宝塚市議会 > 2021-10-27 >
令和 3年度決算特別委員会−10月27日-04号

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  1. 宝塚市議会 2021-10-27
    令和 3年度決算特別委員会−10月27日-04号


    取得元: 宝塚市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-17
    令和 3年度決算特別委員会−10月27日-04号令和 3年度決算特別委員会                 開会 午前 9時30分 ○藤岡 委員長  おはようございます。  それでは、決算特別委員会を開会いたします。  本日、写真撮影の申出を受けていますので、これを許可しております。  それで、10月25日になき委員からの資料請求がありましたが、皆さんにお諮りをします。  委員会として、この資料を請求することにしてよろしいでしょうか。                 (「はい」の声あり)  では、委員会として、宝塚市立中学校学校生活の決まりや約束についての資料を請求します。  ただいま請求しました資料を配付いたします。お願いします。  それでは、一昨日に引き続き、教育費の審査を行います。  質疑はありませんか。  村松委員。 ◆村松 委員  失礼します。  まず、成果報告書529ページ、資料172ページの白ポスト設置場所回収頻度について質問させていただきます。  令和3年度事務事業評価において、白ポストの設置箇所は13か所で、出していただいた資料では11か所なっているんですけれども、どちらが正しいんでしょうか。 ○藤岡 委員長  毛利青少年センター所長。 ◎毛利 青少年センター所長  失礼します。青少年センター所長の毛利です。  これは13か所です。申し訳ございません。
    ○藤岡 委員長  村松委員。 ◆村松 委員  じゃ、資料のほうにちょっと誤りがあったということですかね。  白ポストの回収について、職員何人体制で行っているか教えてください。 ○藤岡 委員長  毛利青少年センター所長。 ◎毛利 青少年センター所長  必ず2人ペアでセンターの職員が行くようにしています。 ○藤岡 委員長  村松委員。 ◆村松 委員  13か所の回収で1回当たり何時間を要しているのか、回収後の処分にかかる時間も含めて教えてください。 ○藤岡 委員長  毛利青少年センター所長。 ◎毛利 青少年センター所長  回収には2から3時間ほどかけて行きます。鍵が二重にかかっていたり、2時間から3時間かかります。その後、処理をする整理として倉庫に運び、その後申請をしてクリーンセンターのほうに運びます。合計する五、六時間はかかって丁寧に処理するようにしています。 ○藤岡 委員長  村松委員。 ◆村松 委員  事務事業評価において、効率性のところで修繕がなければコストはかからないため妥当というふうにあるんですけれども、回収を行う上で必ず2人職員さんがついて行っているということなので、その人件費はかかっている思うんですけれども、事務事業評価において環境浄化事業の人件費に計上されている361万2千円が事業のかかるコストではないですか。 ○藤岡 委員長  答弁できますか。  毛利青少年センター所長。 ◎毛利 青少年センター所長  人件費というのは職員の給料のことですか。 ○藤岡 委員長  ちょっと大きな声ではっきり答えてください。  毛利青少年センター所長。 ◎毛利 青少年センター所長  センターの職員が回収しておりますので、どなたも雇っておりませんので人件費はかかっておりません。 ○藤岡 委員長  村松委員。 ◆村松 委員  その分、センターの職員さんの手が取られているので、それは、言ったらその業務をしていなかったら別の業務ができるから、それが経費なんじゃないんですかという話なんですけど。 ○藤岡 委員長  経費はかかってない。人件費はかかってない。答えになっていますか。              (「じゃ、違う質問をします」の声あり)  村松委員、そこを整理してもらって。  村松委員。 ◆村松 委員  評価を行う際に、私は職員さんの手が取られているのでその分人件費がかかっているという認識なんですけれども、その人件費を考えずにコストはかかっていない評価したのは誰の判断になりますか。           (「人件費がかかってないわけがないな」の声あり) ○藤岡 委員長  近成総務部長。 ◎近成 総務部長  決算成果報告書の中の事務事業評価表の場合、数字を上げさせていただいていますのは、先ほど申し上げました現場へ行ったりという職員が直接この業務に関わったものをコンマ何ぼというような形で割り戻して計上させていただいておりますので、ここに上がっております人件費の金額については、正規または再任用の職員がその業務に従事したものの金額を上げさせていただいております。すみません、おわびして訂正いたします。 ○藤岡 委員長  村松委員。 ◆村松 委員  ほかの市は大体月1回回収がほとんどで、尼崎市の場合は6か所設置箇所が少ないからまだ分かるんですけれども、他市が月1回回収がほとんどになっている中で宝塚市が月2回の回収が必要な理由というの、あと1か所当たり半月でポストに収容できる容量がどの程度埋まっているのか、教えてください。 ○藤岡 委員長  毛利青少年センター所長。 ◎毛利 青少年センター所長  他市に比べまして宝塚市は物すごく回収率が多くなっております。この4月から9月までで370キロを回収しております。昨年度の令和3年度の回収は1年間で3,618キロを回収しております。  それぞれの種類、本であったりVHSであったりDVDであったり、その他たくさん入っておりますので、その量になっております。 ○藤岡 委員長  村松委員。 ◆村松 委員  容量。 ○藤岡 委員長  何か今、答弁をもう一回、最後。                (「ポストの容量」の声あり)  毛利青少年センター所長。 ◎毛利 青少年センター所長  ポストの容量は縦2メートルぐらいで、一度に回収できるキログラムが平均して……                (「容量の大きの声あり)  容量、大き……。 ○藤岡 委員長  縦2メートルで、あと、どれだけの容量ですか。                (「もういいです」の声あり)         (「1回の回収じゃなくて、どれだけ入るかしたら」の声あり)  村松委員。 ◆村松 委員  もう時間がないからいいです。5分延長していいですか。 ○藤岡 委員長  はい、5分延長。  村松委員。 ◆村松 委員  すみません。  3,618キロみたいな答弁を今いただいたんですけれども、事務事業評価表のところで有害図書の回収数が3,618個になっているんですけれども、個、の間違いじゃなくてキロ、ですか。 ○藤岡 委員長  3,618個なのか3,618キロなのか聞いています。どちらですか。  毛利青少年センター所長。 ◎毛利 青少年センター所長  個、です。 ○藤岡 委員長  村松委員。 ◆村松 委員  まあそうかな1点1キロはないかな思っていたんですけれども、人件費が361万2千円に対して回収数が3,618件ということなので、割り戻す1件の回収に1千円近くかかっているということになるんですけれども、そうした数字を見てもコストがかからないため妥当という判断になりますか。 ○藤岡 委員長  その理由は。  ちょっと答弁をきちっと整理して答えてください、時間が限られているので。誰か答弁できますか。  高田管理部長。 ◎高田 管理部長  白ポストの運用なんですけれども、実際には、今答弁させていただいたようにきちっと正確な把握も実態としてはなかなか難しいような状況がございます。それに対して人件費がどのようにかかってくるかというのを十分に分析ができてない状況が今、見受けられるところがあった思います。  今後、こうしたところはやっぱり重要でありますので、人件費に見合ったそういう事業が展開できているかどうかというのは、教育委員会としてやっぱり精査していかなければならないというふうに考えております。 ○藤岡 委員長  村松委員。 ◆村松 委員  媒体が変化しているので回収数が減少傾向にあるというのは事務事業評価にも書かれているんですけれども、そういった状況がある中で月2回の回収を見直さずに行っているのは、長年この事業を続けてきたからそのままになっているのかな想像できるんですけれども、状況の変化とか時代の変化に合わせず漫然とこのまま事業を続けていくということはちょっと疑問が残るかな思います。  回収頻度とか設置場所については、将来にわたって見直さないという選択肢はない思いますので、今申し上げた人件費のこととか、本当にコストに見合っているのかどうかということを来年度以降検討してほしいないうことこれは事前に通告を出していたし、昨日1日空きがあったので、もう少しぱんぱんとできれば答弁してほしかったな思います。  じゃ、続いてオリンピックパラリンピック応援事業児童生徒スポーツ振興についてということで質問させていただきます。  事項別明細書の296ページです。  オリンピックパラリンピック関連事業でどのような事業を行ったのかというところをまず教えてください。 ○藤岡 委員長  中村スポーツ振興課長。 ◎中村 スポーツ振興課長  私どものほう、東京オリンピック夏季オリンピック出場選手への横断幕作成・設置作業に39万8,200円、それ出場選手への感謝状、来ていただいたときに出場選手への激励終わった後のありがとうという会を持たせていただきました。  以上です。 ○藤岡 委員長  村松委員。 ◆村松 委員  オリンピックパラリンピック絡めて、学校現場では児童生徒スポーツ振興のためにどのような事業を行いましたか。 ○藤岡 委員長  平野学校教育課長。 ◎平野 学校教育課長  小学校1校、中学校1校にオリンピックの元選手です、バレーボールの竹下選手なんですけれども、に来ていただきまして、スポーツの楽し、苦労も含めてです。子どもたちの質問等も受けていただいて、実際にバレーボールの選手ですので、バレーボールの実演、子どもたち一緒にしていただくというようなことで、小学校1回、中学校1回、2回実施させていただいております。  以上です。 ○藤岡 委員長  村松委員。 ◆村松 委員  じゃ、総括でこの件について関連質問を聞いていきたい思います。  以上です。 ○藤岡 委員長  以上でいいですか。延長していたけれども、これだけでいいですか。               (「はい、大丈夫です」の声あり)  それでは、15分。ああそうか、延長で15分。すみません、15分で。  それでは、ほかに質疑はありませんか。  田中大志朗委員。 ◆田中大志朗 委員  教育国際化推進事業についてお尋ねします。  成果報告書449ページです。  教育国際化推進事業は、教育基本法に基づき、文部省が通知する学習指導要領に基づいて従って実施するということなんですけれども、小学生にわざわざ外国人が来て英語を教える意味、効果をどのようなもの考えておられるのか、御説明願えますでしょうか。 ○藤岡 委員長  山口教育研究課長。 ◎山口 教育研究課長  小学校での外国語の授業にALT、外国語指導助手を活用することにつきまして、小学校の多くの児童にとりましては外国語活動の授業というのが初めて外国語というのに出会う場なっております。その段階から実際にネーティブの発音ですとか表現といったところに触れるということは、単に英単語を覚えたりですとか文法を覚えたりですとかそういったことだけを学ぶだけではなく、コミュニケーション能力といった、そういったところを中心した生きた外国語力というものを育成すること、それから外国の言語ですとか文化というものについて体験的に理解を深めるということで、非常に意義があることだというふうに考えております。  以上です。 ○藤岡 委員長  田中大志朗委員。 ◆田中大志朗 委員  人件費6,100万円を市の一般財源から支出しているようなんですけれども、小・中学校の先生の給与は県が負担するものだ聞いているんですけれども、その辺どうなっているんでしょうか。 ○藤岡 委員長  高田管理部長。 ◎高田 管理部長  学校で働く教職員の人件費の負担なんですけれども、これは教師、いわゆる担任を持ったりとか一定の要件を満たした教師ですね。これは配置基準に基づいて国費・県費でもって配置されるんですけれども、それ以外に市としてそこに何か職員を配置していこうという一定の判断で配置しているこのALTにつきましては市費で配置しているという、そうした仕分をしております。  以上です。 ○藤岡 委員長  田中大志朗委員。 ◆田中大志朗 委員  成果報告書学習指導要領という言葉が出てきたのでここで確認させていただきたいんですけれども、教育委員会学習指導要領についてどのような認識を持っておられるのか。例えば先生によりましては、義務教育の学校は学習指導要領で定められたことを教えるところであって、それを超える内容を勉強したいのであれば御家庭の判断で塾などに行ってもらうしかないというようなことを言う先生がおられた思うんですね。たしかこの前の学校教育部長もそのような発言をされた思うんですけれども、このような考え方が教育委員会の考え方かどうか、ちょっと確認させていただきたいんですけど。 ○藤岡 委員長  坂本学校教育部長。 ◎坂本 学校教育部長  各学校のほうには学習指導要領を遵守するように通知しております。もしそれ以上の勉強をしたいということであれば、個別に応じて放課後ですとか休み時間等を通じて学習指導するようにしております。 ○藤岡 委員長  田中大志朗委員。 ◆田中大志朗 委員  次の質問に移らせていただきます。  学力向上推進事業成果報告書464ページになる思うんですけれども、学力向上を目指すということなんですけれども、どのような学力向上を目指すのか、国語や算数の学力向上は目指さないのか、その辺についてお尋ねしたい思います。 ○藤岡 委員長  平野学校教育課長
    ◎平野 学校教育課長  今もこちらのほうの答弁の中にもありましたが、御指摘もありましたが、学校に関しましては、学校が行う教科指導に関しましては学習指導要領に沿って行っているところなんです。その教え方については学校の裁量に委ねられているところはありますので、もちろん教師の指導力の向上であるとかに関しましてはしっかり教師も研修を進めて指導のほうを進めていきたいというふうに思っています。  以上です。 ○藤岡 委員長  田中大志朗委員。 ◆田中大志朗 委員  当然、国語や算数の学力向上も目指すということであろう思うんですけれども、市内の多くの親あるいは子どもは、学校の教育だけでは全然十分な学力が身につかない考えて子どもを学習塾に通わせている思うんですね。これで果たして学校が十分に教育責任を果たしている言えるのかどうか、その辺の認識についてお伺いしたい思います。 ○藤岡 委員長  平野学校教育課長。 ◎平野 学校教育課長  学校は学校で、今御指摘のあります国語、算数等、教科の指導を行っていくということがもちろん指導要領の中でもしっかり明記されていますので、その辺のところは今もお伝えさせていただいたとおり、研修を積みながら、現在の新しい教育の方法も含めて、タブレットも導入されていますので、しっかり学校で行っていきます。また研修も進めていきます。  ただ、塾等予備的なものに関しましては、保護者のニーズであるとか子どもさんの思いとかという中で選択されるものである思いますので、それを否定するものでもないのかな思っております。  以上です。 ○藤岡 委員長  田中大志朗委員。 ◆田中大志朗 委員  再び学習指導要領を持ち出すんですけれども、学校が学習指導要領で定められたことだけを教えるべきであるするならば今のままでも仕方がない思うんですね。しかし、学習指導要領の内容では物足りなく思っている子どもがいるのであれば、その子どもが学びたいことを教えるのが学校や先生の責任あるいは生きがい言ってもいいのではないか思います。  多くの子どもや親が自分のやりたい勉強は塾でするもの思っている現状では、今の学校はもはや学校は言えない思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○藤岡 委員長  平野学校教育課長。 ◎平野 学校教育課長  今までの学校教育の考え方で、やはり教師のほうが子どもたちに授業して教えるというようなものがイメージとしてありました。ただ、現在の新しい学びの仕方、自主的であるとか主体的な深い学びというもので、子どもたち自身が興味を持って自ら学べるという、そういう方法であるとかそういう環境を整えていくということが教育に今現在求められているものか思います。その先端がタブレットの導入であるのかなというふうに思っておりますので、子どもさんのニーズに対応して学校の教育ももちろん形態を変えていかないいけない。教師が教えるべき場所も時間もあれば、また子どもが自ら学べる、そういうような機会を増やしていく、子どもたちもそういうことを自ら学んでいくということが大切なのかな思っております。  以上です。 ○藤岡 委員長  田中大志朗委員。 ◆田中大志朗 委員  次の質問に移ります。  強いて言うならば教育総務事業成果報告書442ページになる思うんですが、市内の公立小学校を卒業して私立の中学校に進む生徒の割合が15%ぐらいに達するお聞きしております。ということは、本市の公立中学校は15%程度の生徒もしくはその保護者から忌避されているということになる思うんですけれども、この辺のことをどう受け止めておられるでしょうか。 ○藤岡 委員長  平野学校教育課長。 ◎平野 学校教育課長  今御指摘いただきました85%というところでいいます15%の児童さん、子どもさんは私立のほうを選んで進学されているということになるのかな思います。  公立中学校私立中学校、どちらを選ばれるかというところは御家庭の意思によるものかな思うんですけれども、それぞれに特徴やよがある考えております。その中で児童さんの思いや御家庭の考えで選択されるということで、現状としてはそういうことも仕方がない言うたら変な言い方なんですけれども、そういうものなのかな思っております。  以上です。 ○藤岡 委員長  田中大志朗委員。 ◆田中大志朗 委員  世の中にはいろいろな学校があって、どの学校に行かせるかはそれぞれの御家庭の選択の問題という趣旨の答弁であった理解いたします。  確かに、一昔前の特別、受験に熱心な御家庭の子どもだけが中学受験するという時代であれば、そういうのんきな考え方でもよかった思います。しかし今、私学に進む生徒が15%、小学校のクラスでいえば40人のクラスで成績が上から6人の子どもですね。5段階で5を取れるような子ども、ほぼ全員が私立の学校に抜けてしまうのであれば、教育熱心な家庭にとってはもはや公立中学への進学は選択肢としてはあり得ない思うんですよ。  私は、中学校卒業まではみんな同じ公立中学でいろいろな人間混ざり合って過ごすほうがよい思っております。私自身のことを言います私は中学校卒業までは大阪で過ごしまして、その学校では親がやくざをやっている子どもとかたばこを吸っているやつも四、五人はおった思うんですけれども、しかし、そんな中学校でも勉強のできる生徒も結構おりまして、テストのときはお互いに意識して頑張っていた思います。当時は、私の住んでいた地域では学習塾なんてものも聞いたことがなかった。そんな環境で過ごしたことが今なっては自分の成長によかった思っております。  今は、進学実績を売り物にする私立の学校やそのほかの学校が多数台頭しておりまして、公立中学校がこれらに対抗するのは大変なことや思います。しかし、公立中学がかつての公立中学のようにあらゆるタイプの生徒が集まってお互いに切磋琢磨できる学校であるためには、勉強ができる生徒に全然来てもらえないような学校であってはならない思います。  あえて言います。そんな中学校はもはや中学校は言えない思いますが、いかがでしょうか。 ○藤岡 委員長  坂本学校教育部長。 ◎坂本 学校教育部長  私立のほうでは、阪神間にはいろいろな特色のある学びを推奨している私立学校が一定存在しております。ですので、特色ある学びということですので、必ずしも成績上位の子どもが行くということではありませんので、そういったことで十分中学校の役割というものは果たしておるということで認識しております。  以上です。 ○藤岡 委員長  田中大志朗委員。 ◆田中大志朗 委員  今の答弁は非常にのんきな言い訳にしかすぎない思いますが、質問をこれで終わります。 ○藤岡 委員長  終わりますか。                 (「はい」の声あり)  それでは、15分で算定します。  ほかに質疑はありませんか。  寺本委員。 ◆寺本 委員  それでは、事項別明細の263、スクールネット活用事業の進捗状況についてお尋ねします。  成果報告書の471ページ、これで、GIGAスクール構想が本格的に開始されて、クラウドサービスの利活用が十分にできていないという御認識があるようですけれども、このあたり、ちょっと詳しく説明をしてください。今どの程度まで計画の中で進んでいるのか、進捗状況です。 ○藤岡 委員長  山口教育研究課長。 ◎山口 教育研究課長  スクールネット活用事業につきましては、市立学校園ICT環境の整備というものを目的しておりますが、特にGIGAスクール構想に関することとしまして進捗をちょっと御報告させていただきます。  昨年度は、市内学校児童生徒に1人1台タブレットPCの運用が開始をされました。夏冬の長期休業中に関しましては全校でタブレットPCの持ち帰りを実施するとともに、コロナ感染拡大期にはオンライン朝の会ですとか定点配信型のオンライン学習ということを実施できるように準備をいたしました。  情報モラル教育等につきましても、児童・生徒・保護者を対象するアンケート等も小・中12校で実施しております。  各校でそういった形で実施をしておるわけですが、先ほど委員がおっしゃったように、クラウドサービスの利活用というところにつきまして活用が進んでいないということもありましたが、今年度、9月に校務用パソコンの更新というところを行いまして、順次、今までタブレットを配付されていなかった教職員にも配られていくようにもなっておりまして、校務用授業用パソコンというものが一体化して、よりクラウドを活用した授業提供というところが可能になってきておりますので、これからまたそこに力を入れて推進していきたいというふうに考えております。  以上です。 ○藤岡 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  以前、この年だったかな、教員が児童生徒同じ機種のパソコンが貸与されていないということが問題になったことがありますけれども、それはもう解消できて、同じ画面を見ながら同じように指導できるようになったんでしょうか。 ○藤岡 委員長  山口教育研究課長。 ◎山口 教育研究課長  今までは、昨年度に関しましては教員の持っている授業用タブレットパソコンそれから児童生徒が持っているタブレットパソコンに関しては同機種のものを使用しておりましたが、普通学級の教員数のタブレットパソコンしか配られていなかったために、特別支援学級の担任ですとか専科教員に関しましては授業で使えるタブレットがないというようなところで十分な形は言えなかったというようなところがありまして、機種が一緒でないというようなところに関しましては課題はクリアしておりました。  今回入れさせていただきました校務用パソコンに関しましては、子どもたちが使っているタブレットパソコンは機種は違うんですけれども、十分授業で互換性を持って使えるような形になっておりまして、先ほど教員用のタブレットが不足しているというところも解消しているという形でございます。  以上です。 ○藤岡 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  そしたら、機材については十分にできるようになったまた、教室でオンライン授業に向けて、もしコロナとか長期の休業とかいろいろあったときに、必要が応じたときにオンラインで授業ができるというふうなところをやっている先進自治体がありますが、それに向けての研究も進められてどの程度進んだのか、それに対する必要な機材、カメラだとかそういう機材の配備は充足できているのでしょうか。 ○藤岡 委員長  山口教育研究課長。 ◎山口 教育研究課長  先ほどお伝えさせていただきましたが、昨年度に定点配信型のオンライン学習というところに関しては市内全校で実施できるような形になっておりまして、現在、感染拡大期は言えない状況ではありますが、実際にコロナに感染して休んでいて、ただ元気で授業も受けられるよというような子に関しまして配信をしておるような状況ですとか、不登校で学校に登校できていない一部の希望する子に対して授業の様子を配信したりというようなことはもう実際に実施をしております。  これから先、定点配信からもう少し子どもたちに伝わりやすいような授業の形にできるような、オンライン学習というものをもう一歩先に進めるような形で、市内の先進校のほうに機材を、カメラそれからピンマイクサブモニターというものを配りまして、実証研究というところを今進めているところでございます。  以上です。 ○藤岡 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  続きまして、事項別明細書の257、成果報告書の174です。  これは教職員総務事業に入るのかな思うんですけれども、スクールロイヤー、スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラーなどの専門職の活用による効果課題について、この専門職が十分にそろっているのか、そのあたりについて聞かせてください。 ○藤岡 委員長  平野学校教育課長。 ◎平野 学校教育課長  専門職、スクールロイヤー、スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラー3職種、今活用のほうをさせていただいております。  スクールロイヤーに関しましては今年度から導入ということで、この4月から3名のスクールロイヤーの雇用をさせていただいています。今のところ合計17件の相談をさせていただいていまして、基本的には学校のほうから依頼があったときに派遣をさせていただきます。直接事務所、学校等でお会いして、学校、そして必ず教育委員会も入っておりますので、相談をさせていただく、もしくは会議のほうに参加していただく。今後は研修、講演等にも参加していただくという形で考えております。  また、スクールソーシャルワーカーに関しましては、これは継続して、昨年度以前からももちろんお世話になっている専門職ではあるんですけれども、各校に配置ということで、小学校は16校に配置、提出させていただいた資料の中にもあるんですけれども、準配置校であるとか、その他派遣でスクールソーシャルワーカーが行っている学校もあります。今現在そういう状況になっています。  以上です。 ○藤岡 委員長  寺本委員、質疑どうぞ。 ◆寺本 委員  すみません。成果報告書の491ページの子ども支援サポーター、これもここに人件費として入るの思うんですけれども、この心理相談員、またコーチングサポーター、別室登校指導という3職種、ここの充足率を毎年お聞きしていますが、前年度59%お聞きしましたが、これについてはどれぐらい今達成しているのか。 ○藤岡 委員長  稲中教育支援課長。 ◎稲中 教育支援課長  失礼します。  今、委員から御質問ありました子ども支援サポーターの充足率というところですけれども、それぞれの充足率につきましては本日、正式な値としては今手元にはないんですけれども、それぞれの別室登校指導員、心理サポーター、それからコーチングサポーターにつきましては、特に心理の支援が必要なコーチングサポーター、それから心理サポーターにつきましては、前回議会でもお答えしましたけれども、学校から申請のあったお子さんにつきまして、昨年度につきましては90%以上のお子さんについて我々のほうから配置が必要であろうという子どもたちには配置できております。  別室登校指導員につきましては、これは各校の教室に上がりにくい生徒についての居場所としての配置になりますので、配置校については必ず配置をしているというところなので、そこについては、要綱に従った中ではもう100%配置をできている状況であります。 ○藤岡 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  今、配置できているというお答えでしたけれども、この人材、宝塚は非常にこれは進めてきた、議会のほうからもたくさんの要望が出ながら整備してきた、充実してきた制度ではありますけれども、これ、ほかの市も宝塚に追随する形でこの充実を公約されているところもありますし、進める中で人材を確保し続けることがこれから大切になってくる今あっても待遇次第によってはよその市に行ってしまう  現に、宝塚で経験を積まれた人がよその市に引っ張られていって、より高い待遇でリーダーとして請われていくというふうな現実があるというふうに聞いています。このあたり、しっかり人材確保できるような状況、その認識についてお尋ねをします。 ○藤岡 委員長  稲中教育支援課長。 ◎稲中 教育支援課長  今、委員が御指摘いただいたとおり、心理の専門職についてはいろいろな市町、それから他業種からもニーズが高まっているところです。  学校現場の支援に当たってもらっています心理サポーターにつきましては、特に8月であったり、あと春、3月あたり、長期休業の期間についての収入が不安定な状況というのがどうしても起こっています。それは学校に勤務することでやはり報酬が発生するいうところがありますので、そこがきちっと保障できるような仕組みであったり、条件面で働きやすいような環境を整えていくことはやっぱり必要だ思っています。  もちろん、できることできないことがありますので、少しずつではありますけれども他市、それから他業種の情報を収集しながら、宝塚市の子どもたちのために必要な人材の確保には努めていきたい思っております。  以上です。 ○藤岡 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  続きまして、予算のときには出てきていたけれども決算で見つけられなかった夜間中学についてお尋ねをします。  夜間中学の充実についてはこれまでも我が会派のほうから何度か求めてきたものですけれども、この夜間中学、今現在、尼崎、それから姫路にも新しく開設ということですけれども、本市から通学している在籍者数その年度が分かれば聞かせてください。 ○藤岡 委員長  今社学事課長。 ◎今社 学事課長  夜間中学校につきましては、令和3年度から神戸市、あと尼崎市に宝塚市民が通えるように、広域の受入化が始まっております。ただし令和3年度、あと今年度におきましても宝塚市民の在籍は今のところございません。そういった状況でございます。 ○藤岡 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  以前一般質問で取り上げたときに宝塚市からの通学の実績がないというふうにお答えあったけれども、現実、私が視察に行ったら、何人かから宝塚から通っていますという人がいたことがあります。  今回、正式に通学区域が拡大というか、制度が文科省のほうでも大きく旗を振って進んできているので、しっかり教育委員会を通じて学校その生徒さんの様子を確認されている思いますけれども、しっかり通学しやすい状況づくり、それは確保していただきたい思います。  このゼロというのは逆に気になるんですね。夜間中学の広報については、かねてから難しいことは言うてきました。もともと中学を卒業できる学力に達していない、もしくは長期にわたって休んでこられた。今回から不登校だったことも要件に入る、入学の要件いうか条件として認められるようになっていますので、非常に市の広報が届きにくい状況にある人たちに対する広報でありますので、そこのところの広報活動についてもう一回確認をしておきたい思います。 ○藤岡 委員長  今社学事課長。 ◎今社 学事課長  阪神各市町は、兵庫県下で研修、そんな検討会は実施されたんですけれども、そこで上がった一つに、やはり広報の充実ということが挙げられております。  宝塚市におきましては、市のホームページで夜間中学校がどんなところであるとか、あと相談の窓口、あと実際の入学の案内なんかを載せておりまして、また広報たからづかでも例年5月に掲載することで皆様に情報のお届けをしたいというふうに、今後も続けていきたいというふうに考えております。 ○藤岡 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  ホームページであったり広報であったりというのは、その周辺の方とかいろいろ夜間中学の存在というか意義であったり、知らせていくには有効かもしれませんけれども、学習したいその当事者にとってはなかなか遠いんですよ。  それで、尼崎市なんかだったら本当に夜間中学の先生や生徒さんが街頭に立って配っていくというふうな活動もされてきました。そうやって生徒さんに、必要な人に必要な情報を届けてきたこれは前にも御紹介したとおりなんですけれども、なかなか待っていて必要なところに情報が届かないところがありますので、その広報手段についてはこれからも、どうしたら本当にそこに届くのかということは届けていただきたい思います。  本当に全国で、兵庫県でも2千とか、それぐらいの潜在的なニーズってあるというふうにお聞きしていますので、宝塚がゼロというのは本当に大丈夫なのかな逆に思いますので、しっかり広報してください。  引き続きまして、事項別明細の261ページ、成果報告書の283、幼児教育センター研究研修事業それ幼稚園運営事業についてお尋ねをします。資料は165番です。  この幼児教育センター、これ開設されましたけれども、この成果、今のところの力を入れていること成果、今年度力を入れたこと成果についてお尋ねをします。 ○藤岡 委員長  三ヶ尻幼児教育センター所長。 ◎三ヶ尻 幼児教育センター所長  幼児教育センターでは、公立幼稚園はもとより、公・私立保育所を対象にした研修ですとか幼稚園、保育所の横の連携を重視した合同研修会、保育所、幼稚園、小学校、中学校、特別支援学校、縦のつながりを重視した合同研修会ということを行っております。具体的には、運動遊び、音楽表現などの実技研修、LGBTQなど教育現場が現在抱える課題克服や、教職員の質の向上を目指した研修に力を入れております。  実施後には毎回アンケートを取っておりますが、アンケートを回答いただいた参加者の約90%の方が「よく理解できた」回答され、また、感想を書いていただく欄があるんですけれども、「すぐに実践に生かしたい」「新たな学びがあった」などの感想をいただいております。
     また、市の指定研究会では1年間に2つの公立幼稚園が研究成果を発表しています。そこで市内の就学前教育、連携教育の充実に向き合う機会なっています。  そのほか、私立幼稚園・保育園のほうにも幼児教育センター学校教育課の特別支援教育担当が訪問しておりまして、配慮を要する児童について、保育内容の課題について相談を受け、必要に応じて助言をしております。  今後も、より現場のニーズに応えた研修や訪問時での助言を行うなど、本市の就学前教育の充実に向け努めてまいります。  以上です。 ○藤岡 委員長  いいですか。                 (「はい」の声あり)  じゃ、予定の20分で。  ほかに質疑はありませんか。  たぶち委員。 ◆たぶち 委員  資料の23、174、スクールロイヤー、スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラーのことについてお聞きします。  先ほどの寺本委員の答弁の中でちょっと気になったのが、人材確保のことについて、学校の勤務状態というのか、夏休みとか長期休みがあればそのときには収入がない実際、学校に勤務してこそ収入があって、他市のほうに行かれるというような答弁だった思うんですけれども、それのことについて、もう長くやっぱり宝塚ってスクールソーシャルワーカーで最初に取り組んでこられて、今、多くの方が活動されている思います。言えば、ベテランさんがたくさんおられる中で他市のほうに行かれるということは、その勤務体制及び賃金というのか、給与体制ということを考えていかなければ、せっかくいい人材の方が他市のほうに行かれるということは本市にとってもすごくマイナスの事態になる思うんですけれども、改善ということは考えておられますか。 ○藤岡 委員長  高田管理部長。 ◎高田 管理部長  こうしたスクールソーシャルワーカーであるとか、専門職を幾つか雇用しております。雇用した当初から、そうした賃金につきましては阪神各市ともある程度均衡を取るような、そうした条件で雇用はしてきたんですけれども、やっぱり時代の流れとともにいろんな雇用形態が変わってきております。というのも、活用方法も変わってきております。  その辺が十分に見直しができてないところもあって、これからは少し、スクールロイヤー制度も入ってきましたので、そこの活用の整合も取っていかないいけませんので、そういう視点、私たちがどういうふうに活用していくのかという視点も踏まえて雇用条件、雇用形態というものは併せて検討していかなければならないというふうに考えておりまして、スクールソーシャルワーカーであるとかそのほかのカウンセラーも含めて、今、教育委員会のほうでは、どういうふうに今後していくのかというのは見直しをしているところでございます。 ○藤岡 委員長  たぶち委員。 ◆たぶち 委員  先ほども言いましたけれども、長く勤務されて、いろんな経験をされている方々が多い思います。宝塚市にとってはそれがやっぱり大きな財産。  資料23ページを見ていますすごい相談件数もありますし、今後どのような内容、もっともっと大きな相談もかかってくるし、結構日にち、時間がかかる内容ですので、そういった中では、やっぱりスクールソーシャルワーカーやカウンセラーの方々に合うような状況を取っていただきたい思いますので、ぜひ改善していただきたい思います。よろしくお願いいたします。  それもう一点は、スクール・サポート・スタッフについて、これは9月議会の中でも質問させていただいたんですけれども、令和3年度、令和2年度全校配置されてきた思います。西谷小学校を除いては去年配置されてきた思うんですけれども、今後の見通しについてどのようにお考えなんですか。 ○藤岡 委員長  高田管理部長。 ◎高田 管理部長  スクール・サポート・スタッフにつきましては、各学校を対象したアンケートの中では非常に効果があったというふうに回答を得ておりますので、一定の成果はあったんだというふうに認識しております。  来年度以降なんですけれども、このスクール・サポート・スタッフを継続して、もしこれ単費で配置する3千万から5千万ぐらい、それは勤務日数によって変わってくるんですけれども、大きな支出になります。今年度は国費でもって、補助金でもって対応しておりますので市の負担というものはないんですが、そうした負担があります。  一方、宝塚市では介助員も含めて相当手厚く配置しているところから、人件費は相当他市比べても高いところはありますので、そうしたところの平準化も含めて検討しなければいけないところがございますが、市にとって、学校にとって何が一番よいのかというのはしっかり検討していきたい思います。 ○藤岡 委員長  たぶち委員。 ◆たぶち 委員  そのことについても、教職員の多忙化というのは大きな解決になっている思いますし、アンケートを取っていただいた中でも必要だという声が多かった思いますので、引き続き、お金の問題ではない思うんですね。やっぱり子どもたちを大事にして、宝塚市の子どもたちを学校で楽しく過ごせるような体制につくっていっていただきたい思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、宝塚自然の家のことについて、資料は168、169出していただきました。  昨年では、今年度再開を目指してアスレチックを改善していただいたり新たに管理棟も造っていただいて、新たな活動というのか、自然の家が再開いたしました。その中で、やはり何度か私、訪れたんですけれども、再開するまでにも。老木というのか、自然の敷地の中に今すぐ木が倒れそうな状態とかあって、いろんな方が入っていく中で大きな事故や事件にならないようにきちっと整備はしていかなければいけない思っているんですけれども、その辺のお考えはどのように考えておられますか。 ○藤岡 委員長  水野社会教育課長。 ◎水野 社会教育課長  委員さんおっしゃっていただいたように、施設自体、昭和48年にオープンして以来、施設のほか、周辺の里山のたくさんある自然の木なんかも委員さんおっしゃるように老木化しています。その中で、我々も利用者の方にまず安全に利用していただくということを前提の中で、これまで、今年度から指定管理者に管理運営していただいているまでに整備できるところはしてきました。  今年度も、一部インターロッキングの補修であるとか大きな木、倒れそうな木の伐採ということで、市としてもできる対応を続けていっております。この点については、指定管理者協議しながら、引き続き市としても安全対策については講じてまいるところで予定しております。  以上です。 ○藤岡 委員長  たぶち委員。 ◆たぶち 委員  延長します。 ○藤岡 委員長  延長ですね。はい。  たぶち委員。 ◆たぶち 委員  資料168ページの中で建物の老朽化、管理棟ですね。過去のプールにおいてもそうなんですけれども、これはやっぱりずっと残ってくるし、今すぐ撤去していこう思ったら多額な金額がかかりますし、一体この宝塚自然の家というのを将来を見据えてどのように考えておられますか。  今、指定管理者は3年ですね。もうすぐ1年が過ぎます。あと2年の間に何とか考えていかなければならないということは当初のときにお聞きしたんですけれども、もう時間がたつのは早い思いますので、将来的に本当にこの自然の家をキャンプをできるような施設にしたいとか、飯ごう炊さんというのか焼肉というのか、あそこのところで新たに活用していくのかといういろんな課題は残っている思うんですけれども、将来を見据えてどのように考えておられますか。 ○藤岡 委員長  番庄社会教育部長。 ◎番庄 社会教育部長  宝塚自然の家は、この4月からリニューアルオープンをいたしました。当初、様々な何ができるかということを考えるために構想プランを考え、様々な構想がございましたが、まずはオープンさせるということを前提に指定管理者も相談して、今、残っている施設、残っている部分を上手に使っていくという前提でのオープンなっています。  将来どれほど予算がかけられるのか、いや、かけずに何ができるのかということを考えながら、やはり安全性をしっかり確保しながら、できることを増やしていくというのが今の取組か思います。  将来、様々な試みも続けております。指定管理者は宿泊に向けてどのような課題があるのか、あるいは施設上どのようなルートが新しく開発できるかなど、今できることを進めているという状況でございます。3年という時間は大変短くございますが、私たちも様々なアイデアを出しながら、コンテンツを増やしていく、利用者を増やしていくことでさらなるやる気を喚起していきたいというふうに思っています。  以上です。 ○藤岡 委員長  たぶち委員。 ◆たぶち 委員  そうだ思います。お金をかけずにどのような活用がやっていけるかというのは、地域の方も含めてしっかり考えていっていただきたい思いますが、そういった中で、前にも申しましたように、森林環境譲与税の使い方ということも大事だ思っています。それを使って何を建てるとかそんなのじゃなくて、やっぱり老木しているものを伐採しながらまき割りをしていく、そのまきを使って飯ごう炊さんとかキャンプファイアに使っていく、それが今、子どもたちはそういうことを体験できていないんですよね。だから、そのような体験ができる施設にまずは造っていっていただきたいな  アスレチックも大変人気だ聞いています。親子そろって楽しんでおられるということも聞いていますし、私も活用させていただきましたけれども、アスレチックのさらなる充実というのか、拡充していただいて、本当に市民の方、市外の方も、もう一回自然の家に行こう言えるような施設にしていただきたいの学校の小学生、中学生の方も訪れて、環境の学習会にも取り組んでいっていただきたいので、ぜひその辺は引き続きお願いしたい思いますので、よろしくお願いいたします。  それと、最後になりますけれども、学校施設についてです。  決算では267ページ、様々学校施設については私、改善を求めてきたり、前回の議会の中でも北山委員から雨漏り対策とか老朽した校舎をどうするのだということが言われています。その中で、毎年私は施設整備改善事項を見せていただいている中で、どうしても気になるところが西谷小学校から出されています合併処理浄化槽です。  これはもうずっと業者の方から、老朽化が進んでもう取替えが必要だ毎年そのような、毎週合併処理浄化槽は、あそこは西谷幼稚園西谷小学校西谷中学校、合同で使っているところですから、もし何かあった場合には、使用できないという状況になれば環境的にもよくない思っていますので、その浄化槽の改善、取替えということは考えておられますか。 ○藤岡 委員長  豊田施設課長。 ◎豊田 施設課長  現在のところ、早急に取替え、改築というところまでは考えておりません。現状の浄化槽の処理できる人数からします学校の今、生徒さんの数からは特に問題ない状況でございます。  コンクリートでできた槽につきましてはまだ使える状況でございます。しかし、浄化槽を動かすところの機械、浄化槽であればブロアとかいろいろポンプとかいうのがございます。それはもう定期的に交換していくということで、中についてはできるだけコストをかけずに、できるだけ新しいものを使っていくという方向でいきたい思います。  以上です。 ○藤岡 委員長  以上でね。それでは15分で。  ほかに質疑はありませんか。                   (発言する声なし)  それでは、教育費についてはこの程度します。  しばらく休憩を取ります。再開は10時45分で。                 休憩 午前10時33分               ──────────────                 再開 午前10時45分 ○藤岡 委員長  それでは、決算特別委員会を再開します。  当局より発言についての訂正の申出がありますので、これを許可します。  坂本学校教育部長。 ◎坂本 学校教育部長  先ほどの村松委員の質疑の中でありました資料番号172の白ポストの設置箇所について、資料では11か所なっておりましたが正しくは13か所です。訂正しておわびします。申し訳ございませんでした。  訂正した資料を各委員に配付していますので、差し替えのほうをよろしくお願いいたします。  以上です。 ○藤岡 委員長  それでは、資料の差し替えをそれぞれお願いいたします。  それでは、次に災害復旧費から予備費までについてです。  一括して議題いたしたい思いますが、異議ありませんか。                 (「異議なし」の声あり)  それでは、一括して議題いたします。  それでは、説明を求めます。  では、平井会計管理者。 ◎平井 会計管理者  それでは、事項別明細書の298ページから御覧ください。  款11災害復旧費、項1農林施設災害復旧費、当年度ゼロ円、前年度同じ、不用額1千円。  以上が災害復旧費でございます。  款12公債費、項1公債費、当年度67億7,015万6,294円、前年度より10.6%減、執行率99.5%、不用額3,513万5,706円。  以上が公債費でございます。  次に、300ページを御覧ください。  款13諸支出金、当年度1億4,840万4,962円、前年度より0.1%増、執行率ほぼ100%。  項1普通財産取得費、当年度1億4,595万2,486円、前年度より0.1%増、執行率ほぼ100%、不用額1,514円。  項2土地開発公社費、当年度245万2,476円、前年度より2.2%増、執行率99.1%、不用額2万2,524円。  以上が諸支出金でございます。  次に、302ページを御覧ください。  款14予備費、当年度充用額2,896万8千円、前年度より54.3%減、充用率29.0%、不用額7,103万2千円。  以上が予備費でございます。  一括して御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○藤岡 委員長  それでは、説明は終わりました。  質疑はありませんか。  冨川委員。 ◆冨川 委員  諸支出金に当たるんですけれども、土地開発公社の関係をお尋ねしたい思います。  明細書では301ページに当たりますけれども、一般会計から247万5千円を土地開発公社に対して利子補給しているというような、そのような支出なんですけれども、一方で、なかなか見えにくいのかもしれませんけれども、一般会計から毎年15億円を土地開発公社にほぼ1年間、年間を通して貸し付けているという、そのような実態がございます。宝塚市財政に15億円余の影響を与えているという、そのような大きな存在である思っているんですけれども、宝塚市の抱えている大きな課題の一つではないのかな私は感じております。  そこで、健全化計画等もあるんですけれども、この決算年度の令和3年度に、いわゆる塩漬けの土地いいますか、長期保有土地の処分、宝塚市への買戻しはありましたか、お尋ねします。 ○藤岡 委員長  河本政策推進担当課長。 ◎河本 政策推進担当課長  令和3年度におきましては、長期保有土地の分の買戻しはございません。  以上です。 ○藤岡 委員長  冨川委員。 ◆冨川 委員  確かにありませんね。決算報告書、私今、手元に持っているんですけれども、令和3年度事業報告書とともに見させていただきました。  若干気になる点がございまして、その中に、ふだんあまり見受けられない評価損というのが発生していました。金額も大きかったです。1億1,800万円余の評価損がありましたけれども、これはどのような理由によるものですか、お尋ねします。 ○藤岡 委員長  近成総務部長。 ◎近成 総務部長  実は、これ決算の監査にもありますが、山本台の土地が、これは一応道路用地という形になっておりますけれども、これが道路用途の計画の見直しで、もう道路としての位置づけがなくなったということで、その場合、公社が持っておる土地が公共用事業用地ではなくて、単なる特定土地いいまして、公社が抱えている土地ということになります。そうした場合、これを処分する場合は時価での処分ということをまた考えていかなきゃいけませんので、当然そこで評価のし直しを行っております。当然、市に買い戻す場合については簿価を基本にしておりますけれども、公社でこれを売却なりする場合は時価でということになりますので、この評価を行いました。その結果、今、委員からおっしゃっていただきました金額が評価減ということで、数字が下がったということでございます。
     以上です。 ○藤岡 委員長  冨川委員。 ◆冨川 委員  事業報告書に書いていたんですけれども、令和4年2月14日付の理事会での報告第1号そのような内容がありまして、中筋鳥脇線道路用地の取扱いについてという、その内容そのものということですね。 ○藤岡 委員長  近成総務部長。 ◎近成 総務部長  はい、そのとおりでございます。               (「5分追加で」の声あり) ○藤岡 委員長  はい。じゃ、5分追加で。  冨川委員。 ◆冨川 委員  ということは、当該土地に関しては今後、土地開発公社で近々処分する予定そのように理解してよろしいんでしょうか。 ○藤岡 委員長  近成総務部長。 ◎近成 総務部長  今現在、この土地については公社のほうで、これはあるマンションの駐車場用地になっておりますので、そこの管理組合今協議を進めておるということで、公社のほうで主体的に動かしていただいております。  以上です。 ○藤岡 委員長  冨川委員。 ◆冨川 委員  ということは、宝塚市に買い戻すことなく、直接公社のほうから売却をそのマンションの管理組合のほうに検討している、そのように考えていてよろしいですか。 ○藤岡 委員長  近成総務部長。 ◎近成 総務部長  はい、そのとおりでございます。 ○藤岡 委員長  冨川委員。 ◆冨川 委員  その件は理解いたしました。  それで、冒頭にも申しましたけれども、宝塚市土地開発公社経営健全化計画というのがあります。令和3年度、2021年度から令和7年度、2025年度までの計画になっているんですけれども、その1年目ということなんですけれども、この計画の進捗いいますか、この計画の整合はいかがなものなんでしょうか、お尋ねをいたします。 ○藤岡 委員長  河本政策推進担当課長。 ◎河本 政策推進担当課長  第5次の土地開発公社の経営健全化計画については、令和3年度から7年度までの期間で定めておりまして、その中で4つの土地、うち2か所、長期保有土地のほうを処分することいたしております。  一つが今、総務部のほうから答弁をいたしました山本台の3丁目、もう一つが千種1丁目の民間売却というところになっております。こちらについてはまだ着手はできておりませんが、予定どおり令和5年度以降の処分に向けて今後検討を行ってまいる予定であります。  以上です。 ○藤岡 委員長  冨川委員。 ◆冨川 委員  この計画を見ますある程度令和7年度以降に処分をする予定というものも、土地があるんですけれども、それ以外に今現在、資料の177番、178番でも出していただいておりますけれども、未活用の土地というのがあるんだ思うんですけれども、そのあたり、未活用の土地に関して利子以外に管理人費用等とかはかかっていないんですか。未活用の土地を何らかの格好で活用しようという、そのようなお考え等は公社ではないんでしょうか。 ○藤岡 委員長  河本政策推進担当課長。 ◎河本 政策推進担当課長  資料のほうでもお出しさせていただいたように、活用できる土地に関しては、民間に貸し付けたり駐車場に貸し付けたりというところをしております。ただ、未活用なっております土地については、斜面地であって、なかなか活用が難しい等々の理由で、現状、広の問題であったり斜面地であったりというところで活用できない土地もあるというところでございます。ですので、活用できる土地については現状活用しておるという状態でございます。  以上です。 ○藤岡 委員長  冨川委員。 ◆冨川 委員  いずれにいたしましても、冒頭も申しましたけれども、宝塚市財政に15億円の貸付金プラスの多くの影響を与えている存在だ思いますので、何らかの格好でしっかり健全化は必要である私は思いますので、そのあたりを含めて、また明日の総括でもさせていただきたい思っております。  本日は以上です。 ○藤岡 委員長  よろしいですか。それでは、延長の5分を入れて10分で。  それでは、ほかに質疑はありませんか。                   (発言する声なし)  それでは、災害復旧費から予備費までの質疑についてはこの程度いたします。  次に、一般会計の歳入の審査に入ります。  説明を求めます。  平井会計管理者。 ◎平井 会計管理者  それでは、事項別明細書の4ページから御覧ください。  款1市税、当年度356億2,159万8,882円、前年度より1.6%減、収入率97.6%、不納欠損額4,024万8,977円、収入未済額8億4,987万6,012円、調定額に対して2.3%。  6ページを御覧ください。  款2地方譲与税、当年度4億1,999万4千円、前年度より2.0%増。  8ページを御覧ください。  款3利子割交付金、当年度4,027万3千円、前年度より20.4%減。  款4配当割交付金、当年度4億752万7千円、前年度より43.8%増。  款5株式等譲渡所得割交付金、当年度4億8,110万4千円、前年度より47.0%増。  款6法人事業税交付金、当年度1億8,190万1千円、前年度より126.7%増。  10ページを御覧ください。  款7地方消費税交付金、当年度46億402万6千円、前年度より9.8%増。  款8ゴルフ場利用税交付金、当年度1億8,779万540円、前年度より14.0%増。  款9自動車取得税交付金、当年度ゼロ円、前年度より皆減。  款10環境性能割交付金、当年度6,005万5,297円、前年度より26.7%増。  款11国有提供施設等所在市町村助成交付金、当年度2,156万5千円、前年度より0.1%減。  12ページを御覧ください。  款12地方特例交付金、当年度4億2,826万円、前年度より82.8%増。  款13地方交付税、当年度64億8,074万6千円、前年度より48.6%増。  款14交通安全対策特別交付金、当年度2,781万8千円、前年度より10.4%減。  款15分担金及び負担金、当年度6億7,699万6,734円、前年度より5.2%増、収入率93.7%、不納欠損額5万9,400円、収入未済額4,520万3,805円、調定額に対して6.3%。  14ページを御覧ください。  款16使用料及び手数料、当年度19億8,064万2,874円、前年度より3.6%増、収入率94.4%、不納欠損額233万7,260円、収入未済額1億1,420万4,571円、調定額に対して5.4%。  20ページを御覧ください。  款17国庫支出金、当年度232億5,749万165円、前年度より41.3%減、収入率92.4%、収入未済額19億212万7,789円、調定額に対して7.6%。  34ページを御覧ください。  款18県支出金、当年度61億4,947万8,960円、前年度より2.7%増、収入率99.3%、収入未済額4,275万6千円、調定額に対して0.7%。  46ページを御覧ください。  款19財産収入、当年度3億7,868万7,835円、前年度より26.4%増。  48ページを御覧ください。  款20寄附金、当年度9億9,425万6,110円、前年度より22.6%増。  50ページを御覧ください。  款21繰入金、当年度5億5,548万1,107円、前年度より68.1%増。  56ページを御覧ください。  款22繰越金、当年度19億7,679万3,521円、前年度より81.2%増。  款23諸収入、当年度27億8,192万2,159円、前年度より19.4%増、収入率86.4%、不納欠損額1,715万4,939円、収入未済額4億2,159万929円、調定額に対して13.1%。  64ページを御覧ください。  款24市債、当年度62億6,465万5千円、前年度より1.3%増。  以上が一般会計の歳入でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○藤岡 委員長  説明は終わりました。  質疑はありませんか。  中野委員。 ◆中野 委員  それでは、歳入でやらせていただきます。  ページ数については明細書ですけれども12ページ、これの款12の地方交付税について、成果報告書では7ページに平成28年からの経過が載っているので、それも見ていただきながら質問したい思います。  まず初めに、地方交付税、これの特別交付税普通交付税の違いについてお教えください。 ○藤岡 委員長  喜多財政課長。 ◎喜多 財政課長  普通交付税特別交付税の違いになりますけれども、普通交付税につきましては、国が徴収しました税収を地方に再配分するものでございまして、再配分に関しましては標準的な団体規模をモデルに基準財政需要額基準財政収入額を算出しまして、その差を配分するものでございます。  一方、特別交付税につきましては、普通交付税の算定方法では補足できない特殊な財政事情でございましたりとか、普通交付税の算定期日後に生じた災害などによる特別な需要のある場合などを考慮して交付されるものでございます。  以上です。 ○藤岡 委員長  中野委員。 ◆中野 委員  特別交付税についてがちょっと分かりにくかったんですけれども、災害等々特にあったわけじゃないんやけれども、大体普通交付税の6%ぐらいに相当するのがいつも入ってくるというふうに何となくは理解をしているんですけれども、今、普通交付税額、基準財政需要額から基準財政収入額を引いた財源不足の額が普通交付税として頂けるということで、だから、あまりぶれないは思うんですよね、額としては。  7ページを見ていただいたら、普通交付税、大体34億、36億、34億、38億、40億、令和3年61億という形でどんと増えているんですけれども、この21億ぐらい増えている理由についてお教えください。 ○藤岡 委員長  喜多財政課長。 ◎喜多 財政課長  普通交付税の増についてなんですけれども、委員おっしゃるとおり、令和3年度は61億で令和2年度は40億21億円増加したものでございます。  この理由についてなんですけれども、交付税の措置については毎年8月頃に県を通じて算定額が示されまして、後日再算定というものがあるときないときがございます。令和3年度の算定につきましては、8月に税収の落ち込みなどから反映された結果、44億円という数字が示されまして、前年度の40億円に比べまして約4億円の増でまず示されました。例年であれば僅かな調整額があるぐらいで、これで額は固まるんですけれども、令和3年度につきましてはその後、国税収入の増などによりまして国補正予算1号というものが11月に示された結果、普通交付税が17億円の増なりまして、61億円なった次第でございます。  以上でございます。 ○藤岡 委員長  中野委員。 ◆中野 委員  大体8月に決まって、そこからこのような形は結構特例やというふうに聞きました。もう国にも、聞いてもそれしか言いようがないという話をお聞きしましたけれども、こういう特例的にどんと増えたということというのは今まで過去にあったんですかね。 ○藤岡 委員長  喜多財政課長。 ◎喜多 財政課長  再算定というものがある年ない年がございますというのこの再算定、今回うちのほうで言います17億円という規模なんですけれども、国から考えましても、この規模というのは過去最大なっております。  以上です。 ○藤岡 委員長  中野委員。 ◆中野 委員  ということで、コロナの関係でそんなに増える思っていなかった、でも実際増えたということや思います。
     そういうふうに考える例えば今年度、令和4年度はもう既に、これもう8月ですから交付税額というのは決まっている思うんですけれども、これ、分かりますか。 ○藤岡 委員長  喜多財政課長。 ◎喜多 財政課長  令和4年度の算定が8月に来まして、9月補正をさせていただいたところでございますけれども、交付税額としては57億9千万余なっております。  以上です。 ○藤岡 委員長  中野委員。 ◆中野 委員  そうですね。57億9千万で、さっきの話の3年度の当初の国のやつからいく44億からする結構どんと増えているような気がするんですよね。ということは、今年度もある程度税が増えるというふうな国の読みもあって、こういう形が出てきているのかなというふうに思いますけれども、それについてはどうですかね。 ○藤岡 委員長  喜多財政課長。 ◎喜多 財政課長  普通交付税セットになるのが臨時財政対策債だ思うんですけれども、令和3年度は、その再算定が行われた後の普通交付税臨時財政対策債の合計は95億ぐらいだった記憶しております。  令和4年度、先ほど申しました交付税に臨時財政対策債を足します76億余なっておりますので、去年から比べるかなりそこについては税収の増から減額になっているものというふうに考えております。  以上です。 ○藤岡 委員長  中野委員。 ◆中野 委員  今言われたみたいな形で、今年度のやつというのはもうほぼ分かっていて、これもまた若干、僕、修正はあるような気もするんですけれども。でも、その読みというのは分からないですから、増えたときという話になる思いますけれども、それはそれでまたしっかり今回の決算の大きな一つの要因が、この交付税がどんと増えたというところでいろんな数値がごっつい好転したということですので、またそれについては総括でもお聞きしたい思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 ○藤岡 委員長  それでは、10分で算定します。  それでは、ほかに質疑はありませんか。  村松委員。 ◆村松 委員  まず最初に、ふるさと納税を集めるためのPRについてから質問します。  事項別明細書が49ページ、資料は78187です。  資料187を見る寄附額の半分以上が関東圏からなっているんですけれども、もう少し、どこどこ県からとかそういう詳細な資料を想定していたんですけれども、内部資料として、より詳細な分析というのは行われていますか。 ○藤岡 委員長  平松企画政策課長。 ◎平松 企画政策課長  地区ごとの寄附件数というところですけれども、申し訳ございません、現時点で手持ちの資料いたしましては、今お示ししております資料ナンバー187の資料しかないというのが現状でございます。申し訳ございません。 ○藤岡 委員長  村松委員。 ◆村松 委員  資料78のふるさと納税のPRにかかった費用というのを見比べる関東圏の人にアプローチしているPR媒体がスマートニュースへの掲載返礼品紹介サイトへの掲載公式アカウントのインスタグラム、ツイッターによる情報発信のみにとどまっています。  インスタグラムとかで個人の利用者の方たちが、頼んでよかったとかお勧めのふるさと納税先などをまとめて投稿していたりもするんですけれども、特に寄附が見込めるエリアの分析をまずしていただくことが前提になるんですけれども、そういった詳細なエリアの分析ができていれば、スポット的にインスタグラムの広告とかを出すことで効果的な広報が可能ではないか思うんですけれども、そういったことは検討できないでしょうか。 ○藤岡 委員長  平松企画政策課長。 ◎平松 企画政策課長  資料でもお示ししておりますおり、関東地域からの寄附というのが非常に多くなっておりまして、こちらに対するPRというのは非常に重要であるというふうには認識してございます。ただ、一方で費用対効果というところでいいます人口がちょっと多いというところもありますので、なかなか効果的な取組をしなければ寄附につながらないという可能性があるも思っております。  ということもありまして、これまでは地域とかを絞らずに、全国にも見ていただけるような形で、費用をかけない範囲で知名度の高いポータルサイトの追加ですとかサイトの掲載といった広報活動をしてきたわけですけれども、今後も引き続き、多くの方に本市の返礼品を知っていただけるように、他市の事例に関する情報収集あるいは効果的な事例の研究というところは進めていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○藤岡 委員長  村松委員。 ◆村松 委員  指摘をさせていただきたいんですけれども、宝塚市のホームページのふるさと納税の返礼品についてというところを見る返礼品についてはふるさとチョイスまたはさとふるを御覧くださいなっていて、この夏から楽天ふるさと納税が追加されている思うんですけれども、情報が更新されていない状況です。  そういった点からも、本気で寄附額を取りにいこう、集めていこうという気概があるのかな思ってしまうんですけれども、情報をアップデートすべきじゃないですか。 ○藤岡 委員長  平松企画政策課長。 ◎平松 企画政策課長  委員おっしゃるとおり、楽天のポータルサイトを導入しておりますけれども、申し訳ございません。現在、ホームページのほうはまだ更新できていないというような状況でございますので、至急改善のほうを取り組みたい思っております。  以上です。 ○藤岡 委員長  村松委員。 ◆村松 委員  同じく、宝塚市シティプロモーションサイトの「たからづかな生活」のふるさと納税のページも、ふるさとチョイスまたはさとふるのページからなっていて情報が更新されていないので、こちらもアップデートしたほうがいい思うんですけれども、どうでしょうか。 ○藤岡 委員長  平松企画政策課長。 ◎平松 企画政策課長  申し訳ございません。こちらも至急対応させていただきます。 ○藤岡 委員長  村松委員。 ◆村松 委員  楽天ふるさと納税では、広告料を払うことで検索画面の上位に表示されたりする機能があるというふうに聞きました。  今年の夏に総務常任委員会で小田原市へ視察に行きまして、小田原市のほうは宝塚市よりも人口規模が小さい自治体なんですけれども、宝塚市に比べて5倍の寄附額を集められていて、何が寄附額増につながっているのかということを伺ったところ、楽天ふるさと納税の検索画面上位に来るように有料広告を打つの、あと返礼品の品数、扱っている会社さんを増やすんじゃなくて、例えば3万円のものしかなかったら1万円とか2万円とか細分化するということで返礼品を増やしたことが効果としては大きい感じている言われていたんですけれども、常時ではなくても、寄附とかが集まりやすい年末頃にそういった有料広告のPRを打つことも露出が増えて効果的ではないのかな思うんですけれども、どうでしょうか。 ○藤岡 委員長  平松企画政策課長。 ◎平松 企画政策課長  まず一つ、ポータルサイトにおいて一定の手数料を支払う委員おっしゃるとおり、本市の返礼品が検索した際に上位に上がってくるというサービスがあります。こちらにつきましては現在取組を始めているところでございまして、効果について今、検証しているところでございます。おっしゃっているとおり、この後11月、12月寄附が非常に大きくなってくるところですので、このあたりも積極的に取り組んでいきたいというふうに考えてございます。  返礼品の品数を増やすというところにつきましては、こちらもおっしゃっているとおりのところもございますけれども、一方で、まだ市内の事業者へのPRというのが行き届いていないようなところもこちらとしては感じているところでございますので、市内の事業者へのPRというところも積極的にしながら、既存の事業者ともまた話をしていきたいなというふうに考えてございます。  以上です。 ○藤岡 委員長  村松委員。 ◆村松 委員  ふるさと納税はいかにリピーターを増やすかというところもポイントだ思うんですけれども、過去に宝塚市に寄附してくださった方たちに対して、また寄附していただけるような取組というのは何か行っていますか。 ○藤岡 委員長  平松企画政策課長。 ◎平松 企画政策課長  過去の寄附者のリピーターが多いという現状はこちらも把握をしております。  一つ、今現状検討している取組ということでいいます庁内の連携ということにはなるんですけれども、今年度、産業文化部のほうで観光・シティープロモーションの取組ということで動画、冊子の作成を取り組んでおられるいうところで聞いておりますので、こういった冊子を過去のふるさと納税の寄附者あるいはワンストップの申請書併せて送付をしながら、リピーターの確保というところに取り組んでいきたいというふうに考えてございます。  以上です。 ○藤岡 委員長  村松委員。 ◆村松 委員  例に挙げさせていただいた小田原市では、専任の職員さんがいるわけではないけれども、できる工夫を重ねて寄附を伸ばしているということでした。ふるさと納税制度のいい悪いは置いといて、宝塚市の寄附額が伸び悩んでるのは事実ですから、より一層の工夫努力を期待しています。  続いて、保育料給食費の児童手当からの引き去りについて質問します。  事項別明細書が17ページ、63ページ、資料が185、192です。  児童手当は子どもの健やかな育ちのために支給されている制度でありますので、保育料をきちんと払っている保護者の公平性も考えれば児童手当からの引き去りはそうした観点からも取り組んでいただきたいところなんですけれど、保育所保育料の滞納について、対象者に対してどのようにアプローチしているか、まず教えてください。 ○藤岡 委員長  北村保育事業課長。 ◎北村 保育事業課長  児童手当なんですけれども、児童を養育している方に手当を支給することによって、家庭における生活の安定に寄与するとともに、次の世代の社会を担う児童の健全な育成及び資質の向上に資することを目的したものであるされております。  当然、児童手当は児童の養育に必要な大変貴重な収入である考えておりますので、強制徴収も認められてはいるところもあるんですけれども、我々のほうでは、まずは家庭のほうお電話であったりとかお手紙のほうで接触して、丁寧に説明をして、御理解をいただいた上で徴収するようにしております。  以上です。 ○藤岡 委員長  村松委員。 ◆村松 委員  不納欠損になってしまっている事例について、児童手当からの引き去りのアプローチはできていましたか。 ○藤岡 委員長  北村保育事業課長。 ◎北村 保育事業課長  不納欠損なっているケース、確かにあるんですけれども、ごめんなさい、これらのケースについて個別に不納欠損前に児童手当をアプローチしているかというのはすぐには確認は取れないですけれども、基本的には、児童手当につきましては、そこからの合意が得られる見込まれる方、例えば家庭の状況によってそれらを声かけすることもできない方を除いては、全て声かけのほうはしていっておりますので、一度は声かけがされているものか考えております。  以上です。 ○藤岡 委員長  村松委員。 ◆村松 委員  保育料が滞納されたまま退所された場合というのはどのように対応されているんでしょうか。 ○藤岡 委員長  北村保育事業課長。 ◎北村 保育事業課長  退所された場合ですけれども、卒園後も引き続き、市の有する債権として卒園前同様に管理しておりますので、例えば年3回の催告等を行っております。納付も連絡もない方に関しましては、場合によっては差押えを行ういうこともございます。  以上です。 ○藤岡 委員長  村松委員。 ◆村松 委員  給食費のほうなんですけれども、平成30年度の決算のときに入らせていただいて、児童手当からの引き去り件数がゼロ件だったということを考えるしっかり取組を進めていただいているということに、いい意味で驚きました。徴収担当者の方の努力というのが見えるかな思うんですけれども、ゼロ件から61件まで増やしていくに当たって工夫したことなどありますか。 ○藤岡 委員長  三浦学校給食課長。 ◎三浦 学校給食課長  工夫していることですが、学校給食費は私債権であり、税のような調査権限がないことから、未納のある方接触し、その方の情報をいかに取得できるかが未納対策において重要であるため、学校給食課では文書催告、電話催告、訪問徴収をそれぞれ年に3回実施し、未納のある方の接触の機会を極力設けるようにしています。その中で接触できた方に対し、まずは未納分の一括納付が可能か確認しまして、難しければ児童手当からの引き去りや分割納付といった納付方法を提案しています。  こうした取組を通して、児童手当からの引き去りを希望する方が現れたり、一度児童手当から引き去りされた方が次回も引き去りを希望されたりして、年々件数が増加しているところです。  以上です。 ○藤岡 委員長  村松委員。 ◆村松 委員  先ほど同じような質問になるんですけれども、滞納されたまま小・中学校を卒業された場合というのはどういうふうに対応していますか。 ○藤岡 委員長  三浦学校給食課長。 ◎三浦 学校給食課長  在校生の保護者同様に催告を行いまして納付相談を行っています。納付も連絡もない方につきましては、随時法的措置を実施しています。  以上です。 ○藤岡 委員長  村松委員。 ◆村松 委員  物価高とかの影響で、子育て世代を取り巻く環境というのはより一層厳しを増しているかな思うんですけれども、そうした中で保育料とか給食費の滞納が生じやすくなってしまうのではないかなというふうに今後思うんですけれども、児童手当が子どものために支給されているという制度であるということを保護者にしっかり周知していただいて、丁寧な説明の上で取組を進めていっていただきたい思います。  最後に、甲種防火管理者受講者負担金について質問します。  共同住宅における防火管理者は、役員の交代ごとに変わるのではないかな思うんですけれども、毎年どの程度交代が生じていますか。 ○藤岡 委員長  嘉土予防課長。 ◎嘉土 予防課長  共同住宅の防火管理者の交代の件ですけれども、これは、基本的には査察などで消防が管理します防火対象物の台帳で管理をしているんですけれども、これにつきましては、なかなか査察時などに関係者に対して聞き取りを行わなければ情報は得られません。ですけれども、年度初めの自治会名簿など、情報を得ながら把握に努めているところです。  以上です。 ○藤岡 委員長  村松委員。 ◆村松 委員  役員さんが交代になるタイミングとか、年度の初めになる思うんですけれども、講習のニーズも高い思うんですけれども、4月の締切り分について定員を増やすとか回数をもう少し増やすとか、締切りを延ばすということで受講しやすくなるかな思うんですけれども、そうすることで市民さんのニーズにも合致する思われるんですけれども、検討できないでしょうか。 ○藤岡 委員長  嘉土予防課長。 ◎嘉土 予防課長  コロナ禍前は1回70名程度の定員で年3回実施をしていたんですけれども、コロナ禍になりまして定員を1回40名に減らしたところです。  来年度以降、こういった定員が少ない状況を考えまして、回数はなかなか増やすことはできないんですけれども、定員をまたコロナ禍前の1回70名程度に増やして申込者の希望に沿いたい思っております。  以上です。 ○藤岡 委員長  いいですね。では15分です。  ほかに質疑はありませんか。  冨川委員。 ◆冨川 委員  歳入の市税収納率に関することですけれども、資料で言います181ページです。  これを見ます年々いいますか、平成29年度に比べて令和3年度は収納率が上がっています。29年度の98.9%に始まりまして、平成30年、令和元年、令和2年度は99.1%前後で推移をしていたんですけれども、令和3年度に99.5%にぽんよくなっておりますが、これは評価できることだ思っております。大変評価できることだ思っておりますけれども、このぽん上がった令和3年度の特筆すべき事項というのは何かあったんでしょうか、そのあたりをお尋ねします。 ○藤岡 委員長  田邊市税収納室長。
    ◎田邊 市税収納室長  令和2年度から令和3年度に向けて0.39%上昇しておりますのは、令和2年度に徴収猶予の特例措置があった理由から、急に上がっているということにはなっております。  ただ、現年度の市税の収納率につきましては、近年、現年度課税分の収納率向上のためにスマホ決済やらクレジット決済などを取り入れているそういったことからも収納率が向上しているというふうなことでございます。  以上でございます。 ○藤岡 委員長  冨川委員。 ◆冨川 委員  宝塚市は99.5ポイントなんですけれども、ちょっと他市も気になりましたので見てみます他市も、阪神間どの自治体も頑張っているようです。どの自治体も収納率を上げています。例えば西宮市ですとか伊丹市ですとか三田市に関しましては99.6ポイントまだ宝塚市より上位をいくような自治体もあるようですので、上がったいえども、引き続き収納率向上に向けてしっかり地道に取り組んでいただきたい思っております。  それとともに、近年、貨幣いいますかマネーいいますか、お金の在り方が現金化だけではなくキャッシュレスいいますか、電子マネーが普通に、流通というんでしょうか、使われておりますけれども、そのようないわゆるデジタル化に対して何がしか将来的に対策いいますか、市税の収納に関して考えておられるようなことはあるんですか、お尋ねをします。 ○藤岡 委員長  田邊市税収納室長。 ◎田邊 市税収納室長  キャッシュレスというものにつきましては、先ほど申し上げましたけれども、口座振替に加えましてスマホ決済、クレジット決済を導入しているということでございますが、報道にもございましたとおり、来年の4月から給料の入金先としてスマホ決済のアプリ口座を選択できるという、デジタル給料払いというものが解禁されるということは報道の内容からも承知しております。これによってキャッシュレス化が一層進むことが予測されまして、現金での決済の比率がまた低下するであろうということが考えられる思っております。  また、市税の収納におきましてもこれの影響が出る予想されますので、各種決済手段の推移などを注視しながら今後も納税環境の整備に努めていきたいというふうに考えておるところでございます。  以上でございます。 ○藤岡 委員長  冨川委員。 ◆冨川 委員  先ほども申しましたが、地道に、より一層お願いいたします。  時間もないんですけれども、ネーミングライツに関してなんですけれども、積極的にネーミングライツの獲得に向けて宝塚市として取組はされているのでしょうか。そのあたりのネーミングライツに対する考え方だけお尋ねします。 ○藤岡 委員長  藤田経営改革推進担当次長。 ◎藤田 経営改革推進担当次長  資料196でお渡しさせていただいております。  今現在、宝塚市の歩道橋におきまして3か所なんですけれども、そこでネーミングライツということで、住友不動産販売株式会社様のネーミングライツ料ということで年間52万8千円を歳入として計上できているという状況にございます。  そのほかの取組としましては、担当部のほうが会社を訪問しているところなんですけれども、コロナの関係とか、スポンサーの業績に影響が出ているというような状況もございますので、成果としては現れておりませんが、今後とも継続して取り組んでいきたい思っております。  以上です。 ○藤岡 委員長  終わりですね。延長されますか。                 (「いいです」の声あり)  いいですか。じゃ予定どおり5分で。  それでは、ほかに質疑はありませんか。  池田委員。 ◆池田 委員  それでは、冨川委員同じネーミングライツについてお伺いしたい思います。  決算書65ページ、決算資料は冨川委員が求められた196番をお借りします。  今、答弁ありましたけれども、ネーミングライツが始まって令和3年度は花屋敷グラウンドに関してはゼロになっています。  これ、数字だけのことをお話ししたいつもりでは全然ないです。頑張っているということは一定分かってはいるんですけれども、今回の事業検証においても、公園維持管理事業において新たな歳入確保を図るために企業を対象した公園のネーミングライツの導入を検討する必要があるなどという議論が出ています。実際、過去の経緯を踏まえた中で、こういう安易に歳入確保のためにという議論がなされていいのかな、どうなんだろうというところは少し疑問を感じています。  ちょっとお伺いしたいんですけれども、これ、ネーミングライツって歳入として一般財源ですよね。 ○藤岡 委員長  藤田経営改革推進担当次長。 ◎藤田 経営改革推進担当次長  一般財源に入るんですけれども、そこで入りました収入につきましては各部のマネジメント枠の歳入ということで、そのように使っております。  以上です。 ○藤岡 委員長  池田委員。 ◆池田 委員  今おっしゃったことも一定理解はしています。ただ、このネーミングライツってそもそも企業側がどういう形でこれを使うかというところを指定できたというふうに認識しています。  これ、今一般財源というところで入れているというふうにおっしゃいましたけれども、これ、見えないんですよ。何で特定財源としては扱えないのか教えてください。 ○藤岡 委員長  喜多財政課長。 ◎喜多 財政課長  特定財源か一般財源かにつきましては、総務省のほうの決算統計という書類があるんですけれども、そういった基準の中でここは一般財源になっているということです。  以上です。 ○藤岡 委員長  池田委員。 ◆池田 委員  これはもう私の私見ですけれども、今のやり方でやっている恐らくこの事業は伸びないんじゃないかな思っています。あくまでも企業さんは企業投資、市に対して投資することに対して企業メリットというのを求めている思うんですよね。その中で、担当課政策組織横断的な関係性がどうなのかというところもちょっと聞きたいんですけれども、今の答弁では少し私は理解できないんですけれども、特定財源したほうが恐らくこの事業は担当課も行きやすいんだろう思うし、今回の花屋敷グラウンドにおいても、これ、コロナ禍で恐らく事業資金がしんどいというところもある思うんですけれども、私としては企業メリットが見つからなかったんじゃないかというふうに推測しています。  当局としては、企業メリットというのをどう考えているのかというところ政策課各担当課の組織横断的な関係性について教えてください。 ○藤岡 委員長  藤田経営改革推進担当次長。 ◎藤田 経営改革推進担当次長  企業側のメリットということなんですけれども、多くの方の目に触れるところに対して広告できるというふうな、そういったメリットがある思います。あとは企業側が市の事業に参画しているという、そういったメリットもある思います。  ネーミングライツの市内での道路歩道橋についてなんですけれども、県道とか国道については交通量が多いというふうな状況がございます。県のほうでも市内で5つの箇所についてそういった事業を行っております。一方、市の歩道につきましては比較的交通量が少ないというふうなそういった状況がありまして、なかなか広告のところのメリットについては厳しい状況があるんですけれども、その辺は取り組んでまいりたい思っております。 ○藤岡 委員長  吉田経営改革推進担当部長。 ◎吉田 経営改革推進担当部長  もう一点、庁内での連携いいますか、そこをどうしているのかということだ思います。  このネーミングライツにつきましては、平成21年に基本方針というものをつくりまして、それ以降、実質は担当部がやっているということになりますけれども、やはり今、企業連携とか我々のほう、同じ企画経営部の中で進めておりますので、今後こういうのに興味を持っていただいて、それが企業の価値にもつながるような、そのようなことを一緒に考えていくということは当然必要か思いますので、連携しながら進めていきたいそのように考えております。  以上です。 ○藤岡 委員長  池田委員。 ◆池田 委員  今、部長がおっしゃっていただいたことも理解はしているんですけれども、去年もちょっと似たような御答弁をいただいた記憶しています。  やっぱりこれ、進展していかないこの事業自体が衰退していく思うんですよ。はいえ、新たな歳入確保としてネーミングライツというのを掲げているわけですね。さきの課長の答弁で、やっぱり企業メリットというところが市として明確に出せていない、描けていないというところがこの事業としての少しデメリットなのかな  昨年の事例を1つだけ挙げる1社、宝塚市に当時100万、企業版のふるさと納税をしたいという希望を持っている企業がありました。ここに対してネーミングライツを勧められて、当初は企業側は、決算が終わって新年度の予算を取ってやりたいというお話をされてた記憶しています。その中でネーミングライツという額の少ないところを取りに行かれて、結局それはできなかったんですよ。結果としてはそこで信頼関係が一定崩れてしまいました。本来今年度入るはずだった100万、それは仮定なので分からないですけれども、やっぱり一歩間違う関係性を潰してしまうというところは一定ある思います。そこを政策が、政策っていろんなものを背負っているので、これを政策が全部背負っては思わないんですけれども、組織横断的な関係性をしっかり築いてもらって、宝塚市関係性のある企業よりいい関係性を築いてもらいたいんですよ。  1件が100万が大きいか小さいか、これは市がどう取るかは分からないです。でも、1件の成功例をつくることによって広がりというのは必ずできていく思っています。そこはちょっと残念な事例だったかな思いますけれども、担当課も一生懸命取りたかったんだろうなは思いますけれども、そういう事例がありました。なので、ちょっとこういう形で聞いています。  結論として、私はもう一回言いますけれども、一般財源ではなく、これは特定財源として、ネーミングライツに投資された企業が自分たちの思いをしっかり形で見える。もちろん企業の宣伝というのもありますけれども、これ例えば公園維持管理事業でどうやって公園のところに企業の名前を見える形でやるのかというのもよく分からないんですよ、私には。新たな歳入確保ということは大事だ思うけれども、財源確保についてのネーミングライツをしっかり熟成していってもらいたいなという意見を添えて、終わります。 ○藤岡 委員長  予定どおり10分で。  それでは、ほかに質疑はありませんか。  北山委員。 ◆北山 委員  それでは、ちょっと公債費のところの部分も含めて少し幾つか質問したい思うんですけれども、資料の2ページ38でしたかね。  特に、資料の2で阪神間の決算の比較表が出ているんですけれども、財政運営をする場合に将来世代に負担をかけないような運用をしていくというのがすごく大事で、未来世代というんか、次の世代というんでしょうか、そこがすごく大事だな思って、現在の財政運営もしていくということになるんですけれども、今年も明細書を見る新庁舎・ひろば整備事業とか庁舎整備事業費で3億とか1億とかの起債が発行されておるんですけれども、今後、焼却炉の建て替えの分については別途債権、基金をつくっていくということで対応されているんですけれども、今後、これまでの議論にもあったように病院の建て替えがどうしても要るということで、相当多額の二百何ぼの億を超える事業費が要るとかいう話もありますし、私のほうからも、西山小学校が62年ですから、あと3年たったら建て替えせないかんその後3校、中学校が建て替えせなあかんその後、良元小学校になりますから、この3年から5年の間に5校の建て替えをせざるを得んということになっています。  中山五月台小学校が閉校になって校舎が残っているんですけれども、これ、解体をする資金がない何でや言うたら、予算措置がなかなか市単ではつきにくい国のほうからも補助がないんで、起債がつくかなこういう話で、結局起債を当てにしてする事業がめじろ押しに並んでいるんですけどね。  いろいろ指摘して、クリーンセンターのほうはこれをどの程度必要するかというのはほぼ見えてきたんで、そのための資金を立てていくということでしっかり対応できるんかどうか、これも長期になりますからこのこともありますけれども、そういう面で見たら、かねてから言っているんですが、市債が2億よりないこの市債の2億はかつての貸付金に対する対応策で積まれていて、それ以外、全然これ宝塚は積んできてないんですよね。これを見ましたら、宝塚は阪神間で一番低くて、伊丹市なんかは114億ですから25分の1ぐらい、もっと低くなりますかね。もっとになるんですか。大変低いんですけれども、その辺どう考えているのかないうのを、それで一時期はアドバイザーの方が入って、行革の最初のときには10年間で100億市債を積まないかん10億ずつ積んでいくんやいうて発表されたんですが、突然何もなくなって、全くそのことはなくなったんですかね。なくなった原因は次の総括でも聞こうかな思っていますけれども、その辺、どう考えてはりますか。 ○藤岡 委員長  古家財務担当部長。 ◎古家 財務担当部長  確かに、お配りしています資料の2、それを見ていただきます市債管理基金については他市に比べて残額が非常に少ないというような状況になっております。  一方で、今年3月の財政見通しでは公債費は今後大幅に増加していくというようなことで、令和4年度、これは普通会計ベースですけれども65億円公債費、これが10年後の令和13年度には81億円ということで、16億円ほど増えるというようなことで公債費は増えていく見込んでいますけれども、ただ、これについては、先ほど委員おっしゃったとおり、新ごみ処理施設の建設に伴う起債償還が増加の大きな理由になっております。これに備えるために新ごみ処理施設の基金については積立てを行ってきているところでして、今後の公債費、新ごみ処理施設の分を除くほぼ横ばいというふうに見込んでおります。  したがいまして、市債管理基金を今後急に積み立てていく必要があるかという、そういう見通しではないんですけれども、ただ、2.5億という額ですので、今後の公債費の見通しの変化とか、それから今後、市の財政の全体の状況を見ながら、将来に備えての積立ては検討していきたい思っております。  ただ、今の時点で基金の積立てについて優先度を考えた場合に、委員おっしゃっているとおり、優先度が高いのは施設の老朽化とかへの備えやというふうに思っております。それについては、やはり公共施設等整備保全基金、こちらのほうに積んでいきたいというふうに思っております。これについては今後、維持更新についてさらに経費は一定見込んでおるんですけれども、今後もさらに増えていくというようなことも予想しておりますので、まずはこの基金への積立てを検討しているところなっております。  今後も、財政見通しとかを踏まえながら、計画的に基金の管理については適切に努めてまいりたい思っております。  以上です。 ○藤岡 委員長  北山委員。 ◆北山 委員  今後、公債費が大きく増えるしかしそれはごみ焼却炉の建て替えが大きな原因で、あとはそんなに増えへんということですよね、今の見込みは。ということは、市民病院の建て替えはしない。学校の建て替えもしない。これ、学校は大規模修繕工事もどんどん起こってきますからね。そういったことは逆に言えば、もう一回言いますけれども、結局、公債費が増えないというのは、今後病院の建て替えはもうしないでいく学校の建て替えもしないでいくなおかつ公共施設の建て替えとか老朽化対策もどんどん出てきます。これ、各議員の方がいろいろ指摘されていますけれども、そういったことで当然増えてくるんですけれども、そういう見込みがないということですか。  今は確かに計画はきちっとは決まっていませんけれども、将来を見通して、我々市政に関わっている者みんなは、当然こんなん必要だろうというふうに誰でも予測していますし、議会の中でも何回もいろんな指摘が出ていますよね。今は計画はないけれども、最初に言ったように我々は将来世代にツケを送ったらいかんツケというのは今見えへんわけですよね。老朽化でも議論しましたけれども、老朽化でもなかなか見えない。そやけど実はもう内在して、どんどん傷んできておるわけですよね。それは明らかなわけですよね。  市民病院も37年たって、もう誰もがこれ、どうなるんかなとか不安に思っているわけでしょう。そやけど、そうすると財政担当者としては、いやもうそんなものは今決まってないから、予算には、将来には見込んでないこういうふうに聞こえるんですけれども、どうですか。 ○藤岡 委員長  古家財務担当部長。 ◎古家 財務担当部長  いえ、委員がおっしゃっている将来のツケを残さないというのはおっしゃるとおりだというふうに思っております。それで、基金の積立てはしっかりしていきたいというふうに認識しております。  ただ、病院の件もありますので、それへの蓄えということで、そのために基金の積立てということは大事だというふうに認識しております。それも計画はしておるところです。  ただ、市債管理基金に積むのか公共施設等整備保全基金に積むのか、公共施設等整備保全基金に積みましても償還のほうには充てられますので、そういった形で公共施設整備等保全基金のほうに積立てを考えておるというふうなことで、将来への備えはそこの部分で対応していきたいというふうに考えております。  以上です。 ○藤岡 委員長  北山委員。 ◆北山 委員  隣の伊丹市は、事前にヒアリングのときに、今の古家さんのポストに国から来ているわけですよね。国の財政に対する考え方、地方自治体の財政運営に関する考え方を非常にいち早くキャッチして、事前にきちっと対応してきているわけですよね。  それは、地方自治体が市政の運営に対していろんな考え方を持つことは私は構へんし、国に対して意見を言うことも全然問題ないんですけれども、こういった財政運営をどうするかという問題は、やっぱりもう少し国の動向を、国は、財調はため過ぎているところは裕福だ財政運営が裕福になってきているこういうふうにもう公言しているわけでしょう。そこが増やされるわけですよ。私は、もう少しそこら辺のところを考えないこんなことをしていたら、あと何年かたったら大変なことになりますよ。そこを私は、本当に市政のことを考えるんだったら、他市で具体的な例がお隣であるわけですから、もう少しそこを参考にせないかんし、やっぱり国の動向もしっかり見極めて対応しない国はもう本当にそっぽを向かれてしまっているんですよ、今。そこを心配しています。  以上です。 ○藤岡 委員長  それでは、10分です。  ほかに質疑はありませんか。  田中大志朗委員。 ◆田中大志朗 委員  資料はないようなんですけれども、歳入について質問させていただきます。  令和3年度中において、一般会計の中でコロナ感染症対応として国や県から受けた臨時交付金というのはどのぐらいの額になるんでしょうか。 ○藤岡 委員長  河本政策推進担当課長。 ◎河本 政策推進担当課長  資料のナンバー46、47でお出しはしておりますが、令和3年度に交付を受けた新型コロナウイルスの臨時交付金の総額は7億1,084万8千円なっております。  以上です。 ○藤岡 委員長  田中大志朗委員。 ◆田中大志朗 委員  あと、ワクチン接種のための交付金とか、そんなものはなかったですかね。 ○藤岡 委員長  喜多財政課長。 ◎喜多 財政課長  ワクチン接種に関しましては、おおよそ大体19億ほどが決算の規模してあったというふうに認識しております。  以上です。 ○藤岡 委員長  田中大志朗委員。 ◆田中大志朗 委員  先ほど御説明のあったコロナ感染症対応地方創生交付金ですね。これはコロナでダメージを受けた地方経済を活性化するものであるというふうに理解しているんですけれども、宝塚はそれで経済が活性したという実感はおありでしょうか。  私は、アベノミクス同じで、お金を使うだけは使った、もらう人はもらったけれども、経済的な効果というのは誰も実感していないというのが実態ではないかな思うんですけれども、その辺いかがでしょうか。 ○藤岡 委員長  河本政策推進担当課長。 ◎河本 政策推進担当課長  令和3年度の臨時交付金につきましては、いわゆる医療とかに加えて事業者支援分という分が国の交付金で創設されております。その中で、今私どもとしましても市内店舗へのキャッシュレスポイントの還元事業であるとか、あと事業者の改装促進の補助金だったりいうところを行ってまいりました。なかなかそのあたり、数値で成果を表すということが難しい事業も多くはあるんですけれども、例えば今申し上げましたキャッシュレスポイントの還元事業です還元率20%のプレミアムポイントを2億円付与したというところになりますので、事業効果としては、消費喚起としては10億円の消費喚起につながったというふうに考えております。  ほかの事業に関しましても、数値でなかなか表しにくいところはありますが、一定の効果はあったのではないか考えております。  以上です。
    ○藤岡 委員長  田中大志朗委員。 ◆田中大志朗 委員  次の質問に移ります。  北山委員も先ほど質問された資料ナンバーの2なんですけれども、これを見て宝塚市伊丹市を比較します宝塚市のほうは伊丹市より基準財政需要、基準財政収入、標準財政規模、全て宝塚のほうが上回っているのに歳入総額が少ないのはなぜか、ちょっと難しい問題や思うんで、分かりやすく御説明いただけたらありがたいんですけど。 ○藤岡 委員長  喜多財政課長。 ◎喜多 財政課長  御指摘いただいています基準財政需要額、それ基準財政収入額につきましては、国が普通交付税の配分の根拠として用いられているものでございまして、普通交付税及び臨時財政対策債以外に令和3年度決算においての数字として直接連動するものではございません。また、標準財政規模につきましても、普通交付税などから算出される指標でございまして、直接的に実決算額連動するものではございません。  また、普通交付税につきましては、先ほどもありましたけれども、おおむね基準財政需要額基準財政収入額の差で計算されます。  よって、それぞれの規模ではなくて差で計算することなりまして、資料2のほうで計算します本市においては需要額350.7億引く収入額290.3億しまして、計算します大体60.4億になります。これが普通交付税の額約61.4億円ほぼニアリーなります。  伊丹市のほうにつきましては、これ計算します大体76.1億円なりまして、本市のほうが市税収入等が多いことから、配分される普通交付税額の規模としては少ないということなっております。  次に、基準財政需要額などの交付税の話は別に、本市のほうが伊丹市より歳入総額が少ない理由について説明します。  両市の歳入内訳を見ます地方債の発行について、伊丹市さんのほうが110億余なっております。本市が62億余ここに48億の差が生じてございます。このことが歳入総額に差が生じている一番の理由だ考えております。  地方債が増加した理由につきまして、伊丹市さんの決算の資料によります新庁舎整備事業や文化施設等整備事業、認定こども園整備事業の増加により、前年度より約25億4千万円増加したのことでございます。  なお、自治体の決算におきましては基金のとりくずしも歳入予算の規模を押し上げる要因なってございます。伊丹市の決算の資料を見ます財政調整基金のとりくずしをしているように見られますが、本市につきましては2年連続財政調整基金りくずしをせずに決算を終えていることからも、伊丹市の規模が多い理由の一つだ考えております。  以上です。 ○藤岡 委員長  田中大志朗委員。 ◆田中大志朗 委員  大体感じはつかめたんですけれども、一つは、伊丹のほうが基準財政需要基準財政収入のギャップが大きいんで地方交付税が大きかったということですね。それからもう一つは市債の発行が大きかったそれから基金のとりくずしが大きかったこの3点ですね。  ありがとうございます。終わります。 ○藤岡 委員長  よろしいですか。  田中大志朗委員。 ◆田中大志朗 委員  はい。 ○藤岡 委員長  それでは、ほかに質疑はありませんか。                   (発言する声なし)  それでは、一般会計の歳入についてはこの程度します。  以上をもって、一般会計歳入歳出決算の質疑はこの程度します。  しばらく休憩をします。再開は予定どおり13時5分で。                 休憩 午前11時58分               ──────────────                 再開 午後 1時05分 ○藤岡 委員長  それでは、休憩を解いて委員会を再開します。  次に、各特別会計の決算認定について審査を行います。  特別会計の決算に対する監査委員の決算審査意見書について説明を求めます。  徳田代表監査委員。 ◎徳田 代表監査委員  それでは、令和3年度一般会計及び特別会計決算意見書のうち、特別会計決算につきまして主な内容を御説明申し上げます。  まず、89ページのセ、後期高齢者医療事業における組織体制についてです。  本市の後期高齢者医療保険被保険者数の今後の見通しについて所管課に確認したところ、令和7年度にはいわゆる団塊の世代が後期高齢者医療制度の被保険者なり、令和4年度から毎年3千人を上回る被保険者数の増加を見込んでいる旨の説明を受けました。  被保険者数の増加に伴う業務への影響については、日常業務の大部分を占める資格取得喪失事務や高額療養費等の申請事務が現状の約3倍に膨れ上がるもの見込んでいる旨の説明を受けました。  また、令和4年10月1日からの窓口負担割合の見直し、2割負担の新設に伴い、問合せ業務が多く発生することも予想されています。  後期高齢者医療制度を取り巻く環境が急速に変化していく状況下において、業務に支障を来すことなく市民サービスを提供できるよう、早急に組織体制の強化に努めていただくよう意見を付しております。  次に、89ページのソ、市営霊園チラシ西宮市域宅配業務委託についてです。  本市では、尼崎、西宮、伊丹市の3市において効率的に市営霊園の貸出募集を告知し、申込みにつなげるため、業務委託により各市域の一部地域に市営霊園チラシを各戸ポスティングしています。このうち、西宮市域における業務委託契約において業務不履行事案が発覚しました。事案の経緯につきましては、阪急電鉄株式会社からコインロッカーに市営霊園チラシが大量に保管されたまま期限を過ぎても引取りがない市に連絡があり、委託業者が引取りを行った。このときは既に委託業者から全数配布完了の報告を受け、委託期間が終了した後だったことから、委託業者に事案の詳細を確認し、報告するよう求めました。その結果、西宮市南部地域に配布する予定であった1万800部のうち5,800部が配布されていないことが発覚したことから、市委託業者の双方で覚書を締結し、配布した実績分のみ支払うことしたのことでありました。  この議案について、業務不履行による委託業者に対する指名停止等の措置については、当該委託業者は本市への入札参加申請はしていないため、指名停止等の措置はしなかったのことでありました。しかしながら、入札参加資格名簿への登録がないという理由だけをもって、業務不履行なった業者に対し何らペナルティーを科す措置が行われないのは公平性を欠くものであり、業者登録の有無にかかわらず、業務不履行なった業者に対しては、宝塚市入札等参加指名停止基準に沿って同様の効力を発生させるよう、市として取り扱う必要がある考えます。契約所管課は、業務不履行なった業者に対する措置の公平性が確保できるよう、取扱いについて検討していただくよう意見を付しております。  また、一部業務不履行による市への不利益への対価等を求めなかった理由については、チラシを配布されなかったことにより、市が得るものしていた成果を立証することができないため、市に不利益はなかったのことでありました。しかしながら、本来配布する予定していた、印刷した5,800枚が配布されなかったことは、少なくとも市にとって損害である考えます。この点について、所管課は関係部署協議を行った上で判断したのことでしたが、専門的な見地から、顧問弁護士等に手続の適正性等について確認する必要があったのではないか考えます。今後、同様の事案が発生した場合には、公平で適正な対応に努めていただくよう意見を付しております。  以上が特別会計に係る意見でございます。 ○藤岡 委員長  では、決算審査意見書の説明は終わりました。  それでは、議案第113号、令和3年度宝塚市特別会計国民健康保険事業費歳入歳出決算認定についてから議案第126号、令和3年度宝塚市特別会計宝塚市営霊園事業費歳入歳出決算認定についてまで、以上14件の審査を一括して行います。  説明を求めます。  平井会計管理者。 ◎平井 会計管理者  それでは、一括して説明申し上げます。  事項別明細書の316ページから御覧ください。  国民健康保険事業費の歳入合計は238億9,356万73円なっております。  続きまして、332ページを御覧ください。  歳出合計は230億6,864万7,209円なっております。収支差引額は8億2,491万2,864円なります。  以上が国民健康保険事業費でございます。  続きまして、340ページを御覧ください。  国民健康保険診療施設費の歳入合計は1億1,143万8,968円なっております。  344ページを御覧ください。  歳出合計も1億1,143万8,968円なっております。収支差引額はゼロ円なっております。  以上が国民健康保険診療施設費でございます。  続きまして、356ページを御覧ください。  介護保険事業費の歳入合計は224億7,329万8,869円なっております。  372ページを御覧ください。  歳出合計は221億937万7,540円なっております。収支差引額は3億6,392万1,329円なっております。  以上が介護保険事業費でございます。  続きまして、380ページを御覧ください。  後期高齢者医療事業費の歳入合計は46億3,190万669円なっております。  386ページを御覧ください。  歳出合計は44億8,280万4,965円なっております。収支差引額は1億4,909万5,704円なっております。  以上が後期高齢者医療事業費でございます。  続きまして、390ページ、平井財産区から444ページ、鹿塩・東蔵人財産区までの9会計全体の歳入合計は1億3,395万5,170円なっております。歳出合計は8,647万2,246円なっております。収支差引額は4,748万2,924円なっております。  以上が財産区でございます。  続きまして、450ページを御覧ください。  宝塚市営霊園事業費の歳入合計は1億8,006万9,587円なっております。  454ページを御覧ください。  歳出合計も1億8,006万9,587円なっております。収支差引額はゼロ円なっております。  以上が宝塚市営霊園事業費でございます。  以上、特別会計を一括して御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○藤岡 委員長  説明は終わりました。  質疑はありませんか。  なき委員。 ◆なき 委員  そしたら、明細書の455ページ、市営霊園事業についてですけれども、監査委員のほうからありましたように、監査委員の意見書でいう90ページ、資料では201ですかね、が出されています。西宮市域へのチラシ配布ということなんですが、この配られなかった5,800枚のチラシというのは結局どうなったんでしょうか。  それと、チラシの作成、デザインであったり印刷であったり作成にかかった費用がある思うんですが、それは幾らぐらいなんでしょうか。 ○藤岡 委員長  古南環境室長。 ◎古南 環境室長  配られなかったチラシが5,800枚あるんですけれども、それにつきましては、ちょうど印刷したときの予備を10月の後半から市の広報板に掲示しておりまして、それで12月から翌年4月まで計5回、1,200枚、ちょうど説明会の案内が見えないような、一般的なPRのみが見えるような形にしまして掲示しました。  あとは、12月に自治会30か所に100枚ずつ3千枚まきまして、合計4,200枚のほうにつきましては活用を図ったという次第です。  あとは、印刷代につきましては、この秋には伊丹、尼崎、西宮の3市分6万4千枚、27万8,080円のほう、印刷代はかかっております。  以上です。 ○藤岡 委員長  なき委員。 ◆なき 委員  そしたら、この監査委員の指摘もそうなんですけれども、基本的には大きく論点いいますか、分けて、市の損害がどの程度あるのかという話この不履行に対してのペナルティーというのがどうなのかという、その2点が大きな争点かな思うんですが、今、市の損害ということでお聞きしたいんですけれども、5,800枚残ったうちの4,200枚は使用したという説明でした。であれば、1,600枚は無駄になった、逆に言えばそういうことになる思います。同時に、配布だけでなくてチラシの作成費用ですよね。というのも無駄になった部分があるということや思います。  また、市の広報板に掲示したであるとか自治会等ですか、で通じて配布したであるとか、そういった作業に係る事務費、事務手間ですよね。そういった費用についても余分にかかった費用ということになる思います。であれば、その辺を積算すれば、明確な損害というのは積み上げられて、費用として出されるんじゃないかな思います。それについてどう思われるのか、どうですか。 ○藤岡 委員長  立花環境部長。 ◎立花 環境部長  まず、印刷で残った部分につきましては、この事案が発生したときに我々も非常に憤りを感じたんですけれども、この事案が発生したときに、その他余った、そうした返還があったチラシについて基本的には全部使い切ろうというような考えを持っておりました。その中で、結果的に最終的に余ってきたものが出てきたというところで、その当時でこれだけ余るというような前提で話はできなかったというところでございます。  それとあと、配る人件費につきましては、これは人件費の計算というのが、私も昔そういった損害の事案で経験したことがあるんですけれども、時間内に代替的にした仕事についても積算できるんじゃないかというふうに私も感じるんですけれども、結果的に予備に使った、例えば具体的にそれを配るために残業したとか、そういったときに具体的な損害の算定に加えられるよということで、以前そういった損害の算定に関与したときに法律家から確認したことがございます。そういったところからします損害の立証の部分としては、我々としてはちょっと難しかったんじゃないかなというふうに思っております。  以上です。 ○藤岡 委員長  なき委員。 ◆なき 委員  それもう一つなんですけれども、チラシを配布したときの効果ですよね。についてなんですが、例えば10万円かけてチラシ配布しました、そしたらその効果は金額として分からないんで、支出した10万円分が効果なのかなというふうに、イコールかなというふうに通常考えられるんですけれども、であれば、これ当初の設計金額って明らかにできるのかどうかちょっと分からないんですけれども、当初の設計金額というのは実際の契約額より高い思うんですけれども、その設計金額を見込んで、それ同額の見返りがあるというふうに見込んで設計したんであれば、その設計金額が効果として返ってこなかった部分じゃないんかな思うんです。  だから、支払った額で考える結局活用したから損害額としては計算できひんという話になるんですけれども、当初設計した段階で効果を見込んでいた額からする若干の差額が出てくるか思うんですけれども、意味分かりますかね。  例えば、設計金額10万円で、10万円のチラシを配布したら見返りとして10万円分の効果があったんだろうという想定や思います。で、実際に入札の結果が8万円になりました。なら当然、それ全部配ってたら8万円の見返りなんですけれども、実際には全部配れていないんで5万円分の見返りしかなかった支出も5万円やったという話なんですけれども、本来、効果として見込んでいたのは10万円じゃないんですかという話なんですよ。そしたら、その差が損害なんじゃないですかという話なんですけれども、そういう考え方ってできないですか。 ○藤岡 委員長  立花環境部長。 ◎立花 環境部長  すみません、こういった広告については、我々のしている仕事というのはできるだけ墓所を借りていただくということで、実際やっぱり効果としては、墓所の貸出しにどれだけ効果があったというのが一番立証というところかな思うんですけれども、広告に関しては、このチラシだけではなくて、市広報誌やあるいは新聞の広告や、その他広告の手段をできるだけ広くやっております。このチラシの配布による貸出しへの影響という部分が、やっぱり立証として非常に難しかったというところがございます。  そういった点で、我々ももうじくじたる思いなんですけれども、一応覚書を締結した上で必要な措置を取ったというところでございます。  以上です。
    ○藤岡 委員長  なき委員。 ◆なき 委員  そもそもその広報活動なんですけれども、広報費以上の見返りがなければそもそも広報をするのは無駄になってしまう思うんで、広報費をかけた以上の見返りがあるからやるんですよね。ということは、広報費をかけた部分の見返りを金額にすれば、それができてないすれば、それ以上の損害が出ているという話になるんじゃないんですか。全体として考えればそういうふうな理解になるかな思うんです。  ちょっと時間がないんで、その辺がちょっと疑問に感じた点、あとペナルティーに関してですけれども、入札参加の申請がないから指名停止がない、これ監査委員さんも指摘されていますけれども、であればこれ、何の問題もなく入札に参加できてしまうという話なんですかね。それはやはりいかがなものか思うんですが、監査委員も指摘されているんで、これはどうされるんですか。 ○藤岡 委員長  中西契約課長。 ◎中西 契約課長  本市では、入札には業者登録を求めますけれども、随意契約です学校給食での献立を買うとかそういうふうなことも全部含まれてきますので、そういったものには業者登録は求めないというふうにしております。 ○藤岡 委員長  なき委員。 ◆なき 委員  随意契約は問題なく参加できるというお話なんですかね。                 (「はい」の声あり)  それであれば本当にもう何もなかったの同じような扱いになってしまうんで、そこはやはり問題があるかな思います。  例えば入札で何か指名停止というふうなことになった場合、それって公表されていますよね。どういう理由で何か月間指名停止ですというのが公表される思うんですが、それ自体が、その公表されること自体が一定、その業者にとってはペナルティーになるということもあるんで、何らかの形で公表するということも一つの手法としては大事なのかな思います。  もう時間ないんで、意見としてとどめておきます。  以上です。 ○藤岡 委員長  じゃ、10分なります。  ほかに質疑ありませんか。  冨川委員。 ◆冨川 委員  特会、国保霊園についてお尋ねします。  まず、国保ですけれども、令和3年度実質収支は8.2億円の黒字ということですけれども、コロナ禍の影響で受診控えがあったのかな想像するところでもあります。  それで、一方で霊園事業のほうは収支均衡なんですけれども、基金のほうから6,200万円余の繰入れがあって収支均衡ということで、実質的にはその分、6,200万円の赤字かなそのように読み取っております。  それで、両特会とも基金の残がありまして、実質的には毎年収支は赤字傾向かな私は感じ取っておりましたけれども、両特会の今後のまず展望、国保並びに霊園事業、そして基金残が現在、国保のほうは約11億、そして霊園のほうは約4億7千万あるわけですけれども、それを取り崩しながら何らかの格好で当面進んでいくんだ思うんですけれども、その基金残の今後の関係について、両特会についてまとめてお尋ねをいたします。 ○藤岡 委員長  立花環境部長。 ◎立花 環境部長  我々の霊園特会の長尾山霊園をすみれ墓苑一体化した、それで霊園の特会として運営しているんですけれども、そのときの変更した事業計画によります我々そのときに、あと二十数億円の借入金を返還していくというところで計画を練ったわけですけれども、その中で年間8千万円ぐらいの予定で返還していくという予定をしておりました。  それで、そのときに基金が一応56億円ぐらいございまして、それをできるだけ使用料をたくさん頂いた上で、できるだけ減らしていこうというふうに考えておりました。その上で、基金がある程度なくなってきた段階で、予定としては令和6年度ぐらいから、一般会計のほうから年間8千万程度の繰入れをしていただきながら、今後は全体として返還していくというような計画をしておりました。  我々、令和3年度までの取組として、一応令和6年度から繰入れを予定していたところを2年間ぐらい遅らせるというようなことができるようになりました。できるだけ今後、樹木葬というところも、これも一部投資はしますけれども、できるだけそういったところで霊園の魅力を向上させる中で、今、令和8年ぐらいからまた繰り入れるという予定になっておりますけれども、それをできるだけ遅く、我々自力で返還できていけるような形で延ばしていきたいなというふうに思っております。  今年度に全体の事業計画資金計画をもう一度見直します。その中で、今申し上げたアウトラインですけれども、織り込んでいきながら、より適切な資金管理あるいは返還計画にしていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○藤岡 委員長  廣嶋市民生活室長。 ◎廣嶋 市民生活室長  国民健康保険の決算につきましては、確かに8億2千万ほどの歳入超過というふうになっております。  ただし、これに関しましては、これまでの繰入金であるとか基金のとりくずし、基金の残高、それから県への返還金等いろいろございまして、やはり基金の残高で申し上げます2年度の決算残高としましては10億9,800万円、それから3年度の決算見込みとしては10億2千万円ということで、単年でいきます7,800万円ほど赤字というような状況になって、単年でいきますそういうような状況になっております。  医療費に関しまして、昨年度はコロナ禍の状況で診療控えがございましたけれども、3年度につきましては大分それも増えてきておりまして、医療費のほうも回復しております。あと、それ国民健康保険自身の被保険者も高齢化しまして、減少もしていくような状況もございます。これからの県の納付金の状況も、まだ先もちょっと不透明でございますので、そういった状況も分かりませんけれども、今後の状況も見ながら検討していきたい思っております。  以上でございます。 ○藤岡 委員長  立花環境部長。 ◎立花 環境部長  すみません、先ほどの答弁を一部修正させていただきます。  当初の基金の残高が56億言ってしまった思います。これは6億6千万の間違いです。  以上です。               (「もうできませんね」の声あり) ○藤岡 委員長  はい、もう終わります。では、5分で終わりました。  それでは、ほかに質疑はありませんか。  村松委員。 ◆村松 委員  失礼します。  私も、なき委員同じで、市営霊園のチラシ配布のことについて質問します。  事項別明細書が455ページ、資料が201で、監査の報告書89ページからです。  宅配の委託料を支払って配布していたはずのチラシが大量にロッカーから発見されたということについて、監査の報告書を見て大変驚いているというのが率直な感想です。  今回の委託の事案に対して、私は記憶にないんですけれども、その問題が発生してから議会への報告というのは行われましたか。 ○藤岡 委員長  古南環境室長。 ◎古南 環境室長  議会への報告は行っておりません。 ○藤岡 委員長  村松委員。 ◆村松 委員  今回の件について、市の顧問弁護士の先生に相談等は行わなかったんでしょうか。 ○藤岡 委員長  古南環境室長。 ◎古南 環境室長  庁内での相談はしましたけれども、そのときに弁護士には相談はしておりません。  以上です。 ○藤岡 委員長  村松委員。 ◆村松 委員  そもそも今回の業者さんが選ばれた経緯なんですけれども、どのように選ばれたのか、見積り合わせでしょうか。 ○藤岡 委員長  古南環境室長。 ◎古南 環境室長  3者の見積り合わせです。  以上です。 ○藤岡 委員長  村松委員。 ◆村松 委員  明らかな契約不履行であるにもかかわらず、その委託料を支払った理由を教えてください。 ○藤岡 委員長  立花環境部長。 ◎立花 環境部長  先ほども繰り返しになるんですけれども、我々考えたのは、当然財産上の損害というものが立証できる場合であればその分を逆に請求して、支払う金額相殺あるいは損害賠償だけを頂くというふうなのも考えましたが、やはり財産上の損害の立証という部分ができなかったので、我々としてはもう残念ながらいいますか、もう憤りを感じているんですけれども、やむなく覚書によって配布量に応じた支払いということで、最終的には決着がついたというところでございます。  以上です。 ○藤岡 委員長  村松委員。 ◆村松 委員  最初に全て配布したという完了届がなされた後で、実際はロッカーから発見されて、その分配布されなかったとして処理をされていますよね。それ以外の配布した言っているチラシも本当に配布されたのか、例えば任意の地域をピックアップしてチラシの配布があったか確認するなど、検証するという考えには至らなかったんでしょうか。 ○藤岡 委員長  立花環境部長。 ◎立花 環境部長  今回は他市の西宮を中心した地域での配布ということでしたので、我々しても一定、ある程度は確認できたんですけれども、最終的に細かい詳細までは十分な確認はできなかったということでございます。  我々、今回のことを受けまして、やはりこういったチラシの配布というのは実は業者自体も少なくて、なかなか登録業者にもないというような状況もございますので、我々しましても、こういったチラシによる広告というのがある程度詳細にその効果というのを、先ほど指摘もあったんですけれども、一度見直しまして、今年度はこの事務による広告はもうしないということにしておりまして、今後は、より適切な効果のある広告というところでやっていきたいなというふうに思っております。  以上です。 ○藤岡 委員長  村松委員。 ◆村松 委員  池田委員の時間をもらって、5分延長していいですか。 ○藤岡 委員長  はい。  村松委員。 ◆村松 委員  言ったら、このようなその事後対応になったことについて市長にどのタイミングでどのように報告したのかということ弁護士でもある市長からどのようなアドバイスがあったのか、教えてください。 ○藤岡 委員長  古南環境室長。 ◎古南 環境室長  市長のほうに報告はしておりません。  今年度におきまして、監査からの指摘もありましたが、弁護士のほうに相談のほうはした次第です。  以上です。 ○藤岡 委員長  村松委員。 ◆村松 委員  報告していないんですね。ちょっとびっくりしたんですけれども、配布の有無による損益が立証できないということなんですけれども、損じゃなくて益の部分、つまり配布したことでのプラスの効果も立証できないというのであれば、このチラシを配布する事業自体に意味がなかった言っているのも同義ではないですか。 ○藤岡 委員長  立花環境部長。 ◎立花 環境部長  この広告自体の性質からする直接益があるという部分につきましては、やっぱり貸出数が増えたというところにつながるのかなというふうに思っております。そういったところで、その広告自体が直接そこにつながるかどうかというところが我々してなかなか立証できない、我々だけじゃないんですけれども、立証しづらかったというところでございます。  以上です。 ○藤岡 委員長  村松委員。 ◆村松 委員  例えばなんですけれども、事業の広報ということで言えば、西宮市の広報誌などに広告を掲載することも手段の一つかな考えられるんですけれども、全戸配布される市の広報誌市内の一部の地区に限定されて配布してもしなくても損益が立証できないチラシ配布で、そのどちらが費用対効果として高いのか、今年度はその配布を行わないということなんですけれども、今後比較検討すべきじゃないですか。 ○藤岡 委員長  立花環境部長。 ◎立花 環境部長  他市の広報誌の広告についてはもう既に実施しております。その上で、今御指摘いただいたように、やはり広告による効果というのも、実際にお借りいただいた方の事後アンケート等で何で一番お知りになりましたかというのを我々取っておりまして、そういったもので効果の検証を実施した結果、今回はこういったチラシによる広告はやめましょうというところにしております。  その上で、ほかの媒体による広告もしておりますので、その効果をまた十分に検証する上で、効果のあるほうにちょっと振っていこうかなというふうに思っております。  以上です。 ○藤岡 委員長  村松委員。 ◆村松 委員  市民の税金がだまし取られた言っても過言ではない案件かなこれは思うんですけれども、最初は業者名もどこにも出ていないので、その点も驚いたんですけれども、追加資料を請求して業者名が記載されていて、それは、ああそうなんだ思ったんですけれども、登録業者ではないから指名停止等のペナルティーを科せられなかったということなんですけれども、やっぱりおとがめなしというのは市民の理解も得られないんじゃないかな思うんですけれども、これ、仮に指定業者だったらどのようなペナルティーになるんでしょうか。 ○藤岡 委員長  中西契約課長。 ◎中西 契約課長  やはり業務不履行、契約違反というふうなことになってくるのではないかな思いますけれども、契約が終わっているというふうなことで、ちょっとその辺、難しいところではあったか思います。  ただ、今回、2年前に民法が改正されておりまして、そこで履行の追完というふうな概念が取り入れられております。そういうふうなことで、契約後であっても、例えば家を建てたときに1年間保証があるということで、瑕疵担保昔は言っておったんですけれども、そういったことで、後で何かそういったものの不具合が出てきたそういうふうなことについて見てもらうというふうなことが履行の追完というふうなこと、追いかけて完成するというふうなことなんですけれども、そういうふうなことができるというふうなことで契約書上はうたっております。  以上です。 ○藤岡 委員長  村松委員。 ◆村松 委員  例えば、登録業者だったら一定期間指名停止になったりとか、何かそういうのが事案によっては考えられる思うんですけれども、去年かおととしか、何か神戸市とかのほうで選挙公報が配布漏れになって、その地域の人たちが投票無効になるかもみたいな、結構大きいニュースもあった思いますし、もし委託された内容が個人情報に関わるものだったら本当に取り返しがつかない事案だったんじゃないかなというふうに思うんですけれども、例えば登録業者が指名停止になるの同じ期間、どのぐらいの期間になるのか私、知らないんですけれども、見積り合わせからその期間を除外するなど、今後、再発防止のための対応とかペナルティーとかを検討できませんか。 ○藤岡 委員長  横山行政管理室長。 ◎横山 行政管理室長  申し訳ございません。今回の件につきましては、不正な行為、正当な理由なく契約を履行しなかったときなどにつきましては、登録がない業者につきましても地方自治法施行令に規定する条項に該当する場合には、市の入札等参加指名停止基準に準じた取扱いということで、3年以内の期間はペナルティーを科すことができるということになっておりますので、そういった形でまた今後、個別に判断はなるは思いますけれども、検討していきたいというふうに思っております。  今回の件につきましては、一定ただいまも答弁させていただきましたとおり、ちょっとペナルティーを科すのは難しいかなというふうに考えております。  以上です。 ○藤岡 委員長  以上ですね。10分です。  ほかに質疑はありませんか。
     たぶち委員。 ◆たぶち 委員  国民健康保険事業についてお聞きします。  資料ナンバー27なんですけれども、この中で所得なしというのが出ていて、平成29年から所得のない方が、収入がなければ滞納が増えるというのは払えないという状況もありますし、ちょっと理解し難いんですけれども、金額でいえば結構大きい金額にもなっています。これの納付状態という形はどのように取られていますか。 ○藤岡 委員長  森田国民健康保険課長。 ◎森田 国民健康保険課長  こちら、所得別に納付状況という形では特に調査をしていないんで、今の御質問にちょっとお答えしかねる部分もあるんですが、ただ、所得なしこちらには上がっていますけれども、これは所得という意味であって、収入なしという意味ではございませんので。  ただ、明らかに低所得の方、収入も少ないということは見受けられる思いますけれども、今、委員が御質問されたような収入ごとの納付状況というのは、今の段階ではお答えできません。申し訳ございません。 ○藤岡 委員長  たぶち委員。 ◆たぶち 委員  そしたら、この数字はどのように出てきたんですか。 ○藤岡 委員長  森田国民健康保険課長。 ◎森田 国民健康保険課長  滞納額という意味では当然仕分しておりますので出ておりますけれども、今、収入状況というのは率という意味だ解釈しましたので、率という形では今手元に資料がございませんので、ちょっとお答えしかねます。すみません。 ○藤岡 委員長  たぶち委員。 ◆たぶち 委員  じゃ、手元の資料、持参して答えていただけますか。  こればかりやっておられないので、この所得なしいう中で、いつまでもこの数字を残していくわけにはいかない思いますので、そういった中では不納欠損とかというような状態で上げておられるんでしょうか。 ○藤岡 委員長  森田国民健康保険課長。 ◎森田 国民健康保険課長  今、委員がおっしゃったように、不納欠損というのはこちらの所得なしという方も限らず状況を調査しまして、明らかに支払いが難しい方については不納欠損という形も取らせていただいております。  以上です。 ○藤岡 委員長  たぶち委員。 ◆たぶち 委員  次に、資料ナンバー32の国民健康保険の滞納処分件数の差押件数なんですけれども、この差押えの中で現金差押えなのか給料差押えなのか、コロナ禍の中でも令和2年、令和3年五百数件あるんですけれども、どのような状態で差押えをされてきたのですか。 ○藤岡 委員長  森田国民健康保険課長。 ◎森田 国民健康保険課長  今の御質問で現金差押えか現物かというお話なんですけれども、今手元に先ほどの収納率同じで仕分の資料がございませんので、また別に資料をそろえてお答えしたい思います。  以上です。 ○藤岡 委員長  たぶち委員。 ◆たぶち 委員  最初にこうやって質問する項目を出しています。それで資料ナンバーも全て出していたら大体予想はできる思います。そういった意味では、もう時間がないから言えないですけれども、きっちり準備をしていただきたい思います。時間内にきちっと答えてください。  では、国民健康保険診療所の施設についてお聞きいたします。  資料ナンバーでは197で資料を出していただきました。  この中で、医科のほうで平成29年度から令和3年度まで、昨年度まで1日の平均の患者数、利用者数を書いていただいているんですけれども、倍か、以上になってきています。その中で原因は何だということになっていますか。 ○藤岡 委員長  上田市民交流部長。 ◎上田 市民交流部長  国民健康保険診療所につきましては、お医者さん、医師の体制などもこれまで変わってきておりますので、そういった中で患者さんの数は徐々に増えてきているという状況になります。  以上です。 ○藤岡 委員長  たぶち委員。 ◆たぶち 委員  医師の体制というのは、聞きますこだま病院のほうから来ていただいているということで、住民の方はすごく喜んでおられますし、そういった中で駐車場がなかなか置けない一時は周りに置いて近隣の住民さんに迷惑をかけているということもお聞きしているんですけれども、駐車場のことについて今後何か考えておられますか。 ○藤岡 委員長  上田市民交流部長。 ◎上田 市民交流部長  確かに患者さんの数が増える中で、駐車場の問題については、やはり患者さんが来る人数によっては御指摘のとおりの状態になっています。  コロナウイルスのワクチンの接種なんかの場合でもちょっと多かったときもありまして、近隣の大池さんの駐車場をちょっと一時お借りしたりとかいうことで対応しているんですけれども、やっぱり診療所からの距離があるというところで、なかなか恒常的には使うのはちょっと難しいかなというふうに思っています。  そういった中で、隣接する教職員住宅のところ、そこが活用できないかないうところでちょっと内部では動いているところですけれども、解体とかその辺の問題も課題等もあるというふうに聞いておりますので、その辺、内部的には十分調整する中で、可能であれば活用できたらいいかなというふうに思っております。  以上です。 ○藤岡 委員長  たぶち委員。 ◆たぶち 委員  本当、一時危機もあったんで、うれしい悲鳴なのかな思っています。お医者さんが本当に定着していただいて、安心して医療が受けられるような体制を引き続き行っていただきたい思います。  監査の45ページなんですけれども、去年もおととしも往診、コロナ禍の中でだったのかなは思うんですけれども、内科にしても医科にしても歯科にしても往診がゼロなっているんですけれども、その原因今後往診についてどのように考えておられるかということ患者さんがいっときの時間に増えるということは予約制に今されているのか、今後予約制にしていくのかという考えも聞かせてください。 ○藤岡 委員長  上田市民交流部長。 ◎上田 市民交流部長  往診につきましては、そこはやっぱり地域のニーズ等も踏まえて、それ当然、診療所側の診療体制の問題もある思いますので、なかなか一足飛びにはやりにくいところもあるか思います。その辺は、ちょっと状況はいろいろ診療所のほうも協議しながら考えていきたいなというふうに思います。  それと、予約制についても、予約を取ろう思うそこで一定やはり人手が取られるというところもありますので、そこも現場の方の意見等も聞きながら、あと患者さんの状況も見て、可能であればそういうところも考えていってもいいかなというふうに思います。  以上です。 ○藤岡 委員長  たぶち委員。 ◆たぶち 委員  分かりました。本当に頼もしく思っていますので、本当に医師の定着を願っております。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。  次に、介護保険事業についてお伺いいたします。  資料を出していただきました。198ページから199ページなんですけれども、待機者の関係でお聞きします。  令和2年度の決算のときから介護事業は黒字だという監査委員さんからの指摘がありました。そのときには施設を、特養が待機者が700人、600人近くおられて、施設が必要ではないかということもお伺いしたんですけれども、今回もその状況で出していただいて、やはり待機者で見れば、199ページでは547人、令和2年度では660人、それで緊急性があるのではやっぱり150人以上おられるといった状況の中で、今後、特養の建設ということは考えておられますか。 ○藤岡 委員長  小川介護保険課長。 ◎小川 介護保険課長  今回の、来年まで続いております第8期介護保険事業計画では、1施設100人定員の特別養護老人ホームの整備を位置づけておりまして、今回もただいま公募の最中でございます。  以上です。 ○藤岡 委員長  たぶち委員。 ◆たぶち 委員  以前も、建てる予定で、予定地が住民の関係でうまくいかないとかで断念をしたということもあった思うんですね。今度、第8期では建てていこうということなんですけれども、もう用地とかは決めておられるんですか。交渉とかはされているんですか。 ○藤岡 委員長  小川介護保険課長。 ◎小川 介護保険課長  現在、公募では事業者様が御自身で土地を見つけてきていただいて手配していただくものでございますので、以前のように市がこちらの土地で事業を展開してくださいというふうなお願いの仕方ではございません。  以上です。 ○藤岡 委員長  たぶち委員。 ◆たぶち 委員  分かりました。本当に少子高齢化になって多くの方が待ち望んでおられる思いますので、第8期には本当に予定どおり建てられていくようにお願いをしたい思います。  それもう一点は、黒字財政が続いている思います。そういった中で保険料、前回は見直しの時期は保険料や利用料は上がってはいないんですけれども、宝塚市独自ではね。第8期に向けて今後どうなるかはちょっと予想はないんですけれども、利用料、保険料の減免という、何しか行政でいったら赤字やから保険料や料金を値上げするというのが今まで普通にあった思うんですけれども、黒字やったら下げていく、誰もが利用できやすいような体制に持っていくということも大事なことなんですけれども、その辺はお考えではないですか。 ○藤岡 委員長  小川介護保険課長。 ◎小川 介護保険課長  まず、利用料につきましては、1割から3割までの利用負担ですとか高額介護サービス費のような一定以上のものについては返ってくるような制度もございますので、市独自としては特に考えておりませんが、介護保険料につきましては、市独自の減免いたしまして、生活困窮者に対する減免というのを以前より続けております。  国のほうでも、低所得者、非課税世帯につきましては今までの枠は別に公費を入れまして引き下げるような制度はしておりますけれども、宝塚市はさらに上乗せしたいいますか、それよりも多くの幅を取っているような状態でございます。  先ほどの黒字につきましては介護保険給付費準備基金に積み立てておりますけれども、今これを全て取り崩しましたら、もしかしたら介護保険料というのは一定下がるかもしれないんですが、将来的な値上がりを見込みましたときに、なるべく緩やかに上がるようにということで計画的に取り崩しておるのが現状でございます。  以上です。 ○藤岡 委員長  たぶち委員。 ◆たぶち 委員  一部減免もされているということなんですけれども、国保の減免よりはかなり幅が狭くて、なかなか対象者で範囲が狭いということなんで、もう一度減免については見直しをしていただきたいな幅を広げていただきたいな思いますので、よろしくお願いいたします。 ○藤岡 委員長  上田市民交流部長。 ◎上田 市民交流部長  すみません。先ほど国保診療所の予約の件でちょっと言葉足らずの答弁になっていまして、ちょっとだけ補足させてください。  予約制につきまして、一部どうもやっているみたいなんですけれども、それの拡充、広げていくことについては現場の意見も聞きながらということでさせていただきたいというふうに思っております。  それとあと、先ほどの資料の件なんですけれども、内容等、できたら御相談させていただけるありがたいんですけれども、よろしいでしょうか。すみません。 ○藤岡 委員長  いいですか、後で。                 (「はい」の声あり)               (「申し訳ありません」の声あり) ○藤岡 委員長  今、この場ではもう時間が終わっているんで、いいですね。               (「はい、いいです」の声あり) ○藤岡 委員長  それでは、ほかに質疑はありませんか。                   (発言する声なし)  それでは、各特別会計の審査についてはこの程度します。  本日の審査はこの程度します。  決算特別委員会5日目、10月28日金曜日の審査は予定どおり午前9時30分より行います。さきに決定しました総括質疑スケジュールに沿って会派順に質疑を行いたい思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、本日の委員会を閉会いたします。お疲れさまでした。                 閉会 午後 1時58分...