加古川市議会 2019-05-17
令和元年総務教育常任委員会( 5月17日)
○
山本一郎委員長 理事者からの
報告は終わりました。ご
質問等をお受けいたします。
○
織田正樹委員 1点目、一部の
施設を除きということですが、この一部の
施設とはどこを指しているのかということ、2点目、保育園、
小中学校、
こども園、
医療施設の
敷地の
周辺となっていますが、この
周辺というのは、どのくらいの距離とか範囲を指しているのかということ、3点目、
職員の
勤務時間内は
禁煙とするとありますが、何か
規則とかで決められるのか、その3点をお伺いいたします。
○下
澤管財契約課副
課長 まず、一部の
施設についてですが、
加古川市民センターなど
商業施設の一角で事業を行っている
施設につきましては、そこの
入居施設の
禁煙基準に従うということにいたします。また、
火葬場と
公設卸売市場は
条例上
建物内禁煙でいいとなっていますので、そこにつきましては非常に
敷地も広く、
喫煙場所の設置も可能と思われます。ただし今、玄関前とかにある
喫煙場所につきましては、建物内に煙が入ってくるようになっていますので、移動させることにしております。2点目の
小中学校、
医療施設等の
周辺ですが、
条例上は
周辺となっておりまして、大体それがどれを指しているのかというのははっきりわかっていないところもあるんですけれども、県のほうが
条例をつくるときに
パブリックコメントを
実施しておりまして、そのときの内容では、おおむね7メートルという数値が出ております。ただ
条例では7メートルということは出ていないので、
周辺と指定されているところです。
○
土師人事課長 3点目の
職員の
勤務時間中の
禁煙について、
規則等での規定というご
質問についてですけれども、
敷地内禁煙になることによりまして、現在、
庁舎内等に設置しております
喫煙場所が撤去されることに伴いまして、もし
喫煙する場合でしたら
敷地の外まで出なければなりません。長時間職場を離れるということになりますと、
職務専念の
義務違反に該当してくるのかということで、
勤務時間中は
禁煙していこうということで運用しようと思っておりますので、特に改めて
規則等での規定というのは予定しておりません。
○
木谷万里委員 先月、
質問したとき、
公共施設から意見を集約中であると言われていたと思うんです。その意見について教えていただきたいのと、
運動施設などは来年の4月からですが、それを1年ずらした理由と、
敷地内禁煙であるという
運動施設等への掲示はいつごろからされるのでしょうか。
○下
澤管財契約課副
課長 集約した意見ですけれども、おおむね、仕方ないなということで協力的です。特に
消防職員等は
勤務時間が非常に長くて、
敷地から出られないということもあるので、どうなのかと思ったんですけれども、協力すると返答が出ております。
運動施設、
公園等の
職員の
禁煙については7月1日からですけれども、
敷地内禁煙は
令和2年4月1日からという2段階になっておりまして、
利用者に対する周知の期間も相当必要だということで、前倒しせずに4月1日から
実施しようということで考えております。
掲示板ですが、この後、各
施設に周知の
依頼文を出すんですけれども、それと同時に
掲示板の見本を各
施設に渡すつもりでおりますので、それができましたら順次通知を始めていこうと考えております。
○
木谷万里委員 来年の4月からに関しての掲示はいつごろからですかという
質問ですが。
○下
澤管財契約課副
課長 施設といつからしましょうという決定は特にしていないのですが、
周知期間は長いほうがいいので、なるべく早目に設置するように努力しております。
○
井上隆司委員 できるだけ
たばこをやめるのは体のためにもいいというのはよくわかっている上での話ですけれども、
受動喫煙防止ということで県の
条例で
禁煙を進めていくということですが、
受動喫煙防止という観点から言うと違うのではないかという気がします。この間新聞に載っていましたけれども、姫路市の場合、
喫煙場所を8カ所のうち2カ所閉鎖して、庁内に煙が流れ込むようなところは
場所を移動するなどといった
対策をとっています。県内各自治体がいろいろ
対策をとっていると思いますが、
加古川市の場合はこういった形で進めているということですけれども、
ブースをつくるとか、要するに
受動喫煙を受けないように防止するという策をとるというのも一つの方法ではないかと思うんですけれども、そういう点は全然考慮はしていないんでしょうか。何もあちらこちらにつくってくれという話でもないわけで、必要ではないかなということでお伺いします。時間内の
禁煙というのは、これは僕も賛成といいますか、当然こうあるべきだとは思いますけれども。
○名生
管財契約課長 吸われる方にはご不便をかけますが、
健康増進のためと考えております。煙を100%カットできない、しようとしましたら専用の建屋を建てて、そこで空気を浄化してというのが一番になると思います。
予算措置をして対応することは可能だったのですが、今年度、急にということもありましたし、
予算措置をしたところで、10%余りの
喫煙者のためにそういう
施設が必要かどうかという議論も当然必要になってくると思います。急にこういう形で早く決めてしまったというのはかなり無理があったところもあるのですが、煙の影響を防止するには
敷地内禁煙というのが一番望ましいという判断に至りました。
先ほど質問にもありましたが、いろいろな
施設の意向も確認をさせていただいた中、そういう意見も多少はありましたが、
全面禁煙という意見が多かったので、そちらのほうにしたという次第です。
○
井上隆司委員 確かに
禁煙の意見が多いと思います。これは多数決で決めるような問題ではないので、
たばこを吸う方の
場所を確保するということ、なおかつ吸わない方に煙が行かないという措置をとるべきだということが当然だと思います。ただ1割しかいないから吸う人が我慢したらいいとか、吸わなかったらいいというのは言えないかなと思うんですけれども、
予算措置はすればいいのではないですか。いつも何かあれば補正を組んでいますので、できないことはないと思います。
○下
澤管財契約課副
課長 市庁舎敷地につきましては
公共的空間ということで考えておりますので、どの
場所も未成年の方や妊婦さんの立ち入りがあると考えていますし、市役所内に
喫煙場所の選定も非常に難しいと考えています。現行の
喫煙場所でも煙が入ってくるという苦情は寄せられておりまして、完全に
受動喫煙を防止することは不可能であると考えております。
ウェルネス都市としましては、
健康増進ということで推していきたいと考えていますので、
市公共施設から率先して進めていますということでアピールできればと思いますので、ご理解いただければと思います。
○
木谷万里委員 職員の方が休憩時間中に
たばこを吸うことについては、
敷地外ではよいとされているんですけれども、どこで吸ったらいいんですか。
○名生
管財契約課長 今のところ、お昼休みを想定しているのですが、旧
水道庁舎の北側の
入り口付近に煙が外に出にくいような
スペースがあります。近隣の方にも非常に目立ちにくい
場所ですので、暫定的にそこを考えております。そこ1カ所です。
○
山本賢吾委員 周辺の話ですけれども、
小学校、
中学校など、運動会や夏の祭りなど、不特定多数の
喫煙者の方が、
学校周辺は遠慮してフェンスの外で吸われていることがあります。道が7メートル以上あれば、道を渡れば7メートルですが、その辺について、現実に対応できますか。
○名生
管財契約課長 難しい面が多少はあると思いますが、
教育委員会と協議をしておりまして、道の外ということを皆さんに周知できればいいのですが、
広報等で周知したり、行事のときに
学校に協力をいただきまして、
周辺はだめだということを通知、表示した中で、ご理解いただくことが重要だと考えております。
○
相良大悟委員 公共施設の
敷地内など、市としての責任の範囲のことを言っているんですけれども、JRの駅の
喫煙ブースの関係など、市内における
受動喫煙を防ぐという考え方など、今後どのように結びつけていかれるのかというところが気になります。そのあたりを聞かせてもらえますか。
○下
澤管財契約課副
課長 今回の
条例改正は、主に
施設内の
喫煙についてのことでして、
道路等については改正の対象ではないということです。仮に
周辺道路の
受動喫煙対策となりますと、例えばその
周辺を
路上喫煙禁止区域に指定してしまうとか、あるいは囲いのある
喫煙ルームをつくってしまうかなどの方法があるとは思いますが、どうしていくかということについて、今、こちらの一存では回答できないので、
駅前周辺等の
対策についてのご
要望等がありましたら、各
関係課に検討を促していきたいと考えております。
○
相良大悟委員 これから国のいろいろな動きを見守っていかないといけないところもありますが、現実問題として考えていかなければならないのは、駅前の
喫煙ブースの中で吸っていればいいということではなくて、出入りするところからはみ出て吸っている人や、いっぱいだと外で吸っている人もいます。今、市としてどうすることもできないかもしれませんが、今後そういった検討をしていく必要があるのではないかと思います。これは要望として言っておきますので、よろしくお願いします。
○
織田正樹委員 現行の
規則では、
職員は職場を長時間離れないということでしたが、例えば
運動施設において、
指定管理者の
職員にはその
規則が運用されることになるのかということが疑問だったんですけれども。
○
土師人事課長 職員の範囲としては、あくまで市の
職員が対象ということで、
指定管理の
事業者等の
従業員については
対象外になろうかと考えております。ただ、
施設の
運用面での
受動喫煙防止については、
施設を管理する者として同じような対応をしていただくようになると考えております。
○
井上恭子委員 織田委員の関連ですけれども、庁舎内に県からの派遣の
職員の方もおられる場合は、時間のほうでの
規則としてはどうなるのですか。
○
平田総務部長 県の
職員につきましては
加古川市の
規則が適用されませんので、極端な話でいきますと、県の
職員が
勤務時間中に外へ出て吸われても、どうのこうの言う話ではないと考えます。
○
山本賢吾委員 例を挙げますと、例えば
東播磨農業共済事務組合に他市町の
職員が来ています。この方は対象になるのかどうかということです。
○
平田総務部長 他市の
職員に対しては、当然、
規則が適用できません。ただし、同じように働いていますから、その方の良識に従ってもらうしかないと思います。例えば稲美町の
職員に対して、あなたは
勤務時間中に
たばこを吸っていましたねと注意をするようなことはないとは考えます。
○
山本一郎委員長 結局、
ルールとしてはわかるんですけれども、市民の方から見たら混在しているから、結局それを徹底してもらわないと、結果としてはよくわからないなということになるのではないですか、ということかと思います。
ルールは多分皆さんわかっているんです。
○
平田総務部長 あくまで
勤務時間中の
喫煙そのものについてどうかという話になりますと、
規則に基づいてやらざるを得ませんので、
職員に限らざるを得ないのです。しかしながら、
敷地内禁煙というのは確定の話ですので、例えば県の
職員の方、あるいは
東播磨農業共済事務組合の
職員の方が
勤務時間中に、先ほど申しました旧
水道局庁舎に設ける予定の
喫煙場所で吸われることに関して、直接市民の方から、あの方がどうのこうのという形にはならないと私どもは判断しています。多数の方が行かれるようなことは絶対にありませんので、いかがでしょうか。
○
山本一郎委員長 実際に運用し始めてみて、状況を見てみないとわからないというところもあるかもしれません。それでは、この件についてのご
質問等は、これで終結いたします。
理事者入れかえのため、しばらくの間、休憩いたします。
(休憩 10時11分)
(再開 10時13分)
◎
所管事務調査 専決処分の
報告について(
損害賠償の額を定めること及び
和解のこと)
○
山本一郎委員長 再開いたします。
教育委員会から
報告4件のうち、
専決処分の
報告について(
損害賠償の額を定めること及び
和解のこと)について、
報告をお願いいたします。
○
高井教育総務部長 来る
令和元年度第1回
市議会定例会におきまして、
教育総務部から
損害賠償の額を定めること及び
和解のことに関する
専決処分の
報告を1件予定しております。この内容につきまして、
学務課からお手元の
資料に基づいて
報告をさせていただきます。
○
小川学務課副
課長 (
資料により
報告)
○
山本一郎委員長 理事者からの
報告は終わりました。ご
質問等をお受けいたします。
○
山本賢吾委員 現場を知らないからよくわからないんですけれども、通常、こういう縦列で車が置かれているんですか。注意喚起するというのはよくわかるんですけれども、こんな形でしか置けないのかどうか、お伺いします。
○
小川学務課副
課長 当日、
給食センターにおきまして、
栄養教諭等が集まる会合がありました。
公用車用の
駐車場もあるのですが、
給食センターでそういった会議あるいは献立の
検討会などがある場合につきましては、交通の便が悪いところにありますので、車両で来ていただくことがほとんどです。そのような場合は、場内にあります
駐車スペースでは不足するということで、こういった形の
駐車形態をとらせていただいているという状況です。
○
井上隆司委員 公用車には大体1人だけしか乗っていないのですか。よく見るのは2人とか乗っているみたいですけれども、この場合はどういう状況ですか。
○
小川学務課副
課長 給食センターには
職員が1名と
栄養教諭が配置されておりまして、当日その車両を動かそうとしておりましたのが
センターの
職員です。通常であれば、バックする場合はもう一人の
職員が後方の確認をするんですけれども、当日の事故の状況を踏まえますと、それが難しかったということです。
○
山本一郎委員長 この件についてのご
質問等は、これで終結いたします。
◎
所管事務調査 令和元
年度地域に学ぶ「トライやる・
ウィーク」
実施について
○
山本一郎委員長 令和元
年度地域に学ぶ「トライやる・
ウィーク」
実施についての
報告をお願いいたします。
○
山本教育指導部長 教育指導部より
資料に基づき3点
報告させていただきます。まず、
令和元
年度地域に学ぶトライやる・
ウィーク実施について、
資料に基づき、
学校教育課より説明させていただきます。
○
境学校教育課長 (
資料により
報告)
○
山本一郎委員長 理事者からの
報告は終わりました。ご
質問等をお受けいたします。
○
井上恭子委員 尾上町は
町内会の連合でトライやる・
ウィークにかかわっているんですけれども、12校全校に
町内会がかかわっているのでしょうか。
○
境学校教育課長 浜の宮中学校区になると思うんですけれども、
浜の宮中学校につきましては、5日間の
最終日をそういう形で以前から
お世話になっております。ほかの
中学校区につきましては、全部が
町内会に
お世話になるという形で行っておりません。
○
木谷万里委員 中部中学校で、
事業所数が十分でないため、
新規事業所を開拓中であると記載がありますが、
生徒数はそんなにふえていなくて、どちらかというと減っているほうだと思っているんですけれども、今までのところが受け入れられなくなったのか、
新規事業所が開拓できないのか。それと月曜日から金曜日までの5日間の活動が、いい体験になるとは思うんですけれども、
受け入れ側の意見を聞くと、例えば
老人会が受け入れてグラウンドゴルフをして終わったという意見も聞いていて、それが本当に生徒のためになっているのか、それから受け入れる側の負担になっていないかと思います。5日間必ずやらなければならないというプログラムをずっとこの先も続けていく予定なのか教えてください。
○
境学校教育課長 中部中学校ではご指摘のように
生徒数は減っております。しかし、1事業所に
お世話になる人数を4名程度に絞るということで、
子どもたちが体験させていただく機会をできるだけたくさん設けようということですので、
事業所数をかなり多くお願いしているところです。また、5日間の活動の中で、例えば事業所の定休日もありますので、老人クラブなどで1日
お世話になるようなこともあります。
子どもたちはとにかく一度きりの経験ですので、その1週間の中でたとえ1日であっても、そういう交流ができることはかなり記憶に残り、心の成長にも寄与することができていると捉えております。また、これからも5日間続けていくかどうかということですが、県のほうは今の形態を続けていくということで、今のところ変更の予定は聞いておりません。本市におきましても、これからもできる限り5日間の活動で取り組んでまいりたいのですが、ご指摘がありましたように、事業所には5日間、
子どもたちの
お世話をいただくボランティアの方が必ず1人はいらっしゃるということは十分認識しておりますので、長い間やってきたから当たり前のようにやってくださいというような形で取り組んではいけないことと捉えております。
○
鍔木良子委員 中学校側が毎年
お世話になっている事業所がありまして、今までタクシーで通っていたんですけれども、今回は予算の都合でタクシー代が出ないということで、遠いところまでは行けなくなったという現場の声を聞きましたが、そのあたりはいかがでしょうか。
○尾崎
学校教育課ユニット推進担当副
課長 トライやる・
ウィークにつきましては、基本的にはその校区で事業所に受け入れていただくということが前提になっております。ただ、全ての
学校で校区内で受け入れ先が確保できるかというと難しい地域もあります。そういった場合には、当然生徒が遠方に行くということも考えられますので、そのような場合にはそのような交通手段も認めてはおります。ただ、
学校の中で人数の調整などから事業所が選ばれていったという経緯ではないかと考えております。
○
山本一郎委員長 この件についてのご
質問等は、これで終結いたします。
◎
所管事務調査 専決処分の
報告について(
損害賠償の額を定めること及び
和解のこと)
○
山本一郎委員長 次に、
専決処分の
報告について(
損害賠償の額を定めること及び
和解のこと)について、
報告をお願いいたします。
○
山本教育指導部長 続きまして、来る
令和元年度第1回
市議会定例会におきまして、
教育指導部より、
損害賠償の額を定めること及び
和解のことに関する
専決処分の
報告を予定いたしておりますので、
学校教育課から
資料に基づいて
報告いたします。
○
境学校教育課長 (
資料により
報告)
○
山本一郎委員長 理事者からの
報告は終わりました。ご
質問等をお受けいたします。
○
山本賢吾委員 6ページの図を見ましたら、プールの横、バックネットの方向は何かの練習をしていたんですか。と言いますのは、マウンドにいれば後ろから玉をくらうという形だと思うのですが、どういう状況だったのですか。
○
境学校教育課長 図のような形で校舎側のほうからプールの手前にありますネットフェンスのほうに打っておりましたが、その間はよその部活動は活動しておりませんでした。ですので、ティーバッティングの形で野球部が占有して練習していたというところです。
○
山本賢吾委員 ということは、野球部は、通常は校舎のほうからフェンスを越えないだろうということで、防球ネットに向かってやられている、逆に、反対側から打てば校舎のガラスを割るからということで、そういうやり方はやっていないということですね。
○
境学校教育課長 野球部は軟式野球部ですので通常は軟式ボールを使うのですが、実は、このときは飛ばないようにと考えまして、ソフトボールを使ってやっていたようです。バックネット側から校舎側に打つという距離よりも、こちらのほうが若干長いということ、それから、防球ネットの高さが11メートルとかなり高いということで、最悪のことを想定してやらなければいけなかったんですけれども、飛び越えることはないだろうということで行っていたということです。
○
鍔木良子委員 損害賠償の額が少し大きいなと感じたんですけれども、車両の一部が損傷したということについて、もう少し詳しく教えていただけますか。
○
境学校教育課長 ボールが飛んできまして、ボンネットに当たったということで、直径3センチで深さ5ミリ程度ということを聞いております。車種が国産車ではなかったということ、それから代替車両も同格のものを用意してほしいということもありましたので、もちろん保険会社との調整でこういう額に収まっているところですが、非常に高額になったということを申し添えておきたいと思います。
○
山本一郎委員長 この件についてのご
質問等は、これで終結いたします。
◎
所管事務調査 相談行動促進(
自殺予防教育)リーフレットについて
○
山本一郎委員長 相談行動促進(
自殺予防教育)リーフレットについて、
報告をお願いいたします。
○
山本教育指導部長 最後に、今年3月に福祉部が発行しました
加古川市自殺
対策計画の基本施策5の児童生徒のSOSの出し方に関する
教育の取り組み内容として、新聞でも報道のありました
相談行動促進(
自殺予防教育)リーフレットについて、
資料に基づき、青少年育成課より説明をさせていただきます。
○松浦青少年育成課副
課長 (
資料により
報告)
○
山本一郎委員長 理事者からの
報告は終わりました。ご
質問等をお受けいたします。
○
鍔木良子委員 このリーフレットを作成するに当たって、何か専門家の方とのやりとりなどがあったのでしょうか。
○松浦青少年育成課副
課長 教育相談
センターに
教育心理士がおりまして、その方々の監修を受けながら作成いたしました。
○
木谷万里委員 これから6月に教員向けに研修をされるということですけれども、命を大切にする授業の中で使って、実際に児童生徒が書いてどうするのですか。6月に研修される内容について教えていただけますか。
○堀之内
教育相談
センター所長 研修の内容ですが、まずは先生方が、なぜ今
自殺予防教育が必要なのかという基本理念をしっかりと理解していただくことが必要であるということで、
加古川市
教育相談
センターに配属しております阪中順子カウンセラー、文部科学省の自殺
対策にも取り組んでおられる方ですけれども、その方に基本理念をしっかりと説明いただくというところがまず前段となっております。その前段を受けまして、このリーフレットを使って
子どもたちに授業を行っていくわけですが、先ほどの説明にありました「きょうしつ」というキーワードの中で、特に受けとめるというところと伝えるというところに重点を置いて授業モデルを
実施していこうと思っています。水色のリーフレットに「ロールプレイしよう」というところがあるのですが、疑似体験を通して、どのような心になったか、気持ちになったかということを出し合いながら共感的に理解をしていく中で、わかろうとするということの大切さ、それをみんなで共有していきたいと考えているところです。そういった授業の流れを具体的に指し示しながら研修を行って、その研修後、各
学校で
実施していただくというような流れを計画しているところです。
○
木谷万里委員 イメージは大体わかりました。授業のやり方についても研修をされるということから、どの
小学校、
中学校でも同様の授業ができるということですね。児童生徒がこのリーフレットに書いた後どうされるのかについて教えてください。
○堀之内
教育相談
センター所長 書いた後の対応ですが、
学校によっては学習成果をファイリングしていくという対応をしている
学校もありますので、各
学校の各個人のファイルなどにとじながら、いつでも振り返ることができるようにしていくという計画をされている
学校もあれば、各家庭に持ち帰って、おうちの方と、きょうはこんなのをしたんだよという
報告をするような対応を考えている
学校もあると聞いております。
○
木谷万里委員 授業を
実施する時期がいつくらいなのかということと、その成果についてどのようにまとめていくのか教えてください。
○堀之内
教育相談
センター所長 各
小中学校が昨年度末に出しているいじめ
対策の年間プログラムがありますので、各
学校のプログラムに基づいて、授業の
実施をしていただくこととなっております。多くの
学校は1学期中に計画をされていますが、
学校によっては2学期にというところもあります。成果ですが、年間通じて
教育相談を
実施しております。このリーフレットを使った授業をした後に、
子どもたちの相談行動がどのように変わったのかということ、いじめに関する相談があったり、自分の悩みに関する相談があったりなどという具体的な相談内容を通じて、先生方からの
報告を受けて、成果指標としていじめ防止
対策評価検証
委員会の評価を仰ぎたいと思っております。
○
織田正樹委員 中学生用と小学生用とが作成されていますが、特に小学生用と中学生用で気をつけて作成された点というのはどの点ですか。見ていましたら、違いが余りわからなかったものですから、お願いします。
○堀之内
教育相談
センター所長
子どもたちに伝えたい内容というのは、小学生であっても中学生であっても同じです。困ったことがあったら相談しようということを伝えようということが趣旨になっておりますので、内容については大きく変わりはありません。ただ、小学生用は少しルビを振ってあるというようなところで、言葉が読みやすくしてあるということでしかないのですが、あとはこれらを扱って授業をする先生方が、発達段階に応じてかみ砕きながら授業をするということになっております。
○
山本賢吾委員 例えば、伝えようの最後のところで、中学生用は、ピンチはチャンス、解決策はどこかにあります、と書いてありますが、小学生用にはネズミのイラストがあるだけで、言葉は書いていません。その意図は何ですか。
○堀之内
教育相談
センター所長 中学生になってきますと自我が芽生えてきますので、自分からより行動ができるようになってくるということで、解決策がどこかにありますよというメッセージを添えております。ただ、小学生につきましてはまだまだ未熟な面も多く、困ったときには先生に相談しようねということをメーンに持っていきたいというところもありまして、その言葉をあえて抜いているという理解をしております。
○
山本賢吾委員 わかりました。例えば
小学校6年生でしたら、逆に言えば中学生に近い部分があると思いますが、これは、
小学校全学年一緒ですね。
○
井上恭子委員 4年生からということですので、その理由と、低学年は何かまた違うものを考えているのか、お願いします。
○堀之内
教育相談
センター所長 年齢の区分ですが、
学校ではよく低学年、高学年ということで3年生と4年生を境にカリキュラムを大きく変えたりすることがあるのですが、そういったところが大きな理由の一つとして挙げられるかと思います。また、10歳になりますとティーンエイジャーの仲間入りということで、4年生の段階から少しずつ自我が芽生えてくるであろうという、発達段階を踏まえてということになります。3年生までは発達段階でギャングエイジと言われるように、まだまだこれから社会を広げていくというような状況ですので、より先生方が見守りをしていくということから、自分たちの気持ちと対話するということについては今のところ考えていません。ただ
教育相談につきましては、1年生から3年生までも
実施しておりますので、その中で気づいたことがありましたら、先生方のほうから
子どもたちに寄り添っていくという形でフォローができると考えております。
○
岸本建樹委員 この紙は
子どもたちに書いてもらった後、ファイリングして
学校に置いておくというお話があったんですけれども、ファイリングして
学校に置いておくだけではどうなのかと思います。実際に
子どもたちが書いたこの紙を親御さんと先生と双方がお互いに確認する場というのはつくられるんですか。
○堀之内
教育相談
センター所長
子どもが書くものにつきましては、もちろん担任の先生は全て目を通すことになると思います。その中で、この子はおうちの方に相談しておいたほうがいいだろうなという気づきも当然あることですから、そこからおうちの方への相談という形に発展していくことは考えられます。学習の成果としてこの紙を書きっ放しということはありませんので、書いたものは必ず担任が目を通す、そこから次へつなげていく、そのように考えて対応していきたいと思っております。
○
岸本建樹委員 先生がまず判断した結果、親御さんがこの紙を見るということになるようなお話だったんですけれども、先生と親御さんの両方が自分の
子どもに対する確認をする行為というのは必要ではないのかと私は思いますが、どうですか。
○堀之内
教育相談
センター所長 何か課題が出てくる
子どもたちにとってのみというわけではなくて、例えば夏休み中には各
学校で個人懇談も
実施されますので、学習成果について
学校と保護者と共有する時間はあるかと思います。書いたものについて、必ずおうちの人に持って帰って見せなさいということで、今のところは
教育委員会としてそこまで指示指導はしていませんが、
学校によっておうちへ持って帰る
学校もあれば、ファイリングをしながらというところもあるということで、実際にやってみないと具体的にどんな形で対応したかということは見えてこないので、今後の課題ということで、それらを踏まえた上で次へとつなげていきたいと考えているところです。
○
山本一郎委員長 この件についてのご
質問等は、これで終結いたします。
◎
所管事務調査 通学路の
安全点検と
対策について
○
山本一郎委員長 それでは冒頭に、
織田委員から
質問がございました
通学路の
安全点検と
対策についてを議題といたします。
織田委員、再度ご
質問をお願いいたします。
○
織田正樹委員 通学路の
安全点検と
対策についてということですが、
安全プログラムを着実に
実施されて、
通学路の安全
対策はとられていると理解しているんですけれども、その現状と、加えて、最近、
通学路に限らず大きな事故がいろいろ発生しておりますので、危険箇所の調査等、
子どもたちの安全や命を守るために、どのような取り組み、
対策をされるのかということをお伺いしたいと思います。
○
山本一郎委員長 それでは、ただいまのご
質問に対する答弁をお願いいたします。
○
高井教育総務部長 通学路の
安全点検と
対策につきまして、基本的には今、交通
安全プログラムを
実施しておりますので、危険箇所の調査なども含めまして
学務課からご説明を申し上げます。
○
小川学務課副
課長 それではご
質問いただいております
通学路の
安全点検と
対策について、部長が申し上げましたように交通
安全プログラムの
実施状況についてご説明させていただきます。そもそもこのプログラムにつきましては、平成24年に、全国で登下校中の児童生徒が交通事故に遭う死傷事故が多発したことを受けまして、文部科学省、国土交通省、警察庁からの要請を受けまして、
小学校の
通学路において、関係機関が連携して緊急合同点検を
実施いたしております。その点検の結果、
対策が必要な箇所の抽出、あるいは
対策案の策定、また安全
対策を
実施してまいりまして、平成26年3月に
通学路の安全確保に向けた取り組みを継続的に
実施するために関係機関等の連携を構築した
加古川市
通学路交通
安全プログラムを策定いたしました。このプログラムによりまして、平成26年度から市内の
小学校を5つのブロックに分けまして、警察や道路管理者、
学校、PTA、市の関係部署などの方々とともに、定期的に合同点検を
実施したものです。その結果、これまで
学校からは148カ所の危険箇所についてのご
報告をいただいておりまして、そのうち133カ所について
対策等を講じております。なお、このブロックごとの合同点検につきましては、平成26年度から5カ年継続してまいりまして、昨年度で一巡しておりますが、この取り組みそのものがPDCAサイクルによって繰り返し
実施することで、
通学路の安全の向上を図っていくものですので、
令和元年度につきましても引き続き同様に
実施していきたいと考えているものです。また、危険箇所の調査等の
質問をいただいている件ですが、
通学路の合同点検につきましては、この事故が発生する以前から
学校から要望をいただいて
実施しているものです。交差点に特化という形ではなくて、
通学路そのものの危険の高い箇所から
対策を、と考えているものです。また危険箇所については、従前どおりの点検に加えまして、大津の事故のような事案も発生しておりますので、自動車の事故が起きたときに巻き込まれるようなことがないかとか、そういった新たな視点を加えた形で調査していきたいと考えているものです。
○
山本一郎委員長 それではご
質問等をお受けいたします。
○
織田正樹委員 通学路以外の危険箇所も同じようなプログラムによって調査するということでしたが、今回の事故を踏まえて、歩行者だまりや思いがけなく危険なところなども加えて調査していくということでよろしいでしょうか。
○
小川学務課副
課長 危険な箇所につきましては、保護者の方やPTAの方などから
学校を通じて要望をいただいているという認識を持っております。交通事情につきましては
教育委員会で確認するというよりも、実際に通っておられる生徒の方、あるいは保護者の方からのお声というのが重要だと考えておりますので、
教育委員会独自で交差点ごとに歩行者だまりがあるかないかというような調査をしようというところまでは今のところ考えてはいません。何分、
通学路の安全
対策ということから全て安全にするということになりますと、逆に
通学路を利用される自転車の方や電動車椅子で通行される方などの交通事情にも合わせた形での整備が必要なのかなと考えておりますので、
教育委員会として道路管理者に要望してまいりますが、道路管理者のほうもそういった交通事情を勘案しての
対策になると考えております。
○
織田正樹委員 特にこのたび、県を挙げて調査しているような県もあるんですけれども、休み中にPTAの力をかりて調査するとか、そのようなことは今のところはやらないということですか。
○
小川学務課副
課長 結局、
通学路交通
安全プログラムの中でも、特に危険な箇所を出していただくということになっておりますので、こういった事故を踏まえて通学されている方が、やはりこの交差点は危険だということになれば、その部分は点検箇所という形で挙がってくるとは理解しております。
○
木谷万里委員 安全プログラムの中で危険箇所が148カ所で、133カ所が対応済みと、先ほど
報告がありました。残りの15カ所についてのこと、それから、一巡したけどもう一度点検するということになれば、大津の事故を受けてPTAや
学校側から新たな箇所があったという場合は、それもプラスして点検されるということでよろしいですね。
○
小川学務課副
課長 対応未
実施の15カ所のうちの5カ所につきましては、横断歩道のラインの引き直しなど、公安
委員会にお願いしないとできないものですので、それについては未
実施となっています。残りの10カ所につきましては、大型車両の通行が激しい、通行量が多くて通行する車のスピードが速い、道路そのものの幅員が狭いなど、ハード整備の時間がかかるものや交通規制などになってきますので、その10カ所については関係機関と調整をしているというところです。また、
安全プログラムが5年で一巡して、PDCAサイクルとして、平成24年の緊急合同点検から再度点検をして改善を加えていっているところです。このたびもう一回転させていくんですが、その段階で対応はしたけれども、まだ十分な対応ができていないところにつきましては、加えて新たな
対策をするということも出てくるでしょうし、新たな点検箇所があるということになりましたら、その部分についても点検を行って、適切な対応を道路管理者にお願いするということになろうかと思います。
○
相良大悟委員 先日、公園に車が突っ込んできたという事故もありましたが、通学ということではなくて、放課後
子ども教室で散歩することはないのか、そういった場合の安全確保についてはどうなのかという疑問がありますが、いかがでしょうか。
○藤崎
教育総務課副
課長 例えば幼稚園での園外活動ですけれども、近くのれんげ畑に行ったり、菜の花畑に行ったりなど、
教育的な効果を発揮する活動を行っていますが、そのときには必ず事前に先生がルートの確認をいたしまして、できるだけ車が通らない
場所を選定するとかということを心がけて
実施しております。もちろん先生方はその活動
場所の事前調査もしているところですが、その活動
場所自体の安全確保について、車ができるだけ近づかないようなところをきちんと考慮しているところです。
○
相良大悟委員 幼稚園のことで答えていただきましたが、
学校として、放課後
子ども教室などで、そのような動きはどうなのかという確認ですけれども。
○川上社会
教育・スポーツ振興課副
課長 放課後
子ども教室チャレンジクラブの活動につきましては、基本的には
学校内の空き教室や体育館、運動場を使ってやっておりますので、校外での
実施はありません。
○
井上隆司委員 今回の事故は保育園の園児が、園庭がなくて外へ行く途中で、事故に巻き込まれたんですけれども、そういった園庭のない保育園は結構あちこちあるんですけれども、そういうところは多分いろいろな
町内会の公園を使ったり、そこで遊ばせたりとかいろいろやっているようですが、そういう保育園は何カ所くらいあるのですか。そういった見直しをするとかというのは、
教育委員会は所管が違いますか。
○
高井教育総務部長 今回の事故があった保育園のように園庭を持っていないところもたくさんあろうかと思いますが、申しわけありませんが保育園のことまでは
教育委員会は把握をしておりませんので、お答えしにくいところです。幼稚園に関しましては、幸い全ての公立園に園庭がありますので、基本的にはその中で体力づくりやお遊びなどをやっております。ただ、外へ出て道路を渡ったりすることによって、自然と交通安全
教育のようなことができるということもありますので、常態化はしていないはずですが、月に何度かは園外活動もしています。その場合には、事前に教
職員が下見をして、危険な
場所があればそこは少し遠回りしてでも回避していくとか、あるいはスタッフがきちんと立って、車をとめるなどの対応は十分に行っているところです。すぐそこの公園へ行くのに、わざわざ
教育委員会へ届け出るところまでは求めておりませんので、全てを把握しているわけではありませんが、今、そのあたりの調査を
教育委員会として各園に求めておりますので、取りまとめていくところです。その中で、もし危険なところがあれば、先ほどの
通学路交通
安全プログラムに準じたような形で、道路管理者、あるいは警察署等とも一緒に現地を確認して、対応策がとれないかということは協議してまいりたいと思っております。
○
山本一郎委員長 この件についてのご
質問等は、これで終結いたします。以上で、本日予定しておりました議事は全て終了いたしました。これで、本日の常任
委員会を閉会いたします。お疲れさまでした。...