篠山市議会 1999-09-16
平成11年第 7回定例会(第2号 9月16日)
平成11年第 7回定例会(第2号 9月16日) 平成11年第7回
篠山市議会定例会会議録(2)
平成11年9月16日(木曜日)
午前 9時30分 開議
出席議員(56名)
1番 坂 下 邦 男 2番 谷 貴美子
3番 植 野 良 治 4番 前 中 周
6番 上 田 和 夫 7番 大 西 正 徳
8番 藤 本 忠 男 9番 飯 田 成 代
10番 源 一 久 11番 森 口 昌 英
12番 木 村 省 一 13番 長 澤 昌 三
14番 小 西 忠 男 15番 清 水 哲
16番 藤 本 利 一 17番 小 林 正 典
18番 石 塚 精 一 19番 上 見 きし江
20番 渡 辺 昌 吾 21番 井 上 孝 士
22番 畑 俊 三 23番 市 野 忠 志
24番 稲 山 美 輝 25番 岡 前 昌 喜
26番 溝 畑 昭 典 27番 九 鬼 正 和
第38 認定第33号 平成10年度今田町
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算
認定について
第39 認定第34号 平成10年度今田町
公共下水道事業特別会計歳入歳出決
算認定について
第40 認定第35号 平成10年度今田町
農業集落排水事業特別会計歳入歳出
決算認定について
第41 認定第36号 平成10年度今田町
診療所特別会計歳入歳出決算認定に
ついて
第42 認定第37号 平成10年度多紀郡
広域行政事務組合一般会計歳入歳出
決算認定について
第43 認定第38号 平成10年度多紀郡
広域行政事務組合あさ
ぎり苑特別会
計
歳入歳出決算認定について
第44 認定第39号 平成10年度多紀郡
広域行政事務組合清掃センター特別
会計歳入歳出決算認定について
第45 認定第40号 平成10年度多紀郡
広域行政事務組合消防本部特別会計
歳入歳出決算認定について
第46 認定第41号 平成10年度多紀郡
広域行政事務組合交響ホール特別会
計
歳入歳出決算認定について
第47 認定第42号 平成10年度多紀郡
広域行政事務組合訪問看護ステーシ
ョン特別会計歳入歳出決算認定について
第48 認定第43号 平成10年度多紀郡
広域行政事務組合農業共済事業会計
決算認定について
午前 9時30分 開議
○議長(溝端太一君) 開会をさせていただきます。
これより、本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。
◎日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(溝端太一君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第120条の規定によって、36番、岸本厚美君、37番、山本輝雄君、38番、植村義昌君を指名いたします。
◎日程第2 議案第58号 篠山市
特定環境保全公共下水道施設の
区域外設置に関する
協議について
○議長(溝端太一君) 日程第2、議案第58号、篠山市
特定環境保全公共下水道施設の
区域外設置に関する協議についてを議題といたします。
議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。
永井建設部長。
○建設部長(永井孝喜君)(登壇) ただいま上程いただきました議案第58号、篠山市
特定環境保全公共下水道施設の
区域外設置に関する協議についてをご説明させていただきます。
本案件につきましては、篠山市
特定環境公共下水道事業に伴う管路施設の
区域外設置及び他の団体の施設利用について、
地方自治法第244条の3、第1項の規定によりまして、関係町である加東郡社町と協議の上、定めることについて、同条第3項の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。
篠山市
特定環境保全公共下水道事業西部処理区につきましては、平成4年、旧今田町より策定いたしました
生活排水処理計画に基づき、平成10年の事業認可を経て事業実施に精力的に取り組んでまいりました。当処理区は、旧今田町内では、
処理区域面積55ヘクタールでございますが、施設規模的にも最も大きな処理区であります。平成10年度において、
地元地権者を初め関係の皆様方のご理解、ご協力によりまして、今田町市原地区に
浄化センター用地を確保いただき、事業遂行上、大きく前進したところでございます。
今後の計画といたしましては、
浄化センター用地の造成工事や
管路築造工事等を進めてまいるわけでございますが、当市原集落の西部境界から西20メートルの距離におきまして、加東郡
社町平木地区の3世帯の住家が接しております。近隣に位置することから、両集落は古くより良好な関係を持ち続けてこられ、社会政策においても地域活動においても、深い関係での
共存共栄体制が築かれているところであります。
また、旧今田町との行政関係におきましても、今回協議の対象となっております3所帯につきましては、既に上水道の提供をしておりますのと、子供たちの
義務教育就学についても、今田校区への通学、さらに圃場整備につきましても、同じ県営事業で施行したという経緯があるところでございます。
今般、このような関係から、社町長より篠山市長に対して、平木地区3世帯の
生活排水処理について、ぜひとも篠山市
特定環境保全公共下水道西部処理区への受け入れの依頼がございました。地域的、物理的、社会的背景からいたしまして、判断をして受け入れの方向で協議を進めたく、考えているところでございます。
なお、資料といたしましては、お手元に図面を表紙につけまして、2ページ目は地図を添付をしておりますものをお手元に配付をさせていただいておるところでございます。
なお、この議案を提案をさせていただきますことにつきまして、篠山市内におきましても集合できない家庭があるのに、なぜ市域を越えた区域を含めなければならないのかというご意見もあるわけでございますが、篠山市内におきます旧4町時の平成4年ごろに、兵庫県
保健環境部の指導によりまして、各町ごとに
生活排水処理計画を策定をいたしております。その時点におきまして、各町ともできる限り集合処理をすることが望ましいとして、努力をしてまいりましたが、投資効果や将来に渡る
維持管理面、また
小型合併処理浄化槽設置事業につきましても、国や県が補助し、推奨されている事業であること等から、やむなく
公共下水道事業から
小型合併処理設置事業までに至る各事業になったわけございまして、説明会時には不平不満の声はあったことは事実ではございますが、一定のご理解をいただきまして、今日までそれぞれの事業を進めてまいってきております。
したがいまして、本議案は、前段申し上げました理由によりまして、提案をさせていただいておりますので、何とぞご理解をいただきまして、ご審議いただきますようにお願いを申し上げる次第でございます。
次に、協議書でございますが、議案書の次のページでございますが、第1条で対象区域を定めております。篠山市
特定環境保全公共下水道に生活排水を排除できる区域として、
社町平木字北坂の一部、平木の北坂の3所帯でございまして、ただいま申し上げました市原の
西部境界立林健次郎氏宅より約20メーターの至近距離にございます。
施設の建設でございますが、第2条では、甲は前条の区域の生活排水を処理するために必要な管路施設の建設を行うものとするということで、管路が3所帯分でございまして、口径150ミリを110メーター敷設する予定でございます。
第3条では費用の負担でございまして、乙は、次に掲げる費用を負担するものとする。1号では、篠山市
都市計画区域外下水道事業受益者負担に関する条例に基づく分担金、これは
受益者分担金でございます。2号では、篠山市
生活排水処理施設使用料徴収条例に基づく分担金、使用料でございます。3号では、この協議にかかる
管路施設建設費用、約110メーターを敷設する費用でございますが、440万円と予定をいたしております。この費用につきましては、全額社町からいただく予定をいたしております。2項では、前項3号の金額は別途協議するということで、ご議決をいただきますと、市町間で協議をさせていただくことになっております。
第4条、協議の期間でございますが、この協議の有効期間は、
下水道施設の廃止の日までとするということに定めております。
以上、雑駁な説明でございますが、よろしくご審議をいただきまして、ご議決賜りますようにお願い申し上げます。
○議長(溝端太一君) 提案者の説明が終わりました。
これより質疑を行います。
質疑はありませんか。
27番、九鬼君。
○27番(九鬼正和君) 非常に要を得た対応だと思うんですけども、我々この
下水道事業が始まる中で、地域外とかそうした対応の仕方が、自治法でそうした非常に良とする対応の方法が定められておるということが、もうひとつ理解ができていなかったわけでございますけども、今、地域内、篠山市でいろんな事業を展開、いろんなというか、
下水道事業の展開の中で、これに似た状況の地域が多くあると思うんです。言うなら、A地域にもう引っつけた方が、非常に工事的にも効率がええというような状況が見られると思うんですけども、今後、生活排水の事業を展開される中で、そうしたことを見直していく気はあるかないか。やはり、工事の負担軽減をしていく中で、隣接する地域の中でA地域とB地域があって、いわゆるB地域の一部をA地域に引っつけた方が非常にスムーズに展開できるんじゃないかという状況があると思います。その辺のとこ、区域を見直していくお考えがあるかないかをお伺い申し上げます。
○議長(溝端太一君)
永井建設部長。
○建設部長(永井孝喜君) ただいまのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。
篠山市内におきまして、ご案内のように27処理区で事業を進めてまいっておりますが、これも旧4町時代に策定をいたしましたそれぞれの
生活排水処理計画に基づく事業でございまして、その事業も峠を越えようとしております。供用開始の施設が大半になってきております。今のご質問にございますように、将来的に、27処理区を永久的に27処理区で維持管理をしていくことが、適切であるのかどうか。あるいはまた、問題は処理施設の大きさでございます。管につきましては、
公共下水道ではおおむね2倍の流量が通過しても耐える管を敷設をしておりますので、問題は処理施設の拡大をしなければならないということでございます。したがいまして、各処理施設が同じような年代で建設をしておりますので、耐用年数が来ますまでに、A処理区とB処理区を統合した方がええかというふうな事柄につきましては、十分に検討に値することでありまして、市としても検討してまいりたいというふうに考えております。
○議長(溝端太一君) 27番、九鬼君。
○27番(九鬼正和君) ぜひともそういうふうな形で進めていただきたいと思うんですけども、これで一番大事なのが、やっぱり行政の方が、地域にいわゆる公共であるか、農集であるか、コミプラであるか、いわゆる
単独合併槽であるかは、指示をされたその中で進められておりますから、やはりこの中で一番大事なのが、やはり
受益者負担の平準化ということが非常に大事な問題でございますから、今後こうした問題を十分に考慮いただきまして、進めていただきたい。
それと、一つ考えていただいておかなければならないのが、
単独合併槽が、いわゆるいつまで、今、設置されたもので寿命が維持するかということが問題であります。その問題を、いわゆる新しく合併槽を新設せんなん時には、どういう対応をするのかは、もう今からそうした協議を進めて、一つの平準化していく対応をしていただきたいということをお願い申し上げておきます。
○議長(溝端太一君) 答弁は。答弁、よろしいですか。
ほかに質疑はありませんか。
29番、降矢君。
○29番(
降矢太刀雄君) 29番であります。
私も大変機敏な対応、臨機応変な対応ができておると思います。大変よい事やと思うんです。それに引きかえまして、今、九鬼議員からの質問がありましたけれども、村雲地区、福住地区、具体的に管路の工事に入っておりまして、よくわかるんでありますが、例えば特環と農集の違いがあっても、村雲地区の杤梨地区は、一番最後の集落から数十メートル離れた2、3軒まで、ずっと村雲地区の農集でありますから、引いてくるわけです。ところが、福住の特環地区の隣がその村雲地区の農集の家。よくこういう臨機応変の処置を考えたら、これはもう2、3軒は福住の特環へ入れた方が簡単に経費的にもいいんやないかというところがあるわけです。これはまあ、この場合、まだまだその対応ができるとしたら、一遍、可能不可能は別として、一度考えていただきたいなと。こういう措置ができるとしたらすばらしいことやないかと思うわけです。
それと、これからたくさん、これからが農集、特環、コミプラ含めまして、事業が展開されていきます。恐らくそんな所が出てくるんやないかと思います。それからまた、ここは
小型合併浄化槽地区と、こう決めても、そこまで近くまで来ておったら、2、3軒は入れるんが可能やないか。しかし、地区で決めてるからどうもしゃあないんやと、こういう融通のきかないようなことがあってもいけませんので、この例を見て、もう少しできたら、今後の事業展開、柔軟な対応も必要ではないかと思うんですが、答弁、大体いただいておりますが、もう一度だけちょっと、その辺も含めてお願いしたいと思います。
○議長(溝端太一君)
永井建設部長。
○建設部長(永井孝喜君) ただいまのご質問でございますが、各4町ともそれぞれ
生活排水処理計画を、一斉に策定を、県の指導をいただきましてつくっておりました。その時点で、それぞれの集落に合った処理方法を決めております。中には、町域を越えて、こちらの町の方に接続させていただく方が条件的にも経費的にもよいということでも、旧町ごとにやっておりますし、集落ごとにつきましては、やはり同一集落は同一地域内という考え方で、今まで4町とも進んできたことは事実であろうと思います。そういう点から、隣の違う処理槽に持って行けなかったという事実は、これはあるんではないかというように思います。今後、検討させていただきたいと思います。
○議長(溝端太一君) ほかに質疑はありませんか。
4番、前中君。
○4番(前中 周君) 部長、この公の施設の
区域外設置ということについて、これは法に定められたことで、何ら問題はない。両自治体の協議が整えば、それはそれでいいわけですが、ただこの公の施設として、この
公共下水道、それから特環ですね、農集、コミプラ等々が、農集自体は組合管理ということが一応前提という状態の施設ではありますが、その農集等々の施設についても、公の施設と位置づけられているのか、いないのか、ようその辺ですね、その行政の見解ですね、その辺をお聞きしたいのと、こう言いますのも、既に旧今田町の時に、この市原集落、その隣に、きのうも議案として上がっておりましたけれども、芦原、木津の中で、
農業集落排水事業というものがなされておりまして、そのすぐ上にも、同じく
社町平木地区の3戸ほどの戸数がこれあるのも事実でございます。そのような中において、社町の方から、その時点でこの
区域外設置の申し入れがあったのかどうかですね。もしないとすれば、それは社町にしても当然のことながら、住民に対する公平さと言いますか、対応の悪さと言いますか、それは伴うと、このように思うんですけども、その公の施設としての位置づけが、その農集については公の施設として見てないのか、見ているのか、要はその辺の見解を伺いたい。当然のことながら、行政を越えての
区域外設置ですから、これは集落を越えてのとちょっと意味が違いますので、その辺の対応が、今回この特環の協議をするに当たって、社町とこの篠山市という自治体間の協議の中で、その辺の話は出てきているのか、出てきてないのか。その辺も含めて伺いたいと思います。
○議長(溝端太一君)
永井建設部長。
○建設部長(永井孝喜君) ただいまのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。
平成6年度から計画をつくりまして、既に発足をしております芦原、木津地区の町境におきましても、今回と同じような3戸程度の平木地区の住家があったわけでございまして、これは芦原、木津は農集でございますが、その時点では県に伺いまして指導を受けますと、町域を越えて設置することはならないというふうな、旧今田町での県の指導があったということは聞いております。したがいまして、3戸と3戸、今回の3戸と前3戸とあるわけでございますが、前の芦原、木津地域に隣接する3戸につきましては、平成6年度に小型合併浄化槽の補助金をいただいて設置をされておるというふうに伺っております。
なお、公の施設かどうかということにつきましては、公共にいたしましても農集にいたしましても、これは国の補助事業をいただいて施設整備をいたしておる問題でございます。将来的には、市が一本化して維持管理、コンピューター制御で維持管理をしなければ対応できないんではないかというふうに考えております。そういう点からも、公の施設ということで考えております。
以上です。
○議長(溝端太一君) 4番、前中君。
○4番(前中 周君) 今、公の施設という答弁をいただいたわけですが、公の施設であるならば、当然のことながら、この
地方自治法で定められた、これは
公共下水道に限ってそれを許されたものでも何でもなくて、公の施設の
区域外設置を認めると、両町の協議によってですよ。したがって、農集であろうとコミプラであろうと何であろうと、その協議が整えば、当然なされなければならないわけの状態であったはずです。したがって、それだけの対応が、なぜ前の時できなかったのか。そしてまた今回それを、前にしなくて今回しようとするのか。その辺が私にはちょっと理解ができかねる。したがって、すぐ、これは他町の自治体の話ですけども、社町にしたら、その平木という集落の中の同じ住民なんです。そしたら、相対するところも、これは旧今田町ですけども、今は篠山市、これ全体の中では包括した問題として同じですよ。その辺の、今回これを、協議を整えようという、それはそれでわかるんですけども、十分理解もしますし、そうあってしかるべきと思いますけども、この前がありますんで、その辺の整合性について、いま少しはっきりと、その時に県がだめやと言うた、単にそれだけでは私はちょっと納得しかねる部分があるというのは事実でございます。その点を含めて、いま一度答弁をいただきたい。
○議長(溝端太一君)
永井建設部長。
○建設部長(永井孝喜君) 再度お答えを申し上げます。
平成4年につくりました
生活排水処理計画、特に旧4町間におきましても、篠山町の
公共下水道事業は除きまして、その年代から進めてまいってきたというのが始まりではないかというふうに思うわけでございまして、その当時、特に県等の指導を仰ぎながら進めなければ、技術的にもできなかったということで、県の指導を含めることについての指導を伺った時点で、それは農集であるので含めることはできないというご指導があったので、結果的に含めないで今まで進めてきたと。その平木地区の住民の3戸の方々に説明を申し上げて、小型処理合併浄化槽でお願いをしたという旧今田町の経過を聞いております。
○議長(溝端太一君) 4番、前中君。
○4番(前中 周君) 部長、今さら済んだ話を繰り返し言ってもしょうがないわけですが、このいろんな、先ほども降矢議員の方からも話出ておりましたが、特環公共下水、農集、コミプラ等々ね、このいろんな事業種目があるわけですが、この事業種目は、その区域の住民が選択したものではないということだけは、きっちりと肝に命じて、住民さんに、先ほども平準化という話も出ておりましたけれども、平等な扱いということがなされなければ、これはその地域の実情、また規模等々によって、事業規模、それによって事業メニューを当てはめたものであって、住民さんが私とこは農集排、コミプラでというような事業選択をしたものではない、これは強制的な一つの施策の中でやってきたものである。それがために住民さんに対するいろんな差が生じることは、決してあってはならない、こういうふうに思いますので、その点だけは十分詰めてやっていただきたいし、それがために、この農集であるから、その今言った3戸というのは、その地域の上流にあるんです。ですから、それがその集合処理でできれば、その排水というのは個別処理でないんですから、側溝へ流れることはないんですよね。ですからその辺を踏まえて、十分今後においては気をつけた対応をやっていただきたい、このように思います。
○議長(溝端太一君) 答弁よろしい。
○4番(前中 周君) 答弁欲しい。
○議長(溝端太一君) 答弁、もう一遍。
はい、永井部長。
○建設部長(永井孝喜君) ご意見を素直に受けさせていただきまして、今後、そういう対応に向けてまいりたいと思います。
○議長(溝端太一君) 22番、畑君。
○22番(畑 俊三君) ちょっと地域がよくわかりませんのでお伺いするわけでございますが、資料の裏側の写真が載っておりますが、その資料1を見ますと、この今のとこが見渡せるような状況だと思うんですが、お伺いしたいのはこの社町の、この平木地域というんですか、この今、協議に対象になっている家を含めて、何戸ほどの社町の住家があるんだということと、そこの地域そのものが、社町における下排水の事業は、計画は何年度でどのような計画になっているのか。さらに、義務教育も含めて、非常に旧今田町とのつき合いが深いと、今、ご説明もございましたが、なら、飛躍した話でございますが、いっそのこと篠山市に編入というようなことも将来的に可能ではないかと、そういうことも含めて、地域的なこともわかりませんので、その辺の状況説明をお願いします。
○議長(溝端太一君)
永井建設部長。
○建設部長(永井孝喜君) それではお答えさせていただきます。
写真の裏のページの地図でございますが、縦長になっております。一番下でピンクでラインを引いておりますのが、その真ん中に、左の下の方ですが、加東郡社町という地名を入れております。その加東郡社町という地名を挟みまして、左側に青で色を塗っておりますが、中山覚蔵氏宅、真ん中に中山喜作宅、そして上に畠本良平宅、この3軒でございます。平木地区の集落全体としては80戸ほどの集落というふうに聞かせていただいております。この3戸、それから先ほど前中議員がご質問ございました隣接、芦原、木津地区の隣接に3戸程度ございますが、この地域は、加東郡社町では、当初から小型合併処理浄化槽での事業を行うということに決められておりますし、この3戸につきましては、もう早くから旧今田町、そしてこの市原、今田町市原集落との話し合いの中で、西地区の特環を施工いただく時に、何とか入れてほしい、できるだけ一緒に入ってもらったら結構です、こういう話し合いが何年も前からできておる、したがって、社会的な条件につきましても、幼稚園、小学校、そして通常の冠婚葬祭と言いますか、平木地区のこの3戸の方々については、平木地区の集落のおつき合いももちろんされておりますけれども、市原集落のおつき合いも通常されておるということで、今回加入協議をさせていただくようになったわけでございます。
○議長(溝端太一君) 22番、畑君。
○22番(畑 俊三君) ちょっとまだ理解ができにくい部分は、平木地区に約80戸の集落が、集落が80戸の戸数で既に設置ということですから、例えばこの3軒だけが、ごく近いからここへ入れるという考え方、私は過去の経緯経過わかりませんので、それら平木地区全体の、社町における下水計画がどうなっているのか。今、全戸がもう合併浄化槽ですか、ここの80戸、平木は。それはそうなってくると、この3戸だけが今田に近いから特環の方へ入れてくれ。これ、写真がこの上の方にも平木地区だと思うんですね。この資料2枚目の横長の写真ありますね。篠山市、その上に社町とありますよね。その点線が入ってるんが、これ、3軒ほどやと思うんですね。赤い線入ってます。その上にも集落があるわけでしょう、平木の。ここについては3軒しかないんです。その辺をお伺いしたんです。これ3軒しかなければ、当然のことながらそうやけど、平木地区がこの山をこっちにして、社町があるなら、その辺の計画はどうなっているのかということ、地理的なことがわからないので、その辺も。
○議長(溝端太一君)
永井建設部長。
○建設部長(永井孝喜君) 大変失礼いたしました。社地区の平木集落につきましては80戸程度というふうに聞いておりまして、大半が集合処理事業で整備を計画されております。ただ、今回の3戸と、先ほど前中議員がおっしゃいました芦原、木津地域の3戸につきましては、もう集合処理のできない離れた地域ということでございます。
○議長(溝端太一君) 22番、畑君。
○22番(畑 俊三君) 地域的なこと、この近くに3戸以外の社町の平木の人はないんかということです。
○建設部長(永井孝喜君) ございません。
○22番(畑 俊三君) それなら、山越えて向こうとかなっとるわけ。
○議長(溝端太一君) 47番、上月君。
○47番(上月格男君) 私は地元でございまして、執行部の補足説明するのもどうかと思うてしとったんですが、要はこの平木の集落は、皆さんご案内のように、西国25番の清水寺の登山口の付近でございます。あそこが、部長の説明ありましたように80戸の集落で、あそこへ集中しておる戸数は約60戸で、非常にこの平木という部落は点在をしておりまして、芦原新田、それから市原等にも3戸ずつの飛び地がございます。さらに、東条湖の入り口等に5戸ほどの点在をしておるわけで、集中は60戸ほどでいわゆるコミプラができております。それで、社町の平木地区は、その地域的に水が全部今田町に流れてくるような地形でございまして、今田町が環境整備を何ぼようしても、上にやってもらわへんだらどうにもならんという地域でございまして、この話ができました時から、地域間でいろいろ話し合いができまして、圃場整備等も農地も入り組んでおりますし、この緩やかな斜面の中腹に、社町と今田町の境の道路がありまして、これがいわゆる昔の丹波と播州の国境でございまして、そんな関係で、地域は道路を隔てて片一方は社町、片一方は今田町という地域でございますが、そんなことで飛び地でございますので、一方では先ほど話ありましたように、
農業集落排水事業で木津と芦原地区はやっておりますし、社町の平木の、今、議案に出ております3戸だけが残っておってという、これは
公共下水道でという経過でございます。
以上でございます。
○議長(溝端太一君) ちょっと内容を聞いておりました。
助役。
○助役(大上恭平君) いろいろとご議論をいただいておるわけでございますけれども、先ほど4番の前中議員さんからお話のありました、ご質問ありました、農集の時になぜ入らなかったということでございますけれども、今回のような積極的なその社町からのアタックはなかったということでございます。そういう話は担当の方で聞いておったわけでございますけれども、直接、当時私も町長として最高責任者でおりましたので、今回は市長のもとへ社町長がみずからお頼みに来られたというような状況でございます。農集の時にはそういう状況じゃなかったということもございますので、ご理解をいただきたいと思います。
それから、地形的なことでございますけれども、先ほどご説明いたしておりますように、平木と言えども飛び地となってございます。したがって、先ほどから部長が提案説明いたしておりますように、生活あるいは学校、浄水場等々の関係もいま現在持たれておるわけでございますので、そういった事情もございますので、このたびこういった状況で実施させていただくということでございますので、どうぞひとつよろしくご理解の上、お認めをいただきますようにお願いを申し上げたいと思います。
○議長(溝端太一君) ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(溝端太一君) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終了いたします。
これより討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(溝端太一君) 討論なしと認めます。これをもって討論を終わります。
これより、議案第58号、篠山市
特定環境保全公共下水道施設の
区域外設置に関する協議についてを採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(溝端太一君) 起立全員であります。
したがって、議案第58号、篠山市
特定環境保全公共下水道施設の
区域外設置に関する協議については、原案のとおり可決されました。
◎日程第3 議案第59号 字の区域の変更及び字の廃止について
○議長(溝端太一君) 日程第3、議案第59号、字の区域の変更及び字の廃止についてを議題といたします。
議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。
清水
産業経済部長。
○
産業経済部長(清水義昭君)(登壇) ただいまご上程いただきました議案第59号、字の地域の変更及び字の廃止についての提案説明を申し上げます。
平成6年度より篠山川沿岸土地改良区が事業主体となりまして、原山東部地区で土地改良総合整備事業を実施をしてまいりました。平成10年より事業名が基盤整備促進事業と変わっておりますが、圃場整備事業の換地を行うに当たりまして、土地改良法第53条第6号により、大字、字の区域の変更が生じましたので、
地方自治法第260条第1項の規定により、議会の議決を求めようとするものでございます。
変更の内容でございますが、大字下原山字槌ノ子田596の一部を大字下原山字図行に変更する外、添付をしております変更調書のとおりでございますので、よろしくお願いをし、位置図、また変更前、変更後の図面とあわせてご参照願いたくお願いいたしたいと思います。
なお、大字中原山において、次の小字が廃止されることになりました。ハザコ、北ノ下、川原田、丸町、鼻田、上鼻田、下鼻田、庵ノ坂、スリノ下、瀧ノ下、源右衛門田、堂ノ下、仲田、梅田、広畦、長通り、流レ田、札場前、五右衛門田、治右衛門田、四十代、三十代、隅田、中隅田、上隅田、井ノ元、廻り淵、新兵衛田、カナヲ、下カナヲ、藤兵衛谷口、この以上の小字が廃止をされることになっておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
以上、簡単でございますが、提案の説明を終わらせていただきまして、ご審議、ご可決賜りますようお願いいたします。
○議長(溝端太一君) 提案者の説明が終わりました。
これより質疑を行います。
質疑はありませんか。
6番、上田君。
○6番(上田和夫君) 圃場整備によって、圃場の大型化に伴いまして、細々とした字の整理をする必要、これ当然理解をするところではございますけれども、ただいま提案理由の説明の中にございましたように、多くの字名が廃止になってございます。字名というのは、だれかれなしに勝手につけたものではなしに、何百年にもわたってそれなりの理由があってつけられた、いわゆる郷土史の上からも貴重な字名、地名でございます。したがいまして、それの改廃、抹消等については、非常に慎重な検討協議が必要であろうと思うんです。したがいまして、この整理の段階で、いずれの字名を残して、いずれの字名を廃止するかについては、ただ単に便宜上ということではなく、少なくても郷土史の専門家を交えて、十分な検討をされるべきであろうと理解をするところでありますが、どういう経過をたどってこのように統合されたのか、もう一度詳しくご説明をお願いいたします。
○議長(溝端太一君) 清水
産業経済部長。
○
産業経済部長(清水義昭君) ただいまのご質問に対しまして、ご答弁をさせていただきたいと思います。
今言われますように、字、小字等の変更、廃止と言いますか、につきましても、郷土史等のことを重要視ということがありますが、もちろんそのとおりでございます。けれども、この過程の中で、土地改良事業を実施する中で、どう言いますか、統廃合等、また字名を整理をさせてもらうということの中で、今、地域で協議をしていただいておる中で、これだけの小字分を廃止をさせてもらったということでございます。ご了解願いたいと思います。
○議長(溝端太一君) 6番、上田君。
○6番(上田和夫君) 答弁に対する質問に、質問に対する答弁になってない。お聞きしたことに答えていただいておらんのですけども、少なくとも必要は認めるわけです。どうしてもそうしなけりゃならない。1枚の田んぼに3つも4つも小字が引っついておるなんてことでは、今後便利が悪い。これはよくわかる。したがって、どの字名を残し、どの字名を抹消するということについては、十分郷土史の専門家を交えて検討しなければならない問題であると考えているけれども、そういうような検討経過があったのか、なかったのか。地域の農業関係者だけですすすと、こっちの方が便利がええやんという、そういう決め方をされたのかどうか。そうすると慎重を欠くと、私はそう思うんですけれども、そのような経緯経過があったのか、なかったのかという、こういうお尋ねをしておるんです。
○議長(溝端太一君) 清水
産業経済部長。
○
産業経済部長(清水義昭君) えらい申しわけございませんでした。郷土史の方を交えた会はされていないと把握させていただきます。土地改良法に基づく土地改良の農家の方、また地域の役員の方等で協議をされてきた過程だと思います。
○議長(溝端太一君) 6番、上田君。
○6番(上田和夫君) もう既に決まっておることの議決を求められとんのやから、今さらひっくり返すつもりはございませんけれども、消えていった字名については、やはり先祖の遺産でございますので、慎重にあと、どういう形でこの記録を残していくかということについては、十分検討をお願いしたいと思いますので、ひとつこれは意見でございますので、答弁は結構ですけれども、今後こういうことが起こってまいりますので、決まってしまってからではひっくり返すことができない。
かつて、丹南町時代にも、味間南の圃場整備に伴いまして、いろんな字名をがたがたっとなくして、住吉というまことに何ともわけのわからんような大字名に統一されたことがございます。後になってからどうしようもない。今後、慎重に取り扱いをお願いして、質問を終わります。
○議長(溝端太一君) ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(溝端太一君) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終了いたします。
これより、討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(溝端太一君) 討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。
これより、議案第59号、字の区域の変更及び字の廃止についてを採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(溝端太一君) 起立全員であります。
したがって、議案第59号、字の区域の変更及び字の廃止については、原案のとおり可決されました。
◎日程第4 議案第60号 字の区域の変更及び字の廃止について
○議長(溝端太一君) 日程第4、議案第60号、字の区域の変更及び字の廃止についてを議題といたします。
議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。
岡沢総務部長。
○総務部長(岡沢秀晃君)(登壇) ただいまご上程をいただきました議案第60号、字の区域の変更及び字の廃止につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
このたび、変更及び廃止をしようとする字の区域は、当該小字の名称が、人権擁護上、好ましくないことから廃止し、新たな字名とするため、
地方自治法第260条第1項の規定に基づき、議会の議決を求めるものでございます。
その内容は、篠山市和田地内の「四ツ町の坪」「向井牢ノ坪」及び「向井牢」並びに篠山市大上地内の「後家谷」「後家谷ノ坪」で、議案書に添付をいたしております位置図のとおり、それぞれの集落に隣接した農地あるいは山林でございます。
変更後の字名につきましては、変更調書のとおり、それぞれの集落で協議決定いただいたもので、隣接する字名に併合したもの、これは西山ノ坪、圃場整備事業により消滅していた字名を復活したもの、岡崎ノ坪、文字を置き換えたことにより、身分的な意味を解消したもの、御家谷ノ坪でございます。
ちなみに、それぞれの集落ごとに筆数と、道路、水路等を含めた総面積は、和田地内が97筆、4.74ヘクタール、大上地内が85筆、4.04ヘクタールとなっております。
なお、こうした取り組みは、昨年8月、神戸地方法務局篠山支局から、「人権擁護上、好ましくない小字名が存在しているため、是正措置を講じられたい」との要請を受けました17の小字名のうち、地元同意が得られたものから順次是正することとし、既に旧篠山町、旧今田町でそれぞれ1カ所ずつの修正を行ったところであります。
人権擁護上、好ましくない字名がいまだに土地台帳等の公簿に残っておりますことは、基本的人権を守り、あらゆる社会的差別を許さないとする市制に反するものでございまして、早期の是正が必要でありますので、法務局から指示を受けておりますすべての小字名の廃止及び変更につきまして、今後、該当集落及び関係の地権者との協議を進め、同意が得られましたところから、順次議案として上程し、ご審議をいただき、是正措置を講じてまいりたいと存じます。
以上、まことに簡単な説明でございますが、提案理由の説明とさせていただきます。ご審議をいただきまして、ご承認を賜りますように、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(溝端太一君) 提案者の説明が終わりました。
これより質疑を行います。
質疑はありませんか。
49番、松山君。
○49番(松山 弘君) 今、説明を、私ちょっと聞き漏らしたんかもわかりませんけれども、この表の下の前の名前が「御家谷」というところですね。これは、今、「御家ノ谷」と書いてあるのやけど、これは発言としてはやっぱり「ゴケダニ」と読むんですか。それは1点確認したいんですが。同じ、字が変わっても、発言として「ゴケダニ」と読むんやったら、何ら意味をなさへんのと違うかなと思うんですが、その点、どういうふうになったか、お聞かせいただきたいと思います。読み方があるんやったら、読みかえ、私がちょっと聞き漏らしたんですが、その点だけ、確認しておきたいと思います。
○議長(溝端太一君) 岡沢総務部長。
○総務部長(岡沢秀晃君) 松山議員のご質問にお答えをいたしたいと思います。
今回の字名の廃止及び変更等につきましては、先ほどご説明を申し上げましたように、該当集落の方全員の同意、あるいは当然でございますが、地権者の方のご同意等を得ておるわけでございますが、この名称等の決定につきましては、それぞれの地域におきまして十分議論を重ね、決定をしたものでございます。したがいまして、「御家谷」という部分につきまして、今、ご指摘のとおり、読み方としては同じ読み方になるわけでございますが、「御家谷」という字、「後」という字と「御」という字を置き換えたということによりまして、発音上は同じような発音になるんでございますが、表示的には違った意味になってこようというふうに感じておりまして、今回、この名称において変更をお願いいたしたいというふうに思うわけでございます。
○議長(溝端太一君) 49番、松山君。
○49番(松山 弘君) 今日、人権問題が叫ばれておる中で、確かに字をもってそういうふうに差別的な表現、理解がされる場合と、発言だけでもってされる場合がございます。そうした意味から言いますと、私は同じ発言というのは、変える意味が全くないとは言いませんけれども、その意が通らないんではないかというふうに思いますが、どなたが、当然地元の皆さん方で協議をされたと思いますけれども、もう少し真剣な、慎重な考え方をしていただきたかったなというふうに私は思います。今後、こういうことがまだあろうかと思いますけれども、十分配慮をしていただきたい、これだけはお願いしておきます。
以上です。
○議長(溝端太一君) 答弁よろしいですか。
○49番(松山 弘君) よろしいです。
○議長(溝端太一君) ほかに質疑はありませんか。
12番、木村君。
○12番(木村省一君) 12番、木村です。
今の説明を聞いておりますと、法務局の指示があって、地元に説明して同意を得られたと、こういう説明だったんですけれども、お尋ねしたいところは、それ以前から、法務局のその指示と言いますか、指導言いますか、それがある以前から、その地域において、いわゆる地元において、そういう声があったのか、なかったのか。これはもう今の時代に適切やないぞというような意見が、あったんか、なかったんか。多少あって、その輪がずっと広がって、法務局がうんそうやのというようなことで、この際まあ変えなはいなというような指示があったのか。その辺のいきさつをちょっと教えていただきたい。
○議長(溝端太一君) 岡沢総務部長。
○総務部長(岡沢秀晃君) 木村議員のご質問にお答えをいたしたいと思います。
ご質問のとおり、旧の篠山町におきまして、新荘という集落がございますが、その新荘の総代さんの方から、新荘地内に人権擁護上、好ましくない字名があるので是正を願いたいという申し入れがございました。それを受けまして、旧の篠山でございますが、町の方として、手続を踏む、議会の議決をもちょうだいする中で、変更をお願いしたわけでございますが、その段階で、あわせまして法務局の方に、それ以外の字名で好ましくない字名があるのではないかというふうなことで、若干問い合わせをいたしておりました。当然でございますが、法務局の方としても、その辺の部分については調査をいただきまして、最終的に旧の篠山町で14カ所、うち1カ所は先に直しておりますが、あと西紀、丹南、今田それぞれ1カ所ずつというふうなことで、是正措置を講じるべき字名を指摘を受けたということでございまして、それにつきましては、先ほど申しましたように、それぞれの該当集落の方に、この部分についての集落内でご検討をお願いいたしたいということで、今、取り組んでおるという実情でございます。
○議長(溝端太一君) ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(溝端太一君) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終了いたします。
これより討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(溝端太一君) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終結いたします。
これより、議案第60号、字の区域の変更及び字の廃止についてを採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(溝端太一君) 起立全員であります。
したがって、議案第60号、字の区域の変更及び字の廃止については、原案のとおり可決されました。
◎日程第5 議案第61号
篠山市営土地改良事業の計画変更について
○議長(溝端太一君) 日程第5、議案第61号、
篠山市営土地改良事業の計画変更についてを議題といたします。
議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。
清水
産業経済部長。
○
産業経済部長(清水義昭君)(登壇) ただいまご上程をいただきました議案第61号、
篠山市営土地改良事業の計画変更について、提案のご説明を申し上げます。
本事業につきましては、土地改良法第96条の2、第2項の規定によりまして、平成7年3月10日、旧丹南町議会で、議案第26号により可決をいただいた事業でございます。法手続を終えまして、平成7年より事業に着工し、本年度で完了する運びになっております。
事業を進める中で、施工区域の変更及び非農用地の位置の変更、用水確保のための工事等の追加によりまして、事業量が変わったために、今回、土地改良法第96条の3、第1項の規定により、議会に提案させていただくわけでございます。
事業内容につきましては、議案のページに掲げさせてもらっておるとおりでございますので、よろしくご審議を賜りますようお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(溝端太一君) 提案者の説明が終わりました。
これより、質疑を行います。
質疑はありませんか。
22番、畑君。
○22番(畑 俊三君) 22番、畑です。
ちょっと説明を聞き漏らしたいうよりも、理解しにくかったんですが、この事の経過を、少なくとも5ヘクタールほど整地工が減ってきておるわけでございまして、いわゆるこの担い手育成型、区画整理型、もともと区画整理型が担い手育成型に変わってきた、こういう事の経緯経過を説明してもらわないと、私たちは何のことやひとつもわかりませんので、ひとつ提案理由をもう少し詳細にわたってしていただきたい。じゃないとこの判断ができないわけですから、いわゆる今後のそういう説明をきちっとやっていただきたい。
○議長(溝端太一君) 清水
産業経済部長。
○
産業経済部長(清水義昭君) ただいまのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。
いわゆる事業名につきましては、当初、計画前につきましては、担い手育成基盤整備事業ということで、区画整理型という事業を実施をされております。途中で、基盤整備事業ということで、担い手育成型ということに、事業名の変更が生じてきたわけでございます。
内容につきましては、従来のどう言いますか、圃場整備事業と何らと言いますか、変わりない中で基盤の整備をしてきておるという状況でございまして、全体的につきましても、基盤の整備また道路整備、用排水路、ため池の事業があったわけですけれども、この向きは、頭首工、防火水槽等の事業を加えて事業実施してきたという事業でございます。
○議長(溝端太一君) 22番、畑君。
○22番(畑 俊三君) この担い手育成基盤整備事業いうのが変更前で、大タイトルがね。それが基盤整備事業に変わって、小タイトルが区画整理から担い手育成型へ変わってきたという、この辺も理解できない。どういうことなのか。今、部長の説明では、何ら変わらない事業であると。変わらない事業やったら変更する必要がないわけですから、ただ、規模の変更でございますと、5ヘクタールほど減っておる、これは事実でございますが、規模を減らしてため池工が増えた。そのため池工というのは、特に老ためになるのか、ため池新設区域になるんか、それは一つの受益者面積によってため池の大きさも決まってくるわけですし、規模を減らしてこのため池工が増えてくるということも理解しにくいわけで、もう1つは、5ヘクタール近くの変更をして、圃場整備しなかった。しないということは、農振の枠はそのまま置いといて、たまたまその農地整理をしないということなのか。農振の枠を外して、将来的にはここを、いわゆる宅地等を含めた開発にされるんか。その辺も思惑はわかりませんが、そういうことの説明をいただかないと、事業名の変更で何ら変わらない事業を変更されても、ちょっとわかりませんので、もう少しわかるように親切に説明をお願いしたいと思います。
○議長(溝端太一君) 暫時休憩いたします。
15分間休憩いたします。
午前10時30分 休憩
午前10時50分 再開
○議長(溝端太一君) 質問に対しまして、清水
産業経済部長にかわりまして、小島補佐の方から答弁をさせます。
小島補佐。
○課長補佐(小島 弘君) 失礼をいたします。
第1点目の事業名の変更でございますけども、平成10年度に国の制度改正によりまして、事業名が担い手育成基盤整備事業(区画整理型)から基盤整備事業担い手育成型に変更ということでございます。
そして2点目でございますけども、事業量につきましては、水源の確保等の問題等もありまして、5ヘクタールにつきましては、計画変更により削減させていただきました。
3点目の農振の件につきましては、ただいま平成11年度末で今事業は完成しますので、現在審議中でございます。
以上でございます。
○議長(溝端太一君) 22番、畑君。
○22番(畑 俊三君) このことはよくわかりました。それはいいのですが、もう合併して市制ひかれて6カ月が過ぎておるわけでございまして、議会の審議があらかた長引いておりますのは、やはり一にして説明不足であったり、あるいは答弁足らずということが多いように感じられます。少なくとも、議会へ提案され、あるいは答弁をするということには万全の体制をもって向かっていただきたいし、部長制、次長がおり、課長がおり、スタッフはたくさんそろっておるわけでございますから、少なくとも、議会の前日、数日前には質問の想定もあるでしょうし、またこうした方がわかっていただきやすいと、そういうこともあるわけでございますから、十分今後そういうことに配慮して、万全の体制で説明、答弁をしてもらうようにお願いをしたいと思います。これはもう農林部長だけじゃなしに、市長のもとでひとつよろしくお願いしたいと思います。
最後に1点だけ、農振地区除外の問題でございますが、今、小島課長補佐の方からの説明では、この6ヘクタールにつきましては、平成11年が事業中でございますから、以降、農振の除外ということも、もう既に上がってきているんかということだけ、確認をしたいと思います。お願いします。
○議長(溝端太一君) 清水経済部長、かわりまして小島課長補佐。
○課長補佐(小島 弘君) 失礼いたします。
先ほどの件でございますけども、平成12年度に市全域の計画変更の見直しをいたしますので、その件で調査していきたいと思っております。
以上でございます。
○議長(溝端太一君) ほかに質疑はありませんか。
27番、九鬼君。
○27番(九鬼正和君) この基盤整備の型、事業名が変わったということでございましたが、この担い手育成型ということになりますと、完成してからの後の対応というものに非常に特徴があるんじゃないかと思うんですが、あと、基盤整備された後、その地域がどういう形で運営されるのか、その辺のところをお聞きしたいと思います。
○議長(溝端太一君) 小島課長補佐。
○課長補佐(小島 弘君) 失礼いたします。
先ほどのご質問の件でございますけども、この地区につきましては、2名の担い手がおります。その中で、将来につきましても、現在1名の方につきましては大規模経営農家ということで、1名はその方が担い手育成農家になっております。もう1名につきましても、今、22ぐらいの方なんですけども、その方につきましても専業農家でございますので、その2名をもちまして、この当地域全域につきまして、担い手が3作業と言いまして、基盤整備と基幹産業の耕作とか、水稲の作付、そういった形のものについてするという計画を持っております。
以上です。
○議長(溝端太一君) 27番、九鬼君。
○27番(九鬼正和君) そうした時に、この機械の導入とか、そういうものにもこの基盤整備の事業の中で対応されるメニューがあるんですか、ないんですか。
○議長(溝端太一君) 小島課長補佐。
○課長補佐(小島 弘君) その件につきましては、この地域につきましては、生活改善組合という組合がございます。その中で、現時点につきましては、その中で補助事業等で機械を導入しておりまして、いま現在はそれを利用しております。将来計画につきましては、その事業のこれから計画を考えていきたいというように思っております。
以上です。
○議長(溝端太一君) ほかに質疑はありませんか。
29番、降矢君。
○29番(降矢太刀雄君) 29番。
農振地除外ということで質問したいと思いますが、今、説明を受けた時に、水の確保ができない土地やということでありました。その後、もう1つ理由があったように思ったんですけど、私はちょっと聞こえなかったんですが、要するに、優良農地をつくるということで圃場整備をする。また、農振地除外ということは、いわゆる例えば今回の場合は、6万人の人口を想定して、優良農地であっても新しい展開をしていくということでありますが、この場合、もう既に農振地除外を検討しておるということが、いささか私は腑に落ちんわけであります。ということは、やはり優良農地をつくろうということから、水の問題も解決しようということで、区域に入れてやられた。そして、今回、6ヘクタールを除いて優良農地をつくろう、担い手の育成に当たろうという事業で、大義名分はいいわけでありますが、その隣接に水が出なかったとこ、丘陵地をすぐさま農振地除外の時期が来ておるから検討するんやと、これは何かもうひとつ、1点理由がありそうな気がするなという感じがするんです。だから、いま一度、なぜ11年、今にその場所を農振地除外の審議にせないかんのか。その辺と、農振地除外ということのいわゆる精神ですね、お答え願いたいと思います。
○議長(溝端太一君) 小島課長補佐。
○課長補佐(小島 弘君) 失礼します。
農振除外の件につきましては、現在検討中でございますけども、先ほど説明の中でちょっと質問の趣旨の中で、この地域につきましては、補足説明で漏れておったわけでございますけども、味間奥につきましてはお茶畑がたくさんございまして、この6ヘクタールの中につきましても、お茶畑がございます。約5反ほどあるわけなんですけども、その地域をその中でつぶさなければならないと、圃場整備をする中で。そういったことの中で、やむを得ず6ヘクタールにつきましては除外したという原因もあるわけでございます。
それで、水不足でございますけども、それにつきましては、そういった地域柄、そういった状況でございまして、合流等もご説明今しましたように、結果、そういったことでいい結果が出なかったということで、やむを得ず断念したという経緯でございます。
以上でございます。
○議長(溝端太一君) 29番、降矢君。
○29番(降矢太刀雄君) 的確なお答えはいただいたとは、今、思っておりません。
まず、茶畑は十分承知であります。茶畑でやっていこうというならば、この区域外変更して、すぐに農振地除外の話を進める必要はさらさらないのであります。むしろ、農振地で置いておいて、茶畑の確保をやっていくということでありますから、何ゆえにこの事業が変更の、既に前段、議会へ諮る前段から、その土地が農振除外の検討対象になっているかという理由を聞いておるわけであります。
それからもう1つは、農振除外という精神をひとつお答え願いたい、この件で、もう一度確認するべき必要があろうと、今の提案と説明ではあるということが感じましたので、あわせてお答え願いたいということであります。
○議長(溝端太一君) 瀬戸市長。
○市長(瀬戸亀男君) お答えを申し上げます。
味間奥地域の状況、あるいは実態等につきましては、私どももあの地域に入りまして、先ほどから担い手の優秀な方が2名いらっしゃる、こういうお話もございました。あわせて、非常に若い人たちが、兼業農家ではありますけれども、生産組合そのものがしっかりとした組織がございまして、積極的な形での構造改善への取り組みをいただいております。そういう状況の中で、計画段階で私も十分な承知をしていないところでありますけれども、お茶畑に対しての認識のいろいろな評価の違いがあったんじゃないかと思いますけども、いま現在ここに至って、県下で40%のお茶を生産する。さらにお茶祭り等、大国寺との関係等も含めたふるさとづくり、活性化づくりということになりましたら、お茶畑は大事にしなくてはならないというのが、一つの大きな原因であっただろうと考えております。
あわせて、農振除外というのは非常に難しい除外でございまして、個々の農家が農家住宅、あるいは作業場等々の があるのでありますけれども、大きな区域の計画変更というのは、しっかりとした土地利用計画、あるいは市のそういった振興計画がないと、この可能性はゼロに近い、このように考えております。したがいまして、味間奥地区における農振除外地ということを今後検討していくという場合、篠山町の人口、先ほどもご指摘がございましたけれども、6万人口を想定する場合、恐らく150ヘクタール台の農地であるとか、あるいは篠山であれば開発をしていかなればならないという実態もあるわけでございまして、そういった土地計画をしっかりと持った中で、方向づけは今後させていただきたい。そういうために、味間奥の状況もあるということにご理解をいただきましたらありがたいと存じます。
○議長(溝端太一君) 29番、降矢君。
○29番(降矢太刀雄君) よくわかりました。そこでよくわかったので屁理屈を言うんじゃないんですが、担当者に聞きたいんですが、私も農振除外を積極的にやらないかんという持論の一人であります。しかし、お茶畑をつぶさんと、土地改良せんと、そのまま残していく。そしてお茶畑をしっかりやっていこうというなら、私の頭の中では、農振地に入れてしっかりと守っていく方がいいんやないかと思うんですね。ところが、今、市長が答弁されましたように、しかしながら、お茶だけではもういかんのやと。もう少し開発もせんなんという声が地元の人にあるんです。もうちょっと本音を言うてほしい。それでいいんですよ。私はあかんとかあくとか言うてへん。説明がどうも腑に落ちんから質問しとるだけであるんで、よろしくお願いします。
○議長(溝端太一君) 小島課長補佐。
○課長補佐(小島 弘君) 先ほど私の説明の中で言いましたように、この農振除外の件につきましては農振除外ではなく、事業の外ということで6ヘクタールをしたということでございます。ご理解願いたいと思います。
○29番(
降矢太刀雄君) 3回言うとうさかいよろしいわ。
○議長(溝端太一君) ほかに質疑はありませんか。
31番、畑君。
○31番(畑 雄司君) 整理してお伺いしますけども、要は最近立ち上がろうとしております篠山市総合計画審議会の中で、きちっと土地利用計画が策定されてからの話であって、今、市長がご答弁のあるように、今、ようやく立ち上がったんでしょう。篠山市総合計画審議会の中で、きちっとした将来計画を含めた土地利用計画をまず確立していただくことが先決ではないかな、こう思います。いかがですか。
○議長(溝端太一君) 瀬戸市長。
○市長(瀬戸亀男君) 今、畑議員さんからご指摘をいただきましたように、先ほども申し上げましたように、立ち上がりました篠山市は377.61キロ平方、その中に人口6万を想定し、都市的な整備等もしていかなければならないし、環境は守っていかなければならないということの中で6万都市を想定しておりますだけに、ご指摘のように、過日立ち上がりました総合計画審議会の中で、本山会長が選任をされておりますけれども、その中で、しっかりとした線引き、あるいは土地利用計画、そしてこれからの篠山市のビジョン等は描いていきたい、このように考えております。
○議長(溝端太一君) ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(溝端太一君) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(溝端太一君) 討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。
これより、議案第61号、
篠山市営土地改良事業の計画変更についてを採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(溝端太一君) 起立全員であります。
したがって、議案第61号、
篠山市営土地改良事業の計画変更については、原案のとおり可決されました。
◎日程第6 認定第1号〜日程第16 認定第11号
○議長(溝端太一君) 日程第6、認定第1号、平成10年度篠山町
一般会計歳入歳出決算認定についてから、日程第16、認定第11号、平成10年度篠山町
国民宿舎特別会計決算認定についてまでの11件を一括議題といたします。
本件は、いずれも平成10年度の歳入歳出決算の認定でありますが、議案の朗読は省略をいたします。なお、決算につきましては、さきに監査委員による決算審査が行われておりますので、ここですべての会計について、決算審査の結果について報告を求めます。
村山代表監査委員。
○監査委員(村山克己君)(登壇) それでは、決算審査の結果につきまして、ご報告をさせていただきます。
お手元に審査結果をお配りをさせていただいていると思いますが、おおむねそれに沿いまして、要点を報告させていただきたいと思っております。
新市発足以来、6カ月を経過しようとしているわけでございますが、議長さん初め議員の皆さん、そしてまた市長さん初め執行部の皆さんにおかれましては、新市進展のためにご尽力をいただいておりますことを、厚く感謝を申し上げます。
私ども山本委員さんと就任以来4カ月を経過するわけでございますが、昨今特に、住民の税金の使い道につきまして、非常に関心が高まってきております。マスコミ等におきましても、住民監査請求があちこちに出ていると、こういうことを受けまして、今後、私ども監査委員として、その職を十分認識をいたしまして、市民の立場に立った厳正な監査を執行してまいりたいというふうに考えておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いを申し上げたいと思います。
それでは、決算審査の意見書につきましては、普通会計分と公営企業、この2つに分けております。できるだけ4町がわかりやすくと言いますか、そういうような意味も込めまして、それぞれではなしに、一括審査結果をまとめておりますので、それにしたがって報告をさせていただきます。
まずは、普通会計の状況でございます。1ページをごらんいただきますと、審査対象の会計につきましては、篠山町以下上げております会計でございます。今回の審査におきましては、公営企業を含めましてでございますが、この決算審査に基づきまして、新市への引き継ぎが行われるという観点から、一つは決算収支、当然でございますが、大事な現金、歳計現金についても的確であるのか、それがきちっと引き継ぎをなされたかどうか。それからもう1つは財産、あるいは債券債務等にわたりましての的確かつ適正な引き継ぎが行われたかと、こういうことを重点的に審査をさせていただきました。審査の結果は、おおむね適正に執行されておりましたので、報告をいたします。
それでは、決算審査の状況あるいは審査意見につきまして、これから申し上げたいと思います。
4ページには、決算の状況でございますが、今申し上げましたように、4町、これは
広域行政事務組合につきましては別途入れておりますので、4町の決算でございますが、今田町を除きまして、一般会計におきましては3町が赤字決算になっております。これは当然のことながら、3月末の打ち切り決算ということでございますので、歳入不足による決算赤字でございます。
特別会計におきましては、4町31の特別会計を有しているわけでございますが、19の特別会計におきまして赤字決算になっております。その状況は、表に上げておりますのでごらんをいただきたいと思います。
次に、大事な6ページでございますが、財産の状況でございます。1つは、公有財産のうちの土地、建物、以下、数字は申し上げませんが、各町ごとに記載を、記述をいたしております。8ページに至りまして、山林、それから出資金、出捐金でございます。それから、債券といたしまして、これは西日本、JRへの債券でございます。それから次が基金、これは現金のみの保有高をもって調査をいたして、別表に上げております。表のとおりでございます。それから次は、言うならば借金でございますが、地方債、これは3月末の現在高、各町ごとに記載をいたしておりますとおりでございます。それからあわせまして、これも大きな借金になるわけでございますが、債務負担行為、これも表に掲げておるとおりでございます。それからもう1つは、大事な現金でございますが、打ち切り決算になりましたために、4月5月、出納整理期間に入ってまいります地方債、あるいは国県補助金等はほとんど4月5月になるわけでございますが、そのために資金不足を生じるということがございまして、各町で相当額の一時借入金がなされ、執行されているわけでございます。それは表に掲げておりますが、それは最終、収入役さんの金庫が閉まりましたその時点での赤字額も入れておりますが、それにまずは充当されたということになるわけです。支払いをしたと。加えまして、決算剰余金が出ております。今田町は黒字決算でございます。それ以外、特別会計におきましても黒字が出ておりますが、その剰余金をプラスいたしますと、それぞれ各町が持っています現金の有り高と、こういうことになるわけでございますが、これが17億9,204万7,917円、これが新市へ引き継がれた現金有り高と、こういうことになるわけでございます。もう既に、一時借入金につきましては返済が終わっております。
10ページ、それでは審査意見を申し上げます。一般会計におきましては、特に町税の収入、徴収状況でございますが、未収金を上げておりますが、相当額の未収金になっております。一層、滞納の徴収、あるいは一番大事な納期内納付の督励に一層努力をいただきたい。なお、ここに表を数字的には掲げておりませんが、町営住宅の使用料あるいは保育所の使用料、このような
受益者負担に相当するものですが、これも決算にあらわれていますような未収金がございます。特に税と異なりまして、
受益者負担というものでございますので、徴収には厳正な取り扱いをいただきたいというふうに考えます。
次に、国民健康保険特別会計でございますが、これにつきましても、国民保険税の滞納がかなりの額に上っております。滞納金の徴収、それから一番大事な納期内納付について、一層努力をいただきたいというふうに考えます。
11ページ、直診勘定でございますが、これは当然のことながら、経営の健全化と地域医療の確保に今後もお努めをいただきたい。
老人保健でございますが、高齢化もどんどん進んでいるわけでございます。対象者も膨れ上がるわけでございますが、レセプト点検等、医療の適正化、あわせまして保健事業についても積極的に展開をいただきたいというふうに考えます。
12ページにわたりまして、下水道特別会計でございますが、ここには計画に沿った推進状況でございますとか、あるいは処理区域の水洗化の状況を上げさせていただいております。計画に沿って事業推進いただくことは当然のことでございますが、せっかく多額の投資をいたしました、これが水の浄化につながる、環境をよくするためにつながるということでございますので、水洗化を奨励をいただきまして、早くその線につないでいただくと、こういう努力を引き続いてやっていただく必要があるというふうに考えます。
農業集落排水事業についても、同様の意見でございます。
次に、14ページは住宅資金の貸し付けでございますが、これはもう貸し付けは終了しているわけでございますが、後は未収金の回収ということになるわけですが、これも多額の未償還金がございます。各町ばらつきもございますが、何とかこの未収金の回収にいま一層努力をいただきたいというふうに考えます。
次に、宅地造成事業特別会計でございますが、これは旧篠山、西紀町だけでございますが、特に旧篠山町のハートピア北条団地でございます。10年の3月には完成し、売り出しに入ったわけでございますが、19区画のうち、現在3区画が売れているということでございまして、あと16区画が残っているわけでございます。財源は一時借入金等で措置はなされているわけでございますけれども、期間がたちますと利子もかさんでくるということもございます。何とか早く完売をいただくように、努力をいただきたいというように考えます。
15ページ、簡易水道関係につきましては西紀と今田があるわけでございますが、これはもうご承知のように、今度、新市の水道事業会計の方に継承されると、こういうことになるわけでございます。
診療所は今田町だけでございますが、これはまあ経営健全化、あるいはまた地域医療、特に地域医療の確保に努めてご努力をいただきたいというふうに考えます。
次に、16ページは
広域行政事務組合の決算でございますが、一般会計におきましては黒字決算になっておりますが、特別会計は交響ホール会計以外は赤字決算ということになっております。財産の状況、土地建物ないしは基金の状況につきましては、17ページ記載のとおりでございます。また18ページ地方債、あるいは債務負担行為につきましても、記載のとおりでございます。なお、現金につきましては、それぞれの内容については、先ほどご説明申し上げたとおりでございますが、5,056万949円の現金現在高で引き継ぎがなされております。
審査意見でございますが、19ページ、特にこの清掃センターにつきましては、全面改築計画が進行中でございますが、かなりの投資になるということでございますので、新市の財政計画に基づいた適切な執行が望まれるということでございます。
次は、公営企業でございます。審査対象は、篠山の水道、丹南の水道、それから篠山のガス、それから篠山の国民宿舎、それから農業共済、広域の、これだけの会計でございますが、審査の結果はおおむね適正に処理がされておりました。篠山の水道、これは2ページをごらんいただいたらわかりますが、事業としては給水人口、あるいは給水戸数、有収水量ともに、ほぼ昨年度と同じような形で推移をしております。損益計算におきましては、前年度と比較いたしまして減少しておりますが、これはそこに書いておりますとおり、地形図処理システムの導入ということで、営業費用が増えたことによる減でございます。
審査意見でございますが、水道使用料につきましては、これも前年度と比較いたしますと、対象者あるいは未収金ともに増加をしているという状況でございます。一層徴収にご努力をいただきたい。
丹南町におきましても、事業の概要はほぼ前年度と大差なく推移をしていると、こういう状況でございます。審査意見でございますが、丹南町さんは、こういう言い方はどうかと思いますが、篠山に比較をいたしまして、かなり徴収努力がなされておる結果があらわれております。引き続き良好な状況を続けていっていただきたいというふうに思います。
5ページはガス事業会計でございますが、これは供給戸数、販売量ともに、ほぼ前年どおりの推移になっております。損益計算におきましては、前年度と比較いたしまして、300万余りの増加になっております。
次に、6ページ、審査意見でございますが、これも未収金の方は少し減っておりますが、未納者は逆に増えてきておると、こういうふうな状況でございます。これについても、徴収に一層努力をいただきたいと考えます。
次に、国民宿舎でございますが、事業の概要、下に表を掲げておりますが、宿泊、休憩、入浴を含めまして、すべてマイナスという状況でございます。7ページ、損益計算におきましても、表を下に掲げておりますが、平成10年度は2,160万8,072円という赤字を生じております。平成9年度も赤字でございましたが、それをその倍の赤字が発生したと、こういう状況でございます。
審査意見でございますが、国民宿舎は38年に開設をされたわけでございまして、この35年間、篠山町という一つの地の利も得まして、順調に推移をし、それなりの効果を果たしてきたわけでございますが、今申し上げましたように、年々この利用客は減ってきております。その状況は、次の8ページに表を入れておりますが、利用客あるいは純利益の推移ということで、平成6年度を100にいたしまして掲げておりますが、ごらんいただきますように、ここ数年見ましても年々減少と、こういう傾向をたどっております。昨年度の赤字分につきましては、利益剰余積立金で何とか措置ができたわけでございますが、今年度2,000万を超えるものについては、利益剰余積立金がもうあと残り100万少々でございますので、それを入れましても、あと穴埋めをするお金がないと、こういうふうな状況でございます。
旧町以来、これにつきましては、今後どうしていくのかということについて、いろいろご検討いただいているわけでございますが、この状況を見てまいりますと、よほどのことがない限り、継続運営というのは非常に難しいんではないかというふうな感じをいたしているわけでございます。このままに置きますと、また来年も赤字ということになりかねないわけでございまして、その点につきましても、早期な対処は必要であると、こういうふうに考えたわけでございます。
以上、審査意見を普通会計、公営企業にわたりましてご報告申し上げたわけでございますが、今回の決算というのは、平成10年度打ち切り決算、これは合併を前提とした決算になったわけでございますが、ある意味では歴史的な決算だったと、そしてまたこれをもとにしての新市への継承と、こういうことにもなるわけでございます。
私ども、先人、先輩が営々として築いていただきましたそれぞれの町のまちづくりに、深く敬意を表しまして、審査報告とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(溝端太一君) 代表監査委員の審査報告が終わりましたので、提案理由の説明を求めます。
瀬戸市長。
○市長(瀬戸亀男君)(登壇) ただいまご上程をいただきました認定第1号から認定第43号の提案をいたします前に、先日の敬老会に関しまして、中止やむなきの判断をしたところでございますけれども、それにまつわることにつきまして、報告をまず申し上げたいと存じます。6時30分に県南部に水防指令1号が出ました。ここは県南東部という位置でございますけれども、そういう状況を鑑みまして、助役以下、内部関係連絡をして、すぐ寄るようにという連絡をし、そして8時から相集いまして情勢を検討をさせていただきました。その後すぐ、各敬老会の実行委員長さんにご連絡を申し上げまして、開催いただきます地区における責任者、おもに総代会長さんでございますけれども、9時からお集まりをいただきました。それさかのぼる7時40分に、水防警報1号待機というのがこの管内に出ましたので、同時刻、災害本部を設置したところでございます。そういう状況を踏まえまして、実行委員長さんを交えていろいろ討議をしたところであります。明石に上がりましたのは10時過ぎでありましたけれども、それ以前の段階でありますが、あの台風の方向を見ますと、恐らく直撃でないか、あるいは相当な雨量があるということも含めて、中止やむを得ないという判断を実行委員会の中でしていただいたところでございます。その席上、15日の本日は、先日のことでありますが、無理であるけれども、延期することができないのか。高齢者の皆さんにとっては、特に75歳以上の皆さんでありますから、1年間中止をするということは、1年間そういった行事がないということを含めまして、非常に楽しみにいただいている。したがって、延期することはできないかというご意見が出てまいりました。ところが、例えば19日の日曜日、あるいは23日の祭日、あるいは26日の日曜日、これは小学校の運動会、そして26日は車いすマラソン等々の行事等がございます上に、それぞれ土曜日曜を含めた行事日程がたくさん上がっておりました。そういう状況があります中、延期をして再度日程調整するのが非常に難しいという、全実行委員会の委員長さんの判断によりまして、延期もすることも非常に不可能でないかという協議が相なされたところでございます。それぞれ実行委員会においては既に8時ごろから、あるいは時間設定は多少ばらつきはありましたけれども、準備をいただいておりまして、万全な体制を敷いていただきました敬老会でありましただけに、残念でありましたし、ご招待を申し上げました敬老者の皆さんには、まことに申しわけない状況をかもし出したところでございますけれども、そういった台風の進路予想と、雨量等の予想を判断をいたしまして、やむなきに至ったというのが状況でございますので、ご了解をいただきたいと存じます。
それでは、ただいま上程をいただきました認定1号から認定43号までに至ります平成10年度篠山町、西紀町、丹南町、今田町の一般会計並びに各特別会計、多紀郡
広域行政事務組合一般会計並びに特別会計の決算認定を求めるに当たり、その概要をご説明申し上げ、ご理解を賜りたいと存じます。
平成10年度の決算につきましては、本年4月1日の多紀郡4町の合併に伴い、篠山市が発足をいたしましたことから、既にご承知のとおり、
地方自治法施行令により、消滅した地方公共団体の収支は、消滅の日をもって打ち切ることとされており、平成10年度決算については、3月31日をもって打ち切り決算といたしました。したがいまして、歳入歳出ともに収入済、支払済のもののみを計上して決算を行ったところであり、この際における未収未払い、さらには従来の繰越事業については、新市の暫定予算に計上したところでございます。
こうしたことから、特定財源、つまり国県補助金、起債、さらには町税等についても、3月末日までに受け入れができなかった部分も相当額にのぼっており、平成10年度決算において各会計の大半が赤字決算となっていますので、ご理解をいただきますとともに、歳入歳出におけますそれぞれの前年度比較及び財政状況を示す指数、性質別経費の構成比率等につきましても整合性が取れないため、省略させていただきますので、よろしくお願いを申し上げます。
さて、平成10年度を振り返る時、我が国は少子、高齢化が加速する中、産業の空洞化や財政危機等が進行するなど、長引く景気の低迷による経済不況はますます深刻化を増し、国においては緊急経済対策が打ち出されるなど、懸命な取り組みがなされてまいりました。こうした厳しい社会経済情勢にあって、平成10年度はそれぞれ各町において、複雑多様化する住民ニーズの対応と、多紀郡4町の合併を見据えつつ、新しい時代に向けたまちづくりの推進のため各般にわたり積極的な事業展開がなされてまいったところでございます。結果、新市建設に向け、着実にその基盤づくりが進展いたしましたことは、まことに喜ばしい限りであり、とりわけ合併の実現に並々ならぬご努力をいただいてまいりました議員各位を初め、住民皆様方のご支援、ご協力に対しまして、心から感謝申し上げる次第であります。
特に、冒頭申し上げましたように、厳しい経済情勢と将来における見通しが不透明な時代でありますだけに、限られた財源を適切かつ有効に活用することはもちろんのこと、住民皆様の幸せを願い、町政の執行に鋭意努力がなされたきたところでございます。
ただいまから、平成10年度の各町の町政執行方針等に沿って、執行した事業の概要を申し上げますが、事業内容について、各町共通する部分も数多くございます。したがいまして、重複する部分等につきましては、可能な限り省略させていただきますので、ご理解賜りますよう切にお願いを申し上げる次第であります。
それでは、認定第1号から第11号に至ります篠山町の一般会計並びに各特別会計について、概要を申し上げたいと存じます。
まず最初に、一般会計について説明申し上げます。その報告の第1は、地域個性を生かした均衡ある郷土の発展についてでありますが、篠山東中学校開校に伴います旧城東、多紀中学校跡地の有効活用を図るべく、具体的な取り組みを進めてまいりました。その1つは、旧城東中学校につきましては、3つの給食センターを統合することとし、近代的施設の整った篠山学校給食センターの建設に取り組み、本年4月から、旧篠山町内の幼稚園、小中学校を対象とした給食業務を開始することができました。また、旧多紀中学校につきましては、チルドレンズミュージアム構想実現のため、基本構想及び基本設計、総合政策に取り組んできたところであり、これが実現いたしますと、多くの子供たちに夢を育て、地域間交流が促進されることから、地域活性化につながるものと大きな期待を寄せているところでございます。
ところで、市役所周辺におきますシビックゾーンの整備を図るための西庁舎周辺整備につきましては、今後の土地の有効活用を図るべく、文化財発掘調査を行ってまいりましたが、土地の活用については、篠山市の将来のまちづくりの総合的見地に立って改めて検討を行い、早期に土地の活用方針を明確にしてまいりたいと考えております。
その第2は、人輝く心豊かなまちづくりについてであります。平成9年度から、生涯学習の推進を重要施策の1つに掲げ、心の豊かさが実現できるまちづくりに取り組んでまいりました。当年度においては、公民館とコミセン運営委員会がより強い連携のもと、住民主体の学習活動が推進できるよう、その体制確立に向けた取り組みや、市民大学、町人学習会を開催してまいりました。
その3は、明日を拓く産業社会の創造についてであります。まず最初に、農業の取り組みでありますが、平成9年度から取り組みを進めてまいりました、都市と農村交流拠点、ハートピアセンターの建設とあわせ、農産物販売、直売施設の設置、さらには近年のアウトドア指向にあって、後川に野外活動施設の整備を図ることとし、その事業化に向けた取り組みを行うなど、活力のある農業、農村の創造に向けた積極的な取り組みを行ってまいりました。
なおまた、鳥獣害対策及び生産組合の組織強化のための取り組みや、丹波篠山味まつりなど開催をしながら、明日の揺るぎない篠山農業確立のための施策を積極的に展開してまいったところでございます。
それでは、一般会計におけます歳入歳出状況についてご説明を申し上げます。一般会計におきます歳入歳出決算額は、歳入において107億8,802万1,106円、歳出は116億8,565万8,644円で、歳入歳出差し引き8億9,763万7,538円の赤字決算となりました。
引き続き、平成10年度施策の大綱別に概要を説明申し上げます。その第1は、心豊かな人づくりであります。まずは教育環境の整備自立についてでありますが、時代の進展に即応した、心身ともにたくましい子供たちを育成するためには、安全で快適な教育環境づくりが最も重要であると認識しております。本年度においては、平成8年度から校舎の建築工事を進めてまいりました篠山東中学校が開校し、新しい歴史への第一歩を踏み出すことができました。また、遠距離の通学対策として、後川、原山、大芋の3路線に対して、西日本JRバスに委託して、スクールバスを運行したところでございます。なおまた、児童数の増加が著しい岡野小学校につきましては、教室等の増築工事、さらには篠山小学校及び篠山中学校につきましては、年次計画に沿って校舎の大規模改修を行ったほか、後川小学校の改修整備に取り組むなど、緊急性の高いものから順次整備を進めてまいったところでございます。
さて、21世紀を展望いたします時、冒頭に主な事業の中で、もし上げましたように広く社会全体が生涯学習の考え方に至って、人々の生涯にわたる学習を尊重し、これを正しく評価する学習社会の実現が望まれています。したがって、社会教育行政の推進に向け、青少年の健全育成の条件整備や学習機会の提供に努めてまいりました。学習相談につきましては、社会教育指導員、派遣社会教育主事、心豊かな地域づくり専門員及び子育てインストラクター等の設置により、住民の皆様の願いにこたえるべく対応してまいりました。なおまた、多様な学習ニーズに対応できる公民館活動が求められている今日、子育て学習センター事業や青少年サークル子供会事業、ひょうごっ子兄弟づくり事業など、各般にわたる事業の取り組みやたんば田園交響ホール、歴史美術館、本郷図書館や海洋センター、更には財団法人青山会解散に伴い寄附を受けた青山歴史村の自立した運営に努めてまいったところでございます。
さて、国際化時代と言われて親しい今日、国際化社会に対応できる人材の育成は、欠かすことのできない重要な課題であります。そのため、姉妹都市提携を結んでいますワラワラ市との交流、交換留学につきましても、14名の高校生を派遣して、実り多い交流事業を展開してまいりました。
その第2は、共に生きる福祉のまちづくりについてであります。既にご承知のとおり、平成12年から介護保険制度がスタートいたしますが、その事業開始に向け、当年度においては、供給体制の整備樹立に向け、人材の確保を初め制度の導入に備えた調査研究に努めてまいったところであり、今後も事業の円滑な推進に全力を傾注してまいる所存であります。
また、兵庫医科大学篠山病院の開設に伴い、中核医療施設周辺整備事業として、緑地公園等の整備を図ってまいりました。
なおまた、在宅福祉サービスの充実を図るため、デイサービスセンターにおいては、入浴、給食、生活指導、健康チェック、家庭介護者教室など実施しながら、各種サービスの提供に努めてまいりましたほか、在宅介護支援センターによる要介護者の把握と、各種福祉施設、各医療機関との調整を密にしながら、在宅介護の支援体制確立に鋭意取り組んできたところであります。
そのほか、高齢者への福祉対策事業については、老人、難病患者等、日常生活用具給付事業、身体障害者ホームヘルプ事業、入浴サービス、給食サービス、敬老会、老人大学等々を、社会福祉協議会やボランティアグループと十分連携を取りながら、さらなる福祉の充実に力を注いでまいったところであります。
ところで、長寿社会を迎えた今日、高齢者が住み慣れた地域や家庭で安心した生活を送るためには、寝たきりにならない、寝たきりにさせないという認識と自覚、そして日ごろからの健康づくりが大切であります。したがいまして、健康センターを拠点にしながら、「地域づくりは健康づくり」をスローガンに掲げ、各種健康診査事業や、健康教育及び健康相談事業の推進に努力をしてまいったところでございます。
ところで、国における緊急経済対策の一環として、市町村を事業主体にして、当該年度に限り地域振興券交付事業が行われ、本年3月から交付事業開始をいたしました。
さて、あらゆる差別を解消し、住民だれもの人権が等しく尊重されるまちづくりは、何にもまして重要なことであります。同和問題は人権を完全に保障されていないという、最も深刻にして重大な社会問題でありますだけに、基本的人権が侵されることのない、明るい社会の実現に向け、人権擁護の町推進大会を初め、住民同和学習会をさらに各校区別に、研究大会の開催等に取り組んでまいりました。
また、地域改善対策道路整備事業につきましては、安口西2号線の道路改良工事を初め、継続事業として西ノ堂墓地移転事業に取り組んでまいったところであります。
その第3は、個性豊かなまちづくりの創造であります。町に住む人々が、豊かで快適な生活を実現するためには、人と自然が調和したさわやかで潤いのある生活環境を創造することが大切であります。先人が築き上げてこられた歴史と伝統文化を生かし、都市機能を備えた生活基盤づくりは、町のイメージをつくり、魅力ある住みよいまちづくりにつながるものであると確信いたしております。
そこでまず、大書院の復元についてでありますが、当年度においては、本体工事も含め、資料館については本格的な建設工事を着手することができました。完成まで残すところ6カ月でありますが、今、城跡に入るその威風堂々たる雄姿を見ます時、必ずや篠山の観光振興はもとより、文化創造の拠点になるものと思っております。また、史跡篠山城址に関連をいたします堀の浄化作業につきましても、引き続き実施してまいります。
次に、一般公共事業では、緊急地方道路整備事業として篠山西紀線、辺地対策事業として後川母子線、西野々立金線、また自治振興事業として、東岡屋東浜谷線外4路線、また単独事業として西岡屋線外10路線の改良工事を行ってまいりました。なおまた、橋梁整備事業といたしましては、八上野間線の道路改良工事等を行ってきたところでございます。また、集落内におきます生活道路の整備充実を図る上から、ご要望の多いオーバーレイ工事でありますが、総額3,947万円余りを投じて整備を図ってまいりました。街並み整備事業につきましては、河原町地区の道路の美装化工事、さらに都市計画道路につきましては、継続で取り組んでいます城西線の道路改良工事を進めてきたところであります。
続いて、
生活排水処理計画事業についてでございますが、
公共下水道を初め
特定環境保全公共下水道、農業集落排水処理事業、合併浄化槽設置整備事業の4事業を、年次的、計画的に推進しているところであります。平成10年度においては、既に継続して実施してまいりました
公共下水道事業を初め特定事業では、福住処理区の終末処理場の建設、日置地区の事業認可に向けた取り組み、また農業集落排水処理事業につきましては、村雲地区におきます処理施設を完成させることができました。なおまた、合併浄化槽設置については、89基を設置したところであります。今後、財政計画や兵庫県の生活排水99%大作戦との整合性を考慮しながら、計画に沿って事業を進めてまいる所存であります。
その第4は、たくましい産業基盤の確立についてであります。たくましい産業は、町の元気のバロメーターであります。産業の振興は、所得の増大を通して、豊かな生活を実現するばかりではなく、就業の機会を提供し、若者の定着と篠山の活力の源となるものであります。
さて、我が郷土の基幹産業である農業振興でありますが、米価格の低迷と農業従事者の高齢化による担い手不足の問題など、取り巻く農業情勢は極めて厳しい状況にあることから、これまで準備を進めてまいりましたグリーンファーム篠山を発足し、農地の保全はもとより、篠山農業の先駆的な役割を果たしてくれるものと、大きな期待を寄せているところであります。そのほか、地域農業推進事業、とも補償制度の推進を初め、集落営農の確立と生産組合の活動強化、さらには特産振興に向けた各種事業の展開を図ってきたところでございます。
次に、商工業の振興でありますが、大型店の進出や消費者ニーズの多様化に伴い、商店街において空き店舗が目立つなど、非常に厳しい状況にあります。まちづくりを進める上で、中心市街地をどう位置づけるかは、その町全体の魅力を大きく左右するだけに、大変重要なことであり、商工会との連携を密にしながら、将来における篠山商業のあり方について、検討協議を重ねてきたところであります。具体的な事業については、県のモデル事業の指定を受け、空き店舗対策事業を展開し、一定の成果をおさめることができました。
次に、観光振興についてでありますが、近年、道路交通網等の発達により、観光客は増加の傾向にございます。当年度におきましては、篠山のイメージアップを図るため、観光ポスターの作成、またこれまでから取り組んでまいりました篠山ABCマラソン、デカンショまつり、丹波篠山味まつりの3大イベントを積極的に展開をしてきたところでございますが、いずれも大成功をおさめ、篠山の観光振興に大きな役割を果たしたものと確信いたしております。
なおまた、デカンショ節が広く全国に広がるきっかけとなって、100年という節目の年を記念して、デカンショ節誕生物語を記念事業として展開してまいりました。
その第5は、自然と共生する住みよいまちづくりについてであります。ふるさとの美しい自然を守り、人と自然が共生し得るまちづくりを推進していくことは、今に生きる私たちの使命でもあります。環境問題は、現代社会における問題としてクローズアップされ、行政における最優先課題となってまいりました。それだけに、良好な生活環境は、住民皆様の総意によるごみを出さないという小さな広がりから達成できるものであり、循環型社会の創造に向けた取り組みを初め、ぽい捨て条例を制定し、町あげて良好な生活環境の創造に努めてきたところであります。
次に、交通安全対策につきましては、近年特に交通死亡事故が多発していることから、尊い人命を交通事故から守るため、交通安全協会を初め、各関係団体との連携を図りながら、春秋の交通安全運動の展開や、子供からお年寄りを対象とした交通安全指導などを実施し、快適な交通社会の実現に向けた取り組みを行ってまいりました。なお、交通安全施設の整備につきましては、ガードレールの設置やカーブミラー、安全標識、道路照明灯の整備を行ってまいりました。
さて、住民の命と財産を災害から守り、快適で安全な生活を確保するための消防、防災対策の推進でございますが、消防施設の整備につきましては、年次計画に基づき、消防車庫の新築を初め、小型ポンプ12台、小型動力ポンプ付積載車2台、小型動力ポンプ積載者1台の整備を図ってまいりました。
次に、住宅環境の整備につきましては、西岡屋地内におきまして新たに18戸の町営住宅を建設をいたしました。
その第6は、新しい行財政システムの構築についてであります。
昨今の厳しい社会経済情勢にあって、国、地方を問わず財政が極度に緊迫し、多くの自治体がかつてない厳しい局面を迎えています。しかしその一方では、地域を巡るさまざまな環境変化に対応していかなければならない、新しい行政課題が山積みし、これに取り組むために現在の行財政を見直し、必要な財源をみずからつくり出していかなければなりません。
また、地方分権時代に対応できる足腰の強い自治体づくりが急務となってまいりました。こうしたことから、多紀郡4町の合併については、平成11年4月1日とし、その実現に向け、合併協議会を中心にして、各町間の調整を図りながら、限られた時間の中で精力的な取り組みを進めてまいったところでございます。
事務的な経費を初めとした合併準備経費に相当額を要したところでございますが、将来における自治体運営を考える時、その成果は大きなものがあると確信するところであります。それえは、引き続き特別会計についてご説明を申し上げます。
まず、国民健康保険特別会計の事業勘定については、歳入14億3,479万2,118円、歳出は14億5,415万9,671円で、1,936万7,553円の赤字決算となりました。
少子高齢化の急激な振興に伴い、医療費の増嵩や疾病行動の変化、また、社会経済情勢の変化等々相まって、保険税の負担能力の低下など、国保制度を取り巻く情勢は、ますます厳しい状況となっています。かかる状況下にあって、住民の健康づくりのための保健事業の推進、医療費の適正化対策、保険税の収納率の向上対策など、積極的に取り組んでいかねばならないと考えております。
なお、直診勘定につきましては、歳入1億525万1,638円、歳出は1億1,878万9,338円で、1,353万7,700円の赤字決算となりました。また、老人保健特別会計につきましては、歳入22億6,874万8,576円、歳出は23億5,260万9,475円で、8,386万899円の赤字決算となりました。
次に、
公共下水道事業につきましては、東岡屋、西岡屋、郡家を中心とした管路工事を進めてまいりました。決算額は、歳入4億2,376万4,457円、歳出は5億9,743万3,231円で、1億7,366万8,774円の赤字決算となりました。
次に、
特定環境保全公共下水道事業につきましては、福住処理区における管路築造工事及び処理場建設に着工いたしました。また、日置地区につきましては、事業認可を受けることができ、平成11年度から事業着手の運びとなりました。結果、歳入2億6,456万8,264円、歳出は5億7,713万7,148円で、3億1,256万8,884円の赤字決算となりました。
次に、
農業集落排水事業でありますが、平成7年度に着手をいたしました村雲処理区については、処理施設が完成をし、いよいよ本年4月供用開始となりました。また、三岳処理区につきましても管路の築造工事に着手をいたしましたほか、大芋地域及び雲部地区につきましても、管路の実施設計等に取り組んでまいりました。結果、歳入1億8,849万2,055円、歳出は8億669万180円で、6億1,819万8,125円の赤字決算となりました。
次に、住宅資金貸付特別会計についてでありますが、当該年度におきましては、住宅資金償還金滞納者で破産宣告を受けた者など、将来的に回収不能について一般会計から繰り入れをいたしました関係で、277万4,013円の黒字決算となります。しかしながら、貸付金の回収につきましては、篠山市教や部落解放同盟支部長の協力を得ながら、今後も引き続きこれらの徴収に全力を挙げて取り組んでまいりたいと考えております。
次に、宅地造成事業につきましては、東部地域の活性化を図るため、細工所地内において造成工事を進めていましたハートピア団地が竣工し、その販売促進に努めてまいりましたが、長引く景気の低迷により、極めて厳しい状況下にあり、3区画の契約にとどまりました。結果、歳入は2,056万4,000円、歳出は2億8,258万2,268円で、2億6,201万8,268円の赤字決算となりました。今後、引き続き早期完売に向け、その取り組みに努力してまいりたいと考えております。
次に、土地取得特別会計でございますが、歳入歳出ともに641万9,732円となりました。
続きまして、認定第9号から認定第11号までに至ります公営企業3会計について、その概要を説明申し上げ、理解を賜りたいと存じます。
まずは、認定第9号、篠山町ガス事業会計であります。需要家戸数は2,875戸、昨年に比べ45戸、1.6%の増となりました。また、供給区域内普及率は84.2%で、前年対比1.8%の増と、わずかながらも伸びを示しております。さらに販売量におきましても、上半期は気温が高かったため減少いたしましたが、逆に下半期におきまして全体的に低温であったため、これを回復し、結果、年間総販売量は177万4,866立方メートルとなりました。
次に、収益面におきましては、ガス売り上げにおいて、前年とほぼ同じ販売収益で、1億9,566万4,253円、ガス器具展示即売会を初めとする器具販売収益1,912万5,674円など、収益全体で2億2,135万6,009円となりました。
一方、費用面におきましては、原料ブタン単価が比較的安価に購入できたことから、製造費において前年に比べ、938万929円を減ずることができ、あわせて事務量、事務的経費の節減に努めてきました結果、費用全体では2億985万2,417円となりました。
以上の結果、当期純利益は、1,149万5,340円、前年対比40.8%増のまずまずの成果をおさめることができました。
また、建設投資につきましては、平成12年度を目途に取り組みを進めています熱量変更事業に伴うサテライト基地の基盤調査並びに基本設計のほか、導管改良工事、下水道工事に関連いたします補償移転工事などがその主なものであります。
次に、認定第10号、篠山町水道事業会計についてでありますが、給水人口は2万2,950人で、前年対比0.3%の減、また給水戸数は8,437戸で、前年対比1.4%の増となりました。これは若年層の都市流出や少子化による給水人口の減と、集合住宅の増加による給水戸数の増が主な要因であると考えられます。また、有収水量におきましては、漏水防止の呼びかけ等が功を奏し、前年対比1.5%の224万6,116立方メートルと、自然的な増加を見ることができました。
次に、収益的におきましては、受託工事収益が昨年に比べて大きく減少しましたほかは軒並み増収となり、収益全体では5億350万9,043円の対前年比0.5%の増となりました。
一方、費用面におきましては、地形図処理システムの導入によります設計業務の迅速化を図りました結果、総係費において、前年対比20.4%と大幅に増加し、費用全体では4億4,048万5,810円、前年対比2.4%増となりました。
以上の結果、当期純利益は6,302万3,223円、前年対比11.1%の減となりました。また、建設投資につきましては、新配水地築造工事、多紀簡水統合事業など、大型プロジェクトに加えまして、下水道工事に関連する補償移転工事などが主なものでございます。
最後に認定第11号、篠山町国民宿舎特別会計についてご説明申し上げます。国民宿舎ささやま荘の現状につきましては、議員皆様にもたびたびご報告を申し上げましたとおり、開業後35年を経過いたしました今、施設の老朽化は予想以上に激しく、加えて長期に渡ります景気の冷え込みに対する消費者の危機意識から、昨年に引き続き利用者の減少傾向には歯どめがかけられない状況にございます。こうした中、昨年度は開業以来初めて赤字を出したこともありまして、いよいよ国民宿舎が廃業するのではないかとのうわさが流れたこともあり、さらに追い打ちをかけ、営業成績の悪化につながったものと考えるところであります。
そこで、業務量の状況でありますが、宿泊利用は1万1,116人で、前年対比9.7%減となります。また、休憩利用は1万1,580人、24.2%の減、その他利用につきましては、1万479人で20.1%の減となり、これらを合わせて総利用者数は、3万3,219人となり、前年度に比べ18.5%の減となっております。
次に、収益面におきます利用者数の減により、1億6,669万6,571円で、前年対比2,540万740円、13.3%の減となり、予定額を大幅に下回る結果になりました。一方費用面におきましては、極力節約し、効率的な予算執行に懸命の努力をいたしましたが、経費の節減も限度に達しており、結果、1億8,830万4,643円、前年対比1,377万8,169円、6.8%の減となり、当年度純損益は、2,1690万8,072円と、まことに遺憾な結果となりました。
また建設投資につきましては、国民宿舎の厳しい経営実態からして、必要最少限度にとどめ、カーペットの張り替えあるいは外装、外壁、塗装の工事、ロビー内塗装工事など、673万4,286円を執行いたしました。なお、当年度の欠損処理につきましては、決算書に記載のとおり、利益積立金の取り崩しと、残額につきましては、翌年度への繰越欠損処理をし、その経営内容を明確にすることといたしました。
以上、篠山町に関連をいたします、一般会計並びに特別会計及び企業会計決算の概要でございます。
いずれ、本会議においてご審議を賜りますが、その際におきますご質問の中で、詳しくご説明を申し上げる所存でございます。何とぞ十分なご審議を賜り、ご認定賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。
○議長(溝端太一君) 提案者の説明が終わりました。
ただいま議題となっております決算に関する11議案についての質疑、討論、表決については、9月20日の本会議で行いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(溝端太一君) ご異議なしと認めます。
よって、そのように決定いたしました。
暫時休憩いたします。
午後12時10分 休憩
午後 1時10分 再開
○議長(溝端太一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
◎日程第17 認定第12号〜日程第25 認定第20号
○議長(溝端太一君) 日程第17、認定第12号、平成10年度西紀町
一般会計歳入歳出決算認定についてから、日程第25、認定第20号、平成10年度西紀町
宅地造成特別会計歳入歳出決算認定についてまでの9件を一括議題といたします。
本件は、いずれも平成10年度の歳入歳出決算の認定でありますが、議案の朗読は省略をいたします。監査委員による、決算審査の結果についての報告は、さきに報告がありましたので、提案理由の説明を求めます。
瀬戸市長。
○市長(瀬戸亀男君) ただいま上程をいただきました認定第12号から認定第20号までに至ります平成10年度西紀町の一般会計並びに特別会計につきまして、その概要を説明申し上げます。まず最初に、西紀町の一般会計について説明申し上げます。
平成10年度につきましては、1つには水資源の確保に向けた取り組み、2つには西紀丹南線トンネルの早期実現を初めとした生活基盤の整備、3つ目には高齢者や障害者に優しいまちづくりの推進、4つ目には、だれもが住みよいまちづくりの創造、そして5つ目には、多紀郡4町の合併実現、この5つの重要施策を掲げ、各般にわたる施策の推進に全力を傾注して取り組んでまいりました。一般会計におきます歳入歳出の決算額は、歳入において32億3,111万31円、一方歳出は、36億1,225万9,525円で、3億8,114万9,494円の赤字決算となりました。
引き続き、平成10年度施策の大綱に概要を、それぞれご説明申し上げます。
その第1は、みんなでつくる郷土の発展についてでありますが、長年にわたる悲願でございました多紀郡4町の合併に向けた取り組みはもちろんのこと、活力のある郷土の発展を思う時、若者の定住促進は最も重要なことであり、その1つとして、住宅マスタープランに基づき、町営住宅の建設と本郷第3団地の宅地造成工事に取り組みながら、過疎対策事業の推進に積極的な対応を図ってまいりました。また、余暇時間の増大に伴い、住民皆さんの健康づくりの場として、総合グランドの整備を図るため、兵庫県土地開発公社に委託して、4万3,000平方メートルの土地を取得したところでございます。
なおまた、国際化時代に対応するため、平成元年、ギリシャのエビダウロス市と姉妹都市提携を締結して交流を行ってきたところでありますが、当年度は記念すべき10周年に当たることから、記念事業としてギリシャから訪問団の受け入れを行い、あわせて10周年記念モニュメントを設置したところございます。この10周年記念事業における市民レベルの交流において、相互における親善が深められましたことは、まことに意義深いものがあったと確信するものでございます。また、オーストラリア少年少女海外派遣事業において中学生20名を派遣し、心身ともにたくましい人材の育成と、国際感覚豊かな青少年の健全育成に努めてまいったところでございます。
その第2は、健康に満ちた幸せなまちづくりであります。21世紀の超高齢化社会を目前に控え、すべての人々が自立し、お互いに支え合い、ともに充実した人生が送られる社会、すなわち生きる喜びを実感できる社会の実現を図っていくことは、今に生きる私たちの使命であります。そのため、社会福祉協議会、ボランティアグループ、さらには関係各団体との連携を密にしながら、地域福祉充実のため、きめ細やかな地域福祉関連事業を積極的に推進してまいりました。「生き生き2001年、長い人生、さわやかな安心計画」を基本として、在宅福祉サービスを初め、施設福祉サービスの充実に努めるとともに、介護保険制度の導入に備えた取り組みを行ってきたところであります。
また、老人、子供、身体に障害のある方が安心をして利用できるよう、福祉センター、シャクナゲ会館、シルバー人材センター等の段差解消や、スロープの設置を行うなど、その改修整備に努めてまいりました。なおまた、同和問題を初め、あらゆる差別と偏見のない地域社会の実現に向け、差別をなくする町民運動など、積極的な啓発事業を展開いたしましたほか、川西隣保館の駐車場整備を行ってまいりました。
その第3点目、美しくさわやかなまちづくりについてであります。さわやかな生活環境づくりを推進するため、平成元年度に
生活排水処理基本計画を策定以来、積極的な事業展開を行ってきたところでありますが、住民皆様方の協力をもちまして、農業集落排水処理対策事業を初め、中央地区の
特定環境保全公共下水道の推進については、順調に事業の執行を見ることができ、当年度においては、残る北地区の早期完成に向けた取り組みを行ってまいりました。結果、平成11年度をもってすべて完了する予定でございます。また、合併処理浄化槽につきましては、21基設置をいたしました。
次に、道路網の整備についてでありますが、特に長年にわたります悲願でありました西谷打坂間のトンネル工事につきましては、地権者各位を初め、地域住民皆様方のご理解をいただき、平成14年度供用開始に向け、実施設計業務を中心に取り組んできたところでございます。また、自治振興事業においては本郷中央線、緊急地方道路整備事業では西紀丹南線、過疎対策事業においては新田川西線外3路線、町単独事業では西谷宮西線外19路線について取り組んでまいりました。
その第4点目は、地域産業の息づくまちづくりであります。農業を取り巻く厳しい環境の中で、活力のある生活基盤の強化と、中核農家の育成、さらには集落営農経営プラン及び地域農業システム化総合指導事業等を通して集落営農を推進し、生産体制の確立を図っていくことが重要であります。したがいまして、山の芋、黒大豆、枝豆を転作奨励作物に位置づけ、助成金の交付や黒大豆のもぎ機を設置いたしましたほか、生産組合に対して、コンバイン等農業機械のリース制の導入を図るなど、特産振興施策を初め集落営農の推進に向け、積極的に取り組んでまいったところでございます。
また、地域農業の振興拠点として建設を進めてまいりました地域活性化センター黒豆の館をオープンすることができました。都市と農村の交流、地域の情報発信基地としての運営に努力をしてまいりました結果、おかげをもちまして、黒豆の館、とっぱち協会のご協力をいただきながら、その使命が達成されておりますこと、まことに大きな喜びとするところであり、今後もその運営に積極的な支援をしてまいる所存であります。なお、当年度におきましては、当館の駐車場等の整備を図るため、用地の確保をいたしました。
さて、農山村は多種多様な広域機能を有し、自然の恵みを私たちに与えてくれています。しかしながら、農業の担い手不足や農地の荒廃化が進む中にあって、後世にみずみずしい農山村の景観を保全することは、まことに厳しい状況下にあります。こうしたことから、次なる時代に農地を守っていくため、棚田保全緊急対策事業に取り組み、
農道の整備を図ってまいりました。そのほか、農村の活性化に向け、シャクナゲ祭りや楽市楽座などイベントを展開し、大きな成果をおさめることができました。
その第5は、生涯学習のまちづくりであります。生涯にわたる学習が享受できる地域社会は、今日の成熟した市民社会の中で大変重要なことであります。したがいまして、それぞれのライフステージに対応した学習活動を支援することは、心豊かな人づくりを推進する上で大変意義深いものがあると確信いたしております。その1つの取り組みとして、生涯学習フェスティバルの開催を初め、地域づくりリーダー育成のための各種事業の推進や、花いっぱい運動の展開、またひょうごっ子兄弟づくり事業、子育てふれあいセンター設置事業等、総合的、複合的な事業を推進しながら、生涯学習社会実現のための積極的な事業展開を行ってまいりました。さらに、人権尊重の理念に関する教育及び啓発はもちろんのこと、同和教育推進のための住民学習や婦人交流学習等を行っていったところであります。また、学校教育環境の整備充実についてでありますが、西紀北小学校のグランド整備を初め、西紀南小学校のプール循環器の整備、西紀小学校の給食室改修等を行ってまいりましたほか、教育備品の整備充実に努めてまいったところでございます。
そのほか、本年度から始まりました中学2年生を対象としたトライやるウィーク推進事業につきましては、地域住民の皆様のご協力をいただきながら、大きな成果をおさめることができました。
最後に、斎場の建設にかかる取り組みについてであります。多紀郡における広域的課題でございました斎場の建設につきましては、栗柄地区の地区住民の皆様を初め、地権者各位のご理解とご協力により、建設用地を確保することができました。ここに至るまでの間、ご理解を賜りました議員各位に対しまして、心から厚くお礼を申し上げる次第でございます。今後は、斎場の建設に向け、積極的な対応を図ってまいる所存でございますので、議員各位におかれましては、ご理解とご協力を賜りますよう切にお願いを申し上げる次第でございます。
それでは、続きまして、特別会計の説明を申し上げます。
まずは、国民健康保険特別会計の業務勘定についてでございますが、歳入2億5,874万6,643円、歳出2億4,634万9,404円で、1,239万7,239円の黒字決算となりました。一方、直進勘定につきましては、歳入8,649万8,419円、歳出8,762万3,511円で、112万5,092円の赤字決算となります。
次に、住宅資金貸付特別会計についてでございますが、歳入1,475万8,021円、歳出1,354万997円で、121万7,024円の黒字決算となっております。
次に、簡易水道特別会計についてでございます。昭和49年に設置いたしました北部地区簡易水道につきましては、排水管の老朽化が著しいことから、基幹施設改良工事を行ってまいりましたほか、中地区簡易水道につきましては、下水道の整備に伴い、水需要が増加してくる状況下にあって、水量の確保を図るため小型浄水機を設置し、安定した給水に努めてまいりました。歳入は、3億8,854万5,995円、歳出は6億5,532万1,680円となり、2億6,677万6,685円の赤字決算となりました。
次に、老人保健特別会計でございますが、歳入は4億6,161万6,436円、歳出は4億9,157万968円で、2,995万4,532円の赤字決算となりました。
次に、土地取得特別会計でございますが、さきに申し上げましたように、斎場建設に伴います用地の取得を行いました。結果、歳入2,543万9,749円、歳出3億6,909万1,328円で、原資となります起債の受け入れが翌年度となりますことから、3億4,365万1,579円の赤字決算となりました。
次に、
公共下水道特別会計であります。
特定環境保全公共下水道事業におきましては、西紀中央地区の汚泥処理施設及び管渠工事、東木之部、西木之部地区の管渠実施設計業務を行ってまいりましたが、西紀北地区の処理場建設工事と管渠工事を進めてまいりました。結果、歳入8億7,944万4,354円、歳出14億7,816万4,911円で、5億9,872万557円の赤字決算となりました。
次に、農業集落排水特別会計におきましては、河谷地区の小規模集合排水処理施設整備事業に伴います処理場建設を行いました。結果、歳入1億4,297万4,542円、歳出1億4,079万6,129円で、217万8,413円の黒字決算となりました。
次に、宅地造成特別会計でございますが、打坂地区宅地分譲計画に伴います用地測量業務及び基本設計業務の委託を行ってまいりました。結果、歳入4,631万4,806円、歳出4,638万2,507円で、6万7,701円の赤字決算となりました。
以上、西紀町に関係いたします一般会計並びに特別会計決算の概要でございます。いずれ、本会議において審議賜りますが、その際におけます質問の中で、詳しくご説明を申し上げる所存であります。何とぞ十分なご審議を賜り、ご認定賜りますようお願いを申し上げ、提案理由の説明といたします。
なお、全般的なことにつきましては、最初に申し上げておりますので、時間的に多少短くはなっておりますが、お許しをちょうだいしたいと存じます。
○議長(溝端太一君) 提案者の説明が終わりました。
ただいま議題となっております決算に関する9議案についての質疑、討論、表決については、9月20日の本会議で行いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(溝端太一君) ご異議なしと認めます。
よって、そのように決定いたしました。
◎日程第26 認定第21号〜日程第34 認定第29号
○議長(溝端太一君) 日程第26、認定第21号、平成10年度丹南町
一般会計歳入歳出決算認定についてから、日程第34、認定第29号、平成10年度丹南町
水道事業会計決算認定についてまでの9件を一括議題といたします。
本件は、いずれも平成10年度の歳入歳出決算の認定でありますが、議案の朗読は省略をいたします。
監査委員による決算審査の結果についての報告は、さきに報告がありましたので、提案理由の説明を求めます。
瀬戸市長。
○市長(瀬戸亀男君)(登壇) ただいまご上程をいただきました認定第21号から認定第29号までに至ります平成10年度丹南町の一般会計並びに各特別会計について、その概要をご説明申し上げます。
まず最初に、一般会計について説明申し上げます。
平成10年度につきましては、安心して暮らせる健康福祉のまちづくりを初め、篠山口周辺におきます土地区画整理事業の推進など、都市基盤の整備に向けた取り組み、また心豊かで住みよいまちづくりの推進、さらには農業の活性化と商工観光の振興、また、心豊かで明るく住みよい地域づくりと教育環境の整備に向け、生涯学習センター構想への取り組みや、大山小学校及び幼稚園の全面改築に取り組んでまいりました。
それでは、一般会計の歳入歳出状況についてご説明申し上げます。
一般会計におけます歳入歳出決算総額は、歳入において78億1,997万1,715円、一方歳出は83億4,367万5,381円で、5億2,370万3,666円の赤字決算となりました。
引き続き、平成10年度施策の大綱別に概要を報告申し上げます。
その第1は、安心して暮らせる健康と福祉の増進についてでありますが、平成12年4月から始まります介護保険制度の導入に備え、介護保険事業計画の策定を初め、介護認定モデル事業に取り組むなど、事業開始に向けた諸準備を進めてまいりました。また、高齢化社会の進行に伴い、在宅福祉サービス及び施設福祉サービスの充実に向け、各般にわたる事業を実施してまいりましたほか、老人クラブ活動への助成等を行ってまいったところであります。また、ともに生きる地域社会の創造に向け、障害者の社会参加を推進、促進するとともに、共働事業所の建設に向けた取り組みを行ってまいりました。なおまた、保健事業につきましては、健康福祉センターを拠点にしながら、母子保健事業の展開や、町ぐるみ健診を初めとした各種の健康づくり事業を積極的に推進してまいりました。
次に、都市基盤整備についてでありますが、まずは道路改良事業についてであります。地方特定道路整備事業により、草野油井線の改良工事、自治振興事業では竹浦線、また単独事業においては犬飼真南条上線外2路線の測量業務委託、そして草野駅裏線外13路線の舗装新設工事を行ってまいりましたほか、草野油井線外1路線の用地買収等に取り組んできたところでございます。なおまた、橋梁工事につきましては、草野油井線の八王寺橋梁新設工事を行ってまいりました。
都市計画にかかります事業でございますが、篠山口駅周辺は多紀郡の玄関口であり、市街地としての都市基盤整備は重要な課題であるとして、これまでから取り組んでまいりました篠山口駅西土地区画整理事業の推進を初め、篠山口駅北西地区区画整理事業及び駅周辺整備に向け、測量調査等委託業務を行ってまいりました。また、駅西土地区画整理事業実施地区に当たっては、商業集積のみならず、住宅の集積が予想されますことから、災害発生に備えたコミュニティ消防センター用地の確保をいたしたところでございます。
さて、
生活排水処理事業対策の推進につきましては、当年度におきまして合併処理浄化槽の設置、整備事業の推進と、城南地区におけますコミュニティプラント事業、真栗地区におけます
農業集落排水事業、丹南中央地区
公共下水道事業、さらには大山地区における
特定環境保全公共下水道事業の計画の策定に取り組み、快適な生活環境の基盤づくりに努めてまいりました。
次に、農村農業の活性化と、商工観光の振興であります。厳しい環境下にございます農業の振興につきましては、実効性のある生産調整を推進するため、新生産調整推進対策を実施するとともに、水田、麦、大豆、飼料の生産振興緊急対策や、稲作経営安定化対策に取り組んでまいりました。また、農業者を中心とした地域住民を初め、農協等関係機関との連携強化を図りながら、地域農政を推進するため、農村地域農業推進事業を実施し、担い手の育成及び農用地の有効活用と総合的計画的な地域産業の振興に努めてまいりました。具体的には、集落営農経営プラン推進対策事業における集落への支援、農用地利用改善組合に対する農業機械の貸し付けを行ってきたところでございます。なおまた、農山村ふるさと活性化事業基金の活用につきましては、懇話会における答申を受け、ふるさと交流プラザ、丹波旬の市を建設いたしました。この施設では、野菜の直売を行ってまいりましたが、長中期的な観点から、農業の振興を図る上で、農業者の生きがいづくり、組織づくり、人づくりにつながるものと大きな期待を寄せているところであり、今後も地域住民皆様方のご協力をいただきながら、その施設運営に鋭意努力してまいりたいと考えるものでございます。
さて、農業の根幹をなします基盤整備でありますが、農村総合整備事業におきまして、真南条下の圃場整備、そして
農道につきましては、西吹ほか3カ所において整備を行ってまいりました。また、担い手育成基盤整備事業につきましては、味間奥、そして土地改良施設維持管理適正化事業においては西吹、南矢代、杉地区において実施をしたところでございます。
林業振興につきましては、兵庫県によって白髪岳付近で生活環境保全林整備事業が進められていますが、町単独事業として、白髪岳文保寺登山道の整備を行ってまいりましたほか、地域における林業施設の維持管理にかかわります作業道路等の整備に対し、応分の支援をしてまいりました。
次に、商業の振興について、都市化が進行する中、事業所が増加の傾向にありますことは、まことに喜ばしい限りであります。しかしながら、既存の商工業者に対する振興は、これまでにも増して重要であり、商工会との連携を密にしながら、商工業の振興に努めてまいったところでございます。
さて、町のイメージアップを図る上から、イベントの展開とその充実は重要なことであります。当年度においても、地域住民を初め関係者皆様のご協力をいただきながら、丹南味覚まつりを初め、丹南れんげ花まつり、大国寺と丹波茶まつり等、盛大に開催することができ、観光振興はもとより、農業振興等に大きな成果を得たものと確信する次第でございます。
次に、心豊かで明るく住みよい地域づくりと教育環境の整備についてであります。まずは、生涯学習の推進でありますが、学習機会及び情報の提供に努めるため、生涯学習セミナーの開催と児童生徒を対象とした学校外活動の展開、そして今日まで公民館活動の拠点となっていました丹南公民館につきましては、老朽化が著しいことから、生涯学習の拠点となる新たなる生涯学習センターの建設が急務であるとして、新しい時代に対応できる施設の建設に向けた基本計画の作成に取り組んでまいりました。とりわけ、生涯学習センターについては、四季の森周辺が望ましいとして、計画作成をしてきたところでございますが、篠山市の発足に伴い、その一帯を生涯学習ゾーンとして位置づけ、今後、生涯学習センター建設に向け、積極的な取り組みを行ってまいりたいと考えています。
また、当年度におきましては、乳幼児の子育てを支援するための相談活動や、子育てグループの育成を図るため、子育て触れ合いセンターの運営、さらには心豊かな地域づくりのためのモデル集落指定事業を展開してまいりました。
次に、教育施設の整備充実でありますが、大山小学校の全面改築工事を初め、児童数の増加に伴います城南小学校の増築、さらには丹南中学校のグランド改修及び障害者用のトイレの設置工事を進めてまいったところであります。
さて、同和問題の解決に向けた取り組みでありますが、住民学習の展開を初め、隣保館を拠点としたきめ細やかな学習活動の展開、さらには「差別をなくそう」町民運動を行いながら、あらゆる差別の解消に向けた取り組みを行ってまいりました。
また、牛ケ瀬地内におけます道路改良工事、東吹上地内におきます道路舗装工事等を行ってきたところでございます。
それでは、引き続き特別会計についてご説明申し上げます。
まずは住宅資金特別会計でございますが、歳入1,978万6,883円、歳出1,855万843円で、123万6,040円の黒字となりました。
次に、国民健康保険特別会計についてでありますが、歳入は7億9,191万7,323円、歳出8億1,199万6,040円で、2,007万8,717円の赤字決算となりました。
次に、老人保健特別会計についてでございますが、歳入は11億1,327万3,826円、歳出12億487万2,071円で、9,159万8,245円の赤字決算となりました。
次に、
農業集落排水事業特別会計でございますが、歳入3億9,824万3,624円、歳出6億1,234万976円で、2億1,409万7,352円の赤字決算となりました。
次に、
公共下水道事業特別会計についてでございますが、歳入14億7,091万9,522円、歳出18億1,408万4,568円で、3億4,316万5,046円の赤字決算となりました。
次に、公営駐車場特別事業会計でございますが、歳入338万2,020円、歳出266万2,570円で、71万9,450円の黒字となりました。
次に、西紀丹南教育委員会特別会計でございますが、歳入1億4,832万5,068円、歳出1億4,726万5,505円で、105万9,563円の黒字決算となりました。
最後に、認定第29号、丹南町水道事業会計についてご説明申し上げます。
まず、給水人口は1万5,632人、対前年比0.7%の増、また給水戸数は5,075戸で1.8%の増と、いずれも微増にありますが、これは篠山口駅周辺を中心とする最近の開発動向によるものと考えられます。また、年間配水量は181万3,391立方メートル、給水量は147万2,086立方メートルで、有収率は81.18%、前年対比2.33%の減となりましたが、この主な要因は、下水道工事に伴う仮設管の凍結防止に水抜きを行っていたためと考えられます。
次に、全体的な経営状況につきましては、水道事業収益は4億4,528万9,666円、水道事業費用は3億6,337万4,236円で、当年度末の純利益は8,191万5,430円であります。特に収益面では、営業収益が昨年度より2.9%の増収であり、このうち給水収益では昨年の有収水量とほぼ同じでありながら増加となっていますのは、補償工事による遺失水費781万2,198円を受け入れたためであります。また、営業外収益では、25.53%の小幅な減額となりましたのは、主に開発に伴う給水協力金の減がその要因であります。
一方、費用面では、配水量の増大に伴う経費や人件費、償却費等、かさむものは、やむを得ないものを除きまして、極力経費の節減に努力いたしました結果、おおむね昨年並みの費用となっております。ただ、本年度、施設改良事業により、さらに減価償却費及び企業債利息の伸びが顕著になっていることが予想されるため、今後一層の経営改善に努めなければならないと考えております。
また、建設投資につきましては、長年にわたって苦慮いたしてまいりました大山簡水の水質改善のオゾン処理施設を設置いたしましたほか、駅西区画整理関連及び公共下水、コミプラ、
農業集落排水事業関連等、大型事業にも積極的に取り組んでまいったところであり、あわせて報告申し上げる次第であります。
以上、丹南町に関連をいたします一般会計並びに特別会計及び水道事業会計の決算の概要でございます。いずれ、本会議においてご審議を賜りますが、この際におけますご質問の中で詳しくご説明を申し上げる所存であります。何とぞ十分なご審議を賜り、ご認定賜りますようお願いを申し上げ、提案理由の説明といたします。
○議長(溝端太一君) 提案者の説明が終わりました。
ただいま議題となっております決算に関する9議案についての質問、討論、表決につきましては、9月21日の本会議で行いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(溝端太一君) ご異議なしと認めます。
よって、そのように決定いたしました。
◎日程第35 認定第30号〜日程第41 認定第36号
○議長(溝端太一君) 日程第35、認定第30号、平成10年度今田町
一般会計歳入歳出決算認定についてから、日程第41、認定第36号、平成10年度今田町
診療所特別会計歳入歳出決算認定についてまでの7件を一括議題といたします。
本件は、いずれも平成10年度の歳入歳出決算の認定でありますが、議案の朗読は省略をいたします。
監査委員による決算監査の結果についての報告は、さきに報告がありましたので、提案理由の説明を求めます。
瀬戸市長。
○市長(瀬戸亀男君)(登壇) 続きまして、ご上程をいただきました認定第30号から認定第36号までに至ります平成10年度今田町の一般会計並びに各特別会計の決算認定を求めるに当たり、その概要をご説明申し上げます。
それではまず最初に、今田町の一般会計について説明申し上げます。
その報告の第1は、健康のまちづくりであります。住民皆様の健康を守るため、今田診療所を開設し、併設した在宅介護支援センターと強い連携を図りながら、訪問看護や介護支援はもとより、日常の健康相談や町ぐるみ健診など、地域保健の拠点として、その運営に努めてまいりました。
その第2は、生涯学習の推進であります。生涯学習の推進を初め、地域文化や芸術の振興を図るため、さぎそうホールの建設に取り組んでまいりました。また、国際化時代にあって、次代を担う青少年に国際感覚を培ってもらうため、少年少女海外派遣事業を実施してまいったところであります。
その第3は、農業基盤の整備と商工観光の振興であります。県営事業による今田西部地区の圃場整備を初め、ため池改修事業の推進とともに、中山間地域総合整備事業の着手を初め、和田寺山開発構想の一環として、泉源開発にかかりますボーリング工事を進めてまいりました。泉源の活用については、今後十分検討しながら、市民の健康福祉の増進と地域活性化につなげるべく、有効活用に努めてまいりたいと考えております。また、商工会館の建設につきましても、応分の負担をいたしましたほか、県立陶芸館の建設促進につきましては、地権者各位のご協力をいただき、用地の確保ができましたこと、ここに改めて厚くお礼を申し上げますとともに、今後、早期実現に向け、積極的な対応を図ってまいる所存であります。
まずは一般会計歳入歳出決算総額でございますが、歳入において29億4,219万9,422円、一方歳出は29億4,052万6,674円で、歳入歳出差し引き167万2,748円の黒字決算となりました。
引き続き、大綱別にその概要を報告申し上げます。
まずは健康福祉のまちづくりについてでありますが、新しく開設をいたしました在宅介護支援センターを拠点に、きめ細やかな福祉サービスの事業の展開と、老人福祉センターを核に、地域の老人を対象とした各種相談業務及び健康づくり、そしてレクリエーション等、各般にわたる事業を行ってまいりました。
また、平成12年度からスタートいたします介護保険制度の導入に備えた体制整備に努めるとともに、念願でありました今田診療所を7月に開業し、だれもが安心して暮らせるまちづくりが推進できましたことは、この上ない喜びとするところでございます。
なおまた、住民の命と財産を守る消防関係につきましては、第1分団積載車車庫兼詰所の新築を行うなど、地域消防の整備充実を図ることができました。
また、同和問題の早期解決を図るための施策の展開や、部落差別を初めとするあらゆる差別の解消に向け、世界人権宣言50周年、人権週間記念事業として、町民の集いを開催いたしましたほか、同和教育協議会を初め、部落解放同盟と連携を図りながら住民学習を行うなど、部落差別の解消に向けた取り組みを行ってきたところでございます。
次に、産業の振興であります。農業の振興につきましては、県営での圃場整備、ため池整備、中山間地域総合整備事業による農業基盤の整備を推進するとともに、農業経営の合理化を図るため、集落営農組織の確立を中心に据え、大規模農家の育成を初め、集落営農用の農業機械の導入に対する補助及び集落営農経営プランの作成助成、また黒大豆の生産振興を図るための省力機械の導入などの特産振興施策の展開、さらには都市と農村の交流イベント、今田まつりを開催するなど、総合的な農業振興施策の推進に努めてまいりました。
一方、商工業の振興につきましては、先ほども申し上げましたが、小規模事業所の経営改善による活性化を図るための拠点施設として、商工会館の建設にかかります補助及び商工会の活動支援を行い、活力のある産業基盤の創出に努めてまいったところでございます。
なお、観光振興につきましては、健康福祉の増進とあわせ、温泉掘削作業を進めてまいりましたが、先般、掘削を終了し、現在、県衛生研究所による湧泉量、温度、泉質分析の結果を待っているところであります。
そのほか、大変な人気を博しております秋の陶器まつりを初め、産地パワーアップ丹波立杭焼春まつりの開催に伴います支援を行ってまいりました。
また、勤労者野外活動施設の整備充実を図るためのバンガロー施設の改修整備、さらには丹波伝統工芸公園、陶芸の里の施設整備を行ってきたところであり、丹波立杭焼の里、今田のイメージアップに努めてまいったところであります。
次に、生活環境基盤の整備についてであります。道路整備につきましては、自治振興事業として今田中道線、谷田線、緊急地方道路整備事業では小野原立杭線、辺地対策事業では四斗谷上山線、本荘西道線、一般単独事業では今田新道線、町単独事業では浄水場線外3路線について整備を図ってまいりました。
また、道路の補修及び安全対策についても、応分の予算を計上し、対応してまいったところであります。
次に、
生活排水処理対策事業の推進でありますが、当年度におきましては、小野原処理区と芦原木津地区の早期完成に向けた取り組みを初め、立杭処理区におけます工事の着手、そして西部処理区の事業認可への取り組み等、快適な生活環境の創造に努めてまいりました。
次に、教育の振興についてであります。まずは、義務教育関連でございますが、今田小学校の進入路の整備と校舎内外におけます階段の手すりの設置等を行い、障害者に優しい環境整備を行ってまいりました。また、中学校におきましては、グランドフェンスの設置及び自転車置場の増設等に努めてまいりましたほか、生徒の国際感覚を高めるため、外国人英語教師招致事業を引き続き行ってきたところでございます。
なおまた、小学校においては自然学校を、また中学校においては「トライやるウィーク」を実施し、たくましい人材の育成に努めてまいりました。
次に、社会教育の推進でありますが、長年にわたります悲願でございました集会ホール、さぎそうホールにつきましては、平成10年度、11年度の継続事業として取り組み、先般、完成を見ることができ、喜びの竣工式を行ったところでありますが、広く市民の皆様にご活用いただきながら、文化、芸術、そして生涯学習の拠点となりますよう、大きな期待を寄せているところであり、その運営につきましても、積極的な取り組みをしまいりたいと考えています。
また、生涯学習の推進でありますが、心豊かな人づくり、地域づくりを目指し、文化活動やコミュニティづくり、健康、体力の増進に向けた各種講座の開設など、各種団体のご協力をいただきながら、各般にわたる公民館事業や体育増進事業に積極的な取り組みを行ってまいりました。
なおまた、県の委託事業として、林間学校の管理運営につきましては、県と連携を図りながら、青少年の健全育成に努めてまいったところでございます。
それでは、引き続き特別会計についてご説明申し上げます。
まず、国民健康保険特別会計についてであります。歳入は2億5,266万4,985円、歳出は2億1,541万3,013円で、3,725万1,972円の黒字決算となりました。
次に、老人保健特別会計についてであります。歳入は2億9,744万5,106円、歳出は3億747万2,960円で、1,002万7,854円の赤字決算となりました。
次に、簡易水道事業特別会計についてでありますが、歳入は1億1,404万532円、歳出は1億507万2,142円で、896万8,390円の黒字決算となりました。
次に、
公共下水道事業についてであります。小野原処理区において、平成12年春の供用開始に向けた取り組みを初め、立杭処理区では処理場の建設と管路の敷設工事を進めてまいりました。歳入は15億6,231万5,885円、歳出は15億2,708万1,975円で、3,523万3,910円の黒字決算となりました。
次に、
農業集落排水事業特別会計についてであります。芦原木津地区におきまして、当年度完成に向け、処理場の建設工事、管渠工事等を行い、今田町で2番目となります処理区の供用開始をすることができました。決算額は、歳入では4億3,110万3,897円、歳出は3億9,791万8,344円で、3,318万5,553円の黒字決算となりました。
最後に、今田診療所の完成に伴い、7月から診療開始をいたしました診療所特別会計についであります。当年度におけます1カ月当たりの診療件数は、平均いたしますと310件となっており、歳入総額は6,950万287円、歳出は7,187万3,424円で、237万3,137円の赤字決算となりました。
以上、今田町に関係をいたします一般会計並びに特別会計の概要でございます。いずれ、本会議においてご審議をいただきますが、その際におきますご質問の中で詳しくご説明申し上げる次第でございます。何とぞ十分なご審議を賜り、ご認定を賜りますようお願いを申し上げ、全認定のそれぞれの項目につきまして、提案の説明を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(溝端太一君) 提案者の説明が終わりました。
ただいま議題となっております決算に関する7議案についての質疑、討論、表決については、9月21日の本会議で行いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(溝端太一君) ご異議なしと認めます。
よって、そのように決定いたしました。
暫時休憩いたします。
午後 1時55分 休憩
午後 2時15分 再開
○議長(溝端太一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
◎日程第42 認定第37号〜日程第48 認定第43号
○議長(溝端太一君) 日程第42、認定第37号、平成10年度多紀郡
広域行政事務組合一般会計歳入歳出決算認定についてから、日程第48、認定第43号、平成10年度多紀郡
広域行政事務組合農業共済事業会計決算認定についてまでの7件を一括議題といたします。
本件は、いずれも平成10年度の歳入歳出決算の認定でありますが、議案の朗読は省略をいたします。
監査委員による決算審査についての報告は、さきに報告がありましたので、提案理由の説明を求めます。
瀬戸市長。
○市長(瀬戸亀男君)(登壇) それでは、認定第37号から認定第43号までに至ります平成10年度多紀郡
広域行政事務組合の一般会計及び特別会計、並びに農業共済事業会計について、その概要を説明申し上げます。
まず最初に、一般会計についてご説明申し上げます。
一般会計におきます歳入歳出の決算額は、歳入1億2,902万9,594円、歳出1億2,449万689円、歳入歳出差し引き残額435万8,905円の黒字決算となりました。
住民の健康で安心できる生活の実現を図るため、休日夜間の重症な救急患者に対応する病院群輪番制事業、及び休日の初期医療に対応する在宅当番医制運営事業を実施し、地域の救急医療体制の充実に努めてまいりました。
また、長年の懸案でございました斎場建設につきましては、西紀町に調査委託をしておりましたが、西紀町の格別のお取り組みと、地元栗柄部落のご理解とご協力、並びに議員各位の深いご理解をいただきまして、用地の取得ができたところでございます。
次に、あさ
ぎり苑特別会計についてご説明申し上げます。
あさ
ぎり苑特別会計におきます歳入歳出の決算額は、歳入4億2,230万2,113円、歳出4億2,289万4,732円、歳入歳出差し引き、歳入不足額59万2,619円の赤字決算となりました。
し尿処理につきましては、
生活排水処理事業の進展により、年々し尿のくみ取り量が減少し、浄化槽汚泥の処理量が増加している状況の中で、円滑な処理業務を行うため、工場の整備並びに管理に努めてまいったところでございます。
次に、清掃センター特別会計についてご説明申し上げます。
清掃センター特別会計におけます歳入歳出の決算額は、歳入2億6,347万6,636円、歳出3億9,275万6,534円、歳入歳出差し引き、歳入不足額1億2,927万9,898円の赤字決算となりました。
膨大、多様化するごみ処理につきましては、環境汚染が大きな社会問題となっております中で、ダイオキシン対策と、万全を期して老朽化した処理施設の管理運転を行ってまいりました。また、ごみの分別の徹底を図り、ごみの減量化、再資源化を促進し、資源循環型社会の構築を目指してまいりました。施設の改修につきましては、ごみ処理施設整備計画の策定と用地の取得、敷地造成工事の一部を実施したところでございます。
次に、消防本部特別会計についてご説明申し上げます。
消防本部特別会計におきます歳入歳出の決算額は、歳入4億4,836万6,541円、歳出4億5,223万9,120円、歳入歳出差し引き、歳入不足額387万2,579円の赤字決算となりました。
近年、災害の態様は複雑多様化、大規模化の様相を呈してきている中で、住民の期待と信頼にこたえるため、施設の整備、予防、消防の徹底等、消防防災体制の強化に努めてまいりました。また、救急業務に対する住民ニーズの多様化に対処するため、高規格救急車、高度救急処理用資機材の整備を行ってまいったところであります。
次に、交響ホール特別会計についてご説明申し上げます。
交響ホール特別会計におきます歳入歳出の決算額は、歳入8,230万8,861円、歳出8,130万3,438円、歳入歳出差し引き額105万5,423円の黒字決算となりました。
管理運営につきましては篠山町に委託し、地域文化振興の拠点施設として、大きな役割を果たしてまいったところでございます。
次に、訪問看護ステーション特別会計について説明申し上げます。
訪問看護ステーション特別会計におきます歳入歳出の決算額は、歳入1,997万7,438円、歳出2,121万5,721円、歳入歳出差し引き歳入不足額123万8,283円の赤字決算となりました。
人々の健康に対する関心が高まる中で、介護が必要な老人や、在宅医療を行っている難病患者、重度障害者、末期がん患者等の快適な生活を支援するため、良質かつ適切な訪問看護サービスの提供に努めてまいったところであります。
次に、農業共済事業会計決算についてご説明申し上げます。農業共済事業会計におきます7勘定を合わせました収入、支出の決算額は、収入2億4,384万465円、支出2億2,464万2,397円、収入支出差し引き1,919万8,068円の黒字決算となりました。
国際化の進展、食料消費構造の多様化と、農業を取り巻く環境は大きく変革期を迎えている中で、地域農業と農家ニーズに呼応し、農家を災害から守るため、農業共済各事業を積極的に展開し、地域農業の発展と農家経営の安定、農業生産力の維持、発展に努めてまいったところであります。
以上、多紀郡
広域行政事務組合の一般会計並びに特別会計の概要でございます。
これをもちまして、篠山町、西紀町、丹南町、今田町の一般会計並びに各特別会計、篠山町公営企業会計、多紀郡
広域行政事務組合一般会計並びに各特別会計の決算の概要を申し上げました。決算審査意見書にございましたように、町税及び国民保険税等において、出納整理期間との関連はございますものの、未収金が多額にのぼっており、これらの回収につきましては、なお一層の努力を傾注してまいる所存でございますので、何とぞご理解賜りたいと存じます。
平成10年度は、多紀郡4町の合併実現に向けた取り組みから、篠山市の誕生につなげる、歴史的にも輝かしい足跡を残した1年でございました。21世紀を間近に控えた今、少子高齢化や国際化にも環境や資源、エネルギー問題などが山積する中、人々の価値観は、心の豊かさや自然や環境との調和、安心、安全の確保などへと大きく変化し、本格的な成熟社会を迎えようとしております。地方分権時代を迎えた今日、みずから不断の努力をもって行政能力の向上と行政改革の取り組みを進めながら、人と自然の調和した田園文化都市篠山市の建設に全力を傾注してまいる所存であります。何とぞ十分なご審議を賜り、ご認定賜りますようお願いを申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。
○議長(溝端太一君) 提案者の説明が終わりました。
ただいま議題となっております決算に関する7議案についての質疑、討論、評決につきましては、9月22日の本会議で行いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(溝端太一君) ご異議なしと認めます。
よって、そのように決定をいたしました。
以上で、本日の日程は全部終了いたしました。
本日は、これにて散会をいたします。
次の本会議は、9月20日、午前9時30分から開議をいたします。ご苦労様でございました。ありがとうございました。
午後 2時25分 散会
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
平成11年9月16日
篠山市議会議長
篠山市議会議員
篠山市議会議員
篠山市議会議員...