篠山市議会 2018-12-04
平成30年第118回定例会(第1号12月 4日)
平成30年第118回定例会(第1号12月 4日) 第118回
篠山市議会定例会会議録(1)
平成30年12月4日(火曜日)
午前 9時30分 開会
〇出席議員(17名)
1番 小 畠 政 行 2番 隅 田 雅 春
3番 向 井 千 尋 4番 渡 辺 拓 道
5番 大 西 基 雄 7番 足 立 義 則
8番 安 井 博 幸 9番 恒 田 正 美
10番 栗 山 泰 三 11番 大 上 和 則
12番 木 戸 貞 一 13番 國 里 修 久
14番 吉 田 知 代 15番 前 田 えり子
16番 河 南 克 典 17番 園 田 依 子
18番 森 本 富 夫
〇欠席議員(0名)
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
市長 酒 井 隆 明 副市長 平 野 斉
教育長 前 川 修 哉 代表監査委員 畑 利 清
政策部長 稲 山 悟 総務部長 梶 村 徳 全
市民生活部長 野々村 康 保健福祉部長 倉 剛 史
農都創造部長 堀 井 宏 之 まちづくり部長 横 山 実
上下水道部長 酒 井 一 弘
監査委員・公平委員会・選挙管理委員会
固定資産評価審査委員会事務局長
中 筋 吉 洋
消防長 吉 見 敏 明 教育部長 芦 田 茂
教育次長 酒 井 宏
(
教育委員会事務局次長)
〇
議会事務局職員出席者
局長 酒 井 和 正 課長 福 西 保 博
主事 中 瀬 文 隆
〇議事日程 第1号 平成30年12月4日(火曜日)午前9時30分開会
第 1 会議録署名議員の指名
第 2 会期の決定
第 3 諸般の報告
・例月出納検査報告
・陳情書等
第 4 行政報告
・寄附採納報告
第 5
常任委員会所管事務調査報告
・
総務文教常任委員会
・
民生福祉常任委員会
・産業建設常任委員会
第 6
議会運営委員会所管事務調査報告
第 7 認定第 1号 平成29年度篠山市
一般会計歳入歳出決算認定について
第 8 認定第 2号 平成29年度篠山市
住宅資金特別会計歳入歳出決算認定に
ついて
第 9 認定第 3号 平成29年度篠山市
下水道事業特別会計歳入歳出決算認定
について
第10 認定第 4号 平成29年度篠山市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決
算認定について
第11 認定第 5号 平成29年度篠山市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認
定について
第12 認定第 6号 平成29年度篠山市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算
認定について
第13 認定第 7号 平成29年度篠山市
介護保険特別会計歳入歳出決算認定に
ついて
第14 認定第 8号 平成29年度篠山市
農業共済事業会計決算認定について
第15 認定第 9号 平成28年度篠山市
水道事業会計決算認定について
第16 議案第75号 篠山市企業誘致及び雇用促進に関する条例の一部を改正す
る条例
第17 議案第76号 市の名称変更に伴う関係条例の整理に関する条例
第18 議案第77号 篠山市公契約条例
第19 議案第78号 篠山市税条例等の一部を改正する条例
第20 議案第79号 篠山市介護保険条例の一部を改正する条例
第21 議案第80号 篠山市国民健康保険税条例の一部を改正する条例
第22 議案第81号 篠山市福祉医療費等の助成に関する条例の一部を改正する
条例
第23 議案第82号 篠山市下水道事業に地方公営企業法の規定の全部を適用す
ることに伴う関係条例の整備に関する条例
第24 議案第83号 篠山市火災予防条例の一部を改正する条例
第25 議案第84号 篠山市長の選挙における選挙運動用ビラの作成の公費負担
に関する条例の一部を改正する条例
第26 議案第85号 篠山市こんだ薬師温泉ぬくもりの郷の指定管理者の指定に
ついて
第27 議案第86号 篠山市
上立杭地区活性化施設の指定管理者の指定について
第28 議案第87号 平成30年度篠山市一般会計補正予算(第7号)
第29 議案第88号 平成30年度篠山市
下水道事業特別会計補正予算(第2号)
第30 議案第89号 平成30年度篠山市
農業集落排水事業特別会計補正予算
(第2号)
第31 議案第90号 平成30年度篠山市
国民健康保険特別会計補正予算(第2
号)
第32 議案第91号 平成30年度篠山市
介護保険特別会計補正予算(第2号)
第33 議案第92号 平成30年度篠山市
農業共済事業会計補正予算(第2号)
第34 議案第93号 平成30年度篠山市
水道事業会計補正予算(第2号)
午前 9時30分 開会
○議長(森本富夫君) 皆様、おはようございます。
開会に先立ち、一言御挨拶を申し上げます。
本日ここに、皆様には、極めて御健勝にて、御参集を賜り、第118回篠山市議会定例会を開会できますことは、市政のため、まことに喜ばしい限りでございます。11月27日の臨時会においては、「丹波篠山市」に向けて正式なスタートが切られました。
さて、今期定例会は、そのスタートを受け、花咲く「丹波篠山市」へと進むための経費を含む、平成30年度補正予算を初め、条例改正など重要な案件が上程されます。
したがいまして、極めて多忙な日程となりますが、議員各位には、十分な御審議をいただき、適切妥当な結論が得られるよう念願するものでございます。
時節柄、皆様方には十分御自愛の上、ますます御健勝にて、御精励賜りますようお願いを申し上げ、開会の挨拶といたします。
ただいまから、平成30年第118回篠山市議会定例会を開会します。
これから、本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりです。
◎日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(森本富夫君) 日程第1.会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、4番、渡辺拓道君、5番、大西基雄君、7番、足立義則君を指名します。
◎日程第2 会期の決定
○議長(森本富夫君) 日程第2.会期の決定を議題とします。
お諮りします。
本定例会の会期は、本日から12月26日までの23日間にしたいと思います。
御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 異議なしと認めます。
会期は本日から12月26日までの23日間に決定しました。
◎日程第3 諸般の報告
○議長(森本富夫君) 日程第3.諸般の報告を行います。
本日、市長から提出されます案件は、お手元に配付しておきましたから、御了承願います。
次に、監査・検査結果について。
監査委員から地方自治法第235条の2第3項の規定に基づき、平成30年9月
分例月出納検査報告書が提出されました。その写しを配付しておりますので、お目通しいただきたいと思います。
次に、陳情・要望等について。
本日までに受理した要望書6件が、議長宛てに提出されております。文書表とともにその写しを配付しておりますので、お目通しいただきたいと思います。
まず、受理番号384番「「つつみ峠」に関する要望書」については、施政方針に上げておられますように、丹波土木事務所と連携を密にしながら、適切に対応されるよう市当局に申し入れておきます。
387番から391番までの西紀地区の各幼稚園、小、中学校PTAからの「要望」については、市当局並びに教育委員会において十分検討され、適切に対応されるよう申し入れておきます。
次に、地方自治法第121条第1項の規定に基づき、議会の審議に必要な説明のため、市長、教育長、代表監査委員及びその委任を受けた者の出席を求めておきましたので、御了承願います。
これで、諸般の報告を終わります。
◎日程第4 行政報告
○議長(森本富夫君) 日程第4.行政報告を行います。
酒井市長、報告願います。
酒井市長。
○市長(酒井隆明君)(登壇) 皆さん、おはようございます。
報告に先立ち、一言御挨拶を申し上げます。
本日ここに第118回篠山市議会定例会を招集しましたところ、議員の皆様、御健勝にて、御出席のもとに開会できますことは、市政推進の上から大変心強くうれしく思っています。11月27日の第117回臨時会におきましては、市の名称を「丹波篠山市」にする条例案を可決いただき、今後、市制20周年と合わせて市民の皆さんと一体となって盛り上げていきたいと考えています。
本定例会において、御審議をいただきます案件は、平成30年度の補正予算、各種条例の改正、指定管理者の選定など、いずれも重要な案件ばかりとなっています。どうか慎重なる御審議をいただきまして、適切なる御決定をいただきますようにお願いを申し上げます。
それでは、報告に入らせていただきます。
報告の1点目は、第14回篠山市展の開催についてです。
11月18日から25日の8日間、篠山市民センターにおいて篠山市展を開催し、会期中には市内外から1,000人を超える方々がお越しをいただきました。篠山市展は本年で14回を迎え、市内外から多数出品をいただくようになり、5部門で280点の応募をいただきました。「年々作品のレベルが上がってきている」と評価されています。河合賞(最優秀賞)は、彫刻工芸部門で、篠山市倉本の宇杉昭信さんの「二重奏・風の音」が選ばれました。
報告の2点目は、篠山ABCマラソンについてです。
来年3月3日に開催します第39回篠山ABCマラソンの参加申し込みについては、前回に引き続き、篠山市民申し込み、一般申し込み、旅館組合と連携して前日宿泊される方を対象とした
市内宿泊つき申し込み、さらに今回新たに、臨時特急プランつきの申し込みを行いました。また、愛南町から2人、館山市から2人のランナーを加えて、今回も1万人を超えるランナーの皆さんにお申し込みをいただいています。今後、大会の成功に向けて、準備を進めていきます。
報告の3点目は、寄附の受け入れについてです。
お手元の資料のとおり現金2件、土地・建物4件、物品1件となっています。篠山市大沢有限会社古杉企画から、
水泳プールコースロープ、京都市の堀口尚男様、篠山市の久合田洋子様より、
多紀こども園駐車場用地として土地、篠山市の松木 修様、岡山市の武田千恵子様より、空き家の有効活用に資するための土地・建物など、芦屋市の長島 徹様より10万円、京都市の西村 学様より10万4,000円等、以上となっています。
御寄附をいただきました方々の思いをしっかりと受けとめて、その御厚志に応えるべく適切な活用に努めていきます。
以上、行政報告とさせていただきます。
○議長(森本富夫君) これで、行政報告は終わりました。
◎日程第5
常任委員会所管事務調査報告
○議長(森本富夫君) 日程第5.
常任委員会所管事務調査報告を行います。
各常任委員会で閉会中に行われました所管事務調査の報告を求めます。
まず、
総務文教常任委員会委員長の報告を求めます。
隅田総務文教常任委員長。
○総務文教常任委員長(隅田雅春君)(登壇) おはようございます。
総務文教常任委員会委員長の隅田でございます。
当委員会における所管事務調査について、御報告申し上げます。
当委員会が所管する政策部、総務部、教育委員会の事務事業をそれぞれ抽出し、担当課から評価等の聞き取り調査を行った後、各委員がそれぞれ評価を行い、最終的に委員会として取りまとめを行いましたので、その事業ごとの評価結果について報告いたします。
まず、政策部が所管する企業誘致促進費についてです。
①目標の達成状況について。
空き工場等の用地に2社の進出があったことは評価でき、目標設定数値を上回っている。一方、空き工場等の用地が6件、農工団地が2地区あるという現況を見ると、さらに積極的な取り組みが必要であったのではないか。
②事務事業の組み立ての方向性について。
農工団地について、造成工事をするか否かなど、市の方針をもっと早く明確に打ち出し、事業を組み立てる必要がある。また、定住促進施策とリンクさせ、市内企業の振興及び地元就職の促進の方向性を明確にすべきである。
③課題及び見直しの必要性について。
まず、企業誘致について、1点目に、農工団地は、造成もされていないため、速やかに事業を始めたい企業にとっては、魅力的な工業用地と映っていない。2点目に、企業誘致は地方の自治体だけでなく都市部でも長年の課題となっている。そのような中、例えば、篠山市は風水害や地震などの災害が少ない町であるなどの特徴を前面に出した取り組みが必要である。3点目として、市長の企業訪問もドアノックセールスではなく、一定の方向性、優位性等、誘致戦略を十分考慮し、取り組む必要がある。4点目、市内外の企業が何を求めているかなど調査が必要。
次に、地元就職の促進について、高校、企業、関係機関の情報共有が最も必要である。企業から情報をしっかり収集をすることが、企業振興にもつながり、地元就職にも結びつく。
④今後の方向性について。
企業誘致促進費には、「企業誘致」「市内企業の振興」「地元就職の促進」という3つの事業がある。「市内企業の振興」と「地元就職の促進」はそれぞれ単独の予算科目を立て、事業実施していく必要がある。予算の執行の明確化が必要である。また、既存企業の問題点にも行政的にかかわれるものは、積極的に情報を収集し、解決に向け取り組むことが企業留置にもつながるとのことから、企業誘致促進費については、「継続」という結論に至りました。
次に、総務部所管の
全国ビデオコンクール事業についてです。
①目標の達成状況について。
丹波篠山ビデオ大賞決勝大会の来場者アンケート結果では、作品内容、舞台進行、おもてなし等に対する満足度の過去5年間の平均値が91%となっており、評価できる。しかしながら、グランプリ部門への市内の応募が目標数値の3本に達していない上に、ゼロ本であったことは、課題のある結果となった。
②事務事業の組み立ての方向性について。
「市民が主体的に参画する生涯学習づくりの推進」の一環事業として、市内高校生等が協力して進められていることは評価できる。
全国ビデオコンクール事業(丹波篠山ビデオ大賞)として銘打っての開催としては、市内外への募集、発信が十分ではない。
③課題及び見直しの必要性について。
グランプリ部門への市民の応募がゼロ件というのは大きな課題である。ビデオ大賞の賞金が10万円に減額となったことも要因の1つではないか。また、既存の講師に加え、新たな講師を迎え、ビデオ制作研修事業を充実させることが必要である。
④今後の方向性について。
市民からの応募がゼロであることは、大きな課題である。動画に対する市民の関心はメディアの進歩により希薄になっている。31回大会以降については、継続、事業廃止も含め、事業内容の再検討が必要である。
次に、教育委員会所管の学校教育充実事業についてです。
①目標の達成状況について。
まず、部活動支援事業について、地域支援指導員の拡充は大きな成果であり、目標の達成状況は評価する。
次に、外国青年招致事業(ALT)について、ALTを4名から8名に倍増したことにより、小学校への派遣が毎週1回実施できるようになり、充実したチームティーチングが可能となったことは評価できる。
次に、
小学校外国語活動支援事業(JTE)について、JTEが英語の授業にうまく参画していることを評価するとともに、教員が地域人材から学ぶことは、教員の資質向上にもつながっている。また、児童は何をしたらよいのか理解しやすく、児童にとってわかりやすい授業、楽しさが伝わる授業が実施できるようになってきた。
②事務事業の組み立ての方向性について。
まず、部活動支援事業について、学校任せではなく、教育委員会も積極的に支援する体制が必要であり、部活動支援員の確保についても、教育委員会が積極的にかかわるべきである。
次に、外国青年招致事業(ALT)について、ALTの倍増など、事業の組み立ては適正である。
次に、
小学校外国語活動支援事業(JTE)について、地域人材の活用を促進し、小学校での英語教育の取り組み支援を行うなどの方向性は妥当である。
③課題及び見直しの必要性について。
初めに、部活動支援事業について、平成29年度は事業実施初年度であるため、検証し、課題解決を図りながら事業実施すべきである。また、顧問、支援員の指導により子どもたちは大きく成長する。資質向上に向けた取り組みは不可欠である。
次に、外国青年招致事業(ALT)について、ALTと子どもたちが接することで、外国人との会話がスムーズにできるようになることを期待する。また、必要人数を含め、より有効な事業となるよう検討を願う。
次に、
小学校外国語活動支援事業(JTE)について、ALTやJTEを現場の教員がうまく活用できているのかが評価の対象となる。遊びながら楽しく外国語を学ぶような仕組みこそが必要とされている。
④今後の方向性について。
部活動支援事業については、教員の長時間労働を是正するためにもさらなる充実が必要である。学校側や顧問との連携を十分にとりながら、より効果のある方法を検討し、継続発展させるべきである。
次に、外国青年招致事業(ALT)については、形式にとらわれず、より実用的な指導を行い、継続発展させるべきである。
最後に、
小学校外国語活動支援事業(JTE)については、教員の外国語教育に対する意識の向上や不安解消につなげていくため、人材の確保に努める必要がある。また、教育こそ未来への投資であり、財源不足という理由により、縮小や廃止にしてはならない。さらなる国際化の時代を見据え、厳しい財源状況ではあるが、継続、拡充に向けた検討が必要であるとの評価に至りました。
以上で、
総務文教常任委員会が行った行政事務事業評価についての報告とさせていただきますが、執行部におかれましては、当委員会の評価を念頭に置いていただいて、新年度に向けてさらなる取り組みを進めていただきますよう申し添え、所管事務調査報告とさせていただきます。
○議長(森本富夫君) 次に、
民生福祉常任委員会委員長の報告を求めます。
木戸民生福祉常任委員長。
○民生福祉常任委員長(木戸貞一君)(登壇) おはようございます。そうしましたら、
民生福祉常任委員会の所管事務調査の御報告を申し上げます。
今回、
民生福祉常任委員会では、2つの所管事務調査を行いました。1つ目は、行政事務事業評価です。2つ目は、ささやま医療センターの運営状況について、所管事務調査を行いました。
まず初めに、行政事務事業評価について、御報告申し上げます。
当委員会では、市民生活部、保健福祉部の事務事業のうち、今回は防災事務費、
妊娠出産包括支援事業について、所管事務調査を行いました。調査では、担当課からの評価を踏まえ、委員会として評価を行いました。
まず、市民生活部が所管する防災事務費について、御報告申し上げます。
当該事業は、事務事業の組み立ての方向性として、安心安全な暮らしの確保に向けて、ソフト面及びハード面の両面から充実を行うとともに、地域との連携を図りながら防災力の向上を目指すというものです。現在、雨量情報システムや災害対策用の井戸の設置及び防災マップづくりが進められており、目標の指標及び達成状況については、委員会の各委員からの評価は「評価できる」というものでした。
また、担当課から事業の課題として、雨量データが一元化システムでは即時に反映できていないことや井戸の維持管理、防災マップづくりをさらに進めるため、啓発の必要性が挙げられており、こういった課題についても適切に把握できているといった意見がありました。
今後の方向性として、委員から雨量情報の防災無線やラジオ等での伝達を検討すること、また、災害対策用井戸や防災マップづくりについては、市民が災害時に活用できるよう意識啓発などの取り組みの強化を求める声があったことも重ねて御報告いたします。
次に、保健福祉部所管の
妊娠出産包括支援事業について、御報告申し上げます。
まず初めに、当該事業の事務事業の組み立ての方向性について、妊娠・出産・育児の継続的かつ包括的な支援や予防的かかわりの重視、そして関係機関のネットワーク強化といった方向性は、委員会として妥当と判断いたしました。
次に、目標の達成状況について、妊婦の全員面接や赤ちゃん訪問等による把握、宿泊型ケアの実施等、これらの目標の達成状況についても、各委員からの評価は「評価できる」というものでした。
こうした中、委員会では、要支援妊婦の早期把握及び支援の確立や妊婦の孤立者の発生を防ぐ支援ニーズの顕在化、関係機関の連携強化等、事業における課題といったものは適切に判断できていると考えますが、妊娠出産期は不安になりやすいことから寄り添った支援の検討が必要ということを申し添えておきます。
当委員会として、今後の方向性は、支援ニーズの把握による時代に合った子育て支援メニューの創設、専門職の確保とスキルの向上といったものが当局から示されましたが、課題解決に向けた具体的方策を示す必要があるとともに、専門職の確保については、具体的数値目標をもって臨む必要があることを委員会の意見として申し添えておきます。
続いて、当委員会では、去る10月3日にささやま医療センターの運営状況について、所管事務調査を行いました。
調査では、ささやま医療センターの運営状況や病床稼働率等についての説明をもとに、旧病院跡地の活用方法やささやま医療センターと市内病院の連携について質疑を行いました。
委員からは、旧病院跡地の活用、病院間の連携の方向性、平成29年度の病床稼働率が上昇した要因に関する質疑がございました。
まず、旧病院跡地の活用については、当局から、看護小規模多機能事業所の開設に向けて、兵庫医科大学ささやま医療センターと岡本病院において協議いただいている状況であり、ことし中に結論が出ると考えているとの回答がありました。
次に、病院間の連携の方向性については、当局から、競争ではなく協調を軸とした病院運営が必要になるとの認識のもと、医薬品等の共同購入、診療科目のすみ分けや医師の派遣など、さまざまな観点から今後、協議していきたいとの回答がありました。
最後に、平成29年度の病床稼働率が上昇した要因については、当局から、ささやま医療センターの回復期のリハビリ等を担うといった戦略が功を奏し、病床稼働率にあらわれてきていると考えるとの回答がありました。
地域医療の重要性がより高まる中、今後も所管の委員会として注視をしていきたいと考えています。
以上で、
民生福祉常任委員会における閉会中の所管事務調査の報告といたします。執行部におかれましては、委員からの意見を尊重して、今後の市政運営に当たっていただきますようお願い申し上げます。
以上です。
○議長(森本富夫君) 次に、産業建設常任委員会委員長の報告を求めます。
大上産業建設常任委員長。
○産業建設常任委員長(大上和則君)(登壇) 皆さん、おはようございます。産業建設常任委員会委員長の大上でございます。
当委員会で行いました所管事務調査について、御報告を申し上げます。
まず初めに、議会における行政事務事業評価についての報告です。
当委員会では、所管する農都創造部、まちづくり部、上下水道部の事務事業のうちから、3事業を抽出し、当該事業について各担当部署より聞き取り調査を行った後、委員会としての評価を取りまとめました。
まず、農都創造部が所管する新エネルギー・省エネルギー事業に関して。
①目標の達成状況として。
新エネルギー・省エネルギー機器の普及については、目標数値には達していますが、項目ごとの取り組みが必要と考えます。
グリーンカーテンの普及については、目標数値を達成できていないため、数値の把握方法やさらなる普及啓発が必要と考えます。
木質ペレットの利用による温室効果ガスの削減の普及については、目標数値は、達成されていますが、他市からのペレット購入比率が高いことで、ペレット輸送に係るエネルギーが、恒常的に必要な状況になっております。
②事務事業の組み立ての方向性としては、新エネルギー・省エネルギー機器の普及については、省エネ機器の導入促進は効果的な項目ですが、一般財源のみでなく、国・県等の助成金等の他財源の活用も検討すべきと考えます。
グリーンカーテンの普及については、現状の取り組みに加え、教育現場や講演会などを通じたさらなる普及に努めるとともに、普及が進まない原因の分析が必要と考えます。一般家庭で、さらに手軽に始められる工夫が必要と考えます。
木質ペレットの利用による温室効果ガスの削減の普及については、市内ペレット供給体制強化について検討が必要です。
③課題及び見直しの必要性としては、新エネルギー・省エネルギー機器の普及については、ビジョン作成時より、再生可能エネルギーの買い取り価格の下落や、景観への配慮等社会情勢は変化してきております。情勢に合わせた抜本的な見直しが必要であります。
グリーンカーテンの普及については、山の芋のグリーンカーテンは、特産品PR効果が高いと思われます。しかしながら、ウイルスフリーの種芋の確保が困難な状況で、さらなる普及推進するのは無理があると考えます。簡易に栽培可能なモデルの検討が必要であるのとともに、教育現場等とのさらなる連携も進めていただきたいと考えます。
木質ペレットの利用による温室効果ガスの削減の普及については、目的や効果から考えると、市内のペレット製造会社が果たす役割は大きく、協力連携していくことは大切です。一方、供給量については、目標値を定めて定期的な見直しを行うとともに、根本的な解決策として森林の整備とともに、具体的な体制づくりについても計画し進めていただく必要があると考えます。
④今後の方向性としては、新エネルギー・省エネルギー機器の普及については、今後の方向性について再検討の上、「継続」することが適当です。
グリーンカーテンの普及については、グリーンカーテンを啓発する中で、二酸化炭素削減・夏の節電対策としての効果を数値化した上で、教育現場、家庭での普及を推進する取り組みを進め「継続」することが適当です。
ただし、山の芋のウイルスフリーの種芋の確保については、事業拡充を検討するか、身近なゴーヤ等に変更して進めていただきたいと考えます。
木質ペレットの利用による温室効果ガスの削減の普及について、ペレット燃料を継続利用するためにも、市内での供給体制が整えられるように取り組んでいただき、「継続」することが適当です。
続いて、まちづくり部が所管する放置空き家対策事業に関しては、①目標の達成状況としては、数値目標は達成できていますが、行政関与の程度の評価については、始まったばかりであり、今後の状況を見る必要があると考えます。
②事務事業の組み立ての方向性には問題ありませんが、空き家の有効活用を検討する課との情報共有も含めた、さらなる連携も検討いただきたいと考えます。
③課題及び見直しの必要性としては、現状では課題を明らかにするだけの事例数がありません。現状の取り組みを継続しながら、今後、課題を抽出していくしかないと考えますが、早期の情報収集や空き家を放置することでの近隣への悪影響の周知を徹底する必要があると考えます。
④今後の方向性としては、放置空き家になりそうな物件の早期把握、啓発とあわせて、有効活用を検討する担当課とのさらなる連携の上、事業展開していただき、「継続」することが適当です。
続いて、上下水道部が所管する特定環境保全公共下水道事業建設費(統廃合事業)に関しては、①目標の達成状況としては、数値目標は達成されており、特に指摘するところはありませんでした。
②事務事業の組み立ての方向性としては、統合ブロックの枠組みは決まっていますが、管路接続工事の順位づけが不明確な状況です。統合処理場の長寿化計画との整合性をとりながら、全体スケジュールを示すべきであると考えます。
③課題及び見直しの必要性としては、人口減少の中で、統合は進めていかざるを得ないと考えます。不要となる施設について、その処分を先延ばしにする見直しは好ましいものではないので、留意していただきたいと考えます。
廃止する処理場の跡地利用の件で、建屋等について地元集落や地区活動への利用も検討されていますが、将来発生する負担等も考慮し、効率的な検討をしていただきたいと考えます。
④今後の方向性としては、起債償還計画の平準化につながるよう、接続工事の実施時期を検討し、「継続」することが適当です。
次に、去る11月7日、8日の両日に行った岐阜県飛騨市、高山市においての地域資源を生かした取り組み・インバウンドの取り組みについての視察研修の報告を申し上げます。
飛騨市は岐阜県の最北端に位置し、県庁所在地の岐阜市から約150キロメートル、高山市の北約15キロメートルに位置しております。同市は平成28年に公開された長編アニメーション映画「君の名は。」の舞台として、一躍脚光を浴びました。市としても絶好の機会と捉え、映画の公開前から、アニメファンが映画のワンシーンを再現することができるように、廃止バス停の写真を撮りやすくするような配慮など、お金をかけなくてもできるおもてなしの充実に努められました。このような取り組みを、SNS等を通じて配信し、それがアニメファンによりさらに情報が拡散され、映画の大ヒットもあり、通常の観光客の2倍以上の入り込みにつながったようです。フォトラリーなどもインバウンドのコンテンツになり、聖地巡礼者の推計は13万人、さらに、映画による宣伝効果は2億円を超えると想定されています。
同市では、これを契機にロケツーリズムという新たな取り組みとして、ロケを受け入れる組織の立ち上げや、広域観光として下呂、高山、飛騨、白川にJRも加えた、キャンペーンの連携も始まりました。
また、同市の市長は、観光を一丁目一番地と表現し、白川郷で泊まれない観光客を取り込む作戦などを展開しておられ、古川町中心市街地には、英語、中国語も含めて3カ国語に対応した町並みサインの整備、観光案内所を設け、平日は英語と中国語ができる市職員を配置、休日には、有料(2,000円)で、観光協会がガイド対応を行っておられます。
さらに、民間事業者においては、古民家や空き家を活用して、ゲストハウス、古民家カフェなどの開業を行い、後継者や宿泊施設が少ない、滞在時間が短いといった課題に対応されておられます。
同市の人口は、本年4月1日現在で約2万5,000人ですが、商工観光部観光課は職員数が課長以下6人、うち正職員5人と金融機関からの出向1人で非常に充実されています。これも観光が一丁目一番地と言う市長の観光に対する思い入れのあらわれではないかと感じました。
古きよき時代の建造物などを残し、余り観光地化されていない分、観光客が少なくゆっくりと探索できる町としてPRされておられます。心からのおもてなしで地域のよさを伝え、高山市と異なった刺激を求める外国人や白川郷で泊まれない観光客や、「君の名は。」のアニメファンを飛騨市のファンへとする取り組みを行い、リピーター確保につなげる地域のホスピタリティーこそが、地域活性化の鍵であると感じました。
視察研修2日目の高山市は、年間50万人超えの外国人観光客が訪れるなど、インバウンドで注目されています。数々の施策を積み重ねることで、観光の競争力を高めてこられました。同市の観光入り込み客数は、東日本大震災のあった平成23年を境に以後毎年増加を続け、昨年は年間462万人が訪れておられます。増加分のほとんどはインバウンド効果と見られています。
現在では、海外10都市との交流に合わせ、誘導案内、外国人観光客受け入れマニュアル、外国語パンフレット、無料公衆無線LAN、通訳ガイドなどの整備も積極的に行うなど、受け入れ態勢にも万全を期しておられました。
さらに、観光ホームページの多言語化や海外旅行博覧会への積極的な参加、観光プロモーション事業の実施など海外へのPR活動にも精力的で、ミシュラン旅行ガイドに訪れるべき観光地として、最高の三つ星を二度獲得するなど、海外からも高い評価を得られていました。
今回の視察研修先である高山市においては、30年以上に及ぶインバウンドに対する取り組みの成果が顕著にあらわれていました。受け入れ態勢の整備の1つとして、高山駅を中心に公共交通の利便性が図られているため、JRも多くの外国人が利用していました。本市においては、JR篠山口駅からの観光施設への案内やアクセスに対する対応の強化が求められるのではないかと感じるところです。
インバウンドは、日本人旅行者とは異なり、平日に多く訪れてくれるなどのメリットもあり、人口減少、少子高齢化により消費が冷え込んでいる中、本市においても、ぜひとも誘客に力を入れる必要があると感じました。
「ありのままの暮らしに触れること」が、日本を訪れる外国人旅行者の求めることであり、どのように見せ、発信していくべきか、さらに住民と行政が一体となって、おもてなしの心で観光客を迎えられるよう、今後も当委員会で議論していきたいと考えますので、執行部におかれましても、さらなる御検討をいただくよう申し添え、所管事務調査の報告といたします。
以上です。
○議長(森本富夫君) これで、常任委員長所管事務調査報告は終わりました。
◎日程第6
議会運営委員会所管事務調査報告
○議長(森本富夫君) 日程第6.
議会運営委員会所管事務調査報告を行います。
議会運営委員会で閉会中に行われました所管事務調査の報告を求めます。
小畠議会運営委員長。
○議会運営委員長(小畠政行君)(登壇) おはようございます。議会運営委員会委員長の小畠でございます。
当委員会で行いました所管事務調査について、御報告を申し上げます。
当委員会では、去る10月23、24日の両日、滋賀県彦根市議会と三重県亀山市議会において、議場のモニター活用や議会報告会などの広報広聴活動の先進的な事例を学ぶため、視察研修を行いました。
彦根市は、琵琶湖と鈴鹿山系に囲まれた豊かな自然に恵まれているところです。戦国時代には絶えず戦場となっていましたが、関ヶ原の合戦後、井伊家が藩主となり、江戸時代には彦根藩35万石の城下町として約300年にわたり栄えました。昭和12年の町村合併により、彦根市が誕生し、以来、琵琶湖北東部の中核都市として発展を続けています。
彦根市議会を訪れ、最初に興味深かったのは、視察対応でした。議員の生の声や、また職員では話せない内容が聞きたいということから、議員中心の「視察対応プロジェクトチーム」を設置し、視察対応をされています。さらに、広報広聴分野でも、議場コンサートや子ども議会などを担当する「議場開放促進委員会」、議会便りや議会ホームページを担当する「広報委員会」、議会報告会や意見交換会を担当する「広聴委員会」の3つの委員会を設置し、これらで広報広聴調整会議を設けて調整を図るなど、非常に力を入れられておりました。
議会報告会は、開始当初は議場でも開催をされていましたが、徐々に参加者の減少もあり、平成27年には大河ドラマで放映された「おんな城主 直虎」をテーマにしたワークショップ形式となりました。その後、大学生や高校生を対象にした意見交換や、議会報告と意見交換との二部制などを経て、昨年からは新たな取り組みとして、ワールド・カフェ方式での意見交換会「カタリバ」が始まりました。これはカフェのような雰囲気の中でコーヒーやお茶を飲みながら、市政に対し意見交換するもので、「こんな街にしたいな 彦根を」というテーマのもと、滋賀大学の学生がファシリテーターを務め、学生や一般参加者、市議会議員らが意見を交わしました。リラックスした雰囲気の中で大いに議論が深められ、議会報告会を始めてから開催方法の模索を続け、ようやく「カタリバ」という議会のかたいイメージを払拭した新しい形の議会報告会が生まれました。
説明後の質疑応答では、「議場開放」「広報」「広聴」の3委員会の位置づけについて、質問があり、それらは常任でも特別でもない、議会基本条例に基づいた委員会で、全議員がどれかの委員会に所属しているとの説明でした。また、ワールド・カフェ方式による効果に対しては、若い人も参加しやすくなり、議会報告会が明るくなったと言われておりました。
同市議会では、他にも子ども議会の開催や本会議の中高生の傍聴など、多くの事業に取り組まれています。中でも、昨年から始まった滋賀大学との事業連携は、今後もさらに中身が広がる可能性を秘めていました。
次に亀山市は、三重県の北部に位置し、名古屋から50キロメートル圏内にあります。同市の歴史は古く、古代、鈴鹿の関は日本三関と呼ばれております。都と東国を結ぶ交通の要衝として栄えてきました。江戸時代に入ると、関宿は参勤交代や伊勢参りなど、多くの人や物が行き交いました。今後も新名神高速道路やリニア中央新幹線の県内駅誘致など、さらなる飛躍が期待されています。
亀山市議会では、平成16年に議場内に45インチの液晶モニターを2台設置した後、52インチのモニターを2台追加し、議場内には現在4台のモニターが設置されております。モニターでは、本会議の状況を映すとともに、質疑における資料やパネルの表示、一般質問の残時間の表示などとして使われています。さらに、議長席と質問席にも小型のモニターがあり、映像設備は充実をしていました。また、議場内にはカメラ4台も設置されており、平成27年より3つの常任委員会及び予算決算委員会の各分科会のライブと録画によるインタ-ネット配信がスタートしております。
質疑応答では、議場モニターに資料を映した場合の議事録の取り扱いについて質疑がありましたが、議事録は言葉にしたものだけで映像については議事録に残らない、さらに、議場モニターの今後の活用拡大については、一般質問の際、パソコンを持ち込んで資料や映像を映すことが考えられるということでした。
一方、同市議会では、議会報告会は現在のところ開催されていませんが、議会報告会には、議会報告という広報の部分と、直接市民から意見を聞く広聴の部分とがあります。広報の部分については、平成23年から定例会ごとに議会報告番組「こんにちは!市議会です」を制作し、ケーブルテレビとインターネットで配信されています。内容は年4回の定例会及び臨時会の主な議案や議決結果、委員会の活動などが15ないし20分程度に編集されています。広聴については、所管事務調査において各種団体などから意見を聞くなど、随時行っているとのことで、今後の拡大については、これからの検討課題と説明をされていました。
今回訪問した両市議会とも、広報広聴に対する強い意気込みを感じました。特に、彦根市議会の議員による「視察対応プロジェクトチーム」は、視察に限らず、同市議会の積極性を象徴していたように思います。広報、広聴ともに手段はさまざまであり、いかに市民の気持ちと一体になるかが重要です。そして、議会報告会のあり方や議場モニターの活用に関しては、今回の視察研修を参考にしながら、議会運営委員会で引き続き検討してまいりたいと考えております。
各議員の御協力をお願いし、今回の所管事務調査の報告といたします。
以上です。
○議長(森本富夫君) これで、
議会運営委員会所管事務調査報告は終わりました。
◎日程第 7 認定第1号 平成29年度篠山市
一般会計歳入歳出決算認定について
日程第 8 認定第2号 平成29年度篠山市
住宅資金特別会計歳入歳出決算認定に
ついて
日程第 9 認定第3号 平成29年度篠山市
下水道事業特別会計歳入歳出決算認定
について
日程第10 認定第4号 平成29年度篠山市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決
算認定について
日程第11 認定第5号 平成29年度篠山市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認
定について
日程第12 認定第6号 平成29年度篠山市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算
認定について
日程第13 認定第7号 平成29年度篠山市
介護保険特別会計歳入歳出決算認定に
ついて
日程第14 認定第8号 平成29年度篠山市
農業共済事業会計決算認定について
日程第15 認定第9号 平成29年度篠山市
水道事業会計決算認定について
○議長(森本富夫君) 日程第7.認定第1号 平成29年度篠山市
一般会計歳入歳出決算認定についてから、日程第15.認定第9号 平成29年度篠山市
水道事業会計決算認定についてまでの9件を一括議題とします。
なお、質疑、討論は一括して行いますが、採決は認定議案ごとに行います。
認定第1号から認定第9号までの9件について、一括して決算特別委員会委員長の報告を求めます。
渡辺決算特別委員長。
○決算特別委員長(渡辺拓道君)(登壇) 決算特別委員会委員長の渡辺でございます。
ただいま議題となりました認定第1号 平成29年度篠山市
一般会計歳入歳出決算認定についてから、認定第9号 平成29年度篠山市
水道事業会計決算認定についての9議案についての決算特別委員会の審査について、一括して御報告申し上げます。
本案につきましては、去る9月26日の本会議において、決算特別委員会に付託され、総務文教、民生福祉、産業建設の各分科会審査を含め、計8日間にわたり、精力的かつ活発な審査を行いました。
また、各常任委員会の所管事務調査として実施された「行政事務事業評価」を全委員が共有し、審査の参考といたしました。
まずは、各分科会の審議の過程におきまして各委員から出されました質疑、意見のうち、主な事項について、御報告を申し上げます。
初めに、認定第1号 平成29年度篠山市
一般会計歳入歳出決算認定について、報告します。
まず、一般会計歳出の状況に関し、篠山再生計画に基づき、職員450人体制でこれまで計画を推進してきたが、平成31年度は、たき認定こども園の開園などにより、幼保職員をふやす必要がある。職員数の増加は、財政にどの程度影響を及ぼすのかとの質疑に対し、職員人件費は経常経費であり、影響は出る。その対策として事務事業等の見直しは行っていかなくてはならない。公債費の支出減少により地方交付税も減るが、篠山市の持ち出しも減ることから、人件費がふえる分を補う財源になるのではと考える旨の回答がありました。
次に、ふるさと篠山に住もう帰ろう運動推進事業に関し、平成29年度より空き家バンクによる農地つき空き家の取り扱いをスタートさせたとのことであるが、成約等に至ったのかとの質疑に対し、農地つき空き家については、平成29年度の登録4件があり、平成30年に西紀中地区の物件1件が成約に至った。移住者のニーズに物件が合えば成約に至ると考える旨の回答がありました。
次に、議会費に関し、タブレット導入後、ペーパレス化はどの程度進んでいるのか。また、導入後4年が経過し、機器にふぐあいも出つつあるが、タブレットの今後の更新計画等はあるのかとの質疑に対し、予算書や決算書については、データと紙資料を併用しているが、本会議においては議事日程のみ紙ベースで配付するなど、タブレット導入による効果は出ていると考えている。タブレットの更新については、職員一人一台パソコンは、5年サイクルで計画的に更新しており、それを参考に検討したいと考える旨の回答がありました。
次に、学校給食センター管理費に関し、暑さに対する調理環境の改善や課題について、どのように考えているのかとの質疑に対し、空調の更新、スポットクーラーの導入などにより、その効果を見きわめているところであるが、調理員の声も聞きながら、さらに改善する点があれば、できるだけ対応していきたいと考える旨の回答がありました。
次に、図書館管理運営費に関し、読書手帳の導入に伴い、どのような効果があったのかとの質疑に対し、これまで下降線を描いていた入館者数が横ばいになった。これは読書手帳の導入効果や司書の頑張りにより歯どめがかかったと考えている。今後も利用者の増加に向けた取り組みを進めていきたいと考える旨の回答がありました。
次に、学校給食総務費に関し、給食費の滞納については児童手当を充当していると認識しているが、充当できなかった理由は何かとの質疑に対し、同意を得て児童手当から充当するものであるが、同意書未提出もあり、滞納となっている。同意書は、入学時に児童・生徒ごとに提出を求めているが、未提出者は73人で、平成30年3月時点の同意率は97.6%、未同意率は2.4%である。また、同意書未提出者73人の中には、口座振替等で納付されている方もあり、直近の充当処理後の滞納がある未同意者は11人である旨の回答がありました。
次に、篠山総合スポーツセンター管理費に関し、人工芝グラウンドは使用頻度が高いと認識しているが、芝の張りかえについて、計画はあるのかとの質疑に対し、人工芝グラウンドについては、チップが浮いてきたり、芝もすり減ってきている状況は把握している。人工芝の張りかえについては市単費での実施は難しい状況であるため、totoの活用を視野に入れながら、財源の確保に向け、検討していきたい旨の回答がありました。
次に、脊椎動物化石保護・活用事業に関し、化石重点保護区域である宮田地内の用地は、今後、どのような活用を図っていくのかとの質疑に対し、化石の重点保護区域として保全することが取得の大きな目的である。今後、人と自然の博物館と連携し、博物館による発掘調査を行う予定で進める。調査の結果によって、今後の活用方法も変わってくることが考えられる旨の回答がありました。
次に、防災行政無線費に関し、故障等があった場合に備え、防災行政無線のストックは幾らか用意しているのかとの質疑に対し、今田地区で使用しているデジタルの防災行政無線50台程度、日置地区内にある中継局衣笠は10台程度、本庁は30台程度、用意している旨の回答がありました。
次に、男女共同参画費に関し、平成29年度の女性委員会の検討内容を問う質疑に対し、「定住促進」や「企業誘致」「観光」などの施策についての現状把握を行った。現在、「女性が活躍できるような居場所づくり」を研究したいという意向を委員が示されている旨の回答がありました。
次に、塵芥収集費に関し、過去にごみ袋が破れやすいとの声を聞いたが、現在、そうした問い合わせ等はあるのかとの質疑に対し、平成29年度前期に契約した事業者の可燃袋は破れると苦情があったが、後期からは事業者がかわっており、苦情はなくなっている。なお、後期納品分から、引っ張り強度の検査を取り入れ、再発防止に努めている旨の回答がありました。
次に、戸籍住民基本台帳費に関し、コンビニ交付の導入について現在はどのような状況になっているのかとの質疑に対し、既に導入している他市町の状況をできるだけ多く調査し、メリット・デメリット等を把握、検討の上、導入の可否を今年度に決定したい旨の回答がありました。
次に、常備消防費に関し、市内においてAEDの設置が進んできている中、取り扱いにかかわる講習会はどの程度実施しているのかとの質疑に対し、平成29年度において、市民救命士講習は291人が受講、救急講習には2,050人の受講があった。平成29年4月から取り組んでいる入門コースは、69人に受講いただいた。なお、目安として2年での再講習を勧めている旨の回答がありました。
次に、いじめ防止等対策事業に関し、いじめ問題の重大事態が発生したとのことであるが、解決に至ったのかとの質疑に対し、重大事態は30日以上の欠席の場合に該当する中、今回の事案は、暴言によって不登校になった小学生に係るものである。いじめ対策委員会において検証やアドバイスをしながら、3回の会議を行い、最終的には解決している旨の回答がありました。
次に、看護師等修学資金貸与事業に関し、貸与が減少傾向にある要因は何かとの質疑に対し、高校へ進学状況を確認している中、毎年20名程度の対象者はある。進学希望先に合格しなかった方もあるが、合格した方でも「篠山で働く」要件と折り合わずに返還・辞退される方もある旨の回答がありました。
次に、商工振興費に関し、起業支援助成金は、起業支援に申し込みされた方が全て助成を受けることができたのか。また、定住促進地域での起業者はあるのか。これまでに起業支援してきた人のフォローアップや現状把握はどうしているのかとの質疑に対し、平成29年度は、8件の申し込み全てに助成した。定住促進地域での起業志望者はなかったが、一昨年度は助成実績がある。起業支援後3年間は、法人には決算書、個人には確定申告書の写しを提出してもらい経営状況を把握している。3年以内に廃業された方には、返金してもらっている。起業支援申込者は、ほぼ商工会に加入されているので、その後の相談など、商工会でフォローしてもらっている旨の回答がありました。
次に、新規就農者支援事業に関し、新規就農希望者で補助待機者があるのかとの質疑に対し、1年に約30件程度の相談がある。そのうち、支援希望者が平成29年度は6名あり、6名とも就農されている。希望者には支援しており、待機者はいない旨の回答がありました。
続きまして、認定第3号 平成29年度篠山市
下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、報告します。
下水道汚泥共同処理事業費に関し、あさぎり乾肥の作製について、職員の負担増になっていないか。また、竹チップによる臭気対策効果はどうかとの質疑に対し、あさぎり乾肥の作製に機器を導入したことにより、職員の負担は少なくなった。竹チップによる臭気の抑制効果については、利用者からはにおいが軽減していると聞いている。臭気の測定費用もかかることから頻繁に行えるものではないが、今後も定期的に測定を行い、検証していく旨の回答がありました。
続きまして、認定第4号 平成29年度篠山市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について、報告します。
建設費に関し、平成30年度に繰り越した302万4,000円の内容を問う質疑に対し、一般県道八上新線の拡幅工事に伴うマンホールポンプ操作盤の支障移設工事に係る費用で、県道工事の事業繰越に追随したものである。既にこの7月に支障移転工事は完了している旨の回答がありました。
続きまして、認定第5号 平成29年度篠山市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、報告します。
まず、1人当たりの医療費が増加傾向にある中、医療費抑制のために取り組んでいる事業の説明を求める質疑に対し、糖尿病に係る人工透析をした場合、1人当たり年間500万円もの高額な医療費がかかることから、今年度より糖尿病性腎症重症化予防事業やデータヘルス計画に基づき、健診異常値放置者へ文書を発送し、面談保健指導を実施している旨の回答がありました。
次に、財政調整基金が増加傾向にある中、活用方法の1つとして、保険料引き下げのために充当することも考えられるのではないかとの質疑に対し、平時の基金投入については、基金が底をついた際、大きな反動があると考えられることから、税負担が急激に伸びた場合や健康維持のための保健事業に活用していきたいと考えている旨の回答がありました。
続きまして、認定第6号 平成29年度篠山市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について、報告します。
受給者が7,581人に対して、健診受診者は707人であった。受診者が少ないが、どのように案内しているのかとの質疑に対し、個々の案内はしておらず、年2回の案内のみである。来年度は、受診率向上に向け、勧奨を進める予定である旨の回答がありました。
続きまして、認定第7号 平成29年度篠山市
介護保険特別会計歳入歳出決算認定について、報告します。
まず、在宅医療・介護連携推進事業に関し、篠山つながり手帳ワーキング会議において、つながり手帳の発行以降、数年が経過していることを踏まえ、実際の運用や課題、事業効果について説明されたいとの質疑に対し、効果に関しては、医療機関や介護サービス事業者から、手帳を通じて患者の生活や受けているサービス等が見えてくることから、より適切に患者等にアプローチできるとの意見を伺っている。ただし、運用しないことには効果が発揮されないものであることから、まずは、つながり手帳の周知を徹底し、常に携帯するように働きかけ、より効果が出るように取り組んでいきたい旨の回答がありました。
次に、介護給付等費用適正化事業に関し、ケアプラン点検を行い、給付の適正化を図るとのことであるが、指導内容及び実績を説明されたいとの質疑に対し、平成29年度は110件のケアプラン点検を行った。ケアプランは、利用者の家族の意向が強く出ている場合もあることから、リハビリ職もかかわって、サービス利用についてのアドバイスや家族に対して介護の仕方を教えている。ケアマネジャーの考えを適切な方向へ導きながら、利用者に対して適切なサービスを届けていただきたいと考えている旨の回答がありました。
最後に、認定第9号 平成29年度篠山市
水道事業会計決算認定について、報告します。
有収水量が人口減の影響もあり減少しているが、用途別の営業用や工場用で増加している要因は何かとの質疑に対し、40ミリの口径で使用量がふえている。中でも、西紀の食品加工業者の増加が大きい。他の企業は平年並みである旨の回答がありました。
なお、認定第2号 平成29年度篠山市
住宅資金特別会計歳入歳出決算認定について、及び認定第8号 平成29年度篠山市
農業共済事業会計決算認定については、分科会審査において特に質疑等はありませんでした。
以上、各分科会座長からの審査の報告を受け、質疑を行いました。
まず、産業建設分科会座長報告に対して、委員より、先日の全員協議会で報告のあった、ささやま荘の経営状況に関する数値と毎年度実施されている指定管理者モニタリングレポートの数値にそごがある旨の指摘と、同施設の来年度からの宿泊業務停止が指定管理契約違反に当たるのではないかとの意見がありました。この指摘や意見は、直接平成29年度決算審査に関係するものでないものの、指摘の数値のそごについては、議会として看過できるものでないことから後日、産業建設常任委員会で調査いただくことになりました。
座長への質疑終了後、議員間討議を行いましたが、特に意見はありませんでした。その後の討論では、認定第1号 平成29年度篠山市
一般会計歳入歳出決算認定について、賛成と反対それぞれの討論がございました。
まず、反対の立場より、ささやま荘の決算額について、全員協議会での報告数値と市が公表しているモニタリングレポートの数値にそごがある。その数値の精査ができるまで、決算認定はできないとの討論がありました。
一方、賛成の立場より、平成29年度の決算認定と指定管理者である株式会社アクト篠山の経営状況は、所管委員会として切り離して考えており、分科会の質疑においてもアクト篠山の経営診断に係る費用に関して、費用対効果等について審査を行った。経営状況について、今後、所管委員会において調査を行うこととしている。分科会においては、平成29年度一般会計の決算認定について、適正に執行されていることを確認しているとの討論がありました。
討論の後、採決を行いました結果、認定第1号、認定第5号、認定第6号、認定第7号の4議案については、賛成多数で、認定するものと決定いたしました。
また、認定第2号、認定第3号、認定第4号、認定第8号、認定第9号の5議案については、全員賛成で、認定するものと決定いたしました。
議員各位におかれましては、決算特別委員会の決定どおり、御賛同賜りますようお願いします。
なお、各分科会や全体会審査の中で行ってきた意見等につきましては、執行部において十分な検討をいただき、今後の予算計上や予算執行に反映いただくよう申し添え、審査の報告とさせていただきます。
以上です。
○議長(森本富夫君) 委員長の報告は終わりました。
これから委員長の報告に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで、委員長に対する質疑を終わります。
これから一括して討論を行いますが、討論に際しては、冒頭に認定番号を述べていただきますようお願いします。
討論はありませんか。
(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 議長との発言がありますので、これから討論を行います。
まず、原案に反対者の発言を許します。
15番、前田えり子君。
○15番(前田えり子君)(登壇) 議席番号15番、前田えり子です。
認定第1号 平成29年度篠山市
一般会計歳入歳出決算認定、認定第5号 平成29年度篠山市国民健康保険特別会計決算認定、認定第6号 平成29年度篠山市後期高齢者医療特別会計決算認定、認定第7号 平成29年度篠山市介護保険特別会計決算認定について、反対の討論をします。
平成29年度施政方針では、市債残高も減少し、財政指標に改善が見られるとしながら、財政再建はまだまだ予断を許さない状況にあるとして、当初予算では、引き続き、再生計画前の平成19年度と比較して、11億466万円の効果額を見込んで執行され、定住促進、子育て支援、特産振興、起業支援、防災対策など、市民の安心安全、住みよい篠山市になるように、さまざまな施策が実行されました。市民の暮らしを支える職員の給与も一部復元されました。ですが、高齢化が進む中で、介護や医療の不安、ひとり暮らしの不安が高齢者には募っています。予算の使い方を「市民の暮らし第一に」「安心して暮らせるように」、基金なども活用して、安心して医療や介護を受けられるようにするべきです。
社会保障の制度は悪くなるばかりです。国民健康保険は、所得の1割を超える高額な保険料になっています。滞納を理由に保険証の取り上げも行われています。受診を我慢して病気を悪化させることにもなっています。70歳以上の医療費負担も現役並み所得の人は1割から2割に、さらに3割へと引き上げられました。後期高齢者医療は、75歳未満の健康診断が積極的に進められるのと違って、医者にかかっている人が多いからと、積極的な案内がありません。家族から引き離し、年齢で医療を差別する世界にも例のない制度です。もとの制度に戻すべきです。
介護保険は、要支援1、2の訪問・通所介護については介護給付の対象外にされ、市町村が実施する「総合事業」に移行されています。利用料も一定額以上の所得のある人は2割負担になり、さらに3割負担の方もあります。お金のことを心配して、本来必要とされる介護サービスを諦めたり、医療機関にかかるのを控えたりする人たちがさらに広がる危険があります。財政的にも十分な支援が必要です。
国は、2002年3月31日に、「同和」にかかわる最後の特別法を終了しました。その理由として、「本来時限的なもの、特別対策をなお続けていくことは、同和問題の解決に有効とは考えられない。人口移動が激しい中で、同和地区・同和関係者に対象を限定した施策を続けることは事実上困難」としています。部落問題は、社会問題としての性格はなくなっているのです。住民が人権について「おくれた意識」を持っているかのように、「人権学習」や「住民学習」を、押しつけることはやめるべきです。また、研究会や集会の参加者への補助は、実質、特定の運動団体への補助となっています。市人権・同和教育研究協議会への助成など、見直す必要があります。
国は、医療や介護など、さらなる社会保障制度の改悪、負担増を提言しています。後期高齢者の窓口負担を2倍に、介護保険利用料「原則2割」になど、新たな負担増と給付の抑制・削減を迫る内容です。社会保障の財源は、大企業への優遇税制の見直し、大金持ちに応分の負担を求めるなど、税制改革や予算の見直しなどで確保できます。国の公費負担をふやすことを求めます。同時に自治体でも、負担軽減の取り組みを進めることを求めます。
以上、認定第1号、5号、6号、7号についての反対討論といたします。
○議長(森本富夫君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。
3番、向井千尋君。
○3番(向井千尋君)(登壇) 議席番号3番、向井千尋でございます。
ただいま議題となっております認定第1号 平成29年度篠山市
一般会計歳入歳出決算認定から、認定第9号 平成29年度篠山市
水道事業会計決算認定についてまでの9件について、賛成の立場で、意見を述べさせていただきます。
まず、本市の長期的課題であります財政再建につきまして、実質公債比率は、公債費の償還額の減少により0.1ポイント、将来負担比率については、一般会計等の市債残高の減少により3.8ポイント、前年度に比べて改善しており、これは、これまでの財政健全化の取り組みによるものです。
しかしながら、平成29年3月に策定された「篠山市公共施設等総合管理計画」に基づき、公共施設や道路、上下水道等のインフラ資産の更新や改修に多くの費用が必要と想定されることから、引き続き、財政運営の健全化に留意する必要があります。
また、未収金対策については、市税の未収金総額は前年度に比べて減少しましたが、依然として、一般会計の未収金総額の7割以上を占めており、今後も引き続き、未収金対策に取り組んでいただきたいと考えます。
平成29年度の主要事業について、定住促進や少子高齢、企業振興また特産振興やインバウンドなど、さらなる施策改善が求められるものでもあるものの、全体的に計画的に進めることができていると考えるところです。その他の事業についても、予算審査等での指摘事項については、当局からは十分に検討を行うとの回答を得ているところです。
そうしたことも踏まえ、決算特別委員会では、平成29年度の決算認定について、慎重に審査しましたところ、おおむね適切に運用がなされたと判断し、平成29年度決算を認定するものです。
議員各位におかれましても、決算特別委員会の決定どおり、御賛同いただきますようお願い申し上げ、賛成討論といたします。
○議長(森本富夫君) 次に、原案に反対者の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) これで、討論を終わります。
これから認定第1号 平成29年度篠山市
一般会計歳入歳出決算認定についてを採決します。
この決算に対する委員長の報告は、認定とするものです。
委員長の報告のとおり認定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(森本富夫君) 起立多数です。
したがって、認定第1号は、認定することに決定しました。
次に、認定第2号 平成29年度篠山市
住宅資金特別会計歳入歳出決算認定についてを採決します。
この決算に対する委員長の報告は、認定とするものです。
委員長の報告のとおり認定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(森本富夫君) 起立全員です。
したがって、認定第2号は、認定することに決定しました。
次に、認定第3号 平成29年度篠山市
下水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてを採決します。
この決算に対する委員長の報告は、認定とするものです。
委員長の報告のとおり認定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(森本富夫君) 起立全員です。
したがって、認定第3号は、認定することに決定しました。
次に、認定第4号 平成29年度篠山市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定についてを採決します。
この決算に対する委員長の報告は、認定とするものです。
委員長の報告のとおり認定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(森本富夫君) 起立全員です。
したがって、認定第4号は、認定することに決定しました。
次に、認定第5号 平成29年度篠山市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についてを採決します。
この決算に対する委員長の報告は、認定とするものです。
委員長の報告のとおり認定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(森本富夫君) 起立多数です。
したがって、認定第5号は、認定することに決定しました。
次に、認定第6号 平成29年度篠山市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてを採決します。
この決算に対する委員長の報告は、認定とするものです。
委員長の報告のとおり認定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(森本富夫君) 起立多数です。
したがって、認定第6号は、認定することに決定しました。
次に、認定第7号 平成29年度篠山市
介護保険特別会計歳入歳出決算認定についてを採決します。
この決算に対する委員長の報告は、認定とするものです。
委員長の報告のとおり認定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(森本富夫君) 起立多数です。
したがって、認定第7号は、認定することに決定しました。
次に、認定第8号 平成29年度篠山市
農業共済事業会計決算認定についてを採決します。
この決算に対する委員長の報告は、認定とするものです。
委員長の報告のとおり認定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(森本富夫君) 起立全員です。
したがって、認定第8号は、認定することに決定しました。
次に、認定第9号 平成29年度篠山市
水道事業会計決算認定についてを採決します。
この決算に対する委員長の報告は、認定とするものです。
委員長の報告のとおり認定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(森本富夫君) 起立全員です。
したがって、認定第9号は、認定することに決定しました。
ここで、暫時休憩をいたします。
再開は、11時15分といたします。
午前11時03分 休憩
午前11時15分 再開
◎日程第16 議案第75号 篠山市企業誘致及び雇用促進に関する条例の一部を改正
する条例
○議長(森本富夫君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
日程第16.議案第75号 篠山市企業誘致及び雇用促進に関する条例の一部を改正する条例を議題とします。
議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。
稲山政策部長。
○政策部長(稲山 悟君)(登壇) ただいま御上程賜りました議案第75号 篠山市企業誘致及び雇用促進に関する条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
議案書は1ページ、議案第75号説明資料並びに条例改正新旧対照表1ページをごらんください。説明につきましては、議案第75号説明資料に基づき、御説明をいたします。
まず、改正理由についてでございますが、「篠山市企業誘致及び雇用促進に関する条例」では、市内に工場施設等を新設または増設した場合、市内在住の常時雇用者が3人以上増加した場合など、一定の条件を満たした場合に、その設備投資に伴う固定資産相当額を5年間、奨励金として交付するなどの支援策を講じており、現行の条例では、その対象を物品の製造及び加工・修理の事業の用に供する施設、もしくは物品の輸送に供する施設としています。
国においては、平成29年7月、「地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律」(地域未来投資法(略称))が施行されまして、この法律においては、地域の特性を活用した事業の生み出す
経済的波及効果に着目し、これまで地域経済を支えてきた製造業だけでなく、成長性の高い新たな分野にも支援対象を広げています。
この法律の施行を受けまして、篠山市では兵庫県と共同で基本計画を策定し、城下町、丹波焼、丹波篠山黒大豆等の観光資源を活用した「観光・文化・まちづくり分野」と、製造業の集積を活用した「成長ものづくり分野」を地域特性として活用戦略に定め、これらを活用して地域経済を牽引していく事業について、国の制度を活用した支援を行うこととし、経済産業大臣ほか関係大臣の同意を受けたところです。
これらのことから、「篠山市企業誘致及び雇用促進に関する条例」の第2条第1号で定義をしています工場等施設について、物品の製造及び加工・修理の事業の用に供する施設、物品の輸送に供する施設に加え、「地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律」に基づいて策定し、承認を受けました地域経済牽引事業計画に従って行われる地域経済牽引事業の用に供する施設を加えようとするものです。
施行期日については、公布の日からを予定をしております。
以上、議案第75号に係ります提案理由の説明とさせていただきます。
よろしく御審議賜り、御決定いただきますようお願い申し上げます
○議長(森本富夫君) 提出者の説明が終わりました。
これから質疑を行いますが、本案につきましては、総務文教常任委員会に付託することにしたいと思います。
したがいまして、質疑は大綱程度でお願いします。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
お諮りします。
ただいま議題となっております議案第75号は、総務文教常任委員会に付託することにしたいと思います。
御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 異議なしと認めます。
議案第75号は、総務文教常任委員会に付託することに決定しました。
◎日程第17 議案第76号 市の名称変更に伴う関係条例の整理に関する条例
○議長(森本富夫君) 日程第17.議案第76号 市の名称変更に伴う関係条例の整理に関する条例を議題とします。
議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。
梶村総務部長。
○総務部長(梶村徳全君)(登壇) ただいま御上程賜りました議案第76号 市の名称変更に伴う関係条例の整理に関する条例の制定につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
議案書の2ページをごらんください。
本条例は、さきの第117回臨時会で可決いただきました市の名称を変更する条例の制定に伴い、本市において施行中の条例について、所要の整理を行うものです。
条例の整理内容につきましては、現在施行中の285件の既存条例及び市の名称変更の日の前日までに新たに制定され、施行する条例において、「篠山市」とある字句を「丹波篠山市」に改めます。
ただし、規程中に引用している、既存条例の条例番号のように、条例改正により、条例の内容が不適合となる字句については、この条例の規定を適用しないこととします。
なお、条例の施行期日に関しましては、市の名称を変更する条例の施行に合わせ、平成31年5月1日からといたします。
以上、提案理由の説明とさせていただきます。
御審議いただきまして、御決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(森本富夫君) 提出者の説明が終わりました。
これから質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
これから討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 討論なしと認めます。
これから議案第76号を採決します。
本案は、原案のとおり可決することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(森本富夫君) 起立全員です。
したがって、議案第76号は、原案のとおり可決されました。
◎日程第18 議案第77号 篠山市公契約条例
○議長(森本富夫君) 日程第18.議案第77号 篠山市公契約条例を議題とします。
議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。
梶村総務部長。
○総務部長(梶村徳全君)(登壇) ただいま御上程賜りました議案第77号 篠山市公契約条例の制定につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
議案書は3ページから10ページ、新旧対照表は2ページから3ページ、議案第77号説明資料をごらんください。
この条例は、学識経験者や受注者及び下請負者の代表者などで構成した篠山市公契約条例策定審議会を設置して、2年9カ月にわたり、条例の必要性や意義、その目的など、さまざまな視点で慎重に議論していただき、審議会の答申に基づいて策定をしております。
それでは、まず、条例の趣旨についてですが、市長等が締結する契約及び指定管理業務において、それにかかわる労働者の適正な労働環境を確保することで、労働者の生活の安定や公契約の質の確保を図るため制定しようとするものです。
次に、条例の概要についてですが、この条例は6つの章で構成しており、第1章においては、この条例は、公契約に関する基本方針及び基本的な事項を定め、公契約に関する取り組みを推進し、もって地域経済の発展及び市民福祉の増進に寄与することを目的とすると規定しており、具体的には、市内事業者等の優先的な受注機会の増大、労働者の適正な労働環境の確保、公契約の適正な履行及び質の確保といった3つの基本方針を定め、公契約の取り組みを推進することとしています。
第2章においては、市長等は、市内事業者に対して、請負等業務を優先的に発注し、受注機会の増大に努めること、また、受注者等は、下請等契約を市内事業者との間で締結するよう努めることを規定しています。
第3章においては、市長等及び受注者等は、適正な労働環境の確保に努めるものとし、受注者等が労働関係法令を遵守しているかを確認するために、労働関係法令の遵守状況の報告を義務づけており、対象とする公契約の範囲は規則で定めます。また、労働関係法令を遵守していない場合は、労働関係法令を遵守するために必要な措置内容の報告を義務づけています。
なお、受注者等が労働関係法令を遵守するために必要な措置内容の報告をせず、また虚偽の報告をしたときは、弁明等の機会を付与した上で、氏名等を公表し、特に必要があると認めるときは関係機関へ通報することなどを規定しています。
第4章においては、市長等は、公契約に係る業務の適正な履行及びその質を確保するために、請負等業務にあっては適正な予定価格を、指定管理業務にあっては対価として支払うべき金額の適正な上限額を設定するものとし、その業務の履行内容を適宜確認するものと規定しています。
また、受注者等は、労働者の雇用の安定に配慮するために、従前から公契約に係る業務に従事していた労働者で、引き続き、その業務に従事することを希望する者に対して、雇用の継続に努めることを規定しています。
なお、談合その他の不正行為をした事業者には、入札参加の制限等、必要な措置を講ずることを規定しています。
第5章においては、公契約に関し必要と認める事項について審議するため、公契約審議会の設置を規定しています。
第6章においては、公契約条例の対象範囲など、条例の施行に当たって必要な事項は、規則で定めるよう規定しています。
なお、附則において、条例の施行期日は公布の日とし、第3章に規定する労働関係法令の遵守状況報告や措置内容の報告などは、規則で定める日、これは平成31年4月1日となりますが、から適用することとしています。
また、篠山市公契約条例策定審議会は、市長への答申をもって終了となるため、「篠山市附属機関設置条例」にある篠山市公契約条例策定審議会の項を削除し、「篠山市特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例」にある公契約条例策定審議会を公契約審議会に改めます。
以上、提案理由の説明とさせていただきます。
御審議いただきまして、御決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(森本富夫君) 提出者の説明が終わりました。
これから質疑を行いますが、本案につきましては、総務文教常任委員会に付託することにしたいと思います。
したがいまして、質疑は大綱程度でお願いします。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
お諮りします。
ただいま議題となっております議案第77号は、総務文教常任委員会に付託することにしたいと思います。
御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 異議なしと認めます。
議案第77号は、
総務文教常任委員会に付託することに決定しました。
◎日程第19 議案第78号 篠山市税条例等の一部を改正する条例
○議長(森本富夫君) 日程第19.議案第78号 篠山市税条例等の一部を改正する条例を議題とします。
議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。
梶村総務部長。
○総務部長(梶村徳全君)(登壇) ただいま御上程賜りました議案第78号 篠山市税条例等の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明を申し上げます。
議案書は11ページ、新旧対照表は4ページから8ページ、議案第78号説明資料をごらんください。
まず、改正の趣旨についてですが、今回の改正は、平成31年10月1日から施行される改正地方税法により、現在、都道府県税として賦課・徴収されている自動車取得税を廃止して、燃費性能に応じた税率を取得価格に乗じて課す環境性能割が導入され、軽自動車税環境性能割については、市町村税となることに伴うものです。
軽自動車税環境性能割の賦課徴収等の事務は、当分の間、自動車税環境性能割と合わせて兵庫県が行うことから、軽自動車税環境性能割に対する減免等の取り扱いについて、地方税法附則第29条の10第2項の規定に基づく兵庫県との協議により、県下統一で県の基準により行うこととなったため、減免関係の規定を整理するものです。
次に、改正の概要については、新旧対照表に基づいて御説明をいたします。
まず、第51条、第71条、第89条、第90条第2項及び第3項、第139条の3は、減免申請の申請期限を現行納期限7日前となっているのを、納期限とする改正です。この改正については、自動車税の減免申請期限が納期限となっているのを参考に、申請期限を拡大しても課税事務上の支障がないと判断し、納税者の利便の向上を図る観点から、他の税目も含めて減免申請期限を納期限に改正するものです。
次に、第90条は、生計を一にする家族が所有する軽自動車で身体障害者のため利用されている場合、当該身体障害者の年齢を18歳以下としている年齢の規定を削除し、精神障害者と同様に年齢にかかわりなく対象車両とするものです。
次に、第81条の2は、日本赤十字社が所有する軽自動車に対する環境性能割の減免は県の基準で行うため、条例で規定する非課税の範囲を軽自動車税の種別割に限定するものです。
次に、附則第15条の3は、軽自動車税環境性能割の減免について、兵庫県知事が定める基準により行う旨を明記するものです。
なお、附則において、改正条例の施行期日は、公布の日からといたします。
以上、提案理由の説明とさせていただきます。
御審議いただきまして、御決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(森本富夫君) 提出者の説明が終わりました。
これから質疑を行いますが、本案につきましては、
総務文教常任委員会に付託することにしたいと思います。
したがいまして、質疑は大綱程度でお願いします。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
お諮りします。
ただいま議題となっております議案第78号は、
総務文教常任委員会に付託することにしたいと思います。
御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 異議なしと認めます。
議案第78号は、
総務文教常任委員会に付託することに決定しました。
◎日程第20 議案第79号 篠山市介護保険条例の一部を改正する条例
日程第21 議案第80号 篠山市国民健康保険条例の一部を改正する条例
○議長(森本富夫君) 日程第20.議案第79号 篠山市介護保険条例の一部を改正する条例、及び日程第21.議案第80号 篠山市国民健康保険条例の一部を改正する条例を一括議題とします。
議案の朗読を省略し、一括して提案理由の説明を求めます。
倉保健福祉部長。
○保健福祉部長(倉 剛史君)(登壇) ただいま御上程賜りました議案第79号 介護保険条例の一部を改正する条例並びに議案第80号 篠山市国民健康保険税条例の一部を改正する条例につきまして、一括して提案理由の説明を申し上げます。
まず初めに、議案第79号につきまして説明をいたします。
議案書12ページ、条例改正新旧対照表9ページ、議案第79号説明資料をごらんください。
1、改正の趣旨といたしましては、先ほどの議案第78号の篠山市税条例等の改正に合わせ、被保険者の利便性の向上を図るため、介護保険料の減免申請の期限を改正をするものでございます。
2、改正の内容につきましても、篠山市税条例等の改正と同じく、介護保険料の減免申請期限を、納付書または口座振替で納付する場合は、納期限7日前を納期限まで、年金天引きで納付する場合は、支払いに係る月の前々月までを、これを支払いに係る月までに改正するものです。
施行期日は、公布の日といたします。
続きまして、議案第80号につきまして説明をいたします。
議案書13ページ、条例改正新旧対照表10ページ、議案第80号説明資料をごらんください。
1、改正の趣旨につきましては、先ほどの介護保険条例の改正と同様で、国民健康保険税の減免申請の期限を改正するものでございます。
2、改正の内容につきましても、介護保険条例の改正と同じく、国民健康保険税の減免申請期限を、納期限7日前を納期限までにそれぞれ改正するものでございます。
施行期日は、公布の日とします。
以上で、議案第79号並びに議案第80号、条例改正に係る提案理由の説明といたします。
御審議いただきまして、御決定賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(森本富夫君) 提出者の説明が終わりました。
これから一括して質疑を行いますが、この2件につきましては、
民生福祉常任委員会に付託することにしたいと思います。
したがいまして、質疑は大綱程度でお願いします。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
お諮りします。
ただいま議題となっております議案第79号及び議案第80号は、
民生福祉常任委員会に付託することにしたいと思います。
御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 異議なしと認めます。
議案第79号及び議案第80号は、
民生福祉常任委員会に付託することに決定しました。
◎日程第22 議案第81号 篠山市福祉医療費等の助成に関する条例の一部を改正す
る条例
○議長(森本富夫君) 日程第22.議案第81号 篠山市福祉医療費等の助成に関する条例の一部を改正する条例を議題とします。
議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。
倉保健福祉部長。
○保健福祉部長(倉 剛史君)(登壇) ただいま御上程賜りました議案第81号 篠山市福祉医療費等の助成に関する条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
議案書は14ページから15ページ、条例改正新旧対照表は11ページから13ページ、議案第81号説明資料をお開きください。説明につきましては、説明資料に基づき、行います。
まず、1、改正の趣旨として、今回、児童福祉法施行令等が改正され、福祉医療費の助成に係る所得要件である市民税の非課税、並びに市民税所得割額の算定において、寡婦と同様の適用にするために見直しをするものでございます。
2、改正の内容として、未婚の母または未婚の父に該当する場合は、福祉医療費助成の受給資格要件である、市民税非課税の範囲、または市民税所得割額23万5,000円の算定に対し、地方税法に規定する寡婦等と同様の算定とするものでございます。
まず、説明資料の中段、65歳以上70歳未満が対象となる高齢期移行助成制度などの受給資格である非課税の範囲については、現在は寡婦等と未婚のひとり親には、差がありますが、寡婦等と同じく未婚のひとり親も、合計所得金額が、125万円以下は、非課税の範囲として扱う。
また、こども医療費助成制度等における市民税所得割額23万5,000円の判定に対し、地方税法において、寡婦控除が適用されない未婚のひとり親も同様の適用が行えるよう、市民税所得割額の算定を改正するものでございます。
なお、施行期日につきましては、平成30年9月1日とします。
以上で、議案第81号 篠山市福祉医療等の助成に関する条例の一部を改正する条例に係る提案理由の説明とさせていただきます。
御審議いただきまして、御決定いただきますようよろしくお願いいたします。
○議長(森本富夫君) 提出者の説明が終わりました。
これから質疑を行いますが、本案につきましては、
民生福祉常任委員会に付託することにしたいと思います。
したがいまして、質疑は大綱程度でお願いします。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
お諮りします。
ただいま議題となっております議案第81号は、
民生福祉常任委員会に付託することにしたいと思います。
御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 異議なしと認めます。
議案第81号は、
民生福祉常任委員会に付託することに決定しました。
◎日程第23 議案第82号 篠山市下水道事業に地方公営企業法の規定の全部を適用
することに伴う関係条例の整備に関する条例
○議長(森本富夫君) 日程第23.議案第82号 篠山市下水道事業に地方公営企業法の規定の全部を適用することに伴う関係条例の整備に関する条例を議題とします。
議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。
酒井上下水道部長。
○上下水道部長(酒井一弘君)(登壇) ただいま御上程いただきました議案第82号 篠山市下水道事業に地方公営企業法の規定の全部を適用することに伴う関係条例の整備に関する条例につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
議案書16ページ、新旧対照表14ページ、議案第82号説明資料をごらんいただきたいと思います。
下水道事業への地方公営企業法の適用につきましては、平成28年度より資産調査や会計システムの導入など準備を進めてまいりました。この条例は、平成31年4月1日からの地方公営企業法の適用に向けまして、関係する条例につきまして、所要の整備を行おうとするものでございます。
地方公営企業法を適用する事業は、公共下水道事業、特定環境保全公共下水道事業、農業集落排水事業、コミュニティ・プラント事業の4事業とし、下水道事業として、実施いたします。会計方式は、公営企業会計を適用し、下水道課職員のうち、あさぎり苑職員を除く5名を公営企業職員とします。
また、条例に規定する市長を公営企業管理者の権限を行う市長に変更するとともに、文言などの整理もあわせて行います。
具体的には、篠山市事務分掌条例を市長部局として実施する業務のみに改めます。篠山市職員定数条例の市長の事務部局の職員と公営企業の職員の人数を改めます。篠山市特別会計条例から下水道事業特別会計と農業集落排水事業特別会計を削除いたします。篠山市農業集落・コミュニティプラント排水施設条例を篠山市農業集落排水施設及びコミュニティ・プラント排水施設条例に改め、所要の整備を行います。
現在工事を実施いたしております宇土・岩崎地区につきましては、本条例から削除し、篠山市下水道条例に追加をいたします。
篠山市下水道条例では、処理場や処理対象区域などを追加いたします。
篠山市公営企業の設置等に関する条例に、下水道事業について追加し、所要の整理を行います。
篠山市あさぎり苑条例、篠山市下水道事業新規加入金徴収条例、篠山市都市計画下水道事業受益者負担に関する条例、篠山市生活排水処理施設使用料徴収条例は、市長についての規定など、必要な文言整理を行います。
これらの変更に伴いまして、農業集落排水事業減債基金条例、篠山市特定環境保全公共下水道事業減債基金条例、篠山市公共下水道処理場設置条例、篠山市都市計画区域外下水道事業受益者分担に関する条例、篠山市公共下水道事業減債基金条例を廃止することといたします。
施行期日は、平成31年4月1日です。
以上で、議案第82号の説明とさせていただきます。
御審議いただきまして、御決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(森本富夫君) 提出者の説明が終わりました。
これから質疑を行いますが、本案につきましては、産業建設常任委員会に付託することにしたいと思います。
したがいまして、質疑は大綱程度でお願いします。
質疑はありませんか。
8番、安井博幸君。
○8番(安井博幸君) ちょっとお尋ねします。あさぎり苑の職員を除いてということになっているんですけれども、なぜそうなっているのか、ちょっとその理由を説明お願いできますか。
○議長(森本富夫君) 酒井上下水道部長。
○上下水道部長(酒井一弘君) 上下水道部酒井です。
あさぎり苑につきましては、一般廃棄物処理施設ということでございます。その部分については、市長部局、一般会計の中で処理をしていくという形になっております。
以上でございます。
○議長(森本富夫君) ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
お諮りします。
ただいま議題となっております議案第82号は、産業建設常任委員会に付託することにしたいと思います。
御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 異議なしと認めます。
議案第82号は、産業建設常任委員会に付託することに決定しました。
◎日程第24 議案第83号 篠山市火災予防条例の一部を改正する条例
○議長(森本富夫君) 日程第24.議案第83号 篠山市火災予防条例の一部を改正する条例を議題とします。
議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。
吉見消防長。
○消防長(吉見敏明君)(登壇) ただいま御上程賜りました議案第83号 篠山市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明を申し上げます。
まず初めに、今回の改正に至る経緯を御説明申し上げますと、平成24年5月の広島県福山市で発生したホテル火災、平成25年2月の長崎県長崎市で発生したグループホーム火災で立て続けに多数の死傷者が発生したことを受けて、消防法違反対象物の公表制度として国が制度化し、まずは平成26年4月に政令市から、その後順次、各市町村の火災予防条例を改正するよう通知されたものです。
それでは、お手元の議案第83号説明資料をごらんください。
改正の趣旨としましては、消防法に規定されている違反対象物の公表は改善命令等を行った場合に初めてその命令の内容を違反対象物に直接張り出す形で公示することとなっています。すなわち、違反を覚知しても改善の指示や勧告、警告などの手順を踏んだ後にそれでも改善がなされない場合に命令を行いますので、相当の期間について建物の利用者に違反の状況をお知らせすることができないこととなっていました。
このことから、違反覚知後の改善指導を継続しながらも命令発出に至るまでの間において、違反の内容などの情報を利用者みずからが入手して、利用を判断できるように市のホームページ等で公表しようとするものです。
次に、改正の内容について説明させていただきます。
議案書22ページの改正条例案及び条例改正新旧対照表の32ページを、あわせてごらんください。
本案は、第47条の次に、「防火対象物の消防用設備等の状況の公表」としまして、第47条の2を新たに加えようとするものです。その第1項では、違反対象物の違反状況を公表することを規定します。第2項では、公表することについて、違反対象物の関係者に事前に通知することを規定します。第3項では、公表の対象となる防火対象物及び公表対象となる違反の内容並びに公表の手続について、篠山市火災予防規則において定めることを規定します。
施行期日は、平成31年4月1日を予定しております。
以上で、大変簡単ではございますが、篠山市火災条例の一部を改正する条例の制定についての説明を終わらせていただきます。
御審議いただきまして、御決定賜りますようお願い申し上げます。
○議長(森本富夫君) 提出者の説明が終わりました。
これから質疑を行いますが、本案につきましては、
民生福祉常任委員会に付託することにしたいと思います。
したがいまして、質疑は大綱程度でお願いします。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
お諮りします。
ただいま議題となっております議案第83号は、
民生福祉常任委員会に付託することにしたいと思います。
御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 異議なしと認めます。
議案第83号は、
民生福祉常任委員会に付託することに決定しました。
◎日程第25 議案第84号 篠山市長の選挙における選挙運動用ビラの作成の公費負
担に関する条例の一部を改正する条例
○議長(森本富夫君) 日程第25.議案第84号 篠山市長の選挙における選挙運動用ビラの作成の公費負担に関する条例の一部を改正する条例を議題とします。
議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。
中筋選挙管理委員会事務局長。
○選挙管理委員会事務局長(中筋吉洋君)(登壇) ただいま御上程賜りました議案第84号 篠山市長の選挙における選挙運動用ビラの作成の公費負担に関する条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
議案書23ページ、議案第84号説明資料、条例改正新旧対照表33ページをごらんください。説明は、議案第84号説明資料により行います。
初めに、改正の趣旨について申し上げます。
平成29年6月21日に公布され、平成31年3月1日に施行される公職選挙法の一部を改正する法律により、都道府県または市の議会の議員の選挙において、候補者の政策等を有権者が知る機会を拡充するため、地方公共団体の長の選挙と同様に、選挙運動用のビラの頒布が認められることとなりました。あわせて、都道府県または市は、条例で定めるところにより、選挙運動用ビラの作成について無料とすることができるようになりました。
この公職選挙法の一部改正に伴い、市長の選挙と同様に、市議会の議員の選挙における選挙運動用ビラの作成の公費負担に係る規定を整備するため、篠山市長の選挙における選挙運動用ビラの作成の公費負担に関する条例の一部を改正しようとするものです。
今回の法律改正によるビラの頒布の解禁については、議案第84号説明資料の中段の表のとおりで、篠山市の場合、指定都市以外の市に当たることから、篠山市の議会の議員の選挙におけるビラの頒布の上限枚数は、4,000枚となります。これは、既に公費負担となっている通常はがきの上限枚数の2倍となります。また、ビラの種類制限は2種類以内で公費負担の限度額は1枚当たり7円51銭となります。これらは、市長選挙と同じ基準となっています。
次に、条例改正の概要について申し上げます。
市議会の議員の選挙における選挙運動用ビラの作成の公費負担に係る事項を、市長の選挙と同じ規定で定めることから、題名を、「篠山市の議会の議員及び長の選挙における選挙運動用ビラの作成の公費負担に関する条例」に改めます。
また、第1条「趣旨」及び第2条「選挙運動用ビラの作成の公費負担」中、「篠山市長」を「篠山市の議会の議員及び長」に改めます。
最後に、この条例の施行期日は、改正された公職選挙法の施行期日と同日の平成31年3月1日としています。
また、経過措置として、この条例による改正後の「篠山市の議会の議員及び長の選挙における選挙運動用ビラの作成の公費負担に関する条例」の規定は、この条例の施行の日以降その期日を告示される選挙について適用し、この条例の施行の日の前日までにその期日を告示された選挙については、なお従前の例によるとしています。
このことから、本条例の規定は、平成31年3月1日以降に告示される選挙から適用されます。
以上、提案理由の説明とさせていただきます。
御審議をいただきまして、御決定いただきますようよろしくお願いを申し上げます。
○議長(森本富夫君) 提出者の説明が終わりました。
これから質疑を行いますが、本案につきましては、
総務文教常任委員会に付託することにしたいと思います。
したがいまして、質疑は大綱程度でお願いします。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
お諮りします。
ただいま議題となっております議案第84号は、
総務文教常任委員会に付託することにしたいと思います。
御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 異議なしと認めます。
議案第84号は、
総務文教常任委員会に付託することに決定しました。
ここで、暫時休憩をいたします。
再開を、1時10分といたします。
午後 0時04分 休憩
午後 1時10分 再開
◎日程第26 議案第85号 篠山市こんだ薬師温泉ぬくもりの郷の指定管理者の指定
について
○議長(森本富夫君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
日程第26.議案第85号 篠山市こんだ薬師温泉ぬくもりの郷の指定管理者の指定についてを議題とします。
議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。
堀井農都創造部長。
○農都創造部長(堀井宏之君)(登壇) ただいま御上程いただきました議案第85号 篠山市こんだ薬師温泉ぬくもりの郷の指定管理者の指定について、提案理由の説明を申し上げます。
議案書は24ページ、議案第85号の説明資料をごらんください。
篠山市こんだ薬師温泉ぬくもりの郷は、市民の健康福祉の増進及び農林業の振興による地域の活性化を図ることを目的に、平成16年に開設され、開設時より、現在の株式会社夢こんだを指定管理者として選定し、施設の運営管理を行っております。
今回、指定管理期間が平成31年3月31日で終了するため、改めて、平成31年4月1日から平成36年3月31日までの5年間を指定管理者として指定するものでございます。
選定しました指定管理候補者は、篠山市今田町今田新田21番地10、株式会社夢こんだ 代表取締役社長 杉尾吉弘です。
株式会社夢こんだは、ぬくもりの郷の運営を行う団体として設立されたもので、管理運営においては、市民福祉の向上や農業の振興の取り組みだけでなく、観光PRや特産物の販売、地産地消メニューの開発、地域団体や陶の郷などの近隣施設との連携など、施設を多方面に活用し、地域の活性化に大きく寄与しています。
また、経営状況についても、さまざまな企業努力により、平成28年度において累積赤字を解消し、黒字経営を続けています。
このように、地域の事情に詳しく、安定した施設管理及び経営能力とも十分な実績を有しており、施設の効率的な運用が期待されることから、篠山市公の施設の指定管理者の指定手続等に関する条例第5条第1項第4号の規定に基づき、同者を指定管理候補者として、特定指定するものです。
なお、市からの指定管理料はありません。
以上で、簡単ですが提案理由の説明とさせていただきます。
御審議いただき、御決定いただきますようお願いします。
○議長(森本富夫君) 提出者の説明が終わりました。
これから質疑を行いますが、本案につきましては、産業建設常任委員会に付託することにしたいと思います。
したがいまして、質疑は大綱程度でお願いします。
質疑はありませんか。
10番、栗山泰三君。
○10番(栗山泰三君) 10番、栗山です。
夢こんだの経営について、累積赤字を28年度から黒字化されたというように書いてありますが、それの主な要因はどのように捉えられておりますか。お風呂の燃料について、ペレットを使っておられると思うんですが、今、油が高騰しておることも影響しておると思うので、その辺のことも考えられるかと思うんですが、どうでしょうか。
○議長(森本富夫君) 堀井農都創造部長。
○農都創造部長(堀井宏之君) 農都創造部、堀井です。
先ほどの栗山議員の御質問ですけれども、確かに燃料費の関係は一時期下がってきておりましたので、そういったものも含めて、経営には寄与していると思いますけれども、特に、先ほど申し上げましたように、徹底した企業努力ということで、人員削減なり、さまざまな職員の方のスキルの向上、それからどの部門に配置されてもそれぞれの能力が発揮できるような体制づくり、それからあらゆる仕入れに対するものについての競争原理の活用でありますとか、そういった企業努力によって、当時ですね、1億円以上の長期負債がございましたけれども、現状、その長期負債についてもかなり減ってきておりまして、そういったことも寄与していると考えます。
○議長(森本富夫君) 10番、栗山泰三君。
○10番(栗山泰三君) 企業努力ということで、説明いただいたんですが、1億円の負債と今も報告があったんですが、今現在はどれぐらいの額になっておるんでしょうか。
○議長(森本富夫君) 堀井農都創造部長。
○農都創造部長(堀井宏之君) 手元の数字でございますが、この平成30年3月末の決算で、約1,600万円という金額になっております。
○議長(森本富夫君) ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
お諮りします。
ただいま議題となっております議案第85号は、産業建設常任委員会に付託することにしたいと思います。
御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 異議なしと認めます。
議案第85号は、産業建設常任委員会に付託することに決定しました。
◎日程第27 議案第86号 篠山市
上立杭地区活性化施設の指定管理者の指定につい
て
○議長(森本富夫君) 日程第27.議案第86号 篠山市
上立杭地区活性化施設の指定管理者の指定についてを議題とします。
議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。
堀井農都創造部長。
○農都創造部長(堀井宏之君)(登壇) それでは、ただいま御上程いただきました議案第86号 篠山市
上立杭地区活性化施設の指定管理者の指定について、提案理由の説明を申し上げます。
議案書は25ページ、議案第86号説明資料をごらんください。
篠山市
上立杭地区活性化施設は、市民の健康福祉の増進及び農林業の振興とともに、丹波焼の承継に寄与することを目的に、平成15年度に開設され、開設時より、現在の今田町上立杭自治会を指定管理者として選定し、施設の運営管理を行っております。
今回、指定管理期間が平成31年3月31日で終了するため、改めて、平成31年4月1日から平成36年3月31日までの5年間の指定管理者を指定するものです。
選定しました指定管理候補者は、篠山市今田町上立杭2番地2、今田町上立杭自治会自治会長 市野元和です。
今田町上立杭自治会は、管理運営において、住民福祉の向上や地域コミュニティの活性化、施設を交流館と位置づけ、都市と農村との交流事業や陶芸美術館 陶の郷との連携による近隣地域を巻き込んだ交流事業の開催、丹波焼の技術研修や営農指導による農業の振興など多方面に利活用し、地域の活性化に大きく寄与しています。
このように、地域の事情に詳しく、施設の効率的な運用が期待されることから、篠山市公の施設の指定管理者の指定手続等に関する条例第5条第1項第4号の規定に基づき、同者を指定管理候補者として、特定指定するものです。
なお、市からの指定管理料はありません
以上で、簡単ですが提案理由の説明とさせていただきます。
御審議いただき、御決定いただきますようお願い申し上げます。
○議長(森本富夫君) 提出者の説明が終わりました。
これから質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
これから討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 討論なしと認めます。
これから議案第86号を採決します。
本案は、原案のとおり可決することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(森本富夫君) 起立全員です。
したがって、議案第86号は、原案のとおり可決されました。
◎日程第28 議案第87号 平成30年度篠山市一般会計補正予算(第7号)
日程第29 議案第88号 平成30年度篠山市
下水道事業特別会計補正予算(第2
号)
日程第30 議案第89号 平成30年度篠山市
農業集落排水事業特別会計補正予算
(第2号)
日程第31 議案第90号 平成30年度篠山市
国民健康保険特別会計補正予算(第
2号)
日程第32 議案第91号 平成30年度篠山市
介護保険特別会計補正予算(第2号)
日程第33 議案第92号 平成30年度篠山市
農業共済事業会計補正予算(第2号)
日程第34 議案第93号 平成30年度篠山市
水道事業会計補正予算(第2号)
○議長(森本富夫君) 日程第28.議案第87号 平成30年度篠山市一般会計補正予算(第7号)から、日程第34.議案第93号 平成30年度篠山市
水道事業会計補正予算(第2号)までの7件を一括議題とします。
議案の朗読を省略し、一括して提案理由の説明を求めます。
まず、議案第87号について。
稲山政策部長。
○政策部長(稲山 悟君)(登壇) それでは、ただいま御上程いただきました議案第87号 平成30年度篠山市一般会計補正予算(第7号)につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
このたびの補正につきましては、小中学校、幼稚園への空調設備工事や市名変更に係る費用、市議会議員補欠選挙等の所要経費について補正をお願いするものです。
結果、第1条の歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ8億2,614万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ251億9,104万5,000円とするものです。
それでは、歳出予算の主なものから御説明を申し上げますが、職員人件費につきましては、9月補正以後の各種届け出等による変更分など決算見込みによる精査分を計上しており、合計で10万3,000円の減額、臨時的任用職については41万3,000円の減額となっております。
さらに、特別会計、企業会計との繰出金、繰入金につきましては、事業精査に伴うものが主な理由でありますので説明を省略させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
以下、増額となります事業を中心に主なものを御説明いたします。
それでは、予算書をごらんください。
まず、19ページ、2款 総務費、1項 総務管理費、2目 秘書費 篠山市制20周年記念事業は、市制20周年記念誌作成委託料で140万4,000円の追加です。
21ページ、6目 財産管理費 市営駐車場管理費190万3,000円の追加は、JR本篠山跡地の借地料で、当該地で建設を予定しているホテルの事業着手が平成31年度になるため、借地の期間を延長するものです。
7目 ふるさと篠山に住もう帰ろう運動推進事業953万円の追加は、後川新田自治会活性化補助金で、同自治会が取り組む地域活性化に対する支援で、特定財源については、建物総合損害共済災害共済金309万2,000円を充当しています。企画一般事務費のスローライフ・フォーラム実行委員会負担金150万円の追加は、平成31年3月9日、10日に篠山市、丹波県民局、兵庫丹波の森協会で実行委員会を組織し開催を予定しています事業負担金です。市名変更関係事業費は、丹波篠山市への市名変更に伴う公共施設の銘板などの変更6,550万円及び変更する市名を広く市内外に周知するためのPR事業、市名変更に伴う企業への看板やシステム変更などへの一部支援など2,600万円の合計9,150万円の追加で、特定財源は、全額丹波篠山ふるさと基金繰入金です。丹波篠山ふるさと応援団事業3,006万3,000円の追加は、ふるさと応援団寄附金5,285万円の追加に伴う返礼品やシステム使用料です。
21ページから23ページ、9目 情報システム費 電子計算費842万4,000円の追加は、改元に係るシステム変更です。14目 今田支所費231万4,000円の追加は、雨漏り修繕及び点検口設置工事で、特定財源は、建物総合損害共済災害共済金25万3,000円です。17目 コミュニティ活動推進費 コミュニティセンター管理費6,596万9,000円の追加は、高城会館、住吉台コミュニティ消防センターエレベーター設置工事及び監理業務委託で、特定財源は、一般単独事業債5,930万円、公共施設整備基金繰入金666万9,000円です。
25ページ、4項 選挙費、5目 市議会議員選挙費は、補欠選挙実施による1,008万1,000円の追加です。
29ページ、3款 民生費、1項 社会福祉費、2目 老人福祉費 老人保護措置事業775万6,000円の追加は措置者の増加によるもので、特定財源は、老人保護措置費用徴収金100万3,000円です。
31ページ、5目 障害者福祉費 障害者総合支援法給付事業2,538万9,000円も利用者の増によるもので、特定財源は、障害者総合支援法給付事業、児童福祉法障害児施設措置費(給付費等)事業、国県負担金1,904万1,000円です。
35ページ、2項 児童福祉費、3目 児童措置費 放課後児童対策事業250万9,000円の追加は、城北畑児童クラブ開設に伴う備品の購入です。
続きまして、43ページ、4款 衛生費、1項 保健衛生費、6目 斎場運営管理費700万2,000円の追加は、施設内の複層ガラスの張りかえ工事です。
続きまして、47ページ、6款 農林水産業費、1項 農業費、3目 農業振興費 農業用施設災害復旧支援事業1,494万3,000円の追加は、台風20号被害への支援事業で、原状復旧のための生産施設、機械の取得費用や修繕費等への補助金で、特定財源は、生産施設等災害復旧支援事業県補助金996万1,000円です。
次に51ページ、2項 林業費、2目 林業振興費 森林整備地域活動支援事業673万9,000円の追加は、過年度実施分の交付金の返還で、特定財源は、全額森林整備地域活動支援事業交付金返還金です。混交林整備事業512万8,000円の追加は、高倉地内での作業道開設事業ほか2件で、特定財源は全額混交林整備事業県補助金。ふるさとの森づくり事業394万7,000円の追加は、事業箇所の増による人工林皆伐モデル事業補助金の追加等によるものです。
53ページ、7款 1項 商工費、2目 商工振興費 商工振興費100万円の追加は、台風により被害を受けた登り窯復旧補助です。
続きまして、65ページ、8款 土木費、6項 住宅費、1目 住宅総務費 放置空き家対策事業477万円の追加は、池上地内の老朽危険空き家除去の行政代執行に係る経費で、特定財源は全額実費負担額です。
67ページ、9款 1項 消防費、1目 常備消防費 常備消防費275万1,000円の追加は、消防署東出張所非常時発電機の更新で、特定財源は一般単独事業債270万円です。
69ページ、10款 教育費、1項 教育総務費、3目 学校教育総務費 学校施設維持管理費4億2,600万円の追加は、小中学校普通教室への空調設備整備で、特定財源は、ブロック塀・冷房設備対応臨時特例交付金6,698万2,000円、教育・福祉施設等整備事業債3億5,700万円、義務教育施設整備基金繰入金201万8,000円です。
71ページ、4項 1目 幼稚園費 幼稚園管理費 工事請負費4,720万円の追加も空調設備の整備で、特定財源は、ブロック塀・冷房設備対応臨時特例交付金1,366万9,000円、教育・福祉施設等整備事業債3,280万円、公共施設整備基金繰入金73万1,000円です。
以上で、歳出に関します説明を終わらせていただきます。
次に、歳入についての説明を行いますが、歳入につきましては、歳出の説明の際に主な特定財源の説明を行いましたので、主な一般財源について説明をさせていただきます。
7ページ、1款 市税、5項 1目 入湯税236万円の減額は、ささやま荘が温泉水の利用を水道水に切りかえたためによるものです。
13ページ、18款 繰入金、2項 基金繰入金、1目 財政調整基金繰入金2,532万円の追加は、今回の補正に必要な一般財源を措置したものです。
最後に、3ページをお開きいただきまして、第2表 地方債補正について御説明申し上げます。
地方債の変更によりますもので、教育・福祉施設等整備事業は小中学校、幼稚園への空調設備の整備により3億8,980万円を追加し、限度額を11億1,870万円に、一般単独事業で、コミュニティセンターへのエレベーター設置などにより5,110万円を追加し、限度額を4億2,310万円にするものです。
以上で、提案理由の説明とさせていただきます。
御審議をいただきまして、御決定いただきますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(森本富夫君) 次に、議案第88号、議案第89号及び議案第93号の3件について。
酒井上下水道部長。
○上下水道部長(酒井一弘君)(登壇) ただいま御上程いただきました議案第88号及び議案第89号、議案第93号につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
議案第88号 平成30年度篠山市
下水道事業特別会計補正予算(第2号)につきまして、補正予算書をごらんいただきたいと思います。
第1条で、公共下水道事業の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ510万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を12億8,001万8,000円とし、特定環境保全公共下水道事業の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ680万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を10億3,825万2,000円にしようとするものでございます。
9ページの歳出から御説明いたします。
1款 下水道総務費、1項 下水道管理費、1目 一般管理費に1,187万7,000円を追加しようとするもので、薬品費、通報装置システム使用料は、決算見込みによる減額、工事請負費は、マンホールの高さ調整工事費として142万2,000円の追加、減債基金積立金は、受益者負担金の基金への積み立て、消費税は、平成29年度分の納税額の確定によるものでございます。
2目 下水道汚泥共同処理費は、207万9,000円の減額で、燃料費は、乾燥に使用するA重油の値上がりによりまして、431万1,000円の追加、修繕料、手数料は、決算見込みによる減額です。
3目 雨水対策管理費は、105万5,000円の減額で、決算見込みによるものでございます。
11ページ、2款 1項 1目 下水道建設費は、住吉浄化センター長寿命化工事実施設計業務につきまして、契約差金360万4,000円を減額しようとするものでございます。
13ページ、3款 1項 公債費、1目 元金は、財源の組みかえでございます。
7ページの歳入では、1款 分担金及び負担金、1項 負担金、1目 下水道事業受益者負担金は、平成30年度賦課14件などの追加でございます。
3款 国庫支出金、1項 国庫補助金、1目 下水道費国庫補助金及び7款 1項 市債、1目 下水道債は、建設費の減額によるもので、5款 1項 繰入金、1目 一般会計繰入金は、一般管理費の追加によるものでございます。
3ページの地方債限度額を1,880万円から1,790万円に変更をしております。
次に、特定環境保全公共下水道事業で、23ページ歳出をお願いいたします。
1款 下水道総務費、1項 下水道管理費、1目 一般管理費は、680万6,000円の追加で、電気代、薬品費、委託料、使用料は、決算見込みによる精査、減債基金積立金は、新規加入分担金の減債基金への積み立て、消費税は、平成29年度分の確定によるものでございます。
25ページ、3款 1項 公債費、1目 元金は、財源の組みかえでございます。
21ページ 歳入では、1款 分担金及び負担金、1項 分担金、1目 下水道事業受益者分担金は、4件の新規加入分担金を追加するもので、4款 1項 繰入金、1目 一般会計繰入金は、一般管理費の追加によるものでございます。
次に、議案第89号 平成30年度篠山市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)につきまして、御説明いたします。
第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ171万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を8億2,319万6,000円にしようとするものでございます。
9ページ、歳出は、1款 農業集落排水総務費、1項 農業集落排水管理費、1目 一般管理費に171万4,000円を追加するもので、薬品費、通報システム使用料は、決算見込みによる減額、減債基金積立金は、新規加入分担金の積み立て、消費税は、平成29年度分の確定によるものでございます。
7ページ、歳入で、1款 分担金及び負担金、1項 分担金、1目 農業集落排水事業受益者分担金は、5件の新規加入分担金で、4款 1項 繰入金、1目 一般会計繰入金は、一般管理費の追加によるものでございます。
次に、議案第93号 平成30年度篠山市
水道事業会計補正予算(第2号)につきまして、御説明いたします。
2ページの実施計画書をごらんください。
収益的収入及び支出の収入につきまして、1款 水道事業収益、2項 営業外収益、4目 雑収益は、給水協力金などで340万円を追加するものでございます。
支出につきましては、1款 水道事業費用、1項 営業費用、1目 原水及び浄水費は、委託料で契約差金など550万6,000円の減額となりましたが、西新町浄水場3号ろ過池の緊急修繕が必要となったことから530万円の追加となり、差し引き20万6,000円を減額しようとするものでございます。
2目 配水及び給水費242万1,000円の減額は、水質検査などの委託料につきまして、契約との差金を減額するものでございます。
次に、資本的収入で、1款 資本的収入、1項 1目 企業債は、事業費の精査によりまして、200万円の減額、4項 1目 補償金は、市道大手線の電柱地中化工事に伴う水道管移転補償金で、169万6,000円の追加でございます。
1ページの第3条に戻っていただいて、補填財源についてでございます。
補正後の資本的収入額が資本的支出額に不足する7億9,335万1,000円につきましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額747万5,000円、過年度分損益勘定留保資金1億9,139万2,000円、当年度分損益勘定留保資金2億5,058万6,000円、減債積立金3億800万円、建設改良積立金3,589万8,000円で補填しようとするものでございます。
第4条で、企業債の限度額を200万円減額し、6,420万円としております。
以上、議案第88号、第89号、第93号の説明とさせていただきます。
御審議いただきまして、御決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(森本富夫君) 次に、議案第90号及び議案第91号の2件について。
倉保健福祉部長。
○保健福祉部長(倉 剛史君)(登壇) ただいま御上程いただきました議案第90号並びに議案第91号につきまして、一括して提案の理由を説明申し上げます。
まず初めに、議案第90号 平成30年度篠山市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)につきまして、説明をいたします。
補正をお願いしようとする主な内容は、事業勘定では、平成30年度保険給付費の精査、並びに糖尿病性腎症予防事業及び歯科健診未受診者対策に係る経費、直営診療所勘定では、委託料の精査及び公用車購入に係る経費を補正するものでございます。
これにより、今回の補正は、議案書第90号のとおり、国民健康保険特別会計、事業勘定の歳入歳出予算それぞれ1億4,623万9,000円を追加し、それぞれ総額を46億9,612万5,000円に、直営診療所勘定では、歳入歳出予算それぞれ146万円を追加し、それぞれ総額を2億4,666万3,000円にするものでございます。
それでは、
国民健康保険特別会計補正予算書に基づき説明をいたします。
まず歳出から説明します。
補正予算書9ページ、10ページです。
2款 保険給付費1億4,530万3,000円の追加は、一般並びに退職被保険者に係る保険給付費、並びに11ページ、12ページの一般並びに退職被保険者に係る高額療養費の増加を見込むものでございます。
13ページ、14ページです。
4款 保健事業費93万6,000円の追加は、平成30年度から取り組んでおります糖尿病性腎症予防事業に係る医師及び歯科医師等に係る報酬、歯科健診未受診者に対する勧奨通知に係る郵送料、15ページ、16ページは、特定健康診査に係る経費について補正をするものでございます。
続きまして、歳入を説明いたします。
7ページ、8ページでございます。
4款 県支出金1億4,530万3,000円の追加は、平成30年度から国民健康保険は県広域化され、療養給付費等に係る費用は、全て県支出金として交付されます。よって、歳出で説明いたしました療養給付費等と同額を追加するものでございます。
6款 繰入金83万8,000円の追加は、歳出で説明した保健事業等に係る費用を、財政調整基金から繰り入れを行います。
8款 諸収入9万8,000円の追加は、平成29年度特定健診国庫補助金の精査によるものでございます。
続きまして、直営診療所勘定、歳出について説明をいたします。
31ページ、32ページです。
1款 総務費146万円の追加は、東雲並びに草山診療所における電気保安管理委託料の精査、並びに草山診療所公用車購入に係る費用を補正するものでございます。
歳入について説明いたします。
29ページ、30ページです。
5款 繰入金81万円の追加は、草山診療所公用車購入に係る経費を一般会計から繰り入れ、7款 諸収入65万円の追加は、公用車事故に伴う車両保険金であり、公用車購入に充当をいたします。
以上をもちまして、議案第90号 平成30年度
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)についての説明といたします。
続きまして、議案第91号 平成30年度篠山市
介護保険特別会計補正予算(第2号)につきまして、提案の理由を申し上げます。
補正をお願いしようとする主な内容は、平成30年度総務費及び地域支援事業に伴う歳入歳出の精査でございます。
これにより、今回の補正は、議案書第91号のとおり、介護保険事業勘定の歳入歳出予算それぞれを35万2,000円減額し、それぞれ総額を45億4,841万5,000円に、介護サービス事業勘定の歳入歳出予算をそれぞれ125万2,000円を追加し、それぞれ総額を759万7,000円とするものでございます。
まず事業勘定の歳出から説明をいたします。
9ページ、10ページでございます。
1款 総務費50万2,000円の減額は、法改正に伴う認定審査会システム改修に伴い費用が確定したことによる精査でございます。
11ページ、12ページでございます。
3款 地域支援事業費19万9,000円の追加は、リハ職の派遣に係る委託料について、県事業を活用することができたこと、また介護相談員に係る経費の減額、13ページ、14ページで、西部・東部地域包括支援センターの活動に係る精査を行うものでございます。
歳入について説明をいたします。
7ページ、8ページでございます。
3款 国庫支出金、4款 県支出金7万6,000円、3万7,000円の追加は、歳出で説明した地域支援事業の精査によるものでございます。
7款 繰入金46万5,000円の減額は、地域支援事業の精査並びに認定システム改修の精査に伴う減額でございます。
続きまして、介護サービス事業勘定について説明をいたします。
25ページ、26ページです。
要支援1並びに2の方のプラン作成等を担当する西部及び東部指定介護予防事業所に係る平成30年度の活動並びに運営に係る精査をするもので、歳入歳出それぞれ125万2,000円を追加するものでございます。
以上もちまして、議案第90号並びに第91号についての提案理由の説明といたします。
御審議いただき、御決定いただきますようよろしくお願いいたします。
○議長(森本富夫君) 次に、議案第92号について。
堀井農都創造部長。
○農都創造部長(堀井宏之君)(登壇) それでは、ただいま御上程いただきました議案第92号 平成30年度篠山市
農業共済事業会計補正予算(第2号)につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
今回の補正は、農作物共済勘定に係ります水稲共済金の確定による増額で、結果、収益的収入及び支出それぞれ68万5,000円を追加し、収益的収入及び支出をそれぞれ963万円とするものです。
それでは、補正予算書4ページと5ページの補正予算実施計画書をお開きください。
まず、農作物共済勘定の支出についてですが、補正予算書5ページをごらんください。
水稲共済金の追加補正です。5ページの(1)農作物共済勘定の支出、1款 農作物共済事業費用、1項 営業費用、2目 農作物共済金、水稲共済金が、68万5,000円の追加で、その財源としまして、4ページの(1)農作物共済勘定の収入、1款 農作物共済事業収益、1項 営業収益、1目 農作物共済掛金、水稲共済掛金が34万5,000円、2目 農作物交付金、水稲共済交付金が18万円をそれぞれ減額し、3目 農作物保険金、水稲保険金が15万4,000円、8目 農作物法定積立金戻入、水稲法定積立金戻入が105万6,000円のそれぞれ追加を行い、補正後予定額を収入・支出とも567万2,000円とするものです。
なお、水稲共済金の支払い対象者は、48戸114筆で、共済金額は、222万3,566円となります。
対前年と比較しますと、筆数で25%の増、金額では4%の増となっております。
以上で、提案理由の説明とさせていただきます。
御審議をいただきまして、御決定賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(森本富夫君) 提出者の説明が終わりました。
これから一括して質疑を行いますが、議案第87号から議案第93号までの7件については、議員全員で構成する補正予算特別委員会に付託することにしたいと思います。
したがいまして、説明に対する総括的な質疑をお願いします。
質疑はありませんか。
4番、渡辺拓道君。
○4番(渡辺拓道君) 4番、渡辺ですけれども、2点、お伺いをしたいというふうに思います。
まだ幾らか委員会のほうでも詳細は御説明があるのではないかなと思うんですけれども、冷房設備等の臨時的な交付金事業の件なんですけれども、この分ですね、結局その国庫支出金の割合といいますか、そのあたり、これ4億何ぼかの事業に対して、7,000万円ほどしか入ってきてないんですけれども、地方債のほうは6割ほど裏があるというふうには伺っておるんですが、国庫支出金のこれ、割合が幾らやったのかなということを1点、お伺いしたいと思います。
それともう1点は、ふるさと納税の関係、ふるさと応援寄附金なんですけれども、私もこの夏ぐらいにことしの寄附状況について、担当課のほうにお伺いをしてましたら、昨年度と同程度やというぐらいな御説明をいただいておったんですけれども、それ以降、少し順調に集まりつつあるのかなというような補正になっているのかなというような思いがあるんですが、直近のこのふるさと納税の状況、そのあたり動向についてお示しをいただけたらうれしいと思います。
○議長(森本富夫君) 芦田教育部長。
○教育部長(芦田 茂君) ブロック塀・冷房設備等臨時特例交付金なんですけれども、これにつきましては、国の空調設置の補助基準というのがございまして、その基準に基づいて算定をされておりまして、これでは平米当たり2万2,500円ということになっておりまして、補助対象とならない経費がキュービクルでありましたり、たくさんかかり、面積案文になっておりますので、特例交付金の補助率でいいますと、国のほうは33.3%出すと言っておるんですけれども、その補助基準に該当しない部分の経費がかなりかかっておりますので、そういった部分で若干違っておるということです。
○議長(森本富夫君) 稲山政策部長。
○政策部長(稲山 悟君) 政策部の稲山です。
ふるさと応援寄附の状況でございますけれども、私のほうで今把握しておりますのは、平成29年度10月までが3,900万円余りで、1,737件であったものが、平成30年度につきましては、総額で4,900万円余り、件数が2,353件となっております。増の率でございますけれども、金額で27%、件数で35%の増になっております。
渡辺議員がいつお問い合わせいただいたか、ちょっとわかりませんけれども、8月、9月以降の金額あるいは件数の伸びが非常に多くなっております。8月で前年度対比で162、9月も162というふうな状況になっておりますので、今後それらの見込みも含めて、補正をさせていただくという状況でございます。
○議長(森本富夫君) ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
お諮りします。
ただいま議題となっております議案第87号から議案第93号までの7件は、議員全員で構成する補正予算特別委員会を設置し、これに付託することにしたいと思います。
御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 異議なしと認めます。
議案第87号から議案第93号までの7件は、議員全員で構成する補正予算特別委員会を設置し、これに付託することに決定しました。
ここで、暫時休憩をいたします。
午後 1時59分 休憩
午後 2時00分 再開
○議長(森本富夫君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
この際、御報告します。
委員会条例第8条第1項及び第2項の規定によって、補正予算特別委員会の委員長、副委員長が選任されましたので報告します。
委員長に、木戸貞一君。
副委員長に、大西基雄君。
これで、報告を終わります。
以上で、本日の日程は全部終了しました。
お諮りします。
議事の都合によって、明日5日から11日までの7日間は、休会としたいと思います。
御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(森本富夫君) 異議なしと認めます。
明日5日から11日までの7日間は、休会とすることに決定しました。
次の本会議は、12月12日午前9時30分から開議します。
本日は、これで散会します。
お疲れさまでした。
午後 2時01分 散会
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
平成30年12月4日
篠山市議会議長 森 本 富 夫
篠山市議会議員 渡 辺 拓 道
篠山市議会議員 大 西 基 雄
篠山市議会議員 足 立 義 則...