宝塚市議会 1999-02-03
平成11年第 1回臨時会−02月03日-02号
平成11年第 1回
臨時会−02月03日-02
号平成11年第 1回
臨時会
平成11年第1回
宝塚市議会(
臨時会)
会議録(第2日)
1.開 議 平成11年2月3日(水) 午後 1時06分
閉 会 同 日 午後 2時14分
2.
出席議員(30名)
1番 広 田 陽 子 16番 川 口 悟
2番 草 野 義 雄 17番 前 田 耕一郎
3番 松 下 修 治 18番 塚 本 寿 一
4番 江 原 和 明 19番 田 上 多加夫
5番 芝 拓 哉 20番 村 上 正 明
6番 近 石 武 夫 21番 古 谷 仁
7番 杉 本 和 子 22番 松 岡 幸 右
8番 松 崎 哲 育 23番 中 辻 浄
9番 井ノ上 均 24番 小 倉 実
10番 野 尻 俊 明 25番 梶 本 克 一
11番 小 山 哲 史 26番 吉 岡 健
12番 大 庭 弘 義 27番 小 坂 正 春
13番 吉 見 茂 28番 北 山 照 昭
次に、
宝塚都市開発株式会社への
貸付金について、会社が赤字になって貸し出しをふやしているだけであり、抜本的な対策をとるべきであると指摘し、市の考えをただしたところ、
賃料滞納者への法的な対処、
店舗配置の変更、空き床を集約して別の施設に転用するなどの対策で収支を改善できるように努めたいとのことです。
次に、高司と中筋に
児童館を開設する予定とのことだが、地域で活動している人の力を取り込むなど
運営方法の工夫がその成否を左右すると言っても過言ではないと考えるが、その
プログラムづくりはどうなっているのかただしたところ、現在、先進市の調査を行っており、
地域住民とともにどのような形が最適か、
ワークショップ方式により協議していきたいとの答弁がなされました。
本件については、また、
事業費の
見込みや
平井地区の
民間児童館に対する
支援等について聴取し、さらに
住民参加を求める意見がありましたことをあわせて報告をいたします。
次に、他市での
ウォーキングロードの整備、それに比べて本市の
ハイキングコースの荒廃を指摘し、市の考えをただしたところ、100人
委員会の提言を踏まえて対応したいとの答弁があり、これに対して市が主体的に整備することと、市内の散策路を市民が紹介する記事を広報に掲載することを求めました。
次に、来年度から緑の
リサイクル事業が開始されるが、遠距離となるため業者は必ずしも納得はしていないようだ。現在の状況をどう把握しているのか見解を求めたところ、
植木関係団体と協議を行い、
受け入れ日時、大きさ等について緩和し、予約も不要としたが、十分ではないとの意見も見受けられる。今後、
関係団体へのさらなる説明を行うとともに、個別に
野焼きをしている方にも4月までに周知をしていきたいが、状況によっては夏季の
受け入れ時間延長を検討する必要があるかもしれないとのことです。
これに対して、
長尾山トンネルが完成するまでは何らかの手立てが必要ではないかとの意見が出され、4月以降の
野焼き禁止への
取り組みについて説明を求めたところ、時間の問題も含めて検討したいが、当面は協議で決定した内容で
取り組みたい。
野焼きは
法律違反であるとの理解も得られたと考えており、4月以降は強力な
指導勧告を行い、
野焼きの根絶を目指したいとの答弁がなされました。
次に、
中筋地区に
民間病院が進出する予定があり、地元も大変期待していたのだが、
市長名で反対する意向の
意見書が提出されたことについて説明を求めたところ、病院の開設は県の
許可事項であり、
地元市に意見を求められ、種々の事情から憂慮しているとの内容の
意見書を提出した。ちなみに、
本市医師会並びに隣接する伊丹市、川西市
医師会は全面的に反対の意向であり、
阪神圏域医療福祉協議会においても
全会一致で否決され、その旨が県に伝えられている。
周辺住民の意向についても、希望、
反対両者の声を聞いている状態であるとの答弁がなされました。
次に、
ファミリーサポートセンター事業は預かってほしい方と預かりたい側の
バランスが非常に難しいが、どのような対策を考えているのかと見解を求めたところ、確かに預かる人の
必要数確保は困難が予想され、十分な調整が必要と考えている。3月に
市広報で預かりたい人の希望を募り、その結果を見て対応したいとのことです。
これに対して、それだけでは到底
必要数は確保できないので、他
市事例も参考にして十分取り組むようにとの意見がありました。
次に、
保母OBや有
資格者が自宅で保育を行う
保育ママ制度について聴取し、むしろ地域内での
人材育成に取り組むべきではないかと見解を求めたところ、
保母OBは離職後の状況の変化に対する
不安等を訴えており、一定の
研修期間が必要と考えている。これは、他の方にも言えることであろうし、地域の人材の掘り起こしなど実態を踏まえた議論を深め、
制度実施に向け方法を探っていきたいとのことです。
保育に関しては、中筋・
山本地域に
保育所が少なく、
無認可保育所も視野に入れた早急な対策を行うようにとの意見がありましたことをあわせて報告いたします。
次に、
地域振興券の交付にあわせて
市内中小業者の
活性化を図ろうと、市、
市商工会、
市商店連合会の3者で組織する
商業活性化推進本部で
取り組みが進められていたが、
振興券の有無にかかわらず1,000円ごとに
スピードくじを手渡す形にする予定とのこと。当初は
振興券を活用する発想があったはずで納得できない。これで本当に商店に人は来るのか。
消費者は商魂たくましい
大手スーパー等に流れていくのがオチではないかと見解を求めたところ、昨年末から協議を行ってきたが、
本市人口の約4分の1に当たる5万人程度に
振興券が交付される予定だが、この方だけにメリットを与える方法は困難との結論に達し、現金、
振興券両方を
中小商店で吸い上げる
取り組みをした。各
市場等で独自のプレミアをつけたり、1,000円以下の小額の買い物については
スタンプ方式も併用するなどの仕組みも考えられており、
参加者全員の同意も得られる最適な方法と考えているとのことです。
これに対して、
税金投入へのシビアな
効果予測が必要であり、このままでは多大な効果は期待できない。行政には時として強力な指導が必要とされるのではないかとの意見がなされ、見解を求めたところ、市としての
支援趣旨、目的は協議の中で十分伝えたつもりだが、各店舗の財力や
顧客状況などさまざまな要因からこのような
取り組みになった。
最終決定の場でも市の思いは強力に伝えたいが、相手も強い決意で臨んでいるため困難が予想されるとの答弁がなされました。
これに対して、
振興券から切り離された
活性化と言ってよく、それなら今後も続けなければ意味がないが、そのような腹づもりはできているのか、また所期の効果が達成できなかった時の対応についてただしたところ、継続については今後の
経済状況も勘案し協議検討していきたく、とりあえず今回の
取り組みについて最大の効果を上げるように努めたいとの答弁がなされました。
本件については、池田市での
取り組み事例を上げ、より効果的な
活性化策を検討するようにとの意見がありましたことをあわせて報告いたします。
次に、
北部開発について、委員の
開発促進への「思い」、
CSR事業の
先行実施、それに比べて、計上されている予算の少なさなどを示し、現状の説明を求めました。
また、この件については、過去からの
整備方針の変遷の説明を求め、現計画の大規模に肥大した開発であることを指摘し、いま一度、当初の開発の理念に立ち返ることを求めたこともあわせて報告いたします。
次に、
フラワー都市交流事業は
一般市民不在で進められているように見受けられ、4月末から本市で開催される総会のスケジュールについて、肝心の「花」という焦点がぼやけているように思えるが、どうなっているのか説明を求めたところ、今年度の予算で
フラワーポットやハンギングバスケットの設置に努め、
県土木事務所や
道路公団にも植栽を要望し、総会の
見学ルートに入っている
競馬場にも協力を要請している。総会には市民約170名が出席する予定で、全国からの
来訪者と合わせて約550名の参加となり、過去最高の人数となる
見込みで、
会場等の関係でこれ以上の
人数対応は困難であり、うれしい悲鳴を上げている状態であるとの答弁がなされました。
次に、
里帰りボタンについて、計上されている予算で
維持管理ができるのかといった懸念が委員から示され、市の考えをただした上で、地元と協議をしてぜひ成功させ、将来的には三田市の永沢寺の
ショウブ園に匹敵する施設とすることを求めました。
次に、
市長車と
議長車を同時に更新する予算が計上されていることについて、
走行距離や
利用頻度が違うのになぜ同時に更新するのか。税法上の
耐用年数はあるが、10年は乗れるもののはず。リストラをしているはずなのに
整合性がない。甘い発想だし、市民は納得できないと資料の提出を求め、考えをただしたところ、車体の
老朽化とそれによる
修理費の増大などの実態が示され、個々の車で判断していかなければならないとの考えが示されました。
さらに、提出された資料も不十分なもので、更新の根拠とはならない。
修理見通しも業者が見積もったものではなく、査定も甘いのではないかと指摘した上で、再度考えをただしたところ、よりシビアな検討の
必要性は認識しており、今後は原点に立ち返って査定を厳しく対応したいとの答弁がなされました。
また、この件について、運転手の
民間委託を市長は検討すると過去答弁しているので、議会も追随する姿勢が必要との質疑があったことをあわせて報告いたします。
次に、
河川美化事業について逆瀬川の例を示し、アレルギーのある市民から
草刈りの時期を早めてほしいとの要望があるがどうか。
草刈りの後、清掃をしていないので捨てられた空き缶が余計に目立つ。一度にできないのかただしたところ、本事業に対する市民からの要望、苦情は大変多い。現実問題として、現在の
除草回数ではどの河川ももたないということもあり、
回数増を県と協議している。また、除草時期については大変難しい問題でもある。ただ、指摘の点については、前向きに解決すべく努力をしたいとの答弁がありました。
次に、学校の
暖房施設設置について
宝梅中学校と
光が丘中学校の例を示し、そもそも年次的に設置するのがおかしいのであって、教育的な観点から言っても一斉に設置すべきものであるとただしたところ、学校への
コンピューター導入の事例を上げ、
コンピューターと同様に、一斉に導入すべき性格のものとの答弁がありました。
これに対して、行政の
横並び意識のあらわれた顕著な例である。これからはやるべきものは単年度でやるとの発想こそが必要ではないかと重ねてただしたところ、指摘の点はもっともである。
既定方針があり、自動的にそれにのっとってやっていくのではなく、いま一度見直して議論していく必要があるのではないかとの考えが示されました。
次に、
災害援護資金について、償還が始まるが、現下の
経済不況も手伝い、返済が困難な方がふえると思うが、市の対応について説明を求めたところ、指摘の点は認識しているが、いずれにしても県との協議が必要であり、今後、被災市の立場で協議に臨み、決定していきたいとのことです。
これに対して、分納、免除など十分な配慮を求めました。
次に、介護保険について、要介護認定から外れた人へのフォロー、低所得者対策、判定の食い違い対策、すなわち不服申し立てについて、保険料の設定作業の進捗、介護保険市民30人
委員会提言の受けとめと市の考え方などについて説明を求め、現行介護サービスから低下をさせないように市単事業の上積みなど対応策を確立すること、低所得者向け対策の確立、保険基盤をさらに充実させること、介護保険市民30人
委員会の提言は、十分検討して施策の中に反映させることとの要望がなされました。
次に、新たな老人福祉センターの設置について、市長の任期中に具体的な場所を含め、進捗をただしたところ、
関係団体からも要望があり、市長任期中にとの思いはある。現在は、売布にて計画が進められたらとの思いで取り組んでいるとの答弁がなされました。
さらに、駅に近い場所での設置を重ねてただしたところ、事務手続を早急にして決定したいとのことです。
次に、寄贈予定美術品の流出の恐れについて、姫路市立美術館の新規購入目録に寄贈予定美術品と同じと推定される美術品が掲載されていること。流出の真偽を確かめるべく、市長、教育長が寄贈者に会いに行く予定が昨年11月と12月に相次いで相手側から一方的にキャンセルされ、事実確認ができていないとの事実を示し、かかる不安定な事態をいつまで続けていくつもりなのか。もし流失が事実であれば、美術館構想そのものが白紙になってしまうのかとただしたところ、もう一度連絡をとり、会うべく努力をしたい。美術館構想は、寄贈品の展示をベースとしており、構想そのものが崩れてしまうので改めて検討すべきと考えるとの答弁がなされました。
これに対して、市長の任期中に再度会うことを強く求め、あわせて現構想を白紙化し、今後は参加型の美術館を設置することを求めたところ、もし白紙になれば理念も含め、改めて構想を練り直す。つまり新しいコンセプトの美術館構想を練り上げる必要があるとの意向が示されました。
その他、本件については、都市計画道路の見直し作業、六甲山系グリーンベルト事業についての質疑、住宅防火対策を進捗させるためにも、ガス漏れ探知機の公費で設置することなどの補助制度を創設すること。生活道路整備は、きめ細かく取り組むこと。復興住宅も大切であるが、もう一歩踏み込んでグループホームケア事業を発展させること。土地開発公社の資産が不良債権化しており、今までのように問題を先送りするのではなく、積極的な対策を立てることとの意見、要望のありましたことをあわせて報告をします。
本件については、市民の要求にもこたえた内容もあり、一定の評価はするものであるが、同和行政など種々の問題が未解決のままであるため、賛成できないとの
反対討論があり、採決の結果、賛成多数で可決しました。
次に、議案第3
号平成11年度宝塚市
特別会計国民健康保険事業費暫定予算についてです。
本件は、
歳入歳出予算の総額をそれぞれ27億2,500万円とするものです。
本件について、まず、介護保険制度導入に伴う影響、基金を設置するのかについてただしたところ、詳細はいまだ不明であるが、老人保健拠出金などの負担減がある一方、国庫補助の減による収入減があり、約2億円程度の軽減と予想している。
基金設置は、国保運協からの附帯意見などもあり、安定的経営に向けて設置したいとのことです。
その他、一般会計からの繰入金について、定額分の根拠が不明確であるので、明確にすることとの意見がありましたことをあわせて報告いたします。
また、本件については、保険税の限度額が高く、滞納者も多い。さきの減税も保険税には反映しないシステムをつくるなど、問題が多い。基金も他市の例を見ると、赤字補てんができない実態があるとの問題点を指摘した上で、加入者の負担を軽減する措置をとることを求めるとの
反対討論があり、採決の結果、賛成多数で可決しました。
次に、議案第4
号平成11年度宝塚市
特別会計国民健康保険診療施設費暫定予算についてです。
本件は、
歳入歳出予算の総額をそれぞれ5,980万円とするものです。
本件については、診療所の現在の利用実態、今後どうするのかただしたところ、歯科は前年並みだが、医科は他の医療機関への受診者が増えているようで、利用が落ち込んでいる。今後は、さらにもう1カ所医療施設が西谷にできるため、地元と
検討委員会を設置して、地域全体の医療のあり方を模索したいとの答弁がなされました。
本件については、討論で内科受診者の落ち込みに対する懸念を示し、どういう状況になっても西谷の医療を守っていくべきであるとの意見がありましたことをあわせて報告いたします。
次に、議案第5
号平成11年度宝塚市
特別会計農業共済事業費暫定予算についてです。
本件は、
歳入歳出予算の総額をそれぞれ3,770万円とするものです。
次に、議案第6
号平成11年度宝塚市
特別会計用品調達費暫定予算についてです。
本件は、
歳入歳出予算の総額をそれぞれ7,530万円とするものです。
次に、議案第7
号平成11年度宝塚市
特別会計交通災害共済事業費暫定予算についてです。
本件は、
歳入歳出予算の総額をそれぞれ1,450万円とするものです。
本件について、本制度をどうするのか、他市での廃止例を示して見解を求めたところ、給付内容を大幅に改訂しており、収支も均衡がとれているので、約5万人が加入している制度でもあり、引き続き実施していきたいとの見解が示されました。
次に、本制度の対象を拡大して、
高齢者のゲートボールでのけがなどにも対応できるようにできないかただしたところ、当面は現行どおりとしたい。指摘の点については、今後の検討課題としたいとの答弁がなされました。
次に、議案第8
号平成11年度宝塚市
特別会計公共下水道事業費暫定予算についてです。
本件は、
歳入歳出予算の総額をそれぞれ18億9,340万円とするものです。
本件について、まず、枝管の工事がふえて市の負担がふえるのではないのか、私道の布設工事に対する市の補助金とそれに対する国等の補助について説明を求めたところ、平成11年度で公道に係る工事は終わる予定で、今後は起債の償還という形での負担がかかる。
私道の布設は公共工事と同じでやっており、同意さえとれればすぐにでも着手できる。補助は、口径により補助対象とならないと考えているとの答弁がありました。
次に、下水道工事完了後、本会計をどうするのか、企業会計に移行するのか、雨水管布設計画はどうなっているのかについて説明を求めたところ、企業会計への移行は、現在、多額の起債残があり、今すぐには困難だと考えている。ただ、時期が来れば移行する必要もあるのではと考えている。
雨水管布設は約7割完成しているが、今後は老朽管改善等、平成12年度以降に見直しを行うべく考えているとの説明がありました。
次に、議案第9
号平成11年度宝塚市
特別会計老人保健医療事業費暫定予算についてです。
本件は、
歳入歳出予算の総額をそれぞれ37億5,100万円とするものです。
次に、議案第10
号平成11年度宝塚市
特別会計宝塚駅前地区市街地再
開発事業費暫定予算についてです。
本件は、
歳入歳出予算の総額をそれぞれ3億5,400万円とするものです。
本件について、権利者の残留、転出状況、今予算で計上されている新たな転出者の転出理由、転出に伴う保留床の動向を聴取し、法の趣旨からいうと本来残留が当たり前であり、転出が多い現状はそれに反する。今後は、融資制度等資金面での支援を拡充し、残留してもらうような努力をすることとの要望がなされました。
次に、今予算で棟内モデルルームを整備するようだが、その必然性、すなわち引き合いもないのに多額の経費をかけて整備をしてもむだになるのではないのかとただしたところ、現場を見てもらって、なおかつよいイメージを持っていただくための演出が必要との観点で実施したいとの意向が示されました。
これに対して、多くの人が見にくるとは思えない。抜本的にどうするか、早急に検討することとの要望がなされました。
また、花の道再開発ビルの保留床も価格設定によっては、売れ残りが多数生じかねないので、その点を十二分に勘案し、決して高い価格設定をしないこととの要望がありましたことをあわせて報告いたします。
次に、議案第11
号平成11年度宝塚市
特別会計老人保健施設費暫定予算についてです。
本件は、
歳入歳出予算の総額をそれぞれ1億6,860万円とするものです。
本件については、施設から家庭に戻る人の割合、デイケア対象者の一人当たり経費、デイサービス事業における各施設間での差異、すなわち対象者相互の交流が図られている施設と、ただ預かっているだけの施設があるように思うがとの点について聴取し、デイケア、デイサービス事業は小規模集団の方が効果があると思われるので、今後はその考えに立った運営を心がけること。民間託老所への助成を拡充させることとの要望がなされました。
以上、8議案については採決の結果、全員一致で可決しました。
以上で
総務常任委員会の
委員長報告を終わります。
○
松崎哲育 議長
委員長の報告は終わりました。
ただいまから質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
松崎哲育 議長 以上で質疑を終結します。
ただいまから討論に入ります。
討論はありませんか。
9番井ノ上議員。
◆9番(井ノ上均議員) (登壇)
私は、議案第1
号平成10年度宝塚市
一般会計補正予算(第4号)に対して反対の討論をいたします。
まず、新市民ホール
設計者は前回の議会で
安藤忠雄氏がさきにありきで、
全会一致で修正された経緯をもって、今回1番目に8業者による
プロポーザル方式に変更されたとは申せ、当然
安藤忠雄さんもその一人に選考すると言明されました。
2番目に、10名で構成される
業者選定委員会に委任し、
設計者を決定する、名の通った著名な
建築家で構成されるとは聞いておりますが、そのうち職員1名も入ると聞いておりましたが、公平を期するため職員は要らないと言明をされました。
以上が主な提示された要旨でありましたが、まず日本を代表される
建築家に依頼するに当たり、市長にその根拠をお尋ねいたしましたが、後世に残る街の顔として一流の建築をと熱い思いを承りましたが、私には理解できませんでした。
日本を代表する
建築家8名が、
安藤忠雄氏も含めて一堂に会し、
プロポーザル方式で理解していただけるかどうか疑問であります。
また、選定委員は日本を代表する、いや世界を代表する建築の専門家にならざるを得なく、選定
委員会そのものを危惧するわけであります。
次に、終始一貫してお名前が挙がっている
安藤忠雄氏は、新市民ホール建設基本計画検討委員の
中心メンバーであります。
むしろ、業者の選定委員にお入りいただき、御指導を仰ぐ立場であり、私は
プロポーザルの8名の対象外とすべきであると考えております。
利益相反行為とならないための
業者選定委員会であり、300万円もの追加予算を使ってお願いすべきではないと思っております。当初より
安藤忠雄氏に選定すべく、このような措置を講じておられると判断せざるを得ないと思い、以上の理由により反対いたします。
○
松崎哲育 議長 ほかに討論はありませんか。
12番大庭議員。
◆12番(大庭弘義議員) (登壇)
私、日本共産党議員団を代表いたしまして、議案第2号一般会計と議案第3号特別会計国民健康保険事業について意見を述べて討論します。
これまでの新年度予算審議は、年度末の3月予算議会で行われていましたが、今回は宝塚
市長選挙と市会議員選挙が統一して3月14日に実施されることになったので、新年度予算が暫定予算となったものです。
暫定予算は、一般会計301億円、前年度当初比40%、特別会計91億円、前年度比24%となっております。
新規事業は、介護保険関係事業、民間デイサービス助成、ペットボトル選別、処分場の設置、
地域振興券の発行
事業等、19事業が挙げられております。
この事業の中には、民間デイサービスへの助成とか、ペットボトルの選別の体制とか、評価できる内容があるわけでございますけども、市長の基本的な姿勢というものは、新都市開発の引き続く推進、武庫川ダムについてもその推進の姿勢を崩しておりません。
同和問題につきましても、環境事業はもう10年前に終結しておるのに、いまだに13億円の予算を計上して同和行政を推進し、いろいろな矛盾、偏りが出てきております。こういった問題に対して、市長はこれを是正していくという姿勢が見られませんでしたので反対をいたしました。
総務
委員会で指摘いたしました幾つかの要望、意見等につきましてもこの際報告させていただきたいと思います。
1、新市民ホールの市内湯本町の武庫川沿いに1,000人収容規模で建設すべく基本設計予算が計上され、8者による
プロポーザル方式で業者選定する提案が出され、この時期80億円の建設
事業費とことしの運営管理、この毎年の運営管理費2億円以上の支出が予測され、市財政への影響を考えると建設年度はおくらせてもよいのではないかと思います。
2、市として初の
児童館を武庫川右岸、左岸に2カ所平成12年に設置する計画は市民に大変喜ばれる内容であると思います。
3、平成8年度に宝塚市観光基本計画を発表いたしましたが、
取り組みがおくれている自然環境保全基本計画、緑の基本計画、水のマスタープラン計画を早期に作成することが必要であります。
4、
コミュニティFM放送事業に市が4,000万円の出資をする計画ですが、放送内容の充実とCATV行政チャンネルについても宝塚映像の協力も得て、宝塚の民話等も映像化して普及するべきではないかということです。
5、南口サンビオラを経営する
宝塚都市開発株式会社に7億1,000万円を市税から貸し付ける、他方において、家賃未収入金等1億円を残していることは大変問題があるということです。
6、宝塚市土地開発公社は公共用地、代替用地外4万9,000平方メートル、簿価で235億円のうち約150億円は不良債権化している。市財政への影響は重大と言えます。
7、介護保険制度のスタートを前に、速やかに申請者の希望に沿った認定体制、現行の
高齢者福祉サービスの低下を来さない対策、介護サービスで
民間委託する部分は非営利団体に限定すること。市民の意見を反映した事業計画の策定が求められます。
8、健康都市宣言を行い、市民からの要望も強い六甲、長尾連山を取り込んだ
ハイキングコースの整備、案内、市内の散歩道整備、生活道路歩道側溝の不備が目立ちます。全市的な調査を行い、全面的整備の計画を進める必要があると思います。
9、震災復興事業については、被災者の生活再建に向けた
取り組みを引き続き努力していくことと、復興住宅入居者の生活相談体制、自宅再建者の2重ローン対策、災害援護貸し付けの返還についても、実態に見合った内容等の検討が求められると思います。
10、宝塚北部新都市開発計画は、兵庫県が事業主体として1,230ヘクタール、81%の用地買収を宝塚市と一体になって推進しています。この計画は、大規模な自然破壊、上下水道問題、市財政へのしわ寄せが避けられない内容であり、計画の凍結と抜本的な見直しを求めるものです。
11、特別会計国民健康保険事業は、現行でも耐えがたい保険税の限度額を49万円から51万円に引き上げる内容である。介護保険制度の発足により、国保会計が2億円程度負担減となる予測からも、国保税の引き下げを検討すべきであると。
以上の意見を付しまして討論といたします。
○
松崎哲育 議長 ほかに討論はありませんか。
以上で討論を終結します。
ただいまから議案第1
号平成10年度宝塚市
一般会計補正予算(第4号)について採決します。
本件に対する
委員長の報告は原案のとおり可決することが適当とするものです。
本件は
委員長の報告のとおり可決することに賛成する議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○
松崎哲育 議長 起立多数です。
したがって、本件は
委員長の報告のとおり可決することに決定しました。
次に、議案第2
号平成11年度宝塚市
一般会計暫定予算についてを採決します。
本件に対する
委員長の報告は原案のとおり可決することが適当とするものです。
本件は
委員長の報告のとおり可決することに賛成する議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○
松崎哲育 議長 起立多数です。
したがって、本件は
委員長の報告のとおり可決することに決定しました。
次に、議案第3
号平成11年度宝塚市
特別会計国民健康保険事業費暫定予算について採決します。
本件に対する
委員長の報告は原案のとおり可決することが適当とするものです。
本件は
委員長の報告のとおり可決することに賛成する議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○
松崎哲育 議長 起立多数です。
したがって、本件は
委員長の報告のとおり可決することに決定しました。
次に、議案第4号から議案第11号までの以上8件を一括して採決します。
本件に対する
委員長の報告は原案のとおり可決することが適当とするものです。
本件は
委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
松崎哲育 議長 異議なしと認めます。
したがって、本件は
委員長の報告のとおり可決することに決定しました。
日程第2、議案第12
号平成11年度宝塚市水道事業会計予算を議題とします。
△─────日程第2─────
……………………………………………
議案第12号 平成11年度宝塚市水道事業会計予算
(建設水道常任
委員会付託)
……………………………………………
○
松崎哲育 議長 本件については、さきに建設水道常任
委員会に付託して、審査が終わっておりますので、
委員長の報告を求めます。
吉見建設水道常任
委員会委員長。
◎13番(吉見茂議員) (登壇)
それでは、建設水道常任
委員会委員長報告を行います。
さきの本会議において当
委員会に付託されました議案第12
号平成11年度宝塚市水道事業会計予算について、1月28日に
委員会を開催し、審査しましたので、以下、審査の概要並びに結果について報告します。
本件は、まず、平成11年度における業務の予定量については、年間給水量を2,580万立方メートルと定め、主な事業は水質試験所整備事業や配水管整備事業などを予定しているとのことです。
また、収益的収入及び支出については、収入総額を48億9,365万5,000円、支出総額を48億8,909万7,000円と定め、資本的収入及び支出については、収入総額を10億2,100万円、支出総額を26億2,500万円と定め、資本的収支不足額は損益勘定留保資金等で補てんするとのことです。
まず、営業外収益のうち、分担金は今年度に比べて過大な計上ではないか。その根拠となる給水戸数はどのような増加を見込んでいるのかただしたところ、給水戸数については、過去の推移から1,000戸程度の増を見込んでいる。また、これとは別に、集合住宅において、親メーターから各戸メーターへの変更も900戸程度見込んでおり、その場合の分担金も収益として計上されているとのことです。
これに対し、本当にそのような
見込みで予算実施計画どおりの分担金が入ってくるのか疑問であるとの指摘がありましたことを付言しておきます。
次に、新聞報道があった管メーカーの価格協定について本市の実情をただしたところ、本市の場合は材料も含めた工事発注であること、また、数社が独占製造している業者であること、認証制度により日本水道協会等の刻印があれば、どのメーカーでもよいことなどの説明を受けた。
これに対して、自由競争により安価な発注となるよう努力してほしいとの要望がありました。
次に、主要な建設改良事業の水質試験所整備事業、配水管整備事業、配水管更生事業の詳しい内容について説明を求めました。
まず、水質試験所整備事業は、現在、小林浄水場内にある水質試験所が狭隘なため、惣川浄水場内に鉄骨2階建て、総面積約730平方メートルの水質試験所を建設し、高速液体クロマトグラフ分析計等を新たに購入し、現在実施している122項目の検査以外に、新たに10項目の検査を追加し、延べ83検体について検査しようとするものとの説明を受けました。
なお、新築に際して今後の検査増も十分
受け入れが可能な施設かどうかをただしたところ、外注なしで対応が可能とのことです。
次に、配水管整備事業では、公共下水道関連で48件、5,900メートル、区画整理事業関連で5件、3,400メートル、道路整備関連で22件、3,700メートル、西谷簡易水道関連で9件、2,400メートル、その他老朽管の更新に伴い、2,600メートルを実施するとの説明を受け、配水管更生事業では中山五月台、中山桜台地域に昭和45年から46年に布設された管を、平成10年度から平成16年度までの7年間、総
事業費7億6,000円でライニング工事を実施されるものであり、平成11年度は2,500メートルを実施するとの説明を受けました。
次に、
長尾山トンネル工事が現在も進行中であるが、自然流下で給水できるようトンネルの利用を検討しているかどうかただしたところ、北部地域にどの場所から送水するかはまだ決めていないが、簡易水道と上水道を一体化するために、200ミリ管を数年かけて布設する予定であるとのことです。
また、配水管整備の進捗状況をただしたところ、石綿管全廃を第一義に考え、進めてきており、平成11年度にも3キロメートルの取りかえを計画しており、それが済めば、残る石綿管は0.5%となる予定であるとのことです。
次に、薬品費について、昨年より減少している理由についてただしたところ、平成9年度から10年度にかけて薬品費が低下し、平成11年度は実勢単価を採用して予算化したため、減少したとのことです。
また、地方債の借入先、借入利率についてただしたところ、借入先は大蔵省資金運用部資金と公営企業金融公庫が約半分づつであり、借入利率は最近は2.2%であるとの説明を受けました。
これに対して、一般企業の借入利率、預金利率等を十分調査し、運用するよう要望がありました。
次に、対売上利益率や職員数について説明を求めたところ、公益企業としては一般的に指数として用いないが、平成10年度
見込みで0.2%程度であること、また、今後の職員数については現在と同人数で対応したいとのことです。
また、料金値上げについては極めて厳しい状況であるので、十分配慮した事業運営を行うようにとの意見がありました。
本件については、採決の結果、全員一致で可決をいたしました。
以上、建設水道常任
委員会委員長報告を終わります。
○
松崎哲育 議長
委員長の報告は終わりました。
ただいまから質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
松崎哲育 議長 以上で質疑を終結します。
ただいまから討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
松崎哲育 議長 以上で討論を終結します。
ただいまから、議案第12
号平成11年度宝塚市水道事業会計予算を採決します。
本件に対する
委員長の報告は原案のとおり可決することが適当とするものです。
本件は
委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
松崎哲育 議長 異議なしと認めます。
したがって、本件は
委員長の報告のとおり可決することに決定しました。
日程第3、議案第13
号平成11年度宝塚市病院事業会計予算を議題とします。
△─────日程第3─────
……………………………………………
議案第13号 平成11年度宝塚市病院事業会計予算
(生活経済常任
委員会付託)
……………………………………………
○
松崎哲育 議長 本件については、さきに生活経済常任
委員会に付託して、審査が終わっておりますので、
委員長の報告を求めます。
江原生活経済常任
委員会委員長。
◎4番(江原和明議員) (登壇)
生活経済常任
委員会の
委員長報告を行います。
さきの本会議において、当
委員会に付託されました議案について1月29日に
委員会を開催し、審査しましたので、以下審査の概要及び結果について報告をします。
議案第13
号平成11年度宝塚市病院事業会計予算についてです。
平成11年度の業務の予定量としては、稼働病床数を現在の382床から431床とし、延べ年間入院患者数を14万2,008人、1日平均で388人とし、年間外来患者数は29万4,000人、1日平均で1,200人を予定しております。
また、主な事業としては玄関前ロータリー部分の拡張工事、
駐車場用地の買収などを予定しております。
次に、収益的収入及び支出については、収入総額を87億5,348万円、支出総額を100億1,269万円と予定し、さらに、資本的収入及び支出については収入総額を8億8,436万円、支出総額を10億5,044万円の予定としております。
なお、収益的収支及び資本的収支の不足額は過年度分損益勘定留保資金で補てんするとのことです。
まず、1人1日当たりの診療収入を減らしたのはなぜか尋ねたところ、平成10年4月に診療報酬の改訂があり、検査料や画像診断料等の額が低くなったことや薬価基準が全国平均で9.3%引き下げられたためとのことです。
次に、病院に非常勤嘱託の相談員がいるが、いつごろから配置し、報酬、年齢、役割等について説明を求めたところ、平成2年4月から配置し、報酬は週1回の非常勤で月10万円、年齢は76歳であり、看護婦の相談、助言、指導をしていただいているとのことです。
これに対して、相談役は現場から離れて長いこと、1回2万5,000円の報酬になること、看護婦の責任者として総婦長がいるのになぜ相談役が必要なのか、まず、看護婦の相談があれば、院長や総婦長や
事務局長に相談すべきではないか、また、いつまで置くのか等々ただしたところ、相談役には看護上で困難なケースの場合に相談したり、指導を受けた。特に、看護学校の設立時や増床の際に大変世話になったが、今年度末でやめていただくことも検討するとのことです。
次に、看護婦の準夜、深夜勤務の2・8体制について他市の状況も含めて説明を求めたところ、基本的には準夜、深夜とも2人であるが、産科や手術時の外科等病棟の特殊性によって準夜3人、深夜3人の体制をとっているとのことであり、他市の公立病院も基本的には2・8体制であるとのことです。
さらに、今後3・8体制に持っていく必要があるのではないかただしたところ、原則2・8体制でいくが、昨年11月に新設した高度医療の関係で、この4月から保険点数上の加算が取れる体制、準夜5人、深夜5人を予定しているところもあり、今後も業務の実態によって弾力的に対応していきたいとのことです。
次に、看護婦の生理休暇、有給休暇の取得状況について尋ねたところ、生理休暇については、全体の看護婦の中で一、二名程度でほとんど取得する者がいないとのことです。また、有給休暇については、平均で8年度は15.4日、9年度は13.6日、10年度は新採用等の関係で10.4日となっているとのことです。
看護婦の生理休暇がとれていないのは、人員の体制に問題があるのではないかただしたところ、生理休暇は個人的なことで人によって違いがあり難しいが、採用時や婦長会で勤務条件の話をする中で説明はしているが、本庁の実態も調査し、よい方法があれば考えてみたいとのことです。
次に、地域医療室の活用の中で、病診連携の活動についての現状と今後の積極的な推進の考えについてただしたところ、入院も含む検査予約や診療予約等の件数は、昨年の11月は68件、12月は108件、1月は下旬までで112件と徐々に件数が上がってきているとの現状の報告があり、また、こうした制度の推進は実際の業務の中でシステムの向上を今後図っていきたいとのことでありました。
次に、収益的支出の報酬約1億円の内訳と諸会費の
医師会会費1,178万円の内容について説明を求め、報酬は非常勤嘱託医師7人と特殊外来等の診察の応援医師等の費用であり、
医師会会費は通常の会費以外に、一時的な会費として、昨年の病床等の増床に伴い医師がふえたので、医師の入会金50万円掛ける10人分、500万円と増床時に、1ベットにつき6万円の会費を50床分、300万円がその内容であるとのことであります。また、この入会金及び増床分の会費は後年度には負担はないとのことを確認しました。
次に、救急患者の搬送、病院の
受け入れについて、救急車に乗って約45分も
受け入れ病院が決まらず、ようやく到着した病院でその患者が死亡した事例について、その事実について説明を求めたところ、救急隊の対応は重篤な患者に救命救急士が処置を行いながら、
受け入れ病院を探したが、市内の病院はいずれもベットが満床との理由で断られ、川西市、伊丹市と回り、45分かかりようやく伊丹市の病院に搬送した。一方、宝塚市立病院の当日の当直医は重症の呼吸器系の患者の処置を行っており、ベットもほとんど満床で
受け入れできない状況であったとのことでありました。
これに対して、市民の命を守る保健政策の充実を求め、市民が安心して暮らせる努力について市の決意をただしたところ、この事例を1つの救急の課題として今後努力し、一定の救急ベットの確保について
医師会に要請していきたいとのことでありました。
そのほか、準夜と深夜の勤務が基準では1カ月に8回以内となっているが、8回を超えない勤務体制を確立すること、病院給食の充実及び市内で生産されている牛乳等農産物を患者さんに提供できるよう努力することとの要望、また、病院の情報提供や市民の質問に答える等のために病院がホームページを開設してはどうかとの意見がありました。
採決の結果、議案第13号は全員一致で可決しました。
以上、
委員会での審査の概要と結果について報告しましたが、当
委員会の決定どおり賛同いただきますようお願いしまして、生活経済常任
委員会委員長報告を終わります。
○
松崎哲育 議長
委員長の報告は終わりました。
ただいまから質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
松崎哲育 議長 以上で質疑を終結します。
ただいまから討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
松崎哲育 議長 以上で討論を終結します。
ただいまから、議案第13
号平成11年度宝塚市病院事業会計予算を採決します。
本件に対する
委員長の報告は原案のとおり可決することが適当とするものです。
本件は
委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
松崎哲育 議長 異議なしと認めます。
したがって、本件は
委員長の報告のとおり可決することに決定しました。
─────閉 会─────
○
松崎哲育 議長 お諮りします。
今期
臨時会に付議された案件の審議はすべて終了しました。
したがって、会議規則第7条の規定により本日で閉会したいと思います。これに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
松崎哲育 議長 異議なしと認めます。
したがって、今期
臨時会は本日で閉会することに決定しました。
なお、閉会に先立って正司市長からあいさつしたいとの申し出がありますので、これを許可します。
正司市長。
◎正司泰一郎 市長 (登壇)
閉会のごあいさつを申し上げます前に御報告を申し上げ、御理解を賜りたいと存じます。
まず、3月14日に
宝塚市議会議員と宝塚市長の同時選挙が執行されますが、私の任期は2月6日まででございますので、2月7日から3月14日までの間は矢野堯久助役を宝塚市長職務代理者に充てることとなっております。御指導賜りますようお願い申し上げます。
次に、災害見舞金についてでありますが、去る1月25日に地震が発生し、甚大な被害を受けたコロンビア共和国に対し、阪神6市が共同して1市当たり20万円の見舞金を贈呈することといたしております。
また、多くの市民の皆様が早期の建設を強く望まれている新老人福祉センターにつきましては、売布東の町地内の住友信託銀行中山総合グランド跡地において計画を検討してまいる所存でありますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。
ここで、平成11年第1回市議会
臨時会の閉会に当たりましてごあいさつを申し上げます。
去る1月26日に開会されました市議会
臨時会に御提案申し上げました各議案につきましては、慎重な御審議を賜り、それぞれ御決定をいただき厚く御礼を申し上げます。
今期市議会が私にとって2期目の最後の議会となりました。この場をおかりいたしまして、議員各位から市政進展のために賜りました御支援に対しまして心から御礼を申し上げる次第でございます。
また、来る3月14日に執行されます
市議会議員選挙に出馬される議員各位におかれましては、御健闘くださいまして再び市議会議員として御活躍いただきますよう心から祈念いたしております。
なお、私ごとで恐縮でありますが、既に表明いたしておりますとおり、来る宝塚
市長選挙に立候補し、21世紀の宝塚のまちづくりを市民の皆様とともに力強く推し進めてまいるため初心に立ち返り、懸命の努力をいたす覚悟でございます。今後とも宝塚市政の進展のため温かい御支援を賜りますようお願い申し上げ、閉会のごあいさつとさせていただきます。
ありがとうございました。
○
松崎哲育 議長 以上で平成11年第1回
宝塚市議会臨時会を閉会します。
───閉 会 午後 2時14分───
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する
宝塚市議会議長 松 崎 哲 育
宝塚市議会副議長 松 下 修 治
宝塚市議会議員 松 岡 幸 右
宝塚市議会議員 中 辻 浄...