西脇市議会 2011-09-09
平成23年文教民生常任委員会( 9月 9日)
平成23年
文教民生常任委員会( 9月 9日) 平 成 23 年 度
西 脇 市 議 会 文 教 民 生 常 任 委 員 会 会 議 録
平 成 23 年 9 月 9 日
西 脇 市 議 会
文教民生常任委員会会議録
1 開催月日 平成23年9月9日
2 開催時間 午前9時29分〜午後3時51分(会議4時間40分)
休憩 午前10時48分〜午前11時00分
午前11時02分〜午前11時33分
午後0時15分〜午後1時14分
3 開催場所 委員会室
4 出席委員
委員長 山 上 武 司 副委員長 飛 田 秀 喜
委 員 松 本 和 幸 委 員 村 井 正 信
〃 池 田 勝 雄 〃 村 井 公 平
副議長 上 田 平 八
5 欠席委員 なし
6 欠 員 なし
7 説明のため出席した者の職氏名
市長 來 住 壽 一
副市長 多 井 俊 彦
教育長 三 崎 紀 男
ふるさと創造部長 吉 田 孝 司
防災対策課長 森 脇 達 也
総務部長 浦 川 芳 昭
財政課長 田 中 義 章
福祉生活部長兼
福祉事務所長 牛 居 義 晴
福祉総務課長 棚 倉 孝 三
福祉総務課総務・
保護担当主幹 清 水 貴美代
長寿福祉課長 原 田 康 弘
市民課長 藤 原 進
市民課保険医療担当主幹 上 月 重 宏
健康課長兼
健康づくりセンター所長 仲 埜 ひろみ
生活環境課長 今 村 健
理事 吉 見 巧
西脇病院事務局長 杉 本 眞 三
西脇病院総務課長 長 井 健
西脇病院施設管理課長兼理事付主幹 中 嶋 博 之
西脇病院医事課長 角 田 幸 子
西脇病院地域医療連携室主幹 後 藤 浩 治
教育部長 黒 ア 由紀夫
生涯学習課長 坂 部 武 美
生涯学習課主幹兼
青少年センター所長 岡 本 悟
8
出席事務局職員
事務局長 杉 原 慶 一 事務局主幹 岡 村 稔
事務局長補佐 西 村 敦 子
9 傍聴議員
岡 崎 義 樹 宮 ア 春 貴 岩 崎 貞 典
林 晴 信 中 川 正 則 寺 北 建 樹
高 橋 博 久 早 瀬 正 之 廣 田 利 明
北 詰 勝 之 藤 本 邦 之
10 案 件
(1)議案審査
@ 議案第57号 西脇市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条
例の一部を改正する条例の制定について
A 議案第59号 平成23年度西脇市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
B 議案第60号 平成23年度西脇市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
C 議案第62号 平成23年度
西脇市立西脇病院事業会計補正予算(第1号)
D 議案第78号 西脇市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制
定について
(2)調査事項
@ 報告第13号 平成22年度
財団法人西脇市
保健福祉公社事業及び決算の報告につい
て
A 報告第14号 平成22年度
財団法人西脇市
住民サービス公社事業及び決算の報告に
ついて
B 報告第16号 平成22年度
財団法人西脇市文化・
スポーツ振興財団事業及び決算の
報告について
(3)請願審査
@ 請願第4号 「
兵庫県立高等学校普通科の新しい通学区域のあり方について(素
案)」についての請願書
(4)
所管事務調査
地域医療を守る条例に関することについて
(5)その他
△開会 午前9時29分
○山上委員長
皆さん、おはようございます。
先日の台風12号で、家屋への浸水、そしてまた、堤防の決壊等、地域によりましては大変大きな被害を受けました。被害を受けられた皆さんには、心からお見舞いを申し上げる次第でございます。
さて、猛暑が続いてきたことしの夏でありますけれども、ようやくさわやかな秋を感じるようになってきました。
委員の皆さん、そして、理事者の皆さんには、連日にわたりましての活動、御苦労さまでございます。
きょうの
文教民生常任委員会は、さきの本会議で当委員会に付託を受けました案件、議案5件、請願1件、
所管事務調査を含む報告調査3件の審査でございます。
どうぞ慎重に審査をいただきますようにお願いを申し上げまして、あいさつとさせていただきます。
御苦労さんでございます。
○來住市長
おはようございます。
昨日の本会議に続きまして、きょうは
文教民生常任委員会を開催していただきまして、御精励をいただきましたこと、心から感謝を申し上げます。
先ほど、委員長からごあいさつがございましたように、本委員会では、付託案件の議案が5件、それから、調査事項、報告が3件、御審議をいただくことになってございます。
いずれも市政にとりましては重要な案件でございますので、慎重に御審議を賜りますようにお願いを申し上げまして、ごあいさつにさせていただきます。
よろしくお願い申し上げます。
○山上委員長
早速でございますが、議案の審査に入ります。
最初に、議案第57号西脇市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを審査いたします。
委員会での説明、補足ありましたらお願いします。
○坂部生涯学習課長
議案第57号について補足説明をさせていただきたいと思います。
本会議で説明をいたしましたように、本年6月に
スポーツ基本法が制定されたことに伴いまして、その中で、「
体育指導委員」が「
スポーツ推進委員」と名称が変更になりました。そのため、本条例の別表の中に、教育委員会の項の中でございますが、
体育指導委員の名称と報酬が定められております。それによりまして、名称変更に伴う一部改正を行うものでございます。
なお、報酬の変更はございません。
また、条例の施行日は公布の日からとしておりますが、
スポーツ基本法の施行日が8月24日となっておりますので、その日から適用することとなっております。
以上でございます。
どうぞよろしくお願いします。
○山上委員長
後になりましたが、きょうの委員会の傍聴、寺北議員初め11名でございます。
報告をしておきます。
今、課長のほうから説明がございましたが、御質疑等ありましたら出していただきたいと思います。
○池田委員
ちょっと関連で申しわけないんですけれども、こういう
体育指導委員さんとか、市政の中で重要な役割を果たしていただく方々、条例で報酬とか費用弁償に関することを決められてるんですけれども、昨今の流れの中で、議員もそうですけれども、職員とか、削減とかという方向でずっと傾向としては続いているんです。
そうすると、近隣の市町とか、全国的に
体育指導委員さん、長い間据え置いて、値上げをせなあかんとかいうふうな時期になっても、議会の私らが言うのも何ですけれども、条例でこれ改正するとなると、議員とかほかの人が削減なのに、ここだけ上げるわけにいかないというような遠慮めいたことが出てきて、なかなか上げられへんと思うので、これ、中にはやっぱり近隣の中でそういう状況がある場合は、勇気出してそりゃ条例かえてもらったらいいんですけれども、別に、条例の中に報酬を規定せんでもええんちゃうかと思うようなこともあるので、フレキシブルに対応するためにはせんほうがええ場合もあると思うんですけれども、その辺どうなんでしょう。
どなたがお答えいただくんかわかりませんけれども。
○坂部生涯学習課長
まず、
体育指導委員の報酬でございますが、近隣に比べ、まず、高いとこ、年間、うちは2万5,600円なんですけれども、もう少し高いとこもございますし、もう少し低いところも、大体中間あたりかなとまず考えております。
それと、この2万5,600円は、委員会、ちょっと特別職の報酬の中に入ってますが、御存じのように、この4月でしたか、最近かえたところでございますので、一応それはそのままで、担当課でそれがどうやこうやという形もありませんが、そういう形。
あと、基本的には、その活動関係は規則で定めておりますので、もちろん、体育指導員が今度
スポーツ推進委員規則という形に改正されまして、8月24日ですけれども、教育委員会の中の規則ですので、改正されました。
基本的には、全体的な事業活動、内容も含めながら、報酬についてはまた全体的な問題でございますので、担当課としては、各市の状況を見ながら検討はさせていただきたいというふうには思っております。
○池田委員
体育指導委員さんの話をしとるわけ違うんです。ですから、関連のあれで申しわけないんですけどいうことなんですけれども。
一方では、条例に定めることによって、その役に当たっておられる方の地位とか、活動を保障するという意味ではよいところもあるんですけれども、昨今の状況の中で、公務員なり議員なりの給与や報酬が削減というふうな傾向が強い中で、この人たちはもっと頑張ってもらわなあかんし、近隣から比べてごっつい低うて、今、業務にも差し支えるというような方もいらっしゃると思う。私、その人を想定して言うてるんですけれども、そういう場合はちょっと見直ししはって、条例の中に、そのことを定めるのからもう外してしまうというふうなことも考えられたらいいんじゃないかというふうに思ってます。
答弁は結構です。
○山上委員長
ほかございませんか。
〔「なし」の声あり〕
ないようですので、特に委員間討議はないと思います。
討論に入ります。
討論ありますか。
〔「なし」の声あり〕
特にないようですので、採決に移ります。
議案第57号について、賛成の委員の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
挙手全員であります。
よって、議案第57号は可決すべきものと決しました。
―――――― 原案可決 ――――――
○山上委員長
次に、議案第59号平成23年度西脇市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
委員会の説明をお願いします。
○
藤原市民課長
議案第59号平成23年度西脇市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について、補足説明を申し上げます。
補正予算説明書の21ページをごらんいただきたいと思います。
まず、歳出ですが、第1款総務費、総務管理費は、国保連合会が導入しました
レセプト電子化に対応するため、
国保システムの改修委託料283万5,000円を追加補正しております。
次に、22ページの、第9款諸支出金、償還金では、平成22年度事業の精算に伴い、国庫負担金、国庫保証金を精算返納するため14万円を計上しております。
次に、23ページの、第10
款基金積立金は、平成23年5月及び平成24年3月満期分、
基金積立金利子32万8,000円を計上いたしております。
次に、19ページでございます。歳出でございますが、第4
款国庫支出金、
財政調整交付金は、
国庫システム改修委託料に係る国庫補助金で、歳出と同額の283万5,000円を計上しております。
第9款財産収入、利子及び配当金は、
財政調整基金積立金利子を32万8,000円計上しております。
次に、20ページでは、第11款繰越金、前年度繰越金は、歳出の償還金と同額の14万円を計上しております。
以上でございます。
よろしくお願いいたします。
○山上委員長
説明が終わりました。
質疑に入ります。
御質疑ございませんか。
○村井正委員
21ページの支出についてお尋ねしますが、これは、国保連合会のいわゆる
システム変更によるということなんですが、例えば、これは、具体的にはどのようなものを改修して、改善というんですか、こういうところが改善されるというのがありましたらお願いします。
○
上月市民課保険医療担当主幹
今回の
レセプト電子化と申しますのは、国のほうで、平成23年度に電子化が義務づけられるという、一部の医療機関を除きまして、義務づけられるという形で、国保連合会のほうでシステムを改修しております。
その内容ですけれども、今までは紙ベースでレセプトがずっときておったんですけれども、今回の国の方針によりまして、レセプトは、電子化ないしは
オンライン化で国保連合会または
診療報酬支払基金のほうにレセプトがいって、人的な費用ですとか、あと、人為的なミスなどが排除できるということで、電子化、
オンライン化がされるということでございます。
○村井正委員
そしたら、これが、ことし即という形ではないかもわかりませんけれども、例えば、医療のいわゆる傾向とか、それから、どの世代がどのぐらい使われているとか、それから、例えば、住民検診を受けられた方はこのぐらい費用が、治療費が減ってるとか、何かそういうような傾向がつかめる方向にはあるんでしょうか。
○
上月市民課保険医療担当主幹
国のほうからの指針によりますと、今後、そういうふうな形の方向で資料分析等ができるような形に持っていきたいというふうには聞いておりますけれども、23年度、システムを改修しました時点で、これからそういう中身を私どもも勉強していく中で、国の方針、また、連合会等の内容も聞きながら、利用できるものについて検討はしていきたいというふうには考えております。
以上でございます。
○村井正委員
ということは、今回は、いわゆる一つ一つのレセプトを入れるという、それだけに限られてくるというような状況になるということですか。
○
上月市民課保険医療担当主幹
システム的には、今後、レセプトの中身を審査しまして、どういう病気が、どういうような形であるとかいうような、特定健診につながる、また、保健指導につながっていくような形での改修部分も入っているというふうには聞いております。
以上でございます。
○山上委員長
ほかございませんか。
○松本委員
22ページなんですが、
国庫補助金返納金14万円上がってるんですが、これはどういう時に発生するんでしょうか。
○
上月市民課保険医療担当主幹
今回の
国庫補助金返納金につきましては、平成22年度に、国のほうに、これだけぐらいの補助金の申請をいたしまして、その補助金を決定いただいております。
ただ、実績によりまして、その申請したものよりも少なかった場合に、当然、差額が出てまいります。その差額につきまして、今回、平成23年度の補正につきまして、国のほうに補助金を返していくという形で今回上げさせていただいております。
なお、今回上げさせていただいております14万円の内訳につきましては、出産育児一時金等の補助金で8万円、
高齢者医療制度円滑運営補助金として6万187円を精算返納するために、今回、14万円を計上させていただいております。
以上でございます。
○山上委員長
ほかございますか。
〔「なし」の声あり〕
特にないようですので、委員間討議もございませんね。
通常の討論に入ります。
討論ありますか。
〔「なし」の声あり〕
ないようですので、採決に入ります。
議案第59号平成23年度西脇市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につきまして、賛成の委員の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
挙手全員であります。
よって、議案第59号は可決すべきものと決しました。
―――――― 原案可決 ――――――
○山上委員長
続きまして、議案第60号平成23年度西脇市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を審査いたします。
委員会説明をお願いします。
○
藤原市民課長
議案第60号平成23年度西脇市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につきまして、補足説明をさせていただきます。
補正予算書の27ページをごらんいただきたいと思います。
歳出ですが、今回の補正につきましては、兵庫県
後期高齢者医療広域連合規約及び市町負担金の納付に関する要綱に基づき、平成22年度の
出納整理期間中に収納した保険料を、平成23年度の納付金として納付するため、932万5,000円を追加補正するものでございます。
歳入につきましては、前のページ、26ページでございますが、平成22年度中の
出納整理期間中に収納した保険料について、繰越金932万5,000円を補正いたしておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
以上でございます。
○山上委員長
それでは審査に入ります。
御質疑ございますか。
〔「なし」の声あり〕
委員間討議もないと思います。
それでは、討論に入ります。
ございますか。
〔「なし」の声あり〕
ないようですので、討論はこれで終わります。
それでは採決に移ります。
議案第60号平成23年度西脇市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につきまして、賛成の委員の挙手をお願いします。
〔賛成者挙手〕
挙手全員であります。
よって、議案第60号は可決すべきものと決しました。
―――――― 原案可決 ――――――
○山上委員長
続きまして、議案第62号平成23年度
西脇市立西脇病院事業会計補正予算(第1号)を審査いたします。
入れかわりがありますので、しばらくお待ちください。
それでは、委員会の説明を求めます。
○
長井西脇病院総務課長
議案第62号平成23年度
西脇市立西脇病院事業会計補正予算(第1号)につきまして、補足説明を申し上げます。
本会議での提案説明と重複いたしますが、御了承いただきますようお願いを申し上げます。
今回の補正予算は、兵庫県により策定されました
地域医療再生計画に掲げられております医療情報の
ネットワーク化を推進するため、
地域医療連携システム整備モデル事業を実施するために行うものでございます。
この
地域医療連携システム整備モデル事業は、
加東健康福祉事務所が中心となって取り組まれており、既に電子カルテを導入している西脇病院、加西病院、
加東市民病院の公立3病院と、20機関程度のモデル診療所の間において、セキュリティーの高い
インターネット回線を利用して患者情報を共有しようとするものでございます。
今回、圏域内において先行してモデル事業を実施するための
システム導入に係る経費及び補助金収入の予算措置を行うものでございます。
それでは、お手元の補正予算書、予算に関する説明書に沿って御説明を申し上げます。
2ページをお開きいただきますようお願いいたします。
資本的収入及び支出の補正でございますが、まず、収入では、補助金を2,000万円増額して2億4,700万円とし、
資本的収入予定額を6億7,478万円としようとするものでございます。
一方、支出でございますが、建設改良費を2,000万円増額して1億4,210万円にしようとするものでございます。
以上、甚だ簡単な説明となりましたが、よろしく御審議いただき、原案に御賛同いただきますようお願い申し上げ、補足説明を終わります。
○山上委員長
それでは審査に入ります。
御質疑ございませんか。
○池田委員
今、御説明いただいたんですけれども、いまひとつ、どのような機器の話なのかというのがイメージとして入ってこないのですが、そもそも、よそから聞くことはあるんですけれども、地域医療の
連携システムというの、・・・にやられるというのは、これは、ほかの場面では聞かせてもらうんですけれども、でも、委員会とか議会ではきちっとした説明されたかなという記憶ないんです。
それから、もう一つ、この2,000万円というざくっとした金額なんですけれども、この医療機器というのは大変高うて、償還年数も5年とかいうふうなことで、当たり前のことなんですけれども、病院業務の中で大きな割合占めとんですけれども、これ、医療機器を購入したり、予算にかけるときは、きちっと、どのような機械なのかというようなものとか説明が必要やないかと私思うんですけれども、その点はいかがお考えなんでしょう。
○
長井西脇病院総務課長
今回の
地域医療連携システムのモデル事業といいますのは、先ほど、補足説明でも申し上げましたけれども、
加東健康福祉事務所が中心となりまして、
地域医療再生計画の中で位置づけられております事業でございます。
今回の事業の内訳を申し上げますと、一つには、
地域医療連携システムの機器に伴います、機器調達にかかわる費用、それと、既存の
電子カルテシステムの改修にかかわる費用、画像系の改修にかかわる費用、それと、システムの保守・維持管理にかかわる費用、それと、
システム利用にかかわる費用、その他、
専用回線接続費及び諸経費などを含みまして2,000万円という数字を上げております。
この2,000万円の数字につきましては、兵庫県のほうで選定されました事業者の見積額に合わせまして、こういった数字で予算計上するようにという、そういう提示がございましたので、それに基づきまして計上させていただいております。
以上でございます。
○池田委員
委員間討議してもらいたいんですけれども。
総額どれぐらい、再生計画で要って、この医療機器、総額、購入するのに修正されるのがどの程度要って、補助金こうだというような、機械、例えば、西多可消防でも購入されるときは、こんな消防車ですとかて、ちゃんと写真も含めて提示されながら理解を求めるということだったと思うんですけれども、今の口頭で、ほんまに素人の我々が理解できるかどうかいうの、ちょっと考えてもうたらわかると思うんです。
きちっとした資料を出すような習慣みたいなの要ると思うんです。医療機器の場合は特に、わからんままこれ、2,000万円というようなざくっとした数字、それは、ほんまお互い緊張感持ってこれ審議するためには必要だと思うんですけれども。
それ、ちょっと皆さんの御意見聞かせてもらいたい。
○山上委員長
確かに、今、池田委員言われるように、高度医療に対応するための病院での機器の配置といった面では、数千万円、億の単位の危機も導入されとるわけですが、物によっては、議員もそこに出向いて見たという経過があるんですが、なかなか、システム、今回、2,000万円ということですが、どういったことなのかイメージがしにくい。そういった中で可決をしていくということはどうなのかといった、こういう視点であったと思うんです。
委員間討議ということで、皆さんの思いも、今提起がありましたので、その辺のところ、また、理事者とのやりとりもこの後続けていきますので。
○村井公委員
ちょっと私の認識がおうとるかどうかいうことを確認したいんですけれども。
実は、
地域医療再生計画で、
加東市民病院などはもう既に電子カルテになってますわね。そういうものを新たにつないでいくという事業なのかどうか。ちょっとそういうふうに私は認識しておるんですけれども、その点はどうなんですか。
○山上委員長
今、委員間討議ということだったんですが、後に回しまして、今、理事者とのもう一度やりとりをお願いしたいと思います。
○
長井西脇病院総務課長
委員お尋ねの、既に電子カルテを導入している病院がモデル事業の対象となっております。
といいますのは、この電子カルテの導入につきましては、加西病院、
加東市民病院も、
地域医療再生計画の補助を受けて電子カルテを導入した経緯がございます。
先行しておりますこの電子カルテを整えております病院をまずモデル事業の対象として、ただ、この電子カルテのシステムといいますのは、メーカーがもう違う場合がございます。そういった中で、一つのシステムで、例えば、CTの画像であるとかMRIの画像、そういった患者情報を共有しようと。それはあくまで患者さんの同意の上でそういった情報をいろいろな病院で、または、開業医さんの間でそういう情報を共有することによって、診療情報の効率化が図れるという、そういったシステムでございます。
○村井公委員
そのシステムをつくるための費用という理解したらよろしいね。
○
長井西脇病院総務課長
はい、そのとおりでございます。
○山上委員長
質疑に戻します。
ほかございますか。
○村井正委員
先ほどの、モデル事業に関連してなんですが、例えば、先ほどおっしゃってましたけれども、秘密保持の問題で、非常に高度な秘密保持ということでおっしゃっておりましたけれども、言葉では高度になるとは思うんですが、例えば、現実の問題として、今まで、いろいろな大企業で、ほんとに、いわゆる高度な秘密保持をされているはずのものが、大量な電話番号が流れたりとか、住所録が流れたりとかいうようなことが多々あるようによく報道されてます。
それは住所、名前だけですけれども、例えば、個人の、いわゆるどこで病気されてる、どこが悪いとか、こういう問題が出るということがないようにということなんですけれども、そこら辺の高度の、どの程度、高度を、私らはそういうふうに信頼させてもうてええのかという問題がやっぱり出てくると思うんですが、ここら辺についての見解はいかがでしょうか。
○
長井西脇病院総務課長
患者情報の秘密保持につきましては、今現在も、当然、その病院の中で
電子カルテシステムを運用しておりまして、外部にその情報が漏れないように万全を期しております。
それと同様に、今回のネットワークシステムにおきましても、かなり高度な、あくまで患者の治療、診療に関する個人情報でございますので、その点につきましては、県とも、各病院とも調整を行いまして、万全を期しております。
以上です。
○村井正委員
その万全を期しているというのは、言葉では非常によくわかるんですけれども、いわゆるいろいろな資料が流れているとこも、万全を期してやっている上でも流れるというおそれが多々にあるわけですけれども、ここら辺は、よそで流れている状態などを含めて検討を何回も何回もされて、そういうシステムでないといかんというふうに思うんですけれども、そこら辺の検討はされるというか、されてるんでしょうか。
○角田
西脇病院医事課長
先ほどの委員の質問ですが、北播磨健康福祉事務所が中心となりまして、3病院それぞれ病院の代表者が寄りまして、そういう情報が漏れないように、個人のIDを取得するとか、パスワード制みたいな形で、その人しかあけられないような形をとっていくような話し合いを今進めておられます。
まだ、最終的に方向性はきっちりは出てないんですが、その辺はもう重々に、3病院とともに、それで、開業医さんのほうへもそういうふうな周知はしていく予定になっております。
○山上委員長
セキュリティーの対応は十分にしていただきたいということであります。
ほかありますか。
○村井正委員
今、池田委員がおっしゃってたことについては。
○山上委員長
またこちらでやりますので。
ほか、質疑ありますか。
〔「なし」の声あり〕
ないようですので、委員間討議、池田委員からのそういったお話があったわけですが、その点あたりにつきましての討議をいただきたいというように思います。
○池田委員
改めて提案させていただきますけれども。
村井議長のほうからも今質疑あって、理解力のある方はそれでわかったというふうになるんですけれども、私のほうはそうではなくて、やっぱりこういうふうな連携しますとか、図示とか、議会はこんなんですとかというのが、より丁寧な説明があって、理解を求めるという姿勢が理事者側も必要やないかと私は思うんです。
これ、専門性が高い医療機器の話ですから、わからんもんが、素人がわからんまま議決するというのはいかがなもんかと思うし、わからんならわからんなりに一生懸命頑張って資料も集めて、勉強も調査もさせてもらいますけれども、何もないまま、口頭でべらべらべらべらしゃべられても、ほんまにわかるかどうかいうの、この際申し上げたいと思うし、皆さんの御意見も聞かせてもらいたいなと思うんです。
○山上委員長
委員の皆さん、専門性の高い、図式等を出してもらう中で、委員も理解をする中で審議を進めるべきであるという発言であったと思うんですが。
委員の皆さん、その辺はどんな考えがありますか。
委員間討議以前に、議案として上げていただく分については、よりわかりやすい、そういった資料を添付していただくというのがもう大前提でありますから、病院連携のそうしたシステムをしていくということなんですが、よりわかりやすい資料を今後は心がけていただくということでお願いをしておきたいというように思います。
とりわけ、高額なそういったものにつきましては、やはりわかりやすい図式なりを出していただくということでお願いをしておきたいと思います。
そういうことでよろしいですか。
〔「はい」の声あり〕
それでは、討論に入ります。
討論ありますか。
〔「なし」の声あり〕
ないようですので、討論はこれで終わります。
それでは採決に入ります。
議案第62号平成23年度
西脇市立西脇病院事業会計補正予算(第1号)につきまして、賛成の委員の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
挙手全員であります。
よって、議案第62号は可決すべきものと決しました。
―――――― 原案可決 ――――――
○山上委員長
引き続きまして、議案第78号西脇市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを審議いたします。
○棚倉
福祉総務課長
議案第78号西脇市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、補足説明を申し上げます。
平成23年7月29日に、災害弔慰金の支給等に関する法律の一部が改正されまして、支給対象者の範囲が拡大されております。配偶者、子、父母、孫、または祖父母のいずれもがいない場合に限り、新たに兄弟姉妹が加えられたものでございます。
それに伴いまして市の関係条例を改正するものでございます。
以上、簡単でございますが、御審議の上、原案に御賛同賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
以上でございます。
○山上委員長
それでは審査に移ります。
御質疑ございませんか。
○池田委員
これまた、ちょっと関連質問になって申しわけないんですけれども、これはこれで納得はしたんですが。
災害見舞金とか災害補助金とかという場合、被災に遭われた方が、緊急に生活を立て直すために必要やと思うんです。しかし、それだけで足りないということもこれまた現実で、それで、合併協議のときにどうなったか知りませんけれども、黒田庄などは、災害互助金とかいうて、自治体がそういう共済みたいなので、各世帯に500円ずつ加入者を募って、これまでの市の公金とはまた別枠で、被災された方に、その枠内で規定どおりに支出されていたとあるんですけれども、県も、神戸の震災の後、そういうふうに入ってくれ、入ってくれと独自の共済に入っておられますけれども、自治体独自にやっぱりお互いに助け合うというようなことで、そういう制度があってもいいんじゃないかと思うんです。
これ、費用対効果の話で、そんなことに手間暇かけんねやったらというところもあるんですけれども、それは、合併協議のときに多分話されて、もう西脇市の方式で統一されたと思うんですが、いま一度、えらい古い話で申しわけないんですけれども、必要性みたいなところで、いかがお考えですか、聞かせていただきたいんです。
もう一遍言いましょか。
○山上委員長
はい、もう一度。
○池田委員
やっぱりありがたいお金で、しかし、現実には足りないんです、生活を立て直すのに、被災された方は。物すごい大被害に遭った方はそうなんです。やっぱり自治体として独自にそういうシステムをつくることも一つも案や思うんです。
合併協議のときに、黒田庄でやられた互助会的なそういう災害見舞金の制度は、西脇市の方式で統一されたみたいなんですけれども、これだけ災害の話聞いてると、それも一つの考え方ではないかと思うんです。新たに西脇市としてそういうシステムつくっていってもいいんじゃないかと思うんです。
県も、大震災の後、県独自の共済、何遍も何遍も入ってくれというような、入ってきてますよね。やっぱりそういう考えだと思う。足りない、ほんとに社会全体を、そういう被害があっても立て直すのに、早い機会に・・していくという意味で、セーフティーネットとして必要やというふうに思てるからされていると思うんですが、それは小さい自治体でも同じことやと思うんですけれども。
あれ、黒田庄のときは、500円、各世帯徴収しまして、その中で、被害に遭われた方、規定を決めて支給されていた。悪くはない考えやと思うんです、私は。
費用体効果の話ありますから、そういうことで、もうやめられたというふうに推測は一応はしたんですけれども、これだけ災害のことをいろいろ言ってたら、私は、そういう昔風の考え方もいいんじゃないかというふうに思いました。
○山上委員長
これ、市の施策、大きな問題に関連していると思いますので、市長のほうからお願いします。
○來住市長
おっしゃっている意味はよく理解をいたします。
ただ、合併協議でそれが協議をされて、その後どうなったかというのは、ちょっと記憶にございませんので、何とも言いようがないんですが。
実は、昨日、御検討いただきました市のお見舞金の話にしても、床上浸水、3万円なんです、床下が、規定がなくて、きのうの御決定に合わせまして規則改正をして、床下、1万円というのを明文化いたしましたけれども、本当にお見舞金のエリア。少し役に立つお金になりはしないかなというふうには思いますけれども、ただ、お見舞金の話は税の中からの負担でございますので、少し意味合いが違うだろうというふうにも思います。
共済制度のあり方のお話もあったわけですが、一つ問題が起こりますのは、全世帯から強制に500円を集めることが行政としてできるかどうか、税ではありませんので。そういう問題をきちっとクリアをしないといけない。そうしてくると、やっぱり共済制度、自分の意思で払っていただけるという制度でなきゃいかんだろうなというふうにも思います。
そうなりますと、現在、いろいろな保険制度、あるいはフェニックスの問題にしても、お入りください、お入りくださいという話をずっとやっているわけですけれども、一向に伸びない。もし、もう少し自分たちの自衛の意識というのが高ければ、フェニックスなどというのは、普通の保険制度よりも早い、また有利な制度だと思うんです。にもかかわらず伸びないというのが実態なんです。やっぱり被害に遭われるという可能性、遭うという可能性というのをやっぱり自覚しての、いろいろな制度があるわけですから、それをやっぱりされるのが一番ベストではないかなというふうにも思います。
行政自体で共済制度を起こすことは不可能ではないわけですけれども、共済の制度というのは、できるだけ広いエリアで会員の方がかなりいらっしゃらないと、やっぱり成立しないだろう。単にお見舞金の支給のエリアにとどまってしまうのではないかなという感じがいたします。
ですから、西脇市単独で、今のところ、政策としてそういうものをつくり上げる必要性があるのかということになると、かなり研究をしないと何とも言えないなという思いをしたのは事実です。
ただ、もし新しくものをつくるというよりも、今ある制度の中で、例えば、農業共済も制度かわっちゃいますので、いろいろな制度があるわけでございますけれども、そんな中で、何をやっぱり我々としては推奨していけばいいのかというのもあわせて考えて、西脇市の制度、いかにあるべきかというのを、やっぱり根本的に考える必要があるなというのは、今、お話を伺いながら聞いた思いでございます。
○池田委員
ありがとうございました。
やっぱり4万4,000の単位の自治体として、温かみのある経営というのが求められていると思うんです。見舞金が数万円の単位じゃなくて、やっぱり10万、20万円の単位でしていくということも、それは印象が全然違うと思うので、もし心の隅に置かれてるんでしたら、検討の範囲でワーキングを行っていただきたいなと思います。
要望です。
○山上委員長
先ほど、市長のほうから、県の共済、フェニックス、これ、相当、県下市町への要請があるというふうに聞いておるんですが、北播エリアでは、小野がかなり市として強力に取り組みをされて、一番加入率が高いのではないかというふうに聞いておるんですが、西脇、これ窓口はどこになりますか、また、その状況が今どういう状況なのか、ちょっとこの際、報告をいただけますか。
○森脇防災対策課長
先ほどの、フェニックス共済なんですが、これにつきましては、申し込みのほうは、県のほうに直接していただく格好になるんですが、市役所のほうに来ていただいたら、調整をさせていただいております。
今現在、西脇市の加入率は10%ということで、非常に低い加入率となっております。
これにつきましては、年額5,000円の掛金で、最大で600万円まで給付できるという格好になっております。
以上です。
○山上委員長
これは、県のほうへ直接、または、市の窓口も、両方あると、こういう理解でいいんですか。
○森脇防災対策課長
市のほうにパンフレットがありますので、これのほうで説明をさせていただいて、申し込んでいただくという格好になります。
○山上委員長
まずは西脇を通すわけですね。
○森脇防災対策課長
いや、直接でも結構です。
○山上委員長
両方で、並列で受け付けをしておるということですか。
○森脇防災対策課長
そうです。
○山上委員長
5,000円ということなんですが、これ、年額5,000円で、一口5,000円ということですね。これ一括で支払いするわけですか、加入金は。
○森脇防災対策課長
年額5,000円と今言わせていただいたんですが、これにつきましては、建物の場合は年額5,000円で、全壊の場合、最大600万円、あと、家財再建共済制度というのがありまして、これにつきましては、年額1,500円で、最大50万円の給付ができるという格好になっております。
これは、掛金につきましては年額で5,000円を掛けていただくという格好になります。
○山上委員長
はい、わかりました。
ほかございますか。
○村井正委員
災害弔慰金の関係で、ちょっと1点確認をさせていただきたいんですが。
この中に、いわゆる死亡当時、その者と同居し、生計を同じくしていた者というふうになってますが、この生計を同じくしていた者というのは、例えば、同じくしていた者が市外の方であってもいいのか。いわゆる税の上で生計を同じくしていた者というのは、いわゆる扶養にとってたらいいとかいう、そういう形になってますけれども、この場合はどういうふうに理解をさせていただいたらいいのか。
○棚倉
福祉総務課長
住民の定義でございますが、その市町村の区域内に住所を有する者となっておりますので、住所等は、生活の本拠を置いている者と民法等でも規定をされておりますので、実際にお住まいをされている場合は支給対象となる判断をいたしております。
以上でございます。
○村井正委員
その生計を同じくしていた者というのが市外の方でしたら、それはいかがですか。
○棚倉
福祉総務課長
住民登録は、その生活の根拠の手がかりとなるものでございますので、実際に、市外の方がずっとそこで居住をされておる場合は、支給の対象となり得ると考えております。
○山上委員長
ほかございますか。
〔「なし」の声あり〕
特にないようですので、委員間討議ございますか。
〔「なし」の声あり〕
それでは、本来の討論に入ります。
討論ありますか。
〔「なし」の声あり〕
ないようですので、採決に入ります。
議案第78号西脇市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、賛成の委員の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
挙手全員であります。
よって、議案第78号は可決すべきものと決しました。
―――――― 原案可決 ――――――
○山上委員長
今から調査事項に移らせていただきますが、請願の関係が、請願人の方が高校の先生でございまして、11時ということを指定しておりまして、授業の関係もありますので、途中になるかもわかりませんが、調査のほうを進めていきたいと思います。
なお、市長初め副市長、教育長ですが、請願審査、それから、
所管事務調査につきましては退席をしていただいて結構です。ただ、
所管事務調査で、病院の関係の方、それから、健康福祉の担当の方は残っていただきたいというように思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、調査事項、報告第13号平成22年度
財団法人西脇市
保健福祉公社事業及び決算の報告についてを調査いたします。
○原田
長寿福祉課長
報告第13号平成22年度
財団法人西脇市
保健福祉公社事業及び決算の報告について説明をさせていただきます。
まず、事業報告からでございます。
1ページの、総括事項では、22年度も、介護保険の4事業を中心に、障害者自立支援法事業、市からの委託事業を実施し、おおむね良好な運営状況でございます。
2の実施状況では、(1)の調査研究事業、(2)の普及啓発事業、(3)の介護技術等養成研修事業、(4)の在宅保健福祉サービス及び高齢者等の生活に関する相談並びに情報提供事業につきましては、例年どおり実施してまいりました。
2ページ、(5)の居宅介護支援事業は、ケアプラン作成を行うものでございます。前年度と比較いたしまして、延べ利用者は、全体で70人の減でございますが、実利用者は1名増の149人でございます。
3ページ、(6)の訪問介護事業では、前年度と比較いたしまして、延べ利用者は、要介護、43人増、介護予防、122人増でございますが、実利用者数は、1名減の208人でございます。
4ページ、(7)の訪問入浴介護事業では、療養休暇などで、訪問入浴介護要員が不足したため、他の訪問入浴事業者に分担を依頼しました結果、前年度と比較いたしまして、延べ利用者は、要介護、105人減、介護予防、8人減となり、実利用者は、11名減の20人でございます。
5ページ、(8)の訪問介護事業は、末期がんやパーキンソン病の方に対し、かかりつけ医の指示により看護師が家庭で看護するものでございまして、対象疾病等により介護保険と医療保険に区別されます。前年度と比較いたしまして、介護保険では、延べ利用者が、要介護、160人増、介護予防、42人増、医療保険では、延べ利用者が23人減となり、実利用者は、5名増の132人でございます。
6ページ、(9)の障害者自立支援法事業は、障害者自立支援法に基づき、ホームヘルパーが、身体、知的、精神の障がい者の方の日常生活や外出時の移動を介助するものでございまして、計28名の方への訪問介護でございます。前年度と比較いたしますと、延べ利用回数は309回減でございますが、1回当たりの利用時間がふえたため、延べ利用時間は225時間30分増となっております。
7ページ、(10)の西脇市からの受託事業では、高齢者家庭支援訪問介護サービス事業は、要介護認定で自立となったひとり暮らし高齢者の方に対し、身体、生活等のサービスをするもので、前年度と比較いたしますと、実利用者数は4名減、延べ訪問回数は174回減でございます。
認知症家庭支援訪問介護事業は、在宅の認知症高齢者宅へヘルパーを派遣し、見守り、話し相手等を行い、家族介護者の負担を軽減しようとするものでございまして、前年度と比較いたしますと、実利用者数は1名減でございますが、延べ訪問回数は59回増でございます。
重度身体障害者訪問入浴事業は、重度身体障がい者のお宅に浴槽等の器具を持ち込んで入浴していただくもので、前年度と比較いたしますと、実利用者数は増減なし、延べ訪問回数は2回増でございます。
(11)の有償訪問介護事業は、介護保険サービス対象外で、付き添い、身体介護等のサービスを行うもので、入所中に一時帰宅を利用されるような方がなかったため、22年度は年間実績がゼロでございます。
次に、8ページの3は管理事項でございます。
4はサービス提供体制でございますが、資格取得に積極的に支援した結果、介護福祉士の資格取得者が増加しております。
9ページは、事業別収支状況となっておりますので、御高覧いただきたいと思います。
次に、決算状況でございます。
10ページの、事業活動収支の部では、基本財産運用収入は、JAみのり定期預金、のじぎく債、兵庫県債の運用収入で、合計420万699円でございます。
事業収入は、居宅介護支援事業、訪問介護事業、訪問入浴介護事業、訪問看護事業、障害者自立支援法事業、有償訪問介護事業、重度身体障害者訪問入浴介護事業の、合計1億7,778万928円でございます。
11ページの、補助金等収入は、合計569万5,740円で、うち、西脇市補助金収入は348万7,796円、西脇市受託金収入は220万7,944円でございます。
12ページの、雑収入は29万6,891円でございます。
以上、事業活動収入合計は1億8,797万4,258円でございます。
次に、13ページからの支出でございます。
事業費は、合計1億4,743万5,005円で、うち、14ページ、居宅介護支援事業費1,421万7,056円、15ページ、訪問介護事業費5,648万6,508円、16ページ、訪問入浴介護事業費349万8,966円、17ページ、訪問看護事業費6,137万437円、18ページ、障害者自立支援法事業費1,130万9,999円等となり、内訳は、人件費が主なものでございます。
21ページ、管理費は2,576万4,648円でございます。
以上、22ページ、事業活動支出合計は1億7,319万9,653円、事業活動収支差額は1,477万4,605円でございます。
次に、23ページ、投資活動収支の部でございます。
収入は、投資活動収入合計ゼロ円でございます。支出は、減価償却引当預金支出44万円、滅菌ロッカーやパソコンなどの什器備品購入支出158万5,160円により、投資活動支出合計202万5,160円でございます。
次に、24ページ、財務活動収支の部は、収入、支出ともございません。
25ページ、予備費の支出はございません。
以上、当期収入合計1億8,797万4,258円、当期支出合計1億7,522万4,813円、当期収支差額1,274万9,445円で、前期繰越収支差額4,092万3,876円と合わせまして、次期繰越収支差額は5,367万3,321円でございます。
また、26ページは収支計算書、27ページは、正味財産増減計算書、28ページは貸借対照表、29ページは財産目録でございます。
以上、簡単な説明ではございますが、よろしくお願いいたします。
なお、平成23年9月30日をもって、
財団法人西脇市保健福祉公社を解散し、社会福祉法人西脇市社会福祉協議会に統合いたしますが、事業自体は体制がそのまま継続いたしますので、利用者には御迷惑がかからないものと考えております。
以上でございます。
○山上委員長
大変幅広い事業、そしてまた、収支の報告をいただきました。
御質問等ございましたら出していただきたいと思います。
○村井正委員
ちょっと何点か質問をいたします。
まず、居宅介護事業、2ページなんですが、これでいきましたら、いわゆる利用される方は若干ずっと減ってるんですけれども、介護保険給付金というのが、これは、どっちかいうたらふえておるようになっています。
それで、ここら辺の状況は、利用者が減れば保険料も減るんかというふうに思うんですが、これはどういう状況になってますか。
○原田
長寿福祉課長
委員お尋ねの件でございますが、実人数は148人、前年度より1名減ということで、ほとんど変わってございません。
ただ、22年度から、特定事業所加算というものが算定できる体制になったため、要介護者には月3,000円の介護報酬の加算がされております。この人数を掛けまして、収入増となったものでございます。
○山上委員長
月3,000円の介護保険が加算をされたことによる増加ということですね。
ほかありますか。
○村井正委員
そしたら、ちょっと何点かまとめてお聞きします。
3ページの、訪問介護の事業の関係で、訪問介護の利用者が、やっぱりぐっとふえています。例えば、訪問介護は、利用者は、20年度が1,078人で、21年度が1,181人、22年度が1,224人ということで、ぐんぐん伸びてるんですけれども、ここら辺の伸びの原因とか、それから、その一方、生活型、これは、その右側ですね、訪問内容、回数の下に、生活型とか、これ身体型というふうにあるんですが、これが減少しているようです。
これの原因が何かというのを一つお願いします。
その2点お願いします。
○原田
長寿福祉課長
まず、お尋ねの、実利用者数は、21年度が209人で、22年度、208人ということで、ほとんど変わっておりません。ただ、利用者一人当たりの利用回数がふえたことによりまして、全体の延べ利用者数の増ということになってございます。
また、内容につきまして、訪問内容、この生活型と申しますのは、掃除、洗濯、調理など、それから、身体の介護の場合は、排せつ、移動、食事などの介助といったようなものでございます。
それから、身体、生活といいますのは、この生活と身体の両方を合わせたものということになってございますが、22年度に関しましては、この身体、排せつ、移動、食事などの介助、こういったものがふえたということで、これは、いわゆる利用者の意向によるものというように考えております。
○村井正委員
ということは、いわゆる利用者の増の原因、利用者そのものいうよりも、一回当たりの回数がふえたということは、やっぱりそういう家庭環境がやはり、介護している方のいわゆる仕事とかそういうことが非常に影響しているというふうに考えてもいいんでしょうか。
そこら辺までのちょっと調査というか、何かされてますか。
○原田
長寿福祉課長
委員お尋ねの件でございますが、その家庭環境まではこちらでは把握できておりません。
ただ、全体的な傾向といたしまして、身体のこういったものといいますのは、やはり委員の御観察のとおりではないかというふうに考えております。
○山上委員長
ほかございますか。
○池田委員
一つは関連になるんですが。
介護保険の見直しの審議会というのが進んでると思うんですけれども、内容は結構ですので、スケジュールだけ、どういう段階になっているのかというのを教えていただきたいのと、もう一つは、知的障がい者の作業所などで、新しい入所者の受け入れが困難になりつつあるというふうなことでお聞きしとるんですけれども、その辺、入りたくても入れないとか、受け入れが困難とかいうような状況は、平常どうなっているんでしょうか。将来どういうふうにされるのかなというふうに思とるんですけれども。
○原田
長寿福祉課長
まず、委員お尋ねの、介護保険事業計画の件でございますが、ことし7月に第1回目の介護保険運営協議会を開いていただいております。8月には、65歳以上の方全員にアンケートをとりまして、日常生活圏域等、基本チェックリストといったもののデータを今集計している段階でございます。
9月、今現在、計画素案といったものを策定中でございまして、10月には第2回目の介護保険運営協議会を開いていただきまして、その素案について御検討いただきたいというように考えております。11月には計画案の修正をいたしまして、12月にはパブリック・コメント等の受け入れをしたいというふうに考えております。
来年度1月には、計画の最終案を御検討いただきまして、その後、計画の最終確定という運びにしたいというように考えております。
それから、入所中の件でございますが、ちょっとお待ちいただきます。
入所中の特養等の待機者でございますが、非常に、あ、知的障がい者、
○池田委員
作業所。
○棚倉
福祉総務課長
知的障がい者の入所の関係でございますが、自立支援法が施行されましてから、方向性といたしまして、施設から地域へという形に変わってまいっております。それで、新しい施設につきましては増設の傾向にありませんし、従前から入所されております方につきましては退所がございませんので、おっしゃるように入所が難しい状態にはありますが、緊急の場合等につきましては、施設になりますが、こちらからちょっとお願いをして、預かっていただいているケースもございます。
以上でございます。
○山上委員長
ほかございますか。
○村井正委員
そしたら、5ページの、訪問看護の関係でちょっとお尋ねしますが、これも利用者が、21年度、796人が、ことしが956人、また、訪問回数も5,338回から6,116回、それで、19年から、もう大体余り変わってないんですけれども、21年から22年度に、非常に大幅にふえています。
それの要因は何かということと、それと、その同じページに、緊急連絡の回数と書いてありますが、これは具体的にはどんな内容のものが多いのか、お願いします。
○原田
長寿福祉課長
訪問看護につきましては、同5ページの表8を見ていただきますと、21年度の127人に対しまして、22年度は132人ということで、実利用者数は5名ということで、ほぼそんなに変わっていないというようには考えております。若干増というように考えております。
ただ、やはり傾向ということになりますが、やはり一人当たりの利用回数といったものがふえているということが現実でございます。
特に、先ほど、2点目の、緊急連絡回数の増の原因ということでお尋ねでございますが、これは、訪問介護に関しましても、24時間体制で対応しておりまして、この1年間の統計をとっておりますと、熱発、あるいは輸液、これは点滴等の交換とかそういったもの、それから、気分が不快、調子が悪いといったもので、呼び出される回数が非常に多いということになってございまして、この回数増になっているということが原因でございます。
○村井正委員
今お尋ねした内容で、いわゆる大幅増というのは、利用者がふえたからというのはようわかるんですけれども、なぜ訪問看護が必要な方がふえてるか、そこら辺のことをお尋ねしてるんですが、それはいかがでしょうか。
○原田
長寿福祉課長
委員お尋ねの件でございますが、訪問看護といいますのは、医師の指示に基づきまして、いろいろな医療的処置を看護師が行うものでございますから、家庭環境においてそういった医療的処置を必要とされる方がふえているということが現実ではないかというふうに考えております。
○山上委員長
ほかございますか。
○池田委員
ちょっとさっきの話に戻らせてもらってよろしいですか。
○山上委員長
はい、どうぞ。
○池田委員
支援法では、施設から地域へということなんですけれども、小規模作業所などは、その地域の中に入るというふうに考えられると思うんです。というのは、作業所を通じてきちっとした就労をしていこうというふうにもともと位置づけられていると思うんです。そうや思うんです。
私がお聞きしたかったのは、それは見解の相違やったらそれでもええんですが、お聞きしたかったのは、作業所の中には、もうこれ以上受け入れしませんというところが出ていて、行政としては、それどういうふうな見解に立っておられるのか。
さっきも言いました、作業所も中間的な施設というふうに考えれば、作業所でいろいろなことを覚えて、一般就労の中でしていくというふうなことで、そういう施設であろうと思うんですけれども、そうやなくて、ずっともうここにおるというふうな話になりますと、なかなか受け入れする側も大変な状況になります。
そんなこともあって、作業所の中身、幾つかあるんですけれども、受け入れしませんというふうに宣言されているところがあるみたいで、それはまたどうかなと思いながら、その辺のことの見解をお聞きしたかったんですけれども。
○棚倉
福祉総務課長
委員御指摘のとおり、小規模作業所については、定員等がもういっぱいのところは出てきておるわけでございますが、それは、全体的に西脇市だけに限らず、もうそういう状態になっております。
今後は、その作業所等の増設が必要になってくるかと考えております。
○池田委員
増設が必要やという見解ですね。わかりました。
○來住市長
今現在は、もう皆さん御事情は御存じのとおりなんですが、私が認識しておりますのは、障害者自立支援法ができて、本当に自立支援という名目どおりの法律であったらよかったんですけれども、そうではなくて、予算額を削るための法律とみなされても仕方のないような内容というのが結構多かった。
そんな中で、非常に不評だったので、自立支援法自体を見直そうという方向がある。かといっても、施設入所を推奨しようという方向では多分ないという方向だと思うんです。やっぱり施設も地域も家庭もが支えるという方向で、自立支援というのには言葉としては合っていると思うんです。
そんな中で、今、障害福祉計画、障害者実施計画等というのを今策定していっているわけですけれども、我々がベースとして行政動かす中では、実施計画なり、あるいは基本計画というのがベースになっていきますので、やっぱり今議論しております中に、そういった実態というのも組み込んだ中で、西脇市なりの基本計画あるいは実施計画というのをつくっていかざるを得ないだろうというふうに、私はそう見てます。
ですから、実態も、アンケート調査をしたり、実態調査をしてくれておりますので、そういったことが、どう次期の基本計画の中にあらわれてくるかというのが一番大きな成果ではないかというふうに思うんですが、そのためには、市民の皆さんのコンセンサスをきちっとつかんでいくという作業をしっかりとやらねばならんだろうというふうに思っているところです。
○池田委員
それでよろしいと思うんですけれども。
さっきから、ちょっと繰り返し言うてたのは、ほんとに、そういうやむを得ない事情も多分あると思うんですけれども、ほんとにもうこれ以上は受け入れしませんという宣言されたら、そういう中間的な作業所という施設の中にでも行けない。自立の機会すら奪われているかのようなことになりかねないという意見もあると思うんです。
ここは、頑張ってもらうとこは頑張ってもらうしかないし、お互い、十分に納得できるような話し合いをしてもらいたいなというふうに思います。
○山上委員長
ほかございますか。
村井正信委員、最後ということですが、はい、どうぞ。
○村井正委員
29ページの、財産目録の中で、これ貸借対照表にも絡んできますが、未収金の内訳がずっと書いてあります。約1,800万円ですか、これは、もう既に入ってると思うんですけれども、これは、具体的にはいつ入ったのかということと、それと、この事業収入などでは、未納ということはないんですか。
その2点をお尋ねします。
○原田
長寿福祉課長
財産目録のうち、流動資産、未収金につきましては、この介護保険の事業をやっておりますと、介護保険のサービスの当該月の翌月に請求をいたしまして、その次の月、翌々月ですね、これに入金がされるという仕組みになってございます。これは医療に関しても同じ考え方でございますが、こういったものでございますので、この未収金に関しまして、国保連合会、医療、介護、2月分、これは3月に請求をいたしまして、4月に入金がされるというものでございますので、全額入金をされております。
それから、利用料、これは個人負担分になりますが、これにつきましても、既に全額入金をされております。
以上でございます。
○山上委員長
ほかございますか。
〔「なし」の声あり〕
ないようですので、報告第13号平成22年度
財団法人西脇市
保健福祉公社事業及び決算の報告について、調査を終わります。
ここで休憩をとらせていただきたいと思います。
三役の皆さん、ここで退席をしていただきます。
なお、あと二つ調査があるわけですが、担当部課長に同席してもらいますので、結構かと思います。
御苦労さまでした。
11時まで休憩ということにさせてもらいます。
休憩 午前10時48分
───────────────────
再開 午前11時00分
○山上委員長
それでは、委員会を再開します。
ただいまから、「
兵庫県立高等学校普通科の新しい通学区域のあり方について(素案)」についての請願書に入るわけですが、きょうは、請願人であります、兵庫県高等学校の教職員組合の北播支部の書記長であります、工業高校から市川宏之先生、そして、もうお一方、西脇高校から上島一宏先生に請願人としてお越しをいただいております。
ただいまから審査に入ります。
最初に、紹介議員の委員会説明を求めます。
○寺北議員
紹介議員を代表して、私のほうから一言。
本会議でも、請願の趣旨説明いうのをさせていただいたんですけれども、今回、去年の12月にこの議会で意見書を上げていただいております。
その後、県のほうの方針が、検討委員会から正式の素案、中間報告ですね、そういうのがきちっと出ていうことで、高教組としては、何とか中身が変わるんではないかいう期待されてたようです。それが、以前とほぼ同じような内容になってるいうことで、再度、やはり子どもたちの通学の件、また、いろいろな勉学の件を考えたら、今の北播学区の維持をお願いしたいということで、改めて請願書が出ております。
そういった点で、きょうは、当事者の先生方のほうから、少し、皆さん方に説明させていただいて、そして、質疑をしていただきたいということですので、最後までよろしくお願いしたいと思います。
○山上委員長
御苦労さんでした。
この際ですので、紹介議員に対する質問等ありますか。
〔「なし」の声あり〕
特にないようですので、それでは、ここで正規の委員会を休憩します。
休憩 午前11時02分
───────────────────
再開 午前11時33分
○山上委員長
再開します。
今、当事者からの聞き取り、説明もいただきました。そんな中から質問も出していただきました。
委員長として、まとめを一つせないかんということになっておりますので。
基本的には、先ほども言いますように、12月議会の採択をした内容と何ら変わっていないという基本に立ちまして、また、この地域の実情といったことも、素案の説明会が持たれる中で出てきておりますから、そういったことを踏まえれば、そういった方向でいくべきでないかなという意見であったのではないかな。大学の入試の問題、また、中学の先生の取り組みの問題、これも大きなところでないかと、こういう意見もあったわけですが。
私の感じるところは、大勢としては、12月議会の請願採択を踏襲すべきであろうと、こういった感じに受けとめさせていただきましたが、いや、それは異議ありやと、そうではないということであれば、発言をしていただきたいと思います。
特に御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
それでは、この請願第4号「
兵庫県立高等学校普通科の新しい通学区域のあり方について(素案)」についての請願、その内容は二つあるわけですが、
兵庫県立高等学校普通科の新しい通学区域のあり方についてに反対をしてくださいと、それから、もう1点は、北播磨学区を他学区と統合しないように要請してくださいと、この2点であります。
討論ありますか。
○村井公委員
賛成討論なんですけれども。
実は、12月議会で賛成をしました。その後、素案が出て、いろいろと意見も集約されております。ある集約したデータを見ますと、賛成、反対、約半々なんです。ところが、賛成のほうは、やっぱり先ほども出てましたように、まちのほう、反対のほうは田舎のほうというようなことでございますので、この地域の実情から言いまして、現状の学区を守るべきであろうというふうなことを考えますので、賛成とさせていただきます。
○山上委員長
反対討論ありませんか。
〔「なし」の声あり〕
賛成討論ありませんか。
〔「なし」の声あり〕
特にないようですので、討論を打ち切ります。
採択に入ります。
請願第4号につきまして、賛成の委員の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
挙手全員であります。
よって、本請願は採択すべきものと決しました。
―――――― 原案採択 ――――――
○山上委員長
では、引き続きまして、調査事項の2を進めたいというふうに思います。
報告第14号平成22年度
財団法人西脇市
住民サービス公社事業及び決算の報告について。
市長、三役の方、おってもうたんですね。いやいや、おってもらえるなら、何か、災害のこれ非常事態の中やからいうことで、配慮をせないかんなと思て。
○來住市長
私どもが直接今動くことはありません。もう議員が動いてくれてますので。
○山上委員長
それでは同席をお願いします。
途中になりましたけれども、報告第14号平成22年度
財団法人西脇市
住民サービス公社事業及び決算の報告についてを調査いたします。
○今村生活環境課長
報告第14号平成22年度
財団法人西脇市
住民サービス公社事業及び決算の報告について御説明を申し上げます。
平成22年度事業の概要につきましては、報告書の1ページに記載しておりますように、西脇市から、し尿収集業務、浄化槽管理業務、動物死骸回収作業業務、公営墓地管理業務、公園維持管理業務及び市庁舎管理業務を受託しております。西脇多可行政事務組合から葬儀業務を受託しております。また、公社の自主事業としまして葬儀用品販売業務を実施いたしております。
次に、各業務の状況について、概要をお知らせいたします。
まず、し尿収集業務でありますけれども、収集件数は1万5,646件、前年比6.7%減でございます。収集量は4,601キロリットル、前年比8.7%の減少でございます。これは下水道接続の進捗に伴うものでございます。
浄化槽管理業務につきましては、公共下水切りかえによりまして2件の減少となり、公共施設の浄化槽4件並びに農業集落排水処理施設9件の維持管理をしております。
動物死骸回収業務につきましては、21年度から、シカ、イノシシなど大型動物の死骸回収も行うこととなり、その大型
回収件数、昨年は95件でございました。
次に、葬儀業務につきましては、祭壇の飾りつけは816件、前年度より170件の増加。火葬件数も859件、前年度より140件増加しております。また、葬祭場の使用は302件で、前年より49件増加となっております。
このほか、理事会議決事項、役員及び職員に関する業務に関する事項につきましては、2ページから5ページのとおりでございます。
特に、3ページの中段、5 業務1 ア.し尿収集業務の状況のうち、受託未徴収額は、3月末の状況でありまして、出納閉鎖までに、そのうち361万1,840円を収納いたし、4,000円の未収となっております。この4,000円は、お一人の方、9月、11月の2回分の未収でございますが、破産管財人に対し、債権の申し出をいたしております。
次に、決算の概要の御説明を申し上げます。
資料の6ページをごらんください。
事業活動収支の部につきましては、収入合計が2億2,285万777円、予算対比637万223円の減でございます。
主な要員としましては、し尿収集業務収入の600万円の減でございます。
次に、資料7ページから、事業活動支出でありますが、総額は2億2,162万164円、事業活動によります収支差額は、資料11ページの下段に掲げておりますが、123万613円となっております。
次に、投資活動収支の収入の部でございますけれども、退職手当引当預金取り崩し収入等はございませんでした。また、投資活動支出の部では、退職手当引当預金支出並びに減価償却引当預金支出で、支出合計は292万6,716円でございます。
その他、財務活動収支予備費支出についてはございません。
以上の全収支を合計いたしますと、13ページ、当期収入合計額は2億2,285万777円、支出合計2億2,454万6,880円、収支差額はマイナス169万6,103円となり、この結果、繰越収支差額はマイナス723万9,074円に増加をいたしました。
なお、収支計算書、貸借対照表、正味財産増減計算書、財産目録につきましては、資料14ページから17ページに記載のとおりでございます。
まことに簡単粗雑でございますけれども、
財団法人西脇市住民サービス公社の平成22年度事業報告及び決算についての御報告とさせていただきます。
○山上委員長
調査に入ります。
特にございませんか。
○村井正委員
貸借対照表、15ページのことでお尋ねをいたします。
まず、先ほど、未収金の話がありましたけれども、未収金618万6,000円、これの内訳を一つお願いします。
それと、未払い金が2,052万4,000円ほどありますが、これの内訳。
それから、有価証券がありますね。上の部分に、2,300万円、これは具体的にはどこで、幾らされているのかということと、それから、所有土地、基本財産の土地1,600万円余り、これは、具体的にはどこの土地ですか。
以上、お願いします。
○今村生活環境課長
委員お尋ねの、15ページの貸借対照表の内容です。
まず、未収金の内訳につきましては、実績で支払います市からの委託料と、先ほど御説明しました3月収集分のし尿収集手数料並びに3月31日執行分の葬儀用品の販売収入でございまして、先ほど説明しました4,000円を除きましては、5月末までにはすべて収入されております。
次に、未払い金の内訳ですけれども、概算払いによります西脇市への委託費の返還金、また、法人税、消費税等の支払い、商品の仕入れ、また、3月実績によりまして4月に支払います給与等の合計が2,000万円余りでございます。
次に、有価証券の内容ですが、20年物の利付国債を2,300万円すべてにかえております。
最後、所有土地の内容でございますけれども、サービス公社の事務所等がございます西脇市平野町604の61の土地でございます。
○山上委員長
ほかございますか。
○村井正委員
それでしたら、し尿収集業務についてということでお尋ねをします。
ちょっと細かいところですけれども、一つは、3ページの、社員のところで、し尿収集業務、人数の合計が6人というふうになってまして、それで、7ページの、給与のところでは、これは7人、3人、3人、1人の7人になって、嘱託の、何か、ここがちょっと1名違うように思いますけれども、ちょっとこれが一つ。
それと、し尿収集業務については、この間、下水道の完備によって非常にずっと減ってきておりまして、それで、今後、減少する、し尿収集業務そのものをどういうふうにといいますか、その将来について具体的な検討をされているのかどうかというのを聞かれてましたら、ちょっとその検討課題についてお願いします。
○今村生活環境課長
まず、1点目お尋ねの、社員数の相違でございますけれども、これは、3ページのほうは、年度末の数字を掲載しております。また、7ページのほうは、途中の状況ということで、年度途中に嘱託職員1名、退職したことによる差でございます。
それと、減少するし尿のくみ取り業務に対してどうかという御質問なんですけれども、市としましては、この業務は最後までなし遂げなければいけない業務というふうに考えております。そのために、経費の節減なり、工夫をしながら、当分の間、サービス公社によって収集業務をしていただくつもりでございます。
○山上委員長
くみ取り業務というのは、全くなくなるということはないわけですね。そういった意味での、今、今村課長、答弁であったという理解でいいんですか。
○今村生活環境課長
合併浄化槽なり、公共下水につないでいただいて、くみ取りゼロを目指すのが最大の目的なんですが、現実的にゼロになるには、当分の間、時間がかかるのではないかというふうに考えております。
○山上委員長
ほかございますか。
○村井正委員
今度、葬儀業務についてお尋ねをします。
行政事務組合の関係になるかもわかりませんけれども、多可町管内のいわゆる使用者というのが、大体、葬祭場の使用頻度、遺体の火葬件数などが、大体、3割から4割というふうになってますが、多可町の負担額というのが大体幾らぐらいに設定されたというか、使用料というのではなしに、町としての負担額で、それが幾らぐらいかということと、それと、葬儀件数が大体700件といいますか、回数が700ぐらいが、22年度で850ぐらいになってますけれども、これがどういう、お亡くなりになったということが多いというのは、それは理解するわけですけれども、例えば、理由などを推定されているかどうか。
それと、最後に葬儀場の新設が今進んでおりますけれども、この人的対応というのはどういうふうに考えていらっしゃるのか、その点についてお願いします。
○今村生活環境課長
まず、お尋ねの1点目、多可町の葬祭運営に係る負担割合ということなんですが、多可町と西脇市で設立をしております西脇多可行政事務組合の斎場の管理運営に係る費用につきましては、均等割が20%、人口割80%で算定をしております。
その結果、1億7,847万6,000円のうち、西脇市が1億698万8,000円、残り7,148万8,000円、多可町に約4割の負担をしていただいているところでございます。
次に、葬儀件数がふえている理由ということなんですが、昨年度の西脇、多可管内の死亡者は、一昨年と比べて9%の伸びを示しております。兵庫県下でも、最近の例になく、5%の伸びを示しておりまして、西脇だけに突出した傾向ではないんですけれども、それ以上に葬儀件数がふえておるのは事実です。残念ながら、それ以上の詳しい理由については把握をし切れておりません。
最後に、葬儀場の新設による人的対応という御質問でございますけれども、今の人員で進行できるか、現在検討中ということでございます。
以上、西脇多可行政事務組合からの報告で御返答させていただきます。
○山上委員長
ほかございますか。
〔「なし」の声あり〕
なければ、これで第14号の調査を終わります。
引き続きまして、報告第16号平成22年度
財団法人西脇市文化・
スポーツ振興財団事業及び決算の報告についてを調査いたします。
○坂部生涯学習課長
それでは、報告第16号平成22年度
財団法人西脇市文化・
スポーツ振興財団事業及び決算の報告について御説明をさせていただきます。
まず、1ページの、事業報告でございますが、御存じのとおり、本財団は、指定管理を受けました市民会館、音楽ホール、青年の家、天神池スポーツセンター等、財団施設であります岡之山美術館の適切な管理運営と利用の促進を図っているところでございます。
また、財団運営におきましては、本年度決算から、減価償却額を計上するなど、公益法人会計基準に基づく会計処理を行うとともに、新公益法人制度への移行に向けた準備を進めているところでございます。
事業の実施状況につきましては、1ページの、西脇市岡之山美術館から、4ページの、市民会館、5ページの、音楽ホール、7ページの、青年の家、天神池スポーツセンター、8ページの、スポーツ事業までに掲載しておりますように、美術館の展示事業や各種講座、市民会館や音楽ホールでの公演やコンサート、スポーツ面では、各種教室、スポーツ団体等への助成など、さまざまな事業を実施いたしました。
また、21年度から継続事業として実施いたしました第8回全国公募の西脇市サムホール大賞展につきましては、4ページに記載しておりますとおり、22年度には、10月10日から11月7日まで、入賞・入選作品211点の展覧会を開催しまして、最終日に表彰式を実施いたしました。その間の入館者は2,900人となっております。
12ページからの、施設利用状況につきましては、岡之山美術館を初め5施設の利用状況は、前年度に比べまして、入館者、利用者人数とも増加しております。
次に、14ページからの決算でございますが、まず、事業活動収支の部の収入につきましては、基本財産運用収入は、美術館とスポーツの基本財産4億3,623万3,000円の運用収入と、流動資産として保有してまいりました、平成17年の、現財団が統合する以前の債権購入差益分187万2,000円を、旧文化振興財団の基本財産分は美術館収入、旧スポーツ振興財団の基本財産分はスポーツ事業収入といたしております。
特定資産運用収入は、ふるさと創生資金943万1,613円と、施設改修資金270万3,014円の利息分となっております。
事業収入は5,898万9,795円で、昨年度より597万9,485円の増額となりました。
主な増額要因は、サムホール大賞展の開催に伴う出品料等の収入と、天神池スポーツセンターの事業収入の増でございまして、16ページの、水泳教室参加料収入は4,857万1,000円で、参加者の回復により、昨年度より2,200人ふえまして、121万7,500円の増額となりました。
また、16ページの、事務局雑収入は、21年度の美術館の屋根改修に係る消費税の精算に係る還付金でございます。
補助金等収入はすべて市からの補助金で、総務費補助金は財団職員の人件費、施設管理費用収入は、4施設の指定管理料、サムホール大賞展は22年度分の委託料、美術館充実事業収入は、岡之山美術館の公共下水道接続工事とAEDの設置費用でございます。
以上、収入合計は1億9,594万682円となっております。
次に、17ページからの支出でございますが、事業費総額は1億7,739万3,507円、美術館事業費は2,322万9,863円で、昨年度より595万2,709円の増となりました。
主な支出内容は、横尾作品を展示する企画展、アトリエシリーズ展、美術館講座などの開催経費のほか、AEDの購入費、玄関ドア等の修繕料、20周年記念誌の印刷代、第8回サムホール大賞展の開催経費674万7,570円などでございます。
次に、19ページ、スポーツ事業費は443万2,404円で、各種スポーツ教室や、ジュニアリーダー養成講座の開催経費、体育協会、スポーツ少年団などの各種スポーツ団体の活動補助経費、スポーツ競技の全国大会等への参加者助成経費などでございます。
次に、20ページ、市民会館事業費は2,587万6,018円で、施設修繕料、舞台操作業務等の委託料などの管理経費のほか、市からの受託事業としまして、市民ボランティア組織である市民企画委員会「0」の企画運営によります、第12回あなたが主役フェスティバル、「おとうと」、「オカンの嫁入り」の映画会、桂吉弥の独演会の開催経費でございます。
次に、22ページ、音楽ホール事業費は2,785万5,106円で、ホールの床修理などの修繕料、アピカ西脇の管理負担金及び修繕積立金、舞台操作業務等の委託料などの管理経費のほか、市からの受託事業といたしまして、市民ボランティアによる各実行委員会を中心に企画・運営、実施いたしましたしばざくらコンサートや、3年ごとに実施しております、弘中孝と子どもによるピアノ・デュオ・コンサート、フレッシュコンサート、20回記念コンサート、弦楽アンサンブル教室などの開催経費及び情報誌ボナンタゴンの発行経費、また、自主事業として、アピカスタッフ講座の開催経費などでございます。
23ページ、青年の家事業費は2,090万9,736円で、西館の誘導灯の取りかえ、グラウンドトイレなどの修繕料、寝具使用料等の賃借料、宿直及び管理業務等の委託料などの管理経費のほか、自主事業費として食堂や野外活動施設の維持管理及び絵手紙教室開催などの経費でございます。
24ページ、一番下でございますが、天神池スポーツセンター事業費は7,509万380円で、昨年度より94万6,908円の増となりました。
主な支出内容は、温水プールの管理事業費として、施設管理のための修繕料、空調機器保守点検の委託料などの経費のほか、26ページの、自主事業費は、水泳教室の運営管理に要する経費でございまして、市からの専用使用料、業者への水泳教室運営及びプール監視委託料となっております。
26ページ下の、管理費は1,108万4,109円で、公認会計士への報酬、会計管理システムのリース料、保守料などの事務局運営経費でございます。
以上、支出合計は1億8,847万7,616円となっております。
次に、28ページ、投資活動収支の部でございますが、その前に、まず、申しわけございません、支出の下から2行目、「投資活動収入合計」となっておりますが、「支出合計」の誤りでございます。訂正しておわび申し上げます。
収入の預金取り崩し収入40万8,000円は、岡之山美術館の20周年記念誌の発行経費に充てるため、ふるさと創生事業資金を取り崩し、収入として計上したものでございます。
支出の、特定預金取得支出885万5,948円は、ふるさと創生事業資金利息の再積み立て、施設改修等積立金取得支出は、預金利息1,222円と、施設改修等積立金規定に基づきまして、200万円の新規積み立て、文化・スポーツ振興基金取得支出は、文化・スポーツ振興基金への新規の積み立て、退職給与引当金取得支出は、嘱託職員の退職金に充てるための積み立てでございます。
これによりまして、22年度末におけるふるさと創生事業積立金は943万1,613円、施設改修等積立金は270万3,014円、文化・スポーツ振興基金は600万円、給与引当金は883万370円となっております。
また、減価償却資産取得支出333万4,800円は岡之山美術館の公共下水道接続工事でございます。
以上の結果、29ページの下の表にありますように、収入合計は、事業活動収支と投資活動収入の計1億9,634万8,682円、支出合計も、同じく事業活動支出と投資活動支出の計2億66万8,360円となり、収支差額のマイナス431万9,682円と、前年度の繰越金1,604万2,192円の差額1,172万2,510円が翌年度への繰り越しとなります。
なお、30ページからは、収支決算書、貸借対照表をつけておりますので、御参照いただければと思います。
以上、概略となりましたが、平成22年度事業及び決算の報告とさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
○山上委員長
大変幅広い事業決算の報告ということで、12時を回ったわけですが、この調査については消化をしておきたいというように思っておりますので、御協力をお願いいたします。
それでは、調査に入ります。
○池田委員
ちょっと出してなかったんですけれども、18ページの、美術館の収支の話なんですが、これは、えらい派手に流用してくれとってんですけれども、詳しい説明をお願いしたいんです。
というのは、企画展の搬入というのがゼロから30万円になってる。これ、とりようによっては、本来、科目設定して、予算計上しとかなあかんもんを忘れとって、これ要るんや言うて、ほかから流用したというふうにもとれないこともないし、19ページに、この流用の対象になってる租税公課がマイナス20万円なんですが、これ要らんかったんかいう話ですね。ほんまに要らん、ゼロでよかったんですか。
○坂部生涯学習課長
まず、委託料の30万円の流用でございますが、企画展の運用と搬出で、西部運輸さんのほうへ、企画展、横尾さんの作品をお借りするための、当初置いてなかったんですが、他所のところからの作品をお借りしましたので、急遽、搬入と搬出するため、30万円計上させていただきまして、実質は19万697円の支出となりました。
それから、租税公課費のことをおっしゃったと思うんですが、一応、予算上はあるだろうというもとで置いておりますが、実質はございませんでした。昨年度も多分なかったと思うんですが、一応、予算上は置いてることにしております。
○池田委員
賃借料も同じようなことですか。18ページの下から2段目ですね、20万円計上しとってんですけれども、これは流用の対象となって、ゼロになっとんですけれども。
○坂部生涯学習課長
すいません、ちょっと聞こえにくかったんですが、賃借料と諸謝金でございましたでしょうか。
○池田委員
賃借料が、予算では20万円計上されているんですけれども、流用でゼロになってるんです、減額されて。要らなかったんですねという話。
○坂部生涯学習課長
まず、18ページの、賃借料でございますね。
○池田委員
はい。
○坂部生涯学習課長
これも、サムホール大賞展でございますので、ケース等を一応借りる予定で、当初置いておったんですが、美術館の中にも幾らかのケースがありますので、それで賄えたという形でございまして、実際は使っていないという形でございます。
○池田委員
予想できないこともあるんでしょうけれども、できるだけ実態に合わせた予算を組んでいただくことを要望しておきます。
○山上委員長
ほかありますか。
○村井正委員
美術館で1点お尋ねをします。
12ページに、施設利用状況で、美術館の使用状況が書いてありまして、中段より少し下に免除というのがあります。これが3,757人というふうになってますけれども、これは、19年度からが322人で、大体、これで、ことしといいますか、この22年度でぐっとふえておるわけですけれども、これの理由ですね、それをお願いしておきます。
○坂部生涯学習課長
先ほど言いましたように、サムホール大賞展を22年度にやっておりますので、先ほど説明しましたように、10月、11月で、サムホールで2,900人、まず入っているのが一番大きいものでございます。あとは、それを引きますと約900人でございますので、19年度は322名だったんですけれども、22年度は、今、3,757人、20年度は1,169名、21年度は992人でございますので、基本的に、敬老の日とか、それからこどもの日とか、こどもの日というのは、大体、去年で40人ほどでございましたので、敬老の日はちょっと少ないんですけれども、通常レベルだと思うので。
それから、ココロンカードと、それから、もう一つ、小・学生の子どもたちはココロンカードを持っておりますのと、それから、県外でも、小・中学生の子どもたち、学校から来る場合は無料という形になってますので、その分も含めまして、サムホールの2,900人を除きましたら、ほぼ例年どおりの免除の人数となっております。
○村井正委員
そのサムホール大賞展で2,900人というのは、これは、サムホール大賞展は全部無料だという、そういう意味ですか。
○坂部生涯学習課長
サムホール大賞展というのは、サムホール大賞展を展示しておりますので、基本的には、そのときは無料にしております。
○村井正委員
それと、この美術館のいわゆる入ってこられる方というのは、子ども、小・中学生、高校生いうのは少ないんですけれども、例えば、西脇市の場合、中学生も、いろいろな絵画でいろいろなところから賞をもらったりとか、また、高校生でも、非常にすごい絵がたくさんあるように思うんですけれども、例えば、そういう絵を美術館でやっぱり飾っていくという、そういう企画みたいなのは今のところ考えておられるというか、そういうことはないんでしょうか。
○坂部生涯学習課長
岡之山美術館そのものは財団の施設でございまして、こちらからお願いという部分もあって、調整も実はやってるんですが、本館のほうは横尾さんの作品を中心にしておりますので、それも今後の検討課題ではあるんですが、ただ、アトリエのほうでございますね、アトリエのほうは、今までもいろいろ、今もそうですけれども、各地元の郷土作家のものを展示したりとか、今度、すぐですけれども、美術館で講座された方の展示もやったりしますので、南中と東中の子どもたちの、これも御存じのように、毎年、全国大会、かなりの優秀な成績をおさめてますので、こういう作品、子どもの作品展示というのも、もちろん美術館のほうもお聞きしたところ、検討して、ぜひ進めていきたいという中に入れておりますというのを聞いておりますので、アトリエの企画展の中に入れていただけるんじゃないかなというふうに感じております。
また、実際、今、子どもの人数が少ないとおっしゃいましたが、今言いましたように、ココロンカード等の減免のほうに幾らか入ってますので、子どもたち、大体、年間300人は来ていただいておるんですけれども、もちろん、市内の小・中学生の、先月ですけれども、加古川の平岡小学校の子どもたちが展示を見にきたりしておりますので、教育委員会の中の一つの方向ですけれども、地元の小。中学生の子どもたちも、年に一回ぐらいは来て、作品に触れていただいて、何か感じるところがあると思いますので、いうのも進めていけたらなというふうに思っております。
○村井正委員
今のお話はそれでわかったんですけれども、私が、より子どもたちのそういうのを、意欲を引き出すためにも、本館でやっぱりそういう作品などを展示することによって、また地域の人が見にこられたりとか、そういうことも考えられるんじゃないかと思うんですけれども。
○來住市長
実は、この理事長をしておりまして、美術館の運営で本当にいろいろと悩むんですけれども、少なくとも美術館ということでございます。美術館で、一番は、横尾さんの作品を展示すること、もう一つは、美術館の登竜門になるということで、一般の人の作品をあの美術館で展示をするというのは基本的には入っておりません。それ以外に、例えば、子どもの作品展でありますとかいろいろなことにつきましては、市民会館で子ども作品展であるとか、あるいは市役所の画廊でも展示をしておりますし、いろいろな展示の仕方があろうというふうに思うんですけれども、一応、美術館としてあそこにも検討していただく方がいらっしゃるわけですけれども、ある程度のレベルを守りながら、地域の作家の登竜門、あそこでサムホール展をしますと、自分の略歴の中に、西脇市の岡之山美術館のサムホール展の大賞展とかというのが、その履歴の中に全部入ってきておりますので、そうした方向づけで運営をしていこうというのが基本路線でございます。
ただ、先ほど、生涯学習課が長言いましたように、地域の中で全国優勝をするとか、全国でも評価をいただいたというようなものについては、アトリエ展の中でしていこうということは考えてございます。
○山上委員長
ほかございますか。
○松本委員
お聞きしたいんですが、ちょっと私のほうへお手紙をいただきまして、これは友遊農村グラウンドのことなんですが、全体的にグラウンドの申し込みについてちょっとお聞きをしたいんです。
○山上委員長
松本委員、それはその他で。
○松本委員
その他の。
○山上委員長
そうですね。
○松本委員
はい、わかりました。
○山上委員長
この調査に関することでございませんか。
松本委員、それは後で、その他の項目とってますから、そこで、文教の所管で言うてください。
お昼を15分回りました。大変申しわけなく思っております。
調査案件は終わったわけですが、あと、当委員会では、特定所管の調査事項というのが残っております。また、その他もありますので、午後から再開をさせていただくということで、1時15分再開ということで、よろしくお願いしたいと思います。
午前中の部、ありがとうございました。
休憩いたします。
休憩 午後0時15分
───────────────────
再開 午後1時14分
○山上委員長
それでは、委員会を再開します。
まず、その他のほうから入っていきたいと思います。
当委員会の所管するその他の案件につきまして、委員の皆さんのほうから発言があるようですので、許可をしたいと思います。
○松本委員
少しお尋ねしたいんですが、お手紙をいただいたんですが、匿名の方なので、その方は、上比延町の友遊農村グラウンドの利用申し込みについてのお尋ねだったんですが、それで、全体的なグラウンドの利用申し込みについてお聞きしたいと思います。
利用申し込みはインターネットで、総合市民センターにすることになっておりということで、3ヵ月前から申し込みが可能だということです。
しかし、2ヵ月前ぐらいで申し込みをするとなると、99%、利用は不可能だと言われております。そして、申し込み可能の日を待って、使う、使わないは別として、インターネットで全部押さえられております。どの団体であれ、3ヵ月以上前に利用計画を立て、申し込み可能日の朝一番に申し込むという方法は至難のわざですということで、今現在の申し込みの方法等について少しお聞きしたいんですが、どのようになっておるでしょうか。
○坂部生涯学習課長
まず、今おっしゃいましたように、21年の11月、それまでもやってたんですけれども、インターネット予約というのを更新しました。
今おっしゃいましたように、ちょっと若干違うのは、学校の施設とそれ以外の施設とちょっとあるんですが、一応、今の上比延のグラウンドでしたら、3ヵ月間の利用ができます。だから、9、10、11月までの利用がインターネットで予約が入ります。
ただ、1日の0時0分00で、その時点で解禁になりますので、まあ言うたら早い者勝ちいうのが、この屋外グラウンドはなります。0時ですので、インターネット予約にたけてる方いうのはぱっぱっぱと入るんですけれども、0時ですので、例えば、お年寄りの方はなかなか入りにくいなというのは実質聞いたりはしてます。
実は、現実は、総合市民センターのほうへ来ていただいて、書類を書いていただければ、職員も教えながらですけれども、やったりもしてます。
とれないというのは、実は、多分、土・日のことだろうと思うんですが、どの施設もそうなんですが、実は、申しわけありません、優先を持っている人がございます。まず、体育協会の大会等、これは、申しわけないですけれども、この日とこの日とこの日は大会がありますので、土・日、特に日曜日ですけれども、押さえさせていただいて、雨の順延がありますので、日曜日はそういう形。それから、スポーツクラブ21、これは地元の地域のスポーツ振興ですので、その方も3ヵ月前以前であろうと押さえられることになってます。それから、もちろん市の事業ですね、体育大会とか、そういう形も。それから、スポーツ少年団に入っているところも押さえるようになってます。
だけど、今おっしゃるように上比延で言えば、日曜日は、具体的に言いますと、ソフトボール協会がかなり押さえてますので、それ以外の平日は、地元の老人会とか使われているのは、すべて詰まっているように、半分以上あいているということはないんですが、火曜日とか金曜日とか、ちょっとまだ見てないんですけれども、あいてるときもあります、いう形。とりあえずは、インターネット予約で3ヵ月間の予約ができますという形になっております。
○松本委員
そこで、特定の人物、また、そういう特定の団体の方が、これは1ヵ月に何回ぐらいとれるんですか。ここには20回と書いてあるんですが、これ、1ヵ月に20回も押さえられるんですか。
○坂部生涯学習課長
3ヵ月前から、今言いましたように先に、皆さん、3ヵ月しかとれませんけれども、例えば、今、9月やったら、9月、10月、11月ですね。10月1日やったら、10月、11月、12月の3ヵ月がとれるんですけれども、例えば、1月までとれますいうのは、今言いましたように、優先的というのは体育協会の大会があるとかいう形のもの、それから、スポーツクラブ21の地元、比延だったら比延の方とあるんですが、それが、今、20回いうのはちょっとわかりにくいんですが、1ヵ月で言うたら5週ですので、ほぼ日曜日ぐらいですので、それ以外で押さえているいうのは、今言いましたように、9月でしたら、9月1日に、上比延でしたら、上比延町の老人会とか、それから、レインボーズという少年野球の皆さんとか、そういう方は、だから、9月分でしたら9月1日に押さえてるんです。今度、10月分は、10月1日に、3ヵ月とれますので、今、9月、10月、11月はそういう形で押さえてしまえることは可能です。早い者順ですので、いう形。
だけど、ほとんど日曜日は、例えば、6月ぐらいに、この9月ごろにソフトボールの大会ありますので、町対抗ソフト、実はやりますので、そういう形で押さえてるのは、20回いうのはちょっと、協会であろうと、優先的なところは20回以上ありません。ほとんど日曜日だけですので、20回も使えてますいうのは、今言いましたように、それ以外のインターネット予約でとられた方のことだろうなという感じはしておりますけれども。
○松本委員
予約されるのに、例えば、大会の日があれば、予備日として押さえることもあると思うんです。そうした場合、もしその日が挙行されれば予備日は必要なくなると思うんです。そういう場合はどういうふうにされてるんですか。もうだれも、断りにきてるんですか。
○坂部生涯学習課長
先ほど申しましたように、日曜日など、かなりの団体が使いたいわけです。それが、今、例えば、ソフトボールで言いますと、上比延でソフトボール協会が、大会のために、例えば、9月の毎週、雨の順延も含めた毎週、1ヵ月間、日曜日とっておりましたら、それで入れない。だけど、実質、9月、今度やるんですけれども、やって、大会ができれば、雨のための予備日がなくなりますので、その時点であけるようにしていただいてますし、実は、うちも、雨で流れたやつに、大会はできたので、その日は要りませんかとかいう形でこっちが聞いたりもして、要らない日は消すようにしてます。現実、あいたら、それをインターネット予約で見ながら、例えば、今、レインボーズさんの話しましたけれども、かなりの練習したいので、あいたのを見て、現実入れよってです。使わない日があれば、必ず、できるだけ早く使えるようにしております。
○松本委員
すいません、それで確認なんですが、今後、今のインターネットによる申し込みを変えるというようなことはないんですか。このままいかれるというのか、この申し込み方法がやっぱり一番いいんですか。
○坂部生涯学習課長
先ほど言いましたように、13年からもともとインターネット予約あったんですけれども、21年に今のインターネット予約を更新しましたところで、まだ2年しかやってません。
それから、当初は、ちょっとなれないことであって、いろいろなお話を聞いたりはしたんですけれども、今入れていただいてますし、ただ、今言いましたように、若干ちょっと検討すべきものは、言いました、0時0分に入れなきゃならんというところなので、それはもうちょっと一遍検討。例えば、今言いましたように、お年寄りの方とか、そういう方はちょっと入れにくいかな。それと、ネットそのものが使えない方もいらっしゃるだろうと思いますので、それは、先ほど言いました、総合市民センターに来ていただければ対応しておりますので、基本的には、今のインターネット予約方法でいかせていただきたいというふうには思っております。
○松本委員
わかりました。
ありがとうございました。
○山上委員長
その他、当委員会の所管するその他はございませんか。
○村井正委員
病院の機能評価のことについてお尋ねしたいんですけれども、わかる範囲で結構です。
まず、物の本によりますと、いわゆる医療の質を向上ということで、要は、医療の質を評価するということなのか、ちょっと具体的にはどのような内容を評価されるのかというのを1点お聞きします。
○吉見理事
400項目ぐらい小項目でありまして、6分野あるんですが、その中に質の確保ということがあります。
それは、正しい、学会などが決めております手順が踏まれているかと。それから、どのぐらい件数がなされているのか、どういうスタッフでなされているのか、設備面、あるいは施設面が正しくできているのかと。どちらかというと、構造的、手続的なチェックです。実際に、仮に手術の精度が高いといった場合、かなりの専門家が一個一個やっていかなければならないので、そこまでは現実にはできてないと。どちらかと言うと、構造とか人的配置、プロセス、それができているか。それから、チームミーティングであれば、どういうふうなことが議論されているか。いつ、だれだれが集まって、どういうことを決めて、どう改善していったか、そういうふうなところです。
それが、結果として質が担保されていくであろうというところであって、非常に数字で、この技術はこれ、これというところまではいってない。恐らく、そこまではなかなか難しいかと思いますけれども。
それぐらいでよろしいでしょうか。
○村井正委員
それで、例えば、これ、今、先ほど、何百項目ということがありましたけれども、それは、それぞれ職員の方が手分けしてチェックされて、何か書類を書かれたりとかいうことになるわけですよね。
その場合に、例えば、作業量などが非常にすごい量になると思うんですけれども、そこら辺などは、どのぐらいの期間ぐらいでやられるわけですか。
○吉見理事
400項目いうのは6分野に分かれておりまして、一つで言うと、多くて50から60ぐらいですか、それを1年間かけて準備をしてまいりました。
一つ一つに臨むべき手順とか解説がございまして、それを、全職種にわたるわけですけれども、1年かけて準備しまして、まず、自己点検表に記入いたしまして、これがちょっとまずいなというのは、少しかけて皆さんで検討して改善していったということで、去年の4月に委員会を設けて、各部門別に取り組みを始めまして、2月ぐらいで自己評価を提出しまして、5月で現地調査を受けたということです。実際、1年1ヵ月ぐらいで作業を終えております。
○村井正委員
それで、その場合、これは、審査を受けるというのは、費用とかそんなんも当然要るんですか。その費用は大体どのぐらいの費用が要るんですか。
○吉見理事
費用ですか。
前金も含めまして200万円ぐらい、審査に要すると。7人の専門スタッフの方が三日間いらっしゃるとか、その他、機能評価機構の事務費みたいなものも含めて、そのようになっております。
資料とおっしゃいましたんですか。
○村井正委員
いえいえ。
○吉見理事
あ、違いますか、すいません。
○村井正委員
これにかかわられる方の人的な費用も大分、今の1年間いうことは大分あると思うんですけれども、例えば、これを受けられて、患者さんが、ここはこういう機能評価で、レベルがどれぐらいかわかりませんけれども、こういうことで来たとか、そういう効果的なものというのはいかがなんでしょうか。
○吉見理事
直接、私は機能評価を見てきたという方がどれぐらいいらっしゃるかいうのは実際わからないところですが、逆に、受けてないと、認定もらってないと、それだけ信用が低くなるか、どれだけ低くなったんやいう、ちょっと立証ができないんですけれども、実際、受けておられるところは、かなり高度な医療を提供されていると思われる。少なくとも私が思うような病院は受けておられまして、その中に名を連ねていると。なおかつ、北播磨で一番最初に中核的な病院としてはとれたということはメリットがあると思います。
それから、1年かけましたけれども、職員はずっと毎日、毎日残業していたというわけではございません。ふだんの手続のチェックですので、ふだんの業務の間からできてますので、非常に、書類的には1年間でたくさんのものをチェックしなければならないんですが、見直す機会、あるいはやっぱりこうあるべきだなという反省とか、非常に効果はあったであろうと思います。
ちょっと余談になりましたが、以上です。
○村井正委員
そしたら、今のお話からすれば、患者さんに直接、来られる方について、そのことを認識して来られるというのはないというのが、調べられてないからわからないということなんですけれども、そしたら、今の話で言えば、受けていなかったら負の部分があるという、そういうことで今なさっているという、そういう認識でよろしいでしょうか。
○吉見理事
ISOみたいなものですね。ISOはまた工業とか、世界的な基準で、また、病院独自の見方とは違うんですが、私どもはISO認定されてますというようなニュアンスで、日本独特の医療のストラクチャー的な評価ではございますけれども、それによって一定の質が担保されるという蓋然性があるということでつくられた公的な団体が認めたということで、PRもしておりますし、全く、今やネットを見ておられますので、若い方たちは、あ、ここは受けてるなということはあろうかと思います。その実数は把握できてないと。
やらなければ、何か仲間外れになるんちゃうかとか、そういうことはないではないです、全然ないことはないんですけれども、むしろ、業務を見直して、みんな一遍見直して、5年に一回は見直して、精度を高めていこうという趣旨で、全員一丸となって取り組んでおるところでございます。
○村井正委員
わかりました。
○山上委員長
ほかございませんか。
〔「なし」の声あり〕
それでは、委員の皆さんのお手元に配られていると思いますが、平成23年の第2回の兵庫県の後期高齢者医療広域連合議会定例会が9月1日に開催されたということでございます。
そのところの説明、報告をいただきたいと思います。
○牛居
福祉生活部長兼
福祉事務所長
それでは、お手元に配付いたしております資料によりまして御報告を申し上げます。
去る9月1日に、平成23年度第2回兵庫県後期高齢者医療広域連合議会定例会が開催されましたので、その概要を報告させていただきます。
資料、表側1ページでございますけれども、今期の定例会におきましては、広域連合長から6件の議案が提案されております。
人事案件1件、条例の一部改正の専決処分1件、22年度の決算報告が2件、平成23年度の補正予算案の議案2件、計6件が出されておりまして、いずれも原案どおり同意なり認定なり可決といったことになっておりますので、ここに御報告を申し上げます。
なお、裏面2ページにおきまして、議案の概要を掲げておりますので、ごらんいただきますようによろしくお願い申し上げます。
以上でございます。
○山上委員長
何かございましたら。
〔「なし」の声あり〕
特にないようですので、これで報告を終わります。
御苦労さんでした。
ここで三役の方は退席をされます。
それでは、当委員会の最後になりました
所管事務調査につきまして、地域医療を守る条例に関することにつきまして審議をしていただきたいと思います。
審議に入る前に、当委員会に、きょう、関係する部課長の皆さんに同席をしていただく中での地域医療を守る条例についての案件でありますので、今日までの、この
文教民生常任委員会の取り組みにつきまして報告をさせていただきます。
文教民生常任委員会としまして、特定所管事項のテーマを何にするのか、このことについて協議をする中で、今、市民の関心の高いのは医療問題ではないか。また、医療問題の条例制定について、ことしの3月に、地域医療検討会から陳情書として西脇市の地域医療を守る条例の制定を求められております。
そういった背景もあるので、地域医療を守る条例制定に向けて検討・研究をしていくことになりました。
今日までの取り組みとしましては、6月17日の
文教民生常任委員会に冨原先生を招聘しまして、その陳情の内容等、地域医療、西脇病院の置かれている状況等々の話を聞きました。冨原さんからは、地域医療の崩壊は地域そのものの崩壊につながる。地域医療の再生に向けては、今が正念場であると、そういった話でありました。
以後、当委員会は、7月に地域医療を守る条例制定の先進地であります尾道市を視察しました。この条例が全国で制定されておりますのは、尾道市と、それから、宮崎県の延岡市、それから、宮崎県のある1町が制定をされているということで、非常にまだ数少ない条例というふうにも聞いております。
この尾道市を視察しましたが、その内容につきましては、視察報告書、また、所感として理事者の皆さんにも見ていただいていることと思いますが、尾道市においても、地域医療は崩壊してからではもう遅いと。うまくいっている間に市民と医療機関、行政が一体となって地域医療の安定に取り組む、そのことが最も大事であると。そういった観点から市の条例が制定をされたと説明を受けました。
その後、先月の5日には、
文教民生常任委員会の協議会を開きまして、市民に向けてアンケートをとることにしました。その内容は、重点項目とあわせて、広く意見を聞くアンケートとして、各町の区長さん、子ども会、市老連、連合PTA、消防団、保育所など、340の団体会議に調査を行っているところであります。
きょう9日がアンケートの最終集約日でありますが、この調査をもとに、これからの取り組みの方向性を定めていきたいというように思っております。
それから、各種団体とのヒアリングも行ってきました。8月には、いずみ会の役員の皆さんとの懇談、9月6日には、小児科を守る会のお母さん方との懇談とヒアリングを行ってきました。
これから、議会、理事者、病院との調整会、また、病院フェスタでのアピール、また、パブリック・コメントや条例案の作成など、大変重い作業が待ち受けております。12月議会まで、限られた日程の中での取り組みとなります。
どうぞ、理事者の皆さんには、御理解と御支援をいただきますようにお願いをしまして、現状の報告とさせていただきます。
それでは、地域医療を守る条例に関する件につきまして、理事者に対する、担当課に対する質問等もあるというふうに聞いておりますので、意見を出していただきたいというように思います。
当委員会の委員メンバーのほうから、病院と、この条例の所管に当たっていただけるところになろうとは思うんですが、健康課のほうに対しましての見解等々を尋ねたいと、こういったことになっておりまして、これ、私のほうから尋ねていいですか。
○池田委員
ええ。
○山上委員長
かなり多くのお尋ねが出てきてるんですが、まず、病院の関係に対しまして、これ、皆さんのお手元に概念図いってますか、条例制定に向けての。いってますか。傍聴の皆さんのところにもいってますか。
それと、今言いましたアンケートを行っているんですが、アンケートのお願いと、それから、どういった項目の調査をしているかいう、それもいってると思うんですが、その集約がきょう最終日ということになっているんですが。
12月議会に向けまして、条例制定に向けた、この常任委員会として取り組みをしていこうということに、そういった概念図ということでの、それも今から修正が出てこようかとも思うんですが、基本的にはそういう概念でもって制定に向けて取り組んでいこうと、こういうことになっております。
それでは、質問として、1点目は、条例概念図、その素案の、医療機関としての見解、病院としての見解。
それから、二つ目として、西脇病院として、条例制定の効果への見解。どういった思いを持っておられるか。
それから、3点目として、地域医療を守る市民との連携の現状と課題。
4点目、医療機関として、条例制定に向け必要と思われること。
5点目、医療、保健、福祉などの連携の現状と課題。
6点目、緊急医療の現状と課題。
7点目、市民に信頼される病院へ何が課題なのか。
この7項目をお尋ねしたいと、こういうことで上がってきております。
それから、健康課のほう、時間を置いてしたほうがいいと思いますので、まず、今、1項目ずつまたさせてもらいますけれども、健康課に対しましては、一つとして、条例概念図素案の健康増進担当としての見解。
それから、二つ目、健康増進担当として、条例制定の効果への見解。
3点目、健康増進担当として、条例制定に向け必要と思われること。
4点目、検診受診率の低迷、医療費高騰への対策で何が必要か。
5点目、健康維持に関する保健師、栄養士の位置づけ。
6点目、医療、保健、福祉などの連携の現状と課題。
一つ一つ大変大きな課題だと思うんですが、今さっと聞いてもらって、すべて今答えていただくということにならんのかもわかりませんけれども、こういった、今言いましたようなところを、担当部局でもって考え方をひとつまとめてもらいたいなと、こんな思いの声が委員会から上がってきているということでございます。
これいってませんね、皆さんのところへ。
今のところ、条例案文そのものは、理念条例といいますか、理念的なところは、私のほうで、一つ案としてはつくっとるんです。こういった、今言いましたようなところは、実質のそれが、財源も伴うようなことになってくるのではないかということも思いますので、そういったところ、実質の条例効果が上がるためにはいろいろな、費用の関係だけではなしに、実質面の活動というのがこれ伴わないと。
ざっと、まず最初に、理事もいらっしゃいますが、病院、あるいは牛居部長のほうからも、こういった取り組みをしようとしていることに対する感覚ですね、どう思われとるのか、どういうふうに思われるか、その辺、ちょっと感想をまず聞かせていただけますか。
吉見理事は、先般、私どもと一緒に尾道市へ視察に行っていただきましたね。そういったところも含めて、ひとつ感想といいますか、思いを。
○吉見理事
私も尾道のほうへ一緒に、適任かどうかわかりませんが、一緒に行ってお話を聞かせていただきました。
尾道は医者の数もずっと多くて、恵まれているけれども、一次医療を、市民病院の医師がやっていて、その人たちが大変だと。だから、これが壊れる前に何とかと。市民のほうは、そんな恵まれた地域なので危機意識がなかったというふうに感じました。
それではいけないということで、市の当局が、当然、そういう環境の中では、市民の方の危機意識が出ないのは当たり前だろうと思いますけれども、それではいけないということで、行政の方のほうから盛り上げていこうということで条例をつくったと。
延岡市がつくられていたわけですけれども、行ってみて、話を聞くと、そんなに条例の効果はというふうに、だれか聞かれたとは思いますけれども、余りわからへんと、はっきりした回答はなかったと。でも、それを一つのツールとして、検診率が低いという問題を抱えておられたのを、やっていこうということで、その検診率は若干上がったと。お金を少しかけられたわけですけれども。
だから、そういう意味で、問題意識としてとらえられて、一番取り組まれたのはすばらしいことだと思います。その一つのツールとして使われたと。それの一番今後の課題は、市民へどう意識を広げていくかということでしたので、結局、やっぱり市民の方の盛り上がりがないとだめなんだろうなと。
一方、西脇は、議員の方の感想もちょっと読ませていただきましたけれども、小児医療を守る会さん初め、どれだけ広がりがあるのかいうのはちょっと測定しがたいところはありますけれども、かなり熱心な方々を中心に医療を守っていこうという取り組みがなされておりますので、そういう点では、医療の当事者である市民側の意識というのは大分尾道とは違うんだろうなと思っておりまして、行政も病院も、幸い、医師会さんも、医療の担い手としての人たちも、割とそういう支援にこたえてやらなければならないということで取り組んでいただいていると。
西脇病院だけがクローズアップされていいのかということはありますけれども、行政も財政支援をしていただいたり、いろいろな理解を示していただいて、割と、最悪の事態は乗り切っているということで、じゃあ、ここで条例が要るのかどうかいうのは、ちょっと市民の盛り上がりの中でつくっていただくと、議員提案されるについてはいいことではないかなとは思っておりますが、効果がどうなんだろうというのは、若干それはどうフォローされるかということにかかっておろうかと思いますので、何とも言えないというのが、尾道さんに聞いてもそうですし。
また、奈良県も、実は、県として、第1号として、地方自治体としてつくっております。全く市と違って議員立法でなされております。奈良県の人にちょっと聞いてみると、盛り上がりが全然ないというようなことを聞いておりますので、なかなか理念条例を盛り上げるというのは大変だろうなと思います。
奈良県の場合は、施策とか予算措置については、何ら条例、議員立法ですので、条例として触れられておりません。ほかの市は、市長提案ですので、当然、そういうところまで踏み込んだことがなされておりますので、その辺の配慮も必要なのかなと。
ただ、市民の代表として二元代表制の担い手として議会がつくられているというのは、それはまた評価いうのもあれですけれども、一つの考え方だなと思っておるところでございます。
今、とりあえずそういう感想で、以上でございます。
○山上委員長
今、文教としても、俗に言う「仏つくって魂入れず」ということではいかんということを思いながらも、やっぱり理念ということで、その次の策というところまでなかなか踏み込んでいきずらい面もあるという感じはしてます。
それと、今、理事言われたように、西脇病院だけではなしに、医療全体ですから、開業医の皆さんも、医師会も全体含めたその地域ということでの、西脇だけではなく、もうちょっと広域的なそういったとらまえでせないかん部分もあるんかなというようなこともこの委員会の中で出ているところでございます。
牛居部長、感想といいますか。
○牛居
福祉生活部長兼
福祉事務所長
何せ、こういうこというんですか、議員提案されますことにつきましての審議というのは初めてですので、ちょっと戸惑いがあるというのが正直なところでございます。
当然ながら、議会のほうで審議されて、条例提案されるというふうに聞いてますので、それはそれとして尊重するというんですか、お認めするという形になると思いますけれども、そういう中で、健康に対する一員といたしまして、条例に対してどうこうはなかなか言いにくいんですけれども、ただ、言葉はあれですけれども、少し現状を申し上げたり、市の健康課でやってる対策なども踏まえて発言させていただきますので、その辺も酌んで条例を制定してもらったらどうかなというふうに私は考えております。
といいますのは、医療でしたら、医者が少ないとか、看護師さんが少ない、医療現場が大変やということはよくありますけれども、健康につきましてはなかなか、それ以上に非常に、想像以上になかなか難しいものがありまして、単純に、その検診ですか、受診率が低いとか言われましても、そこをよく分析していかんとなかなか対応ができないと。次に、理念条例を持つ言うて、なら、そしたらどう対策打つんやてなかなか難しゅうございますので、なかなか一気にいけない、展開できないこともありますので、その辺は少し長い目で見てもらいましたらありがたいというふうに思います。
いずれにいたしましても、こういう場はどうですかね、ある程度、気楽に意見交換させていただきまして、お互いに認識して、私なりの意見も十分酌んでいただいたら、進行していただきましたらありがたいと思っております。
私のほうからは、基本的には、先ほど言いましたけれども、現状というんですか、市が対策やってますことを中心に、健康課のほうから報告させますので、御参考にしてもらったらありがたいというふうに考えております。
以上です。
○山上委員長
当委員会としましては、理事者、また病院との十分な意思疎通といいますか、調整も重ねながら進めていくべきことやということでは、そういう思いで進めないかんと、そのことを確認しておりますので。
今、牛居部長言われたように、ざっくばらんにそういったこともよく我々も理解しながら進めていくということも大事だというふうに思っております。
委員の皆さん、御発言を。
○村井公委員
この委員会では、条例制定については皆賛成はしておるわけなんですが、ただ、今までの動きから見ますと、言い過ぎかもわかりませんねんけれども、今ずっとやっておるのは西脇病院に偏ったような形のものが強いということで、やはり市の条例ということになれば、先ほど、委員長言われましたように全体的なこというのを含んだ条例制定ということで、具体的に言いますと、やはり一つは、西脇病院におきましても、今、西脇市の市内の救急の受け入れが50%を割っておるというような状況の中で、その後、残りは、ほかですけれども、かなり市内の大山病院さんにお世話になっておるというのも現状でございますししますので、そういったところとの、西脇病院との話もしますし、それと関連して、やはり大山病院との医療確保というようなことも含めた中で検討していく必要があるんじゃないかなというようなことで、今までも話をさせてもうたと思うんですけれども。
それとか、医師会の中もそうだったですよね。医師会にしても、今、地域医療検討会の方がそういうような形でされておりますけれども、やはり一次から二次へ行くときには、救急も含めまして、西脇病院へ紹介をされる部分いうのが幾らあるんかどうか。やはり先ほど言いましたように、私自身でもほかへというような紹介が現実にありますので、そういったところも、医師会との話もやっぱり進めていくということで、もう少し幅広く懇談をしていく必要があるんじゃないかなと。
それと、もう一つは、保健のほうで言いますと、直接的には何ですけれども、保健推進委員さんあたりは、住民検診のお世話をいただいたりとかいうようなことで関心もあろうかと思いますので、そういったことももう少し意見を集約する中でこの条例をまとめていったらなというふうには思うんですけれども。
○池田委員
これまで、委員会とか一般質問とかいろいろさせてもらいましたけれども、答弁に漠然としたものしか返ってこなかったいうのがありまして、感想ですよ、個人的に、理解力が足らなかった言われればそれまでのことなんですけれども、この地域医療を守る条例の制定を目指すというようなことで決まってから、ちょっとこっちの意識も変わりまして、いろいろ調べていうようなこともあったりして思いました。
それなりにたくさんの団体の方からお聞きして、今まで以上に分析して、効果的な施策について真剣に考えていかなあかんなというふうな思いはしました。
条例設定の過程通じて、従来の質疑では終わらへんやろなというふうに思てます。ほんまに効果のあること、行政が今の力の中で、あるいは市民が持ってる今の力の中で何ができるのか、具体的に、真剣に考えていかなあかんの違うかなと思いましたけれども。
それが感想です。
○山上委員長
この委員会、非常に熱心に今取り組みをしまして、月々の工程表も上げまして、今月は、各種団体とのヒアリング、アンケートの集約、10月なり11月なり12月に向けまして、日程表、それを実践していきよる今段階なんですが。
そういった面で、ちょっと、私が聞く感じ、吉見理事、牛居部長の、何か、まだどういうんか、我々の思いとちょっとまだ差があるなという感じ、議会がしておることですから、それはやむを得んのかもわかりませんけれども、理事者としても、一体的にそういう方向、特定所管で取り組みをしようと、そういった運動をされている団体からも、条例化を図ってもらいたいという要請というのがあったりして進めていることですから、先進地視察した尾道なども、理事者側の提案でのそういう進めができて、実際、条例がどれだけ効果を発揮しとるのかということは、吉見理事が言われたとおりだったと思うんですが、ここの場合は、尾道より、そういった面で医療の問題というのは市民運動等々から、ここのほうが盛り上がりといいますか、そういう熱心な取り組みをされている地域だというふうに思ってますし、ぜひ、理事者の皆さんも、議会と一体となるような形で取り組み方をお願いしたいものだなというふうに思っております。
そのことについては異論ございませんね。
○牛居
福祉生活部長兼
福祉事務所長
委員長おっしゃるとおりで、異論はございません。
先ほども言いましたように、こういう場は初めてですので、何せ、特別職のいない場で、委員さん6人に見られますと、やはりどうしても慎重になるのが正直なところですので、職員いうのは、そういう習性がありますので、その点は御了承いただきたいと思います。
ただ、さっきも言いましたように、ある程度遠慮なしに言わせてもらえるときがあれば言わせてもらいますけれども、それは、私どもが積極的に議論参加しますことは大いにやりますので、その辺は心得ておるつもりです。
よろしくお願いします。
○山上委員長
ほかの委員の皆さん。
○村井公委員
今、牛居部長言われましたように、やはり理事者の担当部署、また、病院等々、お話をしていくという機会は今後できてこようかと思いますので、そうでないと詰めができないというふうに思いますので。
○山上委員長
副委員長、何かありませんか。
○飛田副委員長
この地域医療を守る条例、文教の条例制定に向けまして、私も視察に行かせてもらいましたりいたしました。
西脇市におきましては、他地域に比べましたら、いずみ会とか小児医療を守る会とか、環境がすごくいいと思います。
そういう意味で、健康増進、地域の方を挙げて、健康増進のために知識を持ついうことがすごく、また病院を助けることになりますし、医療を守ることにも通じてくると思います。
それぞれ、その先には、また国保の財政を助けることにも通じていくことでありますので、今後、進んでいきたいと思います。
以上でございます。
○山上委員長
松本委員、何かございませんか。
きょうは、この委員会のほうへ、先ほど言いました、病院、健康課に対する設問というようなことで上がってきて、この問題で進めようかなと思てしとったんですが、なかなかそこまで、ちょっと難しい面もあって。
○池田委員
ええ、そうでっか。
○山上委員長
きょう、一気に全部いけないでしょ。
○池田委員
ああ、そういう意味ね。
答弁は用意しとってんの違うの。
○牛居
福祉生活部長兼
福祉事務所長
できます。
○山上委員長
いけますか。
○池田委員
何日も前に出しとるから。
○山上委員長
その一番肝心なところがえらい。
○牛居
福祉生活部長兼
福祉事務所長
病院なり健康課の職員のほうでそれなりにまとめましたので。
○山上委員長
ああ、そうですか。
○牛居
福祉生活部長兼
福祉事務所長
委員さん方には十分でないと言われるかもしれないですけれども、一応まとめておりますので、お聞き願いたいと思います。
○山上委員長
わかりました。
だれからですか。
○
長井西脇病院総務課長
それでは、まず、調査事項1点目、病院に関します項目、1番目、条例概念図素案の医療機関としての見解につきましてお答えを申し上げます。
条例概念図素案に対する医療機関としての見解としまして、まず、基本理念につきましては、地域医療体制の構築に向け、市民、行政、医療機関が一体となって取り組むことは、現状から申し上げまして、至極当然のことであると考えております。
現在も、各関係者の皆様方に取り組んでいただいておるところであると認識しております。
次に、病院の責務でございますが、医療機関としましては、地域の中核病院としてふさわしい医療サービスを提供するため、北播磨地域の病院間の連携、それと、病院と身近な診療所との連携を一層推進していくことが必要であると考えております。
基本施策につきましても、そういった視点に立ち、事業を推進していく必要があると認識しております。
以上でございます。
○山上委員長
それで、7項目全部含まれた回答ですか。
○
長井西脇病院総務課長
続きまして、2点目の、医療機関として条例制定の効果への見解でございますが、市民の責務にもございますように、かかりつけ医、いわゆる主治医ですね、を持っていただくことや、適正受診は、医療の役割分担が図られるほか、安易な時間外救急も減少し、医師や病院の負担も軽減されるというふうに考えております。
さらに、患者やその家族がモンスターペイシェントとならないよう、みずからが医師等との良好な関係を築くことが、医師を精神的苦痛から回避させるということにつながると考えてございます。
このように、それぞれの役割を明示することにより、温度差はあるとは思いますが徐々に市民に浸透していくものと考えております。
また、本条例の制定は、住民啓発活動に取り組む際の指標にもなっていくものと思われます。
先ほど、村井公平委員からのお話にもございましたけれども、平成22年度の西脇病院への患者さんの状況は、入院患者の約57%、外来患者の約50%が市外の方でございます。
したがいまして、西脇市のみの条例制定では、その効果は十分ではございません。
今後、北播磨圏域の各市町への普及を期待するものでございます。
以上でございます。
○中嶋
西脇病院施設管理課長兼理事付主幹
3点目の、地域医療を守る市民との連携につきましては、医師会や市民による地域医療検討会の地区別医療講演会や市民フォーラム、それからまた、西脇小児医療を守る会の署名活動、勉強会活動、それから、休日・夜間の小児救急についてのリング冊子の作成、ありがとうメッセージ活動、それから、商業連合会による研修医のための基金の設置、いずみ会のおにぎりの差し入れ活動、その他いろいろ幅広い御支援をいただいているところでございます。
病院といたしましても、地域医療検討会や市民フォーラムなどへ積極的に参加しながら、市民、医師会、行政と連携を深めていけるよう努めてまいります。
地域医療を守る市民との連携につきましては、病院フェスタの開催や、地域住民への健康相談の強化、エントランスホールの市民への開放などを通して、より開かれた、地域に信頼され、親しまれる病院づくりをさらに進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
○
長井西脇病院総務課長
四つ目の、医療機関として条例制定に向け必要と思われることでございますが、総合計画の課題としても掲げておりますとおり、本市では、市民一人一人が、自分自身や、家族はもちろん、身近に生活する人々の健康状態や生活状況に関心を持ち、互いに支えあう関係を築いていくことによって、地域全体で支援を必要とする人が、必要なときに支援を受けることができる社会を形成していくことを目指しております。
今回の条例は、このような社会を形成していくための指標であり、行政機関としてこれを推進していくための総括的な窓口が必要であると感じているところでございます。
以上でございます。
○後藤
西脇病院地域医療連携室主幹
5番目の、医療、保健、福祉などの連携の現状と課題について御説明申し上げます。
近年、医療機関の機能分化が進み、地域医療との連携が必要になってきております。
社会的入院とか、高齢化、経済状況の悪化などにより、病院を退院することが困難な患者様のケースが増加しております。
退院後も自宅で医療や介護の継続が必要な方に対しましては、院内外の医療、保健、福祉、介護など、多職種の方による地域連携としてのカンファレンスを行い、必要なケアプランを作成しております。
また、保健予防医療に関しましては、人間ドックや成人病検診などを行っておりますが、今後も、医師、看護師の確保に努めながら、さらに充実した検診を行っていく必要があると考えております。
なお、地域医療の連携には、病病、病診連携の機能強化、効率化はもちろん、地域住民の生活の質の向上の視点から、福祉機関や行政、他の相談機関を巻き込んだ総合的なネットワークの構築が必要となってきておると考えております。
以上です。
○角田
西脇病院医事課長
続きまして、救急医療の現状と課題についてですが、当院では、婦人科、産婦人科、歯科、小児科を除く診療科の医師により、一人の当番制で、毎日、救急医療を担当しております。
また、毎週日曜日については、9時から17時まで、西脇市多可郡医師会会員による休日急患センターが設けられ、一次救急を担当してもらっております。そのときには、当院医師は二次救急を担当しております。
続きまして、小児科については、北播磨で一次救急の輪番日が決められており、当院では、開業医により第4日曜日に実施し、二次救急についても輪番日が定められており、月に6回から7回の小児科、これは当院の小児科医が担当しております。
救急の受け入れなんですが、西脇多可の消防は50%を切っておるんですが、北播磨圏域の中では、やはり西脇病院は一番多く受けております。
続きまして、課題なんですが、当直医を、先ほども申しましたが、産婦人科、歯科、小児科を除く医師で行っております関係で、専門外の患者がたまに来られるんですが、そのときは、どうしても、その当直医の判断によりますので、断ることがあります。そういうことのないようにしたいんですが、どうしても医者不足があって、十分な救急体制が組めないのは課題だと思っております。
○
長井西脇病院総務課長
最後になります。
七つ目の、市民に信頼される病院へ、何が課題なのかという件でございますが、西脇病院は、地域に信頼される良質な医療の提供を理念といたしております。
そして、この理念を実現するため、次の五つの基本方針を定めております。
一つ目は、生命の尊厳と人権を尊重し、安全な医療に努めること。
二つ目は、地域の中核病院及び災害拠点病院としての役割を担うこと。
三つ目には、医療連携を深め、地域住民の健康増進に寄与すること。
四つ目は、常に向上心を持ち、自己研さんに励むこと。
五つ目としまして、公共性を保つとともに、健全な病院経営に努めること。
これらの基本方針を実現し、市民に信頼される病院を目指して、病院職員は一丸となって頑張っているところでございますが、やはり勤務医師や看護師の不足は深刻な問題となっております。
病院としましても、市民が安心して医療サービスを受けることができるよう、医師、看護師の確保に多くの力を傾注しているところでございます。
また、市民に対しましても、日ごろから安心して診察が受けられるよう、かかりつけ医の確保や、西脇病院における勤務医の不足や偏在について理解していただきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○山上委員長
病院の関係、大変丁寧な回答をいただいたと思っております。
ありがとうございました。
それでは、健康課のほうの回答をお願いします。
○仲埜健康課長兼健康づくりセンター所長
1番から言わせていただきます。
担当者としての見解ですが、担当としての現状を言わせていただきます。
概念図のとおり、市民が将来にわたり安心して医療を受けることができるよう、地域の医療体制を守るということは全市民が願っていることだと考えます。
しかし、一方、医療保険制度があるからこそ、だれでも安い値段で医療が受けられているという現状もあります。
寿命が延びたことによって生活習慣病が増加し、そして、それが慢性疾患であり、40代、50代からふえます。それから、がんがふえ、それから、さらに医療技術も進歩する中で、医療費は年々高騰して、医療保険制度そのものを維持していくために、この医療費をできるだけ少なくするということが緊急課題と今言われております。保健活動、保健健診などもそれに結びつけられるようになってきているというのが現状です。
一人一人が、毎日の生活習慣の改善に努力していただき、重篤な症状にならないよう、予防のための健康づくり対策を推進することは大切なことと考えております。
市民の健康増進のためにいろいろな保健事業を展開し、健康課としては努力しているところです。
2点目の、効果への見解ですが、これも、健康課としての今の現状で申しわけありませんけれども、述べさせていただきます。
市民にお尋ねしても、健康は大切なことという意識はあります。しかしながら、健康づくりを行動として実践するという人は少ないというのが現状です。
ですから、健康課としては、毎年受けられる方でも受診勧奨しながら、申し込んでいただいて、繰り返し勧奨しなければいけませんし、地域の健康教育についても、回覧を回すだけでは集まらない状況です。何度も何度もお願いをして、お誘いをして、やっと開催しているというのが現状です。
ただ、健康づくりは、最終的には自分の体をどうするかということとなりますので、最後は本人の判断となって、意識を変えていくということについて難しさというのを感じているところです。
3点目の、制定に向けて必要なことですが、小児科医療を守る会の活動というのは、西脇病院の小児科の医師が実際に少なくなり、小児医療ができなくなったという現実が、若いお母さん方のところに降りかかりました。そういうしっかりとした動機づけとなり、何とかしたい、何とかできることはないかという中で始まったと聞いております。
一方、健康づくりに取り組んでいただくための動機づけというのは、今、もう自分の健康を守るために生活の改善に取り組んでほしいというのが健康課としての進める方向となっています。
平成20年度に法改正があって、医療保険制度に加入されている40歳以上は検診を受けなければならないとなってますので、そういうことも御説明して、受けることをお勧めいたしますが、受けたくないと言われ、自分の健康のことだから自分が選択するんだと言われる方が多くあって、なかなか受診が伸びないという現状があります。
健康増進に取り組むきっかけづくり、動機づけというのに、今、健康課としても困っておるというのも現状です。
3点目の、医療費高騰への対策で何が必要かということですが、検診の受診率につきましては、平成20年度以降、いろいろな皆さん方の関心の高まりもあり、あるいは取り組みもあり、わずかですが受診率は向上しております。
ただ、担当としましては、さらに向上対策として、受けやすい検診の体制づくり、それから、病気の早期発見・早期治療の大切さの啓発や、あるいは今現在進めているのが、地域ごとに皆さんのお力をお借りしながら健康教育を進めていって、努力して開催しているというのが現状です。
このような地域の教室がさらに強化できて、みんなで健康に取り組もうという輪が市民の中で広がれば心強いと思います。
医療費高騰の対策として、今、健康課ができるということは、予防や悪化をさせないための生活改善の必要性をしっかりと動機づけができて、また、その改善をするための取り組み、市民が個人で取り組んでいるところの継続のための支援体制づくりとやっぱり考えております。
4点目の、現在の健康増進の意義における保健師と栄養士の位置づけですが、市民の健康づくりを支援するために、健康相談、健康教育、健康診査、それから、訪問指導などの手技を使いながら、保健師は保健指導、それから、管理栄養士は栄養指導を行っております。
6点目の、医療、保健、福祉などの連携の現状と課題ですが、これにつきましては、保健の立場からの連携の現状を報告いたしますと、まず、医療とのつながりとしましては、がん検診等の実施をお願いしております。また、その結果により、必要な精密検査もお願いしています。必要に応じて、医師からその保健指導をしていただくようにもお願いしております。
また、こちらからは、健康課からは、健康相談等でいろいろ市民から御相談を受けるんですが、主治医の指示がないと保健師のほうはできませんので、主治医連絡をとりながら、指示を受けて、食事や運動などのことをまた市民のほうに返していったりというようなことをしております。
それから、地域で健康教室をする際に、やっぱり医師からのお話とかというのは説得力がありますので、そういう部分をお願いしたりもしております。
母子のほうで言えば、妊婦あるいは新生児などの支援が必要な場合には、医療機関から健康課のほうに紹介があります。紹介を受けて、訪問、連絡をし、支援をしているところです。
医療における、当然、赤ちゃんとか妊婦さんですので、そういう次の医療のほうにどこのタイミングでつないでいくかという、指示を受けながら保健指導を行っております。
保健と福祉の連携では、保健が、健康課がかかわるケースで福祉サービスが必要な場合を担当につなぎながら、サービス利用につながるようにつないでおります。
また逆に、福祉総務課や長寿福祉課、児童福祉課が支援する、かかわる世帯で、健康課の立場で保健指導が必要な場合は、一緒に同行訪問なり、あるいは健康相談なりをしております。
今後の全体としての課題としては、必要性があっても、その本人一人一人の意識との差がまだまだ感じられます。それをどのようにして埋めていくかということが大きな課題だと思います。
それから、国のほうからいろいろな医療費、その生活改善を進めて、効果のある生活改善を進めるためには、個へのかかわり、一人一人へのかかわりというのがどんどんどんどんふえてきております。医師から動機づけしていただくのが一番いいところなんですが、それも診療時間を奪うことになりますし、健康課においても、なかなかそこに時間を費やすというのが不足しておるのが現状です。
以上です。
○山上委員長
非常に懇切丁寧に答えていただいたと思います。
委員の皆さん。
○池田委員
何点かあるんですけれども。
この質問事項の中で、見解というふうに漠然とお聞きしているところと、わざわざ課題として入れているところ、課題はなぜかというと、できてないところも多いんじゃないかという意味で、それをどう認識しているかというお話なんですけれども。
病院の3番目もそうですよね。市民との連携、やっていただいてるとは思うんですが、さらに課題みたいなのがあるんかなと思ったり、さらに親しまれるとか、さらにやったらええという、今のままでよいという認識になるんですね。
別に質疑やないけれども、質疑やないんです、普通の。これ、現状、うちが参考に聞いとるだけの話ですから、あれやれ、これやれという通常の委員会ではないんです。
それはわかってくださいね。
それから、病院の5番目ですね、課題を掲げてあるんですけれども、後藤主幹のほうからは、今、いろいろなカンファレンスとかという言葉使われてやられているので、さらに充実していくというのは、新たな施策は必要やないという、そういうことなんですか、それは。
そこまで言われてはっと気がつくことあると思うんですけれども。
最初に感想で、私の個人かもしれへんけれども、ほんまに条例をつくるとか、条例に基づいて効果的な施策どうするのかというふうになったら、今までの延長線上で、それをさらに言葉として言いますやん、ようね。だから、委員会とか一般質問で答弁聞く、それではないやろな思いながらしたんです。議会としても、つくんねやったら、それは責任持っていくし、つくっても、従来と変われんねやったら、何もつくる必要ない。
ほんまに課題があんねやったら言うていただいたらと思うんです。
病院の6番のほうではっきり当直医の話とか現状出されて、こういうことはできかねてるとか、そういうことをちゃんと、じゃあどうしたらいいのかという話、また後で出てくると思うんです。
こんなん聞かれて、今までやってることで、もうそれでよしと思てるというふうに私ら思てるんです。そんなことない言うて、救急医療かてごっつう文句出てるでとか、そんな119番で、第一が大山病院へ行ってるがいて、そんなんでええんかとか、素朴にいろいろ聞いてる、市民からは。あんまりそういうこと、私個人の議員活動としては表立って言わないだけで、そうや思うんです。
それで、もし病院の方で、その課題で具体的に何かあるんやったら、さっき言いました3番とか5番の課題ね、もし、そう言われればこんな課題があるんやというのがあれば言うていただきたいなというふうに思いますけれども。
とりあえず、病院のほうは。
さらに充実いうて言われたでしょ。せやけど、ほんまに西脇病院のほうもそうですけれども、退院後のライフスタイルまでちゃんと指導できてるような、きちっとした医療とかそういう指導が保健師とかそういう中でできてるかどうかですね。できてないところが多いん違うんですか。
よその地域なんかいうたら、保健師がちゃんと独居世帯とか高齢者の世帯で受診されるときに立ち会ってる場合あるし、保健師ですよ。その家の家庭のこともきちっと踏まえながら、じゃあ、こういう入院、治療しましょかいうて、その後の生活も考えてやられてると。そこまでできてるかなという気はしましたけれども。
そういうとこは確かに安いんです、医療費が。
○山上委員長
局長、何か思い答えてください。
○杉本
西脇病院事務局長
先ほど、池田委員おっしゃってるように、重々、今、課題について具体に書かれてないが、何かないんかというようなことをおっしゃっておられるわけなんですけれども、そこまでの課題というのは、いろいろ散見しておるわけでございますが、ただ、きょうのお答えにはならなかったとは思うんですけれども、とりあえず、こういう特定
所管事務調査事項で何とかかんとかの質問があるということで、私ども、これ具体にどのような形態で運営されて、どのようにお答えをしていいのかということに戸惑った結果、非常に抽象的な、いわゆる議会の答弁のような形で答える必要があるんかなとか、そのあたり、いろいろ私どもなりに悩んだ結果としてのこの答弁でございますので。
いろいろな本来的な意味での具体の状況というのを聞かれるいうことであれば、また別な視点で書いていたというふうに思いますので、その点については、非常に隔靴掻痒というんですか、かゆいところに手が届いてない答えやったということで、それは重々申しわけございません。
ただ、私どもも、一番冒頭に牛居部長も申し上げましたように、この条例化を議会のほうから提案されるということにつきましては、やはり一介の事務屋といたしましては、こういうケース初めてですし、議会が提案されて、議会がつくられようとする条例に対して、私どもがどこまでそれを言えるんかどうかいうのも、ちょっとそれなりに非常に悩ましいことだったのは事実でございます。
ただ、今、冒頭ずっと委員さん方のいろいろなお話を伺いまして、私どもなりに、やはりこの条例をつくられるに際して、私どもなりに、医療機関としての西脇病院として、可能な限り御協力と言ったらあれなんですけれども、いわゆる地域医療を守るにふさわしい条例ができるように、医療機関としての西脇病院として、最大限の御協力という表現がいいんかどうか抜きにいたしまして、私どもなりに一緒になってかかわっていきたいというふうに思っておりますので、また最初に戻りますが、池田委員さんからのついての課題等につきましても、やはりそれは私どもなりに、もう一回再度きっちり成文化できるようには努力してまいりますので、今、この時点ではちょっとまだ整理できてない部分もありますので、御理解いただきますようお願いいたします。
また、近々、10月ごろ、病院のほうとのヒアリングとかもあるようでございますので、それなりに、大枠としてこういうようなことをいただいたということを持ち帰りまして、再度、詳細な検討をまたしてまいりますので、今の時点では十分なお答えをできかねるとは思いますが、御了解いただきたいというふうに思います。
○池田委員
ふだんの私の行いが悪いんやね、これ言うたら詰問しよるように思われる。
そうやなくて、これ、議会が条例を制定して、政策形成能力を高めよう、政策提言しようという話ですから、問題となっているところ、足りないようなところは何ですかとわからんと、じゃあ、こうしたらどうですかいうて私らも考えようがないわけで、それは一介の事務員言われましたが、じゃあ、一介の事務員として、現場に担当しとっての人らが感じとってのことを正直言うてくださいという、こういう話なんです。
わかってください。別に責めとるわけでも。そういうような今までの委員会のあり方とはちょっとちゃいまっせというのは申し上げたいと思います。
言うとるわけで、ここがでけてへんからな、おまえら悪いやろという、そんな話ちゃいまっせ。
○山上委員長
私も申しましたように、謙虚にいろいろ協力もいただきたい、こう言うとんですわ。協力しますということやなしに、病院のいろいろな医療の問題、地域医療を目指しての、そういう病院の思いもやっぱりこの条例の中に組み込んでいきたいいう思いがあるわけで、そういう病院の思いも聞かせてくださいと、こういうことだと思いますので。
あと、また病院との調整、ヒアリングもありますので、そういった中で具体的なことも。
先ほどの答弁、よくできとる思いますよ、私。非常に丁寧に回答していただいた思います。これが、私、そこまでできとる思わへんなんだから。
○池田委員
そない言うたら意味わからん。
○山上委員長
それがあったら、もうそのほうから先進めとるとは思うんやけれども。
それはそれで、私は評価をさせてもうてます。
○吉見理事
この地域医療を守るということと、病院のレベル、西脇病院だけのレベルアップをどこまでしていくんやということとは非常にちょっとマッチングしにくいんです。
西脇病院が努力すべきことはいっぱいあると思うんです。例えば、一人の患者さんが苦情言われたと、それに対して対応していかなければならないレベルいうのはいっぱいあると思うんです。
それと、地域医療を守るということですね、そことのずれで課題はどうなんだというのがとらえにくい部分もあったと思うんです。ちょっとわかりにくいかもわかりませんが、例えば、西脇病院へ、西脇病院の診療科がなくて大山病院へ行ったと。それは悪いんちゃうんかいうて責められる、責められるととってしまうんです。そうじゃなしに、役割分担として、西脇病院としては医師の負担が軽減されて、シェアされたと、そういう部分もあろうかと思うんです。
いや、それでは、池田委員、首ひねられてますけれども、それではあかんのちゃうんか言われると大山病院さんの存在意義がなくなってまうんじゃないかと思うんです。そうすると、何も医療機関として実際に支えられている、西脇病院が支えないというわけじゃないですよ、非常に手術が困難なところはいっぱいありますので、それは受けられても、送っていただいて、治療をちゃんとしてますので、何が言いたいかちょっと、混乱してしまったんですけれども。
保険医療との連携でも、保険などは、やっぱり治療が基本なので、余力ができてくればできてくるほど高度な医療機械もありますから、研診ができて、その方はさらに治療までいけるんですけれども、その辺が、人が足りないので検診ができないような課題もあろうかと思います。
それから、後方についても、個々には課題があるかもわかりませんけれども、基本的には、多職種寄って、カウンセリングやって帰ってもらってると。ただ、帰っていただくところが見つからないとか、帰っていただけないような状況があるとかいうような課題はございますけれども、病院としては、それが最重点の課題だという認識はないというところがあったと思うんです。
ちょっと私もその現場を担当してませんので、また、おいおい課題というのを整理させていただきたいと思います。
が、西脇病院が地域医療を守る条例の中で、西脇病院がどんどんどんどんよくなるべきだというのを、この概念の中で課題として全部上げてみいと言われるといっぱいあるかもわからない。それが上げられてないいうところが、ちょっと我々もどうこれに取り組んだらいいのかいうのがわからなかったという部分があると。
ちょっと完全にまとまらなかったですけれども、申しわけないですけれども、ちょっと感想だけ言わせていただきます。
○村井公委員
今、吉見理事が言われましたけれども、私、救急搬送が少なくて、大山病院というのは、それはそれで役割分担、それなりにされるので、条例をつくる時点では、やっぱり西脇病院だけをメーンにするんじゃなしに、大山病院も開業医の先生も皆ひっくるめた中での医療機関というもので考えていかないかんというふうに言うたんです。
せやから、西脇病院がよう受けられへんさかい、よそへ回しよんがいとかいうことじゃなしに、それなりの役割分担をして市民の命を守っていくということが、この条例制定の私は重要な部分だというふうに思っておるわけなんです。
それで、ちょっとほかのことなんですけれども、今、脳外科の救急の受け入れいうたら基本的にはどうなっとるんですか。
○角田
西脇病院医事課長
一応、脳外科の医師が当直しているのは、もうすべてオンコールです。
ただ、西多可消防でも、消防のほうへは救急要請、救急車の要請が入る分については、もうすべて西脇病院へ、よっぽど大きな手術をやってない限りは、受け入れるいうことは伝えてあります。ただ、一般患者さんが消防のほうに、きょうの脳外の当番どこかありますかいうて聞かれたときには、多分、当番医の病院を紹介されると思います。
そういう二次救急的なものの受け入れは、もうすべてオンコール、オンコールいうんか、よっぽど医者が手が離せない限りは受けております。
○村井公委員
そしたら、脳外科については、消防署へ通報がいった場合は、消防から西脇病院へ入った場合は、脳外科に関しては、一応、救急の受け入れをされるということなんですね。
○角田
西脇病院医事課長
はい。
ただ、救急車の要請があった分に限っていうことになってます。
○村井公委員
ああ、そうですか。
○角田
西脇病院医事課長
でも、個人で病院へ来られるときでも、看護師が応対して、それを医者が判断して、診察はしますが、その医者の判断にもよるんですけれども、例えば、頭に何かこぶみたいなのがあるとかそういうので、医者がこぶとして、脳外科的な疾患として診ないときは断ることもまれにあります。
以上です。
○村井公委員
いや、断りはしてなかったんですけれども、ちょっとトラブルがあったことも確かなので、ちょっと確認したんです。
○池田委員
個々のケースでそういうことにならない場合もあるでしょ。
やっぱり救急医療で119番したときに、より丁寧な病院側から説明していればよその病院に行くようなことはないし、後遺症が残らへんいうことも事例としては必ずあると思うんです。より丁寧な対応というのはやっぱり求められると思いますけれども。
それはよろしいやん、個々のやつは。
さっき、大山が第一でどうのこうの言うて、別に大山の役割を否定しとるわけ違うんですよ。そんなことやなくて、それは病院と病院の間の病病連携、救急医療のきちっとした体制をつくってくれたらそれでええんですけれども、・・・は受け入れてくれてないやないのいうのはありますよ、市民の間では。市民とこの行政との間に議員はこう入っとるわけ。そういうのを余り委員会とか私らも言いませんけれども、あったり、いろいろな個々のケースは聞いてます。
中核病院である西脇病院の救急医療に対する役割というのは、やっぱりそれがあるので、どこどこの、それ以外のとこが第一やろなんかて言われたら、ちょっとぞっとする話やなというふうな思い、ちょっと言わせてもうただけ。
○吉見理事
誤解があったかもわかりませんが、救急の中核病院としてやっております。
受け入れない診療科の日もあると。それは、正しく輪番制をとっておりますので紹介はさせていただくと。基本的に受けられものは受けると。ただ、一次救急の方たちがどんどん来られてしまうというのが一番困る部分はあります。二次救急としてやっている、その辺も説明していかなければ、説明不足ということで大分混乱とか誤解を招いている部分もあると思いますので、それは反省と思います。
でも、西脇病院は市民の病院だから、病気になったら全部診るのが当たり前やと言われるのはちょっと。
○池田委員
そんなことだれか言うた。
○吉見理事
いやいやいや、そういうイメージ、
○池田委員
病院との連携の適切なね、
○吉見理事
はいはい、そうですね。
○池田委員
ただ、中核病院としてどう・・
○吉見理事
だから、そういうことも含めて知っていただく必要があると。
できるだけ、今、院長が、そういうお話があるいうことも聞いておりますので、宅直の人たちを何とかできるだけもっと頑張って受けようかという話はしておりますので、御理解いただきたいと思います。
また、誤解を与えたのであれば、謝らせていただきますけれども。
以上でございます。
○池田委員
これやっぱり一番の問題で、課長の見解として医療費の減というのを言われましたでしょ。なかなか医療費の減というのを行政の見解として出すというのもしんどいとこもあると思うんです。その辺はどうなんですか。やっぱり医療費の高騰やとかそれに対する対策は必要やと思うんです。当然、言うてんですかね。
このごろ、やっぱり市の広報の中でも、健康とかについて、紙面かなりさいてますので、ちょっと考え方みたいなのが、やっぱりちゃんと医療費の問題取り上げようというようなことになってきたんかな思て、市全体の傾向としてですよ、市の。ちょっと変わってきたいうことですかね。
まだ、今まで遠慮してはったような気がしてたんやけれども、そうでもないんですか。
○
上月市民課保険医療担当主幹
多分、今、池田委員のおっしゃっていることは広報のこと。
○池田委員
広報もかなり出てます。
○
上月市民課保険医療担当主幹
例年どおりに、今ずっと広報は上げさせていただいてるんですけれども、今月号につきましては、今まで、適正受診であるとかいう形のものは上げておらなかったんですけれども、今回、簡単に上げておりますので、そういう形でずっと広報していきたいというふうには考えております。
ただ、先ほどもありましたように、市民の方の意識づけというものがなかなか難しいというのも事実でございまして、やはりそういうふうなことも含めて、広報なり、特定健診等の受診につきましても、電話勧奨とか、そういうような形でしていきながら、少しずつでも市民の方の意識づけをしていきたいというふうには担当としては思っております。
以上です。
○池田委員
最近、医療費の高騰の問題で、市のほうもその話がかなり強く出られているのはええことやと思てます。
それから、2番、3番、4番とかという話で、動機づけという話で、市民の意識変革のことを出された。これ、・・・答弁やったら、私は、一生懸命しよんねん、平べったく言うとるでしょ。一生懸命しよんねんけれども、市民が言うこと聞いてくれへんがなと、それやと思うんです、かいつまんで言うと。だけど、市民の意識の変革に向けた動機づけ、法律が変わって、自分の健康は自分で守るように、そういう方向になりましたと言うんやけれども、その動機づけというのは政策の話やと思うんです。行政の責務とか、市民が自分の意識を変えることは市民の責任ですよ。でも、変えるように動機づけするのは行政の責任やと思うんです。そういうふうに解釈しといてよろしいんですか。
○仲埜健康課長兼健康づくりセンター所長
池田委員が言われているように、いわゆる、私らは動機づけを十分やってるから、できないのは市民のせいやという、そういう思いは全然ありません。
○池田委員
そういうふうに聞こえたからさかい、今までが。
○仲埜健康課長兼健康づくりセンター所長
すいません。そんな思いはありません。
ただ、健康課の立場として言わせていただければ、医療費を削減するから、健康づくりという、その予防の部分はある意味言いやすい部分なんですけれども、医療のかかり方の部分に関しては、なかなかかかるな、ある意味、変にとったらそういうふうにもなってきますので、そこら辺の難しさがあります。
しかしながら、そこにももうほんとに踏み込まないといけないような国保の現状であるとも思います。
委員が言われる動機づけ、市民がそういう方向に少しでもなるような、いわゆる検診を受けられて、薬を飲まないでいい程度、検診で言えば、もう一回検査を受けなさいというようなレベルで医療機関に行かれると思うんですが、それで再検査を受けた結果、先生に異常ないでと言われたら、その異常ないでだけをとらえられて、結局、だけど、その後、先生は、だけど、これは予備軍やから、生活のほうで、こういう体重をもっと減らしなさいとか、食生活こうしなさいとかいうことは必ず言っていただいてるんですけれども、後からフォローしても、先生からそう言われたからと言われてしまう現状があります。
だから、そこら辺の連携というのは、確かに課題は残しているとは思ってます。
ただ、そういうような個の動機づけとはまた違って、個が固まって、一つの地域になっていくとは思うんですけれども、そこの動機づけをするために、本当にどういうようにしていったらいいのかというあたりが、本当に担当としては困る言うたらおかしいんですけれども、いろいろな情報を集めながら検討はしているんですけれども、なかなか困っているというのが現状です。
○池田委員
8月にいずみ会とのお話をさせてもらってましてね。いずみ会のやってる事業というのも具体的にお聞きしたんです。会員の皆さんの方は一生懸命やってんねんけれども、二つ言われたの記憶しとんですけれども、遅いという、私ら、高齢化して、もうやめよかな思うときに呼び出されて、何が大事かというふうに聞かれたので、だれも一生懸命やってるのに注目してくれなかったという苦情があります。だれもいうのは、行政も含めてや思うんです、我々も。厳しい御指摘を受けました。
確かにええことやっておられるんですけれども、そういうのが。
もう一つは、やっぱり保健師とか栄養士が足りないんじゃないかという。特に、自分たちがかかわっている栄養士が、もう正規の職員1名で、結局、公務員の体制の中で、ふだんの日の勤務、昼間の時間しかいろいろな事業ができないと。ところが、働いているお母さんたちとか、お父さんも含めてですけれども、そういう栄養指導とか、料理教室なんかちゃんとやりたい思うと、夜とか、土・日なんかやりたいと。やっぱり複数人数要るん違うやろかいうのは必ず言います、そういうような話で言われたんです。
だから、いろいろやられてるんです。病院もいろいろ言われてます。さらに充実いうて、何をやってんかいうのはさっきから言うとんですけれども、具体的な政策として、やっぱりそういうきちっと土・日でも、ほんとにええことがちゃんとできるようにすれば、健康指導とかいうふうな点でも効果上げてくんねやないか思うんです。
そこが、具体的な課題として出てくれば手法も上がると思うんです。
我々が言うと、お金がかかることばっかり言うてや思てかもしれへんけれども、あれもしてくれ、これもしてくれ、せやけど、実際に今の医療費の高騰を考えたら、医療費を低くして、市の支出を低くしていくことと、ふだんの健康をきちっと守っていくような支出をしていくことのプラスマイナスはあると思う。医療費のほうがよっぽど高いと私は思てます。
ちょっと市民が変化する、それを促していくような具体的な政策を、どこを増員して、どういうふうにしていったらいいのかというのを具体的にやったら変わってくる。変わってきた自治体もあるわけです。よそよりも10%も医療費が安い。10%安うなったら何億の単位、3億、4億の単位ですから。ほんま考えるべきや思いました。国保だけでもそんなんやから。
これ感想です。
○山上委員長
かなり時間も経過しております。
ほか、よろしいですか。
議会としての条例制定に向けての、きょうは、開会中の
文教民生常任委員会ということでありまして、事前に出しておりました質問項目に対しましても丁寧に答えていただいたと思います。
ただ、もう一歩突っ込んだということを聞きたいという思いも出ておりますから、閉会中の中で、またそういった突っ込んだお話も聞かせていただくということでお願いしたいものだなというふうに思っております。
そういう面で、きょうは有意義な会議になったというふうに喜んでおります。
これから、12月に向けましていろいろな取り組みをしないかんわけですが、難しい問題でありますが、どうぞ、病院、健康課の皆さんにおかれましても、全面的な協調・協力体制もお願いしたいものだなというように思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
これで閉めさせてもらってもよろしいですか。
〔「はい」の声あり〕
御苦労さんでございました。
以上をもって終わります。
どうもありがとうございました。
△閉会 午後3時51分
平成23年9月9日
文教民生常任委員会
委員長 山 上 武 司...