宝塚市議会 2016-03-28
平成28年第 1回定例会−03月28日-04号
平成28年第 1回定例会−03月28日-04号平成28年第 1回定例会
平成28年第1回
宝塚市議会(定例会)会議録(第4日)
1.開 議 平成28年3月28日(月) 午前 9時30分
閉 会 同 日 午前11時53分
2.出席議員(26名)
1番 細 川 知 子 14番 浅 谷 亜 紀
2番 梶 川 みさお 15番 大 川 裕 之
3番 大河内 茂 太 16番 伊 藤 順 一
4番 冨 川 晃太郎 17番 みとみ 稔 之
5番 たけした 正彦 18番 田 中 こ う
6番 岩 佐 将 志 19番 井 上 聖
7番 若 江 まさし 20番 三 宅 浩 二
8番 となき 正 勝 21番 中 野 正
9番 北 山 照 昭 22番 藤 岡 和 枝
10番 大 島 淡紅子 23番 江 原 和 明
11番 伊 福 義 治 24番 寺 本 早 苗
12番 山 本 敬 子 25番 北 野 聡 子
修正案についての質疑では、議会として移設自体を当初予算で可決したのではないかなどの質疑が行われました。
討論では、修正案に反対原案に賛成の討論と、修正案に賛成残る原案に賛成の討論が行われ、採決では、修正案を賛成多数で可決、修正部分を除く原案については
全員一致で可決いたしました。
次に、議案第60号宝塚市特別職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について。
議案の概要は、国の特別職の職員の給与に関する法律の改正に準じて、特別職の職員の期末手当の支給月数を改定するとともに、今後3年間で生じる財源不足への対策として、特別職の給与などを減じることに伴い、宝塚市特別職の職員の給与に関する条例など3条例について所要の整備を行うため、各条例の一部を改正しようとするものです。
改正の内容については、
委員会報告書27ページをごらんください。
本議案については
全員一致で可決いたしました。
次に、議案第61号宝塚市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について。
議案の概要は、平成27年
人事院勧告に基づく給与の改定、
地方公務員法の改正に伴う所要の整備を行うとともに、
財源不足対策として、今後3年間、
給与削減措置に取り組むために条例の一部を改正しようとするものです。
改正の内容については、
委員会報告書28ページをごらんください。
本議案については
全員一致で可決いたしました。
次に、議案第21号から議案第26号及び議案第51号から議案第55号及び議案第57号、議案第59号の以上13件については、当局の説明により内容を理解し、
全員一致で可決いたしました。
次に、請願第8号鎮魂之碑の
移設中止についての請願。
請願の趣旨、請願項目については、
委員会報告書をごらんください。
主な質疑は、寄贈者の
宝塚ライオンズクラブの移設に対する考えについて、
ゆずり葉緑地に設置した経緯について、鎮魂之碑の形を変えることに対する同意について、
宝塚ライオンズクラブと市の話し合いについて、銘板について、移設費用について、それぞれ質疑がありました。
反対、賛成、それぞれの討論の後、採決を行い、本請願は賛成多数で採択されました。
次に、請願第10
号米軍基地のための
辺野古沖埋め立て工事について貴市議会による
地方自治の尊重を求める
意見書採択と提出に関する請願。
請願の趣旨、請願項目については、
委員会報告書をごらんください。
主な質疑は、県の処分に国の機関が不服申し立てしたことに対する見解、
地方自治を尊重することについてなどがありました。
反対、賛成、それぞれの討論の後、採決を行い、本請願は賛成少数で不採択となりました。
以上で
総務常任委員会の報告を終わります。
○
石倉加代子 議長 委員長の報告は終わりました。
ただいまから質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「ありません」と呼ぶ者あり)
○
石倉加代子 議長 以上で質疑を終結します。
ただいまから討論に入ります。
討論はありませんか。
8番となき議員。
◆8番(となき正勝議員)
日本共産党宝塚市会議員団を代表して、議案第50号平成27年度宝塚市
一般会計補正予算第5号の修正案に反対し原案に賛成、請願第8号鎮魂之碑の
移設中止についての請願に反対、請願第10
号米軍基地のための
辺野古沖埋め立て工事について貴市議会による
地方自治の尊重を求める
意見書採択と提出に関する請願に賛成する討論を一括して行います。
まず、議案第50号について。
今回の
補正予算では、厳しい財政状況となっている
国民健康保険会計への繰り入れ、市立病院への支援、学校園の
改修工事費などが含まれており、市民の命と暮らしを守る上で重要なものとなっています。
修正案については、鎮魂之碑の移設に係る
工事費等の増額、
銘板設置費用などを削るものとなっております。
鎮魂之碑を移設することについては、当初予算で計上されていたものです。当初予算の審査においては、
平和関連事業、
再生可能エネルギー関連事業について一部を削る修正案は出されましたが、結果としては原案が賛成多数で可決されました。この経過からしても、鎮魂之碑の移設については修正案が出されたわけでもなく、
移設そのものについては同意されているものと考えます。
デザインの変更については、そもそもの設置者である
ライオンズクラブと協議の上、同意を得て決定しているものであること、遺族の全員の積極的な賛成があるわけではないが
銘板設置に賛同する人がふえてきていること、これらのことを考慮すると、今後、遺族を初め関係者の理解が広がるよう努力することは必要と考えますが、
移設そのものを取りやめることはないものと考えます。
よって、修正案に反対し、原案に賛成するものです。
次に、請願第8号について。
今、議案第50号について述べたとおり、
移設計画を白紙撤回することを求めるものに賛同できないことから、反対といたします。
請願第10号について。
まず、国による
行政不服審査法の乱用について。
政府機関が私人の立場で
不服審査請求をしながら、一方で
政府機関として知事の決定を取り消して代執行するという行為は、私人の救済を目的とした
行政不服審査法の趣旨に反するものであり、政権の都合のいい法解釈で
地方自治体の権限を国が無効化することは許されません。
この点については、本請願の審査が委員会で行われた翌日の3月4日、国と県の和解が成立しました。和解内容は、新
基地工事の中止、国と県がそれぞれ起こした訴訟の取り下げ、解決への協議などです。今回の和解に際し、
福岡高裁那覇支部は
和解勧告文で、国が今後も法廷闘争で勝ち続ける保証はないなどと指摘しました。法制度を悪用、乱用した安倍政権の手段を選ばぬやり方が、司法の場で通用するものではないことを示したものと言えます。
もう一つは、沖縄の民意について。
沖縄の住民の民意は、
名護市長選挙、
県知事選挙、総選挙の結果から、
普天間基地撤去、県外移設を望んでいることは明白です。
普天間基地のある
宜野湾市長選挙では、辺野古の新
基地建設の是非が問われたものではなく、どの候補者も主張していた
基地撤去をという民意が示されたものです。そして、
翁長知事は、
沖縄県民はみずから基地を提供したことは一度もない。銃剣とブルドーザーによる土地の強制接収によってつくられたのに、
普天間基地が古くて危険だからかわりの基地を提供しろというのは道理が通らないと訴えています。
3月13日、米軍人が那覇市内のホテルで女性に性的暴行を働いたという事件が起こり、県警は
キャンプ・シュワブ所属の米海軍1等水兵を準強姦罪の容疑で緊急逮捕しました。これを受けて、22日には、
沖縄県議会が米兵の
女性暴行事件に対する抗議決議と、日本政府に提出する意見書を全会一致で可決しました。抗議決議、意見書では、人間としての尊厳をじゅうりんする極めて悪質な犯罪であると指摘しています。
米軍関係の犯罪件数は、復帰後から2015年12月末までで5,896件に上り、県議会は、事件、事故が発生するたびに米軍に抗議し、再発防止を求めてきましたが、またもこのような事件が発生したことは怒りを禁じ得ないと強く抗議しています。
沖縄県民は、このような米兵による犯罪に長年苦しめられてきましたが、基地がある限り、事件は繰り返されます。二度と事件を繰り返さないためには、基地を撤去するしかありません。国がこのような住民の声を無視して強引に
基地建設を強行することは、民主主義と
地方自治の根幹にかかわる重大な問題です。国に対して
地方自治の尊重を求めることは、全国の全ての議会の役割でもあると考えます。
よって、請願に賛成するものです。
以上、討論とします。
○
石倉加代子 議長 ほかに討論はありませんか。
24番寺本議員。
◆24番(
寺本早苗議員)
市民ネット宝塚を代表して、議案第50号平成27年度宝塚市
一般会計補正予算第5号の修正案及び原案について並びに請願第8号鎮魂之碑の
移設中止についての請願について、いずれも賛成の立場で一括して討論を行います。
補正予算第5号で、349万3千円が増額計上された追悼之
碑整備工事費は、当初予算の段階から移設の必要性をめぐる議論があり、私たちは鎮魂之碑が
ゆずり葉緑地に建てられた経緯やロケーションとの調和の観点から
移設計画に慎重な考えを主張しておりました。それでも予算に賛成したのは、より訪れやすい場所での追悼を望む御遺族の声が多く、寄贈者も快諾されているとのことだったからです。
しかしながら、今回
アンケートや寄附金の状況などから、碑の移設に対する御遺族や市民の期待は一定存在するにしても高いとまでは認められないこと、また当初の計画は碑本体の移設で台座が含まれていなかったことから、その後寄贈者から計画の撤回が求められていたことも明らかになりました。当初の事情や計画の内容、ましてやデザインの変更が行われていることから、当初予算に計上された
整備工事550万円余に新たに400万円もの追加してまで移設する必要性は認められないと判断します。
また、このような碑の移設に関し、デザインまで変更するということは碑の格調をおとしめることであり、たとえ寄贈者の了承を得たとしてもあり得ないことです。
議案第50号の修正案に賛成し、残る原案に賛成いたします。
次に、請願第8号。
請願第8号についても同様の趣旨から賛成いたします。
○
石倉加代子 議長 ほかに討論はありませんか。
10番大島議員。
◆10番(
大島淡紅子議員) それでは、請願第10
号米軍基地のための
辺野古沖埋め立て工事について貴市議会による
地方自治の尊重を求める
意見書採択と提出に関する請願について、賛成の討論を行います。
請願の審査後、沖縄に2つの大きな出来事がありました。
1つは、
米軍普天間基地の名護市辺野古への
移設計画をめぐる訴訟の和解があり、工事を中断し、その後、
基地負担の軽減に向けた協議を行っています。しかし、
普天間飛行場の移設場所、運用、時期、
北部訓練場の返還など、議論は平行線のままです。
もう一つは、本土からの
女性観光客が辺野古の
キャンプ・シュワブの兵士にレイプされた事件です。綿々と続く沖縄での米兵による女性への暴行、その根底には女性への差別と日本人への差別の意識があると思います。同じ
キャンプ・シュワブの兵士たちに
暴行事件の抗議をしていたところ、ある兵士が車から中指を立てて挑発したと聞きました。兵士の人権意識はそれくらいのものなのです。
第2次世界大戦後70年にわたり、米軍は沖縄の人々からその土地を奪い、基地を建設し、住民は日々騒音と危険にさらされ続けている日常から一刻も早く平穏を取り戻したい、そう願うことは至極当然のことです。
請願審査の争点の一つとなった
宜野湾市長選での
自公推薦候補者の勝因については、選挙戦では地元の振興策を前面に押し出し、
移設計画の是非には具体的に触れず、基地を固定化させないために早期返還と危険性の除去のみを訴えたことにありました。また、米軍が沖縄経済に寄与しているという争点に関してですが、先ほどのホテルで起きた
暴行事件は、今や年間700万人を超える観光客が訪れる安全が売りの沖縄の観光にも影を落としかねません。
米軍基地は、もはや
沖縄経済発展の阻害要因でしかないと公言して
翁長知事は当選した、
沖縄県民の共通認識です。
次に、請願の項目、沖縄県
辺野古沖での
米軍基地建設について、
地方自治を尊重することを求める意見の提出に関してですが、昨日、名護市の
稲嶺進市長の講演がありました。その中で、
中谷防衛大臣が名護市久辺3区の区長と
頭越し会談をし、補助金を提示したことについて、地域の分断以外の何物でもない、こういう形は前代未聞で例がなく、
地方自治を脅かすものだと述べられました。
また、
辺野古基地建設反対の民意は、1、名護市市民投票、2、名護市市長選、3、
沖縄県知事選、4、衆議院総選挙に反映されているにもかかわらず、国は辺野古ありきで一歩も引きません。
さきの戦争では、わが国で唯一の苛烈を極める地上戦が繰り広げられ、米軍の本土上陸を先延ばしにするための犠牲とした地を、わが国の敗戦により待ちわびた平和が訪れるどころか、日本全体の
米軍専用施設の約73.8%を集中させ沖縄本島の面積の18%を米軍に渡しました。だから、野中広務さんは県議だった
翁長知事に申しわけないと頭を下げ、亡くなった
後藤田正晴さんは沖縄入りを渋ったそうです。
それを、現政権は私人に成り済ましてまで県と戦おうという、またも沖縄に犠牲を強いるつもりです。固定化させないといっても移設完了は早くても2025年、移設後30年以内の
辺野古返還が実現しても米軍が自衛隊に取ってかわるだけです。極東軍事の要衝であることは間違いなく、そのために普天間以上にパワーアップした基地を計画していては負担軽減にはなりません。
このように理不尽な沖縄の問題に、国防に関するような高度に政治的な問題に、地方議会が判断できないという意見は、私
たち地方議会が政府に意思を示す権利の放棄であり、ではほかに意見表明の場はどこにあるというのでしょうか。
まさにこの請願が問う
地方自治の尊重のために、沖縄の人々に寄り添い、宝塚市の議会議員として賛同いただくことをお願いいたします。
○
石倉加代子 議長 ほかに討論はありませんか。
12番山本議員。
◆12番(
山本敬子議員) それでは、請願第10
号米軍基地のための
辺野古沖埋め立て工事について貴市議会による
地方自治の尊重を求める
意見書採択と提出に関する請願について、反対の立場で討論させていただきます。
政府との訴訟問題ともなりました、この
普天間基地の辺野古移転問題の件は、地域住民の方々には多大な御協力をいただいている問題だと思っております。
その中で、宜野湾市にある
普天間基地の周辺住宅が、ここ宝塚の近隣にあります
伊丹空港周辺住宅のように近くに迫っておりまして、住民の方からの移転を依頼する動きが出たということです。
私は、2012年に沖縄返還40周年の折に、私の会派の議員、そして他の地域からの議員の方々と御一緒に沖縄を訪れたことがあります。
70年前、日本は戦争に負けたのです。以前、沖縄に行くにはパスポートが必要でした。沖縄は、アメリカだったのですから軍の基地も当然ながら設置をされておりました。地域県民の強い意向によりまして、日本への返還を願う折には軍の基地があるのも約束のもとであったのだろうと存じます。沖縄にまいりますと、北方領土の返還はしてくれていないけれども、アメリカはよくぞこの沖縄を返してくれたものだという思いを痛感いたします。
40周年の折には、宜野湾市や名護市の企業者、商業者の意見交換の場が設けられました。そして、各首長の方々も一堂に会しました。皆さんは口々に、我々の中に反対する者は誰一人いない、基地が出ていくまたはグアムに移転などとなれば我々の死活問題であり、私たちの生活は成り立っていかないのだ。何とかしてほしいと、痛切な意見をお聞きいたしました。しかし、ただ一つ政府にお願いしたいのは、治外法権である基地からの事故、事件に対する確固たる態度を持ってほしいのだということをお聞きいたしております。
そして、何よりも沖縄自体が諸外国からの侵入を米軍によって守られている事実も、これは拭えない事実です。
これらも含めまして、沖縄地域のことに他府県の自治体が介入することはなかなか難しいことであると思います。
以上をもちまして反対討論といたします。
○
石倉加代子 議長 ほかに討論はありませんか。
(「ありません」と呼ぶ者あり)
○
石倉加代子 議長 以上で討論を終結します。
ただいまから、議案第50号平成27年度宝塚市
一般会計補正予算第5号を採決します。
本件に対する委員長の報告は、お手元に配付の
総務常任委員会修正案のとおり、阪神・
淡路大震災犠牲者追悼事業費の一部を減額の上、予備費を増額し、さらに同事業費を繰越明許費から減額する修正をし、修正部分を除くその他の部分を原案どおり可決することが適当とするものです。
まず、委員会の修正案を採決します。
現在の出席議員は25名です。
委員会の修正案に賛成する議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○
石倉加代子 議長 起立している議員の議席番号を点呼します。
1番、3番、4番、5番、6番、7番、9番、11番、12番、14番、15番、16番、20番、21番、22番、23番、24番、25番。
起立多数です。したがって、委員会の修正案は可決することに決定しました。
次に、ただいま可決しました修正部分を除く原案について採決します。
現在の出席議員は25名です。
修正部分を除くその他の部分について、原案のとおり可決することに賛成する議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○
石倉加代子 議長 起立している議員の議席番号を点呼します。
1番、2番、3番、4番、5番、6番、7番、8番、9番、10番、11番、12番、14番、15番、16番、17番、18番、19番、20番、21番、22番、23番、24番、25番、26番。
全会一致です。したがって、原案の修正部分を除くその他の部分について、原案のとおり可決することに決定しました。
なお、議決の結果生じた議案第50号及び議案第57号の字句、数値等の所要の整理を行うことについては、議長に一任願いたいと思います。
これに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
石倉加代子 議長 異議なしと認めます。したがって、そのように決定しました。
次に、議案第21号から議案第26号まで、議案第51号から議案第55号まで、議案第57号及び議案第59号から議案第61号までの以上15件を一括して採決します。
本件に対する委員長の報告は可決することが適当とするものです。
本件は委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
石倉加代子 議長 異議なしと認めます。したがって、本件は委員長の報告のとおり可決することに決定しました。
次に、請願第8号鎮魂之碑の
移設中止についての請願を採決します。
現在の出席議員は25名です。
本件に対する委員長の報告は採択することが適当とするものです。
本件は委員長の報告のとおり採択することに賛成する議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○
石倉加代子 議長 起立している議員の議席番号を点呼します。
1番、3番、4番、5番、6番、7番、9番、11番、12番、14番、15番、16番、20番、21番、22番、23番、24番、25番。
起立多数です。したがって、本件は委員長の報告のとおり採択することに決定しました。
次に、請願第10
号米軍基地のための
辺野古沖埋め立て工事について貴市議会による
地方自治の尊重を求める
意見書採択と提出に関する請願を採決します。
現在の出席議員は25名です。
本件に対する委員長の報告は不採択とすることが適当とするものですが、採択についてお諮りします。
本件は採択することに賛成する議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○
石倉加代子 議長 起立している議員の議席番号を点呼します。
2番、8番、9番、10番、17番、18番、19番、25番、26番。
起立少数です。したがって、本件は委員長の報告のとおり不採択とすることに決定しました。
日程第2、議案第19号、議案第27号から議案第29号まで、議案第56号及び議案第58号並びに請願第9号の以上7件を一括して議題とします。
△───── 日程第2 ─────
……………………………………………
議案第19号 平成28年度宝塚市病院事業会計予算
議案第27号 宝塚市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について
議案第28号 宝塚市学校給食の実施に関する条例の制定について
議案第29号 宝塚市学校給食費調整基金条例の制定について
議案第56号 平成27年度宝塚市病院事業会計
補正予算(第3号)
議案第58号 平成27年度宝塚市病院事業会計
補正予算(第4号)
請願第 9 号 放課後児童クラブにおける子どもの安心・安全な環境整備に関する請願
(文教生活常任委員会付託)
……………………………………………
○
石倉加代子 議長 本件については、さきに文教生活常任委員会に付託をして審査が終わっておりますので、委員長の報告を求めます。
22番藤岡文教生活常任委員会委員長。
◎22番(藤岡和枝議員) 文教生活常任委員会の報告をいたします。
本委員会は、3月1日、4日、24日に委員会を開会し、付託を受けた議案6件、請願1件の案件を審査しました。
審査の経過及び結果につきましては、お手元に配付の
委員会報告書に記載のとおりです。
その主な内容を報告いたします。
まず、議案第19号平成28年度宝塚市病院事業会計予算についてです。
議案の概要は、平成28年度宝塚市病院事業会計予算について、地方公営企業法第24条第2項の規定により、議会の議決を得ようとするものです。
外来患者数は、前年度当初予算比0.2ポイント減の延べ22万3,371人、入院患者数は、前年度当初予算比2.6ポイント増の延べ12万9,575人、病床利用率は、前年度当初予算比4ポイント増の81.4%、収益的収支は、前年度比3億4,858万6千円減の380万6千円の黒字、資本的収支は、収支差引9億914万3千円の不足とし、その不足分は当年度分損益勘定留保資金、長期借入金で補填しようとするものです。
資本的収支の支出のうち、建設改良費として、放射線治療棟建設工事や大規模改修工事、既存不適格等改修工事及び無菌室整備事業の施設改修事業7億1,544万円、放射線治療装置や医療機器整備事業及び医療情報システムの更新などの医療機器等購入としての11億3,330万円などを合わせて19億785万4千円を計上しています。
論点は、病院事業の収支見込みについて、医療体制について、障害者差別解消法等の施行に伴う体制づくりについての3点です。
中期事業計画2014に掲げた収支目標から差し引き約7億円のマイナスとなっている要因、2016年度診療報酬改定の影響、資金繰りの状況、医師の確保対策、障害者差別解消法施行に向けた病院の体制づくりなどについて質疑があり、本議案につきましては、審査の結果、
全員一致で可決しました。
次に、議案第27号宝塚市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてです。
議案の概要は、平成28年度の国民健康保険税の税額などを改定するため、条例の一部を改正しようとするものです。
論点は、国保会計の健全化についてと市民への影響についての2点です。
医療費抑制のための市の取り組み、国民健康保険税の収納率向上に向けての取り組み、ジェネリック医薬品への切りかえによる医療費削減効果、国民健康保険運営協議会の審議における議論の内容、市民の負担増に対する見解などについて質疑がありました。
討論では、安心して医療を受けられることは、最低限の生活を送るため重要で、国民の権利である。国庫負担をふやすしか道はなく、憲法の要請である応能負担の原則に反する国保税の値上げには厳しく抗議するとの反対討論と、今回の値上げは市民生活を考えると苦しいが、過去から低く据え置いてきた税率を県下、阪神間の標準に近づけるため税率改定は仕方ない、賛成せざるを得ないが、現実相当な問題を含んでおり、1年やってみて一般財源を投入するなり、何らかの方法を考えてもらいたいとの賛成討論がありました。
本議案につきましては、審査の結果、賛成多数で可決しました。
次に、議案第28号宝塚市学校給食の実施に関する条例の制定についてです。
議案の概要は、市立小学校、中学校及び特別支援学校で実施する学校給食に関し、市が保護者から直接学校給食費を徴収し、物資購入を行う公会計方式を来年度から導入することに合わせて、必要な事項を定めるため、条例を制定しようとするものです。
条例の主な内容は、学校給食の実施に関する市の実施責任を明確にするとともに、保護者が負担すべき学校給食の額、その減額及び納期限といった給食費の管理に関する事項を定めるものです。
次に、議案第29号宝塚市学校給食費調整基金条例の制定についてです。
議案の概要は、市が実施する学校給食に必要な物資の購入に関して、物価変動などによる費用額の増減を調整し、安定的な給食用物資の確保に資することを目的として、新たに基金を設置するため、条例を制定しようとするものです。
以上2議案は、内容が関連するため、論点を学校給食の公会計化に伴う教育委員会の責任と役割についてと設定し、一括して審査を行いました。
保護者の給食費の支払方法の手続、滞納者に対する対応、公会計化への準備体制、食物アレルギーなどの安全対策などについて質疑があり、本2議案につきましては、審査の結果、
全員一致で可決しました。
次に、議案第56号平成27年度宝塚市病院事業会計
補正予算第3号についてです。
議案の概要は、長期に安定した資金を確保するため、
一般会計から長期借入金5億5千万円を借り入れしようとするものです。
次に、議案第58号平成27年度宝塚市病院事業会計
補正予算第4号についてです。
議案の概要は、給与改定に伴う給与費を7,109万7千円増額するものです。
以上2議案は、内容が関連するため、一括して審査を行いました。
新たに
一般会計から長期借り入れを行う理由、返済計画の見通しなどについて質疑があり、本2議案につきましては、審査の結果、
全員一致で可決しました。
次に、請願第9号放課後児童クラブにおける子どもの安心・安全な環境整備に関する請願についてです。
請願の概要は、山手台小学校において、来年度から2年間、臨時措置として長尾南小学校区の民間放課後児童クラブへ待機児童約30名を送迎する仕組みを導入する予定となっていることに対して、子どもたちが安心・安全に過ごせる環境づくりを求めるものです。
山手台小学校における待機児童解消に向けての動きと、地域児童育成会の整備状況、バスで移動することの安全性に関する責任の所在、長尾南小学校区の民間放課後児童クラブでの子どもたちの滞在時間などについて質疑があり、本請願につきましては
全員一致で採択されました。
以上で文教生活常任委員会の報告を終わります。
○
石倉加代子 議長 委員長の報告は終わりました。
ただいまから質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「ありません」と呼ぶ者あり)
○
石倉加代子 議長 以上で質疑を終結します。
ただいまから討論に入ります。
討論はありませんか。
18番田中議員。
◆18番(田中こう議員) それでは、日本共産党議員団を代表して、議案第27号宝塚市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、反対討論を行います。
今、多くの自治体が国保財政の悪化に苦しんでいますが、国保の危機をここまで深刻化させているのは、無職や非正規雇用など、低所得者の加入が増加し、財政状況が悪化しているのに、国が市町村に対する国庫負担を削減したまま引き上げず、抑制方針を続けてきたことにあります。何よりも国庫負担の抜本的引き上げを強く求めるものです。
本議案は、2016年度の国保税について、所得割税率を11.4%から12.6%に、平等割額を3万2,800円から3万5,900円に、均等割額を4万3,500円から4万9,500円にするもので、2年連続の大幅な保険税値上げとなります。
国民健康保険事業は、市町村ごとに運営され、税額については、加入者の所得や医療費総額、健康推進活動など、それぞれの自治体の状況に合わせて設定されていますが、税率が高い自治体ほど現年度分における収納率が低く、値上げしても滞納者がふえるだけで、収支改善にはつながりません。また、医療費の増減は予測するのが難しく、例えば、ことしのようにインフルエンザが流行すると約2億円の支出増にもなります。
国保加入者の多くは、自営業者や年金者、わずかなパート・アルバイト収入で生活する人で、33%が所得ゼロ世帯、およそ8割が所得200万円以下という状況です。所得400万円の4人家族では、昨年度52万9,500円だった保険税が今年度60万4,800円になり、今回の値上げによって、来年度には66万8,700円と、2年間で13万9,200円もの値上げとなります。
夫婦2人の国民年金37万円を合わせれば100万円を超え、国保税と国民年金額の所得に占める割合は26%にも上り、これは、所得が下がるほど高くなり、所得300万円では30%、所得150万円では45%と、負担能力をはるかに越えています。加入者の生活実態や応能負担、社会保障としての議論もなく、1.3億円の税収増だけを目的に、市民生活をさらに苦しめる保険税改定に強く反対をします。
2年連続の値上げによって、さらに支払い困難な市民が増加することが予想され、減免制度のさらなる拡充やより丁寧な納税相談が求められている中、国民健康保険課が滞納者に保険証を送付しない、いわゆるとめ置きを復活させようとしていることも看過できません。
とめ置きに関しては、医療にかかれず死亡する事件も起きていることから、国会でも議論され、国や自治体においても、資格証明書やとめ置きなど罰則強化を見直し、住民の命を守る立場での議論が広がっています。この流れに逆行し、全国に先駆けてひとしく命を大切にするとしてきた宝塚市の方針転換は非常に残念です。
以前は、本市においても資格証明書の発行やとめ置きが実施されていましたが、市民の医療抑制につながり、命を脅かす制裁措置であることから、実施を見送ってきたのではなかったですか。資格証明書の発行やとめ置きをやめたことで、どれだけ滞納者がふえましたか。とめ置きを再開して、どれだけ滞納者が減り、税収が上がるのでしょうか。十分な検証がないまま罰則強化だけを方針化することは、断じて許せません。
社会保障における公平性とは、サービスについては、利用の必要性が同等、つまり、同じ病気にかかれば同じように病院に行けなければならないということです。とめ置きは、納税義務者でない家族の保険証を奪い、重い連帯責任を負わせるものです。世帯主が滞納すれば、家族全員の保険証を取り上げるのですか。子どもや障がいのある人、慢性疾患で通院が必要な人から保険証を奪うのですか。
中低所得者に重くのしかかる保険税の値上げによって、必ず払いたくても払えない人がふえます。そのことを想定して、このタイミングで保険証取り上げという制裁強化を行う国保行政を厳しく批判すると同時に、このような命のペナルティを実施するならば、日本共産党議員団は、持てる力の全てを発揮し、市民の命と暮らしを守るために全力を尽くします。
憲法25条の社会保障の理念に基づく国民皆保険の土台であり、市民の命を守る大切な制度であるべき国民健康保険制度をいま一度見直していただくことを強く求め、討論といたします。
○
石倉加代子 議長 ほかに討論はありませんか。
(「ありません」と呼ぶ者あり)
○
石倉加代子 議長 以上で討論を終結します。
ただいまから議案第27号宝塚市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
現在の出席議員は25名です。
本件に対する委員長の報告は、原案のとおり可決することが適当とするものです。
本件は原案のとおり可決することに賛成する議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○
石倉加代子 議長 起立している議員の議席番号を点呼します。
1番、2番、3番、4番、5番、6番、7番、9番、10番、11番、12番、14番、15番、16番、19番、20番、21番、22番、23番、24番、25番。
起立多数です。したがって、本件は原案のとおり可決することに決定しました。
次に、議案第19号、議案第28号、議案第29号、議案第56号及び議案第58号の以上5件を一括して採決します。
本件に対する委員長の報告は可決することが適当とするものです。
本件は委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
石倉加代子 議長 異議なしと認めます。
したがって、本件は委員長の報告のとおり可決することに決定しました。
次に、請願第9号放課後児童クラブにおける子どもの安心・安全な環境整備に関する請願を採決します。
本件に対する委員長の報告は採択することが適当とするものです。
本件は委員長の報告のとおり採択することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
石倉加代子 議長 異議なしと認めます。したがって、本件は委員長の報告のとおり採択することに決定しました。
日程第3、議案第17号、議案第18号、議案第30号から議案第49号まで及び議案第62号の以上23件を一括して議題とします。
△───── 日程第3 ─────
……………………………………………
議案第17号 平成28年度宝塚市水道事業会計予算
議案第18号 平成28年度宝塚市下水道事業会計予算
議案第30号 宝塚市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について
議案第31号 宝塚市建築事務及び住宅事務手数料条例の一部を改正する条例の制定について
議案第32号 宝塚市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第33号 宝塚市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について
議案第34号 宝塚市下水道条例の一部を改正する条例の制定について
議案第35号 公の施設(宝塚市立宝塚園芸振興センター)の指定管理者の指定について
議案第36号 公の施設(宝塚市立農業振興施設)の指定管理者の指定について
議案第37号 公の施設(宝塚市立
長谷牡丹園)の指定管理者の指定について
議案第38号 市道路線の認定について
議案第39号 市道路線の認定について
議案第40号 市道路線の認定について
議案第41号 市道路線の認定について
議案第42号 市道路線の認定について
議案第43号 市道路線の認定について
議案第44号 市道路線の認定について
議案第45号 市道路線の認定について
議案第46号 市道路線の認定変更について
議案第47号 市道路線の認定変更について
議案第48号 市道路線の認定変更について
議案第49号 農作物共済に係る無事戻しについて
議案第62号 宝塚市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について
(産業建設常任委員会付託)
……………………………………………
○
石倉加代子 議長 本件については、さきに産業建設常任委員会に付託をして審査が終わっていますので、委員長の報告を求めます。
16番伊藤産業建設常任委員会委員長。
◎16番(伊藤順一議員) それでは、産業建設常任委員会の報告を行います。
本委員会では、3月2日及び3月7日に委員会を開催し、議案23件について審査を行いました。
詳しくはお手元の
委員会報告書に記載しておりますので、御確認ください。
ここでは概要のみ御報告をさせていただきます。
まず、議案第17号平成28年度宝塚市水道事業会計予算についてです。
議案の概要は、業務の予定量として、給水戸数10万2,400戸、年間給水量2,511万5,300立方メートル、一日平均給水量6万8,809立方メートル。収益的収入及び支出は、事業収益49億3,959万5千円、事業費用48億4,485万5千円、収支差引9,474万円の黒字としています。
資本的収入及び支出は、資本的収入33億6,299万9千円、資本的支出58億2,366万9千円、収支差引24億6,067万円の不足の予定ですが、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、及び過年度分損益勘定留保資金で補填するとのことです。
本議案については、論点を水道事業予算の妥当性についてとして質疑を行いました。
主な質疑は、水道事業会計の経営予測について、将来的な料金値上げの可能性、営業課業務の包括委託の評価、稼働率の悪い公用車について、浄水場における急な夜間勤務の交代についてなどがありました。
採決の結果、議案第17号は
全員一致で可決いたしました。
次に、一括して審査いたしました議案第18号平成28年度宝塚市下水道事業会計予算及び議案第34号宝塚市下水道条例の一部を改正する条例の制定についてです。
議案第18号の概要は、業務の予定量として、年度末水洗化人口23万人、年間総処理水量2,647万7,480立方メートル、一日平均処理水量7万2,541立方メートル。
収益的収入及び支出は、事業収益47億5,549万4千円、事業費用44億3,420万5千円、収支差引3億2,128万9千円の黒字としています。
資本的収入及び支出は、資本的収入17億3,497万2千円、資本的支出34億1,525万3千円、収支差引16億8,028万1千円の不足の予定ですが、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、過年度分損益勘定留保資金、及び当年度分損益勘定留保資金で補填するとのことです。
次に、議案第34号の概要ですが、本議案は、持続的かつ安定的に下水道サービスを提供していくために、企業としての経営努力に加え、必要最小限の下水道使用料の改定を行うため、条例の一部を改正しようとするもので、改正の内容は、公衆浴場の営業に伴う汚水以外の汚水に係る使用料について、現行から平均で約18.5%の引き上げを行おうとするものです。
本件につきましては、議案第18号の論点を、下水道事業予算の妥当性について、議案第34号の論点を、値上げの妥当性についてとして質疑を行いました。
主な質疑は、下水道使用料の値上げによる下水道事業会計の経営状況の変化について、
一般会計からの繰入金の増額について、生活困窮者に対する福祉減免制度について、民間委託の導入の取り組みについて、値上げに関する市民への周知についてなどがありました。
自由討議では、値上げしなかった場合、経営への影響が大きいのではないか。経営改善を確実に行っていただきたい。市民が納得できる経営改革を。市民に大きな負担を与えるような値上げはすべきでない。4月からの値上げでは期間が短く市民の納得が得られない。値上げの必要性は理解するが、経営健全化の内容をもっと示さないといけないなどの意見がありました。
討論では、議案第18号については1人の委員から賛成討論があり、議案第34号については、1人の委員から賛成討論が、3人の委員から反対討論がありました。
採決の結果、議案第18号は賛成多数で可決。議案第34号は賛成少数で否決となりました。
次に、議案第30号宝塚市都市公園条例の一部を改正する条例の制定についてです。
議案の概要は、開発行為により本市に帰属した山手台東5丁目きんもくせい公園及び川面2丁目公園を新たに都市公園とし、適正な管理を行うため、条例の一部を改正しようとするものです。
主な質疑は、斜面地にある公園の安全性について、公園でのボール遊びについて、災害時等の公園の活用に関して、公園での日陰の必要性についてなどがありました。
採決の結果、議案第30号は
全員一致で可決いたしました。
次に、議案第31号宝塚市建築事務及び住宅事務手数料条例の一部を改正する条例の制定についてです。
議案の概要は、長期優良住宅認定制度において、既存住宅の増築・改築に係る長期優良住宅建築等計画の認定制度が、また、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の施行に伴い、建築物のエネルギー消費性能基準への適合認定制度が、それぞれ追加整備されることを受け、それに伴う認定申請手数料を定めるとともに、その他所要の整備を行うため、条例の一部を改正しようとするものです。
主な質疑は、長期優良住宅の認定数とメリット、市民への周知についてなどがありました。
採決の結果、議案第31号は
全員一致で可決いたしました。
次に、議案第32号宝塚市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定についてです。
議案の概要は、青葉台地区における地区計画の都市計画決定に合わせて、地区整備計画で定められたもののうち、特に重要な建築物の敷地または用途に関する事項等の制限を建築基準法に基づき、当該地区計画区域内における建築物の制限として追加するため、条例の一部を改正しようとするものです。
主な質疑は、建築できる商店等について、建築が制限される内容、まちづくりルール検討委員会についてなどがありました。
採決の結果、議案第32号は
全員一致で可決いたしました。
次に、議案第33号宝塚市火災予防条例の一部を改正する条例の制定についてです。
議案の概要は、対象火気設備等の位置、構造及び管理並びに対象火気器具等の取り扱いに関する条例の制定に関する基準を定める省令の一部が改正されたことに伴い、条例で定める対象火気器具等の基準を省令の定めに合わせるため、条例の一部を改正しようとするものです。
主な質疑は、今回追加されるグリドルつきコンロの普及状況についてなどがありました。
採決の結果、議案第33号は
全員一致で可決いたしました。
次に、議案第35号公の施設、宝塚市立宝塚園芸振興センターの指定管理者の指定についてです。
議案の概要は、平成28年4月1日から平成33年3月31日までの間における宝塚市立宝塚園芸振興センターの指定管理者として、宝塚山本ガーデン・クリエイティブ株式会社を指定しようとするもので、
地方自治法の規定により、議会の議決を求めるものです。
本議案については、論点を指定管理者の妥当性について質疑を行いました。
主な質疑は、集客目標の設定について、売り上げ増加のための第三者の意見の導入についてなどがありました。
採決の結果、議案第35号は
全員一致で可決いたしました。
次に、議案第36号公の施設、宝塚市立農業振興施設の指定管理者の指定についてです。
議案の概要は、平成28年4月1日から平成33年3月31日までの間における宝塚市立農業振興施設の指定管理者として、兵庫六甲農業協同組合を指定しようとするもので、
地方自治法の規定により、議会の議決を求めるものです。
本議案について、論点を指定管理者の妥当性についてとして質疑を行いました。
主な質疑は、選定委員の評価の低かった経費縮減の方策について、選定委員の人選について、買い物客の減少と生産者の声について、広告宣伝について、非公募で指定管理者を選定していることについてなどがありました。
採決の結果、議案第36号は
全員一致で可決いたしました。
次に、議案第37号公の施設、宝塚市立
長谷牡丹園の指定管理者の指定についてです。
議案の概要は、平成28年4月1日から平成33年3月31日までの間における宝塚市立
長谷牡丹園の指定管理者として、長谷牡丹園芸組合を指定しようとするもので、
地方自治法の規定により、議会の議決を求めるものです。
本議案について、論点を指定管理者の妥当性についてとして質疑を行いました。
主な質疑は、他の施設との連携について、リピーターの状況について、牡丹の専門職の有無についてなどがありました。
採決の結果、議案第37号は
全員一致で可決いたしました。
次に、一括で審査いたしました議案第38号から議案第45号までの市道路線の認定について及び議案第46号から議案第48号までの市道路線の認定変更についての11件です。
議案の概要は、都市計画法による土地の帰属などによる、市道路線の新規認定と隣接地の宅地開発完了に伴う区間の追加などにより、市道路線の認定変更をしようとするものです。
主な質疑は、どのような道路を市道に認定するのか、市道の認定数増による管理コストの増について、階段状の道路における手すりの設置及び植栽について、街路樹の根の道路への影響についてなどがありました。
採決の結果、議案第38号から議案第48号の以上11件は
全員一致で可決しました。
次に、議案第49号農作物共済に係る無事戻しについてです。
議案の概要は、平成28年度において、平成25年度から平成27年度までの水稲に係る農作物共済について、対象予定者166人、総額の限度額を15万7千円とし、無事戻しをしようとするもので、宝塚市農業共済条例の規定により、議会の議決を求めるものです。
本議案は、議案の説明により内容を理解しております。
採決の結果、議案第49号は
全員一致で可決いたしました。
以上で産業建設常任委員会の報告を終わります。
○
石倉加代子 議長 委員長の報告は終わりました。
ただいまから質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「ありません」と呼ぶ者あり)
○
石倉加代子 議長 以上で質疑を終結します。
ただいまから討論に入ります。
討論はありませんか。
26番たぶち議員。
◆26番(たぶち静子議員) 私は、
日本共産党宝塚市会議員団を代表して、議案第18号平成28年度宝塚市下水道事業会計予算及び議案第34号宝塚市下水道条例の一部を改正する条例の制定について、反対の立場から一括して討論を行います。
議案第34号は、持続的かつ安定的に下水道サービスを提供していくために、企業として経営努力に加え、必要最小限の下水道使用料の改定を行うため、条例の一部を改正しようとするもので、改正の内容は、公衆浴場の営業に伴う汚水以外の汚水に係る使用料について、現行から平均で約18.5%の引き上げを行おうとするものです。
消費税増税により、物価の上昇や社会保障の切り捨てにより、市民の暮らしと営業は深刻です。労働者の実質賃金は減少し続け、中小零細企業や自営業の方も売り上げが減り、年金生活者も年金の引き下げで市民の暮らしは大変です。
このような状況で、市は今年度とこの4月からと2年続けて国民健康保険税の値上げです。市民の方からは、生活が大変、暮らしを守ってほしいなどと悲鳴を上げられておられます。さらに、4月1日からは、下水道料金の18.5%の引き上げ案で、市民の皆さんの暮らし、生活にますます追い打ちをかけ、苦しめ、脅かすものとなります。
また、市民への説明責任が不十分であることが、産業建設常任委員会の討論の中で明らかになりました。現在、地方分権、住民自治の時代にあっては、公共料金については市民とともに考える時代の流れです。市民とともに歩む市政を目指すためには、新たな負担をお願いするときこそ、時間と手間をかけ意見交換し、丁寧に市民に説明しながら理解を得る努力をすることこそ、市民協働の原点ではないでしょうか。
今回、市民への説明がされていないまま、市民の皆さんに大きな負担を与える下水道使用料を値上げする議案は到底認めることはできません。
よって、議案第18号及び議案第34号には反対といたします。各議員の皆さんの賛同をお願い申し上げまして、討論を終わります。
○
石倉加代子 議長 ほかに討論はありませんか。
5番たけした議員。
◆5番(たけした正彦議員) 議案第18号及び議案第34号の議案に対し、賛成の立場で討論を行います。
まず、本議案に対しては、賛成の立場ではありますが、100%胸を張って賛成と言えるものではございません。なぜかと申しますと、今回の予算は、先般問題が明るみになりました夜間代替勤務の問題や、これまで悪化しているにもかかわらず、値上げのタイミングを見失い、今まで値上げができなかったこと、また、企業努力の結果が余り出ていないからです。本来ならば、見込みでの賛成はできかねますが、宝塚市の今後を考えると、今手を打たなければ悪化はとまりません。
まずは、夜間代替勤務ですが、本来、責任の所在はどこにあるのでしょうか。そもそも、いつから始まったことなのか、交代することがだめなのかなど、一晩かわれば5万2千円ということ自体が常態化している現状を、知っていたが誰も言わなかったのか、誰も知らなかったのかなどの議論の中、今回の件を監査報告で知り得たとのことですが、監査報告に記載はなく、監査も気がつかない、記載もしない、誰も気づかなかったという体質自体が問題だと思います。
しかし、この夜間代替勤務については、先日、労働組合と協議していただき、早速対応もしていただきました。今回の値上げについては、答申では36%値上げとなっておりましたが、平成10年に値上げして以来値上げをしてこなかった本市において、30%を超える値上げは市民の方への激しい負担になってしまうため、
一般会計からの3年間年額7千万円、水道事業から下水道会計へ2億1千万円の出資、下水道事業の民営化等による経営健全努力などが合わさって、今回は約18.5%の値上げに抑えることができました。
しかし、逆にこの値上げ、出資、企業努力がなければ、毎年7億円程度のお金が不足し、資金ショートで破綻をしてしまいます。反対の意見の方は、適切な経営健全計画があれば賛成できる、市民に納得のいく説明ができないから反対などと言われます。では、経営健全計画ができるまでの間は何を財源として事業を維持していくのかなど、資金ショートに対する対案を示しておりません。維持できる財源がない状況であることが現状なのです。だから今対応しなければなりません。
また、経営健全化計画とは、夜間の代替勤務問題のこともあり、夜間の民営化等もあると思いますが、それは水道局だけに限られることではありません。さまざまな業務の民営化、これは宝塚市役所全体の問題でもあります。今回、市民の方へは、値上げという大きな負担を負わせてしまうことになりますが、これは、今まで値上げをしないイコール市民のためというスタンスで運営してきたツケが一気に回ってきたということです。
近隣他市は、過剰な値上げを避けるため、徐々に値上げをして運営をしてきました。今回の議案には関係ありませんが、国民健康保険事業も同じような状況で、兵庫県で唯一と言っていいほど、宝塚は約15億円もの赤字があります。これも、今回の下水道と同様、値上げをしないイコール市民のための蓄積の結果です。
今後は、下水道事業など企業会計に限らず、
一般会計また特別会計さまざまな状況を早い段階で市民にお知らせし、協働のまちづくりをうたう以上、市民の方にも知っていただき、協力していただきながら、よりよい市民サービスが提供できるような宝塚市を目指していきたいと思います。
今回の議案は、18号の下水道事業会計予算と34号の下水道条例の一部改正はセットで成り立っていることから、両議案に賛成とさせていただきます。
○
石倉加代子 議長 ほかに討論はありませんか。
9番北山議員。
◆9番(北山照昭議員) 議案第34号下水道使用料値上げ18.5%に対する反対討論をさせていただきます。
代表質問でも、平成27年3月25日付、下水道事業経営のあり方についての答申及び平成27年7月9日付の監査委員からの意見及び指摘事項に基づき、経営改善に関する企業としての方針を明らかにすることが下水道使用料値上げの前提要件であると指摘をいたしました。
2月15日に発表された行財政運営に関する重点項目についてにおいて、当面3年間、すなわち28年、29年、30年で、市として34億円の財源不足が発表され、しかもその原因が、下水道、病院、国保の赤字等に起因するということが強調されているわけですけれども、下水道、病院、国保の赤字要因、さらにその要因はどうしてつくられてきたのか、なぜこのような大きな額になったのか、下水道事業で見てみますと、近隣市と比較しまして、突出して宝塚市は資本費が高い、当初の整備費が高いわけですけれども、すなわち宝塚市における下水道整備の経費を見てみますと、市民の要望を踏まえて短期で集中的な投資がされました。
さらに、高低差が大変大きいという地形的構造的特徴がありまして、大変使用料が高くなったわけですけれども、そういった状況を考慮せずに、汚水処理に対する補助金を、当初は総計費から70%補助金を出しておりましたけれども、それが50%、さらには44%と大きく減額してまいりました。しかも7年連続の赤字で、約26億円ありました下水道事業基金が平成23年度には取り崩されましてゼロになっております。それでも今日まで先送りをしてきたのがこの問題であります。
また、国保にいたしましても、既に深刻になってきているのに、この数年間にわたり先送りし、県下で唯一の14億5千万円もの累積赤字を放置してきたのは誰なのでしょうか。中川市長のもと、当初は行革に取り組もうとされましたけれども、トラブルがあったのかもしれませんけれども、その後は行革担当の部長もなくされ、すなわちアクセルのみでブレーキのない執行体制のもと、21年度以降で、27年度で勘定してみますと新規事業が何と約230事業、廃止されたのは8事業、そのような中で、職員は疲弊し、財政は深刻になり、危機的になってきております。
そして、係長への昇格拒否をされる方や、降格願いをされる方まで出ているのが現実であります。25日に発表されました人事異動の内示におきましても、課題と難しさがあらわれております。まさにそれが現実であります。
これまで、
一般会計の黒字が毎年強調されましたけれども、予算特別委員会の資料の123を見てみますと、財政調整基金が24年度と28年度を比べてみますと約13億円、市債の管理基金が約14億円、その他の特別目的基金を見てみまと、公共施設等整備保全基金が約14億円、長寿社会福祉基金が約3億円、子ども未来基金が約17億円も減ってきております。
その間に、当然、すなわち25年から28年新たにそれぞれの基金に積み立てられてきた額を勘案いたしますと、何と60億円も減ってきているのが現状であります。すなわち、まだ27年、28年は資料では見込みでありますけれども、概算すると何と毎年15億円も取り崩してきているのが今の財政の実態であります。財政調整基金や市債管理基金だけではなく、これから多額の資金が必要になる公共施設等整備保全基金はあと3.7億円、長寿社会福祉基金はあと4千万円、こども未来基金はあと4.6億円であります。
すなわち、今の宝塚市財政は、下水道事業だけではなくて
一般会計ベースにおきましても、市政の持続的発展にとってきわめて大切な資金として確保されてまいりました基金を大きく取り崩して財政運営がされているのが実態であります。このままでは、既に財政当局が言われておりますように、基金が枯渇しかねない、こういう事態になっております。
ただ、そのことはまた別の機会で改めて明確に取り上げるといたしまして、きょうは皆さんとともにいま一度、下水道、ひいては上下水道事業の経営のあり方と、下水道使用料18.5%の値上げ、さらには、3年後にまた約18%の値上げが議論の中で示唆されていることも踏まえて考えてみたいと思っております。
平成27年3月25日の下水道審議会の答申では、終わりで、「今後とも、持続的かつ安定的に下水道サービスを提供していくためには、財政基盤を確立し、継続的に経営健全化を図ることが必要である。そのためには、経営健全化の取組みなど企業としての経営努力が第一であることはもちろんであるが、必要最小限の下水道使用料の引き上げ改定を行わざるを得ないとの結論に達した。本審議会の答申を尊重され、市民の理解と協力を求めるとともに、社会経済情勢の変動にも留意し、企業としての経営努力を最優先に行いながらも、速やかに、下水道使用料改定をはじめとする経営健全化の取組みに着手されたい」と、このようにまとめられております。
27年7月9日付の監査委員の意見及び指摘事項、下水道審議会からの答申についてでは、「答申後、既に4箇月余り経過していますので、できる限り速やかに市としての方針を決定する必要があると考えます。特に下水道使用料は、下水道企業単体のみならず、市当局、ひいては市民生活全般において議論が及ぶ問題ですので、問題を先送りすることなく、できるだけ早くかつ慎重に経営改善に関する企業としての方針を決定し、これを明らかにするようにしてください」と、このように意見と指摘がされております。
代表質問で、改めて言いますけれども、下水道使用料の値上げの提出前に、経営改善に関する企業としての方針をまず明らかにすべきではと指摘しましたが、森上下水道事業管理者は、資金繰りについては確かに述べられましたけれども、企業の努力に関する、すなわち経営改善に関する企業の方針については十分な答弁がされませんでした。
すなわち、財政健全化の取り組みなど企業としての経営努力が第一である、さらに、企業としての経営努力を最優先にとの指摘が、さきにも述べました答申や監査からの意見、指摘されているにもかかわらず、経営体制の改善は先送りし、市民への負担を、値上げを優先して進める姿勢であります。
2次答弁では、28年度のできるだけ早い時期に経営健全化の取り組み等企業としての方針を決め、公表すると答弁されました。すなわち、市民には大きな負担を求めながら、下水道使用料の値上げの請求書を送りつけながら、経営改善にはそれから取り組むとの姿勢であります。
答申は、さきに言いましたように、27年3月、監査の指摘は7月でありますから、既に1年も経過しているにもかかわらず、値上げ先行で、企業としての経営努力、行革は先送り、これでは市民に大幅な値上げへの協力と理解を得ることは到底にでき得ません。
しかも、私は代表質問において、余りにもひどい深刻な問題として、具体的に、浄水場において深夜勤務手当の関係で一晩に多額の手当が出ている実態も指摘しました。このことは、過去から長年にわたって続けられてきており、浄水課だけではなく工務課においても行われていたことが、25日、森上下水道事業管理者から明らかにされました。
24日に議会に提出された報告書では、3月7日以降において、窓口交渉などが4回、さらに、22日の団体交渉により報告に記載されている基本的合意内容が決まったとのことであります。さらに、25日に開かれました市議会の代表者会議におきまして、この間の経緯等問題点を指摘した結果、やっと上下水道公企評議会議長との確約書が締結され、同日の午後に提出されてきました。
この間、私はもちろん、3月7日以降の確認書を交わす経過、取り組みについては、当然とはいえ一定の評価をいたしております。ただ、代表質問でも指摘しましたけれども、なぜ、代表質問で指摘した、まず、夜間業務を民間委託することについて、交渉の議題に入っていないのか、なぜ根本的な解決、すなわち経営改善に取り組まれないのか、当初導入するときにはトラブルがありましたけれども、既にクリーンセンターにおいては、平成元年から夜間の運転業務は委託されておりますし、今は全面委託されております。
ただ、25日の代表者会議におきまして、森上下水道事業管理者が奨励されましたように、まず、夜間業務委託については、年度が変わればしっかりと明確に組合に申し入れ、協議され、早期に実現に向けて取り組まれるなど、より一層明確な経営改善に取り組まれることをこの場で改めて申し入れておきます。
かつて水道事業は、私どもが議員になった当時は水道一家と言われまして、独特の体質として聖域化されていると、このように聞かされてまいりました。いまだに克服されていないようであります。要は、いまだに水道一家、一家のための上下水道事業になっており、既に大変深刻な経営状態になってきている、人口減少により使用料による収入が減ることが明確になってきており、さらに開発による分担金収入も大きく見込めないのが現実になっているにもかかわらず、いまだに市民のための上下水道、雇用されているのは広い意味で市民であるという認識が余りにも、労使ともに欠如されているのではないでしょうか。今真面目に一生懸命働いている市の職員には苦渋の選択を強いながら、上下水道局ではあり得ないことが堂々と長年にわたり続けられてきたのが現実であります。
しかも、深夜勤務に対する深夜勤務手当等の支給については、これまで管理職の方が、浄水課でも工務課でも、今の中で明らかになりましたように、了解を与えられてきておられたのが実態であり、さらにかねてから、本庁関係の現業職の方にもこのことは知れ渡っておりまして、水道局への異動を希望される現業職の方が多いと、このように私は聞いてまいりました。
まさにこれは、幾ら頑張ってと中川市長が強調されましても、悪貨は良貨を駆逐するです。まさに、きわめて問題がある勤務実態が放置されてきていたのが実態であり、市民を無視した職場意識が蔓延していたと言わざるを得ません。
まさに今こそ、幹部の方が言われておりますように、改革にはトラブルが起こるかもしれませんけれども、これまでのような事なかれ主義を克服されて、経営の改善に全力を挙げていただきたい。すなわち、このままで値上げしたとしたら、体質の改善はまたしても先送りになりかねません。
まさに、長年にわたり放置されてきた問題であり、今、まず少なくとも体質改善の方針、経営改善の方針を明確にすることが前提ではないのか、すなわち、まず取り組むべきことは、経営体質の徹底した改善、意識改革ではないのか、森上下水道管理者、ひいては中川市長におきまして、経営方針、体質改善の方針を直ちに発表、公表され、明確な方針の確立が今不可欠であります。私は、経営改善に関する企業としての方針を明確にすることなしに値上げはないという考えであります。
よって、下水道使用料の値上げ議案には反対いたします。各議員の方々の御理解と賢明な判断をお願いしまして、討論を終わります。
以上です。
○
石倉加代子 議長 ほかに討論はありませんか。
(「ありません」と呼ぶ者あり)
○
石倉加代子 議長 以上で討論を終結します。
ただいまから議案第18号平成28年度宝塚市下水道事業会計予算を採決します。
現在の出席議員は25名です。
本件に対する委員長の報告は、原案のとおり可決することが適当とするものです。
本件は原案のとおり可決することに賛成する議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○
石倉加代子 議長 起立している議員の議席番号を点呼します。
1番、2番、3番、4番、5番、6番、7番、9番、10番、11番、12番、14番、15番、16番、19番、20番、21番、22番、23番、24番、25番。
起立多数です。したがって、本件は原案のとおり可決することに決定しました。
次に、議案第34号宝塚市下水道条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
現在の出席議員は25名です。
本件に対する委員長の報告は否決することが適当とするものですが、可決することについてお諮りします。
本件は原案のとおり可決することに賛成する議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○
石倉加代子 議長 起立している議員の議席番号を点呼します。
2番、3番、4番、5番、6番、7番、12番、14番、15番、16番、19番、20番、21番、22番、23番、24番、25番。
起立多数です。したがって、本件は原案のとおり可決することに決定しました。
次に、議案第17号、議案第30号から議案第33号まで、議案第35号から議案第49号まで及び議案第62号の以上21件を一括して採決します。
本件に対する委員長の報告は、可決することが適当とするものです。
本件は委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
石倉加代子 議長 異議なしと認めます。したがって、本件は委員長の報告のとおり可決することに決定しました。
日程第4、議案第1号から議案第16号までの以上16件を一括して議題とします。
△───── 日程第4 ─────
……………………………………………
議案第 1 号 平成28年度宝塚市
一般会計予算
議案第 2 号 平成28年度宝塚市特別会計国民健康保険事業費予算
議案第 3 号 平成28年度宝塚市特別会計国民健康保険診療施設費予算
議案第 4 号 平成28年度宝塚市特別会計農業共済事業費予算
議案第 5 号 平成28年度宝塚市特別会計介護保険事業費予算
議案第 6 号 平成28年度宝塚市特別会計後期高齢者医療事業費予算
議案第 7 号 平成28年度宝塚市特別会計平井財産区予算
議案第 8 号 平成28年度宝塚市特別会計山本財産区予算
議案第 9 号 平成28年度宝塚市特別会計中筋財産区予算
議案第10号 平成28年度宝塚市特別会計中山寺財産区予算
議案第11号 平成28年度宝塚市特別会計米谷財産区予算
議案第12号 平成28年度宝塚市
特別会計川面財産区予算
議案第13号 平成28年度宝塚市特別会計小浜財産区予算
議案第14号 平成28年度宝塚市特別会計鹿塩財産区予算
議案第15号 平成28年度宝塚市特別会計鹿塩・東蔵人財産区予算
議案第16号 平成28年度宝塚市特別会計宝塚すみれ墓苑事業費予算
(予算特別委員会付託)
……………………………………………
○
石倉加代子 議長 本件については、さきに予算特別委員会に付託をして審査が終わっていますので、委員長の報告を求めます。
15番大川予算特別委員会委員長。
◎15番(大川裕之議員) 予算特別委員会の報告を行います。
委員会は平成28年2月26日に設置され、同年3月10日から18日にかけて、付託を受けました平成28年度宝塚市
一般会計予算並びに15件の特別会計予算について、5日間の日程で審査しました。
まず、議案の概要です。
議案第1号平成28年度宝塚市
一般会計予算については、歳入歳出はそれぞれ782億円で、前年度比6.7%、49億円の増。
議案第2号から議案第16号までの平成28年度の特別会計15件については、歳入歳出の合計額は、それぞれ517億3,324万8千円で、前年度比5.2%、25億4,088万円の増となっており、
一般会計と特別会計の合計額では、平成27年度の予算より、74億4,088万円の増額となっています。
ここでは、審査の最終日に行いました総括質疑の内容を中心に、主な質疑について報告します。
まず、今回8億円も財政調整基金を取り崩しての予算編成で、3年間で47億円となることがわかった。これまで、
一般会計も含め、繰り出しをしている特別会計や企業会計など財政状況が悪化することは指摘をしてきた。また、一般財源については、大型事業等について指摘をしてきたが、今回の財政調整基金取り崩しに関してはどのように考えているのかとただしたところ、財政調整基金の取り崩しは実質7億円で、残る1億円は予備費である。当然基金を取り崩さずに予算編成ができることが最適であると考えているが、今回の取り崩しの目的は、
一般会計の財源不足ではなく、国民健康保険事業費と病院事業会計、下水道事業会計の赤字に対応するもので、これまで先送りしてきたが、今回救済することを決断したものであり、やむを得ない取り崩しと考えているとのことです。
次に、財政調整基金が平成24年度と比較し26%減、市債管理基金が84%減、その他の特別目的基金も35%の減となっており、基金全体で38%減っている。平成26年度から平成28年度の3年で52億円の基金が減少しており、全体で4割が減少している。残り6割となるが、今後3年間で枯渇するのではないかと危惧されることに関して、行財政改革の必要性の見解を求めたところ、財政調整基金は標準財政規模の10%は確保しておくべきもの。その他の特別目的基金もなくすことなく、収入の範囲で予算を組んできたが、今回、財政調整基金やその他の特別目的基金も取り崩して予算を策定した。このままでは本市の将来が心配されるため、再度行財政改革にしっかり取り組み、今後3年間の財源不足の対応をし、基金にも積んでいきたいと思っているとのことです。
次に、行財政改革の担当部長を置き、担当部署も設置することの目的と、行財政改革に当たっては、スクラップ・アンド・ビルドを意識し、新たな提案をする場合は財源を含めて提案をしていただきたい。行財政運営に関する重点取組項目が提示されているが、この取組項目の具現化ができないと平成28年度の市政運営ができないのではないかと懸念するが、この中で平成28年度に確実に成果の見込めるものはあるのかと確認したところ、行財政改革担当部長及び担当部署設置の目的は、平成28年度から30年度にかけて不足する約35億円の解消に取り組むために、企画部門と財政部門を分け、行財政改革に誠心誠意取り組むため。重点取組項目の内容は、3年間で35億円の対策を行うことと、基金が枯渇するようなものについての将来的な財政基盤の確立のための対策を行うことの2つの取り組みがあり、1つ目の3年間での取り組みのうち、成果が見込める取り組みとしては、平成28年度予算に幾つか計上している。その他、人件費の削減等は3カ年で11億円の成果が確実に上がる。今後も職員労働組合や市民との協議により追加していくものもある。2つ目の将来的な取り組みについては、市民福祉金や公共施設の再整備、学校の校区の問題など、市民の意見を聞き取り組んでいくものがほとんどであり、現在のところ具体化はしていないとのことです。
次に、財政逼迫の原因は大型事業のし過ぎであり、反対したい予算も多くある。中川市長の2期目から大型事業が多くて不安だと市民からも言われており、市長の提案でも、とめないといけない立場の職員が定年退職や早期退職することが今後の心配である。また、実施計画を上げても予算をつけてもらえなかったとの答弁が多かったことも気になる。この状態で4月から組織改正で管理職がそろって、適正な市政運営ができるのかただしたところ、早期退職する管理職には個別に事情を確認したが、両親の体調や介護などで職務に専念できないということもある。全ての管理職がやめると大変なことになるが、心を一つにして頑張るべきと考えており、予算がつかない等の不満を言うことのないよう頑張りたいとのことです。
次に、国民健康保険税が値上げされるが、第5次総合計画後期基本計画に記載されているとおり、国民健康保険税については、被保険者の負担軽減を図ることになるのか。また、現在郵送している国民健康保険の短期証については、郵送で交付する方法を継続するのか確認したところ、国民健康保険運営協議会から平成25年度に経営健全化プランが示されており、その中で、低所得者への配慮として、保険税改定の際は配慮する必要があるとされている、減免制度の対象拡大や減免の拡充、
一般会計からの2分の1の繰り入れなどを行い、税率の改定はしたが、被保険者の負担軽減を図っている。また、医療費の抑制などを行い負担軽減を図る。短期証の交付については、県からの指摘があり、全てを郵送とするのではなく、一定の基準を設け郵送しないこととし、納税者との接触の機会を確保するとのことです。
次に、生活保護受給者に支給している生活扶助費の中には光熱水費が含まれているが、本市の水道料金には福祉減免制度があり、水道料金として納められていないため、本来の扶助費の目的どおりの正当な使い方ができていない。市の制度上このような状態をつくっており、早急に是正すべきではないかとただしたところ、生活扶助費は国の基準に基づいて支給しており、光熱水費として水道料金に当たる費用も含まれている。一方、水道料金については、平成9年度から福祉減免を実施しており、今回、上下水道事業審議会から、福祉減免について見直すべきとの答申をいただいている。現在のところ、厚生労働省の通知等もしんしゃくし福祉減免を継続しているが、生活扶助費に水道料金分が含まれていることは承知しており、引き続き、福祉減免のあり方は検討していくとのことです。
次に、NTN株式会社宝塚製作所跡地の利活用に関して、事業の中に福祉ゾーンの設定があるが、障がい者が要望している、障がい者総合福祉センターの設置ができていない。また、伊丹では、庁舎の建てかえで市役所のそばに発達支援センターを設置、西宮もこども未来センターで自閉症やアスペルガーの診断を行っている。市民福祉金等を廃止するのであれば、他市のように必要な施設を設置してからにしてほしい。市全体で考えていただきたいとの問いに対し、要望はしっかりと受けとめ対応する。市民福祉金の見直しの中には、将来のことを考え、基金等により将来のことを踏まえて検討していきたいとのことです。
次に、教育現場においてLGBTに関する取り組みは進んでいるのか。学齢期の早い段階で多様性について触れることにより、当事者だけでなく、周りの子どもたちも人権感覚を磨いていける。本市がマイノリティへの支援を発表したことで、心強く思っている人もいるのではないか。誰もが自分らしく生きていく市になっていってほしいがとの問いについては、文部科学省の通知に基づく取り組みはもちろん、それ以外にも取り組んでおり、研修を行っている学校もある。今回、校園長を通じて教職員に対し、再度リーフレットを配布する。人権の問題は想像力を働かせながら寄り添うということが大切であると思う。本市がLGBT支援の取り組みを進めることによって、自分がいてもいいんだというような自己肯定感につながる一助になるようにという思いで進めていきたいとのことです。
次に、宝塚花火大会検討事業に予算を420万円も計上している。実現可能なものに向けてやっていくのであれば価値はあると思うが、実現の可能性はあるのか確認したところ、費用を幾らかけてでもよいのであれば実現の可能性はあるが、実際には使える予算額や花火大会を継続する重要性、費用対効果等を検討する必要がある。その上で、この事業は、花火大会を実施する場合の警備計画を策定する事業の委託経費であり、大会を開催する基礎となるものである。警察とも月一、二回のペースで協議を進めており、市としての意思決定を行うまでに費用を試算し、実施に向けた検討をしていきたいと考えているとのことです。
次に、待機児童対策に関して、保育園落ちたのブログへの投稿が全国に波紋を呼んでおり、与党も対策チームを立ち上げることになった。市民からも相談を受けているが、どうすることもできない。市としては待機児童ゼロを目指すとのことであるが、できるのか確認したところ、子ども・子育て支援事業計画に基づき、待機児童対策を推進している。平成29年4月には待機児童をゼロにしなければならないと考えており、平成28年度予算に私立幼稚園の認定こども園化を2園、小規模保育事業所A型を4園誘致整備の費用を計上している。それにより待機児童をゼロにする計画である。現在、待機児童の多い1から2歳児については、私立幼稚園の認定保育園化や小規模保育事業所で対応。3歳から5歳児は今後のニーズも踏まえて、待機児童の状況を意識しながら対応するとのことです。
次に、栄町3丁目公園の整備にも関連するかもしれないが、小・中学校の児童・生徒の運動能力について、本市の児童・生徒は全8種目の平均で全国平均に達していない。原因はどこにあると考えているのか。また、ボール遊びや走り回ったりすることは運動能力の向上に影響すると考えるかただしたところ、原因についてはこれといったものはないが、児童・生徒が学習だけでなく体を動かして遊ぶことが少なくなっており、ふだん行う運動が限られたものになっていることだと考えられる。ボール遊びや走り回ったりする機会が多いことはよいことであると考えており、脳の発達については密接な関係があると認識しているとのことです。
次に、自主防災組織に対して、自主防災組織活動補助金330万円と地区防災計画推進補助金250万円が計上されている。内閣府の地区防災計画フォーラムにおいても、防災に取り組んでいる方の課題として予算がないことが挙げられている。本市がこの部分に予算をつけてくれたことは非常に先進的であり感謝をしている。少しの補助により一生懸命取り組めるようになる。地域が活動できるようしっかりとフォローしていただきたいがとの問いに対し、コミュニティ助成事業として6自主防災会から申請をいただき、1自主防災会当たり30万から90万円の額で、計330万円の予算を計上しており、今後交付決定を行うことになるとのことです。
次に、今回多くの議論が行われました、仮称栄町3丁目公園整備事業について、質疑の一部を紹介します。
まず、20年後に土地を返還することを前提に公園をスタートすることが最初から地域住民に受け入れられるのか。また、20年後の地域住民もそのことを納得できると予想しているのかただしたところ、地域住民には、そのことをあらかじめ了承いただいた上での開始になると思われる。また、20年後も地域に公園がなくなることを納得できるかについては悩ましい問題であると考える。市としても、本来であれば所有権を取得するべきという考えは変わっていないが、現状ではそれが難しく、また現在、地権者が進めていた当該地の駐車場整備を中断してもらっている状況にあり、このまま広場として使えないのであれば駐車場になってしまうことが予想される。市としては、公園としての利用を担保するために、借地計画で進めたいと考えているとのことです。
次に、20年後も災害時に住民が避難できる場所は必ず必要となり、そのときになって容易に廃止できる状況にはない。20年後のあり方について、今すぐ何かきっちりとした手だてを考えないといけないのでは。また、そのことについて、地権者や地域住民との話はできているのか確認したところ、20年後も防災機能が残せる余地については、今後研究したいと考えている。現在、議会への提案段階であり、周辺住民とも具体的な話し合いまではできていない。また、地権者とは、20年以上の借地契約をするという話までしかできておらず、それ以降の約束まではできていない。予算の承認後、詳しく地権者とも協議をしたいと考えているとのことです。
なお、本委員会では、ただいま御紹介しました質疑のほか、
一般会計予算及び特別会計予算について詳細な審査をしております。
このほかの質疑については、
委員会報告書に記載のとおりです。
また、採決に先立ち、議案第1号の
一般会計予算について、2人の委員から賛成の立場で、議案第2号の国民健康保険事業費及び議案第6号の後期高齢者医療事業費については、それぞれ1人の委員から反対の立場で、議案第16号の宝塚すみれ墓苑事業費については、1人の委員から賛成の立場での討論がありました。
採決の結果についてです。
議案第2号及び議案第6号については、賛成多数で可決。議案第1号、議案第3号から議案第5号及び議案第7号から議案第16号までの以上14件については、
全員一致で可決されました。
なお、可決した議案第1号に対して、次の附帯決議が
全員一致で可決されております。
読み上げます。
議案第1号平成28年度宝塚市
一般会計予算に対する附帯決議。
本市の財政状況は厳しく今後3年間で34億円余の財源不足が見込まれ、平成28年度予算は財政調整基金のとりくずしによって編成されている。そのような中で
一般会計当初予算案は総額782億円、前年度を49億円上回る近年にない大型予算となっている。
平成26年度決算審査意見書にあるとおり、NTN株式会社宝塚製作所跡地・宝塚ガーデンフィールズ跡地の利活用や中央公民館整備などの事業は、市民生活の向上、都市イメージの形成やコミュニティの活性化につながる一方、今後、少子高齢化、税収の低下、扶助費の増加や公共インフラの維持管理などの課題を乗り切るには、公正で、効果的、効率的な事務執行が求められている。
市長は、総合計画に定める本市の将来都市像「市民の力が輝く 共生のまち 宝塚」を実現するため、市政運営の基本方針に沿って平成28年度予算を編成されているが、その一部事業については、その執行に当たり意見を申し上げざるを得ない。
まず、NTN株式会社宝塚製作所跡地や宝塚ガーデンフィールズ跡地の利活用など大型施設の建設については、本市が置かれている厳しい財政状況に鑑み、ただ漫然と事業展開を急ぐべきではなく、事業の必要性や予算措置など慎重に検討すべきである。未来を担う若い世代に、その負担を押し付けるのではなく、事業の進度調整を含め十分な備えをした上で事業に着手するよう求めるものである。
次に、(仮称)栄町3丁目公園整備事業について、公園の整備に当たり土地所有者と20年を期間とする賃貸借契約を締結し、期間満了後は所有者に返還する計画となっている。同公園には防災拠点としての機能もあわせて整備される予定であり、今後20年を経過したときには、地域にとって欠くことのできない存在となっていると考えられ、その公園を廃止することは地域に大きな混乱を生み出すと予見される。そもそも公園は永続性を求められる公共施設であり、期間を区切って整備するものではない。本事業の必要性は理解するが、土地所有者との交渉に当たっては、有償の賃貸借だけではなく様々な手法を検討すべきである。また、賃貸借による公園整備のあり方については、市としての基準を定めて運用すべきである。そこで、本事業の執行に当たっては事前に議会への報告を行い、議会との議論を経て決定するよう求めるものである。
最後に、性的マイノリティに寄り添うまちづくりの取組について、本事業は、性の多様性を理解し、誰もが「ありのままで」「安心して自分らしく」過ごせる、そんな、誰もが生きやすい社会を目指し、性的マイノリティの方々への理解と支援を行うとのことである。本事業の趣旨は理解するが、性的マイノリティに対する市民の理解は様々である。課題解決には、市民などの意見を十分に考慮し議論を深めることが重要である。そこで、本事業の執行に当たっては事前に議会への報告を行い、議会との議論を経て決定するよう求めるものである。
以上、決議する。
中川市長を初め執行機関の皆様におかれましては、
全員一致で可決しましたこの附帯決議を重く受けとめていただき、今後の市政運営及び執行を行うよう強く求めます。
以上で予算特別委員会の報告を終わります。
○
石倉加代子 議長 委員長の報告は終わりました。
ただいまから質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「ありません」と呼ぶ者あり)
○
石倉加代子 議長 以上で質疑を終結します。
ただいまから討論に入ります。
討論はありませんか。
17番みとみ議員。
◆17番(みとみ稔之議員) それでは、
日本共産党宝塚市会議員団を代表して、議案第1号平成28年度宝塚市
一般会計予算に賛成の討論、議案第2号平成28年度宝塚市特別会計国民健康保険事業費予算及び議案第6号特別会計後期高齢者医療事業費予算について、反対の討論を一括して行います。
まず、議案第1号平成28年度宝塚市
一般会計予算についてです。
去る2月16日、中川市長は、平成28年度、2016年度施政方針、いのちをまもり、きずながささえる、たからづかを発表しました。
冒頭では、来る2016年度、市民の力が輝く共生のまち宝塚の実現に向け、さまざまな施策を実行し、輝ける未来の宝塚へ向かう躍動元年と位置づけていることが述べられています。
そして、そのためのさまざまな取り組みが挙げられています。
南海トラフ巨大地震や大型化する台風及び頻発する豪雨による水害など、さまざまな将来予想される災害への対策の強化、防災力を高める取り組みや、空き家対策など住環境の向上のための取り組み、高齢者にやさしいまちづくりを目指すエイジフレンドリーシティ行動計画の策定、そして、命を守る取り組みとして、救急医療のニーズに対応できる取り組みの継続や、がん治療センターの整備など、医療を充実させ、事故や病気に対応できる体制の構築、子育て支援や教育環境の整備として、母子コーディネーターの配置及び妊婦健診や発達相談事業の拡充、そして、老朽校舎などの改修、演劇的手法を活用したワークショップやたからづか寺子屋教室の充実、スクールソーシャルワーカーの増員、子どもたちが体を思い切り動かして遊ぶことができ、地域の防災拠点にもなる広い公園の整備、また、いじめや不登校対策に加え、今日本社会で大きな問題となっているひとり親家庭などにおける子どもの貧困を課題とした取り組み、地球環境を保全し、持続可能な社会を子孫に残していくため、そして、本市ならではの生物多様性や豊かな自然環境を守るための取り組み、さらには、観光や商工、農工など、各種産業の振興など、中川市長の市政運営と2016年度の予算を評価し、全職員挙げてその実践に努めることを求めます。
予算特別委員会の中では、交通の不便な地域に対するバス路線などの充実や、高齢者が社会の支え手として生きがいを持って活躍していただいて、元気に暮らしていくための取り組み、また、たからっ子メールをリニューアルするなど、子育て世代の皆さんをよりきめ細かく妊娠期からサポートしていくこと、再生可能エネルギーの積極的な導入や、省エネを促進するための助成事業の開始、全国的にも先進的な24hまちかどAED事業を初め、AED設置の拡充や救急救命活動を適切に行うことができるバイスタンダーのさらなる育成など、市民の福祉、子育て、教育に関する施策を拡充する趣旨での答弁があり、その確実な実行を期待いたします。
よって、この議案に賛成いたします。
続きまして、議案第2号平成28年度特別会計国民健康保険事業費予算についてです。
今回の議案は、平成27年度、2015年度に続き、2年連続の保険税の大幅な値上げを予定しております。
社会保障削減路線という国政の流れのもと、誰もがいつでも安心して必要な医療が受けられる権利を保障する、社会保障としての国民健康保険事業の根幹が大きく揺らいでいます。
その中での2年連続の保険税の大幅な値上げは、特に年収200万円以下の貧困世帯が多数を占める国保加入者に対し、医療費や生活費を削ってでも保険税を払わせようとするものであり、払いたくても払えない状態に拍車をかけ、市民生活を破壊する、市民の命を脅かすものです。
党創立以来、国民の苦難あるところ共産党あり、これを合い言葉に、国民、市民の生活を守ることを第一に活動してきた日本共産党にとって、このような内容を含む予算を容認することは到底できません。
よって、この議案には反対いたします。
続きまして、議案第6号平成28年度特別会計後期高齢者医療事業費予算についてです。
この制度は、もともとの狙いが公的医療費の抑制及び圧縮です。必然的に医療を受ける機会が多くなる75歳以上の方々を別枠の制度に囲い込み、医療費が際限なく上がっていく痛みを後期高齢者自身に感じてもらう、そのために、75歳以上の人口と医療費がふえればふえるほど保険料の負担にはね返る制度設計になっており、後期高齢者を、負担増を受忍するか本来必要な医療を我慢するか、その二者択一に追い込むもので、このような差別的な高齢者いじめの制度には、日本共産党は制度導入時から一貫して反対し、もとの老人保健制度に戻すべきだと主張してまいりました。
よって、この議案には反対いたします。
そして、最後になりますが、安保法制、私たちは戦争法と呼んでいますが、この法律がいよいよあした3月29日に施行されます。日本国憲法に明記されている平和主義、民主主義、立憲主義の原則を踏み破って強行成立させられた、まさに憲法違反の法律のもと、自衛隊が海外の戦場に出て行き、殺し殺される事態が現実のものになるおそれが高まっています。
その一方で、この戦争法を廃止して、平和主義、民主主義、立憲主義を取り戻すために立ち上がったさまざまな世代、階層の国民の戦い、そして協同が全国津々浦々、ここ宝塚でもかつてない歴史的な規模で高まっています。これは、戦争ではなく、平和こそを望む多くの国民、市民の思いのあらわれにほかなりません。
地方自治体の一番の仕事は、住民の福祉を増進することです。そのためにはまず、社会が平和でなければなりません。市民の命、暮らしを守る立場を堅持した行政運営をお願いして、討論といたします。
○
石倉加代子 議長 ほかに討論はありませんか。
20番三宅議員。
◆20番(
三宅浩二議員) 公明党議員団を代表して、議案第1号平成28年度宝塚市
一般会計予算に対して賛成、議案第16号平成28年度宝塚市特別会計宝塚すみれ墓苑事業費予算に対して賛成の立場で討論いたします。
まず、議案第1号についてですが、平成28年度宝塚市
一般会計の当初予算案は、総額782億円、前年度49億円を上回る大型予算となっています。しかし、実態は10億円程度の財源不足が見込まれ、今後3年間では34.8億円の財源不足が見込まれております。財源不足解消の手だてとして、職員給与の削減条例が提出されましたが、全ての財源不足が解消されたわけではなく、行財政改革については今後アクションプランを作成するとのことです。
要するに、NTN株式会社宝塚製作所跡地、宝塚ガーデンフィールズ跡地の利活用などの大型事業を盛り込みましたが、財源不足になりました。手だては後から考えます。とりあえず職員給与を削減しますので、予算を認めてくださいということです。
また、今回の予算の額に学校給食の自校炊飯と花屋敷グラウンドの周辺整備事業についても計上されておりますが、この2つの事業はいつ完了するんでしょうか。くしくもこの2つの事業は平成22年に発表されました。5年以上経過しましたが、いまだに完了しておりません。
自校炊飯については市長の強い思い入れからスタートしましたが、残り5校のうち平成28年度は良元小学校1校のみ予算が計上されましたが、大規模校4校については計上されておりません。自校炊飯は食育の柱だったはずです。2016年には全校で事項炊飯を実施して、週5回の米飯給食を実施するはずだったはずです。日本一おいしい給食にするんじゃなかったんですか。議会で答弁するのは市民に約束するのと同じだと考えます。できなければできない説明をすべきです。大型事業で予算がないから自校炊飯は先送りしますと説明できますか。
花屋敷グラウンド周辺整備事業も同じです。市内にグラウンドが少ないから、伊藤忠商事からグラウンドを買い上げてスポーツセンターをつくります。狭隘な道路は危険だから、また、閑静な住宅街を多くの車が行き交うのは危険だからアクセス道路をつくります。クラブハウスはバリアフリーにします。この地域には福祉施設がないので独身寮の跡地には福祉施設をつくりますと説明しながら、スケジュールさえ未定です。地域住民との約束はいつ果たされるんでしょうか。
NTN株式会社宝塚製作所跡地と宝塚ガーデンフィールズ跡地の利活用をやめて、自校炊飯と花屋敷グラウンド周辺整備をさきにやり切るべきではないですか。
さらに懸念すべきことに、基金の減少があります。先ほどからありますように、宝塚市の基金は、直近では平成25年度末の128億9千万円をピークに確実に減少しており、あくまでも見込みですが、平成28年度末には40%減の76億9千万円まで減少する見込みとなっています。中でも、今後必要とされる公共施設等整備保全基金、長寿社会福祉基金、子ども未来基金は、平成24年度末に合計で34億円だった基金残高が平成28年度末には8億7千万円、74.6%減となる見込みです。
今回の
一般会計当初予算は、財政調整基金の取り崩しによって編成され、このまま予算が執行されれば大変厳しい財政状況になることが明白であります。しかしながら、市民生活に影響を与えるわけにはいきません。
一般会計予算には賛成しますが、早急に行財政アクションプランを作成し、慎重の上に慎重な予算執行を強く要望いたします。
次に、議案第16号ですが、今回の予算はすみれ墓苑に合葬式墓所を整備する予算となっておりますが、審議の中で今年度にも
一般会計化を検討するような答弁がありました。言うまでもなく、すみれ墓苑の整備に要した23億円の事業費は、貸出料で返済し、
一般会計からは一切繰り出さないとのスキームで運営されることになっているはずです。平成24年に特別会計を創設する際、借入金の利率が下がる、償還期間が延びる、墓地需要減にも対応できる、特別会計にするメリットは大きいとの説明がありました。
にもかかわらず、特別会計を創設して4年で
一般会計化を検討するとは、あまりにもずさんと言わざるを得ません。整備のために借り入れた23億円の返済には、今後30年間、毎年約1億円が必要です。特別会計にすることは、単なる負担の先延ばしだったのでしょうか。
市民の中には、当初からすみれ墓苑は宝塚市の新たな負の遺産と指摘する声もありました。合葬式墓所を整備して少しでも貸し出しをふやそうとする今回の予算には賛成いたしますが、今後ますます財政状況が厳しくなることが想定されるときだからこそ、すみれ墓苑の運営に本気で取り組んでいただくことを強く要望して、賛成討論といたします。
○
石倉加代子 議長 ほかに討論はありませんか。
(「ありません」と呼ぶ者あり)
○
石倉加代子 議長 以上で討論を終結します。
ただいまから議案第2号平成28年度宝塚市特別会計国民健康保険事業費予算を採決します。
現在の出席議員は25名です。
本件に対する委員長の報告は、原案のとおり可決することが適当とするものです。
本件は原案のとおり可決することに賛成する議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○
石倉加代子 議長 起立している議員の議席番号を点呼します。
1番、2番、3番、4番、5番、6番、7番、9番、10番、11番、12番、14番、15番、16番、19番、20番、21番、22番、23番、24番、25番。
起立多数です。したがって、本件は原案のとおり可決することに決定しました。
次に、議案第6号平成28年度宝塚市特別会計後期高齢者医療事業費予算を採決します。
現在の出席議員は25名です。
本件に対する委員長の報告は、原案のとおり可決することが適当とするものです。
本件は原案のとおり可決することに賛成する議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○
石倉加代子 議長 起立している議員の議席番号を点呼します。
1番、2番、3番、4番、5番、6番、7番、9番、10番、11番、12番、14番、15番、16番、19番、20番、21番、22番、23番、24番、25番。
起立多数です。したがって、本件は原案のとおり可決することに決定しました。
次に、議案第1号、議案第3号から議案第5号まで及び議案第7号から議案第16号までの以上14件を一括して採決します。
本件に対する委員長の報告は可決することが適当とするものです。
本件は委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
石倉加代子 議長 異議なしと認めます。
したがって、本件は委員長の報告のとおり可決することに決定しました。
日程第5、議案第63号宝塚市監査委員の選任につき同意を求めることについてを議題とします。
△───── 日程第5 ─────
……………………………………………
議案第63号 宝塚市監査委員の選任につき同意を求めることについて
……………………………………………
○
石倉加代子 議長 提案理由の説明を求めます。
中川市長。
◎中川智子 市長 議案第63号宝塚市監査委員の選任につき同意を求めることについての提案理由を御説明申し上げます。
本件は、監査委員である井上芳治氏の任期が、本年4月8日をもって満了となりますので、新たに、小川克弘氏を選任いたしたく、
地方自治法第196条第1項の規定により、議会の同意を求めるものです。
何とぞ、満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げます。
○
石倉加代子 議長 提案理由の説明は終わりました。
お諮りします。
本件については、質疑、委員会付託及び討論を省略して、直ちに採決したいと思います。これに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
石倉加代子 議長 異議なしと認めます。したがって、そのように決定しました。
ただいまから議案第63号宝塚市監査委員の選任につき同意を求めることについてを採決します。
本件は同意することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
石倉加代子 議長 異議なしと認めます。したがって、本件は同意することに決定しました。
日程第6、議案第64号宝塚市公平委員会の委員選任につき同意を求めることについてを議題とします。
△───── 日程第6 ─────
……………………………………………
議案第64号 宝塚市公平委員会の委員選任につき同意を求めることについて
……………………………………………
○
石倉加代子 議長 提案理由の説明を求めます。
中川市長。
◎中川智子 市長 議案第64号宝塚市公平委員会の委員選任につき同意を求めることについての提案理由を御説明申し上げます。
本件は、公平委員会委員である柴田祥子氏の任期が、本年4月6日をもって満了となりますので、新たに、沖明美氏を選任いたしたく、
地方公務員法第9条の2第2項の規定により、議会の同意を求めるものです。
何とぞ、満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げます。
○
石倉加代子 議長 提案理由の説明は終わりました。
お諮りします。
本件については、質疑、委員会付託及び討論を省略して、直ちに採決したいと思います。これに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
石倉加代子 議長 異議なしと認めます。したがって、そのように決定しました。
ただいまから議案第64号宝塚市公平委員会の委員選任につき同意を求めることについてを採決します。
本件は同意することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
石倉加代子 議長 異議なしと認めます。したがって、本件は同意することに決定しました。
日程第7、議案第65号から議案第67号の以上3件を一括して議題とします。
△───── 日程第7 ─────
……………………………………………
議案第65号 宝塚市固定資産評価審査委員会の委員選任につき同意を求めることについて
議案第66号 宝塚市固定資産評価審査委員会の委員選任につき同意を求めることについて
議案第67号 宝塚市固定資産評価審査委員会の委員選任につき同意を求めることについて
……………………………………………
○
石倉加代子 議長 提案理由の説明を求めます。
中川市長。
◎中川智子 市長 議案第65号から第67号までの宝塚市固定資産評価審査委員会の委員選任につき同意を求めることについて、一括して提案理由を御説明申し上げます。
本件は、固定資産評価審査委員会委員である模泰吉氏、足立英基氏及び番齋氏の任期が、本年3月31日をもって満了となりますので、引き続き模泰吉氏を、また、新たに脇本克己氏及び萩正博氏をそれぞれ選任いたしたく、地方税法第423条第3項の規定により、議会の同意を求めるものです。
何とぞ、満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げます。
○
石倉加代子 議長 提案理由の説明は終わりました。
お諮りします。
本件については、質疑、委員会付託及び討論を省略して、直ちに採決したいと思います。これに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
石倉加代子 議長 異議なしと認めます。したがって、そのように決定しました。
ただいまから議案第65号から議案第67号の以上3件を一括して採決します。
本件は同意することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
石倉加代子 議長 異議なしと認めます。したがって、本件は同意することに決定しました。
日程第8、諮問第1号から諮問第3号の以上3件を一括して議題とします。
△───── 日程第8 ─────
……………………………………………
諮問第1号 人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求めることについて
諮問第2号 人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求めることについて
諮問第3号 人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求めることについて
……………………………………………
○
石倉加代子 議長 提案理由の説明を求めます。
中川市長。
◎中川智子 市長 諮問第1号から第3号までの人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求めることにつきまして、一括して提案理由の御説明を申し上げます。
本件は、本市の区域の人権擁護委員である田中芙佐子氏、飯室裕文氏及び佐藤克子氏の任期が、来年6月30日をもって満了となりますので、引き続き飯室裕文氏及び佐藤克子氏を、また、新たに滑川京子氏をそれぞれ適任者として推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものです。
何とぞ、満場一致で御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
失礼申し上げました。
本市の区域の人権擁護委員である田中芙佐子氏、飯室裕文氏及び佐藤克子氏の任期が、先ほど来年と申し上げましたが、ことしの6月30日の間違いでありました。
大変申しわけございません。失礼申し上げました。
○
石倉加代子 議長 提案理由の説明は終わりました。
お諮りします。
本件については、質疑、委員会付託及び討論を省略して、直ちに採決したいと思います。これに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
石倉加代子 議長 異議なしと認めます。したがって、そのように決定しました。
お諮りします。
ただいまから諮問第1号から諮問第3号の以上3件を一括して採決します。
本件は適任とする意見を付することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
石倉加代子 議長 異議なしと認めます。したがって、本件は適任とする意見を付することに決定しました。
日程第9、意見書案第10号及び意見書案第11号の以上2件を一括して議題とします。
△───── 日程第9 ─────
……………………………………………
意見書案第10号 地方公会計の整備促進に係る意見書の提出について
意見書案第11号 児童虐待防止対策の抜本強化を求める意見書の提出について
……………………………………………
○
石倉加代子 議長 意見書案第10号及び意見書案第11号の以上2件は、お手元に配付しているとおりです。
お諮りします。
本件については、提案理由の説明を省略して、直ちに採決したいと思います。これに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
石倉加代子 議長 異議なしと認めます。
したがって、そのように決定しました。
ただいまから、意見書案第10号及び意見書案第11号の以上2件を一括して採決します。
お諮りします。
本件は原案のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
石倉加代子 議長 異議なしと認めます。したがって、本件は原案のとおり可決することに決定しました。
───── 閉 会 ─────
○
石倉加代子 議長 お諮りします。
今期定例会に付議された案件の審議は全て終了しました。したがって、
宝塚市議会会議規則第7条の規定により、本日で閉会したいと思います。これに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
石倉加代子 議長 異議なしと認めます。したがって、今期定例会は本日で閉会することに決定しました。
なお、閉会に先立って、中川市長から挨拶したいとの申し出がありますので、これを許可します。
中川市長。
───── 市長挨拶 ─────
◎中川智子 市長 平成28年第1回
宝塚市議会定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
今回の定例市議会に提案いたしました各案件につきましては、いずれも慎重な御審議をいただき、御決定を賜りまして、まことにありがとうございました。
委員長報告で賜りました御指摘、また、本会議及び各委員会で議員各位から賜りました御意見、御要望などにつきましては、今後、市政の執行に当たりまして、その運営の適正化を図ってまいりますので、なお一層の御協力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会の御挨拶といたします。
ありがとうございました。
○
石倉加代子 議長 以上で、平成28年第1回
宝塚市議会定例会を閉会します。
── 閉 会 午前11時53分 ──
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
宝塚市議会議長 石 倉 加代子
宝塚市議会副議長 伊 福 義 治
宝塚市議会議員 北 山 照 昭
宝塚市議会議員 大 島 淡紅子...