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平成30年建設経済常任委員会(12月11日)

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  1. 加古川市議会 2018-12-11
    平成30年建設経済常任委員会(12月11日)


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    最終取得日: 2021-05-01
    平成30年建設経済常任委員会(12月11日)              建設経済常任委員会 会議録   <開催日時・場所> 日時:平成30年12月11日(火)   開会 9時29分                  閉会 12時36分 場所:第4委員会室 <議事日程> 1 請願審査 ・請願第18号 平荘湖アクア交流館の存続と継続を求める請願書 2 付託案件審査 ・議案第98号 加古川市立屋内温水プールの設置及び管理に関する条例を廃止する条例を         定めること ・議案第106号 加古川市土地改良事業分担金等徴収条例の一部を改正する条例を定めるこ         と ・議案第108号 加古川市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改         正する条例を定めること ・議案第109号 市道路線認定のこと
    ・議案第110号 市道路線廃止のこと ・議案第112号 指定管理者の指定のこと ・議案第113号 指定管理者の指定のこと ・議案第114号 指定管理者の指定のこと ・議案第115号 指定管理者の指定のこと ・議案第116号 指定管理者の指定のこと ・議案第117号 指定管理者の指定のこと ・議案第118号 指定管理者の指定のこと ・議案第 96号 平成30年度 加古川市一般会計補正予算(第3回)のことのうち本委員会付         託部分 ・議案第 97号 平成30年度加古川市水道事業会計補正予算(第1回) 3 所管事務調査都市計画部】 ・加古川市営住宅明渡し等訴訟の結果について 【上下水道局】 ・水道ビジョン(案)及び下水道ビジョン(案)の策定に係るパブリックコメントの実施に ついて ・上下水道局広報誌「かこ水だより」の発刊について ・中西条浄水場市民見学会の実施結果について ・私道内共同排水設備設置補助金交付制度の創設について <委員出席状況> 1 出席した委員   委員長  神吉耕藏   副委員長 藤原繁樹   委員   立花俊治  桃井祥子  白石信一  稲次誠        柘植厚人  渡辺征爾  玉川英樹  森田俊和 2 欠席した委員   なし <会議録> ○神吉耕藏委員長   ただいまより、建設経済常任委員会を開会します。本日の議事につきましては、お手元に配布しています日程表のとおり、請願審査付託案件審査所管事務調査の順に進めてまいります。なお、上下水道局から追加資料として広報誌のかこ水だよりの提出がありましたので、お手元に配付しています。まず、本委員会の所管事務質問事項の聴取をします。あらかじめ委員の方から質問したい旨の申し出はございませんでしたが、急を要する事情により、この場で質問される方がいらっしゃいましたら、挙手の上、発言願います。               (「なし」の声あり) ○神吉耕藏委員長   質問事項の聴取は以上とします。理事者入れかえのため、しばらくの間、休憩します。                (休憩 9時30分)                (再開 9時31分) ○神吉耕藏委員長   再開します。傍聴の方に申し上げます。傍聴人は、議事についての可否の表明や騒ぎ立てること、写真等の撮影および録音等は禁止されておりますので、ご注意くださいますようお願いします。    ◎請願第18号 平荘湖アクア交流館の存続と継続を求める請願書 ○神吉耕藏委員長   請願審査を行います。請願第18号、平荘湖アクア交流館の存続と継続を求める請願書を議題とします。本請願につきましては、請願者から趣旨補足説明の申し出があり、議会運営委員会において許可されておりますので、本委員会での発言を許可します。それでは、3分以内で補足説明をお願いします。 ○趣旨補足説明者山本幸四郎)   私は西神吉町に住む山本といいます。定年後、他の会社でまた働き、その後は毎年300日以上プールを利用しています。プールを利用する我々にとっては突然のことですが、8月28日付の神戸新聞でアクア交流館を来年の3月末で閉館するとの方針が明らかにされました。この閉鎖方針は、我々、利用している市民にとっては、全く納得できない点が多々あります。まず一つは、普通、コンクリート建造物の耐用年数は、約60年と言われます。しかし、道路、橋梁、庁舎等の負荷が大きいものと異なり、アクア交流館のプールは阪神淡路大震災にも耐え、建屋は空洞で、負荷はほとんどありません。注意すべきは温水配管部分のみと思います。なぜ、今突然に、個別の具体的な改修費も検討せず、閉館しようとするのでしょうか。二つ目は、県からの交付金がなくなり、市の財政負担が年2,300万円ふえるということが、現在の市財政にとってそれほど致命的な負担なのでしょうか。平成29年度の一般会計決算では、歳入816億円のうち9割以上が市税、地方交付税等であり、市債は約1割以下です。将来負担比率はマイナス38.1%。また、基金残高も約204億円もあります。三つ目は、年間8万人の老若男女がアクア交流館に通って、健康や文化教養を意欲的に向上させています。特に水泳は病気にかかりにくい体づくりに非常に有効です。具体的な水泳の効能は、皆さんご存じだと思いますけれども、五つと言われています。一つ目は有酸素運動で全ての筋肉を使うことです。水泳はウオーキングの約3倍の運動強度です。二つ目はダイエット効果です。日常での運動と同じ時間で多くのエネルギーを消費できます。三つ目は病気予防です。心疾患、脳卒中や、U型糖尿病等のリスクを減少させます。四つ目は身体障がい者、妊婦、関節炎や坐骨神経痛の年配者にもお勧めできることです。五つ目は心肺機能の向上です。水中での体温維持のため、心臓の活動が盛んになり、血圧を上げ、血流や体液の循環がよくなり、新陳代謝もよくなります。まさによいことずくめです。幼児から高齢者まで、上記の絶大な効果を得られる水泳連盟公認プールを閉館することは、高齢化がますます進む中で、市の支出の中の26.1%も医療費を含む扶助費を支出している加古川市にとって真逆の政策だと思っています。本当に必要な部分だけを改修し、現プールを存続、継続させることこそが市民のために必要な政策ではないでしょうか。再検討をお願いするものです。 ○神吉耕藏委員長   趣旨補足説明は終わりました。委員から説明者に対する質疑がありましたらお願いします。なお、説明者は、委員長が発言を許可してから発言するようお願いします。 ○立花俊治委員   私たち議員は、廃止条例の提案の際に、理事者から一定の説明を受けておりますけれども、利用者としては加古川市からはどのような説明を受けているでしょうか。もう1点は、加古川市は代替施設があるから問題ないという主張を私たちにしていますが、利用者としてはどのように考えておられるでしょうか。以上の2点、お願いします。 ○趣旨補足説明者山本幸四郎)   まず1点目は、基本的には何の説明も市から受けておりません。7月28日の新聞で初めて見て、えっと思ったわけです。あと、アクア交流館の事務所の前、受付の窓口に、A4用紙に小さい字で書いたものが張られている程度で、何の事前説明も聞いていません。やみくもにどんどん進んでいると思います。2点目は、ほかの施設もありますけれども、まず、ウェルネスパークのものはプールではないです。幼児が遊ぶとか、年寄りが歩くとかはできます。私も一、二度行きましたけれども、幅が狭いし、水深が浅い。泳げるようなプールではありません。それから、スポーツ交流館も私は行ったことないですけれども、ほとんど変わらないくらいのもので、4レーンあるかないか、そんなものです。全く使えないプールをプールとカウントしている。温水プールが三つあるなど、冗談ではない。そう思っています。 ○桃井祥子委員   今後、市の管理運営費用として年間2,300万円、大規模改修費として7億6,000万円が必要となっても、10年間利用すると、1回1,000円程度の負担で済むと請願内容には書いてあるのですけれども、その根拠を教えていただきたいと思います。 ○趣旨補足説明者山本幸四郎)   2,300万円を年間8万人で割ったら、287円くらいです。それを現在の料金に加えると、1,000円ぐらいになると思います。それが利用している市民に納得してもらえるかどうかは別ですけれども、そういうことです。それと、7億6,000万円という話が出ましたけれども、どういう改修に何億円かかるのか教えてください。質問は駄目ということですけれども、本来なら回答すべきですよね。 ○神吉耕藏委員長   後ほど理事者の方が説明してくれると思います。ほかに質問はございませんか。               (「なし」の声あり) ○神吉耕藏委員長   ないようですので、これで趣旨補足説明を終了します。請願者はご退席ください。本請願につきまして、ご質問、ご意見等を伺います。 ○立花俊治委員   平成29年度決算で、公共施設等整備基金残高は幾らですか。判断する材料として、確認をしておきたいと思います。 ○井ノ口企画部長   平成29年度末で公共施設等整備基金は72億7,982万6,000円となっています。 ○立花俊治委員   指定管理者の営業状況について、地方自治法第244条の2の第7項で、「指定管理者は、毎年度終了後、その管理する公の施設の管理の業務に関し事業報告書を作成し、当該公の施設を設置する普通地方公共団体に提出しなければならない」となっていますが、決算状況について、簡単に教えていただきたいと思います。 ○西森ウェルネス推進課指定管理施設担当副課長   指定管理者から報告を受けている決算ですが、平成29年度ベースでいいますと、6,084万8,000円となっています。 ○立花俊治委員   アクア交流館で働いている従業員数と、もし廃止になると、今後の身分についてはどのようになるのでしょうか。 ○西森ウェルネス推進課指定管理施設担当副課長   現在の従業員数は23名程度です。なお、今後の身分について、指定管理者に雇用されているスタッフは、業務責任者と、副責任者と、あとパートナースタッフという形で雇用されているのですが、その雇用契約の詳細までは加古川市のほうに報告義務がないので、詳細なところは分かりかねるというのが現状です。 ○立花俊治委員   アクア交流館については、高木議員が12月4日に質問をした際にお答えいただいていますが、ウェルネスパークスポーツ交流館のプールのレーンの数、幅と深さ、それから年間の利用者数、60歳以上の人数の割合、それから幼児水泳教室参加者数を教えてください。 ○西森ウェルネス推進課指定管理施設担当副課長   まず各屋内プールの状況についてですが、平荘湖アクア交流館が長さ25メートルの7レーンになります。ウェルネスパークは長さ20メートルの4レーン、スポーツ交流館が25メートルの4レーンとなっております。幅と深さについては、詳細なデータを現在持ち合わせていません。次に、60歳以上のプール利用者について、平成29年度に屋内プールを対象に行ったアンケートの結果から申し上げます。アクア交流館が約36%、ウェルネスパークが約88%、スポーツ交流館が約21%となっております。次に、幼児を対象にした水泳教室ですが、アクア交流館は現在3クラスで、延べ参加人数は約1万5,000人程度となっております。ウェルネスパークは2クラス、延べ参加者数は約1,300人程度、スポーツ交流館は1クラスで延べ参加者数は約1,000人と聞いております。 ○立花俊治委員   障がい者の利用者数は分かりますか。 ○西森ウェルネス推進課指定管理施設担当副課長   障がい者の利用者数は、アクア交流館はプールのみの施設のため、プール利用者が788人と分かっているのですが、ウェルネスパークスポーツ交流館については、プールとジムの利用者がチェックイン後にどちらを利用されるかは分かりませんので、チェックインの段階での数字になりますが、プールもしくはジムを利用されている障がい者の方は、ウェルネスパークが1,833名、スポーツ交流館が96名となっています。 ○桃井祥子委員   大規模改修費の約7億6,000万円の積算根拠を教えていただきたいのと、アクア交流館温水プールを大規模改修した場合、その後の利用料はどれくらいになると考えていらっしゃるのか、お聞きします。 ○下田行政管理課副課長   アクア交流館の大規模改修の費用7億6,000万円の積算ですが、スポーツレクリエーション施設保健福祉施設等については、大規模改修をする際は平米単価20万円で計算することと総務省の通知が出ております。これに基づきまして、アクア交流館は3,800平米ですので、20万円×3,800平米ということで7億6,000万円と積算しているところです。あと、利用者1人当たりの単価ですが、7億6,000万円に加えまして、現在の年間の経費ですが、指定管理料利用料収入、これを足しまして、年間の利用者数約8万人で割ったところ、1人当たりのコストは、2,200円になるということです。今、さまざまな利用の仕方をしていただいておりますが、営業収入を利用者数で割りますと、1人当たり大体約700円になりますので、1人から700円いただいて、公費が2,200円かかることになるので、差し引き1人当たり1,500円の費用が必要になるという積算をしています。 ○桃井祥子委員   この請願書には、今後の市の運営管理費用は2,300万円と書いてあるのですが、もっと多くなっているということでよろしいですか。 ○下田行政管理課副課長   年間約6,000万円ほどの指定管理料がかかっておりました。これまでは県からの2,300万円を充当しておりましたので、その差し引き分が市の負担額でした。これが10年間ということで、平成30年度末をもって終了しますので、今後は、約6,000万円を全て加古川市だけで支出する必要があることとなります。 ○桃井祥子委員   年間8万人ほどの利用があるのですけれども、利用者の市内・市外の内訳と請願署名1万3,529人とあるのですけれども、この方の市内・市外の内訳が分かりましたら、教えていただけますか。 ○西森ウェルネス推進課指定管理施設担当副課長   まずアクア交流館の市民の利用率ですが、平成29年度に実施したアンケートの結果から約52%と把握しています。 ○下田行政管理課副課長   請願者の市内・市外の割合ですが、こちらのほうで数えさせていただいたところ、約6割強の方が加古川市民の方、残りは県内の他市、もしくは県外の方と把握しています。 ○桃井祥子委員   スポーツ施設を残すことは自治体の使命ではないのかと書いてあるのですけれども、平成31年度末に廃止することになった理由をお願いします。
    下田行政管理課副課長   このアクア交流館につきましては、県内の他市と比較しまして、加古川市では屋外のプール及び屋内のプールがそれぞれ複数ございます。スポーツ施設の平均で平米単価20万円で計算して7億6,000万円ですが、水回りを多く含む、いわば水処理設備系をたくさん持つ施設として、恐らく平均よりも高い金額になるということも考えられることから、7億6,000万円以上と説明させていただいています。そういった多額の改修経費のかかる建物です。そして代替施設として、民間を見ましても、市内にスポーツジム等を見ますと5施設ございます。それに加えまして、ウェルネスパークスポーツ交流館といった屋内の温水プールを我々としても所有しています。そういった状況にかんがみたときに、この7億6,000万円以上の改修経費を投入して、この施設を維持管理することにつきましては、非常に財政的な負担が大きい。今後新たな住民ニーズ等もあるでしょうし、そういったものに対応するためにも、公共施設等総合管理計画の考え方に基づきまして、ある程度代替性の認められるものについては、今利用されている市民の皆さんに対して、全ての代替施設というものは用意できませんが、一定の代替性があると判断しまして、廃止を決定した次第です。 ○稲次誠委員   市内のプールについて、現在、屋内外に何カ所あって、今後どういった方向性をもって公共施設を整理していくのかをお願いします。また、今は市内均等に、南と真ん中と西側とあるように思うのですが、そういったところも含めて今回整理の中で検討されている部分があるのかという、2点をお願いします。 ○下田行政管理課副課長   プールにつきましては、先日公共施設等総合管理計画に基づく再編計画の案をお示しさせていただきまして、現在パブリックコメントを募集しています。その中でスポーツ施設、特にプール施設についてですが、アクア交流館につきましては、廃止ということで夏からお示しさせていただいております。スポーツ交流館は、適切な維持を行いまして長寿命化を行いたいとお示しをしているところです。ウェルネスパークは、現在まだお示しはできておりません。平成31年度中にそういった施設の方向性についてお示ししたいと考えている次第です。屋外のプールは、日岡と浜の宮の二つありますが、その中でも日岡のプールは、開設後かなりの年数が経過しておりまして、老朽化も進んでいます。こちらも水処理系の設備ということで配管その他、かなり痛みがございますので、平成31年度から始まる指定管理者指定期間5年が経過したのちですけども、浜の宮プールの統合という方向性をお示しして、パブリックコメントを募集している状況です。この結果、南のスポーツ交流館、そして、まだお示しできておりませんけれども、現在はウェルネスパークでの温水プールということで、市内の屋内プールとしましては、大きなものとしましては二つと考えております。 ○柘植厚人委員   請願の内容では中高生のクラブ活動などに支障を来たすことが明らかとありますが、それに対する何らかのケアはされていますか。調整中とか、そういうことがあれば教えてください。 ○下田行政管理課副課長   市内の中学校12校のうち水泳部がある中学校は、加古川中学校中部中学校の2校です。これに市内の県立高校も含めて水泳部で練習をされているとお聞きしています。これにつきましては、年度当初にアクア交流館指定管理を見送った段階で、来年度以降のプールについて練習ができなくなる恐れがあるということで、各学校のクラブの担当の顧問の方を訪ねたり、その学校の校長先生を訪ねたりする形で、現状やどのようなことをお考えかをお聞きしました。現状を確認しますと、冬季の水泳部の練習は、加古川のアクア交流館と稲美町のアクアプラザ、主にこの2つをローテーションしながら使っているということでしたので、稲美町のアクアプラザにも確認しまして、引き続きそういった利用が可能であることは確認をし、顧問の先生方にはお伝えさせていただいている次第です。また、市外の公共のプールについても、市外ということで距離は離れるのですが、公共交通などで便利に行ける場所もありますので、実際そういった場所にも出向き、加古川市内の中学生の練習が可能かどうかということを確認しまして、可能であるというお答えをもらいましたので、その先生方に選択肢としてお示しをさせていただいた次第です。また、市内には五つの民間のプールがございますので、全てのプールの責任者とお会いしまして、そういった練習を入れてもらえるかを相談させていただきました。うち一つの施設で、現に高校生を受け入れたりしている施設があり、若干ではあるけれども中学生の受け入れも可能であるとお聞きしています。以上の稲美町の施設、公共施設、そして民間の一つの施設、この3施設を中学校のほうにはご提案させていただいておりまして、今後、ローテーションを考えるとお聞きしています。 ○玉川英樹委員   その代替性について、先ほど請願者からも説明がなかったとか、ほかの施設を利用するには足りていないとかでしたが、今の説明ですと、中高生についてはある程度、代替できるということですね。その他の人たちに対しての代替性とか説明責任については、どのようにお考えでしょうか。 ○下田行政管理課副課長   施設を廃止するに当たりまして、一番気にしなければいけないのは、現に利用されている方がどうされるかということだと思います。公認のプールということで利用されている方がその機能をどのようにするのかということ、また、部活の練習をどうするのか、そういったことを当然検討させていただきました。また、一般のプール利用者の方等もございますので、そういった方々がどういった使い方をされているのか、そして、どういう場所が代替性があるのかというふうに考えさせていただきました。健康増進的な目的で利用されている方につきましては、市内の五つの民間プールがございますし、ウェルネスパークスポーツ交流館といった公の施設もございます。全てをそこで代替できるとは、残念ながら申し上げられないですけれども、その点につきまして大変申し訳ないと思うのですが、一定程度代替性の確保ができるというふうに判断させていただきましたので、この度の設備の廃止という決定に至った次第です。 ○玉川英樹委員   分かりました。非常に厳しい選択とは思います。もう一つ、10年前の県から譲り受けたときのことを確認させてほしいのですけれども、プールのことばかり言われていますが、実はリーズナブルな金額で50人くらいが泊まれる宿泊施設があります。当時、県から譲り受けるときに、どのような話し合いがあったのか、また、アクア交流館の使用目的としてどのような経緯があったのか説明をお願いします。 ○下田行政管理課副課長   アクア交流館を県から譲渡を受けた際は、まだ宿泊機能がなく、私どものほうに譲渡される際に宿泊できるように一部改装して使い始めた次第です。当時、施設全体で13万人程度の利用があったと聞いておりますけれども、それがいったん減少し、またいろいろな取り組みによって今8万人台に回復してきているところです。譲渡後10年間はプール継続をすることという県との約束の中で、今日まで継続して運営を行ってきた次第です。 ○玉川英樹委員   ということは、宿泊棟を10年前に作って、県が改修して市が譲り受けて、県からお金をいただき、宿泊棟を運営したということですか。 ○下田行政管理課副課長   ご指摘のとおり、県が工事をして、県から幾らかこちらのほうに準備金といいますか、お金をいただくことで基金として積み立てておったのですけれども、その際に県の費用で宿泊についても改修工事をして、運用してきたところです。 ○玉川英樹委員   今現在いろいろと、加古川市もスポーツ関係の大会も多いですから、そういった貴重な宿泊施設をなくすというのは、非常に痛いかなというところもあります。例えば、プールと宿泊棟を切り離して宿泊棟だけ残すとか、その辺の議論はどうだったのですか。 ○下田行政管理課副課長   このアクア交流館の方向性を検討する際に、当然我々もそれを検討させていただきました。プールと宿泊施設とありますが、構造的なものですとか、設備の面で切り離しが可能であるかどうか、切り離す際の費用とか、切り離しても残ったほうは改修費用が必要となってきますので、そういったことを考えました。平成28年度の数字ですけれども、実際の宿泊者数が604人となっておるのですが、少年自然の家が近くにございますので、600名程度の宿泊であれば、自然の家で吸収することも可能であろうというようなことも考えまして、総合的に判断した結果、施設全体として廃止をしたいという判断に至った次第です。 ○玉川英樹委員   分かりました。設管条例に関しては、宿泊のことは含まれているということでよろしいのですか。 ○西森ウェルネス推進課指定管理施設担当副課長   おっしゃるとおりです。設管条例に宿泊棟も含まれています。 ○稲次誠委員   中高生の部活の代替案はあるということですが、公認プールでないとできないというか、競技の代替案というのか、水泳連盟であったりとか、その辺りと協議されたのかということと、あそこがなくなったときに競技は何か対応を図られているのかということをお願いします。 ○下田行政管理課副課長   公認プールとしての代替性の面でございますが、7月の頭に中学生が大会をしています。これにつきましては、アクア交流館でする以前は、いずれかの中学校でしてきたと聞いておりますので、先生方と確認しまして、そういった中学校での開催も含めて調整しますというお言葉をいただいております。公認プールの機能が必ずも必要ではございませんが、大会としまして市民大会というのもされていると聞いております。これは公認記録制ではないと聞いておるのですけれども、屋内で大会をしているということで、水泳協会のほうにもご相談させていただきまして、屋内での実施が難しいということであれば、屋外のプール、例えば日岡ですとか、浜の宮といった屋外でのプールを含めて実施するということで調整が必要であると考えております。 ○立花俊治委員   請願第18号について、賛成の立場で見解を述べたいと思います。本論に入る前に理事者サイドに対して一言苦言を呈しておきたいことがございます。利用者に対する説明会もせず、またプレスリリース、ネットであたかも廃止ありきを思わせる表示を行い、世論づくりを先行させて、諦めさせようとしている、このように映るわけですけれども、こうしたやり方というのは、市民をないがしろにしているのではなかろうかと思いますので、今後はご配慮をお願いしたいと思います。第一は、加古川市による市民の意向調査には瑕疵がある、このように思います。12月5日の岸本議員の一般質問で、公共施設の運営に困難を来たしたとき廃止をしてもよいと無作為抽出のアンケート結果を得たとのことですが、年8万2,500人の利用者に説明会も開催せず、直接話も聞いていませんということですので、市長に会わせてほしいとの要求に対しても、けんもほろろに断られたと聞いています。一方、健康維持や、リハビリで毎日のように利用している方々は、平荘湖アクア交流館の存続と継続を求める会を結成し、1万3,529筆の署名を添えて、なくさないでほしいと請願をされています。直接声を聞こうとしない姿勢にも唖然とさせられているところです。国政を私物化して、働き方改革のデータねつ造や、出入国管理法のずさんな研修生データと同様に、自らの政策を強引に誘導するためには手法を選ばない、このように考えるのは、私だけでしょうか。このように、実態を無視した廃止案は、到底容認できないと考えています。第二に、財政問題を強調していますが、加古川市の財政は十分あると思います。県からの補助金2,300万円、加古川市から3,700万円、6,000万円も支出する余裕がないとのことですが、先ほどの理事者答弁にも73億円の公共施設等整備基金があると言われていますが、毎年2億円を上乗せしている財政調整基金64億円をはじめ、一般会計は204.4億円、また、長寿化への補助金制度もあると思います。たとえ13.7億円がむこう必要であろうとも、修理して継続すべきだと考えます。請願者も、五つの効能として、アクア交流館でのリハビリやスポーツについて触れられましたが、スポーツ振興や健康増進が行われなければ、国民健康保険の支出がさらに増える可能性がありますから、ぜひ存続させていただきたいと思います。三つ目は、代替施設の問題ですが、先ほどの質問に対する説明でも明らかなように、ウェルネスが4レーン、スポーツ交流館も4レーンしかなく、半数近くのレーンがなくなる。プール利用者8万2,500人を吸収することはできないと思います。8万2,500という数字は、大きな数字です。12月8日付の神戸新聞に、加古川市の倍の人口の姫路市のプール建設に関する記事がありましたが、姫路市は9万人を目指すという記事が書かれていました。アクア利用者がウェルネスに行ってみたそうですが、水しぶきや、後ろの人が気になって、アクア交流館のように自分のペースではできなかったと発言しています。代替施設は不十分と言わざるを得ません。第四に、民間施設との競合についても一般質問の際に述べられていますが、地方自治体の運営については、基本は地方自治法に基づくものと理解しています。平荘湖アクア交流館の運営について、民間施設との競合を考える必要はないのではないでしょうか。第五に、総合管理計画の具体化だと行政管理課からご答弁ございましたが、12月7日の総務教育常任委員会でも、パブコメ実施に触れて、日岡のプールも5年後に廃止との発表に耳を疑いました。しかし、公共施設の面積を削減するというこの計画には、国のスポーツ政策や、加古川市のスポーツ推進計画に矛盾しています。加古川市のプールは、今の人口比率で姫路市との比較をしても、8万8,000人に1カ所のプールは同じ数であります。姫路市は、その上に25メートル、50メートルプールを新設するといわれていますが、加古川市は、何よりも公認プールがなくなります。飛び込み台もありません。請願文書にも詳しく触れられていますが、加古川市のスポーツ推進計画をなぞってみますと、国では平成23年にスポーツ基本法、それからスポーツ基本計画、スポーツ庁が設置、第2期スポーツ推進計画など、東京オリンピックを目指して、スポーツ振興に力を入れているところです。本市におきましても、国の動向やスポーツを取り巻く環境の変化に加え、これまでの取り組みの成果と課題、市民のスポーツに関する実態やニーズをふまえ、さらなるスポーツの推進を図るため、加古川市スポーツ推進計画が策定され、いつまでも住み続けたいウェルネス都市加古川の実現を目指しますと書いています。親しめるスポーツ環境の充実、身近に利用できる場所の確保、介護予防やリハビリテーションのためにスポーツ参加、具体的には、市内のスポーツ施設等の現状を把握し、計画的にスポーツ施設の改修を進めます。現状の施設等を生かしながら、子供をはじめとした多世代が身近に外遊びやスポーツができる環境整備に努めますと、廃止しようとしている政策と真逆のことが書かれています。第六に、市の財政の無駄遣いではないでしょうか。公共施設総合計画の中でも述べられていますが、普通の公共施設は市債を起こして20年または40年で償還するようになっています。加古川西市民病院の際も65億円の手術棟を5年後に廃止した、こういう例もございますが、10年前に補修した施設を平成31年4月に廃止・解体するということですが、解体費用は一体幾らかかるのでしょう。更地にして市街化調整区域の土地が売れるのでしょうか。今回の方針は、行政不服審査請求に当たる税金の無駄遣いではなかろうかと私は考えています。以上のような理由から、請願に賛成をする立場を明らかにして、意見を終わりたいと思います。 ○柘植厚人委員   請願第18号に対して、以下の理由から反対の立場から態度表明させていただきます。本請願は、以下の三つの理由から、平荘湖アクア交流館の存続と継続を求めるものです。1、平荘湖アクア交流館は、市民の病気にかかりにくい体づくりを行うことにより、市の医療費負担の軽減につながっている。2、閉館により中高生のクラブ活動などに支障を来たす。3、市は、今後年間2,300万円と、施設改修費に7億6,000万円必要とし、市財政負担が増加するとされるが、10年間活用で1人当たり1回1,000円程度の負担である。しかし、1について、市内には屋内プールが平荘湖アクア交流館以外にも公営・民間を含め7施設あり、また、隣接市には競技大会が開催できる公認プールもあることから、代替施設があるといえます。2については、各学校にプールがあり、以前は中学校で水泳大会が行われていました。今後は、民間、公認いずれかのプールで大会を開催できないか調整しているということを理事者側から今確認することができました。3について、管理運営費の状況は、以下のとおりです。市は、指定管理料として、毎年約6,000万円を支出し、平成21年度から平成30年度までの10年間は、移譲時の県からの運営交付金を毎年約2,300万円充当し、約3,700万円の負担でした。しかし、平成31年度以降は、全て市が負担することになります。今後安全に利用を継続するためには大規模な改修が必要となり、総務省が示す更新単価により試算すると、改修に1平米当たり20万円かかるところ、当施設は3,800平米あることから約7億6,000万円となります。しかし、プールは水処理施設です。したがって、現実には、さらに多くの費用がかかるものと見込まれます。管理運営費及び減価償却費を受益者負担で賄おうとした場合、現在の1人当たり約700円の負担では賄いきれず、1人当たり約2,200円の利用料金が必要となります。これは、民間施設より高額となってしまいます。仮に利用者が700円の負担で使用し続けるためには、1人1回利用するごとに1,500円市が負担することになります。最後に、少子高齢化、人口減少による税収の減少、道路・橋・上下水道などの老朽化した社会インフラの大規模更新時期が迫ってきています。この日本国全体の大きな流れは、加古川市においても避けることはできません。したがって、社会は賢くコンパクト化・最適化していくことにより市民の幸福度を維持、最大化する必要があります。何かを手放さなくては新しい試みに挑戦することはできません。以上により、大変申し訳ないですが、私は請願第18号に対し、反対の立場から態度表明をさせていただきます。 ○稲次誠委員   請願第18号、当請願に対し、かこがわ市民クラブを代表し、態度表明いたします。今回アクア交流館を閉館するという理由の一つに、施設の老朽化対策及び今後の維持管理の課題という、いずれも財政負担が大きいところであります。また、その背景には、先ほどからありますように、加古川市の人口規模に対し市内に市が管理するプールが5カ所、また、民間が運営するプールも多数あり、そういった中で利用者の確保、施設をはじめ利用者の安全確保を図るためには、継続的に大きな予算を必要とします。また、少子化、超高齢社会が続く現状において、財政状況は厳しさを増していきます。仮に利用料も増額すればとの考えがあるかと思いますが、一定を超える受益者負担は、公共施設としてふさわしくないのではないか、また、利用者の減少につながるのではないかと考えます。請願者をはじめ、これまで活動されてきた方の健康増進やスポーツ、文化の振興に対し、自己負担を上げてでも存続してほしいという思いは、十分理解いたします。しかし、理事者からの説明にありましたように、代替案及び調整が現在図られていること、また、現状のままでは全てのプールを適切に管理することは難しく、市内の公共プール管理の動向と、今後の計画に沿って、いったん整備を行う必要があること、そして、今後もさまざまな公共施設の統合や廃止を含め、市の事業全体としても整備が必要と考えます。ただし、今回のアクア交流館の閉館に当たり、単に財政理由を基に閉館とならないよう、説明があったように、健康増進に取り組まれている方たちが継続して活動できるよう、しっかりと代替案を提示し、丁寧に説明することを意見として申し添えます。以上のことにより、一定の理解はいたしますけれども、本請願には賛同できない旨を申し上げ、態度表明といたします。 ○桃井祥子委員   請願第18号、平荘湖アクア交流館の存続と継続を求める請願について、公明党議員団を代表して態度表明をいたします。請願理由の中で、アクア交流を利用することで市民の健康増進による医療費の軽減につながる趣旨の内容がありますが、市内にはウェルネスパークスポーツ交流館をはじめ民間も含め複数の健康増進を目的とした施設があり、これらの施設を利用することで、閉館による影響は少ないと考えます。また、中高生のクラブ活動に支障を来たすとありますが、クラブ活動の練習場所や、競技会の会場は、市内民間施設や近隣自治体の公認プールを活用できるよう、関係者等と調整と進めているところです。アクア交流館を継続するとなれば、平成31年度より県からの運営交付金がなくなり、運営と管理費に毎年約6,000万円全てを市が負担することになります。さらに、大規模な改修が必要となり、改修費は約7億6,000万円と試算されています。これは、あくまで総務省が示したスポーツ施設の平均値で試算したもので、温水プールに関しては、さらに費用が増えてくると考えられます。これらのコストから使用料金を算定すると、1回の利用につき約2,200円の利用料金が必要になり、民間より高額となってしまいます。現在プールの利用料金は、1回700円ですが、この差額を公費で負担することになれば、施設を利用しない方との公平性の観点から問題が残り、また、年間延べ人数約8万2,000人が利用していますが、市民の割合は52%であり、市外から多く利用されている人の負担も市税で賄うこととなってしまいます。以上のことから、アクア交流館の廃止は妥当と考え、本請願に関しては不採択といたします。 ○玉川英樹委員   請願第18号に対しまして、意見を述べ、態度表明いたします。本請願は、平荘湖アクア交流館の存続と継続を求める請願であります。施設の安全性を担保させ、存続させるためには、改修費、運営費で今後10年間で約13億6,000万円以上かかるという答弁がありました。それらの費用を全て考慮しますと、利用には1人当たり約1,500円の負担になると試算されます。これは、請願書に記載されていることと少し隔たりがあり、かなりの負担が強いられます。また、今後受益者負担の考えから、半数近くを占める他市からの利用者のために加古川市がどのくらい税金を投入していかなければならないかということや、健康増進とはいえ、利用者負担が増加するという点も、少し疑問を感じます。将来のスポーツ施設の考え方としては、安全面から老朽化した施設を廃棄するか、また修理、長寿命化するのかの判断が必要となっております。今、公共施設等総合管理計画に基づくスポーツ施設再編計画案で方向性を示し、パブリックコメントが行われているところでもあります。今後、超少子高齢化がさらに進み、財政状況も非常に厳しいことが予測されます。そして、また、大規模改修や建て替えの時期を迎える施設が今後たくさんありまして、道路も含めてですが40年間で約3,400億円の費用を要するというような計算も出ております。そういったことから、全体の中で何が必要か、どのような施設が必要なのか、重複する施設のこともしっかり考えていかなければならないと考えます。また、もちろん次世代のこと、これは10年後、20年後、さらには50年後くらいまでのことも考えていくことが必要であり、削減は避けられない状況であると考えます。しかし、施設の代替性のことは、十分に利用者の意見をお聞きしながら、十分考慮していただきたい。また、ほかの施設を十分利用して、既存の大会とか、団体、それから学校には、早急に対応していただきたいことをお願いします。また、宿泊施設に関しては、他に活用方法がないのかなというようなことも少し思うところではありますが、この請願に対しまして、大変厳しい選択ではありますけれども、我々志政加古川としては、賛同できない旨を表明し、態度表明といたします。 ○森田俊和委員   請願18号の平荘湖アクア交流館の存続と継続を求める請願書につきまして、創政会を代表いたしまして態度表明をさせていただきます。請願内容を読ませていただいて、一部について事実誤認のような表現があると考えます。1回1,000円程度というところですが、それも含めまして、加古川市におきまして、高度成長期、昭和40年代後半から50年代に公共施設を数多く作っております。40年、50年経過する施設が数多くなる中で、改修時期がもう目の前に迫ってきております。先ほど基金が72億7,000万円あるじゃないかというお話も出ていましたが、これは使う目的がはっきり決まっています。今後改修が必要になってくる施設に対して使わなくてはいけないお金で、金額的にはまだ不十分であると認識しています。また、合併で大きくなった市ではございませんので、類似施設の数が非常に少なく、公共施設のうち半分近くは学校、教育関係の施設です。今後、加古川市において2割を超える施設を減らしていかなくてはいけない中で、どうしても周りに代替施設があるようなものについては、近隣他市町とも協力する中で行政を進めていくという時代になっております。利用率も、市内の人が52%ということは、半分近くの方は市外から利用されています。ということは、加古川市民の方も近隣の代替施設のほうへ行って利用するということも、考えてもいいのではないかと考えております。また、学校のクラブ活動のことも書いてあるのですが、これにつきましては、施設本来の目的と学校教育におけるクラブ活動とは少し切り離した中で考えていく必要があるのではないかと考えております。財政的に余裕があれば残していく施設だとは思うのですが、中学校では水泳部は2校しかないという現状もふまえますと、やはりこの施設については理事者側の説明のように、廃止がやむを得ないのではないか。当会派としては、本請願に賛同できないということで、態度表明をさせていただきます。 ○神吉耕藏委員長   ご意見等を終結します。お諮りします。請願第18号について、採択することに賛成の方は挙手願います。                 (賛成者挙手) ○神吉耕藏委員長   挙手少数です。よって本件は、賛成少数で不採択と決定しました。しばらくの間、休憩します。                (休憩 10時31分)                (再開 10時44分)    ◎議案第98号 加古川市立屋内温水プールの設置及び管理に関する条例を廃止する条例を定めること ○神吉耕藏委員長   再開します。付託案件審査を行います。議案第98号、加古川市立屋内温水プールの設置及び管理に関する条例を廃止する条例を定めることを議題とします。冊子番号4の1ページ、2ページをご参照願います。ご質問並びにご意見等をお受けします。 ○立花俊治委員   代替施設の問題について100%ではないという回答でしたけれども、読みとして、試算で何%ぐらいと整理されているのか、この点だけ質問しておきたいと思います。 ○西森ウェルネス推進課指定管理施設担当副課長   具体的な正確な数字は出せないのですが、約80%程度の利用者に関しては代替施設に応じていただくことが可能なのではないかと考えております。 ○桃井祥子委員   学校関係者や市民の方、いろいろな方が利用しています。来年の4月1日施行に向けて、丁寧な周知が必要ですが、今後どのようにしていくのか、お伺いします。 ○西森ウェルネス推進課指定管理施設担当副課長   今後は、指定管理者とも協力しつつ、関係機関に説明を行うと同時に、個人利用の方が一番つかみにくい部分ではありますので、今後一層、民間施設も含めて、移っていただけるようなご案内をしていく予定です。 ○稲次誠委員   今後、このアクア交流館だけではなく、いろいろなスポーツ施設にも気をつけていかなければいけないと思っています。今回、請願のほうの説明でも、利用者に対する説明がきちんとされていないということが挙げられたのですが、今後、ほかの施設を含めて進めていく上で、どういった対応を図られるのか確認します。 ○塩谷ウェルネス推進課長   今後のスポーツ施設に対しての利用者の意見をどういうふうに聞いていくかということですけれども、今回、プレスリリースが先になってしまって、利用者への周知が後になったことについてのことと理解します。そのことについては、公共施設等総合管理計画ありきということで動いてきた関係で、若干遅くなってしまったと思います。今後はできるだけ丁寧な対応を進めてまいりたいと思います。 ○玉川英樹委員   この条例を廃止することによって、この施設も廃止するということですけれども、その後はどのようなことになるのでしょうか。今、わかる範囲の予定で結構です。 ○塩谷ウェルネス推進課長   今の時点では、解体する予定と聞いております。 ○神吉耕藏委員長   この件についてのご質問、ご意見等を終結します。挙手により採決します。議案第98号について、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。                 (賛成者挙手) ○神吉耕藏委員長   挙手多数です。よって本案は賛成多数で原案可決と決定しました。    ◎議案第106号 加古川市土地改良事業分担金等徴収条例の一部を改正する条例を定めること ○神吉耕藏委員長   議案第106号、加古川市土地改良事業分担金等徴収条例の一部を改正する条例を定めることを議題とします。冊子番号4の133ページから136ページをご参照願います。ご質問並びにご意見等お受けします。               (「なし」の声あり) ○神吉耕藏委員長   ご質問、ご意見等を終結します。採決します。議案第106号について、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」の声あり) ○神吉耕藏委員長   ご異議なしと認めます。したがって本案は全会一致で原案可決と決定しました。理事者入れかえのため、しばらくの間、休憩します。                (休憩 10時51分)                (再開 10時52分)    ◎議案第108号 加古川市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例を定めること ○神吉耕藏委員長   再開します。議案第108号、加古川市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例を定めることを議題とします。冊子番号4の142から147ページをご参照願います。ご質問並びにご意見等をお受けします。
    ○森田俊和委員   今回の建築物の制限に関する条例の一部改正は、内容的に高さの制限が新たに加わったと理解していますが、これをするに当たって、事前の審議での説明という部分、業界も含めてですけれども、どのような事前の説明を行われたのか。あと、業界なんかの反応があれば、教えていただけたらと思います。 ○山崎建築指導課副課長   このたびの条例改正につきましては、従前からあります条文が法改正により、項がずれたことに対する対応でして、高さ制限を新たに定めるというものではございません。その高さ制限というのは地区計画策定時に制定していますので、従前と変わらないということになっております。ですので、パブリックコメント等は実施していない状況です。 ○神吉耕藏委員長   この件についてのご質問、ご意見等を終結します。採決します。議案第108号について、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」の声あり) ○神吉耕藏委員長   ご異議なしと認めます。したがって、本案は全会一致で原案可決と決定しました。    ◎議案第109号 市道路線認定のこと     議案第110号 市道路線廃止のこと ○神吉耕藏委員長   議案第109号、市道路線認定のこと及び議案第110号、市道路線廃止のことの2件を一括議題とします。冊子番号4の148から160ページまで並びに冊子番号5をご参照願います。質疑とあわせご意見等をお受けします。               (「なし」の声あり) ○神吉耕藏委員長   ご質問、ご意見等を終結します。まず、議案第109号について採決します。議案第109号について、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」の声あり) ○神吉耕藏委員長   ご異議なしと認めます。したがって、本案は全会一致で原案可決と決定しました。続いて議案第110号について採決します。議案第110号について、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」の声あり) ○神吉耕藏委員長   ご異議なしと認めます。したがって、本案は全会一致で原案可決と決定しました。理事者入れかえのため、しばらくの間、休憩します。                (休憩 10時56分)                (再開 10時57分)    ◎議案第112号 指定管理者の指定のこと ○神吉耕藏委員長   再開します。議案第112号、指定管理者の指定のことを議題とします。冊子番号4の164、165ページをご参照願います。ご質問並びにご意見等をお受けします。               (「なし」の声あり) ○神吉耕藏委員長   ご質問、ご意見等を終結します。採決します。議案第112号について原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」の声あり) ○神吉耕藏委員長   ご異議なしと認めます。したがって、本案は全会一致で原案可決と決定しました。    ◎議案第113号 指定管理者の指定のこと ○神吉耕藏委員長   議案第113号、指定管理者の指定のことを議題とします。冊子番号4の166から169ページをご参照願います。質問並びご意見等をお受けします。 ○立花俊治委員   本来は市民の福祉の増進のために加古川市が直接管理運営すべきだというスタンスで意見を述べたいと思います。地方自治法244条の改変時に、指定管理制度が2003年9月2日から施行されているわけですが、施設の使用許可や料金設定の権限が与えられて、利用料を収入することもできるようになり、福祉の増進に加えて、いわゆる市場ベースの利益追求が加わった、このように理解をしているわけですが、公共施設でこうした運営ということについては反対であるということが私の意見です。市民が豊かに暮らし続けられるよう、循環型地域経済にするために、本社が加古川市にある地元企業を優先にすべきだと思います。特殊な技術とかが加古川市の企業に存在していないということもあろうかと思いますけれども、全体で21の公共施設指定管理者制度に基づく運営管理が行われていますが、加古川市にある企業はほとんどなく、利益が市外に持ち出される構図になっています。地域活性化のために地元で経済が循環するようにすべきだという考えから、この議案については反対の立場を表明したいと思います。 ○稲次誠委員   この日岡の施設についてですけれども、何者の入札があったのかということと、指定管理者を決める中で、当該事業者の特色というのは恐らく出されていると思いますが、金額でいうと、何者中、何位なのか、サービス面でいうと何位だったのかを、まず確認させてください。 ○西森ウェルネス推進課指定管理施設担当副課長   まず、日岡山公園エリアについては、応募者は3者ございました。候補者として選定されたのはミズノグループとなりますが、まず、配点については、1,000点満点のうち定量点が300点、定性点が700点となっております。この中でミズノグループの得点は、定量点については3点差の2位、定性点については1位でした。 ○稲次誠委員   わかりました。まず、ここを確認させてもらったのは、この5年間、当該事業者さんが管理されている中で、いろいろな課題とか問題をお聞きしたことがあったのです。本会議場でも確認させてもらったのですけれども、そこも今、克服されてゼロベースで新たにご審議になったのかということが確認したかったんです。率直に言いますと、この日岡にはテニスコート、また、プールは5年後に廃止というような計画になっているのですけれども、この5年間、手を抜かず、しっかりと管理してもらえるのかどうかというのがすごく心配で、そのあたりも、この採点もそうですし、担当課としてフォローをしていく、その思いというのを確認させてください。 ○西森ウェルネス推進課指定管理施設担当副課長   ミズノグループに関しましては、今までもいろいろなご意見をいただいていることも含めまして、選定に当たって、協議を図ってきました。今、一応の回答を得たところですので、ミズノグループで選定をしたところです。今後につきましては、5年後に第2テニスコートと日岡のプールの廃止が検討されているということが公表された中で、手を抜くことなく、5年間しっかり指定管理の業務を行っていただくことについては、改めて、モニタリング等に加えて、定例会等を実施しながら、動静をしっかりチェックしていく予定です。 ○神吉耕藏委員長   ご質問、ご意見等を終結します。挙手により採決します。議案第113号について原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。                 (賛成者挙手) ○神吉耕藏委員長   挙手多数です。よって、本案は賛成多数で原案可決と決定しました。    ◎議案第114号 指定管理者の指定のこと ○神吉耕藏委員長   議案第114号、指定管理者の指定のことを議題とします。冊子番号4の170から172ページをご参照願います。ご質問並びにご意見等をお受けします。 ○玉川英樹委員   本会議場でも質問がありましたが、加古川海洋文化センターの業務内容に関してです。図書の業務も引き続いてやっていただけるという答弁でしたが、その図書に関しての話としてはどのようなやりとりがあったかを、もう一度確認させてください。 ○西森ウェルネス推進課指定管理施設担当副課長   南部エリアで応募者となっているS&Oグループですが、主にソフト部分を担当するシンコースポーツの担当者と、指定管理者の選定評価委員会の間で、どういう事業を実施して、どういうふうに担当しながら、業務を行っていくかという書面にての確認があったと聞いています。それを受けて、施設所管課としては選定していますので、一定の基準は満たされるものと判断しています。 ○玉川英樹委員   その業務内容のところで、図書に関する運営管理とか、そういうことの記載がなぜなかったのですか。 ○西森ウェルネス推進課指定管理施設担当副課長   委員会側からお聞きした話ですが、シンコースポーツさんは、これまでも図書館の運営にかかわっている企業でして、それについては至急対応しますという回答を得ていると聞いております。 ○玉川英樹委員   わかりました。かなりの図書があって、夏休みや冬休みはすごくにぎわいがあるように思いますので、その辺しっかりと運営していただくように、これは意見ですけれどもお願いしておきます。 ○立花俊治委員   171ページ、グループの構成員で、オリックスの所在地が書かれていませんが、教えてもらえますか。 ○西森ウェルネス推進課指定管理施設担当副課長   今、手元に資料を持ち合わせておりませんので、後ほど回答させていただきます。申しわけありません。 ○神吉耕藏委員長   ご質問、ご意見等を終結します。採決します。議案第114号について原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議あり」の声あり) ○神吉耕藏委員長   ご異議がありましたので、挙手により採決します。議案第114号について原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。                 (賛成者挙手) ○神吉耕藏委員長   挙手多数です。よって、本案は賛成多数で原案可決と決定しました。    ◎議案第115号 指定管理者の指定のこと ○神吉耕藏委員長   議案第115号、指定管理者の指定のことを議題とします。冊子番号4の173、174ページをご参照願います。ご質問並びにご意見等をお受けします。 ○桃井祥子委員   この指定管理者、ケイミックスパブリックビジネスですけれども、設立は昨年度のようですけれども、問題等は特にございませんか。 ○西森ウェルネス推進課指定管理施設担当副課長   おっしゃるとおり、設立については平成29年の4月6日に分社化されたところではありますが、もともとの親会社のケイミックス株式会社からのノウハウもしっかり受け継いで日常業務に反映されていると日々感じています。 ○立花俊治委員   先ほど、113号で発言したとおり、できるだけ加古川市内の業者、それから、大企業を優先するのでなく、やはり地元の経済活性化という視点からの配慮も今後、留意していただきたいと、そのように思いますので、一つよろしくお願いします。
    神吉耕藏委員長   ご質問、ご意見等を終結します。採決します。議案第115号について原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議あり」の声あり) ○神吉耕藏委員長   ご異議がありましたので、挙手により採決します。議案第115号について原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。                 (賛成者挙手) ○神吉耕藏委員長   挙手多数です。よって、本案は賛成多数で原案可決と決定しました。    ◎議案第116号 指定管理者の指定のこと ○神吉耕藏委員長   議案第116号、指定管理者の指定のことを議題とします。冊子番号4の175、176ページをご参照願います。ご質問並びにご意見等をお受けします。               (「なし」の声あり) ○神吉耕藏委員長   ご質問、ご意見等を終結します。採決します。議案第116号について原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議あり」の声あり) ○神吉耕藏委員長   ご異議がありましたので、挙手により採決します。議案第116号について原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。                 (賛成者挙手) ○神吉耕藏委員長   挙手多数です。よって、本案は賛成多数で原案可決と決定しました。    ◎議案第117号 指定管理者の指定のこと ○神吉耕藏委員長   議案第117号、指定管理者の指定のことを議題とします。冊子番号4の177、178ページをご参照願います。ご質問並びにご意見等をお受けします。               (「なし」の声あり) ○神吉耕藏委員長   ご質問、ご意見等を終結します。採決します。議案第117号について原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」の声あり) ○神吉耕藏委員長   ご異議なしと認めます。したがって、本案は全会一致で原案可決と決定しました。    ◎議案第118号 指定管理者の指定のこと ○神吉耕藏委員長   議案第118号、指定管理者の指定のことを議題とします。冊子番号4の179から183ページをご参照願います。ご質問並びにご意見等をお受けします。               (「なし」の声あり) ○神吉耕藏委員長   ご質問、ご意見等を終結します。採決します。議案第118号について原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議あり」の声あり) ○神吉耕藏委員長   ご異議がありましたので、挙手により採決します。議案第118号について原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。                 (賛成者挙手) ○神吉耕藏委員長   挙手多数です。よって、本案は賛成多数で原案可決と決定しました。理事者入れかえのため、しばらくの間、休憩します。                (休憩 11時14分)                (再開 11時16分)    ◎議案第96号 平成30年度加古川市一般会計補正予算(第3回)のことのうち本委員会付託部分 ○神吉耕藏委員長   再開します。議案第96号、平成30年度加古川市一般会計補正予算(第3回)のことのうち本委員会付託部分を議題とします。審査は歳出、歳入、債務負担行為の順に質疑を進めてまいります。なお、ご意見等は後ほど一括してお受けします。歳出5款、労働費につきまして質疑を行います。冊子番号1の25、26ページをご参照願います。ご質問をお受けします。               (「なし」の声あり) ○神吉耕藏委員長   質疑を終結します。歳出6款、農林水産業費につきまして、質疑を行います。冊子番号1の27、28ページをご参照願います。ご質問をお受けします。 ○玉川英樹委員   冊子番号1の28ページの平荘地区里井堰整備工事費の内容について、お尋ねします。 ○北田農林水産課技術担当副課長   平荘地区里井堰整備工事の内容ですが、井堰の改修工事、施設の油圧配管の更新、それから、本体の水密ゴムの交換、建屋の防水工、仮設工となっております。 ○玉川英樹委員   この工事が完成することによって、機能はどのようになりますか。 ○北田農林水産課技術担当副課長   今、油圧の配管のどこかに漏れ、もしくは異常がありまして、井堰の支持力が弱く、つっかい棒をしておかないと倒れてしまう危険性があるため、それを改善するという修繕工事です。 ○玉川英樹委員   安全性ということですけれども、機能としては川をせきとめたり、水の流れを変えたりということで、今は、それができていないということですか。 ○北田農林水産課技術担当副課長   おっしゃるとおりで、今現在、不安定のままでの利用となっております。 ○神吉耕藏委員長   質疑を終結します。次に、歳出7款、商工費につきまして質疑を行います。冊子番号1の29、30ページをご参照願います。ご質問をお受けします。               (「なし」の声あり) ○神吉耕藏委員長   質疑を終結します。歳出8款、土木費につきまして質疑を行います。冊子番号1の29から34ページをご参照願います。ご質問をお受けします。 ○渡辺征爾委員   冊子1の32ページ、土地区画整理費の土地区画整理事業の、景観まちづくり市民活動助成金441万7,000円の具体的な内容と積算根拠について確認をさせてください。 ○石ア市街地整備課区画整理担当副課長   具体的な内容としましては、この地区についての現況測量を行うため、2級、3級、4級の基準点測量、そして、水準点測量等を行います。これから整理を行っていくための基礎となる図面をつくるのが目的です。 ○渡辺征爾委員   基礎となる図面の整備ということですが、これは本年度だけでこの事業は終わって、来年度以降は未定ということでしょうか。 ○石ア市街地整備課区画整理担当副課長   とりあえず基礎となる図面をつくりまして、その上で地元のまちづくり協議会のほうで、どういうまちづくりをしていくかという計画について協議を行っていきます。 ○玉川英樹委員   間形地区ということですけれども、目的と言いますか、目指すところがちょっとわかりにくいです。そういう測量をして、図面をつくって、今から、まちづくりということなのですけれども、何か大きな目標とか目的があるのではないですか。 ○石ア市街地整備課区画整理担当副課長   現在、間形地区まちづくり協議会が発足しまして、良好な住宅地を造成するために、地区計画を住民みずから立案してもらいまして、そして、今のところ、区画整理事業を行いたいということで検討しています。 ○白石信一委員   加古川駅等周辺整備事業で土壌調査業務委託料2,100万円を追加していますけれども、これは当初予算で1,560万円で土壌調査をしておりまして、先月の委員会で報告がありました。フッ素と鉛が確認できたということで、今後の方針の中で、深度調査も行っていくというお話でしたけれども、この補正の2,100万円というのは、その深度調査に係る委託なのでしょうか。 ○石ア市街地整備課区画整理担当副課長   おっしゃるとおりです。本年度、表層調査で、鉛とフッ素が基準値を超過した36カ所について、深度方向の調査を10メートルまでボーリングしまして、深さを確定していく調査の委託費です。
    ○白石信一委員   わかりました。では、深度調査以外には、ほかの調査はないということでしょうか。 ○石ア市街地整備課区画整理担当副課長   周辺の井戸水の調査もあわせてさせていただく予定です。 ○神吉耕藏委員長   質疑を終結します。次に、歳入15款、県支出金のうち所管部分について質疑を行います。冊子番号1の11、12ページをご参照願います。ご質問をお受けします。               (「なし」の声あり) ○神吉耕藏委員長   質疑を終結します。次に、債務負担行為の補正のうち所管部分について質疑を行います。冊子番号1の6、7ページと49、50ページをご参照願います。ご質問をお受けします。               (「なし」の声あり) ○神吉耕藏委員長   質疑を終結します。それでは、議案第96号のことのうち本委員会付託部分について、ご意見等を伺います。 ○立花俊治委員   先ほどから指定管理者制度のことについて発言をさせていただきましたが、直接管理すべきこと、利益追求が加わったこと、循環型地域経済の活性化、利益が市外に持ち出される、こういう四つの視点で、この案件については反対の立場を表明しておきます。 ○神吉耕藏委員長   ご意見等を終結します。挙手により採決します。議案第96号について、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。                 (賛成者挙手) ○神吉耕藏委員長   挙手多数です。よって、本案は賛成多数で原案可決と決定しました。理事者入れかえのため、しばらくの間、休憩します。                (休憩 11時27分)                (再開 11時29分)    ◎議案第97号 平成30年度加古川市水道事業会計補正予算(第1回) ○神吉耕藏委員長   再開します。議案第97号、平成30年度加古川市水道事業会計補正予算(第1回)を議題とします。冊子番号2の1、2ページをご参照願います。質疑とあわせご意見等をお受けします。               (「なし」の声あり) ○神吉耕藏委員長   質疑、ご意見等を終結します。採決します。議案第97号について、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」の声あり) ○神吉耕藏委員長   ご異議なしと認めます。したがって、本案は全会一致で原案可決と決定しました。理事者入れかえのため、しばらくの間、休憩します。                (休憩 11時31分)                (再開 11時32分)    ◎所管事務調査 加古川市営住宅明渡し等訴訟の結果について ○神吉耕藏委員長   再開します。所管事務調査を行います。都市計画部から、加古川市営住宅明渡し等訴訟の結果について、報告願います。 ○中田都市計画部長   市営住宅明渡し等の訴訟の結果及びその後の経過につきまして、住宅政策課より報告させますので、よろしくお願いします。 ○嶋谷住宅政策課副課長   加古川市営住宅明渡し等の訴訟の結果について、口頭で報告します。平成30年第1回市議会議案第48号で議決、承認いただいたものです。長期の家賃滞納に対し、平成29年8月25日をもちまして入居の決定を取り消し、滞納家賃の納付及び住宅の明け渡しを請求しましたが、応じなかったため、市営住宅の明け渡し、滞納家賃及び損害金の支払いを求め、平成30年6月27日に神戸地方裁判所姫路支部に提訴したものです。訴訟の結果については、平成30年8月27日に判決言い渡しがあり、市の全面勝訴となりました。判決後の対応につきましては、任意の明け渡しに応じなかったため、建物明け渡しの強制執行を申し立てました。強制執行の断行日は、平成30年11月16日とされたため、その間の任意の明け渡しを繰り返し指導しましたが、本人、家族は、民間の別の民間賃貸住宅に転居したものの、家財道具等が多く残置されたため、平成30年11月16日に裁判所執行官により強制執行され、残置物を強制撤去しました。滞納家賃、延滞金、及び損害金、訴訟費用をそれぞれ請求し、債権回収に努めてまいります。 ○神吉耕藏委員長   理事者からの報告は終わりました。この件につきまして、ご質問等をお受けします。 ○柘植厚人委員   新しい住居が決まったにもかかわらず家財道具を置いておくというのはどういう意図があったのでしょうか。ただの市に対する嫌がらせというか、腹いせだったのでしょうか。 ○嶋谷住宅政策課副課長   直前に民間の賃貸住宅の入居が決まりまして、断行日、16日の1週間前に引っ越し退去をしています。また、荷物については、個人で移転をするということで、個人で作業しましたので、断行日までに間に合わなく、行政執行、断行に至ったものです。 ○玉川英樹委員   長期滞納ということですけれども、明け渡しの請求等を行う滞納期間の目安はどのようになっているかをお聞きします。 ○嶋谷住宅政策課副課長   家賃滞納についての対応につきましては、滞納の事務処理要綱をつくっております。その中で、家賃滞納が10カ月もしくは滞納額が20万円、これを超えましたら入居決定の取り消しに至る手続に入るとしています。 ○神吉耕藏委員長   この件につきましてのご質問等は、これで終結します。理事者入れかえのため、しばらくの間、休憩します。                (休憩 11時36分)                (再開 11時37分)    ◎所管事務調査 水道ビジョン(案)及び下水道ビジョン(案)の策定に係るパブリックコメントの実施について ○神吉耕藏委員長   再開します。上下水道局から4件の報告のうち、水道ビジョン(案)及び下水道ビジョン(案)の策定に係るパブリックコメントの実施について、報告願います。 ○池澤上下水道局長   上下水道局では現在、今後10年間の上下水道事業の基本方針となります新水道ビジョン及び新下水道ビジョンの策定を進めているところです。昨年度より、上下水道事業運営審議会を6回開催し、審議を重ねた上で水道ビジョン下水道ビジョンとも素案が固まりました。今回、表題ビジョンに市民の皆さんの意見を反映するため、パブリックコメントを実施します。その内容につきまして、担当より報告させますのでよろしくお願いします。 ○岡崎経営管理課副課長   (資料により報告) ○神吉耕藏委員長   理事者からの報告は終わりました。この件につきまして、ご質問等がありましたら承ります。 ○稲次誠委員   パブリックコメントの場所で言いますと、市街化調整区域といいますか、現在汲み取り式のトイレを利用されている方たち、環境部関連のものになるのかと思うのですけれど、浄化槽の人なども意見を言いやすいようにならないかというのが1点です。もう1点は、図書館が4カ所含まれているんですけれども、先日の総務部のパブリックコメントのときは、ここは入っていなかったんです。これは何か思いがあって独自に加えられたのか。その2点、お願いします。 ○岡崎経営管理課副課長   環境関連、浄化槽をお使いのエリアの方がごらんいただけるように設置場所をということですけれども、基本的には下水道事業の計画に当たりますので、浄化槽のエリアの方に関しては市民センター等でごらんいただければと考えておるところですが、こういったご意見をいただいたということを持ち帰りまして、検討させていただきたいと思います。2点目、図書館に設置する意図ですが、特に水道施設の関係ということではございませんが、それぞれ上水道ビジョン下水道ビジョンがおおむね80ページ強のものになります。そこで一番は腰を据えてじっくり読んでいただける場所に設置を考えた結果、図書館のほうに設置させていただこうと考えた次第です。 ○稲次誠委員   理解しました。その浄化槽区域の方もやはり何かしら、延伸できていないところからも意見を求めるということは大事だと思いますのでお願いします。それと図書館の件ですけれども、正直私自身もあの分厚い冊子だったり、これに限らずパブリックコメントの際はなかなか資料が見にくいというところで、これはすごくいいと思っています。このあたり企画部とも連携して、その他のパブリックコメントにも生かしていただきたいと思います。 ○神吉耕藏委員長   この件につきましてのご質問等は、これで終結します。    ◎所管事務調査 上下水道局広報誌「かこ水だより」の発刊について ○神吉耕藏委員長   上下水道局広報誌「かこ水だより」の発刊について、報告願います。 ○池澤上下水道局長   このたび、上下水道局では独自の広報誌、かこ水だよりを発行することとしています。このことにつきまして、担当より報告させますのでよろしくお願いします。 ○岡崎経営管理課副課長   (資料により報告) ○神吉耕藏委員長   理事者からの報告は終わりました。ただいまの報告につきまして、ご質問等をお受けします。 ○柘植厚人委員   この冊子を発行するのに、幾らぐらいかかったのかということと、効果の検証はどのように出すのかということについてお聞かせください。 ○岡崎経営管理課副課長   まず1点目の今回の発刊にかかる費用についてですけれども、印刷、仕分け、及び各市民センターへの町内会ごとへの束にした搬入までで、契約ベースで80万1,792円となっております。効果の検証につきましては、プロジェクトチームのほうでも話が上がっておりまして、なかなか直接的にお客様の意見を聞く機会というのが少ないものですから、この広報誌自体を活用しまして、広報誌の中でアンケートということができないかということを検討しています。その中で紙面の内容についてですとか、そもそもこの広報についてといったものを測定できるのではないかと考えております。 ○桃井祥子委員   水がどれほど大事かということは周知していかないといけないと思いますけれども、キャラクターのスイミーちゃんも載っていて、とてもいい内容だと思います。これを各家庭に全戸配布して、大人にも子供たちにも知ってもらいたいと思います。それこそ水はどうやってつくっているか、見学会等もあると思いますけれども、学校現場への活用はどうかということが1点と、上下水道局はいいホームページも持っておられるので、水の大切さや、人間は水がないと生きられないというところももっと周知していっていただきたいと思います。水が出るのは当たり前になってしまっているんですけれども、そのあたりの子供たちへの周知も計画していただきたいんですが、いかがでしょうか。 ○植田経営管理課長   おっしゃるとおり、小学生や中学生、そういった方々に水の大切さ、下水道のあり方ということを知っていただくということは非常に大切なことだと考えております。まだ教育委員会とそのような話は調整できておりませんので、今後また検討させていただきたいと思います。またホームページにつきましては、今回新たに、かこ水だよりということで、紙媒体のものをつくらせていただきましたけれども、従前からホームページがきちんとできておりますので、そういったことも皆さんにわかっていただけるような形で今後は取り組んでいきたいと思います。 ○桃井祥子委員   そのホームページの中にキッズのコーナーもあって、そういうところも十分活用できるのではないかと思います。クイズもありますよね。きのう、させていただいて、A認定いただいたんですが、そういうことも楽しく学んでいくことも大事かと思いますので、よろしくお願いします。
    ○渡辺征爾委員   配布方法について確認します。市内全戸配布ということで、その配布は広報かこがわと同じような基準でいくのか、町内会とか入られていないところは広報かこがわが配られていないところもあるんですが、そういったところに対して、どのように考えているのか確認をさせてください。 ○岡崎経営管理課副課長   かこ水だよりの配布について、全戸配布という形で記載していますが、基本的には広報かこがわの同時配布と同じような取り扱いでこのたび配布させていただきます。広報かこがわは町内会にお配りしているものと、あわせて別に気付け分として、マンション等から個別で依頼があった場合にお送りしている分については、かこ水だよりも配布する形で、できるだけ漏れのないように考えております。町内会に入っておられない方で、例えば戸建ての家で広報が届かないというような方につきましては、広報かこがわを取りに来られる方にも一緒に配っていただくように秘書広報課と連携して行ってまいりたいと思います。 ○神吉耕藏委員長   この件についてのご質問等は、これで終結します。    ◎所管事務調査 中西条浄水場市民見学会の実施結果について ○神吉耕藏委員長   中西条浄水場市民見学会の実施結果について、報告願います。 ○池澤上下水道局長   このたび、中西条浄水場におきまして、11月23日、市民見学会を実施しましたので、その結果につきまして担当より報告させますのでよろしくお願いします。 ○岡崎経営管理課副課長   (資料により報告) ○神吉耕藏委員長   理事者からの報告は終わりました。ただいまの報告につきまして、ご質問等をお受けします。 ○稲次誠委員   参加者は13組32名なんですけれども、定員というのはあったのでしょうか。 ○岡崎経営管理課副課長   募集人員ですけれども、40名程度ということで募集させていただきました。この人数につきましては、実験機材の都合や見学の際に多少危険な箇所もございますので、そうしたところへの見守りといったところで、この人数が適切と判断して40名程度とさせていただいたところです。 ○稲次誠委員   先ほど今後もいろいろな形で取り組んでいきたいということだったんですけれども、この評価を踏まえて担当課としての手ごたえと、これをある程度一定の期間で行うのかということ。あとこの水をつくる体験が満足だったとか、あるんですけれども、例えばこういうものに災害時などに応急的に水をろ過したりとか、そういったことも含めてやっていこうという、連携しての考えはありますか。 ○岡崎経営管理課副課長   1点目の継続的な実施に関しましては、昨年度は親子見学会、今年度は市民見学会という形で開催させていただきました。回数等に関しましては今後の検討になろうかと思いますけれども、来年度以降もピーアールの一環として引き続き開催をしていきたいと考えております。2点目の災害時のことですけれども、昨年と今年度、災害のことも少し知っていただけたということで、応急給水のための給水車を展示しまして、給水車のほうから実際に避難所等でどうやって水を皆さんにお配りするのかというところを実演して見ていただいております。あわせて今年度は実際にデモンストレーションは行っていないんですけれども、災害時用の浄水器を展示しまして、説明いただいております。来年度以降も災害の際のことも内容に含めながらよりよいものにしたいと考えております。 ○神吉耕藏委員長   この件についてのご質問等は、これで終結します。    ◎所管事務調査 私道内共同排水設備補助金交付制度の創設について ○神吉耕藏委員長   私道内共同排水設備補助金交付制度の創設について、報告願います。 ○池澤上下水道局長   上下水道局では下水道処理区域内にある私道において、公共下水道を利用するために汲み取り便所の水洗化等の改造工事に合わせ共同排水設備を設置される方に、その費用の一部を補助する、私道内共同排水設備補助金交付制度を新たに創設いたしました。その概要につきまして担当より報告させますのでよろしくお願いします。新たな制度ですので、報告が少し長くなるかもわかりませんけれども、よろしくお願いします。 ○岩田下水道課副課長   (資料により報告) ○神吉耕藏委員長   理事者からの報告は終わりました。ただいまの報告につきまして、ご質問等をお受けします。 ○森田俊和委員   この制度を創設するに当たり、現在加古川市内において、対象となる宅地数を推定で結構ですのでお伺いします。 ○岩田下水道課副課長   対象戸数ですけれども、約210戸を想定しています。 ○森田俊和委員   公共下水で未接続の宅地数と比べると非常に少ないと思いました。それと、具体的な補助金額が挙がっていないんですが、申請される方としたら、補助対象事業に要する経費の合計額か、下水道局の積算理由にもとづいて算出した限度額のいずれか低い額ということは、工事に関する費用というのは全て対象という認識でよろしいですか。 ○岩田下水道課副課長   今回の補助の内容につきましては、工事をするに対しての委託設計から最後の舗装復旧までの間の工事全てを対象としています。金額につきましては、市の通常公共事業で発注する積算基準をもとに限度額を設定する上で計算しています。 ○森田俊和委員   そうしましたら、この工事そのものはどちらが主体性を持って執行されるということになるんですか。 ○岩田下水道課副課長   このたびはあくまでも補助をする目的ですので、工事の主体は申請者になります。 ○森田俊和委員   費用としては全額、市のほうからの補助ということになるので、地域の方にすれば非常に魅力的ではあるんですけれども、一般の方が工事、設計委託から含めて全てするとなると、少しハードルが上がりすぎてしまうのではないかと思います。そういった場合の相談の窓口は市のほうで設置していただけるんですか。 ○岩田下水道課副課長   確かにおっしゃるとおりで、個人の方が業者さんを選定するというのはなかなか難しい面があります。このたびの共同排水設備の工事とあわせまして、宅内の排水設備工事も同時にしていただく形になりますので、その意味からしましても、加古川市の指定工事店のほうで工事をしていただくような形になります。加古川市のホームページ、または窓口のほうで指定工事店の一覧をお配りさせていただいておりますので、そちらで相談をしていただく、もしくは管工事組合等で相談をしていただくという形を考えております。 ○森田俊和委員   いずれにしても一般の市民の方にすると、それだけの手順を全て個人でするとなると、少しハードルが高いと思います。それと、資料の8の土地の使用承諾の適用除外のところで1、2、3と挙がっているのですが、破産した法人所有とか、清算人不在とか、要は誰が管理しているかわからない土地は結構多いと思います。そういう私道に面した戸数を除いた数が先ほど言われました210戸ということですか。 ○中務上下水道局参事(技術担当)   市内で今まで整備を行ってきた中で、土地の問題で公共下水道が引けなかった場所がございます。今のところ、私どもが把握している箇所として50カ所程度ございます。算定としては、その50カ所程度の中に一団の団地も含まれていますので、対象戸数が約210軒ということです。 ○森田俊和委員   一団の団地も含んだ中での210戸ということになると、団地の場合、当初開発された事業者がもういないと、いろんな意味で整理された物件で、当初整理できなかったものを個人が承諾者を探していくのは、ハードルが高すぎるのではないかと思います。金額的には補助として全額いただけるんですが、全ての段取りは個人任せということになるんですよね。ということは、今まで市が公共事業として進めてきて、結局個人が特定できなくて、210戸の宅地を個人が対処するとなると、応募者があるのかなという懸念があるんです。その辺はいかがですか。 ○池澤上下水道局長   全員同意の場合は私ども公共下水が入れるんですが、一人でも反対したり、同意がもらえない場合があったりすると、公共下水に入ることができません。そういった場合は、個人であれば民法で他人の土地を通して排水することが可能なんです。ただその場合、今まででしたらその費用は全額個人が負担となっていましたので、実際はそれだけ何十万円、何百万円もかかる費用を個人が負担してするということはほとんどございません。その費用を全額私どもが補助していくという制度です。 ○柘植厚人委員   4ページの1行目、補助の目的で、「排水設備の改造工事を行うにあたり、公共下水道管が設置されている道路と宅地(複数の場合に限る。)」と書いてありますが、この要件について説明願います。 ○岩田下水道課副課長   この条件に関しましては、補助の条件のCです。「共同排水設備を利用し新たに公共下水道に接続することができる家屋が2戸以上ある」ということを条件としていますので、複数という形で書かせていただいております。 ○柘植厚人委員   気になるのは図1のJという家については、自力で公共下水道管に接続することができるけど、この場合も補助する趣旨というのはどういうことでしょうか。 ○岩田下水道課副課長   Jの方は、公共下水道管のある道路に面しているということで、接続可能なんですが、家の構造等で前からの接続はとれないという形等も考えることができます。このたびは水洗化を図るという目的ですので、私道のほうからしか引けないということでしたら、水洗化を図るという意味ではこちらも補助の対象とする形で考えております。 ○稲次誠委員   2点確認です。1点は救済措置といいますか、6ページの8番です。「設置によって生ずる問題を自らの責任において処理することを管理者に誓約していること」とあるんですが、ただ署名と印かんだけという形になってしまうのか、どこまでその人が責任を負えるかという担保といいますか、今後問題が起こらないように市としてどういうことをしていくのかということです。もう1点は、指定工事店を通じて全額補助するということですが、あからさまに悪い業者はいないと思いますけれども、全額市が補助するとなると、向こうの言い値ということになってしまわないか。市の公共工事の費用を一定の基準とすると言われましたけれども、見積もり合わせを多数の業者としなければいけないのか、それともそこには市が協力してこの金額は妥当ですというような判断をしていくのか、2点お伺いします。 ○岩田下水道課副課長   最初の、誓約書の件についてですが、市としてできる内容としましては、今回の目的が私道の共同排水設備の設置を助成するということで、直接市が行えることというのはなかなかないんですが、こういったことが考えられますというお話は窓口でご相談等やアドバイス的なものはできるかと考えております。 ○池澤上下水道局長   そこのところですが、私道への設置ですから、私どもの管ではないんです。ここの方々の管ですから、私有物件なんです。私有物件については、当然その方々が管理維持していただく、何かあれば責任をとっていただくというのが原則です。何かあったときは管理者の責任で処理をしてくださいという原則を書面にするのが私どもの担保という形になります。 ○岩田下水道課副課長   指定工事店の関係ですが、指定工事店何社かに見積もりをとるのは全然問題ないです。加古川市としましては、どこの業者さんにというのは当然言えませんので、個人でどこの業者さんにするかは決めていただくという形になっています。 ○稲次誠委員   私の所有物というのは理解します。この場合、誓約書というのはそこにかかわる対象の件数、全戸が要るのか、それとも何かしら協議会というような団体を含まれての代表ということになるのか確認します。あとは業者は市側からは指定できないけれども、補助する上でそれが妥当なのかどうかというチェックは、やはり必要なのかなと思います。その辺は市民の人は専門家でなければなかなかわからない部分があると思います。もう一度、そこだけ確認させてください。 ○岩田下水道課副課長   まず誓約書の関係ですが、今回接続する方の全ての同意が必要になります。それと見積もりの妥当性に関しましては、加古川市のほうの算定と、見積もりの低いほうが実際の補助の額になりますので、妥当性につきましては加古川市の公共事業の積算基準に則った形での積算金額で確認するという考え方です。 ○池澤上下水道局長   上限のお話ですが、工事としては非常に簡単な工事です。私どももこういう工事はたくさんしていますから、見積もりが過剰かどうかは見ればすぐわかりますので、その辺があれば当然指摘はさせていただこうと思っています。 ○森田俊和委員   今の説明でどちらかの安いほうだということはわかったんですが、この積算基準はあくまで設計をするときのということになると、通常、委託料などですと、基準にもとづいて出した金額より、実際の落札額は相当落ちてきますよね。それと工事などもあわせて市が積算した金額より、実際に発注する場合は落札率というのが出てくると思いますけれども、その場合の落札率の考慮の仕方というのはどういうふうに考えておられるんですか。 ○池澤上下水道局長   おっしゃいましたように、私どもは設計の分、間接経費とかそれも入っていますから相当な額になります。あと見積書が出てきて、見積書は初期の額に近い金額と思いますが、大抵はその見積もりの額になってくると思います。設計のとおりにいくことはまずないと思います。 ○森田俊和委員   その場合、先ほどの説明の中で、市の指定業者をということになると、業者自身がその辺の仕組みを知っていれば、通常より高めに出すということも想定されると思います。やはりむだな金を補助金として出すのもいかがなものかと思います。その辺の考え方だけもう少し説明をお願いします。 ○中務上下水道局参事(技術担当)   確かに市の積算基準と業者の見積もりという形では、ある程度積算の仕方に差があるとは思います。と言いますのは、業者から出てくる積算というのは、諸経費の面でかなり抑えた形での積算が通常なのに比べまして、市のほうは共通仮設費から現場管理、一般管理までいきますと、かなり高い形での諸経費率の設定という形になっておりますので、そこの差がある程度出てくると思います。それから言いますと、業者さんの見積もりは実際の金額としては抑えられた形で提出してくるという形が一般的になろうかと思います。 ○池澤上下水道局長   最終的に取りつけますのは管ですから、それがどれぐらいかかるかというのは、ほぼ把握しています。それが異常な額ということであれば、私どもはそれはおかしいですよということで却下する形になります。その辺は全て把握できます。 ○渡辺征爾委員   対象は約210戸ということなんですが、具体的に来年度以降、この方々に対するピンポイントの周知方法というのは具体的にどのように考えていらっしゃるんですか。 ○岩田下水道課副課長   現在、水洗化ピーアールという形でまだ接続されていない方のところに回っていただくような形の委託をしています。その中で平行して対象地域の方のところに、こういう制度があるということでポスティングをすることも検討しています。 ○渡辺征爾委員   来年から予算化されるということなんですが、大体、何軒ぐらいを見込まれて事業を展開されていく予定でしょうか。 ○岩田下水道課副課長   軒数ですが、期間を10年という形で考えておりまして、約50軒ということで考えますと、年間5軒という形で平成31年度は予算をとる予定で考えております。
    ○池澤上下水道局長   こういう制度ができれば、当初はかなり来ます。それからしばらくたてばやはり少なくなってきます。その辺も配慮して、当初は少し多めにし、それ以上の申請があれば、当然補正をして、しっかりと対応していきたいと考えております。 ○渡辺征爾委員   期間が平成41年3月31日までということなんですが、この期間というのは、工事がここまでに終わるということなのか、許可がここまでに終わっていれば工事はそれ以降でもいいということなのか、どういう考え方でしょうか。 ○岩田下水道課副課長   期間につきましては、平成41年の3月31日までに申請があれば、継続するという形になります。受付は年度ぎりぎりまでさせていただきまして、それはその次の年度に入っても対象となる形で考えております。 ○神吉耕藏委員長   この件についてのご質問等は、これで終結します。以上で本日予定しておりました議事は全て終了しました。ここでお諮りします。次回、12月定例の常任委員会につきましては、急を要する案件が発生しない限り、開催いたしませんが、そのことについてご異議ございませんか。              (「異議なし」の声あり) ○神吉耕藏委員長   ご異議なしです。それではそのようにさせていただきます。これで本日の建設経済常任委員会を閉会します。...