あと、
歩道はつくるのかどうかです。例えば
自転車道とかは、どういう絵になっているのですか。
○
前川委員長 澗口
都市整備課長。
○澗口
都市整備課長 幅員ですけれども、
資料の1枚目の上の
図面の右の下の、ちょっと字が小さくて見にくいのですけれども、
車道部分として3メートル、3メートルございまして、
片側3メートル、路肩が750ミリメートル、それから
監視員通路ということで750ミリメートルが
片側にございまして、1,500ミリメートル、3メートル、3メートル、1,500ミリメートルになりまして、全幅で9メートルの
断面で
概算工事費を算出してございます。なので、
歩道は見込んでおりません。
写真でいいますと、
資料の2ページの2番目の
香住トンネル、多分これくらいが9メートルの
断面かなと。そこと、その下の新
戸倉トンネル、そういう感じの
断面をイメージしております。一番上の
写真は
片側歩道になっていまして、2枚目の
尾崎トンネル、これにつきましても
車道部が9メートルで
歩道部が3メートルということで、
幅員12メートルになってございます。
○
前川委員長 小林委員。
○
小林委員 ということは、歩いてとか、
自転車でとかいうのは想定していないという理解で。
○
前川委員長 澗口
都市整備課長。
○澗口
都市整備課長 想定してございません。今回、
概算の
概算なのですけれども、この金額で第1案で153億円、第4案で86億円ということで非常に高額になっておりますので、それは自
歩道なりあれば当然いいですけれども、そこら辺で
効果を少しでも上げるという
意味でいけば、もう最低限の
断面でということで検討してございます。
○
前川委員長 家入
委員。
○家入
委員 一番の目的、この
トンネル化、あるいはバイパスを付けるのに何のためにやるかというところは、きちっと検討されているのですか。
○
前川委員長 澗口
都市整備課長。
○澗口
都市整備課長 基本的には、
高取峠の現道において急
カーブ、それから
勾配、それが
道路構造令に合っていない箇所がございまして、そこの
解消、要するに危険な
道路をどうすれば安全になるかということが
基本と考えてございまして、当然
トンネルが安全かどうかという
判断もございます。ご覧のとおり、例題で見てもらえば、ほぼほぼ
直線的な
トンネルばかりになってございまして、例えば1案、2案なんかでいきますと、
トンネルの中で
カーブが出てきていまして、
トンネルにしたとしても。それで
距離も、1案であれば3.6キロメートルの
トンネルということで非常に長い
トンネルということもございまして、そういう
意味で
道路構造令に合わない
部分を
改良して、安全な
峠道ということが
基本と考えております。
○
前川委員長 家入
委員。
○家入
委員 この1ページの一番下のほうに
概算事業費と、その下の
経済性というのは、これは
トンネルをつくる
費用の
経済性だけですよね。この
トンネル化をするという中には、今言われた、もちろん
安全性というのと、それから
赤穂市内のいろいろな
企業に対する
経済性、
企業だけではなくて、いろいろな人が行き来するための
経済性だとか、それから観光で来るというと、今の
高取峠でも
自転車で来られる方もたくさんある。そういうことをきちっと、もう少し検討していただいて、どういう
道路がいいのか、やっぱりそれがまず先にあって、そこから
トンネルの
費用をどれだけ抑えていける
ルートなら
可能性があるのかという、そういった見方をしてほしいなと思うのですけれどもね。
例えば時間
短縮でいえば、ほとんど時間
短縮にはならないというわけですから。だけども、時間
短縮をもう少し考えれば、じゃあ
工和橋のところは本当にどういうつなぎができるのか、あるいは
竜泉那波線に本当につなぐ
方法はないのか、そういったことをもう少し検討していただいて、
トンネルをつくって、第4案でも86億円かかるわけですよね。その成果が、ただ安全にというだけではなくて、やっぱり
赤穂市にとって非常に
メリットが出てくるという
部分を時間
短縮も含めて検討していただけないかなと思うのですけれども、いかがですか。
○
前川委員長 澗口
都市整備課長。
○澗口
都市整備課長 家入
委員がおっしゃるとおりでございますけれども、今まで県に
要望してくる中では、
基本的には
トンネルができた事によって、さまざまな
効果があらわれるというものについては、同じレベルの
費用対
効果の
トンネルが2個あった場合に、そちらに優先が傾くということの条件であって、あくまで
費用対
効果というのは時間
短縮効果で、どれだけ
効果が出るかという
基本的な
費用対
効果の計算があって、それをクリアして初めてさまざまな
経済効果でありますとか、そういうものが付帯的に
効果があるということになって初めて、並んでいるものがあったら、そちらに
事業化しようという
判断ということを常々言われていまして。確かに
経済効果はいろいろ考えられるのですけれども、実際に
トンネルがついて、流れなり
交通が増えたという現象があれば、明らかにそれが
費用対
効果幾らというのは
幾らでも
検証できると思うのですけれども、やっぱり何ぼしても、今ない段階で、できれば、こういうふうになるだろうという想定の
効果ということにしかなりませんので、そこがどれだけ現実的であるかどうかという
判断も当然ございます。
ということで、我々としましては、実際の
費用対
効果が本当に出るのかというところを
検証していかなければ、
トンネルについてはクリアできないのではないかなというところで、実際に
ルートを引いて、山の現況の地形もございますので、やはり
コントロールポイントを整理していくと、今回出した1案から4案の
ルートという、
現状として、こういう形になってございます。
○
前川委員長 家入
委員。
○家入
委員 時間
短縮の、これは1.6分ということですよね。これというのは、県から見たら
効果としては、ある
程度あると見られる時間
短縮なのですか。
○
前川委員長 澗口
都市整備課長。
○澗口
都市整備課長 いや、1.6分では、ほとんど
短縮がないに等しい
数値になっていると思います。
基本的に
トンネルにしろ、現
道改良にしろ、
距離がどれだけ短くなるかというだけの話になりますので、あくまで現実的に、
坂越から回ってくる
県道壷根線みたいな
ルートが今回高取の
ルートになれば非常に時間
短縮効果があるのですけれども、もともと
坂越橋から
工和橋ということで大体
直線的な
ルートになっておりますので、時間
短縮が非常に少ないということです。今の
時点では、現道の
走行速度を40キロメートルで想定していまして。
○
前川委員長 家入
委員。
○家入
委員 今、50キロメートルやろう。
○
前川委員長 澗口
都市整備課長。
○澗口
都市整備課長 法定は50キロメートルなのですけれども、現道の
平均速度を40キロメートルで想定して、今回こういう4案でした場合、50キロメートルの
走行速度になるということで、10キロメートルの
速度差ということで、単純に
距離がどれだけ
短縮されるかということで、時間
短縮効果を出しているのが、この1.6分、1.7分という数字になっております。
○
前川委員長 家入
委員。
○家入
委員 この
区間の新
坂越橋から
工和橋までという、その間でしか時間
短縮の評価というのは出てこないのだろうと思うのですけれども、
赤穂市民からすると、
相生市をどれだけ早く抜けれるかということが一番
メリットではないかなと思うのですよね。ということは反対に、
赤穂市に入ってくる
人たちも、
工和橋のところをいかに早く抜けられるかというのが、時間
短縮でいえば、もうそこしかないと思うのですよね。ここをやっぱり何か、もう少し、まだ今の
時点で
竜泉那波線が形がはっきり見えないので、どうつないでいくかというのが。ただ単に今のままの250号の所に出ていくだけだったら、時間
短縮の
効果というのはないと思うので、
一つ、やっぱりそこの
工和橋のところ、あるいは、もう少し
竜泉那波線の
北寄り側に何とかつなぐ
方法はないのかなと。難しいのはよく分かりますけれども、その辺がないと、本当に
安全性はあったとしても、時間
短縮、
渋滞を回避するというのにはならないと思うのですよね。今
現状でも一番多いときには、
相生側におりていくと800メートルぐらい
渋滞するというのは
現状でもあるわけで、せっかく
トンネルをつくっても、
赤穂側から行けば多いときには1キロメートルぐらい
渋滞してしまうということになろうかと思うのですよね。それが1点と、やはり先ほど
小林委員も言われた
自転車道、これからますます
赤穂に、そういったサイクリングを楽しむ
人たちを呼び込みたいという思いが、今、
総合計画を作っていく中でもあるのではないかと思うのですけれども、そういった
人たちが安全に入ってこれる、これは今、絶対必要ではないかと思うのですけれども、いかがですか。
○
前川委員長 澗口
都市整備課長。
○澗口
都市整備課長 時間
短縮なのですけれども、あくまで
国道250
号高取峠区間という事で、市としても
竜泉那波線が現在の
工和橋の北側につきますと、そこからは
竜泉那波線を通じて
国道2号へ抜ける
ルートというのは時間的には有利になるのかなという考えで、今回の
ルート区間を設定してございます。
ただ、市が勝手にそういう設定をしているのですけれども、県の光都土木の担当の話でいいますと、
工和橋に行くまででも
相生産業高校をおりた所に1カ所と、もう
一つ、IHIのところに1カ所、
信号が2カ所ございます。ということは、
信号の
待ち時間といのも時間になってきますので、県が想定している
高取峠の時間
短縮の
測定区間というのは、
坂越大橋の
東詰から
相生産業高校前の
交差点の
信号まで、その
区間で時間
短縮を検討すべしという指導がございます。
我々は、
工和橋まで抜けないと
竜泉那波線に通じないので、あくまで
工和橋ということで今は時間
短縮として進めていますけれども、少し今回の案を示しまして、
協議した中では、そういう
意見もございました。ましてや、それを
国道2号まで持っていって、時間
短縮ということは、まず無理じゃないかなと考えております。
それから、
自転車歩行者道の関係ですけれども、当然せっかく
トンネルをするのですから、あればいいもの、当然必要なものということという
意見は当然あるのは承知しておりますけれども、まずは
費用対
効果がどうすれば上がるかということでの
検証にしていますので、極力、
工事費が上がらない形の
トンネル断面ということで検討しております。
○
前川委員長 家入
委員。
○家入
委員 工和橋の所は非常に難しいと思うのですけれども、県への
要望にしていくしかないかと思うのですけれども、どの案も
トンネルを抜けてから
工和橋まで4
車線に広げていってもらうとか、
信号の使い分けといいますか、
竜泉那波線にそこでつなぐしかないのであれば、やっぱりそこがスムーズに入れるような事というのは、
工和橋ももう
一つ拡張して4
車線にしていただくとか、そういった
要望をしてもらうしかないかなと思うのですけれども。
それと、
トンネルの
構造も、最初から
自転車を付けると高くなるからではなくて、
自転車道も付けて、できるだけ理想の
状況で県と折衝すると。そういう中で、もうそれは無理だと県から削られたら、やむを得ない
部分はあるのでしょうけれども、できれば、そういった
自転車道なんかも、それなりの、ふだんどれぐらい
自転車も入ってきているかとかもあろうかと思うのですけれども、そういった交渉ができるような提案をしていただければなと思います。
○
前川委員長 古津建設経済部長。
○
古津建設経済部長 要望等につきましては、そういった形での
要望という形にしていきたいと思いますけれども、ただ、これは県の
事業になりますので、どこまで県のほうが
要望等を受けていただけるのかということも含めて、話はしていきたいと考えてございます。
○
前川委員長 他にないようでしたら、次の(2)今後の予定について、
説明をお願いします。
長尾計画係長。
○
長尾計画係長 それでは、
報告事項の(2)今後の予定についてであります。
まず、県の
線形改良案につきましては、県から今年の夏頃までに案を提示したいと伺っております。この県からの案の提示後、本日
説明いたしました市の
トンネル案と県が提案する現
道改良案について本
委員会の
意見も伺いながら比較検討し、いずれの案が
高取峠の
安全性や
アクセス向上が図られ、
事業の実現
可能性が高まる
計画かを
判断してまいりたい、今後そのように進めてまいりたいと考えております。
以上です。
○
前川委員長 ただいまの
説明に対して、何かございませんか。
田渕副
委員長。
○田渕副
委員長 県からの
改良案が夏頃に提示があるということですけれども、今までの話を聞く中で
赤穂側だけでの話になっているのですけれども、この
改良案が出てきたときには、当然
トンネルが向こうへ抜ける分等の
改良がありますから、
相生市も含めての話ということになるのでしょうか。そういうことも想定、予定を組んでいるのかどうか、ちょっとお聞きします。
○
前川委員長 長尾計画係長。
○
長尾計画係長 県からは、
赤穂市の方には提示というふうには聞いております。その後、
相生市とも
協議しながら、どういった形がいいのかという形で進めていきたいと考えております。
○
前川委員長 田渕副
委員長。
○田渕副
委員長 4
ルートの
トンネル案がありましたけれども、これについても当然、
相生市と検討した上で4
ルートが出たということなのでしょうか。
○
前川委員長 長尾計画係長。
○
長尾計画係長 相生市につきましては、
トンネルの出入口の検討段階から
協議を重ねてまいりました。で、この形になっております。
○
前川委員長 ないようですので、これで終了いたします。
以上で、本日の
幹線道路・
河川整備特別委員会を終わります。
御苦労さまでした。(午前10時08分)
( 了 )...