宝塚市議会 2022-09-06
令和 4年 9月 6日文教生活常任委員会-09月06日-01号
資料1の中の1の
業務量のところでございます。
許可病床や
稼働病床数につきましては変わりはございませんが、実際の運用としましては、令和2年12月から
新型コロナウイルス感染者の患者さんの
入院受入れを行う
重点医療機関として運用するため、
コロナ患者さんを受け入れるための
専用病床である3階
東病棟では、24床ある病床のうち10病床を休床し、その後、令和3年5月から12月までは7階
東病棟の
緩和ケア病棟15床全部を休床し、令和4年1月から4階
西病棟の53床を本年4月まで全面休床しました。また、現在も
医療スタッフを確保するため、4階
西病床を全面休床いたしております。
委員会資料3に、
コロナウイルス患者の
専用病床の
確保状況につきまして数字を提示しております。
次に、
入院診療でございますが、
入院患者数は、
コロナ感染前の令和元年度までは340人前後で推移しておりました。
コロナ感染が広まりました令和2年度が296人、
感染規模が拡大しました令和3年度は、年間通じて病棟を閉鎖したり、院内での感染が起こりましたので入院をストップした影響もあり、263人となりました。
一方、
入院単価は、令和元年度が5万3,981円、令和2年度が5万9,432円、令和3年度が6万4,417円と、2年続けて約5千円の
単価アップとなりました。
入院単価がアップした理由でございますが、当院は、
包括診療報酬により、
診療報酬を請求しております。
包括診療報酬制度では、
入院期間によりまして
診療報酬に差が出る
仕組みとなっております。
入院期間が長くなれば長くなるほど
診療報酬の額が下がっていくことから、
全国平均の
入院期間率であるDPC(Ⅰ+Ⅱ)の期間内に収まるようクリニカルパスを設定し、
入院期間の短縮を進めてまいりました。このDPC(Ⅰ+Ⅱ)の
入院期間率は、令和元年度が56.1%、令和2年度が59.8%、令和3年度は66.4%までアップしました。アップすることによりまして、
入院単価が上昇しております。ちなみに、令和3年12月には、目標としております70%を、単月でありますが達成をいたしました。
次に、
外来診療です。
外来患者さんは、
コロナの影響によりまして、令和元年度が914人、令和2年度が816人まで落ち込みましたが、令和3年度は882人まで回復いたしました。
外来単価も、令和元年度の1万7,051円から令和2年度は1万8,193円、そして令和3年度は1万8,550円までアップいたしました。
外来単価がアップした理由ですが、
放射線治療外来診療が主で、令和2年12月から
診療報酬の算定上、常勤医2名体制で
診療報酬の届出ができるようになりましたので、このことから、令和3年度は年間を通じまして高単価の
診療報酬を請求することなどにより、
外来単価がアップしております。
その次の2、
収益的収入及び支出の欄でございます。
医業収益は、
入院患者数が令和2年度よりも1日33人の減となりましたことから、
入院医業収益は61億9,200万円余と、前年度より2億4,100万円余の減となりました。
外来収益は、
患者数、単価ともアップいたしましたことから39億9,600万円余と、前年度から3億4,300万円余の増となりました。
次の他
会計負担金は、
救急医療等に係ります市からの
繰入金で4億5千万円余、こちらは、前年度比で2,800万円余の増となっております。
次のその他は
室料差額や文書料などで、1億2,400万円余の2千万円余の減となっております。
医業収益全体では、1億900万円余の増収となっております。
次に、
医業外収益ですが、内訳としまして、市からの
繰入金であります他
会計補助金・
負担金、そして資本費繰入収益、それからその他の収益で構成をいたしております。例年でございましたらその他の収益は、
駐車場料金ですとかが中心となっております。令和3年度は、
新型コロナウイルス感染症の患者さんの
入院受入れに関します国・
県補助金など、前年度よりも5億3千万円余の増となりまして、11億3,500万円余となっております。
その下の
特別利益でございます。
令和2年度は、市から
コロナの
感染拡大によります
医業収益減によりまして、
経営支援として5億7千万円の
基準外繰入金の支援をいただきましたが、令和3年度は
経営支援の
基準外繰入金はございません。また、その下の欄のその他
特別利益は、令和2年度に
コロナ患者対応の
医療機関に従事します職員への
慰労金が支給されましたが、令和3年度はございませんでしたので、同じくゼロとなっております。
医業費用でございます。
医業費用は、前年度よりも5,400万円余の減となりました。減の主な理由としまして、
給与費が1億2,300万円の減となっております。要因としましては、年間につきまして
看護師の
希望退職が例年より多かったことに起因いたしております。
次に、
材料費は
変動費でございますので、
医業稼働量が低調になりますと、それに比例しまして減少しますが、
材料費の多くが
薬品費で、その中でも特に
化学療法に使います
薬品費が中心となっております。
化学療法は
治療期間を延ばすことができない治療ですので、
患者数は
コロナの影響は少なく、また
薬品単価が高額であることから、逆に、
薬品費は前年度よりも多くなっております。このことから、
材料費が少しですけれども、増加しております。
次に、経費です。
経費は、各種の
業務委託料や
応援医師への報酬、
光熱水費や
施設修繕費などの費用で、それぞれの項目の金額を抑制することによりまして、20億1,100万円余の1,600万円余の増に抑えることができました。
先ほども申しましたけれども、令和3年度
当年度純利益としましては3億6,661万円で、前年度よりも2億654万円余の増となっております。
続きまして、裏面を御覧ください。
3の
資本的収入及び支出でございます。
収入につきましては、
医療機器や
施設改修などの財源とします
企業債が7億円で、前年度より2億900万円余の増となっております。
他
会計負担金は3,500万円余で、これは
企業債償還に当たります市からの
繰入金のうち、非償還に係る資産でございます。
その次の
投資返還金が9億1,700万円余でございます。こちらは、例年、市及び
上下水道局から、過去の
退職手当組合負担金の
調整金としまして、例年でしたら7,876万円余を繰り入れていただいていますけれども、令和3年度は、令和12年から
最終年度であります令和24年度までの13年間分の
市一般会計が負担いたします1年6,451万1千円の13年分であります8億3,866万1千円を早期償還いただきました。この分を含めまして、9億1,742万9千円となっております。
他
会計借入金の3億円につきましては、令和4年3月末に
償還期限を迎えます
市一般会計からの3億円の借換えに当たります金額を借入れいたしました。
補助金でございます。こちらのほうは、主に県からの
コロナ患者の治療、検査を行います
医療機器の購入の関係の
補助金でございます。1億2,100万円余となっております。内容につきましては、CTやネーザルハイフローなど、また、
PCR検査のための
遺伝子解析装置などの
医療機器を購入するための
補助金となっております。
以上、
収入合計で20億7,900万円余でございます。
一方、支出につきましては、
施設改修や
医療機器購入などの費用としまして、
建設改良費が8億4,600万円余で、2億5千万円余の増でございます。昨年度は
コロナ県補助金で購入しました、先ほど申しましたCT以外に、高額の
医療機器としまして1億5千万をかけまして
MR機器の更新を行いました。
企業債償還金につきましては、これまで借り入れた
企業債の償還としまして8億3,400万円余でございます。
他
会計借入金償還金、これは先ほど申しました
市一般会計へ、3月末に
償還期限を迎えます3億円の償還を行いました。
支出合計としては19億8千万円余となります。
4の
資金不足額のところでございます。
資金不足比率は、平成29年度から3年続けまして10%を超えておりました。令和2年度が純損益が黒字でございましたことから8.4%と、10%を切ることができました。令和3年度は
収益的収支の決算が黒字であることや、市から、先ほど申しました
退職手当組合負担金調整金の8億3,800万円余を3月末に繰り入れていただきました。このことによりまして、3月末の一時
借入金がゼロになりましたので、
資金不足比率は大幅に低下し、0.8%と改善いたしました。
5の
繰入金でございます。
市からの
繰入金を、
収益的収入と
資本的収入それぞれ基準内、
基準外と分けて表記をしております。
収益的収入の
基準外の
繰入金8,100万円余は、
コロナ感染者の業務に従事いたします職員の
防疫手当などの
補助金でございます。
資本的収入の部分の
基準外のほうは、市からの
コロナウイルス等に関連します
施設整備に関する
補助金でございます。
6の
企業債は、年度内の増減額及び
借入先別の残額を記してございます。
続きまして、資料の2のところを御覧ください。
こちらは、平成29年度からの
業務実績でございます。
診療科別の入院・
外来患者数並びに
収益額の推移を記載してございます。
続いて、資料3は、
コロナ感染症への
対応状況につきましての資料で、表面につきましては
入院患者数や
検体採取者人数、そして
陽性者数、
専用病床の
確保状況の推移、
帰国者・
接触者外来の
設置日等を記してございます。
裏面のほうは、令和4年度の
コロナ関連の国・県・市別の
補助金の一覧でございます。
資料4は、
入院患者や
PCR検査採取者、それから
陽性者、
陽性率の月別の状況でございます。
裏面は、令和4年度の状況でございます。特に、7月、8月は
検体採取人数が1千人を超え、
陽性率もこれまでの率よりも非常に高くなっております。8割を超えた状況が続いております。
資料にはございませんけれども、
市民向けの
ワクチン集団接種につきましても、当院のほうで業務を受けまして、医師をはじめ
看護師、
薬剤師、事務職が昨年7月から本年2月までの間、アピアに出向きまして
接種業務に従事いたしました。
延べ人数ですけれども、多い月で医師が約120人、
看護師が210人、
薬剤師が30人派遣し、事務も
薬剤師が院内で調剤しました
ワクチンを運んだり、毎日必要な物資の運搬を行いました。
また、
地域医療機関では、
アナフィラキシーショックなど、
ワクチンによります副反応のおそれがあり、医師が接種をちゅうちょするような
ハイリスク患者さんにつきまして、当院のほうで
ワクチンの接種を行いました。また、
アナフィラキシーなどによります
緊急搬送も当院のほうで何人かお受けいたしました。
説明長くなりましたが、概要は以上でございます。よろしく御審査賜りますようお願いいたします。
○北野
委員長 それでは、議案第100号につきまして確認することはありませんか。
池田委員。
◆池田 委員 1点ちょっと確認だけ取りたいと思います。
今回、13か年分の
投資返還金が一時的に入ったと御説明がありました。これは特異的なものと認識しているんですけれども、前年度が
資金不足比率が8.4、今回一時的な
投資返還金があったことで0.8という数字が出ています。仮に、この
投資返還金の額が前年程度であったとしたら、
資金不足比率のパーセンテージというのは、計算とかされたりはしているのか、ちょっと確認だけ。
○北野
委員長 岡田市立病院経営統括部次長。
◎岡田
経営統括部次長 あいにく今、手元に数字持っておりませんので、資料としてお出ししたいと思います。
以上でございます。
○北野
委員長 島廣参事。
◎島廣
市立病院経営改善担当参事 3月末、8億円が入ったことで、一時
借入金がゼロになりました。もしなければ、約7億円の一時
借入金が残っていたかなと思います。
○北野
委員長 池田委員。
◆池田 委員 今、
資料請求はしたわけではないので、また
協議会のほうでそれは話をしたいと思っています。ありがとうございます。
以上です。
○北野
委員長 ほかに確認したいことありませんか。
確認事項ありませんか。
藤岡委員。
◆藤岡 委員 確認というか、お聞きした上で資料、簡単なことなんですけれども、今回の資料とはちょっと関係ないんですけれども、
宝塚市立病院の
施設基準に、国への届出をする中で様々な加算の項目がざっと
ホームページ等には羅列されていると思うんですけれども、今回の
当該年度、令和3年度の決算に影響というか、令和2年度と今年の令和4年に
診療報酬の改定があったかと思うんですが、そのときの届出をした様々な加算が
経営改善にどういうふうな影響をもたらしたかとか、反映された部分がこれですよというような項目が分かれば頂きたいなと思っているんですけれども。
ホームページにはかなり、
基本診療科に係る事項とかざっと羅列されているんで、どれがどれか全部調べたらいいんでしょうけれども、ちょっと数が多いので、具体的にどういう加算、届出した部分が今回の決算での
経営改善に影響しているのか、また反映された分はこういう項目ですよというものが分かれば頂きたいなと思うんですけれども、可能でしょうか。
○北野
委員長 平田経営統括部医事・
経営担当課長。
◎平田 医事・
経営担当課長 施設基準の令和2年度、それから令和4年度の影響に関しては、令和3年は2年の影響をそのまま受け継いでいます。2年、3年というのは同じ
施設基準ですので、令和3年に2年と比べてどうなったかというのは、具体的にお出しするのは難しい
可能性がありますが、その収益の中身を見まして、2年から3年でどのように変わったかというところではお出しできる
可能性があると思います。令和2年と4年でどのように変わるかというのはお出しできるかと思いますが、いかがでしょうか。
○北野
委員長 藤岡委員。
◆藤岡 委員
診療報酬の改定が2年に一度なので、2年と3年とを比べるわけにもなかなかいかなくて、令和2年度の改定の影響は2年度、3年度になるのかな。だから、今は令和4年度で今回また改定されているので、令和3年度のみというわけじゃないですけれども、2年、3年にわたってになるかもしれませんけれども、その部分を教えていただければなというふうに思っているところです。
○北野
委員長 平田課長。
◎平田 医事・
経営担当課長 そうしましたら、令和2年度の、その前のときと比べるという意味合いでよろしいでしょうか。
○北野
委員長 藤岡委員。
◆藤岡 委員 それでいいです。
○北野
委員長 平田課長。
◎平田 医事・
経営担当課長 承知しました。
○北野
委員長 よろしいですか、ほかに。
資料請求は後でまた確認はしますので、ほかに確認ありませんか。
(発言する声なし)
それでは、議案第100号の説明はこの程度とします。
池田委員からの資料のお話と、それから
藤岡委員から出ました部分、ちょっと後で確認するということでお願いします。
引き続きまして、議案第93号、令和4年度宝塚市
病院事業会計補正予算第2号を議題とします。
当局からの説明を求めます。
島廣参事。
◎島廣
市立病院経営改善担当参事 議案第93号、令和4年度宝塚市
病院事業会計補正予算第2号につきまして、
提案理由を御説明いたします。
委員会にさきに提出しています資料1を御覧ください。
今回の
補正予算につきましては、3つの項目に関しまして補正を行います。
まず1つ目は、
診療報酬改定による
看護師職員の処遇を改善するため、
入院収益とそれに関連します
給与費をそれぞれ3,229万4千円増額いたします。令和3年11月19日に閣議決定されました
コロナ克服・新
時代開拓のための
経済対策におきまして、看護、介護、保育など、
コロナや
少子高齢化への対応の最前線で働く人たちへの収入を上げることを目的としまして、
国補助金によりまして本年2月から
看護師の
処遇改善が9月まで行われます。続きまして、10月からは
診療報酬を財源とします
処遇改善に切り替わることから、
診療報酬の改定が行われます。その増額となります
入院収益と
処遇改善に係ります必要な
給与費をそれぞれ増額いたします。地域で
コロナ医療など一定の役割を担います
医療機関に勤務いたします
看護師等を対象に、今回、収入の約3%、1万2千円程度引き上げるため、
診療報酬に
看護職員処遇改善評価料が新設されます。該当する
医療機関はこれを算定し、当院も算定いたしますけれども、
看護職員等の
処遇改善の財源に充てることになります。この
看護職員処遇改善評価料の計算式や対象となります
看護職員につきましては、
委員会資料2を御覧ください。
続きまして、2つ目は、電気・
ガス料金の予算を増額いたします。
原材料であります
液化天然ガス等の
価格高騰によりまして、
電気料金及び
ガス料金が令和4年度は大幅に上昇いたしております。
家庭用電気料金は
料金上昇を緩和するために
上限価格の設定が行われておりますけれども、法人・
大口料金契約をしております当院などは、
原材料費の変動を料金に反映される
仕組みが適用されます。
電気料金には
燃料費調整制度、また
ガス料金には
原料費調整制度がそれぞれ導入され、価格が前年度よりも大幅に上昇していますことから、
電気料金の予算を3,700万円、また、
ガス料金の予算につきましても3,800万円の増額、計7,500万円を増額しようとするものでございます。
続いて、3点目でございます。
今回、年度内に1,100万円の
寄附金がございました。この1,100万円を財源といたしまして、支出のほうの
医療機器を購入いたします
固定資産購入費を同額増額補正しようとするものでございます。今回増額いたします1,100万円と既存の
固定資産の費用を充当いたしまして、
病棟看護師が日々行っています患者さんの
バイタル、脈拍ですとか
呼吸数、体温、血圧等を計測しております、
病棟看護師は毎日こういった業務を行っているんですけれども、日々、
電子カルテに手入力をしております。近年、こうした
看護師さんの
ルーチン業務を軽減し、誤った入力をなくすためのシステムが開発され、
医療現場ですとか
介護現場で積極的に導入されており、
看護業務の省力化が進められております。計測しました患者さんの体温、血圧などを
看護師が
電子カルテに入力するのを、今回、
通信機能つきの体温計ですとか検温器に更新いたしまして、これらの機器によりまして、測りました
バイタルを
電子カルテのほうに直接送信できるような
仕組みを構築しようとしております。そのことによりまして、誤入力の防止、また
看護師業務の
負担軽減を進めようとするものでございます。
予算を補正する項目につきましては、以上3点でございます。よろしく御審査賜りますようお願いいたします。
続きまして、今回、
補正予算の議案ではございませんが、令和2年度から、病院の
経営状況につきまして
文教生活常任委員会に御報告いたしております。お時間をいただきまして、令和4年度第1
四半期の
経営状況につきまして御報告をさせていただきます。
委員会資料3を御覧ください。
4・5・6月の
月次損益は、4月が1億7,600万円余の赤字となりましたが、5月は800万円余の黒字、6月は1億3,400万円余の黒字となっております。第1
四半期としましては、トータルで3、300万円余の赤字でございます。前年度の第1
四半期が1億9,200万円余の赤字でしたので、前年度よりも1億5,900万円赤字額が改善いたしております。
そして、欄外に記載しておりますけれども、
①コロナ病床確保の
補助金ですとか、
コロナ患者さんの受入れのための
補助金、こういったものを現在申請しておりますけれども、この
月次損益の中にはこういった
医業外収益の部分をまだ含めてございません。これらの
補助金を含めますと、欄外に記載しておりますとおり、第1
四半期としては2億2,500万円余の黒字となります。
裏面に
患者数ですとか、入・
外単価を示しております。
入院患者数につきましては、令和4年3月が229人と少なかったことから、4月も255人と低調でした。
ゴールデンウイークの期間は非常に
入院患者が少なく、200人を切る日もありました。ただ、
ゴールデンウイーク明けの5月は、残り20日間で平均しますと280人台でございました。その後、6月も
コロナ患者さんがめっきり少なくなったということが影響しまして、288人まで回復いたしました。
入院単価が4月は6万円と低調でしたけれども、5月、6月は、査定後の単価としまして7万円まで上昇しております。外来につきましては、
患者数は870から810人の間で推移をしていて、単価についても、本年4月から
診療報酬改定で
化学療法が一部マイナスになった影響もありまして、前年より少し低く抑えられている状況でございます。
説明が長くなりましたが、よろしく御審査賜りますようお願いいたします。
○北野
委員長 それでは、
補正予算第2号につきまして確認することはありませんか。
川口委員。
◆川口 委員 資料の2のところなんですけれども、資料の2の4、
処遇改善についての(1)
対象職員のアのところ、
看護職員(
看護師、
准看護師、
助産師)と書いてあるんですけれども、これは
コロナ対応をしていなくても、市立病院の
看護職員の方はもう全員対象という理解でいいですか。
○北野
委員長 吉井経営統括部人事・給与担当課長。
◎吉井 経営統括部人事・給与担当課長 おっしゃるとおりで、
コロナ従事者以外の
看護師さんも対象になります。
○北野
委員長 川口委員。
◆川口 委員 もう一つお聞きしたいんですけれども、
コロナの対応をしている医療従事者に対して、今現在であるとか、あるいは今後特別な加算というのはあるのでしょうか。
○北野
委員長 島廣参事。
◎島廣
市立病院経営改善担当参事 現在、
コロナの患者さんの対応をしています医療職員、またその他我々みたいな事務職員につきましても、
コロナ陽性患者さんに何らかの関連をしますと、
防疫手当というのを出しております。4千円、また3千円という金額を令和2年からずっと支給をしている状況でございます。
○北野
委員長 川口委員。
◆川口 委員 理解しました。
以上です。
○北野
委員長 ほかに確認ありませんか。
池田委員。
◆池田 委員 1点確認させてもらいます。
資料1の裏面なんですけれども、先ほど御説明いただきました業務負担を軽減する
バイタル機器連携システムというところで、この1,100万円という金額で、体温とか血圧、
バイタルに関する
電子カルテの手入力などの改善ということだったんですけれども、このシステムでどれぐらいの範囲の業務改善が、負荷が減らせるのかというところだけちょっと確認させてください。
○北野
委員長 島廣参事。
◎島廣
市立病院経営改善担当参事 これは病棟のほうを対象としています。全病棟です。
○北野
委員長 池田委員。
◆池田 委員 分かりました。ちょっとそこだけ確認したかったので、この金額でそれができるということですね。
○北野
委員長 島廣参事。
◎島廣
市立病院経営改善担当参事 病棟のほうで、御存じのように、体温計とか血圧計、今も使っています。ただ、通信機能がございませんので、通信機能のあるものに更新いたします。それも含めての金額でございます。
○北野
委員長 ほかに確認ありませんか。
よろしいですか。
(発言する声なし)
それでは、議案第93号の説明はこの程度とします。
それでは、続きまして、議案第94号、執行機関の附属機関設置に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。
当局からの説明を求めます。
藤本健康福祉部長。
◎藤本 健康福祉部長 議案第94号、執行機関の附属機関設置に関する条例の一部を改正する条例の制定について、
提案理由の御説明を申し上げます。
資料1の2、改正の内容を御覧ください。
本件は、市長の附属機関である宝塚市予防接種健康被害調査
委員会における委員総数及び構成について、現行の8名から市長を外して7名にしようとするものです。
1つ上の1、改正の理由・経緯を御覧ください。
昭和52年3月7日付厚生省公衆衛生局長通知で、市町村長は、予防接種による健康被害の適正かつ円滑な処理に資するため、予防接種健康被害調査
委員会を設けること及びその委員構成としまして、市町村長をはじめ、地区医師会の代表者などをもって構成するとの通知がございました。同通知を受けまして、本市では昭和53年9月30日付で規則を制定しまして、市長も委員として当
委員会を設置したところです。
一方で、市長自身が市長の附属機関の委員であることについて厚生労働省のほうに改めて確認いたしましたところ、この市長は例示であって、必ず含めなければならないものではないということ、また、現に市町村長が委員となっていない自治体も多数あるとの回答を受けました。市長が諮問をし答申を受ける同
委員会に市長自身が委員として入ることはなじまないものと判断をいたしまして、今回、市長を委員から外すこととしたものです。
資料の裏面、4、その他を御覧ください。
近隣市の状況を確認いたしましたところ、神戸市及び阪神6市1町、いずれの市町においても、市・町長は委員ではございませんでした。
すみません、また前のページにお戻りください。
一番下の3、施行期日については、公布の日からの施行としております。
説明は以上となります。よろしく御審査いただきますようお願い申し上げます。
○北野
委員長 第94号について確認はありませんか。
浅谷委員。
◆浅谷 委員 今、改正の理由を経緯で説明いただいたんですけれども、改めて、宝塚市が確認したというきっかけが何であったのか、また、この
委員会が開催されている頻度というか、年に何回とかそういう形で、どの程度なのか教えていただけますか。
○北野
委員長 佐藤健康推進室長。
◎佐藤 健康推進室長 健康被害調査
委員会の今回の改正につきましては、やはり
コロナワクチンで健康被害の申請が複数ございまして、令和3年度は3回、令和4年度についても、現在のところで3回開催をさせていただいているところです。
過去にも健康被害調査
委員会の開催はしているんですが、令和3年度以前となりますと平成26年度であったり、その前となりますと平成17年度というふうなことで、本当に四、五年に1回あるかないかというふうな頻度でございましたので、当時、開催するときには、なぜ市長が入っていらっしゃるんだろうというふうなところで疑問に思ったことはあるんですけれども、ちょっとそれ以上に、改正してまでというふうなところには至らなかったということです。
以上です。
○北野
委員長 よろしいでしょうか。
浅谷委員。
◆浅谷 委員 今回確認したきっかけというのが何かあったんですか。
○北野
委員長 佐藤室長。
◎佐藤 健康推進室長 やはり開催頻度が年間に複数回あって多いものですから、いろいろ御都合をほかの先生方も含めて調整する中で、なかなか開催の日程を取るというふうなことがかなり厳しいなというふうなときがございました。それが大きなきっかけなんですけれども、どこかでこれは改正をしたほうがいいんじゃないかというのは担当のほうも非常に思いを持っていましたので、そういったこともあって、改めて他市の状況をお調べしたというふうな状況です。
○北野
委員長 ほかに確認ありませんか。
よろしいですか。
(発言する声なし)
それでは、議案第94号の説明はこの程度とします。
続きまして、議案第96号、宝塚市立口腔保健センター条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。
当局からの説明を求めます。
藤本部長。
◎藤本 健康福祉部長 議案第96号、宝塚市立口腔保健センター条例の一部を改正する条例の制定について、
提案理由の御説明を申し上げます。
資料1の1、改正の理由・経緯を御覧ください。
市立口腔保健センターは老朽化が著しく、また耐震性が低いということで、移転を急ぐ必要がございます。同センターには2つの機能、施設がございまして、そのうちの一つ、診療所機能であります歯科診療所については健康センター内に移転をし、本年4月1日から開設をしております。一方で、もう一つの機能であります、相談機能や啓発機能を有する口腔保健相談センター、こちらについては現在も既存の建物の中で残って業務を行っております。本来は両方の機能は1か所であることが望ましいというふうに考えてはおりますが、全ての機能を市内公共施設内で確保できるまでの間、民間施設でありますアピア3の2階に移転をし、本年12月1日から当面の間、移転先で事業を実施するため、条例の一部を改正しようとするものでございます。
2、改正の内容を御覧ください。
移転に伴いまして、条例第2条第2項に規定する施設の位置を改めようとするもので、3、施行期日は本年12月1日としています。
なお、4、その他としまして、既存の建物につきましては、来年度以降に除却の上、土地は売却をする予定でございます。
説明は以上でございます。よろしく御審査いただきますようお願い申し上げます。
○北野
委員長 当局からの説明は終わりました。
説明に対して何か確認することはありますか。
よろしいですか。
(発言する声なし)
それでは、議案第96号の説明はこの程度とします。
続きまして、議案第101号、工事請負契約、総合福祉センター空調設備更新工事の締結についてを議題とします。
当局の説明を求めます。
藤本部長。
◎藤本 健康福祉部長 議案第101号、工事請負契約、総合福祉センター空調設備更新工事の締結について、
提案理由の御説明を申し上げます。
お手元の資料1を御覧ください。
本件は、昭和60年に建設をされ、既に37年が経過をしようとしております総合福祉センターにおいて、今年度から来年8月末までの継続事業として空調設備の更新工事を行うため、工事請負契約を締結しようとするものです。
請負業者として、宝塚市雲雀丘3丁目1番39号、株式会社谷井水道工業所と契約を締結しようとするものです。
なお、当工事の契約金額、申し訳ございません、資料1に記載をしておりませんが、議案書15ページにございますとおり、金額につきましては2億1,714万円となっております。
工事の詳細につきましては、建築住宅室長から御説明させていただきます。
○北野
委員長 坂本建築住宅室長。
◎坂本 建築住宅室長 それでは、工事の概要について御説明をさせていただきます。
議案参考資料15ページを御覧ください。
こちらは、総合福祉センターの付近見取図となってございます。方位は上が北になってございます。今回工事しようとする建物の位置を中央の斜線で示しています。
1ページめくっていただいて16ページ、こちらは配置図になってございます。斜線部分の総合福祉センターが、今回、空調工事をしようとする建物です。建物は4階建てとなっております。
もう1ページめくっていただきまして、17ページ以降は各階の平面図となっております。斜線をしている部分が空調工事対象の部屋を示しています。
現在の総合福祉センターの空調設備は新築当時に設置された中央空調方式の設備で、これまでもメンテナンスを行いながら運転をしてまいりましたが、既に37年が経過しようとする古い設備であることから、修理する部品の調達が困難になってきており、設備の維持が大変厳しい状況になっています。今回の空調設備更新工事については、老朽化した空調設備の更新に併せて、中央空調方式から個別に空調運転の開始や停止、温度調整ができる個別空調方式へ改修し、非効率な空調運転を行わないよう、各諸室の利用状況に応じた空調設備を整備するものです。
改修に当たり、機器のみの更新だけでなく、天井を一旦撤去し、新規に配管を敷設する必要があることから、市民の皆様と利用者の安全を優先させるため、やむなく令和5年3月から7月の5か月の間、閉館して工事を進めてまいります。
以上で工事の概要説明を終わらせていただきます。
以上です。
○北野
委員長 藤本部長。
◎藤本 健康福祉部長 再度、資料1の一番下、4、休館中の対応を御覧いただけますでしょうか。
先ほども説明がございましたとおり、工事期間中の特に来年3月から7月までの5か月につきましては、施設内に立ち入ることができず、やむなく休館する必要がございます。このことから、一般利用者の皆様には、センター内への案内文の掲示、市
ホームページへの掲載、予約手続等で総合福祉センターに来館された際にお知らせ文書をお渡しするなどによって、周知を図っていきたいというふうに考えております。また、事務所等として御利用いただいております団体の皆様には、各団体宛てに休館をお知らせする文書をお送りして、周知を図っていきたいというふうに考えております。
説明は以上でございます。よろしく御審査いただきますようお願い申し上げます。
○北野
委員長 当局からの説明は終わりました。
説明に対して何か確認することはありますか。
田中こう委員。
◆田中こう 委員 空調整備ということで、物そのものは何か指定されたこれというのが決まっているんですか。
○北野
委員長 阪西建築営繕課長。
◎阪西 建築営繕課長 今回更新する空調方式なんですけれども、個別空調方式となっておりまして、ガス式の空調の室外機と室内機を指定しております。
以上です。
○北野
委員長 田中こう委員。
◆田中こう 委員 ということは、特にメーカーとか型番の指定はなく、それぞれ業者さん何者か入札されていますけれども、それぞれがそれぞれの機種を選んで入札に参加されたと、そういう理解でいいですか。
○北野
委員長 阪西課長。
◎阪西 建築営繕課長 はい、委員のおっしゃるとおりです。
それと、さっきガス式と言いましたが、一部電気式のエアコンも入っております。すみません、訂正申し上げます。
以上です。
○北野
委員長 田中こう委員。
◆田中こう 委員 とはいえ、一定、部屋の大きさとかというのがあるから、ここからこの範囲みたいなのは何かあるんですよね。
○北野
委員長 阪西課長。
◎阪西 建築営繕課長 説明が不足してすみません。
部屋の大きさ等で機器の能力は大きい小さいありますので、部屋の大きさに応じた機器の能力の指定はしておりますけれども、メーカー等の指定はしておりません。
以上です。
○北野
委員長 ほかに確認することはありませんか。
(発言する声なし)
それでは、ちょっと私のほうから1つ確認させていただきたいんです。
(
委員長交代)
○くわはら 副
委員長 北野委員。
◆北野 委員 事務所として使っている団体へは直接休館についてお知らせしますということでしたけれども、社協さんとかそういう団体などが休館中にどのような場所で代替の作業を行うようにするかとか、そういったところはもう団体の人たちが自らで探すというふうになるのかどうなのかなと思って。お知らせを受けて、もう使えませんと言われてそれっきりなのか、少しそこのあたりのフォローはどうなっているかは、今日分からなくても本審査のときに聞きたいと思いますが、いいですか。
○くわはら 副
委員長 守川地域福祉課長。
◎守川 地域福祉課長 今の御質問なんですけれども、市内の公共の利用施設などの案内をそこの通知のほうにも入れるようにしておりまして、丁寧に対応のほうをしていきたいと考えております。
以上です。
(
委員長交代)
○北野
委員長 ほかに確認事項はありませんか。
(発言する声なし)
それでは、議案第101号の説明はこの程度とします。
続きまして、議案第107号、公の施設、宝塚市立養護老人ホーム福寿荘の指定管理者の指定についてを議題とします。
当局からの説明を求めます。
藤本部長。
◎藤本 健康福祉部長 議案第107号、公の施設、宝塚市立養護老人ホーム福寿荘の指定管理者の指定について、
提案理由の御説明を申し上げます。
お手元の資料1を御覧ください。
こちらは指定管理者選定
委員会からの答申書でございます。
本件は、1、選定内容の(1)の目的のとおり、宝塚市立養護老人ホーム福寿荘につきまして、指定管理の期間が令和5年3月31日をもって満了することから、引き続き、令和5年4月1日からの5年間について新たな指定管理者を指定しようとするため、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、議会の議決を求めようとするものでございます。
1つ飛ばしまして、(3)応募対象者の選定方法のとおり、公募にて指定の申請を行った者を総合的に審査し、施設の管理を行わせるに最適な法人その他の団体を指定管理者の候補者と選定することとし公募をしましたところ、(4)応募の状況のとおり、現在の指定管理者である社会福祉法人晋栄福祉会からのみ応募がございました。
次に、次のページ御覧ください。
2の審議内容の(1)選定
委員会の委員につきましては、御覧の5名の方でございます。
(2)選定経緯につきましては、第1回選定
委員会は本年6月1日に開催し、募集要項、業務の概要、選定基準などの決定について審議を行っていただきました。そして、指定管理者の募集は6月3日から7月4日までの間に行い、第2回目の選定
委員会は7月13日に開催をし、書類審査及びプレゼンテーション審査の実施、そして候補者の決定をいただきました。
(3)評価の方法につきましては、本市の指定管理者選定要領の選定基準を基本としまして、当施設が入所の施設であるという特殊性を加えまして、評価項目は16項目と配点は1人130点としまして、委員5名の評価点合計650点満点といたしました。選定に際しましては、高齢者の方に食事、入浴、睡眠などの生活の場を提供する施設として24時間365日稼働をしておりますので455点、得点率で70点を必要最低点と定めて審議をいただきました。
次に、3の選定結果につきましては、(1)選定結果のとおり、各委員の評価点に基づいて審議していただき、申請者を指定管理者の候補者として選定することが最適であると、委員全員一致で決定をいただきました。採点の結果につきましては、次の3ページの答申書、別紙のとおりとなっておりまして、650点満点中507点、得点率は78%でございました。この結果、すみません、また2ページ一番下にございます(2)選定理由のとおり、必要最低点である455点を上回っておりましたので、指定管理者の候補者として選定することが最適であるとの答申が選定
委員会からございました。
市としましても、この選定結果を尊重いたしまして、当該団体を指定管理者として指定しようとするものです。
なお、資料につきましては、資料2ということで各委員ごとの採点結果を、資料3として候補者として選定しました団体の概要書を、資料4としまして宝塚市立養護老人ホーム福寿荘条例の抜粋を添付しております。
説明は以上でございます。よろしく御審査いただきますようお願い申し上げます。
○北野
委員長 当局からの説明は終わりました。
説明に対して何か確認することはありますか。
川口委員。
◆川口 委員 今回の団体というのは、今現在の管理者であるという説明を受けたんですけれども、いつから福寿荘の管理運営をしているのか教えてください。
○北野
委員長 田辺高齢福祉課長。
◎田辺 高齢福祉課長 指定管理者の指定なんですけれども、晋栄福祉会さんにつきましては、平成25年度から指定管理をしております。平成30年と続いて指定管理をしております。
以上です。
○北野
委員長 ほかに確認することはありませんか。
浅谷委員。
◆浅谷 委員 この指定管理者が平成25年からここを指定管理されているということだったんですけれども、今回の応募の状況も1者のみなんですけれども、その時点で、25年、30年、その前もなんですけれども、何者ずつ応募があったのか教えていただけますか。
○北野
委員長 田辺課長。
◎田辺 高齢福祉課長 平成25年度は2者から応募がございました。平成30年度は1者です。この施設につきましては、平成25年度から指定管理者制度を導入しております。
以上です。
○北野
委員長 ほかに確認ありますか。
よろしいでしょうか。
(発言する声なし)
それでは、議案第107号の説明はこの程度とします。
続きまして、議案第108号、公の施設、宝塚市立安倉児童館並びに宝塚市立安倉西身体障碍者支援センター及び宝塚市立安倉南身体障碍者支援センターの指定管理者の指定についてを議題とします。
当局からの説明を求めます。
藤本部長。
◎藤本 健康福祉部長 議案第108号、公の施設、宝塚市立安倉児童館並びに宝塚市立安倉西身体障碍者支援センター及び宝塚市立安倉南身体障碍者支援センターの指定管理者の指定について、
提案理由の御説明を申し上げます。
まず、資料1を御覧ください。
こちらが指定管理者選定
委員会からの答申書でございます。
本件は、1、選定内容(1)選定の目的のとおり、宝塚市立安倉児童館と宝塚市立安倉西身体障碍者支援センター及び安倉南身体障碍者支援センター、この2つを合わせて身体障碍者支援センターという形で答申書のほうになってございます。これら3施設につきまして、指定管理期間が令和5年3月31日をもって満了することから、引き続き、令和5年4月1日からの5年間について新たな指定管理者を指定しようとするため、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、議会の議決を求めるとするものでございます。
1つ飛ばしまして、(3)応募対象者の選定方法のとおり、公募により指定管理者の候補者を選定することといたしまして公募をしましたところ、(4)応募の状況のとおり、現在の指定管理者である社会福祉法人宝塚市社会福祉
協議会からのみ応募がございました。
次に、2の審議内容の(1)選定
委員会の委員につきましては、御覧の7名の方でございます。
裏面をお願いいたします。
(2)選定経緯につきましては、第1回選定
委員会は本年5月13日に開催し、募集要項、業務の概要の決定、選定基準などの御審議を行っていただきました。そして、指定管理者の募集は本年の6月1日から6月23日の間に行い、第2回選定
委員会は7月6日に開催し、書類審査及びプレゼンテーションの審査の実施、そして候補者の決定をいただきました。
(3)評価方法につきましては、評価項目は6項目、それと、配点は1委員1施設当たり110点満点としまして、提出された申請書及びプレゼンテーションの内容を審査し、各項目を5段階で評価いただきました。選定に際しましては、委員7名の評価点、合計して770点を満点とした上で462点、得点率で60%を必要最低点と定めて御審議いただきました。
次に、3、選定結果につきましては、(1)の選定結果のとおり、各委員の評価点に基づいて意見交換を行っていただき、申請者を指定管理者の候補者として選定することが適当であると、委員全員一致で御決定をいただきました。採点結果は、安倉児童館が770点満点中598点、得点率は77.7%。身体障碍者支援センターは770点満点中604点、得点率は78.4%となりました。この結果、必要最低点であります462点をいずれの施設も上回っておりましたので、(2)選定理由のとおり、指定管理者の候補者として選定することが適当であるとの答申が選定
委員会からございました。
市としましても、この選定結果を尊重し、当該団体を指定管理者として指定しようとするものでございます。
なお、資料2の最初のページが各施設の評価項目ごとの合計得点になってございます。裏面のページが安倉児童館、その次のページが身体障碍者支援センターに係ります各委員ごとの採点結果を添付しております。また、資料3として、候補者として選定しました団体の概要書を、また資料4として、宝塚市立児童館条例及び宝塚市立身体障碍者支援センター条例の抜粋を添付しております。
説明は以上となります。よろしく御審査いただきますようお願い申し上げます。
○北野
委員長 当局からの説明は終わりました。
説明に対して何か確認することはありますか。
横田委員。
◆横田 委員 確認なんですけれども、評価項目というのはこれだけなんですか。あと、毎回同じ評価項目になっているのかどうか、その点だけちょっと確認させてください。
○北野
委員長 田中課長。
◎田中 障碍福祉課長 評価項目につきましてですが、前回とほぼ同じとなっておりますが、ちょっと審議の前に簡単な文言整理は行っていますが、ほぼほぼ内容としては変化がないものというふうに思っております。
以上です。
○北野
委員長 横田委員。
◆横田 委員 また今度、次、質問できたらと思っているんですけれども、時代とともにやっぱりいろんな問題とかあると思うんですね。それに即した形での評価項目というのも必要なんじゃないかなと思っていますので、またこれは②のときに言います。
以上です。
○北野
委員長 ほかに確認することはありませんか。
(発言する声なし)
それでは、議案第108号の説明はこの程度とします。
続きまして、議案第109号、公の施設、宝塚市立高司児童館の指定管理者の指定についてを議題とします。
当局からの説明を求めます。
西垣子ども未来部長。
◎西垣 子ども未来部長 それでは、議案第109号、公の施設、宝塚市立高司児童館の指定管理者の指定について、
提案理由の説明を申し上げます。
本件は、宝塚市立高司児童館を管理する指定管理者の指定期間が今年度末、令和5年3月31日をもって満了となりますことから、令和5年4月1日から令和10年3月31日までの5年間について当該施設の指定管理者を指定するため、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づきまして、議会の議決を求めようとするものでございます。
指定管理者として指定の議決を求める団体は、社会福祉法人宝塚市社会福祉
協議会でございます。
提出しております資料に基づきまして、選定経緯などについて説明をさせていただきます。
資料1の指定管理者選定
委員会からの答申書を御覧ください。
1、選定内容の(3)応募対象者の選定方法につきましては、児童館条例に基づきまして、公募により候補者を選定いたしました。
その結果、(4)応募の状況にありますとおり、社会福祉法人宝塚市社会福祉
協議会の1団体から申請をいただきました。
2の審議内容でございますが、この指定管理者の候補者の選定に当たりましては、指定管理者選定
委員会を設置いたしました。この選定
委員会の委員の構成につきましては、(1)選定
委員会委員に記載しておりますとおり、知識経験者といたしまして大学教授と税理士の2名、民生児童委員、児童館運営
委員会といった関係団体の2名、そして市民公募委員1名の5名といたしまして、この5名の委員によりまして、選定に係る御審査をいただきました。
(2)選定経緯でございますが、本年5月13日に第1回選定
委員会を開催いたしまして、募集要項や業務内容、選定基準の決定を行いました。同じく本年6月1日から6月23日を募集期間としまして、7月6日に第2回選定
委員会で書類及びプレゼンテーションによる審査を行い、候補者の決定を行ったところでございます。
(3)の評価方法につきましては、選定要領の選定基準を基本といたしまして、評価項目5項目、一委員100点の配点といたしました。選定に際しましては、委員5名の評価点を合計して500点満点としまして、満点の60%に当たる300点を必要最低点と定めまして、審査をしていただきました。
裏面のほうに移りますが、3の選定結果、これにつきましては、応募者1団体の評価を行った結果、申請者である社会福祉法人宝塚市社会福祉
協議会を候補者として選定することが適当であると、委員全員一致で決定いただきました。
なお、採点結果は、5人の委員の点数500点満点中394点、得点率は78.8%となっております。
(2)選定理由としましては、必要最低点数である300点を上回っているため、指定管理者の候補者として選定することが適当であると判断されたものでございます。
以下、資料2につきましては、選定
委員会の各項目の評価採点表でございます。
この裏面は、各委員の採点結果となっております。
このほか資料3、これは法人の団体概要書を、資料4としましては児童館条例の抜粋を添付しております。
説明は以上でございます。よろしく御審査いただきますようお願いいたします。
○北野
委員長 当局からの説明は終わりました。
説明に対して何か確認することはありますか。
田中こう委員。
◆田中こう 委員 今回、指定管理の議案が3件なんですけれども、最低点が7割、6割とあるんですけれども、ちょっとその辺の、なぜ7割に設定するのか、6割に設定するのかの基準があれば教えてほしいです。
○北野
委員長 西垣部長。
◎西垣 子ども未来部長 高司児童館のほうの必要最低点につきましては、市の指定管理者選定要領、これに基づきまして設定をいたしました。といいますのは、点数が標準的であるものの点数が10点満点中6点、5点満点のものでしたら3点というふうになっております。そういうことで、全ての項目について標準的で適正であるという判断をした場合、100点満点中で60%となることから、60点を必要最低点として提案をさせていただいたところです。
以上です。
○北野
委員長 田中委員。
◆田中こう 委員 何かちょっと分かりにくいんですけれども、つまり6割は6割の根拠、7割は7割の根拠が明確にあるということですね。だから、福寿荘は同じ理由で70%にするという理屈が成り立つという、その理解でいいですか。
○北野
委員長 赤井理事。
◎赤井 理事 先ほど健康福祉部の藤本部長からの説明の中でもあったんですが、福寿荘につきましては、入所施設でありまして、24時間365日、その入所者の状況をしっかりと見ていくというような、やはり業務上の性質がございますので、そこはしっかりと対応できる法人なり事業者であるということを見るために、少し高めに設定するというような説明もありました。実際に、24時間の中で体調等を含めて、いろいろとやっぱり特別養護老人ホームとか、いろんな入所施設を経験されているようなところでしっかりと見ていただきたいという思いもありますので、そういう実績も含めた上で少し高めの設定をしているというのが、これが業務の性格上ということになります。
以上です。
○北野
委員長 田中こう委員。
◆田中こう 委員 ちょっとまた議論は②でして、ちょっと議論がずれていると思うんですね。それはそれで、重要性、必要性という部分で7割やというのと、じゃ、そんなに重要でないから6割でいいんやとは違うと思うんですよね。その施設の中での重要性を考えたら、その中での7割に設定すべきで、結果的に7割超えているわけですよね。だから、それぞれの施設の重要性に合わせて7割にハードルを上げていくというほうが、より高いレベルでの指定管理になっていくんじゃないかなというところでのまた議論をできればと思います。
○北野
委員長 ほかに確認することはありませんか。
藤岡委員。
◆藤岡 委員 議案第108号と第109号両方に係ることなんですけれども、第108号のときに聞いてもよかったんですが、今回、社会福祉
協議会が両方とも1者のみということで継続ということなんですけれども、それぞれ、指定管理者制度を導入して、最初の指定管理からこの団体になったという歴史があると思うんですけれども、ごめんなさい、第108号のときに聞いたらよかったんですけれども、今回、何回目の指定管理の選定
委員会だったのか教えてもらえますか。
それと、先ほども出ましたけれども、何者で競合して、今回は1者だったと思うんですけれども、これまでは何者だったのかというのを、両方、いらっしゃらないかもしれませんけれども、教えてもらえますか。
○北野
委員長 池本子ども家庭室長。
◎池本 子ども家庭室長 すみません、児童館の部分だけになってしまいますけれども、安倉児童館、高司児童館とも平成18年から指定管理者制度が始まっております。まず1回目、18年から19年、2か年の指定管理を行いまして、その後、20年から24年、25年から29年、30年から現在、令和4年、今回が5回目の指定管理という形になります。
それまでずっと社会福祉
協議会が指定管理を担っておりまして、高司につきましては、前々回の指定管理の公募のときに2者応募があったというふうに認識はしております。
以上です。
○北野
委員長 藤岡委員。
◆藤岡 委員 じゃ、そのほかはずっと社会福祉
協議会1者のみで、前々回以外はずっと1者のみできたということですか。
○北野
委員長 池本室長。
◎池本 子ども家庭室長 すみません、20年からの公募ないしは18年からの公募につきましては、ちょっと今資料を持ち合わせていませんので、確認をさせていただきたいと思います。
○北野
委員長 藤岡委員。
◆藤岡 委員 確認ですけれども、指定管理者制度が始まってすぐは2年間だけだったのかな。その後は……。大分前のことだから、ちょっと私もひっくり返してみてもよく経緯が分からないんですけれども、あとは5年間という指定管理の期間だったと思うんですけれども、最初は2年間で始めたという感じですか。そこのところがちょっと自分でも調べ切れなかったんです。
○北野
委員長 赤井理事。
◎赤井 理事 すみません、指定管理制度が始まって、全ての施設が同時にスタートしたかどうか、それぞれの施設の事情もあって段階的に指定管理に移行していったというふうには思っております。そのスタートの年に5年だったのか、最初は2年だったのかと、それぞれ様々であろうかと思いますので、今回議案に上がっております第108号、第109号については少し調べさせていただいて、その経緯だけはまとめて整理したいというふうに思っております。
以上です。
○北野
委員長 ほかに確認することはありませんか。
よろしいですか。
(発言する声なし)
それでは、今、指定管理者の経緯というのが、もし資料で出せるんであればというふうなことなんで、後でちょっと協議したいと思います。
ほかに確認事項はありませんか。
(「ありません」の声あり)
それでは、議案第109号の説明はこの程度とします。
以上で議案の説明は全て終わりました。
本日は、
委員会終了後に論点整理と議案等の取扱協議のため、
常任委員協議会を開催する予定としています。論点整理に当たっては各委員から質疑事項を提出していただくことになっていますので、本
委員会終了後、事務局に提出をお願いいたします。各委員からの質疑事項の提出は、今から30分程度でよろしいでしょうか。
大丈夫ですか。
(「はい」の声あり)
それでは、11時20分までに出していただきますように、よろしくお願いいたします。
また、その後、事務局の整理として45分程度いただきたいと思っているんですが、ちょうどお昼になってしまいますので、午後一番の12時45分から第1
委員会室で
協議会を……。
すみません、今、ちょっとそういうことであれば、30分と区切らなくても40分でもいいんで、11時半までにということで、質疑内容の提出お願いできますか。
(「はい」の声あり)
早めのほうがありがたいですけれども、よろしくお願いいたします。
協議会において、先ほどの
資料請求の件などもまとめたいと思います。
最後に、今後、9月9日金曜日午前9時30分から
常任委員会2を開催します。当日の審査順ですが、議案審査については本日と同じ審査順としたいと思います。この日は論点整理の結果に基づき、質疑、委員間の自由討議、討論、採決を行いますので、よろしくお願いします。
これをもちまして
文教生活常任委員会を閉会いたします。
閉会 午前10時53分...