宝塚市議会 2018-12-21
平成30年第 4回定例会−12月21日-06号
平成30年第 4回定例会−12月21日-06号平成30年第 4回定例会
平成30年第4回
宝塚市議会(定例会)会議録(第6日)
1.開 議 平成30年12月21日(金)午前 9時30分
閉 会 同 日 午前11時18分
2.
出席議員(23名)
2番 岩 佐 まさし 16番 細 川 知 子
3番 たけした 正彦 17番 みとみ 稔 之
6番 若 江 まさし 18番 田 中 こ う
7番 北 野 聡 子 19番 井 上 聖
8番 となき 正 勝 20番 三 宅 浩 二
9番 梶 川 みさお 21番 中 野 正
10番 大 島 淡紅子 22番 藤 岡
和 枝
11番 伊 福 義 治 23番 江 原
和 明
12番 冨 川 晃太郎 24番 石 倉 加代子
13番 浅 谷
亜 紀 25番 北 山 照 昭
14番 大 川 裕 之 26番 たぶち 静 子
15番 寺 本 早 苗
○
北野聡子 議長 委員長の報告は終わりました。
ただいまから質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「ありません」と呼ぶ者あり)
○
北野聡子 議長 以上で質疑を終結します。
ただいまから討論に入ります。
討論はありませんか。
(「ありません」と呼ぶ者あり)
○
北野聡子 議長 以上で討論を終結します。
ただいまから、議案第119号から議案第125号まで及び議案第127号から議案第130号までの以上11件を一括して採決します。
本件に対する委員長の報告は可決することが適当とするものです。
本件は委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
北野聡子 議長 異議なしと認めます。
したがって、本件は委員長の報告のとおり可決することに決定しました。
日程第2、議案第126号、議案第131号から議案第135号までの以上6件を一括して議題とします。
△───── 日程第2 ─────
……………………………………………
議案第126号 平成30年度宝塚市
病院事業会計補正予算(第1号)
議案第131号 宝塚市
福祉医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第132号 宝塚市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について
議案第133号
宝塚市立身体障害者支援センター条例の一部を改正する条例の制定について
議案第134号
宝塚市立子ども発達支援センター条例の一部を改正する条例の制定について
議案第135号
宝塚市立幼稚園保育料等徴収条例及び
宝塚市立西谷認定こども園条例の一部を改正する条例の制定について
(
文教生活常任委員会付託)
……………………………………………
○
北野聡子 議長 本件については、さきに
文教生活常任委員会に付託をして審査が終わっていますので、委員長の報告を求めます。
11番
伊福文教生活常任委員会委員長。
◎11番(
伊福義治議員) それでは、
文教生活常任委員会の報告を行います。
本委員会は、11月22日及び28日に委員会を開催し、付託を受けた議案6件について審査を行いました。
詳しくはお手元の
委員会報告書に記載しておりますので、御確認ください。
ここでは、概要のみを御報告させていただきます。
まず、議案第126号平成30年度宝塚市
病院事業会計補正予算第1号です。
議案の概要は
病院事業収益の予定額の減額と
病院事業費用の予定額の増額で、主な内容は
入院収益の減額、
外来収益の増額とこれに伴う材料費の増額、
医師確保など
人員構成の変化に伴う給与費の増額、平成29年度
固定資産取得の確定に伴う
減価償却費の減額です。
本議案については論点を設定しておりませんが、医師の大量退職後の確保策や5億3千万円の赤字についての質疑があり、採決の結果、本議案は
全員一致で可決しました。
次に、議案第131号宝塚市
福祉医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定についてです。
議案の概要は、
障害者総合支援法に係る施行令及び
施行規則などの一部改正に伴い、県が定める
福祉医療費助成事業実施要綱などが改正されたことを受け、
福祉医療費助成の対象者に係る所得要件の判定に当たり、未婚のひとり親について寡婦控除などのみなし適用を行うため、条例の一部を改正しようとするものです。
本議案については論点を設定しておりませんが、新たな対象者の把握方法や通知の方法についての質疑があり、採決の結果、本議案は
全員一致で可決しました。
次に、議案第132号宝塚市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてです。
議案の概要は、来年度から
国民健康保険税の納付について、現行、年9期ある
納付回数を年10期にふやし、
納税義務者の1回当たりの負担額の軽減を図るため、条例の一部を改正しようとするものです。
本議案については論点を設定していませんが、
納付回数の変更による影響についての質疑があり、採決の結果、本議案は
全員一致で可決しました。
次に、議案第134
号宝塚市立子ども発達支援センター条例の一部を改正する条例の制定についてです。
議案の概要は、
児童福祉法の一部改正により新たに
居宅訪問型児童発達支援が創設されたことを受け、本市においては
市立子ども発達支援センターにおいて事業を実施することとするとともに、法改正に伴う所要の整理を行うため、条例の一部を改正しようとするものです。
本議案については論点を設定していませんが、対象者に対する支援についてや
民間事業者の育成などについての質疑があり、採決の結果、本議案は
全員一致で可決されました。
なお、このほかに、議案第133号及び議案第135号の審査を行い、採決の結果、
全員一致で可決しました。
以上で、
文教生活常任委員会の報告を終わります。
○
北野聡子 議長 委員長の報告は終わりました。
ただいまから質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「ありません」と呼ぶ者あり)
○
北野聡子 議長 以上で質疑を終結します。
ただいまから討論に入ります。
討論はありませんか。
(「ありません」と呼ぶ者あり)
○
北野聡子 議長 以上で討論を終結します。
ただいまから、議案第126号、議案第131号から議案第135号までの以上6件を一括して採決します。
本件に対する委員長の報告は可決することが適当とするものです。
本件は委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
北野聡子 議長 異議なしと認めます。したがって、本件は委員長の報告のとおり可決することに決定しました。
日程第3、議案第136号から議案第140号までの以上5件を一括して議題とします。
△───── 日程第3 ─────
……………………………………………
議案第136号 宝塚市
生活道路整備条例の一部を改正する条例の制定について
議案第137号 宝塚市
農業共済条例の全部を改正する条例の制定について
議案第138号
工事請負契約((仮称)
市立文化芸術施設新築工事)の変更について
議案第139号
市道路線の認定について
議案第140号
市道路線の
認定変更について
(
産業建設常任委員会付託)
……………………………………………
○
北野聡子 議長 本件については、さきに
産業建設常任委員会に付託をして審査が終わっていますので、委員長の報告を求めます。
26番たぶち
産業建設常任委員会委員長。
◎26番(たぶち
静子議員)
産業建設常任委員会の報告を行います。
本委員会では、11月26日、11月29日に委員会を開催し、議案5件について審査を行いました。
詳しくはお手元の
委員会報告書に記載しておりますので御確認ください。
ここでは主な議案の概要を報告させていただきます。
まず、議案第137号宝塚市
農業共済条例の全部を改正する条例の制定についてです。
議案の概要は、
農業災害補償法の一部改正により、
農作物共済については平成31年産の農作物から、また
家畜共済と
園芸施設共済については平成31年1月からの引受分から、改正後の
農業保険法が適用されることを受け、改正後の法律の内容に合わせて所要の整備を行うため、条例の全部を改正しようとするものです。
本議案では、農業者への影響等についてを論点とし、審査を行いました。
主な質疑として、
農作物共済の当然加入制が
任意加入制になるが、保険や共済におけるいわゆる逆選択が進むのではないかという危惧がある。市はどう考えているのか確認したところ、
農作物共済が
任意加入となることで、
加入者減少のおそれがあるという想定はしており、新しく創設される
農業経営収入保険を含め、
加入勧奨を行っていきたい。実際、
農業被害は少なく、共済の掛金率は年々下がってきているとの説明がありました。
次に、
農作物共済において、これまでの
一筆方式が廃止され、今までは7割以下になれば補償されていたものが、今後収穫量が減っても補償されなくなる。この影響を確認したところ、今後は、一筆半損特約を付加することができるようになり、収穫量が50%減収した圃場は50%減収として共済金を支払うことになる。また、今までの
実測方式から
目測方式になるため、この特約を案内していきたいとのことでした。
次に、
農業経営収入保険は
青色申告を行っている農家が対象だが、市内の全農家戸数903戸のうち
青色申告を行っているのは54戸と5%程度で、1割にも満たない。なぜ
青色申告を条件としているのかを確認したところ、税申告において虚偽の
収入申告に対して罰則があり、必要書類も一定期間保存される。また、
白色申告の場合は収入時期を調整できるが、
青色申告は複式簿記になるため、農業者の恣意による収入時期の調整ができないことから、
青色申告に限っているとの説明がありました。
討論では、
農作物共済が当然加入から
任意加入となり、農業者の逆選択が進み、
共済加入者が減少するおそれがあることは明らかで、
共済組合の相互扶助のあり方に影響があると危惧される。
一筆方式は廃止され、新しい
農業経営収入保険も
青色申告を
加入条件としており、門戸が狭い。市内ではほとんどが
小規模農業者で、今回の
制度改正はデメリットが大きいと思われるとの反対討論がありました。
採決の結果、本議案は賛成多数で可決いたしました。
次に、議案第138
号工事請負契約、仮称、
市立文化芸術施設新築工事の変更についてです。
文化芸術センターに係る
工事請負契約のうち、
連絡通路や
手塚治虫記念館前
広場スロープなどの
附属施設について工事の変更を行うため、
契約金額を変更しようとするもので、583万2千円を減額し、変更後の
契約金額を16億7,572万8千円とするものです。
本議案では、
工事内容についてを論点とし、審査を行いました。
主な質疑として、まず
連絡通路について、当初、宝塚市
景観審議会デザイン協議部会から庭園を分断するためよくないとの意見もありながら、屋根つきの
連絡通路の設計でこれまで進めてきた。また、議会の中で、カフェは経営的に成り立たないし、やめたほうがよいとの意見もあった。いろんな議論を経て
施設整備の計画が立てられたのにどんどん変わってくる。市の考え方をただしたところ、
基本設計をつくってきたときから、幾つか設計が変更されてきた。カフェについては、当初参入に意欲的な事業者も複数あったが、
経済状況及び
経営状況の変化により、当初予定していた条件で事業者を誘致できなかった。
文化創造館へのアプローチについては、工事費と維持費が大き過ぎるため断念した。当初から
設計内容が変化してきたことは否めないが、なぜ変更したのかをしっかり説明して、理解を求めていきたいとのことでした。
次に、工事の
契約金額の減額のうち、
地盤改良範囲の変更による減額が約330万円と大きい。どのような内容なのか確認したところ、
支持地盤が実際には想定より40センチメートルから50センチメートルほど浅く出てきたため、その部分を減額したとの説明がありました。
討論では、この施設を整備するに当たって、市の基本的な施設のコンセプトがどんどん変わってくる。宝塚市
景観審議会デザイン協議部会から出された意見を押して、市は喫茶が必要、
連絡通路も必要だと説明し、市議会はその内容で議決した。それが現時点になって
工事内容を変更し、今後もまた変わる余地があるという。一般的な施設をつくるのではない。
施設そのものが文化性及び芸術性を持つことが大事だと思っているが、その辺の意識が曖昧になってきていると言わざるを得ない。全てに反対しているわけではないが、この進め方に納得できないため反対するとの討論がありました。
採決の結果、本議案は賛成多数で可決いたしました。
このほか議案第136号宝塚市
生活道路整備条例の一部を改正する条例の制定について、議案第139
号市道路線の認定について、議案第140
号市道路線の
認定変更について、以上3件の議案については、採決の結果、いずれも
全員一致で可決いたしました。
以上で、
産業建設常任委員会の報告を終わります。
○
北野聡子 議長 ただいまから質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「ありません」と呼ぶ者あり)
○
北野聡子 議長 以上で質疑を終結します。
ただいまから討論に入ります。
討論はありませんか。
17番みとみ議員。
◆17番(みとみ
稔之議員) それでは、ただいまより、
日本共産党宝塚市
会議員団を代表いたしまして、議案第137号宝塚市
農業共済条例の全部を改正する条例の制定について反対の討論を行います。
今回の改正案は
農業災害補償法の一部改正に伴うものですが、
産業建設常任委員会での審議を通じて、改正案が現行の
農業災害補償制度を弱体化させ、農業者に不利益をもたらすものであることが明らかになりました。
まず、
農作物共済が当然加入から
任意加入に移行します。保険や共済における逆選択を防ぐための手法で適用されているものが、
任意加入に移行することによって逆選択が進み、農業共済の財務や相互扶助の仕組みに悪影響を及ぼすことが危惧されます。
また、収量が3割減の場合でも補償してきた
一筆方式を廃止することで、圃場ごとのきめ細かい補償がされなくなるほか、無事戻しの廃止によって
共済加入者に不利益をもたらすことも懸念されます。
新たに設けられる収入保険は、
青色申告を前提とし、現状では対象者が非常に限られる上、農業共済、収入減少影響緩和対策等の加入者はその制度から離脱しなければ収入保険に加入することができません。また、収入保険は農業収入を緩和するだけで、所得を下支えするものにはなりません。
さらに、収入保険の導入にあわせて、米の生産調整や直接支払交付金などの看板制度の廃止を進める政策は認められません。
以上のことから、改正案が宝塚市内で営農する農業者に不利益を与え、宝塚農業を衰退させるおそれが大きいと考え、本議案に反対します。
以上を討論といたします。
○
北野聡子 議長 ほかに討論はありませんか。
25番北山議員。
◆25番(北山照昭議員) それでは、議案第138
号工事請負契約、仮称、
市立文化芸術施設新築工事の変更について反対の討論をいたします。
さきの委員長報告の中にもありましたけれども、なぜここに来て設計変更なのか、また、これまで関係者の協議とか市民への説明、議会への説明、そういうことを踏まえて議会で議決して工事契約が締結されたというのが今の状況でありますけれども、討論を通じてこの問題を少し深めたいと、このように思っています。
まず、もともとは市立
手塚治虫記念館、市立宝塚
文化創造館、花のみち・さくら橋公園、そして文化芸術施設、イギリス風ナチュラル庭園を一体化して整備するというのが方針でありました。文化芸術施設の特色と歴史がある英国風庭園の用地は約1万平米であり、オンリーワンの
手塚治虫記念館、
文化創造館や花のみち・さくら橋公園を有機的に活用し、まさにあの地域一帯を宝塚の文化芸術ゾーンとして整備すると、こういうことが求められてきたわけであります。
この間、担当にお願いしまして、どういった市民に対する説明とか関係団体への説明、協議とかされたというのを少しまとめていただきました。
平成25年は11回開催されています。その中でワークショップが6回です。この段階で既に基本構想等が一定提示されまして、議論されています。平成26年は6回されています。このときには有識者等検討会というのが開催されていまして、このときに3回開催されています。次に、平成27年は9回開催されていまして、さきに説明しました有識者等の検討会が4回、市民フォーラムが1回など、非常に丁寧に説明が重ねられて議論を重ねられてきています。平成28年は、景観審議会のデザイン協議部会というのがこのとき初めて開催されまして、現地の見学会、ワークショップなどを含めて8回開催されています。29年度が一番たくさん開催されていまして、
景観審議会デザイン協議部会の2回目が開催されたのと、私も参加しましたけれども、市民向けの説明会というのがそれぞれの公民館で3回開催されました。市議会でも、この問題は議員総会がありまして、まさに具体的な計画案が2回にわたって説明、議論をしてきた。これが経過であります。
その上で30年度に2回議員総会等があって、今日、議決されて現在の工事が進められてきたというのが経過であります。
ところで、その後、常任委員会後になぜ今回のような変更をするきっかけになったんかと聞きますと、イベント等を実施する場合に、キッチンカーなどの業者が
連絡通路の屋根が車の障害になるということで、広場の中に入れないということがどうも今回の変更のきっかけのようであります。イベントというのは何なのかと聞くと、特に大きなイベントは、年1回程度考えていると。最大で1時間当たり、さくら橋公園も含めて1,700人を想定されているということでありました。
そのことを踏まえて、昨日になってしまったんですけれども、きょうの討論のこともありますから現場を午後2時ごろ全部歩いてきました。塀が入っているので中には入れませんでしたけれども、そこで、少し改めて、確認したことを踏まえて討論したいと思うんです。
ただ一つ、最近になって、今の委員長報告にもありましたけれども、デザイン審査会が云々ということを言われていますけれども、常任委員会の討論でも言いましたけれども、もともとこれは、デザイン審査会というのは今の説明でありましたように28年度から始まっているんです。その段階で既に意見として出されていたわけですけれども、市としてはまさに、狭い現実を踏まえて、理想ではなくて現実的な対応として現在の設計、構想を立てられたと、こういうふうに私は見ておりますし、その上で議会に提案されたんじゃないかと思います。
現地には既に構想図というのが外に掲示されていまして、改めてこれが構想なんだなと思うんです。
それで、キッチンカーを広場に入れるということは、結果的には喫茶部分がなくなったということもあってキッチンカー等、「等」ですけれどもね、中に入れる、広場内に入れるということですけれども、よく見てみると、設計図を皆さん思い出していただきたいんですが、英国風庭園と新設の建物の間に少し通路的な部分があるんです。その部分を、どうしても必要なら屋根を上げれば簡単に通行することは可能なんですよ。十分私は対応できるなということを現場で確認しました。
要は、私は
連絡通路は単なる雨よけ的な通路ではなくて、施設ゾーンと庭園ゾーンを分けてそれぞれの趣を大切にしていく、特に庭園部分をきっちり保存していくという意味で極めて重要な意味を持つものだと、こう思って私は従来から考えておりました。
もともと狭い中での
施設整備ということもありますから、私はこれまでされてきた現実的な判断が適切だということで考えてまいりました。もちろん、金沢の21世紀美術館のように非常に広い敷地の中で計画を考えているわけではもともとないわけで、あの狭い敷地の中でそれぞれのオンリーワンの施設、しかも植物園というんですか、庭園もあると、こういう中でそれぞれの趣を大事にしながら、まさにコンパクトの中で宝塚らしい歴史と文化が息づく場所にしていくというのが極めて大事だと、こう思っているんです。
そういうことを本当に簡単に、こう言ったら十分失礼かもしれませんけれども、指定管理の業者は決まっていません。決まっていない段階で、問い合わせをした業者から屋根が当たるからと言われたということが一つのきっかけになってこんな変更が簡単になぜできるんかなと。これまでトータルで48回話し合いしているんです。しかも有識者会議という会議にもかかり、デザイン審査会にかけてしっかりしてきたことです。しかも、議会でもあれだけ議論して、賛否両論ある中で今の設計図ができたわけですよね。それを変えられるというんですか、一事業者か指定管理を受ける業者なのか、キッチンカーの業者なのかはちょっとはっきり知りませんけれども、それで変えるという私は行政の進め方に非常に危機を感じています。こんなに簡単に、こんなことで簡単に、議会の議決ですよ。あれだけきっちり議論してやってきたことですから、賛否両論あっても決めたことですから、そこは私は、中川市政にとって市政の方向として大変危惧いたしております。
そこで、単なる反対だけではいけませんので、非常にそのことを指摘して今後の検討課題を言っておきたいと思うんですけれども、私は再検討していただきたい。48回にわたる専門家の方々の意見等も踏まえて、いろんな議論があってまとめられたことですから、私は、これは大きな間違いだと思っています。手続的にも間違いですし、現場を見ても今言ったようにしっかり庭園を保存していくということでも必要ですし、
手塚治虫記念館との有機的なつながりをしっかり持っていくということでも極めて大切ですし、市民の意見を聞きながら、ふたをあけてみたらどんどん変わっていってたと、こんなことをやったらこの市政は本当に市民からの信頼を失うことになりますし、まさに有識者の方々に何回も協議しながら、それは要は聞きおく的やり方でやられているわけですから、こんなことは絶対したらいかんと思います。
もう一度、私は一旦決めたことを変更されるんですから、もう一旦変更されることも何ら問題ありませんので、しっかりやっていただきたい、その辺をひとつお願いいたします。
もう一点は、さくら橋の下に通路がありまして、現在は閉鎖されていますけれども、あそこをお互いの連絡というんですか、通路をもっとフリーに使えるようにするためには何とか広げることができへんかと前から言ってまいりました。
さくら橋がかかったのは1949年で、橋の長さは65.6メートル、径間数は12、幅員は3.7メートルということで、さきの本会議でも言いましたけれども、定期点検で早期措置段階、すなわち急いでしっかりした改修が必要だということになっています。当然これ必要な改修をするわけですから、私は、恐らくあそこを何らかの改修工事をするというのは完成してオープンしたらできませんから、今の段階でぜひ検討していただきたいと、このように思っております。
再度になりますけれども、今の屋根が障害になるというのはどこでもあることです。簡単に一部だけ上げたら十分対応できることです。そのことを伝えたいと思っております。
さらに、
手塚治虫記念館、
文化創造館、花のみち・さくら橋公園、そして文化芸術施設、英国風庭園、さらに周辺の歩道整備などもあわせて、宝塚らしい特色と景観をつくり出し、運営面におきましても市民とともになり、音楽と文化芸術、そして緑が調和した宝塚らしい雰囲気を醸し出す場になることを望み、関係者がもう一度振り返って反省していただくことをお願いして、反対討論といたします。
以上です。
○
北野聡子 議長 ほかに討論はありませんか。
19番井上議員。
◆19番(井上聖議員) 議案第138
号工事請負契約、仮称
市立文化芸術施設新築工事の変更について、ともに生きる市民の会を代表して賛成討論を行います。
手塚治虫記念館前広場の撤去新設については、広場空間が広くなる、歩道の幅員もあわせて拡張することにより、安全性や景観がよくなることに対して賛成理由とします。
しかし、設置して間もない既存のスロープ自体に構造上の問題がないのに1,200万円を投じてつくり変えることに大きな疑念を感じております。なぜ初めからそうしなかったのかと市民から聞かれても説明ができない。
また、障がい者、高齢者は並行移動より垂直移動が楽であり、安全であることを踏まえ、昇降機の設置を求めたが実現しなかった。また、文化芸術施設
連絡通路は、当初目的では来場者が雨天時でも快適に移動できるように屋根を設ける、変更理由は必要性が低下したとしているが、障がい者、高齢者及び介助者にとって雨具を使わず移動できることが望ましい。その辺の配慮を感じられない。
文化芸術施設への
連絡通路設置を取りやめた全体工事費は少し縮減されたとの説明は、私は納得していないことをつけ加えて、賛成討論といたします。
○
北野聡子 議長 ほかに討論はありませんか。
(「ありません」と呼ぶ者あり)
○
北野聡子 議長 以上で討論を終結します。
ただいまから、議案第137号宝塚市
農業共済条例の全部を改正する条例の制定についてを採決します。
本件に対する委員長の報告は可決することが適当とするものです。
現在の
出席議員は22名です。
本件は委員長の報告のとおり可決することに賛成する議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○
北野聡子 議長 起立している議員の議席番号を点呼します。
2番、3番、6番、9番、11番、12番、13番、14番、15番、16番、19番、20番、21番、22番、23番、24番、25番。
起立多数です。したがって、本件は可決することに決定しました。
次に、議案第138
号工事請負契約、仮称
市立文化芸術施設新築工事の変更についてを採決します。
本件に対する委員長の報告は可決することが適当とするものです。
現在の
出席議員は22名です。
本件は委員長の報告のとおり可決することに賛成する議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○
北野聡子 議長 起立している議員の議席番号を点呼します。
2番、8番、9番、10番、11番、12番、13番、14番、15番、17番、18番、19番、20番、21番、22番、23番、24番、26番。
起立多数です。したがって、本件は可決することに決定しました。
次に、議案第136号、議案第139号及び議案第140号の以上3件を一括して採決します。
本件に対する委員長の報告は可決することが適当とするものです。
本件は委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
北野聡子 議長 異議なしと認めます。したがって、本件は委員長の報告のとおり可決することに決定しました。
日程第4、議案第141号から議案第151号までの以上11件を一括して議題とします。
△───── 日程第4 ─────
……………………………………………
議案第141号 平成30年度宝塚市
一般会計補正予算(第4号)
議案第142号 平成30年度宝塚市
特別会計国民健康保険事業費補正予算(第3号)
議案第143号 平成30年度宝塚市
特別会計国民健康保険診療施設費補正予算(第2号)
議案第144号 平成30年度宝塚市
特別会計農業共済事業費補正予算(第3号)
議案第145号 平成30年度宝塚市
特別会計介護保険事業費補正予算(第3号)
議案第146号 平成30年度宝塚市
特別会計後期高齢者医療事業費補正予算(第2号)
議案第147号 平成30年度宝塚市
特別会計宝塚市営霊園事業費補正予算(第3号)
議案第148号 平成30年度宝塚市
病院事業会計補正予算(第2号)
議案第149号
宝塚市議会議員の議員報酬及び
費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第150号 宝塚市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第151号 宝塚市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
……………………………………………
○
北野聡子 議長 本件は提案理由の説明を終わっていますので、ただいまから質疑に入ります。
14番大川議員から発言の申し出がありますので、これを許可します。
14番大川議員。
◆14番(大川裕之議員) 済みません、よろしくお願いいたします。
3回の発言ということなので1回目、少し質問の数が多目ですが、よろしくお願いします。
まず、1つ目なんですけれども、今回、人事院勧告による給与改定がメーンということですので、その内容を一般職、それから市長以下の特別職、それから議員という形で御説明いただきたいというのが1点目です。
2点目、それによって増額となる金額を、同じように一般職、それから市長以下の特別職、そして議員、さらに、全て合わせて結局、今回の人勧の影響でどれぐらい金額が上がるのかという合計額をあわせて教えてください。これが2つ目です。
3つ目が、行革を進めるということで平成28年度から職員の給与カットをしていると思います。3年間の給与カットということで一応今年度までの給与カットをしているということなんですけれども、その効果額を年度で少し教えていただければと思います。これが3点目です。
最後、4点目、平成28年度から給与カットを行ったんですけれども、毎年、人勧で給与はアップしていっているという状況です。ですので、28年度からの人勧に伴う給与アップの合計額、毎年幾らかずつ上がっていっていると思うんで、それを3年間足した分、合計して結局どれぐらい上がったのかというところを教えていただければと思います。
以上4点です。まず1回目です。
○
北野聡子 議長 近成総務部長。
◎近成克広 総務部長 まず、本年の人事院勧告に伴う給与改定の概要につきましては、一般職につきましては、給料表は若年層に重点を置いて改定いたしております。給料表につきましては平均で0.19%のアップ、他の給料表につきましても行政職の給料表に準じて引き上げを行いますとともに、宿日直手当の200円の引き上げ、これを本年4月1日に遡及いたしまして改定しようとするものでございます。
また、本年12月期の勤勉手当の支給月数を0.05カ月引き上げるということで、期末勤勉手当の年間支給月数がこれまでの年4.4カ月から4.45カ月にしようとするものでございます。
続きまして、市長などの特別職につきましては、国の特別職の職員の給与に関する法律、これが改正されました。これに準じまして本年の12月期の期末手当の支給月数を0.05カ月引き上げという形で、年間の支給月数は3.3カ月から3.35カ月にしようとするものでございます。
また、市議会議員の部分につきましても特別職と同じでして、本年12月期の期末手当の支給月数を0.05カ月引き上げまして、年間の支給月数は3.3から3.35カ月に上げるというものでございます。
これらの給与改定によりまして本年度の予算は、一般職は一般会計と特別会計ございますが、これを合わせまして5,776万4千円、それから特別職につきましては16万6千円、議員分が96万2千円増加となりますので、合わせまして5,889万2千円増加するという見込みでございます。
それから、行財政運営アクションプランにおきまして平成28年度から本年度までの3年間での給与カットの効果額の件でございますが、こちらにつきましては平成28年度が3億2,788万5千円、昨年度が3億3,243万4千円、それから本年度が3億4,066万5千円を見込んでございます。これを3つ合わせまして、合計が10億98万4千円となる見込みでございます。
それから、人事院勧告などによります平成28年度から本年度までの一般職、特別職の給与のアップの部分につきましては、平成28年度の実績が9,329万1千円、昨年度が8,940万1千円、そして本年度が5,793万円を見込んでございます。合わせまして2億4,062万2千円となる見込みでございます。
以上です。
○
北野聡子 議長 大川議員。
◆14番(大川裕之議員) 6千万弱ぐらいのアップで、効果額が大体3億強ぐらい毎年出ていますよと。この3年間で人事院勧告に準じて上げていって、今回これと同じように上げていくと2億4千万ぐらいという形で、3億強ぐらいあった効果額がカットの期間の3年間でほぼ効果を失ってしまうと。最も大きな効果額が出る取り組みのうちの一つだったわけですけれども、それが消えてしまうなというのがこれでわかるかと思います。
2回目の質問なんですけれども、今答弁の中でありましたように、人事院勧告は基本的に国の一般職を対象にしたものです。一応、地方公務員法の中には情勢適応の原則であったりだとか、それから均衡の原則であったりだとか、国の給与とほかの自治体とか、それから世の中の情勢とか、そういう意味で均衡させていこうとか合わせていこうとかという規定は当然あるのはありますので、そこの部分が人事院勧告で一応それを準拠しようという理由は一定理解は当然できるんですけれども、特別職のほうを見てみると、宝塚市には一応、市長以下の特別職の給与の条例なんかもありますし、議員報酬の条例も当然ありまして、その条例の条文を1つずつ洗っていくと、何かと準拠するというようなそういう均衡の原則とか、それから情勢適応の原則と同じような趣旨を持った条例というのは一切入っていないわけで、準拠をなぜできるのかちょっとよくわからない状況なんです。
なぜ特別職や議員が、人事院勧告の影響を受けて増額の提案となっているのか、今回何に準拠して上げる提案をしてきたのかというのを教えてください。
○
北野聡子 議長 近成総務部長。
◎近成克広 総務部長 議員おっしゃられるとおりでして、特別職の給与につきましては一般職と異なりますので、均衡の原則等は適用されません。ですから、人事院勧告の影響は受けないというのが、おっしゃるとおりだと思います。
以前は、特別職などのこういった期末手当の支給月数というのは、一般職の職員の年間の支給月数と同じ支給月数を支給しておりました。平成20年のときに、これは3月から答申いただく10月まで半年以上かかったんですが、特別職の報酬等審議会というのを開催いたしております。その中で、ここで初めてマイナスの答申が出たときでしたんですが、この中で、特別職の支給月数については国の特別職の支給月数に準じることとするというような答申をいただいております。それを受けましたことで、それ以降は国の特別職の支給月数の改定に準じて本市も改定をしておるということにさせていただいております。
以上です。
○
北野聡子 議長 大川議員。
◆14番(大川裕之議員) 随分前、10年ぐらい前の答申であったという話なんですけれども、今、報酬審は29年度に開いたものが一番最新ですか。それの議事録なんかを読んでいくと本当に幅広く議論をされていまして、関係ないのに政務活動費まで議論をするみたいなようなところまでいっている形で、最終的には年収ベースで考えながらという形で、本当に苦労しながらいろんな角度で報酬を決めている様子が議事録を読めばわかるんです。
ということは、そのときの勧告はそうやったかもしれへんけれども、全体的にやっぱり3年に1回の報酬の中で市長も議員もいろんなやつを見ながら、そのときそのときで3年に1回見直してきているという現状がそれ以降続いてきているのは、議事録を読んでいただければというか、皆さん担当していただいているのでよくおわかりになるかと思います。
そうなると、要はどこの法令にも準拠してなくて、10年ぐらい前にそういう答申があったのかもしれないんですけれども、基本的には今、3年に1回報酬審を開いて、それで改定をしていっているという形でうちの場合はやっていますので、なぜ特別職がしゅっといっちゃうのかなというふうに思うんです。一応確認で聞きますけれども、特別職、議員の今回の改定について、議案提案の前に報酬審を開きましたか。
○
北野聡子 議長 近成総務部長。
◎近成克広 総務部長 今回は、特別職の報酬等審議会については開催いたしておりません。ですが、過去の特別職の審議会等の答申に基づいて支給月数は国の特別職に準じておるということで先ほど御答弁させていただいたんですが、国の特別職の期末手当の支給月数というのは、先ほども少し触れさせていただきましたが、増額する場合もございますけれども、当然減額になる場合もございます。ということで、いずれの場合におきましても国の改定に準じて速やかに対応することが、一般職の職員と同様に社会情勢に適したものであるんではないかというふうな考えをしております。
以上です。
○
北野聡子 議長 ほかに質疑はありませんか。
(「ありません」と呼ぶ者あり)
○
北野聡子 議長 以上で質疑を終結します。
本件については、委員会付託を省略して、直ちに討論に入りたいと思います。これに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
北野聡子 議長 異議なしと認めます。したがって、そのように決定しました。
ただいまから討論に入ります。
討論はありませんか。
14番大川議員。
◆14番(大川裕之議員) 議案第141号から議案第151号まで、平成30年度宝塚市
一般会計補正予算第4号外10件について反対の立場で討論します。
今回の11件の議案は、人事院勧告に伴う給与アップにかかわることが主になっています。月額給与に換算すると地域手当も含めて1人平均692円のアップ、期末勤勉手当に関しては3万円程度のアップでしかありません。
行財政改革などさまざまな業務に真面目に取り組んでいる職員を思うと、この程度のアップを容認しようとする心情は理解はできます。しかし一方で、これらの総額は6千万円近くにも上り、これまでの行財政改革の取り組みを考えると簡単に承認できる金額ではないはずです。
平成28年度から行財政改革の一環として職員給与の削減を行ってきましたが、それらの効果は単年で3年強であり、平成28年度から人事院勧告でアップしてきた給与は、今回のアップを合わせると2億4千万円を超えることになります。効果額としては最も大きな取り組みであった職員給与の削減がその期間内にほぼ効果を失うことになり、かつ時限措置であるこの取り組みは来年度から元に戻ってしまうことで、3億円強の効果額自体がなくなってしまいます。
そんな状況の中、宝塚市の給与体系はいまだに課題を抱えたままです。係長職と管理職の給与の逆転現象や非常勤嘱託職員の給与のあり方など、行財政運営アクションプランでは平成30年度実施となっていた見直しはいまだに行われていません。組合との交渉など予定どおりに進まない要因があることは一定理解できますが、行財政改革に取り組んでいる現在においては、少なくともこれらの改正が実施となる段階までは、人事院勧告の給与アップであっても見送る判断はあってしかりだと考えます。
また、市長以下特別職と議員についてですが、人事院勧告はあくまで行政一般職が対象で、国においても特別職は対象とはなっていません。今回の議案において、一般職については地方公務員法上の情勢適応の原則や均衡の原則から考えると人事院勧告に準拠して給与が改定されることは理解できますが、特別職は一体どのような法や条例に基づいて準拠しているのか不明です。
特別職の給与や議員の報酬は条例で規定されていますが、その条例中に情勢適応の原則や均衡の原則と同じ趣旨の文言は見受けられませんし、そもそも宝塚市には特別職報酬審があり、ここで3年に1回、議員を含む特別職の報酬について議論されているはずです。
条例に規定がなく、報酬審に諮ることなく出された本議案は、法的な根拠が曖昧な行為と言え、それに賛成することはできません。
以上で討論を終わります。
○
北野聡子 議長 ほかに討論はありませんか。
9番梶川議員。
◆9番(梶川みさお議員) ともに生きる市民の会の梶川です。
議案第141号から議案第151号の人事院勧告等に伴う一般職及び特別職の職員の給与及び市議会議員の報酬等に関する条例の一部を改正する条例の制定と、それに伴う一般会計及び特別会計の補正予算に関する議案について、一括して賛成討論を行います。
まず、人事院勧告制度についてでありますが、憲法第28条で労働基本権、団結権、団体交渉権、団体行動権、いわゆるストライキ権ですけれども、労働者にひとしく保障されていますが、公務員だけが公務員法によってスト権が禁止されています。そして、その代償措置としての人事院勧告制度は、国家公務員に対して適正な給与を確保する機能を有するものであり、能率的な行政運営を維持する上での基盤となっています。
具体的には、ことしは50人以上の約1万2,500事業所の約53万人を調査して官民の賃金等を比較した結果、プラス改定となりました。詳細は先ほど総務部長が言われました。そして、これを参考に行われた労使協議、団体交渉での妥結結果が議案として提案されたものです。
一方で、行財政改革の推進に対しては、全ての職員が平成28年4月から31年3月末までの3年間の自主カット、市長が10%から非常勤嘱託職員1.2%までを実行中でありますし、これまでも定期昇給の12カ月延伸、各種手当の削減、東日本大震災時の交付税カットに伴う1年間の給与削減など、数回にわたり自主カットを行ってきました。このように、行革の一環として職員は給与の自主カットを実施しています。
その上で、全ての職員はこの人勧による改善を大いに期待しています。もしこの議案が否決されたら、職員のモチベーションは間違いなく下がり、今後の行財政改革の実現や行政運営にも支障を来すものと考えます。
よって、人勧による給与改定はその趣旨を尊重して実施すべきと考え、議案第141号から第148号、そして第151号について賛成とします。
次に、議案第149号
宝塚市議会議員の議員報酬及び
費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてと議案第150号宝塚市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、法律改正により国家公務員の特別職の期末手当が0.05カ月引き上げられました。これも先ほど説明がありましたが、平成20年の報酬審議会で、これまでの正規職員と同じ期末手当であった市の特別職、議員の期末手当が国の特別職の率に合わせて引き下げられました。これは、阪神間で比べても、川西等と比べると支給月数が非常に低くなっております。このことを捉えていただきまして、今回、報酬審が規定した国の特別職の期末手当の0.05カ月の引き上げに準じたものであります。
一昨年末に議員の報酬3%カットが会派代表者会で決定し、平成29年1月から31年3月末までの27カ月間実施されています。同時に、それまで凍結されていた数年間の法改正に基づく期末手当の改善分0.3カ月を復元させることについても会派代表者会において全会一致で決定されています。これは、行革に対応するものは基本報酬の自主カットとし、人勧や法律に基づく期末手当等の改正は尊重しようという考えに全会一致で整理されたものと考えています。
さらなる行革への対応については、基本報酬の自主カット率の引き上げや期間の延長などを検討すべきであると考えます。
現在、継続審査となっていますが、私たちの会派は、議員報酬の自主カット率の引き上げの議案を提出しています。
以上のように、今回は人勧に基づく法律の改正に基づく議案であるため、その趣旨を尊重して、給与改定と一時金の改定に伴う全ての議案に賛成の討論といたします。
○
北野聡子 議長 ほかに討論はありませんか。
(「ありません」と呼ぶ者あり)
○
北野聡子 議長 以上で討論を終結します。
ただいまから、議案第141号から議案第151号までの以上11件について一括して採決します。
現在の
出席議員は22名です。
本件は原案のとおり可決することに賛成する議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○
北野聡子 議長 起立している議員の議席番号を点呼します。
2番、3番、6番、8番、9番、10番、11番、12番、13番、15番、16番、17番、18番、19番、20番、21番、22番、23番、24番、25番、26番。
起立多数です。したがって、本件は原案のとおり可決することに決定しました。
しばらく休憩します。
── 休 憩 午前10時38分 ──
── 再 開 午前10時55分 ──
○
北野聡子 議長 ただいまから会議を再開します。
日程第5、議案第152号平成30年度宝塚市
一般会計補正予算第5号を議題とします。
△───── 日程第5 ─────
……………………………………………
議案第152号 平成30年度宝塚市
一般会計補正予算(第5号)
……………………………………………
○
北野聡子 議長 提案理由の説明を求めます。
中川市長。
◎中川智子 市長 議案第152号平成30年度宝塚市
一般会計補正予算第5号につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
本件は、
歳入歳出予算の総額にそれぞれ1,211万4千円を追加し、補正後の総額を794億6,507万8千円とするものです。
歳入歳出予算ともに兵庫県議会議員選挙執行日の変更によるもので、
歳出予算は県議会議員選挙事業を増額しようとするものです。
歳入予算は、兵庫県議会議員選挙委託金を増額しようとするものです。
第2表
債務負担行為補正では、兵庫県議会議員選挙に係る投票所器材運搬回収費外3件を追加しようとするものです。
よろしく御審議をいただきますようお願い申し上げます。
○
北野聡子 議長 提案理由の説明は終わりました。
お諮りします。
本件については、質疑、委員会付託及び討論を省略して、直ちに採決したいと思います。これに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
北野聡子 議長 異議なしと認めます。したがって、そのように決定しました。
ただいまから議案第152号平成30年度宝塚市
一般会計補正予算第5号を採決します。
お諮りします。
本件については原案どおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
北野聡子 議長 異議なしと認めます。したがって、本件は可決することに決定しました。
日程第6、諮問第5号及び諮問第6号の以上2件を一括して議題とします。
△───── 日程第6 ─────
……………………………………………
諮問第5号 人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求めることについて
諮問第6号 人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求めることについて
……………………………………………
○
北野聡子 議長 提案理由の説明を求めます。
中川市長。
◎中川智子 市長 諮問第5号及び第6号の人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求めることにつきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
本件は、本市の区域の人権擁護委員である間瀬順子氏及び中尾幸子氏の任期が平成31年3月31日をもって満了となりますので、引き続き間瀬氏を、また、新たに福住恭子氏を適任者として推薦いたしたく、人権擁護委員法の規定により議会の意見を求めるものです。
よろしくお願い申し上げます。
○
北野聡子 議長 提案理由の説明は終わりました。
お諮りします。
本件については、質疑、委員会付託及び討論を省略して、直ちに採決したいと思います。これに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
北野聡子 議長 異議なしと認めます。したがって、そのように決定しました。
ただいまから諮問第5号及び諮問第6号の以上2件を一括して採決します。
お諮りします。
本件については適任とする意見を付すことに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
北野聡子 議長 異議なしと認めます。したがって、本件は適任とする意見を付することに決定しました。
日程第7、議員提出議案第8号から議員提出議案第10号まで及び請願第24号の以上4件を議題とします。
△───── 日程第7 ─────
……………………………………………
議員提出議案第 8 号
宝塚市議会議員の議員報酬及び
費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議員提出議案第 9 号 宝塚市老朽危険家屋除却後の土地に対する固定資産税の減免に関する条例の制定について
(
総務常任委員会付託)
議員提出議案第10号 宝塚市カラスによる被害の防止に関する条例の制定について
(
産業建設常任委員会付託)
請願第24号 75歳以上の後期高齢者の窓口負担原則1割の継続を求める意見書採択についての請願
(
文教生活常任委員会付託)
……………………………………………
○
北野聡子 議長 本件については、議員提出議案第8号及び議員提出議案第9号については
総務常任委員会委員長から、議員提出議案第10号については
産業建設常任委員会委員長から、請願第24号については
文教生活常任委員会委員長から、目下委員会において審査中の事件につき、
宝塚市議会会議規則第76条の規定により閉会中の継続審査としたいとの申し出がありました。
本件は、それぞれの委員会の委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
北野聡子 議長 異議なしと認めます。したがって、本件はそれぞれの委員会の委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定しました。
日程第8、行財政改革調査特別委員会の報告についてを議題とします。
△───── 日程第8 ─────
……………………………………………
行財政改革調査特別委員会の報告について
……………………………………………
○
北野聡子 議長 委員長の報告を求めます。
14番大川行財政改革調査特別委員会委員長。
◎14番(大川裕之議員) それでは、行財政改革調査特別委員会の報告を行います。
詳細は配付しております本委員会の調査報告書に記載のとおりですので、ここではその概略のみ報告させていただきます。
本委員会は、平成27年10月の財政見通しからおよそ半年後に提示された平成28年3月の財政見通しにおいて大きく収支不足が膨らんだことをきっかけに、本市の財政状況について改善を促す必要があること、また、並行して取り組んでいる第2次行財政運営アクションプランの進捗とその確実な効果を見届けるため、第2次行財政運営アクションプランに関すること及び財政見通しに関することを任務事項として、平成28年12月20日に設置されました。そして、本日まで計11回の委員会を開催し、調査に当たってきました。
その間、本年2月27日には、中間報告としてそれまでの調査についての報告を行っています。
その時点では、第2次行財政運営アクションプランの取り組みを確実に進めても5年で約20億円の収支不足額が発生する見込みであるとのことであり、そのことに対する取り組みについて、本年10月ごろをめどに具体的な財源不足への対応方針を示すとのことでありました。また、そのとき中川市長から、健全で持続可能な財政基盤の確立に向けて、行財政改革の取り組みを着実に進めるという市民や市議会との約束とも言える発言もいただいています。
そこまでは、中間報告で報告させていただいた内容になります。
その後、本委員会としては市長が取り組む行財政改革の進捗を見守ってきたわけですが、平成30年10月作成の財政見通しの提出を受けて、本年11月19日の委員会で市長から具体的な財源不足への対応方針が示されました。
その内容は、調査報告書の5ページ、8、平成30年11月19日の調査報告結果の(1)中川市長から示された具体的な財源不足への対応方針「将来を見据えた健全で持続可能な行財政運営をめざして」のとおりです。
また、そのときに市長から、職員の健康や職員配置、市民と市役所の関係、市民の声に寄り添うこと、行政のあり方、近隣市との連携、行財政改革の取り組み、今後の市政運営についての思いが補足されました。
また、委員からは、歳入に関すること、公共施設マネジメントに関すること、行財政改革の取り組み、財政状況の公表、職員体制等、他市との連携、そして財政見通しについての多くの質疑があり、意見が述べられました。
委員会として、本市の行財政改革について2年間の調査を実施してきた結果、第2次行財政運営アクションプランについては、全事務事業見直しの実施も含め、取り組みを着実に進めることができ、財政見通しについては、歳入が減少傾向である中、歳出の削減に取り組み、財政状況の改善に向け少しずつではありますが進み出したと言えます。
しかしながら、今後も厳しい財政状況が続くことは明らかであり、行財政改革の取り組みを引き続き着実に進めなくてはならないことは必至であります。
減少傾向にある歳入については増加につながる方策に鋭意取り組む必要があり、また、歳出については、行財政運営アクションプランの取り組みや事務事業の見直し、公共施設マネジメントの取り組み等、歳出総額の削減につながる施策を積極的かつ計画的に進めていく必要があります。その推進のためには、本委員会に提示された、具体的財源不足への対応方針である「将来を見据えた健全で持続可能な行財政運営をめざして」を初め、本市の厳しい財政状況と財政健全化の取り組み等について、市民に対し丁寧に周知し、理解を求めていかなければなりません。
一方、事務事業の見直しに当たって、市民生活に直接的に大きな影響を与えることについては再検討を求める声があることも確かです。
本市が目指す将来を見据えた健全で持続可能な行財政運営を確立するためには、市民の理解のもと、間断なく財政健全化の取り組みを進める必要があります。また、財政健全化や行財政改革は一部局の取り組みで達成できるものではなく、庁内一丸となった全体での取り組みにより、なし得るものであるはずです。そのためには各部局に異なる意識やスピード感をしっかりと管理し、推進していくことが不可欠であり、縦割り組織をマネジメントし、この取り組みを実行していくことは、市長以下宝塚市の執行部の責任であることは明白です。
したがって、本委員会としては、市長以下本市の執行部はそのことを肝に銘じ、財政健全化及び行財政改革の取り組みを推進していくよう強く求めます。
以上、行財政改革調査特別委員会の報告といたします。
○
北野聡子 議長 以上で、行財政改革調査特別委員会の報告は終わりました。
日程第9、意見書案第41号から意見書案第46号までの以上6件を一括して議題とします。
△───── 日程第9 ─────
……………………………………………
意見書案第41号 防災・減災に資するインフラ整備促進のための財源確保等具体的な対策を求める意見書の提出について
意見書案第42号 認知症施策の推進を求める意見書の提出について
意見書案第43号 無戸籍問題の解消を求める意見書の提出について
意見書案第44号 義援金差押禁止法の恒久化を求める意見書の提出について
意見書案第45号 教育の無償化・負担軽減に関する意見書の提出について
意見書案第46号 相次ぐ災害に対する特別交付税の増額を求める意見書の提出について
……………………………………………
○
北野聡子 議長 意見書案第41号から意見書案第46号までの以上6件はお手元に配付しているとおりです。
お諮りします。
本件につきましては、提案理由の説明を省略し、直ちに採決したいと思います。これに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
北野聡子 議長 異議なしと認めます。したがって、そのように決定しました。
ただいまから、意見書案第41号から意見書案第46号までの以上6件を一括して採決します。
本件は原案のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
北野聡子 議長 異議なしと認めます。したがって、本件は原案のとおり可決することに決定しました。
日程第10、決議案第6号将来を見据えた健全で持続可能な行財政運営の実現を求める決議についてを議題とします。
△───── 日程第10 ─────
……………………………………………
決議案第6号 将来を見据えた健全で持続可能な行財政運営の実現を求める決議について
……………………………………………
○
北野聡子 議長 決議案を職員に朗読させます。
◎川辻優美 議会事務局次長 朗読いたします。
将来を見据えた健全で持続可能な行財政運営の実現を求める決議。
宝塚市は、平成28年3月に作成した財政見通しにおいて、以降5年間の収支不足額を40億2千万円超と予測した。
それ以降、市は慌ただしく行財政改革の取り組みを進め、市議会としても行財政改革調査特別委員会を設置し、行財政改革を確実に進めるため、本市の財政状況や行財政改革の取り組みについて幅広く調査し、あるべき方向を指し示してきた。
そもそもこの収支不足は、市税収入や地方交付税等の伸びが見込めず、少子高齢化等による民生費の増、老朽化した公共施設やインフラ等の整備や維持・保全費用の増大等からなるもので、人口減少や少子高齢化の流れの中でこれまでと同じような行財政運営を進めていくことには無理が生じていることをあらわしている。
今後の行財政運営では、減少傾向にある歳入については、増加につながる方策に鋭意取り組む必要があり、増加傾向にある歳出については、行財政運営アクションプランの取り組みや事務事業の見直し、公共施設マネジメントの取り組み等、歳出総額の削減につながる施策を積極的かつ計画的に進めていく必要がある。
そのためには、具体的財源不足への対応方針である「将来を見据えた健全で持続可能な行財政運営をめざして」をはじめ、本市の厳しい財政状況と財政健全化の取り組み等について、市民に対し丁寧に周知し、理解を求めていかなければならない。
また、市民生活に直接的に大きな影響を与える施策の見直しに当たっては、しっかりと市民の声を聴き進める必要がある。
そして、本市がめざす、「将来を見据えた健全で持続可能な行財政運営」の確立は、市民の理解の下、庁内一丸となり、間断なく財政健全化及び行財政改革の取り組みを進めることにより成し得るものである。
その実現に当たっては、各部局により異なる意識やスピード感をしっかりと管理し、推進していく、市長以下本市執行部のマネジメント能力が問われるところである。
これを肝に銘じた取り組みを求めるに当たり、本市の財政健全化及び行財政改革の取り組みにおいて必要な条件をここに提示する。
1 「将来を見据えた健全で持続可能な行財政運営をめざして」の方針に沿って、財政健全化及び行財政改革を引き続き進めること
2 庁内一丸となった取り組みとなるよう、市長以下執行部は責任を持ってマネジメントを行うこと
3 制度の見直し等により市民サービスの低下を招く恐れがある場合には、丁寧に市民の声を聴き検討・実施すること
4 ワーク・ライフ・バランスの実現や業務の効率化を目指して、給与体系等も含め、組織の活性化を図ること
5 公共施設やインフラの更新等、将来を見据えた投資を着実に行うために、適切な実施計画と財源の確保を行うこと
6 公共施設マネジメントを早急に確立すること
7 市民が正しく財政状況を把握できるよう、適切に情報発信を行うこと
本市議会は、市長以下本市執行部に対し、上記7項目の確実な取り組みを求めるものである。
以上決議する。
平成30年、2018年、12月21日、
宝塚市議会。
○
北野聡子 議長 朗読は終わりました。
お諮りします。
本件については、提案理由の説明、質疑、委員会付託及び討論を省略して、直ちに採決したいと思います。これに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
北野聡子 議長 異議なしと認めます。したがって、そのように決定しました。
ただいまから決議案第6号将来を見据えた健全で持続可能な行財政運営の実現を求める決議についてを採決します。
本件は可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
北野聡子 議長 異議なしと認めます。したがって、本件は可決することに決定しました。
───── 閉 会 ─────
○
北野聡子 議長 お諮りします。
今期定例会に付議された案件の審議は全て終了しました。したがって、
宝塚市議会会議規則第7条の規定により、本日で閉会したいと思います。これに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
北野聡子 議長 異議なしと認めます。したがって、今期定例会は本日で閉会することに決定しました。
なお、閉会に先立って、中川市長から挨拶したいとの申し出がありますので、これを許可します。
中川市長。
───── 市長挨拶 ─────
◎中川智子 市長 平成30年第4回
宝塚市議会定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
今回の定例市議会に御提案申し上げました諸案件並びに第3回定例市議会から継続審査をいただいていました平成29年度一般会計及び各特別会計の決算認定につきましては、いずれも慎重な御審議をいただき、それぞれに御決定を賜りまして、ありがとうございました。
委員長報告でいただきました御指摘、また本会議及び各委員会で議員各位から賜りました御意見、御要望などにつきましては、今後、市政の執行に当たりましてその運営の適正化を図ってまいりますので、なお一層の御協力をよろしくお願い申し上げます。
さて、本年は、6月の大阪府北部地震、7月以降に相次いだ台風や記録的な長雨で自然災害の脅威を目の当たりにし、日ごろからの備えといざというときの体制の確保など、命を守るための不断の取り組みの大切さを痛感しています。
また、本市がWHOエイジフレンドリーシティ・グローバルネットワークのメンバーとなって3年目を迎えました。これまで、超高齢社会に対応し、高齢者を初め全ての市民の生活の質が向上し、明るい未来に向けて発展することを目指して取り組んできましたが、本年は、公募の市民の方々を中心としたエイジフレンドリーシティ縁卓会議を開催し、庁内でも推進委員会を設置し、全庁横断的に取り組みを進めています。
さらに、性的マイノリティの方々に寄り添うまちづくりの取り組みも3年目となり、これまで、パートナーシップ制度により2組のカップルの宣誓が行われました。今後も、性的マイノリティに関する理解が浸透し、誰もがありのままで、安心して自分らしく生きられる社会を目指して取り組んでいきます。
そして来年は、2月に中央公民館の2期工事が完成し、グランドオープンします。新たな生涯学習の拠点として、より一層活用されるよう期待しています。
さらに、宝塚市立
文化芸術センター及び宝塚
文化芸術センター庭園については、2020年のオープンに向けて本格的に事業が動き出します。
本市は、阪急電鉄の創業者小林一三氏の鉄道沿線開発によって、豊かな芸術、文化や市民の生活様式が形成され、発展を遂げてきました。かつて宝塚植物園や宝塚ファミリーランドがあり、にぎわいにあふれたその場所を、宝塚文化の創造と市民の交流の場とするため、着実に準備を進めてまいります。
また、2021年度から2030年度までを計画期間とする第6次総合計画策定に向けた作業も本格化します。市民の皆様と目標を共有し、協働により未来の宝塚を築いていくための計画としていきたいと考えています。
最後になりましたが、議員各位におかれましては、本年の市政運営に多大な御尽力と御協力を賜りまして心から感謝申し上げますとともに、新しい年を迎えてますますの御発展と御多幸を祈念いたしまして、閉会の御挨拶といたします。
また、報道機関の皆様には、この1年間市政報道に関し格段の御協力をいただきましたことを、この場をおかりいたしまして心からお礼を申し上げます。
ありがとうございました。よいお年をお迎えくださいませ。
○
北野聡子 議長 以上で、平成30年第4回
宝塚市議会定例会を閉会します。
── 閉 会 午前11時18分 ──
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
宝塚市議会議長 北 野 聡 子
宝塚市議会副議長 三 宅 浩 二
宝塚市議会議員 伊 福 義 治
宝塚市議会議員 冨 川 晃太郎...