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令和 3年第 4回定例会−12月17日-06号

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  1. 宝塚市議会 2021-12-17
    令和 3年第 4回定例会−12月17日-06号


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    令和 3年第 4回定例会−12月17日-06号令和 3年第 4回定例会        令和3年第4回宝塚市議会定例会会議録(第6日) 1.開  議  令和3年12月17日(金) 午前 9時30分   閉  会      同  日 午前10時13分 2.出席議員(24名)        1番 田 中 大志朗         14番 梶 川 みさお        2番 岩 佐 まさし         15番 大 島 淡紅子        3番 くわはら 健三郎        16番 田 中 こ う        5番 川 口   潤         17番 山 本 敬 子        6番 となき 正 勝         18番 池 田 光 隆        7番 伊 庭   聡         19番 三 宅 浩 二        8番 村 松 あんな         20番 冨 川 晃太郎        9番 北 野 聡 子         22番 中 野   正       10番 寺 本 早 苗         23番 江 原 和 明       11番 浅 谷 亜 紀         24番 横 田 まさのり       12番 大 川 裕 之         25番 たぶち 静 子       13番 藤 岡 和 枝         26番 北 山 照 昭
    3.欠席議員(なし) 4.職務のため出席した事務局職員職氏名   事務局長      酒 井 勝 宏      議事調査課     辰 巳 満寿美   次長        加 藤   努      議事調査課     城 根 直 美   議事調査課長    松 下 美 紀      議事調査課     有 馬 美紗希   議事調査課係長   綾 野 礼 子      議事調査課     原 田   篤   議事調査課係長   山 田 伊公子 5.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   ┌──────────┬───────┬──────────┬───────┐   │  役     職  │ 氏   名 │  役     職  │ 氏   名 │   ├──────────┼───────┼──────────┼───────┤   │市長        │山 崎 晴 恵│総務部長      │近 成 克 広│   ├──────────┼───────┼──────────┼───────┤   │副市長       │井 上 輝 俊│行政管理室長    │西 尾 晃 一│   ├──────────┼───────┼──────────┼───────┤   │理事        │福 永 孝 雄│子ども未来部長   │土 屋 智 子│   ├──────────┼───────┼──────────┼───────┤   │技監        │恒 藤 博 文│教育長       │五 十 嵐  孝│   ├──────────┼───────┼──────────┼───────┤   │企画経営部長    │吉 田 康 彦│病院事業管理者   │難 波 光 義│   ├──────────┼───────┼──────────┴───────┘   │行財政改革担当部長 │古 家 健 志│   └──────────┴───────┘ 6.議事日程  次ページに記載 7.本日の会議に付議した事件   ・議事日程分 8.会議のてんまつ  ── 開 議 午前9時30分 ──  ───── 開   議 ───── ○三宅浩二 議長  おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。  直ちに、日程に入ります。  日程第1、議案第123号から議案第127号まで及び議案第139号の以上6件を一括して議題とします。 △───── 日程第1 ─────     …………………………………………… 議案第123号 令和年度宝塚一般会計補正予算(第10号) 議案第124号 令和年度宝塚特別会計国民健康保険事業費補正予算(第3号) 議案第125号 令和年度宝塚特別会計国民健康保険診療施設費補正予算(第2号) 議案第126号 令和年度宝塚特別会計介護保険事業費補正予算(第3号) 議案第127号 令和年度宝塚特別会計後期高齢者医療事業費補正予算(第1号) 議案第139号 宝塚一般職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定について          (総務常任委員会付託)     …………………………………………… ○三宅浩二 議長  本件については、さきに総務常任委員会付託をして審査が終わっていますので、委員長報告を求めます。  20番冨川総務常任委員会委員長。 ◎20番(冨川晃太郎議員) 総務常任委員会報告をいたします。  本委員会は、付託を受けた6件の議案について審査いたしました。  詳しい質疑の内容は、お手元の委員会報告書のとおりです。  議案第123号令和年度宝塚一般会計補正予算第10号では、地方創生による持続可能なまちづくりに関する調査分析業務委託料中学校行事振興事業民間放課後児童クラブ運営支援事業指定保育所助成金及び指定保育所利用給付費新型コロナワクチン接種健康被害救済給付金、前年度からの繰越金、都市計画税余剰金、基金の状況財政調整基金状況ひとり親世帯臨時特別給付金給付事業障害児通所給付費及び障害福祉サービス費給付費等についての質疑がありました。  次に、議案第139号宝塚一般職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定について。  議案概要は、日額または時間額で報酬を定める会計年度任用職員の報酬について、県内の最低賃金の上昇と、昨年度からの会計年度任用職員制度への移行により設けた経過措置期間の終了に伴い、日額単価の引上げなどを行うとともに、期末手当支給に関して所要の整備を行うため、条例の一部を改正しようとするものです。  主な質疑は、今回の改正で年収が減る会計年度任用職員もいる。臨時職員労働組合との団体交渉を経て妥結したことを議会は尊重するべきだが、今後、労働組合との協議はあるのかとの問いに対し、今回、現行の週4日以下勤務の日額800円加算対象職員及び時間額で報酬を定める会計年度任用職員について、新設する期末手当支給月数は、正規職員期末手当支給月数期間率0.5を乗じることとしている。この期間率については、宝塚一般職職員の給与に関する条例施行規則において、任命権者が定めることとなっており、期間率取扱いについては、引き続き労働組合と協議を行うことにしているという答弁でした。  そのほか、議案第124号から議案第127号までについて審査を行い、採決の結果、6件全ての議案全員一致可決されました。  以上で、総務常任委員会報告を終わります。 ○三宅浩二 議長  委員長報告は終わりました。  ただいまから質疑に入ります。  質疑はありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) ○三宅浩二 議長  以上で質疑を終結します。  ただいまから討論に入ります。  討論はありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) ○三宅浩二 議長  以上で討論を終結します。  ただいまから、議案第123号から議案第127号まで及び議案第139号の以上6件を一括して採決します。  本件に対する委員長報告原案のとおり可決することが適当とするものです。  本件委員長報告のとおり可決することに異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○三宅浩二 議長  異議なしと認めます。したがって、本件原案のとおり可決することに決定しました。  日程第2、議案第128号から議案第131号まで及び議案第134号の以上5件を一括して議題とします。 △───── 日程第2 ─────     …………………………………………… 議案第128号 令和年度宝塚病院事業会計補正予算(第4号) 議案第129号 宝塚国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について 議案第130号 宝塚市立口腔保健センター条例の一部を改正する条例制定について 議案第131号 宝塚市立宝塚自然の家条例の一部を改正する条例制定について 議案第134号 公の施設宝塚市立宝塚自然の家)の指定管理者指定について         (文教生活常任委員会付託)     …………………………………………… ○三宅浩二 議長  本件については、さきに文教生活常任委員会付託をして審査が終わっていますので、委員長報告を求めます。  23番江原文教生活常任委員会委員長。 ◎23番(江原和明議員) 文教生活常任委員会報告を行います。  本委員会は、11月15日及び22日に委員会を開催し、付託を受けた議案5件及び陳情1件について審査を行いました。  詳しくはお手元の委員会報告書に記載しておりますので、御確認をください。  ここでは、概要のみ報告をさせていただきます。  まず、議案第128号令和年度宝塚病院事業会計補正予算第4号です。  議案概要は、年間患者数、一日平均患者数及び1人1日診療収入を、それぞれ上半期の実績量に合わせて補正をしました。入院患者数は1万3,176人の減、外来患者数は4,059人の減、一日平均患者数のうち、入院患者数は36人減、外来患者数は17人減となり、医業収益予定額を6億8,877万7千円減額とする一方、新型コロナウイルス感染症対策関連補助金4億7,726万8千円を受け入れるので、病院事業収益予定額を2億1,150万9千円減額の132億1,610万1千円とする。職員数の変動などにより、給与費を2億130万円、執行見込額の減少により経費を1,806万5千円それぞれ減額するので、病院事業費用予定額を2億1,936万5千円減額の132億650万7千円とするものです。  論点は設定しておりません。  主な質疑として、入院・外来患者数が当初見込みに達しなかった現状の分析は。医師の確保が予定どおり進まなかったが、特に大きな影響はなく想定内であったと考えてよいか。救急医療センターコロナ専用病棟の今後の運用見込みについて等質疑があり、採決の結果、本議案全員一致可決をしました。  次に、議案第129号宝塚国民健康保険条例の一部を改正する条例制定についてです。  議案概要は、出産育児一時金に関して、来年1月1日から産科医療補償制度掛金額が変更となることに伴い、支給総額を維持する内容で、健康保険法施行令の一部が改正されることを受け、所要の整備を行うため、条例の一部を改正しようとするもので、論点は設定しておりません。  主な質疑として、出産育児一時金の直接支払制度について、周知はどのようにしているか等の質疑があり、採決の結果、本議案全員一致可決しました。  次に、議案第130号宝塚市立口腔保健センター条例の一部を改正する条例制定についてです。  議案概要は、来年4月1日から、口腔保健センター歯科診療所健康センター建物内に移転することに伴い、所要の整備を行うため、条例の一部を改正しようとするものです。
     論点1、口腔保健相談センターについての主な質疑として、口腔保健や歯科の予防啓発で現在考えていることは。歯科診療所口腔保健相談センターと場所が分かれることについての課題。論点2、歯科診療所についての主な質疑として、移転先健康センターでは、これまで多目的室として使用していた場所での診療となるが、多目的室代替場所の確保は。技工室がなくなっているが支障はないのか等の質疑があり、採決の結果、本議案全員一致可決をしました。  次に、議案第131号宝塚市立宝塚自然の家条例の一部を改正する条例制定についてです。  議案概要は、現在休所中の宝塚自然の家について、来年4月からの再開に向けて、設置する施設や開所時間などについての見直しを行うため、条例の一部を改正しようとするものです。  本議案議案第134号を審査するに当たり、11月15日に委員会として現地調査を行いました。  論点は設定しておりません。  主な質疑として、施設利用減少傾向になった主な原因は等についての質疑があり、採決の結果、本議案全員一致可決をしました。  次に、議案第134号公施設宝塚市立宝塚自然の家の指定管理者指定についてです。  議案概要は、令和4年4月1日から令和7年3月31日までの間における宝塚市立宝塚自然の家の指定管理者として、一般社団法人宝塚にしたに里山ラボ指定しようとするものです。  論点1、指定管理についての主な質疑として、指定管理者選定採点項目「適正な収支計画がなされているか」での点数が低い理由は。指定管理者選定基準として総合点が6割以上で適正ということだが、評価項目が6割に達していない点については、市はどのように対応していくのか。今回、指定管理者の選定に当たり、この団体が、宝塚指定管理者制度運用方針の、公募・非公募の取扱いにある「地域に密着した公の施設で、地域団体による管理市民サービスの提供に有利である場合」に該当するため、非公募にしているとのことだが、この地域で他に対象となる団体または市が声をかけようと思う団体はなかったと考えてよいか。論点2、宝塚市立宝塚自然の家についての主な質疑として、アスレチック設備整備状況の予定はどうなっているか。指定管理にする以上、一定、数値目標は必要。来場目標数社会教育施設として何を売りにするかなど、今後評価する上で数値目標を明確にする必要があるのではないか等の質疑があり、採決の結果、本議案全員一致可決をいたしました。  以上で、文教生活常任委員会報告を終わります。 ○三宅浩二 議長  委員長報告は終わりました。  ただいまから質疑に入ります。  質疑はありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) ○三宅浩二 議長  以上で質疑を終結します。  ただいまから討論に入ります。  討論はありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) ○三宅浩二 議長  以上で討論を終結します。  ただいまから、議案第128号から議案第131号まで及び議案第134号の以上5件を一括して採決します。  本件に対する委員長報告原案のとおり可決することが適当とするものです。  本件委員長報告のとおり可決することに異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○三宅浩二 議長  異議なしと認めます。したがって、本件原案のとおり可決することに決定しました。  日程第3、議案第132号、議案第133号及び議案第135号から議案第137号までの以上5件を一括して議題とします。 △───── 日程第3 ─────     …………………………………………… 議案第132号 宝塚建築事務及び住宅事務手数料条例の一部を改正する条例制定について 議案第133号 工事請負契約((都)荒地西山線道路新設改良工事(その2))の変更について 議案第135号 公の施設宝塚市立長谷牡丹園)の指定管理者指定について 議案第136号 市道路線認定について 議案第137号 市道路線認定について         (産業建設常任委員会付託)     …………………………………………… ○三宅浩二 議長  本件については、さきに産業建設常任委員会付託をして審査が終わっていますので、委員長報告を求めます。  22番中野産業建設常任委員会委員長。 ◎22番(中野正議員) それでは、産業建設常任委員会委員長報告を行います。  今期定例会付託された議案5件を審査いたしました。  審査内容の詳細につきましては、お手元の委員会報告書を御参照ください。  本日は、主なものを紹介いたします。  まず、議案第132号宝塚建築事務及び住宅事務手数料条例の一部を改正する条例制定についてです。  議案概要は、住宅の質の向上と円滑な取引環境整備のための長期優良住宅の普及の促進に関する法律などの一部を改正する法律の施行により、共同住宅に係る長期優良住宅等建築計画認定手続見直しなどが行われることに伴い、所要の整備を行うため、条例の一部を改正しようとするものです。  論点は、改正による市民への影響はです。  主な質疑は、長期優良住宅認定されると税制優遇措置があるが、基準を満たした上でさらに優遇されるのか。新築件数に対しての比率は。市内の住宅に対しての長期優良住宅の割合は。市として積極的に進めていくのか。業者との連携は。共同住宅において個人で申請した場合についてなど質疑があり、説明及び答弁を通して理解をし、本議案については、全員一致可決をいたしました。  次に、議案第133号工事請負契約都市計画道路荒地西山線道路新設改良工事その2の変更についてです。  議案概要は、工事から出る残土を全て汚染土として処理費用を計上していたが、汚染土一般土砂に区別することで残土処理の費用を減額する一方、コンクリート構造物ひび割れ防止対策を追加、そのほか現場の状況を踏まえて、仮設工の変更などから、契約金額を1,158万5,200円増額し、4億4,247万7,200円に変更しようとするものです。  論点は、工事内容有効性です。  主な質疑は、地域住民への説明安全対策について。ひび割れが起こるという予測はある程度できたのでは。分かっているものについては予算で入れるべきではなど質疑があり、説明答弁などから理解をし、全員一致可決いたしました。  次に、議案第135号公施設宝塚市立長谷牡丹園指定管理者指定についてです。  議案概要は、令和4年、2022年4月1日から令和9年、2027年3月31日の間における宝塚市立長谷牡丹園指定管理者として、非公募で特定非営利活動法人西谷仕事人指定しようとするものです。  論点は、選定の公平性についてです。  主な質疑は、本来指定管理競争性があることで受益者によりよいサービスが提供できるのではないか。指定管理者は交代まで数か月となったが、土地の問題等引継ぎ状況は。西谷地域にある他の施設との連携が大切だと考えるが、市としての考えは。ボタン育成についての引継ぎはできるのか。山本地域園芸産業との連携はあるのか。指定管理期間が終わる5年後以降の長谷牡丹園をどうイメージしているのかなど質疑があり、説明答弁により理解をし、全員一致可決をいたしました。  次に、議案第136号及び議案第137号市道路線認定についてです。  概要は、都市計画法に基づく土地の帰属により市道路線を新規に認定しようとするものです。  論点は、認定の適正さ、安全性です。  質疑は、通学路との関係、隣接する施設利用者安全確保などの質疑があり、説明答弁により理解をし、全員一致可決をいたしました。  以上で、産業建設常任委員会委員長報告を終わります。 ○三宅浩二 議長  委員長報告は終わりました。  ただいまから質疑に入ります。  質疑はありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) ○三宅浩二 議長  以上で質疑を終結します。  ただいまから討論に入ります。  討論はありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) ○三宅浩二 議長  以上で討論を終結します。  ただいまから、議案第132号、議案第133号及び議案第135号から議案第137号までの以上5件を一括して採決します。  本件に対する委員長報告原案のとおり可決することが適当とするものです。  本件委員長報告のとおり可決することに異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○三宅浩二 議長  異議なしと認めます。したがって、本件原案のとおり可決することに決定しました。  日程第4、議案第140号令和年度宝塚一般会計補正予算第11号を議題とします。 △───── 日程第4 ─────     …………………………………………… 議案第140号 令和年度宝塚一般会計補正予算(第11号)     …………………………………………… ○三宅浩二 議長  提案理由説明を求めます。  山崎市長。 ◎山崎晴恵 市長  議案第140号令和年度宝塚一般会計補正予算第11号につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  本件は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ16億2,383万8千円を追加し、補正後の総額をそれぞれ916億1,977万3千円とするもので、款項の区分ごと補正額は第1表のとおりです。  歳出予算の主なものは、子育て特別給付金を増額しようとするものです。  歳入予算は、財政調整基金りくずしを増額しようとするものです。  よろしく御審議をいただきますようお願い申し上げます。 ○三宅浩二 議長  提案理由説明は終わりました。  ただいまから質疑に入ります。  26番北山議員から発言の申出がありますので、これを許可します。  26番北山議員。 ◆26番(北山照昭議員) それでは、臨時特別給付金追加支給事業について、幾つかの質問をさせていただきたいと思います。  国も混乱して、ころころと支給の在り方、クーポンから現金支給ということで急遽変更されるなど、地方自治体が振り回され、大変混乱する事態になってきております。  地方自治体においても、支給の目的を踏まえ、所得制限を設けない自治体も現れてきております。所得制限をなくする自治体の長は、子育て世帯はどこもコロナ影響を受けている、広く公平に給付すべきだと述べられております。  それでは、そのことを踏まえて、山崎市長の認識と判断等について質問、要望等をさせていただきたいと思っています。  まず最初の質問ですけれども、まず2点をさせていただきます。  1点目は、給付金支給について、目的として、「新型コロナウイルス感染症影響が長期化しその影響が様々な人々に及ぶ中、子育て世帯については、我が国の子どもたちを力強く支援し、その未来を拓く観点から」云々と提案理由で記載されておりますが、市長はどのような認識でおられますか。  2点目、専門家の方が言われていますが、政府の所得制限のかけ方が、世帯の合計ではなく、夫婦なら年収の高いほうを基準としていることもあり、目的との矛盾が生じる事態になっております。今の共働きが多い現状にそぐわないことになっております。疑義が生じていますが、市長はどのように認識されていますか、まずお聞きします。 ○三宅浩二 議長  土屋子ども未来部長。 ◎土屋智子 子ども未来部長  まず1点目なんですけれども、本市におきましても、この新型コロナウイルス感染症影響が長期化しているという中、子育て世帯も様々な影響を受けています。  保護者の失業や減収あるいは在宅勤務などのライフスタイルの変化、外出しにくくなっていて、家庭内での距離が近くなっているということのストレスなどによりまして、やはり家庭児童相談室への通告件数も増えているという状況です。  また、ひとり親さんの相談なんですけれども、母子・父子自立支援員による相談というのも、経済的な支援についての相談件数というのが、令和年度では元年度に比べて1.3倍に増えているという状況です。厳しい経済状況であることもうかがえます。  心理的な影響、それから経済的な影響、それぞれ子どもや家庭の状況は異なる中、様々な影響があるわけですが、今回のこの給付金、一定の所得制限はありますけれども、子育て世帯への経済的な支援になるものと考えております。  2点目なんですけれども、今回の所得制限なんですが、限られた時間の中で迅速に子育て世帯に対して給付金をお届けするということで、国のほうから支給対象者の抽出と所得制限の手法については児童手当の制度の基準が取り入れられました。
     所得要件の対象となるのは、御指摘のとおり、保護者のうち生計を維持する程度の高い者でありますので、世帯合算での所得が反映されないということで、不公平感や不満というのを持たれている方もおられるというのも認識しておるんですが、国の制度設計であり、やむを得ないものと考えております。  以上です。 ○三宅浩二 議長  北山議員。 ◆26番(北山照昭議員) 今、答弁がありましたけれども、今回、提案に至る経過ですけれども、確かに時間がなかったこと、また国の方針がころころ変わったことも大きく影響したと思うんですけれども、クーポンを現金支給にされたのは、私は当然だと思っていますし、早くから私の考え方はお伝えしておりました。  ただ、今日、他市では、こういった共働きの家庭の場合、年収1,800万を超えるぐらいまで支給対象になると。普通の片一方だけが働いているケースの場合は960万程度が収入の基準になると、それ以上は対象にならないみたいな非常に大きな矛盾が生じていまして、そのこともあって、こういったコロナ影響というのは、まさに全ての世帯の方々に経済的にも、また心理的にも大きな影響を与えているという中で、地方自治体として所得制限をなくする自治体も生まれてきておりまして、新聞等でもあちこちで広がっているということを報道されていますけれども、宝塚市ではどのような検討されたのか、特に市長との協議はちゃんとされたのか、市長の意見は反映されているかについてお聞きいたします。 ○三宅浩二 議長  井上副市長。 ◎井上輝俊 副市長  まず、この件に関しての協議ですけれども、最初はやはり子ども未来部のほうから、財政あるいは企画や総務部にこういうことについて当然協議があり、そして市長、副市長には、財政の面での査定という中で協議が進んでまいりました。最終的には、そして都市経営会議にかけて決定をしてきているというふうな経過があります。  市長との協議、意見の中では、先ほども議員さんが言われましたけれども、やはり2回目のこの件については現金で支給ということで、まずそれを国に要望しようというふうなことで準備を進めていました。その後、国の方針も出ました。  そんな中で、やはり年末あるいは新年に向けて経済負担がかかることを想定して、速やかに支給したいということで、今回、提案をさせていただいていると、こういう状況にあります。  市長のその協議の中では、やはり所得制限についても、当然宝塚市に住む子どもたち全員に同じようにしたいという思い、これは市長も私も、例えば子どもの担当の部長なんかも同じように共有はしてますけども、検討を進めた中では、一つは、やはり本市の財政状況というものもありました。仮に、所得制限を撤廃して、高校生までの方に負担を市がやるとしたら、約7億7千万、それとプラス事務費あるいは人件費、このお金のやはり大きさというものが一つありましたのと、先ほど子ども未来部長説明していましたが、ほかの子ども施策が、やはりそういう所得制限というものがあるものがたくさんあると、そういったこととの整合というふうなことも今後検討すべきというふうなことになりました。  それと、今、提案いただきました市の単独施策と、こういったことについては、やはり別の、今後の交付金であるとか、いろんなところで庁内挙げて検討すべき必要があると、そういうことについては、今、思っているところでございます。  以上です。 ○三宅浩二 議長  北山議員。 ◆26番(北山照昭議員) 私の質問の意図するところは理解していただいていると思うんですけれども、大変時間がない中で、国の方針もいろいろと変更になる中ではよく理解しているんですけれども、ぜひ市民の視点というんですか、こういう視点に立って、今まさに地方自治体としての判断というのがやっぱり必要なときもあるというのはしっかり認識していただいて、今後、対応に当たっていただきたいと思うんですけれども、それを踏まえて、幾つか、最近のことも含めて御要望しておきたいと思うんです。  議会運営委員会でも質疑で指摘と要望がありましたけれども、対象の世帯、特に18歳以下の子どもへ、目的である力強い支援がしっかりと届くように、いろいろと考えていますと課題があると、こういうふうに私もよく理解いたしておりますんで、そこは担当部において全ての方に、特にやっぱり18歳の子どもにしっかり届かないと意味がないんで、その辺、丁寧に、かつ的確に取り組まれることを要望しておきたいと思います。  もう一点、市政の在り方ですけれども、この間、私のほうに、市政アンケートなどで大変多くの市民の声から要望が寄せられております。一種の、コロナ影響もあって、市民の方の少し思いも、非常に強い、市政に対する期待と要望が強いんじゃないかなと、こんな形で私は今、認識しています。  それで、担当にすぐに要望を全部伝えるようにしてるんですけど、担当にお願いしますと、すぐ担当者が動いていただいて対処しようと努力されますが、いろいろ聞いてみると、残念ながら、宝塚、いわゆる財政が十分ないので、何とかちょっと来年に回してもらえないかみたいな話についついなってしまうんで、それはいかがなものかなと、こういうことで、そこをお願いしていて、なかなか対応が困難のようです。  この経過、道路管理課とか公園河川課などでの協議になりますけれども、その理由は結局、さきに言いましたように、予算が不足しているから、やりたいんだけれども、なかなかできないと、こういうのが実態のようであります。  市長や幹部職員の方も、ぜひ1階や2階も回られて、今の庁内の現状も、市民の声が非常に強くなってきていることを踏まえて聞いていただきたいなと、こう思っています。  ただ、訪問していますと、要望とともに、市民の方はいつも、新市長はどうですかと聞かれます。あまり見えないが、どうなっているのかなと、こんなこと、いい機会です。それは、逆に言えば、新市長に期待がまだまだ大きく強いということの反映じゃないかと、こう思っています。  コロナ禍で、困難は分かりますけれども、行財政改革にしても基本的な方針はできました。しかし、具体的な取組は、残念ながら先送り、先送りで、まさに机上の空論の状態であります。ついに、3年度も実質的な取組はあまり進まず、4年度の予算にもあまり反映されない事態のようであります。4年度は市会議員の選挙の前年でもあり、より困難になることは明らかです。  今、どの部署も先送りが2年、3年と続いてきていますから、まさに言えば様子見の状態であります。もうそろそろ市長が前面に出て、決断と実行されることが必要ではないか、それが今、市民の本当に熱い思いで市長になっていただいたことにしっかりと応えることではないかと、こう思っております。  もう少しで年越しですけれども、新年が、全職員市長の下、しっかりとした意識改革を持って、全力で市民の要望や期待に応えられるようにしていただきたいと、このようにお願いいたします。  以上で私の質問、要望を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。 ○三宅浩二 議長  ほかに質疑はありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) ○三宅浩二 議長  以上で質疑を終結します。  お諮りします。  本件については、委員会付託を省略して、直ちに討論に入りたいと思います。これに異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○三宅浩二 議長  異議なしと認めます。したがって、そのように決定しました。  ただいまから討論に入ります。  討論はありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) ○三宅浩二 議長  以上で討論を終結します。  ただいまから、議案第140号令和年度宝塚一般会計補正予算第11号を採決します。  本件原案のとおり可決することに異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○三宅浩二 議長  異議なしと認めます。したがって、本件原案のとおり可決することに決定しました。  日程第5、諮問第5号から諮問第8号までの以上4件を一括して議題とします。 △───── 日程第5 ─────     …………………………………………… 諮問第5号 人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求めることについて 諮問第6号 人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求めることについて 諮問第7号 人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求めることについて 諮問第8号 人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求めることについて     …………………………………………… ○三宅浩二 議長  提案理由説明を求めます。  山崎市長。 ◎山崎晴恵 市長  諮問第5号から第8号までの人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求めることにつきまして提案理由の御説明を申し上げます。  本件は、本市の区域の人権擁護委員である間瀬順子氏、福住恭子氏の任期が令和4年3月31日、また滑川京子氏、田中茂規氏の任期が令和4年6月30日をもって満了となりますので、引き続き福住氏、田中氏を、また新たに古村福子氏、中井二氏を推薦いたしたく、人権擁護委員法の規定により、議会の意見を求めるものです。  よろしくお願い申し上げます。 ○三宅浩二 議長  提案理由説明は終わりました。  お諮りします。  本件については、質疑委員会付託及び討論を省略して、直ちに採決したいと思います。これに異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○三宅浩二 議長  異議なしと認めます。したがって、そのように決定しました。  ただいまから、諮問第5号から諮問第8号までの以上4件を一括して採決します。  本件については適任とする意見を付することに異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○三宅浩二 議長  異議なしと認めます。したがって、本件は適任とする意見を付することに決定しました。  ───── 閉   会 ───── ○三宅浩二 議長  お諮りします。  今期定例会に付議された案件の審議は全て終了しました。したがって、宝塚市議会会議規則第7条の規定により、本日で閉会したいと思います。これに異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○三宅浩二 議長  異議なしと認めます。したがって、今期定例会は本日で閉会することに決定しました。  なお、閉会に先立って、山崎市長から挨拶したいとの申出がありますので、これを許可します。  ───── 市長挨拶 ───── ○三宅浩二 議長  山崎市長。 ◎山崎晴恵 市長  令和3年第4回宝塚市議会定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  今回の定例市議会に御提案申し上げました諸案件並びに第3回定例市議会から継続審議をいただいておりました令和年度一般会計及び各特別会計の決算認定につきましては、いずれも慎重な御審議をいただき、それぞれに御決定を賜りまして、ありがとうございました。  委員長報告でいただきました御指摘、また本会議及び各委員会で議員各位から賜りました御意見、御要望などにつきましては、今後、市政の執行に当たりまして、その運営の適正化を図ってまいりますので、なお一層の御協力を賜りますようお願い申し上げます。  さて、本年4月の市長選挙において、市民の皆様の御信任を賜り、市政を担うことになりました。  1期目の初年度になる本年は、市長就任時の最重要課題であったワクチン接種の促進などの新型コロナウイルス感染症対策や、苦しい経営状況に置かれている事業者を支援するための市内の消費喚起対策といった、コロナ禍における市民の命と暮らしを守る施策を優先課題として取り組んできました。  教育の面では、子どもを中心に置いた子どものための教育を実現するため、専門職であるスクールロイヤーなどを活用し、問題解決に結集する力を強化していく取組を進めています。子どもたちにとって、よりよい教育環境となるよう取り組んでまいります。  また、11年ぶりに本市で開催したフラワー都市交流においては、個人や少人数のグループを対象としたツアーや物産展の開催など、従来とは異なるコロナ禍に対応した形式で実施しました。本年3月に市花に選定したダリアについても、市内宿泊施設にダリアアートを展示するなど、市民の皆様に加え、観光客にも魅力を紹介しました。  今後も、スミレとダリア、ボタンなどで花のまち宝塚をアピールしていきます。  来年は、松江市との姉妹都市交流55周年を迎えます。松江市と本市は、1967年に姉妹都市の協定を締結し、それ以降、観光、スポーツ、文化、教育などの幅広い分野で市民同士の交流を続けています。来年度に本市で開催する姉妹都市交流55周年記念事業において、両市の協力関係をより一層深めていきたいと思います。  また、来年度に完成予定の新庁舎には、上下水道局や危機管理センター、ネットワークセンターを配置して、災害時の拠点として活用するとともに、子ども家庭総合支援拠点として、児童虐待や発達障がい、不登校など、様々な困難を抱える子どもや家庭への相談窓口や、切れ目のない支援体制を構築していきたいと考えています。  最後になりましたが、議員各位におかれましては、本年の市政運営に多大な御尽力と御協力を賜り、心から感謝を申し上げますとともに、新しい年を迎えて、ますますの御発展と御多幸を祈念いたしまして、閉会の御挨拶といたします。  また、報道機関の皆様には、この1年間、市政報道に関し格段の御協力をいただきましたことを、この場をお借りいたしまして心から御礼を申し上げます。ありがとうございました。 ○三宅浩二 議長  以上で、令和3年第4回宝塚市議会定例会を閉会します。  ── 閉 会 午前10時13分 ──          地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。               宝塚市議会議長    三 宅 浩 二               宝塚市議会議長   浅 谷 亜 紀               宝塚市議会議員    くわはら健三郎               宝塚市議会議員    川 口   潤...