案第76号 令和2
年度丹波篠山市
水道事業会計補正予算(第4号)
第19 議案第77号 令和2
年度丹波篠山市
下水道事業会計補正予算(第1号)
第20 議案第79号 令和2
年度丹波篠山市
一般会計補正予算(第9号)
第21 報告第11号 令和元
年度丹波篠山市
財政健全化判断比率等の報告につい
て
第22 認定第 1号 令和元
年度丹波篠山市
一般会計歳入歳出決算認定について
第23 認定第 2号 令和元
年度丹波篠山市
住宅資金特別会計歳入歳出決算認定
について
第24 認定第 3号 令和元
年度丹波篠山市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算
認定について
第25 認定第 4号 令和元
年度丹波篠山市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決
算認定について
第26 認定第 5号 令和元
年度丹波篠山市
介護保険特別会計歳入歳出決算認定
について
第27 認定第 6号 令和元
年度丹波篠山市
農業共済事業会計決算認定について
第28 認定第 7号 令和元
年度丹波篠山市
水道事業会計決算認定について
第29 認定第 8号 令和元
年度丹波篠山市
下水道事業会計決算認定について
第30 諮問第 2号
人権擁護委員候補者の推薦について
第31 発委第 2号
丹波篠山議会の議員の期末手当の特例に関する条例
第32 発委第 3号
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な
悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書
第33 発委第 4号
総合計画調査特別委員会設置に関する決議
午前 9時30分 開議
○議長(森本富夫君) 皆様、おはようございます。
これから、令和2年第121回
丹波篠山市議会、長月会議、9月24日会議を開きます。
この際、9月16日会議について申し上げます。
9月16日会議、日程第3.議案第78号 丹波篠山市
環境保全条例の一部を改正する条例の質疑中、根拠が定かでないと思われる答弁がありましたので、後刻、記録を調査の上、措置します。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりです。
◎日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(森本富夫君) 日程第1.
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、6番、安井博幸君、7番、足立義則君、8番、向井千尋君を指名します。
◎日程第2 諸般の報告
○議長(森本富夫君) 日程第2.諸般の報告を行います。
本日、市長から提出されます案件は、お手元に配付しておきましたから、御了承願います。
次に、教育長から
地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第1項の規定によって、「令和元年度実績 教育委員会の点検・評価について」が提出されました。その写しを配付しておりますので、お目通しいただきたいと思います。
これで、諸般の報告は終わります。
◎日程第3 議案第61号
丹波篠山市民の記憶にとどめる日及び月間を定める条例
○議長(森本富夫君) 日程第3.議案第61号
丹波篠山市民の記憶にとどめる日及び月間を定める条例を議題とします。
本案について、
総務文教常任委員長の報告を求めます。
渡辺総務文教常任委員長。
○
総務文教常任委員長(渡辺拓道君)(登壇) おはようございます。
総務文教常任委員会委員長の渡辺でございます。
ただいま議題となりました、議案第61号
丹波篠山市民の記憶にとどめる日及び月間を定める条例について、
総務文教常任委員会の審査について御報告申し上げます。
本案につきましては、去る9月1日の本会議において、当委員会に付託されたものであります。提案内容は、昨年、合併20年を迎えた丹波篠山市には、市民が忘れることができない出来事があり、この出来事を今後も
丹波篠山市民のおのおのの記憶にとどめるとともに、未来に向かって心新たに進むことを期して、記憶にとどめる日及び月間として、①市名を丹波篠山市に変更した5月1日を「丹波篠山の日」、②市制施行以降、初めて住民投票が成立した11月18日を「
丹波篠山市民の日」、③平成14年の
フェノール流出事故が発生した6月を、発生時の混乱を教訓とし、市の
危機管理体制の点検及び強化を図る月間として「丹波篠山市
危機管理月間」と定めるため、条例制定しようとするものです。
委員会では、当局から説明を受け、審議を行いました。以下、審議の過程におきまして、各委員から出されました質疑、意見のうち、主な事項について御報告申し上げます。
まず、委員から、理念的な条例であるかもしれないが、市民の記憶にとどめる日及び月間を条例で定めることは、市民みんなで記憶しておきましょうと強要するような感じを受ける。また、月間については、市民の
危機管理意識の向上を目指すという趣旨の説明があった。しかしながら、この
危機管理月間は、平成14年6月に
フェノール流出事故が発生し、その対応に不備があったために、水道水に混入したと認識している。市民というより、行政側の対応に不備があったという反省の中で、行政の戒めとして、しっかりと
危機管理意識を持って行政運営を行っていこうという意識の中で、
危機管理月間が設けられたという認識を持っていた。それを行政の戒めだけでなく、市民に問題を付け替えるという感じを受ける。
11月18日についても当時、市が市名変更を推進してきた過程があるが、そういった市政を運営する者に対して、そういうことの決め方はよくないのではないかと、市民がノーを突きつけたという意味合いがあったと思っており、どちらかというと11月18日は、市政に関わる者が自分たちの戒めとして、持っておかなければならない日だと考える。
一方、5月1日は、丹波篠山市に市名変更した1つの節目の日であり、市民みんなで共有したらよいと思うが、11月18日と月間を市民の記憶にとどめることについて、再度説明願いたいとの質疑が出され、当局から、丹波篠山市
危機管理月間については、フェノールの流出事故が発生した6月を、発生時の混乱を教訓に市の
危機管理体制の点検及び強化を図る月間として、丹波篠山市
危機管理月間と定めるものである。第一義的には、市の体制の強化をきっちり図る、点検するということが大きなポイントになり、市民の皆さんとしっかりと共有しながら、そういった事故が起こったが、これからそういうことがないようにしていこうということである。近年の豪雨やコロナをはじめ、危機管理については行政だけにかかわらず、市民の皆さんと共有して、防災体制も築いていかなければならないという危機管理の大きな考え方の下、市民の皆さんと一緒に取り組んでいく、そのための記憶を忘れることがないようにという趣旨で今回提案させていただいた。
また、
丹波篠山市民の日の11月18日は、市制施行以来、初めての住民投票が成立した日である。市民の皆さんからは、市政の戒めという意見もあると考えるが、それよりも投票率が約7割に達した、市民みんなで市の大事なことを決定したということが、非常に大事だったということを再度評価し、市民協働もしっかりと踏まえた上で市民の皆さんと協力体制、協働体制を取った上で、まちづくりを進めていく必要があるという趣旨である旨の回答がありました。
また、委員から、何度も合併協議が破綻になるなど、大きな課題であった多紀郡4町の合併、それも平成の大合併の全国のトップという記念すべき日である4月1日を条例制定していない理由は何かとの質疑があり、当局から、市民の日を定めることについては、令和2年度の施政方針にうたっており、まず11月18日を
丹波篠山市民の日として定めたいというのが、今年度の市としての考え方であった。また、5月1日については、丹波篠山市企業懇談会から「丹波篠山を次世代の子供たちにもしっかりと継承し、愛着を持って住んでもらえるよう、5月1日を丹波篠山の日とすること」の提案をいただいた。さらに防災の意識も入れて、今回、この3つになった。特に11月18日について、市名変更に関して、議会でたくさん議論もいただき、また市民の方からも多くの御意見等をいただいたが、最終的には、市初めての住民投票になった。当時、賛成反対はあったが、それぞれが市のことを大切に思っていただき、いろいろと動いていただいた。それが最終的に住民投票になったということであり、そういったそれぞれの思いを尊重し、市民の声を大切にするという意味で、11月18日を条例で定めようというのが、施政方針での提案の始めである。そこからこの条例提案が始まっており、平成11年4月1日については、議論の中には入ってこなかった旨の回答を受け、さらに、委員から、11月18日という日は、市民の気持ちが1つになったわけでもなく、賛否がある中で、いろんな意見が分かれたことから、住民投票になったが、そのときの市民一人一人の思いは違う。市民一人一人の思いが全然違う日を条例で制定することが、果たしてよいのかという疑問が少しある。例えば5月1日の丹波篠山市になった日は、気持ちがどうであれ、丹波篠山市が誕生した日であるから、それはよいと思う。また、
危機管理月間について、
フェノール流出事故については、企業努力もされ、反省もし、社会的な制裁も受けてこられたと思う。事故発生から20年近くが経過する中で、まだフェノール、フェノールと条例に明記するのはどうか。そういうことは明記せず、純粋に
危機管理月間を定めるということでよいのではないか。フェノールという一企業のミスをあえて条例に明記することにもすごく違和感がある。純粋に危機管理だけをもっと前面に出して、行政的な危機管理を進めるという月間として定めるということでよいのではないか。この3つを同時に1つの条例に明記することに違和感があるとの意見が出されました。
また、委員より、
丹波篠山市民の記憶にとどめる日及び月間を定める条例の提案に当たって、市民の意見を広く聴いて、どのように協議されたのかとの質疑が出され、当局から、11月18日については、その日で賛成も反対も全て乗り越え、それぞれの思いを尊重して、市名を変更することが決まった日であり、市民参画によって、市民中心のまちづくりで、丹波篠山市が誕生したという思いを込めている。賛否いろいろな意見があったが、そういうものを乗り越えて、次へ進もうという思いで11月18日を設定している。広くいろいろな方の御意見を聴いたということではないが、令和2年度の施政方針の中で、条例で定めることの検討を明記していることから、今回の条例提案となった旨の回答がありました。
以上、質疑終了後の議員協議では、各委員の考え方から、基本的に5月1日の「丹波篠山の日」だけとすることがよいと考える。11月18日及び
危機管理月間は、除外が適切ではないかといった修正すべきとの意見も出されましたが、5月1日、11月18日と月間を含めた条例制定の提案となっており、その主になっているのが11月18日である。そういった趣旨も含めて考えると5月1日だけ取り出して修正等を行うことは、今回の
条例案そのものの提案を損ねてしまうことになるとのことから、委員会として、採決を行うことといたしました。
議案第61号について、討論はなく、その後、採決を行いました結果、賛成なしで、否決となりました。
議員各位におかれましては、当委員会の決定に御理解賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。
○議長(森本富夫君) 委員長の報告は終わりました。
これから、委員長の報告に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで、委員長に対する質疑を終わります。
これから討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 討論なしと認めます。
これから、議案第61号を採決します。
本案に対する委員長の報告は、原案否決です。
したがって、原案について採決します。
議案第61号
丹波篠山市民の記憶にとどめる日及び月間を定める条例は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(森本富夫君) 起立なしです。
したがって、議案第61号は、否決されました。
◎日程第4 議案第62号
篠山チルドレンズミュージアムの設置及び管理に関する条
例の一部を改正する条例
○議長(森本富夫君) 日程第4.議案第62号
篠山チルドレンズミュージアムの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例を議題とします。
本案について、
総務文教常任委員長の報告を求めます。
渡辺総務文教常任委員長。
○
総務文教常任委員長(渡辺拓道君)(登壇)
総務文教常任委員会委員長の渡辺でございます。
ただいま議題となりました、議案第62号
篠山チルドレンズミュージアムの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について、
総務文教常任委員会の審査について御報告申し上げます。
本案につきましては、去る9月1日の本会議において、当委員会に付託されたものであります。提案内容は、
篠山チルドレンズミュージアムは、令和3年度から新たな
指定管理者による管理運営が行われるに当たり、①大人、小人の区別なく、市民を無料とし、市民利用の促進を図る。
②指定管理者の料金設定の自由度の拡大を図る。③障がい者の割引を規定。④貸館対象としない部屋を別表から削除するため、所要の改正を行おうとするものです。
委員会では、当局から説明を受け、審議を行いました。以下、審議の過程におきまして、各委員から出されました質疑、意見のうち、主な事項について御報告申し上げます。
まず、委員から、施設の利用者を増やすために、市民の入館料を無料にするとの提案であるが、
篠山チルドレンズミュージアムのような施設の入館者を増やすためには、絶えず新しい魅力をつくるための努力が必要であると考えるがどうかとの質疑が出され、当局から、
篠山チルドレンズミュージアムは、
篠山再生計画の中で、経費がかからない方法での運営を検討するというこれまでの方針があり、なかなか新規投資ができなかった。しかしながら、近年、
一定方向転換もしながら、ちるみゅー城を新たに増設するなど取組を進めているが、十分な投資ができているとは言えない。
篠山チルドレンズミュージアムについては、利用料金制の
指定管理者制度を導入しており、既存の施設と
指定管理者のソフト面を活用した利用者増、あるいは魅力のアップを図っていくという必要があると考えており、そういったことを重視して、取り組んでいこうと考えている。また、昨年からは、クーラーの置き換えなど、公共施設の整備も徐々にではあるが行っており、新しい設備投資についても考えていく必要があると考えている旨の回答がありました。
また、委員から、団体や
パスポート利用による割引がなくなり、無料化による市内の利用者は増えても、市外の利用者が大幅に減ってしまうのではないかと危惧するがどうかとの質疑が出され、当局から、条例改正後については、1日換算が700円という規定であり、1日700円の額を超えない範囲であれば、
指定管理者が任意に設定していただくことが可能である。3日間の利用では2,100円になるが、例えば、3日で1,000円にするということもできる。
指定管理者の裁量で自由度を増して、利用しやすいような環境を整えていただけたらと考えている旨の回答を受け、委員から、市民の大人も入館料を無料とすることによって、市からその入館者数に対する補填をすることになると考えるが、条例改正の影響による負担額の試算はどのようになっているのかとの質疑が出され、当局から、市内の利用は、年間約6,000人で推移している。現時点で、市民無料にかかる費用が約400万円発生するのではないかと試算をしている旨の回答がありました。
以上、質疑終了後、討論を行いました結果、討論はありませんでした。その後、採決を行いました結果、議案第62号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。
議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。
○議長(森本富夫君) 委員長の報告は終わりました。
これから、委員長の報告に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで、委員長に対する質疑を終わります。
これから討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 討論なしと認めます。
これから、議案第62号を採決します。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(森本富夫君) 起立全員です。
したがって、議案第62号は、委員長の報告のとおり可決されました。
◎日程第5 議案第64号 丹波篠山市
道路管理条例及び丹波篠山市
法定外公共物の管
理に関する条例の一部を改正する条例
○議長(森本富夫君) 日程第5.議案第64号 丹波篠山市
道路管理条例及び丹波篠山市
法定外公共物の管理に関する条例の一部を改正する条例を議題とします。
本案について、
産業建設常任委員長の報告を求めます。
吉田産業建設常任委員長。
○
産業建設常任委員長(吉田知代君)(登壇) おはようございます。
産業建設常任委員会委員長の吉田でございます。
ただいま議題となりました、議案第64号 丹波篠山市
道路管理条例及び丹波篠山市
法定外公共物の管理に関する条例の一部を改正する条例について、
産業建設常任委員会の審査報告を申し上げます。
本案につきましては、去る9月1日の本会議において、当委員会に付託されたものです。本議案については、
道路管理条例及び
法定外公共物の管理に関する条例について、兵庫県及び近隣市町村との各種占用料の均衡を図るとともに占用料金の増収を図るため、各種単価について改定を行おうとするものです。
委員会では、当局から説明を受け、審査を行いました。以下、審査の過程におきまして、委員から出された質疑について御報告申し上げます。
まず、委員から、他市と比較し改正するとのことであるが、将来を見越して他市よりも高く設定するのかとの質疑が出され、当局からは、近隣市町同様に、兵庫県の単価に合わせ同額に改正するとの回答がありました。
そして、質疑終了後、討論はなく、表決を行った結果、議案第64号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。
議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の御報告とさせていただきます。
○議長(森本富夫君) 委員長の報告は終わりました。
これから、委員長の報告に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで、委員長に対する質疑を終わります。
これから討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 討論なしと認めます。
これから、議案第64号を採決します。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(森本富夫君) 起立全員です。
したがって、議案第64号は、委員長の報告のとおり可決されました。
◎日程第6 議案第65号 丹波篠山市景観条例及び丹波篠山市
屋外広告物条例の一部
を改正する条例
○議長(森本富夫君) 日程第6.議案第65号 丹波篠山市景観条例及び丹波篠山市
屋外広告物条例の一部を改正する条例を議題とします。
本案について、
産業建設常任委員長の報告を求めます。
吉田産業建設常任委員長。
○
産業建設常任委員長(吉田知代君)(登壇)
産業建設常任委員会委員長の吉田でございます。
ただいま議題となりました、議案第65号 丹波篠山市景観条例及び丹波篠山市
屋外広告物条例の一部を改正する条例について、
産業建設常任委員会の審査報告を申し上げます。
本案につきましては、去る9月1日の本会議において、当委員会に付託されたものです。本議案については、
屋外広告物条例を施行して5年が経過し、近年、大規模な店舗や量販店などにおいて、大型看板が設置されるなど、周辺の景観に調和しない大きさや色彩等の広告物が見受けられるようになってきたことから、より一層の良好な景観形成を図っていくために、現在、
屋外広告物条例で規定している区域区分を景観計画と連動させるよう7つの
地域区分(自然環境、歴史環境、住環境、沿道環境、田園環境、市街地)に見直すことで、より分かりやすくするとともに、地域特性に応じた許可基準に変更しようとするものです。
また、景観条例に定める沿道地区内については、屋外広告物の表示等を規定していますが、景観条例から削除し、
屋外広告物条例に一元化しようとするものです。
委員会では、当局から説明を受け、審査を行いました。以下、審査の過程におきまして、委員から出された質疑について御報告申し上げます。
まず、委員から、新条例の基準を適用することになると、不適格となる屋外広告物の件数はどのぐらいあるのかとの質疑が出され、当局からは、現在129件の屋外広告物の申請があるが、そのうち不適格となるのは、17件であるとの回答がありました。
また、委員より、現行の条例で適用され、今回の改正により不適格となる方について、広告物の改修または撤去を行う際の2分の1の補助、経過措置期間(3年から5年)を設ける等の配慮はしてあるが、丁寧な説明、指導をお願いしたいとの意見が出され、当局からは、広告物に関しては、2年ごとに許可の更新が必要となっており、その都度今回の改正基準の内容等は説明し、その際に広告物の改修または撤去を行う場合に利用できる補助金についても説明し、協力をお願いしていくように考えているとの回答がありました。
また、委員から、現行の条例を設置した際にも不適格な案件があり、今回と同様に措置期間を設け、撤去してもらうための補助金も創設して推進していたが、市内には未対応の物件も見られるが、どのように考えているのかとの質疑が出され、当局からは、市条例が施行された平成26年から令和元年までに、既存不適格、違反広告物等を26件、改修や撤去してもらった実績があるが、全て対応できているとは言えない状況である。今回の改正に伴い、指導を努め、措置改善をしていく必要があると考えており、今回の改正で不適格となる物件とともに解消に取り組んでいきたいとの回答がありました。
また、委員から、モニュメント等はどのようなくくりになっているのかとの質疑が出され、当局からは、屋外広告物の定義として、常時または一定の期間継続して屋外で公衆に表示されるもので主に立て看板、貼り紙、広告板等が該当するが、イメージを伝達することを目的として公衆に表示されたものであれば、モニュメントも屋外広告物の対象となる。モニュメントと商品や固有の店舗等のイメージが一致しない場合は工作物になるとの回答がありました。
また、委員から、市街地の区域に企業が進出した際に、コーポレートカラーが基準に合致しない場合が出てきた際にはどう対応するのか。本市の全域を1つの網で規制するのではなく、
地域区分ごとに規制を行うなどの配慮も必要だと考えるがどうかとの質疑が出され、当局からは、コーポレートカラーについては、使用できる面積要件を区域によって変えているが、色彩基準を上回っていても2色までは本市のどの地域も対応できる基準としているとの回答がありました。
そして、質疑終了後、討論はなく、表決を行った結果、議案第65号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。
議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の御報告とさせていただきます。
○議長(森本富夫君) 委員長の報告は終わりました。
これから、委員長の報告に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
6番、安井博幸君。
○6番(安井博幸君) 6番、安井です。
今、区分が変更になって、以前やったら認可されていたのが、新しい基準では駄目ということになるという広告物件が出てくるわけですよね。それって広告主側の立場からいうたら、前はオーケーしてもうとったんが、市がその基準を変えたことで2分の1とか、補助はもらえるとはしても、結構な看板に金額がかかるわけですから、要するに事業者に負担がかかっていくわけなんですよね。それ事業者にしたら、要するに新しい基準ができて、それ以降のほうに適応されるんだったら分かるけれども、遡ってまで適用されるというのは非常に事業者の立場からいうたら、非常に厳しいもんがあると思うんですが、もしそういう看板をその新しい基準に適応するのに、拒否された場合、お願いするということしかできないわけなんですかね、この条例においては。その辺をもうちょっと詳しく教えてください。
○議長(森本富夫君)
吉田産業建設常任委員長。
○
産業建設常任委員長(吉田知代君) 安井議員からの御質問なんですが、基準改正に適合しなくなった広告物は、今般の基準改正に際して、この補助要綱を基に助成を行うこととしておりますが、より御利用いただけるような補助金の在り方について、今後検討を進めたいということで聞いております。
○議長(森本富夫君) 6番、安井博幸君。
○6番(安井博幸君) 今の説明ですと、よりよい方向があるか、検討するかということを聞いたっていうことでありますね。ですから、もし企業側が拒否しても、それをどうするかとか、そういう議論はなかったということですね。
○議長(森本富夫君)
吉田産業建設常任委員長。
○
産業建設常任委員長(吉田知代君) 説明をさせていただいて、協力をお願いしていく考えだということで、報告を聞いております。
以上です。
○議長(森本富夫君) ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで、委員長に対する質疑を終わります。
これから討論を行います。
討論はありませんか。
(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 議長との発言がありますので、これから討論を行います。
まず、原案に反対者の発言を許します。
6番、安井博幸君。
○6番(安井博幸君)(登壇) 6番、安井博幸です。
私はこの条例改正に異議を唱えるというか、反対なのは、過去に遡って、以前認められていたことが条例改正によって駄目になるということ。それを事業者に強要するというのは、私はちょっとやり過ぎじゃないかと思います。やはり過去に遡及してまで、それは駄目ですよという言い方はおかしい。だから、やはり認可したときにオーケーであれば、認めるべきだし、あと2年ごと更新があるから、その基準が変わりましたから今回もう駄目ですよという言い方は、ちょっと事業者の立場からすると、そういうやり方は勘弁してほしいというふうに思うのが当たり前ではないでしょうか。ですから、このようなことは私はしてはいけないと思います。
以上です。
○議長(森本富夫君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 次に、原案に反対者の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 討論なしと認めます。
これから、議案第65号を採決します。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(森本富夫君) 起立多数です。
したがって、議案第65号は、委員長の報告のとおり可決されました。
◎日程第7 議案第66号 丹波篠山市
放課後児童健全育成事業の実施に関する条例の
一部を改正する条例
○議長(森本富夫君) 日程第7.議案第66号 丹波篠山市
放課後児童健全育成事業の実施に関する条例の一部を改正する条例を議題とします。
本案について、
総務文教常任委員長の報告を求めます。
渡辺総務文教常任委員長。
○
総務文教常任委員長(渡辺拓道君)(登壇)
総務文教常任委員会委員長の渡辺でございます。
ただいま議題となりました議案第66号 丹波篠山市
放課後児童健全育成事業の実施に関する条例の一部を改正する条例について、
総務文教常任委員会の審査について御報告申し上げます。
本案につきましては、去る9月1日の本会議において、当委員会に付託されたものであります。提案内容は、現在の多紀児童クラブは、平成28年4月から、
篠山チルドレンズミュージアムの
指定管理者の自主事業として同施設内に開設しており、民設民営の児童クラブとして運営をされていますが、
篠山チルドレンズミュージアムの指定管理期間が令和3年3月末をもって満了いたします。新たな
指定管理者が選定されるに当たり、今後においても安定的な多紀児童クラブの運営を確保するため、公設の児童クラブとし、位置については、これまで同様、
篠山チルドレンズミュージアムの施設内に開設するため、所要の改正を行おうとするものです。
委員会では、当局から説明を受け、審議を行いました。以下、審議の過程におきまして、各委員から出されました質疑、意見のうち、主な事項について御報告申し上げます。
まず、委員から、多紀児童クラブの運営形態が公設民営に変わるが、利用料は変わらないとの理解でよいかとの質疑が出され、当局から、利用料については、市内統一となっている旨の回答がありました。
また、委員から、児童クラブを公設にすることで、教育委員会として今後、備品や設備等の整備の必要はあるのかとの質疑が出され、当局からは、備品等は市からの補助金で既に購入いただいており、それを引き続き使用することになるため、改めて整備する考えはない旨の回答がありました。
以上、質疑終了後、討論を行いました結果、討論はありませんでした。その後、採決を行いました結果、議案第66号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。
議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。
○議長(森本富夫君) 委員長の報告は終わりました。
これから、委員長の報告に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで、委員長に対する質疑を終わります。
これから討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 討論なしと認めます。
これから、議案第66号を採決します。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(森本富夫君) 起立全員です。
したがって、議案第66号は、委員長の報告のとおり可決されました。
◎日程第8 議案第67号 丹波篠山市預かり保育施設の設置及び管理に関する条例の
一部を改正する条例
○議長(森本富夫君) 日程第8.議案第67号 丹波篠山市預かり保育施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例を議題とします。
本案について、
総務文教常任委員長の報告を求めます。
渡辺総務文教常任委員長。
○
総務文教常任委員長(渡辺拓道君)(登壇)
総務文教常任委員会委員長の渡辺でございます。
ただいま議題となりました議案第67号 丹波篠山市預かり保育施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について、
総務文教常任委員会の審査について御報告申し上げます。
本案につきましては、去る9月1日の本会議において、当委員会に付託されたものであります。提案内容は、令和3年4月1日から篠山幼稚園遊戯室の場所で、篠山幼稚園、たまみず幼稚園、岡野幼稚園児を対象とした預かり保育施設を開設するに当たり、第2条関係別表に預かり保育施設の名称、位置及び通所区域を追加しようとするものであります。
委員会では、当局から説明を受け、審議を行いました。以下、審議の過程におきまして、各委員から出されました質疑、意見のうち、主な事項について御報告申し上げます。
まず、委員から、こどものおしろ預かり保育施設の利用人数を約20人と見込んでおり、有資格者の指導員2名、補助員2名の4名体制でスタートするとのことであるが、預かり人数をどのように見込んでいるのかとの質疑が出され、当局から、7月に対象3地区の3歳児と4歳児の保護者104人を対象に、現時点での希望調査を行った結果、回答率が77%で、預かり保育を希望された方が9人であった。未回答の方や、現時点では利用を希望されていない方が利用されることもあり、おおよそ20人と見込んでいる旨の回答を受け、委員から、現時点で来年度の預かり希望者が9名とのことであるが、3園の内訳について説明願うとの質疑が出され、当局から、現時点で篠山幼稚園では希望がなく、たまみず幼稚園が7名、岡野幼稚園が2名の預かり希望がある旨の回答がありました。
また、委員から、こどものおしろ預かり保育施設の設置については、保護者や地域を交え、検討した結果、篠山幼稚園内に設置することになった。しかしながら、この取組は一時的な措置で、将来に向けて教育委員会も保護者等に説明をしながら考えていくと認識している。そうした今後の議論が幾らか進みつつあるのか、まだなのか、状況について説明願うとの質疑が出され、当局から、昨年度、この預かり保育施設を設置するに当たり、保護者や地域の方を交えたあり方検討会において、話合いを行い、将来、私立こども園と公立幼稚園3園を含めて、適切に評価できるような時期に至ったときに、将来的な在り方について、再度検討しようということになった。その評価する時期については明記していないが、現状として、地域の保護者や地域の方が私立こども園でどのような保育、または教育がなされているのか、あるいは公立幼稚園でどのような教育がなされているのかといった違いや特色などの細かい点までは周知されていないと考えている。今年度は、合同で研修会を開催したり、教育長が私立こども園を訪問し、事情をしっかり聞かせていただくなど連携を深める中で、地域、保護者の方にもしっかりと情報提供し、皆さんがいろいろよく知っていただいた時期に再度、将来的な部分の検討を進めていこうと考えている旨の回答がありました。
以上、質疑終了後、討論を行いました結果、討論はありませんでした。その後、採決を行いました結果、議案第67号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。
議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。
○議長(森本富夫君) 委員長の報告は終わりました。
これから、委員長の報告に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで、委員長に対する質疑を終わります。
これから討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 討論なしと認めます。
これから、議案第67号を採決します。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(森本富夫君) 起立全員です。
したがって、議案第67号は、委員長の報告のとおり可決されました。
◎日程第9 議案第68号
篠山チルドレンズミュージアムの
指定管理者の指定につい
て
○議長(森本富夫君) 日程第9.議案第68号
篠山チルドレンズミュージアムの
指定管理者の指定についてを議題とします。
本案について、
総務文教常任委員長の報告を求めます。
渡辺総務文教常任委員長。
○
総務文教常任委員長(渡辺拓道君)(登壇)
総務文教常任委員会委員長の渡辺でございます。
ただいま議題となりました議案第68号
篠山チルドレンズミュージアムの
指定管理者の指定について、
総務文教常任委員会の審査について御報告申し上げます。
本案につきましては、去る9月1日の本会議において、当委員会に付託されたものであります。提案内容は、
篠山チルドレンズミュージアムの現行の
指定管理者との契約が令和3年3月末をもって満了することから、新たに令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間の
指定管理者として、一般財団法人ポジティブアースネイチャーズスクールを指定しようとするものです。
委員会では、当局から説明を受け、審議を行いました。以下、審議の過程におきまして、各委員から出されました質疑、意見のうち、主な事項について御報告申し上げます。
まず、委員から、併設予定の多紀児童クラブの運営にも意欲を示されているとのことであるが、指定管理候補者は、そのような経験や運営スキルを持っているのかとの質疑が出され、当局から、現地見学の際に、児童クラブの運営についても打診させていただいた。指定管理候補者については、学童クラブのような施設の運営経験はあると聞いている旨の回答がありました。
また、委員から、現
指定管理者は、長年精力的に運営していただき、市のできないところを補完していただいた。経営的に厳しかった面があると思うが、企業理念に沿って、運営いただいたと認識している。しかしながら、今回、どのような理由で引き続き指定管理の意向を示されなかったのかとの質疑が出され、当局から、現
指定管理者には、合わせて8年間運営いただいた。令和元年度の決算額が約150万円の黒字になったが、これまで赤字が続いており、非常に経営的に御苦労されていた。今回、指定管理に手を挙げられなかった要因は、経営面というよりも、神河町で運営されているキャンプが非常に盛況であること、また、ちるみゅーのスタッフの雇用において、なかなか人員確保が難しかったということがあり、より神河町に重点を置かれるのではないかと推測している。新たな
指定管理者の雇用面については、充実させていくことも含めて、以前の指定管理料よりも約200万円上乗せして提案いただいており、市としてもこの提案額で議会にも提案している旨の回答がありました。
以上、質疑終了後、討論を行いました結果、討論はありませんでした。その後、採決を行いました結果、議案第68号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。
議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。
○議長(森本富夫君) 委員長の報告は終わりました。
これから、委員長の報告に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで、委員長に対する質疑を終わります。
これから討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 討論なしと認めます。
これから、議案第68号を採決します。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(森本富夫君) 起立全員です。
したがって、議案第68号は、委員長の報告のとおり可決されました。
◎日程第10 議案第69号 丹波篠山市立大山緑の会館の
指定管理者の指定について
○議長(森本富夫君) 日程第10.議案第69号 丹波篠山市立大山緑の会館の
指定管理者の指定についてを議題とします。
本案について、
総務文教常任委員長の報告を求めます。
渡辺総務文教常任委員長。
○
総務文教常任委員長(渡辺拓道君)(登壇)
総務文教常任委員会委員長の渡辺でございます。
ただいま議題となりました議案第69号 丹波篠山市立大山緑の会館の
指定管理者の指定について、
総務文教常任委員会の審査について御報告申し上げます。
本案につきましては、去る9月1日の本会議において、当委員会に付託されたものであります。提案内容は、令和2年7月末に完成し、8月29日に竣工式が行われた大山緑の会館の
指定管理者として、大山郷づくり協議会、大山自治会長会、大山振興会等の地区の関係団体で組織された大山緑の会館運営委員会に、令和2年10月1日から令和8年3月31日まで5年6か月間、指定をしようとするものです。
委員会では、当局から説明を受け、審議を行いましたが、審議の過程におきまして、各委員から出されました質疑等はありませんでした。
質疑終了後、討論を行いました結果、討論はなく、採決を行いました結果、議案第69号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。
議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。
○議長(森本富夫君) 委員長の報告は終わりました。
これから、委員長の報告に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで、委員長に対する質疑を終わります。
これから討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 討論なしと認めます。
これから、議案第69号を採決します。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(森本富夫君) 起立全員です。
したがって、議案第69号は、委員長の報告のとおり可決されました。
◎日程第11 議案第70号 令和元
年度丹波篠山市
水道事業会計未
処分利益剰余金の
処分について
日程第12 議案第71号 令和元
年度丹波篠山市
下水道事業会計未
処分利益剰余金
の処分について
○議長(森本富夫君) 日程第11.議案第70号 令和元
年度丹波篠山市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分について、及び日程第12.議案第71号 令和元
年度丹波篠山市
下水道事業会計未
処分利益剰余金の処分についてを一括議題とします。
本案について、
産業建設常任委員長の報告を求めます。
吉田産業建設常任委員長。
○
産業建設常任委員長(吉田知代君)(登壇)
産業建設常任委員会委員長の吉田でございます。
ただいま議題となりました議案第70号 令和元
年度丹波篠山市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分について、
産業建設常任委員会の審査報告を申し上げます。
本案につきましては、去る9月1日の本会議において、当委員会に付託されたものです。本議案については、地方公営企業法第32条第2項の規定に基づき、地方公営企業に生じた利益の処分について、減債積立金や建設改良積立金を取り崩した3億5,996万2,000円を資本金に組み入れ、残りは将来の企業債償還の財源として2億4,300万円を減債積立金に、また、建設改良工事の財源とするため1,800万円を建設改良積立金に積立てしようとするものです。
委員会では、当局から説明を受け、審査を行いました。以下、審査の過程におきまして、委員から出された質疑について御報告申し上げます。
まず、委員から、各積立金も含め、
水道事業会計の長期計画と比較し、どのような状況にあるのかとの質疑が出され、当局から、令和元年度での利益は、純利益で約2億6,000万円であり、当初の見込みどおり推移している。今後の給水収益は減少の見込みのため、経費の節減なども含め、安定した経営ができるよう取り組んでいきたいとの回答がありました。
そして、質疑終了後、討論はなく、表決を行った結果、議案第70号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。
議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の御報告とさせていただきます。
引き続き、ただいま議題となりました議案第71号 令和元
年度丹波篠山市
下水道事業会計未
処分利益剰余金の処分について、
産業建設常任委員会の審査報告を申し上げます。
本案につきましては、去る9月1日の本会議において、当委員会に付託されたものです。本議案については、地方公営企業法第32条第2項の規定に基づき、地方公営企業に生じた利益の処分について、将来の企業債償還の財源として1億5,000万円を減債積立金に積立てようとするものです。
委員会では、当局から説明を受け、審査を行いました。以下、審査の過程におきまして、委員から出された意見について御報告申し上げます。
委員から、令和元年度については、1億5,050万円の利益があり、将来の企業債償還の財源として資金を積み立てるということであるが、将来的には既設の下水管の改修工事も必要となることから、国からの支援等を受けられるのであれば最大限に活用することは大事だと考える。さらなる情報収集に努め、適切な対応をお願いしたいとの意見が出されました。
そして、質疑終了後、討論はなく、表決を行った結果、議案第71号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。
議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の御報告とさせていただきます。
○議長(森本富夫君) 委員長の報告は終わりました。
これから、一括して委員長の報告に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで、委員長に対する質疑を終わります。
これから一括して討論を行いますが、討論に際しては、冒頭に議案番号を申し述べていただきますようお願いします。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 討論なしと認めます。
これから、議案第70号 令和元
年度丹波篠山市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分についてを採決します。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(森本富夫君) 起立全員です。
したがって、議案第70号は、委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第71号 令和元
年度丹波篠山市
下水道事業会計未
処分利益剰余金の処分についてを採決します。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(森本富夫君) 起立全員です。
したがって、議案第71号は、委員長の報告のとおり可決されました。
◎日程第13 議案第78号 丹波篠山市
環境保全条例の一部を改正する条例
○議長(森本富夫君) 日程第13.議案第78号 丹波篠山市
環境保全条例の一部を改正する条例を議題とします。
本案について、民生福祉常任委員長の報告を求めます。
向井民生福祉常任委員長。
○民生福祉常任委員長(向井千尋君)(登壇) 民生福祉常任委員会委員長の向井でございます。
ただいま議題となりました議案第78号 丹波篠山市
環境保全条例の一部を改正する条例について、当委員会の審査報告を申し上げます。
本案につきましては、去る9月16日の本会議において、当委員会に付託されたものです。本条例の改正の趣旨としましては、丹波篠山市
環境保全条例施行規則で規定していた牛、豚、イノシシ、鶏の家畜等を一定数以上飼育する場合の規制距離基準及びその例外規定を明確にするため、丹波篠山市
環境保全条例で規定しようとするものです。
委員会では、当局からの説明を受けた後、質疑を行いました。審査の過程におきまして各委員から出されました質疑、意見のうち、主な事項について御報告申し上げます。
距離規制について、現状の距離をどのように考えているのか、また規定している距離が他の自治体と比較して一般的なものなのか、厳しいものなのかとの質疑が出され、距離については、平成11年の合併の際に今田町の規則をそのまま市に移行してきたものであり、昨年に鶏の羽数と距離について、1,000羽以上は100メートルにするよう改正している。他自治体との比較については、猪名川町が牛10頭以上で50メートル以上、豚30頭以上で100メートル以上、鶏1,000羽以上で50メートル以上になっており、神河町では牛5頭以上で100メートル以上、豚10頭以上で100メートル以上、鶏200羽以上で100メートル以上になっている。県内の自治体においては、おおむね100メートルから200メートルの距離規制が多いと考えている旨の回答がありました。
次に、なぜ、このような差し迫ったタイミングで上程する必要があったのか。長月会議の初日に上程できなかった理由は何かとの質疑が出され、昨年の9月に本条例の改正の際、委員会審査において様々な意見が出されたことも踏まえ、今年度4月以降、改正案の内容を法務専門員とともに協議を進めてきた。こうした中、パブリックコメントの期間が9月4日までとなったことから、この時期となった旨の回答に対し、1年前から取り組んでいたということだが、当市議会では、通年会期を導入していることから、あらかじめ議会の日程が認識できたはずである。他の議案と同様、通常の上程、審査ができるようにされたいとの意見が出されました。
次に、条例の第29条の2項において「市長は環境審議会の意見を聞いた上で生活環境を侵害しないと認める場合はそのとおりでない」との例外規定であるが、「生活環境を侵害しない」とは、具体的に何を意味しているのかとの質疑が出され、市民が通常の生活をする上でという理解であり、日頃の換気や洗濯物をベランダ等の屋外で干せるといったことができない状態が生活環境の侵害に該当し、また、騒音や悪臭も考えられる。侵害の判断については、現地調査等も行った上で、なされるものと考えているとの回答があり、臭いや音などについては、個々の感覚によって異なり、精神的なものも影響してくることを踏まえると、十分留意した上で、市として判断する必要があるとの意見が出され、当局から、近隣住家や地域の代表者の合意がないにもかかわらず、市長が認めれば増設等ができるという条文ではない。まずは近隣住家の同意が重要であると考えており、同意がいただけない方については、働きかけ等をした中で、環境審議会にも意見を聞いた上で、市長が最終的に判断するものと御理解いただきたい。基本的には、丹波篠山市内の畜産農家の方は条例等を守りながら、たとえ距離規制内に住家があったとしても、近隣も含め良好な関係を築きながら、事業を展開されていることから、例外はあるかもしれないが、ほとんどの畜産農家が今後、増設等をされる場合には、地域の同意があるものと考えているとの回答がありました。
次に、環境審議会の委員構成はどうなっているのか。また、畜産農家は入っているのかとの質疑が出され、19名の委員であり、農業委員、農園者、自治会長会、学識者などで構成されており、畜産農家は入っていないとの回答がありました。
次に、条例を守らない事業者に対して、具体的な解決策を盛り込むことはできなかったのか。また、そうした検討はしたのかとの質疑が出され、昨年9月の条例改正において、定めに従わない者については氏名を公表するという実効性確保のための条例改正を行った。それ以上の強制執行や代執行、撤去を命じることができる条例にすることには、猪名川町が撤去命令まで定めていることも踏まえ、検討はしていたが、畜産農家に対する侵害の度合いとして、かなり強いものになることから、一足にそこまで条例化してしまうことには難しいとの判断に至ったとの回答がありました。
次に、例外要件について、市長から和牛組合との話合いを踏まえ、考慮した上で規定した旨の答弁であったが、その点について説明いただきたい。また、昨年度改正の際、制度運用に関するガイドラインを策定するとのことであったが、その後、策定されたのかとの質疑が出され、和牛農家とは、前回の改正と今回の改正の際に説明を行った。その際、どんなことがあっても距離規制内は設置してはいけないのか、近隣の方によっては、影響もないのに同意してもらえないといった意見があった。こうした意見を踏まえ、環境に対する影響はないにもかかわらず、同意が得られないという場合も想定されることから、例外規定を改正した。ただし、実際には、市としてはかなり慎重に判断し、運用をしていかなければならない規定であることから、市民衛生課や農都政策課、法務専門員ともしっかり協議しながら慎重に進めていかなければならないと考える。また、ガイドランは策定しているとの回答がありました。
質疑終了後、討論・採決を行った結果、討論はなく、議案第78号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。
議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。
○議長(森本富夫君) 委員長の報告は終わりました。
これから、委員長の報告に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで、委員長に対する質疑を終わります。
これから討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 討論なしと認めます。
これから、議案第78号を採決します。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(森本富夫君) 起立全員です。
したがって、議案第78号は、委員長の報告のとおり可決されました。
ここで、暫時休憩をいたします。
再開を、11時といたします。
午前10時48分 休憩
午前11時00分 再開
◎日程第14 議案第72号 令和2
年度丹波篠山市
一般会計補正予算(第8号)
日程第15 議案第73号 令和2
年度丹波篠山市
国民健康保険特別会計補正予算
(第2号)
日程第16 議案第74号 令和2
年度丹波篠山市
後期高齢者医療特別会計補正予算
(第1号)
日程第17 議案第75号 令和2
年度丹波篠山市
介護保険特別会計補正予算(第1
号)
日程第18 議案第76号 令和2
年度丹波篠山市
水道事業会計補正予算(第4号)
日程第19 議案第77号 令和2
年度丹波篠山市
下水道事業会計補正予算(第1
号)
○議長(森本富夫君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
日程第14.議案第72号 令和2
年度丹波篠山市
一般会計補正予算(第8号)から、日程第19.議案第77号 令和2
年度丹波篠山市
下水道事業会計補正予算(第1号)までの6件を一括議題とします。
本案について、予算決算委員長の報告を求めます。
園田予算決算委員長。
○予算決算委員長(園田依子君)(登壇) 予算決算委員長の園田でございます。
ただいま議題となりました議案第72号 令和2
年度丹波篠山市
一般会計補正予算(第8号)から、議案第77号 令和2
年度丹波篠山市
下水道事業会計補正予算(第1号)の6議案についての予算決算委員会の審査を御報告申し上げます。
この6議案につきましては、9月1日の本会議において当委員会に付託されたもので、総務文教分科会、民生福祉分科会、産業建設分科会に審査依頼し、審査を行いました。
以下、各分科会及び委員会での審査の過程におきまして、各委員から出されました質疑、意見のうち、主な内容について、要約して御報告を申し上げます。
まず初めに、総務文教分科会での審査において、
一般会計補正予算について。
保健体育施設費に関し、委員より、丹波篠山総合スポーツセンターと西紀運動公園への
新型コロナウイルス感染症防止に対する支援金として、平成29年、30年、令和元年の4月から6月までの平均額を見て、その一定額の割合の90%の支援をするとのことであるが、これは収支額が対象になるのかとの質疑に対し、当局より、収入と支出の両方を加味して、その差を計上している。今回の支援金は、4月から休業要請を依頼した期間を対象とする中、現在も各施設の利用者数は減少しており、今後も影響があると判断している。今後については、状況を見ながら検討していく必要があると考える旨の回答がありました。
次に、文化財保護管理費に関し、委員より、八上城跡整備計画の位置づけを今後どのようなものにしようと考えているのか。また、その計画づくりについて、文化庁とどのような協議を行い、今回の提案に至っているのか質疑が出され、当局より、平成17年に八上城が国の史跡として指定され、保存管理計画の中で、整備基本構想を策定したが、詳細までは記載していないため、具体的に整備していくには、整備基本計画が必要と考えている。文化庁とは、1年間をかけてスケジュール等を調整していきたいと考えるとの回答がありました。
また、幼児教育推進事業に関し、委員より、西紀みなみ幼稚園においては、支援の必要な園児が多いことから、幼稚園支援員を増員するとのことであるが、支援を必要とする園児については、どのような傾向等にあるのか質疑が出され、当局より、西紀みなみ幼稚園については、この4月から、マンツーマンによる支援を必要とする園児が1名あるほか、やや注意が必要な園児が複数ある。さらに、外国籍の子どもが3名あり、言葉がうまく通じないこともある。この4月以降、支援員を1名配置し、様子を見ていたが、子どもを安全に保育していくことがなかなか難しい状況であることから、新たに支援員1名を配置していきたいとの回答がありました。
次に、民生福祉分科会での審査において、
一般会計補正予算について。
環境衛生費に関し、委員より、不法投棄ネットをポイントごとに設置されるとのことであるが、自治会で設置された網は撤去されるのかとの質疑があり、当局より、今回設置しようとする場所は、災害の被害を受けた箇所であり、既存のネットについては、生かす方向で考えている。平成20年に、自治会でのり網を設置されたが、その後に起こった豪雨災害によって壊れた箇所を現地調査し、自治会と協議して決めたものである。なお、維持管理については、自治会で行う旨の回答がありました。
次に、次世代育成対策事業費に関し、委員より、産科充実に向けての検討委員会については、従来の検討会の延長になるのか、それとも全く新しい検討会を設置するのかとの質疑が出され、当局より、これまでの検討会を変えるということではなく、新たにタマル産婦人科医院の院長やささやま医療センターの産婦人科医院にも参加いただき、マイ助産師制度の在り方も含めて、検討する予定である旨の回答が出されました。
続いて、
介護保険特別会計補正予算について。
委員より、繰越金に関して、介護保険財政としては、計画どおりに進んでいるのかとの質疑が出され、当局より、平成30年度より第7期の介護保険事業計画が始まっている中、平成30年度には基金を積み、平成31年度(令和元年度)には収支均衡、令和2年度には、基金を崩すという計画のとおりになっている旨の回答がありました。
次に、産業建設分科会での審査において、まず、
一般会計補正予算について。
都市公園管理費に関し、委員より、遊具を設置するとのことであるが、公園の利用ニーズは把握しているのかとの質疑が出され、当局から、富山保育園がこちらのほうに遠足に来る、また、遠方からでも、遊具を目的に来る親子連れがあるなど、比較的ニーズは大きい公園であると認識しているとの回答がありました。
また、委員より、職員による遊具の点検では異常を発見できなかった一方、専門事業者の点検においては、異常を発見したとのことであるが、両者の点検にはどのような差があったのかとの質疑に対し、当局から、都市公園法の関係により、年1回以上の定期点検が義務づけられており、例年6月頃に職員が点検していたが、職員の点検では、専門的見識が不足しているとの認識から、令和2年度に専門業者による点検業務を発注した。職員による点検においては、遊具の基礎部分を掘ってまで状態を確認してはいないが、専門事業者の点検により、柱の地盤以下を掘ったところ、腐朽が発見される等、専門的な知識の有無によって点検結果に違いが出ている。なお、木製遊具の床の腐敗については、職員による点検時に発見し、その時点で使用を中止しているとの回答がありました。
次に、
水道事業会計補正予算に関し、委員から、約6,600万円もの特別損失の固定資産除却損は、具体的にどのような内容のものか、また、今後どこかで使用するという考えはあるのかとの質疑が出され、当局から、昨年度からの繰越しで事業を実施している日置加圧所の設置工事に関係して、畑井浄水場を廃止するに当たり、耐用年数がまだ残っている資産が一部あり、除却費の額が著しく多額となるため、通常の除却費ではなく、1年間の経営成績を明確にするため、特別損失で計上をしている。また、今回特別損失で除却をする資産については、上宿にある井戸から畑井浄水場まで延長約1キロの導水管が対象となっており、今後再利用することはできない。しかし、現在、畑井浄水場で使用しているポンプ、機械類で使えるものについてはバックアップして残し、他の浄水場で使用する予定にしているとの回答がありました。
続いて、
下水道事業会計補正予算について。
委員から、建設改良費に関し、再度説明をお願いしたいとの意見が出され、当局からは、市道大沢新栗栖野線沿線に急遽宅地開発が計画されたことから、未整備であったマンホールポンプの設置が急務となった。しかし、今年の予算及び補助率50%の国費が確保できていないことから、既に予算が確保できている統廃合関連の工事と振替をお願いするものであるとの回答に対し、委員から、国費を振り替えることは可能なのかとの質疑が出され、当局からは、この件については、既に県庁の下水道課の担当の了解は得ている。今回振替元となった工事については、令和3年度にもう一度再提案をする予定であるとの回答がありました。
以上、各分科会座長からの審査報告に対する質疑を行った後、議員間討議を行った結果、委員より、都市公園管理費について、市内に都市公園が約50か所あると思うが、20年程度で更新時期を迎えると同時に、更新のたびに820万円もの経費が必要になると、将来的に大きな財政負担になる。地元等の要望を全て受け入れていけば、財政的に厳しいものになるのではないかと危惧するといった意見に対し、他の委員からは、最小限の整備となるよう、年1回の点検の取組を計画的に行うことが必要であるといった議論は、所管の分科会で行っているとの意見が出されました。
こうした議員間協議の後、採決を行いました結果、議論はなく、議案第72号から議案第77号までの6議案につきましては、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。
議員各位におかれましては、予算決算委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願いいたします。
なお、今回の審査において、各分科会審査の中で出された多くの意見等については、執行部において十分な検討をいただくとともに、都市公園管理費に係る複合遊具の設置については、多額の公金を投入することから、整備が完了した際には、市内の子どもたちの遊び場として、今まで以上に利用してもらえるよう広く周知するなど、利用率の向上に努めていただくよう申し添え、予算決算委員会の報告といたします。
○議長(森本富夫君) 委員長の報告は終わりました。
これから、一括して委員長の報告に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで、委員長に対する質疑を終わります。
これから一括して討論を行いますが、討論に際しては、冒頭に議案番号を申し述べていただきますようお願いします。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
これから、議案第72号 令和2
年度丹波篠山市
一般会計補正予算(第8号)を採決します。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(森本富夫君) 起立全員です。
したがって、議案第72号は、委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第73号 令和2
年度丹波篠山市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を採決します。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(森本富夫君) 起立全員です。
したがって、議案第73号は、委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第74号 令和2
年度丹波篠山市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を採決します。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(森本富夫君) 起立全員です。
したがって、議案第74号は、委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第75号 令和2
年度丹波篠山市
介護保険特別会計補正予算(第1号)を採決します。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(森本富夫君) 起立全員です。
したがって、議案第75号は、委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第76号 令和2
年度丹波篠山市
水道事業会計補正予算(第4号)を採決します。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(森本富夫君) 起立全員です。
したがって、議案第76号は、委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第77号 令和2
年度丹波篠山市
下水道事業会計補正予算(第1号)を採決します。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(森本富夫君) 起立全員です。
したがって、議案第77号は、委員長の報告のとおり可決されました。
◎日程第20 議案第79号 令和2
年度丹波篠山市
一般会計補正予算(第9号)
○議長(森本富夫君) 日程第20.議案第79号 令和2
年度丹波篠山市
一般会計補正予算(第9号)を議題とします。
議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。
藤本
行政経営部長。
○
行政経営部長(藤本雅浩君)(登壇) ただいま御上程いただきました議案第79号 令和2
年度丹波篠山市
一般会計補正予算(第9号)につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
このたびの補正は、令和2年9月1日の丹波篠山市
一般会計補正予算(第8号)上程後に対応が必要となりました2件について、関係事業費を追加するものでございます。
それでは、補正予算書及び予算説明資料を御覧ください。
結果、第1条の歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額にそれぞれ4,572万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ275億6,862万6,000円とするものでございます。
それでは、まず、予算書7ページをお開きいただきまして、歳出予算について御説明を申し上げます。
4款 衛生費、1項 保健衛生費、2目 予防費1,619万5,000円の追加は、インフルエンザワクチン接種費用の無料化に係る経費でございます。現在、丹波篠山市では、65歳以上及び60歳以上65歳未満までの心臓、腎臓、呼吸器の機能に障がいがある方及び免疫不全のある方へのインフルエンザワクチン接種の個人負担については、現在、市の支援により、1人1,000円となるようにしておりますが、
新型コロナウイルス感染症対策とインフルエンザの同時流行を抑えることを目的に、個人負担を無料化にするものでございます。
当初予算では、対象者に対しまして70%の接種率としておりますが、今回の補正により接種率を80%とし、1万1,200名余りの接種を見込んでおります。財源については、477万円は
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充当しております。
次に、9款 1項 消防費、3目 消防施設費2,953万3,000円の追加は、本年7月5日に倉本地内で発生しました、消防団第13分団の水槽つき消防ポンプ自動車の横転事故につきまして、事故車両の修繕の可能性を調査しておりましたけれども、9月4日に修繕が不可であることが判明したため、車両の購入費用を計上するものでございます。特定財源は、緊急防災・減災事業債2,520万円、自動車損害共済災害共済金424万円でございます。
以上で、歳出の説明を終わらせていただきます。また、歳入につきましては、歳出の財源で説明をさせていただいたとおり、今回の補正予算に必要な収支不足分は、財政調整基金繰入金1,151万8,000円により措置しております。
最後に、3ページをお開きいただきまして、第2表 地方債補正について御説明申し上げます。
地方債の変更によるもので、一般単独事業は、消防団車両購入に係るもので2,520万円を追加し、補正後の限度額を6億7,760万円とするものでございます。
以上で、提案理由の説明とさせていただきます。
御審議をいただきまして、御決定賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(森本富夫君) 提出者の説明が終わりました。
これから質疑を行います。
質疑はありませんか。
15番、河南克典君。
○15番(河南克典君) 15番、河南です。
今回、13分団のタンク車が転倒して再生不能というような形で2,950万円ほどですか、補正をかけられておるわけですけれども、やはり私らも団員におったことがあるんですけれども、そのタンク車が2,900万円もすることが本当にこの団員が周知しておるんかと。ということは、これ市の、わし、好きで団員になっとん違うからというような認識があるんじゃないかと。だから、これたしかね、タンク車も2,900万円、ポンプ車やったら1,800万円ぐらいするんじゃないかと思うんです。それだけのものを預かっておるという認識をもう少し、持っていただいておるとは思うんですけれども、団員に徹底する必要があるんじゃないか。そうした軽い気持ちでやるんで、今回のような事故が発生するんじゃないかと、このように思うわけですけれども、その辺の認識をどのように深めていこうとされておるのか、1点だけお伺いします。
○議長(森本富夫君) 羽馬
市民生活部長。
○
市民生活部長(羽馬辰也君) 市民生活部、羽馬でございます。
河南議員さんからの御質問でございますが、今回事故を起こしました当人、また助手席に乗っておりました者につきまして、当人は深く反省しており、そういった貴重な財産を預かっておるということにつきましては、当人は深く反省して感じております。また、消防団長が、また全消防団員を集めて、幹部会を開き、また班長会を開き、そういったことの市の今言っていただいた貴重な財産を預かって活動しておるということを再度、会議におきまして、周知して、団長の訓示をしたところでございます。
今後におきましても、このようなことが二度と起こらないように、団員の者、徹底させてしていきたいと思っております。今回は申し訳ございませんでした。
以上です。
○議長(森本富夫君) 15番、河南克典君。
○15番(河南克典君) 今回は点検中の事故ということで、それもそれなんですけれども、やはり現場が出動中にこうした事故を起こすと、いろんな意味で団として批判を受けんなんようなときも出てくると思うんです。だから、その辺のところをね、点検マニュアルとか、また出動マニュアル、総合マニュアル、こういったものをきちんと整備されるとは思うんですけれども、重ねて整備されることを期待したいと、このように思います。
以上です。
○議長(森本富夫君) 酒井市長。
○市長(酒井隆明君) 河南議員のおっしゃったように、徹底をしていきたいと思います。この件については、私のほうもその団員の方からてんまつ書を頂いて、また団長はおわびに来ていただきまして、二度とないようにきちんとやっていくということでした。今日のお話がありましたので、これぐらいの本当に高額のものですから、これを大切に使っていただくように、また今おっしゃったようなマニュアルを徹底して、さらに団員の皆さんにきちんと使って活躍していただくように取り組んでいきたいと思います。
○議長(森本富夫君) ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
これから討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 討論なしと認めます。
これから、議案第79号を採決します。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(森本富夫君) 起立全員です。
したがって、議案第79号は、原案のとおり可決されました。
◎日程第21 報告第11号 令和元
年度丹波篠山市
財政健全化判断比率等の報告につ
いて
○議長(森本富夫君) 日程第21.報告第11号 令和元
年度丹波篠山市
財政健全化判断比率等の報告についてを議題とします。
本件は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定によって、議会に報告されるものです。
本件について、報告を求めます。
藤本
行政経営部長。
○
行政経営部長(藤本雅浩君)(登壇) それでは、報告第11号 令和元
年度丹波篠山市
財政健全化判断比率等の報告について、説明を申し上げます。
議案書は1から2ページ、参考資料として資料を別につけさせていただいておりますので、その資料により説明を申し上げます。
報告第11号、参考資料の1ページを御覧ください。
「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」第3条に基づき、令和元
年度丹波篠山市の4指標について御説明を申し上げます。
まず1つ目の実質赤字比率ですが、一般会計等を対象とした実質赤字の標準財政規模に対する比率でございます。収支額は、一般会計3億5,114万2,000円の黒字、住宅資金特別会計は収支ゼロとなっており、合わせた収支合計額は3億5,114万2,000円の黒字で、実質赤字は生じておらず、該当なしとなります。
次に、2つ目の連結実質赤字比率ですが、これは全会計を対象とした実質赤字の標準財政規模に対する比率でございます。
一般会計等に加え、連結いたします国民健康保険特別会計などの実質収支額や上水道などの企業会計の資金剰余額の合計額は26億3,401万3,000円であり、連結実質赤字は生じておらず、該当なしとなっております。
次に、3つ目の実質公債費比率ですが、一般会計等が負担する元利償還金及び企業会計への繰出金のうち、公営企業債の償還に充てられたと認められる、いわゆる準元利償還金の合計の標準財政規模に対する比率でございます。
公債費の償還がピークを過ぎ、元利償還金が減少傾向であることから、平成29年度から令和元年度の3か年平均値の実質公債費比率が17.2%と、前年度比で1.6%の減となりました。なお、平成20年度から再生に取り組んできた結果、今回、指数が18%を下回ったことから、地方債発行の許可が不要となりました。
特に、単年度で見ますと、合併特例債をはじめとする公債費の減少に伴い、令和元年度は14.8%であり、今後も下落傾向が続く見込みから、本年度以降も徐々に改善していく見込みでございます。
次に、資料の2ページを御覧ください。
4つ目の将来負担比率ですが、一般会計等が将来負担すべき実質的な債務合計の標準財政規模に対する比率でございます。
実質的な債務とは、地方債の現在高や公営企業債等繰入れ見込額、職員の退職手当負担見込額などの将来負担額から基金や地方債現在高等に係る交付税算入見込額等を控除したものでございます。こちらも、企業債等繰入れ見込額が平成30年度と比較して31億5,594万円減となったことなどにより160.1%と、前年度比で16.9%の改善となりました。平成20年度の308.5%をピークにして徐々に改善されていますが、県下でも高い水準にあり、しばらくはこの状態が続くと見込まれます。
最後に、令和元年公営企業会計の資金不足比率につきましては、いずれの公営企業会計においても資金不足は生じておらず、資金不足比率は該当なしとなっております。
以上で、健全化判断比率等の説明とさせていただきます。
○議長(森本富夫君) 説明が終わりました。
質疑があれば、発言を許します。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終結し、報告第11号は終了します。
◎日程第22 認定第1号 令和元
年度丹波篠山市
一般会計歳入歳出決算認定について
日程第23 認定第2号 令和元
年度丹波篠山市
住宅資金特別会計歳入歳出決算認定
について
日程第24 認定第3号 令和元
年度丹波篠山市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算
認定について
日程第25 認定第4号 令和元
年度丹波篠山市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決
算認定について
日程第26 認定第5号 令和元
年度丹波篠山市
介護保険特別会計歳入歳出決算認定
について
日程第27 認定第6号 令和元
年度丹波篠山市
農業共済事業会計決算認定について
日程第28 認定第7号 令和元
年度丹波篠山市
水道事業会計決算認定について
日程第29 認定第8号 令和元
年度丹波篠山市
下水道事業会計決算認定について
○議長(森本富夫君) 日程第22.認定第1号 令和元
年度丹波篠山市
一般会計歳入歳出決算認定についてから、日程第29.認定第8号 令和元
年度丹波篠山市
下水道事業会計決算認定についてまでの8件を一括議題とします。
議案の朗読は省略します。
これら決算については、地方自治法第233条第2項及び第241条第5項並びに地方公営企業法第30条第2項の規定によって、監査委員による決算審査が行われておりますので、審査の結果について、報告を求めます。
畑
代表監査委員。
○
代表監査委員(畑 利清君)(登壇)
代表監査委員の畑でございます。
令和元年度決算審査報告をさせていただきます。
決算審査に当たっては、議会選出の河南克典監査委員とともに、令和元
年度丹波篠山市一般会計及び特別会計の歳入歳出決算、基金運用状況審査、並びに公営企業会計の決算審査を行いましたので、御報告を申し上げます。また、健全化判断比率並びに資金不足比率に係る審査の報告につきましても、併せて御報告申し上げます。
事前に配付をさせていただいております、令和元年度「健全化判断比率等審査意見書」並びに「丹波篠山市決算審査意見書」を御確認ください。
それでは、まず最初に、「健全化判断比率等審査意見書」について、御説明をいたしますが、先ほど
財政健全化判断比率等に係る報告の中で、指数等詳細につきましては、説明がありましたので、私のほうからは健全化判断比率の「審査の結果」と「審査意見」について申し上げたいと思います。
1ページを御覧ください。
この審査は、市長から審査に付された健全化判断比率、及びその算定の基礎となる事項を記載した書類が、適正に作成されているかを主眼に実施をいたしました。
「審査の結果」、審査に付された健全化判断比率、及びその算定の基礎となる事項を記載した書類は、いずれも適正に作成されているものと認められる。
次に、「審査意見」でございますが、4ページです。
健全化判断比率の4指標、実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率は、いずれも早期健全化基準以下となっております。このうち、実質赤字比率、連結実質赤字比率が、「バー」であることは、一般会計をはじめ、特別会計、公営企業会計を総合的に見た場合、単年度の収支が黒字であることを示しており、この点においては、特記すべき事項は認められません。
次に、実質公債費比率は17.2%で、前年度に比べますと1.6ポイント改善しております。この要因は、公債費の通常償還額が減少したことによるものでございます。また、算定の基となる単年度の実質公債費比率が14.8%と下降し、財政の状況の改善が見られるところでありますが、依然として高い比率にあることから、引き続き公債費の適正な管理に取り組まれたい。また、将来負担比率については、前年度に比べ16.9ポイント改善し、160.1%となっております。これは、一般会計等の市債残高が増加したものの、公営企業債等繰入れ見込額の減などにより、将来負担額が減少しております。
これまでの財政健全化の取組により、それぞれの指数が改善しているものの、平成29年3月に作成されました「公共施設等総合管理計画」に基づき、公共施設などの老朽化した施設、道路、上下水道等のインフラ資産の更新や、改修等維持管理に多額の費用が必要と想定されることから、引き続き財政運営の健全化に留意をされたい。
次に、資金不足比率の審査意見書ですが、同じく、「審査の結果」と「審査意見」について、御報告申し上げます。
審査意見書5ページを御覧ください。
審査の対象となるのは、
水道事業会計、農業共済事業会計、下水道事業特別会計のこの3会計について、資金不足比率、及びその算定の基礎となる事項を記載した書類が、適正に作成されているかを主眼に実施した。
「審査の結果」、審査に付された資金不足比率、及びその算定の基礎となる事項を記載した書類は、いずれも適正に作成されているものと認められた。
次に、「審査意見」です。
6ページを御覧ください。
水道事業会計、農業共済事業会計、
下水道事業会計の資金不足比率審査における資金不足比率は、いずれも経営健全化基準の20%を下回っております。また、全ての会計において、上記の表のとおり、資金剰余額が発生し、資金不足が生じていないため、「バー」となっており、資金不足比率においては、特記すべき事項は認められません。これらの会計が提供するサービスは、市民生活にとって重要なものであることから、今後とも健全で安定した企業経営と財政運営に当たられたい。
それでは、令和元
年度丹波篠山市一般会計及び特別会計、歳入歳出決算並びに基金運用状況審査意見書について、御報告申し上げます。
決算審査意見書を御覧いただきたいと思います。
なお、歳入歳出決算額等の詳細につきましては、後でお目通しいただき、主に、「審査の結果」と「審査意見」を中心に御説明をいたします。
決算審査意見書1ページを御覧ください。
まず、「審査の方法」ですが、各会計の歳入歳出決算書及び同附属書類の審査に当たっては、その計数が正確であるか、予算の執行が適正であるか、財務に関する事務が、関係法令に準拠して処理されているか、また、基金につきましては、その設置目的に沿って適正かつ正確に運用されているか等について審査を行いました。
なお、審査につきましては、関係職員の出席を求めて、説明を聴取するとともに、証憑書類及び諸帳簿等を調査し、また例月出納検査、また定期監査等の結果も参考にして、そして、市民に代わりまして、「行政サービス」が適法であるかどうか、効率性、有効性の観点から、「最小の経費で最大の効果」が上がっているかを基本に審査をいたしました。
次に、「審査の結果」ですが、審査に付された一般会計及び特別会計の歳入歳出決算書、事項別明細書、実質収支及び財産に関する調書、並びに基金運用状況の報告書は、いずれも関係法令に基づいて調製されており、その計数に誤りがないこと、また予算の執行もおおむね適正に処理されておりました。
なお、本市の厳しい財政状況を考慮すると、なお一層の効果的、効率的な行財政改革が望まれます。
次に、「決算の概要」と「審査意見」ですが、「決算の概要」では、歳入歳出決算額について、「審査意見」は、決算審査の趣旨から「未収金の徴収」と「不納欠損処分」に関する意見が大半となりますので、一般会計のみ「決算の概要」を説明させていただき、特別会計、住宅資金・国民健康保険・後期高齢者医療・介護保険の4会計につきましては、審査意見を中心に説明をさせていただきます。
それでは、決算の概要について説明をいたします。
審査意見書2ページ、3ページを御覧ください。
令和元年度一般会計及び特別会計の決算額の合計は、歳入が351億6,431万1,350円、歳出では346億210万8,378円で、差引き形式収支は、5億6,220万2,972円となっており、翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支額は、4億3,353万3,972円の黒字となっております。
次に、一般会計の決算額は、歳入が250億5,470万3,661円、歳出では245億7,489万2,198円で、差引き形式収支額は、4億7,981万1,463円となっており、翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支額は、3億5,114万2,463円の黒字となっております。
次に、特別会計では、歳入が101億960万7,689円で、歳出は100億2,721万6,180円で、差引き形式収支は、8,239万1,509円となっており、翌年度へ繰り越すべき財源がないことから、実質収支額は、同額が黒字となっております。
次に、3ページ、普通会計の財源別歳入の内訳です。
歳入決算額は、248億5,338万8,000円で、このうち、自主財源、市税とか繰入金等でございます。これが92億2,466万1,000円、依存財源、これは地方交付税とか国・県支出金でございますが、156億2,872万7,000円となっております。また、経常的収入は、172億4,381万3,000円で、そのうち、経常一般財源収入は138億7,882万8,000円で、その主なものは市税と地方交付税となっております。
次に、4ページを御覧ください。
普通会計の性質別の歳出の内訳は、表のとおりとなっておりますが、歳出決算額は、243億7,357万7,000円で、このうち、人件費とか物件費などの消費的経費は、149億7,187万5,000円となっております。また、普通建設事業費などの投資的経費は、42億4,891万円、その他経費は、公債費、積立金、繰出金などでございますが、51億5,279万2,000円となっております。また、人件費、扶助費、公債費などの経常経費に、市税、地方交付税、地方譲与税などの経常一般財源収入がどの程度充当されているかを見る経常収支比率は96%で、その主なものは、人件費とか補助費等であります。
次に、5ページを御覧ください。
5ページは、財政構造を表す4つの指数についての推移を表にしております。
実質公債費比率、将来負担比率については、先ほど説明をしましたので省きますが、当年度の財政力指数は0.454で、前年度に比べますと0.019ポイント改善をしております。この財政力指数は、地方公共団体の財政上の能力を示す指数で「1」に近いほど財政力が強いと見ることができます。
次に、経常収支比率は、財政構造の硬直度や弾力性を示す指数で、当年度は95%となっております。また、前年度に比べますと1ポイント悪くなっております。この要因としては、歳出では人件費や公債費の償還が減となっておりますが、歳入では市税や臨時財政対策債の減等が要因で悪くなっております。
次に、6ページを御覧ください。
令和元年度末の地方債の残高です。一般会計は190億8,151万3,000円、前年度末と比較をしますと4億6,417万6,000円増加しております。特別会計では、1,310万円で、一般会計と特別会計合わせますと、地方債の総残高は190億9,461万3,000円で、4億6,553万3,000円、前年度に比べますと増えております。
次に、一般会計の市債の発行額ですけれども、23億6,541万8,000円で、元金の償還額は19億124万2,000円となっております。また、特別会計の市債発行額は240万円で、元金償還額は104万3,000円となっております。
次に、7ページ、一般会計に係る債務負担行為の当年度末現在高は、5,440万2,000円で、前年度に比べますと14億6,633万8,000円減少しております。この要因は、清掃センター基幹的設備改良工事等の減によるものでございます。
次に、8ページを御覧ください。
一般会計の決算額については、2ページ、3ページで説明をしましたが、前年度と比較をすると、歳入総額では8億1,600万2,190円の増、歳出総額につきましても10億1,175万2,835円の増、差引き形式収支額は1億9,575万645円の減となっており、翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支額は、1億6,529万9,645円の減となっております。
次に、歳入の決算状況は、表のとおりでございます。
調定額に対する収入率は98.61%、また、予算現額に対する収入減の主な要因は、翌年度繰越事業に係る未収入特定財源、市債や国・県支出金等であります。また、収入未済額は3億4,301万3,675円、また、不納欠損額は1,036万8,185円となっております。
続いて、9ページを御覧ください。
歳入決算額の款別内訳と前年度との比較を表にしております。
歳入決算額に占める構成比ですけれども、地方交付税が一番多く、76億6,914万2,000円で、30.61%を全体から占めております。続いて、市税が56億3,125万5,575円で、22.48%、以下、国庫支出金、市債、繰入金等となっております。また、前年度に比べて、増加額が大きいもの、増えているものは、市債でございます。5億1,988万8,000円の増、この要因は、清掃センター基幹的改良事業、また小中学校空調設備整備により増えております。次に、国庫支出金の増は、4億4,658万9,268円で、これは清掃センター基幹的改良事業の補助、景観まちづくり刷新モデル事業補助及び学校空調設備整備補助の増であります。
次に、地方交付税は3億2,917万7,000円の増で、これは個人市民税が減になったことにより、基準財政収入額が減となったことにより、地方交付税が増えております。逆に、減少額の大きいものは、市税で4億4,230万4,439円の減、これは個人市民税の減であります。
次に、繰入金の減は1億2,432万7,584円の減で、要因は財政調整基金の繰入金、また公共施設整備基金繰入金の減によるものでございます。
次に、自動車取得税交付金の5,910万7,090円の減は、令和元年10月1日以降、自動車取得税が廃止され、環境性能割が導入されたためでございます。
次、20ページを御覧ください。
歳出決算額は、表のとおりで、予算現額に対する執行率は90.82%となっております。また、翌年度繰越額は、16億3,565万9,000円で、前年度に比べますと1億1,774万5,000円増加しております。この翌年度繰越額につきましては、地方自治法第213条に基づき調製されており、議会に報告されているとおりでございます。
また、不用額ですけれども、8億4,883万8,802円で、前年度に比べますと4,793万165円の増となっております。この不用額の主なものは、教育費の教育総務費、主に学校教育総務費の工事請負費の不用額でございます。また、総務費の総務管理費などでございます。
次に、歳出決算額の款別の内訳と前年度の比較は表のとおりでございます。
歳出決算額に占める款別の構成比で一番多いのは民生費であります。59億6,414万5,126円で、全体の24.27%を占めております。続いて多いのが、教育費でございます。35億8,152万7,689円で、全体の14.57%を占めております。以下、衛生費等の順になっております。
また、前年度に比べて、歳出決算額が増えているものは、教育費でございます。要因は学校の大規模改修や普通教室への空調設備整備等により、7億5,216万6,172円の増、衛生費は清掃センター基幹的設備改良事業により、4億2,057万9,060円の増となっております。逆に、歳出決算額が減少しているのは、公債費であります。市債の償還元金及び利子の減少により、4億2,008万944円の減、また民生費は、たき認定こども園新築工事完了により、1億3,636万456円の減となっております。
続いて、飛びまして30ページを御覧ください。
財産に関する調書でございます。
土地の当年度末の現在高は、1,002万1,674平方メートルで、前年度に比べますと3,590平米増えております。これは、観光駐車場、郡家の用地購入等により増えております。
次に、建物の現在高は、27万3,667平米で、816平米減少しております。山林は、所有と分収を合わせた面積が821万3,041平米で、233平米の増加、立木の推定蓄積量は、5万190立方メートルで、224立方メートル減少しております。
続きまして、31ページ、出資による権利でございます。これは前年度と変わりなく、19件で1億8,885万4,000円となっております。
続きまして、物品は、車両とその他100万円以上の物品で、一般会計と特別会計含めて、前年度に比べて、1点増加し、541点となっております。
次に、車両の保有台数ですけれども、3台減少して251台、その他の物品は290件となっております。
続いて、32ページ、債権です。
一般会計の債権の現在高は、9億4,898万4,000円で、前年度末に比べますと119万5,000円増加しております。内訳は、西日本旅客鉄道株式会社貸付金が9億866万6,000円、ふるさと創生奨学金の貸付金が551万8,000円、酒井貞子看護師等人材育成貸付金が3,480万円となっております。また、特別会計における債権は、3,890万6,000円で、住宅資金特別会計における住宅新築資金等貸付金で、前年度に比べますと249万9,000円減少しております。
次に、基金の状況です。
当年度末の基金の総額は、一般会計と特別会計を合わせて、基金は51億6,054万6,630円となって、前年度末に比べますと8億2,002万4,951円減額をしております。内訳は、一般会計が43億820万7,090円で、6億2,663万7,276円減少しております。また、特別会計ですけれども、8億5,233万9,540円で、これは1億8,585万1,238円増加しております。また、出納整理期間内の増減ですけれども、一般会計では、1億9,955万8,572円の増、特別会計では、4,671万396円の増となっております。
続きまして、33ページ、土地開発基金の運用状況です。
この基金は、地方自治法第241条第5項に規定されている、特定の目的のために、定額の資金を運用するための基金です。運用状況について、基金運用状況報告書により審査を行いました。当年度末の現在高は、前年度と変わりなく1億4,000万円でございます。それの運用収入、預金利子は、1万4,050円となっており、一般会計に土地開発基金利子として、収納されております。
以上が、一般会計の決算の概要でございます。
それでは、34ページ、一般会計に係る「審査意見」でございます。
まず、1点目は、「未収金の徴収」でございます。
未収金の状況につきましては、35ページ、36ページに表にしておりますので御確認ください。
令和元年度末の一般会計における未収金の総額ですけれども、3億4,301万3,675円で、前年度に比べますと1,461万688円減少しております。このうち、市税の未収金の総額は、2億8,030万4,902円で、前年度に比べますと847万4,624円増えております。内訳は、市民税が7,781万5,375円、固定資産税が1億9,689万4,834円、軽自動車税は559万4,693円となっており、一般会計の未収金総額の81.72%を占めております。前年度は76%となっておりますので、前年度に比べますと増えております。市税の現年課税分の未収金総額は、6,241万9,184円で、前年度に比べますと615万3,965円の増加、滞納繰越し分の未収金総額は、2億1,788万5,718円で、232万659円増加しております。また、徴収率でございますけれども、現年課税分は、98.89%で0.18ポイント悪化、滞納繰越し分も18.38%で1.82ポイント悪化しております。したがいまして、税の公平性の観点からも、早期の対応と粘り強い取組により、未収金の減少と徴収率の向上に努められたい。
次に、その他の主な未収金としては、保育所の保育料、市営住宅使用料、給食事業収入があります。
まず、保育所の保育料の未収金総額は、1,044万8,250円で、前年度に比べますと101万6,510円減少しております。徴収率は、現年度分が99.43%、0.21ポイント改善されております。また、滞納繰越し分の徴収率も、5.03%で1.04ポイント改善されております。
次に、市営住宅の使用料の未収金総額は、2,828万8,520円で、548万7,054円減少しております。徴収率は現年分が97.22%で0.63ポイント改善、滞納繰越し分は、13.69%で1.92ポイント改善しております。
次に、給食事業収入の未収金総額は、935万8,300円で、94万575円減少しておりますが、徴収率は、現年分が99.53%で0.05ポイント悪化、滞納繰越し分も、16.48%で6.87ポイント悪くなっております。
未収金の徴収については、納期内納付の奨励に一層努力され、新たな未納の発生の抑制に努め、特に高額な滞納者については、厳正に対応され、負担の公平性の観点からも、未収金の徴収確保と徴収率の改善に努めていただきたいと思います。
2点目は、不納欠損処分でございます。
37ページです。
一般会計における不納欠損処分は、市税、分担金及び負担金、使用料及び手数料、諸収入合わせ108人となっており、欠損額は、1,036万8,185円で、前年度に比べますと822万28円減少しております。内訳ですけれども、市税が、地方税法により89人で419万8,115円、分担金及び負担金、これは保育所保育料等です。これは地方自治法により4人で90万8,920円、使用料及び手数料、これは市営住宅使用料等でございます。地方自治法、丹波篠山市債権管理条例により12人で405万3,040円、諸収入、生活保護費返還費等は、民法また丹波篠山市債権管理条例により3人で120万8,110円の不納欠損となっております。
不納欠損処分は、法令等に基づき行われ、未収金の減少となりますが、これも公平性の観点から、債権の管理並びに徴収に万全を期し、不納欠損処分に至らないよう努めていただきたいと思います。
次に、26ページから28ページまでの「特別会計の決算の概要」につきましては、割愛をさせていただき、「特別会計に関する審査意見」として、「未収金」と「不納欠損処分」を会計ごとに説明をいたします。
39ページを御覧ください。
まず、住宅資金特別会計の貸付金の未償還金は、3,890万6,763円で、前年度に比べますと229万1,590円減少しております。令和2年度からは、特別会計を廃止して、一般会計へ移行しますが、引き続き未償還金の回収と納期内償還に一層の努力をされたい。
次に、貸付金の不納欠損処分ですけれども、丹波篠山市債権管理条例第9条第2号により1人、不納欠損額は98万411円となっております。
次に、国民健康保険税の未収金は、2億8,168万1,286円で、前年度に比べますと808万8,207円減少しておりますが、徴収率については、現年課税分は94.0%で0.6ポイント悪化、未収金も294万8,866円増えております。滞納繰越し分は17.9%で1.6ポイント改善し、1,103万7,073円減少しております。不納欠損処分は、地方税法に基づき50人で、不納欠損額は、575万2,821円で、469万5,223円減少しております。
次に、後期高齢者医療保険料の未収金は、674万6,120円で、15万5,809円増加しております。不納欠損処分は9人で、欠損額は41万1,286円で、3万2,126円減少しております。この不納欠損ですけれども、高齢者の医療の確保に関する法律において、後期高齢者医療保険料は、消滅時効が2年と短いことから、不納欠損に至らないよう、債権の管理に万全を期されたい。
次に、41ページ、介護保険料の未収金ですけれども、1,831万3,900円で、94万2,560円増加しております。また、不納欠損処分は115人で、不納欠損額は519万2,170円で、127万4,790円増加しております。介護保険法において、介護保険料は、消滅時効が2年と短期であることから、不納欠損に至らないよう、債権の管理に万全を期するよう努められたい。
最後に、未収金については、負担の公平性の観点から、回収に一層努力され、新たな未収金の発生防止に努めるよう、監査意見として強く求めるものでございます。また、不納欠損処分については、地方自治法、地方税法、また丹波篠山債権管理条例により処理されていますが、財源の確保や負担の公平性と行政の信頼性の確保の観点からも、不納欠損に至らないよう、債権の管理に万全を期されたい。
最後に、42ページ、一般会計と特別会計を合わせた「総括的審査意見」でございます。
6項目挙げております。まず、1点目は、「未収金」の徴収でございます。
令和元年度末の未収金は、一般会計が3億4,301万3,675円、特別会計では3億4,564万8,069円で、合わせますと未収金の総額です。6億8,866万1,744円で、前年度末の未収金の合計8億5,962万8,890円に比べますと、大きく1億7,096万7,146円減少しておりますけれども、この減少の主な要因は、
下水道事業会計が平成31年4月1日に特別会計から公営企業会計へ移行したことに伴う1億4,518万9,910円の減で、実質は2,577万7,236円の減となっております。
今後とも、公債権、私債権の適切な管理を図るとともに、行政経営部税務課や各債権所管と連携を図りながら、未収金の縮減に向けた取組を進められたい。また、滞納者の状況を把握して、納付指導を行い、市税等の未収金が多額なものについては、目標徴収率を設定するなど、積極的な取組を図ること。
2点目は、「不納欠損処分」でございます。
令和元年度の不納欠損額は、一般会計が1,036万8,185円、特別会計は1,233万6,688円、合わせますと2,270万4,873円となっており、前年度の不納欠損金4,444万8,065円に比べますと2,174万3,192円減少しておりますが、その要因ですけれども、
下水道事業会計が未収金と同様に特別会計から公営企業会計へ移行したことに伴う988万6,258円の減となっております。内訳は、一般会計が822万28円、特別会計は1,352万3,164円、共に減少しております。特別会計では、住宅資金貸付金が98万411円、国民健康保険税で575万2,821円、後期高齢者医療保険料で41万1,286円、介護保険料で519万2,170円の不納欠損処分が行われております。
不納欠損処分については、結果としては未収金の減少につながるため、今後も法令等の趣旨に沿って、引き続き厳正に運用し、不納欠損に至らないよう、債権の管理に万全を期されたい。
3点目は、「繰出金」でございます。
令和元年度の一般会計からの繰出金の一覧表は43ページに表にしております。御覧ください。
一般会計から特別会計、及び公営企業会計への繰出金の総額ですけれども、39億2,625万9,791円で、前年度と比べますと3,495万5,041円減少しております。その主な内訳ですけれども、
水道事業会計へは20億5,873万5,000円で、7,727万5,000円減少しております。次に、
下水道事業会計へは5億9,237万2,000円で、2,123万2,000円減少、しかしながら、介護保険特別会計が6億7,219万575円で、前年度に比べますと4,067万6,627円増加しております。要因は、保険給付費や低所得者保険料の軽減実施に伴う増となっております。
また、一般会計から繰出金の多くは、繰り出し基準に基づいて行われておりますが、前年度と比較をいたしますと、基準内繰り出しが8億5,140万8,932円減少し、基準外の繰り出しが8億1,645万3,891円増加しております。要因は、令和元年度から
下水道事業会計が地方公営企業法の適用に伴い、繰り出し基準の変更を行ったものでございます。繰出金の総額は一般会計の歳出決算額の16%、前年度が16.8%ですので、0.8ポイント減少しているものの、厳しい財政状況にあっては、一般会計にとって大きな負担となっております。特別会計・公営企業会計は、一般会計から区分して経理を行う会計であり、独立採算を原則とするものであることから、事務事業の見直しや歳入の確保を行い、財政運営の健全化に取り組まれたい。
続きまして、4点目です。多額な翌年度繰越額・不用額についてでございます。44ページの表のとおりです。
令和元年度の一般会計の翌年度への繰越額は、16億3,569万9,000円、不用額は8億4,883万9,000円、合わせますと24億8,449万8,000円となっており、予算現額の9.2%、前年度が9%を占めております。特に、不用額については表のとおり、平成26年度から比率が高くなっております。また、翌年度繰越額は、前年度と比べますと1億1,774万5,000円増えております。このことから、多額な翌年度繰越額、不用額は、事業の計画的、効率的な執行や財源の配分に影響を与え、予算の柔軟な編成を妨げる要因になると考えられます。国の制度変更や災害等に伴うもの以外は、市民ニーズを十分に把握した上で、適正な事業量を算定し、施策及び事業のプライオリティー(優先度)や必要性について、十分検討を行うことは当然ではございますが、当初予算に計上しているにもかかわらず不執行の事業があることから、実行可能な予算を計上し、限られた財源を効率的かつ効果的に活用するため、早期の事業執行や四半期ごとの進行管理の徹底を図り、入札残等により早期に不用額が確定した場合においては、予算の補正を行うなど、効果的な年度予算の執行に努められたい。
5点目は、「自主財源の確保」です。
自主財源の確保については、
篠山再生計画行財政改革編により、平成20年度から行われておりますが、施設使用料全般においては、平成11年度の合併以降、改定がされていない状況にあります。公共施設等総合管理計画において維持管理、整備に約1,399億7,000万円、年にしますと平均35億円の費用が必要になると試算されており、公共施設の適正な維持管理は重要な課題となっております。また、令和元年10月に消費税率が10%に改定されましたが、今後、施設の実態に応じた使用料の見直しについて、検討をする必要があります。使用料の見直しについては、昨年度の決算審査においても同様に意見を提出しておりますが、原価計算と需要見通しを的確に行うとともに、当該施設を「利用する市民」また「利用しない市民」双方が理解できる受益者負担割合となるよう、近隣市町の使用料も参考にした金額設定について検討をしていただきたいと思います。
6点目は、「土地の借地料」でございます。
令和元年度一般会計及び特別会計における土地の借地料は、1,333万7,867円、面積は9万3,661.14平米、件数は45件が支出されております。一般的には、土地の使用目的に応じて一時使用や臨時的に使用する場合は、当然借地となります。また、公共施設用地等長期的な使用を行うものについては、当然取得するべきであると考えます。つきましては、将来にわたり借地料を支払い続けることについて、その費用対効果を十分検討し、借地している土地の購入等について、検討をしていただきたいと思います。
続きまして、丹波篠山市公営企業会計(
水道事業会計、
下水道事業会計、農業共済事業会計)の決算審査意見書を報告させていただきます。
45ページでございます。
なお、下水道会計につきましては、先ほど説明しましたとおり、平成31年4月1日より特別会計から公営企業へ移行しております。また、この3件の会計につきましても、主に「審査の方法」と「審査の結果」と「審査意見」について、説明をさせていただきます。
まず、「審査の方法」ですが、各会計の決算審査に当たっては、市長から提出された決算書及び決算附属書類が、関係法令の諸規定に従って作成され、関係書類の計数と合致しているかを確認し、併せて、決算諸帳簿及び証拠書類との照合、例月出納検査の結果を参考に、関係職員の説明を求めて、本事業の経営成績及び財政状態を適正に表示しているかを検討した。また、事業の運営が、企業の経済性を発揮するとともに、公共の福祉の増進をするよう行われているかについて、審査を行いました。
次に、「審査の結果」でございますが、決算書、決算附属書類及び財務諸表は、いずれも地方公営企業法、その他関係法令に準拠して作成されており、令和元年度末の財政状態と、当該事業年度の経営成績を適正に表示されており、また、経営も努力され、予算執行もおおむね適正に処理されていることを認めました。
46ページを御覧ください。
令和元年度の
水道事業会計における業務実績は、表のとおりでございます。給水件数は1万8,675件で、前年度に比べますと81件増加しておりますが、給水人口は4万982人で490人減少しております。年間総配水量は、477万4,080立米で、15万226立米減少しております。また、給水される水量が、どの程度収益につながっているかを表す有収率は、86.5%で0.83ポイント上昇しております。
続きまして、47ページ、水道事業収益は、23億2,998万7,130円で、予算現額に対する収入率は99%、水道事業費用は、20億5,326万8,390円で、予算額に対する執行率は93.5%、不用額が1億4,186万2,610円となっております。
48ページ、資本的収入は1億2,701万3,156円、予算額に対する収入率は50.2%、資本的支出は9億6,229万6,711円で、差引き不足する額8億3,528万3,555円は、過年度分及び当年度分損益勘定留保資金等で補填されており、予算額に対する執行率は84.5%となっており、繰越額が1億7,436万3,000円、不用額が155万4,289円となっております。
次に、49ページ、経営成績でございます。
当年度の営業収益は、12億633万5,155円で、営業費用は、17億4,660万2,016円で、差引き営業損益は5億4,026万6,861円の赤字であり、これに営業外収益、営業外費用を差引きした経常利益は、2億5,956万8,055円の黒字となっております。これに、特別利益、特別損失を加減した2億6,020万9,546円が当年度純利益として計上されております。それに当年度純利益に、前年度繰越利益剰余金及びその他未
処分利益剰余金変動額を加えた当年度未
処分利益剰余金は、6億112万7,090円となっており、本日この未
処分利益剰余金の処分について、決定がされたところでございます。
次に、50ページを御覧ください。
供給単価と給水原価でございます。供給単価は、1立方メートル当たり283円で、前年度に比べますと50銭下がっております。また、給水原価は、376円20銭で、1円40銭上がっています。そして、供給単価の給水原価に占める回収率は75.2%で、前年度に比べますと0.4ポイント下がっております。また、この回収率の類似団体の平均値は102.7%となっており、本市は、回収率は大きく平均から下回っておるというような状況です。
次に、財政状態は、51、52ページです。
資産の合計は、258億4,615万5,269円になっております。また、負債と資本の合計は同額の258億4,615万5,269円で、前年度に比べますと8億2,751万2,760円の減少となっております。
次に、53、54ページ、水道事業の財務分析でございます。
企業の健全性、収益性を示す構成比率、財務比率、収益率は表のとおりとなっております。構成比率は、固定資産、固定負債、自己資本構成比率があり、これらの比率から見ますと、資本は固定化の傾向になって、企業債の返済負担が高く、財政状態が不安定となっております。
次に、財務比率のうち、固定比率が高水準で推移していることから、企業債に大きく依存して、固定資産を調達していることから、今後も計画的に、建設改良を実施する必要があります。また、当座比率が前年度に比べて大きく低下しているのは、9億円を一般会計への短期貸付による現金預金の減となっております。
次に、収益率のうち、総収支比率及び経常収支比率は、100%を超えているため、単年度黒字であることを示しておりますが、営業収支比率については、100%を下回っており、営業費用を営業収益で賄えていないため、経営成績はかなり厳しい状況にあると言えます。
次に、「審査意見」でございます。55ページです。
まず1点目は、「経営の安定化」であります。
令和元年度の給水原価は376円20銭で、類団の平均の204円50銭を大きく上回っております。また、収益性を見る回収率は75.2%と、前年度に比べますと0.4ポイント減少しております。このことは、給水に係る費用を収益で賄えていない傾向が続いており、減価償却費や企業債の支払い利息が多額になっていることが要因であります。このような厳しい状況の中、平成29年2月に策定されました「篠山市水道事業経営戦略」の着実な進行管理により、引き続き資金の確保や、施設の統廃合などによる経費の削減を実施し、経営の安定化に努められたい。
2点目は、「有収率の向上」であります。
有収率の向上につきましては、配水流量の監視や、漏水箇所への速やかな対処などを行って、0.83ポイント改善し、86.5%となっておりますが、類団の平均の有収率86.7%を下回っておる状況にあります。したがって、今後も引き続き、漏水箇所の早期発見に加え、計画的な老朽管の布設替え等、有収率の向上に取り組まれたい。
3点目は、「未収金の徴収」であります。
令和元年度末の水道料金の未収金ですけれども、4,491万1,694円で、前年度に比べますと2,230万5,169円減少しております。内訳は、現年度分が2,479万1,375円、前年度に比べますと2,053万2,961円減少、過年度分は2,012万319円で、177万2,208円減少しております。また、収納率は、96.64%で1.64ポイント上昇しております。今後も人口の減少により、水需要の減少が想定されることから、効率的な事業経営を目指すとともに、特に、高額や長期の滞納者については、徴収を強化し、未収金の縮減に努められたい。
4点目は、「不納欠損処分」でございます。
56ページの表のとおりでございます。
不納欠損額は、13万7,093円で、民法第939条によるものが3人、丹波篠山市債権管理条例第9条第1号によるものが2人、同条第4号によるものが3人、同条第5号によるものが1人で、合計9人40件となっております。平成30年度に続いて、民法、丹波篠山市債権管理条例第9条の規定に基づき債権放棄されておりますが、引き続き債権の管理に万全を期して、放棄することのないよう努められたい。
続きまして、57ページ、
下水道事業会計です。
業務実績は表のとおりとなっておりまして、処理区域内の人口ですけれども、3万8,662人で、前年度に比べますと430人減少して、普及率は95.79%となっております。また、接続人口は3万6,875人で、水洗化率は95.38%となっております。また、年間総処理水量は408万4,000立方メートルで、年間有収水量は374万9,000立方メートルとなっております。また、有収率は、91.78%で0.46ポイント上昇しております。なお、本市の普及率、水洗化率、有収率については、この3件については全て類団の平均を上回っております。
58ページ、下水道事業収益は32億3,636万1,893円で、予算現額に対する収入率は99.9%、下水道事業費用は30億8,243万1,160円で、予算に対する執行率は98.3%、不用額が5,327万5,840円となっております。
続いて、59ページ、資本的収入は7億5,288万9,840円、予算に対する収入率は87.3%、資本的支出は20億7,203万6,205円で、予算に対する執行率は94.8%、繰越額は1億1,268万9,000円、不用額は22万1,795円となっております。
資本的収入額が資本的支出額に不足する額13億1,914万6,365円は、当年度分損益勘定留保資金、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額及び引継金で補填されております。
続きまして、60ページ、経営成績です。
営業収益は、5億7,692万8,467円、営業費用は、26億2,084万9,792円、差引き営業損益20億4,392万1,325円の赤字で、これに営業外収益、営業外費用を差引きした経常利益は、1億5,338万6,169円の黒字となっており、これに、特別損失を差引きした1億5,050万1,530円が当年度分の純利益、未
処分利益剰余金として計上されております。この未
処分利益剰余金についても、本日処分が決定されたとおりでございます。
次に、63ページ、財政状態です。
資産の合計は、461億473万4,032円、負債の合計は412億21万8,917円、資本の合計は49億411万5,115円となっております。
続きまして、64ページ、下水道事業の財務分析です。
経営状況について、健全性、効率性を示す財務比率は表のとおりとなっております。健全性のうち、経常収支比率は105.1%で、100%を超えているため、単年度黒字であることを示しております。また、固定資産に対する長期資本比率は103.5%で、100%を超えていることから、固定資産に対して過大投資が行われております。
次に、経費回収率は25.6%、使用料単価150円40銭を基準とした場合、汚水処理原価が588円40銭で、汚水処理に要する原価のほうが438円と大きく上回っております。このことは、汚水処理に係る費用が使用料以外の収入より賄われていることを意味するため、適正な使用料収入の確保と汚水処理の削減が必要であります。
最後に、下水道事業における「審査意見」、65ページでございます。
まず1点目は、「未収金の徴収」であります。
下水道事業、公共下水道事業、特定環境保全公共下水道事業、農業集落排水事業及びコミュニティプラント事業における未収金、受益者負担金、分担金と下水道の使用料の状況は、表のとおりでございます。
まず、受益者負担金・分担金の未収金の総額は199万9,340円で、前年度に比べますと190万6,397円減少しております。内訳は、公共下水道事業で146万3,840円、114万4,097円の減少、特定環境保全公共下水道事業はゼロ円で、前年度に比べますと76万2,300円減少、農業集落排水事業は53万5,500円で、前年度と同額となっております。
次に、下水道の使用料の未収金総額は、6,783万7,956円で、前年度に比べますと305万783円増加しております。この増加の主な要因は、コミュニティプラント事業が一般会計から公営企業会計へ移行したことによるものでございます。内訳は、公共下水道事業で4,062万3,448円、15万1,413円の減少、特定環境保全公共下水道事業は1,673万4,253円で、23万450円の増加、農業集落排水事業は729万9,356円で、20万9,157円の減少、コミュニティプラント事業は318万899円となっております。
下水道の使用料は、各事業の運営において根幹をなすものであることから、今後とも適切な管理の下、未収金の早期回収に一層の努力をされたい。また、受益者負担金、分担金については、供用開始後、既に15年以上が経過していることから、適切な債権管理に努められたい。
2点目は、「不納欠損処分」であります。
処分額は、8,639円、前年度に比べ10万3,065円減少しております。今後とも不納欠損に至らないよう、債権の管理に万全を期されたい。
3点目は、「水洗化の促進」であります。
令和元年度末の水洗化率は公共下水道処理区域2地区では97.5%、特定環境保全公共下水道処理区域8地区では92.1%、農業集落排水処理区域14地区では92.4%となっております。水洗化率の促進については、市の平均水洗化率95.3%と総合計画の目標数値94.9%を上回っているものの、処理区域によっては80%前半のところがあることから、引き続き下水道への接続促進、及び啓発活動に取り組まれたい。
最後になりましたが、農業共済事業について、報告をさせていただきます。
68ページです。
令和元年度の引受戸数ですけれども、2,459戸で、前年度に比べますと642戸減少しております。内訳ですけれども、家畜共済が33戸増加、しかし農作物共済が656戸、畑作共済が19戸減少しております。
続きまして、69、70ページを御覧ください。
経営成績です。営業収益は7,259万1,385円、営業費用は7,841万9,857円で、差引き営業損失は582万8,470円の赤字となっております。これに営業外収益、営業外費用、特別利益、特別損失を加減した当年度の純損失は、288万9,984円となっております。
次に、共済金の支払い状況は、2,896万6,413円で、前年度より、全体的には減少しておりますが、その要因としては、自然災害が少なかったため、畑作共済事業が減っております。
最後に、71ページ、「審査意見」です。
令和元年度水稲共済掛金、賦課金の未収金は22件で、4万2,120円で、前年度に比べますと16件減少し、金額は17万2,970円減少しております。
本市の農業共済事業は、令和2年度から兵庫県農業共済組合に一本化され、令和元年度の収入未済額は同共済組合に債権譲渡されたことから、適切な未収金の徴収についても併せて引継ぎをお願いしたいと思います。
以上で、長くなりましたが、令和元年度決算審査報告とさせていただきますが、これは最後にちょっと私のほうから説明をしたいと思うんですけれども、地方自治法等の1号の改正によりまして、各地方公共団体の監査委員は、監査基準を定め、監査・検査・審査を行わなければならないということになったため、令和2年4月1日に丹波篠山市監査基準を作成しました。これは、既に3月の議会で報告があったとおりでございます。その理由は、やっぱり監査の結果の信頼性を高めるためが主でございます。したがって、令和2年度からは、丹波篠山市監査基準に基づきまして、監査を行っていきたいというふうに思っています。
それとまた、今年度初めて随時監査を行いましたが、必要によっては、これからは随時監査を定期監査、決算審査、例月出納検査に加えまして、必要があらば、随時監査も行っていきたいというふうに考えておりますので、どうかよろしくお願いいたします。
以上で、令和元年度の決算審査報告とさせていただきます。
○議長(森本富夫君) 畑
代表監査委員の審査報告は終わりました。
ここで、暫時休憩をいたします。
再開を、午後1時45分といたします。
午後 0時45分 休憩
午後 1時45分 再開
○議長(森本富夫君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
認定第1号から認定第8号までの8件の提案理由の説明を求めます。
酒井市長。
○市長(酒井隆明君)(登壇) それでは、ただいま御上程いただきました認定第1号から第8号に関わります令和元
年度丹波篠山市一般会計並びに特別会計、公営企業会計の決算については、地方自治法第233条第3項の規定に基づき、議会の認定をお願いするものであり、その概要を説明させていただきます。
先ほど監査委員さんから詳しく監査報告をいただきましたので、要点のみ申し上げます。
まず、認定第1号 令和元
年度丹波篠山市一般会計の歳入歳出決算認定については、一般会計の歳入決算額は250億5,470万円、歳出決算額は245億7,489万円、差引き4億7,981万円となり、翌年度ヘ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支額は、3億5,114万円となっています。
次に、令和元年度決算から、本市の財政構造について説明をいたします。
まず、財政の硬直度や弾力性を示す経常収支比率は、前年度に比べ1%上昇し95.0%となりました。財政健全化の指数となる実質公債費比率は1.6%改善し、17.2%となりました。
篠山再生計画に基づき、財政の健全化に取り組んできたことから、このたびこの実質公債比率の制度ができてから初めて18%を下回りました。このことにより、地方債発行における兵庫県知事の許可が不要になります。将来負担比率は16.9%改善し、160.1%となり、11年連続で改善してきています。
また、一般会計の市債残高は、令和元年度末で190億8,151万円となっており、対前年度比、率にして2.5%の増となっています。合併特例債事業など市債残高が減少する一方で、学校教育施設の空調整備や清掃センターの基幹的改良工事などによるのが増加の要因となっています。
次に、財政調整基金の残高は、出納整理期間後で15億1,677万円となっています。
引き続き、認定第2号から第8号までの特別会計並びに公営企業会計の決算の概要について報告いたします。
まず、認定第2号 住宅資金特別会計については、歳入歳出ともに2,785万円の決算となっています。
なお、住宅資金特別会計は、同和対策事業の一環として、住宅環境の改善を目的とした住宅の新築及び改修資金の貸付業務に伴う地方債の償還が終了したために、令和元年度で特別会計が廃止となりました。
次に、認定第3号 国民健康保険特別会計は、事業勘定については、歳入46億5,126万円、歳出46億2,314万円で、差引き2,812万円となっています。東雲、後川、草山、今田の市内4か所の市立診療所の運営に係る直営診療所勘定は、歳入2億2,169万円、歳出2億2,115万円で、差引き54万円となりました。
次に、認定第4号 後期高齢者医療特別会計は、歳入6億7,270万円、歳出6億5,962万円で、差引き1,308万円となっています。
次に、認定第5号 介護保険特別会計については、介護保険事業勘定は、歳入45億2,626万円、歳出44億8,561万円で、差引き4,065万円となっています。介護サービス事業勘定は、歳入歳出ともに985万円となっており、歳入は全額が一般会計繰入金で、歳出は全額が介護予防サービス事業費となっています。
次に、認定第6号 農業共済事業会計については、農業共済事業会計決算額は、収入7,801万円、支出8,090万円、当年度純損失は289万円となっています。令和2年4月1日から、兵庫県内の各市町が行っていた農業共済事業を県下1本の組織に統合されたことにより、農業共済事業会計も廃止となりました。
次に、認定第7号
水道事業会計については、
水道事業会計の収益的収支は、収入総額23億2,999万円、支出総額20億5,327万円となり、差引き収支額は2億7,672万円となっています。
次に、認定第8号
下水道事業会計は、令和元年度より地方公営企業法を適用し初めての決算となりました。収益的収支は、収入総額32億3,636万円、支出総額30億8,243万円となり、差引き収支額は1億5,393万円となっています。
以上、令和元年度一般会計並びに特別会計、公営企業会計決算の概要の報告とさせていただきます。
決算認定については、予算決算委員会に付託され、各事務事業について個別に審査をいただくことになっています。
どうか慎重なる御審査をいただきまして、認定をいただきますようにお願いし、提案説明といたします。
○議長(森本富夫君) 酒井市長の説明が終わりました。
これから一括して質疑を行いますが、本案につきましては、監査委員を除く予算決算委員会に付託することにしたいと思います。
したがいまして、説明に対する総括的な質疑をお願いします。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
お諮りします。
ただいま議題となっております認定第1号から認定第8号までの8件については、監査委員を除く予算決算委員会に付託することにしたいと思います。
御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 異議なしと認めます。
認定第1号から認定第8号までの8件は、監査委員を除く予算決算委員会に付託することに決定しました。
◎日程第30 諮問第2号
人権擁護委員候補者の推薦について
○議長(森本富夫君) 日程第30.諮問第2号
人権擁護委員候補者の推薦についてを議題とします。
酒井市長の説明を求めます。
酒井市長。
○市長(酒井隆明君)(登壇) それでは、ただいま御上程いただきました諮問第2号
人権擁護委員候補者の推薦について提案理由を申し上げます。
人権擁護委員は、市長の推薦により法務大臣が委嘱するもので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めることになっています。任期は3年、主な任務は市民からの人権相談への対応、法務局と協力しての人権審判事件への対応、人権尊重思想の普及啓発活動などとなっています。
このたびの人権擁護委員の推薦については、現在、人権擁護委員として活躍をいただいている佐々木幹夫さん、畑 善継さん、宮本芙美子さん、滿仲諦堂さん、川端令子さん、小林和子さん、酒井勝彦さんが、令和3年3月31日をもって任期満了となります。また同じく、岸田忠義さんが令和3年6月30日をもって任期満了となります。この8人のうち、川端さん、小林さん、酒井さんは、今回の任期満了に伴って退任の意思を示されたために、後任として、小林初美さん、細見 悟さん、塚本一男さんに次期委員として御活躍をいただきたいと考えています。他の5人の方は、引き続き再任をいただき、御活躍をいただきたいと考えています。
それでは、それぞれの皆さんを紹介し、人権擁護委員として推薦をさせていただきたいと思います。
佐々木幹夫さんは、昭和46年から兵庫県職員として、丹波健康福祉事務所、川西こども家庭センター丹波分室等で勤務され、平成25年、兵庫県を退職されました。在職中は、主に福祉部門での勤務が長く、知的障害福祉司、児童福祉司として21年間勤務、その間、生活保護の相談や児童虐待など、多くの事案にも対応されました。その後、平成28年4月からは福住まちづくり協議会会長、福住地区自治会長会会長として、地域の中で御活躍をいただき、平成27年4月1日から人権擁護委員に御就任をいただき、現在2期目となっています。
畑 善継さんは、昭和54年から川西市立小学校の教諭として採用され、平成9年からは丹波篠山市内の小学校において教諭として勤務されました。教頭、校長を歴任され、平成27年に大芋小学校長を最後に退職されました。教員時代には、人権・同和教育副読本「友だち」の編集に携わるなど、学校教育における人権・同和教育の推進に尽力されました。平成27年4月からは丹波篠山市人権・同和教育研究協議会の事務局長を務められています。平成30年4月1日から人権擁護委員に御就任をいただき、現在は1期目となります。
宮本芙美子さんは、昭和54年に丹南町役場に入職、平成20年に退職されるまでの間、保育所、丹南児童館、隣保館、篠山市人権推進部指導啓発課などで勤務されました。その後、平成22年からは古市ふれあい館の館長として4年間勤務、特に、隣保館では、通算15年間勤務されており、その間、地域住民の相談窓口として、人権課題の解決や生活相談など多様な活躍をされ、また、人権講座等の企画運営に御尽力をいただきました。平成27年4月1日から御就任をいただき、現在2期目となっています。
滿仲諦堂さんは、平成5年から10年間、浄土宗宗務庁に勤務されました。平成7年からは丹波篠山市八上上の阿弥陀寺の住職として務められています。住職としても、地域住民の様々な問題や悩み事に対し、寄り添うように相談に応じられたり、また、人権研修会にも積極的に参加され、自己研さんを積まれています。平成30年4月1日から御就任をいただき、現在1期目となります。
岸田忠義さんは、昭和45年から尼崎市立の小学校の教諭として採用され、昭和62年からは三田市立の小学校において教諭として勤められました。教頭、校長を歴任され、平成19年、三田市立三輪小学校長を最後に退職をされました。その後は、三田市教育委員会において指導主事として4年間勤められ、特に障がい児教育における相談員として活躍をされました。平成24年4月1日から人権擁護委員として御就任をいただいており、3期目となっています。
小林初美さんは、昭和51年、篠山養護学校に採用され、主に市内を中心に小学校教諭として勤務をされました。平成26年、篠山小学校を最後に退職されるまでの間、多くを障がい児教育に取り組んでこられました。今後は、子どもたちを取り巻く様々な課題に、人権問題を核として啓発活動を取り組んでいただきます。
細見 悟さんは、昭和49年から宝塚市立西谷中学校に採用され、昭和59年に篠山中学校を経て、丹波教育事務所主任指導主事として勤務。平成15年からは城南小学校長など市内の小学校長を歴任、平成24年3月に篠山小学校長を最後に退職されました。現在は地域において西紀中学校運営協議会委員、西紀ライオンズクラブ、市の人権・同和教育研究協議会副会長などを務められ、人権教育や人権啓発活動に御尽力をいただいています。
塚本一男さんは、昭和56年、県立上野ヶ原養護学校に採用され、昭和60年には福住小学校に勤務、県立但馬やまびこの郷研修員を経て、平成21年、畑小学校教頭、平成25年からは城東小学校長など市内小学校長を歴任され、平成31年、西紀小学校長を最後に退職されました。現在は、兵庫県学校厚生会丹波支部に勤務されています。地域では主任児童委員、丹南中学校運営協議会委員、丹波篠山市部落史研究委員会会長を務められています。教職員の時代から人権・同和教育の実践研究に深く関わられ、市内外の人権に係る講演会の講師としても活躍をされています。
以上の8名の候補者は、人権啓発活動、人権相談業務等に御活躍が期待され、これまでからの人権課題にも造詣が深く、今後の活躍がますます期待される方で、
人権擁護委員候補者として適任であると考えます。
どうか御審議をいただきまして、御同意を賜りますよう提案いたします。
以上です。
○議長(森本富夫君) 酒井市長の説明が終わりました。
質疑があれば、発言を許します。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これから、諮問第2号を採決します。
諮問第2号に記載の方々は、
人権擁護委員候補者として適任であるとの意見を付すことに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(森本富夫君) 起立全員です。
したがって、諮問第2号に記載の方々は、
人権擁護委員候補者として、適任であるとの意見を付すことに決定しました。
◎日程第31 発委第2号
丹波篠山市議会の議員の期末手当の特例に関する条例
○議長(森本富夫君) 日程第31.発委第2号
丹波篠山市議会の議員の期末手当の特例に関する条例を議題とします。
本案については、会議規則第14条第3項の規定によって、議会運営委員長から提出がありました。
議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。
足立議会運営委員長。
○議会運営委員長(足立義則君)(登壇) 議会運営委員会委員長の足立でございます。
ただいま議題となりました発委第2号
丹波篠山市議会の議員の期末手当の特例に関する条例につきまして、提案理由を述べさせていただきます。
新型コロナウイルス感染症による市民生活や地域経済への影響が深刻化する中、一層の支援が必要であります。本市においても、国の
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金などを活用し、水道料金の基本料金免除の延長や中小企業者への支援、新生児への特別定額給付金の給付などの対策が今長月会議にも提案され、先ほど可決したところです。また、新型コロナウイルス等感染症対策に充てるため、新型コロナウイルス等感染症対策基金も創設されました。
しかしながら、社会経済活動は段階的に回復しつつあるものの、コロナ感染症の終息が見通せない中、今後、ますます市民生活や地域経済の低迷が予測されるとともに、本市の財政も地方税・地方交付税の減収などにより巨額の財源不足を生じ、これまでにない厳しい事態に陥ることが予想されます。
そのような中、このコロナ禍にあって、私たち議員も少なからず影響を受けていますが、市民生活へのより一層の支援が求められており、
丹波篠山市議会としても、市民と痛みを共有しつつ、コロナ対策の充実を図らなければならないと考えています。
ついては、私たち議員の4年の任期のうち、前期の令和4年4月30日までに支給される議員期末手当(令和2年12月分、令和3年6月分、令和3年12月分)を10%削減し、新型コロナウイルス等感染症対策基金に積み立てることで、今後の本市の地域経済や福祉のための施策の財源としたいと考えています。
なお、削減額につきましては、期末手当3回分で、約484万円と試算をいたしております。
お手元に「
丹波篠山市議会の議員の期末手当の特例に関する条例」を配付させていただいておりますが、各議員におかれましては、今後の丹波篠山市の新型コロナウイルス対策に資することを目的とした議員期末手当削減に、御理解、御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。
○議長(森本富夫君) 委員長の説明が終わりました。
これから、委員長に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで、委員長に対する質疑を終わります。
これから討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 討論なしと認めます。
これから、発委第2号を採決します。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(森本富夫君) 起立全員です。
したがって、発委第2号は、原案のとおり可決されました。
◎日程第32 発委第3号
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な
悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書
○議長(森本富夫君) 日程第32.発委第3号
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の件を議題とします。
本件については、会議規則第14条第3項の規定によって、議会運営委員長から提出がありました。
議会運営委員長の趣旨説明を求めます。
足立議会運営委員長。
○議会運営委員長(足立義則君)(登壇) 議会運営委員会委員長の足立でございます。
ただいま議題となりました発委第3号
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書につきまして、提案理由を述べさせていただきます。
新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延し、我が国は、戦後最大の経済危機に直面をいたしております。地域経済にも大きな影響が及び、地方税・地方交付税の大幅な減収等により、今後の地方財政は巨額の財政不足を生じ、これまでにない厳しいものになることが予想されます。地域の実情に応じた行政サービスを安定的に提供するため、地方税・地方交付税等の一般財源総額の確保を強く国に求めていく必要があります。
そのような中、今後、中小企業対策として、固定資産税や政策減税の対象に、「家屋」「償却資産」に加えて「土地」を追加することや、人口30万人以上の都市等に認められている事業所税を軽減対象とする議論が生じることが想定されます。本来、中小企業対策は、まずは国の責任において、歳出予算や国税で対応すべき性格のものです。特に、固定資産税は、市町村税の極めて重要な基幹税です。中小企業対策として広く「土地」を対象にする政策減税については、これまで例がなく、地方税収の大幅な減収が予想される中、制度の根幹に影響する見直しは到底容認することはできません。
そうした状況の中、今回の提案は、
丹波篠山市議会として、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、内閣官房長官、総務大臣、財務大臣、経済産業大臣、経済再生担当大臣、まち・ひと・しごと創生担当大臣に対して、地方自治法第99条の規定により意見書を提出しようとするものです。
意見書の内容は、議員各位のお手元に配付しておりますとおり、1つ、地方の安定的な財政運営に必要な地方税、地方交付税などの一般財源総額を確保すること。その際、臨時財政対策債が累積することのないよう、発行額の縮減に努めるとともに、償還財源を確保すること。
2つ、地方交付税については、引き続き財源保障機能と財源調整機能の両機能が適切に発揮できるよう総額を確保すること。
3つ、令和2年度の地方税収が大幅に減収となることが予想されることから、思い切った減収補填措置を講じるとともに、減収補填債の対象となる税目についても、地方消費税を含め弾力的に対応すること。
4つ、税源の偏在性が小さく、税収が安定的な地方税体系の構築に努めるとともに、国税・地方税の政策税制については、積極的な整理合理化を図り、新設・拡充・継続に当たっては、有効性・緊急性を厳格に判断すること。
5つ、とりわけ、固定資産税は、市町村の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹に影響する見直しは、土地・家屋・償却資産を問わず、断じて行わないこと。さきの緊急経済対策として講じた特例措置は、臨時・異例の措置として、やむを得ないものであったが、本来国庫補助金などにより対応すべきものである。よって、今回限りの措置とし、期限の到来をもって確実に終了することを求めるものです。
議員各位におかれましては、当委員会の意見書提出の提案に御賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
○議長(森本富夫君) 委員長の説明は終わりました。
これから、委員長に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで、委員長に対する質疑を終わります。
これから討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 討論なしと認めます。
これから、発委第3号を採決します。
本件は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(森本富夫君) 起立全員です。
したがって、発委第3号は、原案のとおり可決されました。
◎日程第33 発委第4号
総合計画調査特別委員会設置に関する決議
○議長(森本富夫君) 日程第33.発委第4号
総合計画調査特別委員会設置に関する決議の件を議題とします。
本件については、会議規則第14条第3項の規定によって、議会運営委員長から提出がありました。
議会運営委員長の趣旨説明を求めます。
足立議会運営委員長。
○議会運営委員長(足立義則君)(登壇) ただいま議題となりました発委第4号 総合計画調査特別委員会の設置に関する決議について、提案理由の説明を申し上げます。
総合計画については、市政運営の総合的指針であるとともに10年間もの射程を持つ長期計画であること等、その重要性を鑑み、
丹波篠山市議会基本条例第16条において、議決事件としております。こうした中、当局においては、総合計画審議会の答申を受け、市の案として現在、市民に対してパブリックコメントが実施されており、その後、師走会議において、上程される見込みであります。
我々議会としては、総合計画の重要性を鑑み、計画の方向性や計画の実効性等を調査研究し、よりよい丹波篠山市の方向づけを見い出していくことが重要であると考えることから、特別委員会を設置しようとするものであります。
なお、委員の定数は全議員18名として、設置期間は調査が終了するまでとしております。
特別委員会設置の趣旨を御理解、御賛同賜りますようよろしくお願い申し上げ、趣旨説明とさせていただきます。
○議長(森本富夫君) 委員長の説明は終わりました。
これから、委員長に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで、委員長に対する質疑を終わります。
これから討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 討論なしと認めます。
これから、発委第4号を採決します。
本件は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(森本富夫君) 起立全員です。
したがって、発委第4号は、原案のとおり可決されました。
お諮りします。
ただいま、設置されました総合計画調査特別委員会の委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定によって、全議員を指名したいと思います。
御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 異議なしと認めます。
したがって、総合計画調査特別委員会の委員は、全議員を選任することに決定しました。
ここで、暫時休憩をいたします。
午後 2時18分 休憩
午後 2時19分 再開
○議長(森本富夫君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
この際、御報告します。
委員会条例第8条第1項及び第2項の規定により、総合計画調査特別委員会の委員長、副委員長が選任されましたので報告します。
委員長に、隅田雅春君、
副委員長に、大上和則君。
これで、報告を終わります。
以上で、本日の日程は全部終了しました。
お諮りします。
議事の都合によって、明日25日から11月30日までの67日間は、休会としたいと思います。
御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 異議なしと認めます。
明日25日から11月30日までの67日間は、休会とすることに決定しました。
休会中におきましては、令和元年度各会計の決算認定審査、第3次丹波篠山市総合計画に係る調査、並びに各委員会における所管事務調査など、精力的にお取り組みいただく予定です。
議員各位には、十分御自愛の上、丹波篠山市の活力あるまちづくりに御精励賜りますよう、よろしくお願いいたします。
次の本会議は、師走会議、12月1日、午前9時30分から開議します。
ここで、酒井市長から御挨拶がございます。
酒井市長。
○市長(酒井隆明君)(登壇) それでは、長月会議の閉会に当たりまして、一言御礼の御挨拶を申し上げます。
上程いたしました議案につきましては、真摯な御審議をいただきまして、御理解をいただき、大変ありがとうございました。ただし、本日、市民の記憶にとどめる日月間の条例については、否決をしていただきました。これについては、私からすれば、議員の方から条例化の検討を提案され、施政方針に示して検討をしてきたものですので、少し複雑な思いはありますが、条例化になじまないという本日の議決を重く受け止めさせていただきたいと思います。
ただ、6月が危機管理、11月18日が市民の声、この大切さを思い、思いを新たにすることについては、今後とも取り組ませていただきたいと思います。
また、この議会におきましても、議員の皆様からは一般質問などを通じ、多くの前向きな御提案や御意見をいただきました。できるだけ市政に反映ができますように、今後取組を進めていきたいと思いますので、引き続いての御指導をよろしくお願い申し上げたいと思います。
コロナに対応していくという課題に直面をしています。また、人口の定住や活性化という大きな命題があります。また、地域の環境問題など当面解決が迫られる課題もあります。このような課題もありますが、本日御報告いたしましたように、令和元年度の決算では、実質公債費比率がようやく18%を切ることができましたし、この4連休も多くの人が丹波篠山にお越しをいただいたり、また、今取り組んでいる日本農業遺産、学校給食甲子園も無事1次審査を突破することができています。このように、明るい方向に向かっているということも言えると思います。
いよいよこの実りの秋を迎えましたが、例年どおりの味まつりや丹波焼陶器まつりを実施することはできませんし、各地でも敬老行事、運動会、秋祭りなどを行うこともできません。しかし、できるだけのことをいろんな形で盛り上げられるように、市民の皆さんと一緒に取り組んでいきたいと思います。
議員の皆様には、閉会後も決算審査に加え、本日、特別委員会を設置していただきました、総合計画につきまして、調査審査をいただくことになっています。どうか今後とも市民の皆さんのために御健勝での御活躍をよろしくお願いを申し上げたいと思います。
目指すは「日本の宝石 WAKUWAKU 都市(シティ) 丹波篠山」です。共に取り組んでいきたいと思いますので、引き続いてよろしくお願い申し上げます。大変ありがとうございました。
○議長(森本富夫君) 本日は、これで散会します。
お疲れさまでした。