所得要件の対象となるのは、御指摘のとおり、
保護者のうち生計を維持する程度の高い者でありますので、世帯合算での所得が反映されないということで、不公平感や不満というのを持たれている方もおられるというのも認識しておるんですが、国の制度設計であり、やむを得ないものと考えております。
以上です。
○
三宅浩二 議長 北山議員。
◆26番(
北山照昭議員) 今、
答弁がありましたけれども、今回、提案に至る経過ですけれども、確かに時間がなかったこと、また国の方針がころころ変わったことも大きく
影響したと思うんですけれども、クーポンを
現金支給にされたのは、私は当然だと思っていますし、早くから私の考え方はお伝えしておりました。
ただ、今日、他市では、こういった共働きの家庭の場合、年収1,800万を超えるぐらいまで
支給対象になると。普通の片一方だけが働いているケースの場合は960万程度が収入の基準になると、それ以上は対象にならないみたいな非常に大きな矛盾が生じていまして、そのこともあって、こういった
コロナの
影響というのは、まさに全ての世帯の方々に経済的にも、また心理的にも大きな
影響を与えているという中で、
地方自治体として
所得制限をなくする
自治体も生まれてきておりまして、新聞等でもあちこちで広がっているということを報道されていますけれども、
宝塚市ではどのような検討されたのか、特に
市長との協議はちゃんとされたのか、
市長の意見は反映されているかについてお聞きいたします。
○
三宅浩二 議長 井上副
市長。
◎井上輝俊 副
市長 まず、この件に関しての協議ですけれども、最初はやはり
子ども未来部のほうから、財政あるいは企画や総務部にこういうことについて当然協議があり、そして
市長、副
市長には、財政の面での査定という中で協議が進んでまいりました。最終的には、そして都市経営
会議にかけて決定をしてきているというふうな経過があります。
市長との協議、意見の中では、先ほども議員さんが言われましたけれども、やはり2回目のこの件については現金で
支給ということで、まずそれを国に要望しようというふうなことで準備を進めていました。その後、国の方針も出ました。
そんな中で、やはり年末あるいは新年に向けて経済負担がかかることを想定して、速やかに
支給したいということで、今回、提案をさせていただいていると、こういう
状況にあります。
市長のその協議の中では、やはり
所得制限についても、当然
宝塚市に住む
子どもたち全員に同じようにしたいという思い、これは
市長も私も、例えば
子どもの担当の部長なんかも同じように共有はしてますけども、検討を進めた中では、一つは、やはり本市の財政
状況というものもありました。仮に、
所得制限を撤廃して、高校生までの方に負担を市がやるとしたら、約7億7千万、それとプラス事務費あるいは人件費、このお金のやはり大きさというものが一つありましたのと、先ほど
子ども未来部長が
説明していましたが、ほかの
子ども施策が、やはりそういう
所得制限というものがあるものがたくさんあると、そういったこととの整合というふうなことも今後検討すべきというふうなことになりました。
それと、今、提案いただきました市の単独施策と、こういったことについては、やはり別の、今後の交付金であるとか、いろんなところで庁内挙げて検討すべき必要があると、そういうことについては、今、思っているところでございます。
以上です。
○
三宅浩二 議長 北山議員。
◆26番(
北山照昭議員) 私の質問の意図するところは理解していただいていると思うんですけれども、大変時間がない中で、国の方針もいろいろと変更になる中ではよく理解しているんですけれども、ぜひ市民の視点というんですか、こういう視点に立って、今まさに
地方自治体としての判断というのがやっぱり必要なときもあるというのはしっかり認識していただいて、今後、対応に当たっていただきたいと思うんですけれども、それを踏まえて、幾つか、最近のことも含めて御要望しておきたいと思うんです。
議会運営
委員会でも
質疑で指摘と要望がありましたけれども、対象の世帯、特に18歳以下の
子どもへ、目的である力強い
支援がしっかりと届くように、いろいろと考えていますと課題があると、こういうふうに私もよく理解いたしておりますんで、そこは担当部において全ての方に、特にやっぱり18歳の
子どもにしっかり届かないと意味がないんで、その辺、丁寧に、かつ的確に取り組まれることを要望しておきたいと思います。
もう一点、市政の在り方ですけれども、この間、私のほうに、市政アンケートなどで大変多くの市民の声から要望が寄せられております。一種の、
コロナの
影響もあって、市民の方の少し思いも、非常に強い、市政に対する期待と要望が強いんじゃないかなと、こんな形で私は今、認識しています。
それで、担当にすぐに要望を全部伝えるようにしてるんですけど、担当にお願いしますと、すぐ担当者が動いていただいて対処しようと努力されますが、いろいろ聞いてみると、残念ながら、
宝塚、いわゆる財政が十分ないので、何とかちょっと来年に回してもらえないかみたいな話についついなってしまうんで、それはいかがなものかなと、こういうことで、そこをお願いしていて、なかなか対応が困難のようです。
この経過、道路
管理課とか公園河川課などでの協議になりますけれども、その理由は結局、さきに言いましたように、予算が不足しているから、やりたいんだけれども、なかなかできないと、こういうのが実態のようであります。
市長や幹部
職員の方も、ぜひ1階や2階も回られて、今の庁内の現状も、市民の声が非常に強くなってきていることを踏まえて聞いていただきたいなと、こう思っています。
ただ、訪問していますと、要望とともに、市民の方はいつも、新
市長はどうですかと聞かれます。あまり見えないが、どうなっているのかなと、こんなこと、いい機会です。それは、逆に言えば、新
市長に期待がまだまだ大きく強いということの反映じゃないかと、こう思っています。
コロナ禍で、困難は分かりますけれども、行財政改革にしても基本的な方針はできました。しかし、具体的な取組は、残念ながら先送り、先送りで、まさに机上の空論の状態であります。ついに、3
年度も実質的な取組はあまり進まず、4
年度の予算にもあまり反映されない事態のようであります。4
年度は市
会議員の選挙の前年でもあり、より困難になることは明らかです。
今、どの部署も先送りが2年、3年と続いてきていますから、まさに言えば様子見の状態であります。もうそろそろ
市長が前面に出て、決断と実行されることが必要ではないか、それが今、市民の本当に熱い思いで
市長になっていただいたことにしっかりと応えることではないかと、こう思っております。
もう少しで年越しですけれども、新年が、全
職員が
市長の下、しっかりとした意識改革を持って、全力で市民の要望や期待に応えられるようにしていただきたいと、このようにお願いいたします。
以上で私の質問、要望を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。
○
三宅浩二 議長 ほかに
質疑はありませんか。
(「ありません」と呼ぶ者あり)
○
三宅浩二 議長 以上で
質疑を終結します。
お諮りします。
本件については、
委員会付託を省略して、直ちに
討論に入りたいと思います。これに
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
三宅浩二 議長 異議なしと認めます。したがって、そのように決定しました。
ただいまから
討論に入ります。
討論はありませんか。
(「ありません」と呼ぶ者あり)
○
三宅浩二 議長 以上で
討論を終結します。
ただいまから、
議案第140
号令和3
年度宝塚市
一般会計補正予算第11号を
採決します。
本件は
原案のとおり
可決することに
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
三宅浩二 議長 異議なしと認めます。したがって、
本件は
原案のとおり
可決することに決定しました。
日程第5、諮問第5号から諮問第8号までの以上4件を一括して議題とします。
△─────
日程第5 ─────
……………………………………………
諮問第5号 人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求めることについて
諮問第6号 人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求めることについて
諮問第7号 人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求めることについて
諮問第8号 人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求めることについて
……………………………………………
○
三宅浩二 議長 提案理由の
説明を求めます。
山崎市長。
◎
山崎晴恵 市長 諮問第5号から第8号までの人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求めることにつきまして
提案理由の御
説明を申し上げます。
本件は、本市の区域の人権擁護委員である間瀬順子氏、福住恭子氏の任期が
令和4年3月31日、また滑川京子氏、田中茂規氏の任期が
令和4年6月30日をもって満了となりますので、引き続き福住氏、田中氏を、また新たに古村福子氏、中井二氏を推薦いたしたく、人権擁護委員法の規定により、議会の意見を求めるものです。
よろしくお願い申し上げます。
○
三宅浩二 議長 提案理由の
説明は終わりました。
お諮りします。
本件については、
質疑、
委員会付託及び
討論を省略して、直ちに
採決したいと思います。これに
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
三宅浩二 議長 異議なしと認めます。したがって、そのように決定しました。
ただいまから、諮問第5号から諮問第8号までの以上4件を一括して
採決します。
本件については適任とする意見を付することに
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
三宅浩二 議長 異議なしと認めます。したがって、
本件は適任とする意見を付することに決定しました。
───── 閉 会 ─────
○
三宅浩二 議長 お諮りします。
今期定例会に付議された案件の審議は全て終了しました。したがって、
宝塚市議会会議規則第7条の規定により、本日で閉会したいと思います。これに
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
三宅浩二 議長 異議なしと認めます。したがって、
今期定例会は本日で閉会することに決定しました。
なお、閉会に先立って、
山崎市長から挨拶したいとの申出がありますので、これを許可します。
─────
市長挨拶 ─────
○
三宅浩二 議長 山崎市長。
◎
山崎晴恵 市長 令和3年第4回
宝塚市議会定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
今回の定例市議会に御提案申し上げました諸案件並びに第3回定例市議会から継続審議をいただいておりました
令和2
年度一般会計及び各特別会計の決算
認定につきましては、いずれも慎重な御審議をいただき、それぞれに御決定を賜りまして、ありがとうございました。
委員長報告でいただきました御指摘、また本
会議及び各
委員会で議員各位から賜りました御意見、御要望などにつきましては、今後、市政の執行に当たりまして、その運営の適正化を図ってまいりますので、なお一層の御協力を賜りますようお願い申し上げます。
さて、本年4月の
市長選挙において、市民の皆様の御信任を賜り、市政を担うことになりました。
1期目の初
年度になる本年は、
市長就任時の最重要課題であったワクチン接種の促進などの
新型コロナウイルス感染症対策や、苦しい経営
状況に置かれている
事業者を
支援するための市内の消費喚起対策といった、
コロナ禍における市民の命と暮らしを守る施策を優先課題として取り組んできました。
教育の面では、
子どもを中心に置いた
子どものための教育を実現するため、専門職であるスクールロイヤーなどを活用し、問題解決に結集する力を強化していく取組を進めています。
子どもたちにとって、よりよい教育環境となるよう取り組んでまいります。
また、11年ぶりに本市で開催したフラワー都市交流においては、個人や少人数のグループを対象としたツアーや物産展の開催など、従来とは異なる
コロナ禍に対応した形式で実施しました。本年3月に市花に選定したダリアについても、市内宿泊
施設にダリアアートを展示するなど、市民の皆様に加え、観光客にも魅力を紹介しました。
今後も、スミレとダリア、ボタンなどで花のまち
宝塚をアピールしていきます。
来年は、松江市との姉妹都市交流55周年を迎えます。松江市と本市は、1967年に姉妹都市の協定を締結し、それ以降、観光、スポーツ、文化、教育などの幅広い分野で市民同士の交流を続けています。来
年度に本市で開催する姉妹都市交流55周年記念
事業において、両市の協力関係をより一層深めていきたいと思います。
また、来
年度に完成予定の新庁舎には、上下水道局や危機
管理センター、ネットワーク
センターを配置して、災害時の拠点として活用するとともに、
子ども家庭総合
支援拠点として、児童虐待や発達障がい、不登校など、様々な困難を抱える
子どもや家庭への
相談窓口や、切れ目のない
支援体制を構築していきたいと考えています。
最後になりましたが、議員各位におかれましては、本年の市政運営に多大な御尽力と御協力を賜り、心から感謝を申し上げますとともに、新しい年を迎えて、ますますの御発展と御多幸を祈念いたしまして、閉会の御挨拶といたします。
また、報道機関の皆様には、この1年間、市政報道に関し格段の御協力をいただきましたことを、この場をお借りいたしまして心から御礼を申し上げます。ありがとうございました。
○
三宅浩二 議長 以上で、
令和3年第4回
宝塚市議会定例会を閉会します。
── 閉 会 午前10時13分 ──
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
宝塚市議会議長 三 宅 浩 二
宝塚市議会副
議長 浅 谷 亜 紀
宝塚市議会議員 くわはら健三郎
宝塚市議会議員 川 口 潤...